(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024055800
(43)【公開日】2024-04-18
(54)【発明の名称】チャットルームメンバーを基盤にコンテンツを発掘して推薦ボットを提供する方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
H04L 51/02 20220101AFI20240411BHJP
H04L 67/306 20220101ALI20240411BHJP
H04L 67/52 20220101ALI20240411BHJP
G06F 16/90 20190101ALI20240411BHJP
H04L 51/52 20220101ALI20240411BHJP
H04L 51/222 20220101ALI20240411BHJP
H04L 51/216 20220101ALI20240411BHJP
【FI】
H04L51/02
H04L67/306
H04L67/52
G06F16/90 100
H04L51/52
H04L51/222
H04L51/216
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023170638
(22)【出願日】2023-09-29
(31)【優先権主張番号】10-2022-0128417
(32)【優先日】2022-10-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】カン ウン ビン
【テーマコード(参考)】
5B175
【Fターム(参考)】
5B175EA01
(57)【要約】
【課題】チャットルームメンバーに基づいてコンテンツをディギングして推薦ボットを提供する方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラムを開示する。
【解決手段】一実施形態における、コンピュータ装置で実行されるコンテンツ推薦方法であって、前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記コンテンツ推薦方法は、前記少なくとも1つのプロセッサが、チャットルーム内のユーザの関心事情報を収集する段階、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記収集されたチャットルーム内のユーザの関心事情報に基づいて推薦コンテンツを探索(digging)する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサが、前記探索された推薦コンテンツを、コンテンツ探索ボット(contents digging bot)を利用して前記チャットルームにおいて共有する段階を含む。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ装置で実行されるコンテンツ推薦方法であって、
前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記コンテンツ推薦方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサが、チャットルーム内のユーザの関心事情報を収集する段階、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記収集されたチャットルーム内のユーザの関心事情報に基づいて推薦コンテンツを探索(digging)する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記探索された推薦コンテンツを、コンテンツ探索ボット(contents digging bot)を利用して前記チャットルームにおいて共有する段階
を含む、コンテンツ推薦方法。
【請求項2】
前記チャットルームにおいて共有する段階は、
前記チャットルームに、前記共有された推薦コンテンツと関連するサブチャットルームを自動生成する段階
を含む、請求項1に記載のコンテンツ推薦方法。
【請求項3】
前記チャットルームにおいて共有する段階は、
前記サブチャットルームに設定された維持時間を超過した場合、前記生成されたサブチャットルームを削除する段階
を含む、請求項2に記載のコンテンツ推薦方法。
【請求項4】
前記チャットルームにおいて共有する段階は、
前記サブチャットルームに設定された維持時間が満了する前に、前記サブチャットルームに登録されたユーザまたは前記サブチャットルームの管理者に前記サブチャットルームの維持に関するメッセージを提供し、前記提供されたサブチャットルームの維持に関するメッセージに対する応答にしたがって前記サブチャットルームの維持を延長する段階
を含む、請求項1に記載のコンテンツ推薦方法。
【請求項5】
前記チャットルームにおいて共有する段階は、
前記サブチャットルーム内のユーザからのサブメッセージ保存要求にしたがって、前記生成されたサブチャットルームで送受信されたメッセージの情報を保存する段階
を含む、請求項3に記載のコンテンツ推薦方法。
【請求項6】
前記チャットルームにおいて共有する段階は、
前記コンテンツ探索ボットを利用して、予め設定された時間ごとに、前記共有された推薦コンテンツを含むコンテンツリストを前記チャットルームに提供する段階
を含む、請求項1に記載のコンテンツ推薦方法。
【請求項7】
前記チャットルームにおいて共有する段階は、
前記提供されたコンテンツリストに含まれる推薦コンテンツと関連するサブチャットルームを選択するためのユーザインタフェースを前記提供されたコンテンツリストに表示し、前記表示されたユーザインタフェースに対するユーザの選択にしたがって、推薦コンテンツと関連するサブチャットルームに移動する段階
を含む、請求項6に記載のコンテンツ推薦方法。
【請求項8】
前記収集する段階は、
特定の時間ごとに、前記チャットルーム内のユーザの関心コンテンツ情報または関心場所情報を含むユーザの関心事情報を収集する段階
を含む、請求項1に記載のコンテンツ推薦方法。
【請求項9】
前記収集する段階は、
前記チャットルームを構成するメッセージングサービスまたは前記メッセージングサービスと連携するサービスを含むサービス情報に基づいて、前記ユーザの関心事情報を収集する段階
を含む、請求項8に記載のコンテンツ推薦方法。
【請求項10】
前記収集する段階は、
前記チャットルーム内のユーザの位置データに基づいて、関心場所情報を収集する段階
を含む、請求項9に記載のコンテンツ推薦方法。
【請求項11】
前記収集する段階は、
前記チャットルーム内のユーザによって再生(play)されている、関心コンテンツ情報を収集する段階
を含む、請求項9に記載のコンテンツ推薦方法。
【請求項12】
前記収集する段階は、
前記チャットルーム内のユーザに、前記ユーザそれぞれの関心事情報の情報収集の可否を質問し、前記質問に対する応答として受信した情報にしたがって、前記メッセージングサービスまたは前記メッセージングサービスと連携するサービスから前記ユーザのそれぞれの関心事情報を選択的に収集する段階
を含む、請求項1に記載のコンテンツ推薦方法。
【請求項13】
前記探索する段階は、
前記チャットルーム内のユーザから関心事情報として収集した音楽、映像、ラジオ、または放送を含む関心コンテンツ情報または関心場所情報を利用して、共通の関心をもつ推薦コンテンツを探索する段階
を含む、請求項1に記載のコンテンツ推薦方法。
【請求項14】
前記探索する段階は、
前記関心コンテンツ情報または関心場所情報を利用した点数化によって順位別に整列された推薦コンテンツをコンテンツリストとして生成する段階
を含む、請求項13に記載のコンテンツ推薦方法。
【請求項15】
前記探索する段階は、
特定の時間にわたる前記関心コンテンツ情報または関心場所情報に対するチャットルーム内のユーザの利用回数を基準に点数化して推薦コンテンツを整列する段階
含む、請求項14に記載のコンテンツ推薦方法。
【請求項16】
前記探索する段階は、
前記チャットルーム内のユーザの状況情報に基づいて、前記生成されたコンテンツリストに含まれる推薦コンテンツの順位を調整する段階
を含む、請求項14に記載のコンテンツ推薦方法。
【請求項17】
前記探索する段階は、
前記生成されたコンテンツリストに前記コンテンツ探索ボットに設定されたカテゴリと関連する推薦コンテンツが含まれている場合、前記チャットルーム内のユーザの状況情報に基づいて、前記生成されたコンテンツリストに含まれる推薦コンテンツを除外する段階
を含む、請求項14に記載のコンテンツ推薦方法。
【請求項18】
前記コンテンツ推薦方法は、
コンテンツ探索カテゴリ、コンテンツ探索時間、コンテンツリストの件数、およびサブチャットルームの維持時間のいずれか1つの設定情報に基づいて前記コンテンツ探索ボットを設定する段階
をさらに含む、請求項1に記載のコンテンツ推薦方法。
【請求項19】
請求項1~18のいずれか一項に記載のコンテンツ推薦方法を前記コンピュータ装置に実行させるために非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される、コンピュータプログラム。
【請求項20】
コンピュータ装置であって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
チャットルーム内のユーザの関心事情報を収集し、
前記収集されたチャットルーム内のユーザの関心事情報に基づいて推薦コンテンツを探索(digging)し、
前記探索された推薦コンテンツを、コンテンツ探索ボット(contents digging bot)を利用して前記チャットルームにおいて共有すること
を特徴とする、コンピュータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、コンテンツを推薦する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なコミュニケーションツールであるインスタントメッセンジャー(instant messenger)は、メッセージやデータをリアルタイムで送受信するためのソフトウェアであって、ユーザがメッセンジャー上にトークの相手を登録し、トークリストに登録された相手とリアルタイムでメッセージをやり取りすることができる。このようなメッセンジャー機能の使用は、PCはもちろん、移動通信端末のモバイル環境でも一般化している。
【0003】
例えば、特許文献1(公開日2002年9月30日)には、携帯端末機にインストールされたモバイルメッセンジャー間にメッセンジャーサービスを提供することができる、無線通信網を利用した携帯端末機のモバイルメッセンジャーサービスシステムおよび方法が開示されている。
【0004】
近年は、ユーザが利用中のコンテンツと関連のある新たなコンテンツをリアルタイムで推薦するプラットフォームがトレンドとして浮上している。しかし、従来のメッセンジャーでは、チャットルームのメンバーがコンテンツを共有してくれなければ、どのようなコンテンツを利用しているのかを知ることができなかった。さらに、共通の趣味や趣向のあるユーザが集まってオープンチャットを作成したとしても、共通の関心事を共有する方法は一方的であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国公開特許第10-2002-0074304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
チャットルーム内に参加しているユーザが関心をもつコンテンツ情報または場所情報を収集して推薦コンテンツをディギング(digging)するコンテンツディギングボットを提供することを目的とする。
【0007】
ディギングされた推薦コンテンツを、コンテンツディギングボットを利用してチャットルームで共有することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
コンピュータ装置で実行されるコンテンツ推薦方法であって、前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記コンテンツ推薦方法は、前記少なくとも1つのプロセッサが、チャットルーム内のユーザの関心事情報を収集する段階、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記収集されたチャットルーム内のユーザの関心事情報に基づいて推薦コンテンツを探索(digging)する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサが、前記探索された推薦コンテンツを、コンテンツ探索ボット(contents digging bot)を利用して前記チャットルームにおいて共有する段階を含んでよい。
【0009】
前記チャットルームにおいて共有する段階は、前記チャットルームに、前記共有された推薦コンテンツと関連するサブチャットルームを自動生成する段階を含んでよい。
【0010】
前記チャットルームにおいて共有する段階は、前記サブチャットルームに設定された維持時間を超過した場合、前記生成されたサブチャットルームを削除する段階を含んでよい。
【0011】
前記チャットルームにおいて共有する段階は、前記サブチャットルームに設定された維持時間が満了する前に、前記サブチャットルームに登録されたユーザまたはサブチャットルームの管理者に前記サブチャットルームの維持に関するメッセージを提供し、前記提供されたサブチャットルームの維持に関するメッセージに対する応答にしたがって、サブチャットルームの維持を延長する段階を含んでよい。
【0012】
前記チャットルームにおいて共有する段階は、前記サブチャットルーム内のユーザからのサブメッセージ保存要求にしたがって、前記生成されたサブチャットルームで送受信されたメッセージの情報を保存する段階を含んでよい。
【0013】
前記チャットルームにおいて共有する段階は、前記コンテンツ探索ボットを利用して、予め設定された時間ごとに、前記共有された推薦コンテンツを含むコンテンツリストを前記チャットルームで提供する段階を含んでよい。
【0014】
前記チャットルームにおいて共有する段階は、前記提供されたコンテンツリストに含まれる推薦コンテンツと関連するサブチャットルームを選択するためのユーザインタフェースを前記提供されたコンテンツリストに表示し、前記表示されたユーザインタフェースに対するユーザの選択にしたがって、推薦コンテンツと関連するサブチャットルームに移動する段階を含んでよい。
【0015】
前記収集する段階は、特定の時間ごとに、前記チャットルーム内のユーザの関心コンテンツ情報または関心場所情報を含むユーザの関心事情報を収集する段階を含んでよい。
【0016】
前記収集する段階は、前記チャットルームを構成するメッセージングサービスまたは前記メッセージングサービスと連携するサービスを含むサービス情報に基づいて、前記ユーザの関心事情報を収集する段階を含んでよい。
【0017】
前記収集する段階は、前記チャットルーム内のユーザの位置データに基づいて、関心場所情報を収集する段階を含んでよい。
【0018】
前記収集する段階は、前記チャットルーム内のユーザが再生(play)している関心コンテンツ情報を収集する段階を含んでよい。
【0019】
前記収集する段階は、前記チャットルーム内のユーザに、前記ユーザそれぞれの関心事情報の情報収集の可否を質問し、前記質問の応答として受信した情報にしたがって、前記メッセージングサービスまたは前記メッセージングサービスと連携するサービスから前記ユーザそれぞれの関心事情報を選択的に収集する段階を含んでよい。
【0020】
前記探索する段階は、前記チャットルーム内のユーザから関心事情報として収集した音楽、映像、ラジオ、または放送を含む関心コンテンツ情報または関心場所情報を利用して、共通の関心をもつ推薦コンテンツを探索する段階を含んでよい。
【0021】
前記探索する段階は、前記関心コンテンツ情報または関心場所情報を利用した点数順によって順位別に整列された推薦コンテンツをコンテンツリストとして生成する段階を含んでよい。
【0022】
前記探索する段階は、特定の時間にわたる前記関心コンテンツ情報または関心場所情報に対するチャットルーム内のユーザの利用回数を基準にして点数化して推薦コンテンツを整列する段階を含んでよい。
【0023】
前記探索する段階は、前記チャットルーム内のユーザの状況情報に基づいて、前記生成されたコンテンツリストに含まれる推薦コンテンツの順位を調整する段階を含んでよい。
【0024】
前記探索する段階は、前記生成されたコンテンツリストに、前記コンテンツ探索ボットに設定されたカテゴリと関連する推薦コンテンツが含まれている場合、前記チャットルーム内のユーザの状況情報に基づいて、前記生成されたコンテンツリストに含まれる推薦コンテンツを除外する段階を含んでよい。
【0025】
前記コンテンツ推薦方法は、コンテンツ探索カテゴリ、コンテンツ探索時間、コンテンツリスト件数、およびサブチャットルームの維持時間のうちのいずれか1つの設定情報に基づいて、前記コンテンツ探索ボットを設定する段階をさらに含んでよい。
【0026】
前記コンテンツ推薦方法を前記コンピュータ装置に実行させるために非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される、コンピュータプログラムを含んでよい。
【0027】
コンピュータ装置であって、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、チャットルーム内のユーザの関心事情報を収集し、前記収集されたチャットルーム内のユーザの関心事情報に基づいて推薦コンテンツを探索(digging)し、前記探索された推薦コンテンツを、コンテンツ探索ボット(contents digging bot)を利用して前記チャットルームにおいて共有してよい。
【発明の効果】
【0028】
チャットルームに参加しているユーザの関心事情報に基づいて推薦コンテンツをディギングし、コンテンツディギングボットを利用して推薦コンテンツを含むコンテンツリストを共有し、現在の関心事についてトークが弾むように誘導することにより、チャットルームのリテンションを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】一実施形態における、ネットワーク環境の一例を示した図である。
【
図2】一実施形態における、コンピュータ装置の一例を示したブロック図である。
【
図3】一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる方法の一例を示したフローチャートである。
【
図4】一実施形態における、ユーザの関心事情報を収集する動作を説明するための図である。
【
図5】一実施形態における、チャットルームで共有された推薦コンテンツに対するサブチャットルームを生成する動作を説明するための図である。
【
図6】一実施形態における、コンテンツディギングボットを利用して推薦コンテンツを共有する動作を説明するための図である。
【
図7】一実施形態における、チャットルームリストを表示する動作を説明するための図である。
【
図8】一実施形態における、サブチャットルームのトーク内容を保存する動作を説明するための図である。
【
図9】一実施形態において、サブチャットルームを維持する動作を説明するための図である。
【
図10】一実施形態における、コンテンツディギングボットの設定情報を設定する動作を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0031】
実施形態では、チャットルーム内のユーザにコンテンツを推薦する技術について説明する。
【0032】
本明細書で具体的に開示される事項を含む実施形態は、コンテンツディギングボット(contents digging bot)において、メッセージングサービスまたはメッセージングサービスと連携するサービスに基づいてチャットルーム内のユーザの関心事情報を収集し、収集したチャットルーム内のユーザの関心事情報に基づいてディギングされた推薦コンテンツを、コンテンツディギングボット(contents digging bot)を利用してチャットルームで共有することができる。
【0033】
本発明の実施形態に係るコンテンツ推薦システムは、少なくとも1つのコンピュータ装置によって実現されてよく、本発明の実施形態に係るコンテンツ推薦方法は、コンテンツ推薦システムに含まれる少なくとも1つのコンピュータ装置によって実行されてよい。このとき、コンピュータ装置においては、一実施形態に係るコンピュータプログラムがインストールされて実行されてよく、コンピュータ装置は、実行されたコンピュータプログラムの制御にしたがって、実施形態に係るコンテンツ推薦方法を実行してよい。上述したコンピュータプログラムは、コンピュータ装置と結合してコンテンツ推薦方法をコンピュータに実行させるために、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0034】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような
図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が
図1のように限定されることはない。また、
図1のネットワーク環境は、本実施形態に適用可能な環境のうちの一例を説明したものに過ぎず、本実施形態に適用可能な環境が
図1のネットワーク環境に限定されることはない。
【0035】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットなどがある。一例として、
図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの1つを意味してよい。
【0036】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0037】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140にサービス(一例として、コンテンツディギングボットサービスなど)を提供するシステムであってよい。
【0038】
図2は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。上述した複数の電子機器110、120、130、140それぞれやサーバ150、160それぞれは、
図2に示したコンピュータ装置200によって実現されてよい。
【0039】
このようなコンピュータ装置200は、
図2に示すように、メモリ210、プロセッサ220、通信インタフェース230、および入力/出力インタフェース240を含んでよい。メモリ210は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ210とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータ装置200に含まれてもよい。また、メモリ210には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコードが記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ210とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリ210にロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信インタフェース230を通じてメモリ210にロードされてもよい。例えば、ソフトウェア構成要素は、ネットワーク170を介して受信されるファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいてコンピュータ装置200のメモリ210にロードされてよい。
【0040】
プロセッサ220は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ210または通信インタフェース230によって、プロセッサ220に提供されてよい。例えば、プロセッサ220は、メモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0041】
通信インタフェース230は、ネットワーク170を介してコンピュータ装置200が他の装置(一例として、上述した記録装置)と互いに通信するための機能を提供してよい。一例として、コンピュータ装置200のプロセッサ220がメモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求や命令、データ、ファイルなどが、通信インタフェース230の制御にしたがってネットワーク170を介して他の装置に伝送されてよい。これとは逆に、他の装置からの信号や命令、データ、ファイルなどが、ネットワーク170を経てコンピュータ装置200の通信インタフェース230を通じてコンピュータ装置200に受信されてよい。通信インタフェース230を通じて受信された信号や命令、データなどは、プロセッサ220やメモリ210に伝送されてよく、ファイルなどは、コンピュータ装置200がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0042】
入力/出力インタフェース240は、入力/出力装置250とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、マイク、キーボード、またはマウスなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース240は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置250は、コンピュータ装置200と1つの装置で構成されてもよい。
【0043】
また、他の実施形態において、コンピュータ装置200は、
図2の構成要素よりも少ないか多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術による構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンピュータ装置200は、上述した入力/出力装置250のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、送受信機、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0044】
以下では、コンテンツディギングボットを適用してチャットルームでコンテンツを推薦する方法および装置の具体的な実施形態について説明する。
【0045】
実施形態に係るコンピュータ装置200は、クライアント(client)に対して、クライアント上にインストールされた専用アプリケーションやコンピュータ装置200と関連するウェブ/モバイルサイトへの接続によって、メッセージングサービスを提供してよい。コンピュータ装置200には、コンピュータで実現されたコンテンツ推薦システムが構成されてよい。一例として、コンテンツ推薦システムは、独立的に動作するプログラム形態で実現されてもよいし、特定のアプリケーションのイン-アプリ(in-app)形態で構成されて前記特定のアプリケーション上で動作が可能となるように実現されてもよい。
【0046】
コンピュータ装置200のプロセッサ220は、以下のコンテンツ推薦方法を実行するための構成要素で実現されてよい。実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、選択的にプロセッサ220に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、プロセッサ220の機能を実現するために分離されても併合されてもよい。
【0047】
このようなプロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、以下のコンテンツ推薦方法に含まれる段階を実行するようにコンピュータ装置200を制御してよい。例えば、プロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、メモリ210が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令(instruction)を実行するように実現されてよい。
【0048】
ここで、プロセッサ220の構成要素は、コンピュータ装置200に記録されたプログラムコードが提供する命令にしたがってプロセッサ220によって実行される、互いに異なる機能(different functions)の実現であってよい。
【0049】
プロセッサ220は、コンピュータ装置200の制御と関連する命令がロードされたメモリ210から必要な命令を読み取ってよい。この場合、前記読み取られた命令は、プロセッサ220が以下で説明する段階を実行するように制御するための命令を含んでよい。
【0050】
以下で説明するコンテンツ推薦方法に含まれる段階は、図に示したものとは異なる順序で実行されてもよいし、段階のうちの一部が省略されたり追加の過程がさらに含まれたりしてもよい。
【0051】
図3は、一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる方法の一例を示したフローチャートである。
【0052】
段階310で、プロセッサ220は、チャットルーム内のユーザの関心事情報を収集してよい。プロセッサ220は、特定の時間ごとに、チャットルーム内のユーザの関心コンテンツ情報または関心場所情報を含むユーザの関心事情報を収集してよい。このとき、プロセッサ220は、チャットルームに、コンテンツディギングボットを適用してよい。プロセッサ220は、コンテンツディギングボットに設定された時間情報に基づいて、予め設定された時間ごとに、ユーザの関心事情報を収集してよい。ここで、チャットルームとは、1:1チャットルーム、1:Nチャットルーム、オープンチャットルームなどのような多様な形態の空間であって、ユーザが自由に入室/退室できるように構成されたものであってよい。このようなチャットルームでは、ユーザ同士が、テキスト、オーディオ、映像、絵文字などの多様な形態のメッセージを送受信することができる。実施形態では、共通の関心事(例えば、ミュージック)をもつメンバーで構成されたオープンチャットルームでユーザの関心事情報を収集する動作を例示して説明する。例えば、プロセッサ220は、特定の時間ごとに、オープンチャットルーム内のユーザがよく聴く音楽情報、よく見る動画情報を関心コンテンツ情報として収集してよく、ユーザの現在地データに基づいて関心場所情報を収集してよい。プロセッサ220は、ユーザの現在地データに基づいてユーザが一定の時間にわたって同じ場所に滞在していると判断された場合、その場所を関心場所情報として収集してよい。
【0053】
より詳しく説明すると、プロセッサ220は、チャットルームを構成するメッセージングサービスまたはメッセージングサービスと連携するサービスを含むサービス情報において発生するユーザの活動情報に基づいて、ユーザの関心事情報を収集してよい。メッセージングサービスとは、ユーザからのチャットルーム生成要求にしたがってチャットルームを構成し、構成されたチャットルームでユーザ同士がメッセージを送受信できるようにするものである。メッセージングサービスと連携するサービスとは、メッセージングサービスと関連する内部サービス、メッセージングサービスと連携する外部サービス、またはメッセージングサービスのIDとパスワードによってログインが可能なサービスを含んでよい。一例として、プロセッサ220は、メッセージングサービスまたはメッセージングサービスと連携するサービスにおいてユーザが位置データの同意を実行した場合、ユーザの現在地データを収集してよい。プロセッサ220は、収集されたユーザの現在地データに基づいて、ユーザの関心場所情報を収集してよい。他の例として、プロセッサ220は、1つ以上のサービス情報において発生するユーザの活動情報に基づいて、ユーザの関心事情報を収集してよい。プロセッサ220は、メッセージングサービスのオープンチャットルーム内でユーザが送受信したメッセージ(写真や映像を含む)の内容やリンク情報を利用して、ユーザの関心事情報を収集してよい。または、プロセッサ220は、音楽ストリーミングサービスやTVサービスにおいて発生するユーザの活動情報に基づいて、ユーザの関心事情報を収集してよい。プロセッサ220は、音楽ストリーミングサービスやTVサービスにおいてユーザが再生(play)しているコンテンツ情報を利用して、ユーザの関心コンテンツ情報を収集してよい。例えば、プロセッサ220は、音楽ストリーミングサービスで提供されるコンテンツ情報(例えば、コンテンツの照会回数)に基づいて、ユーザの関心コンテンツ情報を収集してよい。また、プロセッサ220は、メッセージングサービスのIDとパスワードによって検索エンジンへのログインが可能である場合、メッセージングサービスのIDとパスワードを利用してユーザが頻繁に検索するユーザの関心事情報を収集してよい。言い換えれば、プロセッサ220は、メッセージングサービスのIDとパスワードによってログインが可能なサービスである場合、情報収集に同意したものとみなし、前記サービスで発生するユーザの活動情報に基づいてユーザの関心事情報を収集してよい。
【0054】
段階320で、プロセッサ220は、収集されたチャットルーム内のユーザの関心事情報に基づいて、推薦コンテンツをディギング(digging)してよい。プロセッサ220は、ユーザの関心事情報に基づいて、共通の関心を示す推薦コンテンツをディギングしてよい。プロセッサ220は、チャットルーム内のユーザから関心事情報として収集した音楽、映像、ラジオ、または放送を含む関心コンテンツ情報または関心場所情報を利用して点数化することによって、順位別に整列された推薦コンテンツをコンテンツリストとして生成してよい。プロセッサ220は、特定の時間にわたる関心コンテンツ情報または関心場所情報に対する、チャットルーム内のユーザの利用回数を基準に点数化して推薦コンテンツを整列してよい。例えば、プロセッサ220は、ユーザの利用回数が基準値(例えば、20)以上である場合、関心コンテンツ情報または関心場所情報の順位をアップ(up)させてよい。このとき、プロセッサ220は、チャットルーム内のユーザの状況情報に基づいて、生成されたコンテンツリストに含まれる推薦コンテンツの順位を調整してよい。プロセッサ220は、生成されたコンテンツリストに、コンテンツディギングボットに設定されたカテゴリと関連する推薦コンテンツが含まれている場合、チャットルーム内のユーザの状況情報に基づいて、生成されたコンテンツリストに含まれる推薦コンテンツを除外してよい。プロセッサ220は、ユーザの状況情報に基づいて、関心コンテンツ情報または関心場所情報に加重値を付与してもよい。または、プロセッサ220は、関心コンテンツ情報または関心場所情報が、検索エンジンにおいて検索結果として出てくる公式的なイベントである場合、ユーザの人気が低くても、関心コンテンツ情報または関心場所情報の順位をアップ(up)させてよい。例えば、プロセッサ220は、「健康」と関連するチャットルームであって、ユーザの関心事情報に基づいて特定の病院が推薦コンテンツとして提示される予定の場合、特定の病院で診療を受けるために集まったユーザが特定の時間にわたって運営されるサブチャットルームでトークを続けることが難しいため、推薦コンテンツとして提示される特定の病院の順位をダウン(down)させたり、特定の病院をコンテンツリストから除外してよい。または、例えば、プロセッサ220は、コンサートの開始前にコンサート会場周辺にユーザが位置すると判断される場合、ユーザがコンサートについて自由にトークできるようにコンサート会場が優先される順位となるようにランクをアップしてよい。
【0055】
段階330で、プロセッサ220は、ディギングされた推薦コンテンツを、コンテンツディギングボット(contents digging bot)を利用してチャットルームで共有してよい。プロセッサ220は、チャットルームで共有された推薦コンテンツと関連するサブチャットルームを自動生成してよい。プロセッサ220は、サブチャットルームに設定された維持時間が超過した場合、チャットルームに自動生成されたサブチャットルームを削除してよい。このとき、プロセッサ220は、サブチャットルームごとに、サブチャットルームの維持時間が異なるように設定してよい。例えば、プロセッサ220は、サブチャットルームの特性、例えば、サブチャットルームがコンサートに関連する場合、コンサートの時間中はサブトークルームが維持されるようにしてよい。例えば、プロセッサ220は、コンサートの終了後にコンサートと関連する情報(例えば、コンサートのレビュー)を共有できるように、サブトークルームを維持してよい。
【0056】
図4は、一実施形態における、関心事情報を収集するためのメッセージを表示する動作を説明するための図である。
【0057】
プロセッサ220は、チャットルーム内のユーザに、ユーザのそれぞれの関心事情報を収集するための情報収集の可否を質問してよい。プロセッサ220は、質問に対する応答として受信した情報にしたがって、メッセージングサービスまたはメッセージングサービスと連携するサービスから、ユーザそれぞれに対する関心事情報を選択的に収集してよい。例えば、プロセッサ220は、オープンチャット画面400に、関心事情報の収集に同意するか否かを質問するメッセージ410を表示してよい。プロセッサ220は、「関心事情報の収集に同意しますか?」というメッセージ内容とともに、情報収集の可否に対する応答のための肯定応答ユーザインタフェース411と否定応答ユーザインタフェース412を表示してよい。プロセッサ220は、メッセージ410に表示された肯定応答ユーザインタフェース411と否定応答ユーザインタフェース412の選択にしたがって、ユーザそれぞれから情報収集の可否に対する応答(例えば、肯定応答または否定応答)を受信してよい。プロセッサ220は、肯定応答ユーザインタフェース411で選択された、肯定応答したユーザの関心事情報だけを収集してよい。このとき、プロセッサ220は、肯定応答したユーザの関心事情報だけを収集して推薦コンテンツをディギングした場合でも、ディギングされた推薦コンテンツはチャットルーム内のすべてのユーザに共有して、推薦コンテンツに対するサブチャットルームを提供してよい。これにより、肯定応答したユーザはもちろん、否定応答したユーザもサブチャットに参加することができる。
【0058】
図5は、一実施形態における、チャットルームで共有された推薦コンテンツに対するサブチャットルームを生成する動作を説明するための図である。
【0059】
プロセッサ220は、チャットルーム画面400に、チャットルーム内のユーザが送受信したメッセージを表示してよい。プロセッサ220は、チャットルーム内のユーザの関心事情報を収集してよい。プロセッサ220は、収集されたチャットルーム内のユーザの関心事情報に基づいて、共通の関心事に対する推薦コンテンツをディギングしてよい。プロセッサ220は、ディギングされた推薦コンテンツを、コンテンツディギングボットを利用してチャットルームで共有してよい。プロセッサ220は、コンテンツディギングボットを利用して、予め設定された時間ごとに、チャットルームで共有された推薦コンテンツを含むコンテンツリスト510を提供してよい。プロセッサ220は、コンテンツディギングボットを利用して、予め設定された時間ごとに、推薦コンテンツを含むコンテンツリスト510をチャットルーム画面400に表示してよい。プロセッサ220は、ユーザから、コンテンツリスト510に含まれる推薦コンテンツのうちのいずれか1つの推薦コンテンツの選択を受信してよい。例えば、ユーザが、コンテンツリスト510から「Aミュージックフェスティバル」という推薦コンテンツを選択した場合、プロセッサ220は、ユーザが選択した推薦コンテンツと関連するサブチャットルーム520を自動生成してよい。このとき、ユーザが選択した推薦コンテンツのサブチャットルーム520に移動してよい。「Aミュージックフェスティバル」に対して生成されたサブチャットルーム520では、登録されたユーザからのメッセージが送受信されてよい。プロセッサ220は、サブチャットルーム520に設定された維持時間が超過した場合、生成されたサブチャットルームを削除してよい。
【0060】
図6は、一実施形態における、コンテンツディギングボットを利用して推薦コンテンツを共有する動作を説明するための図である。
【0061】
プロセッサ220は、コンテンツディギングボットを利用して、チャットルーム画面400で推薦コンテンツを共有してよい。プロセッサ220は、コンテンツディギングボットを利用して、予め設定された時間ごとに、チャットルーム画面400で共有された推薦コンテンツを含むコンテンツリスト610を表示してよい。プロセッサ220は、コンテンツディギングボットに設定されたコンテンツリストの件数にしたがってコンテンツリスト610を表示してよい。例えば、プロセッサ220は、コンテンツディギングボットに5件の推薦コンテンツが表示されるように設定されている場合、コンテンツリスト610に上位5件の推薦コンテンツを順位別に表示してよい。
【0062】
プロセッサ220は、コンテンツディギングボットに設定されたカテゴリ情報に基づいて、推薦コンテンツを含むコンテンツリスト610を提供してよい。コンテンツディギングボットに2つ以上のカテゴリが設定されている場合、プロセッサ220は、2つ以上のカテゴリに対応する推薦コンテンツを含む総合のコンテンツリストを提供してよい。また、プロセッサ220は、カテゴリそれぞれの推薦コンテンツを含むカテゴリごとのコンテンツリストを提供してよい。このとき、プロセッサ220は、コンテンツディギングボットに設定されたコンテンツディギング時間情報に基づいて定期的に推薦コンテンツをディギングし、ディギングされた推薦コンテンツを含むようにコンテンツリスト610を更新してよい。
【0063】
一例として、ミュージックに関するオープンチャットルームの場合、プロセッサ220は、推薦コンテンツを含むコンテンツリスト610に、「土曜日6時!メンバーにとって最高にホットな場所は?」というメッセージとともに、Aミュージックフェスティバル、Bミュージックフェスティバル、Cミュージックバー、Dラウンジ、Eレストランなどのようにミュージックと関連する推薦コンテンツまたは推薦場所を共有してよい。他の例として、K-popに対するオープンチャットルームの場合、プロセッサ220は、推薦コンテンツを含むコンテンツリスト610に、「今、メンバーが見ているおすすめ動画!」というメッセージとともに、Aグループのミュージックビデオ、Bグループの放送ステージなどのようにK-pop動画を推薦してよい。また他の例として、EPLに対するオープンチャットルームの場合、プロセッサ220は、推薦コンテンツを含むコンテンツリスト610に、「今、メンバーが視聴しているおすすめの試合!」というメッセージとともに、Aチーム対Bチームの試合、Cチーム対Dチームの試合などのようにEPLの試合を推薦してよい。
【0064】
プロセッサ220は、チャットルーム画面400に、コンテンツリスト610に基づいて推薦コンテンツを選択するためのユーザインタフェース630を表示してよい。このとき、推薦コンテンツを選択するためのユーザインタフェース630は、推薦コンテンツと関連するサブチャットルームを作成したり、サブチャットルームに移動するために構成されるものであってよい。プロセッサ220は、推薦コンテンツを選択するためのユーザインタフェース630で選択された推薦コンテンツに対応するサブチャットルームに移動してよい。
【0065】
プロセッサ220は、チャットルーム画面400に、チャットルームの設定情報を設定するためのユーザインタフェース620を表示してよい。
図7は、チャットルームリストを表示する動作を説明するための図である。プロセッサ220は、チャットルームの設定情報を設定するためのユーザインタフェース620が選択されることにしたがい、チャットルーム画面400にチャットルーム設定画面700を表示してよい。例えば、プロセッサ220は、チャットルーム設定画面700に、チャットルームと関連して記録されたメモ、イベント、チャットルームで送受信されたリンク、ファイル、チャットルームに適用されたボット情報、チャットルーム710を表示してよい。また、プロセッサ220は、チャットルーム設定画面700に表示されたチャットルーム710が選択されることにしたがい、チャットルームリスト画面720を表示してよい。プロセッサ220は、チャットルームリスト画面720に、チャットルームリストを表示してよい。プロセッサ220は、チャットルームリスト画面720に、チャットルーム730、チャットルームと関連して生成されたサブチャットルーム740をともに表示してよい。プロセッサ220は、チャットルームリスト画面720に表示されたチャットルーム730が選択される場合、チャットルーム730に移動してよい。プロセッサ220は、チャットルームリスト画面720に表示されたサブチャットルーム740が選択される場合、サブチャットルーム740に移動してよい。すなわち、プロセッサ220は、チャットルーム設定画面700を介して、チャットルーム730またはサブチャットルーム740に移動することができる。
【0066】
図8は、一実施形態における、サブチャットルームのトーク内容を保存する動作を説明するための図である。
【0067】
プロセッサ220は、チャットルーム内のユーザからのサブメッセージ保存要求にしたがって、サブチャットルームで送受信されたメッセージの情報を保存してよい。プロセッサ220は、サブチャットルームに提供される設定オプションに基づいて、サブチャットルームで送受信されたメッセージを保存してよい。プロセッサ220は、サブチャットルームが削除される前または削除された後に、サブチャットルームに提供される設定オプションに基づいて、サブチャットルームで送受信されたメッセージを保存してよい。
【0068】
例えば、プロセッサ220は、サブチャット画面800に、サブチャットルームと関連する設定情報を選択するためのユーザインタフェース810を提供してよい。プロセッサ220は、サブチャットルームに登録されたユーザによってユーザインタフェース810が選択されることにしたがい、サブチャットルームと関連する設定情報をチェックするためのオプションユーザインタフェース820を提供してよい。プロセッサ220は、サブチャットルームに登録されたユーザが送受信したメッセージを再確認または記憶するために、サブチャットルームのトーク内容を保存してよい。プロセッサ220は、オプションユーザインタフェース820において、サブチャットルームのトーク内容保存がチェックされることにより、サブチャットルームに表示されたトーク内容を保存してよい。このとき、プロセッサ220は、サブチャットルームに表示されたトーク内容を、サブチャットルームを維持しながら保存してよいが、サブチャットルームが削除された場合も、サブチャットルームに表示されたトーク内容をサーバに保存することも可能である。これにより、プロセッサ220は、後日、サブチャットルーム内のメンバーであるユーザの要求にしたがって、サーバに保存された、サブチャットルームに表示されたトーク内容をダウンロードしてユーザに提供することができる。
【0069】
一例として、ミュージックと関連するオープンチャットルームで、「Aミュージックフェスティバル」という共通の関心事をもつユーザがサブチャットルームに登録されたとする。プロセッサ220は、Aミュージックフェスティバルに参加したユーザが撮影した写真、Aミュージックフェスティバルで演奏された音楽リストなどを含む、サブチャットルームで送受信されたトーク内容を保存してよい。プロセッサ220は、サブチャットルームで送受信された音楽リストが削除される前に「トーク内容を保存する」がチェックされることにより、サブチャットルームのトーク内容を保存してよい。
【0070】
図9は、一実施形態における、サブチャットルームを維持する動作を説明するための図である。
【0071】
プロセッサ220は、サブチャットルームが生成された後、サブチャットルームに標準設定された維持時間の満了が迫るタイミング、あるいはサブチャットルームが生成される前に、サブチャットルームと関連する設定情報に基づいてサブチャットルームを維持する時間を調整してよい。一例として、プロセッサ220は、サブチャットルームに設定された維持時間の満了が近づいた、予め設定された時間の前に、サブチャットルームの管理者に、サブチャットルームの維持に関するメッセージ910を提供してよい。例えば、プロセッサ220は、サブチャットルームに設定された標準維持時間が1時間の場合、サブチャットルームが削除される10分前に、サブチャットルームの維持と関連するポップアップメッセージを管理者に表示してよい。例えば、プロセッサ220は、管理者のサブチャット画面に、「サブチャットルームを維持しますか?」というメッセージ910を表示してよい。メッセージ910には、サブチャットルームを維持するか否かに対する肯定応答あるいは否定応答を入力するための応答ユーザインタフェースが含まれてよい。プロセッサ220は、提供されたメッセージ910に含まれた応答ユーザインタフェースを介して、管理者から肯定応答あるいは否定応答の入力を受け付けてよい。プロセッサ220は、提供されたサブチャットルームの維持に関するメッセージの肯定応答にしたがって、サブチャットルームの維持を延長してよい。プロセッサ220は、サブチャットルームに設定された維持時間だけ、サブチャットルームを維持してよい。
【0072】
他の例として、プロセッサ220は、サブチャットルームに設定された維持時間が満了する前に、サブチャットルームに登録されたユーザに、サブチャットルームの維持に関するメッセージ910を提供してよい。例えば、プロセッサ220は、サブチャット画面800に、「サブチャットルームを維持しますか?」というメッセージ910を表示してよい。または、プロセッサ220は、サブチャットルームに登録されたユーザに、サブチャットルームを維持するか否かと関連するメッセージ910をポップアップメッセージで提供してよい。このとき、メッセージ910には、サブチャットルームの維持に対する肯定応答あるいは否定応答を入力するための応答ユーザインタフェースが含まれてよい。プロセッサ220は、提供されたメッセージ910に含まれた応答ユーザインタフェースに基づいて、サブチャットルームに登録されたユーザから肯定応答あるいは否定応答の入力を受け付けてよい。プロセッサ220は、提供されたサブチャットルームの維持に関するメッセージの肯定応答にしたがって、サブチャットルームの維持時間を延長してよい。例えば、プロセッサ220は、サブチャットルームのメンバーの過半数以上が肯定応答を入力した場合、サブチャットルームの維持時間を延長してよい。例えば、プロセッサ220は、サブチャット画面800に、「サブチャットルームが1時間延長されました」というメッセージ920を表示してよい。
【0073】
図10は、一実施形態における、コンテンツディギングボットの設定情報を設定する動作を説明するための図である。
【0074】
プロセッサ220は、コンテンツディギングカテゴリ1031、コンテンツディギング時間1032、コンテンツリスト件数1033、およびサブチャットルームの維持時間1034のうちのいずれか1つの設定情報をコンテンツディギングボットに適用してよい。プロセッサ220は、コンテンツディギングボットの設定情報が適用されたコンテンツディギングボットを利用してチャットルーム内のユーザの関心事情報を収集し、収集されたチャットルーム内のユーザの関心事情報に基づいて推薦コンテンツをディギング(digging)してよい。プロセッサ220は、コンテンツディギングボットを適用するための設定情報の権限をオープンチャットルームの管理者に付与してよい。これにより、管理者は、コンテンツディギングボットに適用する設定情報を設定することができる。
【0075】
プロセッサ220は、ボット設定画面1000によって、オープンチャットルームで使用するボットをアクティブ化してよい。プロセッサ220は、ボット設定画面1000において、通訳、スパムフィルタ、自動応答、またはコンテンツディギングなどのボット情報をアクティブ化させるボットを管理者が選択できるようにしてよい。プロセッサ220は、管理者がコンテンツディギングボットをアクティブ化することにしたがい、コンテンツディギング設定画面1020にコンテンツディギングボットの設定情報を入力するためのユーザインタフェースを提供してよい。プロセッサ220は、コンテンツディギングカテゴリ1031、コンテンツディギング時間1032、コンテンツリスト件数1033、およびサブチャットルームの維持時間1034のうちのいずれか1つの設定情報をコンテンツディギングボットに適用してよい。プロセッサ220は、コンテンツディギング設定画面1020に、コンテンツディギングカテゴリ1031を選択するためのユーザインタフェースを提供してよい。プロセッサ220は、コンテンツディギングカテゴリ1031を選択するためのユーザインタフェースにおいて、音楽、ビデオ、TV番組、ラジオ、レストラン、および場所のうちから少なくとも1つ以上のコンテンツディギングカテゴリを選択してよい。このとき、提示されていないコンテンツディギングカテゴリを選択したい場合には、キーワード入力によってコンテンツディギングカテゴリを追加することも可能である。プロセッサ220は、コンテンツディギング時間1032を選択するためのユーザインタフェースにおいて、ディギング時間情報(例えば、3時間ごと、6時間ごと、または特定の時間など)を設定してよい。プロセッサ220は、コンテンツリスト件数1033を選択するためのユーザインタフェースにおいて、推薦コンテンツの件数(例えば、上位3件、5件、10件など)を設定してよい。プロセッサ220は、サブチャットルームの維持時間1034を選択するためのユーザインタフェースにおいて、サブチャットルームの維持時間(例えば、30分、1時間、2時間など)を設定してよい。このように、プロセッサ220は、設定情報をコンテンツディギングボットに適用することができ、適用されたコンテンツディギングボットの設定情報に基づいて、チャットルーム内のユーザの関心事を収集して推薦コンテンツをディギングすることができる。
【0076】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特定用途コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者であれば、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0077】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、所望のように動作するように処理装置を構成したり、個別にまたはまとめて処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、仮想装置(virtual equipmet)、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0078】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。前記コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでよい。前記媒体に記録されるプログラム命令は、実施形態のために特別に設計されたものであってもよいし、コンピュータソフトウエアの当業者に公知された使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を記録して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0079】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0080】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付の特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0081】
110、120、130、140:電子機器
150、160:サーバ
170:ネットワーク
【外国語明細書】