(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024005583
(43)【公開日】2024-01-17
(54)【発明の名称】装置、方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/10 20230101AFI20240110BHJP
【FI】
G06Q10/10
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022105821
(22)【出願日】2022-06-30
(71)【出願人】
【識別番号】397077955
【氏名又は名称】株式会社三井住友銀行
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】柳澤 隆大
(72)【発明者】
【氏名】三嶋 英城
(72)【発明者】
【氏名】白澤 祐一
(72)【発明者】
【氏名】連 賢人
(72)【発明者】
【氏名】重永 佑樹
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA07
(57)【要約】
【課題】より改善された契約書情報の管理、分析、蓄積、及び利活用のための装置、方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】一実施形態において、装置は、契約書データから契約書情報を抽出し、所定の管理項目と紐付ける紐付け手段と、所定の管理項目に紐付けられた契約書情報を記憶する記憶手段と、ユーザ端末から受信した要求に応じて、記憶された契約書情報をユーザ端末に提供する提供手段とを備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
契約書データから契約書情報を抽出し、所定の管理項目と紐付ける紐付け手段と、
前記所定の管理項目に紐付けられた契約書情報を記憶する記憶手段と、
ユーザ端末から受信した要求に応じて、前記記憶された契約書情報を前記ユーザ端末に提供する提供手段と
を備えた装置。
【請求項2】
前記提供手段は、前記要求に含まれる検索条件を満たす前記契約書情報を提供する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記所定の管理項目は、契約締結日、契約開始日、契約終了日、取引金額、契約相手名称、契約の自動更新の有無、および、解約通知期限のうちの1つまたは複数を含む、請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記記憶された契約書情報は、同一会社の異なる部署間で共有される、請求項1または2に記載の装置。
【請求項5】
前記記憶された契約書情報は、異なる会社間で共有される、請求項1また2に記載の装置。
【請求項6】
前記契約書情報を、契約書の雛型または過去の契約書の契約書情報と比較して分析する分析手段をさらに備えた、請求項1または2に記載の装置。
【請求項7】
前記分析は、特定条項の検出、リスク検知、修正文言の提示、およびレビューのうちの少なくとも1つを含む、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
装置によって実施される方法であって、
契約書データから契約書情報を抽出し、所定の管理項目と紐付けるステップと、
前記所定の管理項目に紐付けられた契約書情報を記憶するステップと、
ユーザ端末から受信した要求に応じて、前記記憶された契約書情報を前記ユーザ端末に提供するステップと
を含む方法。
【請求項9】
コンピュータに、請求項8に記載の方法を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、装置、方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、契約書のデータをコンピュータシステム上で管理することが行われている(特許文献1参照)。
【0003】
図7を参照して、従来のシステムの例を説明する。システム700では、ユーザは、契約が締結されると、書面契約書または電子契約書の契約書データ(例えば、PDFファイル)を、ユーザ端末701から装置703に送信する。また、ユーザはユーザ端末701から装置703にアクセスし、送信した契約書データに関する複数の管理項目を管理台帳に登録する。管理項目とは、契約書に記載された契約期間や、解約相手の情報などの契約書情報である。システム700では、契約書データとそれに対応する管理項目を記憶することで、契約書データ及び管理台帳の管理が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のシステムでは、ユーザから契約書データの送信は行われるものの、それに対応する管理項目の入力が行われないことが多かった。多くのユーザにとって、管理項目の入力は手間のかかる作業だからである。また、ユーザの手入力では、管理項目の入力漏れや情報の入力ミスなどが生じることもあった。そのため、管理項目を利用した契約書情報の検索性も低かった。
【0006】
本開示は、このような問題に鑑みてなされたものであり、より改善された契約書情報の管理、分析、蓄積、及び利活用のための装置、方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態によると、装置は、契約書データから契約書情報を抽出し、所定の管理項目と紐付ける紐付け手段と、前記所定の管理項目に紐付けられた契約書情報を記憶する記憶手段と、ユーザ端末から受信した要求に応じて、前記記憶された契約書情報を前記ユーザ端末に提供する提供手段とを備える。
【0008】
また、一実施形態によると、装置によって実施される方法は、契約書データから契約書情報を抽出し、所定の管理項目と紐付けるステップと、前記所定の管理項目に紐付けられた契約書情報を記憶するステップと、ユーザ端末から受信した要求に応じて、前記記憶された契約書情報を前記ユーザ端末に提供するステップとを含む。
【0009】
また、一実施形態によると、プログラムは、コンピュータに上記方法を実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、より改善された契約書情報の管理、分析、蓄積、及び利活用のための装置、方法、およびプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】一実施形態に係るシステムの概略構成図である。
【
図2】一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
【
図3】一実施形態に係る契約書情報の登録方法の流れ図である。
【
図4】一実施形態に係る契約書情報の取得方法の流れ図である。
【
図5】一実施形態に係る契約書データの一例を示す図である。
【
図6】一実施形態に係る契約書情報の管理を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付の図面を参照して、本開示の実施形態について詳細に説明する。本明細書及び添付の図面を通して同じ要素には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
【0013】
(システム構成)
図1は、一実施形態に係るシステムの概略構成図である。システム100は、ユーザ端末101、および装置103を含む。
【0014】
ユーザ端末101は、パーソナルコンピュータ(PC)などの端末であってもよいし、タブレット端末やスマートフォンなどの携帯端末であってもよい。ユーザ端末101は、ネットワーク107を介して装置103と相互に通信可能に接続されている。ネットワーク107は、インターネットなどの公衆回線網とすることができる。また、ユーザ端末101は、ウェブブラウザを備えてもよく、ウェブブラウザを介して、装置103と通信してもよい。あるいは、ユーザ端末101は、専用のアプリケーションを備え、当該アプリケーションを介して装置103と通信してもよい。
【0015】
装置103は、1つまたは複数のサーバコンピュータであってよい。装置103は、ネットワーク107を介してユーザ端末101と通信可能に接続される。
【0016】
(機能構成)
引き続き
図1を参照して、一実施形態にかかるユーザ端末101、および装置103の機能構成について説明する。なお、以下に説明する各機能部は、
図2を参照して後述するように、コンピュータ200のプロセッサ201がメモリ202または記憶装置203に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより実装され得る。ここでは、特に本実施形態に関する機能部について説明するが、ユーザ端末101、および装置103はその他の機能部も含み得る。
【0017】
ユーザ端末101は、契約書データ生成部111、および契約書データ送信部112を含む。
【0018】
契約書データ生成部111は、書面契約書または電子契約書から、装置103へ送信するための契約書データを生成する。契約書データは、電子契約で締結した契約書の電子データ(例えば、PDFファイル)であってもよい。また、紙の書面契約書をスキャンして生成されたPDFファイルまたは画像ファイルであってもよいし、書面契約書をカメラで撮影して生成されたPDFファイルまたは画像ファイルであってもよい。なお、契約書データの形式は、限定されるものではない。また、本システムでは、予めPDFファイルとして生成された契約書データを用いてもよい。
【0019】
契約書データ送信部112は、契約書データを装置103にネットワーク107を介して送信する。なお、契約書データは、不図示の電子契約システムにおいて生成されたものを、装置103へ送信するようにしてもよい。
【0020】
装置103は、契約書データ受信部121、契約書データ記憶部122、契約書データ解析部123、管理項目記憶部124、契約書情報分析部125、管理画面提供部126、および契約書情報提供部127を含む。
【0021】
契約書データ受信部121は、ユーザ端末101から送信された契約書データを受信し、契約書データ記憶部122に記憶する。
【0022】
契約書データ解析部123は、契約書データ記憶部122に記憶された契約書データを解析して、所定の管理項目に対応する契約書情報を抽出し、抽出した契約書情報を各管理項目に紐付けて管理項目記憶部124に記憶する。管理項目記憶部124は、各管理項目に対応する契約書情報を含む管理台帳データの記憶部として機能する。契約書データ解析部123は、具体的には、契約書データの契約書情報に関して、情報のテキスト化として文字コード解析、文字読み取りを行い、情報の構造化としてデータクレンジング、テキスト分析、情報の分類を行う。これらの処理は、AI(Artificial Intelligence)や機械学習、深層学習を利用して行われ得る。また、多くの契約書データが処理されることにより、管理項目記憶部124には契約書情報が蓄積される。
【0023】
契約書情報分析部125は、管理台帳データとして契約書情報が構造化された後に、構造化された契約書情報を契約書の雛型または過去の契約書の契約書情報と比較して分析し、分析結果をユーザ端末101に提供する。分析は、例えば、契約書における特定条項の抽出、リスク検知(すなわち、リスクのある条項の検出)、修正文言の提示、およびレビューのうちの少なくとも1つを含む。これらの処理も、AIや機械学習、深層学習を利用して行われ得る。
【0024】
管理画面提供部126は、管理項目記憶部124に記憶された管理項目の契約書情報を取得するための管理画面をユーザ端末101に提供する。ユーザは、ユーザ端末101に表示された管理画面に検索条件を入力して、所望の契約書情報を取得するための取得要求を装置103に送信することができる。装置103が取得要求を受信すると、契約書情報提供部127が、取得要求に対応する契約書情報を管理項目記憶部124から取得し、取得した契約書情報を、管理画面を介してユーザ端末101に提供する。すなわち、取得要求に対応する契約書情報が、ユーザ端末101の管理画面上に表示される。このようにして、ユーザは、契約書情報を利用することができる。契約書情報の利用の具体例については後述する。
【0025】
上記管理画面は、ウェブブラウザ上のウェブ画面であってもよいし、専用アプリケーションにおける画面であってもよい。また、管理画面提供部126は、ユーザ端末101を利用した契約書情報の登録、修正、および削除のための管理画面を提供してもよい。
【0026】
以上、ユーザ端末101および装置103の機能構成例について説明したが、上述した機能構成は一例に過ぎず、限定されるものではない。
【0027】
(コンピュータのハードウェア構成)
図2は、一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成例を示す。コンピュータ200は、ユーザ端末101、或いは、装置103を構成する1つまたは複数のサーバコンピュータとすることができる。
【0028】
本実施形態におけるコンピュータ200は、プロセッサ201と、メモリ202と、記憶装置203と、通信インターフェース(I/F)205と、入力装置206と、表示装置207とを備え、これらはバス210を介して通信可能に接続されている。
【0029】
プロセッサ201は、CPU(Central Processing Unit)とすることができ、バス210を介して接続された他の各構成要素を制御し、データを処理する。また、プロセッサ201は、メモリ202または記憶装置203に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、本実施形態に係る各種処理を実行する。
【0030】
メモリ202は、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などを含み、本実施形態に係る各種処理を実行するためのプログラム及びデータを記憶する。RAMは、ワークメモリとして動作し、プロセッサ201が読み出したプログラムをロードすることができる。
【0031】
記憶装置203は、HDD(Hard Disk Drive)、SDD(Solid State Drive)などの大容量記憶装置とすることができ、本実施形態に係る各種処理を実行するためのプログラム及びデータを記憶する。
【0032】
通信インターフェース(I/F)205は、有線または無線ネットワークに接続し、データを送受信するためのインターフェースであって、他のコンピュータとの通信を可能にする。
【0033】
入力装置206は、キーボード、マウス、表示装置207を兼ねるタッチパネルディスプレイなどとすることができる。
【0034】
表示装置207は、液晶ディスプレイや、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどとすることができる。
【0035】
尚、コンピュータのハードウェア構成は上述した構成例に限定されるものではなく、その他の構成要素を含んでよい。
【0036】
(処理方法)
図3は、一実施形態に係る契約書情報の登録方法の流れ図である。以下に説明する処理方法の各ステップは、ユーザ端末101または装置103によって実施される。
【0037】
まず、ステップS301において、ユーザ端末101は、契約書データを装置103に送信する。
【0038】
ステップS303において、装置103は、契約書データを受信し、契約書データ記憶部122に記憶する。
【0039】
次いで、ステップS305において、装置103は、契約書データ記憶部122に記憶された契約書データを取得し、契約書データを解析して、管理項目に対応する契約書情報を抽出する。
【0040】
次いで、ステップS307において、装置103は、抽出された契約書情報を管理項目に紐付けて、管理項目記憶部124に記憶する。
【0041】
次いで、ステップS308において、装置103は、管理項目記憶部124に記憶された契約書情報を分析する。装置103は、分析結果をユーザ端末101に提供することができる。
【0042】
上述した処理が繰り返されることで、契約書情報が装置103に蓄積されることとなる。
【0043】
このように、装置103は、契約書データから管理項目に対応する契約書情報を抽出し、抽出された契約書情報を管理項目に紐付けて記憶する。そうすることで、ユーザの手作業で管理項目を入力する作業が必要なくなり、ユーザの作業負荷を軽減することができる。また、管理項目の入力漏れや情報の入力ミスなども防止することができる。その結果、管理項目を利用した契約書情報の検索性も向上させることができる。
【0044】
図4は、一実施形態に係る契約書情報の取得方法の流れ図である。以下に説明する処理方法の各ステップも、ユーザ端末101または装置103によって実施される。
【0045】
まず、ステップS401において、ユーザ端末101は、管理画面を介してユーザによって入力された契約書情報の取得要求を、装置103に送信する。取得要求には、例えば、管理項目に対応する契約書情報の検索条件が含まれる。
【0046】
次いで、ステップS403において、装置103は、契約書情報の取得要求を受信すると、管理項目記憶部124から取得要求に対応する契約書情報を取得する。例えば、管理項目記憶部124に記憶された契約書情報の中から、検索条件を満たす契約書情報を取得する。
【0047】
次いで、ステップS405において、装置103は、契約書情報の取得結果をユーザ端末101に返す。すなわち、装置103は、取得要求に対応する契約書情報をユーザ端末101に提供する。
【0048】
次いで、ステップS407において、ユーザ端末101は、取得結果を管理画面上に表示する。
【0049】
本実施形態では、装置103に記憶された契約書情報の検索性が向上しているため、ユーザは、装置103に蓄積された契約書情報をより正確に検索することができ、契約書情報を有効に利用することができる。
【0050】
図5は、契約書データの一例を示す。契約書データ500は、契約書データ全体うちの一部を示す。
【0051】
契約書データ500は、契約書の管理項目として、契約締結日501、契約開始日502、契約終了日503、取引金額504、契約相手名称505を含む。また、図示されていないが、管理項目は、契約の自動更新の有無や、解約通知期限を含んでもよい。なお、管理項目は、上述した項目のうちの少なくとも1つを含むが、これらに限定されるものではない。本実施形態では、装置103により、これらの管理項目に対応する契約書情報が契約書データから抽出され、管理台帳の管理項目として記憶される。
【0052】
図6は、一実施形態に係る契約書情報の管理を説明する図である。
図5の契約書データ500が装置103によって読み取られると、管理台帳601の管理項目として各契約書情報が登録される。管理画面602には、管理台帳601に登録された各管理項目を表示することができる。
【0053】
次に、契約書情報の利用について、より具体的に説明する。
【0054】
契約書の内容は一般に、同じ会社内の組織間においても共有されていないことが多い。そのため、例えば部署Aと部署Bが同一の仕入れ先との購買契約を別々に行った場合、会社として適正価格で購買契約を結べてないような事象が発生し得る。具体的には、部署AがC社よりネジ1本あたり100円で100本を購入する購買契約を結び、部署Bが同じC社よりネジ1本あたり150円で200本を購入する購買契約を結ぶものとする。この場合、部署Aと部署Bとの間で契約書情報が共有されていれば、部署Bが部署Aと同じ単価での購買契約を結んだり、会社として300本の購買契約を結び、単価を下げる交渉をしたりすることができる。すなわち、適正価格の算定や、ボリュームディスカウントによる価格交渉に活かすことができる。この場合、装置103の管理項目記憶部124に記憶された契約書情報(すなわち、管理台帳データ)は、同一会社の異なる部署間で共有され得る。
【0055】
このように、契約書情報が管理台帳に漏れなく、かつ正確に登録されていることで、契約書情報の検索性が高まり、その共有が容易となり、ユーザにとって有利な契約を検討することができるようになる。
【0056】
また、蓄積された契約書情報は、例えば、不動産価格の見積もり、経済動向予測モデルの構築、ターゲティング広告の高度化、オンラインレンディング、M&A(企業の合併および買収)マッチングなどに利用し得る。
【0057】
例えば、不動産価格の見積もりは通常、その算定に膨大な時間が掛かったり、一定のタイミングでしか知り得なかったりしたが、土地の売買契約書の契約書情報を蓄積し、共有することで、リアルタイムで実勢相場を把握することが可能になる。このような場合、装置103の管理項目記憶部124に記憶された契約書情報(すなわち、管理台帳データ)は、異なる会社間で共有され得る。この場合、契約者を特定できるような契約書情報の一部には、匿名加工がなされ得る。
【0058】
以上説明したように、本開示によると、より改善された契約書情報の管理、分析、蓄積、及び利活用のための装置、方法、およびプログラムを提供することができる。
【符号の説明】
【0059】
100 システム
101 ユーザ端末
103 装置
107 ネットワーク
111 契約書データ生成部
112 契約書データ送信部
121 契約書データ受信部
122 契約書データ記憶部
123 契約書データ解析部
124 管理項目記憶部
125 契約書情報分析部
126 管理画面提供部
127 契約書情報提供部
【手続補正書】
【提出日】2023-09-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
契約書データから契約書情報を抽出し、所定の管理項目と紐付ける紐付け手段と、
前記所定の管理項目に紐付けられた契約書情報を記憶する記憶手段と、
ユーザ端末から受信した要求に応じて、前記記憶された契約書情報を前記ユーザ端末に提供する提供手段と
を備え、
前記記憶された契約書情報を、過去の契約書の契約書情報と比較して分析し、分析結果を前記ユーザ端末に提供する分析手段をさらに備えた装置。
【請求項2】
前記提供手段は、前記要求に含まれる検索条件を満たす前記契約書情報を提供する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記所定の管理項目は、契約締結日、契約開始日、契約終了日、取引金額、契約相手名称、契約の自動更新の有無、および、解約通知期限のうちの1つまたは複数を含む、請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記分析は、特定条項の検出、リスク検知、修正文言の提示、およびレビューのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
装置によって実施される方法であって、
契約書データから契約書情報を抽出し、所定の管理項目と紐付けるステップと、
前記所定の管理項目に紐付けられた契約書情報を記憶するステップと、
ユーザ端末から受信した要求に応じて、前記記憶された契約書情報を前記ユーザ端末に提供するステップと
を含み、
前記記憶された契約書情報を、過去の契約書の契約書情報と比較して分析し、分析結果を前記ユーザ端末に提供するステップをさらに含む方法。
【請求項6】
コンピュータに、請求項5に記載の方法を実行させるためのプログラム。
【手続補正書】
【提出日】2024-01-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
契約書データから契約書情報を抽出し、所定の管理項目と紐付ける紐付け手段と、
前記所定の管理項目に紐付けられた契約書情報を構造化して記憶する記憶手段と、
ユーザ端末から受信した要求に応じて、前記記憶された契約書情報を前記ユーザ端末に提供する提供手段と
を備え、
前記構造化して記憶された契約書情報を、過去の契約書の契約書情報と比較して分析し、分析結果を前記ユーザ端末に提供する分析手段をさらに備えた装置。
【請求項2】
前記提供手段は、前記要求に含まれる検索条件を満たす前記契約書情報を提供する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記所定の管理項目は、契約締結日、契約開始日、契約終了日、取引金額、契約相手名称、契約の自動更新の有無、および、解約通知期限のうちの1つまたは複数を含む、請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記分析は、特定条項の検出、リスク検知、修正文言の提示、およびレビューのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
装置によって実施される方法であって、
契約書データから契約書情報を抽出し、所定の管理項目と紐付けるステップと、
前記所定の管理項目に紐付けられた契約書情報を構造化して記憶するステップと、
ユーザ端末から受信した要求に応じて、前記記憶された契約書情報を前記ユーザ端末に提供するステップと
を含み、
前記構造化して記憶された契約書情報を、過去の契約書の契約書情報と比較して分析し、分析結果を前記ユーザ端末に提供するステップをさらに含む方法。
【請求項6】
コンピュータに、請求項5に記載の方法を実行させるためのプログラム。