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特開2024-55848アイモニタリングシステム、危険環境スーツアセンブリ、および非一時的コンピュータ可読媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024055848
(43)【公開日】2024-04-18
(54)【発明の名称】アイモニタリングシステム、危険環境スーツアセンブリ、および非一時的コンピュータ可読媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/01 20060101AFI20240411BHJP
   A42B 3/30 20060101ALI20240411BHJP
   A61B 5/16 20060101ALI20240411BHJP
   A61B 3/113 20060101ALI20240411BHJP
   G06F 3/038 20130101ALI20240411BHJP
【FI】
G06F3/01 515
A42B3/30
A61B5/16 110
A61B3/113
G06F3/038 310A
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023174149
(22)【出願日】2023-10-06
(31)【優先権主張番号】17/962,306
(32)【優先日】2022-10-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
2.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】500107762
【氏名又は名称】ハミルトン・サンドストランド・コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】HAMILTON SUNDSTRAND CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100086232
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 博通
(74)【代理人】
【識別番号】100092613
【弁理士】
【氏名又は名称】富岡 潔
(74)【代理人】
【識別番号】100104938
【弁理士】
【氏名又は名称】鵜澤 英久
(74)【代理人】
【識別番号】100140361
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 幸二
(72)【発明者】
【氏名】ケリー ルーカー
(72)【発明者】
【氏名】ジェイク ローリグ
【テーマコード(参考)】
3B107
4C038
4C316
5B087
5E555
【Fターム(参考)】
3B107CA02
3B107EA05
4C038PP03
4C038PS07
4C038VB04
4C038VC05
4C316AA21
4C316AA30
4C316AB16
5B087AA09
5B087AB05
5B087AE09
5B087BC05
5E555AA16
5E555AA58
5E555AA74
5E555BA90
5E555BB40
5E555BC15
5E555BE20
5E555CA42
5E555CB64
5E555CB65
5E555CB67
5E555CB69
5E555DA22
5E555DA23
5E555DD03
5E555DD08
5E555EA27
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】 苦境モニタリングのためのシステムを提供する。
【解決手段】 苦境モニタリングのためのアイモニタリングシステムは、使用者の目の位置、眼球運動及び/または目の性質のうちの1つ以上をモニタリングして、アイトラッキングデータを出力するように構成されたアイトラッキングデバイスを含むことができる。このシステムは、アイトラッキングデバイスからアイトラッキングデータを受信し、アイトラッキングデータに基づき使用者が苦境にあるかどうかを(例えば、リアルタイムで)判定するように構成された苦境モニタリングモジュールを含むこともできる。苦境モニタリングモジュールは、使用者が苦境にあると判定された場合に苦境信号を出力するように構成することができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
苦境モニタリングのためのアイモニタリングシステムであって、
使用者の目の位置、眼球運動及び/または目の性質のうちの1つ以上を監視し、アイトラッキングデータを出力するように構成されたアイトラッキングデバイスと、
前記アイトラッキングデバイスから前記アイトラッキングデータを受信し、前記アイトラッキングデータに基づいて、前記使用者が苦境にあるかどうかを判定するように構成されている、苦境モニタリングモジュールであって、前記使用者が苦境にあると判定された場合には、苦境信号を出力するように構成されている、前記苦境モニタリングモジュールと、を備える、前記システム。
【請求項2】
前記システムは、前記苦境信号を受信するために前記苦境モニタリングモジュールに動作可能に接続される送信モジュールを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記送信モジュールは、前記苦境信号を無線信号として出力するように構成された無線である、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記苦境信号は、前記使用者が苦境にあることを示す音声フレーズを含む、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記苦境モニタリングモジュールは、苦境の種類を判定するように構成されており、前記苦境信号は、前記苦境の種類の表示を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記苦境信号は、自動車両が前記使用者を基本的な位置に移動させるように構成された自動車両命令を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記アイトラッキングデバイスは、前記使用者の頭部の位置に対して前記アイトラッキングデバイスが固定されるように、頭部装着デバイスに取り付けられている、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記頭部装着デバイスは、眼鏡を含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記アイトラッキングデバイスは、ヘルメットに取り付けられたデバイスであり、前記使用者の頭部が、前記アイトラッキングデバイス及び前記ヘルメットに対して移動する、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記ヘルメットがスペーススーツのヘルメットであり、前記アイトラッキングデバイスが前記ヘルメットの内側または外側に取り付けられている、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記アイトラッキングデバイスは、目に装着されてアイトラッキングデータを前記苦境モニタリングモジュールにワイヤレス送信するように構成されたコンタクトレンズセンサデバイスである、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
危険環境スーツアセンブリであって、
気密環境において使用者を囲い込むように構成された気密スーツと、
苦境モニタリングのためのアイモニタリングシステムであって、
使用者の目の位置、眼球運動、及び/または目の性質のうちの1つ以上を監視し、アイトラッキングデータを出力するように構成されたアイトラッキングデバイスと、
前記アイトラッキングデバイスから前記アイトラッキングデータを受信し、前記アイトラッキングデータに基づいて、前記使用者が苦境にあるかどうかを判定するように構成されている、苦境モニタリングモジュールであって、前記使用者が苦境にあると判定された場合には、苦境信号を出力するように構成されている、前記苦境モニタリングモジュールと、を備える、前記アイモニタリングシステムを備える、前記アセンブリ。
【請求項13】
前記苦境信号を受信するために前記苦境モニタリングモジュールに動作可能に接続された送信モジュールをさらに含む、請求項12に記載のアセンブリ。
【請求項14】
前記送信モジュールは、前記苦境信号を無線信号として出力するように構成された無線である、請求項12に記載のアセンブリ。
【請求項15】
前記苦境信号は、前記使用者が苦境にあることを示す音声フレーズを含む、請求項14に記載のアセンブリ。
【請求項16】
前記苦境モニタリングモジュールは、苦境の種類を判定するように構成されており、前記苦境信号は、前記苦境の種類の表示を含む、請求項12に記載のアセンブリ。
【請求項17】
前記苦境信号は、自動車両が前記使用者を基本的な位置に移動させるように構成された自動車両命令を含む、請求項12に記載のアセンブリ。
【請求項18】
前記気密スーツは、スペーススーツである、請求項12に記載のアセンブリ。
【請求項19】
コンピュータに方法を実施させるように構成されたコンピュータ可読命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記方法は、
気密スーツの使用者のアイトラッキングデータをモニタリングすること、
前記アイトラッキングデータに基づいて、前記使用者が医学的に苦境にあるかを判定すること、及び
苦境を表す苦境信号を出力すること、を含む、前記非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項20】
前記苦境信号を出力することは、苦境にある前記使用者及び判定された場合には前記苦境の種類を示す無線信号を出力すること、または医療苦境状態を判定するために前記アイトラッキングデータと共に、1つ以上の補助生体認証を利用することを含む、請求項19に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、アイトラッキングシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、宇宙遊泳において、宇宙飛行士の苦境(distress)は、宇宙飛行士とコマンドセンタとの間に口頭のコミュニケーションがないことによって検出される。さらに、宇宙飛行士の訓練中には、口頭のコミュニケーション(またはその欠如)及び/または試験を実行するスーツのエンジニアまたはダイバーから見える視覚的合図によって苦境が検出される。いずれかのシナリオでこのやり方で検出することは、苦境にあることを特定するのに時間を要するため問題であり、これは、特定の医学的なシナリオでは、宇宙飛行士が生存する転帰の間での違いであり得る。シナリオが医学的苦境を構成するかどうかについては、主観的な評価も必要とされる。
【0003】
例えば、宇宙飛行士が水中で訓練を行っている場合、彼らの医学的苦境は、彼らを見ているダイバーまたはコマンドセンタに対する通信の欠如によって検出される。したがって、宇宙飛行士の医学的苦境検出は非効率的で主観的である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
かかる従来の方法及びシステムは、その意図した目的にかなうと概ね考えられてきた。しかしながら、当該技術分野において依然として改善の余地がある。本開示は、この必要性に対する解決策を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
苦境モニタリング(distress monitoring)のためのアイモニタリングシステムは、目の位置(例えば視線方向の情報)、眼球運動(例えば動きの速度及び/またはパターン)、及び/または使用者の目の性質(例えば瞳孔の大きさ)のうちの1つまたは複数をモニタリングし、アイトラッキングデータを出力するように構成された、アイトラッキングデバイスを含むことができる。システムは、アイトラッキングデバイスからアイトラッキングデータを受信し、アイトラッキングデータに基づき使用者が苦境にあるかどうかを(例えば、リアルタイムで)判定するように構成された苦境モニタリングモジュールを含むこともできる。苦境モニタリングモジュールは、使用者が苦境にあると判定された場合に苦境信号を出力するように構成することができる。
【0006】
特定の実施形態において、システムは、苦境信号を受信するために、苦境モニタリングモジュールに機能的に接続された送信モジュールを含むことができる。特定の実施形態では、送信モジュールは、苦境信号を無線信号として出力するように構成された無線であることができる。特定の実施形態において、苦境信号は、使用者が苦境にあることを示す音声フレーズを含む。
【0007】
特定の実施形態では、苦境モニタリングモジュールは、苦境の種類を決定するように構成することができる。このような実施形態では、苦境信号は、苦境の種類の表示を含むことができる。特定の実施形態では、苦境信号は、自動車両が使用者を基本的な位置に運ぶように構成された自動車両命令を含み得る。
【0008】
特定の実施形態では、アイトラッキングデバイスは、アイトラッキングデバイスが使用者の頭部の位置に対して固定されるように、頭部装着デバイスに取り付けることができる。例えば、特定の実施形態では、頭部装着デバイスは眼鏡を含む。
【0009】
特定の実施形態では、アイトラッキングデバイスは、使用者の頭部がアイトラッキングデバイス及びヘルメットに対して移動するようヘルメットに取り付けられたデバイスであってよい。特定の実施形態では、ヘルメットは、スペーススーツのヘルメットであり得る。このアイトラッキングデバイスは、例えば、ヘルメットの内側または外側に取り付けることができる。
【0010】
特定の実施形態では、アイトラッキングデバイスは、目に装着されてアイトラッキングデータを苦境モニタリングモジュールへ無線で送信するように構成されたコンタクトレンズセンサデバイスであり得る。コンタクトレンズセンサデバイスは、1つまたは複数の目の性質及び/または動きを追跡するための任意の適切なセンサを含むことができる(例えばMEMS加速度計)。任意の他の適切なアイトラッキングデバイスが、本明細書で企図されている。
【0011】
本開示の少なくとも1つの態様によれば、危険環境スーツアセンブリは、使用者を気密環境に囲い込むように構成された気密スーツを含むことができる。アセンブリは、例えば本明細書に開示されているような、例えば上述したような、苦境モニタリングのためのアイモニタリングシステムを有することもできる。アセンブリの特定の実施形態は、本明細書に開示されるようなアイモニタリングシステムの任意の適切な構成要素、例えば上述したような構成要素を含むことができる。
【0012】
特定の実施形態において、気密スーツは、スペーススーツであることができる。あらゆる他の適切なスーツ(例えば、消防士用スーツ、ハズマスーツなど)及び/またはスーツの適用が、本明細書において企図されている。
【0013】
本開示の少なくとも1つの態様によれば、コンピュータに方法を実施させるように構成されたコンピュータ実行可能命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。方法は、気密スーツの使用者のアイトラッキングデータをモニタリングすること、アイトラッキングデータに基づいて使用者が医学的苦境にあるかどうかを判定すること、及び苦境を示すために苦境信号を出力することを含むことができる。苦境信号を出力することは、苦境にある使用者、及び判定された場合には苦境の種類を示す無線信号を出力することを含むことができる。特定の実施形態では、方法は、1つまたは複数の補助生体認証をアイトラッキングデータと共に利用して、医学的苦境の状態を判定することを含むことができる。
【0014】
主題の開示の実施形態のこれらの特徴及び他の特徴は、図面と併せて下記の発明を実施するための形態から、当業者により容易に明らかになる。
【0015】
本開示が属する技術分野の当業者が、不要な実験をすることなく本開示のデバイス及び方法の作り方及び使い方を容易に理解できるように、本開示の実施形態が、特定の図を参照して本明細書に詳しく後述される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本開示による、アイモニタリングシステム及びスーツアセンブリの実施形態の概略図である。
図2】本開示による、アイモニタリングシステム及びスーツアセンブリの実施形態の概略図である。
図3】本開示による、アイモニタリングシステム及びスーツアセンブリの実施形態の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、各図面を参照する。これらの図面では、同様の参照番号が、主題の開示の類似の構造的特徴または態様を識別する。限定ではなく説明及び例示の目的で、本開示にしたがったシステムの実施形態の例示的な図が図1に示され、参照符号100によって概略的に指定される。本開示のその他の実施形態及び/または態様が図2及び3に示されている。本明細書に記載された特定の実施形態は、特定の高いリスクの作業員(例えば、宇宙飛行士、ファーストレスポンダー、消防士、ハズマット作業員、パイロット)の健康モニタリングを提供するために使用することができる。
【0018】
図1を参照すると、苦境モニタリング(distress monitoring)のためのアイモニタリングシステム100は、目の位置(例えば視線方向の情報)、眼球運動(例えば速度及び/または動きのパターン)及び/または使用者の目の性質(例えば瞳孔の大きさ)のうちの1つまたは複数をモニタリングし、アイトラッキングデータを出力するように構成された、アイトラッキングデバイス101を含むことができる。例えば、アイトラッキングデバイス101を、瞳孔の大きさ、瞳孔の大きさの変化、目の色、視線の方向、急激な眼球運動/振動、及び/または目に関する他のいずれかの適切な医学的に関連する要因を判定するように構成することができる。システム100の任意の適切な数のアイトラッキングデバイスが本明細書で企図されている。
【0019】
システム100はまた、アイトラッキングデバイス101からアイトラッキングデータを受信し、アイトラッキングデータに基づいて(例えば、リアルタイムで)使用者が苦境の状態にあるであるかどうかを判定するように構成された苦境モニタリングモジュール103を含む。特定の実施形態において、苦境モニタリングモジュール103は、(例えば、スペーススーツの)ポータブルライフサポートシステム(PLSS)の任意の適切なソフトウェア及び/またはハードウェア構成要素として具現化され得る。苦境モニタリングモジュール103は、使用者が苦境の状態にある(低酸素症など)にあると判定された場合、苦境信号を出力するよう構成され得る。苦境モジュール103は、アイトラッキングデータを評価し、使用者が苦境にあるかどうかを判定するように構成された任意の適切なハードウェアモジュール及び/またはソフトウェアモジュール(複数可)を含むことができる。例えば、苦境モニタリングモジュール103は、アイトラッキングデータを1つまたは複数の医学的状態と相関させるために任意の適切な論理(例えば人工知能/機械学習)を利用するように構成された健康モニタリング論理モジュール103aを含むことができる。
【0020】
特定の実施形態では、システム100は、例えば使用者の健康状態のデータを出力するための補助的な健康モニタリング機器104(例えば、ECG/EKGシステム、パルスオキシメータなど)を含むことができる。任意の適切な種類の健康モニタリング機器が、本明細書で企図されている。苦境モニタリングモジュール103は、使用者の健康状態のデータを受信するために、補助健康モニタリング機器104に動作可能に接続され得る。苦境モニタリングモジュール103は、使用者の健康状態のデータをアイトラッキングデータと共に使用するか、またはアイトラッキングデータから分離して使用し、使用者が苦境の状態にあるにあるか否かを判定するように構成することができる。いくつかの場合には、使用者の医学的状態に関してより正確な結論を出すために(例えば、実際に苦境にあるかの判定及び/または苦境の種類の分類のために)、任意の独立したデータ経路を使用して、1つ以上の他のデータ経路と相関させることができる。
【0021】
特定の実施形態では、システム100は、苦境信号を受信するために、苦境モニタリングモジュール103に動作可能に接続された送信モジュール105を含むことができる。機能的に示されているように、苦境モニタリングモジュール103が、苦境にあると判定した場合、送信モジュール105に苦境信号を送信し、及び/または他の形式でモニタリングを継続することができる。特定の実施形態では、送信モジュール105は、無線であってよく、例えば図示されているように、苦境信号を無線信号として出力するように構成される。特定の実施形態においては、苦境信号は、使用者が苦境にあることを示す音声フレーズ(例えば「バズが苦境にある」などの機械生成されたステートメント)を含むことができる。あらゆる苦境または苦境のタイプを知らせるための、あらゆる適切なタイプの無線信号、例えば、可聴、非聴覚、ビープ音のパターン、符号化などが本明細書で企図されている。
【0022】
特定の実施形態では、苦境モニタリングモジュール103は、苦境の種類(例えば、特定の医学的状態)を判定するように構成することができる。このような実施形態では、苦境信号は、苦境の種類の表示を含むことができる。例えば、苦境信号が、使用者が苦境にあることを示す音声フレーズを含み得る実施形態では、このフレーズは、特定の医学的状態または他の苦境の種類(例えば、「バズは低酸素」などの機械生成されたステートメント)を含み得る。
【0023】
特定の実施形態では、苦境信号は、自動車両が使用者を基本的な位置に運ぶように構成された自動車両命令を含み得る。これは、例えば、ローバーが宇宙飛行士を自動的に回収し、安全に飛行士らを運ぶことができる遊星ミッションにおける宇宙飛行士に対して有効であり得る。類似のスキームは、任意の他の適切な用途(例えば、消防士、ハズマット要員など)で使用することができる。
【0024】
特定の実施形態では、例えば、図1のアセンブリ1000に示されるように、アイトラッキングデバイス101を頭部装着デバイス107に取り付けることができ、これにより、アイトラッキングデバイス101が使用者の頭部位置に対して固定される。例えば、特定の実施形態では、例えば図示のように、頭部装着デバイス107は眼鏡を含む。頭部装着デバイス107は、気密性のスーツ109の密封された環境内部(例えば、スーツ109のヘルメット111内部)で着用されるように構成することができる。
【0025】
特定の実施形態では、例えば図2のアセンブリ2000に示されるように、アイトラッキングデバイス101を、ヘルメットに取り付けられたデバイス207とすることができ、これにより、使用者の頭部がアイトラッキングデバイス(複数可)及びヘルメットに対して移動させられる。特定の実施形態では、ヘルメットは、スペーススーツのヘルメットであり得る。アイトラッキングデバイス101は、例えば、ヘルメット111の内側または外側に取り付けることができる。特定の実施形態では、カメラまたは他のアイトラッキングデバイスは、ヘルメットの外側に配置されて、例えば(例えば、ヘルメットに結合されて)中に見ることができる。特定の実施形態及び用途では、スーツの内部酸素環境の外側にこのような装置を有することは有利であり得る。任意の適切な数のアイトラッキングデバイス207が、本明細書で企図されている。
【0026】
特定の実施形態では、例えば図3のアセンブリ3000に示すように、アイトラッキングデバイス101は、目に装着されてアイトラッキングデータを苦境モニタリングモジュール103へ無線で送信するように構成されたコンタクトレンズセンサデバイス307であり得る。コンタクトレンズセンサデバイス307は、1つまたは複数の目の性質及び/または動き(例えばMEMS加速度計)を追跡するための任意の適切なセンサを含むことができる。任意の他の適切なアイトラッキングデバイスが、本明細書で企図されている。
【0027】
本開示の少なくとも1つの態様によると、危険環境スーツアセンブリ(例えば、アセンブリ1000、2000、3000)は、使用者を気密環境に囲い込むように構成された気密スーツ(例えば、図1に示すような109)を含むことができる。アセンブリ1000、2000、3000は、例えば本明細書に開示されているような、例えば上述したような、苦境モニタリングのためのアイモニタリングシステム100を有することもできる。アセンブリ1000、2000、3000の特定の実施形態は、本明細書に開示されるようなアイモニタリングシステム100の任意の適切な構成要素、例えば上述したような構成要素を含むことができる。
【0028】
ある実施形態において、気密スーツ109は、例えば、宇宙飛行士のためのスペーススーツであることができる。あらゆる他の適切なスーツ(例えば、消防士のスーツ、ハズマスーツなど)及び/またはスーツの適用が本明細書において考えられる。
【0029】
本開示の少なくとも1つの態様によれば、コンピュータに方法を実施させるように構成されたコンピュータ実行可能命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体である。この方法は、気密スーツの使用者のアイトラッキングデータをモニタリングすること、アイトラッキングデータに基づいて使用者が医学的苦境にあるかどうかを判定すること、及び苦境を示すために苦境信号を出力することを含むことができる。苦境信号を出力することは、苦境にある使用者及び判定された場合には苦境の種類を示す無線信号を出力することを含むことができる。特定の実施態様では、本方法は、1つまたは複数の補助生体認証を(例えば、デバイス104から)アイトラッキングデータと共に利用して、医学的苦境状況を判定することを含むことができる。
【0030】
実施形態を、例えば、苦境シナリオのためのスーツ健康モニタリングのために使用することができる。例えば、アイモニタリングシステムは、例えば光が目の後方から反射するのを見ることによって(例えば、より拡張した瞳孔から反射するより多くの光)、瞳孔の拡張(低酸素の指標である)を検出することができる。実施形態は、例えば、瞳孔の大きさを使用者の既知のサイズまたは平均のサイズと比較することができる。実施形態は、コンピュータの視野を、例えばアイトラッキングデバイスがカメラを含み、アイトラッキングデータが画像の情報を含むよう、その代わりにまたは追加的に(例えば画像比較を用いて)アイトラッキングのために利用することができる。
【0031】
実施形態は、使用者が苦境にあることを無線信号(例えば、音声フレーズ、地上作業員及び/または他の宇宙飛行士が見るエラーコードなど)を自動的に監視し得、出力することができる。実施形態は、苦境の視覚的キュー(例えば、スーツの外側から見える赤色の光)を含むことができる。特定の実施形態は、使用者を居住地または安全な他の場所に戻すために、ローバーに命令を送信することができる。
【0032】
特定の実施形態は頭部に取り付け可能であり、したがって頭部の動きを考慮する必要はない。特定の実施形態は、使用者の頭部に対して固定されているヘルメットの内側に取り付けることができる。かかる実施形態は、目の位置及び/または他の目の情報を観察しながら、顔及び頭部の位置を説明することができる。特定の実施形態は、コンピュータビジョン及び/または他の任意の適切な処理を利用して、頭部の動きのデータを考慮することができる。特定の実施形態は、任意の適切な頭部位置決定システム(例えば、ボールまたは任意の他の適切な形状もしくは基準などのウェアラブルまたはリアヘルメットに取り付けられた光学基準)を使用することができる。基準マーカまたは光学基準は、参照点または尺度として使用するために作成された画像に現れる結像システムの視野に配置される対象を含むことができる。特定の実施形態では、QRコードを基準として使用することができる。コンピュータがコンピュータの視野によって認識及び位置特定できる任意の適切な、一貫性のある、区別可能なマーカが、本明細書において企図される。特定の実施形態は、目に関する情報をブロードキャストする能力を有するオンアイコンタクトとすることができる。任意の他の適切なアイトラッキングシステムが、本明細書で企図されている。
【0033】
実施形態は、医学的苦境に対してアイトラッキングを利用することができる。特定の実施形態は、例えば、瞳孔の大きさ、眼球運動、及び/または他の付随する生体指標を監視することができる。特定の実施形態は、医学的な苦境の検出の目的で、アイトラッキング技術を、オンアイ、頭部装着型、またはオフヘッドのシステムのいずれかに組み込むことを含む。特定の実施形態では、アイトラッキング技術の例は、使用者が見ている場所をフィルタリング及び計算 するために赤外光の反射を利用する。アイトラッキング測定技術の進歩に伴い、アイトラッキング技術の機能も異なる可能性がある。
【0034】
例えば宇宙空間の宇宙飛行士などにおける医学的苦境の一般的な症状には、頭部の後ろ側に目が回る、目/顔を細くする、ぼうっとする/瞬きなし、及び瞳孔の拡張を含むことができる。特定の実施形態は、例えば、使用者が見ている場所をフィルタリングして計算するために赤外光の反射を利用することができる。特定の実施形態では、すべての宇宙飛行士が医学的な緊急事態を示すために口頭の合図を使用するわけではないので、これらの症状を眼球運動によって追跡することができる。特定の実施形態では、継続的なモニタリングを通して、特定の目の表現が過度に長く保持されている場合または発生している場合に、テストリードまたは宇宙飛行士の同志に、迅速に警告することができる。特定の実施形態では、医学的状態をさらに分離するために補助センサを使用することができる(例えば発作を表示するための、アイトラッキングを伴う加速度計)。
【0035】
実施形態は、医学的緊急事態を判定するための主観的な人為的評価を排除することができ、毎回一貫した結果を提供する。実施形態は、より速い反応時間をもたらすことができ、したがって、医学的緊急事態の間、好ましい転帰を増加させることができる。30~60秒間の酸素欠乏が意識喪失を引き起こし得、60秒以上が脳細胞の死を引き起こし得る状況では、宇宙飛行士からのコミュニケーションの欠如の判定及び行動方針の宣言に時間を要することがある。特定の実施形態は、治療時間を増加させる、医療緊急事態の検出及び宣言における応答時間を短縮することができる。
【0036】
特定の実施形態は、メンバーがパートナーの健康を視覚的に評価する必要性をなくすので、乗務員間の距離をより広くすることができるようになる。特定の実施形態は、EVA及び/またはトレーニング(例えば、それぞれ、ミッション制御、または健康を評価するダイバー)での健康の不要な言葉または視覚的な確認を排除することを可能にし得る。特定の実施形態は、消防士パイロット及び任意の他の適切な領域(例えば、NASAのダイバー、消防士、医療患者、例えば、MRIマシンの対象)に適用可能であり得る。
【0037】
特定の実施形態は、乗員の安全性を高める自動化/高度な技術を強化する。このような増加は、深層宇宙探査及び長期的なミッションをいっそう達成可能にする助けとなる。
【0038】
特定の実施形態は、(例えば、本明細書に開示されるように)任意の適切な機能を実行するための任意の適切なコンピュータハードウェア及び/またはソフトウェアモジュール(複数可)を含むことができる。当業者には理解されるように、本開示の態様は、システム、方法、またはコンピュータプログラム製品として具現化され得る。したがって、本開示の態様は、完全なハードウェア実施形態、完全なソフトウェア実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、またはソフトウェア態様とハードウェア態様を組み合わせた実施形態の形態を取り得、これらのすべての可能な形態は、本明細書にて「回路」、「モジュール」、または「システム」と称され得る。「回路」、「モジュール」、または「システム」は、「回路」、「モジュール」、または「システム」の開示される機能を共に実行し得る1つ以上の別個の物理ハードウェア構成要素及び/またはソフトウェア構成要素の1つ以上の部分を含み得、あるいは「回路」、「モジュール」、または「システム」は、(例えばハードウェア及び/またはソフトウェアの)単一の自己完結型ユニットであり得る。さらに、本開示の態様は、コンピュータ可読プログラムコードが組み込まれた1つ以上のコンピュータ可読媒体(複数可)に具現化されたコンピュータプログラム製品の形態を取り得る。
【0039】
1つ以上のコンピュータ可読媒体(複数可)の任意の組み合わせを利用し得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体またはコンピュータ可読記憶媒体であり得る。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、限定ではないが、電子、磁気、光、電磁気、赤外線、もしくは半導体のシステム、装置、もしくはデバイス、または任意の前述の好適な組み合わせであり得る。コンピュータ可読記憶媒体のより多くの具体例は、1つ以上の通信回線を有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、電気的に消去・プログラムが可能な不揮発性メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光学記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または前述の任意の好適な組み合わせを含むであろう。本文書の文脈において、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置、もしくはデバイスによる使用のために、またはそれらと接続してプログラムを含むまたは記憶することができる任意の有形媒体であり得る。
【0040】
コンピュータ可読信号媒体は、例えば、ブロードバンドでまたは搬送波の一部として、本明細書で実施されるコンピュータ可読プログラムコードを有する伝搬データ信号を含んでよい。係る伝搬信号は、電磁、光学、またはその任意の組み合わせを含むが、これに限定されるものではない様々な形のいずれかをとり得る。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体ではなく、命令実行システム、装置、もしくはデバイスによる使用のために、またはそれらと接続してプログラムを通信、伝搬、またはトランスポートできる任意のコンピュータ可読媒体であってよい。
【0041】
コンピュータ可読記憶媒体で実施されるプログラムコードは、無線、ワイヤライン、光ファイバケーブル、RF等、または上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これに限定されるものではない任意の適切な媒体を使用し、送信されてよい。
【0042】
本開示の態様のための動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、例えばJava、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語、及び例えば「C」プログラミング言語または類似するプログラミング言語などの従来の手続きプログラミング言語を含んだ1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書き込まれてよい。プログラムコードは、使用者のコンピュータ上で完全に、使用者のコンピュータ上で部分的に、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして、使用者のコンピュータ上で部分的に、及びリモートコンピュータ上で部分的にまたはリモートコンピュータもしくはサーバ上で完全に実行してよい。後者の状況では、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)もしくは広域ネットワーク(WAN)を含んだ任意の種類のネットワークを通して使用者のコンピュータに接続されてよい、または接続は、(例えば、インターネットサービスプロバイダを使用し、インターネットを通して)外部コンピュータに行われてよい。
【0043】
本開示の態様は、本開示の実施形態に従った方法、装置(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート図及び/またはブロック図を参照して、上に説明され得る。いずれかのフローチャート図及び/またはブロック図の各ブロック、及びいずれかのフローチャート図及び/またはブロック図のブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令によって実施できることが理解される。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータのプロセッサ、専用コンピュータ、または機械を製造するための他のプログラム可能データ処理装置に提供され得、これにより、コンピュータまたは他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサを介して実行する命令は、ブロックまたは複数のブロックのいずれかのフローチャート及び/またはブロック図に指定される機能/行為を実施するための手段を作成する。
【0044】
また、これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ、他のプログラム可能データ処理装置、または他のデバイスに特定の方法で機能するように命令できるコンピュータ可読媒体に記憶されてもよく、これによりコンピュータ可読媒体に記憶される命令は、ブロックまたは複数のブロックのフローチャート及び/またはブロック図に指定される機能/行為を実施する命令を含んだ、製造品を製造する。
【0045】
コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ、他のプログラム可能データ処理装置、または他のデバイスにロードされ、コンピュータ、他のプログラム可能装置、または他のデバイスで一連の動作ステップを実行させて、コンピュータ実施プロセスを引き起こすことができ、よって、コンピュータ、または他のプログラム可能装置で実行される命令により、本明細書で特定される機能/行為を実施するプロセスが提供される。
【0046】
本明細書に開示される任意の数値は、正確な値であり得、または範囲内の値であり得ることが、当業者には理解されよう。さらに、本開示で使用される近似を表すいずれの用語も(例えば「約」、「ほぼ」、「およそ」)、範囲内の記載された値を意味し得る。例えば、特定の実施形態では、範囲は、(例えば既知の許容限界または誤差範囲に関して)当業者により認識されるように、(プラスまたはマイナス)20%以内、または10%以内、または5%以内、または2%以内、または任意の他の適切なパーセンテージもしくは数値以内であり得る。
【0047】
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される冠詞「a」、「an」、及び「the」は、文脈上明らかに別段の指示がない限り、冠詞の文法的対象の1つまたは複数(すなわち少なくとも1つ)を指すように、本明細書では使用される。例として、「要素(an element)」とは、1つの要素または複数の要素を意味する。
【0048】
本明細書及び特許請求の範囲で使用される「及び/または」という語句は、「及び/または」で結合された要素のうちの「いずれかまたは両方」を意味する、すなわち、いくつかの事例では共同して存在し、他の事例では選言的に存在する要素を意味すると、理解されるべきである。「及び/または」で列挙される複数の要素は、同じように、すなわち「及び/または」で結合された要素のうちの「1つ以上」と解釈されるべきである。「及び/または」節により具体的に特定される要素以外の他の要素は、具体的に特定される要素と関連するか否かにかかわらず、任意で存在してもよい。よって、非限定的な例として、「A及び/またはB」への言及は、「備える(comprising)」などの非制限型言語と併せて使用される場合、一実施形態ではAのみ(任意でB以外の要素を含む)、別の実施形態ではBのみ(任意でA以外の要素を含む)、さらに別の実施形態ではAとBの両方(任意で他の要素を含む)などを、指し得る。
【0049】
本明細書及び特許請求の範囲で使用される用語「または」は、上記で定義された「及び/または」と同じ意味を有すると、理解されるべきである。例えば、「または」または「及び/または」は、リスト内の項目を区切る場合、包括的であるように解釈されるべきであり、すなわち、複数の要素または要素のリストのうちの少なくとも1つを含むが、2つ以上も含み、任意で追加の非リスト項目も含む。それとは反対に、「~のうちの1つのみ」または「~のうちの厳密に1つだけ」、または特許請求の範囲で使用される場合は「~からなる」など、明確に指示される用語のみが、複数の要素または要素のリストのうちの厳密に1つの要素だけを含むことを指す。一般に、本明細書で使用される用語「または」は、「~のいずれか」、「~のうちの1つ」、「~のうちの1つのみ」、または「~のうちの厳密に1つだけ」などの排他的な用語が後に続く場合、排他的な選択肢(すなわち「一方または他方であるが両方ではない」)を示すものとしてのみ、解釈されるものとする。
【0050】
本開示に照らして当業者には理解されるように、本明細書では、開示される任意の実施形態及び/またはその任意の適切な部分(複数可)の任意の適切な組み合わせ(複数可)が企図される。
【0051】
上記で説明され、図面で示されたように、本開示の実施形態は、それらが属する技術分野の向上をもたらす。主題の開示は、特定の実施形態の参照を含んでいたが、当業者は、主題の開示の精神及び範囲から逸脱せずにこれに対する変更及び/または修正がなされ得ることを容易に理解するであろう。
図1
図2
図3
【外国語明細書】