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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024055920
(43)【公開日】2024-04-19
(54)【発明の名称】プロジェクタホルダ
(51)【国際特許分類】
   G03B 21/14 20060101AFI20240412BHJP
   H04N 5/74 20060101ALI20240412BHJP
【FI】
G03B21/14 E
H04N5/74 E
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024026580
(22)【出願日】2024-02-26
(62)【分割の表示】P 2022153881の分割
【原出願日】2017-06-15
(31)【優先権主張番号】62/351,527
(32)【優先日】2016-06-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】15/376,518
(32)【優先日】2016-12-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】517206502
【氏名又は名称】ミモノ エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】ロッセル,ジョセフ,クリスチャン
(57)【要約】
【課題】プロジェクタスタンドとしても使用することができるプロジェクタホルダを提供する。
【解決手段】本体(102)と、少なくとも部分的に本体(102)内に配置されたプロジェクタであって、可視光を表面に投影するために使用可能であるプロジェクタと、を含む装置(100)であって、本体(102)は、物体の外側に装置を取り付けるか又は装置を配置するために第1構成から第2構成に操作及び変形されるように構成された1つ又は複数の柔軟な付属物(104)を含む装置(100)、及び対応する製造方法。ある実施形態では、本体(102)は動物の形状に形成される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、
前記本体内に少なくとも部分的に配置されたプロジェクタであって、可視光を表面に投影するために使用可能であるプロジェクタと、を含む装置であって、
前記本体は、物体の外側に前記装置を取り付けるか又は前記装置を配置するために第1構成から第2構成に操作及び変形されるように構成された1つ又は複数の柔軟な付属物を含む、装置。
【請求項2】
前記1つ又は複数の柔軟な付属物が曲折、ねじれ、巻き付き、湾曲及び直線化のうちの1つ又は複数を介して操作されるように適合される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記第1構成が前記第2構成と異なる、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記本体がシリコーン及びゴム材料の少なくとも一方から形成される、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記装置が前記本体内に配置された1つ又は複数の銅線を含み、前記1つ又は複数の銅線がヒートシンクである、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
より多くの銅線上の前記1つが前記プロジェクタの周囲に及び前記1つ又は複数の付属物の中に延びる、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記本体が動物の形状で形成される、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記動物がサル、キリン、トラ、ライオン、恐竜、魚及びタコのうちの少なくとも1つである、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記本体が、防水性又は耐水性の材料から、或いは防水性又は耐水性になるように処理された材料から形成される、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記本体が耐衝撃性の材料から形成される、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記プロジェクタに電力を供給するためのバッテリをさらに含む、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記バッテリが充電可能である、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記装置が、前記装置を1つ又は複数の周辺機器に接続するための1つ又は複数のポートを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項14】
前記1つ又は複数の周辺機器がバッテリチャージャ、スマートデバイス及びコンピュータのうちの1つを含む、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記装置を前記1つ又は複数の周辺機器に接続するためのケーブルをさらに含む、請求項13に記載の装置。
【請求項16】
前記装置が、前記プロジェクタの動作を制御するための1つ又は複数のボタンを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項17】
前記1つ又は複数のボタンが電源ボタン、キーストン調整ボタン及び回転画像ボタンのうちの1つを含む、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記装置に画像を供給するように構成された周辺機器と組み合わせた請求項1に記載の装置であって、前記装置が有線及び無線接続の少なくとも一方を介して前記周辺機器に接続される装置。
【請求項19】
前記無線接続がBluetooth接続を含む、請求項18に記載の組み合わせ。
【請求項20】
装置を製造する方法であって、
1つ又は複数の柔軟な付属物を有する本体と、前記本体内に少なくとも部分的に配置されたプロジェクタと、を有する装置を形成することを含み、前記1つ又は複数の柔軟な付属物は、物体の外側に前記装置を配置するか又は前記装置を取り付けるために第1構成から第2構成に操作及び変形されるように構成される、方法。
【請求項21】
前記装置を形成することが、プロジェクタを型の中に配置することと、前記1つ又は複数の柔軟な付属物を備えた前記本体を形成するために柔軟な材料を前記型の中に及び前記プロジェクタの周囲に流し込むことと、を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記柔軟な材料を前記型の中に流し込むことが、シリコーン及びゴム材料のうちの少なくとも一方を前記型の中に流し込むことを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記装置を形成することが、1つ又は複数の柔軟な付属物と、開口とを備えた前記本体を形成するために型の中に柔軟な材料を流し込むことを含み、前記柔軟な材料が硬化されると前記開口に前記プロジェクタが挿入される、請求項20に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、“PROJECTOR HOLDER”と題され2016年12月12日に出願された米国特許出願第15/376,518号に基づく優先権を主張するものであり、前出の特許出願は、米国特許法第119条(e)のもと、“PROJECTOR HOLDER”と題され2016年6月17日に出願された米国仮特許出願第62/351,527号に基づく優先権を主張するものである。上に挙げた文献のそれぞれの全体は参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
開示される実施形態は、概してプロジェクタホルダに関し、詳細には、プロジェクタスタンドとしても使用することができるプロジェクタホルダに関する。
【背景技術】
【0003】
典型的に、保護用プロジェクタホルダは、プロジェクタを損傷から保護するために、発泡体などのパッドを有するバッグ又は剛性ケースを含む。典型的なプロジェクタスタンドは、投影される画像を所望の高さで表示するためにプロジェクタを方向付けるべく使用される三脚又は他のプラットフォームを含む。プロジェクタは内蔵型スタンドを有する場合もある。
【発明の概要】
【0004】
一態様によれば、装置は、本体と、本体内に少なくとも部分的に配置されたプロジェクタと、を含み、プロジェクタは、可視光を表面に投影するために使用可能である。本体は、物体の外側に装置を取り付けるか又は装置を配置するために、第1構成から第2構成に操作及び変形されるように構成された1つ又は複数の柔軟な付属物を含む。
【0005】
別の態様によれば、装置を製造する方法は、1つ又は複数の柔軟な付属物を有する本体と、本体内に少なくとも部分的に配置されたプロジェクタとを有する装置を形成することを含む。1つ又は複数の柔軟な付属物は、物体の外側に装置を配置するか又は装置を取り付けるために、第1構成から第2構成に操作及び変形されるように構成される。
【0006】
本開示はこの点に関して限定されないので、前述の概念、及び後述の追加の概念は、任意の適切な組み合わせで構成され得ることを理解されたい。
【0007】
本教示の前述の及び他の態様、実施形態、及び特徴は、添付の図面と組み合わせた以下の記載からより完全に理解することができる。
【0008】
添付の図面は一定の縮尺で描かれることを意図していない。図面中、様々な図に示されているそれぞれの同一又はほぼ同一の構成要素は、同様の数字で表されている。明確にするために、全ての構成要素が全ての図面で標識付けされ得るというわけではない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】一実施形態によるプロジェクタホルダの斜視図である。
図2】別の実施形態によるプロジェクタホルダの正面図である。
図3】一実施形態による物体の外側に配置されたプロジェクタホルダの側面図である。
図4】別の実施形態による物体の外側に取り付けられたプロジェクタホルダの斜視図である。
図5図1のプロジェクタホルダの上面図である。
図6図1のプロジェクタホルダの正面図である。
図7図1のプロジェクタホルダの後面図である。
図8】一実施形態によるバッテリチャージャに接続されたプロジェクタホルダを示す。
図9】一実施形態によるプロジェクタの電気部品の例示的な配置である。
図10】プロジェクタホルダを使用する例示的な方法のフローチャートである。
図11】プロジェクタホルダを製造する例示的な方法のフローチャートである。
図12】プロジェクタホルダを製造する例示的な方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
知られているように、プロジェクタホルダは通常、プロジェクタを損傷から保護するために、発泡体などのパッドの中にプロジェクタを保持する保護バッグ又は剛性ケースを含む。そのようなホルダは典型的にかさばり、プロジェクタスタンドとしては使用されることができない。そのため、プロジェクタは、ホルダから取り出され、スタンド又は表面の上に配置され、1人又は複数の人々が画像を見ることを可能にする所望の高さで壁又はスクリーンなどの表面上に可視光が投射されるように方向付けられなければならない。例えば、プロジェクタは、ホルダから取り出され、テーブルの上に置かれ、可視光がテーブルより上の高さの壁に投影されるようにプロジェクタの前面が持ち上げられ得る。このような実施形態では、プロジェクタはもはや保護ホルダに収容されていないので、プロジェクタは使用中に損傷を受ける可能性がある。例えば、子供が誤ってプロジェクタを床に叩き落とした場合、プロジェクタが破損する可能性がある。液体がプロジェクタの上にこぼれた場合もプロジェクタが損傷する可能性がある。
【0011】
可視光が所望の高さで表面に投影されるようにプロジェクタを方向付けるための様々な道具が知られている。例えば、プロジェクタの中には内蔵型のスタンドを有するものがあり、内蔵型のスタンドは、典型的にはプロジェクタの底部から伸びることができる1つ又は複数の足を含む。プロジェクタはまた、プロジェクタを方向付けるために、プロジェクタ、又は少なくともプロジェクタの前面を表面(例えば、テーブル又は地面)から持ち上げる様々なフレーム、三脚又は他のプラットフォームによって支持されてもよい。プロジェクタは、適切なマウントを使用して壁又は天井に取り付けることもできる。しかしながら、そのような既知の道具は、プロジェクタを平坦な表面上に、そして電源コンセントの近くに配置することに限定されている。さらに、それぞれのマウントを用いて天井及び/又は壁に固定されたプロジェクタはより永久的にそのようにされ、プロジェクタは、修理又は交換のためにのみ取り外し可能である。
【0012】
出願人は、保護ハウジングと、光を表面に向かって投影するようにプロジェクタを方向付けるための器具との両方として機能するプロジェクタホルダを提供することによって、様々な利点が実現され得ることを認識した。そのために、本明細書に開示される実施形態は、プロジェクタが少なくとも部分的に配置される本体を有するホルダを含む。ある実施形態では、ホルダは耐衝撃性のある材料から形成される。ホルダは、防水性又は耐水性である材料、又は防水性又は耐水性であるように処理されている材料から形成されてもよい。出願人はまた、電源コンセントによって電力を供給される必要がないホルダを提供することによって利点が実現され得ることを認識している。例えば、ホルダは、ある実施形態において、(例えば、バッテリパック及び/又は電源コンセントを介して)充電可能であり得る電源(例えば、バッテリ)を含み得る。
【0013】
出願人はまた、その物体が平らであるか及び/又は実質的に水平に方向付けられているかにかかわらず、任意の物体の外側に配置する、取り付ける、跨がせる、固定する又は他の方法で位置付けることができるプロジェクタホルダを提供することによって利点が実現され得ることを認識した。その目的のために、本明細書に開示される実施形態は、1つ又は複数の柔軟な付属品であって、物体の外側にホルダを配置する、ホルダを取り付ける又は他の方法でホルダを位置付けるために付属物を操作することによって(例えば、曲折、カーリング、ねじれ、直線化等によって)変形されるように配置された付属物を有する本体を備えるプロジェクタホルダを含む。そのような実施形態では、1つ又は複数の付属物は、ホルダを物体上に位置決めするために、第1構成から異なる第2構成に変形することができる。例えば、付属物は、ホルダを物体上に位置決めするために、真っ直ぐな構成から(例えば、曲げることによって)曲がった構成に変形することができる。理解されるように、全ての付属物は、ホルダを物体上に位置付けるために同じ第2構成に変形される必要はない。例えば、表面に光を投影するように物体上にホルダを位置決めするために、第1付属物は曲げられた構成に変形されてもよく、第2付属物はねじれた構成に変形されてもよく、第3付属物は全く変形されなくてもよい。
【0014】
そのような実施形態では、付属物は、付属物がひび割れすることも他の方法で壊れることもなく変形され得るように十分に可撓性である柔軟な材料から形成され得る。付属物を形成するために使用される材料はまた、付属物が操作されない限り及び付属物が操作されるまで付属物が第1構成及び/又は第2構成を維持するように十分な形状保持性であり得る。
【0015】
理解されるように、物体の形状又は電源コンセントへの近接度に関係なく、ホルダを任意の物体の上に配置、取り付け、又は他の方法で位置決めすることを可能にすることによって、及び、ホルダを耐衝撃性、防水性及び/又は耐水性にすることを可能にすることによって、本発明のある実施形態は、あらゆる環境又は状況において、屋内及び屋外の両方で、及び子供などのあらゆるユーザによって使用することができるホルダを提供することができる。例えば、ホルダを本棚に置いて、10代の寝室の壁に画像を表示することができる。また、プロジェクタが落下した場合に又は突然雨が降り始めた場合にプロジェクタが損傷し得ることを心配せずに、ホルダは、木の側面に画像を表示するために、折りたたみ椅子又は木の枝に取り付けられた状態でキャンプ場で使用することもできる。
【0016】
本明細書の目的のために、ホルダを物体の外側に取り付けることは、柔軟な付属物が、物体の外側に対してホルダを保持する第2構成に操作され変形されることを意味し得る。例えば、付属物は、ホルダが物体の外側からぶら下がる、及び/又は物体の外側につかまるように、湾曲した又はねじれた構成に操作され変形されてもよい。理解されるように、ホルダは、物体の外側に取り外し可能に取り付けることができる。例えば、ホルダはプロジェクタが表面に画像を表示するために使用される間椅子のアームの外側に取り付けられ、その後保管のために椅子のアームから取り外されてもよい。
【0017】
本明細書における目的のために、ホルダを物体の外側に配置することは、1つ又は複数の柔軟な付属物が第2構成に操作され変形されて物体上に配置されることを意味し得る。例えば、テーブル上に配置するために、1つ又は複数の後部付属物を操作して曲がった構成に変形させることができ、もう1つの前部付属物を真っ直ぐな構成に操作することができる。理解されるように、1つ又は複数の付属物は、ホルダを表面に配置する前に操作され変形される必要はない。例えば、付属物が既に真っ直ぐな構成になっている実施形態では、ホルダは単にテーブルの上に置かれてもよい。
【0018】
ここで図を参照すると、図1は、本出願の一態様によるプロジェクタホルダ100を示す。この図に示すように、プロジェクタホルダ100は、胴体103を有する本体102と、胴体103から外向きに延びる付属物104と、を含む。この図に示すように、ホルダ100は、5つの付属物104を含むことができるが、ホルダはより多い又は少ない付属物を含むことができる。例えば、ホルダ100は、他の実施形態では、1つ、2つ、3つ、又はそれ以上の付属物を含み得る。
【0019】
付属物は、胴体103の1つ又は複数の面又は他の部分から外向きに延びることができる。例えば、図1に示すように、付属物は胴体103の頂部及び底部から外向きに延びることができる。他の実施形態では、付属物は、胴体の頂部のみ、底部のみ、又は他の面の1つ又は複数から(例えば、胴体の右面又は右面と左面)から外向きに延びてもよい。付属物はまた、胴体の縁部及び/又は角部から延びてもよい。
【0020】
理解されるように、任意の適切な数の付属物が、胴体の所与の面又は他の部分から外向きに延びてもよい。例えば、ある実施形態では、図1に示されるように、1つの付属物104のみが胴体103のある面から(例えば、胴体の頂部から)延びることができる。他の実施形態では、2つ以上の付属物が胴体のある面から外向きに延びてもよい。例えば、図1において、4つの付属物が胴体の底部から外向きに延びている。さらに理解されるように、各胴部面又は他の部分から外向きに延びる付属物の数は同じでもよいが、外向きに延びる付属物の数は異なってもよい。
【0021】
付属物はまた、胴体の面又は他の部分の任意の適切な位置に配置されてもよい。例えば、図1に示すように、付属物は胴体の底部及び頂部の周囲に配置されてもよい。他の実施形態では、付属物は面のうちの1つの中央に配置されてもよい。
【0022】
ある実施形態では、図1に示されるように、付属物104は胴体103と一体的に形成されてもよい。他の実施形態では、1つ又は複数の付属物は胴体に取り外し可能に取り付けられてもよい。理解されるように、全ての付属物が胴体に取り外し可能に取り付けられる必要はなく、胴体と一体的に形成される必要もない。例えば、胴体は、4つの一体的に形成された付属物と一体的に形成されてもよく、及び胴体に取り外し可能に取り付け可能な第5付属物。
【0023】
ある実施形態において、付属物104のうちの1つ又は複数は、付属物を操作することによって(例えば、曲げる、ねじる、湾曲させる、真っ直ぐにすること等によって)付属物を変形させるのに十分に柔軟な材料から形成される。材料はまた、付属物が操作されない限り及び付属物が操作されるまで付属物が第1構成及び第2構成を維持するように、十分に形状保持性であってもよい。ある実施形態において、付属物は、図1に示されるように、柔軟な第2材料で被覆された柔軟なワイヤ111などの柔軟な金属から形成される。例えば、付属物は、シリコーン又はゴム材料で被覆される銅線から形成されてもよい。ある実施形態では、ワイヤ111は、胴体103から付属物104の端部まで延びることができる。ワイヤ111は、任意の適切な直径、例えば、直径約1mm~3mm、又は直径約2mmを有することができる。
【0024】
理解されるように、付属物は他の柔軟な第2材料で被覆された他の柔軟な金属(例えば、ワイヤ)から形成されてもよい。さらに理解されるように、付属物は被覆ワイヤから形成される必要がある。例えば、付属物は、形状保持プラスチックなどの他の柔軟な材料又は材料の組み合わせから形成されてもよい。
【0025】
本体102の付属物104の全てが柔軟である必要はない。例えば、5つの付属物を有する実施形態では、4つの付属物のみが柔軟であり得る。他の実施形態では5つの付属物の全てが柔軟であり得る。さらに理解されるように、各付属物104の全長が柔軟である必要はない。例えば、ある実施形態では、付属物の半分、例えば、付属物の最も外側の部分のみが柔軟であり得るが、付属物全体が柔軟であってもよい。さらに、胴体部分は柔軟な材料から形成されてもよいが、柔軟ではない材料から形成されてもよい。
【0026】
理解されるように、図1は、最初に操作によって付属物を変形させることなく、ホルダ100が表面110などの物体の外側に配置された例を示し得る。例えば、図1の付属物は、真っ直ぐな構成であってもよく、したがって、単に表面110上に配置されていてもよい。図1はまた、4つの全ての付属物104が表面上に配置される前に操作されて真っ直ぐな構成に変形されている例を示し得る。
【0027】
ある実施形態において、全ての付属物が表面110上にホルダを配置する前に操作及び変形されるわけではない。ある実施形態において、全ての付属物が同じ第2構成に操作及び変形されるわけではない。例えば、図3に示すように、後部付属物が(例えば、真っ直ぐな構成から)曲がった構成に操作され変形されている一方で前部付属物は真っ直ぐな構成にある。理解されるように、そのような例では、図3の前部付属物104aは、(例えば、曲がった構成から)真っ直ぐな構成に操作され変形されたかもしれないが、それらはまた、既に真っ直ぐな構成であった可能性があるので、最初に操作されなかった。いったんホルダが表面110上に置かれると、可視光112が表面110より上の所望の高さに投影され得るようにホルダ100の前面は持ち上げられる。
【0028】
さらに別の実施形態では、付属物はホルダを表面の外側に取り付けるように操作され変形され得る。すなわち、付属物は、ホルダ100を物体に対して保持するように第2構成に変形され得る。例えば、図4に示すように、付属物104は、付属物が椅子のアーム114の周りに巻き付けられ、ホルダの底部が椅子のアームの上面に対して保持されるように操作され変形されている。図4の付属物104の全てがホルダを椅子のアームに対して保持するために操作され変形されているが、他の実施形態では、付属物の全てが使用される必要はない。例えば、一実施形態では、ホルダを椅子のアームに保持するために2つの付属物のみを使用することができる。
【0029】
図4の付属物は、ホルダが(例えば、胴体の底部が物体の上面に隣接した状態で)直立位置にあるように操作され変形されているが、ホルダ100は他の位置で物体の外側に取り付けることもできる。例えば、ホルダは、プロジェクタの底部が物体の底部に隣接した状態で逆さまの位置に取り付けることができる。ホルダはまた、プロジェクタの底部が物体のある面に隣接した状態で胴体が垂直に位置付けられるように取り付けられてもよい。
【0030】
図1に戻ると、ある実施形態では、プロジェクタ106は、本体102の胴体103内など、ホルダ100の本体102内に配置することができる。ある実施形態では、示されるように、プロジェクタ104は本体102内に完全に配置される。他の実施形態では、プロジェクトは本体内に部分的にのみ配置されてもよい。例えば、プロジェクタ106の前面(例えば、レンズを有するプロジェクタの面)は、少なくとも部分的に本体102の外側に延在してもよい。
【0031】
本明細書の目的のために、プロジェクタは、画像などの可視光を表面に投影する装置を含む。ある実施形態では、プロジェクタはレンズを介して可視光線を投影することができる。プロジェクタはレーザを介して画像を投影することもできる。理解されるように、プロジェクタは任意の適切なサイズを有してもよい。例えば、プロジェクタは、小型プロジェクタ又はフルサイズプロジェクタであり得る。プロジェクタは、表面に画像を投影するように構成されているスマートフォンなどのスマートデバイスを含むこともできる。プロジェクタは、二次元画像及び/又は三次元画像を表示することができる。プロジェクタはホログラフィック画像を表示することもできる。さらに理解されるように、画像はプレゼンテーションのスライドなどの静止フレームであってもよいし、動画であってもよい。
【0032】
ある実施形態では、本体とプロジェクタが単一の一体型デバイスを形成するように、プロジェクタは本体と、例えば、胴体103及び付属物104の両方と一体に形成することができる。理解されるように、1つ又は複数の付属物が取り外し可能である実施形態では、プロジェクタは、胴体のみと一体的に形成されてもよい、又は胴体及び1つ又は複数の付属物と一体的に形成されてもよく、この際、1つ又は複数の付属物は同じく取り外し可能に取り付け可能である。
【0033】
他の実施形態では、プロジェクタ106は本体102に取り外し可能に取り付けられてもよい。図2に示すように、本体102は、プロジェクタ104を挿入することができる開口108を含むことができる。他の実施形態と同様に、プロジェクタ106は、開口108内に完全に配置されてもよく、又は開口内に部分的にのみ配置されてもよい。理解されるように、プロジェクタ108は、プロジェクタが使用されている間だけ開口108に挿入され、その後取り外されてもよい。プロジェクタ106はまた、使用のために開口108内に挿入され、保管のために開口108内に留まることができる。
【0034】
図1に戻ると、ホルダは、ユーザがプロジェクタを操作することを可能にするための1つ又は複数のボタンを含み得る。ある実施形態では、ホルダ上のボタンはプロジェクタ上のボタンである。例えば、ホルダは、ユーザがそれを通してプロジェクタ上のボタンにアクセスすることができる1つ又は複数の開口を含むことができる。プロジェクタとホルダとが一体的に形成されている1つのそのような例では、プロジェクタのボタンが配置されている場所を除いて、ホルダを形成するのに使用される材料(例えば、シリコーン又はゴム材料)でプロジェクタを覆うことができる。他の実施形態では、ホルダは、プロジェクタ上のボタンに対応し且つそれと相互作用するボタンを含み得る。例えば、ホルダは、ユーザがホルダボタンを押すとプロジェクタボタンを起動する(例えば、プロジェクタボタンを押す)シリコーン又はゴム製のボタンを含むことができる。
【0035】
ある実施形態では、図1及び図5に示されるように、ホルダは、ユーザがプロジェクタをオン及びオフにすることを可能にするための電源ボタン116を含み得る。ある実施形態において、ホルダ100はまた、ユーザが投影されている画像の向きを回転させることを可能にする回転画像ボタン118を含み得る。例えば、ユーザがホルダを逆さまの位置で物体に取り付ける実施形態では、ユーザは、画像が所望の向き(例えば、右側を上にして)で表示されるまで回転画像ボタンを押すことができる。理解されるように、電源ボタン及び回転画像ボタンの両方がホルダの上面に示されているが、他の実施形態では、これらのボタンはホルダの別の適切な面又は部分に位置付けられてもよい。
【0036】
ある実施形態では、図6に示されるように、ホルダは、キーストン補正ボタン120を有し得る。そのような実施形態では、キーストン補正ボタンは、投影された画像をそれが長方形に見えるようにゆがめるために使用され得る。このような調整は、画像が投影されている表面の水平中心線に対してプロジェクタが垂直に配置されていないときに実行され得る。ある実施形態では、図6に示されるように、キーストン調整ボタン120は本体102の前面に配置されてもよい。例えば、キーストン調整ボタン120は、それを通して画像が表面124に表示される(図4参照)レンズ/レーザプロジェクタアイ122の隣に配置されてもよい。理解されるように、キーストン調整ボタン122は他の実施形態ではホルダの別の適切な面に配置されてもよい。
【0037】
次に図7を参照する。図7は、一実施形態によるプロジェクタホルダの背面を示す。この図に示されるように、プロジェクタホルダは、周辺機器をホルダ(及びプロジェクタ)に接続するための1つ又は複数のポートを含み得る。ボタンと同様に、ホルダポートもプロジェクタのポートとすることができるが、ホルダポートもプロジェクタのポートに対応して相互作用する別々のポートとすることができる。ある実施形態では、プロジェクタホルダは、プロジェクタをスマートデバイス(例えば、スマートフォン又は電子書籍リーダ)、コンピュータ及び/又はバッテリチャージャ(例えば、バッテリパック又は電源アダプタ)などの周辺機器に接続するためのUSBポート126及び/又はライトニングケーブルポート128を含むことができる。例えば、図4は、USBポート126に接続されたUSBケーブル125を介してスマートフォン130に接続されているプロジェクタホルダ100を示している。別の例として、図8は、プロジェクタを充電するためにUSBケーブル125及びUSBポート126を介してバッテリパック132に接続されたプロジェクタホルダ100を示す。理解されるように、USBポート及びライトニングケーブルポートだけが図7に示されているが、ホルダはプロジェクタを周辺機器に接続するのに適した他のポートを含むことができる。ホルダはまた、現在知られているか又は将来開発される通信プロトコルをサポートするための他のポートを含み得る。他の実施形態と同様に、ポートはプロジェクタホルダの背面に示されているが、ポートはプロジェクタの任意の適切な面に配置されてもよい。
【0038】
プロジェクタホルダ100は、周辺機器をプロジェクタホルダ(及びプロジェクタ)に有線接続するための1つ又は複数のポートを備えて示されているが、周辺機器はホルダに無線接続することもできることは理解されよう。例えば、1つ又は複数の周辺機器をBluetooth(登録商標)又は他の適切な無線接続(Wi-Fi(登録商標)又はLi-Fi接続など)を介してホルダ(及びプロジェクタ)に接続することができる。
【0039】
理解されるように、プロジェクタホルダ100は、プロジェクタを操作するための他の適切なボタン及び/又はポートを含み得る。例えば、ホルダは、ユーザがプロジェクタの明るさ及び/又は彩度を調整することを可能にするボタンを含み得る。ホルダはまた、状態(例えば、プロジェクタの又は環境の)を感知し、プロジェクタを動作させるためにデータをホルダ(及びプロジェクタ)に送り返す1つ又は複数のセンサを含み得る。例えば、プロジェクタホルダ100は、周囲光の状態を検出することができる周囲光センサ(図示せず)を含むことができる。そのような例では、プロジェクタは、感知された周囲光に応答して画像の明るさ及び/又は彩度を自動的に調整するように構成されてもよい。
【0040】
次に図9を参照する。図9は、プロジェクタの内部に収容され得る電気部品の例示的配置を示す。理解されるように、部品は、図9に示される順序どおりでなく、任意の順序で配置されてもよい。さらに理解されるように、プロジェクタは、他の実施形態において追加の又は代替の部品を含み得る。
【0041】
ある実施形態では、図9に示すように、プロジェクタは、プロジェクタアイ/レンズ122を介して可視光を投影する投影ユニット134を含むことができる。プロジェクタはまた、モデム136、バッテリ138、及び1つ又は複数の周辺機器と接続するための1つ又は複数のポート140(例えば、USBポート)を含むことができる。ある実施形態において、モデム126は、送信のための情報(例えば、デジタル情報)を受信し変調するように構成される。
【0042】
ある実施形態では、バッテリ138は、約1時間~約4時間の間プロジェクタ105に電力を供給するように構成することができる。例えば、バッテリ138はプロジェクタを約1.5時間動作させることを可能にし得る。理解されるように、バッテリは、使い捨てであり得るか、又は再利用可能であり得る。バッテリが再利用可能である実施形態では、バッテリは、ホルダをバッテリパック(例えば、図8参照)又は電源アダプタに差し込むことによって充電されてもよく、電源アダプタはその後電源コンセントに差し込まれる。そのような実施形態では、ホルダ100は、USBケーブル又はライトニングケーブル及びそれぞれのポート126、128のうちの1つを介してバッテリチャージャに接続され得る。充電式バッテリはまた、バッテリパック132との接触又は近接により充電され得る。例えば、バッテリパックは(例えば、バッテリパック上の1つ又は複数の柔軟な付属物を介して)ホルダに取り付けることができる。
【0043】
ある実施形態では、本体は、耐水性又は防水性材料、又はプロジェクタを保護するために耐水性又は防水性になるように処理された材料を含む。例えば、一実施形態では、本体は、シリコーン、ゴム、PVC、又はワックスから、或いはPVC、ポリウレタン、ゴム、シリコーンエラストマー、フルオロポリマー及び/又はワックスで処理(例えば、積層又はコーティング)された材料から形成されてもよい。他の防水性又は耐水性材料及び/又は処理を使用することもできる。
【0044】
ある実施形態において、ホルダは耐衝撃性であるように構成される。例えば、本体は、ホルダを落とした場合にプロジェクタを損傷から保護する材料から形成することができる。理解されるように、ある実施形態では、胴体のみが耐衝撃性材料から形成され、他の実施形態では、胴体及び付属物が耐衝撃性材料から形成される。耐衝撃性のあるいくつかの材料は、シリコーン、ゴム、EVA、発泡体、又は他の適切な材料を含む。
【0045】
ある実施形態では、胴体103及び付属物104は、同じ材料又は材料の組み合わせから形成される。例えば、付属物104と胴体103の両方を柔軟で耐衝撃性のある材料から形成することができる。例えば、付属物及び胴体は両方とも、シリコーン又はゴム材料から形成されてもよい。他の実施形態では、付属物は胴体とは異なる材料で形成される。例えば、付属物は柔軟な(そして場合によっては耐衝撃性のある)材料から形成され、一方胴体は耐衝撃性があるだけの材料から形成される。
【0046】
ある実施形態では、ホルダはヒートシンクとして機能し、プロジェクタによって発生した熱を放散するように構成される。ある実施形態では、例えば、熱を放散させるために、1つ又は複数のワイヤ11(例えば、銅線)がプロジェクタの周囲及び/又は付属物の中に延在する。例えば、図1を参照のこと。図1では、ワイヤ111はプロジェクタの周囲及び各付属物の中に延びた状態で示されている。理解されるように、他の種類の金属(例えば、ワイヤ)、又は他の適切なヒートシンクを本体内に配置することができる。
【0047】
ある実施形態において、ホルダは動物の形状に形成され得る。そのような実施形態では、付属物は動物の肢又は他の末端に対応し得る。例えば、図1に示すように、本体102は、4本の肢(例えば、腕及び脚)及び尾を有するサルの形状であり得る。理解されるように、本体102は、キリン、ライオン、トラ、クマ、恐竜、トカゲ、魚、タコ、又は他の野生動物若しくは家畜などの他の動物の形状にも形成され得る。図1には示されていないが、本体はまた、動物の頭部(例えば、サルの頭部)に対応する付属物を含み得る。
【0048】
理解されるように、ホルダは任意の適切な色又は色の組み合わせであり得る。ある実施形態では、色又は色の組み合わせは本体の動物の形状に対応する。例えば、本体がサルの形状である実施形態では、本体は茶色であり得る。
【0049】
ある実施形態では、ホルダの外側はまた、ホルダの動物の形状に対応する1つ又は複数の装飾的特徴を含む。例えば、付属物は手及び足を有し得る。別の例では、動物がサルである場合、手の一方がバナナを握っていてもよい。
【0050】
別の実施形態によれば、ホルダは表面上に画像を表示するために使用されるキットの一部である。そのような実施形態では、キットは、埋め込み型プロジェクタを有するホルダと、USB及び/又はライトニングケーブルと、を含み得る。理解されるように、ケーブルは任意の適切な長さであり得る。例えば、ケーブルの長さは3~12フィートであり得る。例えば、ケーブルの長さは7フィートであり得る。ある実施形態において、キットはまた、図8に示されるバッテリパックなどのバッテリチャージャ又は電源アダプタを含み得る。
【0051】
別の実施形態によれば、図10に示すように、表面上に画像を表示するためにホルダを物体上に配置するか又は取り付ける方法200が開示されている。ある実施形態では、この方法は、1つ又は複数の付属物を操作及び変形すること250と、ホルダを物体上に配置すること252とを含む。理解されるように、ホルダは、付属物を最初に操作及び変形することなく物体上に配置されてもよい252。他の実施形態では、方法は、ホルダを物体に取り付けるために(例えば、物体の外側に対してホルダを保持するために)1つ又は複数の付属物を操作及び変形すること254を含む。そのような実施形態では、1つ又は複数の付属物を操作することは、付属物を第1構成から異なる第2構成に変形させるために付属物を真っ直ぐにする、曲げる、湾曲させる、ねじる、又は他の方法で移動することのうちの1つを含む。理解されるように、各付属物は異なる方法で操作され変形されてもよく、異なる第2構成を有してもよい。例えば、ある付属物が曲げられ得る一方で別の付属物は真っ直ぐにされる。
【0052】
いったんホルダが物体に取り付けられるか又は物体上に配置されると、方法は、有線又は無線接続を介して周辺機器(例えば、スマートフォン)を接続すること256、及び電源ボタンを押してプロジェクタをオンにすること258を含み得る。理解されるように、他の実施形態では、プロジェクタはリモートコントロールを介してオンにされてもよい。方法はまた、プロジェクタを調整するために1つ又は複数のホルダボタンを押すこと260を含み得る。例えば、方法は、画像を調整するためにキーストン調整ボタンを押すこと、及び/又は画像が直立した向きに置かれるように画像を回転するべく回転画像ボタンを押すことを含み得る。
【0053】
別の実施形態によれば、ホルダを製造する方法300が開示されている。ある実施形態では、図11に示すように、この方法は、1つ又は複数の柔軟な付属物362と、プロジェクタを挿入することができる開口と、を有する本体を形成することを含む。理解されるように、プロジェクタは、製造中及び/又はその後ユーザ364によって開口に挿入することができる364。このような実施形態では、本体はシリコーン又はゴム材料を型に流し込むことによって形成することができる。他の実施形態では、図12に示すように(ここではプロジェクタはホルダと一体的に形成されている)、方法は、1つ又は複数の柔軟な付属物と、本体内に少なくとも部分的に配置されたプロジェクタと、を有する本体を形成すること366を含む。ある実施形態では、この方法は、プロジェクタを型の中に配置することと、シリコーン又はゴム材料を型内及びプロジェクタの周囲に流し込むこととを含む。他の実施形態では、方法は、1つ又は複数の柔軟な付属物を有する本体が形成されるまで、浸漬すること又は他の方法でプロジェクタの外側にシリコーン又はゴム材料を(例えば、層ごとに堆積することによって)塗布することを含み得る。
【0054】
ある実施形態では、方法は、シリコーン又はゴム材料を塗布する前に、プロジェクタの周りに、及びある実施形態ではプロジェクタから1つ又は複数の付属物まで外向きに1つ又は複数の銅線を巻き付けることを含み得る。理解されるように、ある実施形態では、銅線は1つ又は複数の付属物の内部構造を画定するために使用され得る一方、プロジェクタは、胴体の内部を画定するために使用され得る。
【0055】
本教示を様々な実施形態及び実施例と併せて記載してきたが、本教示がそのような実施形態又は実施例に限定されることは意図しない。それどころか、本教示は、当業者には理解されるように、様々な代替形態、修正形態、及び均等物を包含する。したがって、前述の記載及び図面は例にすぎない。
【0056】
本発明の様々な態様は、単独で、組み合わせて、又は前述の実施形態で具体的に考察されていない様々な構成で使用することができ、したがってその使用において前述の又は図面に示される構成要素の詳細及び構成に限定されない。例えば、一実施形態に記載の態様は、他の実施形態に記載の態様と任意の方法で組み合わせることができる。
【0057】
また、本発明は方法として具現化することができ、その例が提供された。方法の一部として実行される行為は、任意の適切な方法で順序付けられてもよい。したがって、例示的な実施形態において連続的な行為として示されているとしても、いくつかの行為を同時に実行することを含み得る、示されているのとは異なる順序で行為が実行される実施形態が構成されてもよい。
【0058】
クレーム要素を部分的に変更するクレーム中の「第1」、「第2」、「第3」等などの序数用語の使用は、それ自体では、あるクレーム要素の別のクレーム要素を上回る優先度、優先順位、若しくは順序、又は方法の行為が実行される時間的順番を含意せず、クレーム要素を区別するために、ある名前を持つ1つのクレーム要素を、(序数用語の使用を除いて)同じ名前を持つ別の要素と区別するための単なる標示として使用される。
【0059】
また、本明細書で使用されている表現及び用語は説明を目的としており、限定と見なされるべきではない。本明細書における「含む(including)」、「含む(comprising)」、又は「有する(having)」、「含有する(containing)」、「伴う(involving)」、及びそれらの変形の使用は、その後に列挙される項目及びその均等物、並びに追加の項目を包含することを意味する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2024-03-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、
前記本体内に少なくとも部分的に配置されたプロジェクタであって、可視光を投影するように構成されたプロジェクタと、を含む装置であって、
前記本体は、複数の付属物を含み、前記複数の付属物は、
前記プロジェクタが特定の向きを有する画像を画定する可視光を投影するときに、前記本体が物体の上に立つことを可能にするように構成された第1の1つ又は複数の付属物と、
前記プロジェクタが前記特定の向きを有する画像を画定する可視光を投影するときに、前記本体が物体からぶら下がることを可能にするように構成された第2の1つまたは複数の付属物と、を含む、
装置
【請求項2】
前記第1の1つまたは複数の付属物は、前記プロジェクタが前記特定の向きを有する画像を画定する可視光を投影するときに、前記本体が物体につかまることを可能にするように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記複数の付属物のうちの少なくとも幾つかが柔軟であり、かつ曲折、ねじれ、巻き付き、湾曲及び直線化のうちの1つ又は複数を介して操作されるように適合される、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記本体が動物の形状で形成され、前記第1の1つまたは複数の付属物が前記動物の1つ又は複数の脚に似るように適合され、前記第2の1つまたは複数の付属物が前記動物の尾に似るように適合される、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記本体が、防水性又は耐水性の材料から、或いは防水性又は耐水性になるように処理された材料から形成される、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記本体が耐衝撃性の材料から形成される、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記プロジェクタに電力を供給するためのバッテリを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記バッテリが充電可能である、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記装置が、前記装置を1つ又は複数の周辺機器に接続するための1つ又は複数のポートを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記1つ又は複数の周辺機器がバッテリチャージャ、スマートデバイス及びコンピュータのうちの1つを含む、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記ポートのうちの少なくとも1つは、有線接続を介して、前記装置を前記1つ又は複数の周辺機器に接続するように適合される、請求項9に記載の装置。
【請求項12】
前記ポートのうちの少なくとも1つは、無線接続を介して、前記装置を前記1つ又は複数の周辺機器に接続するように適合される、請求項9に記載の装置。
【請求項13】
前記プロジェクタの動作を制御するための1つ又は複数のボタンを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項14】
前記1つ又は複数のボタンが電源ボタン、キーストン調整ボタン及び回転画像ボタンのうちの1つを含む、請求項13に記載の装置。
【外国語明細書】