(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024055984
(43)【公開日】2024-04-19
(54)【発明の名称】神経栄養剤、アポトーシスシグナリング断片阻害剤(FAS)もしくはFASリガンド(FASL)阻害剤、腫瘍壊死因子α(TNF-α)もしくはTNF受容体阻害剤、ミトコンドリアペプチド、オリゴヌクレオチド、ケモカイン阻害剤、またはシステイン-アスパラギン酸プロテアーゼを含む薬物送達システム
(51)【国際特許分類】
A61K 38/08 20190101AFI20240412BHJP
A61P 27/02 20060101ALI20240412BHJP
A61P 25/00 20060101ALI20240412BHJP
A61K 38/10 20060101ALI20240412BHJP
A61K 31/36 20060101ALI20240412BHJP
A61P 43/00 20060101ALI20240412BHJP
A61K 38/07 20060101ALI20240412BHJP
C07K 7/06 20060101ALN20240412BHJP
C07K 14/48 20060101ALN20240412BHJP
【FI】
A61K38/08
A61P27/02
A61P25/00
A61K38/10
A61K31/36
A61P43/00 121
A61K38/07
C07K7/06 ZNA
C07K14/48
【審査請求】有
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024033016
(22)【出願日】2024-03-05
(62)【分割の表示】P 2023115115の分割
【原出願日】2019-06-18
(31)【優先権主張番号】62/687,173
(32)【優先日】2018-06-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/725,972
(32)【優先日】2018-08-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/747,575
(32)【優先日】2018-10-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/787,873
(32)【優先日】2019-01-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】520502374
【氏名又は名称】セラ セラピューティクス エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【弁理士】
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【弁理士】
【氏名又は名称】桜田 圭
(74)【代理人】
【識別番号】100147924
【弁理士】
【氏名又は名称】美恵 英樹
(72)【発明者】
【氏名】シフマン、レット エム
(72)【発明者】
【氏名】シャイブラー、ルーカス
(57)【要約】
【課題】遺伝性もしくは加齢性脈絡膜、網膜、視神経の疾患、または視神経の変性;耳の障害;神経もしくはCNSの障害;または関連する状態;または脳卒中、心筋梗塞、腎梗塞等の血管もしくは血液循環の閉塞もしくは障害に関連する状態等の病状を治療するための薬物送達システムを提供する。
【解決手段】薬物送達システムは、第1の医薬活性成分(API)および持続送達成分を含む薬物送達システムであって、第1のAPIは、ペプチド配列DGGLを含む毛様体神経栄養因子(CNTF)のペプチド誘導体であり、第1のAPIは、配列番号2で表されるペプチド(ペプチド21:Ac-DGGLAG-NH2)である。当該薬物送達システムは、哺乳類の眼内に注射される。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の医薬活性成分(API)および持続送達成分を含む薬物送達システムであって、前記第1のAPIは、ペプチド配列DGGLを含む毛様体神経栄養因子(CNTF)のペプチド誘導体であり、前記第1のAPIは、配列番号2で表されるペプチド(ペプチド21:Ac-DGGLAG-NH2)であり、前記薬物送達システムは、哺乳類の眼内に注射される、薬物送達システム。
【請求項2】
第2のAPIをさらに含む薬物送達システムであって、前記第2のAPIはアポトーシスシグナリング断片阻害剤もしくはアポトーシスシグナリング断片リガンド阻害剤(FAS/FASL阻害剤)、腫瘍壊死因子-α阻害剤もしくは腫瘍壊死因子-α受容体阻害剤(TNF-α/TNFR阻害剤)、ミトコンドリアペプチド、オリゴヌクレオチド、ケモカイン阻害剤、またはカスパーゼ阻害剤である、請求項1に記載の薬物送達システム。
【請求項3】
前記第1のAPIと前記第2のAPIは互いに共有結合していない、請求項2に記載の薬物送達システム。
【請求項4】
前記第1のAPIが前記第2のAPIと共有結合している、請求項2に記載の薬物送達システム。
【請求項5】
前記第1のAPIが前記持続送達成分と共有結合している、請求項1、2、3、または4に記載の薬物送達システム。
【請求項6】
前記第2のAPIが前記持続送達成分と共有結合している、請求項2、3、または4に記載の薬物送達システム。
【請求項7】
約100μg~約1mgの前記第1のAPIを有し、約100μg~約1mgの前記第2のAPIを有する、請求項2、3、4、または6に記載の薬物送達システム。
【請求項8】
重量が約300μg~約10mgである、請求項1、2、3、4、5、6、または7に記載の薬物送達システム。
【請求項9】
治療を必要とする哺乳類に投与される、遺伝性もしくは加齢性の脈絡膜、網膜、または視神経の障害もしくは変性を含む病状を予防または治療するための、請求項1、2、3、4、5、6、7、または8に記載の薬物送達システム。
【請求項10】
前記病状は、遺伝性または加齢性の脈絡膜の障害または変性である、請求項9に記載の薬物送達システム。
【請求項11】
前記病状は、遺伝性または加齢性の網膜の障害または変性である、請求項9に記載の薬物送達システム。
【請求項12】
前記病状は、遺伝性または加齢性の視神経の障害または変性である、請求項9に記載の薬物送達システム。
【請求項13】
前記第2のAPIは、配列番号5で表されるペプチドを含む化合物である、請求項2に記載の薬物送達システム。
【請求項14】
前記第2のAPIは、配列番号3で表されるペプチドである、請求項2に記載の薬物送達システム。
【請求項15】
前記第2のAPIは、ビシクロールである、請求項2に記載の薬物送達システム。
【請求項16】
前記第2のAPIは、配列番号4で表されるペプチドを含む化合物である、請求項2に記載の薬物送達システム。
【請求項17】
前記哺乳類はヒトである、請求項9~12のいずれか1項に記載の薬物送達システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2018年6月19日に出願された米国仮特許出願番号第62/687,173号、2018年8月31日に出願された米国仮特許出願番号第62/725,972号、2018年10月18日に出願された米国仮特許出願番号第62/747,575号、および2019年1月3日に出願された米国仮特許出願番号第62/787,873号に基づき優先権を主張し、それらの内容全体が参照により本明細書に援用される。2019年6月18日に出願されたPCT/US19/37774もまたその内容全体が参照により本明細書に援用される。
【0002】
(配列表)
本出願には、アスキー形式で電子的に提出され、それによりその全体が参照により援用される配列表が含まれる。2019年6月18日に作成されたそのアスキーの写しは、V3563_10002WO01_SL.txtというファイル名であり、サイズが4,697バイトである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は、神経栄養剤、アポトーシスシグナリング断片阻害剤(FAS)もしくはFASリガンド(FASL)阻害剤、腫瘍壊死因子α(TNF-α)もしくはTNF受容体(TNFR)阻害剤、ミトコンドリアペプチド、オリゴヌクレオチド、ケモカイン阻害剤、またはシステイン-アスパラギン酸プロテアーゼ(これらの化合物の任意の組み合わせを含む)、および任意に持続送達成分を含む薬物送達システムに関する。このタイプの薬物送達システムは、遺伝性もしくは加齢性脈絡膜、網膜、視神経疾患、または視神経の変性;聴覚障害;神経もしくはCNS障害;または関連する症状;または脳卒中、心筋梗塞、腎梗塞等の血管もしくは血液循環の閉塞もしくは障害に関連する状態等の病状を治療するために使用することができる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
いくつかの実施形態には、第1の医薬活性成分(API)および持続送達成分を含む薬物送達システムが含まれ、第1のAPIは神経栄養剤、FAS/FASL阻害剤、TNF-α/TNFR阻害剤、ミトコンドリアペプチド、ケモカイン阻害剤、システイン-アスパラギン酸プロテアーゼ、またはそれらの組み合わせである。
【0005】
いくつかの実施形態には、本明細書に記載される薬物送達システムを治療を必要とする哺乳類に投与することを含む、1)遺伝性もしくは加齢性の脈絡膜、網膜、または視神経の障害もしくは変性、2)耳の障害、または3)神経障害またはCNS障害を含む病状を治療する方法が含まれる。
【0006】
1)遺伝性もしくは加齢性の脈絡膜、網膜、または視神経の障害もしくは変性、2)耳の障害、または3)神経障害またはCNS障害の治療のための薬物送達システムの製造におけるFAS/FASL阻害剤、TNF-α/TNFR阻害剤、ミトコンドリアペプチド、ケモカイン阻害剤、システイン-アスパラギン酸プロテアーゼ、またはそれらの組み合わせの使用であって、薬物送達システムにはさらに持続送達成分が含まれる。
【0007】
本明細書に記載される薬物送達システムおよび、1)遺伝性もしくは加齢性の脈絡膜、網膜、または視神経の障害もしくは変性、2)眼の障害、または3)神経障害またはCNS障害の治療のための薬物送達システムの使用説明のラベルを含むキット。
【発明を実施するための形態】
【0008】
主題の薬物送達システムに関して、神経栄養剤はCNTF化合物または他の神経栄養剤を含むことができ、CNTF化合物には、CNTF、CNTFのタンパク質誘導体、またはCNTFペプチドを含む、毛様体神経栄養因子(CNTF)と同様の構造または活性を有する任意の化合物が含まれる。例には、CNTF、ペプチド6(P6;Ac-VGDGGLFEKKL-NH2(配列番号1))およびペプチド21(P21;Ac-DGGLAG-NH2(配列番号2))等のCNTFの配列の一部を含むペプチド、組み換えCNTF(rhCNTF)、または神経栄養ペプチドに関連する開示が参照により本明細書に援用される米国特許第8,592,374号に記載された、C末端および/もしくはN末端にアダマント基を有する神経栄養ペプチドを含む神経栄養ペプチド、またはCNTFと類似の生物学的活性を有する他の任意のペプチドが含まれる。他の神経栄養剤には、神経成長因子(NGF)、脳由来神経栄養因子(BDNF)、グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)等が含まれる。
【0009】
任意の適切な量のCNTF化合物、NGF、BDNF、GDNF等の神経栄養剤を薬物送達システムに使用することができる。たとえば、薬物送達システムは、約0.01~1μg、約1~2μg、約2~3μg、約3~4μg、約4~5μg、約5~6μg、約6~7μg、約7~8μg、約8~9μg、約9~10μg、約0.01~3μg、約3~6μg、約6~10μg、約0.01~10μg、約10~20μg、約20~30μg、約30~40μg、約40~50μg、約50~60μg、約60~70μg、約70~80μg、約80~90μg、約90~100μg、約0.01~30μg、約30~60μg、約60~100μg、約0.01~100μg、約0.1~100μg、約100~200μg、約200~300μg、約300~400μg、約400~500μg、約500~600μg、約600~700μg、約700~800μg、約800~900μg、約900~1,000μg、約0.01~300μg、約300~600μg、約600~1,000μg、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~3mg、約3~6mg、約6~10mg、または約0.01~10mgのこれらの化合物の1つを含み得る。これらの量は、薬物が他の薬剤または持続送達成分等と共有結合した形態で存在する状況にも適用され得る。
【0010】
薬物送達システムにおける上記の量のCNTF化合物、NGF、BDNF、GDNF等の神経栄養剤の使用は、約1~4週間、約1~3カ月間、約3~6カ月間、約6~9カ月間、約9~12カ月間、約12~18カ月間、約18~24カ月間、約2~5年間、約5~10年間、またはそれ以上の期間、神経栄養剤の治療濃度を提供する薬物送達システムを提供し得る。
【0011】
有用なFASまたはFASL阻害剤には、ビシクロール、FLIP;MET12(HHIYLGAVNYIY(配列番号3)、HHIYLGATNYIY(配列番号4)、もしくはH60HIYLGATNYIY71(配列番号4))、または配列YLGA(配列番号5)を有する、テトラマー等のそれらのより短い断片、もしくは化合物1、化合物2、化合物3、化合物4、化合物5、化合物6、化合物7、化合物8、化合物9、化合物10、もしくは化合物11、ONL1204(たとえば配列HHIYLGATNYIY(配列番号4)を含む、またはその配列からなるペプチド)等の以下の表1に示す配列を有する化合物を含む、MET12と相同性が少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、または少なくとも約90%の配列を有する断片;配列H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)を有する化合物等の他のMET12誘導体;FASアポトーシス阻害分子[FAIM];NOL3[核小体タンパク質3(CARDドメインによるアポトーシス抑制因子[ARC])等];ヒトデコイ受容体1(DcR1);ヒトデコイ受容体2(DcR2);またはヒトデコイ受容体3(DcR3)が含まれる。
【0012】
【0013】
【0014】
任意の適切な量のビシクロール、FLIP、化合物1、化合物2、化合物3、化合物4、化合物5、化合物6、化合物7、化合物8、化合物9、化合物10、化合物11、ONL1204、H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)、FAIM、NOL3、DcR1、DcR2、DcR3等のFASまたはFASL阻害剤を薬物送達システムに使用することができる。たとえば、薬物送達システムは、約0.01~1μg、約1~2μg、約2~3μg、約3~4μg、約4~5μg、約5~6μg、約6~7μg、約7~8μg、約8~9μg、約9~10μg、約0.01~3μg、約3~6μg、約6~10μg、約0.01~10μg、約10~20μg、約20~30μg、約30~40μg、約40~50μg、約50~60μg、約60~70μg、約70~80μg、約80~90μg、約90~100μg、約0.01~30μg、約30~60μg、約60~100μg、約0.01~100μg、約0.1~100μg、約100~200μg、約200~300μg、約300~400μg、約400~500μg、約500~600μg、約600~700μg、約700~800μg、約800~900μg、約900~1,000μg、約0.01~300μg、約300~600μg、約600~1,000μg、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~3mg、約3~6mg、約6~10mg、または約0.01~10mgのこれらの化合物の1つを含み得る。これらの量は、薬物が他の薬剤または持続送達成分等と共有結合した形態で存在する状況にも適用され得る。
【0015】
薬物送達システムにおける上記の量のビシクロール、FLIP、化合物1、化合物2、化合物3、化合物4、化合物5、化合物6、化合物7、化合物8、化合物9、化合物10、化合物11、ONL1204、H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)、FAIM、NOL3、DcR1、DcR2、DcR3等のFASまたはFASL阻害剤の使用は、約1~4週間、約1~3カ月間、約3~6カ月間、約6~9カ月間、約9~12カ月間、約12~18カ月間、約18~24カ月間、約2~5年間、約5~10年間、またはそれ以上の期間、FASまたはFASL阻害剤の治療濃度を提供する薬物送達システムを提供し得る。
【0016】
有用なTNF-αまたはTNFR阻害剤には、エタネルセプト、インフリキシマブ、ゴリムマブ、セルトリズマブ、アダリムマブ、TNFR1と選択的に拮抗するTNF変異体(R1antTNF)、DMS5540、TNF受容体1サイレンサー(TROS)、ARROSABが含まれる。
【0017】
任意の適切な量のエタネルセプト、インフリキシマブ、ゴリムマブ、セルトリズマブ、アダリムマブ、R1antTNF、DMS5540、TROS、ATROSAB等のTNF-αまたはTNFR阻害剤を薬物送達システムに使用することができる。たとえば、薬物送達システムは、約0.01~1μg、約1~2μg、約2~3μg、約3~4μg、約4~5μg、約5~6μg、約6~7μg、約7~8μg、約8~9μg、約9~10μg、約0.01~3μg、約3~6μg、約6~10μg、約0.01~10μg、約10~20μg、約20~30μg、約30~40μg、約40~50μg、約50~60μg、約60~70μg、約70~80μg、約80~90μg、約90~100μg、約0.01~30μg、約30~60μg、約60~100μg、約0.01~100μg、約0.1~100μg、約100~200μg、約200~300μg、約300~400μg、約400~500μg、約500~600μg、約600~700μg、約700~800μg、約800~900μg、約900~1,000μg、約0.01~300μg、約300~600μg、約600~1,000μg、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~3mg、約3~6mg、約6~10mg、または約0.01~10mgのこれらの化合物の1つを含み得る。これらの量は、薬物が他の薬剤または持続送達成分等と共有結合した形態で存在する状況にも適用され得る。
【0018】
薬物送達システムにおける上記の量のエタネルセプト、インフリキシマブ、ゴリムマブ、セルトリズマブ、アダリムマブ、R1antTNF、DMS5540、TROS、ATROSAB等のTNF-αまたはTNFR阻害剤の使用は、約1~4週間、約1~3カ月間、約3~6カ月間、約6~9カ月間、約9~12カ月間、約12~18カ月間、約18~24カ月間、約2~5年間、約5~10年間、またはそれ以上の期間、TNF-αまたはTNFR阻害剤の治療濃度を提供する薬物送達システムを提供し得る。
【0019】
有用なミトコンドリアペプチドには、ヒューマニン、ヒューマニン類似体(たとえば、s14G-ヒューマニン、MTP101、エラミプレチド等)が含まれる。
【0020】
任意の適切な量のヒューマニン、ヒューマニン類似体、s14G-ヒューマニン、MTP101、エラミプレチド等のミトコンドリアペプチドを薬物送達システムに使用することができる。たとえば、薬物送達システムは、約0.01~1μg、約1~2μg、約2~3μg、約3~4μg、約4~5μg、約5~6μg、約6~7μg、約7~8μg、約8~9μg、約9~10μg、約0.01~3μg、約3~6μg、約6~10μg、約0.01~10μg、約10~20μg、約20~30μg、約30~40μg、約40~50μg、約50~60μg、約60~70μg、約70~80μg、約80~90μg、約90~100μg、約0.01~30μg、約30~60μg、約60~100μg、約0.01~100μg、約0.1~100μg、約100~200μg、約200~300μg、約300~400μg、約400~500μg、約500~600μg、約600~700μg、約700~800μg、約800~900μg、約900~1,000μg、約0.0100~300μg、約300~600μg、約600~1,000μg、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~3mg、約3~6mg、約6~10mg、または約0.01~10mgのこれらの化合物の1つを含み得る。これらの量は、薬物が他の薬剤または持続送達成分等と共有結合した形態で存在する状況にも適用され得る。
【0021】
薬物送達システムにおける上記の量のヒューマニン、ヒューマニン類似体、s14G-ヒューマニン、MTP101、エラミプレチド等のミトコンドリアペプチドの使用は、約1~4週間、約1~3カ月間、約3~6カ月間、約6~9カ月間、約9~12カ月間、約12~18カ月間、約18~24カ月間、約2~5年間、約5~10年間、またはそれ以上の期間、ミトコンドリアペプチドの治療濃度を提供する薬物送達システムを提供し得る。
【0022】
有用なオリゴヌクレオチドにはDNA、RNA等が含まれる。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは短鎖阻害RNAまたは「siRNA」である。siRNAはRNA干渉(RNAi)経路を誘導することができる。siRNAは多様な長さ(一般的に20~25塩基対)であり、アンチセンス鎖における標的mRNAとの相補性の度合いも様々である。すべてではないが、いくつかのsiRNAは、センス鎖および/またはアンチセンス鎖の5’端または3’端に対にならずに突出した塩基を有する。siRNAには、2本の別個の鎖の二重鎖のほか、二重鎖領域を含むヘアピン構造を形成し得る一本鎖が含まれる。いくつかの実施形態では、siRNAはFAS siRNAセンス((5’-GAAACGAACUGCACCCGGAU-3’(配列番号16))またはネガティブsiRNAセンス(5’-UAGCGACUAAACACAUCAA-3’(配列番号17))等、FASを標的としている(FASを標的としたsiRNAとして)。いくつかの実施形態では、siRNAはTNF-αを標的としている。
【0023】
任意の適切な量のDNA、RNA、siRNA、FASを標的としたsiRNA、FAS siRNAセンス、ネガティブsiRNAセンス、TNF-αを標的としたsiRNA等のオリゴヌクレオチドを薬物送達システムに使用することができる。たとえば、薬物送達システムは、約0.01~1μg、約1~2μg、約2~3μg、約3~4μg、約4~5μg、約5~6μg、約6~7μg、約7~8μg、約8~9μg、約9~10μg、約0.01~3μg、約3~6μg、約6~10μg、約0.01~10μg、約10~20μg、約20~30μg、約30~40μg、約40~50μg、約50~60μg、約60~70μg、約70~80μg、約80~90μg、約90~100μg、約0.01~30μg、約30~60μg、約60~100μg、約0.01~100μg、約0.1~100μg、約100~200μg、約200~300μg、約300~400μg、約400~500μg、約500~600μg、約600~700μg、約700~800μg、約800~900μg、約900~1,000μg、約0.01~300μg、約300~600μg、約600~1,000μg、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~3mg、約3~6mg、約6~10mg、または約0.01~10mgのこれらの化合物の1つを含み得る。これらの量は、薬物が他の薬剤または持続送達成分等と共有結合した形態で存在する状況にも適用され得る。
【0024】
薬物送達システムにおける上記の量のDNA、RNA、siRNA、FASを標的としたsiRNA、FAS siRNAセンス、ネガティブsiRNAセンス、TNF-αを標的としたsiRNA等のオリゴヌクレオチドの使用は、約1~4週間、約1~3カ月間、約3~6カ月間、約6~9カ月間、約9~12カ月間、約12~18カ月間、約18~24カ月間、約2~5年間、約5~10年間、またはそれ以上の期間、オリゴヌクレオチドの治療濃度を提供する薬物送達システムを提供し得る。
【0025】
有用なケモカイン阻害剤にはNR58.3-14-3が含まれる。
【0026】
【0027】
任意の適切な量のNR58.3-14-3等のケモカイン阻害剤を薬物送達システムに使用することができる。たとえば、薬物送達システムは、約0.01~1μg、約1~2μg、約2~3μg、約3~4μg、約4~5μg、約5~6μg、約6~7μg、約7~8μg、約8~9μg、約9~10μg、約0.01~3μg、約3~6μg、約6~10μg、約0.01~10μg、約10~20μg、約20~30μg、約30~40μg、約40~50μg、約50~60μg、約60~70μg、約70~80μg、約80~90μg、約90~100μg、約0.01~30μg、約30~60μg、約60~100μg、約0.01~100μg、約0.1~100μg、約100~200μg、約200~300μg、約300~400μg、約400~500μg、約500~600μg、約600~700μg、約700~800μg、約800~900μg、約900~1,000μg、約0.01~300μg、約300~600μg、約600~1,000μg、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~3mg、約3~6mg、約6~10mg、または約0.01~10mgのこれらの化合物の1つを含み得る。これらの量は、薬物が他の薬剤または持続送達成分等と共有結合した形態で存在する状況にも適用され得る。
【0028】
薬物送達システムにおける上記の量のNR58.3-14-3等のケモカイン阻害剤の使用は、約1~4週間、約1~3カ月間、約3~6カ月間、約6~9カ月間、約9~12カ月間、約12~18カ月間、約18~24カ月間、約2~5年間、約5~10年間、またはそれ以上の期間、ケモカイン阻害剤の治療濃度を提供する薬物送達システムを提供し得る。
【0029】
有用なシステイン-アスパラギン酸プロテアーゼ(カスパーゼ)には、カスパーゼ2、カスパーゼ3、カスパーゼ8、カスパーゼ9等が含まれる。
【0030】
任意の適切な量のカスパーゼ2、カスパーゼ3、カスパーゼ8、カスパーゼ9等のカスパーゼを薬物送達システムに使用することができる。たとえば、薬物送達システムは、約0.01~1μg、約1~2μg、約2~3μg、約3~4μg、約4~5μg、約5~6μg、約6~7μg、約7~8μg、約8~9μg、約9~10μg、約0.01~3μg、約3~6μg、約6~10μg、約0.01~10μg、約10~20μg、約20~30μg、約30~40μg、約40~50μg、約50~60μg、約60~70μg、約70~80μg、約80~90μg、約90~100μg、約0.01~30μg、約30~60μg、約60~100μg、約0.01~100μg、約0.1~100μg、約100~200μg、約200~300μg、約300~400μg、約400~500μg、約500~600μg、約600~700μg、約700~800μg、約800~900μg、約900~1,000μg、約0.01~300μg、約300~600μg、約600~1,000μg、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~3mg、約3~6mg、約6~10mg、または約0.01~10mgのこれらの化合物の1つを含み得る。これらの量は、薬物が他の薬剤または持続送達成分等と共有結合した形態で存在する状況にも適用され得る。
【0031】
薬物送達システムにおける上記の量のカスパーゼ2、カスパーゼ3、カスパーゼ8、カスパーゼ9等のカスパーゼの使用は、約1~4週間、約1~3カ月間、約3~6カ月間、約6~9カ月間、約9~12カ月間、約12~18カ月間、約18~24カ月間、約2~5年間、約5~10年間、またはそれ以上の期間、カスパーゼの治療濃度を提供する薬物送達システムを提供し得る。
【0032】
薬物送達システムには、神経栄養剤、FAS/FASL阻害剤、TNF-α/TNFR阻害剤、ミトコンドリアペプチド、オリゴヌクレオチド、ケモカイン阻害剤、またはシステイン-アスパラギン酸プロテアーゼである2つの異なる化合物が含まれる。たとえば、第1の化合物および第2の化合物は表2で特定されるものであってもよい。
【0033】
【0034】
表2で特定される各組み合わせに関して、いくつかの実施形態では、第1の化合物および第2の化合物は、互いに共有結合している。いくつかの実施形態では、第1の化合物および第2の化合物は、結合基を介して互いに共有結合していない。
【0035】
たとえば、連結基によって結合されたいくつかの組み合わせは、式1、I、2、A、B、D、E、F、G、H、J、K、M、N、O、P、Q、R、S、TおよびU
【化3】
で表される。
【0036】
いくつかの実施形態では、薬物送達システムには、薬剤の塩、遊離酸、または遊離塩基を含む、(式L-1、L-2、L-3、L-4、L-5、L-6、L-7、またはL-8で表される基を含む結合基L等により)共有結合されている以下の薬剤の組み合わせ:CNTFとCNTFのタンパク質誘導体;CNTFとCNTFペプチド;CNTFとペプチド21;CNTFとペプチド21;CNTFとrhCNTF;CNTFとNGF;CNTFとBDNF;CNTFとGDNF;CNTFとビシクロール;CNTFとFLIP;CNTFとMET12;CNTFと表1の化合物1;CNTFと表1の化合物2;CNTFと表1の化合物3;CNTFと表1の化合物4;CNTFと表1の化合物5;CNTFと表1の化合物6;CNTFと表1の化合物7;CNTFと表1の化合物8;CNTFと表1の化合物9;CNTFと表1の化合物10;CNTFおよびまたは表1の化合物11;CNTFとONL1204;CNTFとH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);CNTFとFAIM;CNTFとNOL3;CNTFとDcR1;CNTFとDcR2;CNTFとDcR3;CNTFとエタネルセプト;CNTFとインフリキシマブ;CNTFとゴリムマブ;CNTFとセルトリズマブ;CNTFとアダリムマブ;CNTFとR1antTNF;CNTFとDMS5540;CNTFとTROS;CNTFとATROSAB;CNTFとヒューマニン;CNTFとヒューマニン類似体;CNTFとs14G-ヒューマニン;CNTFとMTP101;CNTFとエラミプレチド;CNTFとDNA;CNTFとRNA;CNTFとsiRNA;CNTFとFASを標的としたsiRNA;CNTFとFASsiRNAセンス;CNTFとネガティブsiRNAセンス;CNTFとTNF-αを標的としたsiRNA;CNTFとNR58.3-14-3;CNTFとカスパーゼ2;CNTFとカスパーゼ3;CNTFとカスパーゼ8;CNTFとカスパーゼ9;CNTFのタンパク質誘導体とCNTFペプチド;CNTFのタンパク質誘導体とペプチド21;CNTFのタンパク質誘導体とペプチド21;CNTFのタンパク質誘導体とrhCNTF;CNTFのタンパク質誘導体とNGF;CNTFのタンパク質誘導体とBDNF;CNTFのタンパク質誘導体とGDNF;CNTFのタンパク質誘導体とビシクロール;CNTFのタンパク質誘導体とFLIP;CNTFのタンパク質誘導体とMET12;CNTFのタンパク質誘導体と表1の化合物1;CNTFのタンパク質誘導体と表1の化合物2;CNTFのタンパク質誘導体と表1の化合物3;CNTFのタンパク質誘導体と表1の化合物4;CNTFのタンパク質誘導体と表1の化合物5;CNTFのタンパク質誘導体と表1の化合物6;CNTFのタンパク質誘導体と表1の化合物7;CNTFのタンパク質誘導体と表1の化合物8;CNTFのタンパク質誘導体と表1の化合物9;CNTFのタンパク質誘導体と表1の化合物10;CNTFのタンパク質誘導体およびまたは表1の化合物11;CNTFのタンパク質誘導体とONL1204;CNTFのタンパク質誘導体とH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);CNTFのタンパク質誘導体とFAIM;CNTFのタンパク質誘導体とNOL3;CNTFのタンパク質誘導体とDcR1;CNTFのタンパク質誘導体とDcR2;CNTFのタンパク質誘導体とDcR3;CNTFのタンパク質誘導体とエタネルセプト;CNTFのタンパク質誘導体とインフリキシマブ;CNTFのタンパク質誘導体とゴリムマブ;CNTFのタンパク質誘導体とセルトリズマブ;CNTFのタンパク質誘導体とアダリムマブ;CNTFのタンパク質誘導体とR1antTNF;CNTFのタンパク質誘導体とDMS5540;CNTFのタンパク質誘導体とTROS;CNTFのタンパク質誘導体とATROSAB;CNTFのタンパク質誘導体とヒューマニン;CNTFのタンパク質誘導体とヒューマニン類似体;CNTFのタンパク質誘導体とs14G-ヒューマニン;CNTFのタンパク質誘導体とMTP101;CNTFのタンパク質誘導体とエラミプレチド;CNTFのタンパク質誘導体とDNA;CNTFのタンパク質誘導体とRNA;CNTFのタンパク質誘導体とsiRNA;CNTFのタンパク質誘導体とFASを標的としたsiRNA;CNTFのタンパク質誘導体とFASsiRNAセンス;CNTFのタンパク質誘導体とネガティブsiRNAセンス;CNTFのタンパク質誘導体とTNF-αを標的としたsiRNA;CNTFのタンパク質誘導体とNR58.3-14-3;CNTFのタンパク質誘導体とカスパーゼ2;CNTFのタンパク質誘導体とカスパーゼ3;CNTFのタンパク質誘導体とカスパーゼ8;CNTFのタンパク質誘導体とカスパーゼ9;CNTFペプチドとペプチド21;CNTFペプチドとrhCNTF;CNTFペプチドとNGF;CNTFペプチドとBDNF;CNTFペプチドとGDNF;CNTFペプチドとビシクロール;CNTFペプチドとFLIP;CNTFペプチドとMET12;CNTFペプチドと表1の化合物1;CNTFペプチドと表1の化合物2;CNTFペプチドと表1の化合物3;CNTFペプチドと表1の化合物4;CNTFペプチドと表1の化合物5;CNTFペプチドと表1の化合物6;CNTFペプチドと表1の化合物7;CNTFペプチドと表1の化合物8;CNTFペプチドと表1の化合物9;CNTFペプチドと表1の化合物10;CNTFペプチドおよびまたは表1の化合物11;CNTFペプチドとONL1204;CNTFペプチドとH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);CNTFペプチドとFAIM;CNTFペプチドとNOL3;CNTFペプチドとDcR1;CNTFペプチドとDcR2;CNTFペプチドとDcR3;CNTFペプチドとエタネルセプト;CNTFペプチドとインフリキシマブ;CNTFペプチドとゴリムマブ;CNTFペプチドとセルトリズマブ;CNTFペプチドとアダリムマブ;CNTFペプチドとR1antTNF;CNTFペプチドとDMS5540;CNTFペプチドとTROS;CNTFペプチドとATROSAB;CNTFペプチドとヒューマニン;CNTFペプチドとヒューマニン類似体;CNTFペプチドとs14G-ヒューマニン;CNTFペプチドとMTP101;CNTFペプチドとエラミプレチド;CNTFペプチドとDNA;CNTFペプチドとRNA;CNTFペプチドとsiRNA;CNTFペプチドとFASを標的としたsiRNA;CNTFペプチドとFASsiRNAセンス;CNTFペプチドとネガティブsiRNAセンス;CNTFペプチドとTNF-αを標的としたsiRNA;CNTFペプチドとNR58.3-14-3;CNTFペプチドとカスパーゼ2;CNTFペプチドとカスパーゼ3;CNTFペプチドとカスパーゼ8;CNTFペプチドとカスパーゼ9;ペプチド21とrhCNTF;ペプチド21とNGF;ペプチド21とBDNF;ペプチド21とGDNF;ペプチド21とビシクロール;ペプチド21とFLIP;ペプチド21とMET12;ペプチド21と表1の化合物1;ペプチド21と表1の化合物2;ペプチド21と表1の化合物3;ペプチド21と表1の化合物4;ペプチド21と表1の化合物5;ペプチド21と表1の化合物6;ペプチド21と表1の化合物7;ペプチド21と表1の化合物8;ペプチド21と表1の化合物9;ペプチド21と表1の化合物10;ペプチド21およびまたは表1の化合物11;ペプチド21とONL1204;ペプチド21とH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);ペプチド21とFAIM;ペプチド21とNOL3;ペプチド21とDcR1;ペプチド21とDcR2;ペプチド21とDcR3;ペプチド21とエタネルセプト;ペプチド21とインフリキシマブ;ペプチド21とゴリムマブ;ペプチド21とセルトリズマブ;ペプチド21とアダリムマブ;ペプチド21とR1antTNF;ペプチド21とDMS5540;ペプチド21とTROS;ペプチド21とATROSAB;ペプチド21とヒューマニン;ペプチド21とヒューマニン類似体;ペプチド21とs14G-ヒューマニン;ペプチド21とMTP101;ペプチド21とエラミプレチド;ペプチド21とDNA;ペプチド21とRNA;ペプチド21とsiRNA;ペプチド21とFASを標的としたsiRNA;ペプチド21とFASsiRNAセンス;ペプチド21とネガティブsiRNAセンス;ペプチド21とTNF-αを標的としたsiRNA;ペプチド21とNR58.3-14-3;ペプチド21とカスパーゼ2;ペプチド21とカスパーゼ3;ペプチド21とカスパーゼ8;ペプチド21とカスパーゼ9;rhCNTFとNGF;rhCNTFとBDNF;rhCNTFとGDNF;rhCNTFとビシクロール;rhCNTFとFLIP;rhCNTFとMET12;rhCNTFと表1の化合物1;rhCNTFと表1の化合物2;rhCNTFと表1の化合物3;rhCNTFと表1の化合物4;rhCNTFと表1の化合物5;rhCNTFと表1の化合物6;rhCNTFと表1の化合物7;rhCNTFと表1の化合物8;rhCNTFと表1の化合物9;rhCNTFと表1の化合物10;rhCNTFおよびまたは表1の化合物11;rhCNTFとONL1204;rhCNTFとH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);rhCNTFとFAIM;rhCNTFとNOL3;rhCNTFとDcR1;rhCNTFとDcR2;rhCNTFとDcR3;rhCNTFとエタネルセプト;rhCNTFとインフリキシマブ;rhCNTFとゴリムマブ;rhCNTFとセルトリズマブ;rhCNTFとアダリムマブ;rhCNTFとR1antTNF;rhCNTFとDMS5540;rhCNTFとTROS;rhCNTFとATROSAB;rhCNTFとヒューマニン;rhCNTFとヒューマニン類似体;rhCNTFとs14G-ヒューマニン;rhCNTFとMTP101;rhCNTFとエラミプレチド;rhCNTFとDNA;rhCNTFとRNA;rhCNTFとsiRNA;rhCNTFとFASを標的としたsiRNA;rhCNTFとFASsiRNAセンス;rhCNTFとネガティブsiRNAセンス;rhCNTFとTNF-αを標的としたsiRNA;rhCNTFとNR58.3-14-3;rhCNTFとカスパーゼ2;rhCNTFとカスパーゼ3;rhCNTFとカスパーゼ8;rhCNTFとカスパーゼ9;NGFとBDNF;NGFとGDNF;NGFとビシクロール;NGFとFLIP;NGFとMET12;NGFと表1の化合物1;NGFと表1の化合物2;NGFと表1の化合物3;NGFと表1の化合物4;NGFと表1の化合物5;NGFと表1の化合物6;NGFと表1の化合物7;NGFと表1の化合物8;NGFと表1の化合物9;NGFと表1の化合物10;NGFおよびまたは表1の化合物11;NGFとONL1204;NGFとH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);NGFとFAIM;NGFとNOL3;NGFとDcR1;NGFとDcR2;NGFとDcR3;NGFとエタネルセプト;NGFとインフリキシマブ;NGFとゴリムマブ;NGFとセルトリズマブ;NGFとアダリムマブ;NGFとR1antTNF;NGFとDMS5540;NGFとTROS;NGFとATROSAB;NGFとヒューマニン;NGFとヒューマニン類似体;NGFとs14G-ヒューマニン;NGFとMTP101;NGFとエラミプレチド;NGFとDNA;NGFとRNA;NGFとsiRNA;NGFとFASを標的としたsiRNA;NGFとFASsiRNAセンス;NGFとネガティブsiRNAセンス;NGFとTNF-αを標的としたsiRN
A;NGFとNR58.3-14-3;NGFとカスパーゼ2;NGFとカスパーゼ3;NGFとカスパーゼ8;NGFとカスパーゼ9;BDNFとGDNF;BDNFとビシクロール;BDNFとFLIP;BDNFとMET12;BDNFと表1の化合物1;BDNFと表1の化合物2;BDNFと表1の化合物3;BDNFと表1の化合物4;BDNFと表1の化合物5;BDNFと表1の化合物6;BDNFと表1の化合物7;BDNFと表1の化合物8;BDNFと表1の化合物9;BDNFと表1の化合物10;BDNFおよびまたは表1の化合物11;BDNFとONL1204;BDNFとH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);BDNFとFAIM;BDNFとNOL3;BDNFとDcR1;BDNFとDcR2;BDNFとDcR3;BDNFとエタネルセプト;BDNFとインフリキシマブ;BDNFとゴリムマブ;BDNFとセルトリズマブ;BDNFとアダリムマブ;BDNFとR1antTNF;BDNFとDMS5540;BDNFとTROS;BDNFとATROSAB;BDNFとヒューマニン;BDNFとヒューマニン類似体;BDNFとs14G-ヒューマニン;BDNFとMTP101;BDNFとエラミプレチド;BDNFとDNA;BDNFとRNA;BDNFとsiRNA;BDNFとFASを標的としたsiRNA;BDNFとFASsiRNAセンス;BDNFとネガティブsiRNAセンス;BDNFとTNF-αを標的としたsiRNA;BDNFとNR58.3-14-3;BDNFとカスパーゼ2;BDNFとカスパーゼ3;BDNFとカスパーゼ8;BDNFとカスパーゼ9;GDNFとビシクロール;GDNFとFLIP;GDNFとMET12;GDNFと表1の化合物1;GDNFと表1の化合物2;GDNFと表1の化合物3;GDNFと表1の化合物4;GDNFと表1の化合物5;GDNFと表1の化合物6;GDNFと表1の化合物7;GDNFと表1の化合物8;GDNFと表1の化合物9;GDNFと表1の化合物10;GDNFおよびまたは表1の化合物11;GDNFとONL1204;GDNFとH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);GDNFとFAIM;GDNFとNOL3;GDNFとDcR1;GDNFとDcR2;GDNFとDcR3;GDNFとエタネルセプト;GDNFとインフリキシマブ;GDNFとゴリムマブ;GDNFとセルトリズマブ;GDNFとアダリムマブ;GDNFとR1antTNF;GDNFとDMS5540;GDNFとTROS;GDNFとATROSAB;GDNFとヒューマニン;GDNFとヒューマニン類似体;GDNFとs14G-ヒューマニン;GDNFとMTP101;GDNFとエラミプレチド;GDNFとDNA;GDNFとRNA;GDNFとsiRNA;GDNFとFASを標的としたsiRNA;GDNFとFASsiRNAセンス;GDNFとネガティブsiRNAセンス;GDNFとTNF-αを標的としたsiRNA;GDNFとNR58.3-14-3;GDNFとカスパーゼ2;GDNFとカスパーゼ3;GDNFとカスパーゼ8;GDNFとカスパーゼ9;ビシクロールとFLIP;ビシクロールとMET12;ビシクロールと表1の化合物1;ビシクロールと表1の化合物2;ビシクロールと表1の化合物3;ビシクロールと表1の化合物4;ビシクロールと表1の化合物5;ビシクロールと表1の化合物6;ビシクロールと表1の化合物7;ビシクロールと表1の化合物8;ビシクロールと表1の化合物9;ビシクロールと表1の化合物10;ビシクロールおよびまたは表1の化合物11;ビシクロールとONL1204;ビシクロールとH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);ビシクロールとFAIM;ビシクロールとNOL3;ビシクロールとDcR1;ビシクロールとDcR2;ビシクロールとDcR3;ビシクロールとエタネルセプト;ビシクロールとインフリキシマブ;ビシクロールとゴリムマブ;ビシクロールとセルトリズマブ;ビシクロールとアダリムマブ;ビシクロールとR1antTNF;ビシクロールとDMS5540;ビシクロールとTROS;ビシクロールとATROSAB;ビシクロールとヒューマニン;ビシクロールとヒューマニン類似体;ビシクロールとs14G-ヒューマニン;ビシクロールとMTP101;ビシクロールとエラミプレチド;ビシクロールとDNA;ビシクロールとRNA;ビシクロールとsiRNA;ビシクロールとFASを標的としたsiRNA;ビシクロールとFASsiRNAセンス;ビシクロールとネガティブsiRNAセンス;ビシクロールとTNF-αを標的としたsiRNA;ビシクロールとNR58.3-14-3;ビシクロールとカスパーゼ2;ビシクロールとカスパーゼ3;ビシクロールとカスパーゼ8;ビシクロールとカスパーゼ9;FLIPとMET12;FLIPと表1の化合物1;FLIPと表1の化合物2;FLIPと表1の化合物3;FLIPと表1の化合物4;FLIPと表1の化合物5;FLIPと表1の化合物6;FLIPと表1の化合物7;FLIPと表1の化合物8;FLIPと表1の化合物9;FLIPと表1の化合物10;FLIPおよびまたは表1の化合物11;FLIPとONL1204;FLIPとH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);FLIPとFAIM;FLIPとNOL3;FLIPとDcR1;FLIPとDcR2;FLIPとDcR3;FLIPとエタネルセプト;FLIPとインフリキシマブ;FLIPとゴリムマブ;FLIPとセルトリズマブ;FLIPとアダリムマブ;FLIPとR1antTNF;FLIPとDMS5540;FLIPとTROS;FLIPとATROSAB;FLIPとヒューマニン;FLIPとヒューマニン類似体;FLIPとs14G-ヒューマニン;FLIPとMTP101;FLIPとエラミプレチド;FLIPとDNA;FLIPとRNA;FLIPとsiRNA;FLIPとFASを標的としたsiRNA;FLIPとFASsiRNAセンス;FLIPとネガティブsiRNAセンス;FLIPとTNF-αを標的としたsiRNA;FLIPとNR58.3-14-3;FLIPとカスパーゼ2;FLIPとカスパーゼ3;FLIPとカスパーゼ8;FLIPとカスパーゼ9;MET12と表1の化合物1;MET12と表1の化合物2;MET12と表1の化合物3;MET12と表1の化合物4;MET12と表1の化合物5;MET12と表1の化合物6;MET12と表1の化合物7;MET12と表1の化合物8;MET12と表1の化合物9;MET12と表1の化合物10;MET12およびまたは表1の化合物11;MET12とONL1204;MET12とH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);MET12とFAIM;MET12とNOL3;MET12とDcR1;MET12とDcR2;MET12とDcR3;MET12とエタネルセプト;MET12とインフリキシマブ;MET12とゴリムマブ;MET12とセルトリズマブ;MET12とアダリムマブ;MET12とR1antTNF;MET12とDMS5540;MET12とTROS;MET12とATROSAB;MET12とヒューマニン;MET12とヒューマニン類似体;MET12とs14G-ヒューマニン;MET12とMTP101;MET12とエラミプレチド;MET12とDNA;MET12とRNA;MET12とsiRNA;MET12とFASを標的としたsiRNA;MET12とFASsiRNAセンス;MET12とネガティブsiRNAセンス;MET12とTNF-αを標的としたsiRNA;MET12とNR58.3-14-3;MET12とカスパーゼ2;MET12とカスパーゼ3;MET12とカスパーゼ8;MET12とカスパーゼ9;表1の化合物1と表1の化合物2;表1の化合物1と表1の化合物3;表1の化合物1と表1の化合物4;表1の化合物1と表1の化合物5;表1の化合物1と表1の化合物6;表1の化合物1と表1の化合物7;表1の化合物1と表1の化合物8;表1の化合物1と表1の化合物9;表1の化合物1と表1の化合物10;表1の化合物1およびまたは表1の化合物11;表1の化合物1とONL1204;表1の化合物1とH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);表1の化合物1とFAIM;表1の化合物1とNOL3;表1の化合物1とDcR1;表1の化合物1とDcR2;表1の化合物1とDcR3;表1の化合物1とエタネルセプト;表1の化合物1とインフリキシマブ;表1の化合物1とゴリムマブ;表1の化合物1とセルトリズマブ;表1の化合物1とアダリムマブ;表1の化合物1とR1antTNF;表1の化合物1とDMS5540;表1の化合物1とTROS;表1の化合物1とATROSAB;表1の化合物1とヒューマニン;表1の化合物1とヒューマニン類似体;表1の化合物1とs14G-ヒューマニン;表1の化合物1とMTP101;表1の化合物1とエラミプレチド;表1の化合物1とDNA;表1の化合物1とRNA;表1の化合物1とsiRNA;表1の化合物1とFASを標的としたsiRNA;表1の化合物1とFASsiRNAセンス;表1の化合物1とネガティブsiRNAセンス;表1の化合物1とTNF-αを標的としたsiRNA;表1の化合物1とNR58.3-14-3;表1の化合物1とカスパーゼ2;表1の化合物1とカスパーゼ3;表1の化合物1とカスパーゼ8;表1の化合物1とカスパーゼ9;表1の化合物2と表1の化合物3;表1の化合物2と表1の化合物4;表1の化合物2と表1の化合物5;表1の化合物2と表1の化合物6;表1の化合物2と表1の化合物7;表1の化合物2と表1の化合物8;表1の化合物2と表1の化合物9;表1の化合物2と表1の化合物10;表1の化合物2およびまたは表1の化合物11;表1の化合物2とONL1204;表1の化合物2とH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);表1の化合物2とFAIM;表1の化合物2とNOL3;表1の化合物2とDcR1;表1の化合物2とDcR2;表1の化合物2とDcR3;表1の化合物2とエタネルセプト;表1の化合物2とインフリキシマブ;表1の化合物2とゴリムマブ;表1の化合物2とセルトリズマブ;表1の化合物2とアダリムマブ;表1の化合物2とR1antTNF;表1の化合物2とDMS5540;表1の化合物2とTROS;表1の化合物2とATROSAB;表1の化合物2とヒューマニン;表1の化合物2とヒューマニン類似体;表1の化合物2とs14G-ヒューマニン;表1の化合物2とMTP101;表1の化合物2とエラミプレチド;表1の化合物2とDNA;表1の化合物2とRNA;表1の化合物2とsiRNA;表1の化合物2とFASを標的としたsiRNA;表1の化合物2とFASsiRNAセンス;表1の化合物2とネガティブsiRNAセンス;表1の化合物2とTNF-αを標的としたsiRNA;表1の化合物2とNR58.3-14-3;表1の化合物2とカスパーゼ2;表1の化合物2とカスパーゼ3;表1の化合物2とカスパーゼ8;表1の化合物2とカスパーゼ9;表1の化合物3と表1の化合物4;表1の化合物3と表1の化合物5;表1の化合物3と表1の化合物6;表1の化合物3と表1の化合物7;表1の化合物3と表1の化合物8;表1の化合物3と表1の化合物9;表1の化合物3と表1の化合物10;表1の化合物3およびまたは表1の化合物11;表1の化合物3とONL1204;表1の化合物3とH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);表1の化合物3とFAIM;表1の化合物3とNOL3;表1の化合物3とDcR1;表1の化合物3とDcR2;表1の化合物3とDcR3;表1の化合物3とエタネルセプト
;表1の化合物3とインフリキシマブ;表1の化合物3とゴリムマブ;表1の化合物3とセルトリズマブ;表1の化合物3とアダリムマブ;表1の化合物3とR1antTNF;表1の化合物3とDMS5540;表1の化合物3とTROS;表1の化合物3とATROSAB;表1の化合物3とヒューマニン;表1の化合物3とヒューマニン類似体;表1の化合物3とs14G-ヒューマニン;表1の化合物3とMTP101;表1の化合物3とエラミプレチド;表1の化合物3とDNA;表1の化合物3とRNA;表1の化合物3とsiRNA;表1の化合物3とFASを標的としたsiRNA;表1の化合物3とFASsiRNAセンス;表1の化合物3とネガティブsiRNAセンス;表1の化合物3とTNF-αを標的としたsiRNA;表1の化合物3とNR58.3-14-3;表1の化合物3とカスパーゼ2;表1の化合物3とカスパーゼ3;表1の化合物3とカスパーゼ8;表1の化合物3とカスパーゼ9;表1の化合物4と表1の化合物5;表1の化合物4と表1の化合物6;表1の化合物4と表1の化合物7;表1の化合物4と表1の化合物8;表1の化合物4と表1の化合物9;表1の化合物4と表1の化合物10;表1の化合物4およびまたは表1の化合物11;表1の化合物4とONL1204;表1の化合物4とH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);表1の化合物4とFAIM;表1の化合物4とNOL3;表1の化合物4とDcR1;表1の化合物4とDcR2;表1の化合物4とDcR3;表1の化合物4とエタネルセプト;表1の化合物4とインフリキシマブ;表1の化合物4とゴリムマブ;表1の化合物4とセルトリズマブ;表1の化合物4とアダリムマブ;表1の化合物4とR1antTNF;表1の化合物4とDMS5540;表1の化合物4とTROS;表1の化合物4とATROSAB;表1の化合物4とヒューマニン;表1の化合物4とヒューマニン類似体;表1の化合物4とs14G-ヒューマニン;表1の化合物4とMTP101;表1の化合物4とエラミプレチド;表1の化合物4とDNA;表1の化合物4とRNA;表1の化合物4とsiRNA;表1の化合物4とFASを標的としたsiRNA;表1の化合物4とFASsiRNAセンス;表1の化合物4とネガティブsiRNAセンス;表1の化合物4とTNF-αを標的としたsiRNA;表1の化合物4とNR58.3-14-3;表1の化合物4とカスパーゼ2;表1の化合物4とカスパーゼ3;表1の化合物4とカスパーゼ8;表1の化合物4とカスパーゼ9;表1の化合物5と表1の化合物6;表1の化合物5と表1の化合物7;表1の化合物5と表1の化合物8;表1の化合物5と表1の化合物9;表1の化合物5と表1の化合物10;表1の化合物5およびまたは表1の化合物11;表1の化合物5とONL1204;表1の化合物5とH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);表1の化合物5とFAIM;表1の化合物5とNOL3;表1の化合物5とDcR1;表1の化合物5とDcR2;表1の化合物5とDcR3;表1の化合物5とエタネルセプト;表1の化合物5とインフリキシマブ;表1の化合物5とゴリムマブ;表1の化合物5とセルトリズマブ;表1の化合物5とアダリムマブ;表1の化合物5とR1antTNF;表1の化合物5とDMS5540;表1の化合物5とTROS;表1の化合物5とATROSAB;表1の化合物5とヒューマニン;表1の化合物5とヒューマニン類似体;表1の化合物5とs14G-ヒューマニン;表1の化合物5とMTP101;表1の化合物5とエラミプレチド;表1の化合物5とDNA;表1の化合物5とRNA;表1の化合物5とsiRNA;表1の化合物5とFASを標的としたsiRNA;表1の化合物5とFASsiRNAセンス;表1の化合物5とネガティブsiRNAセンス;表1の化合物5とTNF-αを標的としたsiRNA;表1の化合物5とNR58.3-14-3;表1の化合物5とカスパーゼ2;表1の化合物5とカスパーゼ3;表1の化合物5とカスパーゼ8;表1の化合物5とカスパーゼ9;表1の化合物6と表1の化合物7;表1の化合物6と表1の化合物8;表1の化合物6と表1の化合物9;表1の化合物6と表1の化合物10;表1の化合物6およびまたは表1の化合物11;表1の化合物6とONL1204;表1の化合物6とH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);表1の化合物6とFAIM;表1の化合物6とNOL3;表1の化合物6とDcR1;表1の化合物6とDcR2;表1の化合物6とDcR3;表1の化合物6とエタネルセプト;表1の化合物6とインフリキシマブ;表1の化合物6とゴリムマブ;表1の化合物6とセルトリズマブ;表1の化合物6とアダリムマブ;表1の化合物6とR1antTNF;表1の化合物6とDMS5540;表1の化合物6とTROS;表1の化合物6とATROSAB;表1の化合物6とヒューマニン;表1の化合物6とヒューマニン類似体;表1の化合物6とs14G-ヒューマニン;表1の化合物6とMTP101;表1の化合物6とエラミプレチド;表1の化合物6とDNA;表1の化合物6とRNA;表1の化合物6とsiRNA;表1の化合物6とFASを標的としたsiRNA;表1の化合物6とFASsiRNAセンス;表1の化合物6とネガティブsiRNAセンス;表1の化合物6とTNF-αを標的としたsiRNA;表1の化合物6とNR58.3-14-3;表1の化合物6とカスパーゼ2;表1の化合物6とカスパーゼ3;表1の化合物6とカスパーゼ8;表1の化合物6とカスパーゼ9;表1の化合物7と表1の化合物8;表1の化合物7と表1の化合物9;表1の化合物7と表1の化合物10;表1の化合物7およびまたは表1の化合物11;表1の化合物7とONL1204;表1の化合物7とH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);表1の化合物7とFAIM;表1の化合物7とNOL3;表1の化合物7とDcR1;表1の化合物7とDcR2;表1の化合物7とDcR3;表1の化合物7とエタネルセプト;表1の化合物7とインフリキシマブ;表1の化合物7とゴリムマブ;表1の化合物7とセルトリズマブ;表1の化合物7とアダリムマブ;表1の化合物7とR1antTNF;表1の化合物7とDMS5540;表1の化合物7とTROS;表1の化合物7とATROSAB;表1の化合物7とヒューマニン;表1の化合物7とヒューマニン類似体;表1の化合物7とs14G-ヒューマニン;表1の化合物7とMTP101;表1の化合物7とエラミプレチド;表1の化合物7とDNA;表1の化合物7とRNA;表1の化合物7とsiRNA;表1の化合物7とFASを標的としたsiRNA;表1の化合物7とFASsiRNAセンス;表1の化合物7とネガティブsiRNAセンス;表1の化合物7とTNF-αを標的としたsiRNA;表1の化合物7とNR58.3-14-3;表1の化合物7とカスパーゼ2;表1の化合物7とカスパーゼ3;表1の化合物7とカスパーゼ8;表1の化合物7とカスパーゼ9;表1の化合物8と表1の化合物9;表1の化合物8と表1の化合物10;表1の化合物8およびまたは表1の化合物11;表1の化合物8とONL1204;表1の化合物8とH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);表1の化合物8とFAIM;表1の化合物8とNOL3;表1の化合物8とDcR1;表1の化合物8とDcR2;表1の化合物8とDcR3;表1の化合物8とエタネルセプト;表1の化合物8とインフリキシマブ;表1の化合物8とゴリムマブ;表1の化合物8とセルトリズマブ;表1の化合物8とアダリムマブ;表1の化合物8とR1antTNF;表1の化合物8とDMS5540;表1の化合物8とTROS;表1の化合物8とATROSAB;表1の化合物8とヒューマニン;表1の化合物8とヒューマニン類似体;表1の化合物8とs14G-ヒューマニン;表1の化合物8とMTP101;表1の化合物8とエラミプレチド;表1の化合物8とDNA;表1の化合物8とRNA;表1の化合物8とsiRNA;表1の化合物8とFASを標的としたsiRNA;表1の化合物8とFASsiRNAセンス;表1の化合物8とネガティブsiRNAセンス;表1の化合物8とTNF-αを標的としたsiRNA;表1の化合物8とNR58.3-14-3;表1の化合物8とカスパーゼ2;表1の化合物8とカスパーゼ3;表1の化合物8とカスパーゼ8;表1の化合物8とカスパーゼ9;表1の化合物9と表1の化合物10;表1の化合物9およびまたは表1の化合物11;表1の化合物9とONL1204;表1の化合物9とH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);表1の化合物9とFAIM;表1の化合物9とNOL3;表1の化合物9とDcR1;表1の化合物9とDcR2;表1の化合物9とDcR3;表1の化合物9とエタネルセプト;表1の化合物9とインフリキシマブ;表1の化合物9とゴリムマブ;表1の化合物9とセルトリズマブ;表1の化合物9とアダリムマブ;表1の化合物9とR1antTNF;表1の化合物9とDMS5540;表1の化合物9とTROS;表1の化合物9とATROSAB;表1の化合物9とヒューマニン;表1の化合物9とヒューマニン類似体;表1の化合物9とs14G-ヒューマニン;表1の化合物9とMTP101;表1の化合物9とエラミプレチド;表1の化合物9とDNA;表1の化合物9とRNA;表1の化合物9とsiRNA;表1の化合物9とFASを標的としたsiRNA;表1の化合物9とFASsiRNAセンス;表1の化合物9とネガティブsiRNAセンス;表1の化合物9とTNF-αを標的としたsiRNA;表1の化合物9とNR58.3-14-3;表1の化合物9とカスパーゼ2;表1の化合物9とカスパーゼ3;表1の化合物9とカスパーゼ8;表1の化合物9とカスパーゼ9;表1の化合物10およびまたは表1の化合物11;表1の化合物10とONL1204;表1の化合物10とH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);表1の化合物10とFAIM;表1の化合物10とNOL3;表1の化合物10とDcR1;表1の化合物10とDcR2;表1の化合物10とDcR3;表1の化合物10とエタネルセプト;表1の化合物10とインフリキシマブ;表1の化合物10とゴリムマブ;表1の化合物10とセルトリズマブ;表1の化合物10とアダリムマブ;表1の化合物10とR1antTNF;表1の化合物10とDMS5540;表1の化合物10とTROS;表1の化合物10とATROSAB;表1の化合物10とヒューマニン;表1の化合物10とヒューマニン類似体;表1の化合物10とs14G-ヒューマニン;表1の化合物10とMTP101;表1の化合物10とエラミプレチド;表1の化合物10とDNA;表1の化合物10とRNA;表1の化合物10とsiRNA;表1の化合物10とFASを標的としたsiRNA;表1の化合物10とFASsiRNAセンス;表1の化合物10とネガティブsiRNAセンス;表1の化合物10とTNF-αを標的としたsiRNA;表1の化合物10とNR58.3-14-3;表1の化合物10とカスパーゼ2;表1の化合物10とカスパーゼ3;表1の化合物10とカスパーゼ8;表1の化合物10とカスパーゼ9;表1の化合物11とONL1204;表1の化合物11とH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);表1の化合物11とFAIM;表1の化合物11とNOL3;表1の化合物11とDcR1;表1の化合物11とDcR2;表1の化合物11とDcR3;表1の化合物11とエタネルセプト;表1の化合物11とインフリキシマブ;表1の化合物11とゴリムマブ;表1の化合物11とセルトリズマブ;表1の化合物11
とアダリムマブ;表1の化合物11とR1antTNF;表1の化合物11とDMS5540;表1の化合物11とTROS;表1の化合物11とATROSAB;表1の化合物11とヒューマニン;表1の化合物11とヒューマニン類似体;表1の化合物11とs14G-ヒューマニン;表1の化合物11とMTP101;表1の化合物11とエラミプレチド;表1の化合物11とDNA;表1の化合物11とRNA;表1の化合物11とsiRNA;表1の化合物11とFASを標的としたsiRNA;表1の化合物11とFASsiRNAセンス;表1の化合物11とネガティブsiRNAセンス;表1の化合物11とTNF-αを標的としたsiRNA;表1の化合物11とNR58.3-14-3;表1の化合物11とカスパーゼ2;表1の化合物11とカスパーゼ3;表1の化合物11とカスパーゼ8;表1の化合物11とカスパーゼ9;ONL1204とH60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4);ONL1204とFAIM;ONL1204とNOL3;ONL1204とDcR1;ONL1204とDcR2;ONL1204とDcR3;ONL1204とエタネルセプト;ONL1204とインフリキシマブ;ONL1204とゴリムマブ;ONL1204とセルトリズマブ;ONL1204とアダリムマブ;ONL1204とR1antTNF;ONL1204とDMS5540;ONL1204とTROS;ONL1204とATROSAB;ONL1204とヒューマニン;ONL1204とヒューマニン類似体;ONL1204とs14G-ヒューマニン;ONL1204とMTP101;ONL1204とエラミプレチド;ONL1204とDNA;ONL1204とRNA;ONL1204とsiRNA;ONL1204とFASを標的としたsiRNA;ONL1204とFASsiRNAセンス;ONL1204とネガティブsiRNAセンス;ONL1204とTNF-αを標的としたsiRNA;ONL1204とNR58.3-14-3;ONL1204とカスパーゼ2;ONL1204とカスパーゼ3;ONL1204とカスパーゼ8;ONL1204とカスパーゼ9;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とFAIM;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とNOL3;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とDcR1;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とDcR2;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とDcR3;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とエタネルセプト;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とインフリキシマブ;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とゴリムマブ;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とセルトリズマブ;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とアダリムマブ;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とR1antTNF;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とDMS5540;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とTROS;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とATROSAB;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とヒューマニン;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とヒューマニン類似体;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とs14G-ヒューマニン;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とMTP101;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とエラミプレチド;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とDNA;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とRNA;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とsiRNA;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とFASを標的としたsiRNA;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とFASsiRNAセンス;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とネガティブsiRNAセンス;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とTNF-αを標的としたsiRNA;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とNR58.3-14-3;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とカスパーゼ2;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とカスパーゼ3;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とカスパーゼ8;H60HIYLGATNYIY71-NH2(配列番号4)とカスパーゼ9;FAIMとNOL3;FAIMとDcR1;FAIMとDcR2;FAIMとDcR3;FAIMとエタネルセプト;FAIMとインフリキシマブ;FAIMとゴリムマブ;FAIMとセルトリズマブ;FAIMとアダリムマブ;FAIMとR1antTNF;FAIMとDMS5540;FAIMとTROS;FAIMとATROSAB;FAIMとヒューマニン;FAIMとヒューマニン類似体;FAIMとs14G-ヒューマニン;FAIMとMTP101;FAIMとエラミプレチド;FAIMとDNA;FAIMとRNA;FAIMとsiRNA;FAIMとFASを標的としたsiRNA;FAIMとFASsiRNAセンス;FAIMとネガティブsiRNAセンス;FAIMとTNF-αを標的としたsiRNA;FAIMとNR58.3-14-3;FAIMとカスパーゼ2;FAIMとカスパーゼ3;FAIMとカスパーゼ8;FAIMとカスパーゼ9;NOL3とDcR1;NOL3とDcR2;NOL3とDcR3;NOL3とエタネルセプト;NOL3とインフリキシマブ;NOL3とゴリムマブ;NOL3とセルトリズマブ;NOL3とアダリムマブ;NOL3とR1antTNF;NOL3とDMS5540;NOL3とTROS;NOL3とATROSAB;NOL3とヒューマニン;NOL3とヒューマニン類似体;NOL3とs14G-ヒューマニン;NOL3とMTP101;NOL3とエラミプレチド;NOL3とDNA;NOL3とRNA;NOL3とsiRNA;NOL3とFASを標的としたsiRNA;NOL3とFASsiRNAセンス;NOL3とネガティブsiRNAセンス;NOL3とTNF-αを標的としたsiRNA;NOL3とNR58.3-14-3;NOL3とカスパーゼ2;NOL3とカスパーゼ3;NOL3とカスパーゼ8;NOL3とカスパーゼ9;DcR1とDcR2;DcR1とDcR3;DcR1とエタネルセプト;DcR1とインフリキシマブ;DcR1とゴリムマブ;DcR1とセルトリズマブ;DcR1とアダリムマブ;DcR1とR1antTNF;DcR1とDMS5540;DcR1とTROS;DcR1とATROSAB;DcR1とヒューマニン;DcR1とヒューマニン類似体;DcR1とs14G-ヒューマニン;DcR1とMTP101;DcR1とエラミプレチド;DcR1とDNA;DcR1とRNA;DcR1とsiRNA;DcR1とFASを標的としたsiRNA;DcR1とFASsiRNAセンス;DcR1とネガティブsiRNAセンス;DcR1とTNF-αを標的としたsiRNA;DcR1とNR58.3-14-3;DcR1とカスパーゼ2;DcR1とカスパーゼ3;DcR1とカスパーゼ8;DcR1とカスパーゼ9;DcR2とDcR3;DcR2とエタネルセプト;DcR2とインフリキシマブ;DcR2とゴリムマブ;DcR2とセルトリズマブ;DcR2とアダリムマブ;DcR2とR1antTNF;DcR2とDMS5540;DcR2とTROS;DcR2とATROSAB;DcR2とヒューマニン;DcR2とヒューマニン類似体;DcR2とs14G-ヒューマニン;DcR2とMTP101;DcR2とエラミプレチド;DcR2とDNA;DcR2とRNA;DcR2とsiRNA;DcR2とFASを標的としたsiRNA;DcR2とFASsiRNAセンス;DcR2とネガティブsiRNAセンス;DcR2とTNF-αを標的としたsiRNA;DcR2とNR58.3-14-3;DcR2とカスパーゼ2;DcR2とカスパーゼ3;DcR2とカスパーゼ8;DcR2とカスパーゼ9;DcR3とエタネルセプト;DcR3とインフリキシマブ;DcR3とゴリムマブ;DcR3とセルトリズマブ;DcR3とアダリムマブ;DcR3とR1antTNF;DcR3とDMS5540;DcR3とTROS;DcR3とATROSAB;DcR3とヒューマニン;DcR3とヒューマニン類似体;DcR3とs14G-ヒューマニン;DcR3とMTP101;DcR3とエラミプレチド;DcR3とDNA;DcR3とRNA;DcR3とsiRNA;DcR3とFASを標的としたsiRNA;DcR3とFASsiRNAセンス;DcR3とネガティブsiRNAセンス;DcR3とTNF-αを標的としたsiRNA;DcR3とNR58.3-14-3;DcR3とカスパーゼ2;DcR3とカスパーゼ3;DcR3とカスパーゼ8;DcR3とカスパーゼ9;エタネルセプトとインフリキシマブ;エタネルセプトとゴリムマブ;エタネルセプトとセルトリズマブ;エタネルセプトとアダリムマブ;エタネルセプトとR1antTNF;エタネルセプトとDMS5540;エタネルセプトとTROS;エタネルセプトとATROSAB;エタネルセプトとヒューマニン;エタネルセプトとヒューマニン類似体;エタネルセプトとs14G-ヒューマニン;エタネルセプトとMTP101;エタネルセプトとエラミプレチド;エタネルセプトとDNA;エタネルセプトとRNA;エタネルセプトとsiRNA;エタネルセプトとFASを標的としたsiRNA;エタネルセプトとFASsiRNAセンス;エタネルセプトとネガティブsiRNAセンス;エタネルセプトとTNF-αを標的としたsiRNA;エタネルセプトとNR58.3-14-3;エタネルセプトとカスパーゼ2;エタネルセプトとカスパーゼ3;エタネルセプトとカスパーゼ8;エタネルセプトとカスパーゼ9;インフリキシマブとゴリムマブ;インフリキシマブとセルトリズマブ;インフリキシマブとアダリムマブ;インフリキシマブとR1antTNF;インフリキシマブとDMS5540;インフリキシマブとTROS;インフリキシマブとATROSAB;インフリキシマブとヒューマニン;インフリキシマブとヒューマニン類似体;インフリキシマブとs14G-ヒューマニン;インフリキシマブとMTP101;インフリキシマブとエラミプレチド;インフリキシマブとDNA;インフリキシマブとRNA;インフリキシマブとsiRNA;インフリキシマブとFASを標的としたsiRNA;インフリキシ
マブとFASsiRNAセンス;インフリキシマブとネガティブsiRNAセンス;インフリキシマブとTNF-αを標的としたsiRNA;インフリキシマブとNR58.3-14-3;インフリキシマブとカスパーゼ2;インフリキシマブとカスパーゼ3;インフリキシマブとカスパーゼ8;インフリキシマブとカスパーゼ9;ゴリムマブとセルトリズマブ;ゴリムマブとアダリムマブ;ゴリムマブとR1antTNF;ゴリムマブとDMS5540;ゴリムマブとTROS;ゴリムマブとATROSAB;ゴリムマブとヒューマニン;ゴリムマブとヒューマニン類似体;ゴリムマブとs14G-ヒューマニン;ゴリムマブとMTP101;ゴリムマブとエラミプレチド;ゴリムマブとDNA;ゴリムマブとRNA;ゴリムマブとsiRNA;ゴリムマブとFASを標的としたsiRNA;ゴリムマブとFASsiRNAセンス;ゴリムマブとネガティブsiRNAセンス;ゴリムマブとTNF-αを標的としたsiRNA;ゴリムマブとNR58.3-14-3;ゴリムマブとカスパーゼ2;ゴリムマブとカスパーゼ3;ゴリムマブとカスパーゼ8;ゴリムマブとカスパーゼ9;セルトリズマブとアダリムマブ;セルトリズマブとR1antTNF;セルトリズマブとDMS5540;セルトリズマブとTROS;セルトリズマブとATROSAB;セルトリズマブとヒューマニン;セルトリズマブとヒューマニン類似体;セルトリズマブとs14G-ヒューマニン;セルトリズマブとMTP101;セルトリズマブとエラミプレチド;セルトリズマブとDNA;セルトリズマブとRNA;セルトリズマブとsiRNA;セルトリズマブとFASを標的としたsiRNA;セルトリズマブとFASsiRNAセンス;セルトリズマブとネガティブsiRNAセンス;セルトリズマブとTNF-αを標的としたsiRNA;セルトリズマブとNR58.3-14-3;セルトリズマブとカスパーゼ2;セルトリズマブとカスパーゼ3;セルトリズマブとカスパーゼ8;セルトリズマブとカスパーゼ9;アダリムマブとR1antTNF;アダリムマブとDMS5540;アダリムマブとTROS;アダリムマブとATROSAB;アダリムマブとヒューマニン;アダリムマブとヒューマニン類似体;アダリムマブとs14G-ヒューマニン;アダリムマブとMTP101;アダリムマブとエラミプレチド;アダリムマブとDNA;アダリムマブとRNA;アダリムマブとsiRNA;アダリムマブとFASを標的としたsiRNA;アダリムマブとFASsiRNAセンス;アダリムマブとネガティブsiRNAセンス;アダリムマブとTNF-αを標的としたsiRNA;アダリムマブとNR58.3-14-3;アダリムマブとカスパーゼ2;アダリムマブとカスパーゼ3;アダリムマブとカスパーゼ8;アダリムマブとカスパーゼ9;R1antTNFとDMS5540;R1antTNFとTROS;R1antTNFとATROSAB;R1antTNFとヒューマニン;R1antTNFとヒューマニン類似体;R1antTNFとs14G-ヒューマニン;R1antTNFとMTP101;R1antTNFとエラミプレチド;R1antTNFとDNA;R1antTNFとRNA;R1antTNFとsiRNA;R1antTNFとFASを標的としたsiRNA;R1antTNFとFASsiRNAセンス;R1antTNFとネガティブsiRNAセンス;R1antTNFとTNF-αを標的としたsiRNA;R1antTNFとNR58.3-14-3;R1antTNFとカスパーゼ2;R1antTNFとカスパーゼ3;R1antTNFとカスパーゼ8;R1antTNFとカスパーゼ9;DMS5540とTROS;DMS5540とATROSAB;DMS5540とヒューマニン;DMS5540とヒューマニン類似体;DMS5540とs14G-ヒューマニン;DMS5540とMTP101;DMS5540とエラミプレチド;DMS5540とDNA;DMS5540とRNA;DMS5540とsiRNA;DMS5540とFASを標的としたsiRNA;DMS5540とFASsiRNAセンス;DMS5540とネガティブsiRNAセンス;DMS5540とTNF-αを標的としたsiRNA;DMS5540とNR58.3-14-3;DMS5540とカスパーゼ2;DMS5540とカスパーゼ3;DMS5540とカスパーゼ8;DMS5540とカスパーゼ9;TROSとATROSAB;TROSとヒューマニン;TROSとヒューマニン類似体;TROSとs14G-ヒューマニン;TROSとMTP101;TROSとエラミプレチド;TROSとDNA;TROSとRNA;TROSとsiRNA;TROSとFASを標的としたsiRNA;TROSとFASsiRNAセンス;TROSとネガティブsiRNAセンス;TROSとTNF-αを標的としたsiRNA;TROSとNR58.3-14-3;TROSとカスパーゼ2;TROSとカスパーゼ3;TROSとカスパーゼ8;TROSとカスパーゼ9;ATROSABとヒューマニン;ATROSABとヒューマニン類似体;ATROSABとs14G-ヒューマニン;ATROSABとMTP101;ATROSABとエラミプレチド;ATROSABとDNA;ATROSABとRNA;ATROSABとsiRNA;ATROSABとFASを標的としたsiRNA;ATROSABとFASsiRNAセンス;ATROSABとネガティブsiRNAセンス;ATROSABとTNF-αを標的としたsiRNA;ATROSABとNR58.3-14-3;ATROSABとカスパーゼ2;ATROSABとカスパーゼ3;ATROSABとカスパーゼ8;ATROSABとカスパーゼ9;ヒューマニンとヒューマニン類似体;ヒューマニンとs14G-ヒューマニン;ヒューマニンとMTP101;ヒューマニンとエラミプレチド;ヒューマニンとDNA;ヒューマニンとRNA;ヒューマニンとsiRNA;ヒューマニンとFASを標的としたsiRNA;ヒューマニンとFASsiRNAセンス;ヒューマニンとネガティブsiRNAセンス;ヒューマニンとTNF-αを標的としたsiRNA;ヒューマニンとNR58.3-14-3;ヒューマニンとカスパーゼ2;ヒューマニンとカスパーゼ3;ヒューマニンとカスパーゼ8;ヒューマニンとカスパーゼ9;ヒューマニン類似体とs14G-ヒューマニン;ヒューマニン類似体とMTP101;ヒューマニン類似体とエラミプレチド;ヒューマニン類似体とDNA;ヒューマニン類似体とRNA;ヒューマニン類似体とsiRNA;ヒューマニン類似体とFASを標的としたsiRNA;ヒューマニン類似体とFASsiRNAセンス;ヒューマニン類似体とネガティブsiRNAセンス;ヒューマニン類似体とTNF-αを標的としたsiRNA;ヒューマニン類似体とNR58.3-14-3;ヒューマニン類似体とカスパーゼ2;ヒューマニン類似体とカスパーゼ3;ヒューマニン類似体とカスパーゼ8;ヒューマニン類似体とカスパーゼ9;s14G-ヒューマニンとMTP101;s14G-ヒューマニンとエラミプレチド;s14G-ヒューマニンとDNA;s14G-ヒューマニンとRNA;s14G-ヒューマニンとsiRNA;s14G-ヒューマニンとFASを標的としたsiRNA;s14G-ヒューマニンとFASsiRNAセンス;s14G-ヒューマニンとネガティブsiRNAセンス;s14G-ヒューマニンとTNF-αを標的としたsiRNA;s14G-ヒューマニンとNR58.3-14-3;s14G-ヒューマニンとカスパーゼ2;s14G-ヒューマニンとカスパーゼ3;s14G-ヒューマニンとカスパーゼ8;s14G-ヒューマニンとカスパーゼ9;MTP101とエラミプレチド;MTP101とDNA;MTP101とRNA;MTP101とsiRNA;MTP101とFASを標的としたsiRNA;MTP101とFASsiRNAセンス;MTP101とネガティブsiRNAセンス;MTP101とTNF-αを標的としたsiRNA;MTP101とNR58.3-14-3;MTP101とカスパーゼ2;MTP101とカスパーゼ3;MTP101とカスパーゼ8;MTP101とカスパーゼ9;エラミプレチドとDNA;エラミプレチドとRNA;エラミプレチドとsiRNA;エラミプレチドとFASを標的としたsiRNA;エラミプレチドとFASsiRNAセンス;エラミプレチドとネガティブsiRNAセンス;エラミプレチドとTNF-αを標的としたsiRNA;エラミプレチドとNR58.3-14-3;エラミプレチドとカスパーゼ2;エラミプレチドとカスパーゼ3;エラミプレチドとカスパーゼ8;エラミプレチドとカスパーゼ9;DNAとRNA;DNAとsiRNA;DNAとFASを標的としたsiRNA;DNAとFASsiRNAセンス;DNAとネガティブsiRNAセンス;DNAとTNF-αを標的としたsiRNA;DNAとNR58.3-14-3;DNAとカスパーゼ2;DNAとカスパーゼ3;DNAとカスパーゼ8;DNAとカスパーゼ9;RNAとsiRNA;RNAとFASを標的としたsiRNA;RNAとFASsiRNAセンス;RNAとネガティブsiRNAセンス;RNAとTNF-αを標的としたsiRNA;RNAとNR58.3-14-3;RNAとカスパーゼ2;RNAとカスパーゼ3;RNAとカスパーゼ8;RNAとカスパーゼ9;siRNAとFASを標的としたsiRNA;siRNAとFASsiRNAセンス;siRNAとネガティブsiRNAセンス;siRNAとTNF-αを標的としたsiRNA;siRNAとNR58.3-14-3;siRNAとカスパーゼ2;siRNAとカスパーゼ3;siRNAとカスパーゼ8;siRNAとカスパーゼ9;FASを標的としたsiRNAとFASsiRNAセンス;FASを標的としたsiRNAとネガティブsiRNAセンス;FASを標的としたsiRNAとTNF-αを標的としたsiRNA;FASを標的としたsiRNAとNR58.3-14-3;FASを標的としたsiRNAとカスパーゼ2;FASを標的としたsiRNAとカスパーゼ3;FASを標的としたsiRNAとカスパーゼ8;FASを標的としたsiRNAとカスパーゼ9;FASsiRNAセンスとネガティブsiRNAセンス;FASsiRNAセンスとTNF-αを標的としたsiRNA;FASsiRNAセンスとNR58.3-14-3;FASsiRNAセンスとカスパーゼ2;FASsiRNAセンスとカスパーゼ3;FASsiRNAセンスとカスパーゼ8;FASsiRNAセンスとカスパーゼ9;ネガティブsiRNAセンスとTNF-αを標的としたsiRNA;ネガティブsiRNAセンスとNR58.3-14-3;ネガティブsiRNAセンスとカスパーゼ2;ネガティブsiRNAセンスとカスパーゼ3;ネガティブsiRNAセンスとカスパーゼ8;ネガティブsiRNAセンスとカスパーゼ9;TNF-αを標的としたsiRNAとNR58.3-14-3;TNF-αを標的としたsiRNAとカスパーゼ2;TNF-αを標的としたsiRNAとカスパーゼ3;TNF-αを標的としたsiRNAとカスパーゼ8;TNF-αを標的としたsiRNAとカスパーゼ9;NR58.3-14-3とカスパーゼ2;NR58.3-14-3とカスパーゼ3;NR58.3-14-3とカスパーゼ8;NR58.3-14-3とカスパーゼ9;カスパーゼ2とカスパーゼ3;カスパーゼ2とカスパーゼ8;カスパーゼ2とカスパーゼ9;カスパーゼ3とカスパーゼ8;カスパーゼ3とカスパーゼ9;カスパーゼ8とカスパーゼ9;またはMET12(配列番号3)とペプチド6(配列番号1)の1つが含まれる。
【0037】
式1、I、2、D、E、またはF等の任意の関連する構造の表現に関して、Neu-Hは上述の神経栄養剤等の神経栄養剤である。
【0038】
式1、A、G、H、J、またはK等の任意の関連する構造の表現に関して、FAS-Hは上述のFAS/FASL阻害剤等のFAS/FASL阻害剤である。
【0039】
式I、B、G、M、N、またはO等の任意の関連する構造の表現に関して、TNF-Hは上述のTNF-α/TNFR阻害剤等のTNF-α/TNFR阻害剤である。
【0040】
式2、H、M、P、Q、またはR等の任意の関連する構造の表現に関して、Mit-Hは上述のミトコンドリアペプチド等のミトコンドリアペプチドである。
【0041】
式A、B、D、P、S、またはT等の任意の関連する構造の表現に関して、Nuc-Hは上述のオリゴヌクレオチド等のオリゴヌクレオチドである。
【0042】
式E、J、N、Q、S、またはU等の任意の関連する構造の表現に関して、CK-Hは上述のケモカイン阻害剤等のケモカイン阻害剤である。
【0043】
式F、K、O、R、T、またはU等の関連する構造の表現に関して、CAS-Hは上述のシステイン-アスパラギン酸プロテアーゼ等のシステイン-アスパラギン酸プロテアーゼ阻害剤である。
【0044】
1、I、2、3、4、5、6、7、A、B、C、C1、D、E、F、G、H、J、K、M、N、O、P、Q、R、S、T、U、II、IID、3D、4D、5D、6D、または7D(式C、II、IID、3~7および3D~7Dは以下に示す)等の、すなわちLを含む任意の関連する構造の表現に関して、Lは実験式CaHbOcNdまたはCaHbOcで表される連結基である。
【0045】
任意のLに関して、aは1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20である。いくつかの実施形態では、aは1~5、5~10、10~15、15~20、1~10、または10~20である。
【0046】
任意のLに関して、bは1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、または43である。いくつかの実施形態では、bは1~10、10~20、20~30、30~40、40~43、1~15、15~30、または30~43である。
【0047】
任意のLに関して、cは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である。いくつかの実施形態では、cは0~2、2~4、4~6、6~8、8~10、0~3、3~6、または6~10である。
【0048】
任意のLに関して、dは0、1、または2である。いくつかの実施形態では、dは0である。いくつかの実施形態では、dは1である。いくつかの実施形態では、dは2である。
【0049】
いくつかの実施形態では、Lは式L-1、L-2、L-3、L-4、L-5、L-6、L-7、またはL-8:
【化4-1】
【化4-2】
で表され得る。
【0050】
式L-1、L-2、L-3、L-4、L-5、L-6、L-7、またはL-8等の任意の関連する構造の表現に関して、L1は実験式CeHfOgNhまたはCeHfOgで表され得る。
【0051】
任意のL1に関して、eは1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、または18である。いくつかの実施形態では、eは1~5、5~10、10~15、15~20、1~10、または10~18である。
【0052】
任意のL1に関して、fは1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、または38である。いくつかの実施形態では、fは1~10、10~20、20~30、30~38、1~15、15~30、または30~38である。
【0053】
任意のL1に関して、gは0、1、2、3、4、5、6、7、または8である。いくつかの実施形態では、gは0~2、2~4、4~6、6~8、0~3、3~6、または6~8である。
【0054】
任意のL1に関して、hは0、1、または2である。いくつかの実施形態では、hは0である。いくつかの実施形態では、hは1である。いくつかの実施形態では、hは2である。
【0055】
式L-1、L-2、L-3、L-4、L-5、L-6、L-7、またはL-8等の任意の関連する構造の表現に関して、いくつかの実施形態では、L1は、
-(CH2)i-(OCH2CH2)j-O-(CH2)k- [式L1-1]、
-(CH2)i-(OCH2CH2)j-O-CONH-(CH2)k- [式L1-2]、
-(CiH2i)-(OCH2CH2)j-O-(CkH2k)- [式L1-3]、または、
-( CiH2i)-(OCH2CH2)j-O-CONH-(CkH2k)- [式L1-4]
であってもよい。
【0056】
式L1-1、L1-2、L1-3、またはL1-4等の任意の関連する構造の表現に関して、iは0、1、2、3、または4である。
【0057】
式L1-1、L1-2、L1-3、またはL1-4等の任意の関連する構造の表現に関して、jは0、1、2、3、4、または5である。
【0058】
式L1-1、L1-2、L1-3、またはL1-4等の任意の関連する構造の表現に関して、kは0、1、2、3、または4である。
【0059】
持続送達成分は、持続する期間、たとえば、薬剤が代謝され、または体内から出るのにかかる時間より長く薬剤が体内にとどまるのを可能にする、薬物送達システムの一部である。典型的には、持続送達成分は、薬剤を移植片にカプセル化するか、さもなければ捕捉させるかにより機能する、固形移植片等の移植片である。この移植片が生分解性または生体侵蝕性である場合、薬剤は移植片の生分解または生体浸食に伴って放出され得る。移植片はまた、ある期間にわたって薬剤が移植片から拡散するように多孔質であってもよい。生分解性または生体侵蝕性の移植片は多孔質であってもよいし、非多孔質であってもよい。典型的には、非生分解性または非生体侵蝕性の移植片は多孔質であり、薬剤は拡散により放出される。しかし、浸透圧ポンプ等の他の機構が作動してもよい。
【0060】
薬剤は持続送達成分に物理的に捕捉されてもよく、および/または持続送達成分の一部である分子と共有結合していてもよい。
【0061】
多孔質または非多孔質の生分解性移植片のための生分解性材料の典型的な例には、一般的に、ポリ(D,L-乳酸)(PLA)およびポリ(D,L-乳酸グリコール酸共重合体)(PLGA)、ポリエステルアミド(PEA、DSM chemical社)、ならびにポリカプロラクトン(PCL)を含む重合体等のシリカベースの材料および有機生分解性材料;ポリビニルアルコールPVA)、PEGアミン、PEG-N-ヒドロキシスクシンアミドエステル(Ocular Therapeutix等)等のハイドロゲル;コラーゲンベースの材料(Euclid systems社);またはそれらの組み合わせが含まれる。
【0062】
適切なシリカベースの持続送達成分は多数ある。
【0063】
シリカベースの持続送達成分の1つのタイプには、カプセル化された薬剤を含むシリカ粒子をシリカゾルと混合することにより得られるシリカハイドロゲル複合体が含まれ、得られたハイドロゲル複合体は剪断減粘性である。この種の送達系は、異なるタイプのカプセル化された治療薬および生物学的に活性のある薬剤によるバーストを著しく減少させる、注入可能な全シリカベースの微粒子-シリカハイドロゲル制御放出系である。このタイプのシリカベースの持続送達成分およびその製造方法の詳細な記述は、2018年4月24日に発行されたJokinenらの米国特許第9,949,922号にみられ、その内容全体が参照により本明細書に援用される。
【0064】
別のタイプのシリカベースの持続送達成分には、再分散が行われるゾル-ゲル転移を含む流動性シリカ組成物を製造する方法により得られる、薬剤を含む流動性シリカ組成物およびゲル組成物が含まれる。再分散には、ゾル-ゲル転移のゲル点に到達した後にゾル-ゲル転移により形成されたゲルに液体を加えることが含まれ、この添加はゲル点に到達後十分に短い時間内に行われ、ゲルと液体を混合した後に、細い22Gの針を通してそのまま、または30秒未満の短時間の攪拌によって注射可能であり、注射可能なままである粘弾性的に均質な流動性シリカ組成物となる。流動性があり注射可能な持続送達シリカ組成物は、カプセル化された治療剤の安定性を高め、活性を維持することができる。このタイプのシリカベースの持続送達成分およびその製造方法の詳細な記述は、2014年2月27日に公開されたJokinenらの米国特許出願第20140057996号にみられ、その内容全体が参照により本明細書に援用される。
【0065】
別のタイプのシリカベースの持続送達成分には、薬剤および少なくとも1種の無定形糖運搬する生体浸食性の多孔質のシリコンベースの担体材料を含む組成物が含まれ、任意にさらに結晶化阻害剤が含まれる。これらの送達系には、生体分子をシリカ担体材料の細孔に搭載し、結果として生体分子を安定化させることが含まれる。しかし、これらの系はまた小分子治療化合物に使用されてもよい。このタイプのシリカベースの持続送達成分およびその製造方法の詳細な記述は、2017年3月28日に発行されたBarnettらの米国特許第9,603,801号にみられ、その内容全体が参照により本明細書に援用される。
【0066】
別のタイプのシリカベースの持続送達成分には、制御された方法で薬剤を送達するための移植片などの生体浸食性の装置が含まれる。この装置には、薬剤をしみ込ませた、または搭載した、多孔質のシリコンベースの担体材料が含まれる。これらの特定のシリコン担体材料には、担体材料の細孔内に配置された少なくとも1種の大分子治療剤が含まれる。治療大分子を担体材料の細孔に搭載することにより大分子を安定化させると考えられている。多数の実施形態では、この大分子はタンパク質であり、細孔は約15nm~約40nmの平均サイズを有し、タンパク質は約100,000amu~約200,000amuの分子量を有する。このタイプのシリカベースの持続送達成分およびその製造方法の詳細な記述は、2017年11月7日に発行されたAshtonらの米国特許第9,808,421号、2016年5月10日に発行されたAshtonらの米国特許第9,333,173号、および2014年9月28日に公開されたAshtonら米国特許公開第20140271764号にみられ、それらの全ての内容全体が参照により本明細書に援用される。
【0067】
持続送達成分は、約10μg~100mg、約10~20μg、約20~30μg、約30~40μg、約40~50μg、約50~60μg、約60~70μg、約70~80μg、約80~90μg、約90~100μg、約100~200μg、約200~300μg、約300~400μg、約400~500μg、約500~600μg、約600~700μg、約700~800μg、約800~900μg、約900~1,000μg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~200mg、約200~300mg、約300~400mg、約400~500mg、約500~600mg、約600~700mg、約700~800mg、約800~900mg、約900~1,000mg、約1~2g、約2~3g、約3~4g、約4~5g、約5~6g、約6~7g、約7~8g、約8~9g、約9~10g、約10~20g、約20~30g、約30~40g、約40~50g、約50~60g、約60~70g、約70~80g、約80~90g、約90~100g、約100~200g、約200~300g、約300~400g、約400~500g、約500~600g、約600~700g、約700~800g、約800~900g、約900~1,000g、約10~100μg、約100~1,000μg、約1~10mg、約10~100mg、約100~1,000mg、約1~10g、約10~100g、または約100~1,000g等の任意の適切な質量を有することができる。約1g以下、または約100mg以下である上記の範囲は、眼球上また眼球内に送達される薬物送達システムにとって興味深いものであるかもしれない。
【0068】
持続送達成分は、約1~99重量%、約1~10重量%、約10~20重量%、約20~30重量%、約30~40重量%、約40~50重量%、約50~60重量%、約60~70重量%、約70~80重量%、約80~90重量%、約90~99重量%、約1~30重量%、約30~65重量%、約65~99重量%、約1~50重量%、または約50~99重量%等の移植片の任意の適切な百分率であってもよい。
【0069】
薬物送達システムは、約10μg~100mg、約10~20μg、約20~30μg、約30~40μg、約40~50μg、約50~60μg、約60~70μg、約70~80μg、約80~90μg、約90~100μg、約100~200μg、約200~300μg、約300~400μg、約400~500μg、約500~600μg、約600~700μg、約700~800μg、約800~900μg、約900~1,000μg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~200mg、約200~300mg、約300~400mg、約400~500mg、約500~600mg、約600~700mg、約700~800mg、約800~900mg、約900~1,000mg、約1~2g、約2~3g、約3~4g、約4~5g、約5~6g、約6~7g、約7~8g、約8~9g、約9~10g、約10~20g、約20~30g、約30~40g、約40~50g、約50~60g、約60~70g、約70~80g、約80~90g、約90~100g、約100~200g、約200~300g、約300~400g、約400~500g、約500~600g、約600~700g、約700~800g、約800~900g、約900~1,000g、約10~100μg、約100~1,000μg、約1~10mg、約10~100mg、約100~1,000mg、約1~10g、約10~100g、または約100~1,000g等の任意の適切な大きさであってもよい。約1g以下、または約100mg以下である上記の範囲は、眼球上また眼球内に送達される薬物送達システムにとって興味深いものであるかもしれない。
【0070】
移植片のための非生分解性または非生体浸食性の材料の典型的な例には、シリコーンまたは半透膜としてPVA(Psivida社等)が含まれる。
【0071】
他の可能性がる持続送達成分は、カプセル化細胞技術のような細胞ベースのアプローチ;およびリザーバー型のアプローチ(forsight4;Replenish)に基づいていてもよい。
【0072】
神経栄養剤、FAS/FASL阻害剤、TNF-α/TNFR阻害剤、および/またはミトコンドリアペプチドは、持続送達成分と共有結合していてもよいし、していなくてもよい。
【0073】
いくつかの実施形態では、神経栄養剤は、持続送達成分と共有結合している。いくつかの実施形態では、神経栄養剤は、持続送達成分と共有結合していない。
【0074】
いくつかの実施形態では、FAS/FASL阻害剤は、持続送達成分と共有結合している。いくつかの実施形態では、FAS/FASL阻害剤は、持続送達成分と共有結合していない。
【0075】
いくつかの実施形態では、TNF-α/TNFR阻害剤は、持続送達成分と共有結合している。いくつかの実施形態では、TNF-α/TNFR阻害剤は、持続送達成分と共有結合していない。
【0076】
いくつかの実施形態では、ミトコンドリアペプチドは、持続送達成分と共有結合している。いくつかの実施形態では、ミトコンドリアペプチドは、持続送達成分と共有結合していない。
【0077】
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、持続送達成分と共有結合している。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、持続送達成分と共有結合していない。
【0078】
たとえば、神経栄養剤は、式
【化5】
で表される化合物を用いて持続送達成分と共有結合していてもよく、Neu-Hは上述の神経栄養剤等の神経栄養剤である。
【0079】
オリゴヌクレオチドは、式
【化6】
で表される化合物を用いて持続送達成分と共有結合していてもよく、Nuc-Hは上述のオリゴヌクレオチド等のオリゴヌクレオチドである。
【0080】
FAS/FASL阻害剤は、式
【化7】
で表される化合物を用いて持続送達成分と共有結合していてもよく、FAS-Hは上述のFAS/FASL阻害剤等のFAS/FASL阻害剤である。
【0081】
TNF-α/TNFR阻害剤は、式
【化8】
で表される化合物を用いて持続送達成分と共有結合していてもよく、TNF-Hは上述のTNF-α/TNFR阻害剤等のTNF-α/TNFR阻害剤である。
【0082】
ミトコンドリアペプチドは、式
【化9】
で表される化合物を用いて持続送達成分と共有結合していてもよく、Mit-Hは上述のミトコンドリアペプチド等のミトコンドリアペプチドである。
【0083】
ケモカイン阻害剤は、式
【化10】
で表される化合物を用いて持続送達成分と共有結合していてもよく、CK-Hは上述のケモカイン阻害剤等のケモカイン阻害剤である。
【0084】
システイン-アスパラギン酸プロテアーゼは、式
【化11】
で表される化合物を用いて持続送達成分と共有結合していてもよく、CAS-Hは上述のシステイン-アスパラギン酸プロテアーゼ等のシステイン-アスパラギン酸プロテアーゼである。
【0085】
式C、3、4、II、5、6、または7等の任意の関連する構造の表現に関して、R1は独立してH、またはCH3、C2アルキル、C3アルキル、C4アルキル、C5アルキル、またはC6アルキル等のC1ー6アルキルである。
【0086】
式C、3、4、II、5、6、または7等の任意の関連する構造の表現に関して、R2は独立してH、またはCH3、C2アルキル、C3アルキル、C4アルキル、C5アルキル、またはC6アルキル等のC1ー6アルキルである。
【0087】
式C、3、4、II、5、6、もしくは7、または以下の化合物等の任意の関連する構造の表現に関して、R3は独立してH、またはCH3、C2アルキル、C3アルキル、C4アルキル、C5アルキル、またはC6アルキル等のC1ー6アルキルである。
【0088】
式3の化合物の例は、VGDGGLFEKKL-PEG-Si(OH)3(「VGDGGLFEKKL」は配列番号1として開示)またはVGDGGLFEKKL-PEG-SiOR1OR2OR3(「VGDGGLFEKKL」は配列番号1として開示)であり、PEGはポリエチレングリコール鎖(たとえば-(OCH2CH2)n-であり、nは1、2、3、4、5、6、7、8、9、10等)である。体内では、エステル結合を加水分解してVGDGGLFEKKL(配列番号1)を放出することができる。
【0089】
式C、または3~5のSiOR1OR2OR3基は、シリカベースの薬物送達システムのシリカと共有結合して、たとえば式C1、3D、4D、または5Dで表される化合物を形成することができ、Dは式C、3、4、5、6、または7のSiOR1OR2OR3のSiを含む持続送達成分である。
【0090】
【0091】
薬物送達システムには、任意にパルミチン酸アスコルビル、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、ピロ亜硫酸カリウム、没食子酸プロピル、ピロ亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、ビタミンE、3,4-ジヒドロキシ安息香酸、システイン等の抗酸化剤がさらに含まれていてもよい。
【0092】
いくつかの治療のために、薬物送達システムは、約-7℃~約17℃、約-7℃~0℃、約0℃~約5℃、約5℃~約10℃、約10℃~約17℃等のような低下した温度で注入して薬物送達システムの性能を向上させてもよい。たとえば、これにより薬剤のさらなる持続送達性、薬剤のレベル(濃度)のさらなる一貫性、薬効の改善等を提供するかもしれない。
【0093】
神経栄養剤、FAS/FASL阻害剤、TNF-α/TNFR阻害剤、ミトコンドリアペプチド、オリゴヌクレオチド、ケモカイン阻害剤、またはシステイン-アスパラギン酸プロテアーゼ、および任意の持続送達成分を含む薬物送達システム(本明細書では「主題の薬物送達システム」という)は、体の一部への注射または外科的手術、経口投与、または眼もしくは皮膚への局所塗布等の適切な方法により、ヒト等の哺乳類に投与することができる。いくつかの実施形態では、主題の薬物送達システムは、前房、後眼房、結膜下腔、またはテノン嚢下腔を含む眼内に注入されるか、さもなければ移植される。いくつかの実施形態では、主題の薬物送達システムは、皮下に、または心臓、脳、もしくは蝸牛の中もしくは周囲の組織中に、冠動脈もしくは脳動脈等の血管構造物、または脳脊髄液(CSF)中、もしくはCSFもしくは硝子体と連通しているリザーバ中に直接注入してもよい。
【0094】
いくつかの実施形態では、主題の薬物送達システムは、心臓に直接注入されてもよく、動脈内(冠状動脈)に注入もしくは移植されてもよく、またはカテーテルを通して心筋梗塞の部位に送達されてもよい。
【0095】
いくつかの実施形態では、主題の薬物送達システムは、脳に直接注入されてもよく、動脈内(典型的には頸動脈、大脳または脊椎の動脈)に注入もしくは移植されてもよく、またはカテーテルを通して梗塞(脳卒中)の部位に送達されてもよい。
【0096】
主題の薬物送達システムを送達するために使用されるカテーテルは、機械的な塞栓除去/血栓除去またはステント留置を行うために使用される装置と組み合わせてもよい。
【0097】
主題の薬物送達システムは、たとえば、塞栓除去/血栓除去またはステント留置の後に、ボーラスとして投与してもよく、または0.1分から30日間、0.1~10分間、10~20分間、20~40分間、40~60分間、1~2時間、2~3時間、3~4時間、4~5時間、5~6時間、6~8時間、8~10時間、10~12時間、12~18時間、18~24時間、1~2日間、2~3日間、3~4日間、4~5日間、5~6日間、6~7日間、1~2週間、2~3週間、もしくは約3~4週間の期間にわたって関心のある領域に連続的に注射してもよい。
【0098】
主題の薬物送達システムは、薬剤が体内にとどまる時間を延長することができる。たとえば、薬物送達システムは、治療濃度の薬剤を少なくとも約2週間、少なくとも約4週間、少なくとも約6週間、少なくとも約8週間、少なくとも約3カ月間、少なくとも約4カ月間、少なくとも約5カ月間、少なくとも約6カ月間、少なくとも約7カ月間、少なくとも約8カ月間、少なくとも約9カ月間、少なくとも約10カ月間、少なくとも約11カ月間、少なくとも約1年間、少なくとも約1.5年間、少なくとも約2年間、少なくとも約3年間、少なくとも約4年間、約1~6カ月間、約6~12カ月間、約12~18カ月間、約18~24カ月間、約24~36カ月間、最大約2年間、最大約3年間、最大約4年間、最大約5年間、または最大約10年間提供することができる。薬物送達システムは、上記の任意の範囲内で一つの期間に注射、移植、または変更されてもよい。
【0099】
いくつかの実施形態では、主題の薬物送達システムは、加齢黄斑変性症、網膜動脈閉塞症、網膜静脈閉塞症、網膜剥離、中心性網膜症、網脈絡膜症、糖尿病性網膜症、黄斑部毛細血管拡張症、家族性滲出性硝子体網膜症、未熟児網膜症、硝子体黄斑牽引症、黄斑円孔/パッカー、眼球損傷、病的近視、ブドウ膜炎(匍行性脈絡膜症、交感性眼炎、バードショット網膜脈絡膜症、急性多発性斑状色素上皮症(AMPPE)、ベーチェット病、サルコイドーシス、フォークト・小柳・原田症候群(VKH))、眼皮膚白皮症、網膜色素変性症(RP)、全脈絡膜萎縮、レーバー先天黒内障(LCA)、アッシャー症候群、シュタルガルト病、若年性X連鎖性網膜分離症、レーバー遺伝性視神経萎縮、ベスト病、色覚異常、錐体杆体ジストロフィー、脳回転状萎縮症、若年性黄斑変性症、カーンズ・セイヤー症候群等、またはそれらの組み合わせ等の脈絡膜や網膜に影響を与える状態または疾患を治療するためにヒト等の哺乳類に投与してもよい。
【0100】
いくつかの実施形態では、主題の組成物は、緑内障(原発性開放隅角緑内障(POAG)、急性原発性閉塞隅角緑内障(APACG)、慢性閉塞隅角緑内障、色素性緑内障、偽落屑緑内障、正常眼圧緑内障、小児緑内障および続発性緑内障)、虚血性視神経症、視神経炎/視神経脊髄炎、レーバー遺伝性視神経萎縮症、視神経萎縮症、視神経浮腫、頭蓋内圧亢進(偽脳腫瘍)等、またはそれらの組み合わせ等の視神経に影響を与える状態または疾患を治療するためにヒト等の哺乳類に投与してもよい。
【0101】
いくつかの実施形態では、主題の薬物送達システムは、メニエール病、耳毒性に関する、耳毒性に関連する、または耳毒性によって引き起こされる難聴を含む感音性難聴、免疫性難聴、遺伝性/先天性(アッシャー、アルポート、ワーデンブルグを含む)難聴、騒音に関する、騒音に関連する、または騒音によって引き起こされる難聴、老人性難聴、外傷性難聴、血管虚脱に関する、血管虚脱に関連する、または血管虚脱によって引き起こされる難聴、感染に関する、感染に関連する、または感染によって引き起こされる難聴等、またはそれらの組み合わせ等の耳の障害を治療するためにヒト等の哺乳類に投与または移植してもよい。
【0102】
いくつかの実施形態では、主題の薬物送達システムは、アルツハイマー病/認知症、無酸素症、脳卒中、フリードライヒ運動失調症、毛細血管拡張性運動失調症、アスペルガー症候群(自閉症)、頭蓋内圧亢進症(偽脳腫瘍)、外傷性脳損傷、震盪、糖尿病性腎症、ジストニア、本態性振戦、てんかん、ライリー・デイ症候群、ガングリオシド蓄積症、巨細胞性動脈炎、ギラン・バレー症候群、ハンチントン病、レフサム病、カーンズ・セイヤー症候群、およびレーバー視神経症を含む他のミトコンドリア筋症、筋萎縮性側索硬化症、多系統萎縮症、重症筋無力症、AIDSの神経学的合併症、視神経脊髄炎(デビック病)、自己免疫性脳炎/脊髄炎、オリーブ橋小脳萎縮症、パーキンソン病、末梢神経障害、ポンペ病、揺さぶられっ子症候群、テイ・サックス病、ワレンベルグ症候群、血管炎等、またはそれらの組み合わせ等の中枢神経系(CNS)の障害を治療するためにヒト等の哺乳類に投与または移植してもよい。
【0103】
実施例1:アミド結合を特徴とするペプチド6-L-MET12の固相合成
当技術分野で知られている方法を用いて、ペプチド6はNH2末端でレジンに連結され、BOC基とt-Buエステル基で保護され、カルボン酸末端でNH2末端-PEGに連結され、レジン-L-K(Boc)-K(Boc)-E(tBu)-F-L-G-G-D(tBu)-G-V-CO2(CH2-CH2-O)n-CH2-CH2-NH2を提供する。効率および選択性を向上させるために、出発材料の性質および反応の順序を変更してもよく、全ての反応は当技術分野で知られている方法を用いて行われる。MET12は同様に保護されている。保護されたペプチド6化合物の遊離アミンおよび保護されたMET12の遊離酸は、当技術分野で知られている任意の適切なペプチドカップリング法によりカップリングすることができる。カップリング反応の後、保護されたアミドは、TFAまたは技術分野で知られている他の酸触媒法を用いて完全に脱保護化し、ペプチド6-L-MET12アミド誘導体を放出することができる。当技術分野で知られているように、手順全体の効率を最適化するために、必要に応じて、異なる直交保護基戦略を採用してもよい。
【0104】
実施例2:エステル結合を特徴とするペプチド6-L-MET12の固相合成
当技術分野で知られている方法を用いて、ペプチド6はNH2末端でレジンに連結され、遊離アミン基上をCBz基で、遊離酸基上をベンジル基で保護され、カルボン酸末端でポリエチレングリコールに結合され、レジン-L-K(Cbz)-K(Cbz)-E(Bn)-F-L-G-G-D(Bn)-G-V-CO2(CH2-CH2-O)n-CH2-CH2-OHを提供する。選択性を向上させるために、出発材料の性質および反応の順序を変更してもよく、全ての反応は当技術分野で知られている方法を用いて行われる。MET12は同様に保護されている。保護されたペプチド6化合物の遊離アルコール末端および保護されたMET12の遊離酸は、当技術分野で知られている任意の適切なエステルカップリング法によりカップリングすることができる。カップリング反応の後、保護されたエステルは、水素化法または技術分野で知られている他の脱ベンジル化法を用いて完全に脱保護化し、ペプチド6-L-MET12エステル誘導体を放出することができる。当技術分野で知られているように、手順全体の効率を最適化するために、必要に応じて、異なる直交保護基戦略を採用してもよい。
【0105】
以下の実施形態は、発明者が特に期待するものである。
【0106】
実施形態1.
神経栄養剤、FAS/FASL阻害剤、TNF-α/TNFR阻害剤、ミトコンドリアペプチド、ケモカイン阻害剤、またはシステイン-アスパラギン酸プロテアーゼ、および任意の持続送達成分を含む薬物送達システム。
【0107】
実施形態2.
神経栄養剤を含む、実施形態1に記載の薬物送達システム。
【0108】
実施形態3.
FAS/FASL阻害剤を含む、実施形態1に記載の薬物送達システム。
【0109】
実施形態4.
TNF-α/TNFR阻害剤を含む、実施形態1に記載の薬物送達システム。
【0110】
実施形態5.
ミトコンドリアペプチドを含む、実施形態1に記載の薬物送達システム。
【0111】
実施形態6.
神経栄養剤とFAS/FASL阻害剤の両方を含む、実施形態1に記載の薬物送達システム。
【0112】
実施形態7.
該神経栄養剤と該FAS/FASL阻害剤は互いに共有結合している、実施形態6に記載の薬物送達システム。
【0113】
実施形態8.
該神経栄養剤と該FAS/FASL阻害剤は、結合基を介して互いに共有結合している、実施形態7に記載の薬物送達システム。
【0114】
実施形態9.
神経栄養剤とTNF-α/TNFR阻害剤の両方を含む、実施形態1に記載の薬物送達システム。
【0115】
実施形態10.
該神経栄養剤と該TNF-α/TNFR阻害剤は互いに共有結合している、実施形態9に記載の薬物送達システム。
【0116】
実施形態11.
該神経栄養剤と該TNF-α/TNFR阻害剤は、結合基を介して互いに共有結合している、実施形態10に記載の薬物送達システム。
【0117】
実施形態12.
神経栄養剤とミトコンドリアペプチドの両方を含む、実施形態1に記載の薬物送達システム。
【0118】
実施形態13.
該神経栄養剤と該ミトコンドリアペプチドは互いに共有結合している、実施形態12に記載の薬物送達システム。
【0119】
実施形態14.
該神経栄養剤と該ミトコンドリアペプチドは、結合基を介して互いに共有結合している、実施形態13に記載の薬物送達システム。
【0120】
実施形態15.
該神経栄養剤にはCNTFペプチドが含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、または14に記載の薬物送達システム。
【0121】
実施形態16.
該神経栄養剤にはペプチド6が含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、または15に記載の薬物送達システム。
【0122】
実施形態17.
該神経栄養剤にはペプチド21が含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、または16に記載の薬物送達システム。
【0123】
実施形態18.
該神経栄養剤には組み換えCNTFが含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、または17に記載の薬物送達システム。
【0124】
実施形態19.
該神経栄養剤にはBDNFが含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、または18に記載の薬物送達システム。
【0125】
実施形態20.
該神経栄養剤にはGDNFが含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、または19に記載の薬物送達システム。
【0126】
実施形態21.
該FAS/FASL阻害剤にはFLIPが含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20に記載の薬物送達システム。
【0127】
実施形態22.
該FAS/FASL阻害剤にはMET12が含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、または21に記載の薬物送達システム。
【0128】
実施形態23.
該FAS/FASL阻害剤にはONL1204が含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、または22に記載の薬物送達システム。
【0129】
実施形態24.
該FAS/FASL阻害剤にはFASアポトーシス阻害分子が含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、または23に記載の薬物送達システム。
【0130】
実施形態25.
該FAS/FASL阻害剤には核小体タンパク質3が含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、または24に記載の薬物送達システム。
【0131】
実施形態26.
該FAS/FASL阻害剤にはDcR1が含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、または25に記載の薬物送達システム。
【0132】
実施形態27.
該FAS/FASL阻害剤にはDcR2が含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、または26に記載の薬物送達システム。
【0133】
実施形態28.
該FAS/FASL阻害剤にはDcR3が含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、または27に記載の薬物送達システム。
【0134】
実施形態29.
該TNF-α/TNFR阻害剤にはエタネルセプトが含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、または28に記載の薬物送達システム。
【0135】
実施形態30.
該TNF-α/TNFR阻害剤にはインフリキシマブが含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、または29に記載の薬物送達システム。
【0136】
実施形態31.
該TNF-α/TNFR阻害剤にはゴリムマブが含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、または30に記載の薬物送達システム。
【0137】
実施形態32.
該TNF-α/TNFR阻害剤にはセルトリズマブが含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、または31に記載の薬物送達システム。
【0138】
実施形態33.
該TNF-α/TNFR阻害剤にはアダリムマブが含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、または32に記載の薬物送達システム。
【0139】
実施形態34.
該TNF-α/TNFR阻害剤にはR1antTNFが含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、または33に記載の薬物送達システム。
【0140】
実施形態35.
該TNF-α/TNFR阻害剤にはDMS5540が含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、または34に記載の薬物送達システム。
【0141】
実施形態36.
該TNF-α/TNFR阻害剤にはTROSが含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、または35に記載の薬物送達システム。
【0142】
実施形態37.
該TNF-α/TNFR阻害剤にはATROSABが含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、または36に記載の薬物送達システム。
【0143】
実施形態38.
該ミトコンドリアペプチドにはヒューマニンが含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、または37に記載の薬物送達システム。
【0144】
実施形態39.
該ミトコンドリアペプチドにはヒューマニン類似体が含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、または38に記載の薬物送達システム。
【0145】
実施形態40.
該ミトコンドリアペプチドにはs14G-ヒューマニンが含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、または39に記載の薬物送達システム。
【0146】
実施形態41.
該ミトコンドリアペプチドにはMTP101が含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、または40に記載の薬物送達システム。
【0147】
実施形態42.
該持続送達成分はシリカベースである、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、または41に記載の薬物送達システム。
【0148】
実施形態43.
該持続送達成分は多孔質である、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、または42に記載の薬物送達システム。
【0149】
実施形態44.
該持続送達成分は非多孔質である、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、または42に記載の薬物送達システム。
【0150】
実施形態45.
該神経栄養剤は該持続送達成分と共有結合している、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、または44に記載の薬物送達システム。
【0151】
実施形態46.
該FAS/FASL阻害剤は該持続送達成分と共有結合している、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、または45に記載の薬物送達システム。
【0152】
実施形態47.
該TNF-α/TNFR阻害剤は該持続送達成分と共有結合している、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、または46に記載の薬物送達システム。
【0153】
実施形態48.
該ミトコンドリアペプチドは該持続送達成分と共有結合している、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、または47に記載の薬物送達システム。
【0154】
実施形態49.
該神経栄養剤は該持続送達成分と共有結合していない、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、47、または48に記載の薬物送達システム。
【0155】
実施形態50.
該FAS/FASL阻害剤は該持続送達成分と共有結合していない、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、47、48、または49に記載の薬物送達システム。
【0156】
実施形態51.
該TNF-α/TNFR阻害剤は該持続送達成分と共有結合していない、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、48、49、または50に記載の薬物送達システム。
【0157】
実施形態52.
該ミトコンドリアペプチドは該持続送達成分と共有結合していない、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、49、50、51、または52に記載の薬物送達システム。
【0158】
実施形態53.
該持続送達成分は、2018年4月24日に発行されたJokinenらの米国特許第9,949,922号に記載されているタイプのものである、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、または52に記載の薬物送達システム。
【0159】
実施形態54.
該持続送達成分は、2014年2月27日に公開されたJokinenらの米国特許出願第20140057996号に記載されているタイプのものである、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、または52に記載の薬物送達システム。
【0160】
実施形態55.
該持続送達成分は、2017年3月28日に発行されたBarnettらの米国特許第9,603,801号に記載されているタイプのものである、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、または52に記載の薬物送達システム。
【0161】
実施形態56.
該持続送達成分は、2017年11月7日に発行されたAshtonらの米国特許第9,808,421号に記載されているタイプのものである、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、または52に記載の薬物送達システム。
【0162】
実施形態57.
該持続送達成分は、2016年5月10日に発行されたAshtonらの米国特許第9,333,173号に記載されているタイプのものである、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、または52に記載の薬物送達システム。
【0163】
実施形態58.
該持続送達成分は、2014年9月28日に公開されたAshtonら米国特許公開第20140271764号に記載されているタイプのものである、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、または52に記載の薬物送達システム。
【0164】
実施形態59.
オリゴヌクレオチドをさらに含む、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、または58に記載の薬物送達システム。
【0165】
実施形態60.
オリゴヌクレオチドおよび持続送達成分を含む薬物送達システム。
【0166】
実施形態61.
該オリゴヌクレオチドには低分子干渉RNA(siRNA)が含まれる、実施形態59または60に記載の薬物送達システム。
【0167】
実施形態62.
該神経栄養剤には神経成長因子(NGF)が含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、または59に記載の薬物送達システム。
【0168】
実施形態63.
実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、または62に記載の薬物送達システムを治療を必要とする哺乳類に投与することを含む、1)遺伝性もしくは加齢性の脈絡膜、網膜、または視神経の障害もしくは変性、2)耳の障害、または3)神経性またはCNSの障害を含む病状を治療する方法。
【0169】
実施形態64.
該FAS阻害剤にはビシクロールが含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、または63に記載の薬物送達システムまたは方法。
【0170】
実施形態65.
該ケモカイン阻害剤にはNR58.3-14-3が含まれる、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、または63に記載の薬物送達システムまたは方法。
【0171】
(付記)
(付記1)
第1の医薬活性成分(API)および持続送達成分を含む薬物送達システムであって、前記第1のAPIは、神経栄養剤、FAS/FASL阻害剤、TNF-α/TNFR阻害剤、ミトコンドリアペプチド、ケモカイン阻害剤、システイン-アスパラギン酸プロテアーゼ、またはそれらの組み合わせである、薬物送達システム。
【0172】
(付記2)
第2のAPIをさらに含む薬物送達システムであって、前記第1のAPIは神経栄養剤であり、前記第2のAPIはFAS/FASL阻害剤、TNF-α/TNFR阻害剤、ミトコンドリアペプチド、オリゴヌクレオチド、ケモカイン阻害剤、またはCASPASEである、付記1に記載の薬物送達システム。
【0173】
(付記3)
第2のAPIをさらに含む薬物送達システムであって、前記第1のAPIはFAS/FASL阻害剤であり、前記第2のAPIはTNF-α/TNFR阻害剤、ミトコンドリアペプチド、オリゴヌクレオチド、ケモカイン阻害剤、またはCASPASEである、付記1に記載の薬物送達システム。
【0174】
(付記4)
第2のAPIをさらに含む薬物送達システムであって、前記第1のAPIはTNF-α/TNFR阻害剤であり、前記第2のAPIはミトコンドリアペプチド、オリゴヌクレオチド、ケモカイン阻害剤、またはCASPASEである、付記1に記載の薬物送達システム。
【0175】
(付記5)
第2のAPIをさらに含む薬物送達システムであって、前記第1のAPIはオリゴヌクレオチドであり、前記第2のAPIはケモカイン阻害剤またはCASPASEである、付記1に記載の薬物送達システム。
【0176】
(付記6)
第2のAPIをさらに含む薬物送達システムであって、前記第1のAPIはケモカイン阻害剤であり、前記第2のAPIはCASPASEである、付記1に記載の薬物送達システム。
【0177】
(付記7)
前記第1のAPIと前記第2のAPIは互いに共有結合していない、付記1、2、3、4、5、または6に記載の薬物送達システム。
【0178】
(付記8)
前記第1のAPIが前記第2のAPIと共有結合している、付記1、2、3、4、5、または6に記載の薬物送達システム。
【0179】
(付記9)
前記第1のAPIが前記持続送達成分と共有結合している、付記1、2、3、4、5、6、7、または8に記載の薬物送達システム。
【0180】
(付記10)
前記第2のAPIが前記持続送達成分と共有結合している、付記1、2、3、4、5、6、7、8、または9に記載の薬物送達システム。
【0181】
(付記11)
約100μg~約1mgの前記第1のAPIを有する、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10に記載の薬物送達システム。
【0182】
(付記12)
約100μg~約1mgの前記第2のAPIを有する、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、または11に記載の薬物送達システム。
【0183】
(付記13)
移植片の重量が約300μg~約10mgである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、または12に記載の薬物送達システム。
【0184】
(付記14)
付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、または13に記載の薬物送達システムを治療を必要とする哺乳類に投与することを含む、1)遺伝性もしくは加齢性の脈絡膜、網膜、または視神経の障害もしくは変性、2)耳の障害、または3)神経性またはCNSの障害を含む病状を治療する方法。
【0185】
(付記15)
前記薬物送達システムが前記哺乳類の眼内に注射される、付記14に記載の方法。
【0186】
(付記16)
前記哺乳類がヒトである、付記14または15に記載の方法。
【0187】
(付記17)
1)遺伝性もしくは加齢性の脈絡膜、網膜、または視神経の障害もしくは変性、2)耳の障害、または3)神経性またはCNSの障害の治療のための薬物送達システムの製造における、FAS/FASL阻害剤、TNF-α/TNFR阻害剤、ミトコンドリアペプチド、ケモカイン阻害剤、システイン-アスパラギン酸プロテアーゼ、またはそれらの組み合わせの使用であって、前記薬物送達システムは持続送達成分をさらに含む、使用。
【0188】
(付記18)
前記薬物送達システムが前記哺乳類の眼内に注射される、付記17に記載の使用。
【0189】
(付記19)
前記哺乳類がヒトである、付記17または18に記載の使用。
【0190】
(付記20)
1)遺伝性もしくは加齢性の脈絡膜、網膜、または視神経の障害もしくは変性、2)耳の障害、または3)神経性またはCNSの障害の治療のための、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、または13に記載の薬物送達システム、および前記薬物送達システムの使用説明のラベルを含むキット。
【0191】
(付記21)
前記薬物送達システムが哺乳類の眼内に注射される、付記20に記載のキット。
【0192】
(付記22)
前記哺乳類がヒトである、付記20または21に記載のキット。
【配列表】