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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024056114
(43)【公開日】2024-04-22
(54)【発明の名称】筆記用紙
(51)【国際特許分類】
   B42D 15/00 20060101AFI20240415BHJP
【FI】
B42D15/00 301Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022162856
(22)【出願日】2022-10-10
(71)【出願人】
【識別番号】521038739
【氏名又は名称】発想法株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100167081
【弁理士】
【氏名又は名称】本谷 孝夫
(72)【発明者】
【氏名】黄 慶浩
(57)【要約】
【課題】本発明は、離れた単位頁の書き込み枠を煩雑さを感じることなく容易に見つけることができる筆記用紙を提供することを目的とする。
【解決手段】筆記用紙100は、第1単位頁1021~第n単位頁102nが山折り104と谷折り106によって蛇腹状に連続される。第1単位頁1021にはアイディアを記入する第1書き込み枠1081~第n書き込み枠108nが表示される。第1書き込み枠1081~第n書き込み枠108nには枠序列文字112が、序列にしたがって二桁又は三桁で表示される。枠序列文字112は、数字、アルファベット、漢数字、ローマ数字、ギリシャ文字であり、それらが単独で、又は組み合わされて構成される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の大きさの四角形シートに所定形状の書き込み枠(108)が複数整列されて表された単位頁(102)が厚み方向に積層されて所定の厚みを有する筆記用紙(100)であって、
前記書き込み枠(108)の近傍に枠序列表示(114)を表示してなり、
前記枠序列表示(114)は、二文字以下の序列を表す枠序列文字(112)を用いると共に、
連続する前記単位頁(102)間においても序列する
ことを特徴とする筆記用紙。
【請求項2】
所定の大きさの四角形シートに所定形状の書き込み枠(108)が複数整列されて表された単位頁(102)が厚み方向に積層されて所定の厚みを有する筆記用紙(100)であって、
前記書き込み枠(108)の近傍に枠序列表示(114)を表示してなり、
前記枠序列表示(114)は、三文字の枠序列文字(112)を用いると共に、
連続する前記単位頁(102)間においても序列する
ことを特徴とする筆記用紙。
【請求項3】
前記単位頁(102)は、山折り(104)と谷折り(106)が交互に形成されることによって所定の連続方向に前記単位頁(102)が3以上連続され、通常は前記単位頁(102)が前記山折り(104)と前記谷折り(106)が繰り替えされて折りたたまれて厚み方向に所定の厚みを有する
ことを特徴と請求項1又は2に記載の筆記用紙。
【請求項4】
前記枠序列文字(112)は、アルファベットと数字の組み合わせであることを特徴とする請求項1又は2に記載した筆記用紙。
【請求項5】
前記枠序列文字(112)は、隣り合う前記枠序列文字(112)が異なる文字である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載した筆記用紙。
【請求項6】
前記枠序列文字(112)の二桁目が同一種類の前記枠序列表示(114)を一の枠序列表示グループ(116)とし、
二桁目の前記枠序列文字(112)の序列に基づいて前記枠序列表示グループ(116)を序列する
ことを特徴とする請求項1に記載した筆記用紙。
【請求項7】
前記書き込み枠(108)の形状は、前記筆記用紙(100)において複数形状であり、前記単位頁(102)においては全て同一形状である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載した筆記用紙。
【請求項8】
前記枠序列文字(112)の1文字の大きさは、5pt~10ptである
ことを特徴とする請求項1又は2に記載した筆記用紙。
【請求項9】
前記枠序列文字(112)の色は、前記単位頁(102)又は前記書き込み枠(108)の地の色との明度差が1以上3以下である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載した筆記用紙。
【請求項10】
前記書き込み枠(108)は、所定のインクによる印刷によって表され、
前記枠序列文字(112)は、前記書き込み枠(108)と同じインクを用いて、網点で表されたものである
ことを特徴とする請求項8に記載した筆記用紙。
【請求項11】
前記書き込み枠(108)は、前記単位頁(102)において、前記単位頁(102)の前記連続方向に対して直角方向及び前記連続方向に整列配置され、
前記枠序列表示(114)は、前記連続方向に対する直角方向の一端部から他端部に序列順に前記書き込み枠(108)に相対して表示され、前記他端部の次に前記連続方向の下流側に隣接する一端部の前記書き込み枠(108)に相対して次の序列の前記枠序列表示(114)を表示し、次の前記枠序列表示(114)は前記単位頁(102)の連続方向に対して前記直角方向に次の前記枠序列表示(114)を行う
ことを特徴とする請求項3に記載した筆記用紙。
【請求項12】
前記筆記用紙は四角形シート状の前記単位頁(102)の一端縁が綴じ部(118)によって綴じられ、左右見開き状態で使用する冊子態様であり、
前記書き込み枠(108)は、前記単位頁(102)の見開き状態において、前記単位頁(102)の2頁からなる連続頁(102C)の高さ方向及び幅方向に整列配置されて複数の列及び複数の行を構成し、
前記枠序列表示(114)は、前記連続頁(102C)における前記綴じ部(118)から最も遠い列における一端部から他端部に前記枠序列文字(112)の序列順に前記書き込み枠(108)に相対して表示され、
次に、前記最も離れている列に隣接する列における前記一端部の書き込み枠(108)から他端部の書き込み枠(108)へ前記枠序列文字(112)の序列順に表示され、
同様に、前記枠序列表示(114)が、前記綴じ部(118)を挟んだ最も離れている列まで序列して表される
ことを特徴とする請求項1又は2に記載した筆記用紙。
【請求項13】
前記筆記用紙は四角形シート状の前記単位頁(102)の一端縁が綴じ部(118)によって綴じられ、上下見開き状態で使用する冊子態様であり、
前記書き込み枠(108)は、前記単位頁(102)の見開き状態において、前記単位頁(102)の2頁からなる連続頁(102C)の高さ方向及び幅方向に整列配置されて複数の列及び複数の行を構成し、
前記枠序列表示(114)は、前記連続頁(102C)における前記綴じ部(118)から最も遠い行における一端部から他端部に前記枠序列文字の序列順に前記書き込み枠(108)に相対して表示され、
次に、前記最も離れている行に隣接する行における前記一端部の書き込み枠(108)から他端部の書き込み枠(108)へ前記枠序列文字(112)の序列順に表示され、
同様に、前記枠序列表示(114)が、前記綴じ部(118)を挟んだ最も離れている行まで序列して表される
ことを特徴とする請求項1又は2に記載した筆記用紙。
【請求項14】
前記筆記用紙は四角形シート状の前記単位頁(102)の一端縁が綴じ部(118)によって綴じられ、見開き状態で使用する冊子態様であり、
前記単位頁(102)を見開きにした状態において、前記書き込み枠(108)は、前記見開き状態における高さ方向及び幅方向に整列配置されて複数の列及び複数の行を構成し、
前記枠序列表示(114)は、前記見開き状態における前記綴じ部(118)に対する一端部における列の一端部から他端部に前記枠序列文字(112)の序列順に前記書き込み枠(108)に相対して表示され、
次に、最端部の列に隣接する列における前記一端部の書き込み枠(108)から他端部の書き込み枠へ前記枠序列文字(112)の序列順に前記枠序列表示(114)が表される
ことを特徴とする請求項1又は2に記載した筆記用紙。
【請求項15】
前記枠序列表示(114)は、前記筆記用紙において重複しない
ことを特徴とする請求項1又は2に記載した筆記用紙。
【請求項16】
前記枠序列表示(114)は、少なくとも、第1枠序列文字(112A)、第2枠序列文字(1121)、又は第3枠序列文字(112a)が、選択的に一桁目又は二桁目に配置されることによって二桁に表され、
前記二桁目に配置された前記第1枠序列文字(112A)と前記一桁目に配置された前記第2枠序列文字(1121)によって表示される第1枠序列表示グループ(1161)、
前記二桁目に配置された前記第3枠序列文字(112a)と前記一桁目に配置された前記第2枠序列文字(1121)によって表示されると共に、前記第1枠序列表示グループ(1161)と同一の発音を生じる前記枠序列表示(114)によって表示される第2枠序列表示グループ(1162)、
前記二桁目に配置された前記第1枠序列文字(112A)と前記一桁目に配置された前記第1枠序列文字(112A)によって表示される第3枠序列表示グループ(1163)、
前記二桁目に配置された前記第3枠序列文字(112a)と前記一桁目に配置された前記第3枠序列文字(112a)によって表示されると共に、前記第3枠序列表示グループ(1163)と同一の発音を生じる前記枠序列表示(114)によって表示される第4枠序列表示グループ(1164)、
前記二桁目に配置された前記第3枠序列文字(112a)と前記一桁目に配置された前記第1枠序列文字(112A)によって表示されると共に、前記第3枠序列表示グループ(1163)及び前記第4枠序列表示グループ(1164)と同一の発音を生じる前記枠序列表示(114)によって表示される第5枠序列表示グループ(1165)、
前記二桁目に配置された前記第2枠序列文字(1121)と前記一桁目に配置された前記第3枠序列文字(112a)によって表示される第6枠序列表示グループ(1166)、
は前記二桁目に配置された前記第2枠序列文字(1121)と前記一桁目に配置された前記第1枠序列文字(112A)によって表示されると共に、前記第6枠序列表示グループ(1166)と同一の発音を生じる前記枠序列表示(114)によって表示される第7枠序列表示グループ(1167)、
二桁目に配置された前記第2枠序列文字(1121)と前記一桁目が前記第2枠序列文字(1121)によって表示される第8枠序列表示グループ(1168)、又は
前記二桁目に配置された前記第1枠序列文字(112A)と前記一桁目に配置された前記第3枠序列文字(112a)によって表示されると共に、前記第3枠序列表示グループ(1163)と同一の発音を生じる前記枠序列表示(114)によって表示される第12枠序列表示グループ(11612)の内、少なくとも3の枠序列表示グループ(116)が選択されることによって、
前記第1枠序列表示グループ(1161)と前記第2枠序列表示グループ(1162)によって構成される第1・2枠序列表示グループ組(116C12)、
前記第3枠序列表示グループ(1163)と前記第4枠序列表示グループ(1164)によって構成される第3・4枠序列表示グループ組(116C34)、
前記第4枠序列表示グループ(1164)と前記第5枠序列表示グループ(1165)によって構成される第4・5枠序列表示グループ組(116C45)、
前記第3枠序列表示グループ(1163)と前記第5枠序列表示グループ(1165)によって構成される第3・5枠序列表示グループ組(116C35)、
前記第6枠序列表示グループ(1166)と前記第7枠序列表示グループ(1167)によって構成される第6・7枠序列表示グループ組(116C67)、
前記第3枠序列表示グループ(1163)と前記第12枠序列表示グループ(116312)によって構成される第3・12枠序列表示グループ組(116C312)、
前記第4枠序列表示グループ(1164)と前記第12枠序列表示グループ(11612)によって構成される第4・12枠序列表示グループ組(116C412)、又は
前記第5枠序列表示グループ(1165)と前記第12枠序列表示グループ(11612)によって構成される第5・12枠序列表示グループ組(116C512)の内、少なくとも2の枠序列表示グループ組(116C)が構成され、
前記枠序列表示グループ組(116C)を構成する前記枠序列表示グループ(116)の間に、同一の発音を生じる前記枠序列表示(114)が含まれない前記枠序列表示グループ(116)が配置され、同一の発音を生じる前記枠序列表示(114)が含まれる前記枠序列表示グループ(116)が連続して序列されない
ことを特徴とする請求項1に記載した筆記用紙。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新商品開発や課題解決等のための発想作業に適した筆記用紙に関する。詳しくは、多頁において関連するアイディア等が容易に探索できるようにした筆記用紙に関する。
なお、本明細書において、同一構成の名称に、実施例毎に第1、第2等を付することにより、構成の明確化を図っている。
また、序列を有する文字とは、一定の規準に従って順々に並べることができる文字であり、例えば、数字、アルファベット、数を表す漢字、ギリシャ文字、ローマ数字等を意味する。
さらに、枠序列文字を表すとは、完全な文字形態を表す場合の他、序列文字の一部分であっても、当該序列文字を確実に推定できる場合であっても良い。
なお、以下の説明において、用語として「二桁」又は「三桁」を用いる。「二桁」又は「三桁」は通常、数値を表す場合に用いるが、本発明においては、数値以外を用いる場合も含むものとする。例えば、「Aa」の場合も二桁とし、左側に配置される「A」は二桁目、右側に配置される「a」は一桁目として説明する。三桁の例としての「ABC」において、左端の「A」は三桁目、中央の「B」は二桁目、右端の「C」は一桁目として説明する。
【背景技術】
【0002】
出願人は、新商品開発や課題解決法を効率的に導き出すため、例えば、A4サイズの単位用紙に複数のマス目を表し、当該単位用紙を山折りと谷折りを交互に繰り返すことにより蛇腹折りしたノート用紙を提案した(例えば、非特許文献1参照)(以下「出願人技術」という)。このノート用紙は、例えば1000枚の単位用紙が蛇腹状に連続され、思いついたアイディアを思いつくままに書き出してアイディア出しを行う場合等において用いられる。
また、以下の技術も知られている。
第1の従来技術として、長方形の用紙を縦長又は横長に配置して、その横幅方向の中心に縦罫線を表示し、その縦罫線を境にして左枠と右枠を2段又はそれ以上の複数段に表示すると共に、複数段の左右枠の間に横罫線を表示して問題・解答書込み用紙又は問題・解答書込み情報カード用紙を作成し、当該問題・解答書込み用紙又は情報カード用紙の左枠に問題を表示し、右枠に問題に対する解答を書き込んで暗記カード用紙又は情報カード用紙とし、左枠上角部に「Q-1」~「Q-7」、右枠上角部に「A-1」~「A-7」と記載されている情報カード用紙が知られている(例えば、特許文献1参照)。
第2の従来技術として、七曜日を曜日進行方向に配した七曜枠と、当該七曜枠の曜日進行方向に並列させて七曜周期で改行して連続配置された複数の日枠とから成る表形式のカレンダーであって、当該複数の日枠は任意の前記改行箇所で分割され、当該分割箇所の各々にスペースを設け、当該スペースに七曜日を配し、当該日枠の各々には、連続する複数月の日付を順次割り振り、月替わりに於いても、前後する月の月末と月初めとが間断なく連続して繋がるように表記し、さらに前記分割の前後においても、前記七曜日を配したスペースを挟んで日付が繋がるように表記し、前記複数の日枠のひと月分の集合を各月の月枠として区切ったことを特徴とする日付連続表記カレンダーが知られている(例えば、特許文献2参照)。
第3の従来技術として、予定記入紙は、帯状に形成された紙葉を蛇腹状に折畳み、この予定記入紙の表面には一年の前半の日々に対応する予定記入欄が掲載され、裏面には一年の後半の日々に対応する予定記入欄が掲載され、当該予定記入欄中の日毎の予定記入部は縦長とした長方形であって、横方向に一週間分、即ち、7日分の予定記入部が横方向に並べられ、2週間分の予定記入部に相当する部分毎に蛇腹状に折りたたまれる予定記入帳が知られている(例えば、特許文献3参照)。
第4の従来技術として、1月~12月の月ごとカレンダーの各日欄には、1月1日からの経過日が表示されるカレンダーが知られている(例えば、特許文献4参照)。
第5の従来技術として、左端部において縦方向に数字が増加する行番号が付され、上端部において横方向にアルファベットでA~Z、次にAA~AZ・・が付されるようにした表計算ソフトウェアが知られている(例えば、非特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6238447号(図1図3、段落0026~0028)
【特許文献2】特許第6228345号(図3図4、段落0009)
【特許文献3】特開2010-46942(図1図3、段落0005)
【特許文献4】特開2002-200866(図2図4、段落0005)
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】意匠登録第1715797号
【非特許文献2】インターネットウェブサイトhttps://onl.bz/1ksqTQ2
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
出願人技術においては、第1ステップとして、例えば、図17に示すように、A4サイズの単位頁12において、四角形の書き込み枠18が縦方向に3枠、横方向に2枠が整列されて表されている。当該単位頁12が横方向に蛇腹状に折り曲げられて300頁がひとまとまりとされ、筆記用紙10が構成される。この筆記用紙10を、解決策等を取りまとめるために用いる場合、思いつくままにアイディア等を各書き込み枠18内に記入していく。
第2ステップとして、記入したアイディアを集約する過程において、関連するアイディアが記載された単位頁12の頁が離れている場合、その書き込み枠18の位置を示す頁数及び枠位置を記入することが行われる。例えば、1頁の2行目左列に記載されたアイディアi1に関連するアイディアi2が100頁の左列の2行目に、アイディアi3が300頁の右列2行目にある場合、1頁の2行目左列の書き込み枠18内に「100頁左2行」及び「300頁右2行」を記載し、100頁左列2行の書き込み枠18内に「1頁左2行」及び「300頁右2行」を記載し、300頁右列2行の書き込み枠18内に「1頁左2行」及び「100頁左2行」を記載しなければ、関連するアイディアを特定出来ない。
したがって、関連するアイディアを探す場合、まず、該当頁を探しだし、次に該当する枠を探すことになり、二段階の作業になることから、一層直接的に探すことができることが求められている。
これを解決するため、例えば、書き込み枠18毎に昇順の数字を表示することが考えられる。しかしながら、例えば、単位頁12の書き込み枠数が「6」、単位頁12の数が「1000」頁である場合、1~6000の数字が個別の書き込み枠18に対して表示される。書き込み枠18における数字の表示が四桁である場合、視認性を考慮して所定のサイズの書き込み枠18における占有面積が大きくなり、記載量が減少し、また、個人差はあるものの、発想作業中に数字が目に留まりやすくなり、換言すれば、目障りであることから、発想への集中力が低下しやすくなることから、俄に採用し難い課題がある。この課題を解決するため、四桁の数字の表示面積を小さくすること、換言すれば、文字を小さくすることが考えられるが、視認容易性を阻害することから判読が困難になる恐れがあることから、俄に採用し難い課題がある。
第1の従来技術における暗記カード又は情報カードは、左欄に記載された7つの四角枠内に問題が記載され、四角枠の左上部角部に上から順番にQ-1~Q-7が記載され、右欄に記載された7つの四角枠内に回答が記載される。よって、第1の従来技術においては各頁が同一表示になることから、頁数が増えた場合には頁数を参照しなければ所定の書き込み枠を特定することができず、煩わしい課題の改善が求められている。
第2の従来技術において、谷折り及び山折りを伸ばして展開した状態で使用することができるが、単位頁毎に四角枠の特定は、月枠に記載された月と、日枠に記載された日を特定することにより、枠を特定するので、月と日の2つを確認しなければならず、煩わしい課題の改善が求められている。
第3の従来技術において、月と日が記載されたカレンダーが表裏に表された予定記入帳である。よって、枠を特定するには、月日を確認せねばならず、第2の従来技術と同様の課題がある。
第4の従来技術において、1月~12月のカレンダーの各日欄には、1月1日からの経過日が表示されている。しかしながら、当該経過日が月日欄の大部分を占め、アイディアを記入することは何ら考慮されていない。仮に当該経過日を小さな文字で記載した場合であっても、数字が繰り上がるので、出願人技術と同様の課題があり、俄に採用し難い。
第5の従来技術において、序列を表す文字を用いているが、各枠毎に表示されず、所定の枠内にのみ表示されるので、横列のアルファベットと縦行の数字を確認して特定の枠を特定する必要があり、二段階の確認が必要であるため煩わしい課題の改善が求められている。
【0006】
本発明は上記課題を解決すること、すなわち、発想作業に目障りにならず、かつ判読し易く、更に、離れた単位頁の書き込み枠を煩雑さを感じることなく容易に見つけることができる筆記用紙を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するため、請求項1に係る第1の発明は以下のように構成される。
所定の大きさの四角形シートに所定形状の書き込み枠が複数整列されて表された単位頁が厚み方向に積層されて所定の厚みを有する筆記用紙であって、
前記書き込み枠の近傍に枠序列表示を表示してなり、
前記枠序列表示は、二文字以下の序列を表す枠序列文字を用いると共に、
連続する前記単位頁間においても序列する
ことを特徴とする筆記用紙である。
である。
【0008】
本発明に係る第2の発明は、以下のように構成される。
所定の大きさの四角形シートに所定形状の書き込み枠が複数整列されて表された単位頁が厚み方向に積層されて所定の厚みを有する筆記用紙であって、
前記書き込み枠の近傍に枠序列表示を表示してなり、
前記枠序列表示は、三文字の枠序列文字を用いると共に、
連続する前記単位頁間においても序列する
ことを特徴とする筆記用紙である。
【0009】
本発明に係る第3の発明は、以下のように構成される。
前記単位頁は、山折りと谷折りが交互に形成されることによって所定の連続方向に前記単位頁が3以上連続され、通常は前記単位頁が前記山折りと前記谷折りが繰り替えされて折りたたまれて厚み方向に所定の厚みを有する
ことを特徴とする第1又は第2の発明の筆記用紙である。
【0010】
本発明に係る第4の発明は、以下のように構成される。
前記枠序列文字は、アルファベットと数字の組み合わせである
ことを特徴とする第1又は第2の発明の筆記用紙である。
【0011】
本発明に係る第5の発明は、以下のように構成される。
前記枠序列文字は、隣り合う前記枠序列文字が異なる文字である
ことを特徴とする第1又は第2の発明の筆記用紙である。
【0012】
本発明に係る第6の発明は、以下のように構成される。
前記枠序列文字の二桁目が同一の前記枠序列表示を一の枠序列表示グループとし、
二桁目の前記前記枠序列文字の序列に基づいて前記枠序列表示グループを序列する
ことを特徴とする第1の発明の筆記用紙である。
【0013】
本発明に係る第7の発明は、以下のように構成される。
前記書き込み枠の形状は、前記筆記用紙において複数形状であり、前記単位頁においては全て同一形状である
ことを特徴とする第1又は第2の発明に記載した筆記用紙である。
【0014】
本発明に係る第8の発明は、以下のように構成される。
前記枠序列文字の1文字の大きさは、5pt~10ptである
ことを特徴とする第1又は第2の発明に記載した筆記用紙である。
【0015】
本発明に係る第9の発明は、以下のように構成される。
前記枠序列文字の色は、前記単位頁又は前記書き込み枠の地の色との明度差が1以上3以下である
ことを特徴とする第1又は第2の発明に記載した筆記用紙である。
【0016】
本発明に係る第10の発明は、以下のように構成される。
前記書き込み枠は、所定のインクによる印刷によって表され、
前記枠序列文字は、前記書き込み枠と同じインクを用いて、網点で表されたものである
ことを特徴とする第8の発明に記載した筆記用紙である。
【0017】
本発明に係る第11の発明は、以下のように構成される。
前記書き込み枠は、前記単位頁において、前記単位頁の連続方向に対して直角方向及び連続方向に整列配置され、
前記枠序列表示は、前記連続方向に対する直角方向の一端部から他端部に序列順に前記書き込み枠に相対して表示され、前記他端部の次に前記連続方向の下流側に隣接する一端部の書き込み枠に相対して次の序列の前記枠序列表示を表示し、次の前記枠序列表示は前記単位頁の連続方向に対して直角方向に次の序列表示を行う
ことを特徴とする第3の発明に記載した筆記用紙である。
【0018】
本発明に係る第12の発明は、以下のように構成される。
前記筆記用紙は前記四角形シート状の前記単位頁の一端縁が綴じ部によって綴じられ、左右見開き状態で使用する冊子態様であり、
前記書き込み枠は、前記単位頁の見開き状態において、前記単位頁の2頁からなる連続頁の高さ方向及び幅方向に整列配置されて複数の列及び複数の行を構成し、
前記枠序列表示は、前記連続頁における前記綴じ部から最も遠い列における一端部から他端部に前記枠序列文字の序列順に前記書き込み枠に相対して表示され、
次に、前記最も離れている列に隣接する列における前記一端部の書き込み枠から他端部の書き込み枠へ前記枠序列文字の序列順に表示され、
同様に、前記枠序列表示が、前記綴じ部を挟んだ最も離れている列まで序列して表される
ことを特徴とする請求項1又は2に記載した筆記用紙。
ことを特徴とする第1又は第2の発明に記載した筆記用紙である。
【0019】
本発明に係る第13の発明は、以下のように構成される。
前記筆記用紙は前記四角形シート状の前記単位頁の一端縁が綴じ部によって綴じられ、上下見開き状態で使用する冊子態様であり、
前記書き込み枠は、前記単位頁の見開き状態において、前記単位頁の2頁からなる連続頁の高さ方向及び幅方向に整列配置されて複数の列及び複数の行を構成し、
前記枠序列表示は、前記連続頁()における前記綴じ部から最も遠い行における一端部から他端部に前記枠序列文字の序列順に前記書き込み枠に相対して表示され、
次に、前記最も離れている行に隣接する行における前記一端部の書き込み枠から他端部の書き込み枠へ前記枠序列文字の序列順に表示され、
同様に、前記綴じ部を挟んだ最も離れている行まで序列して表される
ことを特徴とする第1又は第2の発明の筆記用紙である。
【0020】
本発明に係る第14の発明は、以下のように構成される。
前記筆記用紙は前記四角形シート状の前記単位頁の一端縁が綴じ部によって綴じられ、見開き状態で使用する冊子態様であり、
前記筆記用紙を見開きにした状態において、前記書き込み枠は、前記見開き状態における高さ方向及び幅方向に整列配置されて複数の列及び複数の行を構成し、
前記枠序列表示は、前記見開き状態における前記綴じ部に対する一端部における列の一端部から他端部に前記枠序列文字の序列順に前記書き込み枠に相対して表示され、
次に、前記最端部の列に隣接する列における前記一端部の書き込み枠から他端部の書き込み枠へ前記枠序列文字の序列順に前記枠序列表示が表される
ことを特徴とする第1又は第2の発明の筆記用紙である。
【0021】
本発明に係る第15の発明は、以下のように構成される。
前記枠序列表示は、前記筆記用紙において重複しない
ことを特徴とする第1又は第2の発明の筆記用紙である。
【0022】
本発明に係る第16の発明は、以下のように構成される。
前記枠序列表示は、少なくとも、第1枠序列文字、第2枠序列文字、又は第3枠序列文字が、選択的に一桁目又は二桁目に配置されることによって二桁に表され、
前記二桁目に配置された前記第1枠序列文字と前記一桁目に配置された前記第2枠序列文字によって表示される第1枠序列表示グループ、
前記二桁目に配置された前記第3枠序列文字と前記一桁目に配置された前記第2枠序列文字によって表示されると共に、前記第1枠序列表示グループと同一の発音を生じる前記枠序列表示によって表示される第2枠序列表示グループ、
前記二桁目に配置された前記第1枠序列文字と前記一桁目に配置された前記第1枠序列文字によって表示される第3枠序列表示グループ、
前記二桁目に配置された前記第3枠序列文字と前記一桁目に配置された前記第3枠序列文字によって表示されると共に、前記第3枠序列表示グループと同一の発音を生じる前記枠序列表示によって表示される第4枠序列表示グループ、
前記二桁目に配置された前記第3枠序列文字と前記一桁目に配置された前記第1枠序列文字によって表示されると共に、前記第3枠序列表示グループ及び前記第4枠序列表示グループと同一の発音を生じる前記枠序列表示によって表示される第5枠序列表示グループ、
前記二桁目に配置された前記第2枠序列文字と前記一桁目に配置された前記第3枠序列文字によって表示される第6枠序列表示グループ、
は前記二桁目に配置された前記第2枠序列文字と前記一桁目に配置された前記第1枠序列文字によって表示されると共に、前記第6枠序列表示グループと同一の発音を生じる前記枠序列表示によって表示される第7枠序列表示グループ、
二桁目に配置された前記第2枠序列文字と前記一桁目が前記第2枠序列文字によって表示される第8枠序列表示グループ、又は
前記二桁目に配置された前記第1枠序列文字と前記一桁目に配置された前記第3枠序列文字によって表示されると共に、前記第3枠序列表示グループと同一の発音を生じる前記枠序列表示によって表示される第12枠序列表示グループの内、少なくとも3の枠序列表示グループ)が選択されることによって、
前記第1枠序列表示グループと前記第2枠序列表示グループによって構成される第1・2枠序列表示グループ組、
前記第3枠序列表示グループと前記第4枠序列表示グループによって構成される第3・4枠序列表示グループ組、
前記第4枠序列表示グループと前記第5枠序列表示グループによって構成される第4・5枠序列表示グループ組、
前記第3枠序列表示グループと前記第5枠序列表示グループによって構成される第3・5枠序列表示グループ組、
前記第6枠序列表示グループと前記第7枠序列表示グループによって構成される第6・7枠序列表示グループ組、
前記第3枠序列表示グループと前記第12枠序列表示グループによって構成される第3・12枠序列表示グループ組、
前記第4枠序列表示グループと前記第12枠序列表示グループによって構成される第4・12枠序列表示グループ組、又は
前記第5枠序列表示グループと前記第12枠序列表示グループによって構成される第5・12枠序列表示グループ組の内、少なくとも2の枠序列表示グループ組が構成され、
前記枠序列表示グループ組を構成する前記枠序列表示グループの間に、同一の発音を生じる前記枠序列表示が含まれない前記枠序列表示グループが配置され、同一の発音を生じる前記枠序列表示が含まれる前記枠序列表示グループが連続して序列されない
ことを特徴とする第1の発明の筆記用紙である。
【発明の効果】
【0023】
第1の発明において、単位頁が所定の大きさの四角形シートであり、単位頁を積み重ねた筆記用紙として使用することができる。また、単位頁には所定形状の書き込み枠が複数整列されて表されている。よって、書き込み枠に各種のアイディア等を記入することができる。
さらに、書き込み枠近傍に枠序列表示が表示される。
枠序列表示は、二文字以下の序列を表す枠序列文字を用いて表されている。連続する単位頁間においても序列する。
これによって、判読が容易な文字の大きさであっても、文字の占有面積が少ない。また、発想作業に目障りにならず、かつ判読が容易であり、書き込み枠における記入量に影響を与えることは少ない。
さらに、枠序列文字は序列を表す文字であるので、順番が表される。よって、枠序列表示たる枠序列文字列を見れば、順番を理解できることから、直接的に書き込み枠を特定することができる。よって、離れた単位頁の書き込み枠を煩雑さを感じることなく容易に見つけることができ、本願発明の目的を達成できる利点がある。例えば、数字10文字とアルファベット26文字を用いる場合、二桁表示であっても、1296通りの序列を表すことができる。
【0024】
第2の発明において、単位頁が所定の大きさの四角形シートであり、単位頁を積み重ねた筆記用紙として使用することができる。また、単位頁には所定形状の書き込み枠が複数整列されて表されている。よって、書き込み枠に各種のアイディア等を記入することができる。
さらに、書き込み枠近傍に枠序列表示が表示される。
枠序列表示は、三文字以下の序列を表す枠序列文字を用いて表されている。連続する前記単位頁間においても序列する。
これによって、判読が容易な文字の大きさであっても、文字の占有面積が少ない。また、発想作業に目障りにならず、かつ判読が容易であり、書き込み枠における記入量に影響を与えることは少ない。
さらに、枠序列文字は序列を表す文字であるので、順番が表される。よって、枠序列表示たる枠序列文字列を見れば、順番を理解できることから、直接的に書き込み枠を特定することができる。よって、離れた単位頁の書き込み枠を煩雑さを感じることなく容易に見つけることができ、本願発明の目的を達成できる利点がある。例えば、数字10文字とアルファベット26文字を用いる場合、三桁表示であっても、 46656通りの序列を表すことができる。
【0025】
第3の発明において、基本的構成は第1又は第2の発明と同一であるので、本発明の目的を達成することができる。さらに、第3の発明において、単位頁は、山折りと谷折りが交互に形成されることによって所定の連続方向に前記単位頁が3以上連続され、通常は前記単位頁が前記山折りと前記谷折りが繰り替えされて折りたたまれて厚み方向に所定の厚みを有する。これによって、筆記用紙は、所謂蛇腹形状であるので、必要な数の単位頁を3頁以上開いた平面状態にして発想作業を行うことができ利点がある。
【0026】
第4の発明は、基本的構成は第1又は第2の発明と同一であるので、本発明の目的を達成することができる。さらに、第4の発明において、枠序列文字は、アルファベットと数字の組み合わせであるから、1296通りの序列を表すことができる利点がある。
【0027】
第5の発明において、基本的構成は第1又は第2の発明と同一であるので、本発明の目的を達成することができる。さらに、第5の発明において、枠序列文字は、隣り合う枠序列文字が異なる文字であることが出来る利点がある。よって、同じ発音が連続しないので、伝達ミスを防止しうる利点がある。
【0028】
第6の発明において、基本的構成は第1又は第2の発明と同一であるので、本発明の目的を達成することができる。さらに、第6の発明において、枠序列文字の二桁目が同一の枠序列表示を一の枠序列表示グループとし、二桁目の枠序列文字の序列に基づいて枠序列表示グループを序列する。よって、枠序列表示グループ内においては序列は明かである。また、枠序列表示グループにおける序列を決めることにより、多様な枠序列表示を行うことができるので、使用状況に合わせて適切な枠序列表示を行うことができる利点がある。
【0029】
第7の発明において、基本的構成は第1又は第2の発明と同一であるので、本発明の目的を達成することができる。さらに、第7の発明において、書き込み枠の形状は、複数形状であり、単位頁においては全て同一形状である。よって、書き込み枠形状によって大まかに単位頁の目安をつけ、最終的に枠序列表示によって書き込み枠を特定することができ、書き込み枠の特定が容易にできる利点がある。
【0030】
第8の発明において、基本的構成は第1又は第2の発明と同一であるので、本発明の目的を達成することができる。さらに、第8の発明において、枠序列文字の1文字の大きさは、5pt~10ptである。よって、発想作業に目障りにならず、かつ判読が容易である利点がある。
【0031】
第9の発明において、基本的構成は第1又は第2の発明と同一であるので、本発明の目的を達成することができる。さらに、第9の発明において、枠序列文字の色は、単位頁又は書き込み枠の地の色との明度差が30%以内である。これによって、単位頁又は書き込み枠の地の色と枠序列文字の30%である。よって、枠序列文字と枠序列文字が表される単位頁又は書き込み枠の地色の明度が極端過ぎず、発想作業において目障りにならない利点を有する。
【0032】
第10の発明において、基本的構成は第1又は第2の発明と同一であるので、本発明の目的を達成することができる。さらに、第10の発明において、書き込み枠は、所定のインクによる印刷によって表され、枠序列文字は、書き込み枠と同じインクを用いて、網点で表されている。網点の数又は大きさを変更することで明度を変えることが出来る利点がある。
【0033】
第11の発明において、基本的構成は第3の発明と同一であるので、本発明の目的を達成することができる。さらに、第11の発明において、書き込み枠は、単位頁において、単位頁の連続方向に対して直角方向及び連続方向に整列配置され、枠序列表示は、連続方向に対する直角方向の一端部から他端部に序列順に書き込み枠に相対して表示され、他端部の次に連続方向の下流側に隣接する一端部の書き込み枠に相対して次の序列の枠序列表示を表示し、次の枠序列表示は単位頁の連続方向に対して直角方向に次の序列表示を行う。目線の動きは、一般的に、上から下へ、左側から右側へ移ることから、枠序列表示を目線の動きに合わせて表示することが出来る利点がある。
【0034】
第12の発明において、基本的構成は第1又は第2の発明と同一であるので、本発明の目的を達成することができる。さらに、第12の発明において、筆記用紙は四角形シート状の単位頁の一端縁が綴じられ、左右見開き状態で使用する冊子態様であり、書き込み枠は、2頁の単位頁の見開き状態において、高さ方向及び幅方向に整列配置されて複数の列及び複数の行を構成し、枠序列表示は、連続頁における前記綴じ部から最も遠い列における一端部から他端部に枠序列文字の序列順に書き込み枠に相対して表示され、次に、前記最も離れている列に隣接する列における一端部の書き込み枠から他端部の書き込み枠へ前記枠序列文字の序列順に枠序列表示が表示される。同様に、前記枠序列表示が、前記綴じ部を挟んだ最も離れている列まで序列して表される。目線の動きは、一般的に、上から下へ、左側から右側へ移ることから、枠序列表示を目線の動きに合わせて表示することが出来る利点がある。
【0035】
第13の発明において、基本的構成は第1又は第2の発明と同一であるので、本発明の目的を達成することができる。さらに、第13の発明において、筆記用紙は四角形シート状の前記単位頁の一端縁が綴じ部によって綴じられ、上下見開き状態で使用する冊子態様であり、書き込み枠は、単位頁の見開き状態において、単位頁の2頁からなる連続頁の高さ方向及び幅方向に整列配置されて複数の列及び複数の行を構成し、枠序列表示は、連続頁における綴じ部から最も遠い行における一端部から他端部に枠序列文字の序列順に書き込み枠に相対して表示され、次に、最も離れている行に隣接する行における一端部の書き込み枠から他端部の書き込み枠へ枠序列文字の序列順に表示され、同様に、綴じ部を挟んだ最も離れている行まで序列して表される。目線の動きは、一般的に、上から下へ、左側から右側へ移ることから、枠序列表示を目線の動きに合わせて表示することが出来る利点がある。
【0036】
第14の発明において、基本的構成は第1又は第2の発明と同一であるので、本発明の目的を達成することができる。さらに、第14の発明において、筆記用紙は四角形シート状の単位頁の一端縁が綴じ部によって綴じられ、見開き状態で使用する冊子態様であり、筆記用紙を見開きにした状態において、書き込み枠は、見開き状態における高さ方向及び幅方向に整列配置されて複数の列及び複数の行を構成し、枠序列表示は、見開き状態における綴じ部に対する一端部における列の一端部から他端部に枠序列文字の序列順に書き込み枠に相対して表示され、次に、最端部の列に隣接する列における一端部の書き込み枠から他端部の書き込み枠へ枠序列文字の序列順に枠序列表示が表される。目線の動きは、一般的に、上から下へ、左側から右側へ移ることから、枠序列表示を目線の動きに合わせて表示することが出来る利点がある。
【0037】
第15の発明において、基本的構成は第1又は第2の発明と同一であるので、本発明の目的を達成することができる。さらに、第15の発明において、枠序列表示は、筆記用紙において重複しない。よって、枠序列表示は筆記用紙において唯一の表示で有り、混同される恐れがない利点を有する。
【0038】
第16の発明において、基本的構成は第1の発明と同一であるので、本発明の目的を達成することができる。さらに、第16の発明において、
同一の発音を生じる枠序列表示を含む枠序列表示グループは連続して配置されない。よって、前後の枠序列表示グループの発音は異なる発音であるので、伝達ミスを防止しうる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0039】
図1図1は、本発明にかかる実施例1の筆記用紙であり、(A)は中間部を省略した部分平面図、(B)は第1頁の単位頁平面図、(C)は第50頁の単位頁平面図、(D)は100頁の単位頁平面図である。
図2図2は、本発明にかかる実施例2の筆記用紙であり、(A)は第1頁の単位頁平面図、(B)は第11頁の単位頁平面図、(C)は100頁の単位頁平面図である。
図3図3は、本発明にかかる実施例3の筆記用紙の中間を省略した単位頁の平面図である。
図4図4は、本発明にかかる実施例4の筆記用紙の中間を省略した単位頁の平面図である。
図5図5は、本発明にかかる実施例5の筆記用紙の中間を省略した単位頁の平面図である。
図6図6は、本発明にかかる実施例6の筆記用紙の中間を省略した単位頁の平面図である。
図7図7は、本発明にかかる実施例7の筆記用紙の第1頁の単位頁平面図である。
図8図8は、本発明にかかる実施例8の筆記用紙の第1頁の単位頁平面図である。
図9図9は、本発明にかかる実施例9の筆記用紙の第1頁の単位頁平面図である。
図10図10は、本発明にかかる実施例10の筆記用紙の第1頁の単位頁平面図である。
図11図11は、本発明にかかる実施例11の筆記用紙であって、(A)は第1頁の単位頁平面図、(B)は分拡大図である。
図12図12は、本発明にかかる筆記用紙であって、(A)は枠序列文字の序列の第1の例を説明する第1頁の単位頁平面図、(B)は枠序列文字の序列の第2の例を説明する第1頁の単位頁平面図である。
図13図13は、本発明にかかる実施例12の筆記用紙であって、(A)は見開き状態で使用する例、(B)は一の筆記用紙に複数の筆記用紙を配置した例である。
図14図14は、本発明にかかる実施例14の筆記用紙であって、左右見開き状態で使用する例である。
図15図15は、本発明にかかる実施例14の筆記用紙であって、上下見開き状態で使用する例である。
図16図16は、本発明にかかる実施例の筆記用紙に付与する枠序列表示の例であって、(A)は枠序列表示をグループで行う場合の一例であり、(B)は枠序列表示グループで行う場合の他の例、(C)は文字種類の例である。
図17図17は、出願人技術に係る筆記用紙の使用例を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
本発明に係る筆記用紙は、所定の大きさの四角形シートに所定形状の書き込み枠が複数整列されて表された単位頁が厚み方向に積層されて所定の厚みを有する筆記用紙であって、
前記書き込み枠の近傍に枠序列表示を表示してなり、
前記枠序列表示は、二文字以下の序列を表す枠序列文字を用いると共に、
連続する前記単位頁間においても序列する
ことが好ましい。
また、本発明に係る筆記用紙は、 所定の大きさの四角形シートに所定形状の書き込み枠が複数整列されて表された単位頁が厚み方向に積層されて所定の厚みを有する筆記用紙であって、
前記書き込み枠の近傍に枠序列表示を表示してなり、
前記枠序列表示は、二文字の枠序列文字を用いると共に、
連続する前記単位頁間においても序列する
ことが好ましい。
さらに、本発明に係る筆記用紙は、
前記単位頁は、山折りと谷折りが交互に形成されることによって所定の連続方向に前記単位頁が3以上連続され、通常は前記単位頁が前記山折りと前記谷折りが繰り替えされて折りたたまれて厚み方向に所定の厚みを有する
ことが好ましい。
さらにまた、本発明に係る筆記用紙は、
前記枠序列文字は、アルファベットと数字の組み合わせである
ことが好ましい。
また、本発明に筆記用紙は、
前記枠序列文字は、隣り合う前記枠序列文字が異なる文字である
ことが好ましい。
さらに、本発明に係る筆記用紙は、
前記枠序列文字の二桁目が同一の前記枠序列表示を一の枠序列表示グループとし、
二桁目の前記前記枠序列文字の序列に基づいて前記枠序列表示グループを序列する
ことが好ましい。
さらにまた、本発明に係る筆記用紙は、前記書き込み枠の形状は、前記筆記用紙において複数形状であり、前記単位頁においては全て同一形状である
ことが好ましい。
また、本発明に係る筆記用紙は、前記枠序列文字の1文字の大きさは、5pt~10ptである
ことが好ましい。
さらに、本発明に係る筆記用紙は、前記枠序列文字の色は、前記単位頁又は前記書き込み枠の地の色との明度差が1以上3以下である
ことが好ましい。
さらにまた、本発明に係る筆記用紙は、前記書き込み枠は、所定のインクによる印刷によって表され、
前記枠序列文字は、前記書き込み枠と同じインクを用いて、網点で表されたものである
ことが好ましい。
また、本発明に係る筆記用紙は、前記書き込み枠は、前記単位頁において、前記単位頁の連続方向に対して直角方向及び連続方向に整列配置され、
前記枠序列表示は、前記連続方向に対する直角方向の一端部から他端部に序列順に前記書き込み枠に相対して表示され、前記他端部の次に前記連続方向の下流側に隣接する一端部の書き込み枠に相対して次の序列の前記枠序列表示を表示し、次の前記枠序列表示は前記単位頁の連続方向に対して直角方向に次の序列表示を行う
ことが好ましい。
また、本発明に係る筆記用紙は、前記筆記用紙は前記四角形シート状の前記単位頁の一端縁が綴じ部によって綴じられ、左右見開き状態で使用する冊子態様であり、
前記書き込み枠は、前記単位頁の見開き状態において、前記単位頁の2頁からなる連続頁の高さ方向及び幅方向に整列配置されて複数の列及び複数の行を構成し、
前記枠序列表示は、前記連続頁における前記綴じ部から最も遠い行における一端部から他端部に前記枠序列文字の序列順に前記書き込み枠に相対して表示され、
次に、前記最も離れている行に隣接する行における前記一端部の書き込み枠から他端部の書き込み枠へ前記枠序列文字の序列順に表示され、
同様に、前記枠序列表示が、前記綴じ部を挟んだ最も離れている行まで序列して表される
ことが好ましい。
また、本発明に係る筆記用紙は、前記筆記用紙は前記四角形シート状の前記単位頁の一端縁が綴じ部によって綴じられ、上下見開き状態で使用する冊子態様であり、
前記筆記用紙を見開きにした状態において、前記書き込み枠は、前記見開き状態における高さ方向及び幅方向に整列配置されて複数の列及び複数の行を構成し、
前記枠序列表示は、前記見開き状態における前記綴じ部に対する一端部における列の一端部から他端部に前記枠序列文字の序列順に前記書き込み枠に相対して表示され、
次に、前記最端部の列に隣接する列における前記一端部の書き込み枠から他端部の書き込み枠へ前記枠序列文字の序列順に前記枠序列表示が表される
ことが好ましい。
さらに、本発明に係る筆記用紙は、前記枠序列表示は、前記筆記用紙において重複しないことが好ましい。
さらにまた、本発明に係る筆記用紙は、前記枠序列表示は、少なくとも、第1枠序列文字、第2枠序列文字、又は第3枠序列文字が、選択的に一桁目又は二桁目に配置されることによって二桁に表され、
前記二桁目に配置された前記第1枠序列文字と前記一桁目に配置された前記第2枠序列文字によって表示される第1枠序列表示グループ、
前記二桁目に配置された前記第3枠序列文字と前記一桁目に配置された前記第2枠序列文字によって表示されると共に、前記第1枠序列表示グループと同一の発音を生じる前記枠序列表示によって表示される第2枠序列表示グループ、
前記二桁目に配置された前記第1枠序列文字と前記一桁目に配置された前記第1枠序列文字によって表示される第3枠序列表示グループ、
前記二桁目に配置された前記第3枠序列文字と前記一桁目に配置された前記第3枠序列文字によって表示されると共に、前記第3枠序列表示グループと同一の発音を生じる前記枠序列表示によって表示される第4枠序列表示グループ、
前記二桁目に配置された前記第3枠序列文字と前記一桁目に配置された前記第1枠序列文字によって表示されると共に、前記第3枠序列表示グループ及び前記第4枠序列表示グループと同一の発音を生じる前記枠序列表示によって表示される第5枠序列表示グループ、
前記二桁目に配置された前記第2枠序列文字と前記一桁目に配置された前記第3枠序列文字によって表示される第6枠序列表示グループ、
は前記二桁目に配置された前記第2枠序列文字と前記一桁目に配置された前記第1枠序列文字によって表示されると共に、前記第6枠序列表示グループと同一の発音を生じる前記枠序列表示によって表示される第7枠序列表示グループ、
二桁目に配置された前記第2枠序列文字と前記一桁目が前記第2枠序列文字によって表示される第8枠序列表示グループ、又は
前記二桁目に配置された前記第1枠序列文字と前記一桁目に配置された前記第3枠序列文字によって表示されると共に、前記第3枠序列表示グループと同一の発音を生じる前記枠序列表示によって表示される第12枠序列表示グループの内、少なくとも3の枠序列表示グループ)が選択されることによって、
前記第1枠序列表示グループと前記第2枠序列表示グループによって構成される第1・2枠序列表示グループ組、
前記第3枠序列表示グループと前記第4枠序列表示グループによって構成される第3・4枠序列表示グループ組、
前記第4枠序列表示グループと前記第5枠序列表示グループによって構成される第4・5枠序列表示グループ組、
前記第3枠序列表示グループと前記第5枠序列表示グループによって構成される第3・5枠序列表示グループ組、
前記第6枠序列表示グループと前記第7枠序列表示グループによって構成される第6・7枠序列表示グループ組、
前記第3枠序列表示グループと前記第12枠序列表示グループによって構成される第3・12枠序列表示グループ組、又は
前記第4枠序列表示グループと前記第12枠序列表示グループによって構成される第4・12枠序列表示グループ組の内、少なくとも2の枠序列表示グループ組が構成され、
前記枠序列表示グループ組を構成する前記枠序列表示グループの間に、同一の発音を生じる前記枠序列表示が含まれない前記枠序列表示グループが配置されている
ことが好ましい。
【実施例0041】
まず図1を参照して、本発明にかかる実施例1を説明する。なお、以下の説明において、理解を容易にするため、同一名称に第1、第91等の番号を付して説明するが、技術的範囲を確定する場合、これらの番号は考慮されない。また、(A)~(D)におけるP1、P2、P50、P99、及びP100は実施例1の一部ではなく、単位頁の頁数を表し、他の実施例においても同様である。
本実施例1における筆記用紙100(以下、実施例1における筆記用紙100を便宜的に「第1筆記用紙101」という。)は、単位頁102が山折りと谷折りを繰り返すことによって蛇腹状に折り畳まれ、必要に応じて山折り又は谷折りを展開して複数の単位頁を用いて発想する場合に好都合な筆記用紙である。
【0042】
第1筆記用紙101は、単位頁102(第1単位頁1021~第n単位頁102n(102100))が四角形のシート形状であり、山折りと谷折りが繰り返されることにより所定方向に連続されることにより構成されている。単位頁102(第1単位頁1021、第2単位頁1022、第99単位頁10299、及び第n単位頁(第100単位頁102100))は、四角形シート、例えばA4サイズの縦置きの紙製用紙であり、それら第1単位頁1021~第n単位頁102nが、山折り104(第1山折り1041~第n山折り104n)と谷折り106(第1谷折り1061~第n谷折り106n)が交互に繰り返されて所定の方向に連続されて構成されている。本実施例1において、所定の方向は、単位頁102の長辺部が山折り104と谷折り106によって連続されることから、単位頁102の短辺の延長方向に連続されている。しかし、短辺部を山折り104と谷折り106することにより、長辺方向に連続されてもよい。単位頁102は、少なくとも、3以上が連続されていればよい。
【0043】
しかし、多くのアイディアを記載するためには、単位頁102は多いこと好ましい。例えば、単位頁102は、50頁、100頁、500頁、1000頁等が想定されるが、これらに限らない。第1筆記用紙101は、植物繊維その他の繊維を膠着させて製造した超薄いシート状のものである。したがって、繊維の材質は、植物の他、鉱物・金属・動物由来の物質、または合成樹脂などを用いることが出来る。また、単位頁102の大きさはA4に限らず、A3、B5等の規格化されたサイズ、又は独自のサイズを採用することができる。第1筆記用紙101の材質は、鉛筆の黒鉛又はボールペン等のインクが付着し易い安価な材料、例えば、木材パルプやリサイクル紙等を材料とすることが好ましい。
【0044】
第1単位頁1021~第n単位頁102nは、第1山折り1041~第n山折り104n、及び第1谷折り1061~第n谷折り106nが交互に形成されることにより、蛇腹状に所定の方向に連続され、第1筆記用紙101として所定の長さを有し、また山折り104と谷折り106の繰り返しにより、所定の厚みを有する。山折り104と谷折り106は、通常の折り曲げの他、ミシン目態様の切り込みを形成して構成することができる。本実施例1において、第1筆記用紙101は、白色又は低白色(再生紙)である。なお、第1単位頁1021に厚い表紙、第n単位頁102nに厚い裏表紙を接続しても良い。第1単位頁1021~第n単位頁102nは、着色用紙であってもよい。
第1筆記用紙101の単位頁102数は、枠序列表示114における枠序列文字112が対応できる範囲で、10頁、50頁、100頁、200頁、1000頁等任意に設定できる。
【0045】
なお、筆記用紙100は、蛇腹状の第1筆記用紙101の他、四角形シートの一端縁を綴じたノート構造やスケッチブック構造、剥ぎ取り式ノートパッド構造等を採用することができる。ノート構造には、単位頁102に孔を形成し、パイプ式ファイル、リングファイル等の事務ファイルに綴じる構造も含む。
【0046】
単位頁102には、例えば、アイディアや略図を記載するための書き込み枠108(便宜的に「第1書き込み枠1081」という。)が表示されている。
本実施例1の第1筆記用紙101の各単位頁102の表面102Fには、所定の第1高さH1と所定の第1幅W1を有する長方形の書き込み枠108(第11書き込み枠1081~第1128書き込み枠10828)が第1列1L1、第2列1L2、第3列1L3、及び第4列1L4の4列に、第1行1R1、第2行1R2、第3行1R3、第4行1R4、第5行1R5、第6行1R6、及び第7行1R7の7行(合計28枠)に、整列されて表されている。書き込み枠108の数は、2以上であれば良い。しかし、書き込み枠108の数が多くなると書き込み枠108内の記入量が制限されるので、単位頁102がA4サイズの縦置きである場合、28個以下であることが好ましい。第2単位頁1022~第n単位頁102nにおいても同様に書き込み枠108が表されている。書き込み枠108を表す枠線110の色及び太さは適宜採用できるが、第1筆記用紙101の地色との関係で目立つ色及び太さであることが好ましい。
本実施例1において、枠線110は垂直方向に延在する複数の縦枠線110Vと水平方向に延在する複数の横枠線110Hを有する。書き込み枠108は、縦枠線110Vと横枠線110Hよって囲われた横長長方形である。
【0047】
次に第1単位頁1021における書き込み枠108たる第111書き込み枠1081~第1128書き込み枠10828を説明する。
第111書き込み枠1081~第1128書き込み枠10828は、全て同一形状及び大きさの横長四角形であり、上下方向及び左右方向に整列されている。
第111書き込み枠1081~第1128書き込み枠10828内には、例えば、発想したアイディアやアイディアのヒント等の様々な情報が手書きで文字又は略図等によって書き込まれる。なお、第111書き込み枠1081の長方形は、角部に丸み、又は面取りを付してもよく、縦長の長方形であってもよい。
第1単位頁1021における第111書き込み枠1081~第1128書き込み枠10828は、全て同一であるので、第111書き込み枠1081を代表して説明する。なお、書き込み枠108の数は、単位頁102あたり2以上であれば良いが、多くなると書き込み枠108内の書き込み量が減少するので、単位頁102がA4サイズである場合、図1に示す28枠が上限であると思われるが、必要に応じそれよりも増加させることができる。
【0048】
筆記用紙100において、単位頁102における書き込み枠108の形状が全て同一である場合、発想者において何れの単位頁102においても同じ感覚で発想することができる利点がある。
しかしながら、単位頁102毎に書き込み枠108の形状を異ならせることもできる。
【0049】
第111書き込み枠1081の下右角部には、二桁の枠序列文字112によって、枠序列表示114が表されている。
枠序列表示114の表示位置は、第111書き込み枠1081の左上角部、左下角部、又は右上角部であっても良い。
枠序列文字112とは、社会通念として序列(順序)が定まっている文字をいう。枠序列文字112は、例えば、数字、アルファベット、ひらがな、カタカナ、漢数字、ローマ数字、ギリシャ文字等である。
数字である場合、0~9の数字を用いることができ、二桁の場合、00~99までの組み合わせが可能である。換言すれば、数字を二桁で表す場合、10×10で100の書き込み枠108を表すことができる。
アルファベットである場合、大文字のA~Z及び/又は小文字のa-zの各26文字である。換言すれば、大文字のアルファベット又は小文字のアルファベットを用いる場合、26文字を用いることができ、二桁で表す場合、26×26で676の書き込み枠108を表すことができる。
ひらがなである場合、「あ~ん」の48文字を用いることができ、二桁の場合、48×48で2304の書き込み枠108を表すことができる。
カタカナである場合、「ア~ン」の48文字を用いることができ、二桁の場合、48×48で2304の書き込み枠108を表すことができる。
漢数字である場合、〇、一、二、三、四、五、六、七、八、九、十の11文字、及び/又は旧字体の零、壱、弐、参、肆、伍、陸、漆、捌、玖、拾の11文字であり、二桁である場合、11×11でそれぞれ121の書き込み枠108を表示することが出来る。
【0050】
枠序列文字112としては、比較的身近なアルファ、ベーター等のギリシャ文字、ローマ数字等を用いることが出来る。
【0051】
少なくとも、数字が10文字、アルファベット小文字が26文字、アルファベットの大文字の26文字、ひらがなが46文字、カタカナが46文字、新漢数字の11文字及び旧漢数字の11文字が使用可能であり、合計176文字の枠序列文字112を利用することができる。
枠序列文字112が176文字であり、二桁で表示する場合、176&#10005;176で30976の枠序列文字112を利用することができる。
枠序列文字112は二桁に限らず、三桁に表示してもよい。
三桁で表示する場合、176&#10005;176&#10005;176となり、5451776の枠序列文字112を利用することができる。
枠序列文字112は、一の筆記用紙100において、全て異なることが好ましい。しかしながら、例えば、筆記用紙100が1000の単位頁である場合、1頁から500頁と、501頁から1000頁において同一の枠序列文字112を付すことができる。同一の枠序列文字112が用いられる場合であっても、表示されている単位頁が離れている場合、混同する恐れは少ないからである。
【0052】
世界各国共通の使用を想定する場合、枠序列文字112はアラビア数字の10文字、アルファベット小文字の26文字、アルファベットの大文字の26文字とすると62文字を利用することができ、二桁表示である場合62×62で3844の枠序列文字112を得ることができ、三桁表示である場合62×62×62で238328の枠序列文字112を得ることができる。換言すれば、枠序列文字112は、アラビア数字とアルファベットの組み合わせであることが好ましい。アラビア数字又はアルファベットは、世界各国において共通に用いられているからである。
【0053】
なお、「AA」「aa」(エーエー)、「AA1」(エーエーイチ)、「aAa」(エーエーエ)、「1zz」(イチゼットゼット)等は、表示上の違いは明かであるが、耳からの音情報としては紛らわしいので、同じ単位頁又は近くの単位頁では用いないことが好ましい。換言すれば、隣り合う枠序列文字112は異なる文字であることが好ましい。
【0054】
枠序列文字112の大きさは、視認性と枠の大きさ(記入可能面積)との関係を考慮して決定することが好ましい。なぜなら、発想者の発想作業中に枠序列表示114が目に留まってしまい、発想者の集中力が途切れる恐れがあるからである。これを解決するため、枠序列文字112の大きさは5pt~10ptの範囲で設定することが好ましく、特に6pt程度に設定することが好ましい
【0055】
枠序列文字112のフォントは、各種選択出来るが、判読性を考慮して定めることが好ましい。好ましくは、肉太の書体、例えば、ボールド(bold)が好ましい。
【0056】
枠序列文字112の色は、発想者の目障りにならないよう、枠序列文字112を表示する筆記用紙100の地の色、又は書き込み枠108の地の色との明度差が1以上3以下に設定することが好ましい。また、明度差を変更できない場合、点群による網点での印字を行うことにより視認性を下げることが好ましい。
上記枠序列文字112の表示法は何れも一例であり、必要により適宜これらを組み合わせることができる。なお、実施例1においては、認識性を優先して表示している。
【0057】
本実施例1において、枠序列表示114を構成する枠序列文字112は、アラビア数字(以下「数字」という。)及びアルファベットの大文字並びにアルファベットの小文字からなる枠序列文字112が二桁に組み合わされて表されている。二桁は、通常、数字に用いられるが、文字が2つ並置される場合も援用する。換言すれば、2文字が並置して表示された場合、左側に配置された文字が二桁目であり、右側に配置された文字が一桁目である。
数字、アルファベット小文字、及びアルファベット大文字の組み合わせとして、以下の枠序列表示グループ116が想定される。
例えば、図16(C)に表示するように、第1枠序列文字112Aをアルファベット大文字、第2枠序列文字1121を数文字、及び第3枠序列文字112aをアルファベット小文字として以下に説明する。
第1枠序列表示グループ1161は、二桁目の第1枠序列文字112Aであるアルファベットの大文字のA~Zと一桁目の第2枠序列文字1121である数字の0~9が組み合わされ、A0からZ9まで順次繰り上がる。よって、第1枠序列表示グループ1161は260の枠序列表示114によって構成される。
第2枠序列表示グループ1162は、二桁目の第3枠序列文字112aであるアルファベットの小文字のa~zと一桁目の第2枠序列文字1121である数字の0~9が組み合わされ、a0からz9まで順次繰り上がると共に、第1枠序列表示グループ1161と同一の発音を生じる枠序列表示114を含む。よって、第2枠序列表示グループ1162は260の枠序列文字112によって構成される。
第3枠序列表示グループ1163は、二桁目の第1枠序列文字112Aであるアルファベットの大文字のA~Zと一桁目の第1枠序列文字112Aであるアルファベットの大文字のA~Zが組み合わされ、AAからZZまで順次繰り上がる。よって、第3枠序列表示グループ1163は676の枠序列文字112によって構成される。
第4枠序列表示グループ1164は、二桁目の第3枠序列文字112aであるアルファベットの小文字のa~zと一桁目の第3枠序列文字112aであるアルファベットの小文字のa~zが組み合わされ、aaからzzまで順次繰り上がると共に、第3枠序列表示グループ1163と同一の発音を生じる枠序列表示114を含む。よって、第4枠序列表示グループ1164は676の枠序列文字112によって構成される。
第5枠序列表示グループ1165は二桁目の第3枠序列文字112aであるアルファベットの小文字のa~zと一桁目の第1枠序列文字112Aであるアルファベットの大文字のA~Zが組み合わされ、aAからzZまで順次繰り上がると共に、第3枠序列表示グループ1163及び第4枠序列表示グループ1164と同一の発音を生じる枠序列表示114を含む。よって、第5枠序列表示グループ1165は676の枠序列文字112によって構成される。
第6枠序列表示グループ1166は、二桁目の第2枠序列文字1121である数字の0~9と一桁目のアルファベットの大文字のA~Zが組み合わされ、0Aから9Zまで順次繰り上がる。よって、第6枠序列表示グループ1166は676の枠序列表示114によって構成される。
第7枠序列表示グループ1167は、二桁目の第2枠序列文字1121である数字の0~9と一桁目の第1枠序列文字112Aであるアルファベットの大文字のA~Zが組み合わされ、0Aから9Zまで順次繰り上がると共に、第6枠序列表示グループ1166と同一の発音を生じる枠序列表示114を含む。よって、第7枠序列表示グループ1167は260の枠序列表示114によって構成される。
第8枠序列表示グループ1168は、二桁目の第2枠序列文字1121である数字の0~9と一桁目の第2枠序列文字1121である数字の0~9が組み合わされ、数字の二桁の10から99まで順次繰り上がる。よって、第8枠序列表示グループ1168は88の枠序列表示114によって構成される。
第9枠序列表示グループ1169は、第1枠序列文字112Aであるアルファベットの大文字の1桁によってAからZまで順次繰り上がる。よって、第9枠序列表示グループ1169は26の枠序列表示114によって構成される。
第10枠序列表示グループ11610は、枠序列文字112が一桁の第2枠序列文字1121である数字のみであり、1から9まで順次繰り上がる。よって、第10枠序列表示グループ11610は9の枠序列表示114によって構成される。
第11枠序列表示グループ11611は、枠序列文字112が第3枠序列文字112aであるアルファベットの小文字が1桁で表され、aからzまで順次繰り上がると共に、第9枠序列表示グループ1169と同一の発音を生じる枠序列表示114を含む。よって、第11枠序列表示グループ11611は26の枠序列表示112によって構成される。
実施例1において、単位頁102における書き込み枠108が28、単位頁102の数が100である場合、第1枠序列表示グループ1161から第11枠序列表示グループ11611で足りる。しかしながら、単位頁102が100以上である場合、第12枠序列表示グループ11612を追加することができる。
第12枠序列表示グループ11612は二桁目に配置された第1枠序列文字112Aと一桁目に配置された第3枠序列文字112aによって表示されると共に、第3枠序列表示グループ1163と同一の発音を生じる枠序列表示114によって構成されている。
【0058】
第1枠序列表示グループ1161から第12枠序列表示グループ11612は、図16(A)に示すように、第10枠序列表示グループ11610、第8枠序列表示グループ1168、第1枠序列表示グループ1161、第3枠序列表示グループ1163、第11枠序列表示グループ11611、第6枠序列表示グループ1166、第4枠序列表示グループ1164、第2枠序列表示グループ1162、第9枠序列表示グループ1169、第12枠序列表示グループ11612、第7枠序列表示グループ1167、及び第5枠序列表示グループ1165の順に配置されている。
【0059】
次に枠序列表示グループ組116Cを説明する。
枠序列表示グループ組116Cは、本実施例1において、第1・2枠序列表示グループ組116C12、第3・4枠序列表示グループ組116C34、第4・5枠序列表示グループ組116C45、第3・5枠序列表示グループ組116C35、第6・7枠序列表示グループ組116C67、第3・12枠序列表示グループ組116C312、第4・12枠序列表示グループ組116C412、及び第5・12枠序列表示グループ組116C512を含んでいる。
第1・2枠序列表示グループ組116C12は、第1枠序列表示グループ1161と第2枠序列表示グループ1162によって構成される。
第3・4枠序列表示グループ組116C34は、第3枠序列表示グループ1163と第4枠序列表示グループ1164によって構成される。
第4・5枠序列表示グループ組116C45は、第4枠序列表示グループ1164と第5枠序列表示グループ1165によって構成される。
第3・5枠序列表示グループ組116C35は、第3枠序列表示グループ1163と第5枠序列表示グループ1165によって構成される。
第6・7枠序列表示グループ組116C67は第6枠序列表示グループ1166と第7枠序列表示グループ1167によって構成される。
第3・12枠序列表示グループ組116C312は、第3枠序列表示グループ1163と第12枠序列表示グループ116312によって構成される。
第4・12枠序列表示グループ組116C412は、第4枠序列表示グループ1164と第12枠序列表示グループ11612によって構成される。
第5・12枠序列表示グループ組116C512は、第5枠序列表示グループ1165と第12枠序列表示グループ11612によって構成される。
これら第1・2枠序列表示グループ組116C12乃至第4・12枠序列表示グループ組116C412の間には、同一の発音を生じる枠序列表示114が含まれない枠序列表示グループ組116Cに含まれる枠序列表示グループ116が配置される。
具体的には、第1枠序列表示グループ1161と第2枠序列表示グループ1162の間には、少なくとも、第3枠序列表示グループ1163、第4枠序列表示グループ1164及び第6枠序列表示グループ1166が配置されている。
第3枠序列表示グループ1163と第4枠序列表示グループ1164の間には、少なくとも、第6枠序列表示グループ1166が配置されている。
第4枠序列表示グループ1164と第5枠序列表示グループ1165の間には、少なくとも、第2枠序列表示グループ1162と第7枠序列表示グループ1167、及び第12枠序列表示グループ11612が配置されている。
第3枠序列表示グループ1163と第5枠序列表示グループ1165の間には、少なくとも、第6枠序列表示グループ1166、第4枠序列表示グループ1164、第2枠序列表示グループ1162、第12枠序列表示グループ11612、及び第7枠序列表示グループ1167が配置されている。
第6枠序列表示グループ1166と第7枠序列表示グループ1167の間には、少なくとも、第4枠序列表示グループ1164と第2枠序列表示グループ1162、及び第12枠序列表示グループ11612が配置されている。
第3枠序列表示グループ1163と第12枠序列表示グループ116312の間には、少なくとも、第6枠序列表示グループ1166、第4枠序列表示グループ1164、第2枠序列表示グループ1162が配置されている。
第4枠序列表示グループ1164と第12枠序列表示グループ11612の間には、少なくとも、第2枠序列表示グループ1162が配置されている。
換言すれば、第1・2枠序列表示グループ組116C12乃至第4・12枠序列表示グループ組116C412を構成する枠序列表示グループ116の間には、同一の発音を生じる枠序列表示114が含まれない枠序列表示グループ組116Cに含まれる枠序列表示グループ116が配置される。
【0060】
本実施例1において、第1枠序列表示グループ1161~第11枠序列表示グループ11611の順番によって、枠序列文字112を用いて枠序列表示114を表している。しかしながら、第1枠序列表示グループ1161~第11枠序列表示グループ11611の内の1又は複数の枠序列グループを用いないことができる。
第1枠序列表示グループ1161~第11枠序列表示グループ11611を構成する連続する単位頁102間において枠序列表示114における枠序列文字112は序列されている。
【0061】
さらに、図16(B)に示すように、二桁目が第1枠序列文字112Aである大文字のアルファベット、一桁目が第3枠序列文字112aである小文字のアルファベットによって構成されるAa~Zzの枠序列文字112が第12枠序列表示グループ11612として追加することが出来る。
【0062】
また、第3枠序列表示グループ1163、第4枠序列表示グループ1164、及び第5枠序列表示グループ1165、又は、第1枠序列表示グループ1161、と第2枠序列表示グループ1162、又は第6枠序列表示グループ1166と第7枠序列表示グループ1167、若しくは第9枠序列表示グループ1169と第11枠序列表示グループ11611のように、枠序列表示グループ116における二桁の枠序列表示114における枠序列文字112の発音(称呼)が同一になる枠序列表示グループ116は、連続して配置されない。換言すれば、本実施例1において、同一の発音が存在する枠序列表示114を含む枠序列表示グループ116は、連続して配置されない。
【0063】
図16(B)に示す例においては、第12枠序列表示グループ11612、第3枠序列表示グループ1163、第4枠序列表示グループ1164、及び第5枠序列表示グループ1165においては、枠序列表示114における枠序列文字112の種類は異なるが、枠序列表示114の発音が同一の枠序列表示114を含んでいる。
しかし、第12枠序列表示グループ11612と第3枠序列表示グループ1163の間には第1枠序列表示グループ1161及び第8枠序列表示グループ1168が配置されている。また、第3枠序列表示グループ1163と第4枠序列表示グループ1164の間には、第6枠序列表示グループ1166が配置されている。さらに、第4枠序列表示グループ1164と第5枠序列表示グループ1165の間には、第2枠序列表示グループ1162が配置されている。よって、連続して配置される枠序列表示グループ116間において、同一の発音(称呼)を生じないので、複数人で同一の筆記用紙100を利用する場合、枠序列文字112を誤認する確率を減少させることができる。
図16(B)に示す例において、第12枠序列表示グループ11612、第3枠序列表示グループ1163、第4枠序列表示グループ1164、及び第5枠序列表示グループ1165は、同一の発音(称呼)を生じる枠序列表示114を含むことから、同種枠序列表示グループ116iを構成する。
第1枠序列表示グループ1161、第8枠序列表示グループ1168、第6枠序列表示グループ1166、及び第2枠序列表示グループ1162は、同種枠序列表示グループ116iと同一の発音(称呼)を生じない枠序列表示114のみで構成されることから、普通枠序列表示グループ116Cを構成する。
換言すれば、枠序列表示グループ116は、一桁目と二桁目が同一に発音される枠序列文字112によって構成される枠序列表示114を含む同種枠序列表示グループ116iを複数含むと共に、同種枠序列表示グループ116iに属さない構成の普通枠序列表示グループ116Cを1以上含み、複数の同種枠序列表示グループ116iの間には、少なくとも1以上の普通枠序列表示グループ116Cが配置されている。
【0064】
図16(B)において、第1枠序列表示グループ1161、第3枠序列表示グループ1163、及び第12枠序列表示グループ11612は、二桁目の枠序列文字112が第1枠序列文字112Aである「A」で同一であり、一の枠序列表示グループ116として扱われることがあるが、これらは異なる枠序列表示グループ116として扱われている。
なお、枠序列表示グループ116において、「0」(零)と「O」又は「o」、「1」と「i」、「I」又は「l」は外見上混同される可能性があるので、必要に応じて何れかを用いないことができる。例えば、数字の「0」を用いないことができる。この場合も、本発明における枠序列文字112である。
【0065】
上記の枠序列表示グループ116の順番を採用することにより、以下の利点がある。
第1に、枠序列表示114は、同一の枠序列文字112の表示が二度登場することがなく、二桁のみの表記で、2800全ての書き込み枠108を表すことができる。例えば、A1という枠序列表示114は、1度しか登場しない。
第2に、1の枠序列表示グループ116において、序列の最後まで達し、次の枠序列表示グループ116に移る場合、前の枠序列表示グループ116とは異なる発音になる。これにより、同じ発音の枠序列文字112を遠ざけ(表示された単位頁102間の頁数が多い)、使い勝手の向上に成功している。例えば、枠序列表示114が第1枠序列表示グループ1161に属する「A1」と第2枠序列表示グループ1162に属する「a1」である場合、何れも「エーイチ」又は「エーワン」と発音されるため、聞き手側において間違える恐れがある。しかし、本実施例1においては、第1枠序列表示グループ1161と第2枠序列表示グループ1162の間には一以上の同一の発音を生じない枠序列表示グループ116が配置されることから、同一の発音を生じる枠序列表示114を含む枠序列表示グループ116が連続して配置されないことから、間違いが起こり難い。
第3に、1の枠序列表示グループ116において、序列の最後まで達し、次の枠序列表示グループ116に移る場合、可及的に二桁目の文字が同じ種類の枠序列表示グループ116を採用している。これにより、何番目の書き込み枠108かを容易に推定できる利点がある。例えば、第1枠序列表示グループ1161から第3枠序列表示グループ1163の場合、「A」はアルファベットの1つ目のため、「A7」は第1枠序列表示グループ1161の最初の「1」から数えて107番目であること、また、「C5」は最初の「1」から数えて125番目」であること、又は「Z6」は最初の「1」から数えて256番目」であることのように、所定の書き込み枠108が、最初の書き込み枠108から何番目であるかを容易に推定できる。
【0066】
第1枠序列表示グループ1161から第11枠序列表示グループ11611の順序として、前記の例の他、二桁目が第2枠序列文字1121の数字である、第8枠序列表示グループ1168、第6枠序列表示グループ1166、及び第7枠序列表示グループ1167よりなる二桁目数文字グループ116n、二桁目が第1枠序列文字112Aのアルファベットの大文字である、第1枠序列表示グループ1161、及び第3枠序列表示グループ1163からなる二桁目大アルファベット文字グループ116L、及び二桁目が第3枠序列文字112aであるアルファベットの小文字である、第4枠序列表示グループ1164、第2枠序列表示グループ1162、第5枠序列表示グループ1165からなる二桁目小アルファベット文字グループ116s、及び一桁からなる第10枠序列表示グループ11610、第11枠序列表示グループ11611、及び第9枠序列表示グループ1169からなるその他文字グループ116eに分け、各文字グループ116内で適宜選択して配置しても良い。この場合、その他文字グループ116eを採用しないことができる。
同様に、二桁目大アルファベット文字グループ116L、二桁目小アルファベット文字グループ116s、及び二桁目数文字グループ116nの順に配置することができる。
さらに、二桁目大文字アルファベットグループ116L、二桁目小文字アルファベットグループ116s、二桁目数文字グループ116n、及びその他文字グループ116eの配置順番を採用することができる。
なお、前後の枠序列表示グループ116における、二桁目の発音が同一にならないように順位付けることが好ましい。例えば、「AA」(エーエー)が含まれる第3枠序列表示グループ1163と、「aa」(エーエー)が含まれる第4枠序列表示グループ1164が連続しないようにすることが好ましい。
【0067】
枠序列文字112をアルファベットと数字で二桁表示する場合、一桁目を数字とし、二桁目をアルファベットの大文字として、A0、A1、A2、A3・・A9、B0、B1・・B9として、一桁目の数字を繰り上げ表示し、数字が繰り上がりきった場合は、二桁目のアルファベットを繰り上げて、B0、B1・・のように序列を定めることができる。
また、一桁目を数字とし、二桁目をアルファベットの大文字として、A0、B0・・Z0、A1、B1・・Z1として、二桁目のアルファベットを繰り上げ表示し、アルファベットが繰り上がりきった場合は、一桁目の数字を繰り上げて序列を定めることができる。アルファベットが小文字である場合も同様である。なお、複数の文字種を用いる場合、組み合わせの優先順位を表す優先順位表を作成することが好ましい。
【0068】
枠序列文字112をアルファベットと数字で二桁表示する場合の表示は、一桁目をアルファベットの大文字とし、二桁目を数字として、0A、0B・・0Zとして、一桁目のアルファベットを繰り上げ表示し、アルファベットが繰り上がりきった場合は、二桁目の数字を繰り上げて、1A、1B・・1Zのように序列を定めることができる。
また、一桁目をアルファベットの小文字とし、二桁目を数字として、0a、0b・・0z、1a、1b・・1zとして、二桁目の数字を繰り上げ表示することができる。
二桁目の数字が繰り上がりきった場合は、一桁目のアルファベットを二桁目に繰り上げてA1、A2、A3のように序列を定めることができる。アルファベットが小文字である場合も同様である。
【0069】
枠序列文字112をアルファベットのみで二桁表示する場合の表示は、二桁目を大文字、一桁目を小文字として、Aa、Ab・・Azとして、一桁目のアルファベットを繰り上げ表示し、一桁目のアルファベットが繰り上がりきった場合は、二桁目のアルファベットを繰り上げて、Ba、Bb・・Bzのように序列を定めることができる。
枠序列文字112をアルファベットのみで二桁表示する場合の表示は、二桁目を大文字、一桁目を小文字として、Aa、Ba・・Zaとして、二桁目のアルファベットを繰り上げ表示し、アルファベットが繰り上がりきった場合は、二桁目のアルファベットを繰り上げて、Ab、Bc・・Zcのように序列を定めることができる。アルファベットの小文字を二桁目とし、一桁目をアルファベットの大文字として、aA、aB、aCのように序列を定めることができる。
【0070】
枠序列文字112をアルファベットのみで二桁表示する場合の表示は、一桁目及び二桁目を大文字として、AA、AB・・AZとして、一桁目のアルファベットを繰り上げ表示し、一桁目のアルファベットが繰り上がりきった場合は、二桁目のアルファベットを繰り上げて、BA、BB・・BZのように序列を定めることができる。
枠序列文字112をアルファベットのみで二桁表示する場合の表示は、一桁目及び二桁目を小文字として、aa、ab・・azとして、一桁目のアルファベットを繰り上げ表示し、一桁目のアルファベットが繰り上がりきった場合は、二桁目のアルファベットを繰り上げて、ba、bb・・bzのように序列を定めることができる。
【0071】
枠序列文字112を数字のみで二桁表示する場合の表示は、一ずつの繰り上がりだけではなく、例えば、00、10、20、30・・90の10進法、00、05、10、15、20・・95のように5進法、他3進法、4進法・・9進法によって表すことができる。
さらに、日本語の数字以外の序列文字を用いる場合、「aあ、aい、aう・・」のように用いることが出来る。
【0072】
単位頁102における枠序列文字112の配置は、規則性を持って配置する。例えば、図12図1に示す実施例1と同一に単位頁102に第1書き込み枠1081から第128書き込み枠10828が縦横に整列されて表されている。枠序列表示114は、図12(A)に示すように、最左側の列における第1書き込み枠1081から下方の第7書き込み枠1087に序列が上がり、次いで隣接する右側の列の最上位の第8書き込み枠1088に移って上から下方の第14書き込み枠10814へ序列が上がることを繰り返してもよい。
また、図12(B)に示すように、最上行の左から右側へ枠序列文字112の序列が上がり、次に隣接する下行の左側から右側へ序列が上がることを繰り返すようにしてもよい。
【0073】
本実施例1において、図1(B)に示すように第1頁は数字の1(01)~28が表示され、図1(C)に示すように第50頁は小文字のアルファベットcz~ea、図1(D)に示すように第100頁における第28書き込み枠10828は小文字の「l」(エル)と大文字の「W」の「lW」が表される。
【0074】
枠序列表示114における枠序列文字112の大きさは、1文字が5pt~10ptで表されることが好ましい。好ましくは、1文字の大きさは、6ポイントであることが好ましい。
【0075】
枠序列文字112は、書き込み枠108と同じインクを用いて表すことが好ましい。書き込み枠108と枠序列文字112を同一のインクで印刷できることから、筆記用紙100の製造が容易であるからである。
しかしながら、書き込み枠108をオフセット印刷により印刷し、枠序列文字112をレーザープリンタによって印刷(以下「レーザープリント」という。)することができる。レーザープリントである場合、山折り104部、及び谷折り106部に印刷することができず、山折り104部、及び谷折り106部が地色になってしまうからである。山折り104部、及び谷折り106部が地色である場合、発想作業する際に違和感を覚え、発想作業に支障を来す場合がある。しかし、オフセット印刷である場合、山折り104部、及び谷折り106部にも印刷することができるので、発想作業が支障を来すことがない利点がある。
枠序列文字112をレーザープリントすることにより、印刷文字を容易に変更することができる利点がある。
書き込み枠108をオフセット印刷、枠序列文字112をレーザープリントにより表示することにより、良好な発想環境を提供すると共に、コスト低減をはかることができる。
枠序列文字112は、網点を用いて表すことが好ましい。網点は、小さな点のパターンで印刷され、背景の地色と網点の面積比の関係で、枠序列文字112の明度を変更することができる。具体的には、網点の数又は大きさを変更することで、枠序列文字112の明度を変えることが出来る。
また、枠序列文字112は、印刷によらず、エンボス加工における凸又は凹によって表されることができる。
【0076】
本実施例1において、第1筆記用紙101は、山折り104と谷折り106が交互に形成されることによって所定方向(単位頁102の幅方向)単位頁102が3以上連続され、通常は単位頁102が山折り104と谷折り106が繰り替えされて折りたたまれて厚み方向に所定の厚みを有する。
書き込み枠108は、単位頁102において、単位頁102の連続方向に対して直角(高さ)方向及び連続(幅)方向に整列配置され、枠序列表示114は、連続方向に対する直角方向の一端部(上端部)から他端部(下端部)に序列順に書き込み枠108に相対して表示され、他端部の次に連続(幅)方向の下流側に隣接する一端部(上端部)の書き込み枠108に相対して次の序列の枠序列表示114を表示し、次の枠序列表示114は単位頁102の連続方向に対して直角方向に次の序列表示を行っている。
【0077】
本実施例1における第1筆記用紙101を用いて課題解決等のアイディアを取りまとめる場合、第1単位頁1021における第1書き込み枠1081から第n書き込み枠108nへ昇順にアイディア等を文字、記号、イラストで書き込んでいく。この書き込みの過程において、書き込み枠108は厳密に枠序列文字112の順番で無くとも良い。例えば、第1行1R1の書き込み枠108に記載し、第2行~第7行には記載しなくともよい。また、例えば、1枠又は2枠毎にアイディア等を書き込むことができる。
そして、関連するアイディアが第1単位頁1021の第21書き込み枠10821、第50単位頁10250の第21書き込み枠10821、及び第100頁の第11書き込み枠10811にある場合、第1単位頁1021の第21書き込み枠10821に枠序列文字112のdrとlFを記載し、第50単位頁10250の第21書き込み枠10821内又は近傍に関連する第21書き込み枠10821の枠序列文字112のdrとlFを記載し、第100単位頁102100の第11書き込み枠10811に枠序列文字112の21とdrを記載する。例えば、第1単位頁1021の第21書き込み枠10821内に又は近傍に記載された枠序列文字112たるdr及びlFを探せば良い。同様に、第50単位頁10250の第21書き込み枠10821内に又は近傍に記載された枠序列文字112たる21及びlFを探せば良い。同様に、第100単位頁102100の第11書き込み枠10811内に又は近傍に記載された枠序列文字112たる21及びdrを探せば良い。本実施例1において、枠序列文字112は所定のルールに基づいて序列的に表されているので、当該枠序列文字112のみを目標に探せば良く、直接的に該当する書き込み枠108を探すことができる。よって、本願発明の目的を達成することができる。
【0078】
なお、実施例1において説明した各種の変形例は、以下に説明する実施例2他においても適用することができる。
【実施例0079】
次に図2を参照しつつ本発明の実施例2を説明する。
実施例1と同一部位には同一符号を付して説明を省略し、異なる構成を説明する。
本実施例2における筆記用紙100(以下、実施例2における筆記用紙100を便宜的に「第2筆記用紙201」という。)は、所定数の単位頁102が山折りと谷折りを繰り返すことによって蛇腹状に折り畳まれ、所定の厚みを有する。
実施例2において、書き込み枠108(説明の便宜上「第2書き込み枠208」という。)は、独立した横長の長方形であり、5枠ずつ縦(長辺)方向に第2左列2Lと第2右列2Rの2列に整列され、かつ2枠ずつ横(短辺)方向に整列されている。具体的には、第21書き込み枠2081~第25書き込み枠2085が縦方向に所定の第2間隔S2を空けて配置されている。
【0080】
第21書き込み枠2081と第26書き込み枠2086は第21行2R1を構成している。
第22書き込み枠2082と第27書き込み枠2087は第22行2R2を構成している。
第23書き込み枠2083と第28書き込み枠2088は第23行2R3を構成している。
第24書き込み枠2084と第29書き込み枠2089は第24行2R4を構成している。
第25書き込み枠2085と第210書き込み枠20810は第25行2R5を構成している。
【0081】
第21書き込み枠2081の上辺と上端の間は第2上間隔S2Uが設けられている。
第25書き込み枠2085の下辺と下端の間は第2下間隔S2Bが設けられている。
第2左列2Lと第2右列2Rの間は、第2横間隔S2M分離れている。
第2左列2Lの左端と左縁は第2左端間隔S2LE分離れている。
第2右列2Rの右端と右縁は第2右端間隔S2RE分離れている。
【0082】
これらの書き込み枠108の配置は、第1単位頁1021~第n単位頁102nの全ての単位頁において同一に表されている。
枠序列表示114を構成する枠序列文字112は、各書き込み枠108の右下角部に表されている。
本実施例2において、枠序列表示114を構成する枠序列文字112は数字とアルファベットの大文字によって二桁に表されている。
具体的には、単位頁102の第1頁の第21書き込み枠2081から第10頁の第29書き込み枠2089 までの枠序列表示114は、一桁の数字によって表されている。第10頁の第210書き込み枠20810から第10頁の第29書き込み枠2089 までの枠序列表示114は二桁の数字によって表されている。第10頁の第210書き込み枠20810から第36頁の第29書き込み枠2089までは、二桁目が大文字のアルファベット、一桁目が数字によって表されている。第36頁の第210書き込み枠20810から第100頁の第210書き込み枠20810 までは二桁とも大文字のアルファベットによって表されている。
実施例2の第2筆記用紙201においても実施例1と同様に活用できる。
なお、一の第2筆記用紙201において、実施例2と同様に、複数の第2筆記用紙201を設定することができる。例えば、枠序列表示114が数字の部分を第21筆記用紙2011とし、アルファベットと数字の組み合わせ部分を第22筆記用紙2012とし、及びアルファベットの組み合わせ部分を第23筆記用紙2013とすることができる。この場合、第21筆記用紙2011、第22筆記用紙2012、及び第23筆記用紙2013を1の筆記用紙100として取り扱う。この場合、一の第2筆記用紙201における複数の筆記用紙としての区別として、単位頁102における書き込み枠108の数や形状の相違によって、区別することができる。
書き込み枠108の数や形状が異なる場合、書き込み枠108の数や形状の異なり毎に同一の枠序列表示114を用いることができる。
【実施例0083】
次に図3を参照しつつ本発明の実施例3を説明する。
実施例1と同一部位には同一符号を付して説明を省略し、異なる構成を説明する。
本実施例3における筆記用紙100(以下、実施例3における筆記用紙100を便宜的に「第3筆記用紙301」という。)は、所定数の単位頁102が山折りと谷折りを繰り返すことによって蛇腹状に折り畳まれ、所定の厚みを有する。
書き込み枠108(説明の便宜上「第3書き込み枠308」という。)は、独立した所定直径を有する円形であり、5枠ずつ縦(長辺)方向に整列された第31縦列31L~第34縦列34Lの4列に整列され、かつ4枠ずつ横(短辺)方向に整列されている。具体的には、第31書き込み枠3081~第35書き込み枠3085が縦方向に所定の第3間隔S3を空けて配置され、第31列3L1を構成している。
第36書き込み枠3086~第310書き込み枠30810が縦方向に所定の第3間隔S3を空けて配置され、第32列3L2を構成している。
第311書き込み枠30811~第315書き込み枠30815が縦方向に所定の第3間隔S3を空けて配置され、第33列3L3を構成している。
第316書き込み枠30816~第320書き込み枠30820が縦方向に所定の第3間隔S3を空けて配置され、第34列3L4を構成している。
【0084】
第31書き込み枠3081、第36書き込み枠3086、第311書き込み枠30811、及び第316書き込み枠30816が横方向に所定の間隔で配置され、第31行3R1を構成している。
第32書き込み枠3082、第37書き込み枠3087、第312書き込み枠30812、及び第317書き込み枠30817が横方向に所定の間隔で配置され、第32行3R2を構成している。
第33書き込み枠3083、第38書き込み枠3088、第313書き込み枠30813、及び第318書き込み枠30818が横方向に所定の間隔で配置され、第33行3R3を構成している。
第34書き込み枠3084、第39書き込み枠3089、第314書き込み枠30814、及び第319書き込み枠30819が横方向に所定の間隔で配置され、第34行3R4を構成している。
第35書き込み枠3085、第310書き込み枠30810、第315書き込み枠30815、及び第320書き込み枠30820が横方向に所定の間隔で配置され、第35行3R5を構成している。
【0085】
第31書き込み枠3081の上辺と上端の間は第3上間隔S3Uが設けられている。
第35書き込み枠3085の下辺と下端の間は第3下間隔S3Bが設けられている。
第31列3L1と第32列3L2の間、第32列3L2と第33列3L3の間、第33列3L3と第34列3L4の間は、第3横間隔S3Hの長さ分離れている。
第31列3L1の左端と左縁は第3左端間隔S3LEの長さ分離れている。
第34列3L4の右端と右縁は第3右端間隔S3REの長さ分離れている。
これらの書き込み枠108の配置は、全ての単位頁102において同一に表されている。
【0086】
枠序列表示114を構成する枠序列文字112は、各第3書き込み枠308の外側の右下部近傍に表されている。しかしながら、枠序列文字112は各第3書き込み枠308の近傍であれば位置は問わない。
本実施例3において、枠序列文字112は数字とアルファベットの大文字、及び小文字によって、実施例1又は2と同様に一桁又は二桁で表されている。
具体的には、単位頁102の第1頁(第1単位頁1021)の第31書き込み枠3081から第39書き込み枠3089までの枠序列表示114は一桁の数字の枠序列文字112によって表されている。第1頁の第310書き込み枠30810から第5頁の第319書き込み枠30819 までの枠序列表示114は、二桁の数字の枠序列文字112によって表されている。第5頁の第320書き込み枠30820から第18頁の第319書き込み枠30819 までの枠序列表示114は、二桁目が大文字のアルファベット、一桁目が数字の枠序列文字112によって表されている。第18頁の第320書き込み枠30820から第20頁の第35書き込み枠3085 までの枠序列表示114は、一桁の大文字のアルファベットの枠序列文字112によって表されている。第20頁の第36書き込み枠3086から第31頁の第319書き込み枠30819 までの枠序列表示114は、二桁目が数字、一桁目が大文字のアルファベットの枠序列文字112によって表されている。第31頁の第320書き込み枠30820から第65頁の第315書き込み枠30815 までの枠序列表示114は、二桁とも大文字のアルファベットの枠序列文字112によって表されている。第65頁の第316書き込み枠30816から第78頁の第315書き込み枠30815までの枠序列表示114は、二桁目が小文字のアルファベット、一桁目が数字の枠序列文字112によって表されている。第78頁の第316書き込み枠30816から第80頁の第31書き込み枠3081 までの枠序列表示114は、一桁の小文字のアルファベットの枠序列文字112によって表されている。第80頁の第32書き込み枠3082から第91頁の第315書き込み枠30815 までの枠序列表示114は、二桁目が数字、一桁目が小文字のアルファベットの枠序列文字112によって表されている。第91頁の第316書き込み枠30816から第100頁の第320書き込み枠30820 までの枠序列表示114は、二桁とも小文字のアルファベットの枠序列文字112によって表されている。
【0087】
第3書き込み枠308の形状が円形である場合、スマートフォン又はパソコン画面に表示されるアイコンと同じ円形であるので、その円形状に基づいてアイディアの創作ができる利点がある。
書き込み枠108の形状は、縦長楕円形、横長楕円形、ハート形、星形、花形等、用途に合わせて適宜設定できる。
第3筆記用紙301についても、実施例1の使用法と同様に使用することができる。
【実施例0088】
次に図4を参照しつつ本発明の実施例4を説明する。
実施例4において、実施例1と同一部位には同一符号を付して説明を省略し、異なる構成を説明する。
本実施例4における筆記用紙100(以下、便宜的に「第4筆記用紙401」という。)は、所定数の単位頁102が山折りと谷折りを繰り返すことによって蛇腹状に折り畳まれ、所定の厚みを有する。
書き込み枠108(説明の便宜上「第4書き込み枠408という。)は、縦長の長方形であり、例えば、縦方向に延びる第41縦線411と第42縦線412によってA4サイズの用紙の幅方向に均等に三分割され、第41書き込み枠4081、第42書き込み枠4082、及び第43書き込み枠4083が表示される。
第41書き込み枠4081~第43書き込み枠4083の上辺と上端の間は第4上間隔S4Uが設けられている。
第41書き込み枠4081~第43書き込み枠4083の下辺と下端の間は第4下間隔S4Bが設けられている。
この第4下間隔S4Bに、枠序列表示114を構成する枠序列文字112が表示されている。換言すれば、本実施例4において、枠序列文字112は第41書き込み枠4081~第43書き込み枠4083の近傍に表示されている。なお、枠序列文字112は、第41書き込み枠4081~第43書き込み枠4083内に表示することが出来る。
第41書き込み枠4081~第43書き込み枠4083内には、横書きの基準になるように水平方向に所定の間隔で延びる罫線を表示することが好ましい。
これらの書き込み枠408の配置は、全ての単位頁102(第1単位頁1021~第100単位頁102100)において同様に表されている。
本実施例4において、枠序列文字112は数字とアルファベットの大文字によって二桁に表されている。
具体的には、単位頁102の第1頁(第1単位頁1021)の第41書き込み枠4081から第3頁の第43書き込み枠4083 までの枠序列表示114は、一桁の数字の枠序列文字112によって表されている。第4頁の第41書き込み枠4081から第33頁の第43書き込み枠4083 までの枠序列表示114は、二桁の数字の枠序列文字112によって表されている。第34頁の第41書き込み枠4081から第100頁の第43書き込み枠4083 までの枠序列表示114は、二桁目が大文字のアルファベット、一桁目が数字の枠序列文字112によって表されている。
枠序列文字112は、実施例1において説明したように、多様な態様を採用することができる。
【0089】
実施例4において、書き込み枠408内に模様を表示してもよい。模様は所定の等間隔で規則的に縦横に配置された点でもよい。規則的に点が表示されていることにより、略図を記載する場合に好都合である。また、文章を記載する場合も、点の連続を目安に記載出来るので好都合である。点の形状は、丸、三角、四角等適宜選択することができる。
第4筆記用紙401についても、実施例1の使用法と同様に使用することができる。
【実施例0090】
次に図5を参照しつつ本発明の実施例5を説明する。本実施例5において、実施例1と同一部位には同一符号を付して説明を省略し、異なる構成を説明する。
本実施例5における筆記用紙100(以下、実施例5における筆記用紙100を便宜的に「第5筆記用紙501」という。)は、所定数の単位頁102が山折りと谷折りを繰り返すことによって蛇腹状に折り畳まれ、所定の厚みを有する。
実施例5は、実施例2の変型例で有り、書き込み枠108(説明の便宜上「第5書き込み枠508」という。)は、横長の長方形であり、本実施例5においては、4枠ずつ縦(長辺)方向に第5左列5Lと第5右列5Rの2列に整列され、かつ2枠ずつ横(短辺)方向に第5第1行5L1~第5第4行5L4に整列されている。具体的には、第51書き込み枠5081~第54書き込み枠5084が縦方向に所定の第5間隔S5を空けて配置されている。
第5第1行5L1における書き込み枠508の上辺と上端の間は第5上間隔S5Uが設けられている。
第5第4行5L4における書き込み枠508の下辺と下端の間は第5下間隔S5Bが設けられている。
第5左列5Lと第5右列5Rの間は、第5横間隔S5Mの長さ分離れている。
第5左列5Lの左端と左縁は第5左端間隔S5LEの長さ分離れている。
第5右列5Rの右端と右縁は第5右端間隔S5REの長さ分離れている。
本実施例5においては、さらに、各第51書き込み枠5081~第58書き込み枠5088が横方向の中間において、第5縦線510によって区切られている。よって、第51書き込み枠5081は第51左書き込み枠5081Lと第51右書き込み枠5081Rに二分割されている。換言すれば、第5縦線510に対し対称に二分割されている。
第52書き込み枠5082~第58書き込み枠5088も同様に二分割されている。
枠序列表示114を構成する枠序列文字112は、第51左書き込み枠5081Lの左下角部、第51右書き込み枠5081Rの右下角部に表されている。
枠序列文字112の序列は、最上端の第5第1行5L1の第51書き込み枠5081において、第51書き込み枠5081における第51左書き込み枠5081Lから第51右書き込み枠5081Rへ繰り上がった後、第5第2行5L2へ進み、同様に繰り上がって表示される。第5第3行5L3及び第5第4行においても同様である。次いで第5右列5Rにおいて最上行から最下行方向へ同様に繰り上がるように表されている。
本実施例5において、枠序列文字112は数字、数字とアルファベットの大文字、及び小文字によって二桁に表されている。
【0091】
具体的には、単位頁102の第1頁(第1単位頁1021)の第51左書き込み枠5081Lから第1頁の第55左書き込み枠5085L までの枠序列表示114は、一桁の数字の枠序列文字112によって表されている。第1頁の第55右書き込み枠5085Rから第7頁の第52左書き込み枠5082Lまでの枠序列表示114は、二桁の数字の枠序列文字112によって表されている。第7頁の第52右書き込み枠5082Rから第23頁の第54左書き込み枠5084L までの枠序列表示114は、二桁目が大文字のアルファベット、一桁目が数字の枠序列文字112によって表されている。第23頁の第54右書き込み枠5084Rから第25頁の第51左書き込み枠5081L までの枠序列表示114は、一桁の大文字のアルファベットの枠序列文字112によって表されている。第25頁の第51右書き込み枠5081Rから第39頁の第56左書き込み枠5086Lまでの枠序列表示114は、二桁目が数字、一桁目が大文字のアルファベットの枠序列文字112によって表されている。第39頁の第56右書き込み枠5086Rから第81頁の第58左書き込み枠5088Lまでの枠序列表示114は、二桁とも大文字のアルファベットの枠序列文字112によって表されている。第81頁の第58右書き込み枠5088Rから第98頁の第52左書き込み枠5082Lまでの枠序列表示114は、二桁目が小文字のアルファベット、一桁目が数字の枠序列文字112によって表されている。第98頁の第52右書き込み枠5082Rから第99頁の第57左書き込み枠5087Lまでの枠序列表示114は、一桁の小文字のアルファベットの枠序列文字112によって表されている。第99頁の第57右書き込み枠5087Rから第100頁の第58右書き込み枠5088R までの枠序列表示114は、二桁目が数字、一桁目が小文字のアルファベットの枠序列文字112によって表されている。
【0092】
これらの第5書き込み枠508の配置は、全ての単位頁102において同様に表されている。図6において、第5筆記用紙501は、第1単位頁1021と第7単位頁1027が表されているが、第n単位頁102n迄設けられている。
第5筆記用紙501についても、実施例1の使用法と同様に使用することができる。
【実施例0093】
次に図6を参照しつつ本発明の実施例6を説明する。
実施例6において、実施例1と同一部位には同一符号を付して説明を省略し、異なる構成を説明する。
本実施例6における筆記用紙100(以下、実施例6における筆記用紙100を便宜的に「第6筆記用紙601」という。)は、所定数の単位頁102が山折りと谷折りを繰り返すことによって蛇腹状に折り畳まれ、所定の厚みを有する。
実施例6は、第1単位頁1021において、書き込み枠108(説明の便宜上「第6書き込み枠608」という。)は、縦長の長方形であり、2枠ずつ縦(長辺)方向に列設さされ、第6左列6L、第6中列6M、及び第6右列6Rの3列に整列され、かつ、3枠ずつ横(短辺)方向に第6第1行6R1と第6第2行6R2に整列されている。具体的には、第61書き込み枠608U1~第63書き込み枠608U3が横方向に並列された第6第1行6R1を構成し、第64書き込み枠608B1~第66書き込み枠608B3が横方向に並列された第6第2行6R2を構成し、それら第6第1行6R1と第6第2行6R2は、縦方向に所定の第6間隔S6を空けて配置されている。
第6第1行6R1の第6書き込み枠608の上辺と上端の間は第6上間隔S6Uが設けられている。
第6第2行6R2の第6書き込み枠608の下辺と下端の間は第6下間隔S6Bが設けられている。
【0094】
枠序列表示114を構成する枠序列文字112は、第61書き込み枠608U1~第66書き込み枠608B1の右下角部に表されている。
第6第1行6R1において横方向に連続して表された第61書き込み枠608U1~第63書き込み枠608U3は、数字の0から2まで横方向に順次繰り上がるように、枠序列文字112が表されている。第2単位頁1022以降も同様である。具体的には、枠序列表示114における枠序列文字112は、数字が99まで繰り上がった後、0A~9Zへ繰り上がり、次にA0~Z9へ繰り上がるようにしている。図6に示すように、第34単位頁10234における枠序列文字112は、第61書き込み枠608U1においてA0、第62書き込み枠508U2においてA1、そして第63書き込み枠508U3においてA2である。しかしながら、異なる繰り上がり順を採用することができる。
【0095】
第6第2行6R2において、横方向に連続して表された第64書き込み枠608B1~第66書き込み枠608B3には、アルファベットのAからCまで横方向に順次繰り上がるように、枠序列文字112が表されている。第2単位頁以降の第6第2行6R2における第6書き込み枠608にはD,E、Fの順で枠序列文字112が表されている。具体的には、アルファベットがAからZまで繰り上がった後、AA~AZへ繰り上がり、第34単位頁10234における第64書き込み枠608B1では3V、第65書き込み枠608B2では3W、及び第66書き込み枠608B3では3Xへ繰り上がるように表されている。
より具体的には、単位頁102の第1頁(第1単位頁1021)の第61書き込み枠608U1から第3頁の第63書き込み枠608U3までの枠序列表示114は、一桁の数字の枠序列文字112によって表されている。第4頁の第61書き込み枠608U1から第33頁の第63書き込み枠608U3までの枠序列表示114は、二桁の数字の枠序列文字112によって表されている。第34頁の第61書き込み枠608U1から第100頁の第63書き込み枠608U3までの枠序列表示114は、二桁目が大文字のアルファベット、一桁目が数字の枠序列文字112によって表されている。第1頁の第64書き込み枠608B1から第9頁の第65書き込み枠608B2 までの枠序列表示114は、一桁の大文字のアルファベットの枠序列文字112によって表されている。第9頁の第66書き込み枠608B3から第87頁の第65書き込み枠608B2までの枠序列表示114は、二桁目が数字、一桁目が大文字のアルファベットの枠序列文字112によって表されている。第87頁の第66書き込み枠608B3から第100頁の第66書き込み枠608B3 までの枠序列表示114は、二桁とも大文字のアルファベットの枠序列文字112によって表されている。
【0096】
しかしながら、異なる繰り上がり順を採用することができる。
本実施例6において、枠序列文字112は数字とアルファベットの大文字によって二桁に表されているが、アルファベットの小文字を使用したり、三桁に表示されることができる。
これらの第6書き込み枠608の配置は、全ての単位頁102において同様に表される。
第6筆記用紙601においても、実施例1の使用法と同様に使用することができる。
【実施例0097】
次に図7を参照しつつ本発明の実施例7を説明する。
本実施例7における筆記用紙100(以下、実施例7における筆記用紙100を便宜的に「第7筆記用紙701」という。)は、所定数の単位頁102が山折りと谷折りを繰り返すことによって蛇腹状に折り畳まれ、所定の厚みを有する。
実施例7は、単位頁102が山折り104と谷折り106が交互に繰り返されて所定頁が連続され、第7筆記用紙701を構成している。単位頁102は、例えば、A4サイズを横長状態で使用する。基本的には、第7筆記用紙701は、実施例6の単位頁102が横長にされた状態で使用され、長辺が山折り104と谷折り106によって短辺方向に連続されている。
なお、第72単位頁~第7n単位頁は図7には記載されていないが、第1単位頁1021と同様の構成である。
本実施例7において、実施例1と同一部位には同一符号を付して説明を省略し、異なる構成を説明する。
【0098】
実施例7において、書き込み枠108(説明の便宜上「第7書き込み枠708」という。)は、横長の長方形であり、3枠ずつ縦(短辺)方向に整列された第7左列7L、及び第7右列7Rの2列に整列され、かつ2枠ずつ横(長辺)方向に整列されている。具体的には、第71書き込み枠708L1~第73書き込み枠708L3が整列された第7左列7Lと、第74書き込み枠708R1~第76書き込み枠708R3が縦方向に整列された第7右列7Rに整列配置されている。第7左列7Lと第7右列7Rは、所定の第7間隔S7を空けて平行に配置されている。
第7左列7Lを構成する第7書き込み枠708の左辺と左端の間は第7左間隔S7Lが設けられている。
第7右列7Rを構成する第7書き込み枠708の右辺と右端の間は第7右間隔S7Rが設けられている。
第71書き込み枠708L1と第74書き込み枠708R1は横方向に並列され、第7第1行7R1を構成している。
第72書き込み枠708L2と第75書き込み枠708R2は横方向に並列され、第7第2行7R2を構成している。
第73書き込み枠708L3と第76書き込み枠708R3は横方向に並列され、第7第1行7R3を構成している。
【0099】
枠序列表示114を構成する枠序列文字112は、第71書き込み枠708L1~第76書き込み枠708R3の右下角部に表されている。
第7左列7Lにおいて、縦方向に連続して表された第71書き込み枠708L1~第73書き込み枠708L3は、数字の0から3まで縦方向に順次繰り上がるように、枠序列文字112が表されている。
第7右列7Rにおいて、縦方向に連続して表された第74書き込み枠708R1~第76書き込み枠708R3は、アルファベットのAからCまで縦方向に順次繰り上がるように、枠序列文字112が表されている。
図7には表していないが、第2単位頁1022における第7左列7Lの第71書き込み枠708L1以降も同様である。具体的には、数字が99まで繰り上がった後、0A~9Zへ繰り上がり、次にA0~Z9へ繰り上がるように表している。しかしながら、異なる繰り上がり順を採用することができる。
第2単位頁1022における第7右列7Rにおいても縦方向に連続して表された第74書き込み枠708R1~第76書き込み枠708R3には、アルファベットのDからFまで縦方向に順次繰り上がるように、枠序列文字112が表されている。
【0100】
具体的には、単位頁102の第1頁(第1単位頁1021)の第71書き込み枠708L1から第3頁の第73書き込み枠708L3までの枠序列表示114は、一桁の数字の枠序列文字112によって表されている。第4頁の第71書き込み枠708L1から第33頁の第73書き込み枠708L3までの枠序列表示114は、二桁の数字の枠序列文字112によって表されている。第34頁の第71書き込み枠708L1から第100頁の第73書き込み枠708L3までの枠序列表示114は、二桁目が大文字のアルファベット、一桁目が数字の枠序列文字112によって表されている。第1頁の第74書き込み枠708R1から第9頁の第75書き込み枠708R2 までの枠序列表示114は、一桁の大文字のアルファベットの枠序列文字112によって表されている。第9頁の第76書き込み枠708R3から第87頁の第75書き込み枠708R2までの枠序列表示114は、二桁目が数字、一桁目が大文字のアルファベットの枠序列文字112によって表されている。第87頁の第76書き込み枠708R3から第100頁の第76書き込み枠708R3 までの枠序列表示114は、二桁とも大文字のアルファベットの枠序列文字112によって表されている。
しかしながら、異なる繰り上がり順を採用することができる。
【0101】
本実施例7において、枠序列文字112は数字とアルファベットの大文字によって二桁に表されている。しかし、枠序列表示114は、アルファベットの小文字や、三桁の枠序列文字112を用いることができる。
これらの第7書き込み枠708の配置は、全ての単位頁102において同様に表されている。
第7筆記用紙701においても、実施例1の使用法と同様に使用することができる。
【実施例0102】
次に実施例8を図8を参照しつつ説明する。
本実施例8における筆記用紙100(以下、実施例8における筆記用紙100を便宜的に「第8筆記用紙801」という。)は、所定数の単位頁102が山折りと谷折りを繰り返すことによって蛇腹状に折り畳まれ、所定の厚みを有する。
実施例8は、単位頁102(第1単位頁1021~第n単位頁102n)が左右方向に山折り104と谷折り106が交互に繰り返されて所定頁が連続され、第8筆記用紙801が構成されている。単位頁102は、例えば、図8に示す第1単位頁1021は、A4サイズを横長状態で使用し、第1単位頁1021の短辺が山折り104と谷折り106が交互に繰り返され、所定頁が連続された構成である。
なお、図8には記載されていないが、第2単位頁1022~第n単位頁102nは、表面102Fにおける表示形態は同様である。
実施例1と同一部位には同一符号を付して説明を省略し、異なる構成を説明する。
【0103】
書き込み枠108(説明の便宜上「第8書き込み枠808」という。)は、独立した横長の長方形であり、4枠ずつ横(長辺)方向及び縦(短辺)方向に整列されている。具体的には、第81書き込み枠808A1~第84書き込み枠808A4が第81行8R1に、第85書き込み枠808B1~第88書き込み枠808B4が第82行8R2に、第89書き込み枠808C1~第812書き込み枠808C4が第83行8R3に、そして第813書き込み枠808D1~第816書き込み枠808D4が第84行8R4に整列されている。
【0104】
第81行8R1を構成する第81書き込み枠808A1~第84書き込み枠808A4は、例えば、黄色に着色することが出来る。
第82行8R2を構成する第81書き込み枠808A1~第84書き込み枠808A4は、例えば、青色に着色することができる。
第83行8R3を構成する第89書き込み枠808C1~第812書き込み枠808C4は、例えば、桃色に着色することができる。
第84行8R4を構成する第89書き込み枠808C1~第812書き込み枠808C4は、例えば、緑色に着色することができる。
しかし、第8書き込み枠808の着色は適宜変更することができる。
【0105】
第81行8R1から第84行8R4は、同一の所定の第8間隔S8の長さ分離れている。
第81行8R1における第8書き込み枠808の上辺と上縁の間は、所定長さの第8上間隔S8Uが設けられている。
第84行8R4における第8書き込み枠808の下辺と下縁の間は、所定長さの第8下間隔S8Bが設けられている。
【0106】
第81書き込み枠808A1、第85書き込み枠808B1、第89書き込み枠808C1、及び第813書き込み枠808D1は、縦方向に整列され、第81列8L1を構成している。
第82書き込み枠808A2、第86書き込み枠808B2、第810書き込み枠808C2、及び第817書き込み枠808D2は、縦方向に整列され、第82列8L2を構成している。
第83書き込み枠808A3、第89書き込み枠808B3、第811書き込み枠808C3、及び第815書き込み枠808D3は、縦方向に整列され、第83列8L3を構成している。
第84書き込み枠808A4、第88書き込み枠808B4、第812書き込み枠808C4、及び第816書き込み枠808D4は、縦方向に整列され、第84列8L4を構成している。
第81列8L1、第82列8L2、第83列8L3、及び第84列8L4の間は、第8横間隔S8Hの長さ分離れている。
第81列8L1の第8書き込み枠808の左辺と左縁は第8左端間隔S8LEの長さ分離れている。
第84列8L4の第8書き込み枠808の右辺と右縁は第8右端間隔S8REの長さ分離れている。
これらの第8書き込み枠808の配置は、全ての単位頁102において同一に表されている。
【0107】
枠序列表示114を構成する枠序列文字112は、各第8書き込み枠808内の右下部近傍に表されている。しかしながら、枠序列文字112は各第8書き込み枠808の近傍であれば位置は問わない。
第81行8R1を構成する第81書き込み枠808A1~第84書き込み枠808A4においては、一桁目が数字、二桁目がアルファベットの二桁によって表されている。具体的には、第1単位頁1021における第8書き込み枠808には、A0、A1、A2、A3がそれぞれ表されている。図示はしていないが、第2単位頁1022においては、A4、A5、A6、A7となり、A9の次にはB0に順次繰り上がるように付される。
第82行8R2を構成する第85書き込み枠808B5~第88書き込み枠808B4においては、二桁ともアルファベットにより表されている。具体的には、第1単位頁1021における第85書き込み枠808B1~第88書き込み枠808B4には、AA、AB、AC、ADがそれぞれ表されている。第2単位頁1022においては、AE、AF、AG、AHとなり、AZの次はBAに順次繰り上がるように付される。
第83行8R3を構成する第89書き込み枠808C1~第812書き込み枠808C4においては、二桁とも数字により表されている。具体的には、第1単位頁1021における第89書き込み枠808C1~第808C4には、0、1、2、4がそれぞれ表されている。第2単位頁1022においては、5、6、7、8となり、最後は99である。
第84行8R4を構成する第813書き込み枠808D1~第816書き込み枠808D4においては、一桁目がアルファベット、二桁目が数字の二桁によって表されている。具体的には、第1単位頁1021における第813書き込み枠808D1~第816書き込み枠808D4には、1A、1B、1C、1Dがそれぞれ表されている。第2単位頁1022においては、1E、1F、1G、1Hとなり、1Zの次には2Aに順次繰り上がるように付される。
枠序列表示114は、三桁の枠序列文字112を用いることができる。
第8筆記用紙801においても、実施例1の使用法と同様に使用することができる。
【実施例0108】
次に実施例9を図9を参照しつつ説明する。
本実施例9における筆記用紙100(以下、実施例9における筆記用紙100を便宜的に「第9筆記用紙901」という。)は、所定数の単位頁102が山折り104と谷折り106を繰り返すことによって蛇腹状に折り畳まれ、所定の厚みを有する。
実施例9は、書き込み枠108(便宜的に「第9書き込み枠908」とう。)の形状が複数の形状によって構成される。実施例1と同一部には同一符号を付して説明を省略し、異なる構成を説明する。
【0109】
実施例9は、単位頁102(第1単位頁1021~第n単位頁102n)が左右方向に山折り104と谷折り106が交互に繰り返されて所定頁が連続され、筆記用紙100(混同防止のため便宜的に「第9筆記用紙901」という。)が構成されている。単位頁102は、例えば、A4サイズを横長状態で使用し、単位頁102の短辺が山折り104と谷折り106が交互に繰り返され、所定頁が連続された構成である。
なお、図9には表示されていないが、第2単位頁1022~第n単位頁102nにおける表示形態は同様である。
【0110】
書き込み枠108(説明の便宜上「第9書き込み枠908」という。)は、本実施例9においては2種類の第19書き込み枠1908と第29書き込み枠2908が採用されている。しかしながら、第9書き込み枠908は3種類以上の形状であってもよい。
【0111】
まず、第19書き込み枠1908を説明する。
第19書き込み枠1908は、所定の高さと幅を有する独立した正方形に形成され、本実施例9では2枠ずつ横(長辺)方向及び縦(短辺)方向に整列されている。具体的には、第191書き込み枠19081と第193書き込み枠19083が第91行9R1に、第192書き込み枠19082と第194書き込み枠19084が第92行9R2に整列されている。
第191書き込み枠19081と第192書き込み枠19082は縦方向に整列され、第91列9L1を構成している。
第193書き込み枠19083と第194書き込み枠19084は縦方向に整列され、第92列9L2を構成している。
これら第191書き込み枠19081~第194書き込み枠19084は、第1単位頁1021の左側に配置されている。
第9書き込み枠908は各種の着色することができる。
【0112】
第91行9R1と第92行9R2は、所定の第9間隔S9の長さ分離れている。
第91行9R1における第191書き込み枠19081の上辺と上縁の間は、第9上間隔S9Uが設けられている。
第92行9R2における第192書き込み枠19082の下辺と下縁の間は、第9下間隔S9Bが設けられている。
第91列9L1と第92列9L2は、第9横間隔S9Hの長さ分離れている。
第91列9L1の第192書き込み枠19082の左辺と左縁は第9左端間隔S9LEの長さ分離れている。
【0113】
次に、第29書き込み枠2908を説明する。
第29書き込み枠2908は、所定の高さと幅を有する独立した長方形に形成され、本実施例9では8枠が縦(短辺)方向に整列されている。具体的には、第291書き込み枠29081~第298書き込み枠29088は同一形状であって、縦方向に整列され、第93列9L3を構成している。
書き込み枠2908は、各種の着色をすることができる。
第291書き込み枠29081~第298書き込み枠29088は、所定の第29間隔S29の長さ分離れている。
第291書き込み枠29081の上辺と上縁の間は、第9上間隔S29Uが設けられている。
第298書き込み枠29088の下辺と下縁の間は、第9下間隔S29Bが設けられている。
第92列9L2の書き込み枠1908の右辺と第93列9L3の第29書き込み枠2908の左辺は、第9枠間間隔S9Dの長さ分離れている。
第93列9L3の第29書き込み枠2908の右辺と右縁は、第9右端間隔S9REの長さ分離れている。
第29書き込み枠2908は、第1単位頁1021の右側部に配置されている。
これらの第91書き込み枠19081及び第92書き込み枠19082の配置は、全ての単位頁102において同一に表されている。
【0114】
枠序列文字112は、第91書き込み枠19081~第94書き込み枠19084内の右下角部に表されている。しかしながら、枠序列文字112は第19書き込み枠1908の近傍であれば位置は問わない。
第19書き込み枠1908を構成する第91書き込み枠19081~第94書き込み枠19084においては、一桁目が数字、二桁目がアルファベットの二桁によって表されている。具体的には、第91書き込み枠19081~第94書き込み枠には、A0、A1、A2、A3がそれぞれ表されている。
枠序列文字112は、第29書き込み枠2908を構成する第291書き込み枠29081~第298書き込み枠29088においては、枠内の右端部に二桁にて表されている。本実施例9においては、一桁目が数字であり、二桁目がアルファベットである二桁により表されている。具体的には、第94書き込み枠19084に連続した枠序列文字112が表わされている。具体的には、第291書き込み枠29081~第298書き込み枠29088には、A4~B1が表されている。
第2単位頁1022~第n単位頁102nにおいても同様に、順次繰り上がるように付される。
枠序列表示114は、三桁の枠序列文字112を用いることができる。
第9筆記用紙901においても、実施例1の使用法と同様に使用することができる。
【実施例0115】
次に実施例10を図10を参照しつつ説明する。
本実施例10における筆記用紙100(以下、実施例10における筆記用紙100を便宜的に「第10筆記用紙1001」という。)は、所定数の単位頁102が山折り104と谷折り106を繰り返すことによって蛇腹状に折り畳まれ、所定の厚みを有する。
実施例10は、書き込み枠108(便宜的に「第10書き込み枠1008」とう。)は、7行4列の28の升目によって表され、枠序列文字112が4の各列に対して付されている。実施例1と同一部には同一符号を付して説明を省略し、異なる構成を説明する。
【0116】
実施例10は、単位頁102(第1単位頁1021~第n単位頁102n)が左右(横)方向に山折り104と谷折り106が交互に繰り返されて所定頁が連続され、第10筆記用紙1001が構成されている。第1単位頁1021は、例えば、A4サイズを縦長状態で使用し、単位頁102の長辺が山折り104と谷折り106が交互に繰り返され、所定頁が連続された構成である。
なお、第2単位頁1022~第n単位頁102nは図10には表示されていないが、表面102Fにおける表示形態は同様である。
第101書き込み枠10081~第107書き込み枠10087は縦方向に整列され、第101列10L1を構成している。
第108書き込み枠10088~第1014書き込み枠100814は縦方向に整列され、第102列10L2を構成している。
第1015書き込み枠100815~第1021書き込み枠100821は縦方向に整列され、第103列10L3を構成している。
第1022書き込み枠100822~第1028書き込み枠100828は縦方向に整列され、第104列10L4を構成している。
【0117】
第101書き込み枠10081、第108書き込み枠10088、第1015書き込み枠100815、及び第1022書き込み枠100822は、横方向に整列され、第101行10R1を構成している。
第102書き込み枠10082、第109書き込み枠10089、第1016書き込み枠100816、及び第1023書き込み枠100823は、横方向に整列され、第102行10R2を構成している。
第103書き込み枠10083、第1010書き込み枠100810、第1017書き込み枠100817、及び第1024書き込み枠100824は、横方向に整列され、第103行10R3を構成している。
第104書き込み枠10084、第1011書き込み枠100811、第1018書き込み枠100818、及び第1025書き込み枠100825は、横方向に整列され、第104行10R4を構成している。
第105書き込み枠10085、第1012書き込み枠100812、第1019書き込み枠100819、及び第1026書き込み枠100826は、横方向に整列され、第105行10R5を構成している。
第106書き込み枠10086、第1013書き込み枠100813、第1020書き込み枠100820、及び第1027書き込み枠100827は横方向に整列され、第106行10R6を構成している。
第107書き込み枠10087、第1014書き込み枠100814、第1021書き込み枠100821、及び第1028書き込み枠100828は、横方向に整列され、第107行10R7を構成している。
第101行10R1を構成する第101書き込み枠10081~第107書き込み枠10087の上辺と上縁の間は、第10上間隔S10Uが設けられている。
これらの第10書き込み枠1008の配置は、全ての単位頁102において同様に表されている。
第10書き込み枠1008は各種の着色をすることができる。
【0118】
枠序列文字112は、第10上間隔S10Uにおける第101列10L1、第102列10L2、第103列10L3、及び第104列10L4の上方に表されている。
本実施例10において、枠序列文字112は、アルファベットの二桁により表されている。具体的には、第101列10L1に相対してA、第102列10L2に相対してB、第103列10L3に相対してC、及び第104列10L4に相対してDが表され、Zの次はAA、ABのように二桁にて表される。勿論、アルファベット以外の序列文字を用いることもできる。
枠序列表示114は、三桁の枠序列文字112を用いることができる。
第10筆記用紙1001においても、実施例1の使用法と同様に使用することができる。
【実施例0119】
次に実施例11を図11を参照しつつ説明する。
本実施例11における筆記用紙100(以下、実施例11における筆記用紙100を便宜的に「第11筆記用紙1101」という。)は、所定数の単位頁102が山折り104と谷折り106を繰り返すことによって蛇腹状に折り畳まれ、所定の厚みを有する。
実施例11は、書き込み枠108(便宜的に「第11書き込み枠1108」とう。)の表示形態の一例である。詳しくは、第11書き込み枠1108内に小さい枠、例えばチェック用の枠110Cが表示されている。枠序列文字112は、第11書き込み枠1108の右上角部に表示されている。実施例1と同一部には同一符号を付して説明を省略し、異なる構成を説明する。
【0120】
本実施例11の第11筆記用紙1101の各単位頁102の表面102Fには、所定の第11高さと所定の第11幅を有する正方形の第11書き込み枠11081~第1112書き込み枠110812が縦横4列3行(合計12枠)に、整列されて表されている。第11書き込み枠1108の数は、2以上であれば良い。第2単位頁1022~第n単位頁102nにおいても同様に第11書き込み枠1108が表されている。第11書き込み枠1108を表す枠線110の色及び太さは適宜採用できる。
【0121】
次に第1単位頁1021における第111書き込み枠11081~第1112書き込み枠110812を説明する。
第111書き込み枠11081~第1112書き込み枠110812は、全て同一形状及び大きさの四角形であり、上下方向及び左右方向に整列されている。
第111書き込み枠11081、第115書き込み枠11085、第119書き込み枠11089は、縦方向に整列され、第111列11L1を構成している。
第112書き込み枠11082、第116書き込み枠11086、第1110書き込み枠110810は、縦方向に整列され、第112列11L2を構成している。
第113書き込み枠11083、第117書き込み枠11087、第1111書き込み枠110811は、縦方向に整列され、第113列11L3を構成している。
第114書き込み枠11084、第118書き込み枠11088、第1112書き込み枠110812は、縦方向に整列され、第114列11L4を構成している。
第111列11L1、第112列11L2、第113列11L3、及び第114列11L4は、それぞれ第11横間隔S11Hの長さ分離れている。
第111列11L1の第11書き込み枠1108の左辺と左縁は第11左端間隔S11LEの長さ分離れている。
第114列11L4の第11書き込み枠1108の右辺と右縁は第11右端間隔S11REの長さ分離れている。
【0122】
第111書き込み枠11081、第112書き込み枠11082、第113書き込み枠11083、及び第114書き込み枠11084は、横方向に整列され、第111行11R1を構成している。
第115書き込み枠11085、第116書き込み枠11086、第117書き込み枠11087、及び第118書き込み枠11088は、横方向に整列され、第112行11R2を構成している。
第119書き込み枠11089、第1110書き込み枠110810、第1111書き込み枠110811、及び第1112書き込み枠110812は、横方向に整列され、第113行11R3を構成している。
第111行11R1から第113行11R3は、所定の第11間隔S11の長さ分離れている。
第111行11R1における書き込み枠1108の上辺と上縁の間は、第11上間隔S11Uが設けられている。
第113行11R3における書き込み枠1108の下辺と下縁の間は、第11下間隔S11Bが設けられている。
第1単位頁1021における第11書き込み枠11081~第1112書き込み枠110812は、全て同一であるので、第111書き込み枠11081を代表して説明する。なお、書き込み枠108の数は、単位頁102あたり2以上であれば良い。
【0123】
第111書き込み枠11081の右上角部には、二桁の枠序列文字112が表されている。本実施例11において、枠序列文字112は、最初に二桁とも数字、二桁目が数字であって一桁目がアルファベット、次に二桁目がアルファベットであって一桁目が数字、次いで二桁のアルファベットの組み合わせが用いられる。しかし、枠序列文字112の序列はその他を採用することができる。
枠序列文字112の表示位置は、第11書き込み枠1108の左上角部、左下角部、又は右上角部であっても良い。
第111書き込み枠11081には、図11(B)に示すように、第111書き込み枠11081内の左辺に沿って7つの四角形の印110C1~110C7が同一大きさ、及び同一間隔にて表されている。印110C1~110C7の形状、大きさは適宜選択することができる。
印110C1~110C7に序列文字を表示することも出来る。序列文字は、例えば、上から下へ繰り上がる数字又はアルファベットである。
第11筆記用紙1101においても、実施例1の使用法と同様に使用することができる。
【実施例0124】
次に実施例12を図13を参照しつつ説明する。
本実施例12における筆記用紙100(以下、実施例12における筆記用紙100を便宜的に「第12筆記用紙1201」という。)は、例えば、A4サイズの所定数の単位頁102の長辺の一端縁が綴じられて所定の厚みを有する冊子(ノート)態様に製本されている。よって、第12筆記用紙1201は、隣接する単位頁102の2頁を見開き状態にして用いられ、綴じ部118が見開き状態の中央において縦方向に直線的に延在した状態において使用される。したがって、単位頁102の両面に枠序列表示114を構成する枠序列文字112が各書き込み枠108に対応して表示されている。例えば、第1単位頁1021と第2単位頁1022が見開き状態になった場合、綴じ部118の左側に第1単位頁1021が位置し、右側に第2単位頁1022が位置し、2つの単位頁102が連続する連続頁102Cを構成する。
本実施例12における書き込み枠108(便宜的に「第12書き込み枠1208」という。)の表示形態は、実施例1と同一である。枠序列表示114を構成する枠序列文字112は、第12書き込み枠1208の右下角部に表示されている。実施例1と同一部には同一符号を付して説明を省略し、異なる構成を説明する。なお、単位頁102の短辺の一端縁を綴じ部118にすることができる。
【0125】
本実施例12の第12筆記用紙1201の各単位頁102の表面102Fには、所定の第12高さと所定の第12幅を有する長方形の第121書き込み枠12081~第1228書き込み枠120828が縦方向に7行(複数の第12書き込み枠1208の並び)、横方向に4列(複数の第12書き込み枠1208の並び)(合計28枠)に、整列されて表されている。換言すれば、書き込み枠1208は、綴じ部118に対し平行に延在する複数の列と、綴じ部118に対し直角方向に延在する複数の行を構成する。更に換言すれば、第12書き込み枠1208は、単位頁102において高さ(上下)方向及び幅(横)方向に整列配置されている。第12書き込み枠1208の数は、2以上であれば良い。第2単位頁1022~第n単位頁102nにおいても同様に第12書き込み枠1208が表されている。第12書き込み枠1208を表す枠線110の色及び太さは適宜採用できる。
【0126】
枠序列表示114は、各第12書き込み枠1208の右下角部に表示されている。
枠序列表示114を構成する枠序列文字112は、各単位頁102における最左側の列における第121書き込み枠12081から下方の第127書き込み枠12087に序列が上がり、次いで隣接する右側の列の最上位の第128書き込み枠12088に移って上から下方の第1214書き込み枠120814へ序列が上がることを繰り返して表されている。
枠序列表示114は、例えば、綴じ部118の左側に位置する第1単位頁1021における綴じ部118から最も遠い列における一端部(上端部)の第121書き込み枠12081から他端部(下端部)の第127書き込み枠12087に枠序列文字112の序列順に各第12書き込み枠1208(第121書き込み枠~第127書き込み枠12087)に相対して表示される。
綴じ部118から最も遠い列に隣接する二番目に遠い列の一端部の第128書き込み枠12088から他端部の第1214書き込み枠120814へ、前述の第127書き込み枠12087に続く枠序列文字112の序列順に枠序列表示114が表示される。以降前述と同様に枠序列表示114を表示する。
綴じ部118の右側に位置する第2単位頁1022における綴じ部118に最も近い列における一端部(上端部)の第121書き込み枠12081から他端部(下端部)の第127書き込み枠12087には、第1単位頁1021の第1228書き込み枠120828に続く枠序列文字112の序列順に枠序列表示114が表示される。以降前述と同様に枠序列表示114を表示する。
換言すれば、2枚の単位頁102が横方向に並置された見開き状態において、枠序列表示114は、連続する単位頁102における綴じ部118から最も遠い列における一端部から他端部に枠序列文字112の序列順に第12書き込み枠1208に相対して表示される。
次に、綴じ部118に対し反対側に最も離れている列に向けて最も遠い列に隣接する列における一端部の第12書き込み枠1208から他端部の第12書き込み枠1208へ枠序列文字112の序列順に枠序列表示114が表されることが繰り返して表され、以降も同様である。
この枠序列文字112の序列の関係は、第1単位頁1021と第2単位頁1022、及びそれ以降の単位頁102の間でも同一である。
換言すれば、第12書き込み枠1208は、単位頁102において、各単位頁102における高さ(上下)方向及び幅(左右)方向に整列配置され、枠序列表示114は単位頁102における幅方向に対する上流側の高さ方向に整列された書き込み枠108の列の一端部(上側)から他端部(下側)に枠序列文字112の序列順に書き込み枠108に相対して表示されている。次に、前記幅方向の下流側に隣接する高さ方向に整列された一端部(上側)の書き込み枠108から他端部(下側)の書き込み枠108へ枠序列文字112の序列順に枠序列表示114が表示され、以降も同様である。
【0127】
本実施例12において、図13(B)に示すように、製本された1の第12筆記用紙1201において、複数の第2筆記用紙201を設定することができる。例えば、枠序列表示114が数字の部分を第121筆記用紙12011とし、アルファベットと数字の組み合わせ部分を第122筆記用紙12012とし、及びアルファベットの組み合わせ部分を第123筆記用紙12013とすることができる。この場合、第121筆記用紙12011、第122筆記用紙12012、及び第123筆記用紙12013を1の筆記用紙100として取り扱う。
【0128】
このように構成することにより、第12筆記用紙1201を見開き状態で使用した場合において、常に同一の態様で枠序列表示114が表示されていることから、利便性が高い利点を有する。
【実施例0129】
次に実施例13を図14を参照しつつ説明する。
実施例13は、実施例12においては、見開き冊子形態の第12筆記用紙1201の綴じ部118が上下方向に配置されているのに対し、本実施例13の第13筆記用紙1301においては綴じ部118が左右(横)方向に配置された例である。
【0130】
本実施例13における筆記用紙100(以下、実施例13における筆記用紙100を便宜的に「第13筆記用紙1301」という。)は、例えば、A4サイズの所定数の単位頁102の長辺の一端縁が綴じられて所定の厚みを有する冊子(ノート)態様に製本されている。よって、第13筆記用紙1301は、第13筆記用紙1301を見開き状態にして用いられ、綴じ部118が見開き状態の中央において横(水平)方向に直線的に延在した状態において使用される。したがって、単位頁102の両面に枠序列表示114を構成する枠序列文字112が各書き込み枠108に対応して表示されている。例えば、第1単位頁1021と第2単位頁1022が見開き状態になった場合、綴じ部118の上側に第1単位頁1021が位置し、下側に第2単位頁1022が位置し、2つの単位頁102が連続する連続頁を構成する。
本実施例13における書き込み枠108(便宜的に「第13書き込み枠1308」という。)は、縦長の長方形である。枠序列表示114を構成する枠序列文字112は、第13書き込み枠1308の右下角部に表示されている。実施例1と同一部には同一符号を付して説明を省略し、異なる構成を説明する。
【0131】
本実施例13の第13筆記用紙1301の各単位頁102の表面102Fには、所定の第13高さと所定の第13幅を有する長方形の第131書き込み枠13081~第1310書き込み枠130810が縦(上下)方向に2行、横(左右)方向に5列(合計10枠)に、整列されて表されている。換言すれば、第13書き込み枠1308は、綴じ部118に対し平行に延在する複数の行と、綴じ部118に対し直角方向に延在する複数の列を構成する。更に換言すれば、第13書き込み枠1308は、単位頁102において高さ(上下)方向及び幅(横)方向に整列配置されている。第13書き込み枠1308の数は、2以上であれば良い。第2単位頁1022~第n単位頁102nにおいても同様に第13書き込み枠1308が表されている。第13書き込み枠1308を表す枠線110の色及び太さは適宜採用できる。
【0132】
枠序列表示114は、第13書き込み枠1308の右下角部に表示されている。
枠序列表示114を構成する枠序列文字112は、各単位頁102における最上側の行における最左側の第131書き込み枠13081から右側の第135書き込み枠13085に序列が上がり、次いで隣接する下側の行の最左端の第136書き込み枠13086に移って左から右方の第1310書き込み枠130810へ序列が上がることを繰り返して表されている。
枠序列表示114は、例えば、綴じ部118の上側に位置する第1単位頁1021における綴じ部118から最も遠い行(複数の第13書き込み枠1308の並び)における一端部(左端部)の第131書き込み枠13081から他端部(右端部)の第135書き込み枠13085に枠序列文字112の序列順に各第13書き込み枠1308(第131書き込み枠~第135書き込み枠13085)に相対して表示される。
綴じ部118から最も遠い行に隣接する二番目に遠い行の一端部の第136書き込み枠13086から他端部の第1310書き込み枠130810へ、前述の第135書き込み枠13085に続く枠序列文字112の序列順に枠序列表示114が表示される。以降前述と同様に枠序列表示114を表示する。
綴じ部118の下側に位置する第2単位頁1022における綴じ部118に最も近い行における一端部(左端部)の第131書き込み枠13081から他端部(右端部)の第135書き込み枠13085には、第1単位頁1021の第1310書き込み枠130810に続く枠序列文字112の序列順に枠序列表示114が表示される。以降前述と同様に枠序列表示114を表示する。
換言すれば、2枚の単位頁102が縦方向に並置された見開き状態において、枠序列表示114は、連続する単位頁102における綴じ部118から最も遠い行における一端部から他端部に枠序列文字112の序列順に第12書き込み枠1208に相対して表示される。
次に、綴じ部118に対し反対(下)側に最も離れている行に向けて最も遠い(最上の)行に隣接する行(図14において二行目)における一端部(左端)の第136書き込み枠13086から他端部(右側)の第1310書き込み枠130810へ枠序列文字112の序列順に枠序列表示114が表されることが繰り返して表され、以降も同様である。
この枠序列文字112の序列の関係は、第1単位頁1021と第2単位頁1022、及びそれ以降の単位頁102の間でも同一である。
換言すれば、第13書き込み枠1308は、単位頁102において、各単位頁102における高さ(上下)方向及び幅(左右)方向に整列配置され、枠序列表示114は単位頁102における高さ方向に対する上側の幅方向に整列された書き込み枠108の行の一端部(左側)から他端部(右側)に枠序列文字112の序列順に各書き込み枠108に相対して表示されている。次に、前記高さ方向の下側に隣接する幅方向に整列された一端部(左側)の書き込み枠108から他端部(右側)の書き込み枠108へ枠序列文字112の序列順に枠序列表示114が表示され、以降も同様である。
【実施例0133】
次に実施例14を図15を参照しつつ説明する。
本実施例14における筆記用紙100(以下、実施例14における筆記用紙100を便宜的に「第14筆記用紙1401」という。)は、所定数の単位頁102(便宜的に「第1単位頁1021」、「第2単位頁1022」、「第n単位頁102n」という。)の一端縁が綴じられて所定の厚みを有する冊子(ノート)態様に製本されている。そして第14筆記用紙1401は、第1単位頁1021及び第2単位頁1022を上下方向に見開き状態にして用いられ、綴じ部118は横方向に延在した状態において使用される。単位頁102には枠序列表示114を構成する枠序列文字112が各第14書き込み枠1408に対応して表示されている。実施例1と同一部には同一符号を付して説明を省略し、異なる構成を説明する。
本実施例14における書き込み枠108(便宜的に「第14書き込み枠1408」とう。)対応する枠序列表示114は、以下のように表されている。
枠序列表示114を構成する枠序列文字112は、各単位頁102における最左側の列における第141書き込み枠14081から下方の第144書き込み枠14084に序列が上がり、次いで隣接する右側の列の最上位の第145書き込み枠14085に移って第147書き込み枠14087へ序列が上がることを繰り返して表されている。
この枠序列文字112の序列の関係は、第1単位頁1021と第2単位頁1022、及びそれ以降の単位頁102の間でも同一である。
換言すれば、書き込み枠108は、単位頁102において、各単位頁における高さ(上下)方向及び幅(左右)方向に整列配置され、枠序列表示114は見開いた単位頁102における幅方向に対する上流側の高さ方向に整列された書き込み枠108の列の一端部(上側)から他端部(下側)に枠序列文字112の序列順に各書き込み枠108に相対して表示されている。次に、前記幅方向の下流側に隣接する高さ方向に整列された一端部(上側)の書き込み枠108から他端部(下側)の書き込み枠108へ枠序列文字112の序列順に枠序列表示114が表示されている。
【0134】
本実施例14の第14筆記用紙1401の各単位頁102の表面102Fには、所定の第14高さと所定の第14幅を有する縦長長方形の第141書き込み枠14081~第1420書き込み枠140820が縦方向に2段、横方向に5列(合計10枠)に、整列されて表されている。第14書き込み枠1408の数は、2以上であれば良い。第3単位頁1403~第n単位頁102n(図示せず)においても同様に第14書き込み枠1408が表されている。第14書き込み枠1408を表す枠線110の色及び太さは適宜採用できる。
【0135】
枠序列表示114は、各書き込み枠108(第14書き込み枠1408)の右下角部に表示されている。
枠序列表示114を構成する枠序列文字112は、各単位頁102における最左側の列における第141書き込み枠14081から下方の第144書き込み枠14084に序列が上がり、次いで隣接する右側の列の最上位の第145書き込み枠14085に移って上から下方の第1408書き込み枠14088へ序列が上がることを繰り返して表されている。
この枠序列文字112の序列の関係は、第1単位頁1021と第2単位頁1022、及びそれ以降の単位頁102の間でも同一である。
換言すれば、第14書き込み枠1408は、見開きした単位頁102において、各単位頁102における高さ(上下)方向及び幅(左右)方向に整列配置され、枠序列表示114は単位頁102における幅方向に対する上流側の高さ方向に整列された第14書き込み枠1408の列の一端部(上側)から他端部(下側)に枠序列文字112の序列順に書き込み枠108に相対して表示されている。次に、前記幅方向の下流側に隣接する高さ方向に整列された一端部(上側)の第14書き込み枠1408から他端部(下側)の第14書き込み枠1408へ枠序列文字112の序列順に枠序列表示114が表示されている。
【0136】
このように構成することにより、第14筆記用紙1401を見開き状態で使用した場合において、常に同一の態様で枠序列表示114が表示されていることから、利便性が高い利点を有する。
【0137】
本発明は、上記実施例1~14に限定されず、発明の範囲において各種変形して実施することができる。
【符号の説明】
【0138】
100 筆記用紙
102 単位頁
1021 第1単位頁
102n 第n単位頁
104 山折り
106 谷折り
108 書き込み枠
1081 第1書き込み枠
108n 第n書き込み枠
112 枠序列文字
112A 第1枠序列文字
1121 第2枠序列文字
112a 第3枠序列文字
114 枠序列表示
116 枠序列表示グループ
1161 第1枠序列表示グループ
1162 第2枠序列表示グループ
1163 第3枠序列表示グループ
1164 第4枠序列表示グループ
1165 第5枠序列表示グループ
1166 第6枠序列表示グループ
1167 第7枠序列表示グループ
1168 第8枠序列表示グループ
116C 枠序列表示グループ組
116C12 第1・2枠序列表示グループ組
116C34 第3・4枠序列表示グループ組
116C45 第4・5枠序列表示グループ組
116C35 第3・5枠序列表示グループ組
116C67 第6・7枠序列表示グループ組
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17