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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024005718
(43)【公開日】2024-01-17
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20240110BHJP
【FI】
A63F7/02 320
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022106036
(22)【出願日】2022-06-30
(71)【出願人】
【識別番号】000161806
【氏名又は名称】京楽産業.株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104880
【弁理士】
【氏名又は名称】古部 次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100107216
【弁理士】
【氏名又は名称】伊與田 幸穂
(74)【代理人】
【識別番号】100125346
【弁理士】
【氏名又は名称】尾形 文雄
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 直幸
【テーマコード(参考)】
2C333
【Fターム(参考)】
2C333AA11
2C333CA26
2C333CA42
2C333CA51
2C333CA58
2C333DA00
(57)【要約】
【課題】遊技の興趣を向上させる。
【解決手段】遊技機は、特別図柄の変動表示および停止表示に伴い、演出図柄を変動表示させてから停止表示させる変動演出を実行可能であり、前記演出図柄を強調する強調演出を実行可能であり、演出効果に関する特定報知を実行可能であり、前記演出図柄を停止表示させるときに、前記強調演出を制限可能であり、前記特定報知を実行可能である。
【選択図】図143
【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技の進行を制御する第1制御手段と、
演出を制御する第2制御手段と、を備え、
前記第1制御手段は、
遊技情報に基づいて特別遊技が実行されるか否かを判定し、
前記判定の結果に応じて特別図柄を変動表示させてから停止表示させ、
前記第2制御手段は、
特定条件の成立に応じた演出を実行可能であり、
前記特別図柄の変動表示および停止表示に伴い、演出図柄を変動表示させてから停止表示させる変動演出を実行可能であり、
前記演出図柄を強調する強調演出を実行可能であり、
演出効果に関する特定報知を実行可能であり、
前記演出図柄を停止表示させるときに、前記強調演出を制限可能であり、前記特定報知を実行可能である遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
遊技機において、例えば特許文献1には、表示画面等を用いて演出を行うことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-033816号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の特許文献に記載されたような遊技機では、遊技の興趣を向上させるという点で、演出にさらなる改善の余地があった。
【0005】
本発明は、遊技の興趣を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成する本発明は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する第1制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する第2制御手段(例えば、演出制御部300)と、を備え、前記第1制御手段は、遊技情報に基づいて特別遊技が実行されるか否かを判定し、前記判定の結果に応じて特別図柄を変動表示させてから停止表示させ、前記第2制御手段は、特定条件の成立に応じた演出を実行可能であり、前記特別図柄の変動表示および停止表示に伴い、演出図柄を変動表示させてから停止表示させる変動演出を実行可能であり、前記演出図柄を強調する強調演出を実行可能であり、演出効果に関する特定報知を実行可能であり、前記演出図柄を停止表示させるときに、前記強調演出を制限可能であり、前記特定報知を実行可能である。
【0007】
なお、本欄における上記符号は、本発明の説明に際して例示的に付したものであり、この符号により本発明が減縮されるものではない。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、遊技の興趣を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本実施形態に係るパチンコ遊技機の概略正面図である。
図2】パチンコ遊技機を後側から見た場合のパチンコ遊技機の背面図である。
図3】(a)は遊技盤の左下に配設された表示器の一例を示す拡大図であり、(b)はパチンコ遊技機の部分平面図であり、(c)は遊技盤の左下に配設されたサブ情報表示器の一例を示す拡大図である。
図4】本実施形態のパチンコ遊技機の制御ユニットの内部構成を示す図である。
図5】本実施形態の画像/音響制御部およびランプ制御部の説明図である。
図6】本実施形態の遊技制御部の機能構成を示すブロック図である。
図7】遊技制御部による基本処理の動作を示すフローチャートである。
図8】遊技制御部による電源遮断時処理の動作を示すフローチャートである。
図9】遊技制御部の主制御処理を示すフローチャートである。
図10】始動口スイッチ処理の内容を示すフローチャートである。
図11】ゲートスイッチ処理の内容を示すフローチャートである。
図12】第2大入賞口スイッチ処理の内容を示すフローチャートである。
図13】特別図柄処理の内容を示すフローチャートである。
図14】大当たり判定処理の内容を示すフローチャートである。
図15】変動パターン選択処理の内容を示すフローチャートである。
図16】停止中処理の内容を示すフローチャートである。
図17】客待ち設定処理の内容を示すフローチャートである。
図18】普通図柄処理の内容を示すフローチャートである。
図19】第1大入賞口処理の内容を示すフローチャートである。
図20】第2大入賞口処理の内容を示すフローチャートである。
図21】遊技状態設定処理の内容を示すフローチャートである。
図22】電動チューリップ処理の内容を示すフローチャートである。
図23】本実施形態で用いられる乱数の構成例を示す図であり、(a)は大当たり乱数の構成例を示す図であり、(b)は大当たり図柄乱数の構成例を示す図であり、(c)は小当たり図柄乱数の構成例を示す図であり、(d)はリーチ乱数の構成例を示す図であり、(e)は当たり乱数の構成例を示す図である。
図24】変動パターン選択処理において用いられる変動パターンとテーブルの設定例を示す図である。
図25】変動パターン選択処理において用いられる変動パターンとテーブルの設定例を示す図である。
図26】遊技制御部のRAMの構成例を説明するブロック図であり、(a)は記憶領域の構成を示すブロック図であり、(b)は(a)に示す記憶部の各々の構成を示すブロック図である。
図27】演出制御部のRAMの構成例を説明するブロック図であり、(a)は保留記憶領域の構成を示すブロック図であり、(b)は(a)に示す記憶部の各々の構成を示すブロック図である。
図28】事前判定処理の内容を示すフローチャートである。
図29】事前判定処理において用いられる事前判定パターンとテーブルの設定例を示す図である。
図30】事前判定処理において用いられる事前判定パターンとテーブルの設定例を示す図である。
図31】演出制御部の動作を示すフローチャートであり、(a)はメイン処理を示す図であり、(b)は割り込み処理を示す図である。
図32】コマンド受信処理の内容を示すフローチャートである。
図33図32の事前判定演出選択処理および演出選択処理の内容を示すフローチャートである。
図34図32の大当たり演出選択処理の内容を示すフローチャートである。
図35図32のエンディング演出選択処理の内容を示すフローチャートである。
図36図32の客待ちコマンド受信処理の内容を示すフローチャートである。
図37】特定時短関連演出処理の内容を示すフローチャートである。
図38】演出ボタン処理の内容を示すフローチャートである。
図39】通常遊技状態において第1始動口に遊技球が入賞した場合に用いられる事前判定演出パターンテーブルである。
図40】特別時短遊技状態において第2始動口に遊技球が入賞した場合に用いられる事前判定演出パターンテーブルである。
図41】通常遊技状態における第1始動口への入賞に基づく変動演出が行われる場合に用いられる変動演出パターンテーブルである。
図42】特別時短遊技状態における第2始動口への入賞に基づく変動演出が行われる場合に用いられる変動演出パターンテーブルである。
図43】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図44】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図45】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図46】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図47】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図48】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図49】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図50】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図51】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図52】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図53】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図54】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図55】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図56】(1)は、第1左打ち報知における各報知の実行タイミングを示した図であり、(2)は、第2左打ち報知における各報知の実行タイミングを示した図である。
図57】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図58】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図59】第2右打ち画像における各演出画像の表示タイミングと、右打ち効果音および右打ち音の出力タイミングとを示した図である。
図60】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図61】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図62】ボタン演出における各演出の実行タイミングを示した図である。
図63】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図64】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図65】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図66】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図67】ボタン演出における各演出の実行タイミングを示した図である。
図68】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図69】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図70】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図71】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図72】ボタン演出における各演出の実行タイミングを示した図である。
図73】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図74】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図75】ボタン演出における各演出の実行タイミングを示した図である。
図76】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図77】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図78】ボタン演出における各演出の実行タイミングを示した図である。
図79】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図80】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図81】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図82】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図83】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図84】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図85】ボタン演出における各演出の実行タイミングを示した図である。
図86】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図87】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図88】ボタン演出における各演出の実行タイミングを示した図である。
図89】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図90】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図91】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図92】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図93】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図94】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図95】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図96】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図97】ボタン演出における各演出の実行タイミングを示した図である。
図98】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図99】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図100】ボタン演出における各演出の実行タイミングを示した図である。
図101】ボタン演出における各演出の実行時間および周期を示した図である。
図102】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図103】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図104】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図105】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図106】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図107】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図108】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図109】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図110】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図111】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図112】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図113】リーチ時演出における各演出の実行時間を示した図である。
図114】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図115】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図116】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図117】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図118】役物演出における各演出の実行時間を示した図である。
図119】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図120】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図121】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図122】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図123】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図124】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図125】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図126】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図127】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図128】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図129】(1)は、開始時示唆演出における各演出の実行時間を示した図であり、(2)は、実行中示唆演出における各演出の実行時間を示した図である
図130】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図131】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図132】大当たり演出における各演出の実行タイミングを示した図である。
図133】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図134】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図135】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図136】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図137】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図138】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図139】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図140】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図141】大当たり演出における各演出の実行時間および周期を示した図である。
図142】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図143】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図144】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図145】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図146】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図147】演出に関する画像の関係を示す図である。
図148】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図149】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図150】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図151】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図152】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図153】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図154】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図155】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図156】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図157】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図158】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図159】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図160】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図161】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図162】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図163】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図164】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図165】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図166】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図167】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図168】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図169】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図170】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図171】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図172】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図173】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図174】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図175】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図176】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図177】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図178】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図179】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図180】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図181】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図182】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図183】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図184】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図185】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図186】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図187】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図188】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図189】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図190】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図191】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図192】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図193】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図194】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図195】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図196】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図197】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図198】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図199】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図200】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図201】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図202】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図203】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図204】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図205】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図206】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図207】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図208-1】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図208-2】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図209】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図210】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図211】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図212】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図213】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図214】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図215】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図216】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図217】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図218】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図219】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図220】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図221】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図222】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図223】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図224】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図225】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図226】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図227】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図228】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図229】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図230】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図231】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図232】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図233】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図234】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図235】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図236】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図237-1】変動停止コマンドが演出制御部に受信される場合の演出のタイミングチャートを示した図である。
図237-2】変動停止コマンドが演出制御部に受信されない場合の演出のタイミングチャートを示した図である。
図238】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図239】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図240】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図241】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図242】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図243】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図244】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図245】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図246】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図247】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図248】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図249】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図250】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図251】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図252】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図253】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図254】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図255】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図256】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図257】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図258】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図259】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図260】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図261】演出制御部が画像表示部を用いて行う演出の一態様を示す図である。
図262】パチンコ遊技機100の遊技の流れを示す図である。
図263】背景設定テーブルを示す図である。
図264】背景画像の表示例を示す図である。
図265】背景設定テーブルを示す図である。
図266】背景画像の表示例を示す図である。
図267】特殊ハズレ図柄停止時設定テーブルを示す図である。
図268】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図269】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図270】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図271】保留画像による段階表示演出を示す図である。
図272】保留画像による段階表示演出を示す図である。
図273】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図274】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図275】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図276】保留画像による段階表示演出を示す図である。
図277】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図278】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図279】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図280】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図281】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図282】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図283】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図284】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図285】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図286】保留画像による段階表示演出を示す図である。
図287】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図288】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図289】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図290】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図291】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図292】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図293】保留画像による段階表示演出を示す図である。
図294】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図295】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図296】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図297】保留画像による段階表示演出を示す図である。
図298】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図299】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図300】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図301】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図302】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図303】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図304】保留画像による段階表示演出を示す図である。
図305】変動演出例9における各演出の説明図である。
図306】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図307】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図308】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図309】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図310】変動演出例10における各演出の説明図である。
図311】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図312】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図313】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図314】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図315】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図316】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図317】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図318】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図319】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図320】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図321】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図322】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図323】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図324】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図325】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図326】保留画像による段階表示演出を示す図である。
図327】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図328】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図329】変動演出例14における各演出の説明図である。
図330】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図331】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図332】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図333】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図334】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図335】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図336】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図337】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図338】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図339】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図340】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図341】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図342】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図343】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図344】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図345】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図346】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図347】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図348】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図349】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
図350】演出制御部が行う演出の一態様を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1実施形態)
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
図2は、パチンコ遊技機100を後側から見た場合のパチンコ遊技機100の背面図である。
図1に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150とを備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
【0011】
遊技盤110は、前面に、遊技球により遊技を行うための遊技領域111と、下方から発射された遊技球が上昇して遊技領域111の上部位置へ向かう通路を形成するレール部材112と、遊技領域111の右側に遊技球を案内する案内部材113とを備えている。
本実施の形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、液晶ディスプレイ等による表示画面を備え、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、特別図柄抽選の抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に報知するための装飾図柄を表示したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による演出画像を表示したりする。また、画像表示部114には、画像が表示されるレイヤ(層)として複数のレイヤが設けられており、この複数のレイヤの各々に画像が表示される。
また、遊技盤110の前面に、各種の演出に用いられる3つの可動役物115および盤ランプ116を備えている。3つの可動役物115は、画像表示部114の上側において、それぞれ左右方向に並ぶように配置されている。なお、3つの可動役物115について、それぞれ個別に説明する場合には、左側に配置される可動役物115を「左可動役物115A」と称する。また、中央に配置される可動役物115を「中可動役物115B」と称する。また、右側に配置される可動役物115を「右可動役物115C」と称する。また、3つの可動役物115の各々を特に区別しない場合には、単に可動役物115と称する。また、左可動役物115A、中可動役物115Bおよび右可動役物115Cをまとめて説明する場合には、「3つの可動役物115」と称する。可動役物115は、遊技盤110上で動作することにより各種の演出を行う。また、盤ランプ116は、発光することで各種の演出を行う。
【0012】
遊技領域111には、遊技球が落下する方向に変化を与えるための図示しない遊技くぎおよび風車等が配設されている。また、遊技領域111には、入賞や抽選に関する種々の役物が所定の位置に配設されている。また、遊技領域111には、遊技領域111に打ち出された遊技球のうち入賞口に入賞しなかったものを遊技領域111の外に排出する排出口117が配設されている。なお、パチンコ遊技機100は、排出口117に流入する遊技球からなるアウト球を検出するアウト球検出スイッチ(SW)227(後述する図4参照)を備えている。
【0013】
本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、遊技球が入賞すると特別図柄抽選(大当たり抽選)が始動する第1始動口121および第2始動口122と、遊技球が通過すると普通図柄抽選(開閉抽選)が始動する始動ゲート(以下、単にゲートと呼ぶ)124と、が遊技盤110に配設されている。なお、図1において、ゲート124は、遊技領域111の左右にそれぞれ設けられており、左側のゲート124は124Lと記載し、右側のゲート124は124Rと記載している。また、ここにいう第1始動口121および第2始動口122とは、予め定められた1の特別図柄表示器の作動契機となる入賞口をいう。具体的には、第1始動口121および第2始動口122には、入賞の際に遊技球の通過を検知するスイッチ(後述の第1始動口スイッチ211および第2始動口スイッチ212)が設けられている。そして、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞した際にこのスイッチが遊技球の通過を検知することが、特別図柄表示器を作動させる契機となる。
【0014】
第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の羽根が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ(開閉部材)123を備えている。電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球が第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122の入口が拡大して遊技球が第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば0.15秒ないし1.8秒間)および規定回数(例えば1回ないし3回)だけ開く。
【0015】
パチンコ遊技機100は、遊技状態として、第2始動口122への入賞機会が少ない電サポ無状態と、電サポ無状態よりも第2始動口122への入賞機会が多い電サポ状態とを有している。そして、例えば、大当たりや特別図柄抽選の抽選回数を契機とするなど所定の条件において、電サポ無状態と、電サポ状態とのいずれかの状態に制御される。電サポ状態とは、例えば、普通図柄変動時間を短縮すること、電動チューリップ123の開時間を延長すること、普通図柄抽選の当たり当選確率を高確率にすること、のいずれか一つまたは複数の組合せによって制御される遊技状態である。
また、パチンコ遊技機100は、遊技状態として、特別図柄変動時間が長い時短無状態と、時短無状態よりも特別図柄変動時間が短い時短状態とを有している。ここで、時短状態は、時短無状態よりも遊技者にとって有利な状態である。
なお、本実施の形態においては、電サポ状態と時短状態とは同時に制御されるものとする。また、以下の説明においては、電サポ状態かつ時短状態のことを単に時短状態とし、電サポ無状態かつ時短無状態のことを単に時短無状態とする。
【0016】
また、本実施の形態では、入賞や抽選に関するその他の役物として、特別図柄抽選の結果に応じて開放する特別電動役物としての第1大入賞口125および第2大入賞口126と、遊技球が入賞しても抽選を行わない普通入賞口127と、が遊技盤110に配設されている。そして、第1大入賞口125には、第1大入賞口125を開閉する第1大入賞口扉125Dが設けられている。また、第2大入賞口126には、第2大入賞口126を開閉する第2大入賞口扉126Dが設けられている。以下の説明において、第1大入賞口扉125Dの開閉状態や開閉動作のことを、便宜的に、第1大入賞口125の開閉状態や開閉動作として説明する場合がある。また、以下の説明において、第2大入賞口扉126Dの開閉状態や開閉動作のことを、便宜的に、第2大入賞口扉126Dの開閉状態や開閉動作として説明する場合がある。
本実施の形態では、遊技盤110の左下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。
【0017】
ところで、図1に示すパチンコ遊技機100において、電動チューリップ123を備えた第2始動口122、ゲート124R、第1大入賞口125、および第2大入賞口126は、遊技領域111のうち右側の領域に配置されている。したがって、本実施の形態のパチンコ遊技機100では、第2始動口122、ゲート124R、第1大入賞口125、第2大入賞口126等に入賞させようとする場合には、遊技領域111のうち右側の領域に遊技球を流下させるようにする。ここで、遊技領域111のうち左側の領域は、第1遊技領域として捉えられる。また、遊技領域111のうち右側の領域は、第2遊技領域として捉えられる。
なお、図示の例では、電動チューリップ123を備えた第2始動口122、ゲート124R、第1大入賞口125、および第2大入賞口126は、遊技領域111のうち右側の領域に配置されているが、これに限定されない。電動チューリップ123を備えた第2始動口122、ゲート124R、第1大入賞口125、および第2大入賞口126が、遊技領域111のうち左側の領域に配置され、第1始動口121、ゲート124L、および普通入賞口127が、遊技領域111のうち左側の領域に配置されてもよい。この場合、遊技領域111のうち右側の領域は、第1遊技領域として捉えられる。また、遊技領域111のうち左側の領域は、第2遊技領域として捉えられる。
【0018】
また、遊技盤110の裏面には、特別図柄の当選の判定等を行う遊技制御基板200B、および演出を統括的に制御する演出制御基板300Bが取り付けられる。
また、演出制御基板300Bには、裏音量調整ボリューム300Sが取り付けられている。裏音量調整ボリューム300Sは、後述するスピーカ156から出力される音の音量を、パチンコ遊技機100の裏側から調整するために用いられるスイッチである。本実施形態の裏音量調整ボリューム300Sは、「1」乃至「10」の10段階のうちの何れかの段階に音量を調整可能に設けられている。また、裏音量調整ボリューム300Sは、回転可能に設けられ、回転操作により、1段階ずつ音量の調整が可能になっている。例えば、裏音量調整ボリューム300Sが音量「3」に設定されている場合において、裏音量調整ボリューム300Sが時計回り方向に回転操作され音量「4」に設定されると、演出制御部300において音量が「4」に設定される。また、裏音量調整ボリューム300Sが音量「3」に設定されている場合において、裏音量調整ボリューム300Sが反時計回り方向に回転操作され音量「2」に設定されると、演出制御部300において音量が「2」に設定される。
本実施形態では、パチンコ遊技機100の管理者が、演出制御基板300Bを収容する基板ケース300Cを開くことにより、裏音量調整ボリューム300Sを操作することが可能になる。
【0019】
また、本実施形態では、演出制御部300において、音量が7段階のうちの「1」乃至「7」の何れかに設定される。そして、裏音量調整ボリューム300Sにおける音量「1」乃至「7」の設定は、それぞれ、演出制御部300における音量「1」乃至「7」に対応する。また、裏音量調整ボリューム300Sにおける音量「8」乃至「10」は何れも、演出制御部300における音量「8」に対応する。
【0020】
また、遊技盤110の裏面には、画像および音による演出を制御する画像制御基板、各種のランプおよび可動役物115による演出を制御するランプ制御基板などの図示しない各種の基板等が取り付けられる。また、遊技盤110の裏面には、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとを接続するコネクタ200Cと、供給された24VのAC電源をDC電源に変換して各種の基板等に出力するスイッチング電源(不図示)とが配設されている。コネクタ200Cには、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとを接続するための複数の配線(不図示)が設けられている。
【0021】
枠部材150は、遊技者がハンドル151に触れてレバー152を時計方向に回転させる操作を行うとその操作角度に応じた打球力にて遊技球を所定の時間間隔(例えば1分間に100個)で電動発射する発射装置(不図示)を備えている。また、枠部材150は、遊技者のレバー152による操作と連動したタイミングで発射装置に遊技球を1つずつ順に供給する供給装置(不図示)と、供給装置が発射装置に供給する遊技球を一時的に溜めておく皿153と、を備えている。この皿153には、例えば払い出しユニットによる払出球が払い出される。
なお、本実施の形態では、皿153を上下皿一体で構成しているが、上皿と下皿とを分離する構成例も考えられる。また、発射装置のハンドル151を所定条件下で発光させる構成例も考えられる。
【0022】
また、枠部材150は、発射装置のハンドル151に遊技者が触れている状態であっても遊技球の発射を一時的に停止させるための停止ボタン154と、皿153に溜まっている遊技球を箱(不図示)に落下させて取り出すための取り出しボタン155と、を備えている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行う。枠ランプ157は、LED等の発光体で構成され、点灯・点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
【0023】
図3は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100を説明する図であり、図3(a)は、遊技盤110の左下に配設された表示器130の一例を示す拡大図であり、図3(b)は、パチンコ遊技機100の部分平面図であり、図3(c)は遊技盤の左下に配設されたサブ情報表示器80の一例を示す拡大図である。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図3(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞に基づき、特別図柄を変動表示した後に停止表示させて抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞に基づき、特別図柄を変動表示した後に停止表示させて抽選結果を表示する。第1特別図柄表示器221および第2特別図柄表示器222は、表示態様の変化を1サイクル(=256ms)とするサイクル変動(サイクル表示)を複数回行い、特別図柄の変動時間が経過すると停止表示する。
普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過したことに基づき、普通図柄を変動表示した後に停止表示させて抽選結果を表示する。本実施の形態では、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222は、各々LEDを配列した表示装置で構成され、その点灯態様によって特別図柄抽選の抽選結果が表示される。同様に、普通図柄表示器223も、LEDを配列した表示装置で構成され、その点灯態様によって普通図柄抽選の抽選結果が表示される。
【0024】
また、表示器130は、第1特別図柄表示器221での保留に対応して作動する第1特別図柄保留表示器218と、第2特別図柄表示器222での保留に対応して作動する第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄表示器223での保留に対応して作動する普通図柄保留表示器220と、を備えている。本実施の形態では、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220は、各々LEDを配列した表示装置で構成され、その点灯態様によって保留数が表示される。
【0025】
ここで、保留について説明する。特別図柄の変動表示動作中(入賞1回分の変動表示が行なわれている間)にさらに第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞した場合、特別図柄が変動中であるために、後の入賞に基づく特別図柄の変動表示動作を開始することができない。そのため、後の入賞は規定個数(例えば4個)を限度に記憶され、その入賞した遊技球に対する特別図柄を始動させるための権利が、先に入賞した遊技球に対する変動表示動作が終了するまで、保留される。
なお、普通図柄に関しても、特別図柄と同様の処理を行う。このような保留がなされていることおよびその保留の数(未変動数)が、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220に表示される。
【0026】
さらに、表示器130は、パチンコ遊技機100の状態を表示する状態表示器224を備えている。本実施の形態では、状態表示器224は、2個のLEDを配列した表示装置で構成されている。2個のLEDのうち1つは、パチンコ遊技機100の状態が、特別図柄変動時間が短い時短状態となっているか否かを点灯により報知するものである。また、他の1つは、右打ちすることによって(遊技球の打球力を変更することによって)遊技者に有利な状態となっているか否かを点灯により報知するものである。
【0027】
また、表示器130は、特別図柄抽選の抽選結果に応じて行われる大当たり遊技において第1大入賞口125が作動される際のラウンド数を表示するラウンド数表示器225を備えている。なお、大当たり遊技については後述する。ラウンド数表示器225は、LEDを配列した表示装置で構成され、その点灯態様によって大当たり遊技における第1大入賞口125の作動ラウンド数が表示される。
【0028】
また、表示器130は状態確認表示器226を備えている。状態確認表示器226は、1個のLEDで構成され、後述する設定変更モード又は後述する設定確認モードに設定されていることを示すためのものであり、設定変更モード又は設定確認モードに移行するとLEDの点灯を開始し、設定変更モード又は設定確認モードが終了するとLEDを消灯する。このように、状態確認表示器226が遊技機の正面(表面)に設けられているので、設定変更モード又は設定確認モードに設定されているか否かを容易に確認することが可能となっている。なお、状態確認表示器226の設置位置はパチンコ遊技機100の正面(表面)であればよく、その他の場所に設置してもよい。
【0029】
また、本実施形態では、設定変更モードと設定確認モードの何れに設定されていても同じ表示態様(点灯表示)で表示するようになっているが、何れのモードに設定されているのかを認識可能に表示してもよい。例えば、設定変更モードでは状態確認表示器226を点灯表示するようにし、設定確認モードでは状態確認表示器226を点滅表示するようにしてもよいし、その逆にしてもよい。
【0030】
また、本実施形態では、設定変更モードや設定確認モードに設定されていることを示すために専用の表示器として状態確認表示器226を設けているが、他の表示器と兼用としてもよい。例えば、設定変更モードや設定確認モードにおいては、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、ラウンド数表示器225、状態表示器224などは消灯しているので、これら表示器の1つ又は複数のLEDを点灯させるようにしてもよい。
【0031】
パチンコ遊技機100の枠部材150は、遊技者が演出に対する入力を行うための入力装置を備えている。図3(b)に示すように、本実施の形態では、入力装置の一例として、演出ボタン161と、演出ボタン161に隣接し、略十字に配列された複数のキーからなる演出キー162と、が枠部材150に配設されている。図示の例において、複数の画像の中から1つの画像を選択する操作を受け付ける演出を行う場合を考える。この場合、例えば、遊技者が十字に配列された4つのキーからなる演出キー162を操作することにより、画像表示部114に表示されている複数の画像のいずれかを指示し、演出ボタン161を操作することにより、指示した画像を選択するような演出を行うことができる。また、入力装置の形態としては、図示した演出ボタン161および演出キー162の他、レバーやハンドル等、演出の内容等に応じて様々な入力形態を採用することができる。
【0032】
また、本実施形態のパチンコ遊技機100は、遊技領域111の内側に、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86、サブ右打ち表示器87からなるサブ情報表示器80を備えている。
このサブ情報表示器80については、基本的にはLEDによって構成されており、ダイナミック点灯が行われるようになっている。なお、サブ情報表示器80には、状態確認表示器226のような設定変更モードや設定確認モードに設定されていることを示す表示器は設けられていない。
【0033】
サブ第1変動表示器81は、第1特別図柄が変動表示中であるか否かを表示(報知)するためのものであり、サブ第2変動表示器82は、第2特別図柄が変動表示中であるか否かを表示(報知)するためのものであり、それぞれ1個のLEDによって構成されている。そして、対応する特別図柄の変動表示が開始されるとLEDが所定周期(1秒)で点滅(0.5秒点灯→0.5秒消灯)し、対応する特別図柄が停止表示されると点灯する。言い換えると、サブ第1変動表示器81およびサブ第2変動表示器82は、一回の点滅を1サイクル(=1秒)とするサイクル表示を繰り返し行い、対応する特別図柄が停止表示されると点灯する。
【0034】
なお、サブ第1変動表示器81やサブ第2変動表示器82で特別図柄の大当たり判定の結果を報知するようにしてもよい。この場合には、大当たりの場合にはLEDが点灯し、ハズレの場合にはLEDが消灯するようにするとよい。
【0035】
サブ第1保留表示器83は、後述する第1保留情報の個数(第1保留数)を表示するためのものであり、サブ第2保留表示器84は、後述する第2保留情報の個数(第2保留数)を表示するためのものであり、それぞれ2個のLEDによって構成されている。そして、保留数が「0」のときに左右のLEDが消灯し、保留数が「1」のときに左側のLEDが点灯すると共に右側のLEDが消灯し、保留数が「2」のときに左右のLEDが点灯し、保留数が「3」のときに左側のLEDが点滅すると共に右側のLEDが点灯し、保留数が「4」のときに左右のLEDが点滅する。
【0036】
サブ普図変動表示器85は、当り抽選の結果を表示(報知)するためのものであり、1つのLEDによって構成されている。そして、普通図柄の変動表示が開始されるとLEDが所定の間隔で点滅(変動表示)する。そして、普通図柄が停止表示されると当り抽選の結果を示す態様(当たりの場合には点灯、ハズレの場合には消灯)が停止表示される。
【0037】
なお、サブ普図変動表示器85において、普通図柄の変動表示中であるか否かのみが把握できるように、普通図柄の変動表示中に点滅し、停止表示されると点灯又は消灯するようにしてもよい。
【0038】
サブ普図保留表示器86は、普図保留記憶の個数(普図保留数)を表示するためのものであり、2個のLEDによって構成されている。そして、普図保留数が「0」のときに左右のLEDが消灯し、普図保留数が「1」のときに左側のLEDが点灯すると共に右側のLEDが消灯し、普図保留数が「2」のときに左右のLEDが点灯し、普図保留数が「3」のときに左側のLEDが点滅すると共に右側のLEDが点灯し、普図保留数が「4」のときに左右のLEDが点滅する。
【0039】
サブ右打ち表示器87は、遊技領域111の右側領域に向けて遊技球を発射すること(所謂右打ち)を促すためのものであり、1個のLEDによって構成されている。そして、大当たり状態(特別遊技)中及び時短遊技状態中にLEDが点灯し、それ以外の遊技状態でLEDが消灯する。
【0040】
〔制御ユニットの構成〕
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図4は、本実施の形態のパチンコ遊技機の制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。
図5は、本実施の形態の画像/音響制御部およびランプ制御部の説明図である。
【0041】
図4に示すように、制御ユニットは、遊技制御手段として、特別図柄の当選の判定等を行う遊技制御部200を備えている。また、演出制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部330と、を備えている。
【0042】
〔遊技制御部の構成・機能〕
遊技制御部200は、特別図柄の当選の判定等を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
【0043】
遊技制御部200は、パチンコ遊技機100の遊技状態を、時短無状態または時短状態のいずれかで制御する。時短無状態であるパチンコ遊技機100の遊技状態を、以下では、通常遊技状態と称することがある。また、時短状態であるパチンコ遊技機100の遊技状態を、以下では、時短遊技状態と称することがある。また、本実施形態では、時短遊技状態には、特別時短遊技状態と、特定時短遊技状態とがある。特別時短遊技状態は、大当たり遊技を経由して制御される遊技状態である。また、特定時短遊技状態は、所定条件の成立(RAMクリアの実行、変動回数のリセット)から実行された特別図柄の変動表示の回数が特定回数(本実施形態では300回)に到達することで制御される遊技状態である。これにより、パチンコ遊技機100の遊技状態は、通常遊技状態、特別時短遊技状態、および特定時短遊技状態のいずれかとなる。そして、遊技制御部200は、所定の条件に基づき、通常遊技状態と特別時短遊技状態とを切り替える。また、遊技制御部200は、所定の条件に基づき、通常遊技状態と特定時短遊技状態とを切り替える。さらに、遊技制御部200は、所定の条件に基づき、特定時短遊技状態と特別時短遊技状態とを切り替える。また、遊技制御部200は、時短遊技状態において、通常遊技状態よりも普通図柄抽選の当たり当選確率を高確率にする、普通図柄変動時間を短縮する、電動チューリップ123の開時間を延長する等の制御を行う。
【0044】
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞したことを契機として特別図柄抽選を行う。そして、特別図柄抽選の判定結果に応じて大当たり遊技や小当たり遊技等の特別遊技を行う。大当たり遊技において、遊技制御部200は、特別電動役物である第1大入賞口125が所定条件(例えば29.5秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで開状態を維持するラウンドを所定回数だけ繰り返すように制御する。そして、遊技制御部200は、第1大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。また、小当たり遊技において、遊技制御部200は、特別電動役物である第2大入賞口126が所定条件(例えば0.9秒経過)を満たすまで開状態を維持するラウンドを所定回数(例えば2回)繰り返すように制御する。そして、遊技制御部200は、第2大入賞口126が開く際の開閉動作間隔を制御する。
【0045】
また、遊技制御部200は、ゲート124を遊技球が通過したことを契機として普通図柄抽選を行う。そして、普通図柄抽選の判定結果に応じて電動チューリップの作動を制御する。
また、遊技制御部200は、特別図柄変動中に遊技球が第1始動口121または第2始動口122へ入賞したことにより発生する保留や、普通図柄変動中に遊技球がゲート124を通過したことにより発生する保留の設定を行う。
さらに、遊技制御部200は、特別図柄抽選および普通図柄抽選の判定結果、時短無状態と時短状態の変更情報、保留の設定情報等の遊技制御に伴う情報を、後述するコマンドにより、コネクタ200C(図2参照)を介して演出制御部300に送る。
【0046】
さらに、遊技制御部200は、第1始動口121、第2始動口122、第1大入賞口125、第2大入賞口126および普通入賞口127に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて1つの遊技球当たり所定数の賞球を払い出すように、払出制御部330に対する指示を行う。例えば、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、第2大入賞口126に遊技球が入賞すると9個の賞球、第1大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口127に遊技球が入賞すると10個の賞球をそれぞれ払い出すように、払出制御部330に指示命令(コマンド)を送る。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは払出制御部330に指示しない。
払出制御部330が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部330から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
なお、遊技制御部200は、遊技の進行を制御する第1制御手段として捉えられる。
【0047】
遊技制御部200には、検知手段として、図4に示すように、第1始動口121への遊技球の入賞を検出する第1始動口検出部(第1始動口スイッチ(SW))211と、第2始動口122への遊技球の入賞を検出する第2始動口検出部(第2始動口スイッチ(SW))212と、電動チューリップ123を開閉する電動チューリップ開閉部213と、ゲート124への遊技球の通過を検出するゲート検出部(ゲートスイッチ(SW))214と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1大入賞口125への遊技球の入賞を検出する第1大入賞口検出部(第1大入賞口スイッチ(SW))215と、第1大入賞口125の第1大入賞口扉125Dを閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する第1大入賞口扉開閉部216と、第2大入賞口126への遊技球の入賞を検出する第2大入賞口検出部(第2大入賞口スイッチ(SW))209と、第2大入賞口126の第2大入賞口扉126Dを閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する第2大入賞口扉開閉部210と、普通入賞口127への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
【0048】
また、遊技制御部200には、異常な磁気を所定期間にわたって検出する磁気検出センサ207と、異常な電波を所定期間にわたって検出する電波検出センサ208と、が接続されている。磁気検出センサ207および電波検出センサ208は、不図示の配線を介して、遊技制御基板200Bに接続されている。
また、遊技制御部200には、特別図柄の変動中に第1始動口121へ入賞した未変動分の保留個数を表示する第1特別図柄保留表示器218と、特別図柄の変動中に第2始動口122へ入賞した未変動分の保留個数を表示する第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄の変動中にゲート124を通過した未変動分の保留個数を表示する普通図柄保留表示器220と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により行われる特別図柄の変動表示および特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により行われる特別図柄の変動表示および特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222と、普通図柄の変動表示および普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、パチンコ遊技機100の状態を表示する状態表示器224と、が接続されている。
【0049】
そして、第1始動口スイッチ211、第2始動口スイッチ212、ゲートスイッチ214、第1大入賞口スイッチ215、第2大入賞口スイッチ209、普通入賞口スイッチ217、磁気検出センサ207、および電波検出センサ208にて検出された検出信号が、遊技制御部200に送られる。また、遊技制御部200からの制御信号が、電動チューリップ開閉部213、第1大入賞口扉開閉部216、第2大入賞口扉開閉部210、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222、普通図柄表示器223および状態表示器224に送られる。それにより、遊技制御部200は、上記した払い出し賞球数に関連する各種制御を行う。
【0050】
また、遊技制御基板の表面側には、遊技制御部200のRAM203の記憶内容をクリア又は遊技の有利度合いの段階である(大当たりと判定される確率の)設定値を更新するための信号を入力するRAMクリアスイッチ228、設定キーを用いた操作によって後述する設定変更モードや設定確認モードに移行させるための信号を入力する設定キースイッチ229、遊技機の実性能を把握可能とする性能情報や設定値を表示するための情報表示器230、その他の電子部品等が実装されている。
【0051】
情報表示器230は、左右方向に並べられた4つの7セグメント表示器(230a~230d、後述の図48参照)で構成されている。そして、左から2つの7セグメント表示器230a及び230bによって性能情報の種類(データ種別)を示す識別情報を表示するための識別セグが構成され、右から2つの7セグメント表示器230c及び230dによって設定値や性能情報の数値を示す数値情報を表示するための数値セグが構成されている。なお、設定値を表示する場合にはスタティック点灯が行われ、性能情報を表示する場合にはダイナミック点灯が行われるようになっている。
【0052】
さらに、遊技制御部200には、ホールに設置されたホストコンピュータ(不図示)に対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板350が接続されている。そして、遊技制御部200は、払出制御部330から取得した、払い出した賞球数に関する情報や遊技制御部200の状態等を示す情報を、盤用外部情報端子基板350を介してホストコンピュータに送信する。
【0053】
〔払出制御部の構成・機能〕
払出制御部330は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU331と、CPU331にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM332と、CPU331の作業用メモリ等として用いられるRAM333と、を備えている。
そして、払出制御部330は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部330は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部334を制御する。ここでの払出駆動部334は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
【0054】
また、払出制御部330には、払出駆動部334により遊技球の貯留部から実際に払い出された賞球の数を検出する払出球検出部335と、貯留部(不図示)での遊技球の貯留の有無を検出する球有り検出部336と、遊技者が遊技する際に使用する遊技球や払い出された賞球が保持される皿153が満タン状態に有るか否かを検出する満タン検出部337と、が接続されている。そして、払出制御部330は、払出球検出部335、球有り検出部336および満タン検出部337にて検出された検出信号を受け取り、これらの検出信号に応じた所定の処理を行う。
さらに、払出制御部330には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板340が接続されている。そして、払出制御部330は、例えば払出駆動部334に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部335にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板340を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
【0055】
〔演出制御部の構成・機能〕
演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果および変動パターンに基づいて、演出内容を設定する。その際、演出ボタン161または演出キー162を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。この場合、例えば演出ボタン161等のコントローラ(不図示)から操作に応じた信号(操作信号)を受け付け、この操作信号により識別される操作内容を演出の設定に反映させる。
また、演出制御部300は、裏音量調整ボリューム300S(図2参照)の操作に応じた信号(操作信号)を受け付け、この操作信号により識別される音量を、スピーカ156から出力させる音量の設定に反映させる。
また、演出制御部300は、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、演出制御部300は、遊技制御部200より受信した時短無状態と時短状態の変更情報に基づいて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
このように、演出制御部300は、特定条件の成立に応じた演出を実行可能である。特定条件としては、各種コマンド(各種信号)の受信、リアルタイムクロック(RTC)304により計測された所定期間の経過等が挙げられる。また、演出制御部300は、演出を制御する第2制御手段として捉えられる。
また、演出制御部300は、種々の演出体を用いて演出を行う。演出体としては、盤ランプ116、枠ランプ157、画像表示部114、可動役物115、スピーカ156、演出ボタン161等が挙げられる。
【0056】
さらに、演出制御部300には、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、が接続されている。
【0057】
〔画像/音響制御部の構成・機能〕
画像/音響制御部310は、図5に示すように、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、VDP(Video Display Processor)314と、CGROM315と、SNDROM316とを備えている。
【0058】
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、CGROM315には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。また、SNDROM316には、画像データと同期させて、または画像データとは独立してスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。
CPU311は、演出制御部300から送られた保留数コマンドもしくは変動演出開始コマンドに基づいて、アニメーションパターンの解析や、描画に関するコマンドをまとめたディスプレイリストの作成、およびディスプレイリストのVDP314への送信などを行う。
【0059】
VDP314は、CPU311から受信したディスプレイリストに基づいて、CGROM315やSNDROM316にそれぞれ記憶された画像データや音響データを読み出す。さらには、VDP314は、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための描画処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。そして、VDP314は、描画処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、VDP314は、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
なお、本実施の形態では、VDP314が描画処理に併せて音声処理も行うよう構成しているが、これに限定されず、音声処理を専用で行うプロセッサを別途設けても構わない。
【0060】
〔ランプ制御部の構成・機能〕
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
【0061】
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157の発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
【0062】
なお、本実施の形態では、遊技制御部200、演出制御部300、画像/音響制御部310、ランプ制御部320、および払出制御部330各々は、遊技盤110の後面に配設されたメイン基板としての遊技制御基板200B、サブ基板としての演出制御基板300B、画像制御基板、ランプ制御基板、および払出制御基板において個別に構成されている。
また、図5を参照して説明した構成例では、演出ボタン161、演出キー162、および裏音量調整ボリューム300Sは、演出制御部300に接続され、演出制御部300によって制御されるが、これに限定されない。演出ボタン161、演出キー162、および裏音量調整ボリューム300Sは、ランプ制御部320に接続され、このランプ制御部320によって制御されてもよい。
【0063】
〔遊技制御部の機能構成〕
続いて、遊技制御部200の機能構成を説明する。
図6は、遊技制御部200の機能構成を示すブロック図である。図6に示すように、遊技制御部200は、各種抽選処理を実行する機能部として、乱数取得部231と、普通図柄判定部232と、特別図柄変動制御部233と、特別図柄判定部234と、普通図柄変動制御部236と、を備えている。
また、遊技制御部200は、特別図柄変動に伴う処理を実行する機能部として、変動パターン選択部235を備えている。
さらに、遊技制御部200は、各種役物の動作制御や賞球等に関するデータ処理を実行する機能部として、大入賞口動作制御部237と、電動チューリップ動作制御部238と、賞球処理部239と、出力制御部240と、乱数制御部241と、を備えている。
【0064】
乱数取得部231は、特別図柄抽選に用いられる乱数値と、普通図柄抽選に用いられる乱数値とを取得する。特別図柄抽選に用いられる乱数値の場合、具体的には、第1始動口121や第2始動口122に遊技球が入賞したことを条件として、乱数の種類ごとに、所定の範囲の数値の中から1つの数値(乱数値)が選択(取得)される。取得された乱数値は、特別図柄判定部234による判定に用いられる。詳しくは後述するが、特別図柄抽選に用いられる乱数としては、大当たりか否かを示す大当たり乱数、大当たりの種類を示す図柄乱数、変動パターン乱数、リーチ乱数等が有る。
また、普通図柄抽選に用いられる乱数値の場合、具体的には、ゲート124を遊技球が通過したことを条件として、所定の範囲の数値の中から1つの数値(乱数値)が選択(取得)される。取得された乱数値は、普通図柄判定部232による判定に用いられる。なお、普通図柄抽選に用いられる乱数としては、当たりか否かを示す当たり乱数の他、当たりの種類を示す図柄乱数や変動パターン乱数等が設定される場合もある。
特別図柄変動制御部233は、特別図柄抽選が行われた場合に、抽選結果に応じて、第1特別図柄表示器221または第2特別図柄表示器222における特別図柄の変動を制御する。
【0065】
特別図柄判定部234は、特別図柄の変動開始時に、後述する図23に示すような乱数テーブルを用いて、特別図柄抽選の抽選結果が「大当たりか否か」、「大当たりに当選した場合の大当たりの種類」、「大当たりに当選していない場合での小当たりかはずれか」を判定する。すなわち、乱数取得部231は、検知手段である第1始動口スイッチ211または第2始動口スイッチ212により遊技球の通過が検知されたことを契機として特別図柄に関する乱数値(遊技情報)を取得し、特別図柄判定部234は、取得した乱数値に基づいて、遊技者にとって有利な特別遊技(大当たり遊技等)を行うか否かを判定する。なお、前述した特別図柄の抽選(大当たり抽選)は、乱数取得部231および特別図柄判定部234における処理のことをいう。
【0066】
変動パターン選択部235は、第1特別図柄表示器221や第2特別図柄表示器222にて表示する特別図柄の変動パターン(変動時間)を選択する。具体的には、変動パターン選択部235は、大当たり遊技を行うか否かの判定結果および特別図柄変動にともなう装飾図柄変動演出においてリーチ演出を行うことが可能な変動パターン(例えば15.0秒以上)とするか否かの判定結果等に基づいて、変動パターンを決定する。そして、変動パターン選択部235により選択された変動パターンに基づいて、特別図柄変動制御部233が特別図柄の変動を制御する。変動パターン選択部235および特別図柄変動制御部233の動作の詳細については後述する。
ここで、「リーチ」とは、後述する装飾図柄において遊技者に大当たりを期待させるための演出である。
【0067】
普通図柄判定部232は、普通図柄の変動開始時に、後述する図23(e)に示すような乱数テーブルを用いて、普通図柄の抽選結果が「当たりか否か」を判定する。すなわち、普通図柄判定部232は、乱数取得部231により取得された普通図柄抽選用の乱数値に基づいて、電動チューリップ123を開閉作動させる補助遊技を行うか否かを判定する。また、普通図柄抽選において複数の種類の当たりが設定される場合は、普通図柄判定部232は、判定結果が当たりであった場合の「当たりの種類」を判定する。なお、普通図柄抽選は、乱数取得部231および普通図柄判定部232により行われる処理である。
普通図柄変動制御部236は、普通図柄抽選が行われた場合に、抽選結果に応じて、普通図柄表示器223による普通図柄の変動を制御する。
電動チューリップ動作制御部238は、普通図柄判定部232により普通図柄抽選において「当たり」と判定された場合に、電動チューリップ123を規定時間および規定回数だけ開放し、第2始動口122に遊技球が入賞容易となる状態を発生させる。また、「はずれ」と判定された場合には、電動チューリップ123のこのような開放状態を発生させない。電動チューリップ123の作動パターンについては後述するが、例えば0.15秒の開放時間で1回開く作動パターン、および1.80秒の開放時間で3回開放する作動パターンなどがある。
【0068】
大入賞口動作制御部237は、特別図柄判定部234により特別図柄抽選において「大当たり」と判定された場合に、大当たり遊技として、当選した大当たりの種類に基づいて特定される作動パターンで第1大入賞口125の開放動作を制御する。また、大入賞口動作制御部237は、特別図柄判定部234により特別図柄抽選において「小当たり」と判定された場合に、小当たり遊技として、規定時間および規定回数だけ第2大入賞口126を開放する。
賞球処理部239は、入賞や抽選に関する種々の役物への入賞個数の管理および入賞に応じた賞球の払い出しの制御用コマンドをセットする。
出力制御部240は、遊技制御部200から演出制御部300および払出制御部330へ制御用コマンドの出力を制御する。
乱数制御部241は、乱数取得部231が所定のタイミングで取得する各種の乱数値を更新する。
【0069】
〔遊技機の基本動作〕
次に、パチンコ遊技機100の基本動作を説明する。
パチンコ遊技機100の遊技制御部200は、電源が投入されると、起動時の基本処理として、各種装置の初期化や初期設定を行う。そして、基本処理を行った後、遊技制御部200は、遊技の進行に関する一連の処理である主制御処理を繰り返し実行する。また、電源を遮断する際には、遊技制御部200は、一連の電源遮断時処理を実行する。
【0070】
図7は、遊技制御部200による基本処理の動作を示すフローチャートである。
遊技制御部200は、パチンコ遊技機100の電源が投入されると、まず、RAM203(図4参照)へのアクセスを許可する(ステップ(以下、ステップを「S」と記載する)701)。そして、遊技制御部200は、RAM203をクリアするためのRAMクリアスイッチがONとなっているか否かを判断する(S702)。
RAMクリアスイッチがOFFである場合(S702でNo)、次に、遊技制御部200は、電源遮断時の動作に関するバックアップフラグがONとなっているか否かを判断する(S703)。
バックアップフラグがONである場合(S703でYes)、次に、遊技制御部200は、電源遮断時に作成されたチェックサムが正常か否かを判断する(S704)。
チェックサムが正常である場合(S704でYes)、次に、遊技制御部200は、復帰処理を実行する(S705)。この復帰処理において、遊技制御部200は、電源が遮断された状態からの復帰に伴う、演出制御部300等のサブ制御手段の設定を行う。具体的には、遊技制御部200は、電源が遮断される際におけるパチンコ遊技機100の遊技状態(大当たり遊技中か否か、通常遊技状態と特別時短遊技状態と特定時短遊技状態とのいずれか)を反映させるように、サブ制御手段を設定するためのコマンドを演出制御部300へ出力する。また、この復帰処理において、遊技制御部200は、バックアップフラグをOFFにする。
【0071】
一方、RAMクリアスイッチがON(S702でYes)、バックアップフラグがOFF(S703でNo)、チェックサムが異常(S704でNo)のいずれかに該当する場合、次に遊技制御部200は、初期化処理として、RAM203の記憶内容をクリアし(S706)、RAM203の作業領域を設定する(S707)。そして、遊技制御部200は、サブ制御手段を設定(初期化)するためのコマンドを演出制御部300へ出力し、サブ基板(サブ制御手段)の設定を行う(S708)。サブ基板の設定には、各サブ基板に搭載されているRAM303、RAM313、RAM323をクリアすること等が含まれる。
【0072】
復帰処理(S705参照)が終了した後、またはサブ基板の設定(S708参照)が終了した後、遊技制御部200は、遊技制御に用いられる各種のカウンタおよびタイマーを設定する(S709)。そして、遊技制御部200は、割り込み許可(S710)、割り込み禁止(S711)、図柄乱数制御処理(S712)、初期値乱数更新処理(S713)、電源遮断フラグがONとなっているか否かの判断(S714)をループ処理として繰り返し実行する。
ここで、割り込み許可(S710)および割り込み禁止(S711)は、このループ処理(S710~S714)の実行中に割り込み処理の実行を可能とするために設けられている。本実施の形態では、この割り込み処理により、遊技制御における主制御処理が実行される。主制御処理の詳細については後述する。
図柄乱数制御処理(S712)において、遊技制御部200は、特別図柄抽選で用いられる変動パターン乱数の更新を行う。
初期値乱数更新処理(S713)において、遊技制御部200は、遊技制御において用いられる各種の乱数値の初期値を更新する。
電源遮断フラグの判断において、電源遮断フラグがOFFである場合(S714でNo)、パチンコ遊技機100の電源は遮断されず、遊技制御部200は、ループ処理(S710~S714)と共に割り込みによる主制御処理を繰り返し実行する。一方、電源遮断フラグがONである場合(S714でYes)、遊技制御部200は、パチンコ遊技機100の電源を遮断するための処理(電源遮断時処理)を開始する。
【0073】
図8は、遊技制御部200による電源遮断時処理の動作を示すフローチャートである。
電源遮断時処理において、遊技制御部200は、まず、各種の出力を行うための出力ポートの設定をクリアする(S801)。次に、遊技制御部200は、チェックサムを作成し、RAM203に格納する(S802)。次に、遊技制御部200は、バックアップフラグをONにし(S803)、RAM203へのアクセスを禁止して(S804)、無限ループに移行する。
【0074】
〔遊技機の主制御処理〕
次に、パチンコ遊技機100の主制御処理を説明する。
遊技制御部200は、主制御処理において、パチンコ遊技機100における遊技を制御すると共に、サブ制御手段である演出制御部300に対して演出の制御を指示し、払出制御部330に対して賞球の払い出しの制御を指示する。
【0075】
図9は、遊技制御部200の主制御処理を示すフローチャートである。
主制御処理は、遊技制御における一連の処理からなり、予め設定された一定時間(例えば4ミリ秒)ごとに繰り返し実行される。本実施の形態において、遊技制御部200は、予め設定された一定時間ごとに割り込みを発生させ、図7に示すループ処理の中で割り込みが許可(S710参照)されると、割り込み処理として主制御処理を実行する。図9に示すように、主制御処理では、乱数更新処理、スイッチ処理、図柄処理、電動役物処理、賞球処理、出力処理が順次実行される(S901~S906)。
【0076】
乱数更新処理(S901)では、遊技制御部200は、乱数制御部241の機能(サブルーチン)を呼び出し、遊技制御部200による遊技制御で用いられる各種の乱数の値を更新する。乱数の設定および乱数値の更新の詳細については後述する。
【0077】
スイッチ処理(S902)としては、始動口スイッチ処理、ゲートスイッチ処理、第2大入賞口スイッチ処理が行われる。
始動口スイッチ処理では、遊技制御部200は、乱数取得部231の機能(サブルーチン)を呼び出し、図4の第1始動口スイッチ211および第2始動口スイッチ212の状態を監視し、スイッチがONとなった場合に、特別図柄抽選のための処理を実行する。また、詳しくは後述するが、第1始動口スイッチ211および第2始動口スイッチ212において事前判定処理を行う場合は、特別図柄判定部234、変動パターン選択部235の各機能(サブルーチン)を呼び出し、事前判定のための処理を実行する。
ゲートスイッチ処理では、遊技制御部200は、乱数取得部231の機能(サブルーチン)を呼び出し、図4のゲートスイッチ214の状態を監視し、スイッチがONとなった場合に、普通図柄抽選のための処理を実行する。
第2大入賞口処理では、遊技制御部200は、図4の第2大入賞口スイッチ209の状態を監視し、スイッチがONとなった場合に、大当たり遊技を行うための処理を実行する。
これらのスイッチ処理の詳細な内容については後述する。
【0078】
図柄処理(S903)としては、特別図柄処理、普通図柄処理が行われる。
特別図柄処理では、遊技制御部200は、特別図柄変動制御部233、特別図柄判定部234、変動パターン選択部235の各機能(サブルーチン)を呼び出し、特別図柄変動およびこの図柄変動に伴う処理を実行する。
普通図柄処理では、遊技制御部200は、普通図柄判定部232および普通図柄変動制御部236の機能(サブルーチン)を呼び出し、普通図柄変動およびこの図柄変動に伴う処理を実行する。
これらの図柄処理の詳細な内容については後述する。
【0079】
電動役物処理(S904)としては、第1大入賞口処理、第2大入賞口処理および電動チューリップ処理が行われる。
第1大入賞口処理では、遊技制御部200は、大入賞口動作制御部237の機能(サブルーチン)を呼び出し、所定の条件に基づいて特別電動役物である第1大入賞口125の開放動作を制御する。
第2大入賞口処理では、遊技制御部200は、大入賞口動作制御部237の機能(サブルーチン)を呼び出し、所定の条件に基づいて特別電動役物である第2大入賞口126の開放動作を制御する。
電動チューリップ処理では、遊技制御部200は、電動チューリップ動作制御部238の機能(サブルーチン)を呼び出し、所定の条件に基づいて普通電動役物である電動チューリップ123の開放動作を制御する。
これらの電動役物処理の詳細な内容については後述する。
【0080】
賞球処理(S905)では、遊技制御部200は、賞球処理部239の機能(サブルーチン)を呼び出し、入賞個数の管理および入賞に応じた賞球の払い出しの制御用コマンドをセットする。
【0081】
出力処理(S906)では、遊技制御部200は、出力制御部240の機能(サブルーチン)を呼び出し、演出制御用のコマンドを演出制御部300へ出力し、払い出し制御用のコマンドを払出制御部330へ出力する。演出制御用コマンドは、S902からS904までの各処理において生成され、RAM203に設けられた制御用コマンドの格納領域に格納(セット)される。払い出し制御用コマンドは、S905の処理において生成され、RAM203に設けられた制御用コマンドの格納領域に格納(セット)される。RAM203には、制御用コマンドの種類ごとに格納領域が設定されている。
【0082】
出力制御部240は、RAM203の各制御用コマンドの格納領域を順に調べ、個々の格納領域に制御用コマンドが格納されていれば(すなわち、S902~S905の処理で制御用コマンドが生成されていれば)、その制御用コマンドを読み出し、出力先(演出制御部300または払出制御部330)へ出力する。
【0083】
本実施の形態では、図9に示したように、一連の主制御処理の最後に出力処理を行う。すなわち、第1の処理手段としての上記各機能によるS902~S905の各処理において生成されたコマンドを、その各処理においてはRAM203の対応する格納領域に格納しておく。そして、これらの処理の後に、第2の処理手段としての出力制御部240が、RAM203の格納領域に蓄積された、各処理で生成されたコマンドをまとめて出力する。言い換えれば、本実施の形態では、主制御処理を1サイクル実行すると、その1サイクルの実行において生成されたコマンドが、その1サイクルの実行における最後のコマンド生成が行われた後に、出力される。
【0084】
〔遊技機の基本動作の変形例〕
なお、図7乃至図9を参照して説明した動作例では、基本処理におけるループ処理の部分で割り込みを許可し、割り込み処理として一連の処理からなる主制御処理を実行した。しかしながら、主制御処理は、一定時間ごとに繰り返し実行されるように構成されていれば良く、具体的な実現手段(実行手順)は、図7乃至図9に示した例には限定されない。例えば、基本処理の一連の動作の中に主制御処理を組み入れておき、所定のタイミングで経過時間を計測し、一定時間(例えば4ミリ秒)ごとに主制御処理へ戻る構成としても良い。また、基本処理の一連の動作の中に主制御処理を組み入れる一方で、図7乃至図9を参照して説明した動作と同様に、一定時間ごとに割り込みを発生させ、割り込みが発生したならば基本処理中に組み入れられた主制御処理へ戻る構成としても良い。
【0085】
また、基本処理で生成されたコマンドを出力する場合は、原則として、コマンドを生成する度に、RAM203のコマンド格納領域に格納し、第2の処理手段である出力制御部240の機能を呼び出して出力する。基本処理は、遊技の進行に関わる主制御処理とは異なり、電源投入時にのみ行われる初期動作等の特別な処理である。また、基本処理は、電源投入時のパチンコ遊技機100の状態等の条件に基づく分岐により処理手順が変動する場合があるため、出力処理に漏れが無いように、生成したコマンドを速やかに出力する処理である。なお、関連する複数の処理により連続的にコマンドが生成される場合等、具体的な処理の要請に応じて、複数のコマンドをRAM203のコマンド格納領域に格納し、まとめて出力する処理手順を採っても良い。
【0086】
〔遊技制御部による乱数更新処理〕
特別図柄抽選等の遊技制御における各種の抽選に用いられる判定情報としての乱数値は、カウンタによって計数され、所定の初期値から始まって、図9に示す主制御処理の乱数更新処理(S901)が行われるたびに1ずつ加算される。そして、各抽選が行われた時点の値が始動口スイッチ処理(図10)およびゲートスイッチ処理(図11)で取得され、特別図柄処理(図13)や普通図柄処理(図18)で使用される。この乱数値のカウンタは無限ループカウンタであり、計数された乱数値が、設定されている乱数の最大値(例えば、後述する図23(a)に示した大当たり乱数では299)に達した後は、再び初期値に戻る。また、乱数更新処理は一定時間ごとに行われるため、各乱数の初期値が特定されてしまうと、更新間隔や初期値の情報に基づいて当選値が推定される恐れがある。そこで、主制御処理から図7に示す基本処理に戻った後、S713の初期値乱数更新処理において、各乱数の初期値をランダムに変更する。
【0087】
〔遊技制御部による始動口スイッチ処理〕
図10は、図9のS902に示したスイッチ処理のうちの始動口スイッチ処理の内容を示すフローチャートである。
この始動口スイッチ処理は、第1始動口121における入賞に対する処理と、第2始動口122における入賞に対する処理とが順次行われる。図10を参照すると、遊技制御部200は、まず、第1始動口121に遊技球が入賞して第1始動口スイッチ211がONとなったか否かを判断する(S1001)。第1始動口スイッチ211がONとなったならば、次に遊技制御部200は、第1始動口121の入賞における未変動分の保留数U1が上限値未満か否かを判断する(S1002)。図10に示す例では、上限値を4個としている。保留数U1が上限値に達している場合は(S1002でNo)、それ以上未変動分の入賞を保留することができないので、第1始動口121における入賞に対する処理を終了する。
【0088】
一方、保留数U1が上限値未満である場合(S1002でYes)、遊技制御部200の乱数取得部231は、今回の入賞による判定のための乱数値を取得し、RAM203に格納する(S1003)。ここでは、第1始動口121の入賞なので、特別図柄抽選のための乱数値が取得される。このとき取得される乱数値は、S901の乱数更新処理で更新された値である。そして、この乱数値により、後の特別図柄処理において特別図柄抽選の結果が確定される。ここにいう乱数値としては、大当たり、小当たりまたははずれを決定する大当たり乱数値、大当たりの種類を決定する図柄乱数値(大当たり図柄乱数値)、図柄変動における変動パターンを特定するための変動パターン乱数値、はずれのときに後述のリーチ演出を実行可能な変動パターン(変動時間)にするか否かを決定するリーチ乱数値、等が含まれる。
【0089】
次に、遊技制御部200は、事前判定処理を行う(S1004)。事前判定処理とは、始動口における入賞により乱数の取得が既に行われているが後述する特別図柄処理によって乱数の判定が未だ行われていない入賞球(保留球)について、特別図柄処理によって乱数が判定されるよりも前にその乱数の判定を行う(事前判定)処理である。
【0090】
そして、本実施の形態の演出制御部300は、事前判定処理によって判定された乱数の判定結果(事前判定結果)に基づいて、特別図柄処理によって乱数が判定され、その判定結果が報知されるよりも前に、その判定結果を示唆する予告演出を行うことができる。この予告演出は、例えば、始動口における入賞により乱数の取得が既に行われているが特別図柄処理によって乱数の判定が未だ行われていない入賞球(保留球)の発生に応じて、画像表示部114に表示される保留表示演出(後述)等を用いて行われる。この事前判定に基づく予告演出により、予告演出に係る事前判定に対応する保留球に関して、その後に特別図柄処理による乱数の判定が行われた際の判定結果が遊技者に示唆される。これによって、遊技者は、保留球に対して期待を抱きながら遊技を行うことができる。事前判定に基づく予告演出の詳細については後述する。
【0091】
そして、遊技制御部200は、保留数U1の値を1加算する(S1005)。
この後、遊技制御部200は、事前判定結果を演出制御部300に通知するために、S1004の事前判定処理による事前判定情報を含む事前判定結果コマンドをRAM203にセットする(S1006)。
さらに、遊技制御部200は、S1005による保留数U1の増加を演出制御部300に通知するための保留数増加コマンドをRAM203にセットし(S1007)、第1始動口121における入賞に対する処理を終了する。
【0092】
次に、第2始動口122における入賞に対する処理が行われる。図10を参照すると、次に遊技制御部200は、第2始動口122に遊技球が入賞して第2始動口スイッチ212がONとなったか否かを判断する(S1008)。第2始動口スイッチ212がONとなったならば、次に、遊技制御部200は、第2始動口122の入賞における未変動分の保留数U2が上限値未満か否かを判断する(S1009)。図10に示す例では、上限値を4個としている。保留数U2が上限値に達している場合は(S1009でNo)、それ以上未変動分の入賞を保留することができないので、第2始動口122における入賞に対する処理を終了する。
【0093】
一方、保留数U2が上限値未満である場合(S1009でYes)、遊技制御部200の乱数取得部231は、今回の入賞による抽選のための乱数値を取得し、RAM203に格納する(S1010)。ここでは、第2始動口122の入賞なので、上記のS1003と同様に、特別図柄抽選のための乱数値(大当たり乱数値、大当たり図柄乱数値、小当たり図柄乱数値、リーチ乱数値、変動パターン乱数値など)が取得される。このとき取得される乱数値は、S901の乱数更新処理で更新された値である。そして、この乱数値により後の特別図柄処理において特別図柄抽選の結果が確定される。
【0094】
次に、遊技制御部200は、事前判定処理を行う(S1011)。この事前判定処理の内容は、上記のS1004と同様である。
そして、遊技制御部200は、保留数U2の値を1加算する(S1012)。
この後、遊技制御部200は、事前判定結果を演出制御部300に通知するために、S1011の事前判定処理による事前判定情報を含む事前判定結果コマンドをRAM203にセットする(S1013)。
さらに、遊技制御部200は、S1012による保留数U2の増加を演出制御部300に通知するための保留数増加コマンドをRAM203にセットし(S1014)、第2始動口122における入賞に対する処理を終了する。
【0095】
〔遊技制御部によるゲートスイッチ処理〕
図11は、ゲート124を遊技球が通過した場合のゲートスイッチ処理の内容を示すフローチャートである。
このゲートスイッチ処理において、遊技制御部200は、まず、ゲート124を遊技球が通過してゲートスイッチ214がONとなったか否かを判断する(S1101)。ゲートスイッチ214がONとなったならば、次に遊技制御部200は、未変動分の保留数Gが上限値未満か否かを判断する(S1102)。図11に示す例では、上限値を4個としている。保留数Gが上限値に達している場合は(S1102でNo)、それ以上未変動分の入賞を保留することができないので、ゲートスイッチ処理を終了する。
【0096】
一方、保留数Gが上限値未満である場合(S1102でYes)、遊技制御部200の乱数取得部231は、今回の入賞による抽選のための乱数値を取得し、RAM203に格納する(S1103)。ここでは、ゲート124の入賞なので、普通図柄抽選のための乱数値(当たり乱数値など)が取得される。
【0097】
次に、遊技制御部200は、保留数Gの値を1加算する(S1104)。
S1104で保留数Gの値が加算された後、遊技制御部200は、S1104による保留数Gの増加を演出制御部300に通知するための保留数G増加コマンドをRAM203にセットし(S1105)、ゲート124における入賞に対する処理を終了する。
【0098】
〔遊技制御部による第2大入賞口スイッチ処理〕
図12は、図9のS902に示したスイッチ処理のうちの第2大入賞口スイッチ処理の内容を示すフローチャートである。
この第2大入賞口スイッチ処理において、遊技制御部200は、まず、第2大入賞口126を遊技球が通過して第2大入賞口スイッチ209がONとなったか否かを判断する(S1201)。第2大入賞口スイッチ209がONとなっていない場合には(S1201でNO)、今回の第2大入賞口スイッチ処理を終了する。
【0099】
一方、第2大入賞口スイッチ209がONとなった場合には(S1201でYES)、遊技制御部200は、小当たり遊技中であるか否かを判断する(S1202)。小当たり遊技中である場合(S1202でYES)、遊技制御部200は、第2大入賞口通過コマンドをRAM203にセットする(S1203)。第2大入賞口通過コマンドは、第2大入賞口126を遊技球が通過したことを示すコマンドである。S1203でセットされた第2大入賞口通過コマンドは、図9のS906に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。一方、小当たり遊技中でない場合(S1202でNO)、遊技制御部200は、第2大入賞口通過エラーを演出制御基板300に報知させる。第2大入賞口通過エラーは、遊技球が異常なタイミングで第2大入賞口126を通過することにより発生するエラーである。
【0100】
なお、遊技領域111における右側の領域のうちの、第2大入賞口126とは異なる領域を特定領域とするとともに、この特定領域を遊技球が通過したことを検出する特定領域スイッチがパチンコ遊技機100に設けられてもよい。そして、遊技制御部200は、第2大入賞口スイッチ209がONとなったか否かを判断する代わりに、特定領域スイッチがONとなったか否かを判断し、小当たり遊技中にONとなった場合には、小当たり遊技の終了後に後述する大当たり遊技が実行されるようにしてもよい。すなわち、小当たり遊技中において遊技球が通過したか否かを検出する領域は、第2大入賞口126に限定されない。
【0101】
〔遊技制御部による特別図柄処理〕
図13は、図9のS903に示した図柄処理のうちの特別図柄処理の内容を示すフローチャートである。
この特別図柄処理において、遊技制御部200の特別図柄変動制御部233は、まず、RAM203においてセットされるフラグの設定(以下、フラグ設定)において大当たり遊技フラグがONになっているか否かを調べる(S1301)。ここで、大当たり遊技フラグは、特別図柄抽選の結果が大当たりであることを識別するためにセットされるフラグである。
【0102】
大当たり遊技フラグがONである場合、既にパチンコ遊技機100は大当たり中であるので、特別図柄変動を開始することなく特別図柄処理を終了する(S1301でYes)。一方、大当たり遊技フラグがOFFである場合(S1301でNo)、次に特別図柄変動制御部233は、パチンコ遊技機100の現在の状態が特別図柄変動中か否かを判断する(S1302)。特別図柄変動中でない場合(S1302でNo)、次に特別図柄変動制御部233は、特別図柄の未変動分の保留数U1、U2(図10参照)に関する処理を行う(S1303~S1306)。本実施の形態では、第1始動口121の入賞に係る保留数U1と第2始動口122の入賞に係る保留数U2とを区別しているので、この処理も対応する始動口ごとに個別に行う。
【0103】
具体的には、特別図柄変動制御部233は、まず第2始動口122の入賞に係る保留数U2が1以上か判断する(S1303)。保留数U2が1以上である場合(S1303でYes)、特別図柄変動制御部233は、保留数U2の値を1減算する(S1304)。一方、保留数U2=0である場合は(S1303でNo)、特別図柄変動制御部233は、次に第1始動口121の入賞に係る保留数U1が1以上か判断する(S1305)。保留数U1が1以上である場合(S1305でYes)、特別図柄変動制御部233は、保留数U1の値を1減算する(S1306)。一方、保留数U1=0である場合は(S1305でNo)、特別図柄の抽選を始動するための入賞が無いことを意味するため、特別図柄変動を開始せず、別ルーチンの客待ち設定処理を実行して処理を終了する(S1319)。
なお、本実施の形態では、第2始動口122の入賞に係る保留数U2に関する処理を優先させて行う。すなわち、保留数U2が1以上である場合は保留数U2に関する処理を行い、保留数U2=0である場合に保留数U1に関する処理を行う(S1303~S1306参照)。これに対し、第1始動口121と第2始動口122のどちらの入賞かに関わらず、入賞した順に保留数U1、U2を減算していくような制御とすることも可能である。
【0104】
S1304またはS1306で保留数U1または保留数U2を減算した後、特別図柄変動制御部233は、パチンコ遊技機100の現在の遊技状態を示す遊技状態コマンドを生成し、RAM203にセットする(S1307)。S1307でセットされた遊技状態コマンドは、図9のS906に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。さらに、特別図柄変動制御部233は、RAM203のフラグ設定においてセットされた客待ちフラグをOFFとする(S1308)。客待ちフラグは、パチンコ遊技機100が客待ち状態であることを識別するためのフラグであり、客待ち設定処理(S1319、後述する図17参照)においてセットされる。
【0105】
次に、特別図柄変動制御部233は、別ルーチンによる大当たり判定処理および変動パターン選択処理を実行する(S1309、S1310)。詳しくは後述するが、この大当たり判定処理および変動パターン選択処理によって、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222に変動表示される特別図柄の変動用の設定情報(大当たり図柄、遊技状態、変動パターン等)が決定される。なお、これらの情報は演出制御部300に送られる変動開始コマンドに含まれる。
【0106】
この後、特別図柄変動制御部233は、大当たり判定処理および変動パターン選択処理で決定された設定内容に基づき、図3に示す第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222により表示される特別図柄の変動を開始する(S1311)。そして、この設定内容を示す設定情報(大当たり図柄、遊技状態、変動パターン等)を含んだ変動開始コマンドを生成し、RAM203にセットする(S1312)。S1312でセットされた変動開始コマンドは、図9のS906に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
次に、特別図柄変動制御部233は、所定条件の成立(RAMクリアの実行、変動回数のリセット)から実行された特別図柄の変動表示の回数を一つ加算する(S1313)。そして、加算した変動表示の回数を示す変動回数コマンドを生成し、RAM203にセットする(S1314)。S1314でセットされた変動回数コマンドは、図9のS906に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
【0107】
S1302で特別図柄変動中と判断された場合(S1302でYes)、またはS1314で変動回数コマンドがセットされた後、特別図柄変動制御部233は、変動時間を経過したか否かを判断する(S1315)。すなわち、S1311で特別図柄の変動を開始してからの経過時間がS1310の変動パターン選択処理で設定された変動時間に達したか否かが判断される。変動時間を経過していなければ(S1315でNo)、特別図柄変動が継続されるので、そのまま特別図柄処理が終了する。
【0108】
一方、変動時間を経過した場合(S1315でYes)、特別図柄変動制御部233は、まず、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222における特別図柄の変動をS1309の大当たり判定処理で決定された図柄で停止する(S1316)。そして、別ルーチンの停止中処理を実行する(S1317)。停止中処理の内容については後述する。また、特別図柄変動制御部233は、後述する装飾図柄を停止させるための変動停止コマンドをRAM203にセットする(S1318)。S1318でセットされた変動停止コマンドは、図9のS906に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
なお、第1始動口121への入賞を契機とする特別図柄の変動中において、第2始動口122への入賞が発生した場合には、第1始動口121への入賞を契機とする特別図柄の変動中に、第2始動口122への入賞を契機とする特別図柄の変動が行われてもよい。また、例えば、第2始動口122への入賞を契機とする特別図柄の変動中において、第1始動口121への入賞が発生した場合には、第2始動口122の入賞を契機とする特別図柄の変動中に、第1始動口121の入賞を契機とする特別図柄の変動が行われてもよい。
【0109】
また、図13に示す例では、保留数U2または保留数U1の値を減算した後(S1304、S1306参照)、大当たり判定処理および変動パターン選択処理が実行されているが(S1309、S1310参照)、これに限定されない。
特別図柄処理では、大当たり判定処理および変動パターン選択処理が実行された後に、保留数U2または保留数U1の値が減算される処理が実行されてもよい。この場合、変動パターン選択処理において、減算される前の保留数U2または保留数U1の値に基づいて、変動パターンが選択される。
【0110】
〔遊技制御部による大当たり判定処理〕
図14は、大当たり判定処理(図13のS1309)の内容を示すフローチャートである。
この大当たり判定処理において、遊技制御部200の特別図柄判定部234は、まず、今回の特別図柄抽選における大当たり乱数値の判定を行い(S1401)、大当たりまたは小当たりしたか否かを判断する(S1402、S1405)。大当たりまたは小当たりしたか否かは、図10のS1003またはS1010で取得した大当たり乱数の値が、大当たりの当選値として設定された値または小当たりの当選値として設定された値と一致したか否かを判断することによって決定される(図23(a)参照)。
【0111】
S1401の乱数判定の結果が大当たりだった場合(S1402でYes)、次に特別図柄判定部234は、大当たり図柄乱数値の判定を行う(S1403)。この判定の結果に応じて、大当たりの種類が決定される。何れの大当たりとなるかは、図10のS1003またはS1010で取得した大当たり図柄乱数の値が、大当たりの種類ごとに予め設定された値のうちの何れと一致したかによって決定される(図23(b)参照)。
以上の判定の後、特別図柄判定部234は、大当たり図柄乱数の判定により決定された大当たりの種類を表す図柄(大当たり図柄)を設定情報としてRAM203にセットする(S1404)。
【0112】
S1401の乱数判定の結果が小当たりだった場合(S1402でNo、S1405でYes)、次に特別図柄判定部234は、小当たり図柄乱数値の判定を行う(S1406)。この判定の結果に応じて、小当たりの種類が決定される。何れの小当たりとなるかは、図10のS1003またはS1010で取得した大当たり図柄乱数の値が、小当たりの種類ごとに予め設定された値のうちの何れと一致したかによって決定される(図23(c)参照)。
以上の判定の後、特別図柄判定部234は、小当たり図柄乱数の判定により決定された小当たりの種類を表す図柄(小当たり図柄)を設定情報としてRAM203にセットする(S1407)。
【0113】
S1401の乱数判定の結果が大当たりでも小当たりでもない場合(S1402、S1405でNo)、次に特別図柄判定部234は、抽選にはずれたことを表す図柄(以下、はずれ図柄)を設定情報としてRAM203にセットする(S1408)。
【0114】
〔遊技制御部による変動パターン選択処理〕
図15は、変動パターン選択処理(図13のS1310)の内容を示すフローチャートである。
この変動パターン選択処理において、遊技制御部200の変動パターン選択部235は、まず、パチンコ遊技機100の遊技状態(通常遊技状態、特別時短遊技状態および特定時短遊技状態のうちの何れの状態か)を参照する(S1501)。そして、大当たり判定処理(図14)のS1402の判断結果を用いて今回の特別図柄抽選で大当たりしたか否かを判断する(S1502)。そして、大当たりだった場合(S1502でYes)、変動パターン選択部235は、大当たり用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(S1503)。
【0115】
一方、大当たりしなかった場合(S1502でNo)、次に変動パターン選択部235は、大当たり判定処理(図14)のS1405の判断結果を用いて今回の特別図柄抽選で小当たりしたか否かを判断する(S1504)。そして、小当たりだった場合(S1504でYES)、変動パターン選択部235は、小当たり用の変動パターンテーブルをROM202から読みだしてRAM203にセットする(S1505)。
【0116】
一方、小当たりしなかった場合(S1504でNO)、遊技者に大当たりを期待させるためのいわゆるリーチ演出を行うか否かを決定するための乱数値の判定を行う(S1506)。リーチ演出を行うか否かは、図10のS1003またはS1010で取得したリーチ乱数の値が予め設定された値と一致したか否かを判断することによって決定される(図23(d)参照)。
乱数値を用いた判定の結果、リーチ演出を行う場合(S1507でYes)、変動パターン選択部235は、リーチ用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(S1508)。また、リーチ演出を行わない場合(S1507でNo)、変動パターン選択部235は、はずれ用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(S1509)。
ここで、変動パターンテーブルとは、予め用意されている複数の変動パターン(変動時間3秒、7秒、13秒、15秒、30秒、60秒、90秒など)と変動パターン乱数の値とを対応付けたテーブルである。
【0117】
次に、変動パターン選択部235は、図10のS1003またはS1010で取得した変動パターン乱数値およびS1503、S1505、S1508、S1509でセットされた変動パターンテーブルを用いて、変動パターン乱数値の判定を行う(S1510)。すなわち、変動パターン選択部235は、RAM203にセットされた変動パターンテーブルを参照し、変動パターン乱数の乱数値に応じた変動パターンを選択する。したがって、同じ乱数値が取得された場合でも、パチンコ遊技機100の遊技状態(時短状態か時短無状態か)、特別図柄抽選の結果(大当たりしたか否か、小当たりしたか否か、大当たりおよび小当たりの何れもしていない場合はリーチ演出を行うか否か)等の違いに応じて参照される変動パターンテーブルが異なるので、決定される変動パターンが異なる。
【0118】
この後、変動パターン選択部235は、S1510で選択した変動パターンを設定情報としてRAM203にセットする(S1511)。S1511でセットされた変動パターンの設定情報は、図13のS1312でセットされる変動開始コマンドに含まれ、図9のS906に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。本実施の形態で選択される変動パターンおよびその設定の詳細については後述する。
【0119】
〔遊技制御部による停止中処理〕
図16は、停止中処理(図13のS1317)の内容を示すフローチャートである。
この停止中処理において、遊技制御部200は、まず、RAM203のフラグ設定において時短状態であることを示すフラグ(以下、時短フラグ)がONになっているか否かを調べる(S1601)。時短フラグがONである場合(S1601でYes)、遊技制御部200は、時短状態での抽選回数(変動回数)Jの値を1減算し(S1602)、抽選回数Jが0になったか否かを調べる(S1603)。そして、抽選回数J=0であれば(S1603でYes)、時短フラグをOFFにする(S1604)。なお、時短フラグをONにする操作と、抽選回数Jの初期値の設定は、後述の第1大入賞口処理(図19)における遊技状態設定処理(図21)で行われる。
また、抽選回数J=0ではない場合(S1603でNO)、遊技制御部200は、時短状態での抽選回数Jの値を示す時短回数コマンドを生成し、RAM203にセットする(S1605)。S1605でセットされた時短回数コマンドは、図9のS906に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
【0120】
時短フラグがOFFであった場合(S1601でNo)またはS1604で時短フラグをOFFにした後、あるいはS1605で時短回数コマンドをセットした後、次に遊技制御部200は、遊技状態コマンドを生成し、RAM203にセットする(S1606)。S1606でセットされた遊技状態コマンドは、図9のS906に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
次に遊技制御部200は、今回の特別図柄抽選で大当たりしたか否かを判断する(S1607)。ここで、大当たりか否かの判断は、大当たり判定処理(図14)の判定結果に基づいて判断することができる。例えば、後述する図23(b)の図表に示す図柄の何れかがセットされているならば、S1607でYesである。大当たり判定処理によりRAM203に、はずれ図柄または小当たり図柄がセットされているならば、S1607でNoである。
【0121】
大当たりだった場合(S1607でYes)、次に遊技制御部200は、大当たり遊技フラグをONにする(S1608)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が、大当たり遊技状態となる。
次に、遊技制御部200は、抽選回数Jの値を初期化する(S1609)。また、遊技制御部200は、S1601において時短フラグがONであって、S1603において抽選回数Jが0でなかった場合に、時短フラグをOFFにする(S1610)。
【0122】
S1610で抽選回数Jの値を初期化した後、遊技制御部200は、大当たり遊技のオープニング動作を開始する(S1611)。
この後、遊技制御部200は、演出制御部300において大当たり遊技フラグに応じたオープニング動作における演出を行うためのオープニングコマンドをRAM203にセットして(S1612)、停止中処理を終了する。このオープニングコマンドは、図9のS906に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
【0123】
これに対し、今回の特別図柄抽選の結果が大当たりでなかった場合(S1607でNo)、次に遊技制御部200は、今回の特別図柄抽選の結果が小当たりであったか否かを判断する(S1613)。
小当たりだった場合(S1613でYES)、次に遊技制御部200は、小当たり遊技フラグをONにする(S1614)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が、小当たり遊技状態となる。さらに、遊技制御部200は、小当たり遊技のオープニング動作を開始する(S1615)。
次に、遊技制御部200は、演出制御部300において小当たり遊技フラグに応じたオープニング動作における演出を行うためのオープニングコマンドをRAM203にセットする(S1616)。このオープニングコマンドは、図9のS906に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
【0124】
一方、小当たりでなかった場合は(S1613でNo)、遊技制御部200は、所定条件の成立(RAMクリアの実行、変動回数のリセット)から実行された特別図柄の変動表示の回数が特定回数(本実施形態では300回)に到達したか否かを判断する(S1617)。特定回数に到達した場合(S1617でYES)遊技制御部200は、別ルーチンの遊技状態設定処理を実行する(S1618)。遊技状態設定処理の内容については後述する。
また、変動表示の回数が特定回数に到達していない場合(S1617でNO)、停止中処理を終了する。
【0125】
〔遊技制御部による客待ち設定処理〕
図17は、客待ち設定処理(図13のS1319)の内容を示すフローチャートである。
この客待ち設定処理において、遊技制御部200は、まず、RAM203のフラグ設定において客待ちフラグがONになっているか否かを調べる(S1701)。ここで、客待ちフラグは、パチンコ遊技機100が客待ち状態であることを識別するためにセットされるフラグである。
【0126】
客待ちフラグがONである場合、パチンコ遊技機100は客待ち状態であるので、そのまま処理を終了する(S1701でYes)。一方、客待ちフラグがOFFである場合(S1701でNo)、遊技制御部200は、客待ちコマンドを生成してRAM203にセットし(S1702)、客待ちフラグをONにする(S1703)。S1702でセットされた客待ちコマンドは、図9のS906に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。なお、客待ちフラグとは、特別図柄の変動が停止して、保留が無い状態でセットされるものである。
【0127】
〔遊技制御部による普通図柄処理〕
図18は、図9のS903に示した図柄処理のうちの普通図柄処理の内容を示すフローチャートである。
この普通図柄処理において、遊技制御部200の普通図柄変動制御部236は、まず、RAM203のフラグ設定において補助遊技フラグがONになっているか否かを調べる(S1801)。ここで、補助遊技フラグは、普通図柄抽選で当選した場合にセットされるフラグである。補助遊技フラグが設定されている状態は、電動チューリップ123が後述の電動チューリップ処理(図22)にしたがって開放され、第2始動口122に入賞し易い状態である(補助遊技状態)。
【0128】
補助遊技フラグがONである場合、既に補助遊技状態となっており、普通図柄が停止している状態なので、普通図柄変動を開始することなく普通図柄処理を終了する(S1801でYes)。一方、補助遊技フラグがOFFである場合(S1801でNo)、次に普通図柄変動制御部236は、パチンコ遊技機100の現在の状態が普通図柄変動中か否かを判断する(S1802)。普通図柄変動中でない場合(S1802でNo)、次に普通図柄変動制御部236は、普通図柄の未変動分の保留数G(図11参照)が1以上か判断する(S1803)。保留数G=0である場合は(S1803でNo)、普通図柄の抽選を始動するための入賞が無いことを意味するため、普通図柄変動を開始せずに処理を終了する。
【0129】
これに対し、保留数Gが1以上である場合(S1803でYes)、普通図柄変動制御部236は、保留数Gの値を1減算する(S1804)。そして、普通図柄判定部232が、今回の普通図柄抽選における当たり乱数の判定を行って、普通図柄抽選に当選したか否かを判断する(S1805)。当選したか否かは、図11のS1103で取得した当たり乱数の値が、後述する図23(e)に示すテーブル等において当選値として設定された値と一致したか否かを判断することによって決定される。
【0130】
次に、普通図柄変動制御部236は、普通図柄抽選の結果に応じて普通図柄の設定を行う(S1806)。すなわち、普通図柄抽選に当選した場合は、当選したことを表す図柄(以下、当たり図柄)を設定情報としてRAM203にセットする。一方、普通図柄抽選に当選しなかった場合は、抽選にはずれたことを表す図柄(以下、はずれ図柄)を設定情報としてRAM203にセットする。
【0131】
次に、普通図柄変動制御部236は、普通図柄の変動時間の設定を行う(S1807)。この変動時間は、図16におけるS1604、S1610、後述の図21におけるS2101等の処理で設定される時短フラグに基づいて設定される。すなわち、S1807による設定の際に時短フラグがONである場合は、短時間(例えば1.5秒)に設定され、時短フラグがOFFである場合は、長時間(例えば4.0秒)に設定される。この設定の後、普通図柄変動制御部236は、S1807の設定内容に基づき、図2(a)および図4に示す普通図柄表示器223における普通図柄の変動を開始する(S1808)。なお、普通図柄の変動パターンを抽選により決定することもできる。この場合、例えば、遊技球がゲート124を通過した際に、乱数取得部231が普通図柄の変動パターン乱数値を取得し、S1807において、普通図柄変動制御部236が普通図柄の変動パターン乱数値を判定することにより、変動時間が設定される。
【0132】
S1808で普通図柄の変動を開始した後、またはS1802で普通図柄変動中と判断された場合(S1802でYes)、普通図柄変動制御部236は、変動時間を経過したか否かを判断する(S1809)。すなわち、S1808で普通図柄の変動を開始してからの経過時間がS1807で設定された変動時間に達したか否かが判断される。変動時間を経過していなければ(S1809でNo)、普通図柄変動が継続されるので、そのまま普通図柄処理が終了する。
【0133】
一方、変動時間が終了した場合(S1809でYes)、普通図柄変動制御部236は、普通図柄表示器223における普通図柄の変動を停止する(S1810)。そして、普通図柄変動制御部236は、S1805の判定結果が当選であったか否かを判断する(S1811)。当選であったならば(S1811でYes)、補助遊技フラグをONにする(S1812)。一方、抽選にはずれたならば(S1811でNo)、補助遊技フラグをONにすること無く普通図柄処理を終了する。
【0134】
〔遊技制御部による第1大入賞口処理〕
図19は、図9のS904に示した電動役物処理のうちの第1大入賞口処理の内容を示すフローチャートである。
この第1大入賞口処理において、遊技制御部200の大入賞口動作制御部237は、まず、RAM203のフラグ設定において大当たり遊技フラグがONになっているか否かを調べる(S1901)。大当たり遊技フラグがOFFである場合、第1大入賞口125への入賞はないので、第1大入賞口処理を終了する(S1901でNo)。一方、大当たり遊技フラグがONである場合(S1901でYes)、次に大入賞口動作制御部237は、パチンコ遊技機100が停止中処理(図16)で開始された大当たり時の動作制御におけるオープニング動作の最中か否かを判断する(S1902)。
【0135】
パチンコ遊技機100がオープニング中である場合(S1902でYes)、次に大入賞口動作制御部237は、予め設定されたオープニング動作が行われるべき時間(オープニング時間)を経過したか否かを判断する(S1903)。オープニング時間を経過していないならば、第1大入賞口125でのオープニング動作が継続されるので、第1大入賞口処理を終了する(S1903でNo)。一方、オープニング時間を経過したならば(S1903でYes)、次に大入賞口動作制御部237は、第1大入賞口125の作動設定を行い(S1904)、入賞個数Cを初期化(C=0)し(S1905)、第1大入賞口125の作動のラウンド数Rの値を現在の値から1加算して(S1906)、第1大入賞口125を作動開始(開放)する(S1907)。
【0136】
S1904の作動設定では、第1大入賞口125の作動パターンと、その作動パターンで作動させるラウンド数(作動ラウンド数)とが設定される。作動パターンおよびラウンド数は、特別図柄抽選における大当たりの種類に応じて様々に設定される。なお、大当たり遊技においては、第1大入賞口125の作動を複数回(複数ラウンド)連続して行うことが規定されている。一例を挙げると、15ラウンド(15R)作動させ、1ラウンドでは29.5秒の開放を1回行う。また、他の一例を挙げると、2ラウンド(2R)作動させ、1ラウンドでは0.9秒の開放を1回行う。さらに説明をすると、0.9秒開放して1.0秒閉鎖した後、0.9秒開放する。
【0137】
次に、大入賞口動作制御部237は、S1904で設定された作動パターンにおける開放時間を経過したか否かを判断する(S1908)。第1大入賞口125での開放状態が開放時間を経過していない場合(S1908でNo)、次に大入賞口動作制御部237は、第1大入賞口125への入賞個数Cが規定の個数(例えば9個)以上か否かを判断する(S1909)。開放時間を経過しておらず、かつ入賞個数Cが規定個数未満である場合は、第1大入賞口125の作動状態(開放状態)が継続されるので、第1大入賞口処理を終了する(S1909でNo)。一方、開放時間を経過したか(S1908でYes)、または入賞個数Cが規定個数に達した場合(S1909でYes)、大入賞口動作制御部237は、第1大入賞口125を作動終了(閉口)する(S1910)。
【0138】
次に、大入賞口動作制御部237は、第1大入賞口125の作動のラウンド数RがS1904で設定された最大値に達したか否かを判断する(S1911)。そして、最大値に達していないならば、残りの作動が行われるため、第1大入賞口処理を終了する(S1911でNo)。
【0139】
第1大入賞口125の作動のラウンド数Rが最大値に達したならば(S1911でYes)、次に大入賞口動作制御部237は、エンディング動作を開始する(S1912)。ここで、エンディング動作の内容は、大当たり遊技フラグの状態に対応するものとなる。
この後、大入賞口動作制御部237は、演出制御部300において大当たり遊技フラグに応じたエンディング動作における演出を行うためのエンディングコマンドをRAM203にセットする(S1913)。このエンディングコマンドは、図9のS906に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
【0140】
次に、大入賞口動作制御部237は、第1大入賞口125の作動のラウンド数Rを0にリセットした後(S1914)、エンディング動作の開始からの経過時間が予め設定されたエンディング動作が行われるべき時間(エンディング時間)を経過したか否かを判断する(S1917)。エンディング時間を経過していないならば、エンディング動作が継続されるので、第1大入賞口処理を終了する(S1917でNo)。一方、エンディング時間を経過したならば(S1917でYes)、次に大入賞口動作制御部237は、遊技制御部200による遊技状態設定処理を経た後(S1918)、大当たり遊技フラグをOFFにして、第1大入賞口処理を終了する(S1919)。遊技状態設定処理の内容については後述する。
【0141】
S1902で、パチンコ遊技機100がオープニング中ではないと判断した場合(S1902でNo)、次に大入賞口動作制御部237は、エンディング中か否かを判断する(S1915)。そして、エンディング中であるならば(S1915でYes)、上記S1917以降の動作を実行する。
【0142】
一方、パチンコ遊技機100がエンディング中でないならば(S1915でNo)、次に大入賞口動作制御部237は、第1大入賞口125が作動(開放)中か否かを判断する(S1916)。そして、作動中でないならば(S1916でNo)、上記S1905以降の動作を実行し、作動中であるならば(S1916でYes)、上記S1908以降の動作を実行する。
【0143】
〔遊技制御部による第2大入賞口処理〕
図20は、図9のS904に示した電動役物処理のうちの第2大入賞口処理の内容を示すフローチャートである。
この第2大入賞口処理において、遊技制御部200の大入賞口動作制御部237は、まず、RAM203のフラグ設定において小当たり遊技フラグがONになっているか否かを調べる(S2001)。小当たり遊技フラグがOFFである場合(S2001でNo)、第2大入賞口126への入賞はないので、第2大入賞口処理を終了する。一方、小当たり遊技フラグがONである場合(S2001でYes)、次に大入賞口動作制御部237は、パチンコ遊技機100が停止中処理(図16)で開始された小当たり時の動作制御におけるオープニング動作の最中か否かを判断する(S2002)。
【0144】
パチンコ遊技機100がオープニング中である場合(S2002でYes)、次に大入賞口動作制御部237は、予め設定されたオープニング動作が行われるべき時間(オープニング時間)を経過したか否かを判断する(S2003)。オープニング時間を経過していないならば、第2大入賞口126でのオープニング動作が継続されるので、第2大入賞口処理を終了する(S2003でNo)。一方、オープニング時間を経過したならば(S2003でYes)、次に大入賞口動作制御部237は、第2大入賞口126の作動設定を行い(S2004)、入賞個数Cを初期化(C=0)し(S2005)、第2大入賞口126の作動のラウンド数Rの値を現在の値から1加算して(S2006)、第2大入賞口126を作動開始(開放)する(S2007)。
【0145】
S2004の作動設定では、第2大入賞口126の作動パターンと、その作動パターンで作動させるラウンド数(作動ラウンド数)とが設定される。作動パターンおよびラウンド数は、特別図柄抽選における小当たりの種類に応じて様々に設定される。なお、小当たりの際には、第2大入賞口126の開放累積時間が1.8秒以内に設定されなければならないことが定められている。
【0146】
次に、大入賞口動作制御部237は、S2004で設定された作動パターンにおける開放時間を経過したか否かを判断する(S2008)。第2大入賞口126での開放状態が開放時間を経過していない場合(S2008でNo)、次に大入賞口動作制御部237は、第2大入賞口126への入賞個数Cが規定の個数以上か否かを判断する(S2009)。開放時間を経過しておらず、かつ入賞個数Cが規定個数未満である場合は、第2大入賞口126の作動状態(開放状態)が継続されるので、第2大入賞口処理を終了する(S2009でNo)。一方、開放時間を経過したか(S2008でYes)、または入賞個数Cが規定個数に達した場合(S2009でYes)、大入賞口動作制御部237は、第2大入賞口126を作動終了(閉口)する(S2010)。
【0147】
次に、大入賞口動作制御部237は、第2大入賞口126の作動のラウンド数RがS2004で設定された最大値に達したか否かを判断する(S2011)。そして、最大値に達していないならば、残りの作動が行われるため、第2大入賞口処理を終了する(S2011でNo)。
【0148】
第2大入賞口126の作動のラウンド数Rが最大値に達したならば(S2011でYes)、次に大入賞口動作制御部237は、小当たり遊技中において遊技球が第2大入賞口126を通過したか否かを判断する(S2012)。この判断は、第2大入賞口スイッチ処理の判断に基づいて行われる(図12のS1202)。
遊技球が第2大入賞口126を通過した場合(S2012でYES)、遊技制御部200は、大当たり遊技フラグをONにする(S2013)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が、大当たり遊技状態となる。
次に、遊技制御部200は、大当たり遊技のオープニング動作を開始する(S2014)。そして、演出制御部300において大当たり遊技フラグに応じたオープニング動作における演出を行うためのオープニングコマンドをRAM203にセットする(S2015)。さらに、別ルーチンの第1大入賞口処理(図19参照)を実行して第2大入賞口処理を終了する(S2016)。
【0149】
一方、遊技球が第2大入賞口126を通過していない場合(S2012でNO)、大入賞口動作制御部237は、エンディング動作を開始する(S2017)。
この後、大入賞口動作制御部237は、演出制御部300において小当たり遊技フラグに応じたエンディング動作における演出を行うためのエンディングコマンドをRAM203にセットする(S2018)。このエンディングコマンドは、図9のS906に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
【0150】
次に、大入賞口動作制御部237は、第2大入賞口126の作動のラウンド数Rを0にリセットした後(S2019)、エンディング動作の開始からの経過時間が予め設定されたエンディング動作が行われるべき時間(エンディング時間)を経過したか否かを判断する(S2020)。エンディング時間を経過していないならば(S2020でNo)、エンディング動作が継続されるので、第2大入賞口処理を終了する。一方、エンディング時間を経過したならば(S2020でYes)、次に大入賞口動作制御部237は、遊技状態コマンドを生成し、RAM203にセットする(S2021)。さらに、小当たり遊技フラグをOFFにして、第2大入賞口処理を終了する(S2022)。
【0151】
S2002で、パチンコ遊技機100がオープニング中ではないと判断した場合(S2002でNo)、次に大入賞口動作制御部237は、エンディング中か否かを判断する(S2023)。そして、エンディング中であるならば(S2023でYes)、上記S2020以降の動作を実行する。
【0152】
一方、パチンコ遊技機100がエンディング中でないならば(S2023でNo)、次に大入賞口動作制御部237は、第2大入賞口126が作動(開放)中か否かを判断する(S2024)。そして、作動中でないならば(S2024でNo)、上記S2005以降の動作を実行し、作動中であるならば(S2024でYes)、上記S2008以降の動作を実行する。
【0153】
〔遊技状態設定処理〕
遊技制御部200による遊技状態設定処理(S1618、S1918)の内容を図21に示す。
まず、遊技制御部200は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりおよび小当たりの何れかであったかを判断する(S2101、S2103)。これらの判断は、例えば大当たり判定処理(図14)でRAM203に設定情報としてセットされた図柄の種類に基づいて判断することができる。なお、これらの判断は大当たり判定処理(図14)のS1402、S1403、S1405、S1406と概ね同様であるので、S1402、S1403、S1405、S1406の判断結果を用いても良い。
【0154】
大当たりである場合(S2101でYES)、遊技制御部200は、RAM203に設定情報としてセットされた大当たり図柄の種類に基づき、抽選回数Jの初期値を設定する(S2102)。この初期値は、例えば、30回である。この設定された抽選回数Jの抽選が行われると、時短遊技状態が終了し、通常遊技状態となる。
小当たりである場合(S2101でNO、S2103でYES)、遊技制御部200は、RAM203に設定情報としてセットされた小当たり図柄の種類に基づき、抽選回数Jの初期値を設定する(S2104)。この初期値は、例えば、30回である。
【0155】
次に、遊技制御部200は、所定条件の成立(RAMクリアの実行、変動回数のリセット)から実行された特別図柄の変動表示の回数をリセットする(S2105)。また、遊技制御部200は、変動表示の回数を示す変動回数コマンドを生成し、RAM203にセットする(S2106)。この変動回数コマンドは、図9のS906に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
次に、遊技制御部200は、特別時短フラグをONにする(S2107)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が特別時短遊技状態となる。
【0156】
一方、大当たりおよび小当たりの何れでもない場合(S2101でNO、S2103でNO)、遊技制御部200は、抽選回数Jの初期値を設定する(S2108)。本実施形態では、抽選回数Jの初期値は、295回である。したがって、時短遊技状態において295回の抽選が行われると、時短遊技状態が終了し、通常遊技状態となる。
次に、遊技制御部200は、特定時短フラグをONにする(S2109)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が特定時短遊技状態となる。
【0157】
次に、遊技制御部200は、遊技状態コマンドを生成し、RAM203にセットする(S2110)。この遊技状態コマンドは、図9のS906に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
【0158】
〔遊技制御部による電動チューリップ処理〕
図22は、図9のS904に示した電動役物処理のうちの電動チューリップ処理の内容を示すフローチャートである。
電動チューリップ処理において、遊技制御部200の電動チューリップ動作制御部238は、まず、RAM203のフラグ設定において補助遊技フラグがONになっているか否かを調べる(S2201)。補助遊技フラグがOFFである場合、電動チューリップ123は開放しないため、電動チューリップ処理を終了する(S2201でNo)。一方、補助遊技フラグがONである場合(S2201でYes)、次に電動チューリップ動作制御部238は、電動チューリップ123が作動中か否かを判断する(S2202)。
【0159】
電動チューリップ123が作動中でない場合(S2202でNo)、電動チューリップ動作制御部238は、電動チューリップ123の作動パターンの設定を行い(S2203)、設定した作動パターンで電動チューリップ123を作動させる(S2204)。ここで、作動パターンは、図16におけるS1604、S1610、図21におけるS2107、S2109等の処理で設定される時短フラグに基づいて設定される。例えば、S2203による設定の際に時短フラグがOFFである場合は、0.15秒の開放時間で1回開放する作動パターンが設定され、時短フラグがONである場合は、1.80秒の開放時間で3回開放する作動パターンが設定される。このように、通常、時短フラグがONであるとき(時短状態のとき)は、電動チューリップ123が長時間、複数回開放され、第2始動口122に入賞し易くなる入賞サポート(電チューサポート)が行われる。なお、時短フラグがONの場合またはOFFの場合における電動チューリップ123の作動パターン(補助遊技の種類)を複数用意し、普通図柄処理(図18参照)で判定される当たりの種類に応じて、作動パターンを設定するように構成しても良い。
【0160】
S2202で電動チューリップ123が作動中と判断された場合(S2202でYes)、またはS2204で電動チューリップ123を作動させた後、電動チューリップ動作制御部238は、設定されている作動パターンにおける開放時間が経過したか否かを判断する(S2205)。開放時間を経過していなければ、電動チューリップ123の作動状態(開放状態)が継続されるので、電動チューリップ処理を終了する(S2205でNo)。一方、開放時間を経過したならば(S2205でYes)、電動チューリップ動作制御部238は、補助遊技フラグをOFFとして、電動チューリップ処理を終了する(S2206)。
【0161】
〔乱数による判定の手法〕
ここで、大当たり判定処理(図14)、変動パターン選択処理(図15)、普通図柄処理(図18)等で行われる、乱数による判定の手法について詳細に説明する。
図23は、本実施の形態において特別図柄抽選および普通図柄抽選で用いられる乱数(判定テーブル)の構成例を示す図である。
図23(a)には特別図柄抽選で用いられる大当たり乱数の構成例、図23(b)には特別図柄抽選で用いられる大当たり図柄乱数の構成例、図23(c)には特別図柄抽選で用いられる小当たり図柄乱数の構成例、図23(d)には通常遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞を契機として行われる特別図柄抽選で用いられるリーチ乱数の構成例、図23(e)には普通図柄抽選で用いられる当たり乱数の構成例が、それぞれ示されている。
【0162】
図23(a)を参照すると、大当たり乱数の判定値として、大当たりと小当たりとが設定されている。乱数(大当たり乱数)の値の範囲は、何れも0~299の300個である。また、特別図柄抽選が行われる契機となる第1始動口121と第2始動口122の各々について大当たりの当選値が設定されているのに対し、第2始動口122のみについて小当たりの当選値が設定されている。大当たりは、第1始動口121および第2始動口122ともに、当選値は3個設定され、当選確率は3/300(=1/100)である。また、小当たりの当選値は10個設定され、当選確率は10/300(=1/30)である。
ここで、特別図柄抽選の一例を説明すると、上記第1始動口121または第2始動口122への入賞を契機として取得した大当たり乱数値(S1003、S1010参照)が、図23(a)における大当たり抽選の当選値である「8」、「58」、および「208」の何れかと一致するかが判定される。詳細な説明は省略するが、小当たりの特別図柄抽選についても同様である。
【0163】
図23(b)を参照すると、大当たり図柄には、大当たり図柄A、大当たり図柄B、大当たり図柄C、大当たり図柄D、大当たり図柄Eの5種類が用意されている。ここで、大当たり図柄A、大当たり図柄B、および大当たり図柄Cは、第1始動口121への入賞を契機として行われる特別図柄抽選の抽選結果が大当たりであることを表す図柄であり、このうち大当たり図柄Aは8ラウンドの大当たりであることを示す。大当たり図柄Bは4ラウンドの大当たりであることを示す。大当たり図柄Cは15ラウンドの大当たりであることを示す。また、大当たり図柄Dおよび大当たり図柄Eは、第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりであることを表す図柄であり、このうち大当たり図柄Dは15ラウンドの大当たりであることを示す。大当たり図柄Eは、8ラウンドの大当たりであることを示す。乱数の値の範囲は0~99の100個である。
【0164】
大当たり図柄Aでは、第1始動口121について、当選値として20個の値が割り当てられている。したがって、第1始動口121に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に大当たり図柄Aでの当選となる確率は、20/100(=2/10)である。
大当たり図柄Bでは、第1始動口121について、当選値として70個の値が割り当てられている。したがって、第1始動口121に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に大当たり図柄Bでの当選となる確率は、70/100(=7/10)である。
大当たり図柄Cでは、第1始動口121について、当選値として10個の値が割り当てられている。したがって、第1始動口121に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に大当たり図柄Cでの当選となる確率は、10/100(=1/10)である。
【0165】
大当たり図柄Dでは、第2始動口122に入賞した場合の当選値として50個の値が割り当てられている。したがって、第2始動口122に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に大当たり図柄Dでの当選となる確率は、50/100(=5/10)である。
大当たり図柄Eでは、第2始動口122に入賞した場合の当選値として50個の値が割り当てられている。したがって、第2始動口122に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に大当たり図柄Eでの当選となる確率は、50/100(=5/10)である。
【0166】
ここで、大当たり図柄Aを例に説明をすると、上記第1始動口121への入賞を契機として取得した大当たり図柄乱数値(S1003参照)が、図23(b)における大当たり図柄Aの当選値である「0~19」と一致するかが判定される。詳細な説明は省略するが、大当たり図柄Bなどの他の大当たり図柄の特別図柄抽選についても同様である。
【0167】
ここで、本実施形態のパチンコ遊技機100は、遊技の有利度合いの段階である設定値を設定可能になっている。パチンコ遊技機100では、設定値は、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」および「6」の例えば6段階のいずれかに設定可能である。
パチンコ遊技機100では、設定値が「1」に設定された場合には、当選確率が最も低くなっている。例えば、設定値が「1」であるときには、当選確率は、1/100になっている。
また、パチンコ遊技機100では、設定値が「6」に設定された場合には、当選確率が最も高くなっている。例えば、設定値が「6」であるときには、当選確率は、1/95になっている。
このように、パチンコ遊技機100では、当選確率は、設定値「1」<「2」<「3」<「4」<「5」<「6」の順に高くなるように設定されている。
【0168】
図23(c)を参照すると、小当たり図柄には、小当たり図柄A、小当たり図柄B、小当たり図柄Cの3種類が用意されている。ここで、小当たり図柄A、小当たり図柄B、および小当たり図柄Cは、何れも2ラウンドの小当たりであることを示す。乱数の値の範囲は0~99の100個である。
【0169】
小当たり図柄Aでは、第2始動口122について、当選値として20個の値が割り当てられている。したがって、第2始動口122に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において小当たりに当選した場合に小当たり図柄Aでの当選となる確率は、20/100(=2/10)である。
小当たり図柄Bでは、第2始動口122について、当選値として50個の値が割り当てられている。したがって、第2始動口122に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において小当たりに当選した場合に小当たり図柄Bでの当選となる確率は、50/100(=5/10)である。
小当たり図柄Cでは、第2始動口122について、当選値として30個の値が割り当てられている。したがって、第2始動口122に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において小当たりに当選した場合に小当たり図柄Cでの当選となる確率は、30/100(=3/10)である。
【0170】
次に、リーチ乱数の判定について説明する。なお、リーチ乱数は、後述するように保留数に応じて設定されている。ここでは、例として、第1始動口121の保留数が1個であるときの、リーチ乱数について説明をする。
図23(d)を参照すると、乱数の値の範囲は0~249の250個であり、リーチ演出を実行可能な変動パターン(変動時間)とする(例えば、15.0秒以上)抽選結果(リーチ有)に22個の乱数値が割り当てられ、リーチ演出を実行可能な変動パターンとしない(例えば、15.0秒未満)抽選結果(リーチ無)に228個の乱数値が割り当てられている。すなわち図示の例では、特別図柄抽選で大当たりしなかった場合に、22/250(=11/125)の確率でリーチ演出が行われる。ここで、リーチ演出は、特別図柄変動時に画像表示部114において行われる演出である。以下、リーチ演出を実行可能な変動パターンとしない特別図柄変動時の演出をリーチ無し演出と呼び、これに対応してリーチ演出を実行可能な変動パターンとする特別図柄変動時の演出をリーチ有り演出と呼ぶ。
【0171】
ここで、リーチ有を例に説明をすると、第1始動口121への入賞を契機として取得したリーチ乱数値(S1003参照)が、図23(d)におけるリーチ有の当選値である「0~21」と一致するかが判定される。詳細な説明は省略するが、リーチ無の特別図柄抽選についても同様である。また、第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選で用いられるリーチ乱数と、第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選で用いられるリーチ乱数とでは、当選値の数が同じであってもよいし、異なってもよい。また、通常遊技状態における特別図柄抽選で用いられるリーチ乱数と、特別時短遊技状態における特別図柄抽選で用いられるリーチ乱数と、特定時短遊技状態における特別図柄抽選で用いられるリーチ乱数とでは、それぞれ、当選値の数が同じであってもよいし、異なってもよい。
【0172】
多くの場合、特別図柄変動時には、第1特別図柄表示器221および第2特別図柄表示器222(以下、これらを区別しない場合は特別図柄表示器221、222と記載)の表示制御に連動させて、画像表示部114において装飾図柄を用いた演出が行われる。装飾図柄は、例えば、1~9の数字が例えば縦方向に連続して記された数列からなる図柄が三列表示されて構成される。そして、特別図柄表示器221、222における特別図柄の変動表示が開始されると、画像表示部114に表示された装飾図柄がスクロールを開始する。また、特別図柄の変動表示の開始(装飾図柄のスクロール開始)から所定時間経過後、特別図柄が停止表示されると、装飾図柄も確定停止する。一般に、特別図柄抽選の判定結果が大当たりまたは小当たりである場合、装飾図柄の停止表示では、横、縦若しくは斜めにわたって同一の数字が三つ揃って並ぶ。この特別図柄の変動表示に伴って行われる演出を変動演出と呼ぶ。なお、特別図柄抽選の判定結果が大当たりまたは小当たりであることに基づいて実行される変動演出を、以下では、大当たり変動演出と称することがある。また、特別図柄抽選の判定結果がはずれであることに基づいて実行される変動演出を、以下では、はずれ変動演出と称することがある。特に、リーチ演出が実行されるはずれ変動演出を、以下では、リーチはずれ変動演出と称することがある。また、リーチ演出が実行されないはずれ変動演出を、以下では、ばらはずれ変動演出と称することがある。
【0173】
リーチ有り演出においては、変動演出として、装飾図柄に関して次のような動作が行われる。まず、縦(横)方向にスクロールする装飾図柄を確定停止するまでに、まず、いずれか2つの図柄(数列)が先に仮停止する。このとき、横(縦)または斜めにわたる一直線上に同一の数字が仮停止される。さらに説明をすると、装飾図柄が縦方向にスクロールしていれば、横方向の一列で同一の数字が仮停止される。
次に、最後の一列がスクロール速度を徐々に遅くして、一直線上に同一の数字が三つ揃うのではないかという期待感を遊技者に与える。そして、最後の一列が仮停止した後、3つの図柄が確定停止する。
ここで、仮停止とは、一見して図柄が停止しているように見えるものの、実際には図柄がわずかに揺れ動いている擬似的な停止状態である。言い替えると、図柄の仮停止は、遊技制御上は変動が継続しているものとして扱われる状態である。ここで、停止には、確定停止のみならず、仮停止も含まれる。また、図柄の確定停止とは、特別図柄の一変動分の変動表示において、確定した図柄として停止させる状態をいう。
また、リーチ有り演出では、3つの図柄を確定停止させる前に、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出が行われる場合がある。なお、SPリーチ演出は、一般にスーパーリーチやスペシャルリーチと呼ばれ、リーチよりも大当たりすることを期待させる演出であり、さまざまなキャラクタが登場したり、ストーリーが展開したりする動画像の演出である。また、SPSPリーチ演出は、一般にスーパースーパーリーチやスペシャルスペシャルリーチと呼ばれ、SPリーチ演出よりも大当たりすることを期待させる演出であり、さまざまなキャラクタが登場したり、ストーリーが展開したりする動画像の演出である。
なお、SPリーチ演出およびSPSPリーチ演出の何れも行われていないリーチ演出を、以下では、ノーマルリーチ演出と称することがある。
また、後述する図24に示すように、本実施の形態では、変動時間がより長い(例えば90秒や60秒)場合に、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出を実行するように設定している。
一方、リーチ無し演出においては、縦(横)方向にスクロールする装飾図柄が確定停止するまでに、リーチ有り演出のような遊技者に期待感を与える演出がなされることなく、横(縦)または斜めにわたる一直線上に同一の数字が揃わない状態で図柄が確定停止される。
【0174】
このように、リーチ乱数は、大当たり乱数の判定の結果がハズレであった場合に、画像表示部114においてリーチ演出を実行可能な変動パターンとするリーチ有り演出を行うか、リーチ演出を実行可能な変動パターンとしないリーチ無し演出を行うかを決定する。また、リーチ乱数は、保留数に応じてリーチ有り演出の実行割合を変えるなどして、効率の良い遊技進行を可能にしつつ、遊技者に対して適度に期待感を与えるようにしている。
付言すると、大当たりに当選した場合には、リーチ有り演出が行われ、最終的に横(縦)または斜めにわたる一直線上に、同一の数字が揃った状態で装飾図柄が確定停止する態様とすることができる。これに対して、小当たりに当選した場合やハズレの場合のリーチ有り演出は、上記一直線上に、同一の数字が揃わない状態で装飾図柄が確定停止する。
【0175】
次に、普通図柄抽選に用いられる当たり乱数の判定について説明する。
図23(e)を参照すると、乱数の値の範囲は0~9の10個であり、時短フラグOFFのときの当選値として1個の値が割り当てられ、時短フラグONのときの当選値として9個の値が割り当てられている。したがって、時短無状態のときにゲート124を遊技球が通過して普通図柄抽選が行われると、1/10の確率で当選する。これに対し、時短状態のときにゲート124を遊技球が通過して普通図柄抽選が行われると、9/10の確率で当選する。
【0176】
ここで、時短フラグOFFを例に説明をすると、上記ゲート124、第1始動口121または第2始動口122の遊技球の通過を契機として取得した当たり乱数値(S1103参照)が、図23(e)における時短フラグOFFの当選値である「0」と一致するかが判定される。詳細な説明は省略するが、時短フラグONの普通図柄抽選についても同様である。
【0177】
また、特に図示していないが、普通図柄抽選で当たりと判定された場合に行われる補助遊技の内容(電動チューリップ123の開放パターン)が異なる複数の当たりを設定することができる。この場合、例えば、特別図柄抽選における大当たりの種類を特定する大当たり図柄乱数(図23(b)参照)と同様に、普通図柄抽選における当たりの種類を特定するための当たり図柄乱数が設定される。そして、遊技制御部200は、乱数取得部231により、ゲートスイッチ処理(図11参照)で当たり乱数の乱数値と共に、当たり図柄乱数の乱数値を取得し、普通図柄判定部232により、取得された乱数値に基づいて当たりの種類を特定する。
なお、図23の各乱数の構成例に示した乱数の範囲、当選値の割合、当選値の各値は例示に過ぎず、図示の値に限定されるものではない。
【0178】
〔変動パターンの設定例〕
次に、図15に示した変動パターン選択処理において用いられる変動パターンとテーブルの設定例について説明する。
図24は、図15に示した変動パターン選択処理において用いられる変動パターンとテーブルの設定例を示す図である。なお、図24には、通常遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の変動が行われる場合の設定例を示している。
【0179】
図24に示すように、特別図柄変動制御部233は、特別図柄抽選の判定結果が大当たりの場合(図15のS1502でYesの場合)、大当たり図柄および変動パターン乱数に基づいて変動パターンを決定する。具体的には、特別図柄変動制御部233は、乱数取得部231によって大当たり乱数値とともに取得された変動パターン乱数値(S1003参照)が、大当たり図柄ごとに割り振られた変動パターン乱数値のいずれと一致するかに基づいて、変動パターンを決定する。例えば、大当たり図柄が「大当たり図柄C」であり、変動パターン乱数が「51」である場合、図24における「大当たり図柄C」に割り振られた変動パターン乱数範囲「50~69」に一致するので、変動パターンとして「PB3」が選択される。なお、この「PB3」における特別図柄変動時間は、「90.18秒」である。
【0180】
また、特別図柄変動制御部233は、特別図柄抽選の判定結果がはずれの場合(図15のS1502およびS1504で何れもNoの場合)、第1特別図柄抽選の保留数U1、リーチ乱数、および変動パターン乱数に基づいて変動パターンを決定する。具体的には、特別図柄変動制御部233は、第1特別図柄抽選の保留数U1が「1」である場合、乱数取得部231によって大当たり乱数値とともに取得されたリーチ乱数値(S1003参照)が、図23における「はずれ」の保留数「1」に割り振られたリーチ乱数範囲「0~21」に割り振られるのか、リーチ乱数範囲「22~249」に割り振られるのかを判定する。そして、この取得されたリーチ乱数がリーチ乱数範囲「0~21」に含まれる場合、乱数取得部231によって大当たり乱数値とともに取得された変動パターン乱数値(S1003参照)が、リーチ乱数範囲「0~21」に割り振られた変動パターン乱数値のいずれと一致するかに基づいて、変動パターンを決定する。例えば、変動パターン乱数が「51」である場合、変動パターン乱数範囲「50~59」に一致するので、変動パターンとして「PR10」が選択される。
なお、図24の「変動パターン」に示された「…」は、図示が省略された変動パターンが設けられていることを意味する。
【0181】
図25は、変動パターン選択処理において用いられる変動パターンとテーブルの設定例を示す図である。なお、図25には、特別時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄の変動が行われる場合の設定例を示している。
図25に示すテーブルでは、特別図柄抽選の判定結果、第2特別図柄抽選の保留数U2、リーチ乱数、および変動パターン乱数に応じた変動パターンが設けられている。
なお、図25の「変動パターン」に示された「…」は、図示が省略された変動パターンが設けられていることを意味する。
【0182】
遊技制御部200は、遊技球が第1始動口121および第2始動口122の何れに入賞したか、および、パチンコ遊技機100の遊技状態に基づいて、特別図柄の変動パターンの選択に用いるテーブルを決定する。そして、上記のように、遊技球が第1始動口121、第2始動口122に入賞した際に取得した変動パターン乱数値(図10のS1003、S1010参照)、リーチ演出の有無や保留数等の条件等に基づいて、特別図柄の変動パターンを決定する。そして、決定された特別図柄の変動パターンの情報は、変動開始コマンドに含まれて、遊技制御部200から演出制御部300へ送られる。演出制御部300では、後述するように、特別図柄変動時の演出として、変動開始コマンドに含まれる変動パターンの情報に基づいて特定される変動時間に対応する(その変動時間で実行可能な)演出が選択されて実行される。
【0183】
〔事前判定に基づく予告演出を行うための遊技制御部のRAMおよび演出制御部のRAMの構成〕
続いて、事前判定に基づく予告演出を実行するための、本実施の形態における遊技制御部200のRAM203および演出制御部300のRAM303の構成について説明する。
図26は、本実施の形態に係る遊技制御部200のRAM203(図4参照)の構成例を説明するブロック図である。図26(a)は、記憶領域204の構成を示すブロック図であり、図26(b)は、図26(a)に示す記憶部の各々の構成を示すブロック図である。
【0184】
図26(a)に示すように、RAM203は、大当たり乱数抽選により取得した大当たり乱数を記憶する特別図柄保留記憶領域としての記憶領域204を備えている。この記憶領域204は、第1始動口121の保留数と第2始動口122の保留数の最大値に対応する8つの記憶部を有している(各保留数の上限値が4の場合)。具体的に説明すると、記憶領域204は、第1記憶部204a、第2記憶部204b、第3記憶部204c、第4記憶部204d、第5記憶部204e、第6記憶部204f、第7記憶部204g、第8記憶部204hを有している。
【0185】
また、図26(b)に示すように、これらの記憶部204a~204hの各々は、入賞した始動口(第1始動口121または第2始動口122)の別を表す情報が記憶される領域と、取得された大当たり乱数が記憶される領域と、図柄乱数が記憶される領域と、リーチ乱数が記憶される領域と、変動パターン乱数が記憶される領域と、を有する。すなわち、記憶部204a~204hの各々には、大当たり乱数、図柄乱数、リーチ乱数および変動パターン乱数が記憶される。
【0186】
ここで、各乱数は、第1記憶部204aから順に記憶していく。より具体的に説明すると、例えば、第1記憶部204a~第8記憶部204hの何れにも乱数が記憶されていないときには、取得した乱数が第1記憶部204aに記憶されることになる。また、例えば、第1記憶部204a~第4記憶部204dに乱数がすでに記憶されているときには、取得した乱数が第5記憶部204eに記憶されることになる。
【0187】
図27は、本実施の形態に係る演出制御部300のRAM303(図4参照)の構成例を説明するブロック図である。図27(a)は、保留記憶領域305、306の構成を示すブロック図であり、図27(b)は、図27(a)に示す記憶部の各々の構成を示すブロック図である。
図27(a)に示すように、RAM303は、保留球が保留されている状況を記憶する保留状況記憶領域としての第1保留記憶領域305および第2保留記憶領域306を備えている。この第1保留記憶領域305および第2保留記憶領域306は、第1始動口121への入賞に対する保留および第2始動口122への入賞に対する保留にそれぞれ対応しており、各々4つの記憶部を有している。具体的には、第1保留記憶領域305は、第1記憶部305a、第2記憶部305b、第3記憶部305c、第4記憶部305dを有している。また、第2保留記憶領域306は、第1記憶部306a、第2記憶部306b、第3記憶部306c、第4記憶部306dを有している。
【0188】
また、図27(b)に示すように、これらの記憶部305a~305d、306a~306dの各々は、保留フラグをON/OFFする保留フラグ記憶領域と、報知フラグをON/OFFする報知フラグ記憶領域と、を有している。保留フラグは、各記憶部305a~305d、306a~306dごとに保留球の有無を識別するためのフラグである。すなわち、例えば第1始動口121への入賞による保留数が3である場合、第1~3記憶部305a、305b、305cの3つの保留フラグ記憶領域において、保留フラグがONとなる。報知フラグは、個々の保留球に関して事前判定結果に基づいて予告演出を行うか否かを設定するためのフラグである。本実施の形態のパチンコ遊技機100では、演出制御部300において、遊技状態や演出の状況に応じて事前判定結果に基づく予告演出を行うか否かを設定可能としている。そこで、予告演出を行う場合には報知フラグをONとし、予告演出を行わない場合には報知フラグをOFFとする。例えば上記3つの保留球のうち3番目の保留球に対して予告演出を行う場合は、第3記憶部305cの報知フラグ記憶領域において、報知フラグがONとなる。
【0189】
また、特に図示しないが、図26(a)に示した構成とは別に、RAM203は、事前判定情報が記憶される領域(以下、事前判定情報格納領域)を有する。事前判定情報とは、上記の各乱数に基づく事前判定処理(図10のS1004、S1011参照)によって得られた情報である。事前判定情報の内容は、特別図柄処理(図13参照)における各種の判定結果として得られる情報と同様であり、具体的には、大当たりしたか否か(および小当たりしたか否か)、大当たりであった場合にはその大当たりの種類、変動パターン(変動時間)がリーチ演出を実行可能な長さであるか、変動パターンの内容といったことを示すための情報である。事前判定情報格納領域に格納された事前判定情報は、事前判定処理が行われた入賞球(保留球)に対応する保留に関する情報(以下、保留情報)と共に、あるいはこの保留情報とは別に独自のタイミングで、事前判定結果コマンドに含められて遊技制御部200から演出制御部300へ送られる。
【0190】
〔事前判定処理〕
次に、事前判定処理(図10のS1004、S1011参照)について詳細に説明する。
本実施の形態における事前判定処理では、遊技制御部200では、図24および図25を参照しながら説明した乱数の構成例と同様の乱数テーブルを用いて以下のとおり事前判定を行う。
【0191】
図28は、本実施の形態に係る事前判定処理(図10のS1004、S1011)の内容を示すフローチャートである。
図28に示すように、遊技制御部200は、まず、遊技状態を参照し(S3201)、パチンコ遊技機100の現在の遊技状態に応じたテーブルを選択して、大当たり乱数および大当たり図柄乱数の事前判定を行う(S3202)。
次に、遊技制御部200は、パチンコ遊技機100の現在の遊技状態に応じたテーブルを選択して、リーチ乱数の事前判定を行う(S3203)。さらに、現在の遊技状態に応じたテーブルを選択して、変動パターン乱数の事前判定を行う(S3204)。
なお、図示を省略するが、S3202、S3203およびS3204においては、第1始動口121および第2始動口122の何れの入賞に基づく事前判定処理であるかに応じて、専用のテーブルが選択される。
【0192】
次に、遊技制御部200は、S3202、S3203、およびS3204における事前判定の結果に応じた事前判定パターンを選択する(S3205)。
この後、遊技制御部200は、上述のとおり得られた大当たり乱数の事前判定の結果、大当たり図柄乱数の事前判定の結果、リーチ乱数の事前判定の結果、変動パターンの事前判定の結果、および事前判定パターンを、事前判定情報として事前判定情報格納領域に記憶する(S3206)。さらに、演出制御部300に事前判定情報を送信するために、事前判定情報を含む事前判定結果コマンドをRAM203にセットする(S3207)。
【0193】
ここで、上述の事前判定は、第1始動口121、第2始動口122への遊技球の入賞に応じて取得された乱数値(図10のS1003、S1010参照)と、大当たり判定処理で用いられる判定テーブル(図23参照)と同様の構成の判定テーブルとを用いて行った。すなわち、使用する判定テーブルを選択した後の判定自体は、大当たり判定処理における判定(図14のS1401参照)と同様である。そこで、本実施の形態では、特別図柄処理(図13参照)で用いた大当たり判定処理のサブルーチン(図13のS1309および図14参照)を呼び出し、上記の事前判定における乱数の判定を行う。
【0194】
このような構成としたことにより、本実施の形態では、事前判定処理における乱数の判定を行うために、大当たり判定処理とは別に乱数を判定する処理機能(サブルーチン)を用意する必要がない。そのため、制御命令の数を削減し、大当たり判定処理および事前判定処理に関するプログラムのサイズの増大を抑制することができる。また、上記のように、事前判定に用いる判定テーブルを大当たり判定で用いる判定テーブルと同様の構成とする場合には、大当たり判定で用いる判定テーブルを事前判定においても用いるようにしても良い。
【0195】
また、ここでは特別図柄抽選に関する事前判定(大当たりか否か)についてのみ説明したが、本実施の形態では、特別図柄の変動表示および停止表示を行う際の変動パターンについても、先読み(事前判定)を行う。特別図柄抽選における変動パターンの選択は、第1始動口121、第2始動口122への遊技球の入賞に応じて取得された変動パターン選択用の乱数値(図10のS1003、S1010参照)と変動パターンテーブル(図24乃至図27参照)とを用いて行われる(図13のS1310および図15参照)。したがって、変動パターンの先読みにおいても、入賞時に取得した変動パターン選択用の乱数値と、特別図柄処理の変動パターン選択処理で用いた変動パターンテーブルと同様の構成の先読みテーブルを用いて、選択される変動パターンを先読みすることができる。すなわち、パチンコ遊技機100の遊技状態ごとに異なる先読みテーブルを用いることができる。また、第1始動口121および第2始動口122の何れに入賞したかによって異なる先読みテーブルを用いることができる。
【0196】
この場合、変動パターン選択処理で選択される変動パターンを先読みするために、特別図柄処理(図13参照)で用いた変動パターン選択処理のサブルーチン(図13のS1310および図15参照)を呼び出して用いることができる。また、変動パターン選択の先読みに用いる先読みテーブルに関しても、特別図柄処理の変動パターン選択処理で用いられる変動パターンテーブルを用いて良い。このように構成すれば、変動パターン選択の先読みに関する制御命令の数を削減し、プログラムのサイズの増大を抑制することができる。
【0197】
なお、事前判定処理と特別図柄変動時の大当たり判定処理とを、同様の判定テーブル群を用い同じサブルーチンにて行った場合、各処理の実行時が異なるために、事前判定結果と特別図柄変動時の大当たり判定処理による判定結果とが異なる場合があり得る。すなわち、事前判定処理の実行後、特別図柄変動開始時までにパチンコ遊技機100の遊技状態(通常遊技状態、特別時短遊技状態、および特定時短遊技状態の何れかの状態)が変化した場合である。この場合、判定テーブルは遊技状態に応じて異なる種類のものが用いられるため、事前判定処理の実行時と大当たり判定処理の実行時とでは、判定に用いられる具体的な判定テーブルが異なることになる。そのため、第1始動口121、第2始動口122への入賞時に獲得した同一の乱数値を使用しても、事前判定結果と大当たり判定処理の判定結果と異なる場合がある。このような場合、演出制御部300において、事前判定処理の実行後、特別図柄変動の開始時までに遊技状態が変化する場合は、事前判定結果に基づく演出を不実行とする(禁則)制御等を行っても構わない。
【0198】
なお、上記のように遊技制御部200から演出制御部300へ出力されるコマンドに従い、演出制御部300は、例えば画像表示部114、盤ランプ116、スピーカ156、枠ランプ157などを制御する。例えば、扉開放エラー開始を示すコマンドを演出制御部300が受信した際には、演出制御部300は、「係員を呼んで下さい。」とのメッセージや、異常状態を示す画像などを画像表示部114に表示させる。また、演出制御部300は、スピーカ156から、異常状態を示す警報などを出力させるとともに、楽曲や音声、効果音などを出力させることを制限する。また、演出制御部300は、異常状態を示す態様として、例えば赤色で盤ランプ116や枠ランプ157を点灯させる。
【0199】
付言すると、ここでは、演出制御部300が画像表示部114、盤ランプ116、スピーカ156、枠ランプ157の全てを用いてエラーが発生したことを報知することを説明したが、これらのうちの一部を用いる態様であってもよい。また、エラーの内容に応じて、報知する態様を切り替えてもよい。例えば、扉開放エラーが発生した場合には、上述のように画像表示部114、盤ランプ116、スピーカ156、枠ランプ157の全てを用いてもよい。また、払い出しエラーが発生した場合には、画像表示部114およびスピーカ156によりエラーが発生したことを報知する。このことにより、遊技店(パチンコホール)の店員などが、遊技機で発生したエラーの緊急度を容易に判別することが可能となる。
【0200】
〔事前判定パターンの設定例〕
次に、図28に示した事前判定処理において用いられる事前判定パターンとテーブルの設定例について説明する。
図29は、図28に示した事前判定処理において用いられる事前判定パターンとテーブルの設定例を示す図である。なお、図29には、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の変動が行われる場合の設定例を示している。
【0201】
図29に示すテーブルには、「判定結果」、「図柄」、「リーチ乱数」、「変動パターン乱数」、「予定変動パターン」、および「事前判定パターン」が、それぞれ関連付けられて設けられている。
遊技制御部200は、大当たり乱数および大当たり図柄乱数の事前判定結果、リーチ乱数の事前判定結果、変動パターン乱数の事前判定結果に基づいて、予定変動パターンおよび事前判定パターンを決定する。
なお、図29の「事前判定パターン」に示された「…」は、図示が省略された事前判定パターンが設けられていることを意味する。
【0202】
図30は、事前判定処理において用いられる事前判定パターンとテーブルの設定例を示す図である。なお、図30には、特別時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄の変動が行われる場合の設定例を示している。
図30に示すテーブルには、「判定結果」、「図柄」、「リーチ乱数」、「変動パターン乱数」、「予定変動パターン」、および「事前判定パターン」が、それぞれ関連付けられて設けられている。
【0203】
〔演出制御部の動作〕
次に、演出制御部300の動作を説明する。
図31は、演出制御部300の動作を示すフローチャートである。
演出制御部300の動作は、図31(a)に示すメイン処理と、図31(b)に示す割り込み処理とからなる。図31(a)を参照すると、演出制御部300は、まず起動時に初期設定を行い(S3601)、CTC(Counter/Timer Circuit)の周期設定を行った後(S3602)、設定された周期にしたがって、演出制御において用いられる乱数を更新しながら(S3603)、割り込み処理を受け付ける。
【0204】
割り込み処理は、S3602で設定された周期にしたがって定期的に行われる。図31(b)を参照すると、この割り込み処理において、演出制御部300は、遊技制御部200からのコマンドを受信してコマンド受信処理を行う(S3611)。このコマンド受信処理において、演出内容(演出パターン)が選択される。また、演出制御部300は、特定時短遊技状態に関する演出を実行するための特定時短関連演出処理を行う(S3612)。また、演出制御部300は、遊技者による演出ボタン161等の操作を受け付けるための演出ボタン処理を行う(S3613)。この後、演出制御部300は、選択した演出パターンの情報を含むコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送信するコマンド送信処理を行う(S3614)。これにより、画像表示部114への画像表示や音響出力、可動役物115の動作、盤ランプ116や枠ランプ157の発光等による演出が行われる。
【0205】
〔演出制御部によるコマンド受信処理〕
図32は、コマンド受信処理(図31(b)のS3611)の内容を示すフローチャートである。
このコマンド受信処理において、演出制御部300は、まず、事前判定結果コマンドおよび保留数増加コマンドを受信したか否かを判断する(S3701)。なお、事前判定結果コマンドおよび保留数増加コマンドは、遊技制御部200において、図10に示した始動口スイッチ処理においてセットされ(S1006、S1007、S1013、S1014)、図9に示した出力処理(S906)で演出制御部300へ送信されたコマンドである。
そして、演出制御部300は、事前判定結果コマンドおよび保留数増加コマンドを受信したと判断した場合(S3701でYes)、RAM303に保持されている保留数の値を1加算する(S3702)。
さらに、演出制御部300は、事前判定結果コマンドおよび保留数増加コマンドに基づいて、事前判定演出選択処理を行う(S3703)。なお、事前判定演出選択処理の内容については後に説明する。
【0206】
受信したコマンドが事前判定結果コマンドおよび保留数増加コマンドでない場合(S3701でNo)、演出制御部300は、受信したコマンドが変動開始コマンドか否かを判断する(S3704)。この変動開始コマンドは、遊技制御部200において、図13に示した特別図柄処理においてセットされ(S1312)、図9に示した出力処理(S906)で演出制御部300へ送信されたコマンドである。
受信したコマンドが変動開始コマンドであった場合(S3704でYes)、演出制御部300は、演出選択処理を実行する(S3705)。また、変動開始コマンドを受信した際は、演出選択処理において用いられる演出制御用の乱数値が取得される。この乱数値は、図31(a)に示すメイン処理のS3603で定期的に更新される乱数値である。演出選択処理の詳細については後述する。
【0207】
受信したコマンドが事前判定結果コマンド、保留数増加コマンドおよび変動開始コマンドでない場合(S3701およびS3704でNo)、演出制御部300は、受信したコマンドが変動停止コマンドか否かを判断する(S3706)。この変動停止コマンドは、遊技制御部200において、図13に示した特別図柄処理においてセットされ(S1318)、図9に示した出力処理(S906)で演出制御部300へ送信されたコマンドである。
受信したコマンドが変動停止コマンドであった場合(S3707でYes)、演出制御部300は、変動演出終了中処理を実行する(S3707)。なお、変動演出終了中処理においては、演出制御部300は、受信した変動停止コマンドを解析し、図柄変動の演出の終了を指示するための変動演出終了コマンドをRAM303にセットする。
【0208】
受信したコマンドが事前判定結果コマンド、保留数増加コマンド、変動開始コマンドおよび変動停止コマンドでない場合(S3701、S3704およびS3706でNo)、演出制御部300は、受信したコマンドが大当たり遊技のオープニング動作を開始するためのオープニングコマンドか否かを判断する(S3708)。このオープニングコマンドは、図16に示した停止中処理(S1618)または図20に示した第2大入賞口処理(S2015)においてセットされ(S1618)、図9に示した出力処理(S906)で演出制御部300へ送信されたコマンドである。
受信したコマンドがオープニングコマンドであった場合(S3708でYes)、演出制御部300は、大当たり演出選択処理を実行する(S3709)。大当たり演出選択処理の詳細については後述する。
【0209】
受信したコマンドが事前判定結果コマンド、保留数増加コマンド、変動開始コマンド、変動停止コマンドおよびオープニングコマンドでない場合(S3701、S3704、S3706およびS3708でNo)、演出制御部300は、受信したコマンドが大当たり遊技のエンディング動作を開始するためのエンディングコマンドか否かを判断する(S3710)。このエンディングコマンドは、図19に示した第1大入賞口処理においてセットされ(S1913)、図9に示した出力処理(S906)で演出制御部300へ送信されたコマンドである。
受信したコマンドがエンディングコマンドであった場合(S3710でYes)、演出制御部300は、エンディング演出選択処理を実行する(S3711)。エンディング演出選択処理の詳細については後述する。
【0210】
受信したコマンドが事前判定結果コマンド、保留数増加コマンド、変動開始コマンド、変動停止コマンド、オープニングコマンドおよびエンディングコマンドでない場合(S3701、S3704、S3706、S3708およびS3710でNo)、次に演出制御部300は、受信したコマンドが客待ち状態に移行するための客待ちコマンド受信処理を実行する(S3712)。客待ちコマンド受信処理の詳細については後述する。
【0211】
図33は、図32の事前判定演出選択処理(S3703)および演出選択処理(S3705)の内容を示すフローチャートである。
事前判定演出選択処理において、演出制御部300は、まず、遊技制御部200から受信した事前判定結果コマンドを解析する(S3801)。さらに、演出制御部300は、遊技制御部200から受信した保留数増加コマンドを解析する(S3802)。そして、演出制御部300は、事前判定結果コマンドおよび保留数増加コマンドに基づいて、事前判定演出で用いられる演出パターン(事前判定演出パターン)を選択する(S3803)。
【0212】
ここで、事前判定演出パターンとしては、特別図柄処理による乱数の判定結果に基づく変動の開始以前に、その特別図柄処理による乱数の判定結果を予告するような各種の演出パターンを設けることができる。例えば、保留表示演出や、連続予告演出等の演出を事前判定演出パターンとして設けることができる。本実施の形態では、保留球が発生した際、保留球数を表す表示を、表示器130の第1特別図柄保留表示器218および第2特別図柄保留表示器219に表示する(図3参照)と共に、画像表示部114に保留の発生や保留数を示唆する保留表示を行う(保留表示演出)。そこで、この保留表示演出において、保留表示の表示態様等に事前判定結果を反映させることにより、その保留球に関して、その後に特別図柄処理による乱数の判定が行われた際の判定結果を遊技者に示唆する事前判定演出とすることができる。
【0213】
なお、ここでは保留表示演出を事前判定演出として用いる場合について説明したが、特別図柄処理による乱数の判定結果に基づく変動の開始以前に行われる各種の演出内容に反映させることで、多様な予告演出を行うことが可能になる。例えば、画像表示部114に表示される演出画像を用いた演出、盤ランプ116や枠ランプ157の発光による演出、可動役物の動作による演出、楽曲や効果音等の音響出力による演出等を事前判定演出パターンとして設定することができる。
【0214】
また、事前判定演出は、事前判定が行われた入賞球(保留球)に対する図柄変動よりも先に行われる他の入賞球に対する図柄変動に伴って実行されてもよい。本実施の形態では、保留球は、一つの始動口(第1始動口121または第2始動口122)につき4個を上限としている(図10参照)。また、第2始動口122の保留球の消化を優先するものとする。この場合、例えば、第2始動口122のある保留球について事前判定を行ったならば、その保留球についての図柄変動が行われる前に、現在変動中の変動(当該変動と呼ぶ)を含め、最大で4個の入賞球についての図柄変動が行われることとなる。事前判定が行われた保留球に係る予告演出において、その保留球についての図柄変動が行われる前に複数回の図柄変動が行われる場合、その複数回の図柄変動にまたがる予告演出(連続予告演出)を行っても良い。
【0215】
そして、演出制御部300は、加算後の保留数の値と、事前判定演出選択処理において選択された事前判定演出パターンの情報とが含まれる保留数コマンドをRAM303にセットする(S3804)。なお、保留数コマンドには、画像/音響制御部310のCPU311に対して選択された事前判定演出パターンを通知するために、当該パターンを示す情報が含まれる。CPU311は保留数コマンドを受信することで、選択された事前判定演出パターンに対応する画像や音響をVDP314に描画、出力処理させるためのディスプレイリスト等の作成を行う。VDP314は当該ディスプレイリスト等に基づいて、選択された事前判定演出パターンを表すための画像データや音響データをCGROM315やSNDROM316から読み出して、事前判定演出を画像表示部114やスピーカ156を用いて表現する。
【0216】
演出選択処理において、演出制御部300は、まず、受信した変動開始コマンドを解析する(S3811)。また、RAM303に保持されている保留数の値を1減算する(S3812)。そして、演出制御部300は、変動開始コマンドの解析結果から得られる各種の設定情報(大当たりの種類、大当たり遊技後の遊技状態、変動パターン等の情報)などに基づき、画像表示部114に表示する画像による図柄変動の変動演出パターンを選択する(S3813)。なお、変動演出パターンが選択された後に、RAM303に保持されている保留数の値が1減算されてもよい。すなわち、RAM303に保持されている保留数の値が1減算される前の状態において、変動演出パターンが選択されてもよい。
【0217】
最後に、演出制御部300は、選択した演出の実行開始を指示する変動演出開始コマンドをRAM303にセットする(S3814)。なお、変動演出開始コマンドには、CPU311に対して選択された変動演出パターンを通知するために、当該パターンを示す情報が含まれる。CPU311は変動演出開始コマンドを受信することで、選択された変動演出パターンに対応する画像や音響をVDP314に描画、出力処理させるためのディスプレイリスト等の作成を行う。VDP314は当該ディスプレイリスト等に基づいて、選択された変動演出パターンを表すための画像データや音響データをCGROM315やSNDROM316から読み出して、変動演出を画像表示部114やスピーカ156を用いて表現する。
【0218】
詳述しないが、S3813における図柄変動の変動演出パターンの選択処理では、変動パターンに基づいて変動演出パターンが決定される。ここで決定された変動演出パターンに基づいて、装飾図柄の変動表示、背景演出および予告演出等が決定される。なお、装飾図柄の変動表示とは、第1特別図柄表示器221または第2特別図柄表示器222で行われる特別図柄の変動表示に伴い、画像表示部114にて行われる演出表示である。この装飾図柄の変動表示において、リーチ演出等が実行される。なお、本実施の形態とは異なり、変動パターンに対して複数の変動演出パターンが設定されている場合には、演出乱数(図31(a)のS3603において更新されている乱数の一つであり、変動開始コマンド受信時に演出乱数値を取得)を用いて、抽選により変動演出パターンを選択してもよい。
【0219】
図34は、図32の大当たり演出選択処理(S3709)の内容を示すフローチャートである。
この大当たり演出選択処理において、演出制御部300は、まず受信したオープニングコマンド(大当たり図柄の種別についての情報を含む)を解析し(S3901)、演出のパターン(大当たり演出パターン)を選択する(S3902)。そして、演出制御部300は、選択した大当たり演出パターンによる演出に用いられる画像データや音響データをROM302から読み出し、これらのデータと共に、選択した演出を指示する大当たり演出開始コマンドをRAM303にセットして、大当たり演出選択処理を終了する(S3903)。これにより、大当たり中の演出が決定される。なお、大当たり演出パターンの選択(S3902)において、コマンド受信時に取得される乱数値に基づく判定を行っても良い。
【0220】
図35は、図32のエンディング演出選択処理(S3711)の内容を示すフローチャートである。
このエンディング演出選択処理において、演出制御部300は、まず受信したエンディングコマンド(大当たり図柄の種別についての情報を含む)を解析し(S4001)、演出のパターン(エンディング演出パターン)を選択する(S4002)。そして、演出制御部300は、選択したエンディング演出パターンによる演出に用いられる画像データや音響データをROM302から読み出し、これらのデータと共に、選択した演出を指示するエンディング演出開始コマンドをRAM303にセットして、エンディング演出選択処理を終了する(S4003)。なお、エンディング演出パターンの選択(S4002)において、コマンド受信時に取得される乱数値に基づく判定を行っても良い。
【0221】
図36は、図32の客待ちコマンド受信処理(S3712)の内容を示すフローチャートである。
演出制御部300は、客待ち状態に移行するための客待ちコマンドを受信したか否かを判断する(S4101)。客待ちコマンドを受信した場合(S4101でYes)、演出制御部300は、経過時間の計測を開始し(S4102)、RAM303において計測フラグをONにする(S4103)。一方、受信したコマンドが客待ちコマンドでなかった場合(S4101でNo)、演出制御部300は、RAM303に保持されている計測フラグがONになっているか否かを判断する(S4104)。計測フラグがOFFであれば(S4104でNo)、客待ちコマンド受信処理を終了する。
【0222】
計測フラグがONである場合(S4104でYesまたはS4103でONにした後)、次に演出制御部300は、計測時間があらかじめ定められたタイムアップ時間(例えば、10秒)に達したか否かを判断する(S4105)。タイムアップしていない場合(S4105でNo)、客待ちコマンド受信処理を終了する。一方、タイムアップした場合(S4105でYes)、演出制御部300は、RAM303に保持されている計測フラグをOFFにする(S4106)。
【0223】
次に、演出制御部300は、パチンコ遊技機100の現在の遊技状態が特定時短遊技状態であるか否かを判断する(S4107)。特定時短遊技状態である場合(S4107でYES)、演出制御部300は、特別時短遊技状態における初回の変動演出の開始前であるか否かを判断する(S4108)。
初回の変動演出の開始前ではない場合(S4108でNO)、演出制御部300は、第1客待ち演出を行うための客待ち演出コマンドをRAM303にセットして客待ちコマンド受信処理を終了する(S4109)。
また、特定時短遊技状態ではない場合(S4107でNO)または特定時短遊技状態における初回の変動演出の開始前である場合(S4108でYES)、演出制御部300は、第2客待ち演出(デモ演出)を行うための客待ち演出コマンドをRAM303にセットして客待ちコマンド受信処理を終了する(S4110)。第2客待ち演出は、第1客待ち演出とは異なる態様の演出である。
【0224】
以上のようにしてコマンド受信処理が完了すると、RAM303には、変動演出開始コマンド、変動演出終了コマンド、大当たり演出開始コマンド、エンディング演出開始コマンド、客待ち演出コマンドの何れかがセットされている。
【0225】
図37は、図31(b)の特定時短関連演出処理(S3612)の内容を示すフローチャートである。
演出制御部300は、パチンコ遊技機100の現在の遊技状態が通常遊技状態であるか否かを判断する(S4201)。通常遊技状態である場合(S4201でYES)、演出制御部300は、特定時短遊技状態から通常遊技状態に制御されたか否かを判断する(S4202)。特定時短遊技状態から通常遊技状態に制御された場合(S4202でYES)、特定時短関連演出処理を終了する。また、特定時短遊技状態から通常遊技状態に制御されてはいない場合(S4202でNO)、演出制御部300は、変動演出の実行中であるか否かを判断する(S4203)。変動演出中ではない場合(S4203でNO)、特定時短関連演出処理を終了する。
【0226】
一方、変動演出中である場合(S4203でYES)、演出制御部300は、パチンコ遊技機100の電源が断たれた状態からの直近の復帰の際に、RAMクリアが実行されたか否か判断する(S4204)。RAMクリアが実行されていない場合(S4204でNO)、演出制御部300は、直近の復帰後における装飾図柄の変動回数が第1回数以上であるか否かを判断する(S4205)。本実施形態では、第1回数は、50回である。ただし、第1回数は、何れの値であってもよい。変動回数が第1回数未満である場合(S4205でNO)、特定時短関連演出処理を終了する。なお、演出制御部300は、変動回数が第1回数以上であると判断する条件を、第1回数目の変動が終了したこととしてもよいし、第1回数目の変動が開始されたこととしてもよい。
変動回数が第1回数以上である場合(S4205でYES)、演出制御部300は、復帰後における装飾図柄の変動回数が第2回数以上であるか否かを判断する(S4206)。第2回数は、第1回数よりも多い変動回数である。本実施形態では、第2回数は、例えば、101回である。ただし、第2回数は、第1回数よりも多い変動回数であれば、何れの値であってもよい。なお、演出制御部300は、変動回数が第2回数以上であると判断する条件を、第2回数目の変動が終了したこととしてもよいし、第2回数目の変動が開始されたこととしてもよい。
変動回数が第2回数未満である場合(S4206でNO)、演出制御部300は、復帰後における装飾図柄の変動回数が第3回数であるか否かを判断する(S4207)。本実施形態では、第3回数は、100回である。なお、演出制御部300は、変動回数が第3回数であると判断するための条件を、第3回数目の変動が終了したこととしてもよいし、第3回数目の変動が開始されたこととしてもよい。
【0227】
変動回数が第3回数ではない場合(S4207でNO)、演出制御部300は、クリア否定演出を実行するか否かを、抽選(例えば1/2の割合)により決定する(S4208)。クリア否定演出は、RAMクリアが実行されていないことを示す演出である。クリア否定演出を実行しないと決定された場合(S4208でNO)、特定時短関連演出処理を終了する。
クリア否定演出を実行すると決定された場合(S4208でYES)、演出制御部300は、クリア否定演出および残回数報知演出を実行する(S4209)。残回数報知演出は、特定時短遊技状態になるまでに必要な変動演出の回数を報知する演出である。
【0228】
また、変動回数が第3回数である場合(S4207でYES)、演出制御部300は、クリア否定演出を実行済であるか否かを判断する(S4210)。クリア否定演出を実行済でない場合(S4210でNO)、演出制御部300は、クリア否定演出および残回数報知演出を実行する(S4211)。
【0229】
一方、パチンコ遊技機100の電源が断たれた状態からの直近の復帰の際に、RAMクリアが実行されている場合(S4204でYES)、演出制御部300は、変動回数の直近のリセットが、大当たりに基づくリセットである(図21のS2105)であるか否かを判断する(S4212)。大当たりに基づくリセットではない場合(S4212でNO)、演出制御部300は、パチンコ遊技機100の電源が断たれた状態からの直近の復帰後の変動回数が第4回数以上であるか否かを判断する(S4213)。第4回数は、第1回数よりも多い変動回数である。本実施形態では、第4回数は、100回である。ただし、第4回数は、第1回数よりも多い変動回数であれば、何れの値であってもよい。変動回数が第4回数未満である場合(S4213でNO)、特定時短関連演出処理を終了する。なお、演出制御部300は、変動回数が第4回数以上であると判断する条件を、第4回数目の変動が終了したこととしてもよいし、第4回数目の変動が開始されたこととしてもよい。
【0230】
また、変動回数が第4回数以上である場合(S4213でYES)または、直近のリセットが大当たりに基づくリセットである場合(S4212でYES)、演出制御部300は、残回数報知演出を実行済であるか否かを判断する(S4214)。残回数報知演出を実行済でない場合(S4214でNO)、演出制御部300は、残回数報知演出を実行する(S4215)。
また、S4206でYESの場合、S4210でYESの場合、S4209の実行後、S4211の実行後、S4214でYESの場合、若しくは、S4215の実行後、演出制御部300は、残回数更新演出を実行する(S4216)。残回数更新演出は、特定時短遊技状態になるまでに必要な変動演出の更新後の回数を報知する演出である。
【0231】
一方、通常遊技状態ではない場合(S4201でNO)、演出制御部300は、パチンコ遊技機100の現在の遊技状態が、特定時短遊技状態であるか否かを判断する(S4217)。特定時短遊技状態ではない場合(S4217でNO)、特定時短関連演出処理を終了する。
特定時短遊技状態である場合(S4217でYES)、演出制御部300は、特定時短遊技状態における初回の変動演出の開始前であるか否かを判断する(S4218)。最初の変動演出の開始前である場合(S4218でYES)、演出制御部300は、保留が無いか否かを判断する(S4219)。保留が存在する場合(S4219でNO)、特定時短関連演出処理を終了する。
また、保留が無い場合(S4219でYES)、演出制御部300は、右打ち報知を開始する(S4220)。より具体的には、演出制御部300は、遊技球を遊技領域111における右側に向けて発射させることを遊技者に促すための報知を開始する。
【0232】
一方、特定時短遊技状態における初回の変動演出の開始後である場合(S4218でNO)、演出制御部300は、右打ち報知の開始前であるか否かを判断する(S4221)。右打ち報知の開始後である場合(S4221でNO)、特定時短関連演出処理を終了する。
右打ち報知の開始前である場合(S4221でYES)、演出制御部300は、右打ち報知を開始する(S4222)。さらに、演出制御部300は、特定時短報知演出を実行する(S4223)。特定時短報知演出は、パチンコ遊技機100が特定時短遊技状態であることを報知する演出である。
【0233】
図38は、演出ボタン処理(図31(b)のS3613)の内容を示すフローチャートである。
この演出ボタン処理において、演出制御部300は、まず遊技者による演出ボタン161等の操作手段が所定の受付期間(後述する操作有効期間)中に操作されたか否かを判断する(S4301)。ここで、操作手段の操作とは、演出ボタン161が、操作されていないときの非操作位置(基準の位置)から所定位置まで変位するように押下されてONとなること、演出キー162の中央キーや周囲キーが押下されてONとなることを含む。また、タッチパネル等、演出ボタン161および演出キー162以外の操作用デバイスがパチンコ遊技機100に設けられている場合は、そのデバイスの操作を検知したことを含む。演出制御部300は、これらのデバイスのコントローラから操作信号を受け付けて、操作が行われたことを検知する。
演出ボタン161等の操作手段が操作されていない場合(S4301でNo)、演出ボタン処理を終了する。
【0234】
また、演出ボタン161等の操作手段が操作されたならば(S4301でYes)、演出制御部300は、操作手段の操作内容を示す情報を含む演出ボタンコマンドをRAM303にセットして演出ボタン処理を終了する(S4302)。
【0235】
この後、演出制御部300は、図31(b)のコマンド送信処理(S3614)を行って、上記のコマンド受信処理および演出ボタン処理でRAM303にセットされたコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送信する。そして、画像/音響制御部310およびランプ制御部320が、受信したコマンドに基づき、画像表示部114への画像表示、音響出力、可動役物115の動作、盤ランプ116や枠ランプ157の発光等を制御して、設定された演出を実行する。
【0236】
〔事前判定演出パターンテーブル〕
図39および図40は、図33(a)の事前判定演出選択処理における事前判定演出パターン選択(S3803)において用いられる事前判定演出パターンとテーブルの設定例を示す図である。なお、図39は、通常遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に用いられる事前判定演出パターンテーブルを示す。また、図40は、特別時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞した場合に用いられる事前判定演出パターンテーブルを示す。
【0237】
図39に示す、通常遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に用いられる事前判定演出パターンテーブルには、複数の事前判定演出パターンが設定されている。上記の図29を用いて設定される事前判定パターン「JA1」~「JA8」、「JB1」~「JB6」、「JR1」~「JR21」に対して、事前判定演出パターン「AA1」~「AA8」、「AB1」~「AB6」、「AR1」~「AR21」が1対1で対応付けられている。
【0238】
また、図40に示す、特別時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞した場合に用いられる事前判定演出パターンテーブルには、複数の事前判定演出パターンが設定されている。上記の図30を用いて設定される事前判定パターン「JF1」~「JF5」、「JG1」~「JG3」、および「JH1」~「JH11」に対して、事前判定演出パターン「AF1」~「AF3」、「AG1」~「AG3」、および「AH1」~「AH11」が1対1で対応付けられている。
【0239】
ここで、事前判定演出とは、事前判定処理に基づいて行われる演出である。
また、図示の事前判定演出パターンにおいては、「保留画像」、「表示色」、「チャンス目」、「ゾーン」、「役物」、「振動」が設定されている。なお、図示のテーブルの各欄における「-」は、該当する演出が実行されないことを示す。
【0240】
ここで、「保留画像」は、大当たり判定の権利が保留されていることを示す画像である。保留画像については、後に詳述する。
「表示色」は、保留画像の表示色を示す。本実施形態では、保留画像の表示色などを変化させることで、遊技者に対して大当たりの当選の期待度を報知または示唆するようにしている。本実施形態では、表示色として、「白色」、「青色」、「緑色」、「赤色」、「虹色」の何れかが選択される。例えば、保留画像の表示色としては、白色、青色、緑色、赤色、虹色の順番において、遅い順番ほど期待度がより高くなるように設定されてもよい。また、虹色の保留画像が表示されている変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出であってもよい。すなわち、虹色の保留画像は、期待度が100%であってもよい。
【0241】
「チャンス目」は、チャンス目演出の種別を示す。チャンス目演出とは、事前判定処理による事前判定結果に基づいて、チャンス目を表示させる演出である。チャンス目とは、所定の同色の図柄であって相異なる数字を含む図柄により組み合わせられた3つの装飾図柄である。チャンス目演出は、例えば、チャンス目演出が開始された特別図柄変動の次以降の特別図柄変動において大当たりとなる可能性が高いことを報知または示唆する。また、複数回の変動演出において、チャンス目演出が複数回にわたって行われてもよい。図示の例においては、チャンス目演出の種別として、「RO1」乃至「RO3」の何れかが実行される。また、「RO1」、「RO2」、「RO3」の順で、数字が大きいほど、期待度が高くなるように設定されている。
なお、チャンス目は、チャンス目演出が開始された特別図柄変動の次以降の特別図柄変動において大当たりとなる可能性が高いことを報知または示唆する特定の3つの装飾図柄41であればよく、3つの装飾図柄41が同色でなくてもよい。
【0242】
「ゾーン」は、ゾーン演出を示す。ゾーン演出とは、例えば、特別図柄の変動において大当たりとなることを期待させる演出である。事前判定結果に基づいて行われるゾーン演出は、ゾーン演出が開始された特別図柄変動において大当たりになることを期待させる演出であってもよいし、ゾーン演出が開始された特別図柄変動の次以降の特別図柄変動において大当たりになることを期待させる演出であってもよい。
【0243】
「役物」は、役物演出を示す。役物演出とは、可動役物115が動作する演出である。事前判定結果に基づいて行われる役物演出は、役物演出が開始された特別図柄変動において大当たりになることを期待させる演出であってもよいし、役物演出が開始された特別図柄変動の次以降の特別図柄変動において大当たりになることを期待させる演出であってもよい。
【0244】
「振動」とは、振動演出を示す。振動演出とは、演出ボタン161を振動させる演出である。事前判定結果に基づいて行われる振動演出は、振動演出が開始された特別図柄変動の次以降の特別図柄変動において大当たりになることを期待させる演出である。
【0245】
さて、演出制御部300は、図39および図40に示すテーブルに基づいて、事前判定演出パターンを決定する。具体的には、演出制御部300は、図39および図40に示すテーブルに基づいて、事前判定処理(図28参照)にて設定される事前判定パターンに対応した事前判定演出パターンを選択する。
例えば、図39において、「判定結果」が「はずれ」であり、かつ事前判定パターンが「JR6」である場合、事前判定演出パターンとして「AR6」が選択される。そして、この事前判定演出パターン「AR6」においては、「保留画像」、「表示色」、「チャンス目」、「ゾーン」、「役物」が設定されている。すなわち、事前判定演出パターン「AR6」においては、「保留画像」が表示され、「表示色」が「青色」になり、「チャンス目」として「RO1」が実行され、ゾーン演出が実行され、「役物」として「CH1」が実行される。
【0246】
また、本実施形態では、特別時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に用いられる事前判定演出パターンテーブルが設けられていない。すなわち、本実施形態では、特別時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、事前判定演出が行われない。ただし、特別時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に用いられる事前判定演出パターンテーブルが設けられてもよい。そして、演出制御部300は、この事前判定演出パターンテーブルを用いて、特別時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に、事前判定演出を行ってもよい。
【0247】
〔変動演出パターンテーブル〕
図41および図42は、図33(b)の演出選択処理における変動演出パターン選択(S3813)において用いられる変動演出パターンとテーブルの設定例を示す図である。なお、図41は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出が行われる場合に用いられる変動演出パターンテーブルを示す。また、図42は、特別時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出が行われる場合に用いられる変動演出パターンテーブルを示す。
【0248】
図41に示す、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出が行われる場合に用いられる変動演出パターンテーブルには、複数の変動演出パターンが設定されている。上記の図24を用いて設定される変動パターン「PA1」~「PA8」、「PB1」~「PB6」、「PR1」~「PR21」に対して、変動演出パターン「EA1」~「EA8」、「EB1」~「EB6」、「ER1」~「ER21」が1対1で対応付けられている。
【0249】
また、図42に示す、特別時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出が行われる場合に用いられる変動演出パターンテーブルには、複数の変動演出パターンが設定されている。上記の図25を用いて設定される変動パターン「PF1」~「PF5」、「PG1」~「PG3」、および「PH1」~「PH11」に対して、変動演出パターン「EF1」~「EF5」、「EG1」~「EG3」、および「EH1」~「EH11」が1対1で対応付けられている。
【0250】
ここで、変動演出とは、演出図柄を変動表示させてから停止表示することによって、特別図柄抽選の判定結果(つまり、大当たりしたか否か)を演出的に報知するための演出である。
また、図示の変動演出パターンにおいては、「最終表示色」、「擬似煽り」、「擬似連続回数」、「リーチ煽り」、「ノーマル」、「SPリーチ」、「SPSPリーチ」、「ゾーン煽り」、「ゾーン」、「発展煽り」、「発展」、「役物」、「ボタン」、「振動」、「昇格煽り」、「昇格」、「復活」が設定されている。なお、図示のテーブルの各欄における「-」は、該当する演出が実行されないことを示す。
【0251】
ここで、「最終表示色」は、変動画像(後述)の最終的な表示色を示す。本実施形態では、変動画像の表示色などを変化させることで、遊技者に対して大当たりの当選の期待度を報知または示唆するようにしている。図示の例においては、最終表示色として、「白色」、「青色」、「緑色」、「赤色」、「虹色」の何れかが選択される。例えば、変動画像の表示色としては、白色、青色、緑色、赤色、虹色の順番において、遅い順番ほど期待度がより高くなるように設定されてもよい。また、虹色の変動画像が表示されている変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出であってもよい。すなわち、虹色の変動画像は、期待度が100%であってもよい。
【0252】
「擬似煽り」は、擬似連煽り演出を示す。擬似連煽り演出は、擬似連続演出(擬似連演出)の実行を煽る演出である。擬似連演出とは、特別図柄の一変動分の変動表示(一回の変動演出)において、複数回分の装飾図柄の変動表示が行われているかのように見せる演出である。擬似連演出においては、演出制御部300は、リーチ状態とする前に、装飾図柄を変動させた後、装飾図柄を一旦仮停止させ、その後再び装飾図柄の変動表示を開始させる。言い替えると、擬似連演出においては、装飾図柄の変動開始後、設定された擬似連続回数だけ装飾図柄の仮停止と再変動とを繰り返した後、確定停止させることで、特別図柄の一変動分の変動表示を終える。ここで、仮停止とは、一見して図柄が停止しているように見えるものの、実際には図柄がわずかに揺れ動いている擬似的な停止状態である。言い替えると、図柄の仮停止は、遊技制御上は変動が継続しているものとして扱われる状態である。ここで、停止には、確定停止のみならず、仮停止も含まれる。また、図柄の確定停止とは、特別図柄の一変動分の変動表示において、確定した図柄として停止させる状態をいう。
なお、擬似連演出においては、演出制御部300は、リーチ状態とした後に、再び装飾図柄の変動表示を開始させてもよい。さらに、擬似連演出においては、演出制御部300は、装飾図柄の変動(変動演出)を開始した後、装飾図柄を仮停止させることなく、再び装飾図柄の変動表示を開始させてもよい。
【0253】
ここで、「擬似連続回数」は、擬似連演出の回数である。図示の例においては、「擬似連続回数」が「‐」、「1」、「2」、「3」すなわち0回から3回の間で設定される。また、擬似連続回数は、大当たりすることを期待させる程度である期待度(信頼度)と関連付けて設定されている。すなわち、擬似連続回数が多いほど、期待度が高くなるように設定されている。
【0254】
「リーチ煽り」は、リーチ煽り演出の種別を示す。リーチ煽り演出とは、リーチ演出の実行を煽る演出である。図示の例においては、リーチ煽り演出の種別として、「RE1」、「RE2」の何れかが実行される。また、「RE1」、「RE2」の順で、数字が大きいほど、リーチ演出が実行される場合(リーチ煽り演出が成功した場合)の期待度が高くなるように設定されている。
「ノーマル」は、ノーマルリーチ演出の種別を示す。図示の例においては、リーチ演出の種別として、「N1」、「N2」、「N3」のいずれかが実行される。また、「N1」、「N2」、「N3」の順で、数字が大きいほど、期待度が高くなるように設定されている。
「SPリーチ」は、SPリーチ演出の種別を示す。図示の例においては、SPリーチ演出の種別として、「SP1」、「SP2」、「SP3」のいずれかが実行される。また、「SP1」、「SP2」、「SP3」の順で、数字が大きいほど、期待度が高くなるように設定されている。
「SPSPリーチ」は、SPSPリーチ演出を示す。
【0255】
「ゾーン煽り」は、ゾーン煽り演出を示す。ゾーン煽り演出は、ゾーン演出の実行を煽る演出である。
「ゾーン」は、ゾーン演出を示す。
「発展煽り」は、発展煽り演出を示す。発展煽り演出とは、発展演出の実行を煽る演出である。また、発展演出とは、SPSPリーチまで発展することを示唆または報知する演出である。
「発展」は、発展演出を示す。
【0256】
「役物」は、役物演出を示す。より具体的には、「役物」の「仮停止前」は、変動演出において装飾図柄が仮停止する前に行われる役物演出を示し、「役物」の「仮停止後」は、変動演出において装飾図柄が仮停止した後に行われる役物演出を示す。
【0257】
「ボタン」とは、ボタン演出を示す。より具体的には、「ボタン」の「仮停止前」は、変動演出において装飾図柄が仮停止する前に行われるボタン演出を示し、「ボタン」の「仮停止後」は、変動演出において装飾図柄が仮停止した後に行われるボタン演出を示す。また、ボタン演出とは、遊技者に演出ボタン161の操作を促す演出である。ボタン演出は、事前判定処理による事前判定結果に基づき実行されてもよい。事前判定結果に基づいて行われるボタン演出は、ボタン演出が開始された特別図柄変動において大当たりになることを期待させる演出であってもよいし、ボタン演出が開始された特別図柄変動の次の特別図柄変動において大当たりになることを期待させる演出であってもよい。
【0258】
「振動」とは、振動演出を示す。より具体的には、「振動」の「仮停止前」は、変動演出において装飾図柄が仮停止する前に行われる振動演出を示し、「振動」の「仮停止後」は、変動演出において装飾図柄が仮停止した後に行われる振動演出を示す。また、振動演出とは、演出ボタン161を振動させる演出である。振動演出は、事前判定処理による事前判定結果に基づき実行されてもよい。事前判定結果に基づいて行われる振動演出は、振動演出が開始された特別図柄変動の次の特別図柄変動において大当たりになることを期待させる演出である。すなわち、振動演出は、1または複数の変動演出において期待度を示唆または報知する演出であればよい。
【0259】
「昇格煽り」とは、昇格煽り演出を意味する。昇格煽り演出とは、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりであることを報知する装飾図柄を仮停止させた後に、遊技者にとってより有利な遊技状態になることを報知する装飾図柄に変化させるか否かを煽る演出である。
「昇格」とは、昇格演出を意味する。昇格演出とは、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりであることを報知する装飾図柄を仮停止させた後に、遊技者にとってより有利な遊技状態になることを報知する装飾図柄に変化させる演出である。この昇格演出においては、例えば装飾図柄として「444」が仮停止した後に、「777」の装飾図柄が停止図柄として表示される。
「復活」とは、復活演出を意味する。復活演出とは、はずれ目の装飾図柄41を仮停止させた後に、ゾロ目の装飾図柄41を停止させる演出である。
【0260】
さて、演出制御部300は、図41および図42に示すテーブルに基づいて、変動演出パターンを決定する。具体的には、演出制御部300は、図41および図42に示すテーブルに基づいて、変動パターン選択処理(図15参照)にて設定される変動パターンに対応した変動演出パターンを選択する。
例えば、図41において、「大当たり図柄」が「大当たり図柄A」であり、かつ変動パターンが「PA1」である場合、変動演出パターンとして「EA1」が選択される。そして、この変動演出パターン「EA1」においては、「擬似煽り」、「リーチ煽り」、「ゾーン煽り」および「昇格」、「復活」は「‐」が設定されている。すなわち、変動演出パターンとして「EA1」が選択された場合、擬似連煽り演出、リーチ煽り演出、ゾーン煽り演出、昇格演出、および復活演出は実行されない。また、変動演出パターン「EA1」においては、「最終表示色」として「赤」が表示され、「擬似連続回数」として「2」が実行され、「ノーマル」として「N2」が実行され、「SPリーチ」として「SP2」が実行され、「SPSPリーチ」が実行され、「ゾーン」が実行され、「発展煽り」および「発展」が実行され、「仮停止前」および「仮停止後」の「役物」が実行され、「仮停止前」および「仮停止後」の「ボタン」が実行され、「仮停止前」および「仮停止後」の「振動」が実行され、「昇格煽り」が実行される。
【0261】
なお、本実施形態では、後述するように、演出制御部300は、複数のステージ(演出モード)のうちの何れかのステージに制御するが、図41および図42に示す変動演出パターンのテーブルは、ステージによらず同じものが用いられる。ただし、ステージごとに、変動演出パターンのテーブルとして異なるものが用いられてもよい。
【0262】
〔演出画像〕
次に、演出制御部300が画像表示部114に表示させる演出画像について説明する。
図43に示すように、演出制御部300が制御することにより、演出画像が画像表示部114に表示される。本実施形態においては、画像表示部114に表示される演出画像として、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、変動画像51、保留画像52、保留数表示55、小図柄56、ステージ画像61、ステージ報知画像501、変動回数画像502が含まれる。また、画像表示部114には、第1右打ち画像503、時短残回数画像504、客待ち音量画像44、客待ち光量画像45、メニュー促進画像46、メニュー画像505、デモ画像506、第1左打ち画像47、第2左打ち画像48、第2右打ち画像507、第1前兆強調画像508、ボタン画像509、第1操作後強調画像510、第2操作後強調画像511、第3操作後強調画像512、第2前兆強調画像513、第1操作中強調画像514、第4操作後強調画像515、第5操作後強調画像516、第6操作後強調画像517、第3前兆強調画像518、第7操作後強調画像519、第8操作後強調画像520、第9操作後強調画像521、第10操作後強調画像522、第11操作後強調画像523、第12操作後強調画像524、第13操作後強調画像525、第14操作後強調画像526、第4前兆強調画像527、第15操作後強調画像528、第16操作後強調画像529、第5前兆強調画像530、第2操作中強調画像531、第17操作後強調画像532、第18操作後強調画像533、第6前兆強調画像534、第19操作後強調画像535、第1ゾーン開始画像536、第1ゾーン実行中画像537、第2ゾーン開始画像538、第2ゾーン実行中画像613、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541、第1リーチ目強調画像542、第2リーチ目強調画像543、第3リーチ目強調画像544、第4リーチ目強調画像545、第5リーチ目強調画像546、第6リーチ目強調画像547、第7リーチ目強調画像548、第8リーチ目強調画像549、第9リーチ目強調画像550、役物第1強調画像551、SPリーチ画像552、発展画像584、発展強調画像554、役物第2強調画像555、SPSP開始画像556、第1開始時強調画像557、第2開始時強調画像558、第3開始時強調画像559、第4開始時強調画像560、SPSP中示唆画像561、第1実行中強調画像562、第2実行中強調画像563、第3実行中強調画像564、第4実行中強調画像565、第1大当たり強調画像566、第2大当たり強調画像567、第3大当たり強調画像568、第4大当たり強調画像569、第5大当たり強調画像570、第1ボタン後画像571、第1停止強調画像572、第2停止強調画像573、第3停止強調画像574、第4停止強調画像575、第2ボタン後画像576、第3ボタン後画像577、第5停止強調画像578、第6停止強調画像579、第4ボタン後画像580、擬似連画像581、擬似連強調画像582、再変動報知画像583、第1発展煽り強調画像585、切替画像586、チャンス目強調画像587、第1開始強調画像588、第5ボタン後画像589、第6ボタン後画像590、第1ゾロ目強調画像591、昇格煽り強調画像592、大当たり開始画像593、ラウンド数画像594、ラウンド中画像595、時短開始画像596、第1リーチ煽り強調画像597、第2ゾロ目強調画像598、復活画像599、特殊演出画像600、第7ボタン後画像601、第7停止強調画像602、第8停止強調画像603、第9停止強調画像604、第10停止強調画像605、第8ボタン後画像606、第9ボタン後画像607、第11停止強調画像608、第12停止強調画像609、第2発展煽り強調画像610、第2開始強調画像611、第10ボタン後画像612、第3ゾロ目強調画像614、第4ゾロ目強調画像615、第13停止強調画像616、第2リーチ煽り強調画像617、第1移行画像618、第11ボタン後画像619、第5ゾロ目強調画像620、第12ボタン後画像621、第2移行画像622、結果画像623、第14停止強調画像624、第3リーチ煽り強調画像625、第6ゾロ目強調画像626、準備中画像627、大当たり中報知画像628が表示されてもよい。
【0263】
(装飾図柄41)
図43(1)に示すように、画像表示部114には3つの装飾図柄41が表示される。なお、3つの装飾図柄41について、それぞれ個別に説明する場合は、左側に配置される図柄を「左装飾図柄41」、中央に配置される図柄を「中装飾図柄41」、右側に配置される図柄を「右装飾図柄41」と称することがある。また、左装飾図柄41および右装飾図柄41をまとめて説明する場合は、「左右の装飾図柄41」と称することがある。また、左装飾図柄41、中装飾図柄41、および右装飾図柄41をまとめて説明する場合には、「3つの装飾図柄41」と称することがある。また、数字が揃っている左右の装飾図柄41、すなわち、リーチが成立している左右の装飾図柄41のことを、「リーチ目の装飾図柄41」と称することがある。また、相異なる数字を含む3つの装飾図柄41のことを、「はずれ目の装飾図柄41」と称することがある。さらに、数字が揃っている3つの装飾図柄41のことを、「ゾロ目の装飾図柄41」と称することがある。
【0264】
本実施形態においては、装飾図柄41の表示態様として、数字などの文字に加えてキャラクタの画像などが表示された装飾性の高い表示態様(図43(1)、(3)参照)と、数字などの文字を主体として表示する装飾性の低い表示態様(図43(5)、(7)、図153(18)等参照)とが存在する。装飾性の高い装飾図柄41に設けられているキャラクタなどの画像は、装飾図柄41の文字ごとに異なっており、このキャラクタなどの画像によっても何れの図柄であるかを識別することができる。また、装飾性の低い装飾図柄41は、装飾性の高い装飾図柄41に比べて、装飾図柄41において文字の部分の領域が占める割合が高い。
ここで、装飾図柄41の表示態様は、遊技状態の変化あるいは演出の進行などに応じて切り替えられる。詳細は後述するが、例えば、装飾性の低い装飾図柄41は、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、および時短遊技状態などにおいて表示され、装飾性の高い装飾図柄41はこれら以外の場合などにおいて表示される。
なお、装飾性の低い装飾図柄41にも、数字などの文字の他に、簡易な絵やキャラクタ等の画像などが表示されてもよい。すなわち、図43(5)、(7)、図153(18)等に示した「装飾性の低い装飾図柄41」は、図43(1)、(3)等に示した「装飾性の高い装飾図柄41」よりも装飾性が低いものであればよい。
【0265】
演出制御部300は、変動演出において、3つの装飾図柄41を例えば縦スクロール(下方向へのスクロール)にて変動表示させた後、先ず、左装飾図柄41(例えば数字の「4」)を仮停止させ、次に右装飾図柄41(例えば数字の「2」)を仮停止させ、次に中装飾図柄(例えば数字の「1」)を仮停止させる。このように全ての装飾図柄41が仮停止した状態を経て、最後に特別図柄の停止表示に応じて全ての装飾図柄41を確定停止させる。なお、図43(1)に示した、停止表示した装飾図柄41の組み合わせ「412」は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれの場合の組み合わせの一例である。また、装飾図柄41は、演出図柄の一例である。
【0266】
(音量画像42)
図43(1)に示すように、画像表示部114には、音量画像42が表示される。音量画像42は、スピーカ156から出力される音の音量として演出制御部300に設定されている大きさを示す画像である。なお、音量画像42については、後に詳述する。
【0267】
(光量画像43)
図43(1)に示すように、画像表示部114には、光量画像43が表示される。光量画像43は、盤ランプ116、枠ランプ157、可動役物115、演出ボタン161による発光の光量として演出制御部300に設定されている大きさを示す画像である。なお、光量画像43については、後に詳述する。
【0268】
(変動画像51)
図43(1)に示すように、画像表示部114には、特別図柄変動制御部233(図6等参照)により特別図柄が変動表示中(演出図柄が変動表示中)となっていることを示す変動画像51が表示される。つまり、変動画像51は、特別図柄の変動表示中に、特別図柄の変動表示に係わる画像として表示される。そして、変動画像51は、特別図柄の変動表示が開始されると変動画像51が表示される領域(図示の例では、画像表示部114の表示領域における下側)に表示され、その特別図柄が停止表示されると表示が消える。図示の例においては、変動画像51は、球形を有する。また、変動画像51が表示される領域には、変動台座が表示されている。
なお、変動画像51は、変動演出が終了するときに消去(非表示)されてもよいし、変動演出の終了前(変動演出の途中)で消去(非表示)されてもよい。
【0269】
また、変動画像51は、例えば表示色などの表示態様が変化し、大当たりの当選の期待度を報知または示唆する。さらに、特別図柄抽選の判定結果が大当たりの場合の方が、はずれの場合よりも、期待度が高い種別の色などが表示されるように設定されている。
【0270】
(保留画像52)
図43(1)に示すように、画像表示部114には、RAM303(図4等参照)における今回の保留球に対応する記憶領域の情報に基づいて、保留画像52が表示される。つまり、保留画像52は、大当たり判定の権利が保留されていることを示す画像である。また、本実施形態では、画面における保留画像52の表示態様は、事前判定処理による事前判定結果に基づいて決定される。
保留画像52は、変動画像51よりも表示サイズが小さい。また、図示の例においては、保留画像52は、球形を有する。また、保留画像52が表示される領域には、保留台座が表示されている。変動画像51の変動台座と保留画像52の保留台座とは、それぞれ異なる態様で表示される。
【0271】
変動画像51や保留画像52の色としては、白、青、緑、赤、虹が設定される場合に、遅い順番ほど期待度がより高くなるように設定されてもよい。また、虹色の変動画像51や虹色の保留画像52の期待度は100%であってもよい。なお、以下では、白色である変動画像51の表示態様のこと、および白色である保留画像52の表示態様のことを、通常表示態様と称することがある。
【0272】
ここで、上述のように、第1始動口121への入賞によって、最大で4つの保留が生じる。そのため、第1始動口121への入賞により、画像表示部114には、保留画像52が最大で4つ表示される。また、本実施形態では、第1始動口121への入賞により発生する複数の保留画像52は、変動画像51よりも左側の領域にて、変動画像51に近い位置から遠ざかる位置に向けて順に、すなわち右側から左側に向けて並べて表示される。
【0273】
なお、詳細な説明は省略するが、第2始動口122への遊技球の入賞によっても、最大で4つの保留が生じる。そのため、第2始動口122への入賞により、画像表示部114には、保留画像52が最大で4つ表示される。本実施形態では、第2始動口122への入賞により発生する複数の保留画像52は、変動画像51よりも右側の領域にて、変動画像51に近い位置から遠ざかる位置に向けて順に、すなわち左側から右側に向けて並べて表示される。
また、本実施形態では、変動画像51および保留画像52は、基本的にそれぞれ同一または類似する形態によって構成される。ただし、変動画像51および保留画像52は、それぞれ異なる形態によって構成されてもよい。また、第1始動口121への入賞により表示される変動画像51や保留画像52と、第2始動口122への入賞により表示される変動画像51や保留画像52とは異なる表示態様であってもよい。
【0274】
また、以下の説明においては、最大で4つ表示される保留画像52について、変動画像51に近い順に、それぞれ「1番目の保留画像52」、「2番目の保留画像52」、「3番目の保留画像52」、「4番目の保留画像52」と称することがある。
【0275】
(保留数表示55)
図43(1)に示すように、画像表示部114には、RAM303(図4等参照)における保留球に対応する記憶領域の情報に基づいて、保留数表示55が表示される。この保留数表示55は、保留数を示す画像である。ここで、上記の保留画像52は、第1始動口121および第2始動口122それぞれへの入賞についての保留数に応じて、画像表示部114に表示される数が変化する。保留数表示55において、左側には第1始動口121への入賞についての保留数が表示され、右側には第2始動口122への入賞についての保留数が表示される。
【0276】
(小図柄56)
図43(1)に示すように、画像表示部114には、特別図柄変動制御部233(図6等参照)により第1始動口121または第2始動口122への入賞に基づいて特別図柄が変動表示中(装飾図柄41が変動表示中)であることを示す、小図柄56が表示される。この小図柄56は、演出制御部300に制御されて、特別図柄の変動表示に伴って変動表示し、特別図柄の停止表示に伴って停止表示する。
【0277】
図示の例においては、小図柄56は、各々上記装飾図柄41と対応する3つの画像であり、画像表示部114の画像表示領域における右側に表示される。この小図柄56は、装飾図柄41よりもサイズが小さい画像として表示される。また、上記のように、装飾図柄41は装飾性の高い表示態様で表示される場合と装飾性の低い表示態様で表示される場合とがあるが、小図柄56は、文字を主体とする装飾性の低い表示態様でのみ表示される。ただし、文字に加えて絵やキャラクタ等の画像が表示される表示態様により小図柄56が表示されてもよい。言い換えると、小図柄56は、装飾性の高い装飾図柄41よりも装飾性が低いものであればよい。
【0278】
小図柄56は、第1始動口121または第2始動口122への入賞にともない特別図柄が変動表示中であることを示す態様で変動表示(縦スクロール)される。小図柄56においては、スクロール中に、数字画像が「1」から「9」まで1ずつ増加しながら表示された後に再び「1」から1ずつ増加する表示が繰り返し行われる。そして、特別図柄が停止表示されると小図柄56が停止表示される。図示の例においては、停止表示した小図柄56が示す数字は、装飾図柄41が示す数字と一致する。さらに説明をすると、図43(1)の例においては、小図柄56として、装飾図柄41の「412」に対応する数字が表示される。なお、小図柄56も、演出図柄として捉えられる。
【0279】
(ステージ画像61)
図43(1)に示すように、画像表示部114には、装飾図柄41などの背景として、ステージ画像61が表示される。このステージ画像61は、例えばパチンコ遊技機100の題材となったコンテンツ(アイドルやアニメキャラクタ等)に関する画像(舞台等)などである。図示の例では、ステージ画像61として、宇宙をテーマにした動画像が表示されている。
また、本実施形態のステージ画像61は、ループ再生される画像である。より具体的には、装飾図柄41等の背景を構成する全体の画像(全体画像)の一部の領域(選択領域)内の画像が、ステージ画像61として画像表示部114に表示される。そして、選択領域は、時間の経過にしたがって一方向に移動して全体画像の端部まで到達すると、反対方向に移動することを繰り返す(ループする)。これにより、画像表示部114に表示されるステージ画像61は、時間の経過とともに変化し、かつ一定時間ごとに同一の画像が繰り返される。
【0280】
また、本実施形態では、演出制御部300は、複数の演出モードのうちの一の演出モードを選択し、選択した演出モードにおいて変動演出を実行する。そして、演出制御部300は、ステージ画像61を、選択した演出モードに応じた表示態様により表示する。本実施形態の演出モードはパチンコ遊技機100の遊技状態ごとに設けられており、演出制御部300は、パチンコ遊技機100の遊技状態が切り替わるたびに、切り替わった遊技状態に応じた演出モードに設定するとともに、設定した演出モードに応じた表示態様によりステージ画像61を表示する。また、演出制御部300は、一の演出モードにおける変動演出が予め定められた回数行われた場合に、演出モードを切り替え、切り替えた演出モードに応じた表示態様によりステージ画像61を表示する。そのため、演出モードは、ステージ画像61において表示されるステージとしても捉えられる。また、ステージ画像61(ステージ画像61の表示態様)は、例えば、特定の変動演出(例えばSPリーチやSPSPリーチ演出が行われる変動演出)が行われた場合に切り替わってもよい。
本実施形態では、ステージ画像61は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、変動画像51、保留画像52、保留数表示55、小図柄56等の、他の演出画像よりも後側のレイヤに表示される。
【0281】
(ステージ報知画像501)
図43(1)に示すように、画像表示部114には、ステージ報知画像501が表示される。ステージ報知画像501は、演出制御部300において設定されているステージを報知または示唆する画像である。図示の例では、ステージ報知画像501として、演出制御部300において設定されているステージを報知または示唆する「宇宙」のテキストが示されている。
【0282】
(変動回数画像502)
図43(1)に示すように、画像表示部114には、変動回数画像502が表示される。変動回数画像502は、通常遊技状態において実行された変動演出の実行回数(特別図柄の変動回数)を報知または示唆する画像である。図示の例では、変動回数画像502として、通常遊技状態において実行された変動演出の実行回数(特別図柄の変動回数)を含む「10ゲーム」のテキストが示されている。
【0283】
(第1右打ち画像503)
図43(5)に示すように、画像表示部114には、第1右打ち画像503が表示される。第1右打ち画像503は、遊技球を遊技領域111における右側に向けて発射させることを遊技者に促すための画像である。図示の例では、第1右打ち画像503として、右側に向かう矢印のマークが表示されている。第1右打ち画像503は、例えば、大当たり遊技の実行中、および時短遊技状態等において表示される。なお、第1右打ち画像503については、後に詳述する。
【0284】
(時短残回数画像504)
図43(5)に示すように、画像表示部114には、時短残回数画像504が表示される。時短残回数画像504は、時短遊技状態での特別図柄抽選の残り回数(時短遊技状態での変動演出の残り回数)を示す画像である。図示の例では、時短残回数画像504として、特別時短遊技状態での特別図柄抽選の残り回数が90回であることを示す「あと90」のテキストが表示されている。
【0285】
(客待ち音量画像44)
図52(2)に示すように、画像表示部114には、客待ち音量画像44が表示される。客待ち音量画像44は、客待ち状態であるときにおいて、スピーカ156から出力される音の音量として演出制御部300に設定されている大きさを示す画像である。なお、客待ち音量画像44については、後に詳述する。
【0286】
(客待ち光量画像45)
図52(2)に示すように、画像表示部114には、客待ち光量画像45が表示される。客待ち光量画像45は、客待ち状態であるときにおいて、盤ランプ116、枠ランプ157、可動役物115、演出ボタン161による発光の光量として演出制御部300に設定されている大きさを示す画像である。なお、客待ち光量画像45については、後に詳述する。
【0287】
(メニュー促進画像46)
図52(2)に示すように、画像表示部114には、メニュー促進画像46が表示される。メニュー促進画像46は、後述するメニュー画像505を表示するための操作をユーザに促す画像である。図示の例では、メニュー促進画像46には、演出ボタン161を模した画像と、「操作でメニュー表示」のテキストとが示されている。なお、メニュー促進画像46については、後に詳述する。
【0288】
(メニュー画像505)
図52(6)に示すように、画像表示部114には、メニュー画像505が表示される。メニュー画像505は、演出制御部300において設定することが可能である演出の項目が示される画像である。メニュー画像505は、画像表示部114の表示領域の全体に表示される。ただし、メニュー画像505は、画像表示部114の表示領域の一部に表示され、他の一部には表示されなくてもよい。
【0289】
(デモ画像506)
図52(8)に示すように、画像表示部114には、デモ画像506が表示される。デモ画像506は、客待ち状態であるときにパチンコ遊技機100を宣伝するための画像である。デモ画像506は、画像表示部114の表示領域の全体に表示される。ただし、デモ画像506は、画像表示部114の表示領域の一部に表示され、他の一部には表示されなくてもよい。また、デモ画像506は、動画像であってもよい。図示の例では、デモ画像506として、パチンコ遊技機100の題材となったコンテンツに関する動画像が表示されている。
【0290】
(第1左打ち画像47)
図54(2)に示すように、画像表示部114には、第1左打ち画像47が表示される。第1左打ち画像47は、遊技球を遊技領域111における左側に向けて発射させることを遊技者に促すための画像である。図示の例では、第1左打ち画像47として、「左打ち」のテキストが示されている。なお、第1左打ち画像47については、後に詳述する。
【0291】
(第2左打ち画像48)
図54(8)に示すように、画像表示部114には、第2左打ち画像48が表示される。第2左打ち画像48は、遊技球を遊技領域111における左側に向けて発射させることを遊技者に促すための画像である。図示の例では、第2左打ち画像48として、「左打ち」のテキストが示されている。また、第2左打ち画像48は、第1左打ち画像47よりも表示サイズが大きい。なお、第2左打ち画像48については、後に詳述する。
【0292】
(第2右打ち画像507)
図58(2)に示すように、画像表示部114には、第2右打ち画像507が表示される。第2右打ち画像507は、遊技球を遊技領域111における右側に向けて発射させることを遊技者に促すための画像である。図示の例では、第2右打ち画像507として、「右打ち」のテキストが示されている。また、第2右打ち画像507は、第1右打ち画像503よりも表示サイズが大きい。なお、第2右打ち画像507については、後に詳述する。
【0293】
(第1前兆強調画像508)
図60(1)に示すように、画像表示部114には、第1前兆強調画像508が表示される。第1前兆強調画像508は、ボタン演出の前兆としてボタン演出が実行されることを強調する画像である。言い換えると、第1前兆強調画像508は、後述するボタン画像509(図60(2)参照)が表示されることの前兆としてボタン画像509が表示されることを強調する画像である。図示の例では、第1前兆強調画像508として、光を模した画像が表示されている。
【0294】
(ボタン画像509)
図60(2)に示すように、画像表示部114には、ボタン画像509が表示される。ボタン画像509は、演出ボタン161の操作の促進を強調する画像である。ボタン画像509は、ボタン演出が実行されているときに表示される。このボタン画像509が表示されることにより、遊技者が演出ボタン161を操作するタイミングであることを認識できる。図示の例では、ボタン画像509として、演出ボタン161を模した画像と、操作有効期間を示すゲージとが表示される。操作有効期間とは、演出ボタン161の操作が有効なものとして演出制御部300に受け付けられる期間である。操作有効期間にボタン画像509が表示され、ボタン画像509が表示されてから操作有効期間が経過するまでに演出ボタン161が操作されると、所定の演出が実行される。なお、ボタン画像509については、後に詳述する。
【0295】
(第1操作後強調画像510)
図61(10)に示すように、画像表示部114には、第1操作後強調画像510が表示される。第1操作後強調画像510は、ボタン演出が実行されているときに演出ボタン161が操作されたことを強調する画像である。言い換えると、第1操作後強調画像510は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じて表示される画像である。図示の例では、第1操作後強調画像510として、光を模した画像が表示される。
【0296】
(第2操作後強調画像511)
図61(11)に示すように、画像表示部114には、第2操作後強調画像511が表示される。第2操作後強調画像511は、ボタン演出が実行されているときに演出ボタン161が操作されたことを強調する画像である。言い換えると、第2操作後強調画像511は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じて表示される画像である。図示の例では、第2操作後強調画像511として、光を模した画像が表示される。
【0297】
(第3操作後強調画像512)
図61(12)に示すように、画像表示部114には、第3操作後強調画像512が表示される。第3操作後強調画像512は、ボタン演出が実行されているときに演出ボタン161が操作されたことを強調する画像である。言い換えると、第3操作後強調画像512は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じて表示される画像である。図示の例では、第3操作後強調画像512として、光を模した画像が表示される。
【0298】
(第2前兆強調画像513)
図63(1)に示すように、画像表示部114には、第2前兆強調画像513が表示される。第2前兆強調画像513は、ボタン演出の前兆としてボタン演出が実行されることを強調する画像である。言い換えると、第2前兆強調画像513は、ボタン画像509が表示されることの前兆としてボタン画像509が表示されることを強調する画像である。図示の例では、第2前兆強調画像513として、光を模した画像が表示されている。
【0299】
(第1操作中強調画像514)
図63(4)に示すように、画像表示部114には、第1操作中強調画像514が表示される。第1操作中強調画像514は、ボタン演出が実行されているときに演出ボタン161が操作されていることを強調する画像である。言い換えると、第1操作中強調画像514は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じて表示される画像である。第1操作中強調画像514は、ボタン画像509の表示領域の周辺(装飾図柄41の表示領域と重なる領域)と、ボタン画像509の表示領域と重なる領域とに表示される。図示の例では、第1操作中強調画像514として、光を模した画像が表示される。
【0300】
(第4操作後強調画像515)
図64(10)に示すように、画像表示部114には、第4操作後強調画像515が表示される。第4操作後強調画像515は、ボタン演出が実行されているときに演出ボタン161が操作されたことを強調する画像である。言い換えると、第4操作後強調画像515は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じて表示される画像である。図示の例では、第4操作後強調画像515として、光を模した画像が表示される。
【0301】
(第5操作後強調画像516)
図66(10)に示すように、画像表示部114には、第5操作後強調画像516が表示される。第5操作後強調画像516は、ボタン演出が実行されているときに演出ボタン161が操作されたことを強調する画像である。言い換えると、第5操作後強調画像516は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じて表示される画像である。図示の例では、第5操作後強調画像516として、光を模した画像が表示される。
【0302】
(第6操作後強調画像517)
図69(10)に示すように、画像表示部114には、第6操作後強調画像517が表示される。第6操作後強調画像517は、ボタン演出が実行されているときに演出ボタン161が操作されたことを強調する画像である。言い換えると、第6操作後強調画像517は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じて表示される画像である。図示の例では、第6操作後強調画像517として、光を模した画像が表示される。
【0303】
(第3前兆強調画像518)
図70(1)に示すように、画像表示部114には、第3前兆強調画像518が表示される。第3前兆強調画像518は、ボタン演出の前兆としてボタン演出が実行されることを強調する画像である。言い換えると、第3前兆強調画像518は、ボタン画像509が表示されることの前兆としてボタン画像509が表示されることを強調する画像である。図示の例では、第3前兆強調画像518として、光を模した画像が表示されている。
【0304】
(第7操作後強調画像519)
図71(10)に示すように、画像表示部114には、第7操作後強調画像519が表示される。第7操作後強調画像519は、ボタン演出が実行されているときに演出ボタン161が操作されたことを強調する画像である。言い換えると、第7操作後強調画像519は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じて表示される画像である。第7操作後強調画像519は、画像表示部114における一のレイヤの全体に表示される。図示の例では、第7操作後強調画像519として、光を模した画像が表示される。
【0305】
(第8操作後強調画像520)
図71(11)に示すように、画像表示部114には、第8操作後強調画像520が表示される。第8操作後強調画像520は、ボタン演出が実行されているときに演出ボタン161が操作されたことを強調する画像である。言い換えると、第8操作後強調画像520は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じて表示される画像である。第8操作後強調画像520は、画像表示部114における一のレイヤの全体に表示される。図示の例では、第8操作後強調画像520として、光を模した画像が表示される。
【0306】
(第9操作後強調画像521)
図77(11)に示すように、画像表示部114には、第9操作後強調画像521が表示される。第9操作後強調画像521は、ボタン演出が実行されているときに演出ボタン161が操作されたことを強調する画像である。言い換えると、第9操作後強調画像521は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じて表示される画像である。図示の例では、第9操作後強調画像521として、光を模した画像が表示される。
【0307】
(第10操作後強調画像522)
図80(11)に示すように、画像表示部114には、第10操作後強調画像522が表示される。第10操作後強調画像522は、ボタン演出が実行されているときに演出ボタン161が操作されたことを強調する画像である。言い換えると、第10操作後強調画像522は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じて表示される画像である。図示の例では、第10操作後強調画像522として、光を模した画像が表示される。
【0308】
(第11操作後強調画像523)
図80(12)に示すように、画像表示部114には、第11操作後強調画像523が表示される。第11操作後強調画像523は、ボタン演出が実行されているときに演出ボタン161が操作されたことを強調する画像である。言い換えると、第11操作後強調画像523は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じて表示される画像である。図示の例では、第11操作後強調画像523として、光を模した画像が表示される。
【0309】
(第12操作後強調画像524)
図80(13)に示すように、画像表示部114には、第12操作後強調画像524が表示される。第12操作後強調画像524は、ボタン演出が実行されているときに演出ボタン161が操作されたことを強調する画像である。言い換えると、第12操作後強調画像524は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じて表示される画像である。図示の例では、第12操作後強調画像524として、光を模した画像が表示される。
【0310】
(第13操作後強調画像525)
図80(14)に示すように、画像表示部114には、第13操作後強調画像525が表示される。第13操作後強調画像525は、ボタン演出が実行されているときに演出ボタン161が操作されたことを強調する画像である。言い換えると、第13操作後強調画像525は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じて表示される画像である。図示の例では、第13操作後強調画像525として、光を模した画像が表示される。
【0311】
(第14操作後強調画像526)
図82(11)に示すように、画像表示部114には、第14操作後強調画像526が表示される。第14操作後強調画像526は、ボタン演出が実行されているときに演出ボタン161が操作されたことを強調する画像である。言い換えると、第14操作後強調画像526は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じて表示される画像である。図示の例では、第14操作後強調画像526として、光を模した画像が表示される。
【0312】
(第4前兆強調画像527)
図83(1)に示すように、画像表示部114には、第4前兆強調画像527が表示される。第4前兆強調画像527は、ボタン演出の前兆としてボタン演出が実行されることを強調する画像である。言い換えると、第4前兆強調画像527は、ボタン画像509が表示されることの前兆としてボタン画像509が表示されることを強調する画像である。図示の例では、第4前兆強調画像527として、光を模した画像が表示されている。
【0313】
(第15操作後強調画像528)
図84(10)に示すように、画像表示部114には、第15操作後強調画像528が表示される。第15操作後強調画像528は、ボタン演出が実行されているときに演出ボタン161が操作されたことを強調する画像である。言い換えると、第15操作後強調画像528は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じて表示される画像である。図示の例では、第15操作後強調画像528として、光を模した画像が表示される。
【0314】
(第16操作後強調画像529)
図84(11)に示すように、画像表示部114には、第16操作後強調画像529が表示される。第16操作後強調画像529は、ボタン演出が実行されているときに演出ボタン161が操作されたことを強調する画像である。言い換えると、第16操作後強調画像529は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じて表示される画像である。図示の例では、第16操作後強調画像529として、光を模した画像が表示される。
【0315】
(第5前兆強調画像530)
図89(1)に示すように、画像表示部114には、第5前兆強調画像530が表示される。第5前兆強調画像530は、ボタン演出の前兆としてボタン演出が実行されることを強調する画像である。言い換えると、第5前兆強調画像530は、ボタン画像509が表示されることの前兆としてボタン画像509が表示されることを強調する画像である。図示の例では、第5前兆強調画像530として、光を模した画像が表示されている。
【0316】
(第2操作中強調画像531)
図89(6)に示すように、画像表示部114には、第2操作中強調画像531が表示される。第2操作中強調画像531は、ボタン演出が実行されているときに演出ボタン161が操作されていることを強調する画像である。言い換えると、第2操作中強調画像531は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じて表示される画像である。第2操作中強調画像531は、ボタン画像509の表示領域の周辺(装飾図柄41の表示領域と重なる領域)と、ボタン画像509の表示領域と重なる領域とに表示される。図示の例では、第2操作中強調画像531として、光を模した画像が表示される。
【0317】
(第17操作後強調画像532)
図92(25)に示すように、画像表示部114には、第17操作後強調画像532が表示される。第17操作後強調画像532は、ボタン演出が実行されているときに演出ボタン161が操作されたことを強調する画像である。言い換えると、第17操作後強調画像532は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じて表示される画像である。図示の例では、第17操作後強調画像532として、光を模した画像が表示される。
【0318】
(第18操作後強調画像533)
図96(25)に示すように、画像表示部114には、第18操作後強調画像533が表示される。第18操作後強調画像533は、ボタン演出が実行されているときに演出ボタン161が操作されたことを強調する画像である。言い換えると、第18操作後強調画像533は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じて表示される画像である。図示の例では、第18操作後強調画像533として、光を模した画像が表示される。
【0319】
(第6前兆強調画像534)
図98(1)に示すように、画像表示部114には、第6前兆強調画像534が表示される。第6前兆強調画像534は、ボタン演出の前兆としてボタン演出が実行されることを強調する画像である。言い換えると、第6前兆強調画像534は、ボタン画像509が表示されることの前兆としてボタン画像509が表示されることを強調する画像である。図示の例では、第6前兆強調画像534として、光を模した画像が表示されている。
【0320】
(第19操作後強調画像535)
図99(14)に示すように、画像表示部114には、第19操作後強調画像535が表示される。第19操作後強調画像535は、ボタン演出が実行されているときに演出ボタン161が操作されたことを強調する画像である。言い換えると、第19操作後強調画像535は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じて表示される画像である。図示の例では、第19操作後強調画像535として、光を模した画像が表示される。
【0321】
(第1ゾーン開始画像536)
図102(1)に示すように、画像表示部114には、第1ゾーン開始画像536が表示される。第1ゾーン開始画像536は、停止することによりゾーン演出が開始されることを報知または示唆する画像である。図示の例では、第1ゾーン開始画像536には、ゾーン演出の種別を含む「Xゾーン」のテキストが示されている。
【0322】
(第1ゾーン実行中画像537)
図102(2)に示すように、画像表示部114には、第1ゾーン実行中画像537が表示される。第1ゾーン実行中画像537は、ゾーン演出が実行中であることを報知または示唆する画像である。図示の例では、第1ゾーン実行中画像537には、ゾーン演出の種別を含む「Xゾーン」のテキストが示されている。
【0323】
(第2ゾーン開始画像538)
図103(1)に示すように、画像表示部114には、第2ゾーン開始画像538が表示される。第2ゾーン開始画像538は、ゾーン演出が開始されることを報知または示唆する画像である。第2ゾーン開始画像538は、第1ゾーン開始画像536(図102(1)参照)とは異なる輪郭である。図示の例では、第2ゾーン開始画像538には、ゾーン演出の種別を含む「Yゾーン」のテキストが示されている。
【0324】
(第2ゾーン実行中画像613)
図103(2)に示すように、画像表示部114には、第2ゾーン実行中画像613が表示される。第2ゾーン実行中画像613は、ゾーン演出が実行中であることを報知または示唆する画像である。第2ゾーン実行中画像613は、第1ゾーン実行中画像537とは異なる輪郭である。図示の例では、第2ゾーン実行中画像613には、ゾーン演出の種別を含む「Yゾーン」のテキストが示されている。
【0325】
(リーチライン画像539)
図104(2)に示すように、画像表示部114には、リーチライン画像539が表示される。リーチライン画像539は、リーチ目の装飾図柄41を横切る線状の画像である。図示の例では、リーチライン画像539として、光を模した画像が、白色により表示されている。
【0326】
(リーチ示唆画像540)
図104(2)に示すように、画像表示部114には、リーチ示唆画像540が表示される。リーチ示唆画像540は、リーチが成立したことを報知または示唆する画像である。本実施形態では、リーチ演出が実行される場合にリーチ示唆画像540が表示されることにより、リーチが成立したことが遊技者に報知または示唆される。図示の例では、リーチ示唆画像540として、「リーチ」のテキストが示されている。なお、リーチ示唆画像540は、リーチ目の装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって、リーチ目の装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示されてもよい。
【0327】
(リーチ強調画像541)
図104(2)に示すように、画像表示部114には、リーチ強調画像541が表示される。リーチ強調画像541は、リーチ示唆画像540を強調する画像である。言い換えると、リーチ強調画像541は、リーチ演出が実行されること(リーチ演出)を強調する画像である。図示の例では、リーチ強調画像541として、光を模した画像が、リーチ示唆画像540の表示領域と重なる領域であってリーチ示唆画像540よりも前面のレイヤに表示されている。
【0328】
(第1リーチ目強調画像542)
図104(2)に示すように、画像表示部114には、第1リーチ目強調画像542が表示される。第1リーチ目強調画像542は、リーチ目の装飾図柄41を強調する画像である。第1リーチ目強調画像542は、左右の装飾図柄41ごとに表示されている。図示の例では、第1リーチ目強調画像542として、光を模した画像が、装飾図柄41を囲むように表示されている。
【0329】
(第2リーチ目強調画像543)
図105(2)に示すように、画像表示部114には、第2リーチ目強調画像543が表示される。第2リーチ目強調画像543は、リーチ目の装飾図柄41を強調する画像である。第2リーチ目強調画像543は、左右の装飾図柄41ごとに表示されている。図示の例では、第2リーチ目強調画像543として、光を模した画像が、装飾図柄41を囲むように表示されている。
【0330】
(第3リーチ目強調画像544)
図106(2)に示すように、画像表示部114には、第3リーチ目強調画像544が表示される。第3リーチ目強調画像544は、リーチ目の装飾図柄41を強調する画像である。第3リーチ目強調画像544は、左右の装飾図柄41ごとに表示されている。図示の例では、第3リーチ目強調画像544として、光を模した画像が、装飾図柄41を囲むように表示されている。
【0331】
(第4リーチ目強調画像545)
図107(2)に示すように、画像表示部114には、第4リーチ目強調画像545が表示される。第4リーチ目強調画像545は、リーチ目の装飾図柄41を強調する画像である。第4リーチ目強調画像545は、左右の装飾図柄41ごとに表示されている。図示の例では、第4リーチ目強調画像545として、光を模した画像が、装飾図柄41を囲むように表示されている。
【0332】
(第5リーチ目強調画像546)
図108(2)に示すように、画像表示部114には、第5リーチ目強調画像546が表示される。第5リーチ目強調画像546は、リーチ目の装飾図柄41を強調する画像である。第5リーチ目強調画像546は、左右の装飾図柄41ごとに表示されている。図示の例では、第5リーチ目強調画像546として、光を模した画像が、装飾図柄41を囲むように表示されている。
【0333】
(第6リーチ目強調画像547)
図109(2)に示すように、画像表示部114には、第6リーチ目強調画像547が表示される。第6リーチ目強調画像547は、リーチ目の装飾図柄41を強調する画像である。第6リーチ目強調画像547は、左右の装飾図柄41ごとに表示されている。図示の例では、第6リーチ目強調画像547として、光を模した画像が、装飾図柄41を囲むように表示されている。
【0334】
(第7リーチ目強調画像548)
図110(2)に示すように、画像表示部114には、第7リーチ目強調画像548が表示される。第7リーチ目強調画像548は、リーチ目の装飾図柄41を強調する画像である。第7リーチ目強調画像548は、左右の装飾図柄41ごとに表示されている。図示の例では、第7リーチ目強調画像548として、光を模した画像が、装飾図柄41を囲むように表示されている。
【0335】
(第8リーチ目強調画像549)
図111(4)に示すように、画像表示部114には、第8リーチ目強調画像549が表示される。第8リーチ目強調画像549は、リーチ目の装飾図柄41を強調する画像である。第8リーチ目強調画像549は、左右の装飾図柄41ごとに表示されている。図示の例では、第8リーチ目強調画像549として、光を模した画像が装飾図柄41の周囲に表示されている。
【0336】
(第9リーチ目強調画像550)
図112(2)に示すように、画像表示部114には、第9リーチ目強調画像550が表示される。第9リーチ目強調画像550は、リーチ目の装飾図柄41を強調する画像である。第9リーチ目強調画像550は、左右の装飾図柄41ごとに表示されている。図示の例では、第9リーチ目強調画像550として、光を模した画像が装飾図柄41の周囲に表示されている。
【0337】
(役物第1強調画像551)
図114(3)に示すように、画像表示部114には、役物第1強調画像551が表示される。役物第1強調画像551は、左可動役物115A(役物演出)を強調する画像である。図示の例では、役物第1強調画像551としての光を模した画像が、画像表示部114の表示領域のうちの、左可動役物115Aと重なる領域の周囲に表示されている。
【0338】
(SPリーチ画像552)
図115(1)に示すように、画像表示部114には、SPリーチ画像552が表示される。このSPリーチ画像552は、SPリーチ演出が実行されていることを示す画像である。SPリーチ画像552は、例えば、パチンコ遊技機100の題材となったコンテンツに登場するキャラクタがミニゲームを行う動画像である。本実施形態では、SPリーチ画像552は、画像表示部114の表示領域の全体に表示される。また、本実施形態では、ステージ画像61の代わりに、装飾図柄41などの背景として、SPリーチ画像552が表示される。そのため、SPリーチ画像552は、ステージ画像61としても捉えられる。この場合のステージ(演出モード)は、SPリーチ演出が実行されているときに特有のステージ(演出モード)である。
【0339】
(発展画像584)
図115(1)に示すように、画像表示部114には、発展画像584が表示される。発展画像584は、停止することにより発展演出が実行されることを報知または示唆する画像である。図示の例では、発展画像584には、「発展」のテキストが示されている。なお、発展画像584は、後述するように、中装飾図柄41の一環として変動表示や停止表示が行われる。そのため、発展画像584も、広義には、演出図柄として捉えられる。
【0340】
(発展強調画像554)
図115(4)に示すように、画像表示部114には、発展強調画像554が表示される。発展強調画像554は、発展演出を強調する画像である。また、発展強調画像554は、中可動役物115B(役物演出)を強調する画像としても捉えられる。発展強調画像554は、画像表示部114の一面全体に表示されるが、画像表示部114の一面において部分的に表示されてもよい。図示の例では、発展強調画像554として、光を模した画像が表示されている。
【0341】
(役物第2強調画像555)
図117(3)に示すように、画像表示部114には、役物第2強調画像555が表示される。役物第2強調画像555は、左可動役物115A(役物演出)を強調する画像である。図示の例では、役物第2強調画像555としての光を模した画像が、画像表示部114の表示領域のうちの、左可動役物115Aと重なる領域を囲むように表示されている。
【0342】
(SPSP開始画像556)
図119(1)に示すように、画像表示部114には、SPSP開始画像556が表示される。SPSP開始画像556は、SPSPリーチ演出が開始されるときに表示される画像である。図示の例では、SPSP開始画像556として、「SPSP」のテキストが白色により示されている。
【0343】
(第1開始時強調画像557)
図119(1)に示すように、画像表示部114には、第1開始時強調画像557が表示される。第1開始時強調画像557は、SPSP開始画像556を強調する画像である。言い換えると、第1開始時強調画像557は、SPSPリーチ演出を強調する画像としても捉えられる。図示の例では、第1開始時強調画像557としての光を模した画像が、SPSP開始画像556の表示領域と重なる領域であってSPSP開始画像556よりも前面のレイヤに表示されている。
【0344】
(第2開始時強調画像558)
図120(1)に示すように、画像表示部114には、第2開始時強調画像558が表示される。第2開始時強調画像558は、SPSP開始画像556を強調する画像である。言い換えると、第2開始時強調画像558は、SPSPリーチ演出を強調する画像としても捉えられる。図示の例では、第2開始時強調画像558として、光を模した画像が、SPSP開始画像556の周辺に表示されている。
【0345】
(第3開始時強調画像559)
図122(2)に示すように、画像表示部114には、第3開始時強調画像559が表示される。第3開始時強調画像559は、SPSP開始画像556を強調する画像である。言い換えると、第3開始時強調画像559は、SPSPリーチ演出を強調する画像としても捉えられる。図示の例では、第3開始時強調画像559として、光を模した画像が、SPSP開始画像556の周辺に表示されている。
【0346】
(第4開始時強調画像560)
図123(2)に示すように、画像表示部114には、第4開始時強調画像560が表示される。第4開始時強調画像560は、SPSP開始画像556を強調する画像である。言い換えると、第4開始時強調画像560は、SPSPリーチ演出を強調する画像としても捉えられる。図示の例では、第4開始時強調画像560としての光を模した画像が、SPSP開始画像556を囲むように表示されている。
【0347】
(SPSP中示唆画像561)
図124(1)に示すように、画像表示部114には、SPSP中示唆画像561が表示される。SPSP中示唆画像561は、SPSPリーチ演出の実行中において、表示態様(表示色、表示されるテキストの内容等)から、特別図柄抽選の抽選結果が大当たり(小当たり)である確率(期待度)を示唆する画像である。図示の例では、SPSP中示唆画像561として、「チャンス!?」のテキストが白色により示されている。
【0348】
(第1実行中強調画像562)
図124(2)に示すように、画像表示部114には、第1実行中強調画像562が表示される。第1実行中強調画像562は、SPSP中示唆画像561を強調する画像である。言い換えると、第1実行中強調画像562は、SPSPリーチ演出を強調する演出としても捉えられる。図示の例では、第1実行中強調画像562としての光を模した画像が、SPSP中示唆画像561の周辺に表示されている。
【0349】
(第2実行中強調画像563)
図125(2)に示すように、画像表示部114には、第2実行中強調画像563が表示される。第2実行中強調画像563は、SPSP中示唆画像561を強調する画像である。言い換えると、第2実行中強調画像563は、SPSPリーチ演出を強調する演出としても捉えられる。図示の例では、第2実行中強調画像563としての光を模した画像が、第2実行中強調画像563におけるテキストの一文字を囲むように表示されている。
【0350】
(第3実行中強調画像564)
図127(2)に示すように、画像表示部114には、第3実行中強調画像564が表示される。第3実行中強調画像564は、SPSP中示唆画像561を強調する画像である。言い換えると、第3実行中強調画像564は、SPSPリーチ演出を強調する演出としても捉えられる。図示の例では、第3実行中強調画像564としての光を模した画像が、SPSP中示唆画像561の周辺に表示されている。
【0351】
(第4実行中強調画像565)
図128(2)に示すように、画像表示部114には、第4実行中強調画像565が表示される。第4実行中強調画像565は、SPSP中示唆画像561を強調する画像である。言い換えると、第4実行中強調画像565は、SPSPリーチ演出を強調する演出としても捉えられる。図示の例では、第4実行中強調画像565としての光を模した画像が、SPSP中示唆画像561の周辺に表示されている。
【0352】
(第1大当たり強調画像566)
図130(5)に示すように、画像表示部114には、第1大当たり強調画像566が表示される。第1大当たり強調画像566は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たり(小当たり)であることを強調する画像である。第1大当たり強調画像566は、画像表示部114における一面の全体に表示される。図示の例では、第1大当たり強調画像566として、光を模した画像が、虹色により表示されている。
【0353】
(第2大当たり強調画像567)
図133(5)に示すように、画像表示部114には、第2大当たり強調画像567が表示される。第2大当たり強調画像567は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たり(小当たり)であることを強調する画像である。第2大当たり強調画像567は、画像表示部114における一面の全体に表示される。図示の例では、第2大当たり強調画像567として、光を模した画像が、虹色により表示されている。
【0354】
(第3大当たり強調画像568)
図135(5)に示すように、画像表示部114には、第3大当たり強調画像568が表示される。第3大当たり強調画像568は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たり(小当たり)であることを強調する画像である。第3大当たり強調画像568は、画像表示部114における一面の全体に表示される。図示の例では、第3大当たり強調画像568として、光を模した画像が、虹色により表示されている。
【0355】
(第4大当たり強調画像569)
図137(5)に示すように、画像表示部114には、第4大当たり強調画像569が表示される。第4大当たり強調画像569は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たり(小当たり)であることを強調する画像である。第4大当たり強調画像569は、画像表示部114における一面の全体に表示される。図示の例では、第4大当たり強調画像569として、光を模した画像が、虹色により表示されている。
【0356】
(第5大当たり強調画像570)
図139(5)に示すように、画像表示部114には、第5大当たり強調画像570が表示される。第5大当たり強調画像570は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たり(小当たり)であることを強調する画像である。第5大当たり強調画像570は、画像表示部114における一面の全体に表示される。図示の例では、第5大当たり強調画像570として、光を模した画像が、虹色により表示されている。
【0357】
(第1ボタン後画像571)
図142(6)に示すように、画像表示部114には、第1ボタン後画像571が表示される。第1ボタン後画像571は、ボタン演出が実行された後に表示される画像である。本実施形態では、ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されたか否かに関わらず、第1ボタン後画像571が表示される。図示の例では、第1ボタン後画像571として、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであることを示唆する「・・・」のテキストが示されている。
【0358】
(第1停止強調画像572)
図142(7)に示すように、画像表示部114には、第1停止強調画像572が表示される。第1停止強調画像572は、停止する装飾図柄41を強調する画像である。本実施形態では、後述する第1ステージにおいて、偶数(2、4、6、8など)である左右の装飾図柄41の何れかが停止するときに、第1停止強調画像572が表示される。図示の例では、第1停止強調画像572としての光を模した画像が、左装飾図柄41の周囲に表示されている。
【0359】
(第2停止強調画像573)
図142(8)に示すように、画像表示部114には、第2停止強調画像573が表示される。第2停止強調画像573は、停止する装飾図柄41を強調する画像である。本実施形態では、後述する第1ステージにおいて、奇数(1、3、5、9など)である左右の装飾図柄41の何れかが停止するときに、第2停止強調画像573が表示される。図示の例では、第2停止強調画像573としての光を模した画像が、右装飾図柄41の周囲に表示されている。
【0360】
(第3停止強調画像574)
図143(9)に示すように、画像表示部114には、第3停止強調画像574が表示される。第3停止強調画像574は、停止する装飾図柄41を強調する画像である。本実施形態では、後述する第1ステージにおいて、偶数(2、4、6、8など)である中装飾図柄41が停止するときに、第3停止強調画像574が表示される。図示の例では、第3停止強調画像574としての光を模した画像が、中装飾図柄41の周囲に表示されている。
【0361】
(第4停止強調画像575)
図144(3)に示すように、画像表示部114には、第4停止強調画像575が表示される。第4停止強調画像575は、停止する装飾図柄41を強調する画像である。本実施形態では、後述する第1ステージにおいて、奇数(1、3、5、7、9など)である中装飾図柄41が停止するときに、第4停止強調画像575が表示される。図示の例では、第4停止強調画像575としての光を模した画像が、中装飾図柄41の周囲に表示されている。
【0362】
(第2ボタン後画像576)
図145(6)に示すように、画像表示部114には、第2ボタン後画像576が表示される。第2ボタン後画像576は、ボタン演出が実行された後に表示される画像である。本実施形態では、ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されたか否かに関わらず、第2ボタン後画像576が表示される。図示の例では、第2ボタン後画像576として、実行される演出を報知または示唆する「リーチ?」のテキストが示されている。
【0363】
(第3ボタン後画像577)
図146(13)に示すように、画像表示部114には、第3ボタン後画像577が表示される。第3ボタン後画像577は、ボタン演出が実行された後に表示される画像である。本実施形態では、ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されたか否かに関わらず、第3ボタン後画像577が表示される。図示の例では、第3ボタン後画像577として、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであることを示唆する「がんばれ!」のテキストが示されている。
【0364】
(第5停止強調画像578)
図146(14)に示すように、画像表示部114には、第5停止強調画像578が表示される。第5停止強調画像578は、停止する装飾図柄41を強調する画像である。本実施形態では、後述する第1ステージにおけるノーマルリーチ演出が実行されSPリーチ演出やSPSPリーチ演出が実行されない場合において、奇数(1、3、5、7、9など)である中装飾図柄41が停止するときに、第5停止強調画像578が表示される。図示の例では、第5停止強調画像578としての光を模した画像が、中装飾図柄41を囲むように表示されている。
【0365】
(第6停止強調画像579)
図149(14)に示すように、画像表示部114には、第6停止強調画像579が表示される。第6停止強調画像579は、停止する装飾図柄41を強調する画像である。本実施形態では、後述する第1ステージにおけるノーマルリーチ演出が実行されSPリーチ演出やSPSPリーチ演出が実行されない場合において、偶数(2、4、6、8など)である中装飾図柄41が停止するときに、第6停止強調画像579が表示される。図示の例では、第6停止強調画像579としての光を模した画像が、中装飾図柄41を囲むように表示されている。
【0366】
(第4ボタン後画像580)
図150(6)に示すように、画像表示部114には、第4ボタン後画像580が表示される。第4ボタン後画像580は、ボタン演出が実行された後に表示される画像である。本実施形態では、ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されたか否かに関わらず、第4ボタン後画像580が表示される。図示の例では、第4ボタン後画像580として、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであることを示唆する「×」のテキストが示されている。
【0367】
(擬似連画像581)
図151(6)に示すように、画像表示部114には、擬似連画像581が表示される。擬似連画像581は、停止することにより擬似連演出が行われることを報知または示唆する画像である。本実施形態では、中装飾図柄41の代わりに擬似連画像581が表示される。ただし、擬似連画像581が表示されているときであっても、中装飾図柄41が表示されてもよい。図示の例では、擬似連画像581として、「擬似連」のテキストが示されている。なお、擬似連画像581は、後述するように、中装飾図柄41の一環として変動表示や停止表示が行われる。そのため、擬似連画像581も、広義には、演出図柄として捉えられる。
【0368】
(擬似連強調画像582)
図151(6)に示すように、画像表示部114には、擬似連強調画像582が表示される。擬似連強調画像582は、擬似連画像581を強調する画像である。言い換えると、擬似連強調画像582は、擬似連演出が実行されること(擬似連演出)を強調する画像である。図示の例では、擬似連強調画像582としての光を模した画像が、擬似連画像581の周辺と、擬似連画像581の表示領域と重なる領域であって擬似連画像581よりも前面のレイヤとに表示されている。
【0369】
(再変動報知画像583)
図151(8)に示すように、画像表示部114には、再変動報知画像583が表示される。再変動報知画像583は、擬似連演出により装飾図柄41が再変動することを報知する画像である。図示の例では、再変動報知画像583として、再変動により変動演出において装飾図柄41が変動を繰り返す回数を示す「×2」のテキストが示されている。
【0370】
(第1発展煽り強調画像585)
図153(19)に示すように、画像表示部114には、第1発展煽り強調画像585が表示される。第1発展煽り強調画像585は、発展画像584および中装飾図柄41を強調する画像である。言い換えると、第1発展煽り強調画像585は、発展煽り演出を強調する画像である。図示の例では、第1発展煽り強調画像585としての光を模した画像が、発展画像584および中装飾図柄41の周囲に表示されている。
【0371】
(切替画像586)
図153(22)に示すように、画像表示部114には、切替画像586が表示される。切替画像586は、装飾図柄41などの背景(ステージ画像61の表示態様)を、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出に応じた背景から、変動演出においてリーチ演出が開始される前の背景(ステージ画像61の表示態様)に切り替えるための画像である。切替画像586は、画像表示部114における一面の全体に表示される。また、切替画像586は、装飾図柄41、変動画像51、保留画像52、ステージ画像61等よりも前側のレイヤであって、保留数表示55および小図柄56よりも後側のレイヤに表示される。
【0372】
(チャンス目強調画像587)
図156(4)に示すように、画像表示部114には、チャンス目強調画像587が表示される。チャンス目強調画像587は、チャンス目である3つの装飾図柄41を強調する画像である。図示の例では、チャンス目強調画像587としての光を模した画像が、3つの装飾図柄41の周囲に表示されている。チャンス目強調画像587は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示されてもよい。また、チャンス目強調画像587は、装飾図柄41と同じレイヤに表示されてもよいし、装飾図柄41とは異なるレイヤ(後面のレイヤ)に表示されてもよい。
【0373】
(第1開始強調画像588)
図157(2)に示すように、画像表示部114には、第1開始強調画像588が表示される。第1開始強調画像588は、変動を開始する装飾図柄41を強調する画像である。第1開始強調画像588は、3つの装飾図柄41ごとに表示される。図示の例では、第1開始強調画像588としての光を模した画像が、装飾図柄41の周囲に表示されている。
【0374】
(第5ボタン後画像589)
図157(7)に示すように、画像表示部114には、第5ボタン後画像589が表示される。第5ボタン後画像589は、ボタン演出が実行された後に表示される画像である。本実施形態では、ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されたか否かに関わらず、第5ボタン後画像589が表示される。図示の例では、第5ボタン後画像589として、特別図柄抽選の抽選結果が大当たり(小当たり)である確率(期待度)が高いことを示唆する「激熱!?」のテキストが示されている。
【0375】
(第6ボタン後画像590)
図161(34)に示すように、画像表示部114には、第6ボタン後画像590が表示される。第6ボタン後画像590は、ボタン演出が実行された後に表示される画像である。本実施形態では、ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されたか否かに関わらず、第6ボタン後画像590が表示される。図示の例では、第6ボタン後画像590として、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであることを示唆する「残念…」のテキストが示されている。
【0376】
(第1ゾロ目強調画像591)
図166(34)に示すように、画像表示部114には、第1ゾロ目強調画像591が表示される。第1ゾロ目強調画像591は、ゾロ目の装飾図柄41を強調する画像である。第1ゾロ目強調画像591は、3つの装飾図柄41ごとに表示される。図示の例では、第1ゾロ目強調画像591としての光を模した画像が、装飾図柄41の周辺と、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも前面とに表示されている。
【0377】
(昇格煽り強調画像592)
図166(35)に示すように、画像表示部114には、昇格煽り強調画像592が表示される。昇格煽り強調画像592は、昇格煽り演出を強調する画像である。言い換えると、昇格煽り強調画像592は、昇格煽り演出において3つの装飾図柄41(ゾロ目の装飾図柄41)を強調する画像としても捉えられる。昇格煽り強調画像592は、画像表示部114における一面の全体に表示される。図示の例では、昇格煽り強調画像592として、光を模した画像が表示されている。
なお、昇格煽り強調画像592は、装飾図柄41よりも後面のレイヤに表示される。ただし、昇格煽り強調画像592は、装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示されてもよい。
【0378】
(大当たり開始画像593)
図167(42)に示すように、画像表示部114には、大当たり開始画像593が表示される。大当たり開始画像593は、大当たり遊技が開始されることを報知する画像である。図示の例では、大当たり開始画像593として、「Bonus!」のテキストが表示されている。大当たり開始画像593は、大当たり遊技の種類(例えば、総ラウンド数)、および大当たり遊技の終了後の遊技状態を示唆する内容となっている。
【0379】
(ラウンド数画像594)
図167(44)に示すように、画像表示部114には、ラウンド数画像594が表示される。ラウンド数画像594は、大当たり遊技において現在実行しているラウンドのラウンド数を遊技者に報知するための画像である。図示の例では、ラウンド数画像594として、「Round1」のテキストが表示されている。
【0380】
(ラウンド中画像595)
図167(44)に示すように、画像表示部114には、ラウンド中画像595が表示される。このラウンド中画像595は、パチンコ遊技機100の題材となったコンテンツに登場するキャラクタの動画像である。ラウンド中画像595は、大当たり遊技におけるラウンド中に表示される。
【0381】
(時短開始画像596)
図167(45)に示すように、画像表示部114には、時短開始画像596が表示される。時短開始画像596は、時短遊技状態の開始を報知する画像である。図示の例では、時短開始画像596として、遊技状態が特別時短遊技状態に制御されることを示唆または報知する「特別時短突入!!」のテキストが表示されている。
【0382】
(第1リーチ煽り強調画像597)
図172(5)に示すように、画像表示部114には、第1リーチ煽り強調画像597が表示される。第1リーチ煽り強調画像597は、リーチ煽り演出において左右の装飾図柄41を強調する画像である。言い換えると、第1リーチ煽り強調画像597は、リーチ煽り演出を強調する画像である。図示の例では、第1リーチ煽り強調画像597としての光を模した画像が、左右の装飾図柄41を囲むように表示されている。
【0383】
(第2ゾロ目強調画像598)
図173(13)に示すように、画像表示部114には、第2ゾロ目強調画像598が表示される。第2ゾロ目強調画像598は、ゾロ目の装飾図柄41を強調する画像である。第2ゾロ目強調画像598は、3つの装飾図柄41ごとに表示される。図示の例では、第2ゾロ目強調画像598としての光を模した画像が、装飾図柄41の周囲に表示されている。
【0384】
(復活画像599)
図174(3)に示すように、画像表示部114には、復活画像599が表示される。復活画像599は、復活演出が行われることを示唆または報知する画像である。図示の例では、復活画像599として、「復活!!」のテキストが示されている。
【0385】
(特殊演出画像600)
図176(3)に示すように、画像表示部114には、特殊演出画像600が表示される。特殊演出画像600は、遊技者に着目させるための画像である。特殊演出画像600は、装飾図柄41よりも表示サイズが大きい。また、特殊演出画像600は、画像表示部114における一面の全体に表示されてもよい。また、特殊演出画像600は、装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示される。図示の例では、特殊演出画像600として、「!?」のテキストが示されている。
【0386】
(第7ボタン後画像601)
図181(6)に示すように、画像表示部114には、第7ボタン後画像601が表示される。第7ボタン後画像601は、ボタン演出が実行された後に表示される画像である。本実施形態では、ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されたか否かに関わらず、第7ボタン後画像601が表示される。図示の例では、第7ボタン後画像601として、特別図柄抽選の結果がはずれであることを示唆する「??」のテキストが示されている。
【0387】
(第7停止強調画像602)
図181(7)に示すように、画像表示部114には、第7停止強調画像602が表示される。第7停止強調画像602は、停止する装飾図柄41を強調する画像である。本実施形態では、後述する第2ステージにおいて、偶数(2、4、6、8など)である左右の装飾図柄41の何れかが停止するときに、第7停止強調画像602が表示される。図示の例では、第7停止強調画像602としての光を模した画像が、左装飾図柄41の周辺に表示されている。
【0388】
(第8停止強調画像603)
図181(8)に示すように、画像表示部114には、第8停止強調画像603が表示される。第8停止強調画像603は、停止する装飾図柄41を強調する画像である。本実施形態では、後述する第2ステージにおいて、奇数(1、3、5、9など)である左右の装飾図柄41の何れかが停止するときに、第8停止強調画像603が表示される。図示の例では、第8停止強調画像603としての光を模した画像が、右装飾図柄41の周辺に表示されている。
【0389】
(第9停止強調画像604)
図182(9)に示すように、画像表示部114には、第9停止強調画像604が表示される。第9停止強調画像604は、停止する装飾図柄41を強調する画像である。本実施形態では、後述する第2ステージにおいて、偶数(2、4、6、8など)である中装飾図柄41が停止するときに第9停止強調画像604が表示される。図示の例では、第9停止強調画像604としての光を模した画像が、中装飾図柄41の周辺に表示されている。
【0390】
(第10停止強調画像605)
図183(3)に示すように、画像表示部114には、第10停止強調画像605が表示される。第10停止強調画像605は、停止する装飾図柄41を強調する画像である。本実施形態では、後述する第2ステージにおいて、奇数(1、3、5、7、9など)である中装飾図柄41が停止するときに第10停止強調画像605が表示される。図示の例では、第10停止強調画像605としての光を模した画像が、中装飾図柄41の周辺に表示されている。
【0391】
(第8ボタン後画像606)
図184(6)に示すように、画像表示部114には、第8ボタン後画像606が表示される。第8ボタン後画像606は、ボタン演出が実行された後に表示される画像である。本実施形態では、ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されたか否かに関わらず、第8ボタン後画像606が表示される。図示の例では、第8ボタン後画像606として、「期待?」のテキストが示されている。
【0392】
(第9ボタン後画像607)
図185(13)に示すように、画像表示部114には、第9ボタン後画像607が表示される。第9ボタン後画像607は、ボタン演出が実行された後に表示される画像である。本実施形態では、ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されたか否かに関わらず、第9ボタン後画像607が表示される。図示の例では、第9ボタン後画像607として、特別図柄抽選の結果がはずれであることを示唆する「いける?」のテキストが示されている。
【0393】
(第11停止強調画像608)
図185(14)に示すように、画像表示部114には、第11停止強調画像608が表示される。第11停止強調画像608は、停止する装飾図柄41を強調する画像である。本実施形態では、後述する第2ステージにおけるノーマルリーチ演出が実行されSPリーチ演出やSPSPリーチ演出が実行されない場合において、奇数(1、3、5、7、9など)である中装飾図柄41が停止するときに、第11停止強調画像608が表示される。図示の例では、第11停止強調画像608としての光を模した画像が、中装飾図柄41の周辺に表示されている。
【0394】
(第12停止強調画像609)
図187(14)に示すように、画像表示部114には、第12停止強調画像609が表示される。第12停止強調画像609は、停止する装飾図柄41を強調する画像である。本実施形態では、後述する第2ステージにおけるノーマルリーチ演出が実行されSPリーチ演出やSPSPリーチ演出が実行されない場合において、偶数(2、4、6、8など)である中装飾図柄41が停止するときに、第12停止強調画像609が表示される。図示の例では、第12停止強調画像609としての光を模した画像が、中装飾図柄41を囲むように表示されている。
【0395】
(第2発展煽り強調画像610)
図191(2)に示すように、画像表示部114には、第2発展煽り強調画像610が表示される。第2発展煽り強調画像610は、発展画像584および中装飾図柄41を強調する画像である。言い換えると、第2発展煽り強調画像610は、発展煽り演出を強調する画像である。図示の例では、第2発展煽り強調画像610としての光を模した画像が、発展画像584および中装飾図柄41を囲むように表示されている。
【0396】
(第2開始強調画像611)
図194(2)に示すように、画像表示部114には、第2開始強調画像611が表示される。第2開始強調画像611は、変動を開始する装飾図柄41を強調する画像である。第2開始強調画像611は、3つの装飾図柄41ごとに表示される。図示の例では、第2開始強調画像611としての光を模した画像が、装飾図柄41の周囲に表示されている。
【0397】
(第10ボタン後画像612)
図194(7)に示すように、画像表示部114には、第10ボタン後画像612が表示される。第10ボタン後画像612は、ボタン演出が実行された後に表示される画像である。本実施形態では、ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されたか否かに関わらず、第10ボタン後画像612が表示される。図示の例では、第10ボタン後画像612として、特別図柄抽選の抽選結果が大当たり(小当たり)である確率(期待度)が高いことを示唆する「大チャンス!?」のテキストが示されている。
【0398】
(第3ゾロ目強調画像614)
図208(9)に示すように、画像表示部114には、第3ゾロ目強調画像614が表示される。第3ゾロ目強調画像614は、ゾロ目の装飾図柄41を強調する画像である。第3ゾロ目強調画像614は、3つの装飾図柄41ごとに表示される。図示の例では、第3ゾロ目強調画像614としての光を模した画像が、装飾図柄41の周辺に表示されている。
【0399】
(第4ゾロ目強調画像615)
図211(20)に示すように、画像表示部114には、第4ゾロ目強調画像615が表示される。第4ゾロ目強調画像615は、ゾロ目の装飾図柄41を強調する画像である。第4ゾロ目強調画像615は、3つの装飾図柄41ごとに表示される。図示の例では、第4ゾロ目強調画像615としての光を模した画像が、装飾図柄41の周囲と、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも前面とに表示されている。
【0400】
(第13停止強調画像616)
図212(3)に示すように、画像表示部114には、第13停止強調画像616が表示される。第13停止強調画像616は、停止する装飾図柄41を強調する画像である。第13停止強調画像616は、3つの装飾図柄41ごとに表示される。本実施形態では、後述する第3ステージにおいて装飾図柄41が停止するときに、第13停止強調画像616が表示される。図示の例では、第13停止強調画像616としての光を模した画像が、装飾図柄41の下側に表示されている。
【0401】
(第2リーチ煽り強調画像617)
図214(3)に示すように、画像表示部114には、第2リーチ煽り強調画像617が表示される。第2リーチ煽り強調画像617は、リーチ煽り演出において左右の装飾図柄41を強調する画像である。言い換えると、第2リーチ煽り強調画像617は、リーチ煽り演出を強調する画像である。図示の例では、第2リーチ煽り強調画像617としての光を模した画像が、左右の装飾図柄41の周囲に表示されている。
【0402】
(第1移行画像618)
図214(5)に示すように、画像表示部114には、第1移行画像618が表示される。第1移行画像618は、実行される演出がノーマルリーチ演出からSPSPリーチ演出に移行することを示唆または報知する画像である。本実施形態では、第1移行画像618は、画像表示部114における一面の全体に表示される。また、本実施形態では、ステージ画像61の代わりに、装飾図柄41などの背景として、第1移行画像618が表示される。そのため、第1移行画像618は、ステージ画像61としても捉えられる。この場合のステージ(演出モード)は、第1移行画像618が表示されているときに特有のステージ(演出モード)である。
【0403】
(第11ボタン後画像619)
図215(11)に示すように、画像表示部114には、第11ボタン後画像619が表示される。第11ボタン後画像619は、ボタン演出が実行された後に表示される画像である。本実施形態では、ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されたか否かに関わらず、第11ボタン後画像619が表示される。図示の例では、第11ボタン後画像619として、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであることを示唆する「ダメだ…」のテキストが示されている。
【0404】
(第5ゾロ目強調画像620)
図217(14)に示すように、画像表示部114には、第5ゾロ目強調画像620が表示される。第5ゾロ目強調画像620は、ゾロ目の装飾図柄41を強調する画像である。第5ゾロ目強調画像620は、3つの装飾図柄41ごとに表示される。図示の例では、第5ゾロ目強調画像620としての光を模した画像が、装飾図柄41を囲むように表示されている。
【0405】
(第12ボタン後画像621)
図219(6)に示すように、画像表示部114には、第12ボタン後画像621が表示される。第12ボタン後画像621は、ボタン演出が実行された後に表示される画像である。本実施形態では、ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されたか否かに関わらず、第12ボタン後画像621が表示される。図示の例では、第12ボタン後画像621として、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであることを示唆する「おしい!」のテキストが示されている。
【0406】
(第2移行画像622)
図222(5)に示すように、画像表示部114には、第2移行画像622が表示される。第2移行画像622は、ステージ画像61が切り替えられる場合に表示される画像である。本実施形態では、特別時短遊技状態に応じたステージ画像61から、第2移行画像622を経由して、通常遊技状態に応じたステージ画像61に切り替えられる。第2移行画像622は、画像表示部114における一面の全体に表示される。また、第2移行画像622は、装飾図柄41、変動画像51、保留画像52、ステージ画像61、ステージ報知画像501、時短残回数画像504等よりも前面のレイヤであって、保留数表示55および小図柄56等よりも後面のレイヤに表示される。図示の例では、第2移行画像622として、扉を模した画像が表示されている。
【0407】
(結果画像623)
図222(5)に示すように、画像表示部114には、結果画像623が表示される。結果画像623は、大当たり遊技の結果を示す画像である。結果画像623は、大当たり遊技が行われた場合において、第2移行画像622が表示されているときに表示される。また、第2移行画像622が表示されるまでに複数回の大当たり遊技が実行された場合、結果画像623には、この複数回の大当たり遊技の累積の結果が示される。図示の例では、結果画像623には、大当たり遊技が3回実行されたことを示す「TOTAL3回」のテキストと、大当たり遊技における賞球に応じた「3024Pt獲得」のテキストとが表示されている。
【0408】
(第14停止強調画像624)
図224(3)に示すように、画像表示部114には、第14停止強調画像624が表示される。第14停止強調画像624は、停止する装飾図柄41を強調する画像である。第14停止強調画像624は、3つの装飾図柄41ごとに表示される。本実施形態では、後述する第4ステージにおいて装飾図柄41が停止するときに、第14停止強調画像624が表示される。図示の例では、第14停止強調画像624としての光を模した画像が、装飾図柄41の周辺に表示されている。
【0409】
(第3リーチ煽り強調画像625)
図229(4)に示すように、画像表示部114には、第3リーチ煽り強調画像625が表示される。第3リーチ煽り強調画像625は、リーチ煽り演出において左右の装飾図柄41を強調する画像である。言い換えると、第3リーチ煽り強調画像625は、リーチ煽り演出を強調する画像である。図示の例では、第3リーチ煽り強調画像625としての光を模した画像が、左右の装飾図柄41を囲むように表示されている。
【0410】
(第6ゾロ目強調画像626)
図230(12)に示すように、画像表示部114には、第6ゾロ目強調画像626が表示される。第6ゾロ目強調画像626は、ゾロ目の装飾図柄41を強調する画像である。本実施形態では、第4ステージから開始された変動演出においてゾロ目の装飾図柄41である「777」が停止する場合に、第6ゾロ目強調画像626が表示される。第6ゾロ目強調画像626は、3つの装飾図柄41ごとに表示される。図示の例では、第6ゾロ目強調画像626としての光を模した画像が、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも前面に表示されている。
【0411】
(準備中画像627)
図242(9)に示すように、画像表示部114には、準備中画像627が表示される。準備中画像627は、パチンコ遊技機100の電源が断たれてから復帰する場合に、復帰の準備中であることを報知または示唆する画像である。準備中画像627は、画像表示部114における一面の全体に表示される。図示の例では、準備中画像627として、「準備中」のテキストが示されている。
【0412】
(大当たり中報知画像628)
図245(14)に示すように、画像表示部114には、大当たり中報知画像628が表示される。大当たり中報知画像628は、大当たり遊技の実行中であることを報知または示唆する画像である。大当たり中報知画像628は、画像表示部114における一面の全体に表示される。図示の例では、大当たり中報知画像628として、「大当たり中」のテキストが示されている。
【0413】
本実施形態では、第1前兆強調画像508、第2前兆強調画像513、第3前兆強調画像518、第4前兆強調画像527、第5前兆強調画像530、および第6前兆強調画像534は、それぞれ、異なる(表示態様が異なる)画像である。
また、本実施形態では、第1操作後強調画像510、第2操作後強調画像511、第3操作後強調画像512、第4操作後強調画像515、第5操作後強調画像516、第6操作後強調画像517、第7操作後強調画像519、第8操作後強調画像520、第9操作後強調画像521、第10操作後強調画像522、第11操作後強調画像523、第12操作後強調画像524、第13操作後強調画像525、第14操作後強調画像526、第15操作後強調画像528、第16操作後強調画像529、第17操作後強調画像532、第18操作後強調画像533、および第19操作後強調画像535は、それぞれ、異なる(表示態様が異なる)画像である。
【0414】
また、本実施形態では、第1リーチ目強調画像542、第2リーチ目強調画像543、第3リーチ目強調画像544、第4リーチ目強調画像545、第5リーチ目強調画像546、第6リーチ目強調画像547、第7リーチ目強調画像548、第8リーチ目強調画像549、第9リーチ目強調画像550、第1停止強調画像572、第2停止強調画像573、第3停止強調画像574、第4停止強調画像575、第5停止強調画像578、第6停止強調画像579、擬似連強調画像582、第1発展煽り強調画像585、チャンス目強調画像587、第1開始強調画像588、第1ゾロ目強調画像591、リーチ煽り強調画像597、第2ゾロ目強調画像598、第7停止強調画像602、第8停止強調画像603、第9停止強調画像604、第10停止強調画像605、第11停止強調画像608、第12停止強調画像609、第2発展煽り強調画像610、第2開始強調画像611、第3ゾロ目強調画像614、第4ゾロ目強調画像615、第13停止強調画像616、第2リーチ煽り強調画像617、第5ゾロ目強調画像620、第14停止強調画像624、第3リーチ煽り強調画像625、および第6ゾロ目強調画像626は、それぞれ、異なる(表示態様が異なる)画像である。
【0415】
また、第1ボタン後画像571、第2ボタン後画像576、第3ボタン後画像577、第4ボタン後画像580、第5ボタン後画像589、第6ボタン後画像590、第7ボタン後画像601、第8ボタン後画像606、第9ボタン後画像607、第10ボタン後画像612、第11ボタン後画像619、および第12ボタン後画像621は、何れも、画像表示部114における一のレイヤの全体に表示されてもよい。
【0416】
また、以下では、音量画像42および客待ち音量画像44を特に区別することなく説明する場合、単に音量画像と称することがある。
また、以下では、光量画像43および客待ち光量画像45を特に区別することなく説明する場合、単に光量画像と称することがある。
また、以下では、第1右打ち画像503および第2右打ち画像507を特に区別することなく説明する場合、単に右打ち画像と称することがある。
また、以下では、第1左打ち画像47および第2左打ち画像48を特に区別することなく説明する場合、単に左打ち画像と称することがある。
【0417】
また、以下では、第1前兆強調画像508、第2前兆強調画像513、第3前兆強調画像518、第4前兆強調画像527、第5前兆強調画像530、第6前兆強調画像534を特に区別することなく説明する場合、単に前兆強調画像と称することがある。
また、以下では、第1操作後強調画像510、第2操作後強調画像511、第3操作後強調画像512、第4操作後強調画像515、第5操作後強調画像516、第6操作後強調画像517、第7操作後強調画像519、第8操作後強調画像520、第9操作後強調画像521、第10操作後強調画像522、第11操作後強調画像523、第12操作後強調画像524、第13操作後強調画像525、第14操作後強調画像526、第15操作後強調画像528、第16操作後強調画像529、第17操作後強調画像532、第18操作後強調画像533、第19操作後強調画像535を特に区別することなく説明する場合、単に操作後強調画像と称することがある。
また、以下では、第1操作中強調画像514および第2操作中強調画像531を特に区別することなく説明する場合、単に操作中強調画像と称することがある。
また、以下では、第1ボタン後画像571、第2ボタン後画像576、第3ボタン後画像577、第4ボタン後画像580、第5ボタン後画像589、第6ボタン後画像590、第7ボタン後画像601、第8ボタン後画像606、第9ボタン後画像607、第10ボタン後画像612、第11ボタン後画像619、第12ボタン後画像621を特に区別することなく説明する場合、単にボタン後画像と称することがある。
【0418】
また、以下では、第1停止強調画像572、第2停止強調画像573、第3停止強調画像574、第4停止強調画像575、第5停止強調画像578、第6停止強調画像579、第7停止強調画像602、第8停止強調画像603、第9停止強調画像604、第10停止強調画像605、第11停止強調画像608、第12停止強調画像609、第13停止強調画像616、第14停止強調画像624を特に区別することなく説明する場合、単に停止強調画像と称することがある。
また、以下では、第1発展煽り強調画像585および第2発展煽り強調画像610を特に区別することなく説明する場合、単に発展煽り強調画像と称することがある。
また、以下では、第1リーチ目強調画像542、第2リーチ目強調画像543、第3リーチ目強調画像544、第4リーチ目強調画像545、第5リーチ目強調画像546、第6リーチ目強調画像547、第7リーチ目強調画像548、第8リーチ目強調画像549、第9リーチ目強調画像550を特に区別することなく説明する場合、単にリーチ目強調画像と称することがある。
また、以下では、第1ゾロ目強調画像591、第2ゾロ目強調画像598、第3ゾロ目強調画像614、第4ゾロ目強調画像615、第5ゾロ目強調画像620、第6ゾロ目強調画像626を特に区別することなく説明する場合、単にゾロ目強調画像と称することがある。
【0419】
また、以下では、第1大当たり強調画像566、第2大当たり強調画像567、第3大当たり強調画像568、第4大当たり強調画像569、第5大当たり強調画像570を特に区別することなく説明する場合、単に大当たり強調画像と称することがある。
また、以下では、第1開始時強調画像557、第2開始時強調画像558、第3開始時強調画像559、第4開始時強調画像560を特に区別することなく説明する場合、単に開始時強調画像と称することがある。
また、以下では、第1実行中強調画像562、第2実行中強調画像563、第3実行中強調画像564、第4実行中強調画像565を特に区別することなく説明する場合、単に開始時強調画像と称することがある。
また、以下では、第1開始強調画像588、第2開始強調画像611を特に区別することなく説明する場合、単に開始強調画像と称することがある。
また、以下では、第1リーチ煽り強調画像597、第2リーチ煽り強調画像617、第3リーチ煽り強調画像625を特に区別することなく説明する場合、単にリーチ煽り強調画像と称することがある。
また、以下では、役物第1強調画像551、役物第2強調画像555を特に区別することなく説明する場合、単に役物強調画像と称することがある。
【0420】
(強調演出)
次に、強調演出について説明する。本実施形態では、強調演出が実行される。強調演出とは、特定の演出対象を強調する演出である。特定の演出対象としては、例えば、装飾図柄41、ボタン画像509(ボタン演出)、リーチ示唆画像540、SPSP開始画像556、SPSP中示唆画像561、擬似連画像581、可動役物115、演出ボタン161の操作、演出ボタン161が操作されたこと、役物演出、発展演出、リーチ演出、SPSPリーチ演出、特別図柄抽選の抽選結果(大当たり遊技が実行されること)、擬似連演出、昇格煽り演出等が挙げられる。
【0421】
画像表示部114を用いて強調演出を実現する場合、強調演出とは、第1前兆強調画像508、ボタン画像509のボタン強調部509c、第1操作後強調画像510、第2操作後強調画像511、第3操作後強調画像512、第2前兆強調画像513、第1操作中強調画像514、第4操作後強調画像515、第5操作後強調画像516、第6操作後強調画像517、第3前兆強調画像518、第7操作後強調画像519、第8操作後強調画像520、第9操作後強調画像521、第10操作後強調画像522、第11操作後強調画像523、第12操作後強調画像524、第13操作後強調画像525、第14操作後強調画像526、第4前兆強調画像527、第15操作後強調画像528、第16操作後強調画像529、第5前兆強調画像530、第2操作中強調画像531、第17操作後強調画像532、第18操作後強調画像533、第6前兆強調画像534、第19操作後強調画像535、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541、第1リーチ目強調画像542、第2リーチ目強調画像543、第3リーチ目強調画像544、第4リーチ目強調画像545、第5リーチ目強調画像546、第6リーチ目強調画像547、第7リーチ目強調画像548、第8リーチ目強調画像549、第9リーチ目強調画像550、役物第1強調画像551、発展強調画像554、役物第2強調画像555、SPSP開始画像556、第1開始時強調画像557、第2開始時強調画像558、第3開始時強調画像559、第4開始時強調画像560、SPSP中示唆画像561、第1実行中強調画像562、第2実行中強調画像563、第3実行中強調画像564、第4実行中強調画像565、第1大当たり強調画像566、第2大当たり強調画像567、第3大当たり強調画像568、第4大当たり強調画像569、第5大当たり強調画像570、第1停止強調画像572、第2停止強調画像573、第3停止強調画像574、第4停止強調画像575、第5停止強調画像578、第6停止強調画像579、擬似連強調画像582、第1発展煽り強調画像585、チャンス目強調画像587、第1開始強調画像588、第1ゾロ目強調画像591、昇格煽り強調画像592、第1リーチ煽り強調画像597、第2ゾロ目強調画像598、第7停止強調画像602、第8停止強調画像603、第9停止強調画像604、第10停止強調画像605、第11停止強調画像608、第12停止強調画像609、第2発展煽り強調画像610、第2開始強調画像611、第3ゾロ目強調画像614、第4ゾロ目強調画像615、第13停止強調画像616、第2リーチ煽り強調画像617、第5ゾロ目強調画像620、第14停止強調画像624、第3リーチ煽り強調画像625、第6ゾロ目強調画像626等を画像表示部114に表示することである。
【0422】
強調演出の一例を説明する。第1停止強調画像572(図142(7)参照)を表示することにより強調演出が実現される場合、この強調演出による強調の対象(特定の演出対象)は、装飾図柄41である。
本実施形態では、強調演出を実行することにより、特定の演出対象を遊技者により着目させることができる。
【0423】
(ステージごとの演出画像)
次に、ステージ(演出モード)ごとに表示される演出画像について説明する。
本実施形態では、演出制御部300は、特定の演出画像を、ステージに応じた表示態様により表示する。
図43は、ステージごとに表示される演出画像を示した図である。
図43(1)は、第1ステージにおける演出画像を示した図である。第1ステージにおいては、ステージ画像61として、宇宙をテーマにした動画像が表示されている。また、第1ステージにおいては、装飾図柄41に女の子のキャラクタが付されることで、装飾性の高い装飾図柄41が構成されている。
【0424】
図43(2)には、第1ステージにおけるステージ報知画像501および変動回数画像502が示されている。ステージ報知画像501には、識別部501aと、強調部501bとが設けられている。
識別部501aは、演出制御部300により設定されているステージ(演出モード)を識別するための画像である。第1ステージにおける識別部501aは、長方形状に形成されている。また、第1ステージにおける識別部501aには、ステージを識別する「宇宙」のテキストが黒色により示されている。
強調部501bは、識別部501aを強調する画像である。また、強調部501bは、ステージ報知画像501を強調する画像としても捉えられる。第1ステージにおける強調部501bは、各々がアーチ状に形成された部分が識別部501aを囲むように並んで構成される画像である。
【0425】
また、図43(2)に示すように、変動回数画像502には、識別部502aと、強調部502bとが設けられている。
識別部502aは、通常遊技状態において実行された変動演出の実行回数(特別図柄の変動回数)を識別するための画像である。識別部502aは、長方形状からなり、通常遊技状態において実行された変動演出の実行回数(特別図柄の変動回数)を識別する「10ゲーム」のテキストを有する。
強調部502bは、識別部502aを強調する画像である。また、強調部502bは、変動回数画像502を強調する画像としても捉えられる。強調部502bは、実線からなる長方形の枠状に形成され、識別部502aを囲むように配置された画像である。
【0426】
図43(3)は、第2ステージにおける演出画像を示した図である。第2ステージにおいては、ステージ画像61として、空をテーマにした動画像が表示されている。また、第2ステージにおいては、装飾図柄41に女の子のキャラクタが付されることで、装飾性の高い装飾図柄41が構成されている。第1ステージと、第2ステージとでは、装飾図柄41に付されているキャラクタの装飾が異なっている点で、装飾図柄41の表示態様が異なっている。
【0427】
図43(4)には、第2ステージにおけるステージ報知画像501および変動回数画像502が示されている。第2ステージにおけるステージ報知画像501の識別部501aは、第1ステージにおける識別部501aと同一の形状を有する。一方で、第2ステージにおける識別部501aは、ステージを識別する「空」のテキストが水色により示されている点で、第1ステージにおける識別部501aとは異なる。
第2ステージにおけるステージ報知画像501の強調部501bは、各々が三角形状に形成された部分が識別部501a囲むように並んで構成される画像である。
また、第2ステージにおける変動回数画像502の識別部502aおよび強調部502bは、第1ステージにおける変動回数画像502の識別部502aおよび強調部502bと同一の表示態様である。
【0428】
図43(5)は、第3ステージにおける演出画像を示した図である。第3ステージにおいては、ステージ画像61として、海をテーマにした動画像が表示されている。また、第3ステージにおいては、装飾性の低い装飾図柄41、ステージ報知画像501、第1右打ち画像503、および時短残回数画像504が表示されている。
【0429】
図43(6)には、第3ステージにおけるステージ報知画像501および時短残回数画像504が示されている。第3ステージにおけるステージ報知画像501の識別部501aは、第1ステージにおける識別部501aおよび第2ステージにおける識別部501aと同一の形状を有する。一方で、第3ステージにおける識別部501aは、ステージを識別する「海」のテキストが青色により示されている点で、第1ステージにおける識別部501aおよび第2ステージにおける識別部501aとは異なる。
第3ステージにおけるステージ報知画像501の強調部501bは、識別部501aを囲む輪状の画像である。
【0430】
また、図43(6)に示すように、時短残回数画像504には、識別部504aと、強調部504bとが設けられている。
識別部504aは、時短遊技状態での特別図柄抽選の残り回数(時短遊技状態での変動演出の残り回数)を識別するための画像である。識別部504aは、長方形状からなり、時短遊技状態での特別図柄抽選の残り回数(時短遊技状態での変動演出の残り回数)を識別する「あと90」のテキストを有する。
強調部504bは、識別部504aを強調する画像である。また、強調部504bは、時短残回数画像504を強調する画像としても捉えられる。強調部504bは、点線からなる長方形の枠状に形成され、識別部504aを囲むように配置された画像である。
【0431】
図43(7)は、第4ステージにおける演出画像を示した図である。第4ステージにおいては、ステージ画像61として、草原をテーマにした動画像が表示されている。また、第4ステージにおいては、装飾性の低い装飾図柄41、ステージ報知画像501、第1右打ち画像503、および時短残回数画像504が表示されている。第3ステージと第4ステージとでは、装飾図柄41および第1右打ち画像503は同一の表示態様である。
【0432】
図43(8)には、第4ステージにおけるステージ報知画像501および時短残回数画像504が示されている。第4ステージにおけるステージ報知画像501の識別部501aは、第1ステージにおける識別部501a、第2ステージにおける識別部501a、および第3ステージにおける識別部501aと同一の形状を有する。一方で、第4ステージにおける識別部501aは、ステージを識別する「草原」のテキストが緑色により示されている点で、第1ステージにおける識別部501a、第2ステージにおける識別部501a、および第3ステージにおける識別部501aとは異なる。
第4ステージにおけるステージ報知画像501の強調部501bは、識別部501aを囲む長方形状の画像である。
また、第4ステージにおける時短残回数画像504の識別部504aおよび強調部504bは、第3ステージにおける時短残回数画像504の識別部504aおよび強調部504bと同一の表示態様である。
【0433】
また、第1ステージ乃至第4ステージにおいて、変動画像51、保留画像52、保留数表示55および小図柄56は同一の表示態様である。ただし、変動画像51、保留画像52、保留数表示55および小図柄56は、ステージごとに異なる表示態様であってもよい。
また、本実施形態では、各ステージにおいて、変動画像51と保留画像52とが異なる表示サイズであるが、これに限定されない。各ステージにおいて、変動画像51と保留画像52とは同一の表示サイズであってもよい。
また、本実施形態では、音量画像42や光量画像43が表示されることがあるが、第1ステージ乃至第4ステージにおいては、音量画像42および光量画像43は同一の表示態様である。
【0434】
(変動画像の動作態様)
次に、変動画像51の動作態様について説明する。
本実施形態では、演出制御部300は、変動画像51を、表示色に応じた種々の動作態様により表示する。より具体的には、演出制御部300は、変動画像51を、表示色に応じた種々の動作態様により、周期的に動作表示させる。
図44は、通常表示態様の変動画像51の動作態様を示した図である。
図44(1)に示すように、通常表示態様の変動画像51は、球状に形成されている。また、通常表示態様の変動画像51は、時計回り方向に周期的に回転する。本実施形態では、通常表示態様の変動画像51による回転の周期は、2秒である。ただし、通常表示態様の変動画像51による回転の周期は、何れの時間であってもよい。
【0435】
図44(2)に示す変動画像51は、図44(1)に示した表示態様に対して、1/4回転している。このとき、図44(1)に示した表示態様である時点から1/4周期が経過している。
図44(3)に示す変動画像51は、図44(1)に示した表示態様に対して、半回転している。このとき、図44(1)に示した表示態様である時点から半周期が経過している。
図44(4)に示す変動画像51は、図44(1)に示した表示態様に対して、3/4回転している。このとき、図44(1)に示した表示態様である時点から3/4周期が経過している。
【0436】
図44(5)に示す変動画像51は、図44(1)に示した表示態様に対して、1回転している。このとき、図44(1)に示した表示態様である時点から1周期が経過している。この後も、変動画像51は、図44(2)乃至(5)までの動作表示を繰り返す。
以上の通り、通常表示態様の変動画像51は、図44(2)乃至(5)に示した表示態様を繰り返すように動作表示することで、周期的に回転する。
なお、通常表示態様の保留画像52についても、通常表示態様の変動画像51と同一の動作態様により動作表示されてもよい。
【0437】
図45は、青色の変動画像51の動作態様を示した図である。
図45(1)に示すように、青色の変動画像51には、識別部51aと、強調部51bとが設けられている。
識別部51aは、変動画像51の表示色を識別するための部分である。識別部51aは、球状に形成されている。また、識別部51aは、時計回り方向に周期的に回転する。識別部51aによる回転の周期は、2秒である。ただし、識別部51aによる回転の周期は、何れの時間であってもよい。
強調部51bは、識別部51aを強調する部分である。また、強調部51bは、変動画像51を強調する部分としても捉えられる。強調部51bは、冠状に形成されている。また、強調部51bは、時計回り方向と反時計回り方向とに周期的に揺動する。強調部51bによる揺動の周期は、1.5秒である。すなわち、本実施形態の強調部51bによる揺動の周期は、識別部51aによる回転の周期よりも短い。ただし、強調部51bによる揺動の周期は、識別部51aによる回転の周期に比べて、長くてもよいし、同一であってもよい。
【0438】
図45(2)に示す変動画像51の識別部51aは、図45(1)に示した表示態様に対して回転している。
また、強調部51bは、図45(1)に示した表示態様に対して右側に動いている。このとき、図45(1)に示した表示態様である時点から、強調部51bによる揺動の1/4周期が経過している。
【0439】
図45(3)に示す変動画像51の識別部51aは、図45(2)に示した表示態様に対して更に回転している。
また、強調部51bは、図45(2)に示した表示態様に対して左側に動くことで、図45(1)と同一の位置に配置されている。このとき、図45(1)に示した表示態様である時点から、強調部51bによる揺動の半周期が経過している。
【0440】
図45(4)に示す変動画像51の識別部51aは、図45(3)に示した表示態様に対して更に回転している。
また、強調部51bは、図45(3)に示した表示態様に対して左側に動いている。このとき、図45(1)に示した表示態様である時点から、強調部51bによる揺動の3/4周期が経過している。
【0441】
図45(5)に示す変動画像51の識別部51aは、図45(4)に示した表示態様に対して更に回転している。
また、強調部51bは、図45(4)に示した表示態様に対して右側に動くことで、図45(1)と同一の位置に配置されている。このとき、図45(1)に示した表示態様である時点から、強調部51bによる揺動の1周期が経過している。この後も、強調部51bは、図45(2)乃至(5)までの動作表示を繰り返す。
【0442】
図45(6)に示す変動画像51の識別部51aは、図45(1)に示した表示態様に対して、1回転している。このとき、図45(1)に示した表示態様である時点から、識別部51aによる回転の1周期が経過している。この後も、識別部51aは、図45(2)乃至(6)までの動作表示を繰り返す。また、強調部51bは、図45(5)に示した表示態様に対して右側に動いている。
以上の通り、青色の変動画像51においては、識別部51aが図45(2)乃至(6)に示した表示態様を繰り返すように動作表示することで周期的に回転し、強調部51bが図45(2)乃至(5)に示した表示態様を繰り返すように動作表示することで周期的に揺動する。
【0443】
なお、青色の保留画像52についても、青色の変動画像51と同一の動作態様により動作表示されてもよい。この場合、変動画像51の識別部51aおよび強調部51bが、保留画像52の識別部52aおよび強調部52bにそれぞれ対応付けられる。そして、保留画像52の識別部52aは、変動画像51の識別部51aと同一の周期により同一の動作表示がされる。また、保留画像52の強調部52bは、変動画像51の強調部51bと同一の周期により同一の動作表示がされる。
【0444】
図46は、緑色の変動画像51の動作態様を示した図である。
図46(1)に示すように、緑色の変動画像51には、識別部51aと、強調部51bとが設けられている。
識別部51aは、球状に形成されている。また、識別部51aは、時計回り方向に周期的に回転する。識別部51aによる回転の周期は、2秒である。ただし、識別部51aによる回転の周期は、何れの時間であってもよい。
強調部51bは、冠状に形成されるとともに頂部が曲面状に形成されており、青色の変動画像51の強調部51bと異なる表示態様である。また、強調部51bは、左右方向に周期的に移動する。強調部51bによる移動の周期は、1秒である。すなわち、本実施形態の強調部51bによる移動の周期は、識別部51aによる回転の周期よりも短い。ただし、強調部51bによる移動の周期は、識別部51aによる回転の周期に比べて、長くてもよいし、同一であってもよい。
【0445】
図46(2)に示す変動画像51の識別部51aは、図46(1)に示した表示態様に対して、1/4回転している。このとき、図46(1)に示した表示態様である時点から、識別部51aによる回転の1/4周期が経過している。
また、強調部51bは、図46(1)に示した表示態様に対して左側に動いている。このとき、図46(1)に示した表示態様である時点から、強調部51bによる移動の半周期が経過している。
【0446】
図46(3)に示す変動画像51の識別部51aは、図46(1)に示した表示態様に対して、半回転している。このとき、図46(1)に示した表示態様である時点から、識別部51aによる回転の半周期が経過している。
また、強調部51bは、図46(2)に示した表示態様に対して右側に移動することで、図46(1)と同一の位置に配置されている。このとき、図46(1)に示した表示態様である時点から、強調部51bによる移動の1周期が経過している。
【0447】
図46(4)に示す変動画像51の識別部51aは、図46(1)に示した表示態様に対して、3/4回転している。このとき、図46(1)に示した表示態様である時点から、識別部51aによる回転の3/4周期が経過している。
また、強調部51bは、図46(3)に示した表示態様に対して左側に動いている。
【0448】
図46(5)に示す変動画像51の識別部51aは、図46(1)に示した表示態様に対して、1回転している。このとき、図46(1)に示した表示態様である時点から、識別部51aによる回転の1周期が経過している。
また、強調部51bは、図46(4)に示した表示態様に対して右側に移動することで、図46(3)と同一の位置に配置されている。このとき、図46(1)に示した表示態様である時点から、強調部51bによる移動の2周期が経過している。
以上の通り、緑色の変動画像51においては、識別部51aが図46(2)乃至(5)に示した表示態様を繰り返すように動作表示することで周期的に回転し、強調部51bが図46(2)乃至(3)に示した表示態様を繰り返すように動作表示することで周期的に移動する。
【0449】
なお、緑色の保留画像52についても、緑色の変動画像51と同一の動作態様により動作表示されてもよい。この場合、変動画像51の識別部51aおよび強調部51bが、保留画像52の識別部52aおよび強調部52bにそれぞれ対応付けられる。そして、保留画像52の識別部52aは、変動画像51の識別部51aと同一の周期により同一の動作表示がされる。また、保留画像52の強調部52bは、変動画像51の強調部51bと同一の周期により同一の動作表示がされる。
【0450】
図47は、赤色の変動画像51の動作態様を示した図である。
図47(1)に示すように、赤色の変動画像51には、識別部51aと、強調部51bとが設けられている。
識別部51aは、球状に形成されている。また、識別部51aは、時計回り方向に周期的に回転する。識別部51aによる回転の周期は、2秒である。ただし、識別部51aによる回転の周期は、何れの時間であってもよい。
強調部51bは、稲妻状に形成されており、青色の変動画像51の強調部51bおよび緑色の変動画像51の強調部51bと異なる表示態様である。また、強調部51bは、上側から下側に向かって移動すると、表示位置が上側に切り替わり、再び下側に移動する。強調部51bは、この移動と表示位置の切り替わりとを繰り返すことで、周期的に動作する。強調部51bによる動作の周期は、0.5秒である。すなわち、本実施形態の強調部51bによる動作の周期は、識別部51aによる回転の周期よりも短い。ただし、強調部51bによる動作の周期は、識別部51aによる回転の周期に比べて、長くてもよいし、同一であってもよい。
【0451】
図47(2)に示す変動画像51の識別部51aは、図47(1)に示した表示態様に対して回転している。
また、強調部51bは、図47(1)に示した表示態様に対して下側に移動している。
【0452】
図47(3)に示す変動画像51の識別部51aは、図47(2)に示した表示態様に対して更に回転することで、図47(1)に示した表示態様に対して1/4回転している。このとき、図47(1)に示した表示態様である時点から、識別部51aによる回転の1/4周期が経過している。
また、強調部51bは、図47(2)に示した表示態様に対して表示位置が切り替わることで、図47(1)と同一の位置に配置されている。このとき、図47(1)に示した表示態様である時点から、強調部51bによる動作表示の1周期が経過している。
【0453】
図47(4)に示す変動画像51の識別部51aは、図47(1)に示した表示態様に対して半回転している。このとき、図47(1)に示した表示態様である時点から、識別部51aによる回転の半周期が経過している。
また、強調部51bは、図47(3)に示した表示態様に対して、下側への移動および表示位置の切り替わりが行われることで、図47(3)と同一の位置に配置されている。このとき、図47(1)に示した表示態様である時点から、強調部51bによる動作表示の2周期が経過している。
【0454】
図47(5)に示す変動画像51の識別部51aは、図47(1)に示した表示態様に対して3/4回転している。このとき、図47(1)に示した表示態様である時点から、識別部51aによる回転の3/4周期が経過している。
また、強調部51bは、図47(4)に示した表示態様に対して、下側への移動および表示位置の切り替わりが行われることで、図47(4)と同一の位置に配置されている。このとき、図47(1)に示した表示態様である時点から、強調部51bによる動作表示の3周期が経過している。
【0455】
図47(6)に示す変動画像51の識別部51aは、図47(1)に示した表示態様に対して1回転している。このとき、図47(1)に示した表示態様である時点から、識別部51aによる回転の1周期が経過している。
また、強調部51bは、図47(5)に示した表示態様に対して、下側への移動および表示位置の切り替わりが行われることで、図47(5)と同一の位置に配置されている。このとき、図47(1)に示した表示態様である時点から、強調部51bによる動作表示の4周期が経過している。
以上の通り、赤色の変動画像51においては、識別部51aが図47(2)乃至(6)に示した表示態様を繰り返すように動作表示することで周期的に回転し、強調部51bが図47(2)乃至(3)に示した表示態様を繰り返すように動作表示することで周期的に動作する。
【0456】
なお、赤色の保留画像52についても、赤色の変動画像51と同一の動作態様により動作表示されてもよい。この場合、変動画像51の識別部51aおよび強調部51bが、保留画像52の識別部52aおよび強調部52bにそれぞれ対応付けられる。そして、保留画像52の識別部52aは、変動画像51の識別部51aと同一の周期により同一の動作表示がされる。また、保留画像52の強調部52bは、変動画像51の強調部51bと同一の周期により同一の動作表示がされる。
【0457】
図48は、虹色の変動画像51の動作態様を示した図である。
図48(1)に示すように、虹色の変動画像51には、識別部51aと、強調部51bとが設けられている。
識別部51aは、球状に形成されている。また、識別部51aは、時計回り方向に周期的に回転する。識別部51aによる回転の周期は、2秒である。ただし、識別部51aによる回転の周期は、何れの時間であってもよい。
強調部51bは、識別部51aよりも小さい球状に形成されており、青色の変動画像51の強調部51b、緑色の変動画像51の強調部51b、および赤色の変動画像51の強調部51bと異なる表示態様である。また、強調部51bは、識別部51aの外周に沿って反時計回り方向に周期的に移動する。強調部51bによる移動の周期は、1秒である。すなわち、本実施形態の強調部51bによる移動の周期は、識別部51aによる回転の周期よりも短い。ただし、強調部51bによる移動の周期は、識別部51aによる回転の周期に比べて、長くてもよいし、同一であってもよい。
【0458】
図48(2)に示す変動画像51の識別部51aは、図48(1)に示した表示態様に対して、1/4回転している。このとき、図48(1)に示した表示態様である時点から、識別部51aによる回転の1/4周期が経過している。
また、強調部51bは、図48(1)に示した表示態様に対して反時計回り方向に移動することで、識別部51aの下側に位置している。このとき、図48(1)に示した表示態様である時点から、強調部51bによる移動の半周期が経過している。
【0459】
図48(3)に示す変動画像51の識別部51aは、図48(1)に示した表示態様に対して、半回転している。このとき、図48(1)に示した表示態様である時点から、識別部51aによる回転の半周期が経過している。
また、強調部51bは、図48(2)に示した表示態様に対して反時計回り方向に移動することで、図48(1)と同一の位置に配置されている。このとき、図48(1)に示した表示態様である時点から、強調部51bによる移動の1周期が経過している。
【0460】
図48(4)に示す変動画像51の識別部51aは、図48(1)に示した表示態様に対して、3/4回転している。このとき、図48(1)に示した表示態様である時点から、識別部51aによる回転の3/4周期が経過している。
また、強調部51bは、図48(3)に示した表示態様に対して反時計回り方向に移動することで、図48(2)と同一の位置に配置されている。
【0461】
図48(5)に示す変動画像51の識別部51aは、図48(1)に示した表示態様に対して、1回転している。このとき、図48(1)に示した表示態様である時点から、識別部51aによる回転の1周期が経過している。
また、強調部51bは、図48(4)に示した表示態様に対して反時計回り方向に移動することで、図48(3)と同一の位置に配置されている。このとき、図48(1)に示した表示態様である時点から、強調部51bによる移動の2周期が経過している。
以上の通り、虹色の変動画像51においては、識別部51aが図48(2)乃至(5)に示した表示態様を繰り返すように動作表示することで周期的に回転し、強調部51bが図48(2)乃至(3)に示した表示態様を繰り返すように動作表示することで周期的に移動する。
【0462】
なお、虹色の保留画像52についても、虹色の変動画像51と同一の動作態様により動作表示されてもよい。この場合、変動画像51の識別部51aおよび強調部51bが、保留画像52の識別部52aおよび強調部52bにそれぞれ対応付けられる。そして、保留画像52の識別部52aは、変動画像51の識別部51aと同一の周期により同一の動作表示がされる。また、保留画像52の強調部52bは、変動画像51の強調部51bと同一の周期により同一の動作表示がされる。
また、通常表示態様の変動画像51(保留画像52)と、青色の変動画像51(保留画像52)の識別部51a(識別部52a)と、緑色の変動画像51(保留画像52)の識別部51a(識別部52a)と、赤色の変動画像51(保留画像52)の識別部51a(識別部52a)と、虹色の変動画像51(保留画像52)の識別部51a(識別部52a)とは、動作表示の周期が互いに同一であってもよいし、動作表示の周期が互いに異なってもよい。
また、青色の変動画像51(保留画像52)の強調部51b(強調部52b)と、緑色の変動画像51(保留画像52)の強調部51b(強調部52b)と、赤色の変動画像51(保留画像52)の強調部51b(強調部52b)と、虹色の変動画像51(保留画像52)の強調部51b(強調部52b)とは、動作表示の周期が互いに同一であってもよいし、動作表示の周期が互いに異なってもよい。
【0463】
(音量画像および光量画像について)
次に、音量画像および光量画像について説明する。
図49は、遊技者による演出キー162の操作に応じた音量画像42の表示態様を示した図である。なお、図49に示す例では、特別図柄の変動が停止されている(変動演出が実行されていない)ものとする。また、図49(1)乃至(8)には、画像表示部114のうちの、音量画像42が表示される領域およびこの領域の周辺領域が拡大して示されている。
図49(1)に示すように、第1ステージに応じたステージ画像61および装飾図柄41が表示されている。このステージ画像61には、「☆」のマークや「〇」のマークが示されている。また、このとき、音量画像42は表示されていない。また、このとき、スピーカ156から出力される音の音量として、音量「4」が設定されている。
【0464】
次に、遊技者が演出キー162(図3(b)参照)における上側のキーを押すと、音量が「5」に設定される(音量が増大する)。この場合、図49(2)に示すように、音量画像42が表示される。この音量画像42には、ゲージ部421と、音量識別部422と、対象識別部423と、枠部424と、背景部425とが設けられている。また、このとき、演出制御部300に設定されている音量が「5」であることを報知する音量5報知音が、スピーカ156から出力される。
【0465】
ゲージ部421は、演出制御部300により設定される音量の段階数として遊技者に認識可能な数を示す。本実施形態では、ゲージ部421として五つの長方形状の枠が表示されることにより、演出制御部300により設定される音量が5段階設けられていることが遊技者に認識される。
音量識別部422は、演出制御部300に設定されている音量の段階を識別する。音量識別部422は、ゲージ部421として表示された枠内が黒色に塗りつぶされることにより表示される。また、本実施形態では、ゲージ部421として表示された枠のうちの音量識別部422として塗りつぶされた箇所の数により、演出制御部300に設定されている音量の段階が遊技者に識別される。図示の例では、ゲージ部421としての五つの枠が全て音量識別部421として塗りつぶされており、これにより、演出制御部300に設定されている音量が「5」であることが遊技者に認識される。
【0466】
対象識別部423は、音量画像42が報知または示唆する対象を識別する。図示の例では、対象識別部423として、スピーカ156を模した画像が表示されている。
枠部424は、音量画像42の外枠を形成する。枠部424は、上下方向に延びた長方形状に形成されている。
背景部425は、音量画像42の背景である。言い換えると、背景部425は、枠部424に囲まれた領域における、ゲージ部421、音量識別部422、および対象識別部423の背景である。
【0467】
音量画像42は、画像表示部114においてステージ画像61よりも前側のレイヤに表示される。そのため、画像表示部114にはステージ画像61と音量画像42とが重なって表示されている。
本実施形態では、音量識別部422および対象識別部423は、透過度が低い表示態様により表示されている。そのため、音量画像42が表示されているときには、ステージ画像61のうちの音量識別部422や対象識別部423に重なっている部分は、遊技者に対して視認困難又は視認不能である。
一方で、背景部425は、音量識別部422および対象識別部423に比べて透過度が高い表示態様により表示されている。そのため、音量画像42が表示されているときであっても、ステージ画像61のうちの背景部425に重なっている部分は、遊技者に対して視認可能である。言い換えると、ステージ画像61のうちの音量識別部422や対象識別部423に重なっている部分よりも、ステージ画像61のうちの背景部425に重なっている部分の方が、遊技者に対して視認容易である。
【0468】
次に、遊技者が演出キー162における上側のキーを押すと、音量は「5」に維持される(音量が変わらない)。この場合、図49(3)に示すように、音量識別部422の表示態様は変化しない。また、このときには、演出制御部300に設定されている音量を報知する音は出力されない。
次に、遊技者が演出キー162における下側のキーを押すと、音量が「4」に設定される(音量が減少する)。この場合、図49(4)に示すように、ゲージ部421における最も上側の枠において、音量識別部422が非表示になる。また、このとき、演出制御部300に設定されている音量が「4」であることを報知する音量4報知音が、スピーカ156から出力される。
【0469】
次に、遊技者が演出キー162における下側のキーを押すと、音量が「3」に設定される。この場合、図49(5)に示すように、ゲージ部421における上から二番目の枠において、音量識別部422が非表示になる。また、このとき、演出制御部300に設定されている音量が「3」であることを報知する音量3報知音が、スピーカ156から出力される。
また、本実施形態では、ゲージ部421における枠の内側は、音量識別部422および対象識別部423に比べて透過度が高い表示態様により表示されている。そのため、音量画像42が表示されているときにおいて、ステージ画像61のうちの、ゲージ部421における枠内であり且つ音量識別部422が表示されていない箇所に重なっている部分(図49(5)に示すステージ画像61における「☆」のマーク等)は、遊技者に対して視認可能である。言い換えると、ステージ画像61のうちの音量識別部422や対象識別部423に重なっている部分よりも、ステージ画像61のうちの、ゲージ部421における枠内であり且つ音量識別部422が表示されていない箇所に重なっている部分の方が、遊技者に対して視認容易である。
【0470】
次に、遊技者が演出キー162における下側のキーを押すと、音量が「2」に設定される。この場合、図49(6)に示すように、ゲージ部421における上から三番目の枠において、音量識別部422が非表示になる。また、このとき、演出制御部300に設定されている音量が「2」であることを報知する音量2報知音が、スピーカ156から出力される。
次に、遊技者が演出キー162における下側のキーを押すと、音量が「1」に設定される。この場合、図49(7)に示すように、ゲージ部421における上から四番目の枠において、音量識別部422が非表示になる。また、このとき、演出制御部300に設定されている音量が「1」であることを報知する音量1報知音が、スピーカ156から出力される。
なお、図49(7)に示した状態において、遊技者が演出キー162における下側のキーを押しても、音量識別部422の表示態様は変化せず、演出制御部300に設定されている音量として「1」が維持される。また、このときには、演出制御部300に設定されている音量を報知する報知音は出力されない。
【0471】
そして、遊技者が演出キー162における上側のキーまたは下側のキーを押してから予め定められた時間が経過するまでに、遊技者が演出キー162における上側のキーおよび下側のキーを何れも押さない場合、図49(8)に示すように、音量画像42が非表示になる。予め定められた時間は、5秒である。ただし、予め定められた時間は、何れの時間であってもよい。
このように、音量画像42が表示されてから予め定められた時間が経過すると音量画像42は非表示になるが、音量画像42が表示されてから予め定められた時間が経過するまでに演出キー162(上側のキーまたは下側のキー)が再び操作されると、音量画像42の表示開始から予め定められた時間が経過しても、音量画像42は非表示にならない。すなわち、音量画像42は、演出キー162(上側のキーまたは下側のキー)の直近の操作から予め定められた時間が経過するまでに、演出キー162(上側のキーまたは下側のキー)が操作される限り、非表示にならない。
【0472】
なお、音量画像42の表示が何れのタイミングで開始された場合であっても、演出キー162が一度操作された場合における音量画像42の表示時間は一定(5秒)である。付言すると、後述する各変動演出例における何れのタイミングで音量画像42の表示が開始された場合であっても、演出キー162が一度操作された場合における音量画像42の表示時間は一定(5秒)である。
【0473】
また、以下では、音量1報知音、音量2報知音、音量3報知音、音量4報知音、および音量5報知音を区別することなく説明する場合には、単に音量報知音と称することがある。
また、音量1報知音、音量2報知音、音量3報知音、音量4報知音、および音量5報知音は、何れも同じ音声であってもよい。この場合に、各音量報知音は、演出制御部300に設定されている音量により出力されてもよい。すなわち、音量1報知音、音量2報知音、音量3報知音、音量4報知音、音量5報知音の順番が後であるほど、音量が大きくてもよい。
また、音量1報知音、音量2報知音、音量3報知音、音量4報知音、および音量5報知音は、互いに異なる音声であってもよい。
また、本実施形態では、音量報知音の出力時間は、0.1秒である。ただし、音量報知音の出力時間は、何れの時間であってもよい。
【0474】
以上の通り、本実施形態では、演出キー162における上側のキーが操作されると、音量「5」を上限として、演出制御部300に設定される音量が大きくなる。また、演出キー162における下側のキーが操作されると、音量「1」を下限として、演出制御部300に設定される音量が小さくなる。
また、演出キー162の操作により演出制御部300に設定される音量が変更される場合、音量報知音が出力される。一方で、演出キー162が操作された場合であっても、演出制御部300に設定される音量が変更されない場合には、音量報知音は出力されないが、音量画像42は表示される。
【0475】
図50は、遊技者による演出キー162の操作に応じた光量画像43の表示態様を示した図である。なお、図50に示す例では、特別図柄の変動が停止されている(変動演出が実行されていない)ものとする。また、図50(1)乃至(8)には、画像表示部114のうちの、光量画像43が表示される領域およびこの領域の周辺領域が拡大して示されている。
図50(1)に示すように、第1ステージに応じたステージ画像61および装飾図柄41が表示されている。また、このとき、光量画像43は表示されていない。また、このとき、盤ランプ116、枠ランプ157、可動役物115、演出ボタン161として演出制御部300に設定されている光量として、光量「4」が設定されている。
【0476】
次に、遊技者が演出キー162(図3(b)参照)における右側のキーを押すと、光量が「5」に設定される(光量が増大する)。この場合、図50(2)に示すように、光量画像43が表示される。この光量画像43には、ゲージ部431と、光量識別部432と、対象識別部433と、枠部434と、背景部435とが設けられている。また、このとき、演出制御部300に設定されている光量が「5」であることを報知する光量5報知音が、スピーカ156から出力される。
【0477】
ゲージ部431は、演出制御部300により設定可能な光量の段階の数(演出制御部300により設定される光量の段階数として遊技者に認識可能な数)を示す。本実施形態では、ゲージ部431として五つの長方形状の枠が表示されることにより、演出制御部300により光量が設定可能な段階が5段階設けられていることが遊技者に認識される。
光量識別部432は、演出制御部300に設定されている光量の段階を識別する。光量識別部432は、ゲージ部431として表示された枠内が茶色に塗りつぶされることにより表示される。また、本実施形態では、ゲージ部431として表示された枠のうちの光量識別部432として塗りつぶされた箇所の数により、演出制御部300に設定されている光量の段階が遊技者に識別される。図示の例では、ゲージ部431としての五つの枠が全て光量識別部432として塗りつぶされており、これにより、演出制御部300に設定されている光量が5段階のうちの「5」であることが遊技者に認識される。すなわち、図50(1)に示した状態において、遊技者が演出キー162における右側のキーを押すことで、光量が「5」に設定される。
【0478】
対象識別部433は、光量画像43が報知または示唆する対象を識別する。図示の例では、対象識別433として、照明を模した画像が表示されている。
枠部434は、光量画像43の外枠を形成する。枠部434は、上下方向に延びた長方形状に形成されている。
背景部435は、光量画像43の背景である。言い換えると、背景部435は、枠部434に囲まれた領域における、ゲージ部431、光量識別部432、および対象識別部433の背景である。
【0479】
光量画像43は、画像表示部114においてステージ画像61よりも前側のレイヤに表示される。そのため、画像表示部114にはステージ画像61と光量画像43とが重なって表示されている。
本実施形態では、光量識別部432および対象識別部433は、透過度が低い表示態様により表示されている。そのため、光量画像43が表示されているときには、ステージ画像61のうちの光量識別部432や対象識別部433に重なっている部分は、遊技者に対して視認困難又は視認不能である。
一方で、背景部435は、光量識別部432および対象識別部433に比べて透過度が高い表示態様により表示されている。そのため、光量画像43が表示されているときであっても、ステージ画像61のうちの背景部435に重なっている部分は、遊技者に対して視認可能である。言い換えると、ステージ画像61のうちの光量識別部432や対象識別部433に重なっている部分よりも、ステージ画像61のうちの背景部435に重なっている部分の方が、遊技者に対して視認容易である。
【0480】
次に、遊技者が演出キー162における右側のキーを押すと、光量は変わらない。この場合、図50(3)に示すように、光量識別部432の表示態様は変化しない。また、このときには、演出制御部300に設定されている光量を報知する報知音は出力されない。
次に、遊技者が演出キー162における左側のキーを押すと、光量が「4」に設定される(光量が減少する)。この場合、図50(4)に示すように、ゲージ部431における最も上側の枠において、光量識別部432が非表示になる。また、このとき、演出制御部300に設定されている光量が「4」であることを報知する光量4報知音が、スピーカ156から出力される。
【0481】
次に、遊技者が演出キー162における左側のキーを押すと、光量が「3」に設定される。この場合、図50(5)に示すように、ゲージ部431における上から二番目の枠において、光量識別部432が非表示になる。また、このとき、演出制御部300に設定されている光量が「3」であることを報知する光量3報知音が、スピーカ156から出力される。
【0482】
次に、遊技者が演出キー162における左側のキーを押すと、図50(6)に示すように、ゲージ部431における上から三番目の枠において、光量識別部432が非表示になる。また、このとき、演出制御部300に設定されている光量が「2」であることを報知する光量2報知音が、スピーカ156から出力される。
また、本実施形態では、ゲージ部431における枠の内側は、光量識別部432および対象識別部433に比べて透過度が高い表示態様により表示されている。そのため、光量画像43が表示されているときにおいて、ステージ画像61のうちの、ゲージ部431における枠内であり且つ光量識別部432が表示されていない箇所に重なっている部分(図50(6)に示すステージ画像61における「〇」のマーク部分等)は、遊技者に対して視認可能である。言い換えると、ステージ画像61のうちの光量識別部432や対象識別部433に重なっている部分よりも、ステージ画像61のうちの、ゲージ部431における枠内であり且つ光量識別部432が表示されていない箇所に重なっている部分の方が、遊技者に対して視認容易である。
【0483】
次に、遊技者が演出キー162における左側のキーを押すと、光量が「1」に設定される。この場合、図50(7)に示すように、ゲージ部431における上から四番目の枠において、光量識別部432が非表示になる。また、このとき、演出制御部300に設定されている光量が「1」であることを報知する光量1報知音が、スピーカ156から出力される。
なお、図50(7)に示した状態において、遊技者が演出キー162における左側のキーを押しても、光量識別部432の表示態様は変化せず、演出制御部300に設定されている光量として「1」が維持される。また、このときには、演出制御部300に設定されている光量を報知する報知音は出力されない。
【0484】
そして、遊技者が演出キー162における右側のキーまたは左側のキーを押してから予め定められた時間が経過するまでに、遊技者が演出キー162における右側のキーおよび左側のキーを何れも押さない場合、図50(8)に示すように、光量画像43が非表示になる。予め定められた時間は、5秒である。すなわち、光量画像43の表示時間は、音量画像42の表示時間と同じである。ただし、光量画像43の表示時間は、音量画像42の表示時間に比べて、長くてもよいし、短くてもよい。
このように、光量画像43が表示されてから予め定められた時間が経過すると光量画像43は非表示になるが、光量画像43が表示されてから予め定められた時間が経過するまでに演出キー162(右側のキーまたは左側のキー)が再び操作されると、光量画像43の表示開始から予め定められた時間が経過しても、光量画像43は非表示にならない。すなわち、光量画像43は、演出キー162(右側のキーまたは左側のキー)の直近の操作から予め定められた時間が経過するまでに、演出キー162(右側のキーまたは左側のキー)が操作される限り、非表示にならない。
【0485】
なお、光量画像43の表示が何れのタイミングで開始された場合であっても、演出キー162が一度操作された場合における光量画像43の表示時間は一定(5秒)である。付言すると、後述する各変動演出例における何れのタイミングで光量画像43の表示が開始された場合であっても、演出キー162が一度操作された場合における光量画像43の表示時間は一定(5秒)である。
【0486】
また、画像表示部114の光量(画像表示部114のバックライト(不図示)の光量)は、演出キー162の操作によっては、変化しない。
また、以下では、光量1報知音、光量2報知音、光量3報知音、光量4報知音、および光量5報知音を特に区別することなく説明する場合、単に光量報知音と称することがある。
また、光量1報知音、光量2報知音、光量3報知音、光量4報知音、および光量5報知音は、何れも同じ音声であってもよい。この場合に、各光量報知音は、演出制御部300に設定されている音量により出力されてもよい。
また、光量1報知音、光量2報知音、光量3報知音、光量4報知音、および光量5報知音は、互いに異なる音声であってもよい。
また、光量の報知音は、音量の報知音とは異なる。
また、本実施形態では、光量報知音の出力時間は、0.1秒である。ただし、光量報知音の出力時間は、何れの時間であってもよい。
【0487】
以上の通り、本実施形態では、演出キー162における右側のキーが操作されると、光量「5」を上限として、演出制御部300に設定される光量が大きくなる。また、演出キー162における左側のキーが操作されると、光量「1」を下限として、演出制御部300に設定される光量が小さくなる。
また、演出キー162の操作により演出制御部300に設定される光量が変更される場合、光量報知音が出力される。一方で、演出キー162が操作された場合であっても、演出制御部300に設定される光量が変更されない場合には、光量報知音は出力されないが、光量画像43は表示される。
【0488】
また、本実施形態では、第1ステージ乃至第4ステージにおいて、音量画像42および光量画像43は同一の表示態様であることを説明した。より具体的には、第1ステージ乃至第4ステージにおいて、音量画像42のゲージ部421、音量識別部422、対象識別部423、枠部424、および背景部425は同一の表示態様である。また、第1ステージ乃至第4ステージにおいて、光量画像43のゲージ部431、光量識別部432、対象識別部433、枠部434、および背景部435は同一の表示態様である。
【0489】
図51は、特別図柄の変動表示中(変動演出の実行中)に演出キー162が操作された場合の態様を示す図である。
図51(1)に示すように、特別図柄の変動にともない、変動演出が実行され、装飾図柄41が変動している。このとき、音量および光量が何れも「3」に設定されている。
なお、図面において装飾図柄41や小図柄56が特に高速で変動表示(スクロール)して視認困難又は視認不能な状態になっていることを示す場合、判り易くするために、対象の演出図柄を矢印によって表示する。
【0490】
次に、遊技者が演出キー162における下側のキーを押すと、図51(2)に示すように、音量が「2」に設定され、音量画像42の表示態様(音量識別部421(図49(2)参照)の表示態様)が更新される。一方で、このとき、音量報知音は出力されない。
次に、遊技者が演出キー162における下側のキーを押すと、図51(3)に示すように、音量が「1」に設定され、音量画像42の表示態様が更新される。一方で、このとき、音量報知音は出力されない。
次に、遊技者が演出キー162における左側のキーを押すと、図51(4)に示すように、光量が「2」に設定され、光量画像43の表示態様(光量識別部432(図50(2)参照)の表示態様)が更新される。一方で、このとき、光量報知音は出力されない。
次に、遊技者が演出キー162における左側のキーを押すと、図51(5)に示すように、光量が「1」に設定され、光量画像43の表示態様が更新される。一方で、このとき、光量報知音は出力されない。
【0491】
次に、図51(6)に示すように、特別図柄の停止にともない、装飾図柄41が確定停止し、変動演出が終了する。このとき、遊技者が演出キー162における上側のキーおよび右側のキーを押すと、音量画像42の表示態様および光量画像43の表示態様が何れも更新される。一方で、このとき、音量報知音および光量報知音の何れも出力されない。
そして、変動演出が終了した後の変動停止中に演出キー162における上側のキーまたは下側のキーが押されると、音量画像42の表示態様が更新されるとともに、音量報知音が出力される。また、変動演出が終了した後の変動停止中に演出キー162における右側のキーまたは左側のキーが押されると、光量画像43の表示態様が更新されるとともに、光量報知音が出力される。
このように、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出の実行中および変動演出の終了時においては、演出キー162が操作された場合であっても、音量報知音および光量報知音の出力を制限する。
【0492】
図52は、客待ち状態であるときにおける音量画像および光量画像の表示態様を示す図である。
図52(1)に示すように、特別図柄の停止にともない、装飾図柄41が停止表示されている。
そして、特別図柄が停止してから(変動演出が終了してから)所定時間が経過すると、客待ち状態になる。客待ち状態においては、図52(2)に示すように、客待ち音量画像44、客待ち光量画像45、およびメニュー促進画像46が表示される。
【0493】
客待ち音量画像44は、音量画像42よりも表示サイズが大きく、音量画像42とは異なる位置に表示される。また、客待ち音量画像44には、ゲージ部441と、音量識別部442と、対象識別部443と、操作説明部444と、枠部445と、背景部446とが表示されている。
ゲージ部441は、音量画像42のゲージ部421に対応する。
音量識別部442は、音量画像42の音量識別部422に対応する。図示の例では、ゲージ部441における五つの枠のうちの三つの枠に音量識別部442が表示されていることにより、音量が「3」であることが遊技者に認識される。
対象識別部443は、音量画像42の対象識別部423に対応する。図示の例では、対象識別部443として、「音量」のテキストが示されている。
操作説明部444は、音量の変更に必要な操作を説明する。図示の例では、演出キー162を模した画像が表示されるとともに、演出キー162における上側のキーおよび下側のキーを模した部分が塗りつぶされている。
枠部445は、音量画像42の枠部424に対応する。
背景部446は、音量画像42の背景部425に対応する。
【0494】
客待ち音量画像44は、画像表示部114においてステージ画像61および装飾図柄41よりも前側のレイヤに表示される。そのため、画像表示部114には、ステージ画像61および装飾図柄41と客待ち音量画像44とが重なって表示されている。一方で、客待ち音量画像44は、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域には表示されない。
本実施形態では、客待ち音量画像44における音量識別部442は、透過度が低い表示態様により表示されている。そのため、客待ち音量画像44が表示されているときには、ステージ画像61および装飾図柄41のうちの音量識別部442に重なっている部分は、遊技者に対して視認困難又は視認不能である。
一方で、ゲージ部441における枠の内側および背景部446は、音量識別部442に比べて透過度が高い表示態様により表示されている。そのため、客待ち音量画像44が表示されているときであっても、ステージ画像61および装飾図柄41のうちの、ゲージ部441における枠内であり且つ音量識別部442が表示されていない箇所に重なっている部分や背景部446に重なっている部分は、遊技者に対して視認可能である。言い換えると、ステージ画像61および装飾図柄41のうちの音量識別部442に重なっている部分よりも、ステージ画像61および装飾図柄41のうちの、ゲージ部441における枠内であり且つ音量識別部442が表示されていない箇所に重なっている部分や背景部446に重なっている部分の方が、遊技者に対して視認容易である。
【0495】
本実施形態では、客待ち音量画像44のゲージ部441、音量識別部442、枠部445は、それぞれ、音量画像42のゲージ部421、音量識別部422、枠部424とは異なる形状である。
ただし、客待ち音量画像44は、音量画像42と同一の表示サイズであって、音量画像42と同一の表示態様であってもよい。また、客待ち音量画像44は、音量画像42と同じ位置に表示されてもよい。
【0496】
客待ち光量画像45は、光量画像43よりも表示サイズが大きく、光量画像43とは異なる位置に表示されている。また、客待ち光量画像45には、ゲージ部451と、光量識別部452と、対象識別部453と、操作説明部454と、枠部455と、背景部456とが表示されている。
ゲージ部451は、光量画像43のゲージ部431に対応する。
光量識別部452は、光量画像43の光量識別部432に対応する。図示の例では、ゲージ部451における五つの枠のうちの三つの枠に光量識別部452が表示されていることにより、光量が「3」であることが遊技者に認識される。
対象識別部453は、光量画像43の対象識別部433に対応する。図示の例では、対象識別部453として、「光量」のテキストが示されている。
操作説明部454は、光量の変更に必要な操作を説明する。図示の例では、演出キー162を模した画像が表示されるとともに、演出キー162における右側のキーおよび左側のキーを模した部分が塗りつぶされている。
枠部455は、光量画像43の枠部434に対応する。
背景部456は、光量画像43の背景部435に対応する。
【0497】
客待ち光量画像45は、画像表示部114においてステージ画像61および装飾図柄41よりも前側のレイヤに表示される。そのため、画像表示部114には、ステージ画像61および装飾図柄41と客待ち光量画像45とが重なって表示されている。一方で、客待ち光量画像45は、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域には表示されない。
本実施形態では、客待ち光量画像45における光量識別部452は、透過度が低い表示態様により表示されている。そのため、客待ち光量画像45が表示されているときには、ステージ画像61および装飾図柄41のうちの光量識別部452に重なっている部分は、遊技者に対して視認困難又は視認不能である。
一方で、ゲージ部451における枠の内側および背景部456は、光量識別部452に比べて透過度が高い表示態様により表示されている。そのため、客待ち光量画像45が表示されているときであっても、ステージ画像61および装飾図柄41のうちの、ゲージ部451における枠内であり且つ光量識別部452が表示されていない箇所に重なっている部分や背景部456に重なっている部分は、遊技者に対して視認可能である。言い換えると、ステージ画像61および装飾図柄41のうちの光量識別部452に重なっている部分よりも、ステージ画像61および装飾図柄41のうちの、ゲージ部451における枠内であり且つ光量識別部452が表示されていない箇所に重なっている部分や背景部456に重なっている部分の方が、遊技者に対して視認容易である。
【0498】
また、本実施形態では、客待ち光量画像45のゲージ部451、光量識別部452、枠部455は、それぞれ、光量画像43のゲージ部431、光量識別部432、枠部434とは異なる形状である。
ただし、客待ち光量画像45は、光量画像43と同一の表示サイズであって、光量画像43と同一の表示態様であってもよい。また、客待ち光量画像45は、光量画像43と同じ位置に表示されてもよい。
【0499】
メニュー促進画像46には、操作対象識別部461と、操作説明部462と、枠部463と、背景部464とが表示されている。
操作対象識別部461は、メニュー画像505を表示するために操作が必要な対象を識別する。図示の例では、操作対象識別部461には、メニュー画像505を表示するために操作が必要な対象である演出ボタン161を模した画像が表示されている。
操作説明部462には、メニュー画像505を表示するために必要な操作を説明する。図示の例では、操作説明部462には、「操作でメニュー表示」のテキストが示されている。
枠部463は、メニュー促進画像46の外枠を形成する。枠部463は、上下方向に延びた長方形状に形成されている。
背景部464は、メニュー促進画像46の背景である。言い換えると、背景部464は、枠部463に囲まれた領域における、操作対象識別部461および操作説明部462の背景である。
【0500】
メニュー促進画像46は、画像表示部114においてステージ画像61および装飾図柄41よりも前側のレイヤに表示される。そのため、画像表示部114には、ステージ画像61および装飾図柄41とメニュー促進画像46とが重なって表示されている。
本実施形態では、メニュー促進画像46における操作対象識別部461は、透過度が低い表示態様により表示されている。そのため、メニュー促進画像46が表示されているときには、ステージ画像61および装飾図柄41のうちの操作対象識別部461に重なっている部分は、遊技者に対して視認困難又は視認不能である。
一方で、背景部464は、操作対象識別部461に比べて透過度が高い表示態様により表示されている。そのため、メニュー促進画像46が表示されているときであっても、ステージ画像61および装飾図柄41のうちの背景部464に重なっている部分は、遊技者に対して視認可能である。言い換えると、ステージ画像61および装飾図柄41のうちの操作対象識別部461に重なっている部分よりも、ステージ画像61および装飾図柄41のうちの背景部464に重なっている部分の方が、遊技者に対して視認容易である。
【0501】
次に、遊技者が演出キー162における上側のキーを押すと、音量が「4」に設定される。この場合、図52(3)に示すように、客待ち音量画像44におけるゲージ部441のうちの上から二番目の枠内に音量識別部442が表示される。また、このとき、音量4報知音が出力される。
次に、遊技者が演出キー162における右側のキーを押すと、光量が「4」に設定される。この場合、図52(4)に示すように、客待ち光量画像45におけるゲージ部451のうちの上から二番目の枠内に光量識別部452が表示される。また、このとき、光量4報知音が出力される。
【0502】
次に、遊技者が演出ボタン161を押すと、図52(5)に示すように、メニュー促進画像46に操作強調画像465が表示される。また、このとき、演出ボタン161が操作されたことを報知する操作報知音が出力される。
操作強調画像465は、演出ボタン161が操作されたことを強調する画像である。図示の例では、操作強調画像465としての光を模した画像が、操作対象識別部461の上側に表示されている。
【0503】
次に、図52(6)に示すように、メニュー画像505が表示される。
次に、遊技者が演出ボタン161を再び操作すると、図52(7)に示すように、再び、ステージ画像61、装飾図柄41、客待ち音量画像44、客待ち光量画像45およびメニュー促進画像46が表示される。
そして、客待ち状態において、変動演出が開始されず且つ演出キー162および演出ボタン161が操作されない時間が所定時間(例えば3分間)経過すると、図52(8)に示すように、デモ画像506が表示される。
【0504】
なお、本実施形態では、客待ち音量画像44、客待ち光量画像45およびメニュー促進画像46が表示されることがあるが、第1ステージ乃至第4ステージにおいては、客待ち音量画像44、客待ち光量画像45およびメニュー促進画像46は同一の表示態様である。より具体的には、第1ステージ乃至第4ステージにおいて、客待ち音量画像44のゲージ部441、音量識別部442、対象識別部443、操作説明部444、枠部445、および背景部446は同一の表示態様である。また、第1ステージ乃至第4ステージにおいて、客待ち光量画像45のゲージ部451、光量識別部452、対象識別部453、操作説明部454、枠部455、および背景部456は同一の表示態様である。また、第1ステージ乃至第4ステージにおいて、操作対象識別部461、操作説明部462、枠部463、背景部464、および操作強調画像465は同一の表示態様である。
【0505】
また、本実施形態では、音量画像42の表示、客待ち音量画像44の表示、音量報知音の出力等が行われることにより、スピーカ156から出力される音量という、演出効果の設定が報知される。また、光量画像43の表示、客待ち光量画像45の表示、光量報知音の出力等が行われることにより、盤ランプ116、枠ランプ157、可動役物115、演出ボタン161による発光の光量という、演出効果の設定が報知される。
そのため、音量画像42の表示、光量画像43の表示、客待ち音量画像44の表示、客待ち光量画像45の表示、音量報知音の出力、および光量報知音の出力は、何れも、演出効果に関する特定報知として捉えられる。
【0506】
また、客待ち状態においては、客待ち音量画像44および客待ち光量画像45の表示が継続される。そのため、音量画像および光量画像の表示時間は、変動中(図51(4)参照)よりも、客待ち状態の方が、長い。
【0507】
(音量画像および光量画像の変形例)
次に、音量画像42および光量画像43の表示態様の変形例について説明する。
図53は、音量画像42および光量画像43の変形例としての表示態様を示した図である。
【0508】
(変形例1)
図53(1)に示すように、変動演出の実行中に演出キー162における下側のキーおよび左側のキーが押されると、音量画像42および光量画像43が表示される。このとき、音量報知音や光量報知音は出力されない。
そして、変形例1においては、変動演出が終了する(装飾図柄41が確定停止する)と、図53(2)に示すように、音量画像42および光量画像43が非表示になる。より具体的には、音量画像42および光量画像43は、表示期間が経過したか否かに関わらず、変動演出が終了する(装飾図柄41が確定停止する)ときに、非表示になる。また、このときに演出キー162が操作されても、音量画像42および光量画像43は表示されず、音量報知音および光量報知音は出力されず、音量および光量の何れも変更されない(調整されない)。
このように、演出制御部300は、変動演出が終了する(装飾図柄41が確定停止する)ときに、音量画像42および光量画像43を非表示にすることで、音量画像42および光量画像43の表示を制限してもよい。
【0509】
(変形例2)
また、変形例2においては、図53(3)に示すように、音量画像42および光量画像43は、変動演出の実行中に、装飾図柄41(左装飾図柄41)の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示されている。一方で、音量画像42および光量画像43は、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域には表示されない。
そして、変動演出が終了する(装飾図柄41が確定停止する)と、図53(4)に示すように、音量画像42および光量画像43は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも後面のレイヤに表示される。
このように、演出制御部300は、変動演出が終了する(装飾図柄41が確定停止する)ときに、音量画像42および光量画像43の表示レイヤを変えることにより、音量画像42および光量画像43の表示を制限してもよい。
【0510】
(変形例3)
また、変形例3においては、音量および光量が何れも「2」である場合において、変動演出の実行中に演出キー162における上側のキーが押されると、図53(5)に示すように、音量画像42が表示されない一方で、音量3報知音が出力される。
次に、変動演出が終了する(装飾図柄41が確定停止する)ときに、演出キー162における右側のキーが押されると、図53(6)に示すように、光量画像43が表示されない一方で、光量3報知音が出力される。
そして、客待ち状態になると、図53(7)に示すように、客待ち音量画像44、客待ち光量画像45、およびメニュー促進画像46が表示される。このときに演出キー162における上側のキーまたは下側のキーが押されると、音量識別部442が更新された態様により客待ち音量画像44が表示されるとともに、音量報知音が出力される。また、演出キー162における右側のキーまたは左側のキーが押されると、光量識別部452が更新された態様により客待ち光量画像45が表示されるとともに、光量報知音が出力される。
【0511】
また、変動演出の実行中に演出キー162における右側のキーまたは左側のキーが押される場合であっても、光量画像43が表示されない一方で光量報知音が出力される。また、変動演出が終了する(装飾図柄41が確定停止する)ときに演出キー162における上側のキーまたは下側のキーが押される場合であっても、音量画像42が表示されない一方で音量報知音が出力される。
このように、変形例3では、変動演出が実行されているとき、および変動演出が終了するとき(装飾図柄41が確定停止するとき)に、音量画像42および光量画像43の表示が制限される一方で、音量の報知音および光量の報知音は制限されない。
【0512】
(変形例4)
また、変形例4においては、図53(8)に示すように、客待ち状態において、客待ち音量画像44の代わりに音量画像42が表示され、客待ち光量画像45の代わりに光量画像43が表示される。より具体的には、客待ち状態においては、音量画像42および光量画像43が、客待ち状態ではない場合よりも大きいサイズにより表示される。
このように、音量画像や光量画像の表示態様は、客待ち状態であるか否かに関わらず、同一の装飾態様により表示されてもよい。
【0513】
なお、変動演出が終了する(装飾図柄41が確定停止する)ときに、音量画像42および光量画像43の表示や、音量の報知音および光量の報知音が制限される場合において、この制限のタイミングは、変動演出が終了する(装飾図柄41が確定停止する)直前であってもよいし、直後であってもよい。すなわち、音量画像42および光量画像43の表示や、音量の報知音および光量の報知音が制限されるタイミングは、変動演出が終了する(装飾図柄41が確定停止する)際であればよい。
【0514】
また、音量報知音および光量報知音の出力態様については、上記の例に限定されない。
変動演出の実行中に演出キー162が操作された場合には音量報知音や光量報知音が出力され、変動演出が終了(装飾図柄41が確定停止)したときに演出キー162が操作された場合には音量報知音や光量報知音が出力されないようにしてもよい。そして、その後の変動停止中に演出キー162が操作された場合には音量報知音や光量報知音が出力されてもよい。すなわち、演出キー162が操作された場合に音量報知音や光量報知音が出力されない(制限される)タイミングは、変動演出が終了(装飾図柄41が確定停止)したときのみであってもよい。
【0515】
また、本実施形態では、変動演出中と客待ち状態とで、音量画像および光量画像の表示態様が異なっているが、これに限定されない。
変動中と客待ち状態とで、音量画像および光量画像の表示態様が共通であってもよい。一例を挙げると、変動中であるか客待ち状態であるかに関わらず、音量画像42および光量画像43が同一の表示態様により表示されてもよい。
【0516】
また、変動演出の実行中において、演出キー162における上側または下側のキーが操作されると音量報知音が出力される一方で、演出キー162における右側または左側のキーが操作されても光量報知音が出力されないようにしてもよい。
【0517】
また、演出制御部300は、変動演出が実行されていないとき(変動停止中)のように、演出キー162の操作による特定報知(音量画像42の表示、光量画像43の表示、客待ち音量画像44の表示、客待ち光量画像45の表示、音量報知音の出力、および光量報知音の出力の少なくとも一つ)が制限されているときであっても、(例えば客待ち状態における演出の一例として)振動演出や役物演出を実行してもよい。
この場合、特定報知の制限によってパチンコ遊技機100に不具合が生じていると遊技者に認識されることを抑制できる。
【0518】
(左打ち報知について)
次に、左打ち報知について説明する。左打ち報知とは、遊技球を遊技領域111における左側に向けて発射させることを遊技者に促進する報知である。また、後述するように、左打ち報知には、第1左打ち報知と、第2左打ち報知とがある。
図54および図55は、左打ち報知の態様を示した図である。
まず、図54(1)に示すように、特別図柄の停止に伴い、装飾図柄41が確定停止されている。このときに、遊技者が、遊技球を遊技領域111における右側に向けて発射させるものとする。
【0519】
次に、遊技領域111における右側に設けられているゲート124に遊技球が3球入賞したものとする。この場合、演出制御部300は、図54(2)に示すように、第1左打ち報知を行う。第1左打ち報知においては、第1左打ち画像47が表示されるとともに、遊技球を遊技領域111における左側に向けて発射させることを遊技者に促進する第1左打ち音が出力される。第1左打ち音としては、例えば、「左打ちしてください」という音声等が挙げられる。
本実施形態では、通常遊技状態において、遊技領域111における右側に設けられているゲート124に遊技球が3球入賞することを条件として、第1左打ち報知が行われる。第1左打ち画像47には、文字部47aと、矢印部47bと、強調部47cと、背景部47dとが表示されている。
【0520】
文字部47aは、遊技球を遊技領域111における左側に向けて発射させることを遊技者に促進する文字である。図示の例では、文字部47aとして「左打ち」のテキストが示されている。
矢印部47bは、遊技者に促進する遊技球の発射方向を示す矢印である。図示の例では、矢印部47bには、左向きの矢印が示されている。
強調部47cは、遊技球を遊技領域111における左側に向けて発射させることの遊技者への促進を強調する。言い換えると、強調部47cは、文字部47aを強調する。また、強調部47cは、第1左打ち画像47を強調するとも捉えられる。図示の例では、強調部47cとしての光を模した画像が、矢印部47bの表示領域と重なる領域であって矢印部47bよりも前面のレイヤに表示されている。
背景部47dは、文字部47a、矢印部47b、および強調部47cの背景である。
【0521】
次に、図54(3)に示すように、矢印部47bが左側へ移動するように動作表示される。より具体的には、矢印部47bが、背景部47dの表示領域内を左側へ移動するように動作表示される。また、強調部47cが、矢印部47bの表示領域内を左側へ移動するように動作表示される。一方で、文字部47aは動作表示されていない。また、このとき、第1左打ち音の出力が継続されている。
次に、図54(4)に示すように、矢印部47bが、背景部47dの表示領域内を右側へ移動するように動作表示されることで、図54(2)と同一の表示位置に戻る。また、このとき、強調部47cが非表示になる。また、このとき、第1左打ち音の出力が継続されている。
【0522】
次に、図54(5)に示すように、第1左打ち画像47は静止している。また、第1左打ち音の出力が終了する。
この後、図54(2)乃至(5)に示した演出が再び行われる。その後、図54(6)に示すように、第1左打ち画像47が非表示になる。
このように、矢印部47bは、動作表示されることで、矢印部47b(第1左打ち画像47)を強調する。なお、矢印部47bが動作表示されることなく、文字部47aが動作表示されることで、文字部47a(第1左打ち画像47)が強調されるようにしてもよい。また、文字部47aおよび矢印部47bが何れも動作表示されるようにしてもよい。
【0523】
次に、遊技者が、遊技球を遊技領域111における右側に向けて発射させ、遊技領域111における右側に設けられているゲート124に遊技球が更に5球入賞したものとする。この場合、演出制御部300は、図54(7)に示すように、第2左打ち報知を行う。第2左打ち報知においては、第2左打ち画像48が表示されるとともに、遊技者を警告する左打ち警告音が出力される。左打ち警告音としては、警報等の特定の効果音が挙げられる。本実施形態では、通常遊技状態において、第1左打ち報知が行われてから、遊技領域111における右側に設けられているゲート124に遊技球が5球入賞することを条件として、第2左打ち報知が行われる。また、最初の第2左打ち報知が行われた後は、遊技領域111における右側に設けられているゲート124に遊技球が1球入賞する毎に、第2左打ち報知が行われる。また、図示の例では、第2左打ち画像48が画像表示部114における右側から左側へ移動するように動作表示されている。
また、このとき、第2左打ち報知として、盤ランプ116および枠ランプ157が白色により点滅する。なお、以下では、盤ランプ116および枠ランプ157をまとめて説明する場合には、単に「ランプL」と称することがある。
【0524】
次に、図54(8)に示すように、第2左打ち画像48が画像表示部114において更に左側へ移動するように動作表示され、第2左打ち画像48の全体が表示される。また、このとき、左打ち警告音の出力が継続されている。
第2左打ち画像48は、第1左打ち画像47よりも表示サイズが大きい。第2左打ち画像48には、文字部48aと、矢印部48bと、強調部48cと、背景部48dとが表示されている。
【0525】
文字部48aは、遊技球を遊技領域111における左側に向けて発射させることを遊技者に促進する文字である。第2左打ち画像48の文字部48aは、第1左打ち画像47の文字部47aよりも表示サイズが大きい。図示の例では、文字部48aとして「左打ち」のテキストが示されている。
矢印部48bは、遊技者に促進する遊技球の発射方向を示す矢印である。第2左打ち画像48の矢印部48bは、第1左打ち画像47の矢印部47bよりも表示サイズが大きい。図示の例では、矢印部48bには、左向きの矢印が示されている。
強調部48cは、遊技球を遊技領域111における左側に向けて発射させることの遊技者への促進を強調する。強調部48cは、矢印部48bを強調する画像として捉えられる。言い換えると、強調部48cは、第2左打ち画像48を強調する画像として捉えられる。図示の例では、強調部48cとしての光を模した画像が、矢印部48bの周辺に表示されている。
背景部48dは、文字部48a、矢印部48b、および強調部48cの背景である。
【0526】
次に、図55(9)に示すように、文字部48aおよび矢印部48bが、背景部48dの表示領域内を左側へ移動するように動作表示される。また、強調部48cが、矢印部48bにおける左側の周辺に移動するように動作表示される。また、このとき、左打ち警告音の出力およびランプLの点滅が継続されている。
次に、図55(10)に示すように、文字部48aおよび矢印部48bが、背景部48dの表示領域内を右側へ移動するように動作表示されることで、図54(8)と同一の表示位置に戻る。また、このとき、強調部48cが非表示になる。また、このときには、左打ち警告音の出力が終了しており、遊技球を遊技領域111における左側に向けて発射させることを遊技者に促進する第2左打ち音の出力が開始される。第2左打ち音としては、例えば、「左打ちしてください」という音声等が挙げられる。また、第2左打ち報知音は、第1左打ち報知音よりも音量が大きい。より具体的には、演出キー162の操作による音量の設定に関わらず、第2左打ち報知音は、第1左打ち報知音よりも音量が大きい。
なお、第2左打ち報知音は、第1左打ち報知音と同一の音であってもよいし、第1左打ち報知音とは異なる音であってもよい。また、第2左打ち報知音は、第1左打ち報知音と同一の音量であってもよい。
【0527】
次に、図54(8)、図55(9)および(10)に示した第2左打ち画像48の表示が2回繰り返される。
その後、図55(11)に示すように、第2左打ち画像48が画像表示部114における左側に移動するように動作表示される。また、このとき、第2左打ち音の出力が終了するとともに、左打ち警告音の出力が開始される。
次に、図55(12)に示すように、第2左打ち画像48がさらに左側に移動するように動作表示することで、第2左打ち画像48が非表示になる。また、このとき、左打ち警告音の出力およびランプLの点滅が継続されている。
【0528】
図示を省略するが、この後、図54(7)および(8)に示した第2左打ち画像48の表示、図54(8)、図55(9)および(10)に示した第2左打ち画像48の動作表示の2回の繰り返し、図55(11)および(12)に示した第2左打ち画像48の動作表示が、さらに2回繰り返される。その後、第2左打ち画像48が非表示になることにともない、ランプLの点滅が終了し、第2左打ち報知が終了する。
このように、第2左打ち画像48においては、特定の表示位置において文字部48aおよび矢印部48bが動作表示されることで、文字部48aおよび矢印部48b(第2左打ち画像48)を強調する。なお、第2左打ち画像48においては、文字部48aおよび矢印部48bの一方が動作表示され、他方が動作表示されなくてもよい。
【0529】
なお、左打ち警告音も、広義には、第2左打ち音として捉えられる。また、第1左打ち音および第2左打ち音を特に区別することなく説明する場合、単に左打ち音と称することがある。
また、左打ち報知(第1左打ち報知、第2左打ち報知)は、変動演出の実行中に行われる場合と、変動停止中に行われる場合とで、同一の態様により実行される。また、左打ち報知(第1左打ち報知、第2左打ち報知)は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、同一の態様により実行される。
【0530】
図56(1)は、第1左打ち報知における各報知の実行タイミングを示した図であり、図56(2)は、第2左打ち報知における各報知の実行タイミングを示した図である。
第1左打ち報知においては、図56(1)に示すように、時点T0において、文字部47aの表示、矢印部47bの左右への動作、強調部47cの動作表示、第1左打ち音の出力が開始される。
次に、時点T1において、強調部47cの動作表示が終了し、強調部47cが非表示になる。
次に、時点T2において、矢印部47bの左右の動作および第1左打ち音の出力が終了する。
次に、時点T3において、矢印部47bの2回目の左右の動作、強調部47cの2回目の動作表示、および第1左打ち音の2回目の出力が開始される。
【0531】
次に、時点T4において、強調部47cの動作表示が終了し、強調部47cが非表示になる。
このように、第1左打ち報知において、強調部47cは、2回の動作表示を行う。また、強調部47cの動作表示は、時点T0乃至時点T3の期間である2秒を1周期として周期的に行われる。また、強調部47cによる動作表示の実行時間の合計は、1秒である。ただし、強調部47cによる動作表示の周期および動作表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0532】
次に、時点T5において、矢印部47bの左右の動作および第1左打ち音の出力が終了する。
このように、第1左打ち報知において、矢印部47bは、2回の動作表示を行う。また、矢印部47bの動作表示は、時点T0乃至時点T3の期間である2秒を1周期として周期的に行われる。また、矢印部47bによる動作表示の実行時間の合計は、2秒である。
また、第1左打ち報知において、第1左打ち音の出力が2回行われる。第1左打ち報知において第1左打ち音の出力が実行される時間は、2秒である。
なお、矢印部47bによる動作表示の周期および動作表示の実行時間と、第1左打ち音の出力の実行時間とは、何れの時間であってもよい。
【0533】
次に、時点T6において、文字部47aの表示が終了する。第1左打ち報知における文字部47aの表示時間は、4秒である。言い換えると、第1左打ち報知の実行時間は、4秒である。
なお、矢印部47bおよび背景部47dの表示タイミングは、文字部47aの表示タイミングと同一である。また、文字部47aの表示時間(第1左打ち報知の実行時間)は、何れの時間であってもよい。
【0534】
また、第2左打ち報知においては、図56(2)に示すように、時点T0において、文字部48aの表示、左打ち警告音の出力、およびランプLの点滅が開始される。
次に、時点T1において、矢印部48bの左右への動作および強調部48cの動作表示が開始される。
次に、時点T2において、強調部48cの動作表示および左打ち警告音の出力が終了する。
次に、時点T3において、矢印部48bによる左右動作が終了するとともに、第2左打ち音の出力が開始される。
【0535】
次に、時点T4において、矢印部48bの2回目の左右動作および強調部48cによる2回目の動作表示が開始される。
次に、時点T5において、強調部48cの動作表示および第2左打ち音の出力が終了する。
次に、時点T6において、矢印部48bによる左右動作が終了する。
次に、時点T7において、左打ち警告音の2回目の出力が開始される。
次に、時点T8において、文字部48aが非表示になる。
次に、時点T9において、左打ち警告音の出力が終了する。このように、第2左打ち報知においては、左打ち警告音の出力が2回実行される。第2左打ち報知における左打ち警告音の出力の実行時間は、2秒である。ただし、左打ち警告音の出力の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0536】
次に、時点T10において、文字部48aの2回目の表示が開始される。
次に、時点T11において、第2左打ち音の2回目の出力が開始される。
次に、時点T12において、矢印部48bによる3回目の左右動作および強調部48cの3回目の動作表示が開始される。
次に、時点T13において、強調部48cの動作表示が終了する。
【0537】
次に、時点T14において、第2左打ち音の出力が終了する。このように、第2左打ち報知においては、第2左打ち音の出力が2回実行される。第2左打ち報知における第2左打ち音の出力の実行時間は、2秒である。ただし、第2左打ち音の出力の実行時間は、何れの時間であってもよい。
次に、時点T15において、矢印部48bによる左右動作が終了する。
次に、時点T16において、矢印部48bによる4回目の左右動作および強調部48cの4回目の動作表示が開始される。
次に、時点T17において、強調部48cの動作表示が終了する。
次に、時点T18において、矢印部48bによる左右動作が終了する。
次に、時点T19において、文字部48aが非表示になる。
【0538】
次に、時点T20において、文字部48aの3回目の表示が開始される。
次に、時点T21において、矢印部48bによる5回目の左右動作および強調部48cの5回目の動作表示が開始される。
次に、時点T22において、強調部48cの動作表示が終了する。
次に、時点T23において、矢印部48bによる左右動作が終了する。
次に、時点T24において、矢印部48bによる6回目の左右動作および強調部48cの6回目の動作表示が開始される。
【0539】
次に、時点T25において、強調部48cの動作表示が終了する。このように、第2左打ち報知において、文字部48aが表示されるたびに、強調部48cは、2回の動作表示を行う。また、強調部48cの動作表示は、時点T1乃至時点T4の期間である1.5秒を1周期として周期的に行われる。また、文字部48aは、第2左打ち報知において3回の表示が実行されるため、第2左打ち報知において強調部48cの動作表示は合計で6回実行される。また、強調部48cによる動作表示の実行時間の合計は、3秒である。ただし、強調部48cによる動作表示の周期および動作表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0540】
次に、時点T26において、矢印部48bによる左右動作が終了する。このように、第2左打ち報知において、文字部48aが表示されるたびに、矢印部48bは、2回の動作表示を行う。また、矢印部48bの動作表示は、時点T1乃至時点T4の期間である1.5秒を1周期として周期的に行われる。また、文字部48aは、第2左打ち報知において3回の表示が実行されるため、第2左打ち報知において矢印部48bの動作表示は合計で6回実行される。また、矢印部48bによる動作表示の実行時間の合計は、6秒である。ただし、矢印部48bによる動作表示の周期および動作表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0541】
次に、時点T27において、文字部48aの表示およびランプLの点滅が終了する。このように、第2左打ち報知において、文字部48aは、3回の表示を行う。また、文字部48aの表示は、時点T0乃至時点T10の期間である6秒を1周期として周期的に行われる。また、文字部48aの合計の表示時間は、12秒である。また、第2左打ち報知において、ランプLの点滅は、ランプLの発光が開始されてから消灯を経て再び発光するまでの時間である1秒を1周期として周期的に行われる。また、ランプLの点滅時間の合計は、18秒である。ただし、文字部48aの表示時間およびランプLの点滅時間は、何れの時間であってもよい。
なお、矢印部48bおよび背景部48dの表示タイミングは、文字部48aの表示タイミングと同一である。
【0542】
また、上述した、左打ち報知(第1左打ち報知、第2左打ち報知)における各報知(文字部の表示、矢印部の左右動作、強調部の表示、左打ち音の出力、ランプLの点滅)の報知時間は、報知が開始される時点から終了する時点までの時間であってもよい。一例を挙げると、第1左打ち音の出力が開始される時点T0(図56(1)参照)から最後に出力が終了する時点T5までの時間を2秒として、この時間を第1左打ち音の報知時間と捉えてもよい。
また、左打ち報知(第1左打ち報知、第2左打ち報知)における各報知(文字部の表示、矢印部の左右動作、強調部の表示、左打ち音の出力、ランプLの点滅)においては、報知が開始されてから終了するまでに報知が実行されない期間(例えば、第1左打ち音についての、時点T2から時点T3までの期間など)があることを説明したが、これに限定されず、各報知においては報知が開始されてから終了するまで報知が実行され続けてもよい。
【0543】
本実施形態では、左打ち報知(第1左打ち報知、第2左打ち報知)の実行条件が成立すると、遊技制御部200が所定のコマンドを演出制御部300に送信し、演出制御部300が所定のコマンドを受信することにより、演出制御部300が左打ち報知(第1左打ち報知、第2左打ち報知)を行う。そのため、左打ち報知(第1左打ち報知、第2左打ち報知)の実行条件が成立したことに伴い遊技制御部200から送信された所定のコマンドが演出制御部300に正常に受信されない場合、左打ち報知(第1左打ち報知、第2左打ち報知)が制限されてもよい。
【0544】
(右打ち報知について)
次に、右打ち報知について説明する。右打ち報知とは、遊技球を遊技領域111における右側に向けて発射させることを遊技者に促進する報知である。また、後述するように、右打ち報知には、第1右打ち報知と、第2右打ち報知とがある。
図57は、第1右打ち報知の態様を示した図である。
まず、所定条件を満たすと、第1右打ち報知が行われる。所定条件は、大当たり遊技(大当たり遊技のオープニング)の実行中であることや、パチンコ遊技機100の遊技状態が時短遊技状態であること等が挙げられる。そして、第1右打ち報知においては、図57(1)に示すように、第1右打ち画像503が表示される。第1右打ち画像503には、文字部503aと、矢印部503bと、背景部503cとが表示されている。
【0545】
文字部503aは、遊技球を遊技領域111における右側に向けて発射させることを遊技者に促進する文字である。図示の例では、文字部503aとして「右打ち」のテキストが示されている。
矢印部503bは、遊技者に促進する遊技球の発射方向を示す矢印である。図示の例では、矢印部503bには、右向きの矢印が示されている。
背景部503cは、文字部503aおよび矢印部503bの背景である。
【0546】
次に、図57(2)に示すように、文字部503aおよび矢印部503bが、背景部503cの表示領域内において、右側に移動するように動作表示される。
次に、図57(3)に示すように、文字部503aおよび矢印部503bが、背景部503cの表示領域内において左側に移動するように動作表示することで、図57(1)と同一の表示位置に戻る。
本実施形態では、第1右打ち画像503が表示されている間、図57(1)乃至(3)に示す動作表示が周期的に行われる。このように、文字部503aは、動作表示されることで、文字部503a(第1右打ち画像503)を強調する。また、矢印部503bは、動作表示されることで、矢印部503b(第1右打ち画像503)を強調する。
【0547】
図58は、第2右打ち報知の態様を示した図である。
まず、大当たり遊技のオープニングが開始されると、第2右打ち報知が開始される。第2右打ち報知においては、図58(1)に示すように、第2右打ち画像507が表示される。図示の例では、画像表示部114における左側から右側に移動するように第2右打ち画像507が動作表示されることで、第2右打ち画像507の表示が開始される。また、このとき、第1右打ち画像503が表示されている。第1右打ち画像503においては、図57(1)乃至(3)に示した動作表示が周期的に行われている。
次に、第2右打ち画像507が更に右側に移動するように動作表示されることで、図58(2)に示すように、第2右打ち画像507の全体が表示される。第2右打ち画像507は、第1右打ち画像503よりも表示サイズが大きい。また、このとき、第2右打ち画像507が表示されることの効果音である右打ち効果音が出力される。第2右打ち画像507には、文字部507aと、矢印部507bと、強調部507cと、背景部507dとが表示されている。
【0548】
文字部507aは、遊技球を遊技領域111における右側に向けて発射させることを遊技者に促進する文字である。第2右打ち画像507の文字部507aは、第1右打ち画像503の文字部503aよりも表示サイズが大きい。図示の例では、文字部507aとして「右打ち」のテキストが示されている。
矢印部507bは、遊技者に促進する遊技球の発射方向を示す矢印である。第2右打ち画像507の矢印部507bは、第1右打ち画像503の矢印部503bよりも表示サイズが大きい。図示の例では、矢印部507bには、右向きの矢印が示されている。
強調部507cは、遊技球を遊技領域111における右側に向けて発射させることの遊技者への促進を強調する。言い換えると、強調部507cは、矢印部507bを強調する。また、強調部507cは、第2右打ち画像507(第2右打ち報知)を強調する画像としても捉えられる。図示の例では、強調部507cとしての光を模した画像が、矢印部507bの表示領域と重なる領域であって矢印部507bよりも前面のレイヤに表示されている。
背景部507dは、文字部507a、矢印部507b、および強調部507cの背景である。
【0549】
次に、図58(3)に示すように、文字部507aおよび矢印部507bが、背景部507dの表示領域内において右側に移動するように動作表示される。また、このとき、強調部507cが、矢印部507bの表示領域内において右側に移動するように動作表示される。また、このとき、右打ち効果音の出力が継続されている。
次に、図58(4)に示すように、文字部507aおよび矢印部507bが、背景部507dの表示領域内において左側に移動するように動作表示されることで、図58(2)と同一の表示位置に戻る。また、このとき、強調部507cが非表示になる。また、このときには、右打ち効果音の出力が終了しており、遊技球を遊技領域111における右側に向けて発射させることを遊技者に促進する右打ち音の出力が開始される。右打ち音としては、「右打ちしてください」の音声等が挙げられる。
次に、図58(5)に示すように、右打ち効果音の出力が終了する。この後、図58(2)乃至(5)に示した第2右打ち画像507の動作表示が2回繰り返される。
次に、図58(6)に示すように、第2右打ち画像507が、右側に移動するように動作表示される。
次に、図58(7)に示すように、第2右打ち画像507が、右側に移動するように動作表示されることで、第2右打ち画像507が非表示になる。
このように、第2右打ち画像507は、特定の表示位置において動作表示されることで、第2右打ち画像507を強調する。なお、第2右打ち画像507においては、文字部507aおよび矢印部507bの一方が動作表示され、他方が動作表示されなくてもよい。
【0550】
図59は、第2右打ち画像507における各演出画像の表示タイミングと、右打ち効果音および右打ち音の出力タイミングとを示した図である。
まず、時点T0において、文字部507aの表示が開始される。
次に、時点T1において、矢印部507bの左右動作、強調部507cの動作表示、右打ち効果音の出力が開始される。
次に、時点T2において、強調部507cの動作表示が終了し、強調部507cが非表示になる。
次に、時点T3において、矢印部507bの左右動作および右打ち効果音の出力が終了する。右打ち効果音の出力の実行時間は、1.5秒である。ただし、右打ち効果音の出力の実行時間は、何れの時間であってもよい。
次に、時点T4において、右打ち音の出力が開始される。
【0551】
次に、時点T5において、矢印部507bの2回目の左右動作および強調部507cの2回目の動作表示が開始される。
次に、時点T6において、右打ち音の出力が終了する。右打ち音の出力の実行時間は、0.75秒である。ただし、右打ち音の出力の実行時間は、何れの時間であってもよい。
次に、時点T7において、強調部507cの動作表示が終了する。
次に、時点T8において、矢印部507bの左右動作が終了する。
次に、時点T9において、矢印部507bの3回目の左右動作および強調部507cの3回目の動作表示が開始される。
【0552】
次に、時点T10において、強調部507cの動作表示が終了する。このように、強調部507cは、3回の動作表示を行う。また、強調部507cの動作表示は、時点T1乃至時点T5の期間である2秒を1周期として周期的に行われる。また、強調部507cによる動作表示の実行時間の合計は、2.25秒である。ただし、強調部507cによる動作表示の周期および動作表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
次に、時点T11において、矢印部507bの左右動作が終了する。このように、矢印部507bは、3回の動作表示を行う。また、矢印部507bの動作表示は、時点T1乃至時点T5の期間である2秒を1周期として周期的に行われる。また、矢印部507bによる動作表示の実行時間の合計は、4.5秒である。ただし、矢印部507bによる動作表示の周期および動作表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
次に、時点T12において、文字部507aが非表示になる。文字部507aの表示時間は、7.5秒である。
なお、矢印部507bおよび背景部507dの表示タイミングは、文字部507aの表示タイミングと同一である。また、文字部507aの表示時間は、何れの時間であってもよい。
【0553】
また、上述した、第2右打ち報知における各報知(矢印部507bの動作表示、強調部507cの動作表示)の実行時間は、報知が開始される時点から終了する時点までの時間であってもよい。一例を挙げると、強調部507cの動作表示が開始される時点T1(図59参照)から最後に動作表示が終了する時点T10までの時間を2.25秒として、この時間を強調部507cの動作表示の実行時間と捉えてもよい。
また、第2右打ち報知における各報知(矢印部507bの動作表示、強調部507cの動作表示)においては、報知が開始されてから終了するまでに報知が実行されない期間(例えば、強調部507cの動作表示についての、時点T2から時点T5までの期間など)があることを説明したが、これに限定されず、各報知においては報知が開始されてから終了するまで報知が実行され続けてもよい。
【0554】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、右打ち報知の強調演出の実行回数よりも、左打ち報知の強調演出の実行回数の方を多くする(例えば第2右打ち画像507の強調部507cの表示回数は3回(図59参照)、第2左打ち画像48の強調部48cの表示回数は6回(図56(2)参照))ことが可能である。
そのため、右打ち報知よりも左打ち報知において、ハンドル151の操作をより強く促すことができる。
【0555】
(ボタン演出の実行態様)
次に、ボタン演出の実行態様について説明する。
本実施形態のボタン演出には、第1ボタン演出乃至第22ボタン演出があり、実行されるボタン演出に応じて種々の演出が行われる。
図60および図61は、第1ボタン演出乃至第3ボタン演出の実行態様を示した図である。
第1ボタン演出が実行される場合、まず、図60(1)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。第1前兆強調画像508は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって、装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示される。また、第1前兆強調画像508の表示時間は、0.1秒である。ただし、第1前兆強調画像508の表示時間は、何れの時間であってもよい。
【0556】
次に、図60(2)に示すように、第1ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。ボタン画像509には、ボタン部509aと、ゲージ部509bとが表示されている。
ボタン部509aは、演出ボタン161を模した画像である。図示の例では、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様により、ボタン部509aが表示されている。
ゲージ部509bは、ボタン演出における操作有効期間を報知または示唆する。ボタン演出における操作有効期間の減少(経過)とともにゲージ部509bの表示態様が更新されることにより、ボタン演出における残りの操作有効期間が報知または示唆される。本実施形態では、ボタン画像509の表示開始時にはゲージ部509bの全体が白色により表示されているが、時間の経過にしたがってゲージ部509bにおける白色の表示領域が減少するとともに黒色の表示領域が増加することによって、ボタン演出における残りの操作有効期間が報知または示唆される。
【0557】
次に、図60(3)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、このとき、ボタン画像509には、ボタン強調部509cが表示されている。
ボタン強調部509cは、ボタン部509a(ボタン画像509)を強調する。言い換えると、ボタン強調部509cは、ボタン演出を強調する。図示の例では、ボタン強調部509cとしての光を模した白色の画像が、透過度の高い表示態様により、ボタン部509aの表示領域と重なる領域に表示されている。なお、ボタン部509cの表示レイヤは、ボタン部509aと同じレイヤであってもよいし、ボタン部509aよりも前面のレイヤであってもよい。
【0558】
次に、図60(4)に示すように、演出ボタン161が完全に押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、図60(3)よりも透過度の低い白色の表示態様により表示される。
次に、図60(5)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、図60(3)と同一の透過度である表示態様により表示される。
次に、図60(6)に示すように、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが非表示になる。
【0559】
次に、図60(7)に示すように、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示が行われない期間が継続されている。図示を省略するが、この後、図60(2)乃至(7)に示した態様によるボタン画像509の表示が、再び行われる。
次に、図60(8)に示すように、ボタン演出における残りの操作有効期間が無くなったことがゲージ部509bにより報知または示唆される。
そして、第1ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合、図61(9)に示すように、ボタン画像509が非表示になる。
一方で、第1ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合、図61(10)に示すように、第1操作後強調画像510が表示される。第1操作後強調画像510は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示される。また、第1操作後強調画像510の表示時間は、0.2秒である。ただし、第1操作後強調画像510の表示時間は、何れの時間であってもよい。
【0560】
また、第2ボタン演出が実行される場合においても、第1ボタン演出と同一の演出(図60(1)乃至(8)を用いて上述した演出)が行われ、第2ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合、図61(9)に示した演出が行われる。一方で、第2ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合、図61(11)に示すように、第2操作後強調画像511が表示される。第2操作後強調画像511は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示される。また、第2操作後強調画像511の表示時間は、0.2秒である。ただし、第2操作後強調画像511の表示時間は、何れの時間であってもよい。
【0561】
また、第3ボタン演出が実行される場合においても、第1ボタン演出と同一の演出(図60(1)乃至(8)を用いて上述した演出)が行われ、第3ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合、図61(9)に示した演出が行われる。一方で、第3ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合、図61(12)に示すように、第3操作後強調画像512が表示される。第3操作後強調画像512は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示される。また、第3操作後強調画像512の表示時間は、0.2秒である。ただし、第3操作後強調画像512の表示時間は、何れの時間であってもよい。
【0562】
図62は、第1ボタン演出における各演出の実行タイミングを示した図である。
第1ボタン演出においては、まず、時点T0において、ボタン部509a(ボタン画像509)の表示が開始される。
次に、時点T1において、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示が開始される。
次に、時点T2において、ボタン部509aの動作表示が終了するとともに、ボタン強調部509cが非表示になる。
次に、時点T3において、ボタン部509aの2回目の動作表示およびボタン強調部509cの2回目の表示が開始される。
【0563】
次に、時点T4において、ボタン部509aの動作表示が終了するとともに、ボタン強調部509cが非表示になる。このように、ボタン部509aは、2回の動作表示を行う。また、ボタン部509aの動作表示は、時点T1乃至時点T3の期間である1.25秒を1周期として周期的に行われる。また、ボタン部509aによる動作表示の実行時間の合計は、1.5秒である。また、ボタン強調部509cは、2回の表示を行う。また、ボタン強調部509cの表示は、時点T1乃至時点T3の期間である1.25秒を1周期として周期的に行われる。また、ボタン強調部509cの表示時間の合計は、1.5秒である。ただし、ボタン部509aによる動作表示の周期および動作表示の実行時間や、ボタン強調部509cによる表示の周期および表示時間は、何れの時間であってもよい。
【0564】
次に、時点T5において、第1ボタン演出の終了(第1ボタン演出における操作有効期間の経過)にともない、ボタン部509a(ボタン画像509)が非表示になる。ボタン部509a(ボタン画像509)の表示時間は、2.5秒である。この時間は、第1ボタン演出の実行時間および第1ボタン演出における操作有効期間と同一である。
【0565】
なお、ゲージ部509bの表示タイミングおよび非表示タイミングは、ボタン部509aの表示タイミングおよび非表示タイミングと同一である。また、ボタン部509aの表示時間は、何れの時間であってもよい。
また、第2ボタン演出における各演出の実行タイミングおよび第3ボタン演出における各演出の実行タイミング(周期、実行時間)は図62を用いて説明した第1ボタン演出における各演出の実行タイミング(周期、実行時間)と同一である。
また、第1ボタン演出乃至第3ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作される場合には、操作された時点において図62に示した演出が終了し、操作後強調画像が表示される(図61(10)乃至(12)参照)。
【0566】
図63および図64は、第4ボタン演出の実行態様を示した図である。なお、図63および図64に示す例では、第4ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161の操作が連続して(繰り返し)行われているものとする。
第4ボタン演出が実行される場合、まず、図63(1)に示すように、第2前兆強調画像513が表示される。第2前兆強調画像513は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示される。また、第2前兆強調画像513の表示時間は、0.4秒である。ただし、第2前兆強調画像513の表示時間は、何れの時間であってもよい。
次に、図63(2)に示すように、第4ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。ボタン画像509には、ボタン部509aと、ゲージ部509bとが表示されている。図示の例では、ボタン部509aは、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様により表示されている。また、ボタン画像509には、強調文字509dが表示されている。
強調文字509dは、演出ボタン161の操作の促進を強調する文字である。言い換えると、強調文字509dは、ボタン画像509(ボタン演出)を強調する文字である。図示の例では、強調文字509dには、「連打!」のテキストが示されている。
【0567】
次に、図63(3)に示すように、演出ボタン161が完全に押された態様を模した表示態様になるようにボタン部509aが動作表示される。また、強調文字509dが左側に移動するように動作表示される。また、ボタン強調部509cが白色により表示される。
また、第4ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作される場合、図63(4)に示すように、第1操作中強調画像514が表示される。第1操作中強調画像514は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示される。また、このとき、強調文字509dが、右側に移動するように動作表示されることで、図63(2)と同一の表示位置に戻っている。
次に、図63(5)に示すように、第1操作中強調画像514の表示が継続されている。また、強調文字509dが更に右側に移動するように動作表示されている。
次に、図63(6)に示すように、第1操作中強調画像514が非表示になる。また、強調文字509dが、左側に移動するように動作表示されることで、図63(2)と同一の表示位置に戻っている。
【0568】
次に、図63(7)に示すように、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが非表示になる。また、強調文字509dが左側に移動するように動作表示されている。
次に、図63(8)に示すように、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示が行われない期間が継続されている。図示を省略するが、この後、図63(2)乃至(8)に示した態様によるボタン画像509の表示が、9回繰り返される。
次に、図64(9)に示すように、ボタン演出における残りの操作有効期間が無くなったことがゲージ部509bにより報知または示唆される。
そして、図64(10)に示すように、第4操作後強調画像515が表示される。第4操作後強調画像515は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示される。また、第4操作後強調画像515の表示時間は、0.3秒である。ただし、第4操作後強調画像515の表示時間は、何れの時間であってもよい。
なお、第4ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合には、第1操作中強調画像514は表示されない。
【0569】
図65および図66は、第5ボタン演出の実行態様を示した図である。なお、図64および図65に示す例では、第5ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161の操作が連続して(繰り返し)行われているものとする。
第5ボタン演出が実行される場合、まず、図65(1)に示すように、第2前兆強調画像513が表示される。
次に、図65(2)に示すように、第5ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。ボタン画像509には、ボタン部509aと、ゲージ部509bと、強調文字509dとが表示されている。図示の例では、ボタン部509aは、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様により表示されている。
【0570】
次に、図65(3)に示すように、演出ボタン161が完全に押された態様を模した表示態様になるようにボタン部509aが動作表示される。また、強調文字509dが左側に移動するように動作表示される。また、ボタン強調部509cが白色により表示される。
また、第5ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作される場合、図65(4)に示すように、第1操作中強調画像514が表示される。また、このとき、強調文字509dが、右側に移動するように動作表示されることで、図65(2)と同一の表示位置に戻っている。
次に、図65(5)に示すように、第1操作中強調画像514が非表示になる。また、強調文字509dが更に右側に移動するように動作表示されている。
次に、図65(6)に示すように、強調文字509dが、左側に移動するように動作表示されることで、図65(2)と同一の表示位置に戻っている。
【0571】
次に、図65(7)に示すように、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが非表示になる。また、強調文字509dが左側に移動するように動作表示されている。
次に、図65(8)に示すように、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示が行われない期間が継続されている。図示を省略するが、この後、図65(2)乃至(8)に示した態様によるボタン画像509の表示が、9回繰り返される。
次に、図66(9)に示すように、ボタン演出における残りの操作有効期間が無くなったことがゲージ部509bにより報知または示唆される。
そして、図66(10)に示すように、第5操作後強調画像516が表示される。第5操作後強調画像516は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示される。また、第5操作後強調画像516の表示時間は、0.3秒である。ただし、第5操作後強調画像516の表示時間は、何れの時間であってもよい。
なお、第5ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合には、第1操作中強調画像514は表示されない。
【0572】
図67は、第4ボタン演出および第5ボタン演出における各演出の実行タイミングを示した図である。なお、図67に示す例では、第4ボタン演出と第5ボタン演出とが同一のタイミングで開始される場合について説明する。また、第4ボタン演出と第5ボタン演出とが同一のタイミングで開始される場合、第4ボタン演出と第5ボタン演出とでは、ボタン部509a(ボタン画像509)の表示タイミング、ボタン部509aの動作表示タイミング、ボタン強調部509cの表示タイミング、および強調文字509dの動作表示タイミングは、同一である。
【0573】
第4ボタン演出および第5ボタン演出においては、まず、時点T0において、ボタン部509a(ボタン画像509)の表示および強調文字509dの動作表示が開始される。
次に、時点T1において、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示が開始される。
次に、時点T2において、第4ボタン演出における第1操作中強調画像514の表示が開始される。
次に、時点T3において、第5ボタン演出における第1操作中強調画像514の表示が開始される。
次に、時点T4において、第5ボタン演出における第1操作中強調画像514の表示が終了する。
次に、時点T5において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T6において、第4ボタン演出における第1操作中強調画像514の表示が終了する。すなわち、第5ボタン演出よりも、第4ボタン演出の方が、第1操作中強調画像514の表示時間が長い。
次に、時点T7において、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示が終了するとともに、強調文字509dの2回目の動作表示が開始される。
【0574】
次に、時点T8において、ボタン部509aの2回目の動作表示およびボタン強調部509cの2回目の表示が開始される。
次に、時点T9において、第4ボタン演出における第1操作中強調画像514の2回目の表示が開始される。
次に、時点T10において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T11において、第5ボタン演出における第1操作中強調画像514の2回目の表示が開始される。
次に、時点T12において、強調文字509dの3回目の動作表示が開始される。
次に、時点T13において、第5ボタン演出における第1操作中強調画像514の表示が終了する。
次に、時点T14において、第4ボタン演出における第1操作中強調画像514の表示が終了する。
次に、時点T15において、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示が終了する。
次に、時点T16において、強調文字509dの動作表示が終了する。
【0575】
ボタン部509aは、時点T16の後も表示が継続され、ボタン演出(第4ボタン演出、第5ボタン演出)の終了に伴い、非表示になる。第4ボタン演出および第5ボタン演出におけるボタン部509aの表示時間は、6秒である。この時間は、第4ボタン演出および第5ボタン演出の実行時間、第4ボタン演出および第5ボタン演出における操作有効期間と同一である。ただし、第4ボタン演出および第5ボタン演出におけるボタン部509aの表示時間は、何れの時間であってもよい。
また、ボタン部509aの動作表示は、時点T1乃至時点T8の期間である0.6秒を1周期として、周期的に行われる。また、ボタン部509aの動作表示は、時点T15の後も8回繰り返されるため、合計で10回行われる。ボタン部509aの動作表示の実行時間の合計は、4秒である。ただし、ボタン部509aの動作表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
また、ボタン強調部509cの表示は、時点T1乃至時点T8の期間である0.6秒を1周期として、周期的に行われる。また、ボタン強調部509cの表示は、時点T15の後も8回繰り返されるため、合計で10回行われる。ボタン強調部509cの表示の実行時間の合計は、4秒である。ただし、ボタン強調部509cの表示時間は、何れの時間であってもよい。
【0576】
また、強調文字509dの動作表示は、時点T0乃至時点T7の期間である0.4秒を1周期として、周期的に行われる。また、強調文字509dの動作表示は、時点T16の後も12回繰り返されるため、合計で15回行われる。強調文字509dの動作表示の実行時間の合計は、4.5秒である。ただし、強調文字509dの動作表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
また、第4ボタン演出における第1操作中強調画像514の表示は、時点T16の後も8回繰り返されるため、合計で10回行われる。第4ボタン演出における第1操作中強調画像514の表示時間の合計は、3秒である。ただし、第4ボタン演出における第1操作中強調画像514の表示時間は、何れの時間であってもよい。
また、第5ボタン演出における第1操作中強調画像514の表示は、時点T16の後も8回繰り返されるため、合計で10回行われる。第5ボタン演出における第1操作中強調画像514の表示時間の合計は、1.5秒である。ただし、第5ボタン演出における第1操作中強調画像514の表示時間は、何れの時間であってもよい。
なお、ゲージ部509bの表示タイミングおよび非表示タイミングは、ボタン部509aの表示タイミングおよび非表示タイミングと同一である。
【0577】
図68および図69は、第6ボタン演出の実行態様を示した図である。
第6ボタン演出が実行される場合、まず、図68(1)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。
次に、図68(2)に示すように、第6ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。ボタン画像509には、ボタン部509aと、ゲージ部509bとが表示されている。
次に、図68(3)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、このとき、ボタン画像509には、ボタン強調部509cが、透過度の高い白色の表示態様により表示されている。
次に、図68(4)に示すように、演出ボタン161が完全に押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、図68(3)よりも透過度の低い白色の表示態様により表示される。
【0578】
次に、図68(5)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、図68(3)と同一の透過度である表示態様により表示される。
次に、図68(6)に示すように、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが非表示になる。
次に、図68(7)に示すように、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示が行われない期間が継続されている。図示を省略するが、この後、図68(2)乃至(7)に示した態様によるボタン画像509の表示が、再び行われる。
次に、図68(8)に示すように、ボタン演出における残りの操作有効期間が無くなったことがゲージ部509bにより報知または示唆される。
【0579】
そして、第6ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合、図69(9)に示すように、ボタン画像509が非表示になる。
一方で、第6ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合、図69(10)に示すように、第6操作後強調画像517が表示される。第6操作後強調画像517は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示される。第6操作後強調画像517の表示時間は、0.2秒である。ただし、第6操作後強調画像517の表示時間は、何れの時間であってもよい。
また、第6ボタン演出における各演出の実行タイミング(周期、実行時間)は、図62を用いて説明した第1ボタン演出における各演出の実行タイミング(周期、実行時間)と同一である。
【0580】
図70および図71は、第7ボタン演出および第8ボタン演出の実行態様を示した図である。
第7ボタン演出が実行される場合、まず、図70(1)に示すように、第3前兆強調画像518が表示される。
次に、図70(2)に示すように、第3前兆強調画像518が拡大表示される。第3前兆強調画像518の表示時間は、1.5秒である。ただし、第3前兆強調画像518の表示時間は、何れの時間であってもよい。
次に、図70(3)に示すように、第7ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。ボタン画像509には、ボタン部509aと、ゲージ部509bと、強調文字509dとが表示されている。図示の例では、強調文字509dとして「決めろ!」のテキストが示されている。
【0581】
次に、図70(4)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、このとき、ボタン画像509には、ボタン強調部509cが、透過度の高い白色の表示態様により表示されている。また、強調文字509dが上側に移動するように動作表示される。
次に、図70(5)に示すように、演出ボタン161が完全に押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、図70(4)よりも透過度の低い白色の表示態様により表示される。また、強調文字509dが、図70(3)に示した位置よりも下側に移動するように動作表示される。
次に、図70(6)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、図70(4)と同一の透過度である表示態様により表示される。また、強調文字509dが、上側に移動するように動作表示されることにより、図70(3)の表示位置に戻る。
【0582】
次に、図70(7)に示すように、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが非表示になる。また、強調文字509dが上側に移動するように動作表示される。図示を省略するが、この後、図70(3)乃至(7)に示した態様によるボタン画像509の表示が、2回繰り返される。
次に、図70(8)に示すように、ボタン演出における残りの操作有効期間が無くなったことがゲージ部509bにより報知または示唆される。
そして、第7ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合、図71(9)に示すように、ボタン画像509が非表示になる。
一方で、第7ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合、図71(10)に示すように、第7操作後強調画像519が表示される。第7操作後強調画像519は、装飾図柄41よりも後面のレイヤに表示される。第7操作後強調画像519の表示時間は、0.4秒である。ただし、第7操作後強調画像519の表示時間は、何れの時間であってもよい。
【0583】
また、第8ボタン演出が実行される場合においても、第7ボタン演出と同一の演出(図70(1)乃至(8)を用いて上述した演出)が行われ、第8ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合、図71(9)に示した演出が行われる。一方で、第8ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合、図71(11)に示すように、第8操作後強調画像520が表示される。第8操作後強調画像520は、装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示される。また、第8操作後強調画像520の表示時間は、0.5秒である。ただし、第8操作後強調画像520の表示時間は、何れの時間であってもよい。
【0584】
図72は、第7ボタン演出における各演出の実行タイミングを示した図である。
第7ボタン演出においては、まず、時点T0において、ボタン部509a(ボタン画像509)の表示および強調文字509dの動作表示が開始される。
次に、時点T1において、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示が開始される。
次に、時点T2において、ボタン部509aの動作表示が終了するとともに、ボタン強調部509cが非表示になる。
次に、時点T3において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T4において、強調文字509dの2回目の動作表示が開始される。
次に、時点T5において、ボタン部509aの2回目の動作表示およびボタン強調部509cの2回目の表示が開始される。
次に、時点T6において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T7において、強調文字509dの3回目の動作表示が開始される。
次に、時点T8において、ボタン部509aの動作表示が終了するとともに、ボタン強調部509cが非表示になる。
【0585】
次に、時点T9において、ボタン部509aの3回目の動作表示およびボタン強調部509cの3回目の表示が開始される。
次に、時点T10において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T11において、強調文字509dの4回目の動作表示が開始される。
次に、時点T12において、ボタン部509aの動作表示が終了するとともに、ボタン強調部509cが非表示になる。
次に、時点T13において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T14において、強調文字509dの5回目の動作表示が開始される。
次に、時点T15において、ボタン部509aの4回目の動作表示およびボタン強調部509cの4回目の表示が開始される。
次に、時点T16において、第7ボタン演出の終了(第7ボタン演出における操作有効期間の経過)にともない、ボタン部509a(ボタン画像509)は動作表示を終了して非表示になり、ボタン強調部509cが非表示になり、強調文字509dの動作表示が終了する。
【0586】
第7ボタン演出におけるボタン部509a(ボタン画像509)の表示時間は、5.5秒である。この時間は、第7ボタン演出の実行時間および第7ボタン演出における操作有効期間と同一である。ただし、ボタン部509a(ボタン画像509)の表示時間(第7ボタン演出の実行時間、第7ボタン演出における操作有効期間)は、何れの時間であってもよい。
また、第7ボタン演出において、ボタン部509aは4回の動作表示を行う。また、ボタン部509aの動作表示は、時点T1乃至時点T5の期間である1.6秒を1周期として周期的に行われる。また、ボタン部509aによる動作表示の実行時間の合計は、3秒である。ただし、ボタン部509aによる動作表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
また、第7ボタン演出において、ボタン強調部509cは、4回の表示を行う。また、ボタン強調部509cの表示は、時点T1乃至時点T5の期間である1.6秒を1周期として周期的に行われる。また、ボタン強調部509cによる表示の実行時間の合計は、3秒である。ただし、ボタン強調部509cによる表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
また、第7ボタン演出において、強調文字509dは5回の動作表示を行う。また、強調文字509dの動作表示は、時点T0乃至時点T4の期間である1.25秒を1周期として周期的に行われる。また、強調文字509dによる動作表示の実行時間の合計は、4.4秒である。ただし、強調文字509dによる動作表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
なお、ゲージ部509bの表示タイミングおよび非表示タイミングは、ボタン部509aの表示タイミングおよび非表示タイミングと同一である。
【0587】
また、第8ボタン演出における各演出の実行タイミング(周期、実行時間)は、図72を用いて説明した第7ボタン演出における各演出の実行タイミング(周期、実行時間)と同一である。
また、第7ボタン演出および第8ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作される場合には、操作された時点において図72に示した演出が終了し、操作後強調画像が表示される。
【0588】
図73および図74は、第9ボタン演出の実行態様を示した図である。
第9ボタン演出が実行される場合、まず、図73(1)に示すように、第3前兆強調画像518が表示される。
次に、図73(2)に示すように、第3前兆強調画像518が拡大表示される。
次に、図73(3)に示すように、第9ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。ボタン画像509には、ボタン部509aと、ゲージ部509bと、強調文字509dとが表示されている。図示の例では、強調文字509dとして「決めろ!」のテキストが示されている。
次に、図73(4)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、このとき、ボタン画像509には、ボタン強調部509cが、透過度の高い赤色の表示態様により表示されている。
次に、図73(5)に示すように、演出ボタン161が完全に押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、図73(4)よりも透過度の低い赤色の表示態様により表示される。また、強調文字509dが、上側に移動するように動作表示される。
次に、図73(6)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、図73(4)と同一の透過度である赤色の表示態様により表示される。また、強調文字509dが、下側に移動するように動作表示されることにより、図73(4)の表示位置に戻る。
【0589】
次に、図73(7)に示すように、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが非表示になる。また、強調文字509dが下側に移動するように動作表示される。
次に、図73(8)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、図73(4)と同一の透過度である赤色の表示態様により表示されている。また、強調文字509dが、上側に移動するように動作表示されることにより図73(5)と同一の表示位置に戻る。図示を省略するが、この後、ボタン部509aおよびボタン強調部509cは、図73(5)乃至(8)に示した表示を繰り返し、強調文字509dは、図73(3)乃至(8)に示した表示を繰り返す。
【0590】
次に、図74(9)に示すように、ボタン演出における残りの操作有効期間が無くなったことがゲージ部509bにより報知または示唆される。
そして、第9ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合、図74(10)に示すように、ボタン画像509が非表示になる。
一方で、第9ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合、図74(11)に示すように、第8操作後強調画像520が表示される。
【0591】
図75は、第9ボタン演出における各演出の実行タイミングを示した図である。
第9ボタン演出においては、まず、時点T0において、ボタン部509a(ボタン画像509)の表示が開始される。
次に、時点T1において、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示が開始される。
次に、時点T2において、強調文字509dの動作表示が開始される。
次に、時点T3において、ボタン部509aの動作表示が終了するとともに、ボタン強調部509cが非表示になる。
次に、時点T4において、ボタン部509aの2回目の動作表示およびボタン強調部509cの2回目の表示が開始される。
次に、時点T5において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T6において、強調文字509dの2回目の動作表示が開始される。
次に、時点T7において、ボタン部509aの動作表示が終了するとともに、ボタン強調部509cが非表示になる。
【0592】
次に、時点T8において、ボタン部509aの3回目の動作表示およびボタン強調部509cの3回目の表示が開始される。
次に、時点T9において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T10において、強調文字509dの3回目の動作表示が開始される。
次に、時点T11において、ボタン部509aの動作表示が終了するとともに、ボタン強調部509cが非表示になる。
次に、時点T12において、ボタン部509aの4回目の動作表示およびボタン強調部509cの4回目の表示が開始される。
次に、時点T13において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T14において、強調文字509dの4回目の動作表示が開始される。
次に、時点T15において、ボタン部509aの動作表示が終了するとともに、ボタン強調部509cが非表示になる。
次に、時点T16において、ボタン部509aの5回目の動作表示およびボタン強調部509cの5回目の表示が開始される。
次に、時点T17において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T18において、強調文字509dの5回目の動作表示が開始される。
【0593】
次に、時点T19において、ボタン部509aの動作表示が終了するとともに、ボタン強調部509cが非表示になる。
このように、ボタン部509aは、5回の動作表示を行う。また、ボタン部509aの動作表示は、時点T1乃至時点T4の期間である1.1秒を1周期として周期的に行われる。また、ボタン部509aの動作表示の実行時間の合計は、4.5秒である。ただし、ボタン部509aの動作表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
また、ボタン強調部509cは、5回の表示を行う。また、ボタン強調部509cの表示は、時点T1乃至時点T4の期間である1.1秒を1周期として周期的に行われる。また、ボタン強調部509cの表示の実行時間の合計は、4.5秒である。ただし、ボタン強調部509cの表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0594】
次に、時点T20において、第9ボタン演出の終了(第9ボタン演出における操作有効期間の経過)にともない、ボタン部509a(ボタン画像509)が非表示になり、強調文字509dの動作表示が終了する。
ここで、第9ボタン演出におけるボタン部509a(ボタン画像509)の表示時間は、5.5秒である。この時間は、第9ボタン演出の実行時間および第9ボタン演出における操作有効期間と同一である。ただし、ボタン部509a(ボタン画像509)の表示時間(第9ボタン演出の実行時間、第9ボタン演出における操作有効期間)は、何れの時間であってもよい。
また、第9ボタン演出において、強調文字509dは5回の動作表示を行う。また、強調文字509dの動作表示は、時点T2乃至時点T6の期間である1.25秒を1周期として周期的に行われる。また、強調文字509dによる動作表示の実行時間の合計は、4.4秒である。ただし、強調文字509dによる動作表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
また、第9ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作される場合には、操作された時点において図75に示した演出が終了し、操作後強調画像が表示される。
なお、ゲージ部509bの表示タイミングおよび非表示タイミングは、ボタン部509aの表示タイミングおよび非表示タイミングと同一である。
【0595】
図76および図77は、第10ボタン演出の実行態様を示した図である。
第10ボタン演出が実行される場合、まず、図76(1)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。
次に、図76(2)に示すように、第10ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。ボタン画像509には、ボタン部509aと、ゲージ部509bと、強調文字509dとが表示されている。図示の例では、強調文字509dとして「押せ!」のテキストが示されている。
次に、図76(3)に示すように、強調文字509dが拡大するように動作表示される。
次に、図76(4)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、このとき、ボタン画像509には、ボタン強調部509cが、透過度の高い赤色の表示態様により表示されている。また、強調文字509dがさらに拡大するように動作表示される。
【0596】
次に、図76(5)に示すように、演出ボタン161が完全に押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、図76(4)よりも透過度の低い赤色の表示態様により表示される。また、強調文字509dが、図76(3)に示したサイズに戻るように動作表示される。
次に、図76(6)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、図76(4)と同一の透過度である赤色の表示態様により表示される。また、強調文字509dが、図76(2)に示したサイズに戻るように動作表示される。
【0597】
次に、図76(7)に示すように、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが非表示になる。また、強調文字509dが図76(3)に示したサイズに拡大するように動作表示される。
次に、図76(8)に示すように、強調文字509dが図76(4)に示したサイズに拡大するように動作表示される。図示を省略するが、この後、ボタン部509aおよびボタン強調部509cは、図76(2)乃至(8)に示した表示を繰り返し、強調文字509dは、図76(5)乃至(8)に示した表示を繰り返す。
次に、図77(9)に示すように、ボタン演出における残りの操作有効期間が無くなったことがゲージ部509bにより報知または示唆される。
そして、第10ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合、図77(10)に示すように、ボタン画像509が非表示になる。
一方で、第10ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合、図77(11)に示すように、第9操作後強調画像521が表示される。第9操作後強調画像521は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示される。第9操作後強調画像521の表示時間は、0.5秒である。ただし、第9操作後強調画像521の表示時間は、何れの時間であってもよい。
【0598】
図78は、第10ボタン演出における各演出の実行タイミングを示した図である。
第10ボタン演出においては、まず、時点T0において、ボタン部509a(ボタン画像509)の表示および強調文字509dの動作表示が開始される。
次に、時点T1において、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示が開始される。
次に、時点T2において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T3において、ボタン部509aの動作表示が終了するとともに、ボタン強調部509cが非表示になる。
次に、時点T4において、強調文字509dの2回目の動作表示が開始される。
次に、時点T5において、ボタン部509aの2回目の動作表示およびボタン強調部509cの2回目の表示が開始される。
次に、時点T6において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T7において、強調文字509dの3回目の動作表示が開始される。
【0599】
次に、時点T8において、ボタン部509aの動作表示が終了するとともに、ボタン強調部509cが非表示になる。
このように、ボタン部509aは、2回の動作表示を行う。また、ボタン部509aの動作表示は、時点T1乃至時点T5の期間である1.25秒を1周期として周期的に行われる。また、ボタン部509aの動作表示の実行時間の合計は、1.5秒である。ただし、ボタン部509aの動作表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
また、ボタン強調部509cは、2回の表示を行う。また、ボタン強調部509cの表示は、時点T1乃至時点T5の期間である1.25秒を1周期として周期的に行われる。また、ボタン強調部509cの表示の実行時間の合計は、1.5秒である。ただし、ボタン強調部509cの表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0600】
次に、時点T9において、強調文字509dの動作表示が終了する。
このように、強調文字509dは3回の動作表示を行う。また、強調文字509dの動作表示は、時点T0乃至時点T4の期間である0.8秒を1周期として周期的に行われる。また、強調文字509dによる動作表示の実行時間の合計は、2秒である。ただし、強調文字509dによる動作表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0601】
次に、時点T10において、第10ボタン演出の終了(第10ボタン演出における操作有効期間の経過)にともない、ボタン部509a(ボタン画像509)が非表示になる。第10ボタン演出におけるボタン部509a(ボタン画像509)の表示時間は、2.5秒である。この時間は、第10ボタン演出の実行時間および第10ボタン演出における操作有効期間と同一である。ただし、ボタン部509a(ボタン画像509)の表示時間(第10ボタン演出の実行時間、第10ボタン演出における操作有効期間)は、何れの時間であってもよい。
また、第10ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作される場合には、操作された時点において図78に示した演出が終了し、第9操作後強調画像521が表示される。
なお、ゲージ部509bの表示タイミングおよび非表示タイミングは、ボタン部509aの表示タイミングおよび非表示タイミングと同一である。
【0602】
図79および図80は、第11ボタン演出乃至第15ボタン演出の実行態様を示した図である。
第11ボタン演出が実行される場合、まず、図79(1)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。
次に、図79(2)に示すように、第1ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。ボタン画像509には、ボタン部509aと、ゲージ部509bとが表示されている。
次に、図79(3)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、このとき、ボタン画像509には、ボタン強調部509cが、透過度の高い白色の表示態様により表示されている。
次に、図79(4)に示すように、演出ボタン161が完全に押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、図79(3)よりも透過度の低い白色の表示態様により表示される。
次に、図79(5)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、図79(3)と同一の透過度である表示態様により表示される。
【0603】
次に、図79(6)に示すように、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが非表示になる。
次に、図79(7)に示すように、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示が行われない期間が継続されている。図示を省略するが、この後、図79(2)乃至(7)に示した態様によるボタン画像509の表示が、再び行われる。
次に、図79(8)に示すように、ボタン演出における残りの操作有効期間が無くなったことがゲージ部509bにより報知または示唆される。
そして、第11ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合、図80(9)に示すように、ボタン画像509が非表示になる。
一方で、第11ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合、図80(10)に示すように、第8操作後強調画像520が表示される。
【0604】
また、第12ボタン演出が実行される場合においても、第11ボタン演出と同一の演出(図79(1)乃至(8)を用いて上述した演出)が行われ、第12ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合、図80(9)に示した演出が行われる。一方で、第12ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合、図80(11)に示すように、第10操作後強調画像522が表示される。第10操作後強調画像522の表示時間は、0.3秒である。ただし、第10操作後強調画像522の表示時間は、何れの時間であってもよい。
【0605】
また、第13ボタン演出が実行される場合においても、第11ボタン演出と同一の演出(図79(1)乃至(8)を用いて上述した演出)が行われ、第13ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合、図80(9)に示した演出が行われる。一方で、第13ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合、図80(12)に示すように、第11操作後強調画像523が表示される。第11操作後強調画像523の表示時間は、0.3秒である。ただし、第11操作後強調画像523の表示時間は、何れの時間であってもよい。
【0606】
また、第14ボタン演出が実行される場合においても、第11ボタン演出と同一の演出(図79(1)乃至(8)を用いて上述した演出)が行われ、第14ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合、図80(9)に示した演出が行われる。一方で、第14ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合、図80(13)に示すように、第12操作後強調画像524が表示される。第12操作後強調画像524の表示時間は、0.3秒である。ただし、第12操作後強調画像524の表示時間は、何れの時間であってもよい。
【0607】
また、第15ボタン演出が実行される場合においても、第11ボタン演出と同一の演出(図79(1)乃至(8)を用いて上述した演出)が行われ、第15ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合、図80(9)に示した演出が行われる。一方で、第15ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合、図80(14)に示すように、第13操作後強調画像525が表示される。第13操作後強調画像525の表示時間は、0.3秒である。ただし、第13操作後強調画像525の表示時間は、何れの時間であってもよい。
【0608】
また、第11ボタン演出乃至第15ボタン演出における各演出の実行タイミング(周期、実行時間)は、図62を用いて説明した第1ボタン演出における各演出の実行タイミング(周期、実行時間)と同一である。
【0609】
図81および図82は、第16ボタン演出の実行態様を示した図である。
第16ボタン演出が実行される場合、まず、図81(1)に示すように、第3前兆強調画像518が表示される。
次に、図81(2)に示すように、第3前兆強調画像518が拡大表示される。
次に、図81(3)に示すように、第16ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。ボタン画像509には、ボタン部509aと、ゲージ部509bと、強調文字509dとが表示されている。図示の例では、強調文字509dとして「決めろ!」のテキストが示されている。
次に、図81(4)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、このとき、ボタン画像509には、ボタン強調部509cが、透過度の高い赤色の表示態様により表示されている。
次に、図81(5)に示すように、演出ボタン161が完全に押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、図81(4)よりも透過度の低い赤色の表示態様により表示される。また、強調文字509dが、上側に移動するように動作表示される。
次に、図81(6)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、図81(4)と同一の透過度である赤色の表示態様により表示される。また、強調文字509dが、下側に移動するように動作表示されることにより、図81(4)の表示位置に戻る。
【0610】
次に、図81(7)に示すように、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが非表示になる。また、強調文字509dが下側に移動するように動作表示される。
次に、図81(8)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、図81(4)と同一の透過度である赤色の表示態様により表示されている。また、強調文字509dが、上側に移動するように動作表示されることにより図81(5)と同一の表示位置に戻る。図示を省略するが、この後、ボタン部509aおよびボタン強調部509cは、図81(5)乃至(8)に示した表示を繰り返し、強調文字509dは、図81(3)乃至(8)に示した表示を繰り返す。
次に、図82(9)に示すように、ボタン演出における残りの操作有効期間が無くなったことがゲージ部509bにより報知または示唆される。
そして、第16ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合、図82(10)に示すように、ボタン画像509が非表示になる。
一方で、第16ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合、図82(11)に示すように、第14操作後強調画像526が表示される。第14操作後強調画像526の表示時間は、0.5秒である。ただし、第14操作後強調画像526の表示時間は、何れの時間であってもよい。
また、第16ボタン演出における各演出の実行タイミング(周期、実行時間)は、図75を用いて説明した第9ボタン演出における各演出の実行タイミング(周期、実行時間)と同一である。
【0611】
図83および図84は、第17ボタン演出および第18ボタン演出の実行態様を示した図である。
第17ボタン演出が実行される場合、まず、図83(1)に示すように、第4前兆強調画像527が表示される。第4前兆強調画像527の表示時間は、1秒である。ただし、第4前兆強調画像527の表示時間は、何れの時間であってもよい。
次に、図83(2)に示すように、第4前兆強調画像527が拡大するように動作表示される。
次に、図83(3)に示すように、第17ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。ボタン画像509には、ボタン部509aと、ゲージ部509bと、強調文字509dとが表示されている。図示の例では、強調文字509dとして「操作!」のテキストが示されている。
次に、図83(4)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、このとき、ボタン画像509には、ボタン強調部509cが、透過度の高い白色の表示態様により表示されている。また、強調文字509dの一部が動作表示されている。より具体的には、強調文字509dのうちの「!」のテキスト部分が、強調文字509dのうちの「操作」のテキスト部分を中心に時計回り方向に移動するように動作表示されている。
次に、図83(5)に示すように、演出ボタン161が完全に押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、図83(3)よりも透過度の低い白色の表示態様により表示される。また、強調文字509dのうちの「!」のテキスト部分が、時計回り方向に移動するように動作表示されている。
【0612】
次に、図83(6)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、図83(4)と同一の透過度である表示態様により表示される。また、強調文字509dのうちの「!」のテキスト部分が、時計回り方向に移動するように動作表示されることで、図83(3)と同一の表示位置に位置している。
次に、図83(7)に示すように、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが非表示になる。また、強調文字509dのうちの「!」のテキスト部分が、時計回り方向に移動するように動作表示されることで、図83(4)と同一の表示位置に位置している。図示を省略するが、この後、ボタン部509aおよびボタン強調部509cは、図83(3)乃至(7)に示した表示を繰り返す。また、強調文字509dは、図83(5)乃至(7)に示した表示を繰り返す。
次に、図83(8)に示すように、ボタン演出における残りの操作有効期間が無くなったことがゲージ部509bにより報知または示唆される。
【0613】
そして、第17ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合、図84(9)に示すように、ボタン画像509が非表示になる。
一方で、第17ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合、図84(10)に示すように、第15操作後強調画像528が表示される。第15操作後強調画像528は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも後面のレイヤに表示される。また、第15操作後強調画像528の表示時間は、0.4秒である。ただし、第15操作後強調画像528の表示時間は、何れの時間であってもよい。
【0614】
また、第18ボタン演出が実行される場合においても、第17ボタン演出と同一の演出(図83(1)乃至(8)を用いて上述した演出)が行われ、第18ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合、図84(9)に示した演出が行われる。一方で、第18ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合、図84(11)に示すように、第16操作後強調画像529が表示される。第16操作後強調画像529は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示される。また、第16操作後強調画像529の表示時間は、0.4秒である。ただし、第16操作後強調画像529の表示時間は、何れの時間であってもよい。
【0615】
図85は、第17ボタン演出における各演出の実行タイミングを示した図である。
第17ボタン演出においては、まず、時点T0において、ボタン部509a(ボタン画像509)の表示が開始される。
次に、時点T1において、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示が開始される。
次に、時点T2において、強調文字509dの動作表示が開始される。
次に、時点T3において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T4において、ボタン部509aの動作表示が終了するとともに、ボタン強調部509cが非表示になる。
次に、時点T5において、強調文字509dの2回目の動作表示が開始される。
【0616】
次に、時点T6において、ボタン部509aの2回目の動作表示およびボタン強調部509cの2回目の表示が開始される。
次に、時点T7において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T8において、強調文字509dの3回目の動作表示が開始される。
次に、時点T9において、ボタン部509aの動作表示が終了するとともに、ボタン強調部509cが非表示になる。
次に、時点T10において、ボタン部509aの3回目の動作表示およびボタン強調部509cの3回目の表示が開始される。
次に、時点T11において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T12において、強調文字509dの4回目の動作表示が開始される。
【0617】
次に、時点T13において、ボタン部509aの動作表示が終了するとともに、ボタン強調部509cが非表示になる。
このように、ボタン部509aは、3回の動作表示を行う。また、ボタン部509aの動作表示は、時点T1乃至時点T6の期間である1.5秒を1周期として周期的に行われる。また、ボタン部509aの動作表示の実行時間の合計は、3.3秒である。ただし、ボタン部509aの動作表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
また、ボタン強調部509cは、3回の表示を行う。また、ボタン強調部509cの表示は、時点T1乃至時点T6の期間である1.5秒を1周期として周期的に行われる。また、ボタン強調部509cの表示時間の合計は、3.3秒である。ただし、ボタン強調部509cの表示時間は、何れの時間であってもよい。
【0618】
次に、時点T14において、強調文字509dの動作表示が終了する。
このように、強調文字509dは、4回の動作表示を行う。また、強調文字509dの動作表示は、時点T2乃至時点T5の期間である1.1秒を1周期として周期的に行われる。また、強調文字509dの動作表示の実行時間の合計は、3.6秒である。ただし、強調文字509dの動作表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0619】
次に、時点T15において、第17ボタン演出の終了(第17ボタン演出における操作有効期間の経過)にともない、ボタン部509a(ボタン画像509)が非表示になる。ボタン部509a(ボタン画像509)の表示時間は、4.5秒である。この時間は、第17ボタン演出の実行時間および第17ボタン演出における操作有効期間と同一である。ただし、ボタン部509a(ボタン画像509)の表示時間(第17ボタン演出の実行時間、第17ボタン演出における操作有効期間)は、何れの時間であってもよい。
なお、ゲージ部509bの表示タイミングおよび非表示タイミングは、ボタン部509aの表示タイミングおよび非表示タイミングと同一である。
また、第18ボタン演出における各演出の実行タイミング(周期、実行時間)は、図85を用いて説明した第17ボタン演出における各演出の実行タイミング(周期、実行時間)と同一である。
また、第17ボタン演出および第18ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作される場合には、操作された時点において図85に示した演出が終了し、操作後強調画像が表示される(図84(10)および(11)参照)。
【0620】
図86および図87は、第19ボタン演出の実行態様を示した図である。
第19ボタン演出が実行される場合、まず、図86(1)に示すように、第4前兆強調画像527が表示される。
次に、図86(2)に示すように、第4前兆強調画像527が拡大するように動作表示される。
次に、図86(3)に示すように、第19ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。ボタン画像509には、ボタン部509aと、ゲージ部509bと、強調文字509dとが表示されている。図示の例では、強調文字509dとして「いける!」のテキストが示されている。
次に、図86(4)に示すように、強調文字509dが左上側に移動するように動作表示される。
【0621】
次に、図86(5)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン画像509には、ボタン強調部509cが、透過度の高い赤色の表示態様により表示される。また、強調文字509dが、右下側に移動するように動作表示されることで、図86(3)と同一の表示位置に戻っている。
次に、図86(6)に示すように、演出ボタン161が完全に押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、図86(4)よりも透過度の低い赤色の表示態様により表示される。また、強調文字509dが、さらに右下側に移動するように動作表示される。
次に、図86(7)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、図86(5)と同一の透過度である赤色の表示態様により表示される。また、強調文字509dが、左上側に移動するように動作表示されることにより、図86(5)の表示位置に戻る。
【0622】
次に、図86(8)に示すように、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが非表示になる。また、強調文字509dが、左上側に移動するように動作表示されることで、図86(4)の表示位置に位置する。図示を省略するが、この後、ボタン部509aおよびボタン強調部509cは、図86(3)乃至(8)に示した表示を繰り返し、強調文字509dは、図86(5)乃至(8)に示した表示を繰り返す。
次に、図87(9)に示すように、ボタン演出における残りの操作有効期間が無くなったことがゲージ部509bにより報知または示唆される。
そして、第19ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合、図87(10)に示すように、ボタン画像509が非表示になる。
一方で、第19ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合、図87(11)に示すように、第16操作後強調画像529が表示される。
【0623】
図88は、第19ボタン演出における各演出の実行タイミングを示した図である。
第19ボタン演出においては、まず、時点T0において、ボタン部509a(ボタン画像509)の表示が開始される。
次に、時点T1において、ボタン部509aの動作表示、ボタン強調部509cの表示、および強調文字509dの動作表示が開始される。
次に、時点T2において、ボタン部509aの動作表示が終了するとともに、ボタン強調部509cが非表示になる。
次に、時点T3において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T4において、強調文字509dの2回目の動作表示が開始される。
次に、時点T5において、ボタン部509aの2回目の動作表示およびボタン強調部509cの2回目の表示が開始される。
次に、時点T6において、ボタン部509aの動作表示が終了するとともに、ボタン強調部509cが非表示になる。
次に、時点T7において、強調文字509dの動作表示が終了する。
【0624】
次に、時点T8において、強調文字509dの3回目の動作表示が開始される。
次に、時点T9において、ボタン部509aの3回目の動作表示およびボタン強調部509cの3回目の表示が開始される。
次に、時点T10において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T11において、強調文字509dの4回目の動作表示が開始される。
次に、時点T12において、ボタン部509aの動作表示が終了するとともに、ボタン強調部509cが非表示になる。
次に、時点T13において、ボタン部509aの4回目の動作表示およびボタン強調部509cの4回目の表示が開始される。
次に、時点T14において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T15において、強調文字509dの5回目の動作表示が開始される。
【0625】
次に、時点T16において、ボタン部509aの動作表示が終了するとともに、ボタン強調部509cが非表示になる。
このように、ボタン部509aは、4回の動作表示を行う。また、ボタン部509aの動作表示は、時点T1乃至時点T5の期間である1.1秒を1周期として周期的に行われる。また、ボタン部509aの動作表示の実行時間の合計は、3.2秒である。ただし、ボタン部509aの動作表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
また、ボタン強調部509cは、4回の表示を行う。また、ボタン強調部509cの表示は、時点T1乃至時点T5の期間である1.1秒を1周期として周期的に行われる。また、ボタン強調部509cの表示の実行時間の合計は、3.2秒である。ただし、ボタン強調部509cの表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0626】
次に、時点T17において、第19ボタン演出の終了(第19ボタン演出における操作有効期間の経過)にともない、ボタン部509a(ボタン画像509)が非表示になり、強調文字509dの動作表示が終了する。
ここで、第19ボタン演出におけるボタン部509a(ボタン画像509)の表示時間は、4.5秒である。この時間は、第19ボタン演出の実行時間および第19ボタン演出における操作有効期間と同一である。ただし、ボタン部509a(ボタン画像509)の表示時間(第19ボタン演出の実行時間、第19ボタン演出における操作有効期間)は、何れの時間であってもよい。
また、第19ボタン演出において、強調文字509dは5回の動作表示を行う。また、強調文字509dの動作表示は、時点T1乃至時点T4の期間である1秒を1周期として周期的に行われる。また、強調文字509dによる動作表示の実行時間の合計は、4.2秒である。ただし、強調文字509dによる動作表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
なお、ゲージ部509bの表示タイミングおよび非表示タイミングは、ボタン部509aの表示タイミングおよび非表示タイミングと同一である。
【0627】
図89乃至図92は、第20ボタン演出の実行態様を示した図である。なお、図89乃至図92に示す例では、第20ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161の操作が継続して行われているものとする。
第20ボタン演出が実行される場合、まず、図89(1)に示すように、第5前兆強調画像530が高い透過度により表示される。
次に、図89(2)に示すように、第5前兆強調画像530が低い透過度により表示される。第5前兆強調画像530の表示時間は、0.3秒である。ただし、第5前兆強調画像530の表示時間は、何れの時間であってもよい。
次に、図89(3)に示すように、第20ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。ボタン画像509には、ボタン部509aと、ゲージ部509bと、強調文字509dとが表示されている。図示の例では、強調文字509dとして「押しまくれ!」のテキストが示されている。
次に、図89(4)に示すように、強調文字509dが右上側に移動するように動作表示される。
次に、図89(5)に示すように、演出ボタン161が完全に押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン画像509には、ボタン強調部509cが白色により表示される。また、強調文字509dが、左下側に移動するように動作表示されることで、図89(3)と同一の表示位置に戻っている。
次に、図89(6)に示すように、強調文字509dが、さらに左下側に移動するように動作表示される。また、第2操作中強調画像531が表示される。
【0628】
次に、図89(7)に示すように、強調文字509dが、右上側に移動するように動作表示されることで、図89(5)と同一の表示位置に戻っている。また、第2操作中強調画像531の表示が継続されている。
次に、図89(8)に示すように、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cおよび第2操作中強調画像531が非表示になる。また、強調文字509dが、右上側に移動するように動作表示されることで、図89(4)と同一の表示位置に位置している。図示を省略するが、この後、ボタン部509a、ボタン強調部509c、および第2操作中強調画像531は、図89(3)乃至(8)に示した表示を繰り返す。また、強調文字509dは、図89(5)乃至(8)に示した表示を繰り返す。
次に、図90(9)に示すように、ボタン演出における残りの操作有効期間の減少がゲージ部509bにより報知または示唆される。また、強調文字509dが、図89(7)と同一の表示位置に位置している。
【0629】
次に、図90(10)に示すように、演出ボタン161が完全に押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン画像509には、ボタン強調部509cが青色により表示される。また、強調文字509dが、右上側に移動するように動作表示されることで、図89(8)と同一の表示位置に位置している。
次に、図90(11)に示すように、強調文字509dが、左下側に移動するように動作表示されることで、図90(9)と同一の表示位置に位置している。また、第2操作中強調画像531が表示される。
次に、図90(12)に示すように、強調文字509dが、さらに左下側に移動するように動作表示されることで、図89(6)と同一の表示位置に位置している。また、第2操作中強調画像531の表示が継続されている。
次に、図90(13)に示すように、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cおよび第2操作中強調画像531が非表示になる。また、強調文字509dが、右上側に移動するように動作表示されることで、図90(11)と同一の表示位置に位置している。図示を省略するが、この後、ボタン部509a、ボタン強調部509c、および第2操作中強調画像531は、図90(9)乃至(13)に示した表示を繰り返す。また、強調文字509dは、図90(10)乃至(13)に示した表示を繰り返す。
次に、図90(14)に示すように、ボタン演出における残りの操作有効期間の減少がゲージ部509bにより報知または示唆される。また、強調文字509dが、図90(12)と同一の表示位置に位置している。
【0630】
次に、図90(15)に示すように、演出ボタン161が完全に押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン画像509には、ボタン強調部509cが緑色により表示される。また、強調文字509dが、図90(13)と同一の表示位置に位置している。
次に、図90(16)に示すように、強調文字509dが、右上側に移動するように動作表示されることで、図90(10)と同一の表示位置に位置している。また、第2操作中強調画像531が表示される。
次に、図91(17)に示すように、強調文字509dが、左下側に移動するように動作表示されることで、図90(15)と同一の表示位置に位置している。また、第2操作中強調画像531の表示が継続されている。
次に、図91(18)に示すように、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cおよび第2操作中強調画像531が非表示になる。また、強調文字509dが、さらに左下側に移動するように動作表示されることで、図90(14)と同一の表示位置に位置している。図示を省略するが、この後、ボタン部509a、ボタン強調部509c、および第2操作中強調画像531は、図90(14)乃至(16)、図91(17)、(18)に示した表示を繰り返す。また、強調文字509dは、図90(15)、(16)、図91(17)、(18)に示した表示を繰り返す。
次に、図91(19)に示すように、ボタン演出における残りの操作有効期間の減少がゲージ部509bにより報知または示唆される。また、強調文字509dが、図90(18)と同一の表示位置に位置している。
【0631】
次に、図91(20)に示すように、演出ボタン161が完全に押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン画像509には、ボタン強調部509cが赤色により表示される。また、強調文字509dが、図91(17)と同一の表示位置に位置している。
次に、図91(21)に示すように、強調文字509dが、左下側に移動するように動作表示されることで、図91(18)と同一の表示位置に位置している。また、第2操作中強調画像531が表示される。
次に、図91(22)に示すように、強調文字509dが、右上側に移動するように動作表示されることで、図91(20)と同一の表示位置に位置している。また、第2操作中強調画像531の表示が継続されている。
次に、図91(23)に示すように、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cおよび第2操作中強調画像531が非表示になる。また、強調文字509dが、さらに右上側に移動するように動作表示されることで、図90(16)と同一の表示位置に位置している。図示を省略するが、この後、ボタン部509a、ボタン強調部509c、および第2操作中強調画像531は、図91(19)乃至(23)に示した表示を繰り返す。また、強調文字509dは、図91(20)乃至(23)に示した表示を繰り返す。
次に、図91(24)に示すように、ボタン演出における残りの操作有効期間が無くなったことがゲージ部509bにより報知または示唆される。
【0632】
次に、図92(25)に示すように、第17操作後強調画像532が表示される。第17操作後強調画像532は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも後面のレイヤに表示される。また、第17操作後強調画像532の表示時間は、0.35秒である。ただし、第17操作後強調画像532の表示時間は、何れの時間であってもよい。
なお、第20ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合には、第2操作中強調画像531は表示されない。
【0633】
図93乃至図96は、第21ボタン演出の実行態様を示した図である。なお、図93乃至図96に示す例では、第21ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161の操作が継続して行われているものとする。
第21ボタン演出が実行される場合、まず、図93(1)に示すように、第5前兆強調画像530が高い透過度により表示される。
次に、図93(2)に示すように、第5前兆強調画像530が低い透過度により表示される。
次に、図93(3)に示すように、第21ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。ボタン画像509には、ボタン部509aと、ゲージ部509bと、強調文字509dとが表示されている。図示の例では、強調文字509dとして「押しまくれ!」のテキストが示されている。
次に、図93(4)に示すように、強調文字509dが右上側に移動するように動作表示される。
次に、図93(5)に示すように、演出ボタン161が完全に押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン画像509には、ボタン強調部509cが白色により表示される。また、強調文字509dが、左下側に移動するように動作表示されることで、図93(3)と同一の表示位置に戻っている。
次に、図93(6)に示すように、強調文字509dが、さらに左下側に移動するように動作表示される。また、第2操作中強調画像531が表示される。
【0634】
次に、図93(7)に示すように、強調文字509dが、右上側に移動するように動作表示されることで、図93(5)と同一の表示位置に戻っている。また、第2操作中強調画像531が非表示になる。
次に、図93(8)に示すように、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが非表示になる。また、強調文字509dが、右上側に移動するように動作表示されることで、図93(4)と同一の表示位置に位置している。図示を省略するが、この後、ボタン部509a、ボタン強調部509c、および第2操作中強調画像531は、図93(3)乃至(8)に示した表示を繰り返す。また、強調文字509dは、図93(5)乃至(8)に示した表示を繰り返す。
次に、図94(9)に示すように、ボタン演出における残りの操作有効期間の減少がゲージ部509bにより報知または示唆される。また、強調文字509dが、図93(7)と同一の表示位置に位置している。
【0635】
次に、図94(10)に示すように、演出ボタン161が完全に押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン画像509には、ボタン強調部509cが青色により表示される。また、強調文字509dが、右上側に移動するように動作表示されることで、図93(8)と同一の表示位置に位置している。
次に、図94(11)に示すように、強調文字509dが、左下側に移動するように動作表示されることで、図94(9)と同一の表示位置に位置している。また、第2操作中強調画像531が表示される。
次に、図94(12)に示すように、強調文字509dが、さらに左下側に移動するように動作表示されることで、図93(6)と同一の表示位置に位置している。また、第2操作中強調画像531が非表示になる。
次に、図94(13)に示すように、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが非表示になる。また、強調文字509dが、右上側に移動するように動作表示されることで、図94(11)と同一の表示位置に位置している。図示を省略するが、この後、ボタン部509a、ボタン強調部509c、および第2操作中強調画像531は、図94(9)乃至(13)に示した表示を繰り返す。また、強調文字509dは、図94(10)乃至(13)に示した表示を繰り返す。
次に、図94(14)に示すように、ボタン演出における残りの操作有効期間の減少がゲージ部509bにより報知または示唆される。また、強調文字509dが、図94(12)と同一の表示位置に位置している。
【0636】
次に、図94(15)に示すように、演出ボタン161が完全に押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン画像509には、ボタン強調部509cが緑色により表示される。また、強調文字509dが、図94(13)と同一の表示位置に位置している。
次に、図94(16)に示すように、強調文字509dが、右上側に移動するように動作表示されることで、図94(10)と同一の表示位置に位置している。また、第2操作中強調画像531が表示される。
次に、図95(17)に示すように、強調文字509dが、左下側に移動するように動作表示されることで、図94(15)と同一の表示位置に位置している。また、第2操作中強調画像531が非表示になる。
次に、図95(18)に示すように、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが非表示になる。また、強調文字509dが、さらに左下側に移動するように動作表示されることで、図94(14)と同一の表示位置に位置している。図示を省略するが、この後、ボタン部509a、ボタン強調部509c、および第2操作中強調画像531は、図94(14)乃至(16)、図95(17)、(18)に示した表示を繰り返す。また、強調文字509dは、図94(15)、(16)、図95(17)、(18)に示した表示を繰り返す。
次に、図95(19)に示すように、ボタン演出における残りの操作有効期間の減少がゲージ部509bにより報知または示唆される。また、強調文字509dが、図94(18)と同一の表示位置に位置している。
【0637】
次に、図95(20)に示すように、演出ボタン161が完全に押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン画像509には、ボタン強調部509cが赤色により表示される。また、強調文字509dが、図95(17)と同一の表示位置に位置している。
次に、図95(21)に示すように、強調文字509dが、左下側に移動するように動作表示されることで、図95(18)と同一の表示位置に位置している。また、第2操作中強調画像531が表示される。
次に、図95(22)に示すように、強調文字509dが、右上側に移動するように動作表示されることで、図95(20)と同一の表示位置に位置している。また、第2操作中強調画像531が非表示になる。
次に、図95(23)に示すように、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが非表示になる。また、強調文字509dが、さらに右上側に移動するように動作表示されることで、図94(16)と同一の表示位置に位置している。図示を省略するが、この後、ボタン部509a、ボタン強調部509c、および第2操作中強調画像531は、図95(19)乃至(23)に示した表示を繰り返す。また、強調文字509dは、図95(20)乃至(23)に示した表示を繰り返す。
次に、図95(24)に示すように、ボタン演出における残りの操作有効期間が無くなったことがゲージ部509bにより報知または示唆される。
【0638】
次に、図96(25)に示すように、第18操作後強調画像533が表示される。第18操作後強調画像533の表示時間は、0.35秒である。ただし、第18操作後強調画像533の表示時間は、何れの時間であってもよい。
なお、第21ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合には、第2操作中強調画像531は表示されない。
【0639】
図97は、第20ボタン演出および第21ボタン演出における各演出の実行タイミングを示した図である。なお、図97に示す例では、第20ボタン演出と第21ボタン演出とが同一のタイミングで開始される場合について説明する。また、第20ボタン演出と第21ボタン演出とが同一のタイミングで開始される場合、第20ボタン演出と第21ボタン演出とでは、ボタン部509a(ボタン画像509)の表示タイミング、ボタン部509aの動作表示タイミング、ボタン強調部509cの表示タイミング、および強調文字509dの動作表示タイミングは、同一である。
第20ボタン演出および第21ボタン演出においては、まず、時点T0において、ボタン部509a(ボタン画像509)の表示および強調文字509dの動作表示が開始される。
次に、時点T1において、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの白色による表示が開始される。
次に、時点T2において、第20ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示が開始される。
次に、時点T3において、第21ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示が開始される。
次に、時点T4において、第21ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示が終了する。
次に、時点T5において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T6において、強調文字509dの動作表示が開始される。
次に、時点T7において、第20ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示が終了する。すなわち、第21ボタン演出よりも、第20ボタン演出の方が、第2操作中強調画像531の表示時間が長い。
次に、時点T8において、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示が終了する。また、図示を省略するが、時点T8の後から時点T9までに、ボタン部509aの動作表示、ボタン強調部509cの白色による表示、強調文字509dの動作表示、第20ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示、および第21ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示が繰り返し行われる。また、ボタン部509aの動作表示、ボタン強調部509cの白色による表示、および、強調文字509dの動作表示は、何れも、周期的に行われる。
【0640】
次に、時点T9において、強調文字509dの動作表示が開始される。
次に、時点T10において、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの青色による表示が開始される。
次に、時点T11において、第20ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示が開始される。
次に、時点T12において、第21ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示が開始される。
次に、時点T13において、第21ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示が終了する。
次に、時点T14において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T15において、強調文字509dの動作表示が開始される。
次に、時点T16において、第20ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示が終了する。
次に、時点T17において、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示が終了する。また、図示を省略するが、時点T17の後から時点T18までに、ボタン部509aの動作表示、ボタン強調部509cの青色による表示、強調文字509dの動作表示、第20ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示、および第21ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示が繰り返し行われる。また、ボタン部509aの動作表示、ボタン強調部509cの青色による表示、および、強調文字509dの動作表示は、何れも、周期的に行われる。
【0641】
次に、時点T18において、強調文字509dの動作表示が開始される。
次に、時点T19において、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの緑色による表示が開始される。
次に、時点T20において、第20ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示が開始される。
次に、時点T21において、第21ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示が開始される。
次に、時点T22において、第21ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示が終了する。
次に、時点T23において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T24において、強調文字509dの動作表示が開始される。
次に、時点T25において、第20ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示が終了する。
次に、時点T26において、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示が終了する。また、図示を省略するが、時点T26の後から時点T27までに、ボタン部509aの動作表示、ボタン強調部509cの緑色による表示、強調文字509dの動作表示、第20ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示、および第21ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示が繰り返し行われる。また、ボタン部509aの動作表示、ボタン強調部509cの緑色による表示、および、強調文字509dの動作表示は、何れも、周期的に行われる。
【0642】
次に、時点T27において、強調文字509dの動作表示が開始される。
次に、時点T28において、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの赤色による表示が開始される。
次に、時点T29において、第20ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示が開始される。
次に、時点T30において、第21ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示が開始される。
次に、時点T31において、第21ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示が終了する。
次に、時点T32において、強調文字509dの動作表示が終了する。
次に、時点T33において、強調文字509dの動作表示が開始される。
次に、時点T34において、第20ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示が終了する。
次に、時点T35において、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示が終了する。また、図示を省略するが、時点T35の後からボタン演出が終了するまでに、ボタン部509aの動作表示、ボタン強調部509cの赤色による表示、強調文字509dの動作表示、第20ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示、および第21ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示が繰り返し行われる。また、ボタン部509aの動作表示、ボタン強調部509cの赤色による表示、および、強調文字509dの動作表示は、何れも、周期的に行われる。
【0643】
ここで、第20ボタン演出および第21ボタン演出におけるボタン部509a(ボタン画像509)の表示時間は、7秒である。この時間は、第20ボタン演出および第21ボタン演出の実行時間、第20ボタン演出および第21ボタン演出における操作有効期間と同一である。ただし、ボタン部509a(ボタン画像509)の表示時間(第20ボタン演出および第21ボタン演出の実行時間、第20ボタン演出および第21ボタン演出における操作有効期間)は、何れの時間であってもよい。
また、ボタン部509aの動作表示は、0.5秒を1周期として、周期的に行われる。また、第20ボタン演出および第21ボタン演出におけるボタン部509aの動作表示の実行時間の合計は、6.3秒である。ただし、第20ボタン演出および第21ボタン演出におけるボタン部509aの動作表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
また、ボタン強調部509cの白色による表示、青色による表示、緑色による表示、および赤色による表示は、何れも、0.5秒を1周期として、周期的に行われる。また、第20ボタン演出および第21ボタン演出におけるボタン強調部509cの表示時間の合計は、6.3秒である。ただし、第20ボタン演出および第21ボタン演出におけるボタン強調部509cの表示時間は、何れの時間であってもよい。
【0644】
また、強調文字509dの動作表示は、0.35秒を1周期として、周期的に行われる。また、第20ボタン演出および第21ボタン演出における強調文字509dの動作表示の実行時間の合計は、6.6秒である。ただし、第20ボタン演出および第21ボタン演出における強調文字509dの動作表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
また、第20ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示時間は、5.6秒である。ただし、第20ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示時間は、何れの時間であってもよい。
また、第21ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示時間は、2.8秒である。ただし、第21ボタン演出における第2操作中強調画像531の表示時間は、何れの時間であってもよい。
なお、ゲージ部509bの表示タイミングおよび非表示タイミングは、ボタン部509aの表示タイミングおよび非表示タイミングと同一である。
また、第20ボタン演出および第21ボタン演出においては、ゲージ部509bが表示されないようにしてもよい。
【0645】
図98および図99は、第22ボタン演出の実行態様を示した図である。
第22ボタン演出が実行される場合、まず、図98(1)に示すように、第6前兆強調画像534が透過度の高い表示態様により表示される。
次に、図98(2)に示すように、第6前兆強調画像534が拡大するように動作表示される。
次に、図98(3)に示すように、第6前兆強調画像534が図98(2)よりも透過度の低い表示態様により表示される。第6前兆強調画像534の表示時間は、1.25秒である。ただし、第6前兆強調画像534の表示時間は、何れの時間であってもよい。
【0646】
次に、図98(4)に示すように、第22ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。ボタン画像509には、ボタン部509aと、ゲージ部509bと、強調文字509dとが表示されている。第22ボタン演出におけるボタン部509aは、第1ボタン演出乃至第21ボタン演出におけるボタン部509aよりも大きいサイズにより表示されている。
また、ボタン強調部509cは、虹色により表示されている。より具体的には、ボタン強調部509cはそれぞれ高さの異なる七つの領域に区切られており、上側の領域から順番に、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の色により表示されることで、ボタン強調部509c全体が虹色の視認態様により表示されている。
また、強調文字509dには、「おめでとう!!」という7文字のテキストが虹色により示されている。より具体的には、強調文字509dである7文字が、左側から1文字ずつ順番に、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の色により表示されることで、強調文字509d全体が虹色の視認態様により表示されている。
【0647】
次に、図98(5)に示すように、強調文字509dである7文字が、左側から1文字ずつ順番に、紫、赤、橙、黄、緑、青、藍の色により表示されている。すなわち、強調部509cは、7文字の表示色が変わるように動作表示されている。
次に、図98(6)に示すように、演出ボタン161が1/4押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、上側の領域から順番に、紫、赤、橙、黄、緑、青、藍の色により表示されるように、動作表示されている。また、強調文字509dである7文字が、左側から1文字ずつ順番に、藍、紫、赤、橙、黄、緑、青の色により表示されるように、動作表示されている。
【0648】
次に、図98(7)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、上側の領域から順番に、藍、紫、赤、橙、黄、緑、青の色により表示されるように、動作表示されている。また、強調文字509dである7文字が、左側から1文字ずつ順番に、青、藍、紫、赤、橙、黄、緑の色により表示されるように、動作表示されている。
次に、図98(8)に示すように、演出ボタン161が完全に押された態様を模した表示態様になるように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、上側の領域から順番に、青、藍、紫、赤、橙、黄、緑の色により表示されるように、動作表示されている。また、強調文字509dである7文字が、左側から1文字ずつ順番に、緑、青、藍、紫、赤、橙、黄の色により表示されるように、動作表示されている。
【0649】
次に、図99(9)に示すように、演出ボタン161が半分押された態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、上側の領域から順番に、緑、青、藍、紫、赤、橙、黄の色により表示されるように、動作表示されている。また、強調文字509dである7文字が、左側から1文字ずつ順番に、黄、緑、青、藍、紫、赤、橙の色により表示されるように、動作表示されている。
次に、図99(10)に示すように、演出ボタン161が1/4押された態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、上側の領域から順番に、黄、緑、青、藍、紫、赤、橙の色により表示されるように、動作表示されている。また、強調文字509dである7文字が、左側から1文字ずつ順番に、橙、黄、緑、青、藍、紫、赤の色により表示されるように、動作表示されている。
【0650】
次に、図99(11)に示すように、演出ボタン161が押されていない態様を模した表示態様に戻るように、ボタン部509aが動作表示される。また、ボタン強調部509cが、上側の領域から順番に、橙、黄、緑、青、藍、紫、赤の色により表示されるように、動作表示されている。また、強調文字509dである7文字が、左側から1文字ずつ順番に、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の色、すなわち図98(4)に示した状態と同一の色により表示されるように、動作表示されている。図示を省略するが、この後、ボタン部509a、ボタン強調部509cおよび強調文字509dは、図98(5)乃至(8)、図99(9)乃至(11)に示した表示を繰り返す。
次に、図99(12)に示すように、ボタン演出における残りの操作有効期間が無くなったことがゲージ部509bにより報知または示唆される。
そして、第22ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合、図99(13)に示すように、ボタン画像509が非表示になる。
一方で、第22ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合、図99(14)に示すように、第19操作後強調画像535が表示される。
【0651】
図100は、第22ボタン演出における各演出の実行タイミングを示した図である。
第22ボタン演出においては、まず、時点T0において、ボタン部509a(ボタン画像509)の表示が開始される。
次に、時点T1において、強調文字509dの表示が開始されるとともに強調文字509dの表示態様の変化(動作表示)が開始される。また、強調文字509dの表示態様の変化(動作表示)は、周期的に行われる。
次に、時点T2において、ボタン部509aの動作表示が開始される。また、ボタン強調部509cの表示が開始されるとともにボタン強調部509cの表示態様の変化(動作表示)が開始される。また、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示態様の変化(動作表示)は、周期的に行われる。
次に、時点T3において、強調文字509dの表示態様の変化(動作表示)が開始されてから1周期が経過し、2周期目の強調文字509dの表示態様の変化(動作表示)が開始される。
【0652】
次に、時点T4において、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示態様の変化(動作表示)が開始されてから1周期が経過し、2周期目のボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示態様の変化(動作表示)が開始される。
次に、時点T5において、強調文字509dの表示態様の変化(動作表示)が開始されてから2周期が経過し、3周期目の強調文字509dの表示態様の変化(動作表示)が開始される。
次に、時点T6において、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示態様の変化(動作表示)が開始されてから2周期が経過し、3周期目のボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示態様の変化(動作表示)が開始される。
【0653】
次に、時点T7において、第22ボタン演出の終了(第22ボタン演出における操作有効期間の経過)にともない、ボタン部509a(ボタン画像509)が非表示になり、ボタン部509aの動作表示、ボタン強調部509cの表示態様の変化(動作表示)、強調文字509dの表示態様の変化(動作表示)が終了する。
ここで、第22ボタン演出におけるボタン部509a(ボタン画像509)の表示時間は、4.5秒である。この時間は、第22ボタン演出の実行時間および第22ボタン演出における操作有効期間と同一である。ただし、ボタン部509a(ボタン画像509)の表示時間(第22ボタン演出の実行時間、第22ボタン演出における操作有効期間)は、何れの時間であってもよい。
【0654】
また、ボタン部509aは、時点T2乃至時点T4の期間である1.4秒を1周期とする動作表示を周期的に行う。ボタン部509aの動作表示の実行時間の合計は、3.5秒である。ただし、ボタン部509aの動作表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。
また、ボタン強調部509cは、時点T2乃至時点T4の期間である1.4秒を1周期とする表示態様の変化(動作表示)を周期的に行なう。また、ボタン強調部509cの表示態様の変化(動作表示)の実行時間の合計は、3.5秒である。ただし、ボタン強調部509cの表示態様の変化(動作表示)の実行時間は、何れの時間であってもよい。
また、強調文字509dは、時点T1乃至時点T3の期間である1.2秒を1周期とする表示態様の変化(動作表示)を周期的に行なう。また、強調文字509dの表示態様の変化(動作表示)の実行時間の合計は、3.8秒である。ただし、強調文字509dの表示態様の変化(動作表示)の実行時間は、何れの時間であってもよい。
なお、ゲージ部509bの表示タイミングおよび非表示タイミングは、ボタン部509aの表示タイミングおよび非表示タイミングと同一である。
【0655】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、各ボタン演出において、演出ボタン161が操作された状態と操作されていない状態とを交互に(周期的に)繰り返す態様を模した表示態様により、ボタン部509aを動作表示させる。
この場合、ボタン演出においては演出ボタン161を操作すべきであることが遊技者に認識され易くなる。また、ボタン部509aの動作表示が繰り返されるため、遊技者がボタン部509aの動作表示を一部見逃した場合であっても、演出ボタン161を操作すべきであることが遊技者に認識され易くなる。
【0656】
ここで、本実施形態では、実行されるボタン演出に応じて、大当たり遊技が実行される期待度を異ならせている。より具体的には、第1ボタン演出乃至第7ボタン演出および第12ボタン演出乃至第15ボタン演出よりも、第8ボタン演出および第11ボタン演出の方が、行われた場合に大当たり遊技が実行され易い(期待度が高い)。また、第4ボタン演出よりも第5ボタン演出の方が、行われた場合に大当たり遊技が実行され易い(期待度が高い)。
また、第1ボタン演出乃至第8ボタン演出および第12ボタン演出乃至第15ボタン演出よりも、第9ボタン演出、第10ボタン演出、および第16ボタン演出の方が、行われた場合に大当たり遊技が実行され易い(期待度が高い)。言い換えると、ボタン強調部509cが白色により表示されるボタン演出(図60(4)等参照)よりも、ボタン強調部509cが赤色により表示されるボタン演出(図73(5)等参照)の方が、行われた場合に大当たり遊技が実行され易い(期待度が高い)。
また、第10ボタン演出よりも、第9ボタン演出および第16ボタン演出の方が、行われた場合に大当たり遊技が実行され易い(期待度が高い)。
【0657】
また、第17ボタン演出よりも第18ボタン演出の方が、行われた場合に大当たり遊技が実行され易い(期待度が高い)。また、第20ボタン演出よりも第21ボタン演出の方が、行われた場合に大当たり遊技が実行され易い(期待度が高い)。
また、第17ボタン演出および第18ボタン演出よりも、第19ボタン演出の方が、行われた場合に大当たり遊技が実行され易い(期待度が高い)。言い換えると、ボタン強調部509cが白色により表示されるボタン演出よりも、ボタン強調部509cが赤色により表示されるボタン演出の方が、行われた場合に大当たり遊技が実行され易い(期待度が高い)。
また、第22ボタン演出は、第1ボタン演出乃至第22ボタン演出のうち、行われた場合に大当たり遊技が最も実行され易い(最も期待度が高い)。第22ボタン演出は、行われた場合に大当たり遊技が必ず実行される(期待度が100%である)ようにしてもよい。
【0658】
また、本実施形態では、ボタン演出において、ボタン部509aの動作表示に応じた態様によりボタン強調部509cが表示される。言い換えると、ボタン演出において、ボタン部509aの動作表示と、ボタン強調部509cの表示とが同期している。
なお、ボタン演出において、ボタン部509aの動作表示と、ボタン強調部509cの表示とは、完全に同期していなくてもよい。すなわち、ボタン演出において、ボタン部509aの動作表示と、ボタン強調部509cの表示とは、同期または略同期していればよい。言い換えると、ボタン部509aの動作表示の周期と、ボタン強調部509cの表示の周期とは、同じまたは略同じであればよい。
【0659】
また、本実施形態では、ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、操作後強調画像が表示されることを説明したが、これに限定されない。
ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合であっても、操作後強調画像が表示されることなく、変動演出が進行してもよい。
【0660】
また、本実施形態では、各ボタン演出において、操作有効期間の経過に応じてボタン強調部509cの透過度が変化することを説明したが、これに限定されない。
各ボタン演出において、操作有効期間の経過に応じてボタン強調部509cの表示色が変化する(例えば、操作有効期間の経過に応じて、灰色、白色、黄色の順に変化する)ようにしてもよい。この場合に操作有効期間の経過にしたがって、ボタン強調部509cの透過度は、変化してもよいし、変化しなくてもよい。
【0661】
また、本実施形態では、第9ボタン演出、第10ボタン演出、第16ボタン演出、および第19ボタン演出において、ボタン強調部509cの表示色が赤色から白色に戻る(図73(6)、(7)参照)が、これに限定されない。ボタン演出における操作有効期間の経過にしたがって、ボタン強調部509cは、透過度や表示色が変化するものの、白色に戻らなくてもよい。一例を挙げると、ボタン演出における操作有効期間の経過にしたがって、ボタン強調部509cの表示色は、濃い赤色と薄い赤色とが繰り返されてもよい。
【0662】
また、本実施形態では、第4ボタン演出、第5ボタン演出、第20ボタン演出および第21ボタン演出は、ボタン演出における操作有効期間において、演出ボタン161の遊技者による複数回の操作(連打)を受け付け可能な演出であることを説明したが、これに限定されない。
また、第4ボタン演出、第5ボタン演出、第20ボタン演出および第21ボタン演出は、ボタン演出における操作有効期間において、長時間の継続操作(いわゆる長押し)を受け付け可能な演出であってもよい。
【0663】
また、本実施形態では、第4ボタン演出、第5ボタン演出、第20ボタン演出および第21ボタン演出においては、操作有効期間に演出ボタン161が操作されるか否かに関わらず、ボタン画像509の演出態様(ボタン部509aの動作表示、ボタン強調部509cの表示等)が変わらないが、これに限定されない。
第4ボタン演出、第5ボタン演出、第20ボタン演出および第21ボタン演出においては、操作有効期間に演出ボタン161が操作されているときには、ボタン部509aやボタン強調部509cの特定の表示態様による表示が継続(例えば、演出ボタン161が完全に押された態様を模した表示態様によるボタン部509aの表示や、ボタン強調部509cの低い透過度による表示が継続)されてもよい。そして、この場合であっても、強調文字509dの周期的な動作表示は継続されてもよい。また、強調文字509dもまた、特定の表示態様による表示が継続されてもよい。
【0664】
また、第20ボタン演出および第21ボタン演出において、ボタン強調部509cの白色による表示が開始されてから青色による表示が開始されるまでの時間、ボタン強調部509cの青色による表示が開始されてから緑色による表示が開始されるまでの時間、およびボタン強調部509cの緑色による表示が開始されてから赤色による表示が開始されるまでの時間は、何れも異なってもよい。より具体的には、順番が後であるほど、時間が長くてもよい。
【0665】
また、上述した、各ボタン演出における各演出(ボタン部509aの表示、ボタン部509aの動作表示、ボタン強調部509cの表示、強調文字509dの動作表示、操作中強調画像の表示)の実行時間は、演出が開始される時点から終了する時点までの時間であってもよい。一例を挙げると、第1ボタン演出におけるボタン強調部509cの表示が開始される時点T1(図62参照)から最後の表示が終了する時点T4までの時間を1.5秒として、この時間を第1ボタン演出におけるボタン強調部509cの動作表示の実行時間として捉えてもよい。
また、各ボタン演出における各演出(ボタン部509aの動作表示、ボタン強調部509cの表示、強調文字509dの動作表示、操作中強調画像の表示)においては、演出が開始されてから終了するまでに演出が実行されない期間(例えば、第1ボタン演出におけるボタン強調部509cについての、時点T2から時点T3までの期間など)があることを説明したが、これに限定されず、各演出においては演出が開始されてから終了するまで演出が実行され続けてもよい。この場合であっても、各ボタン演出における各演出は、開始タイミングおよび終了タイミングが異なるため、実行時間がそれぞれ異なる。
【0666】
また、本実施形態では、各ボタン演出において、ボタン部509aの動作表示の周期およびボタン強調部509cの表示の周期と、強調文字509dの動作表示の周期とを異ならせているが、これに限定されない。
演出制御部300は、各ボタン演出において、ボタン部509aの動作表示の周期およびボタン強調部509cの表示の周期と、強調文字509dの動作表示の周期とを共通にしてもよい。
【0667】
また、本実施形態では、各ボタン演出において、ボタン部509aの動作表示の実行時間およびボタン強調部509cの表示の実行時間と、強調文字509dの動作表示の実行時間とを異ならせているが、これに限定されない。
演出制御部300は、各ボタン演出において、ボタン部509aの動作表示の実行時間およびボタン強調部509cの表示の実行時間と、強調文字509dの動作表示の実行時間とを共通にしてもよい。
【0668】
また、本実施形態では、各ボタン演出において、ボタン部509aの動作表示の周期とボタン強調部509cの表示の周期とを共通にしているが、これに限定されない。
演出制御部300は、各ボタン演出において、ボタン部509aの動作表示の周期とボタン強調部509cの表示の周期とを異ならせてもよい。
【0669】
また、本実施形態では、各ボタン演出において、ボタン部509aの動作表示の実行時間とボタン強調部509cの表示の実行時間とを共通にしているが、これに限定されない。
演出制御部300は、各ボタン演出において、ボタン部509aの動作表示の実行時間とボタン強調部509cの表示の実行時間とを異ならせてもよい。
【0670】
また、本実施形態では、実行されるボタン演出によって、ボタン部509aの動作表示の周期が異なることがあるが、これに限定されない。実行されるボタン演出によらず、ボタン部509aの動作表示の周期を共通にしてもよい。
また、本実施形態では、実行されるボタン演出によって、ボタン強調部509cの表示の周期が異なることがあるが、これに限定されない。実行されるボタン演出によらず、ボタン強調部509cの表示の周期を共通にしてもよい。
また、本実施形態では、実行されるボタン演出によって、強調文字509dの動作表示の周期が異なることがあるが、これに限定されない。実行されるボタン演出によらず、強調文字509dの動作表示の周期を共通にしてもよい。
【0671】
図101は、第1ボタン演出乃至第22ボタン演出における各演出の実行時間および周期を示した図である。
図101には、ボタン演出ごとに、前兆強調画像の表示時間、ボタン部509aの表示時間(ボタン演出の実行時間、ボタン演出における操作有効期間)、ボタン部509aの動作表示時間、ボタン強調部509cの表示時間、強調文字509dの動作表示時間、操作中強調画像の表示時間、操作後強調画像の表示時間、ボタン部509aの動作表示の周期、ボタン強調部509cの表示の周期、強調文字509dの動作表示の周期が示されている。
【0672】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、実行されるボタン演出に応じて、前兆強調画像の表示時間を異ならせることが可能である。そのため、ボタン演出が実行されることに対する期待のさせ方を、実行されるボタン演出に応じて多様化させることができる。
また、演出制御部300は、実行されるボタン演出に応じて、前兆強調画像の表示態様(動作表示態様)を異ならせることが可能である。そのため、ボタン演出が実行されることに対する期待のさせ方を、実行されるボタン演出に応じて多様化させることができる。
なお、演出制御部300は、各ボタン演出における前兆強調画像について、表示態様(動作表示態様)を異ならせ、実行時間を共通にしてもよい。また、各ボタン演出における前兆強調画像について、実行時間を異ならせ、表示態様(動作表示態様)を共通にしてもよい。
また、各ボタン演出における前兆強調画像の表示時間は、図101に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0673】
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行されるボタン演出に応じて、ボタン部509aの動作表示の実行時間を異ならせることが可能である。そのため、演出ボタン161の操作の促進のさせ方を、実行されるボタン演出に応じて多様化させることができる。
また、演出制御部300は、実行されるボタン演出に応じて、ボタン部509aの動作表示の動作態様(周期)を異ならせることが可能である。そのため、演出ボタン161の操作の促進のさせ方を、実行されるボタン演出に応じて多様化させることができる。
なお、演出制御部300は、各ボタン演出におけるボタン部509aの動作表示について、実行時間を異ならせ、動作態様(周期)を共通にしてもよい。また、各ボタン演出におけるボタン部509aの動作表示について、動作態様(周期)を異ならせ、実行時間を共通にしてもよい。
また、各ボタン演出におけるボタン部509aの動作表示の実行時間は、図101に示した例とは長短関係が逆であってもよい。また、各ボタン演出におけるボタン部509aの動作表示の周期は、図101に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0674】
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行されるボタン演出に応じて、ボタン強調部509cの表示(動作表示)の実行時間を異ならせることが可能である。そのため、演出ボタン161の操作の促進のさせ方を、実行されるボタン演出に応じて多様化させることができる。
また、演出制御部300は、実行されるボタン演出に応じて、ボタン強調部509cの表示(動作表示)の動作態様(周期)を異ならせることが可能である。そのため、演出ボタン161の操作の促進のさせ方を、実行されるボタン演出に応じて多様化させることができる。
なお、演出制御部300は、各ボタン演出におけるボタン強調部509cの表示(動作表示)について、実行時間を異ならせ、動作態様(周期)を共通にしてもよい。また、各ボタン演出におけるボタン強調部509cの表示(動作表示)について、動作態様(周期)を異ならせ、実行時間を共通にしてもよい。
また、各ボタン演出におけるボタン強調部509cの表示(動作表示)の実行時間は、図101に示した例とは長短関係が逆であってもよい。また、各ボタン演出(第1ボタン演出乃至第22ボタン演出)におけるボタン強調部509cの表示(動作表示)の周期は、図101に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0675】
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行されるボタン演出に応じて、強調文字509dの動作表示の実行時間を異ならせることが可能である。そのため、演出ボタン161の操作の促進のさせ方を、実行されるボタン演出に応じて多様化させることができる。
また、演出制御部300は、実行されるボタン演出に応じて、強調文字509dの動作表示の動作態様(周期)を異ならせることが可能である。そのため、演出ボタン161の操作の促進のさせ方を、実行されるボタン演出に応じて多様化させることができる。
なお、演出制御部300は、各ボタン演出における強調文字509dの動作表示について、実行時間を異ならせ、動作態様(周期)を共通にしてもよい。また、各ボタン演出における強調文字509dの動作表示について、動作態様(周期)を異ならせ、実行時間を共通にしてもよい。
また、各ボタン演出における強調文字509dの動作表示の実行時間は、図101に示した例とは長短関係が逆であってもよい。また、各ボタン演出における強調文字509dの動作表示の周期は、図101に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0676】
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行されるボタン演出に応じて、操作中強調画像の表示の実行時間を異ならせることが可能である。そのため、演出ボタン161の操作の促進のさせ方を、実行されるボタン演出に応じて多様化させることができる。
なお、演出制御部300は、各ボタン演出(第4ボタン演出、第5ボタン演出、第20ボタン演出、第21ボタン演出)における操作中強調画像について、表示態様を異ならせ、実行時間を共通にしてもよい。
また、演出制御部300は、各ボタン演出(第4ボタン演出、第5ボタン演出、第20ボタン演出、第21ボタン演出)における操作中強調画像について、実行時間を異ならせ、表示態様を共通にしてもよい。
また、各ボタン演出(第4ボタン演出、第5ボタン演出、第20ボタン演出、第21ボタン演出)における操作中強調画像の表示の実行時間は、図101に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0677】
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行されるボタン演出に応じて、操作後強調画像の表示時間を異ならせることが可能である。そのため、演出ボタン161の操作の促進のさせ方を、実行されるボタン演出に応じて多様化させることができる。
なお、演出制御部300は、各ボタン演出における操作後強調画像について、表示態様を異ならせ、表示時間を共通にしてもよい。
また、演出制御部300は、各ボタン演出における操作後強調画像について、表示時間を異ならせ、表示態様を共通にしてもよい。
また、各ボタン演出における操作後強調画像の表示の実行時間は、図101に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0678】
また、本実施形態では、演出制御部300は、各ボタン演出において、ボタン部509aの表示時間と、ボタン部509aの動作表示時間およびボタン強調部509cの表示時間と、強調文字509dの動作表示時間とを異ならせている。そのため、各演出の実行時間が同一である場合に比べて、各演出を遊技者に着目させ易くすることができる。
なお、各ボタン演出における、ボタン部509aの表示時間と、ボタン部509aの動作表示時間およびボタン強調部509cの表示時間と、強調文字509dの動作表示時間とは、図101に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0679】
また、図101には、各ボタン演出において繰り返し行われる各演出(ボタン部509aの動作表示、ボタン強調部509cの表示、強調文字509dの動作表示、操作中強調画像の表示)の合計の実行時間が示されている。
ここで、各ボタン演出において、各演出(ボタン部509aの動作表示、ボタン強調部509cの表示、強調文字509dの動作表示、操作中強調画像の表示)が1回のみ行われるようにしてもよい。この場合、図101に示された時間は、各ボタン演出(第1ボタン演出乃至第22ボタン演出)において、1回のみ行われる各演出(ボタン部509aの動作表示、ボタン強調部509cの表示、強調文字509dの動作表示、操作中強調画像の表示)の実行時間であってもよい。
【0680】
また、各ボタン演出においては、ボタン部509aの表示時間、ボタン演出における操作有効期間、およびボタン演出の実行時間が同一であることを説明したが、これに限定されない。
各ボタン演出においては、ボタン部509aの表示時間、ボタン演出における操作有効期間、およびボタン演出の実行時間は、それぞれ異なる時間であってもよい。付言すると、各ボタン演出においては、ボタン部509aの表示時間やボタン演出の実行時間よりもボタン演出における操作有効期間の方が短くてもよい。また、各ボタン演出においては、ボタン部509aの表示時間よりもボタン演出の実行時間の方が長くてもよい。
【0681】
また、本実施形態では、前兆強調画像や操作後強調画像が異なり、ボタン演出におけるボタン画像509の演出態様が共通であるボタン演出(例えば、第7ボタン演出および第8ボタン演出など)があることを説明した。
ここで、前兆強調画像や操作後強調画像が異なり、ボタン演出におけるボタン画像509の演出態様が共通であるボタン演出は、同一のボタン演出と捉えてもよい。
【0682】
(ゾーン演出の実行態様)
次に、ゾーン演出の実行態様について説明する。
本実施形態のゾーン演出には、第1ゾーン演出および第2ゾーン演出があり、実行されるゾーン演出に応じて種々の演出が行われる。
図102は、第1ゾーン演出の実行態様を示した図である。
第1ゾーン演出においては、まず、図102(1)に示すように、第1ゾーン開始画像536が表示される。第1ゾーン開始画像536が表示されると、第1ゾーン演出が開始される。
【0683】
次に、図102(2)に示すように、第1ゾーン実行中画像537が表示される。本実施形態では、第1ゾーン実行中画像537は、動作表示される。より具体的には、第1ゾーン実行中画像537において、表示されている画像が画像表示部114における左側から右側に移動し、画像表示部114における右側先端を通過した画像は再び画像表示部114における左側先端に表示され右側に移動する。図示の例では、第1ゾーン実行中画像537において、左側から順番に、〇、△、□、◇のマークが示されている。このマークが表示されていることによって、第1ゾーン実行中画像537における「Xゾーン」のテキスト部分が強調される。言い換えると、〇、△、□、◇のマークが表示されていることによって、第1ゾーン実行中画像537(第1ゾーン演出)が強調される。
【0684】
次に、図102(3)に示すように、第1ゾーン実行中画像537の動作表示が継続しており、第1ゾーン実行中画像537において左側から順番に◇、〇、△、□のマークが示されている。
次に、図102(4)に示すように、第1ゾーン実行中画像537の動作表示が継続しており、第1ゾーン実行中画像537において左側から順番に□、◇、〇、△のマークが示されている。
次に、図102(5)に示すように、第1ゾーン実行中画像537の動作表示が継続しており、第1ゾーン実行中画像537において左側から順番に△、□、◇、〇のマークが示されている。
次に、図102(6)に示すように、第1ゾーン実行中画像537の動作表示が継続しており、第1ゾーン実行中画像537において左側から順番に〇、△、□、◇のマークが示されている。図示を省略するが、この後、第1ゾーン実行中画像537は、図102(3)乃至(6)に示す表示を繰り返す。
【0685】
このように、第1ゾーン実行中画像537は、図102(2)の時点から図102(6)の時点までの期間である1.5秒を1周期とする動作表示を周期的に行う。なお、第1ゾーン実行中画像537の動作表示の周期は、何れの時間であってもよい。
また、第1ゾーン実行中画像537においては、「Xゾーン」のテキスト部分は動作表示されていないが、これに限定されない。第1ゾーン実行中画像537における「Xゾーン」のテキスト部分も、「〇、△、□、◇」のマークとともに動作表示されてもよい。また、第1ゾーン実行中画像537における「Xゾーン」のテキスト部分の動作表示の周期は、「〇、△、□、◇」のマークの動作表示の周期と同一であってもよいし、異なってもよい。
【0686】
図103は、第2ゾーン演出の実行態様を示した図である。
第2ゾーン演出においては、まず、図103(1)に示すように、第2ゾーン開始画像538が表示される。第2ゾーン開始画像538が表示されると、第2ゾーン演出が開始される。
次に、図103(2)に示すように、第2ゾーン実行中画像613が表示される。本実施形態では、第2ゾーン実行中画像613は、動作表示される。より具体的には、第2ゾーン実行中画像613において、表示されている画像が画像表示部114における左側から右側に移動し、画像表示部114における右側先端を通過した画像は再び画像表示部114における左側先端に表示され右側に移動する。図示の例では、第2ゾーン実行中画像613において、左側から順番に、●、▲、■、◆のマークが示されている。このマークが表示されていることによって、第2ゾーン実行中画像613における「Yゾーン」のテキスト部分が強調される。言い換えると、●、▲、■、◆のマークが表示されていることによって、第2ゾーン実行中画像613(第2ゾーン演出)が強調される。
【0687】
次に、図103(3)に示すように、第2ゾーン実行中画像613の動作表示が継続しており、第2ゾーン実行中画像613において左側から順番に◆、●、▲、■のマークが示されている。
次に、図103(4)に示すように、第2ゾーン実行中画像613の動作表示が継続しており、第2ゾーン実行中画像613において左側から順番に■、◆、●、▲のマークが示されている。
次に、図103(5)に示すように、第2ゾーン実行中画像613の動作表示が継続しており、第2ゾーン実行中画像613において左側から順番に▲、■、◆、●のマークが示されている。
次に、図103(6)に示すように、第2ゾーン実行中画像613の動作表示が継続しており、第2ゾーン実行中画像613において左側から順番に●、▲、■、◆のマークが示されている。図示を省略するが、この後、第2ゾーン実行中画像613は、図103(3)乃至(6)に示す表示を繰り返す。
【0688】
このように、第2ゾーン実行中画像613は、図103(2)の時点から図103(6)の時点までの期間である1秒を1周期とする動作表示を周期的に行う。すなわち、第1ゾーン実行中画像537と、第2ゾーン実行中画像613とは、動作表示の周期が異なる。ただし、第1ゾーン実行中画像537と、第2ゾーン実行中画像613とは、動作表示の周期が同一であってもよい。また、第1ゾーン実行中画像537よりも、第2ゾーン実行中画像613の方が、動作表示の周期が長くてもよい。
また、第2ゾーン実行中画像613においては、「Yゾーン」のテキスト部分は動作表示されていないが、これに限定されない。第2ゾーン実行中画像613における「Yゾーン」のテキスト部分も、「●、▲、■、◆」のマークとともに動作表示されてもよい。また、第2ゾーン実行中画像613における「Yゾーン」のテキスト部分の動作表示の周期は、「●、▲、■、◆」のマークの動作表示の周期と同一であってもよいし、異なってもよい。
【0689】
また、ゾーン演出が実行されると、演出制御部300は、ゾーン演出に応じたステージ(演出モード)にしてもよい。そのため、ゾーン実行中画像(第1ゾーン実行中画像537、第2ゾーン実行中画像613)は、演出モードを識別する画像としても捉えられる。
【0690】
(リーチ時演出の実行態様)
次に、リーチ時演出の実行態様について説明する。リーチ時演出とは、リーチ演出が開始されるときに行われる演出である。本実施形態のリーチ時演出には、第1リーチ時演出乃至第9リーチ時演出があり、実行されるリーチ時演出に応じて種々の演出が行われる。
図104は、第1リーチ時演出の実行態様を示した図である。
まず、図104(1)に示すように、第1ステージ(第1演出モード)において、左右の装飾図柄41である偶数の「4」が仮停止する。
【0691】
次に、第1リーチ時演出が開始される。第1リーチ時演出においては、図104(2)に示すように、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540および第1リーチ目強調画像542が表示される。図示の例では、リーチライン画像539が白色により表示され、リーチ示唆画像540として「リーチ」のテキストが示されている。また、リーチ時演出が行われる場合、リーチ演出を強調するリーチ強調演出が行われる。第1リーチ時演出においては、リーチ強調演出として第1リーチ強調演出が行われる。第1リーチ強調演出においては、リーチ強調画像541が表示される。より具体的には、リーチ強調画像541としての光を模した画像が、リーチ示唆画像540における「リ」のテキスト部分の表示領域と重なる領域であってこのテキスト部分よりも前面のレイヤに表示されている。また、第1リーチ時演出においては、第1リーチ動作が行われる。第1リーチ動作においては、左右の装飾図柄41の各々が、両手を真上に挙げるように動作表示される。
【0692】
次に、図104(3)に示すように、リーチ強調画像541が動作表示される。より具体的には、リーチ強調画像541が、リーチ示唆画像540における「チ」のテキスト部分の表示領域と重なる領域であってこのテキスト部分よりも前面のレイヤに移動するように、動作表示されている。
次に、図104(4)に示すように、リーチ強調画像541が非表示になり、第1リーチ強調演出が終了する。
次に、図104(5)に示すように、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、および第1リーチ目強調画像542が非表示になる。
【0693】
次に、図104(6)に示すように、左右の装飾図柄41の各々が、両手を下げるように動作表示され、図104(1)と同じ表示態様に戻り、第1リーチ動作が終了する。これにより、第1リーチ時演出が終了する。
ここで、第1リーチ時演出において、リーチライン画像539の表示時間は1.5秒であり、リーチ示唆画像540の表示時間は1.5秒であり、リーチ強調画像541の表示(動作表示)時間(第1リーチ強調演出の実行時間)は1秒であり、第1リーチ動作の実行時間は2秒であり、第1リーチ目強調画像542の表示時間は1.5秒である。ただし、第1リーチ時演出における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0694】
図105は、第2リーチ時演出の実行態様を示した図である。
まず、図105(1)に示すように、第1ステージ(第1演出モード)において、左右の装飾図柄41である奇数の「5」が仮停止する。
次に、第2リーチ時演出が開始される。第2リーチ時演出においては、図105(2)に示すように、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541および第2リーチ目強調画像543が表示される。図示の例では、リーチライン画像539が白色により表示され、リーチ示唆画像540として「リーチ」のテキストが示されている。第2リーチ時演出においては、第2リーチ強調演出が行われる。この第2リーチ強調演出は、第1リーチ強調演出と同一の演出である。すなわち、第2リーチ強調演出においては、リーチ強調画像541としての光を模した画像が、リーチ示唆画像540における「リ」のテキスト部分の表示領域と重なる領域であってこのテキスト部分よりも前面のレイヤに表示されている。また、第2リーチ時演出においては、第2リーチ動作が行われる。第2リーチ動作においては、左右の装飾図柄41の各々が、両手を水平に挙げるように動作表示される。
【0695】
次に、図105(3)に示すように、リーチ強調画像541が動作表示される。より具体的には、リーチ強調画像541が、リーチ示唆画像540における「チ」のテキスト部分の表示領域と重なる領域であってこのテキスト部分よりも前面のレイヤに移動するように、動作表示されている。
次に、図105(4)に示すように、リーチ強調画像541が非表示になり、第2リーチ強調演出が終了する。
次に、図105(5)に示すように、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、および第2リーチ目強調画像543が非表示になる。
【0696】
次に、図105(6)に示すように、左右の装飾図柄41の各々が、両手を下げるように動作表示され、図105(1)と同じ表示態様に戻り、第2リーチ動作が終了する。これにより、第2リーチ時演出が終了する。
ここで、第2リーチ時演出において、リーチライン画像539の表示時間は1.5秒であり、リーチ示唆画像540の表示時間は1.5秒であり、リーチ強調画像541の表示(動作表示)時間(第2リーチ強調演出の実行時間)は1秒であり、第2リーチ動作の実行時間は2秒であり、第2リーチ目強調画像543の表示時間は1.5秒である。ただし、第2リーチ時演出における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0697】
図106は、第3リーチ時演出の実行態様を示した図である。
まず、図106(1)に示すように、第1ステージ(第1演出モード)において、左右の装飾図柄41である偶数の「4」が仮停止する。
次に、第3リーチ時演出が開始される。第3リーチ時演出においては、図106(2)に示すように、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541および第4リーチ目強調画像544が表示される。図示の例では、リーチライン画像539が赤色により表示され、リーチ示唆画像540として「激アツ!」のテキストが示されている。また、第3リーチ時演出においては、第3リーチ強調演出が行われる。第3リーチ強調演出においては、リーチ強調画像541としての炎を模した画像が、リーチ示唆画像540の上側に表示されている。また、第3リーチ時演出においては、第3リーチ動作が行われる。第3リーチ動作においては、左右の装飾図柄41の各々が拡大するように動作表示される。
【0698】
次に、図106(3)に示すように、第3リーチ強調演出において、リーチ強調画像541が動作表示される。より具体的には、リーチ強調画像541の表示領域が広くなるように動作表示される。
次に、図106(4)に示すように、リーチ強調画像541が非表示になり、第3リーチ強調演出が終了する。
次に、図106(5)に示すように、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、および第3リーチ目強調画像544が非表示になる。
【0699】
次に、図106(6)に示すように、左右の装飾図柄41の各々が、縮小するように動作表示され、図106(1)と同じ表示態様に戻り、第3リーチ動作が終了する。これにより、第3リーチ時演出が終了する。
ここで、第3リーチ時演出において、リーチライン画像539の表示時間は2秒であり、リーチ示唆画像540の表示時間は2秒であり、リーチ強調画像541の表示(動作表示)時間(第3リーチ強調演出の実行時間)は1.5秒であり、第3リーチ動作の実行時間は2.5秒であり、第3リーチ目強調画像544の表示時間は2秒である。ただし、第3リーチ時演出における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0700】
図107は、第4リーチ時演出の実行態様を示した図である。
まず、図107(1)に示すように、第1ステージ(第1演出モード)において、左右の装飾図柄41である「7」が仮停止する。
次に、第4リーチ時演出が開始される。第4リーチ時演出においては、図107(2)に示すように、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540および第4リーチ目強調画像545が表示される。図示の例では、リーチライン画像539が金色により表示され、リーチ示唆画像540として「大当たり!?」のテキストが示されている。また、第4リーチ時演出においては、第4リーチ強調演出が行われる。第4リーチ強調演出においては、リーチ示唆画像540のうちの「大当」のテキスト部分が、上昇するように動作表示されることで、「たり!?」のテキスト部分よりも上側に表示されている。また、第4リーチ時演出においては、第4リーチ動作が行われる。第4リーチ動作においては、左右の装飾図柄41の各々が振動するように動作表示される。
【0701】
次に、図107(3)に示すように、リーチ示唆画像540が動作表示される。より具体的には、リーチ示唆画像540は、「大当」のテキスト部分が下降するとともに「たり」のテキスト部分が上昇することで、「たり」のテキスト部分が「大当」のテキスト部分および「!?」のテキスト部分よりも上側に位置するように動作表示される。
次に、図107(4)に示すように、リーチ示唆画像540が動作表示される。より具体的には、リーチ示唆画像540は、「たり」のテキスト部分が下降するとともに「!?」のテキスト部分が上昇することで、「!?」のテキスト部分が「大当たり」のテキスト部分よりも上側に位置するように動作表示される。
次に、図107(5)に示すように、リーチ示唆画像540が非表示になり、第4リーチ強調演出が終了する。
次に、図107(6)に示すように、リーチライン画像539および第4リーチ目強調画像545が非表示になる。
【0702】
次に、図107(7)に示すように、左右の装飾図柄41の各々が図107(1)と同じ表示態様に戻り、第4リーチ動作が終了する。これにより、第4リーチ時演出が終了する。
ここで、第4リーチ時演出において、リーチライン画像539の表示時間は2.5秒であり、リーチ示唆画像540の表示時間は2秒であり、リーチ示唆画像540の動作表示時間(第4リーチ強調演出の実行時間)は2秒であり、第4リーチ動作の実行時間は3秒であり、第4リーチ目強調画像545の表示時間は2.5秒である。ただし、第4リーチ時演出における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0703】
図108は、第5リーチ時演出の実行態様を示した図である。
まず、図108(1)に示すように、第2ステージ(第2演出モード)において、左右の装飾図柄41である偶数の「4」が仮停止する。
次に、第5リーチ時演出が開始される。第5リーチ時演出においては、図108(2)に示すように、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541、および第5リーチ目強調画像546が表示される。図示の例では、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540およびリーチ強調画像541が、第1リーチ時演出および第2リーチ時演出と同じ表示態様により表示されている。また、第5リーチ時演出においては、第5リーチ強調演出が行われる。第5リーチ強調演出は、第1リーチ強調演出および第2リーチ強調演出と同一の演出である。すなわち、第5リーチ強調演出においては、リーチ強調画像541としての光を模した画像が、リーチ示唆画像540における「リ」のテキスト部分の表示領域と重なる領域であってこのテキスト部分よりも前面のレイヤに表示されている。また、第5リーチ動作においては、左装飾図柄41が上昇するように動作表示され、右装飾図柄41が下降するように動作表示される。
【0704】
次に、図108(3)に示すように、リーチ強調画像541が動作表示される。より具体的には、リーチ強調画像541が、リーチ示唆画像540における「チ」のテキスト部分の表示領域と重なる領域であってこのテキスト部分よりも前面のレイヤに移動するように、動作表示されている。
次に、図108(4)に示すように、リーチ強調画像541が非表示になり、第5リーチ強調演出が終了する。
次に、図108(5)に示すように、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、および第5リーチ目強調画像546が非表示になる。
【0705】
次に、図108(6)に示すように、左装飾図柄41が下降するように動作表示され、右装飾図柄41が上昇するように動作表示されることで、左右の装飾図柄41の各々が図108(1)と同じ表示態様に戻り、第5リーチ動作が終了する。これにより、第5リーチ時演出が終了する。
ここで、第5リーチ時演出において、リーチライン画像539の表示時間は1.5秒であり、リーチ示唆画像540の表示時間は1.5秒であり、リーチ強調画像541の表示(動作表示)時間(第5リーチ強調演出の実行時間)は1秒であり、第5リーチ動作の実行時間は2秒であり、第5リーチ目強調画像546の表示時間は1.5秒である。ただし、第5リーチ時演出における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0706】
図109は、第6リーチ時演出の実行態様を示した図である。
まず、図109(1)に示すように、第2ステージ(第2演出モード)において、左右の装飾図柄41である奇数の「5」が仮停止する。
次に、第6リーチ時演出が開始される。第6リーチ時演出においては、図109(2)に示すように、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541、および第6リーチ目強調画像547が表示される。図示の例では、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540およびリーチ強調画像541が、第1リーチ時演出、第2リーチ時演出および第5リーチ時演出と同じ表示態様により表示されている。また、第6リーチ時演出においては、第6リーチ強調演出が行われる。第6リーチ強調演出は、第1リーチ強調演出、第2リーチ時演出、および第5リーチ強調演出と同一の演出である。すなわち、第6リーチ強調演出においては、リーチ強調画像541としての光を模した画像が、リーチ示唆画像540における「リ」のテキスト部分の表示領域と重なる領域であってこのテキスト部分よりも前面のレイヤに表示されている。また、第6リーチ動作においては、左装飾図柄41が下降するように動作表示され、右装飾図柄41が上昇するように動作表示される。
【0707】
次に、図109(3)に示すように、リーチ強調画像541が動作表示される。より具体的には、リーチ強調画像541が、リーチ示唆画像540における「チ」のテキスト部分の表示領域と重なる領域であってこのテキスト部分よりも前面のレイヤに移動するように、動作表示されている。
次に、図109(4)に示すように、リーチ強調画像541が非表示になり、第6リーチ強調演出が終了する。
次に、図109(5)に示すように、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、および第6リーチ目強調画像547が非表示になる。
【0708】
次に、図109(6)に示すように、左装飾図柄41が上昇するように動作表示され、右装飾図柄41が下降するように動作表示されることで、左右の装飾図柄41の各々が図109(1)と同じ表示態様に戻り、第6リーチ動作が終了する。これにより、第6リーチ時演出が終了する。
ここで、第6リーチ時演出において、リーチライン画像539の表示時間は1.5秒であり、リーチ示唆画像540の表示時間は1.5秒であり、リーチ強調画像541の表示(動作表示)時間(第6リーチ強調演出の実行時間)は1秒であり、第6リーチ動作の実行時間は2秒であり、第6リーチ目強調画像547の表示時間は1.5秒である。ただし、第6リーチ時演出における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0709】
図110は、第7リーチ時演出の実行態様を示した図である。
まず、図110(1)に示すように、第2ステージ(第2演出モード)において、左右の装飾図柄41である偶数の「4」が仮停止する。
次に、第7リーチ時演出が開始される。第7リーチ時演出においては、図110(2)に示すように、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541、および第7リーチ目強調画像548が表示される。図示の例では、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540およびリーチ強調画像541が、第3リーチ時演出と同じ表示態様により表示されている。また、第7リーチ時演出においては、第7リーチ強調演出が行われる。第7リーチ強調演出は、第3リーチ強調演出と同一の演出である。また、第7リーチ動作においては、左右の装飾図柄41の各々が、時計回り方向と反時計回り方向とに揺れるように動作表示される。
【0710】
次に、図110(3)に示すように、リーチ強調画像541が動作表示される。より具体的には、リーチ強調画像541の表示領域が広くなるように動作表示される。
次に、図110(4)に示すように、リーチ強調画像541が非表示になり、第7リーチ強調演出が終了する。
次に、図110(5)に示すように、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、および第7リーチ目強調画像548が非表示になる。
【0711】
次に、図110(6)に示すように、左右の装飾図柄41の各々が、動作表示を終了して図110(1)と同じ表示態様に戻り、第7リーチ動作が終了する。これにより、第7リーチ時演出が終了する。
ここで、第7リーチ時演出において、リーチライン画像539の表示時間は2秒であり、リーチ示唆画像540の表示時間は2秒であり、リーチ強調画像541の表示(動作表示)時間(第7リーチ強調演出の実行時間)は1.5秒であり、第7リーチ動作の実行時間は2.5秒であり、第7リーチ目強調画像548の表示時間は2秒である。ただし、第7リーチ時演出における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0712】
図111は、第8リーチ時演出の実行態様を示した図である。
まず、図111(1)に示すように、第3ステージ(第3演出モード)において、左右の装飾図柄41である偶数の「4」が仮停止する。
次に、第8リーチ時演出が開始される。第8リーチ時演出においては、第8リーチ動作が行われる。第8リーチ動作においては、図111(2)に示すように、左右の装飾図柄41の各々が拡大するように動作表示される。
次に、図111(3)に示すように、左右の装飾図柄41の各々がさらに拡大するように動作表示される。
次に、図111(4)に示すように、左右の装飾図柄41の各々がさらに拡大するように動作表示される。また、第8リーチ目強調画像549が表示される。
【0713】
次に、図111(5)に示すように、左右の装飾図柄41の各々が、縮小するように動作表示され、図111(1)と同じ表示態様に戻り、第8リーチ動作が終了する。これにより、第8リーチ時演出が終了する。
ここで、第8リーチ時演出において、第8リーチ動作の実行時間は2.75秒であり、第8リーチ目強調画像549の表示時間は2.5秒である。ただし、第8リーチ時演出における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0714】
図112は、第9リーチ時演出の実行態様を示した図である。
まず、図112(1)に示すように、第4ステージ(第4演出モード)において、左右の装飾図柄41である「7」が仮停止する。
次に、第9リーチ時演出が開始される。第9リーチ時演出においては、第9リーチ動作が行われる。第9リーチ動作においては、図112(2)に示すように、左右の装飾図柄41の各々が拡大するように動作表示される。また、第9リーチ目強調画像550が表示される。
次に、図112(3)に示すように、左右の装飾図柄41の各々が縮小するように動作表示される。また、左右の装飾図柄41の縮小にともない、第9リーチ目強調画像550も縮小するように動作表示される。
次に、図112(4)に示すように、左右の装飾図柄41の各々が再び拡大するように動作表示される。また、左右の装飾図柄41の拡大にともない、第9リーチ目強調画像550も拡大するように動作表示される。
【0715】
次に、図112(5)に示すように、左右の装飾図柄41の各々が、縮小するように動作表示され、図112(1)と同じ表示態様に戻り、第8リーチ動作が終了する。また、第9リーチ目強調画像550が非表示になる。これにより、第9リーチ時演出が終了する。
ここで、第9リーチ時演出において、第9リーチ動作の実行時間は3.5秒であり、第9リーチ目強調画像550の表示時間は3.25秒である。ただし、第9リーチ時演出における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0716】
なお、以下では、第1リーチ動作乃至第9リーチ動作を特に区別することなく説明する場合、単にリーチ動作と称することがある。
また、以下では、第1リーチ強調演出乃至第7リーチ強調演出を特に区別することなく説明する場合、単にリーチ強調演出と称することがある。
また、本実施形態では、リーチライン画像539の表示、リーチ目強調画像の表示、およびリーチ動作が実行されることを説明した。ここで、リーチライン画像539の表示、リーチ目強調画像の表示、およびリーチ動作は、リーチ演出を強調する演出としても捉えられる。また、リーチライン画像539の表示、リーチ目強調画像の表示、およびリーチ動作は、リーチ目の装飾図柄41を強調する演出としても捉えられる。
【0717】
図113は、各リーチ時演出における各演出の実行時間を示した図である。
図113には、リーチ時演出ごとに、リーチライン画像539の表示時間、リーチ示唆画像540の表示時間、リーチ強調演出の実行時間、リーチ動作の実行時間、リーチ目強調画像の表示時間が示されている。
【0718】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、実行されるリーチ時演出に応じて、リーチライン画像539の表示時間を異ならせることが可能である。そのため、リーチ演出に対する遊技者への着目のさせ方を、実行されるリーチ時演出に応じて多様化させることができる。
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行されるリーチ時演出に応じて、リーチライン画像539の表示態様を異ならせることが可能である。そのため、リーチ演出に対する遊技者への着目のさせ方を、実行されるリーチ時演出に応じて多様化させることができる。
なお、演出制御部300は、各リーチ時演出におけるリーチライン画像539について、表示態様を異ならせ、表示時間を共通にしてもよい。また、各リーチ時演出におけるリーチライン画像539について、表示時間を異ならせ、表示態様を共通にしてもよい。
また、各リーチ時演出におけるリーチライン画像539の表示時間は、図113に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0719】
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行されるリーチ時演出に応じて、リーチ示唆画像540の表示時間を異ならせることが可能である。そのため、リーチ演出に対する遊技者への着目のさせ方を、実行されるリーチ時演出に応じて多様化させることができる。
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行されるリーチ時演出に応じて、リーチ示唆画像540の表示態様を異ならせることが可能である。そのため、リーチ演出に対する遊技者への着目のさせ方を、実行されるリーチ時演出に応じて多様化させることができる。
なお、演出制御部300は、各リーチ時演出におけるリーチ示唆画像540について、表示態様を異ならせ、表示時間を共通にしてもよい。また、各リーチ時演出におけるリーチ示唆画像540について、表示時間を異ならせ、表示態様を共通にしてもよい。
また、各リーチ時演出におけるリーチ示唆画像540の表示時間は、図113に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0720】
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行されるリーチ時演出に応じて、リーチ強調演出の実行時間を異ならせることが可能である。そのため、リーチ演出に対する遊技者への着目のさせ方を、実行されるリーチ時演出に応じて多様化させることができる。
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行されるリーチ時演出に応じて、リーチ強調演出の動作態様を異ならせることが可能である。そのため、リーチ演出に対する遊技者への着目のさせ方を、実行されるリーチ時演出に応じて多様化させることができる。
なお、演出制御部300は、各リーチ時演出におけるリーチ強調演出について、動作態様を異ならせ、実行時間を共通にしてもよい。また、各リーチ時演出におけるリーチ強調演出について、実行時間を異ならせ、動作態様を共通にしてもよい。
また、各リーチ時演出におけるリーチ強調演出の実行時間は、図113に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0721】
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行されるリーチ時演出に応じて、リーチ動作の実行時間を異ならせることが可能である。そのため、リーチ演出に対する遊技者への着目のさせ方を、実行されるリーチ時演出に応じて多様化させることができる。
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行されるリーチ時演出に応じて、リーチ動作の動作態様を異ならせることが可能である。そのため、リーチ演出に対する遊技者への着目のさせ方を、実行されるリーチ時演出に応じて多様化させることができる。
なお、演出制御部300は、各リーチ時演出におけるリーチ動作について、動作態様を異ならせ、実行時間を共通にしてもよい。また、各リーチ時演出におけるリーチ動作について、実行時間を異ならせ、動作態様を共通にしてもよい。
また、各リーチ時演出におけるリーチ動作の実行時間は、図113に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0722】
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行されるリーチ時演出に応じて、リーチ目強調画像の表示時間を異ならせることが可能である。そのため、リーチ演出に対する遊技者への着目のさせ方を、実行されるリーチ時演出に応じて多様化させることができる。
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行されるリーチ時演出に応じて、リーチ目強調画像の表示態様を異ならせることが可能である。そのため、リーチ演出に対する遊技者への着目のさせ方を、実行されるリーチ時演出に応じて多様化させることができる。
なお、演出制御部300は、各リーチ時演出におけるリーチ目強調画像について、表示態様を異ならせ、表示時間を共通にしてもよい。また、各リーチ時演出におけるリーチ目強調画像について、表示時間を異ならせ、表示態様を共通にしてもよい。
また、各リーチ時演出におけるリーチ目強調画像の表示時間は、図113に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0723】
また、本実施形態では、演出制御部300は、各リーチ時演出において、リーチライン画像539の表示時間と、リーチ示唆画像540の表示時間およびリーチ目強調画像の表示時間と、リーチ強調演出の実行時間と、リーチ動作の実行時間とを異ならせている。そのため、各演出の実行時間が同一である場合に比べて、各演出を遊技者に認識させ易くすることができる。
なお、各リーチ時演出における、リーチライン画像539の表示時間と、リーチ示唆画像540の表示時間およびリーチ目強調画像の表示時間と、リーチ強調演出の実行時間と、リーチ動作の実行時間とは、図113に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
また、各リーチ時演出において、リーチライン画像539の表示時間と、リーチ示唆画像540の表示時間およびリーチ目強調画像の表示時間と、リーチ強調演出の実行時間と、リーチ動作の実行時間とが同一であってもよい。
また、各リーチ時演出における各演出は、繰り返し行われるものではなく、1回のみ行われる。
【0724】
(役物演出の実行態様)
次に、役物演出の実行態様について説明する。
本実施形態の役物演出には、第1役物演出乃至第3役物演出があり、実行される役物演出に応じて種々の演出が行われる。
図114は、第1役物演出の実行態様を示した図である。
第1役物演出が開始されると、まず、図114(1)に示すように、左可動役物115Aが下側への移動を開始する。
次に、図114(2)に示すように、左可動役物115Aが、更に下側に移動し、画像表示部114における上下方向の中央部と重なる位置で停止する。また、左可動役物115Aが、白色に発光する。
【0725】
次に、図114(3)に示すように、役物第1強調画像551が表示される。役物第1強調画像551は、時計回り方向に回転するように動作表示される。
次に、図114(4)に示すように、役物第1強調画像551の動作表示が継続されている。
次に、図114(5)に示すように、役物第1強調画像551は、動作表示が継続され、図114(3)と同一の表示態様により表示される。また、役物第1強調画像551の動作表示は、図114(3)の時点から図114(5)の時点までの期間である0.8秒を1周期として、周期的に行われる。ただし、役物第1強調画像551の動作表示の周期は、何れの時間であってもよい。
図示を省略するが、この後、役物第1強調画像551は、周期的な動作表示を繰り返す。
【0726】
次に、図114(6)に示すように、左可動役物115Aが消灯する。また、役物第1強調画像551が非表示になる。
次に、図114(7)に示すように、左可動役物115Aが上側への移動を開始する。
次に、図114(8)に示すように、左可動役物115Aが、第1役物演出の開始前の位置に戻り、第1役物演出が終了する。
ここで、第1役物演出において、役物第1強調画像551の表示(動作表示)時間は2.4秒であり、左可動役物115Aの発光時間は2.7秒であり、左可動役物115Aの動作時間(第1役物演出の実行時間)は3秒である。ただし、第1役物演出における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0727】
図115および図116は、第2役物演出の実行態様を示した図である。
第2役物演出が行われる場合、第2役物演出の開始前に、図115(1)に示すように、発展画像584が表示される。そのため、第2役物演出は、発展演出としても捉えられる。
次に、図115(2)に示すように、中可動役物115Bが下側への移動を開始する。
次に、図115(3)に示すように、中可動役物115Bが、更に下側に移動し、画像表示部114における上部と重なる位置で停止する。また、中可動役物115Bが、赤色に発光する。
【0728】
次に、図115(4)に示すように、発展強調画像554が表示される。本実施形態では、発展強調画像554は、動作表示される。より具体的には、発展強調画像554において、表示されている画像が画像表示部114における上側から下側に移動し、画像表示部114における下側先端を通過した画像は再び画像表示部114における上側先端に表示され下側に移動する。図示の例では、発展強調画像554において、上側から下側に向かって順番に、〇、△、□、◇のマークが表示されている。
次に、図115(5)に示すように、発展強調画像554の動作表示が継続されており、発展強調画像554において、上側から下側に向かって順番に、◇、〇、△、□のマークが示されている。
次に、図115(6)に示すように、発展強調画像554の動作表示が継続されており、発展強調画像554において、上側から下側に向かって順番に、□、◇、〇、△のマークが示されている。
次に、図115(7)に示すように、発展強調画像554の動作表示が継続されており、発展強調画像554において、上側から下側に向かって順番に、△、□、◇、〇のマークが示されている。
【0729】
次に、図115(8)に示すように、発展強調画像554の動作表示が継続されており、発展強調画像554において、上側から下側に向かって順番に、〇、△、□、◇のマークが示されている。図示を省略するが、この後、発展強調画像554は、図115(5)乃至(8)に示す表示を繰り返す。
このように、発展強調画像554は、図115(4)の時点から図115(8)の時点までの期間である1秒を1周期とする動作表示を周期的に行う。なお、発展強調画像554の動作表示の周期は、何れの時間であってもよい。
【0730】
次に、図116(9)に示すように、中可動役物115Bが消灯する。また、発展強調画像554が非表示になる。
次に、図116(10)に示すように、中可動役物115Bが上側への移動を開始する。
次に、図116(11)に示すように、中可動役物115Bが、第2役物演出(発展演出)の開始前の位置に戻り、第2役物演出(発展演出)が終了する。
ここで、第2役物演出(発展演出)において、発展強調画像554の表示(動作表示)時間は6秒であり、中可動役物115Bの発光時間は6.5秒であり、中可動役物115Bの動作時間(第2役物演出(発展演出)の実行時間)は6.7秒である。ただし、第2役物演出(発展演出)における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0731】
図117は、第3役物演出の実行態様を示した図である。
第3役物演出が開始されると、まず、図117(1)に示すように、左可動役物115Aが下側への移動を開始する。
次に、図117(2)に示すように、左可動役物115Aが、更に下側に移動し、画像表示部114における上下方向の中央部と重なる位置で停止する。また、左可動役物115Aが、白色に発光する。
【0732】
次に、図117(3)に示すように、役物第2強調画像555が表示される。役物第2強調画像555は、時計回り方向に回転するように動作表示される。
次に、図117(4)に示すように、役物第2強調画像555の動作表示が継続されている。
次に、図117(5)に示すように、役物第2強調画像555は、動作表示が継続され、図117(3)と同一の表示態様により表示される。また、役物第2強調画像555の動作表示は、図117(3)の時点から図117(5)の時点までの期間である0.7秒を1周期として、周期的に行われる。ただし、役物第2強調画像555の動作表示の周期は、何れの時間であってもよい。
図示を省略するが、この後、役物第2強調画像555は、周期的な動作表示を繰り返す。
【0733】
次に、図117(6)に示すように、左可動役物115Aが消灯する。また、役物第2強調画像555が非表示になる。
次に、図117(7)に示すように、左可動役物115Aが上側への移動を開始する。
次に、図117(8)に示すように、左可動役物115Aが、第3役物演出の開始前の位置に戻り、第3役物演出が終了する。なお、第3役物演出と、第1役物演出(図114参照)とでは、左可動役物115Aは、同一の動作を行う。
ここで、第3役物演出において、役物第2強調画像555の表示(動作表示)時間は2.1秒であり、左可動役物115Aの発光時間は2.7秒であり、左可動役物115Aの動作時間(第3役物演出の実行時間)は3秒である。ただし、第3役物演出における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0734】
図118は、第1役物演出乃至第3役物演出における各演出の実行時間を示した図である。
図118には、役物演出ごとに、可動役物115の動作時間(役物演出の実行時間)、可動役物115の発光時間、役物強調画像(役物第1強調画像551、発展強調画像554、役物第2強調画像555)の表示(動作表示)時間および動作表示の周期が示されている。
【0735】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、実行される役物演出に応じて、可動役物115の動作時間を異ならせることが可能である。そのため、役物演出に対する遊技者への着目のさせ方を多様化させることができる。
なお、演出制御部300は、各役物演出における可動役物115の動作時間を共通にしてもよい。
また、各役物演出における可動役物115の動作時間は、図118に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0736】
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行される役物演出に応じて、可動役物115の発光時間を異ならせることが可能である。そのため、役物演出に対する遊技者への着目のさせ方を多様化させることができる。
なお、演出制御部300は、各役物演出における可動役物115の発光時間を共通にしてもよい。
また、各役物演出における可動役物115の発光時間は、図118に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0737】
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行される役物演出に応じて、役物強調画像の表示時間(動作表示時間)を異ならせることが可能である。そのため、役物演出に対する遊技者への着目のさせ方を多様化させることができる。
また、演出制御部300は、実行される役物演出に応じて、役物強調画像の動作表示の周期を異ならせることが可能である。そのため、役物演出に対する遊技者への着目のさせ方を多様化させることができる。
なお、演出制御部300は、各役物演出における役物強調画像について、表示時間(動作表示時間)を共通にし、動作表示の周期を異ならせてもよい。また、演出制御部300は、各役物演出における役物強調画像について、動作表示の周期を共通にし、表示時間(動作表示時間)を異ならせてもよい。また、演出制御部300は、各役物演出における役物強調画像について、動作表示の周期および表示時間(動作表示時間)を何れも共通にしてもよい。
また、各役物演出における役物強調画像の表示時間(動作表示時間)は、図118に示した例とは長短関係が逆であってもよい。また、各役物演出における役物強調画像の動作表示の周期は、図118に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0738】
また、本実施形態では、演出制御部300は、各役物演出において、可動役物115の動作時間と、可動役物115の発光時間と、役物強調画像の表示時間とを異ならせることが可能である。そのため、各演出の実行時間が同一である場合に比べて、各演出を遊技者に着目させ易くすることができる。
なお、演出制御部300は、各役物演出において、可動役物115の動作時間と、可動役物115の発光時間と、役物強調画像の表示時間とを共通にしてもよい。
また、各役物演出における、可動役物115の動作時間と、可動役物115の発光時間と、役物強調画像の表示時間とは、図118に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0739】
(示唆演出の実行態様)
次に、示唆演出の実行態様について説明する。示唆演出は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たり(小当たり)である確率(期待度)を示唆する演出である。
本実施形態の示唆演出には、開始時示唆演出と、実行中示唆演出とがある。開始時示唆演出は、SPSPリーチ演出を開始するときに、特別図柄抽選の抽選結果が大当たり(小当たり)である確率(期待度)を示唆する演出である。また、実行中示唆演出は、SPSPリーチ演出の実行中(SPSPリーチ演出の開始後)に、特別図柄抽選の抽選結果が大当たり(小当たり)である確率(期待度)を示唆する演出である。
また、本実施形態の開始時示唆演出には、第1態様乃至第5態様の実行態様があり、実行される態様に応じて種々の演出が行われる。
また、本実施形態の実行中示唆演出には、第1態様乃至第5態様の実行態様があり、実行される態様に応じて種々の演出が行われる。
【0740】
図119は、第1態様の開始時示唆演出を示した図である。
第1態様の開始時示唆演出が開始されると、まず、図119(1)に示すように、SPSP開始画像556が表示される。SPSP開始画像556には、「SPSP」のテキストが横並びで白色により表示されている。
また、開始時示唆演出が行われる場合、開始時示唆演出を強調する開始時強調演出が行われる。開始時強調演出は、SPSP開始画像556を強調する演出としても捉えられる。第1態様の開始時示唆演出においては、第1開始時強調演出が行われる。第1開始時強調演出においては、第1開始時強調画像557が表示される。第1開始時強調画像557は、SPSP開始画像556のうちの最も左側のテキスト部分である「S」の表示領域と重なる領域であってこのテキスト部分よりも前面のレイヤに表示されている。
【0741】
次に、図119(2)に示すように、第1開始時強調画像557が、SPSP開始画像556のうちの左から二文字目のテキスト部分である「P」の表示領域と重なる領域であってこのテキスト部分よりも前面のレイヤに表示されるように、動作表示される。
次に、図119(3)に示すように、第1開始時強調画像557が、SPSP開始画像556のうちの左から三文字目のテキスト部分である「S」の表示領域と重なる領域であってこのテキスト部分よりも前面のレイヤに表示されるように、動作表示される。
次に、図119(4)に示すように、第1開始時強調画像557が、SPSP開始画像556のうちの最も右側のテキスト部分である「P」の表示領域と重なる領域であってこのテキスト部分よりも前面のレイヤに表示されるように、動作表示される。
【0742】
次に、図119(5)に示すように、第1開始時強調画像557が非表示になり、第1開始時強調演出が終了する。
図示を省略するが、この後、SPSP開始画像556が非表示になり、第1態様の開始時示唆演出が終了する。
ここで、第1態様の開始時示唆演出において、SPSP開始画像556の表示時間は2.5秒であり、第1開始時強調画像557の表示(動作表示)時間(第1開始時強調演出の実行時間)は2秒である。ただし、第1態様の開始時示唆演出における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0743】
図120は、第2態様の開始時示唆演出を示した図である。
第2態様の開始時示唆演出が開始されると、まず、図120(1)に示すように、SPSP開始画像556が表示される。SPSP開始画像556には、「SPSP」のテキストが横並びで赤色により表示されている。
また、第2態様の開始時示唆演出においては、第2開始時強調演出が行われる。第2開始時強調演出においては、第2開始時強調画像558が表示される。第2開始時強調画像558は、SPSP開始画像556のうちの最も右側のテキスト部分である「P」の上側に表示されている。
【0744】
次に、図120(2)に示すように、第2開始時強調画像558が、SPSP開始画像556のうちの左から三文字目のテキスト部分である「S」の上側に移動するように、動作表示される。
次に、図120(3)に示すように、第2開始時強調画像558が、SPSP開始画像556のうちの左から二文字目のテキスト部分である「P」の上側に移動するように、動作表示される。
次に、図120(4)に示すように、第2開始時強調画像558が、SPSP開始画像556のうちの最も左側のテキスト部分である「S」の上側に移動するように、動作表示される。
次に、図120(5)に示すように、第2開始時強調画像558が、SPSP開始画像556のうちの左から二文字目のテキスト部分である「P」と左から三文字目のテキスト部分である「S」との間の部分に移動するように、動作表示される。
【0745】
次に、図120(6)に示すように、第2開始時強調画像558が非表示になり、第2開始時強調演出が終了する。
図示を省略するが、この後、SPSP開始画像556が非表示になり、第2態様の開始時示唆演出が終了する。
ここで、第2態様の開始時示唆演出において、SPSP開始画像556の表示時間は3.5秒であり、第2開始時強調画像558の表示(動作表示)時間(第2開始時強調演出の実行時間)は2.8秒である。ただし、第2態様の開始時示唆演出における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0746】
図121は、第3態様の開始時示唆演出を示した図である。
第3態様の開始時示唆演出が開始されると、まず、図121(1)に示すように、SPSP開始画像556が表示される。SPSP開始画像556には、二つの「SP」のテキストが、上下に並び赤色により表示されている。
【0747】
次に、第3態様の開始時示唆演出において、第3開始時強調演出が行われる。第3開始時強調演出においては、図121(2)に示すように、SPSP開始画像556が動作表示される。より具体的には、SPSP開始画像556のうちの上側のテキスト部分である「SP」が拡大するように動作表示される。
次に、図121(3)に示すように、SPSP開始画像556のうちの上側のテキスト部分である「SP」が縮小するとともに下側のテキスト部分である「SP」が拡大するように動作表示される。
次に、図121(4)に示すように、SPSP開始画像556のうちの上側のテキスト部分である「SP」が再び拡大するように動作表示される。
【0748】
次に、図121(5)に示すように、SPSP開始画像556のうちの上側のテキスト部分である「SP」および下側のテキスト部分である「SP」が何れも縮小するように動作表示され、第3開始時強調演出が終了する。
図示を省略するが、この後、SPSP開始画像556が非表示になり、第3態様の開始時示唆演出が終了する。
ここで、第3態様の開始時示唆演出において、SPSP開始画像556の表示時間は3.3秒であり、第3開始時強調演出の実行時間は2.7秒である。ただし、第3態様の開始時示唆演出における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0749】
図122は、第4態様の開始時示唆演出を示した図である。
第4態様の開始時示唆演出が開始されると、まず、図122(1)に示すように、SPSP開始画像556が表示される。SPSP開始画像556には、「SPSP」のテキストが縦並びで白色により表示されている。
【0750】
次に、第4態様の開始時示唆演出において、第4開始時強調演出が行われる。第4開始時強調演出においては、図122(2)に示すように、第3開始時強調画像559が動作表示される。図示の例では、第3開始時強調画像559が、SPSP開始画像556のうちの最も上側のテキスト部分である「S」の周囲に表示されている。
次に、図122(3)に示すように、第3開始時強調画像559が、SPSP開始画像556のうちの上から二文字目のテキスト部分である「P」の周囲に移動するように、動作表示される。
次に、図122(4)に示すように、第3開始時強調画像559が、SPSP開始画像556のうちの上から三文字目のテキスト部分である「S」の周囲に移動するように、動作表示される。
次に、図122(5)に示すように、第3開始時強調画像559が、SPSP開始画像556のうちの最も下側のテキスト部分である「P」の周囲に移動するように、動作表示される。
【0751】
次に、図122(6)に示すように、第3開始時強調画像559が非表示になり、第4開始時強調演出が終了する。
図示を省略するが、この後、SPSP開始画像556が非表示になり、第4態様の開始時示唆演出が終了する。
ここで、第4態様の開始時示唆演出において、SPSP開始画像556の表示時間は2秒であり、第3開始時強調画像559の表示(動作表示)時間(第4開始時強調演出の実行時間)は1.6秒である。ただし、第4態様の開始時示唆演出における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0752】
図123は、第5態様の開始時示唆演出を示した図である。
第5態様の開始時示唆演出が開始されると、まず、図123(1)に示すように、SPSP開始画像556が表示される。SPSP開始画像556には、「SPSP」のテキストが斜めに並び白色により表示されている。
【0753】
次に、第5態様の開始時示唆演出において、第5開始時強調演出が行われる。第5開始時強調演出においては、図123(2)に示すように、第4開始時強調画像560が動作表示される。図示の例では、第4開始時強調画像560が、SPSP開始画像556を覆うように表示されている。
次に、第4開始時強調画像560が拡大するように動作表示される。このとき、第4開始時強調画像560は、左装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって左装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示される。
【0754】
次に、図123(4)に示すように、第4開始時強調画像560が非表示になり、第5開始時強調演出が終了する。
図示を省略するが、この後、SPSP開始画像556が非表示になり、第5態様の開始時示唆演出が終了する。
ここで、第5態様の開始時示唆演出において、SPSP開始画像556の表示時間は1.5秒であり、第4開始時強調画像560の表示(動作表示)時間(第5開始時強調演出の実行時間)は1.1秒である。ただし、第5態様の開始時示唆演出における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0755】
なお、以下では、第1開始時強調演出乃至第5開始時強調演出を特に区別することなく説明する場合、単に開始時強調演出と称することがある。
また、開始時示唆演出における各演出(SPSP開始画像556の表示、開始時強調演出の実行)は、繰り返されず、1回のみ行われる。
【0756】
ここで、開始時示唆演出は、実行態様に応じて、大当たり遊技が実行される確率(期待度)を示唆する。本実施形態では、第1態様の開始時示唆演出、第4態様の開始時示唆演出、および第5態様の開始時示唆演出よりも、第2態様の開始時示唆演出および第3態様の開始時示唆演出の方が、実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高い。言い換えると、SPSP開始画像556の表示色が白色である場合(図119(5)、図122(6)、図123(4)参照)よりも、SPSP開始画像556の表示色が赤色である場合(図120(6)、図121(5)参照)の方が、実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高い。
【0757】
なお、第2態様の開始時示唆演出よりも第3態様の開始時示唆演出の方が実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよいし、第3態様の開始時示唆演出よりも第2態様の開始時示唆演出の方が実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよい。
また、第1態様の開始時示唆演出、第4態様の開始時示唆演出、第5態様の開始時示唆演出の順番において、遅い順番ほど、実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよい。また、第1態様の開始時示唆演出、第4態様の開始時示唆演出、第5態様の開始時示唆演出の順番において、早い順番ほど、実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよい。
また、第2態様の開始時示唆演出および第3態様の開始時示唆演出よりも、第4態様の開始時示唆演出および第5態様の開始時示唆演出の方が、実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよい。この場合に、第4態様の開始時示唆演出よりも第5態様の開始時示唆演出の方が実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよいし、第5態様の開始時示唆演出よりも第4態様の開始時示唆演出の方が実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよい。
【0758】
ここで、SPSP開始画像556および開始時強調画像は、大当たり遊技が実行される期待度を示唆する示唆画像として捉えられる。また、SPSP開始画像556は、示唆画像の特定部と捉えられ、開始時強調画像は、示唆画像において特定部を強調する強調部として捉えられる。
また、第3態様の開始時示唆演出のように、SPSP開始画像556のうちの動作表示される部分(図121(2)参照)は、特定部(SPSP開始画像556)を強調する強調部として捉えられる。
すなわち、示唆画像において、特定部と強調部とは、一体に設けられてもよいし、別々に設けられてもよい。
【0759】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、表示するSPSP開始画像556の態様に応じて、開始時強調画像の表示態様を異ならせることが可能である。
この場合、SPSP開始画像556の態様の多様性をより際立たせることができる。
【0760】
図124は、第1態様の実行中示唆演出を示した図である。
第1態様の実行中示唆演出が開始されると、まず、図124(1)に示すように、SPSP中示唆画像561が表示される。SPSP中示唆画像561には、「チャンス!?」のテキストが白色により表示されている。
また、実行中示唆演出が行われる場合、実行中示唆演出を強調する実行中強調演出が行われる。実行中強調演出は、SPSP中示唆画像561(SPSPリーチ演出)を強調する演出としても捉えられる。第1態様の実行中示唆演出においては、第1実行中強調演出が行われる。第1実行中強調演出においては、図124(2)に示すように、第1実行中強調画像562が表示される。図示の例では、第1実行中強調画像562は、SPSP中示唆画像561における左側の周辺に表示されている。また、第1実行中強調演出においては、第1実行中強調画像562が動作表示される。
【0761】
次に、図124(3)に示すように、第1実行中強調画像562が、SPSP中示唆画像561における右側の周辺に移動するように動作表示される。
次に、図124(4)に示すように、第1実行中強調画像562が非表示になり、第1実行中強調演出が終了する。
図示を省略するが、この後、SPSP中示唆画像561が非表示になり、第1態様の実行中示唆演出が終了する。
ここで、第1態様の実行中示唆演出において、SPSP中示唆画像561の表示時間は1.5秒であり、第1実行中強調画像562の表示(動作表示)時間(第1実行中強調演出の実行時間)は0.6秒である。ただし、第1態様の実行中示唆演出における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0762】
図125は、第2態様の実行中示唆演出を示した図である。
第2態様の実行中示唆演出が開始されると、まず、図125(1)に示すように、SPSP中示唆画像561が表示される。SPSP中示唆画像561には、「期待!」のテキストが赤色により表示されている。
【0763】
次に、第2態様の実行中示唆演出において、第2実行中強調演出が行われる。第2実行中強調演出においては、図125(2)に示すように、第2実行中強調画像563が動作表示される。図示の例では、第2実行中強調画像563が、SPSP中示唆画像561のうちの「期」のテキスト部分を覆うように表示されている。
次に、図125(3)に示すように、第2実行中強調画像563が、SPSP中示唆画像561のうちの「待」のテキスト部分を覆う位置に移動するように動作表示される。
次に、図125(4)に示すように、第2実行中強調画像563が、SPSP中示唆画像561のうちの「!」のテキスト部分を覆う位置に移動するように動作表示される。
【0764】
次に、図125(5)に示すように、第2実行中強調画像563が非表示になり、第2実行中強調演出が終了する。
図示を省略するが、この後、SPSP中示唆画像561が非表示になり、第2態様の実行中示唆演出が終了する。
ここで、第2態様の実行中示唆演出において、SPSP中示唆画像561の表示時間は2秒であり、第2実行中強調画像563の表示(動作表示)時間(第2実行中強調演出の実行時間)は1.2秒である。ただし、第2態様の実行中示唆演出における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0765】
図126は、第3態様の実行中示唆演出を示した図である。
第3態様の実行中示唆演出が開始されると、まず、図126(1)に示すように、SPSP中示唆画像561が赤色により表示される。より具体的には、SPSP中示唆画像561が、画像表示部114における左側先端から右側に移動するように動作表示されることで、SPSP中示唆画像561のうちの「どき!」のテキスト部分が表示されている。
【0766】
次に、図126(2)に示すように、SPSP中示唆画像561が、更に右側に移動するように動作表示されることで、SPSP中示唆画像561の全体である「どき!どき!」のテキストが表示される。
次に、第3態様の実行中示唆演出において、第3実行中強調演出が行われる。第3実行中強調演出においては、図126(3)に示すように、SPSP中示唆画像561のうちの左側のテキスト部分である「どき!」が拡大するように動作表示される。
次に、図126(4)に示すように、SPSP中示唆画像561のうちの左側のテキスト部分である「どき!」が縮小するとともに右側のテキスト部分である「どき!」が拡大するように動作表示される。
次に、図126(5)に示すように、SPSP中示唆画像561のうちの右側のテキスト部分である「どき!」が縮小するように動作表示され、第3実行中強調演出が終了する。
【0767】
次に、図126(6)に示すように、SPSP中示唆画像561が右側に移動するように動作表示されることで、SPSP中示唆画像561のうちの左側のテキスト部分である「どき!」のみが表示される。
次に、図126(7)に示すように、SPSP中示唆画像561がさらに右側に移動するように動作表示されることで、SPSP中示唆画像561が非表示になり、第3態様の実行中示唆演出が終了する。
ここで、第3態様の実行中示唆演出において、SPSP中示唆画像561の表示時間は2.5秒であり、第3実行中強調演出の実行時間は1.4秒である。ただし、第3態様の実行中示唆演出における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0768】
図127は、第4態様の実行中示唆演出を示した図である。
第4態様の実行中示唆演出が開始されると、まず、図127(1)に示すように、SPSP中示唆画像561が表示される。SPSP中示唆画像561には、「ややチャンス!?」のテキストが白色により表示されている。
【0769】
次に、第4態様の実行中示唆演出において、第4実行中強調演出が行われる。第4実行中強調演出においては、図127(2)に示すように、第3実行中強調画像564が動作表示される。図示の例では、第3実行中強調画像564が、SPSP中示唆画像561のうちの「!?」のテキスト部分の周辺に表示されている。
次に、図127(3)に示すように、第3実行中強調画像564が、SPSP中示唆画像561のうちの「ンス」のテキスト部分の周辺に移動するように動作表示される。
次に、図127(4)に示すように、第3実行中強調画像564が、SPSP中示唆画像561のうちの「チャ」のテキスト部分の周辺に移動するように動作表示される。
次に、図127(5)に示すように、第3実行中強調画像564が、SPSP中示唆画像561のうちの「や」のテキスト部分の周辺に移動するように動作表示される。
【0770】
次に、図127(6)に示すように、第3実行中強調画像564が非表示になり、第4実行中強調演出が終了する。
図示を省略するが、この後、SPSP中示唆画像561が非表示になり、第4態様の実行中示唆演出が終了する。
ここで、第4態様の実行中示唆演出において、SPSP中示唆画像561の表示時間は1.4秒であり、第3実行中強調画像564の表示(動作表示)時間(第4実行中強調演出の実行時間)は1.2秒である。ただし、第4態様の実行中示唆演出における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0771】
図128は、第5態様の実行中示唆演出を示した図である。
第5態様の実行中示唆演出が開始されると、まず、図128(1)に示すように、SPSP中示唆画像561が表示される。SPSP中示唆画像561には、「いいかも!?」のテキストが表示されている。より具体的には、SPSP中示唆画像561には、「いい」のテキスト部分が白色により表示され、「かも!?」の部分が赤色により表示されている。
【0772】
次に、第5態様の実行中示唆演出において、第5実行中強調演出が行われる。第5実行中強調演出においては、図128(2)に示すように、第4実行中強調画像565が動作表示される。図示の例では、第4実行中強調画像565としての光を模した画像が、SPSP中示唆画像561のうちの「いい」のテキスト部分の周辺に表示されている。
次に、図128(3)に示すように、第4実行中強調画像565が、炎を模した表示態様に変化するとともに、SPSP中示唆画像561のうちの「も」のテキスト部分を覆うように動作表示される。
【0773】
次に、図128(4)に示すように、第4実行中強調画像565が非表示になり、第5実行中強調演出が終了する。
図示を省略するが、この後、SPSP中示唆画像561が非表示になり、第5態様の実行中示唆演出が終了する。
ここで、第5態様の実行中示唆演出において、SPSP中示唆画像561の表示時間は2秒であり、第4実行中強調画像565の表示(動作表示)時間(第5実行中強調演出の実行時間)は1秒である。ただし、第5態様の実行中示唆演出における各演出の実行時間は、何れの時間であってもよい。
【0774】
なお、第1実行中強調演出乃至第5実行中強調演出を特に区別することなく説明する場合、単に実行中強調演出と称することがある。
また、実行中示唆演出における各演出(SPSP中示唆画像561の表示、実行中強調演出の実行)は、繰り返されず、1回のみ行われる。
【0775】
ここで、実行中示唆演出は、実行態様に応じて、大当たり遊技が実行される確率(期待度)を示唆する。本実施形態では、第1態様の実行中示唆演出および第4態様の実行中示唆演出よりも、第2態様の実行中示唆演出、第3態様の実行中示唆演出、および第5態様の実行中示唆演出の方が、実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高い。言い換えると、SPSP中示唆画像561の表示色が白色である場合(図124(4)、図127(6)参照)よりも、SPSP中示唆画像561の表示色が赤色である場合(図125(5)、図126(5)、図128(4)参照)の方が、実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高い。
【0776】
なお、第2態様の実行中示唆演出、第3態様の実行中示唆演出、第5態様の実行中示唆演出の順番において、早い順番ほど、実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよい。また、第2態様の実行中示唆演出、第3態様の実行中示唆演出、第5態様の実行中示唆演出の順番において、遅い順番ほど、実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよい。
また、第1態様の実行中示唆演出よりも第4態様の実行中示唆演出の方が実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよいし、第4態様の実行中示唆演出よりも第1態様の実行中示唆演出の方が実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよい。
また、第1態様の実行中示唆演出よりも第4態様の実行中示唆演出の方が実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高く、第4態様の実行中示唆演出よりも第5態様の実行中示唆演出の方が実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよい。
【0777】
また、第1態様の開始時示唆演出、第4態様の開始時示唆演出、および第5態様の開始時示唆演出よりも、第2態様の実行中示唆演出、第3態様の実行中示唆演出、および第5態様の実行中示唆演出の方が、実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高い。言い換えると、SPSP開始画像556の表示色が白色である場合(図119(5)、図122(6)、図123(4)参照)よりも、SPSP中示唆画像561の表示色が赤色である場合(図125(5)、図126(5)、図128(4)参照)の方が、実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高い。
また、第1態様の実行中示唆演出および第4態様の実行中示唆演出よりも、第2態様の開始時示唆演出および第3態様の開始時示唆演出の方が、実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高い。言い換えると、SPSP中示唆画像561の表示色が白色である場合(図124(4)、図127(6)参照)よりも、SPSP開始画像556の表示色が赤色である場合(図120(6)、図121(5)参照)の方が、実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高い。ただし、第2態様の開始時示唆演出および第3態様の開始時示唆演出よりも、第4態様の実行中示唆演出の方が、実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよい。
また、第2態様の開始時示唆演出および第3態様の開始時示唆演出よりも、第5態様の実行中示唆演出の方が、実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよい。
【0778】
なお、第1態様の開始時示唆演出よりも第1態様の実行中示唆演出の方が実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよいし、第1態様の実行中示唆演出よりも第1態様の開始時示唆演出の方が実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよい。
また、第2態様の開始時示唆演出よりも第2態様の実行中示唆演出の方が実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよいし、第2態様の実行中示唆演出よりも第2態様の開始時示唆演出の方が実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよい。
また、第3態様の開始時示唆演出よりも第3態様の実行中示唆演出の方が実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよいし、第3態様の実行中示唆演出よりも第3態様の開始時示唆演出の方が実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよい。
また、第4態様の開始時示唆演出よりも第4態様の実行中示唆演出の方が実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよいし、第4態様の実行中示唆演出よりも第4態様の開始時示唆演出の方が実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよい。
また、第5態様の開始時示唆演出よりも第5態様の実行中示唆演出の方が実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよいし、第5態様の実行中示唆演出よりも第5態様の開始時示唆演出の方が実行された場合に大当たり遊技が実行される確率(期待度)が高くてもよい。
【0779】
また、SPSP中示唆画像561および実行中強調画像は、大当たり遊技が実行される期待度を示唆する示唆画像として捉えられる。また、SPSP中示唆画像561は、示唆画像の特定部と捉えられ、実行中強調画像は、示唆画像において特定部を強調する強調部として捉えられる。
また、第3態様の実行中示唆演出のように、SPSP中示唆画像561のうちの動作表示される部分(図126(3)参照)は、特定部(SPSP中示唆画像561)を強調する強調部として捉えられる。
すなわち、示唆画像において、特定部と強調部とは、一体に設けられてもよいし、別々に設けられてもよい。
【0780】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、表示するSPSP中示唆画像561の態様に応じて、実行中強調画像の表示態様を異ならせることが可能である。
この場合、SPSP中示唆画像561の態様の多様性をより際立たせることができる。
【0781】
図129(1)は、第1態様乃至第5態様の開始時示唆演出における各演出の実行時間を示した図である。
図129(1)には、開始時示唆演出の実行態様ごとに、SPSP開始画像556の表示時間および開始時強調演出の実行時間が示されている。
また、図129(2)は、第1態様乃至第5態様の実行中示唆演出における各演出の実行時間を示した図である。
図129(2)には、実行中示唆演出の実行態様ごとに、SPSP中示唆画像561の表示時間および実行中強調演出の実行時間が示されている。
【0782】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、開始時示唆演出および実行中示唆演出において、強調演出の実行時間を異ならせる(図129(1)、(2)参照)ことが可能である。
そのため、実行される示唆演出に応じた、SPSPリーチ演出への着目のさせ方の多様性を遊技者に感じさせることができる。
なお、演出制御部300は、開始時示唆演出および実行中示唆演出において、強調演出の実行時間を共通にしてもよい。
【0783】
また、本実施形態では、演出制御部300は、開始時示唆演出の実行態様に応じて、SPSP開始画像556の表示時間および開始時強調演出の実行時間を何れも異ならせることが可能である。
そのため、実行される開始時示唆演出の実行態様に応じた、SPSPリーチ演出への着目のさせ方の多様性を遊技者に感じさせることができる。
なお、演出制御部300は、開始時示唆演出の各実行態様において、SPSP開始画像556の表示時間を共通にし、開始時強調演出の実行時間を異ならせてもよい。また、開始時示唆演出の各実行態様において、開始時強調演出の実行時間を共通にし、SPSP開始画像556の表示時間を異ならせてもよい。また、開始時示唆演出の各実行態様において、SPSP開始画像556の表示時間および開始時強調演出の実行時間を何れも共通にしてもよい。
また、開始時示唆演出の各実行態様におけるSPSP開始画像556の表示時間は、図129(1)に示した例とは長短関係が逆であってもよい。また、開始時示唆演出の各実行態様における開始時強調演出の実行時間は、図129(1)に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0784】
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行中示唆演出の実行態様に応じて、SPSP中示唆画像561の表示時間および実行中強調演出の実行時間を何れも異ならせることが可能である。
そのため、実行される実行中示唆演出の実行態様に応じた、SPSPリーチ演出への着目のさせ方の多様性を遊技者に感じさせることができる。
なお、演出制御部300は、実行中示唆演出の各実行態様において、SPSP中示唆画像561の表示時間を共通にし、実行中強調演出の実行時間を異ならせてもよい。また、実行中示唆演出の各実行態様において、実行中強調演出の実行時間を共通にし、SPSP中示唆画像561の表示時間を異ならせてもよい。また、実行中示唆演出の各実行態様において、SPSP中示唆画像561の表示時間および実行中強調演出の実行時間を何れも共通にしてもよい。
また、実行中示唆演出の各実行態様におけるSPSP中示唆画像561の表示時間は、図129(2)に示した例とは長短関係が逆であってもよい。また、実行中示唆演出の各実行態様における実行中強調演出の実行時間は、図129(2)に示した例とは長短関係が逆であってもよい。また、実行中示唆演出の各実行態様におけるSPSP中示唆画像561の表示時間と実行中強調演出の実行時間とは、図129(2)に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0785】
また、本実施形態では、演出制御部300は、開始時示唆演出の各実行態様において、SPSP開始画像556の表示時間と開始時強調演出の実行時間とを異ならせることが可能である。
そのため、SPSP開始画像556の表示時間および開始時強調演出の実行時間が同一である場合に比べて、SPSP開始画像556の表示時間および開始時強調演出の実行時間の各々を遊技者に着目させ易くすることができる。
なお、演出制御部300は、開始時示唆演出の各実行態様において、SPSP開始画像556の表示時間と開始時強調演出の実行時間とを共通にしてもよい。
また、開始時示唆演出の各実行態様におけるSPSP開始画像556の表示時間と開始時強調演出の実行時間とは、図129(1)に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0786】
(大当たり演出の実行態様)
次に、大当たり演出の実行態様について説明する。大当たり演出は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たり(小当たり)であることを報知または示唆する演出である。
本実施形態の大当たり演出には、第1大当たり演出乃至第5大当たり演出があり、実行される大当たり演出に応じて種々の演出が行われる。
図130および図131は、第1大当たり演出の実行態様を示した図である。
第1大当たり演出が実行される場合、第1大当たり演出の開始前に、図130(1)に示すように、第8操作後強調画像520が表示される。
【0787】
次に、第1大当たり演出が開始されると、図130(2)に示すように、まず、特別図柄抽選の抽選結果が大当たり(小当たり)であることを報知または示唆する第1大当たり報知音が出力される。
次に、図130(3)に示すように、振動演出が開始される。
次に、図130(4)に示すように、演出ボタン161の虹色による発光が開始される。より具体的には、演出ボタン161が、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番に発光することで、演出ボタン161が虹色に発光しているように視認される。また、演出ボタン161は、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番の発光を、周期的に行う。
【0788】
次に、図130(5)に示すように、第1大当たり強調画像566が表示される。図示の例では、第1大当たり強調画像566において、画像表示部114の表示領域の四隅に、マークが表示されている。より具体的には、画像表示部114の右上隅、右下隅、左下隅、左上隅の順に、〇、△、□、◇のマークが表示されている。また、第1大当たり強調画像566は、時計回り方向に回転するように動作表示される。
次に、図130(6)に示すように、ランプLの虹色による発光が開始される。より具体的には、ランプLが、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番に発光することで、ランプLが虹色に発光しているように視認される。また、ランプLは、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番の発光を、周期的に行う。また、第1大当たり強調画像566においては、動作表示が継続しており、画像表示部114の右上隅、右下隅、左下隅、左上隅の順に、◇、〇、△、□のマークが表示されている。
【0789】
次に、図130(7)に示すように、役物演出が開始され、中可動役物115Bが下側への移動を開始する。なお、この役物演出は、第4役物演出としても捉えられる。また、第1大当たり強調画像566においては、動作表示が継続しており、画像表示部114の右上隅、右下隅、左下隅、左上隅の順に、□、◇、〇、△のマークが表示されている。
次に、図130(8)に示すように、中可動役物115Bが、更に下側に移動し、画像表示部114における上下方向の中央部と重なる位置で停止する。また、中可動役物115Bの虹色による発光が開始される。より具体的には、中可動役物115Bが、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番に発光することで、中可動役物115Bが虹色に発光しているように視認される。また、中可動役物115Bは、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番の発光を、周期的に行う。また、第1大当たり強調画像566においては、動作表示が継続しており、画像表示部114の右上隅、右下隅、左下隅、左上隅の順に、△、□、◇、〇のマークが表示されている。
【0790】
次に、図131(9)に示すように、第1大当たり強調画像566において、動作表示が継続しており、画像表示部114の右上隅、右下隅、左下隅、左上隅の順に、〇、△、□、◇のマークが表示され、図130(5)と同じ表示態様になる。
図示を省略するが、この後、第1大当たり強調画像566は、図130(6)乃至(8)、図131(9)に示す動作表示を、周期的に繰り返す。
次に、図131(10)に示すように、振動演出が終了する。
次に、図131(11)に示すように、演出ボタン161が、虹色による発光を終了し、消灯する。
次に、図131(12)に示すように、第1大当たり強調画像566が非表示になる。
【0791】
次に、図131(13)に示すように、中可動役物115Bが、上側に移動し、停止する。なお、図131(13)には中可動役物115Bが図示されているが、このとき、中可動役物115Bは、役物演出の開始前の位置に戻っている。
次に、図131(14)に示すように、第1大当たり報知音の出力が終了する。
次に、図131(15)に示すように、ランプLが、虹色による発光を終了し、白色に発光する。
次に、図131(16)に示すように、中可動役物115Bが虹色による発光を終了し、消灯する。これにより、第1大当たり演出が終了する。
【0792】
図132は、第1大当たり演出における各演出の実行タイミングを示した図である。
第1大当たり演出においては、まず、時点T0において、大当たり報知音(第1大当たり報知音)の出力が開始される。
次に、時点T1において、振動演出が開始される。
次に、時点T2において、演出ボタン161の虹色による発光が開始される。
次に、時点T3において、大当たり強調画像(第1大当たり強調画像566)の表示が開始される。
次に、時点T4において、ランプLの虹色による発光が開始される。
次に、時点T5において、役物演出(第4役物演出)が開始される。
次に、時点T6において、中可動役物115Bの虹色による発光が開始される。
【0793】
次に、時点T7において、振動演出が終了する。振動演出の実行時間は、13.2秒である。
次に、時点T8において、演出ボタン161の虹色による発光が終了する。演出ボタン161の、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番による発光の周期(演出ボタン161が赤色による発光を開始してから次に再び赤色による発光を開始するまでの時間)は、1.5秒である。また、演出ボタン161の虹色による発光時間は、13.5秒である。
次に、時点T9において、大当たり強調画像(第1大当たり強調画像566)が非表示になる。第1大当たり強調画像566の動作表示の周期は、1.6秒である。また、第1大当たり強調画像566の表示(動作表示)時間は、13.8秒である。
【0794】
次に、時点T10において、役物演出(第4役物演出)が終了する。第4役物演出の実行時間は、14.1秒である。
次に、時点T11において、大当たり報知音(第1大当たり報知音)の出力が終了する。第1大当たり報知音の出力時間は、15秒である。
次に、時点T12において、ランプLの虹色による発光が終了する。ランプLの、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番による発光の周期(ランプLが赤色による発光を開始してから次に再び赤色による発光を開始するまでの時間)は、1.7秒である。また、ランプLの虹色による発光時間は、14.7秒である。
次に、時点T13において、中可動役物115Bの虹色による発光が終了する。中可動役物115Bの、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番による発光の周期(中可動役物115Bが赤色による発光を開始してから次に再び赤色による発光を開始するまでの時間)は、1.4秒である。また、中可動役物115Bの虹色による発光時間は、14.4秒である。
なお、第1大当たり演出における各演出の実行時間および周期は、何れの時間であってもよい。
【0795】
図133および図134は、第2大当たり演出の実行態様を示した図である。
第2大当たり演出が実行される場合、第2大当たり演出の開始前に、図133(1)に示すように、第1操作後強調画像510が表示される。
次に、第2大当たり演出が開始されると、図133(2)に示すように、まず、特別図柄抽選の抽選結果が大当たり(小当たり)であることを報知または示唆する第2大当たり報知音が出力される。
次に、図133(3)に示すように、振動演出が開始される。
次に、図133(4)に示すように、演出ボタン161の虹色による発光が開始される。より具体的には、演出ボタン161が、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番に発光することで、演出ボタン161が虹色に発光しているように視認される。また、演出ボタン161は、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番の発光を、周期的に行う。
【0796】
次に、図133(5)に示すように、第2大当たり強調画像567が表示される。図示の例では、第2大当たり強調画像567において、画像表示部114の右上隅と左下隅とに、マークが表示されている。より具体的には、画像表示部114の右上隅、左下隅の順に、☆、▽のマークが表示されている。また、第2大当たり強調画像567は、時計回り方向に回転するように動作表示される。
次に、図133(6)に示すように、ランプLの虹色による発光が開始される。より具体的には、ランプLが、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番に発光することで、ランプLが虹色に発光しているように視認される。また、ランプLは、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番の発光を、周期的に行う。また、第2大当たり強調画像567においては、動作表示が継続しており、画像表示部114の右下隅、左上隅の順に、☆、▽のマークが表示されている。
【0797】
次に、図133(7)に示すように、第2大当たり強調画像567において、動作表示が継続しており、画像表示部114の右上隅、左下隅の順に、▽、☆のマークが表示されている。
次に、図133(8)に示すように、第2大当たり強調画像567において、動作表示が継続しており、画像表示部114の右下隅、左上隅の順に、▽、☆のマークが表示されている。
【0798】
次に、図134(9)に示すように、第2大当たり強調画像567において、動作表示が継続しており、画像表示部114の右上隅、左下隅の順に、☆、▽のマークが表示され、図133(5)と同じ表示態様になる。
図示を省略するが、この後、第2大当たり強調画像567は、図133(6)乃至(8)、図134(9)に示す動作表示を、周期的に繰り返す。
次に、図134(10)に示すように、振動演出が終了する。
次に、図134(11)に示すように、演出ボタン161が、虹色による発光を終了し、消灯する。
次に、図134(12)に示すように、第2大当たり強調画像567が非表示になる。
次に、図134(13)に示すように、第2大当たり報知音の出力が終了する。
次に、図134(14)に示すように、ランプLが、虹色による発光を終了し、白色に発光する。これにより、第2大当たり演出が終了する。
【0799】
ここで、第2大当たり報知音の出力時間は、9秒である。
また、振動演出の実行時間は、7.8秒である。
また、演出ボタン161の、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番による発光の周期(演出ボタン161が赤色による発光を開始してから次に再び赤色による発光を開始するまでの時間)は、2.1秒である。また、演出ボタン161の虹色による発光時間は、8.1秒である。
また、第2大当たり強調画像567の動作表示の周期は、2.2秒である。また、第2大当たり強調画像567の表示(動作表示)時間は、8.4秒である。
また、ランプLの、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番による発光の周期(ランプLが赤色による発光を開始してから次に再び赤色による発光を開始するまでの時間)は、2.3秒である。また、ランプLの虹色による発光時間は、8.7秒である。
なお、第2大当たり演出における各演出の実行時間および周期は、何れの時間であってもよい。
【0800】
また、第2大当たり演出における、大当たり報知音(第2大当たり報知音)の出力開始タイミング、振動演出の開始タイミング、演出ボタン161の虹色による発光開始タイミング、大当たり強調画像(第2大当たり強調画像567)の表示開始タイミング、ランプLの虹色による発光開始タイミング、振動演出の終了タイミング、演出ボタン161の虹色による発光終了タイミング、大当たり強調画像(第2大当たり強調画像567)の非表示タイミング、大当たり報知音(第2大当たり報知音)の出力終了タイミングおよびランプLの虹色による発光終了タイミングの前後関係は、第1大当たり演出(図132参照)と同じである。
【0801】
図135および図136は、第3大当たり演出の実行態様を示した図である。
第3大当たり演出が実行される場合、第3大当たり演出の開始前に、図135(1)に示すように、第14操作後強調画像526が表示される。
次に、第3大当たり演出が開始されると、図135(2)に示すように、まず、特別図柄抽選の抽選結果が大当たり(小当たり)であることを報知または示唆する第3大当たり報知音が出力される。
次に、図135(3)に示すように、振動演出が開始される。
次に、図135(4)に示すように、演出ボタン161の虹色による発光が開始される。より具体的には、演出ボタン161が、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番に発光することで、演出ボタン161が虹色に発光しているように視認される。また、演出ボタン161は、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番の発光を、周期的に行う。
【0802】
次に、図135(5)に示すように、第3大当たり強調画像568が表示される。図示の例では、第3大当たり強調画像568において、画像表示部114の中央部に☆のマークが表示されるとともに、画像表示部114における上部に〇のマークが表示されている。また、第3大当たり強調画像568は、時計回り方向に移動するように動作表示される。
次に、図135(6)に示すように、ランプLの虹色による発光が開始される。より具体的には、ランプLが、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番に発光することで、ランプLが虹色に発光しているように視認される。また、ランプLは、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番の発光を、周期的に行う。また、第3大当たり強調画像568においては、動作表示が継続しており、〇のマークが、小図柄56の表示領域と重なる領域であって小図柄56よりも後側のレイヤに表示される。なお、図示の例では、第3大当たり強調画像568における〇のマークは、小図柄56に隠れて視認困難または視認不能になっている。
【0803】
次に、図135(7)に示すように、役物演出が開始され、右可動役物115Cが下側への移動を開始する。なお、この役物演出は、第5役物演出としても捉えられる。また、第3大当たり強調画像568においては、動作表示が継続しており、画像表示部114における下部に〇のマークが表示されている。
次に、図135(8)に示すように、右可動役物115Cが、更に下側に移動し、画像表示部114における上下方向の中央部と重なる位置で停止する。また、右可動役物115Cの虹色による発光が開始される。より具体的には、右可動役物115Cが、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番に発光することで、右可動役物115Cが虹色に発光しているように視認される。また、右可動役物115Cは、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番の発光を、周期的に行う。また、第3大当たり強調画像568においては、動作表示が継続しており、画像表示部114における左側に〇のマークが表示されている。
【0804】
次に、図136(9)に示すように、第3大当たり強調画像568において、動作表示が継続しており、画像表示部114における上部に〇のマークが表示され、図135(5)と同じ表示態様になる。
図示を省略するが、この後、第3大当たり強調画像568は、図135(6)乃至(8)、図136(9)に示す動作表示を、周期的に繰り返す。
次に、図136(10)に示すように、振動演出が終了する。
次に、図136(11)に示すように、演出ボタン161が、虹色による発光を終了し、消灯する。
次に、図136(12)に示すように、第3大当たり強調画像568が非表示になる。
【0805】
次に、図136(13)に示すように、右可動役物115Cが、上側に移動し、停止する。なお、図136(13)には右可動役物115Cが図示されているが、このとき、右可動役物115Cは、役物演出の開始前の位置に戻っている。
次に、図136(14)に示すように、第3大当たり報知音の出力が終了する。
次に、図136(15)に示すように、ランプLが、虹色による発光を終了し、白色に発光する。
次に、図136(16)に示すように、右可動役物115Cが虹色による発光を終了し、消灯する。これにより、第3大当たり演出が終了する。
【0806】
ここで、第3大当たり報知音の出力時間は、11秒である。
また、振動演出の実行時間は、9.2秒である。
また、演出ボタン161の、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番による発光の周期(演出ボタン161が赤色による発光を開始してから次に再び赤色による発光を開始するまでの時間)は、1.7秒である。また、演出ボタン161の虹色による発光時間は、9.5秒である。
また、第3大当たり強調画像568の動作表示の周期は、1.8秒である。また、第3大当たり強調画像568の表示(動作表示)時間は、9.8秒である。
また、第5役物演出の実行時間は、10.1秒である。
また、右可動役物115Cの、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番による発光の周期(右可動役物115Cが赤色による発光を開始してから次に再び赤色による発光を開始するまでの時間)は、1.6秒である。また、右可動役物115Cの虹色による発光時間は、10.4秒である。
また、ランプLの、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番による発光の周期(ランプLが赤色による発光を開始してから次に再び赤色による発光を開始するまでの時間)は、1.9秒である。また、ランプLの虹色による発光時間は、10.7秒である。
なお、第3大当たり演出における各演出の実行時間および周期は、何れの時間であってもよい。
【0807】
また、第3大当たり演出における、大当たり報知音(第3大当たり報知音)の出力開始タイミング、振動演出の開始タイミング、演出ボタン161の虹色による発光開始タイミング、大当たり強調画像(第3大当たり強調画像568)の表示開始タイミング、ランプLの虹色による発光開始タイミング、役物演出(第5役物演出)の開始タイミング、可動役物115(右可動役物115C)の虹色による発光開始タイミング、振動演出の終了タイミング、演出ボタン161の虹色による発光終了タイミング、大当たり強調画像(第3大当たり強調画像568)の非表示タイミング、役物演出(第5役物演出)の終了タイミング、大当たり報知音(第3大当たり報知音)の出力終了タイミング、ランプLの虹色による発光終了タイミング、および可動役物115(右可動役物115C)の虹色による発光終了タイミングの前後関係は、第1大当たり演出(図132参照)と同じである。
【0808】
図137および図138は、第4大当たり演出の実行態様を示した図である。
第4大当たり演出が実行される場合、第4大当たり演出の開始前に、図137(1)に示すように、第16操作後強調画像529が表示される。
次に、第4大当たり演出が開始されると、図137(2)に示すように、まず、特別図柄抽選の抽選結果が大当たり(小当たり)であることを報知または示唆する第4大当たり報知音が出力される。
次に、図137(3)に示すように、振動演出が開始される。
次に、図137(4)に示すように、演出ボタン161の虹色による発光が開始される。より具体的には、演出ボタン161が、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番に発光することで、演出ボタン161が虹色に発光しているように視認される。また、演出ボタン161は、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番の発光を、周期的に行う。
【0809】
次に、図137(5)に示すように、第4大当たり強調画像569が表示される。図示の例では、第4大当たり強調画像569において、画像表示部114における下部において、右側から左側に向かって順番に、〇、△、□、◇のマークが表示されている。また、第4大当たり強調画像569は、表示されている画像が画像表示部114における右側から左側に移動し、画像表示部114における左側先端を通過した画像は再び画像表示部114における右側先端に表示され左側に移動するように、動作表示される。
次に、図137(6)に示すように、ランプLの虹色による発光が開始される。より具体的には、ランプLが、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番に発光することで、ランプLが虹色に発光しているように視認される。また、ランプLは、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番の発光を、周期的に行う。また、第4大当たり強調画像569においては、動作表示が継続しており、画像表示部114における下部において、右側から左側に向かって順番に、◇、〇、△、□のマークが表示されている。
【0810】
次に、図137(7)に示すように、役物演出が開始され、3つの可動役物115が下側への移動を開始する。なお、この役物演出は、第6役物演出としても捉えられる。また、第4大当たり強調画像569においては、動作表示が継続しており、画像表示部114における下部において、右側から左側に向かって順番に、□、◇、〇、△のマークが表示されている。
次に、図137(8)に示すように、3つの可動役物115が、更に下側に移動し、画像表示部114における上下方向の中央部と重なる位置で停止する。また、3つの可動役物115の虹色による発光が開始される。より具体的には、3つの可動役物115が、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番に発光することで、3つの可動役物115が虹色に発光しているように視認される。また、3つの可動役物115は、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番の発光を、周期的に行う。また、第4大当たり強調画像569においては、動作表示が継続しており、画像表示部114における下部において、右側から左側に向かって順番に、△、□、◇、〇のマークが表示されている。
【0811】
次に、図138(9)に示すように、第4大当たり強調画像569において、動作表示が継続しており、画像表示部114における下部において、右側から左側に向かって順番に、〇、△、□、◇のマークが表示され、図137(5)と同じ表示態様になる。
図示を省略するが、この後、第4大当たり強調画像569は、図137(6)乃至(8)、図138(9)に示す動作表示を、周期的に繰り返す。
次に、図138(10)に示すように、振動演出が終了する。
次に、図138(11)に示すように、演出ボタン161が、虹色による発光を終了し、消灯する。
次に、図138(12)に示すように、第4大当たり強調画像569が非表示になる。
【0812】
次に、図138(13)に示すように、3つの可動役物115が、上側に移動し、停止する。なお、図138(13)には3つの可動役物115が図示されているが、このとき、3つの可動役物115は、役物演出の開始前の位置に戻っている。
次に、図138(14)に示すように、第4大当たり報知音の出力が終了する。
次に、図138(15)に示すように、ランプLが、虹色による発光を終了し、白色に発光する。
次に、図138(16)に示すように、3つの可動役物115が虹色による発光を終了し、消灯する。これにより、第4大当たり演出が終了する。
【0813】
ここで、第4大当たり報知音の出力時間は、10秒である。
また、振動演出の実行時間は、8.2秒である。
また、演出ボタン161の、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番による発光の周期(演出ボタン161が赤色による発光を開始してから次に再び赤色による発光を開始するまでの時間)は、1.1秒である。また、演出ボタン161の虹色による発光時間は、8.5秒である。
また、第4大当たり強調画像569の動作表示の周期は、1.2秒である。また、第4大当たり強調画像569の表示(動作表示)時間は、8.8秒である。
また、第6役物演出の実行時間は、9.1秒である。
また、3つの可動役物115の、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番による発光の周期(3つの可動役物115が赤色による発光を開始してから次に再び赤色による発光を開始するまでの時間)は、1秒である。また、3つの可動役物115の虹色による発光時間は、9.4秒である。
また、ランプLの、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番による発光の周期(ランプLが赤色による発光を開始してから次に再び赤色による発光を開始するまでの時間)は、1.3秒である。また、ランプLの虹色による発光時間は、9.7秒である。
なお、第4大当たり演出における各演出の実行時間および周期は、何れの時間であってもよい。
【0814】
また、第4大当たり演出における、大当たり報知音(第4大当たり報知音)の出力開始タイミング、振動演出の開始タイミング、演出ボタン161の虹色による発光開始タイミング、大当たり強調画像(第4大当たり強調画像569)の表示開始タイミング、ランプLの虹色による発光開始タイミング、役物演出(第6役物演出)の開始タイミング、可動役物115(3つの可動役物115)の虹色による発光開始タイミング、振動演出の終了タイミング、演出ボタン161の虹色による発光終了タイミング、大当たり強調画像(第4大当たり強調画像569)の非表示タイミング、役物演出(第6役物演出)の終了タイミング、大当たり報知音(第4大当たり報知音)の出力終了タイミング、ランプLの虹色による発光終了タイミング、および可動役物115(3つの可動役物115)の虹色による発光終了タイミングの前後関係は、第1大当たり演出(図132参照)と同じである。
【0815】
図139および図140は、第5大当たり演出の実行態様を示した図である。
第5大当たり演出が実行される場合、第5大当たり演出の開始前に、図139(1)に示すように、第19操作後強調画像535が表示される。
次に、第5大当たり演出が開始されると、図139(2)に示すように、まず、特別図柄抽選の抽選結果が大当たり(小当たり)であることを報知または示唆する第5大当たり報知音が出力される。
次に、図139(3)に示すように、振動演出が開始される。
次に、図139(4)に示すように、演出ボタン161の虹色による発光が開始される。より具体的には、演出ボタン161が、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番に発光することで、演出ボタン161が虹色に発光しているように視認される。また、演出ボタン161は、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番の発光を、周期的に行う。
【0816】
次に、図139(5)に示すように、第5大当たり強調画像570が表示される。図示の例では、第5大当たり強調画像570において、画像表示部114における右上隅に☆のマークが表示されている。また、第5大当たり強調画像570は、時計回り方向に回転するように動作表示される。
次に、図139(6)に示すように、ランプLの虹色による発光が開始される。より具体的には、ランプLが、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番に発光することで、ランプLが虹色に発光しているように視認される。また、ランプLは、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番の発光を、周期的に行う。また、第5大当たり強調画像570においては、動作表示が継続しており、画像表示部114における右下隅に☆のマークが表示されている。
【0817】
次に、図139(7)に示すように、役物演出が開始され、3つの可動役物115が下側への移動を開始する。なお、この役物演出は、第7役物演出としても捉えられる。また、第5大当たり強調画像570においては、動作表示が継続しており、画像表示部114における左下隅に☆のマークが表示されている。
次に、図139(8)に示すように、3つの可動役物115が、更に下側に移動し、画像表示部114における上下方向の中央部と重なる位置で停止する。また、3つの可動役物115の虹色による発光が開始される。より具体的には、3つの可動役物115が、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番に発光することで、3つの可動役物115が虹色に発光しているように視認される。また、3つの可動役物115は、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番の発光を、周期的に行う。また、第5大当たり強調画像570においては、動作表示が継続しており、画像表示部114における左上隅に☆のマークが表示されている。
【0818】
次に、図140(9)に示すように、第5大当たり強調画像570において、動作表示が継続しており、画像表示部114における右上隅に☆のマークが表示され、図139(5)と同じ表示態様になる。
図示を省略するが、この後、第5大当たり強調画像570は、図139(6)乃至(8)、図140(9)に示す動作表示を、周期的に繰り返す。
次に、図140(10)に示すように、振動演出が終了する。
次に、図140(11)に示すように、演出ボタン161が、虹色による発光を終了し、消灯する。
次に、図140(12)に示すように、第5大当たり強調画像570が非表示になる。
【0819】
次に、図140(13)に示すように、3つの可動役物115が、上側に移動し、停止する。なお、図140(13)には3つの可動役物115が図示されているが、このとき、3つの可動役物115は、役物演出の開始前の位置に戻っている。
次に、図140(14)に示すように、第5大当たり報知音の出力が終了する。
次に、図140(15)に示すように、ランプLが、虹色による発光を終了し、白色に発光する。
次に、図140(16)に示すように、3つの可動役物115が虹色による発光を終了し、消灯する。これにより、第5大当たり演出が終了する。
【0820】
ここで、第5大当たり報知音の出力時間は、8秒である。
また、振動演出の実行時間は、6.2秒である。
また、演出ボタン161の、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番による発光の周期(演出ボタン161が赤色による発光を開始してから次に再び赤色による発光を開始するまでの時間)は、0.7秒である。また、演出ボタン161の虹色による発光時間は、6.5秒である。
また、第5大当たり強調画像570の動作表示の周期は、0.8秒である。また、第5大当たり強調画像570の表示(動作表示)時間は、6.8秒である。
また、第7役物演出の実行時間は、7.1秒である。
また、3つの可動役物115の、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番による発光の周期(3つの可動役物115が赤色による発光を開始してから次に再び赤色による発光を開始するまでの時間)は、0.6秒である。また、3つの可動役物115の虹色による発光時間は、7.4秒である。
また、ランプLの、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番による発光の周期(ランプLが赤色による発光を開始してから次に再び赤色による発光を開始するまでの時間)は、0.9秒である。また、ランプLの虹色による発光時間は、7.7秒である。
なお、第5大当たり演出における各演出の実行時間および周期は、何れの時間であってもよい。
【0821】
また、第5大当たり演出における、大当たり報知音(第5大当たり報知音)の出力開始タイミング、振動演出の開始タイミング、演出ボタン161の虹色による発光開始タイミング、大当たり強調画像(第5大当たり強調画像570)の表示開始タイミング、ランプLの虹色による発光開始タイミング、役物演出(第7役物演出)の開始タイミング、可動役物115(3つの可動役物115)の虹色による発光開始タイミング、振動演出の終了タイミング、演出ボタン161の虹色による発光終了タイミング、大当たり強調画像(第5大当たり強調画像570)の非表示タイミング、役物演出(第7役物演出)の終了タイミング、大当たり報知音(第5大当たり報知音)の出力終了タイミング、ランプLの虹色による発光終了タイミング、および可動役物115(3つの可動役物115)の虹色による発光終了タイミングの前後関係は、第1大当たり演出(図132参照)と同じである。
【0822】
また、以下では、第1大当たり報知音乃至第5大当たり報知音を特に区別することなく説明する場合、単に大当たり報知音と称することがある。
また、各種の大当たり強調画像(第1大当たり強調画像566、第3大当たり強調画像568、第4大当たり強調画像569、第5大当たり強調画像570)は、上述の通り、役物演出の実行中に行われる。そして、各種の大当たり強調画像が表示されると、この大当たり強調画像と重なっている可動役物115が着目され易くなる。そのため、各種の大当たり強調画像の表示は、可動役物115(役物演出)を強調する強調演出としても捉えられる。
【0823】
図141は、第1大当たり演出乃至第5大当たり演出における各演出の実行時間および周期を示した図である。
図141には、大当たり演出ごとに、大当たり報知音(第1大当たり報知音乃至第5大当たり報知音)の出力時間、ランプLの虹色による発光時間、可動役物115の虹色による発光時間、役物演出(第4役物演出乃至第7役物演出)の実行時間、大当たり強調画像(第1大当たり強調画像566乃至第5大当たり強調画像570)の表示時間(動作表示時間)、演出ボタン161の虹色による発光時間、振動演出の実行時間、ランプLの虹色による発光周期、可動役物115の虹色による発光周期、大当たり強調画像(第1大当たり強調画像566乃至第5大当たり強調画像570)の動作表示の周期、演出ボタン161の虹色による発光周期が示されている。
【0824】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、実行される大当たり演出に応じて、大当たり報知音の種類および大当たり報知音の出力時間を異ならせることが可能である。そのため、大当たり遊技が実行されることの遊技者への認識のさせ方を、実行される大当たり演出に応じて多様化させることができる。
なお、演出制御部300は、各大当たり演出において、大当たり報知音の種類を共通にして、大当たり報知音の出力時間を異ならせてもよい。また、各大当たり演出において、大当たり報知音の出力時間を共通にして、大当たり報知音の種類を異ならせてもよい。また、各大当たり演出において、大当たり報知音の種類および大当たり報知音の出力時間を何れも共通にしてもよい。
また、各大当たり演出における大当たり報知音の出力時間は、図141に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0825】
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行される大当たり演出に応じて、ランプLの発光時間およびランプLの発光態様(発光周期)を異ならせることが可能である。そのため、大当たり遊技が実行されることの遊技者への認識のさせ方を、実行される大当たり演出に応じて多様化させることができる。
なお、演出制御部300は、各大当たり演出において、ランプLの発光時間を共通にして、ランプLの発光態様(発光周期)を異ならせてもよい。また、各大当たり演出において、ランプLの発光態様(発光周期)を共通にして、ランプLの発光時間を異ならせてもよい。また、各大当たり演出において、ランプLの発光時間およびランプLの発光態様(発光周期)を何れも共通にしてもよい。
また、各大当たり演出におけるランプLの発光時間は、図141に示した例とは長短関係が逆であってもよい。また、各大当たり演出におけるランプLの発光周期は、図141に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0826】
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行される大当たり演出に応じて、可動役物115の発光時間および可動役物115の発光態様(発光周期)を異ならせることが可能である。そのため、大当たり遊技が実行されることの遊技者への認識のさせ方を、実行される大当たり演出に応じて多様化させることができる。
なお、演出制御部300は、各大当たり演出(第1大当たり演出、第3大当たり演出乃至第5大当たり演出)において、可動役物115の発光時間を共通にして、可動役物115の発光態様(発光周期)を異ならせてもよい。また、各大当たり演出(第1大当たり演出、第3大当たり演出乃至第5大当たり演出)において、可動役物115の発光態様(発光周期)を共通にして、可動役物115の発光時間を異ならせてもよい。また、各大当たり演出(第1大当たり演出、第3大当たり演出乃至第5大当たり演出)において、可動役物115の発光時間および可動役物115の発光態様(発光周期)を何れも共通にしてもよい。
また、各大当たり演出(第1大当たり演出、第3大当たり演出乃至第5大当たり演出)における可動役物115の発光時間は、図141に示した例とは長短関係が逆であってもよい。また、各大当たり演出(第1大当たり演出、第3大当たり演出乃至第5大当たり演出)における可動役物115の発光周期は、図141に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0827】
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行される大当たり演出に応じて、役物演出の種類および役物演出の実行時間を異ならせることが可能である。そのため、大当たり遊技が実行されることの遊技者への認識のさせ方を、実行される大当たり演出に応じて多様化させることができる。
なお、演出制御部300は、各大当たり演出(第1大当たり演出、第3大当たり演出乃至第5大当たり演出)において、役物演出の種類を共通にして、役物演出の実行時間を異ならせてもよい。また、各大当たり演出(第1大当たり演出、第3大当たり演出乃至第5大当たり演出)において、役物演出の実行時間を共通にして、役物演出の種類を異ならせてもよい。また、各大当たり演出(第1大当たり演出、第3大当たり演出乃至第5大当たり演出)において、役物演出の種類および役物演出の実行時間を何れも共通にしてもよい。
また、各大当たり演出(第1大当たり演出、第3大当たり演出乃至第5大当たり演出)における役物演出の実行時間は、図141に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0828】
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行される大当たり演出に応じて、大当たり強調画像の表示時間および大当たり強調画像の動作表示の周期を異ならせることが可能である。そのため、大当たり遊技が実行されることの遊技者への認識のさせ方を、実行される大当たり演出に応じて多様化させることができる。
なお、演出制御部300は、各大当たり演出において、大当たり強調画像の表示時間を共通にして、大当たり強調画像の動作表示の周期を異ならせてもよい。また、各大当たり演出において、大当たり強調画像の動作表示の周期を共通にして、大当たり強調画像の表示時間を異ならせてもよい。また、各大当たり演出において、大当たり強調画像の表示時間および大当たり強調画像の動作表示の周期を何れも共通にしてもよい。
また、各大当たり演出における大当たり強調画像の表示時間は、図141に示した例とは長短関係が逆であってもよい。また、各大当たり演出における大当たり強調画像の動作表示の周期は、図141に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0829】
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行される大当たり演出に応じて、演出ボタン161の発光時間および演出ボタン161の発光態様(発光周期)を異ならせることが可能である。そのため、大当たり遊技が実行されることの遊技者への認識のさせ方を、実行される大当たり演出に応じて多様化させることができる。
なお、演出制御部300は、各大当たり演出において、演出ボタン161の発光時間を共通にして、演出ボタン161の発光態様(発光周期)を異ならせてもよい。また、各大当たり演出において、演出ボタン161の発光態様(発光周期)を共通にして、演出ボタン161の発光時間を異ならせてもよい。また、各大当たり演出において、演出ボタン161の発光時間および演出ボタン161の発光態様(発光周期)を何れも共通にしてもよい。
また、各大当たり演出における演出ボタン161の発光時間は、図141に示した例とは長短関係が逆であってもよい。また、各大当たり演出における演出ボタン161の発光周期は、図141に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0830】
また、本実施形態では、演出制御部300は、実行される大当たり演出に応じて、振動演出の実行時間を異ならせることが可能である。そのため、大当たり遊技が実行されることの遊技者への認識のさせ方を、実行される大当たり演出に応じて多様化させることができる。
なお、演出制御部300は、各大当たり演出において、振動演出の実行時間を共通にしてもよい。
また、各大当たり演出における振動演出の実行時間は、図141に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0831】
また、本実施形態では、演出制御部300は、各大当たり演出において、大当たり報知音の出力時間と、ランプLの発光時間と、可動役物115の発光時間と、役物演出の実行時間と、大当たり強調画像の表示時間と、演出ボタン161の発光時間と、振動演出の実行時間とを異ならせている。そのため、各演出の実行時間が同一である場合に比べて、各演出を遊技者に着目させ易くすることができる。
なお、演出制御部300は、各大当たり演出において、大当たり報知音の出力時間と、ランプLの発光時間と、可動役物115の発光時間と、役物演出の実行時間と、大当たり強調画像の表示時間と、演出ボタン161の発光時間と、振動演出の実行時間とを共通にしてもよい。
また、各大当たり演出における、大当たり報知音の出力時間と、ランプLの発光時間と、可動役物115の発光時間と、役物演出の実行時間と、大当たり強調画像の表示時間と、演出ボタン161の発光時間と、振動演出の実行時間とは、図141に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0832】
また、本実施形態では、演出制御部300は、各大当たり演出において、ランプLの発光周期と、可動役物115の発光周期と、大当たり強調画像の動作表示の周期と、演出ボタン161の発光周期とを異ならせている。そのため、各演出の実行時間が同一である場合に比べて、各演出を遊技者に着目させ易くすることができる。
なお、演出制御部300は、各大当たり演出において、ランプLの発光周期と、可動役物115の発光周期と、大当たり強調画像の動作表示の周期と、演出ボタン161の発光周期とを共通にしてもよい。
また、各大当たり演出における、ランプLの発光周期と、可動役物115の発光周期と、大当たり強調画像の動作表示の周期と、演出ボタン161の発光周期とは、図141に示した例とは長短関係が逆であってもよい。
【0833】
また、本実施形態では、第2大当たり演出においては、役物演出および可動役物115の虹色による発光が実行されていないが、これに限定されない。
第2大当たり演出においても、役物演出および可動役物115の虹色による発光が実行されてもよい。この場合に、第1大当たり演出および第2大当たり演出において、役物演出および可動役物115の虹色による発光が何れも共通する演出態様であってもよい。また、第1大当たり演出および第2大当たり演出において、役物演出および可動役物115の虹色による発光が何れも異なる演出態様であってもよい。また、第1大当たり演出および第2大当たり演出において、役物演出および可動役物115の虹色による発光のうち一方の演出態様が共通であり他方の演出態様が異なるようにしてもよい。
【0834】
また、各大当たり演出における各演出の開始タイミングは、上記の例に限定されない。
各大当たり演出においては、演出ボタン161の虹色による発光の開始後に、振動演出が開始されてもよい。また、各大当たり演出においては、演出ボタン161の虹色による発光と振動演出とが同時に開始されてもよい。
また、各大当たり演出においては、演出ボタン161の虹色による発光や振動演出の開始後に、大当たり報知音の出力が開始されてもよい。
また、各大当たり演出においては、ランプLの虹色による発光の開始後に、大当たり強調画像の表示が開始されてもよい。
また、各大当たり演出においては、役物演出や可動役物115の虹色による発光の開始後に、ランプLの虹色による発光が開始されてもよい。
また、各大当たり演出においては、枠ランプ157の虹色による発光の開始タイミングと、盤ランプ116の虹色による発光の開始タイミングとは、同時であってもよいし、異なってもよい。より具体的には、枠ランプ157の虹色による発光の開始後に、盤ランプ116の虹色による発光が開始されてもよい。また、盤ランプ116の虹色による発光の開始後に、枠ランプ157の虹色による発光が開始されてもよい。
【0835】
また、各大当たり演出における各演出の終了タイミングは、上記の例に限定されない。
各大当たり演出においては、演出ボタン161の虹色による発光の終了後に、振動演出が終了してもよい。また、各大当たり演出においては、演出ボタン161の虹色による発光と振動演出とが同時に終了してもよい。
また、各大当たり演出においては、各演出のうち最初に終了する演出は、大当たり報知音の出力であってもよい。
また、各大当たり演出においては、各演出のうち最後に終了する演出は、役物演出であってもよい。また、各大当たり演出においては、各演出のうち最後に終了する演出は、大当たり強調画像の表示であってもよい。また、各大当たり演出においては、各演出のうち最後に終了する演出は、大当たり報知音の出力であってもよい。
また、各大当たり演出においては、枠ランプ157の虹色による発光の終了タイミングと、盤ランプ116の虹色による発光の終了タイミングとは、同時であってもよいし、異なってもよい。より具体的には、枠ランプ157の虹色による発光の終了後に、盤ランプ116の虹色による発光が終了してもよい。また、盤ランプ116の虹色による発光の終了後に、枠ランプ157の虹色による発光が終了してもよい。
【0836】
また、通常遊技状態と、特別時短遊技状態とでは、大当たり演出における各演出の開始タイミングの関係が共通であってもよいし、異なってもよい。
また、通常遊技状態と、特別時短遊技状態とでは、大当たり演出における各演出の終了タイミングの関係が共通であってもよいし、異なってもよい。
【0837】
(変動演出例1)
次に、図142および図143を参照しながら、演出制御部300が画像表示部114などを用いて行う変動演出(変動演出例1)について具体的に説明する。変動演出例1は、通常遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞したことに基づく変動演出例である。また、変動演出例1は、第1始動口121への入賞についての保留数が「1」であることに基づく変動演出であるばらはずれ変動演出の例である。
なお、図142乃至図143に示した変動演出は、図41における「変動演出パターン」として「ER1」が選択された場合に実行される変動演出である。
また、変動演出例1から、後述する変動演出例15までの各変動演出は、第1ステージにおいて変動演出が開始する場合の変動演出例である。
【0838】
また、以下の各変動演出例(変動演出例1乃至変動演出例38)では、遊技者が演出キー162における下側のキーおよび左側のキーを(例えば1秒ごとに)繰り返し押すことにより、音量画像42および光量画像43が継続的に表示されるものとする。
【0839】
図142(1)に示すように、演出制御部300によって、1つ前の特別図柄が停止表示されることに伴い、画像表示部114において装飾性の高い装飾図柄41が確定停止されている。また、このとき、画像表示部114には、保留数表示55、小図柄56、ステージ画像61、ステージ報知画像501、および変動回数画像502が表示されている。付言すると、ステージ画像61は第1ステージに応じた表示態様により表示され、ステージ報知画像501には「宇宙」のテキストが示され、変動回数画像502には「0ゲーム」のテキストが示されている。第1ステージは、通常遊技状態における演出モードである。また、このとき、第1始動口121の保留数表示55は、第1始動口121への入賞についての保留数である「0」を示し、第2始動口122の保留数表示55は、第2始動口122への入賞についての保留数である「0」を示す。
また、上述の通り、遊技者が演出キー162における下側のキーおよび左側のキーを繰り返し押していることにより、音量画像42および光量画像43が表示されている。
【0840】
次に、遊技球が第1始動口121に入賞すると、図142(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始にともない変動演出が開始される。このとき、変動画像51が表示される。また、このとき、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。本実施形態では、左装飾図柄41、中装飾図柄41、右装飾図柄41、および小図柄56は、それぞれ、数字の「1」から「9」までの順番の表示を繰り返すことで変動する。すなわち、本実施形態では、左装飾図柄41、中装飾図柄41、右装飾図柄41、および小図柄56は、個別に数字が変化可能になっている。なお、左装飾図柄41、中装飾図柄41、右装飾図柄41、および小図柄56は、例えば英文字など、数字とは異なる文字を表示してもよい。また、このとき、実行中である変動演出に応じた演出音であるBGMがスピーカ156から出力される。図示を省略するが、以下に説明する各変動演出例においては、特に説明する場合を除いて、変動演出の開始から終了まで、BGMが出力され続けている。
【0841】
また、第1始動口121の入賞についての保留が発生しておらず且つ特別図柄が変動していない状態において、第1始動口121に遊技球が入賞する場合がある。この場合、まず、第1始動口121への入賞についての保留が発生する。そして、この状態において、変動パターンテーブル(図24参照)から変動パターンが選択される。そのため、変動パターンが選択されるときの「保留数」は「1」である。そして、変動パターンが選択されると、第1始動口121の入賞についての保留数が減算される。
また、第1始動口121の入賞についての保留が発生しておらず且つ特別図柄が変動していない状態において、第1始動口121に遊技球が入賞すると、第1始動口121の保留数表示55に「1」が表示されるとともに、保留画像52が表示される。そして、その後、第1始動口121の保留数表示55に「0」が表示される。また、保留画像52が、変動画像51の表示位置に移動する(移動アニメーションが行われる)ことで、変動画像51が表示される。
【0842】
また、第2始動口122の入賞についての保留が発生しておらず且つ特別図柄が変動していない状態において、第2始動口122に遊技球が入賞すると、まず、第2始動口122への入賞についての保留が発生する。そして、この状態において、変動パターンテーブルから変動パターンが選択される。そのため、変動パターンが選択されるときの「保留数」は「1」である。そして、変動パターンが選択されると、第2始動口122への入賞についての保留数が減算される。
また、第2始動口122の入賞についての保留が発生しておらず且つ特別図柄が変動していない状態において、第2始動口122に遊技球が入賞すると、第2始動口122の保留数表示55に「1」が表示されるとともに、保留画像52が表示される。そして、その後、第2始動口122の保留数表示55に「0」が表示される。また、保留画像52が、変動画像51の表示位置に移動することで、変動画像51が表示される。
【0843】
また、各変動演出例において表示される通常表示態様の保留画像52および通常表示態様の変動画像51は、図44を用いて説明した態様により動作表示される。
【0844】
次に、図142(3)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。第1前兆強調画像508は、装飾図柄41、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域に表示されている。また、第1前兆強調画像508は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示されている。また、第1前兆強調画像508が表示されることの効果音である第1前兆強調音が出力される。第1前兆強調音は、ボタン画像509が表示されることを強調する演出音としても捉えられる。第1前兆強調音の出力時間は、0.08秒である。
次に、図142(4)に示すように、第1ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。ボタン画像509は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示されている。また、第1ボタン演出においては、図60(2)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が表示される。また、ボタン画像509が表示されることの効果音である第1ボタン強調音が出力される。第1ボタン強調音は、ボタン画像509(ボタン演出)を強調する演出音としても捉えられる。第1ボタン強調音の出力時間は、0.1秒である。
【0845】
そして、第1ボタン演出における演出ボタン161の操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図142(5)に示すように、第1操作後強調画像510が表示される。第1操作後強調画像510は、装飾図柄41、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域に表示されている。また、第1操作後強調画像510は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示されている。また、第1操作後強調画像510が表示されることの効果音である第1操作後強調音が出力される。第1操作後強調音は、演出ボタン161の操作に応じた強調音としても捉えられる。第1操作後強調音の出力時間は、0.12秒である。
次に、図142(6)に示すように、第1ボタン後画像571が表示される。第1ボタン後画像571は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示されている。第1ボタン後画像571の表示時間は、2.5秒である。また、第1ボタン後画像571が表示されることの効果音である第1ボタン後強調音が出力される。第1ボタン後強調音の出力時間は、0.2秒である。
【0846】
次に、図142(7)に示すように、左装飾図柄41である「4」が仮停止し、装飾図柄41が仮停止するときの動作である第1停止時動作を行う。第1停止時動作は、第1ステージにおいて偶数(2、4、6、8など)である装飾図柄41が仮停止するときに行われる。また、第1停止時動作は、装飾図柄41が右手を挙げる動作である。また、このとき、左装飾図柄41の周囲に第1停止強調画像572が表示される。第1停止強調画像572は、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域であって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。また、第1停止時動作の実行時間および第1停止強調画像572の表示時間は、何れも0.5秒である。ただし、第1停止時動作の実行時間と第1停止強調画像572の表示時間とは、異なってもよい。また、第1停止時動作の実行時間および第1停止強調画像572の表示時間は、何れの時間であってもよい。また、停止強調画像が表示されることの効果音である第1停止強調音が出力される。第1停止強調音は、第1ステージにおける装飾図柄41を強調する演出音としても捉えられる。第1停止強調音の出力時間は、0.15秒である。
【0847】
次に、図142(8)に示すように、右装飾図柄41である「1」が仮停止し、装飾図柄41が仮停止するときの動作である第2停止時動作を行う。第2停止時動作は、第1ステージにおいて奇数(1、3、5、9など)である装飾図柄41が仮停止するときに行われる。また、第2停止時動作は、装飾図柄41が左手を挙げる動作である。また、このとき、右装飾図柄41の周囲に第2停止強調画像573が表示される。第2停止時動作の実行時間および第2停止強調画像573の表示時間は、何れも0.5秒である。ただし、第2停止時動作の実行時間と第2停止強調画像573の表示時間とは、異なってもよい。また、第2停止時動作の実行時間および第2停止強調画像573の表示時間は、何れの時間であってもよい。また、第1停止強調音が出力される。
【0848】
次に、図143(9)に示すように、中装飾図柄41である「2」が仮停止し、第1停止時動作を行う。また、このとき、中装飾図柄41の周囲に第3停止強調画像574が表示される。第3停止強調画像574の表示時間は、0.5秒である。ただし、第3停止強調画像574の表示時間は、第1停止時動作の実行時間と異なってもよく、何れの時間であってもよい。また、第1停止強調音が出力される。
次に、図143(10)に示すように、第3停止強調画像574が非表示になり、3つの装飾図柄41の仮停止が継続される。
次に、図143(11)に示すように、特別図柄の停止表示にともない、3つの装飾図柄41が確定停止する。この装飾図柄41の組み合わせ「421」は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれの場合の組み合わせの一例である。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も3つ揃って確定停止する。言い換えると、この変動演出では、小図柄56は、何れも、仮停止することなく確定停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「421」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。また、変動演出の終了にともない、変動画像51が消去される(非表示になる)。また、変動回数画像502が「1ゲーム」に更新される。
【0849】
(変動演出例2)
図144は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図144を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例2)を説明する。変動演出例2は、通常遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞したことに基づく装飾図柄41の変動演出例である。また、変動演出例2は、第1始動口121への入賞についての保留数が「4」であることに基づく変動演出であるばらはずれ変動演出の例である。
なお、図144は、図41における「変動演出パターン」として「ER3」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した変動演出例1と相違する点を主に説明し、変動演出例1と一致する点については説明を省略することがある。
【0850】
まず、図144(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾図柄41および小図柄56が確定停止されている。また、4つの保留画像52が表示され、第1始動口121についての保留数表示55に「4」が表示されている。
次に、図144(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない変動演出が開始される。このとき、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。
【0851】
次に、図144(3)に示すように、3つの装飾図柄41である「472」が仮停止する。このとき、左右の装飾図柄41は第1停止時動作を行い、中装飾図柄41は第2停止時動作を行う。また、左右の装飾図柄41の各々の周囲には第1停止強調画像572が表示され、中装飾図柄41の周囲には第4停止強調画像575が表示される。第4停止強調画像575の表示時間は、0.5秒である。ただし、第4停止強調画像575の表示時間は、第2停止時動作の実行時間と異なってもよく、何れの時間であってもよい。また、第1停止強調音が出力される。
次に、特別図柄の変動停止にともない、図144(4)に示すように、装飾図柄41および小図柄56である「472」が確定停止する。また、変動画像51が非表示になる。また、変動回数画像502が「1ゲーム」に更新される。
【0852】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、一のステージにおいて、装飾図柄41の文字に応じて、装飾図柄41の停止時動作および強調画像の表示態様を何れも異ならせる(図142(8)、図144(3)参照)ことが可能である。そのため、装飾図柄41の文字ごとに装飾図柄41を用いた演出の独自性を高めることができる。
また、本実施形態では、第1始動口121についての保留数が「4」であることに基づく変動演出においては、3つの装飾図柄41が揃って仮停止されるように表示可能である。
【0853】
なお、第1始動口121についての保留数が「4」であることに基づく変動演出において、変動演出例1と同様に、3つの装飾図柄41である「421」が仮停止することがある。この場合、中装飾図柄41である「2」が仮停止するときには、中装飾図柄41の第1停止時動作が行われるとともに、中装飾図柄41の周囲に第3停止強調画像574が表示される。
また、第1始動口121についての保留数が「4」であることに基づく変動演出において、3つの装飾図柄41である「412」が仮停止することがある。この場合、中装飾図柄41である「1」が仮停止するときには、中装飾図柄41の第2停止時動作が行われるとともに、中装飾図柄41の周囲には第4停止強調画像575が表示される。
また、第1始動口121についての保留数が「4」であることに基づく変動演出において、3つの装飾図柄41である「241」が仮停止することがある。この場合、中装飾図柄41である「4」が仮停止するときには、中装飾図柄41の第1停止時動作が行われるとともに、中装飾図柄41の周囲に第3停止強調画像574が表示される。
【0854】
(変動演出例3)
図145および図146は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図145および図146を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例3)を説明する。変動演出例3は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づいて、リーチはずれ変動演出が実行される変動演出例である。
なお、変動演出例3は、図41における「変動演出パターン」として「ER6」が選択された場合に実行される変動演出である。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【0855】
まず、図145(1)に示すように、演出制御部300によって、1つ前の特別図柄が停止表示されることに伴い、装飾図柄41および小図柄56である「623」が確定停止されている。また、1つの保留画像52が青色により表示され、第1始動口121についての保留数表示55に「1」が表示されている。
次に、図145(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始にともない変動演出が開始され、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、保留画像52が移動することで、変動画像51が表示される。
なお、各変動演出例において、青色の保留画像52および青色の変動画像51は、図45を用いて説明した態様により動作表示される。
【0856】
次に、図145(3)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
次に、図145(4)に示すように、第2ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。第2ボタン演出においては、図60(2)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が表示される。また、第1ボタン強調音が出力される。
【0857】
そして、第2ボタン演出における演出ボタン161の操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図145(5)に示すように、第2操作後強調画像511が表示される。また、第2操作後強調音が出力される。第2操作後強調音は、演出ボタン161の操作に応じた強調音としても捉えられる。第2操作後強調音の出力時間は、0.12秒である。
次に、図145(6)に示すように、第2ボタン後画像576が表示される。
次に、図145(7)に示すように、左装飾図柄41である「4」が仮停止し、第1停止時動作を行う。また、このとき、左装飾図柄41の周囲に第1停止強調画像572が表示される。また、第1停止強調音が出力される。
次に、図145(8)に示すように、右装飾図柄41である「4」が仮停止し、第1停止時動作を行う。これにより、左右の装飾図柄41が同じ数字により停止し、リーチ状態になる。また、このとき、右装飾図柄41の周囲に第1停止強調画像572が表示される。また、第1停止強調音が出力される。
【0858】
次に、図146(9)に示すように、第1リーチ時演出が開始され、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541および第1リーチ目強調画像542が表示され、第1リーチ動作が行われる。第1リーチ時演出においては、図104(2)乃至(6)を用いて説明した態様による演出が行われる。また、第1リーチ時演出の効果音である第1リーチ強調音が出力される。第1リーチ強調音は、リーチ演出を強調する演出音としても捉えられる。第1リーチ強調音の出力時間は、0.5秒である。
次に、図146(10)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
【0859】
次に、図146(11)に示すように、第3ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。第3ボタン演出においては、図60(2)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が表示される。また、第1ボタン強調音が出力される。
そして、第3ボタン演出における演出ボタン161の操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図146(12)に示すように、第3操作後強調画像512が表示される。第3操作後強調画像512は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、変動画像51および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第3操作後強調画像512は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、変動画像51および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。また、第3操作後強調画像512が表示されることの効果音である第3操作後強調音が出力される。第3操作後強調音は、演出ボタン161の操作に応じた強調音としても捉えられる。第3操作後強調音の出力時間は、0.12秒である。
【0860】
次に、図146(13)に示すように、第3ボタン後画像577が表示される。第3ボタン後画像577の表示時間は、2.5秒である。また、第3ボタン後画像577が表示されることの効果音である第2ボタン後強調音が出力される。第2ボタン後強調音の出力時間は、0.2秒である。
次に、図146(14)に示すように、中装飾図柄41である「5」が仮停止し、装飾図柄41が仮停止するときの動作である第3停止時動作を行う。第3停止時動作は、ノーマルリーチ演出が実行された場合において、奇数(1、3、5、7、9など)である中装飾図柄41が仮停止するときに行われる。また、第3停止時動作は、装飾図柄41が両手を上下に揺らす動作である。また、このとき、中装飾図柄41を囲むように第5停止強調画像578が表示される。第3停止時動作の実行時間および第5停止強調画像578の表示時間は、何れも0.5秒である。ただし、第3停止時動作の実行時間と第5停止強調画像578の表示時間とは、異なってもよい。また、第3停止時動作の実行時間および第5停止強調画像578の表示時間は、何れの時間であってもよい。また、第1停止強調音が出力される。
そして、特別図柄の変動停止にともない、図146(15)に示すように、3つの装飾図柄41および小図柄56である「454」が確定停止する。また、変動画像51が非表示になる。また、変動回数画像502が「11ゲーム」に更新される。
【0861】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、特定演出(装飾図柄41の仮停止、リーチ演出など)の開始前と開始以降とにおいて、ボタン画像509が表示される以前にボタン画像509が表示されることを強調する強調演出を共通にする(図145(3)、図146(10)参照)ことが可能である。
そのため、変動演出の進行の状況に関わらず、強調演出が実行された場合にボタン演出が開始されることを遊技者に認識させ易くすることができ、ボタン演出の開始以前からボタン演出の期待感を高めることができる。
【0862】
図147は、変動演出例3で用いられる演出に関する画像の関係を示す図である。
図147(1)に示すように、演出制御部300によって変動演出が実行される際には、画像表示部114には、変動演出を構成する各種の画像が表示される。本実施形態の変動演出例3において、画像表示部114には、ステージ画像61、ステージ報知画像501、変動回数画像502、装飾図柄41、第2操作後強調画像511、音量画像42、光量画像43、変動画像51、保留数表示55、小図柄56がそれぞれ表示される。
【0863】
そして、図147(2)に示すように、画像表示部114では、互いに異なる複数のレイヤが重ね合わされて描画されることで各種の画像を表示する。ここで、複数のレイヤは、遊技者側であるパチンコ遊技機100の前側を上位レイヤとし、遊技者とは逆側であるパチンコ遊技機100の後側を下位のレイヤとする。本実施形態の複数のレイヤは、最も上位のレイヤから最も下位のレイヤに向けて、第1レイヤLA1、第2レイヤLA2、第3レイヤLA3、第4レイヤLA4、第5レイヤLA5、第6レイヤLA6の順に構成される。
そして、本実施形態において、第1レイヤLA1には、音量画像42、光量画像43、変動画像51、保留数表示55、および小図柄56を描画する。また、第2レイヤLA2には、画像が描画されていない。また、第3レイヤLA3には、第2操作後強調画像511を描画する。そして、第4レイヤLA4には、装飾図柄41を描画する。また、第5レイヤLA5には、ステージ報知画像501および変動回数画像502を描画する。そして、第6レイヤLA6には、ステージ画像61を表示する。
【0864】
本実施形態では、上述の通り構成された複数のレイヤに各々の画像を描画することで、より上位のレイヤに描画される画像は、その下位のレイヤに描画される画像と重畳しても、下位のレイヤの画像には隠されないようになっている。
例えば、音量画像42および光量画像43は、音量や光量等のパチンコ遊技機100の演出効果について遊技者が操作した結果を報知する画像である。そこで、本実施形態では、音量画像42および光量画像43については、第2操作後強調画像511等の強調画像が表示された場合であっても、この強調画像によって隠されないようにしている。
一方で、本実施形態では、装飾図柄41、ステージ報知画像501、変動回数画像502およびステージ画像61については、強調画像が表示される際に、この強調画像に隠されてもよいようにしている。
【0865】
なお、本実施形態では、各前兆強調画像、各操作中強調画像、各リーチ目強調画像、各役物強調画像、発展強調画像554、各開始時強調画像、各実行中強調画像、各大当たり強調画像、各停止強調画像、擬似連強調画像582、各発展煽り強調画像、チャンス目強調画像587、各開始強調画像、各ゾロ目強調画像、昇格煽り強調画像592、各リーチ煽り強調画像、およびボタン画像509は、第3レイヤLA3に描画される。
また、本実施形態では、各操作後強調画像は、特に説明する場合を除き、第3レイヤLA3に描画される。
【0866】
(変動演出例4)
図148および図149は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図148および図149を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例4)を説明する。変動演出例4は、通常遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出であるリーチはずれ変動演出の例である。
なお、図148および図149に示した変動演出は、図41における「変動演出パターン」として「ER7」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【0867】
まず、図148(1)に示すように、演出制御部300によって、1つ前の特別図柄が停止表示されることに伴い、装飾図柄41および小図柄56である「623」が確定停止されている。また、1つの保留画像52が表示され、第1始動口121についての保留数表示55に「1」が表示されている。
次に、図148(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始にともない変動演出が開始され、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。
次に、図148(3)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
次に、図148(4)に示すように、第2ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。第2ボタン演出においては、図60(2)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が表示される。また、第1ボタン強調音が出力される。
【0868】
そして、第2ボタン演出における演出ボタン161の操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図148(5)に示すように、第2操作後強調画像511が表示される。また、第2操作後強調音が出力される。
次に、図148(6)に示すように、第2ボタン後画像576が表示される。
次に、図148(7)に示すように、左装飾図柄41である「5」が仮停止し、第2停止時動作を行う。また、このとき、左装飾図柄41の周囲に第2停止強調画像573が表示される。第2停止強調画像573は、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域であって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示されている。また、第1停止強調音が出力される。
次に、図148(8)に示すように、右装飾図柄41である「5」が仮停止し、第2停止時動作を行う。このとき、右装飾図柄41の周囲に第2停止強調画像573が表示される。また、第1停止強調音が出力される。
【0869】
次に、図149(9)に示すように、第2リーチ時演出が開始され、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541および第2リーチ目強調画像543が表示され、第2リーチ動作が行われる。第2リーチ時演出においては、図105(2)乃至(6)を用いて説明した態様による演出が行われる。また、第1リーチ強調音が出力される。
次に、図149(10)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
次に、図146(11)に示すように、第2ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。第2ボタン演出においては、図60(2)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が表示される。また、第1ボタン強調音が出力される。
【0870】
そして、第2ボタン演出における演出ボタン161の操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図149(12)に示すように、第2操作後強調画像511が表示される。また、第2操作後強調音が出力される。
次に、図149(13)に示すように、第3ボタン後画像577が表示される。また、第2ボタン後強調音が出力される。
【0871】
次に、図149(14)に示すように、中装飾図柄41である「6」が仮停止し、装飾図柄41が仮停止するときの動作である第4停止時動作を行う。第4停止時動作は、ノーマルリーチ演出が実行された場合において、偶数(2、4、6、8など)である中装飾図柄41が仮停止するときに行われる。また、第4停止時動作は、装飾図柄41が両手を下げる動作である。また、このとき、中装飾図柄41を囲むように第6停止強調画像579が表示される。第4停止時動作の実行時間および第6停止強調画像579の表示時間は、0.5秒である。ただし、第4停止時動作の実行時間と第6停止強調画像579の表示時間とは、異なってもよい。また、第4停止時動作の実行時間および第6停止強調画像579の表示時間は、何れの時間であってもよい。また、第1停止強調音が出力される。
そして、特別図柄の変動停止にともない、図149(15)に示すように、3つの装飾図柄41および小図柄56である「565」が確定停止する。また、変動画像51が非表示になる。また、変動回数画像502が「11ゲーム」に更新される。
【0872】
なお、変動演出例4においては、リーチ演出の開始前とリーチ演出の開始後において、何れも第2ボタン演出が実行されているが、これに限定されない。
変動演出例4においても、変動演出例3と同様に、リーチ演出の開始前には第2ボタン演出が実行され、リーチ演出の開始後には第3ボタン演出が実行されるようにしてもよい。
また、変動演出例3において、リーチ演出の開始前とリーチ演出の開始後において、何れも第2ボタン演出が実行されるようにしてもよい。
【0873】
(変動演出例5)
図150は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図150を参照しながら装飾図柄41の変動演出について他の具体例(変動演出例5)を説明する。変動演出例5は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出であるばらはずれ変動演出の例である。
なお、図150に示した変動演出は、図41における「変動演出パターン」として「ER2」が選択された場合に実行される変動演出である。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【0874】
まず、図150(1)に示すように、演出制御部300によって、1つ前の特別図柄が停止表示されることに伴い、装飾図柄41および小図柄56である「623」が確定停止されている。また、二つの保留画像52のうちの1番目の保留画像52が青色により表示され、第1始動口121についての保留数表示55に「2」が表示されている。
次に、図150(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始にともない変動演出が開始され、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。
【0875】
次に、図150(3)に示すように、第2前兆強調画像513が表示される。第2前兆強調画像513は、装飾図柄41、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域に表示される。また、第2前兆強調画像513は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。また、第2前兆強調画像513が表示されることの効果音である第2前兆強調音が出力される。第2前兆強調音は、ボタン画像509が表示されることを強調する演出音としても捉えられる。第2前兆強調音の出力時間は、0.25秒である。
【0876】
次に、図150(4)に示すように、第4ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。また、第4ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、第1操作中強調画像514が表示される。第1操作中強調画像514は、装飾図柄41、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域に表示される。また、第1操作中強調画像514は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。第4ボタン演出においては、図63(2)乃至(8)および図64(9)を用いて説明した態様によりボタン画像509が表示される。また、ボタン画像509が表示されることの効果音である第2ボタン強調音が出力される。第2ボタン強調音は、ボタン画像509(ボタン演出)を強調する演出音としても捉えられる。第2ボタン強調音の出力時間は、1秒である。
【0877】
そして、演出ボタン161が操作されたか否かに関わらず、第4ボタン演出における操作有効期間が経過すると、図150(5)に示すように、第4操作後強調画像515が表示される。第4操作後強調画像515は、装飾図柄41、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域に表示される。また、第4操作後強調画像515は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。また、第4操作後強調画像515が表示されることの効果音である第4操作後強調音が出力される。第4操作後強調音は、演出ボタン161の操作に応じた強調音としても捉えられる。第4操作後強調音の出力時間は、0.15秒である。
次に、図150(6)に示すように、第4ボタン後画像580が表示される。第4ボタン後画像580は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示される。第4ボタン後画像580の表示時間は、2秒である。また、第4ボタン後画像580が表示されることの効果音である第3ボタン後強調音が出力される。第3ボタン後強調音の出力時間は、0.25秒である。
【0878】
次に、図150(7)に示すように、3つの装飾図柄41である「421」が仮停止している。一方で、装飾図柄41の停止に伴う演出音は出力されない。
そして、特別図柄の変動停止にともない、図150(8)に示すように、3つの装飾図柄41および小図柄56である「421」が確定停止する。また、変動画像51が非表示になる。また、変動回数画像502が「21ゲーム」に更新される。
なお、変動演出例5においては、装飾図柄41の停止時動作や、停止強調画像の表示が実行されなくてもよい。また、装飾図柄41の停止時動作や、停止強調画像の表示は、実行されているものの、第4ボタン後画像580に隠れているため、遊技者に視認困難又は視認不能であってもよい。
【0879】
(変動演出例6)
図151乃至図153は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図151乃至図153を参照しながら装飾図柄41の変動演出について他の具体例(変動演出例6)を説明する。変動演出例6は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出であって、特別図柄抽選の結果がはずれであり且つSPリーチ演出が実行される変動演出の例である。
なお、図151乃至図153に示した変動演出は、図41における「変動演出パターン」として「ER8」が選択された場合に実行される変動演出である。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【0880】
まず、図151(1)に示すように、演出制御部300によって、1つ前の特別図柄が停止表示されることに伴い、装飾図柄41および小図柄56である「623」が確定停止されている。また、二つの保留画像52のうちの1番目の保留画像52が青色により表示され、第1始動口121についての保留数表示55に「2」が表示されている。
次に、図151(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始にともない変動演出が開始され、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。
次に、図151(3)に示すように、第2前兆強調画像513が表示される。また、第2前兆強調音が出力される。
【0881】
次に、図151(4)に示すように、第5ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。また、第5ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、第1操作中強調画像514が表示される。第5ボタン演出においては、図65(2)乃至(8)および図66(9)を用いて説明した態様によりボタン画像509が表示される。また、第2ボタン強調音が出力される。
次に、図151(5)に示すように、第5操作後強調画像516が表示される。第5操作後強調画像516は、装飾図柄41、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域に表示される。また、第5操作後強調画像516は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。また、第5操作後強調音が出力される。第5操作後強調音は、演出ボタン161の操作に応じた強調音である。第5操作後強調音の出力時間は、0.23秒である。
【0882】
次に、図151(6)に示すように、擬似連画像581および擬似連強調画像582が表示される。擬似連強調画像582は、擬似連画像581、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域に表示される。また、擬似連強調画像582は、擬似連画像581よりも前面のレイヤであって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。擬似連強調画像582の表示時間は、0.4秒である。ただし、擬似連強調画像582の表示時間は、何れの時間であってもよい。また、擬似連強調画像582が表示されることの効果音である第2停止強調音が出力される。第2停止強調音は、擬似連画像581(擬似連演出)を強調する演出音としても捉えられる。第2停止強調音の出力時間は、1.5秒である。
【0883】
次に、図151(7)に示すように、擬似連画像581が拡大表示される。擬似連画像581が動作表示される時間は、0.4秒である。ただし、擬似連画像581が動作表示される時間は、擬似連強調画像582の表示時間と異なってもよく、何れの時間であってもよい。
次に、図151(8)に示すように、再変動報知画像583が表示される。再変動報知画像583は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示される。
【0884】
次に、図152(9)に示すように、装飾図柄41の変動が再び開始される。このとき、再変動報知画像583が縮小表示されている。
次に、図152(10)に示すように、左装飾図柄41である「4」が仮停止し、第1停止時動作を行う。また、このとき、左装飾図柄41の周囲に第1停止強調画像572が表示される。また、このとき、変化演出が行われ、変動画像51の表示色が青色から緑色に変化する。また、変動画像51が緑色に変化したことの効果音である第1緑強調音が出力される。第1緑強調音は、緑色の変動画像51(保留画像52)を強調する演出音としても捉えられる。第1緑強調音の出力時間は、1.1秒である。また、図示を省略するが、このとき、第1停止強調音が出力される。
なお、各変動演出例において、緑色の保留画像52および緑色の変動画像51は、図46を用いて説明した態様により動作表示される。
【0885】
次に、図152(11)に示すように、右装飾図柄41である「4」が仮停止し、第1停止時動作を行う。また、このとき、右装飾図柄41の周囲に第1停止強調画像572が表示される。また、第1停止強調音が出力される。
次に、図152(12)に示すように、第1リーチ時演出が開始され、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541および第1リーチ目強調画像542が表示され、第1リーチ動作が行われる。第1リーチ時演出においては、図104(2)乃至(6)を用いて説明した態様による演出が行われる。また、第1リーチ強調音が出力される。
次に、図152(13)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
【0886】
次に、図152(14)に示すように、第3ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。第3ボタン演出においては、図60(2)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が表示される。また、第1ボタン強調音が出力される。
そして、第3ボタン演出における演出ボタン161の操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図152(15)に示すように、第3操作後強調画像512が表示される。また、第3操作後強調音が出力される。
【0887】
次に、図152(16)に示すように、第3ボタン後画像577が表示される。
次に、図153(17)に示すように、リーチ目の装飾図柄41において、キャラクタ部分が消去されることで装飾性が低くなるとともに、拡大するように動作表示されている。また、リーチ目の装飾図柄41が動作表示されることの効果音である第1動作強調音が出力される。第1動作強調音は、リーチ目の装飾図柄41の動作表示を強調する演出音としても捉えられる。また、第1動作強調音は、SPリーチ演出が開始されることを強調する演出音としても捉えられる。また、このとき、ステージ画像61、保留画像52、ステージ報知画像501および変動回数画像502が非表示になる。
【0888】
次に、図153(18)に示すように、リーチ目の装飾図柄41の各々が縮小するように動作表示されている。また、リーチ目の装飾図柄41の各々が、画像表示部114における上側の両隅に移動するように動作表示されている。また、SPリーチ演出が開始され、SPリーチ画像552が表示されている。また、第1動作強調音の出力が継続されている。
なお、図153(17)、(18)に示したリーチ目の装飾図柄41の動作表示の実行時間は、2.5秒である。ただし、リーチ目の装飾図柄41の動作表示の実行時間は、何れの時間であってもよい。また、第1動作強調音の出力時間は、1.5秒である。
【0889】
次に、図153(19)に示すように、発展煽り演出が実行され、中装飾図柄41である「5」と、発展画像584と、第1発展煽り強調画像585とが表示されている。図示の例では、中装飾図柄41および発展画像584が、左右に揺れ動くように動作表示されている。中装飾図柄41および発展画像584が動作表示される時間は、3.5秒である。ただし、中装飾図柄41および発展画像584が動作表示される時間は、何れの時間であってもよい。また、第1発展煽り強調画像585は、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域であって音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示されている。第1発展煽り強調画像585の表示時間は、2.5秒である。ただし、第1発展煽り強調画像585の表示時間は、何れの時間であってもよい。また、第1発展煽り強調画像585が表示されることの効果音である第1発展煽り強調音が出力される。第1発展煽り強調音は、中装飾図柄41および発展画像584(発展煽り演出)を強調する演出音としても捉えられる。第1発展煽り強調音の出力時間は、2秒である。
【0890】
次に、図153(20)に示すように、発展画像584が非表示になり、中装飾図柄41が画像表示部114の中央部に向かって移動するように動作表示される。すなわち、発展煽り演出の実行後に、発展演出が実行されない。また、中装飾図柄41の動作表示の実行時間は、2秒である。また、中装飾図柄41の動作表示の効果音である第2動作強調音が出力される。第2動作強調音は、中装飾図柄41を強調する演出音としても捉えられる。第2動作強調音の出力時間は、1.25秒である。
次に、図153(21)に示すように、中装飾図柄41が仮停止する。
【0891】
次に、図153(22)に示すように、切替画像586が表示される。切替画像586は、装飾図柄41および音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域に表示される。また、切替画像586は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。
次に、図153(23)に示すように、切替画像586が非表示になり、3つの装飾図柄41である「454」が装飾性の高い表示態様により仮停止している。また、このとき、変動画像51、保留画像52、ステージ画像61、ステージ報知画像501および変動回数画像502が再表示される。
次に、図153(24)に示すように、特別図柄の変動停止にともない3つの装飾図柄41および小図柄56である「454」が確定停止する。また、変動画像51が非表示になる。また、変動回数画像502が「21ゲーム」に更新される。
【0892】
なお、変動演出例6において、切替画像586が表示された以降は、演出音の出力が制限されている。
また、切替画像586が表示されているときに、変動画像51は、非表示であってもよいし、切替画像586よりも後面のレイヤに表示されてもよい。
【0893】
図154および図155は、変動演出例6において第2左打ち画像48が表示される場合の例を示す図である。以下の例では、変動演出例6において、遊技者が、遊技球を遊技領域111における右側に向けて発射し続け、遊技領域111における右側に設けられているゲート124に遊技球が継続的に入賞するものとする。
この例では、まず、第1左打ち報知の実行条件が成立し、第1左打ち報知が実行される。その後、第2左打ち報知の実行条件が成立し、第2左打ち報知が実行される。この場合、図154(1)に示すように、第2前兆強調画像513が表示されているとき(図151(3)参照)に、第2左打ち画像48が表示される。第2左打ち画像48は、装飾図柄41、第2前兆強調画像513、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第2左打ち画像48は、画像表示部114における第2レイヤLA2(図147(2)参照)に描画される。すなわち、第2左打ち画像48は、装飾図柄41および第2前兆強調画像513よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。
【0894】
なお、各変動演出例において、第2左打ち報知は、図54および図55を用いて説明した態様により実行される。
また、演出キー162の操作による音量の設定に関わらず、第2左打ち音は、音量「5」により出力される。すなわち、図示の例では、第2左打ち報知が行われているときに演出キー162の操作によって音量が調整されているが、第2左打ち音の音量は調整されない。
【0895】
次に、第5ボタン演出が開始されると、図154(2)に示すように、ボタン画像509および第1操作中強調画像514が表示されているとき(図151(4)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。第2左打ち画像48は、ボタン画像509および第1操作中強調画像514の表示領域と重なる領域であって、ボタン画像509および第1操作中強調画像514よりも前面のレイヤに表示される。
次に、図154(3)に示すように、擬似連画像581および擬似連強調画像582が表示されているとき(図151(6)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。第2左打ち画像48は、擬似連画像581および擬似連強調画像582の表示領域と重なる領域であって、擬似連画像581および擬似連強調画像582よりも前面のレイヤに表示される。
【0896】
次に、第1リーチ時演出が開始されると、図154(4)に示すように、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541および第1リーチ目強調画像542が表示されているとき(図152(12)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。第2左打ち画像48は、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541および第1リーチ目強調画像542の表示領域と重なる領域であって、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541および第1リーチ目強調画像542よりも前面のレイヤに表示される。
次に、図154(5)に示すように、第1前兆強調画像508が表示されているとき(図152(13)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。
【0897】
次に、第3ボタン演出が開始されると、図154(6)に示すように、ボタン画像509が表示されているとき(図152(14)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。
次に、SPリーチ演出が開始されると、図154(7)に示すように、中装飾図柄41である「5」と、発展画像584と、第1発展煽り強調画像585とが表示されているとき(図153(19)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。第2左打ち画像48は、中装飾図柄41、発展画像584、および第1発展煽り強調画像585の表示領域と重なる領域であって、中装飾図柄41、発展画像584、および第1発展煽り強調画像585よりも前面のレイヤに表示される。
【0898】
次に、図154(8)に示すように、切替画像586が表示されているとき(図153(22)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。第2左打ち画像48は、切替画像586の表示領域と重なる領域であって、切替画像586よりも前面のレイヤに表示される。
次に、図155(9)に示すように、3つの装飾図柄41が仮停止しているとき(図153(23)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。
【0899】
次に、図155(10)に示すように、特別図柄の変動停止にともない3つの装飾図柄41および小図柄56である「454」が確定停止しているとき(図153(24)参照)に、第2左打ち画像48が非表示になるとともに第2左打ち音が出力されなくなる。より具体的には、装飾図柄41が確定停止するときには、第2左打ち報知の途中であっても、第2左打ち報知が終了する。
【0900】
以上の通り、変動演出例6において第2左打ち報知が実行される場合には、第2左打ち報知の実行中に、変動演出例6において説明した演出音の各々が制限される。
なお、変動演出例6において第1左打ち報知が実行される場合には、第1左打ち報知の実行中であっても、変動演出例6において説明した演出音の各々が出力される。
また、変動演出例5では、第4ボタン演出の実行後に、擬似連演出が実行されない。また、変動演出例6では、第5ボタン演出の実行後に、擬似連演出が実行される。ここで、第4ボタン演出および第5ボタン演出は、擬似連演出の実行を煽る擬似連煽り演出としても捉えられる。
【0901】
また、本実施形態では、左打ち報知(第1左打ち報知、第2左打ち報知)の途中であっても、変動演出が終了する(特別図柄が停止表示する)と、左打ち報知が途中で終了する。また、変動演出が終了する(特別図柄が停止表示する)ときに、左打ち報知(第1左打ち報知、第2左打ち報知)の実行条件が成立する場合であっても、左打ち報知が実行されない。
ただし、変動演出が終了する(特別図柄が停止表示する)場合であっても、途中であった左打ち報知は、継続されてもよい。また、変動演出が終了する(特別図柄が停止表示する)ときに、左打ち報知(第1左打ち報知、第2左打ち報知)の実行条件が成立した場合には、左打ち報知が行われてもよい。
【0902】
(変動演出例7)
図156は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図156を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例7)を説明する。変動演出例7は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出であるばらはずれ変動演出の例である。
なお、図156に示した変動演出は、図39における「事前判定演出パターン」として「AR11」が選択され、図41における「変動演出パターン」として「ER4」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【0903】
まず、図156(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾図柄41および小図柄56である「623」が確定停止されている。このとき、2つの保留画像52が表示されている。また、このとき、第1始動口121についての保留数表示55に「2」が表示されている。
次に、図156(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、2番目の保留画像52が1番目の保留画像52の表示位置に移動し、1番目の保留画像52が変動画像51の表示位置に移動する。また、第1始動口121についての保留数表示55が「1」に更新される。
【0904】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図156(3)に示すように、2番目の保留画像52が表示されるとともに、第1始動口121についての保留数表示55が「2」に更新される。また、このとき、変化演出が実行され、1番目の保留画像52が通常表示態様から青色に変化する。また、変動画像51が青色に変化したことの効果音である第1青強調音が出力される。第1青強調音は、通常遊技状態における青色の保留画像52(変動画像51)を強調する演出音としても捉えられる。第1青強調音の出力時間は、1秒である。
【0905】
次に、図156(4)に示すように、チャンス目演出が実行され、3つの装飾図柄41である「331」が停止する。この3つの装飾図柄41は、何れも、赤色により表示されている。また、このとき、3つの装飾図柄41の周囲にチャンス目強調画像587が表示される。チャンス目強調画像587は、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域であって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。また、チャンス目強調画像587の表示時間は、1.25秒である。なお、チャンス目演出が実行されているときには、チャンス目演出に対応する色によりランプLが発光してもよい。一例を挙げると、ランプLは、チャンス目演出が実行されているときの装飾図柄41の色(図示の例では赤色)により発光されてもよい。また、チャンス目強調画像587が表示されることの効果音である第1チャンス目強調音が出力される。第1チャンス目強調音は、チャンス目演出における3つの装飾図柄41を強調する演出音としても捉えられる。第1チャンス目強調音の出力時間は、1秒である。
【0906】
次に、図156(5)に示すように、特別図柄の変動停止にともない、3つの装飾図柄41および小図柄56である「331」が確定停止する。
なお、変動演出例7におけるチャンス目演出は、事前判定演出の一例である。また、この事前判定演出は、事前判定演出が実行されているときの変動演出の次の変動演出において大当たりすることを期待させる演出である。
【0907】
(変動演出例8)
図157乃至図161は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図157乃至図161を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例8)を説明する。変動演出例8は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出であって、特別図柄抽選の結果がはずれであり且つSPSPリーチ演出が実行される変動演出の例である。また、変動演出例8は、変動演出例7に示した変動演出の次に実行される変動演出の例である。言い換えると、変動演出例8は、変動演出例7において示した青色の保留画像52(図156(5)参照)から示唆される特別図柄抽選の抽選結果を示す変動演出の例である。
なお、図157乃至図161は、図41における「変動演出パターン」として「ER11」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【0908】
まず、図157(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾図柄41および小図柄56である「331」が確定停止されている。このとき、1番目の保留画像52が青色により表示されている。
【0909】
次に、図157(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、装飾図柄41が変動を開始するときの動作である第1開始動作を行う。第1開始動作は、装飾図柄41が上側に移動する動作である。第1開始動作の実行時間は、1.7秒である。ただし、第1開始動作の実行時間は、何れの時間であってもよい。また、このとき、3つの装飾図柄41の各々の周囲に、それぞれ、第1開始強調画像588が表示される。左装飾図柄41の周囲に表示される第1開始強調画像588は、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域であって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。第1開始強調画像588の表示時間は、0.8秒である。ただし、第1開始強調画像588の表示時間は、何れの時間であってもよい。また、第1開始強調画像588が表示されることの効果音である第1開始強調音が出力される。第1開始強調音は、第1開始動作を行う装飾図柄41を強調する演出音としても捉えられる。第1開始強調音の出力時間は、0.3秒である。また、1番目の保留画像52が変動画像51の表示位置に移動し、変動画像51が青色により表示されている。
【0910】
次に、図157(3)に示すように、第1役物演出が開始され、左可動役物115Aが画像表示部114の表示領域と重なる位置まで移動する。また、役物第1強調画像551が表示される。役物第1強調画像551は、左装飾図柄41、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域に表示される。また、役物第1強調画像551は、左装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。第1役物演出においては、図114(1)乃至(8)を用いて説明した演出が行われる。また、第1役物演出の効果音である第1役物強調音が出力される。第1役物強調音は、可動役物115を強調する演出音としても捉えられる。第1役物強調音の出力時間は、0.9秒である。
次に、図157(4)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
【0911】
次に、図157(5)に示すように、第6ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。第6ボタン演出においては、図68(2)乃至(8)に示す態様によりボタン画像509が表示される。また、第1ボタン強調音が出力される。
そして、第6ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図157(6)に示すように、第6操作後強調画像517が表示される。第6操作後強調画像517は、装飾図柄41、変動回数画像502、音量画像42、光量画像43、変動画像51の表示領域と重なる領域に表示される。また、第6操作後強調画像517は、装飾図柄41および変動回数画像502よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43および変動画像51よりも後面のレイヤに表示される。また、第6操作後強調画像517が表示されることの効果音である第6操作後強調音が出力される。第6操作後強調音は、演出ボタン161の操作に応じた強調音としても捉えられる。第6操作後強調音の出力時間は、0.12秒である。
【0912】
次に、図157(7)に示すように、第5ボタン後画像589が表示される。
次に、図157(8)に示すように、変化演出が実行され、変動画像51が、青色から緑色に変化する。また、第1緑強調音が出力される。
次に、図158(9)に示すように、ゾーン煽り演出が実行され、第1ゾーン開始画像536が上下に揺れるように動作表示される。
次に、図158(10)に示すように、第1ゾーン開始画像536が停止する。
次に、図158(11)に示すように、第1ゾーン演出が開始され、第1ゾーン実行中画像537が表示される。第1ゾーン演出においては、図102(2)乃至(6)を用いて説明した演出が行われる。
【0913】
次に、図158(12)に示すように、擬似連画像581および擬似連強調画像582が表示される。また、第2停止強調音が出力される。
次に、図158(13)に示すように、擬似連画像581が拡大表示される。
次に、図158(14)に示すように、再変動報知画像583が表示される。
次に、図158(15)に示すように、装飾図柄41の変動が再び開始される。
次に、図158(16)に示すように、変化演出が実行され、変動画像51が緑色から赤色に変化する。また、赤色の変動画像51が表示されることの効果音である赤強調音が出力される。赤強調音は、変化演出が実行された変動画像51(保留画像52)を強調する演出音としても捉えられる。赤強調音の出力時間は、1.5秒である。
【0914】
次に、図159(17)に示すように、擬似連画像581および擬似連強調画像582が表示される。また、第2停止強調音が出力される。
次に、図159(18)に示すように、擬似連画像581が拡大表示される。
次に、図159(19)に示すように、再変動報知画像583が表示される。
次に、図159(20)に示すように、装飾図柄41の変動が再び開始される。
次に、図159(21)に示すように、左装飾図柄41である「4」が仮停止し、第1停止時動作を行う。また、このとき、左装飾図柄41の周囲に第1停止強調画像572が表示される。また、第1停止強調音が出力される。
【0915】
次に、図159(22)に示すように、右装飾図柄41である「4」が仮停止し、第1停止時動作を行う。また、このとき、右装飾図柄41の周囲に第1停止強調画像572が表示される。また、第1停止強調音が出力される。
次に、図159(23)に示すように、第1リーチ時演出が開始され、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541および第1リーチ目強調画像542が表示され、第1リーチ動作が行われる。第1リーチ時演出においては、図104(2)乃至(6)を用いて説明した態様による演出が行われる。また、第1リーチ強調音が出力される。
次に、図159(24)に示すように、リーチ目の装飾図柄41において、キャラクタ部分が消去されることで装飾性が低くなるとともに、拡大するように動作表示されている。また、このとき、ステージ画像61、ステージ報知画像501および変動回数画像502が非表示になる。また、第1動作強調音が出力される。
【0916】
次に、図160(25)に示すように、リーチ目の装飾図柄41の各々が縮小するように動作表示されている。また、リーチ目の装飾図柄41の各々が、画像表示部114における上側の両隅に移動するように動作表示されている。また、SPリーチ演出が開始され、SPリーチ画像552が表示されている。また、第1動作強調音が出力されている。
次に、図160(26)に示すように、発展煽り演出が実行され、中装飾図柄41である「5」と、発展画像584と、第1発展煽り強調画像585とが表示されている。図示の例では、中装飾図柄41および発展画像584が、左右に揺れ動くように動作表示されている。また、第1発展煽り強調音が出力される。
【0917】
次に、図160(27)に示すように、中装飾図柄41である「5」が非表示になり、発展画像584が停止する。また、発展画像584が停止することの効果音である第1発展強調音が出力される。第1発展強調音は、発展画像584を強調する演出音としても捉えられる。第1発展強調音の出力時間は、2秒である。
次に、発展演出(第2役物演出)が開始され、図160(28)に示すように、中可動役物115Bが画像表示部114の表示領域と重なる位置まで移動する。また、発展強調画像554が表示される。発展演出(第2役物演出)においては、図115(1)乃至(8)および図116(9)乃至(11)を用いて説明した演出が行われる。また、このとき、変動画像51および保留画像52が非表示になる。また、第2役物演出の効果音である第2役物強調音が出力される。第2役物強調音は、発展演出を強調する演出音としても捉えられる。第2役物強調音の出力時間は、6秒である。
【0918】
次に、SPSPリーチ演出が開始される。このとき、第1態様の開始時示唆演出が開始され、図160(29)に示すように、SPSP開始画像556および第1開始時強調画像557が表示される。第1態様の開始時示唆演出においては、図119(1)乃至(5)を用いて説明した演出が行われる。また、第1開始時強調画像557が表示されることの効果音である第1開始時強調音が出力される。第1開始時強調音は、開始時示唆演出を強調する演出音としても捉えられる。第1開始時強調音の出力時間は、1.5秒である。
次に、第1態様の実行中示唆演出が開始され、図160(30)に示すように、SPSP中示唆画像561および第1実行中強調画像562が表示される。第1態様の実行中示唆演出においては、図124(1)乃至(3)を用いて説明した演出が行われる。また、第1実行中強調画像562が表示されることの効果音である第1実行中強調音が出力される。第1実行中強調音は、実行中示唆演出を強調する演出音としても捉えられる。第1実行中強調音の出力時間は、0.3秒である。
【0919】
次に、図160(31)に示すように、第3前兆強調画像518が表示される。第3前兆強調画像518は、図70(1)および(2)を用いて説明した態様により動作表示される。また、第3前兆強調画像518が表示されることの効果音である第3前兆強調音が出力される。第3前兆強調音は、ボタン画像509が表示されることを強調する演出音としても捉えられる。第3前兆強調音の出力時間は、1.2秒である。
次に、第7ボタン演出が開始され、図160(32)に示すように、ボタン画像509が表示される。第7ボタン演出においては、図70(3)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が動作表示される。また、ボタン画像509が表示されることの効果音である第3ボタン強調音が出力される。第3ボタン強調音は、ボタン画像509(ボタン演出)を強調する演出音としても捉えられる。第3ボタン強調音の出力時間は、0.5秒である。
【0920】
そして、第7ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図161(33)に示すように、第7操作後強調画像519が表示される。第7操作後強調画像519は、装飾図柄41、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域に表示される。また、第7操作後強調画像519は、画像表示部114における第5レイヤLA5(図147(2)参照)に描画される。すなわち、第7操作後強調画像519は、装飾図柄41、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。また、第7操作後強調画像519が表示されることの効果音である第7操作後強調音が出力される。第7操作後強調音は、演出ボタン161の操作に応じた強調音としても捉えられる。第7操作後強調音の出力時間は、0.3秒である。
【0921】
次に、図161(34)に示すように、第6ボタン後画像590が表示される。第6ボタン後画像590の表示時間は、2.5秒である。また、第6ボタン後画像590が表示されることの効果音である第4ボタン後強調音が出力される。第4ボタン後強調音の出力時間は、1.6秒である。
次に、図161(35)に示すように、装飾性の低い3つの装飾図柄41である「454」が上側から下側に移動するように動作表示される。また、第4ボタン後強調音の出力が継続されている。そのため、第4ボタン後強調音は、3つの装飾図柄41を強調する演出音としても捉えられる。
次に、図161(36)に示すように、装飾性の低い3つの装飾図柄41が仮停止する。
【0922】
次に、図161(37)に示すように、切替画像586が表示される。
次に、図161(38)に示すように、切替画像586が非表示になり、3つの装飾図柄41である「454」が装飾性の高い表示態様により仮停止している。また、このとき、保留画像52、ステージ画像61、ステージ報知画像501および変動回数画像502が再表示される。一方で、変動画像51は再表示されない。
次に、図161(39)に示すように、特別図柄の変動停止にともない3つの装飾図柄41および小図柄56である「454」が確定停止する。また、変動回数画像502が「31ゲーム」に更新される。
【0923】
(変動演出例9)
図162乃至図167は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図162乃至図167を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例9)を説明する。変動演出例9は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出である大当たり変動演出の例である。また、変動演出例9は、図39における「事前判定演出パターン」として「AA1」が選択された場合に実行される変動演出の次に実行される変動演出の例である。また、図39における「事前判定演出パターン」として「AA1」が選択された場合に実行される変動演出は、図156(1)乃至(5)に示す変動演出であるものとする。また、変動演出例9は、図41における「変動演出パターン」として「EA1」が選択された場合に実行される変動演出である。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【0924】
まず、図162(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾図柄41および小図柄56である「331」が確定停止されている。このとき、二つの保留画像52のうちの1番目の保留画像52が青色により表示されている。
【0925】
次に、図162(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、第1開始動作が実行される。また、このとき、3つの装飾図柄41の各々の周囲に、それぞれ、第1開始強調画像588が表示される。また、1番目の保留画像52が変動画像51の表示位置に移動し、変動画像51が青色により表示されている。また、第1開始強調音が出力される。
また、このとき、振動演出が実行される。この振動演出が実行されているときに、演出ボタン161は白色により発光する。また、この振動演出の実行時間は、6秒である。また、演出ボタン161は、振動演出の開始後に白色による発光を開始し、振動演出の終了前に白色による発光を終了することで、振動演出において5.8秒白色により発光する。ただし、この振動演出の実行時間および振動演出における演出ボタン161の発光時間は、何れの時間であってもよい。
【0926】
次に、図162(3)に示すように、第1役物演出が開始され、左可動役物115Aが画像表示部114の表示領域と重なる位置まで移動する。また、役物第1強調画像551が表示される。第1役物演出においては、図114(1)乃至(8)を用いて説明した演出が行われる。また、第1役物強調音が出力される。
次に、図162(4)に示すように、変化演出が実行され、変動画像51が、青色から緑色に変化する。また、第1緑強調音が出力される。
次に、図162(5)に示すように、第1ゾーン開始画像536が停止する。
次に、図162(6)に示すように、第1ゾーン演出が開始され、第1ゾーン実行中画像537が表示される。第1ゾーン演出においては、図102(2)乃至(6)を用いて説明した演出が行われる。
【0927】
次に、図162(7)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
次に、図162(8)に示すように、第6ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。第6ボタン演出においては、図68(2)乃至(8)に示す態様によりボタン画像509が表示される。また、第1ボタン強調音が出力される。
そして、第6ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図163(9)に示すように、第6操作後強調画像517が表示される。また、第6操作後強調音が出力される。
【0928】
次に、図163(10)に示すように、擬似連画像581および擬似連強調画像582が表示される。また、第2停止強調音が出力される。
次に、図163(11)に示すように、擬似連画像581が拡大表示される。
次に、図163(12)に示すように、再変動報知画像583が表示される。
次に、図163(13)に示すように、装飾図柄41の変動が再び開始される。
次に、図163(14)に示すように、変化演出が実行され、変動画像51が緑色から赤色に変化する。また、赤強調音が出力される。
【0929】
次に、図163(15)に示すように、擬似連画像581および擬似連強調画像582が表示される。また、第2停止強調音が出力される。
次に、図163(16)に示すように、擬似連画像581が拡大表示される。
次に、図164(17)に示すように、再変動報知画像583が表示される。
次に、図164(18)に示すように、装飾図柄41の変動が再び開始される。
次に、図164(19)に示すように、左装飾図柄41である「4」が仮停止し、第1停止時動作を行う。また、このとき、左装飾図柄41の周囲に第1停止強調画像572が表示される。また、第1停止強調音が出力される。
【0930】
次に、図164(20)に示すように、右装飾図柄41である「4」が仮停止し、第1停止時動作を行う。また、このとき、右装飾図柄41の周囲に第1停止強調画像572が表示される。また、第1停止強調音が出力される。
次に、図164(21)に示すように、第3リーチ時演出が開始され、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541および第4リーチ目強調画像544が表示され、第3リーチ動作が行われる。第3リーチ時演出においては、図106(2)乃至(6)を用いて説明した態様による演出が行われる。また、第3リーチ時演出の効果音である第2リーチ強調音が出力される。第2リーチ強調音は、リーチ演出を強調する演出音としても捉えられる。第2リーチ強調音の出力時間は、1.2秒である。
【0931】
次に、図164(22)に示すように、リーチ目の装飾図柄41において、キャラクタ部分が消去されることで装飾性が低くなるとともに、拡大するように動作表示されている。また、このとき、ステージ画像61、保留画像52、ステージ報知画像501および変動回数画像502が非表示になる。また、第1動作強調音が出力される。
次に、図164(23)に示すように、リーチ目の装飾図柄41の各々が縮小するように動作表示されている。また、リーチ目の装飾図柄41の各々が、画像表示部114における上側の両隅に移動するように動作表示されている。また、SPリーチ演出が開始され、SPリーチ画像552が表示されている。また、第1動作強調音が出力されている。
次に、図164(24)に示すように、発展煽り演出が実行され、中装飾図柄41である「5」と、発展画像584と、第1発展煽り強調画像585とが表示されている。図示の例では、中装飾図柄41および発展画像584が、左右に揺れ動くように動作表示されている。また、第1発展煽り強調音が出力される。
【0932】
次に、図165(25)に示すように、中装飾図柄41である「5」が非表示になり、発展画像584が停止する。また、第1発展強調音が出力される。
次に、発展演出(第2役物演出)が開始され、図165(26)に示すように、中可動役物115Bが画像表示部114の表示領域と重なる位置まで移動する。また、発展強調画像554が表示される。また、このとき、変動画像51が非表示になる。また、第2役物強調音が出力される。
【0933】
次に、SPSPリーチ演出が開始される。また、第2態様の開始時示唆演出が開始され、図165(27)に示すように、SPSP開始画像556および第2開始時強調画像558が表示される。第2態様の開始時示唆演出においては、図120(1)乃至(6)を用いて説明した演出が行われる。また、第2開始時強調画像558が表示されることの効果音である第2開始時強調音が出力される。第2開始時強調音は、開始時示唆演出を強調する演出音としても捉えられる。第2開始時強調音の出力時間は、2.5秒である。
次に、第2態様の実行中示唆演出が開始され、図165(28)に示すように、SPSP中示唆画像561および第2実行中強調画像563が表示される。第2態様の実行中示唆演出においては、図125(1)乃至(5)を用いて説明した演出が行われる。また、第2実行中強調画像563が表示されることの効果音である第2実行中強調音が出力される。第2実行中強調音は、実行中示唆演出を強調する演出音としても捉えられる。第2実行中強調音の出力時間は、1秒である。
【0934】
次に、図165(29)に示すように、第3前兆強調画像518が表示される。第3前兆強調画像518は、図70(1)および(2)を用いて説明した態様により動作表示される。また、第3前兆強調音が出力される。
次に、第8ボタン演出が開始され、図165(30)に示すように、ボタン画像509が表示される。第8ボタン演出においては、図70(3)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が動作表示される。また、第3ボタン強調音が出力される。
【0935】
そして、第8ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図165(31)に示すように、第8操作後強調画像520が表示される。第8操作後強調画像520は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第8操作後強調画像520は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。また、第8操作後強調画像520が表示されることの効果音である第8操作後強調音が出力される。第8操作後強調音は、演出ボタン161の操作に応じた強調音としても捉えられる。第8操作後の出力時間は、0.3秒である。
【0936】
次に、図165(32)に示すように、第1大当たり演出が実行される。第1大当たり演出においては、第1大当たり報知音が出力され、振動演出が実行され、中可動役物115Bが画像表示部114の表示領域と重なる位置まで移動し、中可動役物115B、演出ボタン161およびランプLが虹色により発光する。また、第1大当たり強調画像566が表示される。第1大当たり強調画像566は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第1大当たり強調画像566は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。なお、第1大当たり演出においては、図130(2)乃至(8)および図131(9)乃至(16)を用いて説明した演出が実行される。また、第1大当たり強調画像566が表示されているときにおいて、装飾図柄41は、表示されているものの、第1大当たり強調画像566に覆われているため、視認困難又は視認不能である。
【0937】
次に、図166(33)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41である「444」が拡大するように動作表示される。より具体的には、中装飾図柄41の表示領域が左装飾図柄41の表示領域および右装飾図柄41の表示領域よりも大きくなるように、ゾロ目の装飾図柄41が動作表示される。
次に、図166(34)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が縮小するように動作表示され、3つの装飾図柄41の各々の表示領域が同じ大きさになる。ゾロ目の装飾図柄41の動作表示時間は、2.5秒である。ただし、ゾロ目の装飾図柄41の動作表示時間は、何れの時間であってもよい。また、第1ゾロ目強調画像591が表示される。第1ゾロ目強調画像591は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43の表示領域と重なる領域に表示される。また、第1ゾロ目強調画像591は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。第1ゾロ目強調画像591の表示時間は、1.5秒である。ただし、第1ゾロ目強調画像591の表示時間は、何れの時間であってもよい。また、第1ゾロ目強調画像591が表示されることの効果音である第1ゾロ目強調音が出力される。第1ゾロ目強調音は、ゾロ目の装飾図柄41を強調する演出音としても捉えられる。第1ゾロ目強調音の出力時間は、1.3秒である。
【0938】
次に、図166(35)に示すように、昇格煽り演出が実行され、昇格煽り強調画像592が表示される。
次に、図166(36)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
次に、第1ボタン演出が開始され、図166(37)に示すように、ボタン画像509が表示される。第1ボタン演出においては、図60(2)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が動作表示される。また、第1ボタン強調音が出力される。
【0939】
そして、第1ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図166(38)に示すように、第1操作後強調画像510が表示される。また、第1操作後強調音が出力される。
次に、図166(39)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41である「444」が再び表示される。このとき、中装飾図柄41の表示領域が左装飾図柄41の表示領域および右装飾図柄41の表示領域よりも大きくなるように、ゾロ目の装飾図柄41が動作表示される。
次に、図166(40)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が縮小するように動作表示され、3つの装飾図柄41の各々の表示領域が同じ大きさになる。また、第1ゾロ目強調画像591が表示される。また、第1ゾロ目強調音が出力される。
【0940】
そして、図167(41)に示すように、特別図柄の停止表示にともない、装飾図柄41および小図柄56である「444」が確定停止する。
次に、図167(42)に示すように、第1右打ち報知が行われ、第1右打ち画像503が表示される。また、大当たり開始画像593が表示される。
なお、各変動演出例においては、第1右打ち報知は、図57を用いて説明した態様により実行される。
【0941】
次に、図167(43)に示すように、第2右打ち報知が行われ、第2右打ち画像507が表示される。第2右打ち画像507は、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域であって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。
なお、各変動演出例においては、第2右打ち報知は、図58を用いて説明した態様により実行される。
【0942】
次に、大当たり遊技が開始され、図167(44)に示すように、ラウンド数画像594およびラウンド中画像595が表示される。
次に、大当たり遊技が終了し、図167(45)に示すように、時短開始画像596が表示される。
次に、特別時短遊技状態において、図167(46)に示すように、画像表示部114には、装飾性の低い装飾図柄41である「444」が確定停止されている。そして、小図柄56も、装飾図柄41と同様に「444」の数字の並びによって確定停止されている。また、このとき、ステージ画像61が、特別時短遊技状態における演出モードである第3ステージに応じた表示態様により表示されている。また、第1始動口121の保留数表示55には「1」が表示されている。一方で、保留画像52は表示されていない。また、ステージ報知画像501および時短残回数画像504が表示されている。図示の例では、ステージ報知画像501には「海」のテキストが示され、時短残回数画像504には「あと100」のテキストが示されている。
【0943】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、演出ボタン161の操作の促進を強調するボタン画像509を表示可能であり、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出を実行可能であり、変化演出には、第1変化演出(例えば、ボタン強調部509cの動作表示)と、第2変化演出(例えば、強調文字509dの動作表示)とがある。そして、第1変化演出は、周期的な第1動作表示により行われ、第2変化演出は、周期的な第2動作表示により行われる。
この場合、第1変化演出および第2変化演出の見分けが付きやすくなるとともに、何れの変化演出も周期的に行われるため、遊技者が変化演出を見逃すことを抑制できる。
【0944】
特に、本実施形態では、第1変化演出における動作表示の周期と、第2変化演出における動作表示の周期とを異ならせている。
そのため、第1変化演出における動作表示の周期と第2変化演出における動作表示の周期とが同一である場合に比べて、第1変化演出と第2変化演出とが異なる演出であることを遊技者に認識させ易くすることができ、演出の多様性を遊技者により感じさせることができる。
【0945】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において特定演出を実行可能であり、演出ボタン161の操作の促進を強調するボタン画像509を表示可能であり、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出を実行可能であり、変化演出には、第1変化演出(例えば、ボタン強調部509cの動作表示)と、第2変化演出(例えば、強調文字509dの動作表示)とがある。また、特定演出としては、装飾図柄41の仮停止、リーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、擬似連演出等が挙げられる。そして、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、第1変化演出の実行時間および第2変化演出の実行時間を何れも異ならせる(図162(8)、図165(30)、図101参照)ことが可能である。そのため、変動演出の進行の状況に応じた態様により、演出ボタン161の操作を遊技者に促進させることができる。
また、演出制御部300は、特定演出の開始前における第1変化演出の実行時間と第2変化演出の実行時間とを異ならせることが可能である。そのため、第1変化演出の実行時間と第2変化演出の実行時間とが同一である場合に比べて、特定演出の開始前における第1変化演出および第2変化演出を何れも遊技者に認識させ易くすることができる。
また、演出制御部300は、特定演出の開始以降における第1変化演出の実行時間と第2変化演出の実行時間とを異ならせることが可能である。そのため、第1変化演出の実行時間と第2変化演出の実行時間とが同一である場合に比べて、特定演出の開始以降における第1変化演出および第2変化演出を何れも遊技者に認識させ易くすることができる。
【0946】
なお、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、第1変化演出の演出態様および第2変化演出の演出態様の何れか一方を共通にして他方を異ならせてもよい。また、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、第1変化演出の演出態様および第2変化演出の演出態様の何れも共通にしてもよい。また、変化演出の演出態様は、変化演出の実行時間、変化演出の周期、変化演出の表示態様(動作表示態様)のうちの何れ(または全て)であってもよい。
特に、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、変化演出の実行時間を共通にして、変化演出の周期および変化演出の表示態様(動作表示態様)の何れかを異ならせてもよい。また、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、変化演出の周期を共通にして、変化演出の実行時間および変化演出の表示態様(動作表示態様)の何れかを異ならせてもよい。また、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、変化演出の表示態様(動作表示態様)を共通にして、変化演出の周期および変化演出の実行時間の何れかを異ならせてもよい。
【0947】
また、本実施形態では、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、ボタン演出における操作有効期間(ボタン演出の実行時間、ボタン部509aの表示時間)を共通にして、変化演出の実行時間、変化演出の周期、および変化演出の表示態様(動作表示態様)のうちの少なくとも一つを異ならせてもよい。
また、本実施形態では、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、変化演出の実行時間、変化演出の周期、および変化演出の表示態様(動作表示態様)のうちの少なくとも一つを共通にして、ボタン演出における操作有効期間(ボタン演出の実行時間、ボタン部509aの表示時間)を異ならせてもよい。
【0948】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において特定演出を実行可能であり、振動演出が実行される場合に演出ボタン161を強調する強調演出(演出ボタン161の発光)を実行可能である。そして、演出制御部300は、振動演出の実行時間と強調演出の実行時間とを異ならせることが可能である(図101参照)。
そのため、振動演出の実行時間と強調演出の実行時間とが共通である場合に比べて、振動演出および強調演出の各々が遊技者に着目され易くなる。
【0949】
また、本実施形態では、演出制御部300は、SPSPリーチ演出におけるボタン演出において演出ボタン161が操作される場合に、特別図柄抽選の結果がはずれであるか大当たりであるかに応じて、演出ボタン161の操作に応じた強調演出の実行態様を異ならせる(図161(33)、図165(31)参照)ことが可能である。
この場合、特別図柄抽選の結果に関わらず演出ボタン161が操作されたことを遊技者に認識させ易くすることができるとともに、特別図柄抽選の結果を一早く遊技者に認識させ易くすることができる。
【0950】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において特定演出を実行可能であり、役物演出を実行可能である。特定演出としては、装飾図柄41の仮停止、リーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、ボタン演出、擬似連演出等が挙げられる。そして、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、役物演出における可動役物115の動作態様を異ならせている(図165(26)、(32)参照)。
ここで、変動演出例9とは別に、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて役物演出における可動役物115の動作態様が共通である変動演出が設けられてもよい。一例を挙げると、変動演出例9の変形例として、図162(3)に示すタイミングにおいて、中可動役物115が図165(32)に示したものと同一の態様により動作される役物演出が実行されるとともに役物第1強調画像551が表示される変動演出が設けられてもよい。すなわち、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて役物演出における可動役物115の動作態様を異ならせること、および、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて役物演出における可動役物115の動作態様を共通にすることが可能である。そして、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいては、役物演出における可動役物115の動作態様が共通である一方で、表示される強調画像が異なる。
【0951】
また、演出制御部300は、役物演出を強調する強調演出を実行可能であり、強調演出には、第1強調演出(例えば可動役物115の発光)と、第2強調演出(例えば役物強調画像の表示、大当たり強調画像の表示)とがある。そして、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、第1強調演出の実行時間および第2強調演出の実行時間を何れも異ならせる(図157(3)、図165(32)、図118図141参照)ことが可能である。そのため、変動演出の進行の状況に応じた態様により、可動役物115を遊技者に着目させることができる。
また、演出制御部300は、特定演出の開始前における第1強調演出の実行時間と第2強調演出の実行時間とを異ならせることが可能である。そのため、第1強調演出の実行時間と第2強調演出の実行時間とが同一である場合に比べて、特定演出の開始前において第1強調演出および第2強調演出を何れも遊技者に認識させ易くすることができる。
また、演出制御部300は、特定演出の開始以降における第1強調演出の実行時間と第2強調演出の実行時間とを異ならせることが可能である。そのため、第1強調演出の実行時間と第2強調演出の実行時間とが同一である場合に比べて、特定演出の開始以降において第1強調演出および第2強調演出を何れも遊技者に認識させ易くすることができる。
【0952】
また、本実施形態では、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、第2強調演出の表示態様(動作表示態様)および実行時間を何れも異ならせることが可能である。
そのため、変動演出の進行の状況に応じた可動役物115の遊技者への着目させ方の違いが、遊技者により認識され易くなる。
【0953】
また、演出制御部300は、役物演出を強調する強調演出を実行可能であり、特定報知よりも実行時間が短い強調演出と、特定報知よりも実行時間が長い強調演出とを実行可能(図56(2)、図118図141参照)である。
そのため、強調演出の実行時間の長短が遊技者に認識され易く、強調演出に応じた役物演出への遊技者の着目させ方が多様であることを際立たせることができる。また、特定報知の実行時間を、遊技者へのハンドル151の操作を促すのに必要な時間であって、遊技の興趣を低下させない程度の時間に設定することができる。
【0954】
また、演出制御部300は、変動演出において特定演出を実行可能であり、演出ボタン161の操作の促進を強調するボタン画像509を表示可能であり、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出を実行可能である。変化演出としては、ボタン画像509aの動作表示、ボタン強調部509cの動作表示、強調文字509dの動作表示等が挙げられる。また、特定演出としては、装飾図柄41の仮停止、リーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、擬似連演出等が挙げられる。そして、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、変化演出の実行頻度(周期)を異ならせることが可能である。そのため、変動演出の進行の状況に応じた態様により、演出ボタン161の操作を遊技者に促進させることができる。
【0955】
図168および図169は、変動演出例9において第2左打ち画像48が表示される場合の例を示す図である。以下の例では、変動演出例9において、遊技者が、遊技球を遊技領域111における右側に向けて発射し続け、遊技領域111における右側に設けられているゲート124に遊技球が継続的に入賞するものとする。
この例では、まず、第1左打ち報知の実行条件が成立し、第1左打ち報知が実行される。その後、第2左打ち報知の実行条件が成立し、第2左打ち報知が実行される。この場合、図168(1)に示すように、第1開始動作が実行されるとともに第1開始強調画像588が表示されているとき(図162(2)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。第2左打ち画像48は、装飾図柄41、第1開始強調画像588、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第2左打ち画像48は、装飾図柄41および第1開始強調画像588よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。
【0956】
次に、図168(2)に示すように、第1役物演出が開始され、役物第1強調画像551が表示されているとき(図162(3)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。第2左打ち画像48は、役物第1強調画像551の表示領域と重なる領域であって、役物第1強調画像551よりも前面のレイヤに表示される。
次に、図168(3)に示すように、第1前兆強調画像508が表示されているとき(図162(7)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。第2左打ち画像48は、第1前兆強調画像508の表示領域と重なる領域であって、第1前兆強調画像508よりも前面のレイヤに表示される。
次に、図168(4)に示すように、第6ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示されているとき(図162(8)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。第2左打ち画像48は、ボタン画像509の表示領域と重なる領域であって、ボタン画像509よりも前面のレイヤに表示される。
【0957】
次に、図168(5)に示すように、第6操作後強調画像517が表示されているとき(図163(9)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。第2左打ち画像48は、第6操作後強調画像517の表示領域と重なる領域であって、第6操作後強調画像517よりも前面のレイヤに表示される。
次に、図168(6)に示すように、擬似連画像581および擬似連強調画像582が表示されているとき(図163(10)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。第2左打ち画像48は、擬似連画像581および擬似連強調画像582の表示領域と重なる領域であって、擬似連画像581および擬似連強調画像582よりも前面のレイヤに表示される。
【0958】
次に、図168(7)に示すように、第3リーチ時演出が開始され、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541および第4リーチ目強調画像544が表示されているとき(図164(21)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。第2左打ち画像48は、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541および第4リーチ目強調画像544の表示領域と重なる領域であって、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541および第4リーチ目強調画像544よりも前面のレイヤに表示される。
次に、図168(8)に示すように、中装飾図柄41、発展画像584、および第1発展煽り強調画像585が表示されているとき(図164(24)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。第2左打ち画像48は、中装飾図柄41、発展画像584、および第1発展煽り強調画像585の表示領域と重なる領域であって、中装飾図柄41、発展画像584、および第1発展煽り強調画像585よりも前面のレイヤに表示される。
【0959】
次に、図169(9)に示すように、発展演出(第2役物演出)が開始され、発展強調画像554が表示されているとき(図165(26)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。第2左打ち画像48は、発展強調画像554の表示領域と重なる領域であって、発展強調画像554よりも前面のレイヤに表示される。
次に、図169(10)に示すように、第3前兆強調画像518が表示されているとき(図165(29)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。第2左打ち画像48は、第3前兆強調画像518の表示領域と重なる領域であって、第3前兆強調画像518よりも前面のレイヤに表示される。
次に、図169(11)に示すように、第8ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示されているとき(図165(30)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。
【0960】
次に、図169(12)に示すように、第8操作後強調画像520が表示されているとき(図165(31)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。第2左打ち画像48は、第8操作後強調画像520の表示領域と重なる領域であって、第8操作後強調画像520よりも前面のレイヤに表示される。
次に、図169(13)に示すように、第1大当たり演出が実行され、第1大当たり強調画像566が表示されているとき(図165(32)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。第2左打ち画像48は、第1大当たり強調画像566の表示領域と重なる領域であって、第1大当たり強調画像566よりも前面のレイヤに表示される。
【0961】
次に、図169(14)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41および第1ゾロ目強調画像591が表示されているとき(図166(34)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。第2左打ち画像48は、ゾロ目の装飾図柄41および第1ゾロ目強調画像591の表示領域と重なる領域であって、ゾロ目の装飾図柄41および第1ゾロ目強調画像591よりも前面のレイヤに表示される。
次に、図169(15)に示すように、第1ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示されているとき(図166(37)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。
次に、図169(16)に示すように、第1ゾロ目強調画像591が表示されているとき(図166(40)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。
図示を省略するが、この後、特別図柄の停止表示にともない装飾図柄41および小図柄56が確定停止すると、第2左打ち画像48が非表示になる。
【0962】
以上の通り、変動演出例9において第2左打ち報知が実行される場合には、第2左打ち報知の実行中に、変動演出例9において説明した演出音の各々が制限される。
なお、変動演出例9において第1左打ち報知が実行される場合には、第1左打ち報知の実行中であっても、変動演出例9において説明した演出音の各々が出力される。
【0963】
また、図168および図169に示した左打ち報知が実行されているときであっても、変動演出例9において説明した、ランプL、演出ボタン161、および可動役物115の発光や、演出音の出力は継続されてもよい。
また、変動演出例9に限らず、各変動演出において左打ち報知が実行されているときであっても、ランプL、演出ボタン161、および可動役物115の発光や、演出音の出力は継続されてもよい。また、各変動演出において第1左打ち報知が実行される場合には、ランプL、演出ボタン161、および可動役物115の発光や、演出音の出力は継続されてもよい。また、各変動演出において第2左打ち報知が実行される場合には、ランプL、演出ボタン161、および可動役物115の発光や、演出音の出力は制限され、第2左打ち報知が優先的に実行されてもよい。
【0964】
また、図示を省略しているが、左装飾図柄41である「4」が仮停止し、第1停止時動作を行い、第1停止強調画像572が表示されているとき(図164(19)参照)にも、第2左打ち画像48が表示されるとともに、第2左打ち音が出力されている。このとき、第2左打ち画像48は、左装飾図柄41および第1停止強調画像572の表示領域と重なる領域であって、左装飾図柄41および第1停止強調画像572よりも前面のレイヤに表示されている。
【0965】
また、図168および図169には、変動演出例9において第2左打ち画像48が表示される場合の例を示したが、例えば、チャンス目演出が実行されているときに、遊技領域111における右側に設けられているゲート124に遊技球が継続的に入賞し、第2左打ち報知の実行条件が満たされた場合には、このときに第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。この場合、第2左打ち画像48は、装飾図柄41およびチャンス目強調画像587(図156(4)参照)の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41およびチャンス目強調画像587よりも前面のレイヤに表示されている。
【0966】
また、本実施形態では、ゾロ目強調画像の表示後であっても左打ち報知が実行されることを説明したが、これに限定されない。
ゾロ目強調画像の表示後の所定期間は、遊技領域111における右側に設けられているゲート124に遊技球が継続的に入賞した場合であっても、左打ち報知が実行されないようにしてもよい。
【0967】
(変動演出例10)
図170は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図170を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例10)を説明する。変動演出例10は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出である大当たり変動演出の例である。
なお、変動演出例10は、図41における「変動演出パターン」として「EA2」が選択された場合に実行される変動演出である。また、変動演出例10は、図39における「事前判定演出パターン」として「AA2」が選択された場合に実行される変動演出の次に実行される変動演出の例である。また、図39における「事前判定演出パターン」として「AA2」が選択された場合に実行される変動演出は、図156(1)乃至(5)に示す変動演出であるものとする。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【0968】
まず、図162(1)乃至(8)、図163(9)乃至(16)、図164(17)乃至(24)、図165(25)乃至(27)に示したものと同じ演出が行われてから、図170(1)に示すように、第2態様の実行中示唆演出が開始され、SPSP中示唆画像561および第2実行中強調画像563が表示される。第2態様の実行中示唆演出においては、図125(1)乃至(5)を用いて説明した演出が行われる。また、第2実行中強調音が出力される。
【0969】
次に、図170(2)に示すように、第3前兆強調画像518が表示される。第3前兆強調画像518は、図70(1)および(2)を用いて説明した態様により動作表示される。また、第3前兆強調音が出力される。
次に、第9ボタン演出が開始され、図170(3)に示すように、ボタン画像509が表示される。第9ボタン演出においては、図73(3)乃至(8)および図74(9)を用いて説明した態様によりボタン画像509が動作表示される。また、ボタン画像509が表示されることの効果音である第4ボタン強調音が出力される。第4ボタン強調音は、ボタン画像509(ボタン演出)を強調する演出音としても捉えられる。第4ボタン強調音の出力時間は、0.6秒である。
そして、第9ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図170(4)に示すように、第8操作後強調画像520が表示される。また、第8操作後強調音が出力される。
【0970】
次に、図170(5)に示すように、第1大当たり演出が実行される。第1大当たり演出においては、第1大当たり報知音が出力され、振動演出が実行され、中可動役物115Bが画像表示部114の表示領域と重なる位置まで移動し、中可動役物115B、演出ボタン161およびランプLが虹色により発光する。また、第1大当たり強調画像566が表示される。第1大当たり演出においては、図130(2)乃至(8)および図131(9)乃至(16)を用いて説明した演出が実行される。
図示を省略するが、この後は、図166(33)乃至(40)および図167(41)乃至(46)に示したものと同一の演出が行われる。
【0971】
また、変動演出例10において、遊技者が、遊技球を遊技領域111における右側に向けて発射し続け、遊技領域111における右側に設けられているゲート124に遊技球が継続的に入賞する場合、図170(6)に示すように、第9ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示されているとき(図170(3)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。第2左打ち画像48は、ボタン画像509、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第2左打ち画像48は、ボタン画像509よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。また、第4ボタン強調音の出力が制限される。
なお、変動演出例10において第1左打ち報知が実行されている場合には、第1左打ち報知の実行中であっても、第4ボタン強調音は出力される。
【0972】
(変動演出例11)
図171は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図171を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例11)を説明する。変動演出例11は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出である大当たり変動演出の例である。
なお、変動演出例11は、図41における「変動演出パターン」として「EA3」が選択された場合に実行される変動演出である。また、変動演出例11は、図39における「事前判定演出パターン」として「AA3」が選択された場合に実行される変動演出の次に実行される変動演出の例である。また、図39における「事前判定演出パターン」として「AA3」が選択された場合に実行される変動演出は、図156(1)乃至(5)に示す変動演出であるものとする。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【0973】
まず、図162(1)乃至(3)に示したものと同一の演出が行われてから、図171(1)に示すように、変化演出が実行され、変動画像51が、青色から緑色に変化する。また、第1緑強調音が出力される。
次に、図171(2)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
次に、第10ボタン演出が開始され、図171(3)に示すように、ボタン画像509が表示される。第10ボタン演出においては、図76(2)乃至(8)および図77(9)を用いて説明した態様によりボタン画像509が動作表示される。また、ボタン画像509が表示されることの効果音である第5ボタン強調音が出力される。第5ボタン強調音は、ボタン画像509(ボタン演出)を強調する演出音としても捉えられる。第5ボタン強調音の出力時間は、0.3秒である。
【0974】
次に、図171(4)に示すように、第9操作後強調画像521が表示される。第9操作後強調画像521は、装飾図柄41、ステージ報知画像501、変動回数画像502、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第9操作後強調画像521は、装飾図柄41、ステージ報知画像501、および変動回数画像502よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。また、第9操作後強調画像521が表示されることの効果音である第9操作後強調音が出力される。第9操作後強調音は、演出ボタン161の操作に応じた強調音としても捉えられる。第9操作後強調音の出力時間は、0.35秒である。
【0975】
次に、図171(5)に示すように、第1ゾーン開始画像536が停止する。
図示を省略するが、この後は、図162(6)乃至(8)、図163(9)乃至(16)、図164(17)乃至(24)、図165(25)乃至(32)、図166(33)乃至(40)、図167(41)乃至(46)に示したものと同一の演出が行われる。
【0976】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において特定演出を実行可能であり、演出ボタン161の操作の促進を強調するボタン画像509を表示可能であり、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出を実行可能であり、変化演出には、第1変化演出(例えば、ボタン強調部509cの動作表示)と、第2変化演出(例えば、強調文字509dの動作表示)とがある。特定演出としては、装飾図柄41の仮停止、リーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、擬似連演出等が挙げられる。そして、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、第1変化演出の実行態様および第2変化演出の実行態様を何れも異ならせる(図171(3)、図76(2)乃至(8)、図165(30)、図70(3)乃至(8)参照)ことが可能である。
この場合、変動演出の進行の状況に応じて、ボタン画像509への遊技者の着目させ方の独自性を高めることができる。
【0977】
なお、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、第1変化演出の実行態様および第2変化演出の実行態様を何れも共通にしてもよい。一例を挙げると、変動演出例11における図171(3)に示す時点において、第8ボタン演出が実行されることにより、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、第1変化演出の実行態様および第2変化演出の実行態様を何れも共通にしてもよい。
この場合、変動演出の進行の状況に関わらず、ボタン演出が実行されていることを遊技者に認識させ易くすることができ、演出ボタン161の操作をより促すことができる。
【0978】
また、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、第1変化演出の実行態様および第2変化演出の実行態様のうちの、何れか一方を共通にして、他方を異ならせてもよい。
【0979】
また、本実施形態では、演出制御部300は、演出ボタン161の操作の促進を強調するボタン画像509を表示する操作演出を実行可能であり、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出を実行可能であり、操作演出には、第1操作演出(例えば第8ボタン演出(図165(30)参照)と、第2操作演出(例えば第10ボタン演出(図171(3)参照))とがあり、変化演出には、第1変化演出(例えば、ボタン強調部509cの動作表示)と、第2変化演出(例えば、強調文字509dの動作表示)とがある。そして、演出制御部300は、第1操作演出および第2操作演出において、第1変化演出の動作態様および第2変化演出の動作態様を何れも異ならせる(図76(2)乃至(8)、図70(3)乃至(8)参照)ことが可能である。
この場合、操作演出に応じて、ボタン画像509への遊技者の着目させ方の独自性を高めることができる。
なお、演出制御部300は、第1操作演出および第2操作演出において、第1変化演出の動作態様および第2変化演出の動作態様のうちの何れか一方を異ならせて他方を共通にしてもよい。また、演出制御部300は、第1操作演出および第2操作演出において、第1変化演出の動作態様および第2変化演出の動作態様の何れも共通にしてもよい。
【0980】
また、本実施形態では、演出制御部300は、第1操作演出および第2操作演出において、第1変化演出の実行時間および第2変化演出の実行時間を何れも異ならせることが可能である(図101参照)。そのため、操作演出の種類に応じた態様により、演出ボタン161の操作を遊技者に促進させることができる。
また、演出制御部300は、第1操作演出における第1変化演出の実行時間と第2変化演出の実行時間とを異ならせることが可能である。そのため、第1変化演出の実行時間と第2変化演出の実行時間とが同一である場合に比べて、第1操作演出における第1変化演出および第2変化演出を何れも遊技者に認識させ易くすることができる。
また、演出制御部300は、第2操作演出における第1変化演出の実行時間と第2変化演出の実行時間とを異ならせることが可能である。そのため、第1変化演出の実行時間と第2変化演出の実行時間とが同一である場合に比べて、第2操作演出における第1変化演出および第2変化演出を何れも遊技者に認識させ易くすることができる。
【0981】
また、演出制御部300は、第1変化演出の動作表示を周期的に実行可能である。そして、演出制御部300は、第1操作演出および第2操作演出において、第1変化演出の動作表示の周期を異ならせることが可能である(図101参照)。
そのため、同じ第1変化演出であっても操作演出に応じて多様性のある演出を実現することができる。
【0982】
また、演出制御部300は、第2変化演出の動作表示を周期的に実行可能である。そして、演出制御部300は、第1操作演出および第2操作演出において、第2変化演出の動作表示の周期を異ならせることが可能である(図101参照)。
そのため、同じ第2変化演出であっても操作演出に応じて多様性のある演出を実現することができる。
【0983】
なお、演出制御部300は、第1操作演出および第2操作演出において、第1変化演出の演出態様および第2変化演出の演出態様の何れか一方を共通にして他方を異ならせてもよい。また、演出制御部300は、第1操作演出および第2操作演出において、第1変化演出の演出態様および第2変化演出の演出態様の何れも共通にしてもよい。また、共通にしまたは異ならせる変化演出の演出態様は、変化演出の実行時間、変化演出の周期、変化演出の表示態様(動作表示態様)のうちの何れ(または全て)であってもよい。
特に、演出制御部300は、第1操作演出および第2操作演出において、変化演出の実行時間を共通にして、変化演出の周期および変化演出の表示態様(動作表示態様)の何れかを異ならせてもよい。また、演出制御部300は、第1操作演出および第2操作演出において、変化演出の周期を共通にして、変化演出の実行時間および変化演出の表示態様(動作表示態様)の何れかを異ならせてもよい。また、演出制御部300は、第1操作演出および第2操作演出において、変化演出の表示態様(動作表示態様)を共通にして、変化演出の周期および変化演出の実行時間の何れかを異ならせてもよい。
【0984】
また、本実施形態では、演出制御部300は、第1操作演出および第2操作演出において、ボタン演出における操作有効期間(ボタン演出の実行時間、ボタン部509aの表示時間)を共通にして、変化演出の実行時間、変化演出の周期、および変化演出の表示態様(動作表示態様)のうちの少なくとも一つを異ならせてもよい。
また、本実施形態では、演出制御部300は、第1操作演出および第2操作演出において、変化演出の実行時間、変化演出の周期、および変化演出の表示態様(動作表示態様)のうちの少なくとも一つを共通にして、ボタン演出における操作有効期間(ボタン演出の実行時間、ボタン部509aの表示時間)を異ならせてもよい。
【0985】
(変動演出例12)
図172および図173は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図172および図173を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例12)を説明する。変動演出例12は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出である大当たり変動演出の例である。
なお、変動演出例12は、図41における「変動演出パターン」として「EB1」が選択された場合に実行される変動演出である。また、変動演出例12は、図39における「事前判定演出パターン」として「AB1」が選択された場合に実行される変動演出の次に実行される変動演出の例である。また、図39における「事前判定演出パターン」として「AB1」が選択された場合に実行される変動演出は、図156(1)乃至(5)に示す変動演出であるものとする。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【0986】
まず、図172(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾図柄41および小図柄56である「623」が確定停止されている。このとき、1番目の保留画像52が青色により表示され、第1始動口121の保留数表示55に「1」が表示されている。
次に、図172(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、第1開始動作が行われ、3つの装飾図柄41の各々の周囲に、それぞれ、第1開始強調画像588が表示される。また、1番目の保留画像52が変動画像51の表示位置に移動し、変動画像51が青色により表示されている。また、第1始動口121の保留数表示55が「0」に更新される。また、第1開始強調音が出力される。
【0987】
次に、図172(3)に示すように、変化演出が実行され、変動画像51の表示色が青色から虹色に変化する。また、虹色の変動画像51が表示されることの効果音である第1虹強調音が出力される。第1虹強調音は、変化演出が実行された変動画像51(保留画像52)を強調する演出音としても捉えられる。第1虹強調音の出力時間は、2.5秒である。
なお、各変動演出例においては、虹色の変動画像51(虹色の保留画像52)は、図48(1)乃至(5)を用いて説明した態様により動作表示される。
【0988】
次に、図172(4)に示すように、左装飾図柄41である「7」が仮停止し、装飾図柄41が仮停止するときの動作である第5停止時動作を行う。第5停止時動作は、第1ステージにおいて左装飾図柄41である「7」が仮停止するときに行われる。また、第5停止時動作は、装飾図柄41が左右に揺れる動作である。第5停止時動作の実行時間は、0.6秒である。ただし、第5停止時動作の実行時間は、何れの時間であってもよい。また、左装飾図柄41の周囲に第2停止強調画像573が表示される。また、第2停止強調画像573が表示されることの効果音である第3停止強調音が出力される。第3停止強調音は、左装飾図柄41である「7」を強調する演出音としても捉えられる。第3停止強調音の出力時間は、0.5秒である。
【0989】
次に、図172(5)に示すように、第1リーチ煽り演出が実行される。第1リーチ煽り演出においては、左右の装飾図柄41を囲むように第1リーチ煽り強調画像597が表示される。第1リーチ煽り強調画像597の表示時間は、5.5秒である。また、第1リーチ煽り強調画像597が表示されることの効果音である第1リーチ煽り強調音が出力される。第1リーチ煽り強調音は、リーチ煽り演出における左右の装飾図柄41を強調する演出音としても捉えられる。第1リーチ煽り強調音の出力時間は、5.25秒である。
【0990】
次に、図172(6)に示すように、第4リーチ時演出が実行され、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540および第4リーチ目強調画像545が表示される。第4リーチ目強調画像545は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43の表示領域と重なる領域に表示される。また、第4リーチ目強調画像545は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。また、第4リーチ動作が行われる。第4リーチ時演出においては、図107(2)乃至(5)を用いて説明した演出が実行される。また、第4リーチ時演出の効果音である第3リーチ強調音が出力される。第3リーチ強調音は、リーチ演出を強調する演出音としても捉えられる。第3リーチ強調音の出力時間は、1.75秒である。
【0991】
次に、図172(7)に示すように、第4リーチ時演出が終了する。また、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
次に、第1ボタン演出が開始され、図172(8)に示すように、ボタン画像509が表示される。第1ボタン演出においては、図60(2)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が動作表示される。また、第1ボタン強調音が出力される。
そして、第1ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図173(9)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41である「777」が仮停止する。また、第1操作後強調画像510が表示される。また、このとき、ステージ画像61、ステージ報知画像501、および変動回数画像502が非表示になる。また、第1操作後強調音が出力される。
【0992】
次に、図173(10)に示すように、第2大当たり演出が実行される。第2大当たり演出においては、第2大当たり報知音が出力され、振動演出が実行され、演出ボタン161およびランプLが虹色により発光する。また、第2大当たり強調画像567が表示される。第2大当たり強調画像567は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第2大当たり強調画像567は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。なお、第2大当たり演出においては、図133(2)乃至(8)および図134(9)乃至(14)を用いて説明した演出が実行される。また、第2大当たり強調画像567が表示されているときにおいて、装飾図柄41は、表示されているものの、第2大当たり強調画像567に覆われているため、視認困難又は視認不能である。
【0993】
次に、図173(11)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が拡大するように動作表示される。より具体的には、中装飾図柄41の表示領域が左装飾図柄41の表示領域および右装飾図柄41の表示領域よりも大きくなるように、ゾロ目の装飾図柄41が動作表示される。
次に、図173(12)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41がさらに拡大するように動作表示される。より具体的には、中装飾図柄41の表示領域が左装飾図柄41の表示領域および右装飾図柄41の表示領域よりも大きくなるように、ゾロ目の装飾図柄41が動作表示される。
【0994】
次に、図173(13)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が縮小するように動作表示される。ゾロ目の装飾図柄41の動作表示時間は、3.5秒である。ただし、ゾロ目の装飾図柄41の動作表示時間は、何れの時間であってもよい。また、ゾロ目の装飾図柄41の各々の周囲に、第2ゾロ目強調画像598が表示される。第2ゾロ目強調画像598は、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域であって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。第2ゾロ目強調画像598の表示時間は、1.5秒である。ただし、第2ゾロ目強調画像598の表示時間は、何れの時間であってもよい。また、第2ゾロ目強調画像598が表示されることの効果音である第2ゾロ目強調音が出力される。第2ゾロ目強調音は、ゾロ目である「777」の装飾図柄41を強調する演出音としても捉えられる。第2ゾロ目強調音の出力時間は、1.4秒である。
そして、図173(14)に示すように、特別図柄の変動停止にともない、装飾図柄41および小図柄56である「777」が確定停止する。また、変動画像51が非表示になる。
【0995】
以上の通り、本実施形態では、リーチ煽り演出が実行されることを説明した。ここで、第1の左右の装飾図柄41(例えば左右の装飾図柄41である「7」)よりも、第2の左右の装飾図柄41(例えば左右の装飾図柄41である「6」)の方が、変動演出におけるリーチ煽り演出が実行され易いようにしてもよい。また、第1の左右の装飾図柄41によるリーチ煽り演出が実行される場合よりも、第2の左右の装飾図柄41によるリーチ煽り演出が実行される場合の方が、リーチ演出が実行され易い(リーチ煽り演出が成功し易い)ようにしてもよい。さらに、第2の左右の装飾図柄41によるリーチ演出が実行される場合よりも、第1の左右の装飾図柄41によるリーチ演出が実行される場合の方が、大当たり遊技が実行され易い(期待度が高い)ようにしてもよい。すなわち、第2の左右の装飾図柄41によるリーチ煽り演出が成功する場合よりも、第1の左右の装飾図柄41によるリーチ煽り演出が成功する場合の方が、大当たり遊技が実行され易い(期待度が高い)ようにしてもよい。
また、第2の左右の装飾図柄41によるリーチ煽り演出が実行される場合には、第1の左右の装飾図柄41によるリーチ煽り演出が実行される場合とは、左右の装飾図柄41の動作表示、リーチ煽り強調画像、およびリーチ煽り強調音が何れも異なってもよい。
【0996】
また、本実施形態では、同じ文字の装飾図柄41(例えば「7」)であっても、左装飾図柄41と中装飾図柄41とで、強調演出の態様が異なる(図144(3)、図172(4)参照)。
そのため、同じ文字の装飾図柄41であっても、表示される装飾図柄41に応じて、装飾図柄41の遊技者への着目のさせ方を異ならせることができる。
なお、「7」とは異なる文字の装飾図柄41(例えば「4」など)においては、左装飾図柄41と中装飾図柄41とで、強調演出の態様(停止時動作の種類、停止強調画像の種類)が共通であってもよい。この場合、左装飾図柄41と中装飾図柄41とで強調演出の態様が異なる文字の装飾図柄41の特別感を高めることができる。
【0997】
なお、変動演出例12においては、ボタン演出が実行されているが、これに限定されない。
変動演出例12においては、ボタン演出が実行されなくてもよい。すなわち、リーチ演出が開始された後、ボタン演出が実行されることなく、中装飾図柄41である「7」が仮停止することで、ゾロ目の装飾図柄41が表示されるようにしてもよい。この場合には、中装飾図柄41である「7」が仮停止するときに、第3停止時動作が行われるとともに、中装飾図柄41を囲むように第5停止強調画像578が表示されてもよい。
【0998】
また、変動演出例12においては、虹色の変動画像51が表示されているが、これに限定されない。変動演出例12においては、赤色の変動画像51が表示されるようにしてもよい。
また、変動演出例12においては、第2大当たり演出が実行されているが、これに限定されない。変動演出例12において、第1大当たり演出が実行されてもよい。また、変動演出例12においては、大当たり演出が実行されることなく、変動演出が終了してもよい。
【0999】
(変動演出例13)
図174および図175は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図174および図175を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例13)を説明する。変動演出例13は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出である大当たり変動演出の例である。
なお、変動演出例13は、図41における「変動演出パターン」として「EB2」が選択された場合に実行される変動演出である。また、変動演出例13は、図39における「事前判定演出パターン」として「AB2」が選択された場合に実行される変動演出の次に実行される変動演出の例である。また、図39における「事前判定演出パターン」として「AB2」が選択された場合に実行される変動演出は、図156(1)乃至(5)に示す変動演出であるものとする。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1000】
まず、図157(1)乃至(8)、図158(9)乃至(16)、図159(17)乃至(24)、図160(25)乃至(32)、図161(33)乃至(36)に示したものと同一の演出が行われてから、図174(1)に示すように、切替画像586が表示される。
次に、図174(2)に示すように、切替画像586が非表示になり、3つの装飾図柄41である「454」が装飾性の高い表示態様により仮停止している。また、このとき、保留画像52、ステージ画像61、ステージ報知画像501および変動回数画像502が再表示される。一方で、変動画像51は再表示されない。
【1001】
次に、図174(3)に示すように、復活画像599が表示される。
次に、図174(4)に示すように、第1大当たり演出が実行される。第1大当たり演出においては、第1大当たり報知音が出力され、振動演出が実行され、中可動役物115Bが画像表示部114の表示領域と重なる位置まで移動し、中可動役物115B、演出ボタン161およびランプLが虹色により発光する。また、第1大当たり強調画像566が表示される。第1大当たり演出においては、図130(2)乃至(8)および図131(9)乃至(16)を用いて説明した演出が実行される。
【1002】
次に、図174(5)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41である「444」が拡大するように動作表示される。より具体的には、中装飾図柄41の表示領域が左装飾図柄41の表示領域および右装飾図柄41の表示領域よりも大きくなるように、ゾロ目の装飾図柄41が動作表示される。
次に、図174(6)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が縮小するように動作表示され、3つの装飾図柄41の各々の表示領域が同じ大きさになる。また、第1ゾロ目強調画像591が表示される。また、第1ゾロ目強調音が出力される。
【1003】
次に、図174(7)に示すように、昇格煽り演出が実行され、昇格煽り強調画像592が表示される。
次に、図174(8)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
次に、第11ボタン演出が開始され、図175(9)に示すように、ボタン画像509が表示される。第11ボタン演出においては、図79(2)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が動作表示される。また、第1ボタン強調音が出力される。
そして、第11ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図175(10)に示すように、第8操作後強調画像520が表示される。また、第8操作後強調音が出力される。
【1004】
次に、図175(11)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41である「777」が表示される。このとき、中装飾図柄41の表示領域が左装飾図柄41の表示領域および右装飾図柄41の表示領域よりも大きくなるように、ゾロ目の装飾図柄41が動作表示される。また、このときのゾロ目の装飾図柄41の表示サイズは、図166(33)に示したゾロ目の装飾図柄41の表示サイズよりも小さい。
次に、図175(12)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41である「777」が表示される。このとき、中装飾図柄41の表示領域が左装飾図柄41の表示領域および右装飾図柄41の表示領域よりも大きくなるように、ゾロ目の装飾図柄41が動作表示される。また、このときのゾロ目の装飾図柄41の表示サイズは、図166(33)に示したゾロ目の装飾図柄41の表示サイズよりも大きい。
【1005】
次に、図175(13)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が縮小するように動作表示され、3つの装飾図柄41の各々の表示領域が同じ大きさになる。また、ゾロ目の装飾図柄41の各々の周囲に、第2ゾロ目強調画像598が表示される。また、第2ゾロ目強調音が出力される。
そして、図175(14)に示すように、特別図柄の停止表示にともない、装飾図柄41および小図柄56である「777」が確定停止する。
この後は、ゾロ目の装飾図柄41が「777」であることを除いて、図167(42)乃至(46)に示したものと同じ演出が行われる。
【1006】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、一のステージにおいて、ゾロ目の装飾図柄41の文字に応じて、ゾロ目の装飾図柄41の動作表示および強調画像を何れも異ならせる(図166(39)、(40)、図175(11)乃至(13)参照)ことが可能である。
この場合、ゾロ目の装飾図柄41の文字に応じて、ゾロ目の装飾図柄41を用いた演出の独自性を高めることができる。
【1007】
なお、演出制御部300は、ゾロ目の装飾図柄41が「4」である場合と「7」である場合とで、ゾロ目の装飾図柄41の動作表示を共通にして、ゾロ目強調画像を異ならせるようにしてもよい。また、演出制御部300は、ゾロ目の装飾図柄41が「4」である場合と「7」である場合とで、ゾロ目強調画像を共通にして、ゾロ目の装飾図柄41の動作表示を異ならせるようにしてもよい。また、演出制御部300は、ゾロ目の装飾図柄41が「4」である場合と「7」である場合とで、ゾロ目の装飾図柄41の動作表示およびゾロ目強調画像を何れも共通にしてもよい。
また、演出制御部300は、ゾロ目の装飾図柄41が「4」である場合と「7」である場合とで、ゾロ目の装飾図柄41の動作表示の実行時間およびゾロ目強調画像の表示時間を、何れも共通にしてもよいし、何れも異ならせてもよい。また、演出制御部300は、ゾロ目の装飾図柄41が「4」である場合と「7」である場合とで、ゾロ目の装飾図柄41の動作表示の実行時間を共通にして、ゾロ目強調画像の表示時間を異ならせてもよい。また、演出制御部300は、ゾロ目の装飾図柄41が「4」である場合と「7」である場合とで、ゾロ目強調画像の表示時間を共通にして、ゾロ目の装飾図柄41の動作表示の実行時間を異ならせてもよい。
【1008】
なお、変動演出例13は、上記の例に限定されない。
変動演出例13においては、第8操作後強調画像520が表示されてから(図175(10)参照)、ゾロ目の装飾図柄41が変動する、いわゆる全回転演出が実行されてもよい。また、このときに、変動するゾロ目の装飾図柄41を強調する画像として、第2ゾロ目強調画像598が表示されてもよい。そして、第2ゾロ目強調画像598が表示されているときに第2左打ち報知が実行される場合には、第2左打ち画像48が第2ゾロ目強調画像598の表示領域と重なる領域であって第2ゾロ目強調画像598よりも後面のレイヤに表示されてもよい。
【1009】
(変動演出例14)
図176は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図176を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例14)を説明する。変動演出例14は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出であって、特別図柄抽選の結果がはずれである変動演出の例である。
なお、図176は、図41における「変動演出パターン」として「ER5」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1010】
まず、図176(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾図柄41および小図柄56である「623」が確定停止されている。このとき、1つの保留画像52が表示され、第1始動口121の保留数表示55に「1」が表示されている。
次に、図176(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。
次に、図176(3)に示すように、特殊演出画像600が表示される。特殊演出画像600は、装飾図柄41、変動画像51、音量画像42、光量画像43、保留数表示55、および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、特殊演出画像600は、装飾図柄41および変動画像51よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、保留数表示55、および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。
なお、保留画像52が表示されている場合、特殊演出画像600は、保留画像52の表示領域と重なる領域であって、保留画像52よりも前面のレイヤに表示される。
【1011】
次に、図176(4)に示すように、ステージ報知画像501の表示態様が変化する。より具体的には、特殊演出画像600の表示前と表示後とで、ステージ報知画像501のうちの識別部501a(図43(2)参照)の表示態様は同一であり、強調部501bの表示態様が異なっている。また、特殊演出画像600の表示前と表示後とで、ステージ画像61の表示態様が異なっている。より具体的には、ステージ画像61として、宇宙をテーマにした動画像が表示されているものの、この動画像は、特殊演出画像600の表示前とは異なっている。
【1012】
次に、図176(5)に示すように、3つの装飾図柄41である「472」が仮停止する。このとき、左右の装飾図柄41は第1停止時動作を行い、中装飾図柄41は第2停止時動作を行う。また、左右の装飾図柄41の各々の周囲には第1停止強調画像572が表示され、中装飾図柄41の周囲には第4停止強調画像575が表示される。また、第1停止強調音が出力される。
そして、特別図柄の停止表示にともない、図176(6)に示すように、装飾図柄41および小図柄56である「472」が確定停止する。また、変動画像51が非表示になる。また、変動回数画像502が「31ゲーム」に更新される。
【1013】
(変動演出例15)
図177乃至図180は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図177乃至図180を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例15)を説明する。変動演出例15は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出である大当たり変動演出の例である。
なお、変動演出例15は、図41における「変動演出パターン」として「EA5」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1014】
まず、図177(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾図柄41および小図柄56である「623」が確定停止されている。このとき、2つの保留画像52が表示され、第1始動口121の保留数表示55に「2」が表示されている。
次に、図177(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。
【1015】
次に、図177(3)に示すように、ステージ報知画像501の表示態様が変化する。より具体的には、ステージ報知画像501のうちの識別部501a(図43(2)参照)の表示態様は同一であり、強調部501bの表示態様が変化する。この強調部501bは、時計回り方向に周期的に移動するように動作表示される。強調部501bの周期は、1.5秒である。ただし、強調部501bの周期は、何れの時間であってもよい。また、ステージ画像61の表示態様が異なっている。より具体的には、ステージ画像61として、宇宙をテーマにした動画像が表示されているものの、この動画像は、図177(1)に示した動画像および図176(4)乃至(6)に示した動画像の何れとも異なっている。
次に、図177(4)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
【1016】
次に、図177(5)に示すように、第6ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。第6ボタン演出においては、図68(2)乃至(8)に示す態様によりボタン画像509が表示される。また、第1ボタン強調音が出力される。
そして、第6ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図177(6)に示すように、第6操作後強調画像517が表示される。また、第6操作後強調音が出力される。
【1017】
次に、図177(7)に示すように、擬似連画像581および擬似連強調画像582が表示される。また、第2停止強調音が出力される。
次に、図177(8)に示すように、擬似連画像581が拡大表示される。
次に、図178(9)に示すように、再変動報知画像583が表示される。
次に、図178(10)に示すように、装飾図柄41の変動が再び開始される。
次に、図178(11)に示すように、変化演出が実行され、変動画像51が、通常表示態様から赤色に変化する。また、赤強調音が出力される。
【1018】
次に、図178(12)に示すように、擬似連画像581および擬似連強調画像582が表示される。また、第2停止強調音が出力される。
次に、図178(13)に示すように、擬似連画像581が拡大表示される。
次に、図178(14)に示すように、再変動報知画像583が表示される。
次に、図178(15)に示すように、装飾図柄41の変動が再び開始される。
次に、図178(16)に示すように、左装飾図柄41である「4」が仮停止し、第1停止時動作を行う。また、このとき、左装飾図柄41の周囲に第1停止強調画像572が表示される。また、第1停止強調音が出力される。
【1019】
次に、図179(17)に示すように、右装飾図柄41である「4」が仮停止し、第1停止時動作を行う。また、このとき、右装飾図柄41の周囲に第1停止強調画像572が表示される。また、第1停止強調音が出力される。
次に、図179(18)に示すように、第3リーチ時演出が開始され、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541および第4リーチ目強調画像544が表示され、第3リーチ動作が行われる。第3リーチ時演出においては、図106(2)乃至(6)を用いて説明した態様による演出が行われる。また、第2リーチ強調音が出力される。
次に、図179(19)に示すように、リーチ目の装飾図柄41において、キャラクタ部分が消去されることで装飾性が低くなるとともに、拡大するように動作表示されている。また、このとき、ステージ画像61、ステージ報知画像501および変動回数画像502が非表示になる。また、第1動作強調音が出力される。
【1020】
次に、図179(20)に示すように、リーチ目の装飾図柄41の各々が縮小するように動作表示されている。また、リーチ目の装飾図柄41の各々が、画像表示部114における上側の両隅に移動するように動作表示されている。また、SPリーチ演出が開始され、SPリーチ画像552が表示されている。また、第1動作強調音が出力されている。
次に、図179(21)に示すように、発展煽り演出が実行され、中装飾図柄41である「5」と、発展画像584と、第1発展煽り強調画像585とが表示されている。図示の例では、中装飾図柄41および発展画像584が、左右に揺れ動くように動作表示されている。また、第1発展煽り強調音が出力される。
【1021】
次に、図179(22)に示すように、中装飾図柄41である「5」が非表示になり、発展画像584が停止する。また、第1発展強調音が出力される。
次に、発展演出(第2役物演出)が開始され、図179(23)に示すように、中可動役物115Bが画像表示部114の表示領域と重なる位置まで移動する。また、発展強調画像554が表示される。また、このとき、変動画像51および保留画像52が非表示になる。また、第2役物強調音が出力される。
【1022】
次に、SPSPリーチ演出が開始される。このとき、第2態様の開始時示唆演出が開始され、図179(24)に示すように、SPSP開始画像556および第2開始時強調画像558が表示される。第2態様の開始時示唆演出においては、図120(1)乃至(6)を用いて説明した演出が行われる。また、第2開始時強調音が出力される。
次に、第2態様の実行中示唆演出が開始され、図180(25)に示すように、SPSP中示唆画像561および第2実行中強調画像563が表示される。第2態様の実行中示唆演出においては、図125(1)乃至(5)を用いて説明した演出が行われる。また、第2実行中強調音が出力される。
【1023】
次に、図180(26)に示すように、第3前兆強調画像518が表示される。第3前兆強調画像518は、図70(1)および(2)を用いて説明した態様により動作表示される。また、第3前兆強調音が出力される。
次に、第8ボタン演出が開始され、図180(27)に示すように、ボタン画像509が表示される。第8ボタン演出においては、図70(3)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が動作表示される。また、第3ボタン強調音が出力される。
そして、第8ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図180(28)に示すように、第8操作後強調画像520が表示される。また、第8操作後強調音が出力される。
【1024】
次に、図180(29)に示すように、第1大当たり演出が実行される。第1大当たり演出においては、第1大当たり報知音が出力され、振動演出が実行され、中可動役物115Bが画像表示部114の表示領域と重なる位置まで移動し、中可動役物115B、演出ボタン161およびランプLが虹色により発光する。また、第1大当たり強調画像566が表示される。第1大当たり演出においては、図130(2)乃至(8)および図131(9)乃至(16)を用いて説明した演出が実行される。
【1025】
次に、図180(30)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41である「444」が拡大するように動作表示される。より具体的には、中装飾図柄41の表示領域が左装飾図柄41の表示領域および右装飾図柄41の表示領域よりも大きくなるように、ゾロ目の装飾図柄41が動作表示される。
次に、図180(31)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が縮小するように動作表示され、3つの装飾図柄41の各々の表示領域が同じ大きさになる。また、第1ゾロ目強調画像591が表示される。また、第1ゾロ目強調音が出力される。
そして、図180(32)に示すように、特別図柄の停止表示にともない、装飾図柄41および小図柄56である「444」が確定停止する。
この後は、図167(42)乃至(46)に示したものと同一の演出が行われる。
【1026】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、演出モードを識別する識別画像(ステージ報知画像501)を表示可能であり、識別画像には、特定部(識別部501a)と、強調部(強調部501b)とがある。また、演出制御部300は、強調部を変化させる変化演出を実行可能であり、変化演出には、第1変化演出(図176(2)乃至(4)参照)と、第2変化演出(図177(2)、(3)参照)とがある。そして、第1変化演出が実行される場合よりも、第2変化演出が実行される場合の方が、大当たり遊技が実行され易い(大当たり遊技が実行される期待度が高い)。
この場合、強調部501bの変化態様に応じた期待度を遊技者に認識させることができるため、変化演出に対する興趣を向上させることができる。
【1027】
また、本実施形態では、ステージ報知画像501の強調部501bが変化する変化演出が実行される場合に、識別部501aは変化しない(図176(2)乃至(4)図177(2)、(3)参照)ことを説明したが、これに限定されない。
ステージ報知画像501の強調部501bが変化する変化演出が実行される場合には、識別部501aも変化してもよい。ただし、この場合、識別部501aは、第2ステージ乃至第4ステージに応じたステージ報知画像501の識別部501aの何れとも異なる態様に変化する。例えば、図176(4)に示す変化演出が実行される場合、識別部501aのテキストが「標準宇宙」に変化し、図177(3)に示す変化演出が実行される場合、識別部501aのテキストが「高期待度宇宙」に変化してもよい。
【1028】
(変動演出例16)
次に、図181および図182を参照しながら、演出制御部300が画像表示部114などを用いて行う変動演出(変動演出例16)について具体的に説明する。変動演出例16は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞についての保留数が「1」であることに基づくばらはずれ変動演出の例である。
なお、図181および図182に示した変動演出は、図41における「変動演出パターン」として「ER14」が選択された場合に実行される変動演出である。
また、変動演出例16から、後述する変動演出例25までの各変動演出は、第2ステージにおいて変動が開始する場合の変動演出例である。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1029】
図181(1)に示すように、演出制御部300によって、1つ前の特別図柄が停止表示されることに伴い、画像表示部114において装飾性の高い装飾図柄41が確定停止されている。また、このとき、画像表示部114には、音量画像42、光量画像43、保留数表示55、小図柄56、ステージ画像61、ステージ報知画像501、および変動回数画像502が表示されている。付言すると、ステージ画像61は第2ステージに応じた表示態様により表示され、ステージ報知画像501には「空」のテキストが示され、変動回数画像502には「0ゲーム」のテキストが示されている。第2ステージは、通常遊技状態における演出モードである。また、このとき、第1始動口121の保留数表示55は、第1始動口121への入賞についての保留数である「0」を示し、第2始動口122の保留数表示55は、第2始動口122への入賞についての保留数である「0」を示す。
【1030】
次に、遊技球が第1始動口121に入賞すると、図181(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始にともない変動演出が開始される。このとき、変動画像51が表示される。また、このとき、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。
次に、図181(3)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
次に、図181(4)に示すように、第12ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。第12ボタン演出においては、図79(2)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が表示される。また、第1ボタン強調音が出力される。
【1031】
そして、第12ボタン演出における演出ボタン161の操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図181(5)に示すように、第10操作後強調画像522が表示される。第10操作後強調画像522は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示されている。また、第10操作後強調画像522は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示されている。また、第10操作後強調画像522が表示されることの効果音である第10操作後強調音が出力される。第10操作後強調音は、演出ボタン161が操作されたことに応じた強調音としても捉えられる。第10操作後強調音の出力時間は、0.13秒である。
次に、図181(6)に示すように、第7ボタン後画像601が表示される。また、第7ボタン後画像601が表示されることの効果音である第5ボタン後強調音が出力される。第5ボタン後強調音の出力時間は、0.21秒である。
【1032】
次に、図181(7)に示すように、左装飾図柄41である「4」が仮停止し、装飾図柄41が仮停止するときの動作である第6停止時動作を行う。第6停止時動作は、第2ステージにおいて偶数(2、4、6、8など)である装飾図柄41が仮停止するときに行われる。また、第6停止時動作は、装飾図柄41が上下に揺れる動作である。また、このとき、左装飾図柄41の左右に第7停止強調画像602が表示される。第7停止強調画像602は、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域であって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。第6停止時動作の実行時間および第7停止強調画像602の表示時間は、0.5秒である。ただし、第6停止時動作の実行時間および第7停止強調画像602の表示時間は、異なってもよく、何れの時間であってもよい。また、停止強調画像が表示されることの効果音である第4停止強調音が出力される。第4停止強調音は、第2ステージにおける装飾図柄41を強調する演出音としても捉えられる。第4停止強調音の出力時間は、0.18秒である。
次に、図181(8)に示すように、右装飾図柄41である「1」が仮停止し、装飾図柄41が仮停止するときの動作である第7停止時動作を行う。第7停止時動作は、第2ステージにおいて奇数(1、3、5、7、9など)である装飾図柄41が仮停止するときに行われる。また、第7停止時動作は、装飾図柄41が左右に揺れる動作である。また、このとき、右装飾図柄41の下側に第8停止強調画像603が表示される。第7停止時動作の実行時間および第8停止強調画像603の表示時間は、0.5秒である。ただし、第7停止時動作の実行時間および第8停止強調画像603の表示時間は、異なってもよく、何れの時間であってもよい。また、第4停止強調音が出力される。
【1033】
次に、図182(9)に示すように、中装飾図柄41である「2」が仮停止し、第6停止時動作を行う。また、このとき、中装飾図柄41の左右に第9停止強調画像604が表示される。第9停止強調画像604の表示時間は、0.5秒である。ただし、第9停止強調画像604の表示時間は、何れの時間であってもよい。また、第4停止強調音が出力される。
次に、図182(10)に示すように、第9停止強調画像604が非表示になり、3つの装飾図柄41の仮停止が継続される。
次に、図182(11)に示すように、特別図柄の停止表示にともない、3つの装飾図柄41および小図柄56である「421」が確定停止する。また、変動演出の終了にともない、変動画像51が消去される(非表示になる)。また、変動回数画像502が「1ゲーム」に更新される。
【1034】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、第1ステージと第2ステージとにおいて、装飾図柄41が停止するときにおける、装飾図柄41の停止時動作および強調画像の表示態様を何れも異ならせる(図142(7)、図181(7)参照)ことが可能である。
そのため、ステージごとに装飾図柄41を用いた演出の独自性を高めることができる。
【1035】
なお、変動演出例16は、図41における「変動演出パターン」として「ER1」が選択された場合に実行される変動演出、すなわち変動演出例1と同じ変動演出パターンが選択された場合に実行される変動演出であってもよい。このように、第1ステージと第2ステージとでは、同一の変動演出パターンが選択された場合であっても、装飾図柄41が仮停止するときに行われる強調演出の態様を異ならせてもよい。
【1036】
(変動演出例17)
図183は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図183を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例17)を説明する。変動演出例17は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞についての保留数が「4」であることに基づくばらはずれ変動演出である。
なお、変動演出例17は、図41における「変動演出パターン」として「ER15」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1037】
まず、図183(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾図柄41および小図柄56が確定停止されている。また、4つの保留画像52が表示され、第1始動口121についての保留数表示55に「4」が表示されている。
次に、図183(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない変動演出が開始される。このとき、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。
【1038】
次に、図183(3)に示すように、3つの装飾図柄41である「412」が仮停止する。このとき、左右の装飾図柄41は第6停止時動作を行い、中装飾図柄41は第7停止時動作を行う。また、左右の装飾図柄41の各々の左右には第7停止強調画像602が表示され、中装飾図柄41の左右には第10停止強調画像605が表示される。第10停止強調画像605の表示時間は、0.5秒である。ただし、第10停止強調画像605の表示時間は、何れの時間であってもよい。また、第4停止強調音が出力される。
次に、特別図柄の変動停止にともない、図183(4)に示すように、装飾図柄41および小図柄56である「412」が確定停止する。また、変動画像51が非表示になる。また、変動回数画像502が「1ゲーム」に更新される。
【1039】
(変動演出例18)
図184および図185は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図184および図185を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例18)を説明する。変動演出例18は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づくリーチはずれ変動演出の例である。
なお、変動演出例18は、図41における「変動演出パターン」として「ER16」が選択された場合に実行される変動演出である。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1040】
まず、図184(1)に示すように、演出制御部300によって、1つ前の特別図柄が停止表示されることに伴い、装飾図柄41および小図柄56である「623」が確定停止されている。また、1つの保留画像52が表示され、第1始動口121についての保留数表示55に「1」が表示されている。
次に、図184(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始にともない変動演出が開始され、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。
次に、図184(3)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
次に、図184(4)に示すように、第13ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。第13ボタン演出においては、図79(2)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が表示される。また、第1ボタン強調音が出力される。
【1041】
そして、第13ボタン演出における演出ボタン161の操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図184(5)に示すように、第11操作後強調画像523が表示される。第11操作後強調画像523は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第11操作後強調画像523は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。また、第11操作後強調画像523が表示されることの効果音である第11操作後強調音が出力される。第11操作後強調音は、演出ボタン161の操作に応じた強調音としても捉えられる。第11操作後強調音の出力時間は、0.13秒である。
次に、図184(6)に示すように、第8ボタン後画像606が表示される。
次に、図184(7)に示すように、左装飾図柄41である「4」が仮停止し、第6停止時動作を行う。また、このとき、左装飾図柄41の左右に第7停止強調画像602が表示される。また、第4停止強調音が出力される。
次に、図184(8)に示すように、右装飾図柄41である「4」が仮停止し、第6停止時動作を行う。また、このとき、右装飾図柄41の左右に第7停止強調画像602が表示される。また、第4停止強調音が出力される。
【1042】
次に、図185(9)に示すように、第5リーチ時演出が開始され、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541、および第5リーチ目強調画像546が表示され、第5リーチ動作が行われる。第5リーチ時演出においては、図108(2)乃至(6)を用いて説明した態様による演出が行われる。また、第1リーチ強調音が出力される。
次に、図185(10)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
【1043】
次に、図185(11)に示すように、第14ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。第14ボタン演出においては、図79(2)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が表示される。また、第1ボタン強調音が出力される。
そして、第14ボタン演出における演出ボタン161の操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図185(12)に示すように、第12操作後強調画像524が表示される。第12操作後強調画像524は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、変動画像51および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第12操作後強調画像524は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、変動画像51および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。また、第12操作後強調画像524が表示されることの効果音である第12操作後強調音が出力される。第12操作後強調音は、演出ボタン161の操作に応じた強調音としても捉えられる。第12操作後強調音の出力時間は、0.13秒である。
【1044】
次に、図185(13)に示すように、第9ボタン後画像607が表示される。また、第9ボタン後画像607が表示されることの効果音である第6ボタン後強調音が出力される。第6ボタン後強調音の出力時間は、0.21秒である。
次に、図185(14)に示すように、中装飾図柄41である「5」が仮停止し、装飾図柄41が仮停止するときの動作である第8停止時動作を行う。第8停止時動作は、第2ステージにおけるノーマルリーチ演出が実行された場合において、奇数(1、3、5、7、9など)である中装飾図柄41が仮停止するときに行われる。また、第8停止時動作は、装飾図柄41が時計回り方向に回転する動作である。また、このとき、中装飾図柄41の周囲に第11停止強調画像608が表示される。第8停止時動作の実行時間および第11停止強調画像608の表示時間は、0.5秒である。ただし、第8停止時動作の実行時間および第11停止強調画像608の表示時間は、異なってもよく、何れの時間であってもよい。また、第4停止強調音が出力される。
そして、特別図柄の変動停止にともない、図185(15)に示すように、3列の装飾図柄41および小図柄56である「454」が確定停止する。また、変動画像51が非表示になる。また、変動回数画像502が「11ゲーム」に更新される。
【1045】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、第1ステージと第2ステージとにおいて、リーチ演出の開始以降の左右の装飾図柄41の強調演出の演出態様を異ならせ(図146(9)、図185(9)参照)、リーチライン画像539の表示態様を共通にすることが可能である。
この場合、リーチが成立したことを遊技者に認識させ易くしつつ、ステージごとのリーチ演出の多様性を実現することができる。
【1046】
(変動演出例19)
図186および図187は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図186および図187を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例19)を説明する。変動演出例19は、通常遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づくリーチはずれ変動演出の例である。
なお、図186および図187に示した変動演出は、図41における「変動演出パターン」として「ER17」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1047】
まず、図186(1)に示すように、演出制御部300によって、1つ前の特別図柄が停止表示されることに伴い、装飾図柄41および小図柄56である「623」が確定停止されている。また、1つの保留画像52が表示され、第1始動口121についての保留数表示55に「1」が表示されている。
次に、図186(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始にともない変動演出が開始され、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。
次に、図186(3)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
次に、図186(4)に示すように、第13ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。第13ボタン演出においては、図79(2)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が表示される。また、第1ボタン強調音が出力される。
【1048】
そして、第13ボタン演出における演出ボタン161の操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図186(5)に示すように、第11操作後強調画像523が表示される。また、第11操作後強調音が出力される。
次に、図186(6)に示すように、第8ボタン後画像606が表示される。
次に、図186(7)に示すように、左装飾図柄41である「5」が仮停止し、第7停止時動作を行う。また、このとき、左装飾図柄41の左右に第8停止強調画像603が表示される。また、第4停止強調音が出力される。
次に、図186(8)に示すように、右装飾図柄41である「5」が仮停止し、第7停止時動作を行う。このとき、右装飾図柄41の左右に第8停止強調画像603が表示される。また、第4停止強調音が出力される。
【1049】
次に、図187(9)に示すように、第6リーチ時演出が開始され、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541および第6リーチ目強調画像547が表示され、第6リーチ動作が行われる。第6リーチ時演出においては、図109(2)乃至(6)を用いて説明した態様による演出が行われる。また、第1リーチ強調音が出力される。
次に、図187(10)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
次に、図187(11)に示すように、第13ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。第13ボタン演出においては、図79(2)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が表示される。また、第1ボタン強調音が出力される。
【1050】
そして、第13ボタン演出における演出ボタン161の操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図187(12)に示すように、第11操作後強調画像523が表示される。また、第11操作後強調音が出力される。
次に、図187(13)に示すように、第9ボタン後画像607が表示される。また、第9ボタン後画像607が表示されることの効果音である第6ボタン後強調音が出力される。第1ボタン後強調音の出力時間は、0.21秒である。
次に、図187(14)に示すように、中装飾図柄41である「6」が仮停止し、装飾図柄41が仮停止するときの動作である第9停止時動作を行う。第9停止時動作は、第2ステージにおけるノーマルリーチ演出が実行された場合において、偶数(2、4、6、8など)である中装飾図柄41が仮停止するときに行われる。また、第9停止時動作は、装飾図柄41が反時計回り方向に回転する動作である。また、このとき、中装飾図柄41の周囲に第12停止強調画像609が表示される。第9停止時動作の実行時間および第12停止強調画像609の表示時間は、0.5秒である。ただし、第9停止時動作の実行時間および第12停止強調画像609の表示時間は、異なってもよく、何れの時間であってもよい。また、第4停止強調音が出力される。
そして、特別図柄の変動停止にともない、図187(15)に示すように、3列の装飾図柄41および小図柄56である「565」が確定停止する。また、変動画像51が非表示になる。また、変動回数画像502が「11ゲーム」に更新される。
【1051】
(変動演出例20)
図188乃至図190は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図188乃至図190を参照しながら装飾図柄41の変動演出について他の具体例(変動演出例20)を説明する。変動演出例20は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出であって、特別図柄抽選の結果がはずれであり且つSPリーチ演出が実行される変動演出の例である。
なお、図188乃至図190に示した変動演出は、図41における「変動演出パターン」として「ER18」が選択された場合に実行される変動演出である。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1052】
まず、図188(1)に示すように、演出制御部300によって、1つ前の特別図柄が停止表示されることに伴い、装飾図柄41および小図柄56である「623」が確定停止されている。また、二つの保留画像52が表示され、第1始動口121についての保留数表示55に「2」が表示されている。
次に、図188(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始にともない変動演出が開始され、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。
次に、図188(3)に示すように、第2前兆強調画像513が表示される。また、第2前兆強調音が出力される。
【1053】
次に、図188(4)に示すように、第5ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。また、第5ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、第1操作中強調画像514が表示される。第5ボタン演出においては、図65(2)乃至(8)および図66(9)を用いて説明した態様によりボタン画像509が表示される。また、第2ボタン強調音が出力される。
次に、図188(5)に示すように、第5操作後強調画像516が表示される。また、第5操作後強調音が出力される。
【1054】
次に、図188(6)に示すように、擬似連画像581および擬似連強調画像582が表示される。また、第2停止強調音が出力される。
次に、図188(7)に示すように、擬似連画像581が拡大表示される。
次に、図188(8)に示すように、再変動報知画像583が表示される。
次に、図189(9)に示すように、装飾図柄41の変動が再び開始される。このとき、再変動報知画像583が縮小表示されている。また、このとき、変化演出が行われ、変動画像51の表示色が通常表示態様から青色に変化する。また、第1青強調音が出力される。
次に、図189(10)に示すように、左装飾図柄41である「4」が仮停止し、第6停止時動作を行う。また、このとき、左装飾図柄41の左右に第7停止強調画像602が表示される。また、第4停止強調音が出力される。
【1055】
次に、図189(11)に示すように、右装飾図柄41である「4」が仮停止し、第6停止時動作を行う。また、このとき、右装飾図柄41の左右に第7停止強調画像602が表示される。また、第4停止強調音が出力される。
次に、図189(12)に示すように、第5リーチ時演出が開始され、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541、および第5リーチ目強調画像546が表示され、第5リーチ動作が行われる。第5リーチ時演出においては、図108(2)乃至(6)を用いて説明した態様による演出が行われる。また、第1リーチ強調音が出力される。
次に、図189(13)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
【1056】
次に、図189(14)に示すように、第14ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。第14ボタン演出においては、図79(2)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が表示される。また、第1ボタン強調音が出力される。
そして、第14ボタン演出における演出ボタン161の操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図189(15)に示すように、第12操作後強調画像524が表示される。また、第12操作後強調音が出力される。
次に、図189(16)に示すように、第9ボタン後画像607が表示される。
【1057】
次に、図190(17)に示すように、リーチ目の装飾図柄41において、キャラクタ部分が消去されることで装飾性が低くなるとともに、拡大するように動作表示されている。また、このとき、ステージ画像61、保留画像52、ステージ報知画像501および変動回数画像502が非表示になる。また、第1動作強調音が出力される。
次に、図190(18)に示すように、リーチ目の装飾図柄41の各々が縮小するように動作表示されている。また、リーチ目の装飾図柄41の各々が、画像表示部114における上側の両隅に移動するように動作表示されている。また、SPリーチ演出が開始され、SPリーチ画像552が表示されている。また、第1動作強調音が出力されている。
【1058】
次に、図190(19)に示すように、発展煽り演出が実行され、中装飾図柄41である「5」と、発展画像584と、第1発展煽り強調画像585とが表示されている。図示の例では、中装飾図柄41および発展画像584が、左右に揺れ動くように動作表示されている。また、第1発展煽り強調音が出力される。
次に、図190(20)に示すように、発展画像584が非表示になり、中装飾図柄41が画像表示部114の中央部に向かって移動するように動作表示される。また、第2動作強調音が出力される。
次に、図190(21)に示すように、中装飾図柄41が仮停止する。
【1059】
次に、図190(22)に示すように、切替画像586が表示される。
次に、図190(23)に示すように、切替画像586が非表示になり、3つの装飾図柄41である「454」が装飾性の高い表示態様により仮停止している。また、このとき、変動画像51、保留画像52、ステージ画像61、ステージ報知画像501および変動回数画像502が再表示される。
次に、図190(24)に示すように、特別図柄の変動停止にともない3列の装飾図柄41および小図柄56である「454」が確定停止する。また、変動画像51が非表示になる。また、変動回数画像502が「11ゲーム」に更新される。
【1060】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、第1ステージと第2ステージとにおいて、装飾性の高い装飾図柄41の強調演出の演出態様を異ならせ(図142(7)、図181(7)参照)、装飾性の低い装飾図柄41の強調演出の演出態様を共通にすることが可能である(図153(19)、図190(19)参照)。
そのため、ステージに応じた演出の多様性の実現と、実行されている強調演出により強調されている対象の遊技者への認識させ易さとを、両立することができる。
【1061】
また、本実施形態では、演出制御部300は、第1ステージと第2ステージとにおいて、リーチ演出の開始以降の中装飾図柄41の強調演出の演出態様を異ならせ(図149(14)、図187(14)参照)、擬似連演出の強調演出の演出態様を共通にする(図151(6)、図188(6)参照)ことが可能である。
そのため、ステージに応じた演出の多様性の実現と、強調演出により強調されている擬似連演出などの特定の演出の遊技者への認識させ易さとを、両立することができる。
【1062】
(変動演出例21)
図191および図192は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図191および図192を参照しながら装飾図柄41の変動演出について他の具体例(変動演出例21)を説明する。変動演出例21は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出であって、特別図柄抽選の結果がはずれであり且つSPリーチ演出が実行される変動演出の例である。
なお、図191および図192に示した変動演出は、図41における「変動演出パターン」として「ER19」が選択された場合に実行される変動演出である。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1063】
まず、図188(1)乃至(8)、図189(9)乃至(16)および図190(17)に示したものと同一の演出が行われてから、図191(1)に示すように、リーチ目の装飾図柄41の各々が小さい表示サイズにより画像表示部114における上側の両隅に表示されている。また、SPリーチ演出が開始され、SPリーチ画像552が表示されている。
【1064】
次に、図191(2)に示すように、発展煽り演出が実行され、中装飾図柄41である「5」と、発展画像584と、第2発展煽り強調画像610とが表示されている。図示の例では、発展画像584が、中装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって、中装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示されている。また、第2発展煽り強調画像610が表示されることの効果音である第2発展煽り強調音が出力される。第2発展煽り強調音は、中装飾図柄41および発展画像584(発展煽り演出)を強調する演出音としても捉えられる。第2発展煽り強調音の出力時間は、2.5秒である。
次に、図191(3)に示すように、発展画像584が、中装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって、中装飾図柄41よりも後面のレイヤに表示されるように動作表示される。また、第2発展煽り強調音が出力されている。
【1065】
次に、図191(4)に示すように、発展画像584と中装飾図柄41とが互いに表示位置を入れ替えるように動作表示される。また、第2発展煽り強調音が出力されている。
次に、図191(5)に示すように、発展画像584が非表示になり、中装飾図柄41が画像表示部114の中央部に移動するように動作表示される。すなわち、発展煽り演出が実行された後に、発展演出が実行されない。また、中装飾図柄41の動作表示の効果音である第3動作強調音が出力される。第3動作強調音は、中装飾図柄41を強調する演出音としても捉えられる。第3動作強調音の出力時間は、1.5秒である。
次に、図191(6)に示すように、中装飾図柄41が仮停止する。
【1066】
次に、図191(7)に示すように、切替画像586が表示される。
次に、図191(8)に示すように、切替画像586が非表示になり、3つの装飾図柄41である「454」が装飾性の高い表示態様により仮停止している。また、このとき、変動画像51、保留画像52、ステージ画像61、ステージ報知画像501および変動回数画像502が再表示される。
次に、図192(9)に示すように、特別図柄の変動停止にともない3列の装飾図柄41および小図柄56である「454」が確定停止する。また、変動画像51が非表示になる。また、変動回数画像502が「11ゲーム」に更新される。
【1067】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、発展画像584および中装飾図柄41の動作態様と、発展煽り強調画像とを何れも異ならせることが可能である(図153(19)、図191(4)参照)。そのため、ステージに応じたSPリーチ演出の多様化を実現することができる。
なお、演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、発展画像584および中装飾図柄41の動作態様を共通にして、発展煽り強調画像を異ならせてもよい。また、演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、発展煽り強調画像を共通にして、発展画像584および中装飾図柄41の動作態様を異ならせてもよい。
【1068】
また、本実施形態では、SPリーチ演出において、発展画像584と中装飾図柄41とが互いに表示位置を入れ替えるように動作表示されているが、これに限定されない。
例えば、変動演出例21におけるSPリーチ演出において、中装飾図柄41である「4」と「5」とが互いに表示位置を入れ替えるように動作表示されてもよい。この場合であっても、中装飾図柄41である「4」が前面のレイヤに表示されているときと、中装飾図柄41である「5」が前面のレイヤに表示されているときとで、共通の強調音(第2発展煽り強調音)が出力されてもよい。一方で、中装飾図柄41である「4」が前面のレイヤに表示されているときと、中装飾図柄41である「5」が前面のレイヤに表示されているときとで、表示態様が異なるように動作表示されてもよい。
【1069】
(変動演出例22)
図193は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図193を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例22)を説明する。変動演出例22は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づくばらはずれ変動演出の例である。
なお、図193に示した変動演出は、図39における「事前判定演出パターン」として「AR21」が選択され、図41における「変動演出パターン」として「ER20」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1070】
まず、図193(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾図柄41および小図柄56である「623」が確定停止されている。このとき、2つの保留画像52が表示されている。また、このとき、第1始動口121についての保留数表示55に「2」が表示されている。
次に、図193(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、2番目の保留画像52が1番目の保留画像52の表示位置に移動し、1番目の保留画像52が変動画像51の表示位置に移動する。また、第1始動口121についての保留数表示55が「1」に更新される。
【1071】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図193(3)に示すように、2番目の保留画像52が表示されるとともに、第1始動口121についての保留数表示55が「2」に更新される。また、このとき、変化演出が実行され、1番目の保留画像52が通常表示態様から青色に変化する。また、第1青強調音が出力される。
次に、図193(4)に示すように、チャンス目演出が実行され、3列の装飾図柄41である「331」が停止する。この3列の装飾図柄41は、何れも、緑色により表示されている。また、このとき、3列の装飾図柄41の周囲にチャンス目強調画像587が表示される。また、チャンス目強調画像587が表示されることの効果音である第2チャンス目強調音が出力される。第2チャンス目強調音は、第2ステージにおけるチャンス目演出において3つの装飾図柄41を強調する演出音としても捉えられる。第2チャンス目強調音の出力時間は、1.2秒である。
【1072】
次に、図193(5)に示すように、特別図柄の変動停止にともない、3列の装飾図柄41および小図柄56である「331」が確定停止する。
なお、変動演出例22におけるチャンス目演出は、事前判定演出の一例である。また、この事前判定演出は、事前判定演出が実行されているときの変動演出の次の変動演出において大当たりすることを期待させる演出である。
【1073】
(変動演出例22)
図194乃至図198は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図194乃至図198を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例22)を説明する。変動演出例22は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出であって、特別図柄抽選の結果がはずれであり且つSPSPリーチ演出が実行される変動演出の例である。また、変動演出例22は、変動演出例21に示した変動演出の次に実行される変動演出の例である。言い換えると、変動演出例22は、変動演出例21において示した青色の保留画像52(図193(5)参照)から示唆される特別図柄抽選の抽選結果を示す変動演出の例である。
なお、図194乃至図198は、図41における「変動演出パターン」として「ER21」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1074】
まず、図194(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾図柄41および小図柄56である「331」が確定停止されている。このとき、1番目の保留画像52が青色により表示されている。
次に、図194(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、装飾図柄41が変動を開始するときの動作である第2開始動作を行う。第2開始動作は、装飾図柄41が左回りする動作である。また、このとき、3つの装飾図柄41の各々の周囲に、それぞれ、第2開始強調画像611が表示される。左装飾図柄41の周囲に表示される第2開始強調画像611は、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域であって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに位置する。また、1番目の保留画像52が変動画像51の表示位置に移動し、変動画像51が青色により表示されている。また、第2開始強調画像611が表示されることの効果音である第2開始強調音が出力される。第2開始強調音は、第2開始動作を行う装飾図柄41を強調する演出音としても捉えられる。第2開始強調音の出力時間は、0.35秒である。
【1075】
次に、図194(3)に示すように、第3役物演出が開始され、左可動役物115Aが画像表示部114の表示領域と重なる位置まで移動する。また、役物第2強調画像555が表示される。役物第2強調画像555は、左装飾図柄41、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域に表示される。また、役物第2強調画像555は、左装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。第3役物演出においては、図117(1)乃至(8)を用いて説明した演出が行われる。また、第3役物演出の効果音である第3役物強調音が出力される。第3役物強調音は、可動役物115を強調する演出音としても捉えられる。第3役物強調音の出力時間は、1秒である。
次に、図194(4)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
【1076】
次に、図194(5)に示すように、第15ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。第15ボタン演出においては、図79(2)乃至(8)に示す態様によりボタン画像509が表示される。また、第1ボタン強調音が出力される。
そして、第15ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図194(6)に示すように、第13操作後強調画像525が表示される。第13操作後強調画像525は、装飾図柄41、変動回数画像502、音量画像42、光量画像43、変動画像51および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第13操作後強調画像525は、装飾図柄41および変動回数画像502よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、変動画像51および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。また、第13操作後強調画像525が表示されることの効果音である第13操作後強調音が出力される。第13操作後強調音は、演出ボタン161の操作に応じた強調音としても捉えられる。第13操作後強調音の出力時間は、0.13秒である。
【1077】
次に、図194(7)に示すように、第10ボタン後画像612が表示される。
次に、図194(8)に示すように、ゾーン煽り演出が実行され、第1ゾーン開始画像536が上下に揺れるように動作表示される。
次に、図195(9)に示すように、第1ゾーン開始画像536が停止する。
次に、図195(10)に示すように、第1ゾーン演出が開始され、第1ゾーン実行中画像537が表示される。第1ゾーン演出においては、図102(2)乃至(6)を用いて説明した演出が行われる。
【1078】
次に、図195(11)に示すように、擬似連画像581および擬似連強調画像582が表示される。また、第2停止強調音が出力される。
次に、図195(12)に示すように、擬似連画像581が拡大表示される。
次に、図195(13)に示すように、再変動報知画像583が表示される。
次に、図195(14)に示すように、装飾図柄41の変動が再び開始される。
次に、図195(15)に示すように、変化演出が実行され、変動画像51が青色から赤色に変化する。また、赤強調音が出力される。
【1079】
次に、図195(16)に示すように、擬似連画像581および擬似連強調画像582が表示される。また、第2停止強調音が出力される。
次に、図196(17)に示すように、擬似連画像581が拡大表示される。
次に、図196(18)に示すように、再変動報知画像583が表示される。
次に、図196(19)に示すように、装飾図柄41の変動が再び開始される。
次に、図196(20)に示すように、左装飾図柄41である「4」が仮停止し、第6停止時動作を行う。また、このとき、左装飾図柄41の左右に第7停止強調画像602が表示される。また、第4停止強調音が出力される。
【1080】
次に、図196(21)に示すように、右装飾図柄41である「4」が仮停止し、第6停止時動作を行う。また、このとき、右装飾図柄41の左右に第7停止強調画像602が表示される。また、第4停止強調音が出力される。
次に、図196(22)に示すように、第5リーチ時演出が開始され、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541、および第5リーチ目強調画像546が表示され、第5リーチ動作が行われる。第5リーチ時演出においては、図108(2)乃至(6)を用いて説明した態様による演出が行われる。また、第1リーチ強調音が出力される。
【1081】
次に、図196(23)に示すように、リーチ目の装飾図柄41において、キャラクタ部分が消去されることで装飾性が低くなるとともに、拡大するように動作表示されている。また、このとき、ステージ画像61、保留画像52、ステージ報知画像501および変動回数画像502が非表示になる。また、第1動作強調音が出力される。
次に、図196(24)に示すように、リーチ目の装飾図柄41の各々が縮小するように動作表示されている。また、リーチ目の装飾図柄41の各々が、画像表示部114における上側の両隅に移動するように動作表示されている。また、SPリーチ演出が開始され、SPリーチ画像552が表示されている。また、第1動作強調音が出力されている。
【1082】
次に、図197(25)に示すように、発展煽り演出が実行され、中装飾図柄41である「5」と、発展画像584と、第1発展煽り強調画像585とが表示されている。図示の例では、中装飾図柄41および発展画像584が、左右に揺れ動くように動作表示されている。また、第1発展煽り強調音が出力される。
次に、図197(26)に示すように、中装飾図柄41である「5」が非表示になり、発展画像584が停止する。また、第1発展強調音が出力される。
次に、発展演出(第2役物演出)が開始され、図197(27)に示すように、中可動役物115Bが画像表示部114の表示領域と重なる位置まで移動する。また、発展強調画像554が表示される。発展演出(第2役物演出)においては、図115(1)乃至(8)および図116(9)乃至(11)を用いて説明した演出が行われる。また、このとき、変動画像51および保留画像52が非表示になる。また、第2役物強調音が出力される。
【1083】
次に、SPSPリーチ演出が開始される。このとき、第1態様の開始時示唆演出が開始され、図197(28)に示すように、SPSP開始画像556および第1開始時強調画像557が表示される。第1態様の開始時示唆演出においては、図119(1)乃至(5)を用いて説明した演出が行われる。また、第1開始時強調音が出力される。
次に、第1態様の実行中示唆演出が開始され、図197(29)に示すように、SPSP中示唆画像561および第1実行中強調画像562が表示される。第1態様の実行中示唆演出においては、図124(1)乃至(3)を用いて説明した演出が行われる。また、第1実行中強調音が出力される。
【1084】
次に、図197(30)に示すように、第3前兆強調画像518が表示される。第3前兆強調画像518は、図70(1)および(2)を用いて説明した態様により動作表示される。また、第3前兆強調音が出力される。
次に、第7ボタン演出が開始され、図197(31)に示すように、ボタン画像509が表示される。第7ボタン演出においては、図70(3)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が動作表示される。また、第3ボタン強調音が出力される。
そして、第7ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図197(32)に示すように、第7操作後強調画像519が表示される。また、第7操作後強調音が出力される。
【1085】
次に、図198(33)に示すように、第6ボタン後画像590が表示される。また、第4ボタン後強調音が出力される。
次に、図198(34)に示すように、装飾性の低い3つの装飾図柄41である「454」が上側から下側に移動するように動作表示される。
次に、図198(35)に示すように、装飾性の低い3つの装飾図柄41が仮停止する。
【1086】
次に、図198(36)に示すように、切替画像586が表示される。
次に、図198(37)に示すように、切替画像586が非表示になり、3つの装飾図柄41である「454」が装飾性の高い表示態様により仮停止している。また、このとき、保留画像52、ステージ画像61、ステージ報知画像501および変動回数画像502が再表示される。一方で、変動画像51は再表示されない。
次に、図198(38)に示すように、特別図柄の変動停止にともない3列の装飾図柄41および小図柄56である「454」が確定停止する。また、変動回数画像502が「31ゲーム」に更新される。
【1087】
(変動演出例23)
図199乃至図204は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図199乃至図204を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例22)を説明する。変動演出例22は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出であって、特別図柄抽選の結果が大当たりである変動演出の例である。
なお、変動演出例23は、図39における「事前判定演出パターン」として「AA6」が選択された場合に実行される変動演出の次に実行される変動演出の例である。また、図39における「事前判定演出パターン」として「AA6」が選択された場合に実行される変動演出は、図193(1)乃至(5)に示す変動演出であるものとする。また、変動演出例23は、図41における「変動演出パターン」として「EA6」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1088】
まず、図199(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾図柄41および小図柄56である「331」が確定停止されている。このとき、1番目の保留画像52が青色により表示されている。
【1089】
次に、図199(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、第2開始動作が行われる。また、このとき、3つの装飾図柄41の各々の周囲に、それぞれ、第2開始強調画像611が表示される。また、1番目の保留画像52が変動画像51の表示位置に移動し、変動画像51が青色により表示されている。また、第2開始強調音が出力される。
また、このとき、振動演出が実行される。この振動演出が実行されているときに、演出ボタン161は白色により発光する。また、この振動演出の実行時間は、6秒である。また、演出ボタン161は、振動演出の開始後に白色による発光を開始し、振動演出の終了前に白色による発光を終了することで、振動演出において5.8秒白色により発光する。ただし、この振動演出の実行時間および振動演出における演出ボタン161の発光時間は、何れの時間であってもよい。
【1090】
次に、図199(3)に示すように、第3役物演出が開始され、左可動役物115Aが画像表示部114の表示領域と重なる位置まで移動する。また、役物第2強調画像555が表示される。第3役物演出においては、図117(1)乃至(8)を用いて説明した演出が行われる。また、第3役物強調音が出力される。
次に、図199(4)に示すように、第2ゾーン開始画像538が表示され、第2ゾーン演出が開始される。
次に、図199(5)に示すように、第2ゾーン実行中画像613が表示される。第2ゾーン演出においては、図103(2)乃至(6)を用いて説明した演出が行われる。
次に、図199(6)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
【1091】
次に、図199(7)に示すように、第15ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示される。第15ボタン演出においては、図79(2)乃至(8)に示す態様によりボタン画像509が表示される。また、第1ボタン強調音が出力される。
そして、第15ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図199(8)に示すように、第13操作後強調画像525が表示される。また、第13操作後強調音が出力される。
【1092】
次に、図200(9)に示すように、擬似連画像581および擬似連強調画像582が表示される。また、第2停止強調音が出力される。
次に、図200(10)に示すように、擬似連画像581が拡大表示される。
次に、図200(11)に示すように、再変動報知画像583が表示される。
次に、図200(12)に示すように、装飾図柄41の変動が再び開始される。
次に、図200(13)に示すように、変化演出が実行され、変動画像51が青色から赤色に変化する。また、赤強調音が出力される。
【1093】
次に、図200(14)に示すように、擬似連画像581および擬似連強調画像582が表示される。また、第2停止強調音が出力される。
次に、図200(15)に示すように、擬似連画像581が拡大表示される。
次に、図200(16)に示すように、再変動報知画像583が表示される。
次に、図201(17)に示すように、装飾図柄41の変動が再び開始される。
次に、図201(18)に示すように、左装飾図柄41である「4」が仮停止し、第6停止時動作を行う。また、このとき、左装飾図柄41の左右に第7停止強調画像602が表示される。また、第4停止強調音が出力される。
【1094】
次に、図201(19)に示すように、右装飾図柄41である「4」が仮停止し、第6停止時動作を行う。また、このとき、右装飾図柄41の左右に第7停止強調画像602が表示される。また、第4停止強調音が出力される。
次に、図201(20)に示すように、第7リーチ時演出が行われ、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541、および第7リーチ目強調画像548が表示され、第7リーチ動作が行われる。第7リーチ時演出においては、図110(2)乃至(6)を用いて説明した演出が行われる。また、第2リーチ強調音が出力される。
次に、図201(21)に示すように、リーチ目の装飾図柄41において、キャラクタ部分が消去されることで装飾性が低くなるとともに、拡大するように動作表示されている。また、このとき、ステージ画像61、保留画像52、ステージ報知画像501および変動回数画像502が非表示になる。また、第1動作強調音が出力される。
【1095】
次に、図201(22)に示すように、リーチ目の装飾図柄41の各々が縮小するように動作表示されている。また、リーチ目の装飾図柄41の各々が、画像表示部114における上側の両隅に移動するように動作表示されている。また、SPリーチ演出が開始され、SPリーチ画像552が表示されている。また、第1動作強調音が出力されている。
次に、図201(23)に示すように、発展煽り演出が実行され、中装飾図柄41である「5」と、発展画像584と、第1発展煽り強調画像585とが表示されている。図示の例では、中装飾図柄41および発展画像584が、左右に揺れ動くように動作表示されている。また、第1発展煽り強調音が出力される。
【1096】
次に、図201(24)に示すように、中装飾図柄41である「5」が非表示になり、発展画像584が停止する。また、第1発展強調音が出力される。
次に、発展演出(第2役物演出)が開始され、図202(25)に示すように、中可動役物115Bが画像表示部114の表示領域と重なる位置まで移動する。また、発展強調画像554が表示される。また、このとき、変動画像51および保留画像52が非表示になる。また、第2役物強調音が出力される。
【1097】
次に、SPSPリーチ演出が開始される。このとき、第2態様の開始時示唆演出が開始され、図202(26)に示すように、SPSP開始画像556および第2開始時強調画像558が表示される。第2態様の開始時示唆演出においては、図120(1)乃至(6)を用いて説明した演出が行われる。また、第2開始時強調音が出力される。
次に、第2態様の実行中示唆演出が開始され、図202(27)に示すように、SPSP中示唆画像561および第2実行中強調画像563が表示される。第2態様の実行中示唆演出においては、図125(1)乃至(5)を用いて説明した演出が行われる。また、第2実行中強調音が出力される。
【1098】
次に、図202(28)に示すように、第3前兆強調画像518が表示される。第3前兆強調画像518は、図70(1)および(2)を用いて説明した態様により動作表示される。また、第3前兆強調音が出力される。
次に、第8ボタン演出が開始され、図202(29)に示すように、ボタン画像509が表示される。第8ボタン演出においては、図70(3)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が動作表示される。また、第3ボタン強調音が出力される。
【1099】
そして、第8ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図202(30)に示すように、第8操作後強調画像520が表示される。また、第8操作後強調音が出力される。
次に、図202(31)に示すように、第1大当たり演出が実行される。第1大当たり演出においては、第1大当たり報知音が出力され、振動演出が実行され、中可動役物115Bが画像表示部114の表示領域と重なる位置まで移動し、中可動役物115B、演出ボタン161およびランプLが虹色により発光する。また、第1大当たり強調画像566が表示される。第1大当たり演出においては、図130(2)乃至(8)および図131(9)乃至(16)を用いて説明した演出が実行される。
【1100】
次に、図202(32)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41である「444」が拡大するように動作表示される。より具体的には、中装飾図柄41の表示領域が左装飾図柄41の表示領域および右装飾図柄41の表示領域よりも大きくなるように、ゾロ目の装飾図柄41が動作表示される。
次に、図203(33)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が縮小するように動作表示され、3つの装飾図柄41の各々の表示領域が同じ大きさになる。また、第1ゾロ目強調画像591が表示される。また、第1ゾロ目強調音が出力される。
【1101】
次に、図203(34)に示すように、昇格煽り演出が実行され、昇格煽り強調画像592が表示される。
次に、図203(35)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
次に、第1ボタン演出が開始され、図203(36)に示すように、ボタン画像509が表示される。第1ボタン演出においては、図60(2)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が動作表示される。また、第1ボタン強調音が出力される。
【1102】
そして、第1ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図203(37)に示すように、第1操作後強調画像510が表示される。また、第1操作後強調音が出力される。
次に、図203(38)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41である「444」が再び表示される。このとき、中装飾図柄41の表示領域が左装飾図柄41の表示領域および右装飾図柄41の表示領域よりも大きくなるように、ゾロ目の装飾図柄41が動作表示される。
次に、図203(39)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が縮小するように動作表示され、3つの装飾図柄41の各々の表示領域が同じ大きさになる。また、第1ゾロ目強調画像591が表示される。また、第1ゾロ目強調音が出力される。
【1103】
そして、図203(40)に示すように、特別図柄の停止表示にともない、装飾図柄41および小図柄56である「444」が確定停止する。
次に、図204(41)に示すように、第1右打ち報知が行われ、第1右打ち画像503が表示される。また、大当たり開始画像593が表示される。
次に、図204(42)に示すように、第2右打ち報知が行われ、第2右打ち画像507が表示される。
【1104】
次に、大当たり遊技が開始され、図204(43)に示すように、ラウンド数画像594およびラウンド中画像595が表示される。
次に、大当たり遊技が終了し、図204(44)に示すように、時短開始画像596が表示される。
次に、特別時短遊技状態において、図204(45)に示すように、画像表示部114には、装飾性の低い装飾図柄41である「444」が確定停止されている。そして、小図柄56も、装飾図柄41と同様に「444」の数字の並びによって確定停止されている。また、このとき、ステージ画像61が、特別時短遊技状態における演出モードである第3ステージに応じた表示態様により表示されている。また、第1始動口121の保留数表示55には「1」が表示されている。一方で、保留画像52は表示されていない。また、ステージ報知画像501および時短残回数画像504が表示されている。図示の例では、ステージ報知画像501には「海」のテキストが示され、時短残回数画像504には「あと100」のテキストが示されている。
【1105】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、ボタン画像509が表示される以前にボタン画像509が表示されることを強調する強調演出を共通にする(図165(29)、図202(28)参照)ことが可能である。
そのため、ステージに関わらず、強調演出が実行された場合にボタン演出が開始されることを遊技者に認識させ易くすることができ、ボタン演出の開始以前からボタン演出の期待感を高めることができる。
【1106】
また、本実施形態では、演出制御部300は、演出ボタン161の操作の促進を強調するボタン画像509を表示可能であり、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出を実行可能であり、変化演出には、第1変化演出(例えば、ボタン強調部509cの動作表示)と、第2変化演出(例えば、強調文字509dの動作表示)とがある。そして、演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、第1変化演出の実行態様および第2変化演出の実行態様を何れも共通にする(図165(30)、図202(29)、図70(3)乃至(8)参照)ことが可能である。
この場合、ステージに関わらず、ボタン演出が実行されていることを遊技者に認識させ易くすることができ、演出ボタン161の操作をより促すことができる。
【1107】
なお、演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、第1変化演出の実行態様および第2変化演出の実行態様のうちの、何れか一方を共通にして、他方を異ならせてもよい。
【1108】
また、演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、リーチ演出が開始される前の役物演出における、可動役物115の動作態様(動作速度、動作により到達する位置等)を共通にして強調画像の表示態様(動作表示態様)を異ならせている(図162(3)、図199(3)参照)。
そのため、動作態様が共通する役物演出が実行される場合であっても、可動役物115への着目のさせ方の多様化を実現することができる。
【1109】
なお、変動演出例23においては、第2ゾーン演出が実行されているが、これに限定されない。変動演出例23においても、第1ステージと同様に、第1ゾーン演出(図102参照)が実行されてもよい。
【1110】
図205および図206は、変動演出例23において第2左打ち画像48が表示される場合の例を示す図である。以下の例では、変動演出例23において、遊技者が、遊技球を遊技領域111における右側に向けて発射し続け、遊技領域111における右側に設けられているゲート124に遊技球が継続的に入賞するものとする。
この例では、まず、第1左打ち報知の実行条件が成立し、第1左打ち報知が実行される。その後、第2左打ち報知の実行条件が成立し、第2左打ち報知が実行される。この場合、図205(1)に示すように、第2開始動作が実行されるとともに第2開始強調画像611が表示されているとき(図199(2)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。第2左打ち画像48は、装飾図柄41、第2開始強調画像611、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第2左打ち画像48は、装飾図柄41および第2開始強調画像611よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。
【1111】
次に、図205(2)に示すように、第3役物演出が行われ、役物第2強調画像555が表示されているとき(図199(3)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。第2左打ち画像48は、役物第2強調画像555の表示領域と重なる領域であって役物第2強調画像555よりも前面のレイヤに表示される。
次に、図205(3)に示すように、第1前兆強調画像508が表示されているとき(図199(6)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。
【1112】
次に、図205(4)に示すように、第15ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示されているとき(図199(7)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。
次に、図205(5)に示すように、第13操作後強調画像525が表示されているとき(図199(8)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。第2左打ち画像48は、第13操作後強調画像525の表示領域と重なる領域であって、第13操作後強調画像525よりも前面のレイヤに表示される。
【1113】
次に、図205(6)に示すように、擬似連画像581および擬似連強調画像582が表示されているとき(図200(9)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。
次に、図205(7)に示すように、擬似連画像581が拡大表示されているとき(図200(10)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。
次に、図205(8)に示すように、再変動報知画像583が表示されているとき(図200(11)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。
次に、図206(9)に示すように、擬似連画像581および擬似連強調画像582が表示されているとき(図200(14)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。
【1114】
次に、図206(10)に示すように、擬似連画像581が拡大表示されているとき(図200(15)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。
次に、図206(11)に示すように、再変動報知画像583が表示されているとき(図200(16)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。
次に、図206(12)に示すように、第7停止強調画像602が表示されているとき(図201(18)参照)に、第2左打ち画像48が表示される。第2左打ち画像48は、第7停止強調画像602の表示領域と重なる領域であって、第7停止強調画像602よりも前面のレイヤに表示される。
次に、図206(13)に示すように、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541、および第7リーチ目強調画像548が表示されているとき(図201(20)参照)に、第2左打ち画像48が表示される。第2左打ち画像48は、第7リーチ目強調画像548の表示領域と重なる領域であって、第7リーチ目強調画像548よりも前面のレイヤに表示される。
この後は、図168(8)および図169(9)乃至(16)に示したものと同一の演出が行われる。
【1115】
以上の通り、変動演出例23において第2左打ち報知が実行される場合には、第2左打ち報知の実行中に、変動演出例23において説明した演出音の各々が制限される。
なお、変動演出例23において第1左打ち報知が実行される場合には、第1左打ち報知の実行中であっても、変動演出例23において説明した演出音の各々が出力される。
【1116】
(変動演出例24)
図207および図208-1は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図207および図208-1を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例24)を説明する。変動演出例24は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく大当たり変動演出の例である。
なお、変動演出例24は、図41における「変動演出パターン」として「EA7」が選択された場合に実行される変動演出である。また、変動演出例24は、図39における「事前判定演出パターン」として「AA7」が選択された場合に実行される変動演出の次に実行される変動演出の例である。また、図39における「事前判定演出パターン」として「AA7」が選択された場合に実行される変動演出は、図193(1)乃至(5)に示す変動演出であるものとする。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1117】
まず、図199(1)乃至(8)、図200(9)乃至(16)、および図201(17)乃至(24)に示したものと同一の演出が行われてから、図207(1)に示すように、発展演出(第2役物演出)が開始され、中可動役物115Bが画像表示部114の表示領域と重なる位置まで移動する。また、発展強調画像554が表示される。また、このとき、変動画像51および保留画像52が非表示になる。また、第2役物強調音が出力される。
【1118】
次に、図207(2)に示すように、第3態様の開始時示唆演出が行われ、SPSP開始画像556が表示される。第3態様の開始時示唆演出においては、図121(1)乃至(5)を用いて説明した演出が行われる。また、第3態様の開始時示唆演出を強調する演出音である第3開始時強調音が出力される。第3開始時強調音の出力時間は、2.3秒である。
次に、図207(3)に示すように、第3態様の実行中示唆演出が行われ、SPSP中示唆画像561が表示される。第3態様の実行中示唆演出においては、図126(1)乃至(7)を用いて説明した演出が行われる。また、第3態様の実行中示唆演出を強調する演出音である第3実行中強調音が出力される。第3実行中強調音の出力時間は、0.85秒である。
【1119】
次に、図207(4)に示すように、第3前兆強調画像518が表示される。第3前兆強調画像518は、図81(1)および(2)を用いて説明した態様により動作表示される。また、第3前兆強調音が出力される。
次に、第16ボタン演出が開始され、図207(5)に示すように、ボタン画像509が表示される。第16ボタン演出においては、図81(3)乃至(8)および図82(9)を用いて説明した態様によりボタン画像509が動作表示される。また、第4ボタン強調音が出力される。
そして、第16ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図207(6)に示すように、第14操作後強調画像526が表示される。第14操作後強調画像526は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第14操作後強調画像526は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。また、第14操作後強調画像526が表示されることの効果音である第14操作後強調音が出力される。第14操作後強調音は、演出ボタン161の操作に応じた強調音としても捉えられる。また、第14操作後強調音の出力時間は、0.4秒である。
【1120】
次に、図207(7)に示すように、第3大当たり演出が実行される。第3大当たり演出においては、第3大当たり報知音が出力され、振動演出が実行され、右可動役物115Cが画像表示部114の表示領域と重なる位置まで移動し、右可動役物115C、演出ボタン161およびランプLが虹色により発光する。また、第3大当たり強調画像568が表示される。第3大当たり強調画像568は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第3大当たり強調画像568は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。なお、第3大当たり演出においては、図135(2)乃至(8)および図136(9)乃至(16)を用いて説明した演出が実行される。また、第3大当たり強調画像568が表示されているときにおいて、装飾図柄41は、表示されているものの、第3大当たり強調画像568に覆われているため、視認困難又は視認不能である。
【1121】
次に、図207(8)に示すように、装飾性の低いゾロ目の装飾図柄41が拡大するように動作表示される。より具体的には、ゾロ目の装飾図柄41の各々の表示領域が同じ大きさになるように、動作表示される。ただし、左装飾図柄41の一部は、音量画像42および光量画像43によって、視認困難または視認不能になっている。
次に、図208-1(9)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が縮小するように動作表示される。ゾロ目の装飾図柄41の動作表示時間は、2.5秒である。ただし、ゾロ目の装飾図柄41の動作表示時間は、何れの時間であってもよい。また、ゾロ目の装飾図柄41の各々の周囲に、第3ゾロ目強調画像614が表示される。第3ゾロ目強調画像614は、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域であって、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。また、第3ゾロ目強調画像614の表示時間は、1.5秒である。ただし、第3ゾロ目強調画像614の表示時間は、何れの時間であってもよい。また、第3ゾロ目強調画像614が表示されることの効果音である第3ゾロ目強調音が出力される。第3ゾロ目強調音は、第2ステージにおけるゾロ目の装飾図柄41を強調する演出音としても捉えられる。第3ゾロ目強調音の出力時間は、1.35秒である。
そして、図208-1(10)に示すように、特別図柄の停止表示にともない、装飾図柄41および小図柄56である「444」が確定停止する。
図示を省略するが、この後は、図167(42)乃至(46)に示したものと同一の演出が行われる。
【1122】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、演出ボタン161の操作の促進を強調するボタン画像509を表示可能であり、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出を実行可能であり、変化演出には、第1変化演出(例えば、ボタン強調部509cの動作表示)と、第2変化演出(例えば、強調文字509dの動作表示)とがある。そして、演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、第1変化演出の実行態様および第2変化演出の実行態様を何れも異ならせる(図171(3)、図76(2)乃至(8)、図207(5)、図81(3)乃至(8)参照)ことが可能である。
この場合、ステージに応じて、ボタン画像509への遊技者の着目させ方の独自性を高めることができる。
【1123】
なお、演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、第1変化演出の実行態様および第2変化演出の実行態様のうちの、何れか一方を共通にして、他方を異ならせてもよい。
特に、演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、変化演出の実行時間を共通にして、変化演出の周期および変化演出の表示態様(動作表示態様)の何れかを異ならせてもよい。また、演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、変化演出の周期を共通にして、変化演出の実行時間および変化演出の表示態様(動作表示態様)の何れかを異ならせてもよい。また、演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、変化演出の表示態様(動作表示態様)を共通にして、変化演出の周期および変化演出の実行時間の何れかを異ならせてもよい。
【1124】
また、本実施形態では、演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、ボタン演出における操作有効期間(ボタン演出の実行時間、ボタン部509aの表示時間)を共通にして、変化演出の実行時間、変化演出の周期、および変化演出の表示態様(動作表示態様)のうちの少なくとも一つを異ならせてもよい。
また、本実施形態では、演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、変化演出の実行時間、変化演出の周期、および変化演出の表示態様(動作表示態様)のうちの少なくとも一つを共通にして、ボタン演出における操作有効期間(ボタン演出の実行時間、ボタン部509aの表示時間)を異ならせてもよい。
【1125】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において特定演出(装飾図柄41の仮停止、リーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、擬似連演出等)を実行可能であり、第1ステージおよび第2ステージにおいて、特定演出の開始前に行われるボタン演出を異ならせ(図162(8)、図199(7)参照)、特定演出の開始以降に行われるボタン演出も異ならせる(図165(30)、図207(5)参照)ことが可能であることを説明した。
ここで、演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、特定演出の開始前に行われるボタン演出を共通にして(例えば何れも第6ボタン演出が行われる)、特定演出の開始以降に行われるボタン演出も異ならせる(第1ステージでは第8ボタン演出(図165(30)参照)が行われ、第2ステージでは第16ボタン演出(図207(5)参照)が行われる)ようにしてもよい。
この場合、変動演出の前半においては、ステージに関わらず共通のボタン演出が行われると遊技者に認識される一方で、変動演出の後半においてステージによって異なるボタン演出が行われるため、演出の意外性を遊技者に与えることができる。
【1126】
また、変動演出例24においては、第1ステージと同様のSPリーチ演出が実行されている(図164(23)、(24)、図165(25)参照)が、これに限定されない。
変動演出例24においては、第2ステージに特有のSPリーチ演出(図191(2)乃至(4)参照)が実行されてもよい。
【1127】
また、本実施形態では、演出制御部300は、大当たり遊技が実行される場合に所定の強調演出を実行可能である。所定の強調演出としては、大当たり報知音の出力、大当たり強調画像の表示、振動演出、役物演出、演出ボタン161やランプLや可動役物115の虹色による発光等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、所定の強調演出の演出態様を共通にすること(図165(32)、図202(31)参照)と、所定の強調演出の演出態様を異ならせること(図207(7)参照)とが可能である。
この場合、実行される変動演出に応じて、ステージに関わらず強調演出が実行されることにより大当たり遊技が実行されることを認識させ易くすることと、ステージに応じて大当たり遊技が実行されることの認識のさせ方の多様性を遊技者に感じさせることと、を切り替えることができる。
【1128】
また、本実施形態では、演出制御部300は、大当たり遊技が実行される場合に所定の強調演出を実行可能である。所定の強調演出としては、大当たり報知音の出力、大当たり強調画像の表示、振動演出、役物演出、演出ボタン161やランプLや可動役物115の虹色による発光等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、所定の強調演出の実行時間を共通にすること(図165(32)、図202(31)参照)と、所定の強調演出の実行時間を異ならせること(図207(7)、図141参照)とが可能である。
この場合、実行される変動演出に応じて、ステージに関わらず強調演出が実行されることにより大当たり遊技が実行されることを認識させ易くすることと、ステージに応じて大当たり遊技が実行されることの認識のさせ方の多様性を遊技者に感じさせることと、を切り替えることができる。
【1129】
また、本実施形態では、第1ステージおよび第2ステージにおいて、大当たり遊技が実行される場合に行われる所定の強調演出の態様が共通する場合(図165(32)、図202(31)参照)と、異なる場合(図207(7)参照)とがある。
そのため、ステージに関わらず強調演出が実行されることにより大当たり遊技が実行されることを認識させ易くすることと、ステージに応じて大当たり遊技が実行されることの認識のさせ方の多様性を遊技者に感じさせることとを両立させることができる。
【1130】
なお、本実施形態では、第1ステージおよび第2ステージにおいて、ボタン強調部509cの表示色が同じ色(例えば赤色)であるボタン演出(例えば第9ボタン演出、第16ボタン演出)が実行される場合に、同一の前兆強調画像(第3前兆強調画像518)が表示されている(図170(2)、図207(4)参照)が、これに限定されない。
第1ステージおよび第2ステージにおいて、ボタン強調部509cの表示色が同じ色であるボタン演出が実行される場合に、異なる前兆強調画像の表示(異なる前兆強調画像の動作表示態様、異なる前兆強調画像の表示時間)が実行されるようにしてもよい。
【1131】
図208-2は、変動演出例24において第2左打ち画像48が表示される場合の例を示す図である。以下の例では、変動演出例24において、遊技者が、遊技球を遊技領域111における右側に向けて発射し続け、遊技領域111における右側に設けられているゲート124に遊技球が継続的に入賞するものとする。
この例では、まず、第1左打ち報知の実行条件が成立し、第1左打ち報知が実行される。その後、第2左打ち報知の実行条件が成立し、第2左打ち報知が実行される。この場合、図208-2(1)に示すように、発展強調画像554が表示されているとき(図207(1)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。
【1132】
次に、図208-2(2)に示すように、第3前兆強調画像518が表示されているとき(図207(4)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。
次に、図208-2(3)に示すように、第16ボタン演出が開始され、ボタン画像509が表示されているとき(図207(5)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。
次に、図208-2(4)に示すように、第14操作後強調画像526が表示されているとき(図207(6)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。
【1133】
次に、図208-2(5)に示すように、第3大当たり演出が実行され、第3大当たり強調画像568が表示されているとき(図207(7)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。第2左打ち画像48は、第3大当たり強調画像568の表示領域と重なる領域であって、第3大当たり強調画像568よりも前面のレイヤに表示される。
次に、図208-2(6)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が動作表示されているとき(図207(8)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。
【1134】
次に、図208-2(7)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41の動作表示および第3ゾロ目強調画像614が表示されているとき(図208-1(9)参照)に、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力される。第2左打ち画像48は、第3ゾロ目強調画像614の表示領域と重なる領域であって、第3ゾロ目強調画像614よりも前面のレイヤに表示される。
図示を省略するが、この後、特別図柄の停止表示にともない装飾図柄41および小図柄56が確定停止すると、第2左打ち画像48が非表示になるとともに、第2左打ち音の出力が終了する。
【1135】
以上の通り、変動演出例24において第2左打ち報知が実行される場合には、第2左打ち報知の実行中に、変動演出例24において説明した演出音の各々が制限される。
なお、変動演出例24において第1左打ち報知が実行される場合には、第1左打ち報知の実行中であっても、変動演出例24において説明した演出音の各々が出力される。
【1136】
(変動演出例25)
図209乃至図211は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図209乃至図211を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例25)を説明する。変動演出例25は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく大当たり変動演出の例である。
なお、変動演出例25は、図41における「変動演出パターン」として「EB3」が選択された場合に実行される変動演出である。また、変動演出例25は、図39における「事前判定演出パターン」として「AB3」が選択された場合に実行される変動演出の次に実行される変動演出の例である。また、図39における「事前判定演出パターン」として「AB3」が選択された場合に実行される変動演出は、図193(1)乃至(5)に示す変動演出であるものとする。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1137】
まず、図209(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾図柄41および小図柄56である「331」が確定停止されている。このとき、1番目の保留画像52が青色により表示されている。
次に、図209(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、第2開始動作が行われる。また、3つの装飾図柄41の各々の周囲に、それぞれ、第2開始強調画像611が表示される。また、1番目の保留画像52が変動画像51の表示位置に移動し、変動画像51が青色により表示されている。また、第2開始強調音が出力される。
【1138】
次に、図209(3)に示すように、変化演出が実行され、変動画像51の表示色が青色から虹色に変化する。また、第1虹強調音が出力される。
次に、図209(4)に示すように、左装飾図柄41である「7」が仮停止し、第7停止時動作が行われる。また、左装飾図柄41の左右に第8停止強調画像603が表示される。また、停止強調画像が表示されることの効果音である第5停止強調音が出力される。第5停止強調音は、第2ステージにおける左右の装飾図柄41である「7」を強調する演出音としても捉えられる。第5停止強調音の出力時間は、0.6秒である。
次に、図209(5)に示すように、右装飾図柄41である「7」が仮停止し、第7停止時動作が行われる。また、右装飾図柄41の左右に第8停止強調画像603が表示される。また、第5停止強調音が出力される。
【1139】
次に、図209(6)に示すように、第4リーチ時演出が実行され、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540および第4リーチ目強調画像545が表示される。また、第4リーチ動作が行われる。第4リーチ時演出においては、図107(2)乃至(5)を用いて説明した演出が実行される。また、第3リーチ強調音が出力される。
次に、図209(7)に示すように、第1前兆強調画像508が表示される。また、第1前兆強調音が出力される。
次に、第1ボタン演出が開始され、図209(8)に示すように、ボタン画像509が表示される。第1ボタン演出においては、図60(2)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が動作表示される。また、第1ボタン強調音が出力される。
そして、第1ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図210(9)に示すように、第1操作後強調画像510が表示される。また、第1操作後強調音が出力される。
【1140】
次に、図210(10)に示すように、発展画像584が停止する。また、第1発展強調音が出力される。
次に、発展演出(第2役物演出)が開始され、図210(11)に示すように、中可動役物115Bが画像表示部114の表示領域と重なる位置まで移動する。また、発展強調画像554が表示される。発展演出(第2役物演出)においては、図115(1)乃至(8)および図116(9)乃至(11)を用いて説明した演出が行われる。また、このとき、変動画像51および保留画像52が非表示になる。また、第2役物強調音が出力される。
【1141】
次に、図210(12)に示すように、第2態様の開始時示唆演出が行われ、SPSP開始画像556および第2開始時強調画像558が表示される。第2態様の開始時示唆演出においては、図120(1)乃至(6)を用いて説明した演出が行われる。また、第2開始時強調音が出力される。
次に、図210(13)に示すように、第2態様の実行中示唆演出が行われ、SPSP中示唆画像561および第2実行中強調画像563が表示される。第2態様の実行中示唆演出においては、図125(1)乃至(5)を用いて説明した演出が行われる。また、第2実行中強調音が出力される。
【1142】
次に、図210(14)に示すように、第3前兆強調画像518が表示される。第3前兆強調画像518は、図70(1)および(2)を用いて説明した態様により動作表示される。また、第3前兆強調音が出力される。
次に、第8ボタン演出が開始され、図210(15)に示すように、ボタン画像509が表示される。第8ボタン演出においては、図70(3)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が動作表示される。また、第3ボタン強調音が出力される。
【1143】
そして、第8ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図210(16)に示すように、第8操作後強調画像520が表示される。また、第8操作後強調音が出力される。
次に、図211(17)に示すように、第1大当たり演出が実行される。第1大当たり演出においては、第1大当たり報知音が出力され、振動演出が実行され、中可動役物115Bが画像表示部114の表示領域と重なる位置まで移動し、中可動役物115B、演出ボタン161およびランプLが虹色により発光する。また、第1大当たり強調画像566が表示される。第1大当たり演出においては、図130(2)乃至(8)および図131(9)乃至(16)を用いて説明した演出が実行される。
【1144】
次に、図211(18)に示すように、装飾性の低いゾロ目の装飾図柄41が拡大するように動作表示される。より具体的には、ゾロ目の装飾図柄41の各々の表示領域が同じ大きさになるように、動作表示される。このときのゾロ目の装飾図柄41の表示サイズは、図207(8)に示すサイズと同一である。
次に、図211(19)に示すように、装飾性の低いゾロ目の装飾図柄41がさらに拡大するように動作表示される。より具体的には、ゾロ目の装飾図柄41の各々の表示領域が同じ大きさになるように、動作表示される。
【1145】
次に、図211(20)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が縮小するように動作表示される。ゾロ目の装飾図柄41の動作表示時間は、3.5秒である。ただし、ゾロ目の装飾図柄41の動作表示時間は、何れの時間であってもよい。また、ゾロ目の装飾図柄41の各々の周囲に、第4ゾロ目強調画像615が表示される。第4ゾロ目強調画像615は、装飾図柄41、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域に表示される。また、第4ゾロ目強調画像615は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。また、第4ゾロ目強調画像615の表示時間は、1.5秒である。ただし、第4ゾロ目強調画像615の表示時間は、何れの時間であってもよい。また、第4ゾロ目強調画像615が表示されることの効果音である第4ゾロ目強調音が出力される。第4ゾロ目強調音は、第2ステージにおいてゾロ目の装飾図柄41である「777」を強調する演出音としても捉えられる。第4ゾロ目強調音の出力時間は、1.45秒である。
そして、特別図柄の停止表示にともない、装飾図柄41および小図柄56である「777」が確定停止する。
図示を省略するが、この後は、装飾図柄41および小図柄56が「777」であることを除き、図167(42)乃至(46)に示したものと同一の演出が行われる。
【1146】
なお、変動演出例25においては、第1ステージと同様のSPSPリーチ演出が実行されている(図164(23)、(24)、図165(25)参照)が、これに限定されない。
変動演出例25においては、第2ステージに特有のSPSPリーチ演出(図191(2)乃至(4)参照)が実行されてもよい。
【1147】
また、本実施形態では、第1ステージおよび第2ステージにおいて、同じ文字の装飾図柄41であっても、装飾図柄41のキャラクタの表示態様が異なっている(図142(1)、図181(1)参照)が、これに限定されない。
第1ステージおよび第2ステージにおいて、同じ文字の装飾図柄41である場合には、装飾図柄41のキャラクタの表示態様が共通してもよい。この場合において、第1ステージおよび第2ステージにおいて、同じ文字の装飾図柄41である場合には、装飾図柄41の停止時動作が共通する一方で、表示される停止強調画像が異なってもよい。また、第1ステージおよび第2ステージにおいて、同じ文字の装飾図柄41である場合には、表示される停止強調画像が共通する一方で、装飾図柄41の停止時動作が異なってもよい。また、第1ステージおよび第2ステージにおいて、同じ文字の装飾図柄41である場合には、装飾図柄41の停止時動作および表示される停止強調画像が何れも異なってもよい。
また、第1ステージおよび第2ステージにおいて、同じ文字の装飾図柄41である場合には、表示される停止強調画像が共通してもよい。この場合において、第1ステージおよび第2ステージにおいて、同じ文字の装飾図柄41である場合には、装飾図柄41の停止時動作が共通する一方で、装飾図柄41のキャラクタの表示態様が異なってもよい。また、第1ステージおよび第2ステージにおいて、同じ文字の装飾図柄41である場合には、装飾図柄41のキャラクタの表示態様が共通する一方で、装飾図柄41の停止時動作が異なってもよい。また、第1ステージおよび第2ステージにおいて、同じ文字の装飾図柄41である場合には、装飾図柄41の停止時動作および装飾図柄41のキャラクタの表示態様が異なってもよい。
また、第1ステージおよび第2ステージにおいて、同じ文字の装飾図柄41である場合には、装飾図柄41の停止時動作が共通してもよい。この場合において、第1ステージおよび第2ステージにおいて、同じ文字の装飾図柄41である場合には、表示される停止強調画像が共通する一方で、装飾図柄41のキャラクタの表示態様が異なってもよい。また、第1ステージおよび第2ステージにおいて、同じ文字の装飾図柄41である場合には、装飾図柄41のキャラクタの表示態様が共通する一方で、表示される停止強調画像が異なってもよい。また、第1ステージおよび第2ステージにおいて、同じ文字の装飾図柄41である場合には、表示される停止強調画像および装飾図柄41のキャラクタの表示態様が異なってもよい。
【1148】
また、変動演出において、第1ステージから第2ステージに移行したり、第2ステージから第1ステージに移行したりするステージ変更が実行されてもよい。ただし、ステージ変更が実行されても、大当たり遊技が実行される期待度は変わらない。一方で、ゾーン演出が実行されることによりステージ画像61の背景が変わる場合には、大当たり遊技が実行される期待度が向上してもよい。すなわち、ステージ変更が実行される場合よりも、ゾーン演出が実行される場合の方が、期待度が高くてもよい。
【1149】
(変動演出例26)
次に、図212を参照しながら、演出制御部300が画像表示部114などを用いて行う変動演出(変動演出例26)について具体的に説明する。変動演出例26は、特別時短遊技状態における第2始動口122への入賞についての保留数が「1」であることに基づくばらはずれ変動演出の例である。
なお、変動演出例26は、図42における「変動演出パターン」として「EH1」が選択された場合に実行される変動演出である。
また、変動演出例26から、後述する変動演出例33までの各変動演出は、第3ステージにおいて変動が開始する場合の変動演出例である。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1150】
図212(1)に示すように、演出制御部300によって、1つ前の特別図柄が停止表示されることに伴い、画像表示部114において装飾性の低い装飾図柄41が確定停止されている。また、このとき、画像表示部114には、音量画像42、光量画像43、保留数表示55、小図柄56、ステージ画像61、ステージ報知画像501、時短残回数画像504および第1右打ち画像503が表示されている。付言すると、ステージ画像61は第3ステージに応じた表示態様により表示され、ステージ報知画像501には「海」のテキストが示され、時短残回数画像504には「あと90」のテキストが示されている。第3ステージは、特別時短遊技状態における演出モードである。また、このとき、第1始動口121の保留数表示55は、第1始動口121への入賞についての保留数である「0」を示し、第2始動口122の保留数表示55は、第2始動口122への入賞についての保留数である「0」を示す。また、第1右打ち報知は、図57(1)乃至(3)を用いて説明した態様により実行される。
【1151】
次に、遊技球が第2始動口122に入賞すると、図212(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始にともない変動演出が開始される。このとき、変動画像51が表示される。また、このとき、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、時短残回数画像504が「あと89」に更新される。
次に、図212(3)に示すように、3つの装飾図柄41である「412」が仮停止し、装飾図柄41が仮停止するときの動作である第10停止時動作を行う。第10停止時動作は、第3ステージにおいて装飾図柄41の数字に関わらず装飾図柄41が仮停止するときに行われる。また、第10停止時動作は、装飾図柄41がバウンドする動作である。また、このとき、3つの装飾図柄41の各々の下側に、第13停止強調画像616が表示される。第10停止時動作の実行時間および第13停止強調画像616の表示時間は、0.1秒である。ただし、第10停止時動作の実行時間および第13停止強調画像616の表示時間は、異なってもよく、何れの時間であってもよい。また、停止強調画像が表示されることの効果音である第6停止強調音が出力される。第6停止強調音は、第3ステージにおける装飾図柄41を強調する演出音としても捉えられる。第6停止強調音の出力時間は、0.1秒である。
【1152】
次に、図212(4)に示すように、特別図柄の停止表示にともない、3つの装飾図柄41および小図柄56である「412」が確定停止する。また、変動演出の終了にともない、変動画像51が消去される(非表示になる)。
【1153】
なお、変動演出例26は、第2始動口122の保留が「1」であることに基づく変動演出であることを説明した。
ここで、第2始動口122の保留が「4」であることに基づく変動演出であっても、変動演出例26と共通の演出が実行されてもよい。すなわち、第2始動口122の保留が「1」であることに基づく変動演出と、第2始動口122の保留が「4」であることに基づく変動演出とでは、何れも、装飾図柄41が揃って表示されてもよい。
【1154】
(変動演出例27)
図213は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図213を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例27)を説明する。変動演出例27は、特別時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づくばらはずれ変動演出の例である。
なお、変動演出例27は、図40における「事前判定演出パターン」として「AH8」が選択され、図42における「変動演出パターン」として「EH2」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1155】
まず、図213(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾図柄41および小図柄56である「623」が確定停止されている。このとき、2つの保留画像52が表示されている。また、このとき、第2始動口122についての保留数表示55に「2」が表示されている。
次に、図213(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、2番目の保留画像52が1番目の保留画像52の表示位置に移動し、1番目の保留画像52が変動画像51の表示位置に移動する。また、第2始動口122についての保留数表示55が「1」に更新される。また、時短残回数画像504が「あと81」に更新される。
【1156】
次に、第2始動口122に遊技球が入賞すると、図213(3)に示すように、2番目の保留画像52が表示されるとともに、第2始動口122についての保留数表示55が「2」に更新される。また、このとき、変化演出が実行され、1番目の保留画像52が通常表示態様から青色に変化する。また、保留画像52が青色に変化したことの効果音である第2青強調音が出力される。第2青強調音は、特別時短遊技状態における青色の保留画像52(変動画像51)を強調する演出音としても捉えられる。第2青強調音の出力時間は、0.8秒である。
【1157】
次に、図213(4)に示すように、チャンス目演出が実行され、3列の装飾図柄41である「331」が停止する。この3列の装飾図柄41は、何れも、赤色により表示されている。また、このとき、3列の装飾図柄41の周囲にチャンス目強調画像587が表示される。また、チャンス目強調画像587が表示されることの効果音である第3チャンス目強調音が出力される。第3チャンス目強調音は、第3ステージにおいてチャンス目の装飾図柄41を強調する演出音としても捉えられる。第3チャンス目強調音の出力時間は、0.5秒である。
次に、図213(5)に示すように、特別図柄の変動停止にともない、3列の装飾図柄41および小図柄56である「331」が確定停止する。
なお、変動演出例27におけるチャンス目演出は、事前判定演出の一例である。また、この事前判定演出は、事前判定演出が実行されているときの変動演出の次の変動演出において大当たりすることを期待させる演出である。
【1158】
(変動演出例28)
図214および図215は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図214および図215を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例28)を説明する。変動演出例28は、特別時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出であって、特別図柄抽選の結果がはずれであり且つSPSPリーチ演出が実行される変動演出の例である。また、変動演出例28は、変動演出例27に示した変動演出の次に実行される変動演出の例である。言い換えると、変動演出例28は、変動演出例27において示した青色の保留画像52(図213(5)参照)から示唆される特別図柄抽選の抽選結果を示す変動演出の例である。
なお、図214および図215は、図42における「変動演出パターン」として「EH8」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1159】
まず、図214(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾図柄41および小図柄56である「331」が確定停止されている。このとき、1番目の保留画像52が青色により表示されている。
次に、図214(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、1番目の保留画像52が変動画像51の表示位置に移動し、変動画像51が青色により表示されている。また、時短残回数画像504が「あと80」に更新される。
【1160】
次に、図214(3)に示すように、第2リーチ煽り演出が行われる。第2リーチ煽り演出においては、左右の装飾図柄41が上下に揺れるように動作表示されるとともに、左右の装飾図柄41の周囲に第2リーチ煽り強調画像617が表示される。第2リーチ煽り強調画像617は、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域であって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。また、第2リーチ煽り強調画像617が表示されることの効果音である第2リーチ煽り強調音が出力される。第2リーチ煽り強調音は、第3ステージにおいて左右の装飾図柄41を強調する演出音としても捉えられる。第2リーチ煽り強調音の出力時間は、3.5秒である。
【1161】
次に、図214(4)に示すように、第8リーチ時演出が行われ、第8リーチ目強調画像549が表示され、第8リーチ動作が行われる。第8リーチ目強調画像549は、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域であって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。また、第8リーチ時演出においては、図111(2)乃至(5)を用いて説明した演出が行われる。また、第8リーチ時演出の効果音である第4リーチ強調音が出力される。第4リーチ強調音は、リーチ演出を強調する演出音としても捉えられる。第4リーチ強調音の出力時間は、1.25秒である。
次に、図214(5)に示すように、第1移行画像618が表示され、変動画像51、ステージ報知画像501および時短残回数画像504が非表示になる。第1移行画像618は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、第1右打ち画像503、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第1移行画像618は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、第1右打ち画像503、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。
【1162】
次に、図214(6)に示すように、第4態様の開始時示唆演出が行われ、SPSP開始画像556および第3開始強調画像559が表示される。第4態様の開始時示唆演出においては、図122(1)乃至(6)を用いて説明した演出が行われる。また、第3開始強調画像559が表示されることの効果音である第4開始時強調音が出力される。第4開始時強調音は、開始時示唆演出を強調する演出音としても捉えられる。第4開始時強調音の出力時間は、1.2秒である。
次に、図214(7)に示すように、第4態様の実行中示唆演出が行われ、SPSP中示唆画像561および第3実行中強調画像564が表示される。第4態様の実行中示唆演出においては、図127(1)乃至(6)を用いて説明した演出が行われる。また、第3実行中強調画像564が表示されることの効果音である第4実行中強調音が出力される。第4実行中強調音は、実行中示唆演出を強調する演出音としても捉えられる。第4実行中強調音の出力時間は、0.75秒である。
【1163】
次に、図214(8)に示すように、第4前兆強調画像527が表示される。第4前兆強調画像527は、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域であって、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。また、第4前兆強調画像527は、図83(1)および(2)を用いて説明した態様により動作表示される。また、第4前兆強調画像527が表示されることの効果音である第4前兆強調音が出力される。第4前兆強調音は、ボタン画像509が表示されることを強調する演出音としても捉えられる。第4前兆強調音の出力時間は、1.1秒である。
次に、第17ボタン演出が行われ、図215(9)に示すように、ボタン画像509が表示される。第17ボタン演出においては、図83(3)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が動作表示される。また、ボタン画像509が表示されることの効果音である第6ボタン強調音が出力される。第6ボタン強調音は、ボタン画像509(ボタン演出)を強調する演出音としても捉えられる。第6ボタン強調音の出力時間は、0.8秒である。
【1164】
そして、第17ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図215(10)に示すように、第15操作後強調画像528が表示される。第15操作後強調画像528は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、第1右打ち画像503、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第15操作後強調画像528は、画像表示部114における第5レイヤLA5(図147(2)参照)に描画される。すなわち、第15操作後強調画像528は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、第1右打ち画像503、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。また、第15操作後強調画像528が表示されることの効果音である第15操作後強調音が出力される。第15操作後強調音は、演出ボタン161の操作に応じた強調音としても捉えられる。第15操作後強調音の出力時間は、0.2秒である。
【1165】
次に、図215(11)に示すように、第11ボタン後画像619が表示される。また、第11ボタン後画像619が表示されることの効果音である第7ボタン後強調音が出力される。第7ボタン後強調音の出力時間は、1.4秒である。
次に、図215(12)に示すように、第1移行画像618が再び表示される。
次に、図215(13)に示すように、3つの装飾図柄41である「454」が仮停止する。また、ステージ報知画像501および時短残回数画像504が再表示される。一方で、変動画像51は再表示されない。
次に、図215(14)に示すように、特別図柄の変動停止にともない3列の装飾図柄41および小図柄56である「454」が確定停止する。
【1166】
なお、変動演出例28では、SPSPリーチ演出の開始前と、SPSPリーチ演出の実行後とで、共通の第1移行画像618が表示されているが、これに限定されない。
第3ステージにおいて、SPSPリーチ演出の開始前と、SPSPリーチ演出の実行後とでは、第1移行画像618の表示態様が異なってもよい。
【1167】
(変動演出例29)
図216および図217は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図216および図217を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例29)を説明する。変動演出例29は、特別時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく大当たり変動演出の例である。また、変動演出例29は、図40における「事前判定演出パターン」として「AF1」が選択された場合に実行される変動演出の次に実行される変動演出の例である。また、図40における「事前判定演出パターン」として「AF1」が選択された場合に実行される変動演出は、図213(1)乃至(5)に示す変動演出であるものとする。また、変動演出例29は、図42における「変動演出パターン」として「EF1」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1168】
まず、図216(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾図柄41および小図柄56である「331」が確定停止されている。このとき、二つの保留画像52のうちの1番目の保留画像52が青色により表示されている。
【1169】
次に、図216(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、1番目の保留画像52が変動画像51の表示位置に移動し、変動画像51が青色により表示される。また、時短残回数画像504が「あと80」に更新される。
また、変化演出が実行され、変動画像51の表示色が青色から緑色に変化する。また、緑色の変動画像51が表示されることの効果音である第2緑強調音が出力される。第2緑強調音は、特別時短遊技状態において変化演出が実行された変動画像51(保留画像52)を強調する演出音としても捉えられる。第2緑強調音の出力時間は、1.75秒である。
【1170】
次に、図216(3)に示すように、第2リーチ煽り演出が行われる。第2リーチ煽り演出においては、左右の装飾図柄41が上下に揺れるように動作表示されるとともに、左右の装飾図柄41の周囲に第2リーチ煽り強調画像617が表示される。また、第2リーチ煽り強調音が出力される。
次に、図216(4)に示すように、第8リーチ時演出が行われ、第8リーチ目強調画像549が表示され、第8リーチ動作が行われる。第8リーチ時演出においては、図111(2)乃至(5)を用いて説明した演出が行われる。また、第4リーチ強調音が出力される。
次に、図216(5)に示すように、第1移行画像618が表示され、変動画像51、ステージ報知画像501および時短残回数画像504が非表示になる。
【1171】
次に、図216(6)に示すように、第4態様の開始時示唆演出が行われ、SPSP開始画像556および第3開始強調画像559が表示される。第4態様の開始時示唆演出においては、図122(1)乃至(6)を用いて説明した演出が行われる。また、第4開始時強調音が出力される。
次に、図216(7)に示すように、第5態様の実行中示唆演出が行われ、SPSP中示唆画像561および第4実行中強調画像565が表示される。第5態様の実行中示唆演出においては、図128(1)乃至(4)を用いて説明した演出が行われる。また、第4実行中強調画像565が表示されることの効果音である第5実行中強調音が出力される。第5実行中強調音は、実行中示唆演出を強調する演出音としても捉えられる。第5実行中強調音の出力時間は、0.95秒である。
【1172】
次に、図216(8)に示すように、第4前兆強調画像527が表示される。第4前兆強調画像527は、図83(1)および(2)を用いて説明した態様により動作表示される。また、第4前兆強調音が出力される。
次に、第18ボタン演出が行われ、図217(9)に示すように、ボタン画像509が表示される。第18ボタン演出においては、図83(3)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が動作表示される。また、第6ボタン強調音が出力される。
【1173】
そして、第18ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図217(10)に示すように、第16操作後強調画像529が表示される。第16操作後強調画像529は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、第1右打ち画像503、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第16操作後強調画像529は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、第1右打ち画像503、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。また、第16操作後強調画像529が表示されることの効果音である第16操作後強調音が出力される。第16操作後強調音は、演出ボタン161の操作に応じた強調音としても捉えられる。第16操作後強調音の出力時間は、0.2秒である。
【1174】
次に、図217(11)に示すように、第4大当たり演出が行われる。第4大当たり演出においては、第4大当たり報知音が出力され、振動演出が実行され、3つの可動役物115が画像表示部114と重なる領域に移動し、3つの可動役物115と、演出ボタン161と、ランプLとが虹色に発光し、第4大当たり強調画像569が表示される。第4大当たり強調画像569は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、第1右打ち画像503、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第4大当たり強調画像569は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、第1右打ち画像503、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。なお、第4大当たり演出においては、図137(2)乃至(8)および図138(9)乃至(16)を用いて説明した演出が行われる。また、第4大当たり強調画像569が表示されているときにおいて、装飾図柄41は、表示されているものの、第4大当たり強調画像569に覆われているため、視認困難又は視認不能である。
【1175】
次に、図217(12)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41である「444」が画像表示部114における上側から中央部に移動するように動作表示される。
次に、図217(13)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が拡大するように動作表示される。より具体的には、ゾロ目の装飾図柄41は、中装飾図柄41の表示領域が左装飾図柄41の表示領域および右装飾図柄41の表示領域よりも大きくなるように、動作表示される。
【1176】
次に、図217(14)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が縮小するように動作表示される。ゾロ目の装飾図柄41の動作表示時間は、2秒である。ただし、ゾロ目の装飾図柄41の動作表示時間は、何れの時間であってもよい。また、ゾロ目の装飾図柄41の各々の周囲に第5ゾロ目強調画像620が表示される。第5ゾロ目強調画像620は、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域であって、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。また、第5ゾロ目強調画像620の表示時間は、1秒である。ただし、第5ゾロ目強調画像620の表示時間は、何れの時間であってもよい。また、第5ゾロ目強調画像620が表示されることの効果音である第5ゾロ目強調音が出力される。第5ゾロ目強調音は、第3ステージにおけるゾロ目の装飾図柄41を強調する演出音としても捉えられる。第5ゾロ目強調音の出力時間は、1.1秒である。
次に、図217(15)に示すように、特別図柄の変動停止にともない3列の装飾図柄41および小図柄56である「444」が確定停止する。
この後は、図167(42)乃至(46)に示したものと同じ演出が行われる。
【1177】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、大当たり遊技が実行される場合に所定の強調演出を実行可能である。所定の強調演出としては、大当たり報知音の出力、大当たり強調画像の表示、振動演出、役物演出、演出ボタン161やランプLや可動役物115の虹色による発光等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、所定の強調演出の演出態様を共通にし(図165(32)、図202(31)参照)、第1ステージおよび第3ステージにおいて、所定の強調演出の演出態様を異ならせる(図217(11)参照)ことが可能である。
この場合、通常遊技状態においては、ステージに関わらず、強調演出が実行されることにより大当たり遊技が実行されることを認識させ易くすることができる。また、遊技状態が異なるステージに応じて、大当たり遊技が実行されることの認識のさせ方の多様性を遊技者に感じさせることができる。
【1178】
また、本実施形態では、演出制御部300は、第1ステージおよび第3ステージにおいて、ボタン強調部509cの表示色が同じ色(例えば白色)であるボタン演出(例えば第8ボタン演出、第18ボタン演出)が実行される場合に、ボタン画像509が表示されることを強調する強調演出の実行態様を異ならせる(図165(29)、図217(9)参照)ことが可能である。
そのため、ステージによって、ボタン強調部509cの表示色が同じ色であっても、異なるボタン演出が行われることによる演出の多様性を遊技者により感じさせることができる。
【1179】
また、本実施形態では、演出制御部300は、演出ボタン161の操作の促進を強調するボタン画像509を表示可能であり、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出を実行可能であり、変化演出には、第1変化演出(例えば、ボタン強調部509cの表示色)と、第2変化演出(例えば、強調文字509dの動作表示)とがある。そして、演出制御部300は、第1ステージおよび第3ステージにおいて、ボタン演出が実行される場合に、第1変化演出の態様を共通にして(図165(29)、図217(9)参照)、第2変化演出の態様を異ならせる(図70(3)乃至(8)、図83(3)乃至(8)参照)ことが可能である。
そのため、ステージによって、第1変化演出が同じであっても、異なるボタン演出が行われることによる演出の多様性を遊技者により感じさせることができる。
【1180】
なお、演出制御部300は、第1ステージおよび第3ステージにおいて、第1変化演出の演出態様および第2変化演出の演出態様を何れも異ならせてもよい。また、演出制御部300は、第1ステージおよび第3ステージにおいて、第1変化演出の演出態様および第2変化演出の演出態様の何れも共通にしてもよい。また、変化演出の演出態様は、変化演出の実行時間、変化演出の周期、変化演出の表示態様(動作表示態様)のうちの何れ(または全て)であってもよい。
【1181】
また、本実施形態では、演出制御部300は、演出ボタン161の操作の促進を強調するボタン画像509を表示可能であり、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出を実行可能であり、変化演出には、第1変化演出(例えば、ボタン強調部509cの動作表示)と、第2変化演出(例えば、強調文字509dの動作表示)とがある。そして、演出制御部300は、第1ステージおよび第3ステージにおいて、第1変化演出の実行時間および第2変化演出の実行時間を何れも異ならせる(図165(30)、図217(9)、図101参照)ことが可能である。そのため、ステージに応じた態様により、演出ボタン161の操作を遊技者に促進させることができる。
また、演出制御部300は、第3ステージにおける第1変化演出の実行時間と第2変化演出の実行時間とを異ならせることが可能である。そのため、第1変化演出の実行時間と第2変化演出の実行時間とが同一である場合に比べて、第3ステージにおける第1変化演出および第2変化演出を何れも遊技者に認識させ易くすることができる。
【1182】
また、演出制御部300は、役物演出を強調する強調演出を実行可能であり、強調演出には、第1強調演出(例えば可動役物115の発光)と、第2強調演出(例えば役物強調画像の表示、大当たり強調画像の表示)とがある。そして、演出制御部300は、第1ステージおよび第3ステージにおいて、第1強調演出の実行時間および第2強調演出の実行時間を何れも異ならせる(図165(32)、図217(3)、図141参照)ことが可能である。そのため、ステージに応じた態様により、可動役物115を遊技者に着目させることができる。
また、演出制御部300は、第3ステージにおける第1強調演出の実行時間と第2強調演出の実行時間とを異ならせることが可能である。そのため、第1強調演出の実行時間と第2強調演出の実行時間とが同一である場合に比べて、第3ステージにおいて第1強調演出および第2強調演出を何れも遊技者に認識させ易くすることができる。
【1183】
また、本実施形態では、演出制御部300は、大当たり演出において役物演出が実行されているとき(図217(11)参照)に、装飾図柄41の視認は制限されるが、音量画像42および光量画像43は少なくとも一部が遊技者に視認可能な態様により表示される。
そのため、装飾図柄41に比べて大当たり演出を遊技者に着目させることができる。一方で、大当たり演出の実行中であっても、遊技者により演出キー162が操作された場合には、音量画像42および光量画像43の少なくとも一部を遊技者に視認可能にすることで、遊技者による演出キー162の操作が反映されていないとの不安感を遊技者に与えることを抑制できる。
【1184】
また、本実施形態では、演出制御部300は、第1ステージおよび第3ステージにおいて、大当たり強調画像の表示態様(動作表示態様)を異ならせることが可能である(図165(32)、図217(11)参照)。
そのため、遊技状態が異なるステージに応じた、大当たり遊技が実行されることの認識のさせ方の多様性を遊技者に感じさせることができる。
【1185】
また、本実施形態では、演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、振動演出が実行されているときの演出ボタン161の強調演出の態様(演出ボタン161の発光態様)を共通にし(図165(32)、図202(31)参照)、第1ステージおよび第3ステージにおいて、振動演出が実行されているときの演出ボタン161の強調演出の態様を異ならせる(図217(11)参照)ことが可能である。
そのため、遊技状態が同一であるステージにおいては、大当たり遊技が実行されることが遊技者に認識され易くできる。また、遊技状態が異なるステージに応じた、大当たり遊技が実行されることの認識のさせ方の多様性を遊技者に感じさせることができる。
【1186】
(変動演出例30)
図218は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図218を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例30)を説明する。変動演出例30は、特別時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく大当たり変動演出の例である。
変動演出例30は、図40における「事前判定演出パターン」として「AF2」が選択された場合に実行される変動演出の次に実行される変動演出の例である。また、図40における「事前判定演出パターン」として「AF2」が選択された場合に実行される変動演出は、図213(1)乃至(5)に示す変動演出であるものとする。また、変動演出例30は、図42における「変動演出パターン」として「EF2」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1187】
まず、図216(1)乃至(6)に示したものと同一の演出が行われてから、図218(1)に示すように、第5態様の実行中示唆演出が行われ、SPSP中示唆画像561および第4実行中強調画像565が表示される。第5態様の実行中示唆演出においては、図128(1)乃至(4)を用いて説明した演出が行われる。また、第5実行中強調音が出力される。
次に、図218(2)に示すように、第4前兆強調画像527が表示される。第4前兆強調画像527は、図83(1)および(2)を用いて説明した態様により動作表示される。また、第4前兆強調音が出力される。
【1188】
次に、第19ボタン演出が行われ、図218(3)に示すように、ボタン画像509が表示される。第19ボタン演出においては、図86(3)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が動作表示される。また、ボタン画像509が表示されることの効果音である第7ボタン強調音が出力される。第7ボタン強調音は、ボタン画像509(ボタン演出)を強調する演出音としても捉えられる。第7ボタン強調音の出力時間は、1秒である。
そして、第19ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図218(4)に示すように、第16操作後強調画像529が表示される。また、第16操作後強調音が出力される。
【1189】
次に、図218(5)に示すように、第4大当たり演出が行われる。第4大当たり演出においては、第4大当たり報知音が出力され、振動演出が実行され、3つの可動役物115が画像表示部114と重なる領域に移動し、3つの可動役物115と、演出ボタン161と、ランプLとが虹色に発光し、第4大当たり強調画像569が表示される。第4大当たり演出においては、図137(2)乃至(8)および図138(9)乃至(16)を用いて説明した演出が行われる。
【1190】
次に、図218(6)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41である「444」が画像表示部114における上側から中央部に移動するように動作表示される。
次に、図218(7)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が拡大するように動作表示される。より具体的には、ゾロ目の装飾図柄41は、中装飾図柄41の表示領域が左装飾図柄41の表示領域および右装飾図柄41の表示領域よりも大きくなるように、動作表示される。
【1191】
次に、図218(8)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が縮小するように動作表示される。また、ゾロ目の装飾図柄41の各々の周囲に第5ゾロ目強調画像620が表示される。また、第5ゾロ目強調音が出力される。
この後は、図217(15)、図167(42)乃至(46)に示したものと同じ演出が行われる。
【1192】
(変動演出例31)
図219および図220は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図219および図220を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例31)を説明する。変動演出例31は、特別時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出であって、特別図柄抽選の結果がはずれであり且つリーチ演出が実行される変動演出の例である。
また、変動演出例31は、図42における「変動演出パターン」として「EH6」が選択された場合に実行される変動演出である。また、変動演出例31は、変動演出例27に示した変動演出の次に実行される変動演出の例である。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1193】
まず、図214(1)乃至(4)に示したものと同一の演出が行われてから、図219(1)に示すように、第1移行画像618が表示され、変動画像51、保留画像52、ステージ報知画像501および時短残回数画像504が非表示になる。
次に、図219(2)に示すように、第5態様の開始時示唆演出が行われ、SPSP開始画像556および第4開始強調画像560が表示される。第5態様の開始時示唆演出においては、図123(1)乃至(4)を用いて説明した演出が行われる。また、第4開始強調画像560が表示されることの効果音である第5開始時強調音が出力される。第5開始時強調音は、開始時示唆演出を強調する演出音としても捉えられる。第5開始時強調音の出力時間は、0.9秒である。
【1194】
次に、図219(3)に示すように、第5前兆強調画像530が表示される。第5前兆強調画像530は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、第1右打ち画像503、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第5前兆強調画像530は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、第1右打ち画像503、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。なお、第5前兆強調画像530は、図89(1)および(2)に示す態様により動作表示される。また、第5前兆強調画像530が表示されることの効果音である第5前兆強調音が出力される。第5前兆強調音は、ボタン画像509が表示されることを強調する演出音としても捉えられる。第5前兆強調音の出力時間は、0.8秒である。
【1195】
次に、図219(4)に示すように、第20ボタン演出が行われ、ボタン画像509および第2操作中強調画像531が表示される。第2操作中強調画像531は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第2操作中強調画像531は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。なお、第20ボタン演出においては、図89(3)乃至(8)、図90(9)乃至(16)、図91(17)乃至(24)を用いて説明した演出が行われる。また、ボタン画像509が表示されることの効果音である第8ボタン強調音が出力される。第8ボタン強調音は、ボタン画像509(ボタン演出)を強調する演出音としても捉えられる。第8ボタン強調音の出力時間は、0.7秒である。
【1196】
次に、図219(5)に示すように、第17操作後強調画像532が表示される。第17操作後強調画像532は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、第1右打ち画像503、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第17操作後強調画像532は、画像表示部114における第5レイヤLA5(図147(2)参照)に描画される。すなわち、第17操作後強調画像532は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、第1右打ち画像503、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。また、第17操作後強調画像532が表示されることの効果音である第17操作後強調音が出力される。第17操作後強調音は、演出ボタン161の操作に応じた強調音としても捉えられる。第17操作後強調音の出力時間は、0.15秒である。
次に、図219(6)に示すように、第12ボタン後画像621が表示される。また、第12ボタン後画像621が表示されることの効果音である第7ボタン後強調音が出力される。第7ボタン後強調音の出力時間は、1.2秒である。
【1197】
次に、図219(7)に示すように、第1移行画像618が表示される。
次に、図219(8)に示すように、3つの装飾図柄41である「454」が仮停止する。また、ステージ報知画像501および時短残回数画像504が再表示される。一方で、変動画像51は再表示されない。
次に、図220(9)に示すように、特別図柄の変動停止にともない3列の装飾図柄41および小図柄56である「454」が確定停止する。
【1198】
(変動演出例32)
図221は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図221を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例32)を説明する。変動演出例32は、特別時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく大当たり変動演出の例である。変動演出例30は、図40における「事前判定演出パターン」として「AF3」が選択された場合に実行される変動演出の次に実行される変動演出の例である。また、図40における「事前判定演出パターン」として「AF3」が選択された場合に実行される変動演出は、図213(1)乃至(5)に示す変動演出であるものとする。また、変動演出例32は、図42における「変動演出パターン」として「EF3」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1199】
まず、図214(1)乃至(4)、図219(1)に示したものと同一の演出が行われてから、図221(1)に示すように、第5態様の開始時示唆演出が行われ、SPSP開始画像556および第4開始強調画像560が表示される。第5態様の開始時示唆演出においては、図123(1)乃至(4)を用いて説明した演出が行われる。また、第5開始時強調音が出力される。
【1200】
次に、図221(2)に示すように、第5前兆強調画像530が表示される。第5前兆強調画像530は、図93(1)および(2)に示す態様により動作表示される。また、第5前兆強調音が出力される。
次に、図221(3)に示すように、第21ボタン演出が行われ、ボタン画像509および第2操作中強調画像531が表示される。なお、第21ボタン演出においては、図93(3)乃至(8)、図94(9)乃至(16)、図95(17)乃至(24)を用いて説明した演出が行われる。また、第8ボタン強調音が出力される。
【1201】
次に、図221(4)に示すように、第18操作後強調画像533が表示される。第18操作後強調画像533は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、第1右打ち画像503、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第18操作後強調画像533は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、第1右打ち画像503、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。また、第18操作後強調画像533が表示されることの効果音である第18操作後強調音が出力される。第18操作後強調音は、演出ボタン161の操作に応じた強調音としても捉えられる。第18操作後強調音の出力時間は、0.15秒である。
【1202】
次に、図221(5)に示すように、第4大当たり演出が行われる。第4大当たり演出においては、第4大当たり報知音が出力され、振動演出が実行され、3つの可動役物115が画像表示部114と重なる領域に移動し、3つの可動役物115と、演出ボタン161と、ランプLとが虹色に発光し、第4大当たり強調画像569が表示される。第4大当たり演出においては、図137(2)乃至(8)および図138(9)乃至(16)を用いて説明した演出が行われる。
この後は、図217(12)乃至(15)、図167(42)乃至(46)に示したものと同じ演出が行われる。
【1203】
(変動演出例33)
図222は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図222を参照しながら、演出制御部300が画像表示部114などを用いて行う変動演出(変動演出例33)について具体的に説明する。変動演出例33は、特別時短遊技状態における第2始動口122への入賞についての保留数が「2」であることに基づくばらはずれ変動演出の例である。
なお、変動演出例33では、二回の変動演出が行われる。二回の変動演出のうちの一回目の変動演出は、図42における「変動演出パターン」として「EH1」が選択された場合に実行される変動演出である。また、二回の変動演出のうちの二回目の変動演出は、図42における「変動演出パターン」として「EH9」が選択された場合に実行される変動演出である。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1204】
図222(1)に示すように、演出制御部300によって、1つ前の特別図柄が停止表示されることに伴い、画像表示部114において装飾性の低い装飾図柄41が確定停止されている。また、時短残回数画像504には「あと1」のテキストが示されている。また、二つの保留画像52が表示されており、第2始動口122の保留数表示55に「2」が表示されている。
次に、図222(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、時短残回数画像504が「あと0」に更新される。また、第2始動口122の保留数表示55が「1」に更新される。
【1205】
次に、図222(3)に示すように、3つの装飾図柄41である「412」が仮停止し、第10停止時動作が行われる。また、3つの装飾図柄41の各々の下側に、第13停止強調画像616が表示される。また、第6停止強調音が出力される。
次に、図222(4)に示すように、特別図柄の停止表示にともない、3つの装飾図柄41および小図柄56である「412」が確定停止する。また、変動演出の終了にともない、変動画像51が非表示になる。
【1206】
次に、図222(5)に示すように、第2移行画像622および結果画像623が表示される。第2移行画像622は、装飾図柄41、保留画像52、音量画像42、光量画像43、第1右打ち画像503、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第2移行画像622は、装飾図柄41、保留画像52および第1右打ち画像503よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。
【1207】
次に、図222(6)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない、小図柄56の変動表示が開始される。一方で、装飾図柄41は表示されていない。また、第2始動口122の保留数表示55が「0」に更新される。
次に、図222(7)に示すように、特別図柄の停止表示にともない、小図柄56である「623」が確定停止する。
【1208】
次に、パチンコ遊技機100の遊技状態が特別時短遊技状態から通常遊技状態に制御され、図222(8)に示すように、装飾図柄41、ステージ画像61、ステージ報知画像501、変動回数画像502が表示される。図示の例では、第1ステージに応じたステージ画像61が表示され、ステージ報知画像501には「宇宙」のテキストが示され、変動回数画像502には「101ゲーム」のテキストが示されている。また、第2左打ち報知が実行されており、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。第2左打ち画像48においては、図54(7)、(8)、図55(9)乃至(12)を用いて説明した演出が行われる。なお、装飾図柄41は、第2左打ち画像48に覆われているため、視認困難または視認不能になっている。
また、ここで第1始動口121に遊技球が入賞すると、第2左打ち報知が実行された状態で変動開始が実行される。この場合、装飾図柄41の停止時動作や停止強調画像の表示等の強調演出が行われるが、強調演出よりも前面のレイヤに第2左打ち画像48が表示されるため、強調演出が視認困難又は視認不能になる。
【1209】
以上の通り、本実施形態では、右打ち報知が行われる場合、右打ち報知に伴う音声が出力されないことがある(図167(42)参照)。一方で、左打ち報知が行われる場合には、左打ち報知に伴う音声が必ず出力される(図54(2)、図168(1)、図222(8)参照)。
そのため、右打ち報知よりも左打ち報知の方が警告の性質が高いことを遊技者に認識させることができる。
【1210】
なお、本実施形態では、第2移行画像622および結果画像623が表示されているときに、第1右打ち画像503が表示されていないが、これに限定されない。
第2移行画像622および結果画像623が表示されているときには、第1右打ち画像503の表示が継続され、第1ステージに応じたステージ画像61の表示に伴い、第1右打ち画像503が非表示になってもよい。
【1211】
また、変動演出例33では、特別時短遊技状態から通常遊技状態に制御される場合に、第2左打ち報知が実行されているが、これに限定されない。
特別時短遊技状態から通常遊技状態に制御される場合には、第1左打ち報知が実行されてもよい。
【1212】
(変動演出例34)
次に、図223を参照しながら、演出制御部300が画像表示部114などを用いて行う変動演出(変動演出例34)について具体的に説明する。変動演出例34は、特別時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞したことに基づく変動演出例である。また、変動演出例34は、第2始動口122への入賞についての保留数が「1」であることに基づくばらはずれ変動演出の例である。また、変動演出例34は、図42における「変動演出パターン」として「EH10」が選択された場合に実行される変動演出である。
また、変動演出例34から、後述する変動演出例38までの各変動演出は、第4ステージにおいて変動が開始する場合の変動演出例である。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1213】
図223(1)に示すように、演出制御部300によって、1つ前の特別図柄が停止表示されることに伴い、画像表示部114において装飾性の低い装飾図柄41が確定停止されている。また、このとき、画像表示部114には、音量画像42、光量画像43、保留数表示55、小図柄56、ステージ画像61、ステージ報知画像501、時短残回数画像504および第1右打ち画像503が表示されている。付言すると、ステージ画像61は第4ステージに応じた表示態様により表示され、ステージ報知画像501には「草原」のテキストが示され、時短残回数画像504には「あと100」のテキストが示されている。第4ステージは、特別時短遊技状態における演出モードである。また、装飾図柄41は、第3ステージ(図212(1)参照)よりも小さいサイズにより表示されている。また、このとき、第1始動口121の保留数表示55は、第1始動口121への入賞についての保留数である「0」を示し、第2始動口122の保留数表示55は、第2始動口122への入賞についての保留数である「0」を示す。また、第1右打ち画像503においては、図57(1)乃至(3)を用いて説明した演出が行われる。
【1214】
次に、遊技球が第2始動口122に入賞すると、図223(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始にともない変動演出が開始される。このとき、変動画像51および保留画像52の何れも表示されない。また、このとき、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、時短残回数画像504が「あと99」に更新される。
次に、図223(3)に示すように、装飾図柄41および小図柄56である「412」が確定停止する。付言すると、装飾図柄41および小図柄56の何れも、仮停止することなく確定停止する。また、このとき、第2始動口122に遊技球が入賞し、第2始動口122の保留数表示55が「1」に更新される。
【1215】
次に、図223(4)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示55が「0」に更新される。また、時短残回数画像504が「あと98」に更新される。
次に、図223(5)に示すように、特別図柄の停止表示にともない、装飾図柄41および小図柄56である「731」が確定停止する。
【1216】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、特定の変動演出において、装飾図柄41の強調演出を制限可能(図222(6)、(7)、図223(2)、(3)参照)である。そして、本実施形態では、特別時短遊技状態においては、装飾図柄41の強調演出が行われる変動演出が実行される場合よりも、装飾図柄41の強調演出が制限される変動演出が実行される場合の方が、実行時間がより短い変動演出が実行され易い。言い換えると、装飾図柄41の強調演出が行われる変動演出の平均の実行時間よりも、装飾図柄41の強調演出が制限される変動演出の平均の実行時間の方が、短い。
そのため、実行時間が短い変動演出が実行される場合には、装飾図柄41の強調演出を制限する等の演出の簡素化を図ることにより、遊技者が演出に惑わされることなく、スピード感のある変動演出を楽しませることができる。
【1217】
なお、変動演出例34では、変動画像51および保留画像52が表示されていないが、これに限定されない。変動演出例34において、変動画像51および保留画像52が表示されてもよい。
また、第4ステージ(特別時短遊技状態)において、特定の条件が成立する場合に、変動演出例34に示す変動演出が実行されるようにしてもよい。特定の条件としては、例えば、特別時短遊技状態において実行可能な特別図柄変動(変動演出)の残りの回数が所定回数(例えば91回)以上であることや、特別時短遊技状態において大当たり遊技が所定回数(例えば3回)以上行われたこと等が挙げられる。
【1218】
(変動演出例35)
次に、図224を参照しながら、演出制御部300が画像表示部114などを用いて行う変動演出(変動演出例35)について具体的に説明する。変動演出例35は、特別時短遊技状態における第2始動口122への入賞についての保留数が「1」であることに基づくばらはずれ変動演出の例である。
なお、変動演出例35は、図42における「変動演出パターン」として「EH11」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1219】
図224(1)に示すように、演出制御部300によって、1つ前の特別図柄が停止表示されることに伴い、画像表示部114において装飾性の低い装飾図柄41が確定停止されている。また、このとき、画像表示部114には、音量画像42、光量画像43、保留数表示55、小図柄56、ステージ画像61、ステージ報知画像501、時短残回数画像504および第1右打ち画像503が表示されている。また、時短残回数画像504には「あと90」のテキストが示されている。また、このとき、第1始動口121の保留数表示55は、第1始動口121への入賞についての保留数である「0」を示し、第2始動口122の保留数表示55は、第2始動口122への入賞についての保留数である「0」を示す。また、第1右打ち画像503においては、図57(1)乃至(3)を用いて説明した演出が行われる。
なお、装飾図柄41は、第3ステージ(図212(1)参照)と同じ表示態様により表示されているが、これに限定されない。装飾図柄41は、第3ステージとは表示サイズや表示位置が異なっていてもよい。
【1220】
次に、遊技球が第2始動口122に入賞すると、図224(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、変動画像51が表示される。また、時短残回数画像504が「あと89」に更新される。
次に、図224(3)に示すように、3つの装飾図柄41である「412」が停止する。より具体的には、装飾図柄41は静止している。付言すると、装飾図柄41は、仮停止することなく、静止している。また、3つの装飾図柄41の各々の周囲に、第14停止強調画像624が表示される。第14停止強調画像624は、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域であって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。第14停止強調画像624の表示時間は、0.05秒である。ただし、第14停止強調画像624の表示時間は、何れの時間であってもよい。また、停止強調画像が表示されることの効果音である第7停止強調音が出力される。第7停止強調音は、第4ステージにおける装飾図柄41を強調する演出音としても捉えられる。第7停止強調音の出力時間は、0.05秒である。
【1221】
次に、図224(4)に示すように、特別図柄の停止表示にともない、装飾図柄41および小図柄56である「412」が確定停止する。また、変動画像51が非表示になる。また、このとき、第2始動口122に遊技球が入賞し、第2始動口122の保留数表示55が「1」に更新される。また、保留画像52が表示される。
次に、図224(5)に示すように、次の特別図柄の変動開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、変動画像51が表示される。
次に、図224(6)に示すように、3つの装飾図柄41である「623」が停止する。また、3つの装飾図柄41の各々の周囲に、第14停止強調画像624が表示される。また、第7停止強調音が出力される。
次に、図224(7)に示すように、特別図柄の停止表示にともない、装飾図柄41および小図柄56である「623」が確定停止する。また、変動画像51が非表示になる。
【1222】
(変動演出例36)
図225および図226は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図225および図226を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例36)を説明する。変動演出例36は、特別時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出であって、特別図柄抽選の結果がはずれであり且つリーチ演出が実行される変動演出の例である。
また、変動演出例36は、図42における「変動演出パターン」として「EH7」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1223】
まず、図225(1)に示すように、演出制御部300によって、1つ前の特別図柄が停止表示されることに伴い、画像表示部114において装飾性の低い装飾図柄41が確定停止されている。また、時短残回数画像504には「あと81」のテキストが示されている。また、1つの保留画像52が表示されており、第2始動口122の保留数表示55に「1」が示されている。
次に、図225(2)に示すように、次の特別図柄の変動開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、変動画像51が表示され、第2始動口122の保留数表示55が「0」に更新される。
【1224】
次に、図225(3)に示すように、第2リーチ煽り演出が行われ、左右の装飾図柄41の周囲に第2リーチ煽り強調画像617が表示される。また、第2リーチ煽り強調音が出力される。
次に、図225(4)に示すように、第8リーチ時演出が行われ、第8リーチ目強調画像549が表示され、第8リーチ動作が行われる。第8リーチ時演出においては、図111(2)乃至(5)を用いて説明した演出が行われる。また、第4リーチ強調音が出力される。
【1225】
次に、図225(5)に示すように、第1移行画像618が表示され、変動画像51、ステージ報知画像501および時短残回数画像504が非表示になる。
次に、図225(6)に示すように、第4態様の開始時示唆演出が行われ、SPSP開始画像556および第3開始強調画像559が表示される。第4態様の開始時示唆演出においては、図122(1)乃至(6)を用いて説明した演出が行われる。また、第4開始時強調音が出力される。
次に、図225(7)に示すように、第4態様の実行中示唆演出が行われ、SPSP中示唆画像561および第3実行中強調画像564が表示される。第4態様の実行中示唆演出においては、図127(1)乃至(6)を用いて説明した演出が行われる。また、第4実行中強調音が出力される。
【1226】
次に、図225(8)に示すように、第4前兆強調画像527が表示される。第4前兆強調画像527は、図83(1)および(2)を用いて説明した態様により動作表示される。また、第4前兆強調音が出力される。
次に、第17ボタン演出が行われ、図226(9)に示すように、ボタン画像509が表示される。第17ボタン演出においては、図83(3)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が動作表示される。また、第6ボタン強調音が出力される。
【1227】
そして、第17ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図226(10)に示すように、第15操作後強調画像528が表示される。また、第15操作後強調音が出力される。
次に、図226(11)に示すように、第11ボタン後画像619が表示される。また、第6ボタン後強調音が出力される。
次に、図226(12)に示すように、第1移行画像618が再び表示される。
次に、図226(13)に示すように、3つの装飾図柄41である「454」が仮停止する。また、ステージ報知画像501および時短残回数画像504が再表示される。一方で、変動画像51は再表示されない。
次に、図226(14)に示すように、特別図柄の変動停止にともない3列の装飾図柄41および小図柄56である「454」が確定停止する。
【1228】
(変動演出例37)
図227および図228は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図227および図228を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例37)を説明する。変動演出例37は、特別時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく大当たり変動演出の例である。
なお、変動演出例37は、図42における「変動演出パターン」として「EF4」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1229】
まず、図225(1)乃至(5)に示したものと同一の演出が行われてから、図227(1)に示すように、第4態様の開始時示唆演出が行われ、SPSP開始画像556および第3開始強調画像559が表示される。第4態様の開始時示唆演出においては、図122(1)乃至(6)を用いて説明した演出が行われる。また、第4開始時強調音が出力される。
次に、図227(2)に示すように、第5態様の実行中示唆演出が行われ、SPSP中示唆画像561および第4実行中強調画像565が表示される。第5態様の実行中示唆演出においては、図128(1)乃至(4)を用いて説明した演出が行われる。また、第5実行中強調音が出力される。
【1230】
次に、図227(3)に示すように、第4前兆強調画像527が表示される。第4前兆強調画像527は、図83(1)および(2)を用いて説明した態様により動作表示される。また、第4前兆強調音が出力される。
次に、第18ボタン演出が行われ、図227(4)に示すように、ボタン画像509が表示される。第18ボタン演出においては、図83(3)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が動作表示される。また、第6ボタン強調音が出力される。
【1231】
そして、第18ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図227(5)に示すように、第16操作後強調画像529が表示される。また、第16操作後強調音が出力される。
次に、図227(6)に示すように、第4大当たり演出が行われる。第4大当たり演出においては、第4大当たり報知音が出力され、振動演出が実行され、3つの可動役物115が画像表示部114と重なる領域に移動し、3つの可動役物115と、演出ボタン161と、ランプLとが虹色に発光し、第4大当たり強調画像569が表示される。第4大当たり演出においては、図137(2)乃至(8)および図138(9)乃至(16)を用いて説明した演出が行われる。
【1232】
次に、図227(7)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41である「444」が画像表示部114における上側から中央部に移動するように動作表示される。
次に、図227(8)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が拡大するように動作表示される。より具体的には、ゾロ目の装飾図柄41は、中装飾図柄41の表示領域が左装飾図柄41の表示領域および右装飾図柄41の表示領域よりも大きくなるように、動作表示される。
【1233】
次に、図228(9)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が縮小するように動作表示される。また、ゾロ目の装飾図柄41の各々の周囲に第5ゾロ目強調画像620が表示される。また、第5ゾロ目強調音が出力される。
次に、図228(10)に示すように、特別図柄の変動停止にともない3列の装飾図柄41および小図柄56である「444」が確定停止する。
この後は、図167(42)乃至(46)に示したものと同じ演出が行われる。
【1234】
(変動演出例38)
図229乃至図231は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図229乃至図231を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例38)を説明する。変動演出例38は、特別時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出であって、特別図柄抽選の結果が大当たりである変動演出の例である。
また、変動演出例38は、図42における「変動演出パターン」として「EF5」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1235】
まず、図229(1)に示すように、演出制御部300によって、1つ前の特別図柄が停止表示されることに伴い、画像表示部114において装飾性の低い装飾図柄41が確定停止されている。また、時短残回数画像504には「あと50」のテキストが示されている。また、1つの保留画像52が青色により表示されており、第2始動口122の保留数表示55に「1」が示されている。
次に、図229(2)に示すように、次の特別図柄の変動開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、青色の変動画像51が表示され、第2始動口122の保留数表示55が「0」に更新される。また、時短残回数画像504が「あと49」に更新される。
【1236】
次に、図229(3)に示すように、変化演出が実行され、変動画像51の表示色が青色から虹色に変化する。また、虹色の変動画像51が表示されることの効果音である第2虹強調音が出力される。第2虹強調音は、特別時短遊技状態において変化演出が実行された変動画像51(保留画像52)を強調する演出音としても捉えられる。第2虹強調音の出力時間は、2.75秒である。
次に、図229(4)に示すように、第3リーチ煽り演出が実行される。第3リーチ煽り演出においては、左右の装飾図柄41が上下に揺れるように動作表示されるとともに、左右の装飾図柄41の各々を囲むように第3リーチ煽り強調画像625が表示される。第3リーチ煽り強調画像625は、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域であって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。また、第3リーチ煽り強調画像625が表示されることの効果音である第3リーチ煽り強調音が出力される。第3リーチ煽り強調音は、特別時短遊技状態において左右の装飾図柄41である「7」を強調する演出音としても捉えられる。第3リーチ煽り強調音の出力時間は、4.5秒である。
【1237】
次に、図229(5)に示すように、第9リーチ時演出が実行され、第9リーチ目強調画像550が表示され、第9リーチ動作が行われる。第9リーチ目強調画像550は、音量画像42および光量画像43の表示領域と重なる領域であって、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示される。なお、第9リーチ時演出においては、図112(1)乃至(5)を用いて説明した演出が行われる。また、第9リーチ時演出の効果音である第5リーチ強調音が出力される。第5リーチ強調音は、リーチ演出を強調する演出音としても捉えられる。第5リーチ強調音の出力時間は、1.5秒である。
【1238】
次に、図229(6)に示すように、第6前兆強調画像534が表示される。第6前兆強調画像534は、装飾図柄41、第1右打ち画像503、変動画像51、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第6前兆強調画像534は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、第1右打ち画像503、変動画像51、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。また、第6前兆強調画像534は、図98(1)乃至(3)を用いて説明した態様により動作表示される。また、第6前兆強調画像534が表示されることの効果音である第6前兆強調音が出力される。第6前兆強調音は、ボタン画像509が表示されることを強調する演出音としても捉えられる。第6前兆強調音の出力時間は、1秒である。
【1239】
次に、図229(7)に示すように、第22ボタン演出が行われ、ボタン画像509が表示される。第22ボタン演出においては、図98(4)乃至(8)、図99(9)乃至(12)を用いて説明した態様によりボタン画像509が動作表示される。また、ボタン画像509が表示されることの効果音である第9ボタン強調音が出力される。第9ボタン強調音は、ボタン画像509(ボタン演出)を強調する演出音としても捉えられる。第9ボタン強調音の出力時間は、1.1秒である。
そして、第22ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、図229(8)に示すように、第19操作後強調画像535が表示される。第19操作後強調画像535は、装飾図柄41、第1右打ち画像503、変動画像51、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第19操作後強調画像535は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、第1右打ち画像503、変動画像51、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。また、第19操作後強調画像535が表示されることの効果音である第19操作後強調音が出力される。第19操作後強調音は、演出ボタン161の操作に応じた強調音としても捉えられる。第19操作後強調音の出力時間は、0.3秒である。
【1240】
次に、図230(9)に示すように、第5大当たり演出が実行される。第5大当たり演出においては、第5大当たり報知音が出力され、振動演出が実行され、3つの可動役物115が画像表示部114に重なるように移動し、3つの可動役物115と、演出ボタン161と、ランプLが虹色に発光する。また、第5大当たり強調画像570が表示される。第5大当たり強調画像570は、装飾図柄41、第1右打ち画像503、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第5大当たり強調画像570は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、第1右打ち画像503、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。また、第5大当たり強調画像570が表示されているときにおいて、装飾図柄41は、表示されているものの、第5大当たり強調画像570に覆われているため、視認困難又は視認不能である。
【1241】
次に、図230(10)に示すように、第5大当たり演出が終了する。
次に、図230(11)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41の各々が拡大するように動作表示される。より具体的には、ゾロ目の装飾図柄41は、中装飾図柄41の表示領域が左装飾図柄41の表示領域および右装飾図柄41の表示領域よりも大きくなるように、動作表示される。また、ゾロ目の装飾図柄41の各々の左側と右側とに、第6ゾロ目強調画像626が表示される。第6ゾロ目強調画像626は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、第6ゾロ目強調画像626は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。また、第6ゾロ目強調画像626が表示されることの効果音である第6ゾロ目強調音が出力される。第6ゾロ目強調音は、特別時短遊技状態においてゾロ目の装飾図柄41である「777」を強調する演出音としても捉えられる。
【1242】
次に、図230(12)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が、図230(10)に示したものと同一の表示態様になるように動作表示される。また、第6ゾロ目強調画像626が縮小するように動作表示される。また、第6ゾロ目強調音が出力されている。
次に、図230(13)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が、図230(11)に示したものと同一の表示態様になるように動作表示される。また、第6ゾロ目強調画像626が拡大するように動作表示される。また、第6ゾロ目強調音が出力されている。
【1243】
次に、図230(14)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が、図230(10)に示したものと同一の表示態様になるように動作表示される。また、第6ゾロ目強調画像626が縮小するように動作表示される。また、第6ゾロ目強調音が出力されている。
次に、図230(15)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が、図230(11)に示したものと同一の表示態様になるように動作表示される。また、第6ゾロ目強調画像626が拡大するように動作表示される。また、第6ゾロ目強調音が出力されている。
次に、図230(16)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が、図230(10)に示したものと同一の表示態様になるように動作表示される。ゾロ目の装飾図柄41の動作表示時間は、3.75秒である。ただし、ゾロ目の装飾図柄41の動作表示時間は、何れの時間であってもよい。また、第6ゾロ目強調画像626が縮小するように動作表示される。第6ゾロ目強調画像626の表示時間は、2.75秒である。ただし、第6ゾロ目強調画像626の表示時間は、何れの時間であってもよい。また、第6ゾロ目強調音が出力されている。第6ゾロ目強調音の出力時間は、2.5秒である。
そして、図231(17)に示すように、特別図柄の停止表示にともない、装飾図柄41および小図柄56である「777」が確定停止する。
この後は、ゾロ目の装飾図柄41が「777」であることを除いて、図167(42)乃至(46)に示したものと同じ演出が行われる。
【1244】
以上の通り、本実施形態では、各ステージ(第1ステージ乃至第4ステージ)において、中装飾図柄41の強調演出の種類の数よりも、左装飾図柄41(右装飾図柄41)の強調演出の種類の数の方が多い。そのため、中装飾図柄41が表示される前という変動演出の序盤であっても、装飾図柄41を遊技者に着目させる演出を実現することができる。
なお、各ステージ(第1ステージ乃至第4ステージ)において、左装飾図柄41(右装飾図柄41)の強調演出の種類の数よりも、中装飾図柄41の強調演出の種類の数の方が多くなるようにしてもよい。この場合、中装飾図柄41が表示されるときという変動演出の終盤に、装飾図柄41をより一層遊技者に着目させることができる。
すなわち、各ステージ(第1ステージ乃至第4ステージ)において、中装飾図柄41の強調演出の種類の数と、左装飾図柄41(右装飾図柄41)の強調演出の種類の数とが異なればよい。
【1245】
また、本実施形態では、音量画像42および光量画像43は、各変動演出例(変動演出例1乃至変動演出例38)における各演出(各変動演出例の説明に用いられる各図面(図142乃至図231))において何れも同一の表示態様により表示される。
この場合、遊技の状況に関わらず音量や光量の報知が遊技者に認識され易くなる。
【1246】
また、本実施形態では、リーチ目の装飾図柄41が「6」である場合(図225(4)参照)よりも、リーチ目の装飾図柄41が「7」である場合(図229(5)参照)の方が、左装飾図柄41と右装飾図柄41との間の距離(間隔)が短くなる。
この場合、リーチ目の装飾図柄41が「7」である場合において、リーチが成立したことを遊技者により明確に認識させることができる。
【1247】
(裏音量調整ボリューム300Sが操作された場合の演出例)
次に、裏音量調整ボリューム300Sが操作された場合の演出の態様について説明する。
図232および図233は、裏音量調整ボリューム300Sが操作された場合の演出の一態様を示す図である。
まず、客待ち状態において、図232(1)に示すように、客待ち音量画像44、客待ち光量画像45、メニュー促進画像46、ステージ画像61、および装飾図柄41が表示されている。また、このとき、演出制御部300において音量が「3」に設定されている。また、このとき、裏音量調整ボリューム300Sが音量「5」に設定されている。
このように、本実施形態では、演出制御部300において設定されている音量と、裏音量調整ボリューム300Sにおいて設定されている音量とが相違する場合がある。この相異は、例えば、裏音量調整ボリューム300Sが音量「5」に設定されることで演出制御部300における音量が「5」に設定された後に、演出キー162が操作され演出制御部300における音量の設定が更新される場合に生じる。
【1248】
次に、図232(2)に示すように、裏音量調整ボリューム300Sが音量「6」に設定されると、演出制御部300において音量が「6」に設定され、客待ち音量画像44の音量識別部442が音量「5」を示す態様により表示される。一方で、演出制御部300において設定されている音量を報知する音は、スピーカ156から出力されない。
次に、図232(3)に示すように、演出キー162における下側のキーが操作されると、演出制御部300において音量が「5」に設定される。この場合、客待ち音量画像44の表示態様は変わらない。また、音量報知音は出力されない。
【1249】
次に、図232(4)に示すように、演出キー162における下側のキーが操作されると、演出制御部300において音量が「4」に設定され、客待ち音量画像44の音量識別部442が音量「4」を示す態様により表示され、音量4報知音が出力される。
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図232(5)に示すように、特別図柄の変動開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始され、客待ち音量画像44、客待ち光量画像45、およびメニュー促進画像46が非表示になる。また、青色の変動画像51が表示される。この変動演出は、変動演出例9に示した変動演出(図162乃至図167参照)である。
【1250】
次に、図232(6)に示すように、第1大当たり演出が行われる。
そして、第1大当たり演出が実行されているときに、図232(7)に示すように、裏音量調整ボリューム300Sが音量「5」に設定されると、演出制御部300において音量が「5」に設定される。一方で、音量画像42は表示されず、演出制御部300において設定されている音量を報知する音は出力されない。
次に、図232(8)に示すように、演出キー162における上側のキーが操作されると、演出制御部300における音量の設定が「5」に維持され、音量画像42が表示される。また、音量識別部422が音量「5」を示す態様により表示されている。一方で、音量報知音は出力されない。
【1251】
次に、図233(9)に示すように、裏音量調整ボリューム300Sが音量「4」に設定されると、演出制御部300において音量が「4」に設定され、音量画像42の音量識別部422が「4」を示す態様により表示される。一方で、音量報知音は出力されない。
【1252】
なお、第1大当たり演出が実行されているときに裏音量調整ボリューム300Sが操作された場合(図232(7)参照)に、音量画像42が表示される一方で音量報知音が出力されないようにしてもよい。また、第1大当たり演出が実行されているときに裏音量調整ボリューム300Sが操作された場合、音量画像42が表示されずに音量報知音が出力されるようにしてもよい。すなわち、第1大当たり演出が実行されているときに裏音量調整ボリューム300Sが操作された場合に、音量画像42の表示および音量報知音の出力のうちの少なくとも一方が実行されなければよい。
また、変動演出において大当たり演出が実行されていないときに演出キー162が操作された場合には、音量画像42の表示および音量報知音の出力が実行され、大当たり演出が実行されているときに演出キー162が操作された場合(図232(8)参照)には、音量画像42の表示が実行され音量報知音の出力が実行されないようにしてもよい。すなわち、変動演出が実行されていないときと大当たり演出が実行されているときとにおいて、演出キー162が操作された場合の特定報知の報知態様を異ならせればよく、変動演出が実行されていないときと変動演出において大当たり演出が実行されていないときとにおいて、特定報知の報知態様が共通であってもよい。
【1253】
また、変動演出が実行されていないときにおいて、裏音量調整ボリューム300Sが操作された場合には音量報知音が出力される一方で音量画像(音量画像42、客待ち音量画像44)が表示されないようにしてもよい。すなわち、変動演出が実行されていないときにおいて、裏音量調整ボリューム300Sが操作された場合には、音量報知音の出力および音量画像の表示のうちの少なくとも一方が実行されないようにしてもよい。
また、音量画像42が表示されていないときに裏音量調整ボリューム300Sが操作された場合であっても、音量画像42が表示されるようにしてもよい。
【1254】
以上の通り、本実施形態では、演出制御部300は、演出モードを識別する識別画像を表示可能である。識別画像としては、ステージ報知画像501等が挙げられる。また、識別画像は、特定部と、特定部を強調する強調部とを有する。特定部としては、識別部501a等が挙げられる。また、強調部としては、強調部501bが挙げられる。また、演出制御部300は、演出効果に関する特定報知を実行可能である。特定報知としては、音量画像42の表示、光量画像43の表示、音量報知音の出力、光量報知音の出力等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1演出モードと第2演出モードにおいて、強調部の表示態様を異ならせる(図43(2)、(4)参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にすることが可能である。
この場合、特定部が強調されるのみならず演出モードに応じた強調部にすることで何れの演出モードであるかを強調部の存在によって強調することができる一方で、演出モードに関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1255】
また、本実施形態では、演出制御部300は、特定画像を表示可能であり、特定画像は、特定部と、特定部を強調する強調部とを有し、特定画像には、第1特定画像と、第1特定画像とは異なる第2特定画像とがある。ここで、第1特定画像としては、ステージ報知画像501等が挙げられる。また、第2特定画像としては、左打ち画像等が挙げられる。また、第1特定画像の特定部および強調部としては、ステージ報知画像501の識別部501aおよび強調部501b等が挙げられる。また、第2特定画像の特定部および強調部としては、第2左打ち画像48の矢印部48bおよび強調部48c等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1演出モードと第2演出モードとにおいて、第1特定画像の強調部の表示態様を異ならせる(図43(2)、(4)参照)ことが可能であり、第2特定画像の強調部の表示態様を共通にすることが可能である。
この場合、第1特定画像の強調部によって第1特定画像の特定部を強調するのみならず演出モード毎の演出の多様化を実現することができる一方で、演出モードに関わらず第2特定画像が遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1256】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において、停止表示させる装飾図柄41を強調する強調演出を実行可能である。強調演出としては、装飾図柄41の停止時動作や、停止強調画像の表示等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1演出モードと第2演出モードとにおいて、強調演出の表示態様を異ならせる(図142(7)、図181(7)参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にすることが可能である。
この場合、強調演出によって装飾図柄41を強調するのみならず演出モード毎の演出の多様化を実現することができる一方で、演出モードに関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1257】
また、本実施形態では、演出制御部300は、操作に関する特定報知を実行可能である。特定報知としては、左打ち報知等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1演出モードと第2演出モードとにおいて、強調演出の表示態様を異ならせる(図142(7)、図181(7)参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にすることが可能である。
この場合、強調演出によって装飾図柄41を強調するのみならず演出モード毎の演出の多様化を実現することができる一方で、演出モードに関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1258】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において、特定演出の開始以降に左装飾図柄41や右装飾図柄41を強調する強調演出を実行可能である。特定演出としては、リーチ演出等が挙げられる。強調演出としては、リーチ動作、リーチライン画像539やリーチ目強調画像の表示等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1演出モードと第2演出モードとにおいて、強調演出の表示態様を異ならせる(図146(9)、図185(9)参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にすることが可能である。
この場合、強調演出によって左装飾図柄41や右装飾図柄41を強調するのみならず演出モード毎の演出の多様化を実現することができる一方で、演出モードに関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1259】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において、特定演出の開始以降に中装飾図柄41を強調する強調演出を実行可能である。特定演出としては、リーチ演出等が挙げられる。強調演出としては、リーチ動作、リーチライン画像539や強調画像の表示等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1演出モードと第2演出モードとにおいて、強調演出の表示態様を異ならせる(図153(19)、図191(3)参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にすることが可能である。
この場合、強調演出によって中装飾図柄41を強調するのみならず演出モード毎の演出の多様化を実現することができる一方で、演出モードに関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1260】
また、本実施形態では、演出制御部300は、リーチ演出の開始後に、大当たり遊技が行われないことを示す装飾図柄41(はずれ目の装飾図柄41)を表示する特定変動演出を実行可能であり、特定変動演出において、停止表示させる中装飾図柄41を強調する強調演出を実行可能である。強調演出としては、装飾図柄41の停止時動作や、停止強調画像の表示等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1演出モードと第2演出モードとにおいて、強調演出の表示態様を異ならせる(図146(14)、図185(14)参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にすることが可能である。
この場合、強調演出によって中装飾図柄41を強調するのみならず演出モード毎のリーチ演出開始後の演出の多様化を実現することができる一方で、演出モードに関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1261】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において、所定の表示領域(例えば右装飾図柄41の表示領域)に停止表示させる右装飾図柄41を強調する強調演出を実行可能であり、右装飾図柄41には、第1演出図柄と、第1演出図柄とは異なる第2演出図柄とがある。強調演出としては、装飾図柄41の停止時動作や、停止強調画像の表示等が挙げられる。第1演出図柄としては、偶数の右装飾図柄41等が挙げられる。また、第2演出図柄としては、奇数の右装飾図柄41等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1演出図柄が表示される場合と、第2演出図柄が表示される場合とにおいて、強調演出の表示態様を異ならせる(図142(8)、図144(3)参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にすることが可能である。
この場合、強調演出によって右装飾図柄41を強調するのみならず右装飾図柄41の種類に応じた演出の多様化を実現することができる一方で、表示される右装飾図柄41の種類に関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1262】
なお、上記の説明では、所定の表示領域が右装飾図柄41の表示領域であり、所定の表示領域に停止表示させる演出図柄が右装飾図柄41であることに言及したが、これに限定されない。
所定の表示領域は左装飾図柄41の表示領域や中装飾図柄41の表示領域であり、所定の表示領域に停止表示させる演出図柄は左装飾図柄41や中装飾図柄41であってもよい。付言すると、第1演出図柄と第2演出図柄とが、左装飾図柄41、右装飾図柄41、および中装飾図柄41のうちの同じ装飾図柄41であって文字が異なる二つの装飾図柄41(例えば中装飾図柄41の「4」と中装飾図柄41の「5」など)であればよい。
【1263】
また、本実施形態では、演出制御部300は、所定の表示領域(例えば左装飾図柄41の表示領域)に停止表示させる左装飾図柄41を特定演出の開始以降に強調する強調演出を実行可能であり、左装飾図柄41には、第1演出図柄と、第1演出図柄とは異なる第2演出図柄とがある。特定演出としては、リーチ演出等が挙げられる。また、強調演出としては、リーチ動作、リーチライン画像539や強調画像の表示等が挙げられる。また、第1演出図柄としては、偶数の左装飾図柄41等が挙げられる。また、第2演出図柄としては、奇数の左装飾図柄41等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1演出図柄が表示される場合と、第2演出図柄が表示される場合とにおいて、強調演出の表示態様を異ならせる(図146(14)、図149(14)参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にすることが可能である。
この場合、強調演出によって左装飾図柄41を強調するのみならず左装飾図柄41の種類に応じた特定演出開始以降の演出の多様化を実現することができる一方で、表示される左装飾図柄41の種類に関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1264】
なお、上記の説明では、所定の表示領域が左装飾図柄41の表示領域であり、所定の表示領域に停止表示させる演出図柄が左装飾図柄41であることに言及したが、これに限定されない。
所定の表示領域は右装飾図柄41の表示領域や中装飾図柄41の表示領域であり、所定の表示領域に停止表示させる演出図柄は右装飾図柄41や中装飾図柄41であってもよい。付言すると、第1演出図柄と第2演出図柄とが、左装飾図柄41、右装飾図柄41、および中装飾図柄41のうちの同じ装飾図柄41であって文字が異なる二つの装飾図柄41(例えば中装飾図柄41の「4」と中装飾図柄41の「5」など)であればよい。
【1265】
また、本実施形態では、演出制御部300は、停止表示させる装飾図柄を強調する強調演出を実行可能であり、変動演出において、第1演出図柄(左装飾図柄41、右装飾図柄41)を停止表示させてから第2演出図柄(中装飾図柄41)を停止表示させることが可能である。強調演出としては、装飾図柄41の停止時動作や、停止強調画像の表示等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1演出図柄が表示される場合と、第2演出図柄が表示される場合とにおいて、強調演出の表示態様を異ならせる(図142(7)、図143(9)参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にすることが可能である。
この場合、強調演出によって演出図柄を強調するのみならず第1演出図柄が表示されるか第2演出図柄が表示されるかに応じた演出の多様化を実現することができる一方で、表示される演出図柄に関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1266】
また、本実施形態では、演出制御部300は、大当たり遊技が実行されることを示唆する装飾図柄41(ゾロ目の装飾図柄41)を強調する強調演出を実行可能であり、演出図柄には、第1演出図柄と、第1演出図柄とは異なる第2演出図柄とがある。強調演出としては、ゾロ目強調画像の表示や、ゾロ目の装飾図柄41の動作表示等が挙げられる。また、第1演出図柄としては、偶数の装飾図柄41等が挙げられる。また、第2演出図柄としては、奇数の装飾図柄41等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1演出図柄が表示される場合と、第2演出図柄が表示される場合とにおいて、強調演出の表示態様を異ならせる(図166(39)、(40)、図175(11)乃至(13)参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にすることが可能である。
この場合、強調演出によってゾロ目の装飾図柄41を強調するのみならず第1演出図柄が表示されるか第2演出図柄が表示されるかに応じた演出の多様化を実現することができる一方で、表示される演出図柄に関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1267】
また、本実施形態では、演出制御部300は、ボタン画像509が表示される以前に、ボタン画像509が表示されることを強調する強調演出を実行可能であり、変動演出において特定演出を実行可能である。強調演出としては、前兆強調画像の表示等が挙げられる。また、特定演出としては、装飾図柄41の仮停止、リーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、擬似連演出等が挙げられる。そして、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、強調演出の表示態様を異ならせる(図162(7)、図165(29)参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にすることが可能である。
この場合、強調演出によって、ボタン画像509が表示される以前からボタン画像509が表示されることを遊技者に期待させることができるのみならず、変動演出の進行状況に応じた演出の多様化を実現することができる。一方で、特定演出の開始前であるか開始以降であるかに関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなる。そのため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1268】
また、本実施形態では、演出制御部300は、ボタン画像509が表示される以前に、ボタン画像509が表示されることを強調する強調演出を実行可能であり、変動演出において特定演出を実行可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能である。強調演出としては、前兆強調画像の表示等が挙げられる。また、特定演出としては、装飾図柄41の仮停止、リーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、擬似連演出等が挙げられる。また、特定報知としては、左打ち報知等が挙げられる。そして、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、強調演出の表示態様を異ならせる(図162(7)、図165(29)参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にする(図168(3)、図169(10)参照)ことが可能である。
この場合、強調演出によって、ボタン画像509が表示される以前からボタン画像509が表示されることを遊技者に期待させることができるのみならず、変動演出の進行状況に応じた演出の多様化を実現することができる。一方で、特定演出の開始前であるか開始以降であるかに関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなる。そのため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1269】
また、本実施形態では、演出制御部300は、ボタン画像509が表示される以前に、ボタン画像509が表示されることを強調する強調演出を実行可能である。強調演出としては、前兆強調画像の表示等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1演出モード(例えば第1ステージ)と第2演出モード(例えば第3ステージ)とにおいて、強調演出の表示態様を異ならせる(図165(29)、図216(8)参照)ことが可能であり特定報知の報知態様を共通にすることが可能である。
この場合、強調演出によって、ボタン画像509が表示される以前からボタン画像509が表示されることを遊技者に期待させることができるのみならず、演出モード毎の演出の多様化を実現することができる。一方で、演出モードに関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなる。そのため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1270】
また、本実施形態では、演出制御部300は、演出ボタン161の操作の促進を強調するボタン画像509を表示可能であり、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出を実行可能であり、変動演出において特定演出を実行可能である。変化演出としては、ボタン強調部509cの表示の有無や表示態様の変化、ボタン部509aの動作表示、強調文字509dの動作表示等が挙げられる。また、特定演出としては、装飾図柄41の仮停止、リーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、擬似連演出等が挙げられる。そして、本実施形態では、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、変化演出の表示態様を異ならせる(図162(8)、図62(2)乃至(8)、図170(3)、図73(3)乃至(8)参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にすることが可能である。
この場合、変化演出によってボタン画像509の強調態様を変化させるのみならず変動演出の進行状況に応じた演出の多様化を実現することができる一方で、特定演出の開始前であるか開始以降であるかに関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1271】
また、本実施形態では、演出制御部300は、演出ボタン161の操作の促進を強調するボタン画像509を表示可能であり、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出を実行可能であり、変動演出において特定演出を実行可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能である。変化演出としては、ボタン強調部509cの表示の有無や表示態様の変化、ボタン部509aの動作表示、強調文字509dの動作表示等が挙げられる。また、特定演出としては、装飾図柄41の仮停止、リーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、擬似連演出等が挙げられる。そして、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、変化演出の表示態様を異ならせる(図162(8)、図62(2)乃至(8)、図170(3)、図73(3)乃至(8)参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にする(図168(4)、図170(6)参照)ことが可能である。
この場合、変化演出によってボタン画像509の強調態様を変化させるのみならず変動演出の進行状況に応じた演出の多様化を実現することができる一方で、特定演出の開始前であるか開始以降であるかに関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1272】
また、本実施形態では、演出制御部300は、演出ボタン161の操作の促進を強調するボタン画像509を表示可能であり、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出を実行可能である。変化演出としては、ボタン強調部509cの表示の有無や表示態様の変化、ボタン部509aの動作表示、強調文字509dの動作表示等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1演出モードと第2演出モードとにおいて、変化演出の表示態様を異ならせる(図165(30)、図70(3)乃至(8)、図229(7)、図98(4)乃至(8)、図99(9)乃至(13)参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にすることが可能である。
この場合、変化演出によってボタン画像509の強調態様を変化させるのみならず演出モード毎の演出の多様化を実現することができる一方で、演出モードに関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1273】
また、本実施形態では、演出制御部300は、操作演出(ボタン演出)が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じた強調演出を実行可能であり、操作演出には、第1操作演出と、第1操作演出とは異なる第2操作演出とがある。強調演出としては、操作後強調画像の表示等が挙げられる。また、第1操作演出としては、操作有効期間に演出ボタン161の操作を受付可能な回数が1回であるボタン演出や、ボタン強調部509cの表示色が白色であるボタン演出(図70(3)乃至(8)参照)等が挙げられる。また、第2操作演出としては、操作有効期間に演出ボタン161の操作を複数回受付可能であるボタン演出や、ボタン強調部509cの表示色が赤色であるボタン演出(図76(2)乃至(8)参照)等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1操作演出が実行される場合と、第2操作演出が実行される場合とにおいて、強調演出の表示態様を異ならせる(図71(11)、図77(11)参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にすることが可能である。
この場合、強調演出によって演出ボタン161の操作の結果を強調するのみならず操作演出の種類に応じた演出の多様化を実現することができる一方で、実行される操作演出の種類に関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1274】
また、本実施形態では、演出制御部300は、操作演出(ボタン演出)が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じた強調演出を実行可能であり、操作演出には、第1操作演出と、第1操作演出とは異なる第2操作演出とがある。強調演出としては、操作後強調画像の表示等が挙げられる。また、第1操作演出としては、操作有効期間に演出ボタン161の操作を受付可能な回数が1回であるボタン演出や、ボタン強調部509cの表示色が白色であるボタン演出(図70(3)乃至(8)参照)等が挙げられる。また、第2操作演出としては、操作有効期間に演出ボタン161の操作を複数回受付可能であるボタン演出や、ボタン強調部509cの表示色が赤色であるボタン演出(図81(3)乃至(8)参照)等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1操作演出が実行される場合と、第2操作演出が実行される場合とにおいて、強調演出の表示態様を異ならせる(図71(11)、図82(11)参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にする(図169(11)、図208-2(3)参照)ことが可能である。
この場合、強調演出によって演出ボタン161の操作の結果を強調するのみならず操作演出の種類に応じた演出の多様化を実現することができる一方で、実行される操作演出の種類に関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1275】
また、本実施形態では、演出制御部300は、振動演出が実行される場合に、演出体を強調する強調演出を実行可能であり、振動演出には、第1振動演出と、第1振動演出とは異なる第2振動演出とがある。強調演出としては、演出体を発光させる演出が挙げられる。また、第1振動演出および第2振動演出は、実行時間がそれぞれ異なる振動演出が挙げられる。そして、第1振動演出が実行される場合と、第2振動演出が実行される場合とにおいて、強調演出の演出態様を異ならせる(図141参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にする(図165(32)、図173(10)参照)ことが可能である。
この場合、強調演出によって振動演出の対象である演出態様を強調するのみならず振動演出の種類に応じた演出の多様化を実現することができる一方で、実行される振動演出の種類に関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1276】
また、本実施形態では、演出制御部300は、大当たり遊技が実行されることを示唆する特定演出(大当たり演出)を実行可能であり、大当たり演出が実行される場合に、所定の強調演出を実行可能である。所定の強調演出としては、大当たり報知音の出力、大当たり強調画像の表示、振動演出、役物演出、演出ボタン161やランプLや可動役物115の虹色による発光等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1演出モードと第2演出モードとにおいて、所定の強調演出の演出態様を異ならせる(図165(32)、図207(7)参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にすることが可能である。
この場合、強調演出によって大当たり遊技が実行されることを強調するのみならず演出モード毎の演出の多様化を実現することができる一方で、演出モードに関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1277】
また、本実施形態では、演出制御部300は、大当たり遊技が実行される期待度を示唆する示唆画像を表示可能であり、示唆画像は、特定部と、特定部を強調する強調部とを有し、示唆画像の表示態様には、第1態様と、第1態様よりも期待度が高い第2態様とがある。示唆画像としては、SPSP開始画像556および開始時強調画像や、SPSP中示唆画像561および実行中強調画像等が挙げられる。また、特定部としては、SPSP開始画像556やSPSP中示唆画像561等が挙げられる。また、強調部としては、SPSP開始画像556の動作表示される部分、開始時強調画像、SPSP中示唆画像561の動作表示される部分、実行中強調画像等が挙げられる。また、第1態様としては、白色による表示態様が挙げられる。また、第2態様としては、赤色による表示態様が挙げられる。そして、演出制御部300は、示唆画像が第1態様により表示される場合と第2態様により表示される場合とにおいて、強調部の表示態様を異ならせる(図160(29)、図165(27)参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にすることが可能である。
この場合、強調部によって特定部を強調するのみならず示唆画像の表示態様に応じた演出の多様化を実現することができる一方で、表示される示唆画像の表示態様に関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1278】
また、本実施形態では、演出制御部300は、役物演出を強調する強調演出を実行可能であり、変動演出において特定演出を実行可能である。強調演出としては、強調画像の表示等が挙げられる。また、特定演出としては、装飾図柄41の仮停止、リーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、擬似連演出等が挙げられる。そして、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、強調演出の表示態様を異ならせる(図157(3)、図160(28)参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にすることが可能である。
この場合、強調演出によって役物演出を強調するのみならず変動演出の進行状況に応じた演出の多様化を実現することができる一方で、特定演出の開始前であるか開始以降であるかに関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1279】
また、本実施形態では、演出制御部300は、大当たり遊技が実行される期待度を示唆する示唆画像を表示可能であり、示唆画像は、特定部と、特定部を強調する強調部とを有し、示唆画像には、第1示唆画像と、第1示唆画像とは異なる第2示唆画像とがある。第1示唆画像としては、SPSP開始画像556および開始時強調画像等が挙げられる。また、第2示唆画像としては、SPSP中示唆画像561および実行中強調画像等が挙げられる。また、第1示唆画像の特定部としては、SPSP開始画像556等が挙げられる。また、第1示唆画像の強調部としては、SPSP開始画像556の動作表示される部分、開始時強調画像等が挙げられる。また、第2示唆画像の特定部としては、SPSP中示唆画像561等が挙げられる。また、第2示唆画像の強調部としては、SPSP中示唆画像561の動作表示される部分、実行中強調画像等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1示唆画像が表示される場合と第2示唆画像が表示される場合とにおいて、強調部の表示態様を異ならせる(図160(29)、(30)参照)ことが可能であり、特定報知の報知態様を共通にすることが可能である。
この場合、強調部よって特定部を強調するのみならず表示される示唆画像の種類に応じた演出の多様化を実現することができる一方で、表示される示唆画像の種類に関わらず特定報知が遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1280】
また、本実施形態では、演出制御部300は、演出ボタン161の操作の促進を強調するボタン画像509を表示可能であり、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出を実行可能であり、変動演出において特定演出を実行可能である。変化演出としては、ボタン強調部509cの表示の有無や表示態様の変化、ボタン部509aの動作表示、強調文字509dの動作表示等が挙げられる。また、特定演出としては、装飾図柄41の仮停止、リーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、擬似連演出等が挙げられる。そして、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、変化演出の実行時間を異ならせる(図162(8)、図165(30)、例えば、図101の第6ボタン演出におけるボタン強調部509cの表示時間および第8ボタン演出におけるボタン強調部509cの表示時間参照)ことが可能であり、特定報知の報知時間を共通にすることが可能である。
この場合、変化演出によってボタン画像509の強調態様を変化させるのみならず変動演出の進行状況に応じて変化演出に軽重をつけることができる一方で、変動演出の進行状況に関わらず特定報知が一定の報知として遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1281】
また、本実施形態では、演出制御部300は、演出ボタン161の操作の促進を強調するボタン画像509を表示可能であり、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出を実行可能である。変化演出としては、ボタン強調部509cの表示の有無や表示態様の変化、ボタン部509aの動作表示、強調文字509dの動作表示等が挙げられる。そして、演出制御部300は、変化演出の実行時間と、特定報知の報知時間(図49(7)、(8)、図50(7)、(8)、図101参照)とを異ならせることが可能である。
この場合、変化演出によってボタン画像509の強調態様を変化させつつ、変化演出の開始タイミングおよび終了タイミングと特定報知の開始タイミングおよび終了タイミングとが同一のタイミングになる場合に生じ得る「変化演出および特定報知の何れかが遊技者に認識されないこと」を抑制することができる。そのため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1282】
また、本実施形態では、演出制御部300は、演出ボタン161の操作の促進を強調するボタン画像509を表示可能であり、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出を実行可能であり、変動演出において特定演出を実行可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能である。変化演出としては、ボタン強調部509cの表示の有無や表示態様の変化、ボタン部509aの動作表示、強調文字509dの動作表示等が挙げられる。また、特定演出としては、装飾図柄41の仮停止、リーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、擬似連演出等が挙げられる。また、特定報知としては、左打ち報知が挙げられる。そして、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、変化演出の実行時間を異ならせる(図162(8)、図165(30)、例えば、図101の第6ボタン演出におけるボタン強調部509cの表示時間および第8ボタン演出におけるボタン強調部509cの表示時間参照)ことが可能であり、特定報知の報知時間を共通にする(図168(4)、図169(11)、図56(2)参照)ことが可能である。
この場合、変化演出によってボタン画像509の強調態様を変化させるのみならず変動演出の進行状況に応じて変化演出に軽重をつけることができる一方で、変動演出の進行状況に関わらず特定報知が一定の報知として遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1283】
また、本実施形態では、演出制御部300は、演出ボタン161の操作の促進を強調するボタン画像509を表示可能であり、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出を実行可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能である。変化演出としては、ボタン強調部509cの表示の有無や表示態様の変化、ボタン部509aの動作表示、強調文字509dの動作表示等が挙げられる。また、特定報知としては、左打ち報知が挙げられる。そして、演出制御部300は、変化演出の実行時間と、特定報知の報知時間(図56(2)、図101参照)とを異ならせることが可能である。
この場合、変化演出によってボタン画像509の強調態様を変化させつつ、変化演出の開始タイミングおよび終了タイミングと特定報知の開始タイミングおよび終了タイミングとが同一のタイミングになる場合に生じ得る「変化演出および特定報知の何れかが遊技者に認識されないこと」を抑制することができる。そのため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1284】
また、本実施形態では、演出制御部300は、演出ボタン161の操作の促進を強調するボタン画像509を表示する操作演出(ボタン演出)を実行可能であり、操作演出において、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出を実行可能であり、操作演出には、第1操作演出と、第1操作演出とは異なる第2操作演出とがある。変化演出としては、ボタン強調部509cの表示の有無や表示態様の変化、ボタン部509aの動作表示、強調文字509dの動作表示等が挙げられる。また、第1操作演出としては、操作有効期間に演出ボタン161の操作を受付可能な回数が1回であるボタン演出や、ボタン強調部509cの表示色が白色であるボタン演出(図70(3)乃至(8)参照)等が挙げられる。また、第2操作演出としては、操作有効期間に演出ボタン161の操作を複数回受付可能であるボタン演出や、ボタン強調部509cの表示色が赤色であるボタン演出(図81(3)乃至(8)参照)等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1操作演出が実行される場合と第2操作演出が実行される場合とにおいて、変化演出の実行時間を異ならせる(図101の第8ボタン演出におけるボタン強調部509cの表示時間、第16ボタン演出におけるボタン強調部509cの表示時間参照)ことが可能であり、特定報知の報知時間を共通にすることが可能である。
この場合、変化演出によってボタン画像509の強調態様を変化させるのみならず実行される操作演出に応じて変化演出に軽重をつけることができる一方で、実行される操作演出に関わらず特定報知が一定の報知として遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1285】
また、本実施形態では、演出制御部300は、演出ボタン161の操作の促進を強調するボタン画像509を表示する操作演出(ボタン演出)を実行可能であり、操作演出において、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出を実行可能であり、操作演出には、第1操作演出と、第1操作演出とは異なる第2操作演出とがあり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能である。変化演出としては、ボタン強調部509cの表示の有無や表示態様の変化、ボタン部509aの動作表示、強調文字509dの動作表示等が挙げられる。また、第1操作演出としては、操作有効期間に演出ボタン161の操作を受付可能な回数が1回であるボタン演出や、ボタン強調部509cの表示色が白色であるボタン演出(図70(3)乃至(8)参照)等が挙げられる。また、第2操作演出としては、操作有効期間に演出ボタン161の操作を複数回受付可能であるボタン演出や、ボタン強調部509cの表示色が赤色であるボタン演出(図73(3)乃至(8)参照)等が挙げられる。また、特定報知としては、左打ち報知等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1操作演出が実行される場合と第2操作演出が実行される場合とにおいて、変化演出の実行時間を異ならせる(図101の第8ボタン演出におけるボタン強調部509cの表示時間、第9ボタン演出におけるボタン強調部509cの表示時間参照)ことが可能であり、特定報知の報知時間を共通にする(図169(11)、図170(6)、図56(2)参照)ことが可能である。
この場合、変化演出によってボタン画像509の強調態様を変化させるのみならず実行される操作演出に応じて変化演出に軽重をつけることができる一方で、実行される操作演出に関わらず特定報知が一定の報知として遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1286】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において、演出ボタン161の操作の促進を強調するボタン画像509を表示可能であり、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出を実行可能である。変化演出としては、ボタン強調部509cの表示の有無や表示態様の変化、ボタン部509aの動作表示、強調文字509dの動作表示等が挙げられる。そして、第1演出モードと第2演出モードとにおいて、変化演出の実行時間を異ならせる(図165(30)、図207(6)、図101の第8ボタン演出におけるボタン強調部509cの表示時間、第16ボタン演出におけるボタン強調部509cの表示時間参照)ことが可能であり、特定報知の報知時間を共通にすることが可能である。
この場合、変化演出によってボタン画像509の強調態様を変化させるのみならず演出モードに応じて変化演出に軽重をつけることができる一方で、演出モードに関わらず特定報知が一定の報知として遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1287】
また、本実施形態では、演出制御部300は、ハンドル151の操作に関する特別報知画像を表示可能であり、特別報知画像の少なくとも一部を強調する強調演出を実行可能であり、特別報知画像には、第1特別報知画像と、第1特別報知画像とは異なる第2特別報知画像とがある。第1特別報知画像としては、左打ち画像等が挙げられる。また、第2特別報知画像としては、右打ち画像等が挙げられる。また、第1特別報知画像の強調演出としては、第2左打ち画像48の強調部48cの表示等が挙げられる。また、第2特別報知画像の強調演出としては、第2右打ち画像507の強調部507cの表示等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1特別報知画像が表示される場合と第2特別報知画像が表示される場合とにおいて、強調演出の実行時間を異ならせる(図56(2)、図59参照)ことが可能であり、特定報知の報知時間を共通にすることが可能である。
この場合、強調演出によって特別報知画像を強調するのみならず表示される特別報知画像に応じて強調演出に軽重をつけることができる一方で、表示される特別報知画像に関わらず特定報知が一定の報知として遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1288】
また、本実施形態では、演出制御部300は、大当たり遊技が実行されることを示唆する特定演出(大当たり演出)を実行可能であり、大当たり演出が実行される場合に、所定の強調演出を実行可能である。所定の強調演出としては、大当たり報知音の出力、大当たり強調画像の表示、振動演出、役物演出、演出ボタン161やランプLや可動役物115の虹色による発光等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1演出モードと第2演出モードとにおいて、所定の強調演出の実行時間を異ならせる(図165(32)、図207(7)、図141の第1大当たり演出における大当たり報知音の出力時間、第3大当たり演出における大当たり報知音の出力時間等参照)ことが可能であり、特定報知の報知時間を共通にすることが可能である。
この場合、強調演出によって大当たり遊技が実行されることを強調するのみならず演出モードに応じて強調演出に軽重をつけることができる一方で、演出モードに関わらず特定報知が一定の報知として遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1289】
また、本実施形態では、演出制御部300は、振動演出が実行される場合に、演出体を強調する強調演出を実行可能であり、変動演出において特定演出を実行可能である。強調演出としては、演出体を発光させる演出が挙げられる。また、特定演出としては、装飾図柄41の仮停止、リーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、擬似連演出等が挙げられる。また、特定報知としては、左打ち報知が挙げられる。そして、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、強調演出の実行時間を異ならせる(図162(2)、図165(32)、図141参照)ことが可能であり、特定報知の報知時間を共通にすることが可能である。
この場合、強調演出によって演出体を強調するのみならず変動演出の進行状況に応じて強調演出に軽重をつけることができる一方で、変動演出の進行状況に関わらず特定報知が一定の報知として遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1290】
また、本実施形態では、演出制御部300は、振動演出が実行される場合に、演出体を強調する強調演出を実行可能である。強調演出としては、演出体を発光させる演出が挙げられる。そして、演出制御部300は、強調演出の実行時間と、特定報知の実行時間とを異ならせる(図49(7)、(8)、図50(7)、(8)、図141参照)ことが可能である。
この場合、強調演出によって演出体を強調させつつ、強調演出の開始タイミングおよび終了タイミングと特定報知の開始タイミングおよび終了タイミングとが同一のタイミングになる場合に生じ得る「強調演出および特定報知の何れかが遊技者に認識されないこと」を抑制することができる。そのため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1291】
また、本実施形態では、演出制御部300は、振動演出が実行される場合に、演出体を強調する強調演出を実行可能である。強調演出としては、演出体を発光させる演出が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1演出モードと第2演出モードとにおいて、強調演出の実行時間を異ならせる(図165(32)、図207(7)、図141等参照)ことが可能であり、特定報知の報知時間を共通にすることが可能である。
この場合、強調演出によって演出体を強調するのみならず演出モードに応じて強調演出に軽重をつけることができる一方で、演出モードに関わらず特定報知が一定の報知として遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1292】
また、本実施形態では、演出制御部300は、役物演出を強調する強調演出を実行可能であり、変動演出において特定演出を実行可能である。強調演出としては、可動役物115の発光、強調画像の表示等が挙げられる。また、特定演出としては、装飾図柄41の仮停止、リーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、擬似連演出等が挙げられる。そして、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、強調演出の実行時間を異ならせる(図162(3)、図165(26)、図118の第1役物演出における役物強調画像表示時間、第2役物演出における役物強調画像表示時間等参照)ことが可能であり、特定報知の報知時間を共通にすることが可能である。
この場合、強調演出によって役物演出を強調するのみならず変動演出の進行状況に応じて強調演出に軽重をつけることができる一方で、変動演出の進行状況に関わらず特定報知が一定の報知として遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1293】
また、本実施形態では、演出制御部300は、役物演出を強調する強調演出を実行可能である。強調演出としては、可動役物115の発光、強調画像の表示等が挙げられる。そして、演出制御部300は、強調演出の実行時間と、特定報知の報知時間とを異ならせる(図49(7)、(8)、図50(7)、(8)、図118参照)ことが可能である。
この場合、強調演出によって演役物演出を強調させつつ、強調演出の開始タイミングおよび終了タイミングと特定報知の開始タイミングおよび終了タイミングとが同一のタイミングになる場合に生じ得る「強調演出および特定報知の何れかが遊技者に認識されないこと」を抑制することができる。そのため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1294】
また、本実施形態では、演出制御部300は、役物演出を強調する強調演出を実行可能であり、変動演出において特定演出を実行可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能である。強調演出としては、可動役物115の発光、強調画像の表示等が挙げられる。また、特定演出としては、装飾図柄41の仮停止、リーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、擬似連演出等が挙げられる。また、特定報知としては、左打ち報知等が挙げられる。そして、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、強調演出の実行時間を異ならせる(図162(3)、図165(26)、図118の第1役物演出における役物強調画像表示時間、第2役物演出における役物強調画像表示時間等参照)ことが可能であり、特定報知の報知時間を共通にする(図168(2)、図169(9)、図56(2)参照)ことが可能である。
この場合、強調演出によって役物演出を強調するのみならず変動演出の進行状況に応じて強調演出に軽重をつけることができる一方で、変動演出の進行状況に関わらず特定報知が一定の報知として遊技者に認識され易くなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1295】
また、本実施形態では、演出制御部300は、第1モード(例えば通常遊技状態)において、第1遊技領域(例えば遊技領域111における左側)に関する所定報知画像(左打ち画像)を表示可能であり、所定報知画像のうちの少なくとも一部を強調する強調演出を実行可能である。強調演出としては、第2左打ち画像48の強調部48cの表示等が挙げられる。そして、演出制御部300は、強調演出の実行時間と、特定報知の報知時間とを異ならせる(図49(7)、(8)、図50(7)、(8)、図56(2)参照)ことが可能である。
この場合、強調演出によって所定報知画像を強調させつつ、強調演出の開始タイミングおよび終了タイミングと特定報知の開始タイミングおよび終了タイミングとが同一のタイミングになる場合に生じ得る「強調演出および特定報知の何れかが遊技者に認識されないこと」を抑制することができる。そのため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1296】
また、本実施形態では、演出制御部300は、第2モード(例えば特別時短遊技状態)において、第2遊技領域(遊技領域111における右側)に関する所定報知画像(右打ち画像)を表示可能であり、所定報知画像のうちの少なくとも一部を強調する強調演出を実行可能である。強調演出としては、第2右打ち画像507の強調部507cの表示等が挙げられる。そして、演出制御部300は、強調演出の実行時間と、特定報知の報知時間とを異ならせる(図49(7)、(8)、図50(7)、(8)、図59参照)ことが可能である。
この場合、強調演出によって所定報知画像を強調させつつ、強調演出の開始タイミングおよび終了タイミングと特定報知の開始タイミングおよび終了タイミングとが同一のタイミングになる場合に生じ得る「強調演出および特定報知の何れかが遊技者に認識されないこと」を抑制することができる。そのため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1297】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において、大当たり遊技が実行されることを示唆する特定演出(大当たり演出)を実行可能であり、大当たり演出が実行される場合に、第1強調演出および第1強調演出とは異なる第2強調演出を実行可能である。第1強調演出および第2強調演出としては、大当たり報知音の出力、大当たり強調画像の表示、振動演出、役物演出、演出ボタン161の虹色による発光、ランプLの虹色による発光、可動役物115の虹色による発光のうちの二つの演出が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1強調演出の実行時間と、第2強調演出の実行時間と、特定報知の報知時間とを異ならせる(図49(7)、(8)、図50(7)、(8)、図165(32)、図141参照)ことが可能である。
この場合、強調演出によって大当たり遊技が実行されることを強調させつつ、強調演出の開始タイミングおよび終了タイミングと特定報知の開始タイミングおよび終了タイミングとが同一のタイミングになる場合に生じ得る「強調演出および特定報知の何れかが遊技者に認識されないこと」を抑制することができる。さらに、第1強調演出および第2強調演出の何れも遊技者に着目させ、大当たり遊技が実行されることに対する遊技者の高揚感をより一層高めることができる。そのため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1298】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において特定演出を実行可能であり、特定演出を強調する強調画像を表示可能である。特定演出としては、装飾図柄41の仮停止、ボタン演出、リーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、擬似連演出等が挙げられる。そして、特定報知画像は、強調画像と重畳表示可能(図153(19)等参照)である。
この場合、特定演出を強調することができるとともに、強調画像の表示中に特定報知画像が表示される場合であっても、演出効果に関する報知を遊技者に認識させることができるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1299】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において装飾図柄41を強調する強調画像を表示可能である。そして、特定報知画像は、強調画像と重畳表示可能(図142(7)参照)である。
この場合、装飾図柄41を強調することができるとともに、強調画像の表示中に特定報知画像が表示される場合であっても、演出効果に関する報知を遊技者に認識させることができるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1300】
また、本実施形態では、演出制御部300は、大当たり遊技が実行されることを示唆する特定の並び(ゾロ目)により装飾図柄41を停止表示させることが可能であり、ゾロ目の装飾図柄41を強調する強調画像を表示可能である。そして、特定報知画像は、強調画像と重畳表示可能(図166(34)参照)である。
この場合、ゾロ目の装飾図柄41を強調することができるとともに、強調画像の表示中に特定報知画像が表示される場合であっても、演出効果に関する報知を遊技者に認識させることができるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1301】
また、本実施形態では、演出制御部300は、ボタン画像509が表示される以前に、ボタン画像509が表示されることを強調する強調画像を表示可能である。そして、特定報知画像は、強調画像と重畳表示可能(図142(3)参照)である。
この場合、ボタン画像509が表示されることを強調することができるとともに、強調画像の表示中に特定報知画像が表示される場合であっても、演出効果に関する報知を遊技者に認識させることができるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1302】
また、本実施形態では、演出制御部300は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じた強調画像を表示可能である。そして、特定報知画像は、強調画像と重畳表示可能(図142(5)参照)である。
この場合、ボタン演出において演出ボタン161が操作されたことを強調することができるとともに、強調画像の表示中に特定報知画像が表示される場合であっても、演出効果に関する報知を遊技者に認識させることができるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1303】
また、本実施形態では、演出制御部300は、擬似連演出を強調する強調画像を表示可能である。そして、特定報知画像は、強調画像と重畳表示可能(図151(6)等参照)である。
この場合、擬似連演出を強調することができるとともに、強調画像の表示中に特定報知画像が表示される場合であっても、演出効果に関する報知を遊技者に認識させることができるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1304】
また、本実施形態では、演出制御部300は、大当たり遊技が実行されることを示唆する特定演出(大当たり演出)を実行可能であり、大当たり演出が実行される場合に、所定の強調画像(大当たり強調画像)を表示可能である。そして、特定報知画像は、大当たり強調画像と重畳表示可能(図165(32)参照)である。
この場合、大当たり遊技が実行されることを強調することができるとともに、強調画像の表示中に特定報知画像が表示される場合であっても、演出効果に関する報知を遊技者に認識させることができるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1305】
また、本実施形態では、音量画像42や光量画像43が第2左打ち画像48と重畳表示可能であることを説明した(図168(2)参照)。ここで、第2左打ち画像48が動作表示される(図55(9)参照)ことで、第2左打ち画像48における各画像(文字部48a、矢印部48b、強調部48c、背景部48d)が、音量画像42や光量画像43と重畳表示される。すなわち、本実施形態では、演出制御部300は、ハンドル151の操作に関する特別報知画像(左打ち画像)を表示可能であり、特別報知画像の少なくとも一部を強調する強調部を表示可能である。強調部としては、第2左打ち画像48の強調部48c等が挙げられる。そして、特定報知画像は、強調部と重畳表示可能である。
この場合、特別報知画像を強調することができるとともに、強調部の表示中に特定報知画像が表示される場合であっても、演出効果に関する報知を遊技者に認識させることができるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1306】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において、装飾図柄41を強調する特定の強調演出を実行可能であり、変動演出において、特定演出(SPリーチ演出)が実行される場合に、大当たり遊技が実行されないことを示す演出図柄(はずれ目の装飾図柄41)を表示してから特別画像を表示可能である。特定の強調演出としては、強調画像の表示、装飾図柄41の停止時動作等が挙げられる。また、特別画像としては、切替画像586等が挙げられる。そして、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において、切替画像586が表示された以降は、特定の強調演出が実行されないようにしてもよい。すなわち、演出制御部300は、特別画像の表示中に、特定の強調演出を制限可能であり、特定報知を実行可能である(図153(22)参照)。
この場合、はずれ目の装飾図柄41が表示されたにも関わらず装飾図柄41が強調されることで遊技の興趣が低下することを抑制できるとともに、特別画像の表示中であっても特定報知を遊技者に認識させることができるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1307】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において、装飾図柄41を強調する強調演出を実行可能である。強調演出としては、強調画像の表示、装飾図柄41の停止時動作等が挙げられる。そして、本実施形態では、図223(2)、(3)に示す変動演出等の特定の変動演出では、特定の強調演出が実行されないようにしている。すなわち、本実施形態では、演出制御部300は、特定の変動演出において、強調演出を制限可能であり、特定報知を実行可能である。
この場合、何れの変動演出においても強調演出が実行される場合に比べて変動演出の多様化を実現することができるとともに、特定の変動演出においても特定報知を遊技者に認識させることができるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1308】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において、装飾図柄41を視認容易な特定視認態様により表示可能であり、変動演出において、大当たり遊技が実行されることを示唆する特定演出(大当たり演出)を実行可能であり、特定演出が実行される場合に、所定の強調演出を実行可能である。所定の強調演出としては、大当たり報知音の出力、大当たり強調画像の表示、振動演出、役物演出、演出ボタン161やランプLや可動役物115の虹色による発光等が挙げられる。そして、演出制御部300は、所定の強調演出が実行されているときに、装飾図柄41の特定視認態様による表示を制限可能であり、特定報知を実行可能である(図165(32)参照)。
この場合、強調演出の実行中に装飾図柄41が特定視認態様により表示される場合に比べて、大当たり遊技が実行される場合ならではの演出(大当たり演出において実行される各演出など)を遊技者に着目させ易くすることができる。また、強調演出の実行中であっても、特定報知を遊技者に認識させることができる。そのため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1309】
また、本実施形態では、演出制御部300は、装飾図柄41を強調する強調演出を実行可能であり、演出効果に関する特定報知を実行可能である。強調演出としては、強調画像の表示、装飾図柄41の停止時動作等が挙げられる。また、特定報知としては、音量報知音や光量報知音の出力等が挙げられる。そして、本実施形態では、演出制御部300は、装飾図柄41が確定停止するときには、強調演出を実行せず、音量報知音や光量報知音を出力しない(図143(11)参照)。すなわち、演出制御部300は、装飾図柄41を停止表示させるときに、強調演出および特定報知を制限可能である。
この場合、遊技者が強調演出や特定報知を意識して装飾図柄41の停止表示が着目されなくなることが抑制され、変動演出の終了を遊技者により確実に認識させることができるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1310】
また、本実施形態では、演出制御部300は、装飾図柄41を強調する強調演出を実行可能であり、演出効果に関する特定報知を実行可能である。強調演出としては、強調画像の表示、装飾図柄41の停止時動作等が挙げられる。また、特定報知としては、音量画像42や光量画像43の表示等が挙げられる。そして、本実施形態では、演出制御部300は、装飾図柄41が確定停止するときには、強調演出は実行せず、音量画像42や光量画像43は表示させる(図143(11)参照)。すなわち、演出制御部300は、装飾図柄41を停止表示させるときに、強調演出を制限可能であり、特定報知を実行可能である。
この場合、遊技者が強調演出を意識して装飾図柄41の停止表示が着目されなくなることが抑制され、変動演出の終了を遊技者により確実に認識させることができる。また、変動演出の終了時であっても特定報知を実行することで、特定報知を遊技者に認識させた状態で次の変動演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1311】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において、大当たり遊技が実行されることを示唆する特定演出(大当たり演出)を実行可能であり、大当たり演出が実行される場合に、所定の強調演出を実行可能である。所定の強調演出としては、大当たり報知音の出力、大当たり強調画像の表示、振動演出、役物演出、演出ボタン161やランプLや可動役物115の虹色による発光等が挙げられる。また、遊技者が操作可能であって演出効果の調整に用いられる調整手段には、第1調整手段(演出キー162)と、第1調整手段とは異なる第2調整手段(裏音量調整ボリューム300S)とがある。そして、演出制御部300は、所定の強調演出が実行されているときにおいて、第1調整手段が操作された場合に演出効果に関する特定報知を実行可能(図232(8)参照)であり、第2調整手段が操作された場合に特定報知を実行しない(図232(7)参照)ことが可能である。特定報知としては、音量画像42の表示等が挙げられる。
この場合、強調演出の実行中に遊技者によって第1調整手段が操作された場合には、強調演出の実行中であっても、特定報知を遊技者に認識させることができる。また、強調演出の実行中にパチンコ遊技機100の管理者によって第2調整手段が操作された場合には特定報知が実行されないため、大当たり演出が実行されることの強調演出による強調が遊技者の意図しない特定報知によって妨げられることを抑制することができる。そのため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1312】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において、大当たり遊技が実行されることを示唆する特定演出(大当たり演出)を実行可能であり、大当たり演出が実行される場合に、所定の強調演出を実行可能であり、遊技者が操作可能であって演出効果の調整に用いられる調整手段が操作された場合に、演出効果に関する特定報知を実行可能であり、調整手段には、第1調整手段(演出キー162)と、第1調整手段とは異なる第2調整手段(裏音量調整ボリューム300S)とがあり、特定報知には、第1特定報知(音量画像42の表示)と、第1特定報知とは異なる第2特定報知(音量報知音の出力)とがある。所定の強調演出としては、大当たり報知音の出力、大当たり強調画像の表示、振動演出、役物演出、演出ボタン161やランプLや可動役物115の虹色による発光等が挙げられる。そして、演出制御部300は、第1調整手段が操作された場合に、第1特定報知および第2特定報知を実行可能(図49(2)参照)であり、所定の強調演出が実行されているときに第2調整手段が操作された場合に、第1特定報知および第2特定報知の少なくとも一方を実行しないことが可能である。
この場合、遊技者によって第1調整手段が操作された場合には、特定報知を遊技者により認識させ易くすることができる。また、強調演出の実行中にパチンコ遊技機100の管理者によって第2調整手段が操作された場合には第1特定報知および第2特定報知の少なくとも一方が実行されないため、大当たり演出が実行されることの強調演出による強調が遊技者の意図しない特定報知によって妨げられることを抑制することができる。そのため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1313】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において、大当たり遊技が実行されることを示唆する特定演出(大当たり演出)を実行可能であり、大当たり演出が実行される場合に、所定の強調演出を実行可能であり、調整手段(演出キー162)が操作された場合に、演出効果に関する特定報知を実行可能である。所定の強調演出としては、大当たり報知音の出力、大当たり強調画像の表示、振動演出、役物演出、演出ボタン161やランプLや可動役物115の虹色による発光等が挙げられる。そして、変動演出が実行されていないときと所定の強調演出が実行されているときとにおいて、調整手段が操作された場合の特定報知の報知態様を異ならせる(図49(2)、図232(8)参照)ことが可能である。
この場合、所定の強調演出が実行されているときには、変動演出が実行されていないときとは特定報知の報知態様が異なるため、大当たり演出が実行されることの強調演出による強調が遊技者に伝わり易くなり、遊技の興趣を向上させることができる。
【1314】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において、装飾図柄41を強調する強調演出を実行可能であり、遊技者が操作可能であって演出効果の調整に用いられる調整手段が操作された場合に演出効果に関する特定報知を実行可能であり、調整手段には、第1調整手段(演出キー162)と、第1調整手段とは異なる第2調整手段(裏音量調整ボリューム300S)とがある。強調演出としては、強調画像の表示、装飾図柄41の停止時動作等が挙げられる。また、特定報知としては、音量画像42や客待ち音量画像44の表示、音量報知音の出力等が挙げられる。そして、演出制御部300は、強調演出が実行されているときに第1調整手段が操作された場合に、特定報知を実行可能であり(図142(7)参照)、変動演出が実行されていないときにおいて、第1調整手段が操作された場合と、第2調整手段が操作された場合とで、特定報知の報知態様を異ならせることが可能である(図232(2)、(4)参照)。
この場合、変動演出が実行されていないときに行われた特定報知が、第1調整手段の操作によるものか第2調整手段の操作によるものかがパチンコ遊技機100のユーザに認識させ易くすることができる。また、強調演出の実行中に第1調整手段が操作された場合には、強調演出の実行中であっても、特定報知を遊技者に認識させることができるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1315】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において、装飾図柄41を強調する強調画像を表示可能であり、遊技者が操作可能であって演出効果の調整に用いられる調整手段が操作された場合に演出効果に関する特定報知を実行可能であり、調整手段には、第1調整手段(演出キー162)と、第1調整手段とは異なる第2調整手段(裏音量調整ボリューム300S)とがあり、特定報知には、特定報知画像(音量画像42)と、特定報知音(音量報知音)とがあり、強調画像は、特定報知画像の視認性を低下させずに、装飾図柄41の視認性を低下させる(図166(34)参照)。そして、演出制御部300は、特定報知画像が表示されているときにおいて、第1調整手段が操作された場合には特定報知音を出力可能であり、第2調整手段が操作された場合には特定報知音を出力しないことが可能である(図49(2)、図233(9)参照)。
この場合、特定報知画像の表示中に第1調整手段が操作されたか第2調整手段が操作されたかをパチンコ遊技機100のユーザに認識させ易くすることができる。また、特定報知画像の表示中に強調画像が表示される場合であっても、特定報知を遊技者に認識させることができるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【1316】
(変動開始コマンドが受信されない場合の演出例)
次に、変動開始コマンドが演出制御部300に受信されない場合の演出の態様について説明する。
図234は、変動開始コマンドが演出制御部300に受信されない場合の演出の一態様を示した図である。
まず、客待ち状態において、図234(1)に示すように、客待ち音量画像44、客待ち光量画像45、メニュー促進画像46、ステージ画像61、および装飾図柄41が表示されている。また、このとき、第1特別図柄表示器221において、特別図柄が停止表示されている。また、このとき、演出制御部300において設定されている音量および光量が何れも「3」であるものとする。
【1317】
次に、図234(2)に示すように、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとが電気的に接続されていない非接続状態になる。遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとが非接続状態になる場合の一例としては、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとを接続するコネクタ200Cが遊技制御基板200Bまたは演出制御基板300Bから外れることが挙げられる。また、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとが非接続状態になる場合の他の一例としては、コネクタ200Cにおけるチャタリング(遊技制御基板200Bとコネクタ200Cとにおけるチャタリング、演出制御基板300Bとコネクタ200Cとにおけるチャタリング)の発生等が挙げられる。
【1318】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図234(3)に示すように、第1特別図柄表示器221において特別図柄の変動表示が開始される。一方で、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとが非接続状態であり、変動開始コマンドが演出制御部300に受信されない。この場合、変動演出が開始されず、客待ち音量画像44、客待ち光量画像45およびメニュー促進画像46が表示され続ける。
次に、図234(4)に示すように、第1特別図柄表示器221において特別図柄の変動表示が継続されている。また、このとき、演出キー162における下側のキーおよび左側のキーが操作されると、演出制御部300において音量および光量が何れも「2」に設定される。また、客待ち音量画像44の音量識別部442が音量「2」を示す表示態様に変化し、客待ち光量画像45の光量識別部452が光量「2」を示す表示態様に変化する。また、音量2報知音および光量2報知音が出力される。
【1319】
次に、図234(5)に示すように、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとが非接続状態である要因が解消され、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとが電気的に接続される接続状態になる。
次に、図234(6)に示すように、特別図柄が停止表示される。また、変動停止コマンドが演出制御部300に受信されると、客待ち音量画像44、客待ち光量画像45およびメニュー促進画像46が非表示になる。一方で、装飾図柄41は確定停止されている。より具体的には、3つの装飾図柄41は、図234(1)乃至(5)に示されていた「412」の並びにより、確定停止されている。また、変動回数画像502が「11ゲーム」に更新される。
【1320】
なお、図234(4)に示した状態において、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとの非接続状態が継続されたまま特別図柄が停止表示される場合には、変動停止コマンドが演出制御部300に受信されない。この場合には、画像表示部114の表示内容として、図234(4)に示す内容が継続される。
【1321】
また、変動演出が実行されていないときであって、客待ち状態になる前に図234(2)乃至(6)に示す事象が発生する場合には、客待ち音量画像44および客待ち光量画像45の代わりに音量画像42および光量画像43により、図234(2)乃至(6)に示す演出が実行される。
【1322】
(変動停止コマンドが受信されない場合の演出例)
次に、変動停止コマンドが演出制御部300に受信されない場合の演出の態様について説明する。
図235および図236は、変動停止コマンドが演出制御部300に受信されない場合の演出の一態様を示した図である。なお、以下では、図41における「変動演出パターン」として「EA1」が選択された場合の変動演出(図162乃至図167参照)が行われるものとする。
【1323】
まず、図235(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾図柄41および小図柄56である「331」が確定停止されている。このとき、二つの保留画像52のうちの1番目の保留画像52が青色により表示されている。
次に、図235(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、第1開始動作が実行される。また、このとき、3つの装飾図柄41の各々の周囲に、それぞれ、第1開始強調画像588が表示される。また、1番目の保留画像52が変動画像51の表示位置に移動し、変動画像51が青色により表示されている。また、振動演出が実行される。また、第1開始強調音が出力される。
図示を省略するが、この後は、図162(3)乃至(8)、図163(9)乃至(16)、図164(17)乃至(24)、図165(25)乃至(29)に示したものと同一の演出が行われる。
【1324】
次に、第8ボタン演出が開始され、図235(3)に示すように、ボタン画像509が表示される。第8ボタン演出においては、図70(3)乃至(8)を用いて説明した態様によりボタン画像509が動作表示される。
また、このとき、遊技者が、遊技球を遊技領域111における右側に向けて発射し続け、遊技領域111における右側に設けられているゲート124に遊技球が継続的に入賞することにより、第1左打ち報知の実行後に第2左打ち報知が実行され、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。これにより、ボタン画像509の動作表示(ボタン部509a、ボタン強調部509c、および強調文字509dの動作表示)が視認困難または視認不能になっている。
【1325】
次に、図235(4)に示すように、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとが非接続状態になるものとする。この場合であっても、第2左打ち画像48の表示と第2左打ち音の出力とが継続されている。また、第8ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、第8操作後強調画像520が表示される。
【1326】
次に、図235(5)に示すように、図235(3)に示す時点で実行されていた第2左打ち報知が終了することにより、第2左打ち画像48が非表示になり、第2左打ち音の出力が終了している。また、第1大当たり演出が実行される。第1大当たり演出においては、第1大当たり報知音が出力され、振動演出が実行され、中可動役物115Bが画像表示部114の表示領域と重なる位置まで移動し、中可動役物115B、演出ボタン161およびランプLが虹色により発光する。また、第1大当たり強調画像566が表示される。
また、このとき、遊技者が、遊技球を遊技領域111における右側に向けて発射し続け、遊技領域111における右側に設けられているゲート124に遊技球が継続的に入賞(通過)する。一方で、このとき、第2左打ち画像48の表示や、第2左打ち音の出力は実行されない。より具体的には、第2左打ち報知の実行条件としての、遊技領域111における右側に設けられているゲート124への遊技球の入賞(通過)が成立する場合であっても、第2左打ち報知が実行されない。
この後は、図166(33)乃至(40)に示したものと同一の演出が行われる。
【1327】
次に、図235(6)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41および第1ゾロ目強調画像591が表示される。また、第1ゾロ目強調音が出力される。
そして、特別図柄が停止表示される。一方で、図235(7)に示すように、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとが非接続状態であり、変動停止コマンドが演出制御部300に受信されない。この場合、ゾロ目の装飾図柄41は、確定停止されず、仮停止の状態を継続する。また、小図柄56は、変動表示の状態を継続する。また、このとき、遊技者が演出キー162における上側のキーおよび右側のキーを操作すると、音量画像42および光量画像43が表示される。一方で、音量報知音および光量報知音の何れも出力されない。
【1328】
次に、大当たり遊技が開始されるが、画像表示部114においては、図235(8)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41の仮停止および小図柄56の変動表示が継続されている。また、このとき、遊技者が演出キー162における上側のキーおよび右側のキーを操作すると、音量画像42および光量画像43が表示される。一方で、音量報知音および光量報知音の何れも出力されない。
この後、図示を省略するが、大当たり遊技が終了し、パチンコ遊技機100の遊技状態が特別時短遊技状態に制御され、次の特別図柄の変動開始が開始される。
【1329】
次に、特別図柄の変動表示中において、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとが非接続状態である要因が解消され、図236(9)に示すように、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとが接続状態になる。また、このとき、遊技者が演出キー162における上側のキーおよび右側のキーを操作すると、音量画像42および光量画像43が表示される。一方で、音量報知音および光量報知音の何れも出力されない。
【1330】
次に、特別図柄が停止表示される。また、図236(10)に示すように、変動停止コマンドが演出制御部300に受信される。この場合、画像表示部114には、装飾性の低い装飾図柄41および小図柄56である「444」が確定停止されている。また、ステージ画像61、第1右打ち画像503、ステージ報知画像501および時短残回数画像504が表示されている。また、第1始動口121の保留数表示55および第2始動口122の保留数表示55には何れも「0」が表示されている。また、遊技者が演出キー162における上側のキーおよび右側のキーを操作すると、音量画像42および光量画像43が表示される。
【1331】
そして、変動演出が終了した後に、遊技者が演出キー162における上側のキーおよび右側のキーを操作すると、図236(11)に示すように、音量画像42および光量画像43が表示される。また、音量報知音および光量報知音が出力される。
なお、図235(7)、(8)、図236(9)乃至(11)に示す例では、詳細な図示を省略しているが、音量画像42および光量画像43は、演出キー162の操作に応じた表示態様(操作に応じた音量および光量を示す表示態様)により表示される。
【1332】
以上の通り、本実施形態では、大当たり変動演出において、演出制御部300が遊技制御部200からの変動停止コマンドを受信できない場合、大当たり演出は実行される一方で、左打ち報知は制限される。
この場合、変動演出において演出制御部300が遊技制御部200からのコマンドを受信できない場合であっても、大当たり遊技が実行されることを遊技者に認識させることができる。一方で、遊技者が左打ちしていないにも関わらず左打ち報知が行われることによる遊技の興趣の低下を抑制できる。
【1333】
また、本実施形態では、演出制御部300が遊技制御部200からの変動停止コマンドを受信できない場合、装飾図柄41の確定停止(変動演出の終了)により緩和されるはずの音量報知音および光量報知音の出力の制限が、延長される。
この場合、変動停止コマンドが受信されないことにより変動演出が終了していないにも関わらず音量報知音や光量報知音が出力されることで遊技者に違和感を与えることを抑制できるとともに、変動演出の本来の終了タイミング後も変動演出が終了していないことを遊技者に気付かせることができる。
【1334】
なお、図162乃至図167に示した変動演出において、図166(40)に示すタイミングで第2左打ち報知の実行条件が成立すると、第2左打ち報知が行われる。そして、この後、特別図柄の変動が停止するまでに、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとが非接続状態になると、変動停止コマンドが演出制御部300に正常に受信されない。この場合、装飾図柄41が本来確定停止するタイミングの経過後も、装飾図柄41の仮停止が継続される。また、装飾図柄41が本来確定停止するタイミングの経過後も、既に実行中である第2左打ち報知は、本来の終了タイミングまで継続される。そして、第2左打ち報知が終了した後に、第2左打ち報知の実行条件としての、遊技領域111における右側に設けられているゲート124への遊技球の入賞(通過)が成立する場合であっても、新たな第2左打ち報知が実行されない。
この場合、コマンドが演出制御部300に正常に受信されない場合であっても、既に行われていた遊技者の右打ちを抑制することができる。また、第2左打ち報知が終了した後においては、遊技者が左打ちしていないにも関わらず左打ち報知が行われることによる遊技の興趣の低下を抑制できる。
【1335】
また、図235および図236では、大当たり変動演出について説明したが、これに限定されない。
事前判定演出が実行される変動演出において、演出制御部300が遊技制御部200からのコマンドを受信できない場合、事前判定演出は実行される一方で、左打ち報知は制限されるようにしてもよい。
【1336】
また、図235および図236に示す変動演出において変形例1の音量画像42および光量画像43(図53(1)、(2)参照)や、変形例2の音量画像42および光量画像43(図53(3)、(4)参照)が用いられる場合には、図235(7)、(8)、図236(9)に示すタイミングにおいて演出キー162が操作されると、音量画像42および光量画像43が表示される。すなわち、変動停止コマンドが演出制御部300に正常に受信されない場合、本来の変動演出の終了タイミングにおける、音量画像42および光量画像43の表示の制限が、緩和される。
また、図235および図236に示す変動演出において変形例3の音量画像および光量画像(図53(5)乃至(8)参照)が用いられる場合には、図235(7)、(8)、図236(9)に示すタイミングにおいて演出キー162が操作されても、音量報知音および光量報知音は出力される一方で、客待ち音量画像44および客待ち光量画像45は表示されない。すなわち、変動停止コマンドが演出制御部300に正常に受信されない場合、本来の変動演出の終了タイミングに緩和される、客待ち音量画像44および客待ち光量画像45の制限が延長される。
また、変動演出の実行中に演出キー162が操作された場合には音量報知音や光量報知音が出力され、変動演出が終了(装飾図柄41が確定停止)したときに演出キー162が操作された場合には音量報知音や光量報知音が出力されない構成が採用される場合がある。この場合に、図235(7)、(8)、図236(9)に示すタイミングにおいて演出キー162が操作されると、音量報知音および光量報知音は出力される。すなわち、変動停止コマンドが演出制御部300に正常に受信されない場合、本来の変動演出の終了タイミングにて制限される、音量報知音および光量報知音の出力が緩和される。
【1337】
(変動停止コマンドが受信されない場合の演出タイミング)
次に、変動停止コマンドが演出制御部300に受信されない場合の演出の実行タイミングについて説明する。
図237は、変動停止コマンドが演出制御部300に受信されない場合の演出のタイミングチャートを示した図である。より具体的には、図237-1は変動停止コマンドが演出制御部300に受信される場合の演出のタイミングチャートであり、図237-2は変動停止コマンドが演出制御部300に受信されない場合の演出のタイミングチャートである。
なお、図237-1、図237-2の各々においては、図41における「変動演出パターン」として「ER11」が選択された場合に実行される変動演出(図157乃至図161参照)、および「EA1」が選択された場合に実行される変動演出(図162乃至図167図235図236参照)について説明をする。
【1338】
まず、図237-1に示す、「変動演出パターン」として「ER11」が選択された場合に実行される変動演出において、変動停止コマンドが演出制御部300に受信される場合について説明する。
まず、時点T1において、演出制御部300は、変動開始コマンドを受信することにともない、装飾図柄41の変動を開始させるとともに、第1開始強調画像588を表示させる(図157(2)参照)。
次に、時点T2において、演出制御部300は、左装飾図柄41を仮停止させるとともに、第1停止強調画像572を表示させる(図159(21)参照)。
【1339】
次に、時点T3において、演出制御部300は、第1リーチ時演出を実行し、第1リーチ目強調画像542の表示を行う(図159(23)参照)。
次に、時点T4において、演出制御部300は、第3前兆強調画像518を表示させる(図160(31)参照)。
次に、時点T5において、演出制御部300は、第7ボタン演出を実行し、ボタン強調部509cを表示する(図160(32)参照)。
次に、時点T6において、演出制御部300は、装飾性の高いはずれ目の装飾図柄41を仮停止させる(図161(38)参照)。
次に、時点T7において、演出制御部300は、変動停止コマンドを受信することにともない、装飾図柄41を確定停止させる(図161(39)参照)。ここで、第1リーチ目強調画像542の表示を実行するタイミング(時点T3)から装飾図柄41を確定停止いさせるタイミング(時点T7)までの時間は、時間t1である。
【1340】
次に、図237-1に示す、「変動演出パターン」として「EA1」が選択された場合に実行される変動演出において、変動停止コマンドが演出制御部300に受信される場合について説明する。
まず、時点T11において、演出制御部300は、変動開始コマンドを受信することにともない、装飾図柄41の変動を開始させるとともに、第1開始強調画像588を表示させる(図162(2)参照)。
次に、時点T12において、演出制御部300は、左装飾図柄41を仮停止させるとともに、第1停止強調画像572を表示させる(図164(19)参照)。
次に、時点T13において、演出制御部300は、第3リーチ時演出を実行し、第4リーチ目強調画像544の表示を行う(図164(21)参照)。
次に、時点T14において、演出制御部300は、第3前兆強調画像518を表示させる(図165(29)参照)。
次に、時点T15において、演出制御部300は、第8ボタン演出を実行し、ボタン強調部509cを表示する(図165(30)参照)。
【1341】
次に、時点T16において、演出制御部300は、第1大当たり演出を実行し、第1大当たり強調画像566を表示する(図165(32)参照)。
次に、時点T17において、演出制御部300は、ゾロ目の装飾図柄41を仮停止させるとともに、第1ゾロ目強調画像591の表示を行う(図166(40)参照)。
次に、時点T18において、演出制御部300は、変動停止コマンドを受信することにともない、装飾図柄41を確定停止させる(図167(41)参照)。ここで、第1ゾロ目強調画像591の表示を実行するタイミング(時点T17)から装飾図柄41を確定停止いさせるタイミング(時点T18)までの時間は、時間t2である。この時間t2は、時間t1よりも短い。
【1342】
次に、図237-2に示す、「変動演出パターン」として「ER11」が選択された場合に実行される変動演出において、変動停止コマンドが演出制御部300に受信されない場合について説明する。この例においては、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとが非接続状態になることにより、演出制御部300が変動停止コマンドを受信できないものとする。また、次変動における、次の変動停止コマンドを受けるタイミングまでの間において、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとが非接続状態である要因が解消され、演出制御部300が次の変動停止コマンドを受信するものとする。
【1343】
まず、時点T21において、演出制御部300は、変動開始コマンドを受信することにともない、装飾図柄41の変動を開始させるとともに、第1開始強調画像588を表示させる(図157(2)参照)。
次に、時点T22において、演出制御部300は、左装飾図柄41を仮停止させるとともに、第1停止強調画像572を表示させる(図159(21)参照)。
【1344】
次に、時点T23において、演出制御部300は、第1リーチ時演出を実行し、第1リーチ目強調画像542の表示を行う(図159(23)参照)。
次に、時点T24において、演出制御部300は、第3前兆強調画像518を表示させる(図160(31)参照)。
次に、時点T25において、演出制御部300は、第7ボタン演出を実行し、ボタン強調部509cを表示する(図160(32)参照)。
次に、時点T26において、演出制御部300は、装飾性の高いはずれ目の装飾図柄41を仮停止させる(図161(38)参照)。
【1345】
次に、時点T27において、演出制御部300は、本来、変動停止コマンドを受信することにともない、装飾図柄41を確定停止させる(図161(39)参照)が、この例では、変動停止コマンドを受信できない。このことにともない、演出制御部300は、装飾図柄41を確定停止させずに仮停止の状態を継続させる。
そして、時点T28において、演出制御部300は、次の変動停止コマンドを受信することにともない、装飾図柄41を確定停止させる。ここで、第1リーチ目強調画像542の表示を実行するタイミング(時点T23)から装飾図柄41を確定停止させるタイミング(時点T28)までの時間は、時間t3である。この時間t3は、時間t1よりも長い。
【1346】
次に、図237-2に示す、「変動演出パターン」として「EA1」が選択された場合に実行される変動演出において、変動停止コマンドが演出制御部300に受信されない場合について説明する。この例においては、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとが非接続状態になることにより、演出制御部300が変動停止コマンドを受信できないものとする。また、次変動における、次の変動停止コマンドを受けるタイミングまでの間において、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとが非接続状態である要因が解消され、演出制御部300が次の変動停止コマンドを受信するものとする。
【1347】
まず、時点T31において、演出制御部300は、変動開始コマンドを受信することにともない、装飾図柄41の変動を開始させるとともに、第1開始強調画像588を表示させる(図162(2)参照)。
次に、時点T32において、演出制御部300は、左装飾図柄41を仮停止させるとともに、第1停止強調画像572を表示させる(図164(19)参照)。
次に、時点T33において、演出制御部300は、第3リーチ時演出を実行し、第4リーチ目強調画像544の表示を行う(図164(21)参照)。
次に、時点T34において、演出制御部300は、第3前兆強調画像518を表示させる(図165(29)参照)。
次に、時点T35において、演出制御部300は、第8ボタン演出を実行し、ボタン強調部509cを表示する(図165(30)参照)。
【1348】
次に、時点T36において、演出制御部300は、第1大当たり演出を実行し、第1大当たり強調画像566を表示する(図165(32)参照)。
次に、時点T37において、演出制御部300は、ゾロ目の装飾図柄41を仮停止させるとともに、第1ゾロ目強調画像591の表示を行う(図166(40)参照)。
次に、時点T38において、演出制御部300は、本来、変動停止コマンドを受信することにともない、装飾図柄41を確定停止させる(図167(41)参照)が、この例では、変動停止コマンドを受信できない。このことにともない、演出制御部300は、装飾図柄41を確定停止させずに仮停止の状態を継続させる(図235(7)参照)。
そして、時点T39において、演出制御部300は、次の変動停止コマンドを受信することにともない、装飾図柄41を確定停止させる(図236(10)参照)。
【1349】
ここで、第1ゾロ目強調画像591の表示を実行するタイミング(時点T37)から装飾図柄41を確定停止させるタイミング(時点T39)までの時間は、時間t4である。この時間t4は、例えば大当たり遊技を実行する時間を含むため、時間t3よりも長い。付言すると、図237-2に示す、「変動演出パターン」として「ER11」が選択された場合に実行される変動演出の次の変動演出として、全ての変動演出のうちの実行時間が最も長い変動演出が実行され、且つ、図237-2に示す、「変動演出パターン」として「EA1」が選択された場合に実行される変動演出の次の変動演出として、全ての変動演出のうちの実行時間が最も短い変動演出が実行される場合であっても、時間t3よりも時間t4の方が長い。すなわち、コマンドの取りこぼしが発生するか否かに応じて、各時間の長短関係が逆転をする。
このように、変動停止コマンドが受信されない場合には、装飾図柄41が揺動している状態(仮停止)を継続させる演出を実行することで、強調演出等のそれまでに実行されていた演出との連続性が担保されるため、遊技者に違和感が生まれることを抑制できる。また、装飾図柄41が揺動している状態を継続させることにより、演出制御部300が遊技制御部200からのコマンドを受信できない事象が解消し変動停止コマンドを受信した際に、揺動している装飾図柄41を確定停止させるという、遊技者にとって違和感のない連続性のある演出を実行可能である。
【1350】
なお、図237-2に示す、「変動演出パターン」として「ER11」が選択された場合に実行される変動演出において、変動停止コマンドが演出制御部300に受信されない場合に、装飾図柄41の確定停止により緩和されるはずの音量報知音および光量報知音の出力の制限が延長される時間は、時点T27から時点T28までの時間である。
また、「変動演出パターン」として「EA1」が選択された場合に実行される変動演出において、変動停止コマンドが演出制御部300に受信されない場合に、装飾図柄41の確定停止により緩和されるはずの音量報知音および光量報知音の出力の制限が延長される時間は、時点T38から時点T39までの時間である。この時間は、時点T27から時点T28までの時間よりも長い。
【1351】
また、変形例1の音量画像42および光量画像43(図53(1)、(2)参照)や、変形例2の音量画像42および光量画像43(図53(3)、(4)参照)が用いられる場合には、変動停止コマンドが演出制御部300に正常に受信されない場合、本来の変動演出の終了タイミングにおける、音量画像42および光量画像43の表示の制限が、緩和されることを説明した。
ここで、図237-2に示す、「変動演出パターン」として「ER11」が選択された場合に実行される変動演出において、変動停止コマンドが演出制御部300に受信されない場合に、音量画像42および光量画像43の表示の制限が緩和される時間は、時点T27から時点T28までの時間である。
また、「変動演出パターン」として「EA1」が選択された場合に実行される変動演出において、変動停止コマンドが演出制御部300に受信されない場合に、音量画像42および光量画像43の表示の制限が緩和される時間は、時点T38から時点T39までの時間である。この時間は、時点T27から時点T28までの時間よりも長い。
【1352】
また、図235および図236に示す変動演出において変形例3の音量画像および光量画像(図53(5)乃至(8)参照)が用いられる場合には、変動停止コマンドが演出制御部300に正常に受信されない場合、本来の変動演出の終了タイミングに緩和される、客待ち音量画像44および客待ち光量画像45の制限が延長されることを説明した。
ここで、図237-2に示す、「変動演出パターン」として「ER11」が選択された場合に実行される変動演出において、変動停止コマンドが演出制御部300に受信されない場合に、装飾図柄41の確定停止により緩和されるはずの客待ち音量画像44および客待ち光量画像45の制限が延長される時間は、時点T27から時点T28までの時間である。
また、「変動演出パターン」として「EA1」が選択された場合に実行される変動演出において、変動停止コマンドが演出制御部300に受信されない場合に、装飾図柄41の確定停止により緩和されるはずの客待ち音量画像44および客待ち光量画像45の制限が延長される時間は、時点T38から時点T39までの時間である。この時間は、時点T27から時点T28までの時間よりも長い。
【1353】
また、変動演出の実行中に演出キー162が操作された場合には音量報知音や光量報知音が出力され、変動演出が終了(装飾図柄41が確定停止)したときに演出キー162が操作された場合には音量報知音や光量報知音が出力されない構成が採用される場合において、変動停止コマンドが演出制御部300に正常に受信されない場合、本来の変動演出の終了タイミングにて制限される、音量報知音および光量報知音の出力が緩和されることを説明した。
ここで、図237-2に示す、「変動演出パターン」として「ER11」が選択された場合に実行される変動演出において、変動停止コマンドが演出制御部300に受信されない場合に、音量報知音および光量報知音の出力が緩和される時間は、時点T27から時点T28までの時間である。
また、「変動演出パターン」として「EA1」が選択された場合に実行される変動演出において、変動停止コマンドが演出制御部300に受信されない場合に、音量報知音および光量報知音の出力が緩和される時間は、時点T38から時点T39までの時間である。この時間は、時点T27から時点T28までの時間よりも長い。
【1354】
また、図示を省略するが、特定の事前判定演出(チャンス目演出など)が実行される変動演出に係る変動停止コマンドが演出制御部300に正常に受信されない場合であっても、図237に示した例と同様に、特定の事前判定演出は実行されるが、特定の事前判定演出が実行されてから装飾図柄41の変動が停止するまでの時間が、特定の事前判定演出が実行される変動演出に係る変動停止コマンドが演出制御部300に受信される場合よりも長くなる。
【1355】
(変動開始コマンドおよび変動停止コマンドが受信されない場合の演出)
次に、変動開始コマンドおよび変動停止コマンドが演出制御部300に受信されない場合の演出の態様について説明する。
図238および図239は、変動開始コマンドおよび変動停止コマンドが演出制御部300に受信されない場合の演出の一態様を示した図である。
まず、図238(1)に示すように、1つ前の特別図柄の停止表示にともない、装飾図柄41および小図柄56である「412」が確定停止されている。また、第1ステージに応じたステージ画像61、ステージ報知画像501、変動回数画像502、音量画像42、光量画像43、4つの保留画像52が表示されている。また、第1始動口121の保留数表示55に「4」が表示されている。
【1356】
次に、図238(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始され、第1開始動作が行われ、3つの装飾図柄41の各々の周囲に、それぞれ、第1開始強調画像588が表示される。また、変動画像51が表示され、第1始動口121の保留数表示55が「3」に更新される。また、このとき、演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されることにより、音量画像42および光量画像43が表示されている。一方で、音量報知音および光量報知音の何れも出力されていない。また、第1開始強調音が出力される。
【1357】
次に、図238(3)に示すように、第1ゾーン演出が開始され、第1ゾーン実行中画像537が表示される。また、このとき、演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されることにより、音量画像42および光量画像43が表示されている。一方で、音量報知音および光量報知音の何れも出力されていない。
なお、図238(3)に示す第1ゾーン演出は、事前判定演出の一例である。また、この事前判定演出は、事前判定演出が実行されているときの変動演出の次の変動演出において大当たりすることを期待させる演出である。
【1358】
次に、図238(4)に示すように、チャンス目演出が実行され、3つの装飾図柄41である「113」が停止する。この3つの装飾図柄41は何れも緑色により表示されている。また、このとき、3つの装飾図柄41の周囲にチャンス目強調画像587が表示される。また、このとき、演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されることにより、音量画像42および光量画像43が表示されている。一方で、音量報知音および光量報知音の何れも出力されていない。また、第1チャンス目強調音が出力される。
次に、図238(5)に示すように、特別図柄の停止表示にともない、装飾図柄41および小図柄56である「113」が確定停止する。また、変動画像51が非表示になる。一方で、第1ゾーン実行中画像537は表示され続けている。また、このとき、演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されることにより、音量画像42および光量画像43が表示されている。一方で、音量報知音および光量報知音の何れも出力されていない。
【1359】
次に、図238(6)に示すように、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとが非接続状態になる。また、このとき、演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されることにより、音量画像42および光量画像43が表示されている。一方で、音量報知音および光量報知音の何れも出力されていない。
そして、次の特別図柄の変動表示が開始されるが、図238(7)に示すように、演出制御部300は、変動開始コマンドを受信できない。この場合、装飾図柄41および小図柄56の変動は開始されない。また、第1ゾーン演出が継続されており、第1ゾーン実行中画像537の動作表示が継続されている。また、このとき、演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されることにより、音量画像42および光量画像43が表示されている。一方で、音量報知音および光量報知音の何れも出力されていない。
【1360】
次に、特別図柄が停止表示されるが、図238(8)に示すように、演出制御部300は、変動停止コマンドを受信できない。この場合、第1ゾーン演出が継続され、第1ゾーン実行中画像537の動作表示が継続されている。また、このとき、演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されることにより、音量画像42および光量画像43が表示されている。一方で、音量報知音および光量報知音の何れも出力されていない。
次に、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとが非接続状態である要因が解消され、図239(9)に示すように、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとが接続状態になる。また、このとき、演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されることにより、音量画像42および光量画像43が表示されている。一方で、音量報知音および光量報知音の何れも出力されていない。
【1361】
次に、特別図柄の変動表示が開始される。そして、演出制御部300は、図239(10)に示すように、変動開始コマンドを受信する。
この場合、前回の特別図柄の変動表示に対応する保留画像52である1番目の保留画像52は、移動表示されることなく、非表示になる。また、3番目の保留画像52が移動表示されることなく2番目の保留画像52の表示領域に表示されるとともに、2番目の保留画像52が移動表示されることなく1番目の保留画像52の表示領域に表示される。より具体的には、3番目の保留画像52の表示領域に表示されていた保留画像52が2番目の保留画像52の表示領域へと移動アニメーションを伴わずに一瞬で表示位置が切り替わるとともに、2番目の保留画像52の表示領域に表示されていた保留画像52が1番目の保留画像52の表示領域へと移動アニメーションを伴わずに一瞬で表示位置が切り替わる。
そして、2番目の保留画像52(2番目の保留画像52の表示領域に表示位置が切り替わった保留画像52)が1番目の保留画像52の表示領域に移動表示される(2番目の保留画像52の表示領域から1番目の保留画像52の表示領域への移動アニメーションが行われる)とともに、1番目の保留画像52(1番目の保留画像52の表示領域に表示位置が切り替わった保留画像52)が変動画像51の表示領域に移動表示される(1番目の保留画像52の表示領域から変動画像51の表示領域への移動アニメーションが行われる)ことで、1番目の保留画像52および変動画像51が表示される。
ここで、前回の特別図柄の変動表示に対応する保留画像52である1番目の保留画像52の非表示に要する時間、3番目の保留画像52の2番目の保留画像52の表示領域への表示(表示位置の切り替え)に要する時間、および、2番目の保留画像52の1番目の保留画像52の表示領域への表示(表示位置の切り替え)に要する時間は、何れも、保留画像52の移動表示(2番目の保留画像52の表示領域から1番目の保留画像52の表示領域への移動アニメーション、1番目の保留画像52の表示領域から変動画像51の表示領域への移動アニメーション)に要する時間よりも短い。
また、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始され、第1開始動作が行われ、3つの装飾図柄41の各々の周囲に、それぞれ、第1開始強調画像588が表示される。また、第1ゾーン実行中画像537が非表示になる。また、第1始動口121の保留数表示55が「3」から「1」に更新される。また、このとき、演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されることにより、音量画像42および光量画像43が表示されている。一方で、音量報知音および光量報知音の何れも出力されていない。また、第1開始強調音が出力される。
この後、図示を省略するが、次の特別図柄の変動表示開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。
【1362】
次に、図239(11)に示すように、装飾図柄41が高速で変動される。このとき、演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されることにより、音量画像42および光量画像43が表示されている。一方で、音量報知音および光量報知音の何れも出力されていない。
次に、図239(12)に示すように、特別図柄の停止表示にともない、装飾図柄41および小図柄56が確定停止される。また、このとき、演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されることにより、音量画像42および光量画像43が表示されている。一方で、音量報知音および光量報知音の何れも出力されていない。
そして、変動演出の終了後に、演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されると、音量画像42および光量画像43が表示されている。また、音量報知音および光量報知音が出力される。
なお、図238(2)乃至(8)、図239(9)乃至(12)に示す例では、詳細な図示を省略しているが、音量画像42および光量画像43は、演出キー162の操作に応じた表示態様(操作に応じた音量および光量を示す表示態様)により表示される。
【1363】
以上の通り、本実施形態では、第1開始動作およびチャンス目演出が実行される変動演出に係る変動開始コマンドが演出制御部300に正常に受信されない場合、第1開始動作およびチャンス目演出は制限されるが、ゾーン演出は実行可能である(図238(7)参照)。
そのため、既に実行されていた演出が途切れることで演出が不自然になることを抑制しつつ、実行される予定であった演出を制限することで変動開始コマンドが演出制御部300に正常に受信されていないことをパチンコ遊技機100のユーザに示唆することができる。
【1364】
なお、図239に示した例では、変動演出に係る変動開始コマンドが演出制御部300に受信されずに次の変動演出に係る変動開始コマンドが受信された場合に、1番目の保留画像52が移動表示されることなく非表示になり、3番目の保留画像52および2番目の保留画像52の表示位置が切り替わり、表示位置の切り替わりにより新たに表示された2番目の保留画像52および1番目の保留画像52が移動表示(移動アニメーション)されて1番目の保留画像52および変動画像51が表示されることを説明したが、これに限定されない。
3つの保留画像52が表示されている状態において、変動演出に係る変動開始コマンドが演出制御部300に受信されずに次の変動演出に係る変動開始コマンドが受信された場合には、3番目の保留画像52が移動表示(移動アニメーション)されることなく非表示になってもよい。また、2番目の保留画像52および1番目の保留画像52が移動表示(移動アニメーション)されることで、1番目の保留画像52および変動画像51が表示されてもよい。この場合、保留画像52の移動表示(移動アニメーション)を伴わない表示位置の切り替わりを実行する必要がなくなる。
すなわち、複数の保留画像52が表示されている場合において、変動演出に係る変動開始コマンドが演出制御部300に受信されずに次の変動演出に係る変動開始コマンドが受信された場合には、変動画像51から最も遠い特定表示領域に表示されている保留画像52が非表示になり、特定表示領域とは異なる表示領域に表示されている保留画像52が移動表示(移動アニメーション)されて次の表示領域に表示されればよい。
【1365】
また、3つ以上の保留画像52が表示されている状態において、最初(1回目)の変動演出に係る変動開始コマンド、および次(2回目)の変動演出に係る変動開始コマンドが演出制御部300に受信されずに、さらに次(3回目)の変動演出に係る変動開始コマンドが受信される場合がある。この場合には、変動画像51から最も遠い第1特定表示領域と、第1特定表示領域の次に変動画像51から遠い第2特定表示領域とにそれぞれ表示されている保留画像52が移動表示(移動アニメーション)されることなく非表示になり、第1特定表示領域および第2特定表示領域の何れとも異なる表示領域に表示されている保留画像52が移動表示(移動アニメーション)されて次の表示領域に表示されればよい。
【1366】
また、図238および図239に示す変動演出において変形例1の音量画像42および光量画像43(図53(1)、(2)参照)や、変形例2の音量画像42および光量画像43(図53(3)、(4)参照)が用いられる場合には、図238(7)、(8)、図239(9)乃至(11)に示すタイミングにおいて演出キー162が操作されると、音量画像42および光量画像43が表示される。すなわち、本来の変動演出の終了タイミング(図238(8)参照)における、音量画像42および光量画像43の表示の制限が、緩和される。
また、図238および図239に示す変動演出において変形例3の音量画像および光量画像(図53(5)乃至(8)参照)が用いられる場合には、図238(7)、(8)、図239(9)乃至(11)に示すタイミングにおいて演出キー162が操作されても、客待ち音量画像44および客待ち光量画像45は表示されない。すなわち、本来の変動演出の終了タイミングに緩和される、客待ち音量画像44および客待ち光量画像45の制限が延長される。
また、変動演出の実行中に演出キー162が操作された場合には音量報知音や光量報知音が出力され、変動演出が終了(装飾図柄41が確定停止)したときに演出キー162が操作された場合には音量報知音や光量報知音が出力されない構成が採用される場合がある。この場合に、図238(7)、(8)、図239(9)乃至(11)に示すタイミングにおいて演出キー162が操作されると、音量報知音および光量報知音は出力される。すなわち、本来の変動演出の終了タイミング(図238(8)参照)における、音量報知音および光量報知音の出力の制限が緩和される。
【1367】
次に、図238および図239に示した演出例の変形例を説明する。
図240は、図238および図239に示した演出例の変形例を示した図である。
まず、図238(1)乃至(8)および図239(9)、(10)に示したものと同一の演出が行われてから、図240(1)に示すように、特別図柄の変動表示開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始されている。また、このとき、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとが非接続状態になる。
【1368】
次に、特別図柄が停止表示されるが、図240(2)に示すように、演出制御部300が変動停止コマンドを受信できない。この場合、装飾図柄41の仮停止が継続されるとともに、小図柄56の変動が継続される。
そして、この後、演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されると、図240(3)に示すように、音量画像42および光量画像43が表示されている。一方で、音量報知音および光量報知音の何れも出力されていない。
【1369】
次に、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとが非接続状態である要因が解消され、図240(4)に示すように、遊技制御基板200Bと演出制御基板300Bとが接続状態になる。また、このとき、演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されると、音量画像42および光量画像43が表示されている。一方で、音量報知音および光量報知音の何れも出力されていない。
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、特別図柄の変動表示が開始される。そして、図240(5)に示すように、演出制御部300が変動開始コマンドを受信すると、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始され、保留画像52が非表示になり、変動画像51が表示される。
【1370】
そして、特別図柄の停止表示にともない、図240(6)に示すように、装飾図柄41および小図柄56である「623」が確定停止する。また、変動画像51が非表示になる。
そして、変動演出の終了後に、演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されると、図240(7)に示すように、音量画像42および光量画像43が表示され、音量報知音および光量報知音が出力される。
【1371】
以上の通り、本実施形態では、第1開始動作が実行される変動演出の前の変動演出に係る変動停止コマンドが演出制御部300に正常に受信されず、第1開始動作が実行される変動演出の次の変動演出に係る変動開始コマンドが演出制御部300に受信された場合には、受信した変動開始コマンドに応じた変動演出が実行される。
この場合、第1開始動作が実行される変動演出の次の変動演出に係る変動開始コマンドが演出制御部300に受信された場合に第1開始動作が実行される変動演出に応じた演出が行われる場合に比べて、何れの変動開始コマンド係る特別図柄変動が実行されているかを遊技者に認識させ易くすることができる。
【1372】
また、本実施形態では、第1開始動作が実行される変動演出に係る変動開始コマンドが演出制御部300に正常に受信されず、次の変動演出に係る変動開始コマンドが演出制御部300に受信された場合には、第1開始動作は実行されるが、保留画像52の移動態様は通常とは異なる態様になる。
この場合、変動開始コマンドが演出制御部300に正常に受信されない場合であっても、演出が不自然になることを抑制できる。また、変動開始コマンドが演出制御部300に正常に受信されない場合であっても、次の変動演出に係る変動開始コマンドが演出制御部300に受信された場合には、保留画像52の移動表示が行われるため、保留数が誤認されることを防止できる。一方で、変動開始コマンドが演出制御部300に通常通り受信された場合と通常通り受信されなかった場合とで保留画像52の移動態様を異ならせることで、変動開始コマンドが演出制御部300に通常通り受信されなかったことをユーザにより確実に認識させることができる。
【1373】
なお、図240に示す変動演出において変形例1の音量画像42および光量画像43(図53(1)、(2)参照)や、変形例2の音量画像42および光量画像43(図53(3)、(4)参照)が用いられる場合には、図240(2)乃至(5)に示すタイミングにおいて演出キー162が操作されると、音量画像42および光量画像43が表示される。すなわち、本来の変動演出の終了タイミング(図240(2)参照)における、音量画像42および光量画像43の表示の制限が、緩和される。
また、図240に示す変動演出において変形例3の音量画像および光量画像(図53(5)乃至(8)参照)が用いられる場合には、図240(2)乃至(5)に示すタイミングにおいて演出キー162が操作されても、客待ち音量画像44および客待ち光量画像45は表示されない。すなわち、本来の変動演出の終了タイミングに緩和される、客待ち音量画像44および客待ち光量画像45の制限が延長される。
また、変動演出の実行中に演出キー162が操作された場合には音量報知音や光量報知音が出力され、変動演出が終了(装飾図柄41が確定停止)したときに演出キー162が操作された場合には音量報知音や光量報知音が出力されない構成が採用される場合がある。この場合に、図240(2)乃至(5)に示すタイミングにおいて演出キー162が操作されると、音量報知音および光量報知音は出力される。すなわち、本来の変動演出の終了タイミング(図240(2)参照)における、音量報知音および光量報知音の出力の制限が緩和される。
【1374】
(変動演出中に電断した場合の例)
次に、変動演出の実行中にパチンコ遊技機100の電源が遮断されてから復帰する場合の態様について説明する。
図241乃至図243は、変動演出の実行中にパチンコ遊技機100の電源が断たれてから復帰する場合の一態様を示した図である。なお、この例では、図41における「変動演出パターン」として「ER11」が選択された場合の変動演出(図157乃至図161参照)が行われるものとする。
【1375】
まず、図157(1)乃至(8)、図158(9)乃至(16)、図159(17)乃至(22)に示したものと同一の演出が行われてから、図241(1)に示すように、第1リーチ時演出が開始され、リーチライン画像539、リーチ示唆画像540、リーチ強調画像541および第1リーチ目強調画像542が表示され、第1リーチ動作が行われる。また、このとき、中可動役物115B、ランプLおよび演出ボタン161は、変動演出の進行に応じた発光態様により点灯している。また、スピーカ156からは、変動演出の進行に応じたBGM(第1リーチ強調音等を含むBGM)が出力されている。
【1376】
次に、図241(2)に示すように、パチンコ遊技機100の電源が遮断される。このタイミングにおいては、画像表示部114において第1リーチ時演出が継続されている。また、中可動役物115B、ランプLおよび演出ボタン161の点灯と、スピーカ156からのBGMの出力が継続されている。
次に、図241(3)に示すように、スピーカ156から音が出力されなくなる。一方で、画像表示部114においては、第1リーチ時演出が継続されている。また、中可動役物115B、ランプLおよび演出ボタン161の点灯が継続されている。
【1377】
次に、図241(4)に示すように、画像表示部114が消灯する(画像が表示されなくなる)。一方で、中可動役物115B、ランプLおよび演出ボタン161の点灯が継続されている。
次に、図241(5)に示すように、演出ボタン161が消灯する。一方で、中可動役物115BおよびランプLの点灯が継続されている。
次に、図241(6)に示すように、中可動役物115Bが消灯する。一方で、ランプLの点灯が継続されている。
次に、図241(7)に示すように、ランプLが消灯する。
【1378】
次に、図241(8)に示すように、パチンコ遊技機100の電源が再び入力される(電源が復帰する)。
次に、図242(9)に示すように、準備中画像627が表示される。一方で、中可動役物115B、ランプLおよび演出ボタン161は消灯しており、スピーカ156からは音が出力されていない。また、このとき、遊技者により演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されるが、音量および光量の何れも変更されず、音量画像42および光量画像43の何れも表示されず、音量報知音および光量報知音の何れも出力されない。
【1379】
次に、図242(10)に示すように、ランプLおよび演出ボタン161の点灯が開始される。より具体的には、パチンコ遊技機100の電源が入力された(電源が復帰した)ことにともなう復帰態様(例えば白色)により点灯する。一方で、中可動役物115Bは消灯しており、スピーカ156からは音が出力されていない。また、このとき、遊技者により演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されるが、音量および光量の何れも変更されず、音量画像42および光量画像43の何れも表示されず、音量報知音および光量報知音の何れも出力されない。
【1380】
次に、図242(11)に示すように、中可動役物115が、画像表示部114と重なる位置に移動するとともに、点灯を開始する。中可動役物115の移動および点灯は、パチンコ遊技機100の電源が入力された(電源が復帰した)ことにともなう復帰態様(例えば赤色)により行われる。一方で、スピーカ156からは音が出力されていない。また、このとき、遊技者により演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されるが、音量および光量の何れも変更されず、音量画像42および光量画像43の何れも表示されず、音量報知音および光量報知音の何れも出力されない。
【1381】
次に、図242(12)に示すように、中可動役物115は、上側に移動し、停止する。また、スピーカ156からは音が出力されていない。すなわち、可動役物115を強調する強調音は出力されない。また、このとき、遊技者により演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されるが、音量および光量の何れも変更されず、音量画像42および光量画像43の何れも表示されず、音量報知音および光量報知音の何れも出力されない。また、特別図柄の変動が停止する(停止表示される)。
次に、図242(13)に示すように、準備中画像627が非表示になり、装飾図柄41および小図柄56が、パチンコ遊技機100の電源が入力された(電源が復帰した)ことにともなう復帰態様である「123」により確定停止されている。また、1つの保留画像52、保留数表示55、ステージ画像61、ステージ報知画像501、および変動回数画像502が表示される。また、第1始動口121の保留数表示55に「1」が表示されている。一方で、スピーカ156からは音が出力されていない。また、このとき、遊技者により演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されるが、音量および光量の何れも変更されず、音量画像42および光量画像43の何れも表示されず、音量報知音および光量報知音の何れも出力されない。
【1382】
次に、図242(14)に示すように、次の特別図柄の変動表示が開始される。一方で、スピーカ156からは音が出力されていない。また、このとき、遊技者により演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されるが、音量および光量の何れも変更されず、音量画像42および光量画像43の何れも表示されず、音量報知音および光量報知音の何れも出力されない。
次に、図242(15)に示すように、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、変動画像51が表示され、第1始動口121の保留数表示55が「0」に更新される。また、このとき、スピーカ156からの音の出力が開始される。より具体的には、変動演出の進行に応じたBGMが出力される。また、このとき、遊技者により演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されるが、音量および光量の何れも変更されず、音量画像42および光量画像43の何れも表示されず、音量報知音および光量報知音の何れも出力されない。
【1383】
次に、図242(16)に示すように、変動演出が継続されている。また、このとき、遊技者により演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されると、音量画像42および光量画像43が表示される。さらに、演出キー162が操作されると、音量および光量が変更される。
次に、図243(17)に示すように、特別図柄の停止表示にともない、装飾図柄41および小図柄56である「623」が確定停止される。また、変動画像51が非表示になる。また、変動回数画像502が「32ゲーム」に更新される。
【1384】
図244乃至図246は、変動演出の実行中にパチンコ遊技機100の電源が断たれてから復帰する場合の一態様を示した図である。なお、この例では、図41における「変動演出パターン」として「EA1」が選択された場合の変動演出(図162乃至図167参照)が行われるものとする。
まず、図162(1)乃至(8)、図163(9)乃至(16)、図164(17)乃至(24)、図165(25)乃至(31)に示したものと同一の演出が行われてから、図244(1)に示すように、第1大当たり演出において、第1大当たり報知音が出力され、振動演出が実行され、中可動役物115Bが画像表示部114の表示領域と重なる位置まで移動し、中可動役物115B、演出ボタン161およびランプLが虹色により発光し、第1大当たり強調画像566が表示される。
【1385】
次に、図244(2)に示すように、パチンコ遊技機100の電源が遮断される。このタイミングにおいては、第1大当たり強調画像566の表示が継続されている。また、振動演出と、中可動役物115B、ランプLおよび演出ボタン161の虹色による発光と、第1大当たり報知音の出力が継続されている。また、中可動役物115Bは、画像表示部114と重なる位置にて停止する。
次に、図244(3)に示すように、スピーカ156から音が出力されなくなる。一方で、第1大当たり強調画像566の表示が継続されている。また、振動演出が継続されている。また、中可動役物115B、ランプLおよび演出ボタン161の虹色による発光が継続されている。
【1386】
次に、図244(4)に示すように、振動演出が終了する。一方で、第1大当たり強調画像566の表示が継続されている。また、中可動役物115B、ランプLおよび演出ボタン161の虹色による発光が継続されている。
次に、図244(5)に示すように、画像表示部114が消灯する(画像が表示されなくなる)。一方で、中可動役物115B、ランプLおよび演出ボタン161の虹色による発光が継続されている。
次に、図244(6)に示すように、演出ボタン161が消灯する。一方で、中可動役物115BおよびランプLの虹色による発光が継続されている。
次に、図244(7)に示すように、中可動役物115Bが消灯する。一方で、ランプLの虹色による発光が継続されている。
次に、図244(8)に示すように、ランプLが消灯する。
【1387】
次に、図245(9)に示すように、パチンコ遊技機100の電源が再び入力される(電源が復帰する)。
次に、図245(10)に示すように、準備中画像627が表示される。一方で、中可動役物115B、ランプLおよび演出ボタン161は消灯しており、スピーカ156からは音が出力されていない。また、このとき、遊技者により演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されるが、音量および光量の何れも変更されず、音量画像42および光量画像43の何れも表示されず、音量報知音および光量報知音の何れも出力されない。
【1388】
次に、図245(11)に示すように、ランプLおよび演出ボタン161の点灯が開始される。より具体的には、パチンコ遊技機100の電源が入力された(電源が復帰した)ことにともなう態様により点灯する。一方で、中可動役物115Bは消灯しており、スピーカ156からは音が出力されていない。また、このとき、遊技者により演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されるが、音量および光量の何れも変更されず、音量画像42および光量画像43の何れも表示されず、音量報知音および光量報知音の何れも出力されない。
【1389】
次に、図245(12)に示すように、中可動役物115が、パチンコ遊技機100の電源が入力された(電源が復帰した)ことにともなう態様による移動を開始するとともに、点灯を開始する。一方で、スピーカ156からは音が出力されていない。また、このとき、遊技者により演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されるが、音量および光量の何れも変更されず、音量画像42および光量画像43の何れも表示されず、音量報知音および光量報知音の何れも出力されない。
【1390】
次に、図245(13)に示すように、中可動役物115は、上側に移動し、停止する。また、スピーカ156からは音が出力されていない。また、このとき、遊技者により演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されるが、音量および光量の何れも変更されず、音量画像42および光量画像43の何れも表示されず、音量報知音および光量報知音の何れも出力されない。また、特別図柄の変動が停止する(停止表示される)。
次に、図245(14)に示すように、準備中画像627が非表示になり、大当たり中報知画像628および第1右打ち画像503が表示される。一方で、スピーカ156からは音が出力されていない。また、このとき、遊技者により演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されるが、音量および光量の何れも変更されず、音量画像42および光量画像43の何れも表示されず、音量報知音および光量報知音の何れも出力されない。
【1391】
次に、図245(15)に示すように、スピーカ156から音が出力される。より具体的には、大当たり遊技に応じたBGMが出力される。また、このとき、遊技者により演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されるが、音量および光量の何れも変更されず、音量画像42および光量画像43の何れも表示されず、音量報知音および光量報知音の何れも出力されない。
そして、図245(15)に示した状態から所定期間(例えば1秒)経過後、遊技者により演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されると、図245(16)に示すように、音量画像42および光量画像43が表示される。
【1392】
次に、大当たり遊技が終了すると、図246(17)に示すように、装飾性の低い装飾図柄41および小図柄56である「123」が確定停止されている。また、第3ステージに応じたステージ画像61、保留数表示55、第1右打ち画像503、ステージ報知画像501および時短残回数画像504が表示されている。また、このとき、遊技者により演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されると、音量画像42および光量画像43が表示される。一方で、音量報知音および光量報知音の何れも出力されない。さらに、演出キー162が操作されると、音量および光量が変更される。
そして、図246(17)に示した状態から所定期間(例えば1秒)経過後、遊技者により演出キー162における上側のキーおよび右側のキーが操作されると、図246(18)に示すように、音量および光量の何れも変更され、音量画像42および光量画像43が表示されるとともに、音量報知音および光量報知音が出力される。
【1393】
以上の通り、本実施形態では、パチンコ遊技機100の電源が遮断されてから復帰する場合、復帰してから所定期間経過するまでは、演出キー162が操作されても、音量および光量に関する設定や報知が行われない。
この場合、パチンコ遊技機100の電源が遮断されてから復帰する場合のパチンコ遊技機100の態様が、復帰態様によるものか、演出キー162の操作によるものかが混同されることを抑制できる。
【1394】
なお、図241乃至図243および図244乃至図246に示した、変動演出の実行中にパチンコ遊技機100の電源が断たれる場合における各演出の終了タイミングは、上記の例に限定されない。
変動演出の実行中にパチンコ遊技機100の電源が断たれる場合には、ランプLが消灯した後に、画像表示部114が消灯する(画像が表示されなくなる)ようにしてもよい。
また、変動演出の実行中にパチンコ遊技機100の電源が断たれる場合には、ランプLと、可動役物115と、演出ボタン161とで、消灯のタイミングが同じであってもよい。
また、変動演出の実行中にパチンコ遊技機100の電源が断たれる場合には、盤ランプ116が消灯した後に、枠ランプ157が消灯してもよい。また、変動演出の実行中にパチンコ遊技機100の電源が断たれる場合には、枠ランプ157が消灯した後に、盤ランプ116が消灯してもよい。変動演出の実行中にパチンコ遊技機100の電源が断たれる場合には、枠ランプ157と、盤ランプ116とで、消灯のタイミングが同じであってもよい。
【1395】
また、本実施形態では、大当たり演出の実行中にパチンコ遊技機100の電源が断たれる場合、電源が断たれてから所定期間は、ランプL、演出ボタン161、および可動役物115の虹色による発光が継続されることを説明した。この場合に、パチンコ遊技機100の電源が断たれてから、各種発光手段(ランプL、演出ボタン161、および可動役物115)が消灯するまで、各種発光手段は、発光色を切り替えることで虹色の発光を継続してもよいし、パチンコ遊技機100の電源が断たれたときの発光色による発光を継続してもよい。
【1396】
また、パチンコ遊技機100の電源が遮断されてから復帰する場合、音量および光量は、初期設定(例えば何れも「3」)されてもよい。
また、例えば、第2ステージにおいて音量および光量が何れも「1」である場合にパチンコ遊技機100の電源が遮断されてから復帰する場合、第1ステージに設定されるとともに音量および光量が何れも「3」に設定されてもよい。
また、例えば、第3ステージにおいて音量および光量が何れも「1」である場合にパチンコ遊技機100の電源が遮断されてから復帰する場合、第3ステージに設定が維持されるとともに音量および光量が何れも「3」に設定されてもよい。
【1397】
(振動演出の変形例)
図247は、振動演出の変形例について説明する。
本実施形態では、振動演出として、演出ボタン161が振動することを説明した。ここで、振動演出において振動する演出体は、演出ボタン161に限定されない。
図247(1)に示すように、変動演出が開始されたときに、振動演出が実行される場合がある(図162(2)等参照)。この場合に、可動役物115が振動することにより、振動演出が実現されてもよい。図示の例では、中可動役物115が振動することにより、振動演出が実行されている。
【1398】
また、図247(2)に示すように、第1大当たり演出において、振動演出が実行される場合がある(図165(32)等参照)。この場合に、可動役物115が振動することにより、振動演出が実現されてもよい。図示の例では、中可動役物115が画像表示部114と重なる位置にて振動することにより、振動演出が実行されている。
【1399】
このように、振動演出において振動する演出体は、可動役物115であってもよい。
また、図示を省略するが、上述した振動演出において、可動役物115の代わりにランプL(盤ランプ116、枠ランプ157)が振動してもよい。すなわち、振動演出において振動する演出体は、ランプL(盤ランプ116、枠ランプ157)であってもよい。
【1400】
(左打ち画像の変形例)
図248は、左打ち画像の変形例を示した図である。
本実施形態では、左打ち画像として、第1左打ち画像47および第2左打ち画像48について説明した。ここで、左打ち画像の表示態様は、上述した例に限定されない。
図248(1)に示すように、特別図柄の停止に伴い、装飾図柄41が確定停止されている。このときに、遊技者が、遊技球を遊技領域111における右側に向けて発射させるものとする。
【1401】
次に、第1左打ち報知の実行条件(通常遊技状態中における、遊技領域111の右側に設けられているゲート124への遊技球の3球の入賞)が成立すると、図248(2)に示すように、第1左打ち画像47が表示される。より具体的には、第1左打ち画像47が画像表示部114における右側から左側へ移動するように動作表示される。
次に、図248(3)に示すように、第1左打ち画像47が画像表示部114において更に左側へ移動するように動作表示され、第1左打ち画像47の全体が表示される。この第1左打ち画像47には、文字部47aと、強調部47cとが表示されている。
【1402】
図示の例では、文字部47aとして「左打ち」のテキストが示されている。また、強調部47cとして、左右方向に延びる破線状の画像が、文字部47aの上側と下側とにそれぞれ表示されている。このような装飾性の画像であっても、表示されることにより文字部47a(左打ち画像)が遊技者に認識され易くなるため、文字部47a(左打ち画像)を強調する画像として捉えられる。
このように、左打ち画像には、矢印部(図54(2)参照)が設けられなくてもよい。なお、左打ち画像は、矢印部が設けられる一方で文字部が設けられないようにしてもよい。
【1403】
次に、図248(4)に示すように、第1左打ち画像47が画像表示部114においてさらに左側に移動するように動作表示されることで、第1左打ち画像47の一部が非表示になる。
そして、図248(5)に示すように、第1左打ち画像47が画像表示部114においてさらに左側に移動するように動作表示されることで、第1左打ち画像47が非表示になる。
なお、図248に示した第1左打ち画像47が表示される場合であっても、第1左打ち音が出力されてもよい。
【1404】
(変動演出例33の変形例)
図249は、変動演出例33(図222参照)の変形例を示した図である。
次に、変動演出例33の変形例について説明する。変動演出例33では、特別時短遊技状態において100回の変動演出が実行された後は、第2始動口122についての保留に基づく変動演出が、装飾図柄41が用いられることなく実行されることを説明した(図222(6)参照)が、これに限定されない。
【1405】
まず、図222(1)乃至(4)に示したものと同一の演出が行われてから、図249(1)に示すように、第2移行画像622および結果画像623が表示される。
次に、図249(2)に示すように、ステージ画像61、ステージ報知画像501、変動回数画像502が表示される。図示の例では、第1ステージに応じたステージ画像61が表示され、ステージ報知画像501には「宇宙」のテキストが示され、変動回数画像502には「100ゲーム」のテキストが示されている。また、第2左打ち画像48が表示されるとともに第2左打ち音が出力されている。第2左装飾図柄41においては、図54(7)、(8)、図55(9)乃至(12)を用いて説明した演出が行われる。また、第2始動口122の保留数表示55に「1」が表示されているが、保留画像52は表示されていない。
【1406】
次に、図249(3)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない、装飾図柄41および小図柄56の変動表示が開始される。また変動画像51が表示される。また、第2始動口122の保留数表示55が「0」に更新される。
次に、図249(4)に示すように、3つの装飾図柄41である「472」が仮停止する。このとき、左右の装飾図柄41は第1停止時動作を行い、中装飾図柄41は第2停止時動作を行う。また、左右の装飾図柄41の各々の周囲には第1停止強調画像572が表示され、中装飾図柄41の周囲には第4停止強調画像575が表示される。また、第1停止強調音が出力される。
【1407】
次に、図249(5)に示すように、特別図柄の停止表示にともない、装飾図柄41および小図柄56である「472」が確定停止する。また、変動画像51が非表示になる。また、変動回数画像502が「101ゲーム」に更新される。
なお、図249(2)に示すタイミングで開始される変動演出が、特別図柄抽選の結果が大当たりであることに基づく変動演出である場合には、左打ち報知が実行されないようにしてもよい。また、図249(2)に示すタイミングで開始される変動演出が、特別図柄抽選の結果が大当たりであることに基づく変動演出(図162乃至図167に示す変動演出)である場合であっても、第2左打ち報知が実行されるようにしてもよい。
【1408】
(前兆強調画像の変形例)
次に、前兆強調画像の変形例について説明する。
図250は、前兆強調画像の変形例を示した図である。なお、以下に説明する前兆強調画像の変形例は、第3前兆強調画像518(図70(1)、(2)参照)の変形例であるものとする。
【1409】
まず、ボタン演出が開始される前に、図250(1)に示すように、前兆強調画像(第3前兆強調画像518)の表示が開始される。変形例においては、前兆強調画像(第3前兆強調画像518)として、ボタン画像509が表示される。より具体的には、前兆強調画像(第3前兆強調画像518)として、ボタン画像509が拡大表示された態様により表示される。また、前兆強調画像(第3前兆強調画像518)としてのボタン画像509は、装飾図柄41、音量画像42、光量画像43、保留数表示55、および小図柄56の表示領域と重なる領域に表示される。また、前兆強調画像(第3前兆強調画像518)としてのボタン画像509は、装飾図柄41よりも前面のレイヤであって、音量画像42、光量画像43、保留数表示55、および小図柄56よりも後面のレイヤに表示される。
【1410】
次に、図250(2)に示すように、前兆強調画像(第3前兆強調画像518)としてのボタン画像509が縮小するように動作表示される。これにより、左右の装飾図柄41が視認容易になる。
そして、図250(3)に示すように、ボタン画像509がさらに縮小するように動作表示され、ボタン画像509の全体が表示され、ボタン演出が開始される。
【1411】
このように、前兆強調画像は、ボタン画像509であってもよい。この場合、前兆強調画像の表示は、ボタン画像509が表示されると同時に、ボタン画像509が表示されることを強調する強調演出として捉えられる。すなわち、前兆強調画像の表示タイミングは、ボタン画像509の表示前のみならず、ボタン画像509が表示される以前であればよい。
また、図250では、前兆強調画像としてボタン画像509の表示サイズが変化するように動作表示される例を示したが、これに限定されない。前兆強調画像として、時間の経過に従ってボタン画像509が高い透過度から低い透過度に変化するように動作表示されてもよい。また、前兆強調画像として、時間の経過に従ってボタン画像509の表示サイズが拡大するように動作表示されてもよい。
【1412】
なお、前兆強調画像としてボタン画像509が表示される場合、前兆強調画像ごと(第1前兆強調画像508、第2前兆強調画像513、第3前兆強調画像518、第4前兆強調画像527、第5前兆強調画像530、第6前兆強調画像534ごと)に、ボタン画像509が異なる表示態様や動作態様(異なる拡大表示の態様、異なる縮小表示の態様、異なる透過度変化の態様等)により表示されてもよい。
【1413】
また、図250(1)、(2)に示す時点では、ボタン画像509が表示されているものの、ボタン演出が開始されておらず、ボタン演出における操作有効期間の前である。そのため、図250(1)、(2)に示す時点において演出ボタン161が操作された場合であっても、演出ボタン161の操作は受け付けられず、操作後強調画像は表示されない。
【1414】
また、光を模した前兆強調画像を表示するとともに、図250に示したようなボタン画像509による前兆強調画像を表示してもよい。この場合において、光を模した前兆強調画像の表示開始後に、ボタン画像509による前兆強調画像の表示を開始してもよい。また、ボタン画像509による前兆強調画像の表示開始後に、光を模した前兆強調画像の表示を開始してもよい。すなわち、光を模した前兆強調画像とボタン画像509による前兆強調画像とが表示されているときがあれば、何れの前兆強調画像の表示が先に開始されてもよいし、同時に表示が開始されてもよい。また、この場合に、光を模した前兆強調画像を、ボタン画像509による前兆強調画像の表示領域と重なる領域であって、ボタン画像509による前兆強調画像よりも前面のレイヤに表示してもよい。
【1415】
(開始動作の変形例)
図251は、開始動作の変形例を示した図である。なお、この変形例では、遊技者が演出キー162における下側のキーおよび左側のキーを(例えば1秒ごとに)繰り返し押しているものとする。
まず、図251(1)に示すように、装飾性の高い装飾図柄41および小図柄56が確定停止されている。また、このとき、音量画像42、光量画像43、保留数表示55、小図柄56、ステージ画像61、ステージ報知画像501、および変動回数画像502が表示されている。また、このとき、第1始動口121の保留数表示55には「0」が示されている。
【1416】
次に、図251(2)に示すように、装飾図柄41の変動が停止しているときの動作である停止中動作が行われる。停止中動作においては、3つの装飾図柄41の各々のキャラクタが、右側に傾きながら、右手を上下に振るように動作表示されている。また、変動停止中において、停止中動作は、周期的に行われる。停止中動作の周期は、例えば0.3秒である。
なお、図示の例では、右装飾図柄41および中装飾図柄41による停止中動作の全体が視認容易である。一方で、左装飾図柄41においては、キャラクタの一部が音量画像42および光量画像43に覆われている(後面のレイヤに表示されている)ため、停止中動作の動作表示が視認困難又は視認不能である。
【1417】
次に、図251(3)に示すように、遊技球が第1始動口121に入賞する。この場合、第1始動口121の保留数表示55が「1」に更新され、保留画像52が表示されている。一方で、3つの装飾図柄41による停止中動作が継続されている。
次に、図251(4)に示すように、特別図柄の変動表示開始にともない変動演出が開始され、保留画像52が移動表示されることで変動画像51が表示され、第1始動口121の保留数表示55が「0」に更新され、小図柄56による変動が開始される。また、変動演出の開始にともない、装飾図柄41が上昇するように移動するとともに、3つの装飾図柄41の各々の周囲に、それぞれ、第1開始強調画像588が表示される。一方で、停止中動作が継続されている。すなわち、変動停止中から変動演出の開始にわたって、装飾図柄41が傾きながら右手を振る動作が継続されている(動作が進行している)。このように、変形例では、開始動作として、変動停止中に実行されていた装飾図柄41の周期的な動作表示が継続して(連続的に)行われる。また、第1開始強調音が出力される。
次に、図251(5)に示すように、3つの装飾図柄41による変動が開始される。この変動演出において、この後は、上述した何れの変動演出(何れの変動演出の変動開始後の演出)が行われてもよい。
【1418】
(仮停止中強調演出)
次に、仮停止中強調演出について説明する。仮停止中強調演出とは、装飾図柄41の仮停止中に、装飾図柄41を強調する演出である。
図252および図253は、仮停止中強調演出を示した図である。なお、図252乃至図261では、画像表示部114における装飾図柄41の表示領域およびこの領域の周辺領域が拡大して示されている。また、図252乃至図261では、説明の簡易化のため、変動演出において実行されるものとして上述した各演出の図示および説明を省略する。
まず、図252(1)に示すように、変動演出において、3つの装飾図柄41の変動が行われている。
次に、図252(2)に示すように、左装飾図柄41が表示される。
【1419】
次に、図252(3)に示すように、左装飾図柄41が高速で上側に移動する。そして、左装飾図柄41の仮停止が開始される。なお、この例では、装飾図柄41が上下に揺動する仮停止が行われる。そして、仮停止の開始にともない、仮停止中強調演出が開始される。図示の例では、仮停止中強調演出として、装飾図柄41の表示態様が変化している。より具体的には、左装飾図柄41の文字における下部が、反射した態様により表示されている。
【1420】
次に、図252(4)に示すように、左装飾図柄41は、仮停止において下降する。また、仮停止中強調演出として、装飾図柄41において反射した態様により表示される部分が変化している。より具体的には、左装飾図柄41の文字における中央部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。
次に、図252(5)に示すように、左装飾図柄41は、仮停止においてさらに下降する。また、仮停止中強調演出として、装飾図柄41において反射した態様により表示される部分が変化している。より具体的には、左装飾図柄41の文字における上部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。
【1421】
次に、図252(6)に示すように、左装飾図柄41は、仮停止において上昇する。また、仮停止中強調演出として、装飾図柄41において反射した態様により表示される部分が変化している。より具体的には、左装飾図柄41の文字における中央部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。このときの装飾図柄41の位置および表示態様は、図252(4)に示した態様と共通する。すなわち、装飾図柄41の仮停止による動作と、仮停止中強調演出による装飾図柄41の動作表示とが連動している。
また、右装飾図柄41が表示される。図示の例では、右装飾図柄41は、左装飾図柄41よりも下側に位置している。
【1422】
次に、図252(7)に示すように、左装飾図柄41は、仮停止においてさらに上昇する。また、仮停止中強調演出において、左装飾図柄41の文字における下部が、反射した態様により表示されている。この後、左装飾図柄41は、装飾図柄41が確定停止するまで、連動した仮停止と仮停止中強調演出とを周期的に行う。
また、右装飾図柄41は、高速で上側に移動することで、上下方向において左装飾図柄41と揃う位置に到達する。そして、右装飾図柄41の仮停止が開始されるとともに、仮停止中強調演出が開始される。図示の例では、仮停止中強調演出として、右装飾図柄41の文字における下部が、反射した態様により表示されている。
【1423】
次に、図252(8)に示すように、左右の装飾図柄41は、仮停止において下降する。また、仮停止中強調演出として、左右の装飾図柄41の文字における中央部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。
このように、本実施形態では、新たに仮停止した装飾図柄41が、既に仮停止している装飾図柄41と同期して、仮停止および仮停止中強調演出を行う。
【1424】
次に、図253(9)に示すように、左右の装飾図柄41は、仮停止においてさらに下降する。また、仮停止中強調演出として、左右の装飾図柄41の文字における上部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。
【1425】
次に、図253(10)に示すように、左右の装飾図柄41は、仮停止において上昇する。また、仮停止中強調演出として、左右の装飾図柄41の文字における中央部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。
また、中装飾図柄41が表示される。図示の例では、中装飾図柄41は、左右の装飾図柄41よりも下側に位置している。
【1426】
次に、図253(11)に示すように、左右の装飾図柄41は、仮停止においてさらに上昇する。また、仮停止中強調演出において、左右の装飾図柄41の文字における下部が、反射した態様により表示されるように、動作表示される。
また、中装飾図柄41は、高速で上側に移動することで、上下方向において左右の装飾図柄41と揃う位置に到達する。そして、中装飾図柄41の仮停止が開始されるとともに、仮停止中強調演出が開始される。図示の例では、仮停止中強調演出として、中装飾図柄41の文字における下部が、反射した態様により表示されている。
【1427】
次に、図253(12)に示すように、3つの装飾図柄41は、仮停止において下降する。また、仮停止中強調演出として、3つの装飾図柄41の文字における中央部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。
そして、特別図柄の変動停止にともない、図253(13)に示すように、3つの装飾図柄41が確定停止する。これにより、仮停止および仮停止中強調演出が終了し、3つの装飾図柄41の表示態様が、仮停止中強調演出の開始前の態様に戻る。
【1428】
以上の通り、本実施形態では、仮停止中の装飾図柄41による強調演出が周期的に行われる。
また、左右の装飾図柄41においては仮停止中強調演出における動作表示が1周期以上した後に仮停止中強調演出が終了する一方で、中装飾図柄41においては、仮停止中強調演出における動作表示が1周期する前に、仮停止中強調演出が終了する。ただし、中装飾図柄41においても、仮停止中強調演出が終了するまでに仮停止中強調演出における動作表示が1周期以上行われてもよい。
なお、仮停止中強調演出により表示態様が変化している部分(図252図253では反射した態様により表示される部分)を、以下では、仮停止中強調画像と称することがある。
また、仮停止中強調演出による動作表示の周期は、例えば、1.5秒である。ただし、仮停止中強調演出による動作表示の周期は、何れの時間であってもよい。
【1429】
図254は、仮停止中強調演出を示した図である。なお、以下の例では、第1始動口121の保留が「4」であることに基づく変動演出の例を説明する。
まず、図254(1)に示すように、変動演出において、3つの装飾図柄41の変動が行われている。
【1430】
次に、図254(2)に示すように、3つの装飾図柄41が表示される。
次に、図254(3)に示すように、3つの装飾図柄41が高速で上側に移動する。そして、3つの装飾図柄41の仮停止が開始されるとともに、仮停止中強調演出が開始される。図示の例では、3つの装飾図柄41の文字における下部が、反射した態様により表示されている。
【1431】
次に、図254(4)に示すように、3つの装飾図柄41は、仮停止において下降する。また、仮停止中強調演出として、3つの装飾図柄41の文字における中央部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。
そして、特別図柄の変動停止にともない、図254(5)に示すように、3つの装飾図柄41が確定停止する。これにより、仮停止および仮停止中強調演出が終了し、3つの装飾図柄41の表示態様が、仮停止中強調演出の開始前の態様に戻る。
【1432】
このように、第1始動口121の保留が「4」であることに基づく変動演出では、3つの装飾図柄41において、仮停止中強調演出における動作表示が1周期する前に、仮停止中強調演出が終了する。ただし、第1始動口121の保留が「4」であることに基づく変動演出であっても、3つの装飾図柄41において、仮停止中強調演出が終了するまでに仮停止中強調演出における動作表示が1周期以上行われてもよい。
また、第1始動口121の保留が「4」であることに基づくばら変動演出では、3つの装飾図柄41の仮停止中強調演出における動作表示が1周期する前に仮停止中強調演出が終了する一方で、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出が実行されるはずれ変動演出では、切替画像586の表示後(図153(23)等参照)において、3つの装飾図柄41の仮停止中強調演出における動作表示が1周期以上してから仮停止中強調演出が終了してもよい。
また、第1始動口121の保留が「4」であることに基づくばら変動演出に係る変動停止コマンドが演出制御部300に受信されずに、次の変動演出に係る変動停止コマンドが演出制御部300に受信される場合がある。この場合には、第1始動口121の保留が「4」であることに基づく変動演出において、3つの装飾図柄41の仮停止中強調演出における動作表示が1周期以上してから仮停止中強調演出が終了してもよい。
【1433】
なお、図237-1に示す例においては、3つの装飾図柄41による仮停止中強調演出が、時点T6から時点T7までの時間にわたって実行される。また、図237-2に示す例においては、3つの装飾図柄41による仮停止中強調演出が、時点T26から時点T28までの時間にわたって実行される。ここで、時点T6から時点T7までの時間よりも、時点T26から時点T28までの時間の方が長い。
そして、時点T6から時点T7まで、および、時点T26から時点T28までに、3つの装飾図柄41の仮停止中強調演出における動作表示が1周期以上行われる。さらに、
時点T6から時点T7までよりも、時点T26から時点T28までの方が、3つの装飾図柄41の仮停止中強調演出として実行される動作表示の周期の数が多い。
【1434】
図255は、変動演出が開始されるときの装飾図柄41を示した図である。
まず、図255(1)に示すように、装飾図柄41が確定停止しているものとする。
次に、図255(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない、変動演出が開始する。このとき、開始動作が行われ、3つの装飾図柄41が上昇する。また、図示の例では、3つの装飾図柄41の文字における下部が、反射した態様により表示されている。
【1435】
そして、図255(3)に示すように、装飾図柄41の変動が開始される。
このように、開始動作のときに仮停止中強調画像が表示されてもよい。すなわち、開始動作が実行されているときに、仮停止中強調演出が実行されてもよい。
【1436】
図256および図257は、リーチ演出の開始後における仮停止中強調演出を示した図である。
まず、リーチ演出(図146(9)参照)が開始された後、図256(1)に示すように、左右の装飾図柄41が表示されている。
次に、図256(2)に示すように、左右の装飾図柄41が拡大するように動作表示される。このように、リーチ演出の開始後に、左右の装飾図柄41は拡大してもよい。
【1437】
次に、図256(3)に示すように、左右の装飾図柄41において、仮停止が開始されるとともに、仮停止中強調演出が開始される。図示の例では、左右の装飾図柄41が上昇するとともに、左右の装飾図柄41の文字における下部が、反射した態様により表示されている。
【1438】
次に、図256(4)に示すように、左右の装飾図柄41は、仮停止において下降する。また、仮停止中強調演出として、左右の装飾図柄41の文字における中央部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。
次に、図256(5)に示すように、左右の装飾図柄41は、仮停止においてさらに下降する。また、仮停止中強調演出として、左右の装飾図柄41の文字における上部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。
【1439】
次に、図256(6)に示すように、左右の装飾図柄41は、仮停止において上昇する。また、仮停止中強調演出として、左右の装飾図柄41の文字における中央部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。
また、中装飾図柄41が表示される。図示の例では、中装飾図柄41は、左右の装飾図柄41よりも下側に位置している。また、中装飾図柄41は、左右の装飾図柄41よりも小さい表示サイズにより表示されている。
【1440】
次に、図256(7)に示すように、左右の装飾図柄41は、仮停止においてさらに上昇する。また、仮停止中強調演出において、左右の装飾図柄41の文字における下部が、反射した態様により表示されるように、動作表示される。
また、中装飾図柄41は、高速で上側に移動することで、上下方向において左右の装飾図柄41と揃う位置に到達する。そして、中装飾図柄41の仮停止が開始されるとともに、仮停止中強調演出が開始される。図示の例では、仮停止中強調演出として、中装飾図柄41の文字における下部が、反射した態様により表示されている。
【1441】
次に、図256(8)に示すように、3つの装飾図柄41は、仮停止において下降する。また、仮停止中強調演出として、3つの装飾図柄41の文字における中央部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。
そして、特別図柄の変動停止にともない、図257(9)に示すように、3つの装飾図柄41が確定停止する。これにより、仮停止および仮停止中強調演出が終了し、3つの装飾図柄41の表示態様が、仮停止中強調演出の開始前の態様に戻る。付言すると、左右の装飾図柄41は、リーチ演出の開始前の表示サイズに戻るように縮小する。
【1442】
図258は、SPリーチ演出が実行されているときの仮停止中強調演出を示した図である。
まず、図258(1)に示すように、SPリーチ演出において、左右の装飾図柄41の仮停止および仮停止中強調演出が実行されている。図示の例では、仮停止中強調演出として、左右の装飾図柄41の文字における上部が反射した態様により表示されている。
また、発展画像584(図153(19)参照)が非表示になった後に、中装飾図柄41が移動表示されている。
【1443】
次に、図258(2)に示すように、左右の装飾図柄41は、仮停止において上昇する。また、仮停止中強調演出として、左右の装飾図柄41の文字における中央部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。また、中装飾図柄41が、画像表示部114における中央部に表示される。
【1444】
次に、図258(3)に示すように、左右の装飾図柄41は、仮停止においてさらに上昇する。また、仮停止中強調演出において、左右の装飾図柄41の文字における下部が、反射した態様により表示されるように、動作表示される。
また、中装飾図柄41は、高速で上側に移動する。そして、中装飾図柄41の仮停止が開始されるとともに、仮停止中強調演出が開始される。図示の例では、仮停止中強調演出として、中装飾図柄41の文字における下部分が、反射した態様により表示されている。
【1445】
次に、図258(4)に示すように、3つの装飾図柄41は、仮停止において下降する。また、仮停止中強調演出として、3つの装飾図柄41の文字における中央部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。
次に、図258(5)に示すように、3つの装飾図柄41は、仮停止においてさらに下降する。また、仮停止中強調演出として、3つの装飾図柄41の文字における上部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。
次に、図258(6)に示すように、3つの装飾図柄41は、仮停止において上昇する。また、仮停止中強調演出として、3つの装飾図柄41の文字における中央部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。
【1446】
次に、図258(7)に示すように、3つの装飾図柄41は、仮停止においてさらに上昇する。また、仮停止中強調演出として、3つの装飾図柄41の文字における下部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。
この後は、図153(22)乃至(24)に示したものと同一の演出が実行される。
このように、SPリーチ演出では、中装飾図柄41において、仮停止中強調演出が終了するまでに、仮停止中強調演出における動作表示が1周期以上行われる。
【1447】
なお、図258では、SPリーチ演出が実行されているときの仮停止中強調演出について説明した。
ここで、SPSPリーチ演出が実行されているときにおいても、図258に示す仮停止中強調演出が実行されてもよい。より具体的には、第6ボタン後画像590(図161(34)参照)の表示後に、図258に示す態様により、はずれ目の装飾図柄41の表示および仮停止中強調演出が実行されてもよい。
【1448】
図259は、ゾロ目の装飾図柄41による仮停止中強調演出を示した図である。
まず、ゾロ目の装飾図柄41による強調演出(図166(40)参照)が行われた後、図259(1)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41による仮停止が行われるとともに、仮停止中強調演出が実行される。図示の例では、仮停止中強調演出として、3つの装飾図柄41の文字における中央部が反射した態様により表示されている。
【1449】
次に、図259(2)に示すように、3つの装飾図柄41は、仮停止において上昇する。また、仮停止中強調演出として、3つの装飾図柄41の文字における下部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。
次に、図259(3)に示すように、3つの装飾図柄41は、仮停止において下降する。また、仮停止中強調演出として、3つの装飾図柄41の文字における中央部が反射した態様により表示されている。
【1450】
次に、図259(4)に示すように、3つの装飾図柄41は、仮停止においてさらに下降する。また、仮停止中強調演出として、3つの装飾図柄41の文字における上部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。
次に、図259(5)に示すように、3つの装飾図柄41は、仮停止において上昇する。また、仮停止中強調演出として、3つの装飾図柄41の文字における中央部が反射した態様により表示されている。このように、ゾロ目の装飾図柄41においては、仮停止中強調演出が終了するまでに、仮停止中強調演出における動作表示が1周期以上行われる。
そして、この後は、図167(41)乃至(46)に示したものと同一の演出が行われる。
【1451】
なお、図237-1に示す例においては、ゾロ目の装飾図柄41による仮停止中強調演出が、時点T17から時点T18までの時間(時間t2)にわたって実行される。また、図237-2に示す例においては、ゾロ目の装飾図柄41による仮停止中強調演出が、時点T37から時点T39までの時間(時間t4)にわたって実行される。
この場合、変動演出が本来終了するタイミングの後においても、強調演出が継続されるため、興趣の低下を抑制することができる。
また、時点T17から時点T18までよりも、時点T37から時点T39までの方が、3つの装飾図柄41の仮停止中強調演出として実行される動作表示の周期の数が多い。
【1452】
(仮停止中強調演出の変形例)
図260は、変形例としての仮停止中強調演出を示した図である。仮停止中強調演出による装飾図柄41の表示態様の変化は、上述した例に限定されない。
図260(1)に示すように、装飾図柄41の仮停止および仮停止中強調演出が実行されている。図示の例では、仮停止中強調演出において、装飾図柄41のうちのキャラクタの顔が文字の部分に隠れている。
【1453】
次に、図260(2)に示すように、装飾図柄41は、仮停止において上昇する。また、仮停止中強調演出として、装飾図柄41のうちのキャラクタの顔が文字よりも上に出るように、動作表示される。
次に、図260(3)に示すように、装飾図柄41は、仮停止においてさらに上昇する。また、仮停止中強調演出として、装飾図柄41のうちのキャラクタの顔および身体の一部が文字よりも上に出るように、動作表示される。
【1454】
次に、図260(4)に示すように、装飾図柄41は、仮停止において下降する。また、仮停止中強調演出として、装飾図柄41のうちのキャラクタの身体が文字に隠れるように、動作表示される。このときの装飾図柄41の表示態様は、図260(2)に示したものと同一の表示態様である。
次に、図260(5)に示すように、装飾図柄41は、仮停止においてさらに下降する。また、仮停止中強調演出として、装飾図柄41のうちのキャラクタの顔が文字の部分に隠れるように、動作表示される。このときの装飾図柄41の表示態様は、図260(1)に示したものと同一の表示態様である。
このように、仮停止中強調演出として、図260(1)乃至(5)に示した装飾図柄41の動作表示が周期的に実行されてもよい。
【1455】
(仮停止中強調演出の他の変形例)
図261は、他の変形例としての仮停止中強調演出を示した図である。
図261(1)に示すように、装飾図柄41の仮停止および仮停止中強調演出が実行されている。図示の例では、仮停止中強調演出において、装飾図柄41の文字における中央部が反射した態様により表示されている。
【1456】
次に、図261(2)に示すように、装飾図柄41は、仮停止において、キャラクタの位置が変わらない一方で、文字が左側を向く。また、仮停止中強調演出として、装飾図柄41の文字における下部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。
次に、図261(3)に示すように、装飾図柄41は、仮停止において、キャラクタの位置が変わらない一方で、文字が正面を向く。また、仮停止中強調演出において、装飾図柄41の文字における中央部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。
【1457】
次に、図261(4)に示すように、装飾図柄41は、仮停止において、キャラクタの位置が変わらない一方で、文字が右側を向く。また、仮停止中強調演出として、装飾図柄41の文字における上部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。
次に、図261(5)に示すように、装飾図柄41は、仮停止において、キャラクタの位置が変わらない一方で、文字が正面を向く。また、仮停止中強調演出において、装飾図柄41の文字における中央部が反射した態様により表示されるように、動作表示される。
このように、仮停止中強調演出として、図261(1)乃至(5)に示した装飾図柄41の動作表示が周期的に実行されてもよい。
【1458】
なお、仮停止中強調演出は、装飾図柄41の表示態様を変化させる(装飾図柄41の一部が仮停止中強調画像の表示態様になる)ことにより実現してもよいし、装飾図柄41の表示領域であって装飾図柄41よりも前面のレイヤに仮停止中強調画像を付加して装飾図柄41の視認性を異ならせることにより実現してもよい。
また、仮停止中強調演出の実行中であっても、装飾図柄41は、音量画像42および光量画像43と重なってもよい。この場合には、装飾図柄41は、音量画像42および光量画像43よりも後面のレイヤに表示されるため、仮停止中強調演出が視認困難又は視認不能になる。
【1459】
また、本実施形態では、装飾図柄41が仮停止するときに、停止時動作および停止強調画像の表示が行われることを説明した。ここで、停止時動作および停止強調画像の表示が実行されているときに、仮停止中強調演出が開始されてもよい。この場合において、停止強調画像が装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示される場合には、停止強調画像によって、仮停止中強調演出が視認困難又は視認不能になる。より具体的には、装飾図柄41のうちの停止強調画像と重なる領域においては、仮停止中強調演出が視認困難又は視認不能になる。一方で、停止時動作によっては、仮停止中強調演出の視認性は影響を受けない。
【1460】
また、本実施形態では、装飾図柄41の変動が開始されるときに開始動作および開始強調画像の表示が行われることを説明した。ここで、開始動作および開始強調画像の表示が実行されているときに、仮停止中強調演出が開始されてもよい。この場合において、開始強調画像が装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示される場合には、開始強調画像によって、仮停止中強調演出が視認困難又は視認不能になる。より具体的には、装飾図柄41のうちの開始強調画像と重なる領域においては、仮停止中強調演出が視認困難又は視認不能になる。一方で、開始動作によっては、仮停止中強調演出の視認性は影響を受けない。
【1461】
また、本実施形態では、図223に示す装飾図柄41による変動演出が実行される場合には、仮停止中強調演出は実行されない。
また、3つの装飾図柄41のうちの、特定の装飾図柄41(例えば中装飾図柄41)による仮停止中強調演出は実行されないようにしてもよい。
【1462】
また、本実施形態では、各強調画像の表示サイズがそれぞれ異なっている。付言すると、各強調画像は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域が装飾図柄41に占める割合がそれぞれ異なっている。また、各強調画像は、装飾図柄41に対する表示領域の割合がそれぞれ異なっている。
ここで、仮停止中強調画像は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域が装飾図柄41に占める割合が、各強調画像のうち最も低くてもよい。また、仮停止中強調画像は、装飾図柄41に対する表示領域の割合が、各強調画像のうち最も低くてもよい。また、仮停止中強調画像は、各強調画像のうち最も表示サイズが小さくてもよい。
また、チャンス目強調画像587は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域が装飾図柄41に占める割合が、各強調画像のうち最も高くてもよい。また、チャンス目強調画像587は、装飾図柄41に対する表示領域の割合が、各強調画像のうち最も高くてもよい。また、チャンス目強調画像587は、各強調画像のうち最も表示サイズが大きくてもよい。
【1463】
また、本実施形態では、装飾図柄41の変動が開始されるときには、装飾図柄41や開始強調画像の視認性が徐々に低下しながら(装飾図柄41や開始強調画像の透過度が高くなる、装飾図柄41や開始強調画像が他の演出画像に隠れる等)、装飾図柄41が高速で変動する。一方で、装飾図柄41が仮停止するときには、装飾図柄41の透過度が徐々に低下したり、停止中強調画像が非表示になることにより、装飾図柄41の視認性が徐々に向上する。また、装飾図柄41は、変動の開始から仮停止まで、視認性が高い状態を維持してもよい。
【1464】
また、本実施形態では、3つの装飾図柄41が揃って表示される変動演出が行われる(図144(3)、図254(2)参照)ことを説明した。
この場合、3つの装飾図柄41は同時に仮停止していてもよい。また、3つの装飾図柄41は、略同時に仮停止していればよく、同一のタイミングで仮停止していなくてもよい。
また、3つの装飾図柄41が同時または略同時に仮停止する変動演出では、仮停止中強調演出が実行されなくてもよい。また、3つの装飾図柄41が順番に仮停止する変動演出よりも、3つの装飾図柄41が同時または略同時に仮停止する変動演出の方が、仮停止中強調演出において仮停止中強調画像が装飾図柄41に対して占める割合が小さくてもよい。
【1465】
また、上述した各変動演出においては、3つの装飾図柄41が順番(例えば、左装飾図柄41、右装飾図柄41、中装飾図柄41の順)に変動を開始してもよいし、3つの装飾図柄41が同時に変動を開始してもよいし、3つの装飾図柄41が略同時に変動を開始してもよい。
そして、何れの態様により変動が開始される場合であっても、開始動作が実行される際に仮停止中強調画像が表示されてもよい。また、3つの装飾図柄41が同時に変動を開始する場合や、3つの装飾図柄41が略同時に変動を開始する場合には、開始動作が実行される際に仮停止中強調画像が表示されなくてもよい。また、3つの装飾図柄41が順番に変動を開始する場合よりも、3つの装飾図柄41が同時に変動を開始する場合や、3つの装飾図柄41が略同時に変動を開始する場合の方が、仮停止中強調演出において仮停止中強調画像が装飾図柄41に対して占める割合が小さくてもよい。
【1466】
また、最後に変動開始(仮停止)する図柄(中装飾図柄41等)が左右の装飾図柄41よりも小さい(又は大きい)変動態様があり、その場合、最後に変動開始(仮停止)する図柄(中装飾図柄41等)の仮停止中強調画像が中装飾図柄41に占める割合を、左右の装飾図柄41の仮停止中強調画像が左右の装飾図柄41に占める割合よりも小さく(又は大きく)することが可能である。
【1467】
また、通常遊技状態よりも時短遊技状態の方が、仮停止中強調画像が装飾図柄41に占める割合を小さくしてもよい。また、通常遊技状態よりも時短遊技状態の方が、仮停止中強調画像の表示サイズが小さくてもよい。
また、本実施形態では、開始強調画像や停止強調画像は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域のみならず装飾図柄41の表示領域と重ならない領域にも表示される一方で、仮停止中強調画像は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域にのみ表示されてもよい。
【1468】
また、本実施形態では、リーチ目強調画像やゾロ目強調画像が表示されることを説明した。
ここで、リーチ目強調画像やゾロ目強調画像が表示されているときに、仮停止中強調画像が表示されてもよい。この場合、リーチ目強調画像やゾロ目強調画像よりも後面のレイヤに仮停止中強調画像が表示される。そのため、装飾図柄41のうちのリーチ目強調画像やゾロ目強調画像が重なる部分(または全体)では、仮停止中強調画像が視認困難又は視認不能になる。
【1469】
また、本実施形態では、装飾図柄41による種々の動作表示が実行されることを説明した。ここで、装飾図柄41の動作表示のうちの仮停止以外の動作表示(開始動作、停止時動作、リーチ動作、ゾロ目の装飾図柄41の動作等)は、周期的には実行されない。すなわち、装飾図柄41の動作表示のうちの仮停止以外の動作表示(開始動作、停止時動作、リーチ動作、ゾロ目の装飾図柄41の動作等)は、繰り返しは実行されず、1回のみ実行される。
また、装飾図柄41を強調する強調画像が表示されることを説明した。ここで、装飾図柄41を強調する種々の強調画像のうちの仮停止中強調画像以外の強調画像(開始強調画像、リーチ目強調画像、ゾロ目強調画像、停止強調画像等)の表示(動作表示)は、周期的には実行されない。すなわち、装飾図柄41を強調する種々の強調画像のうちの仮停止中強調画像以外の強調画像(開始強調画像、リーチ目強調画像、ゾロ目強調画像、停止強調画像等)の表示(動作表示)は、繰り返しは実行されず、1回のみ実行される。
また、前兆強調画像および操作後強調画像の表示(動作表示)は、周期的には実行されない。すなわち、前兆強調画像および操作後強調画像の表示(動作表示)は、繰り返しは実行されず、1回のみ実行される。
また、上述した各強調画像は、何れも、動作表示されてもよい。
【1470】
(音量の制限)
次に、パチンコ遊技機100のスピーカ156から出力される音の音量の制限について説明する。
本実施形態では、スピーカ156から出力される音の音量が複数段階のうちの何れかの段階に設定されることを説明した。ここで、音量の設定段階に応じて、出力される音量の上限値が設定されてもよい。
【1471】
音量が7段階のうちの何れかの段階に設定される場合について説明する。この場合、音量が「7」である場合、音量の上限値が95dBに設定される。また、音量が「6」である場合、音量の上限値が90dBに設定される。また、音量が「5」である場合、音量の上限値が85dBに設定される。また、音量が「4」である場合、音量の上限値が80dBに設定される。また、音量が「3」である場合、音量の上限値が75dBに設定される。また、音量が「2」である場合、音量の上限値が70dBに設定される。また、音量が「1」である場合、音量の上限値が65dBに設定される。
【1472】
また、演出キー162の遊技者による操作によって設定可能な音量の段階の上限が、パチンコ遊技機100の管理者によって設定可能であってもよい。例えば、管理者が、演出キー162の操作によって設定可能な音量の段階の上限を「4」に設定する。この場合、演出キー162の操作によって設定可能な音量の段階は、「1」、「2」、「3」、および「4」の何れかである。言い換えると、演出キー162の操作によって設定可能な音量の上限値が80dBになる。
【1473】
なお、遊技者による演出キー162の操作によって設定可能な音量の段階の上限の管理者による設定は、例えば、パチンコ遊技機100の電源が投入された場合に行われてもよい。より具体的には、準備中画像627(図242(9)参照)が表示されているときに演出ボタン161が操作されると、演出キー162の操作によって設定可能な音量の段階の上限を設定するための設定画面が表示されてもよい。そして、設定画面において、演出キー162や演出ボタン161の操作されることで、その後の演出キー162の操作によって設定可能な音量の段階の上限が設定されてもよい。
【1474】
なお、本実施形態では、開始動作が実行されることを説明した。ここで、開始動作は、装飾図柄41全体の動作や移動であってもよいし、装飾図柄41のうちのキャラクタの部分のみの動作や移動であってもよい。
【1475】
また、本実施形態では、変動演出において、左打ち報知が実行される場合には左打ち音が出力されることを説明した。この場合に、変動演出に応じた演出音が出力されているときであっても、左打ち音は制限されずに出力されてもよい。
【1476】
また、本実施形態では、識別画像や特定画像がステージ報知画像501であることを説明したが、これに限定されない。
識別画像や特定画像は、例えば、ゾーン実行中画像(第1ゾーン実行中画像537、第2ゾーン実行中画像613)であってもよい。この場合に、識別画像や特定画像の特定部は、ゾーン実行中画像におけるテキスト部分(「Xゾーン」、「Yゾーン」)であってもよい。また、識別画像や特定画像の強調部は、ゾーン実行中画像におけるマーク部分(「〇、△、□、◇」、「●、▲、■、◆」)であってもよい。
また、識別画像や特定画像において、特定部と強調部とは、一体として設けられていてもよいし、別々に設けられていてもよい。
【1477】
また、本実施形態では、第1左打ち画像47(図54(2)参照)において、強調部47cが矢印部47b(第1左打ち画像47)を強調することを説明した。
ここで、矢印部47bや背景部47dが表示されると、第1左打ち画像47が遊技者に着目され易くなり、その結果、文字部47aが着目され易くなる。そのため、矢印部47bや背景部47dは、文字部47a(第1左打ち画像47)を強調する強調部としても捉えられる。
また、文字部47aや背景部47dが表示されると、第1左打ち画像47が遊技者に着目され易くなり、その結果、矢印部47bが着目され易くなる。そのため、文字部47aや背景部47dは、矢印部47b(第1左打ち画像47)を強調する強調部としても捉えられる。
【1478】
また、本実施形態では、強調部47cは、矢印部47bに対応付けられているが、これに限定されない。強調部47cは、文字部47aに対応付けられることで、文字部47aを強調してもよい。
また、第1左打ち画像47には、文字部47aおよび矢印部47bのうちの少なくとも一方が設けられていればよい。また、第1左打ち画像47には、強調部47cや背景部47dが設けられなくてもよい。
【1479】
また、本実施形態では、第2左打ち画像48(図54(8)参照)において、強調部48cが矢印部48b(第2左打ち画像48)を強調することを説明した。
ここで、矢印部48bや背景部48dが表示されると、第2左打ち画像48が遊技者に着目され易くなり、その結果、文字部48aが着目され易くなる。そのため、矢印部48bや背景部48dは、文字部48a(第2左打ち画像48)を強調する強調部としても捉えられる。
また、文字部48aや背景部48dが表示されると、第2左打ち画像48が遊技者に着目され易くなり、その結果、矢印部48bが着目され易くなる。そのため、文字部48aや背景部48dは、矢印部48b(第2左打ち画像48)を強調する強調部としても捉えられる。
【1480】
また、本実施形態では、強調部48cは、矢印部48bに対応付けられているが、これに限定されない。強調部48cは、文字部48aに対応付けられることで、文字部48aを強調してもよい。
また、第2左打ち画像48には、文字部48aおよび矢印部48bのうちの少なくとも一方が設けられていればよい。また、第2左打ち画像48には、強調部48cや背景部48dが設けられなくてもよい。
【1481】
また、本実施形態では、第2左打ち報知として、図54(7)、(8)、図55(9)乃至(12)を用いて説明した報知が実行されることを説明したが、これに限定されない。
図54(7)、(8)、図55(9)乃至(12)を用いて説明した報知が、第1左打ち報知として実行されてもよい。この場合に、図154図155図168乃至図170図205図206図208-2に示した左打ち報知は、第1左打ち報知であってもよい。
【1482】
また、図154図155図168乃至図170図205図206図208-2に示した左打ち報知においては、第2左打ち音が出力されているが、これに限定されない。
図154図155図168乃至図170図205図206図208-2に示した左打ち報知においては、左打ち警告音が出力されていてもよい。
【1483】
また、本実施形態では、図154図155図168乃至図170図205図206図208-2を用いて説明した左打ち報知が、図54(7)、(8)、図55(9)乃至(12)に示した左打ち報知であることを説明したが、これに限定されない。
図154図155図168乃至図170図205図206図208-2を用いて説明した左打ち報知として、図54(7)、(8)、図55(9)乃至(12)に示した左打ち報知に代えて、図54(2)乃至(6)を用いて説明した左打ち報知が実行されてもよい。
【1484】
また、本実施形態では、第1右打ち画像503(図57(1)参照)において、背景部503cが表示されることを説明した。
ここで、背景部503cが表示されると、第1右打ち画像503が遊技者に着目され易くなり、その結果、文字部503aや矢印部503bが着目され易くなる。そのため、背景部503cも、文字部503aおよび矢印部503b(第1右打ち画像503)を強調する強調部としても捉えられる。
また、第1右打ち画像503には、文字部503aおよび矢印部503bのうちの少なくとも一方が設けられていればよく、背景部503cが設けられなくてもよい。
【1485】
また、本実施形態では、第2右打ち画像507(図58(2)参照)において、強調部507cが矢印部507b(第2右打ち画像507)を強調することを説明した。
ここで、矢印部507bや背景部507dが表示されると、第2右打ち画像507が遊技者に着目され易くなり、その結果、文字部507aが着目され易くなる。そのため、矢印部507bや背景部507dも、文字部507a(第2右打ち画像507)を強調する強調部としても捉えられる。
また、文字部507aや背景部507dが表示されると、第2右打ち画像507が遊技者に着目され易くなり、その結果、矢印部507bが着目され易くなる。そのため、文字部507aや背景部507dは、矢印部507b(第2右打ち画像507)を強調する強調部としても捉えられる。
【1486】
また、本実施形態では、強調部507cは、矢印部507bに対応付けられているが、これに限定されない。強調部507cは、文字部507aに対応付けられることで、文字部507aを強調してもよい。
また、第2右打ち画像507には、文字部507aおよび矢印部507bのうちの少なくとも一方が設けられていればよく、強調部507cや背景部507dが設けられなくてもよい。
【1487】
また、本実施形態では、第2特定画像が左打ち画像(第1左打ち画像47、第2左打ち画像48)であることを説明したが、これに限定されない。
第2特定画像は、右打ち画像(第1右打ち画像503、第2右打ち画像507)であってもよい。
【1488】
また、本実施形態では、装飾図柄41を停止表示させることを説明した。ここで、装飾図柄41(演出図柄)の「停止表示」には、仮停止表示および確定停止表示の何れも含まれる。
【1489】
また、本実施形態では、装飾図柄41(演出図柄)を強調する各種の強調画像(リーチライン画像539、第1リーチ目強調画像542、第2リーチ目強調画像543、第3リーチ目強調画像544、第4リーチ目強調画像545、第5リーチ目強調画像546、第6リーチ目強調画像547、第7リーチ目強調画像548、第8リーチ目強調画像549、第9リーチ目強調画像550、発展強調画像554、第1停止強調画像572、第2停止強調画像573、第3停止強調画像574、第4停止強調画像575、第5停止強調画像578、第6停止強調画像579、擬似連強調画像582、第1発展煽り強調画像585、チャンス目強調画像587、第1開始強調画像588、第1ゾロ目強調画像591、昇格煽り強調画像592、第1リーチ煽り強調画像597、第2ゾロ目強調画像598、第7停止強調画像602、第8停止強調画像603、第9停止強調画像604、第10停止強調画像605、第11停止強調画像608、第12停止強調画像609、第2発展煽り強調画像610、第2開始強調画像611、第3ゾロ目強調画像614、第4ゾロ目強調画像615、第13停止強調画像616、第2リーチ煽り強調画像617、第5ゾロ目強調画像620、第14停止強調画像624、第3リーチ煽り強調画像625、および第6ゾロ目強調画像626)が表示されることを説明した。
ここで、装飾図柄41(演出図柄)を強調する各種の強調画像は、装飾図柄41(演出図柄)の周囲(周辺)に表示され、装飾図柄41(演出図柄)の表示領域と重なる領域には表示されなくてもよい。また、装飾図柄41(演出図柄)を強調する各種の強調画像は、装飾図柄41(演出図柄)の周囲(周辺)には表示されず、装飾図柄41(演出図柄)の表示領域と重なる領域に表示されてもよい。また、装飾図柄41(演出図柄)を強調する各種の強調画像は、装飾図柄41(演出図柄)の周囲(周辺)と、装飾図柄41(演出図柄)の表示領域と重なる領域とに表示されてもよい。また、装飾図柄41(演出図柄)を強調する各種の強調画像が、装飾図柄41(演出図柄)の表示領域と重なる領域に表示される場合、この各種の強調画像は、装飾図柄41(演出図柄)よりも前面のレイヤに表示されてもよいし、装飾図柄41(演出図柄)よりも後面のレイヤに表示されてもよいし、装飾図柄41(演出図柄)と同じレイヤに表示されてもよい。
【1490】
また、本実施形態では、各前兆強調画像および各操作後強調画像が、装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示されることを説明したが、これに限定されない。
各前兆強調画像が装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示される一方で、各操作後強調画像は装飾図柄41よりも後面のレイヤに表示されるようにしてもよい。
また、各前兆強調画像が装飾図柄41よりも後面のレイヤに表示される一方で、各操作後強調画像は装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示されるようにしてもよい。
【1491】
また、本実施形態では、装飾図柄41(演出図柄)が停止(仮停止)する際に、各種の強調画像(第1停止強調画像572、第2停止強調画像573、第3停止強調画像574、第4停止強調画像575、第5停止強調画像578、第6停止強調画像579、擬似連強調画像582、チャンス目強調画像587、第1ゾロ目強調画像591、第2ゾロ目強調画像598、第7停止強調画像602、第8停止強調画像603、第9停止強調画像604、第10停止強調画像605、第11停止強調画像608、第12停止強調画像609、第3ゾロ目強調画像614、第4ゾロ目強調画像615、第13停止強調画像616、第5ゾロ目強調画像620、第14停止強調画像624、第6ゾロ目強調画像626)が表示されることを説明した。
ここで、装飾図柄41(演出図柄)が停止(仮停止)する際に表示される各種の強調画像の表示タイミングは、装飾図柄41(演出図柄)が停止(仮停止)する直前であってもよいし、装飾図柄41(演出図柄)が停止(仮停止)した直後であってもよいし、装飾図柄41(演出図柄)の停止(仮停止)と同時であってもよい。すなわち、装飾図柄41(演出図柄)が停止(仮停止)する際に表示される各種の強調画像の表示タイミングは、「装飾図柄41(演出図柄)が停止(仮停止)する際」であれば、何れのタイミングであってもよい。
【1492】
また、本実施形態では、演出制御部300は、特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおいて、演出の態様を異ならせる(強調演出の表示態様を異ならせる、変化演出の表示態様を異ならせる、変化演出の実行時間を異ならせる、強調演出の実行時間を異ならせる)ことを説明した。
ここで、それぞれ異なる態様の演出が行われるタイミングである「特定演出の開始前」と「特定演出の開始以降」とは、一の変動演出(同一の変動演出)における時点に限られない。すなわち、「特定演出の開始前」と「特定演出の開始以降」とは、それぞれ異なる変動演出における時点であってもよい。
【1493】
また、本実施形態では、一のボタン演出において、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出(ボタン部509aの動作表示、ボタン強調部509cの表示(動作表示)、および強調文字509dの動作表示など)が繰り返し行われることを説明したが、これに限定されない。
例えば、ボタン演出において、ボタン部509aの動作表示およびボタン強調部509cの表示(動作表示)は周期的に(繰り返し)行われる一方で、強調文字509dの動作表示は周期的に(繰り返し)行われない(一回のみ行われる)ようにしてもよい。また、ボタン部509aの動作表示および強調文字509dの動作表示は周期的に(繰り返し)行われる一方で、ボタン強調部509cの表示(動作表示)は周期的に(繰り返し)行われない(一回のみ行われる)ようにしてもよい。また、ボタン強調部509cの表示(動作表示)および強調文字509dの動作表示は周期的に(繰り返し)行われる一方で、ボタン部509aの動作表示は周期的に(繰り返し)行われない(一回のみ行われる)ようにしてもよい。また、強調文字509dが表示されないボタン演出においても、強調文字509dが表示されない以外は、同様の構成にしてもよい。
【1494】
また、本実施形態では、操作演出(ボタン演出)が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じた強調演出を実行可能であり、強調演出としては、操作後強調画像の表示等が挙げられることを説明した。
ここで、操作演出(ボタン演出)が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じた強調演出は、操作中強調画像(第1操作中強調画像514、第2操作中強調画像531)の表示であってもよい。
【1495】
また、本実施形態では、ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合において、第7操作後強調画像519(図161(33)参照)、第15操作後強調画像528(図215(10)参照)、第17操作後強調画像532(図219(5)参照)が表示された場合には、大当たり遊技が実行されない。そのため、第7操作後強調画像519、第15操作後強調画像528、第17操作後強調画像532は、特別図柄抽選の結果がはずれであることを示唆する画像としても捉えられる。
また、本実施形態では、ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合において、第8操作後強調画像520(図165(31)参照)、第14操作後強調画像526(図207(6)参照)、第16操作後強調画像529(図217(10)参照)、第18操作後強調画像533(図221(4)参照)、第19操作後強調画像535(図229(8)参照)が表示された場合には、大当たり遊技が実行される。そのため、第8操作後強調画像520、第14操作後強調画像526、第16操作後強調画像529、第18操作後強調画像533、第19操作後強調画像535は、特別図柄抽選の結果が大当たりであることを示唆する画像としても捉えられる。
【1496】
また、本実施形態では、各種の操作後強調画像(第1操作後強調画像510、第2操作後強調画像511、第3操作後強調画像512、第4操作後強調画像515、第5操作後強調画像516、第6操作後強調画像517、第7操作後強調画像519、第8操作後強調画像520、第9操作後強調画像521、第10操作後強調画像522、第11操作後強調画像523、第12操作後強調画像524、第13操作後強調画像525、第14操作後強調画像526、第15操作後強調画像528、第16操作後強調画像529、第17操作後強調画像532、第18操作後強調画像533、第19操作後強調画像535)は、ボタン演出が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じた画像であることを説明した。ここで、各種の操作後強調画像の表示は、演出ボタン161の操作の結果を強調する強調演出としても捉えられる。また、各種の操作後強調画像の表示は、演出ボタン161が操作されたことを強調する強調演出としても捉えられる。
【1497】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において、大当たり遊技が実行されることを示唆する特定演出(大当たり演出)を実行可能であり、特定演出が実行される場合に、所定の強調演出を実行可能であり、所定の強調演出として、大当たり報知音の出力、大当たり強調画像の表示、振動演出、役物演出、演出ボタン161やランプLや可動役物115の虹色による発光等が挙げられることを説明した。ここで、所定の強調演出は、特別図柄抽選の結果(特別図柄抽選の結果が大当たりであること)を強調する強調演出としても捉えられる。また、所定の強調演出は、大当たり遊技が実行されることを強調する強調演出としても捉えられる。
【1498】
また、本実施形態では、開始時示唆演出および実行中示唆演出は、SPSPリーチ演出において実行されることを説明したが、これに限定されない。
開始時示唆演出および実行中示唆演出は、SPリーチ演出において実行されてもよい。また、開始時示唆演出および実行中示唆演出は、ノーマルリーチ演出において実行されても良い。さらに、開始時示唆演出および実行中示唆演出は、ノーマルリーチ演出の開始前に実行されてもよい。
【1499】
また、本実施形態では、ボタン演出(第1ボタン演出乃至第22ボタン演出)ごとの、ボタン部509aの表示時間(ボタン演出の実行時間、ボタン演出における操作有効期間)について説明した(図101参照)。
ここで、各ボタン演出(第1ボタン演出乃至第22ボタン演出)において、ボタン画像509のゲージ部509bは、ボタン部509aと同一のタイミングで表示が開始され、ボタン部509aと同一のタイミングで表示が終了する。そのため、各ボタン演出(第1ボタン演出乃至第22ボタン演出)におけるボタン部509aの表示時間は、ゲージ部509bの表示時間としても捉えられる。
【1500】
また、本実施形態では、特定報知として左打ち報知が挙げられることを説明した。ここで、特定報知の実行時間としては、左打ち画像(第1左打ち画像47、第2左打ち画像48)の表示時間、左打ち音(第1左打ち音、第2左打ち音)の出力時間、第2左打ち報知におけるランプLの点滅時間等が挙げられる。
【1501】
また、本実施形態では、音量画像42および光量画像43は、各演出画像と重畳表示される場合において、各演出画像よりも前面のレイヤに表示されることを説明したが、これに限定されない。
音量画像42および光量画像43は、各演出画像と重畳表示される場合において、各演出画像よりも後面のレイヤに表示されてもよい。
【1502】
また、本実施形態では、各種の大当たり強調画像(第1大当たり強調画像566、第2大当たり強調画像567、第3大当たり強調画像568、第4大当たり強調画像569、第5大当たり強調画像570)が表示されているときに、装飾図柄41が各種の大当たり強調画像よりも後面のレイヤに表示されることで、装飾図柄41が視認困難又は視認不能であることを説明したが、これに限定されない。
各種の大当たり強調画像(第1大当たり強調画像566、第2大当たり強調画像567、第3大当たり強調画像568、第4大当たり強調画像569、第5大当たり強調画像570)が表示されているときには、装飾図柄41が非表示であることにより、装飾図柄41が視認困難又は視認不能であってもよい。すなわち、各種の大当たり強調画像が表示されているときにおいて、装飾図柄41が視認困難又は視認不能であれば、装飾図柄41は表示されていてもよいし非表示であってもよい。
【1503】
また、本実施形態では、演出制御部300は、変動演出において、大当たり遊技が実行されることを示唆する特定演出(大当たり演出)を実行可能であり、大当たり演出が実行される場合に、所定の強調演出を実行可能であり、所定の強調演出としては、大当たり報知音の出力、大当たり強調画像の表示、振動演出、役物演出、演出ボタン161やランプLや可動役物115の虹色による発光等が挙げられ、遊技者が操作可能であって演出効果の調整に用いられる調整手段には、第1調整手段(演出キー162)と、第1調整手段とは異なる第2調整手段(裏音量調整ボリューム300S)とがあり、演出制御部300は、所定の強調演出が実行されているときにおいて、第1調整手段が操作された場合に演出効果に関する特定報知を実行可能(図232(8)参照)であり、第2調整手段が操作された場合に特定報知を実行しない(図232(7)参照)ことが可能であり、特定報知としては音量画像42の表示が挙げられることを説明した。
ここで、演出制御部300は、所定の強調演出が実行されているときにおいて、演出キー162が操作された場合に音量報知音を出力し、裏音量調整ボリューム300Sが操作された場合に音量報知音を出力しないようにしてもよい。
また、演出制御部300は、所定の強調演出が実行されているときにおいて、演出キー162が操作された場合に音量報知音を出力し、裏音量調整ボリューム300Sが操作された場合に音量画像42を表示しないようにしてもよい。また、演出制御部300は、所定の強調演出が実行されているときにおいて、演出キー162が操作された場合に音量画像42を表示し、裏音量調整ボリューム300Sが操作された場合に音量報知音を出力しないようにしてもよい。すなわち、所定の強調演出が実行されているときにおいて、
第1調整手段が操作された場合に実行可能な「特定報知」と、第2調整手段が操作された場合に実行しない「特定報知」とは、異なる特定報知であってもよい。
【1504】
また、本実施形態では、演出制御部300は、第1ステージと第2ステージとにおいて、装飾図柄41が停止するときにおける、装飾図柄41の停止時動作および停止強調画像の表示態様を何れも異ならせることを説明したが、これに限定されない。演出制御部300は、第1ステージと第2ステージとにおいて、装飾図柄41が停止するときにおける、装飾図柄41の停止時動作および停止強調画像の表示態様のうちの一方を共通にして他方を異ならせるようにしてもよい。
また、本実施形態では、演出制御部300は、一のステージにおいて、装飾図柄41の文字に応じて、装飾図柄41の停止時動作および停止強調画像の表示態様を何れも異ならせることを説明したが、これに限定されない。演出制御部300は、一のステージにおいて、装飾図柄41の文字に応じて、装飾図柄41の停止時動作および停止強調画像の表示態様のうちの一方を共通にして他方を異ならせるようにしてもよい。
【1505】
また、本実施形態では、演出制御部300は、一のステージにおいて、ゾロ目の装飾図柄41の文字に応じて、ゾロ目の装飾図柄41の動作表示およびゾロ目強調画像を何れも異ならせることを説明したが、これに限定されない。
演出制御部300は、一のステージにおいて、ゾロ目の装飾図柄41の文字に応じて、ゾロ目の装飾図柄41の動作表示およびゾロ目強調画像のうちの何れか一方を異ならせ、他方を共通にしてもよい。
【1506】
また、本実施形態では、演出キー162の操作により調整可能な音量の段階数と、裏音量調整ボリューム300Sの操作により調整可能な音量の段階数とを異ならせているが、これに限定されない。演出キー162の操作により調整可能な音量の段階数と、裏音量調整ボリューム300Sの操作により調整可能な音量の段階数とは、同一であってもよい。
また、演出制御部300により設定可能な音量の段階数と、裏音量調整ボリューム300Sの操作により調整可能な音量の段階数とは、同一であってもよい。
【1507】
また、本実施形態では、左打ち音(第1左打ち音、第2左打ち音、左打ち警告音)は、演出キー162の操作による音量の設定に関わらず、一定の音量により出力されることを説明したが、これに限定されない。
左打ち音(第1左打ち音、第2左打ち音、左打ち警告音)は、演出キー162の操作によって音量が変更されてもよい。また、第1左打ち音は演出キー162の操作によって音量が変更される一方で、第2左打ち音および左打ち警告音は演出キー162が操作されても音量が変更されないようにしてもよい。
また、第3実施形態において後述するエラー(磁気エラー等)が発生することに伴う音(音声、警告音等)は、何れの状態において演出キー162が操作されても音量が変更されず、常に最大の音量により出力されるようにしてもよい。
【1508】
また、本実施形態では、左打ち画像(第1左打ち画像47、第2左打ち画像48)は、音量画像(音量画像42、客待ち音量画像44)および光量画像(光量画像43、客待ち光量画像45)よりも後面のレイヤに表示されるが、これに限定されない。
左打ち画像(第1左打ち画像47、第2左打ち画像48)は、音量画像(音量画像42、客待ち音量画像44)および光量画像(光量画像43、客待ち光量画像45)よりも前面のレイヤに表示されてもよい。また、第1左打ち画像47は、音量画像(音量画像42、客待ち音量画像44)および光量画像(光量画像43、客待ち光量画像45)よりも後面のレイヤに表示される一方で、第2左打ち画像48は、音量画像(音量画像42、客待ち音量画像44)および光量画像(光量画像43、客待ち光量画像45)よりも前面のレイヤに表示されてもよい。
【1509】
また、本実施形態では、第1ステージおよび第2ステージにおいて、左打ち報知の実行態様が共通であることを説明したが、これに限定されない。
演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、左打ち報知画像の表示態様(動作表示態様)を異ならせてもよい。また、第1ステージおよび第2ステージにおいて、左打ち報知音を異ならせてもよい。すなわち、演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、左打ち報知の報知態様を異ならせてもよい。
【1510】
また、変動演出例8において、第6ボタン後画像590は、はずれ目の装飾図柄41が表示されているときに、非表示になっている(図161(35)、(36)参照)が、これに限定されない。
第6ボタン後画像590は、はずれ目の装飾図柄41が表示されているとき(図161(35)、(36)参照)であっても表示されていてもよい。この場合に、第6ボタン後画像590は、はずれ目の装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって、はずれ目の装飾図柄41よりも後面のレイヤに表示される。
【1511】
また、変動演出例28において、第11ボタン後画像619が表示されているときにははずれ目の装飾図柄41が表示されていない(図215(11)参照)が、これに限定されない。
第11ボタン後画像619が表示されているとき(図215(11)参照)であっても、はずれ目の装飾図柄41が表示されてもよい。この場合に、第11ボタン後画像619は、はずれ目の装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって、はずれ目の装飾図柄41よりも後面のレイヤに表示される。
【1512】
また、変動演出例31において、第12ボタン後画像621が表示されているときにははずれ目の装飾図柄41が表示されていない(図219(6)参照)が、これに限定されない。
第12ボタン後画像621が表示されているとき(図219(6)参照)であっても、はずれ目の装飾図柄41が表示されてもよい。この場合に、第12ボタン後画像621は、はずれ目の装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって、はずれ目の装飾図柄41よりも後面のレイヤに表示される。
【1513】
また、各ボタン後画像は、画像表示部114における第5レイヤLA5(図147(2)参照)に表示されてもよい。すなわち、ボタン後画像は、装飾図柄41や、音量画像や、光量画像や、各種の強調画像よりも後面のレイヤに表示されてもよい。
【1514】
また、本実施形態では、左打ち画像(第1左打ち画像47、第2左打ち画像48)と、右打ち画像(第1右打ち画像503、第2右打ち画像507)とでは、背景部の表示態様が異なっているが、これに限定されない。
左打ち画像(第1左打ち画像47、第2左打ち画像48)と、右打ち画像(第1右打ち画像503、第2右打ち画像507)とでは、背景部の表示態様が共通であってもよい。
【1515】
また、左打ち報知画像と、右打ち報知画像とでは、表示位置や表示サイズが異なってもよい。一例を挙げると、第1左打ち画像47は、第1右打ち画像503とは異なる位置に表示され、且つ第1右打ち画像503よりも表示サイズが大きくてもよい。
【1516】
また、本実施形態では、動作表示の周期が異なる複数の演出画像が表示されることを説明した。
ここで、一の演出画像の動作表示と、他の一の演出画像の動作表示とで、周期が異なる場合には、動作速度も異なる。この場合には、一の演出画像の動作表示と、他の一の演出画像の動作表示とは、動作態様が異なる、とも捉えられる。
【1517】
また、本実施形態では、大当たり演出が実行される場合には、大当たり演出に応じてランプLが発光することを説明した。
ここで、特定の強調演出が実行される場合には、この特定の強調演出に応じてランプLが発光するようにしてもよい。特定の強調演出としては、例えば、リーチ演出、擬似連演出、ボタン演出等が挙げられる。
【1518】
また、本実施形態では、音量画像および光量画像は、保留数表示55および小図柄56と同一のレイヤに表示されることを説明したが、これに限定されない。
音量画像および光量画像は、保留数表示55および小図柄56よりも前面のレイヤに表示されてもよいし、保留数表示55および小図柄56よりも後面のレイヤに表示されてもよい。
【1519】
また、本実施形態では、SPリーチ演出が実行されているときには、SPリーチ演出に応じた動画像(SPリーチ画像552)が背景として画像表示部114の表示領域の全体に表示されることを説明した。
ここで、SPSPリーチ演出が実行されているときにおいても、SPSPリーチ演出に応じた動画像が背景として画像表示部114の表示領域の全体に表示されてもよい。この場合、SPSPリーチ演出に応じた動画像は、SPリーチ演出に応じた動画像とは異なる表示態様(動作態様)により表示される。
【1520】
また、本実施形態では、音量報知音と光量報知音とは異なる音であることを説明したが、これに限定されない。
音量報知音と光量報知音とは、同じ音であってもよい。
【1521】
また、本実施形態では、役物演出が実行されることを説明した。ここで、役物演出は、可動役物115の移動が開始されてから、可動役物115が移動前の位置に戻るまでの可動役物115の演出としても捉えられる。
【1522】
また、本実施形態では、同じ装飾図柄41の文字であっても、左装飾図柄41または右装飾図柄41が仮停止するときと、中装飾図柄41が仮停止するときとでは、異なる停止強調画像が表示されることを説明したが、これに限定されない。
仮停止する左装飾図柄41または右装飾図柄41と中装飾図柄41とが同じ文字である場合には、左装飾図柄41または右装飾図柄41が仮停止するときと、中装飾図柄41が仮停止するときとで、同じ停止強調画像が表示されるようにしてもよい。
【1523】
また、本実施形態では、特定のステージ(第1ステージ、第2ステージ)においては、リーチ演出が実行されない変動演出と、リーチ演出が実行される変動演出とでは、奇数または偶数が共通する装飾図柄41であっても、中装飾図柄41が仮停止するときに実行される停止時動作および表示される停止強調画像が異なっている(図143(9)、図149(14)参照)が、これに限定されない。
リーチ演出が実行される変動演出において、リーチ演出が実行されない変動演出と奇数または偶数が共通する装飾図柄41であれば、中装飾図柄41が仮停止するときに実行される停止時動作および表示される停止強調画像は、リーチ演出が実行されない変動演出と共通してもよい。
【1524】
また、本実施形態では、特別図柄抽選の結果が大当たりであることに基づく変動演出において、昇格煽り演出が実行されない場合があることを説明したが、これに限定されない。特別図柄抽選の結果が大当たりであることに基づく変動演出においては、昇格煽り演出が必ず実行されてもよい。
また、昇格煽り演出が実行されている上記の各変動演出において、昇格煽り演出が実行されないようにしてもよい。
【1525】
また、本実施形態では、発展演出が実行されるときと、大当たり演出が実行されるときとで、異なる役物演出(可動役物115の異なる動作)が実行されているが、これに限定されない。
発展演出が実行されるときと、大当たり演出が実行されるときとでは、役物演出(可動役物115の動作)が共通してもよい。
【1526】
また、本実施形態では、擬似連演出が実行される場合、変動演出において装飾図柄41が一旦仮停止してから、再度変動表示されているが、これに限定されない。
変動演出の開始後に擬似連演出が実行される場合であっても、装飾図柄41による一旦の仮停止および再度の変動表示は実行されなくてもよい。また、変動演出の開始後に擬似連演出が実行される場合に装飾図柄41による一旦の仮停止が実行されることなく装飾図柄41の再度の変動表示が実行されてもよい。
【1527】
また、本実施形態では、各大当たり演出の実行中においては、装飾図柄41が視認困難又は視認不能であることを説明したが、これに限定されない。
第1大当たり演出、第3大当たり演出乃至第5大当たり演出の実行中においては、装飾図柄41が視認困難又は視認不能である一方で、第2大当たり演出の実行中においては、ゾロ目の装飾図柄41が視認容易であってもよい。付言すると、第2大当たり演出の実行中においては、第2大当たり強調画像567が画像表示部114の一部にのみ表示されることにより、ゾロ目の装飾図柄41が視認容易であってもよい。また、第2大当たり演出の実行中においては、第2大当たり強調画像567よりも前面のレイヤに装飾図柄41が表示されることにより、ゾロ目の装飾図柄41が視認容易であってもよい。ただし、この場合であっても、第2大当たり演出の実行中に第2左打ち画像48が表示される場合には、ゾロ目の装飾図柄41は、第2左打ち画像48が表示されない場合に比べて、視認困難になる。
【1528】
また、本実施形態では、特別時短遊技状態においてSPSPリーチ演出が実行されているが、これに限定されない。
特別時短遊技状態においては、SPSPリーチ演出が実行されず、SPリーチ演出が実行されるようにしてもよい。
【1529】
また、本実施形態では、SPリーチ演出と、SPSPリーチ演出とがあることを説明したが、これに限定されない。
SPリーチ演出およびSPSPリーチ演出をまとめて、一の演出と捉えてもよい。すなわち、SPリーチ演出およびSPSPリーチ演出をまとめて、SPリーチ演出と総称してもよい。
【1530】
また、本実施形態では、演出制御部300は、前兆強調画像の表示後にボタン画像509を表示しているが、これに限定されない。
演出制御部300は、前兆強調画像を表示しているときに、ボタン画像509を表示してもよい。より具体的には、前兆強調画像の表示開始後であって表示終了前に、ボタン画像509を表示してもよい。ここで、「前兆強調画像の表示開始後であって表示終了前」には、前兆強調画像が非表示になり始めた(例えば前兆強調画像の透過度が高くなり始めた)ものの前兆強調画像の少なくとも一部は表示されている状態も含まれる。この場合に、演出制御部300は、前兆強調画像を、ボタン画像509の表示領域と重なる領域であって、ボタン画像509よりも前面のレイヤに表示してもよい。また、前兆強調画像を、ボタン画像509の表示領域と重なる領域であって、ボタン画像509よりも後面のレイヤに表示してもよい。また、前兆強調画像を、ボタン画像509の表示領域を含む領域であって、ボタン画像509と同じレイヤに表示してもよい。
【1531】
また、本実施形態では、演出制御部300は、ボタン画像509を非表示にした後に操作後強調画像を表示しているが、これに限定されない。
演出制御部300は、ボタン画像509を表示しているときに、操作後強調画像を表示してもよい。より具体的には、ボタン画像509の表示開始後であって表示終了前に、操作後強調画像を表示してもよい。ここで、「ボタン画像509の表示開始後であって表示終了前」には、ボタン画像509が非表示になり始めた(例えばボタン画像509の透過度が高くなり始めた)もののボタン画像509の少なくとも一部は表示されている状態も含まれる。また、ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作される場合には、演出制御部300は、演出ボタン161の操作後であり且つボタン画像509の表示開始後であって表示終了前に、操作後強調画像を表示してもよい。この場合に、演出制御部300は、操作後強調画像を、ボタン画像509の表示領域と重なる領域であって、ボタン画像509よりも前面のレイヤに表示してもよい。また、操作後強調画像を、ボタン画像509の表示領域と重なる領域であって、ボタン画像509よりも後面のレイヤに表示してもよい。また、操作後強調画像を、ボタン画像509の表示領域を含む領域であって、ボタン画像509と同じレイヤに表示してもよい。
【1532】
また、大当たり強調画像の表示態様の変化に伴い、大当たり報知音として出力される音も変化してもよい。
また、大当たり報知音は、可動役物115を強調する役物強調音としても捉えられる。
【1533】
また、本実施形態では、変動演出においては、遊技の進行に応じたBGMが出力されることを説明した。
ここで、変動演出におけるリーチ演出の開始前と開始後とで、BGMが異なってもよい。付言すると、リーチ時演出の開始前と開始後とではBGMが共通し、第1動作強調音の出力前(左右の装飾図柄41の動作表示前)と出力後(動作表示後)とでBGMが異なってもよい。
【1534】
また、本実施形態では、種々の強調音が出力されることを説明した。
ここで、種々の強調音は、強調音が出力される場合に、何れも、繰り返しては出力されない。すなわち、種々の強調音は、出力される場合に、一回のみ出力される。
【1535】
また、本実施形態では、ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、ボタン画像509が非表示になる。そのため、ボタン画像509は、演出ボタン161の操作に応じて不特定のタイミングで非表示になることが可能である。
【1536】
また、本実施形態では、各ボタン演出におけるボタン画像509として、演出ボタン161が複数回押される態様を模した画像が表示(繰り返し動作表示)されるが、これに限定されない。
ボタン画像509として、演出ボタン161が1回のみ押される態様を模した画像が表示される(繰り返しの動作表示がされない、周期的ではない)ボタン演出(以下、非周期ボタン演出と称する)が設けられてもよい。また、特定演出(装飾図柄41の仮停止、リーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、擬似連演出等)の開始前では非周期ボタン演出が実行され、特定演出の開始以降では、演出ボタン161が複数回押される態様を模した画像が表示(繰り返し動作表示)されるボタン演出が実行されてもよい。また、時短遊技状態では非周期ボタン演出が実行され、通常遊技状態では、演出ボタン161が複数回押される態様を模した画像が表示(繰り返し動作表示)されるボタン演出が実行されてもよい。
【1537】
また、本実施形態では、3つの装飾図柄41の各々に対して停止(仮停止)時に第1態様の強調演出(図柄暗転)を実行可能であり、第2態様の強調演出(暗転以外の図柄強調演出)を実行可能であり、3つの装飾図柄41の各々に第1態様の強調演出を行うときと(例えば、図柄暗転後に発展演出)、3つの装飾図柄41に対して第1態様を行ってから第2態様を行うときと、3つの装飾図柄41の各々に第2態様の強調演出を行うとき(ばらはずれ変動演出)とがある。そして、3つの装飾図柄41の各々に第1態様の強調演出を行うときと、3つの装飾図柄41に対して第1態様を行ってから第2態様を行うときと、3つの装飾図柄41の各々に第2態様の強調演出を行うときとで、それぞれ大当たり遊技が実行される期待度が異なる。より具体的には、3つの装飾図柄41の各々に第1態様の強調演出を行うとき、3つの装飾図柄41に対して第1態様を行ってから第2態様を行うとき、3つの装飾図柄41の各々に第2態様の強調演出を行うときの順番において、早い順に期待度が高い。
また、変動演出において、第2態様の強調演出の実行後には第1態様の強調演出が実行されない。ただし、第2態様の強調演出の実行後に第1態様の強調演出が実行される変動演出よりも、第1態様の強調演出の実行後に第2態様の強調演出が実行される変動演出の方が実行され易ければ、第2態様の強調演出の実行後に第1態様の強調演出が実行される変動演出が行われてもよい。
また、第1態様の強調演出は、第1ステージでも第2ステージでも実行可能であるが、第2態様の強調演出は第1ステージでのみ実行可能であってもよい。この場合に、第2ステージでは、ばらはずれ変動演出が行われる場合には第2態様とは異なる第3態様の強調演出が実行されるようにしてもよい。
【1538】
また、本実施形態では、左打ち画像は、音量画像および光量画像よりも後面のレイヤに表示されることを説明したが、これに限定されない。
左打ち画像(第1左打ち画像47、第2左打ち画像48)は、音量画像および光量画像よりも前面のレイヤに表示されてもよい。また、第1左打ち画像47は音量画像および光量画像よりも後面のレイヤに表示される一方で、第2左打ち画像48は音量画像および光量画像よりも前面のレイヤに表示されてもよい。
【1539】
また、変動演出が実行されていないとき(変動停止中)において、左打ち画像は装飾図柄41にかかる一方で、右打ち画像は装飾図柄41にかからないようにしてもよい。
また、第1ステージと、第2ステージとで、左打ち画像を異なる表示態様により表示してもよい。
【1540】
また、本実施形態では、第1左打ち報知に応じた、ランプL、演出ボタン161、および可動役物115の発光は実行されない。これは、第1左打ち報知において、ランプL、演出ボタン161、および可動役物115の発光が制限されることとしても捉えられる。
また、本実施形態では、第2左打ち報知に応じた、ランプL、演出ボタン161、および可動役物115の発光態様により発光されることを説明した。ここで、第2左打ち報知に応じた、ランプL、演出ボタン161、および可動役物115の発光態様による発光は、消灯であってもよい。また、変動演出において第2左打ち報知が実行される場合には、ランプL、演出ボタン161、および可動役物115が消灯してもよい。
【1541】
また、本実施形態では、開始動作が実行されているときに、開始強調画像が表示されることを説明した。この場合に、開始動作の開始後に開始強調画像の表示が開始されてもよいし、開始強調画像の表示開始後に開始動作が開始されてもよい。また、開始動作の終了後に開始強調画像が非表示になってもよいし、開始強調画像の非表示後に開始動作が終了してもよい。
また、本実施形態では、停止時動作が実行されているときに、停止強調画像が表示されることを説明した。この場合に、停止時動作の開始後に停止強調画像の表示が開始されてもよいし、停止強調画像の表示開始後に停止時動作が開始されてもよい。また、停止時動作の終了後に停止強調画像が非表示になってもよいし、停止強調画像の非表示後に停止時動作が終了してもよい。
また、本実施形態では、リーチ動作が実行されているときに、リーチ目停止強調画像が表示されることを説明した。この場合に、リーチ動作の開始後にリーチ目強調画像の表示が開始されてもよいし、リーチ目強調画像の表示開始後にリーチ動作が開始されてもよい。また、リーチ動作の終了後にリーチ目強調画像が非表示になってもよいし、リーチ目強調画像の非表示後にリーチ動作が終了してもよい。
また、本実施形態では、ゾロ目の装飾図柄41による動作表示が実行されているときに、ゾロ目強調画像が表示されることを説明した。この場合に、ゾロ目の装飾図柄41による動作表示の開始後にゾロ目強調画像の表示が開始されてもよいし、ゾロ目強調画像の表示開始後にゾロ目の装飾図柄41による動作表示が開始されてもよい。また、ゾロ目の装飾図柄41による動作表示の終了後にゾロ目強調画像が非表示になってもよいし、ゾロ目強調画像の非表示後にゾロ目の装飾図柄41による動作表示が終了してもよい。
【1542】
また、装飾図柄41を強調する強調画像が表示されているときには、装飾図柄41が拡大または縮小してもよい。この場合、装飾図柄41を強調する強調画像も、装飾図柄41の拡大または縮小に応じて、表示サイズが拡大または縮小してもよい。
【1543】
また、本実施形態では、ゾロ目の装飾図柄41の一部が画像表示部114の表示領域に収まらない(図175(12)参照)ことがあることを説明した。ここで、リーチ時演出が実行される場合にも、リーチ目の装飾図柄41が拡大することで、リーチ目の装飾図柄41の一部が画像表示部114の表示領域に収まらないことがあってもよい。
【1544】
また、本実施形態では、前兆強調画像として、光を模した画像が表示されてもよいし、ボタン画像509が表示されてもよいことを説明した。
ここで、前兆強調画像として、光を模した画像およびボタン画像509が何れも表示されてもよい。この場合に、光を模した画像は、ボタン画像509の表示領域と重なる領域であって、ボタン画像509よりも前面のレイヤに表示されてもよい。
【1545】
また、本実施形態では、各前兆強調画像が、装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示されることを説明したが、これに限定されない。
前兆強調画像は、装飾図柄41よりも後面のレイヤに表示されてもよい。また、例えば、変動演出において、特定演出の開始前においては、前兆強調画像が装飾図柄41よりも後面のレイヤに表示され、特定演出の開始以降においては、前兆強調画像が装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示されてもよい。また、特定演出の開始前においては、前兆強調画像が装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示され、特定演出の開始以降においては、前兆強調画像が装飾図柄41よりも後面のレイヤに表示されてもよい。特定演出としては、装飾図柄41の仮停止、リーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、擬似連演出等が挙げられる。
また、例えば、第1演出モード(第1ステージなど)においては、前兆強調画像が装飾図柄41よりも後面のレイヤに表示され、第2演出モード(第2ステージ乃至第4ステージなど)においては、前兆強調画像が装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示されてもよい。また、第1演出モードにおいては、前兆強調画像が装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示され、第2演出モードにおいては、前兆強調画像が装飾図柄41よりも後面のレイヤに表示されてもよい。
また、何れの前兆強調画像も、装飾図柄41よりも後面のレイヤに表示されてもよい。
【1546】
また、本実施形態では、演出制御部300は、大当たり遊技が実行されることを示唆する装飾図柄41(ゾロ目の装飾図柄41)を強調する強調演出を実行可能であり、演出図柄には、第1演出図柄と、第1演出図柄とは異なる第2演出図柄とがあり、第1演出図柄が表示される場合と、第2演出図柄が表示される場合とにおいて、強調演出の表示態様を異ならせる(図166(39)、(40)、図175(11)乃至(13)参照)ことが可能であることを説明した。そして、第1演出図柄としては偶数の装飾図柄41等が挙げられ、第2演出図柄としては奇数の装飾図柄41等が挙げられることを説明した。
ここで、ゾロ目の装飾図柄41が拡大する動作表示(図166(33)、(34)参照)も、ゾロ目の装飾図柄41を強調する強調演出として捉えられる。また、左装飾図柄41(右装飾図柄41)と中装飾図柄41とでは、表示態様(動作表示態様)が異なっている(図166(33)参照)。そのため、「第1演出図柄が表示される場合と、第2演出図柄が表示される場合とにおいて、強調演出の表示態様を異ならせる」ことには、第1演出図柄が左装飾図柄41または右装飾図柄41であり、第2演出図柄が中装飾図柄41であることも含まれる。
【1547】
また、本実施形態では、ステージごとに強調画像の表示態様が異なることを説明した。ここで、強調画像は、ステージごとに、表示サイズ(形)は共通である一方で表示色が異なることにより、ステージごとの表示態様が異なってもよい。
また、ステージ報知画像501の識別部501aも、ステージごとに形が変わってもよい。一例を挙げると、ステージ報知画像501の識別部501aは、ステージごとに、強調部501bと同じ外形により表示されてもよい。
【1548】
また、本実施形態では、演出制御部300が、比較対象になる二つの場面(第1演出モードおよび第2モードや、特定演出の開始前および特定演出の開始以降等:以下、第1の場面、第2の場面と称する)において所定の演出の演出態様(表示態様や、実行時間など)を異ならせることが可能であることを説明した。ここで、「異ならせる」とは、所定の演出が、第1の場面で第1演出態様により実行され、第2の場面で第2演出態様により実行されればよいことを意味しており、所定の演出として、第1の場面でのみ実行される演出態様と、第2の場面でのみ実行される演出態様とが設けられることには限定されない。
また、本実施形態では、演出制御部300が、比較対象になる二つの場面において所定の演出の演出態様を共通にすることが可能であることを説明した。ここで、「共通にする」とは、所定の演出が第1の場面と第2の場面とで同じ演出態様により実行される場合があればよく、所定の演出として、第1の場面と第2の場面とで同一である演出態様のみが設けられることには限定されない。
【1549】
また、本実施形態では、ボタン強調部509cが赤色や虹色に表示されるボタン演出が実行されることを説明した。
ここで、ボタン強調部509cが赤色や虹色に表示されるボタン演出においては、演出ボタン161が突出し、通常のボタン演出よりも演出ボタン161の操作量(距離)が大きくなってもよい。
また、演出ボタン161とは異なる他の操作手段(例えば、遊技者が引く操作が可能なレバー等)がパチンコ遊技機100に設けられてもよい。そして、ボタン強調部509cが赤色や虹色に表示されるボタン演出においては、他の操作手段の操作が促進されてもよい。この場合には、ボタン画像509として、他の操作手段を模した画像が動作表示されてもよい。
【1550】
また、本実施形態では、ゾーン実行中画像(第1ゾーン実行中画像537、第2ゾーン実行中画像613)が表示されているときに、ステージ報知画像501が表示されていることを説明したが、これに限定されない。
ステージ報知画像501の代わりにゾーン実行中画像(第1ゾーン実行中画像537、第2ゾーン実行中画像613)が表示されることで、ゾーン実行中画像の表示中はステージ報知画像501が非表示になってもよい。この場合、ステージ報知画像501からゾーン実行中画像への変化は、演出モードを識別する識別画像の変化演出としても捉えられる。変化演出においては、ステージ報知画像501の識別部501aが、ゾーン実行中画像におけるテキスト部分(「Xゾーン」、「Yゾーン」)に変化し、ステージ報知画像501の強調部501bが、ゾーン実行中画像におけるマーク部分(「〇、△、□、◇」、「●、▲、■、◆」)に変化する。
【1551】
また、ゾーン実行中画像(第1ゾーン実行中画像537、第2ゾーン実行中画像613)におけるマーク部分(「〇、△、□、◇」、「●、▲、■、◆」)は、ゾーン実行中画像におけるテキスト部分(「Xゾーン」、「Yゾーン」)の近傍に表示されることで、このテキスト部分を強調してもよい。
【1552】
また、本実施形態では、操作後強調画像の表示態様によって、大当たり遊技が実行される期待度が示唆されてもよいことを説明した。この場合に、操作後強調画像の表示色によって期待度が示唆されてもよい。例えば、はずれ変動演出においては操作後強調画像が白色や青色により表示され、大当たり変動演出においては操作後強調画像が赤色により表示されてもよい。
【1553】
また、一のボタン演出において、特別図柄抽選の結果に応じて操作後強調画像が表示されるか否かが異なってもよい。一例を挙げると、はずれ変動演出において第8ボタン演出が実行される場合に、この第8ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されるか否かに関わらず操作後強調画像(第8操作後強調画像520)が表示されないようにしてもよい。そして、大当たり変動演出において第8ボタン演出が実行される場合に、この第8ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されると、操作後強調画像(第8操作後強調画像520)が表示されるようにしてもよい。
【1554】
また、本実施形態では、ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作された場合に操作後強調画像が表示され、ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されない場合に操作後強調画像が表示されないことを説明したが、これに限定されない。
ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作されるか否かに関わらず、ボタン演出における操作有効期間が経過すると操作後強調画像が表示されてもよい。
【1555】
また、本実施形態では、右打ち画像および左打ち画像の何れも表示位置が移動することを説明したが、これに限定されない。左打ち画像は表示位置が移動せずに、右打ち画像は表示位置が移動してもよい。
【1556】
また、時短遊技状態において表示される強調画像は、右打ち画像と表示位置が重なってもよい。この場合に、強調画像は、右打ち画像よりも後面のレイヤに表示される。
【1557】
また、本実施形態では、第2左打ち音については、音量の調整が可能ではないことを説明したが、これに限定されない。
第2左打ち音についても、演出キー162や裏音量調整ボリューム300Sの操作により音量が調整されてもよい。
【1558】
また、本実施形態における各変動演出例(変動演出例1乃至変動演出例38)では、遊技者が演出キー162における下側のキーおよび左側のキーを(例えば1秒ごとに)繰り返し押すことを説明した。
ここで、各変動演出例では、遊技者が、演出キー162における上側のキーの操作と下側のキーの操作とを(例えば1秒ごとに)繰り返すとともに、演出キー162における右側のキーの操作と左側のキーの操作とを(例えば1秒ごとに)繰り返してもよい。この場合、演出キー162が操作されるたびに、音量の調整および光量の調整が行われる。また、変動演出において音量報知音および光量報知音が出力可能な場合には、演出キー162が操作されるたびに、音量報知音および光量報知音が出力される。より具体的には、変動演出に応じた演出音とともに、音量報知音および光量報知音が出力される。
【1559】
また、本実施形態では、操作演出(ボタン演出)が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じた強調演出が実行されることを説明した。
ここで、本実施形態では、ボタン演出において演出ボタン161が操作されるタイミングに応じて、特定画像の表示開始タイミングが異なる。この特定画像としては、第1ボタン後画像571、第2ボタン後画像576、第3ボタン後画像577、第4ボタン後画像580、第5ボタン後画像589、第6ボタン後画像590、第7ボタン後画像601、第8ボタン後画像606、第9ボタン後画像607、第10ボタン後画像612、第11ボタン後画像619、第12ボタン後画像621、第1大当たり強調画像566、第2大当たり強調画像567、第3大当たり強調画像568、第4大当たり強調画像569、第5大当たり強調画像570が挙げられる。そのため、この特定画像の表示も、操作演出(ボタン演出)が実行されているときの演出ボタン161の操作に応じた強調演出として捉えられる。言い換えると、この特定画像の表示は、演出ボタン161の操作の結果を強調する強調演出として捉えられる。さらに言い換えると、この特定画像の表示は、演出ボタン161が操作されたことを強調する強調演出として捉えられる。
【1560】
また、本実施形態では、各大当たり強調画像が、装飾図柄41(ゾロ目の装飾図柄41)よりも前面のレイヤに表示されることを説明したが、これに限定されない。
例えば、通常遊技状態においては、大当たり強調画像が、装飾図柄41(ゾロ目の装飾図柄41)よりも前面のレイヤに表示され、時短遊技状態においては、大当たり強調画像が、装飾図柄41(ゾロ目の装飾図柄41)よりも後面のレイヤに表示されてもよい。
また、通常遊技状態においては、大当たり強調画像が、装飾図柄41(ゾロ目の装飾図柄41)よりも後面のレイヤに表示され、時短遊技状態においては、大当たり強調画像が、装飾図柄41(ゾロ目の装飾図柄41)よりも前面のレイヤに表示されてもよい。
また、遊技状態に関わらず、大当たり強調画像が、装飾図柄41(ゾロ目の装飾図柄41)よりも後面のレイヤに表示されてもよい。
【1561】
また、本実施形態では、演出制御部300は、第1ステージおよび第2ステージにおいて、左打ち報知の報知態様を異ならせてもよいことを説明した。ここで、第1ステージおよび第2ステージにおいて、左打ち報知の報知態様を異ならせることには、第1ステージにおいて第1左打ち報知が行われ、第2ステージにおいて、第2左打ち報知が行われることも含まれる。
【1562】
また、本実施形態では、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出において、保留画像52や変動画像51が非表示になることで視認困難または視認不能になることを説明したが、これに限定されない。
例えば、保留画像52や変動画像51が、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出に応じて表示される演出画像よりも後面のレイヤに表示されることで、保留画像52や変動画像51が視認困難または視認不能になってもよい。
【1563】
また、本実施形態では、SPリーチ演出においては、保留画像52が視認困難または視認不能になる一方で変動画像51が視認容易であり、SPSPリーチ演出においては、保留画像52および変動画像51が何れも視認困難または視認不能になることを説明したが、これに限定されない。
SPリーチ演出においては、保留画像52および変動画像51が、何れも視認容易であってもよいし、何れも視認困難または視認不能であってもよい。また、SPSPリーチ演出においては、保留画像52および変動画像51が何れも視認容易であってもよいし、保留画像52が視認困難または視認不能になる一方で変動画像51が視認容易であってもよい。
【1564】
また、本実施形態では、第1ステージと第2ステージとで、左装飾図柄41である「7」が仮停止したときに表示される停止強調画像が異なっている(図172(4)、図209(4)参照)が、これに限定されない。第1ステージと第2ステージとで、左装飾図柄41である「7」が仮停止したときに表示される停止強調画像が共通であってもよい。
【1565】
また、本実施形態では、ボタン強調部509cが表示されることによりボタン部509aの表示色が強調されているが、これに限定されない。
例えば、ボタン部509aの表示色自体が変化してもよい。この場合、ボタン部509aは、ボタン強調部としても捉えられる。すなわち、ボタン画像509aとボタン強調部509cとは、一体であってもよい。
【1566】
また、本実施形態では、各種の強調画像は、少なくとも一部が、音量画像42および光量画像43の表示領域に重ならない領域に表示されるため、音量画像42および光量画像43の表示中に表示される場合であっても、少なくとも一部が視認可能であることを説明した。
ここで、第2左打ち画像48は、音量画像42および光量画像43よりも表示サイズが大きいため、第2左打ち画像48の表示中に各種の強調画像が表示される場合には、各種の強調画像が視認困難になる場合がある。そこで、第2左打ち画像48を、透過度が高い表示態様により表示してもよい。より具体的には、第2左打ち画像48を、この第2左打ち画像48よりも後面のレイヤに表示される演出画像が第2左打ち画像48を介しても遊技者に視認可能になる程度に透過度を高めて、表示してもよい。この場合、第2左打ち画像48が表示されているときであっても、第2左打ち画像48の後面のレイヤに表示されている、装飾図柄41、ボタン画像509、強調画像等の各種の演出画像が遊技者に認識される。
【1567】
また、本実施形態では、第3ステージおよび第4ステージは、特別時短遊技状態における演出モードであることを説明したが、これに限定されない。
第3ステージが特別時短遊技状態における演出モードである一方で、第4ステージは特殊時短遊技状態における演出モードであってもよい。また、第4ステージが特別時短遊技状態における演出モードである一方で、第3ステージは特殊時短遊技状態における演出モードであってもよい。また、第3ステージおよび第4ステージは、何れも、特殊時短遊技状態における演出モードであってもよい。
【1568】
また、本実施形態では、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出が実行されることを説明した。そして、変化演出としては、ボタン強調部509cの表示の有無や表示態様の変化、ボタン部509aの動作表示、強調文字509dの動作表示が挙げられることを説明した。
ここで、ボタン画像509のゲージ部509bは、上述した通り、ボタン演出における操作有効期間の減少(経過)とともに表示態様が変化する(図60(2)乃至(8)参照)。そのため、ゲージ部509bの表示態様の変化(動作表示)も、ボタン画像509の表示態様を変化させる変化演出として捉えられる。そして、それぞれ異なる二つのタイミング(特定演出の開始前と特定演出の開始以降とにおけるタイミング、第1操作演出が実行される場合と第2操作演出が実行される場合とにおけるタイミング、第1演出モードと第2演出モードとにおけるタイミング)において、変化演出の実行時間を異ならせることには、それぞれ異なるこの二つのタイミングにおいてゲージ部509bの表示時間を異ならせることが含まれる。
【1569】
また、ゲージ部509bが表示されると、ボタン画像509が着目され易くなり、その結果、演出ボタン161の操作が遊技者に促進される。そのため、ゲージ部509bは、ボタン画像509(ボタン演出)を強調する強調部としても捉えられる。また、ゲージ部509bの表示は、ボタン画像509(ボタン演出)を強調する強調演出としても捉えられる。
ただし、ボタン部509a、ボタン強調部509c、および強調文字509dとは異なり、ゲージ部509bの動作表示は、一のボタン演出において繰り返されない。
【1570】
また、時短遊技状態において、第3ステージおよび第4ステージの何れから変動演出が開始されるかは、例えば、大当たり遊技において遊技者が演出ボタン161や演出キー162を操作することにより選択可能であってもよい。
【1571】
また、本実施形態では、演出制御部300は、ボタン画像509を非表示にした後にボタン後画像を表示しているが、これに限定されない。
演出制御部300は、ボタン画像509を表示しているときに、ボタン後画像を表示してもよい。より具体的には、ボタン画像509の表示開始後であって表示終了前に、ボタン後画像を表示してもよい。ここで、「ボタン画像509の表示開始後であって表示終了前」には、ボタン画像509が非表示になり始めた(例えばボタン画像509の透過度が高くなり始めた)もののボタン画像509の少なくとも一部は表示されている状態も含まれる。また、ボタン演出における操作有効期間に演出ボタン161が操作される場合には、演出制御部300は、演出ボタン161の操作後であり且つボタン画像509の表示開始後であって表示終了前に、ボタン後画像を表示してもよい。この場合に、演出制御部300は、ボタン後画像を、ボタン画像509の表示領域と重なる領域であって、ボタン画像509よりも前面のレイヤに表示してもよい。また、ボタン後画像を、ボタン画像509の表示領域と重なる領域であって、ボタン画像509よりも後面のレイヤに表示してもよい。また、ボタン後画像を、ボタン画像509の表示領域を含む領域であって、ボタン画像509と同じレイヤに表示してもよい。
【1572】
また、各ボタン後画像は、画像表示部114における一のレイヤの全体に表示されてもよい。
また、各ボタン後画像は、装飾図柄41よりも後面のレイヤに表示されてもよい。
【1573】
また、本実施形態では、操作手段の操作に関する特定報知として、左打ち画像が挙げられることを説明した。この場合、操作手段としては、ハンドル151が挙げられる。
ここで、演出キー162もまた、操作手段として捉えられる。そして、演出キー162が操作されることにより、演出効果に関する報知として、音量画像42の表示、光量画像43の表示、客待ち音量画像44の表示、客待ち光量画像45の表示、音量報知音の出力、光量報知音の出力等が行われる。そのため、音量画像42の表示、光量画像43の表示、客待ち音量画像44の表示、客待ち光量画像45の表示、音量報知音の出力、光量報知音の出力等もまた、操作手段の操作に関する特定報知として捉えられる。
【1574】
また、リーチ目強調画像は、左右の装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって、左右の装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示されてもよい。また、リーチ目強調画像は、左右の装飾図柄41の表示領域とは重ならない領域に表示されてもよい。また、リーチ目強調画像は、左右の装飾図柄41の表示領域と重なる領域と、左右の装飾図柄41の表示領域とは重ならない領域とに表示されてもよい。また、リーチ目強調画像は、装飾図柄41と同じレイヤに表示されてもよいし、異なるレイヤ(後面のレイヤ)に表示されてもよい。
また、停止強調画像は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって、装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示されてもよい。また、停止強調画像は、装飾図柄41の表示領域とは重ならない領域に表示されてもよい。また、停止強調画像は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域と、装飾図柄41の表示領域とは重ならない領域とに表示されてもよい。また、停止強調画像は、装飾図柄41と同じレイヤに表示されてもよいし、異なるレイヤ(後面のレイヤ)に表示されてもよい。
また、発展煽り強調画像は、発展画像584および中装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって発展画像584および中装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示されてもよい。また、発展煽り強調画像は、発展画像584および中装飾図柄41と同じレイヤに表示されてもよいし、発展画像584および中装飾図柄41とは異なるレイヤ(後面のレイヤ)に表示されてもよい。
また、開始強調画像は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって、装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示されてもよい。また、開始強調画像は、装飾図柄41の表示領域とは重ならない領域に表示されてもよい。また、開始強調画像は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域と、装飾図柄41の表示領域とは重ならない領域とに表示されてもよい。また、開始強調画像は、装飾図柄41と同じレイヤに表示されてもよいし、異なるレイヤ(後面のレイヤ)に表示されてもよい。
また、ゾロ目強調画像は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって、装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示されてもよい。また、ゾロ目強調画像は、装飾図柄41の表示領域とは重ならない領域に表示されてもよい。また、ゾロ目強調画像は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域と、装飾図柄41の表示領域とは重ならない領域とに表示されてもよい。また、ゾロ目強調画像は、装飾図柄41と同じレイヤに表示されてもよいし、異なるレイヤ(後面のレイヤ)に表示されてもよい。
また、リーチ煽り強調画像は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域であって、装飾図柄41よりも前面のレイヤに表示されてもよい。また、リーチ煽り強調画像は、装飾図柄41の表示領域とは重ならない領域に表示されてもよい。また、リーチ煽り強調画像は、装飾図柄41の表示領域と重なる領域と、装飾図柄41の表示領域とは重ならない領域とに表示されてもよい。また、リーチ煽り強調画像は、装飾図柄41と同じレイヤに表示されてもよいし、異なるレイヤ(後面のレイヤ)に表示されてもよい。
【1575】
なお、音量画像42の表示が何れのタイミングで開始された場合であっても、演出キー162が一度操作された場合における音量画像42の表示時間は一定(5秒)である。付言すると、上述した各変動演出例における何れのタイミングで音量画像42の表示が開始された場合であっても、演出キー162が一度操作された場合における音量画像42の表示時間は一定(5秒)である。また、上述した各変動演出例における何れのタイミングで音量報知音が出力される場合であっても、演出キー162が一度操作された場合における音量報知音の出力時間は一定(0.1秒)である。
また、光量画像43の表示が何れのタイミングで開始された場合であっても、演出キー162が一度操作された場合における光量画像43の表示時間は一定(5秒)である。付言すると、上述した各変動演出例における何れのタイミングで光量画像43の表示が開始された場合であっても、演出キー162が一度操作された場合における光量画像43の表示時間は一定(5秒)である。また、上述した各変動演出例における何れのタイミングで光量報知音が出力される場合であっても、演出キー162が一度操作された場合における光量報知音の出力時間は一定(0.1秒)である。
【1576】
また、本実施形態では、音量画像42(光量画像43)が、各種の強調画像(前兆強調画像、操作後強調画像、操作中強調画像、リーチ目強調画像、役物強調画像、発展強調画像、大当たり強調画像、停止強調画像、擬似連強調画像、発展煽り強調画像、開始強調画像、ゾロ目強調画像、昇格煽り強調画像、リーチ煽り強調画像等)の表示領域と重なる領域であって強調画像よりも前面のレイヤに表示されることを説明した。ここで、上述した通り、音量画像42のゲージ部421(光量画像43のゲージ部431)、背景部425(背景部435)は、透過度が高い。そのため、音量画像42(光量画像43)よりも後面に表示されている強調画像(前兆強調画像、操作後強調画像、操作中強調画像、リーチ目強調画像、役物強調画像、発展強調画像、大当たり強調画像、停止強調画像、擬似連強調画像、発展煽り強調画像、開始強調画像、ゾロ目強調画像、昇格煽り強調画像、リーチ煽り強調画像等)は、音量画像42のゲージ部421(光量画像43のゲージ部431)や背景部425(背景部435)を通じて、遊技者に視認可能であってもよい。また、強調画像が動作表示する場合、音量画像42(光量画像43)よりも後面に表示されている強調画像の動作表示が、音量画像42のゲージ部421(光量画像43のゲージ部431)や背景部425(背景部435)を通じて、遊技者に視認可能であってもよい。この場合、音量画像42や光量画像43の表示中に強調画像が表示される場合であっても、強調画像を遊技者に認識させることができる。
また、各種の強調画像は、少なくとも一部が、音量画像42および光量画像43の表示領域と重ならない領域に表示される。そのため、音量画像42や光量画像43の表示中に強調画像が表示される場合であっても、強調画像を遊技者に認識させることができる。
【1577】
また、本実施形態では、音量画像や光量画像が表示されていないときに、演出キー162が操作されると、音量や光量が変更されるとともに、変更後の音量や光量を示す態様により音量画像や光量画像の表示および音量報知音や光量報知音の出力が行われているが、これに限定されない。
音量画像や光量画像が表示されていないときに、演出キー162が操作される場合には、音量や光量が変更されずに、設定されている音量や光量を示す態様により、音量画像や光量画像の表示および音量報知音や光量報知音の出力が行われてもよい。そして、音量画像や光量画像が表示されているときに演出キー162が操作されると、音量や光量が変更されるとともに、変更後の音量や光量を示す態様により音量画像や光量画像の表示および音量報知音や光量報知音の出力が行われてもよい。
【1578】
また、本実施形態では、客待ち状態においてメニュー促進画像46が表示されることを説明した。ここで、メニュー促進画像46においても、ボタン画像509のボタン部509aと同様に、演出ボタン161が操作された状態と操作されていない状態とを交互に(周期的に)繰り返す態様を模した表示態様により、操作対象識別部461を動作表示させてもよい。また、メニュー促進画像46においても、ボタン強調部509cと同様に、操作対象識別部461を強調する光を模した画像が、操作対象識別部461の動作表示に応じて周期的に動作表示されてもよい。この場合に、操作対象識別部461の動作表示の周期は、各ボタン演出におけるボタン部509aの動作表示の周期の何れとも異なってもよい。また、操作対象識別部461を強調する画像の動作表示の周期は、各ボタン演出におけるボタン強調部509cの動作表示の周期の何れとも異なってもよい。また、メニュー促進画像46も、広義には、ボタン演出として捉えられる。
【1579】
また、本実施形態では、変動演出が実行されていないとき(変動停止中)のように、演出キー162の操作による特定報知(音量画像42の表示、光量画像43の表示、客待ち音量画像44の表示、客待ち光量画像45の表示、音量報知音の出力、および光量報知音の出力の少なくとも一つ)が制限されているときであっても、振動演出や役物演出を実行してもよいことを説明した。ここで、例えば、大当たり遊技中においても、演出キー162の操作による特定報知が制限される一方で、振動演出や役物演出が実行されてもよい。
【1580】
また、本実施形態では、演出制御部300において、音量が7段階のうちの「1」乃至「7」の何れかに設定されることを説明したが、これに限定されない。演出制御部300において設定可能な音量の段階数は、音量画像により識別可能な5段階であってもよい。また、裏音量調整ボリューム300Sにより調整可能な音量の段階数もまた、5段階であってもよい。
【1581】
また、上述した各強調画像の何れかが表示されているときに第2左打ち画像48が表示されてもよい。この場合に、第2左打ち画像48は、各強調画像の表示領域と重なる領域であって、各強調画像よりも前面のレイヤに表示されてもよい。
【1582】
また、本実施形態では、強調画像が、遊技状態に応じた表示態様により表示されることを説明したが、これに限定されない。例えば、通常遊技状態と時短遊技状態とで、大当たり強調画像が共通の表示態様により表示(動作表示)されてもよい。すなわち、強調画像は、遊技状態によらず共通の表示態様であってもよい。
【1583】
(本実施形態の特徴構成1)
ここで、上述した本実施形態の特徴構成について説明する。本実施形態では、演出図柄が仮停止する際に当該演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止中の演出図柄の変化を強調する第2強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、第1強調演出の態様と第2強調演出の態様とを異ならせることが可能である。
この場合、演出図柄が仮停止するときと仮停止中とで、互いに異なる態様で演出図柄を強調して、即ハズレ変動等でも遊技者を飽きさせないよう変化をつけて興趣向上する。
【1584】
また、本実施形態では、演出図柄が仮停止する際に当該演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止中の演出図柄の変化を強調する第2強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、第1強調演出は、第2強調演出による強調とは異なる強調により演出図柄を強調することが可能であり、第2強調演出は、演出図柄の強調領域を変化させることにより当該演出図柄を強調することが可能である。
この場合、仮停止中の演出図柄に、自然で、仮停止強調等とは異なる変化をつけて単調な印象を防止して興趣向上する。
【1585】
また、本実施形態では、演出図柄が仮停止する際に当該演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止中の演出図柄の変化を強調する第2強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、第1強調演出は、強調領域を繰り返し(周期的に)変化させることなく演出図柄を強調することが可能であり、第2強調演出は、強調領域を繰り返し(周期的に)変化させることにより演出図柄を強調することが可能である。
この場合、仮停止するときは繰り返さない態様で単発的に演出図柄を強調し、仮停止中には周期的に繰り返し演出図柄を強調して、演出図柄の強調に変化をつけて興趣向上する。
【1586】
また、本実施形態では、演出図柄が仮停止する際に当該演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止中の演出図柄の変化を強調する第2強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、第1強調演出は、少なくとも演出図柄の外側領域を強調することで当該演出図柄を強調することが可能であり、第2強調演出は、演出図柄の表面領域を強調することで当該演出図柄を強調することが可能である。
この場合、仮停止するときと仮停止中とで演出図柄の強調し得る領域に変化をつけて興趣向上する。
【1587】
また、本実施形態では、演出図柄が仮停止する際に当該演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止中の演出図柄の変化を強調する第2強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、第1強調演出は、演出図柄の所定の部分(キャラ部分等)に所定の動作を行わせて演出図柄を強調する動作演出と、所定の強調画像を表示して演出図柄を強調する第1画像演出とを含むことが可能であり、第2強調演出は、所定の強調画像とは異なる特定の強調画像(仮停止中強調画像)を表示して演出図柄を強調する第2画像演出を含むことが可能である。
この場合、仮停止するときと仮停止中とでキャラアクとエフェに関して分かり易く変化を持たせて興趣向上する。
【1588】
また、本実施形態では、演出図柄が変動開始する際に当該演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、演出図柄が仮停止する際に当該演出図柄を強調する第2強調演出を実行可能であり、第1および第2強調演出は、演出図柄の所定の部分(キャラ部分等)に所定の動作を行わせて演出図柄を強調する動作演出と、所定の強調画像を表示して演出図柄を強調する画像演出とを含むことが可能であり、第1強調演出の動作演出および画像演出と、第2強調演出の動作演出および画像演出とは、それぞれ異なる。
この場合、強調態様を異ならせることで変動開始時と停止時とで変化を付けて興趣向上する。
【1589】
また、本実施形態では、演出図柄が変動開始する際に当該演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、演出図柄が仮停止する際に当該演出図柄を強調する第2強調演出を実行可能であり、仮停止中の演出図柄の変化を強調する第3強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、第1強調演出を実行してから演出図柄の変動表示を開始し、当該変動表示を終了して第2強調演出を実行してから第3強調演出を実行することが可能である。
この場合、変動開始時は仮停止中強調を実行せずスピード感を出す一方で、停止時には仮停止中強調を実行して余韻を残して興趣向上する。
【1590】
また、本実施形態では、演出図柄が変動開始する際に当該演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止中の演出図柄の変化を強調する第2強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、第1強調演出は、演出図柄の所定の部分(キャラ部分等)に所定の動作を行わせて演出図柄を強調する動作演出と、所定の強調画像(エフェクト画像)を表示して演出図柄を強調する第1画像演出とを含むことが可能であり、第2強調演出は、所定の強調画像とは異なる特定の強調画像(仮停止中強調画像)を表示して演出図柄を強調する第2画像演出を含むことが可能である。
この場合、変動開始するときと仮停止中とでキャラアクとエフェに関して分かり易く変化を持たせて興趣向上する。
【1591】
また、本実施形態では、演出図柄が変動開始する際に当該演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止中の演出図柄の変化を強調する第2強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、第1強調演出は、少なくとも演出図柄の外側領域を強調することで当該演出図柄を強調することが可能であり、第2強調演出は、演出図柄の表面領域を強調することで当該演出図柄を強調することが可能である。
この場合、変動開始するときと仮停止中とで演出図柄の強調し得る領域に変化をつけて興趣向上する。
【1592】
また、本実施形態では、演出図柄が変動開始する際に当該演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、特別遊技の実行を期待させる特定状態(リーチ状態)の演出図柄を強調する第2強調演出を実行可能であり、第1強調演出は、演出図柄を個々に(順番に)強調可能であり、第2強調演出は、特定状態を構成する演出図柄を同時に強調可能である。
この場合、変動開始強調等では変動開始する個々の演出図柄を強調し、リーチ強調等ではリーチ目を構成する演出図柄を強調して状況に合った強調を行い興趣向上する。
【1593】
また、本実施形態では、特別遊技の実行を期待させる特定状態(リーチ状態)の演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、演出図柄が仮停止する際に当該演出図柄を強調する第2強調演出を実行可能であり、第1強調演出は、特定状態を構成する演出図柄を同時に強調可能であり、第2強調演出は、演出図柄を個々に(順番に)強調可能である。
この場合、仮停止強調等では仮停止する個々の演出図柄を強調し、リーチ強調等ではリーチ目を構成する演出図柄を強調して状況に合った強調を行い興趣向上する。
【1594】
また、本実施形態では、仮停止する際の第1演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止中の第2演出図柄の変化を強調する第2強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、第1演出図柄に対して強調領域が占める割合と、第2演出図柄に対して強調領域が占める割合とを異ならせることが可能である。
この場合、仮停止強調等と仮停止中強調とで強調領域の割合を異ならせることで、強調の迫力(強さ)等に変化を付けて興趣向上する。
【1595】
また、本実施形態では、第1列(左列)の演出図柄が仮停止する際に、当該演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、第1列および第2列(右列)の演出図柄が仮停止してから第3列(中列)の演出図柄が仮停止する際に、当該演出図柄を強調する第2強調演出を実行可能であり、仮停止中の演出図柄の変化を強調する第3強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、第1列の演出図柄に対して第1強調演出を実行してから第3強調演出を実行しているときに第3列の演出図柄に対して第2強調演出を実行した後に、第1列の演出図柄の第3強調演出と第3列の演出図柄の第3強調演出とを同期して実行することが可能である。
この場合、左図と中図が時間差で仮停止強調等した後に同期して仮停止中強調するので、自然な流れで統一感のある演出となる。
【1596】
また、本実施形態では、第1列(左列)の演出図柄が仮停止する際に、当該演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、第1列の演出図柄が仮停止してから第2列(右列)の演出図柄が仮停止する際に、当該演出図柄を強調する第2強調演出を実行可能であり、仮停止中の演出図柄の変化を強調する第3強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、第1列の演出図柄に対して第1強調演出を実行してから第3強調演出を実行しているときに第2列の演出図柄に対して第2強調演出を実行した後に、第1列の演出図柄の第3強調演出と第2列の演出図柄の第3強調演出とを同期して実行することが可能である。
この場合、左図と右図が時間差で仮停止強調等した後に同期して仮停止中強調するので、自然な流れで統一感のある演出となる。
【1597】
また、本実施形態では、特別遊技の実行を期待させる特定状態(リーチ状態)の演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、特定状態で第1強調演出を行った後に、特別遊技を実行しないことを報知する組合せとなった演出図柄を強調する第2強調演出を実行可能であり、第1強調演出は、特定状態を構成する演出図柄(リーチ目)を跨いで特定画像を表示することにより、特定状態を構成する演出図柄を強調可能であり、第2強調演出は、最後に停止する演出図柄を強調することにより、特別遊技を実行しないことを報知する組合せを構成する演出図柄(リーチハズレ目)を強調可能である。
この場合、リーチ目は左右図柄をまとめて強調し、リーチハズレ目はハズレ中図柄を強調して、状況に応じた強調を行って興趣向上する。
【1598】
また、本実施形態では、特別遊技の実行を期待させる特定状態(リーチ状態)の演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、特定状態となることなく特別遊技を実行しないことを報知する組合せとなった演出図柄(バラハズレ目)を強調する第2強調演出を実行可能であり、第1強調演出は、特定状態を構成する演出図柄(リーチ目)を跨いで第1特定画像を表示することにより、特定状態を構成する演出図柄を強調可能であり、第2強調演出は、停止する各演出図柄をそれぞれ強調することにより、特別遊技を実行しないことを報知する組合せを構成する演出図柄(バラハズレ目)を強調可能である。
この場合、リーチ目は左右図柄をまとめて強調し、バラハズレ目は左右中図柄をそれぞれ強調して、状況に応じた強調を行って興趣向上する。
【1599】
また、本実施形態では、特別遊技の実行を期待させる特定状態(リーチ状態)となった後に、特別遊技を実行しないことを報知する組合せとなった演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、特定状態となることなく特別遊技を実行しないことを報知する組合せとなった演出図柄(バラハズレ目)を強調する第2強調演出を実行可能であり、第1強調演出は、最後に停止する演出図柄を強調することにより、特別遊技を実行しないことを報知する組合せを構成する演出図柄(リーチハズレ目)を強調可能であり、第2強調演出は、停止する各演出図柄をそれぞれ強調することにより、特別遊技を実行しないことを報知する組合せを構成する演出図柄(バラハズレ目)を強調可能である。
この場合、リーチハズレ目は中図柄を強調し、バラハズレ目は左右中図柄をそれぞれ強調して、状況に応じた強調を行って興趣向上する。
【1600】
また、本実施形態では、仮停止する演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止した演出図柄の変化を強調する第2強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、操作に応じて調整可能な演出効果に関する特定報知(音量/光量画像等)を実行可能であり、第1強調演出は、画像表示および音響出力を含むことが可能であり、第2強調演出(仮停止中強調)は、第1強調演出の画像表示とは異なる画像表示を含み音響出力を含まないことが可能であり、特定報知は、画像表示および音響出力を含むことが可能であり、第1および第2強調演出の画像表示が、特定報知に影響を与えることを制限可能とする。
この場合、演出図柄が仮停止するときと仮停止中とで、互いに異なる態様(画像と効果音)で演出図柄を強調して、即ハズレ変動等でも遊技者を飽きさせないよう変化をつけて興趣向上しつつ、音量画像等の視認性を確保する。
【1601】
また、本実施形態では、仮停止する演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止した演出図柄の変化を強調する第2強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、操作に応じて調整可能な演出効果に関する特定報知(音量/光量画像等)を実行可能であり、第1強調演出は、第2強調演出とは異なる強調が可能な画像表示を含み、音響出力を含むことが可能であり、第2強調演出(仮停止中強調)は、演出図柄の強調領域を変化させることが可能な画像表示を含み、音響出力を含まないことが可能であり、特定報知は、画像表示および音響出力を含むことが可能であり、第1および第2強調演出の画像表示が、特定報知に影響を与えることを制限可能とする。
この場合、仮停止中の演出図柄に、自然で仮停止強調等とは異なる変化をつけて単調な印象を低減して興趣向上しつつ、音量画像等の視認性を確保する。
【1602】
また、本実施形態では、仮停止する演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止した演出図柄の変化を強調する第2強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、操作に応じて調整可能な演出効果に関する特定報知(音量/光量画像等)を実行可能であり、第1強調演出は、強調領域を繰り返し(周期的に)変化させることなく演出図柄を強調することが可能な画像表示を含み、音響出力を含むことが可能であり、第2強調演出(仮停止中強調)は、強調領域を繰り返し(周期的に)変化させることが可能な画像表示を含み、音響出力を含まないことが可能であり、特定報知は、画像表示および音響出力を含むことが可能であり、第1および第2強調演出の画像表示が、特定報知に影響を与えることを制限可能とする。
この場合、仮停止するときは繰り返さない態様で単発的に演出図柄を強調表示し、仮停止中には音なしで周期的に繰り返し演出図柄を強調表示して、演出図柄の強調に変化をつけて興趣向上しつつ、音量画像等の視認性を確保する。
【1603】
また、本実施形態では、仮停止する演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止した演出図柄の変化を強調する第2強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、操作に応じて調整可能な演出効果に関する特定報知(音量/光量画像等)を実行可能であり、第1強調演出は、少なくとも演出図柄の外側領域を強調することが可能な画像表示を含み、音響出力を含むことが可能であり、第2強調演出(仮停止中強調)は、演出図柄の表面領域を強調することが可能な画像表示を含み、音響出力を含まないことが可能であり、特定報知は、画像表示および音響出力を含むことが可能であり、第1および第2強調演出の画像表示が、特定報知に影響を与えることを制限可能とする。
この場合、仮停止するときと仮停止中とで演出図柄の強調し得る領域及び効果音の有無に変化をつけて興趣向上しつつ、音量画像等の視認性を確保する。
【1604】
また、本実施形態では、仮停止する演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止した演出図柄の変化を強調する第2強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、操作に応じて調整可能な演出効果に関する特定報知(音量/光量画像等)を実行可能であり、第1強調演出は、演出図柄の所定の部分(キャラ部分等)を動作させる動作表示と、所定の強調表示とを含むことが可能な画像表示を含み、音響出力を含むことが可能であり、第2強調演出(仮停止中強調)は、所定の強調表示とは異なる特定の強調表示(仮停止中強調)を含むことが可能な画像表示を含み、音響出力を含まないことが可能であり、特定報知は、画像表示および音響出力を含むことが可能であり、第1および第2強調演出の画像表示が、特定報知に影響を与えることを制限可能とする。
この場合、仮停止するときと仮停止中とでキャラアクとエフェについての変化及び効果音の有無の変化を持たせて興趣向上しつつ、音量画像等の視認性を確保する。
【1605】
また、本実施形態では、変動開始する演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止する演出図柄を強調する第2強調演出を実行可能であり、操作に応じて調整可能な演出効果に関する特定報知(音量/光量画像等)を実行可能であり、第1および第2強調演出は、演出図柄の所定の部分(キャラ部分等)を動作させる動作表示と、所定の強調表示とを含むことが可能な画像表示を含み、互いに異なる音響出力を含むことが可能であり、第1強調演出の動作表示および強調表示と、第2強調演出の動作表示および強調表示とは、それぞれ異なり、特定報知は、画像表示および音響出力を含むことが可能であり、第1および第2強調演出の画像表示が、特定報知に影響を与えることを制限可能とする。
この場合、表示および音の強調態様を異ならせることで変動開始時と停止時との差を明確に印象付けて興趣向上しつつ、音量画像等の視認性を確保する。
【1606】
また、本実施形態では、変動開始する演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止する演出図柄を強調する第2強調演出を実行可能であり、仮停止した演出図柄の変化を強調する第3強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、操作に応じて調整可能な演出効果に関する特定報知(音量/光量画像等)を実行可能であり、第1および第2強調演出は、画像表示を含み、音響出力を含むことが可能であり、第3強調演出(仮停止中強調)は、画像表示を含み、音響出力を含まないことが可能であり、第1~第3強調演出の画像表示は互いに異なり、第1および第2強調演出の音響出力は異なることが可能であり、第1強調演出を実行してから演出図柄の変動表示を開始し、当該変動表示を終了して第2強調演出を実行してから第3強調演出(仮停止中強調)を実行することが可能であり、特定報知は、画像表示および音響出力を含むことが可能であり、第1~第3強調演出の画像表示が、特定報知に影響を与えることを制限可能とする。
この場合、変動開始時は仮停止中強調を実行せずスピード感を出す一方で、停止時には仮停止中強調を実行して余韻をのこして興趣向上しつつ、音量画像等の視認性を確保する。
【1607】
また、本実施形態では、変動開始する演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止した演出図柄の変化を強調する第2強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、操作に応じて調整可能な演出効果に関する特定報知(音量/光量画像等)を実行可能であり、第1強調演出は、演出図柄の所定の部分(キャラ部分等)を動作させる動作表示と、所定の強調表示とを含むことが可能な画像表示を含み、音響出力を含むことが可能であり、第2強調演出(仮停止中強調)は、所定の強調表示とは異なる特定の強調表示(仮停止中強調)を含むことが可能な画像表示を含み、音響出力を含まないことが可能であり、特定報知は、画像表示および音響出力を含むことが可能であり、第1および第2強調演出の画像表示が、特定報知に影響を与えることを制限可能とする。
この場合、変動開始するときと仮停止中とでキャラアクとエフェについての変化及び効果音の有無の変化を持たせて興趣向上しつつ、音量画像等の視認性を確保する。
【1608】
また、本実施形態では、変動開始する演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止した演出図柄の変化を強調する第2強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、操作に応じて調整可能な演出効果に関する特定報知(音量/光量画像等)を実行可能であり、第1強調演出は、少なくとも演出図柄の外側領域を強調することが可能な画像表示を含み、音響出力を含むことが可能であり、第2強調演出(仮停止中強調)は、演出図柄の表面領域を強調することが可能な画像表示を含み、音響出力を含まないことが可能であり、特定報知は、画像表示および音響出力を含むことが可能であり、第1および第2強調演出の画像表示が、特定報知に影響を与えることを制限可能とする。
この場合、変動開始するときと仮停止中とで演出図柄の強調し得る領域及び効果音の有無に変化をつけて興趣向上しつつ、音量画像等の視認性を確保する。
【1609】
また、本実施形態では、変動開始する演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、特別遊技の実行を期待させる特定状態(リーチ状態)の演出図柄を強調する第2強調演出を実行可能であり、操作に応じて調整可能な演出効果に関する特定報知(音量/光量画像等)を実行可能であり、第1強調演出は、演出図柄を個々に(順番に)強調可能な画像表示を含み、音響出力を含むことが可能であり、第2強調演出は、特定状態の演出図柄を同時に強調可能な画像表示を含み、第1強調演出とは異なる音響出力を含むことが可能であり、特定報知は、画像表示および音響出力を含むことが可能であり、第1および第2強調演出の画像表示が、特定報知に影響を与えることを制限可能とする。
この場合、変動開始強調等では個々の演出図柄を強調し、リーチ強調等ではリーチ目をまとめて強調して(又、互いに異なる効果音を出して)興趣向上しつつ、音量画像等の視認性を確保する。
【1610】
また、本実施形態では、特別遊技の実行を期待させる特定状態(リーチ状態)の演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止する演出図柄を強調する第2強調演出を実行可能であり、操作に応じて調整可能な演出効果に関する特定報知(音量/光量画像等)を実行可能であり、第1強調演出は、特定状態の演出図柄を同時に強調可能な画像表示を含み、第2強調演出とは異なる音響出力を含むことが可能であり、第2強調演出は、演出図柄を個々に(順番に)強調可能な画像表示を含み、音響出力を含むことが可能であり、特定報知は、画像表示および音響出力を含むことが可能であり、第1および第2強調演出の画像表示が、特定報知に影響を与えることを制限可能とする。
この場合、仮停止強調等では個々の演出図柄を強調し、リーチ強調等ではリーチ目をまとめて強調して(又、互いに異なる効果音を出して)興趣向上しつつ、音量画像等の視認性を確保する。
【1611】
また、本実施形態では、仮停止する第1演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止中の第2演出図柄の変化を強調する第2強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、操作に応じて調整可能な演出効果に関する特定報知(音量/光量画像等)を実行可能であり、第1強調演出において第1演出図柄に対して強調領域が占める割合と、第2強調演出において第2演出図柄に対して強調領域が占める割合とを異ならせることが可能であり、第1強調演出は、画像表示および音響出力を含むことが可能であり、第2強調演出は、画像表示を含み、音響出力を含まないことが可能であり、特定報知は、画像表示および音響出力を含むことが可能であり、第1および第2強調演出の画像表示が、特定報知に影響を与えることを制限可能とする。
この場合、仮停止強調等と仮停止中強調とで強調領域の割合を異ならせることで、強調の迫力(強さ)等に変化を付けて興趣向上しつつ、音量画像等の視認性を確保する。
【1612】
また、本実施形態では、仮停止する第1列(左列)の演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、第1列および第2列(右列)の演出図柄が仮停止してから仮停止する第3列(中列)の演出図柄を強調する第2強調演出を実行可能であり、仮停止した演出図柄の変化を強調する第1強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、操作に応じて調整可能な演出効果に関する特定報知(音量/光量画像等)を実行可能であり、第1および第2強調演出は、画像表示および音響出力を含むことが可能であり、第3強調演出(仮停止中強調)は、画像表示を含み、音響出力を含まないことが可能であり、第1列の演出図柄に対して第1強調演出を実行してから第3強調演出を実行しているときに第3列の演出図柄に対して第2強調演出を実行した後に、第1列の演出図柄の第3強調演出と第3列の演出図柄の第3強調演出とを同期して実行することが可能であり、特定報知は、画像表示および音響出力を含むことが可能であり、第1~第3強調演出の画像表示が、特定報知に影響を与えることを制限可能とする。
この場合、左図と中図が時間差で仮停止強調等した後に同期して効果音の無い仮停止中強調を実行してさりげなく統一感のある演出を行って興趣向上しつつ、音量画像等の視認性を確保する。
【1613】
また、本実施形態では、仮停止する第1列(左列)の演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、第1列の演出図柄が仮停止してから仮停止する第2列(右列)の演出図柄を強調する第2強調演出を実行可能であり、仮停止した演出図柄の変化を強調する第3強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、操作に応じて調整可能な演出効果に関する特定報知(音量/光量画像等)を実行可能であり、第1および第2強調演出は、画像表示および音響出力を含むことが可能であり、第1強調演出(仮停止中強調)は、画像表示を含み、音響出力を含まないことが可能であり、第1列の演出図柄に対して第1強調演出を実行してから第3強調演出を実行しているときに第2列の演出図柄に対して第2強調演出を実行した後に、第1列の演出図柄の第3強調演出と第2列の演出図柄の第3強調演出とを同期して実行することが可能であり、特定報知は、画像表示および音響出力を含むことが可能であり、第1~第3強調演出の画像表示が、特定報知に影響を与えることを制限可能とする。
この場合、左図と右図が時間差で仮停止強調等した後に同期して効果音の無い仮停止中強調を実行してさりげなく統一感のある演出を行って興趣向上しつつ、音量画像等の視認性を確保する。
【1614】
また、本実施形態では、特別遊技の実行を期待させる特定状態(リーチ状態)の演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、特定状態で第1強調演出を実行してから、特別遊技を実行しないことを報知する組合せの演出図柄を強調する第2強調演出を実行可能であり、操作に応じて調整可能な演出効果に関する特定報知(音量/光量画像等)を実行可能であり、第1強調演出は、特定状態の演出図柄(リーチ目)を跨いで特定画像を表示することにより当該演出図柄(リーチ目)を強調可能な画像表示を含み、音響出力を含むことが可能であり、第2強調演出は、最後に停止する演出図柄を強調することにより、特別遊技を実行しないことを報知する演出図柄(リーチハズレ目)を強調可能な画像表示を含み、第1強調演出とは異なる音響出力を含むことが可能であり、特定報知は、画像表示および音響出力を含むことが可能であり、第1および第2強調演出の画像表示が、特定報知に影響を与えることを制限可能とする。
この場合、リーチ目では左右図柄を強調し、リーチハズレ目ではハズレ中図柄を強調して(又、リーチ目強調とは異なる効果音を出して)興趣向上しつつ、音量画像等の視認性を確保する。
【1615】
また、本実施形態では、特別遊技の実行を期待させる特定状態(リーチ状態)の演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、特定状態となることなく特別遊技を実行しないことを報知する演出図柄を強調する第2強調演出(バラハズレ強調/アク等)を実行可能であり、操作に応じて調整可能な演出効果に関する特定報知(音量/光量画像等)を実行可能であり、第1強調演出は、特定状態の演出図柄(リーチ目)を跨いで特定画像を表示することにより、当該演出図柄(リーチ目)を強調可能な画像表示を含み、音響出力を含むことが可能であり、第2強調演出は、停止する各演出図柄をそれぞれ強調することにより、特別遊技を実行しないことを報知する演出図柄(バラハズレ目)を強調可能な画像表示を含み、第1強調演出とは異なる音響出力を含むことが可能であり、特定報知は、画像表示および音響出力を含むことが可能であり、第1および第2強調演出の画像表示が、特定報知に影響を与えることを制限可能とする。
この場合、リーチ目は左右図柄を強調し、バラハズレ目は左右中図柄をそれぞれ強調して(又、リーチ目強調とは異なる効果音を出して)興趣向上しつつ、音量画像等の視認性を確保する。
【1616】
また、本実施形態では、特別遊技の実行を期待させる特定状態(リーチ状態)の後に、特別遊技を実行しないことを報知する演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、特定状態となることなく特別遊技を実行しないことを報知する演出図柄を強調する第2強調演出を実行可能であり、操作に応じて調整可能な演出効果に関する特定報知(音量/光量画像等)を実行可能であり、第1強調演出は、最後に停止する演出図柄を強調することにより、特別遊技を実行しないことを報知する演出図柄(リーチハズレ目)を強調可能な画像表示を含み、音響出力を含むことが可能であり、第2強調演出は、停止する各演出図柄をそれぞれ強調することにより、特別遊技を実行しないことを報知する演出図柄(バラハズレ目)を強調可能な画像表示を含み、第1強調演出とは異なる音響出力を含むことが可能であり、特定報知は、画像表示および音響出力を含むことが可能であり、第1および第2強調演出の画像表示が、特定報知に影響を与えることを制限可能とする。
この場合、リーチハズレ目は中図柄を強調し、バラハズレ目は左右中図柄をそれぞれ強調して(又、リーチハズレ目強調とは異なる効果音を出して)、適切な強調を行いつつ、音量画像等の視認性を確保する。
【1617】
また、本実施形態では、演出図柄の変動演出に関する所定の画像(演出図柄等)を強調する強調演出を実行可能であり、遊技方法に関する報知を行う特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、演出図柄の確定停止中は、特定報知(左打ち報知)を実行可能である一方で、強調演出(仮停止中強調等)を制限可能である。
この場合、確定停止中は、強調演出を制限して確定演出図柄を明確に表示する一方で、左打ち報知は実行可能として重要である遊技方法の報知を許容する。
【1618】
また、本実施形態では、仮停止中の演出図柄の変化を強調する第1強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、操作促進画像を強調する第2強調演出を実行可能であり、遊技方法に関する報知を行う特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、第1強調演出は、強調領域を繰り返し(周期的に)変化させることにより演出図柄を強調することが可能であり、第2強調演出は、強調領域を繰り返し(周期的に)変化させることなく操作促進画像を強調することが可能であり、演出図柄の確定停止中は、特定報知(左打ち報知)を実行可能である一方で、第1強調演出を制限可能である。
この場合、確定停止中は、演出効果を高める第1強調演出(仮停止中強調)を制限して確定演出図柄を明確に表示する一方で、左打ち報知は実行可能として重要である遊技方法は報知を許容する。
【1619】
また、本実施形態では、仮停止する演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、操作促進画像を強調する第2強調演出を実行可能であり、遊技方法に関する報知を行う特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、第1強調演出は、演出図柄の少なくとも一部(キャラ部分等)を動作させる動作演出と、所定の強調画像を表示する画像演出(演出図柄エフェ)とを含むことが可能であり、第2強調演出は、操作促進画像の少なくとも一部を動作させる動作演出と、所定の強調画像を表示する画像演出とを含むことが可能であり、演出図柄の確定停止中は、特定報知(左打ち報知)を実行可能である一方で、第1強調演出を制限可能である。
この場合、確定停止中は、演出効果を高める第1強調演出(仮停止強調等)を制限して確定演出図柄を明確に表示する一方で、左打ち報知は実行可能として重要である遊技方法は報知を許容する。
【1620】
また、本実施形態では、操作促進画像を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止した演出図柄の変化を強調する第2強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、遊技方法に関する報知を行う特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、第1強調演出は、操作促進画像の少なくとも一部を動作させる動作演出と、所定の強調画像を表示する画像演出とを含むことが可能であり、第2強調演出は、所定の強調画像とは異なる特定の強調画像(仮停止中強調画像)を表示する画像演出を含むことが可能であり、演出図柄の確定停止中は、特定報知(左打ち報知)を実行可能である一方で、第2強調演出を制限可能である。
この場合、確定停止中は、演出効果を高める2強調演出(仮停止中発)を制限して確定演出図柄を明確に表示する一方で、左打ち報知は実行可能として重要である遊技方法は報知を許容する。
【1621】
また、本実施形態では、操作促進画像を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止する演出図柄を強調する第2強調演出を実行可能であり、仮停止中の演出図柄の変化を強調する第3強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、遊技方法に関する報知を行う特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、第1強調演出は、少なくとも操作促進画像が表示される領域の外側領域を強調することが可能であり、第2強調演出は、少なくとも演出図柄の外側領域を強調することが可能であり、第3強調演出は、演出図柄の表面領域を強調することが可能であり、演出図柄の確定停止中は、特定報知(左打ち報知)を実行可能である一方で、第3強調演出を制限可能である。
この場合、確定停止中は、演出効果を高める3強調演出(仮停止中強調)を制限して確定演出図柄を明確に表示する一方で、左打ち報知は実行可能として重要である遊技方法は報知を許容する。
【1622】
また、本実施形態では、仮停止する演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、仮停止した演出図柄の変化を強調する第2強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、遊技方法に関する報知を行う特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、演出図柄が仮停止する順に第1強調演出を実行してから、第2強調演出を同期させて実行可能であり、演出図柄の確定停止中は、特定報知(左打ち報知)を実行可能である一方で、第2強調演出を制限可能である。
この場合、確定停止中は、演出効果を高める第2強調演出(順に仮停止した複数の図柄で同期させて仮停止中強調)を制限して確定演出図柄を明確に表示する一方で、左打ち報知は実行可能として重要である遊技方法は報知を許容する。
【1623】
また、本実施形態では、仮停止する第1列(左列)の演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、第1列および第2列(右列)の演出図柄が仮停止してから仮停止する第3列(中列)の演出図柄を強調する第2強調演出を実行可能であり、仮停止した演出図柄の変化を強調する第3強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、遊技方法に関する報知を行う特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、第1列の演出図柄に第1強調演出を実行してから第3強調演出を実行しているときに第3列の演出図柄に第2強調演出を実行した後に、第1列の演出図柄の第3強調演出と第3列の演出図柄の第3強調演出とを同期して実行することが可能であり、演出図柄の確定停止中は、特定報知(左打ち報知)を実行可能である一方で、第3強調演出を制限可能である。
この場合、確定停止中は、演出効果を高める第3強調演出(順に仮停止した左中の図柄で同期させて仮停止中強調)を制限して確定演出図柄を明確に表示する一方で、左打ち報知は実行可能として重要である遊技方法は報知を許容する。
【1624】
また、本実施形態では、仮停止する第1列(左列)の演出図柄を強調する第1強調演出を実行可能であり、第1列の演出図柄が仮停止してから仮停止する第2列(右列)の演出図柄を強調する第2強調演出を実行可能であり、仮停止した演出図柄の変化を強調する第3強調演出(仮停止中強調)を実行可能であり、遊技方法に関する報知を行う特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、第1列の演出図柄に第1強調演出を実行してから第3強調演出を実行しているときに第2列の演出図柄に第2強調演出を実行した後に、第1列の演出図柄の第3強調演出と第2列の演出図柄の第3強調演出とを同期して実行することが可能であり、演出図柄の確定停止中は、特定報知(左打ち報知)を実行可能である一方で、第3強調演出を制限可能である。
この場合、確定停止中は、演出効果を高める第3強調演出(順に仮停止した左右の図柄で同期させて仮停止中強調)を制限して確定演出図柄を明確に表示する一方で、特定報知は実行可能として重要である遊技方法は報知を許容する。
【1625】
また、本実施形態では、特定の演出手段において、演出図柄の変動演出に関する所定の画像(演出図柄等)を強調する所定の強調演出を実行可能であり、遊技方法を報知する特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、特定の演出手段とは異なる所定の演出手段において、所定の強調演出に対応した演出を実行可能であり、所定の強調演出(リーチ強調等)の実行中に特定報知(左打ち報知)が実行された場合、所定の演出手段は、所定の強調演出に対応した演出を実行可能な一方、特定報知に対応した演出の実行を制限可能である。
この場合、役物/ボタンについては、左打ち報知が液晶等で行われるときに、液晶の強調演出に対応した演出を継続して左打ち報知に参加しないことで、過剰な左打ち報知とならないようにする。
【1626】
また、本実施形態では、表示手段(液晶)において、操作手段の操作を促す操作促進画像の表示および当該操作促進画像を強調する所定の強調演出を実行可能であり、遊技方法を報知する特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、操作手段において、所定の強調演出に対応した演出を実行可能であり、所定の強調演出の実行中に特定報知(左打ち報知)が実行された場合、操作手段は、所定の強調演出に対応した演出を実行可能な一方、特定報知に対応した演出の実行を制限可能である。
この場合、ボタンについては、左打ち報知が液晶等で行われるときに、液晶のボタン画像の強調演出に対応した演出を継続して左打ち報知に参加しないことで、過剰な左打ち報知とならないようにする。
【1627】
また、本実施形態では、表示手段において、所定の画像を強調して特別遊技の実行を報知する所定の強調演出を実行可能であり、遊技方法を報知する特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、操作手段において、所定の強調演出に対応した演出を実行可能であり、所定の強調演出の実行中に特定報知(左打ち報知)が実行された場合、操作手段は、所定の強調演出に対応した演出を実行可能な一方、特定報知に対応した演出の実行を制限可能である。
この場合、ボタンについては、左打ち報知が液晶等で行われるときに、液晶の虹エフェ等に対応した演出を継続して左打ち報知に参加しないことで、過剰な左打ち報知とならないようにする。
【1628】
また、本実施形態では、表示手段において、特別遊技の実行を期待させる特定状態(リーチ状態)の演出図柄を強調する所定の強調演出を実行可能であり、遊技方法を報知する特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、操作手段において、所定の強調演出に対応した演出を実行可能であり、所定の強調演出の実行中に特定報知(左打ち報知)が実行された場合、操作手段は、所定の強調演出に対応した演出を実行可能な一方、特定報知に対応した演出の実行を制限可能である。
この場合、ボタンについては、左打ち報知が液晶等で行われるときに、液晶のリーチ強調等に対応した演出を継続して左打ち報知に参加しないことで、過剰な左打ち報知とならないようにする。
【1629】
また、本実施形態では、表示手段において、特別遊技の実行を報知する演出図柄(ゾロ目)を強調する所定の強調演出を実行可能であり、遊技方法を報知する特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、操作手段において、所定の強調演出に対応した演出を実行可能であり、所定の強調演出の実行中に特定報知(左打ち報知)が実行された場合、操作手段は、所定の強調演出に対応した演出を実行可能な一方、特定報知に対応した演出の実行を制限可能である。
この場合、ボタンについては、左打ち報知が液晶等で行われるときに、液晶のゾロ目強調等に対応した演出を継続して左打ち報知に参加しないことで、過剰な左打ち報知とならないようにする。
【1630】
また、本実施形態では、表示手段において、所定の画像を強調して特別遊技の実行を報知する所定の強調演出を実行可能であり、遊技方法を報知する特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、可動役物において、所定の強調演出に対応した演出を実行可能であり、所定の強調演出の実行中に特定報知(左打ち報知)が実行された場合、可動役物は、所定の強調演出に対応した演出を実行可能な一方、特定報知に対応した演出の実行を制限可能である。
この場合、可動役物については、左打ち報知が液晶等で行われるときに、液晶の虹エフェ等に対応した演出を継続して左打ち報知に参加しないことで、過剰な左打ち報知とならないようにする。
【1631】
また、本実施形態では、表示手段において、特別遊技の実行を期待させる特定状態(リーチ状態)の演出図柄を強調する所定の強調演出を実行可能であり、遊技方法を報知する特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、可動役物において、所定の強調演出に対応した演出を実行可能であり、所定の強調演出の実行中に特定報知(左打ち報知)が実行された場合、可動役物は、所定の強調演出に対応した演出(役物強調/動作)を実行可能な一方、特定報知に対応した演出の実行を制限可能である。
この場合、可動役物については、左打ち報知が液晶等で行われるときに、液晶のリーチ強調等に対応した演出を継続して左打ち報知に参加しないことで、過剰な左打ち報知とならないようにする。
【1632】
また、本実施形態では、表示手段において、特別遊技の実行を報知する演出図柄(ゾロ目)を強調する所定の強調演出を実行可能であり、遊技方法を報知する特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、可動役物において、所定の強調演出に対応した演出を実行可能であり、所定の強調演出の実行中に特定報知(左打ち報知)が実行された場合、可動役物は、所定の強調演出に対応した演出(役物強調/動作)を実行可能な一方、特定報知に対応した演出の実行を制限可能である。
この場合、可動役物については、左打ち報知が液晶等で行われるときに、液晶のゾロ目強調等に対応した演出を継続して左打ち報知に参加しないことで、過剰な左打ち報知とならないようにする。
【1633】
(本実施形態の特徴構成2)
また、上述した本実施形態の特徴構成について説明する。本実施形態では、演出図柄の変動中に演出図柄を強調する強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、第1モードと、第2モードとを実行可能であり、前記第1モードと前記第2モードとで、前記強調音を異ならせることが可能であり、前記第1モードと前記第2モードとで、前記特定報知の際に出力される報知音を共通にすることが可能である。
この場合、第1モードと第2モードとで強調音を異ならせることで演出に多様性を持たせることができる一方、複数のモードで報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1634】
また、本実施形態では、特定領域に仮停止された演出図柄を強調する強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、第1モードと、第2モードとがあり、前記第1モードと前記第2モードとで、前記強調音を異ならせることが可能であり、前記第1モードと前記第2モードとで、前記特定報知の際に出力される報知音を共通にすることが可能である。
この場合、特定領域に停止された演出図柄を強調する強調音を第1モードと第2モードとで異ならせることで特定領域に停止される演出図柄に多様性を持たせることができる。一方、複数のモードで報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1635】
また、本実施形態では、演出図柄が停止するときに強調演出を実行可能であり、強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、前記演出図柄は、第1演出図柄と、第2演出図柄とを含み、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、前記第1演出図柄と前記第2演出図柄とでは強調演出の表示態様が違うが、強調音は共通であり、前記第1演出図柄が停止するときも、前記第2演出図柄が停止するときも、特定報知の報知音は共通である。
この場合、第1演出図柄が停止するときと第2演出図柄が停止するときとで強調演出の表示態様を異ならせることができるが、強調音を共通とすることができ、演出に多様性を持たせることができるとともに、共通の強調音で統一性を持たせることができる。一方、第1演出図柄が停止するときも第2演出図柄が停止するときも報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1636】
また、本実施形態では、演出図柄が停止するときに強調演出を実行可能であり、強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、前記演出図柄は、第1演出図柄と、第2演出図柄と、第3演出図柄を含み、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、前記第1演出図柄と前記第2演出図柄とでは強調音が同じだが、前記第1演出図柄と前記第3演出図柄とでは強調音が異なり、前記第1演出図柄から第3演出図柄の何れが停止するときも、特定報知の報知音は共通である。
この場合、第1演出図柄が停止するときと第2演出図柄が停止するときとで強調音を共通とすることができ、第1演出図柄と第3演出図柄とで強調音を異ならせることができ、演出に統一性と多様性を持たせることができる。一方、何れの演出図柄が停止するときでも報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1637】
また、本実施形態では、第1領域の演出図柄を強調する第1強調演出と、第2領域の演出図柄を強調する第2強調演出とを実行可能であり、強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、前記第1強調演出と前記第2強調演出とで表示態様は異なるが、強調音は共通にすることが可能であり、前記第1強調演出の実行中と第2強調演出の実行中とで、前記特定報知の際に出力される報知音を共通にすることが可能である。
この場合、第1領域に停止する図柄に対する強調演出と、第2領域に停止する図柄に対する強調演出とで異なる表示態様にすることで、演出に多様性を持たせることができ、何れの強調演出でも同じ強調音を出力することで、演出に統一性を持たせることができる。一方、何れの強調演出の実行中も報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1638】
また、本実施形態では、第1領域(左領域)と第2領域(右領域)に第1演出図柄を停止可能(リーチ成立)であり、第1領域(左領域)と第2領域(右領域)に第2演出図柄を停止可能(リーチ成立)であり、第1領域及び第2領域に同種の演出図柄が停止する前に、強調演出を実行可能であり、第1領域及び第2領域に第1演出図柄が停止する前に行われる強調演出と、第1領域及び第2領域に第2演出図柄が停止する前に行われる強調演出とで、演出態様を異ならせることが可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、第1領域及び第2領域に第1演出図柄が停止する前の強調演出の実行中と、第1領域及び第2領域に第2演出図柄が停止する前の強調演出の実行中とで、前記特定報知の際に出力される報知音を共通にすることが可能である。
この場合、第1図柄のリーチ煽りと、第2図柄のリーチ煽りとで演出態様を異ならせることで、演出に多様性を持たせるとともにリーチ演出が行われることへの期待を高めることができる。一方、何れの図柄を用いたリーチ煽りでも報知音を共通にすることで特定報知の特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1639】
また、本実施形態では、第1領域(左領域)と第2領域(右領域)に第1演出図柄を停止可能(リーチ成立)であり、第1領域(左領域)と第2領域(右領域)に第2演出図柄を停止可能(リーチ成立)であり、第1領域及び第2領域に停止される演出図柄に対して強調演出を実行可能であり、第1領域及び第2領域に第1演出図柄が停止される際の強調演出と、第1領域及び第2領域に第2演出図柄が停止される際の強調演出とで、演出態様を異ならせることが可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、第1領域及び第2領域に第1演出図柄が停止されるときと、第1領域及び第2領域に第2演出図柄が停止されるときとで、前記特定報知の際に出力される報知音を共通にすることが可能である。
この場合、第1図柄でテンパイするときと、第2図柄でテンパイするときとで強調演出の演出態様を異ならせることで、演出に多様性を持たせるとともにその後のリーチ演出の興趣性を向上させることができる。一方、何れの図柄でテンパイするときも報知音を共通にすることで特定報知の特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1640】
また、本実施形態では、第1領域(左領域)と第2領域(右領域)に所定の演出図柄を停止可能であり、第1領域及び第2領域に所定の演出図柄を停止させた後、特別演出(リーチ演出)を実行可能であり、第1領域及び第2領域に所定の演出図柄が停止された後、前記特別演出が実行される前に、第1態様で強調演出を実行するときと、第1態様とは異なる第2態様で強調演出を実行するときとがあり、第1態様で強調演出を実行するときと、第2態様で強調演出を実行するときとで、強調演出の強調音を異ならせることが可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、第1態様で強調演出を実行しているときと、第2態様で強調演出を実行しているときとで前記特定報知の際に出力される報知音を共通にすることが可能である。
この場合、第1領域及び第2領域に演出図柄が停止しているときに強調演出を行い、当該強調演出の演出態様を異ならせることで、演出に多様性を持たせるとともにその後のリーチ演出の興趣性を向上させることができる。一方、何れの態様で強調演出が行われる場合も報知音を共通にすることで特定報知の特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1641】
また、本実施形態では、第1領域及び第2領域(左領域及び中領域)に演出図柄を停止させて特別演出(リーチ演出)を実行可能であり、前記特別演出は、前段演出と、その後の後段演出とを含み、後段演出の実行中に第3領域(中領域)において、第1領域及び第2領域に停止された演出図柄と同じ第1演出図柄と、当該第1演出図柄とは異なる第2演出図柄とを用いた所定演出を行い、当該所定演出中に演出図柄に対する強調演出を行い、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、前記第1演出図柄に対する強調演出と前記第2演出図柄に対する強調演出とで、前記強調音を共通とすることが可能であり、前記第1演出図柄に対する強調演出が行われているときと前記第2演出図柄に対する強調演出が行われているときとで、前記特定報知の際に出力される報知音を共通にすることが可能である。
この場合、特別演出の後半において第2領域において第1演出図柄及び第2演出図柄を用いた所定演出を強調することができ、演出の興趣性を向上させることができる。所定演出の実行中も複数のモードで報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1642】
また、本実施形態では、第1領域及び第2領域(左領域及び中領域)に演出図柄を停止させて特別演出(リーチ演出)を実行可能であり、前記特別演出には、第1領域及び第2領域に第1演出図柄を停止させて行われる第1特別演出と、第1領域及び第2領域に第2演出図柄を停止させて行われる第2特別演出とがあり、前記第1特別演出において第3領域(中領域)に第1演出図柄が停止されるときに当該第1演出図柄に対して第1強調演出を実行可能であり、前記第2特別演出において第3領域(中領域)に第2演出図柄が停止されるときに当該第2演出図柄に対して第2強調演出を実行可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、前記第1強調演出が行われる場合と前記第2強調演出が行われる場合とで、強調演出の強調音を異ならせることが可能であり、前記第1強調演出が行われているときと前記第2強調演出が行われているときとで、前記特定報知の際に出力される報知音を共通にすることが可能である。
この場合、第3領域の第1演出図柄が停止して大当りが報知される場合と、第2演出図柄が停止して大当りが報知される場合とで、強調音を異ならせることにより演出に多様性を持たせることができる。また、何れの演出図柄が停止する場合でも報知音を共通にすることで特定報知の特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1643】
また、本実施形態では、大当りを示唆する演出図柄に対して、強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、第1モードと、第2モードとがあり、前記第1モードと前記第2モードとで、前記強調音を異ならせることが可能であり、前記第1モードと前記第2モードとで、前記特定報知の際に出力される報知音を共通にすることが可能である。
この場合、強調演出及び強調音によって大当たり図柄を強調することができる。第1モードと第2モードとで強調音を異ならせることで演出に多様性を持たせることができる。一方、複数のモードで報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1644】
また、本実施形態では、演出図柄を用いた特別演出(リーチ演出)を実行可能であり、前記特別演出には、前段演出と、後段演出とがあり、前段演出において演出図柄に対する第1強調演出を実行可能であり、後段演出において演出図柄に対する第2強調演出を実行可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、前記第1強調演出と前記第2強調演出とで、演出態様を異ならせることが可能であり、前記第1強調演出を実行しているときと、前記第2強調演出を実行しているときとで、前記特定報知の態様を共通にすることが可能である。
この場合、特別演出における前段演出と後段演出とで強調演出の演出態様を異ならせることで演出に多様性を持たせることができる一方、特別演出の前後で特定報知の態様を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1645】
また、本実施形態では、役物を強調する強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、特別遊技を期待させる特別演出(リーチ演出)を実行可能であり、特別演出は、前段演出と後段演出とを含み、前段演出において役物演出が行われるときと、後段演出において役物演出が行われるときとで、強調演出の演出態様が異なり、前段演出において役物演出が行われるときと、後段演出において役物演出が行われるときとで、前記特定報知の際に出力される報知音を共通にすることが可能である。
この場合、役物が動作するときの強調演出の態様を前段演出と後段演出とで異ならせることができ、演出に多様性を持たせることができる。一方、何れの強調演出が行われるときでも報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1646】
また、本実施形態では、演出役物を動作させる役物演出を実行可能であり、役物演出において演出役物に対する強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、第1モードと、第2モードとがあり、第1モードと第2モードとで、前記強調音を異ならせることが可能であり、第1モードと第2モードとで、前記特定報知の際に出力される報知音を共通にすることが可能である。
この場合、第1モードと第2モードとで役物動作時の強調音を異ならせることで演出に多様性を持たせることができる一方、複数のモードで報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1647】
また、本実施形態では、特別遊技が実行される可能性を示唆する示唆演出を実行可能であり、前記示唆演出を強調する強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、示唆演出には、第1態様と第2態様とがあり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、第1態様の示唆演出と第2態様の示唆演出とで、前記強調音を異ならせることが可能であり、第1態様の示唆演出が行われる場合と第2態様の示唆演出が行われる場合とで、前記特定報知の際に出力される報知音を共通にすることが可能である。
この場合、第1態様と第2態様とで示唆演出の強調音を異ならせることで演出に多様性を持たせることができる一方、第1態様と第2態様との何れの示唆演出が行われる場合でも報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1648】
また、本実施形態では、遊技情報に対応する対応表示(保留画像52、変動画像51)を表示可能であり、前記対応表示を強調する強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、対応表示には第1態様と第2態様とがあり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、対応表示が第1態様で表示されるときと第2態様で表示されるときとで、前記強調音を異ならせることが可能であり、対応表示が第1態様で表示されるときと第2態様で表示されるときとで、前記特定報知の際に出力される報知音を共通にすることが可能である。
この場合、対応表示が第1態様で表示されるときと第2態様で表示されるときとで強調音を異ならせることで演出に多様性を持たせることができる一方、アイコンが何れの態様に変化する場合であっても報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1649】
また、本実施形態では、第1の操作手段に対する操作を促す操作促進画像を表示する操作演出を実行可能であり、操作演出を実行する場合に前記操作演出に関連する強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、第2の操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、第1モードと、第2モードとがあり、前記第1モードと前記第2モードとで、前記強調音を異ならせることが可能であり、前記第1モードと前記第2モードとで、前記特定報知の際に出力される報知音を共通にすることが可能である。
この場合、第1モードと第2モードとで操作演出を実行する際の強調音を異ならせることで演出に多様性を持たせることができる一方、複数のモードで報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1650】
また、本実施形態では、第1の操作手段に対する操作を促す操作促進画像を表示する操作演出を実行可能であり、前記操作促進画像を表示する前に操作演出を強調する強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、強調演出は、第1態様と、第2態様とがあり、第2の操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、第1態様の強調演出を行う場合と第2態様の強調演出を行う場合とで、前記強調音を異ならせることが可能であり、第1態様の強調演出を行う場合と第2態様の強調演出を行う場合とで、前記特定報知の際に出力される報知音を共通にすることが可能である。
この場合、ボタン画像形成前に第1態様の強調演出又は第2態様の強調演出を行うことで演出に多様性を持たせることができる一方、何れの態様の強調演出が行われる場合でも報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1651】
また、本実施形態では、第1の操作手段に対する操作を促す操作促進画像を表示する操作演出を実行可能であり、操作有効期間中に、操作促進画像を強調する強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、操作演出は、第1の態様で操作させる第1操作演出と、第2の態様で操作させる第2操作演出とを含み、第2の操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、第1操作演出を行う場合と第2操作演出を行う場合とで、前記強調音を異ならせることが可能であり、第1操作演出を行う場合と第2操作演出を行う場合とで、前記特定報知の際に出力される報知音を共通にすることが可能である。
この場合、第1操作演出と第2操作演出とで操作演出の強調音を異ならせることで演出に多様性を持たせることができる一方、複数の操作演出で報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1652】
また、本実施形態では、第1の操作手段に対する操作を促す操作促進画像を表示する操作演出を実行可能であり、操作有効期間中に、操作促進画像を強調する強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、第2の操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、特別演出(リーチ)の実行前と実行後とで、前記強調音を異ならせることが可能であり、前記特別演出の実行前と実行後とで、前記特定報知の際に出力される報知音を共通にすることが可能である。
この場合、特別演出の前後で操作演出の強調音を異ならせることで演出に多様性を持たせることができる一方、特別演出の前後で報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1653】
また、本実施形態では、第1の操作手段に対する操作を促す操作促進画像を表示する操作演出を実行可能であり、前記操作演出中に第1の操作手段に対する操作に応じて強調演出を実行可能であり、第1のタイミングで第1操作演出、第2のタイミングで第2操作演出を実行可能であり、第1操作演出の実行中における操作に応じて第1強調演出を実行可能であり、第2操作演出の実行中における操作に応じて第2強調演出を実行可能であり、第2の操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、第1強調演出と第2強調演出とで強調音を異ならせることが可能であり、第1強調演出が実行されるときと第2強調演出が実行されるときとで、前記特定報知の際に出力される報知音を共通にすることが可能である。
この場合、第1のタイミングにおける第1操作演出と第2のタイミングにおける第2操作演出とで、操作に応じた強調演出の強調音を異ならせることで演出に多様性を持たせることができる一方、何れのタイミングでも報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1654】
また、本実施形態では、第1の操作手段に対する操作を促す操作促進画像を表示する操作演出を実行可能であり、操作有効期間中の操作に応じて強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、第2の操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、前記操作演出は、第1の態様で操作させる第1操作演出と、第2の態様で操作させる第2操作演出とを含み、第1操作演出中の操作に応じた強調演出と、第2操作演出中の操作に応じた強調演出とで、強調音を異ならせることが可能であり、第1操作演出中の操作に応じた強調演出を行う場合と、第2操作演出中の操作に応じた強調演出を行う場合とで、前記特定報知の際に出力される報知音を共通にすることが可能である。
この場合、第1操作演出が行われる場合と第2操作演出が行われる場合とで、操作に応じて実行される強調演出の強調音を異ならせることで演出に多様性を持たせることができる一方、何れの操作演出が実行されるときでも報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1655】
また、本実施形態では、演出図柄の変動中に演出図柄を強調する強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、第1モードと、第2モードとがあり、前記第1モードと前記第2モードとで、前記強調音の長さを異ならせることが可能であり、前記第1モードと前記第2モードとで、前記特定報知の際に出力される報知音の長さを共通にすることが可能である。
この場合、第1モードと第2モードとで強調音の出力時間を異ならせることで演出に多様性を持たせることができる一方、複数のモードで報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1656】
また、本実施形態では、演出図柄を用いた特別演出(リーチ演出)を実行可能であり、前記特別演出には、前段演出と、後段演出とがあり、前段演出において演出図柄に対する第1強調演出を実行可能であり、後段演出において演出図柄に対する第2強調演出を実行可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、前記第1強調演出と前記第2強調演出とで、強調演出における強調音の長さを異ならせることが可能であり、前記第1強調演出を実行しているときと、前記第2強調演出を実行しているときとで、前記特定報知の報知音の長さを共通にすることが可能である。
この場合、特別演出における前段演出と後段演出とで強調音の時間を異ならせることで演出に多様性を持たせることができる一方、特別演出の前後で特定報知の態様を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1657】
また、本実施形態では、大当りを示唆する演出図柄に対して、強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、第1モードと、第2モードとがあり、前記第1モードと前記第2モードとで、前記強調音の長さを異ならせることが可能であり、前記第1モードと前記第2モードとで、前記特定報知の際に出力される報知音の長さを共通にすることが可能である。
この場合、第1モードと第2モードとで、大当たり図柄を表示する際の強調音の出力時間を異ならせることで演出に多様性を持たせることができる。一方、複数のモードで報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1658】
また、本実施形態では、第1の操作手段に対する操作を促す操作促進画像を表示する操作演出を実行可能であり、操作演出を実行する場合に前記操作演出に関連する強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、第2の操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、第1モードと、第2モードとがあり、前記第1モードと前記第2モードとで、前記強調音の長さを異ならせることが可能であり、前記第1モードと前記第2モードとで、前記特定報知の際に出力される報知音の長さを共通にすることが可能である。
この場合、第1モードと第2モードとで操作演出中の強調音の出力時間を異ならせることで演出に多様性を持たせることができる一方、複数のモードで報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1659】
また、本実施形態では、演出役物を動作させる役物演出を実行可能であり、役物演出において演出役物に対する強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、第1モードと、第2モードとがあり、第1モードと第2モードとで、前記強調音の長さを異ならせることが可能であり、第1モードと第2モードとで、前記特定報知の際に出力される報知音の長さを共通にすることが可能である。
この場合、第1モードと第2モードとで役物動作時の強調音の出力時間を異ならせることで演出に多様性を持たせることができる一方、複数のモードで報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1660】
また、本実施形態では、特別遊技が実行される可能性を示唆する示唆演出を実行可能であり、前記示唆演出を強調する強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、示唆演出には、第1態様と第2態様とがあり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、第1態様の示唆演出と第2態様の示唆演出とで、前記強調音の長さを異ならせることが可能であり、第1態様の示唆演出が行われる場合と第2態様の示唆演出が行われる場合とで、前記特定報知の際に出力される報知音の長さを共通にすることが可能である。
この場合、第1態様と第2態様とで示唆演出の強調音の出力時間を異ならせることで演出に多様性を持たせることができる一方、第1態様と第2態様との何れの示唆演出が行われる場合でも報知音の出力時間を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1661】
また、本実施形態では、遊技情報に対応する対応表示(保留画像52、変動画像51)を表示可能であり、前記対応表示を強調する強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、対応表示には第1態様と第2態様とがあり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、対応表示が第1態様で表示されるときと第2態様で表示されるときとで、前記強調音の長さを異ならせることが可能であり、対応表示が第1態様で表示されるときと第2態様で表示されるときとで、前記特定報知の際に出力される報知音の長さを共通にすることが可能である。
この場合、対応表示が第1態様で表示されるときと第2態様で表示されるときとで強調音の出力時間を異ならせることで演出に多様性を持たせることができる一方、アイコンが何れの態様に変化する場合であっても報知音の出力時間を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1662】
また、本実施形態では、演出図柄を用いた特別演出(リーチ演出)を実行可能であり、前記特別演出において演出図柄に対して強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能でであり、演出図柄の変動中に所定の音を継続出力可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、強調演出の実行前と実行後とで、前記所定の音が異なり、強調演出の実行前と実行後とで、前記特定報知の際に出力される報知音を共通にすることが可能である。
この場合、強調演出の強調音の出力によって所定の音が切り替わるため、強調演出の興趣性を向上するとともに、音を用いた演出に多様性を持たせることができる。一方、強調演出の前後で報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1663】
また、本実施形態では、演出図柄を用いた特別演出(リーチ演出)を実行可能であり、前記特別演出において演出図柄に対して強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、前記強調演出には、第1強調演出と、当該第1強調演出よりも期待度の高い第2強調演出とがあり、演出図柄の変動中に所定の音を継続出力可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、第1強調演出の実行中に第1強調音を出力可能であり、第2強調演出の実行中に第2強調音を出力可能であり、前記第1強調演出の実行前と実行後とで前記所定の音が共通であるが、第2強調演出の実行前と実行後とで前記所定の音が異なり、前記第1強調演出の実行前と実行後とで前記特定報知の際に出力される報知音が共通であり、前記第2強調演出の実行前と実行後とで前記報知音が共通である。
この場合、第1強調音の出力の前後で共通の所定の音を出力することができ、第2強調音の出力前後で所定の音が切り替わるため、強調演出の興趣性を向上させるとともに、音を用いた演出に一貫性と多様性を持たせることができる。また、第1強調演出の前後、第2強調演出の前後で報知音を共通にすることで特定報知を遊技者に分かりやすくすることができる。
【1664】
また、本実施形態では、大当りを示唆する演出図柄の表示中に演出図柄を強調する強調演出を実行可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、強調演出中に特定報知を実行可能であり、強調演出より特定報知を優先的に実行することが可能である。
この場合、大当りを示唆する演出図柄の表示中に強調演出が行われる場合、遊技者は焦って右打ちを行うことがあるが、特定報知(左打ち報知)を優先的に実行することで、無駄な右打ちを抑制することができる。
【1665】
また、本実施形態では、大当りを示唆する演出図柄の表示中に演出図柄を強調する強調演出を実行可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、強調演出中に特定報知を実行可能であり、強調演出の実行時間より特定報知の実行時間の方が長い(又は異なる)。
この場合、特定報知を比較的長い時間行うことで、無駄な右打ちを抑制することができる。
【1666】
また、本実施形態では、大当りを示唆する演出図柄の表示中に演出図柄を強調する強調演出を実行可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、強調演出中に特定報知を実行可能であり、強調演出中に特定報知が実行される場合、演出図柄及び強調演出の少なくとも一部が特定報知画像によって視認困難又は視認不可能になる。
この場合、特定報知画像が図柄及び強調演出の一部を隠すことで、強調演出中でも特定報知を見せることができる。図柄及び強調演出の他の部分は、特定報知画像によって隠れないため、特定報知中でも遊技者は図柄及び強調演出を認識することができ、興趣性を損なわないようにすることができる。
【1667】
また、本実施形態では、大当りを示唆する演出図柄の表示中に演出図柄を強調する強調演出を実行可能であり、操作手段(ハンドル)の操作に関する特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、強調演出中に特定報知を実行可能であり、前記特定報知は所定時間継続され、前記所定時間経過前でも特図が停止表示された場合は特定報知を終了可能である。
この場合、大当りを示唆する強調演出中に遊技者は焦って右打ちを行うことがあるが、特定報知(左打ち報知)を所定期間継続することで、無駄な右打ちを確実に抑制することができる一方、特図が停止された場合は特図停止に応じた遊技を行わせることができる。
【1668】
また、本実施形態では、大当りを示唆する演出図柄の表示中に演出図柄を強調する強調演出を実行可能であり、操作手段(ハンドル)の操作に関する特定報知音(左打ち報知音)を出力可能であり、強調演出中に特定報知音を出力可能であり、前記特定報知音は所定時間出力され、前記所定時間経過前でも特図が停止表示された場合は特定報知音の出力を終了可能である。
この場合、大当りを示唆する強調演出中に遊技者は焦って右打ちを行うことがあるが、特定報知音(左打ち)を出力することで、無駄な右打ちを抑制することができる一方、特図停止された場合は特図停止に応じた音声を出力することができる。
【1669】
また、本実施形態では、演出役物を動作させる役物演出を実行可能であり、前記役物演出が行われる場合に演出役物に対する強調演出を実行可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、特定報知と役物演出とを同時に実行可能であり、特定報知と役物演出とを実行する場合、役物演出に伴う強調演出より特定報知を優先表示する一方で、演出役物を出現させることが可能である。
この場合、大当りを示唆する役物演出中に遊技者は焦って右打ちを行うことがあるが、特定報知音(左打ち)を出力することで、無駄な右打ちを抑制することができる。その場合でも役物が出現するため、興趣性を損なわないようにすることができる。
【1670】
また、本実施形態では、大当りを示唆する演出図柄の表示中に演出図柄を強調する強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、操作手段(ハンドル)の操作に応じて遊技に関する特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、強調演出中に特定報知を実行可能であり、強調演出に係る強調音よりも、特定報知に係る報知音の方が出力時間が長い(又は異なる)。
この場合、大当りを示唆する演出図柄の表示中に遊技者は焦って右打ちを行うことがあるが、特定報知に係る報知音を強調演出に係る強調音よりも長くすることで、無駄な右打ちを抑制することができる。
【1671】
また、本実施形態では、大当りを示唆する演出図柄の表示中に演出図柄を強調する強調演出を実行可能であり、操作手段(ハンドル)の操作に関する第1特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、強調演出中に第1特定報知を実行可能であり、前記強調演出の後、操作手段(ハンドル)の操作に関する第2特定報知(右打ち報知)を実行可能であり、第1特定報知は第1時間継続し、第2特定報知は第1時間よりも長い第2時間継続可能である。
この場合、大当りを示唆する強調演出中に遊技者は焦って右打ちを行うことがあるが、第1特定報知(左打ち報知)を実行することで、無駄な右打ちを抑制することができ、その後第2特定報知を実行することで、遊技者に正しい操作を行わせることができる。
【1672】
また、本実施形態では、大当りを示唆する演出図柄の表示中に演出図柄を強調する強調演出を実行可能であり、第1の操作(右打ち)と、第2の操作(左打ち)とを行うことが可能な操作手段とがあり、操作手段(ハンドル)に対して第1の操作(右打ち)を行った場合に特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、前記強調演出中は第1の操作(右打ち)を行った場合に特定報知を行うことが可能であり、前記強調演出の後は第1の操作(右打ち)を行った場合に特定報知を行わないことが可能である。
この場合、大当りを示唆する強調演出中に遊技者は焦って右打ちを行うことがあるが、特定報知(左打ち報知)を実行することで、無駄な右打ちを抑制することができ、強調演出後は特定報知を抑制することができる。
【1673】
また、本実施形態では、大当りを示唆する演出図柄の表示中に演出図柄を強調する強調演出を実行可能であり、操作手段(ハンドル)の操作に関する第1特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、強調演出中に第1特定報知を実行可能であり、前記強調演出の後、特別遊技の開始に伴って、操作手段(ハンドル)の操作に関する第2特定報知(右打ち報知)を実行可能であり、第1特定報知は固定の第1位置において実行され、第2特定報知は、第2位置において実行されてから第3位置において実行される。
この場合、大当りを示唆する強調演出中に遊技者は焦って右打ちを行うことがあるが、第1特定報知(左打ち報知)を実行することで、無駄な右打ちを抑制することができ、その後第2特定報知を実行することができる。第1特定報知は固定位置に表示されるため遊技者に分かりやすく、第2特定報知は表示位置が変化するため、演出に多様性を持たせ、興趣性を向上させることができる。
【1674】
また、本実施形態では、特別遊技を行うか否かの判定結果に基づいて、演出図柄を変動表示可能であり、特別遊技を行うと判定された場合に、第1遊技状態(通常状態)よりも有利な第2遊技状態(時短状態)に制御可能であり、第2遊技状態において、操作手段(ハンドル)の所定の操作(右打ち)に関する特定報知(右打ち報知)を実行可能であり、第2遊技状態において、演出図柄の変動表示中に演出図柄に対して強調演出を実行可能であり、特定報知(右打ち報知)中に強調演出を実行可能であり、特定報知中に強調演出が実行される場合、特定報知(右打ち報知)は、強調演出のうちの一部にかかり、かつ、当該強調演出のうちの一部よりも優先的に表示される。
この場合、特定報知は強調演出の一部にかかるように優先的に表示されるため、目立つ位置に表示するとともに、遊技者に分かりやすくすることができる。そのときでも、強調演出(及び演出図柄)の他の部分は特定報知にかからないため、強調演出(及び演出図柄)を視認させることができ、興趣性を向上させることができる。
【1675】
また、本実施形態では、第1遊技状態(通常状態)と、第1遊技状態よりも有利な第2遊技状態(時短状態)とで遊技を制御可能であり、第2遊技状態において、操作手段(ハンドル)の第1操作に関する第1特定報知(右打ち報知)を実行可能であり、第2遊技状態から第1遊技状態に移行した場合、操作手段(ハンドル)の第2操作に関する第2特定報知を実行可能であり、第1遊技状態において、演出図柄の停止時に演出図柄に対して強調演出を実行可能であり、強調演出中に第2特定報知を実行可能であり、第2特定報知を演出図柄及び強調演出よりも優先的に表示可能である。
この場合、第2特定報知は、図柄よりも優先表示され、強調演出が行われる場合でも強調演出より優先表示される。このため、遊技者に第2操作を強く促すことができる。
【1676】
また、本実施形態では、第1遊技状態(通常状態)と、第2遊技状態(時短状態)とで遊技を制御可能であり、第1遊技状態において、操作手段(ハンドル)の操作に関する第1条件が成立した場合、特定報知(左打ち報知)を実行可能であり、遊技状態の移行に関する第2条件が成立した場合、特定報知を実行可能であり、前記第2条件の成立に基づいて特定報知が行われる場合、第1態様で特定報知を行い、前記第1条件の成立に基づいて特定報知が行われる場合、第1態様で特定報知を行ってから第2態様で特定報知を行うことが可能である。
この場合、第1条件の成立に基づいて特定報知(左打ち報知)を行う場合は、特定報知を2段階で行うことで、操作手段に対する正しい操作を遊技者に行わせることができる。一方、第2条件の成立に基づいて特定報知が行われる場合は、特定報知は2段階で行われないため、特定報知が過剰になることを防止することができる。
【1677】
また、本実施形態では、大当りを示す演出図柄を停止させた後、大当りを示す別の演出図柄又は同じ演出図柄を表示する再抽選演出を実行可能であり、再抽選演出において、演出図柄を強調する強調演出を実行可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、強調演出中に特定報知を実行可能であり、強調演出より特定報知を優先表示することが可能である。
この場合、大当たりが確定している場合に右打ちを行うタイミングではないにもかからわず、遊技者は焦って右打ちを行うことがあるが、特定報知(左打ち報知)を優先的に表示することで、無駄な右打ちを抑制することができる。
【1678】
また、本実施形態では、大当たりを示す同一図柄の組み合わせである特定図柄組み合わせを変動表示させる全回転リーチ演出を行い、全回転リーチ演出において、演出図柄を強調する強調演出を実行可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、強調演出中に特定報知を実行可能であり、強調演出より特定報知を優先表示することが可能である。
この場合、大当たりが確定している場合に右打ちを行うタイミングではないにもかからわず、遊技者は焦って右打ちを行うことがあるが、特定報知(左打ち報知)を優先的に表示することで、無駄な右打ちを抑制することができる。
【1679】
また、本実施形態では、変動演出中に演出図柄に対して強調する強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、演出図柄を用いた特別演出を実行可能であり、前記特別演出においてハズレを示す演出図柄を表示してから、特定画像を表示可能であり、操作手段の操作に関する特定報知を実行可能であり、前記特定画像の表示中に、前記強調音の出力を制限可能であるが、前記特定報知に関する報知音は出力可能である。
この場合、強調演出を実行することで演出図柄を用いた演出の興趣性を向上させることができる一方で、特別演出の結果が表示された後の特定画像の表示中は強調演出の強調音を制限可能であることで特定画像に注目させることができる。特定画像の表示中でも、報知音を出力可能とすることができる。
【1680】
また、本実施形態では、特別遊技が実行される可能性を示唆する示唆演出を実行可能であり、前記示唆演出を強調する強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、第1操作手段に対する操作に応じて演出効果を調整可能であり、第2操作手段の操作に応じて特定報知音を出力可能であり、強調演出中に特定報知音を出力可能であり、前記強調演出中に前記特定報知が行われる場合において、前記第1操作手段に対する操作が行われる場合、前記強調音を調整可能であるとともに前記特定報知音を調整することが可能である。
この場合、強調演出中でも特定報知音を出力することで無駄な右打ちを抑制することができるとともに、第1操作手段により特定報知音を調整することができる。
【1681】
また、本実施形態では、特別遊技が実行される可能性を示唆する示唆演出を実行可能であり、前記示唆演出を強調する強調演出を実行可能であり、前記強調演出の実行の際に強調音を出力可能であり、第1操作手段に対する操作に応じて演出効果を調整可能であり、第2操作手段の操作に応じて特定報知音を出力可能であり、強調演出中に特定報知を実行可能であり、前記強調演出中に前記特定報知が行われる場合において、前記第1操作手段に対する操作が行われる場合、前記強調音を調整可能であるが前記特定報知音を調整しないことが可能である。
この場合、強調演出中でも特定報知音を出力することで無駄な右打ちを抑制することができるとともに、第1操作手段により強調音を調整する場合でも特定報知音を調整不可能にすることで、遊技者が特定報知に気付きやすくすることができる。
【1682】
また、本実施形態では、特別遊技が実行される可能性を示唆する示唆演出を実行可能であり、前記示唆演出を強調する強調演出を実行可能であり、演出効果を調整可能な第1調整手段と第2調整手段とを備え、前記強調演出の実行中において、第1調整手段に対する操作が行われた場合は、前記強調演出の演出効果を調整可能であるとともに特定報知を行うことが可能であり、第2調整手段に対する操作が行われた場合は、前記特定報知を行うことなく前記強調演出の演出効果を調整可能である。
この場合、強調演出中でも強調演出の演出効果を調整可能であるとともに、第1調整手段を用いる場合は特定報知が行われるため、調整したことを認識可能である一方、第2調整手段を用いる場合は特定報知は行われないため、強調演出に集中させることができる。
【1683】
また、本実施形態では、演出図柄を変動表示可能であり、前記演出図柄を強調する強調演出を実行可能であり、演出効果を調整可能な第1調整手段と第2調整手段とを備え、前記強調演出の実行中において、第1調整手段に対する操作が行われた場合は、前記強調演出の演出効果を調整可能であるとともに特定報知を行うことが可能であり、第2調整手段に対する操作が行われた場合は、前記特定報知を行うことなく前記強調演出の演出効果を調整可能である。
この場合、演出図柄を強調する強調演出中でも強調演出の演出効果を調整可能であるとともに、第1調整手段を用いる場合は特定報知が行われるため、調整したことを認識可能である一方、第2調整手段を用いる場合は特定報知は行われないため、強調演出に集中させることができる。
【1684】
また、本実施形態では、特別遊技が実行される可能性を示唆する示唆演出を実行可能であり、前記示唆演出を強調する強調演出を実行可能であり、第1モードと、第2モードとを設定可能であり、前記第2モードにおいて前記強調演出を実行可能であり、調整手段に対する操作に応じて前記強調演出の演出効果を第1状態から第2状態に変更可能であり、前記第2モード及び前記第2状態に設定されているときに電源OFFになってから電源投入された場合、前記第2モードに維持されるが前記演出効果は前記第1状態に戻される(もしくは第2状態に設定される)。
この場合、強調演出の演出効果を調整することができ、興趣性を向上させることができる。第2モードにおいて電源OFFになって電源が再投入された場合に、第2モードから開始することができる一方、設定した演出効果についてはリセットすることができる。
【1685】
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下においては、上述した各実施形態と相違する点を主に説明し、上述した各実施形態の何れかと一致する点については説明を省略することがある。
【1686】
また、第1実施形態において上述した構成は、後述する構成に対応する場合がある。より具体的には、通常遊技状態は、通常状態に対応する。また、特別時短遊技状態や特殊時短遊技状態は、高ベース時短状態に対応する。また、ステージ画像61は、背景画像に対応する。また、遊技状態コマンドは、遊技状態指定コマンドに対応する。また、遊技制御基板200Bは、主制御基板200Bに対応する。
そして、一の実施形態と、他の実施形態とで、それぞれ対応する構成を入れ替えたり、一の実施形態に含まれる構成を、この構成に対応する他の実施形態の構成に付加したりしても良い。
【1687】
図262は、本実施形態のパチンコ遊技機100における遊技の流れを示した図である。
本実施形態のパチンコ遊技機100には、第1種大当たりが5種類、第2種大当たりが3種類の合計8種類の大当たりがある。特別図柄が、大当たりの図柄で停止すると、第1種大当たりの大当たり遊技が特別遊技として実行される。特別図柄が、小当たりの図柄で停止すると、小当たり遊技が実行され、小当たり遊技において、特定領域に遊技球が入賞すると、第2種大当たりの大当たり遊技が特別遊技として実行される。8種類の大当たりは以下の通りである。
【1688】
(第1種10R当たりA)
この大当たりは、第1特別図柄の始動条件の成立を契機とする特別図柄抽選において選ばれ得るものの1つである。この大当たりの特別遊技では、第1ラウンド~第10ラウンドのラウンド遊技を行う。各ラウンド遊技では、第1大入賞口125の入賞個数が規定個数(例えば9個)に達するか規定時間(例えば29秒)が経過するまでの第1大入賞口125の開放→2秒間の第1大入賞口125の閉鎖、という開閉態様で第1大入賞口125を開閉する。
【1689】
ここで、パチンコ遊技機100の遊技状態には、左打ちで遊技を行う通常状態及び低ベース時短状態と、右打ちで遊技を行う高ベース時短状態とがある。左打ちとは、遊技領域111における左側に遊技球を発射させるハンドル151の操作の手法である。また、右打ちとは、遊技領域111における右側に遊技球を発射させるハンドル151の操作の手法である。図262に示すように、通常状態で第1種10R当たりAになった場合、特別遊技後の遊技状態は、再び通常状態になる。低ベース時短状態で第1種10R当たりAになった場合、特別遊技後の遊技状態は、再び低ベース時短状態になる。第1種10R当たりAの特別遊技を経て低ベース時短状態になったときの時短回数(B)は、500回である。
【1690】
通常状態では、普通図柄の変動時間が60秒になり、普通図柄抽選の当選1回あたりの可動片15bの開放時間が0.1秒になる。
また、低ベース時短状態では、普通図柄の変動時間が59秒になり、普通図柄抽選の当選1回あたりの可動片15bの開放時間が0.11秒になる。
また、高ベース時短状態では、普通図柄の変動時間が5秒になり、普通図柄抽選の当選1回あたりの可動片15bの開放時間が6秒になる。
【1691】
ここで、低ベース時短状態の普通図柄の変動時間と通常状態の普通図柄の変動時間の差は、僅か1秒であり、低ベース時短状態の補助遊技に関わる有利度は、通常状態の補助遊技に関わる有利度とほぼ同じである(通常状態の補助遊技に関して僅かに有利である)。一方で、高ベース時短状態の普通図柄の変動時間は、通常状態や低ベース時短状態の普通図柄の変動時間よりも50秒以上短く、高ベース時短状態の補助遊技に関わる有利度は、通常状態や低ベース時短状態の補助遊技に関わる有利度よりも高い。そのため、通常状態を第1通常状態とする場合に、低ベース時短状態は、第1通常状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第2通常状態としても捉えられる。また、高ベース時短状態は、第2通常状態よりも補助遊技に関わる有利度がさらに高い時短状態としても捉えられる。
【1692】
(第1種2R当たりB)
この大当たりは、第1特別図柄の始動条件の成立を契機とする特別図柄抽選において選ばれ得るものの1つである。この大当たりの特別遊技では、第1ラウンド~第2ラウンドのラウンド遊技を行う。各ラウンド遊技では、第1大入賞口125の入賞個数が規定個数に達するか規定時間が経過するまでの第1大入賞口125の開放→2秒間の第1大入賞口125の閉鎖、という開閉態様で第1大入賞口125を開閉する。
また、図262に示すように、通常状態で第1種2R当たりBになった場合、特別遊技後の遊技状態は、再び通常状態になる。低ベース時短状態で第1種2R当たりBになった場合、特別遊技後の遊技状態は、通常状態になる。
【1693】
(第1種2R当たりC)
この大当たりは、第1特別図柄の始動条件の成立を契機とする特別図柄抽選において選ばれ得るものの1つである。この大当たりの特別遊技では、第1ラウンド~第2ラウンドのラウンド遊技を行う。各ラウンド遊技では、第1大入賞口125の入賞個数が規定個数に達するか規定時間が経過するまでの第1大入賞口125の開放→2秒間の第1大入賞口125の閉鎖、という開閉態様で第1大入賞口125を開閉する。
また、図262に示すように、通常状態で第1種2R当たりCになった場合、特別遊技後の遊技状態は、高ベース時短状態になる。第1種2R当たりCの特別遊技を経て高ベース時短状態になったときの時短回数(J)は、100回である。低ベース時短状態で第1種2R当たりCになった場合、特別遊技後の遊技状態は、再び低ベース時短状態になる。第1種2R当たりCの特別遊技を経て低ベース時短状態になったときの時短回数(B)は、700回である。
【1694】
(第1種10R当たりF)
この大当たりは、第2特別図柄の始動条件の成立を契機とする特別図柄抽選において選ばれ得るものの1つである。この大当たりの特別遊技では、第1ラウンド~第10ラウンドのラウンド遊技を行う。各ラウンド遊技では、第1大入賞口125の入賞個数が規定個数に達するか規定時間が経過するまでの第1大入賞口125の開放→2秒間の第1大入賞口125の閉鎖、という開閉態様で第1大入賞口125を開閉する。
また、図262に示すように、高ベース時短状態で第1種10R当たりFになった場合、特別遊技後の遊技状態は、再び高ベース時短状態になる。第1種10R当たりFの特別遊技を経て高ベース時短状態になったときの時短回数(J)は、100回である。
【1695】
(第1種2R当たりG)
この大当たりは、第2特別図柄の始動条件の成立を契機とする特別図柄抽選において選ばれ得るものの1つである。この大当たりの特別遊技では、第1ラウンド~第2ラウンドのラウンド遊技を行う。各ラウンド遊技では、第1大入賞口125の入賞個数が規定個数に達するか規定時間が経過するまでの第1大入賞口125の開放→2秒間の第1大入賞口125の閉鎖、という開閉態様で第1大入賞口125を開閉する。
また、図262に示すように、高ベース時短状態で第1種2R当たりGになった場合、特別遊技後の遊技状態は、再び高ベース時短状態になる。第1種2R当たりGの特別遊技を経て高ベース時短状態になったときの時短回数(J)は、100回である。
【1696】
(第2種実質9R当たりH)
この大当たりは、第2特別図柄の始動条件の成立を契機とする特別図柄抽選において選ばれ得るものの1つである。この大当たりの特別遊技では、実質的な第1ラウンドである小当たり遊技と特定領域19Bへの入賞の後に、第2ラウンド~第10ラウンドのラウンド遊技を行う。各ラウンド遊技では、第1大入賞口125の入賞個数が規定個数に達するか規定時間が経過するまでの第1大入賞口125の開放→2秒間の第1大入賞口125の閉鎖、という開閉態様で第1大入賞口125を開閉する。
また、図262に示すように、高ベース時短状態で第2種実質9R当たりHになった場合、特別遊技後の遊技状態は、再び高ベース時短状態になる。第2種実質9R当たりHの特別遊技を経て高ベース時短状態になったときの時短回数(J)は、100回である。
【1697】
(第2種実質2R当たりI)
この大当たりは、第2特別図柄の始動条件の成立を契機とする特別図柄抽選において選ばれ得るものの1つである。この大当たりの特別遊技では、実質的な第1ラウンドである小当たり遊技と特定領域19Bへの入賞の後に、第2ラウンド~第3ラウンドのラウンド遊技を行う。各ラウンド遊技では、第1大入賞口125の入賞個数が規定個数に達するか規定時間が経過するまでの第1大入賞口125の開放→2秒間の第1大入賞口125の閉鎖、という開閉態様で第1大入賞口125を開閉する。
また、図262に示すように、高ベース時短状態で第2種実質2R当たりIになった場合、特別遊技後の遊技状態は、再び高ベース時短状態になる。第2種実質2R当たりIの特別遊技を経て高ベース時短状態になったときの時短回数(J)は、100回である。
【1698】
(J1.第2種実質9R当たりJ)
この大当たりは、第2特別図柄の始動条件の成立を契機とする特別図柄抽選において選ばれ得るものの1つである。この大当たりの特別遊技では、実質的な第1ラウンドである小当たり遊技と特定領域19Bへの入賞の後に、第2ラウンド~第10ラウンドのラウンド遊技を行う。各ラウンド遊技では、第1大入賞口125の入賞個数が規定個数に達するか規定時間が経過するまでの第1大入賞口125の開放→2秒間の第1大入賞口125の閉鎖、という開閉態様で第1大入賞口125を開閉する。
また、図262に示すように、高ベース時短状態で第2種実質9R当たりJになった場合、特別遊技後の遊技状態は、通常状態になる。つまり、本実施形態のパチンコ遊技機100では、高ベース時短状態の間は、第2種実質9R当たりH、第1種10R当たりG、第2種実質9R当たりH、第2種実質2R当たりIになれば、最も有利な高ベース時短状態が続くが、第2種実質9R当たりJになると、通常状態に落ちる。
【1699】
また、本実施形態のパチンコ遊技機100には、4種類の特殊ハズレがある。特殊ハズレは、第1特別図柄の始動条件の成立を契機とする特別図柄抽選においてのみ選ばれ得るハズレである。4種類の特殊ハズレは、以下の通りである。
【1700】
(高ベース時短作動特殊ハズレa)
図262に示すように、通常状態でこの特殊ハズレaになった場合、高ベース時短状態になる。特殊ハズレaを経て高ベース時短状態になったときの時短回数(J)は、100回である。
【1701】
(低ベース時短作動特殊ハズレb)
図262に示すように、通常状態でこの特殊ハズレbになった場合、低ベース時短状態になる。特殊ハズレbを経て低ベース時短状態になったときの時短回数(B)は、700回である。
【1702】
(低ベース時短作動特殊ハズレc)
図262に示すように、通常状態でこの特殊ハズレcになった場合、低ベース時短状態になる。この特殊ハズレcを経て低ベース時短状態になったときの時短回数(B)は、500回である。
【1703】
(低ベース時短作動特殊ハズレd)
図262の遊技フローに示すように、通常状態でこの特殊ハズレdになった場合、低ベース時短状態になる。この特殊ハズレdを経て低ベース時短状態になったときの時短回数(B)は、300回である。
【1704】
上記の4種類の特殊ハズレ以外のハズレは、通常ハズレである。なお、通常ハズレの図柄で停止することは、遊技状態の変更の契機にはならない。しかし、図262の遊技フローに示すように、高ベース時短状態でない遊技状態の間に、通常ハズレの図柄で停止する変動表示が900回に渡って続いた場合、900回目の図柄の停止後に、遊技状態が、高ベース時短状態になる。900回の通常ハズレを経て高ベース時短状態になったときの時短回数(J)は、100回である。
【1705】
上述したように、低ベース時短状態は、補助遊技に関わる有利度が、通常状態よりも高い。しかし、図262の遊技フローに示すように、低ベース時短状態では、特別図柄が如何なる図柄で停止しても、高ベース時短状態にならないのに対し、通常状態では、特別図柄が第1種2R当たりCの図柄で停止すると、特別遊技の終了後に、高ベース時短状態になり、高ベース時短作動特殊ハズレaの図柄で停止すると、直ちに、高ベース時短状態になる。このため、高ベース時短状態へのなり易さという点で見ると、通常状態のほうが低ベース時短状態よりも有利度が高い。この場合、遊技者は、通常状態である状態においては、通常状態に留まり、第1種2R当たりCや高ベース時短作動特殊ハズレaの図柄を引き当てて高ベース時短状態に進む機会を多く得ることを望むようになる。また、遊技者は、低ベース時短状態の間は、できるだけ、早く第1種2R当たりBの図柄を引き当てるか、低ベース時短回数(B)の変動を消化して、通常状態に進むことを望むようになる。
【1706】
図263(a)は、通常背景設定テーブルを示す図である。通常背景設定テーブルには、遊技状態を示すデータと、背景画像の種類を示すデータとが対応付けられている。具体的には、通常背景設定テーブルでは、通常状態が夕方背景と、低ベース時短状態が昼背景と、高ベース時短状態が夜背景と、対応付けられている。なお、背景画像としては、ステージ画像61(図43参照)。
【1707】
図263(b)は、特別背景設定テーブルを示す図である。特別背景設定テーブルには、遊技状態を示すデータと、背景画像を示すデータとが対応付けられている。具体的には、特別背景設定テーブルでは、通常状態及び低ベース時短状態が夕方背景と、高ベース時短状態が夜背景と、対応付けられている。
【1708】
このように、演出制御基板300B(演出制御部300)は、パチンコ遊技機100の電源投入の直後は、パチンコ遊技機100が、通常状態で電源復旧したか、低ベース時短状態で電源復旧したかに関わらず、通常状態の背景である夕方背景の背景画像を、通常状態と低ベース時短状態に共通の演出画像として、画像表示部114に表示させる。
より具体的には、図264(a)に示すように、演出制御基板300B(演出制御部300)は、パチンコ遊技機100の電源投入の直後の遊技状態が、通常状態である場合、通常状態の本来の背景である夕方背景を選択し、夕方背景の背景画像を画像表示部114に表示させる。この後、演出制御基板300B(演出制御部300)は、低ベース時短状態の遊技状態指定コマンドを受信するまで、夕方背景の背景画像の表示を維持し、低ベース時短状態の遊技状態指定コマンドを受信すると、その遊技状態指定コマンドに従って、背景を昼背景にする。
【1709】
また、図264(b)に示すように、演出制御基板300B(演出制御部300)は、パチンコ遊技機100の電源投入の直後の遊技状態が、低ベース時短状態である場合、通常状態と同一の背景である夕方背景を選択し、夕方背景の背景画像を画像表示部114に表示させる。この後、演出制御基板300B(演出制御部300)は、特別図柄の30回の変動を、本来の背景(昼背景)に戻すための所定条件とし、特別図柄の30回の変動が済むまでの間は、通常状態と同一の背景画像(夕方背景)の表示中に、低ベース時短状態の遊技状態指定コマンドを受信した場合、背景画像の表示については、当該遊技状態指定コマンドを無視し、夕方背景の背景画像の表示を維持する。特別図柄の30回の変動が済んで所定条件が満たされた場合は、背景画像を本来の表示態様(昼背景)に戻し、通常状態の遊技状態指定コマンドを受信したときは通常状態と対応する背景である夕方背景の背景画像を表示させ、低ベース時短状態の遊技状態指定コマンドを受信したときは低ベース時短状態と対応する背景である昼背景の背景画像を表示させる。
【1710】
(変形例)
次に、本実施形態の変形例を説明する。
図265(b)は、変形例の特別背景設定テーブルを示す図である。この特別背景設定テーブルでは、通常状態及び低ベース時短状態が昼背景と、高ベース時短状態が夜背景と、対応付けられている。
【1711】
本実施形態では、パチンコ遊技機100の電源が復旧したときに主制御基板200B(遊技制御部200)から演出制御基板300B(演出制御部300)に送信される電源復旧指定コマンドが通常状態と対応するものである場合に、演出制御基板300B(演出制御部300)は、パチンコ遊技機100の電源投入の直後は、パチンコ遊技機100が、通常状態で電源復旧したか、低ベース時短状態で電源復旧したかに関わらず、低ベース時短状態の背景である昼背景の背景画像を、通常状態と低ベース時短状態に共通の演出画像として、画像表示部114に表示させる。なお、電源復旧指定コマンドは、パチンコ遊技機100の電源が復旧したときのパチンコ遊技機100の遊技状態を指定するコマンドである。
【1712】
より具体的には、変形例では、図266(a)の例に示すように、演出制御基板300B(演出制御部300)は、パチンコ遊技機100の電源投入の直後の遊技状態が、通常状態である場合、低ベース時短状態と同一の背景である昼背景を選択し、昼背景の背景画像を画像表示部114に表示させる。この後、演出制御基板300B(演出制御部300)は、特別図柄の30回の変動を、本来の背景に戻すための所定条件とし、特別図柄の30回の変動が実行されるまでの間は、低ベース時短状態と同一の背景画像の表示中に、通常状態の遊技状態指定コマンドを受信した場合、背景画像の表示については、当該遊技状態指定コマンドを無視し、昼背景の背景画像の表示を維持する。特別図柄の30回の変動が済んで所定条件が満たされた場合は、背景を本来のものに戻し、低ベース時短状態の遊技状態指定コマンドを受信したときは低ベース時短状態と対応する背景である昼背景の背景画像を表示させ、通常状態の遊技状態指定コマンドを受信したときは通常状態と対応する背景である夕方背景の背景画像を表示させる。
【1713】
図266(b)の例に示すように、演出制御基板300B(演出制御部300)は、パチンコ遊技機100の電源投入の直後の遊技状態が、低ベース時短状態である場合、低ベース時短状態の本来の背景である昼背景を選択し、昼背景の背景画像を画像表示部114に表示させる。この後、演出制御基板300B(演出制御部300)は、通常状態の遊技状態指定コマンドを受信するまで、昼背景の背景画像の表示を維持し、通常状態の遊技状態指定コマンドを受信すると、その遊技状態指定コマンドに従って、背景画像を夕方背景にする。
【1714】
変形例では、高ベース時短状態へのなり易さという点で見ても、低ベース時短状態のほうが通常状態よりも有利度が高い。よって、図263(c)に示すように、第1実施形態とは逆に通常背景設定テーブルでは、通常状態が昼背景、低ベース時短状態が夕方背景に対応づけられている。演出制御基板300B(演出制御部300)は、パチンコ遊技機100の電源投入の直後は、パチンコ遊技機100が、通常状態で電源復旧したか、低ベース時短状態で電源復旧したかに関わらず、低ベース時短状態の背景である夕方背景の背景画像を、通常状態と低ベース時短状態に共通の演出画像として、画像表示部114に表示させる。
【1715】
また、変形例では、高ベース時短状態へのなり易さという観点から、低ベース時短状態のほうが通常状態よりも有利度が高い。よって、図265(c)に示すように、通常背景設定テーブルでは、通常状態が昼背景、低ベース時短状態が夕方背景に対応づけられている。演出制御基板300B(演出制御部300)は、パチンコ遊技機100の電源投入の直後は、パチンコ遊技機100が、通常状態で電源復旧したか、低ベース時短状態で電源復旧したかに関わらず、通常状態の背景である昼背景の背景画像を、通常状態と低ベース時短状態に共通の演出画像として、画像表示部114に表示させる。
【1716】
よって、演出制御基板300B(演出制御部300)は、パチンコ遊技機100の電源投入の直後は、パチンコ遊技機100が、通常状態で電源復旧したか、低ベース時短状態で電源復旧したかに関わらず、通常状態の背景である夕方背景の背景画像を、通常状態と低ベース時短状態に共通の演出画像として、画像表示部114に表示させる。
【1717】
また、演出制御基板300B(演出制御部300)は、パチンコ遊技機100の電源投入の直後は、パチンコ遊技機100が、通常状態で電源復旧したか、低ベース時短状態で電源復旧したかに関わらず、通常状態の背景である夕方背景の背景画像を、通常状態と低ベース時短状態に共通の演出画像として、画像表示部114に表示させる。
【1718】
図267は、特殊ハズレ図柄停止時設定テーブルを示す図である。特殊ハズレ図柄停止時設定テーブルには、本実施形態の5種類の特殊ハズレについて、停止図柄データ、特殊ハズレ図柄停止前の遊技状態を示すデータ、特殊ハズレ図柄停止時の遊技状態を示すデータ、低ベース時短回数(B)を示すデータ、高ベース時短回数(J)を示すデータ、及び高確率回数(X)を示すデータが対応付けられている。
【1719】
よって、演出制御基板300B(演出制御部300)は、パチンコ遊技機100の電源投入の直後は、パチンコ遊技機100が、通常状態で電源復旧したか、低ベース時短状態で電源復旧したかに関わらず、通常状態の背景である夕方背景の背景画像を、通常状態と低ベース時短状態に共通の演出画像として、画像表示部114に表示させる。
【1720】
また、演出制御基板300B(演出制御部300)は、パチンコ遊技機100の電源投入の直後は、パチンコ遊技機100が、通常状態で電源復旧したか、低ベース時短状態で電源復旧したかに関わらず、低ベース時短状態の背景である昼背景の背景画像を、通常状態と低ベース時短状態に共通の演出画像として、画像表示部114に表示させる。
【1721】
なお、演出制御基板300B(演出制御部300)は、パチンコ遊技機100の電源投入の直後は、通常状態の本来の背景である夕方背景及び低ベース時短状態の本来の背景である昼背景のいずれとも異なる背景画像を、通常状態と低ベース時短状態に共通の演出画像として、画像表示部114に表示さてもよい。
また、本実施形態では高ベース時短状態へのなり易さという観点から、低ベース時短状態のほうが通常状態よりも有利度が高いことを説明したが、これに限定されない。通常状態よりも低ベース時短状態のほうが有利度が高いようにしてもよい。
【1722】
また、本実施形態の通常状態は、第1実施形態の第1ステージとして捉えてもよい。また、本実施形態の低ベース時短状態は、第1実施形態の第2ステージとして捉えてもよい。そして、本実施形態の高ベース時短状態は、第1実施形態の第3ステージおよび第4ステージとして捉えてもよい。
また、本実施形態の通常状態は、第1実施形態の第1ステージおよび第2ステージとして捉えてもよい。また、本実施形態の低ベース時短状態は、第1実施形態の第3ステージとして捉えてもよい。そして、本実施形態の高ベース時短状態は、第1実施形態の第4ステージとして捉えてもよい。
【1723】
(本実施形態の特徴構成3)
ここで、上述した本実施形態の特徴構成について説明する。本実施形態のパチンコ遊技機100は、特別遊技実行手段と、補助遊技実行手段と、画像表示手段を含む演出手段と、特別図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記特別遊技実行手段に特別遊技を実行させ、普通図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記補助遊技実行手段に補助遊技を実行させ、遊技の進行に応じたコマンドを含む複数種類のコマンドを生成し得る主制御手段と、前記主制御手段が生成したコマンドを受信し、受信したコマンドに基づいて、前記演出手段による演出を行う演出制御手段とを具備し、前記主制御手段は、当該遊技機の遊技状態を、第1状態、前記第1状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第2状態、及び前記第2状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第3状態の何れかに設定する遊技状態設定手段を含み、前記演出制御手段は、当該遊技機の電源投入の直後に、前記第1状態と前記第2状態に共通の演出画像を前記演出手段に表示させることを特徴とする遊技機である。
【1724】
また、本実施形態のパチンコ遊技機100は、特別遊技実行手段と、補助遊技実行手段と、画像表示手段を含む演出手段と、特別図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記特別遊技実行手段に特別遊技を実行させ、普通図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記補助遊技実行手段に補助遊技を実行させ、遊技の進行に応じたコマンドを含む複数種類のコマンドを生成し得る主制御手段と、前記主制御手段が生成したコマンドを受信し、受信したコマンドに基づいて、前記演出手段による演出を行う演出制御手段とを具備し、前記主制御手段は、当該遊技機の遊技状態を、第1状態、前記第1状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第2状態、及び前記第2状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第3状態の何れかに設定する遊技状態設定手段を含み、前記演出制御手段は、当該遊技機の電源投入の直後の遊技状態が前記第1状態である場合、前記第1状態の背景画像を前記演出手段に表示させ、当該遊技機の電源投入の直後の遊技状態が前記第2状態である場合、前記第1状態と同一の背景画像を前記演出手段に表示させることを特徴とする遊技機である。
【1725】
また、本実施形態のパチンコ遊技機100は、特別遊技実行手段と、補助遊技実行手段と、画像表示手段を含む演出手段と、特別図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記特別遊技実行手段に特別遊技を実行させ、普通図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記補助遊技実行手段に補助遊技を実行させ、遊技の進行に応じたコマンドを含む複数種類のコマンドを生成し得る主制御手段と、前記主制御手段が生成したコマンドを受信し、受信したコマンドに基づいて、前記演出手段による演出を行う演出制御手段とを具備し、前記主制御手段は、当該遊技機の遊技状態を、第1状態、前記第1状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第2状態、及び前記第2状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第3状態の何れかに設定する遊技状態設定手段を含み、前記演出制御手段は、当該遊技機の電源投入の直後の遊技状態が前記第1状態である場合、前記第1状態の背景画像を前記演出手段に表示させ、当該遊技機の電源投入の直後の遊技状態が前記第2状態である場合、前記第1状態と同一の背景画像を前記演出手段に表示させ、前記同一の背景画像の表示中に、前記第2状態の遊技状態指定コマンドを受信した場合、前記同一の背景画像の表示を維持することを特徴とする遊技機である。
【1726】
また、本実施形態のパチンコ遊技機100は、特別遊技実行手段と、補助遊技実行手段と、画像表示手段を含む演出手段と、特別図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記特別遊技実行手段に特別遊技を実行させ、普通図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記補助遊技実行手段に補助遊技を実行させ、遊技の進行に応じたコマンドを含む複数種類のコマンドを生成し得る主制御手段と、前記主制御手段が生成したコマンドを受信し、受信したコマンドに基づいて、前記演出手段による演出を行う演出制御手段とを具備し、前記主制御手段は、当該遊技機の遊技状態を、第1状態、前記第1状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第2状態、及び前記第2状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第3状態の何れかに設定する遊技状態設定手段を含み、前記演出制御手段は、当該遊技機の電源投入の直後の遊技状態が前記第1状態である場合、前記第1状態の背景画像を前記演出手段に表示させ、当該遊技機の電源投入の直後の遊技状態が前記第2状態である場合、前記第1状態と同一の背景画像を前記演出手段に表示させ、前記同一の背景画像の表示中に、前記第2状態の遊技状態指定コマンドを受信した場合、背景画像の表示については、当該遊技状態指定コマンドを無視することを特徴とする遊技機である。さらに、所定条件を満たした場合は、前記同一の背景画像の表示中に、前記第2状態の遊技状態指定コマンドを受信したとき、前記第2状態に対応する背景画像を表示させる。
【1727】
また、本実施形態のパチンコ遊技機100は、特別遊技実行手段と、補助遊技実行手段と、画像表示手段を含む演出手段と、特別図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記特別遊技実行手段に特別遊技を実行させ、普通図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記補助遊技実行手段に補助遊技を実行させ、遊技の進行に応じたコマンドを含む複数種類のコマンドを生成し得る主制御手段と、前記主制御手段が生成したコマンドを受信し、受信したコマンドに基づいて、前記演出手段による演出を行う演出制御手段とを具備し、前記主制御手段は、当該遊技機の遊技状態を、第1状態、前記第1状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第2状態、及び前記第2状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第3状態の何れかに設定する遊技状態設定手段を含み、前記演出制御手段は、当該遊技機の電源投入の直後の遊技状態が前記第2状態である場合、前記第2状態の背景画像を前記演出手段に表示させ、当該遊技機の電源投入の直後の遊技状態が前記第1状態である場合、前記第2状態と同一の背景画像を前記演出手段に表示させることを特徴とする遊技機である。
【1728】
また、本実施形態のパチンコ遊技機100は、特別遊技実行手段と、補助遊技実行手段と、画像表示手段を含む演出手段と、特別図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記特別遊技実行手段に特別遊技を実行させ、普通図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記補助遊技実行手段に補助遊技を実行させ、遊技の進行に応じたコマンドを含む複数種類のコマンドを生成し得る主制御手段と、前記主制御手段が生成したコマンドを受信し、受信したコマンドに基づいて、前記演出手段による演出を行う演出制御手段とを具備し、前記主制御手段は、当該遊技機の遊技状態を、第1状態、前記第1状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第2状態、及び前記第2状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第3状態の何れかに設定する遊技状態設定手段を含み、前記演出制御手段は、当該遊技機の電源投入の直後の遊技状態が前記第2状態である場合、前記第2状態の背景画像を前記演出手段に表示させ、当該遊技機の電源投入の直後の遊技状態が前記第1状態である場合、前記第2状態と同一の背景画像を前記演出手段に表示させ、前記同一の背景画像の表示中に、前記第1状態の遊技状態指定コマンドを受信した場合、前記同一の背景画像の表示を維持することを特徴とする遊技機である。
【1729】
また、本実施形態のパチンコ遊技機100は、特別遊技実行手段と、補助遊技実行手段と、画像表示手段を含む演出手段と、特別図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記特別遊技実行手段に特別遊技を実行させ、普通図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記補助遊技実行手段に補助遊技を実行させ、遊技の進行に応じたコマンドを含む複数種類のコマンドを生成し得る主制御手段と、前記主制御手段が生成したコマンドを受信し、受信したコマンドに基づいて、前記演出手段による演出を行う演出制御手段とを具備し、前記主制御手段は、当該遊技機の遊技状態を、第1状態、前記第1状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第2状態、及び前記第2状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第3状態の何れかに設定する遊技状態設定手段を含み、前記演出制御手段は、当該遊技機の電源投入の直後の遊技状態が前記第2状態である場合、前記第2状態の背景画像を前記演出手段に表示させ、当該遊技機の電源投入の直後の遊技状態が前記第1状態である場合、前記第2状態と同一の背景画像を前記演出手段に表示させ、前記同一の背景画像の表示中に、前記第1状態の遊技状態指定コマンドを受信した場合、背景画像の表示については、当該遊技状態指定コマンドを無視することを特徴とする遊技機である。さらに、所定条件を満たした場合は、前記同一の背景画像の表示中に、前記第2状態の遊技状態指定コマンドを受信したとき、前記第2状態に対応する背景画像を表示させる。
【1730】
また、本実施形態のパチンコ遊技機100は、特別遊技実行手段と、補助遊技実行手段と、画像表示手段を含む演出手段と、特別図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記特別遊技実行手段に特別遊技を実行させ、普通図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記補助遊技実行手段に補助遊技を実行させ、遊技の進行に応じたコマンドを含む複数種類のコマンドを生成し得る主制御手段と、前記主制御手段が生成したコマンドを受信し、受信したコマンドに基づいて、前記演出手段による演出を行う演出制御手段とを具備し、前記主制御手段は、当該遊技機の遊技状態を、第1状態、前記第1状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第2状態、及び前記第2状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第3状態の何れかに設定する遊技状態設定手段を含み、前記演出制御手段は、前記主制御手段から電源復旧コマンドを受信すると、当該電源復旧コマンドの受信の際に含まれる遊技状態指定コマンドが第1状態と第2状態のいずれであっても、前記第1状態と前記第2状態に共通の演出画像を前記演出手段に表示させることを特徴とする遊技機である。
【1731】
また、本実施形態のパチンコ遊技機100は、特別遊技実行手段と、補助遊技実行手段と、画像表示手段を含む演出手段と、特別図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記特別遊技実行手段に特別遊技を実行させ、普通図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記補助遊技実行手段に補助遊技を実行させ、遊技の進行に応じたコマンドを含む複数種類のコマンドを生成し得る主制御手段と、前記主制御手段が生成したコマンドを受信し、受信したコマンドに基づいて、前記演出手段による演出を行う演出制御手段とを具備し、前記主制御手段は、当該遊技機の遊技状態を、第1状態、前記第1状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第2状態、及び前記第2状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第3状態の何れかに設定する遊技状態設定手段を含み、前記演出制御手段は、前記主制御手段から前記第1状態と対応する電源復旧コマンドを受信すると、前記第1状態の背景画像を前記演出手段に表示させ、前記主制御手段から前記第2状態と対応する電源復旧コマンドを受信すると、前記第1状態と同一の背景画像を前記演出手段に表示させることを特徴とする遊技機である。
【1732】
また、本実施形態のパチンコ遊技機100は、特別遊技実行手段と、補助遊技実行手段と、画像表示手段を含む演出手段と、特別図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記特別遊技実行手段に特別遊技を実行させ、普通図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記補助遊技実行手段に補助遊技を実行させ、遊技の進行に応じたコマンドを含む複数種類のコマンドを生成し得る主制御手段と、前記主制御手段が生成したコマンドを受信し、受信したコマンドに基づいて、前記演出手段による演出を行う演出制御手段とを具備し、前記主制御手段は、当該遊技機の遊技状態を、第1状態、前記第1状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第2状態、及び前記第2状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第3状態の何れかに設定する遊技状態設定手段を含み、前記演出制御手段は、前記主制御手段から前記第1状態と対応する電源復旧コマンドを受信すると、前記第1状態の背景画像を前記演出手段に表示させ、前記主制御手段から前記第2状態と対応する電源復旧コマンドを受信すると、前記第1状態と同一の背景画像を前記演出手段に表示させ、前記同一の背景画像の表示中に、前記第2状態の遊技状態指定コマンドを受信した場合、前記同一の背景画像の表示を維持することを特徴とする遊技機である。
【1733】
また、本実施形態のパチンコ遊技機100は、特別遊技実行手段と、補助遊技実行手段と、画像表示手段を含む演出手段と、特別図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記特別遊技実行手段に特別遊技を実行させ、普通図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記補助遊技実行手段に補助遊技を実行させ、遊技の進行に応じたコマンドを含む複数種類のコマンドを生成し得る主制御手段と、前記主制御手段が生成したコマンドを受信し、受信したコマンドに基づいて、前記演出手段による演出を行う演出制御手段とを具備し、前記主制御手段は、当該遊技機の遊技状態を、第1状態、前記第1状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第2状態、及び前記第2状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第3状態の何れかに設定する遊技状態設定手段を含み、前記演出制御手段は、前記主制御手段から前記第1状態と対応する電源復旧コマンドを受信すると、前記第1状態の背景画像を前記演出手段に表示させ、前記主制御手段から前記第2状態と対応する電源復旧コマンドを受信すると、前記第1状態と同一の背景画像を前記演出手段に表示させ、前記同一の背景画像の表示中に、前記第2状態の遊技状態指定コマンドを受信した場合、背景画像の表示については、当該遊技状態指定コマンドを無視することを特徴とする遊技機である。さらに、所定条件を満たした場合は、前記同一の背景画像の表示中に、前記第2状態の遊技状態指定コマンドを受信したとき、前記第2状態に対応する背景画像を表示させる。
【1734】
また、本実施形態のパチンコ遊技機100は、特別遊技実行手段と、補助遊技実行手段と、画像表示手段を含む演出手段と、特別図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記特別遊技実行手段に特別遊技を実行させ、普通図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記補助遊技実行手段に補助遊技を実行させ、遊技の進行に応じたコマンドを含む複数種類のコマンドを生成し得る主制御手段と、前記主制御手段が生成したコマンドを受信し、受信したコマンドに基づいて、前記演出手段による演出を行う演出制御手段とを具備し、前記主制御手段は、当該遊技機の遊技状態を、第1状態、前記第1状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第2状態、及び前記第2状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第3状態の何れかに設定する遊技状態設定手段を含み、前記演出制御手段は、前記主制御手段から前記第2状態と対応する電源復旧コマンドを受信すると、前記第2状態の背景画像を前記演出手段に表示させ、前記主制御手段から前記第1状態と対応する電源復旧コマンドを受信すると、前記第2状態と同一の背景画像を前記演出手段に表示させることを特徴とする遊技機である。
【1735】
また、本実施形態のパチンコ遊技機100は、特別遊技実行手段と、補助遊技実行手段と、画像表示手段を含む演出手段と、特別図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記特別遊技実行手段に特別遊技を実行させ、普通図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記補助遊技実行手段に補助遊技を実行させ、遊技の進行に応じたコマンドを含む複数種類のコマンドを生成し得る主制御手段と、前記主制御手段が生成したコマンドを受信し、受信したコマンドに基づいて、前記演出手段による演出を行う演出制御手段とを具備し、前記主制御手段は、当該遊技機の遊技状態を、第1状態、前記第1状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第2状態、及び前記第2状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第3状態の何れかに設定する遊技状態設定手段を含み、前記演出制御手段は、前記主制御手段から前記第2状態と対応する電源復旧コマンドを受信すると、前記第2状態の背景画像を前記演出手段に表示させ、前記主制御手段から前記第1状態と対応する電源復旧コマンドを受信すると、前記第2状態と同一の背景画像を前記演出手段に表示させ、前記同一の背景画像の表示中に、前記第1状態の遊技状態指定コマンドを受信した場合、前記同一の背景画像の表示を維持することを特徴とする遊技機である。
【1736】
また、本実施形態のパチンコ遊技機100は、特別遊技実行手段と、補助遊技実行手段と、画像表示手段を含む演出手段と、特別図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記特別遊技実行手段に特別遊技を実行させ、普通図柄抽選の抽選結果に基づいて、前記補助遊技実行手段に補助遊技を実行させ、遊技の進行に応じたコマンドを含む複数種類のコマンドを生成し得る主制御手段と、前記主制御手段が生成したコマンドを受信し、受信したコマンドに基づいて、前記演出手段による演出を行う演出制御手段とを具備し、前記主制御手段は、当該遊技機の遊技状態を、第1状態、前記第1状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第2状態、及び前記第2状態よりも補助遊技に関わる有利度が高い第3状態の何れかに設定する遊技状態設定手段を含み、前記演出制御手段は、前記主制御手段から前記第2状態と対応する電源復旧コマンドを受信すると、前記第2状態の背景画像を前記演出手段に表示させ、前記主制御手段から前記第1状態と対応する電源復旧コマンドを受信すると、前記第2状態と同一の背景画像を前記演出手段に表示させ、前記同一の背景画像の表示中に、前記第1状態の遊技状態指定コマンドを受信した場合、背景画像の表示については、当該遊技状態指定コマンドを無視することを特徴とする遊技機である。さらに、所定条件を満たした場合は、前記同一の背景画像の表示中に、前記第2状態の遊技状態指定コマンドを受信したとき、前記第2状態に対応する背景画像を表示させる。
【1737】
(第3実施形態)
以下、本発明の第3実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下においては、上述した各実施形態と相違する点を主に説明し、上述した各実施形態の何れかと一致する点については説明を省略することがある。
【1738】
また、第1実施形態および第2実施形態において上述した構成は、後述する構成に対応する場合がある。より具体的には、上述した第1特別図柄表示器221は、後述する第1特別図柄表示器60に対応する。また、上述した第2特別図柄表示器222は、後述する第2特別図柄表示器61に対応する。また、上述した第1特別図柄保留表示器218は、後述する第1特別図柄保留表示器63に対応する。また、上述した第2特別図柄保留表示器219は、後述する第2特別図柄保留表示器64に対応する。上述した画像表示部114は、第1画像表示装置70に対応する。また、上述した演出ボタン161は、後述する演出ボタン17に対応する。また、上述した可動役物115は、後述する第1可動部材73aに対応する。また、上述したスピーカ156は、後述する音声出力装置9に対応する。また、上述した枠ランプ157は、後述するトップランプ10bに対応する。また、上述した盤ランプ116は、後述する盤ランプ74bに対応する。
また、上述した装飾図柄41は、後述する装飾図柄700に対応する。また、上述した保留画像52は、後述する保留画像702に対応する。また、上述した変動画像51は、後述する変動画像701に対応する。また、上述した保留数表示55は、後述する保留数表示703に対応する。また、上述した小図柄56は、後述する小図柄704に対応する。また、上述したデモ画像506は、後述する客待ち画像710に対応する。また、上述したステージ画像61は、後述するステージ画像706に対応する。また、上述した第1右打ち画像503は、後述する第1右打ち画像720および第2右打ち画像725に対応する。また、上述した第2右打ち画像507は、後述する第3右打ち画像737に対応する。また、上述した準備中画像627は、後述する復帰中画像742に対応する。また、上述した第2移行画像622は、後述する第1移行画像728に対応する。また、上述した結果画像623は、後述する結果画像729に対応する。また、上述した変動回数画像502は、後述する実行回数画像705に対応する。また、上述した時短残回数画像504は、後述する特殊時短残回数画像738に対応する。また、上述した第1左打ち画像47、第2左打ち画像48は、後述する左打ち画像730に対応する。また、上述したSPリーチ画像552は、後述するSPリーチ画像712に対応する。また、上述したボタン画像509は、後述するボタン操作画像714に対応する。また、上述した発展強調画像554は、後述する第1強調画像711に対応する。また、上述した切替画像586は、後述する第1アイキャッチ画像715に対応する。また、上述した客待ち音量画像44および客待ち光量画像45は、調整画像716に対応する。また、上述したメニュー促進画像46は、後述するメニュー画像717に対応する。また、上述した第1大当たり強調画像566、第2大当たり強調画像567、および第3大当たり強調画像568は、後述する通常遊技状態における第2強調画像718に対応する。また、上述した第4大当たり強調画像569および第5大当たり強調画像570は、後述する時短遊技状態における第2強調画像718に対応する。
そして、一の実施形態と、他の実施形態とで、それぞれ対応する構成を入れ替えたり、一の実施形態に含まれる構成を、この構成に対応する他の実施形態の構成に付加したりしても良い。
【1739】
〔演出画像〕
図268は、演出制御部300が第1画像表示装置70などを用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、演出制御部300が第1画像表示装置70に表示させる演出画像について説明する。
図268に示すように、演出制御部300が制御することにより、演出画像が第1画像表示装置70に表示される。本実施形態においては、第1画像表示装置70に表示される演出画像として、装飾図柄700、変動画像701、変動台座701P、保留画像702、保留台座702P、保留数表示703、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706が含まれる。また、第1画像表示装置70には、第1前面画像707、到達残回数画像708、第2前面画像709、クリア否定画像744、客待ち画像710、第1強調画像711、SPリーチ画像712、SPSPリーチ画像713、ボタン操作画像714、第1アイキャッチ画像715、調整画像716、メニュー画像717、第2強調画像718、オープニング画像719、第1右打ち画像720、促進画像721、ラウンド中画像722、ラウンド数画像723、特別時短選択画像745、通常時短開始画像724、カード注意画像739、遊技注意画像740、第2右打ち画像725、通常時短残回数画像726、切替画像727、第1移行画像728、結果画像729、左打ち画像730、第2アイキャッチ画像731、カウントダウン画像732、特殊時短開始画像733、第2移行画像734、特殊時短選択画像735、モード開始画像736、第3右打ち画像737、特殊時短残回数画像738、磁気エラー報知画像741、復帰中画像742、ゾーン報知画像743が表示されてもよい。
【1740】
(装飾図柄700)
図268(1)に示すように、第1画像表示装置70には3つの装飾図柄700が表示される。なお、装飾図柄700を構成する3つの図柄について、それぞれ個別に説明する場合は、左側に配置される図柄を「左装飾図柄700」、中央に配置される図柄を「中装飾図柄700」、右側に配置される図柄を「右装飾図柄700」と称することがある。また、左装飾図柄700および右装飾図柄700をまとめて説明する場合は、「左右の装飾図柄700」と称することがある。また、左装飾図柄700、中装飾図柄700、および右装飾図柄700をまとめて説明する場合には、「3つの装飾図柄700」と称することがある。さらに、数字が揃っている3つの装飾図柄700のことを、「ゾロ目の装飾図柄700」と称することがある。
【1741】
本実施形態においては、装飾図柄700の表示態様として、数字などの文字に加えてキャラクタの画像などが表示された装飾性の高い表示態様(図268(1)参照)と、数字などの文字を主体として表示する装飾性の低い表示態様(図278(10)、図283(23)等参照)とが存在する。装飾性の高い装飾図柄700に設けられているキャラクタなどの画像は、装飾図柄700の文字ごとに異なっており、このキャラクタなどの画像によっても何れの図柄であるかを識別することができる。
ここで、装飾図柄700の表示態様は、遊技状態の変化あるいは演出の進行などに応じて切り替えられる。詳細は後述するが、例えば、装飾性の低い装飾図柄700は、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、特別時短遊技状態、および特殊時短遊技状態などにおいて表示され、装飾性の高い装飾図柄700はこれら以外の場合などにおいて表示される。また、特別時短遊技状態と、特殊時短遊技状態とでは、装飾図柄700の表示態様や表示サイズ等が異なっていてもよい。
なお、装飾性の低い装飾図柄700にも、数字などの文字の他に、絵やキャラクタ等の画像などが表示されてもよい。すなわち、図278(10)や図283(23)等に示した「装飾性の低い装飾図柄700」は、「装飾性の高い装飾図柄700」に比べて、装飾図柄700において文字の部分の領域が占める割合が高ければよい。また、装飾性の低い装飾図柄700は、文字のみからなる図柄であってもよい。装飾図柄700は、演出図柄の一例である。
【1742】
演出制御部300は、装飾図柄700の変動演出において、3つの装飾図柄700を例えば縦スクロール(下方向へのスクロール)にて変動表示させた後、先ず、左装飾図柄700(例えば数字の「0」)を仮停止させ、次に右装飾図柄700(例えば数字の「9」)を仮停止させ、次に中装飾図柄(例えば数字の「2」)を仮停止させる。このように全ての装飾図柄700が仮停止した状態を経て、最後に特別図柄の停止表示に応じて全ての装飾図柄700を確定停止させる。なお、図268(1)に示した、停止表示した装飾図柄700の組み合わせ「029」は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれの場合の組み合わせの一例である。
【1743】
(変動画像701)
図268(4)に示すように、第1画像表示装置70には、主制御部110mのメインCPU110aにより特別図柄が変動表示中(装飾図柄700が変動表示中)となっていることを示す変動画像701が表示される。つまり、変動画像701は、特別図柄の変動表示中に、特別図柄の変動表示に係わる画像として表示される。そして、変動画像701は、特別図柄の変動表示が開始されると表示され、その特別図柄が停止表示されると表示が消える。また、詳細は後述するが、変動画像701は、後述するステージや、遊技状態等に応じた表示態様により表示される。図示の例においては、変動画像701は、円状に形成されるとともに、十字状のマークを有する。
【1744】
また、変動画像701は、例えば表示色などの表示態様が変化し、大当たりの当選の期待度を報知または示唆する。さらに、特別図柄抽選の判定結果が大当たりの場合の方が、はずれの場合よりも、期待度が高い種別の色などが表示されるように設定されている。例えば、変動画像701の色としては、白、青、緑、赤、虹が設定される場合に、遅い順番ほど期待度がより高くなるように設定されてもよい。また、虹色の変動画像701の期待度は100%であってもよい。
【1745】
(変動台座701P)
図268(1)に示すように、変動台座701Pは、変動画像701が表示される領域である。図示の例における変動台座701Pは、第1画像表示装置70の表示領域における下側中央部に表示される。ただし、変動台座701Pは、第1画像表示装置70の表示領域における何れの位置に表示されてもよい。
なお、図示の例では、変動画像701が表示されているか否かに関わらず、変動台座701Pが表示されているが、これに限定されない。変動画像701が表示されるときに変動台座701Pが表示され、変動画像701が表示されないときには変動台座701Pが表示されなくてもよい。また、変動画像701が表示されているときであっても変動台座701Pが表示されなくてもよい。すなわち、変動台座701Pが用いられなくてもよい。
【1746】
(保留画像702)
図268(3)に示すように、第1画像表示装置70には、メインRAM110c(サブRAM130c)における今回の保留情報に基づいて、保留画像702が表示される。つまり、保留画像702は、大当たり判定の権利が保留されていることを示す画像である。また、本実施形態では、画面における保留画像702の表示態様は、事前判定処理による事前判定結果に基づいて決定される。
保留画像702は、変動画像701よりも表示サイズが小さい。また、詳細は後述するが、保留画像702は、後述するステージや、遊技状態等に応じた表示態様により表示される。図示の例においては、保留画像702は、円状に形成されるとともに、十字状のマークを有する。また、保留画像702は、例えば表示色などの表示態様が変化し、大当たりの当選の期待度を報知または示唆する。さらに、特別図柄抽選の判定結果が大当たりの場合の方が、はずれの場合よりも、期待度が高い種別の色などが表示されるように設定されている。例えば、保留画像702の色としては、白、青、緑、赤、虹が設定される場合に、遅い順番ほど期待度がより高くなるように設定されてもよい。また、虹色の保留画像702の期待度は100%であってもよい。なお、以下では、白色である変動画像701の表示態様のこと、および白色である保留画像702の表示態様のことを、通常表示態様と称することがある。また、以下では、白色とは異なる色、すなわち白色よりも期待度が高い色である変動画像701の表示態様のこと、および白色よりも期待度が高い色である保留画像702の表示態様のことを、期待色表示態様と称することがある。
【1747】
ここで、上述のように、第1始動口121への入賞によって、最大で4つの保留が生じる。そのため、第1始動口121への入賞により、第1画像表示装置70には、保留画像702が最大で4つ表示される。また、本実施形態では、第1始動口121への入賞により発生する複数の保留画像702は、変動画像701よりも左側の領域にて、変動画像701に近い位置から遠ざかる位置に向けて順に、すなわち右側から左側に向けて並べて表示される。
【1748】
なお、詳細な説明は省略するが、第2始動口122への遊技球の入賞によっても、最大で4つの保留が生じる。そのため、第2始動口122への入賞により、第1画像表示装置70には、保留画像702が最大で4つ表示される。本実施形態では、第2始動口122への入賞により発生する複数の保留画像702は、変動画像701よりも右側の領域にて、変動画像701に近い位置から遠ざかる位置に向けて順に、すなわち左側から右側に向けて並べて表示される。
また、本実施形態では、変動画像701および保留画像702は、基本的にそれぞれ同一または類似する表示態様(表示サイズ、形態、透過度等)によって構成される。ただし、変動画像701および保留画像702は、それぞれ異なる表示態様によって構成されてもよい。また、第1始動口121への入賞により表示される変動画像701や保留画像702と、第2始動口122への入賞により表示される変動画像701や保留画像702とは、同じ表示態様であってもよいし、異なる表示態様であってもよい。
【1749】
また、以下の説明においては、最大で4つ表示される保留画像702について、変動画像701に近い順に、それぞれ「1番目の保留画像702」、「2番目の保留画像702」、「3番目の保留画像702」、「4番目の保留画像702」と称することがある。
【1750】
(保留台座702P)
図268(1)に示すように、保留台座702Pは、保留画像702が表示される領域を示すものである。保留台座702Pは、変動台座701Pとは異なる態様により表示される。ただし、保留台座702Pは、変動台座701Pと同一の態様により表示されてもよい。また、第1始動口121への入賞に基づく保留画像702に対応する保留台座702Pは、第1画像表示装置70の表示領域における下側であって、変動台座701Pに対して左側に表示される(図268(1)参照)。また、第2始動口122への入賞に基づく保留画像702に対応する保留台座702Pは、第1画像表示装置70の表示領域における下側であって、変動台座701Pに対して右側に表示される(図283(23)参照)。
なお、図示の例では、保留画像702が表示されているか否かに関わらず、保留台座702Pが表示されているが、これに限定されない。保留画像702が表示されるときに保留台座702Pが表示され、保留画像702が表示されないときには保留台座702Pが表示されなくてもよい。また、保留画像702が表示されるときであっても保留台座702Pが表示されなくてもよい。すなわち、保留台座702Pが用いられなくてもよい。
また、以下の説明においては、保留台座702Pについて、変動台座701Pに近い順に、それぞれ「1番目の保留台座702P」、「2番目の保留台座702P」、「3番目の保留台座702P」、「4番目の保留台座702P」と称することがある。
【1751】
(保留数表示703)
図268(1)に示すように、第1画像表示装置70には、メインRAM110c(サブRAM130c)における保留情報に基づいて、保留数表示703が表示される。この保留数表示703は、保留数を示す画像である。ここで、上記の保留画像702は、第1始動口121および第2始動口122それぞれへの入賞についての保留数に応じて、第1画像表示装置70に表示される数が変化する。保留数表示703において、左側には第1始動口121への入賞についての保留数が表示され、右側には第2始動口122への入賞についての保留数が表示される。
【1752】
(小図柄704)
図268(1)に示すように、第1画像表示装置70には、第1始動口121または第2始動口122への入賞に基づいて特別図柄が変動表示中(装飾図柄700が変動表示中)であることを示す、小図柄704が表示される。この小図柄704は、演出制御部300に制御されて、特別図柄の変動表示に伴って変動表示し、特別図柄の停止表示に伴って停止表示する。
【1753】
図示の例においては、小図柄704は、各々上記装飾図柄700と対応する3つの画像であり、第1画像表示装置70の画像表示領域における右側に表示される。この小図柄704は、装飾図柄700よりもサイズが小さい画像として表示される。また、上記のように、装飾図柄700は装飾性の高い表示態様で表示される場合と装飾性の低い表示態様で表示される場合とがあるが、小図柄704は、文字を主体とする装飾性の低い表示態様でのみ表示される。ただし、文字に加えて絵やキャラクタ等の画像が表示される表示態様により小図柄704が表示されてもよい。また、小図柄704は、文字のみからなる図柄であってもよい。この小図柄704もまた、演出図柄として捉えられる。
【1754】
小図柄704は、第1始動口121または第2始動口122への入賞にともない特別図柄が変動表示中であることを示す態様で変動表示(例えば、縦スクロール)される。小図柄704においては、スクロール中に、数字画像が「1」から「9」まで1ずつ増加しながら表示された後に再び「1」から1ずつ増加する表示が繰り返し行われる。そして、特別図柄が停止表示されると小図柄704が停止表示される。図示の例においては、停止表示した小図柄704が示す数字は、装飾図柄700が示す数字と一致する。さらに説明をすると、図268(1)の例においては、小図柄704として、装飾図柄700の「029」に対応する数字が表示される。
【1755】
(実行回数画像705)
図268(1)に示すように、第1画像表示装置70には、実行回数画像705が表示される。この実行回数画像705は、特別図柄の変動表示の回数がリセットされてから新たに行われた変動表示の回数(装飾図柄700の変動演出の回数)を示す画像である。実行回数画像705は、変動演出が行われるたびに、表示内容が更新される。図示の例では、実行回数画像705には、変動演出が行われた回数を含む「99GAME」のテキストが示されている。なお、実行回数画像705に示される変動演出の回数は、変動演出として実行済の回数であってもよいし、実行済の回数のみならず実行中である変動演出を含めた変動演出の回数であってもよい。また、実行回数画像705の表示内容が更新されるタイミングは、変動演出の実行中であってもよいし、変動演出の終了後であってもよい。実行回数画像705は、装飾図柄700よりも後面のレイヤに表示される。ただし、装飾図柄700よりも前面のレイヤに実行回数画像705が表示されてもよい。
【1756】
(ステージ画像706)
図268(1)に示すように、第1画像表示装置70には、ステージ画像706が表示される。ステージ画像706は、実行中の演出において滞在しているステージを示唆または報知する画像である。また、ステージとは、遊技機1の演出における舞台である。本実施形態では、複数種類のステージが設けられており、滞在しているステージに応じた表示態様からなるステージ画像706が表示される。ステージ画像706は、第1画像表示装置70に設けられている複数のレイヤのうち、装飾図柄700、変動画像701、保留画像702、保留数表示703、小図柄704、実行回数画像705等よりも後面(下位)のレイヤに表示される。すなわち、ステージ画像706は、第1画像表示装置70における背景の画像として表示される。また、ステージ画像706は、動画像であってもよい。図示の例では、ステージ画像706として、宇宙をテーマにした動画像が表示されている。
ステージ画像706は、例えば、一のステージにおける変動演出が予め定められた回数行われた場合に切り替わる。また、ステージ画像706は、特定の変動演出が行われた場合に、この特定の変動演出の次の変動演出において切り替わってもよい。特定の変動演出としては、例えば、SPリーチ演出が実行される変動演出や、SPSPリーチ演出が実行される変動演出等が挙げられる。さらに、ステージ画像706は、遊技機1の遊技状態ごとに切り替わる。より具体的には、通常遊技状態と、特別時短遊技状態と、特殊時短遊技状態とで、ステージ画像706は、異なる表示態様により表示される。ステージ画像706の背景は、遊技機1の演出モードとしても捉えられる。
【1757】
(第1前面画像707)
図268(6)に示すように、第1画像表示装置70には、第1前面画像707が表示される。第1前面画像707は、第1画像表示装置70に設けられている複数のレイヤのうち、装飾図柄700が表示されるレイヤよりも前面(上位)のレイヤに表示される。第1前面画像707は、第1画像表示装置70の表示領域の全面に表示されてもよい。この場合、第1前面画像707は、装飾図柄700、実行回数画像705、ステージ画像7006、後述する到達残回数画像708等よりも前面のレイヤであって、変動画像701、保留画像702、保留数表示703、小図柄704等よりも後面(下位)のレイヤに表示される。ただし、変動画像701および保留画像702よりも前面のレイヤに第1前面画像707が表示されてもよい。第1前面画像707は、変動演出の実行中に表示される。
【1758】
(到達残回数画像708)
図268(5)に示すように、第1画像表示装置70には、到達残回数画像708が表示される。この到達残回数画像708は、特殊時短遊技状態になるまでに必要な変動演出の回数を示す画像である。到達残回数画像708は、変動演出が行われるたびに、表示内容が更新される。図示の例では、到達残回数画像708として、特殊時短遊技状態になるまでに必要な変動演出の回数を含む「あと400」のテキストが示されている。なお、到達残回数画像708に示される変動演出の回数は、実行中である変動演出を含む回数であってもよいし、実行中である変動演出を除いた回数であってもよい。また、到達残回数画像708の表示内容が更新されるタイミングは、変動演出の実行中であってもよいし、変動演出の終了後であってもよい。到達残回数画像708は、装飾図柄700よりも後面のレイヤに表示される。ただし、装飾図柄700よりも前面のレイヤに到達残回数画像708が表示されてもよい。
【1759】
(第2前面画像709)
図273(4)に示すように、第1画像表示装置70には、第2前面画像709が表示される。第2前面画像709は、第1画像表示装置70に設けられている複数のレイヤのうち、装飾図柄700が表示されるレイヤよりも前面(上位)のレイヤに表示される。また、第2前面画像709は、第1前面画像707とは異なる表示態様により表示される。また、第2前面画像709は、第1画像表示装置70の表示領域の全面に表示されてもよい。この場合、第2前面画像709は、装飾図柄700、実行回数画像705、ステージ画像706、到達残回数画像708等よりも前面のレイヤであって、変動画像701、保留画像702、保留数表示703、小図柄704等よりも後面(下位)のレイヤに表示される。ただし、変動画像701および保留画像702よりも前面のレイヤに第2前面画像709が表示されてもよい。また、第2前面画像709は、第1前面画像707が実行されない変動演出パターンの変動演出において実行される。
【1760】
(クリア否定画像744)
図273(4)に示すように、第1画像表示装置70には、クリア否定画像744が表示される。クリア否定画像744は、RWMクリア否定演出が実行される場合に表示される。クリア否定画像744が表示されることにより、RWMクリアが実行されていないことが遊技者に示唆される。図示の例では、クリア否定画像744として、遊技機1の題材となったコンテンツに登場するキャラクタが表示されている。
【1761】
(客待ち画像710)
図277(1)に示すように、第1画像表示装置70には、客待ち画像710が表示される。客待ち画像710は、客待ち状態であるときに遊技機1を宣伝するための画像である。客待ち画像710は、第1画像表示装置70の表示領域の全面に表示される。ただし、客待ち画像710は、第1画像表示装置70の表示領域のうちの一部に表示され、他の一部には表示されなくてもよい。図示の例では、客待ち画像710として、遊技機1の題材となったコンテンツに関する動画像が表示されている。客待ち画像710は、装飾図柄700、変動画像701、保留画像702、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、到達残回数画像708等よりも前面のレイヤであって、保留数表示703等よりも後面(下位)のレイヤに表示される。ただし、変動画像701、保留画像702、小図柄704等よりも後面のレイヤに客待ち画像710が表示されてもよい。
【1762】
(第1強調画像711)
図278(9)に示すように、第1画像表示装置70には、第1強調画像711が表示される。第1強調画像711は、第1可動部材73aによる演出を強調する画像である。また、第1強調画像711は、第1画像表示装置70の表示領域の全面に表示される。図示の例では、第1強調画像711は、放射状の画像である。より具体的には、第1強調画像711は、第1可動部材73aの位置を中心とした特定色の放射状の画像である。また、特定色としては、何れの色であってもよいが、例えば、赤色である。また、第1強調画像711は、装飾図柄700、変動台座701P、保留画像702、保留台座702P、実行回数画像705、ステージ画像706、到達残回数画像708等よりも前面のレイヤであって、保留数表示703や小図柄704等よりも後面のレイヤに表示される。
【1763】
(SPリーチ画像712)
図278(10)に示すように、第1画像表示装置70には、SPリーチ画像712が表示される。このSPリーチ画像712は、SPリーチ演出が実行されていることを示す画像である。SPリーチ画像712は、例えば、遊技機1の題材となったコンテンツに登場するキャラクタがミニゲームを行う動画像である。また、SPリーチ画像712においては、ステージ画像706とは異なる背景が表示される。また、SPリーチ画像712は、変動画像701、変動台座701P、保留画像702、保留台座702P、実行回数画像705、ステージ画像706、到達残回数画像708等よりも前面のレイヤであって、装飾図柄700、保留数表示703、小図柄704等よりも後面のレイヤに表示される。
【1764】
(SPSPリーチ画像713)
図278(11)に示すように、第1画像表示装置70には、SPSPリーチ画像713が表示される。このSPSPリーチ画像713は、SPSPリーチ演出が実行されていることを示す画像である。SPSPリーチ画像713は、例えば、遊技機1の題材となったコンテンツに登場するキャラクタが闘う動画像である。また、SPSPリーチ画像713においては、ステージ画像706およびSPリーチ画像712とは異なる背景が表示される。また、SPSPリーチ画像713は、変動画像701、変動台座701P、保留画像702、保留台座702P、実行回数画像705、ステージ画像706、到達残回数画像708等よりも前面のレイヤであって、装飾図柄700、保留数表示703、小図柄704等よりも後面のレイヤに表示される。
【1765】
(ボタン操作画像714)
図278(12)に示すように、第1画像表示装置70には、ボタン操作画像714が表示される。ボタン操作画像714は、促進演出が実行されているときに表示される画像である。このボタン操作画像714が表示されることにより、遊技者が演出ボタン17を操作するタイミングであることを認識できる。図示の例では、ボタン操作画像714として、演出ボタン17を模した画像が表示される。本実施形態では、ボタン操作画像714が所定期間表示され、ボタン操作画像714が表示されてからこの所定期間が経過するまでに演出ボタン17が操作されると、所定の演出が実行される。すなわち、促進演出においては、演出ボタン17の操作の有効期間が、ボタン操作画像714の表示期間として定められている。
【1766】
(第1アイキャッチ画像715)
図279(14)に示すように、第1画像表示装置70には、第1アイキャッチ画像715が表示される。第1アイキャッチ画像715は、遊技機1の題材となったコンテンツに登場するキャラクタが示された画像である。第1アイキャッチ画像715は、通常遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出または復活変動が行われる変動演出にて、SPSPリーチ演出が終了する際に表示される。また、SPリーチ演出が実行されSPSPリーチ演出が実行されない場合には、SPリーチ演出が終了する際に第1アイキャッチ画像715が表示されてもよい。第1アイキャッチ画像715は、第1画像表示装置70における表示領域の全面に表示される。また、第1アイキャッチ画像715は、装飾図柄700、変動画像701、変動台座701P、保留画像702、保留台座702P、実行回数画像705、ステージ画像706、到達残回数画像708等よりも前面のレイヤであって、保留数表示703、小図柄704等よりも後面のレイヤに表示される。
【1767】
(調整画像716)
図280(1)に示すように、第1画像表示装置70には、調整画像716が表示される。調整画像716は、音声出力装置9から出力される音の音量や各種ランプの光量を調整するための画像である。調整画像716が表示されているときに遊技者が十字キー19を操作すると、音量や各種ランプの光量が調整される。図示の例では、調整画像716には、スピーカを模した画像、ランプを模した画像、および十字キー19を模した画像が示されている。また、調整画像716は、装飾図柄700よりも前面のレイヤに表示される。
【1768】
(メニュー画像717)
図280(1)に示すように、第1画像表示装置70には、メニュー画像717が表示される。メニュー画像717は、遊技機1に係わる設定を行うためのメニュー画面(不図示)を第1画像表示装置70に表示させるための画像である。言い換えると、メニュー画像717は、メニュー画面を表示可能であることを遊技者に報知する画像である。メニュー画像717が表示されているときに遊技者が演出ボタン17を操作すると、第1画像表示装置70にメニュー画面が表示される。図示の例では、メニュー画像717として、演出ボタン17を模した画像、および「ボタンでメニューを表示」のテキストが示されている。また、メニュー画像717は、装飾図柄700よりも前面のレイヤに表示される。
【1769】
(第2強調画像718)
図282(15)に示すように、第1画像表示装置70には、第2強調画像718が表示される。第2強調画像718は、第1可動部材73aによる演出を強調する画像である。また、第2強調画像718は、第1画像表示装置70の表示領域の全面に表示される。図示の例では、第2強調画像718は、第1可動部材73aの位置を中心とした放射状の画像である。また、第2強調画像718は、第1強調画像711とは異なる色により表示される。第2強調画像718の色としては、何れの色であってもよいが、例えば、虹色である。また、第2強調画像718は、装飾図柄700、変動台座701P、保留画像702、保留台座702P、実行回数画像705、ステージ画像706、到達残回数画像708等よりも前面のレイヤであって、保留数表示703や小図柄704等よりも後面のレイヤに表示される。
【1770】
(オープニング画像719)
図282(18)に示すように、第1画像表示装置70には、オープニング画像719が表示される。このオープニング画像719は、大当たり遊技の開始または小当たり遊技の開始を遊技者に報知するための画像である。図示の例では、オープニング画像719として、大当たり遊技の開始を示す「BIG Bonus!Congratulations」というテキストが表示されている。このオープニング画像719は、大当たりの種類(例えば、総ラウンド数)、および大当たり遊技の終了後の遊技状態を示唆する内容となっている。
【1771】
(第1右打ち画像720)
図283(19)に示すように、第1画像表示装置70には、第1右打ち画像720は、遊技球を遊技領域5aにおける右側に向けて発射させることを遊技者に促すための画像である。第1右打ち画像720は、大当たり遊技が実行されているときに表示される。図示の例では、第1右打ち画像720として、右側に向かう矢印のマークが表示されている。
【1772】
(促進画像721)
図283(19)に示すように、第1画像表示装置70には、促進画像721が表示される。促進画像721は、遊技球を遊技領域5aにおける右側に向けて発射させることを遊技者に促すための画像である。図示の例では、促進画像721として、「右を狙え!!」のテキストと、遊技領域5aを模した画像と、遊技領域5aを模した画像において左側から右側に向かう矢印のマークとが示されている。
【1773】
(ラウンド中画像722)
図283(20)に示すように、第1画像表示装置70には、ラウンド中画像722が表示される。このラウンド中画像722は、遊技機1の題材となったコンテンツに登場するキャラクタの動画像である。ラウンド中画像722は、大当たり遊技におけるラウンド中に表示される。
【1774】
(ラウンド数画像723)
図283(20)に示すように、第1画像表示装置70には、ラウンド数画像723が表示される。このラウンド数画像723は、大当たり遊技において現在実行しているラウンドのラウンド数を遊技者に報知するための画像である。図示の例では、ラウンド数画像723として、「Round1」のテキストが表示されている。
【1775】
(特別時短選択画像745)
図283(21)に示すように、第1画像表示装置70には、特別時短選択画像745が表示される。特別時短選択画像745は、特別時短遊技状態における演出のモードを遊技者に選択させるための画像である。図示の例では、特別時短選択画像745において、「A」および「B」の二つのモードが選択可能になっている。遊技者は、特別時短選択画像745が表示されているときに、演出ボタン17を操作することにより、何れかのモードを選択することができる。また、図示の例では、「A」のモードが選択されている。
【1776】
(通常時短開始画像724)
図283(22)に示すように、第1画像表示装置70には、通常時短開始画像724が表示される。この通常時短開始画像724は、特別時短遊技状態の開始を報知する画像である。図示の例では、通常時短開始画像724として、「Aモード突入!!」のテキストが表示されている。通常時短開始画像724に表示されている「Aモード」は、特別時短選択画像745(図283(21)参照)において選択されたモードである。
【1777】
(カード注意画像739)
図283(22)に示すように、第1画像表示装置70には、カード注意画像739が表示される。カード注意画像739は、遊技機1との間で遊技球の貸出通信を行う貸出装置(不図示)から有価価値の残高を特定可能なカードの取り忘れを注意するための画像である。図示の例では、カード注意画像739には、「カードの取り忘れに注意してください」のテキストが示されている。
【1778】
(遊技注意画像740)
図283(22)に示すように、第1画像表示装置70には、遊技注意画像740が表示される。遊技注意画像740は、遊技に対する遊技者ののめり込みを注意するための画像である。図示の例では、遊技注意画像740には、「パチンコは適度に楽しむ遊びです のめり込みに注意しましょう」のテキストが示されている。
【1779】
(第2右打ち画像725)
図283(23)に示すように、第1画像表示装置70には、第2右打ち画像725が表示される。この第2右打ち画像725は、遊技球を遊技領域5aにおける右側に向けて発射させることを遊技者に促すための画像である。第2右打ち画像725は、特別時短遊技状態であるとき、および特殊時短遊技状態であるときに、継続して表示される。図示の例では、第2右打ち画像725として、右側に向かう矢印のマーク、および「右打ち」のテキストが表示されている。
【1780】
(通常時短残回数画像726)
図283(23)に示すように、第1画像表示装置70には、通常時短残回数画像726が表示される。この通常時短残回数画像726は、特別時短遊技状態での特別図柄抽選の残り回数を示す画像である。図示の例では、通常時短残回数画像726として、特別時短遊技状態での特別図柄抽選の残り回数が100回であることを示す「100回」のテキストが表示されている。
【1781】
(切替画像727)
図288(9)に示すように、第1画像表示装置70には、切替画像727が表示される。切替画像727は、第1画像表示装置70に表示される背景を切り替えるための画像である。切替画像727は、特別時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出または復活変動が行われる変動演出において、SPSPリーチ演出が終了する際に表示される。また、SPリーチ演出が実行されSPSPリーチ演出が実行されない場合には、SPリーチ演出が終了する際に切替画像727が表示されてもよい。図示の例では、切替画像727として、暗闇を模した画像が示されている。また、切替画像727は、装飾図柄700、変動画像701、変動台座701P、保留画像702、保留台座702P、実行回数画像705、ステージ画像706、通常時短残回数画像726等よりも前面のレイヤであって、保留数表示703、小図柄704等よりも後面のレイヤに表示される。
【1782】
(第1移行画像728)
図288(12)に示すように、第1画像表示装置70には、第1移行画像728が表示される。第1移行画像728は、ステージ画像706が切り替えられる場合に表示される画像である。本実施形態では、特別時短遊技状態に応じたステージ画像706から、第1移行画像728を経由して、通常遊技状態に応じたステージ画像706に切り替えられる。また、特殊時短遊技状態に応じたステージ画像706から、第1移行画像728を経由して、通常遊技状態に応じたステージ画像706に切り替えられる。図示の例では、第1移行画像728として、扉を模した画像が表示されている。第1移行画像728は、第1画像表示装置70における全面に表示される。ただし、第1移行画像728は、第1画像表示装置70における一部に表示され、他の一部に表示されなくてもよい。また、特別時短遊技状態に応じたステージ画像706から通常遊技状態に応じたステージ画像706に切り替えられる場合に表示される第1移行画像728と、特殊時短遊技状態に応じたステージ画像706から通常遊技状態に応じたステージ画像706に切り替えられる場合に表示される第1移行画像728とは、表示態様が同じでもよいし、表示態様が異なってもよい。第1移行画像728は、装飾図柄700、変動画像701、変動台座701P、保留画像702、保留台座702P、実行回数画像705、ステージ画像706、到達残回数画像708、通常時短残回数画像726等よりも前面のレイヤであって、保留数表示703、小図柄704等よりも後面のレイヤに表示される。
【1783】
(結果画像729)
図289(13)に示すように、第1画像表示装置70には、結果画像729が表示される。結果画像729は、大当たり遊技の結果を示す画像である。結果画像729は、大当たり遊技が行われた場合において、第1移行画像728が表示されているときに表示される。また、第1移行画像728が表示されるまでに複数回の大当たり遊技が実行された場合、結果画像729には、この複数回の大当たり遊技の累積の結果が示される。図示の例では、結果画像729には、特別時短遊技状態であったことを示す「Aモード」のテキストと、大当たり遊技が3回実行されたことを示す「TOTAL3回」のテキストと、大当たり遊技における賞球に応じた「3024Pt獲得」のテキストとが表示されている。
【1784】
(左打ち画像730)
図290(20)に示すように、第1画像表示装置70には、左打ち画像730が表示される。左打ち画像730は、遊技球を遊技領域5aにおける左側に向けて発射させることを遊技者に促すための画像である。図示の例では、左打ち画像730として、左側に向かう矢印のマーク、および「左打ち」のテキストが表示されている。左打ち画像730は、特別時短遊技状態から通常遊技状態に切り替わったときや、特殊時短遊技状態から通常遊技状態に切り替わったときに表示される。
【1785】
(第2アイキャッチ画像731)
図291(29)に示すように、第1画像表示装置70には、第2アイキャッチ画像731が表示される。第2アイキャッチ画像731は、遊技機1の題材となったコンテンツに登場するキャラクタが示された画像であって、第1アイキャッチ画像715とは異なる画像である。ただし、第2アイキャッチ画像731は、第1アイキャッチ画像715と同じ画像であってもよい。第2アイキャッチ画像731は、ステージを切り替える場合、すなわち、ステージ画像706の表示態様を変える場合に表示される。より具体的には、第2アイキャッチ画像731は、ステージ画像706の表示態様を変える場合において、変動演出が開始された際に表示される。また、第2アイキャッチ画像731は、装飾図柄700、変動画像701、変動台座701P、保留画像702、保留台座702P、実行回数画像705、ステージ画像706、到達残回数画像708等よりも前面のレイヤであって、保留数表示703、小図柄704等よりも後面のレイヤに表示される。
【1786】
(カウントダウン画像732)
図298(2)に示すように、第1画像表示装置70には、カウントダウン画像732が表示される。カウントダウン画像732は、所定条件の成立(RAMクリアの実行、変動回数のリセット)から実行された特別図柄の変動表示の回数(変動演出の回数)が特殊時短遊技状態になるまでの残りの回数を、カウントダウンとして報知する画像である。カウントダウン画像732は、特殊時短遊技状態になるまでの変動表示の回数が、特定の回数になると、開始される。特定の回数は、何れの回数であってもよいが、例えば、3回である。また、カウントダウン画像732は、変動演出ごとに、表示内容が更新される。図示の例では、カウントダウン画像732として、特殊時短遊技状態になるまでに必要な変動演出の回数が1回であることを示す「1」の画像が表示されている。
【1787】
(特殊時短開始画像733)
図299(7)に示すように、第1画像表示装置70には、特殊時短開始画像733が表示される。特殊時短開始画像733は、特殊時短遊技状態の開始を報知する画像である。図示の例では、特殊時短開始画像733として、「時短遊技START!」のテキストと、右側に向かう矢印のマークとが示されている。
【1788】
(第2移行画像734)
図299(9)に示すように、第1画像表示装置70には、第2移行画像734が表示される。第2移行画像734は、ステージ画像706が切り替えられる場合に表示される画像である。本実施形態では、通常遊技状態に応じたステージ画像706から、第2移行画像734を経由して、特殊時短遊技状態に応じたステージ画像706に切り替えられる。図示の例では、第2移行画像734として、シャッターを模した画像が表示されている。第2移行画像734は、第1画像表示装置70における全面に表示される。ただし、第2移行画像734は、第1画像表示装置70における一部に表示され、他の一部に表示されなくてもよい。第2移行画像734は、装飾図柄700、変動画像701、変動台座701P、保留画像702、保留台座702P、実行回数画像705、ステージ画像706、到達残回数画像708等よりも前面のレイヤであって、保留数表示703、小図柄704等よりも後面のレイヤに表示される。
【1789】
(特殊時短選択画像735)
図299(10)に示すように、第1画像表示装置70には、特殊時短選択画像735が表示される。特殊時短選択画像735は、特殊時短遊技状態における演出のモードを遊技者に選択させるための画像である。図示の例では、特殊時短選択画像735において、「a」および「b」の二つのモードの何れかを選択可能になっている。遊技者は、特殊時短選択画像735が表示されているときに、遊技者が演出ボタン17を操作することにより、何れかのモードを選択することができる。また、図示の例では、「a」のモードが選択されている。
【1790】
(モード開始画像736)
図299(11)に示すように、第1画像表示装置70には、モード開始画像736が表示される。モード開始画像736は、特殊時短遊技状態におけるモードの演出が開始されることを報知する画像である。図示の例では、モード開始画像736として、「チャンスモード突入!!」のテキストが示されている。
【1791】
(第3右打ち画像737)
図299(12)に示すように、第1画像表示装置70には、第3右打ち画像737が表示される。この第3右打ち画像737は、遊技球を遊技領域5aにおける右側に向けて発射することを遊技者に対して促すための画像である。第3右打ち画像737は、特殊時短遊技状態における初回の変動演出において表示される。図示の例では、第3右打ち画像737として、右側に向かう矢印のマーク、および「右打ち」というテキストが表示されている。
【1792】
(特殊時短残回数画像738)
図299(12)に示すように、第1画像表示装置70には、特殊時短残回数画像738が表示される。特殊時短残回数画像738は、特殊時短遊技状態での特別図柄抽選の残り回数を示唆する画像である。図示の例では、特殊時短残回数画像738として、特殊時短遊技状態での特別図柄抽選の残り回数が749回であることを示す「749」のテキストが表示されている。
【1793】
(磁気エラー報知画像741)
図317(2)に示すように、第1画像表示装置70には、磁気エラー報知画像741が表示される。磁気エラー報知画像741は、磁気エラーを報知する画像である。磁気検出センサ57aによって異常な磁気が検出されると、磁気エラー報知画像741が表示される。図示の例では、磁気エラー報知画像741として、「磁石を検知しました」のテキストが示されている。
【1794】
(復帰中画像742)
図327(4)に示すように、第1画像表示装置70には、復帰中画像742が表示される。復帰中画像742は、遊技機1の電源が遮断された状態から復帰中であることを示す画像である。本実施形態では、遊技機1の電源が投入された後、装飾図柄700、保留画像702、保留数表示703、小図柄704、ステージ画像706等が表示される前に、復帰中画像742が表示される。また、復帰中画像742は、第1画像表示装置70の表示領域における全面に表示される。また、復帰中画像742は、装飾図柄700、変動台座701P、保留画像702、保留台座702P、保留数表示703、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、到達残回数画像708等よりも前面のレイヤに表示される。図示の例では、復帰中画像742として、「復帰中」のテキストが示されている。
【1795】
(ゾーン報知画像743)
図337(2)に示すように、第1画像表示装置70には、ゾーン報知画像743が表示される。このゾーン報知画像743は、ゾーン演出が実行されていることを報知する画像である。また、ゾーン報知画像743には、複数のゾーン演出のうちの何れが実行されているかを識別するための情報が表示される。図示の例では、ゾーン報知画像743として、実行されているゾーン演出を識別するための「チャンスゾーン」のテキストが示されている。
【1796】
(変動演出例1)
次に、図268乃至図270を参照しながら、演出制御部300が第1画像表示装置70などを用いて行う装飾図柄700の変動演出(変動演出例1)について具体的に説明する。変動演出例1は、通常遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞したことに基づく装飾図柄700の変動演出例である。また、変動演出例1は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり、且つ、リーチ演出が実行されない変動演出例である。
【1797】
図268(1)に示すように、演出制御部300によって、1つ前の特別図柄が停止表示されることに伴い、第1画像表示装置70において装飾性の高い装飾図柄700が確定停止されているものとする。また、このとき、第1画像表示装置70には、装飾図柄700、変動台座701P、保留台座702P、保留数表示703、小図柄704、実行回数画像705、およびステージ画像706が表示されている。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703には、第1始動口121への入賞についての保留数である「0」が示され、第2始動口122の保留数表示703には、第2始動口への入賞についての保留数である「0」が示されている。また、実行回数画像705には、「99GAME」のテキストが示されている。また、ステージ画像706として、第1ステージに対応する背景が表示されている。第1ステージは、通常遊技状態に対応するステージである。
また、枠用照明装置10におけるトップランプ10b、盤用照明装置74における盤ランプ74b、盤用照明装置74における可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第1態様である。第1態様は、例えば、白色に点灯する発光の態様である。また、図示を省略するが、音声出力装置9からは、前回の変動演出に応じたBGMが継続して出力されている。
【1798】
そして、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図268(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。本実施の形態では、左装飾図柄700、中装飾図柄700、右装飾図柄700、および小図柄704は、それぞれ、数字の「1」から「9」までを順に表示することで変動表示を行う。すなわち、本実施の形態では、左装飾図柄700、中装飾図柄700、右装飾図柄700、および小図柄704は、個別に数字が変化可能になっている。なお、左装飾図柄700、中装飾図柄700、右装飾図柄700、および小図柄704は、例えば英文字など、数字とは異なる文字を表示してもよい。また、変動の開始に伴い、装飾図柄700は、下側に向かって低速で変動表示される一方で、小図柄704は高速で変動表示される。
なお、図面において装飾図柄700や小図柄704が特に高速で変動表示(スクロール)していることを示す場合、判り易くするために、対象の図柄をそれぞれ矢印(↓)によって表示する。高速で変動表示されている装飾図柄700および小図柄704は、変動表示されていないときに比べて、透過度が高くなっている。また、高速で変動表示されている対象の図柄は、遊技者に対して視認不能または視認困難な状態であってもよいし、遊技者に視認可能な状態であってもよい。また、装飾図柄700の低速による変動表示のように、変動が開始されたときの装飾図柄700の動作を、以下では、変動開始時動作と称することがある。
【1799】
また、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、図268(2)に示すように、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、保留画像702の段階表示演出が開始される。段階表示演出は、保留画像702の表示態様を段階的に変化させながら保留画像702を表示させる演出である。段階表示演出は、保留画像702の表示が開始されるときに実行される。図示の例では、1番目の保留台座702Pから上方に離れた位置に、1番目の保留画像702が小さいサイズにより表示されている。なお、段階表示演出については、後に詳述する。
【1800】
また、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、図268(2)に示すように、第1始動口121への入賞を報知する入賞音の音声出力装置9からの出力が開始される。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cの発光態様が、変動演出に応じた発光態様に切り替わる。より具体的には、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第1態様から第2態様になる。第2態様は、青色に点灯する発光の態様であって、第1態様とは異なる態様である。
【1801】
次に、図268(3)に示すように、変動開始時動作により、装飾図柄700がさらに下側に移動する。また、このとき、段階表示演出が完了し、1番目の保留台座702Pに、通常表示態様の保留画像702が表示される。この保留画像702は、図268(2)に示した例よりも大きい表示サイズである。また、この保留画像702の表示態様は、第1ステージに応じた表示態様である。また、第1始動口121への入賞を報知する入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。
【1802】
また、図268(3)に示す例では図示を省略しているが、段階表示演出が完了すると、保留画像702の動作演出が開始される。動作演出とは、変動画像701または保留画像702を動作表示させる演出である。動作演出は、演出の進行に応じて実行される。より具体的には、動作演出は、変動演出の実行中に行われる。また、変動演出が実行されていないときに動作演出が実行されなくてもよいし、変動演出が実行されていないときであっても動作演出が実行されてもよい。動作演出を実行することにより、遊技者を変動画像701または保留画像702に着目させることができる。なお、動作演出については、後に詳述する。
【1803】
次に、図268(4)に示すように、変動開始時動作が終了し、装飾図柄700の変動が高速になる。また、保留画像702が変動台座701Pに移動するとともに拡大することで、変動画像701が表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703が「0」に切り替わる。また、図示を省略するが、変動演出の実行中においては、実行中である変動演出に応じたBGMが継続して音声出力装置9から出力されている。
【1804】
なお、図268(1)乃至(4)に示す例では、装飾図柄700は、左装飾図柄700、中装飾図柄700、および右装飾図柄700が左右方向に並べて配置され、変動表示される際に上下方向に移動(スクロール)するが、この態様に限定されない。例えば、装飾図柄700は、左装飾図柄700、中装飾図柄700、および右装飾図柄700が上下方向に並べて配置されるとともに、それぞれが左右方向に移動(スクロール)しても良い。
また、図面において装飾図柄700や小図柄704が矢印(↓)により表示される状態は、対象の図柄が表示されている状態に限定されない。例えば、図面において対象の図柄が矢印(↓)により表示される状態は、対象の図柄が非表示になることで遊技者に視認不能である状態であってもよい。
【1805】
また、図268(1)乃至(4)に示したように、第1始動口121の入賞についての保留が発生しておらず且つ特別図柄が変動していない状態において、第1始動口121に遊技球が入賞すると、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示されるとともに、保留画像702が表示される。そして、その後、保留画像702が、変動画像701の表示位置に移動するとともに、第1始動口121の保留数表示703に「0」が表示される。
ただし、第1始動口121の入賞についての保留が発生しておらず且つ特別図柄が変動していない状態において、第1始動口121に遊技球が入賞する場合に、第1始動口121の保留数表示703が「0」のままであってもよい。この場合に、保留画像702が表示されてからこの保留画像702が移動することで変動画像701が表示されてもよいし、保留画像702が表示されることなく変動画像701が表示されてもよい。
【1806】
また、図示を省略するが、第2始動口122の入賞についての保留が発生しておらず且つ特別図柄が変動していない状態において、第2始動口122に遊技球が入賞すると、第2始動口122の保留数表示703に「1」が表示されるとともに、保留画像702が表示されてもよい。そしてその後、保留画像702が、変動画像701の表示位置に移動するとともに、第2始動口122の保留数表示703に「0」が表示されてもよい。
ただし、第2始動口122の入賞についての保留が発生しておらず且つ特別図柄が変動していない状態において、第2始動口122に遊技球が入賞する場合に、第2始動口122の保留数表示703が「0」のままであってもよい。この場合に、保留画像702が表示されてからこの保留画像702が移動することで変動画像701が表示されてもよいし、保留画像702が表示されることなく変動画像701が表示されてもよい。
【1807】
次に、図268(5)に示すように、第1前面画像707の表示が開始される。第1前面画像707の表示が開始される際には、第1前面画像707の透過度が高く、第1前面画像707よりも後面のレイヤに表示されている装飾図柄700が、遊技者に視認可能になっている。また、このとき、到達残回数画像708が表示される。図示の例では、到達残回数画像708には、「あと400」のテキストが示されている。
【1808】
次に、図268(6)に示すように、第1前面画像707の透過度が低くなり、第1前面画像707よりも後面のレイヤに表示されている装飾図柄700は、遊技者に視認不能または視認困難である状態になる。
【1809】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、図269(7)に示すように、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、段階表示演出が開始され、1番目の保留台座702Pから上方に離れた位置に、保留画像702が小さいサイズにより表示される。また、このとき、音声出力装置9からの入賞音の出力が開始される。
【1810】
次に、図269(8)に示すように、段階表示演出が完了し、1番目の保留台座702Pに、通常表示態様の保留画像702が、図269(7)に示した例よりも大きい表示サイズにより表示される。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、保留画像702の動作演出が開始される。また、入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。
次に、図269(9)に示すように、第1前面画像707が非表示になり、高速で変動表示されている装飾図柄700が再び遊技者に視認可能になる。
なお、第1前面画像707の表示期間は、例えば、3秒である。
【1811】
次に、図269(10)に示すように、左装飾図柄700が、低速でスクロールした後に、変動開始まで確定停止されていた位置で仮停止する。より具体的には、左装飾図柄700である数字の「4」が仮停止する。
なお、図面において装飾図柄700が仮停止していることを表す場合、判り易くするために、仮停止している装飾図柄700の周囲にダブルコーテーションマークと同様な表示を用いて表現する。
【1812】
次に、図269(11)に示すように、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、第1始動口121の保留数表示703に「2」が表示される。また、このとき、段階表示演出が開始され、2番目の保留台座702Pから上方に離れた位置に、保留画像702が小さいサイズにより表示される。また、このとき、第1始動口121への入賞を報知する入賞音の音声出力装置9からの出力が開始される。この入賞音は、通常表示態様の保留画像702(図269(8)参照)が表示されるときに出力されていた入賞音とは異なる音である。
【1813】
次に、図269(12)に示すように、段階表示演出が完了し、2番目の保留台座702Pに、保留画像702が大きい表示サイズで期待色表示態様により表示される。図示の例では、2番目の保留画像702は、青色により表示されている。より具体的には、2番目の保留画像702は、青色からなり円状に形成された円状部と、円状部の上に位置しオーラを模したオーラ部とを有する態様により表示されている。また、段階表示演出が完了すると、2番目の保留画像702の動作演出が開始される。また、第1始動口121への入賞を報知する入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了してから所定時間の経過後に出力されなくなる。この所定時間は、例えば、1秒である。すなわち、通常表示態様の保留画像702が表示される場合の入賞音の出力時間よりも、青色の保留画像702が表示される場合の入賞音の出力時間の方が長い。
【1814】
次に、図270(13)に示すように、右装飾図柄700が、低速でスクロールした後に、変動開始まで確定停止されていた位置で仮停止する。より具体的には、右装飾図柄700である数字の「1」が仮停止する。
次に、図270(14)に示すように、中装飾図柄700が、低速でスクロールした後に、変動開始まで確定停止されていた位置で仮停止する。より具体的には、中装飾図柄700である数字の「2」が仮停止する。そして、3つの装飾図柄700が仮停止した後、特別図柄の変動停止にともない、図270(15)に示すように、3つの装飾図柄700が確定停止する。この装飾図柄700の組み合わせ「421」は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれの場合の組み合わせの一例である。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄704も3つ揃って確定停止する。言い換えると、小図柄704は、何れも、仮停止することなく確定停止する。このとき、小図柄704の組み合わせ「421」は、装飾図柄700の組み合わせと一致する。また、このとき、実行回数画像705の表示内容が「100GAME」に更新される。なお、この変動演出の実行時間は、例えば、8秒である。
【1815】
(通常表示態様の円状の保留画像702による段階表示演出)
次に、通常表示態様の円状の保留画像702による段階表示演出について説明する。図271は、通常表示態様の円状の保留画像702による段階表示演出の例を示した図である。
通常表示態様の円状の保留画像702は、段階表示演出として4段階の演出を行う。第1始動口121に遊技球が入賞すると、まず、図271(1)に示すように、段階表示演出の第1段階として、透過度の高い保留画像702が白色により表示される。この保留画像702は、半円形状である。また、この保留画像702は、保留台座702Pから上方に離れた位置に表示されている。段階表示演出の第1段階における保留画像702の表示態様は、図268(2)および図269(7)に示した保留画像702の表示態様である。
【1816】
次に、図271(2)に示すように、段階表示演出の第2段階として、第1段階よりも透過度が低い保留画像702が表示される。この保留画像702は、円状であるとともに、十字のマークを有する。また、この保留画像702は、第1段階に比べて大きい表示サイズであり、且つ、第1段階に比べて保留台座702Pに近い位置に表示されている。
次に、図271(3)に示すように、段階表示演出の第3段階として、第2段階よりも透過度が低い保留画像702が表示される。この保留画像702は、第2段階に比べて大きい表示サイズで、且つ、第2段階に比べて保留台座702Pに近い位置に表示されている。
【1817】
次に、図271(4)に示すように、段階表示演出の第4段階、すなわち最終段階として、第3段階よりも透過度が低い保留画像702が表示される。この保留画像702は、第3段階よりも大きい表示サイズにより表示される。また、この保留画像702は、第3段階に比べて保留台座702Pに近い位置に表示されている。段階表示演出の最終段階における保留画像702の表示態様は、図268(3)および図269(8)に示した保留画像702の表示態様である。すなわち、図示を省略しているが、図268(2)および図269(7)に示した第1段階における保留画像702が表示された後、段階表示演出の第2段階における保留画像702が表示されてから、段階表示演出の第3段階における保留画像702が表示される。そして、その後、図268(3)および図269(9)に示した完成表示態様の保留画像702が表示される。
【1818】
なお、最終段階の保留画像702の表示態様を、以下では、完成表示態様と称することがある。特に、完成表示態様であるときの保留画像702の表示サイズを、完成表示サイズと称することがある。また、完成表示態様であるときの保留画像702の形態を、完成形態と称することがある。また、完成表示態様であるときの保留画像702の透過度を、完成透過度と称することがある。また、完成表示態様であるときの保留画像702の表示位置を、完成表示位置と称することがある。
また、第1段階乃至第3段階、すなわち最終段階ではない保留画像702の表示態様を、以下では、未完成表示態様と称することがある。特に、未完成表示態様であるときの保留画像702の表示サイズを、未完成表示サイズと称することがある。また、未完成表示態様であるときの保留画像702の形態を、未完成形態と称することがある。また、未完成表示態様であるときの保留画像702の透過度を、未完成透過度と称することがある。また、未完成表示態様であるときの保留画像702の動作態様を、未完成動作態様と称することがある。また、未完成表示態様であるときの保留画像702の表示位置を、未完成表示位置と称することがある。
本実施形態では、段階表示演出が開始されてから完成表示態様の保留画像702が表示されるまでの時間、すなわち、円状の通常表示態様の保留画像702による段階表示演出の実行時間は、0.2秒である。
【1819】
また、段階表示演出が完了すると、図271(5)に示すように、保留画像702の動作演出が開始される。通常表示態様の円状の保留画像702は、動作演出として、時計回り方向への回転を周期的に行う。この動作演出における回転の周期は、例えば、2.0秒である。
【1820】
以上の通り、保留画像702は、段階表示演出において、表示サイズが段階的に変化しながら表示される。より具体的には、保留画像702は、表示サイズが段階的に大きくなるように表示される。また、保留画像702は、段階表示演出において、表示位置が段階的に変化しながら表示される。より具体的には、保留画像702は、保留台座702P(完成表示位置)に向かって段階的に移動するように表示される。また、保留画像702は、段階表示演出において、透過度が段階的に変化しながら表示される。より具体的には、保留画像702は、透過度が段階的に低くなるように表示される。また、保留画像702は、形態が段階的に変化しながら表示される。より具体的には、保留画像702は、形態が、完成形態に段階的に近づくように表示される。
保留画像702が表示される際に、段階表示演出が行われることなく、保留画像702が非表示の状態から完成表示態様に切り替わると、遊技者が保留画像702の表示に対して違和感を抱くおそれがある。そこで、本実施形態では、段階表示演出により保留画像702を段階的に表示することで、遊技者が違和感を抱くことを抑制している。また、段階表示演出により、保留画像702の表示態様の変化を遊技者に楽しませることができる。
【1821】
(青色の保留画像702による段階表示演出)
次に、青色の保留画像702による段階表示演出について説明する。図272は、青色の保留画像702による段階表示演出の例を示した図である。
青色の保留画像702は、段階表示演出として4段階の演出を行う。第1始動口121に遊技球が入賞すると、まず、図272(1)に示すように、段階表示演出の第1段階として、透過度の高い保留画像702が白色により表示される。この保留画像702は、半円形状である。また、この保留画像702は、保留台座702Pから上方に離れた位置に表示されている。段階表示演出の第1段階における保留画像702の表示態様は、図269(11)に示した保留画像702の表示態様である。また、青色の保留画像702の第1段階における表示態様(表示サイズ、透過度、形態、表示位置等)は、通常表示態様の円状の保留画像702による段階表示演出における第1段階の表示態様と同じ表示態様である。
【1822】
次に、図272(2)に示すように、段階表示演出の第2段階として、第1段階よりも透過度が低い保留画像702が青色により表示される。この保留画像702は、青色からなり円状に形成された円状部702aと、円状部702aの上に位置しオーラを模したオーラ部702bとを有する態様により表示されている。また、この保留画像702は、第1段階に比べて大きい表示サイズであり、且つ、第1段階に比べて保留台座702Pに近い位置に表示されている。
次に、図272(3)に示すように、段階表示演出の第3段階として、第2段階よりも透過度が低い保留画像702が表示される。この保留画像702は、第2段階に比べて大きい表示サイズで、且つ、第2段階に比べて保留台座702Pに近い位置に表示されている。
【1823】
次に、図272(4)に示すように、段階表示演出の第4段階、すなわち最終段階として、第3段階よりも透過度が低い保留画像702が表示される。この保留画像702は、第3段階よりも大きい表示サイズにより表示される。また、この保留画像702は、第3段階に比べて保留台座702Pに近い位置に表示されている。段階表示演出の最終段階における保留画像702の表示態様は、図269(12)に示した保留画像702の表示態様である。すなわち、図示を省略しているが、図269(11)に示した第1段階における保留画像702が表示された後、段階表示演出の第2段階における保留画像702が表示されてから、段階表示演出の第3段階における保留画像702が表示される。そして、その後、図269(12)に示した完成表示態様の保留画像702が表示される。
本実施形態では、段階表示演出が開始されてから完成表示態様の保留画像702が表示されるまでの時間、すなわち、青色の保留画像702による段階表示演出の実行時間は、0.3秒である。つまり、通常表示態様の保留画像702による段階表示演出の実行時間よりも、期待色表示態様の保留画像702による段階表示演出の実行時間の方が長い。
【1824】
また、段階表示演出が完了すると、図272(5)に示すように、保留画像702の動作演出が開始される。青色の円状の保留画像702は、動作演出として、円状部702aが時計回り方向への回転を周期的に行うとともに、オーラ部702bが左右に揺動する動作を周期的に行う。この動作演出における回転の周期は、例えば、2.0秒である。また、この動作演出における揺動の周期は、例えば、1.5秒である。
【1825】
以上の通り、通常表示態様の保留画像702と、期待色表示態様の保留画像702とは、段階表示演出における第1段階の表示態様が同じ表示態様である。この場合、段階表示演出における第1段階の保留画像702が表示されたときに、遊技者は、表示された保留画像702が通常表示態様であるか、期待色表示態様であるかの区別がつかない。そのため、何れの表示態様により保留画像702が表示されるかの期待感を遊技者に与えることができる。
なお、通常表示態様の保留画像702と、期待色表示態様の保留画像702とは、段階表示演出における第1段階の表示態様が同じ表示態様であることを説明したが、これに限定されない。通常表示態様の保留画像702と、期待色表示態様の保留画像702とは、第1段階の表示色、形態、表示サイズ、透過度、および表示位置のうちの何れか一つ以上の表示態様が同じである一方で、他の表示態様は異なってもよい。この場合であっても、第1段階の保留画像702が表示されたときに、遊技者は、表示された保留画像702が通常表示態様であるか、期待色表示態様であるかの区別がつきにくい。そのため、何れの表示態様により保留画像702が表示されるかの期待感を遊技者に与えることができる。
【1826】
また、期待色表示態様の保留画像702(変動画像701)においては、表示色以外の表示態様(表示サイズ、透過度、形態、表示位置等)は、表示色によらず同じであってもよいし、表示色ごとに異なってもよい。また、期待色表示態様の保留画像702(変動画像701)において、特定の複数色(例えば、青色と赤色)では、表示色以外の表示態様(表示サイズ、透過度、形態、表示位置等)が同じであって、特別色(例えば虹色)は、表示色以外の表示態様(表示サイズ、透過度、形態、表示位置等)も、特定の複数色とは異なってもよい。
また、期待色表示態様の保留画像702(変動画像701)において、表示色以外の表示態様(表示サイズ、透過度、形態、表示位置等)が表示色によって異なる場合に、段階表示演出における各段階の表示態様(表示サイズ、透過度、形態、表示位置等)も異なってもよい。また、期待色表示態様の保留画像702(変動画像701)において、表示色以外の表示態様(表示サイズ、透過度、形態、表示位置等)が表示色によらず同じである場合に、段階表示演出における各段階の表示態様(表示サイズ、透過度、形態、表示位置等)も同じであってもよい。
【1827】
また、期待色表示態様の保留画像702(変動画像701)による動作演出における動作態様は、表示色によらず同じであってもよいし、表示色ごとに異なってもよい。また、期待色表示態様の保留画像702(変動画像701)において、特定の複数色(例えば、青色と赤色)では、動作演出における動作態様が同じであって、特別色(例えば虹色)は、動作演出における動作態様が、特定の複数色とは異なってもよい。
【1828】
(変動演出例2)
図273は、演出制御部300が第1画像表示装置70を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図273を参照しながら装飾図柄700の変動演出について他の具体例(変動演出例2)を説明する。変動演出例2は、通常遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞したことに基づく装飾図柄700の変動演出例である。また、変動演出例2は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり、且つ、リーチ演出が実行されない変動演出例である。また、以下の説明においては、上記の変動演出例1と相違する点を主に説明し、変動演出例1と一致する点については説明を省略することがある。
【1829】
まず、図273(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することに伴い、演出制御部300によって、第1画像表示装置70において装飾図柄700および小図柄704が確定停止されている。また、このとき、4つの保留画像702、実行回数画像705、およびステージ画像706が表示されている。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703に「4」が表示されている。また、実行回数画像705には、「49GAME」のテキストが示されている。また、ステージ画像706として、第1ステージに対応する背景が表示されている。また、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第2態様である。また、図示を省略するが、音声出力装置9からは、前回の変動演出に応じたBGMが継続して出力されている。
【1830】
次に、図273(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、第1始動口121の保留数表示703が「3」に切り替わる。また、このとき、2番目の保留画像702、3番目の保留画像702、4番目の保留画像702は、それぞれ、1番目の保留台座702P、2番目の保留台座702P、3番目の保留台座702Pに向かって移動する。また、1番目の保留画像702が変動台座701Pに向かって移動するとともに拡大することで、変動画像701が表示される。
【1831】
次に、図273(3)に示すように、第2前面画像709の表示が開始される。第2前面画像709の表示が開始される際には、第2前面画像709の透過度が高く、第2前面画像709よりも後面のレイヤに表示されている装飾図柄700が、遊技者に視認可能になっている。
【1832】
次に、図273(4)に示すように、第2前面画像709の透過度が低くなり、第2前面画像709よりも後面のレイヤに表示されている装飾図柄700は、遊技者に視認困難または視認不能である状態になる。また、このとき、クリア否定画像744および到達残回数画像708が表示される。到達残回数画像708には、「あと200」のテキストが示されている。
次に、図273(5)に示すように、第2前面画像709が非表示になり、高速で変動表示されている装飾図柄700が、再び遊技者に視認可能になる。
なお、第2前面画像709の表示期間は、例えば2秒である。
【1833】
次に、特別図柄の変動停止に伴い、図273(6)に示すように、3つの装飾図柄700および小図柄704である「853」が揃って表示され確定停止する。また、このとき、実行回数画像705の表示内容が「50GAME」に更新される。
なお、この変動演出の実行時間は、例えば4秒である。
【1834】
(変動演出例3)
図274および図275は、演出制御部300が第1画像表示装置70を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図274を参照しながら装飾図柄700の変動演出について他の具体例(変動演出例3)を説明する。変動演出例3は、通常遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞したことに基づく装飾図柄700の変動演出例である。また、変動演出例3は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり、且つ、リーチ演出が実行される変動演出例である。また、以下の説明においては、上記の各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1835】
まず、図274(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することに伴い、演出制御部300によって、第1画像表示装置70において装飾図柄700および小図柄704が確定停止されている。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703に「0」が表示されている。また、実行回数画像705には、「200GAME」のテキストが示されている。また、到達残回数画像708には、「あと300」のテキストが示されている。また、ステージ画像706として、第2ステージに対応する背景が表示されている。第2ステージは、通常遊技状態に対応するステージであって、第1ステージとは異なるステージである。
また、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第1態様である。また、図示を省略するが、音声出力装置9からは、前回の変動演出に応じたBGMが継続して出力されている。
【1836】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図274(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。このとき、装飾図柄700の変動開始時動作が開始され、小図柄704は高速で変動表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、保留画像702の段階表示演出が開始される。図示の例では、1番目の保留台座702Pに、保留画像702が小さいサイズにより表示される。また、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、音声出力装置9からの入賞音の出力が開始される。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも、第1態様から第2態様に切り替わる。
【1837】
次に、図274(3)に示すように、変動開始時動作が進行する。また、このとき、段階表示演出が完了し、1番目の保留台座702Pに、星型の保留画像702が通常表示態様により表示される。この保留画像702は、図274(2)に示した例よりも大きい表示サイズである。また、この保留画像702の表示態様は、第2ステージに応じた表示態様である。また、入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、保留画像702の動作演出が開始される。
【1838】
次に、図274(4)に示すように、変動開始時動作が終了し、装飾図柄700の変動が高速になる。また、保留画像702が変動台座701Pに移動するとともに拡大することで、変動画像701が表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703が「0」に切り替わる。また、図示を省略するが、変動演出の実行中においては、実行中の変動演出に応じたBGMが継続して音声出力装置9から出力されている。
【1839】
次に、図274(5)に示すように、左装飾図柄700である「4」が仮停止する。
次に、図274(6)に示すように、右装飾図柄700である「4」が仮停止し、リーチ演出が開始される。
次に、図275(7)に示すように、中装飾図柄700である「3」が仮停止する。
そして、特別図柄の変動停止に伴い、図275(8)に示すように、3つの装飾図柄700が確定停止する。この装飾図柄700の組み合わせ「434」は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれの場合の組み合わせの一例である。また、特別図柄の変動停止に伴い、小図柄704である「434」も確定停止する。また、このとき、実行回数画像705の表示内容が「201GAME」に更新される。また、このとき、到達残回数画像708の表示内容が「あと299」に更新される。
【1840】
(通常表示態様の星型の保留画像702による段階表示演出)
次に、通常表示態様の星型の保留画像702による段階表示演出について説明する。図276は、通常表示態様の星型の保留画像702による段階表示演出の例を示した図である。
通常表示態様の星型の保留画像702は、段階表示演出として4段階の演出を行う。第1始動口121に遊技球が入賞すると、まず、図276(1)に示すように、段階表示演出の第1段階として、透過度の高い保留画像702が白色により表示される。この保留画像702は、星型における上部が欠けた形状である。段階表示演出の第1段階における保留画像702の表示態様は、図274(2)に示した保留画像702の表示態様である。
【1841】
次に、図276(2)に示すように、段階表示演出の第2段階として、第1段階よりも透過度が低い保留画像702が表示される。この保留画像702は、星型の形状である。また、この保留画像702は、第1段階に比べて大きい表示サイズにより表示されている。
次に、図276(3)に示すように、段階表示演出の第3段階として、第2段階よりも透過度が低い保留画像702が表示される。この保留画像702は、第2段階に比べて大きい表示サイズにより表示されている。また、第3段階においては、保留画像702を用いた動作表示が行われている。より具体的には、第3段階において、保留画像702が発光するような動作表示が行われている。図示の例では、保留画像702の中心から保留画像702の周囲に向かって光を模した画像が移動表示されている。
【1842】
次に、図276(4)に示すように、段階表示演出の第4段階、すなわち最終段階として、第3段階よりも透過度が低い保留画像702が表示される。この保留画像702は、第3段階よりも大きい表示サイズにより表示されている。なお、段階表示演出の第3段階において行われた保留画像702による動作表示は、最終段階では行われない。段階表示演出の最終段階における保留画像702の表示態様は、図274(3)に示した保留画像702の表示態様である。すなわち、図示を省略しているが、図274(2)に示した第1段階における保留画像702が表示された後、段階表示演出の第2段階における保留画像702が表示されてから、段階表示演出の第3段階における保留画像702が表示される。そして、その後、図274(3)に示した完成表示態様の保留画像702が表示される。
本実施形態では、この段階表示演出が開始されてから完成表示態様により保留画像702が表示されるまでの時間、すなわち、星型の通常表示態様の保留画像702による段階表示演出の実行時間は、0.2秒である。つまり、星型の通常表示態様の保留画像702による段階表示演出の実行時間は、円状の通常表示態様の保留画像702による段階表示演出の実行時間と同じである。
【1843】
また、段階表示演出が完了すると、図276(5)に示すように、保留画像702の動作演出が開始される。通常表示態様の星型の保留画像702は、動作演出として、反時計回り方向への回転を周期的に行う。この動作演出における回転の周期は、例えば、2.0秒である。
【1844】
(変動演出例4)
図277乃至図279は、演出制御部300が第1画像表示装置70を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図277乃至図279を参照しながら装飾図柄700の変動演出について他の具体例(変動演出例4)を説明する。変動演出例4は、通常遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞したことに基づく装飾図柄700の変動演出例である。また、変動演出例4は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり、且つ、リーチ演出、SPリーチ演出、およびSPSPリーチ演出が実行される変動演出例である。また、以下の説明においては、上記の各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1845】
まず、図277(1)に示すように、客待ち画像710が表示されている。また、第1始動口121の保留数表示703に「0」が表示されている。また、このとき、特別図柄の変動が停止しており、変動演出は実行されていない。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第3態様である。第3態様は、消灯している態様である。また、このとき、音声出力装置9からは音が出力されていない。
【1846】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図277(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始に伴い、客待ち画像710が非表示になる。また、このとき、装飾図柄700、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708が、遊技者に対して視認容易である状態になる。また、このとき、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。このとき、装飾図柄700の変動開始時動作が開始され、小図柄704は高速で変動表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。また、実行回数画像705には「250GAME」のテキストが示され、到達残回数画像708には「あと250」のテキストが示されている。また、ステージ画像706として、第2ステージに対応する背景が表示されている。また、このとき、保留画像702の段階表示演出が開始される。図示の例では、1番目の保留台座702Pに、保留画像702が未完成表示態様により表示されている。また、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、音声出力装置9からの入賞音の出力が開始される。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも、第3態様から第2態様に切り替わる。
【1847】
次に、図277(3)に示すように、変動開始時動作が進行する。また、このとき、段階表示演出が完了し、1番目の保留台座702Pに、通常表示態様の保留画像702が完成表示態様により表示される。また、入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、保留画像702の動作演出が開始される。
【1848】
次に、図277(4)に示すように、変動開始時動作が終了し、装飾図柄700の変動が高速になる。また、保留画像702が変動台座701Pに移動するとともに拡大することで、変動画像701が表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703が「0」に切り替わる。また、図示を省略するが、変動演出の実行中においては、実行中の変動演出に応じたBGMが継続して音声出力装置9から出力されている。
【1849】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図277(5)に示すように、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、保留画像702の段階表示演出が開始される。図示の例では、1番目の保留台座702Pに、保留画像702が未完成表示態様により表示されている。また、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、音声出力装置9からの入賞音の出力が開始される。
【1850】
次に、図277(6)に示すように、段階表示演出が完了し、1番目の保留台座702Pに、通常表示態様の保留画像702が完成表示態様により表示される。また、入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、保留画像702の動作演出が開始される。
【1851】
次に、図278(7)に示すように、左装飾図柄700である「6」が仮停止する。
次に、図278(8)に示すように、右装飾図柄700である「6」が仮停止し、リーチ演出が開始される。
【1852】
次に、図278(9)に示すように、発展演出が実行される。発展演出は、リーチ演出からSPリーチ演出に発展することを報知する演出である。発展演出においては、可動演出が実行されるとともに、第1強調画像711が表示される。可動演出は、第1可動部材73aを動作させる演出である。図示の例では、可動演出として、第1可動部材73aが、第1画像表示装置70と重なる位置に移動する。また、このとき、装飾図柄700、変動画像701、保留画像702、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。一方で、保留数表示703および小図柄704は、遊技者に対して視認容易である状態を継続する。また、発展演出が実行されると、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cの態様が切り替わる。より具体的には、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第2態様から第4態様に切り替わる。第4態様は、緑色に点灯する発光の態様であって、第1態様乃至第3態様の何れとも異なる態様である。
また、発展演出が実行されているときに第1始動口121に遊技球が入賞すると、第1始動口121の保留数表示703が「2」に切り替わる。一方で、保留画像702は、遊技者に対して視認不能である状態を継続する。また、このとき、第1始動口121への入賞に伴う入賞音は出力されない。
【1853】
次に、発展演出および可動演出が終了し、第1可動部材73aが第1画像表示装置70に重ならない位置まで退避してから、図278(10)に示すように、SPリーチ演出が実行される。SPリーチ演出の実行中においては、SPリーチ画像712が表示される。このとき、変動画像701、保留画像702、実行回数画像705、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。一方で、保留数表示703および小図柄704は、遊技者に対して視認容易である状態を継続する。また、このとき、第1画像表示装置70には、SPリーチ演出に応じた背景の画像が表示される。また、SPリーチ演出が実行されている際に、左右の装飾図柄700は、表示サイズが小さくなるとともに、装飾性の低い表示態様により表示される。また、この左右の装飾図柄700は、第1画像表示装置70における上側に表示される。図示の例においては、左装飾図柄700は、第1画像表示装置70における左上隅に表示されており、右装飾図柄700は、第1画像表示装置70における右上隅に表示されている。なお、SPリーチ演出が行われているときの左右の装飾図柄700の表示位置は、図示の例に限定されない。SPリーチ演出が行われているときにおいて、左右の装飾図柄700は、SPリーチ演出の実行前の表示位置(図278(8)参照)と異なる位置であれば、第1画像表示装置70における何れの位置に表示されてもよい。
また、SPリーチ演出が実行されているときに第1始動口121に遊技球が入賞すると、第1始動口121の保留数表示703が「3」に切り替わる。また、第1始動口121への入賞に伴う入賞音が音声出力装置9から出力される。一方で、保留画像702は、遊技者に対して視認不能である状態を継続する。
【1854】
次に、図278(11)に示すように、SPSPリーチ演出が実行される。SPSPリーチ演出の実行中には、SPSPリーチ画像713が表示される。また、このとき、第1画像表示装置70には、SPSPリーチ演出に応じた背景の画像が表示される。
また、SPSPリーチ演出が実行されているときに第1始動口121に遊技球が入賞すると、第1始動口121の保留数表示703が「4」に切り替わる。一方で、保留画像702は、遊技者に対して視認不能である状態を継続する。また、第1始動口121への入賞に伴う入賞音は出力されない。
なお、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出が実行されているときに表示されている装飾性の低い装飾図柄700は、装飾性の高い装飾図柄700(図278(8)参照)とは異なるレイヤに表示されてもよい。例えば、装飾性の高い装飾図柄700は、変動画像701や保留画像702よりも後面のレイヤに表示されるのに対し、装飾性の低い装飾図柄700は、変動画像701や保留画像702よりも前面のレイヤに表示されてもよい。
【1855】
次に、図278(12)に示すように、促進演出が実行され、ボタン操作画像714が表示される。
そして、ボタン操作画像714が表示されているときに遊技者が演出ボタン17を操作すると、図279(13)に示すように、中装飾図柄700である数字の「5」が仮停止する。このとき、中装飾図柄700は、装飾性の低い表示態様であり且つ左右の装飾図柄700よりも大きな表示サイズにより表示される。
【1856】
次に、図279(14)に示すように、第1アイキャッチ画像715が表示される。また、このとき、装飾図柄700、変動画像701、保留画像702、実行回数画像705、ステージ画像706、到達残回数画像708は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。一方で、保留数表示703および小図柄704は、遊技者に対して視認容易である状態を継続する。
なお、変動演出が開始されてから第1アイキャッチ画像715が表示されるまでの時間は、例えば、60秒である。
【1857】
次に、図279(15)に示すように、第1画像表示装置70における第1アイキャッチ画像715の表示領域が小さくなる。より具体的には、第1アイキャッチ画像715が右側にスライドするように移動することで、第1アイキャッチ画像715の表示領域が小さくなる。このとき、第1画像表示装置70のうちの、第1アイキャッチ画像715が表示されていない領域において、3番目の保留画像702、4番目の保留画像702、実行回数画像705、および到達残回数画像708が遊技者に対して視認容易である状態になる。また、このとき、装飾性の高い左装飾図柄700の仮停止表示が、遊技者に対して視認容易である状態になる。また、2番目の保留画像702のうちの、第1アイキャッチ画像715と重なっていない部分が遊技者に対して視認可能または視認容易である状態になる。また、ステージ画像706のうちの、第1アイキャッチ画像715と重なっていない部分が遊技者に対して視認容易である状態になる。一方で、中装飾図柄700、右装飾図柄700、変動画像701、および1番目の保留画像702は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態を継続する。また、ステージ画像706のうちの、第1アイキャッチ画像715と重なっている部分は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態を継続する。さらに、2番目の保留画像702のうちの、第1アイキャッチ画像715と重なっている部分は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態を継続する。また、このとき、4番目の保留画像702、3番目の保留画像702、および2番目の保留画像702の動作演出が実行されており、4番目の保留画像702、3番目の保留画像702、および2番目の保留画像702の動作表示が、遊技者に対して視認可能または視認容易である状態になる。
【1858】
次に、図279(16)に示すように、第1アイキャッチ画像715が非表示になる。このとき、装飾性の高い3つの装飾図柄700の仮停止表示が、遊技者に対して視認容易である状態になる。また、変動画像701、1番目の保留画像702が、遊技者に対して視認容易である状態になる。さらに、ステージ画像706の全体および2番目の保留画像702の全体が、遊技者に対して視認容易である状態になる。また、このとき、完成表示態様であって通常表示態様の4つの保留画像702が表示されている。すなわち、2番目の保留画像702、3番目の保留画像702、および4番目の保留画像702については、段階表示演出が遊技者に対して視認可能である状態になることなく、完成表示態様の保留画像702が表示される。
なお、第1アイキャッチ画像715の表示時間は、例えば、2.5秒である。
【1859】
そして、特別図柄の変動停止にともない、図279(17)に示すように、3つの装飾図柄700および小図柄704が確定停止する。この装飾図柄700および小図柄704の組み合わせ「656」は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれの場合の組み合わせの一例である。また、実行回数画像705の表示内容が「251GAME」に更新され、到達残回数画像708の表示内容が「あと249」に更新される。また、このとき、変動画像701が非表示になる。なお、この変動演出の実行時間は、例えば70秒である。
また、この変動演出において、左装飾図柄700が仮停止してから右装飾図柄700が仮停止するまでの時間は、例えば、5秒である。また、右装飾図柄700が仮停止してから中装飾図柄700が仮停止するまでの時間は、例えば、20秒である。
なお、実行回数画像705が再表示される場合の表示内容の更新タイミングと、到達残回数画像708が再表示される場合の表示内容の更新タイミングとは、同じであってもよい。この場合に、実行回数画像705および到達残回数画像708は、何れも、更新後の表示内容により再表示されてもよいし、更新前の表示内容により再表示されてもよい。
【1860】
以上の通り、発展演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出等の実行中に第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、未完成表示態様の保留画像702が遊技者に対して視認可能にならずに、完成表示態様の保留画像702視認可能になる。
このように、保留画像702の未完成表示態様からの表示態様の変化が遊技者に視認されないことで、保留画像702が遊技者に過度に着目されることが防止され、実行されている演出ならではの画像を遊技者に着目させることができる。
【1861】
また、報知演出の実行中に第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、第1始動口121への入賞を報知する入賞音が出力されない。この場合、遊技者が第1始動口121への入賞に気を取られて、報知演出が遊技者に着目されなくなることを防止できる。
なお、報知演出の実行中には、報知演出の効果音が出力されてもよい。
【1862】
また、SPリーチ演出の実行中に第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、第1始動口121への入賞を報知する入賞音が出力される一方で、SPSPリーチ演出の実行中に第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、入賞音が出力されない。
これにより、第1始動口121への入賞を遊技者に認識させることと、入賞したときに実行されている演出を遊技者に着目させることとの優先順位が、演出の進行に応じて切り替わり、メリハリのある演出を実現することができる。
【1863】
なお、報知演出の実行中およびSPリーチ演出の実行中に第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、何れも、第1始動口121への入賞を報知する入賞音が出力され、SPSPリーチ演出の実行中に第1始動口121に遊技球が入賞した場合には入賞音が出力されないようにしてもよい。
また、報知演出の実行中に第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、第1始動口121への入賞を報知する入賞音が出力され、SPリーチ演出の実行中およびSPSPリーチ演出の実行中に第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、何れも、入賞音が出力されないようにしてもよい。
【1864】
また、時間の経過にしたがって第1アイキャッチ画像715の表示領域が徐々に小さくなることで、複数の保留画像702のうちの一部が遊技者に対して視認可能または視認容易である状態になり、他の一部が遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。そのため、第1画像表示装置70の全面に第1アイキャッチ画像715が表示されている状態から第1アイキャッチ画像715が非表示になる状態に切り替わる構成に比べて、ステージ画像706等が再び表示されることの違和感を抑えつつ、非表示になった保留画像702が無くなっていないことを一早く遊技者に認識させることができる。
【1865】
また、第1画像表示装置70の表示領域の一部に第1アイキャッチ画像715が表示されているときに、一の保留画像702の一部が遊技者に対して視認可能であり、この一の保留画像702の他の一部が遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になっている(図279(15)参照)。この状態において、この一の保留画像702による動作演出が実行されている。
この場合、保留画像702の一部のみが遊技者に対して視認可能である状態であっても、保留画像702の存在を遊技者に認識させやすくすることができる。そのため、非表示になった保留画像702が無くなっていないことを一早く遊技者に認識させることができる。
【1866】
また、リーチ変動の場合に、中装飾図柄700が仮停止してリーチハズレとなった後、第1所定画像(第1アイキャッチ画像715)が出現して装飾図柄700が隠れ、再び装飾図柄700が出現する第1演出を行う。また、ハズレ変動の場合に、装飾図柄700のスクロール変動中に第2所定画像(第1前面画像707、第2前面画像709)が出現して装飾図柄700が隠れ、再び装飾図柄700が出現してハズレを報知する第2演出を行う。そして、第2演出が行われる場合よりも、第1演出が行われる場合の方が変動時間が長い。
この場合、第1演出では、装飾図柄700がハズレの態様で停止した後に第1所定画像の表示によって装飾図柄700が隠れるため、仮ハズレから何らかの演出に発展するかもしれないという期待を遊技者に抱かせることができる。また、第2演出では、変動表示中に装飾図柄700をいきなり隠すことで意外性を持たせ、遊技者をドキドキさせることができる。装飾図柄700を隠すという共通の事象が発生するものの、異なる状態から所定画像が出現する。これにより、演出のバリエーションを多様化することができ、興趣性を向上することができる。
【1867】
また、第1所定画像の表示中も第2所定画像の表示中も、小図柄704は継続して表示される。
この場合、装飾図柄700が隠れているときでも小図柄704を表示することで、特別図柄の変動状態を確認することができる。
【1868】
また、第1所定画像の表示時間と第2所定画像の表示時間とは異なる。特に、第1所定画像(第2前面画像709)の表示時間よりも第2所定画像の表示時間の方が長い。
この場合、第1所定画像の表示時間を短くすることで、リーチハズレから次の演出への移行をスムーズにすることができる。また、第2所定画像の表示時間を長くすることで、遊技者に期待を持たせることができる。
【1869】
また、保留画像702(変動画像701)を表示可能であり、第1所定画像の表示中は保留画像702(変動画像701)は非表示にされ、装飾図柄700の出現とともに保留画像702(変動画像701)も再表示され、第2所定画像の表示中は保留画像702(変動画像701)は表示される(非表示にならない)。
この場合、第1所定画像の表示中は装飾図柄700も保留画像702(変動画像701)も非表示になるため、第1所定画像により注目させることができる。第2所定画像の表示中は、装飾図柄700は非表示となる一方で保留画像702(変動画像701)は表示されるため、現在の状態(変動中か、保留がいくつあるか等)を遊技者に認識させることができる。
【1870】
また、第1所定画像が表示される前に、期待度の高い特定演出(SPリーチ演出等)が実行され、第2所定画像が表示される前には特定演出は実行されない。
この場合、特定演出によって遊技者の期待を高めることができ、特定演出からハズレを示す装図が表示されても第1所定画像の出現によって期待を維持することができる。一方、特定演出を経由せずに第2所定画像が表示されるため、いきなり期待を高めることができる。
【1871】
また、第1演出が行われる場合は、第1所定画像が表示される前と後とで背景画像が切り替わる(SPリーチ演出における背景、第1所定画像、第1ステージまたは第2ステージの順)。そして、第2演出が行われる場合は、第2所定画像が表示される前と後とで背景画像に変化はない(第1ステージまたは第2ステージ、第2所定画像、第1ステージまたは第2ステージの順)。
この場合、第1演出が行われる場合は、特定背景から通常背景に切り替わる際に第1所定画像が表示されるため、背景の移行をスムーズに行うことができる。一方、第2演出の場合は、通常背景からいきなり第2所定画像に切り替わって遊技者の期待を高めることができる。
【1872】
また、判定結果に応じて、複数の装飾図柄700を所定の順で停止させることが可能であり、第2演出(第2前面画像709の表示)が実行される場合は、複数の装飾図柄700を前記所定の順で停止させず、第1演出が実行される場合は、複数の装飾図柄700を所定の順で停止させ、かつ、第1図柄(左装飾図柄700)が停止してから第2図柄(右装飾図柄700)が停止するまでの時間と、第2図柄(右装飾図柄700)が停止してから第3図柄(中装飾図柄700)が停止するまでの時間とは異なる。
この場合、第1演出が実行される場合は装飾図柄700が順に停止し、かつ、3つ目の装飾図柄700が停止するまで時間があるため、遊技者を期待させることができる。また、3つ目の装飾図柄700が停止しても第1所定画像が表示されるため、遊技者の落胆を軽減することができ、更なる演出への発展の可能性を残すことができる。また、第2演出が実行される場合は、装飾図柄700が順に停止しないため、意外性のある演出とすることができ、興趣性を向上させることができる。
【1873】
また、第1所定画像が出現する前と後とで、装飾図柄700の態様が異なり、第2所定画像が出現する前と後とで、装飾図柄700の態様は同じである。
この場合、第1演出が行われる場合は第1所定画像を経由して装飾図柄700の態様が変化するため、装飾図柄700の態様変化をスムーズに行うことができる。また、第2演出が行われる場合は、第2所定画像の表示前後で装飾図柄700の態様に変化はないものの、いきなり第2所定画像が出現するため、意外性のある演出とすることができ、興趣性を向上させることができる。
【1874】
なお、変動演出例4では、SPリーチ演出およびSPSPリーチ演出の終了後に、変動画像701が表示される(図279(16)参照)ことを説明したが、これに限定されない。SPリーチ演出やSPSPリーチ演出の終了後に、変動画像701が表示されなくてもよい。
【1875】
(変動演出例5)
図280乃至図283は、演出制御部300が第1画像表示装置70を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図280乃至図283を参照しながら装飾図柄700の変動演出について他の具体例(変動演出例5)を説明する。変動演出例5は、通常遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞したことに基づく装飾図柄700の変動演出例である。また、変動演出例5は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出例である。また、以下の説明においては、上記の各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1876】
まず、図280(1)に示すように、調整画像716およびメニュー画像717が表示されている。また、第1始動口121の保留数表示703に「0」が表示されている。また、このとき、特別図柄は停止表示されており、変動演出は実行されていない。また、ステージ画像706として、第1ステージに対応する背景が表示されている。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第5態様である。第5態様は、黄色に点灯する発光の態様であって、第1態様乃至第5態様の何れとも異なる態様である。また、このとき、音声出力装置9からは音が出力されていない。
【1877】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図280(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始に伴い、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。このとき、装飾図柄700の変動開始時動作が開始され、小図柄704は高速で変動表示される。また、このとき、入賞時発光演出が実行される。入賞時発光演出においては、入賞時発光演出の報知音であって、通常表示態様の保留画像702や期待色表示態様の保留画像702が表示される場合に出力される入賞音とは異なる音が、音声出力装置9から出力される。なお、入賞時発光演出の報知音は、第1始動口121への入賞を報知する入賞音としても捉えられる。また、入賞時発光演出においては、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも、第6態様になる。第6態様は、赤色により周期的に点滅する態様である。また、この点滅の周期は、例えば、0.5秒である。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、保留画像702の段階表示演出が開始される。図示の例では、1番目の保留台座702Pから上方に離れた位置に、保留画像702が未完成表示態様により表示される。
【1878】
次に、図280(3)に示すように、変動開始時動作が進行する。また、このとき、段階表示演出が完了し、1番目の保留台座702Pに、期待色表示態様の保留画像702が、完成表示態様により表示される。図示の例では、期待色表示態様の保留画像702は、青色により表示されている。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、1番目の保留画像702の動作演出が開始される。また、入賞時発光演出の報知音は、段階表示演出が完了してから所定時間の経過後に出力されなくなる。この所定時間は、例えば、2秒である。
【1879】
次に、図280(4)に示すように、変動開始時動作が終了し、装飾図柄700の変動が高速になる。また、保留画像702が変動台座701Pに移動するとともに拡大することで、変動画像701が表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703が「0」に切り替わる。また、図示を省略するが、変動演出の実行中においては、実行中の変動演出に応じたBGMが継続して音声出力装置9から出力されている。
【1880】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図280(5)に示すように、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、保留画像702の段階表示演出が開始される。図示の例では、1番目の保留台座702Pから上方に離れた位置に、保留画像702が未完成表示態様により表示される。また、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、音声出力装置9からの入賞音の出力が開始される。
【1881】
次に、1番目の保留画像702による段階表示演出が完了したときに第1始動口121に遊技球が入賞すると、図280(6)に示すように、第1始動口121の保留数表示703に「2」が表示される。また、このとき、2番目の保留画像702の段階表示演出が開始される。図示の例では、2番目の保留台座702Pから上方に離れた位置に、保留画像702が未完成表示態様により表示される。また、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、音声出力装置9からの入賞音の出力が開始される。より具体的には、1番目の保留画像702に対応する入賞音の出力が終了する前に、2番目の保留画像702に対応する入賞音の出力が開始される。また、1番目の保留台座702Pには、通常表示態様の保留画像702が完成表示態様により表示される。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、1番目の保留画像702の動作演出が開始される。
【1882】
なお、前回の入賞音の出力が終了する前に今回の入賞音の出力が開始される場合、今回の入賞音の出力が開始されるときに、前回の入賞音が出力されなくなるようにしてもよい。また、前回の入賞音の出力が終了する前に今回の入賞音の出力が開始される場合であっても、前回の入賞音が、最後まで出力されるようにしてもよい。すなわち、前回の入賞音と、今回の入賞音とが、同時に出力されるようにしてもよい。また、前回の入賞音の出力が終了する前に今回の入賞を報知する入賞音の出力が開始される場合、前回の入賞音の出力が終了するまで、今回の入賞音が出力されないようにしてもよい。
【1883】
次に、2番目の保留画像702による段階表示演出が完了したときに第1始動口121に遊技球が入賞すると、図281(7)に示すように、第1始動口121の保留数表示703に「3」が表示される。また、このとき、3番目の保留画像702の段階表示演出が開始される。図示の例では、3番目の保留台座702Pから上方に離れた位置に、保留画像702が未完成表示態様により表示される。また、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、音声出力装置9からの入賞音の出力が開始される。また、2番目の保留台座702Pには、通常遊技状態の保留画像702が完成表示態様により表示される。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、2番目の保留画像702の動作演出が開始される。
【1884】
次に、図281(8)に示すように、3番目の保留画像702による段階表示演出が完了し、3番目の保留台座702Pに、通常表示態様の保留画像702が完成表示態様により表示される。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、3番目の保留画像702の動作演出が開始される。また、入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。
【1885】
次に、図281(9)に示すように、左装飾図柄700である「4」が仮停止する。
次に、図281(10)に示すように、右装飾図柄700である「4」が仮停止し、リーチ演出が開始される。
次に、図281(11)に示すように、発展演出が実行される。発展演出においては、可動演出が実行されるとともに、第1強調画像711が表示される。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも、第6態様から第4態様に切り替わる。
【1886】
次に、図281(12)に示すように、SPリーチ演出が実行される。SPリーチ演出の実行中においては、SPリーチ画像712が表示される。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第2態様になる。
次に、図282(13)に示すように、SPSPリーチ演出が実行される。SPSPーチ演出の実行中には、SPSPリーチ画像713が表示される。
次に、図282(14)に示すように、促進演出が実行され、ボタン操作画像714が表示される。
【1887】
そして、ボタン操作画像714が表示されているときに遊技者が演出ボタン17を操作すると、図282(15)に示すように、大当たり報知演出が実行される。大当たり報知演出は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりであることを報知する演出である。大当たり演出においては、可動演出が実行されるとともに、第2強調画像718が表示される。図示の例では、可動演出として、第1可動部材73aが、第1画像表示装置70と重なる位置に移動する。また、このとき、装飾図柄700、変動画像701、保留画像702、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。一方で、保留数表示703および小図柄704は、遊技者に対して視認容易である状態を継続する。また、大当たり報知演出が実行されると、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、第2態様から第7態様に切り替わる。第7態様は、時間の経過にしたがって、赤色、橙色、黄色、緑色、青色、藍色、紫色の順に点灯する発光の態様である。言い換えると、第7態様は、時間の経過にしたがって点灯色が7つの色に切り替わることで虹色に点灯する発光の態様である。また、第7態様は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりであることを示唆または報知する態様としても捉えられる。図示の例では、トップランプ10bが赤色に点灯し、盤ランプ74bが橙色に点灯し、可動部材ランプ74cが黄色に点灯し、ボタンランプ17cが緑色に点灯する。また、大当たり報知演出が実行されているときには、大当たり報知演出の効果音が音声出力装置9から出力される。
【1888】
次に、大当たり報知演出が終了し、第2強調画像718が非表示になると、図282(16)に示すように、ゾロ目の装飾図柄700が仮停止する。図示の例では、装飾図柄700が「444」の組み合わせで表示される。また、このとき、装飾図柄700は、SPSPリーチ演出の実行中における表示態様(図282(13)参照)に比べて、表示サイズが大きくなっている。一方で、小図柄704は、変動表示の状態を継続している。また、このとき、実行回数画像705および到達残回数画像708が再表示される。一方で、変動画像701および保留画像702は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態を継続する。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、第7態様である状態を継続する。図示の例では、トップランプ10bが橙色に点灯し、盤ランプ74bが黄色に点灯し、可動部材ランプ74cが緑色に点灯し、ボタンランプ17cが青色に点灯する。また、このとき、第1画像表示装置70には、SPSPリーチ演出に応じた背景が再び表示されている。
なお、ゾロ目の装飾図柄700が表示されているときの第1画像表示装置70の背景は、滞在中のステージに対応する背景、すなわち、第1ステージに対応する背景であってもよい。
【1889】
また、ゾロ目の装飾図柄700が仮停止しているときに第1始動口121に遊技球が入賞すると、第1始動口121の保留数表示703に「4」が表示される。一方で、保留画像702は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態を継続する。また、入賞音は出力されない。
【1890】
そして、特別図柄の変動停止にともない、図282(17)に示すように、装飾図柄700が確定停止する。また、小図柄704として「444」が確定停止する。すなわち、装飾図柄700および小図柄704の表示が「444」の組み合わせで一致した状態となる。また、このとき、実行回数画像705の表示内容が「351GAME」に更新される。また、このとき、到達残回数画像708の表示内容が「あと149」に更新される。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、第7態様である状態を継続する。図示の例では、トップランプ10bが黄色に点灯し、盤ランプ74bが緑色に点灯し、可動部材ランプ74cが青色に点灯し、ボタンランプ17cが藍色に点灯する。
【1891】
次に、図282(18)に示すように、オープニング画像719が表示される。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも、第7態様から第2態様になる。また、図示を省略するが、大当たり遊技の実行中においては、大当たり遊技の進行に応じたBGMが音声出力装置9から出力される。
次に、図283(19)に示すように、第1右打ち画像720および促進画像721が表示される。また、促進画像721の表示時間は、例えば、5秒である。
【1892】
そして、促進画像721が表示されてから所定時間が経過すると、図283(20)に示すように、ラウンド中画像722と、ラウンド数画像723とが表示される。図示の例では、ラウンド数画像723に「Round1」のテキストが表示されている。
次に、最終回のラウンドが終了すると、図283(21)に示すように、特別時短選択画像745が表示される。図示の例では、特別時短選択画像745において、「A」のモードにカーソルが合わせられている。
そして、特別時短選択画像745が表示されてから所定時間が経過すると、図283(22)に示すように、通常時短開始画像724が表示される。また、このとき、カード注意画像739および遊技注意画像740が表示される。
【1893】
次に、遊技機1が特別時短遊技状態に制御されると、図283(23)に示すように、第1画像表示装置70には、装飾性の低い装飾図柄700である「444」が確定停止される。なお、このときに表示されている装飾図柄700は、大当たり遊技が実行される前、すなわち大当たりに当選した際に最終的に確定停止された数字の並びに対応している。そして、小図柄704も、装飾図柄700と同様に「444」の数字の並びによって確定停止されている。また、このとき、ステージ画像706として、第3ステージに対応する背景が示されている。第3ステージは、特別時短遊技状態に応じたステージである。また、このとき、第2右打ち画像725および通常時短残回数画像726が表示されている。図示の例では、通常時短残回数画像726として、特別時短遊技状態での特別図柄抽選の残り回数を示す「100回」のテキストが表示されている。また、第1始動口121の保留数表示703に「4」が示され、第2始動口122の保留数表示703に「0」が示されている。なお、変動画像701および保留画像702は何れも表示されていない。なお、ゾロ目の装飾図柄700が表示(図282(16)参照)されてから遊技機1が特別時短遊技状態に制御されるまでの時間は、例えば、150秒である。
【1894】
以上の通り、ゾロ目の装飾図柄700が仮停止しているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合、未完成表示態様の保留画像702は遊技者に対して視認可能にならない。この場合、保留画像702の未完成表示態様からの表示態様の変化を遊技者に視認困難または視認不能である状態にすることで、ゾロ目の装飾図柄700が仮停止しているときに保留画像702が遊技者に過度に着目されることが防止され、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりであることを遊技者に着目させることができる。
また、ゾロ目の装飾図柄700が仮停止しているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、入賞音が出力されない。この場合、遊技者が第1始動口121に遊技球が入賞したことに気を取られて、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりであることが遊技者に着目されなくなることを防止できる。
ただし、ゾロ目の装飾図柄700が仮停止しているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合であっても、段階表示演出が実行され、各段階の保留画像702が遊技者に対して視認可能または視認容易である状態になってもよい。また、ゾロ目の装飾図柄700が仮停止しているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合であっても、入賞音が出力されてもよい。
【1895】
また、本実施形態では、特殊時短遊技状態が発生する可能性がある時期を示唆する示唆演出(実行回数画像705の表示、到達残回数画像708の表示、後述するカウントダウン画像732の表示)を実行可能であり、所定のハズレ変動演出(リーチなしハズレ)中は、示唆演出が実行される実行期間があるが、示唆演出が実行されない非実行期間がなく、大当たり変動演出中は、示唆演出が実行される実行期間(SPリーチ演出前)と、示唆演出が実行されない非実行期間(SPリーチ演出中、SPSPリーチ演出中)とがある。そのため、示唆演出によって特殊時短遊技状態が発生することを期待させつつ、大当たり変動演出中においては示唆演出が実行されない非実行期間があることで変動演出に遊技者の意識を集中させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
【1896】
また、特殊時短遊技状態が発生する可能性がある時期を示唆する示唆演出(実行回数画像705の表示、到達残回数画像708の表示、後述するカウントダウン画像732の表示)を実行可能であり、第1リーチ変動演出(リーチ演出)中は、示唆演出が実行される実行期間があるが、示唆演出が実行されない非実行期間がなく、第1リーチ変動演出よりも期待度が高い第2リーチ変動演出(SPリーチ演出、SPSPリーチ演出)中は、示唆演出が実行される実行期間(SPリーチ演出前)と、示唆演出が実行されない非実行期間(SP演出中、SPSPリーチ演出中)とがある。そのため、示唆演出によって特殊時短遊技状態が発生することを期待させつつ、第1リーチ変動演出よりも期待度が高い第2リーチ変動演出中においては示唆演出が実行されない非実行期間があることで変動演出に遊技者の意識を集中させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
【1897】
また、示唆演出が実行される大当たり変動演出中においては、示唆演出が実行されない期間が複数回発生可能である(発展演出中、SPSPリーチ演出中等)。また、示唆演出が実行される大当たり変動演出中においては、示唆演出が実行される期間が複数回発生可能である(SPリーチ演出前、ゾロ目の装飾図柄700の仮停止後等)。
【1898】
また、示唆演出が実行される特定リーチありハズレ変動演出中においては、示唆演出が実行されない期間が複数回発生可能である(発展演出中、SPSPリーチ中等)。また、示唆演出が実行される特定リーチありハズレ変動演出中においては、示唆演出が実行される期間が複数回発生可能である(リーチ演出前、3つの装飾図柄700の仮停止後等)。
【1899】
なお、発展演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出の実行中であっても、実行回数画像705や到達残回数画像708の表示を継続してもよい。この場合であっても、発展演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出の実行中には、保留画像702は非表示になる。すなわち、特殊時短遊技状態が発生する可能性がある時期を示唆する示唆演出(実行回数画像705の表示、到達残回数画像708の表示、後述するカウントダウン画像732の表示等)を実行可能であり、大当たり遊技の実行を期待させる特定演出(発展演出、SP/SPSPリーチ等)中は、保留アイコンは非表示となるが、b時短示唆演出は継続して実行可能である。この場合、示唆演出によって特殊時短遊技状態が発生することを期待させつつ、特定演出中であっても特殊時短遊技状態の発生を意識させることができ、仮に特定演出が実行されて外れた場合であっても遊技者の不満感を軽減することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、示唆演出は、特殊時短遊技状態が発生する所定期間前(所定変動前)になると実行される。また、示唆演出は、複数種類ある。
【1900】
また、特別時短遊技状態となる場合には、事前に特別時短遊技状態となることが確定する示唆演出(通常時短開始画像724の表示)を実行可能である。
【1901】
(変動演出例6)
図284および図285は、演出制御部300が第1画像表示装置70を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図284および図285を参照しながら装飾図柄700の変動演出について他の具体例(変動演出例6)を説明する。変動演出例6は、特別時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞したことに基づく装飾図柄700の変動演出例である。また、変動演出例6は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり、且つリーチ演出が実行されない変動演出例である。また、以下の説明においては、上記の各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1902】
まず、図284(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することに伴い、演出図柄130mによって、第1画像表示装置70において装飾性の低い装飾図柄700および小図柄704が確定停止されている。また、このとき、実行回数画像705、ステージ画像706、第2右打ち画像725、および通常時短残回数画像726が表示されている。また、第1始動口121の保留数表示703に「0」が示され、第2始動口122の保留数表示703に「0」が示されている。また、ステージ画像706として、第3ステージに対応する背景が表示されている。また、実行回数画像705には「10GAME」のテキストが示され、通常時短残回数画像726には「90回」のテキストが示されている。
また、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第1態様である。また、図示を省略するが、音声出力装置9からは、前回の変動演出に応じたBGMが継続して出力されている。
【1903】
次に、第2始動口122に遊技球が入賞すると、図284(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。このとき、装飾図柄700の変動開始時動作が開始され、小図柄704は高速で変動表示される。また、このとき、通常時短残回数画像726の表示内容が「89回」に更新される。また、このとき、第2始動口122の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、保留画像702の段階表示演出が開始される。図示の例では、1番目の保留台座702Pに、保留画像702が小さいサイズにより表示される。また、第2始動口122に遊技球が入賞することに伴い、第2始動口122への入賞を報知する入賞音の音声出力装置9からの出力が開始される。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも、第1態様から第2態様に切り替わる。
【1904】
なお、特別時短遊技状態においては、装飾図柄700の変動開始時動作が行われないようにしてもよい。すなわち、特別時短遊技状態においては、装飾図柄700は、変動開始とともに高速で変動表示されてもよい。
また、第2始動口122への入賞を報知する入賞音は、第1始動口121への入賞を報知する入賞音と同じ音であってもよいし、異なる音であってもよい。
【1905】
次に、図284(3)に示すように、変動開始時動作が進行する。また、このとき、段階表示演出が完了し、1番目の保留台座702Pに、三角形状の保留画像702が通常表示態様により表示される。この保留画像702は、図284(2)に示した例よりも大きい表示サイズである。また、この保留画像702の表示態様は、第3ステージに応じた表示態様である。また、第2始動口122への入賞を報知する入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、保留画像702の動作演出が開始される。
【1906】
次に、図284(4)に示すように、変動開始時動作が終了し、装飾図柄700の変動が高速になる。また、保留画像702が変動台座701Pに移動するとともに拡大することで、変動画像701が表示される。また、このとき、第2始動口122の保留数表示703が「0」に切り替わる。
【1907】
次に、第2始動口122に遊技球が入賞すると、図284(5)に示すように、第2始動口122の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、保留画像702の段階表示演出が開始される。図示の例では、1番目の保留台座702Pに、保留画像702が小さいサイズにより表示される。また、第2始動口122に遊技球が入賞することに伴い、音声出力装置9からの入賞音の出力が開始される。
【1908】
次に、図284(6)に示すように、段階表示演出が完了し、1番目の保留台座702Pに、三角形状の保留画像702が通常表示態様により表示される。この保留画像702は、図284(5)に示した例よりも大きい表示サイズである。また、入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、保留画像702の動作演出が開始される。
【1909】
次に、図285(7)に示すように、3つの装飾図柄700および小図柄704である「412」が揃って表示され確定停止する。また、このとき、実行回数画像705の表示内容が「11GAME」に更新される。
【1910】
以上の通り、本実施形態では、特殊時短遊技状態が発生する可能性がある時期を示唆する示唆演出(実行回数画像705の表示、到達残回数画像708の表示、後述するカウントダウン画像732の表示等)を実行可能であり、通常遊技状態に実行される変動演出中は、示唆演出が実行される実行期間(SPリーチ演出前)と、示唆演出が実行されない非実行期間(SP演出中、SPSPリーチ演出中等)とがあり、特定遊技状態(時短遊技状態)において実行される変動演出中は、示唆演出が実行される実行期間がないが、示唆演出が実行されない非実行期間がある。そのため、示唆演出によって特殊時短遊技状態が発生することを期待させつつ、特定遊技状態では示唆演出が実行されないことで、特定遊技状態における演出に遊技者の意識を集中させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
【1911】
(通常表示態様の三角形状の保留画像702による段階表示演出)
次に、通常表示態様の三角形状の保留画像702による段階表示演出について説明する。図286は、通常表示態様の三角形状の保留画像702による段階表示演出の例を示した図である。
通常表示態様の三角形状の保留画像702は、段階表示演出として4段階の演出を行う。第2始動口122に遊技球が入賞すると、まず、図286(1)に示すように、段階表示演出の第1段階として、透過度の高い保留画像702が白色により表示される。この保留画像702は、三角形における上部が欠けた形状である。また、この保留画像702は、上部が保留台座702P上に表示され、下部が保留台座702Pよりも下側に表示されている。段階表示演出の第1段階における保留画像702の表示態様は、図284(2)および図284(5)に示した保留画像702の表示態様である。
【1912】
次に、図286(2)に示すように、段階表示演出の第2段階として、第1段階よりも透過度が低い保留画像702が表示される。この保留画像702は、三角形状を有する。また、この保留画像702は、第1段階に比べて大きい表示サイズであり、且つ、第1段階に比べて上側に表示されている。
次に、図286(3)に示すように、段階表示演出の第3段階として、第2段階よりも透過度が低い保留画像702が表示される。この保留画像702は、第2段階に比べて大きい表示サイズで、且つ、第2段階に比べて上側に表示されている。
【1913】
次に、図286(4)に示すように、段階表示演出の第4段階、すなわち最終段階として、第3段階よりも透過度が低い保留画像702が表示される。この保留画像702は、第3段階よりも大きい表示サイズにより表示される。また、この保留画像702は、全体が、保留台座702P上に表示されている。段階表示演出の最終段階における保留画像702の表示態様は、図284(3)および図284(6)に示した保留画像702の表示態様である。すなわち、図示を省略しているが、図284(2)および図284(5)に示した第1段階における保留画像702が表示された後、段階表示演出の第2段階における保留画像702が表示されてから、段階表示演出の第3段階における保留画像702が表示される。そして、その後、図284(3)および図284(6)に示した完成表示態様の保留画像702が表示される。
本実施形態では、段階表示演出が開始されてから完成表示態様の保留画像702が表示されるまでの時間、すなわち、三角形状の通常表示態様の保留画像702による段階表示演出の実行時間は、0.2秒である。
【1914】
また、段階表示演出が完了すると、図286(5)に示すように、保留画像702の動作演出が開始される。通常表示態様の三角形状の保留画像702は、動作演出として、上下に移動する動作を周期的に行う。この動作演出における上下の移動の周期は、例えば、2.0秒である。すなわち、特別時短遊技状態における通常表示態様の保留画像702による動作演出の周期は、通常遊技状態における通常表示態様の保留画像702による動作演出の周期と同じ周期である。
【1915】
(変動演出例7)
図287乃至図292は、演出制御部300が第1画像表示装置70を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図287乃至図292を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例7)を説明する。変動演出例7には、特別時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出と、通常遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出と、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出とが含まれる。また、変動演出例7では、6回の変動演出が行われる。この6回の変動演出のうちの初回の変動演出は、特別時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出である。また、6回の変動演出のうちの2回目から4回目までの変動演出は、通常遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出である。さらに、6回の変動演出のうちの5回目および6回目の変動演出は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出である。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1916】
まず、図287(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することに伴い、演出制御部300によって、第1画像表示装置70において装飾図柄700および小図柄704が確定停止されている。また、このとき、4つの保留画像702、実行回数画像705、ステージ画像706、第2右打ち画像725、および通常時短残回数画像726が表示されている。また、第2始動口122の保留数表示703に「4」が示されている。また、ステージ画像706として、第4ステージに対応する背景が示されている。第4ステージは、特別時短遊技状態に対応するステージであって、第3ステージとは異なるステージである。第4ステージは、特別時短選択画像745(図283(21)参照)において「B」のモードが選択される場合に設定されるステージである。また、4つの保留画像702の表示態様は、第4ステージに応じた表示態様であって、第3ステージにおいて表示される通常表示態様の保留画像702と同じ表示態様である。また、実行回数画像705には「99GAME」のテキストが示され、通常時短残回数画像726には「1回」のテキストが示されている。また、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第2態様である。また、図示を省略するが、音声出力装置9からは、前回の変動演出に応じたBGMが継続して出力されている。
【1917】
次に、図287(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示703が「3」に切り替わる。
次に、図287(3)に示すように、左装飾図柄700である「4」が仮停止する。
次に、図287(4)に示すように、右装飾図柄700である「4」が仮停止し、リーチ演出が開始される。
【1918】
次に、図287(5)に示すように、SPリーチ演出が実行される。すなわち、特別時短遊技状態においては、発展演出が実行されることなく、SPリーチ演出が実行される。SPリーチ演出の実行中においては、SPリーチ画像712が表示される。このとき、第1画像表示装置70には、SPリーチ演出に応じた背景であって、通常遊技状態におけるSPリーチ演出の実行中とは異なる背景が表示される。
なお、特別時短遊技状態においても、発展演出が実行されてからSPリーチ演出が実行されるようにしてもよい。
【1919】
次に、図287(6)に示すように、SPSPリーチ演出が実行される。SPSPリーチ演出の実行中には、SPSPリーチ画像713が表示される。このとき、第1画像表示装置70には、SPSPリーチ演出に応じた背景であって、通常遊技状態におけるSPSPリーチ演出の実行中とは異なる背景が表示される。
【1920】
次に、図288(7)に示すように、促進演出が実行され、ボタン操作画像714が表示される。
そして、ボタン操作画像714が表示されているときに遊技者が演出ボタン17を操作すると、図288(8)に示すように、中装飾図柄700である数字の「5」が仮停止する。
【1921】
次に、図288(9)に示すように、切替画像727が表示される。また、このとき、装飾図柄700、変動画像701、保留画像702、実行回数画像705、ステージ画像706、および通常時短残回数画像726は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。一方で、保留数表示703、小図柄704、および第2右打ち画像725は、遊技者に対して視認容易である状態を継続する。
【1922】
次に、図288(10)に示すように、切替画像727が非表示になると、3つの装飾図柄700である「454」の仮停止表示が、遊技者に対して視認容易である状態になる。また、変動画像701、保留画像702、実行回数画像705、ステージ画像706、および通常時短残回数画像726が、遊技者に対して視認容易である状態になる。
そして、特別図柄の変動停止にともない、図288(11)に示すように、3つの装飾図柄700および小図柄704である「454」が確定停止する。また、このとき、変動画像701が非表示になる。また、実行回数画像705の表示内容が「100GAME」に更新される。また、特別図柄の変動停止にともない、遊技機1の遊技状態が、通常遊技状態に制御される。
【1923】
次に、図288(12)に示すように、第1移行画像728が表示される。また、このとき、装飾図柄700、保留画像702、実行回数画像705、およびステージ画像706は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。一方で、保留数表示703および小図柄704は、遊技者に対して視認容易である状態を継続する。また、第2右打ち画像725および通常時短残回数画像726は、非表示になる。
次に、図289(13)に示すように、結果画像729が表示される。
【1924】
次に、図289(14)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない小図柄704の変動が開始される。この変動は、通常遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動である。また、この変動において、装飾図柄700は表示されていない。すなわち、この変動においては、装飾図柄700を用いることなく、小図柄704を用いた変動演出が行われる。また、この変動においては、変動画像701および保留画像702は表示されない。また、第2始動口122の保留数表示703が「2」に切り替わる。
次に、特別図柄の変動停止にともない、図289(15)に示すように、3つの小図柄704である「721」が揃って表示され確定停止する。
【1925】
次に、図289(16)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない小図柄704の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示703が「1」に切り替わる。
次に、特別図柄の変動停止にともない、図289(17)に示すように、3つの小図柄704が揃って表示され確定停止する。この小図柄704の組み合わせ「658」は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれの場合の組み合わせの一例である。
【1926】
次に、図289(18)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない小図柄704の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示703が「0」に切り替わる。
次に、特別図柄の変動停止にともない、図290(19)に示すように、3つの小図柄704である「421」が揃って表示され確定停止する。
【1927】
そして、第2始動口122への入賞に基づく保留が無い状態で第2始動口122への入賞に基づく変動演出が終了すると、図290(20)に示すように、第1画像表示装置70には、装飾性の高い装飾図柄700である「421」が確定停止される。すなわち、装飾図柄700の組み合わせと小図柄704の組み合わせとが一致する。また、このとき、ステージ画像706として、第5ステージに対応する背景が示されている。第5ステージは、通常遊技状態に対応するステージであって、第1ステージ乃至第4ステージの何れとも異なるステージである。また、このとき、実行回数画像705および左打ち画像730が表示されている。実行回数画像705には、特別図柄の変動表示の回数がリセットされてから新たに行われた変動演出の回数を含む「100GAME」のテキストが示されている。このとき実行回数画像705に示されている数は、遊技機1が特別時短遊技状態に制御されてから行われた変動演出の回数である。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第2態様から第1態様に切り替わる。また、このとき、音声出力装置9から、「左打ちに戻してください」という音声が出力される。
【1928】
そして、第1始動口121への入賞がない状態で所定の時間が経過すると、図290(21)に示すように、調整画像716およびメニュー画像717が表示される。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第1態様から第5態様に切り替わる。
【1929】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図290(22)に示すように、特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。このとき、装飾図柄700の変動開始時動作が開始され、小図柄704は高速で変動表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、保留画像702の段階表示演出が開始される。図示の例では、1番目の保留台座702Pから上方に離れた位置に、保留画像702が小さいサイズにより表示される。また、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、音声出力装置9からの入賞音の出力が開始される。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第5態様から第2態様に切り替わる。
【1930】
次に、図290(23)に示すように、変動開始時動作が進行する。また、このとき、段階表示演出が完了し、1番目の保留台座702Pに、正方形状の保留画像702が通常表示態様により表示される。この保留画像702は、図290(22)に示した例よりも大きい表示サイズである。また、この保留画像702は、第5ステージに応じた表示態様である。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、保留画像702の動作演出が開始される。また、入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。
【1931】
次に、図290(24)に示すように、変動開始時動作が終了し、装飾図柄700の変動が高速になる。また、保留画像702が変動台座701Pに移動するとともに拡大することで、変動画像701が表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703が「0」に切り替わる。また、図示を省略するが、変動演出の実行中においては、実行中の変動演出に応じたBGMが継続して音声出力装置9から出力されている。
【1932】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、図291(25)に示すように、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、段階表示演出が開始され、1番目の保留台座702Pから上方に離れた位置に、保留画像702が小さいサイズにより表示される。また、このとき、音声出力装置9からの入賞音の出力が開始される。
【1933】
次に、図291(26)に示すように、段階表示演出が完了し、1番目の保留台座702Pに、保留画像702が、図291(25)に示した例よりも大きい表示サイズで通常表示態様により表示される。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、保留画像702の動作演出が開始される。また、入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。
【1934】
次に、3つの装飾図柄700が仮停止した後、特別図柄の変動停止に伴い、図291(27)に示すように、3つの装飾図柄700が確定停止する。この装飾図柄700の組み合わせ「712」は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれの場合の組み合わせの一例である。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄704である「712」も3つ揃って確定停止する。また、このとき、実行回数画像705の表示内容が「101GAME」に更新される。また、このとき、到達残回数画像708が表示される。到達残回数画像708には、「あと399」のテキストが示されている。
【1935】
次に、図291(28)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、第1始動口121の保留数表示703が「0」に切り替わる。
次に、図291(29)に示すように、第2アイキャッチ画像731が表示される。このとき、装飾図柄700、変動画像701、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。一方で、保留数表示703および小図柄704は、遊技者に対して視認容易である状態を継続する。また、このとき、第1始動口121に遊技球が入賞すると、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。一方で、保留画像702は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態を継続する。また、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、音声出力装置9から、第1始動口121への入賞を報知する入賞音が出力される。また、このとき、音声出力装置9から、第2アイキャッチ画像731が表示されることの効果音が出力される。すなわち、音声出力装置9からは、入賞音および効果音が同時に出力される。
【1936】
次に、図291(30)に示すように、第2アイキャッチ画像731が非表示になり、装飾図柄700、変動画像701、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708が遊技者に対して視認容易である状態になる。ステージ画像706としては、第1ステージに対応する背景が示されている。また、このとき、通常表示態様の保留画像702が完成表示態様により表示されている。すなわち、段階表示演出における各段階の保留画像702が遊技者に対して視認されることなく、完成表示態様の保留画像702が遊技者に対して視認容易である状態になる。
【1937】
次に、3つの装飾図柄700が仮停止した後、特別図柄の変動停止に伴い、図292(31)に示すように、3つの装飾図柄700および小図柄704である「412」が確定停止する。また、このとき、実行回数画像705の表示内容が「102GAME」に更新され、到達残回数画像708の表示内容が「あと398」に更新される。
【1938】
以上の通り、第2アイキャッチ画像731が表示されているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合、未完成表示態様の保留画像702が遊技者に対して視認可能にならずに、完成表示態様の保留画像702が遊技者に対して視認容易である状態になる。このように、保留画像702の未完成表示態様からの表示態様の変化を遊技者に視認させないことで、第2アイキャッチ画像731が表示されているときに保留画像702が遊技者に過度に着目されることが防止され、ステージが切り替わることを遊技者に着目させることができる。
また、第2アイキャッチ画像731が表示されているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合、第1始動口121への入賞を報知する入賞音が出力される。そのため、未完成表示態様の保留画像702が遊技者に対して視認可能にならない場合であっても、第1始動口121に遊技球が入賞したことを遊技者に認識させることができる。
【1939】
なお、特別時短遊技状態においては、保留画像702が通常表示態様により表示される場合に、保留画像702の表示態様がステージによらず同じ表示態様であることを説明したが、これに限定されない。特別時短遊技状態においても、保留画像702が通常表示態様により表示される場合に、保留画像702の表示態様がステージごとに異なってもよい。
【1940】
(通常表示態様の正方形状の保留画像702による段階表示演出)
次に、通常表示態様の正方形状の保留画像702による段階表示演出について説明する。図293は、通常表示態様の正方形状の保留画像702による段階表示演出の例を示した図である。
通常表示態様の正方形状の保留画像702は、段階表示演出として3段階の演出を行う。第1始動口121に遊技球が入賞すると、まず、図293(1)に示すように、段階表示演出の第1段階として、透過度の高い保留画像702が白色により表示される。この保留画像702は、左右に延びた長方形状である。また、この保留画像702は、保留台座702Pから上方に離れた位置に表示されている。段階表示演出の第1段階における保留画像702の表示態様は、図290(22)および図291(25)に示した保留画像702の表示態様である。
【1941】
次に、図293(2)に示すように、段階表示演出の第2段階として、第1段階よりも透過度が低い正方形状の保留画像702が正方形状により表示される。この保留画像702は、第1段階に比べて大きい表示サイズであり、且つ、第1段階に比べて保留台座702Pに近い位置に表示されている。
次に、図293(3)に示すように、段階表示演出の第3段階、すなわち、最終段階として、第2段階よりも透過度が低い保留画像702が表示される。この保留画像702は、第2段階に比べて大きい表示サイズであり、且つ、第2段階に比べて保留台座702Pに近い位置に表示されている。段階表示演出の最終段階における保留画像702の表示態様は、図290(23)および図291(26)に示した保留画像702の表示態様である。すなわち、図示を省略しているが、図290(22)および図291(25)に示した第1段階における保留画像702が表示された後、段階表示演出の第2段階における保留画像702が表示されてから、段階表示演出の第3段階における保留画像702が表示される。そして、その後、図290(23)および図291(26)に示した完成表示態様の保留画像702が表示される。
本実施形態では、段階表示演出が開始されてから完成表示態様の保留画像702が表示されるまでの時間、すなわち、正方形状の通常表示態様の保留画像702による段階表示演出の実行時間は、0.2秒である。
【1942】
また、段階表示演出が完了すると、図293(4)に示すように、保留画像702の動作演出が開始される。通常表示態様の正方形状の保留画像702は、動作演出として、時計回り方向へ半回転してから反時計回り方向へ半回転する動作を周期的に行う。この動作演出における回転の周期は、例えば、2.0秒である。
【1943】
(変動演出例8)
図294乃至図296は、演出制御部300が第1画像表示装置70を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図294乃至図296を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例8)を説明する。変動演出例8は、特別時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞したことに基づく装飾図柄700の変動演出例である。また、変動演出例8には、4回の変動演出が含まれる。この4回の変動演出のうちの初回から3回目までの変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出である。また、4回の変動演出のうちの4回目の変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出である。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1944】
まず、図294(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することに伴い、演出制御部300によって、第1画像表示装置70において装飾図柄700および小図柄704が確定停止されている。また、このとき、3つの保留画像702が通常表示態様により表示されている。また、このとき、第2始動口122の保留数表示703に「3」が示されている。また、実行回数画像705には「50GAME」のテキストが示され、通常時短残回数画像726には「50回」のテキストが示されている。また、ステージ画像706として、第4ステージに対応する背景が示されている。また、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第2態様である。また、図示を省略するが、音声出力装置9からは、前回の変動演出に応じたBGMが継続して出力されている。
【1945】
次に、図294(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示703が「2」に切り替わる。また、このとき、通常時短残回数画像726の表示内容が「49回」に更新される。
【1946】
次に、第2始動口122に遊技球が入賞することに伴い、図294(3)に示すように、第2始動口122の保留数表示703に「3」が表示される。また、このとき、段階表示演出が開始され、3番目の保留台座702Pに、保留画像702が表示される。この3番目の保留画像702には、三角形状から部分と、稲妻のマークとが示されている。また、このとき、第2始動口122への入賞を報知する入賞音の音声出力装置9からの出力が開始される。この入賞音は、上述した何れの入賞音とも異なる音である。
【1947】
次に、図294(4)に示すように、段階表示演出が完了し、3番目の保留台座702Pに期待色表示態様の保留画像702が表示される。この3番目の保留画像702は、三角形状を有し虹色により表示されている部分と、この三角形状を囲み円状を有する部分とからなる。なお、この3番目の保留画像702は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合に表示される保留画像702である。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、3番目の保留画像702の動作演出が開始される。また、第2始動口122への入賞を報知する入賞音は、段階表示演出が完了してから所定時間が経過すると、出力されなくなる。この所定時間は、例えば、2.5秒である。
【1948】
次に、特別図柄の変動停止に伴い、図294(5)に示すように、3つの装飾図柄700および小図柄704である「412」が揃って表示され確定停止する。また、このとき、実行回数画像705の表示内容が「51GAME」に更新される。なお、図示を省略するが、変動演出の実行中においては、実行中の変動演出に応じたBGMが音声出力装置9から出力される。
【1949】
次に、図294(6)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示703が「2」に切り替わる。また、通常時短残回数画像726の表示内容が「48回」に更新される。
次に、特別図柄の変動停止に伴い、図295(7)に示すように、3つの装飾図柄700および小図柄704である「721」が揃って表示され確定停止する。また、このとき、実行回数画像705の表示内容が「52GAME」に更新される。
【1950】
次に、図295(8)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示703が「1」に切り替わる。また、通常時短残回数画像726の表示内容が「47回」に更新される。
次に、特別図柄の変動停止に伴い、図295(9)に示すように、3つの装飾図柄700および小図柄704である「563」が揃って表示され確定停止する。また、このとき、実行回数画像705の表示内容が「53GAME」に更新される。
【1951】
次に、図295(10)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示703が「0」に切り替わる。また、通常時短残回数画像726の表示内容が「46回」に更新される。また、1番目の保留画像702が変動台座701Pに向かって移動するとともに拡大することで、虹色の変動画像701が表示される。
【1952】
次に、図295(11)に示すように、リーチ煽り演出が実行される。リーチ煽り演出とは、リーチ演出が実行されるか否かを煽る演出である。図示の例では、左装飾図柄700である「7」が仮停止した後、右装飾図柄700である「7」を上下に揺動することで、リーチ演出が実行されるか否かを煽る演出が行われている。
【1953】
次に、図295(12)に示すように、右装飾図柄700である「7」が仮停止し、リーチ演出が開始される。また、このとき、左右の装飾図柄700である「7」が揃ったことの効果音が音声出力装置9から出力される。
【1954】
次に、図296(13)に示すように、SPリーチ演出が実行される。SPリーチ演出の実行中においては、SPリーチ画像712が表示される。
次に、図296(14)に示すように、SPSPリーチ演出が実行される。SPSPリーチ演出の実行中においては、SPSPリーチ画像713が表示される。
次に、図296(15)に示すように、促進演出が実行され、ボタン操作画像714が表示される。
【1955】
そして、ボタン操作画像714が表示されているときに遊技者が演出ボタン17を操作すると、図296(16)に示すように、大当たり報知演出が実行される。この大当たり報知の実行中においては、可動演出が実行されるとともに、第2強調画像718が表示される。また、このとき、装飾図柄700、変動画像701、保留画像702、実行回数画像705、ステージ画像706、および通常時短残回数画像726は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態を継続する。また、保留数表示703、小図柄704、および第2右打ち画像725は、遊技者に対して視認容易である状態を継続する。また、大当たり報知演出が実行されると、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも、第2態様から第7態様に切り替わる。図示の例では、トップランプ10bが赤色に点灯し、盤ランプ74bが橙色に点灯し、可動部材ランプ74cが黄色に点灯し、ボタンランプ17cが緑色に点灯する。また、大当たり報知演出が実行されているときには、大当たり報知演出の効果音が音声出力装置9から出力される。
【1956】
次に、大当たり報知演出が終了し、第2強調画像718が非表示になると、図296(17)に示すように、ゾロ目の装飾図柄700である「777」が仮停止する。また、このとき、実行回数画像705および通常時短残回数画像726が再表示される。また、このとき、トップランプ10bが橙色に点灯し、盤ランプ74bが黄色に点灯し、可動部材ランプ74cが緑色に点灯し、ボタンランプ17cが青色に点灯する。
【1957】
そして、特別図柄の変動停止にともない、図296(18)に示すように、装飾図柄700が確定停止する。また、小図柄704として「777」が確定停止する。すなわち、装飾図柄700および小図柄704の表示が「777」の組み合わせで一致した状態となる。また、このとき、実行回数画像705の表示内容が「54GAME」に更新される。また、このとき、トップランプ10bが黄色に点灯し、盤ランプ74bが緑色に点灯し、可動部材ランプ74cが青色に点灯し、ボタンランプ17cが藍色に点灯する。
【1958】
また、図示を省略するが、この後、変動演出例6と同様に、大当たり遊技が実行される。すなわち、オープニング画像719(図282(18)参照)が表示されてから、第1右打ち画像720および促進画像721(図283(19)参照)が表示される。また、所定時間の経過後に、ラウンド中画像722およびラウンド数画像723(図283(20)参照)が表示され、最終回のラウンドが終了すると、特別時短選択画像745(図283(21)参照)が表示されてから通常時短開始画像724(図283(22)参照)が表示される。また、特別時短遊技状態での特別図柄抽選の残り回数が100回になる(図283(23)参照)。
【1959】
(虹色の保留画像702による段階表示演出)
次に、虹色の保留画像702による段階表示演出について説明する。図297は、虹色の保留画像702による段階表示演出を示した図である。
虹色の保留画像702は、段階表示演出として4段階の演出を行う。第2始動口122に遊技球が入賞すると、まず、図297(1)に示すように、段階表示演出の第1段階として、透過度の低い保留画像702が白色により保留台座702Pに表示される。この保留画像702は、三角形状である。また、段階表示演出の第1段階では、保留画像702を用いた動作表示が行われる。より具体的には、保留画像702における三角形状の部分に、稲妻のマークが落ちるように動作表示される。段階表示演出の第1段階における保留画像702の表示態様は、図294(3)に示した3番目の保留画像702の表示態様である。
【1960】
次に、図297(2)に示すように、段階表示演出の第2段階として、保留画像702に、透過度が高い円状の画像が新たに表示される。この円状の画像は、保留画像702における三角形状の部分を囲むように示されている。
次に、図297(3)に示すように、段階表示演出の第3段階として、保留画像702における円状の画像が、第2段階よりも低い透過度により表示される。
次に、図297(4)に示すように、段階表示演出の第4段階、すなわち最終段階として、保留画像702における円状の画像が、第3段階よりも低い透過度により表示される。段階表示演出の最終段階における保留画像702の表示態様は、図294(4)に示した3番目の保留画像702の表示態様である。すなわち、図示を省略しているが、図294(3)に示した第1段階における保留画像702が表示された後、段階表示演出の第2段階における保留画像702が表示されてから、段階表示演出の第3段階における保留画像702が表示される。そして、その後、図294(4)に示した完成表示態様の保留画像702が表示される。
このように、段階表示演出における段階が進行するにしたがって、保留画像702の一部の透過度のみが変化してもよい。このような、保留画像702の一部の透過度のみの変化も、保留画像702の形態の変化として捉えられる。なお、本実施形態では、この段階表示演出が開始されてから完成表示態様になるまでの時間、すなわち、虹色の保留画像702による段階表示演出の実行時間は、0.5秒である。
【1961】
また、段階表示演出が完了すると、図297(5)に示すように、保留画像702の動作演出が開始される。虹色の保留画像702は、動作演出として、時計回り方向への回転を周期的に行う。この動作演出における回転の周期は、例えば、3.0秒である。すなわち、通常表示態様の保留画像702による動作演出の周期よりも、虹色の保留画像702による動作演出の周期の方が長い。
なお、虹色の保留画像702による動作演出においては、三角形状の部分が時計回り方向へ周期的に回転するとともに、円状の部分が反時計回り方向へ周期的に回転してもよい。この場合に、各動作の周期は、同じ周期であってもよいし、異なる周期であってもよい。
【1962】
以上の通り、本実施形態では、通常表示態様の保留画像702による段階表示演出の実行時間よりも、期待色表示態様の保留画像702による段階表示演出の実行時間の方が長い。この場合、通常表示態様よりも期待度が高い保留画像702が表示されることの期待感をより長く遊技者に味合わせることで、期待度が高い保留画像702が表示されたときの高揚感を遊技者に与えることができる。
【1963】
なお、本実施形態では、ステージに応じて、通常表示態様の保留画像702の表示態様が異なることを説明した。ここで、期待色表示態様の保留画像702も、通常表示態様の保留画像702と同じように、ステージに応じて、表示態様が異なってもよい。一方で、虹色の保留画像702は、ステージによらず、表示態様が同じであってもよい。この場合に、虹色の保留画像702による段階表示演出には、各ステージにおける通常表示態様の保留画像702による段階表示演出、および各ステージにおける青色の保留画像702による段階表示演出の何れにおいても行われない動作表示があってもよい(図297(1)参照)。この場合、段階表示演出により、虹色の保留画像702が希少性をより強く遊技者に感じさせることができる。
また、通常表示態様の保留画像702および特定色(青色、緑色、赤色等)からなる期待色表示態様の保留画像702よりも、虹色の保留画像702の方が、段階表示演出において表示態様が変化する段階が多く設けられてもよい。
【1964】
(変動演出例9)
図298乃至図303は、演出制御部300が第1画像表示装置70を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図298乃至図303を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例9)を説明する。変動演出例9には、7回の変動演出が含まれる。この7回の変動演出のうちの初回の変動演出は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出である。また、2回目の変動演出は、特殊時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出である。また、3回目および4回目の変動演出は、特殊時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出である。また、5回目から7回目の変動演出は、通常遊技状態における第2始動口122への遊技球の入賞に基づく変動演出である。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【1965】
まず、図298(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することに伴い演出制御部300によって、第1画像表示装置70において装飾図柄700および小図柄704が確定停止されている。また、このとき、4つの保留画像702が表示されている。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703に「4」が示されている。また、実行回数画像705には「499GAME」のテキストが示され、到達残回数画像708には「あと1」のテキストが示されている。また、ステージ画像706として、第1ステージに対応する背景が示されている。また、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第2態様である。また、図示を省略するが、音声出力装置9からは、前回の変動演出に応じたBGMが継続して出力されている。
【1966】
次に、図298(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、第1始動口121の保留数表示703が「3」に切り替わる。また、このとき、カウントダウン画像732である「1」が表示される。
【1967】
次に、特別図柄の変動停止に伴い、図298(3)に示すように、3つの装飾図柄700および小図柄704である「421」が揃って表示され確定停止する。また、このとき、実行回数画像705の表示内容が「500GAME」に更新され、到達残回数画像708の表示内容が「あと0」に更新される。すなわち、実行された変動演出の回数が、特殊時短遊技状態になるまでに必要な変動演出の回数に到達する。これにより、通常遊技状態であった遊技機1の遊技状態が、特殊時短遊技状態に制御される。
【1968】
次に、図298(4)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、第1始動口121の保留数表示703が「2」に切り替わる。また、このとき、第2右打ち画像725が表示される。また、このとき、カウントダウン画像732である「0」が表示される。
【1969】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、図298(5)に示すように、第1始動口121の保留数表示703に「3」が表示される。また、このとき、段階表示演出が開始され、3番目の保留台座702Pから上方に離れた位置に、保留画像702が未完成表示態様により表示される。また、このとき、音声出力装置9からの入賞音の出力が開始される。
次に、図298(6)に示すように、段階表示演出が完了し、3番目の保留台座702Pに、通常表示態様の保留画像702が完成表示態様により表示される。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、保留画像702の動作演出が開始される。また、入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。
【1970】
次に、図299(7)に示すように、特殊時短開始画像733が表示される。
次に、図299(8)に示すように、第2移行画像734の表示が開始される。より具体的には、第2移行画像734が第1画像表示装置70における右側から左側に向かってスライドするように表示されることで、第1画像表示装置70の表示領域の一部に、第2移行画像734が表示されるようになる。また、このとき、第1画像表示装置70のうちの、第2移行画像734が表示されていない領域において、高速変動中である左装飾図柄700、3番目の保留画像702、実行回数画像705、および到達残回数画像708が、遊技者に対して視認可能または視認容易である状態を継続している。また、2番目の保留画像702およびステージ画像706は、第2移行画像734と重なっていない部分が遊技者に対して視認可能または視認容易であり、第2移行画像734と重なっている部分が遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。また、中装飾図柄700、右装飾図柄700、1番目の保留画像702、変動画像701は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。また、第1画像表示装置70のうちの、第2移行画像734が表示されている領域において、保留数表示703、小図柄704、および第2右打ち画像725は、遊技者に対して視認容易である状態を継続する。また、このとき、2番目の保留画像702および3番目の保留画像702による動作演出が実行されており、2番目の保留画像702および3番目の保留画像702の動作表示が、遊技者に対して視認可能または視認容易である状態になっている。なお、変動演出が開始されてから第2移行画像734が表示されるまでの時間は、例えば、5秒である。
【1971】
次に、図299(9)に示すように、第1画像表示装置70の全体に第2移行画像734が表示される。このとき、左装飾図柄700、3番目の保留画像702、2番目の保留画像702、実行回数画像705、および到達残回数画像708も、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。また、このとき、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、第1始動口121の保留数表示703に「4」が表示される。一方で、4番目の保留画像702は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態である。また、このとき、第1始動口121への入賞を報知する入賞音は出力されない。
【1972】
次に、図299(10)に示すように、特殊時短選択画像735が表示される。図示の例では、特殊時短選択画像735において、「a」のモードにカーソルが合わせられている。
次に、図299(11)に示すように、モード開始画像736が表示される。
【1973】
次に、図299(12)に示すように、第2移行画像734およびモード開始画像736が非表示になり、第1画像表示装置70には、装飾性の低い装飾図柄700である「125」が仮停止している。また、このとき、ステージ画像706として、第6ステージに対応する背景が示されている。第6ステージは、特殊時短遊技状態に応じたステージである。また、このとき、第3右打ち画像737および特殊時短残回数画像738が表示されている。図示の例では、特殊時短残回数画像738には、特殊時短遊技状態における特別図柄抽選の残り回数を示す「749」のテキストが示されている。また、第1始動口121の保留数表示703に「4」が示され、第2始動口122の保留数表示703に「0」が示されている。なお、変動画像701および保留画像702は何れも表示されていない。また、このとき、「右打ちしてください」等、遊技領域5aにおける右側への遊技球の発射を促す音声が、音声出力装置9から出力されてもよい。
また、第2移行画像734の表示期間は、例えば、10秒である。
【1974】
次に、特別図柄の変動停止に伴い、図300(13)に示すように、3つの装飾図柄700が確定停止する。この装飾図柄700および小図柄704の組み合わせ「125」は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれの場合の組み合わせの一例である。
【1975】
次に、第2始動口122に遊技球が入賞すると、図300(14)に示すように、特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。このとき、装飾図柄700の変動開始時動作が開始され、小図柄704は高速で変動表示される。また、このとき、特殊時短残回数画像738の表示内容が「748」に更新される。また、このとき、第2始動口122の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、保留画像702の段階表示演出が開始される。図示の例では、1番目の保留台座702Pから上方に離れた位置に、保留画像702が小さいサイズにより表示される。また、第2始動口122に遊技球が入賞することに伴い、第2始動口122への入賞を報知する入賞音の音声出力装置9からの出力が開始される。
【1976】
次に、図300(15)に示すように、変動開始時動作が進行する。また、このとき、段階表示演出が完了し、1番目の保留台座702Pに、台形状の保留画像702が通常表示態様により表示される。この保留画像702は、図300(14)に示した例よりも大きい表示サイズである。また、この保留画像702は、第6ステージに応じた表示態様である。また、第2始動口122への入賞を報知する入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、保留画像702の動作演出が開始される。
【1977】
次に、図300(16)に示すように、変動開始時動作が終了し、装飾図柄700の変動が高速になる。また、保留画像702が変動台座701Pに移動するとともに拡大することで、変動画像701が表示される。また、このとき、第2始動口122の保留数表示703が「0」に切り替わる。
【1978】
次に、第2始動口122に遊技球が入賞すると、図300(17)に示すように、第2始動口122の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、保留画像702の段階表示演出が開始される。図示の例では、1番目の保留台座702Pから上方に離れた位置に、保留画像702が小さいサイズにより表示される。また、第2始動口122に遊技球が入賞することに伴い、音声出力装置9からの入賞音の出力が開始される。
【1979】
次に、図300(18)に示すように、段階表示演出が完了し、1番目の保留台座702Pに、台形状の保留画像702が通常表示態様により表示される。この保留画像702は、図300(17)に示した例よりも大きい表示サイズである。また、入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、保留画像702の動作演出が開始される。
【1980】
次に、特別図柄の変動停止に伴い、図301(19)に示すように、3つの装飾図柄700および小図柄704である「463」が揃って表示された確定停止する。
このように、特殊時短遊技状態において変動演出が実行されるたびに、特殊時短遊技状態での特別図柄抽選の残り回数が減るとともに、特殊時短残回数画像738に示された値が1ずつ減算される。
【1981】
そして、特殊時短遊技状態において750回目の変動演出が開始されると、図301(20)に示すように、装飾図柄700および小図柄が高速で変動表示される。また、このとき、特殊時短残回数画像738には、「0」のテキストが示されている。また、第1始動口121の保留数表示703には「4」が示され、第2始動口122の保留数表示703には「3」が示されている。また、このとき、変動画像701および3つの保留画像702が表示されている。また、ステージ画像706には、第6ステージに対応する背景が示されている。
【1982】
次に、特別図柄の変動停止に伴い、図301(21)に示すように、3つの装飾図柄700および小図柄704である「254」が揃って表示され確定停止する。また、このとき、変動画像701が非表示になる。また、特別図柄が変動停止すると、特殊時短遊技状態であった遊技機1の遊技状態が、通常遊技状態に制御される。
次に、図301(22)に示すように、第1移行画像728が表示される。また、このとき、装飾図柄700、保留画像702、およびステージ画像706は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。また、第2右打ち画像725および特殊時短残回数画像738は、非表示になる。一方で、保留数表示703および小図柄704は、遊技者に対して視認容易である状態を継続する。
【1983】
次に、図301(23)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始に伴い小図柄704の変動が開始される。この変動は、通常遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動である。また、この変動において、装飾図柄700は表示されない。すなわち、この変動においては、装飾図柄700を用いることなく、小図柄704を用いた変動演出が行われる。また、この変動においては、変動画像701および保留画像702は表示されない。また、このとき、第2始動口122の保留数表示703が「2」に切り替わる。なお、このとき、結果画像729(図289(13)参照)は表示されない。
次に、特別図柄の変動停止にともない、図302(24)に示すように、3つの小図柄704が揃って表示され確定停止する。この小図柄704の組み合わせ「755」は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれの場合の組み合わせの一例である。
【1984】
次に、図302(25)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない小図柄704の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示703が「1」に切り替わる。
次に、特別図柄の変動停止にともない、図302(26)に示すように、3つの小図柄704が揃って表示され確定停止する。この小図柄704の組み合わせ「127」は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれの場合の組み合わせの一例である。
【1985】
次に、図302(27)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない小図柄704の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示703が「0」に切り替わる。
次に、特別図柄の変動停止にともない、図302(28)に示すように、3つの小図柄704である「421」が揃って表示され確定停止する。
【1986】
そして、第2始動口122への入賞に基づく保留が無い状態で第2始動口122への入賞に基づく変動演出が終了すると、図302(29)に示すように、第1画像表示装置70には、装飾性の高い装飾図柄700である「421」が確定停止される。すなわち、装飾図柄700の組み合わせと小図柄704の組み合わせとが一致する。また、このとき、ステージ画像706として、第5ステージに対応する背景が示されている。また、このとき、実行回数画像705および左打ち画像730が表示されている。実行回数画像705には、特別図柄の変動表示の回数がリセットされてから新たに行われた変動演出の回数、すなわち、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の回数である500回と、特殊時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の回数である1回と、特殊時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の回数である749回と、通常遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の回数である3回と、の合計値を含む、「1253GAME」のテキストが示されている。また、このとき、4つの保留画像702が表示されている。この4つの保留画像702には、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御される直前に表示されていた3つの保留画像702(図298(3)参照)が含まれている。また、図示を省略するが、4つの保留画像702は、何れも、動作演出を実行している。一方で、変動画像701は表示されていない。また、このとき、音声出力装置9から、「左打ちに戻してください」という音声が出力される。
【1987】
次に、特別図柄の変動表示開始に伴い、図303(30)に示すように、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703が「3」に切り替わる。また、このとき、2番目の保留画像702、3番目の保留画像702、4番目の保留画像702は、それぞれ、1番目の保留台座702P、2番目の保留台座702P、3番目の保留台座702Pに向かって移動する。また、1番目の保留画像702が変動台座701Pに向かって移動するとともに拡大することで、変動画像701が表示される。図示を省略するが、その後、特別図柄の変動停止に伴い、装飾図柄700および小図柄704が確定停止され、変動画像701が非表示になる。
このように、通常遊技状態であった遊技機1が、特殊時短遊技状態に制御され、その後再び通常遊技状態に制御される場合、特殊時短遊技状態に制御されたときに表示されていた保留画像702(図298(4)参照)は、再び通常遊技状態に制御されると、再表示される。
【1988】
なお、変動演出例9において、特殊時短遊技状態における初回の変動演出にて装飾図柄700の高速変動(スクロール)中に第2移行画像734が表示されることを説明したが、これに限定されない。例えば、特殊時短遊技状態における初回の変動演出が開始される際に第2移行画像734が表示されてもよい。また、特殊時短遊技状態の直前、すなわち、通常遊技状態における最終回の変動演出が停止する際に第2移行画像734が表示されてもよい。この場合、第2移行画像734が表示されてから遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されるまでの時間は、例えば、10秒である。
【1989】
また、変動演出例9では、第1移行画像728が表示されているときに結果画像729(図289(13)参照)が表示されないことを説明したが、これに限定されない。
特殊時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果が大当たりになることなく通常遊技状態に移行する場合であっても、第1移行画像728が表示されているときに結果画像729が表示されてもよい。
【1990】
(通常表示態様の台形状の保留画像702による段階表示演出)
次に、通常表示態様の台形状の保留画像702による段階表示演出について説明する。図304は、通常表示態様の台形状の保留画像702による段階表示演出の例を示した図である。
通常表示態様の台形状の保留画像702は、段階表示演出として4段階の演出を行う。第2始動口122に遊技球が入賞すると、まず、図304(1)に示すように、段階表示演出の第1段階として、保留台座702Pから上方に離れた位置に、透過度の高い保留画像702が白色により表示される。この保留画像702は、正方形状である。段階表示演出の第1段階における保留画像702の表示態様は、図300(14)および図300(17)に示した保留画像702の表示態様である。
【1991】
次に、図304(2)に示すように、段階表示演出の第2段階として、第2段階よりも透過度が低い保留画像702が表示される。この保留画像702は、台形状である。また、この保留画像702は、第1段階に比べて大きい表示サイズであり、且つ、第1段階に比べて保留台座702Pに近い位置に表示されている。
次に、図304(3)に示すように、段階表示演出の第3段階として、第2段階よりも透過度が低い保留画像702が表示される。この保留画像702は、第2段階に比べて大きい表示サイズであり、且つ、第2段階に比べて保留台座702Pに近い位置に表示されている。
【1992】
次に、図304(4)に示すように、段階表示演出の第4段階、すなわち最終段階として、第3段階よりも透過度が低い保留画像702が表示される。この保留画像702は、第3段階よりも大きい表示サイズであり、且つ、第3段階に比べて保留台座702Pに近い位置に表示されている。段階表示演出の最終段階における保留画像702の表示態様は、図300(15)および図300(18)に示した保留画像702の表示態様である。すなわち、図示を省略しているが、図300(14)および図300(17)に示した第1段階における保留画像702が表示された後、段階表示演出の第2段階における保留画像702が表示されてから、段階表示演出の第3段階における保留画像702が表示される。そして、その後、図300(15)および図300(18)に示した完成表示態様の保留画像702が表示される。
本実施形態では、段階表示演出が開始されてから完成表示態様の保留画像702が表示されるまでの時間、すなわち、台形状の通常表示態様の保留画像702による段階表示演出の実行時間は、0.2秒である。
【1993】
また、段階表示演出が完了すると、図304(5)に示すように、保留台座702の動作演出が開始される。通常表示態様の台形状の保留画像702は、動作演出として、左右への移動を周期的に行う。この動作演出における左右への移動の周期は、例えば、2.0秒である。すなわち、特殊時短遊技状態における通常表示態様の保留画像702による動作演出の周期は、特別時短遊技状態における通常表示態様の保留画像702による動作演出の周期、および通常遊技状態における通常表示態様の保留画像702による動作演出の周期と同じ周期である。
【1994】
図305は、変動演出例9における各演出の説明図である。
図305に示すように、変動演出例9の時点T1において、特殊時短遊技状態における初回の変動演出が開始される。このとき、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始されており、装飾図柄700および小図柄704は、遊技者に対して視認容易な状態である。また、このとき、変動画像701および2つの保留画像702は動作演出を実行しており、変動画像701および2つの保留画像702は、遊技者に対して視認容易な状態である。また、このとき、ステージ画像706として、第1ステージに対応する背景が示されている。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第2態様である。また、このとき、実行中である変動演出に応じたBGMが音声出力装置9から出力されている。時点T1の状態は、図298(4)に示した状態である。
【1995】
その後、時点T2において、第1始動口121に遊技球が入賞する。
その後、時点T3において、3番目の保留画像702が、段階表示演出の第1段階における表示態様により表示され、未完成表示態様の保留画像702が遊技者に対して視認可能または視認容易である状態になる。また、このとき、第1始動口121への入賞を報知する入賞音の音声出力装置9からの出力が開始される。時点T3の状態は、図298(5)に示した状態である。
その後、3番目の保留画像702による段階表示演出が進行し、時点T4において、段階表示演出が終了し、3番目の保留画像702が、完成表示態様により表示される。また、このとき、3番目の保留画像702による動作演出が開始される。時点T4の状態は、図298(6)に示した状態である。
その後、時点T5において、第1始動口121への入賞を報知する入賞音が、音声出力装置9から出力されなくなる。
【1996】
その後、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御され、時点T6において、第2移行画像734の表示が開始される。
その後、第2移行画像734の第1表示装置70における表示領域が大きくなると、時点T7において、左装飾図柄700は遊技者に対して視認可能または視認容易である一方で、中装飾図柄700および右装飾図柄700は遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。また、このとき、変動画像701は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。また、このとき、3番目の保留画像702は、遊技者に対して視認可能または視認容易である。また、このとき、2番目の保留画像702の一部は、遊技者に対して視認可能または視認容易である一方で、2番目の保留画像702の他の一部は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。また、1番目の保留画像702は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。また、このとき、ステージ画像706の一部は遊技者に対して視認可能または視認容易である一方で、ステージ画像706の他の一部は遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。時点T7の状態は、図299(8)に示した状態である。
【1997】
その後、第2移行画像734が第1表示装置70における全体に表示されると、時点T8において、3つの装飾図柄700が遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。また、このとき、変動画像701が非表示になる。また、このとき、3つの保留画像702が、何れも、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。また、このとき、ステージ画像706の全体が、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。時点T8の状態は、図299(9)に示した状態である。
【1998】
その後、時点T9において、第2移行画像734が非表示になると、3つの装飾図柄700は仮停止動作をしており、この3つの装飾図柄700は、遊技者に対して視認容易である状態になる。また、ステージ画像706として、第6ステージに対応する背景が示されている。時点T9の状態は、図299(12)に示した状態である。
その後、時点T10において、特殊時短遊技状態における初回の変動演出が終了する。このとき、装飾図柄700および小図柄704が確定停止する。時点T10の状態は、図300(13)に示した状態である。
【1999】
その後、遊技機1が通常遊技状態に制御されると、時点T11において、第1移行画像728が非表示になり、4つの保留画像702が、視認容易である状態になる。この4つの保留画像702には、時点T8では何れも視認困難または視認不能になっていた保留画像702が含まれる。また、このとき、保留画像702は、動作演出を実行する。時点T11の状態は、図302(29)に示した状態である。
その後、時点T12において、次の変動演出が開始される。時点T12の状態は、図303(30)に示した状態である。
【2000】
以上の通り、本実施形態では、主制御基板110は、第1モードと、第1モードとは異なる第2モードとに制御可能である。第1モードとしては、例えば、通常遊技状態が挙げられる。また、第2モードとしては、例えば、特殊時短遊技状態が挙げられる。そして、本実施形態では、演出制御基板130は、保留画像702が表示されているときに第2モードにおける初回の変動演出が開始される場合、初回の変動演出において、保留画像702の動作表示は視認困難または視認不能にしてから視認容易にせず、装飾図柄700の動作表示は視認困難または視認不能にしてから視認容易にする。保留画像702の動作表示としては、例えば、動作演出における動作表示が挙げられる。また、装飾図柄700の動作表示としては、例えば、変動動作や仮停止動作表示等が挙げられる。
この場合、特殊時短遊技状態における初回の変動演出の開始後においては、初回の変動演出の開始までに実行されていた保留画像702の演出が依然として遊技者に着目されることが防止され、特殊時短遊技状態ならではの装飾図柄700の動作表示を遊技者に着目させやすくすることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2001】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、保留画像702が表示されているときに第2モードにおける初回の変動演出が開始される場合、初回の変動演出の開始後に保留画像702を視認困難または視認不能にして、保留画像702を視認容易にする前に初回の変動演出の次の変動演出を開始可能である。
この場合、特殊時短遊技状態における初回の変動演出の次の変動演出の開始の際には、初回の変動演出の開始までに実行されていた保留画像702の演出が依然として遊技者に着目されることが防止され、特殊時短遊技状態ならではの変動演出を遊技者に着目させやすくすることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2002】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、保留画像702が表示されているときに第2モードにおける初回の変動演出が開始される場合、初回の変動演出において、保留画像702は視認困難または視認不能にしてから視認容易にせず、装飾図柄700は視認困難または視認不能にしてから視認容易にする。
この場合、特殊時短遊技状態における初回の変動演出の開始後においては、初回の変動演出の開始までに実行されていた保留画像702の演出が依然として遊技者に着目されることが防止され、特殊時短遊技状態ならではの装飾図柄700を用いた演出を遊技者に着目させやすくすることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2003】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、保留画像702が表示されているときに第2モードにおける初回の変動演出が開始される場合、初回の変動演出において、小図柄704は視認困難または視認不能にせず、保留画像702は視認困難または視認不能にする。
この場合、特殊時短遊技状態における初回の変動演出が開始されても初回の変動演出の開始までに実行されていた保留画像702の演出が依然として遊技者に着目されることを防止できる。一方で、小図柄704は視認可能または視認容易である状態が継続されるため、保留画像702が視認困難または視認不能である状態になった際にも変動演出が継続していることを遊技者に認識させ、特殊時短遊技状態ならではの変動演出を遊技者に着目させやすくすることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2004】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、保留画像702が表示されているときに第2モードにおける初回の変動演出が開始される場合、初回の変動演出において、保留画像702を視認困難または視認不能にしてから視認容易にせず、保留画像702が表示されているときに特別演出が実行される場合、保留画像702を視認困難または視認不能にしてから視認容易にする。特別演出としては、例えば、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出等が挙げられる。
この場合、特殊時短遊技状態における初回の変動演出が開始されても初回の変動演出の開始までに実行されていた保留画像702の演出が依然として遊技者に着目されることを防止できる。一方で、特別演出が実行される場合には、第1画像表示装置70において保留画像702の表示領域を含めた広い表示領域を用いて特別演出ならではの演出を実行することができるとともに、保留画像702を再び視認容易である状態にすることで、大当たり判定の権利が失われていないことを遊技者に認識させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2005】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、保留画像702および変動画像701が表示されているときに第2モードにおける初回の変動演出が開始される場合、初回の変動演出において、保留画像702および変動画像701を視認困難または視認不能にしてから何れも視認容易にせず、保留画像702および変動画像701が表示されているときに特別演出が実行される場合、保留画像702および変動画像701を視認困難または視認不能にしてから保留画像702および変動画像701を何れも視認容易にする。
この場合、特殊時短遊技状態における初回の変動演出が開始されても初回の変動演出の開始までに実行されていた保留画像702の演出が依然として遊技者に着目されることを防止できる。一方で、特別演出が実行される場合には、第1画像表示装置70において変動画像701および保留画像702の表示領域を含めた広い表示領域を用いて特別演出ならではの演出を実行することができるとともに、保留画像702を再び視認容易である状態にすることで、大当たり判定の権利が失われていないことを遊技者に認識させることができ、且つ、変動画像701を再び視認容易である状態にすることで、変動画像701および保留画像702が視認困難または視認不能である状態になっているときに次の変動演出が開始されていないことを遊技者に認識させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2006】
また、第2移行画像734の表示が開始されると、時間の経過にしたがって第2移行画像734の表示領域が徐々に大きくなることで、複数の保留画像702のうちの一部が遊技者に対して視認容易であり、他の一部が遊技者に対して視認不能である状態になる。そのため、第2移行画像734が表示されていない状態から第1画像表示装置70の全体に第2移行画像734が表示される状態に切り替わる構成に比べて、ステージ画像706が非表示になることの違和感を抑えつつ、保留画像702が存在していたことを遊技者に認識させやすくすることができる。
【2007】
また、第1画像表示装置70の表示領域の一部に第2移行画像734が表示されているときに、一の保留画像702の一部が遊技者に対して視認可能であり、この一の保留画像702の他の一部が遊技者に対して視認不能である状態になっている(図299(8)参照)そして、この状態において、この一の保留画像702による動作演出が実行されている。
この場合、保留画像702の一部のみが遊技者に対して視認可能である状態であっても、保留画像702の存在を遊技者に認識させやすくすることができる。
【2008】
また、第2移行画像734が表示されているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合、保留画像702は遊技者に対して視認困難または視認不能な状態であり、第1始動口121への入賞を報知する入賞音は出力されない。そのため、第2始動口122に遊技球が入賞しやすい特殊時短遊技状態において、第1始動口121に遊技球が入賞したことが遊技者に過度に意識されることが防止され、特殊時短遊技状態ならではの演出を遊技者に着目させることができる。
【2009】
また、本実施形態では、特殊時短遊技状態が発生する可能性がある時期を示唆する示唆演出(実行回数画像705の表示、到達残回数画像708の表示、カウントダウン画像732の表示等)を実行可能であり、大当たりとなる場合には、事前に大当たりとなることが確定する示唆演出(虹色の保留画像702の表示等の先読み演出や大当たり予告演出)を実行可能である一方、特殊時短遊技状態となる場合には、事前(2変動以上前)に特殊時短遊技状態となることが確定する示唆演出(先読み演出)を実行しない。そのため、特殊時短遊技状態となることが確定する示唆演出が実行されたにも拘わらず、特殊時短遊技状態が発生しないといった不都合が発生することを防止する一方で、大当たりの確定演出によって遊技の興趣を向上させることが可能となる。
【2010】
また、特殊時短遊技状態が発生する可能性がある時期を示唆する特定の示唆演出(カウントダウン画像732の表示)を実行可能であり、通常遊技状態の第1期間(カウントダウン画像732表示の開始前)においては、特定の示唆演出の実行確率よりも大当たりとなることが確定する示唆演出(虹色の保留画像702の表示等)の実行確率が高く、通常遊技状態の第2期間(カウントダウン画像732表示の開始後)においては、大当たりとなることが確定する示唆演出の実行確率よりも特定の示唆演出の実行確率が高い。ここで、「特定の示唆演出の実行確率よりも大当たりとなることが確定する示唆演出の実行確率が高い」ことには、特定の示唆演出が実行されない(0%)ことも含まれる。また、「大当たりとなることが確定する示唆演出の実行確率よりも特定の示唆演出の実行確率が高い」ことには、特定の示唆演出が必ず実行される(100%)ことも含まれる。
【2011】
なお、変動演出例9では、遊技機1が特殊時短遊技状態から通常遊技状態に制御される場合に、遊技機1が特別時短遊技状態から通常遊技状態に制御される場合と同じ第5ステージに設定されることを説明したが、これに限定されない。遊技機1が特殊時短遊技状態から通常遊技状態に制御される場合に、第1ステージに制御されてもよい。すなわち、複数の演出モードに設定可能であり、特別時短遊技状態の終了に基づき設定される演出モードと、特殊時短遊技状態の終了に基づき設定される演出モードとを異ならせることが可能である。この場合、時短の種類によって時短終了時の演出バリエーションを増やすことで、演出効果を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
【2012】
また、上記の通り、特別時短遊技状態と特殊時短遊技状態の何れか一方が終了する場合は、終了後専用モード(第5ステージ)に移行した後に通常モード(第1ステージ)に移行する。
遊技機1が特殊時短遊技状態から通常遊技状態に制御される場合に、第1ステージに制御される場合であっても、第5ステージに制御された場合と同じ表示位置に、左打ち画像730が表示されてもよい。すなわち、特別時短遊技状態と特殊時短遊技状態の何れか一方から終了後専用モード(第5ステージ)に移行した場合の左打ち報知と、特別時短遊技状態と特殊時短遊技状態の何れか他方から通常モード(第1ステージ)に移行した場合の左打ち報知とは、同一の報知態様で実行される。
特別時短遊技状態が終了する場合には、リザルト表示(結果画像729の表示)の実行後に終了後専用モード(第5ステージ)に移行し、特殊時短遊技状態が終了する場合にはリザルト表示を実行せずに通常モード(第1ステージ)に移行する。
また、特別時短遊技状態は、変動回数が規定回数に到達した場合、又は、小当たり回数が規定回数(1回も含む)に到達した場合に終了(通常遊技状態に移行)させることが可能であることを説明した。ここで、特殊時短遊技状態においても、小当たり回数が規定回数(1回も含む)に到達した場合に終了(通常遊技状態に移行)させてもよい。さらに、特殊時短遊技状態において変動回数が規定回数に到達したことに基づき通常遊技状態に制御される場合には第5ステージに移行し、特殊時短遊技状態において小当たり回数が規定回数に到達したことに基づく通常遊技状態に制御される場合には第1ステージに移行してもよい。すなわち、時短回数での特殊時短遊技状態終了と、小当たり回数での特殊時短遊技状態終了とで異なる演出モードに移行してもよい。
【2013】
また、遊技機1が特別時短遊技状態から通常遊技状態に制御される場合、および特殊時短遊技状態から通常遊技状態に制御される場合の何れにおいても、第2始動口122への入賞についての保留(残保留)に基づく変動演出の終了後に左打ち画像730が表示されることを説明したが、これに限定されない。遊技機1が特別時短遊技状態から通常遊技状態に制御される場合には、第2始動口122への入賞についての保留(残保留)に基づく変動演出の終了前であっても、左打ち画像730が表示されてもよい。すなわち、第1時短(例えば特殊時短遊技状態)が終了する場合は、時短終了から所定期間が経過(残保留を消化)した後に所定の左打ち報知(左打ち画像730の表示、左打ちの音声報知)を実行可能であり、第2時短(特別時短遊技状態)が終了する場合は、時短終了から所定期間が経過(残保留を消化)する前に所定の左打ち報知(左打ち画像730の表示、左打ちの音声報知)を実行可能である。この場合、時短の種類によって左打ち報知を行うタイミングが変化することで、遊技性に変化を与えることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、遊技機1が特殊時短遊技状態から通常遊技状態に制御される場合には、第2始動口122への入賞についての保留(残保留)に基づく変動演出の終了前であっても、左打ち画像730が表示されてもよい。
【2014】
また、遊技機1が時短遊技状態から通常遊技状態に制御される場合において、通常遊技状態に制御されてから第2始動口122への入賞についての保留(残保留)に基づく変動演出の終了するまで左打ち画像730が表示される場合、第2始動口122への入賞についての保留(残保留)に基づく変動演出の実行回数によって、左打ち画像730の表示期間が異なる。すなわち、特別時短遊技状態と特殊時短遊技状態の何れか一方が終了する場合は、左打ち報知を行う所定期間の長さが変化(残保留数に応じて変化)する。
また、特別時短遊技状態又は特殊時短遊技状態の何れか一方が終了する場合は、終了後が客待ち状態であっても左打ち報知を行ってもよい。また、特別時短遊技状態又は特殊時短遊技状態の何れか一方が終了する場合は、終了後が客待ち状態になると左打ち報知の実行が待機され、変動表示が開始されると左打ち報知を行ってもよい。
また、特別時短遊技状態の終了後の左打ち報知と、特殊時短遊技状態の終了後の左打ち報知は同一の報知態様(報知画像、報知期間)で実行されてもよい。
【2015】
また、遊技機1が特殊時短遊技状態から通常遊技状態に制御される場合には、第2始動口122への入賞についての保留(残保留)に基づく変動演出の終了後に左打ち画像730が表示され、遊技機1が特別時短遊技状態から通常遊技状態に制御される場合には、通常遊技状態に制御された時点(特別時短遊技状態における最終回の変動が停止した時点)で左打ち画像730が表示される構成を採用する場合について考える。この場合、遊技機1が特殊時短遊技状態から通常遊技状態に制御される場合には、残保留の数によって左打ち画像730の表示タイミングが異なるのに対し、遊技機1が特殊時短遊技状態から通常遊技状態に制御される場合には、左打ち画像730の表示タイミングは変わらない。すなわち、第1時短(例えば特殊時短遊技状態)が終了する場合は、複数のタイミングの何れかのタイミング(残保留数に応じたタイミング)で所定の左打ち報知(左打ち画像730の表示、左打ちの音声報知)を実行可能であり、第2時短(例えば特別時短遊技状態)が終了する場合は、1のタイミング(停止時間経過直後)で所定の左打ち報知(左打ち画像730の表示、左打ちの音声報知)を実行可能である。そのため、時短の種類によって左打ち報知を行うタイミングが変化することで、遊技性に変化を与えることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
【2016】
また、特別時短遊技状態と特殊時短遊技状態の何れか一方が終了する場合は、左打ち報知の実行タイミングが時短終了時の第1始動口121への入賞についての残保留数によって変化しないが、時短終了時の第2始動口122への入賞についての残保留数によって変化する。
また、特別時短遊技状態と特殊時短遊技状態の何れか一方が終了する場合の左打ち報知は、実行されるタイミングに拘わらず同一の報知態様で実行される。
また、特別時短遊技状態の終了後の左打ち報知と、特殊時短遊技状態の終了後の左打ち報知は同一の報知態様で実行される。
【2017】
また、時短(例えば特殊時短遊技状態)が終了する場合は、時短終了から所定期間が経過(残保留を消化)した後に所定の左打ち報知(左打ち画像730の表示、左打ちの音声報知)を実行可能であり、時短終了から所定の左打ち報知が実行されるまでの間は、通常遊技状態に対応する所定の予告演出(先読み予告演出、大当たり予告演出)の実行が制限される。そのため、有利期間が終了した余韻に浸らせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
【2018】
また、複数の演出モード(ステージ、先読み演出が可能なモード)に設定可能であり、時短(例えば特殊時短遊技状態)が終了する場合は、時短終了から所定期間が経過(残保留を消化)した後に所定の左打ち報知(左打ち画像730の表示、左打ちの音声報知)を実行可能であり、時短終了から所定の左打ち報知が実行されるまでの間は、所定の演出モード(第1ステージ等の特定ステージ、先読み演出が可能なモード)を設定することが制限される。そのため、有利期間が終了した余韻に浸らせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
【2019】
また、遊技機1が時短遊技状態(特別時短遊技状態、特殊時短遊技状態)から通常遊技状態に制御される場合には、第2始動口122への入賞についての保留(残保留)に基づく変動演出の終了後に左打ち画像730が表示される構成を採用する場合について考える。この場合、残保留の数によって、左打ち画像730が表示されるまでに実行される変動演出の回数が異なる。すなわち、特別時短遊技状態と特殊時短遊技状態の何れか一方が終了する場合は、左打ち報知を行うまでの変動表示の回数が変化する。
【2020】
また、規定回数到達の際(特殊時短遊技状態突入の際)には、第1所定画像(第2移行画像734等)が出現して装飾図柄700が隠れ、再び装飾図柄700が出現する第1演出を行う。また、規定回数以外の通常状態では、ハズレ変動の場合に、図柄の変動中に第2所定画像(第1前面画像707、第2前面画像709等)が出現して装飾図柄700が隠れ(視認困難又は視認不可にし)、再び装飾図柄700が出現する第2演出を行う。そして、第1演出が行われる場合は、特殊時短遊技状態に移行する。
この場合、規定回数到達の際には第1所定画像を表示して図柄を隠すことで特別なモード(特殊時短遊技状態)への移行を遊技者に期待させ、興趣性を向上することができる。また、規定回数以外でも別の第2所定画像を表示して図柄を隠すことで、特別な演出(大当たり)を遊技者に期待させることができる。図柄をいきなり隠すことで意外性を持たせ、遊技者をドキドキさせることができる。図柄を隠すという共通の事象が発生するものの、異なる演出、状態に発展する。これにより、演出のバリエーションを多様化することができ、興趣性を向上することができる。
【2021】
また、第1所定画像の表示中も第2所定画像の表示中も、小図柄704(変動報知LED59含む)は継続して表示される。
この場合、装飾図柄700が隠れているときでも小図柄704を表示することで、特別図柄の変動状態を確認することができる。
【2022】
また、第1所定画像の表示時間と第2所定画像の表示時間とは異なる。より具体的には、第2所定画像の表示時間よりも、第1所定画像の表示時間の方が長い。
この場合、第1所定画像の表示時間を長くすることで、特殊時短遊技状態に突入する際の特別な演出を印象付け、遊技者の期待を高めることができる。また、第2所定画像の表示時間を短くすることで遊技者が過度な期待を抱かないようにすることができる。
【2023】
また、第1所定画像は装飾図柄700の変動開始又は変動停止タイミングで出現し、第2所定画像は装図のスクロール表示中に出現する。
この場合、装飾図柄700の変動開始又は変動停止タイミングで第1所定画像を出現させることで、変動時間が短い場合でも第1所定画像を表示する時間を十分に確保することができる。また、装飾図柄700のスクロール表示中に第2所定画像を出現させることで、スクロール中の興趣性を向上することができる。
【2024】
また、第1演出が行われる場合は演出モードが第1演出モード(例えば第1ステージ、通常遊技状態)から第2演出モード(第6ステージ、特殊時短遊技状態)に切り替わるが、第2演出が行われても第2演出モードに切り替わらない。
この場合、第1演出の実行により演出モードが切り替わるため、第1演出に特別な価値を与えることができ、興趣性を向上させることができる。第1演出の実行により演出モードの切り替えをスムーズに行うことができる。
【2025】
また、第1演出が行われる場合は右打ち報知が行われるが、第2演出が行われても右打ち報知は行われない。
この場合、第1演出の実行により右打ち報知が行われるため、第1演出によって右打ちの準備を行うことができる。
【2026】
また、第1所定画像と装飾図柄700とが同時に表示されるときがあり、第2所定画像と装飾図柄700とが同時に表示されるときがある。
この場合、徐々に装飾図柄700が消え、徐々に再出現するため画面の切り替えを違和感なくスムーズに行うことができる。
【2027】
また、第2演出は、時短遊技状態においては実行されない。すなわち、第2演出の実行割合は、第2遊技状態(時短遊技状態)のときよりも第1遊技状態(通常遊技状態)のときの方が高い。この場合、通常遊技状態では比較的高い確率で第2演出が実行されるため、遊技者を飽きさせないようにすることができる。また、時短遊技状態では第2演出の実行確率が低いため、余計な演出を行わずに期待度の高い変動まで次々と変動を繰り返すことができる。
なお、時短遊技状態のときよりも通常遊技状態のときの方が第2演出の実行割合が高ければ、時短遊技状態において第2演出が実行されてもよい。
【2028】
また、第1演出を示唆する示唆演出(実行回数画像705の表示、到達残回数画像708の表示、カウントダウン画像732の表示)を実行可能であり、示唆演出の実行確率は、第2演出を示唆する演出の実行確率よりも高い。なお、「示唆演出の実行確率は、第2演出を示唆する演出の実行確率よりも高い」ことには、第2演出を示唆する演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
この場合、第1演出が実行される場合は示唆演出が実行されるため、第1演出への期待を高めることができる。また、第2演出が実行される場合は、第2演出を示唆する演出は行われ難いため、過剰な演出を防止し、過度な期待を持たせないようにすることができる。
【2029】
また、第1所定画像が出現する前と後とで(特殊時短遊技状態に突入する前と後とで)、装飾図柄700の態様が異なる。
また、変動演出例9では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出において第1所定画像が表示された。ここで、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりまたはリーチ演出が実行される変動演出においては、第1所定画像が表示されなくてもよい。また、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりまたはリーチ演出が実行される変動演出であっても、第1所定画像が表示されてもよい。
【2030】
また、変動演出例4では、第1アイキャッチ画像715が表示されることを説明した。ここで、第1アイキャッチ画像715は、時短遊技状態において表示されなくてもよい。すなわち、規定回数到達の際(特殊時短遊技状態突入の際)には、第1所定画像(第2移行画像734等)が出現して装飾図柄700が隠れ、再び装飾図柄700が出現する第1演出を行う。また、規定回数以外の通常遊技状態では、SPリーチ演出の実行後、第2所定画像(第1アイキャッチ画像715)が出現して装飾図柄700が隠れ、再び第1アイキャッチ画像715が出現する第2演出を行う。そして、第2演出の実行割合は、時短遊技状態よりも通常遊技状態のときの方が高い。
この場合、規定回数到達の際には第1所定画像を表示して装飾図柄700を隠すことで特別なモード(特殊時短遊技状態)への移行を遊技者に期待させ、興趣性を向上することができる。また、規定回数以外でもリーチハズレで第2所定画像を表示して装飾図柄700を隠すことで、リーチハズレとなったときの落胆を軽減することができる。
なお、時短遊技状態よりも通常遊技状態のときの方が第2演出の実行割合が高ければ、時短遊技状態において第2演出が実行されてもよい。
【2031】
また、所定条件(規定回数到達)が満たされる場合でも、リーチ変動パターンが選択された場合には、第1アイキャッチ画像715が表示されてもよい。すなわち、規定回数目の変動でリーチ変動パターンが選択された場合、リーチ変動パターンに応じてリーチ演出が行われ、リーチハズレとなって第2所定画像が表示される。
この場合、所定条件が満たされる場合(規定回数目の変動)でも、リーチ変動パターンが選択されれば、第2所定画像を表示することで、リーチハズレとなったときの落胆を軽減することができる。
【2032】
また、特定演出(リーチ演出)を実行可能であり、ハズレと判定された場合に、特定演出を実行してから第2所定画像を表示してハズレ図柄を停止させ、大当たりと判定された場合に、特定演出を実行してから第2所定画像を表示することなく大当たり図柄を停止させる。
この場合、大当りの場合はすぐにゾロ目の装飾図柄700を表示して遊技者を満足させることができ、ハズレの場合は第2所定画像を表示することで遊技者の落胆を軽減するとともに、さらに別の演出に発展するかもしれないという期待を抱かせることができる。
【2033】
また、第2移行画像734が表示されているとき、第1アイキャッチ画像715が表示されているとき、および、特殊時短遊技状態において、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第2態様であることを説明したが、これに限定されない。第2移行画像734が表示されているときと、第1アイキャッチ画像715が表示されているときと、特殊時短遊技状態とで、それぞれ、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cの発光態様が異なってもよい。すなわち、第1所定画像の表示期間中はランプが第1特定態様で発光し、第2所定画像の表示期間中はランプが第2特定態様で発光し、第2遊技状態(特殊時短遊技状態)中はランプが第3特定態様で発光する。
この場合、ランプの発光態様で、時短突入するか否かを判断することができる。
【2034】
また、第1所定画像は変動開始から第1時間で出現し、第2所定画像は変動開始から第1時間よりも長い第2時間で出現する。
この場合、第1所定画像は図柄の変動開始後短時間で出現するため、規定回数目の変動の変動時間が短くても第1所定画像を表示することができる。また、第2所定画像は変動開始後、比較的長時間が経過した後に出現するため、遊技者の期待を高めることができる。
【2035】
(変動演出例10)
図306乃至図309は、演出制御部300が第1画像表示装置70を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図306乃至図309を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例10)を説明する。変動演出例10には、3回の変動演出が含まれる。この3回の変動演出のうちの初回の変動演出は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出である。また、3回の変動演出のうちの2回目の変動演出は、特殊時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出である。また、3回の変動演出のうちの3回目の変動演出は、特殊時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出である。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【2036】
まず、図306(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することに伴い演出制御部300によって、第1画像表示装置70において装飾図柄700および小図柄704が確定停止されている。また、このとき、1つの保留画像702が表示されている。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703には、「1」が示されている。また、実行回数画像705には「499GAME」のテキストが示され、到達残回数画像708には「あと1」のテキストが示されている。また、ステージ画像706として、第1ステージに対応する背景が示されている。また、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第2態様である。また、図示を省略するが、音声出力装置9からは、前回の変動演出に応じたBGMが継続して出力されている。
【2037】
次に、図306(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、第1始動口121の保留数表示703が「0」に切り替わる。また、このとき、カウントダウン画像732である「1」が表示される。
次に、特別図柄の変動停止に伴い、図306(3)に示すように、3つの装飾図柄700および小図柄704である「421」が確定停止する。また、このとき、実行回数画像705の表示内容が「500GAME」に更新され、到達残回数画像708の表示内容が「あと0」に更新される。また、このとき、遊技機1は、特殊時短遊技状態に制御される。また、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されると、第2右打ち画像725が表示される。一方で、ステージ画像706としては、依然として、第1ステージに対応する背景が示されている。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも、第2態様から第1態様に切り替わる。
【2038】
そして、特別図柄が変動停止してから第1始動口121に遊技球が入賞することなく所定時間が経過すると、図306(4)に示すように、調整画像716およびメニュー画像717が表示される。この所定時間は、例えば、20秒である。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第1態様から第5態様に切り替わる。また、図示を省略するが、このとき、音声出力装置9からは、前回の変動演出に応じたBGMが、変動演出の実行中よりも小さい音量により出力されている。
【2039】
さらに、調整画像716およびメニュー画像717が表示されてから第1始動口121に遊技球が入賞することなく所定時間が経過すると、図306(5)に示すように、客待ち画像710が表示される。この所定時間は、例えば、60秒である。また、このとき、装飾図柄700、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。一方で、保留数表示703および第2右打ち画像725は、遊技者に対して視認容易である状態を継続している。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも、第5態様から第8態様に切り替わる。第8態様は、紫色に点灯する発光の態様であって、第1態様乃至第7態様の何れとも異なる態様である。また、このとき、音声出力装置9から、特殊時短遊技状態であることを報知する報知音が出力される。一例を挙げると、音声出力装置9から、報知音として、「特殊時短遊技状態になりました」という音声が繰り返し出力される。
【2040】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図306(6)に示すように、音声出力装置9による音の出力の態様が変化する。一例を挙げると、音声出力装置9から、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が出力される。この効果音は、上述した、特殊時短遊技状態であることを報知する報知音とは異なる音である。また、このとき、装飾図柄700、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態を継続している。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第8態様である状態を継続している。
【2041】
次に、図307(7)に示すように、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも、第8態様から第2態様に切り替わる。また、このとき、装飾図柄700、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態を継続している。また、このとき、音声出力装置9からは、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が出力され続けている。
【2042】
次に、図307(8)に示すように、客待ち画像710の非表示演出が実行される。非表示演出は、時間の経過にしたがって画像の透過度を高くして、最終的には画像を非表示にする演出である。図示の例では、客待ち画像710の非表示演出が開始されたことにより、客待ち画像710の透過度が高くなっている。そして、客待ち画像710の透過度が高くなることで、装飾図柄700、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認容易ではないものの、遊技者に対して視認可能である状態になる。一方で、このとき、変動画像701および保留画像702の何れも表示されていない。また、このとき、音声出力装置9からは、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が出力され続けている。
【2043】
次に、図307(9)に示すように、客待ち画像710の非表示演出が進行し、客待ち画像710の透過度がさらに高くなる。また、このとき、特別図柄の変動表示開始に伴い、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。このとき、装飾図柄700の変動開始時動作が開始され、小図柄704は高速で変動表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、保留画像702の表示が開始される。ここで、段階表示演出は実行されず、第1画像表示装置70には、通常表示態様の保留画像702が完成表示態様により表示されている。また、装飾図柄700、保留画像702、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認容易ではないものの、遊技者に対して視認可能な状態である。また、このとき、音声出力装置9からは、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が出力され続けている。
【2044】
次に、図307(10)に示すように、客待ち画像710の非表示演出が終了し、客待ち画像710が非表示になる。これにより、装飾図柄700、保留画像702、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認容易である状態になる。また、このとき、変動開始時動作が進行している。また、このとき、音声出力装置9からは、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が出力され続けている。
【2045】
次に、図307(11)に示すように、変動開始時動作が終了し、装飾図柄700の変動が高速になる。また、保留画像702が変動台座701Pに移動するとともに拡大することで、変動画像701が表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703が「0」に切り替わる。また、このとき、カウントダウン画像732である「0」が表示される。また、このときには、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力されなくなる。
【2046】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、図307(12)に示すように、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、段階表示演出が開始され、1番目の保留台座702Pから上方に離れた位置に、保留画像702が未完成表示態様により表示される。また、このとき、音声出力装置9からの入賞音の出力が開始される。
次に、図308(13)に示すように、段階表示演出が完了し、1番目の保留台座702Pに、通常表示態様の保留画像702が完成表示態様により表示される。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、保留画像702の動作演出が開始される。また、入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。
【2047】
次に、図308(14)に示すように、特殊時短開始画像733が表示される。この特殊時短開始画像733の表示時間は、例えば、3秒である。
次に、図308(15)に示すように、第2移行画像734の表示が開始される。より具体的には、第1画像表示装置70の表示領域の一部に、第2移行画像734が表示される。このとき、第1画像表示装置70のうちの、第2移行画像734が表示されていない領域において、高速変動中である左装飾図柄700、実行回数画像705、および到達残回数画像708が、遊技者に対して視認可能である状態を継続している。また、ステージ画像706は、第2移行画像734と重なっていない部分が遊技者に対して視認可能であり、第2移行画像734と重なっている部分が遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。また、中装飾図柄700、右装飾図柄700、変動画像701、および保留画像702は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。また、第1画像表示装置70のうちの、第2移行画像734が表示されている領域において、保留数表示703、小図柄704、および第2右打ち画像725は、遊技者に対して視認可能または視認容易である状態を継続する。
【2048】
次に、図308(16)に示すように、第1画像表示装置70の全面に第2移行画像734が表示される。このとき、左装飾図柄700、実行回数画像705、および到達残回数画像708も、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。
次に、図308(17)に示すように、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、第1始動口121の保留数表示703に「2」が表示される。一方で、保留画像702は、遊技者に対して視認困難または視認不能である。また、このとき、入賞音は出力されない。
【2049】
次に、図308(18)に示すように、特殊時短選択画像735が表示される。図示の例では、特殊時短選択画像735において、「a」のモードにカーソルが合わせられている。
次に、図309(19)に示すように、モード開始画像736が表示される。また、このとき、第2始動口122に遊技球が入賞することに伴い、第2始動口122の保留数表示703に「1」が表示される。一方で、保留画像702は、遊技者に対して視認困難または視認不能である。また、このとき、第2始動口122への入賞を報知する入賞音が、音声出力装置9から出力される。
【2050】
次に、図309(20)に示すように、第2移行画像734およびモード開始画像736が非表示になり、第1画像表示装置70には、装飾性の低い装飾図柄700である「125」が仮停止している。また、このとき、ステージ画像706として、第6ステージに対応する背景が示されている。また、このとき、第3右打ち画像737および特殊時短残回数画像738が表示されている。また、第1始動口121の保留数表示703に「2」が示され、第2始動口122の保留数表示703に「1」が示されている。また、1つの通常表示態様の保留画像702が、完成表示態様により表示されている。一方で、変動画像701は表示されていない。
次に、特別図柄の変動停止に伴い、図309(21)に示すように、3つの装飾図柄700および小図柄704である「125」が確定停止する。
【2051】
次に、図309(22)に示すように、特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示703が「0」に切り替わる。また、1番目の保留画像702が変動台座701Pに移動するとともに拡大することで、変動画像701が表示される。図示を省略するが、その後、特別図柄の停止表示に伴い、装飾図柄700および小図柄704が確定停止し、変動画像701が非表示になる。
【2052】
図310は、変動演出例10における各演出の説明図である。
図310に示すように、変動演出例10の時点T1において、客待ち画像710が表示される。このとき、装飾図柄700および小図柄704は、遊技者に対して視認困難または視認不能な状態である。また、このとき、保留画像702は、表示されていない。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第8態様である。また、このとき、特殊時短遊技状態であることを報知する報知音が音声出力装置9から出力される。時点T1の状態は、図306(5)に示した状態である。
【2053】
その後、時点T2において、第1始動口121に遊技球が入賞する。
その後、時点T3において、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音の音声出力装置9からの出力が開始される。すなわち、音声出力装置9から出力される音が、報知音から効果音に切り替わる。時点T3の状態は、図306(6)に示した状態である。
その後、時点T4において、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、第8態様から第2態様に切り替わる。時点T4の状態は、図307(7)に示した状態である。
【2054】
その後、時点T5において、客待ち画像710の非表示演出が開始される。このとき、装飾図柄700および小図柄704は、遊技者に対して視認可能である状態になる。一方で、保留画像702は表示されていない。時点T5の状態は、図307(8)に示した状態である。
その後、時点T6において、変動演出が開始される。このとき、装飾図柄700の変動は低速であり、小図柄704の変動は高速である。また、このとき、保留画像702の表示が開始され、保留画像702は、遊技者に対して視認可能である状態になる。また、このとき、保留画像702は、完成表示態様により表示される。また、このとき、保留画像702の動作演出が開始される。時点T6の状態は、図307(9)に示した状態である。
【2055】
その後、時点T7において、客待ち画像710の非表示演出が終了する。このとき、装飾図柄700、保留画像702、および小図柄704は、何れも、遊技者に対して視認容易である状態になる。時点T7の状態は、図307(10)に示した状態である。
その後、時点T8において、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力されなくなる。
その後、時点T9において、装飾図柄700の変動が高速になる。また、このとき、保留画像702が、変動台座701Pに移動する。時点T9の状態は、図307(11)に示した状態である。
【2056】
このように、保留画像702(変動画像701)を表示可能であり、第1所定画像(第2移行画像734)の表示中は第1始動口121への入賞に基づく保留画像702(変動画像701)は非表示にされ、装飾図柄700の出現とともに第2始動口122への入賞に基づく保留画像702(変動画像701)も表示され、第2所定画像(第1前面画像707、第2前面画像709)の表示中は保留画像702(変動画像701)は表示される。
この場合、第1所定画像の表示中は装飾図柄700も保留画像702(変動画像701)も非表示になるため、第1所定画像により注目させることができる。また、遊技状態の移行を伴うため、保留画像702(変動画像701)を非表示にすることで、異なる遊技状態への移行に伴って別の保留画像702(変動画像701)にスムーズに切り替えることができる。また、第2所定画像の表示中は、装飾図柄700は非表示となる一方で保留画像702(変動画像701)は表示されるため、現在の状態(変動中か、保留がいくつあるか等)を遊技者に認識させることができる。
【2057】
また、保留画像702(変動画像701)を表示可能であり、第1所定画像(第2移行画像734)の表示中は保留画像702(変動画像701)は非表示にされ、装飾図柄700の出現とともに別の保留画像702(変動画像701)も表示され、第2所定画像(第1アイキャッチ画像715)の表示中は保留画像702(変動画像701)は非表示され、装飾図柄700の出現とともに保留画像702(変動画像701)も再表示される。
この場合、第1所定画像の表示中は装飾図柄700も保留画像702(変動画像701)も表示になるため、第1所定画像により注目させることができる。また、遊技状態の移行を伴うため、保留画像702(変動画像701)を非表示にすることで、異なる遊技状態で別の保留画像702(変動画像701)スムーズに切り替えることができる。また、第2所定画像の表示中も、保留画像702(変動画像701)を非表示にすることで、リーチハズレから次の画面への切り替えをスムーズに行うことができる。
【2058】
(変動演出例11)
図311乃至図313は、演出制御部300が第1画像表示装置70を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図311乃至図313を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例11)を説明する。変動演出例11は、特殊時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく装飾図柄700の変動演出例である。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【2059】
まず、図311(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することに伴い演出制御部300によって、第1画像表示装置70において装飾図柄700および小図柄704が確定停止されている。また、実行回数画像705には「500GAME」のテキストが示され、到達残回数画像708には「あと0」のテキストが示されている。また、ステージ画像706として、第1ステージに対応する背景が示されている。また、遊技機1の遊技状態は、特殊時短遊技状態であり、第2右打ち画像725が表示されている。また、このとき、調整画像716およびメニュー画像717が表示されている。また、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第5態様である。また、このとき、音声出力装置9からは、前回の変動演出に応じたBGMが、変動演出の実行中よりも小さい音量により出力されている。図311(1)に示した状態は、図306(4)に示した状態と同じ状態である。
【2060】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図311(2)に示すように、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音の音声出力装置9からの出力が開始される。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも第5態様である状態を継続している。
次に、図311(3)に示すように、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも、第5態様から第2態様に切り替わる。また、このとき、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力され続けている。
【2061】
次に、図311(4)に示すように、調整画像716およびメニュー画像717の非表示演出が開始される。図示の例では、非表示演出が開始されたことにより、調整画像716およびメニュー画像717の透過度が高くなっている。そして、調整画像716の透過度が高くなることで、中装飾図柄700および右装飾図柄700のうちの調整画像716と重なっている部分は、遊技者に対して視認容易ではないものの、遊技者に対して視認可能である状態になる。また、このとき、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力され続けている。
【2062】
次に、図311(5)に示すように、調整画像716およびメニュー画像717の非表示演出が終了し、調整画像716およびメニュー画像717が非表示になる。これにより、中装飾図柄700および右装飾図柄700は、全体が、遊技者に対して視認容易である状態になる。また、このとき、特別図柄の変動表示開始に伴い、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。このとき、装飾図柄700の変動開始時動作が開始され、小図柄704は高速で変動表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、保留画像702の表示が開始される。一方で、段階表示演出は実行されず、第1画像表示装置70には、通常表示態様の保留画像702が完成表示態様により表示されている。この保留画像702は、遊技者に対して視認容易な状態である。また、このとき、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力され続けている。
【2063】
次に、図311(6)に示すように、変動開始時動作が終了し、装飾図柄700の変動が高速になる。また、保留画像702が変動台座701Pに移動するとともに拡大することで、変動画像701が表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703が「0」に切り替わる。また、このとき、カウントダウン画像732である「0」が表示される。また、このときには、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力されなくなる。
【2064】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、図312(7)に示すように、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、段階表示演出が開始され、1番目の保留台座702Pから上方に離れた位置に、保留画像702が未完成表示態様により表示される。また、このとき、音声出力装置9からの入賞音の出力が開始される。
次に、図312(8)に示すように、段階表示演出が完了し、1番目の保留台座702Pに、通常表示態様の保留画像702が完成表示態様により表示される。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、保留画像702の動作演出が開始される。また、入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。
【2065】
次に、図312(9)に示すように、特殊時短開始画像733が表示される。
次に、図312(10)に示すように、第2移行画像734の表示が開始される。より具体的には、第1画像表示装置70の表示領域の一部に、第2移行画像734が表示される。
次に、図312(11)に示すように、第1画像表示装置70の全体に第2移行画像734が表示される。
【2066】
次に、図312(12)に示すように、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、第1始動口121の保留数表示703に「2」が表示される。一方で、保留画像702は、遊技者に対して視認困難または視認不能である。また、このとき、第1始動口121への入賞を報知する入賞音は出力されない。
次に、図313(13)に示すように、特殊時短選択画像735が表示される。図示の例では、特殊時短選択画像735において、「a」のモードにカーソルが合わせられている。
【2067】
次に、図313(14)に示すように、モード開始画像736が表示される。また、このとき、第2始動口122に遊技球が入賞することに伴い、第2始動口122の保留数表示703に「1」が表示される。一方で、保留画像702は、遊技者に対して視認困難または視認不能である。また、このとき、第2始動口122への入賞を報知する入賞音が、音声出力装置9から出力される。
【2068】
次に、図313(15)に示すように、第2移行画像734およびモード開始画像736が非表示になり、第1画像表示装置70には、装飾性の低い装飾図柄700である「125」が仮停止している。また、このとき、ステージ画像706として、第6ステージに対応する背景が表示されている。また、このとき、第3右打ち画像737および特殊時短残回数画像738が表示されている。図示の例では、特殊時短残回数画像738には、「749」のテキストが示されている。また、第1始動口121の保留数表示703に「2」が示され、第2始動口122の保留数表示703に「1」が示されている。また、1つの保留画像702が表示されている。一方で、変動画像701は表示されていない。
次に、特別図柄の変動停止に伴い、図313(16)に示すように、3つの装飾図柄700および小図柄704である「125」が確定停止する。
【2069】
以上の通り、本実施形態では、演出制御基板130は、第2モードにおいては、特別演出の開始以前に、特定画像を表示可能であり、第2モードにおいて特定画像が表示されているときに入賞した場合、特定態様の保留画像を視認困難または視認不能にする。特別演出としては、例えば、特殊時短開始画像733の表示、第2移行画像734の表示、モード開始画像736の表示等が挙げられる。また、特定画像としては、例えば、客待ち画像710、調整画像716、メニュー画像717等が挙げられる。また、特定態様としては、例えば、未完成表示態様等が挙げられる。
この場合、特別演出の開始以前であっても、特定画像により遊技者の興味を引くことができる。また、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときに入賞した場合には、特定態様の保留画像702を遊技者に視認させないことで、特殊時短遊技状態において保留画像702が遊技者に過度に着目されることが防止され、特殊時短遊技状態ならではの演出を遊技者に着目させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2070】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、第2モードにおいては、特別演出の開始以前に、特定画像を表示可能であり、第2モードにおいて特定画像が表示されているときに入賞した場合、特定動作態様の保留画像を視認困難または視認不能にする。特定動作態様としては、例えば、未完成動作態様等が挙げられる。
この場合、特別演出の開始以前であっても、特定画像により遊技者の興味を引くことができる。また、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときに入賞した場合には、特定動作態様の保留画像702を遊技者に視認させないことで、特殊時短遊技状態において保留画像702が遊技者に過度に着目されることが防止され、特殊時短遊技状態ならではの演出を遊技者に着目させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2071】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、保留画像702を第1形態により第1画像表示装置70に表示してから第2形態により表示可能であり、第2モードにおいては、特別演出の開始以前に、特定画像を表示可能であり、第2モードにおいて特定画像が表示されているときに入賞した場合、第1形態の保留画像702を視認困難または視認不能にする。第1形態としては、例えば、未完成形態が挙げられる。また、第2形態としては、例えば、完成形態が挙げられる。
この場合、保留画像702の形態の変化により遊技者を楽しませることができる。また、特別演出の開始以前であっても、特定画像により遊技者の興味を引くことができる。さらに、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときに入賞した場合には、保留画像702の形態の変化を遊技者に視認させないことで、特殊時短遊技状態において保留画像702が遊技者に過度に着目されることが防止され、特殊時短遊技状態ならではの演出に遊技者を着目させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2072】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、第2モードにおいては、特別演出の開始以前に、特定画像を表示可能であり、第2モードにおいて特定画像が表示されているときに入賞した場合、特定透過度の保留画像702を視認困難または視認不能にする。特定透過度としては、例えば、未完成透過度等が挙げられる。
この場合、特別演出の開始以前であっても、特定画像により遊技者の興味を引くことができる。また、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときに入賞した場合には、特定透過度の保留画像702を遊技者に視認させないことで、特殊時短遊技状態において保留画像702が遊技者に過度に着目されることが防止され、特殊時短遊技状態ならではの演出に遊技者を着目させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2073】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、保留画像702を第1画像表示装置70における第1位置に表示してから第2位置に表示可能であり、第2モードにおいては、特別演出の開始以前に、特定画像を表示可能であり、第2モードにおいて特定画像が表示されているときに入賞した場合、第1位置における保留画像702を視認困難または視認不能にする。第1位置としては、例えば、未完成表示位置が挙げられる。第2位置としては、例えば、完成表示位置が挙げられる。
この場合、保留画像702の表示位置の変化により遊技者を楽しませることができる。また、特別演出の開始以前であっても、特定画像により遊技者の興味を引くことができる。さらに、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときに入賞した場合には、保留画像702の表示位置の変化を遊技者に視認させないことで、特殊時短遊技状態において保留画像702が遊技者に過度に着目されることが防止され、特殊時短遊技状態ならではの演出に遊技者を着目させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2074】
以上の通り、本実施形態では、演出制御基板130は、第2モードにおいては、特別演出の開始以前に、特定画像を表示可能であり、変動演出を実行しているときに、音の出力を第1態様にすることが可能であり、第2モードにおいて特定画像が表示されているときに、音の出力を第2態様にすることが可能である。
この場合、特別演出の開始以前であっても、特定画像により遊技者の興味を引くことができる。また、特殊時短遊技状態における特定画像の表示中に応じた音の出力の態様にすることで、特殊時短遊技状態における特定画像の表示中であることを遊技者に認識させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2075】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、第2モードにおいては、特別演出の開始以前に、特定画像を表示可能であり、変動演出を実行しているときに、トップランプ10bを第2態様等にすることが可能であり、第2モードにおいて特定画像が表示されているときに、トップランプ10bを第8態様等にすることが可能である。
この場合、特別演出の開始以前であっても、特定画像により遊技者の興味を引くことができる。また、特殊時短遊技状態における特定画像の表示中に応じたトップランプ10bの態様にすることで、特殊時短遊技状態における特定画像の表示中であることを遊技者に認識させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2076】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、第2モードにおいては、特別演出の開始以前に、特定画像を表示可能であり、変動演出を実行しているときに、盤ランプ74bを第2態様等にすることが可能であり、第2モードにおいて特定画像が表示されているときに、盤ランプ74bを第8態様等にすることが可能である。
この場合、特別演出の開始以前であっても、特定画像により遊技者の興味を引くことができる。また、特殊時短遊技状態における特定画像の表示中に応じた盤ランプ74bの態様にすることで、特殊時短遊技状態における特定画像の表示中であることを遊技者に認識させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2077】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、第2モードにおいては、特別演出の開始以前に、特定画像を表示可能であり、変動演出を実行しているときに、可動部材ランプ74cやボタンランプ17cを第2態様等にすることが可能であり、第2モードにおいて特定画像が表示されているときに、可動部材ランプ74cやボタンランプ17cを第8態様等にすることが可能である。
この場合、特別演出の開始以前であっても、特定画像により遊技者の興味を引くことができる。また、特殊時短遊技状態における特定画像の表示中に応じた可動部材ランプ74cの態様やボタンランプ17cの態様にすることで、特殊時短遊技状態における特定画像の表示中であることを遊技者に認識させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2078】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、第2モードにおいては、特別演出の開始以前に、特定画像を表示可能であり、第2モードにおいて特定画像が表示されているときに入賞した場合、保留画像702の表示開始前に装飾図柄700の表示を開始可能である。
この場合、特別演出の開始以前であっても、特定画像により遊技者の興味を引くことができる。また、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときに入賞した場合には、保留画像702の表示に比べて一早く演出図柄700を表示することで、特殊時短遊技状態ならではの変動演出を遊技者に着目させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2079】
以上の通り、本実施形態では、演出制御基板130は、第2モードにおいて特別演出の開始以前であり且つ特別図柄の停止中であってメインRAM110cに保留情報が記憶されていないときに入賞した場合、特定態様の保留画像702を視認困難または視認不能にする。
これにより、特別演出の開始以前であり且つ特別図柄の停止中であって保留がないときに入賞した場合には、特定態様の保留画像702を遊技者に視認させないことで、特殊時短遊技状態において保留画像702が遊技者に過度に着目されることが防止され、特殊時短遊技状態ならではの演出を遊技者に着目させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2080】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、第2モードにおいて特別演出の開始以前であり且つ特別図柄の停止中であってメインRAM110cに保留情報が記憶されていないときに入賞した場合、特定動作態様の保留画像702を視認困難または視認不能にする。
これにより、特別演出の開始以前であり且つ特別図柄の停止中であって保留がないときに入賞した場合には、特定動作態様の保留画像702を遊技者に視認させないことで、特殊時短遊技状態において保留画像702が遊技者に過度に着目されることが防止され、特殊時短遊技状態ならではの演出を遊技者に着目させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2081】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、第2モードにおいて特別演出の開始以前であり且つ特別図柄の停止中であってメインRAM110cに保留情報が記憶されていないときに入賞した場合、特定形態の保留画像702を視認困難または視認不能にする。特定形態としては、未完成形態等が挙げられる。
これにより、特別演出の開始以前であり且つ特別図柄の停止中であって保留がないときに入賞した場合には、特定形態の保留画像702を遊技者に視認させないことで、特殊時短遊技状態において保留画像702が遊技者に過度に着目されることが防止され、特殊時短遊技状態ならではの演出を遊技者に着目させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2082】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、保留画像702を第1透過度により第1画像表示装置70により表示してから、第2透過度により表示可能であり、第2モードにおいて特別演出の開始以前であり且つ特別図柄の停止中であってメインRAM110cに保留情報が記憶されていないときに入賞した場合、第1透過度の保留画像702を視認困難または視認不能にする。第1透過度としては、例えば、未完成透過度等が挙げられる。また、第2透過度としては、例えば、完成透過度等が挙げられる。
この場合、保留画像702の透過度の変化により遊技者を楽しませることができる。また、特別演出の開始以前であり且つ特別図柄の停止中であって保留がないときに入賞した場合には、保留画像702の透過度の変化を遊技者に視認させないことで、特殊時短遊技状態において保留画像702が遊技者に過度に着目されることが防止され、特殊時短遊技状態ならではの演出を遊技者に着目させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2083】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、第2モードにおいて特別演出の開始以前であり且つ特別図柄の停止中であってメインRAM110cに保留情報が記憶されていないときに入賞した場合、特定位置における保留画像702を視認困難または視認不能にする。特定位置としては、例えば、未完成表示位置等が挙げられる。
これにより、特別演出の開始以前であり且つ特別図柄の停止中であって保留がないときに入賞した場合には、特定位置の保留画像702を遊技者に視認させないことで、特殊時短遊技状態において保留画像702が遊技者に過度に着目されることが防止され、特殊時短遊技状態ならではの演出を遊技者に着目させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2084】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、保留画像702を第1態様により第1画像表示装置70に表示してから第2態様により表示可能であり、特別画像を、第1モードおよび第2モードのうちの制御されているモードに応じた表示態様により表示可能であり、特定報知の開始後において特別図柄の停止中であって第1モードに応じた特別画像が表示されているときに入賞した場合、第1態様の保留画像702を視認困難または視認不能にし、第2モードに応じた特別画像を表示する。第1態様としては、例えば、未完成表示態様等が挙げられる。また、第2態様としては、例えば、完成表示態様等が挙げられる。また、特別画像としては、例えば、装飾図柄700、ステージ画像706等が挙げられる。また、特定報知としては、例えば、第2右打ち画像725の表示や、遊技領域5aにおける右側への遊技球の発射を促す音声等が挙げられる。
この場合、保留画像702の態様の変化により遊技者を楽しませることができる。また、通常遊技状態に応じた特別画像が表示されているときであっても、特定報知が開始されるため、第2遊技領域への遊技球の発射により入賞可能であることを遊技者に認識させることができる。さらに、特定報知の開始後において特別図柄の停止中であって通常遊技状態に応じた特別画像が表示されているときに入賞した場合には、保留画像702の態様の変化を遊技者に視認させないことで、特殊時短遊技状態において保留画像702が遊技者に過度に着目されることが防止され、特殊時短遊技状態ならではの特別画像を遊技者に着目させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2085】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、保留画像702を第1動作態様により第1画像表示装置70に表示してから第2動作態様により表示可能であり、特定報知の開始後において特別図柄の停止中であって第1モードに応じた特別画像が表示されているときに入賞した場合、第1動作態様の保留画像702を視認困難または視認不能にし、第2モードに応じた特別画像を表示する。第1動作態様としては、例えば、未完成動作態様等が挙げられる。また、第2動作態様としては、例えば、動作演出における動作態様等が挙げられる。
この場合、保留画像702の動作態様の変化により遊技者を楽しませることができる。また、通常遊技状態に応じた特別画像が表示されているときであっても、特定報知が開始されるため、第2遊技領域への遊技球の発射により入賞可能であることを遊技者に認識させることができる。さらに、特定報知の開始後において特別図柄の停止中であって通常遊技状態に応じた特別画像が表示されているときに入賞した場合には、保留画像702の動作態様の変化を遊技者に視認させないことで、特殊時短遊技状態において保留画像702が遊技者に過度に着目されることが防止され、特殊時短遊技状態ならではの特別画像を遊技者に着目させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2086】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、特定報知の開始後において特別図柄の停止中であって第1モードに応じた特別画像が表示されているときに入賞した場合、特定形態の保留画像702を視認困難または視認不能にし、第2モードに応じた特別画像を表示する。
この場合、通常遊技状態に応じた特別画像が表示されているときであっても、特定報知が開始されるため、第2遊技領域への遊技球の発射により入賞可能であることを遊技者に認識させることができる。さらに、特定報知の開始後において特別図柄の停止中であって通常遊技状態に応じた特別画像が表示されているときに入賞した場合には、特定形態の保留画像702を遊技者に視認させないことで、特殊時短遊技状態において保留画像702が遊技者に過度に着目されることが防止され、特殊時短遊技状態ならではの特別画像を遊技者に着目させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2087】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、特定報知の開始後において特別図柄の停止中であって第1モードに応じた特別画像が表示されているときに入賞した場合、第1透過度の保留画像702を視認困難または視認不能にし、第2モードに応じた特別画像を表示する。
この場合、保留画像702の透過度の変化により遊技者を楽しませることができる。また、通常遊技状態に応じた特別画像が表示されているときであっても、特定報知が開始されるため、第2遊技領域への遊技球の発射により入賞可能であることを遊技者に認識させることができる。さらに、特定報知の開始後において特別図柄の停止中であって通常遊技状態に応じた特別画像が表示されているときに入賞した場合には、保留画像702の透過度の変化を遊技者に視認させないことで、特殊時短遊技状態において保留画像702が遊技者に過度に着目されることが防止され、特殊時短遊技状態ならではの特別画像を遊技者に着目させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2088】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、特定報知の開始後において特別図柄の停止中であって第1モードに応じた特別画像が表示されているときに入賞した場合、第1位置における保留画像702を視認困難または視認不能にし、第2モードに応じた特別画像を表示する。
この場合、保留画像702の表示位置の変化により遊技者を楽しませることができる。また、通常遊技状態に応じた特別画像が表示されているときであっても、特定報知が開始されるため、第2遊技領域への遊技球の発射により入賞可能であることを遊技者に認識させることができる。さらに、特定報知の開始後において特別図柄の停止中であって通常遊技状態に応じた特別画像が表示されているときに入賞した場合には、保留画像702の表示位置の変化を遊技者に視認させないことで、特殊時短遊技状態において保留画像702が遊技者に過度に着目されることが防止され、特殊時短遊技状態ならではの特別画像を遊技者に着目させることができる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2089】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、特別演出の開始以前の第2モードにおいて入賞した場合、保留画像702の表示が完了する前に音の出力を第1態様から第2態様にすることが可能である。
この場合、特別演出の開始以前の特殊時短遊技状態において入賞したときには、保留画像702の表示に比べて一早く音の出力の態様を切り替えることで、遊技者が遊技機1から目を離している場合であっても、特殊時短遊技状態であることを一早く遊技者に認識させやすくなる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2090】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、特別演出の開始以前の第2モードにおいて特定画像が表示されているときに入賞した場合、特定画像の非表示の完了前に音の出力を第1態様から第2態様にすることが可能である。
この場合、特別演出の開始以前の特殊時短遊技状態において入賞したときには、特定画像を非表示にすることに比べて一早く音の出力の態様を切り替えることで、第1画像表示装置70の表示内容に関わらず、特殊時短遊技状態であることを一早く遊技者に認識させやすくなる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2091】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、特別演出の開始以前の第2モードにおいて入賞した場合、装飾図柄700が視認容易になる前に音の出力を第1態様から第2態様にすることが可能である。
この場合、特別演出の開始以前の特殊時短遊技状態において入賞したときには、装飾図柄700を遊技者に対して視認容易である状態にすることに比べて一早く音の出力の態様を切り替えることで、遊技者が遊技機1から目を離している場合であっても、特殊時短遊技状態であることを一早く遊技者に認識させやすくなる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2092】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、特別演出の開始以前の第2モードにおいて入賞した場合、小図柄704が視認容易になる前に音の出力を第1態様から第2態様にすることが可能である。
この場合、特別演出の開始以前の特殊時短遊技状態において入賞したときには、小図柄704を遊技者に対して視認容易である状態にすることに比べて一早く音の出力の態様を切り替えることで、遊技者が遊技機1から目を離している場合であっても、特殊時短遊技状態であることを一早く遊技者に認識させやすくなる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2093】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、特別演出の開始以前の第2モードにおいて入賞した場合、トップランプ10bを第1発光態様から第2発光態様にする前に音の出力を第1態様から第2態様にすることが可能である。
この場合、特別演出の開始以前の特殊時短遊技状態において入賞したときには、トップランプ10bの発光態様を切り替えることに比べて一早く音の出力の態様を切り替えることで、遊技者が遊技機1から目を離している場合であっても、特殊時短遊技状態であることを一早く遊技者に認識させやすくなる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2094】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、特別演出の開始以前の第2モードにおいて入賞した場合、盤ランプ74bを第1発光態様から第2発光態様にする前に音の出力を第1態様から第2態様にすることが可能である。
この場合、特別演出の開始以前の特殊時短遊技状態において入賞したときには、盤ランプ74bの発光態様を切り替えることに比べて一早く音の出力の態様を切り替えることで、遊技者が遊技機1から目を離している場合であっても、特殊時短遊技状態であることを一早く遊技者に認識させやすくなる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2095】
また、本実施形態では、演出制御基板130は、特別演出の開始以前の第2モードにおいて入賞した場合、可動部材ランプ74cやボタンランプ17cを第1発光態様から第2発光態様にする前に音の出力を第1態様から第2態様にすることが可能である。
この場合、特別演出の開始以前の特殊時短遊技状態において入賞したときには、可動部材ランプ74cの発光態様やボタンランプ17cの発光態様を切り替えることに比べて一早く音の出力の態様を切り替えることで、遊技者が遊技機1から目を離している場合であっても、特殊時短遊技状態であることを一早く遊技者に認識させやすくなる。そのため、興趣性が高い演出を実行可能な遊技機を提供することができる。
【2096】
また、本実施形態では、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときに入賞した場合、保留画像702が遊技者に対して視認可能である状態になる前に、音の出力の態様を切り替えている。そのため、第1画像表示装置70の表示内容に関わらず、入賞したことを一早く遊技者に認識させることができる。
【2097】
特に、本実施形態では、特殊時短遊技状態において客待ち画像710が表示されているときに入賞した場合、客待ち画像710の非表示演出が開始される前に、音の出力の態様を切り替えている。そのため、客待ち画像710によって第1画像表示装置70の表示内容からは遊技の状況が遊技者に認識されない場合であっても、入賞したことを一早く遊技者に認識させることができる。
【2098】
また、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときに入賞した場合、保留画像702が遊技者に対して視認可能である状態になる前に、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cの態様を切り替えている。そのため、第1画像表示装置70の表示内容に関わらず、入賞したことを一早く遊技者に認識させることができる。
【2099】
特に、本実施形態では、特殊時短遊技状態において客待ち画像710が表示されているときに入賞した場合、客待ち画像710の非表示演出が開始される前に、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cの態様を切り替えている。そのため、客待ち画像710よって第1画像表示装置70の表示内容からは遊技の状況が遊技者に認識されない場合であっても、入賞したことを一早く遊技者に認識させることができる。
【2100】
また、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときに入賞した場合、保留画像702が遊技者に対して視認可能である状態になる前に、装飾図柄700を遊技者に対して視認可能である状態にする。そのため、保留画像702が視認可能ではない状態であっても、変動演出が行われることを一早く遊技者に示唆することができる。
【2101】
特に、本実施形態では、特殊時短遊技状態において客待ち画像710が表示されているときに入賞した場合、客待ち画像710が非表示になる前に、装飾図柄700を遊技者に対して視認可能である状態にする。そのため、遊技に関して第1画像表示装置70に表示される情報が客待ち画像710に遮られている状態であっても、変動演出が行われることを一早く遊技者に示唆することができる。
【2102】
また、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときに入賞した場合には段階表示演出が実行されない一方で、この入賞に基づく変動演出が開始されてから第2移行画像734が表示されるまでに第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、段階表示演出が実行される。そのため、特殊時短遊技状態ならではの演出のみならず保留画像702の表示態様の変化を遊技者に楽しませることができるとともに、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときの入賞に基づいて表示される保留画像702の特別感を、遊技者に与えることができる。
【2103】
また、第2移行画像734が表示されているときに入賞した場合、未完成表示態様の保留画像702が遊技者に対して視認可能である状態にならない。そのため、保留画像702が遊技者に過度に着目されることが防止され、通常遊技状態に応じたステージ画像706から特殊時短遊技状態ならではのステージ画像706への切り替わりを遊技者に着目させることができる。
【2104】
特に、本実施形態では、第2移行画像734が表示されているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合、第1始動口121への入賞を報知する入賞音が出力されない。そのため、第2始動口122に遊技球が入賞しやすい特殊時短遊技状態において、第1始動口121に遊技球が入賞したことが遊技者に過度に意識されることが防止され、通常遊技状態に応じたステージ画像706から特殊時短遊技状態ならではのステージ画像706への切り替わりを遊技者に着目させることができる。
【2105】
また、本実施形態では、第2移行画像734が表示されているときであっても、第2始動口122に遊技球が入賞した場合には、第2始動口122への入賞を報知する入賞音が出力される。そのため、第2始動口122に遊技球が入賞しやすい特殊時短遊技状態であることを遊技者に認識させることができる。
【2106】
なお、第2移行画像734が表示されているときであっても、第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、第1始動口121への入賞を報知する入賞音が出力されてもよい。この場合、第1始動口121への入賞が有効ではないと遊技者に誤認されることを防止できる。
また、第2移行画像734が表示されているときに第2始動口122に遊技球が入賞した場合に、第2始動口122への入賞を報知する入賞音が出力されないようにしてもよい。この場合、遊技球が入賞したことが遊技者に過度に意識されることが防止され、通常遊技状態に応じたステージ画像706から特殊時短遊技状態ならではのステージ画像706への切り替わりを遊技者に着目させることができる。
【2107】
(変動演出例10の変形例)
図314乃至図316は、変動演出例10の変形例を示す図である。
変動演出例10では、特殊時短遊技状態における初回の変動演出として、第1始動口121への入賞に基づく変動演出について説明したが、特殊時短遊技状態における初回の変動演出は、上記の例に限定されない。
以下では、図314乃至図316を参照しながら、変動演出例10の変形例を説明する。この変形例は、特殊時短遊技状態における初回の変動演出として、第2始動口122に遊技球が入賞したことに基づく変動演出が行われる例である。なお、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【2108】
まず、変動演出例10と同じように、通常遊技状態において、特殊時短遊技状態になるまでに必要な所定回数のうちの最終回の変動演出が終了し、遊技機1が、特殊時短遊技状態に制御される。また、最終回の変動演出が終了してから第1始動口121および第2始動口122の何れにも遊技球が入賞することなく所定時間が経過すると、図314(1)に示すように、客待ち画像710が表示される。また、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第8態様になる。また、このとき、音声出力装置9から、特殊時短遊技状態であることを報知する報知音が出力される。図314(1)に示す状態は、変動演出例10における図306(5)に示す状態と同じ状態である。
【2109】
次に、第2始動口122に遊技球が入賞すると、図314(2)に示すように、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音の音声出力装置9からの出力が開始される。また、このとき、装飾図柄700、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態を継続している。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも第8態様である状態を継続している。
【2110】
次に、図314(3)に示すように、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも、第8態様から第2態様に切り替わる。また、このとき、装飾図柄700、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態を継続している。また、このとき、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力され続けている。
【2111】
次に、図314(4)に示すように、客待ち画像710の非表示演出が開始され、客待ち画像710の透過度が高くなる。このとき、装飾図柄700、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認容易ではないものの、遊技者に対して視認可能である状態になる。一方で、変動画像701および保留画像702の何れも表示されていない。また、このとき、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力され続けている。
【2112】
次に、図314(5)に示すように、客待ち画像710の非表示演出が進行し、客待ち画像710の透過度がさらに高くなる。また、このとき、特別図柄の変動表示開始に伴い、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。このとき、装飾図柄700の変動開始時動作が開始され、小図柄704は高速で変動表示される。また、このとき、第2始動口122の保留数表示703は、「0」が示されたままである。また、このとき、変動画像701および保留画像702の何れも表示されていない。また、装飾図柄700、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認容易ではないものの、遊技者に対して視認可能である状態を継続する。また、このとき、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力され続けている。
【2113】
次に、図314(6)に示すように、客待ち画像710の非表示演出が終了し、客待ち画像710が非表示になる。これにより、装飾図柄700、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認容易である状態になる。また、このとき、変動開始時動作が終了し、装飾図柄700の変動が高速になる。また、このとき、カウントダウン画像732である「0」が表示される。一方で、第1画像表示装置70には、変動画像701および保留画像702の何れも表示されていない。また、このときには、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力されなくなる。
また、このとき、第2始動口122に遊技球が入賞すると、第2始動口122の保留数表示703に「1」が表示される。また、第2始動口122への入賞を報知する入賞音が音声出力装置9から出力される。一方で、保留画像702は表示されない。
【2114】
次に、図315(7)に示すように、特殊時短開始画像733が表示される。
次に、図315(8)に示すように、第2移行画像734の表示が開始され、第1画像表示装置70の表示領域の一部に、第2移行画像734が表示される。
次に、図315(9)に示すように、第1画像表示装置70の全体に第2移行画像734が表示される。
次に、図315(10)に示すように、特殊時短選択画像735が表示される。図示の例では、特殊時短選択画像735において、「a」のモードにカーソルが合わせられている。
次に、図315(11)に示すように、モード開始画像736が表示される。
【2115】
次に、図315(12)に示すように、第2移行画像734およびモード開始画像736が非表示になり、第1画像表示装置70には、装飾性の低い装飾図柄700である「125」が仮停止している。また、このとき、ステージ画像706として、第6ステージに対応する背景が表示されている。また、このとき、第3右打ち画像737および特殊時短残回数画像738が表示されている。また、第1始動口121の保留数表示703に「0」が示され、第2始動口122の保留数表示703に「1」が示されている。また、1つの保留画像702が表示されている。一方で、変動画像701は表示されていない。
次に、特別図柄の変動停止に伴い、図316(13)に示すように、3つの装飾図柄700および小図柄704である「125」が確定停止する。
【2116】
以上の通り、本実施形態では、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合、保留画像702が表示されてから(図307(10)参照)、変動画像701が表示される(図307(11)参照)。一方で、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときに第2始動口122に遊技球が入賞した場合、保留画像702および変動画像701の何れも表示されない(図314(6)参照)。
この場合、通常遊技状態に応じた背景からなるステージ画像706が表示されているにも関わらず、第1始動口121への入賞に基づく保留画像702および変動画像701が表示されないことによる違和感を遊技者に与えることを防止できる。また、通常遊技状態に応じた背景からなるステージ画像706が表示されているにも関わらず、通常遊技状態において入賞が困難である第2始動口122への入賞に基づく保留画像702および変動画像701が表示されることによる違和感を遊技者に与えることを防止できる。
【2117】
特に、本実施形態では、特殊時短遊技状態における初回の変動演出において第1始動口121への入賞についての保留が生じた場合、通常遊技状態に応じた背景からなるステージ画像706が表示されているときには保留画像702が表示され(図298(6)参照)、特殊時短遊技状態に応じた背景からなるステージ画像706が表示されているときには保留画像702が表示されない(図299(12)参照)。
この場合、通常遊技状態に応じた背景からなるステージ画像706が表示されているにも関わらず、第1始動口121への入賞に基づく保留画像702が表示されないことによる違和感を遊技者に与えることを防止できる。また、特殊時短遊技状態に応じた背景からなるステージ画像706が表示されているにも関わらず、特殊時短遊技状態においては入賞が狙われにくい第1始動口121への入賞に基づく保留画像702が表示されることによる違和感を遊技者に与えることを防止できる。
【2118】
また、本実施形態では、特殊時短遊技状態における初回の変動演出において第2始動口122への入賞についての保留が生じた場合、通常遊技状態に応じた背景からなるステージ画像706が表示されているときには保留画像702が表示されず(図314(6)参照)、特殊時短遊技状態に応じた背景からなるステージ画像706が表示されているときには保留画像702が表示される(図315(12)参照)。
この場合、通常遊技状態に応じた背景からなるステージ画像706が表示されているにも関わらず、通常遊技状態において入賞が困難である第2始動口122への入賞に基づく保留画像702が表示されることによる違和感を遊技者に与えることを防止できる。また、特殊時短遊技状態に応じた背景からなるステージ画像706が表示されているにも関わらず、特殊時短遊技状態において入賞し易い第2始動口122への入賞に基づく保留画像702が表示されないことによる違和感を遊技者に与えることを防止できる。
【2119】
(変動演出例10における他の演出例)
図317は、変動演出例10における他の演出例を示す図である。
変動演出例10では、客待ち画像710が表示されているときに、特殊時短遊技状態における初回の変動演出が開始される例を説明したが、客待ち画像710が表示されているときに行われる演出は、上記の例に限定されない。
以下では、図317を参照しながら、変動演出例10における他の演出例を説明する。なお、以下の説明においては、上述した各変動演出例や変形例と相違する点を主に説明し、各変動演出例や変形例と一致する点については説明を省略することがある。
【2120】
まず、変動演出例10と同じように、特殊時短遊技状態になるまでに必要な所定回数のうちの最終回の変動演出が終了し、遊技機1が、特殊時短遊技状態に制御される。また、最終回の変動演出が終了してから第1始動口121および第2始動口122の何れにも遊技球が入賞することなく所定時間が経過すると、図317(1)に示すように、客待ち画像710が表示される。また、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも第8態様になる。また、このとき、特殊時短遊技状態であることを報知する報知音が音声出力装置9から出力される。図317(1)に示す状態は、変動演出例10における図306(5)に示す状態と同じ状態である。
【2121】
そして、客待ち画像710が表示されているときに、磁気検出センサ57aによって異常な磁気が検出されると、磁気エラーが発生し、図317(2)に示すように、磁気エラー報知画像741が表示される。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも、第8態様から第9態様に切り替わる。第9態様は、橙色により周期的に点滅する発光の態様であって、第1態様乃至第8態様の何れとも異なる態様である。また、第9態様は、エラーの発生を示唆または報知する態様として捉えられる。また、第9態様における点滅の周期は、例えば、1.5秒である。すなわち、入賞時発光演出における点滅の周期よりも、第9態様における点滅の周期の方が長い。また、このとき、音声出力装置9から、「磁石を検知しました」の音声とともに、警告音が出力される。
【2122】
以上の通り、本実施形態では、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときにエラーが発生した場合、音の出力の態様を、エラーの発生に応じた態様に切り替える。そのため、特定画像の表示中において遊技者が遊技機1から目を離している場合であっても、エラーが発生したことを遊技者に認識させることができる。
【2123】
なお、図317(2)に示す例では、客待ち画像710および第2右打ち画像725が表示されているときに磁気エラーが発生した場合に、客待ち画像710および第2右打ち画像725の何れも表示されずに磁気エラー報知画像741が表示されることを説明したが、これに限定されない。客待ち画像710や第2右打ち画像725が表示されているときに磁気エラーが発生した場合に、客待ち画像710や右打ち画像725の表示が継続され、客待ち画像710よりも前面のレイヤに磁気エラー報知画像741が表示されてもよい。
【2124】
また、遊技状態に関わらず、特定画像が表示されているときにエラーが発生した場合には、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cを第9態様に切り替えるとともに、音の出力の態様をエラーの発生に応じた態様に切り替え、さらに、磁気エラー報知画像741を表示してもよい。
また、特定画像が表示されているときにエラーが発生した場合のみならず、何れの場合であっても、エラーが発生した場合には、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cを第9態様に切り替えるとともに、音の出力の態様をエラーの発生に応じた態様に切り替え、さらに、磁気エラー報知画像741を表示してもよい。
【2125】
(変動演出例11の変形例)
図318乃至図320は、変動演出例11の変形例を示す図である。
変動演出例11では、特殊時短遊技状態における初回の変動演出として、第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出について説明したが、これに限定されない。
以下では、図318乃至図320を参照しながら、変動演出例11の変形例を説明する。この変形例は、特殊時短遊技状態における初回の変動演出として、第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出が行われる例である。なお、以下の説明においては、上述した各変動演出例や変形例と相違する点を主に説明し、各変動演出例や変形例と一致する点については説明を省略することがある。
【2126】
まず、変動演出例11と同じように、通常遊技状態において、特殊時短遊技状態になるまでに必要な所定回数のうちの最終回の変動演出が終了し、遊技機1が、特殊時短遊技状態に制御される。また、最終回の変動演出が終了してから第1始動口121および第2始動口122の何れにも遊技球が入賞することなく所定時間が経過すると、図318(1)に示すように、調整画像716およびメニュー画像717が表示される。また、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第5態様になる。また、図示を省略するが、このとき、音声出力装置9からは、前回の変動演出に応じたBGMが、変動演出の実行中よりも小さい音量により出力される。図318(1)に示す状態は、変動演出例11における図311(1)に示す状態と同じ状態である。
【2127】
次に、第2始動口122に遊技球が入賞すると、図318(2)に示すように、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力される。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第5態様である状態を継続している。
次に、図318(3)に示すように、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも第5態様から第2態様に切り替わる。また、このとき、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力され続けている。
【2128】
次に、図318(4)に示すように、調整画像716およびメニュー画像717の非表示演出が開始され、調整画像716およびメニュー画像717の透過度が高くなる。また、このとき、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力され続けている。
次に、図318(5)に示すように、調整画像716およびメニュー画像717の非表示演出が終了し、調整画像716およびメニュー画像717が非表示になる。また、このとき、特別図柄の変動表示開始に伴い、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。このとき、装飾図柄700の変動開始時動作が開始され、小図柄704は高速で変動表示される。また、このとき、第2始動口122の保留数表示703には「0」が示されたままであり、変動画像701および保留画像702の何れも表示されていない。また、このとき、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力され続けている。
【2129】
次に、図318(6)に示すように、変動開始時動作が終了し、装飾図柄700の変動が高速になる。また、このとき、カウントダウン画像732である「0」が表示される。また、このとき、変動画像701および保留画像702の何れも表示されていない。また、このときには、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力されなくなる。
次に、第2始動口122に遊技球が入賞すると、図319(7)に示すように、第2始動口122の保留数表示703に「1」が表示される。また、第2始動口122への入賞を報知する入賞音が音声出力装置9から出力される。一方で、保留画像702は表示されない。
【2130】
次に、図319(8)に示すように、第2移行画像734の表示が開始され、第1画像表示装置70の表示領域の一部に、第2移行画像734が表示される。
次に、図319(9)に示すように、第1画像表示装置70の全面に第2移行画像734が表示される。すなわち、特殊時短開始画像733(図312(9)参照)が表示されることなく、第2移行画像734が表示される。
【2131】
次に、図319(10)に示すように、第2移行画像734が非表示になり、ゾロ目の装飾図柄700である「444」が仮停止する。また、このとき、ステージ画像706が再び表示される。図示の例では、ステージ画像706として、第1ステージに対応する背景が示されている。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、第2態様から第7態様に切り替わる。図示の例では、トップランプ10bが橙色に点灯し、盤ランプ74bが黄色に点灯し、可動部材ランプ74cが緑色に点灯し、ボタンランプ17cが青色に点灯する。なお、このとき、実行回数画像705および到達残回数画像708は表示されていない。
【2132】
そして、特別図柄の変動停止にともない、図319(11)に示すように、装飾図柄700および小図柄704である「444」が確定停止する。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、第7態様である状態を継続する。図示の例では、トップランプ10bが黄色に点灯し、盤ランプ74bが緑色に点灯し、可動部材ランプ74cが青色に点灯し、ボタンランプ17cが藍色に点灯する。
【2133】
次に、図319(12)に示すように、オープニング画像719が表示される。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも第7態様から第2態様に切り替わる。
次に、図320(13)に示すように、第1右打ち画像720および促進画像721が表示される。
【2134】
そして、促進画像721が表示されてから所定時間が経過すると、図320(14)に示すように、ラウンド中画像722と、ラウンド数画像723とが表示される。図示の例では、ラウンド数画像723に「Round1」のテキストが表示されている。
次に、最終回のラウンドが終了すると、図320(15)に示すように、特別時短選択画像745が表示される。図示の例では、特別時短選択画像745において、「A」のモードにカーソルが合わせられている。
そして、特別時短選択画像745が表示されてから所定時間が経過すると、図320(16)に示すように、通常時短開始画像724が表示される。また、このとき、カード注意画像739および遊技注意画像740が表示される。
【2135】
次に、遊技機1が特別時短遊技状態に制御されると、図320(17)に示すように、第1画像表示装置70には、装飾性の低い装飾図柄700である「444」が確定停止される。そして、小図柄704も、装飾図柄700と同様に「444」の数字の並びによって確定停止されている。また、このとき、ステージ画像706として、第3ステージに対応する背景が表示されている。また、このとき、第2右打ち画像725および通常時短残回数画像726が表示されている。また、第1始動口121の保留数表示703に「0」が示され、第2始動口122の保留数表示703に「1」が示されている。また、1つの保留画像702が表示されている。
【2136】
なお、この変形例では、特殊時短遊技状態において初回の変動演出の開始前に調整画像716およびメニュー画像717が表示されているときの入賞に基づく変動演出について説明した。ここで、特殊時短遊技状態において初回の変動演出の開始前に客待ち画像710が表示されているとき(図306(5)参照)の第1始動口121または第2始動口122への入賞に基づき、この変形例で説明した変動演出が実行されてもよい。
【2137】
このように、規定回数到達の際(特殊時短遊技状態突入の際)には、第1所定画像(第2移行画像734等)が出現して装飾図柄700が隠れ、再び装飾図柄700が出現する第1演出を行う。また、大当りの場合には、大当たりを示す装飾図柄700を表示する第2演出を行う。また、第1演出が行われる場合も、第2演出が行われる場合も時短遊技状態に移行する。そして、規定回数に到達したときと、規定回数でないときとで、大当たり時の第2演出の演出態様が異なる。
この場合、規定回数到達の際には第1所定画像を表示して装飾図柄700を隠すことで特別なモード(特殊時短遊技状態)への移行を遊技者に期待させ、興趣性を向上することができる。また、規定回数以外でも大当たりの場合は時短遊技状態に移行する。また、規定回数到達時と、規定回数以外のときとで大当たり時の演出態様を異ならせることで、演出を多様化することができ、興趣性を向上させることができる。
【2138】
また、規定回数到達の際(特殊時短遊技状態突入の際)には、第1所定画像(第2移行画像734等)が出現して装飾図柄700が隠れ、再び装飾図柄700が出現する第1演出を行う。また、大当りの場合には、大当たりを示す装飾図柄700を表示する第2演出を行う。また、第1演出が行われる場合も、第2演出が行われる場合も時短遊技状態に移行する。そして、規定回数到達時において、大当たりの場合とハズレの場合とで、第1演出の演出態様が異なる。
この場合、規定回数到達時において、大当たりの場合とハズレの場合とで第1演出の演出態様を異ならせることで、演出を多様化することができ、興趣性を向上させることができる。
【2139】
また、第1演出が行われる場合の右打ち報知演出(特殊時短開始画像733の表示)と、第2演出が行われる場合の右打ち報知演出(第1右打ち画像720および促進画像721の表示)とは演出態様が異なる。
この場合、第1演出が行われる場合と第2演出が行われる場合とで右打ち報知演出の演出態様を異ならせることで、演出を多様化することができる。
【2140】
また、第1演出が行われる場合は、カード注意画像739(遊技注意画像740)を表示せずに第2遊技状態(時短遊技状態)を示す特定モードに移行し、第2演出が行われる場合は、カード注意画像739(遊技注意画像740)を表示してから第2遊技状態(時短遊技状態)を示す特定モードに移行する。
この場合、大当りの場合はカード注意画像739(遊技注意画像740)を表示することで、遊技者に注意を促すことができ、特殊時短遊技状態突入の際はこれらの画像を表示しないことで、即座に特殊時短遊技状態を示す演出モードに移行させることができる。
【2141】
また、第1所定画像が表示されてから第2遊技状態(時短遊技状態)に移行するまでの第1時間は、第2所定画像が表示されてから第2遊技状態(時短遊技状態)に移行するまでの第2時間よりも短い。
この場合、第1所定画像が表示される場合は短い時間で第2遊技状態に移行させることができ、興趣性を向上させることができる。
【2142】
(変動演出例12)
図321および図322は、演出制御部300が第1画像表示装置70を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図321および図322を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例12)を説明する。変動演出例12には、2回の変動演出が含まれる。この2回の変動演出のうちの初回の変動演出は、特殊時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞したことに基づく変動演出である。また、2回目の変動演出は、特殊時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞したことに基づく変動演出である。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例や各変形例と相違する点を主に説明し、各変動演出例や各変形例と一致する点については説明を省略することがある。
【2143】
まず、図321(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することに伴い演出制御部300によって、第1画像表示装置70において装飾図柄700および小図柄704が確定停止されている。また、このとき、特殊時短残回数画像738には、「700」のテキストが示されている。また、ステージ画像706として、第6ステージに対応する背景が示されている。また、第1始動口121の保留数表示703および第2始動口122の保留数表示703の何れにも「0」が示されている。また、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第1態様である。また、図示を省略するが、前回の変動演出に応じたBGMが、音声出力装置9から継続して出力されている。
【2144】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図321(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。一方で、第1始動口121の保留数表示703には「0」が示されたままである。また、変動画像701および保留画像702の何れも表示されていない。また、特殊時短残回数画像738の表示内容が「699」に更新される。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第1態様から第2態様に切り替わる。
次に、第2始動口122に遊技球が入賞すると、図321(3)に示すように、第2始動口122の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、段階表示演出が開始され、1番目の保留台座702Pから上方に離れた位置に、保留画像702が未完成表示態様により表示される。また、このとき、声出力装置9からの入賞音の出力が開始される。
【2145】
次に、図321(4)に示すように、段階表示演出が完了し、1番目の保留台座702Pに、通常表示態様の保留画像702が完成表示態様により表示される。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、保留画像702の動作演出が開始される。一方で、段階表示演出が完了しても、保留画像702は、変動台座701Pには移動せず、1番目の保留台座702Pへの表示を継続する。また、入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。
また、このとき、第2始動口122に遊技球が入賞すると、第2始動口122の保留数表示703に「2」が表示される。また、このとき、段階表示演出が開始され、2番目の保留台座702Pから上方に離れた位置に、保留画像702が未完成表示態様により表示される。また、このとき、音声出力装置9からの入賞音の出力が開始される。
【2146】
次に、図321(5)に示すように、段階表示演出が完了し、2番目の保留台座702Pに通常表示態様の保留画像702が完成表示態様により表示される。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、2番目の保留画像702の動作演出が開始される。また、第2始動口122への入賞を報知する入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。
次に、特別図柄の変動停止に伴い、図321(6)に示すように、3つの装飾図柄700および小図柄704である「364」が確定停止する。
【2147】
次に、図322(7)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、このとき、第2始動口122の保留数表示703が「1」に切り替わる。また、このとき、2番目の保留画像702は、1番目の保留台座702Pに向かって移動する。また、1番目の保留画像702が変動台座701Pに向かって移動するとともに拡大することで、変動画像701が表示される。また、特殊時短残回数画像738の表示内容が「698」に更新される。
次に、特別図柄の変動停止に伴い、図322(8)に示すように、3つの装飾図柄700および小図柄704である「712」が確定停止する。また、変動画像701が非表示になる。
【2148】
(変動演出例13)
図323乃至図325は、演出制御部300が第1画像表示装置70を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図323乃至図325を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例13)を説明する。変動演出例13は、特殊時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞したことに基づく変動演出であって、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出である。
また、以下の説明においては、上述した各変動演出例や各変形例と相違する点を主に説明し、各変動演出例や各変形例と一致する点については説明を省略することがある。
【2149】
まず、図323(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することに伴い演出制御部300によって、第1画像表示装置70において装飾図柄700および小図柄704が確定停止されている。また、このとき、特殊時短残回数画像738には、「600」のテキストが示されている。また、ステージ画像706として、第7ステージに対応する背景が示されている。第7ステージは、特殊時短選択画像735(図299(10)参照)において「b」のモードが選択された場合に設定されるステージである。また、第1始動口121の保留数表示703および第2始動口122の保留数表示703の何れにも「0」が示されている。また、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも第1態様である。また、図示を省略するが、前回の変動演出に応じたBGMが、音声出力装置9から継続して出力されている。
【2150】
次に、第2始動口122に遊技球が入賞すると、図323(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。このとき、装飾図柄700の変動開始時動作が開始され、小図柄704は高速で変動表示される。また、特殊時短残回数画像738の表示内容が「599」に更新される。また、このとき、第2始動口122の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、段階表示演出が開始され、1番目の保留台座702Pに、保留画像702が小さいサイズにより表示される。また、このとき、音声出力装置9からの入賞音の出力が開始される。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも、第1態様から第2態様に切り替わる。
【2151】
次に、図323(3)に示すように、変動開始時動作が進行する。また、このとき、段階表示演出が完了し、1番目の保留台座702Pに、長方形状の保留画像702が通常表示態様により表示される。この保留画像702は、図323(2)に示した例よりも大きい表示サイズである。また、この長方形状の保留画像702の表示態様は、第7ステージに応じた表示態様である。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、保留画像702の動作演出が開始される。また、入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力されて出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。
【2152】
次に、図323(4)に示すように、変動開始時動作が終了し、装飾図柄700の変動が高速になる。また、保留画像702が変動台座701Pに移動するとともに拡大することで、変動画像701が表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703が「0」に切り替わる。
次に、第2始動口122に遊技球が入賞すると、図323(5)に示すように、第2始動口122の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、段階表示演出が開始され、1番目の保留台座702Pに、保留画像702が小さいサイズにより表示される。また、このとき、音声出力装置9からの入賞音の出力が開始される。
【2153】
次に、図323(6)に示すように、段階表示演出が完了し、1番目の保留台座702Pに、長方形状の保留画像702が通常表示態様により表示される。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、保留画像702の動作演出が開始される。また、入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。
【2154】
次に、図324(7)に示すように、左装飾図柄700である「4」が仮停止してから、右装飾図柄700である「4」が仮停止し、リーチ演出が開始される。
次に、図324(8)に示すように、中装飾図柄700である「4」が仮停止することで、ゾロ目の装飾図柄700である「444」が仮停止する。すなわち、SPリーチ演出およびSPSPリーチ演出の何れも行われることなく、ゾロ目の装飾図柄700が仮停止する。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、第2態様から第7態様に切り替わる。図示の例では、トップランプ10bが橙色に点灯し、盤ランプ74bが黄色に点灯し、可動部材ランプ74cが緑色に点灯し、ボタンランプ17cが青色に点灯する。
【2155】
そして、特別図柄の変動停止にともない、図324(9)に示すように、装飾図柄700および小図柄704である「444」が確定停止する。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、第7態様である状態を継続する。図示の例では、トップランプ10bが黄色に点灯し、盤ランプ74bが緑色に点灯し、可動部材ランプ74cが青色に点灯し、ボタンランプ17cが藍色に点灯する。
【2156】
次に、図324(10)に示すように、オープニング画像719が表示される。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも第7態様から第2態様に切り替わる。
次に、図324(11)に示すように、第1右打ち画像720および促進画像721が表示される。
【2157】
そして、促進画像721が表示されてから所定時間が経過すると、図324(12)に示すように、ラウンド中画像722と、ラウンド数画像723とが表示される。図示の例では、ラウンド数画像723に「Round1」のテキストが表示されている。
次に、最終回のラウンドが終了すると、図325(13)に示すように、特別時短選択画像745が表示される。図示の例では、特別時短選択画像745において、「A」のモードにカーソルが合わせられている。
そして、特別時短選択画像745が表示されてから所定時間が経過すると、図325(14)に示すように、通常時短開始画像724が表示される。また、このとき、カード注意画像739および遊技注意画像740が表示される。
【2158】
次に、遊技機1が特別時短遊技状態に制御されると、図325(15)に示すように、第1画像表示装置70には、装飾性の低い装飾図柄700である「444」が確定停止される。そして、小図柄704も、装飾図柄700と同様に「444」の数字の並びによって確定停止されている。また、このとき、ステージ画像706として、第3ステージに対応する背景が示されている。また、このとき、第2右打ち画像725および通常時短残回数画像726が表示されている。また、第1始動口121の保留数表示703に「0」が示され、第2始動口122の保留数表示703に「1」が示されている。また、1つの保留画像702が表示されている。
【2159】
(通常表示態様の長方形状の保留画像702による段階表示演出)
次に、通常表示態様の長方形状の保留画像702による段階表示演出について説明する。図326は、通常表示態様の長方形状の保留画像702による段階表示演出の例を示した図である。
通常表示態様の長方形状の保留画像702は、段階表示演出として、4段階の演出を行う。第2始動口122に遊技球が入賞すると、まず、図326(1)に示すように、段階表示演出の第1段階として、透過度の高い保留画像702が白色により表示される。この保留画像702は、上下方向に延びた長方形状からなる。段階表示演出の第1段階における保留画像702の表示態様は、図323(2)および図323(5)に示した保留画像702の表示態様である。
【2160】
次に、図326(2)に示すように、段階表示演出の第2段階として、第1段階よりも透過度が低い保留画像702が白色により表示される。この保留画像702は、各々が上下方向に延びた長方形状からなる複数の画像が左右方向において所定間隔ごとに並ぶことで形成されている。図示の例においては、保留画像702において、長方形状からなる4つの画像が、左右方向に所定間隔ごとに並んでいる。この保留画像702は、第1段階に比べて大きい表示サイズにより表示されている。
次に、図324(3)に示すように、段階表示演出の第3段階として、第2段階よりも透過度が低い保留画像702が白色により表示される。図示の例では、保留画像702において、上下方向に延びた長方形状からなる6つの画像が、左右方向に所定間隔ごとに並んで表示されている。この保留画像702は、第2段階に比べて大きい表示サイズにより表示されている。
【2161】
次に、図324(4)に示すように、段階表示演出の第4段階、すなわち最終段階として、第3段階よりも透過度が低い保留画像702が表示される。この保留画像702は、左右方向に延びた長方形状からなる。また、この保留画像702は、第3段階に比べて大きい表示サイズにより表示されている。段階表示演出の最終段階における保留画像702の表示態様は、図323(3)および図323(6)に示した保留画像702の表示態様である。すなわち、図示を省略しているが、図323(2)および図323(5)に示した第1段階における保留画像702が表示された後、段階表示演出の第2段階における保留画像702が表示されてから、段階表示演出の第3段階における保留画像702が表示される。そして、その後、図323(3)および図323(6)に示した完成表示態様の保留画像702が表示される。
【2162】
このように、保留画像702に筋が形成されている段階(図326(3)参照)から、保留画像702に筋が形成されていない段階(図326(4)参照)への変化もまた、保留画像702の形態の変化として捉えられる。また、本実施形態では、段階表示演出が開始されてから完成表示態様の保留画像702が表示されるまでの時間、すなわち、長方形状の通常表示態様の保留画像702による段階表示演出の実行時間は、0.2秒である。
【2163】
また、段階表示演出が完了すると、図326(5)に示すように、保留画像702の動作演出が開始される。通常表示態様の長方形状の保留画像702は、動作演出として、上下への揺動を周期的に行う。この動作演出における揺動の周期は、例えば、2.0秒である。
【2164】
(変動演出例14)
図327および図328は、演出制御部300が第1画像表示装置70を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図327および図328を参照しながら装飾図柄700の変動演出について他の具体例(変動演出例14)について説明する。変動演出例14は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出例であって、変動演出の実行中に遊技機1の電源が遮断されてから復帰する場合の変動演出例である。また、以下の説明においては、上記の各変動演出例や各変形例と相違する点を主に説明し、各変動演出例や各変形例と一致する点については説明を省略することがある。
【2165】
まず、図327(1)に示すように、第1特別図柄表示器60において、1つ前の特別図柄の変動表示が停止している。また、第1特別図柄保留表示器63において、第1始動口121への入賞についての保留数が「3」である態様により表示されている。また、このとき、第1画像表示装置70において装飾図柄700および小図柄704が確定停止されている。また、第1始動口121の保留数表示703に「3」が表示されるとともに、3つの保留画像702が表示されている。また、実行回数画像705には「150GAME」のテキストが示され、到達残回数画像708には「あと350」のテキストが示されている。また、ステージ画像706として、第1ステージに対応する背景が示されている。また、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも第2態様である。また、図示を省略するが、前回の変動演出に応じたBGMが、音声出力装置9から継続して出力されている。
【2166】
次に、図327(2)に示すように、第1特別図柄表示器60において、次の特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63において、第1始動口121への入賞についての保留数が「2」である態様により表示される。また、特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、第1始動口121の保留数表示703が「2」に切り替わる。
【2167】
次に、遊技機1の電源が遮断されると、図327(3)に示すように、第1特別図柄表示器60および第1特別図柄保留表示器63におけるLEDが消灯する。また、このとき、第1画像表示装置70、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも消灯する。また、音声出力装置9からは、音が出力されなくなる。
【2168】
次に、遊技機1の電源が復帰すると、図327(4)に示すように、第1特別図柄表示器60における特別図柄の変動が再開される。また、第1特別図柄保留表示器63において、第1始動口121への入賞についての保留数が「2」である態様により表示される。
その後、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも第10態様になる。第10態様は、黄緑色に点灯する発光の態様であり、第1態様乃至第9態様の何れとも異なる態様である。
その後、第1画像表示装置70に、復帰中画像742が表示される。
一方で、遊技機1の電源が復帰してから、音声出力装置9から音は出力されていない。
【2169】
その後、図327(5)に示すように、第1特別図柄表示器60における特別図柄の変動が継続される。また、第1画像表示装置70においては、復帰中画像742の表示が継続されている。また、このとき、第1始動口121に遊技球が入賞すると、第1特別図柄保留表示器63において、第1始動口121への入賞についての保留数が「3」である態様により表示される。一方で、第1画像表示装置70には、保留画像702および保留数表示703の何れも表示されない。
【2170】
次に、図327(6)に示すように、第1特別図柄表示器60において、特別図柄の変動表示が停止する。
その後、復帰中画像742の非表示演出が開始され、復帰中画像742の透過度が高くなる。そして、復帰中画像742の透過度が高くなることで、装飾図柄700、保留画像702、保留数表示703、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認容易ではないものの、遊技者に対して視認可能である状態になる。また、このとき、3つの保留画像702は、何れも、完成表示態様により表示されている。すなわち、3番目の保留画像702は、未完成表示態様が遊技者に対して視認可能になることなく、表示される。また、音声出力装置9からは、音は出力されていない。
【2171】
次に、図328(7)に示すように、復帰中画像742の非表示演出が終了し、復帰中画像742が非表示になる。これにより、装飾図柄700、保留画像702、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、何れも、遊技者に対して視認容易である状態になる。また、このとき、装飾図柄700および小図柄704である「135」が確定停止されている。また、第1始動口121の保留数表示703には「3」が示されている。また、実行回数画像705には「151GAME」のテキストが示され、到達残回数画像708には「あと349」のテキストが示されている。一方で、音声出力装置9からは、音は出力されていない。
また、このとき、3つの保留画像702の動作演出が実行されており、3つの保留画像702は、何れも、動作演出が開始される前の初期位置から時計回り方向に回転している。
【2172】
次に、図328(8)に示すように、次の変動演出が開始されることを予告する予告音が、音声出力装置9から出力される。一例を挙げると、音声出力装置9から「まもなく変動演出が始まります」の音声が出力される。
また、このとき、3つの保留画像702の動作演出が継続されており、3つの保留画像702はさらに時計回り方向に回転している。
【2173】
次に、図328(9)に示すように、第1特別図柄表示器60において、次の特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63において、第1始動口121への入賞についての保留数が「2」である態様により表示される。
その後、特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、第1始動口121の保留数表示703が「2」に切り替わる。また、1番目の保留画像702が変動台座701Pに移動することで、変動画像701が表示される。また、実行中の変動演出に応じたBGMが音声出力装置9から出力される。図示を省略するが、この後、特別図柄の変動停止に伴い、装飾図柄700および小図柄704が確定停止され、変動画像701が非表示になる。
【2174】
図329は、変動演出例14における各演出の説明図である。
図329に示すように、変動演出例14の時点T1において、通常遊技状態における変動演出が開始される。このとき、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始され、装飾図柄700および小図柄704は、遊技者に対して視認容易な状態である。また、このとき、変動画像701および2つの保留画像702の動作演出が実行されており、変動画像701および2つの保留画像702は、遊技者に対して視認容易な状態である。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも第2態様である。また、このとき、実行中の変動演出に応じたBGMが、音声出力装置9から出力されている。時点T1の状態は、図327(2)に示した状態である。
【2175】
その後、時点T2において、遊技機1の電源が遮断される。このとき、装飾図柄700、変動画像701、保留画像702、および小図柄704は、何れも表示されなくなる。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも消灯する。また、このとき、音声出力装置9からは、音が出力されなくなる。時点T2の状態は、図327(3)に示した状態である。
【2176】
その後、時点T3において、遊技機1の電源が復帰する。
その後、時点T4において、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも第10態様になる。
その後、時点T5において、復帰中画像742が表示される。時点T5の状態は、図327(4)に示した状態である。
その後、時点T6において、第1始動口121に遊技球が入賞する。
【2177】
その後、時点T7において、遊技機1の電源が遮断される前から開始されていた変動演出が終了する。また、このとき、復帰中画像742の非表示演出が開始される。このとき、装飾図柄700および小図柄704が確定停止され、装飾図柄700および小図柄704は、遊技者に対して視認可能である状態になる。また、このとき、3番目の保留画像702の表示が開始される。この3番目の保留画像702は、完成表示態様により表示される。また、このとき、3つの保留画像702の動作演出が実行されている。また、このとき、3つの保留画像702は、何れも遊技者に対して視認可能である状態になる。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも第10態様から第2態様に切り替わる。時点T7の状態は、図327(6)に示した状態である。
【2178】
その後、時点T8において、復帰中画像742の非表示演出が終了し、復帰中画像742が表示されなくなる。このとき、装飾図柄700、3つの保留画像702、および小図柄704は、何れも遊技者に対して視認容易である状態になる。時点T8の状態は、図328(7)に示した状態である。
その後、時点T9において、次の変動演出が開始されることを予告する予告音が、音声出力装置9から出力される。時点T9の状態は、図328(8)に示した状態である。
【2179】
その後、時点T10において、次の変動演出が開始される。このとき、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、このとき、実行中の変動演出に応じたBGMが、音声出力装置9から出力される。
その後、時点T11において、1番目の保留画像702が変動台座701Pに移動することで、変動画像701の表示が開始される。時点T11の状態は、図328(9)
に示した状態である。
【2180】
以上の通り、本実施形態では、遊技機1の電源が遮断された後であって電源の遮断時に実行されていた特別図柄の変動中、すなわち復帰中画像742が表示されているときに入賞した場合、未完成表示態様の保留画像702が遊技者に対して視認可能になることなく、完成表示態様の保留画像702が表示される。
この場合、未完成表示態様の保留画像702が遊技者に対して視認可能にならない分だけ、遊技機1の電源が遮断されてから復帰した後に完成表示態様の保留画像702が一早く遊技者に視認される。そのため、復帰中画像742の表示中、すなわち装飾図柄700やステージ画像706が表示されていないときの第1始動口121への入賞により保留が発生することを一早く遊技者に認識させることができ、遊技者に安心感を与えることができる。
【2181】
また、本実施形態では、保留が存在する状態で遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合、電源が復帰するときに実行されている変動の次の変動が開始される前に、保留画像702に動作表示させる(図328(7)参照)。
この場合、保留画像702に動作表示させない場合に比べて、保留画像702が目立ちやすくなる。そのため、遊技機1の電源が遮断したときの保留が、電源の遮断によっては失われていないことを一早く遊技者に認識させやすくすることができる。
【2182】
また、本実施形態では、保留が存在する状態で遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合、装飾図柄700や小図柄704は再表示される際に停止表示されているが、保留画像702は動作表示されている。
この場合、装飾図柄700や小図柄704が再表示される際に動作表示されている場合に生じ得る、この動作表示が何れの変動における動作表示であるか認識できないという遊技者の混乱を防止できる。また、遊技機1の電源が遮断したときの保留が、電源の遮断によっては失われていないことを遊技者に認識させやすくすることができる。
【2183】
また、本実施形態では、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出が実行される場合、非表示にされた保留画像702が徐々に再表示される(図279(15)、図279(16)参照)。一方で、保留が存在する状態で遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合、非表示にされた保留画像702は一度に表示される(図328(7)参照)。
この場合、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出が実行される場合には、ステージ画像706等が再び表示されることの違和感を抑えつつ、非表示になった保留画像702が無くなっていないことを遊技者に認識させることができる。また、遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合には、遮断したときの保留が電源の遮断によっては失われていないことを一早く遊技者に認識させることができ、遊技者に安心感を与えることができる。すなわち、保留画像702が演出により非表示にされたか否かに応じて、保留画像702を再表示させる態様を異ならせることで、遊技者の興趣を低下させることを抑制できる。
【2184】
また、本実施形態では、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出が実行される場合、非表示にされた変動画像701および保留画像702が何れも再表示される(図279(16)参照)。一方で、保留が存在する状態で遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合、非表示にされた変動画像701は再表示されずに保留画像702は再表示される(図328(9)参照)。
この場合、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出が実行される場合には、このSPリーチ演出やSPSPリーチ演出が変動画像701に基づく変動演出において実行されたものであることを遊技者に認識させることができる。また、保留が存在する状態で遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合に変動画像701が再表示されることで生じ得る、遊技機1の電源の遮断時に実行されていた変動が再び行われるとの遊技者の誤認を防止できる。
【2185】
また、本実施形態では、保留が存在する状態で遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合、演出音が出力される前に保留画像702を表示する(図328(7)、図328(8)参照)。
この場合、遊技機1の電源が復帰してから変動演出が開始される前に、保留数を遊技者に認識させることができる。
【2186】
特に、本実施形態では、特別演出の開始以前の特殊時短遊技状態において入賞した場合、保留画像702の表示完了前に音の出力の態様を切り替える。一方で、保留が存在する状態で遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合、演出音が出力される前に保留画像702の表示が完了する。すなわち、保留が存在しないために保留画像702が表示されていない場合であるか、保留が存在するにも関わらず保留画像702が表示されていない場合であるかに応じて、音の出力タイミングと、保留画像702の表示タイミングとの時系列の関係を逆転させる。
この場合、遊技機1の状態に応じて、特殊時短遊技状態に関する演出が開始されることを一早く遊技者に認識させるか、保留数を一早く遊技者に認識させるかを異ならせることで、遊技機1が何れの状態である場合であっても遊技者の興趣を低下させにくくすることができる。
【2187】
また、本実施形態では、遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合、復帰中画像742が非表示になった後に演出音が出力される。
この場合、出力された演出音が、電源の復帰に関する音であると遊技者に誤認されることを抑制した上で、演出が再開することを遊技者に認識させることができる。
【2188】
特に、本実施形態では、特別演出の開始以前の特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときに入賞する場合、特定画像が非表示になる前に音の出力の態様を切り替える。一方で、遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合、復帰中画像742が非表示になった後に演出音が出力される。すなわち、遊技機1の状態の変化に基づいて画像が表示されたか否かに応じて、音の出力タイミングと、画像の非表示タイミングとの時系列の関係を逆転させる。
この場合、遊技機1の状態の変化に基づいて画像が表示されたか否かに応じて、遊技者の誤認を抑制しつつ演出を遊技者に認識させるか、演出を一早く遊技者に認識させるかを異ならせることで、遊技機1の状態に関わらず、遊技者の興趣を低下させにくくすることができる。
【2189】
また、本実施形態では、遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合、装飾図柄700が表示された後に演出音が出力される。
この場合、出力された音が電源の復帰に関する音であると遊技者に誤認されることを抑制した上で、出力された音が変動演出に関わる音であると遊技者に認識させることができる。
【2190】
特に、本実施形態では、特別演出の開始以前の特殊時短遊技状態において入賞した場合、装飾図柄700が視認容易になる前に音の出力の態様を切り替える。一方で、遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合、装飾図柄700が視認容易になった後に演出音が出力される。すなわち、遊技機1の状態の変化に基づいて装飾図柄700が視認不能である状態になったか否かに応じて、遊技者の誤認を抑制しつつ演出を遊技者に認識させるか、演出を一早く遊技者に認識させるかを異ならせることで、遊技機1の状態に関わらず、遊技者の興趣を低下させにくくすることができる。
【2191】
また、本実施形態では、遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合、小図柄704が表示された後に演出音が出力される。
この場合、出力された音が電源の復帰に関する音であると遊技者に誤認されることを抑制した上で、出力された音が変動演出に関わる音であると遊技者に認識させることができる。
【2192】
特に、本実施形態では、特別演出の開始以前の特殊時短遊技状態において入賞した場合、小図柄704が視認容易になる前に音の出力の態様を切り替える。一方で、遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合、小図柄704が視認容易になった後に演出音が出力される。すなわち、遊技機1の状態の変化に基づいて小図柄704が視認不能である状態になったか否かに応じて、遊技者の誤認を抑制しつつ演出を遊技者に認識させるか、演出を一早く遊技者に認識させるかを異ならせることで、遊技機1の状態に関わらず、遊技者の興趣を低下させにくくすることができる。
【2193】
また、本実施形態では、遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合、トップランプ10bが発光した後に演出音が出力される。
この場合、出力された音が電源の復帰に関する音であると遊技者に誤認されることを抑制した上で、出力された音が演出に関わる音であると遊技者に認識させることができる。
【2194】
特に、本実施形態では、特別演出の開始以前の特殊時短遊技状態において入賞した場合、トップランプ10bの態様を切り替える前に音の出力の態様を切り替える。一方で、遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合、トップランプ10bが消灯の態様から発光の態様に切り替わった後に演出音が出力される。すなわち、遊技機1の状態の変化に基づいてトップランプ10bが特定の態様になったか否かに応じて、遊技者の誤認を抑制しつつ演出を遊技者に認識させるか、演出を一早く遊技者に認識させるかを異ならせることで、遊技機1の状態に関わらず、遊技者の興趣を低下させにくくすることができる。
【2195】
また、本実施形態では、遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合、盤ランプ74bが発光した後に演出音が出力される。
この場合、出力された音が電源の復帰に関する音であると遊技者に誤認されることを抑制した上で、出力された音が演出に関わる音であると遊技者に認識させることができる。
【2196】
特に、本実施形態では、特別演出の開始以前の特殊時短遊技状態において入賞した場合、盤ランプ74bの態様を切り替える前に音の出力の態様を切り替える。一方で、遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合、盤ランプ74bが消灯の態様から発光の態様に切り替わった後に演出音が出力される。すなわち、遊技機1の状態の変化に基づいて盤ランプ74bが特定の態様になったか否かに応じて、遊技者の誤認を抑制しつつ演出を遊技者に認識させるか、演出を一早く遊技者に認識させるかを異ならせることで、遊技機1の状態に関わらず、遊技者の興趣を低下させにくくすることができる。
【2197】
また、本実施形態では、遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合、可動部材ランプ74cやボタンランプ17cが発光した後に演出音が出力される。
この場合、出力された音が電源の復帰に関する音であると遊技者に誤認されることを抑制した上で、出力された音が演出に関わる音であると遊技者に認識させることができる。
【2198】
特に、本実施形態では、特別演出の開始以前の特殊時短遊技状態において入賞した場合、可動部材ランプ74cやボタンランプ17cの態様を切り替える前に音の出力の態様を切り替える。一方で、遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合、可動部材ランプ74cやボタンランプ17cが消灯の態様から発光の態様に切り替わった後に演出音が出力される。すなわち、遊技機1の状態の変化に基づいて可動部材ランプ74cやボタンランプ17cが特定の態様になったか否かに応じて、遊技者の誤認を抑制しつつ演出を遊技者に認識させるか、演出を一早く遊技者に認識させるかを異ならせることで、遊技機1の状態に関わらず、遊技者の興趣を低下させにくくすることができる。
【2199】
(変動演出例15)
図330および図331は、演出制御部300が第1画像表示装置70を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図330および図331を参照しながら装飾図柄700の変動演出について他の具体例(変動演出例15)について説明する。変動演出例15は、特殊時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出例であって、変動演出の実行中に遊技機1の電源が断たれてから復帰する場合の変動演出例である。また、以下の説明においては、上記の各変動演出例や各変形例と相違する点を主に説明し、各変動演出例や各変形例と一致する点については説明を省略することがある。
【2200】
まず、図330(1)に示すように、第2特別図柄表示器61において、1つ前の特別図柄の変動表示が停止している。また、第1特別図柄保留表示器63において、第1始動口121への入賞についての保留数が「0」である態様により表示、すなわち消灯している。また、第2特別図柄保留表示器64において、第2始動口122への入賞についての保留数が「3」である態様により表示されている。また、このとき、第1画像表示装置70において装飾図柄700および小図柄704が確定停止されている。また、第1始動口121の保留数表示703に「0」が表示され、第2始動口122の保留数表示703に「3」が表示されている。また、3つの保留画像702が表示されている。また、特殊時短残回数画像738には「700」のテキストが示されている。また、ステージ画像706として、第6ステージに対応する背景が示されている。また、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも第2態様である。また、図示を省略するが、前回の変動演出に応じたBGMが、音声出力装置9から継続して出力されている。
【2201】
次に、図330(2)に示すように、第2特別図柄表示器61において、次の特別図柄の変動表示が開始される。また、第2特別図柄保留表示器64において、第2始動口122への入賞についての保留数が「2」である態様により表示される。また、特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示703が「2」に切り替わる。また、特殊時短残回数画像738の表示内容が「699」に更新される。
【2202】
次に、遊技機1の電源が遮断されると、図330(3)に示すように、第2特別図柄表示器61、第1特別図柄保留表示器63、および第2特別図柄保留表示器64におけるLEDが消灯する。また、このとき、第1画像表示装置70、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも消灯する。また、音声出力装置9からは、音が出力されなくなる。
【2203】
次に、遊技機1の電源が復帰すると、図330(4)に示すように、第2特別図柄表示器61における特別図柄の変動が再開される。また、第2特別図柄保留表示器64において、第2始動口122への入賞についての保留数が「2」である態様により表示される。
その後、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも第10態様になる。
その後、第1画像表示装置70に、復帰中画像742および第2右打ち画像725が表示される。
一方で、遊技機1の電源が復帰してから、音声出力装置9から音は出力されていない。
【2204】
その後、図330(5)に示すように、第2特別図柄表示器61における特別図柄の変動が継続される。また、第1画像表示装置70においては、復帰中画像742の表示が継続されている。また、このとき、第1始動口121に遊技球が入賞すると、第1特別図柄保留表示器63において、第1始動口121への入賞についての保留数が「1」である態様により表示される。一方で、第1画像表示装置70には、保留画像702および保留数表示703の何れも表示されない。また、音声出力装置9からは、音は出力されていない。
【2205】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図330(6)に示すように、第1特別図柄保留表示器63において、第1始動口121への入賞についての保留数が「2」である態様により表示される。一方で、第1画像表示装置70には、保留画像702および保留数表示703の何れも表示されない。また、音声出力装置9からは、音は出力されていない。
【2206】
次に、第2始動口122に遊技球が入賞すると、図331(7)に示すように、第2特別図柄保留表示器64において、第2始動口122への入賞についての保留数が「3」である態様により表示される。一方で、第1画像表示装置70には、保留画像702および保留数表示703の何れも表示されない。
【2207】
次に、図331(8)に示すように、第2特別図柄表示器61において、特別図柄の変動表示が停止する。
その後、復帰中画像742の非表示演出が開始され、復帰中画像742の透過度が高くなると、装飾図柄700、保留画像702、保留数表示703、小図柄704、ステージ画像706、および特殊時短残回数画像738は、遊技者に対して視認容易ではないものの、遊技者に対して視認可能である状態になる。また、このとき、3番目の保留画像702は、段階表示演出が行われることなく、完成表示態様により表示されている。また、このとき、音声出力装置9からは、音は出力されていない。
【2208】
次に、図331(9)に示すように、復帰中画像742の非表示演出が終了し、復帰中画像742が非表示になる。これにより、装飾図柄700、保留画像702、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および特殊時短残回数画像738は、遊技者に対して視認容易である状態になる。また、このとき、装飾図柄700および小図柄704である「135」が確定停止されている。また、第1始動口121の保留数表示703には「2」が示され、第2始動口122の保留数表示703には「3」が示されている。また、特殊時短残回数画像738には「699」のテキストが示されている。また、このとき、保留画像702の動作演出が実行されており、3つの保留画像702は、何れも、動作演出が開始される前の初期位置から右側に移動している。また、このとき、音声出力装置9からは、音は出力されていない。
【2209】
次に、図331(10)に示すように、次の変動演出が開始されることを予告する予告音が、音声出力装置9から出力される。また、このとき、保留画像702の動作演出が継続されており、3つの保留画像702は、何れも、動作演出が開始される前の初期位置から左側に移動している。
【2210】
次に、図331(11)に示すように、第2特別図柄表示器61において、次の特別図柄の変動表示が開始される。また、第2特別図柄保留表示器64において、第2始動口122への入賞についての保留数が「2」である態様により表示される。
その後、特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示703が「2」に切り替わる。また、1番目の保留画像702が変動台座701Pに移動することで、変動画像701が表示される。また、実行中の変動演出に応じたBGMが、音声出力装置9から出力される。図示を省略するが、この後、特別図柄の変動停止に伴い、装飾図柄700および小図柄704が確定停止され、変動画像701が非表示になる。
【2211】
(変動演出例16)
図332乃至図334は、演出制御部300が第1画像表示装置70を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図332乃至図334を参照しながら装飾図柄700の変動演出について他の具体例(変動演出例16)について説明する。変動演出例16は、特殊時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく初回の変動演出の例であって、変動演出の実行中に遊技機1の電源が断たれてから復帰する場合の変動演出例である。また、以下の説明においては、上記の各変動演出例や各変形例と相違する点を主に説明し、各変動演出例や各変形例と一致する点については説明を省略することがある。
【2212】
まず、通常遊技状態において、特殊時短遊技状態になるまでに必要な所定回数のうちの最終回の変動演出が終了し、遊技機1が、特殊時短遊技状態に制御される。また、最終回の変動演出が終了してから第1始動口121および第2始動口122の何れにも遊技球が入賞することなく所定時間が経過すると、図332(1)に示すように、客待ち画像710が表示される。また、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第8態様になる。また、このとき、特殊時短遊技状態であることを報知する報知音が、音声出力装置9から出力される。図332(1)に示す状態は、変動演出例10における図306(5)に示す状態と同じ状態である。
また、第2特別図柄保留表示器64において、第2始動口122への入賞についての保留数が「0」である態様により表示されている。言い換えると、第2特別図柄保留表示器64におけるLEDが消灯している。
【2213】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図332(2)に示すように、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音の音声出力装置9からの出力が開始される。
次に、図332(3)に示すように、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも第8態様から第2態様に切り替わる。
次に、図332(4)に示すように、客待ち画像710の非表示演出が開始され、客待ち画像710の透過度が高くなることで、装飾図柄700、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認容易ではないものの、遊技者に対して視認可能である状態になる。また、ステージ画像706として、第1ステージに対応する背景が示されている。また、このとき、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力され続けている。
【2214】
次に、図332(5)に示すように、客待ち画像710の非表示演出が進行し、客待ち画像710の透過度がさらに高くなる。また、このとき、特別図柄の変動表示開始に伴い、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。このとき、装飾図柄700の変動開始時動作が開始され、小図柄704は高速で変動表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、保留画像702の表示が開始される。一方で、段階表示演出は実行されず、保留画像702は、完成表示態様により表示されている。また、このとき、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力され続けている。
【2215】
次に、図332(6)に示すように、客待ち画像710の非表示演出が終了し、客待ち画像710が非表示になる。これにより、装飾図柄700、保留画像702、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認容易である状態になる。また、このとき、変動開始時動作が進行している。また、このとき、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力され続けている。
【2216】
次に、図333(7)に示すように、変動開始時動作が終了し、装飾図柄700の変動が高速になる。また、保留画像702が変動台座701Pに移動するとともに拡大することで、変動画像701が表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703が「0」に切り替わる。また、このとき、カウントダウン画像732である「0」が表示される。また、このときには、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力されなくなる。また、図示を省略するが、実行中の変動演出に応じたBGMが、音声出力装置9から出力されている。
【2217】
次に、遊技機1の電源が遮断されると、図333(8)に示すように、第1画像表示装置70、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも消灯する。また、音声出力装置9からは、音が出力されなくなる。
【2218】
次に、遊技機1の電源が復旧すると、特別図柄の変動表示が再開される。その後、図333(9)に示すように、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも第10態様になる。
その後、第1画像表示装置70に、復帰中画像742が表示される。一方で、音声出力装置9から音は出力されていない。
また、復帰中画像742が表示されているときに、第2始動口122に遊技球が入賞すると、第2特別図柄保留表示器64において、第2始動口122への入賞についての保留数が「1」である態様により表示される。一方で、第1画像表示装置70には、保留画像702および保留数表示703の何れも表示されない。
【2219】
次に、特別図柄が変動停止すると、図333(10)に示すように、復帰中画像742の非表示演出が開始され、復帰中画像742の透過度が高くなる。そして、復帰中画像742の透過度が高くなることで、装飾図柄700、保留画像702、保留数表示703、小図柄704、ステージ画像706、および特殊時短残回数画像738は、遊技者に対して視認容易ではないものの、遊技者に対して視認可能である状態になる。また、このとき、保留画像702は、段階表示演出が行われることなく、完成表示態様により表示されている。また、ステージ画像706として、第6ステージに対応する背景が表示されている。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも第10態様から第2態様に切り替わる。また、音声出力装置9からは、音は出力されていない。
【2220】
次に、図333(11)に示すように、復帰中画像742の非表示演出が終了し、復帰中画像742が非表示になる。これにより、装飾図柄700、保留画像702、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および特殊時短残回数画像738は、遊技者に対して視認容易である状態になる。また、このとき、装飾図柄700および小図柄704である「135」が確定停止されている。また、第1始動口121の保留数表示703には「0」が示され、第2始動口122の保留数表示703には「1」が示されている。また、特殊時短残回数画像738には「749」のテキストが示されている。また、このとき、保留画像702の動作演出が実行されており、保留画像702は、動作演出が開始される前の初期位置から左側に移動している。また、このとき、音声出力装置9からは、音は出力されていない。
【2221】
次に、図333(12)に示すように、次の変動演出が開始されることを予告する予告音が、音声出力装置9から出力される。また、このとき、保留画像702の動作演出が継続されており、保留画像702は、動作演出が開始される前の初期位置から右側に移動している。
【2222】
次に、特別図柄の変動表示が開始されると、図334(13)に示すように、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示703が「0」に切り替わる。また、1番目の保留画像702が変動台座701Pに移動することで、変動画像701が表示される。また、特殊時短残回数画像738の表示内容が「748」に更新される。また、実行中の変動演出に応じたBGMが音声出力装置9から出力される。図示を省略するが、この後、特別図柄の変動停止に伴い、装飾図柄700および小図柄704が確定停止され、変動画像701が非表示になる。
【2223】
以上の通り、本実施形態では、特殊時短遊技状態における変動中であって通常遊技状態に応じた特別画像が表示されているときに遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合、特殊時短遊技状態に応じた特別画像が表示される。
この場合、遊技機1の電源が遮断されても遊技機1が特殊時短遊技状態であることを一早く遊技者に認識させることができる。
【2224】
なお、特殊時短遊技状態における変動の停止中であって通常遊技状態に応じた装飾図柄700やステージ画像706が表示されているときに遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合には、通常遊技状態に応じた装飾図柄700やステージ画像706が再び表示される。この場合、第1始動口121への入賞または第2始動口122への入賞が発生しない限り、特殊時短遊技状態に応じた特別画像が表示されない。
【2225】
(変動演出例17)
図335および図336は、演出制御部300が第1画像表示装置70を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図335および図336を参照しながら装飾図柄700の変動演出について他の具体例(変動演出例17)について説明する。変動演出例17は、通常遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出例であって、変動演出の実行中に遊技機1の電源が断たれてから復帰する場合の変動演出例である。また、以下の説明においては、上記の各変動演出例や各変形例と相違する点を主に説明し、各変動演出例や各変形例と一致する点については説明を省略することがある。
【2226】
まず、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されてから、特殊時短遊技状態における最終回の変動演出が終了することで、遊技機1は、特別時短遊技状態に制御されることなく、再び通常遊技状態に制御される。この場合、図335(1)に示すように、第1画像表示装置70には、装飾性の高い装飾図柄700である「421」が確定停止されている。また、このとき、通常遊技状態に応じたステージ画像706として、第5ステージに対応する背景が示されている。また、このとき、4つの保留画像702、実行回数画像705、および左打ち画像730が表示されている。また、実行回数画像705には、「1253GAME」のテキストが示されている。また、第1特別図柄表示器60において、1つ前の特別図柄の変動表示が停止している。また、第1特別図柄保留表示器63において、第1始動口121への入賞についての保留数が「4」である態様により表示されている。図335(1)に示す状態は、変動演出例9における図302(29)に示す状態と同じ状態である。
【2227】
次に、特別図柄の変動停止に伴い、図335(2)に示すように、第1特別図柄表示器60において、次の特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63において、第1始動口121への入賞についての保留数が「3」である態様により表示される。また、特別図柄の変動表示開始に伴い、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、実行中の変動演出に応じたBGMが、音声出力装置9から出力される。
【2228】
次に、遊技機1の電源が遮断されると、図335(3)に示すように、第1特別図柄表示器60および第1特別図柄保留表示器63におけるLEDが消灯する。また、このとき、第1画像表示装置70、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも消灯する。また、音声出力装置9からは、音が出力されなくなる。
【2229】
次に、遊技機1の電源が復帰すると、図335(4)に示すように、第1特別図柄表示器60における特別図柄の変動が再開される。また、第1特別図柄保留表示器63において、第1始動口121への入賞についての保留数が「3」である態様により表示される。
その後、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも10態様になる。
その後、第1画像表示装置70に、復帰中画像742が表示される。
一方で、音声出力装置9からは、音は出力されていない。
【2230】
その後、図335(5)に示すように、第1特別図柄表示器60における特別図柄の変動が継続される。また、第1画像表示装置70においては、復帰中画像742の表示が継続されている。また、このとき、第1始動口121に遊技球が入賞すると、第1特別図柄保留表示器63において、第1始動口121への入賞についての保留数が「4」である態様により表示される。一方で、第1画像表示装置70には、保留画像702および保留数表示703の何れも表示されない。
【2231】
次に、図335(6)に示すように、第1特別図柄表示器60において、特別図柄の変動表示が停止する。
その後、復帰中画像742の非表示演出が開始され、復帰中画像742の透過度が高くなることで、装飾図柄700、保留画像702、保留数表示703、小図柄704、実行回数画像705、およびステージ画像706は、遊技者に対して視認容易ではないものの、遊技者に対して視認可能である状態になる。また、このとき、4番目の保留画像702は、段階表示演出が行われることなく、完成表示態様により表示されている。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも第10態様から第2態様に切り替わる。また、このとき、音声出力装置9からは、音は出力されていない。
【2232】
次に、図336(7)に示すように、復帰中画像742の非表示演出が終了し、復帰中画像742が非表示になる。これにより、装飾図柄700、保留画像702、小図柄704、実行回数画像705、およびステージ画像706は、遊技者に対して視認容易である状態になる。また、装飾図柄700および小図柄704である「135」が確定停止されている。また、第1始動口121の保留数表示703には「4」が示されている。また、ステージ画像706として、第1ステージに対応する背景が示されている。また、このとき、保留画像702の動作演出が実行されており、4つの保留画像702は、何れも、動作演出が開始される前の初期位置から時計回り方向に回転している。また、このとき、音声出力装置9からは、音は出力されていない。
ここで、実行回数画像705には、遊技機1の電源が遮断する直前の表示内容(図335(2)参照)とは異なる内容が表示されている。図示の例においては、実行回数画像705には、「???」のテキストが示されている。
【2233】
次に、図336(8)に示すように、次の変動演出が開始されることを予告する予告音が、音声出力装置9から出力される。また、このとき、保留画像702の動作演出が継続されており、4つの保留画像702はさらに時計回り方向に回転している。
【2234】
次に、図336(9)に示すように、第1特別図柄表示器60において、次の特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63において、第1始動口121への入賞についての保留数が「3」である態様により表示される。
その後、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、第1始動口121の保留数表示703が「3」に切り替わる。また、実行中の変動演出に応じたBGMが、音声出力装置9から出力される。また、このとき、スルー演出が実行される。スルー演出は、特殊時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出が実行されることなく、遊技機1が再び通常遊技状態に制御されたことを報知する演出である。スルー演出においては、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも第11態様になる。第11態様は、紫色により周期的に点滅する発光の態様であり、第1態様乃至第10態様の何れとも異なる態様である。また、第11態様における点滅の周期は、例えば、2.0秒である。すなわち、入賞時発光演出における点滅の周期、および、エラーの発生を示唆または報知する点滅の周期よりも、第11態様における点滅の周期の方が長い。
【2235】
このように、特殊時短遊技状態を大当たり間で1回だけ実行可能であり、特殊時短遊技状態終了後の通常遊技状態中に電断してから復帰した場合、特殊時短遊技状態を実行済みであることを示唆する特定報知(実行回数画像705「???」表示、ランプの特定態様での発光)を実行可能である。そのため、遊技者に親切な報知を行うことができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
【2236】
また、特殊時短遊技状態を大当たり間で1回だけ実行可能であり、特殊時短遊技状態終了後の通常遊技状態中に電断してから復帰した場合、電断復帰したことを報知する第1報知(復帰中画像742の表示)と、特殊時短遊技状態を実行済みであることを示唆する第2報知(実行回数画像705「???」表示、ランプの特定態様での発光)とを実行可能である。そのため、遊技者に親切な報知を行うことができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
【2237】
また、特殊時短遊技状態終了後の通常遊技状態中に電断してから復帰した場合、特定報知でエラーランプを点滅させるが、エラー(磁気エラー等)時とは異なる態様で点滅させる。
また、通常遊技状態中に表示される情報(実行回数画像705)を特定表示態様(「???」)とすることで特定報知を行う。
また、特殊時短遊技状態から大当たり遊技を経由することなく通常遊技状態中に制御される場合、遊技機1の電源が遮断されるか否かに関わらず、実行回数画像705に「???」が表示されてもよい。すなわち、特殊時短遊技状態終了後の通常遊技状態中であって電断してから復帰する前は、第1特定報知(実行回数画像705「???」)を行い、電断してから復帰した後は、第1特定報知と第2特定報知(ランプの特定態様での発光)とを行ってもよい。
【2238】
また、遊技機1が特別時短遊技状態から通常遊技状態に制御された状態で電源が遮断してから復帰する場合、第1ステージに設定されるが、この場合であっても、クリア否定画像744が表示される。一方、遊技機1が特殊時短遊技状態から大当たり遊技を経由することなく通常遊技状態に制御された状態で電源が遮断してから復帰する場合、クリア否定画像744は表示されない。すなわち、特別時短遊技状態終了後の第2演出モード(第5ステージ)において電断してから復帰した場合、復帰後に第1演出モード(第1ステージ)に制御されても、RAMクリアの有無に係る特定報知(クリア否定画像744の表示等)を実行可能であり、特殊時短遊技状態終了後の第2演出モード(第5ステージ)において電断してから復帰した場合、復旧後に第1演出モード(第1ステージ)に制御されても、RAMクリアの有無に係る特定報知(クリア否定画像744の表示等)を実行しない。そのため、遊技者に有用な情報を報知することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
【2239】
なお、本実施形態では、遊技機1が、特殊時短遊技状態に制御されてから、特別時短遊技状態に制御されることなく、再び通常遊技状態に制御された状態において、遊技機1の電源が遮断されてから復帰すると、実行回数画像705に「???」のテキストが示されることを説明したが、これに限定されない。
特殊時短遊技状態に制御されてから、特別時短遊技状態に制御されることなく、再び通常遊技状態に制御されると、遊技機1の電源が遮断されるか否かに関わらず、通常遊技状態に応じたステージ画像706が表示されるとき(図335(1)参照)に、実行回数画像705に「???」のテキストが示されてもよい。
【2240】
(変動演出例18)
図337は、演出制御部300が第1画像表示装置70を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図337を参照しながら装飾図柄700の変動演出について他の具体例(変動演出例18)について説明する。変動演出例18は、第1始動口121への入賞に基づく先読み演出が実行されているときに第2始動口122に遊技球が入賞した場合の変動演出例である。また、以下の説明においては、上記の各変動演出例や各変形例と相違する点を主に説明し、各変動演出例や各変形例と一致する点については説明を省略することがある。
【2241】
まず、図337(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することに伴い、演出制御部300によって、装飾図柄700および小図柄704が確定停止されている。また、このとき、2つの保留画像702が表示されている。また、2番目の保留画像702は、緑色により表示されている。この緑色の保留画像702の表示は、先読み演出の一例である。また、ステージ画像706として、第1ステージに対応する背景が表示されている。また、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも第2態様である。また、図示を省略するが、前回の変動演出に応じたBGMが、音声出力装置9から継続して出力されている。
【2242】
次に、図337(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、このとき、ゾーン演出が開始され、ゾーン報知画像743が表示される。また、ゾーン演出の実行中においては、ステージ画像706の表示内容が変化する。図示の例では、ステージ画像706として、第8ステージに対応する背景が示されている。
【2243】
次に、第2始動口122に遊技球が入賞すると、図337(3)に示すように、第2始動口122の保留数表示703に「1」が表示される。
次に、特別図柄の変動停止に伴い、図337(4)に示すように、3つの装飾図柄700および小図柄704である「412」が仮停止してから確定停止する。また、このとき、1番目の保留画像702の表示態様が、緑色の表示態様から通常表示態様に切り替わる。
【2244】
次に、図337(5)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始に伴い、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始する。また、第2始動口122の保留数表示703が「0」に切り替わる。すなわち、このとき実行されている変動演出は、第2始動口122への入賞に基づく変動演出である。また、このとき、ゾーン報知画像743が非表示になる。また、ステージ画像706として、第1ステージに対応する背景が示される。
【2245】
次に、特別図柄の変動停止に伴い、図337(6)に示すように、3つの装飾図柄700および小図柄704である「721」が確定停止する。この後、1番目の保留画像702が変動台座701Pに移動し、第1始動口121への入賞に基づく変動演出が実行される。この変動演出において、変動画像701は、通常表示態様により表示され、変動演出が終了すると、変動画像701が非表示になる。
【2246】
このように、第1始動口121への入賞に基づく変動よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動を優先する場合であって、通常遊技状態中であって第1始動口121への入賞に基づく先読み演出の実行中において、第2始動口122への入賞が発生すると第1始動口121への入賞に基づく先読み演出を終了させる。そのため、第1始動口121への入賞に基づく先読み演出が第2始動口122への入賞によって狂ってしまうといった不都合が発生することがなくなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
【2247】
また、第1始動口121への入賞に基づく変動の確定タイミング(終了タイミング)で特1の先読み演出(緑色の保留画像702の表示)を終了させる。
また、背景が変化する先読み演出中である場合には、第2始動口122への入賞に基づく変動開始タイミングで先読み演出を終了させる。
また、例えば、第1始動口121への入賞に基づいて先読み演出が実行されている場合において、第1始動口121への入賞に基づく変動演出の停止中に、第2始動口122に遊技球が入賞する場合がある。この場合、第2始動口122への入賞のタイミングで、先読み演出を終了させる。
【2248】
(変動演出例19)
図338は、演出制御部300が第1画像表示装置70を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図338を参照しながら変動演出について他の具体例(変動演出例19)を説明する。変動演出例19は、通常遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出例である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
【2249】
まず、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されてから、特殊時短遊技状態における最終回の変動演出が終了することで、遊技機1は、特別時短遊技状態に制御されることなく、再び通常遊技状態に制御される。その後、図338(1)に示すように、第1画像表示装置70には、第1移行画像728が表示される。また、第1始動口121の保留数表示703には「0」が示され、第2始動口122の保留数表示703には「1」が示されている。また、このとき、小図柄704である「254」が示されている。
【2250】
次に、図338(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない小図柄704の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示703が「0」に切り替わる。また、このとき、第1始動口に遊技球が入賞すると、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。一方で、保留画像702は表示されず、第1始動口121への入賞を報知する入賞音は出力されない。
ただし、第1移行画像728が表示されているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合、入賞音が出力されてもよい。
【2251】
次に、特別図柄の変動停止にともない、図338(3)に示すように、3つの小図柄704である「421」が揃って表示され確定停止する。また、このとき、第1始動口に遊技球が入賞すると、第1始動口121の保留数表示703に「2」が表示される。一方で、保留画像702は表示されず、第1始動口121への入賞を報知する入賞音は出力されない。
【2252】
そして、第2始動口122への入賞に基づく保留が無い状態で第2始動口122への入賞に基づく変動演出が終了すると、図338(4)に示すように、第1画像表示装置70には、装飾性の高い装飾図柄700である「421」が確定停止される。また、このとき、通常遊技状態に応じたステージ画像706として、第5ステージに対応する背景が示されている。また、このとき、2つの保留画像702が表示されている。この2つの保留画像702は、段階表示演出が行われることなく、完成表示態様により表示されている。また、図示を省略するが、2つの保留画像702は、何れも、動作演出を実行している。また、変動画像701は表示されていない。
【2253】
次に、特別図柄の変動停止に伴い、図338(5)に示すように、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、2番目の保留画像702が1番目の保留台座702Pに向かって移動する。さらに、1番目の保留画像702が変動台座701Pに向かって移動することで、変動画像701が表示される。図示を省略するが、この後、特別図柄の変動停止に伴い、装飾図柄700および小図柄704が確定停止される。
【2254】
(変動演出例20)
図339乃至図345は、変動演出例20を示す図である。
次に、図339乃至図345を参照しながら、変動演出例の他の具体例(変動演出例20)を説明する。変動演出例20は、通常遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合の変動演出例である。なお、以下の説明においては、上述した各変動演出例や各変形例と相違する点を主に説明し、各変動演出例や各変形例と一致する点については説明を省略することがある。
【2255】
まず、1つ前の特別図柄の変動停止に伴い、装飾図柄700および小図柄704が確定停止する。次に、第1始動口121への入賞についての保留がない状態で第1始動口121および第2始動口122の何れにも遊技球が入賞することなく所定時間が経過すると、図339(1)に示すように、客待ち画像710が表示される。このとき、装飾図柄700、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。一方で、保留数表示703は、遊技者に対して視認容易である状態を継続している。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも第8態様になる。また、このとき、音声出力装置9からは、音が出力されていない。
【2256】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図339(2)に示すように、音声出力装置9からの入賞音の出力が開始される。また、このとき、装飾図柄700、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態を継続している。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも第8態様である状態を継続する。
【2257】
次に、図339(3)に示すように、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも第8態様から第2態様に切り替わる。また、このとき、装飾図柄700、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態を継続する。また、このとき、音声出力装置9から入賞音の出力が継続している。
【2258】
次に、図339(4)に示すように、客待ち画像710の非表示演出が実行され、客待ち画像710の透過度が高くなることで、装飾図柄700、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認容易ではないものの、遊技者に対して視認可能である状態になる。一方で、変動画像701および保留画像702の何れも表示されていない。また、このとき、音声出力装置9から入賞音の出力が継続している。
【2259】
次に、図339(5)に示すように、客待ち画像710の非表示演出が進行し、客待ち画像710の透過度がさらに高くなる。また、このとき、特別図柄の変動表示開始に伴い、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。このとき、装飾図柄700の変動開始時動作が開始され、小図柄704は高速で変動表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、保留画像702の表示が開始される。より具体的には、通常表示態様の保留画像702が、段階表示演出が行われることなく、完成表示態様により表示される。この保留画像702は、遊技者に対して視認容易ではないものの、遊技者に対して視認可能な状態である。また、このとき、音声出力装置9から入賞音の出力が継続している。
【2260】
次に、図339(6)に示すように、客待ち画像710の非表示演出が終了し、客待ち画像710が非表示になる。これにより、装飾図柄700、保留画像702、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、および到達残回数画像708は、遊技者に対して視認容易である状態になる。また、変動開始時動作が進行している。また、このとき、音声出力装置9から入賞音の出力が継続している。
【2261】
次に、図340(7)に示すように、変動開始時動作が終了し、装飾図柄700の変動が高速になる。また、保留画像702が変動台座701Pに移動するとともに拡大することで、変動画像701が表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703が「0」に切り替わる。また、このときには、音声出力装置9から入賞音が出力されなくなる。
【2262】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、図340(8)に示すように、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、段階表示演出が開始され、1番目の保留台座702Pから上方に離れた位置に、保留画像702が未完成表示態様により表示される。また、このとき、音声出力装置9からの入賞音の出力が開始される。
次に、図340(9)に示すように、段階表示演出が完了し、1番目の保留台座702Pに、通常表示態様の保留画像702が完成表示態様により表示される。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、保留画像702の動作演出が開始される。また、入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。
【2263】
次に、図340(10)に示すように、左装飾図柄700である「4」が仮停止する。
次に、図340(11)に示すように、右装飾図柄700である「4」が仮停止し、リーチ演出が開始される。
次に、図340(12)に示すように、発展演出が実行される。発展演出においては、可動演出が実行されるとともに、第1強調画像711が表示される。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも、第2態様から第4態様に切り替わる。
【2264】
次に、図341(13)に示すように、SPリーチ演出が実行される。SPリーチ演出の実行中においては、SPリーチ画像712が表示される。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第2態様になる。
次に、図341(14)に示すように、SPSPリーチ演出が実行される。SPSPリーチ演出の実行中には、SPSPリーチ画像713が表示される。
次に、図341(15)に示すように、促進演出が実行され、ボタン操作画像714が表示される。
【2265】
そして、ボタン操作画像714が表示されているときに遊技者が演出ボタン17を操作すると、図341(16)に示すように、中装飾図柄700である「3」が仮停止する。
次に、図341(17)に示すように、第1アイキャッチ画像715が表示される。
次に、第1アイキャッチ画像715が非表示になると、図341(18)に示すように、3つの装飾図柄700である「434」が、遊技者に対して視認容易である状態で仮停止されている。
【2266】
そして、特別図柄の変動停止に伴い、図342(19)に示すように、3つの装飾図柄700および小図柄704である「434」が確定停止する。また、実行回数画像705の表示内容が「201GAME」に更新され、到達残回数画像708の表示内容が「あと299」に更新される。また、このとき、変動画像701が非表示になる。
【2267】
次に、図342(20)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始に伴い、小図柄704の変動が開始される。一方で、装飾図柄700の変動は開始されていない。また、保留画像702は、変動台座701Pに向かって移動しておらず、保留台座702Pに表示されている。
【2268】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図342(21)に示すように、保留画像702の段階表示演出が開始される。図示の例では、1番目の保留台座702Pから上方に離れた位置に、保留画像702が未完成表示態様により表示されている。この保留画像702は、段階表示演出における第1段階の表示態様(図271(1)参照)により表示されている。また、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、音声出力装置9からの入賞音の出力が開始される。
【2269】
次に、保留画像702の段階表示演出が進行することで、図342(22)に示すように、1番目の保留台座702Pに、段階表示演出における第3段階(図271(3)参照)の表示態様からなる保留画像702が表示される。また、このとき、1番目の保留台座702Pに、2つの保留画像702が互いに重なるように表示されている。より具体的には、段階表示演出における第3段階の表示態様からなる保留画像702と、完成表示態様からなる保留画像702とが重なるように表示されている。また、このとき、装飾図柄700の変動が開始され、変動開始時動作が開始される。また、このとき、入賞音の出力が継続している。
【2270】
次に、図342(23)に示すように、保留画像702の段階表示演出が完了することで、1番目の保留台座702Pに、通常表示態様の保留画像702が完成表示態様により表示される。また、このとき、図342(22)に示す例において1番目の保留台座702Pに完成表示態様により表示されていた保留画像702が、変動台座701Pに移動することで、変動画像701が表示される。また、このとき、変動開始時動作が進行している。また、入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。
次に、図342(24)に示すように、変動開始時動作が終了し、装飾図柄700の変動が高速になる。
【2271】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図343(25)に示すように、第1始動口121への入賞を報知する入賞音が、音声出力装置9から出力される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703に「2」が表示される。また、2番目の保留画像702については、段階表示演出が行われることなく、すなわち未完成表示態様が遊技者に対して視認可能になることなく、完成表示態様により、2番目の保留台座702Pに表示される。
次に、図343(26)に示すように、左装飾図柄700である「7」が仮停止する。
次に、図343(27)に示すように、右装飾図柄700である「1」が仮停止する。
【2272】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図343(28)に示すように、第1始動口121への入賞を報知する入賞音の音声出力装置9からの出力が開始される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703に「3」が表示される。また、このとき、3番目の保留画像702の段階表示演出が開始され、3番目の保留台座702Pから上方に離れた位置に、保留画像702が未完成表示態様により表示される。
次に、図343(29)に示すように、段階表示演出が完了し、3番目の保留台座702Pに、通常表示態様の保留画像702が、完成表示態様により表示される。また、入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。
【2273】
そして、特別図柄の変動停止に伴い、図343(30)に示すように、装飾図柄700および小図柄704である「721」が確定停止される。また、このとき、実行回数画像705の表示内容が「202GAME」に更新され、到達残回数画像708の表示内容が「あと298」に更新される。
【2274】
次に、図344(31)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始に伴い、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、第1始動口121の保留数表示703が「2」に切り替わる。
そして、特別図柄の変動停止に伴い、図344(32)に示すように、装飾図柄700および小図柄704である「483」が確定停止される。また、このとき、実行回数画像705の表示内容が「203GAME」に更新され、到達残回数画像708の表示内容が「あと297」に更新される。
【2275】
次に、図344(33)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始に伴い、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、第1始動口121の保留数表示703が「1」に切り替わる。
そして、特別図柄の変動停止に伴い、図344(34)に示すように、装飾図柄700および小図柄704である「532」が確定停止される。また、このとき、実行回数画像705の表示内容が「204GAME」に更新され、到達残回数画像708の表示内容が「あと296」に更新される。
【2276】
次に、図344(35)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始に伴い、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、第1始動口121の保留数表示703が「0」に切り替わる。
そして、特別図柄の変動停止に伴い、図344(36)に示すように、装飾図柄700および小図柄704である「327」が確定停止される。また、このとき、実行回数画像705の表示内容が「205GAME」に更新され、到達残回数画像708の表示内容が「あと295」に更新される。
【2277】
そして、特別図柄が変動停止してから第1始動口121および第2始動口122の何れにも遊技球が入賞することなく所定時間が経過すると、図345(37)に示すように、調整画像716およびメニュー画像717が表示される。また、このとき、音声出力装置9からは、音が出力されなくなる。
さらに、調整画像716およびメニュー画像717が表示されてから第1始動口121および第2始動口122の何れにも遊技球が入賞することなく所定時間が経過すると、図345(38)に示すように、客待ち画像710が表示される。このとき、装飾図柄700、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、到達残回数画像708は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になる。また、このとき、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも第2態様から第8態様に切り替わる。また、音声出力装置9から音が出力されない状態が継続されている。この図345(38)に示す状態は、図339(1)に示す状態と同じ状態である。
【2278】
以上の通り、変動演出例20では、通常遊技状態において客待ち画像710が表示されているときに入賞した場合に、未完成表示態様の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様の保留画像702を視認可能または視認容易にすることを説明した。ここで、通常遊技状態において、第1ステージに対応するステージ画像706、調整画像716、およびメニュー画像717が表示されているときに入賞した場合であっても、変動演出例20にて示した例と同じ演出が実行されてもよい。すなわち、通常遊技状態において、第1ステージに対応するステージ画像706、調整画像716およびメニュー画像717が表示されているときに入賞した場合、段階表示演出が実行されないことで未完成表示態様の保留画像702が視認不能であるまま、完成表示態様の保留画像702が視認容易になってもよい。
【2279】
以上の通り、本実施形態では、特定画像が表示されているときに入賞した場合、未完成表示サイズの保留画像702を視認困難または視認不能にする。
特定画像が表示されているときに入賞した場合であっても、未完成表示サイズの保留画像702を遊技者に視認させてから完成表示サイズの保留画像702を遊技者に視認させる場合、特定画像の非表示演出を開始した後に、未完成表示サイズの保留画像702の表示を開始する必要がある。この場合、特定画像が表示されていないときに入賞した場合よりも、特定画像が表示されているときに入賞した場合の方が、非表示演出を実行する分だけ、完成表示サイズの保留画像702の表示タイミングが遅れることになる。そこで、特定画像が表示されているときに入賞した場合には、未完成表示サイズの保留画像702を視認困難または視認不能にして、完成表示サイズの保留画像702を遅滞なく表示することで、入賞時に特定画像が表示されているか否かによって完成表示サイズによる保留画像702の表示タイミングがずれることを防止できる。
【2280】
また、本実施形態では、特定画像が表示されているときに入賞した場合、未完成形態の保留画像702を視認困難または視認不能にする。
特定画像が表示されているときに入賞した場合であっても、未完成形態の保留画像702を遊技者に視認させてから完成形態の保留画像702を遊技者に視認させる場合、特定画像の非表示演出を開始した後に、未完成形態の保留画像702の表示を開始する必要がある。この場合、特定画像が表示されていないときに入賞した場合よりも、特定画像が表示されているときに入賞した場合の方が、非表示演出を実行する分だけ、完成形態の保留画像702の表示タイミングが遅れることになる。そこで、特定画像が表示されているときに入賞した場合には、未完成形態の保留画像702を視認困難または視認不能にして、完成形態の保留画像702を遅滞なく表示することで、入賞時に特定画像が表示されているか否かによって完成形態による保留画像702の表示タイミングがずれることを防止できる。
【2281】
また、本実施形態では、特定画像が表示されているときに入賞した場合、未完成透過度の保留画像702を視認困難または視認不能にする。
特定画像が表示されているときに入賞した場合であっても、未完成透過度の保留画像702を遊技者に視認させてから完成透過度の保留画像702を遊技者に視認させる場合、特定画像の非表示演出を開始した後に、未完成透過度の保留画像702の表示を開始する必要がある。この場合、特定画像が表示されていないときに入賞した場合よりも、特定画像が表示されているときに入賞した場合の方が、非表示演出を実行する分だけ、完成透過度の保留画像702の表示タイミングが遅れることになる。そこで、特定画像が表示されているときに入賞した場合には、未完成透過度の保留画像702を視認困難または視認不能にして、完成透過度の保留画像702を遅滞なく表示することで、入賞時に特定画像が表示されているか否かによって完成透過度による保留画像702の表示タイミングがずれることを防止できる。
【2282】
また、本実施形態では、特定画像が表示されているときに入賞した場合、未完成動作態様の保留画像702を視認困難または視認不能にする。
特定画像が表示されているときに入賞した場合であっても、未完成動作態様の保留画像702を遊技者に視認させてから保留画像702の動作演出を遊技者に視認させる場合、特定画像の非表示演出を開始した後に、未完成動作態様の保留画像702の表示を開始する必要がある。この場合、特定画像が表示されていないときに入賞した場合よりも、特定画像が表示されているときに入賞した場合の方が、非表示演出を実行する分だけ、保留画像702の動作演出の実行タイミングが遅れることになる。そこで、特定画像が表示されているときに入賞した場合には、未完成動作態様の保留画像702を視認困難または視認不能にして、保留画像702の動作演出を遅滞なく行うことで、入賞時に特定画像が表示されているか否かによって保留画像702による動作演出の実行タイミングがずれることを防止できる。
【2283】
また、本実施形態では、特定画像が表示されているときに入賞した場合、未完成表示位置における保留画像702を視認困難または視認不能にする。
特定画像が表示されているときに入賞した場合であっても、未完成表示位置における保留画像702を遊技者に視認させてから完成表示位置における保留画像702を遊技者に視認させる場合、特定画像の非表示演出を開始した後に、未完成表示位置への保留画像702の表示を開始する必要がある。この場合、特定画像が表示されていないときに入賞した場合よりも、特定画像が表示されているときに入賞した場合の方が、非表示演出を実行する分だけ、完成表示位置における保留画像702の表示タイミングが遅れることになる。そこで、特定画像が表示されているときに入賞した場合には、未完成表示位置における保留画像702を視認困難または視認不能にして、完成表示位置における保留画像702を遅滞なく表示することで、入賞時に特定画像が表示されているか否かによって完成表示位置における保留画像702の表示タイミングがずれることを防止できる。
【2284】
また、本実施形態では、特定画像が表示されているときに入賞した場合、保留画像702が遊技者に対して視認可能である状態になる前に、音の出力の態様を切り替えている。そのため、第1画像表示装置70の表示内容に関わらず、入賞したことを一早く遊技者に認識させることができる。
【2285】
特に、本実施形態では、保留が存在する状態で遊技機1の電源が遮断してから復帰する場合、演出音が出力される前に保留画像702が遊技者に対して視認可能である状態になる。すなわち、保留が存在しないために保留画像702が表示されていない場合であるか、保留が存在するにも関わらず保留画像702が表示されていない場合であるかに応じて、音の出力タイミングと、保留画像702の表示タイミングとの時系列の関係を逆転させる。
この場合、遊技機1の状態に応じて、演出が開始されることを一早く遊技者に認識させるか、保留数を一早く遊技者に認識させるかを異ならせることで、遊技機1が何れの状態である場合であっても遊技者の興趣を低下させにくくすることができる。
【2286】
また、本実施形態では、特定画像が表示されているときに入賞した場合、特定画像の非表示の完了前に、音の出力の態様を切り替えている。そのため、遊技者が遊技機1から目を離している場合であっても、入賞したことを遊技者に一早く認識させやすくなる。
【2287】
特に、本実施形態では、客待ち画像710が表示されているときに入賞した場合、客待ち画像710の非表示演出が開始される前に、音の出力の態様を切り替えている。そのため、客待ち画像710によって第1画像表示装置70の表示内容からは遊技の状況が遊技者に認識されない場合であっても、入賞したことを一早く遊技者に認識させることができる。
【2288】
また、本実施形態では、特定画像が表示されているときに入賞した場合、保留画像702が遊技者に対して視認可能である状態になる前に、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cの態様を切り替えている。そのため、第1画像表示装置70の表示内容に関わらず、入賞したことを一早く遊技者に認識させることができる。
【2289】
また、本実施形態では、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出が実行された変動演出の次の変動演出において、所定の期間中に入賞した場合には、保留画像702の未完成表示態様が視認されることなく、完成表示態様の保留画像702が表示される(図343(25)参照)。このように、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出が実行された変動演出の次の変動演出においては、特定の演出を遊技者に視認させないことで、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出が実行されたことの達成感を遊技者に長く味合わせることができる。
【2290】
また、本実施形態では、通常遊技状態において特定画像が表示されているときであって第1ステージであるときに入賞した場合、未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にする(図339(6)参照)。一方で、通常遊技状態において特定画像が表示されているときであって第2ステージであるときに入賞した場合、未完成表示態様の保留画像702を視認可能または視認容易にする(図277(2)参照)。
【2291】
なお、本実施形態では、ステージ画像706としての背景が第1ステージである場合と第2ステージである場合とで、客待ち画像710が表示されているときに入賞した場合における、音の出力の態様を切り替えるタイミングと、各種ランプの態様を切り替えるタイミングと、画像を表示させまたは非表示させるタイミングとの時系列の関係を異ならせているが、これに限定されない。
客待ち画像710が表示されているときであって第2ステージであるときに入賞した場合であっても、音の出力の態様を切り替えるタイミングと、各種ランプの態様を切り替えるタイミングと、画像を表示させまたは非表示させるタイミングとの時系列の関係を、客待ち画像710が表示されているときであって第1ステージであるときに入賞した場合と同じようにしてもよい。すなわち、客待ち画像710が表示されているときであって第2ステージであるときに入賞した場合に、まず、音が出力されていない状態から入賞音を出力する態様に切り替え(図339(2)参照)、次に、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cを、何れも第8態様から第2態様に切り替えてもよい(図339(3)参照)。その後、客待ち画像710の非表示演出を開始してから、装飾図柄700、小図柄704、ステージ画像706等を遊技者に対して視認可能である状態にしてもよい(図339(4)参照)。さらにその後、保留画像702を遊技者に対して視認可能である状態にしてから、客待ち画像710の非表示演出を完了させてもよい(図339(5)、図339(6)参照)。
【2292】
(変動演出例21)
図346および図347は、変動演出例21を示す図である。
次に、図346および図347を参照しながら、変動演出例の他の具体例(変動演出例21)を説明する。変動演出例21では、2回の変動演出が実行される。この2回の変動演出のうちの初回の変動演出は、特別時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合の変動演出である。また、2回の変動演出のうちの2回目の変動演出は、特別時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞した場合の変動演出である。なお、以下の説明においては、上述した各変動演出例や各変形例と相違する点を主に説明し、各変動演出例や各変形例と一致する点については説明を省略することがある。
【2293】
まず、遊技機1が特別時短遊技状態に制御されており、図346(1)に示すように、装飾図柄700および小図柄704である「444」が確定停止される。また、このとき、ステージ画像706として、第3ステージに対応する背景が示されている。また、通常時短残回数画像726には「100回」のテキストが表示されている。また、第1始動口121の保留数表示703に「1」が示され、第2始動口122の保留数表示703に「0」が示されている。なお、変動画像701および保留画像702は、何れも表示されていない。また、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも第2態様である。また、図示を省略するが、特別時短遊技状態に応じたBGMが、音声出力装置9から継続して出力されている。
【2294】
次に、図346(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始に伴い、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703が「0」に切り替わる。
次に、第2始動口122に遊技球が入賞すると、図346(3)に示すように、第2始動口122の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、保留画像702の段階表示演出が開始される。図示の例では、1番目の保留台座702Pに、保留画像702が未完成表示態様により表示される。また、このとき、第2始動口122への入賞を報知する入賞音の音声出力装置9からの出力が開始される。
【2295】
次に、図346(4)に示すように、段階表示演出が完了し、1番目の保留台座702Pに、通常表示態様の保留画像702が、完成表示態様により表示される。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、保留画像702の動作演出が開始される。また、入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。
次に、特別図柄の変動停止に伴い、図346(5)に示すように、装飾図柄700および小図柄704である「853」が確定停止される。
【2296】
次に、図346(6)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始に伴い、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。また、このとき、通常時短残回数画像726の表示内容が「99回」に更新される。また、保留画像702が変動台座701Pに移動することで、変動画像701が表示される。また、このとき、第1始動口121に遊技球が入賞すると、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。一方で、保留画像702は表示されず、段階表示演出は実行されない。また、第1始動口121への入賞を報知する入賞音は出力されない。
次に、図347(7)に示すように、特別図柄の変動停止に伴い、装飾図柄700および小図柄704である「421」が確定停止される。また、変動画像701が非表示になる。
【2297】
以上の通り、本実施形態では、第1始動口121への入賞に基づく変動演出が実行されているときに第2始動口122に遊技球が入賞した場合には、未完成表示態様の保留画像702が遊技者に対して視認可能または視認容易である状態になる。一方で、第2始動口122への入賞に基づく変動演出が実行されているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、未完成表示態様の保留画像702が遊技者に対して視認可能にならない。
【2298】
(変動演出例22)
図348は、変動演出例22を示す図である。
次に、図348を参照しながら、変動演出例の他の具体例(変動演出例22)を説明する。変動演出例22は、特殊時短遊技状態における初回の変動演出として、第1始動口121への入賞に基づく変動演出が行われる例である。なお、以下の説明においては、上述した各変動演出例や各変形例と相違する点を主に説明し、各変動演出例や各変形例と一致する点については説明を省略することがある。
【2299】
まず、通常遊技状態において、特殊時短遊技状態になるまでに必要な所定回数のうちの最終回の変動演出が終了し、遊技機1が、特殊時短遊技状態に制御される。また、最終回の変動演出が終了してから第1始動口121および第2始動口122の何れにも遊技球が入賞することなく所定時間が経過すると、図348(1)に示すように、客待ち画像710が表示される。また、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも第8態様になる。また、このとき、特殊時短遊技状態であることを報知する報知音が音声出力装置9から出力される。図348(1)に示す状態は、変動演出例10における図306(5)に示す状態と同じ状態である。
なお、図示を省略するが、客待ち画像710が表示されるまで、ステージ画像706としては、第2ステージに対応する背景が示されている。そして、客待ち画像710が表示されたことにより、このステージ画像706は、遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になっている。
【2300】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図348(2)に示すように、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音の音声出力装置9からの出力が開始される。
次に、図348(3)に示すように、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも、第8態様から第2態様に切り替わる。
【2301】
次に、図348(4)に示すように、客待ち画像710が非表示になる。また、このとき、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。このとき、装飾図柄700の変動開始時動作が開始され、小図柄704は高速で変動表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、段階表示演出が開始され、1番目の保留台座702Pに、保留画像702が未完成表示態様により表示される。また、このとき、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力され続けている。
【2302】
次に、図348(5)に示すように、変動開始時動作が進行する。また、このとき、段階表示演出が完了し、1番目の保留台座702Pに、通常表示態様の保留画像702が、完成表示態様により表示される。また、このとき、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力され続けている。
【2303】
次に、図348(6)に示すように、変動開始時動作が終了し、装飾図柄700の変動が高速になる。また、保留画像702が変動台座701Pに移動するとともに拡大することで、変動画像701が表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703が「0」に切り替わる。また、このとき、カウントダウン画像732である「0」が表示される。また、このときには、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力されなくなる。図示を省略するが、この後、第2移行画像734(図308(16)参照)の表示を経て、ステージ画像706が第6ステージに対応する背景(図309(20)参照)に切り替わってから、変動演出が終了する。
【2304】
以上の通り、変動演出例22では、特殊時短遊技状態において客待ち画像710が表示されているときであって第2ステージであるときに入賞した場合には、未完成表示態様の保留画像702を視認可能または視認容易にしてから、完成表示態様の保留画像702を視認可能または視認容易にすることを説明した。ここで、特殊時短遊技状態において、初回の変動演出の開始前であって、第2ステージに対応するステージ画像706、調整画像716、およびメニュー画像717が表示されているときに入賞した場合であっても、変動演出例22にて示した例と同じ演出が実行されてもよい。すなわち、特殊時短遊技状態において、初回の変動演出の開始前であって、第2ステージに対応するステージ画像706、調整画像716、およびメニュー画像717が表示されているときに入賞した場合未完成表示態様の保留画像702を視認可能または視認容易にしてから、完成表示態様の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。
【2305】
以上の通り、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときに第1始動口121に入賞した場合であっても、未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を遊技者に対して視認可能または視認容易である状態にしてもよい。
特に、本実施形態では、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときであって第1ステージであるときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を遊技者に対して視認困難または視認不能にする(図307(10)参照)。一方で、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときであって第2ステージであるときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合、所定の未完成表示態様の保留画像702を遊技者に対して視認可能または視認容易である状態にする。特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときであって第1ステージまたは第2ステージであるときに第2始動口122に遊技球が入賞した場合には、保留画像702が何れの表示態様でも表示されないようにしてもよい。ただし、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときであって第1ステージまたは第2ステージであるときに第2始動口122に遊技球が入賞した場合であっても、保留画像702が表示されてもよい。
【2306】
また、特殊時短遊技状態において特別演出の開始以前であり且つ第1ステージであるときの特別図柄の停止中であって保留が存在していないときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。一方で、特殊時短遊技状態において特別演出の開始以前であり且つ第2ステージであるときの特別図柄の停止中であって保留が存在していないときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、所定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。また、特殊時短遊技状態において特別演出の開始以前であり且つ第1ステージまたは第2ステージであるときの特別図柄の停止中であって保留が存在していないときに第2始動口122に遊技球が入賞した場合には、保留画像702が何れの表示態様でも表示されないようにしてもよい。ただし、特殊時短遊技状態において特別演出の開始以前であり且つ第1ステージまたは第2ステージであるときの特別図柄の停止中であって保留が存在していないときに第2始動口122に遊技球が入賞した場合であっても、保留画像702が表示されてもよい。
【2307】
また、特定報知の開始後において特別図柄の停止中であって第1ステージに応じた特別画像が表示されているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。一方で、特定報知の開始後において特別図柄の停止中であって第2ステージに応じた特別画像が表示されているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、所定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。また、特定報知の開始後において特別図柄の停止中であって第1ステージまたは第2ステージに応じた特別画像が表示されているときに第2始動口122に遊技球が入賞した場合には、保留画像702が何れの表示態様でも表示されないようにしてもよい。ただし、特定報知の開始後において特別図柄の停止中であって第1ステージまたは第2ステージに応じた特別画像が表示されているときに第2始動口122に遊技球が入賞した場合であっても、保留画像702が表示されてもよい。
【2308】
また、遊技状態に関わらず、第1ステージにおいて特定画像が表示されているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。一方で、遊技状態に関わらず、第2ステージにおいて特定画像が表示されているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、所定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。また、遊技状態に関わらず、第1ステージまたは第2ステージにおいて特定画像が表示されているときに第2始動口122に遊技球が入賞した場合には、保留画像702が何れの表示態様でも表示されないようにしてもよい。ただし、遊技状態に関わらず、第1ステージまたは第2ステージにおいて特定画像が表示されているときに第2始動口122に遊技球が入賞した場合であっても、保留画像702が表示されてもよい。
【2309】
また、遊技状態に関わらず、第1ステージにおいて特別図柄の停止中であって保留が存在していないときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。一方で、遊技状態に関わらず、第2ステージにおいて特別図柄の停止中であって保留が存在していないときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、所定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。また、遊技状態に関わらず、第1ステージまたは第2ステージにおいて特別図柄の停止中であって保留が存在していないときに第2始動口122に遊技球が入賞した場合には、保留画像702が何れの表示態様でも表示されないようにしてもよい。ただし、遊技状態に関わらず、第1ステージまたは第2ステージにおいて特別図柄の停止中であって保留が存在していないときに第2始動口122に遊技球が入賞した場合であっても、保留画像702が表示されてもよい。
【2310】
また、ステージに関わらず、特定画像が表示されているときに第1始動口121(第2始動口122)に遊技球が入賞した場合には、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。
また、通常遊技状態、特別時短遊技状態、および特殊時短遊技状態の何れであるかに関わらず、特別図柄の停止中であって保留が存在していないときに第1始動口121(第2始動口122)に遊技球が入賞した場合には、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。
また、第1表示装置70に何れの画像が表示されているかに関わらず、特別図柄の停止中であって保留が存在していないときに第1始動口121(第2始動口122)に遊技球が入賞した場合には、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。
【2311】
また、例えば、期待色表示態様の保留画像702については、未完成表示態様の保留画像702が視認可能である状態になるようにしてもよい。すなわち、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときの第1始動口121への入賞に基づき通常表示態様の保留画像702が表示される場合には、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。一方で、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときに第1始動口121への入賞に基づき期待色表示態様の保留画像702が表示される場合には、所定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。
【2312】
また、特殊時短遊技状態において特別演出の開始以前であり且つ特別図柄の停止中であって保留が存在していないときの第1始動口121への入賞に基づき通常表示態様の保留画像702が表示される場合には、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。一方で、特殊時短遊技状態において特別演出の開始以前であり且つ特別図柄の停止中であって保留が存在していないときの第1始動口121への入賞に基づき期待色表示態様の保留画像702が表示される場合には、所定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。
【2313】
また、特定報知の開始後において特別図柄の停止中であって第1ステージに応じた特別画像が表示されているときの入賞に基づき通常表示態様の保留画像702が表示される場合には、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。一方で、特定報知の開始後において特別図柄の停止中であって第1ステージに応じた特別画像が表示されているときの入賞に基づき期待色表示態様の保留画像702が表示される場合には、所定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。
【2314】
また、遊技状態に関わらず、特定画像が表示されているときの第1始動口121(第2始動口122)への入賞に基づいて通常表示態様の保留画像702が表示される場合には、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。一方で、特定画像が表示されているときの第1始動口121(第2始動口122)への入賞に基づいて期待色表示態様の保留画像702が表示される場合には、所定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。
【2315】
また、遊技状態に関わらず、特別図柄の停止中であって保留が存在していないときの第1始動口121(第2始動口122)への入賞に基づいて通常表示態様の保留画像702が表示される場合には、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。一方で、特別図柄の停止中であって保留が存在していないときの第1始動口121(第2始動口122)への入賞に基づいて期待色表示態様の保留画像702が表示される場合には、所定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。
【2316】
(変動演出例23)
図349および図350は、変動演出例23を示す図である。
次に、図349および図350を参照しながら、変動演出例の他の具体例(変動演出例23)を説明する。変動演出例23は、特殊時短遊技状態における初回の変動演出として、第1始動口121への入賞に基づく変動演出が行われる例である。なお、以下の説明においては、上述した各変動演出例や各変形例と相違する点を主に説明し、各変動演出例や各変形例と一致する点については説明を省略することがある。
【2317】
まず、通常遊技状態において、特殊時短遊技状態になるまでに必要な所定回数のうちの最終回の変動演出が終了し、遊技機1が、特殊時短遊技状態に制御される。また、最終回の変動演出が終了してから第1始動口121および第2始動口122の何れにも遊技球が入賞することなく所定時間が経過すると、図349(1)に示すように、調整画像716およびメニュー画像717が表示される。また、ステージ画像706として、第2ステージに対応する背景が示されている。また、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも第5態様になる。また、このとき、音声出力装置9からは、前回の変動演出に応じたBGMが、変動演出の実行中よりも小さい音量により出力されている。
【2318】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図349(2)に示すように、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも、第5態様から第2態様に切り替わる。
次に、図349(3)に示すように、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音の音声出力装置9からの出力が開始される。
【2319】
次に、図349(4)に示すように、調整画像716およびメニュー画像717が非表示になる。また、このとき、装飾図柄700および小図柄704の変動が開始される。このとき、装飾図柄700の変動開始時動作が開始され、小図柄704は高速で変動表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、保留画像702は、段階表示演出が行われることなく、完成表示態様により表示される。また、このとき、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力され続けている。
【2320】
次に、図349(5)に示すように、装飾図柄700の変動が高速になる。また、保留画像702が変動台座701Pに移動するとともに拡大することで、変動画像701が表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示703が「0」に切り替わる。また、このとき、カウントダウン画像732である「0」が表示される。また、このときには、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音が、音声出力装置9から出力されなくなる。
【2321】
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図349(6)に示すように、第1始動口121の保留数表示703に「1」が表示される。また、このとき、段階表示演出が開始され、1番目の保留台座702Pに、保留画像702が未完成表示態様により表示される。また、このとき、第1始動口121への入賞を報知する入賞音の音声出力装置9からの出力が開始される。
次に、図350(7)に示すように、段階表示演出が完了し、1番目の保留台座702Pに、通常表示態様の保留画像702が、完成表示態様により表示される。また、図示を省略するが、段階表示演出が完了すると、保留画像702の動作演出が開始される。また、第1始動口121への入賞を報知する入賞音は、段階表示演出が完了するまで継続して出力され、段階表示演出が完了すると、出力されなくなる。
【2322】
次に、第2移行画像734(図308(16)参照)の表示を経て、図350(8)に示すように、ステージ画像706として、第6ステージに対応する背景が表示される。また、装飾図柄700および小図柄704である「125」が確定停止される。
この後、特殊時短遊技状態において変動演出が実行されるたびに、特殊時短遊技状態での特別図柄抽選の残り回数が減るとともに、特殊時短残回数画像738に示された値が1ずつ減算される。
【2323】
そして、特殊時短遊技状態における最終回の変動演出が終了すると、遊技機1が再び通常遊技状態に制御され、第1移行画像728(図301(22)参照)の表示を経て、ステージ画像706として第1ステージに対応する背景が表示される。また、このとき、保留画像702が表示されている。この保留画像702は、ステージ画像706として第2ステージに対応する背景が示されていたときに表示されていた保留画像702(図350(7)参照)である。
【2324】
なお、各変動演出例や変形例にて説明した変動演出は、図示した保留数であることに基づく変動演出に限定されない。
各変動演出例や変形例にて説明した変動演出は、保留数が0であることに基づく変動演出であってもよいし、保留数が1であることに基づく変動演出であってもよいし、保留数が2であることに基づく変動演出であってもよいし、保留数が3であることに基づく変動演出であってもよいし、保留数が4であることに基づく変動演出であってもよい。
【2325】
また、本実施形態では、特殊時短遊技状態において客待ち画像710が表示されているときの入賞に基づく変動演出として、特別図柄の抽選結果がはずれである変動演出について説明したが、これに限定されない。
特殊時短遊技状態において客待ち画像710が表示されているときの第1始動口121または第2始動口122への入賞に基づく変動演出として、変動演出例11の変形例(図318乃至図320参照)のように、特別図柄の抽選結果が大当たりである変動演出が実行されてもよい。
【2326】
また、変動演出例20では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つSPSPリーチ演出が実行される変動演出について説明したが、これに限定されない。
変動演出例20のように通常遊技状態において客待ち画像710が表示されているときの第1始動口121への入賞に基づく変動演出として、変動演出例1および変動演出例2に示した「リーチ演出が実行されない変動演出」が実行されてもよいし、変動演出例5に示した「特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出」が実行されてもよい。また、通常遊技状態において客待ち画像710が表示されているときの第1始動口121への入賞に基づく変動演出として、第1実施形態および第2実施形態において説明した何れの変動演出が実行されてもよい。
【2327】
また、変動演出例20では、通常遊技状態において客待ち画像710が表示されているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合に、未完成表示態様の保留画像702が遊技者に対して視認困難または視認不能になり、完成表示態様の保留画像702が遊技者に対して視認容易になることを説明した。
ここで、未完成表示態様の保留画像702が遊技者に対して視認困難または視認不能になる場合は、通常遊技状態において客待ち画像710が表示されているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合に限定されない。一例を挙げると、通常遊技状態において調整画像716メニュー画像717が表示されているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合(図280(1)、図280(2)参照)であっても、未完成表示態様の保留画像702が遊技者に対して視認困難または視認不能になり、完成表示態様の保留画像702が遊技者に対して視認容易になってもよい。この場合に、通常遊技状態において調整画像716メニュー画像717が表示されているときの第1始動口121への入賞に基づく変動演出として、変動演出例1および変動演出例2に示した「リーチ演出が実行されない変動演出」が実行されてもよいし、変動演出例3および変動演出例4に示した「リーチ演出が実行される変動演出」が実行されてもよいし、変動演出例5に示した「特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出」が実行されてもよい。また、通常遊技状態において調整画像716メニュー画像717が表示されているときの第1始動口121への入賞に基づく変動演出として、第1実施形態および第2実施形態において説明した何れの変動演出が実行されてもよい。
【2328】
また、本実施形態では、第2始動口122に遊技球が入賞した場合に、入賞を報知する入賞音が出力されることを説明したが、これに限定されない。
第1始動口121に遊技球が入賞した場合には入賞音が出力される一方で、第2始動口122に遊技球が入賞した場合には入賞音が出力されないようにしてもよい。
【2329】
また、本実施形態では、特定の画像が視認困難または視認不能である状態になることについて説明した。特定の画像としては、装飾図柄700、変動画像701、保留画像702、保留数表示703、小図柄704、実行回数画像705、ステージ画像706、到達残回数画像708等が挙げられる。ここで、特定の画像が視認困難または視認不能である状態とは、特定の画像は表示されているものの、特定の画像よりも前面のレイヤに表示されている他の画像によって特定の画像の視認が妨げられるために、特定の画像が視認困難または視認不能である状態であってもよい。他の画像としては、例えば、客待ち画像710、第1強調画像711、SPリーチ画像712、SPSPリーチ画像713、第1アイキャッチ画像715、第2強調画像718、第1移行画像728、第2アイキャッチ画像731、第2移行画像734、復帰中画像742等が挙げられる。また、特定の画像が視認不能である状態とは、特定の画像がそもそも表示されていないために特定の画像が視認不能である状態であってもよい。
【2330】
また、本実施形態では、未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702が視認困難または視認不能なる場合があることを説明した。ここで、未完成表示態様の保留画像702が視認困難または視認不能になる場合としては、段階表示演出が実行されず、保留画像702の表示開始時からこの保留画像702が完成表示態様により表示されるために、未完成表示態様の保留画像702が視認困難または視認不能になる場合が挙げられる。また、未完成表示態様の保留画像702が視認困難または視認不能になる場合としては、段階表示演出が実行され未完成表示態様の保留画像702が表示される一方で、この保留画像702よりも前面のレイヤに表示されている他の画像によって保留画像702の視認が妨げられるために、未完成表示態様の保留画像702が視認困難または視認不能になる場合が挙げられる。また、保留画像702よりも前面のレイヤに他の画像が表示されているために未完成表示態様の保留画像702が視認困難または視認不能になっているときには、段階表示演出が実行されていてもよいし、段階表示演出が実行されていなくてもよい。このように、未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にすることには、未完成表示態様の保留画像702が表示されないこと、および、未完成表示態様の保留画像702が表示されているが視認困難または視認不能であることの何れも含まれる。
【2331】
また、本実施形態では、未完成表示態様の保留画像702が視認困難または視認不能になる場合に、段階表示演出の何れの段階における未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702も視認困難または視認不能になることを説明したが、これに限定されない。
例えば、未完成表示態様の保留画像702が視認困難または視認不能にする場合に、段階表示演出の第1段階における未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、段階表示演出の第2段階における未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。すなわち、未完成表示態様の保留画像702が視認困難または視認不能にする場合には、段階表示演出の少なくとも一の段階における完成表示態様の保留画像702が視認困難または視認不能にすればよい。
【2332】
また、本実施形態では、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときであって第1ステージであるときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を遊技者に対して視認困難または視認不能にしてもよいことを説明した。この場合に、遊技者に対して視認困難または視認不能になる特定の未完成表示態様の保留画像702は、段階演出における何れの段階の表示態様からなる保留画像702であってもよい。
また、本実施形態では、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときであって第2ステージであるときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合、所定の未完成表示態様の保留画像702を遊技者に対して視認可能または視認容易である状態にしてもよいことを説明した。この場合に、遊技者に対して視認可能または視認容易になる未完成表示態様の保留画像702は、段階演出における何れの段階の表示態様からなる保留画像702であってもよい。
【2333】
また、特殊時短遊技状態において特別演出の開始以前であり且つ第1ステージであるときの特別図柄の停止中であって保留が存在していないときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよいことを説明した。この場合に、遊技者に対して視認困難または視認不能になる特定の未完成表示態様の保留画像702は、段階演出における何れの段階の表示態様からなる保留画像702であってもよい。
また、特殊時短遊技状態において特別演出の開始以前であり且つ第2ステージであるときの特別図柄の停止中であって保留が存在していないときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、所定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよいことを説明した。この場合に、遊技者に対して視認可能または視認容易になる未完成表示態様の保留画像702は、段階演出における何れの段階の表示態様からなる保留画像702であってもよい。
【2334】
また、特定報知の開始後において特別図柄の停止中であって第1ステージに応じた特別画像が表示されているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよいことを説明した。この場合に、遊技者に対して視認困難または視認不能になる特定の未完成表示態様の保留画像702は、段階演出における何れの段階の表示態様からなる保留画像702であってもよい。
また、特定報知の開始後において特別図柄の停止中であって第2ステージに応じた特別画像が表示されているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、所定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよいことを説明した。この場合に、遊技者に対して視認可能または視認容易になる未完成表示態様の保留画像702は、段階演出における何れの段階の表示態様からなる保留画像702であってもよい。
【2335】
また、遊技状態に関わらず、第1ステージにおいて特定画像が表示されているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよいことを説明した。この場合に、遊技者に対して視認困難または視認不能になる特定の未完成表示態様の保留画像702は、段階演出における何れの段階の表示態様からなる保留画像702であってもよい。
また、遊技状態に関わらず、第2ステージにおいて特定画像が表示されているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、所定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよいことを説明した。この場合に、遊技者に対して視認可能または視認容易になる未完成表示態様の保留画像702は、段階演出における何れの段階の表示態様からなる保留画像702であってもよい。
【2336】
また、遊技状態に関わらず、第1ステージにおいて特別図柄の停止中であって保留が存在していないときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよいことを説明した。この場合に、遊技者に対して視認困難または視認不能になる特定の未完成表示態様の保留画像702は、段階演出における何れの段階の表示態様からなる保留画像702であってもよい。
また、遊技状態に関わらず、第2ステージにおいて特別図柄の停止中であって保留が存在していないときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、所定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよいことを説明した。この場合に、遊技者に対して視認可能または視認容易になる未完成表示態様の保留画像702は、段階演出における何れの段階の表示態様からなる保留画像702であってもよい。
【2337】
また、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときの第1始動口121への入賞に基づき通常表示態様の保留画像702が表示される場合には、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよいことを説明した。この場合に、遊技者に対して視認困難または視認不能になる特定の未完成表示態様の保留画像702は、段階演出における何れの段階の表示態様からなる保留画像702であってもよい。
また、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときに第1始動口121への入賞に基づき期待色表示態様の保留画像702が表示される場合には、所定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよいことを説明した。この場合に、遊技者に対して視認可能または視認容易になる未完成表示態様の保留画像702は、段階演出における何れの段階の表示態様からなる保留画像702であってもよい。
【2338】
また、特殊時短遊技状態において特別演出の開始以前であり且つ特別図柄の停止中であって保留が存在していないときの第1始動口121への入賞に基づき通常表示態様の保留画像702が表示される場合には、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよいことを説明した。この場合に、遊技者に対して視認困難または視認不能になる特定の未完成表示態様の保留画像702は、段階演出における何れの段階の表示態様からなる保留画像702であってもよい。
また、特殊時短遊技状態において特別演出の開始以前であり且つ特別図柄の停止中であって保留が存在していないときの第1始動口121への入賞に基づき期待色表示態様の保留画像702が表示される場合には、所定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよいことを説明した。この場合に、遊技者に対して視認可能または視認容易になる未完成表示態様の保留画像702は、段階演出における何れの段階の表示態様からなる保留画像702であってもよい。
【2339】
また、特定報知の開始後において特別図柄の停止中であって第1ステージに応じた特別画像が表示されているときの入賞に基づき通常表示態様の保留画像702が表示される場合には、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよいことを説明した。この場合に、遊技者に対して視認困難または視認不能になる特定の未完成表示態様の保留画像702は、段階演出における何れの段階の表示態様からなる保留画像702であってもよい。
また、特定報知の開始後において特別図柄の停止中であって第1ステージに応じた特別画像が表示されているときの入賞に基づき期待色表示態様の保留画像702が表示される場合には、所定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよいことを説明した。この場合に、遊技者に対して視認可能または視認容易になる未完成表示態様の保留画像702は、段階演出における何れの段階の表示態様からなる保留画像702であってもよい。
【2340】
また、遊技状態に関わらず、特定画像が表示されているときの第1始動口121(第2始動口122)への入賞に基づいて通常表示態様の保留画像702が表示される場合には、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよいことを説明した。この場合に、遊技者に対して視認困難または視認不能になる特定の未完成表示態様の保留画像702は、段階演出における何れの段階の表示態様からなる保留画像702であってもよい。
また、特定画像が表示されているときの第1始動口121(第2始動口122)への入賞に基づいて期待色表示態様の保留画像702が表示される場合には、所定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよいことを説明した。この場合に、遊技者に対して視認可能または視認容易になる未完成表示態様の保留画像702は、段階演出における何れの段階の表示態様からなる保留画像702であってもよい。
【2341】
また、遊技状態に関わらず、特別図柄の停止中であって保留が存在していないときの第1始動口121(第2始動口122)への入賞に基づいて通常表示態様の保留画像702が表示される場合には、特定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよいことを説明した。この場合に、遊技者に対して視認困難または視認不能になる特定の未完成表示態様の保留画像702は、段階演出における何れの段階の表示態様からなる保留画像702であってもよい。
また、特別図柄の停止中であって保留が存在していないときの第1始動口121(第2始動口122)への入賞に基づいて期待色表示態様の保留画像702が表示される場合には、所定の未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてから、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよいことを説明した。この場合に、遊技者に対して視認可能または視認容易になる未完成表示態様の保留画像702は、段階演出における何れの段階の表示態様からなる保留画像702であってもよい。
【2342】
また、未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にする場合において、段階表示演出における複数段階のうちの一の段階における未完成表示態様の保留画像702を視認困難または視認不能にする一方で、他の段階における未完成表示態様の保留画像702を視認可能または視認容易にしてもよい。一例を挙げると、未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)の保留画像702を視認困難または視認不能にする場合において、段階表示演出の第1段階における未完成表示態様の保留画像702を視認困難または視認不能にする一方で、第2段階および第3段階における未完成表示態様の保留画像702を何れも視認可能または視認容易にしてもよい。
【2343】
また、本実施形態では、段階表示演出において、未完成表示態様である保留画像702の段階が、複数段階設けられていることを説明したが、これに限定されない。
段階表示演出における保留画像702の表示態様は、少なくとも、未完成表示態様(未完成サイズ、未完成形態、未完成動作態様、未完成透過度、未完成表示位置)である保留画像702の段階と、完成表示態様(完成サイズ、完成形態、完成動作態様、完成透過度、完成表示位置)である保留画像702の段階とが一つずつ設けられていればよい。
【2344】
また、本実施形態では、段階表示演出が完了するまで入賞音が継続して出力されることを説明したが、これに限定されない。
段階表示演出が完了する前に、入賞音が出力されなくなるようにしてもよい。
【2345】
また、本実施形態では、特殊時短遊技状態における特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出が行われる場合、ゾロ目の装飾図柄700が仮停止するときやゾロ目の装飾図柄700が確定停止するときに、変動画像701および保留画像702が表示されている(図324(8)、図324(9)参照)が、これに限定されない。
特殊時短遊技状態における特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出が行われる場合、ゾロ目の装飾図柄700が仮停止するときやゾロ目の装飾図柄700が確定停止するときは、変動画像701が表示されずに保留画像702が表示されてもよい。また、特殊時短遊技状態における特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出が行われる場合、ゾロ目の装飾図柄700が仮停止するときやゾロ目の装飾図柄700が確定停止するときは、保留画像702が表示されずに変動画像701が表示されてもよい。また、特殊時短遊技状態における特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出が行われる場合、ゾロ目の装飾図柄700が仮停止するときやゾロ目の装飾図柄700が確定停止するときは、変動画像701および保留画像702の何れも表示されなくてもよい。
【2346】
また、本実施形態では、1番目の保留画像702が変動台座701Pに移動することで、変動画像701が表示されることを説明したが、変動画像701が用いられないようにしてもよい。より具体的には、1番目の保留画像702表示されているときに変動演出が終了すると、次の変動演出が開始される際に、1番目の保留画像702が非表示になってもよい。この場合に、1番目の保留画像702は、移動しながら非表示になってもよいし、移動することなく、1番目の保留台座702Pに表示されている位置において非表示になってもよい。また、保留が存在していない状態で入賞する場合には、1番目の保留台座702Pに完成表示態様の保留画像702が表示されてから、この保留画像702を非表示にしてもよい。
【2347】
また、本実施形態では、保留が存在する状態で通常遊技状態に応じたステージから特殊時短遊技状態に応じたステージに切り替わると、変動画像701が表示されずに保留画像702が表示される(図309(20)参照)ことを説明した。言い換えると、ステージが切り替わってから保留画像702が変動台座701Pに移動することを説明したが、これに限定されない。
保留が存在する状態で通常遊技状態に応じたステージから特殊時短遊技状態に応じたステージに切り替わったときに、変動画像701が表示されていてもよい。言い換えると、ステージの切り替えが完了する前に、保留画像702の変動台座701Pへの移動が完了していてもよい。また、保留が存在する状態で通常遊技状態に応じたステージから特殊時短遊技状態に応じたステージに切り替わったときは、保留画像702の変動台座701Pへの移動開始後であり且つ移動完了前であってもよい。また、変動画像701が用いられない場合においては、保留が存在する状態で通常遊技状態に応じたステージから特殊時短遊技状態に応じたステージに切り替わったときに、1番目の保留画像702が既に非表示になっていてもよい。
【2348】
また、本実施形態では、客待ち画像710が表示されているときに第1始動口121(第2始動口122)に遊技球が入賞した場合、客待ち画像710の非表示演出が終了してから保留画像702が移動することを説明したが、これに限定されない。
客待ち画像710が表示されているときに第1始動口121(第2始動口122)に遊技球が入賞した場合、客待ち画像710の非表示演出の実行中に保留画像702が移動してもよい。この場合に、客待ち画像710の非表示演出の開始後に保留画像702の移動が開始され、客待ち画像710の非表示演出の終了後に保留画像702の移動が完了するようにしてもよい。また、客待ち画像710の非表示演出の開始前に保留画像702の移動が開始されてもよい。さらにその後、客待ち画像710の非表示演出が実行され、客待ち画像710の非表示演出の終了後に保留画像702の移動が完了してもよい。
【2349】
また、保留画像702が移動するタイミングと、保留画像702が変動画像701の表示態様に変化するタイミングと、装飾図柄700の変動が開始するタイミングとの時系列の関係は、上述した例に限定されない。
表示されている全ての保留画像702の移動が開始されてから、一つ先の保留台座702P(変動台座701P)に到達する(移動が完了する)までの間に、1番目の保留画像702の表示態様から変動画像701の表示態様への変化が開始され且つ完了してもよい。また、表示されている全ての保留画像702の移動開始後であって、1番目の保留画像702の表示態様から変動画像701の表示態様への変化が開始された後に、装飾図柄700の変動が開始されてもよい。そして、装飾図柄700の変動開始後に、表示されている全ての保留画像702の移動、および1番目の保留画像702の表示態様から変動画像701の表示態様への変化が完了するようにしてもよい。
【2350】
また、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり、且つSPリーチ演出やSPSPリーチ演出が実行される変動演出が行われた場合、次の変動演出は、第2アイキャッチ画像731が表示される変動演出(図291(28)乃至図291(30)、図292(31)参照)であってもよい。そして、この第2アイキャッチ画像731が表示されているときに第1始動口121(第2始動口122)に遊技球が入賞した場合には、保留画像702の視認が第2アイキャッチ画像731に妨げられることで、未完成表示態様の保留画像702が視認困難または視認不能になってもよい。さらに、第2アイキャッチ画像731が非表示になってから、完成表示態様の保留画像702が視認容易になってもよい。
【2351】
また、本実施形態では、SPSPリーチ演出が実行されているときに入賞しても、入賞音が出力されない(図278(11)参照)ことを説明した。ここで、SPSPリーチ演出が実行される変動演出において、このSPSPリーチ演出の後に再びステージ画像706が表示されているとき(図279(16)参照)に第1始動口121(第2始動口122)に遊技球が入賞した場合には、段階表示演出が実行されるとともに、入賞音が出力されてもよい。
【2352】
また、記憶されている保留数が上限数(4つ)であるときに第1始動口121(第2始動口122)に遊技球が入賞した場合には、上述した何れの時点における入賞であっても、入賞音は出力されず、段階表示演出は実行されず、且つ保留画像702は新たに表示されない。
【2353】
また、本実施形態では、特殊時短遊技状態においても、客待ち画像710が表示されることを説明した。ここで、特殊時短遊技状態においては、初回の変動演出の開始前では、特別図柄の停止中であって保留が存在しない状態で所定時間入賞が発生しない場合に客待ち画像710が表示される一方で、初回の変動演出の開始後では、保留が存在しない状態で所定時間入賞が発生しない場合であっても客待ち画像710が表示されないようにしてもよい。すなわち、特殊時短遊技状態においては、初回の変動演出の開始前である場合と、初回の変動演出の開始後である場合とで、客待ち画像710が表示されるか否かを切り替えてもよい。ただし、特殊時短遊技状態における初回の変動演出の開始後であっても、特別図柄の停止中であって保留が存在しないときに第2始動口122(第1始動口121)に遊技球が入賞した場合には、未完成表示態様による保留画像702を視認困難または視認不能にして、完成表示態様による保留画像702を視認容易にするようにしてもよい。また、特殊時短遊技状態においては、初回の変動演出の開始後であっても、特別図柄の停止中であって保留が存在しない状態で所定時間入賞が発生しない場合には、調整画像716およびメニュー画像717が表示されてもよい。
【2354】
また、本実施形態では、調整画像716やメニュー画像717が表示されるときに、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、ボタンランプ17cの態様、および音の出力の態様が切り替わることを説明したが、これに限定されない。
調整画像716やメニュー画像717が表示されるときには、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cの態様が切り替わる一方で、音の出力の態様が切り替わらなくてもよい。そして、客待ち画像710が表示されるときに、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、ボタンランプ17cの態様、および音の出力の態様が切り替わってもよい。
また、調整画像716やメニュー画像717が表示されるときには、音の出力の態様が切り替わる一方で、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cの態様が切り替わらなくてもよい。そして、客待ち画像710が表示されるときに、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cの態様が切り替わってもよい。また、客待ち画像710が表示されるときに、音の出力の態様が切り替わってもよいし、切り替わらなくてもよい。
また、調整画像716やメニュー画像717が表示されるときに、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、ボタンランプ17cの態様、および音の出力の態様が何れも切り替わらなくてもよい。そして、客待ち画像710が表示されるときに、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cの態様、および音の出力の態様が切り替わってもよい。
【2355】
また、本実施形態では、保留が存在する状態で遊技機1の電源が遮断されてから復帰する場合、電源が遮断される際に実行されていた変動演出の次の変動演出が開始されることを予告する予告音が出力されてから、次の変動演出が開始されることを説明したが、これに限定されない。
保留が存在する状態で遊技機1の電源が遮断されてから復帰する場合に、電源が遮断される際に実行されていた変動演出の次の変動演出が開始されるまでは、音が出力されないようにしてもよい。そして、電源が遮断される際に実行されていた変動演出の次の変動演出が開始されると、変動演出に応じたBGMの出力が開始されるようにしてもよい。
【2356】
また、本実施形態では、装飾図柄700の変動開始時動作が、装飾図柄700の下側への低速での変動であることを説明したが、これに限定されない。
変動開始時動作は、例えば、装飾図柄700の上側への低速での変動であってもよい。この場合に、変動開始時動作が終了すると、装飾図柄700を、下側に向かって高速で変動させるようにしてもよい。
また、変動開始時動作は、例えば、装飾図柄700に示されたキャラクタによる特定の動作であってもよい。特定の動作としては、例えば、キャラクタが手を挙げる動作、キャラクタの表情が変わる動作、キャラクタの髪やキャラクタが身に着けている衣類が動く動作等が挙げられる。また、特定の動作が行われるときに、装飾図柄700は、低速で上側や下側に変動していてもよいし、確定停止されていた位置に留まっていてもよい。
【2357】
また、本実施形態では、調整画像716およびメニュー画像717が表示されているときに入賞した場合、および、客待ち画像710が表示されているときに入賞した場合の何れにおいても、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cの態様を切り替える前に、音の出力の態様を切り替えているが、これに限定されない。
例えば、調整画像716およびメニュー画像717が表示されているときに入賞した場合には、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cの態様を切り替えるときに、音の出力の態様を切り替えてもよい。また、調整画像716およびメニュー画像717が表示されているときに入賞した場合には、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cの態様を切り替えた後に、音の出力の態様を切り替えてもよい。すなわち、調整画像716およびメニュー画像717が表示されているときに入賞した場合には、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cの態様を切り替えた以降に、音の出力の態様を切り替えてもよい。そして、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、ボタンランプ17cの態様、および音の出力の態様が何れも切り替わった後に、変動開始時動作や保留画像702の表示が開始されるようにしてもよい。
【2358】
また、本実施形態では、特別図柄が変動停止するときに保留が存在しない場合に、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cを、何れも第2態様から第1態様に切り替える(図306(3)参照)ことを説明したが、これに限定されない。特別図柄が変動停止するときに保留が存在しない場合であっても、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、第2態様である状態を継続してもよい。
【2359】
また、本実施形態では、変動演出の実行中に装飾図柄700が高速変動するが、第2移行画像734が表示されているときには、高速変動している装飾図柄700が視認困難または視認不能である状態になる。すなわち、高速変動しているときの表示サイズである装飾図柄700が視認困難または視認不能である状態になる。言い換えると、高速変動時の透過度における装飾図柄700が視認困難または視認不能である状態になる。さらに言い換えると、高速変動時の形態における装飾図柄700が視認困難または視認不能である状態になる。さらに言い換えると、高速変動時の位置における装飾図柄700が視認困難または視認不能である状態になる。
【2360】
また、本実施形態では、段階表示演出が進行するにしたがって、保留画像702の表示態様が完成表示態様に近づくことを説明したが、これに限定されない。
段階表示演出において、完成表示態様からより遠ざかる表示態様(表示サイズ、透過度、表示位置、形態等)により保留画像702が表示される段階が設けられてもよい。一例を挙げると、完成表示態様よりも小さい表示サイズである保留画像702を、さらに小さい表示サイズにより表示する段階が設けられてもよい。また、完成表示態様よりも透過度が高い保留画像702を、さらに高い透過度により表示する段階が設けられてもよい。また、完成表示態様における表示位置から離れた位置に表示されている保留画像702を、完成表示態様における表示位置からさらに離れた位置に表示する段階が設けられてもよい。
【2361】
また、ステージごとに表示される保留画像702や、表示色ごとの保留画像702など、保留画像702の表示態様に応じて、段階表示演出において設けられている段階の数が異なってもよい。この場合に、通常表示態様の保留画像702、青色の保留画像702、赤色の保留画像702、虹色の保留画像702において、遅い順番ほど、段階表示演出において多くの段階が設けられてもよい。すなわち、期待度が高い保留画像702ほど、段階表示演出において多くの段階が設けられてもよい。
【2362】
また、期待色表示態様の保留画像702が表示される場合に、段階表示演出の第1段階において、保留画像702が完成表示態様と同じ色により表示されてもよいし、保留画像702が完成表示態様とは異なる色により表示されてもよい。また、例えば、青色の保留画像702が表示される場合には、段階表示演出の第1段階において保留画像702が青色とは異なる色により表示されるのに対し、青色よりも期待度が高い特定色(赤色、虹色等)の保留画像702が表示される場合には、段階表示演出の第1段階において保留画像702が特定色により表示されてもよい。
【2363】
また、本実施形態では、一の保留画像702が、動作演出において異なる二つの動作表示を周期的に行うことを説明した(図272(5)参照)。ここで、異なる二つの動作表示の周期は、互いに同じ周期であってもよいし、異なる周期であってもよい。また、異なる二つの動作表示の何れの周期も、通常表示態様の保留画像702による動作演出における動作表示の周期と同じであってもよい。また、異なる二つの動作表示のうちの一方の周期が、通常表示態様の保留画像702による動作演出における動作表示の周期と同じであって、他方の周期が、通常表示態様の保留画像702による動作演出における動作表示の周期と異なってもよい。さらに、異なる二つの動作表示の何れの周期も、通常表示態様の保留画像702による動作演出における動作表示の周期と異なってもよい。
また、通常表示態様の保留画像702が、異なる二つの動作表示を周期的に行ってもよい。
【2364】
また、期待度に応じて、動作演出における動作表示の周期が異なってもよい。例えば、青色の保留画像702を第1動作態様により第1周期で動作表示させるとともに第1動作態様とは異なる第2動作態様により第2周期で動作表示させる。そして、青色よりも期待度が高い特定色(赤色、虹色等)の保留画像を、第3動作態様により第3周期で動作表示させるとともに第3動作態様とは異なる第4動作態様により第4周期で動作表示させる。この場合に、第3周期は、第1周期よりも短くてもよいし、長くてもよい。また、第4周期は、第2周期よりも短くてもよいし、長くてもよい。また、第1周期と第3周期とは同じ周期であってもよいし、第2周期と第4周期とは同じ周期であってもよい。さらに、第3周期と第4周期とは、同じ周期であってもよいし、異なる周期であってもよい。なお、第1動作態様乃至第4動作態様は、上述した何れの動作(時計回り方向への回転、反時計回り方向への回転、上下方向への移動、左右方向への移動、揺動など)であってもよいし、上述した動作とは異なる動作であってもよい。
【2365】
また、本実施形態では、調整画像716およびメニュー画像717が表示されているときや、客待ち画像710が表示されているときに、音声出力装置9から音が出力されないことがある例を説明した。ここで、調整画像716およびメニュー画像717が表示されているときや、客待ち画像710が表示されているときに、遊技者に聞こえない程度の音量による音が音声出力装置9から出力されてもよい。すなわち、調整画像716およびメニュー画像717が表示されているときや、客待ち画像710が表示されているときに、音声出力装置9から音が可聴出力されなければよい。
【2366】
また、本実施形態では、入賞時発光演出においてトップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、何れも点滅することを説明した。ここで、入賞時発光演出においては、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cによる点滅の周期が、時間の経過とともに長くなってもよい。一例を挙げると入賞時発光演出においては、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cが、第1周期により点滅した後に、第1周期よりも長い第2周期により点滅してもよい。この場合において、第1周期による点滅における発光の色と、第2周期による点滅における発光の色とは、同じ色であってもよいし、異なる色であってもよい。また、第1周期および第2周期は、何れも、エラーの発生を示唆または報知する点滅(第9態様における点滅)の周期およびスルー演出における点滅(第11態様における点滅)の周期よりも短くてもよい。
【2367】
また、本実施形態では、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cによる、第1態様、第2態様、第4態様乃至第6態様、第8態様乃至第11態様の発光が、単一色の発光であることを説明したが、これに限定されない。これらの態様の発光においては、演出の進行にしたがって、発光色が変わってもよい。
また、第1態様、第2態様、第4態様乃至第6態様、第8態様乃至第11態様において、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも同じ色により発光することを説明したが、これに限定されない。第1態様、第2態様、第4態様乃至第6態様、第8態様乃至第11態様において、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cは、何れも異なる色により発光してもよい。
【2368】
また、本実施形態では、第7態様の発光においては、トップランプ10bと、盤ランプ74bと、可動部材ランプ74cと、ボタンランプ17cとが、それぞれ異なる色により発光することを説明したが、これに限定されない。第7態様の発光において、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cのうちの少なくとも二つ以上の発光体(例えばトップランプ10bおよび盤ランプ74b等)が同じ色により発光し、他の発光体が異なる色により発光してもよい。また、第7態様の発光において、トップランプ10b、盤ランプ74b、可動部材ランプ74c、およびボタンランプ17cの何れも同じ色により発光してもよい。
【2369】
また、本実施形態では、大当たり遊技の実行中においては、保留数表示703が非表示になる(図283(20)参照)ことを説明したが、これに限定されない。
大当たり遊技の実行中においても、保留数表示703が表示されてもよい。この場合に、大当たり遊技の実行中に第1始動口121(第2始動口122)に遊技球が入賞した場合には、第1始動口121(第2始動口122)の保留数表示703が増加表示されてもよい。そして、この入賞に対応する保留画像702は、未完成表示態様により表示されることなく、通常遊技状態(時短遊技状態)に応じたステージ画像706が表示されたときに、完成表示態様により表示されてもよい。
【2370】
また、本実施形態では、ステージ、表示されている画像、保留の有無、遊技機1の状態等によっては、保留画像702が表示される場合に、未完成表示態様の保留画像702が視認可能になることなく、完成表示態様の保留画像702が視認容易になることを説明したが、これに限定されない。
例えば、特別時短遊技状態においては、ステージ、表示されている画像、保留の有無、遊技機1の状態等によらず、第2始動口122に遊技球が入賞した場合には、未完成表示態様の保留画像702を視認容易にしてから、完成表示態様の保留画像702を視認容易にしてもよい。
【2371】
また、本実施形態では、左右の装飾図柄700である「7」が揃うときに特定の効果音が出力されることを説明した(図295(12)参照)。
ここで、左右の装飾図柄700として「7」とは異なる数字が揃うときに効果音が出力されてもよい。さらにこの効果音を、左右の装飾図柄700である「7」が揃うときに出力される特定の効果音とは異なる音にしてもよい。
また、通常遊技状態である場合と、特別時短遊技状態である場合と、特殊時短遊技状態である場合とで、それぞれ、リーチが成立したときの効果音が異なってもよい。
【2372】
また、本実施形態では、遊技機1が特別時短遊技状態に制御されていた場合および特殊時短遊技状態に制御されていた場合の何れにおいても、第1移行画像728が表示されているときには遊技機1が通常遊技状態に制御されていることを説明したが、これに限定されない。
遊技機1が特別時短遊技状態に制御されている場合において、第1移行画像728が表示されているとき(図288(12)参照)には、特別時短遊技状態が継続してもよい。そして、第2始動口122についての保留が無い状態で特別図柄が変動停止すると、通常遊技状態に制御されてもよい。一方で、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されている場合には、第1移行画像728が表示されているとき(第2始動口122についての保留が無くなる前)に通常遊技状態に制御されてもよい。ただし、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されている場合であっても、特別時短遊技状態に制御されている場合と同じように、第1移行画像728が表示されているとき(第2始動口122についての保留が存在しているとき)には、特殊時短遊技状態が継続してもよい。
【2373】
また、本実施形態では、客待ち画像710は、透過度が段階的に高くなってから非表示になることを説明したが、これに限定されない。
客待ち画像710は、表示されている状態から、透過度を段階的に変えることなく、非表示の状態に切り替わってもよい。この場合に、客待ち画像710が非表示になったときには保留画像702が表示されておらず、客待ち画像710が非表示になった後に、保留画像702の表示を開始してもよい。
【2374】
また、本実施形態では、段階表示演出が完了すると動作演出が開始することを説明したが、これに限定されない。
段階表示演出の完了前であっても、動作演出が開始されてもよい。この場合に、段階表示演出の途中、すなわち保留画像702が未完成表示態様により表示されているときに、動作演出が開始されてもよい。
【2375】
また、本実施形態では、入賞に伴い入賞音が音声出力装置9から出力されることを説明した。ここで、第1ステージと、第2ステージと、第5ステージとで、第1始動口121に遊技球が入賞したことを報知する入賞音が、それぞれ異なる音であってもよいし、同じ音であってもよい。
また、第3ステージと、第4ステージとで、第2始動口122に遊技球が入賞したことを報知する入賞音が、異なる音であってもよいし、同じ音であってもよい。
また、第6ステージと、第7ステージとで、第2始動口122に遊技球が入賞したことを報知する入賞音が、異なる音であってもよいし、同じ音であってもよい。
また、特別時短遊技状態と、特殊時短遊技状態とで、第2始動口122に遊技球が入賞したことを報知する入賞音が、異なる音であってもよいし、同じ音であってもよい。
また、第1ステージと、第6ステージおよび第7ステージとで、第2始動口122に遊技球が入賞したことを報知する入賞音が、異なる音であってもよいし、同じ音であってもよい。
【2376】
また、本実施形態では、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞した場合に、入賞音が出力されるとともに保留画像702の表示が開始されることを説明したが、これに限定されない。
例えば、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞した場合に、音声出力装置9からの入賞音の出力が開始された後に、保留画像702の表示が開始されてもよい。
【2377】
また、本実施形態では、特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときの第1始動口121または第2始動口122への入賞に基づいて出力された音が、遊技機1が特殊時短遊技状態に制御されたことの効果音であることを説明したが、これに限定されない。特殊時短遊技状態において特定画像が表示されているときの第1始動口121または第2始動口122への入賞に基づいて出力された音は、入賞を報知する入賞音であってもよい。また、遊技状態に関わらず、特定画像が表示されているときの第1始動口121または第2始動口122への入賞に基づいて出力された音は、変動演出に応じたBGMであって、音量を絞ることなく出力された音であってもよい。
【2378】
また、本実施形態では、客待ち画像710が表示されているときには、小図柄704が遊技者に対して視認困難または視認不能である状態になることを説明したが、これに限定されない。
客待ち画像710よりも前面のレイヤに小図柄704が表示されることで、客待ち画像710が表示されているときであっても、小図柄704は遊技者に対して視認容易であってもよい。
【2379】
また、本実施形態では、客待ち画像710が表示されているときに入賞した場合に、客待ち画像710の非表示演出が開始された後に、保留画像702の表示が開始される(図307(9)、図332(5)、図339(5)参照)ことを説明したが、これに限定されない。
客待ち画像710が表示されているときに入賞した場合において、客待ち画像710の非表示演出が開始される以前に、保留画像702の表示が開始されてもよい。付言すると、客待ち画像710が表示されているときに入賞した場合において、客待ち画像710の非表示演出が開始される以前に、段階表示演出が実行されることなく完成表示態様の保留画像702が表示されることで、未完成表示態様の保留画像702が視認可能になることなく完成表示態様の保留画像702が視認可能または視認容易になってもよい。また、客待ち画像710が表示されているときに入賞した場合において、客待ち画像710の非表示演出が開始される以前に、段階表示演出が開始され且つ完了することで、未完成表示態様の保留画像702が視認可能になることなく完成表示態様の保留画像702が視認可能または視認容易になってもよい。
【2380】
また、本実施形態では、メニュー画像717が表示されているときに遊技者が演出ボタン17を操作すると、第1画像表示装置70にメニュー画面(不図示)が表示されることを説明した。付言すると、メニュー画面は、第1画像表示装置70の表示領域の全面に表示される画像である。また、本実施形態では、客待ち画像710が表示されているときに第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞した場合の演出例について説明した。ここで、客待ち画像710が表示されているときに第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞した場合における上記の各演出例は、メニュー画面が表示されているときに第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞した場合に実行される演出であってもよい。すなわち、客待ち画像710に代えてメニュー画面が表示されているときに入賞した場合であっても、客待ち画像710が表示されているときに入賞した場合と同じ演出が実行されてもよい。この場合には、メニュー画面も、特定画像として捉えられる。
【2381】
また、本実施形態では、特殊時短遊技状態における初回の変動演出が実行される場合に、装飾図柄700が高速で変動してから、特殊時短開始画像733、第2移行画像734、モード開始画像736等が表示されるが、これに限定されない。
特殊時短遊技状態における初回の変動演出が実行される場合に、装飾図柄700が高速で変動する前、すなわち変動開始時動作の実行中に、特殊時短開始画像733、第2移行画像734、モード開始画像736等が表示されてもよい。また、変動開始時動作の開始前に、特殊時短開始画像733、第2移行画像734、モード開始画像736等が表示されてもよい。また、保留画像702が表示される前に、特殊時短開始画像733、第2移行画像734、モード開始画像736等が表示されてもよい。すなわち、特殊時短遊技状態における初回の変動演出にて、保留画像702の表示開始タイミングと、特殊時短開始画像733、第2移行画像734、モード開始画像736等の表示開始タイミングとは、何れが先であってもよい。
【2382】
また、本実施形態では、特殊時短遊技状態における初回の変動演出が実行される場合に、装飾図柄700が高速で変動してから、特殊時短遊技状態に応じた表示態様からなる装飾図柄700やステージ画像706等が表示されているが、これに限定されない。
特殊時短遊技状態における初回の変動演出が実行される場合に、装飾図柄700が高速で変動する前、すなわち変動開始時動作の実行中に、特殊時短遊技状態に応じた表示態様からなる装飾図柄700やステージ画像706等が表示されてもよい。また、変動開始時動作の開始前に、特殊時短遊技状態に応じた表示態様からなる装飾図柄700やステージ画像706等が表示されてもよい。また、保留画像702が表示される前に、特殊時短遊技状態に応じた表示態様からなる装飾図柄700やステージ画像706等が表示されてもよい。すなわち、特殊時短遊技状態における初回の変動演出にて、保留画像702の表示開始タイミングと、特殊時短遊技状態に応じた表示態様からなる装飾図柄700やステージ画像706等の表示開始タイミングとは、何れが先であってもよい。
【2383】
また、ステージと、通常表示態様の保留画像702の表示態様との組み合わせは、上記の例に限定されない。
上述したステージと、通常表示態様の保留画像702の表示態様とは、何れの組み合わせであってもよい。一例を挙げると、第1ステージにおける通常表示態様の保留画像702の表示態様が、星型(図276参照)の表示態様であってもよい。
【2384】
また、第3実施形態の第1ステージおよび第5ステージは、第1実施形態の第1ステージであり、第3実施形態の第2ステージおよび第8ステージは、第1実施形態の第2ステージであってもよい。また、第3実施形態の第1ステージは、第1実施形態の第1ステージであり、第3実施形態の第2ステージ、第5ステージ、および第8ステージは、第1実施形態の第2ステージであってもよい。また、第3実施形態の第1ステージおよび第5ステージは、第1実施形態の第2ステージであり、第3実施形態の第2ステージおよび第8ステージは、第1実施形態の第1ステージであってもよい。
また、第3実施形態の第3ステージおよび第4ステージは、第1実施形態の第3ステージであり、第3実施形態の第6ステージおよび第7ステージは、第1実施形態の第4ステージであってもよい。また、第3実施形態の第3ステージおよび第6ステージは、第1実施形態の第3ステージであり、第3実施形態の第4ステージおよび第7ステージは、第1実施形態の第4ステージであってもよい。
【2385】
また、上記では、複数の実施形態を説明したが、一の実施形態に含まれる構成と他の実施形態に含まれる構成とを入れ替えたり、一の実施形態に含まれる構成を他の実施形態に付加したりしても良い。
【符号の説明】
【2386】
41…装飾図柄、42…音量画像、43…光量画像、51…変動画像、52…保留画像、61…ステージ画像、100…パチンコ遊技機、114…画像表示部、121…第1始動口、122…第2始動口、200…遊技制御部、231…乱数取得部、234…特別図柄判定部、300…演出制御部、508…第1前兆強調画像、572…第1停止強調画像
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【手続補正書】
【提出日】2023-11-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技の進行を制御する第1制御手段と、
演出を制御する第2制御手段と、を備え、
前記第1制御手段は、
遊技情報に基づいて特別遊技が実行されるか否かを判定し、
前記判定の結果に応じて特別図柄を変動表示させてから停止表示させ、
前記第2制御手段は、
特定条件の成立に応じた演出を実行可能であり、
前記特別図柄の変動表示および停止表示に伴い、演出図柄を変動表示させてから停止表示させる変動演出を実行可能であり、
前記変動演出において、変動表示させた前記演出図柄を仮停止させてから停止表示させることが可能であり、
前記演出図柄を強調する強調演出を実行可能であり、
演出効果に関する特定報知を実行可能であり、
前記演出図柄を仮停止させるときに、前記強調演出を実行可能であり、
前記演出図柄を停止表示させるときに、前記強調演出を制限可能である遊技機。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
上記の目的を達成する本発明は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する第1制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する第2制御手段(例えば、演出制御部300)と、を備え、前記第1制御手段は、遊技情報に基づいて特別遊技が実行されるか否かを判定し、前記判定の結果に応じて特別図柄を変動表示させてから停止表示させ、前記第2制御手段は、特定条件の成立に応じた演出を実行可能であり、前記特別図柄の変動表示および停止表示に伴い、演出図柄を変動表示させてから停止表示させる変動演出を実行可能であり、前記変動演出において、変動表示させた前記演出図柄を仮停止させてから停止表示させることが可能であり、前記演出図柄を強調する強調演出を実行可能であり、演出効果に関する特定報知を実行可能であり、前記演出図柄を仮停止させるときに、前記強調演出を実行可能であり、前記演出図柄を停止表示させるときに、前記強調演出を制限可能である