(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024058162
(43)【公開日】2024-04-25
(54)【発明の名称】会議システムの制御方法、サーバー装置、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/10 20230101AFI20240418BHJP
【FI】
G06Q10/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022165336
(22)【出願日】2022-10-14
(71)【出願人】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100179475
【弁理士】
【氏名又は名称】仲井 智至
(74)【代理人】
【識別番号】100216253
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 宏紀
(74)【代理人】
【識別番号】100225901
【弁理士】
【氏名又は名称】今村 真之
(72)【発明者】
【氏名】大西 拓生
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA11
5L049AA11
(57)【要約】
【課題】会議資料のセキュリティ管理を向上する。
【解決手段】会議システム1の制御方法は、第1端末装置100A、及び第2端末装置100Bと通信するサーバー装置200が、第1端末装置100Aから複数ページで構成される会議資料を示す会議資料情報PDを取得することと、会議資料の第1のページを示す第1画像PDA1を、第1端末装置100Aに表示させることと、第1画像PDA1と、第1操作画像403とを、第2端末装置100Bに表示させることと、第2端末装置100Bから第1操作画像403に対する操作を受け付けた場合に、第1画像PDA1をキャプチャすることによって第1キャプチャ画像PC1を生成することと、第1キャプチャ画像PC1をキャプチャ画像記憶部219に記憶させることと、を含む。
【選択図】
図11
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端末装置、及び第2端末装置と通信するサーバー装置が、
前記第1端末装置から複数ページで構成される会議資料を示す情報を取得することと、
前記会議資料の第1のページを示す第1画像を、前記第1端末装置に表示させることと、
前記第1画像と、第1操作画像とを、前記第2端末装置に表示させることと、
前記第2端末装置から前記第1操作画像に対する操作を受け付けた場合に、前記第1画像をキャプチャすることによって第1キャプチャ画像を生成することと、
前記第1キャプチャ画像をメモリーに記憶させることと、
を含む、会議システムの制御方法。
【請求項2】
前記サーバー装置が、
前記第1操作画像とは異なる第2操作画像を、前記第2端末装置に表示させることと、
前記第2端末装置から前記第2操作画像に対する操作を受け付けた場合に、前記第1キャプチャ画像を前記メモリーから読み出すことによって、前記第1キャプチャ画像を前記第2端末装置に表示させることと、
を更に含む、請求項1に記載の会議システムの制御方法。
【請求項3】
前記サーバー装置が、第3端末装置と通信し、
前記第1キャプチャ画像を前記メモリーに記憶させることは、前記第1キャプチャ画像を前記メモリーの第1領域に記憶させることであり、
前記サーバー装置が、
前記会議資料の第2のページを示す第2画像と、前記第1操作画像とを、前記第3端末装置に表示させることと、
前記第3端末装置から前記第1操作画像に対する操作を受け付けた場合に、前記第2画像をキャプチャすることによって第2キャプチャ画像を生成することと、
前記第2キャプチャ画像を前記メモリーの前記第1領域とは異なる第2領域に記憶させることと、
を更に含む、請求項2に記載の会議システムの制御方法。
【請求項4】
前記サーバー装置が、
前記第2操作画像を、前記第3端末装置に表示させることと、
前記第3端末装置から前記第2操作画像に対する操作を受け付けた場合に、前記第2キャプチャ画像を前記メモリーから読み出すことによって、前記第3端末装置に表示させることと、
を更に含み、
前記第1キャプチャ画像を前記第2端末装置に表示させることは、前記第1領域から前記第1キャプチャ画像を読み出すことによって、前記第1キャプチャ画像を前記第2端末装置に表示させることを含み、
前記第2キャプチャ画像を前記第3端末装置に表示させることは、前記第2領域から前記第2キャプチャ画像を読み出すことによって、前記第2キャプチャ画像を前記第3端末装置に表示させることを含む、請求項3に記載の会議システムの制御方法。
【請求項5】
前記サーバー装置が、
前記第1端末装置に、前記会議資料の複数のページの各々に対応付けて、前記第1キャプチャ画像、及び前記第2キャプチャ画像を含むキャプチャ画像が生成された回数を示す集計情報を送信すること、
を更に含む、請求項3に記載の会議システムの制御方法。
【請求項6】
前記第2端末装置は、スクリーンキャプチャ機能を備え、
前記サーバー装置が、
前記第2端末装置に対して、前記スクリーンキャプチャ機能の実行を禁止すること、
を更に含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の会議システムの制御方法。
【請求項7】
前記会議資料を示す情報を取得することは、前記サーバー装置が、前記会議資料を示す情報を前記メモリーに記憶させることを含み、
前記サーバー装置が、
前記第1端末装置、及び前記第2端末装置との通信が終了した場合に、前記会議資料を示す情報、及び前記第1キャプチャ画像を前記メモリーから消去すること、
を更に含む、請求項1に記載の会議システムの制御方法。
【請求項8】
第1端末装置、及び第2端末装置と通信する通信インターフェースと、
少なくとも1つのプロセッサーと、を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサーは、
前記第1端末装置から複数ページで構成される会議資料を示す情報を、前記通信インターフェースを介して取得することと、
前記通信インターフェースを介して、前記会議資料の第1のページを示す第1画像を、前記第1端末装置に表示させることと、
前記通信インターフェースを介して、前記第1画像と、第1操作画像とを、前記第2端末装置に表示させることと、
前記第2端末装置から前記第1操作画像に対する操作を、前記通信インターフェースを介して受け付けた場合に、前記第1画像をキャプチャすることによって第1キャプチャ画像を生成することと、
前記第1キャプチャ画像をメモリーに記憶させることと、
を実行する、サーバー装置。
【請求項9】
第1端末装置、及び第2端末装置と通信するサーバー装置のプロセッサーに、
前記第1端末装置から複数ページで構成される会議資料を示す情報を取得することと、
前記会議資料の第1のページを示す第1画像を、前記第1端末装置に表示させることと、
前記第1画像と、第1操作画像とを、前記第2端末装置に表示させることと、
前記第2端末装置から前記第1操作画像に対する操作を受け付けた場合に、前記第1画像をキャプチャすることによって第1キャプチャ画像を生成することと、
前記第1キャプチャ画像をメモリーに記憶させることと、
を実行させる、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、会議システムの制御方法、サーバー装置、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、会議システムに関する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、会議を構成する資料に対して閲覧可能なユーザーと資料情報とを関連付ける会議情報を作成し、前記会議情報にオンライン閲覧期限、及びオフライン閲覧期限を設定することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、端末装置が有するスクリーンキャプチャ機能によって資料の画像が作成される場合には、端末装置に資料の画像が保存される可能性がある。したがって、端末装置に表示される資料のセキュリティ管理を向上する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、第1端末装置、及び第2端末装置と通信するサーバー装置が、前記第1端末装置から複数ページで構成される会議資料を示す情報を取得することと、前記会議資料の第1のページを示す第1画像を、前記第1端末装置に表示させることと、前記第1画像と、第1操作画像とを、前記第2端末装置に表示させることと、前記第2端末装置から前記第1操作画像に対する操作を受け付けた場合に、前記第1画像をキャプチャすることによって第1キャプチャ画像を生成することと、前記第1キャプチャ画像をメモリーに記憶させることと、を含む、会議システムの制御方法である。
【0006】
本開示の他の一態様は、第1端末装置、及び第2端末装置と通信する通信インターフェースと、少なくとも1つのプロセッサーとを含み、前記少なくとも1つのプロセッサーは、前記第1端末装置から複数ページで構成される会議資料を示す情報を、前記通信インターフェースを介して取得することと、前記通信インターフェースを介して、前記会議資料の第1のページを示す第1画像を、前記第1端末装置に表示させることと、前記通信インターフェースを介して、前記第1画像と、第1操作画像とを、前記第2端末装置に表示させることと、前記第2端末装置から前記第1操作画像に対する操作を、前記通信インターフェースを介して受け付けた場合に、前記第1画像をキャプチャすることによって第1キャプチャ画像を生成することと、前記第1キャプチャ画像をメモリーに記憶させることと、を実行するサーバー装置である。
【0007】
本開示の更に別の一態様は、第1端末装置、及び第2端末装置と通信するサーバー装置のプロセッサーに、前記第1端末装置から複数ページで構成される会議資料を示す情報を取得することと、前記会議資料の第1のページを示す第1画像を、前記第1端末装置に表示させることと、前記第1画像と、第1操作画像とを、前記第2端末装置に表示させることと、前記第2端末装置から前記第1操作画像に対する操作を受け付けた場合に、前記第1画像をキャプチャすることによって第1キャプチャ画像を生成することと、前記第1キャプチャ画像をメモリーに記憶させることと、を実行させる、プログラムである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本実施形態に係る会議システムの構成の一例を示す図。
【
図2】本実施形態に係る第1端末装置の構成の一例を示す図。
【
図3】本実施形態に係る第2端末装置の構成の一例を示す図。
【
図4】本実施形態に係る第3端末装置の構成の一例を示す図。
【
図5】本実施形態に係るサーバー装置の構成の一例を示す図。
【
図6】サーバー装置のキャプチャ画像記憶部の構成の一例を示す図。
【
図8】第1端末装置に表示される資料表示画面の一例を示す図。
【
図9】第2端末装置に表示される資料表示画面の一例を示す図。
【
図10】第2端末装置に表示される資料表示画面の他の一例を示す図。
【
図11】サーバー装置の処理の一例を示すフローチャート。
【
図12】サーバー装置の処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0010】
[1.会議システムの全体構成]
図1は、本実施形態に係る会議システム1の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、会議システム1は、端末装置100と、サーバー装置200と、を備える。端末装置100は、第1端末装置100Aと、第2端末装置100Bと、第3端末装置100Cと、で構成される。
第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cの各々は、サーバー装置200と、ネットワークNWを介して、通信可能に接続される。ネットワークNWは、例えば、インターネットである。
【0011】
本実施形態では、第1端末装置100Aは、例えば、パーソナルコンピューターであり、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cの各々は、例えば、スマートフォンである場合について説明する。
第1端末装置100Aを、第1ユーザーUAが操作し、第2端末装置100Bを第2ユーザーUBが操作し、第3端末装置100Cを第3ユーザーUCが操作する。第1ユーザーUA、第2ユーザーUB、及び第3ユーザーUCが、会議システム1を介して、会議を実行する。
本実施形態では、第1ユーザーUAが発表者である。また、第1ユーザーUAは、会議中に第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cに表示される会議資料の作成者である。
【0012】
本実施形態では、「会議」とは、「狭義の会議」に限定されず、資料を用いた複数人での打合せであればよい。なお、「狭義の会議」とは、「関係者が集まり、特定の目的に関して意見交換、及び審議し、合意、及び施策などの意思決定をすること」を意味する。換言すれば、「会議」では、「狭義の会議」における「審議」をしなくてもよい。また、「会議」では、「狭義の会議」における「合意、及び施策などの意思決定」をしなくてもよい。
【0013】
第1端末装置100Aは、第1ユーザー画像PUAと第1音声情報SUAとをサーバー装置200へ送信する。第1ユーザー画像PUAは、第1ユーザーUAの画像である。第1ユーザー画像PUAは、第1端末装置100Aに配置されたカメラ120によって生成される。第1音声情報SUAは、第1ユーザーUAの発する音声を示す。第1音声情報SUAは、第1端末装置100Aに配置されたマイク130によって生成される。
【0014】
第2端末装置100Bは、第2ユーザー画像PUBと第2音声情報SUBとをサーバー装置200へ送信する。第2ユーザー画像PUBは、第2ユーザーUBの画像である。第2ユーザー画像PUBは、第2端末装置100Bに配置されたカメラ120によって生成される。第2音声情報SUBは、第2ユーザーUBの発する音声を示す。第2音声情報SUBは、第2端末装置100Bに配置されたマイク130によって生成される。
【0015】
第3端末装置100Cは、第3ユーザー画像PUCと第3音声情報SUCとをサーバー装置200へ送信する。第3ユーザー画像PUCは、第3ユーザーUCの画像である。第3ユーザー画像PUCは、第3端末装置100Cに配置されたカメラ120によって生成される。第3音声情報SUCは、第3ユーザーUCの発する音声を示す。第3音声情報SUCは、第3端末装置100Cに配置されたマイク130によって生成される。
【0016】
サーバー装置200は、第2ユーザー画像PUB、第3ユーザー画像PUC、第2音声情報SUB、及び第3音声情報SUCを、第1端末装置100Aへ送信する。第1端末装置100Aは、第2ユーザー画像PUB及び第3ユーザー画像PUCを、第1端末装置100Aに配置された第1表示機構160のLCD(Liquid Crystal Display)に表示する。第1端末装置100Aは、第2音声情報SUB、及び第3音声情報SUCに対応する音声を第1端末装置100Aに配置されたスピーカー140から出力する。
【0017】
サーバー装置200は、第1ユーザー画像PUA、第3ユーザー画像PUC、第1音声情報SUA、及び第3音声情報SUCを、第2端末装置100Bへ送信する。第2端末装置100Bは、第1ユーザー画像PUA及び第3ユーザー画像PUCを、第2端末装置100Bに配置された第1表示機構160のLCDに表示する。第2端末装置100Bは、第1音声情報SUA、及び第3音声情報SUCに対応する音声を第2端末装置100Bに配置されたスピーカー140から出力する。
【0018】
サーバー装置200は、第1ユーザー画像PUA、第2ユーザー画像PUB、第1音声情報SUA、及び第2音声情報SUBを、第3端末装置100Cへ送信する。第3端末装置100Cは、第1ユーザー画像PUA及び第2ユーザー画像PUBを、第3端末装置100Cに配置された第1表示機構160のLCDに表示する。第3端末装置100Cは、第1音声情報SUA、及び第2音声情報SUBに対応する音声を第3端末装置100Cに配置されたスピーカー140から出力する。
【0019】
本実施形態では、サーバー装置200は、第1端末装置100Aと、Ethernet(登録商標)ケーブル等によって有線通信可能に接続される場合について説明するが、これに限定されない。サーバー装置200が、第1端末装置100Aと、Wi-Fi(登録商標)等によって無線通信可能に接続されてもよい。
また、本実施形態では、サーバー装置200は、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cと、Wi-Fi(登録商標)等によって無線通信可能に接続される場合について説明するが、これに限定されない。サーバー装置200が、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cと、4G、5G等によって無線通信可能に接続されてもよい。
また、本実施形態では、ネットワークNWがインターネットである場合について説明するが、これに限定されない。ネットワークNWが、例えばWAN(Wide Area Network)、でもよいし、LAN(Local Area Network)でもよい。
【0020】
[2.端末装置の構成]
次に、
図2-
図4を参照して、端末装置100の構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る第1端末装置100Aの構成の一例を示す図である。
図3は、本実施形態に係る第2端末装置100Bの構成の一例を示す図である。
図4は、本実施形態に係る第3端末装置100Cの構成の一例を示す図である。
【0021】
[2-1.第1端末装置の構成]
まず、
図2を参照して、第1端末装置100Aの構成について説明する。
図2に示すように、第1端末装置100Aは、第1制御部110、カメラ120、マイク130、スピーカー140、第1操作機構150、第1表示機構160、及び第1通信インターフェース170を備える。カメラ120、マイク130、スピーカー140、第1操作機構150、第1表示機構160、及び第1通信インターフェース170の各々は、第1制御部110からの指示に従って動作する。
【0022】
カメラ120は、第1制御部110からの指示に従って、第1ユーザー画像PUAを生成する。また、カメラ120は、生成した第1ユーザー画像PUAを第1制御部110へ出力する。
マイク130は、第1制御部110からの指示に従って、第1音声情報SUAを生成する。また、マイク130は、生成した第1音声情報SUAを第1制御部110へ出力する。
【0023】
スピーカー140は、第1制御部110からの指示に従って、音声を出力する。スピーカー140は、例えば、第2音声情報SUB、及び第3音声情報SUCに対応する音声を出力する。
第1操作機構150は、例えば、マウス、及びキーボードを備え、第1ユーザーUAからの操作を受け付ける。そして、第1操作機構150は、受け付けた操作に対応する操作信号を生成し、生成した操作信号を第1制御部110へ出力する。
【0024】
第1表示機構160は、LCD等を備え、第1制御部110からの指示に従って、種々の画像をLCDに表示する。第1表示機構160は、例えば、第2ユーザー画像PUB、及び第3ユーザー画像PUCをLCDに表示する。また、第1表示機構160は、例えば、会議資料画像PDAを、LCDに表示する。
会議資料画像PDAは、第1画像PDA1と、第2画像PDA2とを含む。
第1画像PDA1は、会議資料の第1のページを示す。第1のページは、例えば、会議資料の2番目のページ、すなわち、第2ページである。
第2画像PDA2は、会議資料の第2のページを示す。第2のページは、例えば、会議資料の5番目のページ、すなわち、第5ページである。
会議資料画像PDAについては、
図8を参照して更に説明する。
【0025】
第1通信インターフェース170は、コネクター及びインターフェース回路を備え、第1制御部110に接続される。本実施形態では、第1通信インターフェース170は、例えば、Ethernet(登録商標)規格に則って、サーバー装置200と通信するためのインターフェースである。
【0026】
次に、第1端末装置100Aの第1制御部110の構成について説明する。
第1制御部110は、第1プロセッサー110A、及び第1メモリー110Bを備える。第1制御部110は、
図2に示す第1端末装置100Aの各部の動作を制御する。第1制御部110には、カメラ120、マイク130、スピーカー140、第1操作機構150、第1表示機構160、及び第1通信インターフェース170が接続される。
【0027】
第1プロセッサー110Aは、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、マイコン等で構成される。第1プロセッサー110Aは、複数のプロセッサーにより構成されてもよいし、単一のプロセッサーで構成されてもよい。
第1プロセッサー110Aが、後述する各部の機能を実現するようにプログラムされたハードウェアであってもよい。すなわち、第1プロセッサー110Aは、第1制御プログラムPG1をハードウェア回路として搭載した構成であってもよい。この場合には、例えば、第1プロセッサー110Aは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等で構成される。
以下の説明では、第1プロセッサー110Aが第1制御プログラムPG1を実行することによって、第1制御部110の各種の機能を実現する場合について説明する。
【0028】
第1メモリー110Bは、第1プロセッサー110Aが実行するプログラムや、第1プロセッサー110Aにより処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。第1メモリー110Bは、第1プロセッサー110Aが実行する第1制御プログラムPG1、及び、端末装置100の動作に関する各種の設定値を含む設定データ等を記憶する。
第1メモリー110Bは、プログラムやデータを不揮発的に記憶する不揮発性記憶領域を有する。第1メモリー110Bは、不揮発性記憶領域として、例えば、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等を備えてもよい。また、第1メモリー110Bは、揮発性記憶領域を備え、第1プロセッサー110Aが実行するプログラムや処理対象のデータを一時的に記憶するワークエリアを構成してもよい。第1メモリー110Bは、揮発性記憶領域として、例えば、RAM(Random Access Memory)等を備えてもよい。
【0029】
また、
図2に示すように、第1制御部110は、画像音声受付部111、画像音声出力部112、第1表示制御部113、第1通信制御部114、及び第1資料記憶部115を備える。これらの各部は、例えば、第1プロセッサー110Aが第1制御プログラムPG1を実行することによって、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現される。
【0030】
第1資料記憶部115は、会議資料情報PDを、予め記憶する。会議資料情報PDは、複数ページで構成される会議資料を示す情報である。本実施形態では、会議資料は、例えば、10ページで構成される。
【0031】
画像音声受付部111は、カメラ120に第1ユーザー画像PUAを生成させる。また、画像音声受付部111は、生成された第1ユーザー画像PUAを受け付ける。
また、画像音声受付部111は、マイク130に第1音声情報SUAを生成させる。また、画像音声受付部111は、生成された第1音声情報SUAを受け付ける。
また、画像音声受付部111は、サーバー装置200から、第2ユーザー画像PUB、第3ユーザー画像PUC、第2音声情報SUB、及び第3音声情報SUCを受け付ける。
【0032】
画像音声出力部112は、第2ユーザー画像PUB、及び第3ユーザー画像PUCを、第1表示機構160のLCDに表示させる。
また、画像音声出力部112は、第2音声情報SUB、及び第3音声情報SUCに対応する音声を、スピーカー140に出力させる。
【0033】
第1表示制御部113は、会議資料のうち、N番目のページ、すなわち、第Nページの画像である第Nページ画像PDN(N=1~10)をサーバー装置200から受信し、第1表示機構160のLCDに表示させる。以下、この処理の詳細について説明する。
第1表示制御部113は、会議を開始するときに、まず、会議資料情報PDをサーバー装置200へ送信する。サーバー装置200は、会議資料の1番目のページ、すなわち、第1ページの画像である第1ページ画像PD1を第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cへ送信する。そして、第1表示制御部113は、第1ページ画像PD1を第1表示機構160のLCDに表示させる。
【0034】
次に、第1表示制御部113は、表示するページを変更するページ変更指示CPを、第1操作機構150を介して第1ユーザーUAから受け付ける。第1表示制御部113は、ページ変更指示CPをサーバー装置200へ送信する。サーバー装置200は、ページ変更指示CPに応じて、変更後のページに対応する第Nページ画像PDN(N=2~10)を、第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cへ送信する。そして、第1表示制御部113は、第Nページ画像PDNを第1表示機構160のLCDに表示させる。
【0035】
また、第1表示制御部113は、集計情報JTをサーバー装置200から受信した場合に、集計情報JTを第1表示機構160のLCDに表示させる。
集計情報JTについては、
図5及び
図6を参照して説明する。
【0036】
第1通信制御部114は、第1ユーザー画像PUA、及び第1音声情報SUAをサーバー装置200へ送信する。また、第1通信制御部114は、サーバー装置200からの要求に応じて、会議資料情報PDをサーバー装置200へ送信する。
また、第1通信制御部114は、第2ユーザー画像PUB、第3ユーザー画像PUC、第2音声情報SUB、及び第3音声情報SUCを、サーバー装置200から受信する。
また、第1通信制御部114は、ページ変更指示CPをサーバー装置200へ送信する。また、第1通信制御部114は、ページ変更指示CPが示す変更後のページに対応する第Nページ画像PDNを、サーバー装置200から受信する。
【0037】
ここで、
図7を参照して、会議資料情報PDについて説明する。
図7は、会議資料情報PDの一例を示す図である。本実施形態では、会議資料は、例えば、10ページで構成される。
図7に示すように、会議資料情報PDは、例えば、第1ページ画像PD1、第2ページ画像PD2、及び第3ページ画像PD3を含む。第1ページ画像PD1は、会議資料のうち、1番目のページ、すなわち、第1ページの画像である。第2ページ画像PD2は、会議資料のうち、2番目のページ、すなわち、第2ページの画像である。第3ページ画像PD3は、会議資料のうち、3番目のページ、すなわち、第3ページの画像である。
本実施形態では、会議資料情報PDは、例えば、10個のページ画像、すなわち、第Mページ画像PDM(M=1~10)で構成される。
【0038】
[2-2.第2端末装置の構成]
次に、
図3を参照して、第2端末装置100Bの構成について説明する。第2端末装置100Bの構成は、第1端末装置100Aの構成と略同一である。以下では、第2端末装置100Bの構成のうち、第1端末装置100Aの構成と相違する点について主に説明する。
【0039】
第1操作機構150は、例えば、タッチセンサーを備え、第1ユーザーUAからの操作を受け付ける。そして、第1操作機構150は、受け付けた操作に対応する操作信号を生成し、生成した操作信号を第1制御部110へ出力する。
第1表示機構160は、LCD等を備え、第1制御部110からの指示に従って、種々の画像をLCDに表示する。第1操作機構150のタッチセンサーは、第1表示機構160と一体に、タッチパネルを構成する。
第1通信インターフェース170は、インターフェース回路を備え、第1制御部110に接続される。本実施形態では、第1通信インターフェース170は、例えば、Wi-Fi(登録商標)規格に則って、サーバー装置200と通信するためのインターフェースである。
【0040】
図3に示すように、第2端末装置100Bの第1制御部110は、画像音声受付部111、画像音声出力部112、キャプチャ指示部116、第1表示制御部117、及び第1通信制御部114を備える。
【0041】
画像音声受付部111は、カメラ120に第2ユーザー画像PUBを生成させる。また、画像音声受付部111は、生成された第2ユーザー画像PUBを受け付ける。
また、画像音声受付部111は、マイク130に第2音声情報SUBを生成させる。また、画像音声受付部111は、生成された第2音声情報SUBを受け付ける。
また、画像音声受付部111は、サーバー装置200から、第1ユーザー画像PUA、第3ユーザー画像PUC、第1音声情報SUA、及び第3音声情報SUCを受け付ける。
【0042】
画像音声出力部112は、第1ユーザー画像PUA、及び第3ユーザー画像PUCを、第1表示機構160のLCDに表示させる。
また、画像音声出力部112は、第1音声情報SUA、及び第3音声情報SUCに対応する音声を、スピーカー140に出力させる。
【0043】
キャプチャ指示部116は、第1操作機構150から第1操作画像403に対する操作を受け付けた場合に、サーバー装置200に対して、第1キャプチャ指示CC1を送信する。第1操作画像403は、サーバー装置200に対して、第1キャプチャ画像PC1を生成することを指示する場合に、第2ユーザーUBによってタッチ操作されるオブジェクトである。第1キャプチャ指示CC1は、第1画像PDA1をキャプチャすることによって第1キャプチャ画像PC1を生成することを指示する。第1画像PDA1は、会議資料の第1のページを示す。第1画像PDA1は、第1操作機構150から第1操作画像403に対する操作を受け付けたときに、第1表示制御部117が、第1表示機構160のLCDに表示している画像である。第1のページは、例えば、会議資料の2番目のページ、すなわち、第2ページである。
第1操作画像403については、
図9を参照して更に説明する。
【0044】
第1表示制御部117は、会議資料のうち、N番目のページ、すなわち、第Nページの画像である第Nページ画像PDN(N=1~10)をサーバー装置200から受信し、第1表示機構160のLCDに表示させる。以下、この処理の詳細について説明する。
第1端末装置100Aの第1表示制御部113は、会議を開始するときに、まず、会議資料情報PDをサーバー装置200へ送信する。サーバー装置200は、会議資料の1番目のページ、すなわち、第1ページの画像である第1ページ画像PD1を第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cへ送信する。そして、第1表示制御部113は、第1ページ画像PD1を第2端末装置100Bの第1表示機構160のLCDに表示させる。
【0045】
次に、サーバー装置200は、第1端末装置100Aからのページ変更指示CPに応じて、変更後のページに対応する第Nページ画像PDN(N=2~10)を、第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cへ送信する。そして、第1表示制御部113は、第Nページ画像PDNを第1表示機構160のLCDに表示させる。
【0046】
また、第1表示制御部117は、第1操作機構150から第2操作画像404に対する操作を受け付けた場合に、サーバー装置200に対して、第1表示指示CG1を送信する。第2操作画像404は、サーバー装置200に対して、第1キャプチャ画像PC1を表示することを指示する場合に、第2ユーザーUBによってタッチ操作されるオブジェクトである。第1表示指示CG1は、第1キャプチャ画像PC1を第2端末装置100Bに表示させることを指示する。第1キャプチャ画像PC1は、第1画像PDA1をキャプチャすることによって生成される画像である。
第1表示制御部117は、第1キャプチャ画像PC1をサーバー装置200から受信した場合に、第1キャプチャ画像PC1を第1表示機構160のLCDに表示させる。
第2操作画像404については、
図9を参照して更に説明する。
【0047】
また、第1表示制御部117は、第1操作機構150から第3操作画像504に対する操作を受け付けた場合に、第1表示機構160のLCDに表示された第1キャプチャ画像PC1を非表示にする。また、第1表示制御部117は、第1操作機構150から第3操作画像504に対する操作を受け付けた場合に、第1非表示指示CN1をサーバー装置200へ送信する。第1非表示指示CN1は、第1キャプチャ画像PC1を非表示にする操作を受け付けたことを示す。第3操作画像504は、第1表示機構160のLCDに表示された第1キャプチャ画像PC1を非表示にすることを指示する場合に、第2ユーザーUBによってタッチ操作されるオブジェクトである。
【0048】
また、第1表示制御部117は、サーバー装置200から第1禁止指示CR1を受信した場合に、スクリーンキャプチャ機能の実行を禁止する。
【0049】
第1通信制御部114は、第2ユーザー画像PUB、及び第2音声情報SUBをサーバー装置200へ送信する。
また、第1通信制御部114は、第1ユーザー画像PUA、第3ユーザー画像PUC、第1音声情報SUA、及び第3音声情報SUCを、サーバー装置200から受信する。
【0050】
また、第1通信制御部114は、第1ページ画像PD1、第Nページ画像PDNをサーバー装置200から受信する。
また、第1通信制御部114は、サーバー装置200に対して、第1キャプチャ指示CC1、及び第1表示指示CG1を送信する。
また、第1通信制御部114は、第1キャプチャ画像PC1をサーバー装置200から受信する。
また、第1通信制御部114は、第1禁止指示CR1をサーバー装置200から受信する。
【0051】
[2-3.第3端末装置の構成]
次に、
図4を参照して、第3端末装置100Cの構成について説明する。第3端末装置100Cの構成は、第2端末装置100Bの構成と略同一である。以下では、第3端末装置100Cの構成のうち、第2端末装置100Bの構成と相違する点について主に説明する。
図4に示すように、第3端末装置100Cの第1制御部110は、画像音声受付部111、画像音声出力部112、キャプチャ指示部116、第1表示制御部117、及び第1通信制御部114を備える。
【0052】
画像音声受付部111は、カメラ120に第3ユーザー画像PUCを生成させる。また、画像音声受付部111は、生成された第3ユーザー画像PUCを受け付ける。
また、画像音声受付部111は、マイク130に第3音声情報SUCを生成させる。また、画像音声受付部111は、生成された第3音声情報SUCを受け付ける。
また、画像音声受付部111は、サーバー装置200から、第1ユーザー画像PUA、第2ユーザー画像PUB、第1音声情報SUA、及び第2音声情報SUBを受け付ける。
【0053】
画像音声出力部112は、第1ユーザー画像PUA、及び第2ユーザー画像PUBを、第1表示機構160のLCDに表示させる。
また、画像音声出力部112は、第1音声情報SUA、及び第2音声情報SUBに対応する音声を、スピーカー140に出力させる。
【0054】
キャプチャ指示部116は、第1操作機構150から第1操作画像403に対する操作を受け付けた場合に、サーバー装置200に対して、第2キャプチャ指示CC2を送信する。第1操作画像403は、サーバー装置200に対して、第2キャプチャ画像PC2を生成することを指示する場合に、第3ユーザーUCによってタッチ操作されるオブジェクトである。第2キャプチャ指示CC2は、第2画像PDA2をキャプチャすることによって第2キャプチャ画像PC2を生成することを指示する。第2画像PDA2は、会議資料の第2のページを示す。第2画像PDA2は、第1操作機構150から第1操作画像403に対する操作を受け付けたときに、第1表示制御部117が、第1表示機構160のLCDに表示する画像である。第2のページは、例えば、会議資料の5番目のページ、すなわち、第5ページである。
第1操作画像403については、
図9を参照して更に説明する。
【0055】
第1表示制御部117は、会議資料のうち、N番目のページ、すなわち、第Nページの画像である第Nページ画像PDN(N=1~10)をサーバー装置200から受信し、第1表示機構160のLCDに表示させる。以下、この処理の詳細について説明する。
サーバー装置200は、会議資料の1番目のページ、すなわち、第1ページの画像である第1ページ画像PD1を第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cへ送信する。そして、第1表示制御部113は、第1ページ画像PD1を第1表示機構160のLCDに表示させる。
【0056】
次に、サーバー装置200は、第1端末装置100Aからのページ変更指示CPに応じて、変更後のページに対応する第Nページ画像PDN(N=2~10)を、第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cへ送信する。そして、第1表示制御部113は、第Nページ画像PDNを第1表示機構160のLCDに表示させる。
【0057】
また、第1表示制御部117は、第1操作機構150から第2操作画像404に対する操作を受け付けた場合に、サーバー装置200に対して、第2表示指示CG2を送信する。第2操作画像404は、サーバー装置200に対して、第2キャプチャ画像PC2を表示することを指示する場合に、第3ユーザーUCによってタッチ操作されるオブジェクトである。第2表示指示CG2は、第2キャプチャ画像PC2を第2端末装置100Bに表示させることを指示する。第2キャプチャ画像PC2は、第2画像PDA2をキャプチャすることによって生成される画像である。
第1表示制御部117は、第2キャプチャ画像PC2をサーバー装置200から受信した場合に、第2キャプチャ画像PC2を第1表示機構160のLCDに表示させる。
第2操作画像404については、
図9を参照して更に説明する。
【0058】
また、第1表示制御部117は、第1操作機構150から第3操作画像504に対する操作を受け付けた場合に、第1表示機構160のLCDに表示された第2キャプチャ画像PC2を非表示にする。また、第1表示制御部117は、第1操作機構150から第3操作画像504に対する操作を受け付けた場合に、第2非表示指示CN2をサーバー装置200へ送信する。第2非表示指示CN2は、第2キャプチャ画像PC2を非表示にする操作を受け付けたことを示す。第3操作画像504は、第1表示機構160のLCDに表示された第2キャプチャ画像PC2を非表示にすることを指示する場合に、第3ユーザーUCによってタッチ操作されるオブジェクトである。
【0059】
また、第1表示制御部117は、第2禁止指示CR2を受信した場合に、スクリーンキャプチャ機能の実行を禁止する。
【0060】
第1通信制御部114は、第3ユーザー画像PUC、及び第3音声情報SUCをサーバー装置200へ送信する。
また、第1通信制御部114は、第1ユーザー画像PUA、第2ユーザー画像PUB、第1音声情報SUA、及び第2音声情報SUBを、サーバー装置200から受信する。
【0061】
また、第1通信制御部114は、第1ページ画像PD1、第Nページ画像PDNをサーバー装置200から受信する。
また、第1通信制御部114は、サーバー装置200に対して、第2キャプチャ指示CC2、及び第2表示指示CG2を送信する。
また、第1通信制御部114は、第2キャプチャ画像PC2をサーバー装置200から受信する。
【0062】
[3.サーバー装置の構成]
次に、
図5を参照して、サーバー装置200の構成について説明する。
図5は、本実施形態に係るサーバー装置200の構成の一例を示す図である。
図5に示すように、サーバー装置200は、第2制御部210、第2操作機構220、第2表示機構230、及び第2通信インターフェース240を備える。第2制御部210は、第2プロセッサー210A、及び第2メモリー210Bを備える。第2制御部210は、サーバー装置200の各部の動作を制御する。
また、第2制御部210には、第2操作機構220、第2表示機構230、及び第2通信インターフェース240が接続される。
【0063】
第2操作機構220は、種々のキー、ボタン等を備え、ユーザーからの操作を受け付ける。ユーザーは、例えば、サーバー装置200の管理者である。そして、第2操作機構220は、受け付けた操作に対応する操作信号を生成し、生成した操作信号を第2制御部210へ出力する。
第2表示機構230は、LCD等を備え、第2制御部210からの指示に従って、種々の画像をLCDに表示する。
第2通信インターフェース240は、コネクター及びインターフェース回路を備え、第2制御部210に接続される。本実施形態では、第2通信インターフェース240は、例えば、Ethernet(登録商標)規格に則って、第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cの各々と通信するためのインターフェースである。
第2通信インターフェース240は、「通信インターフェース」の一例に対応する。
【0064】
第2プロセッサー210Aは、CPU、DSP、マイコン等で構成される。第2プロセッサー210Aは、複数のプロセッサーにより構成されてもよいし、単一のプロセッサーで構成されてもよい。
第2プロセッサー210Aが、後述する各部の機能を実現するようにプログラムされたハードウェアであってもよい。すなわち、第2プロセッサー210Aは、第2制御プログラムPG2をハードウェア回路として搭載した構成であってもよい。この場合には、例えば、第2プロセッサー210Aは、ASIC、FPGA等で構成される。
以下の説明では、第2プロセッサー210Aが第2制御プログラムPG2を実行することによって、第2制御部210の各種の機能を実現する場合について説明する。
【0065】
第2メモリー210Bは、第2プロセッサー210Aが実行するプログラムや、第2プロセッサー210Aにより処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。第2メモリー210Bは、第2プロセッサー210Aが実行する第2制御プログラムPG2、及び、サーバー装置200の動作に関する各種の画像データ、設定データ等を記憶する。
第2メモリー210Bは、プログラムやデータを不揮発的に記憶する不揮発性記憶領域を有する。第2メモリー210Bは、不揮発性記憶領域として、例えば、ROM、HDD、SSD等を備えてもよい。また、第2メモリー210Bは、揮発性記憶領域を備え、第2プロセッサー210Aが実行するプログラムや処理対象のデータを一時的に記憶するワークエリアを構成してもよい。第2メモリー210Bは、揮発性記憶領域として、例えば、RAM等を備えてもよい。
【0066】
また、
図5に示すように、第2制御部210は、画像制御部211、音声制御部212、資料処理部213、キャプチャ実行部214、第2表示制御部215、終了処理部216、第2通信制御部217、第2資料記憶部218、及びキャプチャ画像記憶部219、を備える。これらの各部は、例えば、第2プロセッサー210Aが第2制御プログラムPG2を実行することによって、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現される。
第2制御プログラムPG2は、「プログラム」の一例に対応する。
第2プロセッサー210Aは、「少なくとも1つのプロセッサー」、及び「プロセッサー」の一例に対応する。
第2メモリー210Bは、「メモリー」の一例に対応する。
【0067】
第2資料記憶部218は、会議資料情報PDを記憶する。会議資料情報PDは、資料処理部213によって、第1端末装置100Aから取得される。また、資料処理部213によって、会議資料情報PDが第2資料記憶部218に記憶される。
また、終了処理部216によって、会議を終了するときに、第2資料記憶部218に記憶された会議資料情報PDが消去される。
【0068】
キャプチャ画像記憶部219は、第1キャプチャ画像PC1、及び第2キャプチャ画像PC2を記憶する。第1キャプチャ画像PC1は、第2端末装置100Bから第1キャプチャ指示CC1をサーバー装置200が受信した場合に、キャプチャ実行部214によって、第1画像PDA1をキャプチャすることによって生成される。第2キャプチャ画像PC2は、第3端末装置100Cから第2キャプチャ指示CC2をサーバー装置200が受信した場合に、キャプチャ実行部214によって、第2画像PDA2をキャプチャすることによって生成される。
【0069】
画像制御部211は、第1端末装置100Aから第1ユーザー画像PUAを受け付ける。また、画像制御部211は、第2端末装置100Bから第2ユーザー画像PUBを受け付ける。また、画像制御部211は、第3端末装置100Cから第3ユーザー画像PUCを受け付ける。
また、画像制御部211は、第2通信インターフェース240を制御して、第1端末装置100Aに、第2ユーザー画像PUB、及び第3ユーザー画像PUCを送信することによって、第1端末装置100Aに、第2ユーザー画像PUB、及び第3ユーザー画像PUCを表示させる。また、画像制御部211は、第2通信インターフェース240を制御して、第2端末装置100Bに、第1ユーザー画像PUA、及び第3ユーザー画像PUCを送信することによって、第2端末装置100Bに、第1ユーザー画像PUA、及び第3ユーザー画像PUCを表示させる。また、画像制御部211は、第2通信インターフェース240を制御して、第3端末装置100Cに、第1ユーザー画像PUA、及び第2ユーザー画像PUBを送信することによって、第3端末装置100Cに、第1ユーザー画像PUA、及び第2ユーザー画像PUBを表示させる。
【0070】
音声制御部212は、第1端末装置100Aから第1音声情報SUAを受け付ける。また、音声制御部212は、第2端末装置100Bから第2音声情報SUBを受け付ける。また、音声制御部212は、第3端末装置100Cから第3音声情報SUCを受け付ける。
また、音声制御部212は、第1端末装置100Aに、第2音声情報SUB及び第3音声情報SUCに対応する音声を出力させる。また、音声制御部212は、第2端末装置100Bに、第1音声情報SUA及び第3音声情報SUCに対応する音声を出力させる。また、音声制御部212は、第3端末装置100Cに、第1音声情報SUA及び第2音声情報SUBに対応する音声を出力させる。
【0071】
資料処理部213は、会議を開始するときに、会議資料情報PDを第1端末装置100Aから取得する。また、資料処理部213は、会議資料情報PDを第2資料記憶部218に記憶させる。また、資料処理部213は、会議資料の1番目のページ、すなわち、第1ページの画像である第1ページ画像PD1を第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cに表示させる。
また、資料処理部213は、第1端末装置100Aからページ変更指示CPを受信した場合に、ページ変更指示CPが示す変更後のページに対応する第Nページ画像PDN(N=2~10)を、第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cに表示させる。
なお、第2端末装置100Bに表示される第1ページ画像PD1、及び第Nページ画像PDNの各々は、第1画像PDA1の一例に対応する。また、第3端末装置100Cに表示される第1ページ画像PD1、及び第Nページ画像PDNの各々は、第2画像PDA2の一例に対応する。
【0072】
キャプチャ実行部214は、資料処理部213が第2端末装置100Bに会議資料の1つのページの画像である第Mページ画像PDM(M=1~10)を表示させるときに、第2端末装置100Bに第1操作画像403を表示させる。
また、キャプチャ実行部214は、第2端末装置100Bから第1キャプチャ指示CC1を受信した場合に、第1画像PDA1をキャプチャすることによって第1キャプチャ画像PC1を生成する。第1画像PDA1は、第2端末装置100Bのキャプチャ指示部116が第1操作機構150から第1操作画像403に対する操作を受け付けたときに、第1表示制御部117が、第1表示機構160のLCDに表示する会議資料の第1のページを示す画像である。また、キャプチャ実行部214は、第1キャプチャ画像PC1をキャプチャ画像記憶部219に記憶させる。
【0073】
また、キャプチャ実行部214は、資料処理部213が第3端末装置100Cに会議資料の1つのページの画像である第Mページ画像PDM(M=1~10)を表示させるときに、第3端末装置100Cに第1操作画像403を表示させる。
また、キャプチャ実行部214は、第3端末装置100Cから第2キャプチャ指示CC2を受信した場合に、第2画像PDA2をキャプチャすることによって第2キャプチャ画像PC2を生成する。第2画像PDA2は、第3端末装置100Cのキャプチャ指示部116が第1操作機構150から第1操作画像403に対する操作を受け付けたときに、第1表示制御部117が、第1表示機構160のLCDに表示する会議資料の第2のページを示す画像である。また、キャプチャ実行部214は、第2キャプチャ画像PC2をキャプチャ画像記憶部219に記憶させる。
【0074】
次に、
図6を参照して、キャプチャ画像記憶部219の構成について説明する。
図6は、サーバー装置200のキャプチャ画像記憶部219の構成の一例を示す図である。
図6に示すように、キャプチャ画像記憶部219は、第1領域AR1、及び第2領域AR2を含む。
第1領域AR1は、第1キャプチャ画像PC1を記憶する領域である。換言すれば、第1領域AR1は、第2端末装置100Bから第1キャプチャ指示CC1を受信した場合に、キャプチャ実行部214によって生成されるキャプチャ画像PCを記憶する領域である。
図6では、第1領域AR1には、第1キャプチャ画像PC11、及び第1キャプチャ画像PC12が記憶される。第1キャプチャ画像PC11、及び第1キャプチャ画像PC12は、会議資料のうち、互いに異なるページに対応する。例えば、第1キャプチャ画像PC11は、会議資料の第2ページに対応し、第1キャプチャ画像PC12は、会議資料の第5ページに対応する。
【0075】
第2領域AR2は、第2キャプチャ画像PC2を記憶する領域である。換言すれば、第2領域AR2は、第3端末装置100Cから第2キャプチャ指示CC2を受信した場合に、キャプチャ実行部214によって生成されるキャプチャ画像PCを記憶する領域である。
図6では、第2領域AR2には、第2キャプチャ画像PC2が記憶される。例えば、第2キャプチャ画像PC2は、会議資料の第2ページに対応する。
【0076】
再び、
図6に戻って、サーバー装置200の機能構成について説明する。
第2表示制御部215は、第2端末装置100Bから第1表示指示CG1を受信した場合に、第2端末装置100Bに第1キャプチャ画像PC1を表示させる。また、第2表示制御部215は、第3端末装置100Cから第2表示指示CG2を受信した場合に、第3端末装置100Cに第2キャプチャ画像PC2を表示させる。
【0077】
また、第2表示制御部215は、キャプチャ実行部214が第1キャプチャ画像PC1をキャプチャ画像記憶部219に記憶させた場合に、第2操作画像404を第2端末装置100Bに表示させる。また、第2表示制御部215は、第2端末装置100Bに第1キャプチャ画像PC1を表示させた場合に、第3操作画像504を第2端末装置100Bに表示させる。また、第2表示制御部215は、第2端末装置100Bから第1非表示指示CN1を受信した場合に、第2操作画像404を第2端末装置100Bに表示させる。
【0078】
また、第2表示制御部215は、キャプチャ実行部214が第2キャプチャ画像PC2をキャプチャ画像記憶部219に記憶させた場合に、第2操作画像404を第3端末装置100Cに表示させる。また、第2表示制御部215は、第2端末装置100Bに第2キャプチャ画像PC2を表示させた場合に、第3操作画像504を第3端末装置100Cに表示させる。また、第2表示制御部215は、第3端末装置100Cから第2非表示指示CN2を受信した場合に、第2操作画像404を第3端末装置100Cに表示させる。
【0079】
また、第2表示制御部215は、第2端末装置100Bに対して、スクリーンキャプチャ機能の実行を禁止することを指示する第1禁止指示CR1を送信する。
また、第2表示制御部215は、第3端末装置100Cに対して、スクリーンキャプチャ機能の実行を禁止することを指示する第2禁止指示CR2を送信する。
【0080】
終了処理部216は、第1端末装置100A、第2端末装置100B、又は第3端末装置100Cから会議の終了を示す終了情報JEを受け付けた場合に、以下の処理を実行する。
すなわち、終了処理部216は、第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cに対して、第Mページ画像PDM(M=1~10)、及びキャプチャ画像PC等の画像の表示を終了させる。また、終了処理部216は、第2資料記憶部218に記憶された会議資料情報PDを消去する。また、終了処理部216は、キャプチャ画像記憶部219の領域AR毎に記憶されたキャプチャ画像PCの個数をカウントし、領域AR毎のキャプチャ画像PCの個数を示す集計情報JTを第1端末装置100Aへ送信する。その後、終了処理部216は、キャプチャ画像記憶部219に記憶されたキャプチャ画像PCを全て消去する。
【0081】
例えば、
図6に示すように、キャプチャ画像記憶部219がキャプチャ画像PCを記憶している場合には、第1キャプチャ画像PC11は、第2ページに対応し、第1キャプチャ画像PC12は、第5ページに対応する。また、第2キャプチャ画像PC2は、第2ページに対応する。そこで、集計情報JTは、第2ページに対応するキャプチャ画像PCが2個であり、第5ページに対応するキャプチャ画像PCが1個であることを示す。
【0082】
第2通信制御部217は、第1ユーザー画像PUA、及び第1音声情報SUAを第1端末装置100Aから受信する。また、第2通信制御部217は、第2ユーザー画像PUB、及び第2音声情報SUBを第2端末装置100Bから受信する。また、第2通信制御部217は、第3ユーザー画像PUC、及び第3音声情報SUCを第3端末装置100Cから受信する。
また、第2通信制御部217は、第2ユーザー画像PUB、第3ユーザー画像PUC、第2音声情報SUB、及び第3音声情報SUCを第1端末装置100Aへ送信する。また、第2通信制御部217は、第1ユーザー画像PUA、第3ユーザー画像PUC、第1音声情報SUA、及び第3音声情報SUCを第2端末装置100Bへ送信する。また、第2通信制御部217は、第1ユーザー画像PUA、第2ユーザー画像PUB、第1音声情報SUA、及び第2音声情報SUBを第3端末装置100Cへ送信する。
【0083】
また、第2通信制御部217は、会議資料の1つのページの画像である第Mページ画像PDM(M=2~10)を第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cに送信する。
また、第2通信制御部217は、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cに第1操作画像403、及び第2操作画像404を送信する。
また、第2通信制御部217は、第1キャプチャ指示CC1を第2端末装置100Bから受信し、第2キャプチャ指示CC2を第3端末装置100Cから受信する。
また、第2通信制御部217は、第1キャプチャ画像PC1を第2端末装置100Bへ送信し、第2キャプチャ画像PC2を第3端末装置100Cへ送信する。
また、第2通信制御部217は、第3操作画像504を、第2端末装置100B及び第3端末装置100Cへ送信する。
また、第2通信制御部217は、第1非表示指示CN1を第2端末装置100Bから受信し、第2非表示指示CN2を第3端末装置100Cから受信する。
また、第2通信制御部217は、第1禁止指示CR1を第2端末装置100Bへ送信し、第2禁止指示CR2を第2端末装置100Bへ送信する。
また、第2通信制御部217は、終了情報JEを第2通信制御部217は、第2端末装置100B、又は第3端末装置100Cから受信する。
【0084】
[4.画面の具体例]
次に、
図8~
図10を参照して、第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cに表示される資料表示画面の具体例について説明する。
図8は、第1端末装置100Aに表示される資料表示画面300の一例を示す図である。
図8に示すように、資料表示画面300は、資料画像表示部301と、ページ表示部302と、第1表示ページ変更部303と、第2表示ページ変更部304と、を含む。
【0085】
資料画像表示部301は、会議資料画像PDAを表示する。会議資料画像PDAは、
図7を参照して説明したように、10個のページ画像、第Mページ画像PDM(M=1~10)で構成される。また、会議資料画像PDAは、第1画像PDA1と、第2画像PDA2とを含む。
【0086】
第1画像PDA1は、会議資料の第1のページを示す。第1のページは、例えば、会議資料の2番目のページ、すなわち、第2ページである。換言すれば、第1画像PDA1は、第2ページ画像PD2である。
第2画像PDA2は、会議資料の第2のページを示す。第2のページは、例えば、会議資料の5番目のページ、すなわち、第5ページである。換言すれば、第2画像PDA2は、第5ページ画像PD5である。
【0087】
第1画像PDA1は、第2端末装置200Bにおいて、第1操作機構150から第1操作画像403に対する操作を受け付けたときに、第1表示制御部117が、第1表示機構160のLCDに表示する画像である。
第2画像PDA2は、第3端末装置200Cにおいて、第1操作機構150から第1操作画像403に対する操作を受け付けたときに、第1表示制御部117が、第1表示機構160のLCDに表示する画像である。
【0088】
ページ表示部302は、会議資料の総ページ数と、資料画像表示部301に表示されるページ画像に対応するページ数とを表示する。
図8では、ページ表示部302に、「2/10」と表示され、会議資料の総ページ数が10ページであり、資料画像表示部301に表示されるページ画像に対応するページ数は2ページであることを示す。
【0089】
第1表示ページ変更部303は、資料画像表示部301に表示されるページ画像に対応するページ数を1つ増加する場合に、第1ユーザーUAによって操作される。第1表示ページ変更部303が第1ユーザーUAによって操作された場合には、第1端末装置100Aの第1表示制御部113は、ページ変更指示CPをサーバー装置200へ送信する。ページ変更指示CPは、資料画像表示部301に表示されるページ画像に対応するページ数を1つ増加することを指示する。サーバー装置200の資料処理部213は、ページ変更指示CPが示す変更後のページに対応する第Mページ画像PDM(M=1~10)を、第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cに表示させる。
【0090】
図8に示すように、第2ページ画像PD2が表示された状態で、第1表示ページ変更部303が第1ユーザーUAによって操作された場合には、サーバー装置200の資料処理部213は、以下の処理を実行する。すなわち、サーバー装置200の資料処理部213は、ページ変更指示CPが示す変更後のページに対応する第3ページ画像PD3を第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cに表示させる。
【0091】
第2表示ページ変更部304は、資料画像表示部301に表示されるページ画像に対応するページ数を1つ減少する場合に、第1ユーザーUAによって操作される。第2表示ページ変更部304が第1ユーザーUAによって操作された場合には、第1端末装置100Aの第1表示制御部113は、ページ変更指示CPをサーバー装置200へ送信する。ページ変更指示CPは、資料画像表示部301に表示されるページ画像に対応するページ数を1つ減少することを指示する。サーバー装置200の資料処理部213は、ページ変更指示CPが示す変更後のページに対応する第Mページ画像PDM(M=1~10)を、第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cに表示させる。
【0092】
図8に示すように、第2ページ画像PD2が表示された状態で、第2表示ページ変更部304が第1ユーザーUAによって操作された場合には、サーバー装置200の資料処理部213は、以下の処理を実行する。すなわち、サーバー装置200の資料処理部213は、ページ変更指示CPが示す変更後のページに対応する第1ページ画像PD1を第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cに表示させる。
【0093】
本実施形態では、資料表示画面300が、第1表示ページ変更部303と、第2表示ページ変更部304と、を含む場合について説明したが、これに限定されない。例えば、資料表示画面300が、スクロールバーを表示して、第1表示制御部113が、スクロールバーに対する第1ユーザーUAの操作に基づいて、ページ変更指示CPを生成し、ページ変更指示CPをサーバー装置200へ送信してもよい。
【0094】
図9は、第2端末装置100Bに表示される資料表示画面400の一例を示す図である。なお、資料表示画面400が第3端末装置100Cに表示されてもよい。
図9に示すように、資料表示画面400は、資料画像表示部401と、ページ表示部402と、第1操作画像403と、第2操作画像404と、を含む。
【0095】
資料画像表示部401は、会議資料画像PDAを表示する。会議資料画像PDAは、
図7を参照して説明したように、10個のページ画像、第Mページ画像PDM(M=1~10)で構成される。また、
図9では、会議資料画像PDAは、第1画像PDA1である。
【0096】
ページ表示部402は、会議資料の総ページ数と、資料画像表示部401に表示されるページ画像に対応するページ数とを表示する。
図9では、ページ表示部402に、「2/10」と表示され、会議資料の総ページ数が10ページであり、資料画像表示部401に表示されるページ画像に対応するページ数は2ページであることを示す。
【0097】
第1操作画像403は、サーバー装置200に対して、第1キャプチャ画像PC1を生成することを指示する場合に、第2ユーザーUBによってタッチ操作されるオブジェクトである。第2ユーザーUBが第1操作画像403をタッチ操作した場合には、第2端末装置100Bのキャプチャ指示部116は、サーバー装置200に対して、第1キャプチャ指示CC1を送信する。
第1キャプチャ指示CC1は、第1画像PDA1をキャプチャすることによって第1キャプチャ画像PC1を生成することを指示する。第1画像PDA1は、会議資料の第1のページを示す。第1画像PDA1は、第1操作機構150から第1操作画像403に対するタッチ操作を受け付けたときに、第1表示制御部117が、第1表示機構160のLCDに表示する画像である。第1のページは、例えば、会議資料の2番目のページ、すなわち、第2ページである。
【0098】
サーバー装置200のキャプチャ実行部214は、第2端末装置100Bから第1キャプチャ指示CC1を受信した場合に、第1画像PDA1をキャプチャすることによって第1キャプチャ画像PC1を生成する。また、サーバー装置200のキャプチャ実行部214は、第1キャプチャ画像PC1をキャプチャ画像記憶部219の第1領域AR1に記憶させる。
【0099】
第2操作画像404は、第1キャプチャ画像PC1を第2端末装置100Bに表示させる場合に、第2ユーザーUBによってタッチ操作されるオブジェクトである。第2操作画像404が第2ユーザーUBによってタッチ操作された場合には、第2端末装置100Bの第1表示制御部117は、サーバー装置200に対して、第1表示指示CG1を送信する。第1表示指示CG1は、第1キャプチャ画像PC1を第2端末装置100Bに表示させることを指示する。サーバー装置200の第2表示制御部215は、第2端末装置100Bから第1表示指示CG1を受信した場合に、第2端末装置100Bに第1キャプチャ画像PC1を表示させる。
【0100】
図10は、第2端末装置100Bに表示される資料表示画面500の一例を示す図である。資料表示画面500は、
図9に示す資料表示画面400において、第2操作画像404が第2ユーザーUBによってタッチ操作された場合に、第2端末装置100Bの第1表示機構160のLCDに表示される。
【0101】
図10に示すように、資料表示画面500は、資料画像表示部501と、ページ表示部502と、第1操作画像403と、第3操作画像504と、キャプチャ画像表示部505と、を含む。
【0102】
資料画像表示部501は、会議資料画像PDAを表示する。会議資料画像PDAは、
図7を参照して説明したように、10個のページ画像、第Mページ画像PDM(M=1~10)で構成される。また、
図10では、会議資料画像PDAは、第1画像PDA1である。
【0103】
ページ表示部502は、会議資料の総ページ数と、資料画像表示部401に表示されるページ画像に対応するページ数とを表示する。
図10では、ページ表示部402に、「2/10」と表示され、会議資料の総ページ数が10ページであり、資料画像表示部401に表示されるページ画像に対応するページ数が2ページであることを示す。
【0104】
第1操作画像403は、サーバー装置200に対して、第1キャプチャ画像PC1を生成することを指示する場合に、第2ユーザーUBによってタッチ操作されるオブジェクトである。第2ユーザーUBが第1操作画像403をタッチ操作した場合には、第2端末装置100Bのキャプチャ指示部116は、サーバー装置200に対して、第1キャプチャ指示CC1を送信する。
【0105】
第3操作画像504は、キャプチャ画像表示部505を非表示にする場合に、第2ユーザーUBによってタッチ操作されるオブジェクトである。第2ユーザーUBが第3操作画像504をタッチ操作した場合には、第2端末装置100Bの第1表示制御部117は、第1表示機構160のLCDに表示されたキャプチャ画像表示部505を非表示にする。また、第2ユーザーUBが第3操作画像504をタッチ操作した場合には、第2端末装置100Bの第1表示制御部117は、第1非表示指示CN1をサーバー装置200へ送信する。第1非表示指示CN1は、キャプチャ画像表示部505を非表示にする操作を受け付けたことを示す。サーバー装置200の第2表示制御部215は、第2端末装置100Bから第1非表示指示CN1を受信した場合に、第2操作画像404を第2端末装置100Bに表示させる。
【0106】
キャプチャ画像表示部505は、第1キャプチャ画像PC1を表示する。
図6を参照して説明したように、本実施形態では、第1キャプチャ画像PC1は、第1キャプチャ画像PC11と、第1キャプチャ画像PC12と、を含む。例えば、第1キャプチャ画像PC11は、会議資料の第2ページに対応し、第1キャプチャ画像PC12は、会議資料の第5ページに対応する。
【0107】
また、キャプチャ画像表示部505は、ページ表示部PP1と、ページ表示部PP2とを含む。
ページ表示部PP1は、会議資料の総ページ数と、第1キャプチャ画像PC11に対応するページ数とを表示する。
図10では、ページ表示部PP1に、「2/10」と表示され、会議資料の総ページ数が10ページであり、第1キャプチャ画像PC11に対応するページ数は2ページであることを示す。
ページ表示部PP2は、会議資料の総ページ数と、第1キャプチャ画像PC12に対応するページ数とを表示する。
図10では、ページ表示部PP2に、「5/10」と表示され、会議資料の総ページ数が10ページであり、第1キャプチャ画像PC12に対応するページ数は5ページであることを示す。
【0108】
[5.制御部の処理]
次に、
図10及び
図11を参照して、サーバー装置200の第2制御部210の処理について説明する。
図10及び
図11は、サーバー装置200の処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態では、サーバー装置200が、第2端末装置100Bから第1キャプチャ指示CC1を受け付けた後に、第3端末装置100Cから第2キャプチャ指示CC2を受け付ける場合について説明する。また、サーバー装置200が、第3端末装置100Cから第2キャプチャ指示CC2を受け付けた後に、第1端末装置100A、第2端末装置100B、又は、第3端末装置100Cから終了情報JEを受け付ける場合について説明する。
【0109】
図10に示すように、まず、ステップS101において、資料処理部213は、会議を開始するときに、会議資料情報PDを第1端末装置100Aから取得する。
次に、ステップS103において、資料処理部213は、第1端末装置100Aからページ変更指示CPを受信し、ページ変更指示CPに応じて会議資料の表示ページを決定する。
次に、ステップS105において、資料処理部213は、ステップS103で決定した会議資料の表示ページを第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cに表示させる。
【0110】
次に、ステップS107において、キャプチャ実行部214は、第2端末装置100Bから第1キャプチャ指示CC1を受信したか否かを判定する。第1キャプチャ指示CC1は、第1画像PDA1をキャプチャすることによって第1キャプチャ画像PC1を生成することを指示する。第1画像PDA1は、第2端末装置100Bのキャプチャ指示部116が第1操作機構150から第1操作画像403に対する操作を受け付けたときに、第1表示制御部117が、第1表示機構160のLCDに表示する会議資料の第1のページを示す画像である。
第1キャプチャ指示CC1を受信していないとキャプチャ実行部214が判定した場合(ステップS107;NO)には、処理がステップS113へ進む。第1キャプチャ指示CC1を受信したとキャプチャ実行部214が判定した場合(ステップS107;YES)には、処理がステップS109へ進む。
そして、ステップS109において、キャプチャ実行部214は、第1画像PDA1をキャプチャすることによって第1キャプチャ画像PC1を生成する。
次に、ステップS111において、キャプチャ実行部214は、第1キャプチャ画像PC1をキャプチャ画像記憶部219の第1領域AR1に記憶させる。
【0111】
次に、ステップS113において、キャプチャ実行部214は、第3端末装置100Cから第2キャプチャ指示CC2を受信したか否かを判定する。第2キャプチャ指示CC2は、第2画像PDA2をキャプチャすることによって第2キャプチャ画像PC2を生成することを指示する。第2画像PDA2は、第3端末装置100Cのキャプチャ指示部116が第1操作機構150から第1操作画像403に対する操作を受け付けたときに、第1表示制御部117が、第1表示機構160のLCDに表示する会議資料の第2のページを示す画像である。
第2キャプチャ指示CC2を受信していないとキャプチャ実行部214が判定した場合(ステップS113;NO)には、処理が
図12のステップS119へ進む。第2キャプチャ指示CC2を受信したとキャプチャ実行部214が判定した場合(ステップS113;YES)には、処理がステップS115へ進む。
そして、ステップS115において、キャプチャ実行部214は、第2画像PDA2をキャプチャすることによって第2キャプチャ画像PC2を生成する。
次に、ステップS117において、キャプチャ実行部214は、第2キャプチャ画像PC2をキャプチャ画像記憶部219の第2領域AR2に記憶させる。
【0112】
次に、
図12に示すように、ステップS119において、第2表示制御部215は、第2端末装置100Bから第1表示指示CG1を受信したか否かを判定する。第1表示指示CG1は、第1キャプチャ画像PC1を第2端末装置100Bに表示させることを指示する。
第1表示指示CG1を受信していないと第2表示制御部215が判定した場合(ステップS119;NO)には、処理がステップS125へ進む。第1表示指示CG1を受信したと第2表示制御部215が判定した場合(ステップS119;YES)には、処理がステップS121へ進む。
そして、ステップS121において、第2表示制御部215は、キャプチャ画像記憶部219の第1領域AR1から第1キャプチャ画像PC1を読み出す。
次に、ステップS213において、第2表示制御部215は、第1キャプチャ画像PC1を第2端末装置100Bに表示させる。
【0113】
次に、ステップS125において、第2表示制御部215は、第3端末装置100Cから第2表示指示CG2を受信したか否かを判定する。第2表示指示CG2は、第2キャプチャ画像PC2を第3端末装置100Cに表示させることを指示する。
第2表示指示CG2を受信していないと第2表示制御部215が判定した場合(ステップS125;NO)には、処理がステップS131へ進む。第2表示指示CG2を受信したと第2表示制御部215が判定した場合(ステップS125;YES)には、処理がステップS127へ進む。
そして、ステップS127において、第2表示制御部215は、キャプチャ画像記憶部219の第2領域AR2から第2キャプチャ画像PC2を読み出す。
次に、ステップS129において、第2表示制御部215は、第2キャプチャ画像PC2を第3端末装置100Cに表示させる。
【0114】
次に、ステップS131において、終了処理部216は、第1端末装置100A、第2端末装置100B、又は第3端末装置100Cから会議の終了を示す終了情報JEを受け付けたか否かを判定する。
終了情報JEを受け付けていないと終了処理部216が判定した場合(ステップS131;NO)には、処理が
図11のステップS103に戻る。終了情報JEを受け付けたと終了処理部216が判定した場合(ステップS131;YES)には、処理が、ステップS133へ進む。
そして、ステップS133において、終了処理部216は、第2資料記憶部218に記憶された会議資料情報PDを消去し、キャプチャ画像記憶部219に記憶されたキャプチャ画像PCを全て消去する。その後、処理が終了する。
【0115】
[6.構成と効果]
以上説明したように、本実施形態の会議システム1の制御方法は、第1端末装置100A、及び第2端末装置100Bと通信するサーバー装置200が、第1端末装置100Aから複数ページで構成される会議資料を示す会議資料情報PDを取得することと、会議資料の第1のページを示す第1画像PDA1を、第1端末装置100Aに表示させることと、第1画像PDA1と、第1操作画像403とを、第2端末装置100Bに表示させることと、第2端末装置100Bから第1操作画像403に対する操作を受け付けた場合に、第1画像PDA1をキャプチャすることによって第1キャプチャ画像PC1を生成することと、第1キャプチャ画像PC1をキャプチャ画像記憶部219に記憶させることと、を含む。
【0116】
この構成によれば、サーバー装置200が、第1画像PDA1と、第1操作画像403とを、第2端末装置100Bに表示させ、第2端末装置100Bから第1操作画像403に対する操作を受け付けた場合に、第1画像PDA1をキャプチャすることによって第1キャプチャ画像PC1を生成することと、第1キャプチャ画像PC1をキャプチャ画像記憶部219に記憶させる。
よって、第2端末装置100Bのユーザーである第2ユーザーUBは、第1操作画像403に対する操作によって、第1画像PDA1を容易にキャプチャできる。よって、第2端末装置100Bがスクリーンキャプチャ機能を有する場合にも、第2ユーザーUBは、スクリーンキャプチャ機能を使用する必要がない。したがって、会議中に、第2ユーザーUBがスクリーンキャプチャ機能を使用する頻度を低減できる。その結果、第2端末装置100Bに表示される会議資料のセキュリティ管理を向上できる。
【0117】
また、会議システム1の制御方法において、サーバー装置200が、第1操作画像403とは異なる第2操作画像404を、第2端末装置100Bに表示させることと、第2端末装置100Bから第2操作画像404に対する操作を受け付けた場合に、第1キャプチャ画像PC1をキャプチャ画像記憶部219から読み出すことによって、第1キャプチャ画像PC1を第2端末装置100Bに表示させることと、を更に含む。
よって、第2端末装置100Bのユーザーである第2ユーザーUBは、第2操作画像404に対する操作によって、第1キャプチャ画像PC1を容易に表示できる。したがって、会議中に、第2ユーザーUBがスクリーンキャプチャ機能を使用する頻度を低減できる。その結果、第2端末装置100Bに表示される会議資料のセキュリティ管理を向上できる。
【0118】
また、会議システム1の制御方法において、サーバー装置200が、第3端末装置100Cと通信し、第1キャプチャ画像PC1をキャプチャ画像記憶部219に記憶させることは、第1キャプチャ画像PC1をキャプチャ画像記憶部219の第1領域AR1に記憶させることであり、サーバー装置200が、会議資料の第2のページを示す第2画像PDA2と、第1操作画像403とを、第3端末装置100Cに表示させることと、第3端末装置100Cから第1操作画像403に対する操作を受け付けた場合に、第2画像PDA2をキャプチャすることによって第2キャプチャ画像PC2を生成することと、第2キャプチャ画像PC2をキャプチャ画像記憶部219の第1領域AR1とは異なる第2領域AR2に記憶させることと、を更に含む。
この構成によれば、サーバー装置200が、会議資料の第2のページを示す第2画像PDA2と第1操作画像403とを、第3端末装置100Cに表示させ、第3端末装置100Cから第1操作画像403に対する操作を受け付けた場合に、第2画像PDA2をキャプチャすることによって第2キャプチャ画像PC2を生成し、第2キャプチャ画像PC2をキャプチャ画像記憶部219の第1領域AR1とは異なる第2領域AR2に記憶させる。
よって、第2端末装置100Bからの指示によって生成された第1キャプチャ画像PC1を第1領域AR1に記憶でき、第3端末装置100Cからの指示によって生成された第2キャプチャ画像PC2を、第1領域AR1とは異なる第2領域AR2に記憶できる。したがって、第1キャプチャ画像PC1と、第2キャプチャ画像PC2とを容易に判別できる。
【0119】
また、会議システム1の制御方法において、サーバー装置200が、第2操作画像404を第3端末装置100Cに表示させることと、第3端末装置100Cから第2操作画像404に対する操作を受け付けた場合に、第2キャプチャ画像PC2をキャプチャ画像記憶部219から読み出すことによって、第3端末装置100Cに表示させることと、を更に含み、第1キャプチャ画像PC1を第2端末装置100Bに表示させることは、第1領域AR1から第1キャプチャ画像PC1を読み出すことによって、第1キャプチャ画像PC1を第2端末装置100Bに表示させることを含み、第2キャプチャ画像PC2を第3端末装置100Cに表示させることは、第2領域AR2から第2キャプチャ画像PC2を読み出すことによって、第2キャプチャ画像PC2を第3端末装置100Cに表示させることを含む。
この構成によれば、第1領域AR1から第1キャプチャ画像PC1を読み出すことによって、第1キャプチャ画像PC1を第2端末装置100Bに表示させ、第2領域AR2から第2キャプチャ画像PC2を読み出すことによって、第2キャプチャ画像PC2を第3端末装置100Cに表示させる。
よって、第1キャプチャ画像PC1を第2端末装置100Bに容易に表示でき、第2キャプチャ画像PC2を第3端末装置100Cに容易に表示できる。したがって、サーバー装置200の処理を簡素化できる。
【0120】
また、会議システム1の制御方法において、サーバー装置200が、第1端末装置100Aに、会議資料の複数のページの各々に対応付けて、第1キャプチャ画像PC1、及び第2キャプチャ画像PC2を含むキャプチャ画像PCが生成された回数を示す集計情報JTを送信すること、を更に含む。
よって、第1端末装置100Aのユーザーである第1ユーザーUAは、会議資料の複数のページの各々について、キャプチャ画像PCが生成された回数を確認できる。したがって、第1ユーザーUAの利便性を向上できる。すなわち、第1ユーザーUAは、集計情報JTに基づいて、例えば、他のユーザーが注目しているページを確認できるため、会議資料の更新を効率的に実施できる。
【0121】
また、会議システム1の制御方法において、第2端末装置100Bは、スクリーンキャプチャ機能を備え、サーバー装置200が、第2端末装置100Bに対して、前記スクリーンキャプチャ機能の実行を禁止すること、を更に含む。
よって、第2端末装置100Bに対して、スクリーンキャプチャ機能の実行を禁止するため、第2端末装置100Bに表示される会議資料のセキュリティ管理を向上できる。
【0122】
また、会議システム1の制御方法において、会議資料情報PDを取得することは、サーバー装置200が、会議資料情報PDを第2資料記憶部218に記憶させることを含み、サーバー装置200が、第1端末装置100A、及び第2端末装置100Bとの通信が終了した場合に、会議資料を示す会議資料情報PDを、第2資料記憶部218から消去し、第1キャプチャ画像PC1をキャプチャ画像記憶部219から消去すること、を更に含む。
したがって、会議終了時に、サーバー装置200の第2資料記憶部218に記憶された会議資料情報PD、及びキャプチャ画像記憶部219に記憶された第1キャプチャ画像PC1が消去されるため、会議資料のセキュリティ管理を向上できる。
【0123】
本実施形態のサーバー装置200は、第1端末装置100A、及び第2端末装置100Bと通信する第2通信インターフェース240と、第2プロセッサー210Aと、を含み、第2プロセッサー210Aは、第1端末装置100Aから複数ページで構成される会議資料を示す会議資料情報PDを、第2通信インターフェース240を介して取得することと、第2通信インターフェース240を介して、会議資料の第1のページを示す第1画像PDA1を、第1端末装置100Aに表示させることと、第2通信インターフェース240を介して、第1画像PDA1と、第1操作画像403とを、第2端末装置100Bに表示させることと、第2端末装置100Bから第1操作画像403に対する操作を、第2通信インターフェース240を介して受け付けた場合に、第1画像PDA1をキャプチャすることによって第1キャプチャ画像PC1を生成することと、第1キャプチャ画像PC1をキャプチャ画像記憶部219に記憶させることと、を実行する。
本実施形態のサーバー装置200によれば、本実施形態の会議システム1の制御方法と同様の作用効果を奏する。
【0124】
本実施形態の第2制御プログラムPG2は、第1端末装置100A、及び第2端末装置100Bと通信するサーバー装置200の第2プロセッサー210Aに、第1端末装置100Aから複数ページで構成される会議資料を示す会議資料情報PDを取得することと、会議資料の第1のページを示す第1画像PDA1を、第1端末装置100Aに表示させることと、第1画像PDA1と、第1操作画像403とを、第2端末装置100Bに表示させることと、第2端末装置100Bから第1操作画像403に対する操作を受け付けた場合に、第1画像PDA1をキャプチャすることによって第1キャプチャ画像PC1を生成することと、第1キャプチャ画像PC1をキャプチャ画像記憶部219に記憶させることと、を実行させる。
本実施形態の第2制御プログラムPG2によれば、本実施形態の会議システム1の制御方法と同様の作用効果を奏する。
【0125】
[7.他の実施形態]
上述した実施形態は、本発明の一態様を例示したものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
【0126】
本実施形態では、便宜上、会議システム1が3台の端末装置100を含む場合について説明するが、これに限定されない。会議システム1が2台又は4台以上の端末装置100を含んでもよい。
【0127】
また、本実施形態では、第1端末装置100Aが、パーソナルコンピューターである場合について説明するが、これに限定されない。第1端末装置100Aが、タブレット端末でもよいし、スマートフォンでもよい。
また、本実施形態では、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cの各々がスマートフォンである場合について説明するが、これに限定されない。第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cの各々が、パーソナルコンピューターでもよいし、タブレット端末でもよい。
【0128】
また、本実施形態では、サーバー装置200が、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cの各々のスクリーンキャプチャ機能の実行を禁止する場合について説明するが、これに限定されない。サーバー装置200が、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cの各々のスクリーンキャプチャ機能が実行されることによって生成されたキャプチャ画像を消去してもよい。
【0129】
また、例えば、
図11及び
図12のフローチャートの処理単位は、サーバー装置200の第2制御部210の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割してもよい。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、その処理の順番は、本発明の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。
【0130】
また、
図2~
図5の各々に示した各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも可能である。また、上述した実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、端末装置100、及びサーバー装置200の各々における他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
【0131】
また、
図5に示すサーバー装置200の第2制御部210の機能ブロックは、サーバー装置200の第2制御部210が備える第2プロセッサー210Aに、第2メモリー210Bに記憶された第2制御プログラムPG2を実行させることで実現できる。また、この第2制御プログラムPG2は、コンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体に記録しておくことも可能である。
記録媒体としては、磁気的、光学的記録媒体又は半導体メモリーデバイスを用いることができる。具体的には、フレキシブルディスク、HDD(Hard Disk Drive)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、Blu-ray(登録商標) Disc、光磁気ディスク、フラッシュメモリー、カード型記録媒体等の可搬型、或いは固定式の記録媒体が挙げられる。また、記録媒体は、サーバー装置200の第2制御部210が備える内部記憶装置であるRAM、ROM、HDD等の不揮発性記憶装置であってもよい。また、この第2制御プログラムPG2を他のサーバー装置等に記憶させておき、他のサーバー装置からサーバー装置200の第2制御部210に、第2制御プログラムPG2をダウンロードすることでサーバー装置200の第2制御部210の機能ブロックを実現することもできる。
【0132】
[8.本開示のまとめ]
以下、本開示のまとめを付記する。
(付記1)
第1端末装置、及び第2端末装置と通信するサーバー装置が、前記第1端末装置から複数ページで構成される会議資料を示す情報を取得することと、前記会議資料の第1のページを示す第1画像を、前記第1端末装置に表示させることと、前記第1画像と、第1操作画像とを、前記第2端末装置に表示させることと、前記第2端末装置から前記第1操作画像に対する操作を受け付けた場合に、前記第1画像をキャプチャすることによって第1キャプチャ画像を生成することと、前記第1キャプチャ画像をメモリーに記憶させることと、を含む、会議システムの制御方法。
【0133】
これにより、サーバー装置が、会議資料の第1のページを示す第1画像と、第1操作画像とを、前記第2端末装置に表示させ、前記第2端末装置から前記第1操作画像に対する操作を受け付けた場合に、前記第1画像をキャプチャすることによって第1キャプチャ画像を生成し、前記第1キャプチャ画像を前記メモリーに記憶させる。
よって、第2端末装置のユーザーは、第1操作画像に対する操作によって、第1画像を容易にキャプチャできる。よって、第2端末装置がスクリーンキャプチャ機能を有する場合にも、第2端末装置のユーザーは、スクリーンキャプチャ機能を使用する必要がない。したがって、会議中に、第2端末装置のユーザーがスクリーンキャプチャ機能を使用する頻度を低減できる。その結果、第2端末装置に表示される会議資料のセキュリティ管理を向上できる。
【0134】
(付記2)
前記サーバー装置が、前記第1操作画像とは異なる第2操作画像を、前記第2端末装置に表示させることと、前記第2端末装置から前記第2操作画像に対する操作を受け付けた場合に、前記第1キャプチャ画像を前記メモリーから読み出すことによって、前記第1キャプチャ画像を前記第2端末装置に表示させることと、を更に含む、付記1に記載の会議システムの制御方法。
【0135】
これにより、第2端末装置のユーザーは、第2操作画像に対する操作によって、第1キャプチャ画像を容易に表示できる。したがって、会議中に、第2端末装置のユーザーがスクリーンキャプチャ機能を使用する頻度を低減できる。その結果、第2端末装置に表示される会議資料のセキュリティ管理を向上できる。
【0136】
(付記3)
前記サーバー装置が、第3端末装置と通信し、前記第1キャプチャ画像を前記メモリーに記憶させることは、前記第1キャプチャ画像を前記メモリーの第1領域に記憶させることであり、前記サーバー装置が、前記会議資料の第2のページを示す第2画像と、前記第1操作画像とを、前記第3端末装置に表示させることと、前記第3端末装置から前記第1操作画像に対する操作を受け付けた場合に、前記第2画像をキャプチャすることによって第2キャプチャ画像を生成することと、前記第2キャプチャ画像を前記メモリーの第1領域とは異なる第2領域に記憶させることと、を更に含む、付記1又は付記2に記載の会議システムの制御方法。
【0137】
これにより、第2端末装置からの指示によって生成された第1キャプチャ画像を第1領域に記憶でき、第3端末装置からの指示によって生成された第2キャプチャ画像を、第1領域とは異なる第2領域に記憶できる。したがって、第1キャプチャ画像と、第2キャプチャ画像とを容易に判別できる。
【0138】
(付記4)
前前記サーバー装置が、前記第2操作画像を、前記第3端末装置に表示させることと、前記第3端末装置から前記第2操作画像に対する操作を受け付けた場合に、前記第2キャプチャ画像を前記メモリーから読み出すことによって、前記第3端末装置に表示させることと、を更に含み、前記第1キャプチャ画像を前記第2端末装置に表示させることは、前記第1領域から前記第1キャプチャ画像を読み出すことによって、前記第1キャプチャ画像を前記第2端末装置に表示させることを含み、前記第2キャプチャ画像を前記第3端末装置に表示させることは、前記第2領域から前記第2キャプチャ画像を読み出すことによって、前記第2キャプチャ画像を前記第3端末装置に表示させることを含む、付記3に記載の会議システムの制御方法。
【0139】
これにより、第1キャプチャ画像を第2端末装置に容易に表示でき、第2キャプチャ画像を第3端末装置に容易に表示できる。したがって、サーバー装置の処理を簡素化できる。
【0140】
(付記5)
前記サーバー装置が、前記第1端末装置に、前記会議資料の複数のページの各々に対応付けて、前記第1キャプチャ画像、及び前記第2キャプチャ画像を含むキャプチャ画像が生成された回数を示す集計情報を送信すること、を更に含む、付記3又は付記4に記載の会議システムの制御方法。
【0141】
これにより、第1端末装置のユーザーは、会議資料の複数のページの各々について、キャプチャ画像が生成された回数を確認できる。したがって、第1端末装置のユーザーの利便性を向上できる。すなわち、第1端末装置のユーザーは、集計情報に基づいて、例えば、他のユーザーが注目しているページを確認できるため、会議資料の更新を効率的に実施できる。
【0142】
(付記6)
前記第2端末装置は、スクリーンキャプチャ機能を備え、前記サーバー装置が、前記第2端末装置に対して、前記スクリーンキャプチャ機能の実行を禁止すること、を更に含む、付記1から付記5のいずれか1つに記載の会議システムの制御方法。
【0143】
これにより、第2端末装置に対して、スクリーンキャプチャ機能の実行を禁止するため、第2端末装置に表示される会議資料のセキュリティ管理を向上できる。
【0144】
(付記7)
前記会議資料を示す情報を取得することは、前記サーバー装置が、前記会議資料を示す情報を前記メモリーに記憶させることを含み、前記サーバー装置が、前記第1端末装置、及び前記第2端末装置との通信が終了した場合に、前記会議資料を示す情報、及び前記第1キャプチャ画像を前記メモリーから消去すること、を更に含む、付記1から付記6のいずれか1つに記載の会議システムの制御方法。
【0145】
これにより、会議終了時に、サーバー装置のメモリーに記憶された会議資料を示す情報、及び第1キャプチャ画像が消去されるため、会議資料のセキュリティ管理を向上できる。
【0146】
(付記8)
第1端末装置、及び第2端末装置と通信する通信インターフェースと、少なくとも1つのプロセッサーとを含み、前記少なくとも1つのプロセッサーは、前記第1端末装置から複数ページで構成される会議資料を示す情報を、前記通信インターフェースを介して取得することと、前記通信インターフェースを介して、前記会議資料の第1のページを示す第1画像を、前記第1端末装置に表示させることと、前記通信インターフェースを介して、前記第1画像と、第1操作画像とを、前記第2端末装置に表示させることと、前記第2端末装置から前記第1操作画像に対する操作を、前記通信インターフェースを介して受け付けた場合に、前記第1画像をキャプチャすることによって第1キャプチャ画像を生成することと、前記第1キャプチャ画像をメモリーに記憶させることと、を実行する、サーバー装置。
【0147】
これにより、付記8に記載のサーバー装置は、付記1に記載の会議システムの制御方法と同様の効果を奏する。
【0148】
(付記9)
第1端末装置、及び第2端末装置と通信するサーバー装置のプロセッサーに、前記第1端末装置から複数ページで構成される会議資料を示す情報を取得することと、前記会議資料の第1のページを示す第1画像を、前記第1端末装置に表示させることと、前記第1画像と、第1操作画像とを、前記第2端末装置に表示させることと、前記第2端末装置から前記第1操作画像に対する操作を受け付けた場合に、前記第1画像をキャプチャすることによって第1キャプチャ画像を生成することと、前記第1キャプチャ画像をメモリーに記憶させることと、を実行させる、プログラム。
【0149】
これにより、付記9に記載のプログラムは、付記1に記載の会議システムの制御方法と同様の効果を奏する。
【符号の説明】
【0150】
1…会議システム、100…端末装置、100A…第1端末装置、100B…第2端末装置、100C…第2端末装置、200…サーバー装置、210…第2制御部、210A…第2プロセッサー(少なくとも1つのプロセッサー、プロセッサー)、210B…第2メモリー(メモリー)、211…画像制御部、212…音声制御部、213…資料処理部、214…キャプチャ実行部、215…第2表示制御部、216…終了処理部、217…第2通信制御部、218…第2資料記憶部、219…キャプチャ画像記憶部、240…第2通信インターフェース(通信インターフェース)、403…第1操作画像、404…第2操作画像、504…第3操作画像、AR1…第1領域、AR2…第2領域、CC1…第1キャプチャ指示、CC2…第2キャプチャ指示、CG1…第1表示指示、CG2…第2表示指示、CP…ページ変更指示、CR1…第1禁止指示、CR2…第2禁止指示、JE…終了情報、JT…集計情報、PC…キャプチャ画像、PC1、PC11、PC12…第1キャプチャ画像、PC2…第2キャプチャ画像、PD…会議資料情報、PDA…会議資料画像、PDA1…第1画像、PDA2…第2画像、PG2…第2制御プログラム(プログラム)、UA…第1ユーザー、UB…第2ユーザー、UC…第3ユーザー。