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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024058450
(43)【公開日】2024-04-25
(54)【発明の名称】トイレットペーパーホルダー
(51)【国際特許分類】
   A47K 10/38 20060101AFI20240418BHJP
   A47K 10/36 20060101ALI20240418BHJP
【FI】
A47K10/38 L
A47K10/36 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022165811
(22)【出願日】2022-10-14
(71)【出願人】
【識別番号】521002279
【氏名又は名称】マルハチ工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100135460
【弁理士】
【氏名又は名称】岩田 康利
(74)【代理人】
【識別番号】100084043
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 喜多男
(74)【代理人】
【識別番号】100142240
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 優
(72)【発明者】
【氏名】田中 隆介
(57)【要約】
【課題】トイレットペーパーがいたずら等で過剰に引き出されてしまうことを防止することのできるトイレットペーパーホルダーを提供する。
【解決手段】ロール状トイレットペーパー100の外周部に当接する従動部40と、歯車部50と、ラック部60と、を備え、使用者が本体部10に支持されたトイレットペーパー100を引き出して、ラック部60が開始位置から停止位置まで変位して停止することによって従動部40が回動不能となり、トイレットペーパー100の引き出しが不能となる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロール状に巻回されたトイレットペーパーが回動自在に支持される本体部を備えたトイレットペーパーホルダーであって、
前記本体部は、
支持されたロール状のトイレットペーパーの外周部に当接し、トイレットペーパーを引き出すことによる当該トイレットペーパーの回動に合わせて摩擦力により所定方向へ回動する従動部と、
前記従動部と連繋しており、当該従動部の所定方向への回動に合わせて所定方向へ動作するリンク部と、
前記リンク部と連繋しており、前記リンク部の所定方向への動作に合わせて所定の開始位置から所定の停止位置まで変位可能な停止制御部と、
を備え、
使用者が前記本体部に支持されたトイレットペーパーを引き出して、前記停止制御部が前記開始位置から前記停止位置まで変位して停止することによって前記従動部が回動不能となってトイレットペーパーの引き出しが不能となり、
さらに、前記停止制御部を前記停止位置から前記開始位置の方向へ付勢する付勢部を備え、
前記リンク部は、所定条件が成立すると前記従動部及び前記停止制御部と連繋が解除される連繋解除機構を有し、前記従動部及び前記停止制御部との連繋が解除されると前記停止制御部が前記付勢部の付勢力によって前記開始位置へ変位してなる
ことを特徴とするトイレットペーパーホルダー。
【請求項2】
前記本体部に支持されたトイレットペーパーの上側に位置して前記本体部に回動自在に取り付けられた押当部を備え、
前記押当部の先端部には、引き出されたトイレットペーパーを所定の部位で切断する切断部を有し、使用者がトイレットペーパーを切断する際に、前記押当部を前記トイレットペーパーに押し当ててなるトイレットペーパーホルダーであって、
前記リンク部は前記押当部と当接しており、前記押当部が前記トイレットペーパーに押し当てられることで所定条件が成立すると前記リンク部の前記連結解除機構により前記リンク部は前記従動部及び前記停止制御部との連繋が解除されて前記停止制御部が前記付勢部の付勢力によって前記開始位置へ変位し、前記押当部が前記トイレットペーパーに押し当てられた状態が解除されると前記リンク部は前記従動部及び前記停止制御部と再度連繋するものであり、
使用者がトイレットペーパーを切断する際に、前記押当部が前記トイレットペーパーに押し当てられることによって前記リンク部は前記従動部及び前記停止制御部との連繋が解除されて前記停止制御部が前記停止位置から前記開始位置まで変位してなる
請求項1に記載のトイレットペーパーホルダー。
【請求項3】
前記押当部の回動部には、当該押当部の回動方向を、前記トイレットペーパーに押し当てる方向に限るワンウェイ機構が設けられてなる
請求項2に記載のトイレットペーパーホルダー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トイレットペーパーの引き出し量を規制することのできるトイレットペーパーホルダーに関する。
【背景技術】
【0002】
トイレットペーパーは、一般的にトイレットペーパーホルダーに取り付けられ、使用者が適宜トイレットペーパーを適量引き出して使用するものである。
【0003】
しかしながら、一般的なトイレットペーパーホルダーにあっては、ロール状に巻回されたトイレットペーパーを回動させ続けることでトイレットペーパーが延々と引き出されることを面白がり、子どもやペット等がいたずらとしてトイレットペーパーを無駄に引き出して遊ぶことがある。
【0004】
ここで、例えば特許文献1に開示されているトイレットペーパーの適量供給装置のように、適量の長さのトイレットペーパーが引き出されると、粘稠性液体が封入された減速装置によって引き出しが一定時間停止し、連続して引き出せないものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002-336159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、特許文献1の装置にあっては、構造が複雑化して細かな設定が困難であった。そこで、簡易な構造で課題を解決しうる構成が求められていた。また、従来の構成は、一定時間が経過すればトイレットペーパーを再度引き出すことができるようになるため、再びいたずらされてしまう問題がある。また、逆に一定時間は、使用者の意思にかかわらずトイレットペーパーを引き出せない状態となるため、かえってトイレの利便性が失われるという問題もあった。
【0007】
本発明は上記問題を解決するために、トイレットペーパーがいたずら等で過剰に引き出されてしまうことを防止することのできるトイレットペーパーホルダーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、ロール状に巻回されたトイレットペーパーが回動自在に支持される本体部を備えたトイレットペーパーホルダーであって、前記本体部は、支持されたロール状のトイレットペーパーの外周部に当接し、トイレットペーパーを引き出すことによる当該トイレットペーパーの回動に合わせて摩擦力により所定方向へ回動する従動部と、前記従動部と連繋しており、当該従動部の所定方向への回動に合わせて所定方向へ動作するリンク部と、前記リンク部と連繋しており、前記リンク部の所定方向への動作に合わせて所定の開始位置から所定の停止位置まで変位可能な停止制御部と、を備え、使用者が前記本体部に支持されたトイレットペーパーを引き出して、前記停止制御部が前記開始位置から前記停止位置まで変位して停止することによって前記従動部が回動不能となってトイレットペーパーの引き出しが不能となり、さらに、前記停止制御部を前記停止位置から前記開始位置の方向へ付勢する付勢部を備え、前記リンク部は、所定条件が成立すると前記従動部及び前記停止制御部と連繋が解除される連繋解除機構を有し、前記従動部及び前記停止制御部との連繋が解除されると前記停止制御部が前記付勢部の付勢力によって前記開始位置へ変位してなることを特徴とするトイレットペーパーホルダーである。
【0009】
かかる構成にあっては、あらかじめ定められた長さだけトイレットペーパーを引き出すと、停止制御部が停止位置に位置して従動部がロックされて回動不能になるため、これに伴って従動部と当接するトイレットペーパーも回動不能となり、紙を引き出すことができなくなる。ここで、引き出し可能なトイレットペーパーの長さは、停止制御部における開始位置と停止位置の離間距離を適宜の寸法に設計することなどで定めることができ、複雑な機構を要しない利点がある。さらに、かかる構成にあっては、停止位置に位置した停止制御部を開始位置に復帰させる機構を簡易な構造によって実現しているため、トイレットペーパーの利便性を損なわない利点がある。
【0010】
また、前記本体部に支持されたトイレットペーパーの上側に位置して前記本体部に軸支された押当部を備え、前記押当部の先端部には、引き出されたトイレットペーパーを所定の部位で切断する切断部を有し、使用者がトイレットペーパーを切断する際に、前記押当部を前記トイレットペーパーに押し当ててなるトイレットペーパーホルダーであって、前記リンク部は前記押当部と当接しており、前記押当部が前記トイレットペーパーに押し当てられることによって前記リンク部の前記連結解除機構により前記従動部及び前記停止制御部の連繋が解除されて前記停止制御部が前記付勢部の付勢力によって前記開始位置へ変位し、前記押当部が前記トイレットペーパーに押し当てられた状態が解除されると前記リンク部は前記従動部及び前記停止制御部と再度連繋するものであり、使用者がトイレットペーパーを切断する際に、前記押当部が前記トイレットペーパーに押し当てられることによって前記リンク部における前記従動部及び前記停止制御部の連繋が解除されて前記停止制御部が前記停止位置から前記開始位置まで変位する構成が提案される。
【0011】
かかる構成にあっては、使用者がトイレを利用する際のごくありふれた動作に着目してトイレットペーパーの引き出しを可能とする機構であり、例えば高齢者等であっても特別な解除操作を習熟する必要なくこれまでと同様な使用態様で利用できる。
【0012】
また、前記押当部の回動部には、当該押当部の回動方向を、前記トイレットペーパーに押し当てる方向に限るワンウェイ機構が設けられてなる構成が提案される。
【0013】
ここで、トイレットペーパーは使用のたびに外径が小さくなるため、徐々に押当部の切断部の位置が本体部に対して相対的に下がっていくことになるが、当該押当部の回動方向がトイレットペーパーに押し当てる方向に限られることで、より一層、トイレットペーパーを本体部から取り外してしまういたずらを防止することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明のトイレットペーパーホルダーは、トイレットペーパーがいたずら等で過剰に引き出されてしまうことを防止することができる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】実施例にかかるトイレットペーパーホルダーの斜視図である。
図2】蓋部を省略して示すトイレットペーパーホルダーであって、トイレットペーパーを引き出し始めた状態を示す平面図である。
図3】蓋部を省略して示すトイレットペーパーホルダーであって、トイレットペーパーの引き出しが停止された状態を示す平面図である。
図4】トイレットペーパーの引き出しが停止された状態のトイレットペーパーホルダーの背面図である。
図5】歯車部がリンク解除状態となっているトイレットペーパーホルダーの背面図である。
図6】トイレットペーパーホルダーの部分切断右側面図である。
図7】残り少ないトイレットペーパーが支持されているときのトイレットペーパーホルダーの部分切断右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の実施形態を、以下の実施例に従って説明する。なお、実施例においては説明を容易とするために正面視で上下左右及び奥手前を設定して説明しているが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0017】
図1等に示すように、トイレットペーパーホルダー1は、ロール状のトイレットペーパー100を回動自在に保持する本体部10を備えている。
【0018】
本体部10は、例えばトイレ室の壁面等に取り付けられ、トイレットペーパー100を保持する本体基部20と、本体基部20の上側部において当該本体基部20に左右方向を軸として回動自在に軸支された本体回動部30と、を具備している。本体回動部30は、正面視で右側部に配された右壁部31と、左側部に配された左壁部32と、後述する歯車部50が挟まれるように配置される下壁部33及び上壁部34と、を備えている。
【0019】
本体回動部30には、本体基部20に保持されたトイレットペーパー100の外周部に上から当接する左右方向を軸として回動自在な略丸棒形状の従動部40が設けられている。詳述すると、従動部40にはトイレットペーパー100の外周部に上から当接するOリング41が複数(例えば2個)取り付けられている。従動部40は、トイレットペーパーが引き出されることによってロール状トイレットペーパー100の回動に合わせて摩擦力により所定方向へ回動する。また、従動部40の中央部には、ネジ溝状のウォーム部42が形成されている。
【0020】
また、本体回動部30の下壁部33と上壁部34との間には、歯車部50が挟まれるように配置されている。この歯車部50は、下壁部33及び上壁部34を通る上下方向を軸とした歯車軸部35を有し、大径のウォーム側歯車部51と、ウォーム側歯車部51の上側に形成された小径のラック側歯車部52と、を備えている。また、歯車部50の下側には、当該歯車部50を上側に付勢する歯車部用コイルスプリング55が配置されており、歯車部用コイルスプリング55の下端部が下壁部33に当接している。
【0021】
ここで、後述するリンク状態αにあっては、従動部40のウォーム部42と歯車部50のウォーム側歯車部51とは互いに噛み合って連繋しており、従動部40の所定方向への回動に合わせて歯車部50も所定方向へ回動する。
【0022】
さらに述べると、歯車部50は下壁部33と上壁部34との間で上下方向に移動可能とされており、図4等に示すように、歯車部50は歯車部用コイルスプリング55によって上方向に付勢されているところ、歯車部用コイルスプリング55の付勢力に従って上側位置に位置しているリンク状態αにあっては、従動部40のウォーム部42と歯車部50のウォーム側歯車部51とは互いに噛み合って連繋している。一方、歯車部50が歯車部用コイルスプリング55の付勢力に抗して下側位置に位置するリンク解除状態β(後述)となると、ウォーム部42とウォーム側歯車部51との連繋が解除される。
【0023】
また、本体回動部30には、右壁部32と左壁部33との間で、左右方向へ変位自在な停止制御部であるラック部60が配置されている。詳述すると、正面視で、ラック部60の右端部は右壁部32に当接可能とされており、ラック部60の左端部には付勢部であるラック部用コイルスプリング65の右端部が当接している。これと共に、ラック部用コイルスプリング65の左端部は左壁部33に当接しており、ラック部60はラック部用コイルスプリング65によって右方向へ付勢されている。
【0024】
さらに、ラック部60は、歯車部50が上側位置に位置しているリンク状態αにあるとき、ラック側歯車部52と連繋しており、歯車部50の所定方向への回動に合わせてラック部60も変位する。ここで、歯車部50が下側位置に位置するリンク解除状態β(後述)となると、ラック部60とラック側歯車部52との連繋が解除される。
【0025】
ここで、ラック部60は、本体回動部30において右壁部32に当接する位置に位置しているときを開始位置γとされ、ラック部用コイルスプリング65の付勢力に抗して限界まで左方向に位置しているときを停止位置δとされている。
【0026】
また、本体回動部30の上端部には、押当部である蓋部70が左右方向を軸として回動自在に取り付けられている。なお、蓋部70の基端部が軸支されている一方、先端部にはトイレットペーパー100を切断するための刃部71が形成されている。また、蓋部70の下側には棒状の歯車部押下部72が複数(2個)下向きに突出状に形成されている。
【0027】
またさらに、図6図7に示すように、本体回動部30の右端部には、ワンウェイギア部81が形成されている。また、本体基部20には、ワンウェイギア部81と噛み合うようにワンウェイギアストッパー部82が軸支されている。そして、ワンウェイギア部81は、本体回動部30が本体基部20に対して先端部が降下する方向へのみ回動するような機能を具備している。なお、ワンウェイギアストッパー部82を適正方向に回動させると、ワンウェイギア部81との噛み合いを解除することができる。
【0028】
次に、トイレットペーパーホルダー1の動作態様を以下に説明する。
【0029】
図2に示すように、トイレットペーパーホルダー1に取り付けられたトイレットペーパー100を引き出すと、トイレットペーパー100に当接する従動部40が合わせて回動する。さらに、従動部40のウォーム部42と噛み合って連繋しているウォーム側歯車部51を備えた歯車部50が回動する。歯車部50が回動することによって、ラック側歯車部52と連繋しているラック部60が開始位置γから左方向へ変位開始する。なお、このとき、歯車部50は歯車部用コイルスプリング55の付勢力に従って上側位置に位置してリンク状態αとされている。
【0030】
そして、ラック部60が変位不能となる停止位置δまで変位すると、それに伴って歯車部50の回動が停止し、さらに従動部40が停止することによってトイレットペーパー100がそれ以上引き出せなくなる。
【0031】
ここで、図5に示すように、使用者は、トイレットペーパー100を切り取るために蓋部70をトイレットペーパー100に押し当てる動作を行う。このとき、歯車部押下部72が歯車部50を歯車部用コイルスプリング55の付勢力に抗して押し下げる。これによって歯車部50が下側位置に位置するリンク解除状態βとなり、ラック側歯車部52とラック部60との連繋が解除される。なお、このときウォーム部42とウォーム側歯車部51との連繋も解除される。
【0032】
連繋が解除されたラック部60は、ラック部用コイルスプリング65の付勢力に従って右方向へ変位し、開始位置γに復帰する。
【0033】
そして、使用者によりトイレットペーパー100が切断されて蓋部70から手が離れると、歯車部押下部72が歯車部50を押し下げる力を解除する。これによって歯車部50は歯車部用コイルスプリング55の付勢力に従って上側位置に位置して再びリンク状態αとなる。
【0034】
また、トイレットペーパー100の使用に応じてトイレットペーパー100のロール径が小さくなるが、ワンウェイギア部81によって本体回動部30の先端部が下がる方向にのみ変位可能とされているため、トイレットペーパー100の外周面と従動部40との当接を好適に維持することができる。また、本体回動部30を無理矢理に逆方向へ回動させるようないたずらを防止することもできる。
【0035】
このように、トイレットペーパーホルダー1は、トイレットペーパー100を所定量引き出した後は、使用者が蓋部70を押し下げる動作を行わない限りそれ以上引き出すことが不能とされる。さらに、トイレットペーパー100の再度の引き出しを可能にするために使用者自身が蓋部70を押し下げるという、ごく一般的に行われる動作を必要とするため、一般的な使用者に違和感を与えることもない。
【0036】
また、ワンウェイギア部81によって本体回動部30の先端部が下降する方向へのみ変位が許容されているため、いたずら防止により効果的である。
【0037】
なお、歯車部50により、本発明にかかるリンク部が構成されている。また、ウォーム部42とウォーム側歯車部51との連繋が解除される機構により、本発明にかかる連繋解除機構が構成される。また、蓋部70を押し下げてリンク解除状態βとしたときが、本発明における所定条件が成立したときとなる。
上記実施例において、各部の寸法形状は適宜自由に設定可能である。
【符号の説明】
【0038】
1 トイレットペーパーホルダー
10 本体部
20 本体基部
30 本体回動部
40 従動部
41 Oリング
42 ウォーム部
50 歯車部(リンク部)
51 ウォーム側歯車部
52 ラック側歯車部
55 歯車部用コイルスプリング
60 ラック部(停止制御部)
65 ラック部用コイルスプリング(付勢部)
70 蓋部
71 刃部
72 歯車部押下部
81 ワンウェイギア部
82 ワンウェイギアストッパー部
100 トイレットペーパー
α リンク状態
β リンク解除状態
γ 開始位置
δ 停止位置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7