(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024058517
(43)【公開日】2024-04-25
(54)【発明の名称】産卵床
(51)【国際特許分類】
A01K 63/00 20170101AFI20240418BHJP
A01K 61/75 20170101ALI20240418BHJP
A01K 61/10 20170101ALI20240418BHJP
【FI】
A01K63/00 B
A01K61/75
A01K61/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022175859
(22)【出願日】2022-10-15
(71)【出願人】
【識別番号】520210996
【氏名又は名称】岩山 直敏
(72)【発明者】
【氏名】岩山 直敏
【テーマコード(参考)】
2B003
2B104
【Fターム(参考)】
2B003AA03
2B003BB03
2B003DD00
2B003EE00
2B104AA03
2B104BA02
2B104BA03
2B104CA03
2B104CB41
2B104GA00
(57)【要約】
【課題】産卵床に産卵した時や産卵床が古くなった時に素早く交換ができる。
【解決手段】 水よりも密度の低い素材から形成され、中央に孔部が形成された基部と、複数の棒状の部材からなり、上部が前記孔部に固定される脚部と、水槽の縁部に取り付けるための取付部を有する産卵床とする。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水よりも密度の低い素材から形成され、中央に孔部が形成された基部と、
複数の棒状の部材からなり、上部が前記孔部に固定される脚部と、
水槽の縁部に取り付けるための取付部を有する産卵床。
【請求項2】
前記取付部は、前記基部に形成された溝部である請求項1に記載の産卵床。
【請求項3】
前記溝部が前記基部の下部に形成さている請求項2に記載の産卵床。
【請求項4】
前記溝部が前記基部の側部に形成されている請求項2に記載の産卵床。
【請求項5】
前記溝部が前記基部の上部に形成されている請求項2に記載の産卵床。
【請求項6】
前記溝部が略直角な2方向に延びる2本の直線状に形成されている請求項5に記載の産卵床。
【請求項7】
前記取付部は、前記基部に固定されたフックである請求項1に記載の産卵床。
【請求項8】
前記フックは、前記基部の側部から上方へ延びる請求項7に記載の産卵床。
【請求項9】
前記フックは、前記基部の中央部から上方へ延びる請求項8に記載の産卵床。
【請求項10】
前記溝部は上下方向に対して傾斜して形成されている請求項4に記載の産卵床。
【請求項11】
前記溝部は前記基部の上部及び下部に形成されている請求項2に記載の産卵床。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メダカ等の魚に使用される産卵床に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、メダカ等の産卵床として、水面近くに浮かせて使用するものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2018-42490
【特許文献2】特開2019-129753
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の産卵床においては、新しい産卵床を保管場所へ取りに行き再びメダカ等の水槽へもっていき産卵床を上げて作業するなど非効率であった。
【0005】
そこで、本発明においては、水槽の上ですぐに作業ができる事や予備の産卵床を水槽に直接かけて置くことにより古くなったと気づいた時点で産卵床をすぐに取り換える事ができるなどの作業の効率化ができることとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
水よりも密度の低い素材から形成され、中央に孔部が形成された基部と、
複数の棒状の部材からなり、上部が前記孔部に固定される脚部と、
水槽の縁部に取り付けるための取付部を有する産卵床とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、古くなった産卵床を見つけたらすぐに交換ができる。若しくは、卵がついた産卵床を見つけたら新しいのと素早く交換できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本願の第1実施形態に係る産卵床の底面図である。
【
図2】本願の第1実施形態に係る産卵床を水槽に取り付けた状態を示す斜視図である。
【
図3】本願の第2実施形態に係る産卵床の側面図である。
【
図4】本願の第2実施形態に係る産卵床を水槽に取り付けた状態を示す斜視図である。
【
図5】本願の第3実施形態に係る産卵床の斜視図である。
【
図6】本願の第4実施形態に係る産卵床の斜視図である。
【
図7】本願の第4実施形態に係る産卵床を水槽に取り付けた状態を示す斜視図である。
【
図8】本願の第5実施形態に係る産卵床の側面図である。
【
図9】本願の第5実施形態に係る産卵床を水槽に取り付けた状態を示す斜視図である。
【
図10】本願の第6実施形態に係る産卵床の側面図である。
【
図11】本願の第6実施形態に係る産卵床を水槽に取り付けた状態を示す斜視図である。
【
図12】本願の第7実施形態に係る産卵床の側面図である。
【
図13】本願の第7実施形態に係る産卵床を水槽に取り付けた状態を示す斜視図である。
【
図14】本願の第8実施形態に係る産卵床の斜視図である。
【
図15】本願の第8実施形態に係る産卵床を水槽に取り付けた状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本願の第1実施形態に係る産卵床について説明する。本実施形態に係る産卵床は、水よりも密度の低い素材から形成され、中央に孔部が形成された基部と、複数の棒状の部材からなり、上部が孔部に固定される脚部と、水槽の縁部に取り付けるための取付部を有する。なお、本願において上下を言うときは、産卵床を水に入れて使用している状態における上下を意味するものとする。
【0009】
取付部は、基部に形成された溝部とすることができる。本実施形態においては、
図1に示すように、溝部が基部の下部に形成さている。
図2に示すように、水槽の縁部を溝部で挟むことにより、産卵床を水槽の縁部に取り付けることができる。
【0010】
次に、本願の第2実施形態に係る産卵床について説明する。以降の実施形態の説明においては、第1実施形態と共通する説明は省略し、第1実施形態と異なる点について説明する。
【0011】
本実施形態においては、
図3に示すように、溝部が基部の側部に形成されている。
図4に示すように産卵床を水槽の縁部に取り付けることができる。
【0012】
次に、本願の第3実施形態に係る産卵床について説明する。本実施形態においては、
図5に示すように、溝部が基部の上部に形成されている。
図5に示すように、上下方向に対して溝部の深さ方向を傾斜させることが好ましい。
【0013】
次に、本願の第4実施形態に係る産卵床について説明する。本実施形態においては、
図6に示すように、溝部が基部の上部において略直角な2方向に延びる2本の直線状に形成されている。
図7に示すように、産卵床を水槽の縁部に取り付けることができる。
【0014】
次に、本願の第5実施形態に係る産卵床について説明する。本実施形態においては、
図8に示すように、取付部が基部に固定されたフックである。フックは、基部の側部から上方へ延びる。
図9に示すように、産卵床を水槽の縁部に取り付けることができる。
【0015】
次に、本願の第6実施形態に係る産卵床について説明する。本実施形態においては、
図10に示すように、フックは、基部の中央部から上方へ延びる。
図11に示すように、産卵床を水槽の縁部に取り付けることができる。
【0016】
次に、本願の第7実施形態に係る産卵床について説明する。本実施形態においては、
図12に示すように、溝部が基部の側部において上下方向に対して傾斜して形成されている。
図13に示すように、産卵床を水槽の縁部に取り付けることができる。
【0017】
次に、本願の第8実施形態に係る産卵床について説明する。本実施形態においては、
図14に示すように、溝部が基部の上部及び下部にそれぞれ形成されている。使用者はいずれかの溝部を選択し、
図15に示すように、産卵床を水槽の縁部に取り付けることができる。