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▶ 和才 慶子の特許一覧

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  • 特開-オブラートパック(緑茶・米ぬか) 図1
  • 特開-オブラートパック(緑茶・米ぬか) 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024058530
(43)【公開日】2024-04-25
(54)【発明の名称】オブラートパック(緑茶・米ぬか)
(51)【国際特許分類】
   A45D 33/38 20060101AFI20240418BHJP
【FI】
A45D33/38
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022202617
(22)【出願日】2022-10-14
(71)【出願人】
【識別番号】522491465
【氏名又は名称】和才 慶子
(72)【発明者】
【氏名】和才 慶子
(57)【要約】
【課題】 オブラートは内服の補助的な役割として需要が無くなりつつある。従来のパックは、クリームや泥等を顔面に塗り付けるため厚塗りにならざるおえずはがれやすい。又液体のパックは紙や布で作られた顔面マスクに美容液を付けて顔面に張り付けるので同じくはがれやすい。どちらも動くとはがれるため使用中は身動き出来ずそのまま就寝出来ない。手間もかかりパッ中の姿も滑けいである。
【解決手段】 オブラートに美容成分を配合し、顔面パックとして使用することで新たな需要を得る。オブラートの薄く透明で粘着質な性質を活かし、目立たずはがれない、を実現すると共に、使用中の時間を活動、就寝等、有意義に使用出来るようにする。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
直径9.0cmの円形全て
【請求項2】
直径5.0cmの円形全て
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、肌の老化防止に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なパックは、はがれ易いため使用中は身動き出来ない。
【0003】
本発明は、極めて薄く透明度が高く粘着力が強いオブラートの性質を活かし、使用中でも活動,就寝出来るようにパック化している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ドイツ発生のオブラートは現在でも医薬品として販売されているが、その使用方法は粉薬を服用し易くするための薬包紙としての使用が一般的である。現在、カプセルや顆粒が主流で、そのまま服用し易くなっている。又、幼児でも服用し易いように甘味を着けたシロップやゼリーも販売されている。オブラートの必要性は低下しており、需要は減少している。
【0007】
従来のパックは、クリームや泥、又は美容液を付けた紙や布を顔面に付着するので手間がかかる。又、はがれやすく姿が滑けいなため使用中は身動き出来ず就寝も出来ない。どれも厚みがあるため使用中の違和感が大きい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
オブラートに肌の老化防止に有効な緑茶エキス,米ぬかエキスを配合し、美容パックとして使用する。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、肌表面に直接張り付けて使用する。肌から空気を隔てることで肌の老化を防ぐ。
【0010】
オブラートは原材料が100%ばれいしょでん粉である。
ばれいしょでん粉は、他のでん粉と比べ不純物が少ない天然高分子化合物なので想定外の化学的変化を起こす可能性が極めて低い。緑色植物は光合性により二酸化炭素
を合成する。その際、酸素(O)が生じる。つまりデンプンは酸化(酸素と結合)していない状態で合成される。よってばれいしょでん粉は変質劣化しにくい。オブラートは、ばれいしょでん粉を加水加熱し粘化させたαデンプンである。医学界においてαデンプンは、水に溶けにくいβデンプンに成りにくく、人体の老化防止効果があるとされている。
【0011】
肌ダメージを受ける酸性(HCO)の状能は、二酸化炭素(CO)と水(HO)によって化合される。
そこで酸性を打ち消しアルカリ性にする酸(ビタミンC)をオブラートに配合し直接肌表面に張り付けることで肌環境を整える。
強力な抗菌化作用がある緑茶にはビタミンC(アスコルピン酸)が豊富に含まれていると共にカテキンによる抗菌効果にも優れているため緑茶カテキンを配合する。人体の分泌物である汁によるアンモニア(NH水溶液)は酸(ビタミンC)と反応し、酸性を打ち消しアルカリ性へ道引く。ビタミンC(アスコルピン酸)は強力な抗菌・抗酸化作用のみならず、コラーゲンを合成する働きもある。緑茶成分の内、ビタミンA(βカロテン)は、皮膚や粘膜を維持し細菌に対する抵抗力を増進させる。ビタミンB(リポフラピン)は補酵素として三大栄養素の代謝に関与しており、有害な過酸化脂質を分解する。
カルシウム(ca)は、体内に最も多く存在するミネラルで、その内わずか1%が骨歯以外の細胞に存在している。緑茶成分の外用による悪影響は極めて低い。
【0012】
米ぬか成分の内、ビタミンE(トコフェノール)には過酸化脂質の生成抑制効果があり老化を防止する。鉄(Fe)は酵素の構成成分である。亜鉛(Zn)は皮膚を含めた全ての細胞に存在しておりDNAやタンパク質の合成に関与している。(Fe),(Zn)共にイオン化列の中央に位置しており、高温の水と反応し水素(H)を発生するが肌環境においては有り得ない。リン(P)は細胞膜を構成しており脂質の代謝を助ける。リン酸の結合により細胞の構造が変化しNaが放出される。又、酸性アルカリ性の平衡を保つ。カリウム(K)はリン酸との結合により、リン酸の離脱が促進され、(K)は取り込まれる。ナトリウム(Na)の再吸収を抑制し、細胞内の酵素反応を調節する。又細胞の浸透圧を維持し水分水分を保持する。あらゆる細胞の正常な活動をバックアップしている。ビタミンBは補酵素として糖質代謝に関与している。葉酸は、タンパク質の合成や細胞の増殖に関与している。米ぬか成分の外用による悪影響の可能性は極めて低い。
【0013】
オブラートは、その使用を内服の補助的な役割として一般に認識されているため、それを美容パックとして使用することは消費者に強い意外性とインパクトを与えると予想される。又、あらゆる年代の女性にとって重要な感心事である美容品としての販売は消費者に着目、発見されやすいと推定する。又、その後本発明品の効能,利便性から広く納得と支持を得るものと考察する。内服の補助としての役割であったオブラートを美容分野で新製品として特許する事は、オブラートに新しい価値を付加し需要を高める意義があると考える。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】 本発明の全体図である
図2】 〃
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1図2は本発明の全体図である。透ける程薄く肌表面の輪郭,凹凸に密着する。粘着質なのではがれにくくデンプン質なので溶け易く洗い流しやすい。円型なので顔面のあらゆる部分にフィットする。
図1
図2