(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024058628
(43)【公開日】2024-04-25
(54)【発明の名称】超音波カッター
(51)【国際特許分類】
A61B 17/32 20060101AFI20240418BHJP
【FI】
A61B17/32 510
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023175857
(22)【出願日】2023-10-11
(31)【優先権主張番号】202211253520.4
(32)【優先日】2022-10-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】522081152
【氏名又は名称】温州医科大学附属第二医院、温州医科大学附属育英儿童医院
(74)【代理人】
【識別番号】100216471
【弁理士】
【氏名又は名称】瀬戸 麻希
(72)【発明者】
【氏名】孫維建
(72)【発明者】
【氏名】沈賢
(72)【発明者】
【氏名】林▲つぇん▼吟
(72)【発明者】
【氏名】薛向陽
(72)【発明者】
【氏名】陳孝冬
(72)【発明者】
【氏名】易永東
(72)【発明者】
【氏名】王中林
(72)【発明者】
【氏名】鐘鳴
(72)【発明者】
【氏名】饒尚鋭
(72)【発明者】
【氏名】盧建華
(72)【発明者】
【氏名】趙盛盛
(72)【発明者】
【氏名】梁丹娜
(72)【発明者】
【氏名】李宏政
【テーマコード(参考)】
4C160
【Fターム(参考)】
4C160JJ22
(57)【要約】 (修正有)
【課題】液体が内部に入らずに、トランスデューサーとハンドルの接続効果を保証する超音波カッターを提供する。
【解決手段】本発明では、患者の損傷細胞を切るカッター本体と、カッター本体を設置するハンドルと、ハンドル上に挿し込まれるプラグと、プラグ上に設置されるトランスデューサーと、ハンドル上に回転接続される密封板と、ハンドル上に設置される固定リングとを含み、ハンドル上にはプラグを挿し込むスロットが設置され、密封板は少なくともスロットを開くオープン状態とスロットを閉じるクローズ状態を含み、スロット内にはプラグとともに固定リング内に挿し込まれて移動する固定ブロックが設置されていて、密封板をクローズ状態に固定する、超音波カッターを開示している。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者の損傷細胞を切るカッター本体と、
前記カッター本体を設置するハンドルと、
前記ハンドル上に挿し込まれるプラグと、
前記プラグ上に設置されるトランスデューサーと、を含み
さらに、
前記ハンドル上に回転接続される密封板と、
前記ハンドル上に設置される固定リングとを含み、
前記ハンドル上にはプラグを挿し込むスロットが設置され、前記密封板は少なくともスロ
ットを開くオープン状態とスロットを閉じるクローズ状態を含み、
前記スロット内には前記プラグとともに前記固定リング内に挿し込まれて移動する固定ブ
ロックが設置されていて前記密封板をクローズ状態に固定する、
ことを特徴とする超音波カッター。
【請求項2】
さらに、
前記スロット内に設置される磁気ブロックと、
前記磁気ブロックを前記スロット内に押し込んで移動させる第一押しブロックと、を含み
、
前記スロット内には前記密封板を収容する凹溝が設置され、前記密封板は凹溝内に回転接
続され、
第一接続ブロックは前記凹溝の頂部に設置され、
第一接続スプリングは、前記第一接続ブロックを駆動して前記密封板に対して移動する用
途に使われ、
前記磁気ブロックは前記第一接続ブロック上に設置され、
第二押しブロックは、前記第一接続ブロックを押して前記スロットから遠く離れる方向に
移動させる用途に使われ、
押し棒は、前記第二押しブロックを押して前記第一接続ブロックに対して移動し、
前記第一接続ブロック上には前記第二押しブロックが通り抜ける第一通りキャビティが設
置され、前記第一通りキャビティの内壁上には第一ガイド溝が設置され、前記第二押しブ
ロック上には前記第一ガイド溝と対応する第二ガイド溝が設置され、
前記凹溝内には接続リングが設置され、前記接続リングは弾性材料で作られる、
ことを特徴とする請求項1に記載の超音波カッター。
【請求項3】
さらに、
前記密封板上に設置される密封リングと、
前記スロット内に設置される磁気リングと、を含み、
前記スロットの内壁上には磁気リングを収容するリング溝が設置され、
前記固定リングの内壁上には複数の第一固定歯が設置され、前記固定リング上には第一キ
ャビティが設置され、前記固定リングは弾性材料で作られ、
前記第一キャビティ上には通り穴が設置され、前記ハンドル上には通り穴と対応する第二
通りキャビティが設置され、前記第二通りキャビティ内には可動棒が設置され、
前記ハンドル上には第一キャビティと連通する接続キャビティが設置され、前記固定ブロ
ックは接続キャビティ内に設置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の超音波カッター。
【請求項4】
前記押し棒上には滑りブロックが設置され、前記滑りブロック上には第二固定歯が設置
され、前記密封板上には第三密封歯が設置され、前記密封板がクローズ状態まで回る時に
、前記第一接続ブロックは密封板の頂部に置かれる、
ことを特徴とする請求項2に記載の超音波カッター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は医療器機技術分野に関し、特に超音波カッターに関する。
【背景技術】
【0002】
超音波カッター外科手術装置とは、超音波カッターを利用して組織を切る装置を言い、
機械手術カッターの代わりに組織を切る電気外科機器の一つである。
【0003】
医療コストと資源の節減を目指して、超音波カッターのハンドル自体は繰り返した利用
が望ましいが、超音波カッターハンドルは繰り返した利用中、ハンドルと繋がっているケ
ーブルが外力によって引っ張られてハンドルの中で位置移動または回転が発生し易く、ケ
ーブル中の導線とトランスデューサーの不安定的接続、甚だしくはオフになり、設備破損
の原因となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は既存技術の欠点を克服するために、超音波カッターを提供する。
【課題を解決するための技術手段】
【0005】
患者の損傷細胞を切るカッター本体と、カッター本体を設置するハンドルと、ハンドル
上に挿し込まれるプラグと、プラグ上に設置されるトランスデューサーと、ハンドル上に
回転接続される密封板と、ハンドル上に設置される固定リングとを含み、ハンドル上には
プラグを挿し込むスロットが設置され、密封板は少なくともスロットを開くオープン状態
とスロットを閉じるクローズ状態を含み、スロット内にはプラグとともに固定リング内に
挿し込まれて移動する固定ブロックが設置されていて、密封板をクローズ状態に固定する
、超音波カッター。
【0006】
さらに、超音波カッターは、またスロット内に設置される磁気ブロックと、磁気ブロッ
クをスロット内に押し込んで移動させる第一押しブロックと、スロット内に設置されて密
封板を収容する凹溝とを含み、密封板は凹溝内に回転接続される。
【0007】
さらに、超音波カッターは、また凹溝の頂部に設置される第一接続ブロックと、第一ブ
ロックを駆動して密封板に対して移動させる第一接続ブロックとを含み、磁気ブロックは
第一接続ブロック上に設置される。
【0008】
さらに、超音波カッターは、また第一接続ブロックをスロットを離れる方向に移動させ
る第二押しブロックと、第二押しブロックを押して第一接続ブロックに対して移動させる
押し棒とを含み、第一接続ブロック上には第二押しブロックを通せる第一通りキャビティ
が設置され、第一通りキャビティの内壁上には第一ガイド溝が設置され、第二押しブロッ
ク上には第一ガイド溝と対応する第二ガイド溝が設置される。
【0009】
さらに、凹溝内には接続リングが設置され、接続リングは弾性材料で作られる。
【0010】
さらに、超音波カッターは、また密封板上に設置される密封リングと、スロット内に設
置される磁気リングとを含み、スロットの内壁上には磁気リングを収容するリング溝が設
置される。
【0011】
さらに、固定リングの内壁上には複数の第一固定歯が設置され、固定リング上には第一
キャビティが設置され、固定リングは弾性材料で作られる。
【0012】
さらに、第一キャビティ上には通り穴が設置され、ハンドル上には通り穴と対応する第
二通りキャビティが設置され、第二通りキャビティ内には可動棒が設置される。
【0013】
さらに、ハンドル上には第一キャビティと連通する接続キャビティが設置され、固定ブ
ロックは接続キャビティ内に設置される。
【0014】
さらに、押し棒上には滑りブロックが設置され、滑りブロック上には第二固定歯が設置
され、密封板上には第三密封歯が設置され、密封板がクローズ状態まで回る時に、第一接
続ブロックは密封板の頂部に置かれる。
【発明の有益な効果】
【0015】
液体が内部に入らずに、トランスデューサーとハンドルの接続効果を保証する超音波カ
ッターを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明実施例中一種の超音波カッターの構造を示した略図である。
【0017】
【
図2】
図1に示す実施例中超音波カッターの一部を示した断面図である。
【0018】
【
図3】
図1に示す実施例中超音波カッターの密封板部を示した拡大図である。
【0019】
【
図4】
図1に示す実施例中超音波カッターの第一押しブロック部を示した拡大図である。
【0020】
【
図5】
図1に示す実施例中超音波カッターの固定ブロック部を示した拡大図である。
【0021】
【
図6】本発明の他の一種の実施例中超音波カッターの一部を示した断面図である。
【0022】
【
図7】
図6に示す実施例中超音波カッターの密封板部を示した拡大図である。
【0023】
【
図8】本発明のまた一種の実施例中超音波カッターの一部を示した断面図である。
【発明を実施するための具体的な形態】
【0024】
以下図面を参照しながら実施例に結合して、本発明を詳しく説明することにする。
【0025】
図1から
図5に示すように、超音波カッターは、カッター本体102やハンドル101
、プラグ103、トランスデューサー、密封板104、固定リング111および固定ブロ
ック113を含む。
【0026】
カッター本体102は患者の損傷細胞を切る用途に使われ、カッター本体102の構造
は既存技術中超音波カッターの本体102の構造と同じく、ハンドル101はカッター本
体102の設置に使われ、プラグ103はハンドル101上に挿し込まれ、トランスデュ
ーサーはプラグ103上に設置され、密封板104はハンドル101上に回転設置され、
固定リング111はハンドル101上に設置され、ハンドル101上にはプラグが挿し込
まれるスロット101aが設置され、密封板104は少なくともスロット101aを開くオ
ープン状態とスロット101aを閉じるクローズ状態を有し、具体的にはオープン状態で
は密封板104が水平状態になり、クローズ状態では密封板104が垂直状態になり、固
定ブロック113はプラグ103とともに固定リング111内に挿し込まれて移動し、密
封板104をクリーズ状態に固定する。
【0027】
ハンドル101に対して消毒処理をする時に、密封板104は密封状態になり、密封板
104はスロット101aを密閉させ、固定ブロック113は密封板104と嵌合して密
封板104を当面の位置に固定させて、密封板104がスロット101aに対する固定効
果を保証し、ハンドル101が消毒時水蒸気がスロット101a内に入って、スロット1
01a内に水滴を形成することを避けて、トランスデューサーが正常に働くようにし、超
音波カッターの使用時、直接プラグ103をスロット101a内に挿し込み、プラグ10
3を押して密封板104をスロット101a内で回転させ、密封板104がオープン状態
まで回転するとスロット101aを開き、プラグ103は正常にスロット101a内に挿
し込まれるようになり、固定リング111はスロット101a内に挿し込まれるプラグ1
03に対して固定役割を果たし、プラグ103をスロット101a内に固定して、ハンド
ル101の移動時プラグ103がスロット101a内から脱出しないようにし、プラグ1
03とスロット101aの接続効果を保証する。
【0028】
スロット101aの頂部には凹溝101bが設置され、密封板104の一端は前記凹溝
101b内に設置され、凹溝101bの頂部には第一可動溝101cが設置され、第一可
動溝101c内には第一接続スプリング1051が設置され、第一接続スプリング105
1の底部には第一接続ブロック105が設置され、第一接続ブロック105の底部には磁
気ブロック1052が設置され、密封板104は強磁性材料で作られる。
【0029】
プラグ103がスロット101a内に挿し込まれる時に、プラグ103は密封板104
を押して回転し、第一接続ブロック105を動かして磁気ブロック1052を下に移動さ
せ、磁気ブロック1052と密封板104を近寄せて、密封板104を磁気ブロック10
52上に吸着させ、磁気ブロック1052を利用して密封板104を凹溝101b内に収
め、密封板104はトランスデューサーと離脱接触されて、トランスデューサーの作動時
生じる振動が密封板104に伝われて密封板104とトランスデューサーに振動が生じな
いようにして、超音波カッター使用時のノイズを低減し、トランスデューサーに対する保
護役割を果たす。
【0030】
スロット101aの頂部には第二可動溝が設置され、第二可動溝は凹溝101bの一端
に設置され、第二可動溝内には第一押しブロック108が設置され、第一押しブロック1
08上には接続ロープ1081が設置され、接続ロープ1081の頂部は第二可動溝の頂
部に固定接続されて、接続ロープ1081の設置によって第一押しブロック108が第二
可動溝内から外れないようにし、ハンドル101上には第二可動溝に通る可動キャビディ
101dが設置され、可動キャビティ101dの内壁上には第二接続スプリング1061
が設置され、第二接続スプリング1061上には第二押しブロック106が設置され、第
二押しブロック106上には延伸部1062が設置され、第一接続ブロック105上には
延伸部1062が通り抜ける第一通りキャビティ105aが設置され、第一通りキャビテ
ィ105aの内壁上には第一ガイド溝が設置され、第二押しブロック106上には第二ガ
イド溝が設置され、可動キャビティ101d内には押し棒109が設置され、押し棒10
9は第二可動溝内を通り抜けて設置され、押し棒109上には第三ガイド溝が設置され、
第一押しブロック108の頂部には第一斜め溝が設置され、底部には第二斜め溝が設置さ
れる。
【0031】
プラグ103がスロット101a内に挿し込まれる時に、プラグ103は第二押しブロ
ック106の第二斜め溝上に当たって第一押しブロック108を押して移動させ、第一押
しブロック108は第二可動溝の頂部に移動し、第一斜め溝は第三ガイド溝上に当たって
第一押しブロック108は押し棒109を押して移動させ、押し棒109は第二押しブロ
ック106を可動キャビティ101dの一端に移動させ、第二ガイド溝は第一ガイド溝の
一端に移動し、第一接続スプリング1051は第一接続ブロック105を下に押して移動
させ、磁気ブロック1052と密封板104の距離を短縮させて、磁気ブロック1052
を利用して密封板104を凹溝101b内に固定し、プラグ103をスロット101aか
ら取り出す時に、プラグ103は第一押しブロック108の下方から移され、第二接続ス
プリング1061は第二押しブロック106を押して可動キャビティ101d内に移動さ
せ、第二押しブロック106は第一接続ブロック105を押して上に移動させ、磁気ブロ
ック1052は凹溝101bの頂部に移動し、磁気風ブロック1052を密封板104か
ら離脱させて、密封板104がプラグ103を抜き取る時に自動にクローズ状態まで回っ
てスロット101aを密閉させて、ハンドル101を消毒する時に水蒸気がスロット10
1a内に入らないようにする。
【0032】
凹溝101bの頂部には接続リング107が設置され、接続リング107は弾性材料で
作られ、プラグ103をスロット101aから抜き取る時に、第二接続スプリング106
1は第二押しブロック106を押して移動させ、第二押しブロック106は第一接続ブロ
ック105を押して上に移動させて、密封板104を磁気ブロック1052上に吸着させ
て第一接続ブロック105とともに上に移動するようになり、密封板104は接続リング
107上に当たって密封板104は接続リング107を押し付けて接続リング107に変
形を発生させて、磁気ブロック1052と密封板104が離脱させてから、接続リング1
07は弾力作用によって密封板104を下に回転させ、密封板104の回転に最初の原動
力を提供して、密封板104が速やかに回転してスロット101aを密閉させる。
【0033】
密封板104上には密封リング1041が設置され、密封リング1041はゴムで作ら
れ、スロット101aの内壁上にはリング状溝が設置され、リング状溝内には磁気リング
110が設置され、密封板104が垂直状態になっている時に、密封板104は磁気リン
グ110側に位置し、磁気リング110は密封板104に対して吸着役割を果たし、密封
リング1041はスロット101aの内壁に当たって密封板104がスロット101aに
対する密閉効果を向上し、磁気リング110と密封板104の設置によって、密封板10
4が垂直状態上に置かれないようにし、ハンドル101を消毒する時に、水蒸気が密封板
104を押し開いて、水蒸気がスロット101a内に入らないようにする。
【0034】
固定リング111の内壁上には複数の第一固定歯1111が設置され、固定リング11
1上には第一キャビティ111aが設置され、固定リング111は弾性材料で作られ、第
一キャビティ111a上には通り穴が設置され、ハンドル101上には通り穴と対応する
第二通りキャビティが設置され、第二通りキャビティ内には可動棒112が設置され、可
動棒112上には第一ネジが設置され、第二通りキャビティの内壁上には第二ネジが設置
され、第一固定歯1111はスロット101a内に斜めに設置され、プラグ103をスロ
ット101aに挿し込む時に、可動棒112を第二通りキャビティ内に回し入れて、可動
棒112は第二通りキャビティ中の空気を第一キャビティ111a内に押し入れ、第一キ
ャビティ111a内の気流は第一キャビティ111aの内壁を押し付けて、固定リング1
11の内壁の中間位置に変形を発生させて、固定リング111がプラグ103上に包まれ
るようにしてプラグ103に対する固定役割を果たし、第一固定歯1111の設置を利用
して、プラグ103をスロット101a内だけにて移動できるようにさせて、プラグ10
3が正常にスロット101aに挿し込まれた後、スロット101a内から離脱できないよ
うにし、プラグ103をスロット101aから抜き取る時に、可動棒112を第二通りキ
ャビティから回し出して、第一キャビティ111aと連通する第二トリキャビティの体積
を増やして、第一キャビティ111a内の空気が第二通りキャビティ内に入るようにして
固定リングの変形を取り戻せ、第一固定歯1111がフラグ103を押し付けないように
なり、プラグ103に対する固定効果を解除し、プラグ103をスロット101aから抜
き取ることが便利になる。
【0035】
ハンドル101上には第一キャビティ111aに通る接続キャビティ101eが設置さ
れ、固定ブロック113は接続キャビティ101e内に設置され、固定ブロック113の
底部はプラスチックで、頂部はゴムで作られ、固定ブロック113の頂部は密封板104
と対応する弧状構造を成し、プラグ103をスロット101aから抜き取る時に、可動棒
112を再び第二通りキャビティ内に回し入れると、可動棒112は第二通りキャビティ
内の空気を第一キャビティ111a内に押し入れ、第一キャビティ111a内の一部の気
流は接続キャビティ101e内に入り、この時、密封板104は垂直状態になり、固定ブ
ロック113は接続キャビティ101eから持ち上げられ、固定ブロック113の頂部は
密封板104の底部に当たって、固定ブロック113と磁気リング110との共同作用を
利用して密封板104に対する固定役割を果たし、密封板104を垂直状態に固定して、
密封板104のスロット101aに対する密封効果を向上し、水蒸気がスロット101a
内に入らないようにする。
【0036】
図6~7に示すとおり、さらなる好ましい考案において、可動キャビティの底部には凹
溝に通る通り溝203が設置され、押し板の底部には滑りブロック2021が設置され、
滑りブロック2021は通り溝203内を通り抜けるように設置され、滑りブロック20
21の底部には第二固定歯2022が設置され、固定板上には第三固定歯2012が設置
され、第三固定歯2012は弾性材料で作られ、密封板201上には第二キャビティが設
置され、第二キャビティ内には充填材2011が充填されており、プラグをスロット内か
ら取り出すと、第一押しブロックは第二可動溝の外側に移動し、第二接続スプリングは第
二押しブロックを押して移動させ、第二押しブロックは押し棒202を移動させ、滑りブ
ロック2021は通り溝203内で移動し、磁気ブロックは密封板201と離脱接触され
ていて、密封板201が下に回転して垂直状態になると、第三固定歯2012は第二固定
歯2022の下方にまで回って、第二固定歯2022と第三固定歯2012との共同作用
によって、密封板201に対する固定役割を果たし、ハンドルに対する消毒処理の際、高
温水蒸気が密封板201上に拡散されないようにし、密封板201内の充填材2011は
熱を受けて膨張し、充填材2011の第二キャビティ内壁に対する押付圧力を利用して、
密封板201のスロットに対する密閉効果をさらに増強する。
【0037】
操作中は、固定リングの設置によって、固定リングと密封板との間の位置に水が溜まっ
て排出し難い問題が発生し易い問題を発見したので、
図8に示すとおりに、本出願の他の
一種の好ましい考案には、スロット内に第一接続棒301を通り抜けるように設置し、第
一接続棒301の一端にはエンドブロック3011が設置され、エンドブロック3011
上には吸水タオル3012が含まれ、第一接続棒301上にはさらに第二接続棒302が
設置され、第一接続棒301は第二接続棒302上に回転接続され、ハンドル上には第二
接続ブロック303が設置され、第二接続棒302上には第二接続ブロック303と嵌め
合うスリーブ3021が設置され、プラグをスロットに挿し込む前に、スリーブ3021
を第二接続ブロック303上に嵌めて、第二接続棒302を一時ハンドル上に接続させる
が、この時、第一接続棒301はスロット内を通り抜けるように設置され、エンドブロッ
ク3011は固定リングと密封板との間に固定され、第一接続棒301が回ると、第一接
続棒301はエンドブロック3011を回し、吸水タオルは3012はスロットの内壁を
沿って移動するようになり、それと同時に吸水タオル3012は密封板の表面と接触して
、吸水タオル3012を利用してスロット内壁と密封板上の水滴を吸収して、水滴がプラ
グ上に附着してショートの原因にならないようにし、第一接続棒301が一回り回ると、
第二接続棒302を第二接続ブロック303から取り外して、プラグをスロット内に挿し
込んで、第一接続棒301がプラグの挿し込みに影響を与えないようにする。
【0038】
第一接続棒301の一端にはエアバッグ3013が設置され、エンドブロック3011
上にはエアキャビティが設置され、第一接続棒301上にはエアバッグ3013とエアキ
ャビティを連通するエア輸送キャビティが設置され、エアキャビティの設置によってエン
ドブロック3011の体積が小さくなって、エンドブロック3011を密封板と固定ロン
グとの間に入れ易くなり、エンドブロック3011が指定に位置まで移動すると、エアバ
ッグ3013を押し付けてエンドブロック3011を膨張させ、よって吸水タオル301
2をスロット内壁と密封板の側壁に接触させて、密封板とスロット内の水滴を吸い取る。
【0039】
上記説明は本開示の一部の好ましい実施例と運用された技術原理に対する説明である。
本分野の技術者なら、本開示の実施例中に関わる発明範囲は、上記技術特徴を特定の組み
合わせによって構成される技術手段に限らず、それと同時に、上記発明の構想を離れずに
、上記技術特徴またはそれと同様な特徴を組み合わせてなるその他の技術手段も含むこと
を理解できるはずである。例えば、上記特徴と本開示の実施例中に開示された(但しこれ
に限らず)類似した機能を有する技術特徴は互いに取り替えて形成される技術手段も特許
請求の範囲に収まる。
【手続補正書】
【提出日】2024-01-03
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者の損傷細胞を切るカッター本体と、
前記カッター本体を設置するハンドルと、
前記ハンドル上に挿し込まれるプラグと、
前記プラグ上に設置されるトランスデューサーと、を含み
さらに、
前記ハンドル上に回転接続される密封板と、
前記ハンドル上に設置される固定リングと、を含み、
前記ハンドル上にはプラグを挿し込むスロットが設置され、前記密封板は少なくともスロ
ットを開くオープン状態とスロットを閉じるクローズ状態を含み、
固定リングはスロット内に挿し込まれるプラグに対して固定する役割を果たす、
ことを特徴とする超音波カッター。