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特開2024-58987カイコの成長促進剤及びカイコの成長促進方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024058987
(43)【公開日】2024-04-30
(54)【発明の名称】カイコの成長促進剤及びカイコの成長促進方法
(51)【国際特許分類】
   A23K 10/16 20160101AFI20240422BHJP
   A23K 50/90 20160101ALI20240422BHJP
【FI】
A23K10/16
A23K50/90
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022166446
(22)【出願日】2022-10-17
(71)【出願人】
【識別番号】594158150
【氏名又は名称】学校法人君が淵学園
(71)【出願人】
【識別番号】520328707
【氏名又は名称】株式会社Ciamo
(74)【代理人】
【識別番号】110001069
【氏名又は名称】弁理士法人京都国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】宮坂 均
(72)【発明者】
【氏名】上村 翔
(72)【発明者】
【氏名】太田 広人
(72)【発明者】
【氏名】古賀 碧
【テーマコード(参考)】
2B005
2B150
【Fターム(参考)】
2B005FA08
2B150AA09
2B150AB02
2B150AB03
2B150AC11
(57)【要約】
【課題】低コストに実現可能なカイコの成長促進剤及びカイコの成長促進方法を提供する。
【解決手段】光合成細菌を有効成分として含有するカイコの成長促進剤、又は前記カイコの成長促進剤を人工飼料に混合して成る餌をカイコの幼虫に与えることを特徴とするカイコの成長促進方法。上記本発明に係るカイコの成長促進剤は、少量且つ短期間与えた場合でもカイコの成長促進効果を得ることができるため、低コストにカイコの成長促進を実現することができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光合成細菌を有効成分として含有するカイコの成長促進剤。
【請求項2】
前記光合成細菌が紅色非硫黄細菌である請求項1に記載のカイコの成長促進剤。
【請求項3】
前記紅色非硫黄細菌がロドブラム属の細菌である請求項2に記載のカイコの成長促進剤。
【請求項4】
前記ロドブラム属の細菌がロドブラム・サルフィドフィルム(Rhodovulum sulfidophilum)である請求項3に記載のカイコの成長促進剤。
【請求項5】
リポポリサッカライドを有効成分として含有するカイコの成長促進剤。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかに記載のカイコの成長促進剤を飼料に添加して成る餌をカイコの幼虫に与えるカイコの成長促進方法。
【請求項7】
前記餌をカイコの5齢幼虫に与える請求項6に記載のカイコの成長促進方法。
【請求項8】
請求項5に係るカイコの成長促進剤を製造する方法であって、
光合成細菌からリポポリサッカライドを抽出する工程を含むカイコの成長促進剤の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カイコの成長促進剤及びカイコの成長促進方法に関する。
【背景技術】
【0002】
絹糸の生産に利用されるカイコ(Bombyx mori)の幼虫は本来クワの生葉のみを食べて成育する。しかし、近年では、クワの葉の乾燥粉末をベースにして、これにデンプン、脱脂大豆粉末、及びビタミン等を加えた人工飼料が開発されている。こうした人工飼料は、保存が容易で季節を問わず容易に入手できる点で優れているが、カイコの嗜好性においてはクワの生葉に劣り、それがカイコの生育に影響することがある。そこで、人工飼料に添加してカイコの摂餌や成長を促進するサプリメントが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2002-519006号公報
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】Y. Taniguchi et al., "Identification and Characterization of Lipopolysaccharide in Acetic Acid Bacteria", Anticancer Research 26: pp.3997-4002 (2006)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、こうしたサプリメントによる効果を得るためには、該サプリメントを人工飼料に多量に添加したものをカイコの幼虫に対して長期間与える必要があり、コスト面で問題があった。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、低コストに実現可能なカイコの成長促進剤及びカイコの成長促進方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために成された本発明の第1形態に係るカイコの成長促進剤は、光合成細菌を有効成分として含有するものである。
【0008】
上記課題を解決するために成された本発明の第2形態に係るカイコの成長促進剤は、リポポリサッカライドを有効成分として含有するものである。
【0009】
また、上記課題を解決するために成された本発明に係るカイコの成長促進方法は、前記第1形態又は前記第2形態に係るカイコの成長促進剤を飼料に添加して成る餌を、カイコの幼虫に与えるものである。
【発明の効果】
【0010】
上記本発明に係るカイコの成長促進剤は、少量且つ短期間与えた場合でもカイコの成長促進効果を得ることができる。そのため、上記本発明に係るカイコの成長促進剤及び上記本発明に係るカイコの成長促進方法によれば、カイコの成長促進を低コストに実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の効果を確認するために行った給餌試験における対照区と光合成細菌給餌区のカイコの写真。
図2】同給餌試験における対照区と光合成細菌給餌区のカイコの体重及び体長を示すグラフ。
図3】同給餌試験における対照区と光合成細菌給餌区の残餌量を示すグラフ。
図4】同給餌試験における対照区のカイコと光合成細菌給餌区のカイコが形成した繭の写真。
図5】同給餌試験における対照区と光合成細菌給餌区の繭の大きさを示すグラフ。
図6】本発明の効果を確認するために行った給餌試験における対照区とLPS給餌区のカイコの体重を示すグラフ。
図7】同給餌試験における対照区とLPS給餌区のカイコの体長を示すグラフ。
図8】同給餌試験における対照区とLPS給餌区の残餌量を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、光合成細菌を飼料に添加してカイコの幼虫に与えることにより、カイコの摂餌が促進され、その結果カイコの成長が促進されることを見出した。更に、本発明者は、光合成細菌に含まれるリポポリサッカライド(Lipopolysaccharide)を抽出して飼料に添加した場合でも、同様の成長促進効果が得られることを見出した。本発明に係るカイコの成長促進剤及びカイコの成長促進方法は、上記知見に基づいて想到されたものである。
【0013】
すなわち、本発明に係るカイコの成長促進剤の第1の形態は、光合成細菌を有効成分として含有するものである(以下、これを「第1形態の成長促進剤」とよぶ)。前記光合成細菌の種類は特に限定されるものではないが、紅色非硫黄細菌であることが望ましい。その中でも、特にロドブラム属の光合成細菌とすることが望ましい。前記ロドブラム属の光合成細菌としては、例えば、ロドブラム・サルフィドフィルム(Rhodovulum sulfidophilum)を好適に用いることができる。
【0014】
また、本発明に係るカイコの成長促進剤の第2の形態は、リポポリサッカライドを有効成分として含有するものである(以下、これを「第2形態の成長促進剤」とよぶ)。前記リポポリサッカライドは、いかなるものであってもよいが、上述の光合成細菌から抽出したものであることが望ましい。
【0015】
前記第1形態及び第2形態の成長促進剤は、いずれも粉末剤、顆粒剤、液剤、ペースト剤、又はゲル状剤等いかなる剤形のものとしてもよいが、保存及び取り扱いの容易性に鑑みて粉末剤又は顆粒剤とすることが望ましい。第1形態の成長促進剤を粉末剤とする場合、該粉末剤は、例えば、前記光合成細菌の菌体を含む培養液を遠心分離し、得られた沈殿(ペレット)を乾燥させることによって製造することができる。なお、前記光合成細菌の菌体を含む培養液は、純粋培養した光合成細菌の培養液でもよいし、焼酎粕等を利用して培養した純粋培養でない光合成細菌を主たる構成微生物とする培養液であってもよい。第1形態の成長促進剤を顆粒剤とする場合、該顆粒剤は、前記粉末剤(すなわち光合成細菌の乾燥菌体)に所定の賦形剤、結合剤、崩壊剤などの添加剤を加えて成形することによって製造される。また、本発明に係るカイコの成長促進剤の第2の形態のものを顆粒剤とする場合、該顆粒剤は、リポポリサッカライドに所定の賦形剤、結合剤、崩壊剤などの添加剤を加えて成形することによって製造される。
【0016】
本発明に係るカイコの成長促進剤は、カイコの飼料に添加した上でカイコの幼虫に与えられる。なお、前記飼料とは、典型的にはクワの葉の乾燥粉末をベースとする人工飼料であるが、クワの生葉であってもよい。カイコの飼料としてクワの生葉を使用する場合、本発明に係るカイコの成長促進剤は、例えば、液剤、ペースト剤、又はゲル状剤の状態でクワの生葉に塗布される。
【0017】
本発明に係るカイコの成長促進剤は、飼料に少量添加するだけでよく、例えば、前記第1形態の成長促進剤を人工飼料に添加する場合には、乾燥状態の人工飼料1gにつき、1×101 cfu(菌体の乾燥重量で50pg程度)以上、望ましくは1×103 cfu(菌体の乾燥重量で5ng程度)以上添加することで十分な成長促進効果を得ることができる。また、前記第2形態の成長促進剤を人工飼料に添加する場合には、乾燥状態の人工飼料1gにつき、5pg~5ng程度(望ましくは50pg~500pg程度)を添加することで十分な成長促進効果を得ることができる。ただし、第1形態又は第2形態に係る成長促進剤の添加量は、これに限定されるものではなく、カイコの幼虫の発育段階又は飼育環境などに応じて適宜調整することが望ましい。
【0018】
本発明に係るカイコの成長促進剤は、カイコの幼虫の発育段階のいずれの時期に与えてもよく、例えば、1齢幼虫から5齢幼虫までの全期間に亘って与えてもよいが、5齢幼虫の時期のみに与えた場合でも十分な成長促進効果を得ることができる(後述の実施例1、2を参照)。
【実施例0019】
光合成細菌を含む成長促進剤による効果を確認するために行ったカイコ(Bombyx mori)への給餌試験について説明する。
【0020】
まず、販売業者(愛媛蚕種株式会社)からカイコの5齢幼虫(4回目の脱皮直後のもの)を購入し、暗所で一日保管した。
【0021】
その後、カイコを1匹ずつプラスチックケースに移し、そのうちの一部のカイコに対し、光合成細菌を含む飼料を与えて個別飼育を行った(これらを光合成細菌給餌区とよぶ)。なお、前記光合成細菌を含む飼料は、粉末状の人工飼料「シルクメイト2M」(日本農産工業株式会社)1gにつき、光合成細菌であるロドブラム・サルフィドフィルム(Rhodovulum sulfidophilum)KKMI01菌株(NITE P-02548)の乾燥菌体を、50pg(1×101cfu)又は5ng(1×103cfu)の割合で添加して混合し、前記人工飼料のメーカーが指定する方法で加水及び加熱することによって調製した。
【0022】
更に、対照として、前記1匹ずつプラスチックケースに移したカイコのうちの別の一部のカイコに対し、光合成細菌を添加せずに調製した前記人工飼料を与えて個別飼育を行った(これらを対照区とよぶ)。
【0023】
いずれの試験区においても、個別飼育の初日(1日目)と2日目には、1日当たりの給餌量を4.5gとし、3日目から6日目までは1日当たりの給餌量を7gとした。なお、3日目には給餌前に、前日(2日目)の残餌量を測定した。その後、個別飼育の7日目以降は、いずれの試験区においても光合成細菌を添加しない人工飼料を2日に1回、5g与えて飼育し、繭を形成させた。なお、個別飼育7日目以降は、前記人工飼料として、調製済み飼料である「シルクメイト2S」(日本農産工業株式会社)を使用した。
【0024】
光合成細菌給餌区と対照区における上記給餌試験の結果を図1図5に示す。図1は、個別飼育7日目に撮影した対照区と光合成細菌給餌区のカイコの写真であり、図2は個別飼育7日目における両区のカイコの体重及び体長の平均値を示すグラフである。図3は個別飼育3日目に測定した残餌量の平均値を示すグラフである。また、図4は対照区のカイコと光合成細菌給餌区のカイコがそれぞれ形成した繭の写真であり、図5は両区のカイコによって形成された繭の中から大きい順に各区5つの繭を選出し、それらの繭の長径及び短径を測定してその平均値を求めた結果を示すグラフである。図2に示す通り、光合成細菌給餌区では、光合成細菌を1×101cfu/gで与えた場合及び1×103cfu/gで与えた場合の双方において、対照区に比べてカイコの体重及び体長が有意に増加しており、光合成細菌給餌区のカイコの体長及び体重は、対照区のカイコの体長及び体重の約1.2倍となっていた。また、図3に示すように、個別飼育3日目に測定した残餌量は、光合成細菌給餌区(1×101cfu/g及び1×103cfu/gの双方)のカイコにおいて、対照区と比べて有意に減少していた。更に、図5から明らかなように、カイコによって形成された繭の大きさも、光合成細菌給餌区(1×101cfu/g及び1×103cfu/gの双方)において、対照区と比べて有意に増大していた。以上のことから、光合成細菌を含む飼料を与えることによって、カイコの摂餌量が増大し、それによりカイコの成長が促進されて、より大きなサイズの繭が得られることが確認された。
【実施例0025】
次にリポポリサッカライド(以下、LPSとよぶ)を含む成長促進剤による効果を確認するために行ったカイコへの給餌試験について説明する。
【0026】
上記同様に、購入後暗所で一日保管したカイコの5齢幼虫を1匹ずつプラスチックケースに移し、そのうちの一部のカイコに対し、前記菌株から抽出したLPSを含む飼料を与えて個別飼育を行った(これらをLPS給餌区とよぶ)。前記LPSを含む飼料は、上記の人工飼料「シルクメイト2M」1gにつき、LPSを5pg、50pg、500pg、又は5ng添加して混合し、前記人工飼料のメーカーが指定する方法で加水及び加熱することによって調製した。なお、LPSは、非特許文献1に記載の方法に従って上記光合成細菌の乾燥菌体から分離精製した。すなわち、前記乾燥菌体を45%フェノールに浸漬し、68℃で10分間加熱することによって菌体から成分を抽出した。得られた抽出液を遠心分離した後、水層を回収し、この水層を蒸留水で数回透析した。その後、DNA及びRNAを除くためにDNase IとRNaseで処理し、再び45%フェノールによる抽出、及び蒸留水による透析を行い、限外濾過(Microcon, YM-30, 30,000MWCO, Millipore, Bedford, MA, USA)で濃縮後、凍結乾燥した。分離したLPSの定量は、リムルスESシングルテストワコー(富士フィルム和光純薬工業株式会社)を用い、添付説明資料に従って、トキシノメーターを用いて比濁時間分析により行った。
【0027】
更に、対照として、前記1匹ずつプラスチックケースに移したカイコのうちの別の一部のカイコに対し、LPSを添加せずに調製した前記人工飼料を与えて個別飼育を行った(これらを対照区とよぶ)。
【0028】
実施例1と同じく、いずれの試験区においても、個別飼育の初日(1日目)と2日目には、1日当たりの給餌量を4.5gとし、3日目から6日目までは1日当たりの給餌量を7gとした。なお、3日目には給餌前に、前日(2日目)の残餌量を測定した。その後、個別飼育の7日目以降は、いずれの試験区においてもLPSを添加しない人工飼料(上述の調製済み飼料「シルクメイト2S」)を2日に1回、5g与えて飼育した。
【0029】
LPS給餌区と対照区における上記給餌試験の結果を図6図8に示す。図6及び図7のグラフは、それぞれ個別飼育7日目に測定したカイコの体重及び体長の平均値を示し、図8のグラフは個別飼育3日目に測定した残餌量の平均値を示している。図6に示す通り、LPS給餌区では対照区に比べてカイコの体重が増加しており、特にLPSを5pg/gの濃度で与えたものでは、体重の有意な増加がみられた。更に、図7に示す通り、LPS給餌区では、LPSを上記いずれの濃度で与えた場合でも、対照区に比べてカイコの体長の有意な増大がみられた。また、図8に示すように、個別飼育3日目に測定した残餌量は、上記いずれの濃度でLPSを与えた場合においても、対照区と比べて残餌量が減少しており、特にLPSを50pg/g~500pg/gの濃度で与えたものでは、残餌量の有意な減少がみられた。以上のことから、LPSを含む飼料を与えた場合にも、カイコの摂餌量が増大してカイコの成長が促進されることが確認された。
【0030】
[態様]
上述した例示的な実施形態が以下の態様の具体例であることは、当業者には明らかである。
【0031】
(第1項)本発明の一態様に係るカイコの成長促進剤は、光合成細菌を有効成分として含有するものである。
【0032】
(第2項)第2項に係るカイコの成長促進剤は、第1項に係るカイコの成長促進剤において、前記光合成細菌が紅色非硫黄細菌であるものである。
【0033】
(第3項)第3項に係るカイコの成長促進剤は、第2項に係るカイコの成長促進剤において、前記紅色非硫黄細菌がロドブラム属の細菌であるものである。
【0034】
(第4項)第4項に係るカイコの成長促進剤は、第3項に係るカイコの成長促進剤において、前記ロドブラム属の細菌がロドブラム・サルフィドフィルム(Rhodovulum sulfidophilum)であるものである。
【0035】
(第5項)第5項に係るカイコの成長促進剤は、リポポリサッカライドを有効成分として含有するものである。
【0036】
(第6項)第6項に係るカイコの成長促進方法は、第1項~第5項のいずれかに記載のカイコの成長促進剤を飼料に添加して成る餌をカイコの幼虫に与えるものである。
【0037】
(第7項)第7項に係るカイコの成長促進方法は、第6項に係るカイコの成長促進方法において、前記餌をカイコの5齢幼虫に与えるものである。
【0038】
(第8項)第8項に係るカイコの成長促進剤の製造方法は、第5項に係るカイコの成長促進剤を製造する方法であって、光合成細菌からリポポリサッカライドを抽出する工程を含むものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8