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特開2024-59182チューブクランプ機構及びスプレー装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024059182
(43)【公開日】2024-05-01
(54)【発明の名称】チューブクランプ機構及びスプレー装置
(51)【国際特許分類】
   F16L 55/00 20060101AFI20240423BHJP
   B05B 7/12 20060101ALI20240423BHJP
   B05B 1/30 20060101ALI20240423BHJP
【FI】
F16L55/00 G
B05B7/12
B05B1/30
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022166700
(22)【出願日】2022-10-18
(71)【出願人】
【識別番号】390028495
【氏名又は名称】アネスト岩田株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100170818
【弁理士】
【氏名又は名称】小松 秀輝
(72)【発明者】
【氏名】大木 拓
【テーマコード(参考)】
3H025
4F033
【Fターム(参考)】
3H025BA02
3H025BA18
3H025BB07
4F033BA02
4F033BA03
4F033DA01
4F033EA01
4F033GA08
4F033GA11
4F033QB02Y
4F033QB03X
4F033QB12Y
4F033QD04
4F033QD19
4F033QF01X
4F033QF16X
4F033QF23
4F033QK16X
4F033QK23X
4F033QK26X
(57)【要約】
【課題】所望の流量に容易に維持する。
【解決手段】チューブクランプ機構40は、液体を導くチューブ3に取り付けられる。チューブクランプ機構40は、雄ネジ521が設けられたボルト部材5を有するボルトユニット41と、雄ネジ521に螺合する雌ネジ734が設けられたナット貫通穴73を有するナットユニット42と、を備える。ボルトユニット41は、ボルト部材5の軸線の方向に沿ってナットユニット42に対面するボルト挟込部54を含む。ナットユニット42は、ボルト部材5の軸線の方向に沿ってボルト挟込部54に対面するクランプ挟込部66を含む。ボルト挟込部54とクランプ挟込部66との間には、チューブ3が挟み込まれる。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体を導くチューブに取り付けられるチューブクランプ機構であって、
雄ネジが設けられたボルト部材を有するボルトユニットと、
前記雄ネジに螺合する雌ネジが設けられたナット貫通穴を有するナットユニットと、を備え、
前記ボルトユニットは、前記ボルト部材の軸線の方向に沿って前記ナットユニットに対面する第1挟込部を含み、
前記ナットユニットは、前記ボルト部材の軸線の方向に沿って前記第1挟込部に対面する第2挟込部を含み、
前記第1挟込部と前記第2挟込部との間には、前記チューブが挟み込まれる、チューブクランプ機構。
【請求項2】
前記ボルト部材は、前記チューブが挿通されるボルト貫通穴を有する、請求項1に記載のチューブクランプ機構。
【請求項3】
前記ボルト貫通穴は、前記ボルト部材の軸部先端面に形成された先端面開口と、前記ボルト部材の軸部外周面に形成された外周面開口と、を含む、請求項2に記載のチューブクランプ機構。
【請求項4】
前記第1挟込部は、前記チューブに接すると共に前記ボルト部材の軸線に対して傾いた方向に延びる第1押圧面を有し、
前記第2挟込部は、前記チューブに接すると共に前記ボルト部材の軸線に対して傾いた方向に延びる第2押圧面を有する、請求項1に記載のチューブクランプ機構。
【請求項5】
前記ボルトユニット及び前記ナットユニットは、前記第1押圧面及び前記第2押圧面によって構成されるチューブ押圧部を構成し、
前記チューブ押圧部の延びる方向は、前記ボルト部材の軸線に対して斜めである、請求項4に記載のチューブクランプ機構。
【請求項6】
前記ナットユニットは、前記ナット貫通穴が設けられたナット部材と、前記ナット部材に対して相対的に回転可能なクランプ部材と、を有し、
前記ナット部材が前記ボルト部材に対して回転した場合に、前記クランプ部材は、前記ボルト部材に対して前記ナット部材が回転する方向に沿う相対的な位置を維持する、請求項1に記載のチューブクランプ機構。
【請求項7】
前記クランプ部材は、前記ボルトユニットが挿通されるクランプ貫通穴を有する、請求項6に記載のチューブクランプ機構。
【請求項8】
前記ナット部材は、前記チューブに流れる液体が収容されたボトルの差込口に差し込まれるナット軸部を有する、請求項6に記載のチューブクランプ機構。
【請求項9】
前記ボルト部材は、前記チューブに流れる液体が収容されたボトルの差込口に差し込まれる、請求項1に記載のチューブクランプ機構。
【請求項10】
液体を導くチューブと、
前記チューブの第1の端部側に取り付けられるスプレー機構と、
前記チューブの第2の端部側に取り付けられるチューブクランプ機構と、を備え、
前記チューブクランプ機構は、
雄ネジが設けられたボルト部材を有するボルトユニットと、
前記雄ネジに螺合する雌ネジが設けられたナット貫通穴を有するナットユニットと、を有し、
前記ボルトユニットは、前記ボルト部材の軸線の方向に沿って前記ナットユニットに対面する第1挟込部を含み、
前記ナットユニットは、前記ボルト部材の軸線の方向に沿って前記第1挟込部に対面する第2挟込部を含み、
前記第1挟込部と前記第2挟込部との間には、前記チューブが挟み込まれる、スプレー装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、チューブクランプ機構及びスプレー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
チューブの中を流れる液体の流量を調整する用具が知られている。このような用具は、いわゆるチューブクランプと呼ばれている。チューブクランプは、可撓性を有するチューブを押しつぶすことによって、液体が流れる流路の断面積を縮小させる。その結果、チューブの中を流れる液体の流量が減少する。
【0003】
特許文献1は、チューブクランプに関する技術を開示する。チューブクランプは、チューブが配置される溝が設けられたボディを有する。ボディには、溝の延びる方向に移動可能なローラが設けられている。ローラと溝の底面との間に、チューブが配置されている。溝の底面は斜面であるから、ローラが溝の延びる方向に移動すると、ローラと溝の底面との距離が縮まる。その結果、チューブが押しつぶされるので、チューブの中を流れる液体の流量が減少する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開昭57-188976号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のチューブクランプのローラは、チューブを押しつぶした状態では、チューブが元の形状に戻ろうとする復元力を受ける。この復元力によって、ローラがわずかに移動することがあり得る。その結果、チューブに流れる液体の流量を所望の流量に維持することは困難である。
【0006】
本発明は、流量を所望の流量に容易に維持することができるチューブクランプ機構を提供すると共に所望の噴霧状態を容易に維持することができるスプレー装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一形態は、液体を導くチューブに取り付けられるチューブクランプ機構である。チューブクランプ機構は、雄ネジが設けられたボルト部材を有するボルトユニットと、雄ネジに螺合する雌ネジが設けられたナット貫通穴を有するナットユニットと、を備える。ボルトユニットは、ボルト部材の軸線の方向に沿ってナットユニットに対面する第1挟込部を含む。ナットユニットは、ボルト部材の軸線の方向に沿って第1挟込部に対面する第2挟込部を含む。第1挟込部と第2挟込部との間には、チューブが挟み込まれる。
【0008】
チューブクランプ機構は、第1挟込部と第2挟込部を備えている。そして、第1挟込部と第2挟込部との間には、チューブが挟み込まれる。第1挟込部が設けられたボルトユニットに対して、第2挟込部が設けられたナットユニットを相対的に回転させることによって、第1挟込部と第2挟込部との間隔を調整することが可能である。その結果、所望の流量が得られる状態までチューブを押しつぶすことができる。そして、ボルトユニットの雄ネジにナットユニットの雌ネジが螺合しているから、押しつぶされたチューブから受ける復元力によって、ボルトユニットに対してナットユニットが相対的に微動することもない。従って、チューブに流れる液体の流量を所望の流量に維持することができる。
【0009】
上記のチューブクランプ機構において、ボルト部材は、チューブが挿通されるボルト貫通穴を有してもよい。この構成によれば、ボルト部材にチューブが配置されるので、チューブの動きが規制される。その結果、意図しないチューブの動きによって流量を調整する作業が妨げられることを抑制できる。従って、流量を調整する作業を容易にすることができる。
【0010】
上記のチューブクランプ機構において、ボルト貫通穴は、ボルト部材の軸部先端面に形成された先端面開口と、ボルト部材の軸部外周面に形成された外周面開口と、を含んでもよい。この構成によれば、ボルト部材の軸線の方向に沿ったチューブの位置を保持することができる。
【0011】
上記のチューブクランプ機構の第1挟込部は、チューブに接すると共にボルト部材の軸線に対して傾いた方向に延びる第1押圧面を有してもよい。第2挟込部は、チューブに接すると共にボルト部材の軸線に対して傾いた方向に延びる第2押圧面を有してもよい。この構成によれば、第1挟込部とチューブとの接触面積を増やすことができる。さらに、第2挟込部とチューブとの接触面積を増やすこともできる。その結果、チューブを押しつぶすときにチューブに加わる単位面積あたりの負荷を軽減できる。
【0012】
上記のチューブクランプ機構のボルトユニット及びナットユニットは、第1押圧面及び第2押圧面によって構成されるチューブ押圧部を構成してもよい。チューブ押圧部の延びる方向は、ボルト部材の軸線に対して斜めでもよい。この構成によれば、ボルト部材の軸線の方向に沿ったチューブの位置を保持することができる。つまり、チューブの動きを規制できるので、流量を調整する作業をより容易に行うことができる。
【0013】
上記のチューブクランプ機構において、ナットユニットは、ナット貫通穴が設けられたナット部材と、ナット部材に対して相対的に回転可能なクランプ部材と、を有してもよい。ナット部材がボルト部材に対して回転した場合に、クランプ部材は、ボルト部材に対してナット部材が回転する方向に沿う相対的な位置を維持してもよい。この構成によれば、ナット部材を回転させたときに、クランプ部材が回転しない。従って、チューブに擦れを生じさせることなく、押しつぶすことができる。その結果、チューブの摩耗を抑制することができる。
【0014】
上記のチューブクランプ機構において、クランプ部材は、ボルトユニットが挿通されるクランプ貫通穴を有してもよい。この構成によれば、クランプ部材をナット部材によって安定して押し上げることが可能である。その結果、流量を調整する作業を安定して行うことができる。
【0015】
上記のチューブクランプ機構において、ナット部材は、チューブに流れる液体が収容されたボトルの差込口に差し込まれるナット軸部を有してもよい。この構成によれば、ナット部材によってチューブクランプ機構をボトルに取り付けることができる。
【0016】
上記のチューブクランプ機構において、ボルト部材は、チューブに流れる液体が収容されたボトルの差込口に差し込まれてもよい。この構成によれば、ボルトユニットによってチューブクランプ機構をボトルに取り付けることができる。
【0017】
本発明の別の形態は、液体を噴霧するスプレー装置である。スプレー装置は、液体を導くチューブと、チューブの第1の端部側に取り付けられるスプレー機構と、チューブの第2の端部側に取り付けられるチューブクランプ機構と、を備える。チューブクランプ機構は、雄ネジが設けられたボルト部材を有するボルトユニットと、雄ネジに螺合する雌ネジが設けられたナット貫通穴を有するナットユニットと、を有する。ボルトユニットは、ボルト部材の軸線の方向に沿ってナットユニットに対面する第1挟込部を含む。ナットユニットは、ボルト部材の軸線の方向に沿って第1挟込部に対面する第2挟込部を含む。第1挟込部と第2挟込部との間には、チューブが挟み込まれる。
【0018】
スプレー装置は、上記のチューブクランプ機構を備える。チューブクランプ機構は、チューブに流れる液体の流量を所望の流量に維持することができる。従って、スプレー装置は所望の噴霧状態を容易に維持することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明のチューブクランプ機構は、チューブに流れる液体の流量を所望の流量に維持することができる。そして、スプレー装置は、所望の噴霧状態を容易に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1図1は、実施形態のスプレー装置の使用形態の一例を示す斜視図である。
図2図2は、スプレー機構の断面図である。
図3図3は、チューブの断面図である。
図4図4は、チューブクランプ機構を分解して示す断面図である。
図5図5は、ボルトユニットの斜視図である。
図6図6は、クランプの斜視図である。
図7図7は、チューブクランプ機構の要部を拡大して示す斜視図である。
図8図8は、ボルト部材及びクランプ部材の断面図である。
図9図9は、変形例のクランプの斜視図である。
図10図10(a)は、図6の領域Sの拡大図である。図10(b)は、図9の領域SAの拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付図面を参照して、本発明の一形態であるチューブクランプ機構及びスプレー装置を詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0022】
図1に示すように、スプレー装置1は、ボトル9に取り付けられる。スプレー装置1は、ボトル9に充填された液体を噴霧する。スプレー装置1による噴霧は、圧縮空気の供給を受けることのみによって実現できる。つまり、スプレー装置1は、圧縮空気の供給を受けることができる場所であれば、所望の液体を簡便に噴霧することができる。
【0023】
スプレー装置1は、スプレー機構2と、チューブ3と、スプレー架台4と、を有する。
【0024】
図2に示すように、スプレー機構2は、スプレーボディ21と、ノズル22と、を有する。スプレーボディ21は、球体である。スプレーボディ21は、球体を二分割した半球形状の前側ボディ211と、後側ボディ212と、によって構成されている。スプレーボディ21の外周面には、複数のディンプル213が設けられている。スプレーボディ21は、噴射口214と、気体供給口215と、液体供給口216と、を有する。噴射口214は、前側ボディ211に設けられている。気体供給口215及び液体供給口216は、後側ボディ212に設けられている。スプレーボディ21は、ノズル配置領域218を有する。ノズル配置領域218には、ノズル22が配置される。ノズル22は、ノズル貫通穴221と、ノズルニードル222と、を有する。
【0025】
気体供給口215は、圧縮空気の供給を受ける。圧縮空気は、ノズル22の外周面とノズル配置領域218の内面との間の空間を経由して、噴射口214から噴出される。この圧縮空気の噴出に伴ってノズルニードル222の先端から液体が霧状となって噴出する。つまり、スプレー装置1は、圧縮空気を供給するだけで、ボトル9に収容された液体を噴霧することができる。
【0026】
図3に示すように、チューブ3は、チューブ基端31(第2の端部)と、チューブ先端32(第1の端部)と、を有する。チューブ基端31は、ボトル9の内部に配置されている。チューブ先端32は、液体供給口216に接続されている。チューブ3は、ボトル9に配置される第1の部分33と、スプレー架台4に配置される第2の部分34と、スプレー架台4からスプレー機構2に延びる第3の部分35と、を有する。
【0027】
第1の部分33は、スプレー架台4から突出している。第1の部分33の延びる方向は、とくに決まっておらず、例えば、軸線Aに沿って延びていてもよい。
【0028】
第2の部分34は、軸線Aに沿って延びる部分341と、屈曲する部分342と、斜め方向に延びる部分343と、を有する。斜めに延びる部分343は、後述するチューブ押圧部50によって押しつぶされる部分343aを含む。第2の部分34は、スプレー架台4に配置されているから、これらの部分341、342、343が延びる方向は、スプレー架台4によって一意に決まっている。
【0029】
第3の部分35は、斜め方向に延びる部分351と、屈曲する部分352と、スプレー機構2に向かって延びる部分353と、を有する。第3の部分35も、第1の部分33と同様に、スプレー架台4から突出している。従って、第3の部分35の延びる方向は、とくに決まっていなくてもよい。例えば、スプレー架台4からスプレー機構2までの長さに応じて、第3の部分35の形状は決まってもよい。
【0030】
図4に示すように、スプレー架台4は、ボルトユニット41と、ナットユニット42と、を有する。
【0031】
ボルトユニット41及びナットユニット42は、チューブクランプ機構40を構成する。つまり、スプレー架台4は、チューブクランプ機構40を含む。従って、スプレー装置1は、チューブ3と、スプレー機構2と、チューブクランプ機構40と、を有するものとも言える。ボルトユニット41は、ナットユニット42に対してネジ構造によってつながっている。具体的には、ボルトユニット41に対してナットユニット42を回転させることにより、軸線Aの方向に沿ったボルトユニット41に対するナットユニット42の位置が変わる。ボルトユニット41とナットユニット42との間にはチューブ3が挟み込まれている。
【0032】
ボルトユニット41からナットユニット42まで距離は、チューブ3の流量面積に応じる。ボルトユニット41からナットユニット42まで距離が大きくなると、チューブ3の流量面積が大きくなる。つまり、チューブ3を流れる液体の流量が増加する。ボルトユニット41からナットユニット42まで距離が小さくなると、チューブ3の流量面積が小さくなる。つまり、チューブ3を流れる液体の流量が減少する。要するに、チューブクランプ機構40は、ボルトユニット41に対してナットユニット42を回転させることによって、チューブ3を流れる液体の流量を所望の値に設定することができる。チューブクランプ機構40の詳細については、後述する。
【0033】
図5に示すように、ボルトユニット41は、フォーク411と、ボルト部材5と、を有する。フォーク411は、フォークアーム412とフォークボディ413とを有する。ボルト部材5は、ボルト首部51と、ボルトネジ部52と、を有する。ボルト首部51は、首本体511と、ボルトキー512と、ボルト接触段部513と、を有する。
【0034】
首本体511は、ボルトネジ部52と同軸である。首本体511の直径は、ボルトネジ部52の呼び径と同じである。首本体511の前側には、ボルトキー512及びボルト接触段部513が設けられる。首本体511の後側には、外周面開口531が設けられる。より詳細には、首本体511の軸部外周面511aには、外周面開口531が設けられる。
【0035】
ボルト部材5は、雄ネジ521と、軸部先端面522と、を有する。より詳細には、ボルト部材5のボルトネジ部52は、雄ネジ521と、軸部先端面522と、を有する。軸部先端面522には、先端面開口532が設けられる。
【0036】
ボルト部材5は、ボルト貫通穴53を有する。ボルト貫通穴53の第1の端部は、外周面開口531である。ボルト貫通穴53の第2の端部は、先端面開口532である。
【0037】
図4に示すように、ナットユニット42は、クランプ部材6と、ナット部材7と、を有する。
【0038】
クランプ部材6には、ボルト部材5が差し込まれる。クランプ部材6は、ボルト部材5に対する軸線Aの方向への往復移動が許容されている。以下の説明において、軸線Aの方向への往復移動のことを単に「上下動」とも称する。クランプ部材6は、ボルト部材5に対する回転移動が禁止されている。従って、ナット部材7がボルト部材5に対して回転した場合に、クランプ部材6は、ボルト部材5に対してナット部材7が回転する方向に沿う相対的な位置を維持する。つまり、クランプ部材6は、ボルト部材5に対して回転しない。クランプ部材6は、ボルト部材5に対して回転することなく、上下動することができる。
【0039】
ナット部材7には、ボルト部材5がねじ込まれる。ボルト部材5に対してナット部材7を回転させることにより、ボルト部材5に対してナット部材7は、上下動することができる。このナット部材7の移動に伴って、クランプ部材6も上下動する。
【0040】
図6に示すように、クランプ部材6は、クランプ主面61と、クランプ裏面62と、クランプ外周面63と、クランプ貫通穴64と、を有する。クランプ主面61は、フォーク411に対面する。クランプ主面61は、いずれの部品にも接しない。クランプ裏面62は、ナット部材7に接する。
【0041】
クランプ貫通穴64には、ボルト部材5が挿通される。クランプ貫通穴64は、ボルト配置穴部641と、クランプキー溝642と、を含む。
【0042】
ボルト配置穴部641には、ボルト首部51及び/又はボルトネジ部52が配置される。ボルト配置穴部641は、ボルト首部51と同軸である。ボルト配置穴部641の内径は、ボルト首部51の首本体511の外径と同じである。
【0043】
クランプキー溝642には、ボルトキー512が配置される。クランプキー溝642の前面は、ボルトキー512の前面に接する。クランプキー溝642の前面は、ボルト接触段部513の前面に接しない。クランプキー溝642の側面は、ボルトキー512の側面に接する。このボルトキー512及びクランプキー溝642によって、ボルト部材5に対するクランプ部材6の回転が禁止されると共に、ボルト部材5に対するクランプ部材6の上下動が許容される。
【0044】
クランプ部材6は、クランプ挟込部66(第2挟込部)をさらに有する。クランプ挟込部66は、一対のクランプ溝側面661と、クランプ押圧面662(第2押圧面)と、に囲まれた領域である。
【0045】
ボルト部材5及びクランプ部材6は、チューブクランプ機構40を構成する。以下、チューブクランプ機構40について詳細に説明する。
【0046】
より詳細には、チューブクランプ機構40は、ボルト挟込部54が設けられたボルト部材5を含むボルトユニット41と、クランプ挟込部66が設けられたクランプ部材6及びナット部材7を含むナットユニット42と、により構成される。チューブ3は、ボルト挟込部54のボルト押圧面541とクランプ挟込部66のクランプ押圧面662とによって挟み込まれる。
【0047】
図7に示すように、ボルト押圧面541は、ボルト挟込部54(第1挟込部)の一部分である。ボルト挟込部54は、軸部外周面511aに設けられる突出部である。従って、チューブ3が一対の部材であるボルト部材5とクランプ部材6とに挟まれる箇所は、ボルト首部51の外側である。さらに換言すると、チューブ3が一対の部材に挟まれる箇所は、軸線Aの方向に延びるチューブ3が外周面開口531に向かって曲げられた位置(屈曲する部分342)よりも下流側である(図3参照)。
【0048】
ボルト挟込部54は、ボルト押圧面541と、ボルト挟込側面542と、ボルト挟込外面543と、を有する。ボルト押圧面541は、外周面開口531の縁部につながっている。例えば、図8に示すように、ボルト貫通穴53は、軸線Aの方向に延びる第1の穴部533と、軸線Aに交差する(本実施形態では、直交する)方向に延び外周面開口531に至る第2の穴部534と、を有する。つまり、第2の穴部534の軸線Bは、軸線Aに交差する(本実施形態では、直交する)と仮定する。この場合には、ボルト押圧面541は、第2の穴部534の軸線Bに対して上側に開くように傾く。
【0049】
ボルト押圧面541は、外周面開口531の縁部から軸線Aに対して交差する方向に延びる。より詳細には、この方向は、軸線Aに対して斜め上方向に延びる。換言すると、軸線Aの方向とボルト押圧面541が延びる方向との間の角度Rは、90度より大きい。つまり、鈍角である。ボルト押圧面541は、ボルト首部51の軸部外周面511aよりも突出している。
【0050】
再び図7を参照する。ボルト挟込側面542は、クランプ溝側面661に対面する。ボルト挟込部54の幅は、第1のボルト挟込側面542から第2のボルト挟込側面542までの距離として規定できる。ボルト挟込部54の幅は、クランプ挟込部66の幅よりもわずかに狭い。従って、ボルト挟込部54は、クランプ挟込部66に入り込むことができる。ボルト挟込部54の幅は、チューブ3の外径よりも、大きい。ボルト挟込部54の幅は、ボルトキー512の幅より小さい。
【0051】
ボルト挟込外面543は、ボルト配置穴部641の内周面とクランプ外周面63との間に位置する。ボルト挟込外面543の下縁は、ボルト押圧面541の外縁と共通である。従って、ボルト押圧面541の全面は、クランプ押圧面662に対面する。一方、クランプ押圧面662は、ボルト押圧面541と対面する対面部分662aと、ボルト押圧面541と対面しない非対面部分662bと、を含む。クランプ押圧面662の内側は、ボルト押圧面541と対面する対面部分662aである。クランプ押圧面662の外側は、ボルト押圧面541と対面しない非対面部分662bである。軸線Aに対するクランプ押圧面662の延びる方向は、ボルト押圧面541が延びる方向と同じである。換言すると、ボルト押圧面541は、クランプ押圧面662に対して平行であり、ボルト押圧面541及びクランプ押圧面662は、互いに向き合っている。
【0052】
再び図4を参照する。ナット部材7は、ナットフランジ71と、ナット軸部72と、を有する。ナットフランジ71は、フランジ主面711と、フランジ外周部712と、フランジ裏面713と、を有する。フランジ主面711は、クランプ裏面62に接する。フランジ主面711には、フランジ開口731が設けられる。フランジ外周部712には、軸線Aの周りに、フランジ凸部712aとフランジ凹部712bが交互に設けられている。
【0053】
ナット軸部72は、ナット外周面721と、ナット先端面722と、を有する。ナット軸部72は、ボトル9の差込口91(図1参照)に差し込まれる。
【0054】
ナット貫通穴73は、フランジ開口731と、ナット軸開口732と、を有する。フランジ開口731は、フランジ主面711に設けられている。ナット軸開口732は、ナット先端面722に設けられている。
【0055】
ナット貫通穴73は、クリアランス部733と、雌ネジ734と、を有する。クリアランス部733は、ナットフランジ71側に設けられている。クリアランス部733は、ボルト首部51と同軸である。クリアランス部733の内径は、ボルト首部51の外径より大きい。クリアランス部733の内周面の前側は、ボルト接触段部513に接する。クリアランス部733の内周面の後側は、ボルト首部51の外周面に接しない。
【0056】
チューブクランプ機構40は、液体を導くチューブ3に取り付けられる。チューブクランプ機構40は、雄ネジ521が設けられたボルトネジ部52を有するボルトユニット41と、雄ネジ521に螺合する雌ネジ734が設けられたナット貫通穴73を有するナットユニット42と、を備える。ボルトユニット41は、ボルトネジ部52の軸線の方向に沿ってナットユニット42に対面するボルト挟込部54を含む。ナットユニット42は、ボルトネジ部52の軸線の方向に沿ってボルト挟込部54に対面するクランプキー溝642を含む。ボルト挟込部54とクランプキー溝642との間には、チューブ3が挟み込まれる。
【0057】
チューブクランプ機構40は、ボルト挟込部54とクランプキー溝642を備えている。そして、ボルト挟込部54とクランプキー溝642との間には、チューブ3が挟み込まれる。ボルト挟込部54が設けられたボルトユニット41に対して、クランプキー溝642が設けられたナットユニット42を相対的に回転させることによって、ボルト挟込部54とクランプキー溝642との間隔を調整することが可能である。その結果、所望の流量が得られる状態までチューブ3を押しつぶすことができる。そして、ボルトユニット41の雄ネジ521にナットユニット42の雌ネジ734が螺合しているから、押しつぶされたチューブ3から受ける復元力に対して、ボルトユニット41に対してナットユニット42が相対的に微動することもない。従って、押しつぶされたチューブ3の断面積に応じて、チューブ3に流れる液体の流量を所望の流量に維持することができる。
【0058】
ボルト部材5は、チューブ3が挿通されるボルト貫通穴53を有する。この構成によれば、ボルト部材5にチューブ3を配置することができる。
【0059】
ボルト貫通穴53は、ボルト部材5の軸部先端面522に形成された先端面開口532と、ボルト部材5の軸部外周面511aに形成された外周面開口531と、を含む。この構成によれば、ボルトネジ部52の軸線の方向に沿ったチューブ3の位置を保持することができる。
【0060】
ボルト挟込部54は、チューブ3に接すると共にボルトネジ部52の軸線に対して傾いた方向に延びるボルト押圧面541を有する。クランプ挟込部66は、チューブ3に接すると共にボルトネジ部52の軸線に対して傾いた方向に延びるクランプ押圧面662を有する。この構成によれば、ボルト挟込部54とチューブとの接触面積を増やすことができる。さらに、クランプ挟込部66とチューブ3との接触面積を増やすこともできる。その結果、チューブ3を押しつぶすときにチューブ3に加わる単位面積あたりの負荷を軽減できる。
【0061】
ボルトユニット41及びナットユニット42は、ボルト押圧面541及びクランプ押圧面662によって構成されるチューブ押圧部50を構成する。チューブ押圧部50の延びる方向は、ボルトネジ部52の軸線に対して斜めである。この構成によれば、ボルトネジ部52の軸線の方向に沿ったチューブ3の位置を保持することができる。
【0062】
ナットユニット42は、ナット貫通穴73が設けられたナット部材7と、ナット部材7に対して相対的に移動可能なクランプ部材6と、を有する。ナット部材7がボルト部材5に対して回転した場合に、クランプ部材6は、ボルト部材5に対してナット部材7が回転する方向に沿う相対的な位置を維持する。この構成によれば、ナット部材7を回転させたときに、クランプ部材6が回転しない。従って、チューブ3に擦れを生じさせることなく、押しつぶすことができる。
【0063】
ナット部材7は、ボトル9の差込口91に差し込まれるナット軸部72を有する。この構成によれば、ナットユニット42によってチューブクランプ機構40をボトル9に取り付けることができる。
【0064】
スプレー装置1は、ボトル9に取り付けられて、ボトル9に収容された液体を噴霧する。スプレー装置1は、ボトル9に収容された液体を導くチューブ3と、チューブ3のチューブ先端32側に取り付けられるスプレー機構2と、チューブ3のチューブ基端31側に取り付けられるチューブクランプ機構40と、を備える。チューブクランプ機構40は、雄ネジ521が設けられたボルトネジ部52を有するボルトユニット41と、雄ネジ521に螺合する雌ネジ734が設けられたナット貫通穴73を有するナットユニット42と、を有する。ボルトユニット41は、ボルトネジ部52の軸線Aの方向に沿ってナットユニット42に対面するボルト挟込部54を含む。ナットユニット42は、ボルトネジ部52の軸線Aの方向に沿ってボルト挟込部54に対面するクランプキー溝642を含む。ボルト挟込部54とクランプキー溝642との間には、チューブ3が挟み込まれる。
【0065】
スプレー装置1は、チューブクランプ機構40を備える。チューブクランプ機構40は、チューブ3に流れる液体の流量を所望の流量に維持することができる。従って、スプレー装置1は、所望の噴霧状態を容易に維持することができる。
【0066】
本発明の一形態であるチューブクランプ機構40及び別の形態であるスプレー装置1は、前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で下記のような種々の変形が可能である。
【0067】
図7に示すように、実施形態のクランプ部材6に設けられたクランプ押圧面662は、径方向に対してのみ傾斜していた。つまり、径方向に直交する幅方向には傾いていない。このような構成によると、図10(a)に示すようにチューブ3は、中心を通る軸線に沿ってつぶれる。
【0068】
例えば、図9に示すように、変形例のクランプ部材6Aに設けられたクランプ挟込部66Aにおいて、クランプ押圧面662Aは、径方向に傾いている。さらに、クランプ押圧面662Aは、幅方向にも傾いている。このような構成によると、図10(b)に示すようにチューブ3は、図10(a)に示す実施形態とは異なる形状をもってつぶれる。例えば、ナット部材7の移動距離と、チューブ3の断面クランプ積との関係に注目する。変形例のクランプ部材6Aは、ナット部材7の移動距離に対するチューブ3の断面積の変化量が、実施形態のクランプ部材6よりも小さい。つまり、変形例のクランプ部材6Aは、実施形態のクランプ部材6よりも断面積の変化量を緻密に変化させることができる。換言すると、変形例のクランプ部材6Aを備えたチューブクランプ機構40は、流量をより精密に調整することができる。
【0069】
実施形態のクランプ部材6の形状は、円環であった。クランプ部材6の形状は、円環に限定されない。クランプ部材6は、ボルト押圧面541に対面する部位を少なくとも備えていればよい。換言すると、クランプ部材6は、ボルト押圧面541と協働してチューブ3を押しつぶす部位を備えていればよい。
【0070】
また、ボルト押圧面541と協働してチューブ3を押しつぶす部位は、チューブ3の一部として備えられた樹脂部品であってもよい。
【0071】
スプレー装置1は、必ずしもボトル9に取り付けられなくてもよい。スプレー装置1は、圧縮空気の供給と液体の供給を受けることができればよく、その設置態様には制限はない。例えば、スプレー装置1は、三脚に取り付けてもよい。また、スプレー機構2を設置する場所と、チューブクランプ機構40を設置する場所が離れていてもよい。例えば、スプレー機構2は、天井に設置する。チューブクランプ機構40及び液体を収容する容器は床に設置してもよい。
【0072】
例えば、ナット部材7は、ナットフランジ71だけを備えており、ナット軸部72を備えていなくてもよい。この場合には、ナットフランジ71に設けられた貫通穴に雌ネジ734が設けられる。そして、ボトル9には、ナットフランジ71のフランジ裏面713から突出したボルトネジ部52が挿入される。つまり、ボトル9には、ボルトユニット41だけが挿入されており、ナットユニット42は、挿入されていない。
【0073】
例えば、ボルト部材5は、ボルトネジ部52が短くてもよい。この場合にも、ナットフランジ71に設けられた貫通穴に雌ネジ734が設けられる。そして、ボルトネジ部52の軸部先端面522は、ナットフランジ71に設けられた貫通穴に位置する。従って、ボルトユニット41は、ナットユニット42から突出しない。つまり、ボトル9には、ナットユニット42だけが挿入されており、ボルトユニット41は、挿入されていない。
【0074】
本発明のチューブクランプ機構は、[1]「液体を導くチューブに取り付けられるチューブクランプ機構であって、雄ネジが設けられたボルト部材を有するボルトユニットと、前記雄ネジに螺合する雌ネジが設けられたナット貫通穴を有するナットユニットと、を備え、前記ボルトユニットは、前記ボルト部材の軸線の方向に沿って前記ナットユニットに対面する第1挟込部を含み、前記ナットユニットは、前記ボルト部材の軸線の方向に沿って前記第1挟込部に対面する第2挟込部を含み、前記第1挟込部と前記第2挟込部との間には、前記チューブが挟み込まれる、チューブクランプ機構。」である。
【0075】
本発明のチューブクランプ機構は、[2]「前記ボルト部材は、前記チューブが挿通されるボルト貫通穴を有する、上記[1]に記載のチューブクランプ機構。」である。
【0076】
本発明のチューブクランプ機構は、[3]「前記ボルト貫通穴は、前記ボルト部材の軸部先端面に形成された先端面開口と、前記ボルト部材の軸部外周面に形成された外周面開口と、を含む、上記[2]に記載のチューブクランプ機構。」である。
【0077】
本発明のチューブクランプ機構は、[4]「前記第1挟込部は、前記チューブに接すると共に前記ボルト部材の軸線に対して傾いた方向に延びる第1押圧面を有し、前記第2挟込部は、前記チューブに接すると共に前記ボルト部材の軸線に対して傾いた方向に延びる第2押圧面を有する、上記[1]~[3]のいずれか一項に記載のチューブクランプ機構。」である。
【0078】
本発明のチューブクランプ機構は、[5]「前記ボルトユニット及び前記ナットユニットは、前記第1押圧面及び前記第2押圧面によって構成されるチューブ押圧部を構成し、前記チューブ押圧部の延びる方向は、前記ボルト部材の軸線に対して斜めである、上記[4]に記載のチューブクランプ機構。」である。
【0079】
本発明のチューブクランプ機構は、[6]「前記ナットユニットは、前記ナット貫通穴が設けられたナット部材と、前記ナット部材に対して相対的に回転可能なクランプ部材と、を有し、前記ナット部材が前記ボルト部材に対して回転した場合に、前記クランプ部材は、前記ボルト部材に対して前記ナット部材が回転する方向に沿う相対的な位置を維持する、上記[1]~[5]のいずれか一項に記載のチューブクランプ機構。」である。
【0080】
本発明のチューブクランプ機構は、[7]「前記クランプ部材は、前記ボルトユニットが挿通されるクランプ貫通穴を有する、上記[6]に記載のチューブクランプ機構。」である。
【0081】
本発明のチューブクランプ機構は、[8]「前記ナット部材は、前記チューブに流れる液体が収容されたボトルの差込口に差し込まれるナット軸部を有する、上記[6]又は[7]のいずれか一項に記載のチューブクランプ機構。」である。
【0082】
本発明のチューブクランプ機構は、[9]「前記ボルト部材は、前記チューブに流れる液体が収容されたボトルの差込口に差し込まれる、上記[1]~[7]のいずれか一項に記載のチューブクランプ機構。」である。
【符号の説明】
【0083】
1…スプレー装置、2…スプレー機構、3…チューブ、5…ボルト部材、6…クランプ部材、7…ナット部材、9…ボトル、40…チューブクランプ機構、41…ボルトユニット、42…ナットユニット、50…チューブ押圧部、53…ボルト貫通穴、54…ボルト挟込部(第1挟込部)、64…クランプ貫通穴、66…クランプ挟込部(第2挟込部)、72…ナット軸部、73…ナット貫通穴、91…差込口、511a…軸部外周面、521…雄ネジ、522…軸部先端面、531…外周面開口、532…先端面開口、541…ボルト押圧面(第1押圧面)、662…クランプ押圧面(第2押圧面)、734…雌ネジ
図1
図2
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図6
図7
図8
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図10