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  • 特開-血圧計測用カフ 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024059292
(43)【公開日】2024-05-01
(54)【発明の名称】血圧計測用カフ
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/022 20060101AFI20240423BHJP
【FI】
A61B5/022 300D
A61B5/022 300H
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022166889
(22)【出願日】2022-10-18
(71)【出願人】
【識別番号】000112602
【氏名又は名称】フクダ電子株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】古賀 俊明
(72)【発明者】
【氏名】小谷 祐司
(72)【発明者】
【氏名】浜田 達也
(72)【発明者】
【氏名】瀬戸 雄貴
【テーマコード(参考)】
4C017
【Fターム(参考)】
4C017AA08
4C017AB01
4C017AC32
4C017AD12
4C017AD25
4C017FF08
(57)【要約】
【課題】コロトコフ音へのノイズ混入を抑制しつつ、カフからのマイクの着脱を容易に行うことができる、血圧計測用カフを提供すること。
【解決手段】血圧計測用カフは、少なくともカフ圧及びコロトコフ音に基づいて血圧を計測する血圧計に接続して用いられる血圧計測用カフであって、内部に空気袋が収容される帯状の本体と、前記本体のうち被検者への装着時における皮膚接触面側に設けられ、マイクを保持するマイク保持部と、前記マイク保持部とは別の前記本体の位置に設けられ、前記マイクから延びるケーブルの前記本体に対する長手方向の位置を規制するケーブル位置規制部と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくともカフ圧及びコロトコフ音に基づいて血圧を計測する血圧計に接続して用いられる血圧計測用カフであって、
内部に空気袋が収容される帯状の本体と、
前記本体のうち被検者への装着時における皮膚接触面側に設けられ、マイクを保持するマイク保持部と、
前記マイク保持部とは別の前記本体の位置に設けられ、前記マイクから延びるケーブルの前記本体に対する長手方向の位置を規制するケーブル位置規制部と、
を備える、血圧計測用カフ。
【請求項2】
前記ケーブル位置規制部は、
前記ケーブルが、前記本体の上辺の上方で前記本体の皮膚接触面側から外面側に折り返され、前記本体の下辺を横切って前記本体の下方へ抜けるように、前記ケーブルの位置を規制する、
請求項1に記載の血圧計測用カフ。
【請求項3】
前記ケーブル位置規制部は、
前記ケーブルが前記本体の上辺の上方で前記本体の皮膚接触面側から外面側に折り返され、折り返された後に外面側を通る前記ケーブルが前記皮膚接触面側の前記マイクと前記本体の厚さ方向で重ならないように、前記ケーブルの位置を規制する、
請求項1に記載の血圧計測用カフ。
【請求項4】
前記ケーブル位置規制部は、前記ケーブルが前記本体の外面側に設けられた面ファスナーを通るように、前記ケーブルの位置を規制し、
前記ケーブルは、前記面ファスナーの結合により保持される、
請求項1に記載の血圧計測用カフ。
【請求項5】
前記ケーブル位置規制部は、前記本体の外面側に設けられ、前記マイク及び前記ケーブルを挿通可能な挿通部である、
請求項1に記載の血圧計測用カフ。
【請求項6】
前記挿通部は、前記本体の外面側の面ファスナーに形成されたトンネルである、
請求項5に記載の血圧計測用カフ。
【請求項7】
前記ケーブル位置規制部の下端部の長手方向における位置は、前記本体に形成された空気袋のチューブ出口の長手方向における位置とほぼ同じである、
請求項2又は3に記載の血圧計測用カフ。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、少なくともカフ圧及びコロトコフ音に基づいて血圧を計測する血圧計に接続して用いられる血圧計測用カフに関し、例えば運動負荷試験に用いられる血圧計測用カフに関する。
【背景技術】
【0002】
非観血血圧の計測方法として、コロトコフ法及びオシロメトリック法がある。コロトコフ法はコロトコフ音に基づいて最低血圧と最高血圧を検出する方法であり、オシロメトリック法は脈波に基づいて最低血圧と最高血圧を検出する方法である。
【0003】
運動負荷試験の血圧計測では、被検者の体動があるので脈波を検出することが困難である。よって、運動負荷試験の血圧計測では、一般に、コロトコフ法が採用されている。
【0004】
従来、コロトコフ音を用いた血圧計に用いるカフは、専用のカフによりコロトコフ音用マイクを保持する構造(引用文献1参照)、又は、専用のポケットにコロトコフ音用マイクを入れる構造となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許第6,988,992号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、運動負荷試験を行うと被検者が汗をかくため、運動負荷試験に用いられるカフは頻繁にカフカバーの交換を行う必要がある。その際、従来の構成では、コロトコフ音用マイクの着脱に手間がかかるので、煩わしさを感じることがある。
【0007】
また、マイクを着脱し易くするためにマイク及びケーブルの保持構造を簡単化すると、運動負荷試験中にマイクが脱落したり、ケーブルの振動がマイクに伝わり不要なノイズがコロトコフ音に混入してしまうおそれがある。
【0008】
本開示は、以上の点を考慮してなされたものであり、コロトコフ音へのノイズ混入を抑制しつつ、カフからのマイクの着脱を容易に行うことができる、血圧計測用カフを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の血圧計測用カフの一つの態様は、
少なくともカフ圧及びコロトコフ音に基づいて血圧を計測する血圧計に接続して用いられる血圧計測用カフであって、
内部に空気袋が収容される帯状の本体と、
前記本体のうち被検者への装着時における皮膚接触面側に設けられ、マイクを保持するマイク保持部と、
前記マイク保持部とは別の前記本体の位置に設けられ、前記マイクから延びるケーブルの前記本体に対する長手方向の位置を規制するケーブル位置規制部と、
を備える。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、コロトコフ音へのノイズ混入を抑制しつつ、カフからのマイクの着脱を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】実施の形態に係るカフの外観を示す展開図
図2】実施の形態によるカフカバーの装着動作の説明に供する図
図3】他の実施の形態に係るカフの外観を示す展開図
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1は、実施の形態に係るカフの外観を示す展開図である。具体的には、図1Aはカフの内側の面(以下これを内面と呼ぶ)を示す図であり、図1Bはカフの外側の面(以下これを外面と呼ぶ)を示す図である。カフの内面とは、被検者への装着時における皮膚に接触する面のことであり、カフの外面とは、被検者への装着時において被検者の反対側を向く面のことである。
【0014】
図1は図中の一点鎖線を中心とした展開図であり、一点鎖線の位置がカフの上側(装着時における被検者の肩側)に相当することに注意されたい。よって、図1Aで示された上下方向は、実際のカフ装着時の上下方向とは逆転している。
【0015】
血圧計測用カフ100は、カフ圧及びコロトコフ音に基づいて血圧を計測する血圧計に接続して用いられるカフである。なお、血圧計測用カフ100の接続先である血圧計は、単独の血圧計でもよく、例えば生体情報モニターに内蔵された血圧計でもよい。血圧計測用カフ100は、内部に空気袋を収容可能な帯状のカフカバー110を有する。カフカバー110はカフ本体と呼ぶこともできる。
【0016】
図1Aから分かるように、カフカバー110の内面には、面ファスナー120及びマイク保持部130が設けられている。また、図1Bから分かるように、カフカバー110の外面には、面ファスナー140が設けられている。
【0017】
マイク保持部130は、ポケット状であり、深さは容易にマイク10を出し入れできる深さである。つまり、深過ぎるとマイク10を取り出しにくくなり、また、浅過ぎると運動負荷試験時にマイク10が飛び出し易いので、マイク保持部130の深さは、例えば、マイク10の長さ以上であり、かつ、マイク10の長さの2倍以下の範囲内であることが好ましい。
【0018】
また、マイク保持部130の形状は、マイク挿入口から下方に行くに従ってすぼまった形状となっている。これにより、マイク保持部130は、マイク10を挿入し易く、かつ、マイク保持位置(検査位置といってもよい)でのマイク10の揺れを抑制できる。
【0019】
カフカバー110の外面の面ファスナー140には、マイク10のケーブル20の位置を規制するケーブル位置規制部としての挿通部150が形成されている。挿通部150は、面ファスナー140とカフカバー110との間に形成されたトンネルである。具体的には、挿通部150は、カフカバー110に面ファスナー140を縫い付ける際に、部分的に縫い付けない箇所を設けることにより形成されている。挿通部150のサイズは、マイク10及びケーブル20を挿通可能なサイズである。
【0020】
また、挿通部150が形成される位置は、長手方向においてマイク保持部130と重ならない位置である。換言すれば、挿通部150は、長手方向においてマイク保持部130とズレた位置に形成されている。これにより、ケーブル20の振動によるノイズがマイク10に入りにくくなる。
【0021】
実際上、カフカバー110の外面には、マイク10の位置を動脈に合わせるためのマーク160が設けられている。挿通部150は、カフカバー110の長手方向においてこのマーク160からズレた位置に形成されている。
【0022】
また、挿通部150は、カフカバー110の長手方向に対して垂直な方向に亘って形成されているのではなく、長手方向に対して斜め方向に亘って形成されている。具体的には、挿通部150は、長手方向において、上に行くほどマイク保持部130に近く、下に行くほどマイク保持部130から離れている。これにより、ケーブル20がカフカバー110の上方で折れ曲がったときのケーブル20のストレスが小さくなる。この結果、ケーブル20の収まりがよくなるので、マイク10及びケーブル20がより安定して保持される。
【0023】
カフカバー110には、空気袋(図示せず)のチューブ30を外部に引き出すためのチューブ出口171が形成されている。チューブ出口171の長手方向の位置は、挿通部150の下側の位置とほぼ同じである。これにより、カフカバー110の長手方向のほぼ同じ位置からチューブ30とケーブル20とが引き出される。これにより、チューブ30とケーブル20が長手方向の別々の位置から引き出される場合と比較して、被検者の邪魔にならずに済む。
【0024】
次に、本実施の形態によるカフカバー110の装着動作について、図2を用いて説明する。カフカバー110の装着は、被検者によって行われてもよく、医療従事者によって行われてもよい。よって、以下の説明においてユーザーとは被検者又は医療従事者を示す。
【0025】
図2Aに示したように、ユーザーは、先ず、面ファスナー140に形成された挿通部150をくぐり抜けるようにマイク10を通す。勿論、マイク10と反対側のケーブル端子(図示せず)を挿通部150をくぐり抜けさせることで、図2Aのような状態にしてもよい。
【0026】
次に、ユーザーは、図2Bに示したように、マイク10を手で持って、カフカバー110の上辺を越えてカフカバー110の外面側から内面側に持っていく。そして、マイク10をマイク保持部130で保持させる。
【0027】
次に、ユーザーは、図2Cに示したように、被検者の上腕にカフカバー110を巻回する。このとき、ユーザーは、被検者の動脈にマーク160が合うようにして巻回位置を調整する。これにより、マイク10の位置を動脈の位置に一致させることができる。
【0028】
次に、ユーザーは、図2C及び図2Dに示したように、面ファスナー140に面ファスナー120を押し当てる。これにより、面ファスナー120、140の結合によって、カフカバー110の巻回状態が維持される。このとき、ケーブル20は、挿通部150によって位置が規制されつつ、さらに面ファスナー120、140によって動かないように保持される。そして、図2Dの状態で運動負荷試験による血圧計測が行われる。
【0029】
本実施の形態の血圧計測用カフ100は、トレッドミルなどで運動負荷がかけられている被検者の上腕に装着される。血圧計測用カフ100は、被検者が動いたときにそれに応動してケーブル20が動くと、ケーブル20の動きがノイズとしてマイク10に入り易くなる。本実施の形態では、ケーブル20の動きが抑制されるので、マイク10へのノイズの入力を抑制し得る。
【0030】
特に、マイク10として圧電セラミックなどの圧電素子を用いた場合には、ケーブル20がマイク10に押し付けられると、それがノイズとしてマイク10に入力されてしまう。さらに、ケーブル20が動くとそのときの擦れ音がマイク10に入力されてしまう。本実施の形態の構成では、挿通部150によって、ケーブル20の位置がマイク10と接触しない位置に規制され、さらに面ファスナー120、140によって、ケーブル10が移動しないように保持されるので、これを回避できる。
【0031】
本実施の形態の構成によれば、特許文献1と比較して、カフカバー110の実質的な層数を多くしていないので、脈波検出部を設けたとしても、検出脈波が大きく減衰することはない。よって、マイク10に加えて脈波検出部を設けることにより、例えば運動負荷試験時にはコロトコフ法での計測を行い、運動負荷試験時以外はオシロメトリック法での計測を行うこともできるようになる。
【0032】
以上説明したように、本実施の形態によれば、血圧計測用カフ100は、内部に空気袋が収容される帯状の本体(カフカバー110)と、本体(カフカバー110)のうち被検者への装着時における皮膚接触面側に設けられ、マイク10を保持するマイク保持部130と、マイク保持部130とは別の本体(カフカバー110)の位置に設けられ、マイク10から延びるケーブルの位置を規制するケーブル位置規制部(挿通部150)と、を有する。
【0033】
これにより、ケーブル位置規制部(挿通部150)をマイク保持部130とは別の本体(カフカバー110)の位置に設けたので、マイク保持部130によりマイク10の着脱を容易に行うことができるようになるとともに、ケーブル位置規制部(挿通部150)によりケーブル20の位置をマイク10の位置と異なる位置に規制できるので、ケーブル20に起因するマイク10へのノイズの混入を抑制できる。よって、コロトコフ音へのノイズ混入を抑制しつつ、カフカバー110からのマイク10の着脱を容易に行うことができる、カフを実現できる。
【0034】
また、図2A及び図2Bから分かるように、ケーブル位置規制部(挿通部150)は、ケーブル20が、本体(カフカバー110)の上辺の上方で本体(カフカバー110)の皮膚接触面側から外面側に折り返され、本体(カフカバー110)の下辺を横切って本体(カフカバー110)の下方へ抜けるように、ケーブル20の位置を規制する。
【0035】
これにより、ケーブル20の上端の折り返し部が緩衝部分となって、ケーブル20が下方に多少引っ張られたとしても緩衝部分によって引っ張り力を吸収でき、マイク10が引っ張られてマイク保持部130から逸脱することを防止できる。
【0036】
また、ケーブル位置規制部(挿通部150)は、ケーブル20が本体(カフカバー110)の上辺の上方で本体(カフカバー110)の皮膚接触面側から外面側に折り返され、折り返された後に外面側を通るケーブル20が皮膚接触面側のマイク10と本体(カフカバー110)の厚さ方向で重ならないように、ケーブル20の位置を規制する。
【0037】
これにより、ケーブル20の振動によるノイズがマイク10に入りにくくなる。
【0038】
上述の実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することの無い範囲で、様々な形で実施することができる。
【0039】
上述の実施の形態では、ケーブルの位置を規制するケーブル位置規制部として、面ファスナー140の裏面側にトンネル状の挿通部150を形成した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図1との対応部分に同一符号を付した図3の血圧計測用カフ200のように、ケーブル位置規制部として、面ファスナー140の上下位置にマイク10及びケーブル20を挿通可能な輪っか201を有していてもよい。
【0040】
なお、図1及び図3では、挿通部150及び輪っか201を、ケーブル20をカフカバー110の長手方向に対して斜め方向に導くように形成した場合について述べが、必ずしもこれに限らず、挿通部150及び輪っか201を、ケーブル20をカフカバー110の長手方向に対して垂直方向に導くように形成してもよい。
【0041】
さらに、ケーブル位置規制部はこれらに限らず、要は、ケーブル20をマイク保持部130に重ならない位置に誘導するものであればよい。
【0042】
上述の実施の形態では、ケーブル位置規制部が挿通部150や輪っか201である場合について述べたが、ケーブル位置規制部は溝や壁などのケーブルガイドでもよい。ただし、ケーブル20のカフカバー110に対する長手方向の位置の信頼性を高めるためには、実施の形態のような挿通部150や輪っか201であることがより好ましい。
【0043】
面ファスナー120、140は、面的に結合及び離合できる構造であればよく、様々なものを用いることができる。例えば、面ファスナー140はカフカバー110そのものであってもよい。この場合でも、面ファスナー120がオス型であり、面ファスナー140がメス型と考えることができ、面的に結合及び離合する面ファスナーと考えることができる。面ファスナー140がカフカバー110そのものの場合、ケーブル位置規制部は、例えば、カフカバー110に取り付けた輪っかや、カフカバー110に形成した孔であり得る。
【0044】
上述の実施の形態では、マイク保持部130がポケット状である場合について述べたが、本発明はこれに限らず、マイク保持部130はカフカバー110の皮膚接触面側の所定位置にマイク10を保持できるものであればよい。マイク保持部は、例えばマイク10を係止する係止部などであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本開示の血圧計測用カフは、少なくともカフ圧及びコロトコフ音に基づいて血圧を計測する血圧計に接続して用いられる血圧計測用カフに広く適用可能である。
【符号の説明】
【0046】
10 マイク
20 ケーブル
30 チューブ
100、200 血圧計測用カフ
110 カフカバー
120、140 面ファスナー
130 マイク保持部
150 挿通部
160 マーク
171 チューブ出口
図1
図2
図3