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特開2024-59298ワークフローシステム、ワークフローシステムのプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024059298
(43)【公開日】2024-05-01
(54)【発明の名称】ワークフローシステム、ワークフローシステムのプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/06 20230101AFI20240423BHJP
【FI】
G06Q10/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022166896
(22)【出願日】2022-10-18
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年8月29日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine#sate-9 令和4年8月29日に「サテライトオフィス・ワークフロー for Google Workspace」サービスの利用者マニュアルページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/home/workflow 令和4年9月7日に「サテライトオフィス・ワークフロー for Google Workspace」サービスの利用者マニュアルページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/home/workflow 令和4年8月29日に「ネクストセット・組織ワークフロー for Microsoft365」サービスの利用者マニュアルページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/nextset-manual/home/workflow 令和4年9月5日に「ネクストセット・組織ワークフロー for Microsoft365」サービスの利用者マニュアルページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/nextset-manual/home/workflow
(71)【出願人】
【識別番号】516346218
【氏名又は名称】株式会社サテライトオフィス
(74)【代理人】
【識別番号】100168538
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 来
(72)【発明者】
【氏名】原口 豊
(72)【発明者】
【氏名】原口 優
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA07
5L049AA07
(57)【要約】
【課題】ユーザーの作業負担を軽減するとともに、承認直後に所定動作を実行させて実行の遅延や実行忘れを回避するワークフローシステムを提供する。
【解決手段】ワークフローシステム100は、ユーザー端末110A、110Bとサーバ120とを備え、ユーザー端末に表示されるブラウザ112がサーバのデータベース121に基づいてワークフロー画面113を表示する。ワークフロー画面において承認者が設定され、承認者のユーザー端末のブラウザが表示するワークフロー画面において承認操作があったとき、承認者のユーザー端末110Bが、サーバへ承認の旨の情報を送信する。サーバが、承認者のユーザー端末から受信した承認の旨の情報およびワークフローの申請内容情報に基づいて、申請内容情報に対応して予め設定された所定動作をサーバ上で実行する。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザー端末とサーバとを備えてユーザー端末に表示されるブラウザがサーバのデータベースに基づいてワークフロー画面を表示するワークフローシステムであって、
前記ワークフロー画面において承認者が設定され、承認者のユーザー端末のブラウザが表示するワークフロー画面において承認操作があったとき、承認者のユーザー端末が、サーバへ承認の旨の情報を送信し、
前記サーバが、承認者のユーザー端末から受信した承認の旨の情報およびワークフローの申請内容情報に基づいて、申請内容情報に対応して予め設定された所定動作をサーバ上で実行する構成であることを特徴とするワークフローシステム。
【請求項2】
前記所定動作が、前記データベースにおいて新規フォルダを作成するとともに、新規フォルダのアクセス権限を申請者に付与する構成であることを特徴とする請求項1に記載のワークフローシステム。
【請求項3】
前記所定動作が、前記データベースにおいて新規のユーザーアカウントの設定追加であり、申請内容情報の内容にある新規ユーザーの氏名情報に基づいて新規のユーザーアカウントを作成する構成であることを特徴とする請求項1に記載のワークフローシステム。
【請求項4】
前記所定動作が、前記ワークフロー画面において指定された契約書のデータファイルを予め設定された契約サービスシステムのサーバにアップロードし、契約書について確認済みの旨の情報を送信するとともに、ワークフロー画面において指定された相手先情報を契約サービスシステムのサーバへ送信する構成であることを特徴とする請求項1に記載のワークフローシステム。
【請求項5】
前記所定動作が、前記申請内容情報の内容にある申請者情報、日付情報、勤怠情報に基づいて、データベースにおける勤怠管理データに申請者の勤怠情報を付加する構成であることを特徴とする請求項1に記載のワークフローシステム。
【請求項6】
ユーザー端末に表示されるブラウザがサーバのデータベースに基づいてワークフロー画面を表示するワークフローシステムのプログラムであって、
前記ワークフロー画面において設定された承認者のユーザー端末のブラウザが表示するワークフロー画面において承認操作があったか否かを判定する承認操作有無判定ステップと、
前記承認操作があったとき、承認者のユーザー端末が、サーバへ承認の旨の情報を送信する送信ステップと、
前記サーバが、承認者のユーザー端末から受信した承認の旨の情報およびワークフローの申請内容情報に基づいて、申請内容情報に対応して予め設定された所定動作をサーバ上で実行する所定動作実行ステップとを有していることを特徴とするワークフローシステムのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザー端末とサーバとを備えてユーザー端末に表示されるブラウザがサーバのデータベースに基づいてワークフロー画面を表示するワークフローシステム、および、そのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、起案者と介在者とを含む複数のユーザーによる入力を、予め定めた入力順序で受け付けて、依頼書を作成する第1作成部と、依頼書が作成された後に、提案者による入力を受け付けて、提案書を作成する第2作成部と、提案書に対する承認を複数のユーザーから入力順序と逆の順序で受け付ける受付部と、依頼書に含まれる情報に対する閲覧権限の有無を、ユーザーのID別に設定可能な設定部と、閲覧権限を設定する権限を介在者のIDおよび提案者のIDの少なくとも一方に対して付与可能な付与部とを備えたワークフローシステムが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-68384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来のワークフローシステムは、提案書に対する承認を得た際、依頼書に含まれる情報に対する閲覧権限が付与される限りの構成であったため、提案書の内容である申請した内容に対して何か実行するわけではなく、何かを実行するために他のユーザーの作業負担が生じてしまったり、承認直後から実行まで時間がかかるといった実行の遅延や実行忘れが生じてしまうという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、ユーザーの作業負担を軽減するとともに、承認直後に所定動作を実行させて実行の遅延や実行忘れを回避するワークフローシステム、および、そのプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本請求項1に係る発明は、ユーザー端末とサーバとを備えてユーザー端末に表示されるブラウザがサーバのデータベースに基づいてワークフロー画面を表示するワークフローシステムであって、前記ワークフロー画面において承認者が設定され、承認者のユーザー端末のブラウザが表示するワークフロー画面において承認操作があったとき、承認者のユーザー端末が、サーバへ承認の旨の情報を送信し、前記サーバが、承認者のユーザー端末から受信した承認の旨の情報およびワークフローの申請内容情報に基づいて、申請内容情報に対応して予め設定された所定動作をサーバ上で実行する構成であることにより、前述した課題を解決するものである。
【0007】
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載されたワークフローシステムの構成に加えて、前記所定動作が、前記データベースにおいて新規フォルダを作成するとともに、新規フォルダのアクセス権限を申請者に付与する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0008】
本請求項3に係る発明は、請求項1に記載されたワークフローシステムの構成に加えて、前記所定動作が、前記データベースにおいて新規のユーザーアカウントの設定追加であり、申請内容情報の内容にある新規ユーザーの氏名情報に基づいて新規のユーザーアカウントを作成する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0009】
本請求項4に係る発明は、請求項1に記載されたワークフローシステムの構成に加えて、前記所定動作が、前記ワークフロー画面において指定された契約書のデータファイルを予め設定された契約サービスシステムのサーバにアップロードし、契約書について確認済みの旨の情報を送信するとともに、ワークフロー画面において指定された相手先情報を契約サービスシステムのサーバへ送信する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0010】
本請求項5に係る発明は、請求項1に記載されたワークフローシステムの構成に加えて、前記所定動作が、前記申請内容情報の内容にある申請者情報、日付情報、勤怠情報に基づいて、データベースにおける勤怠管理データに申請者の勤怠情報を付加する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0011】
本請求項6に係る発明は、ユーザー端末に表示されるブラウザがサーバのデータベースに基づいてワークフロー画面を表示するワークフローシステムのプログラムであって、前記ワークフロー画面において設定された承認者のユーザー端末のブラウザが表示するワークフロー画面において承認操作があったか否かを判定する承認操作有無判定ステップと、前記承認操作があったとき、承認者のユーザー端末が、サーバへ承認の旨の情報を送信する送信ステップと、前記サーバが、承認者のユーザー端末から受信した承認の旨の情報およびワークフローの申請内容情報に基づいて、申請内容情報に対応して予め設定された所定動作をサーバ上で実行する所定動作実行ステップとを有していることにより、前述した課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明のワークフローシステムは、ユーザー端末とサーバとを備えていることにより、ユーザー端末に表示されるブラウザがサーバのデータベースに基づいてワークフロー画面を表示することができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
【0013】
本請求項1に係る発明のワークフローシステムによれば、ワークフローで承認者が承認操作をするだけでサーバによって申請内容情報に対応した所定動作が実行されるため、ユーザーの作業負担を軽減することができるとともに、承認直後に所定動作を実行させて実行の遅延や実行忘れを回避することができる。
【0014】
本請求項2に係る発明のワークフローシステムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、ワークフローで承認者が承認操作をするだけでサーバによって新規フォルダがデータベースに作成されるとともに新規フォルダのアクセス権限が申請者に付与されるため、ユーザーとしてのシステム管理者の作業負担を軽減することができる。
さらに、承認直後に新規フォルダが作成されるとともに新規フォルダのアクセス権限が申請者に付与されるため、承認されたにも関わらず新規フォルダがなかなか作成されないといった新規フォルダの作成遅延や作成忘れ、新規フォルダが作成されたにも関わらずアクセス権限がなかなか申請者に付与されないといったアクセス権限の付与設定遅延や付与設定忘れを回避することができる。
【0015】
本請求項3に係る発明のワークフローシステムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、ワークフローで承認者が承認操作をするだけで申請内容情報の内容にある新規ユーザーの氏名情報に基づいてサーバによって新規のユーザーアカウントがデータベースにおいて設定追加されるため、ユーザーとしてのシステム管理者の作業負担を軽減することができる。
さらに、承認直後に新規のユーザーアカウントが作成されるため、承認されたにも関わらず新規のユーザーアカウントがなかなか作成されないといった新規のユーザーアカウントの作成遅延や作成忘れを回避することができる。
【0016】
本請求項4に係る発明のワークフローシステムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、ワークフローで承認者が承認操作をするだけで申請内容情報で指定された契約書のデータファイルが契約サービスシステムのサーバにアップロードされ、契約書について確認済みの旨の情報が契約サービスシステムのサーバに送信されるとともに、契約の相手先情報が契約サービスシステムのサーバに送信されるため、ユーザーとしての契約担当者の作業負担を軽減することができる。
さらに、承認直後に契約書のデータファイル、確認済みの旨の情報および相手先情報が契約サービスシステムのサーバに送信されて契約サービスシステムのサーバが処理を開始するため、承認されたにも関わらず契約サービスシステムのサーバへの送信がなかなか行われないといった手続開始の遅延や手続のし忘れを回避することができる。
【0017】
本請求項5に係る発明のワークフローシステムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、ワークフローで承認者が承認操作をするだけで申請内容情報の内容にある申請者情報、日付情報、勤怠情報に基づいて勤怠管理データに申請者の例えば、休暇申請などの勤怠情報が付加されるため、ユーザーとしての勤怠管理者の作業負担を軽減することができる。
さらに、承認直後に申請者の勤怠情報が勤怠管理データに付加・反映されるため、承認されたにも関わらず申請者の勤怠についての申請内容がなかなか勤怠管理データに付加・反映されないといった勤怠管理データの付加・反映遅延や付加・反映のし忘れを回避することができる。
【0018】
本請求項6に係る発明のワークフローシステムのプログラムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果と同様、ワークフローで承認者が承認操作をするだけでサーバによって申請内容情報に対応した所定動作が実行されるため、ユーザーの作業負担を軽減することができるとともに、承認直後に所定動作を実行させて実行の遅延や実行忘れを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の第1実施例であるワークフローシステムの概念を示す図。
図2】本発明の第1実施例であるワークフローシステムの動作例を示すチャート図。
図3】(A)(B)は本発明の第1実施例であるワークフローシステムのワークフロー画面の例を示す図およびデータベースにおいて新規フォルダが作成された様子を示す図。
図4】(A)(B)は本発明の第2実施例であるワークフローシステムのワークフロー画面の例を示す図およびデータベースにおいて新規のユーザーアカウントが設定された様子を示す図。
図5】(A)(B)は本発明の第3実施例であるワークフローシステムのワークフロー画面の例を示す図およびワークフローシステムのサーバから契約サービスシステムのサーバへ契約書のデータファイルをアップロードする様子を示す図。
図6】(A)(B)は本発明の第4実施例であるワークフローシステムのワークフロー画面の例を示す図およびデータベースにおいて勤怠管理データに申請者の勤怠情報を付加した様子を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明のワークフローシステムは、ユーザー端末とサーバとを備えて、ワークフロー画面において承認者が設定され、承認者のユーザー端末のブラウザが表示するワークフロー画面において承認操作があったとき、承認者のユーザー端末が、サーバへ承認の旨の情報を送信し、サーバが、承認者のユーザー端末から受信した承認の旨の情報およびワークフローの申請内容情報に基づいて、申請内容情報に対応して予め設定された所定動作をサーバ上で実行する構成であることにより、ユーザーの作業負担を軽減することができるとともに、承認直後に所定動作を実行させて実行の遅延や実行忘れを回避することができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
また、本発明のワークフローシステムのプログラムは、ワークフロー画面において設定された承認者のユーザー端末のブラウザが表示するワークフロー画面において承認操作があったか否かを判定する承認操作有無判定ステップと、承認操作があったとき、承認者のユーザー端末が、サーバへ承認の旨の情報を送信する送信ステップと、サーバが、承認者のユーザー端末から受信した承認の旨の情報およびワークフローの申請内容情報に基づいて、申請内容情報に対応して予め設定された所定動作をサーバ上で実行する所定動作実行ステップとを有していることにより、ユーザーの作業負担を軽減することができるとともに、承認直後に所定動作を実行させて実行の遅延や実行忘れを回避することができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
【0021】
例えば、ユーザー端末は、デスクトップ型パーソナルコンピュータ端末、ノート型パーソナルコンピュータ端末、スマートフォン端末、タブレット端末、腕時計型端末、眼鏡型端末など、データをユーザー端末の表示部のブラウザにおいて画面表示するものであって、所謂インターネットである広域ネットワーク、ローカルネットワーク、電話回線などを含む通信ネットワークによりサーバと接続してデータを送受信するものであれば如何なるものであっても構わない。
また、サーバは、クラウド環境に作られたクラウドサーバでもよいし、サーバを構成する物理サーバの数は1つでも複数でもよい。
ワークフロー画面は、少なくとも申請者、承認者の2者が設定されていればよく、サーバにおいて、申請内容情報の少なくとも一部に対応して所定動作が予め設定されていればよい。
【実施例0022】
以下に、本発明の第1実施例であるワークフローシステム100について、図1乃至図3(B)に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の第1実施例であるワークフローシステム100の概念を示す図であり、図2は、本発明の第1実施例であるワークフローシステム100の動作例を示すチャート図であり、図3(A)は、本発明の第1実施例であるワークフローシステム100のワークフロー画面113Bの例を示す図であり、図3(B)は、本発明の第1実施例であるワークフローシステム100のサーバ120のデータベース121において新規フォルダ122が作成された様子を示す図である。
【0023】
本発明の第1実施例であるワークフローシステム100は、図1に示すように、ユーザー端末の一例である申請者のユーザー端末としての第1ユーザー端末110Aおよび承認者のユーザー端末としての第2ユーザー端末110Bと、サーバ120とを備えている。
そして、第1ユーザー端末110Aの表示部111Aに表示されるブラウザ112Aおよび第2ユーザー端末110Bの表示部111Bに表示されるブラウザ112Bが、それぞれログイン操作後において、サーバ120のデータベース121に基づいてワークフロー画面113A、113Bを表示するように構成されている。
【0024】
例えば、第1ユーザー端末110Aのワークフロー画面113Aにおいて承認者が設定され、申請操作があったとする。
すると、第1ユーザー端末110Aのワークフロー画面113Aの申請内容情報JHが、第1ユーザー端末110Aからサーバ120へ送信される。
そして、サーバ120が、受信した申請内容情報JHの設定された承認者情報に基づいて、第2ユーザー端末110Bへ承認依頼の旨を通知する。
すると、承認者は、第2ユーザー端末110Bのブラウザ112Bに表示されたワークフロー画面113Bの内容を確認する。
【0025】
そして、承認者の第2ユーザー端末110Bのブラウザ112Bが表示するワークフロー画面113Bにおいて承認操作があったとき、承認者の第2ユーザー端末110Bが、サーバ120へ承認の旨の情報を送信する。
すると、サーバ120が、承認者の第2ユーザー端末110Bから受信した承認の旨の情報およびワークフローの申請内容情報JHに基づいて、申請内容情報JHに対応して予め設定された所定動作をサーバ120上で実行するように構成されている。
これにより、ワークフローで承認者が承認操作をするだけでサーバ120によって申請内容情報JHに対応した所定動作が実行される。
その結果、ユーザーの作業負担を軽減することができるとともに、承認直後に所定動作を実行させて実行の遅延や実行忘れを回避することができる。
【0026】
続いて、本発明のワークフローシステム100の動作例について、より詳しく説明する。
図2に示すように、ステップS1では、承認操作有無判定ステップとして、ワークフロー画面113Aにおいて設定された承認者の第2ユーザー端末110Bのブラウザ112Bが表示するワークフロー画面113Bにおいて承認操作があったか否かを第2ユーザー端末110Bが判定する。
例えば、申請者のユーザー端末である第1ユーザー端末110Aのワークフロー画面113Aにおいて承認者が設定され、新規プロジェクト申請についてワークフローで申請があったとする。
【0027】
すると、第1ユーザー端末110Aが、承認者情報を含む新規プロジェクト申請についての申請内容情報JHをサーバ120へ送信し、サーバ120が、承認者のユーザー端末である第2ユーザー端末110Bへ申請があり承認依頼がある旨を通知する。
図3(A)に示すように、承認者は、第2ユーザー端末110Bのブラウザ112Bにおいて表示した新規プロジェクト申請についてのワークフロー画面113Bの内容を確認し、問題がなければ、承認操作として承認ボタンを操作する。
このような承認操作ありと判定した場合はステップS2へ進み、他方、まだないと判定した場合はステップS1を繰り返す。
【0028】
ステップS2では、送信ステップとして、承認操作があったとき、承認者の第2ユーザー端末110Bが、サーバ120へ承認の旨の情報を送信する。
ステップS3では、所定動作実行ステップとして、サーバ120が、承認者の第2ユーザー端末110Bから受信した承認の旨の情報およびワークフローの申請内容情報JHに基づいて、申請内容情報JHに対応して予め設定された所定動作をサーバ120上で実行する。
これにより、前述したように、ワークフローで承認者が承認操作をするだけでサーバ120によって申請内容情報JHに対応した所定動作が実行される。
その結果、ユーザーの作業負担を軽減することができるとともに、承認直後に所定動作を実行させて実行の遅延や実行忘れを回避することができる。
【0029】
さらに本実施例では、所定動作が、データベース121において新規フォルダ122を作成するとともに、新規フォルダ122のアクセス権限を申請者に付与するように構成されている。
例えば、ワークフローの申請内容情報JHに含まれる新規プロジェクト申請の申請タイトルに基づいてサーバ120が判定して、データベース121において新規フォルダ122を作成するとともに、新規フォルダ122のアクセス権限を申請者に付与する
この際、ワークフローの申請内容情報JHに含まれるプロジェクト名情報に基づいて、新規フォルダ122のフォルダ名を設定する。
【0030】
また、ワークフローの申請内容情報JHに含まれる申請者情報APに基づいて、新規フォルダ122について、申請者のアクセス権限を設定する。
例えば、申請者のアクセス権限の一例として、新規フォルダ122内のファイルにアクセスして開くことができるオープン許可、そのファイルの編集・変更することができる変更許可、新規フォルダ122内に新たにファイルを作成することができる作成許可を設定する。
なお、新規プロジェクトは、チームで作業することが多いため、申請者の上長である承認者のアクセス権限や、組織グループ登録で予め申請者と同一グループに設定された他のユーザーのアクセス権限も同時に設定するように構成してもよい。
また、申請内容情報JHに申請者と同一グループの他のユーザー情報を含めるように申請し、申請者と同一グループの他のユーザーにも新規フォルダ122についてのアクセス権限が設定されるように構成してもよい。
【0031】
これにより、図3(B)に示すように、ワークフローで承認者が承認操作をするだけでサーバ120によって新規フォルダ122がデータベース121に作成される。
これとともに、例えば、新規フォルダ122を選択して右クリック操作で開くアクセス権限設定ウィンドウ123でも確認できるように、新規フォルダ122のアクセス権限が申請者に付与される。
その結果、ユーザーとしてのシステム管理者の作業負担を軽減することができる。
さらに、承認直後に新規フォルダ122が作成されるとともに新規フォルダ122のアクセス権限が申請者に付与される。
その結果、承認されたにも関わらず新規フォルダ122がなかなか作成されないといった新規フォルダ122の作成遅延や作成忘れ、新規フォルダ122が作成されたにも関わらずアクセス権限がなかなか申請者に付与されないといったアクセス権限の付与設定遅延や付与設定忘れを回避することができる。
特に、データベース121が、システム管理者によって管理された状態で、システム管理者以外のユーザーが自由にアクセスできない設定や自由に新規フォルダ122を作成できない設定の場合に有効である。
【0032】
このようにして得られた本発明の第1実施例であるワークフローシステム100は、ユーザー端末の一例である第1ユーザー端末110Aおよび第2ユーザー端末110Bと、サーバ120とを備えて、申請者の第1ユーザー端末110Aのワークフロー画面113Aにおいて承認者が設定され、承認者の第2ユーザー端末110Bのブラウザ112Bが表示するワークフロー画面113Bにおいて承認操作があったとき、承認者の第2ユーザー端末110Bが、サーバ120へ承認の旨の情報を送信し、サーバ120が、承認者の第2ユーザー端末110Bから受信した承認の旨の情報およびワークフローの申請内容情報JHに基づいて、申請内容情報JHに対応して予め設定された所定動作をサーバ120上で実行する構成であることにより、ユーザーの作業負担を軽減することができるとともに、承認直後に所定動作を実行させて実行の遅延や実行忘れを回避することができる。
【0033】
さらに、所定動作が、データベース121において新規フォルダ122を作成するとともに、新規フォルダ122のアクセス権限を申請者に付与する構成であることにより、ユーザーとしてのシステム管理者の作業負担を軽減することができ、さらに、承認されたにも関わらず新規フォルダ122がなかなか作成されないといった新規フォルダ122の作成遅延や作成忘れ、新規フォルダ122が作成されたにも関わらずアクセス権限がなかなか申請者に付与されないといったアクセス権限の付与設定遅延や付与設定忘れを回避することができる。
【0034】
また、本発明の第1実施例であるワークフローシステム100のプログラムは、ワークフロー画面113Aにおいて設定された承認者の第2ユーザー端末110Bのブラウザ112Bが表示するワークフロー画面113Bにおいて承認操作があったか否かを判定する承認操作有無判定ステップS1と、承認操作があったとき、承認者の第2ユーザー端末110Bが、サーバ120へ承認の旨の情報を送信する送信ステップS2と、サーバ120が、承認者の第2ユーザー端末110Bから受信した承認の旨の情報およびワークフローの申請内容情報JHに基づいて、申請内容情報JHに対応して予め設定された所定動作をサーバ120上で実行する所定動作実行ステップS3とを有していることにより、ユーザーの作業負担を軽減することができるとともに、承認直後に所定動作を実行させて実行の遅延や実行忘れを回避することができるなど、その効果は甚大である。
【実施例0035】
続いて、本発明の第2実施例であるワークフローシステム100について、図4(A)~図4(B)に基づいて説明する。
ここで、図4(A)は、本発明の第2実施例であるワークフローシステム100のワークフロー画面113Bの例を示す図であり、図4(B)は、本発明の第2実施例であるワークフローシステム100のデータベース121において新規のユーザーアカウント124aが設定された様子を示す図である。
第2実施例のワークフローシステム100は、第1実施例のワークフローシステム100の所定動作を変更したものであり、多くの要素について第1実施例のワークフローシステム100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略する。
【0036】
本発明の第2実施例であるワークフローシステム100において、サーバ120が、承認者のユーザー端末から受信した承認の旨の情報およびワークフローの申請内容情報JHに基づいて、申請内容情報JHに対応して予め設定された所定動作をサーバ120上で実行する。
本実施例では、この所定動作が、データベース121において新規のユーザーアカウント124aの設定追加であり、申請内容情報JHの内容にある新規ユーザーの氏名情報USに基づいて新規のユーザーアカウント124aを作成するように構成されている。
【0037】
例えば、申請者のユーザー端末である第1ユーザー端末110Aのワークフロー画面113Aにおいて承認者が設定され、新規アカウント申請についてのワークフローで申請があったとする。
すると、第1ユーザー端末110Aが、承認者情報を含む新規アカウント申請についての申請内容情報JHをサーバ120へ送信し、サーバ120が、承認者のユーザー端末である第2ユーザー端末110Bへ申請があり承認依頼がある旨を通知する。
図4(A)に示すように、承認者は、第2ユーザー端末110Bのブラウザ112Bにおいて表示した新規アカウント申請についてのワークフロー画面113Bの内容を確認し、問題がなければ、承認操作として承認ボタンを操作する。
【0038】
すると、例えば、ワークフローの申請内容情報JHに含まれる新規アカウント申請の申請タイトルに基づいてサーバ120が判定して、ワークフローの申請内容情報JHに含まれる新規アカウント詳細に入力された新規ユーザーの氏名情報USに基づいて新規のユーザーアカウント124aを作成する。
より具体的には、図4(B)に示すように、サーバ120が、データベース121のアカウント管理リストデータ124に新規のユーザーアカウント124aを追加設定する。
この際、ワークフローの申請内容情報JHに含まれる所属部署名情報、課名情報、メールアドレス情報、システムパスワード情報を新規のユーザーアカウント124aの設定に反映させる。
なお、ワークフローの申請内容情報JHに含まれる新規アカウント詳細に入力された新規ユーザーの氏名情報USの数は、一つに限らない。複数であってもよいのは勿論である。
複数の場合は、複数の新規のユーザーアカウント124aが作成される。
【0039】
これにより、ワークフローで承認者が承認操作をするだけで申請内容情報JHの内容にある新規ユーザーの氏名情報USに基づいてサーバ120によって新規のユーザーアカウント124aがデータベース121において設定追加される。
その結果、ユーザーとしてのシステム管理者の作業負担を軽減することができる。
さらに、承認直後に新規のユーザーアカウント124aが作成される。
その結果、承認されたにも関わらず新規のユーザーアカウント124aがなかなか作成されないといった新規のユーザーアカウント124aの作成遅延や作成忘れを回避することができる。
なお、本実施例では、所定動作を第1実施例の所定動作から変更したが、ワークフローの申請内容情報JHに含まれる申請タイトルに基づいてサーバ120が予め複数設定されている所定動作から一の所定動作を選択する構成として、本実施例の構成を第1実施例の構成と組み合わせてもよいのは勿論である。
【0040】
このようにして得られた本発明の第2実施例であるワークフローシステム100において、所定動作が、データベース121において新規のユーザーアカウント124aの設定追加であり、申請内容情報JHの内容にある新規ユーザーの氏名情報USに基づいて新規のユーザーアカウント124aを作成する構成であることにより、ユーザーとしてのシステム管理者の作業負担を軽減することができ、さらに、承認されたにも関わらず新規のユーザーアカウント124aがなかなか作成されないといった新規のユーザーアカウント124aの作成遅延や作成忘れを回避することができるなど、その効果は甚大である。
【実施例0041】
続いて、本発明の第3実施例であるワークフローシステム100について、図5(A)~図5(B)に基づいて説明する。
ここで、図5(A)は、本発明の第3実施例であるワークフローシステム100のワークフロー画面113Bの例を示す図であり、図5(B)は、本発明の第3実施例であるワークフローシステム100のサーバ120から契約サービスシステムのサーバCSへ契約書のデータファイルCTをアップロードする様子を示す図である。
第3実施例のワークフローシステム100は、第1実施例のワークフローシステム100の所定動作を変更したものであり、多くの要素について第1実施例のワークフローシステム100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略する。
【0042】
本発明の第3実施例であるワークフローシステム100において、サーバ120が、承認者のユーザー端末から受信した承認の旨の情報およびワークフローの申請内容情報JHに基づいて、申請内容情報JHに対応して予め設定された所定動作をサーバ120上で実行する。
本実施例では、この所定動作が、ワークフロー画面113Aにおいて指定された契約書のデータファイルCTを予め設定された契約サービスシステムのサーバCSにアップロードし、契約書について確認済みの旨の情報を送信する。
さらに、これとともに、ワークフロー画面113Aにおいて指定された相手先情報TPを契約サービスシステムのサーバCSへ送信するように構成されている。
【0043】
例えば、申請者のユーザー端末である第1ユーザー端末110Aのワークフロー画面113Aにおいて承認者が設定され、契約書のデータファイルCTが指定され、相手先情報TPが入力され、新規業務契約申請についてのワークフローで申請があったとする。
すると、第1ユーザー端末110Aが、承認者情報を含む新規業務契約申請についての申請内容情報JHをサーバ120へ送信し、サーバ120が、承認者のユーザー端末である第2ユーザー端末110Bへ申請があり承認依頼がある旨を通知する。
図5(A)に示すように、承認者は、第2ユーザー端末110Bのブラウザ112Bにおいて表示した新規業務契約申請についてのワークフロー画面113Bの内容を確認し、問題がなければ、承認操作として承認ボタンを操作する。
【0044】
すると、図5(B)に示すように、例えば、ワークフローの申請内容情報JHに含まれる新規業務契約申請の申請タイトルに基づいてサーバ120が判定して、ワークフローの申請内容情報JHに含まれる契約書のデータファイルCTを予め設定された契約サービスシステムのサーバCSにアップロードし、契約書について確認済みの旨の情報を送信する。
さらに、これとともに、ワークフロー画面113Aにおいて指定された相手先情報TPを契約サービスシステムのサーバCSへ送信する。
【0045】
これにより、ワークフローで承認者が承認操作をするだけで、申請内容情報JHで指定された契約書のデータファイルCTが契約サービスシステムのサーバCSにアップロードされ、契約書について確認済みの旨の情報が契約サービスシステムのサーバCSに送信される。
これとともに、契約の相手先情報TPが契約サービスシステムのサーバCSに送信される。
その結果、ユーザーとしての契約担当者の作業負担を軽減することができる。
さらに、承認直後に契約書のデータファイルCT、確認済みの旨の情報および相手先情報TPが契約サービスシステムのサーバCSに送信されて契約サービスシステムのサーバCSが処理を開始する。
その結果、承認されたにも関わらず契約サービスシステムのサーバCSへの送信がなかなか行われないといった手続開始の遅延や手続のし忘れを回避することができる。
なお、本実施例では、所定動作を第1実施例の所定動作から変更したが、ワークフローの申請内容情報JHに含まれる申請タイトルに基づいてサーバ120が予め複数設定されている所定動作から一の所定動作を選択する構成として、本実施例の構成を第1実施例の構成~第2実施例の構成と組み合わせてもよいのは勿論である。
【0046】
このようにして得られた本発明の第3実施例であるワークフローシステム100において、所定動作が、ワークフロー画面113Aにおいて指定された契約書のデータファイルCTを予め設定された契約サービスシステムのサーバCSにアップロードし、契約書について確認済みの旨の情報を送信するとともに、ワークフロー画面113Aにおいて指定された相手先情報TPを契約サービスシステムのサーバCSへ送信する構成であることにより、ユーザーとしての契約担当者の作業負担を軽減することができ、さらに、承認されたにも関わらず契約サービスシステムのサーバCSへの送信がなかなか行われないといった手続開始の遅延や手続のし忘れを回避することができるなど、その効果は甚大である。
【実施例0047】
続いて、本発明の第4実施例であるワークフローシステム100について、図6(A)~図6(B)に基づいて説明する。
ここで、図6(A)は、本発明の第4実施例であるワークフローシステム100のワークフロー画面113Bの例を示す図であり、図6(B)は、本発明の第4実施例であるワークフローシステム100のデータベース121において勤怠管理データに申請者の勤怠情報KTを付加した様子を示す図である。
第4実施例のワークフローシステム100は、第1実施例のワークフローシステム100の所定動作を変更したものであり、多くの要素について第1実施例のワークフローシステム100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略する。
【0048】
本発明の第4実施例であるワークフローシステム100において、サーバ120が、承認者のユーザー端末から受信した承認の旨の情報およびワークフローの申請内容情報JHに基づいて、申請内容情報JHに対応して予め設定された所定動作をサーバ120上で実行する。
本実施例では、この所定動作が、申請内容情報JHの内容にある申請者情報AP、日付情報DT、勤怠情報KTに基づいて、データベース121における勤怠管理データに申請者の勤怠情報KTを付加するように構成されている。
【0049】
例えば、申請者のユーザー端末である第1ユーザー端末110Aのワークフロー画面113Aにおいて承認者が設定され、勤怠申請についてのワークフローで申請があったとする。
すると、第1ユーザー端末110Aが、承認者情報を含む勤怠申請についての申請内容情報JHをサーバ120へ送信し、サーバ120が、承認者のユーザー端末である第2ユーザー端末110Bへ申請があり承認依頼がある旨を通知する。
図6(A)に示すように、承認者は、第2ユーザー端末110Bのブラウザ112Bにおいて表示した勤怠申請についてのワークフロー画面113Bの内容を確認し、問題がなければ、承認操作として承認ボタンを操作する。
【0050】
すると、例えば、ワークフローの申請内容情報JHに含まれる勤怠申請の申請タイトルに基づいてサーバ120が判定して、申請内容情報JHの内容にある申請者情報AP、日付情報DT、勤怠情報KTに基づいて、データベース121における勤怠管理データの一例である組織スケジュール管理データ125に申請者の勤怠情報KTを付加する。
より具体的には、図6(B)に示すように、サーバ120が、組織スケジュール管理データ125において、申請者情報APである田中一郎、日付情報DTである2022年10月24日~2022年10月26日、勤怠情報KTである有給休暇の旨を反映させる。
なお、勤怠情報KTの一例として有給休暇を申請するワークフローを説明したが、有休休暇に限らない。忌引き、育児休暇、出張申請など勤怠のスケジュール管理に関係する事項(組織スケジュール管理に表示されるべき事項)であれば如何なるものであってもよい。
【0051】
これにより、ワークフローで承認者が承認操作をするだけで申請内容情報JHの内容にある申請者情報AP、日付情報DT、勤怠情報KTに基づいて勤怠管理データに申請者の例えば、休暇申請などの勤怠情報KTが付加される。
その結果、ユーザーとしての勤怠管理者の作業負担を軽減することができる。
さらに、承認直後に申請者の勤怠情報KTが勤怠管理データに付加・反映される。
その結果、承認されたにも関わらず申請者の勤怠についての申請内容がなかなか勤怠管理データに付加・反映されないといった勤怠管理データの付加・反映遅延や付加・反映のし忘れを回避することができる。
なお、本実施例では、所定動作を第1実施例の所定動作から変更したが、ワークフローの申請内容情報JHに含まれる申請タイトルに基づいてサーバ120が予め複数設定されている所定動作から一の所定動作を選択する構成として、本実施例の構成を第1実施例の構成~第3実施例の構成と組み合わせてもよいのは勿論である。
【0052】
このようにして得られた本発明の第4実施例であるワークフローシステム100において、所定動作が、申請内容情報JHの内容にある申請者情報AP、日付情報DT、勤怠情報KTに基づいて、データベース121における勤怠管理データに申請者の勤怠情報KTを付加する構成であることにより、ユーザーとしての勤怠管理者の作業負担を軽減することができ、さらに、承認されたにも関わらず申請者の勤怠についての申請内容がなかなか勤怠管理データに付加・反映されないといった勤怠管理データの付加・反映遅延や付加・反映のし忘れを回避することができるなど、その効果は甚大である。
【符号の説明】
【0053】
100 ・・・ ワークフローシステム
110A・・・ 第1ユーザー端末(申請者のユーザー端末)
110B・・・ 第2ユーザー端末(承認者のユーザー端末)
111A・・・ (第1ユーザー端末の)表示部
111B・・・ (第2ユーザー端末の)表示部
112A・・・ (第1ユーザー端末の)ブラウザ
112B・・・ (第2ユーザー端末の)ブラウザ
113A・・・ (第1ユーザー端末の)ワークフロー画面
113B・・・ (第2ユーザー端末の)ワークフロー画面
120 ・・・ サーバ
121 ・・・ データベース
122 ・・・ 新規フォルダ
123 ・・・ アクセス権限設定ウィンドウ
124 ・・・ アカウント管理リストデータ
124a・・・ 新規のユーザーアカウント
125 ・・・ 組織スケジュール管理データ(勤怠管理データ)
JH ・・・ 申請内容情報
US ・・・ 新規ユーザーの氏名情報
CT ・・・ 契約書のデータファイル
TP ・・・ 相手先情報
AP ・・・ 申請者情報
DT ・・・ 日付情報
KT ・・・ 勤怠情報
CS ・・・ 契約サービスシステムのサーバ
図1
図2
図3
図4
図5
図6