IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ シーエーエフ コーポレーション プロプライエタリー リミテッドの特許一覧

<>
  • 特開-折畳式囲繞アセンブリ 図1
  • 特開-折畳式囲繞アセンブリ 図2
  • 特開-折畳式囲繞アセンブリ 図3
  • 特開-折畳式囲繞アセンブリ 図4
  • 特開-折畳式囲繞アセンブリ 図5
  • 特開-折畳式囲繞アセンブリ 図6
  • 特開-折畳式囲繞アセンブリ 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024059587
(43)【公開日】2024-05-01
(54)【発明の名称】折畳式囲繞アセンブリ
(51)【国際特許分類】
   E04H 1/12 20060101AFI20240423BHJP
   F25D 11/00 20060101ALI20240423BHJP
   E04H 5/02 20060101ALI20240423BHJP
   E04B 1/68 20060101ALI20240423BHJP
【FI】
E04H1/12 A
F25D11/00 101G
E04H5/02 Z
E04B1/68 Z
【審査請求】有
【請求項の数】16
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023176687
(22)【出願日】2023-10-12
(31)【優先権主張番号】2022256108
(32)【優先日】2022-10-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AU
(71)【出願人】
【識別番号】523387459
【氏名又は名称】シーエーエフ コーポレーション プロプライエタリー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】CAF CORPORATION PTY LTD
【住所又は居所原語表記】55,Ulinga Crest,4115 PARKINSON,QUEENSLAND,AUSTRALIA
(74)【代理人】
【識別番号】110003487
【氏名又は名称】弁理士法人東海特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】レオン カイ ホン
【テーマコード(参考)】
2E001
3L045
【Fターム(参考)】
2E001DA01
2E001FA03
2E001FA11
2E001FA14
2E001FA16
2E001GA12
2E001MA04
2E001MA06
3L045AA04
3L045BA01
3L045CA02
3L045PA04
(57)【要約】      (修正有)
【課題】折り畳み式の、折り畳み可能な、携帯可能な、移動式の、組立および分解に便利な、保冷用の囲繞アセンブリを提供する。
【解決手段】前記囲繞アセンブリ(1)は、少なくとも1つの基部(5)と、前記基部(1)上に形成された少なくとも1つの直立棚と、前記基部(5)または前記直立棚に垂直に接合された複数の壁と、前記複数の壁と係合するように寸法調整された屋根システム(13)と、そして、前記囲繞アセンブリ(1)に冷気または寒気を供給する少なくとも1つの冷却手段(3)と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
折畳式囲繞アセンブリ(1)であって、
複数の周辺側部(5a,5b,5c,5d)によって画定される少なくとも1つの基部(5)であって、前記基部(5)の少なくとも3つの周辺側部に少なくとも1つの直立棚部(7)が垂直に形成されている、基部(5)と、
複数の壁(9)であって、前記複数の壁(9)は少なくとも1つの接続手段(11)を介して前記直立エッジ(7)または前記基部(5)と相互接続されている、複数の壁(9)と、を備え、
前記複数の壁(9)のうちの1つは左壁(9b)であり、前記左壁(9b)は少なくとも2つの左パネル(91,93)を備え、第1左パネルの下部は左直立棚部(7b)と接合され、第1左パネルの上部は少なくとも1つの追加の接続手段(11)で第2左パネル(93)と接合され、
前記複数の壁(1)のうちの1つは右壁(9c)であり、前記右壁(9c)は少なくとも2つの右パネル(95,97)を備え、第1右パネルの下部は右直立棚部(7c)と接合され、第1右パネルの上部は少なくとも1つの追加の接続手段(11)で第2右パネル(97)と接合され、
前記接続手段(11)はヒンジであり、前記複数の壁(9)をコンパクトな構成から使用可能な構成へ、または使用可能な構成からコンパクトな構成へと折り畳み可能または旋回可能とし、
前記折畳式囲繞アセンブリ(1)は、使用可能な構成において前記複数の壁(9)を使用可能に係合して前記複数の壁(9)を囲み、前記囲繞アセンブリ(1)を形成するように寸法調整された屋根システム(13)をさらに備える、折畳式囲繞アセンブリ(1)。
【請求項2】
折畳式囲繞アセンブリ(1)であって、
4つの周辺側部(5a,5b,5c,5d)によって画定される少なくとも1つの基部(5)であって、前記基部(5)の3つの周辺側部に少なくとも1つの直立棚部(7)が垂直に形成されている、基部(5)と
前壁(9a)、左壁(9b)、右壁(9c)および後壁(9d)を備える複数の壁(9)と、
前記左壁(9b)、前記右壁(9c)、前記後壁(9d)とそれぞれの直立棚部(7b,7c,7d)とをそれぞれ相互接続する、少なくとも1つの接続手段(11)と、を備え、
前記左壁(9b)は、少なくとも2つの左パネル(91,93)を備え、第1左パネルの下部は、左直立棚部(7b)と接合され、第1左パネルの上部は、少なくとも1つの追加の接続手段(11)で第2左パネル(93)と接合され、
前記右壁(9C)は、少なくとも2つの右パネル(95,97)を備え、第1右パネルの下部は、右直立棚部(7C)と接合され、第1右パネルの上部は、少なくとも1つの追加の接続手段(11)で第2右パネル(97)と接合され、
前記前壁(9a)は、少なくとも1つの追加の接続手段(11)で前記基部(5)の前周辺側部(5a)と接合され、
前記接続手段(11)はヒンジであり、前記複数の壁(9a,9b,9c,9d)をコンパクトな構成から使用可能な構成へ、または使用可能な構成からコンパクトな構成へと折り畳み可能または旋回可能とし、
前記折畳式囲繞アセンブリ(1)は、使用可能な構成において前記複数の壁を使用可能に係合して前記複数の壁(9a,9b,9c,9d)を囲み、前記囲繞アセンブリ(1)を形成するように寸法調整された屋根システム(13)をさらに備える、折畳式囲繞アセンブリ(1)。
【請求項3】
前記折畳式囲繞アセンブリ(1)の前記基部(5)は、左基部パネルおよび右基部パネル(51,53)に細分化され、前記左基部パネルおよび前記右基部パネル(51,53)は、少なくとも1つの接合手段によって互いに接合されている、請求項1または請求項2に記載の折畳式囲繞アセンブリ(1)。
【請求項4】
前記接合手段はホゾ/ホゾ穴接合部であり、前記左基部パネルおよび前記右基部パネル(51,53)の何れかに形成されて前記左基部パネルおよび前記右基部パネル(51,53)の何れかに形成された対応する少なくとも1つの凹部にスナップ嵌入される少なくとも1つの突起を備える、請求項3に記載の折畳式囲繞アセンブリ(1)。
【請求項5】
前記屋根システム(13)は、左屋根パネルおよび右屋根パネル(13a,13b)に細分化され、前記左屋根パネルおよび前記右屋根パネル(13a,13b)は、少なくとも1つの接合手段(15)によって互いに接合される、請求項1から請求項4の何れか一項に記載の折畳式囲繞アセンブリ(1)。
【請求項6】
前記接合手段(15)は、ホゾ/ホゾ穴接合部であり、前記左屋根パネルおよび前記右屋根パネル(51,53)の何れかに形成されて前記左屋根パネルおよび前記右屋根パネル(13a,13b)の何れかに形成された対応する少なくとも1つの凹部(15b)にスナップ嵌入される少なくとも1つの突起(15a)を備える、請求項5に記載の折畳式囲繞アセンブリ(1)。
【請求項7】
使用可能な構成において、前記折畳式囲繞アセンブリ(1)の少なくとも1つの角部(C)に少なくとも1つの第1固定手段(17)が設けられている、請求項1から請求項6の何れか一項に記載の折畳式囲繞アセンブリ(1)。
【請求項8】
使用可能な構成において、少なくとも1つの第2固定手段(19)が設けられて、前記屋根システム(13)が前記複数の壁(9a,9b,9c,9d)と固定され、前記複数の壁(9a,9b,9c,9d)がそれぞれの前記直立棚部(7a,7b,7c,7d)または前記基部(5)と固定され、前記第1パネル(91,95)が前記第2パネル(93,97)の左壁および右壁(9b,9c)と固定される、請求項1から請求項7の何れか一項に記載の折畳式囲繞アセンブリ(1)。
【請求項9】
前記第1固定手段(17)は、アングルバー、アングルブラケット、「L字」ブラケット、またはこれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない、請求項7に記載の折畳式囲繞アセンブリ(1)。
【請求項10】
前記第2固定手段(19)は、留め金アセンブリ、クリップアセンブリ、クランプ係止アセンブリ、またはこれらの任意の組み合わせを含むが、これらに限定されない、請求項8に記載の折畳式囲繞アセンブリ(1)。
【請求項11】
少なくとも1つの壁(9a,9b,9c,9d)に、少なくとも1つの窓または扉(23)を設置するための少なくとも1つの切り抜き(21)が形成されている、請求項1から請求項10の何れか一項に記載の折畳式囲繞アセンブリ(1)。
【請求項12】
使用可能な構成において、少なくとも1つの取り外し可能な冷却手段(3)および少なくとも1つの温度計(3a)が前記折畳式囲繞アセンブリ(1)に設けられている、請求項1から請求項11の何れか一項に記載の折畳式囲繞アセンブリ(1)。
【請求項13】
前記取り外し可能な冷却手段(3)は、冷却器、エアコン、除湿機、換気装置、またはこれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない、請求項12に記載の折畳式囲繞アセンブリ(1)。
【請求項14】
使用可能な構成において、前記囲繞アセンブリの接合部または隙間に、少なくとも1つの脱着可能なまたは取り外し可能なシール手段が装備される、請求項1から請求項13の何れか一項に記載の折畳式囲繞アセンブリ(1)。
【請求項15】
前記シール手段は、シーラー、シーラント、シーリングインサート、充填剤等、またはこれらの任意の組み合わせを含むが、これらに限定されない、請求項14に記載の折畳式囲繞アセンブリ(1)。
【請求項16】
前記シール手段は、シリコーン材料からなることが好ましい、請求項15に記載の折畳式囲繞アセンブリ(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、総じて、低温室の構造構築の技術分野に関し、特に、折り畳み式の、折り畳み可能な、携帯可能な、移動式の、組立および分解に便利な、保冷用の囲繞アセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
低温室は、冷蔵チャンバまたは断熱空間の一種として、人工的に生成された温度または温度範囲を維持するように設計されている。従来の低温室は、通常、圧縮機、凝縮器、ファン、および蒸発器を使用して、ユニット内部の温度を維持する。用途については、低温室は、業界を跨いで様々な物品を保管するために使用でき、食品、花、繊細な植物、そしてワクチンなどの医薬品のような、温度に敏感で腐りやすい物品を保管するために広く知られている。しかしながら、従来の低温室は、長期間使用されるこれらの用途のせいで、一般に、移動不能かつ折り畳み不能な様式で敷地内に建てられる。
【0003】
何年もの間に低温室の用途や低温室の概念が刷新され、低温室の使用はもはや上記の用途に限定されなくなったと確信を持って言える。従来の低温室は、ビジネス会議や打合せのような単一のイベントのために提供される個室会議室、或いは、選ばれた数のゲストと共にユーザやゲストが食事体験を楽しむための個室ダイニングエリアにさえ変換できる。
【0004】
個室ダイニングルームを備えた従来のレストランの欠点の1つは、個室ダイニングルームが満室の場合、個室を好むゲストに対応したり収容したりできないことである。したがって、このシナリオでは低温室を適用すると有利である。低温室の適用は、個室ダイニングルームのない従来のレストランにも利益をもたらす。屋内のプライベートな儀式、イベント、または会議を屋外で行うために、施設が空調されていない場合にも、低温室の適用は実行可能で実用的である。しかしながら、これらのシナリオにおける低温室の適用は、低温室を数分で組立および分解できる場合にのみ可能であろう。
【0005】
それにもかかわらず、前述のように、従来の低温室は、移動不能かつ折り畳み不能であって、他の用途での使用が妨げられている。さらに、従来の低温室には、冷暖房、換気、配管、電力、処理設備のような固定され恒久的に設置されたシステムも必要である。
【0006】
したがって、特に、様々な用途に合わせることができる折畳式囲繞アセンブリであって、メンテナンスフリーで申し分なく、携帯可能で、移動可能で、折り畳み可能で、輸送、組立および分解に便利な折畳式囲繞アセンブリを有する以下の開示を得て、欠点を軽減することが有利であろう。
【発明の概要】
【0007】
したがって、本発明の主な目的は、アセンブリ内の最適な温度を維持するために断熱された折畳式囲繞アセンブリを提供することである。
【0008】
本発明のさらに別の目的は、空調された折畳式囲繞アセンブリを提供することである。
【0009】
本発明のさらに別の目的は、個室会議室、個室ダイニングエリア、保管室等のような様々な用途に合わせることができる、折畳式囲繞アセンブリを提供することである。
【0010】
本発明のさらに別の目的は、コンパクトな状態から簡便に組立および分解ができる、折畳式囲繞アセンブリを提供することである。
【0011】
本発明のさらに別の目的は、携帯可能または移動可能であることによって輸送が容易とされた、折畳式囲繞アセンブリを提供することである。
【0012】
本発明のさらに別の目的は、異なるニーズおよび用途に応じて異なる方法で構成することができるモジュールシステムを有する、折畳式囲繞アセンブリを提供することである。
【0013】
本発明のさらなる目的は、以下の本発明の詳細な説明を理解することによって、または、実際の実施に本発明を適用することによって、明らかになるであろう。
【0014】
本発明の好ましい実施形態によれば、以下のものが提供される:
折畳式囲繞アセンブリであって、
複数の周辺側部によって画定される少なくとも1つの基部(5)であって、前記基部の少なくとも3つの周辺側部に少なくとも1つの直立棚部が垂直に形成されている、基部と、
複数の壁であって、前記複数の壁は少なくとも1つの接続手段を介して前記直立エッジまたは前記基部と相互接続されている、複数の壁と、を備え、
前記複数の壁のうちの1つは左壁であり、前記左壁は少なくとも2つの左パネルを備え、第1左パネルの下部は左直立棚部と接合され、第1左パネルの上部は少なくとも1つの追加の接続手段で第2左パネルと接合され、
前記複数の壁のうちの1つは右壁であり、前記右壁は少なくとも2つの右パネル、を備え、第1右パネルの下部は右直立棚部と接合され、第1右パネルの上部は少なくとも1つの追加の接続手段で第2右パネルと接合され、
前記接続手段はヒンジであり、前記複数の壁をコンパクトな構成から使用可能な構成へ、または使用可能な構成からコンパクトな構成へと折り畳み可能または旋回可能とし、
前記折畳式囲繞アセンブリは、使用可能な構成において前記複数の壁を使用可能に係合して前記複数の壁を囲み、前記囲繞アセンブリを形成するように寸法調整された屋根システムをさらに備える、折畳式囲繞アセンブリ。
【0015】
本発明の別の実施形態では、以下のものが提供される:
折畳式囲繞アセンブリであって、
4つの周辺側部によって画定される少なくとも1つの基部であって、前記基部の3つの周辺側部に少なくとも1つの直立棚部が垂直に形成されている、基部と
前壁、左壁、右壁および後壁を備える複数の壁と、
前記左壁、前記右壁、前記後壁とそれぞれの直立棚部とをそれぞれ相互接続する、少なくとも1つの接続手段と、を備え、
前記左壁は、少なくとも2つの左パネルを備え、第1左パネルの下部は、左直立棚部と接合され、第1左パネルの上部は、少なくとも1つの追加の接続手段で第2左パネルと接合され、
前記右壁は、少なくとも2つの右パネルを備え、第1右パネルの下部は、右直立棚部と接合され、第1右パネルの上部は、少なくとも1つの追加の接続手段で第2右パネルと接合され、
前記前壁は、少なくとも1つの追加の接続手段で前記基部の前周辺側部と接合され、
前記接続手段はヒンジであり、前記複数の壁をコンパクトな構成から使用可能な構成へ、または使用可能な構成からコンパクトな構成へと折り畳み可能または旋回可能とし、
前記折畳式囲繞アセンブリは、使用可能な構成において前記複数の壁を使用可能に係合して前記複数の壁を囲み、前記囲繞アセンブリを形成するように寸法調整された屋根システムをさらに備える、折畳式囲繞アセンブリ。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本発明の他の態様およびそれらの利点は、添付の図面と併せて詳細な説明を検討した後で認識されるであろう。
【0017】
図1】図は、本発明の好ましい実施形態による使用可能な構成における、例示的な折畳式囲繞アセンブリを示す。
図2図2-Aおよび図2-Bは、コンパクトな構成における、折畳式囲繞アセンブリの例示的な正面斜視図および背面斜視図を示す。
図3図3は、本発明の一実施形態における、折畳式囲繞アセンブリの例示的な接続手段および折り畳み手段を示す。
図4図4-A~図4-Eは、折畳式囲繞アセンブリの、コンパクトな構成から使用可能な構成への例示的な折り畳みプロセスを示す。
図5図5は、本発明の一実施形態における、折畳式囲繞アセンブリの屋根システムの例示的な接合手段を示す。
図6図6は、本発明の一実施形態における、折畳式囲繞アセンブリの様々なパネルの例示的な固定手段を示す。
図7図7-Aおよび図7-Bは、折畳式囲繞アセンブリ内に形成された扉システムの2つの例示的な実施例を示す。
【0018】
<図面の詳細な説明>
以下の詳細な説明では、本発明の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が記載されている。しかしながら、当技術分野の通常の技術を有する者には、本発明がこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが理解されるであろう。他の例示では、本発明が不明瞭とならないよう、周知の方法、手順および/または構成要素は詳細に説明していない。
【0019】
本発明は、その実施形態の、縮尺に沿って描かれていない添付の図面を参照しつつ単なる実施例として与えられる以下の説明から、より明確に理解されるであろう。
【0020】
本開示および本明細書の添付の特許請求の範囲において使用する場合、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈による明確な別段の指示または示唆がない限り、複数の言及対象を含む。
【0021】
本明細書の開示および特許請求の範囲全体を通して、「備える(comprise)」の語および「備える(comprising)」および「備える(comprises)」のようなこの語の活用形は、「含むが限定されない」を意味し、例えば、他の構成要素、整数またはステップを排除することを意図するものではない。「例示的(exemplary)」は、「一実施例」であることを意味し、好ましいまたは理想的な実施形態であるとの示唆を伝えることを意図するものではなく、「のような(such as)」は限定的な意味ではなく、説明目的で用いられる。
【0022】
この文書全体を通して言及される「囲繞アセンブリ」という語、用語または語句は、少なくとも1つの低温室、シェルター、ウォークイン、コンテナ、部屋、領域、空間、場所、保管室、チャンバ、セル、個室、またはこれらに相当するものを含むが、これらに限定されない。
【0023】
この文書全体を通して言及される「使用可能な構成」という語、用語または語句は、セットアップ位置、立設位置、組立位置、構築位置または建立位置等を意味する。この文書全体を通して言及されている「コンパクト構成」という語、用語、または語句は、収納位置、梱包位置、分解位置等を意味する。
【0024】
総じて、本発明の実施形態は、必要時または所望時に容易に展開できる、折畳式囲繞アセンブリ(1)を開示する。折りた畳み式の囲繞アセンブリ(1)は、コンパクトな構成から使用可能な構成へ、または使用可能な構成からコンパクトな構成へ折り畳み式または折り畳み可能であって、数分で組立および分解ができる、個室会議、ビジネス会合および会議、さらには個室ダイニング用の携帯可能な低温室を提供するものであり、前記室には、ユーザエクスペリエンスを向上させるため、組み立てられたときに冷却または寒冷環境用の少なくとも1つの取り外し可能な冷却手段(3)が装備される。
【0025】
図1は、本発明の好ましい実施形態による、例示的な折畳式囲繞アセンブリ(1)の使用可能な構成を示している。折畳式囲繞アセンブリ(1)は、複数の周辺側部(5a,5b,5c,5d)、好ましくは4つの周辺側部(5a,5b,5c,5d)によって画定される少なくとも1つの基部(5)であって、少なくとも1つの直立棚部(7)が前記基部(5)の少なくとも3つの周辺側部(5b,5c,5d)に垂直に形成されている、基部(5)と、複数の壁(9a,9b,9c,9d)であって、好ましくは左壁(9b)、右壁(9c)、および後壁(9d)を備え、記複数の壁(9a,9b,9c,9d)は、少なくとも1つの接続手段(11)を介して前記直立エッジ(7)または前記基部(5)と相互接続されている、複数の壁(9a,9b,9c,9d)と、そして、使用可能な位置における前記複数の壁(9a,9b,9c,9d)を使用可能に係合して前記複数の壁(9a,9b,9c,9d)の上端を囲むか覆い、前記囲繞アセンブリ(1)を形成するように適合され寸法調整された屋根システム(13)と、を備える。
【0026】
図2-Aおよび図2-Bは、コンパクトな構成における折畳式囲繞アセンブリ(1)(屋根システムは図示されていない)の例示的な前面斜視図および後面斜視図を示しており、ここで、複数の壁(9a,9b,9c,9d)は、接続手段(11)を介して基部(5)に収納されるか折り入れられている。
【0027】
折畳式囲繞アセンブリ(1)の接続手段(11)は、ヒンジであり、複数の壁(9a,9b,9c,9d)を、コンパクトな構成から使用可能な構成へ、または使用可能な構成からコンパクトな構成へ、折り畳み可能または旋回可能にする。ヒンジは、複数のナックル(11b)および複数の穴(11c)で構成された第1移動プレート(11a)と、複数のナックル(11e)および複数の穴(11f)で構成された第2移動プレート(11d)と、第1移動プレートおよび第2移動プレート(11a,11d)のナックル(11b,11e)に挿入または貫通されるピン(11g)と、を備える。第1移動プレートおよび第2移動プレート(11a,11d)のナックル(11b,11e)は、ヒンジの強度を向上させるために、交互に配置されることが好ましい。第1移動プレートおよび第2移動プレート(11a,11d)のナックル(11b,11e)は、ピン(11g)上を移動可能、回転可能、折り畳み可能、旋回可能であることにより、移動プレート(11a,11d)に回転運動または折り畳み運動を与える。移動プレート(11a,11d)は、互いに同一であることが好ましい。図3に示すように、移動プレート(11a,11d)が壁または直立棚部の縁に取り付けられることにより、取付手段(11h)、好ましくはネジが、第1および移動プレート(11a,11d)の穴(11c,11f)にねじ込まれ、壁または直立棚部を貫通することによってヒンジを壁または直立レッジに係止して、壁と壁、または壁と直立棚部を接合させる。接続手段(11)は、図3に示すように、移動プレート(11a,11d)の互いに対する回転運動を時計回りまたは反時計回り方向に行うことができるよう、2つの構成で取り付けることができる。
【0028】
本発明の一実施形態では、折畳式囲繞アセンブリ(1)の左壁(9b)は、少なくとも2つの左パネル(91,93)を備え、ここで、第1左パネルの下部は、左直立棚部(7b)と接合され、第1左パネルの上部は、少なくとも1つの追加の接続手段(11)で第2左パネル(93)と接合される。右壁(9c)は、少なくとも2つの右パネル(95,97)を備え、ここで、第1右パネルの下部は、右直立棚部(7c)と接合され、第1右パネルの上部は、少なくとも1つの追加の接続手段(11)で第2右パネル(97)と接合される。
【0029】
本発明の一実施形態では、複数の壁は、さらに前壁(9a)から構成され、折畳式囲繞アセンブリ(1)は、前直立棚部(7a)(図示せず)を備えていてもよいし備えていなくてもよい。折畳式囲繞アセンブリ(1)が前直立棚部(7a)を備えていない場合、前壁(9a)は、少なくとも1つの追加の接続手段(11)を介して基部(5)の前周辺側部(5a)と接合される。折畳式囲繞アセンブリ(1)が前部の直立棚(7a)を備えている場合、前壁(9a)は、前記追加の接続手段(11)を介して前直立棚部(7a)と接合される。
【0030】
基部(5)および接続された壁(9a,9b,9c,9d)は略矩形の形状を形成し得るが、折畳式囲繞アセンブリ(1)が本明細書に記載されるように本発明にしたがって機能する限り、他の幾何学的および非幾何学的形状を形成してもよい。
【0031】
図4-Aから図4-Eは、本発明による折畳式囲繞アセンブリ(1)の例示的な折り畳み工程または組み立て工程を示す。(折り畳まれた位置または収納された位置で)折畳式囲繞アセンブリ(1)の上に最初に置かれていた屋根システム(13)が、図4-Aに示すように、最初に取り外される。図から、コンパクトな構成または折り畳まれた構成において、左壁(9b)、右壁(9c)、前壁(9a)および後壁(9d)は折り入れられ、基部(5)と屋根システム(13)の間に挟まれていると推察できる。
【0032】
図4-Bに示すように、次いで、左壁(9b)および右壁(9c)が、折畳式囲繞アセンブリ(1)から、垂直位置または立設位置に折り上げられるか折り広げられる。特に、第1左パネル(91)および第1右パネル(95)が最初に折り上げられて、それぞれ左右の直立棚部(7b,7c)の垂直軸上に載せられる一方で、第2左パネルおよび第2右パネル(93,97)はそれぞれ第1左パネルおよび第1右パネル(91,95)と接合されているため、第1左パネルおよび第1右パネル(91,95)が折り上げられるときには、第2左パネルおよび第2右パネル(93,97)も引上げられて第1左パネルおよび第1右パネル(91,95)と略平行に垂らされる。図4-Cに示すように、次いで、第2左パネルおよび第2右パネル(93,97)が、それぞれ第1左パネルおよび第1右パネル(91,93)に対して折り上げられるか折り広げられることによって第1左パネルおよび第1右パネル(91,93)上に載せられると、左壁および右壁(9b,9c)の全体が、基部(5)に対して立設位置に形成される。
【0033】
続いて、図4-Dに示すように、前壁(9a)上に置かれるか載せられている後壁(9d)が、折り上げられるか折り広げられて、後直立棚部(7d)に垂直に載せられる。その後、基部(5)上に置かれるか載せられている前壁(9a)が、折り上げられるか折り広げられて、基部(5)の前周辺側部(5a)に垂直に載せられる。最終的には、次いで、寸法調整された屋根システム(13)が壁(9a,9b,9c,9d)の上部に戻されることによって、図4-Eに示すように、折畳式囲繞アセンブリ(1)が囲まれるか覆われる。
【0034】
この実施形態では、折畳式囲繞アセンブリ(1)は、保管、展開の容易性、および輸送の利便性のため、壁と棚部の異なる接続点を提供してコンパクトな構成で複数の壁(9a,9b,9c,9d)をパンケーキ状に積み重ねることを可能にするために、前直立棚部(7a)を備えていないことを理解されたい。したがって、前壁(9a)は、少なくとも1つの追加の接続手段(11)で前周辺側部(5a)と接合される。
【0035】
折畳式囲繞アセンブリ(1)のコンパクトな構成は、同じ高さの左右の直立棚部(7b,7c)と、左右の直立棚部(7b,7c)よりも低い高さの後直立棚部(7d)を有することによって画定される。このような壁と棚のずれた配置の結果、壁(9a,9b,9c,9d)は、コンパクトな構成で配置されたときに、各壁が隣接する壁の上もしくは下になってパンケーキ状に積み重なる様式で折り畳み可能である。好ましくは、最初に前壁(9a)、続いて後壁(9d)を基部(5)上に積み重ね、次いで、左右の壁(9b,9c)の第2左パネルと第2右パネル(93,97)をそれぞれ第1左パネルと第1右パネル(91,95)に略平行な様式で対向するように折り入れ、次いで、第1左パネルと第1右パネル(91,95)を、左右の直立棚部(7b,7c)に対して折り下げるか折り入れることによって、第2左パネルと第2右パネル(93,97)を後壁(9d)で挟む。後直立棚部(7d)の高さは、前壁(9a)の厚みと略等しいか、または同等であって、後壁(9d)を前壁(9a)上に安定して積み上げることができ、そして、左右の直立棚部(7b,7c)の高さは、前壁(9a)、後壁(9d)と左壁(9b)もしくは右壁(9c)の厚みの合計以上、またはこれと略同等またはこれと等しく、左右の壁(9b,9c)を後壁(9d)上に安定して積み重ねることができることで、ずれた配置でのコンパクトな構造を実現していると推察される。全体構造は、コンパクトなパッケージをとって次の使用が望まれるまで保管できる。
【0036】
それにもかかわらず、折畳式囲繞アセンブリ(1)は、本発明の別の実施形態において、前直立棚部(7a)を備えていてもよく、前壁(9a)は接続手段(11)を介して前直立棚部(7a)と接合される。この実施形態のパンケーキ状積み重ね構造におけるコンパクトな構成は、後直立棚部と左右の直立棚部(7b,7c,7d)の高さ、または壁(9a,9b,9c,9d)の厚みをカスタマイズしたり調整したりすることによって実現可能である。
【0037】
一実施形態において、左右の壁(9b,9c)は、それぞれ2つ以上の左右のパネルから構成されていてもよく、ここで、左右のパネルは、接続手段(11)を介して互いに折り畳み可能に接続されており、この実施形態のパンケーキ状積み重ね構造もまた、後左右および/もしくは前の直立棚部(7b,7c,7d)の高さ、または壁(9a,9b,9c,9d)の厚みをカスタマイズしたり調整したりすることによって実現可能である。
【0038】
一実施形態において、屋根システム(13)は、図に示すように、第1屋根パネル(13a)と第2屋根パネル(13b)のような少なくとも2つの屋根パネルに細分化されていてもよく、ここで、前記第1および第2の屋根パネル(13a,13b)は、少なくとも1つの接合手段(15)によって互いに接合される。前記接合手段(15)は、好ましくはホゾ/ホゾ穴接合部であって、第1または第2の屋根パネル(13a,13b)の何れかに形成され第1または第2の屋根パネル(13a,13b)の何れかに形成された対応する少なくとも1つの凹部(15b)にスナップ嵌入される、少なくとも1つの突起(15a)を備える。好ましくは、複数の突起および凹部(15a,15b)を、両方のパネル(13a,13b)に形成することができる。突起(15a)は、矩形、正方形、円形、規則的形状、不規則形状、またはこれらの任意の組み合わせを含むが、これらに限定されない形状を有し、対応する形状の凹部(15b)に適合し受容されるように構成される。本発明に適合し適当であるとみなされる他の任意の接合手段を用いることができることが企図される。また、接合手段は、糊等のような接着物質であってもよいことも理解されたい。
【0039】
本発明の一実施形態において、折畳式囲繞アセンブリ(1)は、使用可能な構成における折畳式囲繞アセンブリ(1)の剛性を高め補強するために、少なくとも1つの第1固定手段(17)をさらに備えてもよい。第1固定手段(17)は、アングルバー、アングルブラケット、「L字」ブラケット、またはこれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。第1固定手段(17)は、使用可能な構成における折畳式囲繞アセンブリの4隅に設けられており、この4隅は、図1において文字「C」として示されている。第1固定手段(17)は、折畳式囲繞アセンブリ(1)の4隅(C)に適合され、使用可能な構成における構造の剛性を補強するとともに、種々のパネル自体が崩壊するのを防止する。それにもかかわらず、前記第1固定手段は、用途に応じて一実施形態では使用されなくてもよい。
【0040】
本発明の一実施形態による折畳式囲繞アセンブリ(1)の屋根システム(13)は、少なくとも1つの第2固定手段(19)を介して複数の壁(9a,9b,9c,9d)とさらに固定されてもよく、ここで、第2固定手段(19)は、掛け金アセンブリ、留め金アセンブリ、クリップアセンブリ、クランプ係止アセンブリ、またはこれらの任意の組み合わせを含むが、これらに限定されない。第2固定手段(19)は、左直立棚部(7b)を第1左パネル(91)と固定し、第1左パネル(91)を第2左パネル(93)と固定し、右直立棚部(7c)を第1右パネル(95)と固定し、第1右パネル(95)を第2右パネル(97)と固定し、後直立棚部(7d)を後壁(9d)と固定し、かつ、前直立棚部(7a)を前壁(9a)と固定するか、または基部(5)の前周辺側部(5a)を前壁(9a)と固定して、構造をさらに補強し、これら自体が崩壊するのをさらに防止するために用いてもよい。好ましくは、第2固定手段(19)は、少なくとも1つの第1装着プレート(19a)と、少なくとも1つの第2装着プレート(19b)と、を備え、装着プレート(19a,19b)は、少なくとも1つの係止部、フック、掛け金または固定具(19c)等で固定されることによって、図6に示されるように、壁(9a,9b,9c,9d)および棚部(7a,7b,7c,7d)の接続点、表面、または領域を固定する。それにもかかわらず、前記第2固定手段は、用途に応じて一実施形態では使用されなくてもよい。
【0041】
一実施形態において、図に示すように、折畳式囲繞アセンブリ(1)の基部(5)は、第1基部パネル(51)と第2基部パネル(53)に細分化されてもよく、ここで、前記第1および第2の基部パネル(51,53)は、好ましくは第1および第2の屋根パネル(13a,13b)の接合手段(15)と同様の少なくとも1つの接合手段(図示せず)によって互いに接合される。基部パネル(51,53)の前記接合手段は、好ましくは、ホゾ/ホゾ穴接合部であって、第1または第2の基部パネル(51,53)の何れかに形成され第1または第2の基部パネル(51,53)の何れかに形成された対応する少なくとも1つの凹部にスナップ嵌入される、少なくとも1つの突起を備える。好ましくは、複数の突起および凹部を、両方のパネル(51,53)に形成することができる。突起は、矩形、正方形、円形、規則的な形状、不規則な形状、またはこれらの任意の組み合わせを含むが、これらに限定されない形状を有し、対応する形状の凹部に適合し受容されるように構成される。本発明に適合し適当であるとみなされる他の任意の接合手段を用いることができることが企図される。また、接合手段は、糊等のような接着物質であってもよいことも理解されたい。この実施形態において、後直立棚部(7d)および後壁(9d)は、基部パネル(51,53)と同じ幅を有する2つのパネルにそれぞれ細分化されていてもよいし、されていなくてもよい。前直立棚部(7a)を有する実施形態において、前壁(9a)および前直立棚部(7a)は、基部パネル(51,53)と同じ幅を有する2つのパネルにそれぞれ細分化されていてもよいし、分割されていなくてもよい。前直立棚部(7a)を有しない実施形態において、前壁(9a)は、基部パネル(51,53)と同じ幅を有する2つのパネルにそれぞれ細分化されていてもよいし、分割されていなくてもよい。
【0042】
本発明の一実施形態において、図1に示すように、少なくとも1つの窓または扉(23)を設置するため、少なくとも1つの壁(9a,9b,9c,9d)に少なくとも1つの切り抜き(21)が形成される。好ましくは、前壁(9a)には、少なくとも1つの扉(23)を設置するための少なくとも1つの扉切り抜き(21)が形成され、ドアノブまたはハンドルおよびドアロック(23a)を備えた扉(23)が、扉切り抜き(21)の周辺に沿って扉ヒンジ(23b)で使用可能に取り付けられてもよい。好ましくは、壁(9a,9b,9c,9d)の何れか1つには、少なくとも1つの窓(図示せず)を設置するため、少なくとも1つの窓切り抜き(21)が形成され、窓が窓切り抜きの周辺に沿って使用可能に取り付けられてもよい。図7-Aおよび図7-Bは、扉切り抜き(21)および扉(23)の2つの例示的な構成を示す。
【0043】
本発明の一実施形態において、図1に示すように、少なくとも1つの取り外し可能な冷却手段(3)および少なくとも1つの温度計(3a)が、使用可能な構成の折畳式囲繞アセンブリ(1)に設けられている。前記取り外し可能な冷却手段(3)は、冷却器、エアコン、除湿機、換気装置、またはこれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0044】
本発明の一実施形態では、使用可能な構成において、囲繞アセンブリの接合部、隙間、または接続点もしくは表面には、脱着可能または取り外し可能な少なくとも1つのシール手段(図示せず)が装備され、折畳式囲繞アセンブリ(1)を断熱し、或いは冷気もしくは寒気が流出するのを防止する。前記シール手段は、シーラー、シーラント、シーリングインサート、充填剤等、またはこれらの任意の組み合わせを含むが、これらに限定されない。シール手段は、シリコーン材料からなることが好ましい。
【0045】
本発明を、好適な実施形態であると考えられるものについて本明細書に示して説明し、従来技術に対して本発明を通じて得られる結果と利点を示したが、本発明はこれらの具体的な実施形態に限定されるものではない。したがって、本明細書に示し説明した本発明の形態は、単なる例示に過ぎないと見なされるべきであり、本明細書に添付の特許請求の範囲に記載される本発明の範囲から逸脱することなく、他の実施形態が選択され得る。本発明の範囲には、多数の代替物、改変物、および均等物が包含される。必要な場合には、特定の設備および環境に適合するように本発明を構成し実施する多くの代替方法があり、異なる設計の生物学的成果が提供される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【外国語明細書】