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特開2024-59744ブプロピオンを用いてテトラベナジン代謝物の血漿濃度を調節する方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024059744
(43)【公開日】2024-05-01
(54)【発明の名称】ブプロピオンを用いてテトラベナジン代謝物の血漿濃度を調節する方法
(51)【国際特許分類】
   A61K 31/4375 20060101AFI20240423BHJP
   A61K 31/135 20060101ALI20240423BHJP
   A61P 25/14 20060101ALI20240423BHJP
   A61P 25/24 20060101ALI20240423BHJP
   A61P 25/28 20060101ALI20240423BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20240423BHJP
【FI】
A61K31/4375
A61K31/135
A61P25/14
A61P25/24
A61P25/28
A61P43/00 121
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024022880
(22)【出願日】2024-02-19
(62)【分割の表示】P 2021517931の分割
【原出願日】2019-06-10
(31)【優先権主張番号】62/682,998
(32)【優先日】2018-06-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/683,399
(32)【優先日】2018-06-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】517279805
【氏名又は名称】アクスサム セラピューティクス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【弁理士】
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【弁理士】
【氏名又は名称】桜田 圭
(74)【代理人】
【識別番号】100147924
【弁理士】
【氏名又は名称】美恵 英樹
(72)【発明者】
【氏名】タビュトー、ヘリオット
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ヒトにおけるテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの血漿濃度を上昇させる方法を提供する。
【解決手段】本開示は、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンと併せて、S-ブプロピオンまたはR-ブプロピオンなどのブプロピオンをヒトに投与する方法を開示する。テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジン、およびS-ブプロピオンまたはR-ブプロピオンなどのブプロピオンに関する剤形、薬剤送達系、および方法もまた開示される。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒトにおけるテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの血漿濃度を上昇させる方法であって、
1)鏡像体過剰のR-ブプロピオン、および、
2)テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、
少なくとも連続した8日間ヒトに共投与することを含み、
前記ヒトは、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンによる治療を必要としており、
R-ブプロピオン、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを共投与して8日目の前記ヒトにおけるテトラベナジンのCmax、アルファ-ジヒドロテトラベナジンのCmax、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのCmaxが、少なくとも5倍上昇する、
方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2018年6月10日に出願された米国仮特許出願番号62/682,998、および2018年6月11日に出願された62/683,399に基づき優先権を主張し、これらはすべて、参照により全体が本明細書に援用される。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0002】
テトラベナジン(TBZ)は、ハンチントン病に関連する舞踏病の治療に有用である。
経口投与されたTBZは、肝臓でカルボニル還元酵素により、その活性代謝物であるアルファ-ジヒドロテトラベナジン(α-HTBZ)およびベータ-ジヒドロテトラベナジン(β-HTBZ)に速やかに変換され、これらはTBZのin vivoでの有効性を仲介すると考えられている。α-HTBZおよびβ-TBZはその後、主にCYP2D6により代謝される。TBZによる抗舞踏病効果の正確なメカニズムは不明であるが、モノアミン(ドーパミン、セロトニン、ノルエピネフリン、およびヒスタミンなど)を神経終末から可逆的に枯渇させるものとしての効果と関係があると考えられている。TBZの主な血中代謝物(α-HTBZおよびβ-HTBZ)は、小胞モノアミントランスポーター2(VMAT2)の可逆的な阻害剤であり、モノアミンのシナプス小胞への取り込みを減少させ、モノアミンの貯蔵を枯渇させる。TBZのα-HTBZおよびβ-HTBZ代謝物は、中枢神経系におけるVMAT2の強力な阻害剤であり、ハンチントン病患者の舞踏病の減少に対する両方の分子の治療上の利益に貢献する。TBZの主要な薬学的標的であるVMAT2のin vitroでの研究では、HTBZ代謝物がVMAT2の結合を阻害することを示している。
【0003】
デューテトラベナジン(SD809としても知られる)は、ハンチントン病および遅発性ジスキネジアに関連する舞踏病の治療に有用である。デューテトラベナジンは、TBZ分子の2つのOに結合したメチル基(CH3)が2つのトリデューテロメチル基(CD3)で置換された、TBZの選択的な重水素化型である。この重水素化によりd6-α-HTBZおよびd6-β-HTBZの半減期が長くなり、遺伝子型または併用薬使用によるCYP2D6ステータスの影響を軽減することが期待されている。
【0004】
バルベナジンは遅発性ジスキネジアの治療に有用である。バルベナジンは、[+]-α-HTBZとL-バリンのエステルであるプロドラッグであり、デューテトラベナジンおよびテトラベナジンと同様の作用様式を有すると考えられている。
【0005】
ブプロピオン(たとえばある鏡像体過剰率のS-ブプロピオンまたはR-ブプロピオン)、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオンなどの抗うつ化合物、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグは、神経障害の治療におけるもののようなテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンなどの治療特性を改善するために使用することができる。ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグは、立体化学に関係なく、ヒトにおいてテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの代謝を阻害、または低減するのに効果的である。これは、ブプロピオン(たとえばS-ブプロピオンまたはR-ブプロピオン)、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグと、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンとの共投与によってなされてもよい。
【0006】
いくつかの実施形態には、治療有効量のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジン、治療有効量のブプロピオン(たとえばS-ブプロピオンまたはR-ブプロピオン)、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはそれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなどの抗うつ剤、および薬学的に許容される添加剤を含有する医薬組成物、剤形、または薬剤が含まれる。いくつかの実施形態には、本明細書に記載される医薬組成物、剤形、または薬剤および、本明細書に記載の医薬組成物、剤形、または薬剤に関して本明細書に記載の方法、用量、および他の詳細に関する指示を記載したラベルを含むキットが含まれる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
全体として、本開示はテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンと、抗うつ化合物とを、数多くの医学的または薬学的目的のいずれかのために組み合わせることに関する。テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンと、抗うつ化合物(たとえば、ブプロピオン、R-ブプロピオン、S-ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはトレオヒドロキシブプロピオン)との組み合わせはヒトを含む動物に、たとえば抗うつ化合物を含有するある剤形と、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、もしくベータ-ジヒドロテトラベナジンを含有する第2の剤形のような個々の2つの剤形で投与されるか、または2つの化合物は、両方の化合物を含む単一の剤形で投与される。
【0008】
テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンと、抗うつ化合物(たとえば、ブプロピオン、R-ブプロピオン、S-ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはトレオヒドロキシブプロピオン)との組み合わせの可能性のある使用には、神経障害の治療;疼痛の治療;神経障害の治療におけるテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの治療特性の増強;神経障害の治療におけるテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの治療特性の改善;テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの代謝阻害;テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの代謝寿命の増加;テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの半減期(T1/2)の延長;テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの広範囲な代謝の是正;または他の使用が含まれる。
【0009】
ブプロピオンはラセミ体混合物として使用され、または少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも97%、もしくは少なくとも99%の鏡像体過剰率などの、S-ブプロピオンのある鏡像体過剰率を有する、または少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも97%、もしくは少なくとも99%の鏡像体過剰率などの、R-ブプロピオンのある鏡像体過剰率を有するものであってもよい。
【0010】
ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、または抗うつ化合物のプロドラッグなどの抗うつ化合物と、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンとの共投与は、1日1回以上、連続した2、3、4、5、6、7、8、14、30、60、90日間、またはそれ以上であってもよい。いくつかの実施形態では、共投与は少なくとも毎日、少なくとも連続した2日間である。
【0011】
いくつかの実施形態では、併用療法を受けるヒトは、抗うつ化合物(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、または抗うつ化合物のプロドラッグ)と、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの共投与の前に、いかなる抗うつ剤も投与されていない。いくつかの実施形態では、併用療法を受けるヒトは、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、または抗うつ化合物のプロドラッグなどの抗うつ化合物と、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの共投与の前に、ブプロピオンを投与されていない。
【0012】
テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンは、以下に示す構造を有する。本開示では、テトラベナジンとTBZという用語は同等であるとみなされる。本開示では、アルファ-ジヒドロテトラベナジンとα-HTBZという用語は同等であるとみなされる。本開示では、ベータ-ジヒドロテトラベナジンとβ-HTBZという用語は同等であるとみなされる。
【0013】
【化1】
【0014】
TBZ、α-HTBZ、およびβ-HTBZは、ヒトの肝臓において速やかに代謝される。この急速な肝代謝は、代謝活性が高い個体における全身への薬物暴露を制限し得る。ヒトは、1)TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの代謝活性が高い群-TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを急速に代謝するヒト、2)TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの代謝活性が低い群-TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを十分に代謝できないヒト、3)TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの代謝活性が中間である群-TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの代謝が、代謝活性が高い群と代謝活性が低い群の間のどこかであるヒト、であり得る。代謝活性が高い群は、超急速代謝群でもあり得る。TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの代謝活性が高い群は、ヒトの人口の大部分を占めている。
【0015】
同じ経口用量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを投与された場合、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの血漿濃度は、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの代謝活性が高い群と比較して、代謝活性が低い群または代謝活性が中間である群では著しく高い。TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの血漿濃度が低いと、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの代謝活性が高い群およびおそらくは代謝活性が中間である群にとって、単剤としての臨床的有用性が制限され得る。ブプロピオンなどの抗うつ剤は、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの代謝活性が高いヒトなどにおいて、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの代謝を阻害し、したがって治療効果を改善することができる。
【0016】
同様に、抗うつ剤により、1日2回の代わりに1日1回、1日3回の代わりに1日1回、1日4回の代わりに1日1回、1日3回の代わりに1日2回、1日4回の代わりに1日2回というように、治療効果を損なうことなくTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの投与頻度を低減することができる。
【0017】
抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)と、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの共投与により、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの作用機序、または薬学的特性が増大し得る。
【0018】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの作用機序は、シグマ-1アゴニストおよびNMDAアンタゴニスト特性、カルシウムチャネルの遮断、ムスカリン結合、セロトニントランスポーター(5HTT)阻害、およびミュー受容体の増強を含むことができる。いくつかの実施形態には、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)と、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを共投与して、シグマ-1受容体またはNMDA受容体をアゴナイズ、アンタゴナイズ、または調節;カルシウムチャネルを遮断;ムスカリン受容体に結合;セロトニントランスポーター(5HTT)を阻害;またはミュー受容体を増強することが含まれる。
【0019】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの薬学的特性は、5HTTおよびノルエピネフリントランスポーターの阻害;NMDA高親和性部位、NMDR-2A、機能的NMDR-2B受容体でのアンタゴニズム;シグマ-1の刺激;推定的なmTORの活性化(シグマ-1の刺激、ミューの増強、ベータアドレナリン受容体の刺激、および5HTT阻害により推定);推定的なAMPA受容体のトラフィック(mTORの活性化、PCPでのアンタゴニズム、シグマ-1の刺激、ベータの刺激、ミューの増強、および5HTT阻害により推定);セロトニン5HTlb/d受容体刺激の可能性;NMDAアンタゴニズム、シグマ-1およびmTORシグナル伝達による樹状突起形成、紡錘体形成、シナプス形成、神経生存を含むことができる。
【0020】
いくつかの実施形態には、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)と、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを共投与して、以下:5HTTおよび/またはノレピネフリントランスポーター;NMDA高親和性部位、NMDR-2A、および/または機能的NMDR-2B受容体;シグマ-1受容体;推定的なmTOR受容体(シグマ-1の刺激、ミュー受容体の増強、ベータアドレナリン受容体の刺激、または5HTTの阻害になどより推定);推定的なAMPA受容体(mTORの活性化、PCP活性のアンタゴナイズ、シグマ-1受容体の刺激、ベータアドレナリン受容体の刺激、ミュー受容体の増強、または5HTTの阻害により推定);セロトニン5HTlb/d受容体;またはそれらの組み合わせ、のいずれかに結合、それらのいずれかをアゴナイズ、アンタゴナイズ、刺激、活性化、阻害、調節、またはそれらのいずれかのトラフィックに影響を及ぼすことが含まれる。
【0021】
いくつかの実施形態には、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)と、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを共投与して、樹状突起形成、紡錘体形成、またはシナプス形成を引き起こす、増加させる、減少させる、またはさもなければ調節することが含まれる。いくつかの実施形態には、抗うつ剤(R-ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)と、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを共投与して、NMDAのアンタゴニズムならびに/または、シグマ-1および/もしくはmTORシグナル伝達による神経生存を引き起こす、増加させる、減少させる、またはさもなければ調節することが含まれる。
【0022】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZのさらなる薬学的特性は、シナプス前アルファ-2アドレナリン受容体のアンタゴニズムまたはシナプス後アルファ-2の刺激の可能性、ベータの刺激、ならびにムスカリンおよびミューのアンタゴニズムの可能性を含むことができる。いくつかの実施形態には、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)と、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを共投与して、シナプス前アルファ-2アドレナリン、シナプス後アドレナリン受容体、ベータアドレナリン受容体、ムスカリン受容体、またはミュー受容体に、結合、アゴナイズ、アンタゴナイズ、刺激、活性化、阻害、調節、またはそれらのいずれかのトラフィックに影響を及ぼすことが含まれる。TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZは、グリア細胞のモジュレーターであり得る。いくつかの実施形態には、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)と、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを共投与して、グリア細胞を調節することが含まれる。
【0023】
疼痛または他の神経障害は、治療有効量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および治療有効量の抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)を、治療を必要とするヒトに投与することを含む方法により治療することができる。
【0024】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)の組み合わせにより治療することができる神経障害、または効果を増強して治療することができる神経障害の例には、限定されないが、情動障害、精神障害、脳機能障害、運動障害、痴呆、運動ニューロン障害、神経変性疾患、発作性疾患、および頭痛が含まれる。
【0025】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)の組み合わせにより治療することができる情動障害、または効果を増強して治療することができる情動障害の例には、限定されないが、うつ病、大うつ病、治療抵抗性うつ病、治療抵抗性双極性うつ病、気分循環症を含む双極性障害、季節性情動障害、気分障害、慢性うつ病(気分変調症)、精神病性うつ病、産後うつ病、月経前不快気分障害(PMDD)、状況性うつ病、非定型うつ病、躁病、不安障害、注意欠陥障害(ADD)、注意欠陥多動性障害(ADDH)、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)、双極性状態および躁状態、強迫性障害、過食症、肥満または体重増加、ナルコレプシー、慢性疲労症候群、月経前症候群、薬物中毒または乱用、ニコチン中毒、精神性機能障害、情動調節障害、および情緒不安定が含まれる。
【0026】
うつ病は抑うつ症状が現れることがある。これらの症状には、気分の変化、激しい悲しみ、絶望感、精神的鈍化、集中力の低下、悲観的な心配、焦燥感、不安感、苛立ち、罪悪感、怒り、無価値感、無謀な行動、自殺願望や自殺未遂、および自己卑下などのような心理的変化が含まれる。うつ病の身体症状には、不眠症、食欲不振、食欲減退、体重減少、体重増加、活力および性欲の低下、疲労、落ち着きのなさ、疼痛、苦痛、頭痛、けいれん、消化器系の問題、およびホルモンの概日リズム異常が含まれる。TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオンなどのような抗うつ剤の組み合わせの投与は、これらのうつ症状のいずれかを改善、緩和、または軽減する効果がある可能性がある。
【0027】
一部の患者は、抗うつ薬などの薬物治療の後であっても、治療への反応が不十分、または反応がないことがあり得る。治療抵抗性うつ病(TRD)、または難治性うつ病は、一般的に、少なくとも2種類の抗うつ薬による治療に失敗した患者に関連する症状である。TRDの診断の一部は、適切な用量と適切な経過を経た後、患者が抗うつ薬による治療に対して不十分な反応を示していたことである。TRDは、薬物/アルコール乱用または摂食障害などの他の医学的または心理的疾患の併存疾患、またはTRDの誤診のために、治療がより困難になり得る。
【0028】
いくつかの実施形態では、TRDは、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)の組み合わせにより治療することができ、うつ症状を少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、最大約100%減少、またはこれらの任意の値の間の任意の百分率での減少をもたらし得る。
【0029】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)の組み合わせにより治療することができる薬物中毒および乱用、または効果を増強して治療することができる薬物中毒および乱用には、限定されないが、薬物依存症、コカイン中毒、精神刺激剤(たとえば、クラック、コカイン、スピード、メス)、ニコチン、アルコール、オピオイド、抗不安薬および催眠薬、大麻(マリファナ)、アンフェタミン、幻覚剤、フェンシクリジン、揮発性溶剤、および揮発性亜硝酸塩が含まれる。ニコチン中毒には、タバコの喫煙、葉巻および/またはパイプ、電子タバコ、蒸気タバコおよび噛みタバコの中毒など、既知の全ての形態のニコチン中毒が含まれる。
【0030】
いくつかの実施形態では、薬物中毒は、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)の組み合わせにより治療することができ、中毒性物質の使用を少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、最大約100%減少、またはこれらの任意の値の間の任意の百分率での減少をもたらし得る。
【0031】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)の組み合わせにより治療することができる精神障害、または効果を増強して治療することができる精神障害には、限定されないが、恐怖症、全般性不安障害、社会不安障害、パニック障害、広場恐怖症、強迫性障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を含むがこれに限定されない不安障害;躁病、躁うつ病、軽躁病、単極性うつ病、うつ病、ストレス障害、身体表現性障害、パーソナリティ障害、精神病、統合失調症、妄想性障害、統合失調感情障害、統合失調症傾向、攻撃性、アルツハイマー病における攻撃性、興奮、およびアルツハイマー病における興奮が含まれる。
【0032】
アルツハイマー病における興奮は、病気の進行に伴って発生する。焦燥感自体は、不適切な言葉、感情、および/または身体的な行動として現れることがある。不適切な行動には、限定されないが、喃語、不適切な感情反応、注意を求める要求、脅迫、いらだち、欲求不満、絶叫、質問の繰り返し、気分のむら、罵倒、暴言、身体的暴発、感情的苦痛、落ち着きのなさ、シュレッディング、睡眠障害、妄想、幻覚、ペーシング、徘徊、探索、物色、反復的な身体の動き、買いだめ、シャドウイング、殴打、引っ掻き、噛みつき、戦闘性、多動性、および蹴ることが含まれ得る。
【0033】
いくつかの実施形態では、アルツハイマー病における興奮は、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)の組み合わせにより治療することができ、興奮に関連する症状を少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、最大約100%減少、またはこれらの任意の値の間の任意の減少をもたらし得る。
【0034】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)の組み合わせにより治療することができる脳機能障害、または効果を増強して治療することができる脳機能障害には、限定されないが、老人性認知症、アルツハイマー型認知症、記憶および認知に関連する障害、記憶喪失、健忘症/健忘症候群、てんかん、意識障害、昏睡、注意力低下、言語障害、声の痙攣、パーキンソン病、レノックス・ガストー症候群、自閉症、多動症候群、および統合失調症などの知的障害を伴う障害が含まれる。脳機能障害にはまた、限定されないが、脳卒中、脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化、脳静脈血栓症、頭部外傷なども含まれる。
【0035】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)の組み合わせにより治療することができる運動障害、または効果を増強して治療することができる運動障害には、限定されないが、アカシジア、アキネジア、関連運動、アテトーシス、運動失調、バリスムス、ヘミバリスムス、動作緩慢、脳性麻痺、舞踏病、ハンチントン病、リウマチ性舞踏病、シデナム舞踏病、ジスキネジア、遅発性ジスキネジア、ジストニア、眼瞼痙攣、痙性斜頸、ドーパミン反応性ジストニア、パーキンソン病、下肢静止不能症候群(RLS)、振戦、本態性振戦、トゥレット症候群、およびウィルソン病が含まれる。
【0036】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)の組み合わせにより治療することができる認知症、または効果を増強して治療することができる認知症には、限定されないが、アルツハイマー病、パーキンソン病、血管性認知症、レビー小体型認知症、混合型認知症、前頭側頭型認知症、クロイツフェルト・ヤコブ病、正常圧水頭症、ハンチントン病、ウェルニッケ・コルサコフ症候群、ピック病が含まれる。
【0037】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)の組み合わせにより治療することができる運動ニューロン疾患、または効果を増強して治療することができるニューロン疾患には、限定されないが、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、進行性球麻痺、原発性側索硬化症(PLS)、進行性筋萎縮症、ポリオ後症候群(PPS)、脊髄筋萎縮症(SMA)、脊髄運動萎縮症、テイ・サックス病、サンドホフ病、および遺伝性痙性対麻痺が含まれる。
【0038】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)の組み合わせにより治療することができる神経変性疾患、または効果を増強して治療することができる神経変性疾患には、限定されないが、アルツハイマー病、プリオン関連疾患、小脳失調症、脊髄小脳失調症(SCA)、脊髄筋萎縮症(SMA)、球脊髄性筋萎縮症、フリードリヒ失調症、ハンチントン病、レビー小体病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALSまたはルー・ゲーリック病)、多発性硬化症(MS)、多系統萎縮症、シャイ・ドレーガー症候群、皮質基底核変性症、進行性核上麻痺、ウィルソン病、メンケス病、副腎白質ジストロフィー、皮質下梗塞および白質脳症を伴う常染色体優性脳動脈症(CADASIL)、筋ジストロフィー、シャルコー・マリー・トゥース病(CMT)、家族性痙性対麻痺、神経線維腫症、オリーブ橋小脳萎縮または変性、線条体黒質変性症、ギラン・バレー症候群、および痙性対麻痺が含まれる。
【0039】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)の組み合わせにより治療することができる発作障害、または効果を増強して治療することができる発作障害には、限定されないが、てんかん性発作、非てんかん性発作、てんかん、熱性痙攣;単純部分発作、ジャクソン発作、複雑部分発作、および持続性部分てんかんを含むがこれらに限定されない部分発作;全身性強直性間代性発作、欠神発作、脱力発作、ミオクローヌス発作、若年性ミオクローヌス発作、および点頭てんかんを含むがこれらに限定されない全身性痙攣;およびてんかん重積が含まれる。
【0040】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)の組み合わせにより治療することができる頭痛の種類には、限定されないが、片頭痛、緊張型頭痛、および群発頭痛が含まれる。
【0041】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)の組み合わせにより治療することができる他の神経障害、または効果を増強して治療することができる神経障害には、レット症候群、自閉症、耳鳴り、意識障害、性機能障害、難治性のハンチントン病またはハンチントン病に関連する舞踏病、ナルコレプシー、カタプレキシー;外転筋痙攣性発声障害、内転筋痙攣性発声障害、筋緊張性発声障害、および発声振戦を含むがこれらに限定されない、制御不能な喉頭筋痙攣による発声障害;糖尿病性神経障害、メトトレキサート神経毒性などの化学療法誘発性神経毒性;腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、便失禁を含むがこれらに限定されない失禁;および勃起不全が含まれる。
【0042】
いくつかの実施形態では、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)の組み合わせは、骨格筋痛、神経障害性疼痛、癌関連の痛み、急性痛、侵害受容性痛、炎症性痛、関節炎痛、関節痛、鎌状赤血球症に関連する痛み、複合性局所疼痛症候群、アロディニア、治療抵抗性痛覚過敏などを含むがこれらに限定されないあらゆる種類の疼痛の治療または緩和のために使用され得る。
【0043】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの疼痛緩和作用は、抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)の共投与を含む方法により増強され得る。
【0044】
ブプロピオンの疼痛緩和作用は、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグの共投与を含む方法により増強され得る。
【0045】
いくつかの実施形態では、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグの共投与は、炎症に関連する疼痛を含む、炎症またはクローン病などの炎症状態を治療するため、または減少させるために使用され得る。
【0046】
いくつかの実施形態では、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグの共投与は、乾癬、癌、ウイルス感染症の治療、または多発性骨髄腫の補助療法として使用され得る。
【0047】
骨格筋痛の例には、腰痛(すなわち腰仙痛)、原発性月経困難症、および、関節リウマチ、若年性関節リウマチ、変形性関節炎、強直性脊椎を含む軸性脊椎関節炎に関連する疼痛、椎体粉砕骨折、線維形成不全症、骨形成不全、骨のパジェット病、一過性骨粗鬆症および一過性股関節骨粗鬆症に関連する疼痛などの関節痛などが含まれる。
【0048】
関節炎とは、疼痛に関連する炎症性関節疾患をいう。関節炎痛の例には、変形性関節炎、びらん性関節炎、関節リウマチ、若年性関節リウマチ、血清陰性(非関節リウマチ性)関節症、非関節リウマチ、関節周囲障害、シャルコー足を含む神経障害性関節症、強直性脊椎炎を含む軸性脊椎関節炎、およびSAPHO症候群に関連する疼痛が含まれる。
【0049】
いくつかの実施形態では、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、ブプロピオンなどの抗うつ剤の組み合わせは、腰痛を含む筋骨格通、および関節リウマチ、若年性関節リウマチ、変形性関節炎、びらん性関節炎、血清陰性(非関節リウマチ性)関節症、非関節リウマチ、関節周囲障害、強直性脊椎炎を含む軸性脊椎関節炎、パジェット病、線維形成不全症、SAPHO症候群、一過性変形性股関節症、椎体粉砕骨折、骨粗鬆症などに関連する疼痛を緩和するために経口投与され得る。
【0050】
いくつかの実施形態では、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、ブプロピオンなどの抗うつ剤の組み合わせは、慢性筋骨格痛を治療するために使用される。
【0051】
いくつかの実施形態では、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、ブプロピオンなどの抗うつ剤の組み合わせは、I型複合性局所疼痛症候群(CRPS-I)、II型複合性局所疼痛症候群(CRPS-II)、CRPS-NOS、または他の型のCRPSなどの複合性局所疼痛症候群を緩和するために投与され得る。CRPSは炎症性疼痛の一種である。CRPSは神経障害の要素があることもある。複合性局所疼痛症候群は衰弱性疼痛症候群である。それは、浮腫を伴う可能性のある手足の激しい痛み、自律神経、運動および感覚の変化が特徴である。
【0052】
いくつかの実施形態では、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、ブプロピオンなどの抗うつ剤の組み合わせは、神経障害性疼痛を緩和するために経口投与され得る。
【0053】
神経障害性疼痛の例には、糖尿病性末梢神経障害、帯状疱疹後神経痛、三叉神経痛、モノラディキュロパシー(monoradiculopathies)、幻肢痛、中枢性疼痛などが含まれる。神経障害性疼痛の他の原因には、癌関連疼痛、腰部神経根圧迫、脊髄損傷、脳卒中後疼痛、中枢多発性硬化症痛、HIV関連神経障害、および放射線療法または化学療法関連神経障害等が含まれる。
【0054】
いくつかの実施形態では、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、ブプロピオンなどの抗うつ剤の組み合わせは、線維筋痛症を緩和するために投与され得る。
【0055】
「治療する」または「治療」という用語には、ヒトもしくは他の動物における疾患の診断、処置、軽減、治療、もしくは予防、または、ヒトもしくは他の動物の体の構造もしくは機能に影響を与える任意の行為が含まれる。
【0056】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの治療特性を改善するために、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと組み合わせて任意の抗うつ剤が使用され得る。TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および抗うつ化合物は、別々の組成物または剤形として投与されてもよく、または両方を含む単一の組成物または剤形として投与されてもよい。
【0057】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと共投与され得る抗うつ化合物には、限定されないが、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、クロミプラミン、ドキセピン、フルオキセチン、ミアンセリン、イミプラミン、2-クロロイミプラミン、アミトリプチリン、アモキサピン、デシプラミン、プロトリプチリン、トリミプラミン、ノルトリプチリン、マプロチリン、フェネルジン、イソカルボキサジド、トラニルシプロミン、パロキセチン、トラゾドン、シタロプラム、セルトラリン、アリールオキシインダナミン、ベナクチジン、エスシタロプラム、フルボキサミン、ベンラファキシン、デスベンラファキシン、デュロキセチン、ミルタザピン、ネファゾドン、セレギリン、シブトラミン、ミルナシプラン、テソフェンシン、ブラソフェンシン、モクロベミド、ラサギリン、ニアラミド、イプロニアジド、イプロクロジド、トロキサトン、ブトリプチリン、ドスレピン、ジベンゼピン、イプリンドール、ロフェプラミン、オピプラモール、ノルフルオキセチン、ダポキセチン等、またはこれらの化合物の代謝物もしくはプロドラッグ、またはこれらの任意の化合物の薬学的に許容される塩が含まれる。
【0058】
テソフェンシンと、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約0.1~0.2mg、約0.1~0.3mg、約0.1~0.4mg、約0.1~0.5mg、約0.1~0.6mg、約0.1~0.7mg、約0.1~0.8mg、約0.1~0.9mg、約0.1~0.1mg、約0.1~0.12mg、0.01~0.2mg、約0.1~0.3mg、約0.2~0.4mg、約0.3~0.5mg、約0.4~0.6mg、約0.5~0.7mg、約0.6~0.8mg、約0.7~0.9mg、約0.8~lmg、約0.9~1.1mgの1日量のテソフェンシン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0059】
ブラソフェンシンと、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約0.01~0.2mg、約0.2~0.4mg、約0.4~0.6mg、約0.6~0.8mg、約0.8~1mg、約1~1.2mg、約1.2~1.4mg、約1.4~1.6mg、約1.6~1.8mg、約1.8~2mg、約2~2.2mg、約2.2~2.4mg、約2.4~2.6mg、約2.6~2.8mg、約2.8~3mg、約3~3.2mg、約3.2~3.4mg、約3.4~3.6mg、約3.6~3.8mg、約3.8~4mg、約3.9~4.1mg、約4~4.2mg、約0.2~0.4mg、約0.2~0.6mg、約0.2~0.8mg、約0.2~1mg、約0.2~1.2mg、約0.2~1.4mg、約0.2~1.6mg、約0.2~1.8mg、約0.2~2.0mg、0.2~2.5mg、約0.2~3.0mg、約0.2~3.5mg、約0.2~4.0mgの1日量のブラソフェンシン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0060】
クロミプラミンと、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約10~500mg、約50~400mg、約50~300mg、約100~250mg、約1~10mg、約10~200mg、約10~150mg、約10~100mg、約10~180mg、約10~160mg、約10~140mg、約10~120mg、約10~100mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約25mg、約50mg、約100mg、約250mgの1日量のクロミプラミン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0061】
ドキセピンと、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~500mg、約1~10mg、約1~40mg、約1~30mg、約1~20mg、約1~18mg、約1~16mg、約1~14mg、約1~12mg、約1~10mg、約10~150mg、約10~125mg、約10~100mg、約10~75mg、約10~70mg、約10~60mg、約10~50mg、約10~40mg、約10~30mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~500mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mgの1日量のドキセピン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0062】
フルオキセチン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~10mg、約5~15mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約20mg、約60mg、約100mg、約150mgの1日量のフルオキセチン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0063】
ミアンセリン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~300mg、約1~90mg、約1~60mg、約1~30mg、約1~25mg、約1~20mg、約1~15mg、約1~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約30mg、約60mg、約90mg、約120mg、約150mgの1日量のミアンセリン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0064】
イミプラミン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~10mg、約5~150mg、約5~125mg、約5~100mg、約5~75mg、約5~60mg、約5~50mg、約5~40mg、約5~30mg、約5~25mg、約5~20mg、約5~15mg、約10~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~500mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mgの1日量のイミプラミン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0065】
2-クロロイミプラミン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの1日量の2-クロロイミプラミン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0066】
アミトリプチリン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~10mg、約5~100mg、約5~70mg、約5~60mg、約5~50mg、約5~40mg、約5~35mg、約5~30mg、約5~25mg、約5~20mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~500mg、約10mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mgの1日量のアミトリプチリン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0067】
アモキサピン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~10mg、約10~20mg、約10~300mg、約10~250mg、約10~200mg、約10~150mg、約10~120mg、約10~100mg、約10~80mg、約10~60mg、約10~40mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~500mg、約500~600mg、約600~700mg、約700~800mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mgの1日量のアモキサピン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0068】
デシプラミン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~10mg、1~15mg、約10~20mg、10~25mg、約10~30mg、約10~40mg、約10~50mg、約10~60mg、約10~70mg、約10~80mg、約10~90mg、約10~100mg、約10~120mg、約10~140mg、約10~150mg、約10~180mg、約10~200mg、約20~30mg、約20~40mg、約30~40mg、約40~50mg、約40~60mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約90~110mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約180~220mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約280~320mg、約300~350mg、約350~400mg、約100~200mg、約25~100mg、約25mg、約50mg、約100mg、約200mg、約250mgの1日量のデシプラミン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0069】
プロトリプチリン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約5~100mg、約2~5mg、約2~6mg、約2~7mg、約2~8mg、約2~9mg、約2~10mg、約2~11mg、約2~12mg、約2~13mg、約2~14mg、約2~15mg、約2~20mg、約2~21mg、約2~22mg、約2~23mg、約2~24mg、約2~25mg、約2~26mg、約2~27mg、約2~28mg、約2~29mg、約2~30mg、約2~35mg、約2~40mg、約15~60mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約20mg、約30mg、約60mg、約100mg、約150mgの1日量のプロトリプチリン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0070】
トリミプラミン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、20~300mg、1~10mg、約5~20mg、約5~25mg、約5~30mg、約5~35mg、約5~40mg、約5~45mg、約5~50mg、約5~55mg、約5~60mg、約5~65mg、約5~70mg、約5~75mg、約5~100mg、約5~125mg、約5~150mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約100~200mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約180~220mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~500mg、約10mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mgの1日量のトリミプラミン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0071】
ノルトリプチリン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~5mg、約5~10mg、約5~20mg、約5~25mg、約5~30mg、約5~35mg、約5~40mg、約5~45mg、約5~50mg、約5~55mg、約5~60mg、約5~65mg、約5~70mg、約5~75mg、約5~100mg、約5~125mg、約5~150mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約20~30mg、約25~30mg、約30~35mg、約30~50mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~150mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、80~120mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約20mg、約30mg、約60mg、約100mg、約150mgの1日量のノルトリプチリン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0072】
マプロチリン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~5mg、約5~10mg、約5~20mg、約5~25mg、約5~30mg、約5~35mg、約5~40mg、約5~45mg、約5~50mg、約5~55mg、約5~60mg、約5~65mg、約5~70mg、約5~75mg、約5~100mg、約5~125mg、約5~150mg、約10~15mg、約10~250mg、約10~75mg、約10~50mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約60~90mg、約65~70mg、約70~75mg、約75~80mg、約80~85mg、約80~120mg、約85~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約100~150mg、約120~125mg、約125~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~225mg、約210~240mg、約200~250mg、約10mg、約25mg、約30mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約225mgの1日量のマプロチリン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0073】
フェネルジン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~5mg、約5~10mg、約5~20mg、約5~25mg、約5~30mg、約5~35mg、約5~40mg、約5~45mg、約5~50mg、約5~55mg、約5~60mg、約5~65mg、約5~70mg、約5~75mg、約5~90mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約40~50mg、約45~50mg、約50~55mg、約50~70mg、約50~200mg、約55~60mg、約60~65mg、約60~90mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、80~120mg、約90~100mg、約100~120mg、約100~150mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約15mg、約30mg、約60mg、約100mg、約150mgの1日量のフェネルジン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0074】
イソカルボキサジド、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~5mg、約2~5mg、約2~6mg、約2~7mg、約2~8mg、約2~9mg、約2~10mg、約2~11mg、約2~12mg、約2~13mg、約2~14mg、約2~15mg、約2~16mg、約2~17mg、約2~18mg、約2~19mg、約2~20mg、約2~21mg、約2~22mg、約2~23mg、約2~24mg、約2~25mg、約2~26mg、約2~27mg、約2~28mg、約2~29mg、約2~30mg、約2~35mg、約2~40mg、約2~45mg、約2~50mg、約2~55mg、約2~60mg、約5~10mg、約5~15mg、約10~15mg、約10~60mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約30~50mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約50~70mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約15mg、約30mg、約60mg、約100mg、約150mgの1日量のイソカルボキサジド、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0075】
トラニルシプロミン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~5mg、約1~30mg、約1~25mg、約1~20mg、約2~5mg、約2~6mg、約2~7mg、約2~8mg、約2~9mg、約2~10mg、約2~11mg、約2~12mg、約2~13mg、約2~14mg、約2~15mg、約2~16mg、約2~17mg、約2~18mg、約2~19mg、約2~20mg、約2~21mg、約2~22mg、約2~23mg、約2~24mg、約2~25mg、約2~26mg、約2~27mg、約2~28mg、約2~29mg、約2~30mg、約2~35mg、約2~40mg、約2~45mg、約2~50mg、約2~55mg、約2~60mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約15mg、約30mg、約60mg、約100mg、約150mgの1日量のトラニルシプロミン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0076】
パロキセチン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~5mg、約1~50mg、約1~20mg、約1~15mg、約1~10mg、約2~5mg、約2~6mg、約2~7mg、約2~8mg、約2~9mg、約2~10mg、約2~11mg、約2~12mg、約2~13mg、約2~14mg、約2~15mg、約2~16mg、約2~17mg、約2~18mg、約2~19mg、約2~20mg、約2~30mg、約2~40mg、約2~50mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約15mg、約20mg、約30mg、約60mg、約100mg、約150mgの1日量のパロキセチン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0077】
トラゾドン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~10mg、約10~20mg、約10~30mg、約10~40mg、約10~50mg、約10~60mg、約10~70mg、約10~80mg、約10~90mg、約10~100mg、約10~120mg、約10~140mg、約10~150mg、約10~180mg、約10~200mg、約10~250mg、約10~300mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの1日量のトラゾドン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0078】
シタロプラム、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~5mg、約1~20mg、約1~15mg、約1~10mg、約2~5mg、約2~6mg、約2~7mg、約2~8mg、約2~9mg、約2~10mg、約2~11mg、約2~12mg、約2~13mg、約2~14mg、約2~15mg、約2~20mg、約2~25mg、約2~30mg、約2~35mg、約2~40mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約15mg、約20mg、約30mg、約40mg、約60mg、約100mg、約150mgの1日量のシタロプラム、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0079】
セルトラリン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~5mg、約1~50mg、約1~45mg、約1~40mg、約1~B0mg、約1~20mg、約2~5mg、約2~6mg、約2~7mg、約2~8mg、約2~9mg、約2~10mg、約2~11mg、約2~12mg、約2~13mg、約2~14mg、約2~15mg、約2~16mg、約2~17mg、約2~18mg、約2~19mg、約2~20mg、約2~21mg、約2~22mg、約2~23mg、約2~24mg、約2~25mg、約2~26mg、約2~27mg、約2~28mg、約2~29mg、約2~30mg、約2~35mg、約2~40mg、約2~45mg、約2~50mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~75mg、約75~80mg、約80~85mg、約85~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~125mg、約125~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~300mg、約10mg、約25mg、約30mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約200mg、約225mgの1日量のセルトラリン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0080】
アリールオキシインダナミン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの1日量のアリールオキシインダナミン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0081】
ベナクチジン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの1日量のベナクチジン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0082】
エスシタロプラム、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~5mg、約2~5mg、約2~6mg、約2~7mg、約2~8mg、約2~9mg、約2~10mg、約2~12mg、約2~14mg、約2~15mg、約2~20mg、約5~10mg、約5~15mg、約10~15mg、約10~30mg、約15~20mg、約15~30mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~200mg、約5mg、約10mg、約15mg、約20mg、約25mg、約30mg、約35mg、約40mg、約50mgの1日量のエスシタロプラム、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0083】
フルボキサミン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、50~300mg、1~10mg、約10~20mg、約10~30mg、約10~40mg、約10~50mg、約10~60mg、約10~70mg、約10~80mg、約10~90mg、約10~100mg、約10~120mg、約10~140mg、約10~150mg、約10~180mg、約10~200mg、約10~250mg、約10~300mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約90~110mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約180~220mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約240~260mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~B00mg、約280~320mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~500mg、約10mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mgの1日量のフルボキサミン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0084】
ベンラファキシン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~10mg、約5~20mg、約5~25mg、約5~30mg、約5~35mg、約5~40mg、約5~45mg、約5~50mg、約5~55mg、約5~60mg、約5~65mg、約5~70mg、約5~75mg、約5~100mg、約5~125mg、約5~150mg、約10~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約120~180mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約225、約250mg、約375mg、約400mg、約600mgの1日量のベンラファキシン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0085】
デスベンラファキシン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約2~5mg、約2~6mg、約2~7mg、約2~8mg、約2~9mg、約2~10mg、約2~11mg、約2~12mg、約2~13mg、約2~14mg、約2~15mg、約2~20mg、約2~21mg、約2~22mg、約2~23mg、約2~24mg、約2~25mg、約2~30mg、約2~35mg、約2~40mg、約2~45mg、約2~50mg、約2~75mg、約2~100mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約20~30mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約40~60mg、約45~50mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約80~120mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約15mg、約20mg、約30mg、約40mg、約60mg、約100mg、約150mgの1日量のデスベンラファキシン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0086】
デュロキセチン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~5mg、約2~5mg、約2~6mg、約2~7mg、約2~8mg、約2~9mg、約2~10mg、約2~11mg、約2~12mg、約2~13mg、約2~14mg、約2~15mg、約2~20mg、約2~21mg、約2~22mg、約2~23mg、約2~24mg、約2~25mg、約2~26mg、約2~27mg、約2~28mg、約2~29mg、約2~30mg、約2~35mg、約2~40mg、約2~45mg、約2~60mg、約2~90mg、約2~120mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約20~40mg、約25~30mg、約30~35mg、約30~50mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約50~70mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約15mg、約20mg、約30mg、約40mg、約60mg、約100mg、約120mgの1日量のデュロキセチン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0087】
ミルタザピン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約2~5mg、約2~6mg、約2~7mg、約2~8mg、約2~9mg、約2~10mg、約2~11mg、約2~12mg、約2~13mg、約2~14mg、約2~15mg、約2~20mg、約2~25mg、約2~30mg、約2~35mg、約2~40mg、約2~45mg、約1~5mg、約5~10mg、約5~100mg、約10~15mg、約10~50mg、約15~20mg、約15~45mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約15mg、約20mg、約30mg、約40mg、約45mg、約60mg、約75mgの1日量のミルタザピン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0088】
ネファゾドン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~10mg、約10~20mg、約20~40mg、約20~50mg、約20~60mg、約20~70mg、約20~80mg、約20~90mg、約20~100mg、約20~120mg、約20~140mg、約20~160mg、約20~180mg、約20~200mg、約20~250mg、約20~300mg、約20~450mg、約20~600mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約80~120mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約160~240mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~1000mg、約1000~1500mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの1日量のネファゾドン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0089】
セレギリン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約0.5~2mg、約2~5mg、約1~10mg、約1~9mg、約1~8mg、約1~7mg、約1~6mg、約1~5mg、約1~3mg、約3~5mg、約5~10mg、約5~15mg、約10~15mg、約15~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約5mg、約10mg、約15mg、約20mg、約30mg、約40mgの1日量のセレギリン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0090】
シブトラミン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~5mg、約1~15mg、約1~10mg、約1~8mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約5mg、約10mg、約15mg、約20mg、約30mg、約40mg、約60mg、約100mg、約120mgの1日量のシブトラミン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0091】
ラサギリン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約0.1~0.3mg、約0.3~0.5mg、約0.3~0.7mg、約0.5~0.7mg、約0.5~1.5mg、約0.7~0.9mg、約0.9~1.0mg、約1.0~1.5mg、約1.5~2.0mg、約2.0~3.0mg、約0.1mg、約0.25mg、約0.5mg、約0.75mg、約1mg、約2mgの1日量のラサギリン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0092】
ミルナシプラン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~7.5mg、約7.5~12.5mg、約5~20mg、約5~100mg、約5~90mg、約5~80mg、約5~70mg、約5~60mg、約5~50mg、約5~40mg、約12.5~15mg、約15~20mg、約20~30mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約40~60mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約80~120mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約180~220mg、約200~300mg、約300~400mg、約7.5mg、約12.5mg、約25mg、約50mg、約75mg、約60mg、約100mg、約200mgの1日量のミルナシプラン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0093】
モクロベミド、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約1~10mg、約10~20mg、約20~25mg、約20~450mg、約20~300mg、約20~250mg、約20~200mg、約20~150mg、約20~100mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~320mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約430~470mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの1日量のモクロベミド、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0094】
ニアラミド、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの1日量のニアラミド、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0095】
イプロニアジド、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの1日量のイプロニアジド、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0096】
イプロクロジド、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの1日量のイプロクロジド、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0097】
トロキサトン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの1日量のトロキサトン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0098】
ブトリプチリン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの1日量のブトリプチリン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0099】
ドスレピン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの1日量のドスレピン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0100】
ジベンゼピン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの1日量のジベンゼピン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0101】
イプリンドール、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの1日量のイプリンドール、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0102】
ロフェプラミン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの1日量のロフェプラミン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0103】
オピプラモール、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの1日量のオピプラモール、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0104】
ノルフルオキセチン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの1日量のノルフルオキセチン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0105】
ダポキセチン、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ(重水素修飾されたTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および重水素修飾されていないTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれる)の組み合わせでは、約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの1日量のダポキセチン、またはこれらの値の間の範囲の任意の量が投与され得る。
【0106】
ブプロピオンは以下に示す構造を有する(ブプロピオン塩酸塩の形態を示す)。
【0107】
【化2】
【0108】
ブプロピオンをTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと合わせることにより、いずれかの成分を単独で投与することにより達成される疼痛の緩和などの効果より強力な効果を提供し得る。代謝活性が高いヒトでは、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZは急速かつ広範に代謝され、高用量であっても低い全身暴露となる。ブプロピオンは、抗うつ作用および鎮痛作用を有するほか、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの代謝の阻害剤である。ブプロピオンはドーパミンおよびノルエピネフリンの再取り込み阻害剤である。これはまたニコチン性アセチルコリン受容体のアンタゴニストでもあり、炎症性疾患に関連するサイトカインを調節することができる。ブプロピオンは腫瘍壊死因子αおよびインターフェロンγのレベルに影響を与えることができる。ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン(トレオヒドロブプロピオンまたはトレオジヒドロブプロピオンとしても知られる)、およびエリスロヒドロキシブプロピオン(エリスロヒドロブプロピオンまたはエリスロジヒドロブプロピオンとしても知られる)を含むブプロピオンの代謝物もまた、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの代謝の阻害剤である。したがって、体内で急速に変換される形態のブプロピオン(塩、水和物、溶媒和物、多形等)を含むブプロピオンは、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、およびエリスロヒドロキシブプロピオンのプロドラッグである。ブプロピオンのプロドラッグには、N-メチルブプロピオンおよびN-ベンジルブプロピオンが含まれ得る。
【0109】
上記で説明したように、この阻害はTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの血漿濃度を増加させ、疼痛を含む神経障害の緩和、うつ病、禁煙などの相加効果または相乗効果をもたらす。したがって、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの代謝の阻害は、組み合わせによる様々な潜在的利点のひとつに過ぎず、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZとブプロピオンとの共投与により、多くの個体に対するブプロピオンの効能を増大し得る。TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZとブプロピオンとの共投与により、多くの個体に対するブプロピオンの鎮痛作用を増大し得る。TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZとブプロピオンとの共投与により、早期作用開始を含め、多くの個体に対するブプロピオンの抗うつ作用を増大し得る。
【0110】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZとブプロピオンとの共投与の別の潜在的な利点は、傾眠などの、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZによる治療に関連する有害事象の可能性を低減するのに有用であり得る。これはたとえば、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZによる治療を受けた結果として有害事象を経験する危険性があるヒト患者に有用であり得る。
【0111】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZとブプロピオンとの共投与の別の潜在的な利点は、発作などの、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはそれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグによる治療に関連する有害事象の可能性を低減するのに有用であり得る。これはたとえば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはそれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグによる治療を受けた結果として有害事象を経験する危険性があるヒト患者に有用であり得る。
【0112】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはそれらの化合物のいずれかの代謝物もしくはプロドラッグに関して、共投与は、中枢神経系または末梢神経系の有害事象、胃腸障害、またはそれらの化合物のいずれかに関連する他の有害事象を低減し得る。中枢神経系(CNS)または末梢神経系の有害事象には、限定されないが、うつ病、激越性うつ病、異常な夢、興奮、希死念慮、衝動、衝動的行為、睡眠障害、静座不能/落ち着きのなさ、認知障害、流涎症、運動障害、片頭痛、意識消失、失神、不安、いらだち、強迫性反応、食欲不振、神経過敏、眩暈、不眠、意識朦朧、震え、幻覚、痙攣、CNS抑制、恐怖、心配、頭痛、いらだちまたは興奮の増加、耳鳴り、眠気、眩暈、鎮静状態、傾眠、混乱、見当識障害、倦怠感、協調運動失調、疲労、多幸感、神経過敏、不眠症、睡眠障害、痙攣発作、興奮、緊張病様状態、ヒステリー、幻覚、妄想、偏執症、頭痛および/または片頭痛、および、注視痙攣、斜頸、興奮性亢進、筋緊張の増加、運動失調、挺舌、静座不能、平衡困難、パーキンソン症、動作緩慢、眩暈、構音障害、不安定歩行、または頭痛などのような錐体外路症状が含まれる。
【0113】
胃腸の有害事象には、限定されないが、吐き気、嘔吐、腹痛、上腹部痛、頻繁な排便、胃腸痛、流涎過多、胆嚢炎、嚥下障害、消化不良、下痢、腹部膨満、鼓腸、出血を伴う消化性潰瘍、軟便、便秘、胃痛、胸焼け、おなら、食欲不振、胃部膨満感、消化不良、腫脹、胃酸過多、口渇、胃腸障害、および胃痛が含まれる。
【0114】
低減し得る他の有害事象には、いらだち、疲労、歩行障害、胸痛、二日酔い、落ち込み、裂傷、斑状出血、息切れ、気管支炎、慢性閉塞性肺疾患またはCOPDの増悪、および排尿障害が含まれる。
【0115】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグ)との共投与は、必ずしも2つの化合物を同じ剤形で投与する必要はない。たとえば、2つの化合物は単一の剤形で投与されてもよく、または2つの別々な剤形で投与されてもよい。さらに、2つの化合物は同時に投与されてもよいが、これは必須ではない。たとえば、共投与による治療が行われている時間の少なくとも一部において、両方がヒトの体内に同時に存在する場合、化合物は異なる時間に投与することができる。
【0116】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグと、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZとの組み合わせの共投与は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグと、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの両方が、その組み合わせの疼痛緩和作用に寄与している。たとえば、組み合わせにより、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグ単独、またはTBZ、α-HTBZ、もしくはβ-HTBZ単独と比較して、早期作用開始の可能性を含む疼痛緩和作用を改善するかもしれない。
【0117】
いくつかの実施形態では、組み合わせにより、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグ単独と比較して、少なくとも約0.5%、少なくとも約1%、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約50%、少なくとも100%、約500%まで、または1000%まで、約0.5%~約1000%、約10%~約20%、約20%~約30%、約30%~約40%、約40%~約50%、約50%~約60%、約60%~約70%、約70%~約80%、約80%~約90%、約90%~約100%、約100%~約110%、約110%~約120%、約120%~約130%、約130%~約140%、約140%~約150%、約150%~約160%、約160%~約170%、約170%~約180%、約180%~約190%、約190%~約200%、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意の痛みの緩和量で、疼痛緩和作用を改善するかもしれない。
【0118】
いくつかの実施形態では、組み合わせにより、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ単独と比較して、少なくとも約0.5%、少なくとも約1%、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約50%、少なくとも100%、約500%まで、または1000%まで、約0.5%~約1000%、約10%~約20%、約20%~約30%、約30%~約40%、約40%~約50%、約50%~約60%、約60%~約70%、約70%~約80%、約80%~約90%、約90%~約100%、約100%~約110%、約110%~約120%、約120%~約130%、約130%~約140%、約140%~約150%、約150%~約160%、約160%~約170%、約170%~約180%、約180%~約190%、約190%~約200%、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意の痛みの緩和量で、疼痛緩和作用を改善するかもしれない。
【0119】
別段の記載がない限り、TBZ、α-HTBZ、もしくはβ-HTBZ、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオンなどのような、構造、名称、または他の手段により本明細書に記載された化合物には、薬学的に許容される塩、多形、溶媒和物、水和物などのような別の固体形態、互変異性体、重水素修飾TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZなどの重水素修飾された化合物、または本明細書に記載されるように使用される条件下で急速に本明細書に記載される化合物に急速に変換され得る任意の化学種が含まれる。
【0120】
重水素修飾TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの例には、限定されないが、デューテトラベナジン、d6-α-HTBZ、d6-β-HTBZ、および以下に示すものが含まれる。
【0121】
【化3】
【0122】
剤形または組成物は、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの代謝を阻害する化合物(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)の、それのみで、または溶媒中でのいずれかの、ブレンドまたは混合物であってもよい。たとえば、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、およびブプロピオンは、互いが分散しあっているか、または共に溶媒中に分散していてもよい。分散体は、個々の小粒子が実質的に1つの化合物である固形材料の混合物を含んでいてもよいが、個々の小粒子は2種の異なる薬剤の2種の粉末が固形溶媒とブレンドされる場合に起こり得るように、互いが分散しあっており、ブレンドは固形の状態で行われる。いくつかの実施形態では、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、およびブプロピオンは、組成物または剤形内に実質的に不均一に分散されていてもよい。あるいは、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、およびブプロピオンは、組成物はたは剤形内の別々の領域または相に存在していてもよい。たとえば、ある薬剤がコーティング内にあってもよく、別の薬剤はコーティング内のコア内にあってもよい。たとえば、ある薬剤が徐放性に製剤化されてもよく、別の薬剤は即放性に製剤化されてもよい。
【0123】
いくつかの実施形態には、徐放形態のブプロピオン、および即放形態のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを含む錠剤の投与が含まれる。ブプロピオンの徐放性が達成され得る多くの方法があるが、いくつかの実施形態では、ブプロピオンはヒドロキシプロピルメチルセルロースと組み合わせられる。たとえば、ブプロピオン塩酸塩の粒子は、微結晶セルロースおよびヒドロキシプロピルメチルセルロース(たとえば、METHOCEL(登録商標))とブレンドしてブレンド粉末の混和物を形成することができる。その後これを即放性のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZと単一の錠剤に組み合わせることができる。
【0124】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、および/または、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、およびエリスロヒドロキシブプロピオン、または非ブプロピオンの抗うつ剤などの抗うつ剤(本明細書ではこれらの全て便宜上「治療化合物」と総称する)は、選択された投与経路および、たとえばRemington’s Pharmaceutical Sciences,2005に記載されているような標準的な製薬慣行に基づいて選択される薬学的担体と組み合わせてもよい。活性成分および担体の相対的な割合は、たとえば、化合物の溶解度および化学的性質、選択された投与経路、および標準的な製薬慣行により決定してもよい。
【0125】
治療化合物は、患者の体内の所望の部位または作用部位に活性剤が接触しうる任意の手段により投与してもよい。化合物は、個々の治療剤として、または治療剤の組み合わせとして、医薬品と組み合わせて使用するために利用可能な任意の従来の手段によって投与することができる。たとえば、医薬組成物中の唯一の活性剤として投与してもよく、または他の治療活性成分との組み合わせで使用してもよい。
【0126】
治療化合物は、選択した投与経路、たとえば経口または非経口に適合する様々な形態でヒト患者に投与され得る。この点で、非経口投与には、以下の経路:静脈内、筋肉内、皮下、眼内、関節滑液嚢内、経皮を含む上皮、眼、舌下、および頬側;眼、皮膚、眼球、直腸および送気による経鼻吸入、エアロゾル、および直腸全身を含む局所、による投与が含まれる。
【0127】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZのブプロピオンに対する比は多様であってもよい。いくつかの実施形態では、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZのブプロピオンに対する重量比は、約0.1~約10、約0.1~約2、約0.2~約1、約0.1~約0.5、約0.1~約0.3、約0.2~約0.4、約0.3~約0.5、約0.5~約0.7、約0.7~約1、約0.2、約0.3、約0.4、約0.45、約0.6、約0.9、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意の比であってもよい。比が0.1であるということは、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの重量がブプロピオンの重量の1/10であることを示す。比が10であるということは、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの重量がブプロピオンの重量の10倍であることを示す。
【0128】
任意の適量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが治療化合物中に存在していてもよい。たとえば、いくつかの液体組成物には、約0.0001%(w/v)~約50%(w/v)、約0.01%(w/v)~約20%(w/v)、約0.01%~約10%(w/v)、約0.001%(w/v)~約1%(w/v)、約0.1%(w/v)~約0.5%(w/v)、約1%(w/v)~約3%(w/v)、約3%(w/v)~約5%(w/v)、約5%(w/v)~約7%(w/v)、約7%(w/v)~約10%(w/v)、約10%(w/v)~約15%(w/v)、約15%(w/v)~約20%(w/v)、約20%(w/v)~約30%(w/v)、約30%(w/v)~約40%(w/v)、または約40%(w/v)~約50%(w/v)のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれていてもよい。
【0129】
いくつかの液体剤形には、約5~30mg、約5~20mg、約5~8mg、約7~10mg、約9~12mg、約11~14mg、約12~13mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約20~24mg、約23~27mg、約24~26mg、約25~30mg、約25~28~mg、約20~30mg、約10~500mg、約30~350mg、約50~200mg、約50~70mg、約20~50mg、約30~60mg、約40~50mg、約40~42mg、約42~44mg、約44~46mg、約46~48mg、約48~50mg、約80~100mg、約110~130mg、約170~190mg、約45mg、約60mg、約90mg、約120mg、もしくは約180mgのTBZ、α-HTBZ、もしくはβ-HTBZ、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意の量のTBZ、α-HTBZ、もしくはβ-HTBZであってもよい。12.5mgと25mgを含む範囲が特に重要である。
【0130】
いくつかの液体組成物には、少なくとも約5%(w/w)、少なくとも約10%(w/w)、少なくとも約20%(w/w)、少なくとも約50%(w/w)、少なくとも約70%(w/w)、少なくとも約80%、約10%(w/w)~約30%(w/w)、約10%(w/w)~約20%(w/w)、約20%(w/w)~約30%(w/w)、約30%(w/w)~約50%(w/w)、約30%(w/w)~約40%(w/w)、約40%(w/w)~約50%(w/w)、約50%(w/w)~約80%(w/w)、約50%(w/w)~約60%(w/w)、約70%(w/w)~約80%(w/w)、または約80%(w/w)~約90%(w/w)のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZが含まれていてもよい。
【0131】
いくつかの液体剤形には、約5~30mg、約5~20mg、約5~8mg、約7~10mg、約9~12mg、約11~14mg、約12~13mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約20~24mg、約23~27mg、約24~26mg、約25~30mg、約25~28mg、約20~30mg、約10~500mg、約30~350mg、約20~50mg、約30~60mg、約40~50mg、約40~42mg、約42~44mg、約44~46mg、約46~48mg、約48~50mg、約50~200mg、約50~70mg、約80~100mg、約110~130mg、約170~190mg、約60mg、約90mg、約120mg、もしくは約180mgのTBZ、α-HTBZ、もしくはβ-HTBZ、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意の量のTBZ、α-HTBZ、もしくはβ-HTBZであってもよい。12.5mgと25mgを含む範囲が特に重要である。
【0132】
任意の適量のブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグが治療化合物中に存在していてもよい。TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの血漿濃度の上昇が望まれる場合、ブプロピオン(R-ブプロピオンまたはS-ブプロピオンの鏡像体過剰率を有するブプロピオンを含む)、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグは、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの血漿濃度を上昇させる量で投与すべきである。たとえば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグは、8日目のヒトにおけるTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの血漿濃度が、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与しないで同量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを投与した場合の血漿濃度の少なくとも約2倍、少なくとも約5倍、少なくとも約10倍、少なくとも約15倍、少なくとも約20倍、少なくとも約30倍、少なくとも約40倍、少なくとも約50倍、少なくとも約60倍、少なくとも約70倍、または少なくとも約80倍になるような量で投与されてもよい。
【0133】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン(R-ブプロピオンまたはS-ブプロピオンの鏡像体過剰率を有するブプロピオンを含む)、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグは、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの、8日目のAUC0-infin、または12時間もしくは24時間などの異なる期間にわたって測定されたAUCが、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与しないで同量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを投与した場合の血漿濃度の少なくとも約2倍、少なくとも約5倍、少なくとも約10倍、少なくとも約15倍、少なくとも約20倍、少なくとも約30倍、少なくとも約40倍、少なくとも約50倍、少なくとも約60倍、少なくとも約70倍、または少なくとも約80倍となる量でヒトに投与されてもよい。
【0134】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン(R-ブプロピオンまたはS-ブプロピオンの鏡像体過剰率を有するブプロピオンを含む)、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグは、TBZ、α-HTBZ、もしくはβ-HTBZの、8日目の投与時から12時間の曲線下面積(AUC0-12)、または投与後12時間のヒトにおける平均血漿濃度(Cavg)が、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与しないで同量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを投与した場合の血漿濃度の少なくとも約2倍、少なくとも約5倍、少なくとも約10倍、少なくとも約15倍、少なくとも約20倍、少なくとも約30倍、少なくとも約40倍、少なくとも約50倍、少なくとも約60倍、少なくとも約70倍、または少なくとも約80倍になるような量でヒトに投与されてもよい。
【0135】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン(R-ブプロピオンまたはS-ブプロピオンの鏡像体過剰率を有するブプロピオンを含む)、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグは、治療の8日目に、ヒトにおけるTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの最大血漿濃度(Cmax)が、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与しないで同量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを投与した場合の血漿濃度の少なくとも約2倍、少なくとも約5倍、少なくとも約10倍、少なくとも約15倍、少なくとも約20倍、少なくとも約30倍、または少なくとも約40倍になるような量でヒトに投与されてもよい。
【0136】
ブプロピオン(R-ブプロピオンまたはS-ブプロピオンの鏡像体過剰率を有するブプロピオンを含む)、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグの共投与では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与した初日に、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与しないで同量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを投与した場合と比較して、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの血漿濃度の上昇が起こり得る。たとえば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与した初日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの血漿濃度は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与しないで同量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを投与することにより達成される濃度の少なくとも約1.5倍、少なくとも約少なくとも2倍、少なくとも約2.5倍、少なくとも約3倍、少なくとも約4倍、少なくとも約5倍、少なくとも約6倍、少なくとも約7倍、少なくとも約8倍、少なくとも約9倍、または少なくとも約10倍であり得る。
【0137】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与した初日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZのAUCは、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与しないで同量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを投与することにより達成されるAUCの少なくとも2倍であり得る。
【0138】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与した初日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZのAUC0-12は、少なくとも約15ng・hr/mL、少なくとも約17ng・hr/mL、少なくとも約19ng・hr/mL、少なくとも約20ng・hr/mL、少なくとも約22ng・hr/mL、少なくとも約23ng・hr/mL、少なくとも約24ng・hr/mL、少なくとも約25ng・hr/mL、少なくとも約26ng・hr/mL、少なくとも約27ng・hr/mL、少なくとも約28ng・hr/mL、少なくとも約29ng・hr/mL、少なくとも約30ng・hr/mL、少なくとも約31ng・hr/mL、少なくとも約32ng・hr/mL、少なくとも約33ng・hr/mL、少なくとも約34ng・hr/mL、少なくとも約35ng・hr/mL、少なくとも約36ng・hr/mL、少なくとも約37ng・hr/mL、少なくとも約38ng・hr/mL、少なくとも約39ng・hr/mL、少なくとも約40ng・hr/mL、少なくとも約41ng・hr/mL、少なくとも約42ng・hr/mL、少なくとも約43ng・hr/mL、少なくとも約44ng・hr/mL、少なくとも約45ng・hr/mL、少なくとも約46ng・hr/mL、少なくとも約47ng・hr/mL、少なくとも約48ng・hr/mL、少なくとも約49ng・hr/mL、少なくとも約50ng・hr/mL、少なくとも約51ng・hr/mL、少なくとも約52ng・hr/mL、少なくとも約53ng・hr/mL、少なくとも約54ng・hr/mL、少なくとも約55ng・hr/mL、少なくとも約56ng・hr/mL、または少なくとも約56.7ng・hr/mLであってもよく、10,000ng・hr/mLまでであり得る。
【0139】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与して8日目のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZのAUC0-12は、少なくとも約40ng・hr/mL、少なくとも約50ng・hr/mL、少なくとも約60ng・hr/mL、少なくとも約70ng・hr/mL、少なくとも約80ng・hr/mL、少なくとも約90ng・hr/mL、少なくとも約100ng・hr/mL、少なくとも約150ng・hr/mL、少なくとも約200ng・hr/mL、少なくとも約250ng・hr/mL、少なくとも約300ng・hr/mL、少なくとも約350ng・hr/mL、少なくとも約400ng・hr/mL、少なくとも約450ng・hr/mL、少なくとも約500ng・hr/mL、少なくとも約550ng・hr/mL、少なくとも約600ng・hr/mL、少なくとも約650ng・hr/mL、少なくとも約700ng・hr/mL、少なくとも約750ng・hr/mL、少なくとも約800ng・hr/mL、約400ng・hr/mL~約450ng・hr/mL、約450ng・hr/mL~約500ng・hr/mL、約500ng・hr/mL~約525ng・hr/mL、約550ng・hr/mL~約600ng・hr/mL、約600ng・hr/mL~約650ng・hr/mL、約650ng・hr/mL~約700ng・hr/mL、約700ng・hr/mL~約750ng・hr/mL、約750ng・hr/mL~約800ng・hr/mL、約850ng・hr/mL~約900ng・hr/mL、約850ng・hr/mL~約875ng・hr/mL、約875ng・hr/mL~約900ng・hr/mL、約300ng・hr/mL~約400ng・hr/mL、約400ng・hr/mL~約500ng・hr/mL、約500ng・hr/mL~約600ng・hr/mL、約600ng・hr/mL~約700ng・hr/mL、約700ng・hr/mL~約800ng・hr/mL、約800ng・hr/mL~約900ng・hr/mL、少なくとも約850ng・hr/mL、少なくとも約900ng・hr/mL、少なくとも約950ng・hr/mL、少なくとも約1000ng・hr/mL、少なくとも約1050ng・hr/mL、少なくとも約1100ng・hr/mL、少なくとも約1150ng・hr/mL、少なくとも約1200ng・hr/mL、少なくとも約1250ng・hr/mL、少なくとも約1300ng・hr/mL、少なくとも約1350ng・hr/mL、少なくとも約1400ng・hr/mL、少なくとも約1450ng・hr/mL、少なくとも約1500ng・hr/mL、少なくとも約1550ng・hr/mL、少なくとも約1600ng・hr/mL、少なくとも約1625ng・hr/mL、少なくとも約1650ng・hr/mL、少なくとも約1675ng・hr/mL、または少なくとも約1686.3ng・hr/mLであってもよく、いくつかの実施形態では、50,000ng・hr/mLまでであり得る。
【0140】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与して8日目のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZのAUC0-24は、少なくとも約50ng・hr/mL、少なくとも約75ng・hr/mL、少なくとも約100ng・hr/mL、少なくとも約200ng・hr/mL、少なくとも約300ng・hr/mL、少なくとも約400ng・hr/mL、少なくとも約500ng・hr/mL、少なくとも約600ng・hr/mL、少なくとも約700ng・hr/mL、少なくとも約800ng・hr/mL、少なくとも約900ng・hr/mL、少なくとも約1000ng・hr/mL、少なくとも約1100ng・hr/mL、少なくとも約1200ng・hr/mL、少なくとも約1300ng・hr/mL、少なくとも約1400ng・hr/mL、少なくとも約1500ng・hr/mL、少なくとも約1600ng・hr/mL、少なくとも約1700ng・hr/mL、少なくとも約1800ng・hr/mL、少なくとも約1900ng・hr/mL、少なくとも約2000ng・hr/mL、少なくとも約2100ng・hr/mL、少なくとも約2200ng・hr/mL、少なくとも約2300ng・hr/mL、少なくとも約2400ng・hr/mL、少なくとも約2500ng・hr/mL、少なくとも約2600ng・hr/mL、少なくとも約2700ng・hr/mL、少なくとも約2800ng・hr/mL、少なくとも約1850ng・hr/mL、少なくとも約2900ng・hr/mL、少なくとも約2950ng・hr/mL、または少なくとも約2975.3ng・hr/mLであってもよく、いくつかの実施形態では、100,000ng・hr/mLまでであり得る。
【0141】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与して8日目のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZのAUC0-infは、少なくとも約75ng・hr/mL、少なくとも約100ng・hr/mL、少なくとも約200ng・hr/mL、少なくとも約300ng・hr/mL、少なくとも約400ng・hr/mL、少なくとも約500ng・hr/mL、少なくとも約600ng・hr/mL、少なくとも約700ng・hr/mL、少なくとも約800ng・hr/mL、少なくとも約900ng・hr/mL、少なくとも約1000ng・hr/mL、少なくとも約1100ng・hr/mL、少なくとも約1200ng・hr/mL、少なくとも約1300ng・hr/mL、少なくとも約1400ng・hr/mL、少なくとも約1500ng・hr/mL、少なくとも約1600ng・hr/mL、少なくとも約1700ng・hr/mL、少なくとも約1800ng・hr/mL、少なくとも約1900ng・hr/mL、少なくとも約2000ng・hr/mL、少なくとも約2100ng・hr/mL、少なくとも約2200ng・hr/mL、少なくとも約2300ng・hr/mL、少なくとも約2400ng・hr/mL、少なくとも約2500ng・hr/mL、少なくとも約2600ng・hr/mL、少なくとも約2700ng・hr/mL、少なくとも約2800ng・hr/mL、少なくとも約2900ng・hr/mL、少なくとも約3000ng・hr/mL、少なくとも約3100ng・hr/mL、少なくとも約3200ng・hr/mL、少なくとも約3300ng・hr/mL、少なくとも約3400ng・hr/mL、少なくとも約3500ng・hr/mL、少なくとも約3600ng・hr/mL、少なくとも約3700ng・hr/mL、少なくとも約3800ng・hr/mL、少なくとも約3900ng・hr/mL、少なくとも約4000ng・hr/mL、少なくとも約4100ng・hr/mL、少なくとも約4200ng・hr/mL、少なくとも約4300ng・hr/mL、少なくとも約4400ng・hr/mL、少なくとも約4500ng・hr/mL、少なくとも約4600ng・hr/mL、少なくとも約4700ng・hr/mL、少なくとも約4800ng・hr/mL、少なくとも約4900ng・hr/mL、少なくとも約5000ng・hr/mL、少なくとも約5100ng・hr/mL、少なくとも約5200ng・hr/mL、少なくとも約5300ng・hr/mL、少なくとも約5400ng・hr/mL、少なくとも約5500ng・hr/mL、少なくとも約5600ng・hr/mL、少なくとも約5700ng・hr/mL、少なくとも約5800ng・hr/mL、少なくとも約5900ng・hr/mL、少なくとも約6000ng・hr/mL、少なくとも約6100ng・hr/mL、少なくとも約6200ng・hr/mL、少なくとも約6300ng・hr/mL、少なくとも約6400ng・hr/mL、少なくとも約6500ng・hr/mL、少なくとも約6600ng・hr/mL、少なくとも約6700ng・hr/mL、少なくとも約6800ng・hr/mL、少なくとも約6900ng・hr/mL、少なくとも約7000ng・hr/mL、少なくとも約7100ng・hr/mL、少なくとも約7150ng・hr/mL、少なくとも約7200ng・hr/mL、または少なくとも約7237.3ng・hr/mLであってもよく、いくつかの実施形態では、100,000ng・hr/mLまでであり得る。
【0142】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与した初日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZのCmaxは、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与しないで同量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを投与することにより達成されるCmaxの少なくとも2倍であり得る。
【0143】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与した初日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZのCmaxは、少なくとも約1.0ng/mL、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約2.5ng/mL、少なくとも約3.0ng/mL、少なくとも約3.1ng/mL、少なくとも約3.2ng/mL、少なくとも約3.3ng/mL、少なくとも約3.4ng/mL、少なくとも約3.5ng/mL、少なくとも約3.6ng/mL、少なくとも約3.7ng/mL、少なくとも約3.8ng/mL、少なくとも約3.9ng/mL、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約4.1ng/mL、少なくとも約4.2ng/mL、少なくとも約4.3ng/mL、少なくとも約4.4ng/mL、少なくとも約4.5ng/mL、少なくとも約4.6ng/mL、少なくとも約4.7ng/mL、少なくとも約4.8ng/mL、少なくとも約4.9ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約5.1ng/mL、少なくとも約5.2ng/mL、少なくとも約5.3ng/mL、少なくとも約5.4ng/mL、少なくとも約5.5ng/mL、少なくとも約5.6ng/mL、少なくとも約5.7ng/mL、少なくとも約5.8ng/mL、少なくとも約5.9ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約6.1ng/mL、少なくとも約6.2ng/mL、少なくとも約6.3ng/mL、少なくとも約6.4ng/mL、少なくとも約6.5ng/mL、少なくとも約6.6ng/mL、少なくとも約6.7ng/mL、少なくとも約6.8ng/mL、少なくとも約6.9ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約7.1ng/mL、少なくとも約7.2ng/mL、少なくとも約7.3ng/mL、少なくとも約7.4ng/mL、少なくとも約7.5ng/mL、少なくとも約7.6ng/mL、少なくとも約7.7ng/mL、少なくとも約7.8ng/mL、少なくとも約7.9ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約8.1ng/mL、少なくとも約8.2ng/mL、少なくとも約8.3ng/mL、少なくとも約8.4ng/mL、少なくとも約8.5ng/mL、少なくとも約8.6ng/mL、または少なくとも約8.7ng/mLであってもよく、いくつかの実施形態では、1000ng/mLまでであり得る。
【0144】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与して8日目のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZのCmaxは、約50ng/mL~約60ng/mL、約50ng/mL~約55ng/mL、約55ng/mL~約60ng/mL、約70ng/mL~約80ng/mL、約80ng/mL~約90ng/mL、約80ng/mL~約85ng/mL、約85ng/mL~約90ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、少なくとも約120ng/mL、少なくとも約125ng/mL、少なくとも約130ng/mL、少なくとも約135ng/mL、少なくとも約140ng/mL、少なくとも約145ng/mL、少なくとも約150ng/mL、少なくとも約155ng/mL、または少なくとも約158.1ng/mLであってもよく、いくつかの実施形態では、10,000ng/mLまでであり得る。
【0145】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグは、2つの別々の連続したTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの投与の間の期間(例えば、12時間の期間)にわたって、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZのCavgが少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、少なくとも約120ng/mL、少なくとも約125ng/mL、少なくとも約130ng/mL、少なくとも約135ng/mL、少なくとも約140ng/mL、または少なくとも約140.5ng/mL、となる量で投与され、いくつかの実施形態では、10,000ng/mLまでであり得る。たとえば、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを1日目の午前8時と午後8時に投与し、1日目の午前8時以降午後8時以前までTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを投与しなかった場合、2つの別々の連続したTBZ、α-HTBZ、もしくはβ-HTBZの投与の間の期間は1日目の午前8時直後から午後8時直前までである。
【0146】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与して8日目のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZのCavgは、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、少なくとも約120ng/mL、少なくとも約125ng/mL、少なくとも約130ng/mL、少なくとも約135ng/mL、少なくとも約140ng/mL、または少なくとも約140.5ng/mLであってもよく、いくつかの実施形態では、10,000ng/mLまでであり得る。上述のCavgは、2つの別々の連続したTBZ、α-HTBZ、もしくはβ-HTBZの投与の間の期間にわたってであるか、または、TBZ、α-HTBZ、もしくはβ-HTBZが8日目に一度だけ投与される場合、CavgはTBZ、α-HTBZ、もしくはβ-HTBZの最初の投与後12時間にわたってである。
【0147】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与した初日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZのトラフ濃度(たとえば、投与後12時間の血漿濃度。本明細書では「Cmin」ともいう)は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与しないで同量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを投与することにより達成されるトラフ濃度の少なくとも約2倍であり得る。
【0148】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与した初日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZのCminは、少なくとも約0.8ng/mL、少なくとも約0.9ng/mL、少なくとも約1.0ng/mL、少なくとも約1.1ng/mL、少なくとも約1.2ng/mL、少なくとも約1.3ng/mL、少なくとも約1.4ng/mL、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約1.6ng/mL、少なくとも約1.7ng/mL、少なくとも約1.8ng/mL、少なくとも約1.9ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約2.1ng/mL、少なくとも約2.2ng/mL、少なくとも約2.3ng/mL、少なくとも約2.4ng/mL、少なくとも約2.5ng/mL、または少なくとも約2.5ng/mLであってもよく、約100ng/mLまでであり得る。
【0149】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与して5日目のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZのCminは、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約3.0ng/mL、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、または少なくとも約80.9ng/mL、であってもよく、約10,000ng/mLまでであり得る。
【0150】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与して6日目のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZのCminは、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約3.0ng/mL、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、または少なくとも約102.2ng/mLであってもよく、約10,000ng/mLまでであり得る。
【0151】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与して7日目のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZのCminは、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約3.0ng/mL、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、または少なくとも約110.6ng/mLであってもよく、約10,000ng/mLまでであり得る。
【0152】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与して8日目のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZのCminは、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約3.0ng/mL、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、または少なくとも約119.3ng/mLであってもよく、約10,000ng/mLまでであり得る。
【0153】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグは、少なくとも2日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZによる治療の初日に投与され、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグと、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを共投与した初日に、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与しないで同量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを投与した場合と比較して、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの代謝物の血漿濃度の低下が起こる。たとえば、初日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの代謝物の血漿濃度は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与しないで同量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを投与することにより達成されるTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの代謝物の血漿濃度と比較して、少なくとも5%減少し得る。
【0154】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグは、少なくとも連続した5日間ヒトに共投与され、5日目に、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの血漿濃度は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与しないで同量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを連続した5日間投与することにより達成されるTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの血漿濃度より高い。たとえば、5日目のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの血漿濃度(たとえば投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間)は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与しないで同量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを連続した5日間投与することにより達成される血漿濃度の少なくとも5倍、少なくとも10倍、少なくとも20倍、少なくとも40倍、少なくとも50倍、少なくとも60倍、少なくとも65倍、および/または約500倍までであり得る。
【0155】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグと、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZは、少なくとも連続した6日間ヒトに共投与され、6日目に、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの血漿濃度は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与しないで同量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを連続した6日間投与することにより達成されるTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの血漿濃度より高い。たとえば、6日目のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの血漿濃度(たとえば投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間)は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与しないで同量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを連続した6日間投与することにより達成される血漿濃度の少なくとも5倍、少なくとも10倍、少なくとも20倍、少なくとも30倍、少なくとも50倍、少なくとも60倍、少なくとも70倍、少なくとも75倍、および/または約500倍までであり得る。
【0156】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグと、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZは、少なくとも連続した7日間ヒトに共投与され、7日目に、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの血漿濃度は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与しないで同量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを連続した7日間投与することにより達成されるTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの血漿濃度より高い。たとえば、7日目のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの血漿濃度(たとえば投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間)は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与しないで同量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを連続した7日間投与することにより達成される血漿濃度の少なくとも5倍、少なくとも10倍、少なくとも20倍、少なくとも30倍、少なくとも50倍、少なくとも70倍、少なくとも80倍、少なくとも90倍、および/または約500倍までであり得る。
【0157】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグと、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZは、少なくとも連続した8日間共投与され、8日目に、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの血漿濃度は、たとえば、ブプロピオンとTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの共投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間に、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与しないで同量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを連続した8日間投与することにより達成される血漿濃度の少なくとも5倍、少なくとも10倍、少なくとも20倍、少なくとも30倍、少なくとも50倍、少なくとも60倍、少なくとも70倍、少なくとも80倍、少なくとも90倍、少なくとも100倍、および/または約1000倍までである。
【0158】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグと、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZは、少なくとも連続した8日間ヒトに共投与され、8日目に、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの代謝物の血漿濃度は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与しないで同量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを連続した8日間投与することにより達成されるTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの代謝物の血漿濃度より低い。たとえば、8日目のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの代謝物の血漿濃度(たとえば投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間)は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝物もしくはプロドラッグを投与しないで同量のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを連続した8日間投与することにより達成されるTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの代謝物の血漿濃度と比較して、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、または少なくとも50%減少し得る。
【0159】
いくつかの実施形態では、ブプロピオンは、8日目に、ヒトにおけるブプロピオンのAUC0-12が、少なくとも約100ng・hr/mL、少なくとも約200ng・hr/mL、少なくとも約500ng・hr/mL、少なくとも約600ng・hr/mL、少なくとも約700ng・hr/mL、少なくとも約800ng・hr/mL、少なくとも約900ng・hr/mL、少なくとも約1,000ng・hr/mL、少なくとも約1,200ng・hr/mL、少なくとも1,600ng・hr/mL、および/または約15,000ng・hr/mLまでとなる量でヒトに投与してもよい。
【0160】
いくつかの実施形態では、ブプロピオンは、8日目に、ヒトにおけるブプロピオンのCavgが、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも120ng/mL、および/または約1,500ng/mLまでとなる量でヒトに投与してもよい。
【0161】
いくつかの実施形態では、ブプロピオンは、8日目に、ヒトにおけるブプロピオンのCmaxが、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約120ng/mL、少なくとも約130ng/mL、少なくとも約140ng/mL、少なくとも200ng/mLおよび/または約1,500ng/mLまでとなる量でヒトに投与してもよい。
【0162】
いくつかの液体組成物は、約0.0001%(w/v)~約50%(w/v)、約0.01%(w/v)~約20%(w/v)、約0.01%~約10%(w/v)、約1%(w/v)~約3%(w/v)、約3%(w/v)~約5%(w/v)、約5%(w/v)~約7%(w/v)、約5%(w/v)~約15%(w/v)、約7%(w/v)~約10%(w/v)、約10%(w/v)~約15%(w/v)、約15%(w/v)~約20%(w/v)、約20%(w/v)~約30%(w/v)、約30%(w/v)~約40%(w/v)、もしくは約40%(w/v)~約50%(w/v)のブプロピオン、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意の量のブプロピオンを含有し得る。
【0163】
いくつかの液体剤形は、約10~1000mg、約50~1000mg、約10~50mg、約50~100mg、約40~90mg、約90~100mg、約100~110mg、約110~140mg、約140~180mg、約180~220mg、約220~280mg、約280~320mg、約200~300mg、約70~95mg、約100~200mg、約105~200mg、約200mg、約150mg、もしくは約300mgのブプロピオン、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意の量のブプロピオンを含有し得る。
【0164】
いくつかの固体組成物は、少なくとも約5%(w/w)、少なくとも約10%(w/w)、少なくとも約20%(w/w)、少なくとも約50%(w/w)、少なくとも約70%(w/w)、少なくとも約80%、約10%(w/w)~約30%(w/w)、約10%(w/w)~約20%(w/w)、約20%(w/w)~約30%(w/w)、約30%(w/w)~約50%(w/w)、約30%(w/w)~約40%(w/w)、約40%(w/w)~約50%(w/w)、約50%(w/w)~約80%(w/w)、約50%(w/w)~約60%(w/w)、約70%(w/w)~約80%(w/w)、もしくは約80%(w/w)~約90%(w/w)のブプロピオン、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意の量のブプロピオンを含有し得る。
【0165】
いくつかの固体剤形は、約10~1000mg、約50~1000mg、約10~50mg、約50~100mg、約40~90mg、約90~100mg、約100~110mg、約110~140mg、約140~180mg、約180~220mg、約220~280mg、約280~320mg、約200~300mg、約70~95mg、約100~200mg、約105~200mg、約200mg、約150mg、もしくは約300mgのブプロピオン、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意の量のブプロピオンを含有し得る。
【0166】
いくつかの実施形態では、ブプロピオンは、ブプロピオンの血漿濃度が約0.1μM~約10μM、約0.1μM~約5μM、約0.2μM~約3μM、0.1μM~約1μM、約0.2μM~約2μM、1μM~約10μM、約1μM~約5μM、約2μM~約3μM、または約2.8μM~約3μM、約1.5μM~約2μM、約4.5μM~約5μM、約2.5μM~約3μM、約1.8μM、約4.8μM、約2.9μM、約2.8μM、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意の血漿濃度となる用量で投与し得る。
【0167】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、またはヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、ヒドロキシブプロピオンの血漿濃度が約0.1μM~約10μM、約0.1μM~約5μM、約0.2μM~約3μM、0.1μM~約1μM、約0.2μM~約2μM、1μM~約10μM、約1μM~約5μM、約2μM~約3μM、または約2.8μM~約3μM、約1.5μM~約2μM、約4.5μM~約5μM、約2.5μM~約3μM、約1.8μM、約4.8μM、約2.9μM、約2.8μM、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意の血漿濃度となる用量で投与し得る。
【0168】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロブプロピオン、またはヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、8日目に、ヒトにおけるヒドロキシブプロピオンのAUC0-12が、少なくとも約3,000ng・hr/mL、少なくとも約7,000ng・hr/mL、少なくとも約10,000ng・hr/mL、少なくとも約15,000ng・hr/mL、少なくとも約20,000ng・hr/mL、少なくとも約30,000ng・hr/mL、約50,000ng・hr/mLまで、約150,000ng・hr/mLまで、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意のAUCとなる量でヒトに投与し得る。
【0169】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロブプロピオン、またはヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、8日目に、ヒトにおけるヒドロキシブプロピオンのCmaxが、少なくとも約300ng/mL、少なくとも約700ng/mL、少なくとも約1,000ng/mL、少なくとも約1,500ng/mL、少なくとも約2,000ng/mL、少なくとも約4,000ng/mL、約10,000ng/mLまで、約50,000ng/mLまで、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意のCmaxとなる量でヒトに投与し得る。
【0170】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、ヒドロブプロピオン、またはヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、8日目に、ヒトにおけるヒドロキシブプロピオンのCavgが、少なくとも約200ng/mL、少なくとも約300ng/mL、少なくとも約700ng/mL、少なくとも約1,000ng/mL、少なくとも約1,500ng/mL、少なくとも約2,000ng/mL、少なくとも約4,000ng/mL、約10,000ng/mLまで、約50,000ng/mLまで、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意のCavgとなる量でヒトに投与し得る。
【0171】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはトレオヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、トレオヒドロキシブプロピオンの血漿濃度が、約0.1μM~約10μM、約0.1μM~約5μM、約0.2μM~約3μM、0.1μM~約1μM、約0.2μM~約2μM、1μM~約10μM、約1μM~約5μM、約2μM~約3μM、または約2.8μM~約3μM、約1.5μM~約2μM、約4.5μM~約5μM、約2.5μM~約3μM、約1.8μM、約4.8μM、約2.9μM、約2.8μM、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意の血漿濃度となる用量で投与し得る。
【0172】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはトレオヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、8日目に、ヒトにおけるトレオヒドロキシブプロピオンのAUC0-12が、少なくとも約1,000ng・hr/mL、少なくとも約2,000ng・hr/mL、少なくとも約4,000ng・hr/mL、少なくとも約5,000ng・hr/mL、少なくとも約8,000ng・hr/mL、約10,000ng・hr/mLまで、約40,000ng・hr/mLまで、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意のAUCとなる量でヒトに投与し得る。
【0173】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはトレオヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、8日目に、ヒトにおけるトレオヒドロキシブプロピオンのCmaxが、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約200ng/mL、少なくとも約400ng/mL、少なくとも約500ng/mL、少なくとも約600ng/mL、少なくとも約800ng/mL、約2,000ng/mLまで、約10,000ng/mLまで、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意のCmaxとなる量でヒトに投与し得る。
【0174】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはトレオヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、8日目に、ヒトにおけるトレオヒドロキシブプロピオンのCavgが、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約300ng/mL、少なくとも約400ng/mL、少なくとも約600ng/mL、少なくとも約800ng/mL、約2,000ng/mLまで、約10,000ng/mLまで、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意のCavgとなる量でヒトに投与し得る。
【0175】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはエリスロヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、エリスロヒドロキシブプロピオンの血漿濃度が、約0.1μM~約10μM、約0.1μM~約5μM、約0.2μM~約3μM、0.1μM~約1μM、約0.2μM~約2μM、1μM~約10μM、約1μM~約5μM、約2μM~約3μM、または約2.8μM~約3μM、約1.5μM~約2μM、約4.5μM~約5μM、約2.5μM~約3μM、約1.8μM、約4.8μM、約2.9μM、約2.8μM、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意の血漿濃度となる用量で投与し得る。
【0176】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはエリスロヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、8日目に、ヒトにおけるエリスロヒドロキシブプロピオンのAUC0-12が、少なくとも約200ng・hr/mL、少なくとも約400ng・hr/mL、少なくとも約700ng・hr/mL、少なくとも約1,000ng・hr/mL、少なくとも約1,500ng・hr/mL、少なくとも約3,000ng・hr/mL、約5,000ng・hr/mLまで、約30,000ng・hr/mLまで、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意の血漿濃度となる量でヒトに投与し得る。
【0177】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはエリスロヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、8日目に、ヒトにおけるエリスロヒドロキシブプロピオンのCmaxが、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約150ng/mL、少なくとも約200ng/mL、少なくとも約300ng/mL、約1,000ng/mLまで、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意のCmaxとなる量でヒトに投与し得る。
【0178】
いくつかの実施形態では、ブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはエリスロヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、8日目に、ヒトにおけるエリスロヒドロキシブプロピオンのCavgが、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約150ng/mL、少なくとも約200ng/mL、少なくとも約300ng/mL、約1,000ng/mLまで、約5,000ng/mLまで、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意のCavgとなる量でヒトに投与し得る。
【0179】
TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZとブプロピオンの両方を含有する組成物では、いくつかの液体には、約0.0001%(w/v)~約50%(w/v)、約0.01%(w/v)~約20%(w/v)、約0.01%~約10%(w/v)、約1%(w/v)~約3%(w/v)、約3%(w/v)~約5%(w/v)、約5%(w/v)~約7%(w/v)、約5%(w/v)~約15%(w/v)、約7%(w/v)~約10%(w/v)、約10%(w/v)~約15%(w/v)、約15%(w/v)~約20%(w/v)、約20%(w/v)~約30%(w/v)、約30%(w/v)~約40%(w/v)、約40%(w/v)~約50%(w/v)のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZとブプロピオンの組み合わせ、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意の量が含まれ得る。いくつかの固体組成物には、少なくとも約5%(w/w)、少なくとも約10%(w/w)、少なくとも約20%(w/w)、少なくとも約50%(w/w)、少なくとも約70%(w/w)、少なくとも約80%、約10%(w/w)~約30%(w/w)、約10%(w/w)~約20%(w/w)、約20%(w/w)~約30%(w/w)、約30%(w/w)~約50%(w/w)、約30%(w/w)~約40%(w/w)、約40%(w/w)~約50%(w/w)、約50%(w/w)~約80%(w/w)、約50%(w/w)~約60%(w/w)、約70%(w/w)~約80%(w/w)、約80%(w/w)~約90%(w/w)のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZとブプロピオンの組み合わせ、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意の量が含まれ得る。いくつかの実施形態では、単一の組成物または剤形におけるTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZのブプロピオンに対する重量比は、約0.1~約2、約0.2~約1、約0.1~約0.3、約0.2~約0.4、約0.3~約0.5、約0.5~約0.7、約0.8~約1、約0.2、約0.3、約0.4、約0.45、約0.6、約0.9、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意の比であり得る。
【0180】
治療化合物の治療有効量は、状況に応じて変化し得る。たとえば、TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZの1日量は、場合によっては、約0.1~1000mg、約40~1000mg、約20~600mg、約60~700mg、約100~400mg、約0.01~1mg、約1~2mg、~約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約10~11mg、約11~12mg、約12~13mg、約13~14mg、約14~15mg、約15~16mg、約16~17mg、約17~18mg、約18~19mg、約19~20mg、約20~22mg、約22~24mg、約24~26mg、約26~28mg、約28~30mg、約0.1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約55~60mg、約20~60mg、約1~150mg、約0.1~150mg、約1mg~約100mg、約1~50mg、約1mg~25mg、約1~15mg、約10~60mg、約20~60mg、約20~80mg、約20~40mg、約30~50mg、約50~約80mg、約60~100mg、約100~200mg、約100~140mg、約160~200mg、約200~300mg、約220~260mg、約300~400mg、約340~380mg、約400~500mg、約500~600mg、約15mg、約30mg、約60mg、約120mg、約180mg、約240mg、約360mg、またはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意の1日量であってもよい。TBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZは、1日1回、またはそれぞれ一日量の約半分、1/3、1/4、1/5、または1/6を、1日2回もしくは12時間ごと、1日3回、1日4回、1日5回、または1日6回、投与してもよい。
【0181】
ブプロピオンの1日量は、場合によっては、約10~1000mg、約50~600mg、約100~2000mg、約50~100mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~110mg、約110~120mg、約120~130mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~170mg、約170~180mg、約180~190mg、約190~200mg、約70~95mg、約100~200mg、約105~200mg、約100~150mg、約60~80mg、約80~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約150~300mg、約150~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約200mg、約300mg、約300~400mg、約400~500mg、約400~600mg、約360~440mg、約560~640mg、または約500~600mg、約100mg、約150mg、約200mg、約300mg、約400mg、約600mgまたはこれらの任意の値に挟まれた、もしくはこれらの任意の値の間の範囲内での任意の1日量であってもよい。ブプロピオンは、1日1回、またはそれぞれ一日量の約半分、または1/3を、1日2回もしくは12時間ごと、または1日3回、投与してもよい。
【0182】
いくつかの実施形態:1)約50~100mg/日、約100~150mg/日、約150~300mg/日、約150~200mg/日、約200~250mg/日、約250~300mg/日のブプロピオン、または約300~500mg/日のブプロピオン、および/または2)約15~60mg/日、約15~30mg/日、約30~45mg/日、約45~60mg/日、約60~100mg/日、約80~110mg/日、約100~150mg/日、または約100~300mg/日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを、治療を必要とするヒトに投与する。
【0183】
いくつかの実施形態では、約150mg/日のブプロピオンおよび約30mg/日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、約150mg/日のブプロピオンおよび約60mg/日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、約150mg/日のブプロピオンおよび約90mg/日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、約150mg/日のブプロピオンおよび約120mg/日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、約200mg/日のブプロピオンおよび約30mg/日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、約200mg/日のブプロピオンおよび約60mg/日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、約200mg/日のブプロピオンおよび約90mg/日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、約200mg/日のブプロピオンおよび約120mg/日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、約300mg/日のブプロピオンおよび約30mg/日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、約300mg/日のブプロピオンおよび約60mg/日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、約300mg/日のブプロピオンおよび約90mg/日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZ、または約300mg/日のブプロピオンおよび約120mg/日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZをヒトに投与する。
【0184】
いくつかの実施形態では、約100mg/日のブプロピオン、および約15mg/日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを、1、2、または3日間、ヒトに投与し、その後約200mg/日のブプロピオン、および約30mg/日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを投与する。いくつかの実施形態では、約100mg/日のブプロピオンおよび約30mg/日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを、1、2、または3日間、ヒトに投与し、その後約200mg/日のブプロピオンおよび約60mg/日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを投与する。
【0185】
いくつかの実施形態では、約75mg/日のブプロピオン、および約15mg/日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを、1、2、または3日間、ヒトに投与し、その後約150mg/日のブプロピオン、および約30mg/日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを投与する。いくつかの実施形態では、約75mg/日のブプロピオンおよび約30mg/日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを、1、2、または3日間、ヒトに投与し、その後約150mg/日のブプロピオンおよび約60mg/日のTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを投与する。
【0186】
ブプロピオンなどの抗うつ化合物は、疼痛、うつ病、またはハンチントン病もしくはハンチントン病に関連する舞踏病などの神経状態を治療するために必要である限り長期間投与し得る。いくつかの実施形態では、ブプロピオンなどの抗うつ化合物、およびTBZ、α-HTBZ、またはβ-HTBZを、1日1回、または1日2回のように少なくとも1日1回、少なくとも1日間、少なくとも3日間、少なくとも5日間、少なくとも7日間、少なくとも8日間、少なくとも14日間、少なくとも30日間、少なくとも60日間、少なくとも90日間、少なくとも180日間、少なくとも365日間、またはそれ以上の期間、投与する。
【0187】
治療化合物は、経口投与用に、たとえば不活性希釈剤とともに、または食用担体とともに製剤化されてもよく、またはハードもしくはソフトのゼラチンカプセルに封入したり、圧縮して錠剤にしたり、またはダイエット食品に直接組み入れたりしてもよい。経口治療投与の場合は、活性化合物を添加剤と共に組み込んで、摂取可能な錠剤、口腔錠、トローチ、カプセル、エリキシル剤、懸濁液、シロップ、ウエハース等の形態で使用することができる。
【0188】
錠剤、トローチ、丸薬、カプセル等はまた、以下の1種以上を含有し得る:トラガカントガム、アカシア、コーンスターチ等の結合剤、リン酸二カルシウム等の添加剤、コーンスターチ、ジャガイモデンプン、アルギン酸等の崩壊剤、ステアリン酸マグネシウム等の潤滑剤、ショ糖、乳糖、もしくはサッカリン等の甘味料、またはペパーミント、冬緑油、もしくはチェリー等の香料。投与単位形態がカプセルである場合、上記の種類の材料に加えて、液体担体を含み得る。様々な他の材料がコーティングとして存在してもよく、たとえば、錠剤、丸薬、またはカプセルは、シェラック、砂糖、またはその両方でコーティングされていてもよい。シロップまたはエリキシル剤には、活性化合物、甘味料としてショ糖、防腐剤としてメチルおよびプロピルパラベン、着色料、およびチェリーまたはオレンジフレーバー等の香料が含まれていてもよい。剤形または医薬組成物中の材料は、薬学的に純粋であり、使用量で実質的に無毒であることが望ましい。
【0189】
いくつかの組成物または剤形は液体であってもよく、または液体中に分散された固体相を含んでいてもよい。
【0190】
治療化合物は、非経口または腹腔内投与のために製剤化してもよい。遊離塩基または薬学的に許容される塩としての活性化合物の溶液は、水中でヒドロキシプロピルセルロース等の界面活性剤と適切に混合して調製することができる。分散液はまた、グリセロール、液体ポリエチレングリコール、およびそれらの混合物内に分散された油を有することができる。保存および使用の通常の条件下で、これらの調剤は、微生物の増殖を防止するための防腐剤を含んでいてもよい。
【0191】
(特に期待される実施形態)
以下は、発明者が特に期待する実施形態の例である。
【0192】
実施形態1.
テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジン、および抗うつ化合物を、治療を必要とするヒトに投与することを含む、神経障害を治療する方法。
【0193】
実施形態2.
抗うつ化合物と、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンとの組み合わせを、治療を必要とするヒトに投与することを含む、疼痛を治療する方法。
【0194】
実施形態3.
テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジン、および抗うつ化合物を、緩和を必要とするヒトに共投与することを含む、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの疼痛緩和作用を増大させる方法。
【0195】
実施形態4.
ヒトにおけるテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの血漿濃度を上昇させる方法であって、抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを該ヒトに共投与することを含む、方法。
【0196】
実施形態5.
抗うつ化合物をヒトに投与することを含む、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの代謝を阻害する方法。
【0197】
実施形態6.
抗うつ化合物をヒトに投与することを含む、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの代謝時間を増加させる方法。
【0198】
実施形態7.
抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンをヒトに共投与することを含む、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのトラフ効果を低下させる方法。
【0199】
実施形態8.
抗うつ化合物を、修正を必要とするヒトに投与することを含む、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの高い代謝活性を修正する方法。
【0200】
実施形態9.
テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの投与と併せて、抗うつ化合物を、疼痛の治療を必要とするヒトに投与することを含む、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの疼痛緩和作用を改善する方法。
【0201】
実施形態10.
テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの投与と併せて、抗うつ化合物を、ハンチントン病またはハンチントン病に関連する舞踏病の治療を必要とするヒトに投与することを含む、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの、ハンチントン病に関連する舞踏病の抗舞踏病作用を改善する方法。
【0202】
実施形態11.
抗うつ化合物と、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンとの組み合わせを、治療を必要とする患者に投与することを含む、ハンチントン病またはハンチントン病に関連する舞踏病を治療する方法。
【0203】
実施形態12.
テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの投与と併せて、抗うつ化合物を、神経障害の治療を必要とするヒトに投与することを含む、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの治療特性を改善する方法。
【0204】
実施形態13.
抗うつ化合物と、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンとの組み合わせを、治療を必要とする患者に投与することを含む、神経障害を治療する方法。
【0205】
実施形態14.
抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンによる治療を必要とするヒトに共投与することを含む、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンによる治療に関連する有害事象を低減する方法。
【0206】
実施形態15.
抗うつ剤と、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンとの組み合わせを、治療を必要とするヒトに投与する、効能を失うことなく投与できるテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの投与回数を減少させる方法。
【0207】
実施形態16.
抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを共投与することを含む、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの代謝物の血漿濃度を低下させる方法。
【0208】
実施形態17.
抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、治療を必要とするヒトに共投与することを含む、アルツハイマー病における興奮を治療する方法。
【0209】
実施形態18.
アルツハイマー病における興奮に関する症状が少なくとも5%減少する、実施形態17に記載の方法。
【0210】
実施形態19.
当該方法が、150mgのブプロピオンを単独で1日2回、同じ日数、該ヒトに経口投与した場合と比較して、1)アルツハイマー病における興奮の治療に少なくとも同じくらい効果的であり、2)該ヒトが経験する興奮を減少させる、実施形態17または18に記載の方法。
【0211】
実施形態20.
抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、治療を必要とするヒトに共投与することを含む、うつ病を治療する方法。
【0212】
実施形態21.
該うつ病は治療抵抗性うつ病である、実施形態20に記載の方法。
【0213】
実施形態22.
該ヒトは、うつ病に苦しんでいること、および以前に少なくとも1種の抗うつ剤での治療に失敗したことがあることについて選択される、実施形態21に記載の方法。
【0214】
実施形態23.
該ヒトは、うつ病に苦しんでおり、および以前に少なくとも2種の抗うつ剤での治療に失敗したことがあることについて選択される、実施形態22に記載の方法。
【0215】
実施形態24.
当該方法が、150mgのブプロピオンを単独で1日2回、同じ日数、該ヒトに経口投与した場合と比較して、1)少なくともうつ病の治療に効果的であり、2)該ヒトの発作のリスクを減少させる、実施形態20、21、22、または23に記載の方法。
【0216】
実施形態25.
当該方法が、150mgのブプロピオンを単独で1日2回、同じ日数、該ヒトに経口投与した場合よりも効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0217】
実施形態26.
該抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを少なくとも1日1回共投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0218】
実施形態27.
該抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを少なくとも連続した2日間、該ヒトに共投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0219】
実施形態28.
該抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを少なくとも連続した5日間、該ヒトに共投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0220】
実施形態29.
該抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを少なくとも連続した6日間、該ヒトに共投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0221】
実施形態30.
該抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを少なくとも連続した8日間、該ヒトに共投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0222】
実施形態31.
該抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを少なくとも連続した30日間、該ヒトに共投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0223】
実施形態32.
該抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを少なくとも連続した60日間、該ヒトに共投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0224】
実施形態33.
該抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを少なくとも連続した90日間、または12週間、該ヒトに共投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0225】
実施形態34.
該抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを少なくとも約6週間、共投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0226】
実施形態35.
該抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを1日2回共投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0227】
実施形態36.
該抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを1日2回経口共投与する前に、該抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを1日1回、1、2、3、4、5、6、または7日間経口共投与(たとえば、1日2回の用量の半分、または同じ剤形を1日1回の代わりに1日2回投与)することをさらに含む、実施形態35に記載の方法。
【0228】
実施形態37.
該抗うつ化合物をテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンと共投与した12時間後、該ヒトのテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの血漿濃度が、抗うつ化合物を投与しないで同量のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを投与することにより達成される血漿濃度の少なくとも2倍である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0229】
実施形態38.
該抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを共投与した初日に、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、および/またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの代謝物の血漿濃度が、抗うつ化合物を投与しないで同量のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを投与した場合と比較して低下する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0230】
実施形態39.
該抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを共投与して5日目に、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、および/またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの代謝物の血漿濃度が、抗うつ化合物を投与しないで同量のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、連続した5日間投与した場合と比較して低下する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0231】
実施形態40.
該抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを共投与して6日目に、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、および/またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの代謝物の血漿濃度が、抗うつ化合物を投与しないで同量のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、連続した6日間投与した場合と比較して低下する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0232】
実施形態41.
該抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを共投与して8日目に、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、および/またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの代謝物の血漿濃度が、抗うつ化合物を投与しないで同量のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、連続した8日間投与した場合と比較して低下する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0233】
実施形態42.
該ヒトはテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの代謝活性が高いヒトである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0234】
実施形態43.
テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンが、該抗うつ化合物と同時に該ヒトの体内に存在する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0235】
実施形態44.
テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンによる治療の結果、該ヒトが有害事象を経験する危険性がある、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0236】
実施形態45.
ブプロピオン、R-ブプロピオン、S-ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、またはトレオヒドロキシブプロピオンによる治療の結果、該ヒトが有害事象を経験する危険性がある、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0237】
実施形態46.
該有害事象が発作である、実施形態45に記載の方法。
【0238】
実施形態47.
該テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンおよび該抗うつ化合物が、別々の剤形で投与される、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0239】
実施形態48.
テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのCmaxが、少なくとも約6ng/mLとなる量で該抗うつ化合物が投与される、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0240】
実施形態49.
テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのAUC0ー12が、少なくとも約40ng・hr/mLとなる量で該抗うつ化合物が投与される、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0241】
実施形態50.
テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの2つの別々の連続した投与の間の期間(12時間など)にわたるテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのCavgが、少なくとも5ng/mLとなる量で該抗うつ化合物が投与される、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0242】
実施形態51.
該ヒトが、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンによる治療を必要としている、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0243】
実施形態52.
該抗うつ化合物、および該テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンが、単一の剤形で一緒に経口投与される、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0244】
実施形態53.
治療有効量のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジン、治療有効量の抗うつ化合物、および薬学的に許容される添加剤を含有する、医薬組成物。
【0245】
実施形態54.
該テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンが重水素修飾されている、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0246】
実施形態55.
該ヒトは少なくとも18歳である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法。
【0247】
実施形態56.
テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンおよび、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの代謝活性が高いヒトにおけるテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの代謝を阻害するための有効量の抗うつ化合物を含有する、経口剤形。
【0248】
実施形態57.
抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを含有する、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの経口徐放送達系。
【0249】
実施形態58.
水溶性溶媒をさらに含む、以上のいずれかの実施形態に記載の医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0250】
実施形態59.
約30mg~約350mgのテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンが該剤形中に存在する、以上のいずれかの実施形態に記載の医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0251】
実施形態60.
該抗うつ化合物がブプロピオンである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0252】
実施形態61.
該ブプロピオンはS-ブプロピオンの鏡像体過剰率を有する、実施形態60に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0253】
実施形態62.
該ブプロピオンはR-ブプロピオンの鏡像体過剰率を有する、実施形態60に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0254】
実施形態63.
1日当たり約150mg~約300mgのブプロピオンを該ヒトに投与する、実施形態60、61、または62に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0255】
実施形態64.
該テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンと、該ブプロピオンの組み合わせは、同量の該テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、もしくはベータ-ジヒドロテトラベナジン、または該ブプロピオンのみを独立に経口投与した場合よりも治療効果が高い、実施形態60、61、62、または63に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0256】
実施形態65.
該抗うつ化合物がヒドロキシブプロピオンである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0257】
実施形態66.
該抗うつ化合物がエリスロヒドロキシブプロピオンである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0258】
実施形態67.
該抗うつ化合物がトレオヒドロキシブプロピオンである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0259】
実施形態68.
約30mg/日~約120mg/日のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0260】
実施形態69.
1日当たり約15mg~約60mgのテトラベナジンを該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0261】
実施形態70.
1日当たり約15mg~約60mgのアルファ-ジヒドロテトラベナジンを該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0262】
実施形態71.
1日当たり約15mg~約60mgのベータ-ジヒドロテトラベナジンを該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0263】
実施形態72.
約0.6mg/kg~約1mg/kgのテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、1日2回該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0264】
実施形態73.
約0.6mg/kg~約0.8mg/kgのテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、1日2回該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0265】
実施形態74.
約0.75mg/kgのテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、1日2回該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0266】
実施形態75.
約35mg~約50mgのテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、1日2回該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0267】
実施形態76.
約40mg~約50mgのテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、1日2回該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0268】
実施形態77.
約40mg~約55mgのテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、1日2回該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0269】
実施形態78.
約40mg~約70mgのテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、1日2回該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0270】
実施形態79.
約45mgのテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、1日2回該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0271】
実施形態80.
約100mg~約400mgのブプロピオン(R-ブプロピオンまたはS-ブプロピオンなど)が該医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系中に存在する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0272】
実施形態81.
約100mg~約150mgのブプロピオンを、1日2回該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0273】
実施形態82.
約100mg~約120mgのブプロピオンを、1日2回該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0274】
実施形態83.
約100mg~約110mgのブプロピオンを、1日2回該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0275】
実施形態84.
約90mg~約115mgのブプロピオンを、1日2回該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0276】
実施形態85.
約90mg~約140mgのブプロピオンを、1日2回該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0277】
実施形態86.
約105mgのブプロピオンを、1日2回該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0278】
実施形態87.
該医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系は、該経口剤形が該ヒトに投与されたときにブプロピオンの血漿濃度が約0.1μM~約10μMとなる量のブプロピオンを含有する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0279】
実施形態88.
該医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系は、該経口剤形が該ヒトに投与されたときにブプロピオンの血漿濃度が約0.1μM~約2μMとなる量のブプロピオンを含有する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0280】
実施形態89.
該医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系は、該経口剤形が該ヒトに投与されたときにブプロピオンの血漿濃度が約0.3μM~約1μMとなる量のブプロピオンを含有する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0281】
実施形態90.
該抗うつ化合物が、クロミプラミン、ドキセピン、フルオキセチン、ミアンセリン、イミプラミン、2-クロロイミプラミン、アミトリプチリン、アモキサピン、デシプラミン、プロトリプチリン、トリミプラミン、ノルトリプチリン、マプロチリン、フェネルジン、イソカルボキサジド、トラニルシプロミン、パロキセチン、トラゾドン、シタロプラム、セルトラリン、アリールオキシインダナミン、ベナクチジン、エスシタロプラム、フルボキサミン、ベンラファキシン、デスベンラファキシン、デュロキセチン、ミルタザピン、ネファゾドン、セレギリン、またはこれらの薬学的に許容される塩である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0282】
実施形態91.
テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンは、ハンチントン病またはハンチントン病に関連する舞踏病を治療するために該ヒトに投与される、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0283】
実施形態92.
ブプロピオンは、8日目に、該ヒトにおけるテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの血漿濃度が、ブプロピオンを投与せずに同量のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを投与した場合の血漿濃度の少なくとも10倍となる量で投与される、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0284】
実施形態93.
ブプロピオンは、ヒドロキシブプロピオンのAUC0-12が、8日目に、少なくとも3000ng・hr/mLとなる量で投与される、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0285】
実施形態94.
ブプロピオンは、エリスロヒドロキシブプロピオンのAUC0-12が、8日目に、少なくとも400ng・hr/mLとなる量で投与される、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0286】
実施形態95.
ブプロピオンは、トレオヒドロキシブプロピオンのAUC0-12が、8日目に、少なくとも2000ng・hr/mLとなる量で投与される、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0287】
実施形態96.
テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのブプロピオンに対する重量比が約0.1~0.5である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0288】
実施形態97.
約150mg/日のブプロピオン、および約30mg/日のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0289】
実施形態98.
約150mg/日のブプロピオン、および約60mg/日のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0290】
実施形態99.
約200mg/日のブプロピオン、および約30mg/日のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0291】
実施形態100.
約100mg/日のブプロピオン、および約15mg/日のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、該ヒトに約1~約3日間投与し、その後、約200mg/日のブプロピオン、および約30mg/日のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0292】
実施形態101.
約200mg/日のブプロピオン、および約60mg/日のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0293】
実施形態102.
約100mg/日のブプロピオン、および約30mg/日のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、該ヒトに約1~約3日間投与し、その後、約200mg/日のブプロピオン、および約60mg/日のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0294】
実施形態103.
該医薬組成物または経口剤形は、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを即放する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0295】
実施形態104.
該医薬組成物または経口剤形は、ブプロピオンを徐放する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0296】
実施形態105.
該抗うつ化合物、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンは、術後痛、癌性疼痛、関節痛、腰仙痛、筋骨格痛、中枢多発性硬化症性疼痛、侵害受容性疼痛、または神経障害性疼痛を治療するために該ヒトに共投与される、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0297】
実施形態106.
筋骨格痛、神経障害性疼痛、癌関連疼痛、急性疼痛、または侵害受容性疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0298】
実施形態107.
術後痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0299】
実施形態108.
癌性疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0300】
実施形態109.
関節痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0301】
実施形態110.
腰仙痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0302】
実施形態111.
筋骨格痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0303】
実施形態112.
神経障害性疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0304】
実施形態113.
侵害受容性疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0305】
実施形態114.
慢性筋骨格痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0306】
実施形態115.
関節リウマチに関連する疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0307】
実施形態116.
若年性関節リウマチに関連する疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0308】
実施形態117.
骨関節炎に関連する疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0309】
実施形態118.
軸性脊椎関節炎に関連する疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0310】
実施形態119.
強直性脊椎に関連する疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0311】
実施形態120.
糖尿病性末梢神経障害に関連する疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0312】
実施形態121.
帯状疱疹後神経痛に関連する疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0313】
実施形態122.
三叉神経痛に関連する疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0314】
実施形態123.
モノラディキュロパシー(monoradiculopathies)に関連する疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0315】
実施形態124.
幻肢痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0316】
実施形態125.
中枢性疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0317】
実施形態126.
癌関連疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0318】
実施形態127.
腰部神経根圧迫に関連する疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0319】
実施形態128.
脊髄損傷に関連する疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0320】
実施形態129.
脳卒中後疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0321】
実施形態130.
中枢多発性硬化症痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0322】
実施形態131.
HIV関連神経障害に関連する疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0323】
実施形態132.
放射線療法関連神経障害に関連する疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0324】
実施形態133.
化学療法関連神経障害に関連する疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0325】
実施形態134.
歯痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0326】
実施形態135.
原発性月経困難症に関連する疼痛の治療に効果的である、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0327】
実施形態136.
90mg/日のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0328】
実施形態137.
45mg/日のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを該ヒトに1日2回投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0329】
実施形態138.
150mg/日のブプロピオンを該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0330】
実施形態139.
180mg/日のブプロピオンを該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0331】
実施形態140.
200mg/日のブプロピオンを該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0332】
実施形態141.
300mg/日のブプロピオンを該ヒトに投与する、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0333】
実施形態142.
該ヒトにおける、たとえば1、5、6,または8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのAUC0-12が、少なくも約50ng・h/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0334】
実施形態143.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのAUC0-12が、少なくも約100ng・h/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0335】
実施形態144.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのAUC0-12が、少なくも約400ng・h/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0336】
実施形態145.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのAUC0-12が、少なくも約800ng・h/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0337】
実施形態146.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのAUC0-12が、少なくも約1500ng・h/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0338】
実施形態147.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのAUC0-12が、少なくも約100ng・h/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0339】
実施形態148.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのAUC0-12が、少なくも約1500ng・h/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0340】
実施形態149.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのAUC0-12が、少なくも約2900ng・h/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0341】
実施形態150.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのAUC0-12が、少なくも約100ng・h/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0342】
実施形態151.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのAUC0-12が、少なくも約1500ng・h/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0343】
実施形態152.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのAUC0-12が、少なくも約3500ng・h/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0344】
実施形態153.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのAUC0-12が、少なくも約5000ng・h/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0345】
実施形態154.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのCmaxが、少なくも約10ng/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0346】
実施形態155.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのCmaxが、少なくも約20ng/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0347】
実施形態156.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのCmaxが、少なくも約60ng/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0348】
実施形態157.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのCmaxが、少なくも約120ng/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0349】
実施形態158.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのCavg(たとえば、12時間間隔など、2回の別々の連続した投与の間、または12時間にわたって測定)が、少なくも約8ng/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0350】
実施形態159.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのCavg(たとえば、12時間間隔など、2回の別々の連続した投与の間、または12時間にわたって測定)が、少なくも約20ng/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0351】
実施形態160.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのCavg(たとえば、12時間間隔など、2回の別々の連続した投与の間、または12時間にわたって測定)が、少なくも約60ng/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0352】
実施形態161.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのCavg(たとえば、12時間間隔など、2回の別々の連続した投与の間、または12時間にわたって測定)が、少なくも約70ng/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0353】
実施形態162.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのCavg(たとえば、12時間間隔など、2回の別々の連続した投与の間、または12時間にわたって測定)が、少なくも約120ng/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0354】
実施形態163.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのAUC0-24が、少なくも約100ng・h/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0355】
実施形態164.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのAUC0-24が、少なくも約1500ng・h/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0356】
実施形態165.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのAUC0-infが、少なくも約100ng・h/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0357】
実施形態166.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのAUC0-infが、少なくも約3500ng・h/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0358】
実施形態167.
該ヒトにおける8日目のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのAUC0-infが、少なくも約5000ng・h/mLである、以上のいずれかの実施形態に記載の方法、医薬組成物、経口剤形、または経口徐放送達系。
【0359】
別段の記載がない限り、本明細書および特許請求の範囲で使用される成分の量、分子量、反応条件などの特性を表す数字は、すべての場合において、示されている正確な値と、「約」という用語により修正された値の両方を示すものとして理解されるべきである。したがって、反対に示されない限り、本明細書および添付の特許請求の範囲に記載されている数値パラメータは、得ようとする所望の特性に応じて変化し得る近似値である。少なくとも、等価物としての適用を特許請求の範囲に限定しようとするものではなく、各数値パラメータは、報告された有効数字の数に照らして、通常の丸め手段を適用することによって、少なくとも解釈されるべきである。
【0360】
本発明を説明する文脈で(特に以下の請求項の文脈で)使用される用語「a」、「an」、「the」、および類似の言及は、別段の記載がない限り、または文脈によって明らかに矛盾しない限り、単数形および複数形の両方をカバーすると解釈されるべきである。本明細書で提供されるあらゆる全ての実施例、または例示的な言語(例えば、「のような」)の使用は、本発明をよりよく明らかにすることを意図しており、特許請求の範囲に制限を設けるものではない。本明細書中の記載は、本発明の実施に不可欠な、請求項以外の要素を示すものと解釈されるべきではない。
【0361】
本明細書に開示した代替要素または実施形態のグループ化は、限定として解釈されるべきではない。各グループの構成要素は、個別に、またはグループの他の構成要素または本明細書で見られる他の要素との任意の組み合わせで参照され、主張され得る。利便性や特許性の理由から、グループの1以上の構成要素が、グループに含まれるか、またはグループから削除されることが予想される。そのような包含または削除が発生した場合、本明細書は変更されたグループを含むものと見なされ、添付の特許請求の範囲で使用されるマーカッシュグループのすべての記載を満たす。
【0362】
本明細書では、発明者が知る本発明を実施するための最良の形態を含む、本発明のいくつかの実施形態について説明する。もちろん、これらの説明された実施形態の変形は、前述の説明を読めば当業者に明らかになるであろう。発明者は、当業者がそのような変形を適切に使用することを期待し、発明者は、本明細書に具体的に記載した以外の方法で本発明を実施することを意図している。したがって、特許請求の範囲は、適用される法律によって許可されるように、特許請求の範囲に記載された主題の変更および同等物の一切を含む。さらに、本明細書に別段の記載がない限り、または文脈によって明らかに矛盾しない限り、あらゆる可能な変形をした上述の要素の組み合わせが考えられる。
【0363】
最後に、本明細書に開示された実施形態は、特許請求の範囲の原理を例示するものであることを理解すべきである。採用され得る他の変更は、特許請求の範囲の範囲内である。したがって、本発明の代替構成は、限定ではなく一実施例として、本明細書の教示に従って利用することができる。したがって、特許請求の範囲は、示され、記載されたとおりに正確に実施形態に限定されるものではない。
【0364】
(付記)
(付記1)
ヒトにおけるテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの血漿濃度を上昇させる方法であって、
1)鏡像体過剰のR-ブプロピオン、および、
2)テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、
少なくとも連続した8日間ヒトに共投与することを含み、
前記ヒトは、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンによる治療を必要としており、
R-ブプロピオン、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを共投与して8日目の前記ヒトにおけるテトラベナジンのCmax、アルファ-ジヒドロテトラベナジンのCmax、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのCmaxが、少なくとも5倍上昇する、
方法。
【0365】
(付記2)
1)鏡像体過剰のR-ブプロピオン、および、
2)テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、
少なくとも連続した8日間ヒトに共投与することを含む、ハンチントン病またはハンチントン病に関連する舞踏病を治療する方法。
【0366】
(付記3)
1)鏡像体過剰のR-ブプロピオン、および
2)テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、
少なくとも連続した8日間ヒトに共投与することを含む、アルツハイマー病における興奮を治療する方法。
【0367】
(付記4)
1)鏡像体過剰のR-ブプロピオン、および
2)テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、
少なくとも連続した8日間ヒトに共投与することを含む、うつ病を治療する方法。
【0368】
(付記5)
約100mg~約110mgのR-ブプロピオンを1日2回、少なくとも連続した8日間前記ヒトに投与する、付記1、2、3、または4に記載の方法。
【0369】
(付記6)
ヒトにおけるテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンの血漿濃度を上昇させる方法であって、
1)鏡像体過剰のS-ブプロピオン、および、
2)テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、
少なくとも連続した8日間ヒトに共投与することを含み、
前記ヒトは、テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンによる治療を必要としており、
S-ブプロピオン、およびテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを共投与して8日目の前記ヒトにおけるテトラベナジンのCmax、アルファ-ジヒドロテトラベナジンのCmax、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンのCmaxが、少なくとも5倍上昇する、
方法。
【0370】
(付記7)
1)鏡像体過剰のS-ブプロピオン、および
2)テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、
少なくとも連続した8日間ヒトに共投与することを含む、アルツハイマー病における興奮を治療する方法。
【0371】
(付記8)
1)鏡像体過剰のS-ブプロピオン、および
2)テトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを、
少なくとも連続した8日間ヒトに共投与することを含む、うつ病を治療する方法。
【0372】
(付記9)
約100mg~約110mgのS-ブプロピオンを1日2回、少なくとも連続した8日間前記ヒトに投与する、付記1、2、3、または4に記載の方法。
【0373】
(付記10)
前記うつ病は治療抵抗性うつ病である、付記4または8に記載の方法。
【0374】
(付記11)
約5mg~約20mgのテトラベナジンを1日2回、少なくとも連続した8日間前記ヒトに投与する、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10に記載の方法。
【0375】
(付記12)
8日目のアルファ-ジヒドロテトラベナジンのAUCが、前記ブプロピオンを投与しないで同量のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを少なくとも連続した8日間前記ヒトに投与することにより達成されるAUCの少なくとも5倍である、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、または11に記載の方法。
【0376】
(付記13)
8日目のベータ-ジヒドロテトラベナジンのAUCが、前記ブプロピオンを投与しないで同量のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを少なくとも連続した8日間前記ヒトに投与することにより達成されるAUCの少なくとも15倍である、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、または11に記載の方法。
【0377】
(付記14)
8日目のアルファ-ジヒドロテトラベナジンのCmaxが、前記ブプロピオンを投与しないで同量のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを少なくとも連続した8日間前記ヒトに投与することにより達成されるCmaxの少なくとも2倍である、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、または11に記載の方法。
【0378】
(付記15)
8日目のベータ-ジヒドロテトラベナジンのCmaxが、前記ブプロピオンを投与しないで同量のテトラベナジン、アルファ-ジヒドロテトラベナジン、またはベータ-ジヒドロテトラベナジンを少なくとも連続した8日間前記ヒトに投与することにより達成されるCmaxの少なくとも5倍である、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、または11に記載の方法。