IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ストライカー・コーポレイションの特許一覧

特開2024-59778コンソールベースの外科システム及び外科システムを操作する方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024059778
(43)【公開日】2024-05-01
(54)【発明の名称】コンソールベースの外科システム及び外科システムを操作する方法
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/00 20060101AFI20240423BHJP
   A61B 90/90 20160101ALI20240423BHJP
【FI】
A61B17/00
A61B90/90
【審査請求】有
【請求項の数】17
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024024643
(22)【出願日】2024-02-21
(62)【分割の表示】P 2019558353の分割
【原出願日】2018-04-27
(31)【優先権主張番号】62/491,668
(32)【優先日】2017-04-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】506410062
【氏名又は名称】ストライカー・コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100099623
【弁理士】
【氏名又は名称】奥山 尚一
(74)【代理人】
【識別番号】100125380
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 綾子
(74)【代理人】
【識別番号】100142996
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 聡二
(74)【代理人】
【識別番号】100166268
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 祐
(72)【発明者】
【氏名】ラウベンタール,マイケル
(72)【発明者】
【氏名】クリフォード,スティーヴン・ティー
(72)【発明者】
【氏名】マーケル,ブレット・アール
(72)【発明者】
【氏名】ケンプ,ザカリー
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ハンドヘルド外科用器具を入力デバイスに関連付け、互いに関連付けられたそれらの器具及び入力デバイスを示す視覚インジケータを起動するコンソールベースの外科システム及び方法を提供する。
【解決手段】外科システム20が、複数のハンドヘルド外科用器具22,24,26を備え、各器具は、コネクタライン48,50と、器具視覚インジケータ34とを有する。システムは、フットスイッチ28,30を更に備え、このフットスイッチは、コネクタラインと、フットスイッチ視覚インジケータ162,164とを有する。システムはコンソール32を更に備える。このコンソールは複数の器具ポート56,58,60を備え、ハンドヘルド器具のコネクタラインは、これらの器具ポートに接続される。コンソールは、フットスイッチポート64,66を更に備え、フットスイッチのコネクタラインは、このフットスイッチポートに接続される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のハンドヘルド外科用器具であって、各器具は、コネクタラインと、該器具及び該コネクタラインのうちの一方に結合される器具視覚インジケータとを有する、複数のハンドヘルド外科用器具と、
フットスイッチであって、コネクタラインと、該フットスイッチ及び該コネクタラインのうちの一方に結合されるフットスイッチ視覚インジケータとを有する、フットスイッチと、
コンソールと
を備えてなる、コンソールベースの外科システムであって、
前記コンソールは、
前記複数のハンドヘルド器具の前記コネクタラインが接続される複数の器具ポートと、
前記フットスイッチの前記コネクタラインが接続されるフットスイッチポートと、
前記フットスイッチポートを前記器具ポートのうちの1つに関連付けるように構成されたコントローラであって、前記フットスイッチが、前記関連付けられた器具ポートに接続された前記ハンドヘルド外科用器具の機能を作動させるように動作可能であるようになっている、コントローラと
を備えており、
前記コントローラは、前記関連付けられた器具ポート及び前記関連付けられたフットスイッチポートの前記フットスイッチ視覚インジケータ及び前記器具視覚インジケータを起動し、互いに符合する出力を表示するように更に構成されている、コンソールベースの外科システム。
【請求項2】
前記器具視覚インジケータ及び前記フットスイッチ視覚インジケータの各々は発光部を備える、請求項1に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項3】
前記器具視覚インジケータ及び前記フットスイッチ視覚インジケータのうちの一方の前記発光部は、リング状光導波路を備える、請求項2に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項4】
前記フットスイッチ視覚インジケータ及び前記器具視覚インジケータの前記発光部は、前記フットスイッチ視覚インジケータ及び前記器具視覚インジケータが、互いに符合する出力を表示するとき、互いに一致する色を放出するように構成されている、請求項2又は3に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項5】
前記発光部は、LED、光ファイバ、及びそれらの組み合わせのうちの少なくとも1つを備える、請求項2~4のいずれか1項に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項6】
前記コントローラに結合され、前記フットスイッチポートと、関連付けられる前記器具ポートとの関連付けを前記コントローラに行わせるユーザ出力信号を出力するようにユーザによって作動可能であるユーザ入力デバイスを更に備える、請求項1~5のいずれか1項に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項7】
第2のフットスイッチであって、コネクタラインと、該第2のフットスイッチ及び該コネクタラインのうちの一方に結合される第2のフットスイッチ視覚インジケータとを有する、第2のフットスイッチを更に備え、
前記コンソールは、前記第2のフットスイッチの前記コネクタラインが接続される第2のフットスイッチポートを更に備え、
前記コントローラは、前記第2のフットスイッチポートを前記関連付けられた器具ポートに関連付けるように更に構成され、前記第2のフットスイッチが、前記関連付けられた器具ポートに接続された前記ハンドヘルド外科用器具の前記機能を作動させるように動作可能であるようになっており、
前記コントローラは、前記第2のフットスイッチ視覚インジケータ及び前記関連付けられた器具ポートの前記器具視覚インジケータを起動し、互いに符合する出力を表示するように更に構成されている、請求項1~6のいずれか1項に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項8】
前記フットスイッチポートに隣接する前記コンソールの部分に結合される第3のフットスイッチ視覚インジケータと、
前記第2のフットスイッチポートに隣接する前記コンソールの部分に結合される第4のフットスイッチ視覚インジケータと、
前記複数の器具ポートのうちの第1の器具ポートに隣接して前記コンソールに結合される第2の器具視覚インジケータと、
前記複数の器具ポートのうちの第2の器具ポートに隣接して前記コンソールに結合される第3の器具視覚インジケータと、
前記複数の器具ポートのうちの第3の器具ポートに隣接して前記コンソールに結合される第4の器具視覚インジケータと
を更に備え、
前記コントローラは、前記フットスイッチポート及び前記第2のフットスイッチポートのうちの少なくとも一方を、前記第1の器具ポート、前記第2の器具ポート、及び前記第3の器具ポートのうちの少なくとも1つに関連付けるように更に構成され、前記フットスイッチ及び前記第2のフットスイッチのうちの少なくとも一方が、前記第1の器具ポート、前記第2の器具ポート、及び前記第3の器具ポートのうちの1つに接続された前記ハンドヘルド外科用器具の前記機能を作動させるように動作可能であるようになっており、
前記コントローラは、前記第3のフットスイッチ視覚インジケータ、前記第4のフットスイッチ視覚インジケータ、前記第2の器具視覚インジケータ、及び前記第3の器具視覚インジケータを起動して、互いに符合する出力を表示するように更に構成されている、請求項7に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項9】
前記フットスイッチ視覚インジケータ、前記第2のフットスイッチ視覚インジケータ、前記第3のフットスイッチ視覚インジケータ、前記第4のフットスイッチ視覚インジケータ、前記器具視覚インジケータ、前記第2の器具視覚インジケータ、前記第3の器具視覚インジケータ、及び前記第4の器具視覚インジケータの各々は、発光部を備える、請求項8に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項10】
前記発光部はリング状光導波路を備える、請求項9に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項11】
前記フットスイッチ視覚インジケータ、前記器具視覚インジケータ、前記第2のフットスイッチ視覚インジケータ、前記第3のフットスイッチ視覚インジケータ、前記第4のフットスイッチ視覚インジケータ、前記第2の器具視覚インジケータ、及び前記第3の器具視覚インジケータが互いに符合する出力を表示するとき、前記発光部は、互いに一致する色を放出するように構成されている、請求項9又は10に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項12】
前記フットスイッチ視覚インジケータ、前記第2のフットスイッチ視覚インジケータ、及び前記関連付けられた器具ポートの前記器具視覚インジケータが互いに符合する出力を表示するとき、前記フットスイッチ視覚インジケータの前記発光部は、第1の有色光を放出するように構成され、前記第2のフットスイッチ視覚インジケータの前記発光部は、第2の有色光を放出するように構成され、前記関連付けられた器具ポートの前記器具視覚インジケータの前記発光部は、前記第1の有色光及び前記第2の有色光を放出するように構成されている、請求項9~11のいずれか1項に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項13】
前記第3のフットスイッチ視覚インジケータ、前記第4のフットスイッチ視覚インジケータ、及び前記関連付けられた器具ポートの前記第2の器具視覚インジケータが互いに符合する出力を表示するとき、前記第3のフットスイッチ視覚インジケータの前記発光部は、第1の有色光を放出するように構成され、前記第4のフットスイッチ視覚インジケータの前記発光部は、第2の有色光を放出するように構成され、前記第1の器具ポートの前記第2の器具視覚インジケータの前記発光部は、前記第1の有色光及び前記第2の有色光を放出するように構成されている、請求項9~11のいずれか1項に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項14】
前記第1の器具ポート、前記第2の器具ポート、及び前記第3の器具ポートのうちの少なくとも1つの前記発光部は、2つの発光部部分を備え、該発光部部分のうちの一方は、該発光部部分の他方に隣接している、請求項9~13のいずれか1項に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項15】
前記発光部部分の各々は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含む、請求項14に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項16】
前記フットスイッチと、該フットスイッチに結合された前記コネクタラインとのうちの少なくとも一方に結合される入力視覚インジケータを更に備える、請求項1~15のいずれか1項に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項17】
前記コントローラは、前記入力視覚インジケータ及び前記フットスイッチ視覚インジケータを起動して、互いに符合する出力を表示するように構成されている、請求項16に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項18】
前記ハンドヘルド外科用器具と、該ハンドヘルド外科用器具に結合された前記コネクタラインとのうちの少なくとも一方に結合される出力視覚インジケータを更に備える、請求項1~17のいずれか1項に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項19】
前記コントローラは、前記出力視覚インジケータと、前記関連付けられた器具ポートの前記器具視覚インジケータとを起動して、互いに符合する出力を表示するように構成されている、請求項18に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項20】
コンソールベースの外科システムを作動させる方法であって、該コンソールベースの外科システムは、複数のハンドヘルド外科用器具であって、各器具は、コネクタラインと、該器具及び該コネクタラインのうちの一方に結合される器具視覚インジケータとを有する、複数のハンドヘルド外科用器具と、フットスイッチであって、コネクタラインと、該フットスイッチ及び該コネクタラインのうちの一方に結合されるフットスイッチ視覚インジケータとを有する、フットスイッチと、前記複数のハンドヘルド器具の前記コネクタラインが接続される複数の器具ポートを備えるコンソールとを備え、前記コンソールは、前記フットスイッチの前記コネクタラインが接続されるフットスイッチポートを更に備え、前記コンソールは、コントローラを更に備えており、
前記フットスイッチポートを前記器具ポートに関連付けるステップであって、前記フットスイッチが、該関連付けられた器具ポートに接続された前記ハンドヘルド外科用器具の機能を作動させるように動作可能であるようになっている、ステップと、
前記フットスイッチ視覚インジケータ及び前記関連付けられた器具ポートの前記器具視覚インジケータを起動して、互いに符合する出力を表示するステップと
を含んでなる方法。
【請求項21】
色が互いに一致するように、前記フットスイッチ視覚インジケータ及び前記関連付けられた器具ポートの前記器具視覚インジケータから前記色を放出するステップを更に含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
ユーザ入力デバイスを作動させて、前記フットスイッチポートと、関連付けられる前記器具ポートとの関連付けを前記コントローラに行わせる、前記コントローラへのユーザ出力信号を生成するステップを更に含む、請求項20又は21に記載の方法。
【請求項23】
前記システムは、第2のフットスイッチであって、コネクタラインと、該第2のフットスイッチ及び該コネクタラインのうちの一方に結合される第2のフットスイッチ視覚インジケータとを有する第2のフットスイッチを更に備え、前記コンソールは、前記第2のフットスイッチの前記コネクタラインが接続される第2のフットスイッチポートを更に備えており、
前記第2のフットスイッチポートを前記関連付けられた器具ポートに関連付けるステップであって、前記第2のフットスイッチが、前記関連付けられた器具ポートに接続された前記ハンドヘルド外科用器具の第2の機能を作動させるように動作可能であるようになっている、ステップと、
前記フットスイッチ視覚インジケータ、前記第2のフットスイッチ視覚インジケータ、及び前記関連付けられた器具ポートの前記器具視覚インジケータを起動し、互いに符合する出力を表示するステップと
を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記ユーザ入力デバイスを作動させ、前記第2のフットスイッチポートを前記器具ポートに関連付ける第2のユーザ出力信号を生成するステップを更に含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
色が互いに一致するように、前記フットスイッチ視覚インジケータ、前記第2のフットスイッチ視覚インジケータ、及び前記関連付けられた器具ポートの前記器具視覚インジケータから前記色を放出するステップを更に含む、請求項23又は24に記載の方法。
【請求項26】
前記フットスイッチ視覚インジケータから第1の有色光を放出するステップと、
前記第2のフットスイッチ視覚インジケータから第2の有色光を放出するステップと、
前記関連付けられた器具ポートの前記器具視覚インジケータから前記第1の有色光及び前記第2の有色光を放出するステップと、
を更に含む、請求項23~25のいずれか1項に記載の方法。
【請求項27】
前記コンソールの前記フットスイッチポートに隣接して前記コンソールに結合された第2のフットスイッチ視覚インジケータを起動するステップと、
前記コンソールの前記器具ポートのうちの1つに隣接して前記コンソールに結合された第2の器具視覚インジケータを起動するステップと
を更に含む、請求項20~26のいずれか1項に記載の方法。
【請求項28】
複数のハンドヘルド外科用器具であって、該器具の各々はコネクタラインを有する、複数のハンドヘルド外科用器具と、
コネクタラインを有するフットスイッチと、
コンソールと
を備えてなる、コンソールベースの外科システムであって、
前記コンソールは、
前記複数のハンドヘルド器具の前記コネクタラインが接続される複数の器具ポートであって、該器具ポートの各々は、器具視覚インジケータを有する、複数の器具ポートと、
フットスイッチ視覚インジケータを有し、前記フットスイッチの前記コネクタラインが接続されるフットスイッチポートと、
前記フットスイッチポートを前記器具ポートのうちの1つに関連付けるように構成されたコントローラであって、前記フットスイッチが、前記関連付けられた器具ポートに接続された前記ハンドヘルド外科用器具の機能を作動させるように動作可能であるようになっている、コントローラと
を備えており、
前記コントローラは、前記関連付けられた器具ポート及び前記関連付けられたフットスイッチポートの前記フットスイッチ視覚インジケータ及び前記器具視覚インジケータを起動し、互いに符合する出力を表示するように更に構成され、
前記フットスイッチ視覚インジケータ及び前記器具視覚インジケータの各々は、発光部を備え、該発光部の各々及びリング状光導波路は、前記コンソールに結合され、前記フットスイッチポート及び前記器具ポートのうちの対応するものを取り囲む、コンソールベースの外科システム。
【請求項29】
前記コントローラが、前記フットスイッチポートを前記関連付けられる器具ポートに関連付け、前記フットスイッチが前記関連付けられた器具ポートに接続された前記ハンドヘルド外科用器具の機能を作動させるように動作可能であるようになると、前記コントローラは、前記器具視覚インジケータのうちの1つの前記発光部を起動し、前記フットスイッチ視覚インジケータによって放出される有色光と一致する有色光を放出する、請求項28に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項30】
前記コントローラは、白色光を放出する前記器具視覚インジケータのうちの別のものの前記発光部を起動し、前記器具ポートが前記フットスイッチポートに関連付けられていないことを示す、請求項29に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項31】
前記リング状光導波路の各々は、前記対応するフットスイッチポート及び前記器具ポートの対向する側部に2つの弓形の発光部部分を備える、請求項28に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項32】
前記弓形の発光部部分の各々は、180度に角度のある状態で延在する、請求項31に記載のコンソールベースの外科システム。
【請求項33】
前記発光部のうちの少なくとも1つは、複数の色を放出するように構成されたマルチカラー発光部である、請求項31に記載のコンソールベースの外科システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ハンドヘルド外科用器具を入力デバイスに関連付け、互いに関連付けられたそれらの器具及び入力デバイスを示す視覚インジケータを起動するコンソールベースの外科システム及び方法に関する。
【0002】
[関連出願の相互参照]
本願は、2017年4月28日付で出願された米国仮特許出願第62/491,668号の利益を主張し、その全体を引用することにより本明細書の一部をなすものとする。
【発明の概要】
【0003】
本開示の1つの実施の形態は、ハンドヘルド外科用器具を入力デバイスに関連付け、視覚インジケータを起動して、互いに関連付けられた器具及び入力デバイスを示す新規で有用なコンソールベースの外科システムに関する。本システムは、複数のハンドヘルド外科用器具を備え、各器具は、コネクタラインと、当該器具及び/又は当該コネクタラインに結合される器具視覚インジケータとを有する。本システムは、フットスイッチを更に備え、このフットスイッチは、コネクタラインと、当該フットスイッチ及び/又は当該コネクタラインに結合されるフットスイッチ視覚インジケータとを有する。本システムはコンソールを更に備える。このコンソールは複数の器具ポートを備え、ハンドヘルド器具のコネクタラインは、これらの器具ポートに接続される。コンソールは、フットスイッチポートを更に備え、フットスイッチのコネクタラインは、このフットスイッチポートに接続される。コンソールは、フットスイッチポートを器具ポートのうちの1つに関連付けるように構成されたコントローラであって、フットスイッチが、関連付けられた器具ポートに接続されたハンドヘルド外科用器具の機能を作動させるように動作可能であるようになっている、コントローラを更に備える。コントローラは、フットスイッチ視覚インジケータ及び関連付けられた器具ポートの器具視覚インジケータを起動し、互いに符合する出力を表示するように更に構成されている。
【0004】
次に図面を参照すると、例示的な説明図が詳細に示されている。図面は、例を表しているが、必ずしも一律の縮尺ではなく、幾つかの特徴部は、説明例の特定の態様をより良く図示及び説明する形態に誇張又は模式化されている場合がある。これらの態様のうちの任意の1つ以上は、単独で用いることもできるし、互いに組み合わせて用いることもできる。さらに、本明細書において説明される例示的な説明図は、網羅的であることを意図するものでもなければ、図面に図示され、以下の詳細な説明に開示された正確な形態及び構成に限定又は制限されることを意図するものでもない。例示的な説明図は、以下のような図面を参照することによって詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1】コンソール、複数のハンドヘルド外科用器具、及び複数の入力デバイスを備えるコンソールベースの外科システムの分解組立図である。
図2図1のコンソールベースの外科システムの概略図であり、このシステムは、第1のハンドヘルド外科用器具、第2のハンドヘルド外科用器具、第3のハンドヘルド外科用器具、第1のフットスイッチ、及び第2のフットスイッチを備える。
図3】第1のハンドヘルド外科用器具、第2のハンドヘルド外科用器具、第3のハンドヘルド外科用器具、第1のフットスイッチ、及び第2のフットスイッチにそれぞれ動作可能に結合することができる第1の器具ポート、第2の器具ポート、第3の器具ポート、第1のフットスイッチポート、及び第2のフットスイッチポートを有するコンソールを示す図1のコンソールの拡大斜視図である。
図4図1に示すコンソールの第1の器具ポート、第2の器具ポート、及び第3の器具ポートに接続可能な第1の器具プラグ、第2の器具プラグ、及び第3の器具プラグを示す拡大図であり、第1の器具プラグ、第2の器具プラグ、及び第3の器具プラグは、第1の器具視覚インジケータ、第2の器具視覚インジケータ、及び第3の器具視覚インジケータを備える。
図5図1に示す第1のハンドヘルド外科用器具、第2のハンドヘルド外科用器具、及び第3のハンドヘルド外科用器具の第1のコネクタライン、第2のコネクタライン、及び第3のコネクタラインの拡大図であり、第1のコネクタライン、第2のコネクタライン、及び第3のコネクタラインは、第1の器具視覚インジケータ、第2の器具視覚インジケータ、及び第3の器具視覚インジケータを備える。
図6図1に示す第1の器具、第2の器具、及び第3の器具の拡大図であり、第1の器具視覚インジケータ、第2の器具視覚インジケータ、及び第3の器具視覚インジケータを備える第1の器具、第2の器具、及び第3の器具を示している。
図7図3に示すコンソールの第1の器具ポート、第2の器具ポート、及び第3の器具ポート、並びに、第1のフットスイッチポート及び第2のフットスイッチポートの拡大図であり、コンソールに結合された第1の器具視覚インジケータ、第2の器具視覚インジケータ、及び第3の器具視覚インジケータ、並びに、第1のフットスイッチ視覚インジケータ及び第2のフットスイッチ視覚インジケータを示している。
図8図1に示すコンソールの第1のフットスイッチポート及び第2のフットスイッチポートに接続可能な第1のフットスイッチプラグ及び第2のフットスイッチプラグの拡大図であり、第1のフットスイッチプラグ及び第2のフットスイッチプラグは、第1のフットスイッチ視覚インジケータ及び第2のフットスイッチ視覚インジケータを備える。
図9図1に示す第1のフットスイッチ及び第2のフットスイッチの第1のコネクタライン及び第2のコネクタラインの拡大図であり、第1のコネクタライン及び第2のコネクタラインは、第1のフットスイッチ視覚インジケータ及び第2のフットスイッチ視覚インジケータを備える。
図10図1に示す第1のフットスイッチ及び第2のフットスイッチの拡大図であり、第1のフットスイッチ視覚インジケータ及び第2のフットスイッチ視覚インジケータを備える第1のフットスイッチ及び第2のフットスイッチを示している。
図11図3のコンソールの正面斜視図であり、第1の器具ポートに結合された第1のハンドヘルド外科用器具の第1のコネクタラインを示している。
図12図11の器具ポート及びフットスイッチポートの拡大図であり、第1の外科用ハンドヘルド器具に結合された第1の器具視覚インジケータと、第1の外科用ハンドヘルド器具のコネクタラインに結合された第1の器具視覚インジケータと、第1の器具ポートがフットスイッチポートのいずれにも関連付けられていないことを示すために、第1の器具ポートに隣接するコンソールとを示している。
図13図3のコンソールの正面斜視図であり、第1の器具ポートに結合された第1のハンドヘルド外科用器具の第1のコネクタラインと、第1のフットスイッチポートに結合された第1のフットスイッチの第1のコネクタラインとを示している。
図14図13の器具ポート及びフットスイッチポートの拡大図であり、第1の器具ポートと第1のフットスイッチポートとの間の関連付けが、コンソールに結合された第1の器具視覚インジケータ及び第1のフットスイッチ視覚インジケータによって示されている。
図15図3のコンソールの正面斜視図であり、第2の器具ポートに結合された第2のハンドヘルド外科用器具の第2のコネクタラインと、第1のフットスイッチポートに結合された第1のフットスイッチの第2のコネクタラインとを示している。
図16図15の器具ポート及びフットスイッチポートの拡大図であり、第2の器具ポートと第1のフットスイッチポートとの間の関連付けが、複数の第2の器具視覚インジケータ及び複数の第1のフットスイッチ視覚インジケータによって示されている。
図17図3のコンソールの正面斜視図であり、第3の器具ポートに結合された第3のハンドヘルド外科用器具のコネクタラインと、第1のフットスイッチポートに結合された第1のフットスイッチのコネクタラインとを示している。
図18図17の器具ポート及びフットスイッチポートの拡大図であり、第3の器具ポートと第1のフットスイッチポートとの間の関連付けが、複数の第3の器具視覚インジケータ及び複数の第1のフットスイッチ視覚インジケータによって示されている。
図19図13のコンソールの正面斜視図であり、第2の器具ポートに結合された第2のハンドヘルド外科用器具のコネクタラインと、第2のフットスイッチポートに結合された第2のフットスイッチのコネクタラインとを更に示している。
図20図14の器具ポート及びフットスイッチポートの拡大図であり、複数の第2の器具視覚インジケータ及び複数の第2のフットスイッチ視覚インジケータによって示される第2の器具ポートと第2のフットスイッチポートとの間の関連付けを更に含む。
図21図3のコンソールの正面斜視図であり、第2の器具ポートに結合された第2のハンドヘルド外科用器具のコネクタラインと、第2のフットスイッチポートに結合された第2のフットスイッチのコネクタラインとを示している。
図22図21の器具ポート及びフットスイッチポートの拡大図であり、第2の器具ポートと第2のフットスイッチポートとの間の関連付けが、複数の第2の器具視覚インジケータ及び複数の第2のフットスイッチ視覚インジケータによって示されている。
図23図3のコンソールの正面斜視図であり、第1の器具ポート、第2の器具ポート、及び第3の器具ポートのそれぞれに結合された第1のハンドヘルド外科用器具、第2のハンドヘルド外科用器具、及び第3のハンドヘルド外科用器具のコネクタラインと、第1のフットスイッチポート、第2のフットスイッチポート、及び第3のフットスイッチポートのそれぞれに結合された第1のフットスイッチ、第2のフットスイッチ、及び第3のフットスイッチのコネクタラインとを示している。
図24図23の器具ポート及びフットスイッチポートの拡大図であり、第1の器具ポートと、第1のフットスイッチポート及び第2のフットスイッチポートとの間の関連付けが、第1の器具視覚インジケータと、第1のフットスイッチ視覚インジケータ及び第2のフットスイッチ視覚インジケータとによって示されている。
【発明を実施するための形態】
【0006】
図1を参照すると、コンソールベースの外科システム20は、第1のハンドヘルド外科用器具22、第2のハンドヘルド外科用器具24、及び第3のハンドヘルド外科用器具26と、第1のフットスイッチ28及び第2のフットスイッチ30と、器具22、24、26のうちの1つ以上をフットスイッチ28、30のうちの1つ以上に関連付けて、これらの関連付けられた器具を外科手技中に制御するコンソール32とを備えることができる。システム20は、器具22、24、26及びフットスイッチ28、30のうちの互いに対応する同士を示す複数の視覚インジケータ34を更に備える。システム20は、例示として3つのハンドヘルド外科用器具22、24、26を制御するものとして図1に示されているが、他の実施形態では、システムは、1つ、2つ、4つ、5つ、又は任意の適した数及び任意の適したタイプの器具を制御することができる。さらに、システム20は、例示として2つのフットスイッチ28、30を備えるものとして示されているが、他の実施形態では、システムは、1つ、3つ、4つ、5つ、若しくは任意の数のフットスイッチ又は他のタイプの入力デバイスを備えることができる。また、システム20は、例示として25個の視覚インジケータ34を備えるものとして示されているが、他の実施形態では、任意の数の視覚インジケータを用いて、器具ポートとフットスイッチポートとの間の関連付けを示すことができる。
【0007】
第1のハンドヘルド外科用器具22、第2のハンドヘルド外科用器具24、及び第3のハンドヘルド外科用器具26の各々は、患者の治療又は看護において1つ以上の所定の機能を実行するように構成されている。各器具22、24、26は、電気を必要とする1つ以上の構成要素を利用することができる。1つの例として、器具のうちの1つ以上は、Stryker Instruments社(米国ミシガン州カラマズー所在)によってブランド名CORE UNIVERSAL SERIESの下で販売されているような特殊ドリルを含むことができる。器具の他の例は、Stryker Instruments社によってブランド名CORE SUMEX DRILLの下で販売されているような高出力テーパドリル;Stryker Instruments社によってブランド名CORE UNIVERSAL DRIVERの下で販売されているようなモジュラハンドピース;Stryker社によってブランド名CORE MICRO DRILLの下で販売されているような高速ペンシルグリップドリル;Stryker社によってブランド名MAESTRO DRILLの下で販売されているような空気ドリル;Stryker社によってブランド名ARIA MRI DRILL SYSTEMの下で販売されているような術中手技用ドリル;Stryker社によってブランド名CORE IMPACTION DRILLの下で販売されているような口腔外科用ドリル;Stryker社によってブランド名SABER DRILLの下で販売されているENT外科用ドリル;Stryker社によってブランド名MICRO SAWの下で販売されているような矢状鋸、振動鋸、又はレシプロソー;ブランド名ELITE BUR、ZYPHR BUR、MIS BUR、及びTPS BURの下で販売されているような様々な小骨手技用バー;ブランド名ESSX MICRODEBRIDERの下で販売されているようなマイクロデブライダ;Stryker社によってブランド名SONOPET ULTRASONIC ASPIRATORの下で販売されているような超音波吸引器;Stryker社によってブランド名SILVERGLIDE BIPOLAR FORCEPSの下で販売されているようなバイポーラ鉗子を含むことができる。
【0008】
Stryker社又は任意の製造業者によって販売されている他のハンドヘルド外科用器具も考えられる。例えば、電気外科デバイス、超音波デバイス、及び他の外科デバイスも用いることができる。電気外科用器具及びそれらの同様の他の器具は、ユニポーラ電流又はバイポーラ電流のいずれかとともにジアテルミを用いる器具(一般的には、単にユニポーラデバイス及びバイポーラデバイスと呼ばれる)と、ハーモニック鋏並びにアルゴンビームデバイス及びアルゴンレーザデバイス等の高性能デバイスとを含む、当該技術分野において知られている任意の適したタイプのものとすることができる。図1に示すような器具22、24、26の図示した形状及び他の構造的特徴は、それらの器具を具体的に説明することを意図したものではなく、様々な器具を用いることができるという一般的概念を伝えることのみを意図したものである。実際上、本開示は、器具がそれらに関連付けられたデバイスユーザコントロール(図示せず)に対してどのように反応するのかに関して、及び、それらの動作を特徴付けるそれらのデバイスユーザコントールによって生成される信号に関して、異なる機能及び他の特性を有する場合がある器具の統合を容易にすることに留意することが重要である。例えば、第1のハンドヘルド外科用器具22が、例えばユニポーラデバイスである一方、第2のハンドヘルド外科用器具24が、例えばバイポーラデバイスであり、第3のハンドヘルド外科用器具26が、ハーモニックデバイスである結果、器具22、24、26は、互いに異なる機能を有する可能性がある。加えて、例えば、第1のハンドヘルド外科用器具22及び第2のハンドヘルド外科用器具24は、互いに異なる電圧の信号を必要とすることから、互いに異なる動作特性を有することもあり得る。様々なデバイスが、異なる製造業者によって生成される場合もあれば、異なるバージョン又はモデルのデバイスである場合もある。何らかのそのような相違にかかわらず、システム20は、このシステムが接続される器具の全てを第1のフットスイッチ28及び第2のフットスイッチ30又はコンソール32によって制御することができることを保証する。
【0009】
加えて、本開示では、ハンドヘルド外科用器具が強調されているが、幾つかの実施形態では、これらの器具の代わりに他のタイプの医療デバイスも用いることができる。例えば、コンソールとともに用いることができる、適した医療デバイスは、外科ロボット、病院ベッド、照明システム、カメラ等の患者治療デバイス、患者モニタリングデバイス、又はハンドヘルドでない外科用器具を含むが、これらに限定されるものではない。したがって、用語「ハンドヘルド外科用器具」は、本開示全体を通してこれらの医療デバイスと置き換えることができる。
【0010】
第1のハンドヘルド外科用器具22、第2のハンドヘルド外科用器具24、及び第3のハンドヘルド外科用器具26は、コネクタライン36、38、40のうちの対応するものを備えることができる。各コネクタライン36、38、40は、器具22、24、26のうちの対応するものに結合される一方の端部において終端するとともに、図13図24の以下の説明において提供されるようにコンソール32と結合するように構成されたプラグ42、44、46のうちの対応するものを有する反対側端部において終端することができる。他の実施形態では、コネクタラインは、ソケット又は任意のタイプのコネクタを用いて終端することができる。
【0011】
図示した実施形態では、フットスイッチ28及び/又はフットスイッチ30は、Stryker社によってブランド名UNI-DIRECTIONAL FOOTSWITCHの下で販売されているフットスイッチ、Stryker社によってブランド名TPS FOOTSWITCHの下で販売されているフットスイッチ、又はStryker社若しくは別の製造業者によって販売されている他の任意のタイプの入力デバイスを含むことができる。例えば、入力デバイスは、ハンドヘルド外科用器具と一体化したものとすることもできるし、ハンドスイッチ、音声作動型スイッチ、ニースイッチ、又はユーザが作動させることができる他のタイプのスイッチの形態を取ることもできる。各入力デバイスは、フットスイッチ等の入力デバイスの押下に応答して信号を生成するホール効果センサ、磁気センサ、又は他の適したセンサ等の1つ以上のセンサを備えることができる。したがって、用語「フットスイッチ」は、本開示全体を通して入力デバイスに置き換えることができる。
【0012】
フットスイッチ28、30は、コネクタライン48、50のうちの対応するものを備えることができる。各コネクタライン48、50は、フットスイッチ28、30のうちの対応するものに結合される一方の端部において終端するとともに、図13図24の以下の説明において提供されるようにコンソール32と連結するように構成されたプラグ52、54のうちの対応するものを有する反対側端部において終端することができる。他の実施形態では、コネクタラインは、ソケット又は任意のタイプのコネクタを用いて終端することができる。
【0013】
コンソール32は、第1の器具ポート56、第2の器具ポート58、及び第3の器具ポート60を備える。ハンドヘルド外科用器具22、24、26に関連付けられたコネクタライン36、38、40のプラグ42、44、46は、第1の器具ポート56、第2の器具ポート58、及び第3の器具ポート60のうちの対応するものに接続可能である。図3は、コンソール32がディスプレイ62を有するとともに、ディスプレイ62に隣接して位置決めされた第1の器具ポート56、第2の器具ポート58、及び第3の器具ポート60を有することを示しているが、システム20は、代わりに、コンソール32の任意の適した部分に位置決めされた1つ、2つ、4つ、又は任意の数の器具ポートを備えることができることが考えられる。さらに、コンソール32は、第1のフットスイッチポート64及び第2のフットスイッチポート66を備える。フットスイッチ28、30に関連付けられたコネクタライン48、50のプラグ52、54は、第1のフットスイッチポート64及び第2のフットスイッチポート66に接続可能である。第1のフットスイッチポート64及び第2のフットスイッチポート66は、第1の器具ポート56、第2の器具ポート58、及び第3の器具ポート60がフットスイッチポート64、66とディスプレイ62との間に位置決めされるように、ディスプレイ62から間隔を空けて配置される。ただし、器具ポート56、58、60、フットスイッチポート64、66、及びディスプレイ62の他の構成も考えられる。
【0014】
図2を参照すると、コンソール32は、第1のフットスイッチ28が、関連付けられた器具ポートに接続されたハンドヘルド外科用器具の機能を作動させるように動作可能であるように、第1の器具ポート56、第2の器具ポート58、及び第3の器具ポート60のうちの1つを第1のフットスイッチポート64に関連付けるように構成されたコントローラ68を更に備える。同様に、コントローラ68は、第2のフットスイッチ30が、関連付けられた器具ポートと接続されたハンドヘルド外科用器具の機能を作動させるように動作可能であるように、第1の器具ポート56、第2の器具ポート58、及び第3の器具ポート60のうちの別の1つを第2のフットスイッチポート66に関連付けるように構成されている。コントローラ68は、フットスイッチ28、30が、関連付けられた器具ポートに接続された同じハンドヘルド外科用器具の機能を作動させるように動作可能にするために、同じ器具ポートを、第1のフットスイッチポート64及び第2のフットスイッチポート66の双方に関連付けることができることも考えられる。器具ポートとフットスイッチポートとの関連付けは、図6図17の説明において詳細に検討されている。コンソール32は、電力源(図示せず)に結合されて、この電力源から電力を受信し、電力を器具22、24、26、及びフットスイッチ28、30のうちの任意の1つ以上に送達することが可能である。他の実施形態では、ハンドヘルド外科用器具及び/又はフットスイッチのコネクタラインは省略することができ、コンソールは、それらと無線で接続することができる。
【0015】
システム20は、コントローラ68に結合されるとともに、器具ポート56、58、60のうちの1つとフットスイッチ28、30のうちの一方との関連付けをコントローラ68に行わせる1つ以上のユーザ出力信号を出力するようにユーザによって作動可能なユーザ入力デバイス70を更に備えることができる。1つの実施形態では、ユーザ入力デバイス70は、外科医がどのフットスイッチ割り当てを現在の手術に所望しているのかを示すことを可能にするように構成されたタッチ画面パネル72又は他の任意のユーザ入力デバイスとすることができる。より具体的には、コントローラ68は、タッチ画面パネル72又は他のユーザ入力デバイスからの命令に基づいて、関連付けられた器具ポート(複数の場合もある)に結合された器具(複数の場合もある)の内部のモータ(図示せず)又は他の電力消費ユニット(図示せず)に送信される通電信号を生成する回路(図示せず)を備えることができる。コントローラ68は、第1のハンドヘルド外科用器具22、第2のハンドヘルド外科用器具24、及び第3のハンドヘルド外科用器具26に、対応するプラグ42、44、46及びコネクタライン36、38、40を通じて同時に接続することができる。コントローラ68は、第2のSPIバス(図示せず)を介してデータを提供することができるとともに、ユーザ入力デバイス70から命令を受信することができる。
【0016】
図3を参照すると、この実施形態では、タッチ画面パネル72は、フットスイッチポート64、66の一方又は双方への関連付け、割り当て、又はマッピングが行われる第1の器具ポート56、第2の器具ポート58、及び第3の器具ポート60の複数のアイコン74、76、78を備えることができる。外科医が各器具ポートのアイコンにタッチすると、コントローラ68は、その器具ポートのフットスイッチマッピングを変更することができる。具体的には、コントローラ68は、次のシーケンス、すなわち、第1のフットスイッチポート64;第2のフットスイッチポート66;第1のフットスイッチポート64と第2のフットスイッチポート66との双方のデュアル制御モード;及びフットスイッチ制御なし、を通じて各器具ポートのマッピングを循環させる。マッピングが変化するにつれて、アイコンの色が、関連付けられた器具の新たな割り当てを示すように適切に変化する。特定のフットスイッチアセンブリ割り当てマップの受理は、ユーザ入力デバイス70上に同じく提示された受理(ACPT)ボタンのアイコン(図示せず)を押下することによって行われる。アイコン74、76、78が、選択されたマッピングの確認を必要としないトグルボタンであるような、受理ボタンを有しない他の実施形態も考えられる。
【0017】
外科医がアイコン74、76、78のうちの1つ以上を押下してフットスイッチアセンブリの割り当てまたは関連付けを選択したことに応答して、コントローラ68は、新たなフットスイッチ関連付けをフットスイッチ関連付けテーブル(図示せず)内に記録する。外科医(複数の場合もある)は、その後、関連付けられた器具を制御するように割り当てられたフットスイッチ上の適切なペダルを押下することによって各器具を使用し又は作動させることができる。
【0018】
また、この実施形態では、フットスイッチの割り当てまたは関連付けは、タッチ画面パネル72上に提示されたアイコン74、76、78を押下することによってのみ行うことができる。これによって、2つのフットスイッチ28、30のうちの一方から2つのフットスイッチ28、30のうちの他方に器具の制御を意図せずに転送するフットスイッチの不注意な押下が防止される。ただし、システムの他の実施形態は、器具の制御をフットスイッチから分離するスイッチ(図示せず)又は1つのフットスイッチから別のフットスイッチに制御を転送するスイッチ(図示せず)を備えることができ、それらのスイッチは、フットスイッチ、器具、コネクタライン、又はシステムの任意の部分に取り付けられることも考えられる。1つの例として、外科医は、器具に取り付けられたスイッチを作動させて、器具の作動を調節することを選ぶことができる。この選択肢が選択されると、ユーザ入力デバイス70上の関連付けられたアイコンは灰色として提示され、フットスイッチのいずれも、ハンドヘルド外科用器具を制御するように動作することができない。
【0019】
さらに、コントローラ68が、デフォルト方式に従って器具ポートをフットスイッチポートに割り当てるように、システム20を1つのフットスイッチについて「プラグアンドプレイ」モードにすることができる。ユーザ入力デバイス70からのユーザ出力信号から独立して、又は、このユーザ出力信号がない場合に、コントローラ68は、器具ポート56、58、60のうちの1つをフットスイッチポート64、66のうちの1つ以上に自動的に関連付けるように構成することができる。より具体的には、このデフォルト方式の下では、単一のフットスイッチのみが第1のフットスイッチポート64又は第2のフットスイッチポート66のいずれかに動作可能に接続されている場合、このフットスイッチが第1の器具22、第2の器具24、及び第3の器具26の各々を制御するように、第1の器具ポート56、第2の器具ポート58、及び第3の器具ポート60の各々が、その接続されたフットスイッチポートに関連付けられ、割り当てられ、又はマッピングされる。
【0020】
同様に、第1のフットスイッチ28及び第2のフットスイッチ30のコネクタライン48、50が、第1のフットスイッチポート64及び第2のフットスイッチポート66に結合され、1つの器具のみのコネクタラインが、第1の器具ポート56、第2の器具ポート58、又は第3の器具ポート60のうちの1つに結合されているとき、システム20を1つの器具について「プラグアンドプレイ」モードに更にすることができる。コントローラ68は、第1のフットスイッチ28及び第2のフットスイッチ30の各々に器具の制御をマッピングすることによって、「プラグアンドプレイ」モードのこのバージョンのデフォルトマッピングを実行する。フットスイッチ28、30の双方が器具を制御することができるとき、その器具は、「デュアル制御」モードにあるとみなされる。
【0021】
コントローラ68が、2つ以上の器具並びに第1のフットスイッチ28及び第2のフットスイッチ30がコンソール32に接続されていると判断した場合、システム20は、「マルチ」モードにされる。最初に、システム20が「マルチ」モードに入ると、コントローラ68は、フットスイッチ割り当てを、直近の過去の「プラグアンドプレイ」モードで行われていたフットスイッチ割り当てにマッピングする。したがって、単一のフットスイッチが複数の器具を制御していた場合、そのフットスイッチは、引き続きそれらの器具の制御を続ける。逆に、双方のフットスイッチ28、30が単一の器具をデュアル制御下に置いていた場合、双方のフットスイッチ28、30はこの制御を維持する。
【0022】
視覚インジケータ34は、対応する器具22、24、26、それらの器具のコネクタライン36、38、40、及び/又は第1の器具ポート56、第2の器具ポート58、及び第3の器具ポート60に隣接するコンソール32の部分に結合される複数の器具視覚インジケータ80、82、84を備えることができる。視覚インジケータ34は、対応するフットスイッチ28、30、それらのフットスイッチのコネクタライン48、50、及び/又は第1のフットスイッチポート64及び第2のフットスイッチポート66に隣接するコンソール32の部分に結合される複数のフットスイッチ視覚インジケータ162、164を更に備えることができる。視覚インジケータは、器具、フットスイッチ、コネクタライン、又はコンソール(ディスプレイ、器具ポート、又はフットスイッチポートのいずれか)のうちの任意の1つ以上に結合することができ、これらに限定されるものではないが、発光部、ディスプレイ、電気機械デバイス等を含む様々な形態を取ることができることも考えられる。例えば、視覚インジケータが、タッチ画面パネル又はタッチ画面ディスプレイの形態を取る場合、ディスプレイは、関連付けのタイプのアイコン74、76、78、シンボル、イラスト、又は言葉による記述を示すことができる。視覚インジケータの他の実施形態は、任意の適した発光部若しくは機械操作されるポスト、フラグ、ボタン、又は他の視覚インジケータを含むことができる。
【0023】
図4を参照すると、器具視覚インジケータ80、82、84の1つの部分をコネクタライン36、38、40のプラグ42、44、46に結合することができる。プラグ42、44、46におけるこれらの器具視覚インジケータ80、82、84の各々は、発光部86、88、90を備えることができる。より具体的には、発光部86、88、90は、1つ以上のLED92、94、96、リング状光導波路98、100、102、又はそれらの組み合わせを含むことができる。この実施形態では、LED92、94、96の各々は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含む。ただし、プラグ42、44、46における器具視覚インジケータ80、82、84は、様々な形態を取ることができ、これらの形態には、発光部、光ファイバストリップ、ディスプレイ、電気機械デバイス等が含まれるが、これらに限定されるものではない。プラグ42、44、46における器具視覚インジケータは、任意の適した発光部若しくは機械操作されるポスト、フラグ、ボタン、又は他の視覚インジケータを含むことができることも考えられる。プラグ42、44、46の任意の部分(複数の場合もある)に結合される任意の数又はタイプの視覚インジケータを含む他の実施形態も考えられる。加えて、器具視覚インジケータを有しないプラグ42、44、46のうちの任意の1つ以上の実施形態も考えられる。
【0024】
図5を参照すると、器具視覚インジケータ80、82、84の別の部分は、各コネクタライン36、38、40の一方又は双方の端部内に統合するか又は組み込むことができる。図示した実施形態では、コネクタライン36、38、40の各端部は、発光部104、106、108を備える。より具体的には、発光部104、106、108は、1つ以上のLED110、112、114、光ファイバストリップ若しくは光ストリップ116、118、120、又はそれらの組み合わせを含むことができる。この実施形態では、LED110、112、114の各々は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含む。ただし、コネクタライン36、38、40の一方又は双方の端部における器具視覚インジケータ80、82、84は、様々な形態を取ることができ、これらの形態には、発光部、リング状光導波路、ディスプレイ、電気機械デバイス等が含まれるが、これらに限定されるものではない。コネクタライン36、38、40における器具視覚インジケータは、任意の適した発光部若しくは機械操作されるポスト、フラグ、ボタン、又は他の視覚インジケータを含むことができることも考えられる。器具視覚インジケータ80、82、84の他の実施形態は、対応するコネクタライン36、38、40の両端部の間におけるそれらのコネクタライン36、38、40の中間部分に結合される。器具視覚インジケータ80、82、84の更に他の実施形態は、各対応するコネクタライン36、38、40に結合され、その全長又は一部分に沿って延在する単一の視覚インジケータを含むことができる。コネクタライン36、38、40の任意の部分(複数の場合もある)に結合された任意の数又はタイプの視覚インジケータを含む他の実施形態も考えられる。加えて、器具視覚インジケータを有しないコネクタライン36、38、40のうちの任意の1つ以上の実施形態も考えられる。
【0025】
図6を参照すると、器具視覚インジケータ80、82、84の更に別の部分を、第1のハンドヘルド外科用器具22、第2のハンドヘルド外科用器具24、又は第3のハンドヘルド外科用器具26のうちの1つ以上の内部に統合するか又は組み込むことができる。図示した実施形態では、各器具視覚インジケータ80、82、84は、LED128、130、132、リング状光導波路134、136、138、又はそれらの組み合わせの形態の発光部122、124、126を備えることができる。この実施形態では、LED128、130、132の各々は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含む。ただし、器具22、24、26のうちの1つ以上における器具視覚インジケータ80、82、84は、様々な形態を取ることができ、これらの形態には、発光部、光ファイバストリップ、ディスプレイ、電気機械デバイス等が含まれるが、これらに限定されるものではない。例えば、器具視覚インジケータが、タッチ画面パネル又はタッチ画面ディスプレイの形態を取る場合、ディスプレイは、関連付けのタイプのアイコン、シンボル、イラスト、又は言葉による記述を示すことができる。器具22、24、26における器具視覚インジケータは、任意の適した発光部若しくは機械操作されるポスト、フラグ、ボタン、又は他の視覚インジケータを含むことができることも考えられる。器具視覚インジケータ80、82、84の他の実施形態は、器具22、24、26の任意の部分(複数の場合もある)に結合される任意の数又はタイプの視覚インジケータを含むことができる。加えて、器具視覚インジケータを有しない器具22、24、26のうちの任意の1つ以上の実施形態も考えられる。
【0026】
図7を参照すると、器具視覚インジケータ80、82、84の一部分を、第1の器具ポート56、第2の器具ポート58、及び第3の器具ポート60のうちの対応するものに隣接してコンソール32に統合又は結合することができる。図示した実施形態では、各器具視覚インジケータ80、82、84は、LED146、148、150、リング状光導波路152、154、156、又はそれらの組み合わせの形態の発光部140、142、144を備えることができる。各リング状光導波路152、154、156は、コンソール32に結合することができ、第1の器具ポート56、第2の器具ポート58、及び第3の器具ポート60のうちの対応するものを取り囲むことができる。各リング状光導波路152、154、156は、対応するポートの対向する側部に2つの弓形の発光部部分158、160を備えることができ、一方の発光部部分158は、他方の発光部部分160に隣接している。図1は、発光部部分158が、縦方向の配置で発光部部分160の上方に位置決めされていることを示しているが、発光部部分158、160を、互いに横方向に並べた配置又は他の任意の適した配置で位置決めすることができることも考えられる。この実施形態では、発光部部分158、160の各々は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を備える。ただし、コンソール32上の器具視覚インジケータ80、82、84は、様々な形態を取ることができ、これらの形態には、発光部、光ファイバストリップ、ディスプレイ、電気機械デバイス等が含まれるが、これらに限定されるものではない。例えば、器具視覚インジケータが、タッチ画面パネル又はタッチ画面ディスプレイの形態を取る場合、ディスプレイは、関連付けのタイプのアイコン74、76、78、シンボル、イラスト、又は言葉による記述を示すことができる。コンソール32上の器具視覚インジケータは、任意の適した発光部又は機械操作されるポスト、フラグ、ボタン、又は他の視覚インジケータを含むことができることも考えられる。器具視覚インジケータ80、82、84の他の実施形態は、上側、左側、右側、下側、後側、前側の他の部分、コンソールの任意の部分、又はそれらの組み合わせに結合することができる。任意の数又はタイプの視覚インジケータを含む他の実施形態も考えられる。加えて、器具視覚インジケータを有しないコンソール32の実施形態も考えられる。
【0027】
図8を参照すると、フットスイッチ視覚インジケータ162、164は、第1のコネクタライン48及び第2のコネクタライン50の第1のプラグ52及び第2のプラグ54に結合することができる。第1のプラグ52及び第2のプラグ54におけるこれらのフットスイッチ視覚インジケータ162、164の各々は、発光部170、172を備える。より具体的には、発光部170、172は、1つ以上のLED174、176、リング状光導波路177、179、又はそれらの組み合わせを含むことができる。この実施形態では、LED174、176の各々は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含む。ただし、プラグ52、54におけるフットスイッチ視覚インジケータ162、164は、様々な形態を取ることができ、これらの形態には、発光部、光ファイバストリップ、ディスプレイ、電気機械デバイス等が含まれるが、これらに限定されるものではない。プラグ52、54におけるフットスイッチ視覚インジケータは、任意の適した発光部若しくは機械操作されるポスト、フラグ、ボタン、又は他の視覚インジケータを含むことができることも考えられる。プラグ52、54の任意の部分(複数の場合もある)に結合される任意の数又はタイプの視覚インジケータを含む他の実施形態も考えられる。加えて、フットスイッチ視覚インジケータを有しないプラグ52、54のうちの任意の1つ以上の実施形態も考えられる。
【0028】
図9を参照すると、フットスイッチ視覚インジケータ162、164の別の部分は、各コネクタライン48、50の一方又は双方の端部内に統合するか又は組み込むことができる。図示した実施形態では、コネクタライン48、50の各端部は、発光部178、180を備える。より具体的には、発光部178、180は、1つ以上のLED182、184、光ファイバストリップ186、188又はそれらの組み合わせを含むことができる。この実施形態では、LED182、184の各々は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含む。ただし、コネクタライン48、50の一方又は双方の端部におけるフットスイッチ視覚インジケータ162、164は、様々な形態を取ることができ、これらの形態には、発光部、リング状光導波路、ディスプレイ、電気機械デバイス等が含まれるが、これらに限定されるものではない。コネクタライン48、50におけるフットスイッチ視覚インジケータは、任意の適した発光部若しくは機械操作されるポスト、フラグ、ボタン、又は他の視覚インジケータを含むことができることも考えられる。フットスイッチ視覚インジケータ162、164の他の実施形態は、対応するコネクタライン48、50の両端部の間におけるそれらのコネクタライン48、50の中間部分に結合される。フットスイッチ視覚インジケータ162、164の更に他の実施形態は、コネクタラインの全長又は一部分に沿って延在する光ストリップ等の、各対応するコネクタライン48、50に結合された1つ以上の視覚インジケータを含むことができる。コネクタライン48、50の任意の部分(複数の場合もある)に結合された任意の数又はタイプの視覚インジケータを含む他の実施形態も考えられる。加えて、フットスイッチ視覚インジケータを有しないコネクタライン48、50のうちの任意の1つ以上の実施形態も考えられる。
【0029】
図10を参照すると、フットスイッチ視覚インジケータ162、164の更に別の部分を、第1のフットスイッチ28又は第2のフットスイッチ30のうちの1つ以上の内部に統合するか又は組み込むことができる。図示した実施形態では、各フットスイッチ視覚インジケータ162、164は、発光部190、192を備える。より具体的には、発光部190、192は、1つ以上のLED194、196、リング状光導波路198、200又はそれらの組み合わせを備えることができる。この実施形態では、LED194、196の各々は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含む。ただし、フットスイッチ28、30のうちの1つ以上におけるフットスイッチ視覚インジケータ162、164は、様々な形態を取ることができ、これらの形態には、発光部、光ファイバストリップ、ディスプレイ、電気機械デバイス等が含まれるが、これらに限定されるものではない。例えば、フットスイッチ視覚インジケータが、タッチ画面パネル又はタッチ画面ディスプレイの形態を取る場合、ディスプレイは、関連付けのタイプのアイコン、シンボル、イラスト、又は言葉による記述を示すことができる。フットスイッチ28、30におけるフットスイッチ視覚インジケータは、任意の適した発光部若しくは機械操作されるポスト、フラグ、ボタン、又は他の視覚インジケータを含むことができることも考えられる。フットスイッチ視覚インジケータ162、164の他の実施形態は、フットスイッチ28、30の任意の部分(複数の場合もある)に結合される任意の数又はタイプの視覚インジケータを含むことができる。加えて、フットスイッチ視覚インジケータを有しないフットスイッチ28、30のうちの任意の1つ以上の実施形態も考えられる。
【0030】
図7を再び参照すると、フットスイッチ視覚インジケータ162、164は、第1のフットスイッチポート64及び第2のフットスイッチポート66のうちの対応するものに隣接してコンソール32に統合又は結合することができる。図示した実施形態では、各フットスイッチ視覚インジケータ162、164は、発光部202、204を備えることができる。発光部202、204は、一連のLED206、208、リング状光導波路210、212、又はそれらの組み合わせを備えることができる。各リング状光導波路210、212は、コンソール32に結合することができ、フットスイッチポート64、66のうちの対応するものを取り囲むことができる。各リング状光導波路210、212は、対応するポートの対向する側部に2つの弓形の発光部部分214、216を備えることができ、一方の発光部部分214は、他方の発光部部分216に隣接している。図1は、発光部部分214が、縦方向の配置で発光部部分216の上方に位置決めされていることを示しているが、発光部部分214、216を、互いに横方向に並べた配置又は他の任意の適した配置で位置決めすることができることも考えられる。この実施形態では、発光部部分214、216の各々は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を備える。ただし、コンソール32上のフットスイッチ視覚インジケータ162、164は、様々な形態を取ることができ、これらの形態には、発光部、光ファイバストリップ、ディスプレイ、電気機械デバイス等が含まれるが、これらに限定されるものではない。例えば、フットスイッチ視覚インジケータが、タッチ画面パネル又はタッチ画面ディスプレイの形態を取る場合、ディスプレイは、関連付けのタイプのアイコン74、76、78(図3)、シンボル、イラスト、又は言葉による記述を示すことができる。コンソール上のフットスイッチ視覚インジケータは、任意の適した発光部又は機械操作されるポスト、フラグ、ボタン、又は他の視覚インジケータを備えることができることも考えられる。フットスイッチ視覚インジケータ162、164の他の実施形態は、上側、左側、右側、下側、後側、前側の他の部分、コンソールの任意の部分、又はそれらの組み合わせに結合することができる。任意の数又はタイプの視覚インジケータを含む他の実施形態も考えられる。加えて、フットスイッチ視覚インジケータを有しないコンソール32の実施形態も考えられる。
【0031】
次に図11及び図12を参照すると、第1の器具ポート56に結合された第1の器具の第1のコネクタライン36を備える図3のシステム20が示されている。図示した実施形態では、システム20は、フットスイッチポート64、66のいずれにも、接続されたフットスイッチのコネクタラインも他の入力デバイスのコネクタラインも備えていない。さらに、コントローラ68は、第1の器具ポート56を、占有されていないフットスイッチポート64、66のいずれにも関連付けていない。コントローラ68は、第1の器具ポート56、第1のプラグ42、コネクタライン36、第1の器具22、及びそれらの任意の組み合わせの第1の器具視覚インジケータ80を起動し、第1の器具ポート56がフットスイッチポート64、66のいずれにも関連付けられていないことを示す。
【0032】
より具体的には、図示した実施形態では、コンソール32上の器具視覚インジケータ80は、コンソール32に結合され、第1の器具ポート56を取り囲むLED146及びリング状光導波路152の形態の発光部140を備えることができる。リング状光導波路152は、第1の器具ポート56の対向する側部に2つの弓形の発光部部分158、160を備えることができ、一方の発光部部分158は、他方の発光部部分160に隣接している。コントローラ68は、LED146を起動し、第1の器具ポート56がフットスイッチポート64、66のいずれにも関連付けられていないことを示す白色光を、発光部部分158、160を通じて放出する。ただし、コンソール32上の器具視覚インジケータ80は、第1の器具ポート56がフットスイッチポート64、66のいずれにも関連付けられていないことを示すために、任意の有色光を放出することができるとともに様々な形態を取ることができる。これらの形態には、発光部、光ファイバストリップ、ディスプレイ、電気機械デバイス等が含まれるが、これらに限定されるものではない。例えば、器具視覚インジケータが、タッチ画面パネル又はタッチ画面ディスプレイの形態を取る場合、ディスプレイは、関連付けのタイプのアイコン74、シンボル、イラスト、又は言葉による記述を示すことができる。器具視覚インジケータは、任意の適した発光部又は機械操作されるポスト、フラグ、ボタン、又は他の視覚インジケータを含むことができることも考えられる。器具視覚インジケータの他の実施形態は、上側、左側、右側、下側、後側、前側の他の部分、コンソールの任意の部分、又はそれらの組み合わせに結合することができる。任意の数又はタイプの視覚インジケータを含む更に他の実施形態も考えられる。加えて、器具視覚インジケータを備えていないコンソール32の実施形態も考えられる。
【0033】
プラグ42に結合された器具視覚インジケータ80は、LED92及びリング状光導波路98の形態の図4の発光部86を備えることができる。この実施形態では、LED92は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含む。ただし、プラグ42における器具視覚インジケータ80は、様々な形態を取ることができ、これらの形態には、発光部、光ファイバストリップ、ディスプレイ、電気機械デバイス等が含まれるが、これらに限定されるものではない。プラグ42における器具視覚インジケータは、任意の適した発光部若しくは機械操作されるポスト、フラグ、ボタン、又は他の視覚インジケータを含むことができることも考えられる。プラグ42の任意の部分(複数の場合もある)に結合される任意の数又はタイプの視覚インジケータを含む他の実施形態も考えられる。加えて、器具視覚インジケータを有しないプラグ42の他の実施形態も考えられる。
【0034】
コネクタライン36内に統合又は内蔵された器具視覚インジケータ80は、LED110及び/又は光ファイバ/光ストリップ(複数の場合もある)116の形態の図5の発光部104を備えることができる。図示した実施形態では、LEDは、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含む。ただし、コネクタライン36の一方又は双方の端部における器具視覚インジケータ80は、様々な形態を取ることができ、これらの形態には、発光部、リング状光導波路、ディスプレイ、電気機械デバイス等が含まれるが、これらに限定されるものではない。コネクタライン36上の器具視覚インジケータは、任意の適した発光部若しくは機械操作されるポスト、フラグ、ボタン、又は他の視覚インジケータを含むことができることも考えられる。器具視覚インジケータ80の他の実施形態は、コネクタライン36の両端部の間におけるコネクタライン36の中間部分に結合される。器具視覚インジケータ80の更に他の実施形態は、コネクタライン36に結合され、その全長に沿って延在する単一の視覚インジケータを含むことができる。コネクタライン36の任意の部分(複数の場合もある)に結合された任意の数又はタイプの視覚インジケータを含む他の実施形態も考えられる。加えて、器具視覚インジケータを有しないコネクタライン36の実施形態も考えられる。
【0035】
第1のハンドヘルド外科用器具22内に統合又は内蔵された器具視覚インジケータ80は、LED128及びリング状光導波路134の形態の図6の発光部122を備えることができる。図示した実施形態では、LED128は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含むことができる。ただし、第1のハンドヘルド外科用器具22上の器具視覚インジケータは、様々な形態を取ることができ、これらの形態には、発光部、光ファイバストリップ、ディスプレイ、電気機械デバイス等が含まれるが、これらに限定されるものではない。例えば、器具視覚インジケータが、タッチ画面パネル又はタッチ画面ディスプレイの形態を取る場合、ディスプレイは、関連付けのタイプのアイコン、シンボル、イラスト、又は言葉による記述を示すことができる。器具22における器具視覚インジケータは、任意の適した発光部若しくは機械操作されるポスト、フラグ、ボタン、又は他の視覚インジケータを含むことができることも考えられる。器具視覚インジケータ80の他の実施形態は、器具22の任意の部分(複数の場合もある)に結合される任意の数又はタイプの視覚インジケータを含むことができる。加えて、器具視覚インジケータを有しない器具22の他の実施形態も考えられる。
【0036】
図13図24を全体的に参照すると、コントローラは、フットスイッチ視覚インジケータと、関連付けられた器具ポートの器具視覚インジケータとを起動し、互いに符合する出力を表示するように更に構成されている。より具体的には、図示した実施形態では、コントローラは、フットスイッチ28、30、コネクタライン48、50、プラグ52、54、及びフットスイッチポート64、66上のフットスイッチ視覚インジケータ162、164と、器具22、24、26、コネクタライン36、38、40、プラグ42、44、46、及び器具ポート56、58、60上の器具視覚インジケータ80、82、84とを起動し、互いに符合する出力を表示するように更に構成されている。これらの実施形態では、フットスイッチ視覚インジケータ162、164及び器具視覚インジケータ80、82、84は、互いに一致する有色光を放出することによって互いに符合する出力を表示する図7の発光部104、106、86、88、90のそれぞれである。互いに符合する出力を表示することは、フットスイッチ視覚インジケータ及び器具視覚インジケータの出力を見たユーザが、それらの間に関係があると理解することを意味するものと広く理解されることが認識されるであろう。したがって、色の一致とは別に、符合することは、2つ以上の視覚インジケータの間の関連付けを明らかにするものと理解される任意のパターン、テキスト、シンボル、又は他の視覚検出可能な要素を意味するものと理解されるべきである。
【0037】
より具体的には、図13及び図14において、コントローラは、第1の器具ポート56を第1のフットスイッチポート64に関連付け、コントローラは、関連付けられた第1の器具ポート56の器具視覚インジケータ80のうちの1つ以上と、第1のフットスイッチポート64のフットスイッチ視覚インジケータ162のうちの1つ以上とを起動し、互いに符合する出力を表示する。図示した実施形態では、コントローラは、関連付けられた第1の器具ポート56の器具視覚インジケータ80と、第1のフットスイッチポート64のフットスイッチ視覚インジケータ162とを起動して、互いに一致する色を発する。
【0038】
コンソール32上の関連付けられた第1の器具ポート56の器具視覚インジケータ80は、LED146及びリング状光導波路152の形態の図7に示すような発光部を備えることができる。リング状光導波路152は、コンソール32に結合され、第1の器具ポート56を取り囲むことができる。リング状光導波路152は、第1の器具ポート56の対向する側部に2つの弓形の発光部部分158、160を備えることができ、一方の発光部部分158は、他方の発光部部分160に隣接している。図14は、発光部部分158が、縦方向の配置で発光部部分160の上方に位置決めされていることを示しているが、発光部部分158、160を、互いに横方向に並べた配置又は他の任意の適した配置で位置決めすることができることも考えられる。この実施形態では、LED146の各々は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含む。コントローラ68は、LED146を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28上のフットスイッチ視覚インジケータ162のうちの任意の1つ以上によって放出される有色光と一致する有色光を、発光部部分158、160の双方を通じて放出することができる。図示した実施形態では、コントローラ68は、LED146を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28の各々におけるフットスイッチ視覚インジケータ162によって放出される青色光と一致する青色光を、発光部部分158、160の双方を通じて放出する。
【0039】
コンソール32上の第1のフットスイッチポート64のフットスイッチ視覚インジケータ162は、LED206及びリング状光導波路210の形態の図7に示すような発光部202を備えることができる。リング状光導波路210は、コンソール32に結合され、第1のフットスイッチポート64を取り囲むことができる。リング状光導波路210は、第1の器具ポート64の対向する側部に2つの弓形の発光部部分214、216を備えることができ、一方の発光部部分214は、他方の発光部部分216に隣接している。図14は、発光部部分214が、縦方向の配置で発光部部分216の上方に位置決めされていることを示しているが、発光部部分214、216を、互いに横方向に並べた配置又は他の任意の適した配置で位置決めすることができることも考えられる。この実施形態では、LED206の各々は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含む。コントローラは、LED206を起動し、コンソール32、プラグ42、コネクタライン36、及び器具22上の器具視覚インジケータ80のうちの任意の1つ以上によって放出される有色光と一致する有色光を放出することができる。図示した実施形態では、コントローラは、LED206を起動し、コンソール32、プラグ42、コネクタライン36、及びフットスイッチ28の各々における器具視覚インジケータ80によって放出される青色光と一致する青色光を、発光部部分214、216の双方を通じて放出することができる。
【0040】
第1のコネクタライン36のプラグ42に結合された器具視覚インジケータ80は、LED92及びリング状光導波路98の形態の図4の発光部86を備えることができる。LED92は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含むことができる。コントローラは、LED92を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及び/又はフットスイッチ28上のフットスイッチ視覚インジケータ162のうちの任意の1つ以上によって放出される有色光と一致する有色光を放出することができる。図示した実施形態では、コントローラ68は、LED92を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28の各々におけるフットスイッチ視覚インジケータ162によって放出される青色光と一致する青色光を放出する。
【0041】
コネクタライン48のプラグ52に結合されたフットスイッチ視覚インジケータ162は、LED174及びリング状光導波路177の形態の図8の発光部170を備えることができる。図示した実施形態では、LED174は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含むことができる。コントローラ68は、LED174を起動し、コンソール32、プラグ42、コネクタライン36、及び器具22上の器具視覚インジケータ80のうちの任意の1つ以上によって放出される有色光と一致する有色光を放出することができる。図示した実施形態では、コントローラ68は、LED174を起動し、コンソール32、プラグ42、コネクタライン36、及び器具22の各々における器具視覚インジケータ80によって放出される青色光と一致する青色光を放出することができる。
【0042】
コネクタラインの一方又は双方の端部内に統合又は内蔵された器具視覚インジケータ80は、コネクタライン36の対向する端部に結合されたLED110及び/又は光ファイバ/光ストリップ116の形態の図5の発光部104を備えることができる。図示した実施形態では、LED110は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含むことができる。コントローラは、LED110を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及び/又はフットスイッチ28上のフットスイッチ視覚インジケータ162のうちの任意の1つ以上によって放出される有色光と一致する有色光を放出することができる。図示した実施形態では、コントローラ68は、LED110を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28の各々におけるフットスイッチ視覚インジケータ162によって放出される青色光と一致する青色光を放出する。
【0043】
コネクタライン48の一方又は双方の端部内に統合又は内蔵されたフットスイッチ視覚インジケータ162は、コネクタライン48の対向する端部に結合されたLED182及び光ファイバストリップ186の形態の図9の発光部178を備えることができる。図示した実施形態では、LED182は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含むことができる。コントローラ68は、LED182を起動し、コンソール32、プラグ42、コネクタライン36、及び器具22上の器具視覚インジケータ80のうちの任意の1つ以上によって放出される有色光と一致する有色光を放出することができる。図示した実施形態では、コントローラ68は、LED182を起動し、コンソール32、プラグ42、コネクタライン36、及び器具22の各々における器具視覚インジケータ80によって放出される青色光と一致する青色光を放出することができる。
【0044】
第1のハンドヘルド外科用器具22内に統合又は内蔵された器具視覚インジケータ80は、LED128及びリング状光導波路134の形態の図6の発光部122を備えることができる。図示した実施形態では、LED128は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含むことができる。コントローラ68は、LED128を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28上のフットスイッチ視覚インジケータ162のうちの任意の1つ以上によって放出される有色光と一致する有色光を放出することができる。図示した実施形態では、コントローラ68は、LED128を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28の各々におけるフットスイッチ視覚インジケータ162によって放出される青色光と一致する青色光を放出する。
【0045】
第1のフットスイッチ28に統合又は内蔵されたフットスイッチ視覚インジケータ162は、LED194及びリング状光導波路198の形態の図10の発光部190を備えることができる。図示した実施形態では、LED194は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含むことができる。コントローラ68は、LED194を起動し、コンソール32、プラグ42、コネクタライン36、及び器具22上の器具視覚インジケータ80のうちの任意の1つ以上によって放出される有色光と一致する有色光を放出することができる。図示した実施形態では、コントローラ68は、LED194を起動し、コンソール32、プラグ42、コネクタライン36、及び器具22の各々における器具視覚インジケータ80によって放出される青色光と一致する青色光を放出することができる。
【0046】
コンソール32、プラグ、コネクタライン、器具、及び/又はフットスイッチのうちの任意の1つ以上における視覚インジケータは、様々な形態を取ることができることが考えられる。これらの形態には、発光部、光ファイバストリップ、ディスプレイ、電気機械デバイス等が含まれるが、これらに限定されるものではない。例えば、視覚インジケータが、コンソール32上のタッチ画面パネル又はタッチ画面ディスプレイ62の形態を取る場合、ディスプレイ62は、フットスイッチ視覚インジケータの出力と符合する関連付けのタイプの有色アイコン74、シンボル、イラスト、又は言葉による記述を示すことができる。図示した実施形態では、コントローラ68は、ディスプレイ62を起動し、関連付けられた第1の器具ポート56と整列された位置又は隣接する位置に、フットスイッチ視覚インジケータ162から放出される有色光と一致する色のアイコン74を示すことができる。視覚インジケータの他の実施形態は、コンソール32、プラグ、コネクタライン、器具、及び/又はフットスイッチの任意の部分(複数の場合もある)に結合される任意の数又はタイプの視覚インジケータを含むことができる。加えて、視覚インジケータを備えていないコンソール32、プラグ、コネクタライン、器具、及び/又はフットスイッチのうちの任意の1つ以上の他の実施形態も考えられる。
【0047】
図15及び図16を参照すると、コントローラ68は、第2の器具ポート58を第1のフットスイッチポート64に関連付け、コントローラ68は、関連付けられた第2の器具ポート58の1つ以上の器具視覚インジケータ82と、第1のフットスイッチポート64の1つ以上のフットスイッチ視覚インジケータ162とを起動し、互いに符合する出力を表示する。図示した実施形態では、コントローラは、関連付けられた器具ポート58の器具視覚インジケータ82と、第1のフットスイッチポート64のフットスイッチ視覚インジケータ162とを起動し、互いに一致する色を放出する。第1のフットスイッチポート64、プラグ52、コネクタライン48、フットスイッチ28、及びフットスイッチ視覚インジケータ162は、図13及び図14の説明において提供したものと同様のものとすることができる。
【0048】
コンソール32上の関連付けられた第2の器具ポート58の器具視覚インジケータ82は、LED148及びリング状光導波路154の形態の図7の発光部142を備えることができる。リング状光導波路154は、コンソール32に結合され、第2の器具ポート58を取り囲むことができる。リング状光導波路154は、第2の器具ポート58の対向する側部に2つの弓形の発光部部分158、160を備えることができ、一方の発光部部分158は、他方の発光部部分160に隣接している。図16は、発光部部分158が、縦方向の配置で発光部部分160の上方に位置決めされていることを示しているが、発光部部分158、160を、互いに横方向に並べた配置又は他の任意の適した配置で位置決めすることができることも考えられる。この実施形態では、LED148の各々は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含む。コントローラは、LED148を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28上のフットスイッチ視覚インジケータ162のうちの任意の1つ以上によって放出される有色光と一致する有色光を、発光部部分158、160の双方を通じて放出することができる。図示した実施形態では、コントローラ68は、LED148を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28の各々におけるフットスイッチ視覚インジケータ162によって放出される青色光と一致する青色光を、発光部部分158、160の双方を通じて放出する。
【0049】
プラグ44に結合された器具視覚インジケータ82は、LED94及びリング状光導波路100の形態の図4の発光部88を備えることができる。LED94は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含むことができる。コントローラは、LED94を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28上のフットスイッチ視覚インジケータ162のうちの任意の1つ以上によって放出される有色光と一致する有色光を放出することができる。図示した実施形態では、コントローラ68は、LED94を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28の各々におけるフットスイッチ視覚インジケータ162によって放出される青色光と一致する青色光を放出する。
【0050】
コネクタライン38の一方又は双方の端部内に統合又は内蔵された器具視覚インジケータ82は、コネクタライン38の対向する端部に結合されたLED112及び光ファイバストリップ118の形態の図5の発光部106を備えることができる。図示した実施形態では、LED112は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含むことができる。コントローラは、LED112を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28上のフットスイッチ視覚インジケータ162のうちの任意の1つ以上によって放出される有色光と一致する有色光を放出することができる。図示した実施形態では、コントローラ68は、LED112を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28の各々におけるフットスイッチ視覚インジケータ162によって放出される青色光と一致する青色光を放出する。
【0051】
第2のハンドヘルド外科用器具24内に統合又は内蔵された器具視覚インジケータ82は、LED130及びリング状光導波路136の形態の図6の発光部124を備えることができる。図示した実施形態では、LED130は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含むことができる。コントローラは、LED130を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28上のフットスイッチ視覚インジケータ162のうちの任意の1つ以上によって放出される有色光と一致する有色光を放出することができる。図示した実施形態では、コントローラ68は、LED130を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28の各々におけるフットスイッチ視覚インジケータ162によって放出される青色光と一致する青色光を放出する。
【0052】
コンソール32、プラグ、コネクタライン、器具、及び/又はフットスイッチのうちの任意の1つ以上における視覚インジケータは、様々な形態を取ることができることが考えられる。これらの形態には、発光部、光ファイバストリップ、ディスプレイ、電気機械デバイス等が含まれるが、これらに限定されるものではない。例えば、視覚インジケータが、コンソール32上のタッチ画面パネル又はタッチ画面ディスプレイ62の形態を取る場合、ディスプレイ62は、フットスイッチ視覚インジケータの出力と符合する関連付けのタイプの有色アイコン74、シンボル、イラスト、又は言葉による記述を示すことができる。図示した実施形態では、コントローラ68は、ディスプレイ62を起動し、関連付けられた第1の器具ポート56と整列された位置又は隣接する位置に、フットスイッチ視覚インジケータ162から放出される有色光と一致する色のアイコン74を示すことができる。視覚インジケータの他の実施形態は、コンソール32、プラグ、コネクタライン、器具、及び/又はフットスイッチの任意の部分(複数の場合もある)に結合される任意の数又はタイプの視覚インジケータを含むことができる。加えて、視覚インジケータを備えていないコンソール32、プラグ、コネクタライン、器具、及び/又はフットスイッチのうちの任意の1つ以上の他の実施形態も考えられる。
【0053】
図17及び図18を参照すると、コントローラ68は、第3の器具ポート60を第1のフットスイッチポート64に関連付け、コントローラ68は、関連付けられた第3の器具ポート60の1つ以上の器具視覚インジケータ82と、第1のフットスイッチポート64の1つ以上のフットスイッチ視覚インジケータ162とを起動し、互いに符合する出力を表示する。図示した実施形態では、コントローラは、関連付けられた器具ポート60の器具視覚インジケータ82と、第1のフットスイッチポート64のフットスイッチ視覚インジケータ162とを起動し、互いに一致する色を放出する。図示した実施形態では、第1のフットスイッチポート64、プラグ52、コネクタライン48、フットスイッチ28、及びフットスイッチ視覚インジケータ162は、図13及び図14の説明において提供したものと同様のものである。
【0054】
コンソール32上の関連付けられた第3の器具ポート60の器具視覚インジケータ84は、LED150及びリング状光導波路156の形態の図7の発光部144を備えることができる。リング状光導波路156は、コンソール32に結合され、第3の器具ポート60を取り囲むことができる。リング状光導波路156は、第3の器具ポート60の対向する側部に2つの弓形の発光部部分158、160を備えることができ、一方の発光部部分158は、他方の発光部部分160に隣接している。図18は、発光部部分158が、縦方向の配置で発光部部分160の上方に位置決めされていることを示しているが、発光部部分158、160を、互いに横方向に並べた配置又は他の任意の適した配置で位置決めすることができることも考えられる。この実施形態では、LED150の各々は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含む。コントローラは、LED150を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28上のフットスイッチ視覚インジケータ162のうちの任意の1つ以上によって放出される有色光と一致する有色光を、発光部部分158、160の双方を通じて放出することができる。図示した実施形態では、コントローラ68は、LED150を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28の各々におけるフットスイッチ視覚インジケータ162によって放出される青色光と一致する青色光を、発光部部分158、160の双方を通じて放出する。
【0055】
プラグ46に結合された器具視覚インジケータ84は、LED96及びリング状光導波路102の形態の図4の発光部90を備えることができる。LED96は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含むことができる。コントローラは、LED96を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28上のフットスイッチ視覚インジケータ162のうちの任意の1つ以上によって放出される有色光と一致する有色光を放出することができる。図示した実施形態では、コントローラは、LED96を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28の各々におけるフットスイッチ視覚インジケータ162によって放出される青色光と一致する青色光を放出する。
【0056】
コネクタライン40の一方又は双方の端部内に統合又は内蔵された器具視覚インジケータ84は、コネクタライン40の対向する端部に結合されたLED114及び光ファイバストリップ120の形態の図5の発光部108を備えることができる。図示した実施形態では、LED114は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含むことができる。コントローラは、LED114を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28上のフットスイッチ視覚インジケータ162のうちの任意の1つ以上によって放出される有色光と一致する有色光を放出することができる。図示した実施形態では、コントローラは、LED114を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28の各々におけるフットスイッチ視覚インジケータ162によって放出される青色光と一致する青色光を放出する。
【0057】
第3のハンドヘルド外科用器具26内に統合又は内蔵された器具視覚インジケータ84は、LED132及びリング状光導波路138の形態の図6の発光部126を備えることができる。図示した実施形態では、LED132は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含むことができる。コントローラは、LED132を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28上のフットスイッチ視覚インジケータ162のうちの任意の1つ以上によって放出される有色光と一致する有色光を放出することができる。図示した実施形態では、コントローラは、LED132を起動し、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28の各々におけるフットスイッチ視覚インジケータ162によって放出される青色光と一致する青色光を放出する。
【0058】
コンソール32、プラグ、コネクタライン、器具、及び/又はフットスイッチのうちの任意の1つ以上における視覚インジケータは、様々な形態を取ることができることが考えられる。これらの形態には、発光部、光ファイバストリップ、ディスプレイ、電気機械デバイス等が含まれるが、これらに限定されるものではない。例えば、視覚インジケータが、コンソール32上のタッチ画面パネル又はタッチ画面ディスプレイ62の形態を取る場合、ディスプレイ62は、フットスイッチ視覚インジケータの出力と符合する関連付けのタイプの有色アイコン74、シンボル、イラスト、又は言葉による記述を示すことができる。図示した実施形態では、コントローラ68は、ディスプレイ62を起動し、関連付けられた第1の器具ポート56と整列された位置又は隣接する位置に、フットスイッチ視覚インジケータ162から放出される有色光と一致する色のアイコン74を示すことができる。視覚インジケータの他の実施形態は、コンソール32、プラグ、コネクタライン、器具、及び/又はフットスイッチの任意の部分(複数の場合もある)に結合される任意の数又はタイプの視覚インジケータを含むことができる。加えて、視覚インジケータを備えていないコンソール32、プラグ、コネクタライン、器具、及び/又はフットスイッチのうちの任意の1つ以上の他の実施形態も考えられる。
【0059】
図19及び図20を参照すると、システム20は、フットスイッチポート64及び関連付けられた器具ポート56に結合されたコネクタ48、36を備えるので、システム20は、図13及び図14に示す構成と同様の構成を有する。より具体的には、上記で説明したように、コントローラは、コンソール32、プラグ52、コネクタライン48、及びフットスイッチ28上のフットスイッチ視覚インジケータ162と、コンソール32、プラグ42の関連付けられた器具ポート56上の器具視覚インジケータ80とを起動し、ポート64、56の間のマッピングを示す、互いに符合する出力を表示する。
【0060】
さらに、図19及び図20において、システム20は、第2のフットスイッチポート66に接続されている第2のフットスイッチ30の第2のフットスイッチコネクタライン50と、第2の器具ポート58に接続されている第2の器具24の第2のコネクタライン38とを備えることができる。コントローラ68は、第2の器具ポート58を第2のフットスイッチポート66に関連付けることができる。コントローラは、第2のフットスイッチポート66、第2のプラグ54、第2のコネクタライン50、及び/又は第2のフットスイッチ30の第2のフットスイッチ視覚インジケータ164と、関連付けられた第2の器具ポート58、第2のプラグ44、第2のコネクタライン38、及び/又は第2の器具24の第2の器具視覚インジケータ82とを起動し、ポート66、58の間の関連付けを示す互いに符合した出力を表示することができる。図示した実施形態では、コントローラは、第2のフットスイッチ視覚インジケータ164のLED208を起動して有色光を放出することができ、コントローラ68は、器具視覚インジケータ82のLED148を起動して、LED208によって放出される有色光と一致する有色光を放出することができる。より具体的には、図示した実施形態では、コントローラ68は、LED208、148を起動して、ポート58、66が互いに関連付けられていることを示すオレンジ色光を放出することができる。
【0061】
図21及び図22を参照すると、システム20は、図19及び図20に示す構成と同様の構成に配置される。ただし、図19及び図20は、フットスイッチポート64及び関連付けられた器具ポート56のそれぞれに結合されたコネクタライン48、36を示しているが、図21及び図22に示すシステムは、コネクタライン48、36を備えていない。フットスイッチポート64は、器具ポート56に関連付けられておらず、フットスイッチポート64のフットスイッチ視覚インジケータ162と、器具ポート56の器具視覚インジケータ80とは光を放出しない。
【0062】
図23及び図24を参照すると、システム20をデュアル制御モードにすることができる。システム20は、図19及び図20に示すものと同様に構成することができるが、システム20は、第1の器具ポート56を第1のフットスイッチポート64及び第2のフットスイッチポート66の双方に関連付ける。加えて、システム20は、第1のフットスイッチポート64の第1のフットスイッチ視覚インジケータ162を起動して青色光を放出し、第2のフットスイッチポート66の第2のフットスイッチ視覚インジケータ82を起動してオレンジ色光を放出し、関連付けられた第1の器具ポート56の第1の器具視覚インジケータ80を起動して、関連付けられた器具ポート56が第1のフットスイッチポート64及び第2のフットスイッチポート66に関連付けられていることを示す青色光及びオレンジ色光を放出する。図23及び図24のシステムは、第2の器具ポート58及び第3の器具ポート60に接続されている第2の器具24及び第3の器具26の第2のコネクタライン38及び第3のコネクタライン40を更に備えるが、コントローラは、第2の器具ポート58及び第3の器具ポート60をフットスイッチポート64、66のいずれにも関連付けない。さらに、コントローラ68は、第2の器具ポート58及び第3の器具ポート60、第2のプラグ44及び第3のプラグ46、第2のコネクタライン38及び第3のコネクタライン40、並びに第2の器具24及び第3の器具26上の第2の器具視覚インジケータ82及び第3の器具視覚インジケータ84を起動し、第2の器具ポート58及び第3の器具ポート60がフットスイッチポート64、66のいずれにも関連付けられていないことを示す白色光を放出する。
【0063】
用語「含む」は、用語「備える」と同じ意味を有することが更に認識されるであろう。
【0064】
幾つかの実施形態は、上記説明において論述されてきた。しかしながら、本明細書において論述される実施形態は、網羅的であることを意図するものでもなければ、本開示をいずれかの特定の形態に限定することを意図するものでもない。用いられた術語は、限定の性質を有するものではなく、その語の説明的な性質を有するように意図されている。上記教示に鑑み、多くの変更及び変形が可能であり、本開示は、具体的に説明したものとは別の方法で実施することもできる。
【0065】
本開示の実施形態は、以下の番号が付けられた項に関して記載することができる。
【0066】
I.複数の器具ポートと、
フットスイッチポートと、
上記フットスイッチポートを上記器具ポートのうちの1つに関連付けるように構成されたコントローラであって、上記フットスイッチが、上記関連付けられた器具ポートに接続された上記ハンドヘルド外科用器具の機能を作動させるように動作可能であるようになっている、コントローラと、
を備え、
上記コントローラは、フットスイッチ視覚インジケータ及び上記関連付けられた器具ポートの器具視覚インジケータを起動し、互いに符合する出力を表示するように更に構成されている、外科用コンソール。
【0067】
II.複数のハンドヘルド外科用器具であって、各器具は、上記器具に結合された器具視覚インジケータを有する、複数のハンドヘルド外科用器具と、
フットスイッチ視覚インジケータが結合されたフットスイッチと、
コンソールであって、
上記複数のハンドヘルド器具の上記コネクタラインが接続される複数の器具ポートと、
フットスイッチポートと、
上記フットスイッチポートを上記器具ポートのうちの1つに関連付けるように構成されたコントローラであって、上記フットスイッチが、上記関連付けられた器具ポートに接続された上記ハンドヘルド外科用器具の機能を作動させるように動作可能であるようになっている、コントローラと、
を備え、
上記コントローラは、上記フットスイッチ視覚インジケータ及び上記関連付けられた器具ポートの上記器具視覚インジケータを起動し、互いに符合する出力を表示するように更に構成されている、コンソールと、
を備える、コンソールベースの外科システム。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
【手続補正書】
【提出日】2024-03-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
器具視覚インジケータを備える複数のハンドヘルド外科器具と、
フットスイッチ視覚インジケータを備えるフットスイッチと、
コントローラを備えたコンソールであって、該コントローラは、前記複数のハンドヘルド外科器具のうちの1つの器具に前記フットスイッチを関連付け、前記フットスイッチが関連付けられた器具の機能を作動させるように動作可能であり、前記フットスイッチの前記フットスイッチ視覚インジケータと、前記関連付けられた器具の前記器具視覚インジケータとは、互いに符合する出力を表示するように起動されるものである、コンソールと、
を含んでなる、コンソールベースの外科システム。
【請求項2】
前記複数のハンドヘルド外科器具は前記コンソールに無線で接続されている、請求項1に記載のコンソールベースの手術システム。
【請求項3】
前記フットスイッチは前記コンソールに無線で接続されている、請求項1または2に記載のコンソールベースの外科手術システム。
【請求項4】
前記コントローラは、前記フットスイッチの前記フットスイッチ視覚インジケータと前記関連付けられた器具の前記器具視覚インジケータとを作動させて、互いに符合する出力を表示するように構成されている、請求項1~3のいずれか一項に記載のコンソールベースの外科手術システム。
【請求項5】
前記フットスイッチ視覚インジケータと前記器具視覚インジケータとの各々が発光部を備えている、請求項1~4のいずれか一項に記載のコンソールベースの外科手術システム。
【請求項6】
前記発光部が、LEDと、光ファイバと、それらの組み合わせとのうちの少なくとも1つを含む、請求項5に記載のコンソールベースの外科手術システム。
【請求項7】
前記コントローラが前記フットスイッチを前記関連付けられた器具と関連付けると、前記関連付けられた器具の前記器具視覚インジケータの前記発光部と、前記フットスイッチの前記視覚インジケータの前記発光部とが、一致する色の有色光を放出ように起動される、請求項5または6に記載のコンソールベースの外科手術システム。
【請求項8】
前記コントローラが、関連付けられていない器具が前記フットスイッチに関連付けられていないことを示す白色光を放出するように、前記関連付けられていない器具の前記器具視覚インジケータの前記発光部を作動させるように構成されている、請求項1~7のいずれか一項に記載のコンソールベースの外科手術システム。
【請求項9】
前記コントローラが前記フットスイッチを前記関連付けられた器具と関連付けるユーザ出力信号を前記コンソールに出力するために、ユーザによって作動可能であるユーザ入力デバイスをさらに備える、請求項1~8のいずれか一項に記載のコンソールベースの外科手術システム。
【請求項10】
器具視覚インジケータを備える複数のハンドヘルド外科器具と、
第1のフットスイッチ視覚インジケータを備える第1のフットスイッチと、
第2のフットスイッチ視覚インジケータを備える第2のフットスイッチと、
コントローラを備えるコンソールであって、該コントローラは、前記第1のフットスイッチと前記第2のフットスイッチとの少なくとも一方が、少なくとも1つの関連付けられた器具の機能を作動させるように動作可能であるように、前記第1のフットスイッチと前記第2のフットスイッチとの少なくとも一方を、前記複数のハンドヘルド外科器具の少なくとも1つに関連付け、前記少なくとも1つの関連付けられた器具の前記第1のフットスイッチ視覚インジケータと前記第2のフットスイッチ視覚インジケータと前記器具視覚インジケータとのうちの少なくとも1つが、互いに符合する出力を表示するように起動されるものである、コンソールと
を備えてなる、コンソールベースの外科手術システム。
【請求項11】
前記複数のハンドヘルド外科器具は前記コンソールに無線で接続されている、請求項10に記載のコンソールベースの手術システム。
【請求項12】
前記第1のフットスイッチと前記第2のフットスイッチとは、前記コンソールに無線で接続されている、請求項10または11に記載のコンソールベースの外科手術システム。
【請求項13】
前記コントローラは、前記少なくとも1つの関連付けられた器具の前記第1のフットスイッチ視覚インジケータと前記第2のフットスイッチ視覚インジケータと前記器具視覚インジケータとのうちの1つを作動させて、互いに符合する出力を表示するように構成されている、請求項10~12のいずれか一項に記載のコンソールベースの外科手術システム。
【請求項14】
前記第1のフットスイッチ視覚インジケータと前記第2のフットスイッチ視覚インジケータと前記器具視覚インジケータとの各々が発光部を備えている、請求項10~13のいずれか一項に記載のコンソールベースの外科手術システム。
【請求項15】
前記コントローラが前記第1のフットスイッチと前記第2のフットスイッチとのうちの少なくとも一方を前記複数のハンドヘルド外科器具のうちの少なくとも1つと関連付けると、前記少なくとも1つの関連付けられた器具の前記器具視覚インジケータの前記発光部と、前記第1のフットスイッチ視覚インジケータと前記第2のフットスイッチ視覚インジケータとのうちの少なくとも一方の前記発光部とが、一致する色の有色光を放出するように起動される、請求項14に記載のコンソールベースの外科手術システム。
【請求項16】
前記コントローラは、関連付けられていない器具が前記第1のフットスイッチまたは前記第2のフットスイッチに関連付けられていないことを示す白色光を放出するように、前記関連付けられていない器具の前記器具視覚インジケータの前記発光部を作動させるように構成されている、請求項1~15のいずれか一項に記載のコンソールベースの外科手術システム。
【請求項17】
コンソールベースの外科システムを操作する方法であって、該コンソールベースの外科システムは複数のハンドヘルド外科器具を備え、該ハンドヘルド外科器具の各々は、器具視覚インジケータと、フットスイッチ視覚インジケータを含むフットスイッチと、コントローラを含むコンソールとを備えており、
前記フットスイッチが関連付けられた器具の機能を作動させるように動作可能であるように、前記コントローラが、前記複数のハンドヘルド外科器具のうちの1つの器具に前記フットスイッチを関連付けるステップと、
前記関連付けられた器具の前記フットスイッチ視覚インジケータと前記器具視覚インジケータとを作動させて、互いに符合する出力を表示するステップであって、前記フットスイッチ視覚インジケータと前記器具視覚インジケータとを作動させることは、前記フットスイッチ視覚インジケータから放出される有色光の色と、前記器具視覚インジケータから放出される有色光の色とが一致するように、前記関連付けられた器具の前記フットスイッチ視覚インジケータと前記器具視覚インジケータとの各々から有色光を放出するものである、ステップと
を含んでなる、コンソールベースの外科システムを操作する方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0064】
幾つかの実施形態は、上記説明において論述されてきた。しかしながら、本明細書において論述される実施形態は、網羅的であることを意図するものでもなければ、本開示をいずれかの特定の形態に限定することを意図するものでもない。用いられた術語は、限定の性質を有するものではなく、その語の説明的な性質を有するように意図されている。上記教示に鑑み、多くの変更及び変形が可能であり、本開示は、具体的に説明したものとは別の方法で実施することもできる。
なお、本願の出願当初の開示事項を維持するために、本願の出願当初の請求項1~33の記載内容を以下に追加する。
(請求項1)
複数のハンドヘルド外科用器具であって、各器具は、コネクタラインと、該器具及び該コネクタラインのうちの一方に結合される器具視覚インジケータとを有する、複数のハンドヘルド外科用器具と、
フットスイッチであって、コネクタラインと、該フットスイッチ及び該コネクタラインのうちの一方に結合されるフットスイッチ視覚インジケータとを有する、フットスイッチと、
コンソールと
を備えてなる、コンソールベースの外科システムであって、
前記コンソールは、
前記複数のハンドヘルド器具の前記コネクタラインが接続される複数の器具ポートと、
前記フットスイッチの前記コネクタラインが接続されるフットスイッチポートと、
前記フットスイッチポートを前記器具ポートのうちの1つに関連付けるように構成されたコントローラであって、前記フットスイッチが、前記関連付けられた器具ポートに接続された前記ハンドヘルド外科用器具の機能を作動させるように動作可能であるようになっている、コントローラと
を備えており、
前記コントローラは、前記関連付けられた器具ポート及び前記関連付けられたフットスイッチポートの前記フットスイッチ視覚インジケータ及び前記器具視覚インジケータを起動し、互いに符合する出力を表示するように更に構成されている、コンソールベースの外科システム。
(請求項2)
前記器具視覚インジケータ及び前記フットスイッチ視覚インジケータの各々は発光部を備える、請求項1に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項3)
前記器具視覚インジケータ及び前記フットスイッチ視覚インジケータのうちの一方の前記発光部は、リング状光導波路を備える、請求項2に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項4)
前記フットスイッチ視覚インジケータ及び前記器具視覚インジケータの前記発光部は、前記フットスイッチ視覚インジケータ及び前記器具視覚インジケータが、互いに符合する出力を表示するとき、互いに一致する色を放出するように構成されている、請求項2又は3に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項5)
前記発光部は、LED、光ファイバ、及びそれらの組み合わせのうちの少なくとも1つを備える、請求項2~4のいずれか1項に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項6)
前記コントローラに結合され、前記フットスイッチポートと、関連付けられる前記器具ポートとの関連付けを前記コントローラに行わせるユーザ出力信号を出力するようにユーザによって作動可能であるユーザ入力デバイスを更に備える、請求項1~5のいずれか1項に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項7)
第2のフットスイッチであって、コネクタラインと、該第2のフットスイッチ及び該コネクタラインのうちの一方に結合される第2のフットスイッチ視覚インジケータとを有する、第2のフットスイッチを更に備え、
前記コンソールは、前記第2のフットスイッチの前記コネクタラインが接続される第2のフットスイッチポートを更に備え、
前記コントローラは、前記第2のフットスイッチポートを前記関連付けられた器具ポートに関連付けるように更に構成され、前記第2のフットスイッチが、前記関連付けられた器具ポートに接続された前記ハンドヘルド外科用器具の前記機能を作動させるように動作可能であるようになっており、
前記コントローラは、前記第2のフットスイッチ視覚インジケータ及び前記関連付けられた器具ポートの前記器具視覚インジケータを起動し、互いに符合する出力を表示するように更に構成されている、請求項1~6のいずれか1項に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項8)
前記フットスイッチポートに隣接する前記コンソールの部分に結合される第3のフットスイッチ視覚インジケータと、
前記第2のフットスイッチポートに隣接する前記コンソールの部分に結合される第4のフットスイッチ視覚インジケータと、
前記複数の器具ポートのうちの第1の器具ポートに隣接して前記コンソールに結合される第2の器具視覚インジケータと、
前記複数の器具ポートのうちの第2の器具ポートに隣接して前記コンソールに結合される第3の器具視覚インジケータと、
前記複数の器具ポートのうちの第3の器具ポートに隣接して前記コンソールに結合される第4の器具視覚インジケータと
を更に備え、
前記コントローラは、前記フットスイッチポート及び前記第2のフットスイッチポートのうちの少なくとも一方を、前記第1の器具ポート、前記第2の器具ポート、及び前記第3の器具ポートのうちの少なくとも1つに関連付けるように更に構成され、前記フットスイッチ及び前記第2のフットスイッチのうちの少なくとも一方が、前記第1の器具ポート、前記第2の器具ポート、及び前記第3の器具ポートのうちの1つに接続された前記ハンドヘルド外科用器具の前記機能を作動させるように動作可能であるようになっており、
前記コントローラは、前記第3のフットスイッチ視覚インジケータ、前記第4のフットスイッチ視覚インジケータ、前記第2の器具視覚インジケータ、及び前記第3の器具視覚インジケータを起動して、互いに符合する出力を表示するように更に構成されている、請求項7に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項9)
前記フットスイッチ視覚インジケータ、前記第2のフットスイッチ視覚インジケータ、前記第3のフットスイッチ視覚インジケータ、前記第4のフットスイッチ視覚インジケータ、前記器具視覚インジケータ、前記第2の器具視覚インジケータ、前記第3の器具視覚インジケータ、及び前記第4の器具視覚インジケータの各々は、発光部を備える、請求項8に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項10)
前記発光部はリング状光導波路を備える、請求項9に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項11)
前記フットスイッチ視覚インジケータ、前記器具視覚インジケータ、前記第2のフットスイッチ視覚インジケータ、前記第3のフットスイッチ視覚インジケータ、前記第4のフットスイッチ視覚インジケータ、前記第2の器具視覚インジケータ、及び前記第3の器具視覚インジケータが互いに符合する出力を表示するとき、前記発光部は、互いに一致する色を放出するように構成されている、請求項9又は10に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項12)
前記フットスイッチ視覚インジケータ、前記第2のフットスイッチ視覚インジケータ、及び前記関連付けられた器具ポートの前記器具視覚インジケータが互いに符合する出力を表示するとき、前記フットスイッチ視覚インジケータの前記発光部は、第1の有色光を放出するように構成され、前記第2のフットスイッチ視覚インジケータの前記発光部は、第2の有色光を放出するように構成され、前記関連付けられた器具ポートの前記器具視覚インジケータの前記発光部は、前記第1の有色光及び前記第2の有色光を放出するように構成されている、請求項9~11のいずれか1項に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項13)
前記第3のフットスイッチ視覚インジケータ、前記第4のフットスイッチ視覚インジケータ、及び前記関連付けられた器具ポートの前記第2の器具視覚インジケータが互いに符合する出力を表示するとき、前記第3のフットスイッチ視覚インジケータの前記発光部は、第1の有色光を放出するように構成され、前記第4のフットスイッチ視覚インジケータの前記発光部は、第2の有色光を放出するように構成され、前記第1の器具ポートの前記第2の器具視覚インジケータの前記発光部は、前記第1の有色光及び前記第2の有色光を放出するように構成されている、請求項9~11のいずれか1項に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項14)
前記第1の器具ポート、前記第2の器具ポート、及び前記第3の器具ポートのうちの少なくとも1つの前記発光部は、2つの発光部部分を備え、該発光部部分のうちの一方は、該発光部部分の他方に隣接している、請求項9~13のいずれか1項に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項15)
前記発光部部分の各々は、複数の有色光を放出するように構成されたマルチカラー発光部を含む、請求項14に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項16)
前記フットスイッチと、該フットスイッチに結合された前記コネクタラインとのうちの少なくとも一方に結合される入力視覚インジケータを更に備える、請求項1~15のいずれか1項に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項17)
前記コントローラは、前記入力視覚インジケータ及び前記フットスイッチ視覚インジケータを起動して、互いに符合する出力を表示するように構成されている、請求項16に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項18)
前記ハンドヘルド外科用器具と、該ハンドヘルド外科用器具に結合された前記コネクタラインとのうちの少なくとも一方に結合される出力視覚インジケータを更に備える、請求項1~17のいずれか1項に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項19)
前記コントローラは、前記出力視覚インジケータと、前記関連付けられた器具ポートの前記器具視覚インジケータとを起動して、互いに符合する出力を表示するように構成されている、請求項18に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項20)
コンソールベースの外科システムを作動させる方法であって、該コンソールベースの外科システムは、複数のハンドヘルド外科用器具であって、各器具は、コネクタラインと、該器具及び該コネクタラインのうちの一方に結合される器具視覚インジケータとを有する、複数のハンドヘルド外科用器具と、フットスイッチであって、コネクタラインと、該フットスイッチ及び該コネクタラインのうちの一方に結合されるフットスイッチ視覚インジケータとを有する、フットスイッチと、前記複数のハンドヘルド器具の前記コネクタラインが接続される複数の器具ポートを備えるコンソールとを備え、前記コンソールは、前記フットスイッチの前記コネクタラインが接続されるフットスイッチポートを更に備え、前記コンソールは、コントローラを更に備えており、
前記フットスイッチポートを前記器具ポートに関連付けるステップであって、前記フットスイッチが、該関連付けられた器具ポートに接続された前記ハンドヘルド外科用器具の機能を作動させるように動作可能であるようになっている、ステップと、
前記フットスイッチ視覚インジケータ及び前記関連付けられた器具ポートの前記器具視覚インジケータを起動して、互いに符合する出力を表示するステップと
を含んでなる方法。
(請求項21)
色が互いに一致するように、前記フットスイッチ視覚インジケータ及び前記関連付けられた器具ポートの前記器具視覚インジケータから前記色を放出するステップを更に含む、請求項20に記載の方法。
(請求項22)
ユーザ入力デバイスを作動させて、前記フットスイッチポートと、関連付けられる前記器具ポートとの関連付けを前記コントローラに行わせる、前記コントローラへのユーザ出力信号を生成するステップを更に含む、請求項20又は21に記載の方法。
(請求項23)
前記システムは、第2のフットスイッチであって、コネクタラインと、該第2のフットスイッチ及び該コネクタラインのうちの一方に結合される第2のフットスイッチ視覚インジケータとを有する第2のフットスイッチを更に備え、前記コンソールは、前記第2のフットスイッチの前記コネクタラインが接続される第2のフットスイッチポートを更に備えており、
前記第2のフットスイッチポートを前記関連付けられた器具ポートに関連付けるステップであって、前記第2のフットスイッチが、前記関連付けられた器具ポートに接続された前記ハンドヘルド外科用器具の第2の機能を作動させるように動作可能であるようになっている、ステップと、
前記フットスイッチ視覚インジケータ、前記第2のフットスイッチ視覚インジケータ、及び前記関連付けられた器具ポートの前記器具視覚インジケータを起動し、互いに符合する出力を表示するステップと
を含む、請求項22に記載の方法。
(請求項24)
前記ユーザ入力デバイスを作動させ、前記第2のフットスイッチポートを前記器具ポートに関連付ける第2のユーザ出力信号を生成するステップを更に含む、請求項23に記載の方法。
(請求項25)
色が互いに一致するように、前記フットスイッチ視覚インジケータ、前記第2のフットスイッチ視覚インジケータ、及び前記関連付けられた器具ポートの前記器具視覚インジケータから前記色を放出するステップを更に含む、請求項23又は24に記載の方法。
(請求項26)
前記フットスイッチ視覚インジケータから第1の有色光を放出するステップと、
前記第2のフットスイッチ視覚インジケータから第2の有色光を放出するステップと、
前記関連付けられた器具ポートの前記器具視覚インジケータから前記第1の有色光及び前記第2の有色光を放出するステップと、
を更に含む、請求項23~25のいずれか1項に記載の方法。
(請求項27)
前記コンソールの前記フットスイッチポートに隣接して前記コンソールに結合された第2のフットスイッチ視覚インジケータを起動するステップと、
前記コンソールの前記器具ポートのうちの1つに隣接して前記コンソールに結合された第2の器具視覚インジケータを起動するステップと
を更に含む、請求項20~26のいずれか1項に記載の方法。
(請求項28)
複数のハンドヘルド外科用器具であって、該器具の各々はコネクタラインを有する、複数のハンドヘルド外科用器具と、
コネクタラインを有するフットスイッチと、
コンソールと
を備えてなる、コンソールベースの外科システムであって、
前記コンソールは、
前記複数のハンドヘルド器具の前記コネクタラインが接続される複数の器具ポートであって、該器具ポートの各々は、器具視覚インジケータを有する、複数の器具ポートと、
フットスイッチ視覚インジケータを有し、前記フットスイッチの前記コネクタラインが接続されるフットスイッチポートと、
前記フットスイッチポートを前記器具ポートのうちの1つに関連付けるように構成されたコントローラであって、前記フットスイッチが、前記関連付けられた器具ポートに接続された前記ハンドヘルド外科用器具の機能を作動させるように動作可能であるようになっている、コントローラと
を備えており、
前記コントローラは、前記関連付けられた器具ポート及び前記関連付けられたフットスイッチポートの前記フットスイッチ視覚インジケータ及び前記器具視覚インジケータを起動し、互いに符合する出力を表示するように更に構成され、
前記フットスイッチ視覚インジケータ及び前記器具視覚インジケータの各々は、発光部を備え、該発光部の各々及びリング状光導波路は、前記コンソールに結合され、前記フットスイッチポート及び前記器具ポートのうちの対応するものを取り囲む、コンソールベースの外科システム。
(請求項29)
前記コントローラが、前記フットスイッチポートを前記関連付けられる器具ポートに関連付け、前記フットスイッチが前記関連付けられた器具ポートに接続された前記ハンドヘルド外科用器具の機能を作動させるように動作可能であるようになると、前記コントローラは、前記器具視覚インジケータのうちの1つの前記発光部を起動し、前記フットスイッチ視覚インジケータによって放出される有色光と一致する有色光を放出する、請求項28に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項30)
前記コントローラは、白色光を放出する前記器具視覚インジケータのうちの別のものの前記発光部を起動し、前記器具ポートが前記フットスイッチポートに関連付けられていないことを示す、請求項29に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項31)
前記リング状光導波路の各々は、前記対応するフットスイッチポート及び前記器具ポートの対向する側部に2つの弓形の発光部部分を備える、請求項28に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項32)
前記弓形の発光部器部分の各々は、180度に角度のある状態で延在する、請求項31に記載のコンソールベースの外科システム。
(請求項33)
前記発光部のうちの少なくとも1つは、複数の色を放出するように構成されたマルチカラー発光部である、請求項31に記載のコンソールベースの外科システム。
【外国語明細書】