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特開2024-59924サーバ装置、メッセージ送受信システム、メッセージ送受信方法、プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024059924
(43)【公開日】2024-05-01
(54)【発明の名称】サーバ装置、メッセージ送受信システム、メッセージ送受信方法、プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/10 20230101AFI20240423BHJP
   H04L 51/04 20220101ALI20240423BHJP
   H04L 51/214 20220101ALI20240423BHJP
【FI】
G06Q10/10
H04L51/04
H04L51/214
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024030779
(22)【出願日】2024-02-29
(62)【分割の表示】P 2022130539の分割
【原出願日】2022-08-18
(71)【出願人】
【識別番号】000227205
【氏名又は名称】NECプラットフォームズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100181135
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 隆史
(72)【発明者】
【氏名】阿部 匠
(57)【要約】
【課題】受信者がメッセージを確認することができる時間を送信者が正確に把握していなくても、受信者の都合のよくない時間帯を回避してメッセージを送信する。
【解決手段】送信側端末装置が送信する確認要求レベルデータであって送信側端末装置が送信するメッセージデータの確認の要求レベルを示す確認要求レベルデータを受信し、受信者がメッセージデータを確認することが可能な時間を示す確認可能時間データを受信側端末装置から取得し、確認要求レベルデータと、確認可能時間データとに基づいて、確認要求レベルデータに対応するメッセージデータを受信側端末装置に送信する送信予定時刻を選択し、送信側端末装置が送信するメッセージデータであって確認要求レベルデータに対応するメッセージデータを受信し、計時手段から取得する時刻が、選択した送信予定時刻以後の時刻である場合、受信したメッセージデータを受信側端末装置に送信する。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
送信側端末装置が送信するメッセージデータの確認の要求レベルを示す確認要求レベルデータを前記送信側端末装置から受信する
確認要求レベル受信手段と、
受信者がメッセージデータを確認することが可能な時間を示す確認可能時間データを受信側端末装置から受信する
確認可能時間受信手段と、
前記確認要求レベルデータと、前記確認可能時間データとに基づいて、メッセージデータを前記受信側端末装置に送信する送信予定時刻を選択する
送信予定時刻選択手段と、
前記確認要求レベルデータに対応するメッセージデータを前記送信側端末装置から受信する
メッセージ受信手段と、
計時手段から取得する時刻が、前記送信予定時刻選択手段が選択した送信予定時刻以後の時刻である場合、前記メッセージ受信手段が受信した前記メッセージデータを前記受信側端末装置に送信する
メッセージ送信手段と、
を備え、
前記送信予定時刻選択手段は、
前記確認要求レベルデータが即時確認を示している場合、前記計時手段から取得する時刻を前記送信予定時刻として選択し、
前記確認要求レベルデータが期間を示している場合であって、
前記期間の範囲に前記確認可能時間データが示す時間が含まれている場合、
前記確認可能時間データが示す時間の中で最先の時刻を前記送信予定時刻として選択する、
サーバ装置。
【請求項2】
前記送信予定時刻選択手段は、
前記確認要求レベルデータが期間を示している場合であって、
前記期間の範囲に前記確認可能時間データが示す時間が含まれていない場合、
前記計時手段から取得する時刻を前記送信予定時刻として選択する、
請求項1に記載のサーバ装置。
【請求項3】
前記送信予定時刻選択手段は、
前記確認要求レベルデータが返信不要を示している場合、
前記確認可能時間データが示す時間の中で最先の時刻を前記送信予定時刻として選択する、
請求項1に記載のサーバ装置。
【請求項4】
前記送信予定時刻選択手段は、
選択した前記送信予定時刻を前記送信側端末装置に送信する、
請求項1に記載のサーバ装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載のサーバ装置と、
送信側端末装置と、
受信側端末装置と、
を備える、メッセージ送受信システム。
【請求項6】
送信側端末装置が送信するメッセージデータの確認の要求レベルを示す確認要求レベルデータを前記送信側端末装置から受信する
確認要求レベル受信ステップと、
受信者がメッセージデータを確認することが可能な時間を示す確認可能時間データを受信側端末装置から受信する
確認可能時間受信ステップと、
前記確認要求レベルデータと、前記確認可能時間データとに基づいて、メッセージデータを前記受信側端末装置に送信する送信予定時刻を選択する
送信予定時刻選択ステップと、
前記確認要求レベルデータに対応するメッセージデータを前記送信側端末装置から受信する
メッセージ受信ステップと、
計時手段から取得する時刻が、前記送信予定時刻選択ステップにおいて選択した送信予定時刻以後の時刻である場合、前記メッセージ受信ステップにおいて受信した前記メッセージデータを前記受信側端末装置に送信する
メッセージ送信ステップと、
を含み、
前記送信予定時刻選択ステップは、
前記確認要求レベルデータが即時確認を示している場合、前記計時手段から取得する時刻を前記送信予定時刻として選択する、
サーバ装置のメッセージ送受信方法。
【請求項7】
前記送信予定時刻選択ステップは、
前記確認要求レベルデータが期間を示している場合であって、前記期間の範囲に前記確認可能時間データが示す時間が含まれている場合、前記確認可能時間データが示す時間の中で最先の時刻を前記送信予定時刻として選択する、
請求項6に記載のサーバ装置のメッセージ送受信方法。
【請求項8】
前記送信予定時刻選択ステップは、
前記確認要求レベルデータが期間を示している場合であって、前記期間の範囲に前記確認可能時間データが示す時間が含まれていない場合、前記計時手段から取得する時刻を前記送信予定時刻として選択する、
請求項6に記載のサーバ装置のメッセージ送受信方法。
【請求項9】
前記送信予定時刻選択ステップは、
前記確認要求レベルデータが返信不要を示している場合、前記確認可能時間データが示す時間の中で最先の時刻を前記送信予定時刻として選択する、
請求項6に記載のサーバ装置のメッセージ送受信方法。
【請求項10】
前記送信予定時刻選択ステップは、
選択した前記送信予定時刻を前記送信側端末装置に送信する、
請求項6に記載のサーバ装置のメッセージ送受信方法。
【請求項11】
コンピュータに、請求項6から10のいずれか1項に記載のメッセージ送受信方法を実行させる、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サーバ装置、送信側端末装置、受信側端末装置、メッセージ送受信システム、メッセージ送受信方法、メッセージ送信方法、メッセージ受信方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
インスタントメッセンジャーは、短文のメッセージを送受信するアプリケーションソフトウェア(以下、アプリケーションプログラムともいい、また、単に、アプリケーションともいう)であり、送信者の端末装置がメッセージを送信してから受信者の端末装置にメッセージが到達までの時間が短いため、素早いコミュニケーションが行えるという特長がある。このような特長がある一方で、一般的なインスタントメッセンジャーでは、メッセージの緊急度などを考慮した送信制御が行われない。そのため、多くの相手とメッセージの交換を行うユーザの端末装置は、メッセージを受信する頻度が高くなる。その結果として、受信したメッセージの各々を確認して応答するのに要する時間が増大し、いわゆる「チャット疲れ」の状態になる恐れがある。
【0003】
これに対して、例えば、特許文献1には、受信者の端末装置が、送信者の端末装置が送信する電子メールなどのメッセージを受信した際に、メッセージの受信に起因したお知らせ音が、受信者の都合のよくない時間帯に鳴らないようにする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2020-024589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示されている技術は、例えば、メッセージの送信者が、受信者の都合のよくない時間帯を予想して、メッセージを送信する送信時刻を設定し、設定した送信時刻に、送信者の端末装置がメッセージを送信するという技術である。より具体的には、送信者がメッセージを作成した時間が、深夜であれば、深夜の時間帯は、受信者は恐らく就寝しており、翌日の午前8:00であれば、受信者が起床して、メッセージを確認することができるだろうと、送信者が予想する。送信者は、当該予想にしたがって、翌日の午前8:00をメッセージの送信時刻として送信者の端末装置に設定し、翌日の午前8:00に送信者の端末装置が、メッセージを受信者の端末装置に送信するという技術である。そのため、特許文献1に開示されている技術を利用する場合、受信者がメッセージを確認することができる時間を送信者が正確に把握していなければ、受信者の都合のよくない時間帯を回避してメッセージを送信することができないという課題がある。
【0006】
そこでこの発明は、上記の課題を解決するサーバ装置、送信側端末装置、受信側端末装置、メッセージ送受信システム、メッセージ送受信方法、メッセージ送信方法、メッセージ受信方法、及びプログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様によれば、サーバ装置は、送信側端末装置が送信する確認要求レベルデータであって前記送信側端末装置が送信するメッセージデータの確認の要求レベルを示す確認要求レベルデータを受信する確認要求レベル受信手段と、受信者がメッセージデータを確認することが可能な時間を示す確認可能時間データを受信側端末装置から取得する確認可能時間取得手段と、前記確認要求レベルデータと、前記確認可能時間データとに基づいて、前記確認要求レベルデータに対応するメッセージデータを前記受信側端末装置に送信する送信予定時刻を選択する送信予定時刻選択手段と、前記送信側端末装置が送信するメッセージデータであって前記確認要求レベルデータに対応するメッセージデータを受信するメッセージ受信手段と、計時手段から取得する時刻が、前記送信予定時刻選択手段が選択した送信予定時刻以後の時刻である場合、前記メッセージ受信手段が受信した前記メッセージデータを前記受信側端末装置に送信するメッセージ送信手段と、を備える。
【0008】
本発明の第2の態様によれば、メッセージ送受信システムは、送信側端末装置と、受信側端末装置と、サーバ装置とを備え、前記送信側端末装置は、送信者が指定する送信するメッセージデータの確認の要求レベルを示す確認要求レベルデータを送信する確認要求レベル指定手段と、前記メッセージデータを送信するメッセージ送信手段と、を備え、前記受信側端末装置は、受信者がメッセージデータを確認することが可能な時間を示す確認可能時間データを指定する確認可能時間指定手段と、前記メッセージデータを受信するメッセージ受信手段と、を備え、前記サーバ装置は、前記送信側端末装置が送信する前記確認要求レベルデータを受信する確認要求レベル受信手段と、前記確認可能時間データを前記受信側端末装置から取得する確認可能時間取得手段と、前記確認要求レベルデータと、前記確認可能時間データとに基づいて、前記確認要求レベルデータに対応するメッセージデータを前記受信側端末装置に送信する送信予定時刻を選択する送信予定時刻選択手段と、前記送信側端末装置が送信するメッセージデータであって前記確認要求レベルデータに対応するメッセージデータを受信するメッセージ受信手段と、計時手段から取得する時刻が、前記送信予定時刻選択手段が選択した送信予定時刻以後の時刻である場合、前記メッセージ受信手段が受信した前記メッセージデータを前記受信側端末装置に送信するメッセージ送信手段と、を備える。
【0009】
本発明の第3の態様によれば、メッセージ送受信方法は、送信側端末装置が送信する確認要求レベルデータであって前記送信側端末装置が送信するメッセージデータの確認の要求レベルを示す確認要求レベルデータを受信する確認要求レベル受信ステップと、受信者がメッセージデータを確認することが可能な時間を示す確認可能時間データを受信側端末装置から取得する確認可能時間取得ステップと、前記確認要求レベルデータと、前記確認可能時間データとに基づいて、前記確認要求レベルデータに対応するメッセージデータを前記受信側端末装置に送信する送信予定時刻を選択する送信予定時刻選択ステップと、前記送信側端末装置が送信するメッセージデータであって前記確認要求レベルデータに対応するメッセージデータを受信するメッセージ受信ステップと、計時手段から取得する時刻が、前記送信予定時刻選択ステップにおいて選択した送信予定時刻以後の時刻である場合、前記メッセージ受信ステップにおいて受信した前記メッセージデータを前記受信側端末装置に送信するメッセージ送信ステップと、を含む。
【0010】
本発明の第4の態様によれば、プログラムは、コンピュータを、送信側端末装置が送信する確認要求レベルデータであって前記送信側端末装置が送信するメッセージデータの確認の要求レベルを示す確認要求レベルデータを受信する確認要求レベル受信手段、受信者がメッセージデータを確認することが可能な時間を示す確認可能時間データを受信側端末装置から取得する確認可能時間取得手段、前記確認要求レベルデータと、前記確認可能時間データとに基づいて、前記確認要求レベルデータに対応するメッセージデータを前記受信側端末装置に送信する送信予定時刻を選択する送信予定時刻選択手段、前記送信側端末装置が送信するメッセージデータであって前記確認要求レベルデータに対応するメッセージデータを受信するメッセージ受信手段、計時手段から取得する時刻が、前記送信予定時刻選択手段が選択した送信予定時刻以後の時刻である場合、前記メッセージ受信手段が受信した前記メッセージデータを前記受信側端末装置に送信するメッセージ送信手段、として機能させるためのプログラムである。
【0011】
本発明の第5の態様によれば、プログラムは、コンピュータを、送信者の選択操作を受けて送信するメッセージデータの確認の要求レベルを指定し、指定した前記確認の要求レベルを示す確認要求レベルデータをサーバ装置に送信する確認要求レベル指定手段、受信者がメッセージデータを確認することが可能な時間を示す確認可能時間データを受信側端末装置から取得した前記サーバ装置が、前記確認要求レベルデータと、前記確認可能時間データとに基づいて選択する送信予定時刻を示すデータを、前記サーバ装置から受信して前記送信者に対して提示する送信予定時刻受信手段、前記送信者が行う操作を受けて前記確認要求レベルデータに対応するメッセージを前記サーバ装置に送信するメッセージ送信手段、として機能させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、受信者がメッセージを確認することができる時間を送信者が正確に把握していなくても、受信者の都合のよくない時間帯を回避してメッセージを送信することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一実施形態に係るメッセージ送受信システムの構成を示すブロック図である。
図2】本発明の一実施形態に係る送信側端末装置の内部構成を示すブロック図である。
図3】本発明の一実施形態に係る送信側端末装置の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
図4】本発明の一実施形態に係る受信側端末装置の内部構成を示すブロック図である。
図5】本発明の一実施形態に係る受信側端末装置の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
図6】本発明の一実施形態に係る送信側端末装置、及び受信側端末装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図7】本発明の一実施形態に係るサーバ装置の内部構成を示すブロック図である。
図8】本発明の一実施形態に係るサーバ装置が備える送信側データ記憶部に記憶されるテーブルのデータ形式と、当該テーブルに記憶されるデータの変化を示す図である。
図9】本発明の一実施形態に係るサーバ装置が備える確認可能時間記憶部に記憶されるテーブルのデータ形式の一例を示す図である。
図10】本発明の一実施形態に係るサーバ装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図11】本発明の一実施形態に係るメッセージ送受信システムが行う処理の流れを示す図(その1)である。
図12】本発明の一実施形態に係るメッセージ送受信システムが行う処理の流れを示す図(その2)である。
図13】本発明の一実施形態に係るメッセージ送受信システムが行う処理において行われる送信予定時刻選択処理のサブルーチンの処理を示すフローチャートである。
図14】本発明の一実施形態に係る送信側端末装置の表示部に表示されるメッセージ作成領域の内容の変化を示す図である。
図15】本発明の一実施形態に係るサーバ装置の構成を示すブロック図である。
図16】本発明の一実施形態に係るサーバ装置が行う処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一実施形態に係るメッセージ送受信システム100について図面を参照しつつ説明する。図1は、メッセージ送受信システム100の構成を示すブロック図である。メッセージ送受信システム100は、サーバ装置1、送信側端末装置2、受信側端末装置3、及び通信ネットワーク4を備える。通信ネットワーク4は、サーバ装置1、送信側端末装置2、受信側端末装置3を相互に接続する。サーバ装置1、送信側端末装置2、及び受信側端末装置3は、有線回線を介して通信ネットワーク4に接続していてもよいし、無線回線を介して通信ネットワーク4に接続していてもよい。通信ネットワーク4は、例えば、サーバ装置1、送信側端末装置2、受信側端末装置3の各々に接続する複数のアクセスネットワークと、インターネットとが相互接続した通信ネットワークである。例えば、サーバ装置1が無線回線を利用して通信ネットワーク4に接続する場合、サーバ装置1が接続するアクセスネットワークは、無線回線の通信ネットワークになる。例えば、サーバ装置1が有線回線を利用して通信ネットワーク4に接続する場合、サーバ装置1が接続するアクセスネットワークは、有線回線の通信ネットワークになる。
【0015】
なお、図1では、送信側端末装置2というメッセージデータを送信する側の端末装置と、受信側端末装置3というメッセージデータを受信する側の端末装置とを示している。このように送信側と受信側とを明確に分けて示している理由は、メッセージデータを送信する端末装置の構成と、メッセージデータを受信する端末装置の構成との違いを明確に示すためである。実際の運用の場面では、送信側端末装置2が、受信側端末装置3が備える構成を備えて、メッセージデータを送受信する端末装置になってもよいし、受信側端末装置3が、送信側端末装置2が備える構成を備えて、メッセージデータを送受信する端末装置になってもよい。また、このようにメッセージデータを送受信する端末装置が、3台以上、メッセージ送受信システム100に存在していいてもよい。図1では、送信側端末装置2を使用するユーザの名称を「ユーザA」とし、受信側端末装置3を使用するユーザの名称を「ユーザB」としている。
【0016】
(送信側端末装置の構成)
図2は、送信側端末装置2の内部構成を示すブロック図である。送信側端末装置2は、例えば、スマートフォンなどの携帯端末装置であってもよいし、パーソナルコンピュータなどの端末装置であってもよい。送信側端末装置2は、送信メッセージ処理部21、表示部22、操作部23、受信処理部24、及び送信処理部25を備える。表示部22は、例えば、液晶ディスプレイなどの画面を有しており、当該画面にデータを表示する。操作部23は、例えば、タッチパネル、または、キーボードやマウスなどであり、使用者であるユーザAの操作を受け、受けた操作に対応するデータを出力する。受信処理部24は、通信ネットワーク4に接続しており、通信ネットワーク4を介してサーバ装置1から受信した各種の信号を送信メッセージ処理部21に出力する。
【0017】
送信処理部25は、通信ネットワーク4に接続しており、送信メッセージ処理部21が出力する各種の信号を、通信ネットワーク4を介してサーバ装置1に送信する。通信ネットワーク4が、例えば、IP(Internet Protocol)アドレスに基づいてデータを送受信する通信ネットワークである場合、送信処理部25は、送信メッセージ処理部21が送信するデータに含まれる送信先の情報に対応するIPアドレスを、内部の記憶領域に予め記憶させている。送信処理部25は、送信側端末装置2に付与されるIPアドレスを、自IPアドレスとして内部の記憶領域に記憶させている。送信処理部25は、送信メッセージ処理部21が出力するデータを取り込んだ場合、取り込んだデータに含まれる送信先の情報に対応するIPアドレスを内部の記憶領域から検出する。送信処理部25は、検出したIPアドレスを送信先アドレスとし、内部の記憶領域に記憶させている自IPアドレスを送信元アドレスとしたIPパケットを生成し、生成したIPパケットに取り込んだデータを含めて通信ネットワーク4に送出する。
【0018】
送信メッセージ処理部21は、例えば、インスタントメッセンジャーのアプリケーションの送信機能に相当する機能部である。送信メッセージ処理部21は、メッセージ画面表示処理部201、確認要求レベル指定部202、送信予定時刻受信部203、メッセージ送信部204、及び記憶部205を備える。記憶部205は、送信側端末装置2の使用者であるユーザAに予め付与されるユーザ識別情報を自ユーザ識別情報として記憶する。記憶部205は、メッセージを交換する相手となるユーザに対応するユーザ識別情報を記憶する。ここで、送信側端末装置2の使用者であるユーザAのユーザ識別情報は、ユーザAの名称である「ユーザA」であり、受信側端末装置3の使用者であるユーザBのユーザ識別情報は、ユーザBの名称である「ユーザB」であるとする。
【0019】
メッセージ画面表示処理部201は、ユーザAの操作を受けた操作部23から起動指示信号を受けると、図3(a)に示す初期画面50Aを表示部22に表示する。図3(a)に示すように、初期画面50Aは、記憶部205に記憶されているメッセージを交換する相手となるユーザに対応する複数のユーザ識別情報の各々が表示された複数のユーザ選択ボタン51A-1,51A-2,51A-3,…を含んでいる。例えば、ユーザAが操作部23を介して「ユーザB」のユーザ選択ボタン51A-1を押下する操作を行うと、操作部23は、ユーザ選択ボタン51A-1が押下された指示信号をメッセージ画面表示処理部201に出力する。メッセージ画面表示処理部201は、操作部23からユーザ選択ボタン51A-1が押下された指示信号を受けると、図3(b)に示すメッセージ交換画面60を表示部22に表示する。
【0020】
図3(b)に示すように、メッセージ交換画面60は、メッセージ交換相手表示領域61と、メッセージ交換履歴表示領域62と、メッセージ作成領域63とを含んでいる。メッセージ交換相手表示領域61には、メッセージを交換する相手のユーザ識別情報が表示される。図3(b)に示すメッセージ交換画面60は、ユーザ選択ボタン51A-1が押下されて表示された画面である。そのため、メッセージ画面表示処理部201は、図3(b)のメッセージ交換相手表示領域61に「ユーザB」を表示する。
【0021】
メッセージ交換履歴表示領域62には、送信側端末装置2がサーバ装置1を介して受信側端末装置3に送信したメッセージデータ、言い換えると、ユーザBに対してユーザAが送信したメッセージデータが表示される。例えば、符号62-2で示す実線の吹き出し枠で囲まれたメッセージデータが、ユーザBに対してユーザAが送信したメッセージデータである。メッセージデータは、記憶部205に記憶されており、メッセージ画面表示処理部201は、メッセージ交換画面60を表示部22に表示する際に、記憶部205に記憶されているメッセージデータを読み出してメッセージ交換履歴表示領域62に表示する。
【0022】
上記したように、実際の運用場面では、送信側端末装置2が、受信側端末装置3が備える機能を備えることになり、送信側端末装置2は、受信側端末装置3がサーバ装置1を介して送信するメッセージデータを受信することになる。この場合、メッセージ交換履歴表示領域62には、例えば、図3(b)に示すように、ユーザAに対してユーザBが送信したメッセージデータが、例えば、符号62-1,62-3で示す破線の吹き出し枠で囲まれたメッセージデータとして表示されることになる。
【0023】
メッセージ作成領域63は、メッセージ入力領域64と、確認要求レベル選択ボタン65と、送信予定時刻表示領域66と、送信ボタン67とを含んでいる。メッセージ入力領域64において、ユーザAが操作部23を介して文字や記号などを書き込む操作を行うと、メッセージ画面表示処理部201は、書き込まれた文字や記号などをメッセージ入力領域64に表示する。メッセージ画面表示処理部201は、メッセージ入力領域64に文字や記号などが書き込まれると、書き込まれた文字や記号などのデータを、ユーザAからユーザBに対する新たなメッセージデータとする。メッセージ画面表示処理部201は、メッセージ入力領域64に文字や記号などが書き込まれると、新たなメッセージ識別情報を生成する。
【0024】
メッセージ画面表示処理部201は、生成したメッセージ識別情報を、新たなメッセージデータに関連付ける。なお、メッセージ画面表示処理部201は、送信側のユーザ識別情報と受信側のユーザ識別情報との組み合わせが同一であるメッセージデータの各々に対して、異なるメッセージ識別情報であって、生成した順番を特定することができるメッセージ識別情報を生成して関連付ける。ここで、生成した順番を特定することができるメッセージ識別情報とは、例えば、「0001」,「0002」,「0003」,…のように連続する番号で示される情報である。このようなユーザ識別情報をメッセージデータに関連付けることにより、送信側のユーザ識別情報と、受信側のユーザ識別情報と、メッセージ識別情報とを特定すれば、1つのメッセージデータを特定することができることになる。
【0025】
確認要求レベル指定部202は、ユーザAが操作部23を介して確認要求レベル選択ボタン65を操作して、いずれか1つの確認要求レベルを選択すると、選択された確認要求レベルを検出する。ここで、確認要求レベルとは、例えば、「いますぐ」、「午前中」、「今日中」、「今週中」、「返信不要」という情報であり、受信者に、送信するメッセージデータの確認を要求する際の緊急の度合いなどを示す情報である。送信予定時刻受信部203は、受信処理部24を介してサーバ装置1から送信予定時刻を示すデータを受信すると、受信した送信予定時刻を示すデータを、送信予定時刻表示領域66に表示する。
【0026】
メッセージ送信部204は、ユーザAの操作を受けた操作部23から送信ボタン67が押下されたことを示す指示信号を受けると、以下の処理を行う。メッセージ送信部204は、当該指示信号を受けた時点で、メッセージ入力領域64に表示されているメッセージデータ(以下、入力メッセージデータという)を、送信処理部25を介してサーバ装置1に送信する。メッセージ送信部204は、メッセージ交換履歴表示領域62に、入力メッセージデータを表示する。メッセージ送信部204は、入力メッセージデータを、メッセージ交換相手表示領域61に表示されている受信者のユーザ識別情報と、当該入力メッセージデータに対応するメッセージ識別情報とに関連付けて記憶部205に書き込んで記憶させる。
【0027】
(受信側端末装置の構成)
図4は、受信側端末装置3の内部構成を示すブロック図である。受信側端末装置3は、例えば、スマートフォンなどの携帯端末装置であってもよいし、パーソナルコンピュータなどの端末装置であってもよい。なお、送信側端末装置2と、受信側端末装置3とが共に、スマートフォンなどの携帯端末装置であってもよいし、パーソナルコンピュータなどの端末装置であってもよい。また、送信側端末装置2、及び受信側端末装置3のいずれか一方が、スマートフォンなどの携帯端末装置であり、他方が、パーソナルコンピュータなどの端末装置であってもよい。
【0028】
受信側端末装置3は、受信メッセージ処理部31、表示部32、操作部33、受信処理部34、及び送信処理部35を備える。表示部32は、例えば、液晶ディスプレイなどの画面を有しており、当該画面にデータを表示する。操作部33は、例えば、タッチパネル、または、キーボードやマウスなどであり、使用者であるユーザBの操作を受け、受けた操作に対応するデータを出力する。
【0029】
受信処理部34は、送信側端末装置2の受信処理部24と同一の構成である。送信処理部35は、送信側端末装置2の送信処理部25と同一の構成を有しているが、送信処理部35の内部の記憶領域には、受信側端末装置3に付与されるIPアドレスが、自IPアドレスとして内部の記憶領域に記憶されている。
【0030】
受信メッセージ処理部31は、例えば、インスタントメッセンジャーのアプリケーションの受信機能に相当する機能部である。受信メッセージ処理部31は、メッセージ画面表示処理部301、確認可能時間指定部302、確認可能時間記憶部303、確認可能時間取得要求受付部304、メッセージ受信部305、及び記憶部306を備える。記憶部306は、受信側端末装置3の使用者であるユーザBに予め付与されるユーザ識別情報である「ユーザB」を自ユーザ識別情報として記憶する。記憶部306は、メッセージを交換する相手となるユーザに対応するユーザ識別情報を記憶する。
【0031】
メッセージ画面表示処理部301は、ユーザBの操作を受けた操作部33から起動指示信号を受けると、図5(a)に示す初期画面50Bを表示部32に表示する。図5(a)に示すように、初期画面50Bは、記憶部306に記憶されているメッセージを交換する相手となるユーザに対応する複数のユーザ識別情報の各々が表示された複数のユーザ選択ボタン51B-1,51B-2,51B-3,…と、確認可能時間設定ボタン52Bとを含んでいる。例えば、ユーザBが操作部33を介して「ユーザA」のユーザ選択ボタン51B-1を押下する操作を行うと、操作部33は、ユーザ選択ボタン51B-1が押下された指示信号をメッセージ画面表示処理部301に出力する。メッセージ画面表示処理部301は、操作部33からユーザ選択ボタン51B-1が押下された指示信号を受けると、図3(b)に示すメッセージ交換画面60のメッセージ交換相手表示領域61と、メッセージ交換履歴表示領域62と同様の領域を少なくとも含む画面を表示部32に表示する。メッセージ画面表示処理部301は、表示した当該画面のメッセージ交換履歴表示領域62に相当する領域に、ユーザAからのメッセージデータを表示する。これにより、ユーザBは、ユーザAから届いたメッセージの内容を確認することができる。
【0032】
確認可能時間指定部302は、ユーザBの操作を受けた操作部33から初期画面50Bの確認可能時間設定ボタン52Bが押下されたことを示す指示信号を受けると、図5(b)に示す確認可能時間設定画面70を表示部32に表示する。図5(b)に示すように、確認可能時間設定画面70は、確認可能時間入力領域71と、設定ボタン72とを含んでいる。確認可能時間入力領域71において、ユーザBが操作部33を介して、例えば、「10:00-11:00」というようなメッセージを確認することが可能な時間を示す開始時刻と、終了時刻とを書き込む操作を行うと、確認可能時間指定部302は、書き込まれた時間を確認可能時間入力領域71に表示する。図5(b)に示す「10:00-11:00」,「13:00-13:30」,「16:00-17:00」のように、ユーザBは操作部33を操作して、確認可能時間入力領域71に、複数の時間を確認可能時間として書き込むことができる。また、開始時刻、及び終了時刻は、時と分によって特定される時刻に限られず、時と分に対して、年月日、月日、または、日を加えた時刻であってもよい。
【0033】
より詳細に定義すると、本実施形態において、「時刻」の用語の意味は、「2022年12月31日、23時59分」のように、年と、月と、日と、時と、分とで表される時、または、「12月31日、23時59分」のように、月と、日と、時と、分とで表される時、または、「31日、23時59分」のように、日と、時と、分とで表される時、「23時59分」のように、時と、分とで表される時のいずれかの時を示すものとする。なお、「年」が指定されていない場合、年の限定がない時刻であると解釈し、「月」が指定されていない場合、月の限定がない時刻であると解釈し、「日」が指定されていない場合、日の限定がない時刻であると解釈するものとする。また、「時間」の用語の意味は、2つの時刻で示される時の間の時間長を示すものとする。
【0034】
確認可能時間指定部302は、ユーザBの操作を受けた操作部33から確認可能時間設定画面70の設定ボタン72が押下されたことを示す指示信号を受けると、当該指示信号を受けた時点で、確認可能時間設定画面70に書き込まれている時間を、確認可能時間を示すデータ(以下、確認可能時間データという)として取り込む。確認可能時間記憶部303は、確認可能時間指定部302が取り込んだ確認可能時間データを記憶する。確認可能時間取得要求受付部304は、受信処理部34を介してサーバ装置1から確認可能時間取得要求信号を受信すると、確認可能時間記憶部303に記憶されている確認可能時間データを読み出す。確認可能時間取得要求受付部304は、読みだした確認可能時間データを、送信処理部35を介してサーバ装置1に送信する。メッセージ受信部305は、受信処理部34を介してサーバ装置1からメッセージデータを受信すると、受信したメッセージデータを記憶部306に書き込む。
【0035】
(送信側端末装置と受信側端末装置のハードウェア構成)
図6は、送信側端末装置2と、受信側端末装置3のハードウェア構成の一例を示す図である。送信側端末装置2と、受信側端末装置3とは、例えば、CPU(Central Processing Unit)411、RAM(Random Access Memory)412、ROM(Read Only Memory)413、補助記憶装置414、通信モジュール415、出力モジュール416、及び入力モジュール417を備えるコンピュータである。送信側端末装置2と、受信側端末装置3とが備えるCPU411、RAM412、ROM413、補助記憶装置414、通信モジュール415、出力モジュール416、及び入力モジュール417という構成部品の各々を、同一の符号で示しているが、送信側端末装置2と、受信側端末装置3とは、同一の種類の構成部品を備えていてもよいし、異なる種類の構成部品を備えていてもよい。CPU411、RAM412、ROM413、補助記憶装置414、通信モジュール415、出力モジュール416、及び入力モジュール417は、バスにより相互に接続されている。ここで、補助記憶装置414とは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSDD(Solid State Drive)などである。通信モジュール415は、受信処理部24,34、及び送信処理部25,35に相当する。出力モジュール416は、表示部22,32に相当し、入力モジュール417は、操作部23,33に相当する。なお、送信側端末装置2と、受信側端末装置3とが、例えば、パーソナルコンピュータである場合、出力モジュール416に替えて出力インタフェースを備え、出力インタフェースに外部に備えられる液晶ディスプレイなどの表示装置が接続するようにしてもよい。また、入力モジュール417に替えて入力インタフェースを備え、入力インタフェースにキーボードやマウスなどの入力装置が接続するようにしてもよい。
【0036】
送信側端末装置2の場合、ROM413、または、補助記憶装置414に予め記憶されているアプリケーションプログラムがCPU411によって実行されることにより、送信メッセージ処理部21のメッセージ画面表示処理部201、確認要求レベル指定部202、送信予定時刻受信部203、メッセージ送信部204の機能部が構成され、RAM412、または、補助記憶装置414において、記憶部205に対応する記憶領域が割り当てられることになる。
【0037】
受信側端末装置3の場合、ROM413、または、補助記憶装置414に予め記憶されているアプリケーションプログラムがCPU411によって実行されることにより、受信メッセージ処理部31のメッセージ画面表示処理部301、確認可能時間指定部302、確認可能時間取得要求受付部304、メッセージ受信部305の機能部が構成され、RAM412、または、補助記憶装置414において、確認可能時間記憶部303と、記憶部306とに対応する記憶領域が割り当てられることになる。
【0038】
(サーバ装置の構成)
図7は、サーバ装置1の内部構成を示すブロック図である。サーバ装置1は、送信側データ記憶部11、確認要求レベル受信部12、送信予定時刻選択部13、確認可能時間記憶部14、確認可能時間取得部15、メッセージ受信部16、メッセージ送信部17、計時部18、メッセージ開封通知転送処理部19、受信処理部41、及び送信処理部42を備える。
【0039】
計時部18は、例えば、正確な時刻を示すように調整されている時計であり、時刻取得要求信号を受けると、当該時刻取得要求信号を受けた時点の年月日と、曜日と、時と、分とを示す時刻データを、時刻取得要求信号の出力元の機能部に出力する。受信処理部41は、送信側端末装置2の受信処理部24、及び受信側端末装置3の受信処理部34と同一の構成を有している。送信処理部42は、送信側端末装置2の送信処理部25、及び受信側端末装置3の送信処理部35と同一の構成を有しているが、送信処理部42の内部の記憶領域には、サーバ装置1に付与されるIPアドレスが、自IPアドレスとして内部の記憶領域に記憶されている。
【0040】
送信側データ記憶部11は、例えば、図8(a)に示すデータ形式のテーブルを記憶する。送信側データ記憶部11が記憶するテーブルは、図8(a)に示すように、「送信者識別情報」、「受信者識別情報」、「メッセージ識別情報」、「確認要求レベル」、「メッセージ」、「送信予定時刻」の項目を有する。「送信者識別情報」の項目には、メッセージデータの送信者のユーザ識別情報が書き込まれる。「受信者識別情報」の項目には、メッセージデータの受信者のユーザ識別情報が書き込まれる。「メッセージ識別情報」の項目には、メッセージデータに対して生成されたメッセージ識別情報が書き込まれる。「確認要求レベル」の項目には、確認要求レベル受信部12が受信する確認要求レベルデータが書き込まれる。「メッセージ」の項目には、メッセージ受信部16が受信するメッセージデータが書き込まれる。「送信予定時刻」の項目には、送信予定時刻選択部13が選択する送信予定時刻を示すデータが書き込まれる。
【0041】
確認要求レベル受信部12は、受信処理部41を介して送信側端末装置2から送信予定時刻要求信号を受信する。確認要求レベル受信部12は、送信予定時刻要求信号を受信すると、送信側データ記憶部11のテーブルに対して新たなレコードを生成する。確認要求レベル受信部12は、生成したレコードに、送信予定時刻要求信号に含まれている送信者識別情報と、受信者識別情報と、メッセージ識別情報と、確認要求レベルデータとを書き込む。確認要求レベル受信部12は、送信予定時刻要求信号に含まれている送信者識別情報と、受信者識別情報と、メッセージ識別情報とを含む選択開示指示信号を送信予定時刻選択部13に出力する。
【0042】
メッセージ受信部16は、受信処理部41を介して送信側端末装置2からメッセージ送信要求信号を受信する。メッセージ受信部16は、受信したメッセージ送信要求信号に含まれている送信者識別情報と、受信者識別情報と、メッセージ識別情報とに基づいて、送信側データ記憶部11のテーブルに記憶されている1つのレコードを検出する。メッセージ受信部16は、検出したレコードの「メッセージ」の項目に、受信したメッセージ送信要求信号に含まれているメッセージデータを書き込む。
【0043】
確認可能時間記憶部14は、例えば、図9に示すデータ形式のテーブルを記憶する。確認可能時間記憶部14が記憶するテーブルは、図9に示すように、「ユーザ識別情報」、「確認可能時間」の項目を有する。「ユーザ識別情報」の項目には、ユーザ識別情報が書き込まれる。「確認可能時間」の項目には、確認可能時間データが書き込まれる。
【0044】
確認可能時間取得部15は、送信処理部42を介して受信側端末装置3に確認可能時間取得要求信号を送信し、受信処理部41を介して受信側端末装置3から確認可能時間取得応答信号を受信する。確認可能時間取得部15は、確認可能時間記憶部14のテーブルに、受信した確認可能時間取得応答信号に含まれているユーザ識別情報と、確認可能時間データとを書き込む。
【0045】
送信予定時刻選択部13は、確認要求レベル受信部12から選択開示指示信号を受けると、受けた選択開示指示信号に含まれている送信者識別情報、受信者識別情報、メッセージ識別情報に対応するレコードを送信側データ記憶部11のテーブルから検出する。送信予定時刻選択部13は、検出したレコードの「確認要求レベル」の項目に書き込まれている確認要求レベルデータを読み出す。送信予定時刻選択部13は、選択開示指示信号に受信者識別情報として含まれているユーザ識別情報に対応する確認可能時間データを、確認可能時間記憶部14のテーブルから検出する。送信予定時刻選択部13は、読みだした確認要求レベルデータと、検出した確認可能時間データとに基づいて、確認要求レベルデータに対応するメッセージデータを、受信者識別情報に対応する受信側端末装置3に送信する送信予定時刻を選択する。送信予定時刻選択部13は、送信側データ記憶部11のテーブルから検出したレコードの「送信予定時刻」の項目に選択した送信予定時刻を示すデータを書き込む。
【0046】
メッセージ送信部17は、計時部18から一定の間隔で時刻データを取得する。メッセージ送信部17は、計時部18から時刻データを取得するごとに、送信側データ記憶部11のテーブルの各レコードの「送信予定時刻」の項目に書き込まれている送信予定時刻を参照する。メッセージ送信部17は、参照した送信予定時刻が、計時部18から取得した時刻データが示す時刻以降になっているレコードを送信側データ記憶部11のテーブルから検出する。メッセージ送信部17は、検出したレコードに基づいてメッセージ送信信号を生成し、生成したメッセージ送信信号を送信処理部42に出力する。
【0047】
メッセージ開封通知転送処理部19は、受信処理部41を介してメッセージ開封通知信号を受信する。メッセージ開封通知転送処理部19は、受信したメッセージ開封通知信号において受信者識別情報として示されているユーザ識別情報を送信先として、受信したメッセージ開封通知信号を、送信処理部42を介して転送する。
【0048】
(サーバ装置のハードウェア構成)
図10は、サーバ装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。サーバ装置1は、例えば、CPU421、RAM422、ROM423、補助記憶装置424、通信モジュール425、及びクロックモジュール426を備えるコンピュータである。CPU421、RAM422、ROM423、補助記憶装置424、通信モジュール425、及びクロックモジュール426は、バスにより相互に接続されている。ここで、補助記憶装置424とは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSDD(Solid State Drive)などである。通信モジュール425は、受信処理部41、及び送信処理部42に相当する。クロックモジュール426は、計時部18に相当する。ROM423、または、補助記憶装置424に予め記憶されているアプリケーションプログラムがCPU421によって実行されることにより、確認要求レベル受信部12、送信予定時刻選択部13、確認可能時間取得部15、メッセージ受信部16、メッセージ送信部17、メッセージ開封通知転送処理部19の機能部が構成され、RAM422、または、補助記憶装置424において、送信側データ記憶部11、確認可能時間記憶部14に対応する記憶領域が割り当てられることになる。
【0049】
(メッセージ送受信システムが行う処理)
図11から図13を参照しつつ、メッセージ送受信システム100が行う処理について説明する。受信側端末装置3の使用者であるユーザBが、受信側端末装置3の操作部33を介して起動指示信号をメッセージ画面表示処理部301に出力する操作を行う。メッセージ画面表示処理部301は、操作部33から起動指示信号を受けると、図5(a)に示す初期画面50Bを表示部32に表示する。ユーザBは、操作部33を介して初期画面50Bの確認可能時間設定ボタン52Bを押下する操作を行う。確認可能時間指定部302は、操作部33から確認可能時間設定ボタン52Bが押下されたことを示す指示信号を受けると、図5(b)に示す確認可能時間設定画面70を表示部32に表示する。ユーザBは、操作部33を介して確認可能時間入力領域71に確認可能時間を書き込む操作を行う。ここでは、図5(b)に示すように、ユーザBは、確認可能時間入力領域71に「10:00-11:00」,「13:00-13:30」,「16:00-17:00」を書き込む操作を行ったとする。
【0050】
ユーザBは、操作部33を介して確認可能時間設定画面70の設定ボタン72を押下する操作を行う。確認可能時間指定部302は、操作部33から確認可能時間設定画面70の設定ボタン72が押下されたことを示す指示信号を受けると、当該指示信号を受けた時点で、確認可能時間設定画面70に書き込まれている時間を、確認可能時間データとして取り込む。確認可能時間指定部302は、確認可能時間データを取り込むと、確認可能時間設定画面70を表示部32から消去する。確認可能時間指定部302は、取り込んだ確認可能時間データを確認可能時間記憶部303に書き込んで記憶させる。確認可能時間記憶部303に、前の確認可能時間データが書き込まれている場合、確認可能時間指定部302は、前の確認可能時間データを、取り込んだ確認可能時間データに書き換える(ステップS1)。
【0051】
サーバ装置1の確認可能時間取得部15は、送信先のユーザ識別情報を「ユーザB」とした確認可能時間取得要求信号を生成し、生成した確認可能時間取得要求信号を、送信処理部42を介して受信側端末装置3に送信する(ステップS2)。受信側端末装置3の確認可能時間取得要求受付部304は、受信処理部34を介してサーバ装置1から確認可能時間取得要求信号を受信すると、確認可能時間記憶部303から確認可能時間データを読み出す。確認可能時間取得要求受付部304は、読み出した確認可能時間データと、記憶部306に自ユーザ識別情報として記憶されている「ユーザB」のユーザ識別情報とを含み、送信先をサーバ装置1とした確認可能時間取得応答信号を生成する。確認可能時間取得要求受付部304は、生成した確認可能時間取得応答信号を、送信処理部35を介してサーバ装置1に送信する(ステップS3)。
【0052】
サーバ装置1の確認可能時間取得部15は、受信処理部41を介して受信側端末装置3から確認可能時間取得応答信号を受信する。確認可能時間取得部15は、確認可能時間記憶部14のテーブルに、受信した確認可能時間取得応答信号に含まれているユーザ識別情報である「ユーザB」に対応するレコードが存在するか否かを判定する。確認可能時間取得部15は、「ユーザB」に対応するレコードが存在しないと判定した場合、新たなレコードを生成する。確認可能時間取得部15は、受信した確認可能時間取得応答信号に含まれているユーザ識別情報と、確認可能時間データとの各々を、生成したレコードの各々に対応する項目に書き込む。一方、確認可能時間取得部15は、「ユーザB」に対応するレコードが存在すると判定した場合、当該レコードの「確認可能時間」の項目に書き込まれている前の確認可能時間データを、受信した確認可能時間取得応答信号に含まれている確認可能時間データに書き換える(ステップS4)。確認可能時間取得部15は、予め定められる一定の間隔で、ステップS2の処理を行う。これにより、定期的に、確認可能時間記憶部14のテーブルの確認可能時間データが更新されることになる。
【0053】
送信側端末装置2の使用者であるユーザAが、送信側端末装置2の操作部23を介して起動指示信号をメッセージ画面表示処理部201に出力する操作を行う。メッセージ画面表示処理部201は、操作部23から起動指示信号を受けると、図3(a)に示す初期画面50Aを表示部22に表示する。ユーザAが操作部23を介して「ユーザB」のユーザ選択ボタン51A-1を押下する操作を行うと、操作部23は、ユーザ選択ボタン51A-1が押下された指示信号をメッセージ画面表示処理部201に出力する。メッセージ画面表示処理部201は、操作部23からユーザ選択ボタン51A-1が押下された指示信号を受けると、図3(b)に示すメッセージ交換画面60を表示部22に表示する(ステップS10)。
【0054】
図14は、メッセージ交換画面60のメッセージ作成領域63の部分を示す図である。メッセージ入力領域64において、ユーザAが操作部23を介して文字や記号などを書き込む操作を行うと、図14(a)に示すように、メッセージ画面表示処理部201は、書き込まれた文字や記号などをメッセージ入力領域64に表示する。図14(a)では、「本日の会議の開催時刻は14:00です。参加の可否をお知らせください。」という文字列が書き込まれた例を示している。メッセージ画面表示処理部201は、メッセージ入力領域64に文字や記号などが書き込まれると、新たなメッセージ識別情報を生成して、メッセージ入力領域64に書き込まれたメッセージデータに関連付ける。ここでは、メッセージ画面表示処理部201は、メッセージ識別情報として「0010」を生成したとする(ステップS11)。
【0055】
ユーザAが操作部23を介してメッセージ作成領域63の確認要求レベル選択ボタン65を押下する操作を行うと、メッセージ画面表示処理部201は、図14(b)に示すように、確認要求レベル選択ボタン65に替えて、複数の確認要求レベルの各々を表示するプルダウンメニュー65aを表示する。ユーザAが操作部23を介してプルダウンメニュー65aに示されている確認要求レベルのいずれか1つを選択する操作を行う。ここでは、ユーザAは、確認要求レベルとして「午前中」を選択したとする。メッセージ画面表示処理部201は、操作部23から確認要求レベルとして「午前中」が選択されたことを示す指示信号を受けると、プルダウンメニュー65aを消去する。メッセージ画面表示処理部201は、図14(c)に示すように、確認要求レベル選択ボタン65の位置に、選択された確認要求レベルを示す文字列、すなわち「午前中」を表示する。
【0056】
確認要求レベル指定部202は、プルダウンメニュー65aに示されている確認要求レベルのいずれか1つが選択されると、選択された確認要求レベル、すなわち、確認要求レベル選択ボタン65の位置に表示されている確認要求レベルを検出して取得する。図14(c)に示す例の場合、確認要求レベル指定部202は「午前中」の確認要求レベルデータを検出して取得することになる。
【0057】
確認要求レベル指定部202は、メッセージ交換画面60のメッセージ交換相手表示領域61に表示されている「ユーザB」のユーザ識別情報を、受信者識別情報として取得する。確認要求レベル指定部202は、記憶部205に自ユーザ識別情報として記憶されている「ユーザA」を送信者識別情報として取得する。確認要求レベル指定部202は、メッセージ画面表示処理部201からメッセージ入力領域64に表示されているメッセージデータに関連付けられている「0010」のメッセージ識別情報を取得する。確認要求レベル指定部202は、取得した「午前中」の確認要求レベルデータと、「ユーザA」の送信者識別情報と、「ユーザB」の受信者識別情報と、「0010」のメッセージ識別情報とを含み、送信先をサーバ装置1とした送信予定時刻要求信号を生成する。確認要求レベル指定部202は、生成した送信予定時刻要求信号を、送信処理部25を介してサーバ装置1に送信する(ステップS12)。
【0058】
サーバ装置1の確認要求レベル受信部12は、受信処理部41を介して送信側端末装置2から送信予定時刻要求信号を受信する。確認要求レベル受信部12は、送信予定時刻要求信号を受信すると、送信側データ記憶部11のテーブルに対して新たなレコードを生成する。確認要求レベル受信部12は、送信予定時刻要求信号に含まれている「ユーザA」の送信者識別情報と、「ユーザB」の受信者識別情報と、「0010」のメッセージ識別情報と、「午前中」の確認要求レベルデータとの各々を、図8(a)に示すように、生成したレコードの各々に対応する項目に書き込む(ステップS13)。
【0059】
確認要求レベル受信部12は、送信予定時刻要求信号に含まれている送信者識別情報と、受信者識別情報と、メッセージ識別情報とを含む選択開示指示信号を送信予定時刻選択部13に出力する。送信予定時刻選択部13は、確認要求レベル受信部12が出力する選択開示指示信号を取り込む。送信予定時刻選択部13は、取り込んだ選択開示指示信号に含まれている「ユーザB」の受信者識別情報を含む確認可能時間取得指示信号を確認可能時間取得部15に出力する。確認可能時間取得部15は、送信予定時刻選択部13から確認可能時間取得指示信号を受けると、受けた確認可能時間取得指示信号に含まれている「ユーザB」の受信者識別情報を読み出す。確認可能時間取得部15は、読み出した「ユーザB」のユーザ識別情報を送信先とした確認可能時間取得要求信号を生成し、生成した確認可能時間取得要求信号を、送信処理部42を介して受信側端末装置3に送信する(ステップS14)。
【0060】
その後、受信側端末装置3が、ステップS3と同一の処理を、ステップS15の処理として実行する。ステップS15の処理の後、サーバ装置1の確認可能時間取得部15は、ステップS4と同一の処理を行い、確認可能時間記憶部14のテーブルへの書き込みが終了した後、確認可能時間取得終了信号を、送信予定時刻選択部13に出力する(ステップS16)。なお、受信側端末装置3が、例えば、オフラインになっている場合、ステップS15の処理は実行されないので、サーバ装置1の確認可能時間取得部15は、受信側端末装置3から確認可能時間取得応答信号を受信できないことになる。そのため、確認可能時間取得部15は、確認可能時間取得要求信号を送信してから予め定められる一定時間が経過しても、確認可能時間取得応答信号を受信しなかった場合、確認可能時間取得終了信号を、送信予定時刻選択部13に出力する。この場合、確認可能時間記憶部14のテーブルに記憶されている「ユーザB」の確認可能時間データは、更新されないことになる。
【0061】
送信予定時刻選択部13は、確認可能時間取得部15から確認可能時間取得終了信号を受けると、図13に示す送信予定時刻選択処理のサブルーチンの処理を開始する(ステップS17)。送信予定時刻選択部13は、ステップS14の処理において取り込んだ選択開示指示信号に含まれている「ユーザA」の送信者識別情報と、「ユーザB」の受信者識別情報と、「0010」のメッセージ識別情報との組み合わせに対応するレコードを送信側データ記憶部11のテーブルから検出する。送信予定時刻選択部13は、検出したレコードの「確認要求レベル」の項目に書き込まれている確認要求レベルデータを読み出す。(ステップSa1)。送信予定時刻選択部13は、取り込んだ選択開示指示信号に含まれている「ユーザB」の受信者識別情報に対応するレコードを確認可能時間記憶部14のテーブルから検出する。送信予定時刻選択部13は、検出したレコードの「確認可能時間」の項目に書き込まれている確認可能時間データを読み出す(ステップSa2)。
【0062】
送信予定時刻選択部13は、ステップSa1の処理で読み出した確認要求レベルデータが示す確認要求レベルが「いますぐ」,「午前中」,「今日中」,「今週中」,「返信不要」のいずれであるかを判定する(ステップSa3)。送信予定時刻選択部13は、確認要求レベルが「いますぐ」であると判定したとする(ステップSa3、いますぐ)。「いますぐ」は、即時確認の意味であり、言い換えると、できるだけはやくメッセージを確認して欲しいことを意味する。そのため、送信予定時刻選択部13は、計時部18に時刻取得要求信号を出力して計時部18から時刻データを取得する。送信予定時刻選択部13は、計時部18から取得した時刻データが示す時刻、すなわち、年と、月と、日と、時と、分とで特定される時刻を送信予定時刻とし(ステップSa4)、サブルーチンの処理を終了する。
【0063】
送信予定時刻選択部13は、確認要求レベルが「午前中」であると判定した場合(ステップSa3、午前中)、ステップSa2で読み出した確認可能時間データが示す確認可能時間の中に、午前中の時間、すなわち、0:00~12:00の時間が存在するか否かを判定する(ステップSa5)。
【0064】
送信予定時刻選択部13は、確認可能時間の中に、午前中の時間が存在すると判定した場合(ステップSa5、Yes)、該当する確認可能時間の中で、最先の時刻を送信予定時刻とし(ステップSa6)、サブルーチンの処理を終了する。一方、送信予定時刻選択部13は、確認可能時間の中に、午前中の時間が存在しないと判定した場合(ステップSa5、No)、処理をステップSa4に進める。
【0065】
送信予定時刻選択部13は、確認要求レベルが「今日中」であると判定した場合(ステップSa3、今日中)、ステップSa2で読み出した確認可能時間データが示す確認可能時間の中に、今日中の時間、すなわち、0:00~24:00の時間が存在するか否かを判定する(ステップSa7)。
【0066】
送信予定時刻選択部13は、確認可能時間の中に、今日中の時間が存在すると判定した場合(ステップSa7、Yes)、該当する確認可能時間の中で、最先の時刻を送信予定時刻とし(ステップSa8)、サブルーチンの処理を終了する。一方、送信予定時刻選択部13は、確認可能時間の中に、今日中の時間が存在しないと判定した場合(ステップSa7、No)、処理をステップSa4に進める。
【0067】
なお、ステップSa5,Sa7の判定処理において、確認可能時間データが示す確認可能時間に、年月日、月日、または、日が指定されている場合、送信予定時刻選択部13は、計時部18に時刻取得要求信号を出力して計時部18から時刻データを取得する。送信予定時刻選択部13は、ステップSa5の判定処理の場合、確認可能時間の中に、取得した時刻データが示す年月日の日付と同日の0:00~12:00の時間が存在するか否かを判定する。送信予定時刻選択部13は、ステップSa7の判定処理の場合、確認可能時間の中に、取得した時刻データが示す年月日の日付と同日の0:00~24:00の時間が存在するか否かを判定する。なお、送信予定時刻選択部13は、ステップSa5,Sa7の判定処理において、確認可能時間に、年が示されておらず、月日が示されている場合、取得した時刻データに示されている月日が一致すれば、同日とみなすものとする。送信予定時刻選択部13は、ステップSa5,Sa7の判定処理において、確認可能時間に、年月が示されておらず、日が示されている場合、取得した時刻データに示されている日が一致すれば、同日とみなすものとする。
【0068】
送信予定時刻選択部13は、確認要求レベルが「今週中」であると判定した場合(ステップSa3、今週中)、送信予定時刻選択部13は、計時部18に時刻取得要求信号を出力して計時部18から時刻データを取得する。送信予定時刻選択部13は、取得した時刻データに示されている曜日の情報を読み出し、当日を含む今週の残りの日付を特定する。送信予定時刻選択部13は、ステップSa2で読み出した確認可能時間データが示す確認可能時間の中に、今週中の時間、すなわち、同一週の各日の0:00~24:00の時間が存在するか否かを判定する(ステップSa9)。なお、ステップSa9の判定処理において、送信予定時刻選択部13は、確認可能時間における年月日の指定の状態に応じて以下の処理を行う。すなわち、送信予定時刻選択部13は、確認可能時間に、年が指定されておらず、月日が指定されている場合、確認可能時間の年は、取得した時刻データが示す年と同一であるとみなして判定を行う。送信予定時刻選択部13は、確認可能時間に、年月が指定されておらず、日が指定されている場合、確認可能時間の年月は、取得した時刻データが示す年月と同一であるとみなして判定を行う。送信予定時刻選択部13は、確認可能時間に、年月日が指定されていない場合、確認可能時間の年月日は、取得した時刻データが示す年月日と同一であるとみなして判定を行う。
【0069】
送信予定時刻選択部13は、確認可能時間の中に、今週中の時間が存在すると判定した場合(ステップSa9、Yes)、該当する確認可能時間の中で、最先の時刻を示す情報を、送信予定時刻とし(ステップSa10)、サブルーチンの処理を終了する。一方、送信予定時刻選択部13は、確認可能時間の中に、今週中の時間が存在しないと判定した場合(ステップSa9、No)、処理をステップSa4に進める。
【0070】
送信予定時刻選択部13は、確認要求レベルが「返信不要」であると判定した場合(ステップSa3、返信不要)、確認可能時間が存在するか否かを判定する(ステップSa11)。すなわち、送信予定時刻選択部13は、ステップSa2の処理において、確認可能時間データを読み出すことができているか否かを判定する。送信予定時刻選択部13は、ステップSa2の処理において、確認可能時間データを読み出すことができていると判定したとする(ステップSa11、Yes)。この場合、送信予定時刻選択部13は、読み出すことができている確認可能時間データが示す確認可能時間の中で、最先の時刻を送信予定時刻とし(ステップSa12)、サブルーチンの処理を終了する。一方、送信予定時刻選択部13は、確認可能時間の中に、ステップSa2の処理において、確認可能時間データを読み出すことができていないと判定した場合(ステップSa9、No)、処理をステップSa4に進める。
【0071】
ここでは、送信予定時刻選択部13がステップSa1の処理で読み出す確認要求レベルデータが示す確認要求レベルは、「午前中」であり、送信予定時刻選択部13がステップSa2の処理で読み出す確認可能時間データが示す確認可能時間は、年月日の指定のない「10:00-11:00」,「13:00-13:30」,「16:00-17:00」である。したがって、送信予定時刻選択部13は、ステップSa3の処理において、確認要求レベルが「午前中」であると判定し、ステップSa5の処理において、確認可能時間の中に午前中の時間が存在すると判定する。続くステップSa6の処理において、送信予定時刻選択部13は、最先の時刻である「10:00」を送信予定時刻とすることになる。
【0072】
図13の送信予定時刻選択処理のサブルーチンの処理が終了すると、図11の処理に戻る。ところで、ステップSa4の処理以外のステップSa6,Sa8,Sa10,Sa12の処理の場合、送信予定時刻を示すデータに、年月日を示す情報が含まれていない場合がある。この場合、送信予定時刻選択部13は、計時部18に時刻取得要求信号を出力して計時部18から時刻データを取得し、取得した時刻データに示される年月日のうち、送信予定時刻を示すデータにおいて不足している部分を、送信予定時刻を示すデータに追加するものとする。なお、ステップSa5,Sa7,Sa9の処理において、送信予定時刻選択部13が、計時部18から時刻データを取得している場合には、新たに時刻データを取得するのではなく、取得済みの時刻データを流用するようにしてもよい。
【0073】
例えば、送信予定時刻を示すデータが「10:00」である場合に、取得した時刻データが「2022年1月15日,土曜日,6:10」である場合、送信予定時刻選択部13は、「2022年1月15日」の部分を追加して、送信予定時刻を示すデータを「2022年1月15日,10:00」とする。例えば、送信予定時刻を示すデータが「15日,10:00」である場合、送信予定時刻選択部13は、「2022年1月」の部分を追加して、送信予定時刻を示すデータを「2022年1月15日,10:00」とする。例えば、送信予定時刻を示すデータが「1月15日,10:00」である場合、送信予定時刻選択部13は、「2022年」の部分を追加して、送信予定時刻を示すデータを「2022年1月15日,10:00」とする。ここでは、送信予定時刻選択部13は、「10:00」に「2022年1月15日」を加えた「2022年1月15日,10:00」を、送信予定時刻を示すデータとしたとして、以下の説明を行う。
【0074】
送信予定時刻選択部13は、送信予定時刻を示すデータに基づいて、図8(b)に示すように、ステップSa1の処理において送信側データ記憶部11のテーブルから検出したレコードの「送信予定時刻」の項目に「2022,1/15,10:00」を書き込む。送信予定時刻選択部13は、書き込んだ「2022,1/15,10:00」に基づいて、「このメッセージは1/15の10:00に送信されます」という文字列を生成する。送信予定時刻選択部13は、ステップSa1の処理において、送信側データ記憶部11のテーブルから検出したレコードの「送信者識別情報」の項目に書き込まれている「ユーザA」のユーザ識別情報を送信先とし、「このメッセージは1/15の10:00に送信されます」という文字列を含む送信予定時刻応答信号を生成する。送信予定時刻選択部13は、生成した送信予定時刻応答信号を、送信処理部42を介して送信側端末装置2に送信する(ステップS18)。
【0075】
送信側端末装置2の送信予定時刻受信部203は、受信処理部24を介してサーバ装置1から送信予定時刻応答信号を受信する。送信予定時刻受信部203は、受信した送信予定時刻応答信号に含まれている「このメッセージは1/15の10:00に送信されます」という文字列を読み出す。送信予定時刻受信部203は、図14(c)に示すように、表示部22に表示されているメッセージ交換画面60のメッセージ作成領域63の送信予定時刻表示領域66に読み出した「このメッセージは1/15の10:00に送信されます」という文字列を表示する(ステップS19)。
【0076】
図11に示す処理の後、引き続き、図12に示す処理が行われる。ユーザAは、送信予定時刻表示領域66に表示された「このメッセージは1/15の10:00に送信されます」を参照した後、操作部23を介して送信ボタン67を押下する操作を行う。なお、ユーザAは、送信予定時刻表示領域66に表示された「このメッセージは1/15の10:00に送信されます」を参照した際に、例えば、1月15日の10:00にメッセージデータが受信側端末装置3に送信されるという条件で都合が悪い場合、再び、操作部23を介してメッセージ作成領域63の確認要求レベル選択ボタン65を押下する操作を行って、指定する確認要求レベルを変更する処理を行うようにしてもよい。この場合、再び、ステップS12以降の処理が行われる。
【0077】
送信側端末装置2のメッセージ送信部204は、操作部23から送信ボタン67が押下された指示信号を受けると、以下の処理を行う。すなわち、メッセージ送信部204は、メッセージ交換画面60のメッセージ交換相手表示領域61に表示されている「ユーザB」のユーザ識別情報を、受信者識別情報として取得する。メッセージ送信部204は、記憶部205に自ユーザ識別情報として記憶されている「ユーザA」を送信者識別情報として取得する。メッセージ送信部204は、メッセージ入力領域64に表示されているメッセージデータを取得する。メッセージ送信部204は、メッセージ画面表示処理部201からメッセージ入力領域64に表示されているメッセージデータに関連づけられている「0010」のメッセージ識別情報を取得する。メッセージ送信部204は、確認要求レベル選択ボタン65の位置に表示されている確認要求レベルを示す「午前中」の確認要求レベルデータを取得する。メッセージ送信部204は、取得した「ユーザA」の送信者識別情報と、「ユーザB」の受信者識別情報と、「0010」のメッセージ識別情報と、メッセージデータと、「午前中」の確認要求レベルデータとを含み、送信先をサーバ装置1としたメッセージ送信要求信号を生成する。メッセージ送信部204は、生成したメッセージ送信要求信号を、送信処理部25を介してサーバ装置1に送信する(ステップS20)。
【0078】
サーバ装置1のメッセージ受信部16は、受信処理部41を介して送信側端末装置2からメッセージ送信要求信号を受信する。メッセージ受信部16は、受信したメッセージ送信要求信号に含まれている「ユーザA」の送信者識別情報と、「ユーザB」の受信者識別情報と、「0010」のメッセージ識別情報との組み合わせに対応するレコードを送信側データ記憶部11のテーブルから検出する。メッセージ受信部16は、図8(c)に示すように、検出したレコードの「メッセージ」の項目に、メッセージ送信要求信号に含まれているメッセージデータを書き込む。メッセージ受信部16は、検出したレコードの「確認要求レベル」の項目に書き込まれている確認要求レベルデータを、メッセージ送信要求信号に含まれている確認要求レベルデータに書き換える。
【0079】
メッセージ受信部16は、メッセージ送信要求信号に含まれている「ユーザB」の受信者識別情報と、「0010」のメッセージ識別情報とを含み、「ユーザB」のユーザ識別情報を送信先としたメッセージ送信要求受付信号を生成する。メッセージ受信部16は、生成したメッセージ送信要求受付信号を、送信処理部42を介して送信側端末装置2に送信する(ステップS21)。送信側端末装置2のメッセージ送信部204は、受信処理部24を介してサーバ装置1からメッセージ送信要求受付信号を受信すると、表示部22に表示されているメッセージ交換画面60に重ねて、メッセージが送信済みであることを示す情報を表示する(ステップS22)。
【0080】
サーバ装置1のメッセージ送信部17は、送信予定時刻監視処理として、以下の処理を行う。すなわち、メッセージ送信部17は、計時部18に対して時刻取得要求信号を一定の間隔で出力して時刻データを取得する。メッセージ送信部17は、計時部18から時刻データを取得するごとに、送信側データ記憶部11のテーブルの各レコードの「送信予定時刻」の項目に書き込まれている送信予定時刻が、計時部18から取得した時刻データに示されている時刻以降になっているレコードが存在するか否かを判定する。メッセージ送信部17は、該当するレコードが存在しないと判定した場合、計時部18に対して時刻取得要求信号を一定の間隔で出力する処理を繰り返し行う(ステップS30)。
【0081】
メッセージ送信部17は、該当するレコードが存在すると判定した場合、以下の処理を行う。例えば、あるタイミングで、メッセージ送信部17が計時部18から取得した時刻データが示す時刻が「2022年1月15日,10:00」であったとする。この場合、メッセージ送信部17は、図8(c)に示す「送信者識別情報」の項目が「ユーザA」、「受信者識別情報」の項目が「ユーザB」、「メッセージ識別情報」の項目が「0010」、「送信予定時刻」の項目が「2022,1/15,10:00」であるレコードを判定対象とした場合、該当するレコードが存在すると判定することになる。メッセージ送信部17は、判定対象のレコードの「送信者識別情報」の項目に書き込まれている「ユーザA」のユーザ識別情報と、「メッセージ識別情報」の項目に書き込まれている「0010」のメッセージ識別情報と、「メッセージ」の項目に含まれているメッセージデータとを読み出す。メッセージ送信部17は、判定対象のレコードの「受信者識別情報」の項目に書き込まれている「ユーザB」のユーザ識別情報を送信先とし、読み出した「ユーザA」のユーザ識別情報と、「0010」のメッセージ識別情報と、メッセージデータとを含むメッセージ送信信号を生成する。メッセージ送信部17は、生成したメッセージ送信信号を、送信処理部42を介して受信側端末装置3に送信する(ステップS31)。
【0082】
受信側端末装置3のメッセージ受信部305は、受信処理部34を介してサーバ装置1が送信したメッセージ送信信号を受信する。メッセージ受信部305は、メッセージ送信信号に含まれている「ユーザA」のユーザ識別情報と、「0010」のメッセージ識別情報と、メッセージデータとを読み出す。メッセージ受信部305は、読み出した「ユーザA」のユーザ識別情報と、「0010」のメッセージ識別情報と、メッセージデータとを関連付け、更に、未読状態を示す情報を関連付けて記憶部306に書き込み、表示部32に対して、メッセージが届いたことを示す情報を表示する。メッセージ受信部305は、受信したメッセージ送信信号と、記憶部306に記憶されている自ユーザ識別情報とに基づいて、「ユーザA」の送信者識別情報と、「ユーザB」の受信者識別情報と、「0010」のメッセージ識別情報とを含み、送信先をサーバ装置1としたメッセージ受信通知信号を生成する。メッセージ受信部305は、生成したメッセージ受信通知信号を、送信処理部35を介してサーバ装置1に送信する(ステップS32)。
【0083】
サーバ装置1のメッセージ送信部17は、受信処理部41を介して受信側端末装置3が送信するメッセージ受信通知信号を受信する。メッセージ送信部17は、受信したメッセージ受信通知信号に含まれている「ユーザA」の送信者識別情報と、「ユーザB」の受信者識別情報と、「0010」のメッセージ識別情報とを読み出す。メッセージ送信部17は、読み出した「ユーザA」の送信者識別情報と、「ユーザB」の受信者識別情報と、「0010」のメッセージ識別情報とに基づいて送信側データ記憶部11のテーブルからレコードを検出し、検出したレコードの「送信予定時刻」の項目に書き込まれている「2022,1/15,10:00」を、送信済みを示す情報に書き換える(ステップS33)。なお、送信側データ記憶部11のテーブルにおいて、更に、「送信時刻」の項目を設けて、送信済みになったレコードのメッセージデータを送信した実際の時刻を、「送信時刻」の項目に書き込んでおくようにしてもよい。このようにすることで、送信側データ記憶部11のテーブルを参照することで、メッセージデータを送信した順番が特定できることになる。
【0084】
「送信予定時刻」の項目の内容を、送信済みを示す情報に書き換えることにより、当該レコードに関する処理が完了したことになり、その後に行われるステップS30の送信予定時刻監視処理において、メッセージ送信部17は、当該レコードを検出しないことになる。なお、受信側端末装置3が、例えば、オフラインになっている場合、ステップS32の処理は行われないので、メッセージ送信部17は、メッセージ受信通知信号を受信しないことになる。この場合、その後に行われるステップS30の送信予定時刻監視処理において、再び、メッセージ送信部17が、当該レコードを検出して、ステップS31以降の処理が行われることになる。
【0085】
表示部32に表示されたメッセージが届いたことを示す情報を参照したユーザBは、表示部32に表示されている図5(a)に示す初期画面50Bにおいて、操作部33を介して「ユーザA」のユーザ選択ボタン51B-1を押下する操作を行う。メッセージ画面表示処理部301は、操作部33からユーザ選択ボタン51B-1が押下された指示信号を受けると、記憶部306から「ユーザA」のユーザ識別情報に関連づけられているメッセージデータと、メッセージ識別情報とを読み出す。メッセージ画面表示処理部301は、メッセージ識別情報にしたがって順番で、メッセージデータを表示部32に表示する。これにより、ユーザBは、ユーザAから届いたメッセージの内容を確認することができる。
【0086】
メッセージ画面表示処理部301は、未読状態を示す情報と、「ユーザA」のユーザ識別情報と、「0010」のメッセージ識別情報とに関連付けられているメッセージデータを表示部32に表示すると、以下の処理を行う。メッセージ画面表示処理部301は、記憶部306において、当該メッセージデータに関連付けられている未読状態を示す情報を削除する。メッセージ画面表示処理部301は、記憶部306において、当該メッセージデータに関連付けられている「ユーザA」のユーザ識別情報を送信者識別情報として取得する。メッセージ画面表示処理部301は、記憶部306において、当該メッセージデータに関連付けられている「0010」のメッセージ識別情報を取得する。メッセージ画面表示処理部301は、記憶部306に自ユーザ識別情報として記憶されている「ユーザB」のユーザ識別情報を受信者識別情報として取得する。メッセージ画面表示処理部301は、取得した「ユーザA」の送信者識別情報と、「ユーザB」の受信者識別情報と、「0010」のメッセージ識別情報とを含み、送信先をサーバ装置1としたメッセージ開封通知信号を生成する。メッセージ画面表示処理部301は、生成したメッセージ開封通知信号を、送信処理部35を介してサーバ装置1に送信する(ステップS34)。
【0087】
サーバ装置1のメッセージ開封通知転送処理部19は、受信処理部41を介して受信側端末装置3が送信したメッセージ開封通知信号を受信する。メッセージ開封通知転送処理部19は、受信したメッセージ開封通知信号に送信者識別情報として含まれている「ユーザA」のユーザ識別情報を送信先とし、受信したメッセージ開封通知信号を、送信処理部42を介して送信側端末装置2に送信する(ステップS35)。
【0088】
送信側端末装置2のメッセージ画面表示処理部201は、受信処理部24を介してサーバ装置1からメッセージ開封通知信号を受信する。メッセージ画面表示処理部201は、受信したメッセージ開封通知信号に含まれている「ユーザB」の受信者識別情報と、「0010」のメッセージ識別情報とに基づいて、ユーザBが、メッセージ識別情報が「0010」であるメッセージデータを確認したことを示す情報を表示部22に表示する(ステップS36)。これにより、ユーザAは、自らが送信したメッセージデータを、ユーザBが確認したことを把握することができる。
【0089】
上記のサーバ装置1を介して、送信側端末装置2が、受信側端末装置3にメッセージデータを送信する際に、以下のようなことが可能になる。すなわち、メッセージデータの送信者であるユーザAは、メッセージデータの緊急性、例えば、いつまでに確認してほしいかの期限などを示す確認要求レベルをサーバ装置1に設定することができる。メッセージデータの受信者であるユーザBは、メッセージデータを確認することができる確認可能時間を予めサーバ装置1に設定することができる。サーバ装置1は、確認要求レベルと、確認可能時間とを考慮して、メッセージデータを送信する最適な送信予定時刻を選定することができる。言い換えると、サーバ装置1は、メッセージデータをいつまでに確認して欲しいといった送信者の都合と、いつならメッセージデータを確認することができるかという受信者の都合を踏まえて、メッセージデータを受信側端末装置3に送信する時刻を可変にすることができる。これにより、例えば、受信者であるユーザBは、緊急でないメッセージデータについては、自らが定めた確認可能時間に、まとめて受信することができる。そのため、頻繁にメッセージデータが届くことに起因して生じる業務効率の低下や返信忘れを軽減することができ、受信者であるユーザBがいわゆる「チャット疲れ」の状態になるのを回避することができる。これに対して、送信者であるユーザAは、自らの都合のよい時間に、メッセージデータを送信することができる。これにより、受信者がメッセージを確認することができる時間を送信者が正確に把握していなくても、受信者の都合のよくない時間帯を回避してメッセージを送信することが可能になる。
【0090】
また、サーバ装置1は、選定した送信予定時刻を、送信側端末装置2に通知するため、送信者であるユーザAは、メッセージデータを送信する前に、当該メッセージデータが、いつ受信側端末装置3において受信されるのかを知ることができる。そのため、送信者であるユーザAは、受信者であるユーザBがいつ頃、メッセージデータを確認する予定であるかを把握することができ、また、送信者であるユーザAが、通知された送信予定時刻を目安として、確認要求レベルを変更することができる。
【0091】
特許文献1に開示されている技術では、送信者の端末装置にインストールされたメッセージ送受信アプリケーションソフトウェアが、設定された送信時刻を経過しているか否かを判定している。そのため、送信時刻に送信者の端末装置が起動して、通信ネットワークに接続していないと、送信時刻にメッセージを送信することができないという課題がある。これに対して、上記の実施形態では、サーバ装置1が、送信側端末装置2が送信したメッセージデータを一時的に記憶するようにしている。サーバ装置1は、送信側端末装置2が起動していない場合であっても、送信予定時刻以後の時刻になると、記憶してあるメッセージデータを受信側端末装置3に送信する。そのため、サーバ装置1を備えたメッセージ送受信システム100は、送信時刻に送信者の端末装置が起動して、通信ネットワークに接続していないと、送信時刻にメッセージを送信することができないという特許文献1に開示されている技術が有する課題を解決していることになる。
【0092】
(その他の構成例)
上記の実施形態では、送信側端末装置2において、送信者であるユーザAが指定する確認要求レベルとして「いますぐ」,「午前中」,「今日中」,「今週中」,「返信不要」という例を示している。この中で、「午前中」,「今日中」,「今週中」は、受信者にメッセージデータを確認して欲しい期間を示す確認要求レベルであり、様々な期間を適用するようにしてもよい。例えば、「今月中」といった確認要求レベルを含めてもよいし、指定する時刻まで、指定する日までといった確認要求レベルを含めるようにしてもよい。
【0093】
上記の実施形態では、受信側端末装置3において、受信者であるユーザBが設定する確認可能時間は、例えば、「10:00-11:00」といった開始時刻と終了時刻とによって表される時間であるとしている。また、開始時刻、及び終了時刻は、時と分によって特定される時刻に限られず、時と分に対して、年月日、月日、または、日を加えた時刻であってもよいとしており、更に、曜日を加えるようにしてもよいし、秒の単位を含めるようにしてもよい。秒の単位を含める場合、メッセージ送信部17が、秒の単位を含めて、送信予定時刻との比較を行うことができるようにするため、計時部18は、時刻取得要求信号を受けた時点の年月日と、曜日と、時と、分と、秒とを示す時刻データを出力する必要がある。
【0094】
さらに、確認可能時間において、年は、「2022年」のように西暦で表されていてもよいし、「令和4年」のように和暦で表されていてもよく、時は、「23時」のように24時制で表されていてもよいし、「午後11時」のように12時制で表されていてもよい。この場合、送信予定時刻選択部13は、図13に示す送信予定時刻選択処理のステップSa5,Sa7,Sa9の判定処理を行う際に、確認可能時間データに和暦が含まれている場合、西暦に変換し、12時制が含まれている場合、24時制に変換する必要がある。
【0095】
上記の実施形態では、確認可能時間は、受信者であるユーザBが操作部33を操作して設定されるようにしている。これに対して、受信側端末装置3の確認可能時間指定部302が、例えば、受信者であるユーザBの予定表のデータを記憶したスケジュール管理用のアプリケーションにアクセスして、ユーザBの空き時間の中から確認可能時間を選択するようにしてもよい。なお、スケジュール管理用のアプリケーションは、受信側端末装置3にインストールされていてもよいし、受信側端末装置3がアクセスすることができる外部の装置にインストールされていてもよい。
【0096】
また、受信側端末装置3の確認可能時間指定部302が、例えば、受信側端末装置3にインストールされているプレゼンス検出用のアプリケーションにアクセスして、受信者であるユーザBの位置を取得し、ユーザBの位置を示す情報に基づいて確認可能時間を選択するようにしてもよい。また、受信側端末装置3の確認可能時間指定部302が、スケジュール管理用のアプリケーションやプレゼンス検出用のアプリケーションに定期的にアクセスして選択した確認可能時間を、確認可能時間記憶部303に上書きするようにしてもよい。これにより、確認可能時間を、ユーザBの状況の変化に応じて、動的に変更することが可能になる。
【0097】
上記の実施形態において、図13に示す送信予定時刻選択処理のステップSa5の判定処理において、サーバ装置1の送信予定時刻選択部13が判定処理を行う際の時刻が、既に午後の時刻になっているとする。この場合、送信予定時刻選択部13は、確認要求レベルデータが示す「午前中」が示す期間を、翌日の「午前中」の期間と読み替えて判定処理を行うようにしてもよい。さらに、この場合、送信予定時刻選択部13が、ステップS18の処理において、送信側データ記憶部11のテーブルの該当するレコードの「送信予定時刻」の項目に書き込む送信予定時刻に日付の情報を加える場合、処理を行っている当日の日付ではなく、翌日の日付を加える必要がある。
【0098】
上記の実施形態において、送信側端末装置2のメッセージ送信部204は、ステップS20の処理において、確認要求レベルを含まないメッセージ送信要求信号を生成し、生成したメッセージ送信要求信号を、送信処理部25を介してサーバ装置1に送信するようにしてもよい。この場合、サーバ装置1のメッセージ受信部16は、検出したレコードの「確認要求レベル」の項目に書き込まれている確認要求レベルデータを書き換える処理を行わないことになる。
【0099】
上記の実施形態において、サーバ装置1は、1台の装置で実現される例を示しているが、サーバ装置1が備える機能部が複数のサーバ装置に分散されて備えられており、このような複数のサーバ装置を備える以下のようなサーバシステムとして、サーバ装置1が実現されていてもよい。例えば、送信側データ記憶部11を備える第1のサーバ装置、確認可能時間記憶部14を備える第2のサーバ装置、確認要求レベル受信部12と、送信予定時刻選択部13と、確認可能時間取得部15と、計時部18とを備える第3のサーバ装置、メッセージ受信部16と、メッセージ送信部17と、計時部18と、メッセージ開封通知転送処理部19とを備える第4のサーバ装置であって、第1から第4のサーバ装置の各々が、受信処理部41、及び送信処理部42を備えて通信ネットワーク4に接続した複数のサーバ装置から構成されるサーバシステムであってもよい。
【0100】
図15は、本発明の一実施形態に係るサーバ装置500の構成を示すブロック図であり、図16は、サーバ装置500が行う処理の流れを示すフローチャートである。図15に示すように、サーバ装置500は、確認要求レベル受信手段501、確認可能時間取得手段502(確認可能時間受信手段)、送信予定時刻選択手段503、メッセージ受信手段504、及びメッセージ送信手段505を備える。図16に示すように、サーバ装置500において、確認要求レベル受信手段501は、送信側端末装置が送信する確認要求レベルデータであって送信側端末装置が送信するメッセージデータの確認の要求レベルを示す確認要求レベルデータを受信する(ステップS511)。確認可能時間取得手段502は、受信者がメッセージデータを確認することが可能な時間を示す確認可能時間データを受信側端末装置から取得する(ステップS512)。送信予定時刻選択手段503は、確認要求レベルデータと、確認可能時間データとに基づいて、確認要求レベルデータに対応するメッセージデータを受信側端末装置に送信する送信予定時刻を選択する(ステップS513)。メッセージ受信手段504は、送信側端末装置が送信するメッセージデータであって確認要求レベルデータに対応するメッセージデータを受信する(ステップS514)。メッセージ送信手段505は、計時手段から取得する時刻が、送信予定時刻選択手段503が選択した送信予定時刻以後の時刻である場合、メッセージ受信手段504が受信したメッセージデータを受信側端末装置に送信する(ステップS515)。
【0101】
上述のサーバ装置1、送信側端末装置2、及び受信側端末装置3は内部に、コンピュータシステムを有しており、確認要求レベル受信部12、送信予定時刻選択部13、確認可能時間取得部15、メッセージ受信部16、メッセージ送信部17、メッセージ開封通知転送処理部19、及び、送信メッセージ処理部21のメッセージ画面表示処理部201、確認要求レベル指定部202、送信予定時刻受信部203、メッセージ送信部204、及び、受信メッセージ処理部31のメッセージ画面表示処理部301、確認可能時間指定部302、確認可能時間取得要求受付部304、メッセージ受信部305の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより図11から図13を参照して説明した処理を行ってもよい。
【0102】
上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0103】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0104】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
【0105】
(付記1)
送信側端末装置が送信するメッセージデータの確認の要求レベルを示す確認要求レベルデータを前記送信側端末装置から受信する確認要求レベル受信手段と、
受信者がメッセージデータを確認することが可能な時間を示す確認可能時間データを受信側端末装置から受信する確認可能時間受信手段と、
前記確認要求レベルデータと、前記確認可能時間データとに基づいて、メッセージデータを前記受信側端末装置に送信する送信予定時刻を選択する送信予定時刻選択手段と、 前記確認要求レベルデータに対応するメッセージデータを前記送信側端末装置から受信するメッセージ受信手段と、
計時手段から取得する時刻が、前記送信予定時刻選択手段が選択した送信予定時刻以後の時刻である場合、前記メッセージ受信手段が受信した前記メッセージデータを前記受信側端末装置に送信するメッセージ送信手段と、
を備える、サーバ装置。
【0106】
(付記2)
前記送信予定時刻選択手段は、前記確認要求レベルデータが即時確認を示している場合、前記計時手段から取得する時刻を前記送信予定時刻として選択する、付記1に記載のサーバ装置。
【0107】
(付記3)
前記送信予定時刻選択手段は、前記確認要求レベルデータが期間を示している場合であって、前記期間の範囲に前記確認可能時間データが示す時間が含まれている場合、前記確認可能時間データが示す時間の中で最先の時刻を前記送信予定時刻として選択する、付記1または2に記載のサーバ装置。
【0108】
(付記4)
前記送信予定時刻選択手段は、前記確認要求レベルデータが期間を示している場合であって、前記期間の範囲に前記確認可能時間データが示す時間が含まれていない場合、前記計時手段から取得する時刻を前記送信予定時刻として選択する、付記1から3のいずれか一つに記載のサーバ装置。
【0109】
(付記5)
前記送信予定時刻選択手段は、前記確認要求レベルデータが返信不要を示している場合、前記確認可能時間データが示す時間の中で最先の時刻を前記送信予定時刻として選択する、付記1から4のいずれか一つに記載のサーバ装置。
【0110】
(付記6)
前記送信予定時刻選択手段は、選択した前記送信予定時刻を前記送信側端末装置に送信する、付記1から5のいずれか一つに記載のサーバ装置。
【0111】
(付記7)
送信者が指定する送信するメッセージデータの確認の要求レベルを示す確認要求レベルデータをサーバ装置に送信する確認要求レベル指定手段と、
前記メッセージデータを前記サーバ装置に送信するメッセージ送信手段と、
を備える、送信側端末装置。
【0112】
(付記8)
受信者がメッセージデータを確認することが可能な時間を示す確認可能時間データを受信側端末装置から受信した前記サーバ装置が、前記確認要求レベルデータと、前記確認可能時間データとに基づいて選択するメッセージデータの送信予定時刻を示すデータを、前記サーバ装置から受信して、前記送信者に対して提示する送信予定時刻受信手段
を更に備える、付記7に記載の送信側端末装置。
【0113】
(付記9)
受信者がメッセージデータを確認することが可能な時間を示す確認可能時間データをサーバ装置に送信する確認可能時間指定手段と、
前記メッセージデータを受信するメッセージ受信手段と、
を備える、受信側端末装置。
【0114】
(付記10)
付記1から6のいずれか一つに記載のサーバ装置と、
付記7または8に記載の送信側端末装置と、
付記9に記載の受信側端末装置と、
を備える、メッセージ送受信システム。
【0115】
(付記11)
送信側端末装置が送信するメッセージデータの確認の要求レベルを示す確認要求レベルデータを前記送信側端末装置から受信する確認要求レベル受信ステップと、
受信者がメッセージデータを確認することが可能な時間を示す確認可能時間データを受信側端末装置から受信する確認可能時間受信ステップと、
前記確認要求レベルデータと、前記確認可能時間データとに基づいて、メッセージデータを前記受信側端末装置に送信する送信予定時刻を選択する送信予定時刻選択ステップと、
前記確認要求レベルデータに対応するメッセージデータを前記送信側端末装置から受信するメッセージ受信ステップと、
計時手段から取得する時刻が、前記送信予定時刻選択ステップにおいて選択した送信予定時刻以後の時刻である場合、前記メッセージ受信ステップにおいて受信した前記メッセージデータを前記受信側端末装置に送信するメッセージ送信ステップと、
を含む、サーバ装置のメッセージ送受信方法。
【0116】
(付記12)
前記送信予定時刻選択ステップは、前記確認要求レベルデータが即時確認を示している場合、前記計時手段から取得する時刻を前記送信予定時刻として選択する、
付記11に記載のサーバ装置のメッセージ送受信方法。
【0117】
(付記13)
前記送信予定時刻選択ステップは、前記確認要求レベルデータが期間を示している場合であって、前記期間の範囲に前記確認可能時間データが示す時間が含まれている場合、前記確認可能時間データが示す時間の中で最先の時刻を前記送信予定時刻として選択する、 付記11または12に記載のサーバ装置のメッセージ送受信方法。
【0118】
(付記14)
前記送信予定時刻選択ステップは、前記確認要求レベルデータが期間を示している場合であって、前記期間の範囲に前記確認可能時間データが示す時間が含まれていない場合、前記計時手段から取得する時刻を前記送信予定時刻として選択する、
付記11から13のいずれか一つに記載のサーバ装置のメッセージ送受信方法。
【0119】
(付記15)
前記送信予定時刻選択ステップは、前記確認要求レベルデータが返信不要を示している場合、前記確認可能時間データが示す時間の中で最先の時刻を前記送信予定時刻として選択する、
付記11から14のいずれか一つに記載のサーバ装置のメッセージ送受信方法。
【0120】
(付記16)
前記送信予定時刻選択ステップは、選択した前記送信予定時刻を前記送信側端末装置に送信する、
付記11から15のいずれか一つに記載のサーバ装置のメッセージ送受信方法。
【0121】
(付記17)
送信者が指定する送信するメッセージデータの確認の要求レベルを示す確認要求レベルデータをサーバ装置に送信する確認要求レベル指定ステップと、
前記メッセージデータを前記サーバ装置に送信するメッセージ送信ステップと、
を備える、送信側端末装置のメッセージ送信方法。
【0122】
(付記18)
受信者がメッセージデータを確認することが可能な時間を示す確認可能時間データを受信側端末装置から受信した前記サーバ装置が、前記確認要求レベルデータと、前記確認可能時間データとに基づいて選択するメッセージデータの送信予定時刻を示すデータを、前記サーバ装置から受信して、前記送信者に対して提示する送信予定時刻受信ステップ
を更に備える、付記17に記載の送信側端末装置のメッセージ送信方法。
【0123】
(付記19)
受信者がメッセージデータを確認することが可能な時間を示す確認可能時間データをサーバ装置に送信する確認可能時間指定ステップと、
前記メッセージデータを受信するメッセージ受信ステップと、
を備える、受信側端末装置のメッセージ受信方法。
【0124】
(付記20)
付記11から16のいずれか一つに記載のサーバ装置のメッセージ送受信方法と、
付記17または18に記載の送信側端末装置のメッセージ送信方法と、
付記19に記載の受信側端末装置のメッセージ受信方法と、
から成る、メッセージ送受信システムのメッセージ送受信方法。
【0125】
(付記21)
コンピュータに、付記1から20のいずれか一つに記載の方法を実行させる、プログラム。
【産業上の利用可能性】
【0126】
インスタントメッセンジャーに適用することができる。
【符号の説明】
【0127】
100…メッセージ送受信システム、1…サーバ装置、11…送信側データ記憶部、12…確認要求レベル受信部、13…送信予定時刻選択部、14…確認可能時間記憶部、15…確認可能時間取得部、16…メッセージ受信部、17…メッセージ送信部、18…計時部、19…メッセージ開封通知転送処理部、41…受信処理部、42…送信処理部、2…送信側端末装置、21…送信メッセージ処理部、22…表示部、23…操作部、24…受信処理部、25…送信処理部、201…メッセージ画面表示処理部、202…確認要求レベル指定部、203…送信予定時刻受信部、204…メッセージ送信部、205…記憶部、3…受信側端末装置、31…受信メッセージ処理部、32…表示部、33…操作部、34…受信処理部、35…送信処理部、301…メッセージ画面表示処理部、302…確認可能時間指定部、303…確認可能時間記憶部、304…確認可能時間取得要求受付部、305…メッセージ受信部、306…記憶部
図1
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