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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024059943
(43)【公開日】2024-05-01
(54)【発明の名称】包装用容器の蓋
(51)【国際特許分類】
   B65D 43/06 20060101AFI20240423BHJP
   B65D 6/10 20060101ALI20240423BHJP
   B65D 43/02 20060101ALN20240423BHJP
【FI】
B65D43/06
B65D6/10
B65D43/02 200
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024031482
(22)【出願日】2024-03-01
【基礎とした実用新案登録】
【原出願日】2021-03-24
(71)【出願人】
【識別番号】000145231
【氏名又は名称】株式会社アクタ
(74)【代理人】
【識別番号】110001601
【氏名又は名称】弁理士法人英和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】柴田 伊智郎
(57)【要約】
【課題】 包装用容器を密封でき、隅部を折り上げて包装用容器から容易に取外すことのできる蓋において、蓋の隅部を折り上げても、その後手を離せば隅部が元の状態に戻って再度密封できるようにし、また、複数の突起を設けた包装用容器の内容器を密封でき、蓋をしたまま複数の包装用容器を積み重ねられるようにすること。
【解決手段】 包装用容器の上縁を覆う周縁部10、下降壁部11、側面部12、上面部13及び四隅に形成されている拡大周縁部15を有し、拡大周縁部15は、弧状の辺14、内容器の突起を収容可能な凸部16、2つの凸条部17、18及び平坦面19を有し、弧状の辺14を延長した延長線は2つの凸条部17、18と交差している蓋。
【選択図】 図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面が多角形状の包装用容器を覆う蓋であって、
前記蓋の周辺部は、前記包装用容器の上縁を覆うように形成されている周縁部と、該周縁部の内側に形成されている下降壁部を有し、
前記蓋の少なくとも一つの隅角部に形成される周縁部は、中央部に向かって広がっているとともに、内側に両側部を結ぶ弧状又は直線状の辺を有する拡大周縁部となっており、
該拡大周縁部の前記両側部付近には、それぞれ前記上縁を覆う部分に沿って凸条部が設けられており、
前記弧状又は直線状の辺を延長した延長線は、前記凸条部と交差している
ことを特徴とする包装用容器の蓋。
【請求項2】
前記拡大周縁部の外縁には、前記蓋で前記包装用容器を覆ったときに、前記上縁の外側、下側及び上側のいずれかに突出する指掛け部が設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の包装用容器の蓋。
【請求項3】
前記包装用容器は、内容器及び枠材を備えており、
前記内容器の上縁部には、外側に広がり前記枠材の上端部に当接する外縁部が設けてあり、
前記上縁部の隅角部の内側には、上方に突出する突起が設けてあり、
前記枠材は、前記内容器を収容可能であり、
前記蓋の隅角部には、前記拡大周縁部が形成されており、
前記拡大周縁部の上面には、前記突起を収容可能な凸部及び平坦面が設けてあり、
前記枠材は、前記平坦面の上に載置可能である
ことを特徴とする請求項1又は2記載の包装用容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主として、丼物、パスタ、各種惣菜などの食品や各種の物品を収納するために利用される包装用容器の上部を塞ぐ蓋に関する。
【背景技術】
【0002】
このような包装用容器の蓋としては、一体成形した薄いプラスチック製のものが広く用いられており、特許文献1(実公昭57-2310号公報)及び特許文献2(実開平4-128254号公報)には、容器の縁に嵌まる周縁部を有する蓋において、隅角部に摘み片や延長部を設けるとともに、薄肉の直線状ヒンジ部や凹入部等を形成することで、蓋の隅部が折り上げ易くなることや、蓋が取外し易くなることについて開示されている(特に、特許文献1の第1図、第3図、第1頁右欄第25~35行及び第2頁左欄第5~11行並びに特許文献2の図1及び段落0007~0010を参照)。
また、本出願人は、展開した枠材の上方から、食品収納用凹部を形成した薄いプラスチック材からなる内容器を落し込み、内容器の外縁部を枠材の上端部に係止して組み立てることのできる食品包装用容器を開発したが、特許文献3(実用新案登録第3200776号公報)に記載されているように、内容器の上縁部に外縁部及び複数の突起を設けて、食品包装用容器を上下に積み重ね易くする工夫や、内容器の上面形状と同じ形状である平板状の蓋の下面に複数の突起を収容可能な凹部を設けて、内容器の上面を覆ったときに蓋がずれにくくする工夫等を提案している(特に要約を参照)。
【0003】
ところが、特許文献1及び2に開示されている包装容器の蓋は、隅部が折り上げ易く、容器から取外し易いものではあるが、一度蓋の隅部を折り上げると、その隅部は元の状態に戻りにくくなるという問題があり、特許文献1に開示されている包装容器は、容器周縁の隅角部に挿入孔が凹設してあるため、容器内を密封できないという問題があった。
また、特許文献3の蓋は平板状であるため、内容器を密封することができなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実公昭57-2310号公報(実開昭51-10101号公報)
【特許文献2】実開平4-128254号公報
【特許文献3】実用新案登録第3200776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は上記の問題を解決し、包装用容器を密封でき、かつ、隅部を折り上げて包装用容器から容易に取外すことのできる蓋において、蓋の隅部を折り上げても、その後手を離せば隅部が元の状態に戻り包装用容器を再度密封できるようにすることを第1の課題としている。
また、特許文献3に記載されているような上縁部に外縁部及び複数の突起を設けた内容器を密封することができ、かつ、蓋をしたまま複数の包装用容器を積み重ねられるようにすることを第2の課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る発明の包装用容器の蓋は、
上面が多角形状の包装用容器を覆う蓋であって、
前記蓋の周辺部は、前記包装用容器の上縁を覆うように形成されている周縁部と、該周縁部の内側に形成されている下降壁部を有し、
前記蓋の少なくとも一つの隅角部に形成される周縁部は、中央部に向かって広がっているとともに、内側に両側部を結ぶ弧状又は直線状の辺を有する拡大周縁部となっており、
該拡大周縁部の前記両側部付近には、それぞれ前記上縁を覆う部分に沿って凸条部が設けられており、
前記弧状又は直線状の辺を延長した延長線は、前記凸条部と交差していることを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る発明の包装用容器の蓋は、
請求項1に記載されている包装用容器の蓋において、
前記拡大周縁部の外縁には、前記蓋で前記包装用容器を覆ったときに、前記上縁の外側、下側及び上側のいずれかに突出する指掛け部が設けられていることを特徴とする。
【0008】
請求項3に係る発明の包装用容器の蓋は、
請求項1又は2記載の包装用容器の蓋において、
前記包装用容器は、内容器及び枠材を備えており、
前記内容器の上縁部には、外側に広がり前記枠材の上端部に当接する外縁部が設けてあり、
前記上縁部の隅角部の内側には、上方に突出する突起が設けてあり、
前記枠材は、前記内容器を収容可能であり、
前記蓋の隅角部には、前記拡大周縁部が形成されており、
前記拡大周縁部の上面には、前記突起を収容可能な凸部及び平坦面が設けてあり、
前記枠材は、前記平坦面の上に載置可能であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に係る発明の包装用容器の蓋は、少なくとも一つの隅角部に形成される拡大周縁部の内側に両側部を結ぶ弧状又は直線状の辺を有しており、拡大周縁部の隅を上方に持ち上げると、弧状又は直線状の辺の下方にある下降壁部の下端に沿って拡大周縁部が折れ曲がるので、折れ曲がった拡大周縁部をつかんで蓋を容易に取外すことができる。
また、拡大周縁部の両側部付近には、それぞれ包装用容器の上縁を覆う部分に沿って凸条部が設けられており、弧状又は直線状の辺を延長した延長線は凸条部と交差しているので、弧状又は直線状の辺の下方にある下降壁部の下端に沿って拡大周縁部が折れ曲がったときに、凸条部も延長線と交差する部分で折れ曲がる。しかし、樋状に形成されている凸条部は元の形状に戻ろうとするため、拡大周縁部の隅を上方に持ち上げ、蓋の隅部を折り上げても、その後手を離せば拡大周縁部は元の状態に戻る。
そのため、蓋の隅部を折り上げても、その後手を離したり蓋を包装用容器から取外したりした後においては、隅部が元に戻り包装用容器を再度密封できる状態となる。
【0010】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明の蓋による効果に加えて、拡大周縁部の外縁に、蓋で包装用容器を覆ったときに上縁の外側、下側及び上側のいずれかに突出する指掛け部が設けられているので、拡大周縁部の隅を上方に持ち上げ易くなる。
【0011】
請求項3に係る発明によれば、請求項1又は2に係る発明の蓋による効果に加えて、包装用容器は内容器及び枠材を備えており、内容器の上縁部には外側に広がり枠材の上端部に当接する外縁部が設けてあり、上縁部の隅角部の内側には上方に突出する突起が設けてあり、拡大周縁部の上面には突起を収容可能な凸部及び平坦面が設けてあり、枠材は平坦面の上に載置可能であるので、請求項3に係る発明の蓋を被せるだけで、上縁部に外縁部及び複数の突起を設けた内容器を密封することができ、かつ、蓋をしたまま複数の包装用容器を積み重ねることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】実施例に係る包装用容器の蓋の斜視図。
図2】実施例に係る包装用容器の斜視図。
図3】実施例に係る包装用容器の蓋の隅角部の平面図。
図4】実施例に係る包装用容器の蓋の隅角部の斜視図。
図5図4の隅角部を折り上げた状態の斜視図。
図6】各種変形例に係る包装用容器の蓋の隅角部の平面図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、実施例によって本発明の実施形態を説明する。
【実施例0014】
図1は実施例に係る包装用容器の蓋1の斜視図であり、図2は実施例に係る包装用容器2の斜視図である。また、図3及び図4は、それぞれ実施例に係る包装用容器の蓋1の隅角部5の平面図及び斜視図である。
実施例に係る包装用容器の蓋1は、図1に示すように透明な薄いプラスチック製であり、図2に示す包装用容器2の上部を塞ぐことができる。
包装用容器2は、折り畳み可能で開いた時に直方体状となる枠材3と、薄いプラスチック製で一体成形により作製された内容器4からなり、図2に示すように、直方体状とした枠材3の上方から内容器4を落とし込み、枠材3の上端部に内容器4の上縁部に設けられている外縁部5を被せることによって組み立てられるようになっている。
【0015】
枠材3は、発泡プラスチックの板4枚を環状に接続したものであり、開いた状態では図2に示すように直方体状となり、閉じた状態では対向する内面同士が密着し、発泡プラスチックの板を2枚重ねた状態にすることが可能となっている。
また、枠材3の内側には上端部に沿って溝条(図示せず)が設けてある。
【0016】
内容器4は、大きな収納用凹部6と、小さな収納用凹部7を有している。
そして、内容器4の外縁部5は外側に広がり下方に折れ曲がっており、内容器4の側壁の上部と外縁部5との間に枠材3の上端部が嵌合する。また、内容器4の上部の外側には上縁部に沿って突条8が設けてあり枠材3の内側に設けてある溝条に係合する。そのため、包装用容器2を組み立てた後は、枠材3と内容器4が分離しにくくなる。
さらに、内容器4の上縁部の隅角部の内側には、上方に突出する突起9が設けてあり、包装用容器2を積み重ねると、上方にある枠材3の下端面は下方にある外縁部5の上面に載置されるとともに、4つの突起9は上方にある枠材3の四隅の内側に位置するので、上下の包装用容器2のずれを抑えることができる。
【0017】
次に、包装用容器の蓋1について詳しく説明する。
蓋1は包装用容器2の上部全部を塞いで内容器4の内部を密封できるようにするため、包装用容器2の上縁を覆うことのできる周縁部10と、周縁部10の内側に形成されている下降壁部11を有するとともに、蓋1の中央部には、包装用容器2の上面を覆うことのできる側面部12と上面部13を有している。
また、蓋1の4つの隅角部には、中央部に向かって広がっているとともに、内側に両側部を結ぶ弧状の辺14を有する拡大周縁部15が形成されている。
さらに、図3及び図4に示すように、拡大周縁部15の中央部には、突起9を収容可能な凸部16が設けてあり、拡大周縁部15の両側部付近には、それぞれ包装用容器2の上縁を覆う部分に沿って、2つの凸条部17、18が設けてあり、凸部16の外周側には、枠材3の下端面を載置することができ2つの凸条部17、18以上の高さを有する平坦面19が設けてあり、拡大周縁部15の外縁は、蓋1で包装用容器2を覆ったときに上縁より外側に突出しているとともに、上下両面に細かい凹凸加工(ローレット加工)が施されている。
そして、弧状の辺14を延長した延長線は2つの凸条部17、18と交差している。
【0018】
拡大周縁部15は上記のように構成されているので、蓋1を包装用容器2の上面に被せると、突起9が凸部16に収容され、周縁部10及び拡大周縁部15の外縁によって、包装用容器2の上縁が覆われるとともに、下降壁部11が内容器4の側壁内面に押し込まれる。そのため、蓋1によって内容器4の内部を密封することができる。
また、拡大周縁部15の外縁は上縁より外側に突出しているので、利用者の指を掛けることのできる指掛け部として機能し、さらに、同外縁にはローレット加工が施されているので、利用者が指を掛けた時に指先が切れてしまう事故を防止できる。
そして、拡大周縁部15の隅を上方に持ち上げると、図5に示すように、拡大周縁部15は弧状の辺14の下方にある下降壁部11の下端に沿って折れ曲がるので、折り上がった蓋1の隅部をつかんで蓋1を包装用容器2から容易に取外すことができる。
【0019】
ところで、拡大周縁部15の隅を上方に持ち上げると、拡大周縁部15が弧状の辺14の下方にある下降壁部11の下端に沿って折れ曲がるとともに、2つの凸条部17、18も中間部で折れ曲がるが、樋状に形成されている2つの凸条部17、18は元の形状に戻ろうとするため、蓋1の隅部を折り上げても、その後手を離せば拡大周縁部15は元の状態(図4に示す状態)に戻り、戻った後は折れ曲がっていた部分が弧状及び樋状となっているため、元の形状が保持される。
すなわち、蓋1を折り上げたり取外したりした後に、蓋1の隅部から手を離せば拡大周縁部15は元の状態に戻り、かつ、一度蓋1の隅部を折り上げた後においても元の形状が保持されるので、蓋1を用いて内容器4の内部を再度容易に密封することができる。
また、凸部16の外周側には、枠材3の下端面を載置することのできる平坦面19が設けてあるので、4つの平坦面19に枠材3の四隅の下端面を載置することによって、蓋1をした状態で複数の包装用容器2を積み重ねることができ、かつ、積み重ねた状態においては下方にある蓋1の凸部16が上方にある枠材3の四隅の内側に位置するので、上下の包装用容器2のずれを抑えることができる。
【0020】
実施例の変形例を列記する。
(1)実施例の包装用容器2は直方体状となっているが、直方体状に限らず上面が多角形状のものであっても良い。
(2)実施例の包装用容器2は、枠材3の上端部に内容器4の外縁部5を被せることによって組み立てられるようになっているが、組み立て式でなくても良く、枠材3を有していなくても良い。
(3)実施例の内容器4は、一体成形により作製された薄いプラスチック製のものであるが、プラスチック製に限らず紙製のものであっても良い。
(4)実施例の内容器4は、大きな収納用凹部6と、小さな収納用凹部7を有しているが、収納用凹部の大きさや配置はこの例に限らず適宜選択可能である。
(5)実施例においては、内容器4の外縁部5が外側に広がり下方に折れ曲がっていたが、下方に折れ曲がっていなくても良く、枠材3の上端部に当接して内容器4が枠材3の内側に落ち込まないようにすることができれば、外縁部5はどのような構造でも良い。
(6)実施例においては、内容器4に突条8を設け、枠材3に溝条を設けたが、これらは設けなくても良い。
(7)実施例においては、突起9を内容器4の四隅の内側に設けたが、突起9を対角線上に位置する2箇所に設けても良く、積み重ねる必要がない場合や枠材3を用いない場合等には突起9を設けなくても良い。
【0021】
(8)実施例の蓋1は、透明な薄いプラスチック製であり、中央部に側面部12と上面部13を有していたが、透明でなくても良く、成型された状態で折れ曲がり、かつ、復元できる弾力性を有しているものであれば材質は何でも良い。また、中央部の構造は包装用容器2の上面を覆うことができれば、どのような構造であっても良い。
(9)実施例の蓋1には、4つの隅角部に拡大周縁部15が形成されていたが、蓋をした状態で包装用容器2を積み重ねる必要が無ければ、1つの隅角部だけに形成されていても良く、少なくとも一つの隅角部に拡大周縁部15が形成されていれば良い。
(10)実施例の拡大周縁部15には、弧状の辺14及び突起9を収容可能な凸部16が設けてあったが、2つの凸条部17、18が元の形状を保持する機能を有しているので、図6(1)に示すように、弧状の辺14に代えて直線状の辺14’としても良い。
また、上記変形例(7)のように、突起9を設けていない隅角部に形成される拡大周縁部15の場合、図6(2)及び(3)に示すように、凸部16が設けられていない拡大周縁部15’としても良い。
さらに、上記変形例(9)のように、蓋をした状態で包装用容器2を積み重ねる必要が無ければ、拡大周縁部は、図6(2)又は(3)に示す拡大周縁部15’から平坦部19を省いたものとしても良い。
(11)実施例の拡大周縁部15の外縁は、蓋1で包装用容器2を覆ったときに、上縁より外側に突出する指掛け部が設けられていたが、指掛け部は外縁部5の下側又は上側に突出していても良く、指掛け部を設けなくても良い。
なお、指掛け部を外縁部5の下側又は上側に突出させる場合は、弧状の辺14の延長線が2つの凸条部17、18と交差する箇所にかからないようにする必要がある。
(12)実施例の拡大周縁部15の外縁には、ローレット加工が施されていたが、ローレット加工は蓋1の周縁部10全体に施しても良く、全く施さなくても良い。
【符号の説明】
【0022】
1 蓋 2 包装用容器 3 枠材 4 内容器
5 外縁部 6 大きな収納用凹部 7 小さな収納用凹部
8 突条 9 突起 10 周縁部 11 下降壁部
12 側面部 13 上面部 14 弧状の辺 15 拡大周縁部
16 凸部 17、18 凸条部 19 平坦面
図1
図2
図3
図4
図5
図6