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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024060044
(43)【公開日】2024-05-01
(54)【発明の名称】タンパーエビデントブリスタ包装
(51)【国際特許分類】
   B65D 75/36 20060101AFI20240423BHJP
【FI】
B65D75/36
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024037962
(22)【出願日】2024-03-12
(62)【分割の表示】P 2022523342の分割
【原出願日】2020-11-12
(31)【優先権主張番号】62/935,446
(32)【優先日】2019-11-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】508351303
【氏名又は名称】インターコンチネンタル グレート ブランズ エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ポール コリアー
(57)【要約】
【課題】好適なタンパーエビデントブリスタ包装を提供すること。
【解決手段】テンパーエビデント包装は、少なくとも1つの空洞を画定するブリスタアセンブリを備え、少なくとも1つの空洞の開口部は、膜によって少なくとも部分的に閉鎖されている。ブリスタアセンブリを収容するスリーブが提供され、スリーブは、頂部側及び底部側を有し、底部側は、空洞と整列された接触窓を有する。加えて、包装完全性特徴部は、底部側に適用され、接触窓を覆う。包装完全性特徴部は、接触窓を通して空洞を覆う膜に更に適用される。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本明細書に記載の発明。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年11月14日出願の米国特許出願第62/935,446号の利益を主張し、それは、参照することによりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0002】
(発明の分野)
本開示は、タンパーエビデントブリスタ包装及びその方法に関する。
【背景技術】
【0003】
消費者によって摂取される可能性がある食品品目及び医薬品製品などの製品の従来の包装は、製品への物理的損傷を防止すること、又は製品を細菌、化学的、若しくは微生物の汚染の無い状態に維持することなどの考慮事項を伴っている。より最近では、包装製品の製造業者はまた、それらの製品が第三者によって意図的に干渉され得る可能性も考慮に入れている。製品の不正開封は、そのような不正開封が製品の性能、ひいては製造業者の評判及び名声に及ぼす影響、並びに不正開封された製品を使用する人を負傷させる可能性のため、すべての物品製造業者にとって懸念事項である。製品が摂取される、食品及び医薬品産業の当業者が直面する問題は、特に深刻である。危険な材料による食品及び医薬品製品の汚染は、深刻な結果を有する可能性がある。
【0004】
したがって、小売業者、消費者、及び製造業者は、包装が変更されたかどうかを判定する方法を有することが望ましい。そのような場合、製品は拒絶され、それにより、不正開封された製品の消費の可能性を低減させることができる。
【0005】
1つのそのような従来の方法は、Intiniに割り当てられた欧州特許第0162378号内に開示される。Intiniは、ブリスタパックを通して作成された開口部を通して前部層と後部層との間に封止されたブリスタパックを有するタンパーエビデント包装に関与する。換言すると、開口部が、ブリスタパックを通して形成されて、前部/後部層が互いに接合されることを可能にする。
【0006】
そのような従来の包装方法にもかかわらず、製品との悪意のある干渉が依然として発生し、例えば、販売、並びに消費者の信頼性の損失などの大きな損害をもたらし得るという事実が残る。
【0007】
したがって、本発明は、製品開口部、したがって製品の不正開封の視覚的指標を提供する包装システム及び方法を対象とする。本発明の包装システム及び方法は、様々な環境における使用に適応可能であり、最小限の労力で多くの既存の包装装置に組み込まれ得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
一実施形態によれば、タンパーエビデントブリスタ包装が提供され、この包装は、少なくとも1つの空洞を画定するブリスタアセンブリを含み、少なくとも1つの空洞の開口部は、膜によって少なくとも部分的に閉鎖されている。更に、ブリスタアセンブリを収容するスリーブが提供され、スリーブは、頂部側及び底部側を有し、底部側が、空洞と整列された接触窓を有する。更に、包装完全性特徴部は、底部側に適用され、接触窓を覆う。包装完全性特徴部は、接触窓を通して、空洞を覆う膜に更に適用される。
【0009】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、包装完全性特徴部は、感圧接着剤である。
【0010】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、包装完全性特徴部は、ブリスタアセンブリのスリーブからの横方向の取り出しを防止する。
【0011】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、包装完全性特徴部は、穿孔されており、スリーブの接触窓を円周方向に輪郭形成する。
【0012】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、包装完全性特徴部及び接触窓の上に印刷された製造元又は製造業者の印を備える。
【0013】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、膜は、箔、プラスチック、又は板紙である。
【0014】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、空洞は、ペレットを含有する。
【0015】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、スリーブが、接触窓を通るペレットの圧力分配を可能にするために、スリーブの頂部側上に空洞と整列したアクセス窓を更に備える。
【0016】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、接触窓は、ペレットがそれを通過することを可能にするように十分にサイズ決定されている。
【0017】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、感圧接着剤は、永久的である。
【0018】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、感圧接着剤は、エラストマー及び粘着付与剤を含む。
【0019】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、エラストマーは、天然ゴム、ビニルエーテル、アクリル、ブチルゴム、スチレンブロックコポリマー、シリコーン、又はニトリルである。
【0020】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、粘着付与剤は、テルペン、芳香族樹脂、水素添加炭化水素である。
【0021】
別の実施形態によれば、タンパーエビデントブリスタ包装は、ペレットを収容するための少なくとも1つの空洞を画定するブリスタアセンブリを備えて提供される。更に、ブリスタアセンブリを収容するスリーブが提供され、スリーブは、空洞と垂直に整列されている接触窓を画定する底部側を含む。更に、包装完全性特徴部は、接触窓の上に適用され、接触窓を通して、包装完全性特徴部は、空洞を画定するブリスタアセンブリの領域に更に適用される。
【0022】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、包装完全性特徴部は、感圧接着剤である。
【0023】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、包装完全性特徴部は、ブリスタアセンブリのスリーブからの横方向の取り出しを防止する。
【0024】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、包装完全性特徴部は、穿孔されており、スリーブの接触窓を円周方向に輪郭形成する。
【0025】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、包装完全性特徴部及び接触窓の上に印刷された製造元又は製造業者の印を備える。
【0026】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、スリーブが、接触窓を通るペレットの圧力分配を可能にするために、スリーブの頂部側上に空洞と整列されたアクセス窓を更に備える。
【0027】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、感圧接着剤は、永久的である。
【0028】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、感圧接着剤は、エラストマー及び粘着付与剤を含む。
【0029】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、エラストマーは、天然ゴム、ビニルエーテル、アクリル、ブチルゴム、スチレンブロックコポリマー、シリコーン、又はニトリルである。
【0030】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、粘着付与剤は、テルペン、芳香族樹脂、水素添加炭化水素樹脂、又はテルペン-フェノール樹脂である。
【0031】
更に別の実施形態によれば、タンパーエビデントブリスタ包装を製造する方法が提供され、この方法は、少なくとも1つの空洞を画定するブリスタアセンブリを提供する動作を含み、少なくとも1つの空洞の開口部は、膜によって少なくとも部分的に閉鎖されている。更に、スリーブ内にブリスタアセンブリを収容することを含み、スリーブは、頂部側及び底部側を有し、底部側は、空洞と整列された接触窓を有する。更に、底部側に適用され、接触窓を覆う、包装完全性特徴部を適用することと、接触窓を通して、空洞を覆う膜に包装完全性特徴部を適用することと、を含む。
【0032】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、包装完全性特徴部は、感圧接着剤である。
【0033】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、包装完全性特徴部は、ブリスタアセンブリのスリーブからの横方向の取り出しを防止する。
【0034】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、包装完全性特徴部を穿孔し、スリーブの接触窓を円周方向に輪郭形成する動作を含む。
【0035】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、包装完全性特徴部及び接触窓の上に、印、製造元、又は製造業者を印刷する動作を含む。
【0036】
更に別の実施形態によれば、タンパーエビデントブリスタ包装を製造する方法が提供され、この方法は、ペレットを収容するための少なくとも1つの空洞を画定するブリスタアセンブリを提供する動作と、スリーブ内にブリスタアセンブリを収容する動作と、を含み、スリーブは、空洞と垂直に整列された接触窓を画定する底部側を含む。更に、包装完全性特徴部を、接触窓の上に適用することを含み、接触窓を通して、包装完全性特徴部は、空洞を画定するブリスタアセンブリの領域に更に適用される。
【0037】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、包装完全性特徴部は、感圧接着剤である。
【0038】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、包装完全性特徴部は、ブリスタアセンブリのスリーブからの横方向の取り出しを防止する。
【0039】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、包装完全性特徴部を穿孔し、スリーブの接触窓を円周方向に輪郭形成する動作を含む。
【0040】
上記の特徴のうちの1つ以上に加えて、又は代替として、更なる実施形態では、包装完全性特徴部及び接触窓の上に、印、製造元、又は製造業者を印刷する動作を含む。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
タンパーエビデントブリスタ包装であって、
少なくとも1つの空洞を画定するブリスタアセンブリであって、前記少なくとも1つの空洞の開口部が、膜によって少なくとも部分的に閉鎖されている、ブリスタアセンブリと、
前記ブリスタアセンブリを収容するスリーブであって、前記スリーブが、頂部側及び底部側を有し、前記底部側が、前記空洞と整列された接触窓を有する、スリーブと、
前記底部側に適用され、前記接触窓を覆う、包装完全性特徴部と、を備え、
前記包装完全性特徴部が、前記接触窓を通して、前記空洞を覆う前記膜に更に適用されている、包装。
(項目2)
前記包装完全性特徴部が、感圧接着剤である、項目1に記載の包装。
(項目3)
前記包装完全性特徴部が、前記ブリスタアセンブリの前記スリーブからの横方向の取り出しを防止する、項目1に記載の包装。
(項目4)
前記包装完全性特徴部が、穿孔されており、前記スリーブの前記接触窓を円周方向に輪郭形成する、項目1に記載の包装。
(項目5)
前記包装完全性特徴部及び前記接触窓の上に印刷された製造元又は製造業者の印を更に備える、項目1に記載の包装。
(項目6)
前記膜が、箔、プラスチック、又は板紙である、項目1に記載の包装。
(項目7)
前記空洞が、ペレットを含有する、項目1に記載の包装。
(項目8)
前記スリーブが、前記接触窓を通る前記ペレットの圧力分配を可能にするために、前記スリーブの前記頂部側上に前記空洞と整列されたアクセス窓を更に備える、項目7に記載の包装。
(項目9)
前記接触窓は、前記ペレットがそれを通過することを可能にするように十分にサイズ決定されている、項目7に記載の包装。
(項目10)
前記感圧接着剤が、永久的である、項目2に記載の包装。
(項目11)
前記感圧接着剤が、エラストマー及び粘着付与剤を含む、項目2に記載の包装。
(項目12)
前記エラストマーが、天然ゴム、ビニルエーテル、アクリル、ブチルゴム、スチレンブロックコポリマー、シリコーン、又はニトリルである、項目11に記載の包装。
(項目13)
前記粘着付与剤が、テルペン、芳香族樹脂、水素添加炭化水素樹脂、又はテルペン-フェノール樹脂である、項目11に記載の包装。
(項目14)
タンパーエビデントブリスタ包装であって、
ペレットを収容するための少なくとも1つの空洞を画定するブリスタアセンブリと、
前記ブリスタアセンブリを収容するスリーブであって、前記スリーブが、前記空洞と垂直に整列されている接触窓を画定する底部側を含む、スリーブと、
前記接触窓の上に適用された包装完全性特徴部と、を備え、
前記接触窓を通して、前記包装完全性特徴部が、前記空洞を画定する前記ブリスタアセンブリの領域に更に適用されている、包装。
(項目15)
前記包装完全性特徴部が、感圧接着剤である、項目14に記載の包装。
(項目16)
前記包装完全性特徴部が、前記ブリスタアセンブリの前記スリーブからの横方向の取り出しを防止する、項目14に記載の包装。
(項目17)
前記包装完全性特徴部が、穿孔されており、前記スリーブの前記接触窓を円周方向に輪郭形成する、項目14に記載の包装。
(項目18)
前記包装完全性特徴部及び前記接触窓の上に印刷された製造元又は製造業者の印を更に備える、項目14に記載の包装。
(項目19)
前記スリーブが、前記接触窓を通る前記ペレットの圧力分配を可能にするために、前記スリーブの前記頂部側上に前記空洞と整列されたアクセス窓を更に備える、項目14に記載の包装。
(項目20)
前記感圧接着剤が、永久的である、項目15に記載の包装。
(項目21)
前記感圧接着剤が、エラストマー及び粘着付与剤を含む、項目15に記載の包装。
(項目22)
前記エラストマーが、天然ゴム、ビニルエーテル、アクリル、ブチルゴム、スチレンブロックコポリマー、シリコーン、又はニトリルである、項目21に記載の包装。
(項目23)
前記粘着付与剤が、テルペン、芳香族樹脂、水素添加炭化水素樹脂、又はテルペン-フェノール樹脂である、項目21に記載の包装。
(項目24)
タンパーエビデントブリスタ包装を製造する方法であって、
少なくとも1つの空洞を画定するブリスタアセンブリを提供することであって、前記少なくとも1つの空洞の開口部が、膜によって少なくとも部分的に閉鎖されている、ことと、
スリーブ内に前記ブリスタアセンブリを収容することであって、前記スリーブが、頂部側及び底部側を有し、前記底部側が、前記空洞と整列された接触窓を有する、ことと、
前記底部側に適用され、前記接触窓を覆う、包装完全性特徴部を適用することと、
前記接触窓を通して、前記空洞を覆う前記膜に前記包装完全性特徴部を適用することと、を含む、方法。
(項目25)
前記包装完全性特徴部が、感圧接着剤である、項目24に記載の方法。
(項目26)
前記包装完全性特徴部が、前記ブリスタアセンブリの前記スリーブからの横方向の除去を防止する、項目24に記載の方法。
(項目27)
前記包装完全性特徴部を穿孔し、前記スリーブの前記接触窓を円周方向に輪郭形成する動作を更に含む、項目24に記載の方法。
(項目28)
前記包装完全性特徴部及び前記接触窓の上に、印、又は製造元、又は製造業者を印刷する動作を更に含む、項目24に記載の方法。
(項目29)
タンパーエビデントブリスタ包装を製造する方法であって、
ペレットを収容するための少なくとも1つの空洞を画定するブリスタアセンブリを提供することと、
スリーブ内に前記ブリスタアセンブリを収容することであって、前記スリーブが、前記空洞と垂直に整列された接触窓を画定する底部側を含む、ことと、
前記接触窓の上に包装完全性特徴部を適用することと、を含み、
前記接触窓を通して、前記包装完全性特徴部が、前記空洞を画定する前記ブリスタアセンブリの領域に更に適用される、方法。
(項目30)
前記包装完全性特徴部が、感圧接着剤である、項目29に記載の方法。
(項目31)
前記包装完全性特徴部が、前記ブリスタアセンブリの前記スリーブからの横方向の取り出しを防止する、項目29に記載の方法。
(項目32)
前記包装完全性特徴部を穿孔し、前記スリーブの前記接触窓を円周方向に輪郭形成する動作を更に含む、項目29に記載の方法。
(項目33)
前記包装完全性特徴部及び前記接触窓の上に、印、製造元、又は製造業者を印刷する動作を更に含む、項目29に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【0041】
本明細書に組み込まれ、かつその一部を成す添付図面は、本発明のいくつかの態様を具体化するとともに、本明細書と併せて、本発明の原理を説明するのに役立つ。図面中、
【0042】
図1】一実施形態による、タンパーエビデントブリスタ包装の前側を例解する平面図である。
【0043】
図2】一実施形態による、印、製造元、又は製造業者とともに、その上に適用された感圧接着剤を有するタンパーエビデントブリスタ包装の裏側を例解する平面図である。
【0044】
図3】一実施形態による、不正開封された状態のタンパーエビデントブリスタ包装の裏側を例解する平面図である。
【0045】
図4】一実施形態による、アクセス窓を通してペレットを分配するために、空洞にユーザ圧力が適用された状態のタンパーエビデントブリスタ包装の前面を例解する平面図である。
【0046】
図5】一実施形態による、ブリスタアセンブリがスリーブから取り出された、不正開封された状態のタンパーエビデントブリスタ包装の裏側を例解する平面図である。
【0047】
図6】一実施形態による、タンパーエビデントブリスタ包装を例解する側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0048】
以下の開示は、感圧接着剤層が、一実施形態において、スリーブ内に提供される接触窓を通してブリスタ空洞及び/又は区画の裏当て材料に接合された、タンパー/完全性エビデント包装及び方法に関する改善を提供する特定の実施形態を詳述する。接触窓は、ブリスタ空洞内の任意の製品及び/又はペレットがそこから放出されることを可能にするのに十分な開口部が備えられる。感圧接着剤層は、任意選択的に、接触窓と略垂直に整列した様式で穿孔され得る。
【0049】
ここで図面を参照すると、図1図5は、頂部側3A及び底部側3Bを備えるスリーブ3を有する、タンパーエビデントブリスタ包装1を開示する。包装1は、消耗品又はペレット9を含有する、空洞7を備えるブリスタアセンブリ12を収容する。ペレット9は、所望により、チューインガム若しくは他の菓子又は薬剤のピルなどの食品のうちの任意の1つであり得る。スリーブ3は、底部側3B上に切り欠き13を有して、ブリスタアセンブリ12への容易な到達及びアクセスを可能にし得る。空洞7からペレット9を分配するためのデジタル圧力又は力を介したユーザの相互作用を可能にする1つ以上のアクセス窓5もまた、提供され得る。ブリスタアセンブリ12におけるペレット9とのユーザアクセス及び相互作用は、スリーブ3上に提供された窪み又は輪郭などの視覚的箇所の手掛かりを介して、頂部側3Aに直接圧力又は他の手段によって達成され得る。
【0050】
図2及び図3に示されるように、接触窓21は、スリーブ3の底部側3B上に、ブリスタ空洞7のうちの少なくとも1つの上に直接かつ垂直に整列して提供される。接触窓21は、アクセス窓5の反対側に整列し、ペレット9が空洞7から分配されることを可能にするのに十分に広い開口部を有する。製品/ペレット9が、ブリスタアセンブリ12の空洞7内に包装されると、ブリスタアセンブリ12は、スリーブ3に摺動可能に挿入され、接触窓21は、任意の1つのブリスタ空洞7と垂直に整列する。空洞7は、箔、プラスチック、若しくは板紙などの膜又は裏当て材料19によって封入され得る。所望により、複数の接触窓21が、スリーブ3において作製され得る。
【0051】
その後、包装完全性特徴部15(例えば、感圧接着剤層)が、接触窓21上でスリーブ3の底部側3Bに適用される。次いで、この接着剤層15は、スリーブ3及びブリスタ空洞7の裏当て材料19の両方に接触窓21を通って接合し、スリーブ3及びブリスタアセンブリ12をともに(裏当て材料19を介して)係止する。接着剤層15は、スリーブ3の底部側3Bの実質的に全体の上に提供されるか、又は、例えば、接触窓21の上にのみなど、より狭く構成されてもよい。本発明のタンパーエビデント包装1の改善は、ペレット9の包装が膜19のこのような使用を更に必要としない場合、膜19を使用することなく、感圧接着剤15をスリーブ3の空洞7に直接接着することによって依然として達成され得ることに留意されたい。このような構成では、接着剤層15は、スリーブ3及びブリスタアセンブリ12をともに直接接合する。
【0052】
更に、以下の図2及び図3に示されるように、接触窓21は、任意選択的に、製造元又は製造業者のいくつかの印17、例えば、UPCラベルによって覆われる。このようにして、印17は、シールが破損している場合に視覚的に検出可能にし、品目が購入されることを防止する(すなわち、レジスタでスキャンすることができない)。代替的に、印17はまた、元の製造業者によって作製され、偽造ではなかったことを示すための追加の特徴を含有することができる。
【0053】
接着剤層15は、エラストマー及び粘着付与剤から形成され得る。エラストマーは、限定されるものではないが、天然ゴム、ビニルエーテル、アクリル、ブチルゴム、スチレンブロックコポリマー、シリコーン、又はニトリルなどの材料であり得る。粘着付与剤は、限定されるものではないが、テルペン、芳香族樹脂、水素添加炭化水素樹脂、又はテルペン-フェノール樹脂などの材料であり得る。接着剤層15は、永久的又は一時的であり得る。
【0054】
図4及び図5から見られ得るように、ペレット9を、ブリスタ空洞7を通して分配するためのアクセス窓5上のユーザ圧力、並びにブリスタアセンブリ12を摺動/取り出すことは、感圧接着剤層15を損なうことになり、不正開封の印を提供する。示されるように、スリーブ3の底部側3B内の接触窓21が示されており、ユーザによってアクセスされるときにより清潔な外観を作り出す任意の(開放)有孔接着剤層15が示される。換言すると、接着剤層15の穿孔は、概して、接触窓21の周囲を輪郭形成する。また、任意選択的に印刷された印、製造元、又は製造業者17(例えば、UPCラベル)は、一度破損すると、製品/ペレット9へ不正開封又はアクセスの前に追加の指標を提供する。
【0055】
ここで図6を参照すると、本発明のタンパーエビデントブリスタ包装1の側面断面図が示される。包装1は、頂部側3A及び底部側3Bを備えるスリーブ3を有し、ブリスタアセンブリ12が、スリーブの中に摺動可能に提供される。アセンブリ12は、所望によりペレット9を収容する空洞7を更に含む。スリーブ3は、空洞7からペレット9を分配するためのデジタル圧力又は力を介したユーザの相互作用を可能にする、アクセス窓5を更に提供する。
【0056】
更に図6を参照すると、接触窓21は、スリーブ3の底部側3B上に、ブリスタ空洞7のうちの少なくとも1つの上に直接かつ垂直に整列して提供される。接触窓21は、ペレット9が空洞7から分配されることを可能にするのに十分に広い開口部を有する。見られ得るように、ブリスタアセンブリ12は、スリーブ3に摺動可能に挿入され、接触窓21は、任意の1つのブリスタ空洞7と垂直に整列する。空洞7は、任意選択的な膜又は裏当て材料(図示せず)によって封入され得る。所望により、複数の接触窓21が、スリーブ3において作製され得る。
【0057】
示されるように、感圧接着剤層15は、接触窓21上でスリーブ3の底部側3Bに適用される。次いで、この接着剤層15は、ブリスタ空洞7のスリーブ3の両方に接触窓21を通って接合し、スリーブ3及びブリスタアセンブリ12をともに係止する。接着剤層15は、スリーブ3の底部側3Bの実質的に全体の上に提供されるか、又は、例えば、接触窓21の上にのみなど、より狭く構成されてもよい。
【0058】
本明細書に列挙される出版物、特許出願、及び特許を含むすべての参考文献は、あたかも各参考文献が参照により組み込まれるものであると個別にかつ具体的に示され、その全体が本明細書に記載されたのと同程度まで、参照により本明細書に組み込まれる。
【0059】
「a」及び「an」及び「the」という用語、並びに同様の指示語の使用は、本発明を記載する文脈において(特に、以下の特許請求の範囲の文脈において)、本明細書に別途指示がない限り、又は文脈に明らかな矛盾がない限り、単数及び複数の両方を包含すると解釈されるものとする。「備える(comprising)」、「有する(having)」、「含む(including)」、及び「含有する(containing)」という用語は、別途言及のない限り、オープンエンド形式の用語として解釈される(すなわち、「~を含むが、これらに限定されない」を意味する)ものとする。本明細書における値の範囲の列挙は、本明細書に別途指示がない限り、その範囲内にある各別個の値を個々に参照する省略表現法としての役割を果たすことを単に意図しており、各別個の値は、あたかもそれが本明細書で個々に列挙されたかのように本明細書に組み込まれる。本明細書に記載されるすべての方法は、本明細書に別途指示がない限り、又は文脈に明らかな矛盾がない限り、任意の好適な順序で実行することができる。本明細書に提供されるありとあらゆる実施例、又は例示的な言語(例えば、「など」)の使用は、本発明をより明らかにすることを単に意図しており、特許請求の範囲に別途記載されていない限り、本発明の範囲を制限しない。本明細書中のいずれの用語も、本発明の実施に不可欠なものとして、特許請求の範囲に記載されていない任意の要素を示すものと解釈されるべきではない。
【0060】
本発明を実施するための本発明者らにとって既知の最良の形態を含む、本発明の好ましい実施形態が、本明細書に記載される。それらの好ましい実施形態の変形例は、上記の説明を読むことで当業者には明白となり得る。本発明者らは、当業者が必要に応じてかかる変形例を用いることを期待し、また本発明者らは、本明細書に具体的に記載されるのとは別の形で本発明が実施されることを意図する。したがって、本開示は、適用法によって許容されるように、本明細書に添付された特許請求の範囲に記述された主題のすべての修正物及び等価物を含む。更に、そのすべての可能な変形例における上記の要素のいずれの組み合わせも、本明細書に別途指示がない限り、又は文脈に明らかな矛盾がない限り、本発明によって包含される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【外国語明細書】