(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024060112
(43)【公開日】2024-05-02
(54)【発明の名称】草履
(51)【国際特許分類】
A43B 3/00 20220101AFI20240424BHJP
【FI】
A43B3/00 103C
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021034062
(22)【出願日】2021-03-04
(71)【出願人】
【識別番号】500082492
【氏名又は名称】株式会社サカガワ
(74)【代理人】
【識別番号】100136205
【弁理士】
【氏名又は名称】佐々木 康
(72)【発明者】
【氏名】阪川 貴俊
【テーマコード(参考)】
4F050
【Fターム(参考)】
4F050AA15
4F050BA38
4F050HA58
(57)【要約】
【課題】 屈曲性よく、歩行しやすく、履き心地がいい草履の提供。
【解決手段】 雪駄100は、ソール部材101、滑り止め部材103、上層部材105、鼻緒107、及び、新部材109を有している。ソール部材101は、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)樹脂を主成分とする樹脂により成形される。雪駄100は、側面に、弾性空間101aを有している。弾性空間101aは、足の幅方向に沿って、ソール部材101を、貫通するように形成されている。ソール部材101は、弾性空間101aを、少なくとも、一般的に想定される使用者が雪駄100に足を配置した際に母指球が配置される母指球配置領域R3に有している。弾性空間101aは、ソール部材101内に、複数、形成されている。また、弾性空間101aは、ソール部材101のつま先側から踵側に渡って形成されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の弾性材料を用いて形成されるソール部材を有する草履であって、
前記ソール部材は、
足の幅方向に沿って、側面から内側に向かう凹形状を有する弾性空間を、少なくとも、つま先から踵に沿う長さ方向において、中心からつま先方向のつま先側領域に有すること、
を特徴とする草履。
【請求項2】
請求項1に係る草履において、
前記ソール部材は、さらに、
前記弾性空間を、少なくとも、当該草履に足を配置した際に母指球が配置される母指球配置領域に有すること、
を特徴とする草履。
【請求項3】
請求項1、又は、請求項2に係る草履において、
前記弾性空間は、
前記ソール部材を、貫通するように形成されていること、
を特徴とする草履。
【請求項4】
請求項1~請求項3のいずれかに係る草履において、
前記弾性空間は、
複数、形成されていること、
を特徴とする草履。
【請求項5】
請求項4に係る草履において、
前記弾性空間は、
前記ソール部材のつま先側から踵側に渡って形成されていること、
を特徴とする草履。
【請求項6】
請求項1~請求項5のいずれかに係る草履において、
前記ソール部材は、
裏面に、前記足の幅方向に沿って、溝が形成されていること、
を特徴とする草履。
【請求項7】
請求項1~請求項6のいずれかに係る草履において、
前記ソール部材は、
前記つま先側から前記踵側に沿って下側に凸形状となる前記裏面を有すること、
を特徴とする草履。
【請求項8】
請求項7に係る草履において、さらに、
前記つま先側から前記踵側に沿って下側に凸形状である芯部材であって、前記ソール部材の上面に配置される芯部材、を有する草履。
【請求項9】
請求項1~請求項8のいずれかに係る草履において、
前記ソール部材は、
前記裏面において、前記つま先側、及び/又は、前記踵側に、滑り止め部材を有すること、
を特徴とする草履。
【請求項10】
請求項1~請求項9のいずれかに係る草履において、さらに、
前記足を配置した際に、前記足の裏面と接する上層部材であって、所定の弾性部材を用いて形成される上層部材、を有する草履。
【請求項11】
請求項10に係る草履において、
前記上層部材は、
前記足の前記裏面と接する面に、和紙繊維を用いて形成される表面部材を有すること、
を特徴とする草履。
【請求項12】
草履に用いられる、所定の弾性材料を用いて形成されるソール部材であって、
足の幅方向に沿って、側面から内側に向かう凹形状を有する弾性空間を、少なくとも、つま先から踵に沿う長さ方向において、中心からつま先方向のつま先側領域に有すること、
を特徴とする草履のソール部材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、草履に関し、特に、ソール部材に弾性空間を有するものに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の草履について、類似するサンダルを用いて説明する。
図6を用いて説明する。
図6Aに示すように、軟質合成樹脂により一体成形されたサンダルにおいて、ヒール部3を、上下に対向する底面部4、上面部5、両部間を一体に連結する隔壁、及び、隔壁により区画され、かつ、ヒール部3両側面に開放された複数の凹所8により構成し、
図6B、Cに示すように、上記隔壁をヒール部3の中心にその長さ方向に形成される中央隔壁6と、その中央隔壁6にそれぞれヒール部側面に達する複数の補強隔壁7とにより構成したものである。
【0003】
これにより、軟質合成樹脂で一体成形されるサンダルのヒール部3において、凹所8をヒール部3の両側面に開放したことにより、凹所8に小石等の塊状物を噛み込む支障がなく、履き心地がよい。また、底面部4が摩耗しても隔壁の高さに直接影響しないので、その高さが不変である。従って、長期にわたり体重支持機能、及び、クッション機能を維持することができる。
【0004】
更に、隔壁を中間隔壁6とその両側に形成される補強隔壁7とにより構成したため、隔壁が相互に補強し合い、腰折れを生じることがない。また、隔壁の下部と上部には、ヒール部3の底面部4と表面部5とが一体に形成されているため、道路等の凹凸部分に載った際、底面部4に作用する集中荷重は、底面部4、各隔壁、及び、表面部5において分散され、人体の足裏に均等に作用する。また、人体の体重に対向する表面部5に現われる反作用も各隔壁、及び、表面部5に分散される。従って、足裏の一部分が固いという感触がなく、全体として柔軟になるので、履き心地がよい(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前述のサンダルには以下に示すような改善すべき点がある。前述のサンダルでは、凹所8をヒール部3の両側面に開放することによって、体重支持機能、及び、クッション機能を維持し、履き心地をよくしている。これは、足の甲を覆ういわゆるアッパーを有するサンダルでは、歩行動作において、ヒール部が足裏の運動に追従しやすいため、踵着地における衝撃緩和が、履きゴゴチに影響することによる。
【0007】
一方、鼻緒と足指で掴みながら歩行する必要がある草履では、歩行動作において、ヒール部が足裏の運動に追従させず、ヒール部を地面に擦るように歩行することが多い。このため、草履は、アッパーを有する履物とは異なる履き心地を有している。このような草履において、ヒール部を足裏の運動に追従させようとした場合、踵への衝撃に加えて、鼻緒を掴み、足裏を屈曲させる際の足の屈曲領域であるつま先側半分の領域、特に、母指球あたりの領域への衝撃を緩和する必要がある、という改善すべき点がある。
【0008】
また、草履において、足裏の屈曲、及び、歩行動作においてヒール部を足裏の運動に追従させるためには、草履のソール部材を、つま先から踵に沿う方向に屈曲しやすくする必要がある、という改善すべき点がある。
【0009】
そこで、本発明は、屈曲性よく、歩行しやすく、履き心地がいい草履を提供することを目的とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る草履は、所定の弾性材料を用いて形成されるソール部材を有する草履であって、前記ソール部材は、足の幅方向に沿って、側面から内側に向かう凹形状を有する弾性空間を、少なくとも、つま先から踵に沿う長さ方向において、中心からつま先方向のつま先側領域に有すること、を特徴とする。
【0011】
これにより、草履において、つま先側領域への衝撃を緩和できる。また、草履のソール部材を、つま先から踵に沿う方向に屈曲しやすくできる。よって、歩行しやすく、履き心地がいい草履を提供できる。
【0012】
本発明に係る草履では、前記ソール部材は、さらに、前記弾性空間を、少なくとも、当該草履に足を配置した際に母指球が配置される母指球配置領域に有すること、を特徴とする。
【0013】
これにより、草履において、荷重がかかりやすい母指球配置領域への衝撃を緩和できる。また、草履のソール部材を、つま先から踵に沿う方向に屈曲しやすくできる。よって、歩行しやすく、履き心地がいい草履を提供できる。
【0014】
本発明に係る草履では、前記弾性空間は、前記ソール部材を、貫通するように形成されていること、を特徴とする。
【0015】
これにより、歩行の際の衝撃を、より緩和できるとともに、草履のソール部材を、つま先から踵に沿う方向により屈曲しやすくできる。
【0016】
本発明に係る草履では、前記弾性空間は、複数、形成されていること、を特徴とする。
【0017】
これにより、歩行の際の衝撃を、より緩和できるとともに、草履のソール部材を、つま先から踵に沿う方向により屈曲しやすくできる。
【0018】
本発明に係る草履では、前記弾性空間は、前記ソール部材のつま先側から踵側に渡って形成されていること、を特徴とする。
【0019】
これにより、歩行の際の衝撃を、踵からつま先まで、ソール部材全体で緩和できる。また、草履のソール部材を、つま先から踵に沿う方向により屈曲しやすくできる。
【0020】
本発明に係る草履では、前記ソール部材は、裏面に、前記足の幅方向に沿って、溝が形成されていること、を特徴とする。
【0021】
これにより、草履のソール部材を、つま先から踵に沿う方向により屈曲しやすくできる。
【0022】
本発明に係る草履では、前記ソール部材は、前記つま先側から前記踵側に沿って下側に凸形状となる前記裏面を有すること、を特徴とする。
【0023】
これにより、草履のソール部材を、つま先から踵に沿う方向により屈曲しやすくできる。
【0024】
本発明に係る草履では、さらに、前記つま先側から前記踵側に沿って下側に凸形状である芯部材であって、前記ソール部材の上面に配置される芯部材、を有する。
【0025】
これにより、草履のソール部材を、つま先から踵に沿う方向により屈曲しやすくできる。
【0026】
本発明に係る草履では、前記ソール部材は、前記裏面において、前記つま先側、及び/又は、前記踵側に、滑り止め部材を有すること、を特徴とする。
【0027】
これにより、歩行の際に生じるずれを防止できるため、草履のソール部材を、つま先から踵に沿う方向により屈曲しやすくできる。
【0028】
本発明に係る草履では、さらに、前記足を配置した際に、前記足の裏面と接する上層部材であって、所定の弾性部材を用いて形成される上層部材、を有する。
【0029】
これにより、履き心地がいい草履を提供できる。
【0030】
本発明に係る草履では、前記上層部材は、前記足の前記裏面と接する面に、和紙繊維を用いて形成される表面部材を有すること、を特徴とする。
【0031】
これにより、履き心地がいい草履を提供できる。
【0032】
本発明に係る草履のソール部材は、草履に用いられる、所定の弾性材料を用いて形成されるソール部材であって、足の幅方向に沿って、側面から内側に向かう凹形状を有する弾性空間を、少なくとも、つま先から踵に沿う長さ方向において、中心からつま先方向のつま先側領域に有すること、を特徴とする。
【0033】
これにより、草履において、つま先側領域への衝撃を緩和できる。また、草履のソール部材を、つま先から踵に沿う方向に屈曲しやすくできる。よって、履き心地がいい草履のソール部材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【
図1】本発明に係る草履の一実施例である雪駄100を示す斜視図である。
【
図4】ソール部材101を示す図であり、Aは斜視図であり、Bは平面図である。
【
図5】芯部材109を示す図であり、Aは側面図であり、Bは平面図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例0035】
以下、本発明に係る草履について、雪駄100を一例に説明する。雪駄は、鼻緒を有する草履の一種である。なお、雪駄100は履物であるため、左右対称の一対によって構成されるが、以下においては、左右いずれか一方についても雪駄100と表記する。
【0036】
図1に雪駄100の斜視図を示す。雪駄100は、ソール部材101、滑り止め部材103、上層部材105、鼻緒107、及び、芯部材109(図示せず、
図5参照)を有している。
【0037】
ソール部材101は、軽量で軟質の樹脂材、例えば、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)樹脂を主成分とする樹脂により成形される。
【0038】
雪駄100の側面図を
図2に示す。雪駄100は、側面に、弾性空間101aを有している。弾性空間101aは、足の幅方向に沿って、側面から内側に向かう凹形状を有している。また、 弾性空間101aは、ソール部材101を、貫通するように形成されている。
【0039】
ソール部材101は、弾性空間101aを、少なくとも、つま先から踵に沿う長さ方向において、全長の中心線Cからつま先方向のつま先側領域R1に有している。また、ソール部材101は、弾性空間101aを、少なくとも、一般的に想定される使用者が雪駄100に足を配置した際に母指球が配置される母指球配置領域R3に有している。
【0040】
弾性空間101aは、ソール部材101内に、複数、形成されている。また、弾性空間101aは、ソール部材101のつま先側から踵側に渡って形成されている。
【0041】
このように、ソール部材101に弾性空間101aを形成することによって、歩行の際に足のつま先側領域への衝撃を低減できる。また、ソール部材101のつま先から踵に沿う方向への屈曲性を向上できる。特に、雪駄100では、いわゆるアッパーを有する一般的な靴に比して、足の指で鼻緒を掴み、母指球を中心に足を屈曲させて地面を蹴る歩行動作が強くなる。このため、ソール部材101のつま先側領域R1における屈曲性、特に、母指球配置領域R3における屈曲性をよくすることによって、雪駄100を履くことによって、従来の雪駄に比して、履き心地がよく、容易に歩行できる。
【0042】
ソール部材101の裏面を
図3に示す。ソール部材101は、溝101bを有している。溝101bは、足の幅方向に沿って、複数、平行に、形成されている。このように、ソール部材101に溝101bを形成することによって、ソール部材101を、つま先から踵に沿う方向により屈曲しやすくできる。
【0043】
また、ソール部材101は、裏面において、滑り止め部材103を有している。滑り止め部材103は、つま先側に配置される滑り止め部材103a、及び、踵側に配置される滑り止め部材103bを有している。滑り止め部材103a、103bは、TPR(熱可塑性ゴム)により形成されている。
【0044】
滑り止め部材103を、つま先側、踵側に配置することによって、歩行の際に生じるずれを防止できるため、ソール部材101を、つま先から踵に沿う方向により屈曲しやすくできる。
【0045】
ソール部材101のみの斜視図を
図4に示す。ソール部材101は、上面から下に向かって凹形状を有する肉盗み101cを有している。なお、
図4においては、一部の肉盗み101cのみ符号で示している。肉盗み101cは、隣接する弾性空間101aの間に配置されている。このように肉盗み101cを形成することによって、ソール部材101の屈曲性を、より向上させることができる。
【0046】
なお、ソール部材101は、上面に、鼻緒の前緒の端部を収納する前緒収納空間101c、及び、鼻緒の横緒の端部を収納する前緒収納空間101dを有している。
【0047】
図2に戻って、上層部材105は、雪駄100の使用者が足を配置した際に、足の裏面と接する部材である。上層部材105は、高反発の弾性部材、例えば、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)樹脂を用いて形成されている。これにより、歩行の際に足に生ずる衝撃を緩和し、いわゆる履き心地をよくできる。
【0048】
また、上層部材105は、表面を被覆する表面部材105aを有している。つまり、上層部材105は、雪駄100の使用者が足を配置した際に、足の裏面と接する面に、表面部材1075aを有している。表面部材105aは、和紙繊維を用いて形成されている。雪駄100は、裸足で履くことも多いため、表面部材105aによって、足裏からの汗を吸収し、履き心地をよくできる。
【0049】
雪駄100において用いられる芯部材109ついて、
図5を用いて説明する。
図5Aは、芯部材109の側面を、
図5Bは、芯部材109の平面を、それぞれ示している。芯部材109は、を用いて形成されている。芯部材109は、ソール部材101の上面に、また、上層部材105の下面に、つまり、ソール部材101と上層部材105との間に配置される。芯部材109は、つま先側から踵側に沿って下側に凸形状を有している。芯部材109は、紙材と木材の合板に形成されており、雪駄100においては、紙材-ベニヤ板-紙材の三層構造により形成されている。
【0050】
このような芯部材109を、ソール部材101の上面に配置することによって、ソール部材101を、つま先側から踵側に沿って下側に凸形状にできる。これにより、ソール部材101を、つま先から踵に沿う方向により屈曲しやすくでき、ひいては、歩行しやすく、履き心地のいい雪駄100を提供できる。
【0051】
[その他の実施形態]
(1)弾性空間101aの配置:前述の実施例1においては、雪駄100において、弾性空間101aをつま先から踵までの全体にわたって配置したが、中心よりつま先側のつま先側領域R1にのみ配置するようにしてもよい。また、弾性空間101aを、母指球配置領域R3にのみ配置するようにしてよい。
【0052】
(2)弾性空間101aの形状:前述の実施例1においては、弾性空間101aは、ソール部材101の幅方向に形成される貫通孔としたが、側面から内部に向かって形成される凹部であってもよい。
【0053】
(3)溝101b:前述の実施例1においては、ソール部材101の裏面に溝101bを形成するとしたが、所定の屈曲性を得られるのであれば、形成しなくてもよい。
【0054】
(4)ソール部材101の材質:前述の実施例1においては、ソール部材101は、EVA樹脂(エチレン酢酸ビニル共重合体)を主成分とする樹脂等の軽量で軟質の樹脂材により成形されるとしたが、所定の弾性を得られる材料であれば、例示のものに限定されない。例えば、その他のエラストマーを用いるようにしてもよい。
【0055】
(5)上層部材105:前述の実施例1においては、上層部材105は、高反発の弾性部材であるEVA樹脂(エチレン酢酸ビニル共重合体)によって形成されるとしたが、例示のものに限定されない。例えば、TPU(熱可塑性ポリウレタン)であってもよい。
【0056】
(6)表面部材105a:前述の実施例1においては、上層部材105の表面部材105aは、和紙繊維を用いて形成するとしたが、一般的な、布や革等の被覆材を用いて形成するようにしてもよい。
【0057】
(7)芯部材109:前述の実施例1においては、芯部材109は、紙材と木材の合板によって形成されるとしたが、所定の弾性力を得られるものであれば、例示のものに限定されない。例えば、芯部材109を、カーボンを用いて形成してもよい。
【0058】
(8)雪駄100:前述の実施例1においては、草履として雪駄100を例示したが、鼻緒があり、歯がなく、底面が面一の履物であれば、例示のものに限定されない。