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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024060196
(43)【公開日】2024-05-02
(54)【発明の名称】回路モジュール
(51)【国際特許分類】
   H05K 1/02 20060101AFI20240424BHJP
   H05K 1/14 20060101ALI20240424BHJP
【FI】
H05K1/02 F
H05K1/14 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022167403
(22)【出願日】2022-10-19
(71)【出願人】
【識別番号】000006231
【氏名又は名称】株式会社村田製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110000970
【氏名又は名称】弁理士法人 楓国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】大坪 喜人
【テーマコード(参考)】
5E338
5E344
【Fターム(参考)】
5E338AA02
5E338AA03
5E338AA16
5E338BB75
5E338CC08
5E338EE02
5E344AA01
5E344AA19
5E344AA22
5E344BB02
5E344BB06
5E344BB10
5E344CC24
5E344CD12
5E344DD02
5E344EE02
(57)【要約】
【課題】上回路基板と下回路基板との間に位置する部品が発生する熱を回路モジュール外に放出できる回路モジュールを提供する。
【解決手段】第1封止樹脂は、第1下主面と第2上主面との間に位置している。上回路基板第1実装電極は、第1下主面に位置している。下回路基板第1実装電極は、第2上主面に位置している。第1部品は、下回路基板第1実装電極に実装されており、かつ、第1封止樹脂内に位置している。第1導体層は、上回路基板に位置している。熱伝導部材は、下方向に見て、第1部品と重なっており、かつ、第1下主面と第2上主面との間の空間に位置しており、第1導体層と導体を介して連結されている。放熱部材の一部分は、上下軸に直交する方向に第1封止樹脂から露出している。放熱部材は、第1導体層と直接に連結されている。放熱部材の上下方向の厚みは、第1導体層の上下方向の厚みより大きい。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回路モジュールは、上回路基板と、下回路基板と、第1部品と、第1封止樹脂と、熱伝導部材と、第1導体層と、放熱部材と、を備えており、
前記上回路基板は、上回路基板本体及び1以上の上回路基板第1実装電極を含んでおり、
前記下回路基板は、下回路基板本体及び1以上の下回路基板第1実装電極を含んでおり、かつ、前記上回路基板の下に位置しており、
前記上回路基板本体は、第1上主面及び第1下主面を有しており、
前記下回路基板本体は、第2上主面及び第2下主面を有しており、
前記第1封止樹脂は、前記第1下主面と前記第2上主面との間に位置しており、
前記1以上の上回路基板第1実装電極は、前記第1下主面に位置しており、
前記1以上の下回路基板第1実装電極は、前記第2上主面に位置しており、
前記第1部品は、前記1以上の上回路基板第1実装電極又は前記1以上の下回路基板第1実装電極に実装されており、かつ、前記第1封止樹脂内に位置しており、
前記第1導体層は、前記上回路基板又は前記下回路基板に位置しており、
前記熱伝導部材は、下方向に見て、前記第1部品と重なっており、かつ、前記第1下主面、前記第2上主面又は前記第1下主面と前記第2上主面との間の空間に位置しており、前記第1導体層と直接に連結されている、又は、前記第1導体層と導体を介して連結されており、
前記放熱部材の一部分は、上下軸に直交する方向に前記第1封止樹脂から露出しており、
前記放熱部材は、前記第1導体層と直接に連結されている、又は、前記第1導体層と導体を介して連結されている、
回路モジュール。
【請求項2】
前記放熱部材の上下方向の厚みは、前記第1導体層の上下方向の厚みより大きい、
請求項1に記載の回路モジュール。
【請求項3】
前記熱伝導部材は、前記第1部品の上面又は下面に接触している、
請求項1又は請求項2に記載の回路モジュール。
【請求項4】
前記熱伝導部材は、上下軸に沿って延びる金属ピンである、
請求項3に記載の回路モジュール。
【請求項5】
前記第1部品は、グランド電極を含んでおり、
前記熱伝導部材は、前記第1下主面又は前記第1上主面に位置するグランド実装電極であり、
前記グランド電極は、前記グランド実装電極に実装されている、
請求項1又は請求項2に記載の回路モジュール。
【請求項6】
前記放熱部材の上下方向の長さは、前記上回路基板と前記下回路基板との間隔と等しい、
請求項1又は請求項2に記載の回路モジュール。
【請求項7】
前記回路モジュールは、導体部材を、更に備えており、
前記導体部材は、前記上回路基板と前記下回路基板とを電気的に接続し、
下方向に見た前記放熱部材の面積は、下方向に見た前記導体部材の面積より大きい、
請求項1又は請求項2に記載の回路モジュール。
【請求項8】
下方向に見て、前記第1導体層は、直線形状を有している、
請求項1又は請求項2に記載の回路モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、上回路基板及び下回路基板を備える電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の回路モジュールに関する発明としては、例えば、特許文献1に記載の半導体デバイスパッケージが知られている。この複合基板は、第1基板と、第2基板と、導電構造とを備えている。第1基板は、第2基板の上に位置している。導電構造は、上下軸に沿って延びるピンである。導電構造は、第1基板の下主面及び第2基板の上主面に実装されている。これにより、導電構造は、第1基板と第2基板とを電気的に接続している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許第11133244号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の半導体デバイスパッケージにおいて、第1基板と第2基板との間に位置する部品が発生する熱を半導体デバイスパッケージ外に放出したいという要望がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上回路基板と下回路基板との間に位置する部品が発生する熱を回路モジュール外に放出できる回路モジュールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態に係る回路モジュールは、
回路モジュールは、上回路基板と、下回路基板と、第1部品と、第1封止樹脂と、熱伝導部材と、第1導体層と、放熱部材と、を備えており、
前記上回路基板は、上回路基板本体及び1以上の上回路基板第1実装電極を含んでおり、
前記下回路基板は、下回路基板本体及び1以上の下回路基板第1実装電極を含んでおり、かつ、前記上回路基板の下に位置しており、
前記上回路基板本体は、第1上主面及び第1下主面を有しており、
前記下回路基板本体は、第2上主面及び第2下主面を有しており、
前記第1封止樹脂は、前記第1下主面と前記第2上主面との間に位置しており、
前記1以上の上回路基板第1実装電極は、前記第1下主面に位置しており、
前記1以上の下回路基板第1実装電極は、前記第2上主面に位置しており、
前記第1部品は、前記1以上の上回路基板第1実装電極又は前記1以上の下回路基板第1実装電極に実装されており、かつ、前記第1封止樹脂内に位置しており、
前記第1導体層は、前記上回路基板又は前記下回路基板に位置しており、
前記熱伝導部材は、下方向に見て、前記第1部品と重なっており、かつ、前記第1下主面、前記第2上主面又は前記第1下主面と前記第2上主面との間の空間に位置しており、前記第1導体層と直接に連結されている、又は、前記第1導体層と導体を介して連結されており、
前記放熱部材の一部分は、上下軸に直交する方向に前記第1封止樹脂から露出しており、
前記放熱部材は、前記第1導体層と直接に連結されている、又は、前記第1導体層と導体を介して連結されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る回路モジュールによれば、上回路基板と下回路基板との間により多くの部品を実装できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、回路モジュール10の断面図である。
図2図2は、回路モジュール10の上面図である。
図3図3は、回路モジュール10の正面図である。
図4図4は、回路モジュール10aの正面図である。
図5図5は、回路モジュール10bの上面図である。
図6図6は、回路モジュール10cの断面図である。
図7図7は、回路モジュール10dの断面図である。
図8図8は、回路モジュール10eの断面図である。
図9図9は、回路モジュール10eの上面図である。
図10図10は、回路モジュール10fの断面図である。
図11図11は、回路モジュール10fの上面図である。
図12図12は、回路モジュール10gの断面図である。
図13図13は、回路モジュール10gの正面図である。
図14図14は、回路モジュール10gの上面図である。
図15図15は、回路モジュール10hの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施形態)
[回路モジュール10の構造]
以下に、本発明の第1の実施形態に係る回路モジュール10の構造について図面を参照しながら説明する。図1は、回路モジュール10の断面図である。図2は、回路モジュール10の上面図である。図3は、回路モジュール10の正面図である。
【0010】
以下では、図1に示すように、上回路基板12から下回路基板14へと向かう方向を下方向と定義する。また、上下軸に直交する軸を前後軸及び左右軸と定義する。上下軸と前後軸と左右軸とは、互いに直交している。前後軸は、図1の紙面垂直な軸に沿って延びる軸と一致している。左右軸は、図1の紙面の左右軸と一致している。ただし、本明細書における上下軸、左右軸及び前後軸は、説明の便宜上定義した方向であり、回路モジュール10の使用時における上下軸、左右軸及び前後軸と一致していなくてもよい。また、各図面において、上方向と下方向とを入れ替えてもよいし、左方向と右方向とを入れ替えてもよいし、前方向と後方向とを入れ替えてもよい。
【0011】
回路モジュール10は、スマートフォン等の無線通信端末に用いられる。回路モジュール10は、例えば、PA(Power Amplifier)やLNA(Low Noise Amplifier)等のIC(Integrated Circuit)及びコイルやコンデンサ等を含んでいる。コイルやコンデンサ等は、それぞれのICに対するインピーダンス整合回路用素子である。回路モジュール10は、直方体形状を有している。回路モジュール10は、図1に示すように、上回路基板12、下回路基板14、封止樹脂16、第1封止樹脂18、封止樹脂20、複数の部品22、複数の部品24、第1部品26、複数の部品27、複数の部品28、複数の導体部材34、複数の導体部材30、複数の導体部材32、導体部材35a~35d、熱伝導部材40、第1導体層42a~42d及び放熱部材44a~44dを備えている。
【0012】
上回路基板12は、上回路基板本体12a、複数の上回路基板実装電極12b、複数の上回路基板実装電極12c及び複数の上回路基板第1実装電極12dを含んでいる。上回路基板本体12aは、第1上主面S1及び第1下主面S2を有する板形状を有している。上回路基板本体12aは、下方向に見て、前後軸に沿って2本の辺、及び、左右軸に沿って延びる2本の辺を有する長方形状を有している。上回路基板本体12aは、多層構造を有している。上回路基板本体12aの内部には、図示しない電気回路が設けられている。上回路基板本体12aの材料は、例えば、ガラス・エポキシ又はLTCC(Low Temperature Cо-fired Ceramics)基板等である。
【0013】
複数の上回路基板実装電極12bは、図1に示すように、第1上主面S1に位置している。複数の上回路基板実装電極12c及び複数の上回路基板第1実装電極12dは、第1下主面S2に位置している。複数の上回路基板実装電極12b、複数の上回路基板実装電極12c及び複数の上回路基板第1実装電極12dは、下方向に見て、長方形状又は円形状を有している。複数の上回路基板実装電極12b、複数の上回路基板実装電極12c及び複数の上回路基板第1実装電極12dは、例えば、銅厚膜電極の表面にNiメッキ及びAuメッキが施された構造を有している。
【0014】
下回路基板14は、下回路基板本体14a、複数の下回路基板実装電極14b、複数の下回路基板第1実装電極14c、複数の下回路基板実装電極14d、複数の下回路基板実装電極14e及び複数の下回路基板実装電極14fを含んでいる。下回路基板本体14aは、第2上主面S11及び第2下主面S12を有する板形状を有している。下回路基板本体14aは、下方向に見て、前後軸に沿って延びる2本の辺、及び、左右軸に沿って延びる2本の辺を有する長方形状を有している。下回路基板本体14aは、多層構造を有している。下回路基板本体14aの内部には、図示しない電気回路が設けられている。下回路基板本体14aの材料は、例えば、ガラス・エポキシ又はLTCC基板等である。
【0015】
複数の下回路基板実装電極14b、複数の下回路基板第1実装電極14c及び複数の下回路基板実装電極14dは、図1に示すように、第2上主面S11に位置している。複数の下回路基板実装電極14e及び複数の下回路基板実装電極14fは、下回路基板本体14aの下主面に位置している。複数の下回路基板実装電極14b、複数の下回路基板第1実装電極14c、複数の下回路基板実装電極14d、複数の下回路基板実装電極14e及び複数の下回路基板実装電極14fは、下方向に見て、長方形状又は円形状を有している。複数の下回路基板実装電極14b、複数の下回路基板第1実装電極14c、複数の下回路基板実装電極14d、複数の下回路基板実装電極14e及び複数の下回路基板実装電極14fは、例えば、銅薄膜の表面にNiメッキ及びAuメッキが施された構造を有している。
【0016】
以上のような下回路基板14は、図1に示すように、上回路基板12の下に位置している。また、下回路基板14は、下方向に見て、上回路基板12と重なっている。下方向に見て、下回路基板14の外縁の全体は、上回路基板12の外縁の全体と重なっている。
【0017】
複数の導体部材30,34は、上回路基板12と下回路基板14とを電気的に接続している。複数の導体部材34は、金属部材又は導電部材である。複数の導体部材34は、例えば、金属ピンである。複数の導体部材34は、上下軸の沿って延びる棒形状を有している。複数の導体部材34の上下方向の長さは、複数の導体部材34の上下方向に直交する直交方向の長さの最大値より長い。複数の導体部材34の上端のそれぞれは、複数の上回路基板実装電極12cに半田により固定されている。複数の導体部材34の材料は、例えば、銅である。
【0018】
複数の導体部材30は、金属部材又は導電部材である。複数の導体部材30は、例えば、金属ピンである。複数の導体部材30は、上下軸の沿って延びる棒形状を有している。従って、複数の導体部材30の上下方向の長さは、複数の導体部材30の上下方向に直交する直交方向の長さの最大値より長い。更に、複数の導体部材30は、複数の導体部材34より太い。すなわち、複数の導体部材30の上下方向に直交する直交方向の長さの最大値は、複数の導体部材34の上下方向に直交する直交方向の長さの最大値より大きい。本実施形態では、複数の導体部材30の上端の面積は、複数の導体部材34の下端の面積より大きい。複数の導体部材30の上端のそれぞれは、複数の下回路基板実装電極14bに半田により固定されている。
【0019】
更に、複数の導体部材30は、複数の導体部材34の下に位置している。そして、複数の導体部材30の上端は、複数の導体部材34の下端に接触している。これにより、複数の導体部材30は、複数の導体部材34と電気的に接続されている。複数の導体部材30の材料は、例えば、銅である。以上の構造を有する複数の導体部材34及び複数の導体部材30は、上回路基板12と下回路基板14とを電気的に接続している。
【0020】
複数の導体部材32は、金属ピンである。複数の導体部材32は、上下軸の沿って延びる棒形状を有している。複数の導体部材32の上下方向の長さは、複数の導体部材32の上下方向に直交する直交方向の長さの最大値より長い。複数の導体部材32は、第2下主面S12に接続されている。具体的には、複数の導体部材32の上端のそれぞれは、下回路基板14の下回路基板第1実装電極14cに半田により固定されている。複数の導体部材32は、回路モジュール10がマザーボードに実装される際に、マザーボードの実装電極に接触する。複数の導体部材32の材料は、例えば、銅である。
【0021】
複数の部品22は、複数の上回路基板実装電極12bに実装されている。複数の部品22は、チップコイルやチップコンデンサ、半導体集積回路等の電子部品である。
【0022】
複数の部品24は、複数の上回路基板第1実装電極12dに実装されている。複数の部品24は、チップコイルやチップコンデンサ、半導体集積回路等の電子部品である。
【0023】
複数の部品27は、複数の下回路基板実装電極14dに実装されている。複数の部品27は、チップコイルやチップコンデンサ、半導体集積回路等の電子部品である。
【0024】
複数の部品28は、複数の下回路基板実装電極14fに実装されている。複数の部品28は、チップコイルやチップコンデンサ、半導体集積回路等の電子部品である。
【0025】
第1部品26は、複数の下回路基板第1実装電極14cに実装されている。第1部品26は、駆動時に発熱する電子部品である。このような電子部品は、例えば、LNA(Low Noise Amplification)、PA(Power Amplification)、スイッチIC(Integrated Circuit)又はインダクタである。
【0026】
第1導体層42a~42dは、下回路基板に位置している。本実施形態では、第1導体層42a~42dは、第2上主面S11に位置している。第1導体層42a~42dは、前後軸に沿って延びている。下方向に見て、第1導体層42a~42dは、直線形状を有している。第1導体層42aは、下方向に見て、第1部品26の左前に位置している。第1導体層42bは、下方向に見て、第1部品26の右前に位置している。第1導体層42cは、下方向に見て、第1部品26の左後に位置している。第1導体層42dは、下方向に見て、第1部品26の右後に位置している。
【0027】
熱伝導部材40は、第1下主面S2と第2上主面S11との間の空間に位置している。熱伝導部材40は、第1部品26の上に位置している。これにより、熱伝導部材40は、下方向に見て、第1部品26と重なっている。本実施形態では、熱伝導部材40は、下方向に見て、第1部品26の全体と重なっている。更に、熱伝導部材40は、第1部品26の上面と接触している。熱伝導部材40は、例えば、銅等の金属板である。従って、熱伝導部材40の熱伝導率は、上回路基板本体12aの熱伝導率より高い。
【0028】
導体部材35a~35dは、金属ピンである。導体部材35a~35dは、上下軸の沿って延びる棒形状を有している。図2に示すように、導体部材35aは、下方向に見て、第1部品26の左前に位置している。導体部材35bは、下方向に見て、第1部品26の右前に位置している。導体部材35cは、下方向に見て、第1部品26の左後に位置している。導体部材35dは、下方向に見て、第1部品26の右後に位置している。
【0029】
導体部材35a~35dの上端は、熱伝導部材40に実装されている。導体部材35aの下端は、第1導体層42aの後端に実装されている。導体部材35bの下端は、第1導体層42bの後端に実装されている。導体部材35cの下端は、第1導体層42cの前端に実装されている。導体部材35dの下端は、第1導体層42dの前端に実装されている。これにより、熱伝導部材40は、第1導体層42a~42dと導体を介して連結されている。
【0030】
放熱部材44a~44dは、金属部材又は導電部材である。放熱部材44a~44dは、例えば、金属ピンである。図3に示すように、放熱部材44a~44dは、上下軸の沿って延びる棒形状を有している。放熱部材44a~44dの上下方向の厚みは、第1導体層42a~42dの上下方向の厚みより大きい。放熱部材44aの下端は、第1導体層42aの前端に実装されている。放熱部材44bの下端は、第1導体層42bの前端に実装されている。放熱部材44cの下端は、第1導体層42cの後端に実装されている。放熱部材44dの下端は、第1導体層42dの後端に実装されている。これにより、放熱部材44a~44dは、第1導体層42a~42dと直接に連結されている。
【0031】
第1封止樹脂18は、図1に示すように、第1下主面S2と第2上主面S11との間に位置している。第1封止樹脂18は、第1下主面S2及び第2上主面S11を覆っている。また、第1封止樹脂18は、複数の部品24、第1部品26、複数の部品27、複数の導体部材34、複数の導体部材30、複数の導体部材32、導体部材35a~35d、熱伝導部材40、第1導体層42a~42d及び放熱部材44a~44dを覆っている。その結果、複数の部品24、第1部品26、複数の部品27、複数の導体部材34、複数の導体部材30、複数の導体部材32、導体部材35a~35d、熱伝導部材40及び第1導体層42a~42dは、第1封止樹脂18内に位置している。ただし、放熱部材44a,44bは、第1封止樹脂18の前面において第1封止樹脂18から露出している。放熱部材44c,44dは、第1封止樹脂18の後面において第1封止樹脂18から露出している。これにより、放熱部材44a~44dの一部分は、上下軸に直交する方向に第1封止樹脂18から露出している。第1封止樹脂18は、直方体形状を有している。そして、下方向に見て、第1封止樹脂18の外縁の全体は、上回路基板12の外縁の全体及び下回路基板14の外縁の全体と重なっている。
【0032】
封止樹脂16は、図1に示すように、第1上主面S1を覆っている。また、封止樹脂16は、複数の部品22を覆っている。封止樹脂16は、直方体形状を有している。そして、下方向に見て、封止樹脂16の外縁の全体は、上回路基板12の外縁の全体及び下回路基板14の外縁の全体と重なっている。
【0033】
封止樹脂20は、図1に示すように、第2下主面S12を覆っている。また、封止樹脂20は、複数の導体部材32及び複数の部品28を覆っている。ただし、複数の導体部材32の下端部及び複数の部品28の下面は、封止樹脂20から露出している。封止樹脂20は、直方体形状を有している。そして、下方向に見て、封止樹脂20の外縁の全体は、上回路基板12の外縁の全体及び下回路基板14の外縁の全体と重なっている。以上のような第1封止樹脂18、封止樹脂16及び封止樹脂20の材料は、例えば、エポキシ樹脂である。
【0034】
[効果]
回路モジュール10によれば、上回路基板12と下回路基板14との間に位置する第1部品26が発生する熱を回路モジュール10外に放出できる。より詳細には、熱伝導部材40は、第1下主面S2と第2上主面S11との間の空間に位置している。更に、熱伝導部材40は、下方向に見て、第1部品26と重なっている。これにより、第1部品26が発生した熱は、熱伝導部材40に伝達される。そして、熱伝導部材40は、第1導体層42a~42dと導体部材35a~35dを介して連結されている。放熱部材44a~44dのそれぞれは、第1導体層42a~42dと直接に連結されている。これにより、熱伝導部材40に伝達された熱は、第1導体層42a~42dを介して放熱部材44a~44dに伝達される。ここで、放熱部材44a~44dの一部分は、上下軸に直交する方向に第1封止樹脂18から露出している。これにより、放熱部材44a~44dに伝達された熱は、回路モジュール10外に放出される。この場合、例えば、筐体が回路モジュール10に近接していると、筐体の側面から熱が効果的に放出される。以上より、回路モジュール10によれば、上回路基板12と下回路基板14との間に位置する第1部品26が発生する熱を回路モジュール10外に放出できる。
【0035】
また、放熱部材44a~44dの上下方向の厚みは、第1導体層42a~42dの上下方向の厚みより大きい。すなわち、放熱部材44a~44dは、大きな面積で第1封止樹脂18から露出している。これにより、放熱部材44a~44dに伝達された熱は、回路モジュール10外により効率よく放出される。
【0036】
回路モジュール10では、熱伝導部材40は、第1部品26の上面に接触している。これにより、第1部品26が発生した熱は、熱伝導部材40に効率よく伝達される。その結果、上回路基板12と下回路基板14との間に位置する第1部品26が発生する熱を回路モジュール10外に効率よく放出できる。
【0037】
(第1変形例)
以下に、第1変形例に係る回路モジュール10aについて図面を参照しながら説明する。図4は、回路モジュール10aの正面図である。
【0038】
回路モジュール10aは、放熱部材44a~44dの上下軸に沿う方向の長さにおいて回路モジュール10と相違する。より詳細には、回路モジュール10では、放熱部材44a~44dの上端は、第1下主面S2に接していない。一方、回路モジュール10aでは、放熱部材44a~44dの上端は、第1下主面S2に接している。従って、放熱部材44a~44dの上下方向の長さは、上回路基板12と下回路基板14との間隔と等しい。これにより、放熱部材44a~44dが第1封止樹脂18から露出している面積が大きくなる。その結果、上回路基板12と下回路基板14との間に位置する第1部品26が発生する熱を回路モジュール10a外に効率よく放出できる。回路モジュール10aのその他の構造は、回路モジュール10と同じであるので説明を省略する。回路モジュール10aは、回路モジュール10と同じ作用効果を奏する。
【0039】
(第2変形例)
以下に、第2変形例に係る回路モジュール10bについて図面を参照しながら説明する。図5は、回路モジュール10bの上面図である。
【0040】
回路モジュール10bは、下方向見た放熱部材44a~44dの面積において回路モジュール10と相違する。より詳細には、下方向見た放熱部材44a~44dの面積は、下方向に見た導体部材35a~35dの面積より大きい。これにより、放熱部材44a~44dが第1封止樹脂18から露出している面積が大きくなる。その結果、上回路基板12と下回路基板14との間に位置する第1部品26が発生する熱を回路モジュール10b外に効率よく放出できる。回路モジュール10bのその他の構造は、回路モジュール10と同じであるので説明を省略する。回路モジュール10bは、回路モジュール10と同じ作用効果を奏する。
【0041】
(第3変形例)
以下に、第3変形例に係る回路モジュール10cについて図面を参照しながら説明する。図6は、回路モジュール10cの断面図である。
【0042】
回路モジュール10cは、下方向見た導体部材35a~35dの面積において回路モジュール10と相違する。より詳細には、下方向見た導体部材35a~35dの面積は、下方向に見た複数の導体部材30の面積より大きい。これにより、第1部品26が発生した熱は、導体部材35a~35dにより放熱部材44a~44dに効率よく伝達される。その結果、上回路基板12と下回路基板14との間に位置する第1部品26が発生する熱を回路モジュール10c外に効率よく放出できる。回路モジュール10cのその他の構造は、回路モジュール10と同じであるので説明を省略する。回路モジュール10cは、回路モジュール10と同じ作用効果を奏する。
【0043】
(第4変形例)
以下に、第4変形例に係る回路モジュール10dについて図面を参照しながら説明する。図7は、回路モジュール10dの断面図である。
【0044】
回路モジュール10dは、以下の点において回路モジュール10と相違する。
・回路モジュール10dが、導体部材37a~37d(導体部材37c,37dは図示せず)及び第1導体層43a~43d(第1導体層43c,43dは図示せず)を更に備えている。
・回路モジュール10dが、部品24の代わりに第1部品25を備えている。
【0045】
第1部品25は、複数の上回路基板第1実装電極12dに実装されている。また、第1導体層43a~43dは、上回路基板12に位置している。第1導体層43a~43dのそれぞれは、図7に示していない放熱部材44a~44dに連結されている。
【0046】
導体部材37a~37dは、金属ピンである。導体部材37a~37dは、上下軸に沿って延びている。導体部材37a~37dの下端は、熱伝導部材40に実装されている。導体部材37aの下端は、第1導体層43aの後端に実装されている。導体部材37bの下端は、第1導体層43bの後端に実装されている。導体部材37cの下端は、第1導体層43cの前端に実装されている。導体部材37dの下端は、第1導体層43dの前端に実装されている。
【0047】
これにより、第1部品25が発生した熱は、熱伝導部材40、導体部材37a~37d及び放熱部材44a~44dを介して回路モジュール10d外に放出される。回路モジュール10dのその他の構造は、回路モジュール10と同じであるので説明を省略する。回路モジュール10dは、回路モジュール10と同じ作用効果を奏する。
【0048】
(第5変形例)
以下に、第5変形例に係る回路モジュール10eについて図面を参照しながら説明する。図8は、回路モジュール10eの断面図である。図9は、回路モジュール10eの上面図である。
【0049】
回路モジュール10eは、熱伝導部材40の代わりに熱伝導部材40a~40dを備えている点において回路モジュール10dと相違する。熱伝導部材40a~40dは、上下軸に沿って延びる金属ピンである。熱伝導部材40a~40dの上端は、第1部品26の下面に接している。熱伝導部材40aの下端は、第1導体層43aの後部に実装されている。熱伝導部材40bの下端は、第1導体層43bの後部に実装されている。熱伝導部材40cの下端は、第1導体層43aの後端に実装されている。熱伝導部材40dの下端は、第1導体層43bの後端に実装されている。これにより、第1部品26が発生した熱は、熱伝導部材40a~40d、第1導体層43a,43b及び放熱部材44a,44bを介して回路モジュール10e外に放出される。回路モジュール10eのその他の構造は、回路モジュール10dと同じであるので説明を省略する。回路モジュール10eは、回路モジュール10dと同じ作用効果を奏する。
【0050】
(第6変形例)
以下に、第6変形例に係る回路モジュール10fについて図面を参照しながら説明する。図10は、回路モジュール10fの断面図である。図11は、回路モジュール10fの上面図である。
【0051】
回路モジュール10fは、熱伝導部材40a~40d,41a~41d及び導体部材39a~39dを更に備えている点において回路モジュール10と相違する。より詳細には、熱伝導部材41a~41dは、第1下主面S2に位置している。熱伝導部材41a~41dは、左右方向に延びている。熱伝導部材41a~41dは、導体層である。
【0052】
熱伝導部材40a~40dは、上下軸に沿って延びる金属ピンである。熱伝導部材40a~40dの下端は、第1部品26の上面に接している。熱伝導部材40aの上端は、熱伝導部材41aの右端に実装されている。熱伝導部材40bの上端は、熱伝導部材41bの左端に実装されている。熱伝導部材40cの上端は、熱伝導部材41cの右端に実装されている。熱伝導部材40dの上端は、熱伝導部材41dの左端に実装されている。
【0053】
熱伝導部材41aは、導体部材35a,39aを介して、第1導体層42aに連結されている。熱伝導部材41bは、導体部材35b,39bを介して、第1導体層42bに連結されている。熱伝導部材41cは、導体部材35c,39cを介して、第1導体層42cに連結されている。熱伝導部材41dは、導体部材35d,39dを介して、第1導体層42dに連結されている。これにより、第1部品26が発生した熱は、熱伝導部材40a~40d,41a~41d,導体部材39a~39d,35a~35d、第1導体層42a~42d及び放熱部材44a~44dを介して、回路モジュール10f外に放出される。回路モジュール10fのその他の構造は、回路モジュール10と同じであるので説明を省略する。回路モジュール10fは、回路モジュール10と同じ作用効果を奏する。
【0054】
(第7変形例)
以下に、第7変形例に係る回路モジュール10gについて図面を参照しながら説明する。図12は、回路モジュール10gの断面図である。図13は、回路モジュール10gの正面図である。図14は、回路モジュール10gの上面図である。
【0055】
回路モジュール10gは、以下の点において、回路モジュール10と相違する。
・第1部品26は、グランド電極26a~26dを含んでいる。
・下回路基板14は、グランド実装電極14g~14jを更に含んでいる。
【0056】
グランド実装電極14g~14jは、第2上主面S11に位置している。グランド実装電極14g~14jは、下方向に見て、第1部品26と重なっている。グランド電極26a~26dのそれぞれは、グランド実装電極14g~14jに実装されている。従って、回路モジュール10gでは、熱伝導部材は、第2上主面S11に位置するグランド実装電極14g~14jである。また、グランド実装電極14g~14jのそれぞれは、第1導体層42a~42dと直接に連結されている。回路モジュール10gのその他の構造は、回路モジュール10と同じであるので説明を省略する。回路モジュール10gは、回路モジュール10と同じ作用効果を奏する。
【0057】
(第8変形例)
以下に、第8変形例に係る回路モジュール10hについて図面を参照しながら説明する。図15は、回路モジュール10hの断面図である。
【0058】
回路モジュール10hは、複数の導体部材30を備えていない点において回路モジュール10gと相違する。複数の導体部材34の下端は、複数の下回路基板実装電極14bに実装されている。回路モジュール10hのその他の構造は、回路モジュール10gと同じであるので説明を省略する。回路モジュール10hは、回路モジュール10gと同じ作用効果を奏する。
【0059】
(その他の実施形態)
本発明に係る回路モジュールは、回路モジュール10,10a~10hに限らず、その要旨の範囲において変更可能である。また、回路モジュール10,10a~10hの構造を任意に組み合わせてもよい。
【0060】
なお、回路モジュール10,10a~10hは、複数の部品22を備えている。しかしながら、回路モジュール10,10a~10hは、1以上の部品22を備えていればよい。
【0061】
なお、回路モジュール10,10a~10hは、複数の部品24を備えている。しかしながら、回路モジュール10,10a~10hは、1以上の部品24を備えていればよい。
【0062】
なお、回路モジュール10,10a~10hは、複数の部品27を備えている。しかしながら、回路モジュール10,10a~10hは、1以上の部品27を備えていればよい。
【0063】
なお、回路モジュール10,10a~10hは、複数の部品28を備えている。しかしながら、回路モジュール10,10a~10hは、1以上の部品28を備えていればよい。
【0064】
なお、回路モジュール10,10a~10hは、複数の導体部材34を備えている。しかしながら、回路モジュール10,10a~10hは、1以上の導体部材34を備えていればよい。
【0065】
なお、回路モジュール10,10a~10hは、複数の導体部材30を備えている。しかしながら、回路モジュール10,10a~10hは、1以上の導体部材30を備えていればよい。
【0066】
なお、回路モジュール10,10a~10hは、複数の導体部材32を備えている。しかしながら、回路モジュール10,10a~10hは、1以上の導体部材32を備えていればよい。
【0067】
なお、回路モジュール10,10a~10hの前面、後面、左面、右面及び上面を覆うシールド部材が設けられてもよい。
【0068】
なお、複数の部品22、複数の部品24、複数の部品27及び複数の部品28は、必須の構成要件ではない。
【0069】
なお、封止樹脂16,20は、必須の構成要件ではない。
【0070】
なお、上回路基板12は、1以上の上回路基板第1実装電極を含んでいればよい。
【0071】
なお、下回路基板14は、1以上の下回路基板第1実装電極を含んでいればよい。
【0072】
なお、熱伝導部材は、第2上主面S11に位置していてもよい。
【0073】
なお、放熱部材は、第1導体層と導体を介して連結されていてもよい。
【0074】
なお、熱伝導部材は、第1部品下面に接触していてもよい。
【0075】
なお、熱伝導部材は、第1上主面に位置するグランド実装電極であってもよい。
【0076】
なお、第1導体層は、第1基板本体内又は第2基板本体内に位置していてもよい。
【0077】
また、複数の導体部材30,34及び放熱部材44a~44dは、メッキにより形成された電極であってよい。また、上回路基板本体12a及び下回路基板本体14aがLTCC基板である場合、複数の導体部材30,34及び放熱部材44a~44dは、焼結された金属であってもよい。
【0078】
本発明は、以下の構造を備える。
【0079】
(1)
回路モジュールは、上回路基板と、下回路基板と、第1部品と、第1封止樹脂と、熱伝導部材と、第1導体層と、放熱部材と、を備えており、
前記上回路基板は、上回路基板本体及び1以上の上回路基板第1実装電極を含んでおり、
前記下回路基板は、下回路基板本体及び1以上の下回路基板第1実装電極を含んでおり、かつ、前記上回路基板の下に位置しており、
前記上回路基板本体は、第1上主面及び第1下主面を有しており、
前記下回路基板本体は、第2上主面及び第2下主面を有しており、
前記第1封止樹脂は、前記第1下主面と前記第2上主面との間に位置しており、
前記1以上の上回路基板第1実装電極は、前記第1下主面に位置しており、
前記1以上の下回路基板第1実装電極は、前記第2上主面に位置しており、
前記第1部品は、前記1以上の上回路基板第1実装電極又は前記1以上の下回路基板第1実装電極に実装されており、かつ、前記第1封止樹脂内に位置しており、
前記第1導体層は、前記上回路基板又は前記下回路基板に位置しており、
前記熱伝導部材は、下方向に見て、前記第1部品と重なっており、かつ、前記第1下主面、前記第2上主面又は前記第1下主面と前記第2上主面との間の空間に位置しており、前記第1導体層と直接に連結されている、又は、前記第1導体層と導体を介して連結されており、
前記放熱部材の一部分は、上下軸に直交する方向に前記第1封止樹脂から露出しており、
前記放熱部材は、前記第1導体層と直接に連結されている、又は、前記第1導体層と導体を介して連結されている、
回路モジュール。
【0080】
(2)
前記放熱部材の上下方向の厚みは、前記第1導体層の上下方向の厚みより大きい、
(1)に記載の回路モジュール。
【0081】
(3)
前記熱伝導部材は、前記第1部品の上面又は下面に接触している、
(1)又は(2)に記載の回路モジュール。
【0082】
(4)
前記熱伝導部材は、上下軸に沿って延びる金属ピンである、
(3)に記載の回路モジュール。
【0083】
(5)
前記第1部品は、グランド電極を含んでおり、
前記熱伝導部材は、前記第1下主面又は前記第1上主面に位置するグランド実装電極であり、
前記グランド電極は、前記グランド実装電極に実装されている、
(1)ないし(3)のいずれかに記載の回路モジュール。
【0084】
(6)
前記放熱部材の上下方向の長さは、前記上回路基板と前記下回路基板との間隔と等しい、
(1)ないし(5)のいずれかに記載の回路モジュール。
【0085】
(7)
前記回路モジュールは、導体部材を、更に備えており、
前記導体部材は、前記上回路基板と前記下回路基板とを電気的に接続し、
下方向に見た前記放熱部材の面積は、下方向に見た前記導体部材の面積より大きい、
(1)ないし(6)のいずれかに記載の回路モジュール。
【0086】
(8)
下方向に見て、前記第1導体層は、直線形状を有している、
(1)ないし(7)のいずれかに記載の回路モジュール。
【符号の説明】
【0087】
10,10a~10h:回路モジュール
12:上回路基板
12a:上回路基板本体
12b,12c:上回路基板実装電極
12d:上回路基板第1実装電極
14:下回路基板
14a:下回路基板本体
14b,14d~14f:下回路基板実装電極
14c:下回路基板第1実装電極
14g~14j:グランド実装電極
16,20:封止樹脂
18:第1封止樹脂
25,26:第1部品
26a~26d:グランド電極
40,40a~40d,41a~41d:熱伝導部材
42a~42d,43a,43b:第1導体層
44a~44d:放熱部材
S1:第1上主面
S11:第2上主面
S12:第2下主面
S2:第1下主面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15