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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024060229
(43)【公開日】2024-05-02
(54)【発明の名称】販売状況告知装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/015 20230101AFI20240424BHJP
   G06Q 30/06 20230101ALI20240424BHJP
【FI】
G06Q30/02 470
G06Q30/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022167468
(22)【出願日】2022-10-19
(71)【出願人】
【識別番号】515303584
【氏名又は名称】株式会社FOOD & LIFE COMPANIES
(74)【代理人】
【識別番号】100110788
【弁理士】
【氏名又は名称】椿 豊
(74)【代理人】
【識別番号】100124589
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 竜郎
(72)【発明者】
【氏名】小河 博嗣
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB08
5L030BB72
5L049BB08
5L049BB72
(57)【要約】
【課題】商品の販売状況を的確に顧客に告知することができる販売状況告知装置を提供する。
【解決手段】販売状況告知装置は、1つの店舗においての販売終了の商品、売切れの商品、準備中の商品、および入荷がない商品の情報を入力する入力手段と、1つの店舗内の受付システムの画面に、販売終了の商品、売切れの商品、準備中の商品、および入荷がない商品の情報を表示する表示手段と、入力された情報を、複数店舗それぞれの情報を保存することが可能である外部サーバに送信し、1つの店舗の情報として保存させる保存手段と、利用者が知りたい店舗の情報とともに、その店舗の情報の取得要求を外部端末装置から受付ける受付手段と、情報と取得要求の受付が行われたときに、その情報が示す店舗の情報を検索し、外部端末装置に送信する送信手段とを備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数店舗ごとの商品の販売状況を、顧客に告知する販売状況告知装置であって、
前記複数店舗のうちの1つの店舗内で提供する商品のリストを格納するデータベースと、
前記データベースに格納された商品のうち、前記1つの店舗においての販売終了の商品、売切れの商品、準備中の商品、および入荷がない商品の情報を入力する入力手段と、
前記入力手段によって入力された情報を保存する第1の保存手段と、
前記保存された情報を読み出して、前記1つの店舗内の受付システムの画面に、販売終了の商品、売切れの商品、準備中の商品、および入荷がない商品の情報を表示する表示手段と、
前記入力手段によって入力された情報を、前記複数店舗それぞれの情報を保存することが可能である外部サーバに送信し、前記1つの店舗の情報として保存させる第2の保存手段と、
利用者が知りたい店舗の情報とともに、その店舗の情報の取得要求を外部端末装置から受付ける受付手段と、
前記受付手段で情報と取得要求の受付が行われたときに、その情報が示す店舗の情報を前記外部サーバから検索し、前記外部端末装置に送信する送信手段とを備えた、販売状況告知装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、販売状況告知装置に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、レストラン、ファミリーレストラン、居酒屋、ファストフード店、その他各種飲食店において、客が店を訪問したときから帰るまでの管理を総合的に行う接客管理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001-134673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明は、商品の販売状況を的確に顧客に告知することができる販売状況告知装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明のある局面に従うと販売状況告知装置は、複数店舗ごとの商品の販売状況を、顧客に告知する販売状況告知装置であって、前記複数店舗のうちの1つの店舗内で提供する商品のリストを格納するデータベースと、前記データベースに格納された商品のうち、前記1つの店舗においての販売終了の商品、売切れの商品、準備中の商品、および入荷がない商品の情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された情報を保存する第1の保存手段と、前記保存された情報を読み出して、前記1つの店舗内の受付システムの画面に、販売終了の商品、売切れの商品、準備中の商品、および入荷がない商品の情報を表示する表示手段と、前記入力手段によって入力された情報を、前記複数店舗それぞれの情報を保存することが可能である外部サーバに送信し、前記1つの店舗の情報として保存させる第2の保存手段と、利用者が知りたい店舗の情報とともに、その店舗の情報の取得要求を外部端末装置から受付ける受付手段と、前記受付手段で情報と取得要求の受付が行われたときに、その情報が示す店舗の情報を前記外部サーバから検索し、前記外部端末装置に送信する送信手段とを備える。
【発明の効果】
【0006】
この発明によると、上記課題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の第1の実施の形態における販売状況告知装置の構成を示すブロック図である。
図2】店内受付システム125に表示される画面の具体例を示す図である。
図3】ホームページ(Webページ)内の商品メニューページに表示される画面の具体例を示す図である。
図4】ホームページ内のキャンペーンページに表示される画面の具体例を示す図である。
図5】ホームページ内の店舗一覧・詳細ページに表示される画面の具体例を示す図である。
図6】スマホアプリ内の商品メニューページに表示される画面の具体例を示す図である。
図7】スマホアプリ内のトップページに表示されるアイコンと、品切れ情報画面の具体例を示す図である。
図8】店内受付システム125に表示される画面の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[第1の実施の形態]
【0009】
図1は、本発明の第1の実施の形態における販売状況告知装置の構成を示すブロック図である。
【0010】
図を参照して販売状況告知装置は、店内の設備(図中下側)と店外の設備(図中上側)とを備えている。図では店内の設備として、1つの店舗内の設備が例示されている。実際には複数の店舗が存在し、それぞれの店舗に図中下側の設備が設置される。
【0011】
店内の設備として販売状況告知装置は、販売状況登録端末131と、販売状況登録端末131にWIFIなどで接続され、販売状況登録端末131からの情報を入力・保存するサーバ123と、サーバ123から情報を取得し、それを来店した顧客に表示する店内受付システム125と、サーバ123から情報を取得し、それを外部(店外)に送信するテイクアウトサーバ121とを備えている。
【0012】
テイクアウトサーバ121は、テイクアウトシステム用として各店舗に存在しているものであり、販売状況告知装置もそれを利用する。テイクアウトサーバ121は、店内・テイクアウト・デリバリーも含めた全商品についての品切れの情報を保存し、管理する。
【0013】
店内受付システム125およびテイクアウトサーバ121のそれぞれは、サーバ123に定期的にFTP(File Transfer Protocol)によってアクセスし、販売状況を取得し、表示や管理する情報を更新する。
【0014】
店外の設備として販売状況告知装置は、テイクアウトサーバ100と、CMS(Contents Management System)サーバ102とを備えている。
【0015】
CMSサーバ102は、販売状況取得APIを定期的に実行し、テイクアウトサーバ100から販売状況を得て、顧客に提供する情報を更新する。
【0016】
顧客は自己の保有するコンピュータ104やスマートフォン106からインターネットを介してCMSサーバ102にアクセスし、Webページやスマホアプリ用のデータを得て画面に表示させることができる。
【0017】
店内受付システム125、各種サーバ、スマートフォンは、コンピュータによって制御される。コンピュータは、中央処理装置(CPU)、ハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)のような大容量の記憶装置、プログラム実行時のワーキングエリアを構成するメモリ、キーボードやマウスのような入力装置、モニタやスピーカのような出力装置、I/Oのような入出力装置、電源装置、及びインターネットや外部機器などと接続するための通信装置を備えている。
【0018】
コンピュータのI/Oには、各種センサや、ディスプレイ・タッチパネルなど各種の構成が接続され、信号をやり取りすることで各構成が制御される。また、各構成からの信号をコンピュータが処理する。
【0019】
以上のようにして構成される販売状況告知装置は、複数店舗ごとの商品の販売状況や品切れ情報を、ホームページ、スマホアプリ、店内受付システム125を介して顧客に迅速かつ正確に(リアルタイムに)告知するものである。
【0020】
販売状況登録端末131が接続するサーバ123は、複数店舗のうちの1つの店舗内で提供する商品のリストを格納するデータベースを有する(他のサーバがこのデータベースを保持してもよい)。
【0021】
販売状況登録端末131は、データベースに格納された商品のうち、その店舗においての販売終了の商品、売切れの商品、準備中の商品、および入荷がない商品の情報を入力する。これは、データベースに基づいて画面に表示されたリストから、店員が販売中、販売終了、売切れ、準備中、入荷がない、のいずれかをクリックすることで、各商品の販売状況を入力するようにしてもよい。入力された情報は、サーバ123に保存される。
【0022】
店内受付システム125は、保存された情報を読み出して、その店舗内の店内受付システムの画面に、販売終了の商品、売切れの商品、準備中の商品、および入荷がない商品の情報を表示する。
【0023】
テイクアウトサーバ121は、入力された情報を、複数店舗それぞれの情報を保存することが可能であるテイクアウトサーバ121に送信し、その店舗の情報として保存させる。CMSサーバ102は、利用者が知りたい店舗の情報とともに、その店舗の情報の取得要求を外部端末装置(コンピュータ104やスマートフォン106)から受付ける。情報と取得要求の受付が行われたときに、CMSサーバ102は、その情報が示す店舗の情報を検索し、外部端末装置に送信する。
【0024】
図2は、店内受付システム125に表示される画面の具体例を示す図である。
【0025】
店舗に来店した顧客は、この画面の右側の欄から来店人数と座席指定の入力を行い、「発券」ボタンを押下する。これにより、プリンターから番号の付されたチケットが発券される。
【0026】
画面の左には、「只今ご提供できない商品」が、情報の更新時間とともに表示される。「只今ご提供できない商品」は、販売終了の商品、売切れ(本日分完売)の商品、準備中の商品、および入荷がない商品に区別され、それらがリスト形式で表示される。これを見て顧客は、販売が終了していること、商品の人気(早い時間に売切れとなる)や、準備中の商品については時間を遅らせると注文することができるなどを理解することができる。また、好みの商品がないときには店舗に入ることを諦めるなどの選択を行うことができる。
【0027】
なお、発券するチケットに「只今ご提供できない商品」をプリントしてもよい。また、「只今ご提供できない商品」を画面に表示した状態で、それに了承する旨のボタンを表示し、了承のボタンが押されたときのみ発券を行うようにしてもよい。
【0028】
図3は、ホームページ(Webページ)内の商品メニューページに表示される画面の具体例を示す図である。
【0029】
これは店舗を運営する会社が提供するホームページであり、その一部に図3の商品メニューページが含まれている。商品メニューページのトップ(A)には、商品情報を表示する部分よりも上側に、「各店舗の品切れ情報はこちら」のボタンが表示される。ボタンがクリックされると、画面は(B)に遷移し、店舗を選択することが可能となっている。都道府県、店舗名などをキーとした入力が行われると、(C)の画面の遷移し、キーに基づいて検索された店舗の「只今ご提供できない商品」である、販売終了の商品、売切れ(本日分完売)の商品、準備中の商品、および入荷がない商品がリスト形式で表示される。
【0030】
図4は、ホームページ内のキャンペーンページに表示される画面の具体例を示す図である。
【0031】
これは店舗を運営する会社が提供するホームページであり、その一部に図4のキャンペーンページが含まれている。キャンペーンページのトップ(A)には、キャンペーンの情報を表示する部分よりも下側に、「各店舗の品切れ情報はこちら」のボタンが表示される。ボタンがクリックされると、画面は(B)に遷移し、店舗を選択することが可能となっている。都道府県、店舗名などをキーとした入力が行われると、図3(C)と同様にキーに基づいて検索された店舗の「只今ご提供できない商品」である、販売終了の商品、売切れ(本日分完売)の商品、準備中の商品、および入荷がない商品がリスト形式で表示される。
【0032】
図5は、ホームページ内の店舗一覧・詳細ページに表示される画面の具体例を示す図である。
【0033】
これは店舗を運営する会社が提供するホームページであり、その一部に図5の店舗一覧・詳細ページが含まれている。店舗一覧・詳細ページのトップ(A)では、店舗一覧が表示されるが、最上部の入力欄を用いて店舗を絞り込むことが可能となっている。都道府県、店舗名などをキーとした入力が行われると、その条件に合致した店舗一覧のみが表示される。
【0034】
店舗一覧・詳細ページのトップ(A)の下部には、「品切れ情報」のボタンが表示される。「品切れ情報」のボタンがクリックされると、図3(C)と同様の図5(B)の表示がなされる。ここでは、図5(A)で表示されている店舗のそれぞれの品切れ情報が表示されてもよいし、(B)で店舗の都道府県、店舗名などをキーとした選択が行われると、キーに基づいて検索された店舗の品切れ情報がリスト形式で表示されてもよい。
【0035】
図6は、スマホアプリ内の商品メニューページに表示される画面の具体例を示す図である。
【0036】
スマホアプリ内の商品メニューページのトップ(A)にも、図3と同様に、商品情報を表示する部分よりも上側に、「各店舗の品切れ情報はこちら」のボタンが表示される。ボタンがクリックされると、画面は(B)に遷移し、店舗を選択することが可能となっている。都道府県、店舗名などをキーとした入力が行われると、(C)の画面の遷移し、キーに基づいて検索された店舗の「只今ご提供できない商品」である、販売終了の商品、売切れ(本日分完売)の商品、準備中の商品、および入荷がない商品がリスト形式で表示される。
【0037】
図7は、スマホアプリ内のトップページに表示されるアイコンと、品切れ情報画面の具体例を示す図である。
【0038】
図を参照してスマホアプリのトップページには、下部に「トップ」、「メニュー」、「受付・予約」、「お店を探す」、「品切れ情報」のアイコンが表示される。「メニュー」アイコンがクリックされると、図6(A)の画面に遷移する。「品切れ情報」のアイコンがクリックされると、図6(B)の画面に遷移する。これは図6(B)と同じ画面であり、店舗を選択することが可能となっている。都道府県、店舗名などをキーとした入力が行われると、図6(C)の画面に遷移する。
【0039】
図8は、店内受付システム125に表示される画面の変形例を示す図である。
【0040】
店舗に来店した顧客は、この画面の左下の欄から発券、チェックインの入力を行う。これにより、プリンターから番号の付されたチケットが発券される。
【0041】
画面の右には、「只今ご提供できない商品」が、情報の更新時間とともに表示される。「只今ご提供できない商品」は、販売終了の商品、売切れ(本日分完売)の商品、準備中の商品、および入荷がない商品に区別され、それらがリスト形式で表示される。これを見て顧客は、商品の販売終了や、商品の人気(早い時間に売切れとなる)や、準備中の商品については時間を遅らせると注文することができるなどを理解することができる。また、好みの商品がないときには店舗に入ることを諦めるなどの選択を行うことができる。
【0042】
なお、発券するチケットに「只今ご提供できない商品」をプリントしてもよい。また、「只今ご提供できない商品」を画面に表示した状態で、それに了承する旨のボタンを表示し、了承のボタンが押されたときのみ発券を行うようにしてもよい。
【0043】
上述の複数の実施の形態、およびそれに含まれる要素(一部の構成、一部の処理)を組み合わせたり、入替えたりすることで新たな別の実施の形態とすることもできる。
【0044】
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0045】
100 テイクアウトサーバ
102 CMS(Contents Management System)サーバ
104 コンピュータ
106 スマートフォン
121 テイクアウトサーバ
123 サーバ
125 店内受付システム
131 販売状況登録端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8