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  • 特開-スライドレール 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024060364
(43)【公開日】2024-05-02
(54)【発明の名称】スライドレール
(51)【国際特許分類】
   F16C 29/04 20060101AFI20240424BHJP
   A47B 88/493 20170101ALI20240424BHJP
   A47F 5/00 20060101ALI20240424BHJP
【FI】
F16C29/04
A47B88/493
A47F5/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022167689
(22)【出願日】2022-10-19
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年10月22日 フクシマガリレイ株式会社 滋賀工場にて、発明者高田仁が発明したスライドレールを配布。 令和3年10月29日 高千穂交易株式会社にて、発明者高田仁が発明したスライドレールを配布。 令和4年1月18日 パナソニック株式会社 大泉工場にて、発明者高田仁が発明したスライドレールを配布。
(71)【出願人】
【識別番号】591014271
【氏名又は名称】株式会社スカイ
(74)【代理人】
【識別番号】100145713
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 竜太
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(72)【発明者】
【氏名】高田 仁
【テーマコード(参考)】
3B118
3B160
3J104
【Fターム(参考)】
3B118DA12
3B160AA07
3B160AB31
3B160AB32
3B160EA03
3B160EA14
3B160EA32
3B160EA36
3J104AA13
3J104AA19
3J104AA23
3J104AA34
3J104BA06
3J104BA07
3J104CA02
3J104DA12
3J104DA16
3J104EA08
(57)【要約】
【課題】耐荷重性能を低下させることなく短手方向の大きさを小さくすることのできるスライドレールを提供する。
【解決手段】固定側ボール15は、固定レール11の一対の縁部11bの外面側と固定側中間レール13の一対の縁部13bの内面側との間に配置され、移動側ボール17は、移動レール12の一対の縁部12bの外面側と移動側中間レール14の一対の縁部14bの内面側との間に配置され、固定レール11の本体部11aには、固定レール11を固定側部材1に固定するネジ部材1aが本体部11aの他方の面側から螺合するネジ孔11a1が形成され、移動レール12の本体部12aには、移動レール12を移動側部材2に固定するネジ部材2aが本体部12aの他方の面側から螺合するネジ孔12a1が形成されている。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
固定側部材に対して移動側部材を所定の方向に往復動自在に支持するスライドレールであって、
前記固定側部材に固定される固定レールと、
前記移動側部材に固定される移動レールと、
前記固定レールに対して所定の方向に移動自在に構成される固定側中間レールと、
前記固定側中間レールに結合され、前記移動レールを移動自在に支持する移動側中間レールと、
前記固定レールと前記固定側中間レールとの間に設けられる固定側転動部材と、
前記移動レールと前記移動側中間レールとの間に設けられる移動側転動部材と、を備え、
前記固定レール、前記移動レール、前記固定側中間レールおよび前記移動側中間レールは、
それぞれ、板状部材を屈曲することによって形成され、
それぞれ、前記移動側部材の移動方向に延在する本体部と、前記本体部の短手方向両端側のそれぞれから前記本体部の一方の面側に張り出す一対の縁部と、を有し、
前記固定側転動部材は、前記固定レールの前記本体部の一方の面と前記固定側中間レールの前記本体部の一方の面とを互いに対向させた状態で、前記固定レールの一対の前記縁部の外面側と前記固定側中間レールの一対の前記縁部の内面側との間に配置され、
前記移動側転動部材は、前記移動レールの前記本体部の一方の面と前記移動側中間レールの前記本体部の一方の面とを互いに対向させた状態で、前記移動レールの一対の前記縁部の外面側と前記移動側中間レールの一対の前記縁部の内面側との間に配置され、
前記固定レールの前記本体部には、前記固定レールを前記固定側部材に固定するネジ部材が前記本体部の他方の面側から螺合するネジ孔が形成され、
前記移動レールの前記本体部には、前記移動レールを前記移動側部材に固定するネジ部材が前記本体部の他方の面側から螺合するネジ孔が形成されている
スライドレール。
【請求項2】
前記固定レールおよび前記移動レールは、それぞれの厚さ方向の大きさが、前記固定側中間レールおよび前記移動側中間レールの厚さ方向の大きさよりも大きく形成されている
請求項1に記載のスライドレール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、固定側部材に対して移動側部材を所定の方向に往復動自在に支持するスライドレールに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のスライドレールとしては、固定側部材に固定される固定レールと、移動側部材に固定される移動レールと、固定レールに対して移動自在である固定側中間レールと、固定側中間レールに結合され、移動レールを移動自在に支持する移動側中間レールと、固定レールと固定側中間レールとの間に設けられる固定側転動部材と、移動レールと移動側中間レールとの間に設けられる移動側転動部材と、を備えているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
従来のスライドレールは、固定レール、移動レール、固定側中間レールおよび移動側中間レールが、それぞれ、板状部材を屈曲することによって形成され、移動側部材の移動方向に延在する本体部と、本体部の短手方向両端側のそれぞれから本体部の一方の面側に張り出す一対の縁部と、を有している。
【0004】
従来のスライドレールの固定側転動部材は、固定レールの本体部の一方の面と固定側中間レールの本体部の一方の面とを互いに対向させた状態で、固定レールの一対の前記縁部の内面側と、固定側中間レールの一対の縁部の外面側との間に配置されている。また、移動側転動部材は、固定レールの本体部の一方の面と移動側中間レールの本体部の一方の面とを互いに対向させた状態で、移動レールの一対の縁部の内面側と、移動側中間レールの一対の前記縁部の外面側との間に配置されている。
【0005】
また、従来のスライドレールは、固定レールが、固定側中間レールが位置する本体部の一方の面側からネジ部材を挿入することによって固定側部材に固定され、移動レールが、移動側中間レールが位置する本体部の一方の面側からネジ部材を挿入することによって移動側部材に固定されている。
【0006】
従来のスライドレールは、固定レールおよび移動レールの本体部の短手方向の大きさに対して、固定側中間レールおよび移動側中間レールの本体部の短手方向の大きさが小さく形成されている。従来のスライドレールにおいて短手方向の大きさを小さく形成する場合には、固定側中間レールおよび移動側中間レールの短手方向の大きさをより小さく形成することが必要になるため、固定側中間レールおよび移動側中間レールの強度が低下して耐荷重性能が低下する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2020-75111号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来のスライドレールは、固定側中間レールおよび移動側中間レールを、板厚の大きな板状部材から形成することによって強度を向上させることが考えられる。しかし、固定側中間レールおよび移動側中間レールを板厚の大きな板状部材から形成したスライドレールは、固定レールと固定側中間レールとの間の空間、および、移動側中間レールと、移動レールとの間の空間が小さくなるため、固定側転動部材および移動側転動部材を保持するリテーナや、ネジ部材の頭部分を配置するための空間を確保することが困難である。
【0009】
本発明の目的とするところは、耐荷重性能を低下させることなく短手方向の大きさを小さくすることのできるスライドレールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係るスライドレールは、固定側部材に対して移動側部材を所定の方向に往復動自在に支持するスライドレールであって、前記固定側部材に固定される固定レールと、前記移動側部材に固定される移動レールと、前記固定レールに対して所定の方向に移動自在に構成される固定側中間レールと、前記固定側中間レールに結合され、前記移動レールを移動自在に支持する移動側中間レールと、前記固定レールと前記固定側中間レールとの間に設けられる固定側転動部材と、前記移動レールと前記移動側中間レールとの間に設けられる移動側転動部材と、を備え、前記固定レール、前記移動レール、前記固定側中間レールおよび前記移動側中間レールは、それぞれ、板状部材を屈曲することによって形成され、それぞれ、前記移動側部材の移動方向に延在する本体部と、前記本体部の短手方向両端側のそれぞれから前記本体部の一方の面側に張り出す一対の縁部と、を有し、前記固定側転動部材は、前記固定レールの前記本体部の一方の面と前記固定側中間レールの前記本体部の一方の面とを互いに対向させた状態で、前記固定レールの一対の前記縁部の外面側と前記固定側中間レールの一対の前記縁部の内面側との間に配置され、前記移動側転動部材は、前記移動レールの前記本体部の一方の面と前記移動側中間レールの前記本体部の一方の面とを互いに対向させた状態で、前記移動レールの一対の前記縁部の外面側と前記移動側中間レールの一対の前記縁部の内面側との間に配置され、前記固定レールの前記本体部には、前記固定レールを前記固定側部材に固定するネジ部材が前記本体部の他方の面側から螺合するネジ孔が形成され、前記移動レールの前記本体部には、前記移動レールを前記移動側部材に固定するネジ部材が前記本体部の他方の面側から螺合するネジ孔が形成されている。
【0011】
また、本発明に係るスライドレールは、好ましくは、前記固定レールおよび前記移動レールは、それぞれの厚さ方向の大きさが、前記固定側中間レールおよび前記移動側中間レールの厚さ方向の大きさよりも大きく形成されている。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、固定側中間レールの短手方向の大きさよりも小さく形成された固定レールを、固定側部材側からネジ部材を螺合させることによって固定側部材に固定するとともに、移動側中間レールの短手方向の大きさよりも小さく形成された移動レールを、移動側部材側からネジ部材を螺合させることによって移動側部材に固定することが可能となるので、固定レールおよび移動レールのそれぞれの板厚を大きく形成することが可能となり、耐荷重性能を低下させることなく短手方向の大きさを小さくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、本発明の一実施形態に係るスライドレールの縮小状態を示す斜視図である。
図2図2は、本発明の一実施形態に係るスライドレールの伸長状態を示す斜視図である。
図3図3は、本発明の一実施形態に係るスライドレールの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1乃至図3は本発明の一実施形態を示すものであり、図1はスライドレールの縮小状態を示す斜視図であり、図2はスライドレールの伸長状態を示す斜視図であり、図3はスライドレールの断面図である。
【0015】
本実施形態のスライドレール10は、例えば、オープンショーケースの固定側部材としての棚受けに対して移動側部材としての棚板を前後方向に移動自在に支持するものである。
【0016】
スライドレール10は、図1ないし図3に示すように、固定側部材1に固定される固定レール11と、移動側部材2に固定される移動レール12と、固定レール11に対して所定範囲内を移動自在に構成された固定側中間レール13と、固定側中間レール13に結合され、移動レール12を所定範囲内で移動自在に支持する移動側中間レール14と、固定レール11と固定側中間レール13との間に設けられる複数の固定側転動部材としての固定側ボール15と、複数の固定側ボール15を保持する固定側リテーナ16と、移動側中間レール14と移動レール12との間に設けられる複数の移動側転動部材としての移動側ボール17と、複数の移動側ボール17を保持する移動側リテーナ18と、を備えている。
【0017】
固定レール11は、例えば2.5mmの厚さ寸法を有する金属製の板状部材を屈曲することによって形成され、図3に示すように、移動側部材2の移動方向に延在する本体部11aと、本体部11aの短手方向両端側のそれぞれから本体部11aの一方の面側に張り出す一対の縁部11bと、を有している。本体部11aには、固定レール11を固定側部材1に固定するためのネジ部材1aが本体部11aの他方の面から螺合する複数のネジ孔11a1が形成されている。ここで、ネジ部材1aとしては、例えば、外径が4mmのネジが用いられる。一対の縁部11bの外面側には、本体部11aの延在する方向に沿って設けられ、固定側ボール15が転動する転動溝11b1が形成されている。
【0018】
移動レール12は、例えば2.5mmの厚さ寸法を有する金属製の板状部材を屈曲することによって形成され、図3に示すように、移動側部材2の移動方向に延在する本体部12aと、本体部12aの短手方向両端側のそれぞれから本体部12aの一方の面側に張り出す一対の縁部12bと、を有している。本体部12aには、移動レール12を移動側部材2に固定するためのネジ部材2aが本体部12aの他方の面から螺合する複数のネジ孔12a1が形成されている。ここで、ネジ部材2aとしては、例えば、外径が4mmのネジが用いられる。一対の縁部12bの外面側には、本体部12aの延在する方向に沿って設けられ、移動側ボール17が転動する転動溝12b1が形成されている。
【0019】
固定側中間レール13は、例えば1.5mmの厚さ寸法を有する金属製の板状部材を屈曲することによって形成され、図3に示すように、移動側部材2の移動方向に延在する本体部13aと、本体部13aの短手方向両端側のそれぞれから本体部13aの一方の面側に張り出す一対の縁部13bと、を有している。一対の縁部13bの内面側には、本体部13aの延在する方向に沿って設けられ、固定側ボール15が転動する転動溝13b1が形成されている。
【0020】
移動側中間レール14は、例えば1.5mmの厚さ寸法を有する金属製の板状部材を屈曲することによって形成され、図3に示すように、移動側部材2の移動方向に延在する本体部14aと、本体部14aの短手方向両端側のそれぞれから本体部14aの一方の面側に張り出す一対の縁部14bと、を有している。一対の縁部14bの内面側には、本体部14aの延在する方向に沿って設けられ、移動側ボール17が転動する転動溝14b1が形成されている。
【0021】
ここで、固定側中間レール13は、図3に示すように、本体部13aの他方の面を、移動側中間レール14の本体部14aの他方の面に対して、溶接等によって接合することによって一体に形成される。また、一体に形成された固定側中間レール13および移動側中間レール14は、短手方向の大きさが、例えば、20mmに形成されている。
【0022】
複数の固定側ボール15は、それぞれ、金属製の球形の部材であり、図3に示すように、固定レール11の一対の縁部11bの外面側と固定側中間レール13の一対の縁部13bの内面側との間に配置される。複数の固定側ボール15は、固定レール11に対して固定側中間レール13が移動する際に、固定レール11の転動溝11b1および固定側中間レール13の転動溝13b1に沿って転動する。
【0023】
固定側リテーナ16は、金属製の板状部材からなり、固定側ボール15を保持するための複数の保持孔を有している。
【0024】
複数の移動側ボール17は、それぞれ、金属製の球形の部材であり、図3に示すように、移動側中間レール14の一対の縁部14bの内面側と移動レール12の一対の縁部12bの外面側との間に配置される。複数の移動側ボール17は、移動側中間レール14に対して移動レール12が移動する際に、移動側中間レール14の転動溝14b1および移動レール12の転動溝12b1に沿って転動する。
【0025】
移動側リテーナ18は、金属製の板状部材からなり、移動側ボール17を保持するための複数の保持孔を有している。
【0026】
以上のように構成されたスライドレール10において、固定レール11は、固定側部材1側からネジ部材1aをネジ孔11a1に螺合させることによって、固定側部材1に固定される。また、移動レール12は、移動側部材2側からネジ部材2aをネジ孔12a1に螺合させることによって、移動側部材2に固定される。
【0027】
これにより、移動レール12に固定された移動側部材2は、スライドレール10の移動可能な範囲内で、固定側部材1に対して移動が可能となる。
【0028】
このように、本実施形態のスライドレールによれば、固定側部材1に対して移動側部材2を所定の方向に往復動自在に支持するスライドレール10であって、固定側部材1に固定される固定レール11と、移動側部材2に固定される移動レール12と、固定レール11に対して所定の方向に移動自在に構成される固定側中間レール13、固定側中間レール13に結合され、移動レール12を移動自在に支持する移動側中間レール14と、固定レール11と固定側中間レール13との間に設けられる固定側ボール15と、移動レール12と移動側中間レール14との間に設けられる移動側ボール17と、を備え、固定レール11、移動レール12、固定側中間レール13および移動側中間レール14は、それぞれ、板状部材を屈曲することによって形成され、それぞれ、移動側部材2の移動方向に延在する本体部11a,12a,13a,14a(以降、11a~14aと記載する)と、本体部11a~14aの短手方向両端側のそれぞれから本体部11a~14aの一方の面側に張り出す一対の縁部11b,12b,13b,14b(以降、11b~14bと記載すr)と、を有し、固定側ボール15は、固定レール11の本体部11aの一方の面と固定側中間レール13の本体部13aの一方の面とを互いに対向させた状態で、固定レール11の一対の縁部11bの外面側と固定側中間レール13の一対の縁部13bの内面側との間に配置され、移動側ボール17は、移動レール12の本体部12aの一方の面と移動側中間レール14の本体部14aの一方の面とを互いに対向させた状態で、移動レール12の一対の縁部12bの外面側と移動側中間レール14の一対の縁部14bの内面側との間に配置され、固定レール11の本体部11aには、固定レール11を固定側部材1に固定するネジ部材1aが本体部11aの他方の面側から螺合するネジ孔11a1が形成され、移動レール12の本体部12aには、移動レール12を移動側部材2に固定するネジ部材2aが本体部12aの他方の面側から螺合するネジ孔12a1が形成されている。
【0029】
これにより、固定側中間レール13の短手方向の大きさよりも小さく形成された固定レール11を、固定側部材1側からネジ部材1aを螺合させることによって固定側部材1に固定するとともに、移動側中間レール14の短手方向の大きさよりも小さく形成された移動レール12を、移動側部材2側からネジ部材2aを螺合させることによって移動側部材2に固定することが可能となるので、固定レール11および移動レール12のそれぞれの板厚を大きく形成することが可能となり、耐荷重性能を低下させることなく短手方向の大きさを小さくすることが可能となる。
【0030】
また、固定レール11および移動レール12は、それぞれの厚さ方向の大きさが、固定側中間レール13および移動側中間レール14の厚さ方向の大きさよりも大きく形成されている、ことが好ましい。
【0031】
これにより、固定側中間レール13および移動側中間レール14に対して、短手方向の大きさが小さく、強度が小さい固定レール11および移動レール12の強度を向上させることが可能となるので、耐荷重性能を向上させることが可能となる。
【0032】
尚、前記実施形態では、本発明のスライドレールを、棚受けに対して棚を前後方向に移動自在に支持するオープンショーケースに適用したものについて示したが、これに限られるものではなく、例えば、本体に対して引き出しを前後方向に移動自在に支持するキャビネットに対して本発明のスライドレールを適用してもよい。
【符号の説明】
【0033】
1 固定側部材
2 移動側部材
10 スライドレール
11 固定レール
11a 本体部
11a1 ネジ孔
11b 縁部
12 移動レール
12a 本体部
12a1 ネジ孔
12b 縁部
13 固定側中間レール
13a 本体部
13b 縁部
14 移動側中間レール
14a 本体部
14b 縁部
15 固定側ボール
17 移動側ボール
図1
図2
図3