(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024060534
(43)【公開日】2024-05-02
(54)【発明の名称】内装構造、建物及び施工方法
(51)【国際特許分類】
E04F 13/08 20060101AFI20240424BHJP
【FI】
E04F13/08 M
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022167976
(22)【出願日】2022-10-19
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 1.旭化成ホームズ株式会社が、2022年9月23日より、総合住宅展示場 幕張ハウジングパークにて公開。 2.https://makuhari-hp.jp/news_30_8/〔10月grand-open〕 https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/model/detail/view/?mhid=302 旭化成ホームズ株式会社が、2022年9月23日より、ウェブ上で公開。
(71)【出願人】
【識別番号】303046244
【氏名又は名称】旭化成ホームズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100186015
【弁理士】
【氏名又は名称】小松 靖之
(72)【発明者】
【氏名】杉原 香菜
(72)【発明者】
【氏名】本田 恭子
(72)【発明者】
【氏名】西本 佳弘
(72)【発明者】
【氏名】高橋 翔虎
【テーマコード(参考)】
2E110
【Fターム(参考)】
2E110AA57
2E110AB03
2E110AB04
2E110AB05
2E110AB23
2E110CA04
2E110CA08
2E110DA03
2E110DB12
2E110DB23
2E110DC12
2E110DC21
2E110GA33W
2E110GA33X
2E110GA34W
2E110GA34X
2E110GB28W
2E110GB28X
2E110GB62W
2E110GB62X
(57)【要約】
【課題】帯板状の内装壁材が連接されて形成される内装壁部の意匠性を向上可能な、内装構造、建物、及び、施工方法、を提供する。
【解決手段】本発明に係る内装構造は、帯板状の内装壁材が、材長方向が鉛直方向となる姿勢で、材幅方向に連接されて形成されている、内装壁部を備え、前記内装壁部は、両端に位置する帯板状の内装壁材を除き、材幅が異なる3又は4種類の帯板状の内装壁材が材幅方向に連接されて形成されており、前記内装壁部において、前記3又は4種類の内装壁材の各種の内装壁材は、継ぎ目を介して鉛直方向に少なくとも2枚以上連接されており、前記内装壁部において、前記3又は4種類の内装壁材は、材幅方向で隣接する前記継ぎ目の鉛直方向の位置を異ならせた状態で、材幅方向に連接されている。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
帯板状の内装壁材が、材長方向が鉛直方向となる姿勢で、材幅方向に連接されて形成されている、内装壁部を備え、
前記内装壁部は、両端に位置する帯板状の内装壁材を除き、材幅が異なる3又は4種類の帯板状の内装壁材が材幅方向に連接されて形成されており、
前記内装壁部において、前記3又は4種類の内装壁材の各種の内装壁材は、継ぎ目を介して鉛直方向に少なくとも2枚以上連接されており、
前記内装壁部において、前記3又は4種類の内装壁材は、材幅方向で隣接する前記継ぎ目の鉛直方向の位置を異ならせた状態で、材幅方向に連接されている、内装構造。
【請求項2】
前記内装壁部において、前記3又は4種類の内装壁材は、材幅方向で隣接する内装壁材の種類が異なる所定の繰り返しパターンで、材幅方向に連接されている、請求項1に記載の内装構造。
【請求項3】
前記3又は4種類の内装壁材は、
材幅が150mmの第1種内装壁材、
材幅が120mmの第2種内装壁材、
材幅が90mmの第3種内装壁材、及び、
材幅が60mmの第4種内装壁材、
のうちのいずれか3種の組み合わせ、又は、全4種の組み合わせである、請求項1又は2に記載の内装構造。
【請求項4】
前記3又は4種類の内装壁材は、
材幅が150mmの第1種内装壁材、材幅が120mmの第2種内装壁材、及び、材幅が90mmの第3種内装壁材、の3種の組み合わせ、又は、
材幅が120mmの前記第2種内装壁材、材幅が90mmの前記第3種内装壁材、及び、材幅が60mmの第4種内装壁材、の3種の組み合わせ、
である、請求項1又は2に記載の内装構造。
【請求項5】
帯板状の内装床材が材幅方向に連接されて形成されている、前記内装壁部が区画する屋内空間の内装床部を備え、
前記内装壁部は、前記内装床材の材長方向の少なくとも一端側で、前記内装床部から立ち上がっている、請求項1又は2に記載の内装構造。
【請求項6】
前記内装床部は、両端に位置する帯板状の内装床材を除き、材幅が等しい帯板状の内装床材が材幅方向に連接されて形成されている、請求項5に記載の内装構造。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の内装構造を備える建物。
【請求項8】
帯板状の内装壁材を材長方向が鉛直方向となる姿勢で材幅方向に連接させて内装壁部を形成する連接工程を含み、
前記連接工程では、
材幅が異なる3又は4種類の帯板状の内装壁材のうち最も材幅が小さい1種類の内装壁材を、前記内装壁部の水平方向の一端部となる位置に配置した後、前記3又は4種類の内装壁材を、前記内装壁部の水平方向の前記一端部となる位置から他端部となる位置に向かって、材幅方向に連接させる、施工方法。
【請求項9】
前記3又は4種類の内装壁材は、材幅方向で隣接する内装壁材の種類が異なる所定の繰り返しパターンで、材幅方向に連接される、請求項8に記載の施工方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は内装構造、建物及び施工方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、建物の内装壁として、帯板状の内装壁材を材幅方向に連接させて形成される内装壁部を備える構成が知られている。特許文献1には、この種の内装壁部を形成可能な帯板状の内装壁材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の内装壁材で形成される内装壁部では、略等しい材長及び材幅の内装壁材が、材幅方向に単調に連接されるため、意匠性の観点で改善の余地がある。
【0005】
本発明は、帯板状の内装壁材が連接されて形成される内装壁部の意匠性を向上可能な、内装構造、建物、及び、施工方法、を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様としての内装構造は、
(1)
帯板状の内装壁材が、材長方向が鉛直方向となる姿勢で、材幅方向に連接されて形成されている、内装壁部を備え、
前記内装壁部は、両端に位置する帯板状の内装壁材を除き、材幅が異なる3又は4種類の帯板状の内装壁材が材幅方向に連接されて形成されており、
前記内装壁部において、前記3又は4種類の内装壁材の各種の内装壁材は、継ぎ目を介して鉛直方向に少なくとも2枚以上連接されており、
前記内装壁部において、前記3又は4種類の内装壁材は、材幅方向で隣接する前記継ぎ目の鉛直方向の位置を異ならせた状態で、材幅方向に連接されている、内装構造、である。
【0007】
本発明の1つの実施形態としての内装構造は、
(2)
前記内装壁部において、前記3又は4種類の内装壁材は、材幅方向で隣接する内装壁材の種類が異なる所定の繰り返しパターンで、材幅方向に連接されている、上記(1)に記載の内装構造、である。
【0008】
本発明の1つの実施形態としての内装構造は、
(3)
前記3又は4種類の内装壁材は、
材幅が150mmの第1種内装壁材、
材幅が120mmの第2種内装壁材、
材幅が90mmの第3種内装壁材、及び、
材幅が60mmの第4種内装壁材、
のうちのいずれか3種の組み合わせ、又は、全4種の組み合わせである、上記(1)又は(2)に記載の内装構造、である。
【0009】
本発明の1つの実施形態としての内装構造は、
(4)
前記3又は4種類の内装壁材は、
材幅が150mmの第1種内装壁材、材幅が120mmの第2種内装壁材、及び、材幅が90mmの第3種内装壁材、の3種の組み合わせ、又は、
材幅が120mmの前記第2種内装壁材、材幅が90mmの前記第3種内装壁材、及び、材幅が60mmの第4種内装壁材、の3種の組み合わせ、
である、上記(1)から(3)のいずれか1つに記載の内装構造、である。
【0010】
本発明の1つの実施形態としての内装構造は、
(5)
帯板状の内装床材が材幅方向に連接されて形成されている、前記内装壁部が区画する屋内空間の内装床部を備え、
前記内装壁部は、前記内装床材の材長方向の少なくとも一端側で、前記内装床部から立ち上がっている、上記(1)から(4)のいずれか1つに記載の内装構造、である。
【0011】
本発明の1つの実施形態としての内装構造は、
(6)
前記内装床部は、両端に位置する帯板状の内装床材を除き、材幅が等しい帯板状の内装床材が材幅方向に連接されて形成されている、上記(5)に記載の内装構造、である。
【0012】
本発明の第2の態様としての建物は、
(7)
上記(1)から(6)のいずれか1つに記載の内装構造を備える建物、である。
【0013】
本発明の第3の態様としての施工方法は、
(8)
帯板状の内装壁材を材長方向が鉛直方向となる姿勢で材幅方向に連接させて内装壁部を形成する連接工程を含み、
前記連接工程では、
材幅が異なる3又は4種類の帯板状の内装壁材のうち最も材幅が小さい1種類の内装壁材を、前記内装壁部の水平方向の一端部となる位置に配置した後、前記3又は4種類の内装壁材を、前記内装壁部の水平方向の前記一端部となる位置から他端部となる位置に向かって、材幅方向に連接させる、施工方法、である。
【0014】
本発明の1つの実施形態としての施工方法は、
(9)
前記3又は4種類の内装壁材は、材幅方向で隣接する内装壁材の種類が異なる所定の繰り返しパターンで、材幅方向に連接される、上記(8)に記載の施工方法、である。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、帯板状の内装壁材が連接されて形成される内装壁部の意匠性を向上可能な、内装構造、建物、及び、施工方法、を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の一実施形態としての建物を示す図である。
【
図2】
図1に示す内装壁部及び内装床部を示す図である。
【
図4】
図1に示す内装壁部の鉛直方向の下端部の詳細を示す図である。
【
図5】
図1に示す内装壁部の水平方向の端部の詳細を示す図である。
【
図6】内装壁材としての狭幅壁材単体を示す平面図である。
【
図7】
図6のI-I線の位置での、狭幅壁材32の断面図である。
【
図8】
図3に示す内装壁部の変形例を示す図である。
【
図9】
図3に示す内装壁部の施工方法の一例を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明に係る内装構造、建物及び施工方法の実施形態について図面を参照して例示説明する。各図において同一の構成には同一の符号を付している。
【0018】
図1は、本発明に係る建物の一実施形態としての建物100を示す図である。
図1では、建物100における屋内空間の一例としての部屋101のみを示している。
図1に示す部屋101は、内装壁102、内装床103及び内装天井104により区画されている。部屋101には、本発明に係る内装構造の一例としての内装構造が施されている。また、
図1に示すように、部屋101は吹き抜け部105を備えている。換言すれば、部屋101は、鉛直方向で隣接する2つの階層に亘って形成されている。このような部屋101の用途は特に限定されないが、例えば、2階建ての戸建て住宅のリビングダイニングキッチンであってよい。
【0019】
図2は、内装壁102の少なくとも一部を構成する内装壁部10、及び、内装床103の少なくとも一部を構成する内装床部20、を示す図である。内装壁部10は、帯板状の内装壁材30が、材長方向Aが鉛直方向となる姿勢で、材幅方向Bに連接されて形成されている。内装壁102において内装壁部10が形成される位置は特に限定されない。
図1に示すように、内装壁部10は、例えば、内装壁102のうち、吹き抜け部105に面する部分に形成されてよい。内装床部20は、帯板状の内装床材40が材幅方向Eに連接されて形成されている。なお、内装天井104が、帯板状の内装天井材が材幅方向に連接されて形成されている内装天井部を備えてもよい。
【0020】
図3は、内装壁部10の正面図である。
図3に示すように、内装壁部10は、両端に位置する帯板状の内装壁材30を除き、材幅Wmが異なる3種類の帯板状の内装壁材30が材幅方向Bに連接されて形成されている。内装壁材30は、例えば木材、タイル材等から形成可能であるが、その形成材料は特に限定されない。以下、説明の便宜上、上記「両端に位置する帯板状の内装壁材30」それぞれを「端部壁材31」と記載する。また、上記「材幅Wmが異なる3種類の帯板状の内装壁材30」を、それぞれを区別する場合には、「狭幅壁材32」、「中幅壁材33」及び「広幅壁材34」と記載し、特に区別しない場合には、単に「3種類の内装壁材32~34」と記載する。狭幅壁材32は、3種類の内装壁材32~34の中で最も狭い材幅Wm1を有する。広幅壁材34は、3種類の内装壁材32~34の中で最も広い材幅Wm3を有する。中幅壁材33は、狭幅壁材32の材幅Wm1より広く、かつ、広幅壁材34の材幅Wm3よりも狭い、材幅W2を有する。
【0021】
図3に示すように、内装壁部10において、狭幅壁材32、中幅壁材33及び広幅壁材34それぞれは、継ぎ目50を介して材長方向Aである鉛直方向に少なくとも2枚以上連接されている。そして、内装壁部10において、3種類の内装壁材32~34は、材幅方向Bで隣接する継ぎ目50の鉛直方向の位置を異ならせた状態で、材幅方向Bに連接されている。つまり、内装壁部10において、鉛直方向に継ぎ目50を介して狭幅壁材32が2枚以上連接されて形成される狭幅壁材列と、鉛直方向に継ぎ目50を介して中幅壁材33が2枚以上連接されて形成される中幅壁材列と、鉛直方向に継ぎ目50を介して広幅壁材34が2枚以上連接されて形成される広幅壁材列と、が存在する。そして、内装壁部10において、材幅方向Bで隣接する任意の2列に着目した場合に、これら2列における継ぎ目50の位置が、鉛直方向で異なっている。
【0022】
このように、内装壁部10では、材幅Wmが異なる3種類の内装壁材32~34が、材幅方向Bで隣接する継ぎ目50の鉛直方向の位置を異ならせた状態で、材幅方向Bに連接されているため、単調な印象を与え難く、意匠性を高めることができる。
【0023】
また、
図3に示すように、材幅方向Bで隣接する任意の2つの継ぎ目50の鉛直方向での離間距離Tは、100mm以上であることが好ましく、少なくとも3種類の内装壁材32~34の材幅Wm1~Wm3のいずれよりも長いことが、より好ましい。このようにすることで、単調な印象を、より与え難く、意匠性を、より高めることができる。なお、本実施形態の継ぎ目50は、内装壁部10の正面視(
図3参照)において、水平方向に直線状に延在しているが、この形状に限られない。内装壁部10の正面視(
図3参照)での継ぎ目50が水平方向に直線状に延在しない構成の場合、上記離間距離Tは、鉛直方向の最短の離間距離を意味する。
【0024】
本実施形態の内装壁部10では、材幅Wmが異なる3種類の内装壁材32~34が用いられているが、この構成に限られない。詳細は後述するが、内装壁部10では、材幅Wmが異なる4種類の内装壁材が用いられてもよい(
図9参照)。このように、端部壁材31の間に配置される、材幅Wmが異なる内装壁材30を、3種類又は4種類に絞ることで、上述の意匠性向上に加えて、内装壁材30の製造効率を高めることができる。
【0025】
なお、
図3に示すように、内装壁102における内装壁部10の形成領域FAは、各種の区画部位110によって区画される。
図4は、本実施形態の内装壁部10の鉛直方向の下端部の詳細を示す図である。また、
図5は、本実施形態の内装壁部10の水平方向の端部の詳細を示す図である。
図4、
図5に示すように、本実施形態の区画部位110は、内装壁102に取り付けられている仕切り材110aにより構成されている。仕切り材110aは、形成領域FAを取り囲む枠材である。但し、区画部位110は、本実施形態の仕切り材110aに限られない。形成領域FAの鉛直方向下側を区画する区画部位110は、例えば、内装床103であってもよい。また、形成領域FAの鉛直方向上側を区画する区画部位110は、例えば、内装天井104であってもよい。更に、形成領域FAの水平方向の両側を区画する区画部位110は、例えば、内装壁102のうち内装壁部10に対して直交して延在する部分であってもよい。
【0026】
このように、内装壁部10は、内装壁102における所定の形成領域FAに設けられる。形成領域FAの鉛直高さHp及び水平幅Wpは、特に限定されない。本実施形態の内装壁部10は、この形成領域FAにおいて、3種類の内装壁材32~34が材幅方向Bに連接されることで形成される。しかしながら、形成領域FAの水平幅Wpは、3種類の内装壁材32~34を材幅方向Bに連接させることで実現可能な幅と、必ずしも一致しない。換言すれば、形成領域FAの水平幅Wpの全てを、3種類の内装壁材32~34を材幅方向Bに連接させることのみで埋め尽くすことができない場合がある。かかる場合には、形成領域FAの水平方向の端部に配置される端部壁材31が、3種類の内装壁材32~34の材幅Wm1~Wm3とは異なる材幅Wm4を有する、調整壁材とされる。これにより、形成領域FAの水平幅Wpを、3種類の内装壁材32~34、及び、調整部材としての端部壁材31により、埋め尽くすることができる。このように、形成領域FAの水平方向の端部に配置される端部壁材31は、3種類の内装壁材32~34のいずれかにより構成される場合のみならず、3種類の内装壁材32~34のいずれにも該当しない調整部材により構成される場合がある。そのため、上述したように、3種類の内装壁材32~34が材幅方向Bに連接される位置を、「両端に位置する帯板状の内装壁材30を除き」として、端部壁材31を除く位置に特定している。なお、
図3では、形成領域FAの水平方向の両端部に配置される端部壁材31いずれもが、調整部材により構成される例を示している。
【0027】
なお、形成領域FAの水平方向の両端部に配置される2つの端部壁材31の少なくとも一方を、3種類の内装壁材32~34のいずれかにより構成する場合の、内装壁部10の施工方法の一例については後述する(
図9参照)。
【0028】
図4、
図5に示すように、内装壁部10では、3種類の内装壁材32~34が、石膏ボード120の表面上に、例えば接着剤等により、固定されてよい。また、3種類の内装壁材32~34は、石膏ボード120の裏面側に位置する、壁下地材121としての合板に、例えばねじ等の締結部材により、固定されていてもよい。更に、上述した端部壁材31についても、3種類の内装壁材32~34と同様の方法で、石膏ボード120及び壁下地材121に固定されてよい。つまり、内装壁部10を形成する帯板状の内装壁材30はいずれも、上述した方法により、石膏ボード120及び壁下地材121に固定されてよい。但し、内装壁部10を形成する帯板状の内装壁材30の固定方法は、上述した方法に限られない。
【0029】
図6は、3種類の内装壁材32~34のうち狭幅壁材32単体を示す平面図である。
図7は、
図6のI-I線の位置での狭幅壁材32の断面図である。
図6、
図7では、狭幅壁材32を示しているが、中幅壁材33及び広幅壁材34についても、材幅Wmが異なるのみで、
図7に示す断面形状は同様である。
【0030】
図7に示すように、狭幅壁材32の材幅方向Bの両側の端面には、隣接して配置される別の内装壁材30と材厚方向Cに重ねられて取り付けられる、表面側取付部32a及び裏面側取付部32bが設けられている。より具体的に、本実施形態の狭幅壁材32は、本体部32cと、この本体部32cから材幅方向Bの一方側に突出する表面側取付部32aと、本体部32cから材幅方向Bの他方側に突出する裏面側取付部32bと、を備えている。表面側取付部32aは、本体部32cの材幅方向Bの一方側の端面のうち、材厚方向Cの表面側(
図7では上側)の一部から突出している。また、裏面側取付部32bは、本体部32cの材幅方向Bの他方側の端面のうち、材厚方向Cの裏面側(
図7では下側)の一部から突出している。
【0031】
詳細は後述するが、本実施形態の狭幅壁材32は、材幅方向Bの一方側で、中幅壁材33と隣接している(
図3参照)。そのため、狭幅壁材32の材幅方向Bの一方側の端面に設けられた表面側取付部32aは、隣接する中幅壁材33に設けられる、上述した裏面側取付部32bと同様の形状の裏面側取付部、を覆うように積層される。このように、狭幅壁材32及び中幅壁材33は、狭幅壁材32の表面側取付部32aと、中幅壁材33の裏面側取付部と、を材厚方向Cに積層させた状態で、隣接している。
【0032】
また、詳細は後述するが、本実施形態の狭幅壁材32は、材幅方向Bの他方側で、広幅壁材34と隣接している(
図3参照)。そのため、狭幅壁材32の材幅方向Bの他方側の端面に設けられた裏面側取付部32bは、隣接する広幅壁材34に設けられる、上述した表面側取付部32aと同様の形状の表面側取付部、に覆われるように積層される。このように、狭幅壁材32及び広幅壁材34は、狭幅壁材32の裏面側取付部32bと、広幅壁材34の表面側取付部と、を材厚方向Cに積層させた状態で、隣接している。
【0033】
上述したように、3種類の内装壁材32~34は、例えばねじ等の締結部材により、壁下地材121としての合板に固定されてよい。3種類の内装壁材32~34が、壁下地材121としての合板に固定される場合は、例えば、上述した裏面側取付部32bを利用して、ねじ等の締結部材により固定されてよい。このようにすれば、裏面側取付部32bは、隣接する広幅壁材34の表面側取付部に覆われるため、締結部材が屋内空間としての部屋101側から視認されることを防ぎ、内装壁部10の意匠性を、より高めることができる。同様に、中幅壁材33及び広幅壁材34についても、壁下地材121としての合板に対して、裏面側取付部を利用してねじ等の締結部材により固定されてよい。
【0034】
図3に示すように、内装壁部10において、3種類の内装壁材32~34は、材幅方向Bで隣接する内装壁材32~34の種類が異なる所定の繰り返しパターンで、材幅方向Bに連接されていることが好ましい。つまり、本実施形態では、狭幅壁材32は、材幅方向Bで、狭幅壁材32と隣接しておらず、中幅壁材33又は広幅壁材34と隣接している。同様に、中幅壁材33は、材幅方向Bで、中幅壁材33と隣接しておらず、狭幅壁材32又は広幅壁材34と隣接している。また、広幅壁材34は、材幅方向Bで、広幅壁材34と隣接しておらず、狭幅壁材32又は中幅壁材33と隣接している。このように、内装壁部10において、3種類の内装壁材32~34が、材幅方向Bで同種類の内装壁材32~34と隣接しないように連接されることで、単調な印象を、より与え難くなり、意匠性を、より高めることができる。
【0035】
本実施形態の3種類の内装壁材32~34は、材幅が150mmの第1種内装壁材、材幅が120mmの第2種内装壁材、及び、材幅が90mmの第3種内装壁材、である。すなわち、本実施形態の狭幅壁材32は第3種内装壁材から構成されており、材幅Wm1は90mmである。また、本実施形態の中幅壁材33は第2種内装壁材から構成されており、材幅Wm2は120mmである。更に、本実施形態の広幅壁材34は第1種内装壁材から構成されており、材幅Wm3は150mmである。第1種内装壁材、第2種内装壁材及び第3種内装壁材は、内装床材用として広く流通している、材幅150mmの帯板材、120mmの帯板材、及び、材幅90mmの帯板材、を利用することで、容易に材取りすることができる。
【0036】
なお、上記材取りの容易性の観点では、材幅が60mmの第4種内装壁材を、上述の第1種内装壁材、第2種内装壁材及び第3種内装壁材のいずれかに代えて使用してもよい。但し、第4種内装壁材を用いる場合には、材幅Wmの極端なばらつきを抑制するため、3種類の内装壁材32~34は、第2種内装壁材、第3種内装壁材及び第4種内装壁材から構成されることが好ましい。但し、第4種内装壁材を用いると、必要となる内装壁材の数が増加する。そのため、施工性の観点等を考慮すると、3種類の内装壁材32~34は、上述した第1種内装壁材、第2種内装壁材及び第3種内装壁材により構成されていることが好ましい。
【0037】
また、上述したように、本実施形態では3種類の内装壁材32~34を用いているが、4種類の内装壁材が用いられてもよい。
図8は、4種類の内装壁材35~38を用いた例を示している。
図8に示すように、内装壁部10は、両端に位置する帯板状の内装壁材30としての端部壁材31を除き、材幅Wmが異なる4種類の帯板状の内装壁材30が材幅方向Bに連接されて形成されていてもよい。以下、上記「材幅Wmが異なる4種類の帯板状の内装壁材30」を、それぞれを区別する場合には、「狭幅壁材35」、「中狭幅壁材36」、「中広幅壁材37」及び「広幅壁材38」と記載し、特に区別しない場合には、単に「4種類の内装壁材35~38」と記載する。狭幅壁材35は、4種類の内装壁材35~38の中で最も狭い材幅Wm5を有する。広幅壁材38は、4種類の内装壁材35~38の中で最も広い材幅Wm8を有する。中狭幅壁材36の材幅Wm6及び中広幅壁材37の材幅Wm7は、狭幅壁材35の材幅Wm5より広く、かつ、広幅壁材38の材幅Wm8よりも狭い。また、中狭幅壁材36の材幅Wm6は、中広幅壁材37の材幅Wm7より狭い。
【0038】
図8に示すように、内装壁部10において、狭幅壁材35、中狭幅壁材36、中広幅壁材37及び広幅壁材38それぞれは、継ぎ目50を介して材長方向Aである鉛直方向に少なくとも2枚以上連接されている。そして、内装壁部10において、4種類の内装壁材35~38は、材幅方向Bで隣接する継ぎ目50の鉛直方向の位置を異ならせた状態で、材幅方向Bに連接されている。つまり、
図8に示す内装壁部10において、鉛直方向に継ぎ目50を介して狭幅壁材35が2枚以上連接されて形成される狭幅壁材列と、鉛直方向に継ぎ目50を介して中狭幅壁材36が2枚以上連接されて形成される中狭幅壁材列と、鉛直方向に継ぎ目50を介して中広幅壁材37が2枚以上連接されて形成される中広幅壁材列と、鉛直方向に継ぎ目50を介して広幅壁材38が2枚以上連接されて形成される広幅壁材列と、が存在する。そして、
図8に示す内装壁部10において、材幅方向Bで隣接する任意の2列に着目した場合に、これら2列における継ぎ目50の位置が、鉛直方向で異なっている。
【0039】
図8に示す狭幅壁材35は、材幅が60mmの上述した第4種内装壁材により構成されており、その材幅Wm5は60mmである。また、
図8に示す中狭幅壁材36は材幅が90mmの上述した第3種内装壁材から構成されており、その材幅Wm6は90mmである。また、
図8に示す中広幅壁材37は、材幅が120mmの上述した第2種内装壁材から構成されており、その材幅Wm7は120mmである。更に、
図8に示す広幅壁材38は、材幅が150mmの上述した第1種内装壁材から構成されており、その材幅Wm8は150mmである。狭幅壁材35、中狭幅壁材36、中広幅壁材37及び広幅壁材38それぞれの材幅Wmの寸法は、Wm5<Wm6<Wm7<Wm8の関係を充足する限り、上述の寸法に限定されない。但し、上述した材取りの容易性の観点で、4種類の内装壁材35~38は、上述した第1種内装壁材、第2種内装壁材、第3種内装壁材及び第4種内装壁材から構成されることが好ましい。
【0040】
また、
図8に示す4種類の内装壁材35~38についても、
図3に示す3種類の内装壁材32~34と同様、材幅方向Bで隣接する内装壁材35~38の種類が異なる所定の繰り返しパターンで、材幅方向Bに連接されている。つまり、
図8に示す例において、狭幅壁材35は、材幅方向Bで、狭幅壁材35と隣接していない。また、中狭幅壁材36は、材幅方向Bで、中狭幅壁材36と隣接していない。更に、中広幅壁材37は、材幅方向Bで、中広幅壁材37と隣接していない。また更に、広幅壁材38は、材幅方向Bで、広幅壁材38と隣接していない。
【0041】
より具体的に、
図8に示す例では、両端に位置する端部壁材31を除き、左側から右側に向かって、広幅壁材38、中狭幅壁材36、中広幅壁材37、狭幅壁材35、を繰り返すように連接されている。つまり、
図8に示す例では、狭幅壁材35及び中狭幅壁材36それぞれは、材幅方向Bで、中広幅壁材37及び広幅壁材38と隣接している。換言すれば、中広幅壁材37及び広幅壁材38それぞれは、材幅方向Bで、狭幅壁材35及び中狭幅壁材36と隣接している。
【0042】
但し、4種類の内装壁材35~38は、
図8に示す繰り返しパターンとは異なる繰り返しパターンで、材幅方向Bに連接されていてもよい。4種類の内装壁材35~38は、例えば、いずれか1種類の内装壁材35~38を、他の3種類の内装壁材35~38の間に挟むように、材幅方向Bに連接されていてもよい。このような繰り返しパターンの一例としては、材幅方向Bの一方側から他方側に向かって、広幅壁材38、狭幅壁材35、中広幅壁材37、狭幅壁材35、中狭幅壁材36、狭幅壁材35、を1つのサイクルとする繰り返しパターンが挙げられる。但し、1つおきに介在する1種類の内装壁材35~38は、上述した例の狭幅壁材35に限られない。
【0043】
次に、再び
図1~
図3を参照して、3種類の内装壁材32~34が連接されている内装壁部10の更なる詳細について説明する。
図1、
図2に示すように、屋内空間としての部屋101の内装床103は、板状の内装床材40が材幅方向Eに連接されて形成されている内装床部20を備えている。そして、
図2に示すように、本実施形態の内装壁部10は、内装床材40の材長方向Dの少なくとも一端側で、内装床部20から立ち上がっている。このような構成とすることで、内装壁部10及び内装床部20の連続性を強調でき、内装壁部10及び内装床部20の一体性を強調できる。これにより、内装壁部10が内装床材40の材幅方向Eの少なくとも一端側で内装床部20から立ち上がっている構成と比較して、内装壁部10及び内装床部20全体での意匠性を高めることができる。
【0044】
また、内装床部20は、両端に位置する帯板状の内装床材40を除き、材幅が等しい帯板状の内装床材40が材幅方向Eに連接されて形成されていることが好ましい。このようにすることで、材幅の異なる内装床材40を準備する必要がなく、内装床材40の生産性及び内装床部20の施工性を高めることができる。内装床材40としては、例えば、広く流通している材幅が180mm又は120mmの内装床材用の帯板材を使用することができる。なお、「両端に位置する帯板状の内装床材40を除き」と規定した理由は、上述した内装壁部10の端部壁材31と同様の理由であるため、ここでは説明を省略する。
【0045】
なお、
図2に示すように、内装壁部10において、材幅方向Bで隣接する2つの内装壁材30の間に形成される鉛直方向に延在する鉛直ライン70の少なくとも1つは、内装床部20において、材幅方向Eで隣接する2つの内装床材40の間に形成される水平方向に延在する水平ライン80の少なくとも1つと、材幅方向B及びEでの位置が一致するように、配置されることが好ましい。このようにすることで、上述した内装壁部10及び内装床部20の連続性を、より強調できる。なお、
図2に示す例では、材幅Wm1が90mmの狭幅壁材32と、材幅Wm2が120mmの中幅壁材33と、の間に形成される鉛直ライン70が、材幅Wm9が180mmの内装床材40同士により形成される水平ライン80と、材幅方向B及びEでの位置が揃うようになっている。より具体的に、本実施形態では連接される3種類の内装壁材32~34の総材幅が、360mm(90mm+120mm+150mm)となっている。つまり、本実施形態では、連接される3種類の内装壁材32~34の総材幅(本実施形態では360mm)が、内装床材40の材幅Wm9(本実施形態では180mm)の整数倍になっている。このようにすることで、3種類の内装壁材32~34が材幅方向Bに一列ずつ隣接して配置される繰り返しパターンの1サイクルごとに、上述した鉛直ライン70及び水平ライン80の位置を一致させることができる。
【0046】
なお、ここでは、3種類の内装壁材32~34が連接されている内装壁部10(
図2、
図3参照)について、内装床部20との関係を説明したが、4種類の内装壁材35~38が連接されている内装壁部10(
図8参照)であっても、内装床部20との関係は、上記と同様の関係とされてよい。
【0047】
次に、
図9を参照して、内装壁部10の施工方法の一例について説明する。
図9は、3種類の内装壁材32~34が材幅方向Bに連接されている、
図3に示す内装壁部10の施工方法の一例を説明するための図である。但し、4種類の内装壁材35~38が材幅方向Bに連接されている、
図8に示す内装壁部10であっても、同様の施工方法を適用可能である。そのため、ここでは、
図3に示す内装壁部10の施工方法についてのみ例示説明する。
【0048】
内装壁部10の施工方法は、帯板状の内装壁材30を、材長方向Aが鉛直方向となる姿勢で材幅方向Bに連接させて内装壁部10を形成する、連接工程を含む。連接工程では、内装壁部10が形成される形成領域FAの水平方向の一端側(
図9では左側)を区画する区画部位110の位置から、形成領域FAの水平方向の他端側(
図9では左側)を区画する区画部位110の位置に向かって、帯板状の内装壁材30を連接する。
【0049】
図9では、内装壁部10の水平方向の一端部を構成する端部壁材31を、調整壁材とせずに、3種類の内装壁材32~34の狭幅壁材32により構成するための、施工方法を示している。具体的に、
図9に示す例では、連接工程において、材幅Wmが異なる3種類の帯板状の内装壁材32~34のうち最も材幅Wmが小さい1種類の内装壁材30としての狭幅壁材32を、内装壁部10の水平方向の一端部(
図9では左側端部)となる位置に配置する。そして、その後、3種類の内装壁材32~34を、内装壁部10の水平方向の一端部となる位置から他端部(
図9では右側端部)となる位置に向かって、材幅方向Bに順次連接させる。
【0050】
このようにすることで、内装壁部10の水平方向の両端部を構成する2つの端部壁材31のうち少なくとも一方を、狭幅壁材32により構成できる。そのため、2つの端部壁材31がいずれも調整部材となることを防ぎ、3種類の内装壁材32~34とは異なる材幅Wm4を有する調整部材を準備する手間を軽減できる。これにより、内装壁部10の施工性を向上させることができる。また、調整部材の材幅Wm4は、3種類の内装壁材32~34のうち最も材幅Wmが小さい狭幅壁材32の材幅Wm1よりも狭幅、又は、狭幅壁材32の材幅Wm1と略同程度、となることが多い。そのため、内装壁部10の水平方向の一端部(
図9では左側端部)となる位置に、狭幅壁材32を配置することで、内装壁部10の水平方向の他端部(
図9では右側端部)となる位置に、調整部材が配置される場合であっても、内装壁部10の水平方向の両端部の位置で異なる印象の仕上がりとなる可能性を低くすることができる。つまり、内装壁部10の意匠性の低下を抑制できる。
【0051】
なお、
図9では、材幅Wm1が90mmの狭幅壁材32、材幅Wm2が120mmの中幅壁材33、及び、材幅Wm3が150mmの広幅壁材34、が使用される例を示している。また、
図9では、内装壁部10の水平方向の他端部(
図9では右側端部)となる位置に配置される端部壁材31として、材幅Wm4が70mmの調整部材を示している。但し、狭幅壁材32、中幅壁材33、広幅壁材34及び調整部材の材幅Wm1~Wm4の寸法は、上記寸法に限られない。また、
図9では、内装壁部10の水平方向の他端部(
図9では右側端部)となる位置に配置される端部壁材31が調整部材により構成される例を示しているが、形成領域FAの水平幅Wpによっては、3種類の内装壁材32~34のいずれかで構成される場合もある。
【0052】
また、
図9に示す例では、3種類の内装壁材32~34は、材長方向Aの長さが1800mmの帯板材をそのまま又は切断して形成されている。材長方向Aの長さが1600mm~2000mmの帯板材、特に材長方向Aの長さが1800mmの帯板材は、広く流通しているため、安価に入手し易く有利である。
【0053】
本発明に係る内装構造、建物及び施工方法は、上述した実施形態及び変形例に示す具体的な構成及び工程に限られず、特許請求の範囲を逸脱しない限り、種々の変形・変更・組み合わせが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0054】
本発明は内装構造、建物及び施工方法に関する。
【符号の説明】
【0055】
10:内装壁部
20:内装床部
30:内装壁材
31:端部壁材(両端に位置する内装壁材)
32:狭幅壁材(3種類の内装壁材のうちの1種類の内装壁材の一例)
32a:表面側取付部
32b:裏面側取付部
32c:本体部
33:中幅壁材(3種類の内装壁材のうちの1種類の内装壁材の一例)
34:広幅壁材(3種類の内装壁材のうちの1種類の内装壁材の一例)
35:狭幅壁材(4種類の内装壁材のうちの1種類の内装壁材の一例)
36:中狭広幅壁材(4種類の内装壁材のうちの1種類の内装壁材の一例)
37:中広幅壁材(4種類の内装壁材のうちの1種類の内装壁材の一例)
38:広幅壁材(4種類の内装壁材のうちの1種類の内装壁材の一例)
40:内装床材
50:継ぎ目
70:鉛直ライン
80:水平ライン
100:建物
101:部屋(内装壁部が区画する屋内空間の一例)
102:内装壁
103:内装床
104:内装天井
105:吹き抜け部
110:区画部位
110a:仕切り材
120:石膏ボード
121:壁下地材
A:内装壁材の材長方向
B:内装壁材の材幅方向
C:内装壁材の材厚方向
D:内装床材の材長方向
E:内装床材の材幅方向
FA:内装壁部の形成領域
Hp:形成領域の鉛直高さ
Wp:形成領域の水平幅
T:内装壁材の材幅方向で隣接する継ぎ目の鉛直方向の離間距離
Wm1、Wm5:狭幅壁材の材幅
Wm2:中幅壁材の材幅
Wm3、Wm8:広幅壁材の材幅
Wm4:調整部材の材幅
Wm6:中狭幅壁材の材幅
Wm7:中広狭幅壁材の材幅
Wm9:内装床材の材幅