(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024060552
(43)【公開日】2024-05-02
(54)【発明の名称】頁押え具
(51)【国際特許分類】
B42D 9/00 20060101AFI20240424BHJP
B43M 9/00 20060101ALI20240424BHJP
【FI】
B42D9/00 F
B43M9/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022179897
(22)【出願日】2022-10-19
(71)【出願人】
【識別番号】391041040
【氏名又は名称】大岡 裕保
(72)【発明者】
【氏名】大岡 裕保
(57)【要約】
【課題】 従来、文鎮が同目的で使われているが、情況に合わせて大小数種類用意することになり、小さいと用をなさず、大きいと、読書の妨げとなり、又移動させながら使うことになり、使うには手間がかかった。
【解決手段】 重し部と頁押え部に依る構成とし、重し部は鋳物、鉄、ステンレスなどの金属や石などの鉱物や磁器などとし。頁押え部はピアノ線や硬鋼線などのバネ材とする。バネ材の形状は頁押え部先端を頂点とする略V字形で、これを取り付け位置の孔から頁押え部の先端までの弧を形成した形状とする。確りと所定の頁を押え、かつ、頁押え具が読書を妨げにならず、目障りに為らない頁押え具を実現する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
重し部(1)に設けた孔(2)に、略V字形に折り曲げるともに途中に折曲部(4)を設けた針金(3)を取り付け、針金(3)は孔(2)から頁押え部(5)まで緩い弧を形成し、V字形の頂点が頁押え部(5)である頁押え具である。
【発明の詳細な説明】
【技術部分野】
【0001】
本発明は、確り頁を押え、頁押え具が読書の妨げにならず、目障りにならない頁押えに関する。
【背景技術】
【0002】
読書時に頁押え具は必需品で、沢山の提案がなされています。又従来、文鎮が同目的で使われていますが、状況に合わせて大小数種類用意することになり、小さいと用をなさず、大きいと、読書の妨げとなり、又移動させながら使うことに成り、使うには手間が懸かります。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】実願平3-89430
線状体又は細板条体の弾性アームに、海綿、スポンジ等の保湿性を有する素材を収納する押え具を一端に取り付け、他端を書籍等の表紙及び紙葉を挟持する挟持式クリップの上部摘み部にアーム受けを介して結合し、前記押え具の底面を半円状に形成して開ページ面を保持する構成としたことを特徴とするページ押え具である。
【0004】
【特許文献2】実願平8-9964
配置面に対して固定手段を有する支持部と、前記支持部に設けられた屈曲自在なアームと、前記アームの先端部に設けられ且つ滑り止め材料によって構成された係止部からなることを特徴とするページ押え具である。
読書時に頁押え具は必需品で、沢山の提案がなされています。又従来、文鎮が同目的で使われていますが、情況に合わせて大小数種類用意することになり、小さいと用をなさず、大きいと、読書の妨げとなり、又移動させながら使うことになり、使うには手間がかかります。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような従来のモノが有していた問題を解決するもので、確り頁を押え、かつ、頁押え具が読書を妨げにならず、目障りに為らない頁押え具を実現することを目的とするものです。
【課題を解決する手段】
【0006】
上記目的を達成する為、重し部1と頁押え部5に依る構成とし、重し部1は鋳物、鉄、ステンレスなどの金属や石などの鉱物や磁器などとし。頁押え部5は径が1mm前後のピアノ線や硬鋼線などとする。頁押え部5の働き寸法は取り付け位置の孔2と頁押え部5の先端までの寸法で20~30cmが適している。が使用状況で変更しても良い。形状は頁押え部5の先端を頂点とする略V字形で、これを取り付け位置の孔2から頁押え部5の先端までの弧を形成した形状とする。
針金3を重し部1に設けた孔2に取り付けるが、先端の頁押え部5の幅を小さくするため針金3の途中に折曲部4を設けて針金3の幅を小さくする。
【0007】
上記手段による作用は、重し部1と頁押え部5に依る構成にすることで、重し部1を読書の視界から外し、読書の妨げに成らない作用が有る。頁押え部5をピアノ線などのバネを使うことにより、常時押圧が頁に働き、又頁押え部5が読書の途中を示す栞の作用をする。又、頁押え部5を読書の視界から外し、重し部1を文鎮として使っても良い。
【0008】
重し部1に設けた2ヶ所の孔2に針金3を取り付けるので、針金3は水平方向の変形復帰する作用(
図1、a範囲)があり、又取り付け位置の孔2から頁押え部5の先端までの弧は垂直方向の変形復帰する作用(
図2、b範囲)をする。針金3の途中に設けた折曲部4は針金3の幅を小さくするので、読書の際に針金3が目障りに成らない作用が有る。折曲部4を緊結して水平方向のバネの変形範囲aを小さくして使うこともできます。
【発明の効果】
【0009】
重し部(1)を読書の視界から外し、頁押え部5で読むヶ所を追尾するので、飛ばし読みを防ぎ、又読書を中断する場合は頁押え部5が目印として機能する。また、頁押え部5を読書の視界から外し、重し部(1)を文鎮として使っても良い。
上述したように本発明の頁押え部5は確りと所定の頁を押え、重し部1が読書の際は、視線の外にありかつ、頁押え具が読書を妨げにならず、また目障りに為らない頁押え具を実現する効果が有る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を
図1、
図2、に基づいて説明する。
【0011】
図1は机の上に置いた状態の平面図で、
図2はそれを横から見た側面図である。本発明は重し部1と頁押え部5より成る構成で、本図の重し部1は円筒形であるが、円筒形に限らず、立方体や直方体などの底辺が水平で、重し部1の重さで頁を押える重量が有り、頁押え部5の取り付けが出来る孔2が設けられる構成とする。
【0012】
重し部1は金属や石や磁器なの重量の有る物が良く、頁押え部5は径が1mm前後のピアノ線や硬鋼線などのバネのあるは針金とする。頁押え部5の働き寸法は取り付け位置の孔2と頁押え部5の先端までの寸法で20~30cmが適している。形状は頁押え部5の先端を頂点とする略V字形で、これを取り付け位置の孔2から頁押え部5の先端までの弧を形成した形状とする。又、重し部1を合成樹脂のケースや皮やクロスなどでカバーしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【符号の説明】
【0014】
1 重し部
2 孔
3 針金(バネ)
4 折曲部
5 頁押え部
6 机面
a 水平方向バネ変形復帰範囲
b 垂直方向バネ変形復帰範囲