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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024060676
(43)【公開日】2024-05-07
(54)【発明の名称】電池モジュール
(51)【国際特許分類】
   H01M 50/262 20210101AFI20240425BHJP
   H01M 50/209 20210101ALI20240425BHJP
   H01M 50/264 20210101ALI20240425BHJP
【FI】
H01M50/262 S
H01M50/209
H01M50/262 M
H01M50/264
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022168087
(22)【出願日】2022-10-20
(71)【出願人】
【識別番号】520184767
【氏名又は名称】プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】津田 佳洋
(72)【発明者】
【氏名】阿部 剛頌
【テーマコード(参考)】
5H040
【Fターム(参考)】
5H040AA01
5H040AA14
5H040AS07
5H040AT02
5H040AT06
5H040AY05
5H040AY10
(57)【要約】
【課題】拘束部材の強度を確保しつつ、拘束部材を軽量化する。
【解決手段】開口部310は、縁311を有する。縁311は、第1部分31および第2部分32と、第3部分33および第4部分34と、接続部35~38とを有する。第3部分33における第1の方向に直交する第2の方向の中央33aおよび両端33b,33cの3点を含む第1仮想円弧A1は、第1の方向において第3部分33の両端33b,33cを結ぶ第1仮想直線L1より第4部分34側に位置する第1仮想点C1を中心として規定される。第4部分34における第2の方向の中央34aおよび両端34b,34cの3点を含む第2仮想円弧A2は、第1の方向において第4部分34の両端34b,34cを結ぶ第2仮想直線L2より第3部分33側に位置する第2仮想点C2を中心として規定される。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の方向に並んで配置され、角型形状を各々有する複数の電池セルと、
前記複数の電池セルを前記第1の方向に拘束する拘束部材とを備え、
前記拘束部材は、前記第1の方向に延在し、開口部が設けられた本体部を含み、
前記開口部は、縁を有し、
前記縁は、
前記第1の方向に沿って略直線上に延びる第1部分および第2部分と、
前記第1の方向に並び、互いに対向する第3部分および第4部分と、
前記第1部分および前記第2部分と前記第3部分および前記第4部分とを各々接続する接続部とを有し、
前記第3部分における前記第1の方向に直交する第2の方向の中央および両端の3点を含む第1仮想円弧は、前記第1の方向において前記第3部分の前記両端を結ぶ第1仮想直線より前記第4部分側に位置する第1仮想点を中心として規定され、
前記第4部分における前記第2の方向の中央および両端の3点を含む第2仮想円弧は、前記第1の方向において前記第4部分の前記両端を結ぶ第2仮想直線より前記第3部分側に位置する第2仮想点を中心として規定される、電池モジュール。
【請求項2】
前記第1仮想点および前記第2仮想点は、前記開口部の外側に位置する、請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項3】
前記開口部は、略樽型の形状を有している、請求項1または請求項2に記載の電池モジュール。
【請求項4】
前記拘束部材は、前記本体部の前記第2の方向の両端に、前記第1の方向および前記第2の方向に直交する第3の方向に沿って前記複数の電池セル側に突出するフランジ部を含む、請求項1または請求項2に記載の電池モジュール。
【請求項5】
前記第3部分および前記第4部分は、円弧状に形成されている、請求項1または請求項2に記載の電池モジュール。
【請求項6】
前記第3部分および前記第4部分は、曲線状に形成されている、請求項1または請求項2に記載の電池モジュール。
【請求項7】
前記接続部は、角部を有していない、請求項1または請求項2に記載の電池モジュール。
【請求項8】
前記開口部は、前記第1の方向に並んで複数設けられている、請求項1または請求項2に記載の電池モジュール。
【請求項9】
前記開口部は、前記複数の電池セルの各々の間に対応する位置に設けられている、請求項1または請求項2に記載の電池モジュール。
【請求項10】
前記複数の電池セルを収容して少なくとも前記第1の方向に支持し、前記複数の電池セルを含むユニットを形成するケースをさらに備える、請求項1または請求項2に記載の電池モジュール。
【請求項11】
前記拘束部材における材料の圧延方向は、前記第2の方向に沿っている、請求項1または請求項2に記載の電池モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、電池モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
電源装置の構成を開示した先行技術文献として、国際公開第2016/002178号(特許文献1)がある。特許文献1に記載された電源装置は、複数の電池セルを含む電池積層体と、拘束部材とを備える。拘束部材は、電池積層体を拘束する。拘束部材には、軽量化を目的として、複数の開口が形成されている。複数の開口の各々は、複数の開口の各々の間に設けられる複数の補強部の配置により、三角形状を有している。
【0003】
電源装置の構成を開示した先行技術文献として、国際公開第2021/024774号(特許文献2)がある。特許文献2に記載された電源装置は、複数の電池セルを積層してなる電池積層体と、バインドバーとを備える。バインドバーは、電池積層体を締結する。バインドバーには、電池セル同士の間に冷却気体を送風できるように、開口領域が設けられている。開口領域は、四角形状または台形状を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第2016/002178号
【特許文献2】国際公開第2021/024774号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1および特許文献2の電源装置が備える拘束部材において、拘束部材の強度を確保しつつ、拘束部材を軽量化することができる余地がある。
【0006】
本技術は、上記の課題を解決するためになされたものであって、拘束部材の強度を確保しつつ、拘束部材を軽量化することができる、電池モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本技術は、以下の電池モジュールを提供する。
[1]
第1の方向に並んで配置され、角型形状を各々有する複数の電池セルと、
前記複数の電池セルを前記第1の方向に拘束する拘束部材とを備え、
前記拘束部材は、前記第1の方向に延在し、開口部が設けられた本体部を含み、
前記開口部は、縁を有し、
前記縁は、
前記第1の方向に沿って略直線上に延びる第1部分および第2部分と、
前記第1の方向に並び、互いに対向する第3部分および第4部分と、
前記第1部分および前記第2部分と前記第3部分および前記第4部分とを各々接続する接続部とを有し、
前記第3部分における前記第1の方向に直交する第2の方向の中央および両端の3点を含む第1仮想円弧は、前記第1の方向において前記第3部分の前記両端を結ぶ第1仮想直線より前記第4部分側に位置する第1仮想点を中心として規定され、
前記第4部分における前記第2の方向の中央および両端の3点を含む第2仮想円弧は、前記第1の方向において前記第4部分の前記両端を結ぶ第2仮想直線より前記第3部分側に位置する第2仮想点を中心として規定される、電池モジュール。
[2]
前記第1仮想点および前記第2仮想点は、前記開口部の外側に位置する、[1]に記載の電池モジュール。
[3]
前記開口部は、略樽型の形状を有している、[1]または[2]に記載の電池モジュール。
[4]
前記拘束部材は、前記本体部の前記第2の方向の両端に、前記第1の方向および前記第2の方向に直交する第3の方向に沿って前記複数の電池セル側に突出するフランジ部を含む、[1]から[3]のいずれか1つに記載の電池モジュール。
[5]
前記第3部分および前記第4部分は、円弧状に形成されている、[1]から[4]のいずれか1つに記載の電池モジュール。
[6]
前記第3部分および前記第4部分は、曲線状に形成されている、[1]から[4]のいずれか1つに記載の電池モジュール。
[7]
前記接続部は、角部を有していない、[1]から[6]のいずれか1つに記載の電池モジュール。
[8]
前記開口部は、前記第1の方向に並んで複数設けられている、[1]から[7]のいずれか1つに記載の電池モジュール。
[9]
前記開口部は、前記複数の電池セルの各々の間に対応する位置に設けられている、[1]から[8]のいずれか1つに記載の電池モジュール。
[10]
前記複数の電池セルを収容して少なくとも前記第1の方向に支持し、前記複数の電池セルを含むユニットを形成するケースをさらに備える、[1]から[9]のいずれか1つに記載の電池モジュール。
[11]
前記拘束部材における材料の圧延方向は、前記第2の方向に沿っている、[1]から[10]のいずれか1つに記載の電池モジュール。
【発明の効果】
【0008】
本技術によれば、拘束部材に設けた開口部の縁における第1~第4部分が第1仮想円弧、第1仮想直線、第1仮想点、第2仮想円弧、第2仮想直線および第2仮想点を用いて規定される。これにより、開口部における第2の方向(Z方向)の両端と比較して中央を第1の方向(Y方向)に幅広にすることができるため、拘束部材の強度を確保しつつ、拘束部材を軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本技術の一実施の形態に係る電池モジュールの構成を示す斜視図である。
図2】本技術の一実施の形態に係る電池モジュールの内部の構成を示す斜視図である。
図3】本技術の一実施の形態に係る電池モジュールが備えるユニットの構成を示す斜視図である。
図4】本技術の一実施の形態に係る電池モジュールが備える電池セルの構成を示す斜視図である。
図5】本技術の一実施の形態に係る拘束部材の開口部の配置を示す側面図である。
図6】本技術の一実施の形態に係る拘束部材における開口部の縁の構成を示す模式図である。
図7】本技術の一実施の形態に係る拘束部材の開口部周辺に荷重がかかる方向を示す側面図である。
図8】第1変形例に係る拘束部材の開口部を示す模式図である。
図9】第2変形例に係る拘束部材の開口部を示す模式図である。
図10】第3変形例に係る拘束部材の開口部を示す模式図である。
図11】第4変形例に係る拘束部材の開口部を示す模式図である。
図12】第5変形例に係る拘束部材の開口部を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本技術の実施の形態について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。
【0011】
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本技術の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本技術にとって必ずしも必須のものではない。また、本技術は、本実施の形態において言及する作用効果を必ずしもすべて奏するものに限定されない。
【0012】
なお、本明細書において、「備える(comprise)」および「含む(include)」、「有する(have)」の記載は、オープンエンド形式である。すなわち、ある構成を含む場合に、当該構成以外の他の構成を含んでもよいし、含まなくてもよい。
【0013】
また、本明細書において幾何学的な文言および位置・方向関係を表す文言、たとえば「平行」、「直交」、「斜め45°」、「同軸」、「沿って」などの文言が用いられる場合、それらの文言は、製造誤差ないし若干の変動を許容する。本明細書において「上側」、「下側」などの相対的な位置関係を表す文言が用いられる場合、それらの文言は、1つの状態における相対的な位置関係を示すものとして用いられるものであり、各機構の設置方向(たとえば機構全体を上下反転させる等)により、相対的な位置関係は反転ないし任意の角度に回動し得る。
【0014】
本明細書において、「電池」は、リチウムイオン電池に限定されず、ニッケル水素電池およびナトリウムイオン電池などの他の電池を含み得る。本明細書において、「電極」は正極および負極を総称し得る。
【0015】
また、「電池モジュール」は、ハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、および電気自動車(BEV:Battery Electric Vehicle)などに搭載可能である。ただし、「電池モジュール」の用途は、車載用に限定されるものではない。
【0016】
なお、図面においては、電池セルの正極端子および負極端子が並ぶ方向を第3の方向としてのX方向、複数の電池セルが積層される方向を第1の方向としてのY方向、電池モジュールの高さ方向を第2の方向としてのZ方向とする。
【0017】
図1は、本技術の一実施の形態に係る電池モジュールの構成を示す斜視図である。図2は、本技術の一実施の形態に係る電池モジュールの内部の構成を示す斜視図である。
【0018】
まず、電池モジュール1の全体構造について説明する。図1および図2に示すように、電池モジュール1は、複数のユニット10と、エンドプレート20と、拘束部材30と、バスバー40と、カバー部材60と、ガスダクト70と、端子部材80とを備える。
【0019】
複数のユニット10は、第1の方向(Y方向)に並んで配置されている。本実施の形態に係る複数のユニット10は、Y方向に6つ並んで配置されている。なお、複数のユニット10の数量は、2つ以上であれば、特に限定されない。
【0020】
複数のユニット10は、2つのエンドプレート20に挟持されている。本実施の形態に係る複数のユニット10は、エンドプレート20に押圧され、2つのエンドプレート20の間で拘束されている。
【0021】
エンドプレート20は、複数のユニット10のY方向の両端に設けられている。エンドプレート20は、電池モジュール1を収納するパックケースなどの基台に固定される。エンドプレート20は、たとえば、アルミニウムまたは鉄により構成されている。
【0022】
拘束部材30は、複数のユニット10およびエンドプレート20のX方向の両端に設けられている。並んで配置された複数のユニット10およびエンドプレート20に対してY方向の圧縮力を作用させた状態で拘束部材30をエンドプレート20に係合させ、その後に圧縮力を解放することにより、2つのエンドプレート20を接続する拘束部材30に引張力が働く。その反作用として、拘束部材30は、2つのエンドプレート20を互いに近づける方向に押圧する。その結果、拘束部材30は、後述する複数の電池セル100を各々有する複数のユニット10を第1の方向(Y方向)に拘束する。
【0023】
拘束部材30は、本体部300と、第1フランジ部320と、第2フランジ部330とを含む。拘束部材30は、たとえば、鉄により構成されている。
【0024】
本体部300は、第1の方向(Y方向)に延在している部材である。本体部300には、複数の開口部310が設けられている。複数の開口部310は、第1の方向(Y方向)に並び、互いに間隔をあけて設けられている。開口部310は、X方向において、本体部300を貫通する貫通孔から構成されている。
【0025】
第1フランジ部320は、本体部300の第2の方向(Z方向)の両端に、第1の方向(Y方向)および第2の方向(Z方向)に直交する第3の方向(X方向)に沿って複数の電池セル100側に突出する。第1フランジ部320を設けることにより、比較的薄く形成された拘束部材30の剛性を確保することができる。
【0026】
第2フランジ部330は、本体部300のY方向の両端に接続されている。第2フランジ部330は、エンドプレート20に固定される。第2フランジ部330は、たとえばボルト締結などの公知の固定方法によってエンドプレート20に固定される。これにより、拘束部材30は、2つのエンドプレート20を互いに接続する。
【0027】
図2に示すように、バスバー40は、導電体からなる。バスバー40は、図示しない第1バスバー部と、第2バスバー部420と、第3バスバー部430とを含む。
【0028】
図示しない第1バスバー部は、ユニット10内の複数の電池セルを互いに電気的に接続する。第2バスバー部420は、Y方向の一端に配置される電池セルとプラス側の端子部材80とを電気的に接続する。第3バスバー部430は、Y方向の他端に配置される電池セルとマイナス側の端子部材80とを電気的に接続する。
【0029】
図1に示すように、カバー部材60は、電池モジュール1の電気的接続を保護する。カバー部材60は、ユニット10の上方に位置して、バスバー40などの導電体を覆う。ガスダクト70は、Y方向に延びている。ガスダクト70は、Z方向において、複数のユニット10と、カバー部材60との間に配置されている。
【0030】
端子部材80は、Y方向に並んで配置される複数のユニット10の両側に配置されている。端子部材80は、Z方向から見て、エンドプレート20と略重なる位置に設けられている。端子部材80は、電池モジュール1と、電池モジュール1の外部に配置される図示しないケーブルなどの外部配線とを接続する。
【0031】
次に、ユニット10の構造について説明する。図3は、本技術の一実施の形態に係る電池モジュールが備えるユニットの構成を示す斜視図である。
【0032】
図3に示すように、複数のユニット10の各々は、複数の電池セル100と、ケース140とを含む。
【0033】
ユニット10は、2個以上の電池セル100を含んでいる。本技術の一実施の形態に係るユニット10は、偶数の個数として2つの電池セル100を含んでいる。なお、複数のユニット10の各々に備わる電池セル100の数は、2つ以上であれば、特に限定されない。また、複数のユニット10の各々に備わる電池セル100の数は、奇数個であってもよい。
【0034】
複数の電池セル100は、第1の方向(Y方向)に並んで配置されている。本技術の一実施の形態に係る複数の電池セル100は、Y方向に2つ並んで配置されている。複数のユニット10の配列方向と、複数のユニット10の各々における複数の電池セル100の配列方向とは、同一方向である。
【0035】
ケース140は、直方体形状の外観を有する。ケース140は、複数の電池セル100を収容して少なくとも第1の方向(Y方向)に支持している。ケース140は、たとえば、ポリプロピレンなどの樹脂により形成されている。図1および図2に示すように、ケース140は、拘束部材30により第1の方向(Y方向)に圧縮されている。
【0036】
図3に示すように、ケース140は、前壁部150と、後壁部160と、第1側壁部170と、第2側壁部171と、上面部180とを有する。
【0037】
前壁部150は、一方の拘束部材30に隣接する面である。前壁部150には、第1ダクト部151が設けられている。第1ダクト部151は、前壁部150から一方の拘束部材30側に突出している。第1ダクト部151は、X方向において前壁部150を貫通するように設けられている。
【0038】
後壁部160は、X方向において複数の電池セル100を間に挟んで前壁部150に対向する面である。後壁部160には、第2ダクト部161が設けられている。第2ダクト部161は、後壁部160から他方の拘束部材30側に突出している。第2ダクト部161は、X方向において後壁部160を貫通するように設けられている。第2ダクト部161は、後述する冷却媒体通路11によって、第1ダクト部151と連通している。
【0039】
第1側壁部170および第2側壁部171は、第1の方向(Y方向)に並んで配置され、互いに対向している。
【0040】
上面部180は、複数の壁部181と、係合面182と、複数の孔部183とを含む。複数の壁部181は、Z方向に立設される。複数の壁部181は、バスバー40の設置箇所を区画する。係合面182には、拘束部材30の第1フランジ部320が係合する。複数の孔部183は、後述する電極端子110およびガス排出弁130が上面部180から露出するように設けられている。
【0041】
図4は、本技術の一実施の形態に係る電池モジュールが備える電池セルの構成を示す斜視図である。
【0042】
図4に示すように、電池セル100は、たとえばリチウムイオン電池である。電池セル100は、角型形状を有する。電池セル100の出力密度は、たとえば、8000W/L以上程度である。電池セル100の電圧は、たとえば、1.0V以上程度である。
【0043】
本実施の形態に係る電池セル100は、電極端子110と、筐体120と、ガス排出弁130とを有する。
【0044】
電極端子110は、筐体120上に形成されている。電極端子110は、第3の方向(X方向)に沿って並ぶ2つの電極端子110として、正極端子111および負極端子112を有する。
【0045】
正極端子111および負極端子112は、第3の方向(X方向)において、互いに離れて設けられている。正極端子111および負極端子112は、第3の方向(X方向)において、ガスダクト70の両側にそれぞれ設けられている。正極端子111および負極端子112は、バスバー40とレーザ溶接などによって接合される。
【0046】
筐体120は、直方体形状を有し、電池セル100の外観をなしている。筐体120には、図示しない電極体および電解液が収容されている。
【0047】
ガス排出弁130は、筐体120の上面部分に設けられている。ガス排出弁130は、筐体120の内部で発生したガスにより筐体120の内圧が所定値以上となった場合に、そのガスを筐体120の外部に排出する。ガス排出弁130からのガスは、ガスダクト70を流れて、電池モジュール1の外部に排出される。
【0048】
図5は、本技術の一実施の形態に係る拘束部材の開口部の配置を示す側面図である。なお、図5に示す開口部は、複数の開口部310のうち、第1の方向(Y方向)の中央付近に位置する開口部310を示している。複数の開口部310のうち、第1の方向(Y方向)の両端に位置する2つの開口部310は、後述する縁311の第3部分33または第4部分34の一部に直線形状を有している。
【0049】
図5に示すように、ケース140の内部には、隔壁部材190が形成されている。隔壁部材190は、絶縁性を有する。隔壁部材190は、Y方向において複数の電池セル100の間に設けられている。
【0050】
隔壁部材190は、板状部191と、複数の突出部192とを含む。板状部191は、複数の電池セル100の間においてZ方向に延在している。
【0051】
複数の突出部192は、複数の電池セル100のうちの挟まれた2つの電池セル100に向かって板状部191から突出している。複数の突出部192は、2つの電池セル100の各々に当接している。
【0052】
複数の突出部192の間に、第3の方向(X方向)に沿う冷却媒体通路11が形成されている。冷却媒体通路11を流れる冷却媒体は、たとえば空気である。
【0053】
冷却媒体通路11は、第1ダクト部151および第2ダクト部161とX方向において連通している。第1ダクト部151または第2ダクト部161を通じて冷却媒体通路11に冷却媒体が流通することによって、電池セル100が冷却される。
【0054】
開口部310は、複数の電池セル100の各々の間に対応する位置に設けられている。本実施の形態における開口部310は、X方向から見て、複数の電池セル100の各々の間における冷却媒体通路11が開口部310の内部に位置するように設けられている。
【0055】
開口部310は、第3の方向(X方向)から見て、略樽型の形状を有している。開口部310の形状の構成については後述する。
【0056】
開口部310の第2の方向(Z方向)の両端における隣り合う開口部310同士の間の第1の方向(Y方向)の幅W1は、たとえば22mmである。開口部310の第2の方向(Z方向)の中央における隣り合う開口部310同士の間の第1の方向(Y方向)の幅W2は、幅W1よりも狭く、たとえば8mmである。第2の方向(Z方向)における開口部310の幅W3は、たとえば52.8mmである。
【0057】
開口部310の第2の方向(Z方向)の両端における隣り合う開口部310同士の間の第1の方向(Y方向)の幅W1に対する、開口部310の第2の方向(Z方向)の中央における隣り合う開口部310同士の間の第1の方向(Y方向)の幅W2の比(W1/W2)は、たとえば2.8である。なお、この比(W1/W2)は、1より大きければよく、2.8以上であってもよい。
【0058】
図6は、本技術の一実施の形態に係る拘束部材における開口部の縁の構成を示す模式図である。図6においては、開口部310の縁を構成する各線分を点線で区分けして示す。
【0059】
図6に示すように、開口部310は、縁311を有する。縁311は、第1部分31と、第2部分32と、第3部分33と、第4部分34と、接続部とを有する。
【0060】
第1部分31および第2部分32は、第1の方向(Y方向)に沿って略直線上に延びている。第3部分33および第4部分34は、第1の方向(Y方向)に並び、互いに対向している。なお、第1部分31および第2部分32は、直線状であってもよいし、第3部分33および第4部分34よりも曲率の小さい曲線であってもよい。
【0061】
接続部は、第1部分31および第2部分32と第3部分33および第4部分34とを各々接続する。本実施の形態に係る接続部は、第1接続部35と、第2接続部36と、第3接続部37と、第4接続部38とを有する。第1~第4接続部35~38は、曲線により構成されている。
【0062】
第1接続部35は、第1部分31と第3部分33とを接続する。第2接続部36は、第1部分31と第4部分34とを接続する。第3接続部37は、第2部分32と第3部分33とを接続する。第4接続部38は、第2部分32と第4部分34とを接続する。なお、接続部は、曲線により構成されているが、この構成に限定されず、直線または点により構成されていてもよい。
【0063】
開口部310の略樽型の形状は、上述の第1~第4部分31~34および第1~第4接続部35~38を以下の通り規定することによって構成される。具体的には、開口部310の略樽型の形状は、第1仮想円弧A1、第1仮想直線L1、第1仮想点C1、第2仮想円弧A2、第2仮想直線L2および第2仮想点C2を用いて規定される。
【0064】
第1仮想円弧A1は、第3部分33における第1の方向(Y方向)に直交する第2の方向(Z方向)の中央33aおよび両端33b,33cの3点を含む円弧である。第1仮想直線L1は、第3部分33の両端33b,33cを結ぶ直線である。第1仮想点C1は、第1仮想円弧A1の中心である。
【0065】
第1仮想円弧A1は、第1の方向(Y方向)において第1仮想直線L1より第4部分34側に位置する第1仮想点C1を中心として規定される。これにより、第3部分33は、第1の方向(Y方向)において中央33aが両端33b,33cと比較して第4部分34から離れる方向に膨らむ樽型形状の一部を構成する。
【0066】
第2仮想円弧A2は、第4部分34における第2の方向(Z方向)の中央34aおよび両端34b,34cの3点を含む円弧である。第2仮想直線L2は、第4部分34の両端34b,34cを結ぶ直線である。第2仮想点C2は、第2仮想円弧A2の中心である。
【0067】
第2仮想円弧A2は、第1の方向(Y方向)において第2仮想直線L2より第3部分33側に位置する第2仮想点C2を中心として規定される。これにより、第4部分34は、第1の方向(Y方向)において中央34aが両端34b,34cと比較して第3部分33から離れる方向に膨らむ樽型形状の一部を構成する。
【0068】
第1仮想点C1および第2仮想点C2は、開口部310の外側に位置している。これにより、略樽型の形状の一部を構成する第3部分33の中央33aおよび第4部分34の中央34aが第1の方向(Y方向)に広がりすぎず、拘束部材30の強度を確保しつつ軽量化することができる開口部310の最適な形状を構成しやすい。
【0069】
第3部分33および第4部分34は、円弧状に形成されている。これにより、第3部分33および第4部分34への応力集中を抑制することができる。また、第3部分33および第4部分34を連続的に曲率を変更する場合と比較して、開口部310の設計および製作を簡易にすることができる。
【0070】
接続部は、角部を有していない。本実施の形態においては、第1~第4接続部35~38が角部を有していない。これにより、第1~第4接続部35~38に応力集中することが抑制されるため、拘束部材30の強度を向上させることができる。
【0071】
図7は、本技術の一実施の形態に係る拘束部材の開口部周辺に荷重がかかる方向を示す側面図である。
【0072】
図7に示すように、拘束部材30には、電池セル100の膨張または外部負荷によって様々な方向から荷重がかかる。具体的には、拘束部材30には、たとえば第1の方向(Y方向)に沿う荷重F1,F2、または第2の方向(Z方向)に沿う荷重F3,F4,F5がかかる場合がある。
【0073】
第1の方向(Y方向)に荷重がかかる場合には、本体部300における開口部310の上部または下部において当該荷重F1,F2を受けることができる。このため、本体部300における開口部310の間の第2の方向(Z方向)の中央部300aの幅が両端部300b,300cと比較して狭くても拘束部材30が必要とする強度は満足する。
【0074】
また、第2の方向(Z方向)に沿って荷重がかかる際、第2の方向(Z方向)に平行な荷重F3または第2の方向(Z方向)から傾斜した荷重F4,F5が開口部310同士の間にかかる場合がある。この場合、本体部300の中央部300aは、第1の方向(Y方向)の幅が狭くても、荷重F3,F4,F5のいずれもが中央部300aにかかる。
【0075】
一方、本体部300の両端部300b,300cにおいては、両端部300b,300cの第1の方向(Y方向)の幅が中央部300aと同程度に狭いと、荷重F4,F5を両端部300b,300cにおいて受けにくい。このため、両端部300b,300cの第1の方向(Y方向)の幅が狭いと、拘束部材30は荷重F4,F5に対して耐性が低くなる。したがって、第2の方向(Z方向)における両端部300b,300cの第1の方向(Y方向)の幅は、中央部300aの幅に対して広くする必要がある。この開口部310同士の間の幅の規定によって、開口部310の形状は略樽型に規定される。
【0076】
拘束部材30における材料の圧延方向は、第2の方向(Z方向)に沿っている。一般に、複数の結晶粒を有する金属材料が圧延された場合、金属材料は圧延方向に直交する方向と比較して圧延方向の靱性が高い。本実施の形態における拘束部材30は、第1の方向(Y方向)と比較して、第2の方向(Z方向)に対して高い靱性を有する。このため、開口部310における第2の方向(Z方向)の中央部300aにおいて第1の方向(Y方向)の幅が狭くても、拘束部材30は中央部300aにおいて必要な耐荷重特性を満足する。
【0077】
本技術の一実施の形態に係る電池モジュール1においては、拘束部材30に設けた開口部310の縁311における第1~第4部分31~34が第1仮想円弧A1、第1仮想直線L1、第1仮想点C1、第2仮想円弧A2、第2仮想直線L2および第2仮想点C2を用いて規定される。これにより、開口部310における第2の方向(Z方向)の両端と比較して中央を第1の方向(Y方向)に幅広にすることができるため、拘束部材30の強度を確保しつつ、拘束部材30を軽量化することができる。
【0078】
本技術の一実施の形態に係る電池モジュール1においては、開口部310の縁311を構成する第3部分33および第4部分34を規定する第1仮想点C1および第2仮想点C2が開口部310の外側に位置している。これにより、開口部310における第2の方向(Z方向)の両端と比較して、第3部分33の中央33aおよび第4部分34の中央34aが第1の方向(Y方向)に広がりすぎず、拘束部材30の強度を確保しつつ軽量化することができる開口部310の最適な形状を構成しやすくすることができる。
【0079】
本技術の一実施の形態に係る電池モジュール1においては、拘束部材30に設けた開口部310が略樽型の形状であることによって、耐荷重特性の必要な箇所のみで拘束部材30を構成することができるため、拘束部材30の強度を確保しつつ、拘束部材30を軽量化することができる。
【0080】
本技術の一実施の形態に係る電池モジュール1においては、拘束部材30の本体部300に対して第1フランジ部320を第3の方向(X方向)に設けることによって、本体部300の変形を抑制することができるため、拘束部材30の強度を確保しやすくすることができる。
【0081】
本技術の一実施の形態に係る電池モジュール1においては、開口部310の縁311を構成する第3部分33および第4部分34が円弧状に形成されていることによって、第3部分33および第4部分34への応力集中を抑制することができる。また、第3部分33および第4部分34を連続的に曲率を変更する場合と比較して、開口部310の設計および製作を簡易にすることができる。
【0082】
本技術の一実施の形態に係る電池モジュール1においては、開口部310の縁311を構成する第1~第4接続部35~38が角部を有していない。これにより、縁311の接続部に応力集中することが抑制されるため、拘束部材30の強度を向上させることができる。
【0083】
本技術の一実施の形態に係る電池モジュール1においては、略樽型の形状を有する複数の開口部310を第1の方向(Y方向)に並べることによって、拘束部材30を軽量化することができる。
【0084】
本技術の一実施の形態に係る電池モジュール1においては、開口部310を複数の電池セル100の各々の間に対応する位置に設けることによって、冷却媒体通路11と開口部310とを連通させて電池セル100同士の間に冷却媒体を流通させることができるため、電池セル100を冷却することができる。
【0085】
本技術の一実施の形態に係る電池モジュール1においては、複数の電池セル100を収容するケース140を用いてユニット10を形成する場合でも拘束部材30に略樽型の形状を有する開口部310の構成を適用することができる。
【0086】
本技術の一実施の形態に係る電池モジュール1においては、拘束部材30の圧延方向を第2の方向(Z方向)にすることにより、拘束部材30の第2の方向(Z方向)に対する靱性を高めることによって、複数の開口部310間の中央部300aにおける第1の方向(Y方向)の幅を狭くすることができるため、拘束部材30を軽量化することができる。
【0087】
以下、本技術の一実施の形態の変形例に係る電池モジュールについて説明する。本変形例に係る電池モジュールは、拘束部材における開口部の構成が本技術の一実施の形態に係る電池モジュール1と異なるため、本技術の一実施の形態に係る電池モジュール1と同様である構成については説明を繰り返さない。なお、変形例を示す図8図12においては、開口部の縁を構成する各線分を点線で区分けして示している箇所がある。
【0088】
図8は、第1変形例に係る拘束部材の開口部を示す模式図である。図8に示すように、第1変形例に係る拘束部材における開口部310Aの縁311Aは、第1接続部35A、第2接続部36A、第3接続部37Aおよび第4接続部38Aの各々が点形状で構成されている。これにより、縁311Aは、角部を有している。
【0089】
第1変形例に係る電池モジュールにおいては、開口部310Aの縁311Aが角部を有している場合でも、開口部310Aにおける第2の方向(Z方向)の両端と比較して中央を第1の方向(Y方向)に幅広にすることができるため、拘束部材の強度を確保しつつ、拘束部材を軽量化することができる。
【0090】
図9は、第2変形例に係る拘束部材の開口部を示す模式図である。図9に示すように、第2変形例に係る拘束部材における開口部310Bの縁311Bは、第3部分33Bおよび第4部分34Bが曲線状に形成されている。具体的には、異なる曲率を持った第1曲線33d、第2曲線33eおよび第3曲線33fにより第3部分33Bが構成されている。また、異なる曲率を持った第4曲線34d、第5曲線34eおよび第6曲線34fによって第4部分34Bが構成されている。
【0091】
第2変形例に係る電池モジュールにおいては、曲率の異なる曲線を組み合わせて第3部分33Bおよび第4部分34Bを構成することができるため、開口部310Bの必要な強度を有する略樽型の形状を得やすくすることができる。
【0092】
図10は、第3変形例に係る拘束部材の開口部を示す模式図である。図10に示すように、第3変形例に係る拘束部材における開口部310Cの縁311Cは、第3部分33Cおよび第4部分34Cの各々がその一部に直線形状を有している。具体的には、第1曲線33g、第1直線33hおよび第2曲線33jにより第3部分33Cが構成されている。また、第3曲線34g、第2直線34hおよび第4曲線34jによって第4部分34Cが構成されている。
【0093】
図11は、第4変形例に係る拘束部材の開口部を示す模式図である。図11に示すように、第4変形例に係る拘束部材における開口部310Dの縁311Dは、第1部分31D、第2部分32D、第3部分33Dおよび第4部分34Dの各々が曲線で構成されている。第1~第4部分31D~34Dの各々は、点により構成される第1~第4接続部35D~38Dにより接続されている。
【0094】
図12は、第5変形例に係る拘束部材の開口部を示す模式図である。図12に示すように、第5変形例に係る拘束部材における開口部310Eの縁311Eは、第3部分33Eおよび第4部分34Eの各々が直線により構成されている。具体的には、第3部分33Eは、第1直線33kおよび第2直線33mにより構成されている。第4部分34Cは、第3直線34kおよび第4直線34mにより構成されている。第1~第4部分31~34Eの各々は、点により構成される第1~第4接続部35E~38Eにより接続されている。
【0095】
第3~第5変形例に係る電池モジュールにおいても、開口部310C~310Eにおける第2の方向(Z方向)の両端と比較して中央を第1の方向(Y方向)に幅広にすることができるため、拘束部材の強度を確保しつつ、拘束部材を軽量化することができる。
【0096】
なお、上述した開口部は、第3の方向(X方向)から見て、第3部分および第4部分が左右対称の構成であるが、この構成に限定されない。開口部は、第3部分および第4部分が互いに異なる形状で構成されていてもよい。
【0097】
以上、本技術の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本技術の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0098】
1 電池モジュール、10 ユニット、11 冷却媒体通路、20 エンドプレート、30 拘束部材、31,31D 第1部分、32,32D 第2部分、33,33B,33C,33D,33E 第3部分、34,34B,34C,34D,34E 第4部分、33a,34a 中央、33b,33c,34b,34c 両端、33d,33g 第1曲線、33e,33j 第2曲線、33f,34g 第3曲線、33h,33k 第1直線、33m,34h 第2直線、34d,34j 第4曲線、34e 第5曲線、34f 第6曲線、34k 第3直線、34m 第4直線、35,35A,35D,35E 第1接続部、36,36A 第2接続部、37,37A 第3接続部、38,38A,38D,38E 第4接続部、40 バスバー、60 カバー部材、70 ガスダクト、80 端子部材、100 電池セル、110 電極端子、111 正極端子、112 負極端子、120 筐体、130 ガス排出弁、140 ケース、150 前壁部、151 第1ダクト部、160 後壁部、161 第2ダクト部、170 第1側壁部、171 第2側壁部、180 上面部、181 壁部、182 係合面、183 孔部、190 隔壁部材、191 板状部、192 突出部、300 本体部、300a 中央部、300b,300c 両端部、310,310A,310B,310C,310D,310E 開口部、311,311A,311B,311C,311D,311E 縁、320 第1フランジ部、330 第2フランジ部、420 第2バスバー部、430 第3バスバー部、A1 第1仮想円弧、A2 第2仮想円弧、C1 第1仮想点、C2 第2仮想点、L1 第1仮想直線、L2 第2仮想直線。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12