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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024060706
(43)【公開日】2024-05-07
(54)【発明の名称】表示プログラム及び表示方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0481 20220101AFI20240425BHJP
   G06T 11/80 20060101ALI20240425BHJP
   G09G 5/36 20060101ALI20240425BHJP
   G09G 5/377 20060101ALI20240425BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20240425BHJP
   G09G 5/02 20060101ALI20240425BHJP
   G06F 3/04883 20220101ALN20240425BHJP
【FI】
G06F3/0481
G06T11/80 A
G09G5/36 520P
G09G5/36 520L
G09G5/00 530M
G09G5/02 B
G09G5/36 520E
G09G5/36 520C
G06F3/04883
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022168136
(22)【出願日】2022-10-20
(71)【出願人】
【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104178
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 尚
(74)【代理人】
【識別番号】100152515
【弁理士】
【氏名又は名称】稲山 朋宏
(72)【発明者】
【氏名】小坂 来造
(72)【発明者】
【氏名】上田 雄磨
(72)【発明者】
【氏名】藤尾 敏雅
【テーマコード(参考)】
5B050
5C182
5E555
【Fターム(参考)】
5B050AA10
5B050BA06
5B050BA18
5B050BA20
5B050CA08
5B050DA09
5B050EA09
5B050FA02
5B050FA05
5C182AA03
5C182AB08
5C182AC02
5C182AC03
5C182AC39
5C182AC43
5C182BA03
5C182BA06
5C182BA65
5C182BB01
5C182BB11
5C182BC01
5C182BC11
5C182BC14
5C182BC25
5C182BC26
5C182CA21
5C182CA32
5C182CB13
5C182CB14
5C182CB44
5C182CB55
5C182DA02
5E555AA23
5E555AA61
5E555BA05
5E555BB05
5E555BC08
5E555BD01
5E555BD05
5E555BD09
5E555CA13
5E555CA14
5E555CA18
5E555CB11
5E555CB12
5E555CB44
5E555CB45
5E555CB46
5E555CB74
5E555CC11
5E555DB41
5E555DB53
5E555DB56
5E555DC10
5E555DC13
5E555DC34
5E555DC35
5E555DC45
5E555DC64
5E555DC84
5E555DD06
5E555DD07
5E555EA05
5E555EA07
5E555EA14
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】オブジェクトを再現性良く表示させつつ、オブジェクトの属性をユーザに識別させることが可能な表示プログラム、及び表示方法を提供する。
【解決手段】クライアントは、オブジェクト71~75と、オブジェクト71~75の入力に関する属性とを関連付けて記憶する。クライアントは、表示部33のうちオブジェクト71~75の周囲を囲む位置に表示される縁取り画像61A、62A、63B、64A、65Bの色を示す縁取り色を、記憶された属性に基づき決定する。クライアントは、オブジェクト71~75を表示部33に表示させ、且つ、表示部33に表示されたオブジェクト71~75に関連付けて記憶された属性に基づき決定された縁取り色で示される縁取り画像61A、62A、63B、64A、65Bを、オブジェクト71~75の周囲を囲む位置に表示させる。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータに、
オブジェクトと、前記オブジェクトの入力に関する属性とを関連付けて記憶する記憶ステップと、
表示部のうち前記オブジェクトの周囲を囲む位置に表示される縁取り画像の色を示す縁取り色を、前記記憶ステップにより記憶された前記属性に基づき決定する第1決定ステップと、
前記オブジェクトを前記表示部に表示させ、且つ、前記表示部に表示された前記オブジェクトのうち対象オブジェクトに関連付けて記憶された前記属性に基づき前記第1決定ステップにより決定された前記縁取り色で示される前記縁取り画像を、前記対象オブジェクトの周囲を囲む位置に表示させる表示ステップと
を実行させるための表示プログラム。
【請求項2】
前記第1決定ステップは、
前記記憶ステップにより、互いに異なる複数の前記属性が、複数の前記オブジェクトにそれぞれ関連付けて記憶された場合、前記属性毎に異なる前記縁取り色を決定し、
前記表示ステップは、
複数の前記オブジェクトを前記表示部に表示させ、且つ、前記表示部に表示された複数の前記オブジェクトのうち複数の前記対象オブジェクトのそれぞれの周囲を囲む位置に、前記第1決定ステップにより決定された複数の前記縁取り色で示される複数の前記縁取り画像のそれぞれを表示させることを特徴とする請求項1に記載の表示プログラム。
【請求項3】
前記表示ステップは、
前記表示部に表示された複数の前記オブジェクトをすべて前記対象オブジェクトとし、すべての前記対象オブジェクトのそれぞれの周囲を囲む位置に、前記第1決定ステップにより決定された複数の前記縁取り色で示される複数の前記縁取り画像のそれぞれを表示させることを特徴とする請求項2に記載の表示プログラム。
【請求項4】
前記記憶ステップは、
前記オブジェクトが前記表示部に表示される場合の色を示すオブジェクト色を、前記オブジェクトに更に関連付けて記憶し、
前記第1決定ステップは、
前記対象オブジェクトの周囲を囲む位置に表示される前記縁取り画像の前記縁取り色を、前記対象オブジェクトに関連付けて記憶された前記オブジェクト色と異なる色に決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示プログラム。
【請求項5】
前記記憶ステップは、
前記オブジェクトが前記表示部に表示される場合の色を示すオブジェクト色を、前記オブジェクトに更に関連付けて記憶し、
前記第1決定ステップは、
前記縁取り色と前記オブジェクト色との組み合わせが、前記属性毎に異なるように、前記縁取り色を決定することを特徴とする請求項2に記載の表示プログラム。
【請求項6】
前記コンピュータに、
前記オブジェクトが前記表示部に表示される場合の表示領域であるオブジェクト領域に応じて、前記オブジェクトの周囲を囲む前記縁取り画像が前記表示部に表示される場合の表示領域である縁取り領域を決定する第2決定ステップを更に実行させ、
前記表示ステップは、
前記対象オブジェクトに関連付けて記憶された前記属性に基づき前記第2決定ステップにより決定された前記縁取り領域に、前記縁取り画像を表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示プログラム。
【請求項7】
前記第2決定ステップは、
前記オブジェクト領域が大きい程、大きい前記縁取り領域を決定することを特徴とする請求項6に記載の表示プログラム。
【請求項8】
前記コンピュータに、
前記オブジェクトが前記表示部に表示される場合の倍率に応じて、前記縁取り画像が前記表示部に表示される場合の表示領域である縁取り領域を決定する第3決定ステップを更に実行させ、
前記表示ステップは、
前記第3決定ステップにより決定された前記縁取り領域に前記縁取り画像を表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示プログラム。
【請求項9】
前記第3決定ステップは、
前記倍率が大きい程、小さい前記縁取り領域を決定することを特徴とする請求項8に記載の表示プログラム。
【請求項10】
前記記憶ステップは、
前記オブジェクトが前記表示部に表示される場合の透過性を示す透過度を、前記オブジェクトに更に関連付けて記憶し、
前記コンピュータに、
前記対象オブジェクトの周囲を囲む位置に配置される前記縁取り画像の色として前記第1決定ステップにより決定された前記縁取り色の透過度を、前記対象オブジェクトに関連付けて記憶された前記透過度よりも大きい値に決定する第4決定ステップを更に実行させ、
前記表示ステップは、
前記第4決定ステップにより決定された前記透過度で、前記対象オブジェクトの周囲を囲む位置に前記縁取り画像を表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示プログラム。
【請求項11】
オブジェクトと、前記オブジェクトの入力に関する属性とを関連付けて記憶する記憶ステップと、
表示部のうち前記オブジェクトの周囲を囲む位置に表示される縁取り画像の色を示す縁取り色を、前記記憶ステップにより記憶された前記属性に基づき決定する第1決定ステップと、
前記オブジェクトを前記表示部に表示させ、且つ、前記表示部に表示された前記オブジェクトのうち対象オブジェクトに関連付けて記憶された前記属性に基づき前記第1決定ステップにより決定された前記縁取り色で示される前記縁取り画像を、前記対象オブジェクトの周囲を囲む位置に表示させる表示ステップと
を備えたことを特徴とする表示方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示プログラム及び表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
共通のオブジェクトを複数の表示端末に表示して共有するためのシステムがある。このようなシステムにおいて、共有されるオブジェクトの属性を通知するための技術が提案されている。属性の具体例として、オブジェクトが入力された表示端末のIDや、オブジェクトを入力したユーザのアカウント等が挙げられる。例えば特許文献1は、複数の端末のそれぞれから入力された加筆情報を共通画面に表示するテレライティング装置を開示する。テレライティング装置は、共通画面に表示される複数の加筆情報のそれぞれを、加筆情報が入力された端末毎に異なる色で色分けする。これによりユーザは、共通画面に表示される加筆情報を、入力された端末毎に識別可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平3-133244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のテレライティング装置において、共通画面に表示される加筆情報の色は、入力時点での加筆情報の色に対して変更される場合がある。このように、例えば画面に表示されるオブジェクトの色が、オブジェクトの入力時点での色に対して変更された場合、ユーザは、入力された時点での色でオブジェクトを認識できないという問題点がある。
【0005】
本発明の目的は、オブジェクトを再現性良く表示させつつ、オブジェクトの属性をユーザに識別させることが可能な表示プログラム、及び表示方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1態様に係る表示プログラムは、コンピュータに、オブジェクトと、前記オブジェクトの入力に関する属性とを関連付けて記憶する記憶ステップと、表示部のうち前記オブジェクトの周囲を囲む位置に表示される縁取り画像の色を示す縁取り色を、前記記憶ステップにより記憶された前記属性に基づき決定する第1決定ステップと、前記オブジェクトを前記表示部に表示させ、且つ、前記表示部に表示された前記オブジェクトのうち対象オブジェクトに関連付けて記憶された前記属性に基づき前記第1決定ステップにより決定された前記縁取り色で示される前記縁取り画像を、前記対象オブジェクトの周囲を囲む位置に表示させる前記表示ステップとを実行させる。
【0007】
第1態様によれば、コンピュータは、オブジェクトの態様を維持したまま縁取り画像を表示部に表示させることができる。なお、縁取り画像の縁取り色は、オブジェクトの属性毎に決定されるので、コンピュータは、オブジェクトを再現性良く表示部に表示させつつ、オブジェクトの属性をユーザに識別させることが可能となる。
【0008】
本発明の第2態様に係る表示方法は、オブジェクトと、前記オブジェクトの入力に関する属性とを関連付けて記憶する記憶ステップと、表示部のうち前記オブジェクトの周囲を囲む位置に表示される縁取り画像の色を示す縁取り色を、前記記憶ステップにより記憶された前記属性に基づき決定する第1決定ステップと、前記オブジェクトを前記表示部に表示させ、且つ、前記表示部に表示された前記オブジェクトのうち対象オブジェクトに関連付けて記憶された前記属性に基づき前記第1決定ステップにより決定された前記縁取り色で示される前記縁取り画像を、前記対象オブジェクトの周囲を囲む位置に表示させる前記表示ステップとを備えたことを特徴とする。第2態様によれば、第1態様と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】システム1の概要、並びに、サーバ2及びクライアント3の電気的構成を示す図である。
図2】画面8(ページ81、メニューバー82)を示す図である。
図3】画面8(ページ81、メニューバー82、アカウント一覧83、利用アカウント選択前)を示す図である。
図4】画面8(ページ81、メニューバー82、アカウント一覧83、利用アカウント選択後)を示す図である。
図5】オブジェクトテーブルを示す図である。
図6】縁取り画像テーブルを示す図である。
図7】第1表示処理を示すフローチャートである。
図8】第2表示処理を示すフローチャートである。
図9】縁取り表示処理を示すフローチャートである。
図10】縁取り表示処理を示すフローチャートであって、図9の続きである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<システム1の概要>
図1を参照し、システム1の概要について説明する。システム1は、サーバ2及びクライアント3A、3B、3C(以下、総称して「クライアント3」という。)を有する。サーバ2は、ネットワーク回線9を介してアクセスポイント9Aと通信可能に接続する。クライアント3は、アクセスポイント9Aと無線により通信可能に接続する。このため、サーバ2とクライアント3とは、ネットワーク回線9及びアクセスポイント9Aを介して相互に通信可能である。クライアント3は、周知のタブレット端末である。
【0011】
サーバ2は、CPU21、記憶部22、及び通信インターフェース(I/F)23を有する。CPU21は、サーバ2の制御全般を司る。記憶部22には、CPU21が実行するためのサーバプログラム等が記憶される。通信I/F23は、ネットワーク回線9及びアクセスポイント9Aを介してクライアント3と通信を行う為の通信モジュールである。
【0012】
クライアント3は、CPU31、記憶部32、表示部33、入力部34、及び通信I/F35を有する。CPU31は、クライアント3の制御全般を司る。記憶部32には、CPU31が実行するための表示プログラム、オブジェクトのデータ、後述のオブジェクトテーブル(図5参照)、及び、後述の縁取り画像テーブル(図6参照)等が記憶される。表示部33は液晶ディスプレイである。入力部34は、表示部33の表面に設けられたタッチパネルである。通信I/F35は、ネットワーク回線9及びアクセスポイント9Aを介してサーバ2と通信を行う為の通信モジュールである。
【0013】
以下、クライアント3Aのユーザを「ユーザ4A」という。クライアント3Bのユーザを「ユーザ4B」という。クライアント3Cのユーザを「ユーザ4C」という。ユーザ4A~4Cを総称して「ユーザ4」という。
【0014】
<画面8の共有>
ユーザ4は、それぞれが使用するクライアント3を操作し、各自のアカウントを利用して共有アプリケーションを起動する。共有アプリケーションの起動により、クライアント3間で共有化された画面8がクライアント3の表示部33に表示される。画面8には、ユーザ4が入力部34を介してクライアント3に入力したオブジェクトが表示される。オブジェクトには、スタイラスペンまたは指等により手書きで入力された線画、キー入力されたテキスト、インポートされた静止画像、動画像等が含まれる。
【0015】
なお、クライアント3は、入力部34を介してオブジェクトが入力された場合、入力されたオブジェクトを画面8に表示すると同時に、入力されたオブジェクトのデータを、ネットワーク回線9及びアクセスポイント9Aを介してサーバ2に送信する。又、クライアント3は、他のクライアント3に入力されたオブジェクトのデータを、ネットワーク回線9及びアクセスポイント9Aを介してサーバ2から受信し、画面8にオブジェクトを表示する。これにより、クライアント3A~3Cのそれぞれに入力されたオブジェクトは、クライアント3A~3Cのそれぞれの画面8に表示される。これにより、ユーザ4A~4C間でオブジェクトが共有される。
【0016】
図2は、クライアント3Aの表示部33に表示された画面8の具体例を示す。図2に示す例において、画面8にはページ81及びメニューバー82が含まれる。
【0017】
ページ81は、ユーザ4がクライアント3に入力したオブジェクトが表示される矩形状の表示領域である。図2に示す例では、線画のオブジェクト71、72、73、静止画のオブジェクト74、及び、テキストのオブジェクト75がページ81に表示されている。なお、オブジェクト71、72、74は、ユーザ4Aが自身のアカウントを利用してクライアント3Aに入力したオブジェクトである。オブジェクト73、75は、ユーザ4Bが自身のアカウントを利用してクライアント3Bに入力したオブジェクトである。以下、オブジェクト71~75を総称して「オブジェクト7」という。オブジェクト7の入力時に利用されたアカウントを、「オブジェクト7の利用アカウント」という。
【0018】
メニューバー82には、画面8を操作するための複数のアイコンが表示される。複数のアイコンには、アカウント一覧表示アイコン82A、倍率アイコン82B、アップロードアイコン82C、手書きツールアイコン82D、及び、テキスト入力アイコン82Eが含まれる。アカウント一覧表示アイコン82Aは、ページ81に表示されたオブジェクト7の利用アカウントの一覧(アカウント一覧83、図3参照)の表示の有無を切り替えるために用いられる。倍率アイコン82Bは、ページ81を拡大又は縮小するために用いられる。アップロードアイコン82Cは、静止画像又は動画像のオブジェクト7をアップロードするために用いられる。手書きツールアイコン82Dは、線画のオブジェクト7を入力するために用いられる。テキスト入力アイコン82Eは、テキストのオブジェクト7を入力するために用いられる。
【0019】
図3は、図2に示す状態でメニューバー82のアカウント一覧表示アイコン82Aをタッチする操作が行われた場合の画面8の具体例を示す。アカウント一覧表示アイコン82Aがタッチされることに応じ、ページ81及びメニューバー82に加えてアカウント一覧83を含む画面8が表示される。アカウント一覧83には、ページ81に表示されたオブジェクト7の利用アカウントが含まれる。図3に示す例において、アカウント一覧83の利用アカウント「kawashima」は、ユーザ4Aのアカウントを示し、利用アカウント「kaigawa」は、ユーザ4Bのアカウントを示す。なお、各利用アカウントの左側に表示されるインジケータ83Bの説明は後述する。
【0020】
アカウント一覧83に含まれる利用アカウントは、この利用アカウントをタッチする操作によりそれぞれ個別に選択可能となっている。又、アカウント一覧83の最下位に表示されたリンク83Aをタッチすることにより、アカウント一覧83に表示された利用アカウントを一度にすべて選択することが可能である。
【0021】
アカウント一覧83に含まれる利用アカウントの少なくとも1つをタッチする操作が行われた場合、ページ81のオブジェクト7のうち選択された利用アカウントを利用して入力されたオブジェクト7は、他のオブジェクト7と区別して表示される。具体的には次の通りである。
【0022】
図4は、図3に示すアカウント一覧83のリンク83Aをタッチする操作が行われた場合の画面8の具体例を示す。リンク83Aが選択されることにより、アカウント一覧83に含まれるすべての利用アカウント「kawashima」「kaigawa」が選択されている。なお、アカウント一覧83のうち選択された利用アカウントの右側には、チェックマークが表示される。
【0023】
図4にて示されるページ81が図2図3のページ81と異なる点は、選択された利用アカウント「kawashima」を利用して入力されたオブジェクト71、72、74に対応付けて黄色の縁取り画像6A(61A、62A、64A)が表示され、且つ、選択された利用アカウント「kaigawa」を利用して入力されたオブジェクト73、75に対応付けて紫色の縁取り画像6B(63B、65B)が表示される点である。以下、縁取り画像6A、6Bを総称して「縁取り画像6」という。
【0024】
縁取り画像6は、ページ81のうちオブジェクト7が表示される表示領域の周囲を囲む位置に表示される。ページ81のうちオブジェクト7が表示される表示領域を、「オブジェクト領域」という。ページ81のうち縁取り画像6が表示される表示領域を、「縁取り領域」という。より詳細には、縁取り領域は、オブジェクト領域と重複せず、オブジェクト領域の外枠と接する。オブジェクト領域と縁取り領域との間に隙間は生じない。
【0025】
縁取り画像6の色(以下、「縁取り色」という。)、縁取り領域、及び、縁取り画像6が縁取り領域に表示される場合の透過性を示す透過度は、オブジェクト7の利用アカウント、オブジェクト7の種類、倍率アイコン82Bを介して設定されたページ81の倍率、オブジェクト領域の大きさ、及び、オブジェクト7の透過度に応じて決定される。詳細は後述する。
【0026】
例えば図4に示す例では、線画のオブジェクト71の周囲を囲む縁取り領域に、太さW61を有する黄色の縁取り画像61Aが表示されている。又、線画のオブジェクト73の周囲を囲む縁取り領域に、太さW63を有する紫色の縁取り画像63Bが表示されている。線画のオブジェクト72の周囲を囲む縁取り領域に表示される縁取り画像62Aについての説明は省略する。このように、線画のオブジェクト7の周囲を囲む縁取り領域は、線画の輪郭に沿って配置される。
【0027】
又、静止画像のオブジェクト74が内部に表示される矩形状のウィンドウ74Aの周囲を囲む縁取り領域に、太さW64を有する黄色の縁取り画像64Aが表示されている。又、テキストのオブジェクト75の入力範囲として規定される矩形領域75Aの周囲を囲む縁取り領域に、太さW65を有する紫色の縁取り画像65Aが表示されている。このように、テキスト、静止画像、及び動画像のオブジェクト7の周囲を囲む縁取り領域は、オブジェクト7の種類に応じて予め規定される矩形状のオブジェクト領域の周囲に沿って配置される。
【0028】
以下、オブジェクト7の周囲を囲む縁取り領域に表示される縁取り画像6を、「オブジェクト7の縁取り画像6」という。
【0029】
<縁取り画像6の決定方法>
縁取り画像6の縁取り色は、以下の(1)~(4)の条件をすべて満たすように決定される。
(1)縁取り画像6の縁取り色は、縁取り画像6が周囲に表示されるオブジェクト7の利用アカウント毎に共通とする。
(2)利用アカウントが相違する複数のオブジェクト7がページ81に表示されている場合、それぞれのオブジェクト7の縁取り画像6の縁取り色は、利用アカウント毎に相違する。
(3)オブジェクト7のオブジェクト色と、オブジェクト7の縁取り画像6の縁取り色とは相違する。
(4)利用アカウントが相違する複数のオブジェクト7がある場合、オブジェクト7のオブジェクト色と、このオブジェクト7の縁取り画像6の縁取り色との組み合わせは、利用アカウント毎に相違する。
【0030】
縁取り画像6が表示される縁取り領域は、以下の(a)、(b)の条件に基づいて縁取り画像6の太さを特定することにより決定される。
(a)オブジェクト7が線画である場合、線画の太さが大きい程、縁取り画像6の太さが大きくなるよう、縁取り領域が決定される。又、オブジェクト7がテキスト、静止画像、及び動画像の何れかである場合、これらのオブジェクト7のオブジェクト領域の面積が大きい程、縁取り画像6の太さが大きくなるよう、縁取り領域が決定される。
(b)メニューバー82の倍率アイコン82Bをタッチする操作により設定された倍率が大きい程、縁取り画像6の太さが小さくなるよう、縁取り領域が決定される。
【0031】
例えば、(a)(b)のそれぞれの条件に基づき決定された太さの平均値が、縁取り画像6の太さとして特定され、この縁取り画像6が表示される縁取り領域が決定される。なお、(a)(b)のそれぞれの条件に基づいて縁取り領域を決定する方法は、上記の方法に限定されない。
【0032】
縁取り画像6の透過性を示す透過度は、この縁取り画像6により周囲を囲まれるオブジェクト7が線画である場合において、オブジェクト7の透過度よりも大きい値となるように決定される。なお、透過度が大きい程透けて見え易いので、縁取り画像6はオブジェクト7よりも常に透けて見え易くなる。
【0033】
一方、テキスト、静止画像、及び動画像の何れかのオブジェクト7の縁取り画像6の透過度は、常に0%に決定される。従って、テキスト、静止画像、及び動画像の何れかのオブジェクト7の縁取り画像6は、常に透けて見えないことになる。
【0034】
<オブジェクトテーブル>
図5は、図2図4に示す画面8のページ81にオブジェクト7を表示するためにクライアント3Aの記憶部32に記憶されるオブジェクトテーブルの具体例を示す。オブジェクトテーブルには、利用アカウント、オブジェクト色、及び透過度がオブジェクト7毎に対応付けて格納される。
【0035】
利用アカウントは、対応するオブジェクト7の利用アカウントを示す。オブジェクト色は、対応するオブジェクト7が線画である場合において、線画の色を示す。透過度は、対応するオブジェクト7が線画である場合において、線画の透過性を示す。なお、対応するオブジェクト7がテキスト、静止画像、及び動画像の何れかである場合、オブジェクト色及び透過度はオブジェクト7に対応付けられない。クライアント3AのCPU31は、記憶部32に記憶されたオブジェクト7のデータ、及びオブジェクトテーブルに基づき、画面8のページ81にオブジェクト7を表示する。
【0036】
なお、図2図4に示す例において、オブジェクト71、72、74は、ユーザ4Aが自身のアカウントを利用してクライアント3Aに入力されている。この場合、クライアント3AのCPU31は、入力されたオブジェクト71、72、74のデータを記憶部32に記憶する。又、クライアント3AのCPU31は、線画のオブジェクト71、72のデータから、オブジェクト色及び透過度を抽出し、オブジェクト71、72に対応付けてオブジェクトテーブルに格納する。更に、クライアント3AのCPU31は、オブジェクト71、72、74の利用アカウントを、オブジェクト71、72、74に対応付けてオブジェクトテーブルに格納する。
【0037】
一方、図2図4に示す例において、オブジェクト73、75は、ユーザ4Bが自身のアカウントを利用してクライアント3Bに入力されている。このため、クライアント3BのCPU31は、入力されたオブジェクト73、75のデータと、オブジェクト73、75の利用アカウントとを、サーバ2に送信する。サーバ2のCPU21は、クライアント3Bから受信したオブジェクト73、75のデータ、及び利用アカウントを、クライアント3Aに送信する。クライアント3AのCPU31は、オブジェクト73、75のデータをサーバ2から受信して記憶部32に記憶する。又、クライアント3AのCPU31は、線画のオブジェクト73のデータから、オブジェクト色及び透過度を抽出し、オブジェクト73に対応付けてオブジェクトテーブルに格納する。更に、クライアント3AのCPU31は、サーバ2から受信した利用アカウントを、オブジェクト73、75に対応付けてオブジェクトテーブルに格納する。
【0038】
<縁取り画像テーブル>
図6は、図4に示す縁取り画像6を表示するためにクライアント3Aの記憶部32に記憶される縁取り画像テーブルの具体例を示す。縁取り画像テーブルには、縁取り色、縁取り領域、及び透過度がオブジェクト7毎に対応付けて格納される。縁取り色及び透過度は、対応するオブジェクト7の縁取り画像6の色、及び透過性を示す。縁取り領域は、縁取り画像6が表示される表示領域を、縁取り画像6の太さにより示す。クライアント3AのCPU31は、縁取り画像テーブルに基づき、画面8のページ81に縁取り画像6を表示する(図4参照)。
【0039】
クライアント3AのCPU31は、アカウント一覧83を表示するためにアカウント一覧表示アイコン82Aをタッチする操作が行われた場合、(1)~(4)の条件をすべて満たす縁取り色を決定する。CPU31は、決定した縁取り色の縁取り画像6が表示されるオブジェクト7に、決定した縁取り色を対応付けて縁取り画像テーブルに格納する。
【0040】
又、CPU31は、アカウント一覧83に含まれる利用アカウントを選択するための操作が行われた場合、(a)(b)の条件を満たす縁取り領域、及び透過度を決定する。CPU31は、決定した縁取り領域及び透過度に基づき表示される縁取り画像6により周囲を囲まれるオブジェクト7に対応付けて、決定した縁取り領域及び透過度を縁取り画像テーブルに格納する。
【0041】
<表示処理>
ユーザ4は、自身のアカウントを利用して共有アプリケーションを起動する操作をクライアント3に入力する。クライアント3のCPU31は、この操作を検出した場合、表示部33に画面8を表示させる。以後、CPU31は、倍率アイコン82Bをタッチする操作を検出した場合、画面8のページ81の表示を拡大又は縮小する。CPU31は、拡大又は縮小後のページ81の倍率を、記憶部32に記憶する。
【0042】
又、CPU31は、共有アプリケーションを起動する操作に応じて表示部33に画面8を表示させた後、記憶部32に記憶された表示プログラムを読み出して実行することにより、第1表示処理(図7参照)及び第2表示処理(図8図10参照)を開始する。第1表示処理及び第2表示処理は並列して実行される。以下では、クライアント3AのCPU31により第1表示処理及び第2表示処理が実行された場合を前提として説明する。
【0043】
図7を参照し、第1表示処理について説明する。クライアント3AのCPU31は、表示部33に表示されたメニューバー82に対する操作により、クライアント3にオブジェクト7が入力されたか判定する(S11)。CPU31は、メニューバー82のアップロードアイコン82C、手書きツールアイコン82D、及び、テキスト入力アイコン82Eをタッチする操作を検出した場合、クライアント3にオブジェクト7が入力されたと判定する(S11:YES)。
【0044】
CPU31は、入力されたオブジェクト7のデータを記憶部32に記憶する(S13)。又、CPU31は、入力されたオブジェクト7のうち線画のオブジェクト7のデータから、オブジェクト色及び透過度を抽出する。CPU31は、抽出したオブジェクト色及び透過度を、線画のオブジェクト7に対応付けてオブジェクトテーブルに格納する(S13)。更に、CPU31は、共有アプリケーションを起動するときに利用されたアカウントを、利用アカウントとして取得する。CPU31は、取得した利用アカウントを、入力されたオブジェクト7に対応付けてオブジェクトテーブルに格納する(S13)。
【0045】
CPU31は、入力されたオブジェクト7のデータを、ネットワーク回線9及びアクセスポイント9Aを介してサーバ2に送信する(S15)。又、CPU31は、共有アプリケーションを起動するときに利用されたアカウントを、利用アカウントとして、ネットワーク回線9及びアクセスポイント9Aを介してサーバ2に送信する(S15)。CPU31は、処理をS21に進める。
【0046】
サーバ2のCPU21は、クライアント3Aから送信されたオブジェクト7のデータ及び利用アカウントを受信する。CPU21は、受信したオブジェクト7のデータ及び利用アカウントを、クライアント3B、3Cに送信する。又、CPU21は、クライアント3B、3Cから送信されたオブジェクト7のデータ及び利用アカウントを受信する。CPU21は、受信したオブジェクト7のデータ及び利用アカウントを、クライアント3Aに送信する。
【0047】
CPU31は、クライアント3にオブジェクト7が入力されていないと判断した場合(S11:NO)、サーバ2から送信されたオブジェクト7のデータ及び利用アカウントを受信したか判定する(S17)。CPU31は、オブジェクト7のデータ及び利用アカウントを受信したと判定した場合(S17:YES)、受信したオブジェクト7のデータを記憶部32に記憶する(S19)。又、CPU31は、受信したオブジェクト7のデータのうち線画のオブジェクト7のデータから、オブジェクト色及び透過度を抽出する。CPU31は、抽出したオブジェクト色及び透過度を、受信した線画のオブジェクト7に対応付けてオブジェクトテーブルに格納する(S19)。更に、CPU31は、受信した利用アカウントを、受信したオブジェクト7に対応付けてオブジェクトテーブルに格納する(S19)。CPU31は、処理をS21に進める。
【0048】
CPU31は、S13、S19によって記憶部32に記憶されたオブジェクト7のデータ、及びオブジェクトテーブルに基づき、画面8のページ81にオブジェクト7を表示する(S21)。CPU31は、処理をS11に戻す。
【0049】
CPU31は、オブジェクト7のデータ及び利用アカウントを受信していないと判定した場合(S17:NO)。処理をS11に戻す。
【0050】
図8を参照し、第2表示処理について説明する。クライアント3AのCPU31は、アカウント一覧表示アイコン82Aをタッチする操作を検出したか判定する(S31)。CPU31は、アカウント一覧表示アイコン82Aをタッチする操作を検出していないと判定した場合(S31:NO)、処理をS31に戻す。CPU31は、アカウント一覧表示アイコン82Aをタッチする操作を検出したと判定した場合(S31:YES)、処理をS33に進める。
【0051】
CPU31は、記憶部32に記憶されたオブジェクトテーブル(図5参照)を参照する。CPU31は、線画のオブジェクト7に対応するオブジェクト色がオブジェクトテーブルに格納されている場合、利用アカウント毎にオブジェクト色を取得する(S33)。例えば、図5に示すオブジェクトテーブルが参照された場合、ユーザ4Aの利用アカウント「kawashima」に対応するオブジェクト色として、黒色(オブジェクト71)及び赤色(オブジェクト72)を取得し、ユーザ4Bの利用アカウント「kaigawa」に対応するオブジェクト色として、緑色(オブジェクト73)を取得する。
【0052】
図8に示すように、CPU31は、オブジェクト色の取得後、(1)~(4)の条件をすべて満たすように、縁取り画像6の縁取り色を決定する(S35)。CPU31は、決定した縁取り色をオブジェクト7に対応付けて、縁取り画像テーブルに格納する。例えば、図5に示すオブジェクトテーブルに基づきS33によりオブジェクト色が取得されている場合、次のように縁取り色が決定される。
【0053】
(1)の条件に基づき、ユーザ4Aのアカウント「kawasima」が利用されることにより入力されたオブジェクト71、72、74のそれぞれの縁取り画像6の縁取り色として、共通の縁取り色が決定される。又、ユーザ4Bのアカウント「kaigawa」が利用されることにより入力されたオブジェクト73、75のそれぞれの縁取り画像6の縁取り色として、共通の縁取り色が決定される。以下、オブジェクト71、72、74(アカウント「kawasima」を利用)のそれぞれの縁取り画像6の縁取り色を、「第1縁取り色」といい、オブジェクト73、75(アカウント「kaigawa」を利用)のそれぞれの縁取り画像6の縁取り色を、「第2縁取り色」という。
【0054】
(2)の条件に基づき、第1縁取り色と第2縁取り色とが異なるように、それぞれの縁取り色が決定される。
【0055】
(3)の条件に基づき、第1縁取り色は、オブジェクト71のオブジェクト色(黒色)、及びオブジェクト72のオブジェクト色(赤色)の何れとも異なる色となるように決定される。従って第1縁取り色は、黒色及び赤色以外の色となるように決定される。又、第2縁取り色は、オブジェクト73のオブジェクト色(緑色)と異なる色となるように決定される。このため第2縁取り色は、緑色以外の色となるように決定される。
【0056】
(4)の条件に基づき、第1縁取り色と、オブジェクト71のオブジェクト色(黒色)との組み合わせ「第1縁取り色/黒色」、第1縁取り色と、オブジェクト72のオブジェクト色(赤色)との組み合わせ「第1縁取り色/赤色」、及び、第2縁取り色と、オブジェクト73のオブジェクト色(緑色)との組み合わせ「第2縁取り色/緑色」がそれぞれ異なるように、第1縁取り色と第2縁取り色とが決定される。従って第1縁取り色は、緑色以外の色となるように決定され、且つ、第2縁取り色は、黒色及び赤色以外の色となるように決定される。
【0057】
上記の条件に基づき、例えば第1縁取り色として黄色が決定され、第2縁取り色として紫色が決定される。このため、例えば図6に示すように、アカウント「kawashima」を利用して入力されたオブジェクト71、72、74の縁取り色として黄色が縁取り画像テーブルに格納される。又、アカウント「kaigawa」を利用して入力されたオブジェクト73、75の縁取り色として紫色が縁取り画像テーブルに格納される。
【0058】
図8に示すように、CPU31は、S35により決定した縁取り色に対応するアカウントを特定する。CPU31は、アカウント一覧83に含まれる利用アカウントのうち特定したアカウントと同じ利用アカウントの左側に、S35により決定した縁取り色で示されるインジケータ83B(図3参照)を表示する(S37)。例えば、図6に示す縁取り画像テーブルにて示される縁取り色が決定された場合、図3に示すように、アカウント一覧83に含まれる利用アカウント「kawashima」の左側に、第1縁取り色として決定された黄色で示されるインジケータ83Bが表示される。又、アカウント一覧83に含まれる利用アカウント「kaigawa」の左側に、第2縁取り色として決定された紫色で示されるインジケータ83Bが表示される(図3参照)。
【0059】
図8に示すように、CPU31は、アカウント一覧表示アイコン82Aをタッチする操作に応じて表示されたアカウント一覧83に含まれる利用アカウントを選択する操作を検出したか判定する(S39)。アカウント一覧83に含まれる利用アカウントを選択する操作として、アカウント一覧83に含まれる利用アカウントのそれぞれをタッチすることにより個別に選択する操作と、アカウント一覧83の最下位に表示されたリンク83Aをタッチすることにより、アカウント一覧83に含まれる利用アカウントをすべて選択する操作とがある。CPU31は、何れかの操作が行われた場合(S39:YES)、縁取り表示処理(図9参照)を実行する(S41)。以下、選択された利用アカウントを、「対象アカウント」という。CPU31は、縁取り表示処理(S41)の終了後、処理をS39に戻す。
【0060】
図9を参照し、縁取り表示処理について説明する。CPU31は、倍率アイコン82Bをタッチする操作に応じて記憶部32に記憶された倍率を取得する(S51)。CPU31は、記憶部32に記憶された縁取り画像テーブル(図6参照)を参照し、対象アカウントを利用して入力されたオブジェクト7(以下、「対象オブジェクト」という。)毎に縁取り色を取得する(S53)。
【0061】
CPU31は、線画の対象オブジェクトがS21(図7参照)によってページ81に表示されているか判定する(S55)。CPU31は、線画の対象オブジェクトがページ81に表示されていないと判定した場合(S55:NO)、処理をS81(図10参照)に進める。
【0062】
CPU31は、線画の対象オブジェクトがページ81に表示されていると判定した場合(S55:YES)、ページ81に表示された線画の対象オブジェクトのうち何れか1つを選択する(S57)。CPU31は、記憶部32に記憶されたオブジェクト7のデータのうち、選択した対象オブジェクトのデータを参照し、選択した線画の太さを取得する(S59)。CPU31は、S51で取得した倍率と、S59により取得した線画の太さに基づき、(a)(b)の条件を満たすように、縁取り画像6の太さを特定し、特定した太さの縁取り画像6が表示される縁取り領域を決定する(S61)。CPU31は、決定した縁取り領域(縁取り画像6の太さ)を、S57で選択した対象オブジェクトに対応付けて、縁取り画像テーブルに格納する。
【0063】
CPU31は、記憶部32に記憶したオブジェクトテーブルを参照し、S57により選択した線画の対象オブジェクトに対応付けられた透過度を取得する(S63)。CPU31は、選択した線画の対象オブジェクトの縁取り画像6の透過度を、取得した透過度よりも大きい値に決定する(S65)。CPU31は、決定した透過度を、S57で選択した対象オブジェクトに対応付けて、縁取り画像テーブルに格納する。
【0064】
CPU31は、記憶部32に記憶された縁取り画像テーブルを参照し、縁取り画像6の縁取り色、縁取り領域(縁取り画像6の太さ)、及び透過度を取得する。CPU31は、取得した縁取り色及び透過度で示される縁取り画像6を、取得した縁取り領域に表示する(S67)。これにより、ページ81に表示された対象オブジェクトのうちS57で選択した線画の対象オブジェクトの縁取り画像6が、縁取り領域により示される太さで表示される。CPU31は、処理をS69に進める。
【0065】
CPU31は、ページ81に表示されたすべての線画の対象オブジェクトを、S57で選択したか判定する(S69)。CPU31は、ページ81に表示されたすべての線画の対象オブジェクトを、S57で選択していないと判定した場合(S69:NO)、処理をS57に戻す。CPU31は、ページ81に表示された線画の対象オブジェクトのうち、まだ選択していない対象オブジェクトを1つ選択し(S57)、S59~S67の処理を繰り返す。CPU31は、ページ81に表示されたすべての線画の対象オブジェクトを、S57で選択したと判定した場合(S69:YES)、処理をS81(図10参照)に進める。
【0066】
図10に示すように、CPU31は、テキスト、静止画像、及び動画像の何れかの対象オブジェクトが、S21(図7参照)によってページ81に表示されているか判定する(S81)。CPU31は、テキスト、静止画像、及び動画像の何れの対象オブジェクトもページ81に表示されていないと判定した場合(S81:NO)、縁取り表示処理を終了し、処理を第2表示処理(図8参照)に戻す。
【0067】
CPU31は、テキスト、静止画像、及び動画像何れかの対象オブジェクトがページ81に表示されていると判定した場合(S81:YES)、ページ81に表示されたテキスト、静止画像、及び動画像の何れかの対象オブジェクトのうち何れか1つを選択する(S83)。CPU31は、記憶部32に記憶されたオブジェクト7のデータのうち、選択した対象オブジェクトのデータを参照し、選択したテキスト、静止画像、及び動画像の何れかがの対象オブジェクトのオブジェクト領域の面積を取得する(S85)。CPU31は、S51(図9参照)で取得した倍率と、S85により取得した面積に基づき、(a)(b)の条件を満たす縁取り画像6の太さを特定し、特定した太さの縁取り画像6が表示される縁取り領域を決定する(S87)。CPU31は、決定した縁取り領域(縁取り画像6の太さ)を、S83で選択した対象オブジェクトに対応付けて、縁取り画像テーブルに格納する。
【0068】
CPU31は、選択した線画の対象オブジェクトの縁取り画像6の透過度として、0%を決定する(S89)。CPU31は、決定した透過度を、選択した対象オブジェクトに対応付けて、縁取り画像テーブルに格納する。
【0069】
CPU31は、記憶部32に記憶された縁取り画像テーブルを参照し、縁取り画像6の縁取り色、縁取り領域(縁取り画像6の太さ)、及び透過度を取得する。CPU31は、取得した縁取り色及び透過度で示される縁取り画像6を、取得した縁取り領域に表示する(S91)。これにより、ページ81に表示された対象オブジェクトのうちS83で選択したテキスト、静止画像、及び動画像何れかの対象オブジェクトの縁取り画像6が、縁取り領域により示される太さで表示される。CPU31は、処理をS93に進める。
【0070】
CPU31は、ページ81に表示されたすべての静止画像、動画像、及びテキストの何れかの対象オブジェクトを、S83で選択したか判定する(S93)。CPU31は、ページ81に表示されたすべての静止画像、動画像、及びテキストの何れかの対象オブジェクトを、S83で選択していないと判定した場合(S93:NO)、処理をS83に戻す。CPU31は、ページ81に表示された静止画像、動画像、及びテキストの何れかの対象オブジェクトのうち、まだ選択していない対象オブジェクトを1つ選択し(S83)、S85~S91の処理を繰り返す。CPU31は、ページ81に表示されたすべての静止画像、動画像、及びテキストの何れかの対象オブジェクトを、S83で選択したと判定した場合(S93:YES)、縁取り表示処理を終了し、処理を第2表示処理(図8参照)に戻す。
【0071】
図8に示すように、CPU31は、アカウント一覧83に含まれる利用アカウントを選択する操作を検出していないと判定した場合(S39:NO)、アカウント一覧表示アイコン82Aを再度タッチする操作を検出したか判定する(S43)。CPU31は、アカウント一覧表示アイコン82Aを再度タッチする操作を検出していないと判定した場合(S43:NO)、処理をS39に戻す。CPU31は、アカウント一覧表示アイコン82Aを再度タッチする操作を検出したと判定した場合(S43:YES)、画面8からアカウント一覧83を削除し、処理をS31に戻す。
【0072】
<本実施形態の作用、効果>
クライアント3は、オブジェクト7の周囲を囲む縁取り画像6を表示することにより、オブジェクト7の態様を維持したまま縁取り画像6を表示部33に表示させることができる。なお、縁取り画像6の縁取り色は、オブジェクト7の利用アカウント毎に決定される((1)(2)の条件)。このためクライアント3は、オブジェクト7を再現性良く表示部33に表示させつつ、オブジェクト7の利用アカウントをユーザ4に識別させることが可能となる。又、クライアント3は、複数のアカウントが利用されて複数のオブジェクト7が入力されている場合、複数のオブジェクト7がそれぞれどのアカウントを利用して入力されたかを、ユーザ4に容易に識別させることができる。
【0073】
アカウント一覧83に表示されたリンク83Aがタッチされた場合、アカウント一覧83のすべての利用アカウントが選択される。この場合、ページ81に表示されたオブジェクト7のすべてに対し、利用アカウント毎に異なる縁取り色の縁取り画像6が表示される。これによりクライアント3は、表示されたすべてのオブジェクト7のそれぞれの利用アカウントを、ユーザ4に容易に識別させることができる。
【0074】
オブジェクト7のオブジェクト色と、オブジェクト7の縁取り画像6の縁取り色とは相違する((3)の条件)。これによりクライアント3は、オブジェクト7と縁取り画像6とを区別してユーザ4に認識させることができる。このためユーザ4は、オブジェクト7そのものを再現性良く識別できる。
【0075】
オブジェクト7のオブジェクト色と、このオブジェクト7の縁取り画像6の縁取り色との組み合わせは、利用アカウント毎に相違する((4)の条件)。これによりクライアント3は、縁取り色とオブジェクト色との組み合わせが一致する場合と比べて、オブジェクト7の利用アカウントとオブジェクト7とを、オブジェクト毎に容易に識別させることができる。
【0076】
オブジェクト7が線画である場合、線画の太さが大きい程、縁取り画像6の太さが大きくなるよう、縁取り領域が決定される。又、オブジェクト7がテキスト、静止画像、及び動画像の何れかである場合、これらのオブジェクト7のオブジェクト領域の面積が大きい程、縁取り画像6の太さが大きくなるよう、縁取り領域が決定される((a)の条件)。なお、線画のオブジェクト7の太さや、テキスト、静止画像、及び動画像のオブジェクト7のオブジェクト領域の面積が大きい程、縁取り画像6の太さを大きくした方が、ユーザ4は縁取り画像6を認識し易くなる。従ってクライアント3は、オブジェクト領域の大小に関わらず、オブジェクト7をユーザ4に容易に識別させることができる。
【0077】
倍率アイコン82Bをタッチする操作により設定される倍率の増加に応じて縁取り画像6の太さが大きくなる場合、縁取り画像6の視認性が低下するので好ましくない。従ってクライアント3は、倍率が大きい程、縁取り画像6の太さが小さくなるよう、縁取り領域を決定する((b)の条件)。これによりクライアント3は、オブジェクト7が表示される場合の倍率の大小に関わらず、オブジェクト7をユーザ4に容易に識別させることができる。
【0078】
縁取り画像6の透過度は、縁取り画像6により周囲を囲まれるオブジェクト7が線画である場合において、オブジェクト7の透過度よりも大きい値となるように決定される。この場合、オブジェクト7に対して縁取り画像6を目立たなくすることができる。従ってクライアント3は、オブジェクト7の透過度の大小に関わらず、縁取り画像6が表示される場合でもオブジェクト7をユーザ4に容易に識別させることができる。
【0079】
<変形例>
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。表示プログラムは、クライアント3が読み取り可能な記録媒体に記憶されてもよい。クライアント3は、記録媒体に記憶された表示プログラムを読み出して記憶部32に記憶してもよい。又、表示プログラムは、サーバ2からダウンロードされることによりクライアント3に提供されてもよい。クライアント3は、ダウンロードした表示プログラムを記憶部32に記憶してもよい。
【0080】
上記実施形態では、クライアント3A~3C間で共有される画面8に表示されるオブジェクト7の縁取り画像6が表示される場合を説明した。これに対し、クライアント3単体でも同様の機能が実現されてもよい。例えばクライアント3は、入力されたオブジェクト7を表示部33に表示する機能を有し、サーバ2と通信を行わなくてもよい。この場合、クライアント3は、表示部33にオブジェクト7を表示するのに併せて、オブジェクト7の縁取り画像6を表示してもよい。又、複数のアカウントを利用してクライアント3にオブジェクト7が入力された場合、クライアント3は、利用アカウント毎に縁取り色の異なる縁取り画像6を、オブジェクト7の周囲を囲む縁取り領域に表示してもよい。
【0081】
クライアント3は、オブジェクト7の利用アカウント毎に、縁取り画像6の縁取り色を決定した。クライアント3は、オブジェクト7の入力に関する他の属性毎に、縁取り画像6の縁取り色を決定してもよい。例えば、予め複数のグループ(会社、所属部署等)が規定され、各アカウントは、複数のグループの何れかに属していてもよい。クライアント3は、利用アカウントが含まれるグループ毎に、縁取り画像6の縁取り色を決定してもよい。又、クライアント3は、オブジェクト7が入力されたクライアント3毎に、縁取り画像6の縁取り色を決定してもよい。
【0082】
上記にて例示したオブジェクト7の種類(線画/テキスト/静止画像/動画像)は一例であり、他の種類のオブジェクト7であってもよい。
【0083】
例えば、サーバ2により縁取り色が決定されてもよい。詳細は次の通りである。なおこの場合、上記実施形態と異なり、サーバ2の記憶部22にもオブジェクトテーブルが記憶される。クライアント3A~3Cは、オブジェクト7が入力された場合、入力されたオブジェクト7のデータと、オブジェクト7の利用アカウントとを、サーバ2に送信する。サーバ2は、クライアント3A~3Cからオブジェクト7のデータを受信して記憶部22に記憶し、且つ、受信したオブジェクト7のデータ及び利用アカウントに基づき、記憶部22に記憶されたオブジェクトテーブルに、利用アカウント、オブジェクト色、及び透過度を格納する。サーバ2は、記憶部22に記憶したオブジェクト7のデータ及びオブジェクトテーブルに基づき、(1)~(4)の条件をすべて満たすように縁取り色を決定する。サーバ2は、記憶部22に記憶されたオブジェクト7のデータと、決定した縁取り色とを、クライアント3A~3Cに送信する。クライアント3A~3Cは、受信したオブジェクト7のデータを記憶部32に記憶する。又、クライアント3A~3Cは、S35の処理を実行する代わりに、受信した縁取り色を縁取り画像テーブルに格納する。
【0084】
更にサーバ2は、(a)、(b)の条件に基づき特定される縁取り画像6の太さを、縁取り画像6が表示される縁取り領域として決定してもよい。又、サーバ2は、縁取り画像6の透過性を示す透過度を決定してもよい。サーバ2は、決定した縁取り領域及び透過度を、クライアント3に送信してもよい。クライアント3は、S61の処理を実行する代わりに、受信した縁取り領域を縁取り画像テーブルに格納してもよい。又、クライアント3は、S65の処理を実行する代わりに、受信した透過度を縁取り画像テーブルに格納してもよい。
【0085】
上記にて、縁取り画像6が表示される縁取り領域は、オブジェクト7が表示されるオブジェクト領域の周囲をすべて囲むように配置されたが、縁取り領域により囲まれる部分は、オブジェクト領域の周囲のうち一部であってもよい。即ち、オブジェクト領域の周囲には、縁取り画領域により囲まれない部分が含まれていてもよい。
【0086】
上記にて、縁取り領域はオブジェクト領域と重複せず、オブジェクト領域の外枠と接していた。これに対し、縁取り領域は、オブジェクト領域と重複せず且つオブジェクト領域の外枠に対して僅かな間隔を空けて配置されてもよい。この場合、オブジェクト領域と縁取り領域との間に隙間が形成されてもよい。又は、縁取り領域のうちオブジェクト領域に近接する側の一部は、オブジェクト領域と重複してもよい。なお、縁取り領域の一部がオブジェクト領域と重複する場合でも、縁取り領域に表示される縁取り画像6の縁取り色が認識できるよう、重複部分の幅が調整されてもよい。
【0087】
クライアント3は、アカウント一覧表示アイコン82Aがタッチされた場合、アカウント一覧83を表示すると同時に、アカウント一覧83に含まれる利用アカウントを自動的にすべて選択し、ページ81のすべてのオブジェクト7のそれぞれの縁取り画像6を表示してもよい。
【0088】
上記では、アカウント一覧83の利用アカウントが選択されることにより、縁取り画像6が周囲に表示されるオブジェクト7は、利用アカウント毎に選択された。これに対し、例えばページ81のオブジェクト7の少なくとも一部を直接選択する操作が行われた場合、選択されたオブジェクト7の周囲を囲む縁取り画像6のみ表示されてもよい。より具体的には、例えばページ81のオブジェクト71~75のうちオブジェクト71、73を直接選択する操作が行われた場合、オブジェクト71の縁取り画像61A、及び、オブジェクト73の縁取り画像63Bが表示され、オブジェクト72、74、75の縁取り画像62A、64A、65Bは表示されなくてもよい。
【0089】
クライアント3は、(1)(2)の条件を少なくとも満たす縁取り色を決定すればよく、(3)(4)の条件のうち少なくとも一方を満たさなくてもよい。例えば縁取り色は、(3)の条件を満たさなくてもよい。つまり、オブジェクト7のオブジェクト色と、オブジェクト7の縁取り画像6の縁取り色とが同一であってもよい。この場合、例えば、オブジェクト領域と縁取り領域との間に隙間が設けられていたり、オブジェクト領域と縁取り領域との間に、オブジェクト色及び縁取り色と異なる色の境界線が表示されたりしてもよい。又、例えば縁取り色は、(4)の条件を満たさなくてもよい。つまり、オブジェクト7のオブジェクト色と、このオブジェクト7の縁取り画像6の縁取り色との組み合わせは一致してもよい。
【0090】
クライアント3は、(a)(b)のうち何れか一方に基づいて縁取り画像6の太さを特定し、縁取り領域を決定してもよい。又、クライアント3は、オブジェクト領域の大きさが大きい程、小さな縁取り領域を決定してもよい。又、クライアント3は、倍率が大きい程、大きな縁取り領域を決定してもよい。更に、クライアント3は、縁取り画像6の太さがオブジェクト領域の大きさや倍率に関係なく一律となるように、縁取り領域を決定してもよい。
【0091】
クライアント3は、線画のオブジェクト7の透過度よりも大きい値となるように縁取り画像6の透過度を決定してもよい。更に、クライアント3は、線画のオブジェクト7の透過度に関わらず、縁取り画像6の透過度を所定の値に決定してもよい。又、クライアント3は、テキスト、静止画像、及び動画像の何れかのオブジェクト7の縁取り画像6の透過度を、0%よりも大きい値としてもよい。この場合、テキスト、静止画像、及び動画像の何れかのオブジェクト7の縁取り画像6は透けて見えてもよい。
【0092】
<その他>
S13、S19の処理は、本発明の「記憶ステップ」の一例である。S35の処理は、本発明の「第1決定ステップ」の一例である。S21、S67、S91の処理は、本発明の「表示ステップ」の一例である。S61、S87の処理は、本発明の「第2決定ステップ」「第3決定ステップ」の一例である。S65の処理は、本発明の「第4決定ステップ」の一例である。
【符号の説明】
【0093】
3、3A、3B、3C :クライアント
31 :CPU
6、6A、6B、61A、62A、63B、64A、65A :縁取り画像
7、71、72、73、74、75 :オブジェクト
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10