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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024061167
(43)【公開日】2024-05-07
(54)【発明の名称】印刷装置及び支持ユニット
(51)【国際特許分類】
   B41J 2/01 20060101AFI20240425BHJP
【FI】
B41J2/01 305
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022168928
(22)【出願日】2022-10-21
(71)【出願人】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100179475
【弁理士】
【氏名又は名称】仲井 智至
(74)【代理人】
【識別番号】100216253
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 宏紀
(74)【代理人】
【識別番号】100225901
【弁理士】
【氏名又は名称】今村 真之
(72)【発明者】
【氏名】梅田 貴典
(72)【発明者】
【氏名】加藤 和久
(72)【発明者】
【氏名】武井 大明
【テーマコード(参考)】
2C056
【Fターム(参考)】
2C056EA09
2C056EB03
2C056EB13
2C056EB27
2C056EB36
2C056EB40
2C056EC13
2C056EC23
2C056EC33
2C056FA10
2C056HA29
2C056HA32
2C056HA41
2C056HA58
2C056JC11
2C056JC15
2C056KD10
(57)【要約】
【課題】印刷部と対向する位置で媒体を支持する支持部において媒体との接触面の平面度を向上させる。
【解決手段】媒体Mに画像を形成する印刷部20と、印刷部20と対向する位置で媒体Mを支持する支持部25と、を備え、支持部25は、媒体Mと接触する接触面251aを有する接触部材251と、接触部材251と対向する位置P1に配置され接触部材251を補強する補強部材254と、接触部材251と補強部材254との対向方向における補強部材254に対する接触部材251の位置を調節する調節部材252と、を有し、接触部材251は、調節部材252が設けられる位置とは異なる位置で補強部材254に対して接続されており、調節部材252は、補強部材254に取り付けられるとともに接触部材251と当接し、接触部材251と当接する当接力を調節することで接触面251aの平面度を調節可能に構成されている印刷装置11。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
媒体に画像を形成する印刷部と、
前記印刷部と対向する位置で前記媒体を支持する支持部と、
を備え、
前記支持部は、前記媒体と接触する接触面を有する接触部材と、前記接触部材と対向する位置に配置され前記接触部材を補強する補強部材と、前記接触部材と前記補強部材との対向方向における前記補強部材に対する前記接触部材の位置を調節する調節部材と、を有し、
前記接触部材は、前記調節部材が設けられる位置とは異なる位置で前記補強部材に対して接続されており、
前記調節部材は、前記補強部材に取り付けられるとともに前記接触部材と当接し、前記接触部材と当接する当接力を調節することで前記接触面の平面度を調節可能に構成されていることを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
請求項1に記載された印刷装置において、
前記接触部材は、前記調節部材が前記補強部材に取り付けられていない状態においては前記調節部材との当接位置が前記補強部材に向けて突出する方向に反るように構成されていることを特徴とする印刷装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載された印刷装置において、
前記調節部材は、第1方向において前記接触部材を3等分した場合の中央の領域と当接することを特徴とする印刷装置。
【請求項4】
請求項1または2に記載された印刷装置において、
前記接触部材は、前記調節部材が設けられる位置を挟んで両側の位置で前記補強部材に対して接続されていることを特徴とする印刷装置。
【請求項5】
請求項1または2に記載された印刷装置において、
前記支持部は、前記調節部材が前記補強部材に対して移動することを抑制可能な移動規制部材を有することを特徴とする印刷装置。
【請求項6】
請求項1または2に記載された印刷装置において、
前記支持部は、前記接触部材と前記補強部材と前記調節部材とを含むユニットごと前記印刷装置から取り外し可能に構成されていることを特徴とする印刷装置。
【請求項7】
請求項1または2に記載された印刷装置において、
前記印刷部は、インクを吐出して前記媒体に画像を形成するインクジェットヘッドを有し、
前記支持部は、前記接触部材における前記インクジェットヘッドと対向する位置に、前記インクを吸収することが可能な吸収材を有することを特徴とする印刷装置。
【請求項8】
媒体に画像を形成する印刷部を備える印刷装置において前記印刷部と対向する位置で前記媒体を支持することが可能な支持ユニットであって、
前記媒体と接触する接触面を有する接触部材と、前記接触部材と対向する位置に配置され前記接触部材を補強する補強部材と、前記接触部材と前記補強部材との対向方向における前記補強部材に対する前記接触部材の位置を調節する調節部材と、を有し、
前記接触部材は、前記調節部材が設けられる位置とは異なる位置で前記補強部材に対して接続されており、
前記調節部材は、前記補強部材に取り付けられるとともに前記接触部材と当接し、前記接触部材と当接する当接力を調節することで前記接触面の平面度を調節可能に構成されていることを特徴とする支持ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置及び支持ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、様々な印刷装置が使用されている。このうち、媒体に画像を形成する印刷部と、印刷部と対向する位置で前記媒体を支持する支持部と、を備える印刷装置がある。例えば、特許文献1には、媒体にインクを吐出して画像を形成する印刷部と、印刷部と対向する位置で媒体を支持する支持部と、を備えるインクジェット式のプリンターが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-130286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のインクジェット式のプリンターのような、媒体に画像を形成する印刷部と、印刷部と対向する位置で前記媒体を支持する支持部と、を備える従来の印刷装置においては、支持部における媒体との接触面の平面度が低い場合があった。支持部における媒体との接触面の平面度が低いと、媒体に形成される画像の品質が低下する虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための本発明の印刷装置は、媒体に画像を形成する印刷部と、前記印刷部と対向する位置で前記媒体を支持する支持部と、を備え、前記支持部は、前記媒体と接触する接触面を有する接触部材と、前記接触部材と対向する位置に配置され前記接触部材を補強する補強部材と、前記接触部材と前記補強部材との対向方向における前記補強部材に対する前記接触部材の位置を調節する調節部材と、を有し、前記接触部材は、前記調節部材が設けられる位置とは異なる位置で前記補強部材に対して接続されており、前記調節部材は、前記補強部材に取り付けられるとともに前記接触部材と当接し、前記接触部材と当接する当接力を調節することで前記接触面の平面度を調節可能に構成されていることを特徴とする。
【0006】
また、上記課題を解決するための本発明の支持ユニットは、媒体に画像を形成する印刷部を備える印刷装置において前記印刷部と対向する位置で前記媒体を支持することが可能な支持ユニットであって、前記媒体と接触する接触面を有する接触部材と、前記接触部材と対向する位置に配置され前記接触部材を補強する補強部材と、前記接触部材と前記補強部材との対向方向における前記補強部材に対する前記接触部材の位置を調節する調節部材と、を有し、前記接触部材は、前記調節部材が設けられる位置とは異なる位置で前記補強部材に対して接続されており、前記調節部材は、前記補強部材に取り付けられるとともに前記接触部材と当接し、前記接触部材と当接する当接力を調節することで前記接触面の平面度を調節可能に構成されていることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の一実施例に係る印刷装置の斜視図。
図2図1の印刷装置の斜視図であって、切断屑収容部を脱離させた状態を表す図。
図3図1の印刷装置の内部構成を表す図。
図4図1の印刷装置の電気的構成を表すブロック図。
図5図1の印刷装置の支持部周辺を表す平面図。
図6図1の印刷装置の支持部周辺を正面側から見た断面図。
図7図1の印刷装置の支持部(支持ユニット)を表す斜視図。
図8図1の印刷装置の支持部(支持ユニット)を正面側から見た断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
最初に、本発明について概略的に説明する。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の印刷装置は、媒体に画像を形成する印刷部と、前記印刷部と対向する位置で前記媒体を支持する支持部と、を備え、前記支持部は、前記媒体と接触する接触面を有する接触部材と、前記接触部材と対向する位置に配置され前記接触部材を補強する補強部材と、前記接触部材と前記補強部材との対向方向における前記補強部材に対する前記接触部材の位置を調節する調節部材と、を有し、前記接触部材は、前記調節部材が設けられる位置とは異なる位置で前記補強部材に対して接続されており、前記調節部材は、前記補強部材に取り付けられるとともに前記接触部材と当接し、前記接触部材と当接する当接力を調節することで前記接触面の平面度を調節可能に構成されていることを特徴とする。
【0009】
本態様によれば、媒体を支持する支持部は接触部材と補強部材と調節部材とを有し、接触部材は調節部材が設けられる位置とは異なる位置で補強部材に対して接続されており、調節部材は補強部材に取り付けられるとともに接触部材と当接し接触部材と当接する当接力を調節することで接触面の平面度を調節可能に構成されている。このような構成とすることで、支持部における媒体との接触面の平面度を向上させることができる。
【0010】
本発明の第2の態様の印刷装置は、前記第1の態様において、前記接触部材は、前記調節部材が前記補強部材に取り付けられていない状態においては前記調節部材との当接位置が前記補強部材に向けて突出する方向に反るように構成されていることを特徴とする。
【0011】
本態様によれば、接触部材は、調節部材が補強部材に取り付けられていない状態においては調節部材との当接位置が補強部材に向けて突出する方向に反るように構成されている。すなわち、調節部材を接触部材の反る方向とは反対方向に向けて接触部材に対して当接させ、調節部材によりその当接力を調節することで接触面の平面度を調節する。このような構成とすることで、接触面の平面度の調節可能範囲を広くとることができる。したがって、接触面の平面度を効果的に向上させることができる。
【0012】
本発明の第3の態様の印刷装置は、前記第1または第2の態様において、前記調節部材は、第1方向において前記接触部材を3等分した場合の中央の領域と当接することを特徴とする。
【0013】
本態様によれば、調節部材は第1方向において接触部材を3等分した場合の中央の領域と当接する。すなわち、調節部材は第1方向における接触部材の中央付近で接触面の平面度の調節が可能になる。このため、接触面の平面度を効果的に向上させることができる。
【0014】
本発明の第4の態様の印刷装置は、前記第1または第2の態様において、前記接触部材は、前記調節部材が設けられる位置を挟んで両側の位置で前記補強部材に対して接続されていることを特徴とする。
【0015】
本態様によれば、接触部材は調節部材が設けられる位置を挟んで両側の位置で補強部材に対して接続されている。すなわち、補強部材に対して接続されている位置を基準にして接触部材の中央付近で接触面の平面度の調節が可能になる。このため、接触面の平面度を効果的に向上させることができる。
【0016】
本発明の第5の態様の印刷装置は、前記第1または第2の態様において、前記支持部は、前記調節部材が前記補強部材に対して移動することを抑制可能な移動規制部材を有することを特徴とする。
【0017】
本態様によれば、支持部は調節部材が補強部材に対して移動することを抑制可能な移動規制部材を有する。このため、一度接触面の平面度が調節された後に不意に調節部材が補強部材に対して移動することを抑制することができる。
【0018】
本発明の第6の態様の印刷装置は、前記第1または第2の態様において、前記支持部は、前記接触部材と前記補強部材と前記調節部材とを含むユニットごと前記印刷装置から取り外し可能に構成されていることを特徴とする。
【0019】
本態様によれば、支持部は接触部材と補強部材と調節部材とを含むユニットごと印刷装置から取り外し可能に構成されている。このため、接触面の平面度の調節など支持部の各種調整作業を、支持部をユニットごと取り外して実行し、その実行後にユニットごと取り付けることで、容易に行うことができる。
【0020】
本発明の第7の態様の印刷装置は、前記第1または第2の態様において、前記印刷部は、インクを吐出して前記媒体に画像を形成するインクジェットヘッドを有し、前記支持部は、前記接触部材における前記インクジェットヘッドと対向する位置に、前記インクを吸収することが可能な吸収材を有することを特徴とする。
【0021】
本態様によれば、印刷部はインクを吐出して媒体に画像を形成するインクジェットヘッドを有し、支持部は接触部材におけるインクジェットヘッドと対向する位置にインクを吸収することが可能な吸収材を有する。このため、インクジェットヘッドから吐出されたインクで装置内が汚れることを抑制することができる。
【0022】
本発明の第8の態様の支持ユニットは、媒体に画像を形成する印刷部を備える印刷装置において前記印刷部と対向する位置で前記媒体を支持することが可能な支持ユニットであって、前記媒体と接触する接触面を有する接触部材と、前記接触部材と対向する位置に配置され前記接触部材を補強する補強部材と、前記接触部材と前記補強部材との対向方向における前記補強部材に対する前記接触部材の位置を調節する調節部材と、を有し、前記接触部材は、前記調節部材が設けられる位置とは異なる位置で前記補強部材に対して接続されており、前記調節部材は、前記補強部材に取り付けられるとともに前記接触部材と当接し、前記接触部材と当接する当接力を調節することで前記接触面の平面度を調節可能に構成されていることを特徴とする。
【0023】
本態様によれば、媒体を支持する支持ユニットは接触部材と補強部材と調節部材とを有し、接触部材は調節部材が設けられる位置とは異なる位置で補強部材に対して接続されており、調節部材は補強部材に取り付けられるとともに接触部材と当接し接触部材と当接する当接力を調節することで接触面の平面度を調節可能に構成されている。このような構成とすることで、支持ユニットにおける媒体との接触面の平面度を向上させることができる。
【0024】
以下、図面を参照して、本発明に係る実施形態を具体的に説明する。最初に、図1から図3を参照して本発明の一実施例に係る印刷装置11の概要について説明する。本実施形態の印刷装置11は、媒体Mに液体としてのインクを吐出して印刷するインクジェット方式の印刷装置である。媒体Mは、例えば、ロール紙Rであり、ロール状に巻き重ねられた長尺の媒体である。
【0025】
以降の図面では、印刷装置11が水平面上に載置された状態とし、水平面に沿う方向として、印刷装置11の前後方向をX軸に沿った方向とし、左右方向(又は幅方向)をY軸に沿った方向とする。また、水平面に対して鉛直方向(上下方向)をZ軸に沿った方向とする。また、+X方向を前方向、-X方向を後方向、+Y方向を右方向、-Y方向を左方向、+Z方向を上方向、-Z方向を下方向とする。
【0026】
印刷装置11は、直方体状の筐体12、及び印刷装置11の各部を支持する本体フレーム16を備える。筐体12は、前面に開口する開口部13を備えている。また、筐体12には、印刷されて切断された媒体Mを排出する排出口14が設置されている。なお、排出口14は排出部28を構成する。
【0027】
印刷装置11は、ロール紙Rを収納し、また収納したロール紙Rを繰り出す収納部40を備えている。収納部40は、開口部13を通じて筐体12から前方向に引き出し可能に設置される。収納部40は、筐体12に収納された場合、印刷装置11の外装の一部を構成する前板部42と、ロール紙Rを回転自在に支持する一対の支持壁43と、を備えている。
【0028】
排出部28の下方には、切断部27による切断で生じる媒体Mの切断屑を収容する箱状の切断屑収容部80を備えている。切断屑収容部80は、ロール紙Rの前方向で、着脱可能に筐体12の前面に設置されている。切断屑収容部80は、筐体12に取り付けられることで開口部13を塞ぐ。切断屑収容部80は、筐体12に取り付けられた場合、印刷装置11の外装の一部を構成する外壁81を備えている。
【0029】
切断屑収容部80が筐体12から取り外された場合、収納部40が筐体12から引き出し可能な状態となる。収納部40が筐体12から引き出された状態で、ロール紙Rを交換する。
【0030】
また、筐体12の前方には、印刷装置11を操作するための操作部15が設けられる。操作部15は、Y軸に沿った方向に横長のパネルであり、印刷装置11をオン又はオフする際に操作される電源ボタン15aや、各種の操作情報を入力可能な入力ボタン15bや、印刷装置11の操作状態などの表示や印刷装置11の操作ボタンが設けられた操作パネル15cが設けられる。操作パネル15cは、タッチパネルである。また、外部に向けて音を発するスピーカー15dが設けられる。
【0031】
図3に示すように、印刷装置11は、図中、二点鎖線で示す、媒体Mが搬送される搬送経路30を備える。印刷装置11は、搬送経路30に沿って媒体Mを搬送する搬送部31と、媒体Mに記録を行う印刷部20と、媒体Mを切断する切断部27と、を備える。
【0032】
印刷部20は、収納部40から搬送される媒体Mに画像を形成する。印刷部20は、媒体Mに向かってインクを吐出するノズル23を有するヘッド22と、ヘッド22を搭載するキャリッジ21と、を備える。キャリッジ21は、Y軸に沿って延在するガイドフレーム100と、ガイドフレーム100に取り付けられ、Y軸に沿って延在するガイド軸24とによって支持される。キャリッジ21は、モーター等の駆動源によってガイド軸24に沿って移動可能である。すなわち、キャリッジ21は、Y軸に沿った方向に往復移動可能である。ヘッド22と対向する位置には、媒体Mを支持する支持部25が設けられる。
【0033】
ヘッド22は、キャリッジ21と共に媒体Mの幅方向に往復移動しながらインクを吐出することで、支持部25に支持された媒体Mに画像を形成する。本実施形態では、印刷部20として、ヘッド22が幅方向に往復移動するシリアルヘッド方式を例示したが、ヘッド22が幅方向に延在して固定配列されたラインヘッド方式の印刷部であってもよい。
【0034】
搬送経路30は、媒体Mが移動可能な空間であり、複数の部材により構成される。搬送経路30は、最上流に位置してロール紙Rを繰り出す収納部40から、最下流に位置する排出部28(排出口14)まで続く。印刷部20及び支持部25などは、搬送経路30上に配置される。
【0035】
切断部27は、支持部25より下流に位置すると共に、排出口14より上流に位置する。本実施形態の切断部27は、幅方向(左右方向)に往復移動可能な可動刃27aと、移動しない固定刃27bと、を備える。可動刃27aは、搬送経路30の上方に設けられ、固定刃27bは搬送経路30の下方に設けられる。切断部27は、媒体Mを切断位置で幅方向にわたって切断する。切断位置は、固定刃27bの刃先の位置である。
【0036】
本実施形態の搬送経路30は、媒体Mの搬送方向上流側から、ロール紙Rから繰り出される媒体Mが搬送される第1経路30aと、媒体Mが湾曲しながら搬送される湾曲経路30bと、ヘッド22(支持部25)に向けて媒体Mが搬送される第2経路30cと、支持部25の下流から排出部28に向けて媒体Mが搬送される第3経路30dと、を有する。
【0037】
さらに、搬送経路30は、反転経路30eを備える。反転経路30eは、第2経路30cから分岐する分岐点P1と、第1経路30aに合流する合流点P2とを結ぶ通路である。湾曲経路30bを介して搬送される媒体Mの搬送方向において、合流点P2は、分岐点P1より上流に位置する。すなわち、反転経路30eは、湾曲経路30bの上流側に合流する。反転経路30eは、単票状の媒体Mを反転させて、媒体Mの両面に記録を行うための経路である。
【0038】
搬送部31は、収納部40から印刷部20を経由して、切断部27及び排出部28に至る搬送経路30に沿って媒体Mを搬送する。搬送部31は、第1経路30a上に設けられる供給ローラー対32、湾曲経路30bを形成する中間ローラー33、湾曲経路30bの中間ローラー33の外周面に沿って配置された搬送ローラーに相当する従動ローラー34、第2経路30c上に設けられる上流側搬送ローラー対35を備えている。
【0039】
従動ローラー34は、回転自在に設けられ、中間ローラー33との間に媒体Mを挟んで従動回転する。本実施形態では、従動ローラー34は複数備えている。これにより、反転された媒体Mを湾曲経路30bに沿って円滑に搬送させることができる。
【0040】
搬送部31は、さらに第3経路30d上に下流側第1搬送ローラー対36、下流側第2搬送ローラー対37、及び下流側第3搬送ローラー対38を備えている。下流側第2搬送ローラー対37は、切断部27より上流に位置する。下流側第3搬送ローラー対38は、切断部27より下流に位置する。
【0041】
ここで、収納部40の構成について説明する。収納部40は、ロール紙Rが筐体12の幅方向に延びる支軸41を介して回転可能に支持される。支軸41は、正逆両方向に回転駆動可能に構成される。そのため、ロール紙Rは、支軸41を介して正逆両方向に回転駆動される。また、収納部40には、ロール紙Rから繰り出される媒体Mを、第1経路30aに向かって搬送するためのロール紙搬送路50が設けられる。ロール紙搬送路50は、搬送経路30の一部である。
【0042】
ロール紙搬送路50は、支軸41を介して支持されたロール紙Rの前側から下方に向かって延びてから後方向に屈曲し、ロール紙Rの下方向及び後方向を回り込んでロール紙Rよりも高い位置まで上方向に向かって第1経路30aまで延びる。また、ロール紙搬送路50は、その上流端部、すなわちロール紙搬送路50におけるロール紙Rの前方向で、斜め下方向の位置に、ほぼ直角に曲がる屈曲部50aを有する。ロール紙搬送路50における屈曲部50aの下流側には、ロール紙Rから繰り出される媒体Mの曲がり癖を矯正するデカールを行うためのデカール機構51が設けられる。
【0043】
ロール紙搬送路50におけるデカール機構51よりも下流側には、ロール紙Rに搬送力を付与するロール紙搬送ローラー対56が適宜間隔を置いて設置される。ロール紙搬送ローラー対56が回転駆動することにより、媒体Mがロール紙Rから繰り出されて、第1経路30aに搬送される。ロール紙搬送ローラー対56は、搬送部31の一部である。ロール紙搬送ローラー対56、供給ローラー対32、中間ローラー33、従動ローラー34、上流側搬送ローラー対35、下流側第1搬送ローラー対36、下流側第2搬送ローラー対37、及び下流側第3搬送ローラー対38は、媒体Mを挟んだ状態で回転することにより媒体Mを搬送する。
【0044】
搬送部31の各ローラーが正転駆動されることにより媒体Mを上流から下流に搬送し、逆転駆動されることにより媒体Mを下流から上流に搬送する。本実施形態では、搬送経路30に沿って、搬送方向に相当し下流に向かう方向を順送方向D1といい、上流に向かう方向を逆送方向D2という。なお、本明細書において「搬送方向」とは、特に断りがない場合は「順送方向D1」を意味するが、断りがある場合は「順送方向D1」と「逆送方向D2」との両方を含む場合がある。
【0045】
印刷装置11は、搬送される媒体Mへの加熱を行う加熱部60を備えている。加熱部60は、湾曲経路30bに設置される中間ローラー33に対向して位置し、3つの従動ローラー34において、最も下流側の従動ローラー34の直ぐ下流側に設置されている。加熱部60は、媒体Mの巻癖を矯正するために構成されている。本実施形態の加熱部60は、発熱するヒーター61と、発熱したヒーター61の熱を媒体Mに吹き付けるファン62とで構成されている。
【0046】
ヘッド22の上流側には、搬送される媒体Mの先端部を検出可能な検出部85を備える。本実施形態では、検出部85は、搬送経路30上におけるヘッド22と上流側搬送ローラー対35との間に配置される。検出部85は、例えば、光学式センサーであり、発光可能な発光部及び受光可能な受光部を有する。発光部は、光学式センサーの下方に向けて発光し、受光部は、媒体Mに反射した反射光を受光する。発光部は、LED(Light Emitting Diode)やレーザー発光素子等で構成される。また、受光部は、フォトトランジスターやフォトIC等で構成される。受光部は、受光した受光量を電圧値として取得する。そして、受光量としての電圧値に媒体Mの有無を判断するための閾値が設けられ、当該閾値を基準にして媒体Mの有無が判断される。これにより媒体Mの先端部の検出が可能となる。
【0047】
また、印刷装置11は、収納部40から印刷部20を経由して排出部28に至る搬送経路30上に読取部90を備える。本実施形態では、読取部90は、湾曲経路30bと印刷部20のヘッド22との間であって、第2経路30c上に配置される。ここで、第2経路30cは、湾曲経路30bの上端部から印刷部20のヘッド22からインクが吐出される吐出面であるヘッド22の-Z方向端面に向けて下方に傾斜している。そして、読取部90少なくとも一部は、高さ方向において湾曲経路30bの上端部とヘッド22の吐出面との間に配置される。本実施形態では、読取部90は、湾曲経路30bの上端部とヘッド22の吐出面との間に配置される。これにより、印刷装置11の高さ方向の寸法を抑えることができる。
【0048】
読取部90は、画像が形成された媒体Mを撮像するものである。例えば、読取部90は、印刷部20によって印刷されたテストパターンを撮像する。読取部90は、例えば、密着光学方式のセンサー(CIS:Contact Image Sensor)である。読取部90は、ライン型センサーであり、フォトセンサー、光源部及びレンズ等を有する。読取部90は、媒体Mの幅方向における領域を撮像することができる。また、読取部90は、排出部28からより離れた位置に配置されるため、外乱光の影響が少なく、撮像機能を確保することができる。
【0049】
ここで、テストパターンは、印刷部20のノズル23からインクを吐出させて、各ノズル23に対応する複数の直線の集合からなるノズルチェックパターンを有している。印刷されたテストパターンによりノズル23の吐出状態を確認することができる。本実施形態では、読取部90によってテストパターンの画像データを取得し、取得された画像データに基づいて、制御部58がノズル23の吐出状態の良否判断を行う。制御部58がノズル23の吐出状態が良と判断した場合は印刷処理を実行する。一方、ノズル抜け等によりノズル23の吐出状態が否と判断した場合はクリーニング等のメンテナンス処理を実行することができる。ここで、「ノズル抜け」とは、ノズル23からインクが適切に吐出されない状態をいう。
【0050】
次に、印刷装置11の制御部58の構成について図4を参照して説明する。図4に示すように、印刷装置11は、印刷装置11で実行される各種動作を制御する制御部58を備える。制御部58は、操作部15、収納部40、搬送部31、印刷部20、切断部27、読取部90、検出部85と電気的に接続されている。
【0051】
制御部58は、CPU581と、メモリー582と、制御回路583と、I/F(インターフェイス)584と、を有する。CPU581は演算処理装置である。メモリー582は、CPU581のプログラムを格納する領域または作業領域等を確保する記憶装置であり、RAM、EEPROM等の記憶素子を有する。
【0052】
制御部58は、情報処理端末等の外部からI/F584を介して印刷データ等を取得すると、CPU581が各駆動部等を制御する。なお、搬送部31を構成する供給ローラー対32、中間ローラー33、上流側搬送ローラー対35、下流側第1搬送ローラー対36、下流側第2搬送ローラー対37、下流側第3搬送ローラー対38、ロール紙搬送ローラー対56は、それぞれ駆動制御可能に構成される。
【0053】
次に、本実施例の印刷装置11における要部である支持部25について図5から図8を参照して詳細に説明する。本実施例の支持部25は、媒体Mに画像を形成する印刷部20を備える印刷装置11において印刷部20と対向する位置で媒体Mを支持することが可能な支持ユニットであって、図7及び図8で表される状態で、1つのユニットとして印刷装置11に取り付け及び取り外し可能に構成されている。
【0054】
本実施例の印刷装置11の支持部25は、図5から図8で表されるように、媒体Mと接触する接触面251aを有する接触部材251を有している。また、図8で表されるように、接触面251aと反対側であって接触部材251と対向する位置に配置され、接触部材251を補強する板金部材である補強部材254を有している。また、図8で表されるように、本実施例の支持部25は、調節部材252を有している。ここで、調節部材252は、支持部25のY軸方向における中央付近において、接触部材251と補強部材254との対向方向(Z軸方向)における補強部材254に対する接触部材251の位置を調節する役割をしている。なお、本実施例においては、接触部材251が樹脂製、補強部材254が金属製の板金である。ただし、このような構成に限定されない。
【0055】
ここで、図8で表されるように、接触部材251は、支持部25における調節部材252が設けられる位置P1(Y軸方向における中央付近)とは異なる位置であるY軸方向における両端部において、補強部材254に対してネジ255で接続されている。そして、図8で表されるように、調節部材252は、補強部材254に取り付けられるとともに接触部材251と当接し、接触部材251と当接する当接力を調節することで接触面251aの平面度を調節可能に構成されている。
【0056】
このように、本実施例の支持部25としての支持ユニットは、接触部材251と補強部材254と調節部材252とを有し、接触部材251は調節部材252が設けられる位置とは異なる位置で補強部材254に対して接続されており、調節部材252は補強部材254に取り付けられるとともに接触部材251と当接し接触部材251と当接する当接力を調節することで接触面251aの平面度を調節可能に構成されている。このような構成とすることで、支持部25における媒体Mとの接触面251aの平面度を向上させることができる。
【0057】
なお、本実施例の接触部材251は、図5から図8で表されるように、接触面251aに、X軸に沿う方向に延設される複数のリブ251bが設けられている。このため、接触面251aのうち、媒体Mと主に接触するのはリブ251bとなる。このような構成では、接触面251aの平面度を調整することにより、媒体Mと主に接触するリブ251bの先端を結んで形成される仮想面の平面度を調整することができる。そして、このような構成とすることで、接触部材251と媒体Mとの接触面積が小さくなり、媒体Mを低摩擦で効率的に支持部25上において搬送させることが可能になる。しかしながら、このような構成に限定されない。なお、媒体Mと主に接触する仮想面を接触面とみなしてもよい。
【0058】
ここで、図8で表されるように、本実施例の支持部25における調節部材252は、ネジ頭252aとネジ軸252bとからなるネジであり、補強部材254側から接触部材251側にネジ軸252bが通される。そして、ネジ軸252bの先端部が接触部材251の接触面251aと反対側の面251eに当接する構成となっている。
【0059】
ここで、接触部材251は、調節部材252が補強部材254に取り付けられていない状態においては、調節部材252との当接位置、すなわち、位置P1の近傍が補強部材254に向けて突出する方向、すなわち、下方向(-Z方向)に反るように構成されている。具体的には、調節部材252が補強部材254に取り付けられていない状態においては、接触部材251が下方向(-Z方向)に反ることによって、接触面251aが位置P1に相当する位置の近傍では下方向(-Z方向)に向けて凹んでいる。このように、本実施例の支持部25は、調節部材252を接触部材251の反る方向とは反対方向に向けて接触部材251に対して当接させ、調節部材252によりその当接力を調節することで接触面251aの平面度を調節することができる。このような構成とすることで、接触面251aの平面度の調節可能範囲を広くとることができる。したがって、接触面251aの平面度を効果的に向上させることができる。なお、本実施例の支持部25においては、調節部材252が補強部材254に取り付けられていない状態においては、接触部材251のY軸方向両端部に対して位置P1近傍が凡そ0.3mm下側に反るように構成されている。そして、本実施例の支持部25は、調節部材252を用いてその反りを0.1mm以下に容易に調節することができる。
【0060】
また、上記のように、調節部材252が設けられる位置P1は、支持部25のY軸方向における中央付近である。別の表現をすると、調節部材252は、図8で表されるように第1方向としてのY軸方向において接触部材251を領域R1、領域R2及び領域R3の3つに3等分した場合の、中央の領域R2と当接する。このような構成とすることで、調節部材252は第1方向(Y軸方向)における接触部材251の中央付近で接触面251aの平面度の調節が可能になる。このため、本実施例の支持部25は、接触面251aの平面度を効果的に向上させることができる。
【0061】
本実施例の接触部材251においては、図5及び図6などで表されるように、接触部材251は、Y軸方向における一方(-Y方向)の端部側に、印刷装置11のフレーム部125aに載置可能な載置部251cを有している。また、図6などで表されるように、接触部材251は、Y軸方向における他方(+Y方向)の端部側に、印刷装置11のフレーム部125bに設けられた孔部に挿入可能な挿入部251dを有している。このような構成とすることで、支持ユニットとしての支持部25を簡単かつ正確な位置に印刷装置11に対して取り付けることができる。
【0062】
ここで、図8で表されるように、本実施例の接触部材251は、Y軸方向における接触部材251の中央付近である調節部材252が設けられる位置P1を挟んで両側の位置で、補強部材254に対して接続されている。このような構成とすることで、補強部材254に対して接続されているZ軸方向における位置を基準にして、接触部材251の中央付近で接触面251aの平面度の調節、すなわち、Z軸方向における位置の調節が可能になる。このため、本実施例の接触部材251は、接触面251aの平面度を効果的に向上させることができる。
【0063】
また、上記のように、本実施例の調節部材252は、ネジであるが、図8で表されるように、本実施例の支持部25は、調節部材252のネジ軸252bにゴム部材である移動規制部材253が取り付けられている。すなわち、本実施例の調節部材252は、調節部材252が補強部材254に対して移動することを抑制可能な移動規制部材253を有している。このため、本実施例の調節部材252は、一度接触面251aの平面度が調節された後に不意に調節部材252が補強部材254に対して移動することを抑制することができる。
【0064】
また、図8で表されるように、本実施例の調節部材252は、接触部材251と補強部材254と調節部材252とを含むユニットごと印刷装置11から取り外し可能に構成されている。このため、例えば、接触面251aの平面度の調節など支持部25の各種調整作業を、支持部25をユニットごと印刷装置11から取り外して実行し、その実行後にユニットごと印刷装置11に取り付けることで、容易に行うことができる。
【0065】
ここで、本実施例の印刷装置11においては、印刷部20は、インクを吐出して媒体Mに画像を形成するインクジェットヘッドであるヘッド22を有しており、支持部25は、図5から図8で表されるように、接触部材251におけるインクジェットヘッドと対向する位置に、インクを吸収することが可能な吸収材256を有している。このため、本実施例の印刷装置11は、インクジェットヘッドから吐出されたインクで装置内が汚れることを抑制することができる。ここで、本実施例においては、図7などで表されるように、吸収材256は、接触面251aにおいて、リブ251bが設けられていない位置に配置されている。ただし、吸収材256の設けられる位置に特に限定はない。
【0066】
なお、図6で表されるように、本実施例の支持部25は、面251eに、吸収材256と接触し、Z軸方向に延設される壁部251fが設けられている。インクジェットヘッドから吸収材256に吐出されたインクは、壁部251fを伝って、印刷装置11のフレーム部125cに設けられたインク受け部125dに至る。ここで、壁部251fは-Y方向側から+Y方向側に向かうにつれて下方向(-Z方向)に向かう長さが長くなるように構成されており、インク受け部125dは-Y方向側から+Y方向側に向かうにつれて下方向に位置している。このような構成とすることで、インク受け部125dに至ったインクは、+Y方向側に流れ、+Y方向側において回収可能となっている。
【0067】
本発明は、上述の実施例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。また、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
【符号の説明】
【0068】
11…印刷装置、12…筐体、13…開口部、14…排出口、15…操作部、15a…電源ボタン、15b…入力ボタン、15c…操作パネル、15d…スピーカー、16…本体フレーム、20…印刷部、21…キャリッジ、22…ヘッド、23…ノズル、24…ガイド軸、25…支持部、27…切断部、27a…可動刃、27b…固定刃、28…排出部、30…搬送経路、30a…第1経路、30b…湾曲経路、30c…第2経路、30d…第3経路、30e…反転経路、31…搬送部、32…供給ローラー対、33…中間ローラー(第2搬送部)、34…従動ローラー(第2搬送部)、35…上流側搬送ローラー対(第1搬送部、第2搬送部)、36…下流側第1搬送ローラー対(第1搬送部)、37…下流側第2搬送ローラー対、38…下流側第3搬送ローラー対、40…収納部、41…支軸、42…前板部、43…支持壁、50…ロール紙搬送路、50a…屈曲部、51…デカール機構、56…ロール紙搬送ローラー対、58…制御部(処理部、判断部)、60…加熱部、61…ヒーター、62…ファン、80…切断屑収容部、81…外壁、85…検出部、90…読取部、100…ガイドフレーム、125a…フレーム部、125b…フレーム部、125c…フレーム部、125d…インク受け部、251…接触部材、251a…接触面、251b…リブ、251c…載置部、251d…挿入部、251e…面、251f…壁部、252…調節部材、252a…ネジ頭、252b…ネジ軸、253…移動規制部材、254…補強部材、255…ネジ、256…吸収材、581…CPU、582…メモリー、583…制御回路、584…I/F、D1…順送方向(搬送方向、第1搬送方向)、D2…逆送方向(搬送方向、第1搬送方向)、P1…位置、R…ロール紙、R1…領域、R2…領域、R3…領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8