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特開2024-61200情報処理方法、プログラム、及び情報処理装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024061200
(43)【公開日】2024-05-07
(54)【発明の名称】情報処理方法、プログラム、及び情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/854 20110101AFI20240425BHJP
   H04N 21/472 20110101ALI20240425BHJP
【FI】
H04N21/854
H04N21/472
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022168987
(22)【出願日】2022-10-21
(71)【出願人】
【識別番号】521229577
【氏名又は名称】I&CO合同会社
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】高宮 範有
(72)【発明者】
【氏名】加藤 綾佳
(72)【発明者】
【氏名】西本 梨歩
(72)【発明者】
【氏名】富浦 咲野
(72)【発明者】
【氏名】東屋 大輝
【テーマコード(参考)】
5C164
【Fターム(参考)】
5C164MC01P
5C164SB01S
5C164TB35S
5C164UD41P
(57)【要約】
【課題】複数のコンテンツを利用してコンテンツが生成される際に、統一感等のあるコンテンツを容易に生成する。
【解決手段】情報処理方法は、情報処理装置が、第1ユーザが利用する第1処理装置から、複数のコンテンツを利用する第1コンテンツの生成リクエストを取得すること、生成リクエストに基づいて、第1コンテンツの生成に利用される第2コンテンツに対する複数のインストラクションの中から少なくとも1つのインストラクションを設定すること、少なくとも1つのインストラクションを含む第2コンテンツの生成リクエストを、各第2ユーザが利用する各第2処理装置に出力すること、第1処理装置又は前記各第2処理装置から、第2コンテンツを取得すること、取得された各第2コンテンツを利用して第1コンテンツを生成すること、生成された第1コンテンツを出力すること、を実行する。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置が、
第1ユーザが利用する第1処理装置から、複数のコンテンツを利用する第1コンテンツの生成リクエストを取得すること、
前記生成リクエストに基づいて、前記第1コンテンツの生成に利用される第2コンテンツに対する複数のインストラクションの中から少なくとも1つのインストラクションを設定すること、
前記少なくとも1つのインストラクションを含む第2コンテンツの生成リクエストを、各第2ユーザが利用する各第2処理装置に出力すること、
前記第1処理装置又は前記各第2処理装置から、第2コンテンツを取得すること、
取得された各第2コンテンツを利用して前記第1コンテンツを生成すること、
生成された前記第1コンテンツを出力すること、
を実行する情報処理方法。
【請求項2】
前記設定することは、
出力される第2処理装置に応じて、前記少なくとも1つのインストラクションの内容を変更することを含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記インストラクションは、前記第2コンテンツのアスペクト比、前記第2コンテンツの撮影時間、又は前記第1コンテンツに生じさせる統一感の種類を含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記出力することは、
前記インストラクションに前記第2コンテンツのアスペクト比が含まれる場合、前記アスペクト比で撮影が行われるためのコマンドを含む前記生成リクエストを出力することを含む、請求項3に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記出力することは、
前記インストラクションに前記第2コンテンツのアスペクト比が含まれ、前記各第2処理装置の記憶部に記憶されているコンテンツが出力される場合に、該コンテンツを前記アスペクト比に編集して出力するためのコマンドを含む前記生成リクエストを出力することを含む、請求項3に記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記生成することは、
前記各第2コンテンツを各位置に配置して前記第1コンテンツを生成する場合、配置される前記各第2コンテンツのうち表示時間が一番長い第2コンテンツに合わせて他の第2コンテンツの表示時間を調整することを含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記生成することは、
前記各第2コンテンツを各位置に配置して前記第1コンテンツを生成する場合、配置される前記各第2コンテンツの少なくとも1つが繰り返し表示される前記第1コンテンツを生成することを含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項8】
前記生成することは、
所定数の第2コンテンツを各位置に配置して前記第1コンテンツを生成する場合、配置された第2コンテンツの表示が終了すると、未配置の第2コンテンツが表示される前記第1コンテンツを生成することを含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項9】
前記第1処理装置又は前記第2処理装置からの課金を受け付けること、
前記課金に応じて、前記第1コンテンツに対する編集内容を変更すること、をさらに実行する請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項10】
前記第1処理装置又は前記第2処理装置から、前記第1コンテンツ又は前記第2コンテンツに対する閲覧リクエストを取得すること、
前記閲覧リクエストが閲覧条件を満たすか否かを判定すること、
前記閲覧リクエストが前記閲覧条件を満たさない場合、閲覧を拒否する通知を、前記閲覧リクエストを出力した前記第1処理装置又は前記第2処理装置に出力すること、をさらに実行する請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項11】
情報処理装置に、
第1ユーザが利用する第1処理装置から、複数のコンテンツを利用する第1コンテンツの生成リクエストを取得すること、
前記生成リクエストに基づいて、前記第1コンテンツの生成に利用される第2コンテンツに対する複数のインストラクションの中から少なくとも1つのインストラクションを設定すること、
前記少なくとも1つのインストラクションを含む第2コンテンツの生成リクエストを、各第2ユーザが利用する各第2処理装置に出力すること、
前記第1処理装置又は前記各第2処理装置から、第2コンテンツを取得すること、
取得された各第2コンテンツを利用して前記第1コンテンツを生成すること、
生成された前記第1コンテンツを出力すること、
を実行させるプログラム。
【請求項12】
プロセッサを含む情報処理装置であって、
前記プロセッサが、
第1ユーザが利用する第1処理装置から、複数のコンテンツを利用する第1コンテンツの生成リクエストを取得すること、
前記生成リクエストに基づいて、前記第1コンテンツの生成に利用される第2コンテンツに対する複数のインストラクションの中から少なくとも1つのインストラクションを設定すること、
前記少なくとも1つのインストラクションを含む第2コンテンツの生成リクエストを、各第2ユーザが利用する各第2処理装置に出力すること、
前記第1処理装置又は前記各第2処理装置から、第2コンテンツを取得すること、
取得された各第2コンテンツを利用して前記第1コンテンツを生成すること、
生成された前記第1コンテンツを出力すること、
を実行する情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
開示の技術は、情報処理方法、プログラム、及び情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数のユーザから画像を取得し、これらの画像をまとめて1つの画像を生成する技術がある。例えば、コラージュ画像の作成に参加するユーザ数に関わらず、比較的短時間でコラージュ画像の作成が可能なコラージュ画像作成システムが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-166312号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、各ユーザがそれぞれ取得したコンテンツ(例えば画像)をまとめるため、全体として統一感のないコンテンツや意図が伝わりにくいコンテンツが生成されるケースがある。ここで、複数のコンテンツをまとめたコンテンツが生成される場合に、コンテンツ生成の目的によって統一感を持たせたり、意図を明確にしたりするため、コンテンツの複雑な編集が必要となり、煩雑な作業をユーザが行わなければならなかった。
【0005】
そこで、開示技術は、複数のコンテンツを利用してコンテンツが生成される際に、統一感等のあるコンテンツを容易に生成することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示の一態様における情報処理方法は、情報処理装置が、第1ユーザが利用する第1処理装置から、複数のコンテンツを利用する第1コンテンツの生成リクエストを取得すること、前記生成リクエストに基づいて、前記第1コンテンツの生成に利用される第2コンテンツに対する複数のインストラクションの中から少なくとも1つのインストラクションを設定すること、前記少なくとも1つのインストラクションを含む第2コンテンツの生成リクエストを、各第2ユーザが利用する各第2処理装置に出力すること、前記第1処理装置又は前記各第2処理装置から、第2コンテンツを取得すること、取得された各第2コンテンツを利用して前記第1コンテンツを生成すること、生成された前記第1コンテンツを出力すること、を実行する。
【発明の効果】
【0007】
開示技術によれば、複数のコンテンツを利用してコンテンツが生成される際に、統一感等のあるコンテンツを容易に生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】一実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
図2】一実施形態に係るサーバの一例を示すブロック図である。
図3】一実施形態に係るユーザ情報の一例を示す図である。
図4】一実施形態に係るコンテンツ依頼情報の一例を示す図である。
図5】一実施形態に係るコンテンツ情報の一例を示す図である。
図6】一実施形態に係る処理装置の一例を示す図である。
図7】一実施形態に係る本件サービスに関する処理の一例を示すシーケンス図である。
図8】一実施形態に係るホーム画面の一例を示す図である。
図9】一実施形態に係る個別シーンの撮影画面の一例を示す図である。
図10】一実施形態に係る集合シーンの撮影画面の一例を示す図である。
図11】一実施形態に係る集合シーンの撮影画面の他の例を示す図である。
図12】一実施形態に係る集合コンテンツの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
添付図面を参照して、本開示の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
【0010】
[実施形態]
<システム構成>
図1は、開示の一実施形態に係る情報処理システム1の構成の一例を示す図である。図1に示すとおり、情報処理システム1は、サーバ10と、1又は複数のユーザの処理装置20A、20B、20Cを含む。以下、処理装置を区別しない場合は、処理装置20と表記する。サーバ10と、処理装置20とは、ネットワークNを介して相互にデータの送受信が可能である。サーバ10は複数の処理装置により構成されてもよい。処理装置20は任意の数でもよい。
【0011】
情報処理システム1は、各ユーザからコンテンツを集めてコンテンツを生成したいユーザ(「主催ユーザ」ともいう)と、主催ユーザから招待を受けてコンテンツを提供するユーザ(「参加ユーザ」ともいう)とにより利用される。なお、既存の参加ユーザから新たに招待を受けてコンテンツを提供するユーザも参加ユーザとなりうる。コンテンツは、静止画像、動画像などの画像、動画、音、アニメーションなどのうち、少なくとも1つのデータを含む。
【0012】
情報処理システム1は、主催ユーザ(第1ユーザ)が利用する第1処理装置から、複数のコンテンツを含む第1コンテンツの生成リクエストを取得し、この生成リクエストに基づいて、第1コンテンツの生成に利用される第2コンテンツに対する複数のインストラクションの中から少なくとも1つのインストラクションを設定する。第1コンテンツは、例えば、複数のコンテンツを利用して生成されるコンテンツであり、第2コンテンツは、例えば、主催ユーザや参加ユーザが提供するコンテンツである。
【0013】
インストラクションは、コンテンツが生成される際に、第1コンテンツの生成目的に応じたコンテンツになるような指示内容を含む。インストラクションは、コンテンツの生成目的等に対応するため、複数の異なるインストラクションがプリセットされたり、ユーザにより生成されたりする。
【0014】
また、情報処理システム1は、少なくとも1つのインストラクションを含む第2コンテンツの生成リクエストを、主催ユーザ(第1ユーザ)が利用する第1処理装置や各参加ユーザ(第2ユーザ)が利用する各第2処理装置に出力し、第1処理装置又は各第2処理装置から、インストラクションに基づいて生成された第2コンテンツを取得する。
【0015】
また、情報処理システム1は、取得された各第2コンテンツを利用して第1コンテンツを生成し、生成された第1コンテンツを出力する。生成された第1コンテンツは、事前確認のため、主催ユーザ又は参加ユーザに向けて出力されてもよいし、他のユーザに向けて出力されてもよい。他のユーザは、例えば、結婚する人、送別される人、歓迎される人などを含む。
【0016】
以上の情報処理システム1によれば、適宜設定されるインストラクションに基づいて各コンテンツが生成され、これらのコンテンツを利用して少なくとも1つのコンテンツが生成されるため、統一感等のあるコンテンツを容易に生成することが可能になる。以下、情報処理システム1に備えられるサーバ10と処理装置20とについて説明する。
【0017】
例えば、サーバ10は、各ユーザにより生成されたコンテンツを取得して、少なくとも1つのコンテンツを生成する。サーバ10は、各ユーザに対して、コンテンツ生成目的等に応じて適宜変更され得るインストラクションを提供することにより、生成目的等に合ったコンテンツを取得することが可能になる。これにより、サーバ10側では、編集による処理負荷を軽減することができ、ユーザに対して編集負担を減らすことができるようになる。
【0018】
処理装置20は、主催ユーザや参加ユーザ等のユーザが利用する情報処理装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートホンなどの携帯電話、タブレット端末などである。処理装置20は、サーバ10から送信されるインストラクションに従ってコンテンツを生成し、生成したコンテンツをサーバ10に送信する。また、処理装置20は、既に記憶部に記憶されているコンテンツをサーバ10に送信してもよい。これにより、各ユーザは負担なく簡単にコンテンツを生成することが可能になる。
【0019】
また、処理装置20は、ウェブブラウザを用いて、サーバ10が提供するウェブサイト(又はウェブページ)にアクセスし、このウェブサイトにおいて提供されるコンテンツ生成に関する本件サービスを受けてもよい。
【0020】
また、処理装置20には、サーバ10が提供する本件サービスを利用するためのアプリケーションプログラム(アプリ)がインストールされてもよい。このアプリは、サーバ10が提供する本件サービスにおいて、以下に示す実施形態において開示されたコンテンツ生成に関する処理の少なくとも一部を処理装置20に実行させる。このアプリが実行されることにより、処理装置20はサーバ10にアクセスして、アプリの実行に用いる情報を送受信する。以下、コンテンツ生成に関する本件サービスを実行可能にする情報処理システム1の各構成等について詳細に説明する。
【0021】
<サーバの構成>
図2は、開示の一実施形態に係るサーバ10の一例を示すブロック図である。サーバ10は、1つ又は複数のプロセッサ(例えばCPU)110、1つ又は複数のネットワーク通信インタフェース120、記憶装置(記憶部)130、及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ又は複数の通信バス170を含む。
【0022】
サーバ10は、場合によりユーザインタフェース150を含んでもよく、これとしては、ディスプレイ、及び入力装置(キーボード及び/又はマウス、又は他の何らかのポインティングデバイス等)を挙げることができる。
【0023】
記憶装置130は、例えば、DRAM、SRAM、他のランダムアクセス固体記憶装置などの高速ランダムアクセスメモリ(主記憶装置)である。また、記憶装置130は、1つ又は複数の磁気ディスク記憶装置、光ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性固体記憶装置などの不揮発性メモリ(補助記憶装置)でもよい。また、記憶装置130は、プログラム等を記憶した、コンピュータにより読み取り可能な非一時的な記録媒体でもよい。また、記憶装置130は、主記憶装置(メモリ)又は補助記憶装置(ストレージ)のいずれかでもよく、あるいは両方を備えてもよい。
【0024】
記憶装置130は、情報処理システム1により用いられるデータ、プログラム等を記憶する。例えば、記憶装置130は、システムを利用するユーザ情報(例えば図3)、コンテンツ依頼情報(例えば図4)、コンテンツ情報(例えば図5)などを記憶する。
【0025】
また、記憶装置130の他の例として、プロセッサ110から遠隔に設置される1つ又は複数の記憶装置でもよい。ある実施形態において、記憶装置130はプロセッサ110により実行されるプログラム、モジュール及びデータ構造、又はそれらのサブセットを格納する。
【0026】
プロセッサ110は、記憶装置130に記憶されるプログラムを実行することで、例えば、サービス制御部111、取得部112、設定部113、出力部114、生成部115、課金部116、編集部117、閲覧制御部118を構成する。
【0027】
サービス制御部111は、実施形態に開示される本件サービスを制御する。例えば、サービス制御部111は、各処理装置20から所定のリクエストを取得したり、コンテンツ生成に関するインストラクションを出力したり、コンテンツを取得したり、複数のコンテンツから少なくとも1つのコンテンツを生成したりする。
【0028】
また、サービス制御部111は、実施形態に開示される本件サービスの実行を制御するために、取得部112、設定部113、出力部114、生成部115、課金部116、編集部117、閲覧制御部118を有する。以下、サービス制御部111が提供可能な処理毎に説明する。
【0029】
《ユーザ登録に関する処理》
取得部112は、主催ユーザ(第1ユーザ)が利用する処理装置20から、ユーザ情報とともに登録リクエストを取得する。ユーザ情報は、例えば、メールアドレス、パスワードであり、ユーザ名などを含んでもよい。取得されたユーザ情報は、記憶装置130にユーザ情報として記憶される。また、参加ユーザ(第2ユーザ)のユーザ登録は必須ではないが、ユーザ登録することにより、コンテンツ生成に関する操作可能な処理が増えるようにしてもよい。
【0030】
《第1コンテンツ生成に関する処理》
取得部112は、主催ユーザが利用する第1処理装置から、複数のコンテンツを利用する第1コンテンツの生成リクエストを取得する。第1コンテンツは、例えば、複数のコンテンツを連結して連続して1の表示領域に表示する連続コンテンツと、複数のコンテンツを1の表示領域にまとめて表示する集合コンテンツとのうち、いずれか一つのコンテンツ、連続コンテンツと集合コンテンツとの2つのコンテンツ、又は連続コンテンツと集合コンテンツの結合コンテンツを含む。なお、第1コンテンツは、上述した例に限られず、複数のコンテンツを利用して生成されるコンテンツであればよい。
【0031】
また、主催ユーザは、コンテンツの構成を設定することが可能である。例えば、主催ユーザは、第1コンテンツの生成リクエストを行う際に、コンテンツの構成として、連続コンテンツのみ、集合コンテンツのみ、連続コンテンツと集合コンテンツの組み合わせなどを設定してもよい。
【0032】
また、取得部112は、生成リクエストに含まれるコンテンツのタイトル、コンテンツの締切日を取得してもよい。なお、コンテンツのタイトルは、主催ユーザにより自由に入力されたり、複数の候補タイトル(例、○○誕生日、○○結婚式等)から選択されたりしてもよい。
【0033】
また、生成リクエストに、第1コンテンツに含まれるコンテンツの種別が含まれてもよい。例えば、生成リクエストに、連続コンテンツ又は集合コンテンツの種別が含まれてもよい。集合コンテンツの種別には、各ユーザのコンテンツを用いて、各ユーザが同じ動きを行う共通コンテンツや各ユーザが異なる動きを行う各自コンテンツなどの種別が含まれてもよい。
【0034】
共通コンテンツには、手を振るや万歳するなどの所定の動きやジェスチャを行う動作コンテンツや、同じアイテムを所定の位置で持つなどのアイテムコンテンツが含まれる。また、各自コンテンツには、文字や文章を形成する文字コンテンツ、ハートなどの形を形成する形コンテンツ、各自の音声を順番につなげて意味のある文章になる音コンテンツなどが含まれる。コンテンツの種別については、主催ユーザにより自由に設定されたり、複数の候補種別から選択されたりしてもよい。主催ユーザにより設定されたり、生成されたりしたコンテンツの各種別が、コンテンツの構成としてリクエスト生成に含まれてもよい。
【0035】
設定部113は、取得された生成リクエストに基づいて、第1コンテンツの生成に利用される第2コンテンツに対する複数のインストラクションの中から少なくとも1つのインストラクションを設定する。複数のインストラクションは、例えば、各ユーザにより生成されるコンテンツの生成に関し、各ユーザに対して指示するものや、カメラの撮影機能に対して自動で設定するものであり、様々なカテゴリのインストラクションを含んでもよい。インストラクションは、例えば、コンテンツの種別に応じて変更されたり、具体的には共通コンテンツ又は各自コンテンツに応じてインストラクションの内容が変更されたりする。
【0036】
また、一つのカテゴリのインストラクションには、複数のサブインストラクションが含まれてもよい。例えば、インストラクションが、コンテンツの種別(例えば共通コンテンツ)である場合、サブインストラクションは、コンテンツの内容(動作、アイテムなど)を含む。
【0037】
出力部114は、設定部113により設定された少なくとも1つのインストラクションを含む第2コンテンツの生成リクエストを、各参加ユーザが利用する各第2処理装置に出力する。例えば、出力部114は、生成リクエストとして、コンテンツの生成処理(例、撮影処理)や、コンテンツの出力処理(例、アップロード処理)を実行可能なウェブサイトへアクセスするためのアドレス(例えば招待URL)を発行し、このアドレスを第1処理装置又は各第2処理装置に出力する。
【0038】
上述したウェブサイトへアクセスするアドレス(例えば招待URL)が第1処理装置に出力される場合、第1処理装置を介して各第2処理装置に招待URLが送信されてもよい。例えば、主催ユーザは、SNSを利用して招待URLを各参加ユーザに送信するようにしてもよい。
【0039】
これにより、各参加ユーザは、各第2処理装置を操作して、発行されたアドレスにアクセスし、生成リクエストに含まれるインストラクションに基づいてコンテンツを生成したり、サーバ10に出力したりすることが可能になる。
【0040】
なお、出力部114は、発行されたアドレスへのアクセスを許可するパスワードを発行し、アドレスとともにパスワードを各第2処理装置に出力してもよい。例えば、各参加ユーザは、発行されたアドレスにアクセスし、ディスプレイに表示されたパスワード入力画面にパスワードを入力することで、コンテンツ生成の管理画面にアクセスできるようにしてもよい。
【0041】
主催ユーザは、参加ユーザを選択可能であり、出力部114は、選択された各参加ユーザの各第2処理装置に対し、第2コンテンツの生成リクエストを出力してもよい。また、参加ユーザは、主催ユーザにより追加することを可能にしてもよい。
【0042】
また、参加ユーザは、新たに参加ユーザを招待することを可能にしてもよい。例えば、参加ユーザは、取得したアドレスとパスワードを他のユーザに送信するようにすればよい。また、参加ユーザ自身が第2コンテンツをアップロードしていなくても、他のユーザを招待することを可能にしてもよい。つまり、アドレスとパスワードの転送に対する制限がなければよい。
【0043】
また、出力部114は、特定のユーザに、第2コンテンツの生成リクエストを出力しないようにしてもよい。例えば、主催ユーザにより送信不可設定がなされたユーザに対して、送信できないようにする。具体例として、出力部114は、送信対象のユーザが、送信不可設定がなされたユーザのメールアドレスやユーザIDなどのユーザ識別情報に一致する情報を有する場合、このユーザには本件サービスのアドレスやパスワードを送信しない。
【0044】
これにより、第1コンテンツを提供したいユーザに対し、コンテンツ作成前に招待してしまい、第1コンテンツの内容が把握されてしまうリスクを減らすことができる。
【0045】
取得部112は、主催ユーザの第1処理装置、又は各参加ユーザの各第2処理装置から、第2コンテンツを取得する。例えば、取得部112は、主催ユーザや各参加ユーザがアクセスしたウェブサイト上でアップロードされたコンテンツを第2コンテンツとして取得する。具体例として、取得部112は、主催ユーザや各参加ユーザがウェブサイトにアクセスすることで撮影され、アップロードされた動画を第2コンテンツとして取得してもよい。
【0046】
なお、第2コンテンツの生成リクエストの出力や、第2コンテンツの取得の方法は、上述した方法に限られない。例えば、出力部114は、設定されたインストラクションとともにコンテンツをアップロードするリンクを含むメッセージを各第2処理装置に送信し、取得部112は、所定のリンク先にアップロードされるコンテンツを取得するようにしてもよい。
【0047】
生成部115は、取得部112により取得された各第2コンテンツを利用して第1コンテンツを生成する。例えば、生成部115は、予め設定された所定の方法により、順に取得される第2コンテンツを用いて第1コンテンツを生成する。具体例として、生成部115は、連続コンテンツを生成する場合、順に取得される第2コンテンツを結合し、取得順が表示順となるように第1コンテンツを生成する。また、生成部115は、集合コンテンツを生成する場合、順に取得される第2コンテンツを各位置に配置して1つの集合コンテンツとし、この集合コンテンツを第1コンテンツとして生成する。なお、後述するが、第1コンテンツや第2コンテンツは編集可能であってよい。
【0048】
出力部114は、生成部115により生成された第1コンテンツを出力する。例えば、出力部114は、事前確認のため、主催ユーザが利用する第1処理装置や、各参加ユーザが利用する第2処理装置に第1コンテンツを出力する。また、出力部114は、第1コンテンツをギフトとして提供するユーザの処理装置に第1コンテンツを出力してもよい。
【0049】
具体例として、出力部114は、主催ユーザや参加ユーザからの第1コンテンツ送信リクエストに基づいて、第1コンテンツを第1処理装置や第2処理装置に送信してもよい。これにより、主催ユーザや参加ユーザは、第1コンテンツ自体を他のユーザに送信することが可能になる。また、出力部114は、主催ユーザや参加ユーザからの第1コンテンツ送信リクエストに基づいて、第1コンテンツがダウンロード可能なウェブサイトのURL(ダウンロードリンク)を第1処理装置や第2処理装置に送信してもよい。これにより、主催ユーザや参加ユーザは、URLのみを他のユーザに送信すればよいので、通信負荷を軽減することが可能になる。
【0050】
以上の処理により、情報処理システム1は、複数のコンテンツを利用してコンテンツが生成される際に、統一感等のあるコンテンツを容易に生成することができる。各参加ユーザは、インストラクションに従ってコンテンツを生成できるため、容易に第2コンテンツを生成することができる。システム側では、主催ユーザの希望に沿うように第2コンテンツが生成されて送信されるため、第2コンテンツを組み合わせただけで統一感等のある第1コンテンツを生成することができる。その結果、主催ユーザ等による第1コンテンツの編集回数を削減することが可能であり、システムの処理負荷を軽減することができる。
【0051】
≪インストラクションの例≫
次に、開示の一実施形態において適用可能なインストラクションについて説明する。例えば、上述したインストラクション以外にも、設定部113は、出力される第2処理装置に応じて、少なくとも1つのインストラクションの内容を変更することを含んでもよい。
【0052】
例えば、設定部113は、第2処理装置への出力順に応じて、インストラクションの内容を変更してもよい。具体例としては、設定部113は、第2処理装置の出力順に応じて、インストラクションにより指定される文字を変更したり、参加ユーザの姿勢を表すガイドの形状を変更したり、参加ユーザが話す内容を変更したりしてもよい。
【0053】
以上の処理により、参加ユーザごとにインストラクションを変更することが可能になり、第1コンテンツの統一感のバリエーションを増やすことが可能になる。また、参加ユーザごとのインストラクションにより、主催ユーザの意図する指示を出すことができ、第1コンテンツ生成後の編集負荷を減らすことが可能になる。なお、出力順は主催ユーザによって設定されてもよいし、自動に設定されてもよい。
【0054】
また、インストラクションは、コンテンツのアスペクト比、コンテンツの撮影時間、又は前記第1コンテンツに生じさせる統一感の種類を含んでもよい。例えば、主催ユーザは、第1処理装置を用いて以下のインストションを設定又は選択すると、第1処理装置は、インストラクションの各情報をサーバ10に送信する。
インストラクションの内容
・コンテンツのタイトル(インストラクションに含まれてもよい)
・コンテンツの種別
・各参加ユーザが投稿する第2コンテンツに関するインストラクション(例えば、どのタイミングで何をするかのインストラクション)
・コンテンツ(例えば動画)の時間指定(例えば、5秒間の動画を撮影し、開始2秒後に手をふる)
・コンテンツ(画像、動画)の撮影サイズ(集合コンテンツのイメージからコンテンツのアスペクト比(16:9、4:3、4:2、スクエア等)が設定されてもよい。
【0055】
以上の処理により、第2コンテンツの生成に関するインストラクションを具体的に設定させることにより、各参加ユーザが、主催ユーザが意図する第2コンテンツを生成することが可能になる。特に、コンテンツのアスペクト比は、連続コンテンツや集合コンテンツを生成する際に用いる項目であり、各コンテンツのアスペクト比が揃っていると、第一コンテンツが生成された場合の統一感が出やすく、生成部115は、第1コンテンツを生成しやすい。
【0056】
また、出力部114は、インストラクションにコンテンツのアスペクト比が含まれる場合、当該アスペクト比で撮影が行われるためのコマンドを含む生成リクエストを出力することを含んでもよい。例えば、出力部114は、設定部113により設定されたアスペクト比でカメラ撮影がなされるように各ユーザ(主催ユーザ又は参加ユーザ)の処理装置のOS(Operating System)に指示するコマンドを含む生成リクエストを出力してもよい。これにより、各ユーザは自身でアスペクト比の設定をすることなく、指定されたアスペクト比でコンテンツを生成することができる。
【0057】
以上の処理により、各ユーザはインストラクションに従ってカメラ撮影を行うだけで、主催ユーザが希望するアスペクト比で第2コンテンツを生成することができる。その結果、サーバ10は、各第2コンテンツについてサイズ調整をすることを省くことが可能になり、処理負荷を減らすことができる。
【0058】
また、出力部114は、インストラクションにコンテンツのアスペクト比が含まれ、各第2処理装置の記憶部に記憶されているコンテンツが出力される場合に、そのコンテンツをアスペクト比に編集して出力するためのコマンドを含む生成リクエストを出力することを含んでもよい。例えば、第2処理装置の記憶部に既に記憶されている保存画像が、設定部113により設定されたアスペクト比ではない場合、出力部114は、保存画像を所望のアスペクト比にトリミングするコマンドを含む生成リクエストを出力してもよい。トリミングは、例えば保存画像の中心位置と、トリミングするサイズの中心位置とを合わせることで行われてもよい。
【0059】
以上の処理により、各ユーザはインストラクションに従って保存コンテンツを出力する際に、主催ユーザが希望するアスペクト比で第2コンテンツを編集して出力することができる。その結果、サーバ10は、各第2コンテンツについてサイズ調整をすることを省くことが可能になり、処理負荷を減らすことができる。
【0060】
《コンテンツ編集》
次に、第1コンテンツ又は第2コンテンツの編集について説明する。コンテンツの編集に関し、編集部117は、各第2コンテンツを各位置に配置して第1コンテンツを生成する場合、配置される各第2コンテンツのうち表示時間が一番長い第2コンテンツに合わせて他の第2コンテンツの表示時間を調整することを含んでもよい。例えば、編集部117は、第1コンテンツに利用される第2コンテンツのうち、表示時間が長い第2コンテンツAを特定する。編集部117は、第2コンテンツAの表示時間になるよう他の第2コンテンツの表示時間を伸長してもよい。なお、この場合の第2コンテンツは、例えば再生時間を有する動画データが好適である。
【0061】
以上の処理により、複数のコンテンツを含む第1コンテンツにおいて、全て同じ時間にコンテンツを終了させ、視聴者に対してコンテンツの統一感を感じさせることが可能になる。
【0062】
また、編集部117は、各第2コンテンツを各位置に配置して第1コンテンツを生成する場合、配置される各第2コンテンツの少なくとも1つが繰り返し表示される第1コンテンツを生成することを含んでもよい。例えば、編集部117は、第1コンテンツの表示時間よりも短い表示時間の第2コンテンツBがある場合に、第1コンテンツの表示時間が終了するまで第2コンテンツBが繰り返し表示されてもよい。第2コンテンツBは、2回目以降の表示の場合、途中で終了されてもよい。
【0063】
以上の処理により、複数のコンテンツを含む第1コンテンツにおいて、他のコンテンツが表示されている最中に少なくとも1つのコンテンツが先に終了してしまうことを防止することができる。また、第1コンテンツの表示が終了する際に、各第2コンテンツの表示が同時に終わるように見せることができ、視聴者に対してコンテンツの統一感を感じさせることが可能になる。
【0064】
また、編集部117は、所定数の第2コンテンツを各位置に配置して第1コンテンツを生成する場合、配置された第2コンテンツの表示が終了すると、未配置の第2コンテンツが表示される第1コンテンツを生成することを含んでもよい。例えば、編集部117は、第1コンテンツの表示時間よりも短い表示時間の第2コンテンツBがある場合に、第2コンテンツBの表示が終了した後に、未配置の第2コンテンツCが表示されるようにしてもよい。具体例としては、生成部115は、未配置の第2コンテンツに順番を付与しておき、表示が終了した配置済みのコンテンツに対して順に未配置の第2コンテンツを割り当てて表示されるようにすればよい。また、一度配置済みで表示されたコンテンツは、未配置の第2コンテンツの最後尾になるように順番が割り当てられてもよい。
【0065】
以上の処理により、複数のコンテンツを含む第1コンテンツにおいて、他のコンテンツが表示されている最中に少なくとも1つのコンテンツが先に終了してしまうことを防止することができる。また、第1コンテンツの表示が終了するまで、各第2コンテンツを次々に表示することができ、視聴者に対してコンテンツの統一感を感じさせることが可能になる。
【0066】
また、編集部117は、コンテンツの編集に関し、主催ユーザ又は参加ユーザに対して、自身が出力したコンテンツ又は他のユーザが出力したコンテンツを編集可能にしてもよい。これにより、主催ユーザの作業負荷を減らすことが可能になる。なお、主催ユーザは、第1コンテンツの生成リクエストを行う際に、所定のユーザに編集権限を設定してもよい。
【0067】
また、編集部117は、第1コンテンツ又は第2コンテンツからの、以下のアイテムの追加を受け付けてもよい。
・字幕を追加(自動又は手動)、エフェクトを追加、BGM、表紙、スタンプ追加、エンドロール追加、プレゼントページの演出追加、音源選択、音源アップロード、参加ユーザの名前など
エンドロールでは、第2コンテンツを登録(アップロード)したユーザの名前がエンドロールで表示される。表紙は、第1コンテンツのタイトルを含む。プレゼントページは、第1コンテンツのダウンロード(DL)用のURLページを含む。参加ユーザの名前(ニックネームなどでもよい)は、第2コンテンツの下部に設定されてもよく、参加ユーザにより第2コンテンツのアップロードの際に追加されてもよい。
【0068】
また、編集部117は、第1コンテンツにおける第2コンテンツの表示時間や表示位置を並べ替えたり、削除したりしてもよい。例えば、生成部115は、第2コンテンツの取得順で、連続コンテンツを作成したり、各位置(例えば左上から右下に向かう順番の位置)に配置して集合コンテンツを生成したりする場合、編集部117は、表示順や表示位置を編集してもよい。なお、連続コンテンツの表示順(例、最初に表示又は最後に表示など)、集合コンテンツの表示位置(例、中央に配置)は、主催ユーザ又は参加ユーザにより割り当てられてもよい。
【0069】
具体例として、編集部117は、ユーザの処理装置に編集画面を表示させ、第2コンテンツを特定して並べ替えたりする操作を、ドラッグ&ドロップにより実装してもよい。また、連続コンテンツと集合コンテンツとの両方が生成される場合、いずれか一方の第2コンテンツが並べ替えられると、他のコンテンツにもその並び順を反映してもよい。この場合、集合コンテンツが、並び順に意味がある場合(全体で形を作る、メッセージの文章が崩れるなど)、連続コンテンツの並び順を変更しても、集合コンテンツの並び順には反映しない。例えば、連続コンテンツにおける変更を反映しない集合コンテンツの種別を変更制約付きの集合コンテンツとして記憶装置130に記憶させておくことにより、編集部117は、変更制約付きの集合コンテンツの場合は、連続コンテンツの変更を集合コンテンツに反映しないようにする。
【0070】
また、編集部117は、第1コンテンツを受領するユーザ(例:結婚するユーザ)と、第2コンテンツを投稿するユーザの親密度に応じて並び順が変更されてもよい。例えば、編集部117は、他のSNS(Social Networking Service)のAPI(Application Programming Interface)を介して親密度に関する情報を取得できる場合、この親密度が高い順に表示したり、中央に配置したりしてもよい。例えば、親密度は、SNSにおいて友達関係(例、フレンド登録されているか)にあるか、共通の友達の多さ、コメントの多さ、メッセージのやりとりの多さなどにより特定されるデータでもよい。
【0071】
また、主催ユーザ又は参加ユーザは、各ユーザの第2コンテンツを削除してもよい。また、生成部115により生成された第1コンテンツから編集された場合、編集部117は、別名称で保存できるようにし、第1コンテンツのバージョン比較ができるようにするとよい。また、編集部117は、各ユーザが同時に編集できるように競合を解消する機能を有してもよい。
【0072】
編集部117は、集合コンテンツにおいて、一部の第2コンテンツの表示が先に終了した場合、そのコンテンツ部分に所定の背景が表示されるようにしてもよい。これにより、全ての第2コンテンツの表示が終了した場合に、所定の背景が表示される。所定の背景は、主催ユーザ又は参加ユーザによって予め設定されてもよい。
【0073】
《課金に関する処理》
次に、課金に関する処理について説明する。課金部116は、主催ユーザの第1処理装置又は参加ユーザの第2処理装置からの課金を受け付ける。課金部116により課金が受け付けられた場合に、編集部117は、課金に応じて、上述したような第1コンテンツに対する編集内容を変更することを含んでもよい。例えば、編集部117は、課金が行われた場合、第1コンテンツの編集メニューを増やしてもよい。具体例としては、編集部117は、課金額が高くなるにつれて、第1コンテンツに対する編集可能なアイテムの項目を増やしてもよい。
【0074】
また、編集部117は、課金部116により課金が受け付けられた場合、編集機能がアンロックされてもよい。すなわち、編集部117は、課金に応じて、編集機能自体を利用可能にしてもよい。また、課金は、主催ユーザ又は参加ユーザにより可能とし、少なくとも一人が課金を行えば、編集部117は、主催ユーザ又は参加ユーザに対して編集を許可してもよい。
【0075】
また、編集部117は、主催ユーザ又は参加ユーザが課金した場合に以下の編集項目がアンロックされてもよい。
・高画質コンテンツのダウンロード、サイズや画質、第1コンテンツの編集、第1コンテンツの管理ページの保持延長、編集機能(上述)
また、課金部116は、電子決済やクレジット決済を利用して、主催ユーザ及び参加ユーザの全員で課金額を割り勘にし、全員の決済を実行してもよい。この場合、編集部117は、全員の決済が完了したら編集をアンロックしてもよい。なお、課金部116は、ユーザごとに決済が完了したか否かの進捗を主催ユーザ等に表示できるようにしてもよい。
【0076】
《第1コンテンツの出力に関する処理》
出力部114は、第1コンテンツに対し、どの時点で誰がダウンロードしてもよい。例えば、主催ユーザ又は参加ユーザによりダウンロードリクエストがあると、出力部114は、ダウンロードリクエストを行った処理装置に、その時点の第1コンテンツを出力する。また、出力部114は、ダウンロード履歴を残してもよい。例えば、ダウンロード履歴は、ダウンロード日時と、ダウンロードしたユーザとを含む。また、出力部114は、ダウンロード数を制限してもよく、ダウンロード数の上限を増やした場合は、課金部116による課金を要件としてもよい。
【0077】
《第1コンテンツの確定に関する処理》
編集部117は、所定条件に基づいて、第1コンテンツを確定してもよい。例えば、編集部117は、主催ユーザの確定リクエストを取得した場合、第1コンテンツを確定してもよい。また、編集部117は、第2コンテンツをアップロードした各参加ユーザに承認をもらうようにし、所定割合以上のユーザが承認した場合に第1コンテンツを確定してもよい。
【0078】
《第1コンテンツの復活に関する処理》
編集部117は、基本的に第1コンテンツの保存期限(有効期限)が過ぎると編集やダウンロードを禁止する。しかし、編集部117は、コンテンツの復活に関する所定条件を満たす場合に、第1コンテンツ又は第2コンテンツに対する処理を許可してもよい。
【0079】
例えば、編集部117は、課金部116による課金が行われた場合に、有効期限切れの第1コンテンツの有効期限を延長したり、第1コンテンツに関する編集処理や閲覧処理を再度許可したりしてもよい。
【0080】
《閲覧制限に関する処理》
取得部112は、主催ユーザの第1処理装置又は参加ユーザの第2処理装置から、第1コンテンツ又は第2コンテンツに対する閲覧リクエストを取得してもよい。この場合、閲覧制御部118は、閲覧リクエストが閲覧条件を満たすか否かを判定する。例えば、閲覧制御部118は、閲覧リクエストが閲覧条件を満たさない場合、閲覧を拒否する通知を、閲覧リクエストを出力した第1処理装置又は第2処理装置に出力し、閲覧リクエストが閲覧条件を満たす場合、その時点の第1コンテンツ又は第2コンテンツの閲覧を可能にする。
【0081】
閲覧条件は、例えば以下の条件のいずれかを含む。
・閲覧リクエストを行ったユーザは、主催ユーザか
・閲覧リクエストを行ったユーザは、予め設定されたユーザか
・閲覧リクエストを行ったユーザは、参加ユーザで、2回目以降のアクセスか
【0082】
閲覧制御部118は、各ユーザの第2コンテンツの取得具合(例:10人招待中、8名のユーザがアップロード済み等)を誰に閲覧可能にするかを制御してもよい。例えば、閲覧制御部118は、所定条件を満たす場合に取得具合をユーザに表示できるようにしてもよい。所定条件は、例えば以下のいずれかを含む。
・閲覧リクエストを行ったユーザは、主催ユーザか
・閲覧リクエストを行ったユーザは、第2コンテンツの出力(アップロード)が完了したユーザか
・第2コンテンツが所定割合(例、20%、50%又は80%など)以上アップロードされているか
・課金がされているか(課金したユーザのみ、又は少なくとも1人のユーザに課金されれば全ユーザが閲覧可能)
【0083】
(各データの例)
次に、サーバ10の記憶装置130に格納される各データの例について図3乃至図5を用いて説明する。図3は、一実施形態に係るユーザ情報の一例を示す図である。図4は、一実施形態に係るコンテンツ依頼情報の一例を示す図である。図5は、一実施形態に係るコンテンツ情報の一例を示す図である。
【0084】
図3に示すユーザ情報には、ユーザのID、連絡先、パスワードなどの各データ/情報が含まれる。IDは、例えばユーザを特定するための識別情報を含む。連絡先は、例えばユーザのメールアドレス、SNSのID、電話番号のうちの少なくとも1つを含む。パスワードは、例えばユーザが設定したパスワード又はシステムで設定されたパスワードを含む。ユーザ情報は、第1コンテンツに表示され得るユーザ名などのユーザに関するその他のデータ/情報を含んでもよい。
【0085】
図4に示すコンテンツ依頼情報には、コンテンツ名、作成者、種別、招待ユーザ、インストラクション、課金などの情報を含む。コンテンツ名は、例えば作成者のユーザにより設定されるコンテンツの名称を含む。コンテンツ名はプリセットの中から選択されてもよい。作成者は、例えばコンテンツの作成依頼を行った依頼者でもあり、ユーザのIDなどで特定されてもよい。
【0086】
種別は、例えば上述したコンテンツの種別を示し、作成者のユーザにより選択又は設定される、あるいはデフォルトで設定される連続コンテンツ、集合コンテンツなどの種別を含む。招待ユーザは、例えば参加ユーザを示し、第2コンテンツに対応して設定されたユーザ名などを含む。
【0087】
インストラクションは、例えば上述したインストラクションを含み、ユーザにより設定された又はプリセットされたインストラクションを含む。なお、インストラクションは、複数のインストラクションが含まれてもよく、例えば、連続コンテンツに対するインストラクション、集合コンテンツに対するインストラクションなどのコンテンツの種別ごとの複数のインストラクション、又は同一種別(例、集合コンテンツ)に対する複数のサブインストラクションなどを含んでもよい。
【0088】
課金は、例えばユーザによる課金の有無、金額等を含む。コンテンツ依頼情報は、その他、第1コンテンツの有効期限、編集許可に関する条件や、閲覧制限の条件などのデータ/情報を含んでもよい。
【0089】
図5に示すコンテンツ情報は、コンテンツ名、第1コンテンツ、第2コンテンツを含む。コンテンツ名は、例えば図4に示すコンテンツ名であり、コンテンツを識別するために用いられ得る。第1コンテンツは、例えば生成部115により生成又は編集部117により編集される第1コンテンツを含む。第2コンテンツは、例えば取得部112により取得又は編集部117により編集される第2コンテンツを含む。コンテンツ情報は、その他、第1コンテンツのバージョン履歴及びそれぞれのバージョンでの第1コンテンツ、各第2コンテンツを含んでもよい。また、各第2コンテンツ情報は、各第2ユーザに関連付けられるユーザ名を含んでもよい。
【0090】
<処理装置の構成>
図6は、開示の一実施形態に係る処理装置20の一例を示す図である。例えば、処理装置20は、ユーザが利用する装置である。処理装置20は、1つ又は複数のプロセッサ(例、CPU)210、1つ又は複数のネットワーク通信インタフェース220、記憶装置(記憶部)230、ユーザインタフェース250、及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ又は複数の通信バス270を含む。
【0091】
ユーザインタフェース250は、ディスプレイ251、及び入力装置(キーボード及び/又はマウス、又は他の何らかのポインティングデバイス等)252を含む。
【0092】
記憶装置230は、例えば、DRAM、SRAM、又は他のランダムアクセス固体記憶装置などの高速ランダムアクセスメモリ(主記憶装置)である。また、記憶装置230は、1つ又は複数の磁気ディスク記憶装置、光ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性固体記憶装置などの不揮発性メモリ(補助記憶装置)でもよい。また、記憶装置230は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体でもよい。また、記憶装置230は、主記憶装置(メモリ)又は補助記憶装置(ストレージ)のいずれかでもよく、あるいは両方を備えてもよい。
【0093】
記憶装置230は、情報処理システム1により用いられるデータやプログラムを記憶する。例えば、記憶装置230は、情報処理システム1における処理装置20用のアプリケーションプログラムなどを記憶する。
【0094】
プロセッサ210は、記憶装置230に記憶されるプログラムを実行することで、サービス処理部211を構成する。サービス処理部211は、例えば、ウェブブラウザやメールアプリケーションなどを含む。ウェブブラウザは、サーバ10により提供されるウェブサイトの閲覧を可能にする。また、インストールされたユーザ端末用のアプリケーションの実行により、上述したサービスが提供されるウェブサイトの閲覧が可能になる。サービス処理部211は、サービス提供を受けるため、通信制御部212、表示制御部213、操作制御部214を有する。
【0095】
通信制御部212は、主催ユーザの場合、サーバ10から送信されたユーザ登録画面、インストラクションの設定又は選択画面、招待URLの表示画面、コンテンツ生成画面、コンテンツ出力画面、管理画面等を取得する。また、通信制御部212は、参加ユーザの場合、サーバ10から送信された本件サービスのウェブサイト画面、インストラクション画面、コンテンツ生成画面、コンテンツ出力画面等を取得する。
【0096】
また、通信制御部212は、サーバ10に対し、各画面を利用して選択、設定された情報や、所定のリクエスト、本件サービスに関する作業情報などを出力する。
【0097】
表示制御部213は、通信制御部212により取得された各画面情報に基づいて、本件サービスに関する上述の各画面をディスプレイ251に表示するよう制御する。
【0098】
操作制御部214は、各画面に表示されたUI部品に対するユーザの操作を受け付け、操作情報を処理装置20のアプリケーションに伝達したり、サーバ10に向けて出力したりする。例えば、操作制御部214は、本件サービスのユーザ登録情報やインストラクション情報などの情報をサーバ10に向けて出力したりする。
【0099】
《第2コンテンツの生成に関する処理》
ここで、第2コンテンツの生成に関する処理について説明する。操作制御部214は、ユーザの操作に基づいて、各参加ユーザが第2コンテンツの生成に関するインストラクションに従って第2コンテンツを生成し、サーバ10にアップロードする。なお、主催ユーザが第2コンテンツを生成してもよい。
【0100】
例えば、各処理装置20は、インストラクションに従って、連続コンテンツに利用されるコンテンツを撮影したあとに、集合コンテンツに利用されるコンテンツを撮影し、これらのコンテンツをまとめて1つのファイル又は別のファイルで第2コンテンツとしてサーバ10に出力してもよい。
【0101】
例えば、操作制御部214は、参加ユーザがコンテンツ生成に参加すると(本件サービスのURLにアクセスし、撮影開始ボタンを押下等)、処理装置20のOSに撮影指示を出し、OSのカメラ機能を起動させて撮影を開始してもよい。
【0102】
サービス処理部211は、生成された第2コンテンツを検証してインストラクションに従っているか否かを判定してもよい。インストラクションに従っていない場合、サービス処理部211は、第2コンテンツの生成し直しを指示してもよい。第2コンテンツの検証について、例えば、第2コンテンツから物体認識を行い、その物体の動きがインストラクションの内容に従っているかが判定される。インストラクションの内容は、文字認識して内容が特定され得る。なお、第2コンテンツの検証は、本件サービスがウェブブラウザにより実行される場合はサーバ10側のサービス制御部111等で実行されてもよく、アプリにより実行される場合は処理装置20側で実行されてもよい。
【0103】
《招待に関する処理》
サービス処理部211は、外部サービス(各種SNSなど)との連携により、招待用URLを含むメッセージが生成され、関係する各ユーザに当該メッセージを送るようにしてもよい。例えば、サービス処理部211は、APIを介して外部サービスから取得したフレンドリストの中からユーザを選択し、選択されたユーザにメッセージを通知するようにしてもよい。また、サービス処理部211は、メッセージ送信後から所定期間が経過した場合、第2コンテンツをアップロードしたかのリマインドを各ユーザに送信するようにしてもよい。
【0104】
<動作説明>
次に、情報処理システム1の各動作について説明する。図7は、一実施形態に係る本件サービスに関する処理の一例を示すシーケンス図である。図7に示す例では、各ユーザが利用する各処理装置20と、本件サービスを提供するサーバ10とが連携して処理を行う例である。
【0105】
ステップS102において、主催ユーザが利用する処理装置20Aの操作制御部214は、主催ユーザからの第1コンテンツの生成リクエストに対する操作を受け付け、通信制御部212は、第1コンテンツの生成リクエストをサーバ10に出力する。第1コンテンツの生成リクエストには、第1コンテンツのタイトルと期限日時とを含み、インストラクションや閲覧条件などを含んでもよい。
【0106】
ステップS104において、サーバ10の取得部112は、処理装置20Aからの第1コンテンツの生成リクエストに応じて、インストラクションの設定を行う。インストラクションは、主催ユーザに設定されたインストラクションが第1コンテンツの生成リクエストに含まれてもよいし、第1コンテンツのタイトルに基づいてサーバ10により適宜設定されてもよい。例えば、設定部113は、タイトルに「結婚式」の文字が含まれていれば、結婚式用のプリセットのインストラクションのうちの1つに設定し、タイトルに「送別会」の文字が含まれていれば、送別会用のプリセットのインストラクションのうちの1つに設定してもよい。
【0107】
ステップS106において、サーバ10の生成部115は、第1コンテンツの生成リクエストに基づいて招待情報を生成する。招待情報は、例えば、第1コンテンツを生成するためのウェブサイトにアクセスするためのアドレス(招待URL)を含み、パスワードを含んでもよい。
【0108】
ステップS108において、サーバ10の出力部114は、招待情報を処理装置20Aに出力する。具体例として、出力部114は、ウェブサイトのアドレスやパスワードを含む招待情報を処理装置20Aに出力する。
【0109】
ステップS110において、処理装置20Aの操作制御部214は、主催ユーザによる各参加ユーザの指定を受け付けると、通信制御部212は、指定された各参加ユーザの処理装置20Bに招待情報を出力する。
【0110】
ステップS112において、処理装置20Bの操作制御部214は、招待情報に含まれる招待URLに対するユーザ操作を受け付け、通信制御部212は、招待URLが示すウェブサイトにアクセスする。なお、操作制御部214は、パスワードの入力を受け付け、パスワードとともに、招待URLが示すウェブサイトへのアクセスリクエストをサーバ10に送信してもよい。
【0111】
ステップS114において、サーバ10の出力部114は、アクセスリクエストの取得に応じて、第2コンテンツの生成リクエストを出力する。アクセスリクエストと共にパスワードが送信される場合は、サービス制御部111は、パスワードの認証を行い、認証が成功したユーザに対して第2コンテンツの生成リクエストを出力するように制御する。第2コンテンツの生成リクエストは、例えば、本件サービスのウェブサイトの情報を含んでもよい。
【0112】
ステップS116において、処理装置20Bの表示制御部213は、第2コンテンツの生成リクエストに応じて第2コンテンツの生成画面(ウェブサイト画面又はウェブサイト画面から遷移した画面)をディスプレイ251に表示し、操作制御部214は、第2コンテンツ生成のためのインストラクションに基づき、第2コンテンツを生成する。例えば、サービス処理部211は、インストラクションに基づきカメラ又はマイクを起動し、動画や音声を取得して第2コンテンツを生成する。例えば、カメラ及びマイクが起動されれば、動画が生成されてもよい。
【0113】
ステップS118において、処理装置20Bの通信制御部212は、生成された第2コンテンツをサーバ10に出力する。例えば、通信制御部212は、第2コンテンツをウェブサイト上にアップロード又は投稿する。ここで、ステップS112からS118の各処理は、参加ユーザからアクセスを受けるたびに実行されてもよい。
【0114】
ステップS120において、サーバ10の生成部115は、各参加ユーザから取得した各第2コンテンツを利用して、第1コンテンツを生成する。
【0115】
ステップS122において、主催ユーザが利用する処理装置20Aの操作制御部214は、第1コンテンツ又は第2コンテンツに対する閲覧操作を受け付けると、通信制御部212は、閲覧リクエストをサーバ10に送信する。
【0116】
ステップS124において、サーバ10の閲覧制御部118は、閲覧リクエストの取得に応じて、閲覧条件を判定し、閲覧OKであれば、出力部114は、リクエスト対象のコンテンツを処理装置20Aに出力する。リクエスト対象のコンテンツは、第1コンテンツ又は第2コンテンツを含む。
【0117】
ステップS126において、参加ユーザが利用する処理装置20Bの操作制御部214は、第1コンテンツ又は第2コンテンツに対する閲覧操作を受け付けると、通信制御部212は、閲覧リクエストをサーバ10に送信する。
【0118】
ステップS128において、サーバ10の閲覧制御部118は、閲覧リクエストの取得に応じて、閲覧条件を判定し、閲覧OKであれば、出力部114は、リクエスト対象のコンテンツを処理装置20Bに出力する。閲覧条件は、主催ユーザと参加ユーザとしてそれぞれ異なる条件が設定されてもよい。
【0119】
図7に示す各ステップにおける処理は、開示技術の内容を逸脱しない範囲で順序を入れ替えたり、削除されたり、他の処理が挿入されたりしてもよい。
【0120】
以上の情報処理システム1によれば、複数のコンテンツを利用してコンテンツが生成される際に、統一感等のあるコンテンツを容易に生成することができる。
【0121】
<画面例>
次に、情報処理システム1において表示される各画面の一例について説明する。図8は、一実施形態に係るホーム画面の一例を示す図である。図8に示すホーム画面D20は、例えば、招待URLを参加ユーザがクリックすることで、招待URLにアクセスして表示される画面である。以下、参加ユーザが撮影することについて説明するが、主催ユーザが招待URLから動画を撮影してもよい。
【0122】
ホーム画面D20には、第1コンテンツに利用される2つの動画(第2コンテンツ)を撮影することが指示されている。また、ホーム画面D20には、インストラクションとして、個別シーン(連続コンテンツ)では、10秒間のメッセージを伝えるシーンが撮影されること、集合シーン(集合コンテンツ)では、5秒間手を振るシーンが撮影されることが表示される。
【0123】
図8に示すUI部品B20は、カメラを起動するためのボタンであり、そのまま撮影に移ることが可能である。このとき、インストラクションにおいて、画像サイズが指定されていれば、サービス処理部211は、カメラを起動する際に、画像サイズを指定して起動するようにする。これにより、参加ユーザは手間をかけずに容易に動画を撮影することが可能になる。
【0124】
図8に示すUI部品B22は、個別シーン、集合シーンのサンプルを視聴するためのボタンである。これらのサンプルは、本件サービス提供側で事前に撮影した各シーンを表示するようにしてもよいし、他の参加ユーザが既にアップロードした動画の少なくとも1つが選択されて表示されてもよい。これにより、参加ユーザはどのような動画を撮影すればよいかイメージを持つことが可能になり、撮り直しを減らすことが可能になり、処理装置20の処理効率を向上させることができるようになる。
【0125】
図8に示す「すでに撮影済みの方はこちら」を参加ユーザが操作すると、処理装置20に保存されている動画の中から、参加ユーザが個別シーン、集合シーンを選択できるようにするとよい。選択された動画は、通信制御部212によりサーバ10に送信される。ここで、図8に示すUI部品B20の「撮影に進む」が参加ユーザに選択された場合、図9に示す画面に遷移する。
【0126】
図9は、一実施形態に係る個別シーンの撮影画面の一例を示す図である。図9に示す撮影画面D40は、個別シーンに対するインストラクション「最初に10秒でメッセージを伝えよう」が表示される。図9乃至11では、インストラクションにおいてアスペクト比「16:9」が選択されていた場合、処理装置20を横にしての撮影が推奨され、参加ユーザにより処理装置20が横にされた例を示す。アスペクト比(例、スクエア)によっては、処理装置20を縦にしての撮影が推奨される場合もある。
【0127】
図9に示す撮影枠W40は、アスペクト比「16:9」を示し、撮影枠W40内が第2コンテンツとして使用されることを示す。顔枠W42は、参加ユーザの顔サイズをガイドする枠である。参加ユーザは、顔枠W42の大きさに自身の顔を合わせて撮影することで、処理装置20と自身との距離感を容易に把握することができる。
【0128】
図9に示すUI部品B40は、撮影を開始するためのボタンを示す。UI部品B40が操作されると、撮影が開始される。UI部品B42は、インカメラ、アウトカメラを切り替えるボタンである。UI部品B44は、撮影を中止するためのボタンである。UI部品B44が操作されると、例えばホーム画面D20に戻ってもよい。ここで、参加ユーザによりUI部品B40が操作されると、画面D42に遷移する。
【0129】
図9に示す画面D42は、個別シーンの撮影画面の一例を示す。画面D42では、撮影時間のカウントダウン(例えば「あと5秒」)が表示される。また、メッセージ動画の撮影中に撮り直しが可能なUI部品B46が表示される。また、図示していないが、撮影時間が終了すると、UI部品B46の右隣りに完了ボタンが表示され、この完了ボタンが操作されることで、次の集合シーンを撮影する画面に遷移してもよい。
【0130】
図10は、一実施形態に係る集合シーンの撮影画面の一例を示す図である。図10に示す撮影画面D60は、集合シーンに対するインストラクション「画用紙に大きく「ご」を書いて胸の前で掲げよう」が表示される。このインストラクションは、参加ユーザごとに異なり得る。例えば、参加ユーザが招待URLにアクセスした順番で、インストラクションの文字が、「ご」、「結」、「婚」、「お」、「め」、「で」、「と」、「う」の順で変更されてもよい。
【0131】
図10に示す撮影枠W40、顔枠W42、UI部品B40~B44は、図9に示すものと同様である。ここで、参加ユーザによりUI部品B40が操作されると、画面D62に遷移する。
【0132】
図10に示す画面D62は、集合シーンの撮影画面の一例を示す。画面D62では、撮影時間のカウントダウン(例えば「あと5秒」)が表示される。また、画面D62は、参加ユーザが画用紙に「ご」を書いて撮影している例である。画面D62には、動画の撮影中に撮り直しが可能なUI部品B46が表示される。また、図示していないが、撮影時間が終了すると、UI部品B46の右隣りに完了ボタンが表示され、この完了ボタンが操作されることで、撮影された各動画の確認画面に遷移してもよい。確認画面においてアップロードの承認が操作されると、各動画はサーバ10の所定の保存領域にアップロードされる。
【0133】
図11は、一実施形態に係る集合シーンの撮影画面の他の例を示す図である。図11に示す撮影画面D60は、集合シーンに対するインストラクション「万歳してガイドに合わせて撮影しよう」が表示される。このインストラクションは、参加ユーザごとに異なり得る。例えば、参加ユーザが招待URLにアクセスした順番で、ガイドW64の位置が異なる。ガイドW64は、8個の動画でハート型を作るように、それぞれの動画で異なる形状のガイドW62が表示されてもよい。
【0134】
図11に示す撮影枠W40、UI部品B40~B44は、図9に示すものと同様である。ここで、参加ユーザによりUI部品B40が操作されると、画面D66に遷移する。
【0135】
図11に示す画面D66は、集合シーンの撮影画面の一例を示す。画面D66では、撮影時間のカウントダウン(例えば「あと3秒」)が表示される。また、画面D66は、参加ユーザがガイドに合わせてポーズを決めて撮影している例である。画面D66には、動画の撮影中に撮り直しが可能なUI部品B46が表示される。また、図示していないが、撮影時間が終了すると、UI部品B46の右隣りに完了ボタンが表示され、この完了ボタンが操作されることで、撮影された各動画の確認画面に遷移してもよい。確認画面においてアップロードの承認が操作されると、各動画はサーバ10の所定の保存領域にアップロードされる。なお、インストラクションは、複数の参加ユーザで撮影するように指示することも可能である。例えば、インストラクションは、二人の参加ユーザに対し、それぞれのポーズを指示して撮影を案内してもよい。
【0136】
図12は、一実施形態に係る集合コンテンツの例を示す図である。図12に示す集合コンテンツが表示される画面D80は、図10に示すインストラクションにより生成されるコンテンツの一例を示す。コンテンツC80は、例えば、図10に示す例で撮影された動画を示し、集合コンテンツの右上に配置される例である。画面D80に表示される集合コンテンツでは、各用紙に書かれた文字を組み合わせると「ご結婚おめでとう」になり、統一感があり、意味のあるコンテンツが生成される。
【0137】
図12に示す画面D82は、図11に示すインストラクションにより生成されるコンテンツの一例を示す。コンテンツC82は、例えば、図11に示す例で撮影された動画を示し、集合コンテンツの中央下に配置される例である。画面D82に表示される集合コンテンツでは、各参加ユーザのポーズを組み合わせると、ハート型になり、統一感があり、意味のあるコンテンツが生成される。
【0138】
上述した画面遷移例は、ユーザの操作により直接的に遷移するだけではく、他の画面を介して遷移する場合も含まれ得る。また、処理装置20の操作制御部214がユーザの操作を受け付け、表示制御部213がユーザの操作に基づいて画面を構成し、この画面をディスプレイ251に表示するよう制御する。また、画面の構成に用いられる情報は、ユーザの操作情報がサーバ10に送信されることで、サーバ10から取得されてもよい。
【0139】
以上、実施形態は、本開示技術を説明するための例示であり、本開示技術をその実施形態のみに限定する趣旨ではなく、本開示技術は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。また、サーバ側、ユーザの処理装置側の各処理を適宜統合したり、他方の装置に処理を移行したり、別の装置に処理を移行したりしてもよい。
【符号の説明】
【0140】
1…情報処理システム、10…サーバ、20…処理装置、110…プロセッサ、130…記憶装置、111…サービス制御部、112…取得部、113…設定部、114…出力部、115…生成部、116…課金部、117…編集部、118…閲覧制御部、210…プロセッサ、211…サービス処理部、212…通信制御部、213…表示制御部、214…操作制御部、230…記憶装置、251…ディスプレイ
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