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  • 特開-マイトファジー活性化剤 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024061201
(43)【公開日】2024-05-07
(54)【発明の名称】マイトファジー活性化剤
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/9789 20170101AFI20240425BHJP
   A61Q 7/00 20060101ALI20240425BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20240425BHJP
   A61P 17/14 20060101ALI20240425BHJP
   A61K 36/65 20060101ALI20240425BHJP
   A61K 36/736 20060101ALI20240425BHJP
   A61K 36/535 20060101ALI20240425BHJP
【FI】
A61K8/9789
A61Q7/00
A61P43/00 111
A61P17/14
A61K36/65
A61K36/736
A61K36/535
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022168988
(22)【出願日】2022-10-21
(71)【出願人】
【識別番号】000162021
【氏名又は名称】共栄化学工業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】岩野 英生
(72)【発明者】
【氏名】澤木 茂豊
【テーマコード(参考)】
4C083
4C088
【Fターム(参考)】
4C083AA072
4C083AA111
4C083AA112
4C083AA122
4C083AB112
4C083AB352
4C083AC012
4C083AC022
4C083AC072
4C083AC102
4C083AC122
4C083AC172
4C083AC182
4C083AC302
4C083AC422
4C083AC432
4C083AC472
4C083AC482
4C083AC552
4C083AC622
4C083AC642
4C083AC692
4C083AC712
4C083AC782
4C083AC792
4C083AC852
4C083AD092
4C083AD352
4C083AD392
4C083AD432
4C083AD532
4C083AD572
4C083AD592
4C083AD642
4C083AD662
4C083CC04
4C083CC05
4C083CC37
4C083CC38
4C083CC39
4C083EE22
4C088AB38
4C088AB52
4C088AB58
4C088AC04
4C088AC05
4C088AC11
4C088BA08
4C088CA03
4C088MA07
4C088MA16
4C088MA28
4C088MA63
4C088NA14
4C088ZA89
4C088ZC75
(57)【要約】      (修正有)
【課題】皮膚外用剤に配合可能なマイトファジー活性化作用を有する植物由来成分を提供する。
【解決手段】ボタン科(Paeoniaceae)ボタン属(Paeonia)に属する植物の抽出物、バラ科(Rosaceae)サクラ属(Prunus)に属する植物の抽出物、及びシソ科(Lamiaceae)シソ属(Perilla)に属する植物の抽出物を含有するマイトファジー活性化剤。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボタン科(Paeoniaceae)ボタン属(Paeonia)に属する植物の抽出物、バラ科(Rosaceae)サクラ属(Prunus)に属する植物の抽出物、及びシソ科(Lamiaceae)シソ属(Perilla)に属する植物の抽出物を含有するマイトファジー活性化剤。
【請求項2】
請求項1に記載のマイトファジー活性化剤を配合する育毛用皮膚外用剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボタン科ボタン属に属する植物の抽出物、バラ科サクラ属に属する植物の抽出物、及びシソ科シソ属に属する植物の抽出物の混合物を有効成分として含むマイトファジー活性化剤に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、皮膚(頭皮も含む)は紫外線の照射を受けると炎症又は酸化ストレスが誘導され、この炎症又は酸化ストレスが、シワやシミ等の原因となることが知られていた。また、紫外線により皮膚に炎症及び酸化ストレスが生じると、発毛が抑制されてることも、例えば、非特許文献1により知られている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】井野口 友紀 FREGRANCE JOURNAL 2021-2,29-34頁
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2015-143205号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記背景技術に鑑みて、皮膚外用剤(化粧品、医薬部外品及び外用医薬品)に配合可能であり、紫外線等の要因により生じる皮膚の炎症又は酸化ストレスを抑える有効成分が求められている。
【0006】
本発明者らは、かかる従来技術の問題点に鑑みて、鋭意研究を行った結果、ボタン科ボタン属に属する植物の抽出物、バラ科サクラ属に属する植物の抽出物、及びシソ科シソ属に属する植物の抽出物の混合物が皮膚(頭皮も含む)細胞のマイトファジーを活性化し、酸化ストレスを抑制すること見出した。
【0007】
従来、ボタン科ボタン属に属する植物の抽出物、バラ科サクラ属に属する植物の抽出物、及びシソ科シソ属に属する植物の抽出物の混合物が、抗酸化作用、抗炎症作用及び抗アンドロゲン作用等を有することは特許文献1により知られているが、当該混合物が皮膚のマイトファジーを活性化することについては、知られていなかった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、ボタン科ボタン属に属する植物の抽出物、バラ科サクラ属に属する植物の抽出物、及びシソ科シソ属に属する植物の抽出物を含有するマイトファジー活性化抑制剤で
また、本発明は、ボタン科ボタン属に属する植物の抽出物、バラ科サクラ属に属する植物の抽出物、及びシソ科シソ属に属する植物の抽出物を含有するマイトファジー活性化抑制剤を配合した育毛用皮膚外用剤である。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、ボタン科ボタン属に属する植物の抽出物、バラ科サクラ属に属する植物の抽出物、及びシソ科シソ属に属する植物の抽出物を含有するマイトファジー活性化剤である。マイトファジーは、ミトコンドリア(特に異常ミトコンドリア)の選択的分解機能であることから、当該植物抽出物の混合物が奏するマイトファジー活性化作用により、異常ミトコンドリアに起因する活性酸素の発生を抑制して、皮膚の酸化ストレス等を抑制する皮膚外用剤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本発明に係る植物抽出物の混合物のマイトファジー活性化効果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明で用いる植物由来の抽出素材は、ボタン科ボタン属に属する植物、バラ科サクラ属に属する植物、及びシソ科シソ属に属する植物であればどのような種であってよい。
【0012】
ボタン科(Paeoniaceae)ボタン属(Paeonia)の植物種は、特に限定されるものではなく、例えば、シャクヤク(Paeonia lactiflora)、ヤマシャクヤク(Paeonia japonica)、ベニバナヤマシャクヤク(Paeonia obovata)、ボタン(Paeonia suffruticosa)等が挙げられる。また、当該植物の全草、葉、花部、茎、種子、実、根等、いずれを用いても良いが、全草又は根の使用が好ましい。
【0013】
バラ科(Rosaceae)サクラ属(Prunus)の植物種は、特に限定されるものではなく、例えば、モモ(Prunus persica)、アンズ(Prunus vulgaris)、ウメ(Prunus mume)、スモモ(Prunus salicina)等が挙げられる。また、当該植物の全草、葉、花部、茎、種子、実、根等、いずれを用いても良いが、全草又は種子の使用が好ましい。
【0014】
シソ科(Lamiaceae)シソ属(Perilla)の植物種は、特に限定されるものではなく、例えば、シソ、エゴマ等が挙げられる。なお、シソとしては、一般的に、学名として、Perilla frutescens var. Crispa、又はPerilla frutescens var. Brittonで表記されるものを含み、例えば、アオジソ、チリメンジソ、アカジソ、マダラジソ、カタメンジソ、チリメンアオジソ又はこれらの変種もしくは亜種、或いは交配種が挙げられるが、本発明はこれに限るものではない。また、当該植物の全草、葉、花部、茎、種子、実、根等、いずれを用いても良いが、全草又は葉の使用が好ましい。
【0015】
抽出物の調製は、まず、各植物の使用部位を、必要ならば予め水洗して異物を除いた後、そのまま又は乾燥した上、必要に応じて細切又は粉砕し、抽出溶媒と接触させて抽出を行う。抽出は、浸漬法等の常法に従って抽出溶媒と接触させることで行うことが可能であるが、浸漬法以外にも超臨界抽出法を用いることも可能である。
【0016】
抽出溶媒としては、水;メタノール、エタノール、プロパノール等の低級アルコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル等のエステル類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;エチルエーテル、イソプロピルエーテル等のエーテル類;n-ヘキサン、トルエン、クロロホルム等の炭化水素系溶媒等が挙げられ、それらは単独で又は二種以上混合して用いられる。
【0017】
上記抽出溶媒のうちでも、得られる植物抽出物の混合物の有効性及び皮膚刺激性の観点から、また、皮膚外用剤への幅広い適用が可能であるという点からも、本発明においては、水、低級アルコール類又は多価アルコール類等の親水性溶媒が好適である。この親水性溶媒を用いる場合の好ましい例としては、例えば、水、低級アルコール類(特にエタノール)、又は多価アルコール(特に、1,3-ブチレングリコール,プロパンジオール,グリセリン)の単独使用、或いは、水と低級アルコール類(特にエタノール)との混合溶媒、又は水と多価アルコール類(特に、1,3-ブチレングリコール,プロパンジオール,グリセリン)との混合溶媒の使用等が挙げられる。混合溶媒を用いる場合の混合比は、例えば水と1,3-ブチレングリコールとの混合溶媒であれば、容量比(以下同じ)で1:1~20:1、水とエタノールとの混合溶媒であれば、1:1~25:1、水とグリセリンとの混合溶媒であれば1:1~20:1の範囲とすることが好ましい。
【0018】
また、各植物の使用部位と抽出溶媒との重量比は、好ましくは1:1~1:50である。
【0019】
抽出物の調製に際して、そのpHに特に限定はないが、一般には3~9の範囲とすることが好ましい。かかる意味で、必要であれば、前記抽出溶媒に、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ性調整剤、又はクエン酸、塩酸、リン酸、硫酸等の酸性調整剤を配合し、所望のpHとなるように調整してもよい。
【0020】
抽出温度、抽出時間等の抽出条件は、用いる溶媒の種類やpHによっても異なるが、例えば、水、低級アルコール又は多価アルコール、或いは水と低級アルコール又は水と多価アルコールの混合溶液を溶媒とする場合であれば、抽出温度は好ましくは0℃~90℃の範囲である。抽出時間は好ましくは1~168時間(1時間~1週間)である。
【0021】
なお、本発明の抽出処理に先立って、又は抽出処理と並行して、必要に応じて抽出物に加水分解処理を施してもよい。これによって、抽出物の保存安定性等を改善して、化粧料配合剤としての抽出物をより有効に利用できる可能性がある。
【0022】
抽出物に酵素加水分解処理を施す場合、酵素としては、アクチナーゼ、パパイン、ペプシン等の蛋白分解酵素、グルコアミラーゼ、α-アミラーゼ、β-アミラーゼ等の澱粉分解酵素、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ、ペクチナーゼ等の繊維素分解酵素等のいずれかの酵素群から選ばれた1種又は2種以上を用いてもよいが、それらの酵素群からそれぞれ選ばれた1種又は2種以上の酵素を組み合わせて用いることがより好ましい。
【0023】
酵素の添加量は、例えば、植物の使用部位の固形分に対して、合計で0.01~10重量%の範囲とすることが好ましく、より好ましくは0.1~2.0重量%の範囲である。
【0024】
上述のように調製した抽出物を混合し、一般にはpHを3~8に調製した上で、これをそのままの状態で皮膚外用剤の配合剤として使用しても良く、又は減圧濃縮等により所望の濃度として使用しても良い。また、抽出物はスプレードライ法等の常法により乾燥物としても良い。
【0025】
以上のようにして調整することができる各抽出物の混合比は適宜有効性及び安定性を考慮して設定することで良い。例えば、固形分比でシソ属の植物抽出物とボタン属植物の抽出物=1:1~5、シソ属の植物抽出物:サクラ属の植物抽出物=1:0.9~3に調製することができる。
【0026】
本発明に係る植物抽出物の混合物を含む皮膚外用剤(化粧料、医薬部外品、外用医薬品)としては、例えば乳液、クリーム、ローション、エッセンス、パック、口紅、ファンデーション、シートマスク、リクイドファンデーション、メイクアッププレスパウダー、ほほ紅、白粉、洗顔料、ボディシャンプー、毛髪用シャンプー、浴用剤、石けん等の清浄用化粧料、育毛剤、発毛剤等が挙げられるが、それらに限定されるものではない。
【0027】
本発明に係る植物抽出物の混合物の配合量は、スキンケア用の皮膚外用剤に配合する場合は、それぞれの抽出物の固形分として、一般的には0.001~5.0重量%の範囲である。また、毛髪用の皮膚外用剤に配合する場合は、それぞれの抽出物の固形分として、一般的には0.001~5.0重量%である。
【0028】
なお、毛髪用の皮膚外用剤に配合する場合、育毛用成分を併用することで、育毛の相乗効果を得ることが示唆される。例えば、育毛の相乗効果が期待できる成分としては、ミノキシジル、シプロテロンアセテート、ペンタデカン酸グリセリド、6-アミノベンジルプリン(サイトプリン)、アデノシン、トランス-3,4'-ジメチル3-ヒドロキシフラバノン(t-フラバノン)、センブリエキス、クジンエキス、トウガラシエキス、ヒノキチオール、感光素、パントテン酸及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、ニコチン酸誘導体(ニコチン酸アミド等)、塩化カルプロニウム、女性ホルモン類(エチニルエストラジオール、エストロン等)、サリチル酸、グリチルリチン酸ジカリウム、ヒノキチオール、塩化ベンザルコニウム、イソプロピルメチルフェノール、l-メントール、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、塩酸ジフェンヒドラミン、(アスコルビル/トコフェリル)リン酸K、チオキソロン、カンファー、レゾルシン、タマサキツヅラフジ根の抽出物、タマサキツヅラフジから得られるビス型アルカロイド、甘草エキス、マイマイ花エキス、カミツレエキス、ローヤルゼリー発酵物、ハスの種子発酵物、イチョウエキス、パルダルコ樹皮エキス、ゲンチアナエキス、オタネニンジンエキス、豆乳発酵液、アッケシソウエキス、タケノコエキス、葛根エキス、ゴボウエキス、ミツイシコンブエキス、チョウジエキス、コラーゲン、アミノ酸類、及びビタミン類等が挙げられ、それらのいずれか1種又は2種以上を配合してもよい。
【0029】
さらに、本発明に係る植物抽出物の混合物を含む皮膚外用剤に用いられる成分、例えば油性成分、界面活性剤(合成系、天然物系)、保湿剤、増粘剤、乳化剤又は乳化助剤、防腐・殺菌剤、粉体成分、紫外線吸収剤、抗酸化剤、色素、香料、その他の生理活性成分等を必要に応じて適宜配合することができる。また、天然物由来の他の生理活性成分と組み合わせて皮膚外用剤に配合することも可能である。
【0030】
油性成分としては、例えば、オリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、大豆油、米油、米胚芽油、ヤシ油、パーム油、カカオ油、メドウフォーム油、シアーバター、ティーツリー油、アボガド油、マカデミアナッツ油、ベルガモット油、ラベンダー油、バラ油、ベルガモット油、カミツレ油等の植物由来スクワラン等の植物由来の油脂類;ビタミンA油;ミンク油、タートル油等の動物由来の油脂類;ミツロウ、カルナウバロウ、ライスワックス、ラノリン等のロウ類;流動パラフィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン等の炭化水素類;ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、cis-11-エイコセン酸等の脂肪酸類;ラウリルアルコール、セタノール、パントテニルアルコール、ステアリルアルコール等の高級アルコール類;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、2-エチルヘキシルグリセライド、高級脂肪酸オクチルドデシル(ステアリン酸オクチルドデシル等)等の合成エステル類及び合成トリグリセライド類等が挙げられる。
【0031】
界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤;脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、α-スルホン化脂肪酸アルキルエステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩等のアニオン界面活性剤;第四級アンモニウム塩、第一級~第三級脂肪アミン塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、2-アルキル-1-アルキル-1-ヒドロキシエチルイミダゾリニウム塩、N、N-ジアルキルモルフォルニウム塩、ポリエチレンポリアミン脂肪酸アミド塩等のカチオン界面活性剤;N、N-ジメチル-N-アルキル-N-カルボキシメチルアンモニオベタイン、N、N、N-トリアルキル-N-アルキレンアンモニオカルボキシベタイン、N-アシルアミドプロピル-N′、N′-ジメチル-N′-β-ヒドロキシプロピルアンモニオスルホベタイン等の両性界面活性剤等を使用することができる。
【0032】
乳化剤及び/又は乳化助剤としては、酵素処理ステビア等のステビア誘導体、サポニン又はその誘導体、カゼイン又はその塩(ナトリウム等)、糖と蛋白質の複合体、ショ糖又はそのエステル、ラクトース、大豆由来の水溶性多糖、大豆由来蛋白質と多糖の複合体、ラノリン又はその誘導体、コレステロール、ステビア誘導体(ステビア酵素処理物等)、ケイ酸塩(アルミニウム、マグネシウム等)、炭酸塩(カルシウム、ナトリウム等)サポニン及びその誘導体、レシチン及びその誘導体(水素添加レシチン等)、乳酸菌醗酵米、乳酸菌醗酵発芽米、乳酸菌醗酵穀類(麦類、豆類、雑穀等)等を配合することもできる。
【0033】
保湿剤としては、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1、3-ブチレングリコール、1,2-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、キシリトール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等があり、さらにトレハロース、ラフィノース等の糖類、ムコ多糖類(例えば、ヒアルロン酸及びその誘導体、ヒアルロン酸発酵液、コンドロイチン及びその誘導体、ヘパリン及びその誘導体等)、エラスチン及びその誘導体、コラーゲン及びその誘導体、コラーゲンペプチド、NMF関連物質、乳酸、尿素、高級脂肪酸オクチルドデシル、海藻抽出物、エストラジオール、各種アミノ酸及びそれらの誘導体が挙げられる。
【0034】
増粘剤としては、例えば、アルギン酸、寒天、カラギーナン、フコイダン等の褐藻、緑藻又は紅藻由来成分;ペクチン、アロエ多糖体等の多糖類;トラガントガム、ローカストビーンガム、キサンタンガム、グアーガム等のガム類;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース誘導体;カルボシキビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、アクリル酸・メタクリル酸共重合体等の合成高分子類;ヒアルロン酸及びその誘導体;ポリグルタミン酸及びその誘導体、ポリアクリル酸等が挙げられる。
【0035】
消炎剤としては、アラントイン、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、β-グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、ε-アミノカプロン酸、d-カンフル、dl-カンフル、酸化亜鉛、パンテノール、ピリドキシン塩酸塩、ニコチン酸アミド及びリボフラビン又はその誘導体等がある。
【0036】
防腐・殺菌剤としては、例えば尿素;安息香酸又はその塩、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル等のパラオキシ安息香酸エステル類;フェノキシエタノール、ジクロロフェン、ヘキサクロロフェン、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、ピリチオン亜鉛、塩化ベンザルコニウム、エタノール、ウンデシレン酸、フェノール類、臭化アルキルイソキノリニウム、レゾルシン、ジャマール(イミダゾデイニールウレア)、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、トリクロロカルバニド、トリクロロヒドロキシジフェノールエーテル、ヒノキチオール、1、2-ペンタンジオール、プロパンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-オクタンジオール、エチルヘキシルグリセリン、濃ベンザルコニウム塩化物液50、ハッカ油、ユーカリ油等の精油類、樹皮乾留物、大根発酵液、サトウキビ、トウモロコシ等の植物由来のエタノール又は1、3-ブチレングリコール等がある。
【0037】
細胞賦活剤としては、パントテニルアルコール、メントール、dl-メントール、及びγ-オリザノール等がある。
【0038】
抗アクネ剤としては、イオウ、サリチル酸又はその塩、感光素201号、ジカプリル酸ピリドキシン等がある。
【0039】
粉体成分しては、例えばセリサイト、酸化チタン、タルク、カオリン、ベントナイト、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、無水ケイ酸、雲母、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、シルクパウダー、セルロース系パウダー、穀類(米、麦、トウモロコシ、キビ等)のパウダー、豆類(大豆、アズキ等)のパウダー等がある。
【0040】
紫外線吸収剤としては、例えばパラアミノ安息香酸エチル、パラジメチルアミノ安息香酸エチルヘキシル、サリチル酸アミル及びその誘導体、パラメトキシ桂皮酸2-エチルヘキシル、桂皮酸オクチル、オキシベンゾン、2、4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、4-ターシャリーブチル-4-メトキシベンゾイルメタン、2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、アロエ抽出物等がある。
【0041】
抗酸化剤としては、例えばブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、アスタキサンチン等のカロテノイド、ビタミンE及びその誘導体(例えば、トコフェロール酢酸エステル、トコフェロールニコチン酸エステル)、ビタミンA又はその誘導体(パルミチン酸レチノール等)等がある。
【0042】
さらに、以下の植物又は微生物等の天然物由来の成分を併用することも可能である。例えば、コラーゲン又はその加水分解物、酵母抽出物又は加水分解物、乳酸菌培養物、イネ科植物、アブラナ科植物、ツバキ科植物、バラ科植物、ボタン科植物、ミカン科植物、ヒユ科植物、アマモ科植物、マメ科植物、キク科植物、マメ科植物、アオイ科植物、リンドウ科植物、シソ科植物、ハス科植物、ウリ科植物、ウコギ科植物、ナス科植物、ノウゼンカズラ科植物、マタタビ科植物、クワ科植物、アヤメ科植物、キキョウ科植物、モクセイ科植物、マタタビ科植物、クワ科植物、クロウメモドキ科植物、ラン科植物、ウルシ科植物、フクギ科植物、バレンシ科植物、ミカン科植物、フトモモ科植物、ユリ科植物、ベンケイソウ科植物、ヒノキ科植物、ヒルガオ科の植物及びキジカクシ科のいずれかから選択される1以上の植物の抽出物又はその加水分解物或いは発酵物、コンブ科、ミリン科及びアオサ科のいずれかから選択される1以上の海藻の抽出物又はその加水分解物或いは発酵物、クラゲ(ミズクラゲ、エチゼンクラゲ等の自己消化物)、ヒアルロン酸の加水分解物又は発酵物、及びローヤルゼリーの抽出物又はその加水分解物或いは発酵物挙げられる。
【0043】
イネ科の植物由来成分としては、特に、イネ葉加水分解物、米抽出物加水分解物、米糠抽出物加水分解物、発芽玄米加水分解物、米発酵液、清酒由来の酒粕抽出物、マダケ又はモウソウチクのタケノコ皮抽出物、ハトムギ種子発酵物が好ましい。また、アブラナ科植物としては、特に、ハクガイ、オウガイ又はコクガイの種子の抽出物又はその加水分解物或いは発酵物が好ましい。また、ツバキ科植物由来成分としては、特に、緑茶(やぶきた、さみどり、あさひ、ごこう、うじみどり、きょうみどり、うじひかり、さみどり、べにふうき等)及び紅茶(ダージリン、アッサム、セーロン、アールグレイ、蜜香紅茶等)が好ましい。バラ科植物由来成分としては、ダマスクバラの花の抽出物、イチゴの花抽出物、サクラの花又は葉の抽出物が好ましい。また、ヒユ科植物由来成分としては、特に、アッケシソウ抽出物が好ましい。また、アマモ科植物由来成分としては、特に、アマモ又はコアマモの抽出物が好ましい。マメ科植物由来成分としては、特に、白大豆又は黒大豆の抽出物又はその加水分解物或いは豆乳発酵液、アズキ抽出物、アカツメクサ抽出物、クズ根抽出物が好ましい。また、キク科植物由来成分としては、特に、ゴボウ根抽出物、ヒマワリ新芽抽出物、ハゴロモソウ抽出物、アルニカ抽出物又はカミツレ花抽出物が好ましい。アオイ科植物由来成分としては、ハイビスカス、ムクゲ又はフヨウの発酵物が好ましい。リンドウ科植物由来成分としては、ゲンチアナ抽出物が好ましい。また、シソ科植物としては、ムラサキシキブ果実抽出物が好ましい。ハス科植物由来成分としては、特に、ハスの花又はハス種子抽出物或いはハス種子発酵物が好ましい。ウリ科植物由来成分としては、特に、ヘチマ抽出物が好ましい。ウコギ科植物由来成分としては、オタネニンジンの抽出物又は発酵物が好ましい。ナス科植物由来成分としては、ナス(長ナス、水ナス、米ナス、賀茂ナス等)の抽出物が挙げられる。ノウゼンカズラ科植物由来成分としては、パウダルコ樹皮抽出物が好ましい。マタタビ科植物由来成分としては、未成熟のキウイ抽出物が好ましい。クワ科植物由来成分としては、ソウハクヒ抽出物、マルベリー果実抽出物、イチジクの果実又は樹皮の抽出物が好ましい。クロウメモドキ科植物由来成分としては、ナツメ果実抽出物が好ましい。また、アヤメ科植物由来成分としてはサフランが好ましい。キキョウ科植物由来成分としては、ヒカゲノツルニンジンの根の抽出物又は加水分解物が好ましい。ウルシ科植物由来成分としては、特に、マンゴ果実抽出物が好ましい。フクギ科植物由来成分としては、特に、マンゴスチン果実抽出物が好ましい。また、バレンシ科植物由来成分としては、チェリモヤ果実抽出物が好ましい。ミカン科植物由来成分として、温州ミカン、ベルガモット果実抽出物、グレープフルーツ又は晩白柚の果実(未成熟果実も含む)の抽出物、グレープフルーツ又はハッサク等の植物に含まれるフラボノイド及びその配糖体を含む抽出物、或いはサンショウ種子抽出物が好ましい。ユリ科植物由来成分としては、ホンカンゾウ、ヤブカンゾウ、カサブランカ、マドンナリリー、又はササユリの抽出物が好ましい。ベンケイソウ科植物由来成分としては、特に、イワベンケイ(紅景天)の抽出物又は発酵物が好ましい。モクセイ科植物由来成分としては、特に、ジャスミンの花抽出物が好ましい。ヒノキ科植物としては、特に、セイヨウネズ果実抽出物が好ましい。フトモモ科植物由来成分としては、特に、グアバ葉抽出物が好ましい。ラン科植物としては、特に、シランの根(白及)の抽出物が好ましい。ヒルガオ科植物由来成分としては、サツマイモの抽出物又はその発酵物或いは甘藷焼酎粕の抽出物又はその発酵物が好ましい。コンブ科海藻由来成分としては、特に、コンブ抽出物が好ましく、ミリン科海藻由来成分としてはカタメンキリンサイ抽出物が好ましく、特に、アオサ科海藻由来成分としてはアナアオサ抽出物が好ましい。フノリ科海藻由来成分としては、特に、フノリ抽出物が好ましい。
【0044】
次に、製造例、処方例及び試験例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。なお、以下において、部はすべて重量部を、また%はすべて重量%を意味する。
【0045】
製造例1.植物抽出物の混合物溶液
ボタン科ボタン属のシャクヤクの根を刻んだ後乾燥し、乾燥物50gを精製水250gに浸漬した後、1,3-ブチレングリコールを250g添加した。添加後、4℃で抽出を行った。そして、抽出液をろ過し、褐色透明のシャクヤク抽出物溶液442gを得た(固形分濃度3.57%)。また、バラ科サクラ属のモモの種子(トウニン)を乾燥後粉砕し、粉砕物50gを精製水250gに浸漬した後、1,3-ブチレングリコールを250g添加した。添加後4℃で抽出を行った。そして、抽出液をろ過し、淡黄色透明のトウニン抽出物溶液493gを得た(固形分濃度1.74%)。また、シソ科シソ属のシソの葉を乾燥し、乾燥物25gを精製水250gに浸漬し、1,3-ブチレングリコールを250g添加した。添加後、4℃で抽出を行った。そして、抽出液をろ過し、褐色透明のシソ抽出物溶液448gを得た(固形分濃度1.02%)。以上の3種の植物抽出物を混合後、不溶物を濾過し、褐色透明の抽出物混合溶液(以下、「抽出物混合溶液」という。)1230gを得た(固形分濃度1.54%)。
【0046】
試験例1.マイトファジー活性化効果の評価試験
ヒト由来毛乳頭細胞(HFDPC)を96ウェルマイクロプレートに播種し、24時間培養した。培養後、製造例1の抽出物混合溶液を試料溶液として含有する培地を追添加して培養した。ここで、抽出物混合溶液の濃度は培地に対して溶液として最終濃度が1.0%になるように調整した。試料溶液を添加して48時間培養後、上清を除去し、カルボニルシアニド-m-クロロフェニルヒドラゾン(CCCP) 含有培地に交換し、一定時間培養した。その後、CCCP含有培地を取り除き、Cyto-ID Autophagy Detection Kit を使用してマイトファジー活性を測定した。また別プレートで同じ操作で培養した細胞に対して、Hoechst 33342によるDNA染色を行い、蛍光強度(励起波長355nm、蛍光波長460nm)を測定してDNA量とし、DNA量当たりのマイトファジー活性を算出した。また、試料溶液及びCCCPを培地に添加しない培地で毛乳頭細胞(HFDPC)の培養操作を行うコントロール、試料溶液を添加せず、かつ、CCCPを添加して毛乳頭細胞(HFDPC)の培養操作を行うCCCP処理 コントロールを設定してそれぞれマイトファジー活性及びDNA量を測定し、コントロールを100としたときの相対値でDNA量あたりのマイトファジー活性率(%)を算出した。なお、上記CCCPは、脱共役剤であり、細胞に添加するとミトコンドリア内でプロトン勾配が出来なくなり、「異常ミトコンドリア」と認識させ、マイトファジーを誘導することができる試薬である。
【0047】
試験例1の結果を図1に示す。図1に示すように、本発明に係る植物抽出物の混合物は、マイトファジー活性化効果を発揮することが確認された。試験例1では、毛乳頭細胞のマイトファジー活性化効果を示したことから、本発明に係る植物抽出物の混合物は、毛乳頭細胞の異常ミトコンドリアに起因する活性酸素の発生を抑制して、当該細胞の酸化ダメージを抑制することができる。その結果、毛サイクルを調整している毛乳頭細胞を保護し、毛サイクルを正常化する効果が示唆される。
【0048】
また、毛乳頭細胞以外の細胞でもマイトファジー活性化効果により、細胞の酸化ダメージを抑制して、紫外線等による細胞の損傷や老化を抑制することが期待される。
【0049】
処方例1.化粧水
[成分] 部
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(5.5)セチルアルコール 5.0
メチルパラベン 0.1
ナイアシンアミド 3.0
アスコルビン酸グルコシド 2.0
トラネキサム酸 2.0
ε-アミノカプロン酸 0.1
イオウ 0.2
エストラジオール 0.1
製造例1の抽出物混合溶液 1.0
グリセリン 5.0
1,3-ブチレングリコール 5.0
クエン酸ナトリウム 0.2
メタ重亜硫酸ナトリウム 0.1
d-カンフル 0.1
精製水 全量が100部となる量
【0050】
処方例2.育毛料
[成分] 部
アデノシン 1.0
製造例1の抽出物混合溶液 1.0
ニコチン酸アミド 1.0
酢酸トコフェロール 0.1
1,3-ブチレングリコール 10.0
フェノキシエタノール 0.2
エタノール 20.0
精製水 全量が100部となる量
【0051】
処方例3.育毛料
処方例2の成分中、アデノシンに代えて、ミノキシジルを用いるほかは処方例1と同様にして育毛料を得た。
【0052】
処方例4.育毛料
処方例2の成分中、アデノシンに代えて6-ベンジルアミノプリンを用いるほかは処方例9と同様にして育毛料を得た。
【0053】
処方例5.育毛料
[成分] 部
l-メントール 0.8
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
イソプロピルメチルフェノール 0.1
製造例1の抽出物混合溶液 2.0
大豆レシチン 0.2
1,3-ブチレングリコール 10.0
エタノール 10.0
タマサキツヅラフジ抽出物 0.01
ニンジン抽出物 0.1
タケノコ皮エキス 3.0
褐藻エキス 3.0
ローヤルゼリー発酵エキス 3.0
ゴボウエキス 3.0
葛根エキス 3.0
精製水 全量が100部となる量
【0054】
処方例6.育毛用クリーム
[成分] 部
流動パラフィン 15.0
ワセリン 15.0
サラシミツロウ 2.0
製造例1の抽出物混合溶液 1.0
褐藻エキス 0.3
カルボキシビニルポリマー 0.1
キサンタンガム 0.1
センブリエキス 0.3
塩酸ジフェンヒドラミン 0.1
(アスコルビル/トコフェリル)リン酸K 0.1
グリセリン 5.0
1、3-ブチレングリコール 2.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 3.0
キレート剤 0.1
防腐剤 0.1
精製水 全量が100部となる量
【0055】
処方例6.育毛用シャンプー
[成分] 部
N-ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 10.0
ポリオキシエチレン(3)アルキルエーテル硫酸ナトリウム 20.0
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 10.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.0
メチルパラベン 0.1
クエン酸 0.1
製造例1の抽出物混合溶液 2.0
コラーゲン 5.0
トウガラシエキス 0.05
アマモエキス 5.0
アッケシソウエキス 5.0
葛根エキス 5.0
ゴボウエキス 5.0
1,3-ブチレングリコール 2.0
精製水 全量が100部となる量
【0056】
実施例7.ヘアリンス
[成分] 部
ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油 1.0
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 1.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0
2-エチルヘキサン酸グリセリル 1.0
セタノール 3.0
ステアリルアルコール 1.0
メチルパラベン 0.1
製造例1の抽出物混合溶液 2.0
1,3-ブチレングリコール 5.0
精製水 全量が100部となる量
図1