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▶ 岡安 来人の特許一覧

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  • 特開-変形三角定規 図1
  • 特開-変形三角定規 図2
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  • 特開-変形三角定規 図6
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024061537
(43)【公開日】2024-05-07
(54)【発明の名称】変形三角定規
(51)【国際特許分類】
   B43L 7/00 20060101AFI20240425BHJP
   B43L 9/12 20060101ALI20240425BHJP
   B43L 13/00 20060101ALI20240425BHJP
【FI】
B43L7/00 C
B43L9/12
B43L13/00 U
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022169537
(22)【出願日】2022-10-22
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り ・令和4年10月7日乃至10月9日 ▲桑▼田咲月が、身近なヒント発明展にて、変形三角定規について公開した。 ・令和4年10月7日 20時よりMXテレビ(東京メトロポリタンテレビジョン株式会社)が、番組「news TOKYO FLAG」にて、変形三角定規について公開した。
(71)【出願人】
【識別番号】521482219
【氏名又は名称】岡安 来人
(74)【代理人】
【識別番号】100205523
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 浩也
(72)【発明者】
【氏名】岡安 来人
【テーマコード(参考)】
2C071
【Fターム(参考)】
2C071AA03
2C071AB05
2C071AD12
(57)【要約】
【課題】従来の分度器付き三角定規は、三角定規の状態で角度の印をつけるため、角度のイメージがつきにくいという欠点があった。また、分度器付きの定規の場合は、定規に重なる部分の角度に印がつけられないという欠点があった。
【解決手段】
三角定規であって、直角二等辺三角形の形状を有し、前記直角二等辺三角形の形状の辺が等しい辺に蝶番を備え、前記蝶番を広げることにより分度器となる、ことを特徴とする三角定規によって、三角定規に分度器、定規の機能が入るため、持ち歩く際に三角定規のみとなり嵩張らない上に、利用頻度の少ない分度器も持ち運びが不要となった。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
三角定規であって、
直角二等辺三角形の形状を有し、
前記直角二等辺三角形の形状の辺が等しい辺に蝶番を備え、
前記蝶番を広げることにより分度器となる、
ことを特徴とする変形三角定規。
【請求項2】
三角定規であって、
直角三角形の形状を有し、
頂点部を含むセパレート部と、
直角部及び鋭角部を含む本体部と、
前記セパレート部には底辺部及び斜辺部にスライドするスライドパーツと、
前記本体部には上辺部及び斜辺部に嵌るスライド溝と、
を備え、
前記スライドパーツを前記スライド溝からスライドして前記セパレート部を前記本体部から分割し、
前記セパレート部を上下反転させ、前記スライドパーツを前記スライド溝からスライドして前記セパレート部を前記本体部の斜辺に取り付けることにより、定規に変形する、
ことを特徴とする変形三角定規。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、変形する三角定規に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、三角定規、分度器、定規をすべて学校へ持参する必要があったが、嵩張ってしまい不便であった。また、普段使用しない分度器は必要な際に忘れるという事象が度々発生していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【非特許文献1】AMZONサイト三角定規販売サイトhttps://www.amazon.co.jp/%E4%B8%89%E8%A7%92%E5%AE%9A%E8%A6%8F/s?k=%E4%B8%89%E8%A7%92%E5%AE%9A%E8%A6%8F
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の分度器付き三角定規は、三角定規の状態で角度の印をつけるため、角度のイメージがつきにくいという欠点があった。また、分度器付きの定規の場合は、定規に重なる部分の角度に印がつけられないという欠点があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、三角定規であって、直角二等辺三角形の形状を有し、前記直角二等辺三角形の形状の辺が等しい辺に蝶番を備え、前記蝶番を広げることにより分度器となる、ことを特徴としている。
【0006】
請求項2の発明は、三角定規であって、直角三角形の形状を有し、頂点部を含むスライドパーツと、直角部及び鋭角部を含む本体部と、前記スライドパーツには底辺部及び斜辺部に嵌る第一スライド溝と、前記本体部には上辺部及び斜辺部に嵌る第ニスライド溝と、を備え、前記スライドパーツをスライドして分割し、定規に変形する、ことを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、三角定規に分度器、定規の機能が入るため、持ち歩く際に三角定規のみとなり嵩張らない。また、利用頻度の少ない分度器も持ち運びが不要となった。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施形態1に係る三角定規の全体の様子を示す図である。
図2】本発明の実施形態1に係る三角定規の変形の様子を示す図である。
図3】本発明の実施形態2に係る三角定規の全体の様子を示す図である。
図4】本発明の実施形態2に係る三角定規の変形の様子1を示す図である。
図5】本発明の実施形態2に係る三角定規の変形の様子2を示す図である。
図6】本発明の実施形態2に係る三角定規の変形の様子3を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。さらに、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0010】
<実施形態1>
図1及び図2は、本発明の実施形態1に係る三角定規1の全体及び変形の様子を示す図である。図示の通り、三角定規1は、直角二等辺三角形の形状を有し、前記直角二等辺三角形の形状の辺が等しい辺a及び辺bに蝶番11を備え、蝶番11を広げることにより分度器となる。
【0011】
<実施形態2>
図3乃至図6は本発明の実施形態2に係る三角規2の全体及び変形の様子を示す図である。図示の通り、三角定規2は、直角三角形の形状を有しており、頂点部cを含むセパレート部21と、直角部d及び鋭角部eを含む本体部22とからなる。
【0012】
セパレート部21には底辺部f及び斜辺部gにスライドするスライドパーツ23、本体部には上辺部hに嵌るスライド溝241及び斜辺部iに嵌るスライド溝242を備える。
【0013】
スライドパーツ23は、図示のようにスライドレール231を備え、移動距離を定めながら上下にスライドする。
【0014】
図4に示すように、スライドパーツ23をスライド溝241からスライドしてセパレート部21を本体部22から分割し、図5に示すように、セパレート部21を上下反転させる。その後、図6に示すように、スライドパーツ23をスライド溝242へスライドし、セパレート部21を本体部22の斜辺部iに取り付けることにより、定規に変形する。
【符号の説明】
【0015】
1 三角定規(実施形態1)
11 蝶番
2 三角定規(実施形態2)
21 セパレート部
22 本体部
23 スライドパーツ
231 スライドレール
241 スライド溝
242 スライド溝
a 二等辺1
b 二等辺2
c 頂点部
d 直角部
e 鋭角部
f 底辺部
g 斜辺部1
h 上辺部
i 斜辺部2
図1
図2
図3
図4
図5
図6