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特開2024-6167プログラム、情報処理装置、コード生成方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024006167
(43)【公開日】2024-01-17
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理装置、コード生成方法
(51)【国際特許分類】
   G06K 1/12 20060101AFI20240110BHJP
   B41J 3/36 20060101ALI20240110BHJP
   G06F 3/12 20060101ALI20240110BHJP
   G06K 19/06 20060101ALI20240110BHJP
【FI】
G06K1/12 A
B41J3/36 T
G06F3/12 304
G06F3/12 343
G06F3/12 373
G06F3/12 378
G06K19/06 037
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022106799
(22)【出願日】2022-07-01
(71)【出願人】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110004185
【氏名又は名称】インフォート弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100121083
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 宏義
(74)【代理人】
【識別番号】100138391
【弁理士】
【氏名又は名称】天田 昌行
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(74)【代理人】
【識別番号】100182936
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 直樹
(72)【発明者】
【氏名】加藤 肇
【テーマコード(参考)】
2C055
【Fターム(参考)】
2C055CC00
2C055CC01
2C055CC03
2C055CC05
(57)【要約】
【課題】URLを格納した二次元コードの生成に要するユーザの負担を軽減する。
【解決手段】コンピュータである情報処理装置は、プログラムを実行して、データ領域に情報が入力されている場合にデータ領域に入力されている情報を格納したコードを生成し、データ領域から情報が削除されることによってデータ領域に情報が入力されていない場合にデフォルトURLを格納したコードを生成する処理を行う。
【選択図】図11

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータに、
データ領域に情報が入力されている場合に前記データ領域に入力されている情報を格納したコードを生成し、前記データ領域から情報が削除されることによって前記データ領域に情報が入力されていない場合にデフォルトURLを格納したコードを生成する処理
を実行させるプログラム。
【請求項2】
請求項1に記載のプログラムにおいて、
コンピュータに、
生成された最新のコードに基づいて前記データ領域に表示される情報を変更する処理
を実行させるプログラム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のプログラムにおいて、
コンピュータに、
サービス毎にURLが紐づけている場合に、ユーザによって選択されたサービスに対応する前記URLを前記デフォルトURLとして設定する処理
を実行させるプログラム。
【請求項4】
請求項3に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
コード生成の履歴がない場合に、前記データ領域に表示される情報を、前記デフォルトURLに決定し、前記コード生成の履歴がある場合に、前記データ領域に表示される情報を、生成された最新のコードに格納されていた情報に決定する処理
を実行させるプログラム。
【請求項5】
請求項4に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
コード生成が指示されたときに前記データ領域に情報が入力されておらず、さらに、コードの隣に表示する情報を入力する付加領域にURLが入力されている場合、前記付加領域に入力されている情報を前記デフォルトURLに変更する処理
を実行させるプログラム。
【請求項6】
請求項1に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
コード生成が指示されたときに前記データ領域に情報が入力されておらず、さらに、コードの隣に表示する情報を入力する付加領域にURLが入力されている場合、前記付加領域に入力されている情報を前記デフォルトURLに変更する処理
を実行させるプログラム。
【請求項7】
データ領域に情報が入力されている場合に前記データ領域に入力されている情報を格納したコードを生成し、前記データ領域から情報が削除されることによって前記データ領域に情報が入力されていない場合にデフォルトURLを格納したコードを生成する制御部
を備える情報処理装置。
【請求項8】
データ領域に情報が入力されている場合に前記データ領域に入力されている情報を格納したコードを生成し、前記データ領域から情報が削除されることによって前記データ領域に情報が入力されていない場合にデフォルトURLを格納したコードを生成する
ことを特徴とするコード生成方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書の開示は、プログラム、情報処理装置、コード生成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
Web上で提供される各種サービスへのアクセスを容易にするための手段の一つとして、URL(Uniform Resource Locator)が格納された二次元コードが利用されている。このようなURLが格納された二次元コードを生成する技術は、例えば、特許文献1などに記載されている。
【0003】
スマートフォンなどを用いてURLが格納された二次元コードを読み取るだけで、利用者は手動でURLを入力することなく、二次元コードに格納されたURLで特定されるサービスにアクセス可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2019-086884号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述した二次元コードの利用時とは異なり、二次元コードの生成時には、コード化するURLを指定するためにURLを入力しなければならない。このため、利用者に過度に負担を強いることなくURLを格納した二次元コードを生成する技術が望まれている。
【0006】
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、URLを格納した二次元コードの生成に要する利用者の負担を軽減する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、データ領域に情報が入力されている場合に前記データ領域に入力されている情報を格納したコードを生成し、前記データ領域から情報が削除されることによって前記データ領域に情報が入力されていない場合にデフォルトURLを格納したコードを生成する処理を実行させる。
【0008】
本発明の一態様に係る情報処理装置は、データ領域に情報が入力されている場合に前記データ領域に入力されている情報を格納したコードを生成し、前記データ領域から情報が削除されることによって前記データ領域に情報が入力されていない場合にデフォルトURLを格納したコードを生成する制御部を備える。
【0009】
本発明の一態様に係るコード生成方法は、データ領域に情報が入力されている場合に前記データ領域に入力されている情報を格納したコードを生成し、前記データ領域から情報が削除されることによって前記データ領域に情報が入力されていない場合にデフォルトURLを格納したコードを生成する。
【発明の効果】
【0010】
上記の態様によれば、URLを格納した二次元コードの生成に要する利用者の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】一実施形態に係るシステムの構成を例示した図である。
図2】印刷装置における蓋を開いた状態の部分平面図である。
図3】被印刷媒体の搬送経路の一例を説明する図である。
図4】印刷装置のハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。
図5】情報処理装置のハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。
図6】情報処理装置が表示するラベル編集画面の一例である。
図7】コードの種類を選択する様子の一例を示した図である。
図8】コードで特定されるサービスを選択する様子の一例を示した図である。
図9】情報処理装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。
図10】データ領域の初期表示の一例を示した図である。
図11】情報処理装置が行うコード生成処理の一例を示すフローチャートである。
図12】ラベル編集画面内でコードが表示された様子の一例を示した図である。
図13】データ領域内の情報を編集した様子の一例を示した図である。
図14】記憶部に記憶されている情報の一例を示した図である。
図15】データ領域内の情報をさらに編集した様子の一例を示した図である。
図16】記憶部に記憶されている情報の別の例を示した図である。
図17】付加情報を入力する様子の一例を示した図である。
図18】ラベル編集画面内でコードと付加情報が表示された様子の一例を示した図である。
図19】情報処理装置が行うコード生成処理の別の例を示すフローチャートである。
図20】ラベル編集画面内でコードと付加情報が表示された様子の別の例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下では、被印刷媒体であるテープに文字、画像等を印刷し、印刷されたテープ(ラベル)をカットして装置の外部に排出することが可能な印刷装置と、そのラベルの作成を支援するアプリケーション(ラベル作成支援アプリケーション)が動作する情報処理装置と、を含むシステムを例にして、本発明の実施形態について説明する。
【0013】
本明細書において、テープとは、プラスチック、紙、その他の任意の材料からなる細長く薄い帯状の被印刷媒体である。テープは、典型的には粘着層を有し、貼り付け可能である。ただし、テープは、粘着層を有しなくてもよい。また、ラベルとは、テープを被印刷媒体として利用して、テープ上に何らかの情報を印刷したもののことである。
【0014】
実施形態に係る印刷装置の印刷方式は特に限定しない。印刷装置は、例えば、熱転写方式や感熱方式で印刷を行うサーマルプリンタである。ただし、印刷装置は、サーマルプリンタに限らず、インクジェットプリンタやレーザプリンタなどであってもよい。
【0015】
図1は、一実施形態に係るシステムの構成を例示した図である。図2は、一実施形態に係る印刷装置1における蓋を開いた状態の部分平面図である。
【0016】
図1に示すシステムは、印刷装置1と、情報処理装置1000と、を含んでいる。図1に示すシステムでは、情報処理装置1000がラベルイメージの印刷指示を印刷装置1へ出力することで、印刷装置1がラベルイメージをテープ13に印刷して、ラベルイメージが印刷されたラベルを作成する。
【0017】
情報処理装置1000は、印刷装置1でラベルに印刷されるラベルイメージを作成する装置であり、ラベル作成支援アプリケーションが動作する。情報処理装置1000は、作成するラベルイメージにバーコードやQRコード(登録商標)などのコードを含めることができる。
【0018】
情報処理装置1000は、例えば、図1に示す情報処理装置1000aのようなノート型の端末であってもよく、情報処理装置1000bに示すようなタブレット型の端末であってもよく、情報処理装置1000cに示すようなスマートフォンであってもよい。なお、情報処理装置1000は、モバイル端末に限らず、据え置き型の装置であってもよい。
【0019】
印刷装置1と情報処理装置1000は、図1に示すように、例えば、無線通信によってデータをやり取りする。印刷装置1と情報処理装置1000の間で行われる無線通信の規格は、特に限定しない。例えば、Wi-Fi(登録商標)などの無線LAN規格が採用されてもよい。図1に示すようなアドホックモードで通信してもよく、アクセスポイントを経由するインフラストラクチャーモードで通信してもよい。また、印刷装置1と情報処理装置1000の間で行われる無線通信には、Bluetooth(登録商標) Low Energy(以降、BLEと記す。)などの近距離無線通信規格が採用されてもよい。ただし、印刷装置1と情報処理装置1000の間の通信は、無線通信に限らず、有線ケーブルを用いた通信であってもよい。
【0020】
図1及び図2に例示した印刷装置1は、装置筐体2と、装置筐体2に取り付けられた蓋4とを有する。装置筐体2には、テープアダプタ11を装着する凹形状のアダプタ装着部201が設けられている。テープアダプタ11は、テープ13を巻き取ってロールにしたもの(以下「テープロール12」という)を収容し、印刷装置1にテープ13を供給する容器である。図1及び図2における下線が引かれた「9」という数字は、テープアダプタ11に収容されたテープ13の幅が9mmであることを示す。なお、テープ13は9mm幅のものに限らず、例えば、12mm、18mm、36mmなど様々な幅のものを使用可能である。
【0021】
装置筐体2のアダプタ装着部201は、装置筐体2の側面に設けられた排出口202と通じている。印刷装置1は、アダプタ装着部201に装着されたテープアダプタ11から引き出されたテープ13を装置筐体2に設けられた搬送経路に沿って搬送し、排出口202から排出する。装置筐体2には、テープアダプタ11から引き出されたテープ13を搬送するプラテンローラ(搬送ローラ)6、テープ13への印刷を行う印刷ユニット7、及びテープ13をカットするカットユニット8が配置されている。
【0022】
蓋4は、装置筐体2におけるアダプタ装着部201を開閉可能なように、装置筐体2に取り付けられている。印刷装置1では、装置筐体2における閉位置の蓋4と干渉しない領域にキーボード3が設けられており、蓋4の表面にディスプレイ5が設けられている。キーボード3は、印刷装置1の動作に関する各種情報の入力や選択を行うための複数のキーを有する入力装置である。ディスプレイ5は、キーボード3により入力または選択された各種情報を表示する表示装置である。
【0023】
図3は、被印刷媒体の搬送経路の一例を説明する図である。図3には、印刷装置1におけるテープ13の搬送経路を直線状の経路として模式的に示している。
【0024】
テープロール12からほどかれて印刷装置1に供給されるテープ13は、プラテンローラ6と印刷ユニット7のサーマルヘッド701との間を通り、装置筐体2の排出口202に通じる搬送経路に沿って搬送される。テープ13は、例えば、蓋4が閉位置に移動することによりプラテンローラ6の周面とサーマルヘッド701とで挟持され、プラテンローラ6が回転することにより搬送経路に沿って搬送される。
【0025】
本実施形態の印刷装置1におけるプラテンローラ6は、図示しないモータの動力により、テープ13を排出口202に向けて送り出す。サーマルヘッド701は、搬送されるテープ13に対して熱を印加することによりテープ13への印刷を行う。搬送経路に沿って搬送されるテープ13は、搬送経路におけるテープ13とサーマルヘッド701とが接触する印刷位置と、装置筐体2の排出口202と対応する排出位置と、の間のフルカット位置で第1のカッター801によりカットされる。また、搬送経路に沿って搬送されるテープ13は、フルカット位置と排出位置との間のハーフカット位置で第2のカッター802によりカットされる。
【0026】
第1のカッター801は、フルカット位置にあるテープ13のカットラインでテープ13全体をカットし2つに分離するフルカッターである。例えば、テープ13が粘着テープ層である基材と粘着テープ層を保護する保護層であるセパレータとを含む被印刷媒体である場合であれば、第1のカッター801は、基材とセパレータの両方を切断して、基材とセパレータのそれぞれを2つに分離する。
【0027】
第2のカッター802は、ハーフカット位置にあるテープ13のカットラインでテープ13をカットしたときに、そのカットラインを境とする両側がカットされなかった部分により一体の状態を維持するようにテープ13をカットするハーフカッターである。例えば、テープ13が粘着テープ層である基材と粘着テープ層を保護する保護層であるセパレータとを含む被印刷媒体である場合であれば、第2のカッター802は、例えば、基材のみをカットし、セパレータをカットしない。なお、第2のカッター802は、テープ13にミシン目が入るようにテープ13をカットするカッターであってもよい。
【0028】
また、印刷装置1には、図3に示すように、搬送経路におけるハーフカット位置と排出位置との間でテープ13を挟持し、テープ13の搬送を補助する一対の排出ローラ1501及び1502が設けられてもよい。排出ローラ1501及び1502は、例えば、第1のカッター801でテープ13をカットしたときに、フルカット位置よりも下流側に位置するテープ13が搬送されるよう動作する。
【0029】
図4は、一実施形態に係る印刷装置のハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。図4に例示した印刷装置1は、制御部100、記憶部120、入力部130、表示部140、搬送部150、印刷部160、切断部170、センサ180、及び通信部190を含む。
【0030】
入力部130は、印刷装置1に各種情報を入力する入力装置であり、例えば、上述したキーボード3を含む。表示部140は、印刷装置1の利用者に対し各種情報を表示する表示装置であり、例えば、上述したディスプレイ5を含む。
【0031】
搬送部150は、制御部100による制御のもとテープ13を搬送する。搬送部150は、例えば、プラテンローラ6、プラテンローラ6に連結されたモータ、モータを駆動する駆動回路、及びプラテンローラ6の回転数(回転角)を検出するエンコーダを含む。
【0032】
印刷部160は、制御部100による制御のもとテープ13に印刷する。印刷部160は、上述した印刷ユニット7と対応し、例えば、サーマルヘッド701、サーマルヘッド701の発熱素子を駆動する駆動回路、及びサーマルヘッド701の温度を検出するサーミスタを含む。
【0033】
切断部170は、制御部100による制御のもとテープ13を切断する。切断部170は、上述したカットユニット8と対応し、例えば、第1のカッター801、第2のカッター802、各カッターに連結されたモータ、モータを駆動する駆動回路、及び一対の排出ローラ1501及び1502を含む。
【0034】
制御部100は、搬送部150、印刷部160、及び切断部170を制御する。制御部100は、搬送部150、印刷部160、及び切断部170のうちの1つ以上の動作を制御することで、印刷装置1における搬送処理、印刷処理、切断処理の実行を制御する。
【0035】
制御部100による制御は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが記憶部120に記憶させたプログラムを実行することにより行われる。制御部100は、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を含んでもよい。
【0036】
記憶部120は、制御部100としてのプロセッサが実行する各種プログラム、プログラムを実行する際に利用する各種データ等を記憶する。記憶部120は、RAM(Random Access Memory)121、及びROM(Read Only Memory)122を含む。
【0037】
センサ180は、例えば、テープアダプタ11が装着されているか否かを検出し、また、装着されているテープアダプタ11から供給されるテープ13の幅を検出する。通信部190は、情報処理装置1000との通信を行う通信インタフェースである。通信部190は、既知の近距離無線通信規格に従った無線通信、及び伝送ケーブルを利用した有線通信の少なくとも一方を行うことができる。
【0038】
以上のように構成された印刷装置1は、例えば、情報処理装置1000からラベルイメージを含む印刷指示を受信すると、テープ13にラベルイメージを印刷する処理(動作)等を行い、ラベルを作成する。
【0039】
図5は、一実施形態に係る情報処理装置1000のハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。情報処理装置1000は、特に限定しないが、例えば、図5に示すように、プロセッサ1001と、記憶装置1002と、入力インタフェース1003と、出力インタフェース1004と、通信インタフェース1005を含むコンピュータであり、これらがバスを介して接続されていてもよい。
【0040】
プロセッサ1001は、情報処理装置1000の制御部の一例である。プロセッサ1001は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などを含み、記憶装置1002に記憶されているプログラムを実行する。なお、プロセッサ1001には、GPU(Graphics processing unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、DSP(Digital Signal Processor)などの任意の電気回路が含まれてもよい。
【0041】
記憶装置1002は、非一時的なコンピュータ読取可能媒体であり、例えば、任意の半導体メモリである。1つ以上の記憶装置1002は、RAM(Random Access Memory)などの揮発性メモリ、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリを含んでいる。また、記憶装置1002は、磁気記憶装置、光学記憶装置、その他の種類の記憶装置を含んでもよい。
【0042】
記憶装置1002には、プログラム1002aとデータ1002bが記憶されていることが望ましい。プログラム1002aは、例えば、ラベル作成を支援するアプリケーション(ラベル作成支援アプリケーション)である。データ1002bには、例えば、後述するデフォルトURLやコード生成の履歴などが含まれる。
【0043】
入力インタフェース1003は、タッチパネルやキーボードなどに接続されている。また、入力インタフェース1003は、マイクなどの音声入力装置に接続されてもよい。出力インタフェース1004は、表示装置などに接続されている。表示装置は、情報処理装置1000が有する表示装置であってもよく、情報処理装置1000と異なる表示装置であってもよい。通信インタフェース1005は、例えば、無線通信によって印刷装置1とデータをやり取りする。印刷装置1と情報処理装置1000(通信インタフェース1005)の間で行われる無線通信の規格は、特に限定しない。印刷装置1と情報処理装置1000(通信インタフェース1005)の間の通信は、無線通信に限らず、有線ケーブルを用いた通信であってもよい。
【0044】
以上のように構成されたシステムでは、プロセッサ1001がプログラム1002aを実行することで、情報処理装置1000でラベルイメージが作成される。さらに、情報処理装置1000が作成したラベルイメージの印刷を印刷装置1へ指示することで、ラベルイメージが印刷されたラベルが印刷装置1で作成される。以下、ラベル作成支援アプリケーションであるプログラム1002aについて具体的に説明する。
【0045】
図6は、情報処理装置が表示するラベル編集画面の一例である。図7は、コードの種類を選択する様子の一例を示した図である。図8は、コードで特定されるサービスを選択する様子の一例を示した図である。図9は、情報処理装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。図10は、データ領域の初期表示の一例を示した図である。図11は、情報処理装置が行うコード生成処理の一例を示すフローチャートである。図12は、ラベル編集画面内でコードが表示された様子の一例を示した図である。図13は、データ領域内の情報を編集した様子の一例を示した図である。図14は、記憶部に記憶されている情報の一例を示した図である。図15は、データ領域内の情報をさらに編集した様子の一例を示した図である。図16は、記憶部に記憶されている情報の別の例を示した図である。
【0046】
プロセッサ1001がプログラム1002aを実行すると、図6に示すラベル編集画面1100が情報処理装置1000の表示装置に表示される。利用者はラベル編集画面1100上で任意のラベルイメージを作成することができる。以降では、SNS(Social Networking Service)にアクセスためのURLが格納されたQRコードを含むラベルイメージを作成する場合を例に、情報処理装置1000が行う処理について説明する。なお、以降では、SNSにアクセスためのURLが格納されたQRコードをSNS用QRコードとも記す。
【0047】
利用者がラベル編集画面1100中の「+」表示をタップすると、情報処理装置1000は、図6に示すように、ラベルイメージに追加すべき情報の種類を選択するボタン群(ここでは、文字、アイコン、日付、画像、コード)をラベル編集画面1100上に表示する。SNS用QRコードを作成する場合には、利用者は、「コード」を示すボタンB1を押下すればよい。
【0048】
利用者がこのボタン群からコードを示すボタンB1を押下すると、情報処理装置1000は、図7に示すコードの種類を選択するボタン群(ボタンB11、ボタンB12、ボタンB13)とキャンセル用のボタンB14を表示する。
【0049】
ボタンB11はラベルイメージとしてQRコードを生成するときに押下される。ボタンB12はラベルイメージとしてSNS用QRコードを生成するときに押下される。ボタンB13はラベルイメージとしてバーコードを生成するときに押下される。
【0050】
利用者が図7に示すボタンB12を押下すると、情報処理装置1000は、図8に示すSNSの種類を選択するボタン群(ボタンB21、ボタンB22、ボタンB23)とキャンセル用のボタンB24を表示する。なお、SNSは、Web上の会員制のサービスの一種であるから、図8に示すボタン群はサービスを選択するためのGUIの一例である。SNSの種類を選択するボタンが押下されると、情報処理装置1000では、プロセッサ1001が図9に示すSNS用コード生成処理を実行する。
【0051】
プロセッサ1001は、図9に示す処理を開始すると、まず、記憶装置1002からサービス(SNS)に応じた情報を取得する(ステップS10)。ステップS10で取得するサービスに応じた情報には、図8に示すボタン群を用いて選択されたサービスに対応するデフォルトURLが含まれている。従って、例えば、図8に示すボタンB21が押下された場合であれば、ステップS10において、プロセッサ1001は、「SNS A」のデフォルトURL(例えば、https://sns_a.com)を記憶装置1002から取得する。
【0052】
また、ステップS10で取得するサービスに応じた情報には、そのサービスを選択して行われたコード生成の履歴、より具体的には、生成された最新のコードに格納されていた情報が含まれている。従って、例えば、図8に示すボタンB21が押下された場合であれば、ステップS10において、プロセッサ1001は、「SNS A」用のコード生成の履歴、より具体的には、「SNS A」用に生成された最新のコードに格納されていた情報を記憶装置1002から取得する。
【0053】
なお、記憶装置1002には、サービス毎に、そのサービスのデフォルトURLが記憶されている。即ち、記憶装置1002では、サービス毎にURLが紐づけている。従って、ステップS10のサービスに応じた情報を取得する処理は、ユーザによって選択されたサービスに対応するデフォルトURLを後述する表示用のデフォルトURLとして設定する処理に対応する。さらに、記憶装置1002には、サービス毎に、そのサービス用に生成された最新のコードに格納されていた情報が記憶されてもよい。そのサービスを選択した状態で一度でもコードが作成されると、記憶装置1002には、そのサービスについてのコード生成の履歴が、より具体的には、そのサービス用に生成された最新のコードに格納されていた情報が記憶される。一方で、そのサービスを選択した状態で一度もコードが作成されていない間は、記憶装置1002には、そのサービスについてのコード生成の履歴が記憶されておらず、最新のコードに格納されていた情報も存在しない。従って、ステップS10では、プロセッサ1001は、少なくともデフォルトURLを取得し、コード生成の履歴がある場合には、最新のコードに格納されていた情報を併せて取得する。
【0054】
次に、プロセッサ1001は、初期表示処理を行う(ステップS20)。ここでは、プロセッサ1001は、表示装置に、図10に示すようように、データ領域1200を表示させる。データ領域1200には、情報が初期表示される。プロセッサ1001は、初期表示される情報を次のように決定する。
【0055】
ステップS10においてコード生成の履歴が取得されなかった場合、つまり、記憶装置1002にコード生成の履歴がない場合には、プロセッサ1001は、データ領域1200に初期表示される情報を、デフォルトURLに決定する。なお、図10には、「SNS A」のデフォルトURLがデータ領域1200に表示された様子が示されている。一方で、ステップS10においてコード生成の履歴が取得された場合、つまり、記憶装置1002にコード生成の履歴がある場合には、プロセッサ1001は、データ領域1200に初期表示される情報を、そのサービス用に生成された最新のコードに格納されていた情報に決定する。つまり、そのサービス用(ここでは、「SNS A」)用に最後に生成したコードに格納されていた情報が初期表示される。
【0056】
その後、利用者が図10に示すキャンセルボタンを押下すると(ステップS30:キャンセル)、SNS用QRコード生成処理がキャンセルされて、図9に示す処理が終了する。利用者が図10に示す確定ボタンを押下すると(ステップS30:確定)、プロセッサ1001は、図11に示すコード生成処理を行う(ステップS40)。
【0057】
プロセッサ1001は、図11に示す処理を開始すると、まず、データ領域1200に情報が入力されているかどうかを判定する(ステップS41)。データ領域1200に情報が入力されている場合には、プロセッサ1001は、データ領域1200に入力されている情報を格納したQRコードを生成する(ステップS42)。これに対して、データ領域1200に情報が入力されていない場合には、プロセッサ1001は、ステップS10で取得したデフォルトURLを格納したQRコードを生成する(ステップS43)。なお、データ領域1200には、ステップS20の処理により何らかの情報が初期表示される。従って、ステップS43の処理は、データ領域1200から情報が削除されることによってデータ領域に情報が入力されていない場合に、プロセッサ1001によって行われる。
【0058】
QRコードが生成されると、プロセッサ1001は、生成したQRコードを表示装置に表示させ(ステップS50)、記憶装置1002に記憶されているコード生成の履歴を更新して(ステップS60)、SNS用QRコード生成処理を終了する。これにより、例えば、図12に示すように、ラベル編集画面1100上にQRコードC1(QRコード)が表示される。
【0059】
なお、SNSの個人アカウントのURLとしては、FQDN(Fully Qualified Domain Name)の直後のディレクトリ名にユーザ名を用いたURLがしばしば利用される。図13に示すように、データ領域1200に個人アカウントのURLを入力してQRコードを生成した場合には、ステップS60では、図14に示すように、個人アカウントのURLを示す履歴H1が、「SNS A」用に生成された最新のコードに格納されていた情報として、記憶装置1002に記憶される。
【0060】
一方で、図15に示すように、データ領域1200を空欄にしてQRコードを生成した場合には、ステップS60では、図16に示すように、デフォルトURLを示す履歴H2が、「SNS A」用に生成された最新のコードに格納されていた情報として、記憶装置1002に記憶される。
【0061】
以上の様に構成された情報処理装置1000では、データ領域1200には、利用者が手動で入力する前から情報が初期表示される。特に、初期表示される情報は、以前に生成された最新のコードに基づいて変更されるため、利用者が必要とする情報が高い確率で初めからデータ領域1200に表示される。このため、情報処理装置1000によれば、QRコード生成時に利用者が手動で入力すべき情報を大幅に減らすことが可能であり、URLを格納した二次元コードの生成に要する利用者の負担を軽減することができる。
【0062】
また、情報処理装置1000では、利用者がデータ領域1200に情報が入力されていない状態でQRコードの生成を指示したとしても、デフォルトURLを格納したQRコードが生成される。このため、例えば、初期表示された情報を誤って消してしまった場合でも、情報処理装置1000によれば、デフォルトURLを格納したQRコードであれば、手動で再入力することなくQRコードを生成することができる。
【0063】
また、情報処理装置1000では、コード生成の履歴がある場合、データ領域1200には、以前作成した最新のQRコードに格納されていた情報が初期表示される。特に、SNS用QRコードを作成する場合、利用者は個人アカウントのURLを格納したQRコードを作成することがほとんどである。従って、直前に作成したQRコードに格納されていた情報がデータ領域1200に初期表示されることで、多くの場合、利用者はデータ領域1200に初期表示された情報を編集する必要がなく、簡単な操作だけで情報処理装置1000によって目的のQRコードを生成することができる。
【0064】
また、情報処理装置1000では、コード生成の履歴がない場合でも、データ領域1200には、デフォルトURLが初期表示されるため、FQDNの後にユーザ名を追加するだけで個人アカウントのURLに変更することができる。従って、情報処理装置1000によれば、最小限の操作でQRコードを作成することが可能であり、URLを格納した二次元コードの生成に要する利用者の負担を軽減することができる。
【0065】
また、情報処理装置1000では、データ領域1200に初期表示された情報を削除して空欄状態でQRコードを作成することで、デフォルトURLを格納したQRコードが生成され、履歴(最新のQRコードに格納されていた情報)もデフォルトURLに更新される。このため、次回の初期表示ではデフォルトURLが表示される。このように、情報処理装置1000では、利用者が次回の初期表示を意図的にデフォルトURLに変更することができる。例えば、情報処理装置1000を複数の利用者で共有している場合などでは、個人アカウントのURLが初期表示されることは必ずしも望ましくなく、初期表示をデフォルトURLに変更可能な機能は非常に有益である。
【0066】
また、情報処理装置1000では、SNS毎に記憶装置1002に情報(デフォルトURL、コード生成履歴)が記憶されている。このため、複数の異なるSNS用にQRコードが作成される場合であっても、利用者がSNSの種類を選択するだけで、情報処理装置1000は、選択されたSNSに対応する情報を用いて、データ領域1200の初期表示やデータ未入力時のQRコードの生成を選択されたSNSに応じて適切に行うことができる。
【0067】
図17は、付加情報を入力する様子の一例を示した図である。図18は、ラベル編集画面内でコードと付加情報が表示された様子の一例を示した図である。図19は、情報処理装置が行うコード生成処理の別の例を示すフローチャートである。図20は、ラベル編集画面内でコードと付加情報が表示された様子の別の例を示した図である。
【0068】
図12に示すようにラベル編集画面1100にQRコードC1が表示されると、利用者は、QRコードC1の隣に付加情報を追加することができる。即ち、QRコードC1と付加情報を含むラベルイメージを生成することができる。付加情報を追加する場合、利用者は、QRコードC1の下の「+」表示をタップすればよい。「+」表示をタップすると、図17に示すような付加情報を入力するための付加領域1300が表示される。
【0069】
付加領域には任意の情報を入力することが可能であり、入力した情報がそのままQRコードの隣に表示される。なお、図17では、付加領域1300にQRコードC1に格納されている個人アカウントのURLを入力した例が示されている。この場合、図17に示す確定ボタンを押下することで、図18に示すように、QRコードC1の隣に個人アカウントのURLが付加情報A1として表示される。
【0070】
情報処理装置1000は、SNS用コード生成処理において、図11に示すコード生成処理の代わりに、図19に示すコード生成処理を行ってもよい。情報処理装置1000では、QRコードの生成と付加情報の生成は別々の処理であり、基本的に互いに連動せず、それぞれ利用者の明示の指示によって生成される。しかしながら、データ領域1200が空欄のままQRコードが生成される場合には、QRコードには強制的にデフォルトURLが格納されるため、QRコードに格納された情報と付加情報との不整合を利用者が見落としやすい。このため、情報処理装置1000は、図19に示すコード生成処理を行って、QRコードに格納された情報と付加情報との不整合を未然に回避してもよい。
【0071】
プロセッサ1001は、図19に示す処理を開始すると、まず、データ領域1200に情報が入力されているかどうかを判定する(ステップS141)。データ領域1200に情報が入力されている場合には、プロセッサ1001は、データ領域1200に入力されている情報を格納したQRコードを生成する(ステップS142)。
【0072】
これに対して、データ領域1200に情報が入力されていない場合には、プロセッサ1001は、デフォルトURLを格納したQRコードを生成する(ステップS143)。その後、付加領域にURLが入力されているか判定し(ステップS144)、URLが入力されている場合には、付加情報(つまり、付加領域に入力されている情報)をデフォルトURLに変更する(ステップS145)。
【0073】
これにより、例えば、図18に示すラベルイメージがラベル編集画面1100に表示されている状態から、データ領域1200を空欄に変更してQRコードを作成し直すと、図20に示すように、QRコードと付加情報の両方が更新される。具体的には、個人アカウントのURLが格納されたQRコードC1が、デフォルトURLが格納されたQRコードC2に更新されるとともに、個人アカウントのURLを示す付加情報A1が、デフォルトURLを示す付加情報A2に更新される。
【0074】
なお、付加領域にURL以外が入力されている場合、例えば利用者をSNSへ勧誘するメッセージ(例えば、「アクセスをこちらから」)などが入力されている場合には、図19に示すコード生成処理では、付加情報は更新されない。ただし、付加情報の更新が必要な場合には、利用者が手動で更新することできる。
【0075】
情報処理装置1000が、図11に示すコード生成処理の代わりに、図19に示すコード生成処理を行った場合も、URLを格納した二次元コードの生成に要する利用者の負担を軽減することができる。さらに、図19に示すコード生成処理を行うことで、付加情報とQRコードに格納された情報の不整合の発生を抑制することができる。
【0076】
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、上述の実施形態の各種変形形態および代替形態を包含するものとして理解されるべきである。例えば、各実施形態は、その趣旨および範囲を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できることが理解されよう。また、上述した実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより、種々の実施形態が実施され得ることが理解されよう。更には、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除して、または実施形態に示される構成要素にいくつかの構成要素を追加して種々の実施形態が実施され得ることが当業者には理解されよう。即ち、情報処理装置、コード生成方法、プログラムは、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
【0077】
本明細書では、SNSへのアクセスに利用されるURLを格納したコードとして、QRコードを例示したが、URLを格納したコードはQRコードに限らない。QRコード以外のコードがURLの格納に利用されてもよい。ただし、URLを格納できる程度のデータ容量が必要なため、二次元コードであることが望ましい。従って、QRコードを含む任意の二次元コードがSNS用コードとして利用されてもよい。さらに、以上では、URLが格納されたコードとしてSNS用QRコードを例示したが、コードに格納されるURLはSNSのURLに限らず、任意のWebサービスのURLであってもよい。
【0078】
図19では、付加領域に入力されている情報がURLである場合に付加情報をデフォルトURLに変更する例を示したが、付加領域に入力される情報は、URLに限らず、ステップS143で生成されるQRコードに関連する情報である場合に、付加情報をデフォルトURLに変更してもよい。コードに関連する情報が付加情報である場合も、コードの内容が自動的に変更されることでコードと付加情報の間で不整合が生じ得るからである。
【0079】
本明細書において、“Aに基づいて”という表現は、“Aのみに基づいて”を意味するものではなく、“少なくともAに基づいて”を意味している。即ち、“Aに基づいて”はAに加えてBに基づいてもよい。
【0080】
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
コンピュータに、
データ領域に情報が入力されている場合に前記データ領域に入力されている情報を格納したコードを生成し、前記データ領域から情報が削除されることによって前記データ領域に情報が入力されていない場合にデフォルトURLを格納したコードを生成する処理
を実行させるプログラム。
[付記2]
付記1に記載のプログラムにおいて、
コンピュータに、
生成された最新のコードに基づいて前記データ領域に表示される情報を変更する処理
を実行させるプログラム。
[付記3]
付記1又は2に記載のプログラムにおいて、
コンピュータに、
サービス毎にURLが紐づけている場合に、ユーザによって選択されたサービスに対応する前記URLを前記デフォルトURLとして設定する処理
を実行させるプログラム。
[付記4]
付記3に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
コード生成の履歴がない場合に、前記データ領域に表示される情報を、前記デフォルトURLに決定し、前記コード生成の履歴がある場合に、前記データ領域に表示される情報を、生成された最新のコードに格納されていた情報に決定する処理
を実行させるプログラム。
[付記5]
付記4に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
コード生成が指示されたときに前記データ領域に情報が入力されておらず、さらに、コードの隣に表示する情報を入力する付加領域にURLが入力されている場合、前記付加領域に入力されている情報を前記デフォルトURLに変更する処理
を実行させるプログラム。
[付記6]
付記1に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
コード生成が指示されたときに前記データ領域に情報が入力されておらず、さらに、コードの隣に表示する情報を入力する付加領域にURLが入力されている場合、前記付加領域に入力されている情報を前記デフォルトURLに変更する処理
を実行させるプログラム。
[付記7]
データ領域に情報が入力されている場合に前記データ領域に入力されている情報を格納したコードを生成し、前記データ領域から情報が削除されることによって前記データ領域に情報が入力されていない場合にデフォルトURLを格納したコードを生成する制御部
を備える情報処理装置。
[付記8]
データ領域に情報が入力されている場合に前記データ領域に入力されている情報を格納したコードを生成し、前記データ領域から情報が削除されることによって前記データ領域に情報が入力されていない場合にデフォルトURLを格納したコードを生成する
ことを特徴とするコード生成方法。
【符号の説明】
【0081】
1 :印刷装置
2 :装置筐体
3 :キーボード
4 :蓋
5 :ディスプレイ
6 :プラテンローラ
7 :印刷ユニット
8 :カットユニット
11 :テープアダプタ
12 :テープロール
13 :テープ
100 :制御部
120 :記憶部
130 :入力部
140 :表示部
150 :搬送部
160 :印刷部
170 :切断部
180 :センサ
190 :通信部
201 :アダプタ装着部
202 :排出口
701 :サーマルヘッド
801 :第1のカッター
802 :第2のカッター
1000、1000a~1000c :情報処理装置
1001 :プロセッサ
1002 :記憶装置
1002a :プログラム
1002b :データ
1003 :入力インタフェース
1004 :出力インタフェース
1005 :通信インタフェース
1100 :ラベル編集画面
1200 :データ領域
1300 :付加領域
1501 :排出ローラ
A1、A2 :付加情報
C1、C2 :QRコード
H1、H2 :履歴

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20