IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ▲桑▼田 咲月の特許一覧

<>
  • 特開-連結消しゴム 図1
  • 特開-連結消しゴム 図2
  • 特開-連結消しゴム 図3
  • 特開-連結消しゴム 図4
  • 特開-連結消しゴム 図5
  • 特開-連結消しゴム 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024061703
(43)【公開日】2024-05-08
(54)【発明の名称】連結消しゴム
(51)【国際特許分類】
   B43L 19/00 20060101AFI20240426BHJP
【FI】
B43L19/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022169545
(22)【出願日】2022-10-23
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り ・令和4年10月7日乃至10月9日 ▲桑▼田咲月が、身近なヒント発明展にて、連結消しゴムについて公開した。 ・令和4年10月7日 20時よりMXテレビ(東京メトロポリタンテレビジョン株式会社)が、番組「news TOKYO FLAG」にて、連結消しゴムについて公開した。
(71)【出願人】
【識別番号】522415542
【氏名又は名称】▲桑▼田 咲月
(74)【代理人】
【識別番号】100205523
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 浩也
(72)【発明者】
【氏名】▲桑▼田 咲月
(57)【要約】
【課題】従来の連結消しゴムは、消しゴムを使用し、小さくなった後に連結させる構造がなく、消しゴム同士を組わせただけで物理的な接着をしていないため、消しているときに外れやすいといった課題があった。また、ケースを失くすと連結部分が外れやすく、自ら切り、連結する場合は切り出した端の消しゴムは連結できないという欠点があった。
【解決手段】
消しゴムであって、組み合わせて連結可能とする、上端に凸部、下端に凹部を備え、前記凸部の素材は熱可塑性樹脂である、ことを特徴としている連結消しゴムによって、消しゴムが小さくなっても新たな消しゴムと連結することで、小さな消しゴムを紛失する可能性が下がり、廃棄される消しゴムを減らすことが可能となる。また、消しゴムケースを失くしがちな小学生でも連結した消しゴムを最後まで使い切ることが可能となった。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
消しゴムであって、
組み合わせて連結可能とする、上端に凸部、下端に凹部を備え、
前記凸部又は前記凹部、若しくは前記凸部及び前記凹部の素材は熱可塑性樹脂である、
ことを特徴とする連結消しゴム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、連結する消しゴムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、消しゴムを使用して小さくなると、形状が丸くなり、転がって紛失したり、消しづらく、力の加減によって割れ、最後まで使い切ることが難しかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【非特許文献1】「つなげて楽しい パズルピース消しゴム」販売サイトhttps://tantan-oideyo.ocnk.net/product/9195
【非特許文献2】「おもしろ消しゴム(R)のイワコー 食べ物消しゴム」販売サイトhttps://iwako-global.com/product-list/food-blister/
【非特許文献3】「サンスター ∞消し」第25回 文房具アイデアコンテストサイトhttps://www.sun-star-st.jp/news/61/25th_p/p_a10.html
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の非特許文献1乃至3は、消しゴムを使用し、小さくなった後に連結させる構造がなく、消しゴム同士を組み合わせただけで物理的な接着をしていないため、消しているときに外れやすいといった課題があった。また、ケースを失くすと連結部分が外れやすく、自ら切り、連結する場合は切り出した端の消しゴムは連結できないといった課題もあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、消しゴムであって、組み合わせて連結可能とする、上端に凸部、下端に凹部を備え、前記凸部又は前記凹部、若しくは前記凸部及び前記凹部の素材は熱可塑性樹脂である、ことを特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、消しゴムが小さくなっても新たな消しゴムと連結することで、小さな消しゴムを紛失する可能性が下がり、廃棄される消しゴムを減らすことが可能となる。また、消しゴムケースを失くしがちな小学生でも連結した消しゴムを最後まで使い切ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の実施形態に係る連結消しゴム1の全体の様子を示す斜視図である。
図2】本発明の実施形態に係る連結消しゴム1の全体の様子を示す平面図である。
図3】本発明の実施形態に係る連結消しゴム1の連結した様子を示す平面図である。
図4】本発明の実施形態に係る、連結部がハート形を成した連結消しゴム1を示した図である。
図5】本発明の実施形態に係る、連結部がアイスクリーム形を成した連結消しゴム1を示した図である。
図6】本発明の実施形態に係る、全体が新幹線柄の連結消しゴム1を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。さらに、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0009】
<実施形態>
図1は本発明の実施形態に係る連結消しゴム1の全体の様子を示す斜視図及び図2は本発明の実施形態に係る連結消しゴム1の全体の様子を示す平面図、である。図に示す通り、消しゴムの上端に凸部11、下端に凹部12をつくり、組み合わせて連結が可能となる。さらに凸部11はお湯や電子レンジなどで熱を加えると柔らかくなり冷えると固まる素材、例えば図示の斜線の箇所に熱可塑性樹脂を使うことで、一度連結した消しゴムが外れることなく快適に使い続けることを可能となる。熱可塑性樹脂は、凹部12に使用(不図示)してもよいし、凸部11及び凹部12(不図示)両方に使用してもよい。
【0010】
<実施方法>
図3は、本発明の実施形態に係る連結消しゴム1の連結した様子を示す平面図、図4は、本発明の実施形態に係る連結消しゴム1の様々なバリエーションを示した図である。
【0011】
連結消しゴム1は、凸部11から使い始め、小さくなった場合、古いもの連結消しゴム1の凹部12と、新しい連結消しゴム1の凸部11を組み合わせ、連結して使用する。
【0012】
組み合わせる凸部11及び凹部12の形状は、図に示す通り、台形(不図示)、円形(不図示)のほか、ハート型(図4中の図示21及び22)及び星形(不図示)及びアイスの形状(図5中の図示31及び32)等の外れにくい形としても良い。また、組み合わせる楽しさを提供するために、図6に示すように連結消しゴム1表面に新幹線等を描き、組み合わせる凸部41及び凹部42が模様の一部としてもよい。
【0013】
凸部11及び凹部12である結合部は、湯煎で温めて連結する方法や、連結した状態で商品全体を電子レンジにかけて連結する方法のほか、練りケシ状の接着素材をはさみこんで連結する方法や、シールや接着剤で連結する等しても良い。
【符号の説明】
【0014】
1 連結消しゴム
11 凸部
12 凹部
21 ハート形凸部
22 ハート形凹部
31 アイス形凸部
32 アイス形凹部
41 模様凸部
42 模様凹部

図1
図2
図3
図4
図5
図6