IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ マイクロン テクノロジー, インク.の特許一覧

特開2024-61776ブロック領域に対するバリアを伴う電荷トラップ構造
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024061776
(43)【公開日】2024-05-08
(54)【発明の名称】ブロック領域に対するバリアを伴う電荷トラップ構造
(51)【国際特許分類】
   H10B 43/27 20230101AFI20240426BHJP
   H01L 21/336 20060101ALI20240426BHJP
   H01L 21/316 20060101ALI20240426BHJP
【FI】
H10B43/27
H01L29/78 371
H01L21/316 X
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024034578
(22)【出願日】2024-03-07
(62)【分割の表示】P 2022019165の分割
【原出願日】2018-08-02
(31)【優先権主張番号】15/675,223
(32)【優先日】2017-08-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】595168543
【氏名又は名称】マイクロン テクノロジー,インク.
(74)【代理人】
【識別番号】100121083
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 宏義
(74)【代理人】
【識別番号】100138391
【弁理士】
【氏名又は名称】天田 昌行
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(72)【発明者】
【氏名】カールソン,クリス エム.
(57)【要約】
【課題】電荷トラップ領域を有するメモリスタックに関するプログラム及び/または消去の状態における電荷の持続性の劣化を防ぐ。
【解決手段】電流を通すように動作可能である半導体ピラーに沿って配置された第1及び第2の電荷蓄積デバイスを含むメモリデバイスであって、第1の電荷蓄積デバイスが、トンネル領域によって半導体ピラーから分離されている電荷トラップ領域と、電荷トラップ領域に隣接した誘電体ブロック領域と、電荷蓄積領域の電荷の蓄積を制御するように動作可能である第1のゲートと、誘電体ブロック領域と第1のゲートとの間に誘電体バリアとして配置されたナノラミネートとを含み、前記ナノラミネートが、酸化アルミニウムの誘電率より大きい誘電率を有し、かつ少なくとも-6ボルトの消去までの電荷トラップ領域のプログラム消去サイクル中に、電荷トラップ領域に関する閾値電圧のシフトの防止を提供するための材料組成を有する。
【選択図】図1A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電流を通すように動作可能である半導体ピラーに沿って配置された第1の電荷蓄積デバイス及び第2の電荷蓄積デバイスであって、前記半導体ピラーが、基板から垂直方向に延伸し、前記第1の電荷蓄積デバイス及び前記第2の電荷蓄積デバイスのチャンネル構造を提供するように構築されている、前記第1の電荷蓄積デバイス及び前記第2の電荷蓄積デバイスを含み、
前記第1の電荷蓄積デバイスが、
トンネル領域によって前記半導体ピラーから分離されている電荷トラップ領域と、
前記電荷トラップ領域に隣接した誘電体ブロック領域と、
電荷蓄積領域の電荷の蓄積を制御するように動作可能である第1のゲートと、
前記第1のゲートと前記第2の電荷蓄積デバイスの第2のゲートとの間に垂直方向に延伸し、前記第1のゲート及び前記第2のゲートと接触する絶縁誘電体と、
酸化アルミニウムと酸化ジルコニウムとの混合物を含むナノラミネートであって、前記誘電体ブロック領域と前記第1のゲートとの間に誘電体バリアとして配置され、前記誘電体ブロック領域、前記第1のゲート、前記絶縁誘電体、及び前記第2のゲートに沿って垂直方向に構築され、前記誘電体ブロック領域、前記第1のゲート、前記絶縁誘電体、及び前記第2のゲートと接しており、水平方向に積層された2つ以上の材料の層の複合膜である、前記ナノラミネートとを含み、
前記ナノラミネートが、酸化アルミニウムの誘電率より大きい誘電率を有し、かつ少なくとも-6ボルトの消去までの電荷トラップ領域のプログラム消去サイクル中に、電荷トラップ領域に関する閾値電圧のシフトを防止するための材料組成を有する、
メモリデバイス。
【請求項2】
前記ナノラミネートが、12<κ<40の範囲の誘電率(κ)を有している、請求項1に記載のメモリデバイス。
【請求項3】
前記ナノラミネートが、1.5eV<χ<2.5eVの範囲の電子親和力を有している、請求項1に記載のメモリデバイス。
【請求項4】
前記ナノラミネートが、酸化ハフニウム、または、酸化ハフニウムと、酸化アルミニウム、シリコン酸化物、酸化チタン、酸化ガドリニウム、酸化ニオブ、もしくはタンタル酸化物の1つもしくは複数との混合物の、1つまたは複数を含んでいる、請求項1に記載のメモリデバイス。
【請求項5】
前記電荷トラップ領域が、誘電体シリコン窒化物を含んでおり、前記第1のゲート及び前記第2のゲートが、導電性の窒化チタンを含んでいる、請求項1に記載のメモリデバイス。
【請求項6】
前記第1のゲート及び前記第2のゲートが、前記導電性の窒化チタン上に前記導電性の窒化チタンと接触しているタングステンを含む、請求項5に記載のメモリデバイス。
【請求項7】
前記メモリデバイスは、前記第1の電荷蓄積デバイス及び前記第2の電荷蓄積デバイスに加えて、複数の電荷蓄積デバイスのうちの直接隣接する電荷蓄積デバイス間、及び前記第1の電荷蓄積デバイスと前記第2の電荷蓄積デバイスとの間に絶縁誘電体を有する前記半導体ピラーに沿って配置された誘電体バリアを有する、前記複数の電荷蓄積デバイスを含む、請求項1に記載のメモリデバイス。
【請求項8】
前記複数の電荷蓄積デバイスの各電荷蓄積デバイスの前記誘電体バリアは、前記第1の電荷蓄積デバイス及び前記第2の電荷蓄積デバイスの前記ナノラミネートの延長として構成され、前記各電荷蓄積デバイスのゲートに沿って連続して垂直方向に延伸し、前記ゲートに接触するとともに、前記半導体ピラーに沿って配置された前記電荷蓄積デバイス間の前記絶縁誘電体に沿って連続して延伸し、前記絶縁誘電体に接触する領域の一部である、請求項7に記載のメモリデバイス。
【請求項9】
前記ナノラミネートが、前記誘電体ブロック領域から前記第1のゲートまで、約15オングストロームから約50オングストロームまでの範囲の厚さを有している、請求項1に記載のメモリデバイス。
【請求項10】
前記トンネル領域が、3つの領域のトンネルバリアであり、前記半導体ピラーが、ポリシリコンを含んでいる、請求項1に記載のメモリデバイス。
【請求項11】
材料スタックのオープンエリアの壁に沿って誘電体ブロック領域を形成することと、
前記誘電体ブロック領域上に、前記誘電体ブロック領域と接触する電荷トラップ領域を形成することと、
前記電荷トラップ領域上に、前記電荷トラップ領域と接触するトンネル領域を形成することと、
前記トンネル領域上に、前記トンネル領域と接触する半導体材料を形成することであって、前記半導体材料が、電流を通すチャンネル構造として動作可能である、前記半導体材料を形成することと、
前記材料スタックの一部を除去して、前記誘電体ブロック領域の一部を露出させることと、
前記電荷トラップ領域とは反対の前記誘電体ブロック領域の側で、前記誘電体ブロック領域の前記露出した部分上に、前記露出した部分と接触する誘電体バリアとしてナノラミネートを形成することであって、酸化アルミニウムと酸化ジルコニウムとの混合物を前記ナノラミネートの一部として形成することを含み、前記ナノラミネートが、水平方向に積層された2つ以上の材料の層の複合膜として形成され、酸化アルミニウムの誘電率より大きい誘電率を有し、かつ少なくとも-6ボルトの消去までの電荷トラップ領域のプログラム消去サイクル中に、電荷トラップ領域に関する閾値電圧のシフトを防止するための材料組成を有する、前記ナノラミネートを形成することと、
前記ナノラミネート上に、前記ナノラミネートと接触するゲートを形成することであって、前記ゲートが、前記ナノラミネートによって前記誘電体ブロック領域から分離されている、前記ゲートを形成することと、
を含む、電荷蓄積デバイスを形成する方法。
【請求項12】
前記ナノラミネートを形成することが、酸化ハフニウムを堆積させること、または、酸化ハフニウムを、酸化チタン、酸化ガドリニウム、酸化ニオブ、もしくはタンタル酸化物の1つもしくは複数とともに堆積させること、を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記ナノラミネートが、12<κ<40の範囲の誘電率(κ)を有している、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記ゲートを形成することが、
前記ナノラミネート上に、前記ナノラミネートと接触する導電性の窒化チタン領域を形成することと、
前記導電性の窒化チタン上に、前記導電性の窒化チタンと接触するタングステンを形成することと、
を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
材料スタックのオープンエリアの壁上に、オープンエリアの壁と接触するナノラミネートを形成することであって、酸化アルミニウムと酸化ジルコニウムとの混合物を前記ナノラミネートの一部として形成することを含み、前記ナノラミネートが、水平方向に積層された2つ以上の材料の層の複合膜として形成され、酸化アルミニウムの誘電率より大きい誘電率を有し、かつ少なくとも-6ボルトの消去までの電荷トラップ領域のプログラム消去サイクル中に、電荷トラップ領域に関する閾値電圧のシフトを防止するための材料組成を有する、前記ナノラミネートを形成することと、
前記ナノラミネート上に、前記ナノラミネートと接触する誘電体ブロック領域を形成することと、
前記誘電体ブロック領域上に、前記誘電体ブロック領域と接触する電荷トラップ領域を形成することと、
前記電荷トラップ領域上に、前記電荷トラップ領域と接触するトンネル領域を形成することと、
前記トンネル領域上に、前記トンネル領域と接触する半導体材料を形成することであって、前記半導体材料が、電流を通すチャンネル構造として動作可能である、前記半導体材料を形成することと、
前記ナノラミネート上に、前記ナノラミネートと接触するゲートを形成することであって、前記ゲートが、前記ナノラミネートによって前記誘電体ブロック領域から分離されている、前記ゲートを形成することと、
を含む、電荷蓄積デバイスを形成する方法。
【請求項16】
前記ナノラミネートを形成することが、原子層堆積によって酸化ハフニウムまたは酸化ジルコニウムを堆積させることを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記ナノラミネートを形成することが、酸化アルミニウム、シリコン酸化物、酸化チタン、酸化ガドリニウム、酸化ニオブ、またはタンタル酸化物の1つまたは複数と、酸化ハフニウムとの混合物を堆積させることを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記材料スタック内のオープンピラーとして、前記オープンエリアを形成することであって、前記材料スタックが、交互の、絶縁誘電体と、導電性領域に関する犠牲領域とを含んでいる、前記オープンエリアを形成することと、
前記犠牲領域の各部を除去し、前記ナノラミネートの各部を露出することと、
複数の電荷トラップ構造が前記材料スタックに形成されるように、前記ナノラミネートの前記露出した部分上に、前記露出した部分と接触する複数のゲートを形成することと、
を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記ナノラミネート、前記誘電体ブロック領域、前記電荷トラップ領域、前記トンネル領域、及び前記半導体材料が、前記複数の電荷トラップ構造間で、前記複数の電荷トラップ構造を通して連続した領域として形成される、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記半導体材料を形成することが、前記オープンピラーに前記半導体材料のドープされた中空ピラーを形成することを含む、請求項18に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[優先権出願]
本出願は、2017年8月11日に出願された、米国特許出願第15/675,223号の優先権の利益を主張する。この文献は、その全体が、参照することにより、本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
電子機器産業が、構成要素のサイズの低減と、電力の要請との両方に対し、常に圧力がかけられており、メモリデバイスの動作を向上させるように、市場原理によって求められている。構成要素のサイズを低減するアプローチの1つが、3次元(3D)構成でデバイスを製造することである(例えば、特許文献1を参照)。たとえば、メモリデバイスは、基板上に垂直にスタックされたメモリセルとして配置することができる。そのようなメモリセルは、電荷トラップセルとして実施することができる。電荷トラップベースのメモリデバイス、及び、このメモリデバイスの動作の向上が、メモリデバイスの設計における進歩によって取り組まれ得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2015-177013号公報
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1A】様々な実施形態に係る、様々な電子装置に含めることができる例示的な電荷トラップ構造の断面図である。
図1B】様々な実施形態に係る、複数の構成要素を伴う構造を有する例示的なゲートの断面図である。
図2A】様々な実施形態に係る、酸化アルミニウムの誘電体バリア領域を有する電荷トラップ構造と、酸化ハフニウムの誘電体バリア領域を有する電荷トラップ構造との比較を示す図である。
図2B】様々な実施形態に係る、酸化アルミニウムの誘電体バリア領域を有する電荷トラップ構造と、酸化ハフニウムの誘電体バリア領域を有する電荷トラップ構造との比較を示す図である。
図2C】様々な実施形態に係る、酸化アルミニウムの誘電体バリア領域を有する電荷トラップ構造と、酸化ハフニウムの誘電体バリア領域を有する電荷トラップ構造との比較を示す図である。
図3】様々な実施形態に係る、サイクル条件に対するセルの劣化のプロットである。
図4】様々な実施形態に係る、3次元メモリデバイスのメモリアレイの、ブロックアーキテクチャとページアドレスマッピングとを示す概略図である。
図5】様々な実施形態に係る、電荷トラップ構造を形成する例示的方法の特徴のフロー図である。
図6】様々な実施形態に係る、電荷トラップ構造を形成する例示的方法の特徴のフロー図である。
図7A】様々な実施形態に係る、垂直なスタックで電荷トラップ構造を形成する例示的方法の各段を示す図である。
図7B】様々な実施形態に係る、垂直なスタックで電荷トラップ構造を形成する例示的方法の各段を示す図である。
図7C】様々な実施形態に係る、垂直なスタックで電荷トラップ構造を形成する例示的方法の各段を示す図である。
図7D】様々な実施形態に係る、垂直なスタックで電荷トラップ構造を形成する例示的方法の各段を示す図である。
図7E】様々な実施形態に係る、垂直なスタックで電荷トラップ構造を形成する例示的方法の各段を示す図である。
図7F】様々な実施形態に係る、垂直なスタックで電荷トラップ構造を形成する例示的方法の各段を示す図である。
図7G】様々な実施形態に係る、垂直なスタックで電荷トラップ構造を形成する例示的方法の各段を示す図である。
図7H】様々な実施形態に係る、垂直なスタックで電荷トラップ構造を形成する例示的方法の各段を示す図である。
図8】様々な実施形態に係る、複数の電子的構成要素を有するウェーハの実施例を示す図である。
図9】様々な実施形態に係る、メモリセルとしての電荷トラップ構造のアレイで構築されたメモリを含む、例示的システムのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
以下の詳細な説明は、本発明の様々な実施形態を例として示す添付図面を参照する。これら実施形態は、当業者が、これらの実施形態及び他の実施形態を実施することを可能にするために、十分に詳細に記載されている。他の実施形態が利用される場合があり、また、構造的、論理的、及び電気的変更が、これら実施形態に対して行われる場合がある。様々な実施形態は、いくつかの実施形態が、新たな実施形態を形成するように、1つまたは複数の他の実施形態と組み合わせられ得ることから、必ずしも相互に排他的ではない。したがって、以下の詳細な説明は、限定する意味では取られない。
【0006】
本文献で使用される「水平(horizontal)」との用語は、任意の時点における基板の実際の向きに関わらず、ウェーハまたはダイの下にある平面または表面などの、基板の通常の平面または表面に対して平行な平面として規定される。「垂直(vertical)」との用語は、上で規定された水平に対して垂直な方向に関する。「ウェーハ(wafer)」及び「基板(substrate)」との用語は、本明細書では、概して、集積回路が上に形成される任意の構造を参照し、また、集積回路の製造の様々な段階の間のそのような構造をも参照するために使用される。ウェーハは、集積回路が、それぞれのダイの基板に対して配置される、複数のダイを含む場合がある。
【0007】
図1Aは、様々な電子装置に含めることができる例示的な電荷トラップ(CT)構造100の実施形態の断面図である。そのような装置は、メモリアレイ、メモリデバイス、集積回路、または、電荷を蓄積するための1つまたは複数のセルを含む他の装置を含むことができる。CT構造100は、半導体ピラー103、電荷トラップ領域105、トンネル領域107、誘電体ブロック領域109、誘電体バリア110、及びゲート115を含むことができる。各図は、本明細書では正確な縮尺で示されていない。半導体ピラー103は、電流を通すように動作可能であり、ゲート115は、電荷蓄積領域における電荷の蓄積を制御するように動作可能である。ゲート115は、金属のゲートとすることができる。ゲート115は、導電性の窒化チタンを含むことができる。図1Bは、複数の構成要素を伴う構造を有するゲート115の断面図である。ゲート115は、導電性の窒化チタン、または、他の金属複合材料を含むことができ、金属が、導電性窒化チタンまたは他の金属複合材料上にあるとともに接触している。たとえば、ゲート115は、約15オングストロームから約30オングストロームの、導電性のTiNバリア層115-1を含むことができ、この導電性のTiNバリア層115-1上に、タングステン115-2が配置される。ゲート115は、制御ゲートと称することができ、誘電体ブロック領域109は、制御誘電体と称することができる。
【0008】
半導体ピラー103は、限定ではないが、多結晶シリコン(ポリシリコン)を含むことができる。図1Aに示す構造100の領域は、中心領域104周りの材料のリングとして配置することができる。中心領域104は、限定ではないが、誘電酸化物などの誘電材料の領域とすることができる。中心領域104内の誘電酸化物の実施例には、シリコン酸化物が含まれる。
【0009】
電荷トラップ領域105は、トンネル領域107によって半導体ピラー103から分離されている。電荷トラップ領域105は、半導体ピラー103から電荷を蓄積することができる誘電材料とすることができる。電荷トラップ領域105は、誘電体シリコン窒化物を含む領域など、誘電窒化物領域とすることができる。電荷トラップ領域105に関する他の誘電材料を、電荷をトラップするために使用することができる。トンネル領域107は、電荷トラップ領域105に係る選択された基準を満たすように設計された領域として構築することができる。図1Aの実施例は、3つの領域のトンネルバリアであるトンネル領域107を示している。3つの領域のトンネルバリアは、誘電酸化物の領域、この誘電酸化物上に配置された誘電窒化物の領域、及び、誘電窒化物の領域上に配置された誘電酸化物の別の領域として配置することができる。代替的には、トンネル領域107は、2つの領域のトンネルバリア、または、1つの領域のトンネルバリアとすることができる。さらに、トンネル領域107は、5つ以上の領域を有する場合があり、材料及び厚さの選択は、電荷トラップ領域105へのトンネル領域として作用する所与の厚さの材料の能力に基づいている。
【0010】
誘電体ブロック領域109は、電荷トラップ領域105上に、電荷トラップ領域105と接触して配置されている。誘電体ブロック領域109は、電荷が電荷トラップ領域105からゲート115に流れることをブロックする機構を提供している。誘電体ブロック領域109は、トンネル領域107で使用されるものなど、酸化物か、他の誘電体とすることができる。ゲート115は、誘電体ブロック領域109に隣接して配置されているが、誘電体バリア110によって誘電体ブロック領域109から分離されている。誘電体バリア110は、誘電体ブロック領域109とゲート115との間にあり、誘電体バリア110は、誘電体ブロック領域の材料とは異なる材料を含んでいる。誘電体バリア110の材料は、酸化アルミニウムの誘電率より大きい誘電率を有している。
【0011】
誘電体バリア110は、ゲート115の縁部周りに、コンフォーマルであるように構築することができる。図1Aの実施例では、誘電体バリア110が、誘電体ブロック領域109とゲート115との間に、垂直な方式で、誘電体ブロック領域109とゲート115との間の誘電体バリア110の垂直な配置に対して垂直なゲート115の表面に沿って配置されている。垂直にスタックされて配置された、図1Aに示す実施形態に類似の、複数のCTを有する実施形態では、複数のCTの誘電体バリア110は、垂直方向のスタックに沿う各CT間で不連続である。代替的実施形態では、誘電体バリア110は、ゲート115の縁部の周りに延びることなく、垂直な方式で、誘電体ブロック領域109とゲート115との間に構築することができる。そのような垂直方向の誘電体バリアを有するCTの垂直なスタックでは、複数のCTのこれら誘電体バリア110は、垂直なスタックに沿う各CT間で連続するものとすることができる。
【0012】
誘電体ブロック領域109とゲート115との間の、誘電体バリア110としての薄いAlO層により、ゲート115から、誘電体ブロック領域109を通って電荷トラップ領域105に入る、電子のバックトンネル効果を防止する、向上されたトンネルバリアが可能になり、それにより、動作上の消去飽和を、微小な正の閾値電圧か微小な負の閾値電圧(V)のレベルに制限する。(用語ABの使用により、ABの複合材料に関する特定の化学量論に限定されない、AB材料を示している。)しかし、本発明者は、このAlO層を、より高い誘電率κを有する誘電体と置き換えることにより、より良好なバリア特性が得られることを発見した。このことは、消去能力及びサイクル性能の向上に繋がる。酸化アルミニウムは、約9から約10のκ値と、約2.8eVの電子親和力χとを有している。向上された消去能力及びサイクル性能により、セルのメモリアレイを有するメモリデバイスであって、各メモリセルが、クアッドレベルセル(QLC)を有するメモリデバイスとして、CT構造100と同様に構築された、メモリデバイスを構築することを可能にすることができる。AlOにより、利用可能な消去ウインドウが、サイクルの間の消去トラップの上昇(閾値電圧のシフト)により、シリコン酸化物のブロック領域に対して依然として制限されている。消去トラップの上昇は、消去電圧Vが、AlOx膜によって可能とされた領域のより深くに移動することから生じる。HfOなどのいくつかの材料では、この消去トラップの上昇は生じず、それにより、利用可能なプログラムから消去の(P/E:program to erase)ウインドウを拡大する。これにより、QLCに関するキーイネーブラーに、2重パスの、場合によっては単一パスのプログラミングを提供する。
【0013】
誘電体バリア110の材料は、酸化アルミニウムの電子親和力より小さい電子親和力を有することができる。誘電体バリア110は、酸化ハフニウム、酸化ジルコニウム、ならびに、酸化ハフニウム及び/または酸化ジルコニウムの、酸化アルミニウム、シリコン酸化物、酸化チタン、酸化ガドリニウム、酸化ニオブ、またはタンタル酸化物の1つまたは複数との混合物の、1つまたは複数を含むことができる。使用することができる膜の実施例には、HfO及び/またはZrOをベースとする材料、ならびに、AlO、SiO、TiO、GaO、NbO、及びTaなどの他の材料との混合物が含まれる。そのような材料は、特定の化学量論には限定されない場合がある。誘電体バリアの選択の因子には、10から15にわたる適度に高いκ値を有する誘電材料が含まれる場合がある。たとえば、誘電体バリアのための材料は、広域の範囲として、10<κ<80の範囲、または、酸化アルミニウムのための範囲からさらに移動された、12<κ<40の範囲で選択される場合があり、また、誘電体バリアのための候補となる複数の材料を含む場合がある。誘電体バリアの選択における因子には、AlOに関する値である2.8eVより低い電子親和力χを同様に有する、誘電材料をも含む場合がある。たとえば、誘電体バリアの選択には、χ値として、たとえば、1.0eV<χ<2.8eVの範囲を有するか、1.5eV<χ<2.5eVによって与えられる範囲のχ値を同様に有する、誘電材料を含む場合がある。
【0014】
様々な実施形態では、メモリデバイスは、電荷を蓄積するためのメモリセルが、3次元(3D)構造の様々なレベルに配置されている、メモリ構造として構築され得る。たとえば、メモリデバイスは、CT構造100に類似のメモリセルを配置することができる3D NANDスタックを含むことができる。NANDアレイアーキテクチャは、アレイのメモリが、ワードラインなどのアクセスラインに論理行で結合されているように配置されたメモリのアレイ(たとえば、メモリセル)として配置することができる。アレイのメモリは、ソースラインなどの共有領域と、ビットラインなどのデータラインとの間で、ともに直列に結合することができる。
【0015】
3D NANDスタックは、そのような3D構造において、AlOよりも良好なバリア特性を有する材料を使用して、誘電体バリア110などの誘電体バリアで実施することができる。これにより、CT構造のAlO誘電体バリアに比べ、消去飽和をさらに向上させることができる。アクセスライン、たとえばワードラインに結合されているか、アクセスラインの一部として形成されている場合があるゲートは、あるプロセスで形成することができる。このプロセスでは、シリコン窒化物などの材料を有する、最初に形成された領域が、除去されるとともに、スタックの垂直のストリングの複数のCTセル内の導電ゲートによって置き換えられる。そのようなゲートは、置換ゲートと称される場合がある。
【0016】
図2Aから図2Cは、-20Vに等しいゲート電圧Vの消去条件下での、酸化アルミニウムの誘電体バリア領域を有するCT構造と、酸化ハフニウムの誘電体バリア領域を有するCT構造との比較を示す図である。図2Aは、トンネルシリコン酸化物領域207-1によってシリコン窒化物トラップ領域205-1から分離されたシリコン領域203-1を有するCT構造のバンドの図である。ここでは、シリコン窒化物トラップ領域205-1の上に、ブロックシリコン酸化物領域209-1があり、このブロックシリコン酸化物領域209-1の上にAlO領域210-1がある。図2Bは、トンネルシリコン酸化物領域207-2によってシリコン窒化物トラップ領域205-2から分離されたシリコン領域203-2を有するCT構造のバンドの図である。ここでは、シリコン窒化物トラップ領域205-2の上に、ブロックシリコン酸化物領域209-2があり、このブロックシリコン酸化物領域209-2の上にHfO領域210-2がある。バリア領域210-1及び210-2以外が同じである図2A図2Bとの2つの構造により、バリア領域210-2の酸化ハフニウムが、1Vから2V広いP/Eウインドウに繋がり得る、消去動作の間の電子に関するより良好なトンネルバリアを提供することが見られる。CT構造のゲート領域における、この向上されたバリアは、AlOに比べ、HfOのより低いχと合わせられた、より高いκ値によって実現される場合がある。図2Cは、AlOとともに一般的に使用されるSiO及びSiNの誘電率、バンドギャップ、及び電子親和力を、HfOの特性と比較した表である。
【0017】
CTセルを使用するメモリスタックに関する重要な問題には、プログラム及び/または消去の状態における電荷の持続性が含まれる。本発明者は、たとえばHfO膜が、AlOに比べ、電荷のロスと電荷のゲインとの両方に関し、マッチしたより良好な持続性を提供するが、より大きいP/Eウインドウを伴うことを判定した。プログラミングに関する標準的なサイクル手順に関し、基本的に、AlOバリア領域を有するCT構造と、HfOバリア領域を有するCT構造との間で、トラップの上昇の差異が存在しない。消去に関し、HfOバリア領域を有するCT構造に関するP/Eウインドウが、AlOバリア領域を有するCT構造に関するP/Eウインドウよりも大きい。
【0018】
本発明者は、HfOバリア領域が、低い消去V状態へのサイクルの間に、消去トラップが上昇することを防止することができ、これにより、AlOバリア領域の有用なP/Eウインドウを制限することをも発見した。HfOバリア領域により、CTセルが、-6Vの消去まで反復することができ、適度なトラップの上昇レベルで、20k回まで反復することができ、一方、AlOxを有するセルは、ほんの100サイクル以下の後でさえも、この深い消去レベルで、許容できないトラップの上昇を有していることが判定された。図3は、サイクル条件に対するセルの劣化のプロットである。使用したサイクル数は、20kであった。カーブ352は、AlOバリア領域に関するデータポイントにフィットするものであり、一方、ライン354は、HfOのバリア領域に関するデータポイントにおおよそフィットするものである。Versは、20Kサイクルの各々に関する消去電圧であり、ΔVt,ersは、所与のVersに関する、プログラム-消去の20kサイクルの後のVにおける変化である。図3が示すように、HfOバリア領域のその使用により、AlOxのバリア領域とは異なり、深い消去電圧においてさえも、閾値電圧に関し、20Kまで良好なサイクルが可能になる。
【0019】
図4は、3Dメモリデバイス400のメモリアレイ402の、ブロックアーキテクチャとページアドレスマッピングとを示す概略図である。メモリデバイス400は、3D NANDメモリデバイス400の形態で実現することができる。メモリデバイス400は、電荷蓄積デバイス401の複数の垂直なストリング411を備えることができる。図4に示すZ方向では、電荷蓄積デバイスの各ストリング411が、各電荷蓄積デバイス401が複数の段の1つに対応した状態で、互いの上にスタックされた複数の蓄積デバイス401を備えることができる。たとえば、図4に示すように、32の電荷蓄積デバイスが、電荷蓄積デバイス401の各々が、Tier0からTier31として示される32の段の1つに対応した状態で、ストリングで、互いの上にスタックされている。Z方向における蓄積デバイス及び段の数は、32には限定されない。それぞれのストリング411の電荷蓄積デバイス401は、電荷蓄積デバイスのストリングが周りに形成された、半導体材料(たとえば、ポリシリコン)のそれぞれのピラーに形成されたものなど、共通のチャンネル領域を共有する場合がある。ピラーは、ポリシリコン、モノクリスタルシリコン、または、トランジスタを製造することができる、他の半導体構造である場合がある。
【0020】
図4に示すX方向では、ストリングの16のグループが、32のアクセスラインCGを共有する8つのストリングを備えている場合がある。アクセスラインCGの各々は、8つのストリングの対応するものの各ストリング411のそれぞれの段に対応する電荷蓄積デバイス401に結合されている(たとえば、電気的に、または、別様に動作可能に接続されている)場合がある。同じアクセスラインCGによって結合された(そして、このため、同じ段に対応する)電荷蓄積デバイス401は、各電荷蓄積デバイスが、情報の複数のビットを蓄積することが可能である、複数レベルのセルを備えている場合、P0/P32、P1/P33、P2/P34など、たとえば、2つのページに、論理的にグループ分けがされる場合がある。メモリデバイス400は、各電荷蓄積デバイスを、クアッドレベルセルとして動作するように配置することができる。ページアドレスマッピングは、同じ段内で、水平にカウントアップする。
【0021】
図4に示すY方向では、ストリングの8つのグループが、8つのデータライン(BL)の対応するものに結合された、16のストリングを備えることができる。この実施例におけるSGSに関する構造は、16のピラーストリングをともに接続する1つのプレート494であり、CGに関する構造は、16のピラーストリングをともに接続する1つのプレート493である。SGDは、1つのピラーストリングによって分割されている。ストリング、段、アクセスライン、データライン、各方向におけるストリングのグループ、及び/またはページの数は、図4に示す数より大きいか小さい場合がある。
【0022】
垂直ストリング411は、複数の電荷蓄積デバイス401が各垂直ストリングに沿って配置された、垂直半導体ピラーを含むことができる。各電荷蓄積デバイス401は、トンネル領域によってそれぞれの垂直ストリングの垂直半導体ピラーから分離されている電荷トラップ領域と、電荷トラップ領域上の誘電体ブロック領域と、誘電体ブロック領域に隣接して、電荷蓄積領域の電荷の蓄積を制御するゲートと、誘電体ブロック領域とゲートとの間の誘電体バリアであって、誘電体バリアの材料が、酸化アルミニウムの誘電率より大きい誘電率を有し、誘電体バリアの材料が、誘電体ブロック領域の材料とは異なっている、誘電体バリアと、を含んでいる。各電荷蓄積デバイス401のゲートは、それぞれの電荷蓄積デバイス401のメモリアレイ402の位置に対応するアクセスラインCGに結合することができるか、一体にすることができる。電荷蓄積デバイス401は、図1AのCT構造に類似の方式か、図7HのCT構造に類似の方式で実現される場合がある。
【0023】
電荷蓄積デバイス401の構成要素は、複数の異なるパラメータから特性を選択することによって実施され得る。電荷蓄積デバイス401の誘電体バリアは、酸化ハフニウム、酸化ジルコニウム、ならびに、酸化ハフニウム及び/または酸化ジルコニウムの、酸化アルミニウム、シリコン酸化物、酸化チタン、酸化ガドリニウム、酸化ニオブ、またはタンタル酸化物の1つまたは複数との混合物の、1つまたは複数を含むことができる。誘電体バリアは、電荷蓄積デバイス401の誘電体ブロック領域からゲートまで、約15オングストロームから約50オングストロームまでの範囲の厚さを有することができる。電荷蓄積デバイス401の誘電体バリアは、誘電材料の組成を含むことができ、それにより、誘電体バリアが、メモリデバイスに、酸化アルミニウムで構成された誘電体バリアを有するメモリデバイスよりも少なくとも0.5ボルト広いウィンドウを消去するプログラムを提供するようになっている。
【0024】
電荷蓄積デバイス401のトンネル領域は、3つの領域のトンネルバリアとして実施することができる。そのような3つの領域のトンネルバリアは、誘電酸化物の領域、この誘電酸化物上に配置された誘電窒化物の領域、及び、誘電窒化物の領域上に配置された誘電酸化物の別の領域として実施することができる。電荷蓄積デバイス401のトンネル領域は、2つの領域のトンネルバリアとして実施することができる。電荷蓄積デバイス401のトンネル領域は、1つの領域のトンネルバリアとして実施することができる。さらに、電荷蓄積デバイス401のトンネル領域は、4つ以上の領域を有する場合があり、材料及び厚さの選択は、電荷蓄積デバイス401の電荷トラップ領域へのトンネル領域として作用するように、所与の厚さの材料の能力に基づいている。電荷蓄積デバイス401のゲートは、金属ゲートとして実施することができる。ストリング411の電荷蓄積デバイス401のチャンネルは、ポリシリコンチャンネルとして実施することができる。
【0025】
CT構造のゲートと誘電体ブロック領域との間のバリア領域として、AlOの誘電率より高い誘電率を有する高κ膜の実施態様は、AlOが通常通りに形成される方式で、3D置換ゲート(RG)のフローの3D NAND構造上に組み込むことができる。たとえば、高κ膜は、湿式窒化物ストリップの後、及び、金属置換ゲートスタックが堆積される直前に、3D構造に堆積させることができる。サーマルバジェットの要請は、平面フローティングゲートNANDの世代より、3D RGフローに関してはかなり低く、高いκフローのケースでは、短い再活性化アニールを必要とするのみである。
【0026】
別のオプションが、ブロック酸化物の堆積が行われる前にピラー状の組成に、高κ膜を直接堆積させることである。処理においては、ピラー状の組成は、CTのストリングを形成することができるトレンチで開始することができる。このケースでは、膜は、ゲート置換処理モジュールの間、高温のリンのプロセスか、他の窒化物除去プロセスに耐えることができなければならない。しかし、このオプションでは、高κ材料は、3D NAND構造における、乾式エッチング、湿式エッチング、または組み合わせでの、慣習的なRG処理に関連する、金属の凹部の処理に耐える必要はない。3D NAND構造に関する、このオプションでのCTセルの製造において、ドープされた中空チャンネル(DHC)を形成することができ、クリティカルディメンジョンが、より多くの膜をピラー内に収容し、DHCをソースに接続するためのパンチエッチングのための十分なマージンを維持するために、拡大する必要があると考えられる。このオプションでは、集積フローが、平面フローティングゲートNANDの世代に関するものに比べ、より高い熱安定性の要請を有することになる。
【0027】
図5は、CT構造の形成の例示的方法500の実施形態の特徴のフロー図である。510では、ブロック誘電体領域が材料スタックのオープンエリアの壁に沿って形成される。520では、電荷トラップ領域が、ブロック誘電体領域上に、ブロック誘電体領域と接触して形成される。530では、トンネル領域が、電荷トラップ領域上に、電荷トラップ領域と接触して形成される。540では、半導体材料が、トンネル領域上に、トンネル領域と接触して形成される。半導体ピラーは、電流を通すように動作可能であるチャンネルとして構築することができる。
【0028】
550では、材料スタックの一部を除去して、誘電体ブロック領域の一部を露出させる。複数のCTを共通の方向に沿って形成するプロセスにおいて、材料のスタックは、十分に大きい場合があり、この中で、CTを形成し、材料のスタックの一部を除去することは、誘電体ブロック領域の一部を露出させる前に形成されたCT間にスリットを形成することを含むことができる。560では、誘電体バリアが、誘電体ブロック領域の、電荷トラップ領域とは反対側に、誘電体ブロック領域の露出した部分上に、露出した部分と接触して形成される。誘電体バリアの材料は、酸化アルミニウムの誘電率より大きい誘電率を有することができる。誘電体バリアの材料は、誘電体ブロック領域の材料とは異なっている。誘電体バリアを形成することは、酸化ハフニウム、酸化ジルコニウム、または、酸化ハフニウム及び/または酸化ジルコニウムの、酸化アルミニウム、シリコン酸化物、酸化チタン、酸化ガドリニウム、酸化ニオブ、もしくはタンタル酸化物の、1つもしくは複数との混合物の、1つまたは複数を堆積させることを含むことができる。
【0029】
570では、誘電体バリア上に、誘電体バリアと接触するゲートが形成され、このゲートは、誘電体バリアによって誘電体ブロック領域から分離されている。ゲートは、電荷蓄積領域の電荷の蓄積を制御するように配置されるものとして形成される。形成されたブロック誘電体領域、形成された電荷トラップ領域、形成されたトンネル領域、形成された半導体ピラー、形成された誘電体バリア、及び、形成されたゲートは、電荷トラップ構造を形成する。ゲートを形成することには、誘電体バリア上に、誘電体バリアと接触する導電性の窒化チタン領域を形成することと、導電性の窒化チタン上に、導電性の窒化チタンと接触するタングステンを形成することと、が含まれ得る。導電性の窒化チタン領域は、接着領域として形成することができる。方法500の特徴は、複数の異なる順番に配列されたステップで形成することができ、図5に提供されたような順番または特徴に限定されない。
【0030】
方法500の変形形態、または、方法500に類似の方法には、そのような方法の用途、及び/または、そのような方法が実施されるデバイスもしくはシステムのアーキテクチャに応じて、組み合わせられる場合があるか、組み合わせられない場合がある、複数の異なる実施形態が含まれ得る。そのような方法には、電荷トラップ構造の材料スタックで、垂直なスタックで追加の電荷トラップ構造を形成することが含まれ得、ここで、垂直スタックは、複数の電荷トラップ構造の1つの電荷トラップ構造が、垂直スタックの各レベル上にある、複数のレベルを有する。電荷トラップ構造及び追加の電荷トラップ構造を形成することには、垂直スタックの電荷トラップ構造の誘電体バリアが、垂直スタックに沿って不連続であるように、電荷トラップ構造及び追加の電荷トラップ構造を形成することが含まれ得る。複数の電荷トラップ構造を有する半導体ピラーは、ソース領域として形成された半導体領域に結合され得る。
【0031】
図6は、CT構造の形成の例示的方法600の実施形態の特徴のフロー図である。610では、誘電体バリアが、材料スタックのオープンエリアの壁上に、オープンエリアの壁と接触して形成される。誘電体バリアを形成することには、酸化アルミニウムを形成することが含まれ得る。誘電体バリアを形成することは、酸化ハフニウム、酸化ジルコニウム、または、酸化ハフニウム及び/または酸化ジルコニウムの、酸化アルミニウム、シリコン酸化物、酸化チタン、酸化ガドリニウム、酸化ニオブ、もしくはタンタル酸化物の1つもしくは複数との混合物の、1つまたは複数を堆積させることが含まれ得る。
【0032】
620では、ブロック誘電体領域が、誘電体バリア上に、誘電体バリアと接触して形成される。誘電体バリアの材料は、誘電体ブロック領域の材料とは異なっている。誘電体バリアの材料は、酸化アルミニウムの誘電率より大きい誘電率を有することができる。630では、電荷トラップ領域が、ブロック誘電体領域上に、ブロック誘電体領域と接触して形成される。640では、トンネル領域が、電荷トラップ領域上に、電荷トラップ領域と接触して形成される。650では、半導体材料が、トンネル領域上に、トンネル領域と接触して形成される。半導体材料は、電流を通すように動作可能であるように構成される。
【0033】
660では、誘電体バリア上に、誘電体バリアと接触するゲートが形成され、このゲートは、誘電体バリアによって誘電体ブロック領域から分離されている。ゲートを形成することには、電荷蓄積領域の電荷の蓄積を制御するように配置されたゲートを形成することが含まれ得る。ゲートを形成することには、誘電体バリア上に、誘電体バリアと接触する導電性の窒化チタン領域を形成することが含まれ得る。一変形形態では、ゲートを形成することには、導電性の窒化チタン上に、導電性の窒化チタンと接触するタングステンを形成することが含まれ得る。形成されたブロック誘電体領域、形成された電荷トラップ領域、形成されたトンネル領域、形成された半導体材料、形成された誘電体バリア、及び、形成されたゲートは、電荷トラップ構造を形成する。方法600の特徴は、複数の異なる順番に配列されたステップで形成することができ、図6に提供されたような順番または特徴に限定されない。
【0034】
方法600の変形形態、または、方法600に類似の方法には、そのような方法の用途、及び/または、そのような方法が実施されるデバイスもしくはシステムのアーキテクチャに応じて、組み合わせられる場合があるか、組み合わせられない場合がある、複数の異なる実施形態が含まれ得る。そのような方法は、材料スタック内のオープンピラーとして、オープンエリアを形成することであって、材料スタックが、交互の、絶縁誘電体と、導電性領域に関する犠牲領域とを含んでいる、形成することと、犠牲領域の各部を除去し、誘電体バリアの各部を露出させることと、追加の電荷トラップ構造が、材料スタックに形成されるように、誘電体バリアの露出した部分上に、露出した部分と接触する複数のゲートを形成すること、を含む、半導体領域上に材料スタックを形成することを含むことができる。垂直スタックは、複数の電荷トラップ構造の1つの電荷トラップ構造が、垂直スタックの各レベル上にある、複数のレベルを有することができ、ここで、電荷トラップ構造の各ゲートは、垂直スタックの隣接する電荷トラップ構造のゲートから、絶縁誘電体の1つによって分離されている。電荷トラップ構造を形成することには、誘電体バリア、ブロック誘電体領域、電荷トラップ領域、トンネル領域、及び半導体材料を、複数の電荷トラップ構造間で、電荷トラップ構造を通して連続した領域として形成することが含まれ得る。そのような方法は、オープンピラー内の半導体材料のドープされた中空ピラーを形成することを含むように、半導体材料を形成することを含むことができる。半導体領域は、ポリシリコンのソース領域として形成することができる。
【0035】
図7Aから図7Hは、垂直スタックで電荷トラップ構造を形成する例示的方法の実施形態の各段を示す図であり、各図が断面図を示している。図7Aは、オープンピラー714が材料スタック712にある、導電性領域713上の材料スタック712を示しており、ここでは、材料スタック712が、交互になっている絶縁誘電体717と犠牲領域716とを含んでいる。交互になっている絶縁誘電体717と犠牲領域716との数は、垂直スタックに形成されるCT構造の数に基づいている。3Dメモリデバイスでは、この数は、メモリデバイスのメモリアレイの段の数、たとえば、各段に関する絶縁誘電体717と犠牲領域716との組合せのペアに基づくことができる。3つの絶縁誘電体717と3つの犠牲領域716とが、議論を容易にするために、図7Aに示されている。絶縁誘電体717は、限定ではないが、シリコン酸化物などの酸化物を含むことができ、犠牲領域716は、限定ではないが、シリコン窒化物などの窒化物を含むことができる。絶縁誘電体717及び犠牲領域716のための材料の選択は、複数のCT構造の製造において使用される温度及び化学式に基づくことができる。導電性領域713は、限定ではないが、ポリシリコンを含んで形成された半導体領域などの半導体領域713とすることができる。図7Aから図7Hでは、領域717と導電性領域713との間に、追加の材料及び/または集積回路構造が存在する場合があることを示すために、基板720上の領域717と導電性領域713との間に空間が示されており、ここで、これら追加の材料及び/または集積回路構造が、領域717を含む場合がある。
【0036】
図7Bは、材料スタック712内のオープンピラー714の壁上に形成された誘電体バリア710を示している。誘電体バリア710を形成することには、酸化アルミニウム、酸化ハフニウム、酸化ジルコニウム、ならびに、酸化ハフニウム及び/または酸化ジルコニウムの、酸化アルミニウム、シリコン酸化物、酸化チタン、酸化ガドリニウム、酸化ニオブ、またはタンタル酸化物の1つまたは複数との混合物の、1つまたは複数を堆積させることを含むことができる。誘電体バリア710は、オープンピラー714の壁から、15オングストロームから50オングストロームの範囲の厚さで形成され得る。堆積は、複数の堆積プロセスの1つを使用して実施することができる。たとえば、堆積は、化学蒸着(CVD)または原子層堆積(ALD)を使用して実施することができる。ALDは、堆積された領域のサブ領域の各々における、複数の様々な組成のナノラミネートとして堆積された領域の形成を可能にし、堆積された領域は、ナノメートル領域の全体の厚さを有している。「ナノラミネート(nanolaminate)」との用語は、層状のスタックの2つ以上の材料の極薄層の複合膜を意味している。通常、ナノラミネートの各層は、ナノメートル範囲の大きさの桁の厚さを有している。さらに、ナノラミネートの個別の材料層の各々は、材料の単一層または5ナノメートルの薄さの厚さを有する場合がある。
【0037】
図7Cは、オープンピラー714の壁とは反対側の、誘電体バリア710の表面上に形成された誘電体ブロック領域709を示している。誘電体ブロック領域709は、シリコン酸化物または他の誘電材料を含むことができる。図7Dは、誘電体バリア710の表面とは反対側の、誘電体ブロック領域709の表面上に形成された電荷トラップ領域705に関する材料を示している。電荷トラップ領域705は、誘電窒化物または他の電荷トラップ誘電材料を含むことができる。図7Eは、電荷トラップ領域705上に形成されたトンネル領域707に関する材料を示している。トンネル領域707は、図7Eに示すように、3つの領域のトンネルバリアとして実施することができる。そのような3つの領域のトンネルバリアは、誘電酸化物の領域、次の誘電窒化物の領域、次の別の誘電酸化物の領域として実施することができる。トンネル領域707は、2つの領域のトンネルバリアとして実施することができる。トンネル領域707は、1つの領域のトンネルバリアとして実施することができる。さらに、トンネル領域707は、4つ以上の領域を有する場合があり、材料及び厚さの選択は、電荷トラップ領域705へのトンネル領域として作用するように、所与の厚さの材料の能力に基づいている。トンネル領域707は、二酸化ケイ素の誘電率より大きい誘電率を有するシリコン酸化物または誘電体などの、1つまたは複数の誘電体を含むことができる。
【0038】
図7Fは、トンネル領域707上に、トンネル領域707と接触して形成された半導体ピラー703を示している。半導体ピラー703は、トンネル領域707に関する材料上のドープされた中空チャンネルとして形成することができる。ドープされた中空チャンネルは、導電性領域713に結合することができる。しかし、半導体ピラー703が導電性領域713に結合される方式は、もっとも下の絶縁誘電体717と、導電性領域713との間の領域の構造に基づく場合がある。この領域は、CTの垂直スタックに結合された1つまたは複数のアクセストランジスタを含む場合があり、ここで、アクセストランジスタは、電荷蓄積セルとしては構築されていない。これら1つまたは複数のアクセストランジスタは、半導体ピラー703を、そのトランジスタチャンネルとして共有するように構築されている場合がある。そのようなケースでは、半導体ピラー703が導電性領域713との接触を形成するように堆積される前に、オープンピラー714の側壁上にある誘電体も、オープンピラー714の中間領域の、導電性領域713上に形成される。オープンピラー714の中間領域の導電性領域713上に形成された誘電体は、オープンピラー714の側壁上の誘電体を除去することなく、オープンピラー714の中間領域の導電性領域713から誘電体を除去するように、エッチングすることができる。このタイプのエッチングは、「パンチ」と称される。エッチングの後に、半導体ピラー703のための材料を、トンネル領域707上に、また、導電性領域713上に、導電性領域713と接触して形成することができる。導電性領域713は、ソース領域として形成された半導体領域713とすることができる。
【0039】
図7Gは、犠牲領域716の一部が除去され、絶縁誘電体717間のオープン領域(空気)が残されている、図7Fの構造を示している。図7Hは、図7Gの構造のオープン領域に形成されたゲート715に関する材料を示している。ゲート715のための材料は、図7Aの犠牲領域716と置き換えられる導電性領域である。ゲート715のための導電材料は、1つまたは複数の金属を含むことができる。たとえば、ゲート715のための導電材料は、導電性の窒化チタンを含むことができ、その上に、タングステンが堆積される。他の金属、及び/または、金属と金属複合材料との組合せが、使用され得る。図7Hは、中心領域704内の誘電材料を示している。この中心領域704は、オープンピラー714の各領域を形成した後の、オープンピラー714の残部である。中心領域の誘電材料は、シリコン酸化物を含む場合がある。
【0040】
図8は、複数の電子的構成要素を有するウェーハ800の実施例の実施形態を示す図である。ウェーハ800は、複数のダイ805を製造することができるウェーハとして提供することができる。代替的には、ウェーハ800は、複数のダイ805が、電子的機能性を提供するように処理されており、パッケージングのための、ウェーハ800からの単一化を待っている、ウェーハとして提供され得る。ウェーハ800は、半導体ウェーハ、絶縁ウェーハ上の半導体、または、集積回路チップなどの電子デバイスを処理するための他の適切なウェーハとして提供することができる。ウェーハ800は、図1から図7に関する任意の実施形態に従って製造することができる。
【0041】
様々なマスキング及び処理の技術を使用して、各ダイ805は、機能的な回路を含むように処理され得、それにより、各ダイ805が、ウェーハ800上の他のダイと同じ機能及びパッケージングされた構造を有する集積回路として製造されるようになっている。代替的には、様々なマスキング及び処理の技術を使用して、ダイ805の様々なセットは、機能的な回路を含むように処理することができ、それにより、ダイ805のすべてが、ウェーハ800上の他のダイと同じ機能及びパッケージングされた構造を有する集積回路として製造されるわけではないようになっている。電子的適応性を提供する、その上に回路が組み込まれた、パッケージングされたダイは、本明細書では、集積回路(IC)と称される。
【0042】
ウェーハ800は、複数のダイ805を備えることができる。複数のダイの各ダイ805は、複数の垂直ストリングを含むことができ、各垂直ストリングは、電流を通すように動作可能である垂直半導体ピラーを含んでいる。複数の電荷蓄積デバイスは、各垂直ストリングに沿って配置することができ、ここで、各電荷蓄積デバイスが、トンネル領域によってそれぞれの垂直ストリングの垂直半導体ピラーから分離されている電荷トラップ領域と、電荷トラップ領域上の誘電体ブロック領域と、誘電体ブロック領域に隣接し、電荷蓄積領域の電荷の蓄積を制御するゲートであって、このゲートが、アクセスラインに結合されている、ゲートと、誘電体ブロック領域とゲートとの間の誘電体バリアであって、誘電体バリアの材料が、誘電体ブロック領域の材料とは異なる、誘電体バリアと、を含んでいる。誘電体バリアは、ゲートの縁部の周りに延びることなく垂直に構築された酸化アルミニウム、または、酸化アルミニウムの誘電率より大きい誘電率を有する誘電体を含むことができる。電荷蓄積デバイスは、本明細書で教示されたようなCT構造に関する教示に従って配置することができる。たとえば、ダイ805の電荷蓄積デバイスの誘電体バリアは、酸化アルミニウム、酸化ハフニウム、酸化ジルコニウム、ならびに、酸化ハフニウム及び/または酸化ジルコニウムの、酸化アルミニウム、シリコン酸化物、酸化チタン、酸化ガドリニウム、酸化ニオブ、またはタンタル酸化物の1つまたは複数との混合物の、1つまたは複数を含むことができる。さらに、誘電体バリアは、12以上の誘電率を有することができる。ダイ805の電荷蓄積デバイスの電荷トラップ領域は、誘電窒化物領域として実施することができ、トンネル領域は、誘電体領域のセットを含むことができる。
【0043】
図9は、CT構造のアレイで構築されたメモリ963をメモリセルとして含む、例示的システム900の実施形態のブロック図である。CT構造及びメモリのアーキテクチャは、本明細書で論じた様々な実施形態に係る構造と類似であるか同一の方式で実現することができる。システム900は、メモリ963に動作可能に結合されたコントローラ962を含むことができる。システム900は、電子装置967及び周辺デバイス969をも含むことができる。コントローラ962、メモリ963、電子装置967、及び周辺デバイス969の1つまたは複数は、1つまたは複数のICの形態とすることができる。
【0044】
バス966は、システム900の様々な構成要素間、及び/または、様々な構成要素内に、導電性を提供する。一実施形態では、バス966は、各々が個別に構成されたアドレスバス、データバス、及び制御バスを含んでいる。代替的実施形態では、バス966は、アドレス、データ、または制御の1つまたは複数を提供するために、共通の導電ラインを使用し、この共通のラインの使用は、コントローラ962によって調整されている。コントローラ962は、1つまたは複数のプロセッサの形態とすることができる。
【0045】
電子装置967は、追加のメモリを含む場合がある。システム900内のメモリは、限定ではないが、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、シンクロナスグラフィックランダムアクセスメモリ(SGRAM)、ダブルデータレートダイナミックラム(DDR)、ダブルデータレートSDRAM、及び磁気ベースのメモリなどのメモリの、1つまたは複数のタイプとして構築される場合がある。
【0046】
周辺デバイス969には、ディスプレイ、撮像デバイス、プリントデバイス、無線デバイス、追加の蓄積メモリ、及び、コントローラ962に関連して動作する場合がある制御デバイスが含まれる場合がある。様々な実施形態では、システム900には、限定ではないが、光ファイバシステムまたはデバイス、電気光学システムまたはデバイス、光学システムまたはデバイス、撮像システムまたはデバイス、ならびに、無線システムもしくはデバイス、遠距離通信システムもしくはデバイス、及びコンピュータなどの、情報処理システムまたはデバイスが含まれる。
【0047】
特定の実施形態が本明細書に図示及び記載されているが、同じ目的を達成するものと判断される任意の構成が、図示の特定の実施形態に代替する場合があることを、当業者には理解されたい。様々な実施形態が、本明細書に記載の実施形態の置換及び/または組合せを使用する。上述の記載が、説明的であり、限定的ではないことが意図されていること、及び、本明細書で採用された言い回しまたは専門用語が、説明の目的のためのものであることを理解されたい。さらに、前述の詳細な説明では、本開示を簡略化する目的のために、様々な特徴が単一の実施形態でともにグループ化されていることを見ることができる。この開示の方法は、請求される実施形態が、各請求項で明確に詳述された特徴より多くの特徴を必要とすることの意図を反映するものとしては解釈されるものではない。このため、添付の特許請求の範囲は、本明細書によって詳細な説明に組み込まれており、各請求項は、別々の実施形態として、それ自体で自立している。
図1A
図1B
図2A
図2B
図2C
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図7C
図7D
図7E
図7F
図7G
図7H
図8
図9