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特開2024-61903乗物用シート及び乗物用シートの製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024061903
(43)【公開日】2024-05-08
(54)【発明の名称】乗物用シート及び乗物用シートの製造方法
(51)【国際特許分類】
   B60N 2/70 20060101AFI20240426BHJP
   B60N 2/68 20060101ALI20240426BHJP
【FI】
B60N2/70
B60N2/68
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024045125
(22)【出願日】2024-03-21
(62)【分割の表示】P 2019226605の分割
【原出願日】2019-12-16
(71)【出願人】
【識別番号】000220066
【氏名又は名称】テイ・エス テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088580
【弁理士】
【氏名又は名称】秋山 敦
(74)【代理人】
【識別番号】100195453
【弁理士】
【氏名又は名称】福士 智恵子
(72)【発明者】
【氏名】村山 太郎
(57)【要約】
【課題】シートフレームに対するワイヤ部材の組付け性が向上した乗物用シートの提供。
【解決手段】シートフレーム1を備えた乗物用シートSであって、シートフレーム1は、乗物用シートSの側部に配設される一対のサイドフレーム10aと、一対のサイドフレーム10aを架橋する架橋フレーム14と、を有し、一対のサイドフレーム10aの間には、ワイヤ部材30が配置されており、架橋フレーム14は、ワイヤ部材30を受容するワイヤ受容部15を有し、ワイヤ部材30は、ワイヤ受容部15に掛け留められている。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートフレームを備えた乗物用シートであって、
前記シートフレームは、
前記乗物用シートの側部に配設される一対のサイドフレームと、
一対の前記サイドフレームを架橋する架橋フレームと、を有し、
一対の前記サイドフレームの間には、ワイヤ部材が配置されており、
前記架橋フレームは、前記ワイヤ部材を受容するワイヤ受容部を有し、
前記ワイヤ部材は、前記ワイヤ受容部に掛け留められていることを特徴とする乗物用シート。
【請求項2】
前記ワイヤ部材は、前記乗物用シートの幅方向において、前記ワイヤ受容部に掛け留められていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項3】
前記乗物用シートの幅方向における前記ワイヤ部材の端部は、外側に向かって屈曲しており、前記架橋フレームに設けられた端部受容部に挿通されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用シート。
【請求項4】
前記ワイヤ受容部は、乗員支持面に近い第1部分と、前記乗員支持面から遠い第2部分と、を有し、
前記乗物用シートの幅方向において、前記第2部分よりも前記第1部分が短く形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗物用シート。
【請求項5】
前記ワイヤ受容部は、乗員支持面に向かう方向に湾曲して形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乗物用シート。
【請求項6】
前記ワイヤ部材には、面状の受圧部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の乗物用シート。
【請求項7】
前記ワイヤ部材は、前記乗物用シートの幅方向において離間して配置されており、
前記乗物用シートの幅方向において離間して配置された前記ワイヤ部材の間の距離は、前記架橋フレームに近づくにつれて広くなっていることを特徴とする請求項6に記載の乗物用シート。
【請求項8】
前記受圧部材は、乗員支持面とは反対側に、前記ワイヤ部材に対して固定するための係合部を備え、
前記係合部は、前記乗物用シートの幅方向において外側に向かって傾斜した傾斜部を備えていることを特徴とする請求項6又は7に記載の乗物用シート。
【請求項9】
乗物用シートの製造方法であって、
前記乗物用シートの側部に配設される一対のサイドフレームと、一対の前記サイドフレームを架橋する架橋フレームと、を有するシートフレームを用意する工程と、
前記架橋フレームが備えるワイヤ受容部に対して、ワイヤ部材を掛け留める工程と、
表皮材及びパッド部材を前記シートフレームに対して取り付ける工程と、を行うことを特徴とする乗物用シートの製造方法。
【請求項10】
前記ワイヤ部材は、前記乗物用シートの幅方向の内側から外側に移動して前記ワイヤ受容部に掛け留められることを特徴とする請求項9に記載の乗物用シートの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物用シート及び乗物用シートの製造方法に係り、特に、受圧部材をシートフレームに連結するワイヤ部材を備えた乗物用シート及び乗物用シートの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、着座者からの荷重を受ける板状の受圧部材を備えた乗物用シートが知られている。特許文献1に記載の乗物用シートは、受圧部材をシートバックフレームに連結するワイヤ部材を備えている。ワイヤ部材は、上方の端部が架橋フレームの下側に形成された支持孔に挿入されることで、シートバックフレームに連結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2018-144521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の乗物用シートでは、ワイヤ部材の端部を架橋フレームに形成された支持孔に挿入する必要があるため、シートフレームに対するワイヤ部材の組付け性が低かった。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、シートフレームに対するワイヤ部材の組付け性が向上した乗物用シート及び乗物用シートの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題は、本発明の乗物用シートによれば、シートフレームを備えた乗物用シートであって、前記シートフレームは、前記乗物用シートの側部に配設される一対のサイドフレームと、一対の前記サイドフレームを架橋する架橋フレームと、を有し、一対の前記サイドフレームの間には、ワイヤ部材が配置されており、前記架橋フレームは、前記ワイヤ部材を受容するワイヤ受容部を有し、前記ワイヤ部材は、前記ワイヤ受容部に掛け留められていることにより解決される。
【0007】
上記のように構成された本発明の乗物用シートでは、ワイヤ受容部に掛け留められることで、ワイヤ部材がシートフレームに対して組付けられるため、シートフレームに対するワイヤ部材の組付け性が向上する。
【0008】
また、上記の構成において、前記ワイヤ部材は、前記乗物用シートの幅方向において、前記ワイヤ受容部に掛け留められているとよい。
上記の構成では、ワイヤ部材が、シート幅方向においてワイヤ受容部に掛け留められるため、シートフレームに対してワイヤ部材を容易に組み付けることが可能となる。
【0009】
また、上記の構成において、前記乗物用シートの幅方向における前記ワイヤ部材の端部は、外側に向かって屈曲しており、前記架橋フレームに設けられた端部受容部に挿通されているとよい。
上記の構成では、ワイヤ部材の端部が適切な位置に保持される。
【0010】
また、上記の構成において、前記ワイヤ受容部は、乗員支持面に近い第1部分と、前記乗員支持面から遠い第2部分と、を有し、前記乗物用シートの幅方向において、前記第2部分よりも前記第1部分が短く形成されているとよい。
上記の構成では、ワイヤ部材をシートフレームに組付ける際に、第1部分が障害となることなく、第2部分に当接させ、スライドさせることでワイヤ受容部に掛け留めることが可能となる。
【0011】
また、上記の構成において、前記ワイヤ受容部は、乗員支持面に向かう方向に湾曲して形成されているとよい。
上記の構成では、ワイヤ部材を、ワイヤ受容部に誘導することが可能となる。
【0012】
また、上記の構成において、前記ワイヤ部材には、面状の受圧部材が取り付けられているとよい。
上記の構成では、従来は、面状の受圧部材と一体にモールド成形されたワイヤ部材の端部を架橋フレームに形成された支持孔に挿入する必要があったが、ワイヤ部材を面状の受圧部材と別体にして、ワイヤ受容部への掛け留めの前後のいずれかのタイミングで、受圧部材をワイヤ部材に対して取り付けることが可能となる。
【0013】
また、上記の構成において、前記ワイヤ部材は、前記乗物用シートの幅方向において離間して配置されており、前記乗物用シートの幅方向において離間して配置された前記ワイヤ部材の間の距離は、前記架橋フレームに近づくにつれて広くなっているとよい。
上記の構成では、ワイヤ部材に対する受圧部材の位置が規制される。
【0014】
また、上記の構成において、前記受圧部材は、乗員支持面とは反対側に、前記ワイヤ部材に対して固定するための係合部を備え、前記係合部は、前記乗物用シートの幅方向において外側に向かって傾斜した傾斜部を備えているとよい。
上記の構成では、ワイヤ部材が受圧部材の係合部に案内されるようにして固定されるため、ワイヤ部材に対する受圧部材の組付け性が向上する。
【0015】
前記課題は、本発明の乗物用シートの製造方法によれば、乗物用シートの製造方法であって、前記乗物用シートの側部に配設される一対のサイドフレームと、一対の前記サイドフレームを架橋する架橋フレームと、を有するシートフレームを用意する工程と、前記架橋フレームが備えるワイヤ受容部に対して、ワイヤ部材を掛け留める工程と、表皮材及びパッド部材を前記シートフレームに対して取り付ける工程と、を行う、ことにより解決される。
上記のような本発明の乗物用シートの製造方法では、シート幅方向においてワイヤ受容部に掛け留めることで、ワイヤ部材がシートフレームに対して組付けられるため、シートフレームに対するワイヤ部材の組付け性が向上する。
【0016】
また、上記の構成において、前記ワイヤ部材は、前記乗物用シートの幅方向の内側から外側に移動して前記ワイヤ受容部に掛け留められるとよい。
上記の構成では、シートフレームに対してワイヤ部材を容易に組み付けることが可能となる。
【発明の効果】
【0017】
本発明の乗物用シートによれば、ワイヤ受容部に掛け留められることで、ワイヤ部材がシートフレームに対して組付けられるため、シートフレームに対するワイヤ部材の組付け性が向上する。
また、本発明の乗物用シートによれば、ワイヤ部材が、シート幅方向においてワイヤ受容部に掛け留められるため、シートフレームに対してワイヤ部材を容易に組み付けることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、ワイヤ部材の端部が適切な位置に保持される。
また、本発明の乗物用シートによれば、ワイヤ部材をシートフレームに組付ける際に、第1部分が障害となることなく、第2部分に当接させ、スライドさせることでワイヤ受容部に掛け留めることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、ワイヤ部材を、ワイヤ受容部に誘導することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、従来は、面状の受圧部材と一体にモールド成形されたワイヤ部材の端部を架橋フレームに形成された支持孔に挿入する必要があったが、ワイヤ部材を面状の受圧部材と別体にして、ワイヤ受容部への掛け留めの前後のいずれかのタイミングで、受圧部材をワイヤ部材に対して取り付けることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、ワイヤ部材に対する受圧部材の位置が規制される。
また、本発明の乗物用シートによれば、ワイヤ部材が受圧部材の係合部に案内されるようにして固定されるため、ワイヤ部材に対する受圧部材の組付け性が向上する。
また、本発明の乗物用シートによれば、シート幅方向においてワイヤ受容部に掛け留めることで、ワイヤ部材がシートフレームに対して組付けられるため、シートフレームに対するワイヤ部材の組付け性が向上する。
また、本発明の乗物用シートによれば、シートフレームに対してワイヤ部材を容易に組み付けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の実施形態に係る車両用シートの外観図である。
図2】本発明の実施形態に係る車両用シートが備えるシートフレームの斜視図である。
図3】本発明の実施形態に係る車両用シートが備えるシートバックフレームの正面図である。
図4】架橋フレームが備えるワイヤ受容部付近の拡大図である。
図5】受圧部材が備える係合部を説明する拡大図である。
図6】本発明の一実施形態に係る車両用シートの製造方法のフロー図である。
図7】ワイヤ部材をワイヤ受容部に係合させる前後の状態を示す模式図である。
図8】ワイヤ部材をワイヤ受容部に係合させる途中の状態を示す模式図である。
図9】架橋フレームの変形例(その1)を示す図である。
図10】架橋フレームの変形例(その2)を示す図である。
図11】架橋フレームの変形例(その3)を示す図である。
図12】架橋フレームの変形例(その4)を示す図である。
図13】第1変形例に係るシートフレームの斜視図である。
図14】第1変形例に係るシートフレームの正面図である。
図15】第2変形例に係るシートフレームの斜視図である。
図16】第3変形例に係るシートフレームの正面図である。
図17】第4変形例に係るシートフレームの正面図である。
図18】第4変形例に係るシートフレームの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図1乃至図18を参照しながら、本発明の実施形態(以下、本実施形態)に係る乗物用シート及び乗物用シートの製造方法について説明する。本実施形態に係る乗物用シートとして、車両に搭載される車両用シートを例に挙げて説明することとするが、自動車・鉄道など車輪を有する地上走行用乗物に搭載される車両用シートに限定されるものではなく、地上以外を移動する航空機や船舶などに搭載されるシートであってもよい。
【0020】
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
【0021】
本明細書における方向を示す用語に関し、図1のように各方向を定義する。具体的には、以下の説明中、「前後方向」とは、車両用シートの着座者から見たときの前後方向を意味し、車両の走行方向と一致する方向である。「シート幅方向」とは、車両用シートの横幅方向を意味し、車両用シートの着座者から見たときの左右方向と一致する。また、「上下方向」とは、車両用シートの高さ方向を意味し、車両用シートを正面から見たときの上下方向と一致している。
【0022】
[1.車両用シートSの主要構成]
本実施形態に係る車両用シートSは、図1に図示した外観を有している。なお、図1中、車両用シートSの一部(具体的には、シートバックS1の一部及びシートクッションS2の前端角部)については、図示の都合上、表皮材Tを外した構成にて図示している。
【0023】
車両用シートSは、着座者(乗員)の背部を支える背もたれ部分となるシートバックS1、着座者の臀部及び大腿部を支える着座部分となるシートクッションS2、及び、シートバックS1の上部に配され、着座者の頭部を支えるヘッドレストS3を主な構成要素として有する。
【0024】
シートバックS1は、骨格となるシートバックフレーム10にパッド部材Pを載置して、表皮材Tで覆うことで構成されている。シートクッションS2は、シートクッションフレーム20に、パッド部材Pを載置して、表皮材Tで覆うことで構成されている。ヘッドレストS3は、不図示の芯材に不図示のパッド部材を配して、表皮材Tで被覆して形成されている。
【0025】
[2.シートフレーム1の概要]
まず、図2及び図3を参照しながら、シートフレーム1の構成の概要について説明する。図2に示されるように、シートフレーム1は、主にシートバックフレーム10とシートクッションフレーム20とにより構成される。シートバックフレーム10は、シートフレーム1における背もたれ部分の骨格をなし、シートクッションフレーム20は、シートフレーム1における着座部分の骨格をなす。シートバックフレーム10は、シートクッションフレーム20に対してリクライニング機構RLを介して連結されている。
【0026】
(シートバックフレーム10)
図2及び図3に示すように、シートバックフレーム10は、左右一対の主サイドフレーム11と、パイプフレームである上部フレーム12と、下部連結フレームとしての下部フレーム13と、クロスメンバとしての架橋フレーム14と、を備えている。
【0027】
一対の主サイドフレーム11は、シートバックS1の幅を規定するためにシート幅方向(左右方向)において対向した状態で離間して配置されている。主サイドフレーム11は、双方ともに上下方向に延在するように配設され、長尺状に形成されている。
【0028】
上部フレーム12は、金属製のパイプ材を折り曲げて構成され、略上下に延びる左右一対のアッパーサイドフレーム12a(上部フレーム側部)と、アッパーサイドフレーム12aの上端同士を連結するように延びるアッパー連結フレーム12bとを有している。
【0029】
一対のアッパーサイドフレーム12aは、下部が主サイドフレーム11の上部に溶接により接続されていることで、一対の主サイドフレーム11とともに一対のバックサイドフレーム10aを構成している。一対のバックサイドフレーム10aは、車両用シートSの側部に配設されて、シートバックS1の左右のフレームを構成する。
【0030】
また、アッパー連結フレーム12bには、ピラー支持部12cが溶接により取り付けられる。ピラー支持部12cは、ヘッドレストS3から垂下する不図示の2つのヘッドレストピラーが挿通される管状体である。
【0031】
下部フレーム13は、一対のバックサイドフレーム10aの下部同士を連結する部材である。下部フレーム13は、左右の端部が、バックサイドフレーム10aを構成する主サイドフレーム11に溶接により接続されている。
【0032】
架橋フレーム14は、一対のバックサイドフレーム10aの上部同士を連結する部材である。架橋フレーム14は、左右の端部14aが、バックサイドフレーム10aを構成するアッパーサイドフレーム12aの上部に溶接などにより接続されている。架橋フレーム14は、左右の端部14aに、後述するワイヤ部材30(詳細には上部連結部33)を受容するワイヤ受容部15(図4参照)が形成されている。
【0033】
なお、シート幅方向において、右側と左側のワイヤ受容部15の構成は同様であるため、以下、必要に応じて一方(右側)の端部における構成を代表して説明を行う。ワイヤ受容部15は、シート幅方向において内側から外側に向かって窪んだ凹部として形成されている。
【0034】
ワイヤ受容部15は、乗員支持面に近い前方部分15a(第1部分)と、乗員支持面から遠い後方部分15b(第2部分)と、を有している。シート幅方向において、後方部分15bよりも前方部分15aが短く形成されている。
【0035】
架橋フレーム14は、左右の端部14aにそれぞれ、ワイヤ部材30のワイヤ端部33aを受容する開口である端部受容部16を有している。
【0036】
シートバックフレーム10の一対のバックサイドフレーム10aの間には、ワイヤ部材30と、受圧部材40が配置されている。
【0037】
(ワイヤ部材30)
図2及び図3に示すように、ワイヤ部材30は、受圧部材40をシートバックフレーム10に連結する部材であり、左右一対の延在部31と、傾斜部32と、上部連結部33と、下部連結部34とを主に有している。
【0038】
延在部31は、所定方向としての上下方向(シート幅方向に直交する直交方向)に延びており、シート幅方向に並んで配置されている。ワイヤ部材30の延在部31には、後述する面状の受圧部材40が取り付けられている。傾斜部32は、延在部31の上端からシート幅方向外側の斜め上方に向けて延びている。
【0039】
上部連結部33は、傾斜部32の上端から上方に向けて延びている。図4に示すように、ワイヤ部材30の上部連結部33は、シート幅方向における端部が外側に向かって屈曲したワイヤ端部33aを有している。ワイヤ端部33aは、架橋フレーム14に設けられた端部受容部16に挿通されているため、ワイヤ端部33aが適切な位置に保持される。また、ワイヤ端部33aが端部受容部16から抜けてしまうことが抑制される。
【0040】
下部連結部34は、左右一対の延在部31、傾斜部32および上部連結部33を連結している。より詳細には、下部連結部34は、下端部がシート幅方向に延びており、当該下端部の左右両端から上方に向けて延びた後、屈曲してシート幅方向内側に向けて延びて延在部31の下端につながっている。
【0041】
ワイヤ部材30は、下部連結部34が固定部材Kによって下部フレーム13の前側に留められ、上部連結部33が架橋フレーム14の端部14aに形成されたワイヤ受容部15に掛け留められることで、シートバックフレーム10に連結されている。
【0042】
より詳細には、ワイヤ部材30(上部連結部33)は、シート幅方向において、内側から外側に向かうようにしてワイヤ受容部15に掛け留められている。このとき、ワイヤ部材30の延在部31、傾斜部32および上部連結部33は、シート幅方向外側に向けて付勢されていると(シート幅方向外側に向けて拡幅するようになっていると)、ワイヤ部材の掛け留め状態が安定するため好ましい。
【0043】
このように、ワイヤ部材30は、上部連結部33がシート幅方向においてワイヤ受容部15に掛け留められることで、シートバックフレーム10に対して組付けられる。したがって、シートバックフレーム10に対してワイヤ部材30を容易に組み付けることが可能となり、シートバックフレーム10に対するワイヤ部材30の組付け性が向上する。また、ワイヤ部材30の上部連結部33が、シート幅方向において外側に向かって付勢されており、拡幅するようにしてワイヤ受容部15に掛け留められるため、上部連結部33が外れてしまうことが抑制される。
【0044】
(受圧部材40)
受圧部材40は、車両用シートSに座った乗員からの荷重を受ける板状の部材であり、樹脂などの材料から形成されている。受圧部材40は、乗員の背中と対向するように配置されている。
【0045】
図5に示すように、受圧部材40は、乗員支持面とは反対側の裏面40aに、ワイヤ部材30に係合して受圧部材40を固定するための係合部41を備えている。係合部41は、シート幅方向において外側に向かって傾斜した傾斜部41aを備えている。このような構成では、ワイヤ部材30の延在部31が受圧部材40の係合部41に対して、傾斜部41aによって案内されるようにして固定されるため、ワイヤ部材30に対する受圧部材40の組付け性が向上する。
【0046】
受圧部材40は、ワイヤ部材30の一対の延在部31の前側に配置され、延在部31に裏面40aの係合部41が係合する。このようにして、受圧部材40は、ワイヤ部材30を介してシートバックフレーム10に連結されている。つまり、一対の延在部31は、前側から見て、受圧部材40と重なる位置に配置されている。
【0047】
[3.車両用シートの製造方法]
本実施形態の車両用シートSは、図6に示すように、以下の車両用シートの製造方法によって製造される。
【0048】
具体的には、本実施形態の車両用シートの製造方法は、車両用シートSの側部に配設される一対のバックサイドフレーム10a(一対のサイドフレーム)と、一対のバックサイドフレーム10a(一対のサイドフレーム)を架橋する架橋フレーム14と、を有するシートフレーム1を用意する工程(ステップST1)と、架橋フレーム14が備えるワイヤ受容部15に対して、ワイヤ部材30を掛け留める工程(ステップST2)と、表皮材T及びパッド部材Pをシートフレーム1に対して取り付ける工程(ステップST3)と、を行うことを特徴とする。
【0049】
以下、各ステップについて、詳細に説明をする。
車両用シートSの側部に配設される一対のバックサイドフレーム10aと、一対のバックサイドフレーム10aを架橋する架橋フレーム14と、を有するシートフレーム1を用意する工程(ステップST1)では、図2及び図3に示すようなシートバックフレーム10を有するシートフレーム1を用意する。
【0050】
具体的には、左右一対の主サイドフレーム11と、パイプフレームである上部フレーム12と、下部連結フレームとしての下部フレーム13と、クロスメンバとしての架橋フレーム14と、を備えるシートバックフレーム10を用意する。
【0051】
次に、架橋フレーム14が備えるワイヤ受容部15に対して、ワイヤ部材30を掛け留める工程(ステップST2)では、ワイヤ部材30の上部連結部33は、シート幅方向の内側から外側に移動してワイヤ受容部15に掛け留められる(図7)。このとき、ワイヤ部材30のワイヤ端部33aは、シート幅方向の内側から外側に移動して端部受容部16に挿入される。
【0052】
図7では、ロボットの作業アームARMにより、ワイヤ部材30の上部連結部33を操作する例を示している。このとき、上部連結部33のワイヤ受容部15に対する掛け留めと、下部連結部34の下部フレーム13の前側への固定部材Kによる固定は、略同時に行われてもよい。
【0053】
上述したように、ワイヤ受容部15は、シート幅方向において、後方部分15bよりも前方部分15aが短く形成されている。したがって、ワイヤ部材30をシートバックフレーム10に前方から組付ける際に(図7)、前方部分15a(第1部分)が障害となることない。
【0054】
また、上部連結部33のワイヤ端部33a付近を前方から後方部分15b(第2部分)に当接させ(図8)、シート幅方向外側にスライドさせることで、ワイヤ受容部15に掛け留めることが可能となる。このとき、シート幅方向において、右側(図4)と左側(不図示)で、上部連結部33(ワイヤ端部33a)を掛け留めする際の挿入方向が逆になっている。
【0055】
次に、表皮材T及びパッド部材Pをシートフレーム1に対して取り付ける工程(ステップST3)では、シートバックフレーム10及びシートクッションフレーム20に対してそれぞれ、表皮材T及びパッド部材Pを取り付ける。
【0056】
本実施形態の車両用シートの製造方法によれば、シート幅方向においてワイヤ受容部15に掛け留めることで、ワイヤ部材30(上部連結部33)がシートバックフレーム10に対して組付けられるため、シートバックフレーム10に対するワイヤ部材30の組付け性が向上する。
【0057】
また、ワイヤ部材30は、シート幅方向の内側から外側に移動してワイヤ受容部15に掛け留められるため、シートバックフレーム10に対してワイヤ部材30を容易に組み付けることが可能となる。
【0058】
従来は、面状の受圧部材と一体にモールド成形されたワイヤ部材の端部を、架橋フレームに形成された支持孔に挿入する必要があった。これに対して、本実施形態の車両用シートの製造方法によれば、ワイヤ部材30の上部連結部33(ワイヤ端部33a)をワイヤ受容部15に対して、シート幅方向において掛け留める構成とした。したがって、ワイヤ部材30を面状の受圧部材40と別体にして、ワイヤ受容部15への掛け留めの前後のいずれかのタイミングで、受圧部材40をワイヤ部材30に対して取り付けることが可能となる。
【0059】
つまり、面状の受圧部材40をワイヤ部材30に取り付ける工程を、架橋フレーム14が備えるワイヤ受容部15に対して、ワイヤ部材30を掛け留める工程(ステップST2)の前後のいずれかのタイミングで行うことが可能となる。
【0060】
特に、本実施形態の車両用シートの製造方法では、架橋フレーム14のワイヤ受容部15に対して、ワイヤ部材30を掛け留めた後に、前方(着座者側)からワイヤ部材30(延在部31)に対して面状の受圧部材40が係合して固定することが可能である。
【0061】
このときのワイヤ部材30の動きは、シートバックフレーム10の正面視において、前後方向の動き(ワイヤ部材30全体のシートバックフレーム10への接近)及び幅方向の動き(上部連結部33のシート幅方向における内側から外側への移動)である。
【0062】
つまり、従来のように、シートバックフレーム10の一対のバックサイドフレーム10aの間において、ワイヤ部材30を上下方向に動かす必要が無い。さらに、ワイヤ部材30をシートバックフレーム10に対して組み付ける作業を行う時点では、ワイヤ部材30と受圧部材40を別体とすることが可能である。
【0063】
したがって、通常、ロボットは複雑な動きに対応することが困難であるが、本実施形態の車両用シートの製造方法ではロボットを利用してシートバックフレーム10に対してワイヤ部材30を組み付け、その後に、シートバックフレーム10に対して組付けられたワイヤ部材30に対して面状の受圧部材40を組み付けることが可能となる。なお、本実施形態の車両用シートの製造方法は、各工程において人間が手作業で組付けを行うことや、ロボットによる自動作業と人間による手作業を適宜組み合わせることも可能である。
【0064】
[4.変形例]
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。以下、上記の実施形態と共通の部分は説明を省略し、異なる点を中心に説明する。図9乃至図12に、架橋フレームの変形例を示す。
【0065】
上記の実施形態では、架橋フレーム14とワイヤ受容部15が別体に形成されていたが、図9に示すように、ワイヤ受容部15Xが架橋フレーム14Xに一体形成されていてもよい。具体的には、前方部分15Xa及び後方部分15Xbが、架橋フレーム14Xの端部14Xaに一体形成されており、ワイヤ部材30の上部連結部33を受容する。ワイヤ受容部15Xは、シート幅方向において内側から外側に向かう切り欠きとなっている。
【0066】
また、図10に示すように、ワイヤ受容部15Yが立体的に形成された切り欠きとして、架橋フレーム14Yに一体形成されていてもよい。具体的には、架橋フレーム14Yは、前面、上面、下面を備えており、前面及び下面が切り欠かれてワイヤ受容部15Yが形成されている。
【0067】
架橋フレーム14Yの下面に、前方部分15Ya及び後方部分15Ybが形成されており、ワイヤ部材30のワイヤ端部33aは、架橋フレーム14Yの前面の切り欠きを通過して、ワイヤ受容部15Yに掛け留められる。
【0068】
また、上記の実施形態では、端部受容部16がシート幅方向に開口した孔として形成されていたが、図11に示すように、架橋フレーム14Zの端部受容部16Zは、シート幅方向に延在する筒状に形成されていてもよい。端部受容部16Zのシート幅方向における外側の端部は開放していても、閉鎖されていてもよい。
【0069】
さらに、上記の実施形態では、ワイヤ受容部15は、シート幅方向において直線状に形成されていたが、ワイヤ受容部15Zのように乗員支持面に向かう方向(前方)に湾曲して形成されていてもよい。具体的には、図12に示されるように、前方部分15Za(第1部分)及び後方部分(第2部分)15Zbが、乗員支持面に向かう方向(前方)に湾曲して形成されていても良い。このような構成では、ワイヤ部材30の上部連結部33を、ワイヤ受容部15Zに向かうように誘導することが可能となる。
【0070】
以下、図13乃至図18に、変形例に係るシートフレームを示す。変形例に係るシートフレームは、上記の実施形態とは、ワイヤ部材や受圧部材の構成が異なっている。
【0071】
(第1変形例)
図13は、第1変形例に係るシートフレームの斜視図であり、図14は、第1変形例に係るシートフレームの正面図である。図13に示されるように、ワイヤ部材130の延在部131は、シート幅方向において離間して一対配置されている。シート幅方向において離間して配置されたワイヤ部材130の延在部131間の距離は、下方の下部フレーム113から上方の架橋フレーム114に近づくにつれて広くなっている。
【0072】
受圧部材140の係合部141は、シート幅方向に所定距離だけ離間して配置されており、上下方向において、それぞれの係合部141の離間距離が異なっている。したがって、このような構成では、シート幅方向において離間して配置されたワイヤ部材130の延在部131間の距離が、係合部141の離間距離と略一致する場合、延在部131に対して係合部141が適切に係合する。よって、ワイヤ部材130の延在部131に対する受圧部材140の位置が適切な位置となるように規制される。
【0073】
(第2変形例)
図15は、第2変形例に係るシートフレーム200の斜視図である。シートバックフレーム210の側部に配置されたバックサイドフレーム210aの間にワイヤ部材230が配置されている。ワイヤ部材230の延在部231は、シート幅方向において外側及び内側に繰り返し屈曲して形成されている。
【0074】
そして、受圧部材240の裏面に配置された係合部241は、上下方向において、屈曲した延在部231の間に配置されている。より詳細には、係合部241は、上下方向において、シート幅方向外側に窪むように屈曲した延在部231の凹部に配置されている。このような構成によれば、ワイヤ部材230の延在部231に対する受圧部材240の位置(上下位置)が適切な位置となるように規制される。
【0075】
(第3変形例)
図16は、第3変形例に係るシートフレーム300の正面図である。シートバックフレーム310の側部に配置されたバックサイドフレーム310aの間にワイヤ部材330が配置されている。ワイヤ部材330は、シート幅方向に離間した、一対の延在部331の間に、下部連結部334から上方に向かって突出するように屈曲した突出部335を有している。
【0076】
シート幅方向において離間して配置されたワイヤ部材330の延在部331間の距離は、下方の下部フレーム313から上方の架橋フレーム314に近づくにつれて広くなっている。つまり、延在部331は、シート幅方向外側に広がるように、テーパーしている。
【0077】
ワイヤ部材330の突出部335は、上方に向かうにつれて幅が狭くなるようテーパー状に形成されている。また、隣接する延在部331と突出部335の間の間隔は、上方に向かうにつれて幅が広くなっている。このとき、延在部331に対応する係合部341の位置よりも、突出部335に対する係合部341の位置が下方に配置されている。なお、受圧部材340は、上方かつシート幅方向外側の部分が前方に向かうように傾斜している。
【0078】
(第4変形例)
図17は、第4変形例に係るシートフレーム400の正面図であり、図18は、第4変形例に係るシートフレーム400の斜視図である。受圧部材440は、背もたれ部に対応する中央部分を備えているが、更に、乗員の側部に対応する側部支持部445を備えている。側部支持部445は、主に乗員の上体のうち胸の高さに対応する部位の側部の後ろ寄りの部分を支持する。
【0079】
側部支持部445は、受圧部材440として一体に形成され、中央部分の左右両端の上部、より具体的には、乗員の胸部の高さに対応する部分から、左右方向外側の斜め前方に向けて延出し、バックサイドフレーム410aの支持ワイヤ410bとの間で前後方向に所定の隙間を有した状態でバックサイドフレーム410aの前側まで延びている。支持ワイヤ410bは、前方に向かって突出するように湾曲しており、側部支持部445を裏面から支持する。
【0080】
(その他変形例)
上記の実施形態では、ワイヤ部材30が受圧部材40の裏面40aに設けられたクリップ形状の係合部41に係合していたが、ワイヤ部材30が面状の受圧部材40の裏面40aにおいて上下方向に延在するように形成された溝に入り込むようにして固定されていてもよい。
【0081】
また、上記の実施形態では、上部フレームの形状は、左右一対のアッパーサイドフレーム(上部フレーム側部)からアッパーサイドフレームの上端同士を連結するように延びるアッパー連結フレームにかけて、シート幅方向における内側に傾斜していた。上部フレームは、左右一対のアッパーサイドフレームからアッパー連結フレームにかけて、シート幅方向における内側に傾斜せず、アッパーサイドフレームが略直角に曲げられてアッパー連結フレームが形成されていてもよい。
【0082】
また、上記実施形態では、架橋フレームが、主サイドフレームとアッパーサイドフレームと重なっている領域よりも上方の位置でアッパーサイドフレームに対して取り付けられていた。架橋フレーム及びワイヤ受容部の位置は、これに限定されるものではなく、主サイドフレームの上端よりも下方の位置で、主サイドフレームとアッパーサイドフレームと重なっている領域と同じ高さ位置であってもよい。
【0083】
以上、車両用シート及び車両用シートの製造方法を、シートバックフレーム掛け留められるワイヤ部材を例示して説明を行った。上記の車両用シート及び車両用シートの製造方法は、シートバックフレームへの適用に限定されるものではなく、シートクッションフレームに対して適用することことも可能である。
【0084】
また、ワイヤ部材について、受圧部材をシートバックフレームに連結するワイヤ部材を例として説明をしたが、一対のサイドフレームの間に配置されるワイヤ部材であれば、受圧部材が取り付けられないものであってもよい。
【符号の説明】
【0085】
S 車両用シート(乗物用シート)
S1 シートバック
S2 シートクッション
S3 ヘッドレスト
P パッド部材
T 表皮材
1 シートフレーム
10 シートバックフレーム(シートフレーム)
10a バックサイドフレーム(サイドフレーム)
11 主サイドフレーム
12 上部フレーム
12a アッパーサイドフレーム
12b アッパー連結フレーム
12c ピラー支持部
13 下部フレーム
14 架橋フレーム
14a 端部
15,15X,15Y,15Z ワイヤ受容部
15a,15Xa,15Ya,15Za 前方部分(第1部分)
15b,15Xb,15Yb,15Zb 後方部分(第2部分)
16,16Z 端部受容部
20 シートクッションフレーム
RL リクライニング機構
30 ワイヤ部材
31 延在部
32 傾斜部
33 上部連結部
33a ワイヤ端部
34 下部連結部
40 受圧部材
40a 裏面
41 係合部
41a 傾斜部
41b 凹部
K 固定部材
ARM 作業アーム
100,200,300,400 シートフレーム
110,210,310,310,410 シートバックフレーム(シートフレーム)
110a,210a,310a,410a バックサイドフレーム(サイドフレーム)
410b 支持ワイヤ
111,211,311,411 主サイドフレーム
112,212,312,412 上部フレーム
112a,212a,312a,412a アッパーサイドフレーム
112b,212b,312b,412b アッパー連結フレーム
112c,212c,312c,412c ピラー支持部
113,213,313,413 下部フレーム
114,214,314,414 架橋フレーム
120,320,420 シートクッションフレーム
130,230,330,430 ワイヤ部材
131,231,331,431 延在部
132,232,332,432 傾斜部
133,233,333,433 上部連結部
133a,233a,333a,433a ワイヤ端部
134,234,334,434 下部連結部
140,240,340,440 受圧部材
141,241,341,441 係合部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18