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特開2024-61940情報処理装置、情報処理方法、及び、記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024061940
(43)【公開日】2024-05-09
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及び、記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/903 20190101AFI20240430BHJP
   G06F 16/9038 20190101ALI20240430BHJP
【FI】
G06F16/903
G06F16/9038
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022169591
(22)【出願日】2022-10-24
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107331
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 聡延
(74)【代理人】
【識別番号】100104765
【弁理士】
【氏名又は名称】江上 達夫
(74)【代理人】
【識別番号】100131015
【弁理士】
【氏名又は名称】三輪 浩誉
(72)【発明者】
【氏名】久田 大地
【テーマコード(参考)】
5B175
【Fターム(参考)】
5B175DA10
5B175HB03
5B175JC04
(57)【要約】
【課題】AIを利用した処理を含む好適な処理フローをユーザに提示することが可能な情報処理装置等を提供する。
【解決手段】情報処理装置において、登録手段は、1つのまたは複数のAIを利用した処理を含む処理フローを表すAIフローと、AIフローにより実行される処理の概要を記述した文である説明文と、を関連付けたデータをデータベースに登録する。フロー取得手段は、データベースに登録されているデータに基づき、ユーザの所望の目的を達成するための処理に最も類似する処理を表す一の説明文に関連付けられている第1のAIフローを取得する。表示情報生成手段は、第1のAIフローと、ユーザの所望の目的を達成するための処理の概要を記述した文である概要文に基づいて生成された第2のAIフローと、のうちの少なくとも1つのAIフローを推奨フローとしてユーザに提示するための表示情報を生成する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つのまたは複数のAIを利用した処理を含む処理フローを表すAIフローと、当該AIフローにより実行される処理の概要を記述した文である説明文と、を関連付けたデータをデータベースに登録する登録手段と、
前記データベースに登録されているデータに基づき、ユーザの所望の目的を達成するための処理に最も類似する処理を表す一の説明文に関連付けられている第1のAIフローを取得するフロー取得手段と、
前記第1のAIフローと、前記ユーザの前記所望の目的を達成するための処理の概要を記述した文である概要文に基づいて生成された第2のAIフローと、のうちの少なくとも1つのAIフローを推奨フローとして前記ユーザに提示するための表示情報を生成する表示情報生成手段と、
を有する情報処理装置。
【請求項2】
前記表示情報生成手段は、前記第1のAIフローと、前記第2のAIフローと、を前記推奨フローとして提示するための前記表示情報を生成する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記表示情報生成手段は、前記一の説明文から抽出された特徴量ベクトルと、前記概要文から抽出された特徴量ベクトルと、の間の距離に基づき、前記第1のAIフローを前記推奨フローとして前記ユーザに提示するか否かを決定する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記表示情報生成手段は、前記距離に基づき、前記一の説明文の処理と前記概要文の処理とが非類似であると判定した際に、前記第2のAIフローを前記推奨フローとして前記ユーザに提示するための前記表示情報を生成する請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記表示情報生成手段は、前記距離に基づき、前記一の説明文の処理と前記概要文の処理とが類似していると判定した際に、前記第1のAIフローと、前記第2のAIフローと、を前記推奨フローとして前記ユーザに提示するための前記表示情報を生成する請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
1つのまたは複数のAIを利用した処理を含む処理フローを表すAIフローと、当該AIフローにより実行される処理の概要を記述した文である説明文と、を関連付けたデータをデータベースに登録し、
前記データベースに登録されているデータに基づき、ユーザの所望の目的を達成するための処理に最も類似する処理を表す一の説明文に関連付けられている第1のAIフローを取得し、
前記第1のAIフローと、前記ユーザの前記所望の目的を達成するための処理の概要を記述した文である概要文に基づいて生成された第2のAIフローと、のうちの少なくとも1つのAIフローを推奨フローとして前記ユーザに提示するための表示情報を生成する情報処理方法。
【請求項7】
1つのまたは複数のAIを利用した処理を含む処理フローを表すAIフローと、当該AIフローにより実行される処理の概要を記述した文である説明文と、を関連付けたデータをデータベースに登録し、
前記データベースに登録されているデータに基づき、ユーザの所望の目的を達成するための処理に最も類似する処理を表す一の説明文に関連付けられている第1のAIフローを取得し、
前記第1のAIフローと、前記ユーザの前記所望の目的を達成するための処理の概要を記述した文である概要文に基づいて生成された第2のAIフローと、のうちの少なくとも1つのAIフローを推奨フローとして前記ユーザに提示するための表示情報を生成する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録した記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、AI(Artificial Intelligence)の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、映像分析等の様々な分野において、機械学習モデル等により構築されたAIが利用されている。
【0003】
具体的には、例えば、特許文献1には、既知観測画像を学習データとした機械学習により、未知観測条件での観測による物体検出に用いる物体検出用識別モデルを生成する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2022-76675号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、ユーザが所望の目的を達成するためにAIを利用した処理を含む好適な処理フローを作成する際には、当該ユーザが当該処理フローに含まれるAIの機能に関する一定以上の知見を有している必要がある。
【0006】
これに対し、特許文献1には、AIを利用した処理を含む処理フローの作成に係る方法について開示等されていない。そのため、特許文献1に開示された技術によれば、AIを利用した処理を含む好適な処理フローをユーザに提示することができない、という課題が生じている。
【0007】
本開示の1つの目的は、AIを利用した処理を含む好適な処理フローをユーザに提示することが可能な情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一つの観点では、情報処理装置は、1つのまたは複数のAIを利用した処理を含む処理フローを表すAIフローと、当該AIフローにより実行される処理の概要を記述した文である説明文と、を関連付けたデータをデータベースに登録する登録手段と、前記データベースに登録されているデータに基づき、ユーザの所望の目的を達成するための処理に最も類似する処理を表す一の説明文に関連付けられている第1のAIフローを取得するフロー取得手段と、前記第1のAIフローと、前記ユーザの前記所望の目的を達成するための処理の概要を記述した文である概要文に基づいて生成された第2のAIフローと、のうちの少なくとも1つのAIフローを推奨フローとして前記ユーザに提示するための表示情報を生成する表示情報生成手段と、を有する。
【0009】
本開示の他の観点では、情報処理方法は、1つのまたは複数のAIを利用した処理を含む処理フローを表すAIフローと、当該AIフローにより実行される処理の概要を記述した文である説明文と、を関連付けたデータをデータベースに登録し、前記データベースに登録されているデータに基づき、ユーザの所望の目的を達成するための処理に最も類似する処理を表す一の説明文に関連付けられている第1のAIフローを取得し、前記第1のAIフローと、前記ユーザの前記所望の目的を達成するための処理の概要を記述した文である概要文に基づいて生成された第2のAIフローと、のうちの少なくとも1つのAIフローを推奨フローとして前記ユーザに提示するための表示情報を生成する。
【0010】
本開示のさらに他の観点では、記録媒体は、1つのまたは複数のAIを利用した処理を含む処理フローを表すAIフローと、当該AIフローにより実行される処理の概要を記述した文である説明文と、を関連付けたデータをデータベースに登録し、前記データベースに登録されているデータに基づき、ユーザの所望の目的を達成するための処理に最も類似する処理を表す一の説明文に関連付けられている第1のAIフローを取得し、前記第1のAIフローと、前記ユーザの前記所望の目的を達成するための処理の概要を記述した文である概要文に基づいて生成された第2のAIフローと、のうちの少なくとも1つのAIフローを推奨フローとして前記ユーザに提示するための表示情報を生成する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録する。
【発明の効果】
【0011】
本開示によれば、AIを利用した処理を含む好適な処理フローをユーザに提示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】第1実施形態に係るサーバ装置を含む情報処理システムの概略構成を示す図。
図2】第1実施形態に係るサーバ装置のハードウェア構成を示すブロック図。
図3】第1実施形態に係るサーバ装置の機能構成を示すブロック図。
図4】AIフローの具体例を説明するための図。
図5】AIフローの具体例を説明するための図。
図6】AIフロー式の具体例を説明するための図。
図7】AIフロー式の具体例を説明するための図。
図8】テーブルデータの具体例を説明するための図。
図9】第1実施形態に係るサーバ装置において行われる処理の一例を示すフローチャート。
図10】第2実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図。
図11】第2実施形態に係る情報処理装置において行われる処理を説明するためのフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して、本開示の好適な実施形態について説明する。
【0014】
<第1実施形態>
[概略構成]
図1は、第1実施形態に係るサーバ装置を含む情報処理システムの概略構成を示す図である。情報処理システム1は、図1に示すように、サーバ装置100と、提供者側端末装置200と、ユーザ側端末装置300と、を有している。
【0015】
サーバ装置100は、提供者側端末装置200と、ユーザ側端末装置300と、に対して通信を行うことができるように構成されている。また、サーバ装置100は、提供者側端末装置200から送信された登録情報に含まれるAIフローを登録するための処理を行う。また、サーバ装置100は、ユーザ側端末装置300から送信されたクエリ情報に基づき、ユーザの所望の目的の達成に好適なAIフローを取得し、当該AIフローをユーザ側端末装置300へ出力する。
【0016】
AIフローは、1つのまたは複数のAIを利用した処理を含む処理フローをグラフィカルに表現したものである。なお、AIフローの具体例については、後程説明する。
【0017】
提供者側端末装置200は、サーバ装置100に対して通信を行う機能、サーバ装置100へ送信される情報を入力する機能、及び、サーバ装置100から受信した情報を表示する機能を有している。また、提供者側端末装置200は、AIフローを提供する提供者の操作に応じた情報を表示する機能を有している。具体的には、提供者側端末装置200は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、及び、タブレット型コンピュータ等のような装置により構成されている。
【0018】
提供者側端末装置200は、所定のGUI(Graphical User Interface)において、AIフローと、当該AIフローにより実行される処理の概要を自然言語で記述した文である説明文と、を入力可能な構成を有している。前述の所定のGUIは、例えば、サーバ装置100にアクセスした際に表示されるものであってもよく、または、提供者側端末装置200にインストールされた所定のアプリケーションを起動した際に表示されるものであってもよい。また、提供者側端末装置200は、前述の所定のGUIにおいて入力されたAIフロー及び説明文を含む情報である登録情報をサーバ装置100へ送信する。
【0019】
ユーザ側端末装置300は、サーバ装置100に対して通信を行う機能、サーバ装置100へ送信される情報を入力する機能、及び、サーバ装置100から受信した情報を表示する機能を有している。また、ユーザ側端末装置300は、所望の目的を達成するための好適なAIフローの利用を望むユーザの操作に応じた情報を表示する機能を有している。具体的には、ユーザ側端末装置300は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、及び、タブレット型コンピュータ等のような装置により構成されている。
【0020】
ユーザ側端末装置300は、所定のGUIにおいて、ユーザの所望の目的を達成するための処理の概要を自然言語で記述した文である概要文を入力可能な構成を有している。前述の所定のGUIは、例えば、サーバ装置100にアクセスした際に表示されるものであってもよく、または、ユーザ側端末装置300にインストールされた所定のアプリケーションを起動した際に表示されるものであってもよい。また、ユーザ側端末装置300は、前述の所定のGUIにおいて入力された概要文を含む情報であるクエリ情報をサーバ装置100へ送信する。
【0021】
[ハードウェア構成]
図2は、第1実施形態に係るサーバ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。サーバ装置100は、図2に示すように、インタフェース(IF)111と、プロセッサ112と、メモリ113と、記録媒体114と、データベース(DB)115と、を有している。
【0022】
IF111は、外部装置との間でデータの入出力を行う。例えば、提供者側端末装置200から送信された情報と、ユーザ側端末装置300から送信された情報と、がIF111を通じてサーバ装置100に入力される。
【0023】
プロセッサ112は、CPU(Central Processing Unit)などのコンピュータであり、予め用意されたプログラムを実行することにより、サーバ装置100の全体を制御する。具体的には、プロセッサ112は、例えば、後述の推奨フローをユーザに提示するための表示情報の生成に係る処理を行う。
【0024】
メモリ113は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などにより構成される。メモリ113は、プロセッサ112による各種の処理の実行中に作業メモリとしても使用される。
【0025】
記録媒体114は、ディスク状記録媒体、半導体メモリなどの不揮発性で非一時的な記録媒体であり、サーバ装置100に対して着脱可能に構成される。記録媒体114は、プロセッサ112が実行する各種のプログラムを記録している。サーバ装置100が各種の処理を実行する際には、記録媒体114に記録されているプログラムがメモリ113にロードされ、プロセッサ112により実行される。
【0026】
DB115には、例えば、IF111を通じて入力された情報、及び、プロセッサ112の処理により得られた処理結果等が格納される。
【0027】
[機能構成]
図3は、第1実施形態に係るサーバ装置の機能構成を示すブロック図である。サーバ装置100は、図3に示すように、登録処理部11と、データ格納部12と、特徴抽出処理部13と、類似フロー取得部14と、フロー生成部15と、表示情報生成部16と、を有している。
【0028】
登録処理部11は、登録手段としての機能を有している。また、登録処理部11は、提供者側端末装置200から得られた登録情報に含まれるAIフローをAIフロー式に変換し、当該AIフロー式と当該説明文とを関連付けたデータをデータ格納部12へ出力する。換言すると、登録処理部11は、1つのまたは複数のAIを利用した処理を含む処理フローを表すAIフローと、当該AIフローにより実行される処理の概要を記述した文である説明文と、を関連付けたデータをデータベースに登録するための処理を行う。
【0029】
AIフロー式は、AIフロー及び概要文等に対して自然言語処理を適用して抽出された言葉を所定のルールに則って配置することにより、1つのまたは複数のAIを利用した処理の流れを一意に特定可能な形態で表現した文字列に相当する。すなわち、AIフロー式は、AIフローにより表される処理フローと同一の処理フローを表す文字列として扱うことができる。そして、登録処理部11は、登録情報に含まれるAIフローから抽出した言葉を所定のルールに則って配置する処理を行うことにより、当該AIフローをAIフロー式に変換するようにしている。また、本実施形態によれば、例えば、前述の所定のルールに基づいてAIフロー式から抽出された言葉を用いることにより、当該AIフロー式をAIフローに変換することができる。なお、AIフロー式の具体例については、後程説明する。
【0030】
データ格納部12は、データベースとしての機能を有している。また、データ格納部12には、登録処理部11から得られたデータに基づくAIフロー式及び説明文の関連付け状態を記録したデータであるテーブルデータが格納されている。換言すると、登録処理部11から得られたデータに基づくAIフロー式及び説明文が、データ格納部12のテーブルデータに登録されている。なお、テーブルデータの具体例については、後程説明する。
【0031】
特徴抽出処理部13は、ユーザ側端末装置300から得られたクエリ情報に含まれる概要文に対して所定の自然言語処理を施すことにより、当該概要文の特徴を数値化した特徴量ベクトルを抽出する。また、特徴抽出処理部13は、概要文と、当該概要文から抽出した特徴量ベクトルと、を関連付けたデータを類似フロー取得部14へ出力する。
【0032】
特徴抽出処理部13は、データ格納部12に格納されているテーブルデータに含まれる(登録されている)n個の説明文に対して所定の自然言語処理を個別に施すことにより、当該n個の説明文の個々の特徴を数値化したn個の特徴量ベクトルを抽出する。また、特徴抽出処理部13は、n個の説明文及び特徴量ベクトル各々について、一の説明文と、当該一の説明文から抽出した一の特徴量ベクトルと、を関連付けたデータを類似フロー取得部14へ出力する。
【0033】
なお、以降においては、特に言及のない限り、データ格納部12に格納されているテーブルデータに含まれる全ての説明文から個別に特徴量ベクトルが抽出される場合を例に挙げて説明を行う。また、本実施形態によれば、特徴抽出処理部13による特徴量ベクトルの抽出に係る処理として、例えば、自然言語解析に係る深層学習モデルであるTransformerモデルを用いた自然言語処理が行われるようにしてもよい。また、前述のTransformerモデルとしては、例えば、BERT、ELECTRA、及び、T5等のようなモデルを用いることができる。
【0034】
類似フロー取得部14は、フロー取得手段としての機能を有している。また、類似フロー取得部14は、特徴抽出処理部13から得られたデータに基づき、概要文に関連付けられている特徴量ベクトルと、n個の説明文各々に関連付けられているn個の特徴量ベクトルと、の間の距離を算出する。具体的には、類似フロー取得部14は、前述の距離として、例えば、ユークリッド距離またはコサイン距離を算出する。また、類似フロー取得部14は、前述のn個の特徴量ベクトル各々について算出されたn個の距離の中で、最小距離が算出された一の特徴量ベクトルに関連付けられている一の説明文を特定する。また、類似フロー取得部14は、データ格納部12のテーブルデータを参照することにより、前述のように特定した一の説明文に関連付けられている一のAIフロー式を取得する。すなわち、類似フロー取得部14は、データ格納部12のテーブルデータに登録されているデータに基づき、ユーザの所望の目的を達成するための処理に最も類似する処理を表す一の説明文に関連付けられている一のAIフローを取得する。そして、類似フロー取得部14は、前述のように取得した一のAIフロー式と、前述の最小距離の値と、を含むデータを表示情報生成部16へ出力する。
【0035】
フロー生成部15は、ユーザ側端末装置300から得られたクエリ情報に含まれる概要文に対して所定の自然言語処理を施すことにより、当該概要文の処理に対応するAIフロー式を生成する。また、フロー生成部15は、概要文から生成したAIフロー式を含むデータを表示情報生成部16へ出力する。
【0036】
なお、本実施形態によれば、フロー生成部15によるAIフロー式の生成に係る処理として、例えば、自然言語解析に係る深層学習モデルであるTransformerモデルを用いた自然言語処理が行われるようにしてもよい。また、前述のTransformerモデルとしては、例えば、BERT、ELECTRA、及び、T5等のようなモデルを用いることができる。
【0037】
表示情報生成部16は、表示情報生成手段としての機能を有している。また、表示情報生成部16は、類似フロー取得部14から得られたデータと、フロー生成部15から得られたデータと、に基づき、少なくとも1つのAIフローを推奨フローとしてユーザに提示するための表示情報を生成し、当該生成した表示情報をユーザ側端末装置300へ送信する。また、表示情報生成部16は、表示情報を生成する際に、AIフロー式から抽出した言葉を用いて当該AIフロー式をAIフローに変換する処理を行う。
【0038】
前述の推奨フローには、概要文に記述されているユーザの所望の目的の達成に好適なAIフローが含まれていればよい。前述の推奨フローには、好適には、フロー生成部15から得られたデータに対応するAIフローが含まれることが望ましい。また、前述の推奨フローには、類似フロー取得部14から得られたデータに対応するAIフローと、フロー生成部15から得られたデータに対応するAIフローと、のうちの少なくとも1つのAIフローが含まれていればよい。また、前述の推奨フローには、類似フロー取得部14から得られたデータに対応するAIフローと、フロー生成部15から得られたデータに対応するAIフローと、が含まれていてもよい。
【0039】
表示情報生成部16は、類似フロー取得部14から得られたデータに含まれる最小距離の値を所定値と比較した比較結果に基づき、当該データに対応するAIフローを推奨フローとしてユーザに提示するか否かを決定してもよい。換言すると、表示情報生成部16は、類似フロー取得部14から得られたデータに含まれる最小距離の値に基づき、当該データに対応するAIフローを推奨フローとしてユーザに提示するか否かを決定してもよい。
【0040】
具体的には、例えば、表示情報生成部16は、前述の最小距離の値が所定値より大きい場合に、類似フロー取得部14から得られたデータに対応するAIフローを推奨フローとしてユーザに提示しないようにしてもよい。このような場合において、表示情報生成部16は、フロー生成部15から得られたデータに対応するAIフローを推奨フローとして提示するようにしてもよい。すなわち、表示情報生成部16は、前述の最小距離に基づき、類似フロー取得部14により特定された一の説明文の処理と概要文の処理とが非類似であると判定した際に、フロー生成部15から得られたデータに対応するAIフローを推奨フローとして提示するようにしてもよい。
【0041】
また、例えば、表示情報生成部16は、前述の最小距離の値が所定値以下である場合に、類似フロー取得部14から得られたデータに対応するAIフローを推奨フローとしてユーザに提示するようにしてもよい。このような場合において、表示情報生成部16は、フロー生成部15から得られたデータに対応するAIフローを推奨フローとしてさらに提示してもよい。すなわち、表示情報生成部16は、前述の最小距離に基づき、類似フロー取得部14により特定された一の説明文の処理と概要文の処理とが類似していると判定した際に、類似フロー取得部14から得られたデータに対応するAIフローと、フロー生成部15から得られたデータに対応するAIフローと、を推奨フローとして提示するようにしてもよい。
【0042】
なお、本実施形態によれば、類似フロー取得部14は、例えば、前述のように算出したn個の距離の中から小さい順にk個の距離を取得し、当該k個の距離の算出に用いたk個の特徴量ベクトルを取得し、当該k個の特徴量ベクトル各々に関連付けられているk個の説明文を特定するようにしてもよい。また、類似フロー取得部14は、データ格納部12のテーブルデータを参照することにより、前述のk個の説明文に関連付けられているk個のAIフロー式を取得し、当該k個のAIフロー式と、前述のk個の距離と、を含むデータを表示情報生成部16へ出力するようにしてもよい。また、このような場合において、表示情報生成部16は、類似フロー取得部14から得られたデータに含まれるk個の距離各々の値を所定値と比較した比較結果に基づき、当該データに対応するk個のAIフローのうちのどれを推奨フローとしてユーザに提示するかを決定してもよい。
【0043】
[具体例]
続いて、以上に述べた構成における一部の要素の具体例について説明する。
【0044】
(AIフローの具体例)
図4は、AIフローの具体例を説明するための図である。図4のAIフローAFAは、映像から人が存在するシーンを検出する処理の流れをグラフィカルに表したものである。また、AIフローAFAには、「映像(VIDEO)」、「[一般物体検出(YOLO)]」、「カテゴリフィルタ(FILTER)」、「人(CATE:人)」、「物体存在判定(EXIST)」、及び「処理終了(END)」の6つのブロックが含まれている。また、AIフローAFAにおける「人(CATE:人)」以外の各ブロックは、処理の順序を示す矢印を用いて接続されている。また、AIフローAFAにおける「人(CATE:人)」のブロックは、「カテゴリフィルタ(FILTER)」のブロックの処理対象として設定されたパラメータを表している。なお、AIフローAFAの処理におけるパラメータは、必要に応じて設定されればよい。
【0045】
AIフローAFAにおける「映像(VIDEO)」のブロックは、映像が外部から入力されることを表している。また、AIフローAFAにおける「[一般物体検出(YOLO)]」のブロックは、外部から入力された映像に対し、YOLO(You Only Look Once)と称される物体検出用のAIを用いた処理が施されることを表している。また、AIフローAFAにおける「カテゴリフィルタ(FILTER)」及び「人(CATE:人)」のブロックは、物体検出用のAIを用いた処理により得られた処理結果に対し、人検出用のフィルタが適用されることを表している。また、AIフローAFAにおける「物体存在判定(EXIST)」のブロックは、人検出用のフィルタを経て得られた処理結果に対し、人が存在するか否かに係る判定処理が施されることを表している。また、AIフローAFAにおける「処理終了(END)」のブロックは、一連の処理を終了することを表している。
【0046】
図5は、AIフローの具体例を説明するための図である。図5のAIフローAFBは、映像から傘が存在するシーンを検出する処理の流れをグラフィカルに表したものである。また、AIフローAFBには、「映像(VIDEO)」、「[一般物体検出(YOLO)]」、「カテゴリフィルタ(FILTER)」、「傘(CATE:傘)」、「物体存在判定(EXIST)」、及び「処理終了(END)」の6つのブロックが含まれている。また、AIフローAFBにおける「傘(CATE:傘)」以外の各ブロックは、処理の順序を示す矢印を用いて接続されている。また、AIフローAFBにおける「傘(CATE:傘)」のブロックは、「カテゴリフィルタ(FILTER)」のブロックの処理対象として設定されたパラメータを表している。なお、AIフローAFBの処理におけるパラメータは、必要に応じて設定されればよい。
【0047】
AIフローAFBにおける「映像(VIDEO)」のブロックは、映像が外部から入力されることを表している。また、AIフローAFBにおける「[一般物体検出(YOLO)]」のブロックは、外部から入力された映像に対し、YOLOと称される物体検出用のAIを用いた処理が施されることを表している。また、AIフローAFBにおける「カテゴリフィルタ(FILTER)」及び「傘(CATE:傘)」のブロックは、物体検出用のAIを用いた処理により得られた処理結果に対し、傘検出用のフィルタが適用されることを表している。また、AIフローAFBにおける「物体存在判定(EXIST)」のブロックは、傘検出用のフィルタを経て得られた処理結果に対し、傘が存在するか否かに係る判定処理が施されることを表している。また、AIフローAFBにおける「処理終了(END)」のブロックは、一連の処理を終了することを表している。
【0048】
提供者は、提供者側端末装置200に表示される所定のGUIを操作することにより、以上の具体例に示したようなAIフローを作成(入力)することができる。また、本実施形態においては、提供者側端末装置200に表示される所定のGUIが、例えば、ブロック内の文字列、ブロックの数、矢印の数、及び、矢印の方向等のような、以上の具体例に示したAIフローに含まれる少なくとも1つの要素を設定可能な構成を有していればよい。また、表示情報生成部16は、以上の具体例に示したようなAIフローを推奨フローとしてユーザに提示するための表示情報を生成し、当該生成した表示情報をユーザ側端末装置300へ送信することができる。
【0049】
(AIフロー式の具体例)
図6は、AIフロー式の具体例を説明するための図である。図6のAIフロー式ASAは、映像から人が存在するシーンを検出する処理の流れを表した文字列である。また、AIフロー式ASAは、AIフローAFAに対して自然言語処理を施すことにより抽出された言葉を所定のルールに則って配置したものである。具体的には、AIフロー式ASAは、AIフローAFAにおける一のブロックの処理を表す名称の第一引数として、当該一のブロックの処理の出力先を表す名称と、当該一のブロックの処理を実行する際のパラメータと、を指定する、というルールに則って、当該AIフローAFAから抽出された言葉を配置することにより生成される。また、AIフロー式ASAによれば、「FILTER」の処理において「CATE:人」というパラメータが指定されている一方で、「FILTER」以外の各処理においてはパラメータが設定されていない。
【0050】
図7は、AIフロー式の具体例を説明するための図である。図7のAIフロー式ASBは、映像から傘が存在するシーンを検出する処理の流れを表した文字列である。また、AIフロー式ASBは、AIフローAFBに対して自然言語処理を施すことにより抽出された言葉を所定のルールに則って配置したものである。具体的には、AIフロー式ASBは、AIフローAFBにおける一のブロックの処理を表す名称の第一引数として、当該一のブロックの処理の出力先を表す名称と、当該一のブロックの処理を実行する際のパラメータと、を指定する、というルールに則って、当該AIフローAFBから抽出された言葉を配置することにより生成される。また、AIフロー式ASBによれば、「FILTER」の処理において「CATE:傘」というパラメータが指定されている一方で、「FILTER」以外の各処理においてはパラメータが設定されていない。
【0051】
登録処理部11は、以上の具体例に述べた方法を用いることにより、提供者側端末装置200から得られた登録情報に含まれるAIフローをAIフロー式に変換することができる。また、フロー生成部15は、以上の具体例に述べた方法を応用することにより、ユーザ側端末装置300から得られたクエリ情報に含まれる概要文に対応するAIフロー式を生成することができる。また、以上の具体例に述べた方法を応用することにより、AIフロー式をAIフローに変換することができる。
【0052】
(テーブルデータの具体例)
図8は、テーブルデータの具体例を説明するための図である。図8のテーブルデータTDには、登録処理部11から得られたデータに基づくAIフロー式及び説明文の関連付け状態を記録した3つのデータが含まれている。具体的には、テーブルデータTDには、「映像から人がいるシーンを検出」、「動画から傘があるシーンを検出する」、及び、「人と傘が同時にあるシーンをビデオから検出する」の3つの説明文と、当該3つの説明文各々に関連付けられた3つのAIフロー式と、が含まれている。なお、テーブルデータTDには、登録処理部11から得られたデータに基づくAIフロー式及び説明文の関連付け状態を記録した少なくとも1つのデータが含まれていればよい。
【0053】
[処理フロー]
続いて、第1実施形態に係るサーバ装置において行われる処理の流れについて説明する。図9は、第1実施形態に係るサーバ装置において行われる処理の一例を示すフローチャートである。
【0054】
まず、登録処理部11は、提供者側端末装置200から得られた登録情報に含まれるAIフローをAIフロー式に変換し、当該AIフロー式と当該説明文とを関連付けたデータをデータ格納部12のテーブルデータに登録する(ステップS11)。
【0055】
次に、特徴抽出処理部13は、ユーザ側端末装置300においてクエリ情報が入力された際に、当該クエリ情報に含まれる概要文に対応する特徴量ベクトルを抽出する(ステップS12)。なお、本処理フローにおいては、クエリ情報が未入力である場合には、ステップS12以降の処理が行われないものとする。
【0056】
続いて、特徴抽出処理部13は、ユーザ側端末装置300においてクエリ情報が入力された際に、データ格納部12のテーブルデータに登録されている説明文各々に対応する特徴量ベクトルを抽出する(ステップS13)。
【0057】
続いて、類似フロー取得部14は、ステップS12により得られた特徴量ベクトルと、ステップS13により得られた各特徴量ベクトルと、の間の距離を算出する(ステップS14)。
【0058】
続いて、類似フロー取得部14は、ステップS14による距離の算出結果に基づき、データ格納部12のテーブルデータに登録されている各AIフロー式の中から、概要文の処理に最も類似する処理を表す一の説明文に関連付けられている一のAIフロー式を取得する(ステップS15)。
【0059】
続いて、フロー生成部15は、ユーザ側端末装置300においてクエリ情報が入力された際に、当該クエリ情報に含まれる概要文に対応するAIフロー式を生成する(ステップS16)。
【0060】
続いて、表示情報生成部16は、ステップS15により取得されたAIフロー式と、ステップS16により生成されたAIフロー式と、に基づき、少なくとも1つのAIフローを推奨フローとしてユーザに提示するための表示情報を生成する(ステップS17)。そして、表示情報生成部16は、ステップS17により生成した表示情報をユーザ側端末装置300へ送信する。
【0061】
以上に述べたように、本実施形態によれば、ユーザ側端末装置300において概要文を入力したユーザに対し、少なくとも1つのAIフローを推奨フローとして提示することができる。また、以上に述べたように、本実施形態によれば、ユーザ側端末装置300において入力された概要文に対応するAIフローを推奨フローとしてユーザに提示することができる。また、以上に述べたように、本実施形態によれば、ユーザ側端末装置300において入力された概要文の処理に類似する処理を表すAIフローを推奨フローとしてユーザに提示することができる。従って、本実施形態によれば、AIを利用した処理を含む好適な処理フローをユーザに提示することができる。
【0062】
<第2実施形態>
図10は、第2実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。
【0063】
本実施形態に係る情報処理装置500は、サーバ装置100と同様のハードウェア構成を有している。また、情報処理装置500は、登録手段501と、フロー取得手段502と、表示情報生成手段503と、を有している。
【0064】
図11は、第2実施形態に係る情報処理装置において行われる処理を説明するためのフローチャートである。
【0065】
登録手段501は、1つのまたは複数のAIを利用した処理を含む処理フローを表すAIフローと、当該AIフローにより実行される処理の概要を記述した文である説明文と、を関連付けたデータをデータベース600に登録する(ステップS51)。
【0066】
フロー取得手段502は、データベース600に登録されているデータに基づき、ユーザの所望の目的を達成するための処理に最も類似する処理を表す一の説明文に関連付けられている第1のAIフローを取得する(ステップS52)。
【0067】
表示情報生成手段503は、第1のAIフローと、ユーザの所望の目的を達成するための処理の概要を記述した文である概要文に基づいて生成された第2のAIフローと、のうちの少なくとも1つのAIフローを推奨フローとして当該ユーザに提示するための表示情報を生成する(ステップS53)。
【0068】
本実施形態によれば、AIを利用した処理を含む好適な処理フローをユーザに提示することができる。
【0069】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0070】
(付記1)
1つのまたは複数のAIを利用した処理を含む処理フローを表すAIフローと、当該AIフローにより実行される処理の概要を記述した文である説明文と、を関連付けたデータをデータベースに登録する登録手段と、
前記データベースに登録されているデータに基づき、ユーザの所望の目的を達成するための処理に最も類似する処理を表す一の説明文に関連付けられている第1のAIフローを取得するフロー取得手段と、
前記第1のAIフローと、前記ユーザの前記所望の目的を達成するための処理の概要を記述した文である概要文に基づいて生成された第2のAIフローと、のうちの少なくとも1つのAIフローを推奨フローとして前記ユーザに提示するための表示情報を生成する表示情報生成手段と、
を有する情報処理装置。
【0071】
(付記2)
前記表示情報生成手段は、前記第1のAIフローと、前記第2のAIフローと、を前記推奨フローとして提示するための前記表示情報を生成する付記1の情報処理装置。
【0072】
(付記3)
前記表示情報生成手段は、前記一の説明文から抽出された特徴量ベクトルと、前記概要文から抽出された特徴量ベクトルと、の間の距離に基づき、前記第1のAIフローを前記推奨フローとして前記ユーザに提示するか否かを決定する付記1の情報処理装置。
【0073】
(付記4)
前記表示情報生成手段は、前記距離に基づき、前記一の説明文の処理と前記概要文の処理とが非類似であると判定した際に、前記第2のAIフローを前記推奨フローとして前記ユーザに提示するための前記表示情報を生成する付記3の情報処理装置。
【0074】
(付記5)
前記表示情報生成手段は、前記距離に基づき、前記一の説明文の処理と前記概要文の処理とが類似していると判定した際に、前記第1のAIフローと、前記第2のAIフローと、を前記推奨フローとして前記ユーザに提示するための前記表示情報を生成する付記3の情報処理装置。
【0075】
(付記6)
1つのまたは複数のAIを利用した処理を含む処理フローを表すAIフローと、当該AIフローにより実行される処理の概要を記述した文である説明文と、を関連付けたデータをデータベースに登録し、
前記データベースに登録されているデータに基づき、ユーザの所望の目的を達成するための処理に最も類似する処理を表す一の説明文に関連付けられている第1のAIフローを取得し、
前記第1のAIフローと、前記ユーザの前記所望の目的を達成するための処理の概要を記述した文である概要文に基づいて生成された第2のAIフローと、のうちの少なくとも1つのAIフローを推奨フローとして前記ユーザに提示するための表示情報を生成する情報処理方法。
【0076】
(付記7)
1つのまたは複数のAIを利用した処理を含む処理フローを表すAIフローと、当該AIフローにより実行される処理の概要を記述した文である説明文と、を関連付けたデータをデータベースに登録し、
前記データベースに登録されているデータに基づき、ユーザの所望の目的を達成するための処理に最も類似する処理を表す一の説明文に関連付けられている第1のAIフローを取得し、
前記第1のAIフローと、前記ユーザの前記所望の目的を達成するための処理の概要を記述した文である概要文に基づいて生成された第2のAIフローと、のうちの少なくとも1つのAIフローを推奨フローとして前記ユーザに提示するための表示情報を生成する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録した記録媒体。
【0077】
以上、実施形態を参照して本開示を説明したが、本開示は上記実施形態及び実施例に限定されるものではない。本開示の構成や詳細には、本開示のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【符号の説明】
【0078】
11 登録処理部
12 データ格納部
13 特徴抽出処理部
14 類似フロー取得部
15 フロー生成部
16 表示情報生成部
100 サーバ装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11