(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024061986
(43)【公開日】2024-05-09
(54)【発明の名称】円筒缶保持装置
(51)【国際特許分類】
B65D 25/20 20060101AFI20240430BHJP
【FI】
B65D25/20 U
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022169689
(22)【出願日】2022-10-24
(71)【出願人】
【識別番号】508099911
【氏名又は名称】西日本高速道路メンテナンス関西株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000109886
【氏名又は名称】トーグ安全工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100085316
【弁理士】
【氏名又は名称】福島 三雄
(74)【代理人】
【識別番号】100171572
【弁理士】
【氏名又は名称】塩田 哲也
(74)【代理人】
【識別番号】100213425
【弁理士】
【氏名又は名称】福島 正憲
(74)【代理人】
【識別番号】100221707
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 洋介
(74)【代理人】
【識別番号】100104259
【弁理士】
【氏名又は名称】寒川 潔
(74)【代理人】
【識別番号】100224915
【弁理士】
【氏名又は名称】西村 茉友
(74)【代理人】
【識別番号】100229116
【弁理士】
【氏名又は名称】日笠 竜斗
(72)【発明者】
【氏名】奥田 友也
(72)【発明者】
【氏名】野黒 昭年
【テーマコード(参考)】
3E062
【Fターム(参考)】
3E062AA04
3E062AA05
3E062AB04
3E062BA01
3E062BB02
3E062BB10
3E062CA08
(57)【要約】
【課題】 本発明は、円筒缶を移動することなく、道路の路面等に載置した状態で、円筒缶を保持し、又は円筒缶の保持を解除できる円筒缶保持装置を提供する。
【解決手段】 本発明は、第一及び第二保持体1,2と、第一及び第二保持体1,2に形成される第一及び第二半円形穴3,4と、第一及び第二保持体1,2を回転可能に支持する回転支持体5と、第一及び第二保持体1,2を回転不能の連結し、又は第一及び第二保持体1,2の連結を解除して回転可能にする連結体6を備える。ペール缶52を道路の路面等の缶設置面Gに載置した状態において、第一及び第二保持体1,2をペール缶52に向けて回転して、第一及び第二半円形穴3,4の第一及び第二穴周面3A,4Aをペール缶52の外周面52aに当接して、ペール缶52を保持する。第一及び第二保持体1,2をペール缶52から離間する方向に回転して、ペール缶52の保持を解除する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
厚さ方向に第一設置面、及び前記第一設置面に交差する第一側端を有する立体形状に形成される第一保持体と、
厚さ方向に第二設置面、及び前記第二設置面に交差する第二側端を有する立体形状に形成され、前記第二側端を前記第一側端に当接可能に対向して配置し、及び前記第二設置面を前記第一設置面に面一に配置に配置して、前記第一保持体に並設される第二保持体と、
前記第一保持体に形成される第一半円形穴と、
前記第二保持体に形成され、前記第一半円形穴と同一の半径を有する第二半円形穴と、
前記第一保持体及び前記第二保持体を回転可能に支持する回転支持体と、
前記第一保持体及び前記第二保持体に配置される連結体と、
を備え、
前記第一半円形穴は、
前記第一半円形穴の第一半円穴中心線を厚さ方向に向けて前記第一保持体を貫通し、及び前記第一側端に開口され、
前記第二半円形穴は、
前記第二半円形穴の第二半円穴中心線を厚さ方向に向けて前記第二保持体を貫通し、及び前記第二側端に開口され、
前記回転支持体は、
前記回転支持体の回転中心線を厚さ方向に向けて配置され、
前記回転中心線を中心として、前記第一保持体及び前記第二保持体を回転可能に支持し、
前記連結体は、
前記第一側端及び前記第二側端を当接した状態で、前記第一保持体及び前記第二保持体を回転不能に連結し、
前記第一保持体及び前記第二保持体の連結を解除して、前記第一保持体及び前記第二保持体を回転可能にし、
前記第一保持体は、
前記第一半円穴中心線を、前記回転中心線を中心とする軌道半径の軌道円に位置して、前記回転支持体に回転可能に支持され、
前記第二保持体は、
前記第二半円穴中心線を、前記軌道円に位置して、前記回転支持体に回転可能に支持される
ことを特徴とする円筒缶保持装置。
【請求項2】
第一クッション材と、
第二クッション材と、
を備え、
前記第一クッション材は、
前記第一クッション材及び前記第一半円穴中心線の間に第一間隔を隔てて前記第一保持体に配置され、
前記第一半円形穴の穴周面から前記第一半円穴中心線に向けて第一突出量を有して前記第一半円形穴内に突出して、前記第一保持体に固定され、
前記第二クッション材は、
前記第二クッション材及び前記第二半円穴中心線の間に前記第一間隔を隔てて前記第二保持体に配置され、
前記第二半円形穴の穴周面から前記第二半円穴中心線に向けて前記第一突出量を有して前記第二半円形穴内に突出して、前記第二保持体に固定される
ことを特徴とする請求項1に記載の円筒缶保持装置。
【請求項3】
前記第一クッション材は、
前記第一半円形穴の周方向の穴周面中心に交差し、及び前記第一半円穴中心線に直交する第一基準線から前記第一半円形穴の周方向の一方向に周間隔を隔てて、前記第一保持体に配置され、
前記第二クッション材は、
前記第二半円形穴の周方向において、前記第一半円形穴の周方向の穴周面中心に交差し、及び前記第二半円穴中心線に直交する第二基準線から前記第一クッション材と同方向に前記周間隔を隔てて、前記第二保持体に配置される
ことを特徴とする請求項2に記載の円筒缶保持装置。
【請求項4】
第一クッション材と、
第二クッション材と、
第三クッション材と、
第四クッション材と、
を備え、
前記第一クッション材は、
前記第一クッション材及び前記第一半円穴中心線の間に第一間隔を隔てて前記第一保持体に配置され、
前記第一半円形穴の穴周面から前記第一半円穴中心線に向けて第一突出量を有して前記第一半円形穴内に突出して、前記第一保持体に固定され、
前記第二クッション材は、
前記第二クッション材及び前記第二半円穴中心線の間に前記第一間隔を隔てて前記第二保持体に配置され、
前記第二半円形穴の穴周面から第二半円穴中心線に向けて前記第一突出量を有して前記第二半円形穴内に突出して、前記第二保持体に固定され、
前記第三クッション材は、
前記第一半円形穴の周方向において、前記第一クッション材に第一周間隔を隔てると共に、前記第三クッション材及び前記第一半円穴中心線の間に第二間隔を隔てて前記第一保持体に配置され、
前記第一半円形穴の穴周面から前記第一半円穴中心線に向けて第二突出量を有して前記第一半円形穴内に突出して、前記第一保持体に固定され、
前記第四クッション材は、
前記第二半円形穴の周方向において、前記第二クッション材に第一周間隔を隔てると共に、前記第四クッション材及び前記第二半円穴中心線の間に第二間隔を隔てて前記第二保持体に配置され、
前記第二半円形穴の穴周面から前記第二半円穴中心線に向けて前記第二突出量を有して前記第二半円形穴内に突出して、前記第二保持体に固定される
ことを特徴とする請求項1に記載の円筒缶保持装置。
【請求項5】
一対の第一クッション底材と、
一対の第二クッション底材と、
を備え、
一方の前記第一クッション底材は、
前記第一半円形穴の周方向の穴周面中心に交差し、及び前記第一半円穴中心線に直交する第一基準線から前記第一半円形穴の周方向の一方向に第一クッション周間隔を隔てて前記第一保持体に配置され、
前記第一側端との間に第一配置間隔を隔てて、前記第一設置面に当接して、前記第一保持体に固定され、
他方の前記第一クッション底材は、
前記第一基準線から前記第一半円形穴の周方向の他方向に前記第一クッション周間隔を隔てて前記第一保持体に配置され、
前記第一側端との間に前記第一配置間隔を隔てて、前記第一設置面に当接して、前記第一保持体に固定され、
一方の前記第二クッション底材は、
前記第二半円形穴の周方向の穴周面中心に交差し、及び前記第二半円穴中心線に直交する第二基準線から前記第二半円形穴の周方向の一方向に第二クッション周間隔を隔てて前記第二保持体に配置され、
前記第二側端との間に第二配置間隔を隔てて、前記第二設置面に当接して、前記第二保持体に固定され、
他方の前記第二クッション底材は、
前記第二基準線から前記第二半円形穴の周方向の他方向に前記第二クッション周間隔を隔てて前記第二保持体に配置され、
前記第二側端との間に前記第二配置間隔を隔てて、前記第二設置面に当接して、前記第二保持体に固定される
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の円筒缶保持装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペール缶等の円筒缶の転がり、円筒容器の転倒を防止するために使用される円筒缶保持装置に関する。
【背景技術】
【0002】
円筒缶の転倒を防止する技術として、特許文献1は、容器類の転倒防止具を開示する。転倒防止具は、円筒状本体、及びバケツ収納用穴を備える。バケツ収納用穴は、円筒状本体の中央に形成される。転倒防止具は、バケツをバケツ収納用穴に挿入して、円筒状本体に対して下方に移動することで、設置面に載置して、円筒状本体にてバケツを保持する。転倒防止具は、バケツを円筒状本体に対して上方に移動することで、バケツ収納用穴から取出して、円筒状本体によるバケツの保持を解除する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、バケツを保持し、又はバケツの保持を解除するために、バケツを円筒状本体に対して下方又は上方向に移動する必要がある。
【0005】
本発明は、円筒缶を移動することなく、円筒缶を保持し、又は円筒缶の保持を解除できる円筒缶保持装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る請求項1は、厚さ方向に第一設置面、及び前記第一設置面に交差する第一側端を有する立体形状に形成される第一保持体と、厚さ方向に第二設置面、及び前記第二設置面に交差する第二側端を有する立体形状に形成され、前記第二側端を前記第一側端に当接可能に対向して配置し、及び前記第二設置面を前記第一設置面に面一に配置に配置して、前記第一保持体に並設される第二保持体と、前記第一保持体に形成される第一半円形穴と、前記第二保持体に形成され、前記第一半円形穴と同一の半径を有する第二半円形穴と、前記第一保持体及び前記第二保持体を回転可能に支持する回転支持体と、前記第一保持体及び前記第二保持体に配置される連結体と、を備え、前記第一半円形穴は、前記第一半円形穴の第一半円穴中心線を厚さ方向に向けて前記第一保持体を貫通し、及び前記第一側端に開口され、前記第二半円形穴は、前記第二半円形穴の第二半円穴中心線を厚さ方向に向けて前記第二保持体を貫通し、及び前記第二側端に開口され、前記回転支持体は、前記回転支持体の回転中心線を厚さ方向に向けて配置され、前記回転中心線を中心として、前記第一保持体及び前記第二保持体を回転可能に支持し、前記連結体は、前記第一側端及び前記第二側端を当接した状態で、前記第一保持体及び前記第二保持体を回転不能に連結し、前記第一保持体及び前記第二保持体の連結を解除して、前記第一保持体及び前記第二保持体を回転可能にし、前記第一保持体は、前記第一半円穴中心線を、前記回転中心線を中心とする軌道半径の軌道円に位置して、前記回転支持体に回転可能に支持され、前記第二保持体は、前記第二半円穴中心線を、前記軌道円に位置して、前記回転支持体に回転可能に支持されることを特徴とする円筒缶保持装置である。
【0007】
本発明に係る請求項2は、第一クッション材と、第二クッション材と、を備え、前記第一クッション材は、前記第一クッション材及び前記第一半円穴中心線の間に第一間隔を隔てて前記第一保持体に配置され、前記第一半円形穴の穴周面から前記第一半円穴中心線に向けて第一突出量を有して前記第一半円形穴内に突出して、前記第一保持体に固定され、前記第二クッション材は、前記第二クッション材及び前記第二半円穴中心線の間に前記第一間隔を隔てて前記第二保持体に配置され、前記第二半円形穴の穴周面から前記第二半円穴中心線に向けて前記第一突出量を有して前記第二半円形穴内に突出して、前記第二保持体に固定されることを特徴とする請求項1に記載の円筒缶保持装置である。
【0008】
本発明に係る請求項3は、前記第一クッション材は、前記第一半円形穴の周方向の穴周面中心に交差し、及び前記第一半円穴中心線に直交する第一基準線から前記第一半円形穴の周方向の一方向に周間隔を隔てて、前記第一保持体に配置され、前記第二クッション材は、前記第二半円形穴の周方向において、前記第一半円形穴の周方向の穴周面中心に交差し、及び前記第二半円穴中心線に直交する第二基準線から前記第一クッション材と同方向に前記周間隔を隔てて、前記第二保持体に配置されることを特徴とする請求項2に記載の円筒缶保持装置である。
【0009】
本発明に係る請求項4は、第一クッション材と、第二クッション材と、第三クッション材と、第四クッション材と、を備え、前記第一クッション材は、前記第一クッション材及び前記第一半円穴中心線の間に第一間隔を隔てて前記第一保持体に配置され、前記第一半円形穴の穴周面から前記第一半円穴中心線に向けて第一突出量を有して前記第一半円形穴内に突出して、前記第一保持体に固定され、前記第二クッション材は、前記第二クッション材及び前記第二半円穴中心線の間に前記第一間隔を隔てて前記第二保持体に配置され、前記第二半円形穴の穴周面から第二半円穴中心線に向けて前記第一突出量を有して前記第二半円形穴内に突出して、前記第二保持体に固定され、前記第三クッション材は、前記第一半円形穴の周方向において、前記第一クッション材に第一周間隔を隔てると共に、前記第三クッション材及び前記第一半円穴中心線の間に第二間隔を隔てて前記第一保持体に配置され、前記第一半円形穴の穴周面から前記第一半円穴中心線に向けて第二突出量を有して前記第一半円形穴内に突出して、前記第一保持体に固定され、前記第四クッション材は、前記第二半円形穴の周方向において、前記第二クッション材に第一周間隔を隔てると共に、前記第四クッション材及び前記第二半円穴中心線の間に第二間隔を隔てて前記第二保持体に配置され、前記第二半円形穴の穴周面から前記第二半円穴中心線に向けて前記第二突出量を有して前記第二半円形穴内に突出して、前記第二保持体に固定されることを特徴とする請求項1に記載の円筒缶保持装置である。
【0010】
本発明に係る請求項5は、一対の第一クッション底材と、一対の第二クッション底材と、を備え、一方の前記第一クッション底材は、前記第一半円形穴の周方向の穴周面中心に交差し、及び前記第一半円形穴中心線に直交する第一基準線から前記第一半円形穴の周方向の一方向に第一クッション周間隔を隔てて前記第一保持体に配置され、前記第一側端との間に第一配置間隔を隔てて、前記第一設置面に当接して、前記第一保持体に固定され、他方の前記第一クッション底材は、前記第一基準線から前記第一半円形穴の周方向の他方向に前記第一クッション周間隔を隔てて前記第一保持体に配置され、前記第一側端との間に前記第一配置間隔を隔てて、前記第一設置面に当接して、前記第一保持体に固定され、一方の前記第二クッション底材は、前記第二半円形穴の周方向の穴周面中心に交差し、及び前記第二半円形穴中心線に直交する第二基準線から前記第二半円形穴の周方向の一方向に第二クッション周間隔を隔てて前記第二保持体に配置され、前記第二側端との間に第二配置間隔を隔てて、前記第二設置面に当接して、前記第二保持体に固定され、他方の前記第二クッション底材は、前記第二基準線から前記第二半円形穴の周方向の他方向に前記第二クッション周間隔を隔てて前記第二保持体に配置され、前記第二側端との間に前記第二配置間隔を隔てて、前記第二設置面に当接して、前記第二保持体に固定される
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の円筒缶保持装置である。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、円筒缶を移動することなく、道路の路面等の缶設置面に載置した状態で、第一及び第二保持体を回転することで、円筒缶を保持でき、又は円筒缶の保持を解除できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】第一実施形態の円筒缶保持装置を示す正面図である。
【
図2】第一実施形態の円筒缶保持装置を示す背面図である。
【
図3】第一実施形態の円筒缶保持装置を示す左側面図である。
【
図4】第一実施形態の円筒缶保持装置を示す右側面図である。
【
図7】(a)は、第一保持体の第一本体枠を示す正面図、(b)は、
図7(a)のF-F断面拡大図、(c)は、
図7(a)のG-G断面拡大図、(d)は、
図7(a)のH-H断面拡大図である。
【
図8】第一保持体の第一本体枠を示す底面図(下面図)である。
【
図9】(a)は、第二保持体の第二本体枠を示す正面図、(b)は、
図9(a)のI-I断面拡大図、(c)は、
図9(a)のJ-J断面拡大図、(d)は、
図9(a)のK-K断面拡大図である。
【
図10】第二保持体の第二本体枠を示す平面図(上面図)である。
【
図12】第一及び第二実施形態の円筒缶保持装置において、第一及び第二半円形穴と、回転支持体(回転中心線)の関係を示す正面図である。
【
図13】(a)は、
図1のC部分拡大図、(b)は、
図3のE部分拡大図である。
【
図14】第一実施形態の円筒缶保持装置において、第一側端(第一半円形穴)及第二側端(第二半円形穴)の間に間隔を隔てた第一及び第二保持体を缶設置面に載置し、第一及び第二側端の間(第一及び第二半円形穴の間)に円筒缶(ペール缶)を配置して、円筒缶(ペール缶)を缶設置面に載置した正面図である。
【
図15】第一実施形態の円筒缶保持装置において、第一側端(第一半円形穴)及第二側端(第二半円形穴)の間に間隔を隔てた第一及び第二保持体を缶設置面に載置し、第一及び第二側端の間(第一及び第二半円形穴の間)に円筒缶(ペール缶)を配置して、円筒缶(ペール缶)を缶設置面に載置した側面図である。
【
図16】第一実施形態の円筒缶保持装置において、缶設置面に載置した円筒缶(ペール缶)を第一及び第二保持体で保持した正面図である。
【
図17】第一実施形態の円筒缶保持装置において、缶設置面に載置した円筒缶(ペール缶)を第一及び第二保持体で保持した側面図である。
【
図18】第二実施形態の円筒缶保持装置を示す正面図である。
【
図19】第二実施形態の円筒缶保持装置の背面図である。
【
図20】第二実施形態の円筒缶保持装置の平面図(上面図)である。
【
図21】第二実施形態の円筒缶保持装置の底面図(下面図)である。
【
図22】第二実施形態の円筒缶保持装置の右側面図である。
【
図23】第二実施形態の円筒缶保持装置の左側面図である。
【
図27】第二実施形態の円筒缶保持装置において、第一及び第二保持体を回転して、第一及び第二側端(第一及び第二側端面)の間に間隔を隔てた状態の正面図である。
【
図28】第二実施形態の円筒缶保持装置において、第一及び第二保持体を回転して、第一及び第二側端(第一及び第二側端面)の間に間隔を隔てた状態の背面図である。
【
図29】第二実施形態の円筒缶保持装置において、第一及び第二保持体を回転して、第一及び第二側端(第一及び第二側端面)の間に間隔を隔てた状態の左側面図である。
【
図30】第二実施形態の円筒缶保持装置において、第一及び第二保持体を回転して、第一及び第二側端(第一及び第二側端面)の間に間隔を隔てた状態の右側面図である。
【
図32】第二実施形態の円筒缶保持装置において、第一及び第二クッション材の配置関係を示す正面図である。
【
図33】第二実施形態の円筒缶保持装置において、第一及び第二クッション材の配置関係を示す背面図である。
【
図38】第二実施形態の円筒缶保持装置において、第三クッション材の配置関係を示す正面図である。
【
図39】第二実施形態の円筒缶保持装置において、第四クッション材の配置関係を示す正面図である。
【
図40】第二実施形態の円筒缶保持装置において、第三及び第四クッション材の配置関係を示す背面図である。
【
図41】(a)は、第一及び第二クッション底材を示す平面図、(b)は、
図41(a)のj-j断面図、(c)は、
図41(a)のk-k断面図である。
【
図42】第二実施形態の円筒缶保持装置において、第一及び第二クッション底材の配置関係を示す背面図である。
【
図43】第二実施形態の円筒缶保持装置において、第一側端(第一半円形穴)及第二側端(第二半円形穴)の間(第一及び第二クッション材の間)に間隔を隔てた第一及び第二保持体を缶設置面に載置し、第一及び第二側端の間(第一及び第二半円形穴の間)に円筒缶(ペール缶)を配置して、円筒缶(ペール缶)を缶設置面に載置した正面図である。
【
図44】第二実施形態の円筒缶保持装置において、第一側端(第一半円形穴)及第二側端(第二半円形穴)の間(第一及び第二クッション材の間)に間隔を隔てた第一及び第二保持体を缶設置面に載置し、第一及び第二側端の間(第一及び第二半円形穴の間)に円筒缶(ペール缶)を配置して、円筒缶(ペール缶)を缶設置面に載置した側面図である。
【
図45】第二実施形態の円筒缶保持装置において、缶設置面に載置した円筒缶(ペール缶)を第一及び第二保持体で保持した正面図である。
【
図46】第二実施形態の円筒缶保持装置において、缶設置面に載置した円筒缶(ペール缶)を第一及び第二保持体で保持した側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明に係る円筒缶保持装置について、
図1乃至
図46を参照して説明する。
第一及び第二実施形態の円筒缶保持装置について、説明する。
【0014】
第一実施形態の円筒缶保持装置について、
図1乃至
図17を参照して説明する。
【0015】
図1乃至
図17において、第一実施形態の円筒缶保持装置X1(以下、「円筒缶保持装置X1」という。)は、第一保持体1、第二保持体2、第一半円形穴3、第二半円形穴4、回転支持体5、及び連結体6を備える。
【0016】
第一保持体1は、
図1乃至
図6に示すように、直方体(立体形状)に形成される。第一保持体1は、直方体(立体形状)の厚さ方向A(高さ方向)に第一設置面7(第一底面)を有する。第一保持体1は、第一設置面7に直交(交差)する第一側端8(第一側端面)を有する。第一保持体1は、例えば、金属であって、アルミニュウム合金で形成される。
【0017】
第一保持体1は、
図1乃至
図8に示すように、第一本体枠9及び第一天井平板10(第一天井板)を有する。
【0018】
第一本体枠9は、第一横枠材11(第一長尺枠材)及び一対(2本)の第一縦枠材12,13(第一短尺枠材)を有する。
【0019】
第一横枠材11は、
図1乃至
図8に示すように、枠長さLを有し、枠材長さ方向に直交する断面をL字状にして形成される。第一横枠材11は、第一横側平板14(第一横側板)、及び第一横底平板15(第一横底板)を有する。
【0020】
第一横側平板14は、
図7及び
図8に示すように、板厚さ、板長さL(枠長さL)及び板幅H1を有して矩形平板状に形成される。第一横側板14は、板厚さ方向に側板表平面14A(側板表面/板表面)及び側板裏平面14B(側板裏面/板裏面)を有する。
【0021】
第一横底平板15は、
図7及び
図8に示すように、板厚さ、板長さL(枠長さL)及び板幅H2を有して矩形平板状に形成される。第一横底平板15は、板厚さ方向に底板表平面15A(底板表面/板表面)及び底板裏平面15B(底板裏面/板裏面)を有する。第一横底平板15は、板長さLを有して、第一横側平板14の各板長さ端の間に延びて配置される。第一横底平板15は、第一横側平板14に直交して、第一横側平板14と一体に形成される。第一横底平板15は、底板裏平面15Bを第一横側平板14の一方の側板幅端に当接して、第一横側平板14に直交して配置される。第一横底平板15の底板表平面15Aは、第一横側平板14の側板表平面14Aに直交して、側板表平面14Aに連続して配置(形成)される。第一横底平板15の底板裏平面15Bは、第一横側平板14の側板裏平面14Bに直交して、側板裏平面14Bに連続して配置(形成)される。
【0022】
各第一縦枠材12,13は、
図7及び
図8に示すように、枠長さL1を有して、枠長さ方向に直交する断面をL字状にして形成される。各第一縦枠材12,13の枠長さL1は、第一横枠材11(第一横側平板14,第一横底平板15)の枠長さL(板長さL)の半分より短い枠長さである[L1<(1/2)×L]。各第一縦枠材12,13は、第一縦側平板16(第一縦側板)、及び第一縦底平板17(第一縦底板)を有する。
【0023】
第一縦側平板16は、
図7及び
図8に示すように、板厚さ及び板長さL1(枠長さ)を有し、及び第一横側平板14と同一の板幅H1を有して矩形平板状に形成される。第一縦側平板16は、板厚さ方向に側板表平面16A(側板表面/板表面)及び側板裏平面16B(側板裏面/板裏面)を有する。
【0024】
第一縦底平板17は、
図7及び
図8に示すように、板厚さ及び板長さL1(枠長さL1)を有し、及び第一横底平板15と同一の板幅H1を有して矩形平板状に形成される。第一縦底平板17は、板厚さ方向に底板表平面17A(底板表面/板表面)及び底板裏平面17B(底板裏面/板裏面)を有する。第一縦底平板17は、板長さL1を有して、第一縦側平板16の各板長さ端の間に延びて配置される。第一縦底平板17は、第一縦側平板16に直交して、第一縦側平板16と一体に形成される。第一縦底平板17は、底板裏平面17Bを第一縦側平板16の一方の板幅端に当接して、第一縦側平板16に直交して配置される。第一縦底平板17の底板表平面17Aは、第一縦側平板16の側板表平面16Aに直交して、側板表平面16Aに連続して配置(形成)される。第一縦底平板17の底板裏平面17Bは、第一縦側平板16の側板裏平面16Bに直交して、側板裏平面16Bに連続して配置(形成)される。
【0025】
一方の第一縦枠材12は、
図1、
図2、
図7及び
図8に示すように、第一横枠材11に直交して、第一横枠材11の一方の枠長さ端11Aに配置される。第一縦枠材12は、第一縦底平板17の底板裏平面17Bを第一横底平板15(第一横枠材11)の底板裏平面15Bと面一にして配置される。第一縦枠材12は、第一縦枠材12の一方の枠長さ端12A(第一縦側平板16の一方の板長さ端16c)を第一横枠材11の一方の枠長さ端11Aに当接して、第一横枠材11と直交して配置される。第一縦枠材12は、第一縦側平板16の側板裏平面16Bを第一横枠材11の他方の枠長さ端11Bに向けて配置され、第一縦枠材13に固定(連結)される。
第一縦枠材12において、第一縦側平板16の側板表平面16Aは、第一横側平板14(第一横枠材11)の側板表平面14Aに直交して、側板表平面14Aに連続して配置(形成)される。第一縦枠材12において、第一縦底平板17の底板裏平面17Bは、第一横底平板15(第一横枠材11)の底板裏平面15Bに直交して、底板裏平面15Bに連続して配置(形成)される。第一縦枠材12において、第一縦側平板16の他方の板幅端16bは、第一横側平板14の他方の板幅端14bと面一にして配置される。
【0026】
他方の第一縦枠材13は、
図1、
図2、
図7及び
図8に示すように、第一横枠材11に直交して、第一横枠材11の他方の枠長さ端11Bに配置される。第一縦枠材13は、第一縦底平板17の底板裏平面17Bを第一横底平板15(第一横枠材11)の底板裏平面15Bと面一にして配置される。第一縦枠材13は、第一縦枠材13の一方の枠長さ端13A(第一縦側平板16の一方の板長さ端16c)を第一横枠材11の他方の枠長さ端11Bに当接して、第一横枠材11と直交して配置される。第一縦枠材13は、第一縦側平板16の側板裏平面16Bを第一横枠材11の一方の枠長さ端11Aに向けて配置され、第一縦枠材13に固定(連結)される。第一縦枠材13は、第一横枠材11の枠長さ方向において、第一縦枠材12に間隔を隔てて、第一縦枠材12に平行に配置される。第一縦枠材13において、第一縦側平板16の側板表平面16Aは、第一横側平板14(第一横枠材11)の側板表平面14Aに直交して、側板表平面14Aに連続して配置(形成)される。第一縦枠材13において、第一縦底平板17の底板裏平面17Bは、第一横底平板15(第一横枠材11)の底板裏平面15Bに直交して、底板裏平面15Bに連続して配置(形成)される。第一縦枠材13において、第一縦側平板16の他方の板幅端16bは、第一横側平板14の他方の板幅端14bと面一にして配置される。
【0027】
第一本体枠9は、
図1、
図2及び
図7に示すように、第一横枠材11の各枠長さ端11A,11Bに各第一縦枠材12,13を直交して連結(固定)することで、コ字状(正面視においてコ字状)に形成される。
【0028】
第一天井平板10は、例えば、アルミニウム合金で矩形平板状に形成される。第一天井平板10は、
図1及び
図3に示すように、板厚さT、第一横側平板14の板長さLと同一の板長さLを有し、第一横側平板14の板長さLの半分の板幅H3を有する。第一天井平板10は、板厚さ方向に天井板表平面10A(天井板表面/板表面)及び天井板裏平面10B(天井板裏面/板裏面)を有する。
【0029】
第一天井平板10は、
図1乃至
図6に示すように、板長さ方向の各板長さ端を各第一縦側平板16(各第一縦枠材12,13)の側板表平面16Aと面一にして配置される。第一天井平板10は、板幅方向の一方の板幅端を第一横側平板14(第一横枠材11)の側板表平面14Aと面一にして配置される。第一天井平板10は、天井板裏平面10Bを第一横側平板14(第一横枠材11)の他方の板幅端14b(板幅端面)に当接し、及び天井板裏平面10Bを各第一縦側平板16(各第一縦枠材12,13)の他方の板幅端16b(板幅端面)に当接して、第一本体枠9(第一横枠材11、及び各第一縦枠材12,13)に載置される。第一天井平板10は、第一本体枠9に固定される。第一天井平板10は、第一横底平板15及び第一縦底平板17に間隔を隔てて、第一横底平板15及び第一縦底平板17と平行に配置されて、第一横枠材11(第一横側平板14)及び各第一縦枠材12,13(各第一縦側平板16)に固定される。
【0030】
第一保持体1は、
図1乃至
図6に示すように、第一本体枠9(第一横枠材11、及び各第一縦枠材12,13)及び第一天井平板10にて直方体(立体形状)に形成される。第一保持体1は、直方体の長さ方向Bに長さL(板長さLと同一長さ)、直方体の幅方向Cに幅H3(板長さH3と同一長さ)、及び厚さ方向A(高さ方向)に厚さT1(高さ)を有する。第一保持体1の厚さT1(高さ)は、第一天井平板10の板厚さT、第一横底平板15(第一縦底平板17)の板厚さ、及び第一横側平板14(第一縦側平板16)の板幅H1を加算した厚さ(高さ)である。
【0031】
第一保持体1(第一本体枠9)は、
図2乃至
図6に示すように、厚さ方向Aに第一横底平板15の底板表平面15A、及び各第一縦底平板17の底板表平面17Aを有する。第一保持体1において、第一横底平板15の底板表平面15A、及び各第一縦底平板17の底板表平面17Aは、第一設置面7(第一設置平面)となる。
【0032】
第一保持体1は、
図2に示すように、幅方向Cに第一天井平板10の他方の板幅端10b(板幅端面)を有する。第一天井平板10の板幅端10b(板幅端面)は、
図1、
図2、
図5及び
図6に示すように、第一設置面7(各底板表平面15A,17A)に直交(交差)して配置(形成)される。第一保持体1において、第一天井平板10の他方の板幅端10b(板幅端面)は、第一側端8(第一側端面)となる。
【0033】
第一半円形穴3は、
図1、
図2、
図5及び
図6に示すように、第一保持体1に形成され、第一保持体1は、第一半円形穴3を有する。第一半円形穴3は、第一保持体1の板幅L1より小さい半径rを有して第一保持体1に形成される。第一半円形穴3は、第一保持体1の長さ方向において、各第一縦枠材12,13の間に形成される。第一半円形穴3は、第一保持体1の幅方向において、第一横枠材11及び第一天井平板10の他方の板幅端10b(第一側端)の間に形成される。
【0034】
第一半円形穴3は、
図1、
図3及び
図6に示すように、第一半円形穴3の第一半円穴中心線a(第一穴中心線/穴中心線)を第一保持体1の厚さ方向A(高さ方向)に向けて配置され、第一保持体1を貫通して第一側端8(第一側端面)に開口される。第一半円形穴3は、第一保持体1の厚さ方向A(高さ方向)において、第一天井平板10を貫通して、第一天井平板10の天井板表面10A及び天井板裏平面10Bに開口される。第一半円形穴3は、第一天井平板10の他方の板幅端10b(第一側端8)に開口される。
【0035】
第一半円形穴3は、
図1に示すように、第一半円穴中心線aを第一保持体1の長さ方向Bの長さ中心点b(第一中心点b)に位置(一致)して形成される。第一半円形穴3は、第一半円穴中心線a(第一側端8)から第一保持体1の長さ方向B及び幅方向Cに半径rを有して形成される。
【0036】
第二保持体2は、
図1乃至
図6、
図9及び
図10に示すように、直方体(立体形状)に形成される。第二保持体2は、例えば、第一保持体1と同一の直方体(立体形状)に形成される。第二保持体2は、直方体(立体形状)の厚さ方向A(高さ方向)に第二設置面18(第二底面)を有する。第二保持体2は、第二設置面18に直交(交差)する第二側端19(第二側端面)を有する。第二保持体2は、例えば、金属であって、アルミニュウム合金で形成される。
【0037】
第二保持体2は、
図1乃至
図6、
図9及び
図10に示すように、第二本体枠21及び第二天井平板22(第二天井板)を有する。
【0038】
第二本体枠21は、
図1乃至
図6、
図9及び
図10に示すように、第二横枠材23(第二長尺枠材)及び一対(2本)の第二縦枠材24,25(第一短尺枠材)を有する。
【0039】
第二横枠材23は、
図1乃至
図6、
図9及び
図10に示すように、枠長さLを有し、枠材長さ方向に直交する断面をL字状にして形成される。第二横枠材23は、第二横側平板26(第二横側平板)、及び第二横底平板27(第二横底板)を有する。
【0040】
第二横側平板26は、
図9に示すように、板厚さ、板長さL(枠長さL)及び板幅H1を有して矩形平板状に形成される。第二横側平板26は、板厚さ方向に側板表平面26A(側板表面/板表面)及び側板裏平面26B(側板裏面/板裏面)を有する。
【0041】
第二横底平板27は、
図9に示すように、板厚さ、板長さL(枠長さL)及び板幅H2を有して矩形平板状に形成される。第二横底平板27は、板厚さ方向に底板表平面27A(底板表面/板表面)及び底板裏平面27B(底板裏面/板裏面)を有する。第二横底平板27は、板長さLを有して、第二横側平板26の各板長さ端の間に延びて配置される。第二横底平板27は、第二横側平板26に直交して、第二横側平板26と一体に形成される。第二横底平板27は、底板裏平面27Bを第二横側平板26の一方の側板幅端に当接して、第二横側平板26に直交して配置される。第二横底平板27の底板表平面27Aは、第二横側平板26の側板表平面26Aに直交して、側板表平面26Aに連続して配置(形成)される。第二横底平板27の底板裏平面27Bは、第二横側平板26の側板裏平面26Bに直交して、側板裏平面26Bに連続して配置(形成)される。
【0042】
各第二縦枠材24,25は、
図9及び
図10に示すように、枠長さL1を有して、枠長さ方向に直交する断面をL字状にして形成される。各第二縦枠材24,25の枠長さL1は、第二横枠材23(第二横側平板26,第二横底平板27)の枠長さL(板長さL)の半分より短い枠長さL1である[L1<(1/2)×L]。各第二縦枠材24,25は、第二縦側平板28(第二縦側板)、及び第二縦底平板29(第二縦底板)を有する。
【0043】
第二縦側平板28は、
図9に示すように、板厚さ及び板長さL1(枠長さ)を有し、及び第二横側平板26と同一の板幅H1を有して矩形平板状に形成される。第二縦側平板28は、板厚さ方向に側板表平面28A(側板表面/板表面)及び側板裏平面28B(側板裏面/板裏面)を有する。
【0044】
第二縦底平板29は、
図9に示すように、板厚さ及び板長さL1(枠長さL1)を有し、及び第二横底平板27と同一の板幅H1を有して矩形平板状に形成される。第二縦底平板29は、板厚さ方向に底板表平面29A(底板表面/板表面)及び底板裏平面29B(底板裏面/板裏面)を有する。第二縦底平板29は、板長さL1を有して、第二縦側平板28の各板長さ端の間に延びて配置される。第二縦底平板29は、第二縦側平板28に直交して、第二縦側平板28と一体に形成される。第二縦底平板29は、底板裏平面29Bを第二縦側平板28の一方の板幅端に当接して、第二縦側平板28に直交して配置される。第二縦底平板29の底板表平面29Aは、第二縦側平板28の側板表平面28Aに直交して、側板表平面28Aに連続して配置(形成)される。第二縦底平板29の底板裏平面29Bは、第二横側平板26の側板裏平面26Bに直交して、側板裏平面26Bに連続して配置(形成)される。
【0045】
一方の第二縦枠材24は、
図1、
図2、
図9及び
図10に示すように、第二横枠材23に直交して、第二横枠材23の一方の枠長さ端23Aに配置される。第二縦枠材24は、第二縦底平板29の底板裏平面29Bを第二横底平板27(第二横枠材23)の底板裏平面27Bと面一にして配置される。第二縦枠材24は、第二縦枠材24の一方の枠長さ端24A(第二縦側平板28の一方の板長さ端28c)を第二横枠材23の一方の枠長さ端23Aに当接して、第二横枠材23と直交して配置される。第二縦枠材24は、第二縦側平板28の側板裏平面28Bを第二横枠材23の他方の枠長さ端23Bに向けて配置され、第二横枠材23に固定(連結)される。第二縦枠材24において、第二縦側平板28の側板表平面28Aは、第二横側平板26(第二横枠材23)の側板表平面26Aに直交して、側板表平面26Aに連続して配置(形成)される。第二縦枠材24において、第二縦底平板29の底板裏平面29Bは、第二横底平板27(第二横枠材23)の底板裏平面27Bに直交して、底板裏平面27Bに連続して配置(形成)される。第二縦枠材24において、第二縦側平板28の他方の板幅端28bは、第二横側平板26の他方の板幅端26bと面一にして配置される。
【0046】
他方の第二縦枠材25は、
図1、
図2、
図9及び
図10に示すように、第二横枠材23に直交して、第二横枠材23の他方の枠長さ端23Bに配置される。第二縦枠材25は、第二縦底平板29の底板裏平面29Bを第二横底平板27(第二横枠材23)の底板裏平面27Bと面一にして配置される。第二縦枠材25は、第二縦枠材25の一方の枠長さ端25A(第二縦側平板28の一方の板長さ端28c)を第二横枠材23の他方の枠長さ端23Bに当接して、第二横枠材23と直交して配置される。第二縦枠材25は、第二縦側平板28の側板裏平面28Bを第二横枠材23の一方の枠長さ端23Aに向けて配置され、第二横枠材23に固定(連結)される。第二縦枠材25は、第二横枠材23の枠長さ方向において、第二縦枠材24に間隔を隔てて、第二縦枠材24に平行に配置される。第二縦枠材25において、第二縦側平板28の側板表平面28Aは、第二横側平板26(第二横枠材23)の側板表平面26Aに直交して、側板表平面26Aに連続して配置(形成)される。第二縦枠材25において、第二縦底平板29の底板裏平面29Bは、第二横底平板27(第二横枠材23)の底板裏平面27Bに直交して、底板裏平面27Bに連続して配置(形成)される。第二縦枠材25において、第二縦側平板28の他方の板幅端28bは、第二横側平板26の他方の板幅端26bと面一にして配置される。
【0047】
第二本体枠21は、
図1、
図2、
図9及び
図10に示すように、第二横枠材23の各枠長さ端23A,23Bに各第二縦枠材24,25を直交して連結(固定)することで、コ字状(正面視においてコ字状)に形成される。
【0048】
第二天井平板22は、例えば、金属であって、アルミニウム合金で矩形平板状に形成される。第二天井平板22は、
図1及び
図3に示すように、板厚さT、第二横側平板26の板長さLと同一の板長さLを有し、第二横側平板26の板長さLの半分の板幅H3を有する。第二天井平板22は、板厚さ方向に天井板表平面22A(天井板表面/板表面)及び天井板裏平面22B(天井板表面/板表面)を有する。
【0049】
第二天井平板22は、
図1乃至
図6に示すように、板長さ方向の各板長さ端を各第二縦側平板28(各第二縦枠材24,25)の側板表平面28Aと面一にして配置される。第二天井平板22は、板幅方向の一方の板幅端を第二横側平板26(第二横枠材23)の側板表平面26Aと面一にして配置される。第二天井平板22は、天井板裏平面22Bを第二横側平板26(第二横枠材23)の他方の板幅端26b(板幅端面)に当接し、及び天井板裏平面22Bを各第二縦側平板28(各第二縦枠材24,25)の他方の板幅端28b(板幅端面)に当接して、第二本体枠21(第二横枠材23、及び各第二縦枠材24,25)に載置される。第二天井平板22は、第二本体枠21に固定される。第二天井平板22は、第二横底平板27及び第二縦底平板29に間隔を隔てて、第二横底平板27及び第二縦底平板29と平行に配置されて、第二横枠材23(第二横側平板26)及び各第二縦枠材24,25(各第二縦側平板28)に固定される。
【0050】
第二保持体2は、
図1乃至
図6、
図9及び
図10に示すように、第二本体枠21(第二横枠材23、及び各第二縦枠材24,25)及び第二天井平板22にて、第一保持体1と同一の直方体(立体形状)に形成される。第二保持体2は、直方体の長さ方向Bに長さL(板長さLと同一長さ)、直方体の幅方向Cに幅L3(板長さL3と同一長さ)、及び厚さ方向A(高さ方向)に厚さT1(高さ)を有する。第二保持体2の厚さT1(高さ)は、第二天井平板22の板厚さT、第二横底平板27(第二縦底平板29)の板厚さT、及び第二横側平板26(第二縦側平板28)の板幅H1を加算した厚さ(高さ)である(T1=2×T+H1)。
【0051】
第二保持体2(第二本体枠21)は、
図2乃至
図6に示すように、厚さ方向Aに第二横底平板27の底板表平面27A、及び各第二縦底平板29の底板表平面29Aを有する。第二保持体2において、第二横底平板27の底板表平面27A、及び各第二縦底平板29の底板表平面29Aは、第二設置面18(第二設置平面)となる。
【0052】
第二保持体2は、
図2に示すように、幅方向Cに第二天井平板22の他方の板幅端22b(板幅端面)を有する。第二天井平板22の板幅端22b(板幅端面)は、第二設置面18(各底板表面27A,29A)に直交(交差)して配置(形成)される。第二保持体2において、第二天井平板22の他方の板幅端22b(板幅端面)は、第二側端19(第二側端面)となる。
【0053】
第二半円形穴4は、
図1、
図2、
図5及び
図6に示すように、第二保持体2に形成され、第二保持体2は、第二半円形穴4を有する。第二半円形穴4は、第二保持体2の板幅L1より小さい半径rを有して第二保持体2に形成される。第二半円形穴4は、第一半円形穴3と同一の半径rを有して、第一半円形穴3と同一の半円形(半円形穴)に形成される。第二半円形穴4は、第二保持体2の長さ方向において、各第二縦枠材24,25の間に形成される。第二半円形穴4は、第二保持体2の幅方向において、第二横枠材23及び第二天井平板22の他方の板幅端22b(第二側端19)の間に形成される。
【0054】
第二半円形穴4は、
図1、
図2及び
図6に示すように、第二半円形穴4の第二半円穴中心線c(第二穴中心線/穴中心線)を第二保持体2の厚さ方向A(高さ方向)に向けて配置され、第二保持体2を貫通して第二側端19(第二側端面)に開口される。第二半円形穴4は、第二保持体2の厚さ方向A(高さ方向)において、第二天井平板22を貫通して、第二天井平板22の天井板表面22A及び天井板裏平面22Bに開口される。第二半円形穴4は、第二天井平板22の他方の板幅端22b(第二側端19)に開口される。
【0055】
第二半円形穴4は、
図1に示すように、第二半円穴中心線cを第二保持体2の長さ方向の長さ中心点e(第二中心点e)に位置(一致)して形成される。第二半円形穴4は、第二半円穴中心線c(第二側端19)から第二保持体2の長さ方向B及び幅方向Cに半径rを有して形成される。
【0056】
第二保持体2は、
図1乃至
図6、及び
図12に示すように、第二側端19(板幅端22b)を第一側端8(板幅端10b)に当接可能に対向して配置される。第二保持体2は、第二設置面18(各底板表平面27A,29A)を、第一保持体1の第一設置面7(各底板表平面15A,17A)と面一に配置して、第一保持体1と並設される。
【0057】
第二保持体2は、
図1及び
図4に示すように、第二側端19(板幅端22b)を第一側端8(板幅端10b)に当接した状態において、一方の第二縦枠材24の側板表平面28A(第二縦側平板28)を、一方の第一縦枠材12の側板表平面16A(第一縦側平板16)に面一として配置される。
【0058】
第二保持体2は、
図1及び
図3に示すように、第二側端19(板幅端22b)を第一側端8(板幅端10b)に当接した状態において、他方の第二縦枠材25の側板表平面28A(第二縦側平板28)を、他方の第一縦枠材13の側板表平面16A(第一縦側平板16)に面一として配置される。
【0059】
第一保持体1及び第二保持体2は、
図1及び
図2に示すように、第一側端8(板幅端10b)及び第二側端19(板幅端22b)を当接した状態において、第一半円形穴3及び第二半円形穴4にて半径rの円形穴CAを形成する。円形穴CAは、第一及び第二半円形穴3,4を有し、第一及び第二半円形穴3,4で形成(構成)される。
【0060】
回転支持体5は、
図1乃至
図3、
図11及び
図12に示すように、第一保持体1及び第二保持体2を回転可能に支持する。回転支持体5は、回転支持体5の回転中心線fを第一及び第二保持体1,2の厚さ方向A(第一半円穴中心線a,cと同一方向)に向けて配置される。回転支持体5は、回転中心線fを中心として、第一保持体1及び第二保持体2を回転可能に支持する。
【0061】
回転支持体5は、
図11に示すように、例えば、蝶番31(ヒンジ)である。蝶番31は、回転軸32(芯棒)、及び一対の羽根板33,34を有する。各羽根板33,34は、回転軸32の回転中心線fを中心として、回転軸32に回転可能に支持される。
【0062】
蝶番31(回転支持体5)は、
図5及び
図11に示すように、例えば、第一縦枠材13の側板表平面16A(第一縦側平板16)と、第二縦枠材25の側板表平面28A(第二縦側平板28)と、第一縦枠材13の第一縦側平板16(他方の板長さ端16d)及び第二縦枠材25の第二縦側平板28(他方の板長さ端28d)の間とにわたって配置される。蝶番31は、回転軸32を第一縦枠材13の第一縦側平板16(他方の板長さ端16d)及び第二縦枠材25の第二縦側平板28(他方の板長さ端28d)の間に位置して配置される。蝶番31は、回転軸32の回転中心線fを第一及び第二保持体1,2の厚さ方向A(第一及び第二半円形穴中心線a,cと同一方向)に向けて配置される。回転軸32は、回転中心線fを第一及び第二半円形穴3,4の第一及び第二半円形穴中心線a,cと平行にして配置される。
【0063】
蝶番31は、
図11に示すように、一方の羽根板33を第一縦枠材13の側板表平面16Aに当接して、第一縦枠材13の第一縦側平板16に配置される。蝶番31は、他方の羽根板34を第二縦枠材25の側板表平面28Aに当接して、第二縦枠材25の第二縦側平板28に配置される。蝶番31は、一方の羽根板33を第一縦枠材13の第一縦側平板16に固定し、及び他方の羽根板34を第二縦枠材25の第二縦側平板28に固定して、第一及び第二保持体1,2(第一縦枠材13及び第二縦枠材25)に取付けられる。
【0064】
第一保持体1は、
図12に示すように、蝶番31(回転支持体5)によって、回転軸32(回転支持体5)の回転中心線fを中心として、回転可能に支持される。第一保持体1は、第一半円形穴3の第一半円穴中心線aを、回転軸32(回転支持体5)の回転中心線fを中心とする軌道半径rx(半径)の軌道円CX(円)に位置(一致)して、蝶番31(回転支持体5)に回転可能に支持される。蝶番31は、第一半円形穴中心線aを軌道円CXに位置(一致)して、一方の羽根板33を第一縦枠材13の第一縦側平板16に固定して、第一保持体1を回転可能に支持する。軌道円CXの軌道半径rxは、例えば、回転中心線fと、第一中心点b(又は第二中心点e)との間の距離(間隔)と同一の長さ(寸法)を有する。
【0065】
第二保持体2は、
図12に示すように、蝶番31(回転支持体5)によって、回転軸32(回転支持体5)の回転中心線fを中心として、回転可能に支持される。第二保持体2は、第二半円形穴4の第二半円中心線cを、軌道円CXに位置(一致)して、蝶番31(回転支持体5)に回転可能に支持される。蝶番31は、第二半円穴中心線cを軌道円CXに位置(一致)して、他方の羽根板34を第二縦枠材25の第二縦側平板28に固定して、第二保持体2を回転可能に支持する。
【0066】
連結体6は、
図1、
図2、
図4及び
図13に示すように、第一保持体1及び第二保持体2に配置される。連結体6は、第一側端8(第一側端面)及び第二側端19(第二側端面)を当接した状態で、第一保持体1及び第二保持体2を回転不能に連結する。連結体6は、第一側端8(第一側端面)及び第二側端19(第二側端面)を当接した状態で、第一保持体1及び第二保持体2の連結を解除して、第一保持体1及び第二保持体2を回転可能にする。
【0067】
連結体6は、
図1、
図2、
図4及び
図13に示すように、第一縦枠材12(第一保持体1)及び第二縦枠材24に配置される。連結体6は、例えば、第一縦枠材12の第一縦側平板16(側板表平面16A)、及び第二縦枠材24の第二縦側平板28(側板表平面28A)に配置される。
【0068】
連結体6は、
図13に示すように、例えば、汎用されるパンチ錠36(留め具)である。パンチ錠36は、ラッチ組立体37、フック板38(受け部)を備える。
【0069】
ラッチ組立体37は、
図13に示すように、ベース部39、操作レバー40、ラッチ部41、掛金アーム42を有する。
【0070】
操作レバー40は、
図13に示すように、ベース部39に回転可能(旋回可能)に取付けられる。ラッチ部41は、棒状(軸状)に形成される。
【0071】
掛金アーム42は、
図13に示すように、一対の第一アーム43,44、一対の第二アーム45,46及び一対の圧縮コイルバネ47,48を有する。
【0072】
各第一アーム43,44は、
図13に示すように、板状に形成され、板長さ方向の一方の板長さ端側にバネ受け突起49を有する。一方の第一アーム43は、操作レバー40に間隔を隔てて、ラッチ部41の一方の軸端側に配置される。第一アーム43は、他方の板長さ端側をラッチ部41の一方の軸端に取付けて、ラッチ部41に連結される。他方の第一アーム44は、操作レバー40に間隔を隔てて、ラッチ部41の他方の軸端側に配置される。第一アーム43は、他方の板長さ端側をラッチ部41の他方の軸端に取付けて、ラッチ部41に連結される。
【0073】
各第二アーム45,46は、
図13に示すように、板状に形成され、板長さ方向の一方の板長さ端側にバネ受け突起50を有する。一方の第二アーム45は、一方の板長さ端(バネ受け突起50)をラッチ部41に向けて、第一アーム43及び操作レバー40の間に配置される。第二アーム45は、第一アーム43に重ねられて配置される。第二アーム45は、他方の板長さ端側を操作レバー40に回転可能に支持して、操作レバー40に連結される。他方の第二アーム46は、一方の板長さ端(バネ受け突起50)をラッチ部41に向けて、第一アーム44及び操作レバー40の間に配置される。第二アーム46は、第一アーム44に重ねて配置される。第二アーム46は、他方の板長さ端側を操作レバー40に回転可能に支持して、操作レバー40に連結される。
【0074】
一方の圧縮コイルバネ47は、
図13に示すように、第一及び第二アーム43,45に外嵌されて、第一アーム43のバネ受け突起49及び第二アーム45のバネ受け突起50の間に配置される。圧縮コイルバネ47は、圧縮された状態で、各バネ受け突起49,50に当接して間に配置される。他方の圧縮コイルバネ48は、第一及び第二アーム44,46に外嵌されて、第一アーム44のバネ受け突起49及び第二アーム46のバネ受け突起50の間に配置される。圧縮コイルバネ48は、圧縮された状態で、各バネ受け突起49,40に当接して配置される。
【0075】
フック板38は、
図13に示すように、フック部51を有する。フック部51は、フック板38の板端側をU字状に湾曲して形成される。
【0076】
ラッチ組立体37は、
図1、
図2、
図4及び
図13に示すように、第一保持体1に配置される。ラッチ組立体37は、ラッチ部41を第一保持体1の幅方向Cに向けて、第一縦枠材12の第一縦側平板16の他方の板長さ端16d側に配置される。ラッチ組立体37は、ベース部39を第一縦枠材12の側板表平面16A(第一縦側平板16)に当接し、ラッチ部41を他方の板長さ端16dから突出して配置される。ラッチ組立体37は、ベース部39を第一縦枠材12の第一縦側平板16に固定して、第一保持体1に配置される。
【0077】
フック板38は、
図1、
図2、
図4及び
図13に示すように、第二保持体2に配置される。フック板38は、フック部51を第二縦枠材24の第二縦側平板28の他方の板長さ端28d側に配置される。フック板38は、フック部51を他方の板長さ端28dに向けて配置される。フック板38は、第二縦枠材24の側板表平面28A(第二縦側平板28)に当接されて、第二縦枠材24の第二縦側平板28(第二保持体2)に固定される。
【0078】
パンチ錠36(連結体6)は、
図13に示すように、操作レバー40をベース部39から離間する方向に回転しつつ、ラッチ部41をフック板38のフック部51に引っ掛ける。パンチ錠36は、操作レバー40をベース部39から離間し、ラッチ部41をフック部51に引っ掛けた状態で、操作レバー40をベース部39に向けて回転(旋回)して、操作レバー40内にベース部39を配置することで、第一保持体1及び第二保持体2を回転不能に連結する。パンチ錠36(連結体6)は、
図12に示すように、ラッチ部41をフック部51に引っ掛けた状態で、操作レバー40をベース部39から離間する方向に回転(旋回)して、ラッチ部41をフック部51から取外すことで、第一保持体1及び第二保持体2の連結を解除して、第一保持体1及び第二保持体2を回転可能にする。
【0079】
次に、円筒缶保持装置X1の動作(円筒缶を保持する動作等)を、
図14乃至
図17を参照して説明する。
なお、説明の便宜上、円筒缶保持装置X1は、
図1及び
図13に示すように、第一側端8及び第二側端19を当接して、パンチ錠36(連結体6)によって第一及び第二保持体1,2を連結して回転不能した状態にあるものとする。
【0080】
図15において、円筒缶52(円筒容器)は、第一及び第二半円形穴3,4と同一の半径r(缶直径D1=2×r)を有して、有底の円筒状に形成される。円筒缶52は、金属又は樹脂で形成される。円筒缶52は、例えば、ペール缶である(以下、「ペール缶52」という)。
【0081】
円筒缶保持装置X1は、
図14及び
図15に示すように、パンチ錠36(連結体6)の操作レバー40を操作して、第一保持体1及び第二保持体2の連結を解除する。第一及び第二保持体1,2は、パンチ錠36(連結体6)の連結解除によって、蝶番31(回転支持体5)の回転軸32(回転中心線f)を中心として、回転可能にされる。
【0082】
第一保持体1及び第二保持体2の一方又は両方を第一側端8(第一側端面)及び第二側端19(第二側端面)の間に間隔を空けつつ回転する(
図14及び
図15参照)。第一保持体1は、
図14に示すように、蝶番31の回転軸32の回転中心線f(回転支持体5の回転中心線f)を中心として、第二保持体2から離間する方向に回転される。第二保持体2は、
図14に示すように、蝶番31の回転軸32の回転中心線f(回転支持体5の回転中心線f)を中心として、第一保持体1から離間する方向に回転される。第一及び第二保持体1,2は、
図14に示すように、回転軸32の回転中心線f(回転支持体5の回転中心線f)を中心として、第一保持体1(第一側端8)及び第二保持体2(第二側端19)の間に角度θx(例えば、θx=45°)を隔てるまで回転される。
【0083】
第一保持体1及び第二保持体2は、
図14及び
図15に示すように、第一側端8及び第二側端19(第一及び第二半円形穴3,4の間)に間隔を隔てた状態で、缶設置面G(例えば、道路の路面)に載置される。第一保持体1及び第二保持体2は、第一設置面7及び第二設置面18を缶設置面(道路の路面)に当接して、缶設置面Gに載置される。
【0084】
第一保持体1及び第二保持体2を缶設置面Gに載置すると、ペール缶52を缶設置面Gに載置する。ペール缶52は、
図14及び
図15に示すように、缶底面52Aから第一及び第二側端8,19の間(第一及び第二半円形穴3,4の間)に挿入されて、缶設置面Gに載置される。ペール缶52は、ペール缶52の外周面52aを第一及び第二半円形穴3,4に間隔を隔てて、第一半円形穴3の穴内周面3A及び第二半円形穴4の穴内周面4Aに対向して、缶設置面Gに載置(設置)される。
【0085】
第一側端8(第一側端面)及び第二側端19(第二側端面)の間(第一及び第二半円形穴3,4の間)にペール缶52を配置すると、第一及び第二保持体1,2を回転して、第一及び第二保持体1,2によってペール缶52を保持する(
図16及び
図17参照)。
【0086】
第一及び第二保持体1,2は、
図14乃至
図17に示すように、第一及び第二半円形穴3,4の間の間隔を狭める方向に回転される。第一保持体1は、蝶番31の回転軸32の回転中心線f(回転支持体5の回転中心線f)を中心として、第一保持体1に接近する方向に回転される。第一保持体1は、回転軸32の回転中心線f(回転支持体5の回転中心線f)を中心として、第一及び第二半円形穴3,4の間に配置したペール缶52に向けて回転される。第二保持体2は、蝶番31の回転軸32の回転中心線f(回転支持体5の回転中心線f)を中心として、第二保持体2に接近する方向に回転される。第二保持体2は、回転軸32の回転中心線f(回転支持体5の回転中心線f)を中心として、第一及び第二半円形穴3,4の間に配置したペール缶に向けて回転される。第一保持体1及び第二保持体2は、ペール缶52に向けた回転に伴って、ペール缶52を第一及び第二半円形穴3,4内に挿入して、第一側端8及び第二側端19を当接する。第一保持体1及び第二保持体2は、ペール缶52に向けた回転に伴って、第一半円形穴4の第二穴周面4A(第一穴周縁)及び第二半円形穴4の第二穴周面4A(第二穴周縁)をペール缶52の外周面52aに当接する。
第一及び第二保持体1,2は、第一及び第二半円形穴3,4の第一及び第二穴内周面3A,4Aをペール缶52の外周面52aに当接することで、缶設置面Gに載置したペール缶52を保持する。
【0087】
第一及び第二保持体1,2でペール缶52を保持すると、パンチ錠36(連結体6)によって第一及び第二保持体1,2を回転不能に連結する。パンチ錠36は、
図16及び
図17に示すように、ラッチ部41をフック部51に引っ掛けることで、第一及び第二保持体1,2を回転不能に連結する。
【0088】
第一保持体1及び第二保持体2によるペール缶52の保持を解除する際には、連結体6(パンチ錠36)による第一及び第二保持体1,2の連結を解除する。パンチ錠36は、操作レバー40を回転して、ラッチ部41をフック部51から取外すことで、第一及び第二保持体1,2の連結を解除して、第一及び第二保持体1,2を回転可能にする。
【0089】
第一及び第二保持体1,2の連結を解除すると、第一及び第二保持体1,2を回転する。第一及び第二保持体1,2は、
図14乃至
図17に示すように、第一側端8及び第二側端19の間に間隔を空けつつ回転される。第一及び第二保持体1,2は、第一及び第二半円形穴3,4の第一及び第二穴周面3A,4A及びペール缶52の外周面52aの間に間隔を空けつつ回転される。第一保持体1は、蝶番31の回転軸32の軸中心線f(回転支持体5の回転中心線f)を中心として、第二保持体2から離間する方向に回転される。第一保持体1は、回転軸32の回転中心線f(回転支持体5の回転中心線f)を中心として、第一半円形穴3の第一穴周面3A(第一穴周縁)をペール缶52の外周面52aから離間する方向に回転される。 第二保持体2は、蝶番31の回転軸32の回転中心線f(回転支持体5の回転中心線f)を中心として、第一保持体1から離間する方向に回転される。第二保持体2は、第二半円形穴4の第二穴周面4A(第二穴周縁)をペール缶52の外周面52aから離間する方向に回転される。第一及び第二保持体1,2は、回転軸32の回転中心線f(回転支持体5の回転中心線f)を中心として、第一保持体1(第一側端8)及び第二保持体2(第二側端19)の間に角度θy(例えば、θyは、90度以上180度以下)を隔てるまで回転される。
第一及び第二保持体1,2は、第一及び第二保持体1,2(第一及び第二穴周面3A,4A)で保持したペール缶52に対し、第一及び第二半円形穴3,4の第一及び第二穴内周面3A,4Aをペール缶52の外周面52aから離間する方向に回転することで、ペール缶52の保持を解除する。
【0090】
円筒缶保持装置X1では、ペール缶52(円筒缶)を移動することなく、缶設置面Gに載置した状態で、第一及び第二保持体1,2を回転することで、ペール缶52を保持でき、又はペール缶52の保持を解除できる。
円筒缶保持装置X1では、第一及び第二半円形穴3,4の第一及び第二半円穴中心線a,cを軌道円CXに位置(一致)することで、第一及び第二保持体1,2を回転して第一側端8及び第二側端19を当接すると、第一及び第二半円形穴3,4によって円形穴CAを形成(構成)でき、第一及び第二半円形穴3,4の第一及び第二穴周面3A,4A(穴周面)をペール缶52の外周面52aに当接して、ペール缶52を確実に保持できる。
【0091】
第二実施形態の円筒缶保持装置X2について、
図18乃至
図46を参照して説明する。
なお、
図18乃至
図46において、
図1乃至
図17と同一符号は、同一部材、同一構成であるので、その詳細な説明は省略する。
【0092】
図18乃至
図46において、第二実施形態の円筒缶保持装置X2(以下、「円筒缶保持装置X2」という)は、
図1乃至
図13で説明したと同様に、第一保持体1、第二保持体2、第一半円形穴3、第二半円形穴4、回転支持体5(蝶番31)及び連結体6(パンチ錠36)を備える。
円筒缶保持装置X2において、第一及び第二保持体1,2は、
図12で説明したと同様に、回転中心線fを中心として、回転可能に回転支持体5(蝶番31)に支持される(
図27乃至
図30参照)。
【0093】
円筒缶保持装置X2は、
図18乃至
図25、及び
図32乃至
図42に示すように、複数の第一クッション材55,56、複数の第二クッション材57,58、複数の第三クッション材59,60,61、複数の第四クッション材62,63,64、複数の第一クッション底材65,66及び複数の第二クッション底材67,68を備える。
円筒缶保持装置X2は、例えば、一対(2つ)の第一クッション材55,56、一対(2つ)の第二クッション材57,58、3つの第三クッション材59~61、3つの第四クッション材62~64、一対(2つ)の第一クッション底材65,66及び一対の第二クッション底材67,68を備える。
【0094】
各第一クッション材55,56は、
図18乃至
図25、
図32乃至
図35に示すように、第一保持体1に配置される。各第一クッション材55,56は、第一半円形穴3の第一穴周面3A(穴内周面)から第一半円穴中心線aに向けて第一突出量δ1を有して第一半円形穴3内に突出して、第一保持体1に固定される。
【0095】
各第一クッション材55,56は、ウレタンフォーム(軟質ウレタンフォーム)、合成ゴム又は合成樹脂等の弾性変形可能な材料(弾性材料)で形成される。
【0096】
各第一クッション材55,56は、例えば、断面L字状に形成される。各第一クッション材55,56は、
図18乃至
図25、及び
図32乃至
図35に示すように、第一固定板71(第一固定部)及び第一保持板72(第一保持部)を有する。第一固定板71及び第一保持板72は、板厚さTA、板長さLA及び板幅HAを有する板状に形成される。第一固定板71は、板厚さ方向に板表面71A及び板裏面71Bを有する。第一保持板72は、板厚さ方向に板表面72A及び板裏面72Bを有する。第一固定板71及び第一保持板72は、板厚さTA、板長さLA及び板幅HAを有する矩形状(矩形板)に形成される。第一固定板71及び第一保持板72の板厚さTAは、第一半円形穴3の半径rより小さい厚さである。第一固定板71及び第一保持板72の板長さLAは、第一保持体1の厚さT1より短い長さである。第一固定板71及び第一保持板72の板幅HAは、例えば、第一半円形穴3の円弧長さの半分より小さい幅である。
第一保持板72は、第一固定板71の一方の板幅端側に配置される。第一保持板72は、第一保持板72の一方の板長さ端を、第一固定板71の板裏面71Bに当接して、第一固定板71と一体に形成される。
【0097】
各第一クッション材55,56は、
図34及び
図35に示すように、第一固定板71(第一固定部)の板裏面71B(第一固定部の裏面)を第一天井平板10の天井板表面10Aに当接して、第一保持体1(第一天井平板10)に配置される。各第一クッション材55,56は、第一天井平板10(第一保持体1)に固定される。各第一クッション材55,56において、第一固定板71(第一固定部)は、第一固定板71の板裏面71B(第一固定部の裏面)を天井板表面10Aに当接して、第一天井平板10(第一保持体1)に固定される。
【0098】
各第一クッション材55,56は、
図32乃至
図35に示すように、第一保持板72(第一保持部)を第一半円形穴3内に位置して、第一保持体1(第一天井平板10)に配置される。各第一クッション材55,56は、
図33乃至
図35に示すように、第一半円形穴3内において、第一保持板72の板表面72A(第一保持部の表面)を第一半円形穴3の第一穴中心線aに向け、及び第一保持板72の板裏面72B(第一保持部の裏面)を第一半円形穴3の第一穴内周面3A(穴周面/穴周縁)に当接して、第一保持体1(第一天井平板10)に配置される。各第一クッション材55,56は、第一保持板72の板裏面72Bを第一天井平板10の天井板表面10Aに直交して、第一保持板72を第一半円形穴3内に配置する。
【0099】
第一保持板72(第一保持部)は、
図33乃至
図35に示すように、第一保持板72の板表面72A(第一保持部の表面)を第一半円穴中心線aに向け、及び第一保持板72の板裏面72B(第一保持部の裏面)を第一半円形穴3の第一半円穴周面3A(穴周面/穴周縁)に当接して、第一半円形穴3内に配置される。第一保持板72は、第一固定板71の板裏面71Bを第一天井平板10の天井板表面10Aに当接すると、第一半円形穴3の第一半円穴中心線aの方向(第一保持体1の厚さ方向)において、第一天井平板10の天井板表面10Aから板長さLAを有して、第一天井平板10の天井板表面10A及び第一設置面7の間に配置される。第一保持板72は、第一半円形穴3の第一穴中心線aの方向において、第一設置面7に間隔を隔てて配置される。第一保持板72は、第一半円形穴3の周方向に板幅HAを有して、第一半円形穴3内に配置される。
【0100】
各第一クッション材55,56は、
図33乃至
図35に示すように、第一固定板71(第一固定部)を第一天井平板10の天井板表平面10Aに当接し、及び第一保持板72(第一保持部)を第一半円形穴3内に配置すると、第一半円形穴3の周方向にクッション幅HA(板幅HA)を有し、及び第一半円穴中心線aの方向にクッション長さLA(板長さLA)を有して、第一保持体1(第一天井平板10)に固定(配置)される。各第一クッション材55,56は、第一半円穴中心線aの方向(第一保持体1の厚さ方向A)において、第一横底平板15(底板裏平面15B)に間隔を隔てて配置される。各第一クッション材55,56は、
図34及び
図35に示すように、第一半円穴中心線aの方向において、第一天井平板10の天井板表面10Aから第一設置面7に向けて、クッション長さLA(第一保持板72の板長さLA)を有して第一保持体1内に突出して、第一天井平板10の天井板表平面10A及び第一設置面7の間に配置される。
【0101】
各第一クッション材55,56は、
図34及び
図35に示すように、第一保持面72A(第一保持板72の板表面72A)を有する。各第一クッション材55,56において、第一保持面72Aは、第一半円形穴3の周方向に面幅HA(第一保持板72の板幅HA)を有し、及び第一半円穴中心線aの方向において、第一天井平板10の天井板表面10Aから面長さLA(第一保持板72の板長さLA)を有して第一設置面7に向けて延びている。各第一クッション材55,56の第一保持面72Aは、第一保持板72の板表面72A(第一保持部の表面)である。
【0102】
各第一クッション材55,56は、
図33に示すように、第一保持板72の板裏面72Bを第一半円形穴3の第一穴周面3A(穴周面/穴周端)に当接することで、第一半円形穴3の第一穴周面3Aから第一半円穴中心線aに向けて第一突出量δ1を有して第一半円形穴3内に突出して配置される。各第一クッション材55,56は、第一半円形穴aの径方向において、第一半円形穴3の第一穴周面3Aから第一半円穴中心線aに向けて第一突出量δ1を有して、第一半円形穴3内に突出される。第一突出量δ1は、第一保持板72の板厚さTA(第一保持部の厚さ)である。各第一クッション材55,56において、第一保持面72Aは、第一半円形穴3の第一穴周面3Aから第一半円穴中心線aに向けて第一突出量δ1を有して、第一半円形穴3内に突出して配置される。第一突出量δ1は、第一半円形穴3の半径rより小さい突出量である。
【0103】
各第一クッション材55,56は、
図33に示すように、第一クッション材55,56及び第一半円穴中心線aの間に第一間隔σ1を隔てて第一保持体1(第一天井平板10)に固定(配置)される。 各第一クッション材55,56は、第一保持面72A(第一保持板72の板表面72A)及び第一半円穴中心線aの間に第一間隔σ1を隔てて第一保持体1(第一天井平板10)に配置(固定)される。第一間隔σ1は、第一半円形穴3の半径rから第一突出量δ1(第一保持板72の板厚さTA)を減算した間隔である(σ1=r-δ1)。第一間隔σ1は、0(零)を超え第一半円形穴3の半径r未満の範囲の間隔である。
各第一クッション材55,56の第一保持面72Aは、
図33に示すように、第一半円穴中心線aから第一間隔σ1(半径)の円弧面に形成される。
【0104】
各第一クッション材55,56は、
図32に示すように、第一基準線mから第一半円形穴3の周方向に周間隔θ(周角度)を隔てて、第一保持体1(第一天井平板10)に配置(固定)される。第一基準線mは、第一半円形穴3の周方向の穴周面3Aの中心n(穴周面中心点)に交差し、及び第一半円穴中心線aに直交する直線である。
【0105】
一方の第一クッション材55は、
図32に示すように、第一基準線mから第一半円形穴3の周方向の一方P(一方向)に周間隔θ(周角度)を隔てて、第一保持体1(第一天井平板10)に配置(固定)される。第一クッション材55は、第一基準線mから第一半円形穴3の周方向の一方P(一方向)において、第一基準線m及び第一側端8(第一側端面)の間に配置される。第一クッション材55は、第一半円形穴3の周方向において、第一側端8(第一側端面)との間に第二周間隔(周角度)を隔てて、第一保持体1(第一天井平板10)に配置される。周間隔θ(周角度)は、例えば、45度の角度である(θ1=45°)。
【0106】
他方の第一クッション材56は、
図32に示すように、第一基準線mから第一半円形穴3の周方向の他方Q(他方向)に周間隔θを隔てて、第一基準線mから第一保持体1(第一天井平板10)に配置(固定)される。第一クッション材56は、第一半円形穴3の周方向の他方Qにおいて、第一基準線m及び第一側端8(第一側端面)の間に配置される。第一クッション材56は、第一半円形穴3の周方向において、第一側端8(第一側端面)との間に第二周間隔(周角度)を隔てて、第一保持体1(第一天井平板10)に配置される。
【0107】
各第一クッション材55,56は、
図32に示すように、第一半円形穴3の周方向において、各第一クッション材55,56の間に第三周間隔θ3(周角度)を隔てて、第一保持体1(第一天井平板10)に配置(固定)される。第三周間隔θ3(周角度)は、例えば、第一周間隔θ1の2倍の間隔である(θ3=2×θ1)。
【0108】
各第二クッション材57,58は、
図18乃至
図25、
図32、
図33、
図36及び
図37に示すように、第二保持体2に配置される。第二半円形穴4の第二穴周面4A(穴周面)から第二半円中心線cに向けて第一突出量δ1を有して第二半円形穴4内に突出して、第二保持体2に固定される。
【0109】
各第二クッション材57,58は、第一クッション材55,56と同一材料であって、ウレタンフォーム(軟質ウレタンフォーム)、合成ゴム又は合成樹脂等の弾性変形可能な材料(弾性材料)で形成される。
【0110】
各第二クッション材57,58は、例えば、断面L字状に形成される。各第二クッション材57,58は、
図18乃至
図25、
図32,
図33、
図36及び
図37に示すように、第二固定板74(第二固定部)及び第二保持板75(第二保持部)を有する。第二固定板74及び第二保持板75は、第一クッション材55,56と同様に、板厚さTA、板長さLA及び板幅HAを有する板状に形成される。第二固定板74は、板厚さ方向に板表面74A及び板裏面74Bを有する。第二保持板75は、板厚さ方向に板表面75A及び板裏面75Bを有する。
第二固定板74及び第二保持板75の板厚さTAは、第二半円形穴4の半径rより小さい厚さである。第二固定板74及び第二保持板75の板長さLAは、第二保持体2の厚さT1より短い長さである。第二固定板74及び第二保持板75の板幅HAは、例えば、第二半円形穴4の円弧長さの半分より小さい幅である。
第二保持板75は、第二固定板74の一方の板幅端側に配置される。第二保持板75は、第二保持板75の一方の板長さ端を、第二固定板74の板裏面74Bに当接して、第二固定板74と一体に形成される。
【0111】
各第二クッション材57,58は、
図36及び
図37に示すように、第二固定板74(第二固定部)の板裏面74B(第二固定部の裏面)を第二天井平板22の天井板表面22Aに当接して、第二保持体2(第二天井平板22)に配置される。各第二クッション材57,58は、第二天井平板22(第二保持体2)に固定される。各第二クッション材57,58において、第二固定板74(第二固定部)は、第二固定板74の板裏面74B(第二固定部の裏面)を天井板表面22Aに当接して、第二天井平板22(第二保持体2)に固定される。
【0112】
各第二クッション材57,58は、
図36及び
図37に示すように、第二保持板75(第二保持部)を第二半円形穴4内に位置して、第二保持体2(第二天井平板22)に配置される。各第二クッション材57,58は、
図33、
図36及び
図37に示すように、第二半円形穴4内において、第二保持板75の板表面75A(第二保持部の表面)を第二半円形穴4の第二穴中心線cに向け、及び第二保持板75の板裏面75B(第二保持部の裏面)を第二半円形穴4の第二穴周面4A(穴周面/穴周縁)に当接して、第二保持体2(第二天井平板22)に配置される。各第二クッション材57,58は、第二保持板75の板裏面75Bを第二天井平板22の天井板表面22Aに直交して、第二保持板75を第二半円形穴4内に配置する。
【0113】
第二保持板75(第二保持部)は、
図33、
図36及び
図37に示すように、第二保持板75の板表面75A(第二保持部の表面)を第二半円穴中心線cに向け、及び第二保持板75の板裏面75B(第二保持部の裏面)を第一半円形穴4の第二穴周面4A(穴周面/穴周縁)に当接して、第二半円形穴4内に配置される。第二保持板75は、第二固定板74の板裏面74Bを第二天井平板22の天井板表面22Aに当接すると、第二半円形穴4の第二半円穴中心線cの方向(第二保持体2の厚さ方向)において、第二天井平板22の天井板表面22Aから板長さLAを有して、第二天井平板22の天井板表面22A及び第二設置面18の間に配置される。第二保持板75は、第二半円形穴4の第二半円中心線cの方向において、第二設置面18に間隔を隔てて配置される。第二保持板75は、第二半円形穴4の周方向に板幅HAを有して、第二半円形穴4内に配置される。
【0114】
各第二クッション材57,58は、
図33、
図36及び
図37に示すように、第二固定板74(第二固定部)を第二天井平板22の天井板表平面22Aに当接し、及び第二保持板75(第二保持部)を第二半円形穴4内に配置すると、第二半円形穴4の周方向にクッション幅HA(板幅HA)を有し、及び第二半円穴中心線cの方向にクッション長さLA(板長さLA)を有して、第二保持体2(第二天井平板22)に固定(配置)される。各第二クッション材57,58は、第二半円穴中心線cの方向(第二保持体2の厚さ方向A)において、第二横底平板27(底板裏平面27B)に間隔を隔てて配置される。各第二クッション材57,58は、
図36及び
図37に示すように、第二半円穴中心線cの方向において、第二天井平板22の天井板表平面22Aから第二設置面18に向けて、クッション長さLA(第二保持板75の板長さLA)を有して第二保持体2内に突出して、第二天井平板22の天井板表平面22A及び第二設置面18の間に配置される。
【0115】
各第二クッション材57,58は、
図36及び
図37に示すように、第二保持面75A(第二保持板75の板表面75A)を有する。各第二クッション材57,58において、第二保持面75Aは、第二半円形穴4の周方向に面幅HA(第二保持板75の板幅HA)を有し、及び第二半円穴中心線cの方向において、第二天井平板22の天井板表平面22Aから面長さLA(第二保持板75の板長さLA)を有して第二設置面18に向けて延びている。各第二クッション材57,58は、第二保持面75Aは、第二保持板75の板表面75A(第二保持部の表面)である。
【0116】
各第二クッション材57,58は、
図33に示すように、第二保持板75の板裏面75Bを第二半円形穴4の第二穴周面4A(穴周面/穴周縁)に当接することで、第二半円形穴4の第二穴周面4Aから第二半円穴中心線cに向けて第一突出量δ1を有して第二半円形穴4内に突出して配置される。各第二クッション材57,58は、第二半円形穴4の径方向において、第二半円形穴4の第二穴周面4Aから第二半円穴中心線cに向けて第一突出量δ1を有して、第二半円形穴4内に突出される。第一突出量δ1は、第二保持板75の板厚さTA(第二保持部の厚さ)である。各第二クッション材57,58において、第二保持面75Aは、第二半円形穴4の第二穴周面4Aから第二半円穴中心線cに向けて第一突出量δ1を有して、第二半円形穴4内に突出して配置される。第一突出量δ1は、第二半円形穴4の半径rより小さい突出量である。
【0117】
各第二クッション材57,58は、
図33に示すように、第二クッション材57,58及び第二半円穴中心線cの間に第一間隔σ1を隔てて第二保持体2(第二天井平板22)に固定(配置)される。各第二クッション材57,58は、第二保持面75A(第二保持板75の板表面75A)及び第二半円穴中心線cの間に第一間隔σ1を隔てて第二保持体2(第二天井平板22)に配置(固定)される。第一間隔σ1は、第二半円形穴4の半径rから第一突出量δ1(第二保持板75の板厚さHA)を減算して間隔である(σ1=r-δ1)。第一間隔σ1は、0(零)を超え第二半円形穴4の半径r未満の範囲の間隔である。
各第二クッション材57,58の第二保持面75Aは、
図33に示すように、第二半円穴中心線cから第一間隔σ1(半径)の円弧面に形成される。
【0118】
各第二クッション材57,58は、
図33に示すように、第二基準線sから第二半円形穴4の周方向に周間隔θ(周角度)を隔てて、第二保持体2(第二天井平板22)に配置(固定)される。第二基準線sは、第二半円形穴4の周方向の穴周面4Aの中心w(穴周面中心点)に交差し、及び第二半円穴中心線cに直交する直線である。
【0119】
一方の第二クッション材57は、
図32に示すように、第二基準線sから第二半円形穴4の周方向の一方P(一方向)に周間隔θ(周角度)を隔てて、第二保持体2(第二天井平板22)に配置される。第二クッション材57は、第二半円形穴4の周方向において、第二基準線sから第一クッション材55と同方向Pに周間隔θ(周角度)を隔てて、第二保持体2に配置される。第二クッション材57は、第二基準線sから第二半円形穴4の周方向の一方P(一方向)において、第二基準線s及び第二側端19(第二側端面)の間に配置される。第二クッション材57は、第二半円形穴4の周方向において、第二側端19(第二側端面)との間に第二間隔(周角度)を隔てて、第二保持体2(第二天井平板22)に配置される。周間隔θ(周間隔)は、例えば、45度の角度である(θ1=45°)。
【0120】
他の第二クッション材58は、
図32に示すように、第二基準線sから第二半円形穴4の周方向の他方Q(他方向)に周間隔θを隔てて、第二保持体2(第二天井平板22)に配置(固定)される。第二クッション材58は、第二半円形穴4の周方向において、第二基準線sから第一クッション材56と同方向Qに周間隔θ(周角度)を隔てて、第二保持体2に配置される。第二クッション材58は、第二基準線sから第二半円形穴4の周方向の他方Q(他方向)において、第二基準線s及び第二側端19(第二側端面)の間に配置される。第二クッション材58は、第二半円形穴4の周方向において、第二側端19(第二側端面)との間に第二間隔(周角度)を隔てて、第二保持体2(第二天井平板22)に配置される。
【0121】
各第二クッション材57,58は、
図32に示すように、第二半円形穴4の周方向において、各第二クッション材57,58の間に第三周間隔θ3(周角度)を隔てて、第二保持体2(第二天井平板22)に配置(固定)される。
【0122】
一方の第一クッション材55、及び一方の第二クッション材57は、
図32及び
図33に示すように、第一側端8(第一側端面)及び第二側端19(第二側端面)を当接した状態において、円形穴CA(第一及び第二半円形穴3,4)の周方向において、第一クッション材55及び第二クッション材57の間に180度の角度(周角度/周間隔)を隔てて配置され、第一保持面72A(第一クッション材55)及び第二保持面75A(第二クッション材57)を対向(対峙)して、第一及び第二保持体1,2に固定される。一方の第一クッション材55、及び一方の第二クッション材57は、第一側端8(第一側端面)及び第二側端19(第二側端面)を当接した状態において、第一保持面72A及び第二保持面75Aの間に第一間隔σ1の2倍の間隔を隔てて、第一及び第二保持面72A,75Aを対向して配置される。
【0123】
他方の第一クッション材56、及び他方の第二クッション材58は、
図32及び
図33に示すように、第一側端8(第一側端面)及び第二側端19(第二側端面)を当接した状態において、円形穴CA(第一及び第二半円形穴3,4)の周方向において、第一クッション材56及び第二クッション材58の間に180度の角度(周角度/周間隔)を隔てて配置され、第一保持面72A(第一クッション材56)及び第二保持面75A(第二クッション材58)を対向(対峙)して、第一及び第二保持体1,2に固定される。他方の第一クッション材56、及び他方の第二クッション材58は、第一側端8(第一側端面)及び第二側端19(第二側端面)を当接した状態において、第一保持面72A及び第二保持面75Aの間に第一間隔σ1の2倍の間隔を隔てて、第一及び第二保持面72A,75Aを対向して配置される。
【0124】
各第三クッション材59~61は、ウレタンフォーム(硬質ウレタンフォーム)、合成ゴム又は合成樹脂等の弾性変形可能な材料(弾性材料)で形成される。各第三クッション材59~61は、例えば、第一及び第二クッション材55,57より弾性係数の大きい材料(弾性材料)で形成される。
【0125】
第三クッション材59は、
図35に示すように、例えば、高さTB(厚さ)、長さLB(縦)及び幅HB(横)を有する直方体(立体形状)に形成される。第三クッション材59は、底面、上面、第三保持面59A(正面)、背面、及び左右の側面を有する直方体に形成される。第三クッション材59の幅HBは、例えば、第一クッション材55,56のクッション幅HA(板幅HA)より小さい幅である。
【0126】
第三クッション材59は、
図18、
図19、
図32乃至
図35に示すように、第一保持体1に配置される。第三クッション材59は、第一半円形穴3の第一穴周面3A(穴周面/穴周縁)から第一半円穴中心線aに向けて第二突出量δ2を有して第一半円形穴3内に突出して、第一保持体1に固定される。
【0127】
第三クッション材59は、
図34及び
図35に示すように、第一天井平板10及び第一横枠材11の第一横底平板15の間に配置されて、第一保持体1に固定される。第三クッション材59は、第三保持面59A(正面/保持面)を第一半円穴中心線aに向け、及び左右の側面を各第一縦枠材12,13の第一縦側平板16に向けて、第一天井平板10及び第一横枠材11の第一横底平板15の間に配置される。第三クッション材59は、上面を第一天井平板10の天井板裏平面10Bに当接し、底面を第一横底平板15の底板裏平面15Bに当接し、及び背面を第一横側平板14の側板裏平面14Bに当接して、第一保持体1に固定される。
【0128】
第三クッション材59は、
図40に示すように、第三保持面59Aを、第一半円形穴3の第一穴周面3A(穴周面/穴周縁)から第一半円穴中心線aに向けて第二突出量δ2を有して第一半円形穴3内に突出して配置される。第三クッション材59において、第三保持面59Aは、第一半円形穴3の径方向において、第一半円形穴3の第一穴周面3A(穴周面)から第一半円穴中心線aに向けて第二突出量δ2を有して突出されて、第一半円形穴3内に配置される。
【0129】
第三クッション材59は、
図35及び
図40に示すように、第一保持体1の厚さ方向Aにクッション長さTB(直方体の高さTB)を有し、及び第一保持体1の長さ方向Bにクッション幅HB(直方体の幅HB)を有して、第一半円形穴3内に突出される。 第三クッション材59において、第三保持面59Aは、第一保持体1の厚さ方向A(高さ方向)に面長さTB(直方体の高さTB)を有し、及び第一保持体1の長さ方向Bに面幅HB(直方体の幅HB)を有して、第一半円形穴3内に突出される。
第二突出量δ2は、第一突出量δ1と同一の突出量、又は第一突出量δ1と異なる突出量である。第二突出量δ2は、例えば、第一突出量δ1より小さい突出量である。第二突出量δ2は、第一半円形穴3(第二半円形穴4)の半径rより小さい突出量である。
【0130】
第三クッション材59は、
図40に示すように、第三クッション材59及び第一半円穴中心線aの間に第二間隔σ2を隔てて、第一保持体1(第一横底平板15及び第一天井平板10の間)に配置される。第三クッション材59は、第一半円形穴3の径方向において、第三保持面59A(保持面)及び第一半円穴中心線aの間に第二間隔σ2を隔てて、第一保持体1に配置される。第二間隔σ2は、第一半円形穴3の半径rから第二突出量δ2を減算した間隔である(σ2=r-δ2)である。
【0131】
第三クッション材59は、
図38に示すように、第一半円形穴3の周方向において、各第一クッション材55,56に第一周間隔θ1(周角度/第一周角度)を隔てて、第一保持体1(第一横枠材11)に配置される。第一周間隔θ1は、例えば、45度の角度である(θ1=45°)。第三クッション材59は、各第一クッション材55,56の間に配置される。第三クッション材59は、例えば、第一半円形穴3(第二半円形穴4)の穴周面3Aの中心nに配置される。
【0132】
各第三クッション材60,61は、
図24、
図25及び
図40に示すように、例えば、高さTB(厚さ)、長さLB(縦)及び幅HC(横)を有する直方体(立体形状)に形成される。各第三クッション材60,61は、底面、上面、第三保持面60A,61A(正面)、背面、及び左右の側面を有する直方体に形成される。各第三クッション材60,61の幅HCは、例えば、第三クッション材59の幅HBの半分の幅である。
【0133】
各第三クッション材60,61は、
図18、
図19、
図24、
図25、
図32、
図38及び
図40に示すように、第一保持体1に配置される。各第三クッション材60,61は、第一半円形穴3の第一穴周面3A(穴周面/穴周縁)から第一半円穴中心線aに向けて第二突出量δ2を有して第一半円形穴3内に突出して、第一保持体1に固定される。
【0134】
第三クッション材60は、
図24に示すように、第一天井平板10及び第一縦枠材12の第一縦底平板17の間に配置されて、第一保持体1に固定される。第三クッション材60は、
図24、
図38及び
図40に示すように、第三保持面60A(正面/保持面)を第一半円穴中心線aに向け、及び左右の側面を第一横枠材11及び第一側端8(第一側端面)に向けて、第一天井平板10及び第一縦枠材12の第一縦底平板17の間に配置される。第三クッション材60は、上面を第一天井平板10の天井板裏平面10Bに当接し、底面を第一縦底平板17の底板裏平面17Bに当接し、背面を第一縦側平板16の側板裏平面16Bに当接して、第一保持体1に固定される。
【0135】
第三クッション材61は、
図25に示すように、第一天井平板10及び第一縦枠材13の第一縦底平板17の間に配置されて、第一保持体1に固定される。第三クッション材61は、
図25、
図38及び
図40に示すように、第三保持面61A(正面/保持面)を第一半円穴中心線aに向け、及び左右の側面を第一横枠材11及び第一側端8(第一側端面)に向けて、第一天井平板10及び第一縦枠材12の第一縦底平板17の間に配置される。第三クッション材61は、上面を第一天井平板10の天井板裏平面10Bに当接し、底面を第一縦底平板17の底板裏平面17Bに当接し、背面を第一縦側平板16の側板裏平面16Bに当接して、第一保持体1に固定される。
【0136】
各第三クッション材60,61は、
図40に示すように、第三保持面60A,61Aを、第一半円形穴3の第一穴周面3A(穴周面)から第一半円穴中心線aに向けて第二突出量δ2を有して、第一半円形穴3内に突出して配置される。各第三クッション材60,61において、第三保持面60A,61Aは、第一半円形穴3の径方向において、第一半円形穴3の第一穴周面3A(穴周面)から第一半円穴中心線aに向けて第二突出量δ2を有して突出されて、第一半円形穴3内に配置される。
各第三クッション材60,61は、
図24、
図25及び
図40に示すように、第一保持体1の厚さ方向Aにクッション長さTB(直方体の高さTB)を有し、及び第一保持体1の幅方向Cにクッション幅HC(直方体の幅HC)を有して、第一半円形穴3内に突出される。各第三クッション材60,61において、第三保持面60A,61Aは、第一保持体1の厚さ方向A(高さ方向)に面長さTB(直方体の高さTB)を有し、及び第一保持体1の幅方向Cに面幅HC(直方体の幅HC)を有して、第一半円形穴3内に突出される。
【0137】
第三クッション材60は、
図40に示すように、第三クッション材60及び第一半円穴中心線aの間に第二間隔σ2を隔てて、第一保持体1(第一縦底平板17及び第一天井平板10の間)に配置される。第三クッション材60は、第一半円形穴3の径方向において、第三保持面60A及び第一半円穴中心線aの間に第二間隔σ2を隔てて、第一保持体1に配置される。
第三クッション材61は、
図40に示すように、第三クッション材61及び第一半円穴中心線aの間に第二間隔σ2を隔てて、第一保持体1(第一縦底平板17及び第一天井平板10の間)に配置される。第三クッション材61は、第一半円形穴3の径方向において、第三保持面61A及び第一半円穴中心線aの間に第二間隔σ2を隔てて、第一保持体1に配置される。
【0138】
第三クッション材60は、
図38に示すように、第一半円形穴3の周方向において、第一クッション材55に第二周間隔θ2(周角度/第二周角度)を隔てて、第一保持体1(第一縦枠材13)に配置される。第三クッション材60は、第三クッション材59と第一側端8(第一側端面)の間に配置される。第三クッション材60は、第一クッション材55と第一側端8(第一側端面)の間に配置される。これによって、第一クッション材55は、第三クッション材59と第三クッション材60の間に配置される。
第三クッション材61は、
図38に示すように、第一半円形穴3の周方向において、第一クッション材55に第二周間隔θ2(周角度/第二周角度)を隔てて、第一保持体1(第一縦枠材12)に配置される。第三クッション材61は、第三クッション材59と第一側端8(第一側端面)の間に配置される。第三クッション材61は、第一クッション材56と第一側端8(第一側端面)の間に配置される。これによって、第一クッション材56は、第三クッション材59と第三クッション材61の間に配置される。
【0139】
各第三クッション材60,61は、
図38に示すように、第一半円形穴3の周方向において、各第三クッション材60,61の間に第四周間隔(周角度/周間隔)を隔てて配置され、第三保持面60A,61Aを対向(対峙)して、第一保持体1に固定される。各第三クッション材60,61は、各第三保持面60A,61Aの間に第二間隔σ2の2倍の間隔を隔てて、各第三保持面60A,61Aを対向して配置される。
【0140】
各第四クッション材62~64は、ウレタンフォーム(硬質ウレタンフォーム)、合成ゴム又は合成樹脂等の弾性変形可能な材料(弾性材料)で形成される。各第四クッション材62~64は、例えば、第一及び第二クッション材55,57より弾性係数の大きい材料(弾性材料)で形成される。
【0141】
第四クッション材62は、
図37に示すように、例えば、第三クッション材59と同様に、高さTB(厚さ)、長さLB(縦)及び幅HB(横)を有する直方体(立体形状)に形成される。第四クッション材62は、底面、上面、第四保持面62A(正面)、背面、及び左右の側面を有する直方体に形成される。第四クッション材62の幅HBは、例えば、第一クッション材55,56のクッション幅HA(板幅HA)より小さい幅である。
【0142】
第四クッション材62は、
図18、
図19、
図32、
図33、
図36、
図37、
図39及び
図40に示すように、第二保持体2に配置される。第四クッション材62は、第二半円形穴4の第二穴周面4A(穴周面/穴周縁)から第二半円中心線cに向けて第二突出量δ2を有して第二半円形穴4内に突出して、第二保持体2に固定される。
【0143】
第四クッション材62は、
図36及び
図37に示すように、第二天井平板22及び第二横枠材23の第二横底平板27の間に配置されて、第二保持体2に固定される。第四クッション材62は、第四保持面62A(正面/保持面)を第二半円穴中心線cに向け、及び左右の側面を各第二縦枠材24,25の第二縦側平板28に向けて、第二天井平板22及び第二横枠材23の第二横底平板27の間に配置される。第四クッション材62は、上面を第二天井平板22の天井板裏平面22Bに当接し、底面を第二横底平板27の底板裏平面27Bに当接し、及び背面を第二横側平板26の側板裏平面26Bに当接して、第二保持体2に固定される。
【0144】
第四クッション材62は、
図40に示すように、第四保持面62Aを、第二半円形穴4の第二穴周面4A(穴周面/穴周縁)から第二半円穴中心線cに向けて第二突出量δ2を有して第二半円形穴4内に突出して配置される。第四クッション材62において、第四保持面62Aは、第二半円形穴4の径方向において、第一半円形穴4の第二穴周面4A(穴周面)から第二半円穴中心線cに向けて第二突出量δ2を有して突出されて、第二半円形穴4内に配置される。
【0145】
第四クッション材62は、
図37及び
図40に示すように、第二保持体2の厚さ方向Aにクッション長さTB(直方体の高さTB)を有し、及び第二保持体2の長さ方向Bにクッション幅HBを(直方体の花HB)を有して、第二半円形穴4内に突出される。第四クッション材62において、第四保持面62Aは、第二保持体2の厚さ方向A(高さ方向)に面長さTB(直方体の高さTB)を有し、及び第二保持体2の長さ方向Bに面幅HB(直方体の幅HB)を有して、第二半円形穴4内に突出される。
【0146】
第四クッション材62は、
図40に示すように、第四クッション材62及び第二半円形穴4の間に第二間隔σ2を隔てて、第二保持体2(第二横底平板27及び第二天井平板22の間)に配置される。第四クッション材62は、第二半円形穴4の径方向において、第四保持面62A(保持面)及び第二半円穴中心線cの間に第二間隔σ2を隔てて、第二保持体2に配置される。
【0147】
第四クッション材62は、
図39に示すように、第二半円形穴4の周方向において、各第二クッション材57,58に第一周間隔θ1(周角度/第一周角度)を隔てて、第二保持体2(第二横枠材23)に配置される。第四クッション材62は、各第二クッション材57,58の間に配置される。第四クッション材62は、例えば、第二半円形穴4の穴周面4Aの中心wに配置される。
【0148】
各第四クッション材63,64は、
図24、
図25及び
図40に示すように、例えば、各第三クッション材60,61と同様に、高さTB(厚さ)、長さLB(縦)及び幅HC(横)を有する直方体(立体形状)に形成される。
各第四クッション材63,64は、底面、上面、第四保持面63A,64A(正面)、背面、及び左右の側面を有する直方体に形成される。
【0149】
各第四クッション材63,64は、
図24、
図25、
図32、
図33、
図39及び
図40に示すように、第二保持体2に配置される。各第四クッション材63,64は、第二半円形穴4の第二穴周面4A(穴周面/穴周縁)から第二半円穴中心線cに向けて第二突出量δ2を有して第二半円形穴4内に突出して、第二保持体2に固定される。
【0150】
第四クッション材63は、
図24に示すように、厚さ方向Aにおいて第二天井平板22及び第二縦枠材24の第二縦底平板29の間に配置されて、第二保持体2に固定される。第四クッション材63は、第四保持面63A(正面/保持面)を第二半円穴中心線cに向け、及び左右の側面を第二横枠材23及び第二側端19(第二側端面)に向けて、第二天井平板22及び第二縦枠材24の第二縦底平板29の間に配置される。第四クッション材63は、上面を第二天井平板22の天井板裏平面22Bに当接し、底面を第二縦底平板29の底板裏平面29Bに当接し、背面を第二縦側平板28の側板裏平面28Bに当接して、第二保持体2に固定される。
【0151】
第四クッション材64は、
図25に示すように、厚さ方向Aにおいて第二天井平板22及び第二縦枠材25の第二縦底平板29の間に配置されて、第二保持体2に固定される。第四クッション材64は、
図24及び
図38に示すように、第四保持面64A(正面/保持面)を第二半円中心線cに向け、及び左右の側面を第二横枠材23及び第二側端19(第二側端面)に向けて、第二天井平板22及び第二縦枠材25の第二縦底平板29の間に配置される。第四クッション材64は、上面を第二天井平板22の天井板裏平面22Bに当接し、底面を第二縦底平板29の底板裏平面29Bに当接し、背面を第二縦側平板28の側板裏平面26Bに当接して、第二保持体2に固定される。
【0152】
各第四クッション材63,64は、
図40に示すように、第四保持面63A,64Aを、第二半円形穴4の第二穴周面4A(穴周面)から第二半円穴中心線cに向けて第二突出量δ2を有して、第二半円形穴4内に突出して配置される。各第四クッション材63,64において、第四保持面63A,64Aは、第二半円形穴4の径方向において、第二半円形穴4の第二穴周面4A(穴周面)から第二半円穴中心線cに向けて第二突出量δ2を有して突出されて、第二半円形穴4内に配置される。
各第四クッション材63,64は、
図24、
図25及び
図40に示すように、第二保持体2の厚さ方向Aにクッション長さTB(直方体の高さTB)を有し、及び第二保持体2の幅方向Cにクッション幅HC(直方体の幅HC)を有して、第二半円形穴4内に突出される。各第四クッション材63,64において、第四保持面63A,64Aは、第二保持体2の厚さ方向A(高さ方向)に面長さTB(直方体の高さTB)を有し、及び第二保持体2の幅方向Cに面幅HC(直方体の花HC)を有して、第二半円形穴4内に突出される。
【0153】
第四クッション材63は、
図40に示すように、第四クッション材63及び第二半円穴中心線cの間に第二間隔σ2を隔てて、第二保持体2(第二縦底平板29及び第二天井平板22の間)に配置される。第四クッション材63は、第二半円形穴4の径方向において、第四保持面63A及び第二半円穴中心線cの間に第二間隔σ2を隔てて、第二保持体2に配置される。
第四クッション材64は、
図40に示すように、第四クッション材64及び第二半円穴中心線cの間に第二間隔σ2を隔てて、第二保持体2(第二縦底平板29及び第二天井平板22の間)に配置される。第四クッション材64は、第二半円形穴4の径方向において、第四保持面64A及び第二半円穴中心線cの間に第二間隔σ2を隔てて、第二保持体2に配置される。
【0154】
第四クッション材63は、
図39に示すように、第二半円形穴4の周方向において、第二クッション材58に第二周間隔θ2(周角度/第二周角度)を隔てて、第二保持体2(第二縦枠材24)に配置される。第四クッション材63は、第四クッション材62と第二側端19(第二側端面)の間に配置される。第四クッション材63は、第二クッション材58と第二側端19(第二側端面)の間に配置される。これによって、第二クッション材58は、第四クッション材62と第四クッション材63の間に配置される。
第四クッション材64は、
図39に示すように、第二半円形穴4の周方向において、第二クッション材57に第二周間隔θ2(周角度/第二周角度)を隔てて、第二保持体2(第二縦枠材25)に配置される。第四クッション材64は、第四クッション材62と第二側端19(第二側端面)の間に配置される。第四クッション材62は、第二クッション材57と第二側端19(第二側端面)の間に配置される。これによって、第二クッション材57は、第四クッション材62と第四クッション材64の間に配置される。
【0155】
各第四クッション材63,64は、
図39に示すように、第二半円形穴4の周方向において、各第四クッション材63,64の間に180度(周角度/周間隔)を隔てて配置され、第四保持面63A,64Aを対向(対峙)して、第二保持体2に固定される。各第四クッション材63,64は、各第四保持面63A,64Aの間に第二間隔σ2の2倍の間隔を隔てて、各第四保持面63A,64Aを対向して配置される。
【0156】
第三クッション材59、及び第四クッション材62は、
図40に示すように、第一側端8(第一側端面)及び第二側端19(第二側端面)を当接した状態において、円形穴CA(第一及び第二半円形穴3,4)の周方向において、第三クッション材59及び第四クッション材62の間に第四周間隔(周角度/周間隔)を隔てて配置され、第三保持面59A及び第四保持面62Aを対向(対峙)して、第一及び第二保持体1,2に固定される。第三クッション材59、及び第四クッション材62は、第一側端8(第一側端面)及び第二側端19(第二側端面)を当接した状態において、第三保持面59A及び第四保持面62Aの間に第二間隔σ2の2倍の間隔を隔てて、第三保持面59A及び第四保持面62Aを対向して配置される。
【0157】
各第一クッション底材65,66は、
図19、
図20、
図23、
図33乃至
図35及び
図42に示すように、第一保持体1に配置される。各第一クッション底材65,66は、第一保持体1に固定される。
【0158】
一方の第一クッション底材65は、
図42に示すように、第一基準線mから第一半円形穴3の周方向の一方P(一方向)に第一クッション周間隔θA(周間隔/周角度)を隔てて、第一保持体1に配置される。第一クッション周間隔θAは、例えば、45度の角度である(θA=45°)。一方の第一クッション底材65は、第一保持体1の幅方向Cにおいて、第一クッション底材65及び第一側端8(第一側端面)の間に第一配置間隔σAを隔てて、第一設置面7に当接して、第一保持体1に固定される。第一配置間隔σAは、例えば、第一保持体1の幅H3の間隔である(σA=H3)。
【0159】
他方の第一クッション底材66は、
図42に示すように、第一基準線mから第一半円形穴3の周方向の他方Q(他方向)に第一クッション周間隔θA(周間隔/周角度)を隔てて、第一保持体1に配置される。他方の第一クッション底材66は、第一保持体1の幅方向Cにおいて、第一クッション底材66及び第一側端8(第一側端面)の間に第一配置間隔σAを隔てて、第一設置面7に当接して、第一保持体1に固定される。
【0160】
各第一クッション底材65,66は、合成ゴム又は合成樹脂等の弾性変形可能な材料(弾性材料)で形成される。
【0161】
各第一クッション底材65,66は、
図41に示すように、例えば、一対のクッション底平板81,82(クッション底板)、及び一対のクッション側平板83,84を有する。各クッション底平板81,82及び各クッション側平板83,84は、板厚さ、板幅及び板長さを有する矩形状(矩形板)に形成される。各クッション底平板81,82は、板厚さ方向に底板表平面81A,82A(板表面)、及び底板裏平面81B,82B(板裏面)を有する。各クッション側平板83,84は、板厚さ方向に側板表平面83A,84A(板表面)及び側板裏平面83B,84B(板裏面)を有する。
【0162】
一方のクッション底平板81は、
図41に示すように、他方のクッション底平板82の板長さ方向の一方の板長さ端側に配置される。クッション底平板81は、板長さ方向の一方の板長さ端を、クッション底平板82の板幅方向の一方の板幅端82cに当接して、クッション底平板82と一体に形成される。各クッション底平板81,82は、各底板表平面81A,82A(板表面)を面一に配置して、L字状に形成される。
【0163】
一方のクッション側平板83は、
図41に示すように、クッション底平板82の他方の板幅端82d側に配置される。クッション側平板83は、板幅方向の一方の板幅端をクッション底平板82の底板裏平面82Bに当接して、クッション底平板82と一体に形成される。クッション側平板83は、側板裏平面83Bをクッション底平板82の底板裏平面82Bに直交して、クッション底平板82に配置される。他方のクッション側平板84は、クッション底平板82の板幅端82dに直交するクッション底平板81の一方の板幅端81c側に配置される。クッション側平板84は、板幅方向の一方の板幅端をクッション底平板81の底板裏平面81Bに当接して、クッション底平板81と一体に形成される。クッション側平板84は、側板裏平面84Bをクッション底平板81の底板裏平面81Bに直交して、クッション底平板81に配置される、各クッション側平板83,84は、板長さ方向の一方の板長さ端で当接されて、一体に形成される。
【0164】
一方のクッション底材65は、
図34及び
図42に示すように、クッション底平板81の底板裏平面81Bを第一横底平板15(第一横枠材11)の底板表平面15A(第一設置面7)に当接し、及びクッション底平板82の底板裏平面82Bを第一縦枠材12の底板裏平面17B(第一設置面7)に当接して、第一保持体1(第一設置面7)に固定される。一方のクッション底材65は、クッション側平板83の側板裏平面83Bを第一縦側平板16の側板表平面16Aに当接し、クッション側平板84の側板裏平面84Bを第一横枠材11の側板表平面14A(第一横側平板14)に当接して、第一保持体1(第一横枠材11及び第一縦枠材12)に固定される。
第一クッション底材65は、
図34及び
図42に示すように、第一横枠材11及び第一縦枠材12の直交する第一保持体1の角部(第一角部)に配置されて、第一保持体1の第一角部を覆って第一横枠材11及び第一縦枠材12に固定される。第一保持体1の第一角部は、基準直線mから第一半円形穴3の周方向の一方P(一方向)に45度の角度(第一クッション周間隔θA)を隔てて、第一保持体1の幅方向Cにおいて、第一側端8(第一側端面)から第一保持体1の幅H3(第一配置間隔σA)を隔てる位置(角部)である。
第一クッション底材65(各クッション底平板81,82の底板表平面81A,82A)は、
図34に示すように、第一保持体1の厚さ方向A(第一半円穴中心線aの方向)において、第一設置面7から各クッション底平板81,82の板厚さを有して突出される。
【0165】
他方の第一クッション底材66は、
図35及び
図42に示すように、クッション底平板81の底板裏平面81Bを第一縦底平板17(第一縦枠材13)の底板表平面15A(第一設置面7)に当接し、及びクッション底平板82の底板裏平面82Bを第一横枠材11の底板表平面15A(第一設置面7)に当接して、第一保持体1(第一設置面7)に固定される。他方の第一クッション底材66は、クッション側平板83の側板裏平面83Bを第一横側平板14の側板表平面14Aに当接し、クッション側平板84の側板裏平面84Bを第一縦枠材13の側板表平面14A(第一縦側平板16)に当接して、第一保持体1(第一横枠材11及び第一縦枠材13)に固定される。
第一クッション底材66は、第一横枠材11及び第一縦枠材13の直交する第一保持体1の角部(第二角部)に配置されて、第一保持体1の第二角部を覆って第一横枠材11及び第一縦枠材13に固定される。第一保持体1の第二角部は、基準直線mから第一半円形穴3の周方向の他方P(他方向)に45度の角度(第一クッション周間隔θA)を隔てて、第一保持体1の幅方向Cにおいて、第一側端8(第一側端面)から第一保持体1の幅H3(第一配置間隔σA)を隔てる位置(角部)である。
第一クッション底材66(各クッション底平板81,82の底板表平面81A,82A)は、
図35に示すように、第一保持体1の厚さ方向A(第一半円穴中心線aの方向)において、第一設置面7から各クッション底平板81,82の板厚さを有して突出される。
【0166】
各第二クッション底材67,68は、
図19、
図20、
図23、
図33乃至
図35及び
図42に示すように、第二保持体2に配置される。各第二クッション底材67,68は、第二保持体2に固定される。
【0167】
一方の第二クッション底材67は、
図42に示すように、第二基準線sから第二半円形穴4の周方向の一方P(一方向)に第二クッション周間隔θB(周間隔/周角度)を隔てて、第二保持体2に配置される。第二クッション周間隔θBは、例えば、第一クッション周間隔θAと同一の45度の角度である(θB=θA=45°)。
一方の第二クッション底材67は、
図42に示すように、第二保持体2の幅方向Cにおいて、第二クッション底材67及び第二側端19(第二側端面)の間に第二配置間隔σBを隔てて、第二設置面18に当接して、第二保持体2に固定される。第二配置間隔σBは、例えば、第一配置間隔σAと同一の第二保持体2の幅HB(σB=σA=HB)。
【0168】
他方の第二クッション底材68は、
図42に示すように、第二基準線sから第二半円形穴4の周方向の他方Q(他方向)に第二クッション周間隔θB(周間隔/周角度)を隔てて、第二保持体2に配置される。他方の第二クッション底材68は、第二保持体2の幅方向Cにおいて、第二クッション底材68及び第二側端19(第二側端面)の間に第二配置間隔σBを隔てて、第二設置面18に当接して、第二保持体2に固定される。
【0169】
各第二クッション底材67,68は、第一クッション底材65,66と同一の材料であって、合成ゴム又は合成樹脂等の弾性変形可能な材料(弾性材料)で形成される。
【0170】
各第二クッション底材67,68は、
図41に示すように、第一クッション底材65,66と同様に、一対のクッション底平板81、82、及び一対のクッション側平板83,84を有する。
【0171】
一方の第二クッション底材67は、
図36及び
図42に示すように、クッション底平板81の底板裏平面81Bを第二縦底平板29(第二縦枠材24)の底板表平面29A(第二設置面18)に当接し、及びクッション底平板82のクッション底平板81、82を第二横枠材23の底板表平面29A(第二設置面18)に当接して、第二保持体2(第二設置面18)に固定される。一方の第二クッション底材67は、クッション側平板83の側板裏平面83Bを第二横側平板26の側板表平面26Aに当接し、及びクッション側平板84の側板裏平面84Bを第二縦枠材24の側板表平面28A(第二縦側平板28)に当接して、第二保持体2(第二横枠材23及び第二縦枠材24)に固定される。
第二クッション底材67は、
図36及び
図42に示すように、第二横枠材23及び第二縦枠材24の直交する第二保持体2の角部(第一角部)に配置されて、第二保持体2の第一角部を覆って第二横枠材23及び第二縦枠材24に固定される。第二保持体2の第一角部は、第二基準線sから第二半円形穴4の周方向の一方P(一方向)に45度の角度(第二クッション周間隔θB)を隔てて、第二保持体2の幅方向Cにおいて、第二側端19(第二側端面)から第二保持体2の幅H3(第二配置間隔σB)を隔てる位置(角部)である。
第二クッション底材67(各クッション底平板81,82の底板表平面81A,82A)は、第二保持体2の厚さ方向A(第二半円穴中心線cの方向)において、第二設置面18から各クッション底平板81,82の板厚さを有して突出される。
【0172】
他方の第二クッション底材68は、
図37及び
図42に示すように、クッション底平板81の底板裏平面81Bを第二横底平板27(第二横枠材23)の底板表平面27A(第二設置面18)に当接し、及びクッション底平板82の底板裏平面82Bを第二縦枠材25の底板表平面29A(第二設置面18)に当接して、第二保持体2(第二設置面18)に固定される。他方の第二クッション底材68は、クッション側平板83の側板裏平面83Bを第二縦側平板28の側板表平面28Aに当接し、及びクッション側平板84の側板裏平面84Bを第二横枠材23の側板表平面26A(第二横側平板26)に当接して、第二保持体2(第二横枠材23及び第二縦枠材24)に固定される。
第二クッション底材68は、
図42に示すように、第二横枠材23及び第二縦枠材25の直交する第二保持体2の角部(第二角部)に配置されて、第二保持体2の第二角部を覆って第二横枠材23及び第二縦枠材25に固定される。第二保持体2の第二角部は、第二基準線sから第二半円形穴4の周方向の他方Q(他方向)に45度の角度(第二クッション周間隔θB)を隔てて、第二保持体2の幅方向Cにおいて、第二側端19(第二側端面)から第二保持体2の幅H3(第二配置間隔σB)を隔てる位置(角部)である。
第二クッション底材67(各クッション底平板81,82の底板表平面81A,82A)は、
図36及び
図37に示すように、第二保持体2の厚さ方向A(第二半円穴中心線cの方向)において、第二設置面18から各クッション底平板81,82の板厚さを有して突出される。
【0173】
次に、円筒缶保持装置X2の動作(円筒管を保持する動作等)を、
図43乃至
図46を参照して説明する。
なお、説明の便宜上、円筒缶保持装置X2は、
図18及び
図31に示すように、第一側端8及び第二側端19を当接して、パンチ錠36(連結体6)によって第一及び第二保持体1,2を連結して回転不能にした状態であるものとする。
【0174】
図45において、円筒缶92(円筒容器)は、半径ryを有して、有底の円筒状に形成される。円筒缶92は、金属又は樹脂で形成される、円筒缶92は、例えば、ペール缶(以下、「ペール缶92」という)。
【0175】
円筒缶保持装置X2は、
図43及び
図44に示すように、パンチ錠36(連結体6)の操作レバー40を操作して、第一及び第二保持体1,2の連結を解除する。第一及び第二保持体1,2は、パンチ錠36の連結解除によって、蝶番31(回転支持体5)の回転軸32(回転中心線f)を中心として、回転可能にされる。
【0176】
第一及び第二保持体1,2の一方又は両方を第一側端8(第一側端面)及び第二側端19(第二側端面)の間(第一及び第にクッション材55,57の間)に間隔を空けつつ回転する(
図43及び
図44参照)。第一保持体1は、蝶番31の回転軸32の回転中心線f(回転支持体5の回転中心線f)を中心として、第二保持体2から離間する方向に回転される。第二保持体2は、蝶番31の回転軸32の回転中心線fを中心として、第一保持体1から離間する方向に回転される。第一及び第二保持体1,2は、回転軸32の回転中心線f(回転支持体5の回転中心線f)を中心として、第一保持体1(第一側端8/第一クッション材55)及び第二保持体2(第二側端19/第二クッション材57)の間に角度θxを隔てるまで回転される。
【0177】
第一保持体1及び第二保持体2は、
図43及び
図44に示すように、第一側端8及び第二側端19(第一及び第二半円形穴3,4の間/第一及び第二クッション材55,57の間)に間隔を隔てた状態で、缶設置面G(道路の路面等)に載置される。
第一及び第二保持体1,2は、各第一クッション底材65,66の各底板表平面81A、82A(クッション底平板81、82)を缶設置面Cに当接して、缶設置面Gに載置される。
【0178】
第一保持体1及び第二保持体2を缶設置面Gに載置すると、ペール缶92を缶設置面Gに載置する。ペール缶92は、
図43及び
図44に示すように、缶底面52Aから第一及び第二側端8,19(第一及び第二クッション材55,57の間、第一及び第二クッション材56,58の間)に挿入されて、缶設置面Gに載置される。ペール缶92は、ペール缶92の外周面92aを第一及び第二クッション材55~58に間隔を隔てて、第一半円形穴3の穴周面3A(各第一クッション材55,56の第一保持面72A)に対向し、第二半円形穴4の穴周面4A(各第二クッション材57,58の第二保持面75A)に対向して、缶設置面Gに載置(設置)される。
【0179】
第一側端8及び第二側端19の間(第一及び第二クッション材55~58の間/第一及び第二半円形穴3,4の間)にペール缶92を配置すると、第一及び第二保持体1,2を回転して、第一及び第二保持体1,2によってペール缶92を保持する(
図45及び
図46参照)。
【0180】
第一及び第二保持体1,2は、
図45及び
図46に示すように、第一及び第二半円形穴3,4の間(第一及び第二クッション材55,57)を狭める方向に回転される。第一及び第二保持体1,2は、回転軸32の回転中心線fを中心として、第一及び第二クッション材55,57の間、第一及び第二クッション材56,58の間に配置したペール缶92に向けて回転される。第一及び第二保持体1,2は、ペール缶92に向けて回転に伴って、各第一クッション材55,56の第一保持面72A(保持面)をペール缶92の外周面92aに当接し、各第二クッション材57,58の第二保持面75A(保持面)をペール缶92の外周面92aに当接する。
【0181】
各第一クッション材55,56(第一保持面72A)及び各第二クッション材57,58(第二保持面75A)をペール缶92の外周面92aに当接すると、パンチ錠36(連結体6)によって第一及び第二保持体1,2を回転不能に連結する(
図45及び
図46参照)。
パンチ錠36は、ラッチ部41をフック部51に引っ掛けて、操作レバー40をフック板38に向けて回転することで、第一保持体1を第二保持体2に引き付けて、第一側端8(第一側端面)及び第二側端19(第二側端面)を当接して、第一及び第二保持体1,2を回転不能に連結する。
【0182】
第一及び第二保持体1,2において、各第一クッション材55,56、各第二クッション材57,58、各第三クッション材59~61及び第四クッション材62~64は、パンチ錠36の連結動作による第一保持体1の第二保持体への引き付けによって、第一及び第二半円形穴3,4の間に配置したペール缶92の外周面92aに当接し、又はペール缶92の外周面92aに押し付けられて、弾性変形する。
このとき、第二間隔δ2の半径ryのペール缶92において、第一及び第二保持体1,2は、
図45及び
図46に示すように、各第一クッション材55,56の第一保持面72A(保持面)、及び各第二クッション材57,58の第二保持面75A(保持面)をペール缶92の外周面92aに当接して、パンチ錠36(連結体6)によって回転不能に連結される。
これにより、第一及び第二保持体1,2は、各第一クッション材55,56、及び各第二クッション材57,58をペール缶92の外周面92aに当接することで、第二間隔δ2の半径ryを有するペール缶92を保持する。第一及び第二保持体1,2は、各第一クッション材55,56の第一保持面72A、及び各第二クッション材57,58の第二保持面75Aをペール缶92の外周面92aに押し付けて、第一クッション材55及び第二クッション材57の間、第一クッション材56及び第二クッション材58の間にてペール缶92を保持する。
【0183】
また、第一間隔δ1の半径ryのペール缶92において、第一及び第二保持体1,2は、各第一クッション材55,56の第一保持面72A及び各第二クッション材57,58の第二保持面75Aをペール缶92の外周面92aに押し付けて、各第一クッション材55,56及び各第二クッション材57,58を弾性変形し、各第三クッション材59~61の第三保持面59A,60A,61A(保持面)及び各第四クッション材62~64の第四保持面62A,63A,64Aをペール缶92の外周面92aに当接して、パンチ錠36によって回転不能に連結される。
これにより、第一及び第二保持体1,2は、各第一クッション材55,56及び各第二クッション材57,58をペール缶92の外周面92aに押し付け、各第三クッション材59~61及び各第四クッション材62~64を当接することで、第一間隔δ1の半径ryを有するペール缶92を保持する。第一及び第二保持体1,2は、弾性変形した各第一クッション材55,56の第一保持面72Aをペール缶92の外周面92aに押し付けて、弾性変形した各第二クッション材57,58の第二保持面75Aをペール缶92の外周面92aに押し付けて、第一クッション材55及び第二クッション材57の間、第一クッション材56及び第二クッション材58の間にてペール缶92を保持する。
【0184】
更に、第一及び第二半円形穴3,4の半径rと同一の半径ry(第一間隔δ1を超え第一及び第二半円形穴3,4の半径r未満の半径ry)のペール缶92において、第一及び第二保持体1,2は、各第一クッション材55,56、各第二クッション材57,58、各第三クッション材59~61及び各第四クッション材62~64をペール缶92の外周面92aに押し付けて、各クッション材59~64を弾性変形して、パンチ錠36によって回転不能に連結される。
これにより、第一及び第二保持体1,2は、各クッション材59~64をペール缶92の外周面92aに押し付けことで、第一及び第二半円形穴3,4の半径rと同一の半径ry(第一間隔δ1を超え第一及び第二半円形穴3,4の半径r未満の半径ry)のペール缶92を保持する。第一及び第二保持体1,2は、弾性変形した各クッション材55~64の第一保持面72A、第二保持面75A、第三保持面59A,60A,61A及び第四保持面62A,63A,64Aをペール缶92の外周面92aに押し付けて、第一クッション材55及び第二クッション材57の間、第一クッション材56及び第二クッション材58の間、第三クッション材59及び第四クッション材62の間、各第三クッション材61,62の間、及び各第四クッション材63,64の間にてペール缶92を保持する。
このように、円筒缶保持装置X2では、第二間隔δ2以上、第一及び第二半円形穴3,4の半径r未満の半径ry(缶半径)を有するペール缶92を保持できる。
【0185】
連結体6(パンチ錠36)の連結の解除、第一及び第二保持体1,2によるペール缶92の保持の解除は、
図14乃至
図17で説明したと同様に、操作レバー40を回転して、ラッチ部41をフック部51から取外し、第一及び第二保持体1,2をペール缶92の外周面92aから離間する方向に回転する(
図43乃至
図46参照)。
【0186】
第一及び第二保持体1,2でペール缶92を保持した状態において、ペール缶92内に塗料やモルタル等を入れて、攪拌する際に、作業者は、
図45及び
図46に示すように、例えば、第一天井平板10(又は第二天井平板22)を踏み付けて、各第一クッション底材65,66及び各第二クッション底材67,68を弾性変形して、各第一クッション底材65,66及び各第二クッション底材67,68を缶設置面G(道路の路面等)に押し付ける。
これにより、ペール缶92内の塗料やモルタルを撹拌機で攪拌しても、缶設置面Gに、弾性変形して押し付けられた各第一クッション底材65,66、及び缶設置面Gに弾性変形した押し付けられた各第二クッション底材67,68によって、第一及び第二保持体1,2、第一及び第二保持体1,2で保持されたペール缶92の移動を抑制して、ペール缶92の転倒を防止する。
各第一クッション底材65,66、及び各第二クッション底材67,68は、缶設置面G(道路の路面等)に押し付けられることで、第一及び第二保持体1,2の缶設置面Gに対する滑り止めとして機能する。
【0187】
円筒缶保持装置X2は、ペール缶52(円筒缶)を移動することなく、缶設置面Gに載置した状態で、第一及び第二保持体1,2を回転することで、ペール缶52を保持でき、又はペール缶52の保持を解除できる。
【産業上の利用可能性】
【0188】
本発明は、円筒缶(ペール缶)を保持するのに最適である。
【符号の説明】
【0189】
X1 円筒缶保持装置
1 第一保持体
2 第二保持体
3 第一半円形穴
4 第二半円形穴
5 回転支持体
31 蝶番
6 連結体
36 パンチ錠
7 第一設置面
8 第一側端(第一側端面)
18 第二設置面
19 第二側端(第二側端面)
52 ペール缶(円筒缶)
a 第一半円穴中心線(穴中心線)
c 第二半円穴中心線(穴中心線)
f 回転中心線
CX 軌道円(円)
rx 軌道半径(半径)