(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024062280
(43)【公開日】2024-05-09
(54)【発明の名称】商品提供システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20240430BHJP
【FI】
G06Q30/06 312
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022170161
(22)【出願日】2022-10-24
(71)【出願人】
【識別番号】518163024
【氏名又は名称】株式会社Rational
(74)【代理人】
【識別番号】100108947
【弁理士】
【氏名又は名称】涌井 謙一
(74)【代理人】
【識別番号】100117086
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 典弘
(74)【代理人】
【識別番号】100124383
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 一永
(74)【代理人】
【識別番号】100173392
【弁理士】
【氏名又は名称】工藤 貴宏
(74)【代理人】
【識別番号】100189290
【弁理士】
【氏名又は名称】三井 直人
(72)【発明者】
【氏名】音無 功
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB53
5L049BB53
(57)【要約】 (修正有)
【課題】商品提供ウェブサイトにおいて、第一の事業者とは異なる複数の第二の事業者が提供する商品及び/又はサービスを購入することを可能とする商品提供システムを提供する。
【解決手段】ユーザ端末と、第二の事業者端末と、サービス提供サーバとは、ネットワークを介して情報交信可能に接続されている商品提供システムにおいて、複数の第一の事業者の店舗にそれぞれ配置されていて、商品提供ウェブサイトへアクセスするための情報であるコード情報が表示されているコード情報表示手段と、コード情報に基づいて前記商品提供ウェブサイトへアクセスする複数のユーザ端末と、第一の事業者とは異なり、商品提供ウェブサイトを介して商品及び/又はサービスの提供を行うことを申し出ている複数の第二の事業者がそれぞれ使用する複数の第二の事業者端末と、商品提供ウェブサイトを開設しているサービス提供者が使用するサービス提供サーバとを備えている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の第一の事業者の店舗にそれぞれ配置されていて、商品提供ウェブサイトへアクセスするための情報であるコード情報が表示されているコード情報表示手段と、
前記コード情報に基づいて前記商品提供ウェブサイトへアクセスする複数のユーザ端末と、
前記第一の事業者とは異なる複数の第二の事業者であって、前記商品提供ウェブサイトを介して商品及び/又はサービスの提供を行うことを申し出ている複数の前記第二の事業者がそれぞれ使用する複数の第二の事業者端末と、
前記商品提供ウェブサイトを開設しているサービス提供者が使用するサービス提供サーバと
を備えていて、前記ユーザ端末と、前記第二の事業者端末と、前記サービス提供サーバとがネットワークを介して情報交信可能に接続されてなり、
前記サービス提供サーバは、
ユーザ端末からウェブ閲覧リクエスト情報を取得した際に、当該ユーザ端末を識別するユーザ端末識別情報及び、当該ウェブ閲覧リクエスト情報に付帯されている第一の事業者を特定する情報である第一の事業者識別情報を取得し、ユーザ端末識別情報を前記ウェブ閲覧リクエスト情報を送出してきた端末に係る情報として記憶部に記憶するとともに、前記ウェブ閲覧リクエスト情報を取得した旨を、前記ウェブ閲覧リクエスト情報に付帯されている前記第一の事業者識別情報に関連付けて記憶部に記憶する処理を行う情報取得手段と、
前記第一の事業者とは異なる、複数の第二の事業者からそれぞれ提供することが申し出されている複数の商品及び/複数のサービスに関する情報である商品・サービス選択用画像情報を、前記複数の商品及び/前記複数のサービスの中から選択可能に前記ユーザ端末の表示部に表示可能に出力する処理を行う商品申込画面情報表示手段と、
前記ユーザ端末の前記表示部に表示された前記商品・サービス選択用画像情報に基づいて前記ユーザが購入を申し込むとして選択した前記商品及び/前記サービスに関する情報である購入希望商品・サービス情報を前記ユーザ端末識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶するとともに、前記購入希望商品・サービス情報で特定される前記商品及び/前記サービスを提供することを申し出ている前記前記第二の事業者を特定する情報である第二の事業者識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶する処理を行う商品申し込み情報取得手段と、
前記購入希望商品・サービス情報を送出してきた前記ユーザ端末に対して、購入希望商品・サービスを届ける先に関する情報である商品届け先情報の入力を促し、これに対して前記ユーザ端末から入力された前記商品届け先情報を、購入希望商品・サービス情報及び、前記ユーザ端末識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶する処理を行う商品届け先情報取得手段と、
前記商品届け先情報を送出してきた前記ユーザ端末に対して、代金決済方法に関する情報である代金決済方法情報の入力を促し、これに対して前記ユーザ端末から入力された前記代金決済方法情報を、前記購入希望商品・サービス情報及び、前記ユーザ端末識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶する処理を行うとともに、決済代行業者端末に対して、前記代金決済方法情報に基づく代金決済を行うよう依頼する情報である代金決済依頼情報を出力する処理を行う決済情報処理手段と、
前記購入希望商品・サービス情報で特定される前記商品及び/又は前記サービスを提供することを申し出ている前記第二の事業者が使用する端末である第二の事業者端末に対して、前記購入希望商品・サービス情報で特定される前記商品及び/又は前記サービスに関する情報及び、前記商品届け先情報を送出して、前記購入希望商品・サービス情報で特定される前記商品及び/又は前記サービスを提供するように依頼する処理を行う商品・サービス配送依頼手段と、
前記情報取得手段で前記ウェブ閲覧リクエスト情報を取得した際に、前記第一の事業者識別情報で特定される前記第一の事業者に対して第一のポイント付与を行って、当該第一のポイント付与が行われた旨を前記第一の事業者識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶する処理を行うとともに、
前記商品申し込み情報取得手段で前記購入希望商品・サービス情報を取得した際に、前記購入希望商品・サービス情報を送出してきた前記ユーザ端末による前記ウェブ閲覧リクエスト情報に付帯されていた第一の事業者識別情報で特定される前記第一の事業者に対して、前記第一のポイントとは異なる第二のポイント付与を行って、当該第二のポイント付与が行われた旨を前記第一の事業者識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶する処理を行うポイント付与処理手段と
を備えている商品提供システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、商品提供システムに関し、特に、商品の販売及び/又はサービスの提供を行う複数の第一の事業者の店舗などに配置されている旗、幟、ポスターなどの掲出物などからなるコード情報表示手段に表示されている商品提供ウェブサイトへアクセスするためのコード情報を用いて、前記第一の事業者の店舗を実際に訪問する、等している消費者(ユーザ)が、自身が使用するユーザ端末を用いて前記商品提供ウェブサイトへアクセスして、前記第一の事業者とは異なる複数の第二の事業者が提供することを申し出ている商品及び/又はサービスをプレゼント(贈答品)等として購入することを可能とする商品提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
異業種の店舗を利用することで新規顧客の開拓や、自社商品の販売、自社サービスの提供を行うビジネスシステムに関しては従来から種々の提案が行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、異業種の店舗を利用することで、新規顧客の開拓を図る商品販売方法において、顧客がより自由に商品を購入することができ、新規顧客の開拓をより強力に推進することができるとされている商品販売方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明は、商品の販売及び/又はサービスの提供を行う複数の第一の事業者の店舗などに配置されている旗、幟、ポスターなどの掲出物などからなるコード情報表示手段に表示されている商品提供ウェブサイトへアクセスするためのコード情報を用いて、前記第一の事業者の店舗を実際に訪問する、等している消費者(ユーザ)が、自身が使用するユーザ端末を用いて前記商品提供ウェブサイトへアクセスして、前記第一の事業者とは異なる複数の第二の事業者が提供することを申し出ている商品及び/又はサービスをプレゼント(贈答品)等として購入することを可能とする商品提供システムを提案することを目的にしている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下のように例示することができる。
【0007】
複数の第一の事業者の店舗にそれぞれ配置されていて、商品提供ウェブサイトへアクセスするための情報であるコード情報が表示されているコード情報表示手段と、
前記コード情報に基づいて前記商品提供ウェブサイトへアクセスする複数のユーザ端末と、
前記第一の事業者とは異なる複数の第二の事業者であって、前記商品提供ウェブサイトを介して商品及び/又はサービスの提供を行うことを申し出ている複数の前記第二の事業者がそれぞれ使用する複数の第二の事業者端末と、
前記商品提供ウェブサイトを開設しているサービス提供者が使用するサービス提供サーバと
を備えていて、前記ユーザ端末と、前記第二の事業者端末と、前記サービス提供サーバとがネットワークを介して情報交信可能に接続されてなり、
前記サービス提供サーバは、
ユーザ端末からウェブ閲覧リクエスト情報を取得した際に、当該ユーザ端末を識別するユーザ端末識別情報及び、当該ウェブ閲覧リクエスト情報に付帯されている第一の事業者を特定する情報である第一の事業者識別情報を取得し、ユーザ端末識別情報を前記ウェブ閲覧リクエスト情報を送出してきた端末に係る情報として記憶部に記憶するとともに、前記ウェブ閲覧リクエスト情報を取得した旨を、前記ウェブ閲覧リクエスト情報に付帯されている前記第一の事業者識別情報に関連付けて記憶部に記憶する処理を行う情報取得手段と、
前記第一の事業者とは異なる、複数の第二の事業者からそれぞれ提供することが申し出されている複数の商品及び/複数のサービスに関する情報である商品・サービス選択用画像情報を、前記複数の商品及び/前記複数のサービスの中から選択可能に前記ユーザ端末の表示部に表示可能に出力する処理を行う商品申込画面情報表示手段と、
前記ユーザ端末の前記表示部に表示された前記商品・サービス選択用画像情報に基づいて前記ユーザが購入を申し込むとして選択した前記商品及び/前記サービスに関する情報である購入希望商品・サービス情報を前記ユーザ端末識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶するとともに、前記購入希望商品・サービス情報で特定される前記商品及び/前記サービスを提供することを申し出ている前記前記第二の事業者を特定する情報である第二の事業者識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶する処理を行う商品申し込み情報取得手段と、
前記購入希望商品・サービス情報を送出してきた前記ユーザ端末に対して、購入希望商品・サービスを届ける先に関する情報である商品届け先情報の入力を促し、これに対して前記ユーザ端末から入力された前記商品届け先情報を、購入希望商品・サービス情報及び、前記ユーザ端末識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶する処理を行う商品届け先情報取得手段と、
前記商品届け先情報を送出してきた前記ユーザ端末に対して、代金決済方法に関する情報である代金決済方法情報の入力を促し、これに対して前記ユーザ端末から入力された前記代金決済方法情報を、前記購入希望商品・サービス情報及び、前記ユーザ端末識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶する処理を行うとともに、決済代行業者端末に対して、前記代金決済方法情報に基づく代金決済を行うよう依頼する情報である代金決済依頼情報を出力する処理を行う決済情報処理手段と、
前記購入希望商品・サービス情報で特定される前記商品及び/又は前記サービスを提供することを申し出ている前記第二の事業者が使用する端末である第二の事業者端末に対して、前記購入希望商品・サービス情報で特定される前記商品及び/又は前記サービスに関する情報及び、前記商品届け先情報を送出して、前記購入希望商品・サービス情報で特定される前記商品及び/又は前記サービスを提供するように依頼する処理を行う商品・サービス配送依頼手段と、
前記情報取得手段で前記ウェブ閲覧リクエスト情報を取得した際に、前記第一の事業者識別情報で特定される前記第一の事業者に対して第一のポイント付与を行って、当該第一のポイント付与が行われた旨を前記第一の事業者識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶する処理を行うとともに、
前記商品申し込み情報取得手段で前記購入希望商品・サービス情報を取得した際に、前記購入希望商品・サービス情報を送出してきた前記ユーザ端末による前記ウェブ閲覧リクエスト情報に付帯されていた第一の事業者識別情報で特定される前記第一の事業者に対して、前記第一のポイントとは異なる第二のポイント付与を行って、当該第二のポイント付与が行われた旨を前記第一の事業者識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶する処理を行うポイント付与処理手段
とを備えている商品提供システム。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、商品の販売及び/又はサービスの提供を行う複数の第一の事業者の店舗などに配置されている旗、幟、ポスターなどの掲出物などからなるコード情報表示手段に表示されている商品提供ウェブサイトへアクセスするためのコード情報を用いて、前記第一の事業者の店舗を実際に訪問する、等している消費者(ユーザ)が、自身が使用するユーザ端末を用いて前記商品提供ウェブサイトへアクセスして、前記第一の事業者とは異なる複数の第二の事業者が提供することを申し出ている商品及び/又はサービスをプレゼント(贈答品)等として購入することを可能とする商品提供システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の一実施形態に係る商品提供システムの構成を説明する概略図。
【
図2】本発明の一実施形態に係る商品提供システムに採用されているサービス提供サーバの構成の一例を示すブロック図。
【
図3】本発明の一実施形態に係る商品提供システムに採用されているユーザ端末の構成の一例を示すブロック図。
【
図4】本発明の一実施形態に係る商品提供システムに採用されている第二事業者端末の構成の一例を示すブロック図。
【
図5】本発明の一実施形態に係る商品提供システムによって実施される商品・サービス供方法においてユーザ端末の表示部に表示される商品申込画面情報の一例を表す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
添付図面を参照して本発明の商品提供システムの実施形態を説明する。
【0011】
この実施形態の商品提供システムは
図1にその構成概要の一例を表すように、 複数の第一の事業者1a、1b、1c・・・の店舗にそれぞれ配置されていて、商品提供ウェブサイトへアクセスするための情報であるコード情報が表示されているコード情報表示手段5a、5b、5c、・・・と、前記コード情報に基づいて前記商品提供ウェブサイトへアクセスする複数のユーザ端末6a、6b、・・・、61a、61b、・・・、62a、62b、・・・と、前記第一の事業者とは異なる複数の第二の事業者2a、2b、2c・・・であって、前記商品提供ウェブサイトを介して商品及び/又はサービスの提供を行うことを申し出ている複数の前記第二の事業者2a、2b、2c・・・がそれぞれ使用する複数の第二の事業者端末21a、21b、21c、21d、・・・と、前記商品提供ウェブサイトを開設しているサービス提供者が使用するサービス提供サーバ4とを備えていて、ユーザ端末6a、6b、・・・、61a、61b、・・・、62a、62b、・・・と、第二の事業者端末21a、21b、21c、21d、・・・と、サービス提供サーバ4とがネットワーク3を介して情報交信可能に接続されてなるものである。
【0012】
ネットワーク3は、インターネット、等の有線又は無線のネットワークである。
【0013】
コンピュータからなるサービス提供サーバ4は、図示していないが、オペレーティングシステムや、インストールあるいはダウンロードした所定のコンピュータプログラムなどに従って、この実施形態のシステムの各種の機能が実現されるように制御を行うCPU、オペレーティングシステムや種々のコンピュータプログラムなどを記憶し、また、CPUが各制御のための処理を実行する上で必要なデータを記憶する記憶部としてのROM、CPUが処理を実行する上で必要なデータを記憶し、CPUによって情報が適宜書き換えられるワークエリアとしても利用されるRAMやハードディスク、通信インターフェース等の情報入出力部などが備えられていて、これらが必要なバスラインで接続されている構成になる。
【0014】
図示の実施形態でサービス提供サーバ4が備えている制御部411における情報取得手段412A、商品申込画面情報表示手段412B、商品申し込み情報取得手段412C、商品届け出先情報取得手段412D、決済情報処理手段412E、商品・サービス配送依頼手段412F、ポイント付与手段412Gなどがそれぞれ行う後述の処理動作はサービスサーバ4のコンピュータシステムによって実行される。
【0015】
第一の事業者1a、1b、1c、・・・は、例えば、飲食店や、喫茶店などのように、料理や飲食物を提供する事業を行う者、種々の商品販売に係る事業を行う者などである。なお、以下、本明細書において、第一の事業者1a、1b、1c、・・・を総称して単に「第一の事業者1」ということがある。
【0016】
第一の事業者1のそれぞれの店舗にはコード情報表示手段5a、5b、5c、・・・が配置されている。
【0017】
コード情報表示手段5a、5b、5c、・・・には、それぞれ、コード情報が印刷、等によって表示されており、インターネットに接続可能なウェブブラウザを有する端末から当該コード情報を用いて、本実施形態による商品提供システムによる商品提供方法を実施している者がネットワーク上に開設している本実施形態の商品提供ウェブサイトへアクセスすることができるようになっている。
【0018】
第一の事業者1のそれぞれの店舗に配置されているコード情報表示手段5a、5b、5c、・・・は、例えば、旗、幟や、ポスターなどの掲出物であって、店舗の店頭に配置されていたり、飲食店などにおけるテーブルやカウンターの上に小さな幟などの形式で配置されていたり、店舗の壁面等に貼り付け表示、等されている。以下、本明細書において、コード情報表示手段5a、5b、5c、・・・を総称して単に「コード情報表示手段5」と表すことがある。
【0019】
第二の事業者2a、2b、2c、2d・・・は、上述した第一の事業者1とは異なる事業者であって、前記商品提供ウェブサイトを介して自社の商品やサービスを提供しようとする事業者である。
【0020】
図示の実施形態では、サービス提供サーバ4は、情報取得手段412A、商品申込画面情報表示手段412B、商品申し込み情報取得手段412C、商品届け出先情報取得手段412D、決済情報処理手段412E、商品・サービス配送依頼手段412F、ポイント付与手段412Gを備えている。
【0021】
情報取得手段412Aは、ユーザ端末6からウェブ閲覧リクエスト情報を取得した際に、当該ユーザ端末6を識別するユーザ端末識別情報及び、当該ウェブ閲覧リクエスト情報に付帯されている第一の事業者1を特定する情報である第一の事業者識別情報を取得し、ユーザ端末識別情報を前記ウェブ閲覧リクエスト情報を送出してきたユーザ端末1に係る情報として記憶部413に記憶するとともに、前記ウェブ閲覧リクエスト情報を取得した旨を、前記ウェブ閲覧リクエスト情報に付帯されている前記第一の事業者識別情報に関連付けて記憶部413に記憶する処理を行う。
【0022】
商品申込画面情報表示手段412Bは、第一の事業者1とは異なる、複数の第二の事業者2からそれぞれ提供することが申し出されている複数の商品及び/複数のサービスに関する情報である商品・サービス選択用画像情報を、前記複数の商品及び/前記複数のサービスの中から選択可能にユーザ端末6の表示部602に、例えば、
図5に図示されているように、表示可能に出力する処理を行う。
【0023】
図5に例示されているように、複数の第二の事業者2が販売、等のによる提供を行うことを申し出ている商品、サービスとしては、花、生活雑貨、アクセサリー、家具、飲食品などを例示することができ、この他にも絵画、自動車、ヨット、不動産など、あらゆる商品、サービスが例示される。
【0024】
商品申し込み情報取得手段412Cは、ユーザ端末6の表示部602に、
図5図示のように、表示された前記商品・サービス選択用画像情報に基づいて前記ユーザが購入を申し込むとして選択した前記商品及び/前記サービスに関する情報である購入希望商品・サービス情報を前記ユーザ端末識別情報に関連付けて記憶部413に記憶するとともに、前記購入希望商品・サービス情報で特定される前記商品及び/前記サービスを提供することを申し出ている前記前記第二の事業者2を特定する情報である第二の事業者識別情報に関連付けて記憶部413に記憶する処理を行う。
【0025】
商品届け出先情報取得手段412Dは、決前記購入希望商品・サービス情報を送出してきたユーザ端末6に対して、購入希望商品・サービスを届ける先に関する情報である商品届け先情報の入力を促し、これに対してユーザ端末6から入力された前記商品届け先情報を、購入希望商品・サービス情報及び、前記ユーザ端末識別情報に関連付けて記憶部413に記憶する処理を行う。
【0026】
済情報処理手段412Eは、前記商品届け先情報を送出してきたユーザ端末6に対して、代金決済方法に関する情報である代金決済方法情報の入力を促し、これに対してユーザ端末6から入力された前記代金決済方法情報を、前記購入希望商品・サービス情報及び、前記ユーザ端末識別情報に関連付けて記憶部413に記憶する処理を行うとともに、ネットワーク3を介して情報交信可能に接続される決済代行者が使用するコンピュータなどからなる決済代行業者端末に対して、前記代金決済方法情報に基づく代金決済を行うよう依頼する情報である代金決済依頼情報を出力する処理を行う。
【0027】
商品・サービス配送依頼手段412Fは、前記購入希望商品・サービス情報で特定される前記商品及び/又は前記サービスを提供することを申し出ている第二の事業者2が使用する端末である第二の事業者端末21に対して、前記購入希望商品・サービス情報で特定される前記商品及び/又は前記サービスに関する情報及び、前記商品届け先情報を送出して、前記購入希望商品・サービス情報で特定される前記商品及び/又は前記サービスを提供するように依頼する処理を行う。
【0028】
ポイント付与手段412Gは、情報取得手段412Aで前記ウェブ閲覧リクエスト情報を取得した際に、前記第一の事業者識別情報で特定される第一の事業者1に対して第一のポイント付与を行って、当該第一のポイント付与が行われた旨を前記第一の事業者識別情報に関連付けて記憶部413に記憶する処理を行う。
【0029】
また、ポイント付与手段412Gは、商品申し込み情報取得手段412Cで前記購入希望商品・サービス情報を取得した際に、前記購入希望商品・サービス情報を送出してきたユーザ端末6による前記ウェブ閲覧リクエスト情報に付帯されていた第一の事業者識別情報で特定される第一の事業者1に対して、前記第一のポイントとは異なる第二のポイント付与を行って、当該第二のポイント付与が行われた旨を前記第一の事業者識別情報に関連付けて記憶部143に記憶する処理を行う。
【0030】
図3は、ユーザ端末6a、6b、・・・、61a、61b、・・・、62a、62b、・・・の構成を示すブロック図である。なお、本明細書、図面において、複数のユーザ端末6a、6b、・・・、61a、61b、・・・、62a、62b、・・・を総称して、単に、ユーザ端末6と表すことがある。
【0031】
図示のユーザ端末6は、通信部601、表示部602、入力部603、撮像部604、制御部605、記憶部606を備えている。このようなユーザ端末6は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)等の任意の情報処理装置で構成される。
【0032】
通信部601は、サービス提供サーバ4に情報を送信する送信部及び、サービス提供サーバ4から情報を受信する受信部として機能する。例えば、通信部601は、サービス提供サーバ4を介してこの実施形態の商品提供方法を実施しているサービス提供者が運営する商品提供ウェブサイトにアクセスし、そこを介して入力部603によって情報を入力することで、サービス提供サーバ4に情報を送信することができる。通信部601は、その他の形態によりサービス提供サーバ4と情報の送受信をすることも可能であり、サービス提供サーバ4以外の端末や装置との通信を実行することも可能である。通信は、有線または無線のネットワーク3、等のネットワークを介して行われる。
【0033】
表示部602は、記憶部606に格納された情報やサービス提供サーバ4から受信した情報を表示するインタフェースである。
【0034】
入力部603は、ユーザ端末6を使用するユーザ(第一の事業者1a、1b、1c、等の店舗を訪問、等した消費者)が情報を入力するインタフェースである。例えば、ユーザは、サービス提供サーバ4に送信する情報を入力することができる。表示部602を、例えば、ディスプレイやタッチパネルで構成し、入力部603を、同様に、例えば、ボタンやタッチパネルで構成することができる。なお、タッチパネルを用いることで、表示部602、入力部603のそれぞれ少なくとも一部を共通の部品として構成することもできる。
【0035】
撮像部604は、電子カメラで構成されていて、所望の情報を撮像する。撮像された情報は、制御部605によって表示部602に表示されたり、通信部601を介して送信される。
【0036】
撮像部604が、コード情報表示手段5a、5b、5c、・・・に表示されているコード情報(すなわち、商品提供ウェブサイトへアクセスするための情報であるコード情報(例えば、QRコード(登録商標)等の二次元バーコード情報)を読み取った場合、制御部605は、通信部601を介して前記コード情報が指定するウェブサイト(すなわち、この実施形態の商品提供ウェブサイト)にアクセスすることで、この実施形態の商品提供システムでの各処理動作を実行するためのアプリケーションプログラムを記憶部606にダウンロードし、前記ウェブサイト上に記載された情報を表示部602に表示させたり、記憶部606に格納させることができる。
【0037】
制御部605は、ユーザ端末6の上述した各部の処理を制御するものであり、バスを介して、他の各構成要素と接続されている。例えば、制御部605は、サービス提供サーバ4から送信された情報を、表示部602に表示させることができる。また、制御部605は、入力部603から取得した入力情報を、通信部601を介してサービス提供サーバ4に送信することができる。
【0038】
記憶部606は、制御部605の制御によって、入力部603に入力された情報や、サービス提供サーバ4から受信した情報を格納することができる。また、記憶部606には、制御部605が実行する処理を実現するためのプログラムが格納されている。
【0039】
図4は、第二の事業者端末21a、21b、21c、21d・・・の構成を示すブロック図である。なお、本明細書、図面において、複数の第二の事業者端末21a、21b、21c、21d・・・を総称して、単に、第二の事業者端末21と表すことがある。
【0040】
図示の第二の事業者端末21は、通信部2101、表示部2102、入力部2103、制御部2104、記憶部2105を備えている。このような第二の事業者端末21は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)等の任意の情報処理装置で構成される。
【0041】
通信部2101は、サービス提供サーバ4に情報を送信する送信部及び、サービス提供サーバ4から情報を受信する受信部として機能する。例えば、通信部2101は、サービス提供サーバ4を介してこの実施形態の商品提供方法を実施しているサービス提供者が運営する商品提供ウェブサイトにアクセスし、そこを介して入力部2103によって情報を入力することで、サービス提供サーバ4に情報を送信することができる。
【0042】
通信部2101は、サービス提供サーバ4を介してこの実施形態の商品提供方法を実施しているサービス提供者が運営する商品提供ウェブサイトにアクセスし、当該ウェブサイト上に記載された情報を表示部2102に表示させたり、記憶部2105に格納させたりしても良い。
【0043】
なお、通信部2101は、その他の形態によりサービス提供サーバ4と情報の送受信をすることも可能であり、サービス提供サーバ4以外の端末や装置との通信を実行することも可能である。通信は、有線または無線のネットワーク3、等のネットワークを介して行われる。
【0044】
表示部2102は、記憶部2106に格納された情報やサービス提供サーバ4から受信した情報を表示するインタフェースである。
【0045】
入力部2103は、第二の事業者端末21を使用する第二の事業者2a、2b、2c、2d、・・が情報を入力するインタフェースである。例えば、第二の事業者2a、2b、2c、2d、・・は、サービス提供サーバ4に送信する情報を入力することができる。表示部2102を、例えば、ディスプレイやタッチパネルで構成し、入力部2103を、同様に、例えば、ボタンやタッチパネルで構成することができる。なお、タッチパネルを用いることで、表示部2102、入力部2103のそれぞれ少なくとも一部を共通の部品として構成することもできる。
【0046】
制御部2104は、第二の事業者端末21の上述した各部の処理を制御するものであり、バスを介して、他の各構成要素と接続されている。例えば、制御部2104は、サービス提供サーバ4から送信された情報を、表示部2102に表示させることができる。また、制御部2104は、入力部2103から取得した入力情報を、通信部2101を介してサービス提供サーバ4に送信することができる。
【0047】
記憶部2105は、制御部2104の制御によって、入力部2103に入力された情報や、サービス提供サーバ4から受信した情報を格納することができる。また、記憶部2105には、制御部2104が実行する処理を実現するためのプログラムが格納されている。
【0048】
上述した構成からなる商品提供システムの、上述した各手段が上述した処理動作を実行することで、商品の販売及び/又はサービスの提供を行う複数の第一の事業者1の店舗などに配置されている旗、幟、ポスターなどの掲出物などからなるコード情報表示手段5に表示されている商品提供ウェブサイトへアクセスするためのコード情報を用いて、第一の事業者1の店舗を実際に訪問する、等している消費者(ユーザ)が、自身が使用するユーザ端末6を用いて前記商品提供ウェブサイトへアクセスして、第一の事業者1とは異なる複数の第二の事業者2が提供することを申し出ている商品及び/又はサービスをプレゼント(贈答品)等として購入することが可能になる。
【0049】
すなわち、第一の事業者1の店舗に配置されている旗、幟や、ポスターなどの掲出物などからなるコード情報表示手段5に表示されているコード情報を自身が使用しているスマートフォンなどのユーザ端末6の撮像部604で読み込んだユーザは、本実施形態による商品提供システムによる商品提供方法を実施している者がネットワーク上に開設している本実施形態の商品提供ウェブサイトへアクセスする。
【0050】
その上で、ユーザ端末6の表示部602に
図5に例示されている商品申込画面情報を表示させ、希望する商品や、サービスを贈答品(プレゼント品)あるいは購入品として選択することができる。
【0051】
これによって、第一の事業者1の店舗で販売や提供、等されている商品とは異なる商品、サービスを、贈答品(プレゼント品)として友人、等に提供したり、自身で購入することができる。
【0052】
一方、サービス提供サーバ4のポイント付与処理手段412Gが行う上述した処理動作により、上述したコード情報表示手段5を店頭、などに配置していた第一の事業者1は、ユーザが上述したように、本実施形態の商品提供ウェブサイトへアクセスすることに応じて、更に、ユーザが上述したように、商品、サービスを贈答品(プレゼント品)として友人、等に提供したり、自身で購入することに応じてポイントの付与を受けることができるので、コード情報表示手段5を店頭、などに配置するインセンティブを高めることができる。
【0053】
また、第二の事業者は、第一の事業者のところに配置してあるコード情報表示手段5を通じて、新規のユーザを獲得することができる。
【0054】
以上、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述した実施形態に限られることなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々に変更可能である。