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  • 特開-ふくらはぎ用マッサージ器 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024062373
(43)【公開日】2024-05-09
(54)【発明の名称】ふくらはぎ用マッサージ器
(51)【国際特許分類】
   A61H 15/00 20060101AFI20240430BHJP
   A61H 7/00 20060101ALI20240430BHJP
【FI】
A61H15/00 310J
A61H7/00 320A
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023100345
(22)【出願日】2023-06-01
(31)【優先権主張番号】P 2022181403
(32)【優先日】2022-10-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】521522412
【氏名又は名称】春輝建設株式会社
(72)【発明者】
【氏名】春成 則吉
【テーマコード(参考)】
4C100
【Fターム(参考)】
4C100AA10
4C100AA15
4C100AE02
4C100AE05
4C100AE18
4C100AF05
4C100BB01
4C100CA01
4C100CA02
4C100DA10
(57)【要約】
【課題】 従来の技術においては、レッグウエアで着用者の脚の状態に合せて脚のむくみや疲労を軽減等するものであるが、レッグウエアであり動きがないため個人差のあるむくみに対応が難しいと思われる。
また、別の従来技術においても、正座して使用するもので、部分的な押圧効果はあるが、連続的な動きはでき、ふくらはぎ全体を流れに沿ってむくみを取ることは難しいと思われる。
【解決手段】 ふくらはぎの周囲を押圧するローラーを設けると共に、このローラーを少なくとも上下動すべく、移動具を設けてなることを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ふくらはぎの周囲を押圧するローラーを設けると共に、このローラーを少なくとも上下動すべく、移動具を設けてなることを特徴とするふくらはぎ用マッサージ器。
【請求項2】
前記ローラーを少なくとも2個以上設けてなることを特徴とする請求項1記載のふくらはぎ用マッサージ器。
【請求項3】
前記移動具は、リング状の移動具本体に少なくとも上下動させるための取手を設けると共に、移動具本体にローラーを固定する固定部を設てなることを特徴とする請求項1又は2記載のふくらはぎ用マッサージ器。
【請求項4】
前記固定具は、ローラーの支持軸に対して上下必要な位置で固定できることを特徴とする請求項1、2又は3記載のふくらはぎ用マッサージ器。
【請求項5】
前記ローラーの形状は、円筒形あるいは表面に凸部を設けた形状あるいは球体であることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のふくらはぎ用マッサージ器。
【請求項6】
前記ローラーを上下斜状に形成してなることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のふくらはぎ用マッサージ器。
【請求項7】
前記移動具本体を、左右に広げるべく、開口部を設けてなることを特徴とする請求項1・2・3・4・5又は6記載のふくらはぎ用マッサージ器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ふくらはぎのむくみや疲労を除去するふくらはぎ用マッサージ器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の技術としては、緊締力を有する伸縮性編地からなり、すくなくとも踵から膝を覆うレッグ部を備え、前記レッグ部には第1押圧用ライン部と第2押圧用ライン部とを設け、前記第1押圧用ライン部は足首部の前面側でY字形状に分岐させ、一方の分岐ラインを前記レッグ部の内側面に延在させると共に、他方の分岐ラインを前記レッグ部の外側面に延在させ、前記第2押圧用ライン部は、足首部から膝部までの領域の後面側でX字形状に分岐させ、上方に分岐させる一方の分岐ラインおよび下方に分岐させる一方の分岐ラインを前記レッグ部の内側面に延在させると共に、上方に分岐させる他方の分岐ラインおよび下方に分岐させる他方の分岐ラインを前記レッグ部の外側面に延在させているものがある。(特許文献1参照)
【0003】
また、別の従来技術として、横長の円柱形状の2つの袋部材からなり、第1袋部材と第2袋部材が各袋部材の長手方向端部の片側または、両側で接続部材によって取り外し自在に接続されているものであり、第1袋部材を床面に置き、その上に座り、足のふくらはぎと太ももの間に第2袋部材を挟んでアキレス腱やふくらはぎを体重により押圧し、足のむくみ・だるさ・冷えを解消するものがある。(特許文献2参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011-140732号公報
【特許文献2】特開2006-271704号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記前者は、レッグウエアで着用者の脚の状態に合せて脚のむくみや疲労を軽減等するものであるが、レッグウエアであり動き(移動)がないため個人差のあるむくみに対応が難しいと思われる。
【0006】
また、後者は、正座して使用するもので、部分的な押圧効果はあるが、連続的な動きはできず、ふくらはぎ全体を流れに沿ってむくみを取ることは難しいと思われる。
【0007】
本発明は、このような従来の構成が有する問題を解決しようとするもので、個人的に異なる大きさ等ふくらはぎ全体を上下左右に動かし、押圧することによりマッサージ効果を最大限に発揮することのできるふくらはぎ用マッサージ器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記目的を達成するために、ふくらはぎの周囲を押圧するローラーを設けると共に、このローラーを少なくとも上下動すべく、移動具を設けてなること。前記ローラーを少なくとも2個以上設けてなること。前記移動具は、リング状の移動具本体に少なくとも上下動させるための取手を設けると共に、移動具本体にローラーを固定する固定部を設てなること。前記固定具は、ローラーの支持軸に対して上下必要な位置で固定できること。前記ローラーの形状は、円筒形あるいは表面に凸部を設けた形状あるいは球体であること。前記ローラーを上下斜状に形成してなること。移動具本体を左右に広げるべく、開口部を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
1)、ふくらはぎの周囲を押圧するローラーと、ローラーを少なくとも上下動させる移動具を設けることにより、ふくらはぎを押圧し、むくみや疲労等を取り除くことができる。
2)、ローラーを少なくとも2個以上(3個)設けることにより、ふくらはぎ全体を押圧できる。
3)、移動具により、ローラーを上下及び左右方向に動かせることにより、特に気になる所を集中的に押圧することができる。
4)、ローラーの位置を変えることができるため、個人差のあるふくらはぎの形や大きさ等に対応できる。
5)、ローラーの形状を変えることにより、症状に合わせた押圧(マッサージ)ができる。
6)、開口部により、ふくらはぎの太さに対応できると共に、ふくらはぎの側方より装着できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】 本発明の第1実施例を示すふくらはぎ用マッサージ器の平面図。
図2】 本発明の第1実施例を示すふくらはぎ用マッサージ器の要部の正面図。
図3】 本発明の第1実施例を示すふくらはぎ用マッサージ器の使用状態の平面図。
図4】 本発明の第2実施例を示すふくらはぎ用マッサージ器のローラーの正面図。
図5】 本発明の第3実施例を示すふくらはぎ用マッサージ器のローラーの正面図。
図6】 本発明の第4実施例を示すふくらはぎ用マッサージ器のローラーの平面図。
図7】 本発明の第4実施例を示すふくらはぎ用マッサージ器のローラーの要部の背面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
1は、ふくらはぎ用マッサージ器である。
2は、ふくらはぎ全体(周囲)を押圧する円筒形のローラーで、ローラー全体2aと支持軸2bとにより構成させる。
3は、移動具で、リング状の移動具本体3a(金属製が望ましい)に、少なくとも上下動させるための取手3b・3bを設けると共に、側面3箇所に上記支持軸2bを斜状に上下固定すべく、雄ネジによる固定部3cを設けてある。(図1図2参照)
【0012】
ふくらはぎ用マッサージ器1の使用例について説明する。
自分のふくらはぎの大きさや形等に合せてローラー本体2aの位置を固定部3cにて支持軸2bを固定する。
その後、ふくらはぎ用マッサージ器1の上方より足(図示せず)を挿入し、取手3b・3bを手(図示せず)で掴む。
その後、取手3b・3bを上下動(必要に応じて左右にも動かす)させ、この時、ローラー2の支持軸2bが多少前後にたわみ、ローラー本体2aをふくらはぎFに押圧させ、マッサージ効果を得ることができるものである。
【0013】
つぎに、第2実施例のふくらはぎ用マッサージ器について説明する。
ふくらはぎ用マッサージ器21は、、前記第1実施例のローラー本体2aの表面に複数の凸部21c―――を設けてある。
特に、ふくらはぎFにあるツボ等を押圧(刺激)できるものである。
【0014】
つづいて、第3実施例のふくらはぎ用マッサージ器について説明する。
ふくらはぎ用マッサージ器31は、球体のよるローラー本体31aを使用してなるもので、特にふくらはぎFの上下1つのラインを集中して強く押圧することができる。
【0015】
最後に、第4実施例のふくらはぎ用マッサージ器について説明する。
ふくらはぎ用マッサージ器41は、開口部43a1を設け、リング状で幅広の移動体本体43a(弾性部材の樹脂製が望ましい)の両側面に上下動させるための取手孔43bを設けると共に、側面3箇所に前記第1実施例のローラー2と同等のローラー42の支持軸42bを垂直状に固定すべく、雄ネジによる固定部43cを上下に合せて6箇所設けてある。(図6図7参照)
このふくらはぎ用マッサージ器41は、開口部43a1を広げることにより、ふくらはぎの太さに対応できるものであり、ふくらはぎの側方より装着できる。
【0016】
上記各実施例において、ローラー本体の数は4個でも5個でもよく、必要に応じて決めればよい。
特に、4個場合、左右対称になり、脛に当たることなく、マッサージできるものである。
また、各部位の材質も機能等が同じであれば、特に限定するものではない。
さらに、ローラー本体の形状や固定部も同様な機能・効果があれば、他の形状・形態でもよい。
【符号の説明】
【0016】
1―――ふくらはぎ用マッサージ器
2―――ローラー
3―――移動具
F―――ふくらはぎ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7