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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024062377
(43)【公開日】2024-05-09
(54)【発明の名称】アルミニウム角窓カバー加工ベッド
(51)【国際特許分類】
   B25H 1/02 20060101AFI20240430BHJP
   B24B 41/02 20060101ALI20240430BHJP
   B25H 1/16 20060101ALI20240430BHJP
【FI】
B25H1/02
B24B41/02
B25H1/16
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023123432
(22)【出願日】2023-07-28
(31)【優先権主張番号】10-2022-0137094
(32)【優先日】2022-10-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】523287768
【氏名又は名称】株式会社 清進
【氏名又は名称原語表記】CHUNGJIN CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】201, Nabul-ro, Samho-eup, Yeongam-gun, Jellanam-do, 58453, Republic of Korea.
(74)【代理人】
【識別番号】100115200
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 修之
(72)【発明者】
【氏名】郭 根 成
【テーマコード(参考)】
3C012
3C034
【Fターム(参考)】
3C012BB00
3C012BE01
3C034AA19
3C034DD20
(57)【要約】      (修正有)
【課題】本発明はアルミニウム角窓カバー加工ベッドに関し、具体的には、アルミニウム窓仕上げ作業の製作品の一種であるアルミニウム角窓カバーを加工するためのベッド構造物であって、加工面を均一に加工することができるように構成され、さらにアルミニウム角窓カバーの規格に合わせて作業高さを調節することができるように構成された、アルミニウム角窓カバー加工ベッドを提供する。
【解決手段】本発明によるアルミニウム角窓カバー加工ベッドは、組立によって方形をなすフレーム(100)と、前記フレームの上面から延びる柱部(200)と、前記柱部の他端部に結合される下板(300)と、前記下板の上側に位置する上板(400)と、を含んでなる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
組立によって方形をなすフレーム(100)と、
前記フレーム(100)の上面から延びる柱部(200)と、
前記柱部(200)の他端部に結合される下板(300)と、
前記下板(300)の上側に位置する上板(400)と、を含んでなることを特徴とする、アルミニウム角窓カバー加工ベッド。
【請求項2】
前記柱部(200)の内部に中空が長手方向に形成され、中空の端部はフレーム(100)の下方に露出され、
前記それぞれの柱部(200)の中空にはボルト棒(220)が挿入され、
前記ボルト棒(220)の端部にはコマ(230)が結合されることを特徴とする、請求項1に記載のアルミニウム角窓カバー加工ベッド。
【請求項3】
前記ボルト棒(220)が柱部(200)の中空に挿入されるとき、回転連動体(201)が柱部(200)の中空に一緒に挿入され、
前記回転連動体(201)の一側にはギア歯が形成されることを特徴とする、請求項2に記載のアルミニウム角窓カバー加工ベッド。
【請求項4】
前記柱部(200)の間の空間には隔壁フレーム(210)が備えられ、
前記隔壁フレーム(210)の内壁面にはモーターを備えたブラケット(240)が備えられ、
前記モーターの軸にはギアが備えられることを特徴とする、請求項1に記載のアルミニウム角窓カバー加工ベッド。
【請求項5】
前記柱部(200)は多数から構成され、
前記回転連動体(201)の個数は柱部(200)の個数に対応することを特徴とする、請求項3に記載のアルミニウム角窓カバー加工ベッド。
【請求項6】
回転連動体(201)のギア歯とモーターの軸に備えられたギアとは1個のチェーン(C)を介して結合され、前記モーターの駆動によって同時に動くことを特徴とする、請求項4または5に記載のアルミニウム角窓カバー加工ベッド。
【請求項7】
前記下板(300)には貫通ホールが形成されており、
前記貫通ホールには長ボルトが貫通し、前記長ボルトの下端部には取っ手を含む調節部(500)が備えられ、
前記長ボルトの端部には所定の形状を有する押し部材が備えられ、前記押し部材は上板(400)の下面に接触することを特徴とする、請求項1に記載のアルミニウム角窓カバー加工ベッド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はアルミニウム角窓カバー加工ベッドに関し、具体的には、アルミニウム窓仕上げ作業の製作品の一種であるアルミニウム角窓カバーを加工するためのベッド構造物であって、加工面を均一に加工することができるように構成され、さらにアルミニウム角窓カバーの規格に合わせて作業高さを調節することができるように構成された、アルミニウム角窓カバー加工ベッドに関する。
【背景技術】
【0002】
アルミニウム角窓カバーとは、図6に示すように、アルミニウム窓を仕上げる製作品を意味する。
【0003】
このようなアルミニウム角窓カバーは、通常400~600cmの横長、300~450cmの縦長、及び0.5~0.7cmの厚さを有し、材質はアルミニウム材であり、加工及び変形に有利である。
【0004】
このようなアルミニウム角窓カバーは、アルミニウム平棒を折り曲げ、アルミニウム溶接作業した後、直線化作業を行い、ホール加工を実施し、アノダイジング被膜作業を実施した後、アルミニウム窓枠に設置する。
【0005】
しかし、アルミニウム角窓カバーは、手で握って平面及び側面を紙やすり研摩機で加工して紙やすりで全面及び側面を加工する場合、作業者の力を調節しながら作業することにより、個人の力量や力の強度によって加工面が均一でない問題点があり、作業者が手で握って加工することにより、アルミニウム角窓カバーが変形される問題もある。
【0006】
また、紙やすり研摩機の高速回転によって作業者が危険に露出される問題もある。
【0007】
船舶のアルミニウム角窓(または舷窓)に対する技術として、窓自体の機能を付加する技術が多数開発された。しかし、アルミニウム角窓カバー加工ベッドの技術開発が切実であるにもかかわらず、このようなベッドはいまだ開発されていない実情である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】韓国登録実用新案第20-0334166号公報
【特許文献2】韓国公開特許第10-2001-0007822号公報
【特許文献3】韓国登録特許第10-1553564号公報
【特許文献4】韓国登録特許第10-1992804号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、アルミニウム窓仕上げ作業の製作品の一種であるアルミニウム角窓カバーを加工するためのベッド構造物であって、加工面を均一に加工することができるように構成され、さらにアルミニウム角窓カバーの規格に合わせて作業高さを調節することができるように構成された、アルミニウム角窓カバー加工ベッドを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は上述した目的を達成するために案出されたものであり、本発明によるアルミニウム角窓カバー加工ベッドは、組立によって方形をなすフレーム(100)と、前記フレーム(100)の上面から延びる柱部(200)と、前記柱部(200)の他端部に結合される下板(300)と、前記下板(300)の上側に位置する上板(400)と、を含んでなることを特徴とする。
【0011】
ここで、前記柱部(200)の内部に中空が長手方向に形成され、中空の端部はフレーム(100)の下方に露出され、前記それぞれの柱部(200)の中空にはボルト棒(220)が挿入され、前記ボルト棒(220)の端部にはコマ(230)が結合されることを特徴とする。
【0012】
また、前記ボルト棒(220)が柱部(200)の中空に挿入されるとき、回転連動体(201)が柱部(200)の中空に一緒に挿入され、前記回転連動体(201)の一側にはギア歯が形成されることを特徴とする。
【0013】
また、前記柱部(200)の間の空間には隔壁フレーム(210)が備えられ、前記隔壁フレーム(210)の内壁面にはモーターを備えたブラケット(240)が備えられ、前記モーターの軸にはギアが備えられることを特徴とする。
【0014】
また、前記柱部(200)は多数から構成され、前記回転連動体(201)の個数は柱部(200)の個数に対応することを特徴とする。
【0015】
また、回転連動体(201)のギア歯とモーターの軸に備えられたギアとは1個のチェーン(C)を介して結合され、前記モーターの駆動によって同時に動くことを特徴とする。
【0016】
また、前記下板(300)には貫通ホールが形成されており、前記貫通ホールには長ボルトが貫通し、前記長ボルトの下端部には取っ手を含む調節部(500)が備えられ、前記長ボルトの端部には所定の形状を有する押し部材が備えられ、前記押し部材は上板(400)の下面に接触することを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によるアルミニウム角窓カバー加工ベッドによれば、アルミニウム窓仕上げ作業の製作品の一種であるアルミニウム角窓カバーを加工するためのベッド構造物であって、加工面を均一に加工することができるように構成され、さらにアルミニウム角窓カバーの規格に合わせて作業高さを調節することができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明によるアルミニウム角窓カバー加工ベッドを示す図である。
図2図1のアルミニウム角窓カバー加工ベッドを他の方向から見た図である。
図3図1のアルミニウム角窓カバー加工ベッドをさらに他の方向(下方)から見た図である。
図4】本発明によるアルミニウム角窓カバー加工ベッドの回転連動体が柱部に結合される構成を示す図である。
図5】本発明によるアルミニウム角窓カバー加工ベッドの回転連動体を示す図である。
図6】従来のアルミニウム角窓カバーを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明はアルミニウム角窓カバー加工ベッドに関し、具体的には、アルミニウム窓仕上げ作業の製作品の一種であるアルミニウム角窓カバーを加工するためのベッド構造物であって、加工面を均一に加工することができるように構成され、さらにアルミニウム角窓カバーの規格に合わせて作業高さを調節することができるように構成された、アルミニウム角窓カバー加工ベッドに関する。
【0020】
図1は本発明によるアルミニウム角窓カバー加工ベッドを示す図であり、図2図1のアルミニウム角窓カバー加工ベッドを他の方向から見た図であり、図3図1のアルミニウム角窓カバー加工ベッドをさらに他の方向(下方)から見た図である。
【0021】
添付図面に示す本発明のアルミニウム角窓カバー加工ベッドは、組立によって方形をなすフレーム100と、前記フレーム100の上面から延びる柱部200と、前記柱部200の他端部に結合される下板300と、前記下板300の上側に位置する上板400と、を含んでなる。
【0022】
ここで、前記柱部200は内部に中空が長手方向に形成され、中空の端部は、図3に示すように、フレーム100の下方に露出されるように形成される。
【0023】
また、前記柱部200はフレーム100に多数が形成され、好ましくは4個が角領域ごとに形成され得る。
【0024】
このようなそれぞれの柱部200の中空にはボルト棒220が挿入される。また、ボルト棒220の端部にはコマ230が結合される。コマ230は地面に接してベッドを地面に対して支持する役割を果たす。
【0025】
また、前記柱部200が多数から構成されることにより、隔壁フレーム210で柱部200の間の空間を部分的に閉鎖する。
【0026】
一方、前記ボルト棒220が柱部200の中空に挿入されるとき、回転連動体201が柱部200の中空に一緒に挿入されることができる。詳細に説明すると、ボルト棒220が回転連動体201に貫通して挿入された状態で、回転連動体201と一緒に柱部200の中空に挿入される。
【0027】
このような構造は、添付図面の図4に示すように、柱部200に挿入される。
【0028】
図4は本発明によるアルミニウム角窓カバー加工ベッドの回転連動体が柱部に結合される構成を示す図である。
【0029】
このような回転連動体201は、添付図面の図5に示されている。
【0030】
図5は本発明によるアルミニウム角窓カバー加工ベッドの回転連動体を示す図である。
【0031】
添付図面の図5に示す回転連動体201は、柱部200の中空に挿入される挿入体2011と、前記挿入体2011の一側に凹形に形成された凹部2012と、前記挿入体2011の一端部に、挿入体2011より大きい直径を有するように一体に形成された段部2013と、前記段部2013の一側に一体に形成され、回転連動体201が柱部200に挿入されないように拘束する拘束板2014と、を含む。
【0032】
このような回転連動体201は、挿入体2011から拘束板2014まで連通する連通ホール2015が形成され、前記連通ホール2015の内壁面には、ボルト棒220のネジ部に対応して噛み合うネジ部が形成される。
【0033】
また、添付図面の図4に示すように、挿入体2011の凹部2012にはベアリングBが備えられることにより、前記回転連動体201が柱部200の中空内で回転することを手伝う。
【0034】
このような回転連動体201は、別途のボルトなどの結合手段がなくても、ボルト棒220のネジ部との噛合及び段部2013の係止により、柱部200から離脱しないようにする固定力を有する。
【0035】
このような回転連動体201は柱部200ごとに結合され、拘束板2014の外面にはギア歯が円周方向に沿って形成される。
【0036】
また、前記フレーム100の内壁面の一側にはブラケット240が設けられる。前記ブラケットにはモーターが備えられる。このようなモーターの軸はブラケット240を貫いて下方に延び、モーターの軸には所定の大きさを有するギアが結合されるように構成される。
【0037】
このようなそれぞれの柱部200に結合された回転連動体201のそれぞれの拘束板2014に形成されたギア歯と前記ブラケット240に備えられたモーター軸のギア歯とは、添付図面の図3に示すように、単一のチェーンCを介して連結され、よってモーターの駆動により、ボルト棒220の露出長がいっぺんに同じに変わるので、高さ調節に有用である。
【0038】
また、前記下板300には貫通ホールが形成され、前記貫通ホールには長ボルトが貫通し、長ボルトの下端部には取っ手を含む調節部500が備えられる。
【0039】
このような下板300を貫通した状態で下板300の上側に位置する長ボルトの端部には所定の形状を有する押し部材が備えられる。前記押し部材は上板400の下面に接するか、またはボルトなどによって堅固に結合されるように構成される。
【0040】
よって、調節部500の操作によって上板400が下板300から離隔することができ、このような離隔調節の補助のために、別途のアンテナ型の柱を上板の下面と下板の上面との間に結合されるように構成することが可能であろう。
【0041】
したがって、作業対象物であるアルミニウム角窓カバーの規格によって高さが多様な場合であっても、すぐ規格に合わせて調節することができる。
【0042】
前記図面に基づいて説明したものは本発明の主要事項のみを説明したものであり、その技術的範囲内で多様な設計が可能であるので、本発明が図面の構成に限定されるものではないことは明らかである。
【符号の説明】
【0043】
100 フレーム
200 柱部
201 回転連動体
210 隔壁フレーム
220 ボルト棒
230 コマ
300 下板
400 上板
500 調節板
C チェーン
図1
図2
図3
図4
図5
図6