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特開2024-62782商品購入支援プログラム、情報処理装置及び商品購入支援方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024062782
(43)【公開日】2024-05-10
(54)【発明の名称】商品購入支援プログラム、情報処理装置及び商品購入支援方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20240501BHJP
   G06Q 30/02 20230101ALI20240501BHJP
【FI】
G06Q30/06 338
G06Q30/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022170859
(22)【出願日】2022-10-25
(71)【出願人】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003421
【氏名又は名称】弁理士法人フィールズ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山▲崎▼ 崇史
(72)【発明者】
【氏名】大石 裕介
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB04
5L030BB72
5L049BB04
5L049BB72
(57)【要約】
【課題】ユーザによる各商品の見つけ易さを向上させることを可能とする商品購入支援プログラム、情報処理装置及び商品購入支援方法を提供する。
【解決手段】複数のユーザのそれぞれの位置情報を継続して取得し、複数のユーザのうちのいずれかのユーザから特定の商品の配置位置に関する問合せがあった場合、いずれかのユーザの位置情報のうちの問合せが行われる前の所定時間に取得された位置情報から、いずれかのユーザが特定の商品の配置位置を探す特徴を示す所定の行動を行った第1位置を特定し、特定した第1位置の近傍の第2位置を、特定の商品の新たな配置位置の候補として決定する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザのそれぞれの位置情報を継続して取得し、
前記複数のユーザのうちのいずれかのユーザから特定の商品の配置位置に関する問合せがあった場合、前記いずれかのユーザの前記位置情報のうちの前記問合せが行われる前の所定時間に取得された前記位置情報から、前記いずれかのユーザが商品の配置位置を探す特徴を示す所定の行動を行った第1位置を特定し、
特定した前記第1位置の近傍の第2位置を、前記特定の商品の新たな配置位置の候補として決定する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする商品購入支援プログラム。
【請求項2】
請求項1において、
前記第2位置は、前記第1位置のユーザから視認可能な位置である、
ことを特徴とする商品購入支援プログラム。
【請求項3】
請求項1において、
前記第2位置は、前記特定の商品の配置位置と同一の棚における位置である、
ことを特徴とする商品購入支援プログラム。
【請求項4】
請求項1において、
前記特定する処理では、前記いずれかのユーザが所定回数以上通過した位置を前記第1位置として特定する、
ことを特徴とする商品購入支援プログラム。
【請求項5】
請求項1において、
前記決定する処理では、
前記特定の商品を配置可能な複数の位置ごとに、各位置を視認可能な前記第1位置の数を特定し、
前記特定の商品を配置可能な複数の位置のうち、前記数が最大である位置を前記第2位置として特定する、
ことを特徴とする商品購入支援プログラム。
【請求項6】
請求項1において、
前記決定する処理では、前記特定の商品を配置可能な複数の位置のうち、前記第1位置として特定された回数が前記第2位置の次に多い第3位置を特定し、
前記第2位置と前記第3位置とのそれぞれを、前記特定の商品の新たな配置位置の候補として決定する、
ことを特徴とする商品購入支援プログラム。
【請求項7】
請求項1において、
前記決定する処理では、前記特定の商品を配置可能な複数の位置に含まれる所定数の位置の組み合わせのうち、前記第1位置として特定された回数の合計が最大になる前記組み合わせを特定し、
特定した前記組み合わせに含まれる前記所定数の位置のそれぞれを前記第2位置として特定する、
ことを特徴とする商品購入支援プログラム。
【請求項8】
請求項1において、
前記特定する処理では、前記複数のユーザのそれぞれに対応する前記第1位置を特定し、
前記決定する処理では、特定した前記第1位置のそれぞれからの近傍の位置を前記第2位置として特定する、
ことを特徴とする商品購入支援プログラム。
【請求項9】
請求項8において、
前記特定する処理では、前記複数のユーザが所定回数以上通過した位置を前記第1位置として特定する、
ことを特徴とする商品購入支援プログラム。
【請求項10】
請求項1において、
前記特定する処理では、
前記いずれかのユーザから第1商品の配置位置に関する第1問合せがあった場合、前記いずれかのユーザの前記位置情報のうちの前記第1問合せが行われる前の前記所定時間に取得された前記位置情報から、前記いずれかのユーザが前記所定の行動を行った前記第1位置を特定し、
前記いずれかのユーザから第2商品の配置位置に関する第2問合せがあった場合、前記いずれかのユーザの前記位置情報のうちの前記第2問合せが行われる前の前記所定時間に取得された前記位置情報から、前記いずれかのユーザが前記所定の行動を行った前記第1位置を特定し、
前記決定する処理では、
前記第1商品に対応する前記第1位置の近傍の前記第2位置を、前記第1商品の新たな配置位置の候補として決定し、
前記第2商品に対応する前記第1位置の近傍の前記第2位置を、前記第2商品の新たな配置位置の候補として決定する、
ことを特徴とする商品購入支援プログラム。
【請求項11】
請求項10において、
前記決定する処理では、
前記第1商品を配置可能な複数の位置ごとに、前記第1商品に対応する前記第1位置のうち、各位置を視認可能な前記第1位置の第1数を特定し、
前記第2商品を配置可能な複数の位置ごとに、前記第2商品に対応する前記第1位置のうち、各位置を視認可能な前記第1位置の第2数を特定し、
前記第1商品に対応する前記第2位置と前記第2商品に対応する前記第2位置とを、前記第2位置のそれぞれに対応する前記第1数と前記第2数との合計が最大になるように決定する、
ことを特徴とする商品購入支援プログラム。
【請求項12】
複数のユーザのそれぞれの位置情報を継続して取得する位置取得部と、
前記複数のユーザのうちのいずれかのユーザから特定の商品の配置位置に関する問合せがあった場合、前記いずれかのユーザの前記位置情報のうちの前記問合せが行われる前の所定時間に取得された前記位置情報から、前記いずれかのユーザが商品の配置位置を探す特徴を示す所定の行動を行った第1位置を特定する位置特定部と、
特定した前記第1位置の近傍の第2位置を、前記特定の商品の新たな配置位置の候補として決定する候補決定部と、を有する、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項13】
複数のユーザのそれぞれの位置情報を継続して取得し、
前記複数のユーザのうちのいずれかのユーザから特定の商品の配置位置に関する問合せがあった場合、前記いずれかのユーザの前記位置情報のうちの前記問合せが行われる前の所定時間に取得された前記位置情報から、前記いずれかのユーザが商品の配置位置を探す特徴を示す所定の行動を行った第1位置を特定し、
特定した前記第1位置の近傍の第2位置を、前記特定の商品の新たな配置位置の候補として決定する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする商品購入支援方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品購入支援プログラム、情報処理装置及び商品購入支援方法に関する。
【背景技術】
【0002】
スーパーマーケットや百貨店等の小売店(以下、単に小売店とも呼ぶ)では、各商品の売れ行き状況等に応じて、例えば、各商品の配置場所(以下、レイアウトとも呼ぶ)の変更が行われる。これにより、上記のような小売店では、例えば、ユーザによる各商品の見つけ易さを向上させることが可能になり、各商品の売れ行き状況等を改善させることが可能になる(例えば、特許文献1及び2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-015508号公報
【特許文献2】特開2005-031963号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記のようなレイアウトの変更は、例えば、小売店の店員(以下、単に店員とも呼ぶ)の経験や勘に頼って行われる場合があり、十分な効果を上げることができない場合がある。そのため、上記のような小売店では、例えば、ユーザによる各商品の見つけ易さを向上させることが可能なレイアウトが望まれている。
【0005】
そこで、一つの側面では、本発明は、ユーザによる各商品の見つけ易さを向上させることを可能とする商品購入支援プログラム、情報処理装置及び商品購入支援方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施の形態の一態様では、複数のユーザのそれぞれの位置情報を継続して取得し、前記複数のユーザのうちのいずれかのユーザから特定の商品の配置位置に関する問合せがあった場合、前記いずれかのユーザの前記位置情報のうちの前記問合せが行われる前の所定時間に取得された前記位置情報から、前記いずれかのユーザが商品の配置位置を探す特徴を示す所定の行動を行った第1位置を特定し、特定した前記第1位置の近傍の第2位置を、前記特定の商品の新たな配置位置の候補として決定する、処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0007】
一つの側面によれば、ユーザによる各商品の見つけ易さを向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、情報処理システム10の構成について説明する図である。
図2図2は、情報処理装置1のハードウエア構成を説明する図である。
図3図3は、情報処理装置1の機能について説明する図である。
図4図4は、第1の実施の形態における商品購入支援処理の概略を説明するフローチャート図である。
図5図5は、第1の実施の形態における商品購入支援処理の具体例を説明する図である。
図6図6は、第1の実施の形態における商品購入支援処理の具体例を説明する図である。
図7図7は、第1の実施の形態における商品購入支援処理の他の具体例を説明する図である。
図8図8は、第1の実施の形態における商品購入支援処理の詳細を説明するフローチャート図である。
図9図9は、第1の実施の形態における商品購入支援処理の詳細を説明するフローチャート図である。
図10図10は、第1の実施の形態における商品購入支援処理の詳細を説明するフローチャート図である。
図11図11は、第1の実施の形態における商品購入支援処理の詳細を説明するフローチャート図である。
図12図12は、ユーザ位置情報131の具体例について説明する図である。
図13図13は、第1位置情報132の具体例について説明する図である。
図14図14は、第2位置情報133の具体例について説明する図である。
図15図15は、第2の実施の形態における商品購入支援処理を説明するフローチャート図である。
図16図16は、第2位置情報133の具体例について説明する図である。
図17図17は、第3の実施の形態における商品購入支援処理を説明するフローチャート図である。
図18図18は、第3の実施の形態における商品購入支援処理を説明するフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[第1の実施の形態における情報処理システムの構成]
初めに、情報処理システム10の構成について説明を行う。図1は、情報処理システム10の構成について説明する図である。
【0010】
図1に示す情報処理システム10は、例えば、情報処理装置1と、1以上の携帯端末5とを有する。
【0011】
情報処理装置1は、例えば、1以上の物理マシンまたは仮想マシンであり、各商品の配置位置(レイアウト)を決定する処理(以下、商品購入支援処理とも呼ぶ)を実行する。また、情報処理装置1は、例えば、商品購入支援処理の実行に用いられる各情報を記憶する記憶部130を有する。
【0012】
携帯端末5は、例えば、小売店において商品を購入するユーザ11(以下、単にユーザ11とも呼ぶ)が少なくとも来店時において所持する携帯端末である。携帯端末5は、例えば、ユーザ11が所有するスマートフォン等の携帯端末であってもよく、ユーザ11が小売店において借り受けたスマートフォン等の携帯端末であってもよい。
【0013】
具体的に、携帯端末5は、例えば、ユーザ11が商品の配置位置を問い合わせる情報(以下、問合せ情報とも呼ぶ)を入力した場合、入力された問合せ情報を情報処理装置1に送信する。そして、情報処理装置1は、この場合、例えば、携帯端末5から受信した問合せ情報に対応する回答を示す情報(以下、回答情報とも呼ぶ)を生成して携帯端末5に送信する。その後、携帯端末5は、例えば、情報処理装置1から送信された回答情報を出力画面(図示せず)に表示することによってユーザ11に閲覧させる。
【0014】
これにより、ユーザ11は、例えば、各商品の配置位置を見つけるまでに要する時間を短縮することが可能になり、小売店での買い物に要する時間を短縮させることが可能になる。
【0015】
なお、携帯端末5がチャットボット等の対話エージェント機能を有している場合、ユーザ11は、例えば、発話音声によって携帯端末5に問合せ情報の入力を行うものであってもよい。また、携帯端末5は、この場合において、情報処理装置1から回答情報を受信した場合、例えば、受信した回答情報を音声によってユーザ11に伝えるものであってもよい。
【0016】
また、図1に示す例において、携帯端末5は、例えば、WiFi(登録商標:Wireless Fidelity)等を利用することによってアクセスポイント3との間で無線通信を行うものであってよい。また、情報処理装置1及びアクセスポイント3は、例えば、インターネット網等のネットワークNWを経由することによって通信(例えば、有線通信)を行うものであってよい。
【0017】
ここで、上記のような小売店では、例えば、各商品の売れ行き状況等に応じて、各商品のレイアウトの変更が行われる。具体的に、上記のような小売店の店員は、例えば、ユーザによる各商品の見つけ易さの向上を目的として、適当なタイミングにおいて各商品のレイアウトの変更を行う。
【0018】
しかしながら、上記のようなレイアウトの変更は、例えば、店員の経験や勘に頼って行われる場合があり、十分な効果を上げることができない場合がある。そのため、上記のような小売店では、例えば、ユーザによる各商品の見つけ易さを向上させることが可能なレイアウトが望まれている。
【0019】
そこで、本実施の形態における情報処理装置1は、例えば、複数のユーザ11のそれぞれの現在位置を示す情報(以下、ユーザ位置情報とも呼ぶ)を継続して取得する。
【0020】
そして、情報処理装置1は、例えば、複数のユーザ11のうちのいずれかのユーザ11(以下、特定のユーザ11とも呼ぶ)からいずれかの商品(以下、特定の商品とも呼ぶ)の配置位置に関する問合せがあった場合、取得した特定のユーザ11の位置情報のうちの問合せが行われる前の所定時間に取得された位置情報から、特定のユーザ11が商品の配置位置を探す特徴を示す所定の行動を行った位置(以下、第1位置とも呼ぶ)を特定する。具体的に、情報処理装置1は、例えば、特定のユーザ11が所定回数(例えば、3回)以上通過した位置を第1位置として特定する。
【0021】
その後、情報処理装置1は、例えば、特定した第1位置の近傍の第2位置を、特定の商品の新たな配置位置の候補として決定する。具体的に、情報処理装置1は、例えば、第1位置のユーザ11から視認可能な位置を第2位置として特定する。さらに具体的に、情報処理装置1は、例えば、特定の商品を配置可能な複数の位置ごとに、各位置を視認可能な第1位置の数を特定し、特定の商品を配置可能な複数の位置のうち、特定した数が最大である位置を前記第2位置として特定する。
【0022】
すなわち、本実施の形態における情報処理装置1は、例えば、特定のユーザ11が特定の商品の配置位置を探すための顕著な迷い行動を行った位置(第1位置)から視認可能な位置(第2位置)を、特定の商品についての新たな配置位置の候補として決定する。
【0023】
これにより、本実施の形態における情報処理装置1は、例えば、特定の商品の配置位置をユーザ11から見つけ易い位置に決定することが可能になる。そのため、小売店の店員は、例えば、情報処理装置1によって決定された各商品の新たな配置位置の候補を参照することで、ユーザによる各商品の見つけ易さを向上させることが可能なレイアウトを作成することが可能になる。
【0024】
なお、顕著な迷い行動を行っているユーザ11には、例えば、ある範囲内をウロウロしているユーザ11や、同じ場所を行ったり来たりしているユーザ11や、蛇行しながら進んでいるユーザ11が含まれる。また、顕著な迷い行動を行っているユーザ11には、例えば、のろのろ進んでいるユーザ11や、立ち止まりながら進んでいるユーザ11が含まれる。
【0025】
[情報処理装置のハードウエア構成]
次に、情報処理装置1のハードウエア構成について説明を行う。図2は、情報処理装置1のハードウエア構成を説明する図である。
【0026】
情報処理装置1は、図2に示すように、例えば、プロセッサであるCPU(Central Processing Unit)101と、メモリ102と、通信装置(I/Oインタフェース)103と、ストレージ104とを有する。各部は、バス105を介して互いに接続される。
【0027】
ストレージ104は、例えば、商品購入支援処理を行うためのプログラム110を記憶するプログラム格納領域(図示せず)を有する。また、ストレージ104は、例えば、商品購入支援処理を行う際に用いられる情報を記憶する記憶部130(以下、情報格納領域130とも呼ぶ)を有する。なお、ストレージ104は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)であってよい。
【0028】
CPU101は、例えば、ストレージ104からメモリ102にロードされたプログラム110を実行して商品購入支援処理を行う。
【0029】
また、通信装置103は、例えば、ネットワークNWを介してアクセスポイント3との通信を行う。
【0030】
[情報処理装置の機能]
次に、情報処理装置1の機能について説明を行う。図3は、情報処理装置1の機能について説明する図である。
【0031】
情報処理装置1は、図3に示すように、例えば、CPU101やメモリ102等のハードウエアとプログラム110とが有機的に協働することにより、位置管理部111(以下、位置取得部111とも呼ぶ)と、問合せ検知部112と、位置特定部113と、候補決定部114とを含む各種機能を実現する。
【0032】
また、情報処理装置1は、図3に示すように、例えば、ユーザ位置情報131と、第1位置情報132と、第2位置情報133とを情報格納領域130に記憶する。
【0033】
位置管理部111は、例えば、複数の携帯端末5のそれぞれの現在位置を示すユーザ位置情報131を、複数の携帯端末5から継続して取得する。言い換えれば、位置管理部111は、例えば、複数の携帯端末5のそれぞれの現在位置を示すユーザ位置情報131を、複数の携帯端末5のそれぞれを所有する複数のユーザ11のそれぞれの現在位置を示す情報として取得する。そして、位置管理部111は、例えば、複数の携帯端末5のうちのいずれかからユーザ位置情報131を取得した場合、取得したユーザ位置情報131を情報格納領域130に記憶する。なお、位置管理部111は、例えば、複数の携帯端末5のそれぞれから送信されるユーザ位置情報131を受信するものであってもよい。
【0034】
問合せ検知部112は、例えば、複数のユーザ11のうちのいずれかである特定のユーザ11が所持する携帯端末5(以下、特定の携帯端末5とも呼ぶ)から情報処理装置1に対して問合せ情報が送信されたことを検知する。具体的に、問合せ検知部112は、例えば、特定のユーザ11が特定の携帯端末5に対して問合せ情報が入力され、入力された問合せ情報が情報処理装置1に送信されたことを検知する。
【0035】
位置特定部113は、例えば、特定の携帯端末5から情報処理装置1に対して問合せ情報が送信されたことを問合せ検知部112が検知した場合、位置管理部111が特定の携帯端末5から継続して取得したユーザ位置情報131のうち、問合せ情報の送信が行われる前の所定時間に取得されたユーザ位置情報131から、特定のユーザ11が特定の商品の配置位置を探す特徴を示す所定の行動を行った第1位置を特定する。所定時間は、例えば、1分間であってよい。そして、位置特定部113は、特定した第1位置を示す第1位置情報132を情報格納領域130に記憶する。
【0036】
候補決定部114は、例えば、位置特定部113が特定した第1位置の近傍の第2位置を、特定の商品の新たな配置位置の候補として決定する。具体的に、候補決定部114は、例えば、第1位置に位置するユーザ11から視認可能な位置を第2位置として特定する。そして、候補決定部114は、例えば、特定の商品の新たな配置位置の候補として決定した第2位置を示す第2位置情報133を情報格納領域130に記憶する。
【0037】
[第1の実施の形態における商品購入支援処理の概略]
次に、第1の実施の形態の概略について説明を行う。図4は、第1の実施の形態における商品購入支援処理の概略を説明するフローチャート図である。
【0038】
情報処理装置1は、図4に示すように、例えば、複数のユーザ11のそれぞれの現在位置を示すユーザ位置情報131を継続して取得する(S1)。
【0039】
そして、情報処理装置1は、例えば、複数のユーザ11のうちのいずれかのユーザ11からいずれかの商品の配置位置に関する問合せがあるまで待機する(S2のNO)。
【0040】
その後、例えば、複数のユーザ11のうちのいずれかである特定のユーザ11から特定の商品の配置位置に関する問合せがあった場合(S2のYES)、情報処理装置1は、特定のユーザ11の位置情報のうちの問合せが行われる前の所定時間に取得された位置情報から、特定のユーザ11が商品の配置位置を探す特徴を示す所定の行動を行った第1位置を特定する(S3)。
【0041】
さらに、情報処理装置1は、例えば、S3の処理で特定した第1位置と所定の対応関係を有する第2位置を、特定の商品の新たな配置位置の候補として決定する(S4)。具体的に、情報処理装置1は、例えば、S3の処理で特定した第1位置の近傍の第2位置を、特定の商品の新たな配置位置の候補として決定する。
【0042】
これにより、本実施の形態における情報処理装置1は、例えば、特定の商品の配置位置をユーザ11から見つけ易い位置に決定することが可能になる。そのため、小売店の店員は、例えば、情報処理装置1によって決定された各商品の新たな配置位置の候補を参照することで、ユーザによる各商品の見つけ易さを向上させることが可能なレイアウトを作成することが可能になる。
【0043】
なお、例えば、S3の処理において複数の第1位置が特定された場合、情報処理装置1は、S4の処理において、例えば、特定された複数の第1位置のそれぞれからの近傍の位置を第2位置として特定するものであってよい。
【0044】
[第1の実施の形態における商品購入支援処理の具体例]
次に、第1の実施の形態における商品購入支援処理の具体例について説明を行う。図5から図7は、第1の実施の形態における商品購入支援処理の具体例を説明する図である。
【0045】
図5に示す例における実線矢印Lは、例えば、ユーザ11aが所持する携帯端末5aから取得したユーザ位置情報131が示す位置の軌跡を示している。言い換えれば、図5に示す例における実線矢印Lは、例えば、小売店12の店内におけるユーザ11aの移動経路を示している。さらに、図5に示す例は、例えば、ユーザ11aが実線矢印Lのように移動した後、位置P0において商品Aの配置位置(位置P1)に関する問合せ情報の入力を行ったことを示している。
【0046】
すなわち、図5に示す例は、例えば、携帯端末5aを所持するユーザ11aが商品Aの配置位置を探しながら小売店12の店内において迷い行動を行った後、携帯端末5aに対して商品Aの配置位置についての問合せを行ったことを示している。
【0047】
ここで、図5に示す実線矢印Lは、例えば、ユーザ11aが小売店12の店内における範囲R1を3回通過したことを示すとともに、ユーザ11aによる範囲R1の通過回数が他の範囲の通過回数よりも多いことを示している。そのため、図5に示す例では、例えば、ユーザ11aが範囲R1内において顕著な迷い行動を行っていたと判断することが可能である。
【0048】
したがって、情報処理装置1は、この場合、例えば、S1の処理で携帯端末5aから取得したユーザ位置情報131に基づいて、範囲R1を第1位置として特定する。
【0049】
続いて、図6に示すように、ユーザ11aが所持する複数の携帯端末5aから取得したユーザ位置情報131に基づいて、または、ユーザ11aを含む複数のユーザ11のそれぞれが所持する複数の携帯端末5から取得したユーザ位置情報131に基づいて、範囲R1、範囲R2、範囲R3、範囲R4及び範囲R5のそれぞれが第1位置として特定された場合、情報処理装置1は、例えば、範囲R1、範囲R2、範囲R3、範囲R4及び範囲R5のそれぞれから最も視認可能な位置を第2位置として特定する。
【0050】
具体的に、図7における点線R1a、点線R3a、点線R4a及び点線R5aに示すように、位置P2は、範囲R1、範囲R3、範囲R4及び範囲R5から視認可能な位置である。そのため、例えば、第1位置として特定された各範囲(範囲R1、範囲R2、範囲R3、範囲R4及び範囲R5)のうち、商品Aを視認可能な範囲の数が最も多くなる配置位置が位置P2であると判定した場合、情報処理装置1は、商品Aの新たな配置位置の候補として位置P2を決定する。
【0051】
その後、小売店12の店員は、例えば、情報処理装置1による処理結果に基づいて、商品Aの配置位置を位置P1から位置P2に変更するレイアウトを作成する。
【0052】
これにより、情報処理装置1は、例えば、各商品の配置位置を探すユーザ11が顕著な迷い行動を行った位置から可能な限り視認可能な位置を、各商品の配置位置として決定することが可能になる。そのため、小売店12の店員は、例えば、情報処理装置1によって決定された各商品の新たな配置位置に基づくことで、ユーザによる各商品の見つけ易さを向上させることが可能なレイアウトを作成することが可能になる。
【0053】
[第1の実施の形態における商品購入支援処理の詳細]
次に、第1の実施の形態の詳細について説明する。図8から図11は、第1の実施の形態における商品購入支援処理の詳細を説明するフローチャート図である。また、図12から図14は、第1の実施の形態における商品購入支援処理の詳細を説明する図である。
【0054】
[位置管理処理]
初めに、商品購入支援処理のうち、ユーザ位置情報131を管理する処理(以下、位置管理処理とも呼ぶ)について説明を行う。図8は、位置管理処理を説明するフローチャート図である。
【0055】
位置管理部111は、図8に示すように、例えば、携帯端末5からユーザ位置情報131を受信するまで待機する(S11のNO)。
【0056】
なお、携帯端末5は、例えば、所定の時間間隔ごと(例えば、1秒ごと)に、自端末の現在位置を示すユーザ位置情報131を情報処理装置1に送信するものであってよい。また、携帯端末5は、例えば、アクセスポイント3からの測位等を用いて現在位置を算出し、算出した現在位置を示すユーザ位置情報131を情報処理装置1に送信するものであってよい。
【0057】
そして、携帯端末5からユーザ位置情報131を受信した場合(S11のYES)、位置管理部111は、例えば、受信したユーザ位置情報131を情報格納領域130に記憶する(S12)。以下、ユーザ位置情報131の具体例について説明を行う。
【0058】
[ユーザ位置情報の具体例]
図12は、ユーザ位置情報131の具体例について説明する図である。
【0059】
図12に示すユーザ位置情報131は、例えば、各携帯端末5を識別する識別情報が設定される「識別情報」と、各時刻が設定される「時刻」と、各時刻における各携帯端末5の位置を示す情報が設定される「位置」とを項目として有する。なお、小売店12の店内は、例えば、所定のサイズごとの複数の範囲(以下、複数の単位範囲とも呼ぶ)に予め分割されているものであってもよい。具体的に、複数の単位範囲のそれぞれは、例えば、1辺が50cmや1m等の矩形領域であってよい。また、複数の単位範囲は、例えば、図6等で説明した範囲R1、範囲R2、範囲R3、範囲R4及び範囲R5を含む複数の範囲であってよい。そして、「位置」には、例えば、各携帯端末5の現在位置を含む単位範囲に対応する位置(例えば、単位範囲の中心位置)が設定されるものであってよい。
【0060】
具体的に、図12に示すユーザ位置情報131において、1行目の情報には、例えば、「識別情報」として「501」が設定され、「時刻」として「12:00:00」が設定され、「位置」として「(30,21)」が設定されている。
【0061】
また、図12に示すユーザ位置情報131において、2行目の情報には、例えば、「識別情報」として「501」が設定され、「時刻」として「12:00:01」が設定され、「位置」として「(31,21)」が設定されている。図12に含まれる他の情報についての説明は省略する。
【0062】
[第1位置特定処理]
次に、商品購入支援処理のうち、第1位置を特定する処理(以下、第1位置特定処理とも呼ぶ)について説明を行う。図9及び10は、第1位置特定処理を説明するフローチャート図である。なお、図9及び図10に示す第1位置特定処理は、1つの商品(特定の商品)に対応する第1位置を特定する際に行われる処理である。そのため、例えば、複数の商品に対応する第1位置を特定する場合、情報処理装置1は、図9及び図10に示す第1位置特定処理を商品ごとに複数回行う。
【0063】
位置特定部113は、図9に示すように、第1位置特定タイミングになるまで待機する(S21のNO)。第1位置特定タイミングは、例えば、小売店12の店員が第1位置特定処理を行う旨の情報を情報処理装置1に入力したタイミングであってよい。また、第1位置特定タイミングは、例えば、所定時間ごと(例えば、1時間ごと)の定期的なタイミングであってよい。
【0064】
そして、第1位置特定タイミングになった場合(S21のYES)、位置特定部113は、例えば、小売店12の店内における各範囲をユーザ11が通過した回数を示すカウンタCのそれぞれに0を設定することによって初期化する(S22)。
【0065】
また、位置特定部113は、例えば、予め定められた所定期間(以下、単に所定期間とも呼ぶ)内において情報処理装置1に対して問合せ情報を送信したユーザ11の識別情報を示す変数rに1を設定する(S23)。ここでの所定期間は、例えば、1日等であってよい。
【0066】
続いて、位置特定部113は、例えば、変数rに対応するユーザ11が問合せ情報の送信を行った時刻の所定時間前の時刻と、変数rに対応するユーザ11が問合せ情報の送信を行った時刻との間の時間(以下、対象時間とも呼ぶ)に含まれる各時刻であって、位置管理部111によってユーザ位置情報131の取得が行われた各時刻を示す変数tに、最初の時刻を示す0を設定する(S24)。
【0067】
続いて、位置特定部113は、例えば、情報格納領域130に記憶したユーザ位置情報131を参照し、変数rに対応するユーザ11が所持する携帯端末5から取得されたユーザ位置情報131のうち、変数tに対応する時刻に取得されたユーザ位置情報131が示す位置を含む範囲を特定する(S25)。
【0068】
具体的に、図12で説明したユーザ位置情報131において、1行目の情報には、例えば、「識別情報」として「501」が設定され、「時刻」として「12:00:00」が設定され、「位置」として「(30,21)」が設定されている。そのため、例えば、変数rに対応するユーザ11の識別情報が501であって、変数tに対応する時刻が12時00分00秒である場合、位置特定部113は、小売店12の店内における(30,21)の位置に対応する範囲を特定する。
【0069】
そして、位置特定部113は、例えば、S25の処理で特定した範囲に対応するカウンタCに1を加算する(S26)。続いて、位置特定部113は、例えば、変数tに1を加算する(S27)。
【0070】
その後、位置特定部113は、例えば、S27の処理で1を加算した変数tが予め定められた定数Tを上回ったか否かを判定する(S28)。定数Tは、例えば、対象時間に含まれる時刻であって、位置管理部111によってユーザ位置情報131の取得が行われた時刻の数を示すものである。
【0071】
その結果、変数tが定数Tを上回っていないと判定した場合(S28のNO)、位置特定部113は、例えば、S25以降の処理を再度行う。
【0072】
一方、変数tが定数Tを上回っていると判定した場合(S28のYES)、位置特定部113は、図10に示すように、例えば、変数rに1を加算する(S31)。
【0073】
そして、位置特定部113は、例えば、S31の処理で1を加算した変数rが予め定められた定数Rを上回ったが否かを判定する(S32)。定数Rは、例えば、所定期間内において情報処理装置1に対して問合せ情報を送信したユーザ11の数である。
【0074】
その結果、変数rが定数Rを上回っていないと判定した場合(S32のNO)、位置特定部113は、例えば、S24以降の処理を再度行う。
【0075】
一方、変数rが定数Rを上回っていると判定した場合(S32のYES)、位置特定部113は、例えば、カウンタCが閾値(以下、第1閾値とも呼ぶ)以上である範囲の位置を第1位置として特定する(S33)。
【0076】
すなわち、位置特定部113は、例えば、小売店12の店内における各範囲のうち、カウンタCが第1閾値以上である範囲を、各ユーザ11が顕著な迷い行動を行った範囲(第1位置)として特定する。
【0077】
そして、位置特定部113は、例えば、S33の処理で特定した第1位置を示す情報を第1位置情報132として情報格納領域130に記憶する(S34)。以下、第1位置情報132の具体例について説明を行う。
【0078】
[第1位置情報の具体例]
図13は、第1位置情報132の具体例について説明する図である。具体的に、図13は、識別情報が023である商品について特定した第1位置情報132の具体例について説明する図である。
【0079】
図13に示す第1位置情報132は、例えば、各商品の識別情報が設定される「識別情報」と、各商品の第1位置として特定された各範囲に対応する位置が設定される「位置」とを項目として有する。
【0080】
具体的に、図13に示す第1位置情報132において、1行目の情報には、例えば、「識別情報」として「023」が設定され、「位置」として「(8,3)」が設定されている。
【0081】
また、図13に示す第1位置情報132において、2行目の情報には、例えば、「識別情報」として「023」が設定され、「位置」として「(2,6)」が設定されている。図13に含まれる他の情報についての説明は省略する。
【0082】
[第2位置特定処理]
次に、商品購入支援処理のうち、第2位置を特定する処理(以下、第2位置特定処理とも呼ぶ)について説明を行う。図11は、第2位置特定処理を説明するフローチャート図である。なお、図11に示す第2位置特定処理は、1つの商品(特定の商品)に対応する第2位置を特定する際に行われる処理である。そのため、例えば、複数の商品に対応する第2位置を特定する場合、情報処理装置1は、図11に示す第2位置特定処理を商品ごとに複数回行う。
【0083】
位置特定部113は、図11に示すように、第2位置特定タイミングになるまで待機する(S41のNO)。第2位置特定タイミングは、例えば、小売店12の店員が第2位置特定処理を行う旨の情報を情報処理装置1に入力したタイミングであってよい。また、第2位置特定タイミングは、例えば、所定時間ごと(例えば、1日ごと)の定期的なタイミングであってよい。
【0084】
そして、第2位置特定タイミングになった場合(S41のYES)、候補決定部114は、例えば、商品を視認可能な第1位置の数が最も多くなるように第2位置を決定する(S42)。
【0085】
具体的に、候補決定部114は、例えば、以下の式1に従って、商品を視認可能な第1位置の数(f(x))を算出するものであってよい。
【0086】
【数1】
【0087】
式1において、xは、商品の配置位置であり、yは、商品の第1位置である。また、式1において、Σ_yは、yについての和を取ることを示す。さらに、式1において、v(x,y)は、yに位置するユーザ11からxが視認できるか否かを示す関数であり、yに位置するユーザ11からxが視認できる場合に1を返し、yに位置するユーザ11からxが視認できない場合に0を返す。
【0088】
そして、候補決定部114は、例えば、xを変化させながらf(x)を複数回算出する。具体的に、候補決定部114は、例えば、商品が配置されている棚内においてxを変化させながら、f(x)を複数回算出するものであってよい。さらに具体的に、候補決定部114は、例えば、商品が配置されている棚を通路側から見た場合における左右方向(水平方向)にxをスライドさせながら、f(x)を複数回算出するものであってよい。その後、候補決定部114は、例えば、f(x)の値が最大になるときのxを第2位置として特定する。
【0089】
図11に戻り、候補決定部114は、例えば、S42の処理で特定した第2位置を示す情報を第2位置情報133として情報格納領域130に記憶する(S43)。以下、第2位置情報133の具体例について説明を行う。
【0090】
[第2位置情報の具体例]
図14は、第2位置情報133の具体例について説明する図である。
【0091】
図14に示す第2位置情報133は、例えば、商品の識別情報が設定される「識別情報」と、商品が配置されている棚の識別情報が設定される「棚情報」と、商品の第2位置として特定された位置が設定される「位置」とを項目として有する。「位置」には、例えば、「棚情報」に識別情報が設定された棚の左右方向の長さ(通路から棚を見た場合における左右方向の長さ)を正規化した場合における左端からの長さが設定される。すなわち、例えば、棚の左右方向における左端が商品の配置位置である場合、「位置」には「0」が設定され、棚の左右方向における右端が商品の配置位置である場合、「位置」には「1」が設定され、棚の左右方向における中央が商品の配置位置である場合、「位置」には「0.5」が設定される。
【0092】
具体的に、図14に示す第2位置情報133において、1行目の情報には、例えば、「識別情報」として「023」が設定され、「棚情報」として「001」が設定され、「位置」として「0」が設定されている。
【0093】
このように、本実施の形態における情報処理装置1は、例えば、複数のユーザ11のそれぞれの現在位置を示すユーザ位置情報131を継続して取得する。そして、情報処理装置1は、例えば、複数のユーザ11のうちのいずれかの特定のユーザ11から特定の商品の配置位置に関する問合せがあった場合、取得した特定のユーザ11の位置情報のうちの問合せが行われる前の所定時間に取得された位置情報から、特定のユーザ11が特定の商品の配置位置を探す特徴を示す所定の行動を行った第1位置を特定する。
【0094】
その後、情報処理装置1は、例えば、特定した第1位置の近傍の第2位置を、特定の商品の新たな配置位置の候補として決定する。
【0095】
すなわち、本実施の形態における情報処理装置1は、例えば、特定のユーザ11が特定の商品の配置位置を探すための顕著な迷い行動を行った位置(第1位置)から視認可能な位置(第2位置)を、特定の商品についての新たな配置位置の候補として決定する。
【0096】
これにより、本実施の形態における情報処理装置1は、例えば、特定の商品の配置位置をユーザ11から見つけ易い位置に決定することが可能になる。そのため、小売店12の店員は、例えば、情報処理装置1によって決定された各商品の新たな配置位置の候補を参照することで、ユーザ11による各商品の見つけ易さを向上させることが可能なレイアウトを作成することが可能になる。
【0097】
なお、情報処理装置1は、S42の処理において、例えば、各商品が現在配置されている棚におけるいずれかの位置において各商品の第2位置を決定するものであってもよい。すなわち、情報処理装置1は、例えば、各商品の第2位置が各商品の現在位置と同一の棚になるように、各商品の第2位置を決定するものであってもよい。
【0098】
これにより、情報処理装置1は、各商品の配置位置が大幅に変更することを抑制することが可能になる。そのため、小売店12の店員は、例えば、各商品の現在の配置位置を把握しているユーザ11が各商品の新たな配置位置を見つけられなくなるようなケースの発生を抑制することが可能になる。
【0099】
また、情報処理装置1は、例えば、S42の処理において、各商品の第2位置を複数特定するものであってもよい。具体的に、候補決定部114は、例えば、各商品を視認可能な第1位置の数が最も多くなる第2位置と、各商品を視認可能な第1位置の数が2番目に多くなる第2位置(以下、第3位置とも呼ぶ)とをそれぞれ特定するものであってもよい。また、候補決定部114は、例えば、各商品を視認可能な第1位置の数の合計が最も多くなる所定数(例えば、2か所)の第2位置の組み合わせを特定するものであってもよい。そして、小売店12の店員は、この場合、例えば、各商品についての複数の第2位置の全てを各商品の新たな配置位置の候補として決定し、決定した新たな配置位置の候補のそれぞれに各商品を配置するものであってもよい。
【0100】
また、情報処理装置1は、例えば、小売店12の店内において販売している商品のうち、所定期間(例えば、直近の1か月)内における販売実績が所定の条件を満たす1以上の商品を特定の商品として特定するものであってもよい。具体的に、情報処理装置1は、例えば、小売店12の店内において販売している商品のうち、売上数が閾値以上である商品や売上数の順位が所定順位以内である商品を特定の商品として特定するものであってよい。また、情報処理装置1は、例えば、小売店12の店内において販売している商品のうち、売上金額が閾値以上である商品や売上金額の順位が所定順位以内である商品を特定の商品として特定するものであってよい。
【0101】
これにより、小売店12の店員は、例えば、特定の商品についての新たな配置位置の候補を参照することで、全ての商品についての新たな配置位置の候補の特定を行わない場合であっても、ユーザ11による各商品の見つけ易さを向上させることが可能なレイアウトを作成することが可能になる。言い換えれば、小売店12の店員は、例えば、ユーザ11による各商品の見つけ易さを向上させることが可能なレイアウトを効率的に作成することが可能になる。
【0102】
[第2の実施の形態における商品購入支援処理]
次に、第2の実施の形態について説明する。図15は、第2の実施の形態における商品購入支援処理を説明するフローチャート図である。また、図16は、第2の実施の形態における商品購入支援処理を説明する図である。
【0103】
第2の実施の形態における商品購入支援処理は、複数の商品のそれぞれについて特定された第1位置を用いることによって、複数の商品のそれぞれの第2位置をまとめて特定する処理である。
【0104】
これにより、本実施の形態における情報処理装置1は、例えば、複数の商品のそれぞれの配置位置をユーザ11から見つけ易い位置に決定することが可能になる。そのため、小売店12の店員は、例えば、情報処理装置1によって決定された各商品の新たな配置位置に基づくことで、ユーザ11による各商品の見つけ易さを向上させることが可能なレイアウトを決定することが可能になる。
【0105】
なお、第2の実施の形態における商品購入支援処理は、第1の実施の形態における商品購入支援処理と比較して第2位置特定処理のみが異なる。そのため、以下、第2の実施の形態における第2位置特定処理について説明を行う。
【0106】
[第2位置特定処理]
図15は、第2位置特定処理を説明するフローチャート図である。
【0107】
位置特定部113は、図15に示すように、第2位置特定タイミングになるまで待機する(S51のNO)。
【0108】
そして、第2位置特定タイミングになった場合(S51のYES)、候補決定部114は、例えば、複数の商品のそれぞれを視認可能な複数の商品のそれぞれに対応する第1位置の数の合計が最も多くなるように、各商品の第2位置を決定する(S52)。
【0109】
具体的に、候補決定部114は、例えば、以下の式2に従って、各商品を視認可能な各商品に対応する第1位置の数の合計(F(x))を算出するものであってよい。
【0110】
【数2】
【0111】
式2において、xiは、i番目の商品の配置位置であり、yは、i番目の商品の第1位置である。また、式2において、Σ_yは、yについての和を取ることを示し,Σ_iは、iについての和を取ることを示す。さらに、式2において、v(xi,y)は、yに位置するユーザ11からxiが視認できるか否かを示す関数であり、yに位置するユーザ11からxiが視認できる場合に1を返し、yに位置するユーザ11からxiが視認できない場合に0を返す。
【0112】
そして、候補決定部114は、各商品に対応するxiのそれぞれを変化させながらF(x)を複数回算出する。具体的に、候補決定部114は、例えば、各商品が配置されている棚内においてxiを変化させながら、F(x)を複数回算出するものであってよい。さらに具体的に、候補決定部114は、例えば、各商品が配置されている棚を通路側から見た場合における左右方向(水平方向)にxiをスライドさせながら、F(x)を複数回算出するものであってよい。そして、候補決定部114は、例えば、F(x)の値が最大になるときのxiのそれぞれを各商品に対応する第2位置として特定する。
【0113】
図11に戻り、候補決定部114は、例えば、S52の処理で特定した各商品に対応する第2位置を示す情報を第2位置情報133として情報格納領域130に記憶する(S53)。以下、第2位置情報133の具体例について説明を行う。
【0114】
[第2位置情報の具体例]
図16は、第2位置情報133の具体例について説明する図である。
【0115】
図16に示す第2位置情報133は、例えば、図14で説明した第2位置情報133と同一の項目を有している。
【0116】
具体的に、図14に示す第2位置情報133において、1行目の情報には、例えば、「識別情報」として「023」が設定され、「棚情報」として「001」が設定され、「位置」として「0」が設定されている。
【0117】
また、図14に示す第2位置情報133において、2行目の情報には、例えば、「識別情報」として「012」が設定され、「棚情報」として「003」が設定され、「位置」として「0.2」が設定されている。図14に含まれる他の情報については説明を省略する。
【0118】
このように、本実施の形態における情報処理装置1は、例えば、特定のユーザ11から商品(以下、第1商品とも呼ぶ)の配置位置に関する問合せ(以下、第1問合せとも呼ぶ)があった場合、特定のユーザ11の位置情報のうちの第1問合せが行われる前の所定時間に取得された位置情報から、特定のユーザ11が所定の行動を行った第1位置を特定する。また、情報処理装置1は、例えば、特定のユーザ11または特定のユーザ11と異なる他のユーザ11(以下、特定のユーザ11等とも呼ぶ)から他の商品(以下、第2商品とも呼ぶ)の配置位置に関する他の問合せ(以下、第2問合せとも呼ぶ)があった場合、特定のユーザ11等の位置情報のうちの第2問合せが行われる前の所定時間に取得された位置情報から、特定のユーザ11等が所定の行動を行った第1位置を特定する。
【0119】
そして、情報処理装置1は、例えば、第1商品に対応する第1位置の近傍の第2位置を、第1商品の新たな配置位置の候補として決定し、第2商品に対応する第1位置の近傍の第2位置を、第2商品の新たな配置位置の候補として決定する。
【0120】
具体的に、情報処理装置1は、例えば、第1商品を配置可能な複数の位置ごとに、第1商品に対応する前記第1位置のうち、各位置を視認可能な第1位置の数(以下、第1数とも呼ぶ)を特定し、第2商品を配置可能な複数の位置ごとに、第2商品に対応する第1位置のうち、各位置を視認可能な第1位置の数(以下、第2数とも呼ぶ)を特定する。そして、情報処理装置1は、例えば、第1商品に対応する第2位置と第2商品に対応する第2位置とを、第2位置のそれぞれに対応する第1数と第2数との合計が最大になるように決定する。
【0121】
これにより、本実施の形態における情報処理装置1は、例えば、複数の商品のそれぞれの配置位置をユーザ11から見つけ易い位置に決定することが可能になる。
【0122】
[第3の実施の形態における商品購入支援処理]
次に、第3の実施の形態について説明する。図17及び図18は、第3の実施の形態における商品購入支援処理を説明するフローチャート図である。
【0123】
第3の実施の形態における商品購入支援処理は、第1の実施の形態における商品購入支援処理と異なる方法によって第1位置の特定を行う。
【0124】
これにより、情報処理装置1は、例えば、第1の実施の形態における商品購入支援処理と異なる傾向の第1位置を特定することが可能になる。そのため、小売店12の店員は、例えば、第1の実施の形態において特定された第1位置を用いたレイアウトと異なる傾向のレイアウトを作成することが可能になる。
【0125】
なお、第3の実施の形態における商品購入支援処理は、第1の実施の形態における商品購入支援処理と比較して第1位置特定処理のみが異なる。そのため、以下、第3の実施の形態における第1位置特定処理について説明を行う。
【0126】
[第1位置特定処理]
図17及び18は、第1位置特定処理を説明するフローチャート図である。
【0127】
位置特定部113は、図17に示すように、第1位置特定タイミングになるまで待機する(S61のNO)。
【0128】
そして、第1位置特定タイミングになった場合(S61のYES)、位置特定部113は、例えば、情報処理装置1に対して問合せ情報を送信したユーザ11の識別情報を示す変数rに1を設定する(S62)。
【0129】
続いて、位置特定部113は、例えば、小売店12の店内における各範囲をユーザ11が通過した回数を示すカウンタCのそれぞれに0を設定することによって初期化する(S63)。
【0130】
その後、位置特定部113は、例えば、変数rに対応するユーザ11が問合せ情報の送信を行った時刻の所定時間前の時刻と、変数rに対応するユーザ11が問合せ情報の送信を行った時刻との間の時間(対象時間)に含まれる各時刻であって、位置管理部111によってユーザ位置情報131の取得が行われた各時刻を示す変数tに、最初の時刻を示す0を設定する(S64)。
【0131】
続いて、位置特定部113は、例えば、情報格納領域130に記憶したユーザ位置情報131を参照し、変数rに対応するユーザ11が所持する携帯端末5から取得されたユーザ位置情報131のうち、変数tに対応する時刻に取得されたユーザ位置情報131が示す位置を含む範囲を特定する(S65)。
【0132】
そして、位置特定部113は、例えば、S65の処理で特定した範囲に対応するカウンタCに1を加算する(S66)。続いて、位置特定部113は、例えば、変数tに1を加算する(S67)。
【0133】
その後、位置特定部113は、例えば、S67の処理で1を加算した変数tが予め定められた定数Tを上回ったか否かを判定する(S68)。
【0134】
その結果、変数tが定数Tを上回っていないと判定した場合(S68のNO)、位置特定部113は、例えば、S65以降の処理を再度行う。
【0135】
一方、変数tが定数Tを上回っていると判定した場合(S68のYES)、位置特定部113は、図18に示すように、位置特定部113は、例えば、カウンタCが閾値(以下、第2閾値とも呼ぶ)以上である範囲の位置を第1位置として特定する(S71)。
【0136】
すなわち、位置特定部113は、例えば、小売店12の店内における各範囲のうち、カウンタCが第2閾値以上である範囲を、変数rに対応するユーザ11が顕著な迷い行動を行った範囲(第1位置)として特定する。
【0137】
そして、位置特定部113は、例えば、S71の処理で特定した第1位置を示す情報を第1位置情報132として情報格納領域130に記憶する(S72)。
【0138】
続いて、位置特定部113は、例えば、変数rに1を加算する(S73)。
【0139】
その後、位置特定部113は、例えば、S73の処理で1を加算した変数rが予め定められた定数Rを上回ったが否かを判定する(S74)。
【0140】
その結果、変数rが定数Rを上回っていないと判定した場合(S74のNO)、位置特定部113は、例えば、S63以降の処理を再度行う。
【0141】
一方、変数rが定数Rを上回っていると判定した場合(S74のYES)、位置特定部113は、例えば、第1位置特定処理を終了する。
【0142】
すなわち、第1の実施の形態における情報処理装置1は、複数のユーザ11による通過回数が他の範囲よりも多い範囲(複数のユーザ11による滞在時間の合計が他の範囲よりも長い範囲)を第1位置として特定する。これに対し、第3の実施の形態における情報処理装置1は、単一のユーザ11による通過回数が他の範囲よりも多い範囲(単一のユーザ11による滞在時間の合計が他の範囲よりも長い範囲)を第1位置として特定する。
【0143】
これにより、本実施の形態における情報処理装置1は、例えば、顕著な迷い行動を行っていたユーザ11が発生した範囲を第1位置として特定することが可能になり、第1の実施の形態における商品購入支援処理と異なる傾向の第1位置を特定することが可能になる。
【0144】
なお、情報処理装置1は、S42の処理において、例えば、第1の実施の形態における第1位置特定処理において特定した第1位置と、第3の実施の形態における第1位置特定処理において特定した第1位置とのそれぞれを用いることによって、第2位置の特定を行うものであってもよい。
【0145】
さらに、情報処理装置1は、S42の処理において、例えば、第1の実施の形態における第1位置特定処理において特定した第1位置と、第3の実施の形態における第1位置特定処理において特定した第1位置とに加え、ユーザ11が携帯端末5に対して問合せ情報の入力を行った位置も第1位置として、第2位置の特定を行うものであってもよい。
【0146】
以上の実施の形態をまとめると、以下の付記のとおりである。
【0147】
(付記1)
複数のユーザのそれぞれの位置情報を継続して取得し、
前記複数のユーザのうちのいずれかのユーザから特定の商品の配置位置に関する問合せがあった場合、前記いずれかのユーザの前記位置情報のうちの前記問合せが行われる前の所定時間に取得された前記位置情報から、前記いずれかのユーザが商品の配置位置を探す特徴を示す所定の行動を行った第1位置を特定し、
特定した前記第1位置の近傍の第2位置を、前記特定の商品の新たな配置位置の候補として決定する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする商品購入支援プログラム。
【0148】
(付記2)
付記1において、
前記第2位置は、前記第1位置のユーザから視認可能な位置である、
ことを特徴とする商品購入支援プログラム。
【0149】
(付記3)
付記1において、
前記第2位置は、前記特定の商品の配置位置と同一の棚における位置である、
ことを特徴とする商品購入支援プログラム。
【0150】
(付記4)
付記1において、
前記特定する処理では、前記いずれかのユーザが所定回数以上通過した位置を前記第1位置として特定する、
ことを特徴とする商品購入支援プログラム。
【0151】
(付記5)
付記1において、
前記決定する処理では、
前記特定の商品を配置可能な複数の位置ごとに、各位置を視認可能な前記第1位置の数を特定し、
前記特定の商品を配置可能な複数の位置のうち、前記数が最大である位置を前記第2位置として特定する、
ことを特徴とする商品購入支援プログラム。
【0152】
(付記6)
付記1において、
前記決定する処理では、前記特定の商品を配置可能な複数の位置のうち、前記第1位置として特定された回数が前記第2位置の次に多い第3位置を特定し、
前記第2位置と前記第3位置とのそれぞれを、前記特定の商品の新たな配置位置の候補として決定する、
ことを特徴とする商品購入支援プログラム。
【0153】
(付記7)
付記1において、
前記決定する処理では、前記特定の商品を配置可能な複数の位置に含まれる所定数の位置の組み合わせのうち、前記第1位置として特定された回数の合計が最大になる前記組み合わせを特定し、
特定した前記組み合わせに含まれる前記所定数の位置のそれぞれを前記第2位置として特定する、
ことを特徴とする商品購入支援プログラム。
【0154】
(付記8)
付記1において、
前記特定する処理では、前記複数のユーザのそれぞれに対応する前記第1位置を特定し、
前記決定する処理では、特定した前記第1位置のそれぞれからの近傍の位置を前記第2位置として特定する、
ことを特徴とする商品購入支援プログラム。
【0155】
(付記9)
付記8において、
前記特定する処理では、前記複数のユーザが所定回数以上通過した位置を前記第1位置として特定する、
ことを特徴とする商品購入支援プログラム。
【0156】
(付記10)
付記1において、さらに、
複数の商品のそれぞれについての販売実績に基づいて、前記複数の商品から前記特定の商品を特定する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする商品購入支援プログラム。
【0157】
(付記11)
付記1において、
前記特定する処理では、
前記いずれかのユーザから第1商品の配置位置に関する第1問合せがあった場合、前記いずれかのユーザの前記位置情報のうちの前記第1問合せが行われる前の前記所定時間に取得された前記位置情報から、前記いずれかのユーザが前記所定の行動を行った前記第1位置を特定し、
前記いずれかのユーザから第2商品の配置位置に関する第2問合せがあった場合、前記いずれかのユーザの前記位置情報のうちの前記第2問合せが行われる前の前記所定時間に取得された前記位置情報から、前記いずれかのユーザが前記所定の行動を行った前記第1位置を特定し、
前記決定する処理では、
前記第1商品に対応する前記第1位置の近傍の前記第2位置を、前記第1商品の新たな配置位置の候補として決定し、
前記第2商品に対応する前記第1位置の近傍の前記第2位置を、前記第2商品の新たな配置位置の候補として決定する、
ことを特徴とする商品購入支援プログラム。
【0158】
(付記12)
付記11において、
前記決定する処理では、
前記第1商品を配置可能な複数の位置ごとに、前記第1商品に対応する前記第1位置のうち、各位置を視認可能な前記第1位置の第1数を特定し、
前記第2商品を配置可能な複数の位置ごとに、前記第2商品に対応する前記第1位置のうち、各位置を視認可能な前記第1位置の第2数を特定し、
前記第1商品に対応する前記第2位置と前記第2商品に対応する前記第2位置とを、前記第2位置のそれぞれに対応する前記第1数と前記第2数との合計が最大になるように決定する、
ことを特徴とする商品購入支援プログラム。
【0159】
(付記13)
複数のユーザのそれぞれの位置情報を継続して取得する位置取得部と、
前記複数のユーザのうちのいずれかのユーザから特定の商品の配置位置に関する問合せがあった場合、前記いずれかのユーザの前記位置情報のうちの前記問合せが行われる前の所定時間に取得された前記位置情報から、前記いずれかのユーザが商品の配置位置を探す特徴を示す所定の行動を行った第1位置を特定する位置特定部と、
特定した前記第1位置の近傍の第2位置を、前記特定の商品の新たな配置位置の候補として決定する候補決定部と、を有する、
ことを特徴とする情報処理装置。
【0160】
(付記14)
複数のユーザのそれぞれの位置情報を継続して取得し、
前記複数のユーザのうちのいずれかのユーザから特定の商品の配置位置に関する問合せがあった場合、前記いずれかのユーザの前記位置情報のうちの前記問合せが行われる前の所定時間に取得された前記位置情報から、前記いずれかのユーザが商品の配置位置を探す特徴を示す所定の行動を行った第1位置を特定し、
特定した前記第1位置の近傍の第2位置を、前記特定の商品の新たな配置位置の候補として決定する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする商品購入支援方法。
【符号の説明】
【0161】
1:情報処理装置 3:アクセスポイント
5:携帯端末 10:情報処理システム
101:CPU 102:メモリ
103:I/Oインタフェース 104:ストレージ
105:バス NW:ネットワーク
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