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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024062796
(43)【公開日】2024-05-10
(54)【発明の名称】予約システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/02 20120101AFI20240501BHJP
【FI】
G06Q10/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022170882
(22)【出願日】2022-10-25
(71)【出願人】
【識別番号】000116079
【氏名又は名称】ローレルバンクマシン株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】500267170
【氏名又は名称】ローレル機械株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】500265501
【氏名又は名称】ローレル精機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【弁理士】
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100161702
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 宏之
(74)【代理人】
【識別番号】100189348
【弁理士】
【氏名又は名称】古都 智
(72)【発明者】
【氏名】細貝 洸
(72)【発明者】
【氏名】島村 克気
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA03
5L049AA03
(57)【要約】
【課題】店舗側の負担軽減および顧客対応の迅速化を図ることが可能となる予約システムを提供する。
【解決手段】予約を受け付ける際に予約者に入力させる受付時確認情報を設定可能な予約受付端末装置12と、予約受付端末装置12および予約者が入力を行う予約者端末装置31に通信可能であって、予約受付端末装置12で設定された受付時確認情報を予約者端末装置31に送信し、予約者端末装置31により入力された、受付時確認情報の回答情報を受信するサーバ13と、を備え、予約受付端末装置12は、受付時確認情報として、業務に応じた設問を設定可能である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
予約を受け付ける際に予約者に入力させる受付時確認情報を設定可能な予約受付端末装置と、
前記予約受付端末装置および予約者が入力を行う予約者端末装置に通信可能であって、前記予約受付端末装置で設定された前記受付時確認情報を前記予約者端末装置に送信し、前記予約者端末装置により入力された、前記受付時確認情報の回答情報を受信するサーバと、を備え、
前記予約受付端末装置は、前記受付時確認情報として、業務に応じた設問を設定可能であることを特徴とする予約システム。
【請求項2】
前記受付時確認情報は
自由記入欄で回答させる記入式設問と、
単一選択肢で回答させる単一選択設問と、
複数選択肢で回答させる複数選択設問と、
を組み合わせ可能であることを特徴とする請求項1記載の予約システム。
【請求項3】
前記予約受付端末装置は、前記受付時確認情報の設定とは別に、前記受付時確認情報とは異なるアンケート情報を設定可能であり、
前記サーバは、前記受付時確認情報とは別に、前記アンケート情報を前記予約者端末装置に送信することを特徴とする請求項1または2記載の予約システム。
【請求項4】
前記受付時確認情報に持ち物についての設問を含むことを特徴とする請求項1または2記載の予約システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、予約システムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットを用いた予約システムがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001-155105号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、金融機関の店舗等を訪れる前に顧客が予約を行う予約システムにおいては、予約の際に予約者である顧客が訪問目的等の入力を備考欄を用いた自由入力で行うようになっている。このため、予約時に必要な情報を得ることが難しく、予約者が来店した際に、店舗担当者が予約者に各種ヒアリングを行う必要があった。よって、店舗側の負担が大きくなる上、顧客対応が遅くなってしまう要因となっていた。
【0005】
本発明は、店舗側の負担軽減および顧客対応の迅速化を図ることが可能となる予約システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る一態様は、予約を受け付ける際に予約者に入力させる受付時確認情報を設定可能な予約受付端末装置と、前記予約受付端末装置および予約者が入力を行う予約者端末装置に通信可能であって、前記予約受付端末装置で設定された前記受付時確認情報を前記予約者端末装置に送信し、前記予約者端末装置により入力された、前記受付時確認情報の回答情報を受信するサーバと、を備え、前記予約受付端末装置は、前記受付時確認情報として、業務に応じた設問を設定可能であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、店舗側の負担軽減および顧客対応の迅速化を図ることが可能となる予約システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明に係る一実施形態の予約システムの構成を示す概略図である。
図2】本発明に係る一実施形態の予約システムにおいて予約者端末装置を用いて予約を行う際の流れを示すフローチャートである。
図3】本発明に係る一実施形態の予約システムが予約者端末装置に表示させる来店情報第2選択画面の一例を示す正面図である。
図4】本発明に係る一実施形態の予約システムが予約者端末装置に表示させる第2入力画面の一例を示す正面図である。
図5】本発明に係る一実施形態の予約システムが予約者端末装置に表示させる確認画面の一例を示す正面図である。
図6】本発明に係る一実施形態の予約システムにおいて予約受付端末装置を用いて予約を確定する際の流れを示すフローチャートである。
図7】本発明に係る一実施形態の予約システムの設問設定画面における入力の一例を示す正面図である。
図8】本発明に係る一実施形態の予約システムの設問設定画面における入力の別の例を示す正面図である。
図9】本発明に係る一実施形態の予約システムの設問設定画面における入力のさらに別の例を示す正面図である。
図10】本発明に係る一実施形態の予約システムの設問設定画面における入力のさらに別の例を示す正面図である。
図11】本発明に係る一実施形態の予約システムの設問設定画面における入力のさらに別の例を示す正面図である。
図12】本発明に係る一実施形態の予約システムが予約者端末装置に表示させるアンケート画面の一例を示す正面図である。
図13】本発明に係る一実施形態の予約システムの設問レイアウト一覧表示画面の一例を示す正面図である。
図14】本発明に係る一実施形態の予約システムの編集画面の一例を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係る一実施形態の予約システム11を図面を参照して以下に説明する。
本実施形態の予約システム11は、具体的には、顧客が金融機関の店舗への訪問を行う際の予約を補助するシステムである。図1に示すように、予約システム11は、予約受付端末装置12とサーバ13とを備えている。予約システム11のアプリケーションは、サーバ13上で動作する。
【0010】
予約受付端末装置12は、パーソナルコンピュータであり、金融機関の店舗に設置される。予約受付端末装置12は、操作者である予約担当者に向けて画面表示を行う表示部21と、予約担当者による操作入力を受け付ける入力部22と、予約受付端末装置12の制御を行うと共にインターネット経由でサーバ13と通信する制御部23と、を有している。入力部22は、キーボード25とマウス26とを有している。なお、予約受付端末装置12はタブレット端末で構成されても良い。
【0011】
サーバ13は、WEBサーバであり、クラウドサーバである。サーバ13は、インターネット経由で予約受付端末装置12と通信可能となっている。サーバ13は、予約者が入力を行う予約者端末装置31とも、インターネット経由で通信可能となっている。予約者端末装置31は、具体的には、タッチパネル式の操作表示部32を有するスマートフォンであり、基本的には顧客が個々に所有するものである。なお、予約者端末装置31がパーソナルコンピュータの場合もある。
【0012】
予約者が、予約者端末装置31を用いて予約システム11において予約を行う際の流れは、図2に示すようになっている。
【0013】
予約者は、予約者端末装置31を用いてサーバ13と通信して、予約を行う金融機関情報にアクセスする。すると、サーバ13は、予約者端末装置31の操作表示部32に、[来店予約]を含む情報を表示させる。この表示から、予約者によって[来店予約]の選択操作がなされて、予約者端末装置31からその情報を受けると、サーバ13は、予約者端末装置31の操作表示部32に、来店情報第1選択画面を表示させる。
【0014】
この来店情報第1選択画面において、予約する店舗が選択操作され(ステップSA1)、個人および法人の顧客情報属性である客属性が選択操作される(ステップSA2)。すると、予約者端末装置31からそれらの情報を受けて、サーバ13は、これらを記憶すると共に、客属性に応じた業務分類であるサービスを表示する来店情報第2選択画面を予約者端末装置31の操作表示部32に表示させる(ステップSA3)。サーバ13は、この来店情報第2選択画面において選択された業務分類であるサービスに応じた対応可能日時を予約者端末装置31の操作表示部32に表示させて、選択させる(ステップSA4)。なお、予約者がアクセスする金融機関情報に店舗情報の特定がなされている場合は、アクセス時点で店舗の選択は済んでおり(ステップSA1)を省略できる。
【0015】
例えば、来店情報第1選択画面において、客属性として[個人]が選択されると、サーバ13は、図3に示すような来店情報第2選択画面41を予約者端末装置31の操作表示部32に表示させる。この来店情報第2選択画面41では、各種業務分類表示42として、[個人]の客属性に応じた業務分類である、例えば、[各種変更(個人)]、[再発行(個人)]、[相続、成年後見(個人)]、[資産運用(個人)]、[その他(個人)]を選択肢として表示させる。
【0016】
来店情報第2選択画面41において、一の業務分類(サービス)、例えば、図3に示すように[相続、成年後見(個人)]が選択操作されて、予約者端末装置31からその情報を受けると、サーバ13は、この情報を記憶すると共に、図3に示すように、選択した業務分類(サービス)に応じた対応可能日時表示43を予約者端末装置31の操作表示部32に表示させる。対応可能日時表示43は、予約可能な日時は[○]で、予約不可な日時は[×]で表示され、操作表示部32のいずれかの[○]が選択操作されることになる。
【0017】
操作表示部32の対応可能日時表示43のいずれかの[○]が選択操作されて、予約者端末装置31からその情報を受けると、サーバ13は、これを記憶すると共に、連絡先等の第1入力画面を予約者端末装置31の操作表示部32に表示させる(ステップSA5)。この第1入力画面では、予約者の氏名、生年月日、電子メールのメールアドレス、電話番号、住所、対象店舗(ステップSA1で選択された店舗)との取引の有無、来店人数、予約用パスワードおよび備考欄等を入力させる。
【0018】
ここで、予約システム11では、予約受付端末装置12を用いて、業務分類のそれぞれで必要な書類等の持ち物を設定する[来店持ち物設定]が可能となっており、サーバ13には、[来店持ち物設定]で設定された、業務分類毎の持ち物が記憶されている。このため、来店情報第2選択画面41の各種業務分類表示42で一の業務分類が選択されると、この業務分類に応じて準備が必要な書類等の持ち物を、来店情報第2選択画面41に表示させるようにしても良い。その場合、例えば、来店情報第2選択画面41の各種業務分類表示42と対応可能日時表示43との間に、必要な持ち物を表示させる。このように、日付を選択する来店情報第2選択画面41において、必要な持ち物を表示させることで、業務分類に紐づいた持ち物の案内ができる。その結果、予約者は、対応可能日時表示43で選択入力を行う場合に、持ち物の準備期間を考慮した日付を選択することができる。すなわち、予約者は、予約後に必要な持ち物を知ると、種々の入力を行って予約を行ったにもかかわらず、持ち物の準備状況によっては、予約を断念するか、予約をやり直す必要があるが、このような無駄をなくすことができる。
【0019】
来店情報第2選択画面41の各種業務分類表示42において、一のサービスである業務分類、例えば、図3に示すように[相続、成年後見(個人)]が選択操作されて、予約者端末装置31からその情報を受けると、サーバ13は、この情報を記憶すると共に、選択したサービスである[相続、成年後見(個人)]に応じた対応可能日時表示43を予約者端末装置31の操作表示部32に表示させる。
【0020】
対応可能日時表示43のいずれかの[○]が選択操作された後、第1入力画面への入力が終わって、第1入力画面に入力された情報を含む情報を予約者端末装置31から受けると、サーバ13は、連絡先等の第2入力画面を予約者端末装置31の操作表示部32に表示させる(ステップSA6)。この第2入力画面では、予約システム11において予め設定された受付時確認情報を表示させることになり、これに入力が行われる。
【0021】
受付時確認情報には、例えば、[具体的な相談内容]の自由記入回答、[口座名義人との続柄]の単一選択回答、[折り返し連絡可能時間]の複数選択回答、[持ち物]の複数選択回答、[住宅ローンの経験の有無]の単一選択回答の設問等が設定される。受付時確認情報は、後述するように予約受付端末装置12で新規に設定されたり、変更設定されたりする。受付時確認情報は、店舗毎に設定可能である。
【0022】
例えば、図4に示す第2入力画面45のように、予約者端末装置31の操作表示部32に、受付時確認情報として、[具体的な相談内容]の自由記入回答欄の設問51と、[口座名義人との続柄]の単一選択回答欄の設問52と、[ご連絡可能な時間帯]の複数選択回答欄の設問53との3アイテムを含む設問レイアウト55を表示させる。
【0023】
ここで、[具体的な相談内容]の自由記入回答欄の設問51には、[具体的なご相談内容]と記載された設問見出しと、[ご相談されたい内容をご記入ください]と記載された設問補足と、回答表示欄とが表示される。この設問51では、回答表示欄への入力が必須となっている。
【0024】
また、[口座名義人との続柄]の単一選択回答欄の設問52には、[口座名義人との続柄]と記載された設問見出しと、[口座名義人とご来店頂ける方の続柄を選択してください]と記載された設問補足と、3つの選択肢として、[口座名義人(本人)]と、[口座名義人の親族]と、[口座名義人の代理人(親族以外)]とを表示させている。[口座名義人との続柄]の単一選択回答欄の設問52では、これら3つの選択肢の中から1つのみが選択可能となっている。また、この設問52では、選択入力は必須となっていない。すなわち、この設問52では、3つの選択肢の1つも選択しないことも可能となっている。
【0025】
また、[ご連絡可能な時間帯]の複数選択回答欄の設問53には、[ご連絡可能な時間帯]と記載された設問見出しと、[ご連絡可能な時間帯を選択してください]と記載された設問補足と、3つの選択肢として、[9~12時]と、[13~17時]と、[18~21時]とを表示させており、これら3つの選択肢の中から1つまたは2つまたは3つが選択可能となっている。この設問53では、3つの選択肢の少なくともいずれか1つへの選択入力が必須となっている。
【0026】
そして、図4に示す第2入力画面45において、設問51~53に入力が行われた後、[登録]ボタン57が選択操作され、予約者端末装置31から、第1入力画面および第2入力画面45への入力情報を含む回答情報を受けると、サーバ13は、自由記入回答欄の設問51に記入があり、かつ、[ご連絡可能な時間帯]の複数選択回答欄の設問53に入力がある回答情報を受けた場合、この回答情報を記憶すると共に、予約者端末装置31の操作表示部32に、第1入力画面および第2入力画面への入力情報を含む、図5に示すような確認画面61を表示させる(ステップSA7)。
【0027】
図4に示す第2入力画面45において[登録]ボタン57が選択操作された際に、いずれも必須である、設問51に記入がなかったり、設問53に選択入力がなかったりした場合、サーバ13は、受けた回答情報を記憶せずに、入力に不備があることを第2入力画面45に表示させる。
【0028】
ここで、予約者端末装置31の操作表示部32に表示された図4に示す第2入力画面45で、[戻る]ボタン58が選択操作されて、予約者端末装置31からその情報を受けると、サーバ13は、操作表示部32の画面を1つ前の画面すなわち来店情報第2選択画面41に戻す。
【0029】
サーバ13は、図5に示す確認画面61に、入力された情報に基づいて、予約店舗、来店目的(業務分類)、来店日時、氏名、生年月日、電話番号、メールアドレス、郵便番号、住所、当社との取引の有無、来店人数、予約用パスワード、備考等を表示させる。それと共に、サーバ13は、確認画面61に、来店目的(業務分類)に紐づいた、来店時に必要なもの(持ち物)である書面Aおよび書面Bを表示させ、さらに、[確認しました]のチェックボックス62を表示させる。業務分類に紐づいた必要な持ち物は、上記したように、予約受付端末装置12で行われる[来店持ち物設定]で各種業務分類に応じて設定されてサーバ13に記憶されているものを表示させる。
【0030】
なお、上記のように業務分類に応じて準備が必要な持ち物を表示させる場合に、来店情報第2選択画面41ではなく、それよりも後に表示される第2入力画面45、すなわち確認画面61よりも前に表示される第2入力画面45に表示させても良い。その場合、第2入力画面45が複数頁にわたっている場合には、いずれの画面に表示させても良い。このように表示させても、必要な持ち物の状況で、予約を断念したり、やり直したりする際に、無駄な入力を低減させる可能性がある。勿論、上記したように、日付を選択する来店情報第2選択画面41において、必要な持ち物を表示させれば、無駄な入力を、最も低減させることができる。業務分類に応じて準備が必要な持ち物を、複数の必須選択肢とすることで、全ての持ち物を持ってくることを予約者が漏れなく確認したこと(予約者にもれなく伝えたこと)のエビデンスとすることができる。すなわち、必要な持ち物を、一つずつチェックを入れさせることで忘れものを防ぐ効果がある。なお、全チェックがないと手続きを進めることができない、という機能があってもよい。これにより、予約業務を円滑に進めることができる。
【0031】
予約者端末装置31の操作表示部32において、図5に示す確認画面61で、チェックボックス62がチェックマークとされた状態で[予約申込申請]ボタン63が選択操作されると、サーバ13は、予約申込を受け付ける。他方、チェックボックス62がチェックマークとされない状態で[予約申込申請]ボタン63が選択操作されると、サーバ13は、予約申込を受け付けず、確認画面61に、チェックボックス62をチェックマークとするように促す表示を表示させる。
【0032】
予約申込を受け付けて、予約者端末装置31からその情報を受けると、サーバ13は、予約の際に記憶した一連の情報を含む予約の予約状態(予約属性)を仮予約とすると共に、この予約に対して予約番号を発行し、予約者端末装置31の操作表示部32に、申込完了画面を表示させる(ステップSA8)。申込完了画面は、この予約に対して発行された予約番号と、この予約の予約店舗および予約日時等の来店情報内容と、この予約の注意事項等とを表示させる。
【0033】
それと共に、サーバ13は、第1入力画面で入力されたメールアドレスに、電子メールである予約申込完了メールを送信する(ステップSA9)。この予約申込完了メールは、この予約の予約状態が仮予約である点と、この予約の予約番号と、この予約の受付日時と、この予約の店舗、日時および目的等の予約内容と、この予約の来店時に必要な持ち物、この予約の注意事項等を含んでいる。
【0034】
予約者端末装置31の操作表示部32において、確認画面61で、[戻る]ボタン64が選択操作されて、予約者端末装置31からその情報を受けると、サーバ13は、操作表示部32の画面を1つ前の画面すなわち第2入力画面45に戻す。
【0035】
以上のようにして予約者端末装置31に入力された予約状態が仮予約の予約を、予約担当者が、予約受付端末装置12を用いて確定する際の流れは、図6に示すようになっている。
【0036】
予約担当者が、予約受付端末装置12の入力部22の操作によってサーバ13で動作している予約システム11にアクセス及びログインし(ステップSB1)、予約状況を確認する(ステップSB2)。予約状況の確認時に、予約受付端末装置12の表示部21の表示は、予約状況をカレンダーと対応させたカレンダー表示で表示させたり、予約状況を一覧で表示させる一覧表示で表示させたり、切り替えることができる。
【0037】
予約担当者が、上記のように予約者端末装置31で行われた予約状態が仮予約の仮予約案件を選択し、予約内容を確認する(ステップSB3)。そして、予約担当者は、この仮予約案件の予約状態(予約属性)を本予約に変更する操作を予約受付端末装置12の入力部22に行い(ステップSB4)、予約者の来店時に顧客対応を行う担当者を予約受付端末装置12の入力部22で入力して(ステップSB5)、本予約を確定する(ステップSB6)。すると、制御部23は、本予約を確定した旨の情報を含むこれらの情報をサーバ13に送信する。
【0038】
本予約を確定した旨の情報を含むこれらの情報を受信すると、サーバ13は、それまで予約状態が仮予約であった、この予約の予約状態を本予約に変更すると共に、この予約の予約時に第1入力画面で入力されたメールアドレスに、予約申込完了メールを送信する(ステップSB7)。この予約申込完了メールは、予約状態が本予約である旨と、予約番号と、受付日時と、予約店舗と、予約日時と、来店目的(業務分類)等の予約内容と、来店に必要なもの(持ち物)と、注意事項等とを含んでいる。なお、さらに決定した担当者・使用する施設情報の通知があっても良い。
【0039】
ここで、図2に示すステップSA8において、予約の予約状態を仮予約とするのではなく、図5に示す[予約申込申請]ボタンが選択操作されて、予約者端末装置31からその情報を受けると、サーバ13は、予約の際に記憶した一連の情報を含む、この予約について、予約状態をそのまま本予約としても良い。
【0040】
予約システム11において、予約受付端末装置12は、予約を受け付ける際に予約者に入力させる受付時確認情報を設定可能となっている。予約システム11は、サーバ13が、予約受付端末装置12で設定された受付時確認情報を予約者端末装置31に送信し、予約者端末装置31により入力された、受付時確認情報の回答情報を受信する。
【0041】
予約受付端末装置12は、表示部21の表示に基づく入力部22への入力操作で受付時確認情報の設問設定が選択操作されると、制御部23が、表示部21に、設問設定が、予約に必要な[業務分類]に関するものであるのか、予約とは関係ない[アンケート]に関するものであるのかを選択させる紐付け選択画面を表示させる。そして、入力部22への入力操作によって、[業務分類]に関するものであるのか、[アンケート]に関するものであるのかが選択される。
【0042】
この紐付け選択画面では、さらに、対象となる店舗名と、設問の使用を開始する掲載開始日と、設問の使用を終了する掲載終了日とが、併せて入力部22への入力操作で入力される。紐付け選択画面に、これらの入力が行われ、入力後、紐付け選択画面の[登録]ボタンが選択操作されると、制御部23は、その際の設問設定が[アンケート]ではなく[業務分類]に関するものであることが選択されている場合、受付時確認情報の設問を設定する。しかも、制御部23は、受付時確認情報として、[業務分類]に応じた設問を設定する。
【0043】
例えば、客属性が個人である場合、予約者端末装置31の図3に示す操作表示部32の来店情報第2選択画面41にあるように、各種業務分類表示42としては、[各種変更(個人)]、[再発行(個人)]、[相続、成年後見(個人)]、[資産運用(個人)]、[その他(個人)]があり、この画面において選択操作される業務分類毎に、それぞれ対応した設問を設定可能となっている。つまり、[各種変更(個人)]が選択操作された場合の受付時確認情報の設問と、[再発行(個人)]が選択操作された場合の受付時確認情報の設問と、[相続、成年後見(個人)]が選択操作された場合の受付時確認情報の設問と、[資産運用(個人)]が選択操作された場合の受付時確認情報の設問と、[その他(個人)]が選択操作された場合の受付時確認情報の設問と、をそれぞれ個別に設定できるようになっている。
【0044】
ここでは、予約受付端末装置12において、各種業務分類表示42からの選択で[相続、成年後見(個人)]が選択操作された場合の受付時確認情報の設問を設定する設問設定処理を例にとり説明する。
【0045】
制御部23は、設問設定処理として、表示部21に、図7に示すような設問設定画面71を表示させる。この設問設定画面71は、設問レイアウト番号が入力される[番号]入力欄72と、設問見出しが入力される[設問見出し]入力欄73と、設問補足が入力される[設問補足]入力欄74と、回答が必須か否かが選択入力される[必須チェック]欄75と、回答形式が入力される[回答形式]選択入力欄76と、回答数が入力される[回答数]選択入力欄77と、[選択肢]入力欄78と、ソート番号が入力される[ソート]入力欄79とを有している。設問設定画面71は、さらに[登録]ボタン80を含んでいる。
【0046】
図7に示す設問設定画面71(A)においては、この設問を他と識別するための「設問設定番号」として「002」が[番号]入力欄72に、設問見出しとして「具体的なご相談内容」が[設問見出し]入力欄73に、設問補足として「ご相談されたい内容をご記入ください」が[設問補足]入力欄74に、それぞれ入力部22への入力によって入力されている。
【0047】
また、設問設定画面71(A)においては、[必須チェック]欄75が入力部22への入力によってチェック状態とされている。この[必須チェック]欄75は、この設問には入力すなわち回答が必須であるか否かを示すものであり、[必須チェック]欄75がチェック状態とされている場合は回答が必須の設定となり、[必須チェック]欄75がチェック状態とされていなければ回答が必須ではない設定となる。
【0048】
また、設問設定画面71(A)においては、[回答形式]選択入力欄76に、回答形式として「フリー入力」が、[回答数]選択入力欄77に回答数として「1」が、それぞれ入力部22への入力によって選択入力されている。これにより、設問設定画面71(A)への入力で設定される設問は、1つの自由記入欄で回答させる記入式設問となる。ここで、[回答形式]選択入力欄76の右端の選択表示ボタン81が選択操作されると、他の回答形式である、図8に示す「単一選択」および図9に示す「複数選択」のうちの1つが選択操作可能になる。また、[回答数]選択入力欄77の右端の選択表示ボタン82が選択操作されると、他の2、3、4、…等の回答数のいずれか1つが選択操作可能になる。
【0049】
設問設定画面71(A)においては、[回答数]選択入力欄77に選択入力された「1」に対応して、1つの[選択肢]入力欄78が表示されている。[選択肢]入力欄78は、この場合、自由記入欄となるため、空欄となっている。なお、[選択肢]入力欄78としての自由記入欄に、回答未入力時に表示されるデフォルト文言の入力ができても良い。例えば、設問見出しを「具体的なご相談内容」とした場合に、この自由記入欄に、「具体的なご相談内容」を入力する等である。
【0050】
また、設問設定画面71(A)においては、[ソート]入力欄79に、受付時確認情報の設問の順番を示すソートとして1番目の設問であることを示す「1」が入力されている。この「1」が入力されると、例えば、予約者端末装置31の図4に示す操作表示部32に表示される設問レイアウト55のように、設問レイアウトの中で、最も上側に表示される設問となる。
【0051】
図7に示す設問設定画面71(A)において、以上のように入力が行われた後、[登録]ボタン80が選択操作されると、制御部23は、この設問設定画面の入力内容を、記憶すると共にサーバ13に送信して記憶させる。
【0052】
図8に示す設問設定画面71(B)においては、「設問設定番号」として「126」が[番号]入力欄72に、設問見出しとして「口座名義人との続柄」が[設問見出し]入力欄73に、設問補足として「口座名義人とご来店頂ける方の続柄を選択してください」が[設問補足]入力欄74に、それぞれ入力部22への入力によって入力されている。
【0053】
また、設問設定画面71(B)においては、[必須チェック]欄75はチェック状態とされていない。
【0054】
また、設問設定画面71(B)においては、[回答形式]選択入力欄76に、回答形式として「単一形式」が、[回答数]選択入力欄77に回答数として「3」が、それぞれ入力部22への入力によって選択入力されている。これにより、設問設定画面71(B)への入力で設定される設問は、単一選択肢で回答させる単一選択設問となる。
【0055】
また、設問設定画面71(B)においては、[回答数]選択入力欄77に選択入力された「3」に対応して、3箇所の[選択肢]入力欄78が表示されている。1番上の[選択肢]入力欄78には、「口座名義人(本人)」が、上から2番目の[選択肢]入力欄78には、「口座名義人の親族」が、上から3番目の[選択肢]入力欄78には、「口座名義人の代理人(親族以外)」が、それぞれ入力部22への入力によって入力されている。
【0056】
また、設問設定画面71(B)においては、[ソート]入力欄79に、受付時確認情報の設問の順番を示すソートとして2番目の設問であることを示す「2」が入力されている。この「2」が入力されると、例えば、予約者端末装置31の図4に示す操作表示部32に表示される設問レイアウト55のように、設問レイアウトの中で、上から2番目に表示される設問となる。
【0057】
図8に示す設問設定画面71(B)において、以上のように入力が行われた後、[登録]ボタン80が選択操作されると、制御部23は、この設問設定画面の入力内容を、記憶すると共にサーバ13に送信して記憶させる。
【0058】
図9に示す設問設定画面71(C)においては、「設問設定番号」として「315」が[番号]入力欄72に、設問見出しとして「ご連絡可能な時間帯」が[設問見出し]入力欄73に、設問補足として「ご連絡可能な時間帯を選択してください」が[設問補足]入力欄74に、それぞれ入力部22への入力によって入力されている。
【0059】
また、設問設定画面71(C)においては、[必須チェック]欄75が入力部22への入力によってチェック状態とされている。
【0060】
また、設問設定画面71(C)においては、[回答形式]選択入力欄76に、回答形式として「複数形式」が、[回答数]選択入力欄77に回答数として「3」が、それぞれ入力部22への入力によって選択入力されている。これにより、設問設定画面71(C)への入力で設定される設問は、複数選択肢で回答させる複数選択設問となる。
【0061】
また、設問設定画面71(C)においては、[回答数]選択入力欄77に選択入力された「3」に対応して、3箇所の[選択肢]入力欄78が表示されている。1番上の[選択肢]入力欄78には、「9~12時」が、上から2番目の[選択肢]入力欄78には、「13~17時」が、上から3番目の[選択肢]入力欄78には、「18~21時」が、それぞれ入力部22への入力によって入力されている。
【0062】
また、設問設定画面71(C)においては、[ソート]入力欄79に、受付時確認情報の設問の順番を示すソートとして3番目の設問であることを示す「3」が入力されている。この「3」が入力されると、例えば、予約者端末装置31の図4に示す操作表示部32に表示される設問レイアウト55のように、設問レイアウトの中で、上から3番目に表示される設問となる。
【0063】
図9に示す設問設定画面71(C)において、以上のように入力が行われた後、[登録]ボタン80が選択操作されると、制御部23は、この設問設定画面の入力内容を、記憶すると共にサーバ13に送信して記憶させる。
【0064】
以上のようにして、業務分類として[相続、成年後見(個人)]が選択された場合用の、設問レイアウト番号「002」の設問レイアウトが設定される。設問レイアウト番号「002」の設問レイアウトは、図7に示す設問設定画面71(A)による設定と、図8に示す設問設定画面71(B)による設定と、図9に示す設問設定画面71(C)による設定との3つによって設定される。
【0065】
このようにして、予約受付端末装置12によって、業務分類として[相続、成年後見(個人)]が選択された場合用の、設問レイアウト番号「002」の設問レイアウトが設定されると、その後、予約者端末装置31の図3に示す来店情報第2選択画面41の各種業務分類表示42にて[相続、成年後見(個人)]が選択操作された場合に、サーバ13は、設問レイアウト番号「002」の設問レイアウトを予約者端末装置31の操作表示部32に表示させる。
【0066】
すなわち、サーバ13は、図4に示すように、操作表示部32に、受付時確認情報としての1番目の設問として、図7に示す設問設定画面71(A)の入力内容に基づく[具体的な相談内容]の自由記入回答欄の、必須回答の設問51を表示させることになる。また、サーバ13は、操作表示部32に、受付時確認情報としての2番目の設問として、図8に示す設問設定画面71(B)の入力内容に基づく[口座名義人との続柄]の、3つの選択肢からの単一選択回答欄の任意回答の設問52を表示させることになる。また、操作表示部32に受付時確認情報としての3番目の設問として、図9に示す設問設定画面71(C)の入力内容に基づく[ご連絡可能な時間帯]の、3つの選択肢からの複数選択回答欄の必須回答の設問53を表示させることになる。
【0067】
このように、サーバ13は、予約者端末装置31の操作表示部32に3アイテムの設問レイアウト55を表示させる。すなわち、設問レイアウト番号[002]の設問レイアウトは、図4に示す設問レイアウト55となる。なお、上記のように[選択肢]入力欄78としての自由記入欄にデフォルト文言を入力可能とした場合、この自由記入欄に「具体的なご相談内容」を入力することで、設問51の[具体的な相談内容]の自由記入回答欄に「具体的なご相談内容」がデフォルト文言として表示されることになる。
【0068】
ここで、設問レイアウトに持ち物に関する設問を設けても良い。例えば、設問レイアウト55に持ち物に関する設問を追加する場合、図10に示すように、設問設定画面71(D)として、「設問設定番号」として「298」が[番号]入力欄72に、設問見出しとして「持ち物」が[設問見出し]入力欄73に、設問補足として「お持ち頂くものを選択してください」が[設問補足]入力欄74に、それぞれ入力部22への入力によって入力される。
【0069】
また、設問設定画面71(D)において、[必須チェック]欄75が入力部22への入力によってチェック状態とされる。
【0070】
また、設問設定画面71(D)において、[回答形式]選択入力欄76に、回答形式として「複数形式」が、[回答数]選択入力欄77に回答数として「3」が、それぞれ入力部22への入力によって選択入力される。これにより、設問設定画面71(D)への入力で設定される設問は、複数選択肢で回答させる複数選択設問となる。
【0071】
また、設問設定画面71(D)において、[回答数]選択入力欄77に選択入力された「3」に対応して、3箇所の[選択肢]入力欄78が表示される。1番上の[選択肢]入力欄78には、「免許証」が、上から2番目の[選択肢]入力欄78には、「住民票」が、上から3番目の[選択肢]入力欄78には、「印鑑」が、それぞれ入力部22への入力によって入力される。
【0072】
また、設問設定画面71(D)において、[ソート]入力欄79に、受付時確認情報の設問の順番を示すソートとして4番目の設問であることを示す「4」が入力される。
【0073】
設問設定画面71(D)において、以上のように入力が行われた後、[登録]ボタン80が選択操作されると、制御部23は、この設問設定画面の入力内容を、記憶すると共にサーバ13に送信して記憶させる。よって、この場合、サーバ13は、予約者端末装置31の操作表示部32の設問レイアウト55に、受付時確認情報の設問として、設問設定画面の入力内容に基づく[持ち物]の複数選択設問を上から4番目に表示させることになる。
【0074】
また、設問レイアウトに住宅ローンに関する設問を設けても良い。例えば、設問レイアウト55に住宅ローンに関する設問を追加する場合、図11に示すように、設問設定画面71(E)として、「設問設定番号」として「481」が[番号]入力欄72に、設問見出しとして「住宅ローンについて」が[設問見出し]入力欄73に、設問補足として「住宅ローンの申し込みについて」が[設問補足]入力欄74に、それぞれ入力部22への入力によって入力される。
【0075】
また、設問設定画面71(E)において、[必須チェック]欄75が入力部22への入力によってチェック状態とされる。
【0076】
また、設問設定画面71(E)において、[回答形式]選択入力欄76に、回答形式として「単一形式」が選択入力され、[回答数]選択入力欄77に回答数として「2」が選択入力される。これにより、設問設定画面71(E)への入力で設定される設問は、単一選択肢で回答させる単一選択設問となる。
【0077】
また、設問設定画面71(E)では、[回答数]選択入力欄77に選択入力された「2」に対応して、2箇所の[選択肢]入力欄78が表示される。1番上の[選択肢]入力欄78には、「経験あり」が、上から2番目の[選択肢]入力欄78には、「経験なし」が、それぞれ入力部22への入力によって入力される。
【0078】
また、設問設定画面において、[ソート]入力欄79に、受付時確認情報の設問の順番を示すソートとして5番目の設問であることを示す「5」が入力される。
【0079】
設問設定画面71(E)において、以上のように入力が行われた後、[登録]ボタン80が選択操作されると、制御部23は、この設問設定画面の入力内容を、記憶すると共にサーバ13に送信して記憶させる。よって、この場合、サーバ13は、予約者端末装置31の操作表示部32の設問レイアウト55において、受付時確認情報の設問として、設問設定画面の入力内容に基づく[住宅ローンについて]の単一選択設問を上から5番目に表示させることになる。
【0080】
以上のように、受付時確認情報は、自由記入欄で回答させる記入式設問と、単一選択肢で回答させる単一選択設問と、複数選択肢で回答させる複数選択設問と、を任意に組み合わせて設定可能である。すなわち、設問が1つの場合、設問を記入式設問としたり、設問を単一選択設問としたり、設問を複数選択設問としたりすることができる。また、設問が2つの場合、設問を全て記入式設問としたり、設問を全て単一選択設問としたり、設問を全て複数選択設問としたり、設問を記入式設問と単一選択設問との組み合わせとしたり、設問を記入式設問と複数選択設問との組み合わせとしたり、設問を単一選択設問と複数選択設問との組み合わせとしたりすることができる。また、設問が3つ以上の場合、設問を全て記入式設問としたり、設問を全て単一選択設問としたり、設問を全て複数選択設問としたり、設問を記入式設問と単一選択設問との組み合わせとしたり、設問を記入式設問と複数選択設問との組み合わせとしたり、設問を単一選択設問と複数選択設問との組み合わせとしたり、設問を記入式設問と単一選択設問と複数選択設問との組み合わせとしたりすることができる。また、受付時確認情報に持ち物についての設問を含ませても良い。
【0081】
なお、予約受付端末装置12は、上記した紐付け選択画面において、設問設定が[業務分類]ではなく[アンケート]に関するものであることが選択操作され、対象となる店舗名と、使用を開始する掲載開始日と、使用を終了する掲載終了日とが、入力されて、[登録]ボタンが選択操作されると、制御部23は、予約とは関係なく、アンケートの設問を設定可能となる。紐付け選択画面において、アンケートが選択操作された場合も、制御部23は、操作表示部32に、受付時確認情報と同様、図7に示すような設問設定画面71を表示させて、入力を行わせる。
【0082】
このように、予約受付端末装置12は、予約に関係する受付時確認情報の設定とは別に、予約登録時とは関連のない、受付時確認情報とは異なるアンケート情報も設定可能である。予約受付端末装置12は、アンケート情報を設定すると、サーバ13にこれを記憶させる。サーバ13は、受付時確認情報とは別に、アンケート情報を、予約受付端末装置12からの指令に基づいて予約者端末装置31に送信する。なお、アンケート情報には予約に関する受付時確認情報と同じ設問を用いても良い。
【0083】
アンケート情報は、設問レイアウトが、例えば、図12に示すように、予約者端末装置31の操作表示部32に表示させるアンケート画面90の設問レイアウト91となる。この設問レイアウト91は、予約者端末装置31の操作表示部32に、アンケートとして、[Q1]の複数選択回答欄の設問92と、[Q2]の単一選択回答欄の設問93と、[Q3]の自由記入回答欄の設問94との3アイテムを含んでいる。
【0084】
ここで、[Q1]の複数選択回答欄の設問92には、[Q1]と記載された設問見出しと、[本イベントをどこでお知りになりましたか?]と記載された設問補足と、選択肢としての[雑誌]、[テレビ]、[ラジオ]および[弊社ホームページ]とを表示させており、これら4つの選択肢の中から複数を選択可能となる。
【0085】
また、[Q2]の単一選択回答欄の設問93には、[Q2]と記載された設問見出しと、[弊社担当の対応はいかがでしたか?]と記載された設問補足と、選択肢としての[満足している]、[やや満足している]、[どちらでもない]、[やや不満である]および[不満である]とを表示させており、これら5つの選択肢の中から1つのみが選択可能となる。
【0086】
また、[Q3]の自由記入回答欄の設問94には、[Q3]と記載された設問見出しと、[ご意見などがございましたらご記入ください]と記載された設問補足と、回答表示欄とが表示される。
【0087】
このように予約受付端末装置12で設定されたイベント用のアンケート情報がサーバ13に記憶されると、サーバ13は、このアンケート情報画面の設問レイアウトを、予約者端末装置31の操作表示部32に表示させる設問URLを設定し記憶する。この設問URLは、二次元コード化されて、例えば、イベント開催時にその内容を説明する画面に、[イベントに参加された方はご意見をお聞かせください]との記載と共に、載せられる。すると、顧客がアンケート情報の設問URLにアクセスしてアンケートに回答する。このアンケートの回答情報をサーバ13が記憶する。予約受付端末装置12は、制御部23が、このアンケートの回答情報を、入力部22への操作に応じてサーバ13から読み込んで表示部21に表示させたり、満足度別に数を集計して表示部21に表示させたりする。
【0088】
また、アンケートとして、店舗での顧客対応への評価アンケートもある。この評価アンケートは、例えば、上記した[Q1]の複数選択回答欄の設問92をなくし、[Q2]の単一選択回答欄の設問93にかえて、[弊社担当の対応]と記載された設問見出しとされ、[Q2]の単一選択回答欄の設問93と同様の設問補足と選択肢とを有する設問とし、[Q3]の自由記入回答欄の設問94にかえて、[ご意見をお聞かせください]と記載された設問見出しとされ、[Q3]の自由記入回答欄の設問94と同様の設問補足と回答表示欄とを有する設問とする。
【0089】
このように予約受付端末装置12で設定された店舗評価用のアンケート情報がサーバ13に記憶されると、サーバ13は、このアンケート情報を表示させる設問URLを設定し記憶する。そして、例えば、一の予約に対して顧客対応が終了した旨が予約受付端末装置12に入力され、この終了した旨の情報を予約受付端末装置12から受信すると、サーバ13は、来店の御礼を、この予約を行った顧客のメールアドレスに電子メールで送信することになり、この電子メールに、このアンケート情報の設問URLと、アンケートにご協力願う旨の文章とを含める。すると、顧客がアンケート情報の設問URLにアクセスしてアンケートに回答する。このアンケートの回答情報をサーバ13が記憶する。予約受付端末装置12は、制御部23が、このアンケートの回答情報を、入力部22への操作に応じてサーバ13から読み込んで表示部21に表示させたり、満足度別に数を集計して表示部21に表示させたりする。
【0090】
予約受付端末装置12は、以上のようにして設定された業務分類およびアンケートの各設問レイアウトを、入力部22への入力操作に基づいて、まとめて図13に示すような設問レイアウト一覧表示画面101として表示部21に表示させる。この設問レイアウト一覧表示画面101において、アンケートには、上記のように設定された設問URLも表示されるようになっている。この設問レイアウト一覧表示画面101において、[新規設問レイアウト作成]ボタン102が選択操作されると、制御部23は、上記した紐付け選択画面を表示させて、上記と同様の設問設定処理を行う。
【0091】
また、設問レイアウト一覧表示画面101において、選択対象の設問レイアウトに対応するルーペのイラストのビューボタンが選択操作されると、制御部23は、選択された設問レイアウトを表示部21にポップアップ画面で表示させる。例えば、設問レイアウト一覧表示画面101において、最下段の設問レイアウト番号[002]のビューボタン103が選択操作されると、制御部23は、図4に示す設問レイアウト55を表示部21にポップアップ画面で表示させる。
【0092】
また、設問レイアウト一覧表示画面101において、選択対象の設問レイアウトに対応する[編集]ボタンが選択操作されると、選択された設問レイアウトの編集が可能となる。例えば、図13に示す設問レイアウト一覧表示画面101において、最下段に表示された設問レイアウト番号[002]の[編集]ボタン104が選択された場合に、制御部23は、図14に示す、上記した設問レイアウト番号[002]の設問レイアウト用の編集画面111を表示部21に表示させる。
【0093】
図14に示す編集画面111では、設問レイアウト番号が[002]の設問レイアウト55の設定内容を表示している。すなわち、[番号]表示欄112に、設問レイアウト番号が[002]であることを、[紐付け]表示欄113に、紐付けが[業務分類]であることを、[店舗]表示欄114に対象店舗が[△△信用金庫]であることを、[業務分類]表示欄115に、業務分類が[相続、成年後見(個人)]であることを、[掲載開始日]表示欄116に、掲載開始日が[20XX-05-30]であることを、[掲載終了日]表示欄117に、掲載終了日が[20XZ-06-19]であることを、[設問数]表示欄118に、設問数が[3]であることを、それぞれ示している。
【0094】
この編集画面111で[紐付け]表示欄113の右端の選択表示ボタン121が選択操作されると、[業務分類]以外の[アンケート]が選択操作可能になる。この[アンケート]が選択操作されると、設問レイアウト番号[002]はアンケートの設問レイアウト設定となる。
【0095】
また、この編集画面111で、[店舗]表示欄114の右端の選択表示ボタン122が選択操作されると、予め設定された複数の候補店舗の中から[△△信用金庫]以外の他の店舗が選択可能になる。他の店舗が選択操作されると、設問レイアウト番号[002]は、この他の店舗用の設問レイアウト設定となる。
【0096】
また、この編集画面111で[業務分類]表示欄115の右端の選択表示ボタン123が選択操作されると、[相続、成年後見(個人)]以外の他の業務分類である、[各種変更(個人)]、[再発行(個人)]、[資産運用(個人)]および[その他(個人)]のうちのいずれか1つが選択可能になる。他の業務分類が選択操作されると、設問レイアウト番号[002]は、この他の業務分類の設問レイアウト設定となる。
【0097】
また、この編集画面111で、[掲載開始日]表示欄116の右端の[カレンダー]ボタン124が選択操作されると、[20XX-05-30]以外の他の掲載開始日が選択可能となる。他の掲載開始日が選択されると、設問レイアウト番号[002]は、この他の掲載開始日が使用開始日となる。[カレンダー]ボタン124は、カレンダーをテキストではなくイラストで表示することも可能である。
【0098】
また、この編集画面111で、[掲載終了日]表示欄117の右端の[カレンダー]ボタン125が選択操作されると、[20XZ-06-19]以外の他の掲載終了日が選択可能となる。他の掲載終了日が選択されると、設問レイアウト番号[002]は、この他の掲載終了日が使用終了日となる。[カレンダー]ボタン125は、カレンダーをテキストではなくイラストで表示することも可能である。
【0099】
また、この編集画面111で、[設問数]表示欄118の右端の選択表示ボタン126が選択操作されると、[3]以外の他の設問数が選択可能となる。他の設問数が選択操作されると、設問レイアウト番号[002]は、この他の設問数の設問レイアウトとなる。
【0100】
また、この編集画面111で、既に選択された設問である[具体的なご相談内容]と[口座名義人との続柄]と[ご連絡可能な時間帯]の[3アイテム 表示]131と、追加で設定可能な設問[折り返し連絡可能時間]の[1アイテム 非表示]132とで、設問内容を入れ替え可能となっている。
【0101】
そして、この編集画面111で適宜編集が行われて[登録]ボタン135が選択操作されると、制御部23は、設定内容を記憶すると共に、サーバ13に送信して記憶させる。
【0102】
例えば、図14に示す編集画面111で、例えば、[番号]表示欄112に、設問レイアウト番号[002]にかえて他の番号が入力され、[店舗]表示欄114の対象店舗が変更されると、設問レイアウト番号[002]の設問レイアウト55を、そのまま他の店舗用の他の設問レイアウト番号の設問レイアウトとして設定できることになる。
【0103】
なお、以上の実施形態においては、[ソート]入力欄79に入力されるソート番号を、ソート番号の優先順位に基づいて設問の順番を表示させるように用いたが、これに限らない。例えば、ソート番号を、選択肢のソート順位、例えば、図14の[3アイテム 表示]131や[1アイテム 非表示]132の表示順として用いることも可能である。その場合、実際の設問画面への表示順は、選択肢から表示選択した後に、ドラッグアンドドロップや上下の矢印ボタンなどで入れ替え可能としても良い。このようにすれば、特に同じ設問を使い回す際には、ソート順位が固定で設問レイアウト表示にダイレクトに影響を与えるよりも使い勝手がよくなる。勿論、選択肢上位によく使う設問のソート順位を上げておくと良い。
【0104】
以上に述べた予約システム11は、予約受付端末装置12で設定された受付時確認情報をサーバ13が予約者端末装置31に送信し、予約者端末装置31により入力された、受付時確認情報の回答情報をサーバ13が受信するものであって、予約受付端末装置12が、受付時確認情報として、業務に応じた設問を設定可能となっている。受付時確認情報を予約受付端末装置12によって設定することができるため、予約受付側が受付時確認情報を自由にカスタマイズすることができる。すなわち、予約受付側は事前に確認したい事項を比較的高い自由度で適切に設定することができる。よって、予約受付側は、予約時に必要な情報を適切に得ることが可能となる。その結果、予約者が来店した際に、店舗担当者が予約者に対して行う各種ヒアリングを減らすことができ、事前に適切な資料等を準備しておくこともできるため、円滑にサービスを開始することができる。したがって、店舗側の負担軽減および顧客対応の迅速化を図ることが可能となる。
【0105】
また、予約システム11は、予約受付端末装置12で、業務毎に受付時確認情報としての設問を設定できるため、業務毎に適切で詳細な情報を、予約の際に予め顧客から回答情報として得ることができる。よって、予約時に、業務毎に、必要な情報を適切に得ることが可能となる。その結果、予約者が来店した際に、店舗担当者が予約者に対して行う各種ヒアリングを、より一層減らすことができ、より一層適切資料等を事前に準備できるため、より一層円滑にサービスを開始することができる。したがって、店舗側の、より一層の負担軽減、および、より一層の顧客対応の迅速化を図ることが可能となる。
【0106】
また、予約システム11は、予約受付端末装置12で設定される受付時確認情報として、自由記入欄で回答させる記入式設問と、単一選択肢で回答させる単一選択設問と、複数選択肢で回答させる複数選択設問とを組み合わせ可能である。よって、設問の形式が記入式設問に固定の場合と比べて、より適切で詳細な情報を回答情報として得ることができる上、予約者の負担を減らすことができる。その際に、受付時確認情報として、自由記入欄で回答させる記入式設問をも設定することで、予約者側に、予め伝えておきたい事項を詳細に入力させることができる。
【0107】
また、予約システム11は、予約受付端末装置12が、受付時確認情報の設定とは別に、受付時確認情報とは異なるアンケート情報を設定可能であり、サーバ13が、受付時確認情報とは別に、アンケート情報を予約者端末装置31に送信することができる。このように同じ予約システム11で、受付時確認情報とアンケート情報とを設定可能であるため、受付時確認情報を設定する予約システムとは別にアンケート情報を設定するシステムを用意する場合と比べて、コストを低減することができる。
【0108】
また、予約システム11において、受付時確認情報に持ち物についての設問を含めることによって、持ち物の設問がある場合に、予約者に、これらの持ち物が必要なことを再確認させることができる。よって、予約者の来店時の忘れ物を防ぐことができる。
【0109】
また、予約システム11は、受付時確認情報に持ち物についての設問を含めることによって、予約者に、確認画面61より前に、持ち物について確認させることができる。よって、予約者が、持ち物が準備できなくて予約を取りやめる場合に、予約者に、持ち物以外の設問に対して回答させる前に、予約の取りやめを判断させることができる。したがって、予約者の負担を軽減することができる。
【0110】
また、予約システム11は、業務分類が選択された際に、必要な持ち物についての情報を予約者端末装置31の操作表示部32に表示させることによって、予約者に、持ち物の準備状況に応じた予約を行わせることができる。すなわち、例えば、予約日時を含む種々の入力が行われた後に、必要な持ち物について知らせることになると、予約者は、持ち物の準備状況によっては、せっかく種々の入力を行ったにもかかわらず、予約をやり直したり、予約を断念したりする必要がある。予約システム11は、業務分類が選択されると、業務分類に応じた受付時確認情報の設問の前に、必要な持ち物について予約者に確認させることができるため、予約者に無駄な操作を行わせることを避けることができ、予約者の負担を軽減することができる。よって、より利便性が向上する。あるいは、必要な持ち物についての情報を、日時選択の前に表示させても良い。なお、受付時確認情報の設問に持ち物を設定する際は、小さいソート番号として上位に表示させるとよい。
【符号の説明】
【0111】
11…予約システム、12…予約受付端末装置、13…サーバ、31…予約者端末装置。
図1
図2
図3
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図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14