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特開2024-62833サーバ、情報処理方法およびプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024062833
(43)【公開日】2024-05-10
(54)【発明の名称】サーバ、情報処理方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0251 20230101AFI20240501BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20240501BHJP
【FI】
G06Q30/02 398
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】25
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022170937
(22)【出願日】2022-10-25
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】滝 由貴
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L030BB08
5L049BB08
5L049CC12
5L050CC12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】チャットルームにおいて、チャットルームの表示に関する表示情報に基づいてコンテンツを送信するサーバ、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】システム1において、サーバは、チャットルームの表示に関する表示情報を第1端末から受信する通信部と、表示情報に基づいて、第1端末のユーザが、第1端末のユーザを含むチャットルームを表示してから経過した期間に関する期間情報を通信部によって第2端末に送信する制御を行う制御部と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバであって、
チャットルームの表示に関する表示情報を第1端末から受信する通信部と、
前記表示情報に基づいて、前記第1端末のユーザが、前記第1端末のユーザを含むチャットルームを表示してから経過した期間に関する期間情報を前記通信部によって第2端末に送信する制御を行う制御部とを備える。
【請求項2】
請求項1に記載のサーバであって、
前記通信部は、前記第1端末のユーザを含む複数ユーザの各々から前記表示情報を受信し、
前記期間情報は、前記複数ユーザの各々が、各々のチャットルームを表示してから経過した期間に関する情報を含む。
【請求項3】
請求項2に記載のサーバであって、
前記期間情報は、前記複数ユーザの各々が、各々のチャットルームを表示してから経過した期間に関する統計情報を含む。
【請求項4】
請求項3に記載のサーバであって、
前記統計情報は、前記複数ユーザのうち、各々のチャットルームを表示してから経過した期間が第1期間に含まれるユーザの割合である第1割合に関する情報と、前記複数ユーザのうち、各々のチャットルームを表示してから経過した期間が、第1期間とは異なる第2期間に含まれるユーザの割合である第2割合に関する情報とを含む。
【請求項5】
請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記複数ユーザのうち、各々のチャットルームを表示してから経過した期間が第1期間に含まれるユーザの端末に対して第1コンテンツを送信する制御を行う。
【請求項6】
請求項5に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第1期間のユーザの端末に対して第1コンテンツを送信することに関する情報を前記第2端末に送信する制御を行う。
【請求項7】
請求項5または請求項6に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第2端末のユーザによる入力に基づいて、前記第1コンテンツを送信する制御を行う。
【請求項8】
請求項4に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第1期間に含まれるユーザに関する情報を前記第2端末に送信する制御を行う。
【請求項9】
請求項8に記載のサーバであって、
前記第1期間に含まれるユーザに関する情報は、各々のチャットルームを表示する目的に関する情報を含む。
【請求項10】
請求項8または請求項9に記載のサーバであって、
前記第1期間に含まれるユーザに関する情報は、各々のチャットルームを表示する頻度に関する情報を含む。
【請求項11】
請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第1端末のユーザが前記チャットルームを表示してから経過した期間が設定された設定期間を経過した場合、前記第1端末に対して第2コンテンツを送信する制御を行う。
【請求項12】
請求項11に記載のサーバであって、
前記設定期間は、前記第1端末のユーザに基づいて変更される。
【請求項13】
請求項4に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第1期間に含まれるユーザが、各々のチャットルームを表示してから設定された第3期間を経過した場合、前記第3期間を経過したユーザに対して第3コンテンツを送信する制御を行い、前記第2期間に含まれるユーザが、各々のチャットルームを表示してから前記第3期間とは異なる第4期間を経過した場合、前記第4期間を経過したユーザに対して第3コンテンツを送信する制御を行う。
【請求項14】
請求項4に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第2期間に含まれるユーザの端末に、チャットルームに含まれるチャット情報に関連する第4コンテンツを送信する制御を行う。
【請求項15】
請求項14に記載のサーバであって、
前記第4コンテンツは、チャット機能に関する情報を含む。
【請求項16】
請求項14または請求項15に記載のサーバであって、
前記第4コンテンツは、前記第2端末のユーザによって、チャット情報の変更が行われた場合に送信される。
【請求項17】
請求項3または請求項4に記載のサーバであって、
前記統計情報は、前記第2端末によって送信されたコンテンツに基づいて生成される。
【請求項18】
請求項17に記載のサーバであって、
前記統計情報は、前記第2端末によって送信されたコンテンツの日にち、または頻度に基づいて生成される。
【請求項19】
請求項17または請求項18に記載のサーバであって、
前記統計情報は、前記複数ユーザのうち、各々のチャットルームを表示してから経過した期間である第1期間の情報と、前記複数ユーザのうち、各々のチャットルームを表示してから経過した期間である、第1期間とは異なる第2期間の情報とを含み、前記第2端末によって送信されたコンテンツに基づいて、前記第1期間の情報と前記第2期間の情報とが設定される。
【請求項20】
請求項4に記載のサーバであって、
前記第1期間または前記第2期間は、前記第1割合または前記第2割合が設定された割合より大きい場合、第3期間と第4期間とに分割される。
【請求項21】
請求項1から請求項20のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記期間情報は、前記チャットルームを表示した後、前記第2端末から前記第1端末に対するコンテンツが送信された場合、前記コンテンツが送信されてから経過した期間に関する情報を含む。
【請求項22】
請求項1から請求項21のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第2端末のユーザによる入力に基づいて、前記第2端末のユーザによって入力されたコンテンツを、前記第1端末を含む複数端末に送信する制御を行う。
【請求項23】
サーバの情報処理方法であって、
チャットルームの表示に関する表示情報を前記サーバの通信部によって第1端末から受信することと、
前記表示情報に基づいて、前記第1端末のユーザが、前記第1端末のユーザを含むチャットルームを表示してから経過した期間に関する期間情報を前記通信部によって第2端末に送信する制御を前記サーバの制御部によって行うこととを含む。
【請求項24】
サーバのプログラムであって、
チャットルームの表示に関する表示情報を前記サーバの通信部によって第1端末から受信することと、
前記表示情報に基づいて、前記第1端末のユーザが、前記第1端末のユーザを含むチャットルームを表示してから経過した期間に関する期間情報を前記通信部によって第2端末に送信する制御を前記サーバの制御部によって行うこととが前記サーバによって実行される。
【請求項25】
サーバと通信する端末によって実行されるプログラムであって、
複数ユーザの各々の端末から、前記複数ユーザ各々のチャットルームの表示に関する表示情報を前記サーバが受信し、前記表示情報に基づいて、前記複数ユーザの各々がチャットルームを表示してから経過した期間に関する期間情報を前記サーバから前記端末の通信部によって受信することと、
前記期間情報に基づいて、前記複数ユーザのうち、各々のチャットルームを表示してから経過した期間が第1期間に含まれるユーザの割合である第1割合に関する情報と、前記複数ユーザのうち、各々のチャットルームを表示してから経過した期間が、前記第1期間とは異なる第2期間に含まれるユーザの割合である第2割合に関する情報とを前記端末の表示部に表示することと、
前記端末のユーザの入力に基づいて、前記第1期間に含まれるユーザに対してコンテンツを送信する制御を前記端末の制御部によって行うこととが前記端末によって実行される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、サーバ、情報処理方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、チャットルームを用いてメッセージなどのコンテンツをやり取りするアプリケーションが広く利用されている。例えば、特許文献1には、店員とユーザとの間にチャットチャンネルを設置することで店員とユーザの意思疎通を高め、そのチャットログを記録してマーケティングに活用する仮想店舗の運営方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002-215975号公報
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1の態様によると、サーバであって、チャットルームの表示に関する表示情報を第1端末から受信する通信部と、表示情報に基づいて、第1端末のユーザが、第1端末のユーザを含むチャットルームを表示してから経過した期間に関する期間情報を通信部によって第2端末に送信する制御を行う制御部とを備える。
本発明の第2の態様によると、サーバの情報処理方法であって、チャットルームの表示に関する表示情報をサーバの通信部によって第1端末から受信することと、表示情報に基づいて、第1端末のユーザが、第1端末のユーザを含むチャットルームを表示してから経過した期間に関する期間情報を通信部によって第2端末に送信する制御をサーバの制御部によって行うこととを含む。
本発明の第3の態様によると、サーバのプログラムであって、チャットルームの表示に関する表示情報をサーバの通信部によって第1端末から受信することと、表示情報に基づいて、第1端末のユーザが、第1端末のユーザを含むチャットルームを表示してから経過した期間に関する期間情報を通信部によって第2端末に送信する制御をサーバの制御部によって行うこととがサーバによって実行される。
本発明の第4の態様によると、サーバと通信する端末によって実行されるプログラムであって、複数ユーザの各々の端末から、複数ユーザ各々のチャットルームの表示に関する表示情報をサーバが受信し、表示情報に基づいて、複数ユーザの各々がチャットルームを表示してから経過した期間に関する期間情報をサーバから端末の通信部によって受信することと、期間情報に基づいて、複数ユーザのうち、各々のチャットルームを表示してから経過した期間が第1期間に含まれるユーザの割合である第1割合に関する情報と、複数ユーザのうち、各々のチャットルームを表示してから経過した期間が、第1期間とは異なる第2期間に含まれるユーザの割合である第2割合に関する情報とを端末の表示部に表示することと、端末のユーザの入力に基づいて、第1期間に含まれるユーザに対してコンテンツを送信する制御を端末の制御部によって行うこととが端末によって実行される。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1】実施形態の一態様におけるシステムの構成の一例を示す図。
図2】第1実施形態に係るサーバの通信部により実現される機能の一例を示す図。
図3】第1実施形態に係るサーバの記憶部により実現される機能の一例を示す図。
図4】第1実施形態に係るサーバの制御部により実現される機能の一例を示す図。
図5】第1実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図6】チャットルームを表示する一例を示す図。
図7】チャットルームを表示してから経過した期間の一例を示す図。
図8】期間情報の一例を示す図。
図9】管理者端末に表示された期間情報の一例を示す図。
図10】第1変形例(1)の期間情報の一例を示す図。
図11】第1変形例(1)の変形例に係る期間情報の一例を示す図。
図12】第2実施形態の概要を示す図。
図13】第2実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図14】第2実施形態において端末に表示された期間情報の一例を示す図。
図15】利用者端末に表示される第1コンテンツの一例を示す図。
図16】第1コンテンツが表示されない管理者端末の一例を示す図。
図17】第1コンテンツに対して管理者端末にコンテンツが送信される一例を示す図。
図18】第2変形例(2)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図19】利用者端末に表示された送信提案情報の一例を示す図。
図20】第3実施形態に係る端末の表示部により実現される機能の一例を示す図。
図21】第3実施形態に係る端末の通信部により実現される機能の一例を示す図。
図22】第3実施形態に係る端末の記憶部により実現される機能の一例を示す図。
図23】第3実施形態に係る端末の制御部により実現される機能の一例を示す図。
図24】第3実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図25】第4実施形態においてチャットルームに表示された操作メニュー機能の一例を示す図。
図26】第4実施形態において生成された統計情報を含む期間情報の一例を示す図。
図27】第5実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図28】第5実施形態において利用者端末に送信された第2コンテンツの一例を示す図。
図29】第5変形例(1)において設定期間を調整する一例を示す図。
図30】第5変形例(2)において設定期間を調整する一例を示す図。
図31】第5変形例(3)において設定期間を変える一例を示す図。
図32】第5変形例(3)において第3コンテンツの内容を変える一例を示す図。
図33】第6実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図34】第6実施形態において付加情報を比較する一例を示す図。
図35】第6実施形態において利用者端末に表示された第4コンテンツの一例を示す図。
図36】第6変形例(1)において利用者端末に表示された第4コンテンツの一例を示す図。
図37】第7実施形態において生成された期間情報の一例を示す図。
図38】第7変形例(1)において生成された期間情報の一例を示す図。
図39】第7変形例(2)において生成された期間情報の一例を示す図。
図40】第8実施形態においてコンテンツが送信されてから経過した期間の一例を示す図。
図41】第9実施形態の概要を示す図。
図42】第9実施形態に係るサーバの通信部により実現される機能の一例を示す図。
図43】第9実施形態に係るサーバの記憶部により実現される機能の一例を示す図。
図44】第9実施形態に係るサーバの制御部により実現される機能の一例を示す図。
図45】第9実施形態に係る端末の通信部により実現される機能の一例を示す図。
図46】第9実施形態に係る端末の記憶部により実現される機能の一例を示す図。
図47】第9実施形態に係る端末の制御部により実現される機能の一例を示す図。
図48】第9実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図49】第9実施形態において管理者端末に表示された表示情報の一例を示す図。
図50】第9実施形態においてチャットルームを表示してから経過した期間の一例を示す図。
図51】第9実施形態においてチャットルームのアプリケーションの広告枠に表示された第2コンテンツの一例を示す図。
図52】第9実施形態において特定のウェブサイトの広告枠に表示された第2コンテンツの一例を示す図。
図53】第9変形例(1)において管理者端末に表示された第1期間情報の一例を示す図。
図54】第10実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図55】第10実施形態においてチャットルームを表示してから経過した期間の一例を示す図。
図56】第11実施形態においてチャットルームを表示するための情報を関連付けた第2コンテンツの一例を示す図。
図57】第11実施形態においてブロックを解除する一例を示す図。
図58】第11変形例(1)においてクーポンに関連する情報を含む第2コンテンツの一例を示す図。
図59】第11変形例(2)においてキャンペーンが終了するまでの期限に関連する情報を含む第2コンテンツの一例を示す図。
図60】第11変形例(3)においてユーザの情報に基づいて内容が決定される第2コンテンツの一例を示す図。
図61】第12実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図62】第12実施形態において生成された期間情報の一例を示す図。
図63】第13実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図64】第13実施形態において生成された期間情報の一例を示す図。
図65】第14実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図66】第14実施形態においてチャットルームのアプリケーションの広告枠に表示された第2コンテンツの一例を示す図。
図67】第15実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図68】第16実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図69】第16実施形態において第2コンテンツが利用者端末に送信される一例を示す図。
図70】第17実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図71】第17実施形態において第2コンテンツを含むウェブサイトが利用者端末に送信される一例を示す図。
図72】第18実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図73】第19実施形態に係るサーバの通信部により実現される機能の一例を示す図。
図74】第19実施形態に係るサーバの記憶部により実現される機能の一例を示す図。
図75】第19実施形態に係るサーバの制御部により実現される機能の一例を示す図。
図76】第19実施形態に係る端末の通信部により実現される機能の一例を示す図。
図77】第19実施形態に係る端末の記憶部により実現される機能の一例を示す図。
図78】第19実施形態に係る端末の制御部により実現される機能の一例を示す図。
図79】第19実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図80】第19実施形態において生成された第1期間情報の一例を示す図。
図81】第19実施形態においてコンテンツを送信するウェブサイトの一例を示す図。
図82】第20実施形態においてコンテンツを送信するウェブサイトの一例を示す図。
図83】第20実施形態の変形例においてコンテンツを送信するウェブサイトの一例を示す図。
図84】第20変形例(1)においてチャットルームRに表示されたコンテンツの一例を示す図。
図85】第20変形例(1)においてコンテンツを送信するウェブサイトの一例を示す図。
図86】第20変形例(1)においてコンテンツを送信するウェブサイトの一例を示す図。
図87】第21実施形態においてコンテンツを送信するウェブサイトの一例を示す図。
図88】第22実施形態においてコンテンツを送信するウェブサイトの一例を示す図。
図89】第23実施形態において第2コンテンツが送信された日付とチャットルームを表示してから経過した期間との関係の一例を示す図。
図90】第23実施形態においてコンテンツを送信するウェブサイトの一例を示す図。
図91】第23変形例(1)においてコンテンツを送信するウェブサイトの一例を示す図。
図92】第24実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0006】
<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密など、本開示の実施に必要な実施国の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
【0007】
本開示に係るサーバ、情報処理方法およびプログラムを実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
【0008】
[システム構成]
図1は、本開示の一実施形態に係る通信システム1の構成を示す。図1に開示されるように、通信システム1では、ネットワーク30を介してサーバ10と、端末20(端末20A、端末20B、端末20C)とが接続される。サーバ10は、ネットワーク30を介してユーザが所有する端末20に、端末20間でのメッセージの送受信を実現するサービスを提供する。なお、ネットワーク30に接続される端末20の数は限定されない。
【0009】
ネットワーク30は、1以上の端末20と、1以上のサーバ10とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、端末20がサーバ10に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
【0010】
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定ではなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDN(integrated service digital networks)、無線LAN、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つまたは複数のネットワーク30を含むことができる。
【0011】
端末20(端末20A,端末20B,端末20C)は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
【0012】
端末20A、端末20Bおよび端末20Cの構成は基本的には同一であるため、以下の説明においては、端末20について説明する。また、必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末20Xと表現し、ユーザXまたは端末20Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよいし、そうでなくてもよい。
【0013】
サーバ10は、端末20に対して、所定のサービスを提供する機能を備える。サーバ10は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。サーバ10は、限定でなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、サーバ10は情報処理装置と表現されてもよい。サーバ10と端末20とを区別する必要がない場合は、サーバ10と端末20とは、それぞれ情報処理装置と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0014】
[各装置のハードウェア(HW)構成]
図1を用いて、通信システム1に含まれる各装置のHW構成について説明する。
【0015】
(1)端末20のHW構成
端末20は、制御部21(CPU:central processing unit(中央処理装置))、記憶部28、通信I/F22(インタフェース)、入出力部23、表示部24、マイク25、スピーカ26、カメラ27を備える。端末20のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、端末20のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定でなく例として、端末20は、マイク25、カメラ27等、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0016】
通信I/F22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F22は、ネットワーク30を介して、サーバ10との通信を実行する機能を有する。通信I/F22は、各種データを制御部21からの指示に従って、サーバ10に送信する。また、通信I/F22は、サーバ10から送信された各種データを受信し、制御部21に伝達する。また、通信I/F22を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F22が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0017】
入出力部23は、端末20に対する各種操作を入力する装置、および、端末20で処理された処理結果を出力する装置を含む。入出力部23は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0018】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を制御部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
【0019】
出力部は、制御部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定でなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0020】
表示部24は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部24は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部24は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0021】
入出力部23がタッチパネルの場合、入出力部23と表示部24とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
【0022】
制御部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定でなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0023】
制御部21は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
【0024】
記憶部28は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部28は、限定でなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部28は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0025】
端末20は、プログラムを記憶部28に記憶し、このプログラムを実行することで、制御部21が、制御部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部28に記憶されるプログラムは、端末20に、制御部21が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0026】
マイク25は、音声データの入力に利用される。スピーカ26は、音声データの出力に利用される。カメラ27は、動画像データの取得に利用される。
【0027】
(2)サーバのHW構成
サーバ10は、制御部11(CPU)、記憶部15、通信I/F14(インタフェース)、入出力部12、ディスプレイ13を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、サーバ10のHWは、サーバ10のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、サーバ10のHWは、ディスプレイ13を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0028】
制御部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
【0029】
制御部11は、代表的には中央処理装置(CPU)であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部11は、これらに限定されない。
【0030】
記憶部15は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部15は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶部15は、これらに限定されない。また、記憶部15は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0031】
通信I/F14は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F14は、ネットワーク30を介して、端末20との通信を実行する機能を有する。通信I/F14は、各種データを制御部11からの指示に従って、端末20に送信する。また、通信I/F14は、端末20から送信された各種データを受信し、制御部11に伝達する。また、通信I/F14を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F14が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0032】
入出力部12は、サーバ10に対する各種操作を入力する装置により実現される。入出力部12は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を制御部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入出力部12は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入出力部12は、限定ではなく例として、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。ただし、本開示において、入出力部12は、これらに限定されない。
【0033】
ディスプレイ13は、代表的にはモニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、ディスプレイ13は、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらのディスプレイ13は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、ディスプレイ13は、これらに限定されない。
サーバ10は、プログラムを記憶部15に記憶し、このプログラムを実行することで、制御部11が、制御部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部15に記憶されるプログラムは、サーバ10に、制御部11が実行する各機能を実現させる。このプログラムは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0034】
本開示の各実施形態においては、端末20および/またはサーバ10のCPUがプログラムを実行することにより、実現するものとして説明する。
【0035】
なお、端末20の制御部21、および/または、サーバ10の制御部11は、制御回路を有するCPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、制御部21および/または11は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0036】
また、本開示の各実施形態のプログラム(限定でなく例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。また、プログラムは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0037】
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0038】
サーバ10および/または端末20は、記憶媒体に記憶されたプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
【0039】
また、本開示のプログラムは、プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ10および/または端末20に提供されてもよいし、されなくてもよい。サーバ10および/または端末20は、限定ではなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
【0040】
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
サーバ10および/または端末20における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
端末20における処理の少なくとも一部を、サーバ10により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、端末20の制御部21の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、サーバ10で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
サーバ10における処理の少なくとも一部を、端末20により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、サーバ10の制御部11の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、端末20で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
【0041】
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装される。
【0042】
また、繰り返しとなるが、本開示における各種プログラムや各種データは、コンピュータ読取可能な記憶媒体(記録媒体)に記憶(記録)させておくことができる。この記憶媒体には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等の各種の記憶媒体が含まれる。
【0043】
<第1実施形態>
第1実施形態は、サーバ10の通信部14が、利用者端末20(限定ではなく、第1端末の一例)においてチャットルームが表示されると、チャットルームの表示に関する表示情報を利用者端末20から受信する。そして、サーバ10の制御部11は、表示情報に基づいて、利用者端末20のユーザがチャットルームを表示してから経過した期間に関する期間情報を生成し、その期間情報を管理者端末20(限定ではなく、第2端末の一例)に送信する実施形態である。
第1実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0044】
<機能構成>
(1)サーバの機能構成
【0045】
図2は、本実施形態におけるサーバ10の通信部14により実現される機能の一例を示す図である。通信部14は、限定ではなく例として、通信メイン処理部141と、表示情報受信部142と、期間情報送信部143とを有する。
【0046】
通信メイン処理部141は、制御部11の制御の下、端末20との間で情報を送受信する処理である通信メイン処理を実行する機能を有する。
【0047】
表示情報受信部142は、制御部11の制御の下、利用者端末20におけるチャットルームの表示に関する表示情報を利用者端末20から受信する処理である表示情報受信処理を実行する機能を有する。
【0048】
ここで、表示情報は、例えば、ユーザがチャットルームを表示した情報(チャットルームに入室した情報)、チャットルームを非表示にした情報(チャットルームを退室した情報)、チャットルームの表示を維持した時間(入室から退室までの時間)の情報などを含んでもよい。また、表示情報は、チャットルーム内での操作情報、例えば、メッセージ、画像または動画などのコンテンツを表示した情報(例えば、既読状態とした情報)、操作メニュー機能に対する入力操作情報などを含んでもよい。なお、操作メニュー機能は、各チャットルームにおいて特定の操作メニューを表示する機能であり、例えばチャットルームを管理する管理者がユーザの利便性を高めるように選択した操作メニュー、いわゆるリッチメニューなどから構成されてもよい。操作メニュー機能は、例えば、チャットルームの下部に配置してもよいし、しなくてもよい。
【0049】
期間情報送信部143は、制御部11の制御の下、利用者端末20のユーザがチャットルームを表示してから経過した期間に関する期間情報を管理者端末20に送信する期間情報送信処理を実行する機能を有する。
【0050】
ここで、期間情報は、例えば、利用者端末20のユーザがチャットルームに入室した最も新しい入室時点または退室した最も新しい退室時点から現在までの期間を示す情報を含んでもよい。また、期間情報は、特定の2つの入室時点の間の期間または特定の2つの退室時点の間の期間を示す情報を含んでもよい。また、期間情報は、例えば、チャットルームへの入室間隔または退室間隔を平均化した情報を含んでもよい。
【0051】
図3は、本実施形態におけるサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。記憶部15には、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、サーバメイン処理として実行されるサーバメイン処理プログラム151が記憶される。
【0052】
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、表示情報受信処理として実行される受信処理プログラム1511をサブルーチンプログラムとして含む。
【0053】
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、期間情報送信処理として実行される送信処理プログラム1512をサブルーチンプログラムとして含む。
【0054】
図4は、本実施形態におけるサーバ10の制御部11により実現される機能の一例を示す図である。制御部11は、限定ではなく例として、サーバメイン処理部111と、表示情報受信処理部112と、期間情報送信処理部113とを有する。
【0055】
サーバメイン処理部111は、記憶部15に記憶されているサーバメイン処理プログラム151に従って、サーバ10を統括的に制御するための処理であるサーバメイン処理を実行する機能を有している。
【0056】
表示情報受信処理部112は、記憶部15に記憶されている受信処理プログラム1511に従って、利用者端末20から表示情報を通信部14によって受信する表示情報受信処理を実行する。
【0057】
期間情報送信処理部113は、記憶部15に記憶されている送信処理プログラム1512に従って、表示情報に基づいて、利用者端末20のユーザが、利用者端末20のユーザを含むチャットルームを表示してから経過した期間に関する期間情報を管理者端末20に送信する期間情報送信処理を実行する。
【0058】
<情報処理>
図5は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末20Aの制御部21が実行する処理、端末20Bの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理、端末20Cの制御部21が実行する処理の一例をそれぞれ示している。ここで、端末20Aおよび20Bは利用者端末20を構成し、端末20Cは管理者端末20を構成するものとする。
【0059】
各処理における各ステップをアルファベットの大文字と数字の組み合わせで示し、本明細書では「ステップ」の用語は省略する。
また、以下説明するフローチャートは、あくまでも本実施例における処理を例示するものであり、以下説明するフローチャートにおいて、一部のステップを実行しなくてもよいし、追加のステップを挿入してもよい。
これらは、本明細書における他のフローチャートについても同様である。
【0060】
まず、端末20Aの制御部21が、ユーザAの入力操作に基づいて、端末20AのユーザAと、端末20CのユーザCとを含むチャットルームを表示部24に表示させる(A1)。また、端末20Bの制御部21が、ユーザBの入力操作に基づいて、端末20BのユーザBと、端末20CのユーザCとを含むチャットルームを表示部24に表示させる(B1)。ここで、チャットルームは、ユーザCが管理する飲食店Cの公式チャットルーム(例えば、オフィシャルアカウントなど)から構成されるものとする。
【0061】
例えば、端末20Cの制御部21が、ユーザCの入力操作に基づいて、ユーザA専用のチャットルームと、ユーザB専用のチャットルームとにコンテンツ(例えば、飲食店CからユーザAへの広告メッセージ)を一斉送信した場合を考える。
【0062】
端末20Aの制御部21は、端末20Cからコンテンツを受信すると、そのコンテンツをチャットルームに関連付けて記憶部28に記憶させる。そして、制御部21は、例えば、チャットルームを表示するアプリケーションにおいてコンテンツの受信を示す受信通知を表示させてもよい。例えば、制御部21は、図6Aに示すように、ユーザAによるアプリケーションの起動により、チャットルームに入室するための入室ボタンBが表示されたリスト画面Lを表示する。制御部21は、このリスト画面Lに表示された入室ボタンBに各チャットルームの受信通知B1、いわゆる通知バッジを表示してもよいし、しなくてもよい。受信通知B1には、例えば、未読のコンテンツの数などを表示してもよいし、しなくてもよい。また、入室ボタンBは、例えば、チャットルームの名称、コンテンツの受信時間などを表示してもよいし、しなくてもよい。
【0063】
端末20Aの制御部21は、飲食店Cのチャットルームの入室ボタンBに対するユーザAの入力操作に基づいて、図6Bに示すように、端末20AのユーザAと、端末20CのユーザCとを含む飲食店CのチャットルームRを表示部24に表示させる。例えば、端末20Aの制御部21は、チャットルームRにコンテンツMを未開封の状態(未読の状態)で表示し、このコンテンツMに対する入力操作に基づきコンテンツMの内容を表示(既読の状態)させてもよい。なお、本開示において、チャットルームRの表示とは、チャットルームR内の情報の少なくとも一部を表示させることを意味し、チャットルームRへの入室により、コンテンツをやり取りするチャットルームRの画面を端末20に表示するチャットルームRの全体表示を含むものである。また、チャットルームRの表示は、チャットルームRの一部の情報を表示するチャットルームRの一部表示を含んでもよいし、含まなくてもよい。チャットルームRの一部表示は、例えば、リスト画面LのようにチャットルームRに入室していない状態で、入室ボタンBまたは受信通知B1などのチャットルームRの一部の情報が表示されることを意味する。また、チャットルームRの一部表示は、例えば、リスト画面LにおいてコンテンツMを既読とするなど、チャットルームRに入室することなくコンテンツMを既読とすることを含んでもよい。
【0064】
このとき、端末20Aの制御部21は、チャットルームRへの入室に応じて、チャットルームRの表示に関する表示情報をサーバ10に送信する(A2)。例えば、端末20Aの制御部21は、ユーザAがチャットルームRを表示した時点を示す情報、例えば入室ボタンBが入力操作された信号を表示情報としてサーバ10に送信してもよい。
【0065】
同様に、端末20Bの制御部21は、リスト画面Lの入室ボタンBに対するユーザBの入力操作に基づいて、端末20BのユーザBと、端末20CのユーザCとを含む飲食店CのチャットルームRを表示部24に表示させると、チャットルームRの表示情報をサーバ10に送信する(B2)。
【0066】
これにより、サーバ10の通信部14は、端末20AのユーザAを含む複数のユーザの各々から表示情報を受信する。サーバ10の制御部11は、表示情報を受信すると、その表示情報を記憶部15に順次記憶させる。
【0067】
続いて、サーバ10の制御部11は、記憶部15に記憶された表示情報に基づいて、端末20AのユーザAがチャットルームRを表示してから経過した期間に関する期間情報と、端末20BのユーザBがチャットルームRを表示してから経過した期間に関する期間情報とを生成する。すなわち、制御部11は、複数ユーザAおよびBの各々が、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間に関する期間情報を生成する。
【0068】
例えば、図7に示すように、制御部11は、ユーザAの表示情報に基づいてユーザAがチャットルームRに入室してから現在まで経過した期間に関する期間情報を生成し、ユーザBの表示情報に基づいてユーザBがチャットルームに入室してから現在まで経過した期間に関する期間情報を生成してもよい。具体的には、制御部11は、ユーザAの最も新しい入室時点が9月28日である場合、その入室時点から現在の9月30日まで2日経過とのユーザAの期間情報を生成してもよい。また、制御部11は、ユーザBの最も新しい入室時点が9月25日である場合、その入室時点から現在の9月30日まで5日経過とのユーザBの期間情報を生成してもよい。
【0069】
なお、本実施形態では、制御部11は、入室日に基づいて期間情報を生成したが、これに限定されない。例えば、制御部11は、入室時刻、入室月または入室年に基づいて、入室から現在まで経過した期間を期間情報として生成してもよいし、しなくてもよい。
【0070】
また、本実施形態では、制御部11は、入室時点から現在まで経過した期間を期間情報として生成したが、入室時点から特定の時点まで経過した期間を期間情報として生成すればよく、これに限定されない。また、期間情報の基準となる特定の時点は、ユーザAとユーザBとで異なる時点に設定されてもよいし、されなくてもよい。例えば、制御部11は、ユーザAについては入室時点から9月30日まで経過した期間情報を生成する一方、ユーザBについては入室時点から9月29日まで経過した期間情報を生成してもよいし、しなくてもよい。
【0071】
ここで、期間情報は、複数ユーザAおよびBの各々が、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間に関する統計情報を含んでもよい。例えば、統計情報は、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が第1期間に含まれるユーザの割合である第1割合に関する情報と、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が第1期間とは異なる第2期間に含まれるユーザの割合である第2割合に関する情報とを含んでもよい。
【0072】
例えば、制御部11は、図8に示すように、統計情報41を含む期間情報40を生成してもよい。具体的には、制御部11は、飲食店CとのチャットルームRを利用する特定のユーザ数(例えば、全ユーザ数、または、任意に選択されたユーザの数)に対して、チャットルームRを表示してから経過した経過期間が3日以内の期間42aに含まれるユーザの割合43aと、経過期間が4日以上7日以内の期間42bに含まれるユーザの割合43bと、経過期間が8日以上28日以内の期間42cに含まれるユーザの割合43cと、経過期間が28日を超える期間42dに含まれるユーザの割合43dを算出する。ここで、ユーザAは割合43aの層に含まれ、ユーザBは割合43bの層に含まれることになる。なお、割合43aは10%、割合43bは40%、割合43cは10%、割合43dは40%と算出されたものとする。制御部11は、割合43a~43dを含む統計情報41を期間42a~42dに対応付けて示すことで、統計情報41を含む期間情報40を生成する。このように、統計情報は、チャットルームRを利用する複数ユーザの特性を示すように算出されてもよい。
【0073】
なお、制御部11は、例えば、1日に1回、数日に1回などの所定のタイミングで期間情報40を自動的に生成してもよい。また、制御部11は、端末20Cからの要求に応じて期間情報40を生成してもよい。
【0074】
また、本実施形態では、制御部11は、期間42a~期間42dの4つの期間について統計情報41を生成したが、これに限定されない。例えば、制御部11は、期間42aと期間42bの2つの期間について統計情報41を生成してもよい。
【0075】
このようにして、サーバ10の制御部11は、期間情報40を生成すると、その期間情報40を通信部14によって飲食店Cの端末20Cに送信する(C1)。そして、端末20Cの制御部21は、期間情報40を受信すると、その期間情報40を表示部24に表示させる(D1)。
【0076】
このとき、サーバ10の制御部11は、端末20Cにおいて特定のウェブサイトが表示される際に、期間情報40を端末20Cに送信してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、図9に示すように、飲食店CのチャットルームRに関連するウェブサイト46が端末20Cに表示される際に、そのウェブサイト46に期間情報40が表示されるように期間情報40を端末20Cに送信してもよい。このウェブサイト46は、例えば、チャットルームRを利用するユーザにコンテンツMを送信する送信条件を設定するサイトから構成されてもよい。例えば、ウェブサイト46は、コンテンツMの送信先、送信日時、コンテンツMの内容などを設定可能に構成されてもよい。
【0077】
このようにして、期間情報40が端末20Cに表示されると、端末20CのユーザCは、期間情報40に基づいて、コンテンツMの送信条件を設定する。
【0078】
<第1実施形態の効果>
第1実施形態では、サーバ10の通信部14は、チャットルームRの表示に関する表示情報を端末20Aから受信する。そして、サーバ10の制御部11が、表示情報に基づいて、端末20AのユーザAが、端末20Aを含むチャットルームRを表示してから経過した期間に関する期間情報40を通信部14によって端末20Cに送信するように制御する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、チャットルームRの表示状況を容易に把握することができる。
【0079】
また、第1実施形態では、通信部14は、端末20AのユーザAを含む複数ユーザの各々から表示情報を受信する。そして、期間情報40は、複数のユーザの各々が、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間に関する情報を含む。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、複数ユーザAおよびBのチャットルームRの表示状況を容易に把握することができる。
【0080】
また、第1実施形態では、期間情報40は、複数ユーザの各々が、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間に関する統計情報41を含む。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、チャットルームRの表示状況を正確に把握することができる。
【0081】
また、第1実施形態では、統計情報41は、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が第1期間に含まれるユーザの割合である第1割合に関する情報と、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が、第1期間とは異なる第2期間に含まれるユーザの割合である第2割合に関する情報とを含む。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、チャットルームRの表示状況をより正確に把握することができる。
【0082】
<第1変形例(1)>
第1実施形態では、期間情報40の期間42aと期間42bは、図8に示すように、期間42aの終点と期間42bの始点が連続するように設定、すなわち期間42aの終点を示す3日に対して連続する4日から期間42bが開始するように設定されたが、これに限定されない。
【0083】
第1変形例(1)は、期間42aと期間42bは、期間42bの少なくとも一部が期間42aに含まれるように設定される変形例である。
【0084】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21が、チャットルームRの表示に関する表示情報をサーバ10に送信し(A2)、端末20Bの制御部21が、チャットルームRの表示情報をサーバ10に送信する(B2)。そして、サーバ10の制御部11は、複数ユーザの利用者端末20から送信された表示情報に基づいて、統計情報41を含む期間情報40を生成する。
【0085】
このとき、サーバ10の制御部11は、期間42bの一部が期間42aに含まれるように期間42aと期間42bを設定してもよい。例えば、図10に示すように、制御部11は、期間42aを3日以内に設定し、期間42bを2日以上7日以内に設定してもよい。すなわち、制御部11は、期間42aの終点44である3日に対して、期間42bの始点45を期間42aに含まれる2日に設定してもよい。そして、制御部11は、例えば、3日以内の期間42aに含まれるユーザの割合43aを10%と算出し、2日以上7日以内の期間42bに含まれるユーザの割合43bを20%と算出してもよい。
【0086】
なお、本変形例では、サーバ10の制御部11は、期間42bの一部が期間42aに含まれるように期間42aと期間42bを設定したが、期間42bの少なくとも一部が期間42aに含まれていればよく、これに限定されない。例えば、サーバ10の制御部11は、期間42bの全てが期間42aに含まれるように期間42aと期間42bを設定してもよい。例えば、図11に示すように、制御部11は、期間42aを3日以内に設定し、期間42bを2日以上3日以内に設定してもよい。そして、制御部11は、例えば、3日以内の期間42aに含まれるユーザの割合43aを10%と算出し、2日以上3日以内の期間42bに含まれるユーザの割合43bを5%と算出してもよい。
【0087】
このようにして、サーバ10の制御部11は、統計情報41を含む期間情報40を生成すると、その期間情報40を飲食店Cの端末20Cに送信する(C1)。
【0088】
<第1変形例(1)の効果>
第1変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、期間42bの少なくとも一部が期間42aに含まれるように期間42aと期間42bを設定する。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、期間42aと期間42bを自在に設定することができる。
【0089】
<第2実施形態>
第1実施形態では、サーバ10の制御部11は、期間情報40を端末20Cに送信した。第2実施形態は、サーバ10の制御部11が、その期間情報40に基づいて、飲食店CとのチャットルームRを利用する複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が特定の期間に含まれるユーザを選択し、そのユーザの利用者端末20に対して第1コンテンツを送信する実施形態である。
【0090】
なお、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第2実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0091】
図12に、第2実施形態の概要を示す。サーバ10の制御部11は、端末20AからチャットルームRの表示情報を受信すると、その表示情報を記憶部15に記憶させる。続いて、サーバ10の制御部11は、記憶部15に記憶された表示情報に基づいて、図8に示す期間情報40を生成し、端末20Cに表示されるウェブサイト46に期間情報40を表示させる。端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づいて、期間情報40に含まれる経過期間(例えば期間42a~期間42d)の中から特定の期間を指定する。そして、サーバ10の制御部11は、飲食店CとのチャットルームRを利用する複数ユーザのうち、ユーザCが指定した特定の期間に含まれるユーザに対して第1コンテンツを送信する。
【0092】
<情報処理>
図13は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0093】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Cの制御部21は、図8に示す期間情報40をサーバ10から受信すると、その期間情報40を表示部24に表示させる(D1)。例えば、端末20Cの制御部21は、図14に示すように、飲食店CのチャットルームRに関連するウェブサイト46に期間情報40を表示してもよい。
【0094】
そして、端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づいて、期間情報40の中から特定の期間を選択する(D21)。例えば、ウェブサイト46は、期間情報40の中から特定の期間を選択可能な選択欄47が設けられてもよい。例えば、選択欄47は、期間情報40に表示された期間42a~期間42dの中から特定の期間を選択可能に設けられてもよい。また、選択欄47は、ユーザCが入力した特定の期間、すなわち期間42a~期間42d以外の期間を選択可能に設けられてもよい。例えば、選択欄47は、ユーザCの入力に応じて0日以上5日以内の期間を設定してもよい。また、選択欄47は、複数の期間を選択可能に設けられてもよい。例えば、選択欄47は、期間42aと期間42dとを選択可能に設けられてもよい。このように、選択欄47で特定の期間が選択されることにより、その特定の期間に含まれるユーザがコンテンツの送信先として指定されることになる。
【0095】
また、端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づいて、チャットルームRを利用する複数ユーザに送信されるコンテンツの内容を設定してもよい。例えば、ウェブサイト46は、チャットルームRを利用する複数ユーザに送信されるコンテンツの内容を設定する設定欄が設けられてもよい。端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づいて、特定の期間に含まれるユーザに送信する第1コンテンツを設定欄に入力してもよい。
【0096】
一般的に、チャットルームRを利用する複数ユーザのうち、チャットルームRを表示してから経過した期間が長いユーザは、広告などのコンテンツMをチャットルームRに送信しても、その効果が低いと考えられる。このため、ユーザCは、チャットルームRを表示してから経過した期間が短いユーザ、例えば、3日以内の期間42aと4日以上7日以内の期間42bとに含まれるユーザをコンテンツMの配信先に選択することで、コンテンツMを効率的に送信しうる。
【0097】
そこで、端末20CのユーザCは、ユーザCの入力操作に基づいて、ウェブサイト46に設けられた選択欄47において短い期間、例えば0日以上3日以内の期間42aを選択してもよい。このとき、端末20Cの制御部21は、期間情報40に表示された期間42aに対するユーザCの入力操作に基づいて、選択欄47に期間42aを自動的に入力してもよい。また、端末20Cの制御部21は、ユーザCが選択欄47に直接的に入力することで、選択欄47に期間42aが入力されてもよい。
【0098】
このようにして、端末20Cの制御部21は、ウェブサイト46における設定が完了すると、特定の期間42aに関する情報と第1コンテンツとをサーバ10に送信する(D22)。サーバ10の制御部11は、特定の期間42aに関する情報と第1コンテンツを受信すると、期間情報40に基づいて特定の期間42aに含まれるユーザを抽出する(C21)。すなわち、制御部11は、チャットルームRを表示してから期間42aが経過したユーザを期間情報40から抽出する。そして、制御部11は、抽出されたユーザの利用者端末20に対して第1コンテンツを送信する(C22)。すなわち、サーバ10の制御部11は、端末20CのユーザCによる入力に基づいて、期間42aに含まれるユーザの端末20に第1コンテンツを送信することになる。例えば、サーバ10の制御部11は、期間42aに含まれるユーザAの端末20Aに第1コンテンツを送信する一方、期間42aに含まれないユーザBの端末20Bには第1コンテンツを送信しないことになる。
【0099】
なお、サーバ10の制御部11は、端末20Aを含む複数の利用者端末20に第1コンテンツを送信する場合には、端末20CのユーザCによる入力に基づいて、期間42aに含まれる複数ユーザの利用者端末20に第1コンテンツを一斉に送信してもよい。
【0100】
端末20Aの制御部21は、例えば図15Aに示すように、第1コンテンツM1をサーバ10から受信すると、飲食店CとのチャットルームRaに第1コンテンツM1を表示させる(A21)。一方、端末20Bの表示部24には、図15Bに示すように、飲食店CとのチャットルームRbに第1コンテンツM1は表示されないことになる。
【0101】
このとき、サーバ10の制御部11は、第1コンテンツを端末20Cに送信しなくてもよい。これにより、端末20Cの表示部24に表示されるユーザAとのチャットルームRcには、図16に示すように、第1コンテンツは表示されない。このため、ユーザCは、特定の期間に含まれるユーザに第1コンテンツを送信したことを把握する一方、どのユーザに第1コンテンツを送信したかは把握できないことになる。
【0102】
また、端末20Aの制御部21は、チャットルームRaに第1コンテンツM1を表示すると、図17Aに示すように、ユーザAの入力操作に基づき、第1コンテンツM1に関連するコンテンツMaをサーバ10に送信してもよい。サーバ10の制御部11は、コンテンツMaを受信すると、図17Bに示すように、ユーザAとのチャットルームRcにコンテンツMaを表示するように、チャットルームRcを端末20Cに送信する。これにより、端末20CのユーザCは、ユーザAに第1コンテンツM1を送信したことを把握し、第1コンテンツM1に対するコンテンツのやり取りを開始する。
【0103】
<第2実施形態の効果>
第2実施形態では、サーバ10の制御部11は、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が期間42aに含まれるユーザAの端末20Aに対して第1コンテンツM1を送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、複数のユーザの中から特定の期間42aに含まれるユーザAを容易に選択することができる。
また、端末20CのユーザCは、例えば広告などの効果が高いユーザだけに第1コンテンツM1を送信するなど、第1コンテンツM1を効率的に送信することができる。
【0104】
また、第2実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20CのユーザCによる入力に基づいて、第1コンテンツM1を送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、第1コンテンツM1を容易に送信することができる。
【0105】
また、第2実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20CのユーザCによる入力に基づいて、端末20Cによって入力された第1コンテンツM1を、端末20Aを含む複数の利用者端末20に送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、複数の利用者端末20に第1コンテンツM1を容易に送信することができる。
【0106】
<第2変形例(1)>
第2実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20CのユーザCによる入力に基づいて第1コンテンツM1を送信したが、特定の期間に含まれるユーザの端末20に対して第1コンテンツM1を送信できればよく、これに限定されない。
【0107】
第2変形例(1)は、サーバ10の制御部11が、期間情報40に基づいて、特定の期間に含まれるユーザに第1コンテンツM1を自動的に送信する変形例である。
【0108】
まず、第2実施形態と同様に、サーバ10の制御部11が、図8に示す期間情報40を端末20Cに送信する(C1)。ここで、端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づいて、チャットルームRを表示してから経過した期間のうち特定の期間、例えば0日以上3日以内の期間42aを予めサーバ10に設定してもよい。
【0109】
サーバ10の制御部11は、端末20CのユーザCにより特定の期間が設定されると、期間情報40に基づいて、飲食店CのチャットルームRを利用する複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が期間42aに含まれるユーザを第1コンテンツM1の送信先として自動的に選択する。そして、サーバ10の制御部11は、図15Aに示すように、選択された端末20に対して第1コンテンツM1を自動的に送信する(C22)。
【0110】
<第2変形例(1)の効果>
第2変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が特定の期間に含まれるユーザの端末20に対して第1コンテンツM1を自動的に送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、第1コンテンツM1を容易に送信することができる。
【0111】
<第2変形例(2)>
第2実施形態では、サーバ10の制御部11は、期間情報40を端末20Cに送信したが、さらに他の情報を端末20Cに送信してもよい。
【0112】
第2変形例(2)は、サーバ10の制御部11が、期間42aのユーザAに対して第1コンテンツM1を送信することに関する情報、例えば第1コンテンツM1の送信を提案する情報を端末20Cに送信する変形例である。
【0113】
<情報処理>
図18は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0114】
まず、第2実施形態と同様に、サーバ10の制御部11が、図8に示す期間情報40を端末20Cに送信する(C1)。続いて、制御部11は、期間情報40に基づいて、特定の期間に含まれるユーザに対して第1コンテンツM1を送信することに関する情報を端末20Cに送信する(C22)。ここで、第1コンテンツM1を送信することに関する情報は、例えば、第1コンテンツM1の送信を提案する送信提案情報から構成されてもよい。
【0115】
例えば、制御部11は、期間情報40に基づいて、飲食店CとのチャットルームRを利用する複数ユーザのうち、チャットルームRに入室する可能性の高いユーザを分析してもよい。制御部11は、例えば、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が所定値より短い期間42aに含まれるユーザへの第1コンテンツM1の送信を提案する送信提案情報を端末20Cに送信してもよい。制御部11は、例えば、端末20Cに期間情報40を送信してから所定期間にわたってコンテンツの送信がない場合に、送信提案情報を端末20Cに送信してもよいし、しなくてもよい。
【0116】
このとき、制御部11は、図19に示すように、ユーザCとのチャットルームに送信提案情報Mcが表示されるように、送信提案情報Mcを端末20Cに送信してもよい。また、制御部11は、図14に示すウェブサイト46に送信提案情報Mcが表示されるように、送信提案情報Mcを端末20Cに送信してもよい。
【0117】
ユーザCは、端末20Cに表示された送信提案情報Mcを確認すると、期間42aのユーザの端末20に対する第1コンテンツM1の送信を望む場合には、第2実施形態と同様に、第1コンテンツM1を送信するように端末20Cを入力操作する。これにより、端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づいて、期間情報40の中から特定の期間を選択し(D21)、図15Aに示すように、期間42aのユーザの端末20に対して第1コンテンツM1を送信する(D22)。
【0118】
<第2変形例(2)の効果>
第2変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、送信提案情報Mc(限定ではなく、期間42aのユーザの端末20に対して第1コンテンツM1を送信することに関する情報の一例)を端末20Cに送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、送信提案情報Mcに起因して第1コンテンツM1を確実に送信することができる。
また、端末20CのユーザCは、例えば第1コンテンツM1の送信先を考えることなく、送信提案情報Mcに従って第1コンテンツM1を容易に送信することができる。
【0119】
<第3実施形態>
第1実施形態および第2実施形態では、期間情報40は、サーバ10の制御部11が生成したが、端末20Cの制御部21が生成してもよい。
【0120】
第3実施形態は、端末20Cの制御部21が、期間情報40の少なくとも一部、例えば統計情報41を生成する実施形態である。
【0121】
なお、第1実施形態および第2実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第3実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0122】
<機能構成>
(1)端末の機能構成
【0123】
図20は、本実施形態における端末20Cの表示部24により実現される機能の一例を示す図である。表示部24は、限定ではなく例として、表示メイン処理部241と、統計情報表示部242とを有する。
【0124】
表示メイン処理部241は、制御部21の制御の下、情報を表示する処理である表示メイン処理を実行する機能を有する。
【0125】
統計情報表示部242は、サーバ10から受信した期間情報40に基づいて、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が特定の期間に含まれるユーザの統計情報41を表示する処理である統計情報表示処理を実行する機能を有する。
【0126】
図21は、本実施形態における端末20Cの通信部22により実現される機能の一例を示す図である。通信部22は、限定ではなく例として、通信メイン処理部221と、期間情報受信部222と、コンテンツ送信部223とを有する。
【0127】
通信メイン処理部221は、制御部21の制御の下、サーバ10との間で情報を送受信する処理である通信メイン処理を実行する機能を有する。
【0128】
期間情報受信部222は、サーバ10が表示情報に基づいて送信した、複数ユーザの各々がチャットルームを表示してから経過した期間に関する期間情報40を、制御部21の制御の下、サーバ10から受信する期間情報受信処理を実行する機能を有する。
【0129】
コンテンツ送信部223は、制御部21の制御の下、端末20CのユーザCの入力に基づいて、チャットルームRを表示してから経過した期間が特定の期間に含まれるユーザに対してコンテンツを送信するコンテンツ送信処理を実行する機能を有する。
【0130】
図22は、本実施形態における端末20Cの記憶部28に記憶される情報の一例を示す図である。記憶部28には、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、端末メイン処理として実行される端末メイン処理プログラム281が記憶される。
【0131】
また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、期間情報受信処理として実行される受信処理プログラム2811をサブルーチンプログラムとして含む。また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、統計情報表示処理として実行される表示処理プログラム2812をサブルーチンプログラムとして含む。また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、コンテンツ送信処理として実行される送信処理プログラム2813をサブルーチンプログラムとして含む。
【0132】
図23は、本実施形態における端末20Cの制御部21により実現される機能の一例を示す図である。制御部21は、限定ではなく例として、端末メイン処理部211と、期間情報受信処理部212と、統計情報表示処理部213と、コンテンツ送信処理部214とを有する。
【0133】
端末メイン処理部211は、記憶部28に記憶されている端末メイン処理プログラム281に従って、端末20Aを統括的に制御するための処理である端末メイン処理を実行する機能を有している。
【0134】
期間情報受信処理部212は、記憶部28に記憶されている受信処理プログラム2811に従って、期間情報40をサーバ10から受信する処理である期間情報受信処理を実行する機能を有している。
【0135】
統計情報表示処理部213は、記憶部28に記憶されている表示処理プログラム2812に従って、期間情報40に基づいて、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が特定の期間に含まれるユーザの統計情報41を表示する処理である統計情報表示処理を実行する機能を有している。
【0136】
コンテンツ送信処理部214は、記憶部28に記憶されている送信処理プログラム2813に従って、ユーザCの入力に基づいて、特定の期間に含まれるユーザに対してコンテンツを送信するコンテンツ送信処理を実行する機能を有している。
【0137】
<情報処理>
図24は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0138】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21が、チャットルームRの表示に関する表示情報をサーバ10に送信し(A2)、端末20Bの制御部21が、チャットルームRの表示情報をサーバ10に送信する(B2)。これにより、サーバ10の通信部14は、複数ユーザの各々の端末20から、複数ユーザ各々のチャットルームRの表示に関する表示情報を受信する。そして、サーバ10の制御部11は、複数ユーザの表示情報に基づいて、複数ユーザの各々がチャットルームRを表示してから経過した期間に関する期間情報40を生成する。
【0139】
サーバ10の制御部11は、生成した期間情報40を端末20Cに送信する(C31)。これにより、端末20Cの通信部22は、表示情報に基づいて、期間情報40をサーバ10から受信することになる。
【0140】
端末20Cの制御部21は、期間情報40を受信すると、その期間情報40に基づいて統計情報41を生成する(D31)。具体的には、制御部21は、期間情報40に基づいて、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が第1期間に含まれるユーザの割合である第1割合に関する情報と、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が第1期間とは異なる第2期間に含まれるユーザの割合である第2割合に関する情報とを統計情報41として生成する。
【0141】
例えば、制御部21は、図8に示すように、チャットルームRを表示してから経過した経過期間が3日以内の期間42aに含まれるユーザの割合43aと、経過期間が4日以上7日以内の期間42bに含まれるユーザの割合43bと、経過期間が8日以上28日以内の期間42cに含まれるユーザの割合43cと、経過期間が28日を超える期間42dに含まれるユーザの割合43dとを算出してもよい。制御部11は、割合43a~43dを含む統計情報41を期間42a~42dに対応付けて示すことで、統計情報41を含む期間情報40を生成する。このように、統計情報は、チャットルームRを利用する複数ユーザの特性を示すように算出されてもよい。
【0142】
端末20Cの制御部21は、統計情報41を生成すると、その統計情報41を表示部24に表示させる(D32)。これにより、統計情報41が、ユーザCにより確認される。端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づいて、期間情報40の中から特定の期間を選択する(D21)。そして、端末20Cの制御部21は、が特定の期間に関する情報と第1コンテンツM1とをサーバ10に送信する(D22)。
【0143】
例えば、端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づいてウェブサイト46を表示させる。そして、端末20Cの制御部21は、ウェブサイト46に設けられた選択欄47に特定の期間、例えば0日以上3日以内の期間42aがユーザCにより選択される。これにより、端末20Cの制御部21は、期間42aに関する情報と第1コンテンツとをサーバ10に送信する。
【0144】
サーバ10の制御部11は、特定の期間42aに関する情報と第1コンテンツM1を受信すると、期間情報40に基づいて特定の期間42aに含まれるユーザAを抽出する(C21)。そして、制御部11は、図15Aに示すように、期間42aに含まれるユーザAの端末20Aに第1コンテンツM1を送信する(C22)。
【0145】
<第3実施形態の効果>
第3実施形態では、複数ユーザの各々の端末20から、複数ユーザ各々のチャットルームRの表示に関する表示情報をサーバ10が受信し、端末20Cの通信部22が、表示情報に基づいて、複数ユーザの各々がチャットルームRを表示してから経過した期間に関する期間情報40をサーバ10から受信する。端末20Cの制御部21は、期間情報40に基づいて、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が第1期間に含まれるユーザの割合である第1割合に関する情報と、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が、第1期間とは異なる第2期間に含まれるユーザの割合である第2割合に関する情報とを表示部24に表示させる。そして、端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力に基づいて、第1期間に含まれるユーザに対してコンテンツM1を送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、チャットルームRの表示状況をより正確に把握することができる。
【0146】
<第4実施形態>
第1実施形態~第3実施形態では、サーバ10の制御部11は、統計情報41を含む期間情報40を端末20Cに送信したが、期間情報40を端末20Cに送信すればよく、これに限定されない。
【0147】
第4実施形態は、サーバ10の制御部11が、複数ユーザの端末20から送信された表示情報に基づいて、期間42a~期間42dの各層に含まれるユーザに関する付加情報、例えばチャットルームRへの入室目的、属性、入室経路、入室頻度、または地域などを端末20Cに送信する実施形態である。
【0148】
なお、第1実施形態~第3実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第4実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0149】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21が、例えば図6Bに示すように、ユーザAの入力操作に基づいてチャットルームRを表示すると、そのチャットルームRの表示に関する表示情報をサーバ10に送信する(A2)。同様に、端末20Bの制御部21が、チャットルームRの表示情報をサーバ10に送信する(B2)。
【0150】
ここで、表示情報は、ユーザがチャットルームRに入室した時点を示す情報だけでなく、チャットルームR内での操作情報などの他の情報を含んでもよい。例えば、図25に示すように、表示情報は、チャットルームRに送信されたコンテンツMを開封した情報(例えば、既読状態とした情報)を含んでもよいし、含まなくてもよい。また、表示情報は、チャットルームにおいて特定の操作メニューを表示する操作メニュー機能50に対するユーザAの入力情報を含んでもよいし、含まなくてもよい。また、表示情報は、チャットルームRの表示を維持した時間(入室から退室までの時間)の情報を含んでもよいし、含まなくてもよい。また、表示情報は、チャットルームRに遷移する前の画面の情報(例えば、リンク情報など)を含んでもよいし、含まなくてもよい。
【0151】
サーバ10の制御部11は、チャットルームRの表示情報を受信すると、図26に示すように、表示情報に基づいて、統計情報41を含む期間情報40を生成する。このとき、制御部11は、第1期間に含まれるユーザに関する付加情報51を生成してもよい。例えば、制御部11は、3日以内の期間42aに含まれるユーザに関する付加情報51を生成してもよい。
【0152】
ここで、付加情報51は、例えば、期間42aに含まれるユーザが各々のチャットルームRを表示する目的に関する入室目的情報52を含んでもよいし、含まなくてもよい。また、付加情報51は、期間42aに含まれるユーザの属性に関する属性情報53を含んでもよいし、含まなくてもよい。また、付加情報51は、期間42aに含まれるユーザがチャットルームRを表示する経路に関する入室経路情報54を含んでもよいし、含まなくてもよい。また、付加情報51は、期間42aに含まれるユーザが各々のチャットルームRを表示する頻度に関する頻度情報55を含んでもよいし、含まなくてもよい。また、付加情報51は、期間42aに含まれるユーザに関連する地域(例えば居住地域、出身地域など)に関する地域情報を含んでもよいし、含まなくてもよい。
【0153】
入室目的情報52は、例えば、期間42aに含まれる複数ユーザがチャットルームRに入室した入室目的の割合を示す情報から構成されてもよい。なお、入室目的としては、例えば、コンテンツMを開封する目的、受信通知B1を消す目的、操作メニュー機能50を操作する目的などが挙げられる。サーバ10の制御部11は、例えば、表示情報に含まれるコンテンツMの開封情報に基づいて、開封目的か否かを判定してもよい。また、制御部11は、表示情報に含まれるチャットルームRを表示した時間に基づいて、チャットルームRへの入室時間が所定時間より短いか否かを判定し、所定時間より短い場合には、通知消し目的と判定してもよい。また、制御部11は、操作メニュー機能50に対する入力情報に基づいて、操作メニュー機能50の操作目的か否かを判定してもよい。なお、制御部11は、複数の入室目的を検知した場合には、それぞれの入室目的を入室目的情報52に含めてもよいし、含めなくてもよい。
【0154】
属性情報53は、例えば、期間42aに含まれる複数ユーザの性別の割合を示す情報から構成されてもよい。制御部11は、例えば、チャットルームRに対して予め登録されたユーザの情報に基づいて、ユーザの性別を取得してもよい。
【0155】
入室経路情報54は、例えば、期間42aに含まれるユーザがチャットルームRに入室した経路の割合を示す情報から構成されてもよい。制御部11は、例えば、チャットルームRに遷移する前の情報に基づいて、入室経路を判定してもよい。例えば、制御部11は、ユーザの端末20にダウンロードされたアプリケーションからチャットルームRに遷移した場合には、入室経路をアプリケーションから入室したと判定する。また、制御部11は、ウェブサイトからチャットルームRに遷移した場合には、入室経路をウェブサイトから入室したと判定する。なお、チャットルームRは、参加者(例えば友だち)として登録することで入室可能に構成されていてもよい。このため、入室経路は、チャットルームRへの参加経路、すなわちユーザがチャットルームRに参加者として登録されるまでの経路を含んでもよい。
【0156】
頻度情報55は、例えば、期間42aに含まれる複数ユーザの所定期間におけるチャットルームRへの入室頻度の割合を示す情報から構成されてもよい。制御部11は、例えば、所定期間におけるチャットルームRへの入室数に基づいて入室頻度を算出してもよい。
【0157】
地域情報は、例えば、期間42aに含まれる複数のユーザの居住地域の割合を示す情報から構成されてもよい。制御部11は、例えば、チャットルームRに予め登録されたユーザの情報に基づいて、ユーザの居住地域を取得してもよい。
【0158】
また、制御部11は、統計情報41に対するユーザCの入力操作に基づき、付加情報51が表示されるように付加情報51を生成してもよい。
【0159】
このようにして、サーバ10の制御部11は、付加情報51を生成すると、付加情報51と統計情報41を含む期間情報40を端末20Cに送信する(C1)。そして、端末20Cの制御部21は、期間情報40を受信すると、ユーザCの入力操作に基づいて、付加情報51と統計情報41を含む期間情報40を表示部に表示させる(D1)。
【0160】
なお、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、期間42aに含まれるユーザに関する付加情報51を生成したが、複数の期間に含まれるユーザに関する付加情報51をそれぞれ生成してもよい。例えば、制御部11は、期間42a~42dのそれぞれについて付加情報51を生成してもよい。また、制御部11は、端末20CのユーザCにより特定の期間が入力された場合には、その特定の期間に含まれる付加情報51を生成してもよい。
【0161】
<第4実施形態の効果>
第4実施形態では、サーバ10の制御部11は、第1期間に含まれるユーザに関する付加情報51(限定ではなく、第1期間に含まれるユーザに関する情報の一例)を端末20Cに送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、第1期間に含まれるユーザの特性を詳細に分析することができる。
【0162】
また、第4実施形態では、第1期間に含まれるユーザに関する付加情報51は、各々のチャットルームRを表示する目的に関する入室目的情報52(限定ではなく、各々のチャットルームRを表示する目的に関する情報の一例)を含む。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、第1期間に含まれるユーザの入室目的を詳細に分析することができる。
また、端末20CのユーザCは、期間42a~42dにおける入室目的の違いに基づいて、第1コンテンツM1の内容を効果的に設定することができる。
【0163】
また、第4実施形態では、第1期間に含まれるユーザに関する付加情報51は、各々のチャットルームRを表示する頻度に関する頻度情報55(限定ではなく、各々のチャットルームRを表示する頻度に関する情報の一例)を含む。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、第1期間に含まれるユーザの入室頻度を詳細に分析することができる。
また、端末20CのユーザCは、期間42a~42dにおける入室頻度の違いに基づいて、第1コンテンツM1の内容を効果的に設定することができる。
【0164】
<第5実施形態>
第1実施形態~第4実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20CのユーザCによるコンテンツの送信指示により利用者端末20にコンテンツを送信したが、予め送信条件を設定することによりコンテンツを自動的に送信してもよい。
【0165】
第5実施形態は、サーバ10の制御部11が、端末20Cに期間情報40を送信した後、端末20BのユーザBがチャットルームRを表示してから経過した期間がユーザCにより設定された設定期間を経過した場合、端末20Bに対して第2コンテンツを送信する実施形態である。
【0166】
なお、第1実施形態~第4実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第5実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0167】
<情報処理>
図27は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0168】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11が、期間情報40を端末20Cに送信する(C1)。これにより、端末20Cの制御部21は、例えば図9に示すように、コンテンツの送信条件を設定するウェブサイト46において期間情報40を表示させる(D1)。そして、端末20CのユーザCは、期間情報40に基づいて、第2コンテンツの送信条件を設定する(D51)。このとき、ユーザCは、飲食店CとのチャットルームRを利用するユーザが所定の設定期間を超えてチャットルームRに入室していない場合に、第2コンテンツを送信するように、入室の設定期間を設定してもよい。また、端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づいて、第2コンテンツの内容、例えば広告メッセージの内容、クーポンの種類などを設定してもよい。端末20Cの制御部21は、ユーザCにより第2コンテンツの送信条件が設定されると、その送信条件をサーバ10に送信する(D52)。
【0169】
サーバ10の制御部11は、第2コンテンツの送信条件を受信すると、その送信条件に基づいて第2コンテンツの送信を管理する。具体的には、サーバ10の制御部11は、ユーザの利用者端末20から送信される表示情報に基づいて、チャットルームRを表示してから経過した期間が端末20Cで設定された設定期間を経過したか否かを判定する(C51)。すなわち、制御部11は、チャットルームRに入室していない期間が設定期間を超えたか否かを判定する。制御部11は、チャットルームRを表示してから経過した期間が設定期間を経過したと判定するまで、ステップC51の処理を繰り返す。そして、制御部11は、端末20のユーザがチャットルームRを表示してから経過した期間が設定期間を経過したと判定した場合、図28に示すように、その端末20に対して第2コンテンツM2を送信する(C52)。
【0170】
ここで、ユーザCは、図8に示す期間情報40において、期間42aおよび42bの上位層に含まれるユーザが期間42cおよび42dの下位層に移動しないように、第2コンテンツM2の送信条件を設定してもよい。具体的には、ユーザCは、4日以上7日以内の期間42bに含まれるユーザのうち、チャットルームRに入室していない状態が、例えば10日以上経過したユーザBに対して、第2コンテンツM2を送信するように設定期間を設定してもよい。すなわち、ユーザCは、期間42bに含まれるユーザが期間42cに移動しないように第2コンテンツM2を送信する設定期間を設定してもよい。
【0171】
例えば、サーバ10の制御部11は、期間42bに含まれるユーザBの端末20Bから送信される表示情報に基づいて、端末20BのユーザBがチャットルームRを表示してから経過した期間が設定期間を経過したか否かを判定する。このとき、制御部11は、端末20BのユーザBの情報に基づいて、設定期間を変更してもよい。例えば、制御部11は、ユーザBが閲覧したメッセージ、ユーザBが利用したクーポン、またはユーザBが来店した店舗の種類などを端末20Bから予め取得し、これらのユーザBの情報に基づいて設定期間を変更してもよい。
【0172】
制御部11は、端末20BのユーザBがチャットルームRを表示してから経過した期間が設定期間を経過したと判定した場合、端末20Bに対して第2コンテンツM2を送信する。なお、第2コンテンツM2は、例えば、ユーザBの利益となる情報を含んでもよい。例えば、第2コンテンツM2は、ユーザBに対するサービスの実施を示すメッセージ、または飲食店Cの割引クーポンなどを含んでもよい。
【0173】
<第5実施形態の効果>
第5実施形態では、サーバ10の制御部11は、利用者端末20のユーザがチャットルームRを表示してから経過した期間が設定された設定期間を経過した場合、利用者端末20に対して第2コンテンツM2を送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、利用者端末20のユーザによるチャットルームRの表示頻度の低下を抑制することができる。
【0174】
また、第5実施形態では、設定期間は、利用者端末20のユーザに基づいて変更される。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、利用者端末20のユーザの行動に応じて適切な設定期間を設定することができる。
【0175】
<第5変形例(1)>
第5実施形態では、サーバ10の制御部11は、設定期間に基づいて第2コンテンツM2を送信したが、設定期間を調整し、その調整した設定期間に基づいて第2コンテンツM2を送信してもよい。
【0176】
第5変形例(1)は、サーバ10の制御部11が、利用者端末20においてチャットルームRを表示した時刻に基づいて、第2コンテンツM2を自動送信する設定期間を調整する変形例である。
【0177】
まず、第5実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、設定期間を含む第2コンテンツM2の送信条件を端末20Cから受信すると、利用者端末20においてチャットルームRを表示してから経過した期間が端末20Cで設定された設定期間、例えば10日を経過したか否かを判定する(C51)。このとき、制御部11は、以前に端末20BにおいてチャットルームRが表示された時刻に基づいて、設定期間を調整、例えば設定期間の終点の時刻(第2コンテンツM2を送信する時刻)を調整してもよい。
【0178】
例えば、ユーザBが過去にチャットルームRに入室した理由には、その入室時刻が関係している場合がある。例えば、図29に示すように、端末20Bの前回のチャットルームRへの入室日が9月20日の13:00とすると、ユーザBは、その13:00に飲食店Cに入るためにチャットルームRを表示した可能性がある。
【0179】
そこで、サーバ10の制御部11は、端末20Bの前回のチャットルームRへの入室が9月20日の13:00であることを示す表示情報を取得すると、その表示情報に基づいて、前回の入室日の9月20日から10日(設定期間)が経過した9月30日の13:00に設定期間の終点の時刻を調整してもよい。すなわち、制御部11は、端末20Bの前回のチャットルームRの入室時刻13:00と同じ13:00に設定期間の終点の時刻を調整する。
【0180】
これにより、制御部11は、9月30日の13:00を経過したと判定した場合、図28に示すように、端末20Bに第2コンテンツM2を送信する。すなわち、制御部11は、9月30日の13:00に第2コンテンツM2を送信する。
【0181】
なお、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20Bの前回のチャットルームRの表示時刻に基づいて設定期間を調整したが、チャットルームRの表示時刻に基づいて設定期間を調整すればよく、これに限定されない。例えば、サーバ10の制御部11は、端末20Bにおいて過去にチャットルームRを表示した複数の表示時刻に基づいて表示回数が多い時間帯を算出し、その時間帯に設定期間の終点を調整してもよい。
【0182】
<第5変形例(1)の効果>
第5変形例(1)では、サーバ10の制御部11が、利用者端末20においてチャットルームRを表示した時刻に基づいて設定期間を調整する。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、利用者端末20のユーザがチャットルームRを表示する可能性が高い時間帯に第2コンテンツM2を送信するため、利用者端末20のユーザを効率的にチャットルームRに誘導することができる。
【0183】
<第5変形例(2)>
第5実施形態では、サーバ10の制御部11は、設定期間に基づいて第2コンテンツM2を送信したが、設定期間を調整し、その調整した設定期間に基づいて第2コンテンツM2を送信してもよい。
【0184】
第5変形例(2)は、サーバ10の制御部11が、第2コンテンツM2の情報に基づいて、第2コンテンツを自動送信する設定期間を調整する変形例である。
【0185】
まず、第5実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツを自動送信する設定期間を含む第2コンテンツM2の送信条件を端末20Cから受信すると、利用者端末20においてチャットルームRを表示してから経過した期間が端末20Cで設定された設定期間、例えば10日を経過したか否かを判定する(C51)。このとき、制御部11は、第2コンテンツM2に基づいて、設定期間を調整、例えば設定期間の終点の時刻(第2コンテンツM2を送信する時刻)を調整してもよい。例えば、制御部11は、第2コンテンツM2の内容、飲食店Cの業種などに基づいて、設定期間を調整してもよい。
【0186】
ここで、ユーザBは、過去にチャットルームRに入室した時刻からずれた時刻に、飲食店Cの情報を取得したいと考える場合がある。例えば、図30に示すように、端末20Bの前回のチャットルームRへの入室日が9月20日の13:00とすると、ユーザBは、その時刻より前の11:00に飲食店選びをし、13:00に飲食店Cに入店してチャットルームRを表示した可能性がある。この場合、ユーザBが飲食店を選んでいる11:00に飲食店Cの情報を送信することで、ユーザBがチャットルームRを表示する可能性がある。
【0187】
そこで、サーバ10の制御部11は、端末20Bの前回のチャットルームRへの入室が9月20日の13:00であることを示す表示情報を取得する。そして、制御部11は、第2コンテンツM2に基づいて、前回の入室日の9月20日から10日(設定期間)が経過した9月30日の13:00より2時間前の11:00に設定期間の終点の時刻を調整してもよい。例えば、制御部11は、第2コンテンツM2の内容、飲食店Cの業種などに応じて調整時刻が予め設定され、第2コンテンツM2に対応する調整時刻に基づいて設定期間を調整してもよい。
【0188】
これにより、制御部11は、9月30日の11:00を経過したと判定した場合、図28に示すように、端末20Bに第2コンテンツM2を送信する。すなわち、制御部11は、9月30日の11:00に第2コンテンツM2を送信する。
【0189】
<第5変形例(2)の効果>
第5変形例(2)では、サーバ10の制御部11が、第2コンテンツM2に基づいて設定期間を調整する。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、利用者端末20のユーザがチャットルームRを表示する可能性が高い時間帯に第2コンテンツM2を送信するため、利用者端末20のユーザを効率的にチャットルームRに誘導することができる。
【0190】
<第5変形例(3)>
第5実施形態では、サーバ10の制御部11は、設定期間に基づいて第2コンテンツM2を送信したが、複数ユーザに第2コンテンツM2を送信する場合、複数ユーザに対して異なる設定期間を設定してもよい。
【0191】
第5変形例(3)は、サーバ10の制御部11が、第1期間に含まれるユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから所定の第3期間を経過したユーザに対して第3コンテンツを送信する。一方、サーバ10の制御部11は、第2期間に含まれるユーザについては、各々のチャットルームRを表示してから所定の第4期間を経過したユーザに対して第3コンテンツを送信する変形例である。すなわち、サーバ10の制御部11は、第1期間に含まれるユーザと、第2期間に含まれるユーザとで、異なる設定期間で第3コンテンツを自動送信するものである。
【0192】
まず、第5実施形態と同様に、端末20CのユーザCは、図8に示す期間情報40に基づいて、第3コンテンツを自動送信する設定期間を含む第3コンテンツの送信条件を設定する(D51)。このとき、ユーザCは、第1期間に含まれるユーザが第3期間を超えてチャットルームRに入室していない場合に第3コンテンツを送信するように、第3期間の設定期間を設定してもよい。また、ユーザCは、第2期間に含まれるユーザが第4期間を超えてチャットルームRに入室していない場合に第3コンテンツを送信するように、第4期間(第3期間とは異なる期間)の設定期間を設定してもよい。
【0193】
例えば、図31に示すように、ユーザCは、3日以内の期間42a(限定ではなく、第1期間の一例)に含まれるユーザAには設定期間として5日の第3期間を設定し、8日以上28日以内の期間42c(限定ではなく、第2期間の一例)に含まれるユーザBには設定期間として20日の第4期間を設定したものとする。すなわち、ユーザCは、3日以内の期間42aの層に含まれるユーザAが期間42bより上の層を維持するように、例えば5日の短い設定期間を設定する。また、ユーザCは、8日以上28日以内の期間42cの層に含まれるユーザBについては、28日を超える期間42dの層に移動しないように、例えば20日の長い設定期間を設定する。このように、設定期間は、期間42a~42dの長さに応じて設定されてもよい。端末20Cの制御部21は、ユーザCにより第3コンテンツを自動送信する設定期間が設定されると、その設定期間を含む送信条件をサーバ10に送信する(D52)。
【0194】
サーバ10の制御部11は、設定期間を含む第3コンテンツの送信条件を端末20Cから受信すると、第1期間に含まれるユーザの利用者端末20においてチャットルームRを表示してから経過した期間が端末20Cで設定された第3期間を経過したか否かを判定する(C51)。また、制御部11は、第2期間に含まれるユーザの利用者端末20においてチャットルームRを表示してから経過した期間が端末20Cで設定された第4期間を経過したか否かを判定する。
【0195】
例えば、制御部11は、期間42aに含まれるユーザが各々のチャットルームRを表示してから5日の第3期間を経過したか否かを判定する。また、制御部11は、期間42cに含まれるユーザが各々のチャットルームRを表示してから20日の第4期間を経過したか否かを判定する。そして、制御部11は、期間42aに含まれるユーザが各々のチャットルームRを表示してから5日の第3期間を経過した場合、第3期間を経過したユーザ、例えばユーザAに対して第3コンテンツを送信する。また、制御部11は、期間42cに含まれるユーザが各々のチャットルームRを表示してから20日の第4期間を経過した場合、第4期間を経過したユーザ、例えばユーザBに対して第3コンテンツを送信する。
【0196】
なお、サーバ10の制御部11は、第1期間および第2期間の長さに応じて第3コンテンツの内容を変えてもよい。例えば、図32Aにように、制御部11は、期間42aに含まれるユーザAの端末20Aに対して、10%の割引クーポンM3aを含む第3コンテンツM3を送付してもよい。一方、制御部11は、図32Bに示すように、期間42cに含まれるユーザBの端末20Bに対して、5%の割引クーポンM3aを含む第3コンテンツM3を送付してもよい。すなわち、制御部11は、第1期間および第2期間の長さに応じて割引率が高くなるように割引クーポンM3aを送付する。
【0197】
<第5変形例(3)の効果>
第5変形例(3)では、サーバ10の制御部11は、第1期間に含まれるユーザが、各々のチャットルームRを表示してから設定された第3期間を経過した場合、第3期間を経過したユーザに対して第3コンテンツを送信する。また、サーバ10の制御部11は、第2期間に含まれるユーザが、各々のチャットルームRを表示してから第3期間とは異なる第4期間を経過した場合、第4期間を経過したユーザに対して第3コンテンツを送信する。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、第1期間および第2期間の長さに応じた第3期間および第4期間の経過により第3コンテンツを送信するため、第1期間の層と第3期間の層にユーザを確実に維持させることができる。
また、端末20CのユーザCは、第1期間および第2期間の長さに応じて第3コンテンツの内容を変えることで、第3コンテンツの効果を向上させることができる。
【0198】
<第6実施形態>
第1実施形態~第5実施形態では、サーバ10の制御部11は、例えば0日以上3日以内の期間42aに含まれるユーザの利用者端末20にコンテンツを送信したが、他の期間に含まれるユーザの利用者端末20にコンテンツを送信してもよい。
【0199】
第6実施形態は、サーバ10の制御部11が、第2期間に含まれるユーザの利用者端末20、例えば期間42bまたは42cの中間層に含まれるユーザBの端末20Aに、チャットルームRに含まれるチャット情報に関連する第4コンテンツを送信する。チャット情報としては、例えば、図25に示す操作メニュー機能50の情報、チャットルームRの情報などが挙げられる。
【0200】
なお、第1実施形態~第5実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第6実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0201】
<情報処理>
図33は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0202】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Cの制御部21は、図8に示す期間情報40をサーバ10から受信すると、その期間情報40を表示部24に表示させる(D1)。例えば、端末20Cの制御部21は、図14に示すように、コンテンツの送信条件を設定するウェブサイト46において期間情報40を表示してもよい。そして、端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づき、期間情報40の中から第2期間、例えば期間42cを選択する(D21)。端末20Cの制御部21は、第2期間に関する情報と第4コンテンツをサーバ10に送信する(D61)。
【0203】
ここで、第4コンテンツは、チャットルームRに含まれるチャット情報に関連する情報を含むものである。チャット情報は、チャットルームRに関する情報であり、例えば、チャット機能に関する情報、チャットルームRの情報などを含んでもよい。チャット機能に関する情報は、例えば、図25に示す操作メニュー機能50の情報など、チャットルームRの機能に関する情報を含んでもよい。また、チャットルームRの情報は、例えば、チャットルームRの内容を紹介する情報、チャットルームRの機能を紹介する情報などを含んでもよい。
【0204】
このとき、端末20CのユーザCは、第1期間に含まれるユーザの付加情報51と、第2期間に含まれるユーザの付加情報51とを比較し、その付加情報51の違いに基づいて、第2期間に含まれるユーザに送信するチャット情報を選択してもよい。例えば、ユーザCは、図34に示すように、3日以内の期間42aの上位層に含まれるユーザの付加情報51aと、8日以上28日以内の期間42cの中間層に含まれるユーザの付加情報51bとを比較すると、操作メニュー機能50を操作した割合に差があることがわかる。すなわち、チャットルームRへの入室頻度が比較的低い期間42cのユーザは、チャットルームRへの入室頻度が高い期間42aのユーザと比較して、操作メニュー機能50を操作する割合が低いことがわかる。このことから、期間42cのユーザは、飲食店Cの得な情報が表示された操作メニュー機能50を利用していないことが予想される。そこで、ユーザCは、期間42cに含まれるユーザをチャットルームRに導くために、操作メニュー機能50に関する情報をチャット機能に関する情報として送信するように端末20Cを入力操作してもよい。
【0205】
また、ユーザCは、第1期間に含まれるユーザが飲食店Cとの間で双方向にコンテンツのやり取りが可能なチャット機能を利用していない場合、双方向にコンテンツのやり取りが可能なチャット機能を紹介する情報をチャットルームRの情報として送信するように端末20Cを入力操作してもよい。例えば、ユーザCは、飲食店Cに対してチャットルームRで問い合わせまたは予約などが可能であることを示す情報を送信するように端末20Cを入力操作してもよい。
【0206】
なお、本実施形態では、チャット情報は、ユーザCにより選択されたが、付加情報51aと付加情報51bとの違いに基づいて選択すればよく、これに限定されない。例えば、チャット情報は、付加情報51aと付加情報51bとの違いに基づいてサーバ10により自動的に選択されてもよい。そして、サーバ10の制御部11は、選択したチャット情報をユーザCの端末20Cに送信してもよい。これにより、ユーザCは、サーバ10により選択されたチャット情報を送信するか否かを選択することができる。
【0207】
このようにして、サーバ10の制御部11は、第2期間に関する情報と第4コンテンツを受信すると、期間情報40に基づいて第2期間に含まれるユーザを抽出する(C21)。そして、サーバ10の制御部11は、第2期間に含まれるユーザの利用者端末20に、チャット情報に関連する第4コンテンツを送信する。例えば、サーバ10の制御部11は、期間42cに含まれるユーザBの端末20Bに第4コンテンツを送信する(C61)。これにより、端末20Bの制御部21は、例えば図35に示すように、操作メニュー機能50に関する情報を含む第4コンテンツM4を表示部24に表示させる(B61)。
【0208】
<第6実施形態の効果>
第6実施形態では、サーバ10の制御部11は、第2期間に含まれるユーザの端末20に、チャットルームRに含まれるチャット情報に関連する第4コンテンツM4を送信する。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、第2期間に含まれるユーザを効率的にチャットルームRに誘導することができる。
例えば、8日以上28日以内の期間42cの中間層に含まれるユーザは、チャット情報を知らないことでチャットルームRに入室する頻度が低いおそれがある。そこで、端末20CのユーザCは、チャット情報に関連する第4コンテンツM4を送信することで、チャット情報を知らないユーザをチャットルームRに誘導することができる。
【0209】
また、第6実施形態では、第4コンテンツM4は、チャット機能に関する情報を含む。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、第2期間に含まれるユーザを確実にチャットルームRに誘導することができる。
また、端末20CのユーザCは、8日以上28日以内の期間42cの中間層に含まれるユーザにチャット機能に関連する第4コンテンツM4を送信することで、チャット機能を知らないユーザをチャットルームRに誘導することができる。
【0210】
<第6変形例(1)>
第6実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20CのユーザCによるコンテンツの送信指示により利用者端末20に第4コンテンツM4を送信したが、第4コンテンツM4を送信できればよく、これに限定されない。
【0211】
第6変形例(1)は、サーバ10の制御部11が、端末20CのユーザCによって、チャット情報の変更、例えばチャット情報の更新が行われた場合に利用者端末20に第4コンテンツM4を送信する変形例である。
【0212】
まず、第6実施形態と同様に、端末20Cの制御部21は、例えば図14に示すように、コンテンツの送信条件を設定するウェブサイト46において期間情報40を表示させる(D1)。そして、端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づき、期間情報40の中から第2期間、例えば期間42cを選択する(D21)。端末20Cの制御部21は、第2期間に関する情報と第4コンテンツM4をサーバ10に送信する(D61)。このとき、第4コンテンツM4は、端末20CのユーザCによって、チャット情報の変更、例えば更新が行われた場合に送信されてもよい。
【0213】
例えば、端末20Cの制御部21は、操作メニュー機能50の情報を含む第4コンテンツM4を送信する場合、その操作メニュー機能50がユーザCによって更新されるタイミングで第4コンテンツM4を送信してもよい。
【0214】
サーバ10の制御部11は、第2期間に関する情報と第4コンテンツM4を受信すると、期間情報40に基づいて第2期間に含まれるユーザを抽出する(C21)。そして、サーバ10の制御部11は、第2期間に含まれるユーザの利用者端末20に第4コンテンツM4を送信する(C61)。
【0215】
これにより、図36に示すように、端末20Bの制御部21は、チャット情報が変更されたタイミングでチャット情報を含む第4コンテンツM4を受信し、その第4コンテンツM4を表示部24に表示させる(B61)。
【0216】
なお、本実施形態では、第4コンテンツM4は、チャット情報が変更されたタイミングでユーザCの入力操作により端末20Bに送信されたが、チャット情報の変更が行われた場合に送信できればよく、これに限定されない。例えば、サーバ10の制御部11は、端末20Cから送信された第4コンテンツM4を受信すると、その第4コンテンツM4にチャット情報が含まれる場合、端末20Bへの第4コンテンツM4の送信を待機する。そして、サーバ10の制御部11は、チャット情報が変更されたタイミングで第4コンテンツM4を自動的に端末20Bに送信してもよい。
【0217】
<第6変形例(1)の効果>
第6変形例(1)では、第4コンテンツM4は、端末20CのユーザCによって、チャット情報の変更が行われた場合に送信される。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、利用者端末20のユーザがチャットルームRに興味を持つタイミングで第4コンテンツM4を送信することができる。
【0218】
<第7実施形態>
第1実施形態~第6実施形態では、図8に示すように数日を目安に区切られた期間42a~42dの統計情報41が生成された。例えば、コンテンツをチャットルームRに毎日送信している場合には、利用者端末20のユーザは、数日単位でチャットルームRを表示する可能性がある。しかしながら、コンテンツをチャットルームRに例えば1ヶ月毎に送信している場合には、利用者端末20のユーザは、数ヶ月単位でチャットルームRを表示することが考えられる。
【0219】
第7実施形態は、サーバ10の制御部11が、端末20Cによって送信されるコンテンツの送信情報、例えば送信日または送信頻度などに基づいて、それぞれの期間に所定値以上のユーザを含むように統計情報41を生成する実施形態である。
【0220】
なお、第1実施形態~第6実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第7実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0221】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21が、例えば図6Bに示すように、ユーザAの入力操作に基づいてチャットルームRを表示すると、そのチャットルームRの表示に関する表示情報をサーバ10に送信する(A2)。同様に、端末20Bの制御部21が、チャットルームRの表示情報をサーバ10に送信する(B2)。そして、サーバ10の制御部11が、端末20Aおよび20Bから送信されるチャットルームRの表示情報に基づいて、統計情報41を含む期間情報40を生成する。
【0222】
このとき、制御部11は、端末20CによってチャットルームRに送信されたコンテンツMに基づいて統計情報41を生成してもよい。また、統計情報41は、例えば、飲食店CとのチャットルームRを利用する複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間である第1期間の情報と、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間である、第1期間とは異なる第2期間の情報とを含んでもよい。例えば、図8に示すように、統計情報41は、期間42a~42dを含んでもよい。そして、統計情報41は、端末20CによってチャットルームRに送信されたコンテンツMの送信情報に基づいて、期間42a~42dが設定されてもよい。
【0223】
具体的には、制御部11は、端末20CによってチャットルームRに送信されたコンテンツMの送信情報、例えば日にち、または頻度に基づいて統計情報41を生成してもよい。例えば、制御部11は、端末20CのユーザCがチャットルームRに送信したコンテンツMの日にちに基づいて、コンテンツMの送信間隔を算出する。そして、制御部11は、チャットルームRにコンテンツMを1日に2回送信している場合には、図37Aに示すように、送信間隔に基づいて数日を目安に期間42a~42dを設定し、その期間42a~42dで区切った統計情報41を生成してもよい。また、制御部11は、チャットルームRにコンテンツMを1ヶ月間隔で送信している場合には、図37Bに示すように、送信間隔に基づいて1ヶ月を目安に期間42a~42dを設定し、その期間42a~42dで区切った統計情報41を生成してもよい。
【0224】
また、制御部11は、端末20CのユーザCがチャットルームRに送信するコンテンツMの頻度に基づいて統計情報41を生成してもよい。例えば、制御部11は、コンテンツMの送信頻度が1日に2回の場合、図37Aに示すように、送信頻度に基づいて数日を目安に期間42a~42dを設定し、その期間42a~42dで区切った統計情報41を生成してもよい。また、制御部11は、コンテンツMの送信頻度が1ヶ月に1回の場合、図37Bに示すように、送信間隔に基づいて1ヶ月を目安に期間42a~42dを設定し、その期間42a~42dで区切った統計情報41を生成してもよい。
【0225】
制御部11は、統計情報41を含む期間情報40を生成すると、その期間情報40を端末20Cに送信する(C1)。
【0226】
<第7実施形態の効果>
第7実施形態では、統計情報41は、端末20Cによって送信されたコンテンツMに基づいて生成される。
このような構成による効果の一例として、統計情報41が適切な形態で表示されるため、端末20CのユーザCは、統計情報41を速やかに把握することができる。
【0227】
また、第7実施形態では、統計情報41は、端末20Cによって送信されたコンテンツMの日にち、または頻度に基づいて生成される。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、統計情報41をより速やかに把握することができる。
また、第1サーバ10Aの制御部11は、チャットルームRの表示状況を適切に反映した統計情報41を生成することができる。
【0228】
また、第7実施形態では、統計情報41は、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間である第1期間の情報と、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間である、第1期間とは異なる第2期間の情報とを含む。そして、第1期間の情報と第2期間の情報は、端末20Cによって送信されたコンテンツMに基づいて設定される。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、第1期間と第2期間の統計情報41を速やかに把握することができる。
【0229】
<第7変形例(1)>
第7実施形態では、サーバ10の制御部11は、生成した期間情報40を端末20Cに送信したが、割合43a~43dが所定の範囲となるように期間42a~42dを変更した期間情報40を端末20Cに送信してもよい。
【0230】
第7変形例(1)は、利用者端末20のユーザがチャットルームRを表示してから経過した期間である第1期間の第1割合または第2期間の第2割合が所定の割合より大きい場合、第1期間または第2期間は、第3期間と第4期間とに分割される変形例である。
【0231】
まず、第7実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、複数ユーザの端末20から送信された表示情報に基づいて、統計情報41を含む期間情報40を生成する。このとき、統計情報41は、図38Aに示すように、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が第1期間に含まれるユーザの割合である第1割合に関する情報と、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が第2期間に含まれるユーザの割合である第2割合に関する情報とを含んでもよい。具体的には、統計情報41は、期間42aに含まれるユーザの割合43aと、期間42bに含まれるユーザの割合43bと、期間42cに含まれるユーザの割合43cと、期間42dに含まれるユーザの割合43dとを含んでもよい。
【0232】
ここで、制御部11は、第1割合または第2割合が所定の割合より大きい場合、第1期間または第2期間を第3期間と第4期間とに分割してもよい。例えば、制御部11は、期間42a~42dにおいて50%の所定の割合より大きい割合を有する特定の期間が存在する場合、その特定の期間を所定の割合より小さくなるように分割してもよい。具体的には、制御部11は、期間42a~42dの割合43a~43dの中から所定の割合より大きい割合43dを検出すると、その割合43dの期間42dを期間42d1と期間42d3とに分割する。例えば、制御部11は、図38Bに示すように、60%の割合43dを30%の割合43d1と30%の割合43d2とに等分割してもよい。これにより、28日を超える期間42dは、例えば、29日以上60日以内の期間42d1と、60日を超える期間42d2とに分割されてもよい。
【0233】
制御部11は、統計情報41を含む期間情報40を生成すると、その期間情報40を端末20Cに送信する(C1)。
【0234】
<第7変形例(1)の効果>
第7変形例(1)では、第1期間または第2期間は、第1割合または第2割合が設定された割合より大きい場合、第3期間と第4期間とに分割される。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、統計情報41をより速やかに把握することができる。
また、端末20CのユーザCは、例えばほぼ同じ割合で第1期間~第4期間が表示されるため、統計情報41を容易に把握することができる。
【0235】
<第7変形例(2)>
第7実施形態では、サーバ10の制御部11は、生成した期間情報40を端末20Cに送信したが、割合43a~43dが所定の範囲となるように期間42a~42dを変更した期間情報40を端末20Cに送信してもよい。
【0236】
第7変形例(2)は、サーバ10の制御部11が、第1期間の第1割合と第2期間の第2割合とがほぼ等しくなるように統計情報41を生成する変形例である。
【0237】
まず、第7実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、複数ユーザの利用者端末20から送信された表示情報に基づいて、統計情報41を含む期間情報40を生成する。このとき、統計情報41は、図39Aに示すように、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が第1期間に含まれるユーザの割合である第1割合に関する情報と、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が第2期間に含まれるユーザの割合である第2割合に関する情報とを含んでもよい。
【0238】
ここで、制御部11は、第1期間の第1割合と第2期間の第2割合とがほぼ等しくなるように統計情報41を生成してもよい。例えば、制御部11は、1日以内の期間に含まれるユーザの割合から50日を超える期間に含まれるユーザの割合まで順番に並べた後、ユーザの割合を3つの区切位置52a~52cで4つに等分する。すなわち、制御部11は、区切位置52a~52cでユーザの割合を25%ずつに等分する。ここで、区切位置52aは、11日で入室したユーザの割合の途中に位置し、区切位置52cは、50日で入室したユーザの割合の途中に位置するものとする。
【0239】
このとき、制御部11は、11日で入室したユーザの割合の始点53aと終点53bの一方に区切位置52aを移動させてもよい。例えば、制御部11は、11日で入室したユーザの割合の始点53aと終点53bのうち、移動量が小さい位置に区切位置52aを移動させてもよい。例えば、区切位置52aから始点53aまでの移動量が1%で、区切位置52aから終点53bまでの移動量が2%である場合、制御部11は、区切位置52aを始点53aに移動させる。同様に、制御部11は、区切位置52cについて、50日で入室したユーザの割合の始点54aと終点54bのうち、移動量が小さい位置に移動させる。例えば、区切位置52cから始点54aまでの移動量が8%で、区切位置52cから終点54bまでの移動量が5%である場合、制御部11は、区切位置52cを終点54bに移動させる。なお、制御部11は、12以上25日以内の期間に含まれるユーザの割合と、26日以上49日以内の期間に含まれるユーザの割合との間に区切位置52bが位置する場合、その区切位置52aを維持する。
【0240】
これにより、制御部11は、図39Bに示すように、10日以内の期間55aに含まれるユーザの割合56aと、11日以上25日以内の期間55bに含まれるユーザの割合56bと、26日以上50日以内に含まれるユーザの割合56cと、50日を超える期間55dに含まれるユーザの割合56dとがほぼ等しくなるように統計情報41を生成することができる。なお、制御部11は、期間55a~55dの始点と終点に位置する日付に基づいて、期間55a~55dの名称を新たに設定してもよい。
【0241】
制御部11は、統計情報41を含む期間情報40を生成すると、その期間情報40を端末20Cに送信する(C1)。
【0242】
<第7変形例(2)の効果>
第7変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、第1期間の第1割合と第2期間の第2割合とがほぼ等しくなるように統計情報41を生成する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、統計情報41をより速やかに把握することができる。
また、端末20CのユーザCは、例えばほぼ同じ割合で期間55a~55dが表示されるため、統計情報41を容易に把握することができる。
【0243】
<第8実施形態>
第1実施形態~第7実施形態では、期間情報40は、チャットルームRを表示してから経過した期間に関する情報を含んだが、他の情報を含んでもよい。
【0244】
第8実施形態は、ユーザAおよびBがチャットルームRを表示した後、端末20Cから端末20Aおよび20Bに対するコンテンツMが送信された場合、期間情報40は、コンテンツMが送信されてから経過した期間に関する情報を含む実施形態である。
【0245】
なお、第1実施形態~第7実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第8実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0246】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21が、図6Bに示すように、飲食店CのチャットルームRを表示部24に表示させると、(A1)その表示情報をサーバ10に送信する(A2)。同様に、端末20Bの制御部21が、飲食店CのチャットルームRを表示部24に表示させると(B1)、その表示情報をサーバ10に送信する(B2)。このように、チャットルームRが端末20Aおよび20Bで表示された後、端末20Cの制御部21が、サーバ10を介して、端末20Aおよび20BにコンテンツMを送信したものとする。端末20Aの制御部21は、コンテンツMを受信すると、コンテンツMの受信に関する情報をサーバ10に送信する。同様に、端末20Bの制御部21は、コンテンツMを受信すると、コンテンツMの受信に関する受信情報をサーバ10に送信する。
【0247】
続いて、サーバ10の制御部11は、図40に示すように、端末20Aから受信した受信情報に基づいて、端末20CからコンテンツMが送信されてから経過した期間に関する情報を含む期間情報を生成する。同様に、サーバ10の制御部11は、端末20Bから受信した受信情報に基づいて、端末20CからコンテンツMが送信されてから経過した期間に関する情報を含む期間情報を生成する。具体的には、制御部11は、端末20AがコンテンツMを9月28日に受信した場合、コンテンツMの送信日から現在の9月30日まで2日経過との情報を含む期間情報40を生成してもよい。また、制御部11は、端末20BがコンテンツMを9月25日に受信した場合、コンテンツMの送信日から現在の9月30日まで5日経過との情報を含む期間情報40を生成してもよい。
【0248】
このとき、期間情報40は、複数の端末20Aおよび20BにコンテンツMを送信してから経過した期間に関する統計情報41を含んでもよい。例えば、統計情報41は、複数の端末20Aおよび20Bのうち、コンテンツMを送信してから経過した期間が第1期間に含まれる端末20の割合である第1割合に関する情報と、コンテンツMを送信してから経過した期間が第2期間に含まれる端末20の割合である第2割合に関する情報とを含んでもよい。例えば、制御部11は、図8に示すように、統計情報41を含む期間情報40を生成してもよい。
【0249】
サーバ10の制御部11は、期間情報40を生成すると、その期間情報40を通信部14によって端末20Cに送信する。そして、端末20Cの制御部21は、期間情報40を受信すると、その期間情報40を表示部24に表示させる。
【0250】
<第8実施形態の効果>
第8実施形態では、期間情報40は、チャットルームRを表示した後、端末20Cから利用者端末20に対するコンテンツMが送信された場合、コンテンツMが送信されてから経過した期間に関する情報を含む。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、コンテンツMに対するチャットルームRの表示状況を容易に把握することができる。
また、端末20CのユーザCは、コンテンツMの送信によるチャットルームRへの入室の効果を把握することができる。
【0251】
<第9実施形態>
第9実施形態は、サーバ10の通信部14が、管理者端末20(限定ではなく、第1端末の一例)から送信された、チャットルームRに表示される第1コンテンツを利用者端末20(限定ではなく、第2端末の一例)に送信する。そして、サーバ10の制御部11が、利用者端末20のユーザによるチャットルームRの表示に基づき、チャットルームRに表示されない第2コンテンツ、すなわちチャットルームRとは異なる場所に表示される第2コンテンツを利用者端末20に送信する実施形態である。ここで、端末20Aおよび20Bは利用者端末20を構成し、端末20Cは管理者端末20を構成するものとする。
【0252】
図41に、第9実施形態の概要を示す。端末20Aの制御部21は、第1コンテンツが送信されたチャットルームRが表示されると、その表示情報をサーバ10に送信する。サーバ10の制御部11は、端末20AからチャットルームRの表示情報を受信すると、その表示情報を記憶部15に記憶させる。続いて、サーバ10の制御部11は、記憶部15に記憶された表示情報に基づいて図8に示す期間情報40を生成し、例えば端末20Cに表示されるウェブサイト46に期間情報40を表示させる。端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づいて、期間情報40に含まれる経過期間(例えば期間42a~期間42d)の中から特定の期間を指定する。そして、飲食店CとのチャットルームRを利用する複数ユーザのうち、ユーザCが指定した特定の期間に含まれるユーザAの端末20Aから広告表示要求がサーバ10に送信された場合に、サーバ10の制御部11は、端末20Aに広告(第2コンテンツ)を送信する。
【0253】
なお、第1実施形態~第8実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第8実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0254】
<機能構成>
(1)サーバの機能構成
【0255】
図42は、本実施形態におけるサーバ10の通信部14により実現される機能の一例を示す図である。通信部14は、限定ではなく例として、通信メイン処理部141と、第1コンテンツ送信部144と、第2コンテンツ送信部145とを有する。
【0256】
通信メイン処理部141は、制御部11の制御の下、端末20との間で情報を送受信する処理である通信メイン処理を実行する機能を有する。
【0257】
第1コンテンツ送信部144は、端末20Cから送信された、端末20CのユーザCと利用者端末20のユーザAとを含むチャットルームRに表示される第1コンテンツを利用者端末20に送信する処理である第1コンテンツ送信処理を実行する機能を有する。
【0258】
第2コンテンツ送信部145は、利用者端末20のユーザによる、端末20CのユーザCと利用者端末20のユーザとを含むチャットルームRの表示に基づき、チャットルームRに表示されない第2コンテンツを利用者端末20に送信する処理である第2コンテンツ送信処理を実行する機能を有する。
【0259】
図43は、本実施形態におけるサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。記憶部15には、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、サーバメイン処理として実行されるサーバメイン処理プログラム151が記憶される。
【0260】
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、第1コンテンツまたは第2コンテンツの送信処理として実行される送信処理プログラム1513をサブルーチンプログラムとして含む。
【0261】
図44は、本実施形態におけるサーバ10の制御部11により実現される機能の一例を示す図である。制御部11は、限定ではなく例として、サーバメイン処理部111と、送信処理部114とを有する。
【0262】
サーバメイン処理部111は、記憶部15に記憶されているサーバメイン処理プログラム151に従って、サーバ10を統括的に制御するための処理であるサーバメイン処理を実行する機能を有している。
【0263】
送信処理部114は、記憶部15に記憶されている送信処理プログラム1513に従って、端末20Cから送信された、端末20CのユーザCと利用者端末20のユーザとを含むチャットルームRに表示される第1コンテンツを利用者端末20に送信する第1コンテンツ送信処理を実行する。また、送信処理部114は、記憶部15に記憶されている送信処理プログラム1513に従って、利用者端末20のユーザによる、端末20CのユーザCと利用者端末20のユーザとを含むチャットルームRの表示に基づき、チャットルームRに表示されない第2コンテンツを端末20Cに送信する第1コンテンツ送信処理を実行する。
【0264】
(2)端末の機能構成
【0265】
図45は、本実施形態における端末20Cの通信部22により実現される機能の一例を示す図である。通信部22は、限定ではなく例として、通信メイン処理部221と、第1コンテンツ送信部224と、第2コンテンツ送信部225とを有する。
【0266】
通信メイン処理部221は、制御部21の制御の下、サーバ10との間で情報を送受信する処理である通信メイン処理を実行する機能を有する。
【0267】
第1コンテンツ送信部224は、制御部21の制御の下、端末20CのユーザCと利用者端末20のユーザとを含むチャットルームRに表示される第1コンテンツを、サーバ10を介して利用者端末20に送信する第1コンテンツ送信処理を実行する機能を有する。
【0268】
第2コンテンツ送信部225は、制御部21の制御の下、利用者端末20のユーザによるチャットルームRの表示に基づき、チャットルームRに表示されない第2コンテンツを、サーバ10を介して利用者端末20に送信する第2コンテンツ送信処理を実行する機能を有する。
【0269】
図46は、本実施形態における端末20Cの記憶部28に記憶される情報の一例を示す図である。記憶部28には、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、端末メイン処理として実行される端末メイン処理プログラム281が記憶される。
【0270】
また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、第1コンテンツ送信処理として実行される第1コンテンツ送信処理プログラム2814をサブルーチンプログラムとして含む。また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、第2コンテンツ送信処理として実行される第2コンテンツ送信処理プログラム2815をサブルーチンプログラムとして含む。
【0271】
図47は、本実施形態における端末20Cの制御部21により実現される機能の一例を示す図である。制御部21は、限定ではなく例として、端末メイン処理部211と、第1コンテンツ送信処理部215と、第2コンテンツ送信処理部216とを有する。
【0272】
端末メイン処理部211は、記憶部28に記憶されている端末メイン処理プログラム281に従って、端末20Cを統括的に制御するための処理である端末メイン処理を実行する機能を有している。
【0273】
第1コンテンツ送信処理部215は、記憶部28に記憶されている第1コンテンツ送信処理プログラム2814に従って、第1コンテンツを、サーバ10を介して利用者端末20に送信する処理である第1コンテンツ送信処理を実行する機能を有している。
【0274】
第2コンテンツ送信処理部216は、記憶部28に記憶されている第2コンテンツ送信処理プログラム2815に従って、第2コンテンツを、サーバ10を介して利用者端末20に送信する処理である第2コンテンツ送信処理を実行する機能を有している。
【0275】
<情報処理>
図48は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0276】
まず、端末20Cの制御部21が、ユーザCの入力操作に基づいて、端末20CのユーザCと端末20AのユーザAとを含むチャットルームRに表示される第1コンテンツをサーバ10に送信する(D91)。サーバ10の制御部11は、端末20Cから送信された第1コンテンツを通信部14で受信すると、ユーザCとユーザAとを含むチャットルームRに表示される第1コンテンツを通信部14によって端末20Aに送信する(C91)。
【0277】
端末20Aの制御部21は、第1コンテンツを受信すると、その第1コンテンツをチャットルームRに関連付けて記憶部28に記憶させる。このとき、端末20Aの制御部21は、図6Aに示すように、チャットルームRのリスト画面Lに受信通知B1を表示して、第1コンテンツの受信をユーザAに通知してもよい。
【0278】
ここで、端末20AのユーザAは、例えば、リスト画面Lに表示された受信通知B1を確認して、入室ボタンBを入力操作したものとする。これにより、端末20Aの制御部21は、図6Bに示すように、チャットルームRを表示部24に表示させる。例えば、端末20Aの制御部21は、チャットルームRに第1コンテンツMを未開封の状態(未読の状態)で表示し、この第1コンテンツMに対する入力操作に基づき第1コンテンツMの内容を表示(既読の状態)してもよい。
【0279】
そして、端末20Aの制御部21は、チャットルームRへの入室に応じて、チャットルームRの表示に関する表示情報をサーバ10に送信する(A91)。例えば、端末20Aの制御部21は、ユーザAがチャットルームRを表示した時点を示す情報、例えば入室ボタンBが入力操作された信号を表示情報としてサーバ10に送信してもよい。サーバ10の制御部11は、表示情報を受信すると、その表示情報を記憶部15に記憶させる。
【0280】
続いて、サーバ10の制御部11は、記憶部15に記憶された表示情報を端末20Cに送信する(C92)。端末20Cの制御部21は、表示情報を受信すると、その表示情報を表示部24に表示させる(D92)。そして、端末20Cの制御部21は、表示情報に基づいて、チャットルームRの特定の表示時点を選択する(D93)。端末20の制御部21は、特定の表示時点と、チャットルームRに表示されない第2コンテンツとをサーバ10に送信する(D94)。
【0281】
例えば、図49に示すように、端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づいて、コンテンツの送信条件を設定するウェブサイト46に、チャットルームRへの入室時点、例えば9月1日に入室したことを示す表示情報57を表示してもよい。図50に示すように、現在の日付が9月30日である場合、ユーザCは、表示情報57に基づいて、ユーザAがチャットルームRに28日以内に入室していないことを把握することができる。
【0282】
一般的に、長期間にわたってチャットルームRへの入室がないユーザは、メッセージなどのコンテンツMをチャットルームRに送信しても、そのコンテンツMを閲覧する可能性が低いことが考えられる。一方、チャットルームR以外の場所、例えばユーザが頻繁に閲覧するサイトなどにコンテンツを表示させることで、ユーザAがコンテンツを見る可能性がある。
【0283】
そこで、端末20Cの制御部21は、表示情報に基づいて、例えばユーザAが所定期間より長い期間にわたってチャットルームRを表示していない場合、チャットルームRに表示されない第2コンテンツをサーバ10に送信する。この第2コンテンツは、チャットルームR以外の場所に表示されるもので、例えば、広告枠に表示されてもよい。例えば、第2コンテンツは、端末20CのユーザCと端末20AのユーザAとを含むチャットルームRを表示するアプリケーションの広告枠に表示されるコンテンツを含んでもよいし、含まなくてもよい。また、第2コンテンツは、特定のウェブサイトの広告枠に表示されるコンテンツを含んでもよいし、含まなくてもよい。
【0284】
サーバ10の制御部11は、特定の表示時点と第2コンテンツを受信すると、記憶部15に記憶された表示情報に基づいて特定の表示時点に含まれるユーザAを抽出する(C93)。そして、制御部11は、第2コンテンツがチャットルームR以外の場所、例えば広告枠に表示されるように、第2コンテンツを端末20Aに送信する(C94)。このように、サーバ10の制御部11は、端末20AのユーザAによるチャットルームRの表示に基づき、チャットルームRに表示されない第2コンテンツを端末20Aに送信する。なお、第2コンテンツを表示する場所は、端末20CのユーザCが設定してもよいし、サーバ10が自動的に設定してもよい。
【0285】
そして、端末20Aの制御部21が、ユーザAの入力操作に基づいて、第2コンテンツを表示部24に表示させる(A92)。例えば、図51に示すように、チャットルームRを表示するアプリケーションの広告枠58に第2コンテンツM2を表示するように設定されている場合には、端末20Aの制御部21は、そのアプリケーションに対するユーザAの入力操作に基づいて、広告枠58に第2コンテンツM2を表示させてもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて表示部24にリスト画面Lを表示する場合に、そのリスト画面Lに設けられた広告枠58に第2コンテンツM2を表示してもよい。
【0286】
また、図52に示すように、特定のウェブサイトWの広告枠58に第2コンテンツM2を表示するように設定されている場合には、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツM2の送信を待機する。そして、サーバ10の制御部11は、ユーザAの入力操作に基づいて端末20Aから特定のウェブサイトWの表示要求を受信した場合に、第2コンテンツM2を特定のウェブサイトWと共に端末20Aに送信する。これにより、端末20Aの制御部21が、広告枠58に第2コンテンツM2を掲載したウェブサイトWを表示部24に表示させる。
【0287】
また、第2コンテンツは、特定の投稿サイトに投稿されるように設定されていてもよい。例えば、動画または画像を投稿する投稿サイトに第2コンテンツM2を投稿するように設定されている場合には、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツM2の送信を待機する。そして、サーバ10の制御部11は、ユーザAの入力操作に基づいて端末20Aから特定の投稿サイトの表示要求を受信した場合に、第2コンテンツM2を特定の投稿サイトと共に端末20Aに送信する。これにより、端末20Aの制御部21が、第2コンテンツM2が投稿された投稿サイトを表示部24に表示させる。
【0288】
このように、長期間にわたってチャットルームRへの入室がないユーザAに対して、チャットルームR以外の場所に第2コンテンツM2を表示することにより、ユーザAが第2コンテンツM2を確認する可能性がある。例えば、第2コンテンツM2は、チャットルームRへの入室を促すような内容から構成されてもよい。これにより、第2コンテンツM2を確認したユーザAは、端末20Aを操作してチャットルームRを端末20Aに表示させる。
【0289】
<第9実施形態の効果>
第9実施形態では、サーバ10の通信部14が、端末20Cから送信された、端末20CのユーザCと端末20AのユーザAとを含むチャットルームRに表示される第1コンテンツを端末20Aに送信する。そして、サーバ10の制御部11が、端末20AのユーザAによる、端末20CのユーザCと端末20AのユーザAとを含むチャットルームRの表示に基づき、チャットルームRに表示されない第2コンテンツM2を端末20Aに送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、チャットルームRの表示状況を容易に把握することができる。
【0290】
また、第9実施形態では、第2コンテンツM2は、広告枠58に表示されるコンテンツを含む。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、第2コンテンツM2をユーザAに容易に認識させることができる。
【0291】
また、第9実施形態では、第2コンテンツM2は、端末20CのユーザCと端末20AのユーザAとを含むチャットルームRを表示するアプリケーションの広告枠58に表示されるコンテンツを含む。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、チャットルームRのアプリケーションを利用するユーザAに第2コンテンツM2を容易に認識させることができる。
【0292】
<第9変形例(1)>
第9実施形態では、サーバ10の制御部11は、チャットルームRの表示情報に基づき第2コンテンツM2を端末20Aに送信したが、表示情報に基づいて生成される期間情報に基づいて第2コンテンツM2を端末20Aに送信してもよい。
【0293】
第9変形例(1)は、サーバ10の制御部11が、端末20Aから送信された表示情報に基づいて、端末20AのユーザAがチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第1期間情報を生成し、その第1期間情報に基づいて第2コンテンツM2を端末20Aに送信する変形例である。
【0294】
まず、第9実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、例えば図6Bに示すように、チャットルームRを表示部24に表示させると、チャットルームRの表示に関する表示情報を通信部14によってサーバ10に送信する(A91)。そして、サーバ10の制御部11は、表示情報を受信すると、その表示情報を記憶部15に記憶させる。ここで、サーバ10の制御部11は、記憶部15に記憶された表示情報に基づいて、端末20AのユーザAが、チャットルームRを表示してから経過した期間に関する第1期間情報を生成してもよい。
【0295】
例えば、図50に示すように、ユーザAが入室時点の9月1日から現在の9月30日までチャットルームRへの入室がない場合、制御部11は、28日以内に入室がないことを示す第1期間情報を生成してもよい。制御部11は、生成した第1期間情報を端末20Cに送信する(C92)。これにより、端末20Cの制御部21は、第1期間情報を表示部24に表示させる(D92)。例えば、図53に示すように、端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づいて、飲食店CのチャットルームRに関連するウェブサイト46に第1期間情報40を表示してもよい。これにより、ユーザAの第1期間情報40が、端末20CのユーザCにより把握される。
【0296】
端末20Cの制御部21は、第1期間情報40に基づいて、特定の期間、例えば期間42dを選択する(D93)。端末20Cの制御部21は、期間42dと第2コンテンツをサーバ10に送信する(D94)。続いて、サーバ10の制御部11は、期間42dと第2コンテンツM2を受信すると、第1期間情報40に基づいて期間42dに含まれるユーザAを抽出する。そして、制御部11は、第2コンテンツM2をユーザAの端末20Aに送信する(C94)。このように、サーバ10の制御部11は、第1期間情報40に基づいて、端末20CのユーザCによって第2コンテンツM2を送信するための入力が行われた場合、第2コンテンツM2を端末20Aに送信する。これにより、例えば図51に示すように、第2コンテンツM2が、チャットルームRを表示するアプリケーションの広告枠58に表示される(A92)。
【0297】
<第9変形例(1)の効果>
第9変形例(1)では、サーバ10の通信部14は、端末20CのユーザCと端末20AのユーザAとを含むチャットルームRの表示に関する表示情報を端末20Aから受信する。そして、サーバ10の制御部11は、表示情報に基づいて、端末20AのユーザAが、端末20CのユーザCと端末20AのユーザAとを含むチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第1期間情報40に基づき、第2コンテンツM2を端末20Aに送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、ユーザAの第1期間情報40を容易に把握することができる。
また、端末20CのユーザCは、第1期間情報40に基づいて、第2コンテンツM2を送信するユーザを限定することで、第2コンテンツM2を効率的に送信することができる。
【0298】
また、第9変形例(1)では、サーバ10の通信部14は、第1期間情報40を端末20Cに送信する。そして、サーバ10の制御部11は、第1期間情報40に基づいて、端末20CのユーザCによって第2コンテンツM2を送信するための入力が行われた場合、第2コンテンツM2を端末20Aに送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、例えば長期間にわたってチャットルームRに入室がないユーザAに第2コンテンツM2を送信することにより、そのユーザAをチャットルームRに容易に誘導することができる。
【0299】
<第10実施形態>
第10実施形態は、端末20AのユーザAを含む複数ユーザが各々のチャットルームRを表示することにより、サーバ10の通信部14が、複数ユーザの各々のチャットルームRの表示に関する表示情報を受信する。そして、サーバ10の制御部11は、表示情報に基づいて、複数ユーザの各々がチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第1期間情報を生成し、その第1期間情報に基づいて第2コンテンツM2を端末20Aに送信する。
【0300】
なお、第1実施形態~第9実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第10実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0301】
<情報処理>
図54は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0302】
まず、第9実施形態と同様に、端末20Cの制御部21が、端末20AのユーザAを含む複数ユーザ各々のチャットルームRに表示される第1コンテンツをサーバ10に送信する(D91)。サーバ10の制御部11は、端末20Cから送信された第1コンテンツを通信部14で受信すると、複数ユーザの利用者端末20、例えばユーザAの端末20AとユーザBの端末20Bに通信部14によって第1コンテンツを送信する(C91)。
【0303】
なお、制御部11は、端末20Cから送信された第1コンテンツを、チャットルームRを利用する複数ユーザの全員に送信しなくてもよい。すなわち、制御部11は、端末20Cから送信された第1コンテンツを複数ユーザの少なくとも一部に送信してもよい。例えば、制御部11は、チャットルームRを利用する複数ユーザのうち、一部のユーザが端末20CのユーザCにより選択された場合、その一部のユーザの端末20に対して第1コンテンツを送信してもよい。
【0304】
端末20Aの制御部21は、第1コンテンツを受信すると、その第1コンテンツをユーザAのチャットルームRと関連付けて記憶部28に記憶させる。そして、端末20Aの制御部21は、例えば図6Aに示すリスト画面Lの入室ボタンBがユーザAにより入力操作されると、図6Bに示すように、チャットルームRを表示部24に表示させる。端末20Aの制御部21は、チャットルームRへの入室に応じて、チャットルームRの表示に関する表示情報をサーバ10に送信する(A91)。
【0305】
同様に、端末20Bの制御部21は、第1コンテンツを受信すると、その第1コンテンツをユーザBのチャットルームRと関連付けて記憶部28に記憶させる。そして、端末20Bの制御部21は、ユーザBの入力操作に基づいてチャットルームRが表示されると、その表示情報をサーバ10に送信する(B91)。
【0306】
そして、サーバ10の通信部14が、ユーザAのチャットルームRの表示に関する表示情報を端末20Aから受信し、ユーザBのチャットルームRの表示に関する表示情報を端末20Bから受信する。すなわち、サーバ10の通信部14は、利用者端末20の複数ユーザ各々のチャットルームRの表示に関する表示情報を受信する。ここで、サーバ10の制御部11は、複数の利用者端末20から表示情報を受信すると、その表示情報を記憶部15に順次記憶させてもよい。
【0307】
続いて、サーバ10の制御部11は、記憶部15に記憶された表示情報に基づいて、利用者端末20の複数ユーザの各々がチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第1期間情報を生成してもよい。例えば、図55に示すように、サーバ10の制御部11は、ユーザAの最も新しい入室時点が9月1日である場合、その入室時点から現在の9月30日まで経過した期間を29日と算出する。これにより、例えば図53に示すように、サーバ10の制御部11は、「28日以内に入室なし」との第1期間情報40を生成してもよい。同様に、サーバ10の制御部11は、ユーザBの最も新しい入室時点が9月28日である場合、その入室時点から現在の9月30日まで経過した期間を2日と算出し、その期間に基づいて「3日以内に入室」との第1期間情報40を生成してもよい。
【0308】
ここで、第1期間情報は、複数ユーザの各々が、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間に関する統計情報を含んでもよい。例えば、統計情報は、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が第1期間に含まれるユーザの割合である第1割合に関する情報と、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が第1期間とは異なる第2期間に含まれるユーザの割合である第2割合に関する情報とを含んでもよい。
【0309】
具体的には、制御部11は、図8に示すように、統計情報41を含む第1期間情報40を生成してもよい。ここで、制御部11は、第1コンテンツを送信した特定のユーザ数(例えば、全ユーザ数、または、選択されたユーザの数)に対して、チャットルームRを表示してから経過した経過期間が3日以内の期間42aに含まれるユーザの割合43aと、経過期間が4日以上7日以内の期間42bに含まれるユーザの割合43bと、経過期間が8日以上28日以内の期間42cに含まれるユーザの割合43cと、経過期間が28日を超える期間42dに含まれるユーザの割合43dとを算出する。ここで、割合43aは10%、割合43bは40%、割合43cは10%、割合43dは40%と算出されたものとする。制御部11は、割合43a~43dを含む統計情報41を期間42a~42dに対応付けて示すことで、統計情報41を含む期間情報40を生成する。このように、統計情報41は、チャットルームRを利用する複数ユーザの特性を示すように算出されてもよい。
【0310】
このようにして、サーバ10の制御部11は、第1期間情報40を生成すると、その第1期間情報40を通信部14によって端末20Cに送信する(C101)。端末20Cの制御部21は、第1期間情報40を受信すると、その第1期間情報40を表示部24に表示させる(D101)。例えば、端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づいて、コンテンツの送信条件を設定するウェブサイト46に複数ユーザの第1期間情報40を表示してもよい。
【0311】
端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づいて、第1期間情報40の中から特定の期間、例えば28日を超える期間42dを選択する(D102)。そして、端末20Cの制御部21は、期間42dに関する情報と、チャットルームRに表示されない第2コンテンツM2とをサーバ10に送信する(D103)。サーバ10の制御部11は、期間42dに関する情報と第2コンテンツM2を受信すると、第1期間情報40に基づいて期間42dに含まれるユーザAを抽出する(C102)。そして、制御部11は、第2コンテンツM2をユーザAの端末20Aに送信する(C94)。
【0312】
このように、サーバ10の制御部11は、表示情報に基づく、複数ユーザの各々がチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第1期間情報40に基づいて、第2コンテンツM2を端末20Aに送信する。具体的には、制御部11は、第1期間情報40に基づいて、複数ユーザのうち、所定期間チャットルームRを表示していないユーザ、例えば28日を超える期間42dにわたってチャットルームRを表示していないユーザAに第2コンテンツM2を送信する。このとき、制御部11は、期間42a~42dのうち第1期間に基づいて、端末20CのユーザCによって第2コンテンツM2を送信するための入力が行われた場合、複数ユーザのうち、所定期間にわたってチャットルームRを表示していないユーザに対して第2コンテンツM2を送信する。例えば、制御部11は、期間42dに基づいて第2コンテンツM2を送信するための入力が行われた場合、複数ユーザのうち、期間42dについてチャットルームRを表示していないユーザに対して第2コンテンツM2を送信する。
【0313】
なお、サーバ10の制御部11は、チャットルームRを表示していない期間が、例えば28日を超える期間42dに含まれるユーザの全員に第2コンテンツM2を送信しなくてもよい。例えば、期間42dに含まれるユーザから一部のユーザがユーザCにより選択された場合には、制御部11は、その選択されたユーザに第2コンテンツM2を送信してもよい。
【0314】
このように、制御部11が、ユーザAの端末20Aに第2コンテンツM2を送信することにより、例えば図51に示すように、第2コンテンツM2が、チャットルームRを表示するアプリケーションの広告枠58に表示される(A92)。
【0315】
<第10実施形態の効果>
第10実施形態では、サーバ10の通信部14は、端末20CのユーザCを含む複数ユーザ各々のチャットルームRの表示に関する表示情報を受信する。そして、サーバ10の制御部11は、表示情報に基づく、複数ユーザの各々がチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第1期間情報40に基づいて、第2コンテンツM2を送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、複数ユーザの中から、第2コンテンツM2の送信に適したユーザAを選別して第2コンテンツM2を送信することにより、その選別されたユーザAを効率的にチャットルームRに誘導することができる。
【0316】
また、第10実施形態では、サーバ10の制御部11は、第1期間情報40に基づいて、複数ユーザのうち、設定された期間チャットルームRを表示していないユーザに対して第2コンテンツM2を送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、複数ユーザの中から、第2コンテンツM2の送信目的に応じたユーザAを選別することにより、その選別されたユーザAを効率的にチャットルームRに誘導することができる。
また、端末20CのユーザCは、例えば長期間にわたってチャットルームRに入室がないユーザAを選別して第2コンテンツM2を送信することにより、その選別されたユーザAをより効率的にチャットルームRに誘導することができる。
【0317】
また、第10実施形態では、サーバ10の制御部11は、第1期間に基づいて、端末20CのユーザCによって第2コンテンツM2を送信するための入力が行われた場合、複数ユーザのうち、設定された期間チャットルームRを表示していないユーザに対して第2コンテンツM2を送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、第2コンテンツM2の送信に適したユーザを選別して、そのユーザに第2コンテンツM2を送信することができる。
【0318】
また、第10実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20Cから送信された、第1コンテンツを複数ユーザの少なくとも一部に送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、第1コンテンツを所望のユーザに送信することができる。
【0319】
<第11実施形態>
第9実施形態および第10実施形態では、サーバ10の制御部11は、チャットルームRへの入室を促す内容を含む第2コンテンツM2を利用者端末20に送信したが、チャットルームRに表示されない第2コンテンツM2を送信すればよく、これに限定されない。
第11実施形態は、サーバ10の制御部11が、第2コンテンツM2に対して、チャットルームRを表示するための情報を関連付け、その関連付けられた第2コンテンツM2を利用者端末20に送信する。これにより、利用者端末20の制御部21は、第2コンテンツM2に対するユーザの入力操作に基づいて、第2コンテンツM2に関連付けられたチャットルームRに表示部24の表示を遷移させる。
【0320】
なお、第1実施形態~第12実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第11実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0321】
まず、第9実施形態と同様に、端末20Cの制御部21が、例えば図49に示すウェブサイト46に表示されたチャットルームRの表示情報に基づいてユーザCにより特定の表示時点が選択される(D93)と、その特定の表示時点と第2コンテンツM2をサーバ10に送信する(D94)。続いて、サーバ10の制御部11が、特定の表示時点と第2コンテンツM2を受信すると、記憶部15に記憶された表示情報に基づいて特定の表示時点に含まれるユーザAを抽出する(C93)。ここで、制御部11は、第2コンテンツM2と、端末20CのユーザCと端末20AのユーザAとを含むチャットルームRを表示するためのリンク情報とを関連付ける処理を行う。ここで、リンク情報は、チャットルームRに遷移するための情報であり、例えば、URL(Uniform Resource Locator)、URN(Uniform Resource Name)、URI(Uniform Resource Identifier)、パス、Xlink(XML Linking Language)などが挙げられる。
【0322】
サーバ10の制御部11は、第2コンテンツM2に対してチャットルームRのリンク情報を関連付けると、その第2コンテンツM2をユーザAの端末20Aに送信する(C94)。これにより、端末20Aの制御部21は、例えば図56Aに示すように、チャットルームRを表示するアプリケーションの広告枠58に、リンク情報59を関連付けた第2コンテンツM2が表示される(A92)。これにより、端末20Aの制御部21は、第2コンテンツM2に対するユーザAの入力操作に基づき、図56Bに示すように、リンク情報59に従ってチャットルームRを表示部24に表示させる。
【0323】
このとき、端末20AのユーザAが端末20CのユーザCをブロック(例えばコンテンツの受信を拒否)している場合、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツM2に対する端末20AのユーザAによる入力操作に基づいて、そのブロックを解除することに関する情報を端末20Aに送信してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツM2に対する入力信号を端末20Aから受信すると、図57に示すように、ブロックを解除するためのボタン情報Ba(限定ではなく、ブロックを解除することに関する情報の一例)を表示した端末20AのブロックリストLaを端末20Aに送信してもよい。そして、端末20Aの制御部21は、ボタン情報Baに対するユーザAの入力操作に基づいて、端末20CのユーザCのブロックを解除し、チャットルームRを表示部24に表示させてもよい。
【0324】
なお、端末20Aの制御部21が、ブロックを解除することに関する情報を直接的に表示部24に表示してもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、第2コンテンツM2に対する端末20AのユーザAによる入力操作に基づいて、ブロックを解除するためのボタン情報Baを表示したブロックリストLaを表示部24に表示させてもよい。これにより、端末20Aの制御部21は、ボタン情報Baに対するユーザAの入力操作に基づいて、端末20CのユーザCのブロックを解除し、チャットルームRを表示部24に表示させる。
【0325】
<第11実施形態の効果>
第11実施形態では、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツM2と、端末20CのユーザCと端末20AのユーザAとを含むチャットルームRを表示するためのリンク情報(限定ではなく、チャットルームRを表示するための情報の一例)とを関連付ける処理を行う。
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、チャットルームRを容易に表示することができる。
【0326】
また、第11実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20CのユーザCが端末20AのユーザAをブロックしている場合、第2コンテンツM2に対する端末20AのユーザAによる入力に基づいて、ブロックを解除することに関する情報を端末20Aに送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、ブロックを容易に解除してチャットルームRを速やかに表示させることができる。
【0327】
<第11変形例(1)>
第11実施形態では、第2コンテンツM2は、チャットルームRへの入室を促す内容を含んだが、例えばチャットルームRに関する情報を含んでいればよく、これに限定されない。
【0328】
第11変形例(1)は、第2コンテンツM2が、端末20CのユーザCの飲食店Cで利用可能なクーポンに関連する情報を含む変形例である。
【0329】
まず、第11実施形態と同様に、端末20Cの制御部21が、例えば図49に示すウェブサイト46に表示されたチャットルームRの表示情報に基づいてユーザCにより特定の表示時点が選択される(D93)と、その特定の表示時点と第2コンテンツM2をサーバ10に送信する(D94)。そして、サーバ10の制御部11は、記憶部15に記憶された表示情報に基づいて特定の表示時点に含まれるユーザAを抽出する(C93)。制御部11は、第2コンテンツM2をユーザAの端末20Aに送信する(C94)。
【0330】
このとき、第2コンテンツM2は、図58に示すように、端末20CのユーザCの飲食店Cで利用可能なクーポンに関連する情報を含んでいてもよい。例えば、第2コンテンツM2は、チャットルームRにクーポンが配布されたことを示す情報を含んでいてもよいし、含まなくてもよい。
【0331】
ここで、端末20Cの制御部21は、ウェブサイト46に対するユーザCの入力操作に基づいて、チャットルームRにクーポンが配布された場合に、クーポンに関連する情報を含む第2コンテンツM2を、サーバ10を介して端末20Aに送信してもよい。また、サーバ10の制御部11が、チャットルームRにクーポンが配布された場合に、ユーザCによる第2コンテンツM2の送信条件の設定に基づいて、クーポンに関連する情報を含む第2コンテンツM2を端末20Aに自動的に送信してもよい。
【0332】
なお、第2コンテンツM2は、クーポンに関連する情報を含むものに限られるものではない。例えば、第2コンテンツM2は、端末20Cの飲食店Cで利用可能なポイントに関連する情報を含んでいてもよい。例えば、第2コンテンツM2は、チャットルームRにポイントが付与されたことを示す情報を含んでいてもよいし、含まなくてもよい。このように、サーバ10の制御部11は、ユーザAの利益になる情報がチャットルームRに付与された場合に、その情報を含む第2コンテンツM2を端末20Aに送信してもよい。
【0333】
<第11変形例(1)の効果>
第11変形例(1)では、第2コンテンツM2は、端末20CのユーザCの店舗で利用可能なクーポンに関連する情報を含む。
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、クーポンに関連する情報を容易に取得することができる。
また、端末20CのユーザCは、クーポンに関連する情報を把握したユーザAを確実にチャットルームRに誘導することができる。
【0334】
<第11変形例(2)>
第11実施形態では、第2コンテンツM2は、チャットルームRへの入室を促す内容を含んだが、例えばチャットルームRに関する情報を含んでいればよく、これに限定されない。
【0335】
第11変形例(2)は、第2コンテンツM2が、端末20CのユーザCの飲食店Cにおけるキャンペーンが終了するまでの期限に関連する情報を含む変形例である。
【0336】
まず、第11実施形態と同様に、端末20Cの制御部21が、例えば図49に示すウェブサイト46に表示されたチャットルームRの表示情報に基づいてユーザCにより特定の表示時点が選択される(D93)と、その特定の表示時点と第2コンテンツM2をサーバ10に送信する(D94)。そして、サーバ10の制御部11は、記憶部15に記憶された表示情報に基づいて特定の表示時点に含まれるユーザAを抽出する(C93)制御部11は、第2コンテンツM2をユーザAの端末20Aに送信する(C94)。
【0337】
このとき、第2コンテンツM2は、図59に示すように、端末20CのユーザCの飲食店Cにおけるキャンペーンが終了するまでの期限に関連する情報を含んでいてもよい。例えば、第2コンテンツM2は、チャットルームRにキャンペーンの情報が送信されたことを示す情報を含んでいてもよいし、含まなくてもよい。
【0338】
ここで、端末20Cの制御部21は、ウェブサイト46に対するユーザCの入力操作に基づいて、チャットルームRにキャンペーンの情報が送信された場合に、キャンペーンが終了するまでの期限に関連する情報を含む第2コンテンツM2を、サーバ10を介して端末20Aに送信してもよい。また、サーバ10の制御部11が、チャットルームRにキャンペーンの情報が送信された場合に、ユーザCによる第2コンテンツM2の送信条件の設定に基づいて、キャンペーンが終了するまでの期限に関連する情報を含む第2コンテンツM2を端末20Aに自動的に送信してもよい。
【0339】
<第11変形例(2)の効果>
第11変形例(2)では、第2コンテンツM2は、端末20CのユーザCの店舗におけるキャンペーンが終了するまでの期限に関する情報を含む。
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、キャンペーンが終了するまでの期限に関連する情報を容易に取得することができる。
また、端末20CのユーザCは、キャンペーンの期限に関連する情報を把握したユーザAを確実にチャットルームRに誘導することができる。
【0340】
<第11変形例(3)>
第11実施形態では、第2コンテンツM2は、チャットルームRへの入室を促す内容を含んだが、例えばチャットルームRに関する情報を含んでいればよく、これに限定されない。
【0341】
第11変形例(3)は、第2コンテンツM2が、端末20AのユーザAの情報、例えばチャットルームRの履歴情報、ウェブサイトの検索履歴などに基づいて内容が決定される変形例である。
【0342】
まず、第11実施形態と同様に、端末20Cの制御部21が、例えば図49に示すウェブサイト46に表示されたチャットルームRの表示情報に基づいてユーザCにより特定の表示時点が選択される(D93)と、その特定の表示時点と第2コンテンツM2をサーバ10に送信する(D94)。そして、サーバ10の制御部11は、記憶部15に記憶された表示情報に基づいて特定の表示時点に含まれるユーザAを抽出する(C93)制御部11は、第2コンテンツM2をユーザAの端末20Aに送信する(C94)。
【0343】
このとき、第2コンテンツM2は、端末20AのユーザAの履歴情報に基づいて内容が決定されてもよい。例えば、第2コンテンツM2は、チャットルームRの履歴情報、ウェブサイトの検索情報などに基づいて内容が決定されてもよいし、されなくてもよい。チャットルームRの履歴情報としては、例えば、チャットルームRにおける店舗の閲覧情報(例えば、最後に閲覧した情報、閲覧回数が多い情報など)、チャットルームRの登録情報などが挙げられる。
【0344】
具体的には、端末20Cの制御部21は、サーバ10から端末20AのユーザAの情報を取得すると、そのユーザAの情報に基づいて、第2コンテンツM2の内容を決定してよい。例えば、図60に示すように、端末20Cの制御部21は、チャットルームRにおいてユーザAが特定の洋服を閲覧していた場合、その洋服に関連する情報を含むように第2コンテンツM2の内容を決定してもよい。また、端末20Cの制御部21は、特定の洋服に新しいカラーが登場した場合など、特定の洋服に新たな情報が生じた場合には、その新たな情報を含むように第2コンテンツM2の内容を決定してもよい。
【0345】
また、サーバ10の制御部11が、記憶部15に記憶された端末20AのユーザAの情報に基づいて、第2コンテンツM2の内容を自動的に決定してよい。そして、サーバ10の制御部11は、例えばユーザAの特定の情報についてユーザAの閲覧時から新たな情報が生じた場合に、ユーザCによる第2コンテンツM2の送信条件の設定に基づいて、第2コンテンツM2を端末20Aに自動的に送信してもよい。
【0346】
<第11変形例(3)の効果>
第11変形例(3)では、第2コンテンツM2は、端末20AのユーザAに基づいて決定される。
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、自身の興味がある情報を容易に取得することができる。
また、端末20CのユーザCは、自身の興味がある情報を把握したユーザAを確実にチャットルームRに誘導することができる。
【0347】
<第12実施形態>
第9実施形態~第11実施形態では、サーバ10の制御部11は、第1コンテンツを利用者端末20に送信した後に期間情報を生成したが、第2コンテンツM2を利用者端末20に送信した後に期間情報を生成してもよい。
【0348】
第12実施形態は、サーバ10の制御部11が、第2コンテンツM2を複数の利用者端末20に送信した後、第2コンテンツM2が送信されたユーザの各々がチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第2期間情報を端末20Cに送信する実施形態である。
【0349】
なお、第1実施形態~第11実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第12実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0350】
<情報処理>
図61は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0351】
まず、第10実施形態と同様に、サーバ10の制御部11が、複数ユーザの各々のチャットルームRの表示情報に基づいて、端末20Cから受信した第2コンテンツMを端末20Aに送信する(C94)。これにより、端末20Aの制御部21は、例えば図51に示すように、広告枠58に第2コンテンツM2を表示させる(A92)。ここで、サーバ10の制御部11は、複数ユーザの各々のチャットルームRの表示情報に基づいて、ユーザBの端末20Bを含む他の複数の利用者端末20にも第2コンテンツM2を送信したものとする。これにより、端末20Bの制御部21は、端末20Aと同様に、広告枠58に第2コンテンツM2を表示させる(B92)。
【0352】
続いて、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいてチャットルームRが表示されると、その表示情報をサーバ10に送信する(A121)。同様に、端末20ABの制御部21は、ユーザBの入力操作に基づいてチャットルームRが表示されると、その表示情報をサーバ10に送信する(B121)。
【0353】
このようにして、サーバ10の通信部14は、チャットルームRを利用する複数ユーザのうち、第2コンテンツM2が送信された端末20AのユーザAを含む複数ユーザの各々から表示情報を受信する。サーバ10の制御部11は、表示情報を受信すると、その表示情報を記憶部15に順次記憶させる。
【0354】
続いて、サーバ10の制御部11は、記憶部15に記憶された表示情報に基づいて、第2コンテンツM2が送信された複数ユーザの各々がチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第2期間情報を生成する。
【0355】
例えば、図7に示すように、制御部11は、ユーザAの表示情報に基づいてチャットルームRに入室してから経過した期間に関する第2期間情報を生成し、ユーザBの表示情報に基づいてチャットルームに入室してから経過した期間に関する第2期間情報を生成してもよい。具体的には、制御部11は、ユーザAの最も新しい入室時点が9月28日である場合、その入室時点から現在の9月30日まで2日経過とのユーザAの第2期間情報を生成してもよい。また、制御部11は、ユーザBの最も新しい入室時点が9月25日である場合、その入室時点から現在の9月30日まで5日経過とのユーザBの第2期間情報を生成してもよい。
【0356】
ここで、第2期間情報は、第2コンテンツM2が送信された複数ユーザの各々が、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間に関する統計情報を含んでもよい。なお、統計情報は、複数ユーザの特性を示す情報である。例えば、統計情報は、第2コンテンツM2が送信された複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が第1期間に含まれるユーザの割合である第1割合に関する情報と、第2コンテンツM2が送信された複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が第1期間とは異なる第2期間に含まれるユーザの割合である第2割合に関する情報とを含んでもよい。
【0357】
例えば、制御部11は、図62に示すように、統計情報61を含む第2期間情報60を生成してもよい。具体的には、制御部11は、第2コンテンツM2が送信された特定のユーザ数(例えば、全ユーザ数、または、選択されたユーザの数)に対して、チャットルームRを表示してから経過した経過期間が1日以内の期間62aに含まれるユーザの割合63aと、経過期間が2日以上5日以内の期間62bに含まれるユーザの割合63bと、経過期間が6日を超える期間62cに含まれるユーザの割合63cとを算出する。ここで、割合63aは30%、割合63bは30%、割合63cは40%と算出されたものとする。制御部11は、割合63a~63cを含む統計情報61を期間62a~62cに対応付けて示すことで、統計情報61を含む期間情報60を生成する。
【0358】
なお、制御部11は、例えば、1日に1回、数日に1回などの所定のタイミングで第2期間情報60を自動的に生成してもよい。また、制御部11は、端末20Cからの要求に応じて第2期間情報60を生成してもよい。
【0359】
また、本実施形態では、制御部11は、期間62a~期間62cの3つの期間について統計情報61を生成したが、これに限定されない。例えば、制御部11は、期間62aと期間62bの2つの期間について統計情報61を生成してもよい。
【0360】
サーバ10の制御部11は、第2期間情報60を生成すると、その第2期間情報60を通信部14によって飲食店Cの端末20Cに送信する(C121)。そして、端末20Cの制御部21は、第2期間情報60を受信すると、その第2期間情報60を表示部24に表示させる(D121)。
【0361】
ここで、サーバ10の制御部11は、端末20Cにおいて特定のウェブサイト46が表示される際に、第2期間情報60を端末20Cに送信してもよい。例えば、図9に示すように、コンテンツの送信条件を設定するウェブサイト46を端末20Cが表示した場合に、サーバ10の制御部11は、そのウェブサイト46に第2期間情報60を表示するように、第2期間情報60を端末20Cに送信してもよい。
【0362】
このように、端末20Cに第2期間情報60が表示されることにより、ユーザCは、その第2期間情報60に基づいて、第2コンテンツM2を送信した効果を把握しうる。例えば、図8に示す第1期間情報40において28日を超える期間42dに含まれるユーザに第2コンテンツM2が送信された場合、ユーザCは、第2コンテンツM2の送信により、1日の期間62aと2日以上5日以内の期間62bに含まれるユーザが併せて60%となり、チャットルームRを表示したユーザが増えたことを把握することができる。
【0363】
なお、サーバ10の制御部11は、送信した第2コンテンツM2の種類に基づいてユーザの属性を判定し、その判定結果を端末20Cに送信してもよい。例えば、図58に示すようにクーポンに関する情報を含む第2コンテンツM2を送信した場合、サーバ10の制御部11は、期間62aおよび62bに含まれるユーザを、自身に得な情報に対して行動する属性を有すると判定してもよい。また、図59に示すようにキャンペーンが終了するまでの期限に関連する情報を含む第2コンテンツM2を送信した場合、サーバ10の制御部11は、期間62aおよび62bに含まれるユーザを、期限に対して行動する属性を有すると判定してもよい。また、図60に示すように利用者端末20のユーザの情報に基づいて決定された第2コンテンツM2を送信した場合、サーバ10の制御部11は、期間62aおよび62bに含まれるユーザを、自身の興味がある情報に対して行動する属性を有すると判定してもよい。
【0364】
また、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツM2の表示場所に基づいて、ユーザの行動を分析し、その分析結果を端末20Cに送信してもよい。例えば、図51に示すようにチャットルームRを表示するアプリケーションの広告枠58に第2コンテンツM2を表示した場合、サーバ10の制御部11は、期間62aおよび62bに含まれるユーザを、チャットルームRを表示するアプリケーションを起動する頻度が高いと分析してもよい。また、図52に示すように特定のウェブサイトWの広告枠58に第2コンテンツM2を表示した場合、サーバ10の制御部11は、期間62aおよび62bに含まれるユーザを、特定のウェブサイトWを閲覧する頻度が高いと分析してもよい。
【0365】
<第12実施形態の効果>
第12実施形態では、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツM2を送信した後、複数ユーザのうち、第2コンテンツM2が送信されたユーザの各々がチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第2期間情報60を端末20Cに送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、第2コンテンツM2を送信した後のチャットルームRの表示状況を容易に把握することができる。
【0366】
また、第12実施形態では、第2期間情報60は、第2コンテンツM2が送信されたユーザの各々がチャットルームRを表示してから経過した期間に関する統計情報61を含む。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、第2コンテンツM2を送信した後のチャットルームRの表示状況を正確に把握することができる。
端末20CのユーザCは、統計情報61に基づいて、コンテンツを送信するユーザを限定することができる。
【0367】
また、第12実施形態では、統計情報61は、第2コンテンツM2が送信されたユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が第1期間に含まれるユーザの割合である第1割合に関する情報と、第2コンテンツM2が送信されたユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が、第1期間とは異なる第2期間に含まれるユーザの割合である第2割合に関する情報とを含む。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、第2コンテンツM2を送信した後のチャットルームRの表示状況をより正確に把握することができる。
端末20CのユーザCは、第1割合および第2割合に基づいて、コンテンツを送信するユーザを容易に限定することができる。
【0368】
<第13実施形態>
第9実施形態~第12実施形態では、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツM2を利用者端末20に送信したが、その後に第3コンテンツを送信してもよい。
【0369】
第13実施形態は、サーバ10の制御部11が、第2コンテンツM2を複数の利用者端末20に送信した後、第2コンテンツM2が送信されたユーザの第2期間情報60を端末20Cに送信する。そして、サーバ10の制御部11は、第2期間情報60に基づいて、第2コンテンツM2が送信されたユーザのうち、チャットルームRを表示していないユーザを特定し、そのユーザに対して、第2コンテンツM2とは異なる第3コンテンツを送信する実施形態である。
【0370】
なお、第1実施形態~第12実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第13実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0371】
<情報処理>
図63は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0372】
まず、第12実施形態と同様に、サーバ10の制御部11が、第2コンテンツM2を複数ユーザの利用者端末20に送信した後、図62に示すように、第2コンテンツM2が送信されたユーザの第2期間情報60を端末20Cに送信する(C121)。端末20Cの制御部21は、第2期間情報60を受信すると、例えばウェブサイト46に第2期間情報60を表示させる(D121)。そして、端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づき、第2期間情報60の中から、チャットルームRを表示していないユーザが含まれる特定の期間、例えば6日を超える期間62cを選択する(D131)。端末20Cの制御部21は、期間62cに関する情報と、第2コンテンツM2とは異なる第3コンテンツとをサーバ10に送信する(D132)。
【0373】
端末20Cの制御部21は、例えば図9に示すように、飲食店CのチャットルームRに関連するウェブサイト46から第3コンテンツをサーバ10に送信してもよい。ここで、第3コンテンツは、第2コンテンツM2とは種別の異なるコンテンツから構成されてもよい。例えば、図58に示すようにクーポンに関する情報を含む第2コンテンツM2が送信された場合には、端末20Cの制御部21は、図59に示すように、キャンペーンが終了するまでの期限に関連する情報を含む第3コンテンツを送信してもよい。
【0374】
なお、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツM2の種別に基づいて、第3コンテンツを選択し、その第3コンテンツをウェブサイト46に表示して、送信する第3コンテンツを端末20CのユーザCに提案してもよい。また、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツM2の種別に基づいて第3コンテンツを選択し、チャットルームRを表示していないユーザの利用者端末20に第3コンテンツを自動的に送信してもよい。
【0375】
このようにして、サーバ10の制御部11は、期間62cに関する情報と第3コンテンツを受信すると、第2期間情報60に基づいて、第2コンテンツM2が送信されたユーザのうち、期間62cに含まれるユーザ、すなわちチャットルームRを表示していないユーザを抽出する(C131)。そして、制御部11は、第2コンテンツM2が送信されたユーザのうち、チャットルームRを表示していないユーザに対して、第2コンテンツM2と異なる第3コンテンツを送信する(C132)。例えば、第3コンテンツが端末20Aに送信されると、端末20Aの制御部21は、図59に示すように、チャットルームRを表示するアプリケーションの起動に応じて、キャンペーンが終了するまでの期限に関連する情報を含む第3コンテンツを広告枠58に表示させる。
【0376】
続いて、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいてチャットルームRが表示されると、その表示情報をサーバ10に送信する(A131)。同様に、第3コンテンツが送信された他の利用者端末20の制御部21は、ユーザの入力操作に基づいてチャットルームRが表示されると、その表示情報をサーバ10に送信する。
【0377】
サーバ10の制御部11は、表示情報を受信すると、その表示情報に基づいて、第3コンテンツが送信された複数ユーザの各々がチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第3期間情報を生成する。第3期間情報の生成方法は、第1期間情報および第2期間情報と同じであるため、説明を省略する。
【0378】
サーバ10の制御部11は、生成された第3期間情報を端末20Cに送信する(C133)。端末20Cの制御部21は、第3期間情報を受信すると、その第3期間情報を表示部24に表示させる(D133)。
【0379】
これにより、端末20CのユーザCは、端末20Cに表示された第3期間情報に基づいて、第3コンテンツを送信した効果を把握しうる。例えば、図62に示す第2期間情報60において6日を超える期間62dに含まれるユーザに第3コンテンツが送信された場合、ユーザCは、第3期間情報に示されたチャットルームRに入室したユーザの数に基づいて、第3コンテンツを送信した効果を把握することができる。
【0380】
このように、サーバ10の制御部11は、期間情報に基づいて、特定の期間に含まれるユーザの利用者端末20にコンテンツを順次変えて送信してもよい。このとき、サーバ10の制御部11は、第1コンテンツ~第3コンテンツを送信する順番がユーザCにより予め設定され、その順番で第1コンテンツ~第3コンテンツを自動的に送信してもよい。例えば、第1コンテンツ~第3コンテンツの順番で送信するように設定された場合、サーバ10の制御部11は、第1コンテンツの送信により取得された第1期間情報40に基づいて、チャットルームRを表示していない期間42dに含まれるユーザに対して第2コンテンツM2を自動的に送信してもよい。続いて、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツM2の送信により取得された第2期間情報60に基づいて、チャットルームRを表示していない期間62cに含まれるユーザに対して第3コンテンツを自動的に送信してもよい。
【0381】
また、サーバ10の制御部11は、例えばウェブサイト46において、第1コンテンツ~第3コンテンツを送信する度に、端末20CのユーザCがコンテンツの内容を選択または入力することにより第1コンテンツ~第3コンテンツの内容が設定されてもよい。
【0382】
また、サーバ10の制御部11は、第12実施形態と同様に、利用者端末20に送信した第1コンテンツ~第3コンテンツの種類に基づいてユーザの属性を判定し、その判定結果を端末20Cに送信してもよい。また、サーバ10の制御部11は、第12実施形態と同様に、第1コンテンツ~第3コンテンツの表示場所に基づいて、ユーザの行動を分析し、その分析結果を端末20Cに送信してもよい。
【0383】
また、サーバ10の制御部11は、第1コンテンツ~第3コンテンツに関する統計情報を端末20Cに送信してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、図64に示すように、統計情報64を含む第3期間情報65を生成してもよい。この統計情報64は、第3コンテンツが送信されたユーザ数に対して、チャットルームRを表示してから経過した期間が1日以内の期間66aに含まれるユーザの割合67aと、2日以上5日以内の期間66bに含まれるユーザの割合67bと、6日を超える期間66cに含まれるユーザの割合67cとを示してもよい。ここで、割合67aは30%、割合67bは30%、割合67cは40%と算出されたものとする。そして、統計情報64は、第1コンテンツ~第3コンテンツに関する統計情報64aを含んでいてもよい。例えば、統計情報64aは、1日以内の期間66aに含まれるユーザのうち、10%のユーザが第1コンテンツを送信した際にチャットルームRを表示し、90%のユーザが第2コンテンツを送信した際にチャットルームRを表示し、0%のユーザが第3コンテンツを送信した際にチャットルームRを表示したことを示してもよい。
【0384】
<第13実施形態の効果>
第13実施形態では、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツM2を送信した後、第2コンテンツM2が送信されたユーザのうち、チャットルームRを表示していないユーザに対して、第2コンテンツM2とは異なる第3コンテンツを送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、利用者端末20のユーザをチャットルームRに効果的に誘導することができる。
また、端末20CのユーザCは、利用者端末20のユーザが興味を持つような第3コンテンツを送信することで、利用者端末20のユーザをチャットルームRに効果的に誘導することができる。
【0385】
また、第13実施形態では、第3コンテンツは、第2コンテンツとは種別の異なるコンテンツである。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、利用者端末20のユーザをチャットルームRにより効果的に誘導することができる。
また、端末20CのユーザCは、利用者端末20のユーザが確実に興味を持つ第3コンテンツを送信することで、利用者端末20のユーザをチャットルームRにより効果的に誘導することができる。
【0386】
<第14実施形態>
第9実施形態~第13実施形態は、サーバ10の制御部11は、例えばウェブサイトWの広告枠58に第2コンテンツM2を送信したが、このときチャットルームRに別のコンテンツを送信してもよい。
【0387】
第14実施形態は、サーバ10の制御部11が、例えばウェブサイトWの広告枠58に表示される第2コンテンツM2と、チャットルームRに表示される第4コンテンツとを利用者端末20に送信する実施形態である。すなわち、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツM2を送信するユーザの利用者端末20に対して第4コンテンツを送信する。
【0388】
なお、第1実施形態~第13実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第14実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0389】
<情報処理>
図65は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0390】
まず、第10実施形態と同様に、端末20Cの制御部21は、例えば図53に示すように、サーバ10で生成された第1期間情報40を表示する(D101)。そして、端末20Cの制御部21は、第1期間情報40に基づいて、特定の期間、例えば第1期間情報40において28日を超える期間42dを選択(D102)し、期間42dに関する情報、第2コンテンツM2および第4コンテンツをサーバ10に送信する(D141)。ここで、第2コンテンツM2は、例えば、チャットルームRを表示するアプリケーションの広告枠58に表示されるように設定されてもよい。一方、第4コンテンツは、端末20CのユーザCと利用者端末20のユーザとを含むチャットルームRに表示されるように設定されてもよい。
【0391】
サーバ10の制御部11は、期間42dに関する情報、第2コンテンツM2および第4コンテンツを受信すると、第1期間情報40に基づいて期間42dに含まれるユーザAを抽出する(C102)。そして、制御部11は、第2コンテンツM2と第4コンテンツをユーザAの端末20Aに送信する(C141)。このとき、サーバ10の制御部11は、チャットルームRのアプリケーションの広告枠58に表示されるように第1コンテンツM2を送信すると共に、チャットルームRに表示されるように第4コンテンツを送信する。
【0392】
端末20Aの制御部21は、第2コンテンツM2と第4コンテンツを受信すると、図66に示すように、チャットルームRのアプリケーションの起動に応じて広告枠58に第2コンテンツM2を表示させる(A141)。このとき、第2コンテンツM2は、第4コンテンツの内容を示す情報を含んでもよいし、含まなくてもよい。また、第4コンテンツは、例えば、飲食店Cで利用可能なクーポンなどのユーザAが得する情報を含んでもよいし、含まなくてもよい。これにより、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいてチャットルームRが表示されると、そのチャットルームR内にクーポンなどの第4コンテンツが表示される(A142)。
【0393】
<第14実施形態の効果>
第14実施形態では、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツM2と、端末20CのユーザCと端末20AのユーザAとを含むチャットルームRに表示される第4コンテンツとを端末20Aに送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、第2コンテンツM2を送信するユーザに限定して第4コンテンツを送信するため、第4コンテンツの送信数を低減することができる。
【0394】
<第15実施形態>
第1実施形態~第14実施形態では、利用者端末20に送信されるコンテンツは、端末20Cからサーバ10を介して送信されたが、サーバ10から直接的に送信されてもよい。
【0395】
第15実施形態は、サーバ10の制御部11が、端末20Cから送信される特定の期間に基づいて利用者端末20に送信する第2コンテンツM2を選択し、その第2コンテンツM2を利用者端末20に送信する実施形態である。
【0396】
なお、第1実施形態~第14実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第15実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0397】
<情報処理>
図67は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0398】
まず、第10実施形態と同様に、端末20Cの制御部21は、例えば図53に示すように、サーバ10で生成された第1期間情報40を表示する(D101)。続いて、端末20Cの制御部21は、第1期間情報40に基づいて、特定の期間、例えば第1期間情報40において28日を超える期間42dを選択する(D102)。そして、端末20Cの制御部21は、期間42dに関する情報を含むコンテンツの送信指示をサーバ10に送信する(D142)。
【0399】
サーバ10の制御部11は、期間42dに関する情報を含む送信指示を受信すると、第1期間情報40に基づいて期間42dに含まれるユーザAを抽出する(C102)。また、サーバ10の制御部11は、特定の期間に基づいて、抽出されたユーザAに送信する第2コンテンツM2を選択する(C142)。例えば、制御部11は、特定の期間に基づいて、予め記憶部15に記憶された複数のコンテンツの中から第2コンテンツM2を自動的に選択してもよい。また、制御部11は、特定の期間に基づいて、端末20CのユーザCにより予め設定された第2コンテンツM2を選択してもよい。
【0400】
サーバ10の制御部11は、第2コンテンツM2を選択すると、第10実施形態と同様に、第2コンテンツM2をユーザAの端末20Aに送信する(C94)。これにより、端末20Aの制御部21は、例えば図52に示すように、特定のウェブサイトWの広告枠58に第2コンテンツM2を表示させる(A92)。また、端末20Aの制御部21は、例えば図51に示すように、チャットルームRを表示するアプリケーションの広告枠58に第2コンテンツM2を表示させてもよい。
【0401】
<第15実施形態の効果>
第15実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20Cから送信される特定の期間に基づいて、利用者端末20に送信する第2コンテンツM2を選択する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、利用者端末20に第2コンテンツM2を容易に送信することができる。
【0402】
<第16実施形態>
第1実施形態~第15実施形態では、サーバ10は、1つのサーバから構成されたが、複数のサーバから構成されてもよい。
【0403】
第16実施形態は、サーバ10が、少なくとも第1コンテンツを送信する第1サーバと、第2コンテンツを送信する第2サーバとを含む実施形態である。
【0404】
なお、第1実施形態~第14実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第15実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0405】
<情報処理>
図68は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0406】
まず、第10実施形態と同様に、端末20Cの制御部21が、ユーザCの入力操作に基づいて、ユーザAと飲食店CとのチャットルームRを管理する第1サーバ10Aに第1コンテンツを送信する(D91)。第1サーバ10Aの制御部11は、第1コンテンツを受信すると、その第1コンテンツを端末20Aに送信する(C143)。端末20Aの制御部21は、第1コンテンツを受信すると、その第1コンテンツをチャットルームRに関連付けて記憶部28に記憶させる。
【0407】
ここで、端末20AのユーザAは、例えば、リスト画面Lに表示された受信通知B1を確認して、入室ボタンBを入力操作したものとする。これにより、端末20Aの制御部21は、図6Bに示すように、チャットルームRを表示部24に表示させる。そして、端末20Aの制御部21は、図69に示すように、チャットルームRの表示に基づいて、チャットルームRの表示に関する表示情報を第1サーバ10Aに送信する(A91)。第1サーバ10Aの制御部11は、表示情報を受信すると、その表示情報を記憶部15に記憶させる。
【0408】
続いて、第1サーバ10Aの制御部11は、記憶部15に記憶された表示情報に基づいて、端末20AのユーザAがチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第1期間情報を生成する。そして、第1サーバ10Aの制御部11は、生成した第1期間情報40を端末20Cに送信する(C144)。また、第1サーバ10Aの制御部11は、第1期間情報を第2サーバ10Bに送信する。ここで、第2サーバ10Bは、例えば、利用者端末20に広告などのコンテンツを送信するサーバから構成されてもよい。
【0409】
端末20Cの制御部21は、第1期間情報40を受信すると、その第1期間情報40を表示部24に表示させる(D101)。例えば、端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づいて、コンテンツの送信条件を設定するウェブサイト46に第1期間情報40を表示してもよい。そして、端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づいて、第1期間情報40の中から特定の期間、例えば28日を超える期間42dを選択する(D102)。そして、端末20Cの制御部21は、期間42dに関する情報を第2サーバ10Bに送信する(D142)。
【0410】
第2サーバ10Bの制御部11は、期間42dに関する情報を受信すると、第1期間情報40に基づいて期間42dに含まれるユーザAを抽出する(E141)。また、第2サーバ10Bの制御部11は、特定の期間に基づいて、抽出されたユーザAに送信する第2コンテンツM2を選択する(E142)。例えば、制御部11は、特定の期間に基づいて、予め記憶部15に記憶された複数のコンテンツの中から第2コンテンツM2を自動的に選択してもよい。また、制御部11は、特定の期間に基づいて、端末20CのユーザCにより予め設定された第2コンテンツM2を選択してもよい。第2サーバ10Bの制御部11は、選択された第2コンテンツM2を、期間42dに含まれるユーザとして抽出されたユーザAのユーザ情報と関連付けて記憶部15に記憶させる。ここで、ユーザ情報は、ユーザを識別するための情報であり、例えば、端末20Aの識別情報、ユーザAの個人情報などを含んでもよい。また、ユーザ情報は、第1期間情報40と共に第1サーバ10Aから送信されてもよいし、特定の期間に関する情報と共に第1サーバ10Aから送信されてもよい。
【0411】
続いて、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて、広告などのコンテンツの表示要求を端末20Aのユーザ情報と共に第2サーバ10Bに送信する(A143)。第2サーバ10Bの制御部11は、コンテンツの表示要求とユーザ情報を受信すると、端末20Aのユーザ情報に基づいて記憶部15を検索する。そして、第2サーバ10Bの制御部11は、端末20Aのユーザ情報に関連付けられた第2コンテンツM2をユーザAの端末20Aに送信する(E143)。これにより、端末20Aの制御部21は、例えば図52に示すように、特定のウェブサイトWの広告枠58に第2コンテンツM2を表示させる(A92)。また、端末20Aの制御部21は、例えば図51に示すように、チャットルームRを表示するアプリケーションの広告枠58に第2コンテンツM2を表示させてもよい。
【0412】
なお、本実施形態では、第1サーバ10Aの制御部11は、端末20Cに第1期間情報40を送信するときに、第2サーバ10Bに第1期間情報40を送信したが、これに限定されない。例えば、第1サーバ10Aの制御部11は、第2サーバ10Bが端末20Aからコンテンツの表示要求を受信した場合に、第2サーバ10Bからの送信要求に応じて第1期間情報40を第2サーバ10Bに送信してもよい。そして、第2サーバ10Bの制御部11は、第1期間情報40に基づいて、特定の期間に含まれるユーザAを抽出してもよい。これにより、第2サーバ10Bの制御部11は、最新の第1期間情報40に基づいてユーザAを抽出することができる。
【0413】
<第16実施形態の効果>
第16実施形態では、サーバ10は、少なくとも第1コンテンツの送信を行う第1サーバ10Aと、第2コンテンツM2の送信を行う第2サーバ10Bとを含む。
このような構成による効果の一例として、第1コンテンツと第2コンテンツM2がそれぞれ専用のサーバから送信されるため、第1コンテンツと第2コンテンツM2を確実に送信することができる。
【0414】
<第17実施形態>
第16実施形態では、特定の期間に含まれるユーザAは、第2サーバ10Bで抽出されが、第1サーバ10Aで抽出されてもよい。
【0415】
第17実施形態は、第1サーバ10Aが、第1期間情報40に基づいて特定の期間に含まれるユーザAを抽出する実施形態である。
【0416】
なお、第1実施形態~第16実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第17実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0417】
<情報処理>
図70は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0418】
まず、第10実施形態と同様に、端末20Cの制御部21が、ユーザCの入力操作に基づいて、ユーザAと飲食店CとのチャットルームRを管理する第1サーバ10Aに第1コンテンツを送信する(D91)。第1サーバ10Aの制御部11は、第1コンテンツを受信すると、その第1コンテンツを端末20Aに送信する(C151)。端末20Aの制御部21は、第1コンテンツを受信すると、その第1コンテンツをチャットルームRに関連付けて記憶部28に記憶させる。
【0419】
ここで、端末20AのユーザAは、例えば、リスト画面Lに表示された受信通知B1を確認して、入室ボタンBを入力操作したものとする。これにより、端末20Aの制御部21は、図6Bに示すように、チャットルームRを表示部24に表示させる。そして、端末20Aの制御部21は、図71に示すように、チャットルームRの表示に基づいて、チャットルームRの表示に関する表示情報を第1サーバ10Aに送信する(A91)。第1サーバ10Aの制御部11は、表示情報を受信すると、その表示情報を記憶部15に記憶させる。
【0420】
続いて、第1サーバ10Aの制御部11は、記憶部15に記憶された表示情報に基づいて、端末20AのユーザAがチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第1期間情報を生成する。そして、第1サーバ10Aの制御部11は、生成した第1期間情報40を端末20Cに送信する(C152)。端末20Cの制御部21は、第1期間情報40を受信すると、その第1期間情報40を表示部24に表示させる(D101)。例えば、端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づいて、コンテンツの送信条件を設定するウェブサイト46に第1期間情報40を表示してもよい。そして、端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づいて、第1期間情報40の中から特定の期間、例えば28日を超える期間42dを選択する(D102)。端末20Cの制御部21は、期間42dに関する情報を第1サーバ10Aに送信する(D142)。
【0421】
第1サーバ10Aの制御部11は、期間42dに関する情報を受信すると、第1期間情報40に基づいて期間42dに含まれるユーザAを抽出する(C153)。また、第1サーバ10Aの制御部11は、期間42dに基づいて、抽出されたユーザAに送信する第2コンテンツM2を選択する(C154)。第1サーバ10Aの制御部11は、第2コンテンツM2を選択すると、その第2コンテンツM2を端末20AのユーザAに関するユーザ情報と関連付けて記憶部15に記憶させる。ここで、ユーザ情報は、例えば、端末20Aの識別情報、ユーザAの個人情報などを含んでもよい。
【0422】
続いて、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて、特定のウェブサイトWの表示要求を第2サーバ10Bに送信する(A151)。ここで、第2サーバ10Bは、特定のウェブサイトWを管理するサーバであり、例えばウェブサーバなどから構成される。第2サーバ10Bの制御部11は、端末20AからウェブサイトWの表示要求を受信すると、表示要求と共に送信される端末20Aのユーザ情報に基づいて、第2コンテンツM2の送信要求を第1サーバ10Aに送信する(E151)。
【0423】
第1サーバ10Aの制御部11は、第2コンテンツM2の送信要求を受信すると、端末20のユーザ情報に基づいて、記憶部15に記憶された第2コンテンツM2を検索する。そして、第1サーバ10Aの制御部11は、端末20Aの第2コンテンツM2が検出された場合には、その第2コンテンツM2を第2サーバ10Bに送信する(C155)。
【0424】
第2サーバ10Bの制御部11は、端末20Aの第2コンテンツM2を受信すると、その第2コンテンツM2を含む特定のウェブサイトWを端末20Aに送信する(E152)。そして、端末20Aの制御部21は、第2コンテンツM2を含むウェブサイトWを表示部24に表示させる(A152)。
【0425】
<第17実施形態の効果>
第17実施形態では、サーバ10は、少なくとも第1コンテンツの送信を行う第1サーバ10Aと、第2コンテンツM2の送信を行う第2サーバ10Bとを含む。
このような構成による効果の一例として、第1コンテンツと第2コンテンツM2がそれぞれ専用のサーバから送信されるため、第1コンテンツと第2コンテンツM2を確実に送信することができる。
【0426】
<第18実施形態>
第16実施形態および第17実施形態では、第2サーバ10Bの制御部11は、端末20AからウェブサイトWの表示要求を受信した際に端末20Aのユーザ情報を取得したが、第1サーバ10Aと第2サーバ10Bとの間で端末20Aのユーザ情報を予め共有してもよい。
【0427】
第18実施形態は、第1サーバ10Aが、利用者端末20のユーザに関するユーザ情報を第2サーバ10Bに予め送信して共有する。ここで、利用者端末20からウェブサイトWの表示要求を受信した場合に、第2サーバ10Bが、共有された利用者端末20のユーザ情報に基づいて、第1サーバ10Aに第2コンテンツM2の送信を要求する。そして、第2サーバ10Bは、第1サーバ10Aから送信された第2コンテンツを利用者端末20に送信する。
【0428】
なお、第1実施形態~第17実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第18実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0429】
<情報処理>
図72は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0430】
まず、ユーザAと飲食店CとのチャットルームRを管理する第1サーバ10Aが、ユーザAの登録情報に基づいて、端末20AのユーザAに関するユーザ情報を第2サーバ10Bに送信する(C161)。ここで、第2サーバ10Bは、広告枠58が表示されるウェブサイトWを管理するサーバであり、例えば、飲食店CのウェブサイトWを管理するウェブサーバから構成されてもよい。また、ユーザ情報は、例えば、端末20Aの識別情報、ユーザAの個人情報などを含んでもよい。第2サーバ10Bは、ユーザ情報を受信すると、そのユーザ情報を記憶部15に記憶させる(E161)。
【0431】
続いて、第17実施形態と同様に、端末20Cの制御部21が、ユーザCの入力操作に基づいて、第1サーバ10Aに第1コンテンツを送信する(D91)。第1サーバ10Aの制御部11は、第1コンテンツを受信すると、その第1コンテンツを端末20Aに送信する(C151)。端末20Aの制御部21は、第1コンテンツを受信すると、その第1コンテンツをチャットルームRに関連付けて記憶部28に記憶させる。
【0432】
ここで、端末20AのユーザAは、例えば、リスト画面Lに表示された受信通知B1を確認して、入室ボタンBを入力操作したものとする。これにより、端末20Aの制御部21は、図6Bに示すように、チャットルームRを表示部24に表示させる。そして、端末20Aの制御部21は、図71に示すように、チャットルームRの表示に基づいて、チャットルームRの表示に関する表示情報を第1サーバ10Aに送信する(A91)。第1サーバ10Aの制御部11は、表示情報を受信すると、その表示情報を記憶部15に記憶させる。
【0433】
続いて、第1サーバ10Aの制御部11は、記憶部15に記憶された表示情報に基づいて、端末20AのユーザAがチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第1期間情報を生成する。そして、第1サーバ10Aの制御部11は、生成した第1期間情報40を端末20Cに送信する(C152)。端末20Cの制御部21は、第1期間情報40を受信すると、その第1期間情報40を表示部24に表示させる(D101)。例えば、端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づいて、コンテンツの送信条件を設定するウェブサイト46に第1期間情報40を表示してもよい。そして、端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づいて、第1期間情報40の中から特定の期間、例えば28日を超える期間42dを選択する(D102)。端末20Cの制御部21は、期間42dに関する情報を第1サーバ10Aに送信する(D142)。
【0434】
第1サーバ10Aの制御部11は、期間42dに関する情報を受信すると、第1期間情報40に基づいて期間42dに含まれるユーザAを抽出する(C153)。また、第1サーバ10Aの制御部11は、期間42dに基づいて、抽出されたユーザAに送信する第2コンテンツM2を選択する(C154)。第1サーバ10Aの制御部11は、第2コンテンツM2を選択すると、その第2コンテンツM2を端末20AのユーザAに関するユーザ情報と関連付けて記憶部15に記憶させる。
【0435】
続いて、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて、特定のウェブサイトWの表示要求を第2サーバ10Bに送信する(A151)。特定のウェブサイトWとしては、例えば、端末20CのユーザCの店舗に関するサイトが挙げられる。すなわち、第2サーバ10Bは、端末20CのユーザCの店舗のウェブサイトWを管理するサーバから構成される。
【0436】
第2サーバ10Bの制御部11は、端末20AからウェブサイトWの表示要求を受信すると、表示要求と共に送信される端末20Aのユーザ情報に基づいて、記憶部15に記憶されたユーザ情報を検索する。そして、第2サーバ10Bの制御部11は、記憶部15に記憶されたユーザ情報に端末20Aから送信されたユーザ情報が含まれている場合、第1サーバ10Aに対して、第2コンテンツM2の送信要求を第1サーバ10Aに送信する(E151)。
【0437】
第1サーバ10Aの制御部11は、第2コンテンツM2の送信要求を受信すると、端末20のユーザ情報に基づいて、記憶部15に記憶された端末20Aの第2コンテンツM2を検出する。このとき、第1サーバ10Aと第2サーバ10Bとの間で端末20Aのユーザ情報が予め共有されているため、記憶部15の全てを検索する必要がなく、共有されたユーザ情報に基づいて端末20Aの第2コンテンツが速やかに検出される。第1サーバ10Aの制御部11は、検出した端末20Aの第2コンテンツM2を第2サーバ10Bに送信する(C155)。
【0438】
第2サーバ10Bの制御部11は、端末20Aの第2コンテンツM2を受信すると、その第2コンテンツM2を含む特定のウェブサイトWを端末20Aに送信する(E152)。そして、端末20Aの制御部21は、第2コンテンツM2を含むウェブサイトWを表示部24に表示させる(A152)。すなわち、第2コンテンツM2が、飲食店CのウェブサイトWに表示されることになる。
【0439】
<第18実施形態の効果>
第18実施形態では、第2コンテンツM2は、端末20CのユーザCの店舗に関するウェブサイトWに表示される。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、第2コンテンツM2をウェブサイトWに容易に表示させることができる。
【0440】
また、第18実施形態では、サーバ10は、第1コンテンツを送信する第1サーバ10Aと、第2コンテンツを送信する第2サーバ10Bとを含む。そして、第1サーバ10Aが、端末20Aのユーザ情報(限定ではなく、端末20AのユーザAに関する情報の一例)を第2サーバ10Bに送信し、第2サーバ10Bが、端末20Aのユーザ情報の受信に基づいて、第2コンテンツM2を端末20Aに送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、第2コンテンツM2をウェブサイトWにより容易に表示させることができる。
また、第1サーバ10Aの制御部11は、第2サーバ10Bとの間で端末20Aのユーザ情報が予め共有されているため、その共有されたユーザ情報に基づいて端末20Aに送信する第2コンテンツM2を速やかに検出することができる。
【0441】
<第19実施形態>
第19実施形態は、サーバ10の通信部14が、チャットルームRの表示に関する表示情報を利用者端末20(限定ではなく、第1端末の一例)から受信する。サーバ10の制御部11は、表示情報に基づいて、利用者端末20のユーザがチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第1期間情報を生成する。続いて、管理者端末20(限定ではなく、端末の一例)の通信部22は、ユーザCによって入力された特定の期間などの入力情報と、第1コンテンツとをサーバ10に送信する。そして、サーバ10の制御部11は、入力情報に対応する期間に含まれるユーザを第1期間情報から特定し、そのユーザの利用者端末20に第1コンテンツを送信する。ここで、端末20Aおよび20Bは利用者端末20を構成し、端末20Cは管理者端末20を構成するものとする。
【0442】
なお、第1実施形態~第18実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第19実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0443】
<機能構成>
(1)サーバの機能構成
【0444】
図73は、本実施形態におけるサーバ10の通信部14により実現される機能の一例を示す図である。通信部14は、限定ではなく例として、通信メイン処理部141と、表示情報受信部146と、第1コンテンツ送信部147とを有する。
【0445】
通信メイン処理部141は、制御部11の制御の下、端末20との間で情報を送受信する処理である通信メイン処理を実行する機能を有する。
【0446】
表示情報受信部146は、チャットルームRの表示に関する表示情報を利用者端末20から受信する処理である表示情報受信処理を実行する機能を有する。
【0447】
第1コンテンツ送信部147は、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された第1コンテンツを利用者端末20に送信する処理である第1コンテンツ送信処理を実行する機能を有する。
【0448】
図74は、本実施形態におけるサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。記憶部15には、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、サーバメイン処理として実行されるサーバメイン処理プログラム151が記憶される。
【0449】
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、表示情報の受信処理として実行される受信処理プログラム1514をサブルーチンプログラムとして含む。
【0450】
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、第1コンテンツの送信処理として実行される送信処理プログラム1515をサブルーチンプログラムとして含む。
【0451】
図75は、本実施形態におけるサーバ10の制御部11により実現される機能の一例を示す図である。制御部11は、限定ではなく例として、サーバメイン処理部111と、受信処理部115と、送信処理部116とを有する。
【0452】
サーバメイン処理部111は、記憶部15に記憶されているサーバメイン処理プログラム151に従って、サーバ10を統括的に制御するための処理であるサーバメイン処理を実行する機能を有している。
【0453】
受信処理部115は、記憶部15に記憶されている受信処理プログラム1514に従って、利用者端末20から送信された表示情報を受信する表示情報受信処理を実行する。
【0454】
送信処理部116は、記憶部15に記憶されている送信処理プログラム1515に従って、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された第1コンテンツを利用者端末20に送信する第1コンテンツ送信処理を実行する。このとき、送信処理部116は、表示情報に基づく、利用者端末20のユーザが、利用者端末20のユーザを含むチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第1期間情報と、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された入力情報とに基づいて、第1コンテンツを利用者端末20に送信する。
【0455】
ここで、入力情報は、例えば、特定の期間に関する期間情報、または、特定の期間を導くための期間関連情報(限定ではなく、特定の期間を導くための情報の一例)を含んでもよい。期間関連情報は、例えば、特定の期間が関連付けられた情報、特定の期間を導き出すための情報などを含んでもよい。
【0456】
(2)端末の機能構成
【0457】
図76は、本実施形態における端末20Cの通信部22により実現される機能の一例を示す図である。通信部22は、限定ではなく例として、通信メイン処理部221と、入力情報送信部226と、第1コンテンツ送信部227とを有する。
【0458】
通信メイン処理部221は、制御部21の制御の下、サーバ10との間で情報を送受信する処理である通信メイン処理を実行する機能を有する。
【0459】
入力情報送信部226は、制御部21の制御の下、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された入力情報をサーバ10に送信する入力情報送信処理を実行する機能を有する。
【0460】
第1コンテンツ送信部227は、制御部21の制御の下、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された第1コンテンツをサーバ10に送信する第1コンテンツ送信処理を実行する機能を有する。
【0461】
図77は、本実施形態における端末20Cの記憶部28に記憶される情報の一例を示す図である。記憶部28には、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、端末メイン処理として実行される端末メイン処理プログラム281が記憶される。
【0462】
また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、入力情報送信処理として実行される入力情報送信処理プログラム2816をサブルーチンプログラムとして含む。また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、第1コンテンツ送信処理として実行される第1コンテンツ送信処理プログラム2817をサブルーチンプログラムとして含む。
【0463】
図78は、本実施形態における端末20Cの制御部21により実現される機能の一例を示す図である。制御部21は、限定ではなく例として、端末メイン処理部211と、入力情報送信処理部217と、第1コンテンツ送信処理部218とを有する。
【0464】
端末メイン処理部211は、記憶部28に記憶されている端末メイン処理プログラム281に従って、端末20Cを統括的に制御するための処理である端末メイン処理を実行する機能を有している。
【0465】
入力情報送信処理部217は、記憶部28に記憶されている入力情報送信処理プログラム2816に従って、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された入力情報をサーバ10に送信する処理である入力情報送信処理を実行する機能を有している。
【0466】
第1コンテンツ送信処理部218は、記憶部28に記憶されている第1コンテンツ送信処理プログラム2817に従って、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された第1コンテンツをサーバ10に送信する処理である第1コンテンツ送信処理を実行する機能を有している。
【0467】
<情報処理>
図79は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0468】
まず、端末20Aの制御部21が、例えば図6Bに示すように、ユーザAの入力操作に基づいて、端末20AのユーザAと端末20CのユーザCとを含むチャットルームRを表示部24に表示させる(A171)。そして、端末20Aの制御部21は、チャットルームRへの入室に応じて、チャットルームRの表示に関する表示情報をサーバ10に送信する(A172)。
【0469】
同様に、端末20Bの制御部21が、ユーザBの入力操作に基づいて、端末20BのユーザBと端末20CのユーザCとを含むチャットルームRを表示部24に表示させる(B171)。そして、端末20Bの制御部21は、チャットルームRへの入室に応じて、チャットルームRの表示に関する表示情報をサーバ10に送信する(B172)。
【0470】
これにより、サーバ10の通信部14は、利用者端末20の各々からチャットルームRの表示に関する表示情報を受信する。サーバ10の制御部11は、表示情報を受信すると、その表示情報を記憶部15に順次記憶させる。
【0471】
続いて、サーバ10の制御部11は、記憶部15に記憶された表示情報に基づいて、端末20AのユーザAがチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第1期間情報と、端末20BのユーザBがチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第1期間情報とを生成する。すなわち、制御部11は、複数ユーザAおよびBの各々が、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第1期間情報を生成する。
【0472】
例えば、制御部11は、図80に示すように、チャットルームRを表示してから経過した複数の期間42a~42dを設定し、それぞれの期間42a~42dに含まれるユーザをリスト化した第1期間情報40を生成してもよい。すなわち、制御部11は、それぞれのユーザがチャットルームRを表示してから経過した期間に基づいて、該当する期間42a~42dにユーザを振り分けることにより第1期間情報40を生成してもよい。なお、期間42a~42dは、サーバ10において自動的に設定されてもよいし、端末20CのユーザCにより設定されてもよい。制御部11は、表示情報に基づいて生成された第1期間情報40を記憶部15に記憶させる(C171)。
【0473】
続いて、端末20Cの制御部21は、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された入力情報と、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された第1コンテンツとを通信部22によってサーバ10に送信する(D171)。
【0474】
例えば、端末20Cの制御部21は、入力情報と第1コンテンツとをサーバ10が管理するウェブサイト46に入力することで、入力情報と第1コンテンツとをサーバ10に送信してもよい。ここで、入力情報は、例えば、予め設定された期間に関する第2期間情報を含んでもよい。例えば、図81に示すように、サーバ10の制御部11は、第2期間情報68を入力するための期間69a~69dに関する選択欄70をウェブサイト46に設けてもよい。これにより、端末20Cの制御部21は、期間69a~69dに関する選択肢を含むウェブサイト46を表示部24に表示することができる。端末20CのユーザCは、ウェブサイト46に表示された選択肢の中から特定の期間、例えば期間69aを選択して、特定の期間42aに関する第2期間情報68を入力情報として端末20Cに入力する。また、端末20CのユーザCは、特定の期間69aに含まれるユーザに送信する第1コンテンツを、図示しないウェブサイト46の設定欄に入力するように端末20Cを入力操作する。そして、端末20Cの制御部21は、例えばウェブサイト46の送信ボタンがユーザCにより入力操作されることにより、特定の期間69aに関する第2期間情報68を入力した入力情報と第1コンテンツとをサーバ10に送信する。なお、特定の期間は、端末20CのユーザCにより直接的に入力されてもよい。例えば、ウェブサイト46に入力欄を設け、この入力欄に特定の期間を入力情報として入力してもよい。
【0475】
サーバ10の通信部14は、端末20Cから送信された入力情報と第1コンテンツとを受信する。サーバ10の制御部11は、入力情報と第1コンテンツが通信部14で受信されると、入力情報に含まれる特定の期間69aと、記憶部15に記憶された第1期間情報40とに基づいて、第1コンテンツを利用者端末20に送信する。具体的には、制御部11は、入力情報に含まれる特定の期間69aに基づいて、記憶部15に記憶された第1期間情報40の期間42a~42dを参照する。制御部11は、第1期間情報40において特定の期間69aに対応する期間42dを特定し、その期間42dに含まれるユーザAを第1期間情報40から抽出する(C172)。そして、制御部11は、抽出されたユーザAの端末20Aに第1コンテンツを送信する(C173)。なお、第1期間情報40の期間42a~42dと第2期間情報68の期間69a~69dは、異なる期間であってもよいし、なくてもよい。
【0476】
端末20Aの制御部21は、第1コンテンツを受信すると、例えば図15Aに示すように、第1コンテンツM1をチャットルームRaに表示させる(A173)。一方、端末20Bの表示部24には、図15Bに示すように、チャットルームRbに第1コンテンツM1は表示されないことになる。
【0477】
<第19実施形態の効果>
第19実施形態では、サーバ10の通信部14が、チャットルームRの表示に関する表示情報を利用者端末20から受信する。そして、サーバ10の制御部11は、表示情報に基づく、利用者端末20のユーザが、利用者端末20のユーザを含むチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第1期間情報40と、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された入力情報とに基づいて、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された第1コンテンツM1を送信する。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、特定の期間42aに含まれる利用者端末20のユーザに第1コンテンツM1を容易に送信することができる。
【0478】
また、第19実施形態では、入力情報は、期間69a~69dに関する第2期間情報68を含む。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、第2期間情報68の特定の期間69aに対応する第1期間情報40の期間42aに含まれるユーザAを容易に特定することができる。
【0479】
また、第19実施形態では、第2期間情報68を入力するための期間69a~69dに関する選択肢を端末20Cの表示部24に表示する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、特定の期間69aを容易に入力することができる。
【0480】
また、第19実施形態では、サーバ10の記憶部15は、表示情報に基づく、第1期間情報40を記憶する。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、第1期間情報40を容易に生成することができる。
【0481】
また、第19実施形態では、端末20Cの通信部22が、端末20CのユーザCによって入力された入力情報と、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された第1コンテンツM1とをサーバ10に送信する。サーバ10の通信部14は、端末20Cから送信された入力情報と、端末20Cから送信された第1コンテンツM1とを受信する。そして、サーバ10の制御部11は、記憶部15に記憶された第1期間情報40と、入力情報とに基づいて、第1コンテンツを送信する。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、特定の期間42aに含まれる利用者端末20のユーザに第1コンテンツM1を確実に送信することができる。
【0482】
<第20実施形態>
第19実施形態では、サーバ10の制御部11は、第1期間情報40と第2期間情報68とに基づいて第1コンテンツM1を送信する利用者端末20のユーザを選択したが、第1期間情報40と入力情報に基づいて第1コンテンツM1を送信すればよく、これに限定されない。
【0483】
第20実施形態は、サーバ10の制御部11が、例えば第2期間情報68、属性情報53、入室経路情報54、または地域情報などの複数の入力情報を掛け合わせて、第1期間情報40から第1コンテンツを送信する利用者端末20のユーザを選択する実施形態である。
【0484】
なお、第1実施形態~第19実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第20実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0485】
まず、第19実施形態と同様に、端末20Aの制御部21が、例えば図6Bに示すように、ユーザAの入力操作に基づいてチャットルームRを表示すると、そのチャットルームRの表示情報をサーバ10に送信する(A172)。同様に、端末20Bの制御部21が、チャットルームRの表示情報をサーバ10に送信する(B172)。そして、サーバ10の制御部11は、端末20Aおよび20Bの表示情報に基づいて、複数ユーザAおよびBの各々が、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第1期間情報40を生成し、その第1期間情報40を記憶部15に記憶させる(C171)。このとき、制御部11は、利用者端末20の付加情報51を含む第1期間情報40を記憶部15に記憶してもよい。付加情報51は、例えば、ユーザの属性に関する属性情報53、ユーザがチャットルームRに入室する経路に関する入室経路情報54、またはユーザに関連する地域(例えば居住地域、出身地域など)に関する地域情報などを含んでもよい。また、付加情報51は、第4実施形態と同様に、入室目的情報52または頻度情報55などを含んでもよい。
【0486】
属性情報53は、例えば、第1期間情報40の期間42a~42dに含まれる複数ユーザの性別を示す情報から構成されてもよい。制御部11は、例えば、チャットルームRに対して予め登録されたユーザの情報に基づいて、ユーザの性別を取得してもよい。
【0487】
入室経路情報54は、例えば、第1期間情報40の期間42a~42dに含まれるユーザがチャットルームRに入室した経路を示す情報から構成されてもよい。なお、チャットルームRは、参加者(例えば友だち)として登録することで入室可能に構成されていてもよい。このため、入室経路情報54は、チャットルームRへの参加経路、すなわちユーザがチャットルームRに参加者として登録されるまでの経路を示す情報を含むことになる。
【0488】
地域情報は、例えば、第1期間情報40の期間42a~42dに含まれるユーザの居住地域を示す情報から構成されてもよい。制御部11は、例えば、チャットルームRに対して予め登録されたユーザの情報に基づいて、ユーザの性別を取得してもよい。
【0489】
続いて、端末20Cの制御部21は、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された入力情報と、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された第1コンテンツとを通信部22によってサーバ10に送信する(D171)。例えば、端末20Cの制御部21は、入力情報と第1コンテンツとをサーバ10が管理するウェブサイト46に入力することで、入力情報と第1コンテンツとをサーバ10に送信する。このとき、入力情報は、例えば、属性情報53、入室経路情報54または地域情報を含んでもよい。
【0490】
例えば、図82に示すように、サーバ10の制御部11は、第2期間情報68を入力するための期間69a~69dに関する選択欄70、属性情報53を入力するための選択欄71、入室経路情報54を入力するための選択欄72、および地域情報73を入力するための選択欄74をウェブサイト46に設けてもよい。また、サーバ10の制御部11は、これらの入力情報を「AND」または「OR」で掛け合わせる選択欄75をウェブサイト46に設けてもよい。これにより、サーバ10の制御部11は、端末20CのユーザCの選択に応じて、複数の入力情報を掛け合わせて第1期間情報40を検索し、その検索条件に該当する利用者端末20のユーザ、例えば端末20AのユーザAを第1期間情報40から抽出する(C172)。
【0491】
また、サーバ10の制御部11は、検索条件から特定の入力情報を除外する除外機能76をウェブサイト46に設けてもよい。例えば、図83に示すように、サーバ10の制御部11は、端末20CのユーザCの入力操作に応じて、過去にコンテンツを送信したユーザを検索条件から除外するように除外機能76で設定してもよい。また、サーバ10の制御部11は、端末20CのユーザCの入力操作に応じて、第2期間情報68、属性情報53、入室経路情報54または地域情報73を入力した特定の入力情報を検索条件から除外するように除外機能76で設定してもよい。
【0492】
このようにして、サーバ10の制御部11は、入力情報を掛け合わせた検索条件に応じた端末20AのユーザAを第1期間情報40から抽出すると、その端末20Aに第1コンテンツM1を送信する(C173)。
【0493】
<第20実施形態の効果>
第20実施形態では、入力情報は、属性に関する属性情報53(限定ではなく、属性に関する情報の一例)、入室経路に関する入室経路情報54(限定ではなく、入室経路に関する情報の一例)、または地域に関する地域情報73(限定ではなく、地域に関する情報の一例)を含む。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、所望の条件に応じたユーザを第1コンテンツM1の送信先として容易に選択することができる。
また、端末20CのユーザCは、複数の入力情報を掛け合わせることで、所望の条件に応じたユーザを確実に選択することができる。
【0494】
<第20変形例(1)>
第20実施形態では、サーバ10の制御部11は、属性情報53、入室経路情報54、または地域情報73に基づいて第1コンテンツM1を送信するユーザを選択したが、入力情報に基づいて第1コンテンツM1を送信するユーザを選択できればよく、これに限定されない。
【0495】
第20変形例(1)は、サーバ10の制御部11が、過去に送信したコンテンツのインプレッション情報に基づいて、第1コンテンツM1を送信するユーザを選択する変形例である。なお、インプレッション情報は、利用者端末20のユーザがチャットルームRに送信されたコンテンツを実際に確認したか否かを示す情報である。例えば、インプレッション情報は、利用者端末20のユーザがコンテンツの内容を確認したか否かを示す情報であってもよいし、なくてもよい。また、インプレッション情報は、利用者端末20のユーザがコンテンツの内容に興味をもったか否かを示す情報であってもよいし、なくてもよい。また、インプレッション情報は、利用者端末20のユーザがコンテンツを閲覧したことを示す情報であってもよいし、なくてもよい。また、インプレッション情報は、コンテンツに対する入力操作(例えばクリック)があったか否かを示す情報であってもよいし、なくてもよい。また、インプレッション情報は、利用者端末20にコンテンツの少なくとも一部が表示されたときに1インプレッションとして、生成されてよい。
【0496】
まず、第20実施形態と同様に、端末20Aの制御部21が、例えば図6Bに示すように、ユーザAの入力操作に基づいてチャットルームRを表示すると、そのチャットルームRの表示情報をサーバ10に送信する(A172)。同様に、端末20Bの制御部21が、チャットルームRの表示情報をサーバ10に送信する(B172)。このとき、利用者端末20の制御部21は、コンテンツのインプレッション情報を含む表示情報をサーバ10に送信してもよい。
【0497】
例えば、端末20Aの制御部21は、図6に示すコンテンツMをサーバ10から受信した後、さらに6つのコンテンツをサーバ10から受信したものとする。端末20Aの制御部21は、図84に示すように、ユーザAの入力操作に応じて、6つ目のコンテンツMcを受信した後にチャットルームRに入室した場合、そのチャットルームRに表示された3つのコンテンツMa~Mcのインプレッションを検出する。このとき、コンテンツMとコンテンツMaとの間に送信された3つのコンテンツはチャットルームRに表示されていないため、例えば画面をスクロールするなどの操作をしない限り、その3つのコンテンツのインプレッションは検出されないことになる。
【0498】
このようにして、利用者端末20の制御部21は、コンテンツMa~Mcのインプレッションを検出すると、そのコンテンツMa~Mcのインプレッション情報を含む表示情報をサーバ10に送信する。そして、サーバ10の制御部11は、端末20Aおよび20Bの表示情報に基づいて、複数ユーザAおよびBの各々が、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第1期間情報40を生成し、その第1期間情報40を記憶部15に記憶させる(C171)。このとき、制御部11は、利用者端末20におけるコンテンツMa~Mcのインプレッション情報を付加情報51として含む第1期間情報40を記憶部15に記憶してもよい。
【0499】
続いて、端末20Cの制御部21は、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された入力情報と、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された第1コンテンツとを通信部22によってサーバ10に送信する(D171)。例えば、端末20Cの制御部21は、入力情報と第1コンテンツとをサーバ10が管理するウェブサイト46に入力することで、入力情報と第1コンテンツとをサーバ10に送信してもよい。このとき、入力情報は、例えば、コンテンツのインプレッションに関するインプレッション情報を含んでもよい。
【0500】
例えば、図85に示すように、サーバ10の制御部11は、インプレッション情報77を入力するための選択欄77aおよび77bをウェブサイト46に設けてもよい。ここで、選択欄77aは、過去に送信した特定のコンテンツについてインプレッションがあったユーザにコンテンツを送信するか、または、インプレッションがなかったユーザにコンテンツを送信するかを選択する欄である。また、選択欄77bは、過去にチャットルームRに送信したコンテンツのうち、特定のコンテンツを選択する欄である。なお、制御部11は、第20実施形態と同様に、第2期間情報68を入力するための期間69a~69dに関する選択欄70をウェブサイト46に設けてもよい。
【0501】
例えば、端末20Cの制御部21は、ウェブサイト46に対するユーザCの入力操作に基づいて、第2期間情報68の選択欄70において0日以上3日以内の期間69aを選択してもよい。また、端末20の制御部21は、ウェブサイト46に対するユーザCの入力操作に基づいて、選択欄77bにおいて特定のコンテンツ、例えば割引きキャンペーンを通知する特定のコンテンツMdを選択する。また、端末20の制御部21は、ウェブサイト46に対するユーザCの入力操作に基づいて、選択欄77aにおいて特定のコンテンツMdのインプレッションが「なし」を選択する。
【0502】
一般的に、選択欄70で選択された0日以上3日以内の期間69aに含まれるユーザは、チャットルームRを表示する頻度が高く、チャットルームRに送信されるコンテンツを確認する可能性が高いユーザと考えられる。このため、期間69aに含まれ且つ特定のコンテンツMdのインプレッションがないユーザは、特定のコンテンツMdを見逃した可能性がある。例えば、図84に示すように、サーバ10の制御部11が、複数のコンテンツをチャットルームRに送信した場合に、コンテンツMとコンテンツMaとの間に特定のコンテンツMdが送信されたものとする。端末20AのユーザAが、コンテンツMcを受信した後にチャットルームRに入室した場合、そのチャットルームRに特定のコンテンツMdは表示されないため、割引きキャンペーンを通知する特定のコンテンツMdを見逃すおそれがある。
【0503】
そこで、サーバ10の制御部11は、端末20CのユーザCにより、0日以上3日以内の期間69aに含まれ且つ特定のコンテンツMdのインプレッションがないユーザとの検索条件が入力されると、この検索条件に該当するユーザを、付加情報51を含む第1期間情報40から抽出する(C172)。そして、サーバ10の制御部11は、抽出されたユーザAの端末20Aに、例えば特定のコンテンツMdを再度送信する(C173)。
【0504】
なお、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20CのユーザCが選択欄70および77aを選択するようにウェブサイト46を構成したが、検索条件に該当するユーザを抽出できればよく、これに限定されない。例えば、サーバ10の制御部11は、端末20CのユーザCにより選択欄77bにおいて特定のコンテンツMdが選択されると、選択欄70に0日以上3日以内の期間69aを自動的に表示し、選択欄77aにインプレッションなしを自動的に表示するようにウェブサイト46を構成してもよい。サーバ10の制御部11は、例えば、特定のコンテンツMdの内容、インプレッション数、送信時点などの情報に基づいて、選択欄70および77bに自動的に表示する選択肢を設定してもよい。このとき、端末20CのユーザCは、自動選択された選択欄70および77aの選択肢を変更したい場合には、選択欄70および77aを入力操作して選択肢を変更してもよい。
【0505】
また、サーバ10の制御部11は、選択欄77bに表示された特定のコンテンツMdに対する入力操作に応じて、特定のコンテンツMdを送信する送信条件を自動的に設定するようにウェブサイト46を構成してもよい。例えば、図86に示すように、サーバ10の制御部11は、コンテンツの送信条件を設定する選択欄78をウェブサイト46に設けてもよい。この選択欄78には、複数の送信条件が予め設定されており、例えば「インプレッションリターゲティング」との項目には、0日以上3日以内の期間69aに含まれ且つ特定のコンテンツMdのインプレッションがないユーザにコンテンツを送信するように送信条件が予め設定されている。また、サーバ10の制御部11は、選択欄78に表示された複数の送信条件に対して、過去に送信されたコンテンツが関連付けられている。サーバ10の制御部11は、例えば、特定のコンテンツMdの内容、インプレッション数、送信時点などの情報に基づいて、送信条件に対して過去に送信されたコンテンツを関連付けてもよい。サーバ10の制御部11は、端末20CのユーザCが特定のコンテンツMdを再送するために選択欄77bにおいて特定のコンテンツMdを選択すると、そのコンテンツMdに関連付けられた送信条件を選択欄78に自動的に表示する。
【0506】
<第20変形例(1)の効果>
第18変形例(1)では、入力情報は、コンテンツMdのインプレッションに関するインプレッション情報77(限定ではなく、インプレッションに関する情報の一例)を含む。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、コンテンツMdのインプレッション情報77に基づいてユーザを適切に選別することができる。
また、端末20CのユーザCは、インプレッション情報77に基づいてコンテンツMdを見逃したユーザを選別することができ、そのユーザにコンテンツMdを効率的に送信することができる。
【0507】
<第21実施形態>
第19実施形態および第20実施形態では、端末20Cの制御部21は、第1期間情報40に関する情報を表示することなく、ユーザCにより入力情報が入力されたが、ユーザCが入力情報を入力するための補足情報を表示してもよい。
【0508】
第21実施形態は、サーバ10の制御部11が、第1期間情報40に関する統計情報、例えばチャットルームRを表示してから経過した期間が第1期間に含まれるユーザの第1割合に関する情報を生成する。そして、端末20Cの制御部21が、ユーザCの入力情報に対応する統計情報を表示部24に表示させる実施形態である。
【0509】
なお、第1実施形態~第20実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第21実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0510】
まず、第19実施形態と同様に、端末20Aの制御部21が、例えば図6Bに示すように、ユーザAの入力操作に基づいてチャットルームRを表示すると、そのチャットルームRの表示情報をサーバ10に送信する(A172)。同様に、端末20Bの制御部21が、チャットルームRの表示情報をサーバ10に送信する(B172)。これにより、サーバ10の通信部14が、端末20AのユーザAを含む複数のユーザの各々から表示情報を受信する。
【0511】
続いて、サーバ10の制御部11は、端末20Aおよび20Bから送信された表示情報に基づいて、複数ユーザAおよびBの各々が、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間に関する情報を含む第1期間情報40を生成する。ここで、第1期間情報40は、複数ユーザAおよびBの各々が、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間に関する統計情報41を含んでもよい。例えば、統計情報41は、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が第1期間に含まれるユーザの割合である第1割合に関する情報と、複数ユーザのうち、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間が第1期間とは異なる第2期間に含まれるユーザの割合である第2割合に関する情報とを含んでもよい。
【0512】
例えば、制御部11は、図8に示すように、統計情報41を含む第1期間情報40を生成してもよい。具体的には、制御部11は、飲食店CとのチャットルームRを利用する特定のユーザ数(例えば、全ユーザ数、または、任意に選択されたユーザの数)に対して、チャットルームRを表示してから経過した経過期間が3日以内の期間42aに含まれるユーザの割合43aと、経過期間が4日以上7日以内の期間42bに含まれるユーザの割合43bと、経過期間が8日以上28日以内の期間42cに含まれるユーザの割合43cと、経過期間が28日を超える期間42dに含まれるユーザの割合43dを算出する。ここで、ユーザAは割合43aの層に含まれ、ユーザBは割合43bの層に含まれるものとする。また、割合43aは10%、割合43bは40%、割合43cは10%、割合43dは40%と算出されたものとする。制御部11は、割合43a~43dを含む統計情報41を期間42a~42dに対応付けることで、統計情報41を含む第1期間情報40を生成する。制御部11は、生成した第1期間情報40を記憶部15に記憶させる(C171)。
【0513】
ここで、制御部11は、図87に示すように、入力情報として特定の第2期間情報68を入力させる入力領域79をウェブサイト46に設けてもよい。制御部11は、ウェブサイト46の入力領域79に特定の第2期間情報68、例えば0日以上3日以内の期間42aが入力されると、記憶部15に記憶された統計情報41を含む第1期間情報40に基づいて、複数ユーザのうち、特定の期間42aに対応する割合の情報である10%の割合情報43aを算出する。そして、制御部11は、割合情報43aを含む第1期間情報40をウェブサイト46に表示させる。このように、制御部11は、入力領域79に対する入力に応じて、第1期間情報40に含まれる統計情報41の割合を順次変更する。
【0514】
端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に応じて、ユーザCにより特定の第2期間情報68を含む入力情報が入力される入力領域79と、入力領域79に入力された入力情報に対応する割合情報43aとを含むウェブサイト46を表示部24に表示させる。このとき、端末20Cの制御部21は、記憶部15に記憶された第1期間情報40と、ユーザCにより入力された特定の第2期間情報68を含む入力情報とに基づき、複数ユーザのうち、入力情報に含まれる割合の情報である割合情報43aを表示部24に表示させる。
【0515】
これにより、端末20Cの制御部21は、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された入力情報と、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された第1コンテンツとを通信部22によってサーバ10に送信する(D171)。そして、サーバ10の制御部11は、第1期間情報40において入力情報に対応するユーザ、すなわち特定の期間42aに含まれるユーザAを抽出し(C172)、そのユーザAの端末20Aに第1コンテンツM1を送信する(C173)。
【0516】
<第21実施形態の効果>
第21実施形態では、サーバ10の通信部14は、利用者端末20のユーザを含む複数ユーザの各々から表示情報を受信する。ここで、第1期間情報40は、複数ユーザの各々が、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間に関する情報を含む。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、第1期間情報40に基づいて第1コンテンツM1の送信相手を容易に選択することができる。
【0517】
また、第21実施形態では、第1期間情報40は、複数ユーザの各々が、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間に関する統計情報41を含む。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、統計情報41を参考にして、第1コンテンツM1の送信条件を適切に入力することができる。
また、端末20CのユーザCは、統計情報41に基づいて、第1コンテンツM1を送信するユーザを限定することができる。
【0518】
また、第21実施形態では、端末20Cの表示部24は、第1期間情報40と、入力情報とに基づき、複数ユーザのうち、入力情報に含まれる割合の情報である割合情報43aを表示する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、割合情報43aに基づいて、第1コンテンツM1の送信条件をより適切に入力することができる。
また、端末20CのユーザCは、割合情報43aに基づいて、第1コンテンツM1を送信するユーザを容易に限定することができる。
【0519】
また、第21実施形態では、第1期間情報40は、割合情報43aと、入力情報を入力させる入力領域79とを表示する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、第1コンテンツM1の送信条件を容易に入力することができる。
【0520】
<第22実施形態>
第19実施形態~第21実施形態では、サーバ10の制御部11は、例えば図81に示すように期間69a~69dの第2期間情報68のうち1つの期間69aを選択して第1コンテンツM1を送信したが、複数の期間を選択してコンテンツを送信してもよい。
【0521】
第22実施形態は、サーバ10の制御部11が、期間69a~69dのうち1つの期間69aに対応するユーザの利用者端末20に第3コンテンツを送信し、1つの期間69bに対応するユーザの利用者端末20に第4コンテンツを送信する実施形態である。
【0522】
なお、第1実施形態~第21実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第22実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0523】
まず、第19実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、例えば図80に示す第1期間情報40を生成すると、その第1期間情報40を記憶部15に記憶させる(C171)。ここで、制御部11は、図88に示すように、第1領域80と第2領域81とをウェブサイト46に設けてもよい。第1領域80は、第2期間情報68と、その第2期間情報68に対応するユーザに送信する第3コンテンツM3とを入力するための領域である。具体的には、第1領域80は、第2期間情報68を入力するための期間69a~69dに関する選択欄70と、第3コンテンツM3を入力するための入力欄82とを含んでもよい。一方、第2領域81は、第3期間情報83と、その第3期間情報83に対応するユーザに送信する第4コンテンツM4とを入力するための領域である。具体的には、第2領域81は、第3期間情報83を入力するための期間69a~69dに関する選択欄84と、第4コンテンツM4を入力するための入力欄85とを含んでもよい。なお、第2期間情報68と第3期間情報83は、入力情報を構成する。
【0524】
端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に応じて、第1領域80と第2領域81とを含むウェブサイト46を表示部24に表示させる。端末20CのユーザCは、例えば、第1領域80において0日以上3日以内の期間69aを選択欄70に入力し、第2領域81において4日以上7日以内の期間69bを選択欄84に入力したものとする。そして、端末20CのユーザCは、期間69aのユーザに応じた第3コンテンツM3を入力欄82に入力し、期間69bのユーザに応じた第4コンテンツM4を入力欄85に入力する。
【0525】
これにより、端末20Cの制御部21は、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された第2期間情報68および第3期間情報83を含む入力情報と、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された第2コンテンツM2および第3コンテンツM3とを通信部22によってサーバ10に送信する(D171)。そして、サーバ10の制御部11は、第1期間情報40において特定の期間69aに含まれるユーザAを抽出し(C172)、そのユーザAの端末20Aに第3コンテンツM3を送信する(C173)。また、サーバ10の制御部11は、第1期間情報40において特定の期間69bに含まれるユーザBの端末20Bに第4コンテンツM4を送信する。
【0526】
<第22実施形態の効果>
第22実施形態では、入力情報は、第2期間情報68と第3期間情報83とを含む。そして、端末20Cの表示部24は、第2期間情報68と、第2期間情報68に対応する第3コンテンツM3とを入力するための第1領域80と、第3期間情報83と、第3期間情報83に対応する第4コンテンツM4とを入力するための第2領域81とを表示する。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、第2期間情報68に対応する第3コンテンツM3と、第3期間情報83に対応する第4コンテンツM4とを一度に送信することができる。
【0527】
<第23実施形態>
第19実施形態~第22実施形態では、サーバ10の制御部11は、入力情報として特定の期間が選択欄70に入力されることでコンテンツの送信先を設定したが、所望のユーザにコンテンツを送信できればよく、これに限定されない。例えば、制御部11は、特定の期間を導くことが可能な情報が入力されることでコンテンツの送信先を設定してもよい。
【0528】
第23実施形態は、サーバ10の制御部11が、第2コンテンツが送信されてから経過した期間に基づいて、第1コンテンツの送信先を設定する。例えば、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツが送信されてから経過した期間に対して、チャットルームRを表示してから経過した期間に関する第1期間情報40が長いユーザを、第1コンテンツの送信先として設定する。
【0529】
なお、第1実施形態~第22実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第23実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0530】
まず、第19実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、第1期間情報40を生成すると、その第1期間情報40を記憶部15に記憶させる(C171)。ここで、図89に示すように、端末20Cの制御部21は、ユーザAとユーザBのチャットルームRに第2コンテンツを9月20日に送信し、その送信日から現在まで10日が経過しているものとする。また、第1期間情報40では、チャットルームRを表示してから15日経過した層にユーザAが含まれ、チャットルームRを表示してから5日が経過した層にユーザBが含まれるものとする。
【0531】
ここで、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツが送信された日付と、第1期間情報40とに基づいて、利用者端末20のユーザが第2コンテンツを閲覧したか否かを判別する。例えば、制御部11は、ユーザAについて、第2コンテンツが送信されてから経過した期間に対して、チャットルームRを表示してから経過した期間が長い、すなわち第2コンテンツの送信後にチャットルームRを表示していないため、ユーザAは第2コンテンツを閲覧していないと判定してもよい。一方、制御部11は、ユーザBについて、第2コンテンツが送信されてから経過した期間に対して、チャットルームRを表示してから経過した期間が短い、すなわち第2コンテンツの送信後にチャットルームRを表示しているため、ユーザBは第2コンテンツを閲覧していると判定してもよい。制御部11は、第2コンテンツの閲覧に関する判定結果を含むように第1期間情報40を構成してもよい。
【0532】
ここで、制御部11は、図90に示すように、端末20Cによって送信された第2コンテンツの閲覧情報(限定ではなく、第2コンテンツに対する入力に関する情報の一例)を入力情報として入力するための選択欄86をウェブサイト46に設けてもよい。この選択欄86は、例えば、第2コンテンツを閲覧していないユーザと、第2コンテンツを閲覧したユーザとを選択可能に設けられてもよい。また、制御部11は、ユーザに送信する第1コンテンツM1を入力するための入力欄82をウェブサイト46に設けてもよい。
【0533】
端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に応じてウェブサイト46を表示部24に表示させる。そして、端末20CのユーザCは、選択欄86において第2コンテンツの閲覧情報を選択、例えば第2コンテンツを閲覧していないユーザを選択する。
【0534】
これにより、端末20Cの制御部21は、端末20CのユーザCによって入力された入力情報と第1コンテンツM1とをサーバ10に送信する(D171)。そして、サーバ10の制御部11は、第1期間情報40に含まれる判定結果を参照し、第2コンテンツを閲覧していないユーザAを抽出する(C172)。サーバ10の制御部11は、抽出されたユーザAの端末20Aに第1コンテンツM1を送信する(C173)。このように、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツが送信された日付と、第1期間情報40とに基づいて、利用者端末20の複数のユーザの中から、第2コンテンツを閲覧していないユーザAを判別する。そして、制御部11は、そのユーザAの端末20Aに対して、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された第1コンテンツM1を送信する。
【0535】
<第23実施形態の効果>
第23実施形態では、入力情報は、端末20Cによって送信された第2コンテンツに対する入力に関する情報を含む。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、チャットルームRに送信された第2コンテンツの閲覧状況に基づいて第1コンテンツM1を送信することができる。
また、端末20CのユーザCは、第2コンテンツを閲覧していないユーザAに対して、例えば割引きに関するコンテンツなど、その閲覧状況に応じた第1コンテンツM1を送信することができる。
【0536】
また、第23実施形態では、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツが送信された日付と、第1期間情報とに基づいて、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された第1コンテンツM1を送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、第2コンテンツの表示状況に応じて特定のユーザに第1コンテンツM1を適切に送信することができる。
また、端末20CのユーザCは、第2コンテンツが送信された日付と、第1期間情報とに基づいて、第2コンテンツが閲覧されたか否かを確実に判定することができ、その判定結果に応じた第1コンテンツM1をユーザに送信することができる。
【0537】
<第23変形例(1)>
第23実施形態では、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツが送信された日付に基づいて第1コンテンツの送信先を選別したが、第2コンテンツに対する入力に関する情報に基づいて第1コンテンツの送信先を選別できればよく、これに限定されない。
【0538】
第23変形例(1)は、サーバ10の制御部11が、第2コンテンツに基づいて予め設定された第2期間情報と、第1期間情報40においてチャットルームRを表示してから経過した期間との長さに基づいて、第1コンテンツを送信するユーザを選別する変形例である。
【0539】
まず、第23実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、第1期間情報40を生成すると、その第1期間情報40を記憶部15に記憶させる(C171)。ここで、図89に示すように、第1期間情報40では、ユーザAがチャットルームRを表示してから15日経過した層に含まれ、ユーザBがチャットルームRを表示してから5日が経過した層に含まれるものとする。また、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツに基づいて、第2コンテンツが閲覧されたか否かを判定するための第2期間情報が予め設定される。例えば、制御部11は、第2コンテンツの内容、送信日などに基づいて第2期間情報を設定してもよい。
【0540】
ここで、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツに基づいて設定された第2期間情報と、第1期間情報40とに基づいて、利用者端末20のユーザが第2コンテンツを閲覧したか否かを判別する。例えば、制御部11は、ユーザAがチャットルームRを表示してから経過した期間が第2期間情報より長い場合には、ユーザAが第2コンテンツを閲覧していないと判定してもよい。また、制御部11は、ユーザBがチャットルームRを表示してから経過した期間が第2期間情報より短い場合には、ユーザBが第2コンテンツを閲覧していると判定してもよい。制御部11は、各ユーザについて第2コンテンツの閲覧を判定すると、その判定結果を含むように第1期間情報40を構成してもよい。
【0541】
また、制御部11は、第2コンテンツのインプレッション情報を利用者端末20から受信し、そのインプレッション情報を含むように第1期間情報40を構成してもよい。
【0542】
ここで、制御部11は、図91に示すように、端末20Cによって送信された第2コンテンツの閲覧情報(限定ではなく、第2コンテンツに対する入力に関する情報の一例)を入力情報として入力するための選択欄86をウェブサイト46に設けてもよい。この選択欄86は、例えば、第2コンテンツを閲覧していないユーザと、第2コンテンツを閲覧したユーザとを選択可能に設けられてもよい。また、制御部11は、第20変形例(1)と同様に、インプレッション情報77を入力情報として入力するための選択欄77aをウェブサイト46に設けてもよい。また、制御部11は、ユーザに送信する第1コンテンツM1を入力するための入力欄82をウェブサイト46に設けてもよい。
【0543】
端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に応じてウェブサイト46を表示部24に表示させる。そして、端末20CのユーザCは、選択欄86において第2コンテンツの閲覧情報を選択、例えば第2コンテンツを閲覧していないユーザを選択する。また、端末20CのユーザCは、選択欄77aにおいてインプレッション情報77を選択、例えば第2コンテンツのインプレッションがないユーザを選択する。
【0544】
これにより、端末20Cの制御部21は、端末20CのユーザCによって入力された入力情報と第1コンテンツM1とをサーバ10に送信する(D171)。そして、サーバ10の制御部11は、第1期間情報40において第2コンテンツを閲覧していない層に含まれ且つ第2コンテンツのインプレッションがないユーザAを抽出し(C172)、そのユーザAの端末20Aに第1コンテンツM1を送信する(C173)。このように、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツに基づいて設定された第2期間情報と、第1期間情報40とに基づいて、利用者端末20の複数のユーザの中から、第2コンテンツを閲覧していないユーザAを判別する。そして、制御部11は、そのユーザAの端末20Aに対して、端末20Cのユーザによって端末20Cに入力された第1コンテンツM1を送信する。
【0545】
<第23変形例(1)の効果>
第23変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツに基づいて設定された第2期間情報と、第1期間情報とに基づいて、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された第1コンテンツM1を送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、予め設定された第2期間情報に基づいて、特定のユーザに第1コンテンツM1を容易に送信することができる。
また、端末20CのユーザCは、第2期間情報と第1期間情報40に基づいて第2コンテンツが閲覧されたか否かを確実に判定することができ、その判定結果に応じた第1コンテンツM1をユーザに送信することができる。
【0546】
<第24実施形態>
第19実施形態~第23実施形態では、サーバ10の制御部11が、第1期間情報40に基づいて第1コンテンツM1を特定の利用者端末20に送信したが、その送信処理の少なくとも一部を端末20Cの制御部21が処理してもよい。
【0547】
第24実施形態は、端末20Cの制御部21が、第1期間情報40に基づいて第1コンテンツM1の送信先を選定する実施形態である。
【0548】
なお、第1実施形態~第23実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第24実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0549】
<情報処理>
図92は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0550】
まず、第19実施形態と同様に、端末20Aの制御部21が、例えば図6Bに示すように、ユーザAの入力操作に基づいてチャットルームRを表示すると、そのチャットルームRの表示情報をサーバ10に送信する(A172)。同様に、端末20Bの制御部21が、チャットルームRの表示情報をサーバ10に送信する(B172)。ここで、サーバ10の制御部11は、端末20Aおよび20Bから表示情報を受信すると、その表示情報を端末20Cに送信する(C221)。続いて、端末20Cの制御部21は、例えば図80に示すように、端末20Aおよび20Bを含む利用者端末20の表示情報に基づいて、複数ユーザAおよびBの各々が、各々のチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第1期間情報40を生成する(D221)。そして、端末20Cの制御部21は、生成した第1期間情報40を記憶部15に記憶させる(D222)。
【0551】
端末20Cの制御部21は、ユーザCによって入力情報と第1コンテンツが入力されると、その入力情報に基づいて、記憶部15に記憶された第1期間情報40を参照し、第1コンテンツを送信するユーザを第1期間情報40から抽出する(D223)。例えば、端末20Cの制御部21は、ユーザCによって3日以内の特定の期間69aに関する第2期間情報68を入力情報として入力されると、その特定の期間69aに基づいて、記憶部15に記憶された第1期間情報40の期間42a~42dを参照する。制御部21は、第1期間情報40において特定の期間69aを含む期間42dを特定し、その期間42dに含まれるユーザAを第1コンテンツの送信先として抽出する。そして、制御部21は、抽出されたユーザAの端末20Aを送信先として、第1コンテンツをサーバ10に送信する(D224)。
【0552】
サーバ10の制御部11は、第1コンテンツを受信すると、その第1コンテンツを端末20Aに送信する(C172)。これにより、端末20Aの制御部21は、例えば図15Aに示すように、第1コンテンツM1をチャットルームRaに表示させる(A173)。
【0553】
<第24実施形態の効果>
第24実施形態では、サーバ10の通信部14が、チャットルームRの表示に関する表示情報を利用者端末20から受信する。そして、サーバ10の制御部11は、表示情報に基づく、利用者端末20のユーザが、利用者端末20のユーザを含むチャットルームRを表示してから経過した期間に関する第1期間情報40と、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された入力情報とに基づいて、端末20CのユーザCによって端末20Cに入力された第1コンテンツM1を送信する。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、特定の期間42aに含まれる利用者端末20のユーザに第1コンテンツM1を容易に送信することができる。
【0554】
<その他>
本開示の実施形態を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。限定でなく例として、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、各実施形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。
【符号の説明】
【0555】
1 システム
10 サーバ
20 端末
30 ネットワーク
図1
図2
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