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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024062906
(43)【公開日】2024-05-10
(54)【発明の名称】保護調節回路
(51)【国際特許分類】
   H02M 3/155 20060101AFI20240501BHJP
【FI】
H02M3/155 C
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022195018
(22)【出願日】2022-12-06
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-07-03
(31)【優先権主張番号】202211306382.1
(32)【優先日】2022-10-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】520066924
【氏名又は名称】▲蘇▼州▲貝▼昂智能科技股▲フン▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100137338
【弁理士】
【氏名又は名称】辻田 朋子
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 辰辰
(72)【発明者】
【氏名】章 ▲海▼芸
(72)【発明者】
【氏名】魏 明明
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ ▲義▼▲剛▼
(72)【発明者】
【氏名】李 ▲鴻▼▲強▼
【テーマコード(参考)】
5H730
【Fターム(参考)】
5H730AA20
5H730AS01
5H730BB11
5H730BB57
5H730CC01
5H730DD04
5H730FD31
5H730FF09
5H730FG05
5H730XX03
5H730XX15
5H730XX16
5H730XX23
5H730XX35
5H730XX47
(57)【要約】      (修正有)
【課題】電気機器の破損の確率を引き下げる保護調節回路を提供する。
【解決手段】保護調節回路の回路構造は、一種の閉ループ制御回路であり、電流調節ユニットが負荷の動作電流を表すためのサンプリング電流を取得した後、サンプリング電流が定格値より高いと確定した場合は、電力駆動回路に負荷の動作電流を引き下げるための調節電気信号を出力し、それにより電力駆動回路が負荷回路に出力する電気エネルギーを低減させ、負荷を流れる電流を低減させて、負荷が過電流の環境下で長時間動作することを回避することにより、電気機器の損壊の確率を引き下げる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
保護調節回路において、
前記保護調節回路は、電源回路と、電流調節ユニットと、電力駆動回路と、負荷回路と、負荷動作電流フィードバック回路と、を含み、
前記電源回路は住宅用電力を複数の設定振幅値の直流電圧に変換するために用いられ、前記電源回路は複数の直流電圧出力端を含み、前記電源回路は直流電圧出力端を介して前記電流調節ユニット、前記電力駆動回路内の電子デバイス及び負荷動作電流フィードバック回路内の電子デバイスにそれぞれ給電しており、そのうち、各直流電圧出力端に対して、前記直流電圧出力端が出力する電圧は前記直流電圧出力端に接続された電子デバイスの動作電圧と整合しており、
前記電力駆動回路は、前記負荷回路に電気エネルギーを出力するために用いられ、前記電力駆動回路が出力する電気エネルギーに対応する電流の大きさは、前記電源回路が出力する電流が前記電力駆動回路により調節された後に得られるものであり、
前記負荷回路は、前記電力駆動回路が入力する電流の作用で、前記負荷回路内の負荷が相応の機能を実行するために用いられ、
前記負荷動作電流フィードバック回路は、前記負荷回路内の負荷の動作電流をサンプリングし、前記負荷回路内の負荷の動作電流を表すサンプリング電流を取得するために用いられ、
前記電流調節ユニットは、前記サンプリング電流が定格値より高い場合に、前記電力駆動回路に前記負荷の動作電流を引き下げるための調節電気信号を出力するために用いられており、前記定格値が前記負荷の最大動作電流であることを特徴とする、
保護調節回路。
【請求項2】
前記電流調節ユニットはシングルチップマイコンであり、前記シングルチップマイコンの電源入力端は前記直流電圧出力端のうちの第1直流電圧出力端と電気接続され、前記第1直流電圧出力端は出力する電圧が前記シングルチップマイコンの動作電圧と整合しており、前記シングルチップマイコンのPWM信号出力ピンは前記電力駆動回路と電気接続され、前記シングルチップマイコンのADCピンは前記負荷動作電流フィードバック回路と電気接続され、前記シングルチップマイコンの接地ピンが接地されていることを特徴とする、
請求項1に記載の回路。
【請求項3】
前記電力駆動回路は、限流抵抗と、N型トランジスタと、プルアップ抵抗と、第1コンデンサと、電界効果トランジスタ駆動回路と、電界効果トランジスタとを含み、
前記N型トランジスタのベースは前記限流抵抗を介して前記シングルチップマイコンのPWM信号出力ピンと電気接続され、前記限流抵抗は前記調節電気信号の電流の大きさを前記ベースの動作電流範囲内に制限するために用いられ、前記N型トランジスタのコレクタは前記プルアップ抵抗を介して前記直流電圧出力端のうちの第2直流電圧出力端と電気接続され、前記N型トランジスタのエミッタは接地されており、
前記電界効果トランジスタ駆動回路の駆動信号入力端は前記コレクタと電気接続され、前記電界効果トランジスタ駆動回路のイネーブル端は接地され、前記直流電圧出力端のうちの第3直流電圧出力端は前記第1コンデンサを介して接地されており、前記第1コンデンサは前記電界効果トランジスタ駆動回路の動作電圧を安定させるために用いられ、前記電界効果トランジスタ駆動回路の電源入力端は前記直流電圧出力端のうちの第4直流電圧出力端と電気接続され、前記電界効果トランジスタ駆動回路の駆動信号出力端は前記電界効果トランジスタの駆動信号入力端と電気接続され、前記電界効果トランジスタの電源入力端は前記第4直流電圧出力端と電気接続され、前記電界効果トランジスタの出力端は前記負荷回路に電気エネルギーを出力するために用いられており、
前記プルアップ抵抗は前記電界効果トランジスタ駆動回路に予め設定された電圧上昇時間を取得させるため、及び前記第2直流電圧出力端が出力する電流の大きさを制限するために用いられ、
前記第3直流電圧出力端が出力する電圧は前記電界効果トランジスタ駆動回路の動作電圧と整合しており、
前記第4直流電圧出力端が出力する電圧は前記電界効果トランジスタ駆動回路の動作電圧と整合し、前記電界効果トランジスタ駆動回路の動作電圧が前記電界効果トランジスタの動作電圧と整合していることを特徴とする、
請求項2に記載の回路。
【請求項4】
前記負荷回路は第2コンデンサ及び前記負荷を含み、前記第2コンデンサと前記負荷は並列構造であり、前記負荷の入力端は前記電界効果トランジスタの出力端と電気接続され、前記負荷の出力端は前記負荷動作電流フィードバック回路に前記動作電流を出力するために用いられることを特徴とする、
請求項3に記載の回路。
【請求項5】
前記負荷動作電流フィードバック回路は、電力サンプリング抵抗と、第3コンデンサと、電圧フォロワ増幅器と、第1フォロワ増幅器マッチング抵抗と、第2フォロワ増幅器マッチング抵抗と、第1分圧保護回路マッチング抵抗と、第2分圧保護回路マッチング抵抗と、第4コンデンサとを含み、
前記電圧フォロワ増幅器の信号入力端は前記負荷の出力端と電気接続され、前記電圧フォロワ増幅器の信号入力端は前記電力サンプリング抵抗を介して接地され、前記電圧フォロワ増幅器の電源入力端は前記第4直流電圧出力端と電気接続され、前記電圧フォロワ増幅器の電源入力端は前記第3コンデンサを介して接地され、前記電圧フォロワ増幅器の信号出力端は前記第1フォロワ増幅器マッチング抵抗の第1端と電気接続され、前記電圧フォロワ増幅器の増幅比率調節端は前記第1フォロワ増幅器マッチング抵抗の第2端と電気接続され、前記第2フォロワ増幅器マッチング抵抗の第1端は前記第1フォロワ増幅器マッチング抵抗の第2端と電気接続され、前記第1分圧保護回路マッチング抵抗の第1端は前記第1フォロワ増幅器マッチング抵抗の第1端と電気接続され、前記第1分圧保護回路マッチング抵抗の第2端は前記第2分圧保護回路マッチング抵抗の第1端と電気接続され、前記第2分圧保護回路マッチング抵抗の第2端と前記第2フォロワ増幅器マッチング抵抗の第2端はいずれも接地されており、前記第4コンデンサの第1端は前記第1分圧保護回路マッチング抵抗の第1端と電気接続され、前記第4コンデンサの第2端は接地され、前記電圧フォロワ増幅器の接地端は接地されており、前記第4コンデンサの第1端は前記シングルチップマイコンのADCピンと電気接続されていることを特徴とする、
請求項4に記載の回路。
【請求項6】
前記電力サンプリング抵抗は、許容電力が事前設定電力より高く、過電流能力が事前設定電流より高く、かつ抵抗値精度が1パーセント以上の抵抗であることを特徴とする、
請求項5に記載の回路。
【請求項7】
前記電力サンプリング抵抗がセメント抵抗であることを特徴とする、
請求項6に記載の回路。
【請求項8】
前記回路が電力に対する調節を行うことができる家電製品に応用されることを特徴とする、
請求項1に記載の回路。
【請求項9】
前記回路が加湿電気器具、加熱電気器具、冷却電気器具、送風電気器具、照明電気器具に応用可能であることを特徴とする、
請求項1に記載の回路。
【請求項10】
前記回路が加湿器に応用されていることを特徴とする、
請求項1に記載の回路。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は回路保護技術分野、具体的には保護調節回路に関わる。
【背景技術】
【0002】
家電製品中に設置されている応用回路では、応用回路内の電源は、通所、一定の電力で出力されており、負荷はそれ自体が必要とする電力に基づいて電源から電力を取得しており、通常の設計では、負荷の最大動作電力は配置されている電源電力より小さい。しかし、負荷はユーザの使用条件によって常に変化している。正常モードでの大多数の変化はいずれも設計者の考慮範囲内にあるが、使用環境の突然の変化やユーザの不正確な操作により負荷に設計規準を超える変化が発生することもあり、それにより負荷に定格を超える電流需要を発生させるので、配置電源の出力能力を超え、電源や負荷設備の損壊を引き起こす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この点に鑑みて、本願の実施例では、電気機器の破損の確率を引き下げる保護調節回路を提供している。
【0004】
本願の実施例では保護調節回路を提供しており、前記回路は、電源回路と、電流調節ユニットと、電力駆動回路と、負荷回路と、負荷動作電流フィードバック回路とを含み、前記電源回路は住宅用電力を複数の設定振幅値の直流電圧に変換するために用いられ、前記電源回路は複数の直流電圧出力端を含み、前記電源回路は直流電圧出力端を介して前記電流調節ユニット、前記電力駆動回路内の電子デバイス及び負荷動作電流フィードバック回路内の電子デバイスにそれぞれ給電しており、そのうち、各直流電圧出力端に対して、該直流電圧出力端が出力する電圧は該直流電圧出力端に接続された電子デバイスの動作電圧と整合しており、前記電力駆動回路は、前記負荷回路に電気エネルギーを出力するために用いられ、前記電力駆動回路が出力する電気エネルギーに対応する電流の大きさは、前記電源回路が出力する電流が前記電力駆動回路により調節された後に得られるものであり、前記負荷回路は、前記電力駆動回路が入力する電流の作用で、前記負荷回路内の負荷が相応の機能を実行するために用いられ、前記負荷動作電流フィードバック回路は、前記負荷回路内の負荷の動作電流をサンプリングし、前記負荷回路内の負荷の動作電流を表すサンプリング電流を取得するために用いられ、前記電流調節ユニットは、前記サンプリング電流が定格値より高い場合に、前記電力駆動回路に前記負荷の動作電流を引き下げるための調節電気信号を出力するために用いられており、前記定格値は前記負荷の最大動作電流である。
【0005】
任意選択的に、前記電流調節ユニットはシングルチップマイコンであり、前記シングルチップマイコンの電源入力端は前記直流電圧出力端のうちの第1直流電圧出力端と電気接続され、前記第1直流電圧出力端が出力する電圧は前記シングルチップマイコンの動作電圧と整合しており、前記シングルチップマイコンのPWM信号出力ピンは前記電力駆動回路と電気接続され、前記シングルチップマイコンのADCピンは前記負荷動作電流フィードバック回路と電気接続され、前記シングルチップマイコンの接地ピンは接地されている。
【0006】
任意選択的に、前記電力駆動回路は、限流抵抗と、N型トランジスタと、プルアップ抵抗と、第1コンデンサと、電界効果トランジスタ駆動回路と、電界効果トランジスタとを含み、前記N型トランジスタのベースは前記限流抵抗を介して前記シングルチップマイコンのPWM信号出力ピンと電気接続され、前記限流抵抗は前記調節電気信号の電流の大きさを前記ベースの動作電流範囲内に制限するために用いられ、前記N型トランジスタのコレクタは前記プルアップ抵抗を介して前記直流電圧出力端のうちの第2直流電圧出力端と電気接続され、前記N型トランジスタのエミッタは接地されており、前記電界効果トランジスタ駆動回路の駆動信号入力端は前記コレクタと電気接続され、前記電界効果トランジスタ駆動回路のイネーブル端は接地され、前記直流電圧出力端のうちの第3直流電圧出力端は前記第1コンデンサを介して接地されており、前記第1コンデンサは前記電界効果トランジスタ駆動回路の動作電圧を安定させるために用いられており、前記電界効果トランジスタ駆動回路の電源入力端は前記直流電圧出力端のうちの第4直流電圧出力端と電気接続され、前記電界効果トランジスタ駆動回路の駆動信号出力端は前記電界効果トランジスタの駆動信号入力端と電気接続され、前記電界効果トランジスタの電源入力端は前記第4直流電圧出力端と電気接続され、前記電界効果トランジスタの出力端は前記負荷回路に電気エネルギーを出力するために用いられており、前記プルアップ抵抗は前記電界効果トランジスタ駆動回路に予め設定された電圧上昇時間を取得させるため、及び前記第2直流電圧出力端が出力する電流の大きさを制限するために用いられており、前記第3直流電圧出力端が出力する電圧は前記電界効果トランジスタ駆動回路の動作電圧と整合し、前記第4直流電圧出力端が出力する電圧は前記電界効果トランジスタ駆動回路の動作電圧と整合し、前記電界効果トランジスタ駆動回路の動作電圧は電界効果トランジスタの動作電圧と整合している。
【0007】
任意選択的に、前記負荷回路は第2コンデンサ及び前記負荷を含み、前記第2コンデンサと前記負荷は並列構造であり、前記負荷の入力端は前記電界効果トランジスタの出力端と電気接続され、前記負荷の出力端は前記負荷動作電流フィードバック回路に前記動作電流を出力するために用いられている。
【0008】
任意選択的に、前記負荷動作電流フィードバック回路は、電力サンプリング抵抗と、第3コンデンサと、電圧フォロワ増幅器と、第1フォロワ増幅器マッチング抵抗と、第2フォロワ増幅器マッチング抵抗と、第1分圧保護回路マッチング抵抗と、第2分圧保護回路マッチング抵抗と、第4コンデンサとを含み、前記電圧フォロワ増幅器の信号入力端は前記負荷の出力端と電気接続され、前記電圧フォロワ増幅器の信号入力端は前記電力サンプリング抵抗を介して接地され、前記電圧フォロワ増幅器の電源入力端は前記第4直流電圧出力端と電気接続されており、前記電圧フォロワ増幅器の電源入力端は前記第3コンデンサを介して接地され、前記電圧フォロワ増幅器の信号出力端は前記第1フォロワ増幅器マッチング抵抗の第1端と電気接続され、前記電圧フォロワ増幅器の増幅比率調節端は前記第1フォロワ増幅器マッチング抵抗の第2端と電気接続され、前記第2フォロワ増幅器マッチング抵抗の第1端は前記第1フォロワ増幅器マッチング抵抗の第2端と電気接続され、前記第1分圧保護回路マッチング抵抗の第1端は前記第1フォロワ増幅器マッチング抵抗の第1端と電気接続され、前記第1分圧保護回路マッチング抵抗の第2端は前記第2分圧保護回路マッチング抵抗の第1端と電気接続され、前記第2分圧保護回路マッチング抵抗の第2端と前記第2フォロワ増幅器マッチング抵抗の第2端はいずれも接地されており、前記第4コンデンサの第1端は前記第1分圧保護回路マッチング抵抗の第1端と電気接続され、前記第4コンデンサの第2端は接地され、前記電圧フォロワ増幅器の接地端は接地されており、前記第4コンデンサの第1端は前記シングルチップマイコンのADCピンと電気接続されている。
【0009】
任意選択的に、前記電力サンプリング抵抗は、許容電力が事前設定電力より高く、過電流能力が事前設定電流より高く、かつ抵抗値精度が1パーセント以上の抵抗である。
【0010】
任意選択的に、前記電力サンプリング抵抗はセメント抵抗である。
【0011】
任意選択的に、前記回路は電力を調節可能な家電製品に応用される。
【0012】
任意選択的に、前記回路は加湿電気器具、加熱電気器具、冷却電気器具、送風電気器具、照明電気器具に応用される。
【0013】
任意選択的に、前記回路は加湿器に応用される。
【0014】
本願の実施例で提供する技術手法は、以下の有益な効果を含むことができる。
【0015】
本願における回路構造は一種の閉ループ制御回路であり、電流調節ユニットが負荷の動作電流を表すためのサンプリング電流を取得した後、サンプリング電流が定格値より高いと確定された場合は、電力駆動回路に負荷の動作電流を引き下げるための調節電気信号を出力し、それにより電力駆動回路が負荷回路に出力する電気エネルギーを低減させ、負荷を流れる電流を低減させて、負荷が過電流の環境下で長時間動作することを回避することにより、電気機器の損壊の確率を引き下げることに役立つ。
【0016】
本願の上記の目的、特徴及び長所をより明確かつ理解しやすくするために、以下では好適な実施例を挙げ、添付している図面と組み合わせて詳細に説明する。
【0017】
本願の実施例における技術手法をより明確に説明するために、以下では実施例において使用する必要がある図面について簡単に紹介しているが、以下の図面は本願の何らかの実施例を示しているにすぎないので、範囲に対する限定と見なすことはできないことを理解しておかなければならず、当業者であれば、創造的な労働を伴わないことを前提に、これらの図面に基づいて他の関連する図面を入手することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1図1は、本願の実施例で提供する保護調節回路の構造概略図である。
図2図2は、本願の実施例で提供するもう1つの保護調節回路の構造概略図である。
図3図3は、本願の実施例で提供するもう1つの保護調節回路の構造概略図である。
図4図4は、本願の実施例で提供するもう1つの保護調節回路の構造概略図である。
図5図5は、本願の実施例で提供するもう1つの保護調節回路の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本願の実施例の目的、技術手法及び利点をより明確にするために、以下では、本願の実施例中の図面と結び付けて、本願の実施例における技術手法について明確かつ完全に記述する。もちろん、記述する実施例は、すべての実施例ではなく、本願の一部の実施例にすぎない。通常、ここでの図面で記述及び表示されている本願の実施例のアセンブリは、様々な配置によりレイアウト及び設計することができる。つまり、図面で提供されている本願の以下の実施例の詳細な描写は、保護を請求する本願の範囲を限定することを意味するものではなく、本願で選択されている実施例を表しているにすぎないのである。本願の実施例に基づき、当業者が創造的な労働を行わないことを前提に取得したその他の実施例は、すべて本願で保護する範囲に属する。
【0020】
事前に説明しておかなければならないが、加湿器を例に挙げると、従来の加湿器設備には様々なタイプの噴霧方式があり、その中には、よく見られる超音波式、加熱沸騰蒸発式、主動気流蒸発式などの方式の加湿器設備が含まれるが、それらに限らない。超音波式の加湿器を例に挙げると、超音波を発する部分が加湿器の負荷部分であり、具体的な負荷については、実際の電気機器によって確定する必要があるので、ここでは個別に取り上げないものとする。
【0021】
事前に説明しておかなければならないが、下記の図1図5において、電気接続を示す2本の線の交点における黒い実点は2本の線が連通していることを示し、黒い実点のない交点部分は、2本の線が連通していないことを示す。
【0022】
以下は本願についての詳細な説明である。
【0023】
図1は、本願の実施例で提供する保護調節回路の構造概略図であり、図1に示すように、該回路は、電源回路101と、電流調節ユニット102と、電力駆動回路103と、負荷回路104と、負荷動作電流フィードバック回路105とを含む。
【0024】
前記電源回路101は住宅用電力を複数の設定振幅値の直流電圧に変換するために用いられ、前記電源回路101は複数の直流電圧出力端を含み、前記電源回路101は直流電圧出力端を介して前記電流調節ユニット102、前記電力駆動回路103内の電子デバイス及び負荷動作電流フィードバック回路105内の電子デバイスにそれぞれ給電しており、そのうち、各直流電圧出力端に対して、該直流電圧出力端が出力する電圧は該直流電圧出力端に接続された電子デバイスの動作電圧と整合しており、前記電力駆動回路103は前記負荷回路104に電気エネルギーを出力するために用いられ、前記電力駆動回路103が出力する電気エネルギーに対応する電流の大きさは、前記電源回路101が出力する電流が前記電力駆動回路103により調節された後に得られるものであり、
前記負荷回路104は、前記電力駆動回路103が入力する電流の作用下で、前記負荷回路104内の負荷(図1には未表示)が相応の機能を実行するために用いられ、
前記負荷動作電流フィードバック回路105は、前記負荷回路104内の負荷の動作電流をサンプリングし、前記負荷回路104内の負荷の動作電流を表すサンプリング電流を取得するために用いられ、
前記電流調節ユニット102は、前記サンプリング電流が定格値より高い場合に、前記電力駆動回路103に前記負荷の動作電流を引き下げるための調節電気信号を出力するために用いられ、前記定格値は前記負荷の最大動作電流である。
【0025】
具体的には、電源回路101は住宅用電力変換回路を含み、住宅用電力を複数の設定振幅値の直流電圧に変換することができ、かつ、電源回路101は複数の直流電圧出力端を含み、異なる直流電圧出力端から異なる直流電圧を出力することで、異なる電子デバイスの使用に供し、それにより電子デバイスを動作電圧下で動作させることができ、図1に示すように、電源回路101は、前記電流調節ユニット102、前記電力駆動回路103内の電子デバイス、及び負荷動作電流フィードバック回路105内の電子デバイスに給電することができ、そのうち、電力駆動回路103は入力された電気エネルギーを変換するために用いられ、電気エネルギーを負荷回路104内の負荷が動作する際に必要な電気エネルギーに変換しており、例えば、電気エネルギーに対応する電流を負荷動作時に必要な電流に変換する。即ち、電力駆動回路103は出力する電流の大きさを調節することができ、負荷回路104内の負荷が電力駆動回路103の出力する電流下で動作することで、相応の機能を実行するのである。超音波式の加湿器を例に挙げると、超音波を発する部分が加湿器の負荷部分であり、負荷の動作時には、水を蒸気に霧化することができ、負荷を表すその時点の動作電流を得るために、図1にはさらに負荷動作電流フィードバック回路105が設置されており、該負荷動作電流フィードバック回路は、前記負荷回路104内の負荷の動作電流を表すためのサンプリング電流を収集し、サンプリング電流によって負荷のその時点の動作電流を確定することができ、電流調節ユニット102はサンプリング電流の比較を行い、サンプリング電流が定格値より高い場合は、負荷のその時点の動作電流が負荷の許可する最大動作電流より高いことを表しているので、負荷が過電流状態で長時間動作することで電気機器の損壊を引き起こすという問題を回避するために、サンプリング電流が定格値より高い場合、電流調節ユニット102が、負荷の動作電流を引き下げるための調節電気信号を電力駆動回路103に出力し、電力駆動回路103に、該調節電気信号の作用下で、負荷回路104に出力される電流を低減させ、負荷のその時点の動作電流を引き下げることで、負荷が過電流の環境下で長時間動作することを回避することができ、さらには電気機器損壊の確率を引き下げることにも役立つ。
【0026】
説明しておかなければならないが、図1で言及している電源回路101、電流調節ユニット102、電力駆動回路103、負荷回路104、負荷動作電流フィードバック回路105の具体的なタイプは、実際の需要に基づいて設定することができるので、ここでは詳しく説明しておらず、また、電源回路101に含まれる直流電圧出力端が出力する電圧は、使用する電子デバイスに必要な動作電圧と整合していなければならないことにも注意しなければならない。
【0027】
ある実行可能な実施形態では、図2は本願の実施例で提供するもう1つの保護調節回路の構造概略図であり、図2に示すように、前記電流調節ユニット102はシングルチップマイコン1021であり、前記シングルチップマイコン1021の電源入力端は前記直流電圧出力端のうちの第1直流電圧出力端と電気接続され、前記第1直流電圧出力端が出力する電圧は前記シングルチップマイコン1021の動作電圧と整合しており、前記シングルチップマイコン1021のPWM(Pluse Width Modulation、パルス幅変調技術)信号出力ピンは前記電力駆動回路103と電気接続され、前記シングルチップマイコン1021のADC(Analog-to-digital converter、アナログデジタル変換器)ピン(シングルチップマイコン1021中のサンプリング入力ピン)は前記負荷動作電流フィードバック回路105と電気接続され、前記シングルチップマイコン1021の接地ピンは接地されている。
【0028】
説明しておかなければならないが、シングルチップマイコン1021の具体的な型番号については、実際の需要に応じて設定することができるので、ここでは具体的に限定しない。
【0029】
ある実行可能な実施形態では、図3は本願の実施例で提供するもう1つの保護調節回路の構造概略図であり、図3に示すように、前記電力駆動回路103は、限流抵抗1031と、N型トランジスタ1032と、プルアップ抵抗1033と、第1コンデンサ1034と、電界効果トランジスタ駆動回路1035と、電界効果トランジスタ1036とを含み、
前記N型トランジスタ1032のベースは前記限流抵抗1031を介して前記シングルチップマイコン1021のPWM信号出力ピンと電気接続され、前記限流抵抗1031は前記調節電気信号の電流の大きさを前記ベースの動作電流範囲内に制限するために用いられ、前記N型トランジスタ1032のコレクタは前記プルアップ抵抗1033を介して前記直流電圧出力端のうちの第2直流電圧出力端と電気接続され、前記N型トランジスタ1032のエミッタは接地されており、
前記電界効果トランジスタ駆動回路1035の駆動信号入力端は前記コレクタと電気接続され、前記電界効果トランジスタ駆動回路1035のイネーブル端は接地され、前記直流電圧出力端のうちの第3直流電圧出力端は前記第1コンデンサ1034を介して接地されており、前記第1コンデンサ1034は前記電界効果トランジスタ駆動回路の動作電圧を安定させるために用いられ、前記電界効果トランジスタ駆動回路1035の電源入力端は前記直流電圧出力端のうちの第4直流電圧出力端と電気接続され、前記電界効果トランジスタ駆動回路1035の駆動信号出力端は前記電界効果トランジスタ1036の駆動信号入力端と電気接続され、前記電界効果トランジスタ1036の電源入力端は前記第4直流電圧出力端と電気接続され、前記電界効果トランジスタ1036の出力端は前記負荷回路104に電気エネルギーを出力するために用いられており、
前記プルアップ抵抗1033は前記電界効果トランジスタ駆動回路1035に予め設定された電圧上昇時間を取得させるため、及び前記第2直流電圧出力端が出力する電流の大きさを制限するために用いられ、
前記第3直流電圧出力端が出力する電圧は前記電界効果トランジスタ駆動回路1035の動作電圧と整合しており、
前記第4直流電圧出力端が出力する電圧は前記電界効果トランジスタ駆動回路1035の動作電圧と整合し、前記電界効果トランジスタ駆動回路1035の動作電圧は電界効果トランジスタ1036の動作電圧と整合している。
【0030】
具体的には、図3に示すように、限流抵抗1031はN型トランジスタ1032を流れるベース電流を制限するために用いられており、電界効果トランジスタ駆動回路1035が要求する電圧が比較的高いため、N型トランジスタ1032は電界効果トランジスタ駆動回路1035の動作を駆動するために用いられ、プルアップ抵抗1033は電界効果トランジスタ駆動回路1035に提供される駆動電圧を高めるために用いられ、第1コンデンサ1034は低周波数ノイズを吸収し、電界効果トランジスタ駆動回路1035の出力電圧を安定させるために用いられ、電界効果トランジスタ駆動回路1035は電界効果トランジスタ1036を駆動するために用いられ、電界効果トランジスタ1036は電源回路101が負荷回路104に出力する電流を制御するために用いられる。
【0031】
ある実行可能な実施形態では、図4は本願の実施例で提供するもう1つの保護調節回路の構造概略図であり、図4に示すように、前記負荷回路104は第2コンデンサ1041及び前記負荷1042を含み、前記第2コンデンサ1041と前記負荷1042は並列構造であり、前記負荷1042の入力端は前記電界効果トランジスタ1036の出力端と電気接続され、前記負荷1042の出力端は前記負荷動作電流フィードバック回路105に前記動作電流を出力するために用いられる。
【0032】
具体的には、図4に示すように、第2コンデンサ1041は負荷1042により生じる可能性のある脈動電流を吸収するために用いられる。
【0033】
ある実行可能な実施形態では、図5は本願の実施例で提供するもう1つの保護調節回路の構造概略図であり、図5に示すように、前記負荷動作電流フィードバック回路105は、電力サンプリング抵抗1051と、第3コンデンサ1052と、電圧フォロワ増幅器1053と、第1フォロワ増幅器マッチング抵抗1054と、第2フォロワ増幅器マッチング抵抗1055と、第1分圧保護回路マッチング抵抗1056と、第2分圧保護回路マッチング抵抗1057と、第4コンデンサ1058とを含み、
前記電圧フォロワ増幅器1053の信号入力端は前記負荷1042の出力端と電気接続され、前記電圧フォロワ増幅器1053の信号入力端は前記電力サンプリング抵抗1051を介して接地されており、前記電圧フォロワ増幅器1053の電源入力端は前記第4直流電圧出力端と電気接続され、前記電圧フォロワ増幅器1053の電源入力端は前記第3コンデンサ1052を介して接地されており、前記電圧フォロワ増幅器1053の信号出力端は前記第1フォロワ増幅器マッチング抵抗1054の第1端と電気接続され、前記電圧フォロワ増幅器1053の増幅比率調節端は前記第1フォロワ増幅器マッチング抵抗1054の第2端と電気接続され、前記第2フォロワ増幅器マッチング抵抗1055の第1端は前記第1フォロワ増幅器マッチング抵抗1054の第2端と電気接続され、前記第1分圧保護回路マッチング抵抗1056の第1端は前記第1フォロワ増幅器マッチング抵抗1054の第1端と電気接続され、前記第1分圧保護回路マッチング抵抗1056の第2端は前記第2分圧保護回路マッチング抵抗1057の第1端と電気接続され、前記第2分圧保護回路マッチング抵抗1057の第2端と前記第2フォロワ増幅器マッチング抵抗1055の第2端はいずれも接地されており、前記第4コンデンサ1058の第1端は前記第1分圧保護回路マッチング抵抗1056の第1端と電気接続され、前記第4コンデンサ1058の第2端は接地され、前記電圧フォロワ増幅器1053の接地端は接地されており、前記第4コンデンサ1058の第1端は前記シングルチップマイコン1021のADCピンと電気接続されている。
【0034】
具体的には、電力サンプリング抵抗1051は負荷1042の電流をサンプリングし、比較的弱い電圧信号に変換することで、負荷1042のリアルタイム電流を把握すると同時に、瞬時の負荷短絡保護に用いることもでき、第3コンデンサ1052は高周波数ノイズを吸収し、電圧フォロワ増幅器1053の入力電圧を安定させるために用いられ、電圧フォロワ増幅器1053は、電力サンプリング抵抗1051から比較的弱い電流信号を取得して、駆動能力が比較的強い電圧信号に変換すると同時に、シングルチップマイコン1021と負荷回路104の第一級の隔離保護となり、第1フォロワ増幅器マッチング抵抗1054及び第2フォロワ増幅器マッチング抵抗1055はいずれも増幅して入力される電圧信号とのマッチングに用いられ、第1分圧保護回路マッチング抵抗1056及び第2分圧保護回路マッチング抵抗1057は直列分圧回路を構成し、電圧フォロワ増幅器1053が出力する電圧信号の分圧減幅を行うために用いられると同時に、シングルチップマイコン1021及び負荷回路104の第二級の隔離保護となり、第4コンデンサ1058はサンプリング回路が取得した電圧を平滑処理し、シングルチップマイコン1021が取得した電圧信号の波動を減少させるために用いられており、そのうち、サンプリング回路は、電力サンプリング抵抗1051、第3コンデンサ1052、電圧フォロワ増幅器1053、第1フォロワ増幅器マッチング抵抗1054、第2フォロワ増幅器マッチング抵抗1055によって構成されている。
【0035】
説明しておかなければならないが、負荷動作電流フィードバック回路105内での接地はすべて等電位接地である。
【0036】
図5に示す回路の動作原理は以下の通りである。
【0037】
図5に示す回路は電源回路101を通して給電されており、負荷回路104は電界効果トランジスタ1036によって電力を制御され、電界効果トランジスタ1036はシングルチップマイコン1021が電界効果トランジスタ駆動回路1035を通して間接的に制御しており、パルス幅変調出力制御によって電源回路101が負荷回路104に与える電力を制御している。
【0038】
フィードバック回路は、電力サンプリング抵抗1051、第3コンデンサ1052、電圧フォロワ増幅器1053、第1フォロワ増幅器マッチング抵抗1054、第2フォロワ増幅器マッチング抵抗1055及びシングルチップマイコン1021によって構成されており、負荷回路104の電流信号は、電力サンプリング抵抗1051によってサンプリングされた後、比較的弱い電圧信号に変換されて電圧フォロワ増幅器1053に入力され、電圧フォロワ増幅器1053がサンプリングされた信号を整理してフォロワ増幅し(必要な場合)、信号を第1分圧保護回路マッチング抵抗1056、第2分圧保護回路マッチング抵抗1057に出力する。電圧フォロワ増幅器1053の動作電圧はシングルチップマイコン1021のADCピンが耐えられる電圧値より高いことが多いので、ここでは第1分圧保護回路マッチング抵抗1056、第2分圧保護回路マッチング抵抗1057により構成される分圧保護回路を用いて、電圧フォロワ増幅器1053から来る信号に対して分圧変調を行い、第4コンデンサ1058によって出力電圧を平滑化した後、シングルチップマイコン1021に送って処理している。
【0039】
シングルチップマイコン1021は、取得した電圧信号に対するフィードバック回路の処理と、予め設定されたプログラムまたはユーザの主動的関与により、さらに動作回路によって負荷が取得した電力を調節及び制御することにより、閉ループ回路を形成する。
【0040】
短絡保護については、負荷1042が短絡した瞬間は、電界効果トランジスタ1036は依然として導通状態にあり、負荷1042の短絡状態は導線に相当しており、電源回路101が電界効果トランジスタ1036を通して電力サンプリング抵抗1051に給電する。電力サンプリング抵抗1051が採用しているのはハイパワーのセメント抵抗であり、短絡の瞬間に負荷が消費できないエネルギーを消費することができ、次の瞬間に、サンプリング回路がシングルチップマイコン1021の短絡信号をフィードバックしてシングルチップマイコン1021の短絡保護制御を発動させ、シングルチップマイコン1021が電界効果トランジスタ駆動回路1035を通して電界効果トランジスタ1036を制御して電力駆動回路103を速やかに遮断し、電力が電力サンプリング抵抗1051を流れることを阻止することによって、負荷1042に対する短絡保護プロセスを実現する。
【0041】
ある実行可能な実施形態では、図5に示すように、前記電力サンプリング抵抗は、許容電力が事前設定電力より高く、過電流能力が事前設定電流より高く、かつ抵抗値精度が1パーセント以上の抵抗である。
【0042】
ある実行可能な実施形態では、図5に示すように、電力サンプリング抵抗1051はセメント抵抗である。
【0043】
ある実現可能な実施形態では、図5に示す回路は電力を調節することが可能な家電製品に応用される。
【0044】
ある実行可能な実施形態では、図5に示す回路は加湿電気器具、加熱電気器具、冷却電気器具、送風電気器具、照明電気器具に応用される。
【0045】
ある実行可能な実施形態では、図5に示す回路は加湿器に応用される。
【0046】
類似する符号及び文字は、以下の図面において類似するものを表している。そのため、何らかの項目が1つの図面において定義されると、それ以降の図面においてはそれに対するさらなる定義及び解釈は必要なく、また、「第1」、「第2」、「第3」などの用語は記述を区分するために用いられるにすぎず、相対的な重要性を指示または暗示していると理解することはできない。
【0047】
最後に説明しておかなければならないが、上記の実施例は本願の具体的な実施例であり、本願の技術手法を説明するものにすぎず、これを限定しているわけではないので、本願の保護範囲がこれに限定されることはない。前述の実施例を参照して本願について詳細に説明してきたが、本技術分野に精通している技術者であれば、本願で開示されている技術範囲内で、前述の実施例に記載されている技術手法に対して修正や容易に想到可能な変更を行ったり、または技術的特徴の中の一部に対して同等の置換を行ったりすることはできるが、それらの修正、変更または置換は、対応する技術手法の本質を本願の各実施例の技術手法の主旨及び範囲から逸脱させるものではなく、すべて本願の保護範囲内に含まれることを、当業者は理解しておかなければならない。よって、本願の保護範囲は、前記請求の範囲の保護範囲を基準としなければならない。
【符号の説明】
【0048】
101 電源回路
102 電流調節ユニット
103 電力駆動回路
104 負荷回路
105 負荷動作電流フィードバック回路
1021 シングルチップマイコン
1031 限流抵抗
1032 N型トランジスタ
1033 プルアップ抵抗
1034 第1コンデンサ
1035 電界効果トランジスタ駆動回路
1036 電界効果トランジスタ
1041 第2コンデンサ
1042 負荷
1051 電力サンプリング抵抗
1052 第3コンデンサ
1053 電圧フォロワ増幅器
1054 第1フォロワ増幅器マッチング抵抗
1055 第2フォロワ増幅器マッチング抵抗
1056 第1分圧保護回路マッチング抵抗
1057 第2分圧保護回路マッチング抵抗
1058 第4コンデンサ

図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2023-04-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
保護調節回路において、
前記保護調節回路は、電源回路と、電流調節ユニットと、電力駆動回路と、負荷回路と、負荷動作電流フィードバック回路と、を含み、
前記電源回路は住宅用電力を複数の設定振幅値の直流電圧に変換するために用いられ、前記電源回路は複数の直流電圧出力端を含み、前記電源回路は直流電圧出力端を介して前記電流調節ユニット、前記電力駆動回路内の電子デバイス及び負荷動作電流フィードバック回路内の電子デバイスにそれぞれ給電しており、そのうち、各直流電圧出力端に対して、前記直流電圧出力端が出力する電圧は前記直流電圧出力端に接続された電子デバイスの動作電圧と整合しており、
前記電力駆動回路は、前記負荷回路に電気エネルギーを出力するために用いられ、前記電力駆動回路が出力する電気エネルギーに対応する電流の大きさは、前記電源回路が出力する電流が前記電力駆動回路により調節された後に得られるものであり、
前記負荷回路は、前記電力駆動回路の出力する電流を負荷の動作電流として利用し、これにより前記負荷回路内の負荷が相応の機能を実行するために用いられ、
前記負荷動作電流フィードバック回路は、前記負荷回路内の前記負荷の動作電流をサンプリングし、前記負荷回路内の前記負荷の動作電流を表すサンプリング電流を取得するために用いられ、
前記電流調節ユニットは、前記サンプリング電流が定格値より高い場合に、前記負荷の動作電流を引き下げるための調節電気信号を出力し、前記電力駆動回路の出力する電流を前記定格値以下に引き下げるために用いられており、前記定格値が前記負荷の最大動作電流であることを特徴とする、
保護調節回路。
【請求項2】
前記電流調節ユニットはシングルチップマイコンであり、前記シングルチップマイコンの電源入力端は前記直流電圧出力端のうちの第1直流電圧出力端と電気接続され、前記第1直流電圧出力端は出力する電圧が前記シングルチップマイコンの動作電圧と整合しており、前記シングルチップマイコンのPWM信号出力ピンは前記電力駆動回路と電気接続され、前記シングルチップマイコンのADCピンは前記負荷動作電流フィードバック回路と電気接続され、前記シングルチップマイコンの接地ピンが接地されていることを特徴とする、
請求項1に記載の保護調節回路
【請求項3】
前記電力駆動回路は、限流抵抗と、N型トランジスタと、プルアップ抵抗と、第1コンデンサと、電界効果トランジスタ駆動回路と、電界効果トランジスタとを含み、
前記N型トランジスタのベースは前記限流抵抗を介して前記シングルチップマイコンのPWM信号出力ピンと電気接続され、前記限流抵抗は前記調節電気信号の電流の大きさを前記ベースの動作電流範囲内に制限するために用いられ、前記N型トランジスタのコレクタは前記プルアップ抵抗を介して前記直流電圧出力端のうちの第2直流電圧出力端と電気接続され、前記N型トランジスタのエミッタは接地されており、
前記電界効果トランジスタ駆動回路の駆動信号入力端は前記コレクタと電気接続され、前記電界効果トランジスタ駆動回路のイネーブル端は接地され、前記直流電圧出力端のうちの第3直流電圧出力端は前記第1コンデンサを介して接地されており、前記第1コンデンサは前記電界効果トランジスタ駆動回路の動作電圧を安定させるために用いられ、前記電界効果トランジスタ駆動回路の電源入力端は前記直流電圧出力端のうちの第4直流電圧出力端と電気接続され、前記電界効果トランジスタ駆動回路の駆動信号出力端は前記電界効果トランジスタの駆動信号入力端と電気接続され、前記電界効果トランジスタの電源入力端は前記第4直流電圧出力端と電気接続され、前記電界効果トランジスタの出力端は前記負荷回路に電気エネルギーを出力するために用いられており、
前記プルアップ抵抗は前記電界効果トランジスタ駆動回路に予め設定された電圧上昇時間を取得させるため、及び前記第2直流電圧出力端が出力する電流の大きさを制限するために用いられ、
前記第3直流電圧出力端が出力する電圧は前記電界効果トランジスタ駆動回路の動作電圧と整合しており、
前記第4直流電圧出力端が出力する電圧は前記電界効果トランジスタ駆動回路の動作電圧と整合し、前記電界効果トランジスタ駆動回路の動作電圧が前記電界効果トランジスタの動作電圧と整合していることを特徴とする、
請求項2に記載の保護調節回路
【請求項4】
前記負荷回路は第2コンデンサ及び前記負荷を含み、前記第2コンデンサと前記負荷は並列構造であり、前記負荷の入力端は前記電界効果トランジスタの出力端と電気接続され、前記負荷の出力端は前記負荷動作電流フィードバック回路に前記動作電流を出力するために用いられることを特徴とする、
請求項3に記載の保護調節回路
【請求項5】
前記負荷動作電流フィードバック回路は、電力サンプリング抵抗と、第3コンデンサと、電圧フォロワ増幅器と、第1フォロワ増幅器マッチング抵抗と、第2フォロワ増幅器マッチング抵抗と、第1分圧保護回路マッチング抵抗と、第2分圧保護回路マッチング抵抗と、第4コンデンサとを含み、
前記電圧フォロワ増幅器の信号入力端は前記負荷の出力端と電気接続され、前記電圧フォロワ増幅器の信号入力端は前記電力サンプリング抵抗を介して接地され、前記電圧フォロワ増幅器の電源入力端は前記第4直流電圧出力端と電気接続され、前記電圧フォロワ増幅器の電源入力端は前記第3コンデンサを介して接地され、前記電圧フォロワ増幅器の信号出力端は前記第1フォロワ増幅器マッチング抵抗の第1端と電気接続され、前記電圧フォロワ増幅器の増幅比率調節端は前記第1フォロワ増幅器マッチング抵抗の第2端と電気接続され、前記第2フォロワ増幅器マッチング抵抗の第1端は前記第1フォロワ増幅器マッチング抵抗の第2端と電気接続され、前記第1分圧保護回路マッチング抵抗の第1端は前記第1フォロワ増幅器マッチング抵抗の第1端と電気接続され、前記第1分圧保護回路マッチング抵抗の第2端は前記第2分圧保護回路マッチング抵抗の第1端と電気接続され、前記第2分圧保護回路マッチング抵抗の第2端と前記第2フォロワ増幅器マッチング抵抗の第2端はいずれも接地されており、前記第4コンデンサの第1端は前記第1分圧保護回路マッチング抵抗の第1端と電気接続され、前記第4コンデンサの第2端は接地され、前記電圧フォロワ増幅器の接地端は接地されており、前記第4コンデンサの第1端は前記シングルチップマイコンのADCピンと電気接続されていることを特徴とする、
請求項4に記載の保護調節回路
【請求項6】
前記電力サンプリング抵抗は、許容電力が事前設定電力より高く、過電流能力が事前設定電流より高く、かつ抵抗値精度が1パーセント以上の抵抗であることを特徴とする、
請求項5に記載の保護調節回路
【請求項7】
前記電力サンプリング抵抗がセメント抵抗であることを特徴とする、
請求項6に記載の保護調節回路
【請求項8】
前記保護調節回路が電力に対する調節を行うことができる家電製品に応用されることを特徴とする、
請求項1に記載の保護調節回路
【請求項9】
前記保護調節回路が加湿電気器具、加熱電気器具、冷却電気器具、送風電気器具、照明電気器具に応用可能であることを特徴とする、
請求項1に記載の保護調節回路
【請求項10】
前記保護調節回路が加湿器に応用されていることを特徴とする、
請求項1に記載の保護調節回路