(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024063014
(43)【公開日】2024-05-10
(54)【発明の名称】積み重ね成型型枠セット
(51)【国際特許分類】
A63H 33/00 20060101AFI20240501BHJP
【FI】
A63H33/00 302C
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2024017497
(22)【出願日】2024-01-22
(71)【出願人】
【識別番号】509165079
【氏名又は名称】笠間 浩幸
(72)【発明者】
【氏名】笠間 浩幸
【テーマコード(参考)】
2C150
【Fターム(参考)】
2C150AA12
2C150BA17
2C150FB36
2C150FB37
2C150FD38
(57)【要約】
【課題】 砂、土、雪などを用いて立体造形物を作成する場合、各種の型枠を併用することにより、作業能率、作業速度、成型物の形状の出来映え等の向上を図るこができるが、専用の型枠はなく、塩ビ管、バケツ、ゴミ箱、植木鉢、コーン、コップなどが代用型枠として使用されている。断面積が小さくて、高さのある階段状、塔状、柱状の形成物を独立的に形成することは難しいという課題がある。
【解決手段】 本発明は、砂、土、雪等を用いる造形遊びにおいて、高さのある、階段状、塔状、柱状形状の造形物を型枠で成型する場合において、相互に関連する複数の部分単体型枠を積み重ねながら成型して、所望の階段形状、塔状、柱状の形成物を成型するための相互の組合せ機構及び手掛け部を付設した専用の積み重ね成型型枠セットを提供することを目的とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
砂、土、雪等を用いる造形遊び、造形作業において、階段形状、塔状、柱状の造形物を成型するための型枠であって、相互に関連性を持たせた形状の複数の独立した型枠により成型される部分形成物を積み重ね、一体化した所望の形成物を成型することを特徴とする積み重ね成型型枠セット
【請求項2】
各部分型枠の組み重ね部分に相互の組合せ機構及び手掛け部を付設した請求項1の積み重ね成型型枠セット
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、砂、土、雪などを用いて、造形物を成型する遊び、作業に使用する型枠に関するものである
【背景技術】
【0002】
砂、土、雪などを用いて立体造形物を作成する場合、各種の型枠を併用することにより、作業能率、作業速度、成型物の形状の出来映え等の向上を図るこができるが、専用の型枠はなく、塩ビ管、バケツ、ゴミ箱、植木鉢、コーン、コップなどが代用型枠として使用されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
砂、土、雪等を用いる造形遊びや、造形作業において、形の保持力に限界があり、断面積が小さく、高さのある塔状、柱状、台状の成型物を独立的に形成することは難しいという課題がある。
【問題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、砂、土、雪等を用いる造形遊びにおいて、高さのある柱状、塔状、階段状造形物を型枠で成型する場合において、相互に関連する複数の部分単体型枠を積み重ねて所望の高さの階段形状、塔状、柱状の形成物を成型する手段としての専用型枠を提供することを目的とする。
【発明の効果】
【0005】
高さのある形成物の成型が可能となる。
各部分構成型枠を積み重ねて連結して、或いは連結しながら成型することにより、中心のずれないしっかりした階段形状、塔状、柱状の形成物を簡単に形成することができる。
成型完成後の型外し作業も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】積み重ね成型型枠セットの基本使用状態イメージ図
【
図2】組合せ部を付した積み重ね成型型枠セットの使用状態イメージ図(A図は、階段塔状成型型枠セット。 B図は、柱状成型型枠セット)
【発明を実施するための形態】
【実施例0007】
本発明なる積み重ね成型型枠を構成する個々の部分型枠は、それぞれ単体の型枠としても使用でき、合体されて一体となった場合に、統一された形状にされるように相互に関連づけられた形状とし、各部分型枠にはそれぞれ適所に手掛け部を設ける。
【0008】
各型枠の基本形状は、形成物の側面からの自然崩壊現象を防ぐために、各部分型枠において、水平方向の断面積が下面から上面に垂直方向に、小さくなるように、すなわち側面から見て階段形状、塔状、若しくは背高台形状となるものとする。
【0009】
階段塔状形成物の形成用型枠は、階段形状に形成されるように上に重ねる型枠の底面部断面積が下部の型枠の最上部面部の断面積より、段階的に順次より小さい形状とものとする。
【0010】
柱状形成物の成型用型枠においては、水平断面積が下段から最上段の型枠まで一様に連続して小さくなる形状とする。
【0011】
各型枠の組み合わせ部構造は、2段目から上に重ねる型枠の下端部に設け、これに型枠を取り外す際の手掛け機能を兼ねさせる。
最下部の型枠の手掛け部は底面部近傍に別に設ける。
【0012】
本発明からなる積み重ね成型型枠を使用して成型する場合、最下段部から、逐次上部型を組み合わせながら積み重ねて上げて全体形状物を成型する。