(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024063547
(43)【公開日】2024-05-13
(54)【発明の名称】画像生成システム及び印画物作製装置
(51)【国際特許分類】
H04N 5/765 20060101AFI20240502BHJP
H04N 21/4402 20110101ALI20240502BHJP
H04N 23/60 20230101ALI20240502BHJP
G07F 17/26 20060101ALI20240502BHJP
G07F 17/02 20060101ALI20240502BHJP
【FI】
H04N5/765
H04N21/4402
H04N5/232 300
H04N5/232 290
G07F17/26
G07F17/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022171594
(22)【出願日】2022-10-26
(71)【出願人】
【識別番号】000002897
【氏名又は名称】大日本印刷株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100086911
【弁理士】
【氏名又は名称】重野 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100144967
【弁理士】
【氏名又は名称】重野 隆之
(72)【発明者】
【氏名】建本 智恵
【テーマコード(参考)】
5C122
5C164
【Fターム(参考)】
5C122EA61
5C122FH10
5C122FH19
5C122GB06
5C122GC14
5C122GC52
5C122HB01
5C164FA29
5C164PA31
5C164SB29S
5C164UA42S
5C164UB02P
5C164UB26S
5C164UB41S
5C164YA11
(57)【要約】
【課題】利用者から提供された画像と、利用者を撮影した画像とを合成した合成画像を生成する画像生成システムを提供する。
【解決手段】画像生成システムは、ユーザ端末から受信したユーザ画像に対し第1識別情報を割り当て、前記第1識別情報を前記ユーザ端末へ送信するサーバ装置と、前記第1識別情報の入力を受け付けると、前記第1識別情報を前記サーバ装置へ送信し、前記サーバ装置から、前記第1識別情報に対応する前記ユーザ画像を取得する印画物作製装置と、を備える。前記印画物作製装置は、ユーザを撮影して撮影画像を生成する撮影部と、前記ユーザ画像と前記撮影画像とを合成した合成画像を生成する画像処理部と、を有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末から受信したユーザ画像に対し第1識別情報を割り当て、前記第1識別情報を前記ユーザ端末へ送信するサーバ装置と、
前記第1識別情報の入力を受け付けると、前記第1識別情報を前記サーバ装置へ送信し、前記サーバ装置から、前記第1識別情報に対応する前記ユーザ画像を取得する印画物作製装置と、
を備え、
前記印画物作製装置は、
ユーザを撮影して撮影画像を生成する撮影部と、
前記ユーザ画像と前記撮影画像とを合成した合成画像を生成する画像処理部と、
を有する、画像生成システム。
【請求項2】
前記画像処理部は、前記撮影画像から人物画像を切り抜き、前記人物画像と前記ユーザ画像とを合成して前記合成画像を生成する、請求項1に記載の画像生成システム。
【請求項3】
前記印画物作製装置は、前記合成画像を前記サーバ装置へ送信し、前記サーバ装置から前記合成画像をダウンロードするウェブサイトのURL情報を受信し、前記URL情報及び前記合成画像をプリント出力する、請求項1に記載の画像生成システム。
【請求項4】
前記サーバ装置は、前記印画物作製装置から前記合成画像を受信すると、前記合成画像に対し第2識別情報を割り当て、前記第2識別情報を用いて前記URL情報を生成し、前記URL情報を前記印画物作製装置へ送信する、請求項3に記載の画像生成システム。
【請求項5】
前記サーバ装置は、前記URL情報に基づいてアクセスしてきたユーザ端末へ前記合成画像を送信する、請求項4に記載の画像生成システム。
【請求項6】
ユーザが所有する作品を撮影して第1撮影画像を生成し、前記ユーザを撮影して第2撮影画像を生成する撮影部と、
前記第2撮影画像から人物画像を切り抜き、前記人物画像と前記第1撮影画像とを合成して合成画像を生成する画像処理部と、
前記合成画像をプリント出力するプリンタと、
を備える印画物作製装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像生成システム及び印画物作製装置に関する。
【背景技術】
【0002】
小学校や幼稚園等で生徒・園児達は絵画や工作を行い、多数の作品を制作する。これらの作品の保管スペースの確保に苦慮する家庭が多かった。また、保管環境によっては、日焼けや湿気等で作品が劣化してしまうことがあった。手描きの絵をキーホルダー等のグッズにするサービスが提供されているが、価格が高く、徐々に増えていく作品を全てグッズにすることは現実的でない。
【0003】
また、保管する作品が溜まっていくうちに、それぞれの作品がいつ頃制作されたものか忘れてしまうことが多かった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、利用者から提供された画像と、利用者を撮影した画像とを合成した合成画像を生成する画像生成システム、及び利用者が所有する作品を撮影した画像と利用者を撮影した画像とを合成した合成画像の印画物を作製する印画物作製装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による画像生成システムは、ユーザ端末から受信したユーザ画像に対し第1識別情報を割り当て、前記第1識別情報を前記ユーザ端末へ送信するサーバ装置と、前記第1識別情報の入力を受け付けると、前記第1識別情報を前記サーバ装置へ送信し、前記サーバ装置から、前記第1識別情報に対応する前記ユーザ画像を取得する印画物作製装置と、を備え、前記印画物作製装置は、ユーザを撮影して撮影画像を生成する撮影部と、前記ユーザ画像と前記撮影画像とを合成した合成画像を生成する画像処理部と、を有するものである。
【0007】
本発明による印画物作製装置は、ユーザが所有する作品を撮影して第1撮影画像を生成し、前記ユーザを撮影して第2撮影画像を生成する撮影部と、前記第2撮影画像から人物画像を切り抜き、前記人物画像と前記第1撮影画像とを合成して合成画像を生成する画像処理部と、前記合成画像をプリント出力するプリンタと、を備えるものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、利用者から提供された画像と、利用者を撮影した画像とを合成した合成画像を生成することができる。例えば、手描きの絵を撮影した画像と、描き手を撮影した人物画像とを合成した合成画像を生成する。画用紙等の大きな用紙に描かれた絵を画像データとして保存でき、保管スペースや劣化の心配が無くなる。また、合成された描き手の人物画像から、絵がいつ頃描かれたものか容易に判断できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施形態に係る画像生成システムの概略構成図である。
【
図6】印画物作製装置での処理を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を
図1~
図6を用いて説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像生成システムの概略構成図である。画像生成システムは、サーバ装置1と、印画物作製装置2とを備え、サーバ装置1と印画物作製装置2とは通信可能に接続されている。印画物作製装置2は、例えば、撮影装置及びプリンタを有する撮影ボックスである。
【0011】
ユーザは、ユーザ端末3を用いて手描き絵Pを撮影して第1撮影画像を生成し、第1撮影画像をユーザ端末3からサーバ装置1へ送信する。
図2Aは第1撮影画像G1の例を示す。ユーザ端末3は、例えば専用アプリがインストールされたスマートフォンやタブレット端末である。ユーザは、手描き絵Pを描いた本人や、手描き絵Pを描いた子供の保護者等である。
【0012】
サーバ装置1は、ユーザ端末3から受信した第1撮影画像に対し第1識別情報を割り当て、第1撮影画像と第1識別情報とを紐付けて保存する。また、サーバ装置1は、第1識別情報を示す二次元コードを生成し、ユーザ端末3へ送信する。
【0013】
ユーザは、印画物作製装置2へ移動し、サーバ装置1から受信した二次元コードをユーザ端末3に表示して印画物作製装置2の読取部にかざし、第1識別情報を読み取らせる。印画物作製装置2は、読み取った第1識別情報をサーバ装置1へ送信し、第1識別情報に対応する第1撮影画像をサーバ装置1から取得する。
【0014】
印画物作製装置2は、ユーザを撮影して第2撮影画像を生成し、第2撮影画像に対しクロマキー処理を行い、人物画像を抽出する。
図2Bは人物画像G2の例を示す。撮影対象となるユーザは、手描き絵Pを描いた本人であり、手描き絵Pを描いた子供の保護者等が一緒でもよい。印画物作製装置2は、サーバ装置1から取得した第1撮影画像を背景画像(又は前景画像)とし、人物画像を合成して合成画像を生成する。
【0015】
これにより、
図2Cに示すような、手描きの絵に描き手を合成したような合成画像G3が生成される。
【0016】
印画物作製装置2は、合成画像をサーバ装置1へ送信する。サーバ装置1は、印画物作製装置2から受信した合成画像の画像データをダウンロードするためのウェブサイトのURL(Uniform Resource Locator)を生成し、このURLを示す二次元コードを印画物作製装置2へ送信する。
【0017】
印画物作製装置2は、合成画像と、サーバ装置1から受信した二次元コードとを用紙に印画して、
図2Dに示すような印画物Mを出力する。用紙は、例えばL判や2L判の昇華転写紙である。ユーザは、ユーザ端末3を用いて、印画物Mに印画された二次元コードQを読み取ってサーバ装置1が提供するダウンロードサイトにアクセスし、合成画像の画像データをダウンロードする。
【0018】
ユーザは、例えば、子供が描いた絵を背景にし、その子供を撮影した人物画像を合成した合成画像の印画物や画像データを入手できる。これにより、四つ切りなどの大サイズの画用紙に描かれた絵を、L判や2L判の小サイズの印画物又は画像データとして保存できるため、作品の保管スペースや画質の劣化の心配が無くなる。また、合成画像には子供自身も写っているため、後日、合成画像を見返したときに、子供の背格好から背景の絵がいつ頃描かれたものか容易に判断できる。
【0019】
次に、サーバ装置1の構成について説明する。サーバ装置1は、通信機能を有するコンピュータであり、
図3に示すように、記憶部10を備えると共に、画像受信部11、識別情報割当部12、コード送信部13、画像選択部14及び画像送信部15の機能を有する。
【0020】
画像受信部11は、ユーザ端末3から第1撮影画像(手描きの絵等を撮影した画像)を受信する。また、画像受信部11は、印画物作製装置2から合成画像を受信する。
【0021】
識別情報割当部12は、画像受信部11が受信した第1撮影画像に対し、第1識別情報を生成して割り当てる。第1撮影画像は、第1識別情報が紐付けられて記憶部10に格納される。
【0022】
また、識別情報割当部12は、画像受信部11が受信した合成画像に対し、第2識別情報を生成して割り当てる。合成画像は、第2識別情報が紐付けられて記憶部10に格納される。さらに、識別情報割当部12は、合成画像をダウンロードするためのウェブサイトのURLを生成する。このURLに第2識別情報を含めるようにする。
【0023】
第1識別情報及び第2識別情報は、画像を一意に識別するものであり、例えば複数桁の英数字で構成される。
【0024】
コード送信部13は、第1識別情報を二次元コードに変換し、第1撮影画像の送信元のユーザ端末3へ送信する。また、コード送信部13は、ダウンロードサイトのURLを二次元コードに変換し、合成画像の送信元の印画物作製装置2へ送信する。
【0025】
画像選択部14は、印画物作製装置2から識別情報(第1識別情報)を受信すると、記憶部10内の画像データから、対応する第1撮影画像を選択する。また、画像選択部14は、ユーザ端末3がダウンロードサイトにアクセスすると、記憶部10内の画像データから、アクセス時のURLに含まれる第2識別情報に対応する合成画像を選択する。
【0026】
画像送信部15は、画像選択部14が選択した第1撮影画像を印画物作製装置2へ送信する。また、画像送信部15は、画像選択部14が選択した合成画像をユーザ端末3へ送信する。
【0027】
次に、印画物作製装置2について説明する。
図4に示すように、印画物作製装置2は、演算制御部20と、ユーザを撮影し、第2撮影画像を生成する撮影部21と、タッチパネル22と、読取部23と、照明部24と、プリンタ15と、通信部26と、を備える。印画物作製装置2におけるユーザの背中側の壁面は、クロマキー合成に適した色、例えば青色や黄緑色になっている。
【0028】
撮影部21は、例えばデジタルカメラであり、レンズ、シャッター、CMOSセンサ、A/D変換器等を有する。撮影部21が利用者を撮影して生成された第2撮影画像は、演算制御部20へ転送される。
【0029】
タッチパネル22は、操作画面を表示し、操作画面内のボタンが押されると、そのボタンに対応した指示を受け付ける。タッチパネル22の代わりに、タッチ機能の無いディスプレイ及び物理ボタン等を設けてもよい。
【0030】
読取部23は、ユーザによって提示された二次元コードから、第1識別情報を読み取る。
【0031】
照明部24は、撮影部21がユーザを撮影する際にユーザに光を照射する。
【0032】
プリンタ25は、演算制御部20から受け取ったプリント用画像を用紙に印画し、出力する。プリンタ25のプリント方式は特に限定されず、インクジェット方式、昇華型熱転写方式、溶融型熱転写方式等を用いることができる。
【0033】
演算制御部20は、撮影部21、タッチパネル22、読取部23、照明部24、プリンタ25等に接続されており、各部の制御やデータの受け渡しを行う。また、演算制御部20は、通信部26を用いて、サーバ装置1との間でデータの送受信を行う。
【0034】
演算制御部20は、CPU(中央演算処理部)やメモリを有するコンピュータであり、CPUが合成画像生成プログラムを実行することで、
図5に示すように、画像取得部201、撮影処理部202、画像処理部203、画像送信部204、URL情報受信部205及びプリント処理部206の機能が実現される。
【0035】
画像取得部201は、読取部23が読み取った第1識別情報をサーバ装置1へ送信し、第1識別情報に対応する第1撮影画像を取得する。
【0036】
撮影処理部202は、撮影部21を制御して撮影を行わせ、撮影部21から、ユーザを撮影した第2撮影画像を受信する。
【0037】
画像処理部203は、クロマキー合成による処理を用いて、撮影部21により生成された第2撮影画像内の人物画像と、サーバ装置1から受信した第1撮影画像とを合成して、合成画像データを生成する。具体的には、画像処理部203は、第2撮影画像内の人物と背景色(壁紙色)との色差を判別し、第2撮影画像から人物画像を切り抜く。ここで判別される色差とは、色相差、彩度差、又は色相差及び彩度差の組み合わせである。そして、画像処理部203は、サーバ装置1から受信した第1撮影画像を背景画像とし、切り抜いた人物画像を重ね合わせることで、画像合成を行う。
【0038】
画像送信部204は、合成画像データをサーバ装置1へ送信する。
【0039】
URL情報受信部205は、サーバ装置1から、合成画像データをダウンロードするためのウェブサイトのURL情報を受信する。サーバ装置1から受信するURL情報は、例えば、URLを示す二次元コードである。
【0040】
プリント処理部206は、合成画像と、サーバ装置1から受信した二次元コードを含むプリント用画像を生成し、プリント用画像をプリンタ25へ送信して、プリント処理を実行させる。
【0041】
次に、
図6に示すフローチャートに沿って、印画物作製装置2による印画物作製方法を説明する。なお、ユーザは、事前に、手描きの絵などをユーザ端末3で撮影した第1撮影画像をサーバ装置1へ送信し、サーバ装置1から、第1撮影画像に対応する第1識別情報を示す二次元コードを受信している。
【0042】
ユーザが、ユーザ端末3に二次元コードを表示し、読取部23にかざす。読取部23が二次元コードを読み取って、第1識別情報を抽出する(ステップS1)。
【0043】
画像取得部201がステップS1で抽出された第1識別情報をサーバ装置1へ送信し、第1識別情報に対応する第1撮影画像を取得する(ステップS2)。
【0044】
撮影部21がユーザを撮影し、第2撮影画像を生成する(ステップS3)。
【0045】
画像処理部203が、ステップS3で生成された第2撮影画像から人物画像を抽出する(ステップS4)。
【0046】
画像処理部203が、ステップS2で取得された第1撮影画像と、ステップS4で抽出された人物画像とを合成し、合成画像を生成する(ステップS5)。
【0047】
画像処理部203が合成画像をタッチパネル22に表示する。このとき、合成画像内の人物画像の位置やサイズを調整するための十字キーや拡大・縮小キーもタッチパネル22に表示する。ユーザは、タッチパネル22を操作して、人物画像の合成位置やサイズを調整する(ステップS6)。
【0048】
画像送信部204が、合成画像をサーバ装置1へ送信する(ステップS7)。
【0049】
URL情報取得部205が、サーバ装置1から、合成画像をダウンロードするダウンロードサイトのURLを示す二次元コードを取得する(ステップS8)。
【0050】
画像処理部203が、合成画像と、ステップS8で取得された二次元コードとを組み合わせたプリント用画像を生成する。プリント処理部206が、プリント用画像をプリンタ25へ転送し、プリント出力させる(ステップS9)。
【0051】
このように、本実施形態によれば、ユーザから提供された画像と、ユーザを撮影した人物画像とを合成した合成画像を生成することができる。例えば、手描きの絵を撮影した第1撮影画像と、描き手を撮影した人物画像とを合成した合成画像が生成される。画用紙等の大きな用紙に描かれた絵を画像データとして保存でき、保管スペースや劣化の心配が無くなる。また、合成された描き手の人物画像から、絵がいつ頃描かれたものか容易に判断できる。
【0052】
印画物作製装置2でのユーザ撮影前に、第2撮影画像から人物画像の切り抜きを行うか否か選択できるようにしてもよい。切り抜きを行わない場合は、第2撮影画像をそのまま第1撮影画像に合成する。
【0053】
また、ユーザ撮影前に、人物画像の合成位置を選択できるようにしてもよい。例えば、左上、左下、右上、右下、中央の5箇所のいずれかを選択する。
図6のステップS5では、選択された位置に人物画像を配置した合成画像を生成する。ステップS6では、選択された位置を含む一定領域内で人物画像の位置を調整できるようにする。
【0054】
上記実施形態では、サーバ装置1がユーザ端末3へ第1識別情報を示す二次元コードを送信する例について説明したが、二次元コードと共に第1識別情報そのもの(複数桁の英数字)を送信してもよい。印画物作製装置2への第1識別情報の入力方法は、二次元コードの読み取りだけでなく、タッチパネル22の操作による手入力であってもよい。
【0055】
上記実施形態では、合成画像の背景となる第1撮影画像が、ユーザ端末3で手描きの絵などを撮影したものである例について説明したが、手描きの絵などの作品を印画物作製装置2で撮影して第1撮影画像を生成してもよい。この場合、印画物作製装置2は、1回目の撮影で作品を撮影して第1撮影画像を生成し、2回目の撮影でユーザを撮影して第2撮影画像を生成する。
【0056】
図6のステップS6で画像処理部203により複数人の人物が抽出された場合、人物毎に合成位置やサイズを調整できるようにしてもよい。
【0057】
ユーザ端末3からサーバ装置1へ提供するユーザ画像は、絵や工作などの作品を撮影したものでもよいし、風景を撮影したものでもよい。また、ユーザ画像は、ユーザ端末3で撮影した画像に限定されず、ユーザ端末3内に保存されているキャラクタ等の画像であってもよい。
【0058】
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0059】
1 サーバ装置
2 印画物作製装置
3 ユーザ端末