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特開2024-63557情報処理方法、情報処理装置及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024063557
(43)【公開日】2024-05-13
(54)【発明の名称】情報処理方法、情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/087 20230101AFI20240502BHJP
【FI】
G06Q10/08 330
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022171618
(22)【出願日】2022-10-26
(71)【出願人】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(71)【出願人】
【識別番号】598076591
【氏名又は名称】東芝インフラシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】松村 淳
(72)【発明者】
【氏名】柴田 雅充
(72)【発明者】
【氏名】中俣 洋一
(72)【発明者】
【氏名】杉山 正暁
(72)【発明者】
【氏名】大鶴 佳秀
(72)【発明者】
【氏名】江原 浩二
(72)【発明者】
【氏名】瀧口 武
(72)【発明者】
【氏名】関口 香菜
(72)【発明者】
【氏名】栄元 雄山
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA16
5L049CC52
(57)【要約】
【課題】物品を処理するシステムの一部を効果的に外部化することができる情報処理方法、情報処理装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】実施形態によれば、プロセッサによって実行される情報処理方法は、第1の装置からリクエストを受信し、第2の装置に前記リクエストを送信し、前記第2の装置から前記リクエストに対するレスポンスを受信し、前記第1の装置に前記レスポンスを送信し、片方向通信で、前記第1の装置と前記第2の装置との間の通信に関連するデータを第3の装置に送信する。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサによって実行される情報処理方法であって、
第1の装置からリクエストを受信し、
第2の装置に前記リクエストを送信し、
前記第2の装置から前記リクエストに対するレスポンスを受信し、
前記第1の装置に前記レスポンスを送信し、
片方向通信で、前記第1の装置と前記第2の装置との間の通信に関連するデータを第3の装置に送信する、
情報処理方法。
【請求項2】
前記データは、前記リクエスト又は前記レスポンスである、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記データを前記第3の装置に送信することは、前記リクエストを前記第3の装置に送信し前記レスポンスを前記第3の装置に送信することである、
請求項2に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記リクエストは、GETで送信され、
前記データは、前記リクエストのクリエと前記レスポンスとを含む、
請求項2に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記データを前記第3の装置に送信することは、前記リクエストが第1のリクエストである場合、前記第1の装置に前記レスポンスを送信した後に前記データを前記第3の装置に送信することであり、前記リクエストが第2のリクエストである場合、前記第1の装置に前記レスポンスを送信する前に、前記データを前記第3の装置に送信することである、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記リクエストは、出庫指示から構成され、
前記データを前記第3の装置に送信することは、前記出庫指示を前記第3の装置に送信することであり、
前記第3の装置から最適化された前記出庫指示を受信し、
前記第2の装置に前記リクエストを送信することは、最適化された前記出庫指示を前記第2の装置に送信することである、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記第3の装置から最適化された前記出庫指示を受信することは、前記第3の装置から最適化された複数の前記出庫指示を受信することであり、
前記第2の装置に前記リクエストを送信することは、最適化された1つの前記出庫指示を順次送信し、
前記第1の装置に前記レスポンスを送信することは、最適化された複数の前記出庫指示の送信が完了すると、前記第1の装置に前記レスポンスを送信することである、
請求項6に記載の情報処理方法。
【請求項8】
前記第3の装置から前記出庫指示を受信したことを示すレスポンスを受信し、
前記第1の装置に前記出庫指示を受信したことを示すレスポンスを送信し、
前記第3の装置に最適化された前記出庫指示を要求するリクエストを送信する、
請求項6に記載の情報処理方法。
【請求項9】
前記第1の装置から前記リクエストを受信するとは、前記第1の装置から複数の出庫指示を受信することであり、
前記データを前記第3の装置に送信することは、1つの前記出庫指示を前記第3の装置に順次送信することである、
請求項6に記載の情報処理方法。
【請求項10】
前記第2の装置に前記リクエストを送信することは、最適化された1つの前記出庫指示を複数の前記第2の装置の1つに送信し、最適化された他の1つの前記出庫指示を複数の前記第2の装置の他の1つに送信することである、
請求項6に記載の情報処理方法。
【請求項11】
前記第2の装置は、物品を処理する装置を制御する、
請求項1乃至10の何れか1項に記載の情報処理方法。
【請求項12】
第1の装置とデータを送受信する第1のインターフェースと、
第2の装置とデータを送受信する第2のインターフェースと、
片方向通信で第3の装置とデータを送受信する第3のインターフェースと、
前記第1のインターフェースを通じて前記第1の装置からリクエストを受信し、
前記第2のインターフェースを通じて前記第2の装置に前記リクエストを送信し、
前記第2のインターフェースを通じて前記第2の装置から前記リクエストに対するレスポンスを受信し、
前記第1のインターフェースを通じて前記第1の装置に前記レスポンスを送信し、
前記第3のインターフェースを通じて前記第1の装置と前記第2の装置との間の通信に関連するデータを前記第3の装置に送信する、
プロセッサと、
を備える情報処理装置。
【請求項13】
プロセッサによって実行されるプログラムであって、
前記プロセッサに、
第1の装置からリクエストを受信する機能と、
第2の装置に前記リクエストを送信する機能と、
前記第2の装置から前記リクエストに対するレスポンスを受信する機能と、
前記第1の装置に前記レスポンスを送信する機能と、
片方向通信で、前記第1の装置と前記第2の装置との間の通信に関連するデータを第3の装置に送信する機能と、
を実現させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理方法、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
物品を棚などに入庫又は棚などから出庫する物品処理システムが提供されている。そのような物品処理システムは、入庫又は出庫の指示を供給する倉庫管理システム及び入庫及び出庫を行う倉庫制御システムなどから構成される。
【0003】
また、物品処理システムは、倉庫管理システムと倉庫制御システムとの間に種々の処理を行う倉庫運用管理システムを備えることがある。従来、倉庫運用管理システムと倉庫管理システム及び倉庫制御システムとの間の通信が双方向通信であり、倉庫運用管理システムを外部化(クラウド化)する場合には仮想プライベートネットワークを構築するための機器や専用インターネット回線を用意する必要がある。
【0004】
また、倉庫運用管理システムと倉庫管理システム及び倉庫制御システムとの間の通信が途絶えた場合、物品処理システムは、動作を継続することができないおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2022-100437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の課題を解決するため、物品を処理するシステムの一部を効果的に外部化することができる情報処理方法、情報処理装置及びプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態によれば、プロセッサによって実行される情報処理方法は、第1の装置からリクエストを受信し、第2の装置に前記リクエストを送信し、前記第2の装置から前記リクエストに対するレスポンスを受信し、前記第1の装置に前記レスポンスを送信し、片方向通信で、前記第1の装置と前記第2の装置との間の通信に関連するデータを第3の装置に送信する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、第1の実施形態に係る物品処理システムの構成例を示すブロック図である。
図2図2は、第1の実施形態に係るWES Hubの構成例を示すブロック図である。
図3図3は、第1の実施形態に係る物品処理システムの動作例を示すシーケンス図である。
図4図4は、第1の実施形態に係る物品処理システムの動作例を示すシーケンス図である。
図5図5は、第1の実施形態に係る物品処理システムの動作例を示すシーケンス図である。
図6図6は、第1の実施形態に係る物品処理システムの動作例を示すシーケンス図である。
図7図7は、第1の実施形態に係る物品処理システムの動作例を示すシーケンス図である。
図8図8は、第1の実施形態に係る物品処理システムの動作例を示すシーケンス図である。
図9図9は、第1の実施形態に係る物品処理システムの動作例を示すシーケンス図である。
図10図10は、第1の実施形態に係る物品処理システムの動作例を示すシーケンス図である。
図11図11は、第1の実施形態に係る物品処理システムの動作例を示すシーケンス図である。
図12図12は、第1の実施形態に係る物品処理システムの動作例を示すシーケンス図である。
図13図13は、第1の実施形態に係る物品処理システムの動作例を示すシーケンス図である。
図14図14は、第1の実施形態に係る物品処理システムの動作例を示すシーケンス図である。
図15図15は、第1の実施形態に係る物品処理システムの動作例を示すシーケンス図である。
図16図16は、第1の実施形態に係る物品処理システムの動作例を示すシーケンス図である。
図17図17は、第1の実施形態に係る物品処理システムの動作例を示すシーケンス図である。
図18図18は、第1の実施形態に係る物品処理システムの動作例を示すシーケンス図である。
図19図19は、第2の実施形態に係る物品処理システムの構成例を示すブロック図である。
図20図20は、第2の実施形態に係る物品処理システムの動作例を示すシーケンス図である。
図21図21は、第3の実施形態に係る物品処理システムの構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。
実施形態に係る物品処理システムは、物流システムなどにおいて物品を棚に入庫し又は物品を棚から出庫する。たとえば、物品処理システムは、棚をピッキングステーションなどに搬送する。物品処理システムは、ピッキングステーションにおいてオペレータ又はロボットを用いて棚に物品を格納又は棚から物品をピッキングする。
たとえば、物品処理システムは、物流センタ又は倉庫などで用いられる。
【0010】
図1は、実施形態に係る物品処理システム1の構成例を示す。図1が示すように、物品処理システム1は、WMS2、WCS3、WES4及びWES Hub10などから構成される。
【0011】
WES Hub10は、ローカルネットワークなどを介してWMS2及びWCS3に接続する。WES Hub10とWMS2及びWCS3との通信は、双方向通信である。
また、WES Hub10は、外部のネットワークなどを介してWES4に接続する。WES Hub10WES4との通信は、WES Hub10からWES4への片方向通信である。
【0012】
ここでは、WMS2、WCS3、WES4及びWES Hub10は、REST APIで通信するものとする。
【0013】
なお、物品処理システム1は、図1が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、物品処理システム1から特定の構成が除外されたりしてもよい。
【0014】
WMS2(Warehouse Management System)(第1の装置)は、倉庫管理システムと呼ばれ、1つ又は複数のコンピュータで実現可能である。また、WMS2は、WES Hub10を介して種々のリクエストをWCS3に送信する。
【0015】
たとえば、WMS2は、WES Hub10を介して、棚などに物品を入庫することを指示する入庫指示をWCS3に送信する。たとえば、入庫指示は、複数の入庫伝票から構成される。また、WMS2は、棚などから物品を出庫することを指示する出庫指示をWCS3に送信する。たとえば、出庫指示は、複数の出庫伝票から構成される。
【0016】
また、WMS2は、WES Hub10を介して種々のレスポンスをWCS3から受信する。
【0017】
WCS3(Warehouse Control System)(第2の装置)は、倉庫制御システムと呼ばれ、1つ又は複数のコンピュータで実現可能である。WCS3は、WES Hub10からの入庫指示又は出庫指示に基づいて、物品を処理する機器(マテリアルハンドリング機器)を制御する。たとえば、WCS3は、マテリアルハンドリング機器として、棚を搬送する棚搬送ロボットを制御する。また、WCS3は、マテリアルハンドリング機器として、棚から物品をピッキングし又は棚に物品を格納する物品処理ロボットを制御する。なお、WCS3が制御するマテリアルハンドリング機器は、特定の構成に限定されるものではない。
【0018】
また、WCS3は、WES Hub10を介して種々のリクエストをWMS2に送信する。また、WCS3は、WES Hub10を介してレスポンスをWMS2から受信する。
【0019】
WES4(Warehouse Execution System)(第3の装置)は、倉庫運用管理システムと呼ばれ、1つ又は複数のコンピュータで実現可能である。WES4は、物品処理システム1の動作に関連する種々の処理を実行する。
【0020】
たとえば、WES4は、WMS2とWCS3との間の通信を監視する。WES4は、WMS2とWCS3との間の通信をログとして管理する。
【0021】
また、WES4は、WMS2からのオーダ(入庫指示又は出庫指示)の最適化を行う。たとえば、WES4は、オーダにおいて、処理の順序(入庫伝票又は出庫伝票の順序)を最適化する。また、WES4は、オーダを複数のオーダに分割してもよい。たとえば、出庫指示において、搬送用のトラックの出発時間が18時である出庫伝票と20時の出庫伝票とが混ざっている場合、WES4は、18時の出庫伝票を含む出庫指示と20時の出庫伝票を含む出庫指示とに分割する。
【0022】
WES Hub10(情報処理装置)は、WMS2とWCS3との間の通信を中継する。また、WES Hub10は、WMS2とWCS3との間の通信に関連するデータをWES4に送信する。
【0023】
図2は、WES HUB10の構成例を示すブロック図である。図2が示すように、WES HUB10は、プロセッサ11、ROM12、RAM13、NVM14、操作部15、表示部16、WMSインターフェース17、WCSインターフェース18及びWESインターフェース19などを備える。
【0024】
プロセッサ11と、ROM12、RAM13、NVM14、操作部15、表示部16、WMSインターフェース17、WCSインターフェース18及びWESインターフェース19と、は、データバスなどを介して互いに接続する。
なお、WES HUB10は、図2が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、WES HUB10から特定の構成が除外されたりしてもよい。
【0025】
プロセッサ11は、WES HUB10全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ11は、内部キャッシュ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ11は、内部メモリ、ROM12又はNVM14が予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
【0026】
なお、プロセッサ11がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであってもよい。この場合、プロセッサ11は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
【0027】
ROM12は、制御プログラム及び制御データなどが予め記憶された不揮発性のメモリである。ROM12に記憶される制御プログラム及び制御データは、WES HUB10の仕様に応じて予め組み込まれる。
【0028】
RAM13は、揮発性のメモリである。RAM13は、プロセッサ11の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM13は、プロセッサ11からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納する。また、RAM13は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
【0029】
NVM14は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。たとえば、NVM14は、たとえば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリなどから構成される。NVM14は、WES HUB10の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション及び種々のデータなどを格納する。
【0030】
操作部15は、オペレータから種々の操作の入力を受け付ける。操作部15は、入力された操作を示す信号をプロセッサ11へ送信する。たとえば、操作部15は、マウス、キーボード又はタッチパネルなどから構成される。
【0031】
表示部16は、プロセッサ11からのデータを表示する。たとえば、表示部16は、液晶モニタから構成される。なお、操作部15がタッチパネルから構成される場合、表示部16は、操作部15としてのタッチパネルと一体的に形成されるものであってもよい。
【0032】
WMSインターフェース17(第1のインターフェース)は、双方向通信でWMS2とデータを送受信するインターフェースである。たとえば、WMSインターフェース17は、ローカルネットワークなどを介してWMS2に接続する。たとえば、WMSインターフェース17は、有線又は無線のLAN(Local Area Network)接続をサポートする。
【0033】
WCSインターフェース18(第2のインターフェース)は、双方向通信でWCS3とデータを送受信するインターフェースである。たとえば、WCSインターフェース18は、ローカルネットワークなどを介してWCS3に接続する。たとえば、WCSインターフェース18は、有線又は無線のLAN接続をサポートする。
【0034】
WESインターフェース19(第3のインターフェース)は、片方向通信でWES4とデータを送受信するインターフェースである。たとえば、WESインターフェース19は、外部のネットワーク(たとえば、インターネット)などを介してWES4に接続する。たとえば、WESインターフェース19は、有線又は無線のLAN接続をサポートする。
【0035】
なお、WMSインターフェース17、WCSインターフェース18及びWESインターフェース19(又は、これらの一部)は、一体的に構成されるものであってもよい。
また、WES Hub10は、外部の表示部に接続するインターフェースを備えるものであってもよい。この場合、WES Hub10は、表示部16を備えなくともよい。
【0036】
次に、物品処理システム1の動作例について説明する。
図3は、物品処理システム1の動作例について説明するためのシーケンス図である。
【0037】
まず、WMS2は、POSTでリクエストAをWES Hub10に送信する(S11)。リクエストAは、WMS2とWCS3との間の通信が完了した後に通信ログをWES4に送信することを要求するリクエスト(第1のリクエスト)である。たとえば、リクエストAは、WES4によって通信ログが収集される動作を物品処理システム1に実行させるリクエストである。
【0038】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じてリクエストAをWMS2から受信する。リクエストAを受信すると、プロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じて、POSTで、受信されたリクエストAをWCS3に送信する(S12)。
【0039】
WCS3は、リクエストAをWES Hub10から受信する。リクエストAを受信すると、WCS3は、リクエストAに従って所定の処理を実行した後に、レスポンスAをWES Hub10に送信する(S13)。
【0040】
WES Hub10のプロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じてレスポンスAをWCS3から受信する。レスポンスAを受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて、受信されたレスポンスAをWMS2に送信する(S14)。
【0041】
WMS2は、レスポンスAをWES Hub10から受信する。
【0042】
また、レスポンスAを送信すると、WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてPOSTでリクエストAをWES4に送信する(S15)。ここでは、プロセッサ11は、S12で送信したリクエストAと同様のフォーマットでリクエストA(たとえば、S12で送信したリクエストAと同一のリクエストA)をWES4に送信する。
【0043】
WES4は、リクエストAをWES Hub10から受信する。リクエストAを受信すると、WES4は、レスポンスをWES Hub10に送信する(S16)。
【0044】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてレスポンスをWES4から受信する。レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてPOSTでレスポンスAをWES4に送信する(S17)。ここでは、プロセッサ11は、S14で送信したレスポンスAと同様のフォーマットでレスポンスA(たとえば、S14で送信したレスポンスAと同一のレスポンスA)をWES4に送信する。
【0045】
WES4は、レスポンスAをWES Hub10から受信する。レスポンスAを受信すると、WES4は、レスポンスをWES Hub10に送信する(S18)。
【0046】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてレスポンスをWES4から受信する。プロセッサ11がレスポンスを受信すると、物品処理システム1は、動作を終了する。
【0047】
なお、WES Hub10のプロセッサ11は、S15で、WESインターフェース19を通じてPOSTでリクエストA及びレスポンスAを含むデータをWES4に送信するものであってもよい。この場合、物品処理システム1は、S17及びS18を実行しなくともよい。
【0048】
物品処理システム1は、上記の動作例においてS15乃至S18の何れかに失敗した場合であってもWMS2及びWCS3の動作に影響を与えない。
【0049】
次に、物品処理システム1の他の動作例について説明する。
図4は、物品処理システム1の他の動作例について説明するためのシーケンス図である。
【0050】
まず、WMS2は、POSTでリクエストAをWES Hub10に送信する(S21)。ここでは、リクエストAは、送信元(ここでは、WMS2)へレスポンスが送信される前に通信ログをWES4に送信することを要求するリクエスト(第2のリクエスト)である。たとえば、リクエストAは、WES4によって通信ログが監視される動作を物品処理システム1に実行させるリクエストである。
【0051】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じてリクエストAをWMS2から受信する。リクエストAを受信すると、プロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じて、POSTで、受信されたリクエストAをWCS3に送信する(S22)。
【0052】
WCS3は、リクエストAをWES Hub10から受信する。リクエストAを受信すると、WCS3は、リクエストAに従って所定の処理を実行した後に、レスポンスAをWES Hub10に送信する(S23)。
【0053】
WES Hub10のプロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じてレスポンスAをWCS3から受信する。レスポンスAを受信すると、プロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてPOSTでリクエストAをWES4に送信する(S24)。ここでは、プロセッサ11は、S22で送信したリクエストAと同様のフォーマットでリクエストA(たとえば、S22で送信したリクエストAと同一のリクエストA)をWES4に送信する。
【0054】
WES4は、リクエストAをWES Hub10から受信する。リクエストAを受信すると、WES4は、レスポンスをWES Hub10に送信する(S25)。
【0055】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてレスポンスをWES4から受信する。レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてPOSTでレスポンスAをWES4に送信する(S26)。ここでは、プロセッサ11は、S23で受信したレスポンスAと同様のフォーマットでレスポンスA(たとえば、S23で受信したレスポンスAと同一のレスポンスA)をWES4に送信する。
【0056】
WES4は、レスポンスAをWES Hub10から受信する。レスポンスAを受信すると、WES4は、レスポンスをWES Hub10に送信する(S27)。
【0057】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてレスポンスをWES4から受信する。プロセッサ11がレスポンスを受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて、レスポンスAをWMS2に送信する(S28)。
【0058】
WMS2は、レスポンスAをWES Hub10から受信する。WMS2がレスポンスAを送信すると、物品処理システム1は、動作を終了する。
【0059】
なお、WES Hub10のプロセッサ11は、S24で、WESインターフェース19を通じてPOSTでリクエストA及びレスポンスAを含むデータをWES4に送信するものであってもよい。この場合、物品処理システム1は、S26及びS27を実行しなくともよい。
【0060】
また、WES Hub10のプロセッサ11は、S24乃至S27の何れかに失敗した場合、WMS2にエラーを示すレスポンスを送信する。また、この場合、プロセッサ11は、WMS2からのリクエストAをタイムアウトさせてもよい。
【0061】
WMS2は、エラーを示すレスポンスを受信した場合、又は、リクエストAがタイムアウトした場合、リクエストAをWES Hub10に再度送信するものであってもよい。
【0062】
物品処理システム1は、上記の動作例においてWES4にリクエストA及びレスポンスAをより確実に送信することができる。
【0063】
次に、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明する。
図5は、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明するためのシーケンス図である。
【0064】
まず、WCS3は、POSTでリクエストBをWES Hub10に送信する(S31)。リクエストBは、第1のリクエストである。
【0065】
WES Hub10のプロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じてリクエストBをWCS3から受信する。リクエストBを受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて、POSTで、受信されたリクエストBをWMS2に送信する(S32)。
【0066】
WMS2は、リクエストBをWES Hub10から受信する。リクエストBを受信すると、WMS2は、リクエストBに従って所定の処理を実行した後に、レスポンスBをWES Hub10に送信する(S33)。
【0067】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じてレスポンスBをWMS2から受信する。レスポンスBを受信すると、プロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じて、受信されたレスポンスBをWCS3に送信する(S34)。
【0068】
WCS3は、レスポンスBをWES Hub10から受信する。
【0069】
また、レスポンスBを送信すると、WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてPOSTでリクエストBをWES4に送信する(S35)。ここでは、プロセッサ11は、S32で送信したリクエストBと同様のフォーマットでリクエストB(たとえば、S32で送信したリクエストBと同一のリクエストB)をWES4に送信する。
【0070】
WES4は、リクエストBをWES Hub10から受信する。リクエストBを受信すると、WES4は、レスポンスをWES Hub10に送信する(S36)。
【0071】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてレスポンスをWES4から受信する。レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてPOSTでレスポンスBをWES4に送信する(S37)。ここでは、プロセッサ11は、S34で送信したレスポンスBと同様のフォーマットでレスポンスB(たとえば、S34で送信したレスポンスBと同一のレスポンスB)をWES4に送信する。
【0072】
WES4は、レスポンスBをWES Hub10から受信する。レスポンスBを受信すると、WES4は、レスポンスをWES Hub10に送信する(S38)。
【0073】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてレスポンスをWES4から受信する。プロセッサ11がレスポンスを受信すると、物品処理システム1は、動作を終了する。
【0074】
なお、WES Hub10のプロセッサ11は、S35で、WESインターフェース19を通じてPOSTでリクエストB及びレスポンスBを含むデータをWES4に送信するものであってもよい。この場合、物品処理システム1は、S37及びS38を実行しなくともよい。
【0075】
物品処理システム1は、上記の動作例においてS35乃至S38の何れかに失敗した場合であってもWMS2及びWCS3の動作に影響を与えない。
【0076】
次に、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明する。
図6は、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明するためのシーケンス図である。
【0077】
まず、WCS3は、POSTでリクエストBをWES Hub10に送信する(S41)。ここでは、リクエストBは、第2のリクエストである。
【0078】
WES Hub10のプロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じてリクエストBをWCS3から受信する。リクエストBを受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて、POSTで、受信されたリクエストBをWMS2に送信する(S42)。
【0079】
WMS2は、リクエストBをWES Hub10から受信する。リクエストBを受信すると、WMS2は、リクエストBに従って所定の処理を実行した後に、レスポンスBをWES Hub10に送信する(S43)。
【0080】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じてレスポンスBをWMS2から受信する。レスポンスBを受信すると、プロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてPOSTでリクエストBをWES4に送信する(S44)。ここでは、プロセッサ11は、S42で送信したリクエストBと同様のフォーマットでリクエストB(たとえば、S42で送信したリクエストBと同一のリクエストB)をWES4に送信する。
【0081】
WES4は、リクエストBをWES Hub10から受信する。リクエストBを受信すると、WES4は、レスポンスをWES Hub10に送信する(S45)。
【0082】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてレスポンスをWES4から受信する。レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてPOSTでレスポンスBをWES4に送信する(S46)。ここでは、プロセッサ11は、S43で受信したレスポンスBと同様のフォーマットでレスポンスB(たとえば、S43で受信したレスポンスBと同一のレスポンスB)をWES4に送信する。
【0083】
WES4は、レスポンスBをWES Hub10から受信する。レスポンスBを受信すると、WES4は、レスポンスをWES Hub10に送信する(S47)。
【0084】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてレスポンスをWES4から受信する。プロセッサ11がレスポンスを受信すると、プロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じて、レスポンスBをWCS3に送信する(S48)。
【0085】
WCS3は、レスポンスBをWES Hub10から受信する。WCS3がレスポンスBを送信すると、物品処理システム1は、動作を終了する。
【0086】
なお、WES Hub10のプロセッサ11は、S44で、WESインターフェース19を通じてPOSTでリクエストB及びレスポンスBを含むデータをWES4に送信するものであってもよい。この場合、物品処理システム1は、S46及びS47を実行しなくともよい。
【0087】
また、WES Hub10のプロセッサ11は、S44乃至S47の何れかに失敗した場合、WCS3にエラーを示すレスポンスを送信する。また、この場合、プロセッサ11は、WCS3からのリクエストBをタイムアウトさせてもよい。
【0088】
WCS3は、エラーを示すレスポンスを受信した場合、又は、リクエストBがタイムアウトした場合、リクエストBをWES Hub10に再度送信するものであってもよい。
【0089】
物品処理システム1は、上記の動作例においてWES4にリクエストB及びレスポンスBをより確実に送信することができる。
【0090】
次に、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明する。
図7は、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明するためのシーケンス図である。
【0091】
まず、WMS2は、POSTでリクエストCをWES Hub10に送信する(S51)。リクエストCは、第1のリクエストである。ここでは、リクエストCは、動作ログとしてリクエストCをWES4に送信することを要求する。
【0092】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じてリクエストCをWMS2から受信する。リクエストCを受信すると、プロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じて、POSTで、受信されたリクエストCをWCS3に送信する(S52)。
【0093】
WCS3は、リクエストCをWES Hub10から受信する。リクエストCを受信すると、WCS3は、リクエストCに従って所定の処理を実行した後に、レスポンスCをWES Hub10に送信する(S53)。
【0094】
WES Hub10のプロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じてレスポンスCをWCS3から受信する。レスポンスCを受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて、受信されたレスポンスCをWMS2に送信する(S54)。
【0095】
WMS2は、レスポンスCをWES Hub10から受信する。
【0096】
また、レスポンスCを送信すると、WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてPOSTでリクエストCをWES4に送信する(S55)。ここでは、プロセッサ11は、S52で送信したリクエストCと同様のフォーマットでリクエストC(たとえば、S52で送信したリクエストCと同一のリクエストC)をWES4に送信する。
【0097】
WES4は、リクエストCをWES Hub10から受信する。リクエストCを受信すると、WES4は、レスポンスC’をWES Hub10に送信する(S56)。
【0098】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてレスポンスC’をWES4から受信する。
プロセッサ11がレスポンスC’を受信すると、物品処理システム1は、動作を終了する。
【0099】
物品処理システム1は、上記の動作例においてS55又はS55の何れかに失敗した場合であってもWMS2及びWCS3の動作に影響を与えない。
【0100】
次に、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明する。
図8は、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明するためのシーケンス図である。
【0101】
まず、WMS2は、POSTでリクエストCをWES Hub10に送信する(S61)。リクエストCは、第2のリクエストである。ここでは、リクエストCは、動作ログとしてリクエストCをWES4に送信することを要求する。
【0102】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じてリクエストCをWMS2から受信する。リクエストCを受信すると、プロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じて、POSTで、受信されたリクエストCをWCS3に送信する(S62)。
【0103】
WCS3は、リクエストCをWES Hub10から受信する。リクエストCを受信すると、WCS3は、リクエストCに従って所定の処理を実行した後に、レスポンスCをWES Hub10に送信する(S63)。
【0104】
WES Hub10のプロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じてレスポンスCをWCS3から受信する。レスポンスCを受信すると、プロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてPOSTでリクエストCをWES4に送信する(S64)。ここでは、プロセッサ11は、S62で送信したリクエストCと同様のフォーマットでリクエストC(たとえば、S62で送信したリクエストCと同一のリクエストC)をWES4に送信する。
【0105】
WES4は、リクエストCをWES Hub10から受信する。リクエストCを受信すると、WES4は、レスポンスC’をWES Hub10に送信する(S65)。
【0106】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてレスポンスC’をWES4から受信する。レスポンスC’を受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて、レスポンスCをWMS2に送信する(S66)。
【0107】
WMS2は、レスポンスCをWES Hub10から受信する。WMS2がレスポンスCを送信すると、物品処理システム1は、動作を終了する。
【0108】
なお、WES Hub10のプロセッサ11は、S64又はS65の何れかに失敗した場合、WMS2にエラーを示すレスポンスを送信する。また、この場合、プロセッサ11は、WMS2からのリクエストCをタイムアウトさせてもよい。
【0109】
WMS2は、エラーを示すレスポンスを受信した場合、又は、リクエストCがタイムアウトした場合、リクエストCをWES Hub10に再度送信するものであってもよい。
【0110】
物品処理システム1は、上記の動作例においてWES4にリクエストCをより確実に送信することができる。
【0111】
次に、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明する。
図9は、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明するためのシーケンス図である。
【0112】
まず、WMS2は、GETでリクエストをWES Hub10に送信する(S71)。リクエストは、第1のリクエストである。また、リクエストは、クリエDを含む。たとえば、リクエストは、所定のデータ(在庫情報、商品マスタなど)を要求するリクエストである。
【0113】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じてリクエストをWMS2から受信する。リクエストを受信すると、プロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じて、GETで、受信されたリクエストをWCS3に送信する(S72)。
【0114】
WCS3は、リクエストDをWES Hub10から受信する。リクエストを受信すると、WCS3は、リクエストに従って所定の処理を実行した後に、要求された所定のデータを含むレスポンスDをWES Hub10に送信する(S73)。
【0115】
WES Hub10のプロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じてレスポンスDをWCS3から受信する。レスポンスDを受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて、受信されたレスポンスDをWMS2に送信する(S74)。
WMS2は、レスポンスDをWES Hub10から受信する。
【0116】
また、レスポンスDを送信すると、WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてPOSTでクリエD及びレスポンスDをWES4に送信する(S75)。
【0117】
WES4は、クリエD及びリクエストDをWES Hub10から受信する。クリエD及びリクエストDを受信すると、WES4は、レスポンスD’をWES Hub10に送信する(S76)。
【0118】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてレスポンスD’をWES4から受信する。
プロセッサ11がレスポンスD’を受信すると、物品処理システム1は、動作を終了する。
【0119】
物品処理システム1は、上記の動作例においてS75又はS76の何れかに失敗した場合であってもWMS2及びWCS3の動作に影響を与えない。
【0120】
次に、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明する。
図10は、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明するためのシーケンス図である。
【0121】
まず、WMS2は、GETでリクエストをWES Hub10に送信する(S81)。リクエストは、第2のリクエストである。また、リクエストは、クリエDを含む。たとえば、リクエストは、所定のデータ(在庫情報、商品マスタなど)を要求するリクエストである。
【0122】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じてリクエストをWMS2から受信する。リクエストを受信すると、プロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じて、GETで、受信されたリクエストをWCS3に送信する(S82)。
【0123】
WCS3は、リクエストをWES Hub10から受信する。リクエストを受信すると、WCS3は、リクエストに従って所定の処理を実行した後に、レスポンスDをWES Hub10に送信する(S83)。
【0124】
WES Hub10のプロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じてレスポンスDをWCS3から受信する。レスポンスDを受信すると、プロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてPOSTでクリエD及びレスポンスDをWES4に送信する(S84)。
【0125】
WES4は、クリエD及びレスポンスDをWES Hub10から受信する。クリエD及びリクエストDを受信すると、WES4は、レスポンスD’をWES Hub10に送信する(S85)。
【0126】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてレスポンスD’をWES4から受信する。レスポンスD’を受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて、レスポンスDをWMS2に送信する(S86)。
【0127】
WMS2は、レスポンスDをWES Hub10から受信する。WMS2がレスポンスDを送信すると、物品処理システム1は、動作を終了する。
【0128】
なお、WES Hub10のプロセッサ11は、S84又はS85の何れかに失敗した場合、WMS2にエラーを示すレスポンスを送信する。また、この場合、プロセッサ11は、WMS2からのリクエストをタイムアウトさせてもよい。
【0129】
WMS2は、エラーを示すレスポンスを受信した場合、又は、リクエストがタイムアウトした場合、リクエストをWES Hub10に再度送信するものであってもよい。
【0130】
物品処理システム1は、上記の動作例においてWES4にWMS2からのリクエストをより確実に送信することができる。
【0131】
次に、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明する。
図11は、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明するためのシーケンス図である。
ここでは、WES4は、WMS2からの出庫指示を最適化する。
【0132】
まず、WMS2は、POSTで出庫指示(リクエスト)をWES Hub10に送信する(S91)。ここでは、出庫指示は、WES4に自身の最適化を要求するリクエスト(第3のリクエスト)である。
【0133】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて出庫指示をWMS2から受信する。出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて、POSTで、受信された出庫指示をWES4に送信する(S92)。
【0134】
WES4は、出庫指示をWES Hub10から受信する。出庫指示を受信すると、WES4は、出庫指示を最適化する。出庫指示を最適化すると、WES4は、レスポンスとして、最適化された出庫指示をWES Hub10に送信する(S93)。
【0135】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて最適化された出庫指示をWES4から受信する。最適化された出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じて、POSTで、最適化された出庫指示をWCS3に送信する(S94)。
【0136】
WCS3は、最適化された出庫指示をWES Hub10から受信する。最適化された出庫指示を受信すると、WCS3は、最適化された出庫指示に従って所定の処理を実行した後に、レスポンスをWES Hub10に送信する(S95)。
【0137】
WES Hub10のプロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じてレスポンスをWCS3から受信する。レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じてレスポンスをWMS2に送信する(S96)。
【0138】
WMS2は、レスポンスをWES Hub10から受信する。WMS2がレスポンスを受信すると、物品処理システム1は、動作を終了する。
【0139】
なお、WES Hub10のプロセッサ11は、S92又はS93に失敗した場合、出庫指示に対してエラーを示すレスポンスをWMS2に送信してもよいし、出庫指示をタイムアウトさせてもよい。
【0140】
また、プロセッサ11は、S92又はS93に失敗した場合、S94で、最適化前の出庫指示(S91で受信された出庫指示)をWCS3に送信するものであってもよい。この動作により、物品処理システム1は、WES4との通信が途絶えた場合であっても動作を継続することができる。
【0141】
次に、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明する。
図12は、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明するためのシーケンス図である。
【0142】
ここでは、WES4は、WMS2からの出庫指示を最適化する。また、WES4は、最適化された出庫指示を複数個生成するものとする。
【0143】
まず、WMS2は、POSTで出庫指示(リクエスト)をWES Hub10に送信する(S101)。ここでは、出庫指示は、WES4に自身の最適化を要求するリクエスト(第3のリクエスト)である。
【0144】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて出庫指示をWMS2から受信する。出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて、POSTで、受信された出庫指示をWES4に送信する(S102)。
【0145】
WES4は、出庫指示をWES Hub10から受信する。出庫指示を受信すると、WES4は、出庫指示を最適化する。ここで、WES4は、最適化された出庫指示を複数個生成する。最適化された出庫指示を複数個生成すると、WES4は、レスポンスとして、最適化された複数の出庫指示をWES Hub10に送信する(S103)。
【0146】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて最適化された複数の出庫指示をWES4から受信する。最適化された複数の出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じて、POSTで、最適化された1つの出庫指示をWCS3に送信する(S104)。
【0147】
WCS3は、最適化された1つの出庫指示をWES Hub10から受信する。最適化された1つの出庫指示を受信すると、WCS3は、最適化された1つの出庫指示に従って所定の処理を実行した後に、レスポンスをWES Hub10に送信する(S105)。
【0148】
WES Hub10のプロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じてレスポンスをWCS3から受信する。レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、最適化された出庫指示の送信を完了したかを判定する(S106)。即ち、プロセッサ11は、WCS3へ未送信の出庫指示がないかを判定する。
【0149】
最適化された出庫指示の送信を完了していないと判定すると(S106、NO)、プロセッサ11は、S104に戻る。
【0150】
最適化された出庫指示の送信を完了したと判定すると(S106、YES)、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じてレスポンスをWMS2に送信する(S107)。
【0151】
WMS2は、レスポンスをWES Hub10から受信する。WMS2がレスポンスを受信すると、物品処理システム1は、動作を終了する。
【0152】
なお、WES Hub10のプロセッサ11は、S102又はS103に失敗した場合、WMS2からの出庫指示に対してエラーを示すレスポンスを送信してもよいし、出庫指示をタイムアウトさせてもよい。また、プロセッサ11は、S102又はS103に失敗した場合、S104で、最適化前の出庫指示(S101で受信された出庫指示)をWCS3に送信するものであってもよい。
【0153】
次に、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明する。
図13は、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明するためのシーケンス図である。
【0154】
ここでは、WES4は、WMS2からの出庫指示を最適化する。また、WES4は、最適化が完了する前に出庫指示を受信したことを示すレスポンスを送信するものとする。
【0155】
まず、WMS2は、POSTで出庫指示(リクエスト)をWES Hub10に送信する(S111)。ここでは、出庫指示は、WES4に自身の最適化を要求するリクエスト(第3のリクエスト)である。
【0156】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて出庫指示をWMS2から受信する。出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて、POSTで、受信された出庫指示をWES4に送信する(S112)。
【0157】
WES4は、出庫指示をWES Hub10から受信する。出庫指示を受信すると、WES4は、出庫指示を受信したことを示すレスポンスをWES Hub10に送信する(S113)。当該レスポンスを送信すると、WES4は、出庫指示の最適化を開始する。
【0158】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて当該レスポンスをWMS2に送信する(S114)。
【0159】
WMS2は、当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、WMS2は、GETで、最適化された出庫指示を要求するリクエストをWES Hub10に送信する(S115)。なお、WMS2は、当該レスポンスを受信してから所定の時間が経過した後に当該リクエストをWES Hub10に送信してもよい。
【0160】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて、GETで、当該リクエストをWMS2から受信する。当該リクエストを受信すると、プロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて、GETで、当該リクエストをWES4に送信する(S116)。
【0161】
WES4は、当該リクエストをWES Hub10から受信する。当該リクエストを受信すると、WES4は、出庫指示の最適化が完了したかを判定する(S117)。出庫指示の最適化が完了していないと判定すると(S117、NO)、WES4は、最適化が完了していないことを示すレスポンス(たとえば、エラーを示すレスポンス)をWES Hub10に送信する(S118)。
【0162】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて当該レスポンスをWMS2に送信する(S119)。
【0163】
WMS2は、当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、WMS2は、S115に戻る。なお、WMS2は、当該レスポンスを受信してから所定の期間が経過した後にS115に戻ってもよい。
【0164】
出庫指示の最適化が完了したと判定すると(S117、YES)、WES4は、レスポンスとして、最適化された出庫指示をWES Hub10に送信する(S120)。
【0165】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて、最適化された出庫指示をWES4から受信する。最適化された出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて、最適化された出庫指示をWMS2に送信する(S121)。
【0166】
WMS2は、最適化された出庫指示をWES Hub10から受信する。最適化された出庫指示を受信すると、WMS2は、POSTで、最適化された出庫指示をWES Hub10に送信する(S122)。
【0167】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて最適化された出庫指示をWMS2から受信する。最適化された出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じて、POSTで、最適化された出庫指示をWCS3に送信する(S123)。
【0168】
WCS3は、最適化された出庫指示をWES Hub10から受信する。最適化された出庫指示を受信すると、WCS3は、最適化された出庫指示に従って所定の処理を実行した後に、レスポンスをWES Hub10に送信する(S124)。
【0169】
WES Hub10のプロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じてレスポンスをWCS3から受信する。レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じてレスポンスをWMS2に送信する(S125)。
【0170】
WMS2は、レスポンスをWES Hub10から受信する。WMS2がレスポンスを受信すると、物品処理システム1は、動作を終了する。
【0171】
次に、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明する。
図14は、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明するためのシーケンス図である。
【0172】
ここでは、WES4は、WMS2からの出庫指示を最適化する。また、WES4は、最適化が完了する前に出庫指示を受信したことを示すレスポンスを送信するものとする。また、WES4は、最適化された出庫指示を複数個生成するものとする。また、WES Hub10のプロセッサ11は、最適化された複数の出庫指示をWCS3へ順次送信するものとする。
【0173】
まず、WMS2は、POSTで出庫指示(リクエスト)をWES Hub10に送信する(S131)。ここでは、出庫指示は、WES4に自身の最適化を要求するリクエスト(第3のリクエスト)である。
【0174】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて出庫指示をWMS2から受信する。出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて、POSTで、受信された出庫指示をWES4に送信する(S132)。
【0175】
WES4は、出庫指示をWES Hub10から受信する。出庫指示を受信すると、WES4は、出庫指示を受信したことを示すレスポンスをWES Hub10に送信する(S133)。当該レスポンスを送信すると、WES4は、出庫指示の最適化を開始する。
【0176】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて当該レスポンスをWMS2に送信する(S134)。
【0177】
WMS2は、当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、WMS2は、GETで、最適化された出庫指示を要求するリクエストをWES Hub10に送信する(S135)。なお、WMS2は、当該レスポンスを受信してから所定の時間が経過した後に当該リクエストをWES Hub10に送信してもよい。
【0178】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて当該リクエストをWMS2から受信する。当該リクエストを受信すると、プロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて、GETで、当該リクエストをWES4に送信する(S136)。
【0179】
WES4は、当該リクエストをWES Hub10から受信する。当該リクエストを受信すると、WES4は、出庫指示の最適化が完了したかを判定する(S137)。出庫指示の最適化が完了していないと判定すると(S137、NO)、WES4は、最適化が完了していないことを示すレスポンス(たとえば、エラーを示すレスポンス)をWES Hub10に送信する(S138)。
【0180】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて当該レスポンスをWMS2に送信する(S139)。
【0181】
WMS2は、当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、WMS2は、S135に戻る。なお、WMS2は、当該レスポンスを受信してから所定の期間が経過した後にS135に戻ってもよい。
【0182】
出庫指示の最適化が完了したと判定すると(S137、YES)、WES4は、レスポンスとして、最適化された複数の出庫指示をWES Hub10に送信する(S140)。
【0183】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて、最適化された複数の出庫指示をWES4から受信する。最適化された出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて、最適化された複数の出庫指示をWMS2に送信する(S141)。
【0184】
WMS2は、最適化された複数の出庫指示をWES Hub10から受信する。最適化された複数の出庫指示を受信すると、WMS2は、POSTで、最適化された1つの出庫指示をWES Hub10に送信する(S142)。
【0185】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて最適化された1つの出庫指示をWMS2から受信する。最適化された1つの出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じて、POSTで、最適化された1つの出庫指示をWCS3に送信する(S143)。
【0186】
WCS3は、最適化された1つの出庫指示をWES Hub10から受信する。最適化された1つの出庫指示を受信すると、WCS3は、最適化された1つの出庫指示に従って所定の処理を実行した後に、レスポンスをWES Hub10に送信する(S144)。
【0187】
WES Hub10のプロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じてレスポンスをWCS3から受信する。レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じてレスポンスをWMS2に送信する(S145)。
【0188】
WMS2は、レスポンスをWES Hub10から受信する。レスポンスを受信すると、WMS2は、最適化された出庫指示の送信を完了したかを判定する(S146)。即ち、WMS2は、WCS3へ未送信の出庫指示がないかを判定する。
【0189】
最適化された出庫指示の送信を完了していないと判定すると(S146、NO)、WMS2は、S142に戻る。
【0190】
WMS2が最適化された出庫指示の送信を完了したと判定すると(S146、YES)、物品処理システム1は、動作を終了する。
【0191】
次に、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明する。
図15は、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明するためのシーケンス図である。
【0192】
ここでは、WMS2は、複数の出庫指示をWES4に送信する。また、WES4は、WMS2からの出庫指示を最適化する。また、WES4は、最適化が完了する前に出庫指示を受信したことを示すレスポンスを送信するものとする。また、WES Hub10のプロセッサ11は、複数の出庫指示をWES4へ順次送信するものとする。
【0193】
まず、WMS2は、POSTで出庫指示(リクエスト)をWES Hub10に送信する(S151)。ここでは、出庫指示は、WES4に自身の最適化を要求するリクエスト(第3のリクエスト)である。
【0194】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて出庫指示をWMS2から受信する。出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて、POSTで、受信された出庫指示をWES4に送信する(S152)。
【0195】
WES4は、出庫指示をWES Hub10から受信する。出庫指示を受信すると、WES4は、出庫指示を受信したことを示すレスポンスをWES Hub10に送信する(S153)。当該レスポンスを送信すると、WES4は、出庫指示の最適化を開始する。
【0196】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて当該レスポンスをWMS2に送信する(S154)。
【0197】
WMS2は、当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、WMS2は、出庫指示の送信を完了したかを判定する(S155)。即ち、WMS2は、WES4へ未送信の出庫指示がないかを判定する。
【0198】
出庫指示の送信を完了していないと判定すると(S155、NO)、WMS2は、S151に戻る。
【0199】
出庫指示の送信を完了したと判定すると(S155、YES)、WMS2は、GETで、最適化された複数の出庫指示を要求するリクエストをWES Hub10に送信する(S156)。なお、WMS2は、当該レスポンスを受信してから所定の時間が経過した後に当該リクエストをWES Hub10に送信してもよい。
【0200】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて当該リクエストをWMS2から受信する。当該リクエストを受信すると、プロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて、GETで、当該リクエストをWES4に送信する(S157)。
【0201】
WES4は、当該リクエストをWES Hub10から受信する。当該リクエストを受信すると、WES4は、出庫指示の最適化が完了したかを判定する(S158)。出庫指示の最適化が完了していないと判定すると(S158、NO)、WES4は、最適化が完了していないことを示すレスポンス(たとえば、エラーを示すレスポンス)をWES Hub10に送信する(S159)。
【0202】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて当該レスポンスをWMS2に送信する(S160)。
【0203】
WMS2は、当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、WMS2は、S156に戻る。なお、WMS2は、当該レスポンスを受信してから所定の期間が経過した後にS156に戻ってもよい。
【0204】
出庫指示の最適化が完了したと判定すると(S158、YES)、WES4は、レスポンスとして、最適化された複数の出庫指示をWES Hub10に送信する(S161)。
【0205】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて、最適化された複数の出庫指示をWES4から受信する。最適化された出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて、最適化された複数の出庫指示をWMS2に送信する(S162)。
【0206】
WMS2は、最適化された複数の出庫指示をWES Hub10から受信する。最適化された複数の出庫指示を受信すると、WMS2は、POSTで、最適化された1つの出庫指示をWES Hub10に送信する(S163)。
【0207】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて最適化された1つの出庫指示をWMS2から受信する。最適化された1つの出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じて、POSTで、最適化された1つの出庫指示をWCS3に送信する(S164)。
【0208】
WCS3は、最適化された1つの出庫指示をWES Hub10から受信する。最適化された1つの出庫指示を受信すると、WCS3は、最適化された1つの出庫指示に従って所定の処理を実行した後に、レスポンスをWES Hub10に送信する(S165)。
【0209】
WES Hub10のプロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じてレスポンスをWCS3から受信する。レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じてレスポンスをWMS2に送信する(S166)。
【0210】
WMS2は、レスポンスをWES Hub10から受信する。WMS2がレスポンスを受信すると、WMS2は、最適化された出庫指示の送信を完了したかを判定する(S167)。即ち、WMS2は、WCS3へ未送信の出庫指示がないかを判定する。
【0211】
最適化された出庫指示の送信を完了していないと判定すると(S167、NO)、WMS2は、S163に戻る。
【0212】
WMS2が最適化された出庫指示の送信を完了したと判定すると(S167、YES)、物品処理システム1は、動作を終了する。
【0213】
次に、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明する。
図16は、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明するためのシーケンス図である。
【0214】
ここでは、WES4は、WMS2からの出庫指示を最適化する。また、WES4は、最適化が完了する前に出庫指示を受信したことを示すレスポンスを送信するものとする。また、WES Hub10は、最適化された出庫指示をWMS2に送信しないものとする。
【0215】
まず、WMS2は、POSTで出庫指示(リクエスト)をWES Hub10に送信する(S171)。ここでは、出庫指示は、WES4に自身の最適化を要求するリクエスト(第3のリクエスト)である。
【0216】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて出庫指示をWMS2から受信する。出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて、POSTで、受信された出庫指示をWES4に送信する(S172)。
【0217】
WES4は、出庫指示をWES Hub10から受信する。出庫指示を受信すると、WES4は、出庫指示を受信したことを示すレスポンスをWES Hub10に送信する(S173)。当該レスポンスを送信すると、WES4は、出庫指示の最適化を開始する。
【0218】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて当該レスポンスをWMS2に送信する(S174)。
【0219】
WMS2は、当該レスポンスを受信する。
また、WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて、GETで、最適化された出庫指示を要求するリクエストをWES4に送信する(S175)。なお、プロセッサ11は、当該レスポンスを受信してから所定の時間が経過した後に当該リクエストをWES4に送信してもよい。
【0220】
WES4は、当該リクエストをWES Hub10から受信する。当該リクエストを受信すると、WES4は、出庫指示の最適化が完了したかを判定する(S176)。出庫指示の最適化が完了していないと判定すると(S176、NO)、WES4は、最適化が完了していないことを示すレスポンス(たとえば、エラーを示すレスポンス)をWES Hub10に送信する(S177)。
【0221】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、S175に戻る。なお、プロセッサ11は、当該レスポンスを受信してから所定の期間が経過した後にS175に戻ってもよい。
【0222】
出庫指示の最適化が完了したと判定すると(S176、YES)、WES4は、レスポンスとして、最適化された出庫指示をWES Hub10に送信する(S178)。
【0223】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて、最適化された出庫指示をWES4から受信する。最適化された出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、プロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じて、POSTで、最適化された出庫指示をWCS3に送信する(S179)。
【0224】
WCS3は、最適化された出庫指示をWES Hub10から受信する。最適化された出庫指示を受信すると、WCS3は、最適化された出庫指示に従って所定の処理を実行した後に、レスポンスをWES Hub10に送信する(S180)。
【0225】
WES Hub10のプロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じてレスポンスをWCS3から受信する。プロセッサ11がレスポンスを受信すると、物品処理システム1は、動作を終了する。
【0226】
次に、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明する。
図17は、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明するためのシーケンス図である。
【0227】
ここでは、WES4は、WMS2からの出庫指示を最適化する。また、WES4は、最適化が完了する前に出庫指示を受信したことを示すレスポンスを送信するものとする。また、物品処理システム1は、最適化された出庫指示をWMS2に提供しWCS3には提供しないものとする。
【0228】
まず、WMS2は、POSTで出庫指示(リクエスト)をWES Hub10に送信する(S181)。ここでは、出庫指示は、WES4に自身の最適化を要求するリクエスト(第3のリクエスト)である。
【0229】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて出庫指示をWMS2から受信する。出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて、POSTで、受信された出庫指示をWES4に送信する(S182)。
【0230】
WES4は、出庫指示をWES Hub10から受信する。出庫指示を受信すると、WES4は、出庫指示を受信したことを示すレスポンスをWES Hub10に送信する(S183)。当該レスポンスを送信すると、WES4は、出庫指示の最適化を開始する。
【0231】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて当該レスポンスをWMS2に送信する(S184)。
【0232】
WMS2は、当該レスポンスを受信する。
また、WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて、GETで、最適化された出庫指示を要求するリクエストをWES4に送信する(S185)。なお、プロセッサ11は、当該レスポンスを受信してから所定の時間が経過した後に当該リクエストをWES4に送信してもよい。
【0233】
WES4は、当該リクエストをWES Hub10から受信する。当該リクエストを受信すると、WES4は、出庫指示の最適化が完了したかを判定する(S186)。出庫指示の最適化が完了していないと判定すると(S186、NO)、WES4は、最適化が完了していないことを示すレスポンス(たとえば、エラーを示すレスポンス)をWES Hub10に送信する(S187)。
【0234】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、S185に戻る。なお、プロセッサ11は、当該レスポンスを受信してから所定の期間が経過した後にS185に戻ってもよい。
【0235】
出庫指示の最適化が完了したと判定すると(S186、YES)、WES4は、レスポンスとして、最適化された出庫指示をWES Hub10に送信する(S188)。
【0236】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて、最適化された出庫指示をWES4から受信する。最適化された出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて、POSTで、最適化された出庫指示をWMS2に送信する(S189)。
【0237】
WMS2は、最適化された出庫指示をWES Hub10から受信する。最適化された出庫指示を受信すると、WMS2は、最適化された出庫指示に従って所定の処理を実行した後に、レスポンスをWES Hub10に送信する(S190)。
【0238】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じてレスポンスをWMS2から受信する。プロセッサ11がレスポンスを受信すると、物品処理システム1は、動作を終了する。
【0239】
次に、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明する。
図18は、物品処理システム1のさらに他の動作例について説明するためのシーケンス図である。
【0240】
ここでは、WES4は、WMS2からの出庫指示を最適化する。また、WES4は、最適化が完了する前に出庫指示を受信したことを示すレスポンスを送信するものとする。また、WES4は、最適化された出庫指示を複数個生成するものとする。また、WES Hub10は、通信ログをWES4に送信するものとする。
【0241】
まず、WMS2は、POSTで出庫指示(リクエスト)をWES Hub10に送信する(S191)。ここでは、出庫指示は、WES4に自身の最適化を要求するリクエスト(第3のリクエスト)である。
【0242】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて出庫指示をWMS2から受信する。出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて、POSTで、受信された出庫指示をWES4に送信する(S192)。
【0243】
WES4は、出庫指示をWES Hub10から受信する。出庫指示を受信すると、WES4は、レスポンスとして、最適化された複数の出庫指示をWES Hub10に送信する(S193)。
【0244】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて、最適化された複数の出庫指示をWES4から受信する。最適化された複数の出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて、最適化された複数の出庫指示をWMS2に送信する(S194)。
【0245】
WMS2は、最適化された複数の出庫指示をWES Hub10から受信する。最適化された複数の出庫指示を受信すると、WMS2は、POSTで、最適化された1つの出庫指示をWES Hub10に送信する(S195)。
【0246】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて最適化された1つの出庫指示をWMS2から受信する。最適化された1つの出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じて、POSTで、最適化された1つの出庫指示をWCS3に送信する(S196)。
【0247】
WCS3は、最適化された1つの出庫指示をWES Hub10から受信する。最適化された1つの出庫指示を受信すると、WCS3は、最適化された1つの出庫指示に従って所定の処理を実行した後に、レスポンスをWES Hub10に送信する(S197)。
【0248】
WES Hub10のプロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じてレスポンスをWCS3から受信する。レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じてレスポンスをWMS2に送信する(S198)。
【0249】
レスポンスをWMS2に送信すると、プロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて、POSTで、WMS2とWCS3との間の通信ログをWES4に送信する(S199)。たとえば、プロセッサ11は、通信ログとして、S195乃至S198で送信されたデータなどをWES4に送信する。
【0250】
WES4は、通信ログをWES Hub10から受信する。通信ログを受信すると、WES4は、レスポンスをWES Hub10に送信する(S200)。
【0251】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じてレスポンスをWES4から受信する。
【0252】
また、WMS2は、レスポンスをWES Hub10から受信する。レスポンスを受信すると、WMS2は、最適化された出庫指示の送信を完了したかを判定する(S201)。即ち、WMS2は、WCS3へ未送信の出庫指示がないかを判定する。
【0253】
最適化された出庫指示の送信を完了していないと判定すると(S201、NO)、WMS2は、S195に戻る。
【0254】
WMS2が最適化された出庫指示の送信を完了したと判定すると(S201、YES)、物品処理システム1は、動作を終了する。
【0255】
なお、WMS2は、入庫指示、入庫キャンセル指示、出庫キャンセル指示などのリクエストをWES Hub10に送信するものであってもよい。
【0256】
また、物品処理システム1は、POSTの代わりにPUTを用いてデータを送信するものであってもよいし、DELETEによるデータの操作指示をするものであってもよい。
【0257】
以上のように構成された物品処理システムは、外部のネットワークを通じて片方向通信で接続されるWESを用いて物品を処理することができる。その結果、物品処理システムは、WESとの通信にVPN(Virtual Private Network)などを用いることなく、外部のWESを用いることができる。よって、物品処理システムは、効果的にWESを外部化することができる。また、物品処理システムは、WESとの通信が途絶えた場合であっても動作を継続することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態に係る物品処理システムは、複数のWCSを備える点で第1の実施形態に係るそれと異なる。従って、その他の点については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0258】
図19は、第2の実施形態に係る物品処理システム1’の構成例を示す。図19が示すように、物品処理システム1’は、WMS2、WCS3a、WCS3b、WES4及びWES Hub10などから構成される。
WES Hub10は、ローカルネットワークなどを介してWCS3a及びWCS3bに接続する。
【0259】
WCS3a及びWCS3bは、WCS3と同様である。
また、WCSインターフェース18は、WCS3a及びWCS3bとデータを送受信するインターフェースである。
【0260】
なお、物品処理システム1’は、図19が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、物品処理システム1’から特定の構成が除外されたりしてもよい。
【0261】
次に、物品処理システム1’の動作例について説明する。
図20は、物品処理システム1’の動作例について説明するためのシーケンス図である。
【0262】
ここでは、WES4は、WSM2からの出庫指示を最適化する。また、WES4は、最適化された出庫指示を複数個生成するものとする。ここでは、WES4は、WCS3aが処理する、最適化された出庫指示と、WCS3bが処理する、最適化された出庫指示と、を生成するものとする。たとえば、WES4は、WCS3aが管理している棚に格納されている物品を出庫する出庫指示として出庫指示E1を生成する。また、WES4は、WCS3bが管理している棚に格納されている物品を出庫する出庫指示として出庫指示E2を生成する。
【0263】
まず、WMS2は、POSTで出庫指示(リクエスト)をWES Hub10に送信する(S211)。ここでは、出庫指示は、WES4に自身の最適化を要求するリクエスト(第3のリクエスト)である。
【0264】
WES Hub10のプロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じて出庫指示をWMS2から受信する。出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて、POSTで、受信された出庫指示をWES4に送信する(S212)。
【0265】
WES4は、出庫指示をWES Hub10から受信する。出庫指示を受信すると、WES4は、出庫指示を最適化する。ここで、WES4は、最適化された出庫指示を複数個生成する。最適化された出庫指示を複数個生成すると、WES4は、レスポンスとして、最適化された複数の出庫指示をWES Hub10に送信する(S213)。ここでは、WES4は、WCS3aが処理する出庫指示E1とWCS3bが処理する出庫指示E2とをWES Hub10に送信する。
【0266】
WES Hub10のプロセッサ11は、WESインターフェース19を通じて最適化された複数の出庫指示をWES4から受信する。最適化された複数の出庫指示を受信すると、プロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じて、POSTで、出庫指示E1をWCS3aに送信する(S214)。
【0267】
WCS3aは、出庫指示E1をWES Hub10から受信する。出庫指示E1を受信すると、WCS3aは、出庫指示E1に従って所定の処理を実行した後に、レスポンスをWES Hub10に送信する(S215)。
【0268】
WES Hub10のプロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じてレスポンスをWCS3aから受信する。レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じて、POSTで、出庫指示E2をWCS3aに送信する(S216)。
【0269】
WCS3bは、出庫指示E2をWES Hub10から受信する。出庫指示E1を受信すると、WCS3bは、出庫指示E2に従って所定の処理を実行した後に、レスポンスをWES Hub10に送信する(S217)。
【0270】
WES Hub10のプロセッサ11は、WCSインターフェース18を通じてレスポンスをWCS3bから受信する。レスポンスを受信すると、プロセッサ11は、WMSインターフェース17を通じてレスポンスをWMS2に送信する(S218)。
【0271】
WMS2は、レスポンスをWES Hub10から受信する。WMS2がレスポンスを受信すると、物品処理システム1は、動作を終了する。
【0272】
以上のように構成された物品処理システムは、複数のWCSを備える。物品処理システムは、各WCSに最適化された出庫指示を割り当てる。その結果、物品処理システムは、各WCSに効果的に出庫指示を割り当てることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る物品処理システムは、複数のWMSを備える点で第1の実施形態に係るそれと異なる。従って、その他の点については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0273】
図21は、第3の実施形態に係る物品処理システム1’’の構成例を示す。図21が示すように、物品処理システム1’’は、WMS2a、WMS2b、WCS3、WES4及びWES Hub10などから構成される。
WES Hub10は、ローカルネットワークなどを介してWMS2a及びWMS2bに接続する。
【0274】
WMS2a及びWMS2bは、WMS2と同様である。
また、WMSインターフェース17は、WMS2a及びWMS2bとデータを送受信するインターフェースである。
【0275】
なお、物品処理システム1’’は、図21が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、物品処理システム1’’から特定の構成が除外されたりしてもよい。
【0276】
物品処理システム1’’の動作例は、物品処理システム1のそれと同様であるため説明を省略する。
【0277】
以上のように構成された物品処理システムは、WESを用いて複数のWMSからのリクエストを処理することができる。
【0278】
本実施形態に係るプログラムは、電子機器に記憶された状態で譲渡されてよいし、電子機器に記憶されていない状態で譲渡されてもよい。後者の場合は、プログラムは、ネットワークを介して譲渡されてよいし、記憶媒体に記憶された状態で譲渡されてもよい。記憶媒体は、非一時的な有形の媒体である。記憶媒体は、コンピュータ可読媒体である。記憶媒体は、CD-ROM、メモリカード等のプログラムを記憶可能かつコンピュータで読取可能な媒体であればよく、その形態は問わない。
【0279】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0280】
1…物品処理システム、1’…物品処理システム、1’’…物品処理システム、2…WMS、2a…WMS、2b…WMS、3…WCS、3a…WCS、3b…WCS、4…WES、10…WES Hub、11…プロセッサ、12…ROM、13…RAM、14…NVM、15…操作部、16…表示部、17…WMSインターフェース、18…WCSインターフェース、19…WESインターフェース。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21